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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

道~愛の欠片~

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  1. 1 : : 2016/05/03(火) 00:54:33
    http://www.ssnote.net/archives/7108 
    エレン「本当はさみしかった…」 

    http://www.ssnote.net/archives/7779 
    エレアニ 約束のお泊まり会 

    http://www.ssnote.net/archives/8665 
    気が合うから 

    http://www.ssnote.net/archives/9093 
    エレアニ 季節外れの肝試し 

    http://www.ssnote.net/archives/10080 
    エレアニ バレンタインだ!! 

    http://www.ssnote.net/archives/10792 
    エレアニ スケートするぞ!! 

    http://www.ssnote.net/archives/11943 
    エレアニ テスト週間だね… 

    http://www.ssnote.net/archives/13171 
    エレアニ 夏休みだからキャンプだ 

    http://www.ssnote.net/archives/14791 
    エレアニ 海水浴だ!! 

    http://www.ssnote.net/archives/17657 
    エレアニ 皆で夏祭り 

    http://www.ssnote.net/archives/20744 
    エレアニ 文化祭~夏の贈り物~ 

    http://www.ssnote.net/archives/23423 
    エレアニ 体育祭だ!! 

    http://www.ssnote.net/archives/26966 
    エレアニ 家族旅行だよ 

    http://www.ssnote.net/archives/28533 
    ミカサ「素敵なクリスマス会」 

    http://www.ssnote.net/archives/41888
    私たちの宝物



    【誕生日version】 
    http://www.ssnote.net/archives/12649 
    エレアニ アニの誕生日 

    http://www.ssnote.net/archives/13337 
    アニ「誕生日おめでとう」 

    http://www.ssnote.net/archives/20939 
    8月1日~幸せ~ 

    http://www.ssnote.net/archives/26608 
    11月3日に君と過ごした時間は宝物 



    【番外編】 
    http://www.ssnote.net/archives/16291 
    ジャンミカ 夏の思い出 

    http://www.ssnote.net/archives/18884 
    ライクリ 夏の夜空 

    http://www.ssnote.net/archives/19796 
    リヴァペト テン・カウントの絆 

    http://www.ssnote.net/archives/22221 
    アルヒチ 優しい君は都会のお姫様 

    http://www.ssnote.net/archives/22910 
    ライクリ 来年の夏も一緒に… 

    http://www.ssnote.net/archives/24599 
    ジャンミカ 1日パパとママ 

    http://www.ssnote.net/archives/25571 
    ベルユミ 冬を見た日 

    http://www.ssnote.net/archives/26274 
    コニサシャ わけあいたい宝物 

    http://www.ssnote.net/archives/29677 
    冬空の下を歩く天使達 






    SSを読者の皆様に気持ちよく読んで貰うために、作品が終了するまでコメントを制限させて頂きます。 

    コメントを貰えると本当に嬉しいです 
    しかし、途中で貰ったコメントを非表示にするのは心が痛みます。 

    ですので、作品が終了するまではこちらにコメントを頂けると嬉しいです! 

    http://www.ssnote.net/groups/347/archives/5 
    作品の感想
  2. 2 : : 2016/05/03(火) 00:55:57
    10年の月日が流れた









    青春の日々を過ごしていた彼らは今、何をやっているのだろうか









    人は少しずつ大人になっていく
    その中で何を想い、どうやって生きていくのか









    エレンやアニ、ミカサやリヴァイ達は10年という月日が流れ










    いったい、どのような大人になっているのだろう?
  3. 3 : : 2016/05/03(火) 00:56:51
    【episode リヴァイとペトラ】






    一通りの少ない暗闇に紛れ、犯罪に手を染める者達がいる





    「逃げろ!絶対に捕まるなよ!」


    「ちくしょう!あいつら、普段の警察かよ?めちゃくちゃしつこいぞ!!」




    世界には善と悪という2つの言葉がある
    多くの人びとは善を目指すだろう


    けれど、この世に本当に善と悪を区別することなどできるのだろうか?










    リヴァイ「チッ」

    高校の頃、多くの後輩や仲間達に慕われていた男はいまでは立派な警察官になっていた


    「どうする?リヴァイ!あいつら逃げちまうぞ」


    リヴァイ「捕まえればいいんだ」


    「いいんだ!!」


    「あぁ、そうかよ」




    リヴァイは警察官になってから特別なチームを作っていた





    リヴァイ「イザベル・・・ファーラン」


    リヴァイ「仕事だ」




    警察官の中でもNo.1を誇るチームがある
    通称【リヴァイ班】
    そのリヴァイ班のチームに選ばれた者がイザベルとファーランであった。
  4. 4 : : 2016/05/03(火) 00:57:46
    彼等は幼き頃からの知り合いであった
    リヴァイがボクシングを始める前、共に行動をしていたのだ

    素行が良かった訳ではない、そんな彼等だからこそ善と悪の区別をつけれるのかもしれない






    リヴァイ「イザベル・・・ファーラン」


    イザベル「おう!右から行くぜ」


    ファーラン「はぁ、明日も筋肉痛かもな」





    警察官の中でもトップクラスの動きをする3人、人通りの悪い環境を綺麗に走っていく











    「なぁ!?」


    イザベル「いやっほーーー!!!!!」


    ファーラン「やれやれ」





    犯罪者を追い詰めていく彼らの動きはまさに自由の翼で空を舞う鳥に見えてしまう







    リヴァイ「諦めろ、お前らは終わりだ」


    イザベル「終わりだ!」


    ファーラン「イザベル、何で最後だけ・・・まぁ、いいんだけどな」


    犯人を追い詰めた彼らの前にある男が現れる






    エルヴィン「よくやった」




    リヴァイ達の上司になるエルヴィン・スミスである。
  5. 5 : : 2016/05/03(火) 01:09:23
    犯人を捕まえた彼等にエルヴィン・スミスは語りかける



    エルヴィン「君達は凄いな」


    リヴァイ「あ?」


    エルヴィン「君達のような力が必要なのかもしれないな」


    リヴァイ「てめぇ、さっきから何を言ってやがる」


    エルヴィン「・・・・・・」


    イザベル「難しい話か?」


    ファーラン「みたいだな」





    世界は簡単そうに回っているように見えるかもしれない

    けれど、多くの葛藤をしているのだ






    エルヴィン「私は今度、県警の方に戻ることになった」


    エルヴィン「リヴァイ、私がいなくなった後、私の後を継いで周りを助けてくれ」








    力を持った多くの警察官は実力を買われ、様々な地方に足を進めていた

    ハンジやモブリット達もそうであった







    リヴァイ「・・・・・・あぁ・・・やろう」








    大きな責任をリヴァイはその背中に背負って生きていくことになった。
  6. 6 : : 2016/05/03(火) 04:42:55
    本当に大切なモノだけを手に入れて、いらないモノを全て捨ててしまいたい




    イザベル「リヴァイの兄貴!出世だな!!」


    ファーラン「その通りだな、今度はリヴァイの奢りだからな」


    リヴァイ「仕方ねぇな」






    帰宅時、3人は仲良く歩いていく
    夜空は彼等を強く、暖かく包むように見ている






    リヴァイ「・・・お前ら」


    イザベル「んー?」


    ファーラン「どうした?」




    大切なモノが増えていくたびに感じる
    大切なモノが失ってしまうかもしれない恐怖に怯えてしまう





    リヴァイ「何かヤバイと感じた時、絶対に無理はするな・・・俺が来るまで絶対に生きろ」


    イザベル「・・・」


    ファーラン「・・・」


    リヴァイ「俺がいつも」


    ファーラン「リヴァイ」


    リヴァイ「・・・」


    ファーラン「リヴァイに比べれば俺達は強くないかもしれない・・・けどな」


    イザベル「リヴァイ班の一員だぜ!少しは俺達にも頼ってくれよな」


    ファーラン「リヴァイ・・・俺達を信じてくれ」


    リヴァイ「・・・・・・・・・そうだな」


    リヴァイ「悪かった・・・お前らを信じてる」







    警察官になってから、嫌というほど多くの死体を見てきた

    その中に自分の大切な仲間がいたかもしれないと考えると心が引き裂かれそうになる






    イザベル「そもそもさ、兄貴だって無理したらダメだろ」


    ファーラン「その通りだぜ?リヴァイの嫁さんは鬼嫁なんだからよ」


    リヴァイ「・・・・・・鬼なんてレベルじゃねぇな」






    自分の嫁を愛しているリヴァイにとって、心の癒しは家になっている


    今日も早く帰ろうと足を進めるスピードを早めていくのだ。
  7. 7 : : 2016/05/03(火) 04:44:08
    心の休まる場所がある人間は幸せである




    ペトラ「おかえりなさい!!」


    自分の愛する者が待っている場所につくと心が強くなれる




    リヴァイ「あぁ、ただいま」


    ペトラ「怪我はしてない?どこか痛い所とかない?」


    リヴァイ「問題ねぇ、安心しろ」


    ペトラ「そっか」


    リヴァイ「お前こそ無理するんじゃねぇ、もう一人だけの体じゃねぇからな」


    ペトラ「えへへ、触ってよ、さっきから凄い動くんだよ」



    ペトラは自分のお腹を触り、新しい命の動きを感じている

    リヴァイも同じである
    彼の強く暖かい手にも新しい命の動きが感じ取れている





    リヴァイ「・・・・・・ありがとな」


    ペトラ「え?」


    リヴァイ「・・・いつも助けられてる」


    ペトラ「ふふっ、私もです!さぁ!ご飯食べてよ!今日はリヴァイの大好きなグラタンだよ!」


    リヴァイ「あぁ、そうだな」






    心が強くなっていると実感している






    ペトラ「美味しい?ねぇ?」


    リヴァイ「あぁ、いつもの作ってくれている弁当も美味い・・・・・・お前と結婚できて本当に幸せだ」


    ペトラ「そう!?じゃあ、明日も張り切ってお弁当作るね!!」





    俺が求めていた幸せの形はここにある
    世界がどれだけ残酷だったとして、絶対に守りと押して見せる

    大切な家族を絶対に守りと押して見せる
    彼には心強い仲間いる、心強い先輩がいる

    なによりも・・・・・・










    リヴァイ「ペトラ、今度の休日は俺が飯を作ってやる」


    ペトラ「え?」


    リヴァイ「少しは休め」


    ペトラ「大丈夫だよ!」


    リヴァイ「休め」


    ペトラ「え~じゃあさ・・・」


    リヴァイ「?」


    ペトラ「今夜は私が寝るまで・・・手繋いでてよ」


    リヴァイ「朝まで繋いでてやる」






    愛するペトラがいる
    心を支えてくれる最愛の妻がいるのだから




















    【episode リヴァイとペトラ 】完
  8. 8 : : 2016/05/03(火) 04:44:39
    【episode モブリット&ハンジ】





    休日の朝、モブリットは自分のお腹の上に何かが乗っていることに気付き目を覚ました






    モブリット「・・・・・・」


    ハンジ「すぅ・・・んぅ」


    モブリット「・・・・・・ハンジさん」





    自分のお腹を枕にして寝ている妻の頭をモブリットは優しく撫でるのであった






    ハンジ「くぁ・・・・・・んぁー」



    モブリット「・・・落ち着きましたね・・・・・やっと二人の夢が叶いそうですね」





    モブリットとハンジには夢があった
    その夢を叶えられる条件が揃ったのである


    モブリットは寝ているハンジを起こさないようにゆっくりとベッドに寝かせた




    モブリット「よし、準備しておきましょうか」


    ハンジ「おはよー」


    モブリット「あっ、起こしちゃいましたか?」


    ハンジ「んーん、そろそろ起きて準備しないとダメだよね」




    ハンジは眠たそうに目を擦りながら起き上がった。
  9. 9 : : 2016/05/03(火) 10:42:35
    人にはそれぞれ夢があるだろう
    その夢を叶えることができる人間はどれほどいるのだろうか





    ハンジ「ねぇ、モブリット?本当にいいのかい?」


    モブリット「良いですよ、私もあなたと一緒にいたいですから」


    ハンジ「そっか」

    ハンジは安心したような表情をモブリットに見せた

    結婚してから彼等は遠くの地で警察という仕事を続けていた

    紅蓮警察で優秀であった彼等は成績を認められ、エリート警察が集まる所に集められていたのだ







    モブリット「・・・・・・」

    ハンジ「あははっ、驚く顔が目に浮かぶね」


    彼等は同じ封筒を手にし、上司に会いに行こうとしているのだ
  10. 10 : : 2016/05/03(火) 12:11:53
    「・・・どういうことだ?」


    二人の上司は驚いた様子を隠し、渡された封筒を睨んだ




    ハンジ「申し訳ございません、私達には新しい夢ができました」


    モブリット「はい、その夢を叶えるために私達は警察を辞めようと考えています」




    そう、二人が上司に提出した封筒は退職届であったのだ



    「お前達のおかけで多くの人が救われたというに・・・それでも警察を辞めると言うのか?」

    優秀な警察官を失いたくない上司は心のこもった強い言葉で二人に問い掛けた




    ハンジ「・・・」

    モブリット「えぇ、私達の気持ちは変わりません」

    モブリット「どうか、私達の夢を叶える為に、私達の幸せの為にもご理解していただきたいです」




    多くの警察官が憧れている、二人の背中を見ることができなくなる後輩達は悲しい気持ちと応援したい気持ちで溢れていた




    ケイジ「あの?」


    ニファ「・・・」

    そんな二人に声を掛けてきたのはリヴァイの後輩であったニファと、ニファの恋人であるケイジであった



    ハンジ「ん?」


    ケイジ「自分達はハンジさんとモブリットさんが憧れでした」


    モブリット「・・・」


    ニファ「どんな時も全力で仕事に取り組んでる姿が本当にカッコいい・・・あこがれの先輩でした!ですから!」


    ケイジ「夢を叶える為に!全力で頑張ってください!!」




    二人の言葉には強く、暖かい強さが伝わってくるのをモブリット達は感じた。
  11. 11 : : 2016/05/03(火) 12:12:18
    ハンジ「ありがとね、ニファにケイジ?」


    ニファ「はい!何でしょうか!」


    ハンジ「仕事も大切だけど、一番大切にしないといけないのは自分の命だからね」


    モブリット「その通りですよ、ニファさんもケイジ君も仕事熱心でいいですけど・・・」


    ハンジ「頼むから自分の命を散らせるような真似だけはしないでくれ!頼む・・・二人の上司として最後の指令だ」



    人を救う仕事は自分の命を失う環境が側にあるということだ

    モブリットとハンジは警察官も自分の命を大切にして欲しいと考えているのである




    ニファ「はい!その、指令!全力で誓います!」


    ハンジ「そうだよ~?特にニファなんてさ!にししっ!」


    ニファ「え?」

    ハンジはニファのお腹を優しく撫でるのであった


    ハンジ「いつかさ、新しい命を育てる時が来ると思う」


    ハンジ「だから、無理はしちゃダメだからな!」


    モブリット「ふふっ、ケイジ君もですよ」


    ケイジ「はい!!絶対に!」




    その後、モブリットとハンジは退職を上司に認められ警察官を辞めることになった

    紅蓮警察で名高い警察官二人の名コンビの伝説が幕を閉じた日であった
  12. 12 : : 2016/05/03(火) 15:12:08
    夢を忘れそうになった時、隣に寄り添って歩いてくれる人の言葉で思い出す

    二人は薄暗くなった空の下を歩いている
    新しいことに挑戦する二人はいつも歩いていた場所が新しい場所に見えてきていた


    モブリット「ふぅ」


    ハンジ「どうかしたの~?」


    モブリット「いえ、新しいことに挑戦するんですからね・・・少しだけ緊張してます」


    ハンジ「ありがとね、私の我が儘を聞いてくれて」


    モブリット「いいえ、自分もその話をされた時に一緒にやりたいと思ったので」





    いつの間にか忘れていた子供の頃に描いていた夢

    泣かないように食い縛り生きていた残酷と思える世界

    それでも、新しい夢を話した時に言ってくれた言葉




    【私も・・・ハンジさんと一緒に・・・・・・その夢を叶えたいです】




    その言葉を聞いた時、喜びと悲しみを一緒に背負って生きていてくれる人だと思った
  13. 13 : : 2016/05/03(火) 15:12:42
    涙や強がりは、大きな壁を乗り越えていくための糧となる


    モブリット「ハンジさん、明日から一緒に頑張りましょう」


    ハンジ「あぁ!頑張ってやっていこうか!!」




    二人の目の前には小さな建物があり、そこは新しい二人の職場である



    ハンジ「えっと、とりあえず・・・」


    モブリット「オープンしてお店の存在を知って貰えるためにチラシでも配りましょうか」


    ハンジ「おお!それいいな!!」






    二人の新しい夢とは






    【小さなお店で喫茶店をやる】







    モブリット「さぁ!それじゃ」


    ハンジ「準備再開だ!!」





    二人はお店の中に入っていく、仕事を変えても変わらない炎の心がモブリットにはあった





    モブリット『この人には……私が指一本触れさせません』





    命を懸けて守ると誓った女性、例えどんな強大な敵が襲ってきたとしても・・・











    モブリット「これからも私が側で・・・・・・ずっと守り続けます」

    ハンジ「ん?」

    モブリット「いいえ、何もありませんよ」

    ハンジ「?」











    ありのままの私で絶対に貴女を守り続けて見せます。



















    【episode モブリットとハンジ】 完
  14. 14 : : 2016/05/03(火) 15:13:34
    【episode エルヴィン】







    ある満月の日に、一人で酒を呑んでいる男がいた



    エルヴィン「・・・」



    長い時間を過ごしていた場所を離れ、遠くの土地で仕事をすることになったエルヴィンは一人で酒を呑んでいたのである







    エルヴィン「・・・・・・ハンジとモブリットは警察を辞めてしまったか」


    元同僚であった二人の突然の退職、驚いたが納得はすることができた

    二人で協力して生きていくのなら、警察官を辞めても生きていけるだろう




    エルヴィン「・・・」

    エルヴィンは少しだけ、そんな彼等が羨ましかった。
  15. 15 : : 2016/05/03(火) 15:14:08
    世界を生きる人々は絶対に幸せになれるのだろうか


    エルヴィン「・・・」


    出会って恋をして、隣に寄り添って歩いてくれる存在に出会えた人は幸せかもしれない




    エルヴィン「・・・・・・久し振りだな」


    ナイル「エルヴィン、少し痩せたか?」

    目の前には親友である男の姿がある
    ナイルはエルヴィンと子供の頃からの付き合いだった

    一生の友であり、同じ女を愛し、その女との幸せを手に入れることができた男



    ナイル「急に誘うからな・・・お前は、何かあったのか?」


    エルヴィン「まぁ、座れよ・・・一緒に呑みたくなってな」




    ありのままの姿で話せる友と住み慣れた土地を離れる前に一緒に呑んでおきたかったのだ。
  16. 16 : : 2016/05/03(火) 15:29:01
    ナイル「何かあっただろ?」

    エルヴィン「・・・・・・少しな」

    ナイル「仕事のことか?」

    エルヴィン「あぁ、もう決めてることなんだがな・・・」





    多くの思い出がある土地を離れる
    エルヴィンにとって思い出が多すぎたのだ






    エルヴィン「俺がいなくなっても安心して仕事を任せられる後輩はいる・・・なのにな、不思議と・・・」

    ナイル「寂しいってことか」

    エルヴィン「・・・寂しい・・・・・・そうだな」





    一人で家事ができないわけじゃない、ある程度のことは一人でできる

    それなのに寂しいと感じてしまうのは多くの人との出会いがあったからだろう

    同僚との出会いだけでなく、高校生と子供のように遊んだ記憶もある

    だからか、エルヴィンはこの土地を離れたくない気持ちが強くなっている
  17. 17 : : 2016/05/03(火) 15:29:36
    ナイル「昔さ、お前に言われたよな」

    エルヴィン「何をだ?」



    ナイルは呑んでいた酒を一気に流し込み、少し酒が回ってきた表情になっていた


    ナイル「俺が進路で悩んでた時だよ、警察になるかサラリーマンになるのか悩んでた時だ」


    エルヴィン「・・・」


    ナイル「マリーは警察になることを反対していたからな」


    エルヴィン「・・・・・・そうだったな」


    ナイル「お前の言葉だよ、俺が警察にならずにマリーと一緒になれたのはな」



    ナイルに伝えた言葉はシンプルな言葉であった



    【後悔の記憶は、次の決断を鈍らせる…そして決断も…他人に委ねようとするだろう


    そうなれば後は死ぬだけだ、結果など誰にも分からない


    1つの決断が、次の決断のための材料にしてはじめて意味を持つ】



    ナイル【死ぬとは大げさだな】


    エルヴィン【ナイル、警察とは犯罪と隣り合わせの仕事だぞ】


    ナイル【・・・・・・】


    エルヴィン【悔いのない選択をしろ】



    悔いのない選手、エルヴィンはこの時の選択を間違っていないと信じている

    恋していた女との関係よりも、エルヴィンは自分が求めている世界に近づくための夢を選んだことを
  18. 18 : : 2016/05/03(火) 15:30:01
    ナイル「今度は俺が言ってやるよ、エルヴィン・・・」


    エルヴィン「・・・」


    ナイル「お前自信にとって、後悔のない、絶対に譲れないモノも全て入れて考えて答えを出せ」


    ナイル「そして、悔いのない選択をしてくれ」


    エルヴィン「・・・・・・ふふっ、まさかお前にそんなことを言われるなんてな」


    ナイル「俺だって不思議な気分だよ」


    エルヴィン「ははっ!そうだろうな」





    友の言葉を聞いた時、エルヴィンはすぐに答えを決めてしまった

    新たな場所へ飛びだとうと強く心に決めたのだ
  19. 19 : : 2016/05/03(火) 15:30:57
    ナイルと酒を呑んだ日から10日間が過ぎた
    今日はいつもより風が強く吹き荒れていた



    エルヴィン「・・・」


    新たな場所へ向けて歩き始めたエルヴィンは昔を懐かしむように町中を見渡していた




    エルヴィン「彼等にはリヴァイ達がいる」


    この町で暮らしている友人達を守ることができる存在はいる

    自分がこの土地を離れたとしても大丈夫だと信じて歩き始めた





    リヴァイ「おい、エルヴィン」


    エルヴィン「リヴァイ?なぜここに」


    リヴァイ「見送りに理由がいるのかよ」


    エルヴィン「似合わないことをするんだな」




    この土地を離れることを決意した理由の1つ、自分が育て上げた男がここに残り、自分の後を継いでくれる





    リヴァイ「・・・・・・」


    エルヴィン「・・・・・・任したぞ」


    リヴァイ「・・・・・・あぁ、任せろ」






    エルヴィンはリヴァイに背を向けて歩き始めた


    リヴァイ「?」


    リヴァイの目には不思議な後ろ姿が見えた
    スーツを着ていたはずのエルヴィンが緑のマントに翼の模様が入っているマントを纏っている姿に・・・








    リヴァイ「チッ・・・俺も疲れてるのかもな」




    リヴァイ「・・・・・・」









    リヴァイはまだ、自分がエルヴィン・スミスという男には勝てない

    そんな風に思えた

    エルヴィンとリヴァイの出会いはもう少し先の未来になる

    その時、エルヴィンとリヴァイが何を思うのかは彼等にしかわからない・・・・・・











    【episode エルヴィン】 完
  20. 20 : : 2016/05/03(火) 15:31:19
    【episode コニーとサシャ】






    赤点コンビとして有名だった二人は10年の月日を越えてどんな大人になっているのか







    サシャ「いらっしゃいませ!!」


    お客さんが入ってくるたび、大きな声で出迎えている女がいた



    サシャ「2名様ですね!あちらの席にどうぞです!!」

    「ありがとさん、ちなみに味噌ラーメン2つと炒飯頼むよ」

    サシャ「了解であります!ありがとうございます!!」

    サシャ「コニー!味噌ラーメン2つと炒飯はいりました!!」


    サシャが名前を呼んだのは夫であるコニー・スプリンガーの名前であった

    コニーとサシャは高校を卒業したあと、進学していたのだ

    サシャは料理学校に、コニーは経営が学べる大学に進学することができ

    お互いがお金をため、お店を1つ経営することに成功した





    コニー「了解だ!!ありがとうございます!」





    そう、彼等はラーメン屋さんを経営していたのだ
  21. 21 : : 2016/05/03(火) 15:37:07
    ラーメン屋を初めて3年、サシャの腕前が良かったからか

    多くのお客さんに愛されているラーメン屋さんになりつつある




    コニー「あっち!!」


    サシャ「あ~また、やっちゃいましたね少し見せてください」


    コニー「大丈夫だ、こんぐらい」


    サシャ「ダメですよ、ちゃんと冷やしてください!」


    「相変わらずラブラブだね~独身の俺の為に熱いラーメン頼むよ」





    ラーメンの味も美味しいが、もう1つこの店には評判になっていることがある





    サシャ「任せてください!常連さんの寂しい心を熱々にするラーメン作りますから!」


    コニー「任せてくれよな!!」


    サシャ「コニーは早く私ぐらい作るの上手になってください」





    二人のやり取りも見ていて楽しいと心が疲れてやってくるサラリーマンの癒しになっているのだ
  22. 22 : : 2016/05/03(火) 15:37:29
    ラーメン屋の仕事を終えて閉店した後、サシャとコニーは店の掃除をしていた

    毎日、多くのお客さんが来てくれて繁盛しているから二人にとっては有難いのだが






    サシャ「あ~お腹減りました」


    コニー「あんだけうごけば腹も減るよな」


    サシャ「今日は何にしましょうね」


    コニー「ん、サシャは何か食いたいのあるか?」


    サシャ「そうですね、たまにはカレーとか食べに行きたいですね~」


    コニー「よし!食いに行くぞ!俺のお小遣いでな!!」





    コニーは疲れているサシャを気遣い、少しでも元気になってほしくてサシャの食べたいカレーを食べに行くことにした


    サシャとコニーは元気よく外へ飛び出していった
  23. 23 : : 2016/05/03(火) 15:37:51
    サシャとコニーはまだ、結婚はしていない
    同棲をしつつ、一緒にラーメン屋を経営している形をとっている



    サシャ「いや~何だか久しぶりですね!」


    コニー「カレー食べるのか?」


    サシャ「それもそうなんですけど、コニーと一緒にデートするのも久しぶりですよ」


    コニー「そう言われてみたらそうだな、疲れて飯食って風呂入って寝るのが当たり前になってたからな」


    サシャ「だいぶ仕事になれてきたから余裕が持てるようになったんですね」


    コニー「まぁ、俺達はな」


    サシャ「そうですね!!」


    二人は声を揃えて【天才だから】と答えるのであった

    彼等の無邪気な気持ちは未だに健在である
    そんな彼等が作っているからこそ、食べたお客さんは楽しい気持ちも持って帰れるのだろう







    コニー「今日は辛さに挑戦するか!」


    サシャ「おっ!いいですね!高校の頃に食べた辛いお肉を思い出しました!」


    コニー「懐かしいな、めちゃくちゃ懐かしいな!それ!!」





    皆で馬鹿騒ぎをしながら過ごした思い出は今でも大切な【宝物】として今も生きている
  24. 24 : : 2016/05/03(火) 15:38:14
    お店に入り、すぐに頼んだのは・・・




    サシャ「辛さ10!このMAXのハンバーグカレーお願いします!」


    コニー「俺も辛さ10!んで、エビフライカレーのやつお願いします!!」


    「辛さ10ですか!?いいんですか?あの、めちゃくちゃ辛いですよ?」


    サシャ「大丈夫です!お願いします!」




    サシャの強い言葉を聞いてか、注文を言いに走っていくバイトの高校生を二人は見つめていた

    周りの人達もお店で一番辛いカレーを食べる二人に注目が走っていった

    そんな視線に気が付いた二人は絶対に食べきってやるという強い気持ちが生まれてきていた






    「お待たせしました、お水はここに置いておきます」


    コニー「(これ、想像以上にやばそうだな)」


    サシャ「美味しそうですね!それでは!いただきまーーす!!!」






    一口カレーを口にしたサシャは・・・






    サシャ「からっ!!からっうま!!!」


    コニー「ごほっ!げほっ!」





    皆が注目する中、ガツガツと口にカレーを運ぶ女に涙を流し、汗をかきながらカレーを食べる男がいた。
  25. 25 : : 2016/05/03(火) 15:38:57
    学生時代、大切な仲間達と一緒にご飯を食べに行ったり、遊びに行ったりしていた

    しかし、成長していけばしていくほど時間が合わなくなり離れていってしまった




    サシャ「辛かったですね」


    コニー「何で、お前は辛いって言いながらけろっとしてるんだよ?」


    サシャ「天才ですから!!」


    コニー「本当に凄いな、サシャは」




    その中、何度も喧嘩したりしたが二人は一緒に生きていこうとしている



    サシャ「コニー?食べ終わりましたし、少しでいいので散歩しましょうよ」


    コニー「食後の運動だな!いいぞ!」




    二人はお会計を済ませ、店を出ていく
    そんな二人の後ろ姿を多くの客と店長は尊敬の眼差しで見ていたのだ
  26. 26 : : 2016/05/03(火) 15:39:24
    サシャ「いや~がっつり食べましたね」


    コニー「食ったなぁ、明日も働きまくるから力つけないといけないな」


    サシャ「もう一軒、行きますか?」


    コニー「まだ食えるのか!?」


    サシャ「忘れましたか?私の胃袋は駆逐するなんて不可能ですから!」


    コニー「お前凄すぎるな」



    二人で夜の町を散歩していると、少しだけ学生時代を思い出してしまう

    二人とも仕事をやりだしてから感じる気持ちがあった




    サシャ「子供に戻りたいですねー」


    コニー「仕事嫌か?」


    サシャ「嫌じゃありませんよ!好きで始めた仕事なんですから!ただ・・・」


    コニー「ただ?」


    サシャ「コニー達と、エレンや皆で遊んでたあの頃が懐かしくて・・・もう一度だけ子供に戻りたいって思ってます」


    コニー「懐かしいなぁ、皆で肝試しに行ったりしたよな」


    サシャ「アルミンが一人でお祓いに行ったやつですね!!」


    コニー「だはははっ!懐かしいな!」


    サシャ「ハンジさんと一緒に遊びに行ったのも、本当に懐かしいですね」





    もう一度だけ子供に戻りたい
    人が成長することで考えてしまう気持ちなのではないか?

    この考えをするようになったら、少しだけ大人の仲間入りなのかもしれない












    サシャ「コニー、明日も大変ですけど一緒に頑張りましょうね!!」


    コニー「もちろんだ!俺達のラーメンが世界一にしてやろう!」


    サシャ「世界征服してやりますよ!!」


    コニー「おう!世界征服だ!!」











    夜の町を手を繋ぎ、歩いていくサシャとコニーは大人になり少しずつ自分達の家庭のことも意識している

    お金を稼ぎ、しっかりと二人で協力しながら生きていく

    その中でしっかりと遊び、気持ちを休めて生きていく





    サシャ「コニー!新しいラーメンの味考えましょうよ!」


    コニー「何か案はあるのか!?」


    サシャ「芋味のラーメンとか!」


    コニー「・・・俺は食いたく・・・・・・食ってみないとわかんねぇな」








    この二人なら大丈夫、絶対に楽しく、強く生きていくことができるだろう

    二人で【わけあいたい宝】を作っていくのだ




















    【episode サシャとコニー】 完
  27. 27 : : 2016/05/03(火) 15:40:02
    【episode マルコとミーナ】







    マンションの一室にある男が帰って来た






    ピンポーン






    誰もが聞き慣れたインターホンの音が鳴ると中からパタパタとスリッパを入って歩いてくる音が聞こえてくるのだ







    ガチャ








    ミーナ「お帰りなさい!」


    マルコ「ただいま!」








    最近二人で1つのマンションで暮らし始めたカップルのマルコとミーナであった





    マルコ「今日はミーナの方が帰るのが早かったんだね」


    ミーナ「今日は定時帰りだったんだ!マルコは残業だったんでしょ?」


    マルコ「はははっ、残業代でるからブラック企業ではないけど、やっぱり疲れるね」


    ミーナ「そうでしょ、そうでしょ!そんなマルコの為に腕によりをかけて作った晩ごはんを食べてね!」


    マルコ「いつもありがとね!」




    二人は仲良くリビングに歩いていくのであった。
  28. 28 : : 2016/05/03(火) 16:17:54
    マルコ「あ!ミーナが前に作ってくれた料理だ!」


    ミーナ「前にマルコが美味しいって言ってくれたからね!」


    マルコ「本当に美味しいよ、僕大好きなんだ」




    マルコは上着を脱ぎ、椅子に座り料理を食べようとする

    そんなマルコをミーナは嬉しそうに見ているのであった




    マルコ「うん!美味しい!!」


    ミーナ「ふふふっ!そりゃあ、ミーナ様が作った料理ですから!」




    美味しいと言ってもらえて嬉しいミーナは素敵な笑顔をマルコに見せるのであった





    ミーナ「ねえ、マルコ?」


    マルコ「?」


    ミーナ「私さ、明日会社で使う資料を作成しないといけなくてさ・・・ちょっと遅くまでパソコン使うんだけど・・・うるさかったらごめんね?」


    マルコ「そんな!ぜんぜん良いよ!無理しちゃダメだからね?」


    ミーナ「うん!無理はしないから大丈夫だよ!ありがとう!」





    お互い仕事をしている二人
    二人とも営業という仕事についているのだ

    資料を作成し、相手にわかりやすくプレゼンをするのが求められてきてしまう

    その資料を作成するのもまだまだみじゅくな二人は時間がかかってしまうのだ
  29. 29 : : 2016/05/03(火) 16:18:16
    ご飯を食べ終わり、お風呂を済まして寝ることができたらどれぐらい幸せだろうか






    カチカチカチカチ





    ミーナ「・・・あ~打ち間違えた」




    何度も何度も失敗を繰り返しながら上達していくのだろうが、やはり、仕事をするのはまだ慣れていない





    ミーナ「・・・」


    マルコ「大丈夫?」


    ミーナ「大丈夫!マルコ疲れてるでしょ?寝てていいからね!」


    マルコ「うん・・・そうだね」







    パソコンに向かって真剣な表情をしているミーナをマルコは心配そうに見守っていた

    どれぐらいの時間が過ぎたのだろうか?
    時計の音がはっきりと聞こえてきてしまうほど、夜遅くまでミーナは取り込んでいた

    少しでもいいプレゼンをし、結果を残したいという強い気持ちがミーナを動かしているのだ
  30. 30 : : 2016/05/03(火) 16:18:35
    夜の一時になった頃、ミーナは納得することができる資料を作り終えた




    ミーナ「ふぅ」


    マルコ「お疲れ」


    ミーナ「マルコ!?寝てないの!?今日も仕事あるのに!」


    マルコ「大丈夫だよ、はい!ココア入れといたから飲んでよ」


    ミーナ「マルコ・・・ありがとう!」





    マルコはミーナの仕事が終わるまで寝ないで待っていたのだ






    マルコ「ミーナ?飲んだら早めに眠った方がいいよ」


    ミーナ「うん、本当にありがとね」


    マルコ「ふふっ、ぜんぜん大丈夫だよ」


    ミーナ「美味しい」




    ミーナはマルコが入れてくれたココアを飲みながらリラックスしていた
  31. 31 : : 2016/05/03(火) 16:18:52
    ミーナ「ねえ?マルコ・・・」


    マルコ「どうしたの?」


    ミーナ「マルコはさ私がずっと仕事してる方が良いのかな?」


    マルコ「え?」


    ミーナ「私さ、マルコと結婚したら子供を産んでしっかり育てたいんだ」


    ミーナ「そうしたら仕事続けられる自信がなくてさ」


    マルコ「ミーナは仕事続けたいの?」


    ミーナ「わかんないな~続けたい気持ちもあるし・・・専業主婦になってマルコを支えたい気持ちもあるんだ」


    マルコ「すぐに答えを出さなくて良いとも思うよ、僕はミーナの意見を尊重したいからね」


    ミーナ「そっか、ちょっと時間掛かるかも」


    マルコ「ぜんぜん大丈夫だよ!」




    マルコはそう言いながら笑っていた
    ミーナはマルコが用意してくれたココアを飲みながら微笑んでいた







    ミーナ「そろそろ寝よっか!」


    マルコ「そうだね、でもココア飲んだから歯磨きしないと」


    ミーナ「うっ、忘れてた・・・」


    マルコ「虫歯になると困るから、はい!しっかりやる!」


    ミーナ「はーい、マルコ先生~」





    ミーナは渋々、歯磨きをしに行った
  32. 32 : : 2016/05/03(火) 16:19:12
    マルコはベットに寝転がり、寝る準備をしていた




    マルコ「・・・ふぁ」


    ミーナ「お待たせしました~」


    マルコ「ん?」


    ミーナ「今日はマルコと一緒に寝ます!」


    マルコ「え?大丈夫?狭くないかな?」


    ミーナ「ふふふっ!良いじゃん!!ほらほら!!」






    いつもは仕事があるからそれぞれのベットで休むのだが、今日は甘えたい気分になったようだ





    マルコ「ミーナの匂いだ」


    ミーナ「ちょっとエッチなマルコになってる」


    マルコ「うっ・・・」


    ミーナ「今日は遅いから無理だけど、今度休みの日はデートしに行こうね!」


    マルコ「そうだね、たまには遠出しよっか」


    ミーナ「いいね!賛成!」








    そんな、やり取りをしていたら・・・





    マルコ「すぅ・・・ん」


    ミーナ「寝ちゃったね」












    疲れて寝たマルコの頭をミーナは撫でる
    撫でられているマルコは子供のように眠ってしまった








    ミーナ「その内・・・私達の子供と一緒に・・・まぁ、二人は絶対かな?」


    ミーナ「家族皆で一緒に寝ようね」










    そうマルコに伝えてミーナも夢の中に入っていた

    彼女の夢は叶うが、それはもう少し先の未来のお話し・・・・・・













    【episode マルコとミーナ】 完
  33. 33 : : 2016/05/03(火) 16:19:49
    【episode ベルトルトとユミル】









    朝早くから凄い寝相で寝ている男がいる
    今日の天気は晴れを予知するのではないかと感じる寝相だ






    ユミル「・・・」






    そんな男を睨み付けている女がいた
    時刻は朝の6:30である・・・








    ベルトルト「ふがぁ」




    ユミル「いい加減に・・・・・・起きろ!!!!!ベルトルト!!!!」











    女の大きな声が部屋の中に響き渡るのであった・・・・・・
  34. 34 : : 2016/05/03(火) 16:20:08
    大声で起こされたベルトルトは眠たそうに起き上がる



    ベルトルト「おはよー、ユミルは早いね」


    ユミル「なぁ、ベルトルさん、今日も早いんだろ?」


    ベルトルト「え?うん?」


    ユミル「私は毎日しっかり起こしてやってんのに!何ですぐに起きてくれないんだ?」


    ベルトルト「う~ん、幸せだからかな?」


    ユミル「・・・・・・はぁ」


    キョトンとした表情で言ってくるベルトルトにユミルは言い返すのがアホ臭くなったようだ






    ユミル「ほら、さっさと着替えて飯食って準備しな」


    ベルトルト「そうするよ、今日は朝イチで会議なんだ」


    ユミル「(だったら起きろよな)」






    ベルトルトはユミルの気持ちを知らずに着替え、朝ごはんを食べるのだ
  35. 35 : : 2016/05/03(火) 16:20:27
    ベルトルト「ユミル美味しいよ!」


    ユミル「当たり前だろ?私が作ってやってんだからよ」


    ベルトルト「えへへ!」


    ユミル「(こいつの笑いかた好きだわ)」




    ベルトルトとユミルは一緒に暮らし初めて4ヶ月が過ぎていた

    ユミルは最初は仕事をしていたのだが、就職先が悪く、上司から酷い差別を受けていた

    夜中に訳もなく電話が掛かってくるのに困っていた時に・・・・・・







    ユミル『すみませんけど、私は何も悪いことは!』


    ベルトルト『ユミル、僕にかして』


    ユミル『お?おい?』


    ベルトルト『いい加減にしてくれませんか?さっきから調子に乗りやがって・・・明日直接会って話し合いましょう!徹底的に踏み潰してやる!!』





    電話越しに本気でキレてしまったベルトルトはユミルの上司に食って掛かった

    そのおかげか?上司の今までの行動が社会的に罰を受けることになり、ベルトルトの勝利で終わった

    ユミルはその後、別の会社を見つけるといい、仕事を辞めてしまっている





    ユミル「ん~仕事探し頑張らねーとな」


    ベルトルト「ねえ?ユミル?」


    ユミル「んー?」


    ベルトルト「無理しちゃダメだからね」


    ユミル「ベルトルさんが毎朝しっかり起きてくれたら大丈夫だぜ?」


    ベルトルト「それは難しいかな」


    ユミル「そうだろうな、あ~ベルトルさん!遅刻するぞ!」


    ベルトルト「あ~それじゃあ、元気もらわないとね」


    ユミル「お前は子供か?」




    ベルトルトは元気注入と言いながらユミルを抱き締めたのだ

    最初は照れていたユミルだが、毎朝抱き締めてくるベルトルトに慣れてきていた。
  36. 36 : : 2016/05/03(火) 16:20:49
    ベルトルトは職場に向かうために家を後にした

    1人で家に残っているユミルは家事をたんたんとこなしていった




    ユミル「ベルトルさんのパンツ伸びたな・・・だらだらだ」


    ユミル「新しいの買ってやらないとな」




    高校時代に親友であるクリスタに色々と仕込まれていたユミルはある程度のことは全部できてしまう


    ユミル「くぁ~ねみぃ」



    洗濯を済まし、晩御飯のおかずを買いにスーパーまで足を運び準備をする

    外から見ていたら既に結婚している二人にしか見えないだろう






    ユミル「・・・やべ・・・・・・寝ちゃいそうだ」







    朝早くから起きてベルトルトを支えているからか、疲れて眠ってしまったのだ




    どれぐらい時間が過ぎたのだろうが、部屋を開ける音が聞こえた





    ガチャ






    ベルトルト「ユミル?大丈夫・・・・・疲れてるよね」




    仕事から帰って来たベルトルトはソファーで眠っているユミルに毛布をかけてあげた

    時刻は夕方の6時を越えている、ベルトルトは少しでも楽をさせてあげようとキッチンに向かうのであった
  37. 37 : : 2016/05/03(火) 16:21:09
    ベルトルトはキッチンで自分が作れる料理を作っていく

    彼は何でもそこそこ出来てしまう





    ベルトルト「えっと、後は何か必要かな」


    ベルトルト「あっ、サラダも用意しておこう」




    それなりに準備をし、机に運び終えたベルトルトはユミルを起こしに向かった




    ユミル「んぁ・・・」


    ベルトルト「ユミル?ユ~ミル!そろそろ起きないと夜中まで寝れなくなるよ」


    ユミル「・・・・・・やべ・・・ベルトルさん、マジで謝る!今から飯作るからよ!」


    ベルトルト「ふふふっ!今日は僕が作っちゃった!」


    ユミル「マジかよ?」




    ユミルに満面の笑みを向けてピースをするベルトルトにユミルは高校生の頃を思い出した





    ユミル「おー、炒飯美味そうだな!」


    ベルトルト「冷蔵庫にお土産のプリンも買っておいたから、後で一緒に食べようよ」


    ユミル「プリン買ってきたのか、駅前の?」


    ベルトルト「そうだよ!ユミルが美味しそうって言ってたからね!」


    ユミル「へへっ!ありがとな!!」




    ユミルはベルトルトにお礼を言うと、ベルトルトは『僕の方こそいつも助けてもらってるよ』とすぐに答えた

    その後は二人で晩御飯を食べてプリンを食べた

    ユミルは最近疲れぎみだったからか?
    今日はゆっくりできたことでいつもより笑顔が多かった
  38. 38 : : 2016/05/03(火) 16:21:38
    ベルトルトとユミルは二人でソファーに座り込み、雑談をしていた

    今日の仕事での出来事を話すベルトルト、家で家事をしていた時の出来事を話すユミル

    楽しい時間だからか?あっという間に時間が過ぎていってしまう






    ユミル「ベルトルさん、そろそろ寝ないと朝辛いぞ」


    ベルトルト「あ~もう、こんな時間になっちゃったか」


    ユミル「まぁ、ベルトルさんは早く寝ようが遅く寝ようが寝相は芸術的だけどな」




    ユミルは今まで通りの性格でこれまで一緒に生きてきた

    そんな彼女の強さにベルトルトはどんどん心が惹かれていくのだ





    ベルトルト「わぁ、ユミル!外見てみなよ!」


    ユミル「?」




    ベルトルトは何気に窓の外を見て気がついたのだが、夜空に綺麗な星がでていたのだ





    ユミル「あ~何かよ、高校生の時に皆で見た夜空だな 」


    ベルトルト「エレンのお勧めの場所で見た時そっくりだよね」


    ユミル「綺麗だな」


    ベルトルト「・・・」


    ユミルの方が綺麗だと言おうかと思ったが、ベルトルトは照れてしまい言えなかった

    少しずつ、彼の心の中で強い気持ちが生まれてきている




    ベルトルト「ユミル・・・こ、今度の土曜にさ」


    ユミル「おう?」


    ベルトルト「二人で一緒に遊びに行かない?」


    ユミル「あぁ、かまわねぇよ!楽しいところに連れていってくれよな!」


    ベルトルト「うん!任せて!」





    ベルトルトはユミルに伝えたい気持ちがある

    その気持ちを伝えた時に渡す物も用意してあるのだ







    ベルトルト「(そろそろ伝えないと・・・しっかりとね・・・うん)」


    ベルトルト「そろそろ僕達の子供・・・」


    ユミル「ん?」


    ベルトルト「何も!!」














    『結婚してください』











    ベルトルトがこの言葉をユミルに伝えるのは少し先の未来である

    二人は将来、どんな父と母になっているのか・・・・・・







    必ず素敵な家庭を作っていくだろう

















    【episode ベルトルトとユミル】 完
  39. 39 : : 2016/05/03(火) 16:22:11
    【episode アルミンとヒッチ】











    深夜、アルミンは蒸し暑さに目が覚めた
    そして、自分の先程の行為によっての暑さだと知ると顔が熱くなるのを感じた








    アルミン「・・・・・・」


    ヒッチ「ん・・・すぅ・・・・・・」







    隣に裸で眠っている恋人を見ると、自分の先程の行為が鮮明に頭の中を走っていく

    世界で一番愛してる女、その女の甘い声に、自分の感情を止めれなくなってしまったのだ






    アルミン「やばいな、やっぱり僕は変態だったのかな」




    アルミンは小さな声で呟いた


    その声を聞いて隣に眠っていた彼女が答えた
  40. 40 : : 2016/05/03(火) 16:22:45
    ヒッチ「エロミン・・・変態、ケダモノ、精力馬鹿」


    アルミン「ヒッチ、そのアダ名は辞めてね」






    とろんとした表情でアルミンに話しかける彼女は、腕で胸を隠しながらベッドに座っているアルミンに話しかけた





    ヒッチ「もう無理って言ってるのに辞めてくれないんだもん、エッチすぎる」


    アルミン「ご、ごめん!でもさ!誘ってくれたのはヒッチだし・・・久しぶりだったから・・・・・・つい、その・・・」



    彼女からの言葉に上手い返事ができなくなっているアルミンであった





    ヒッチ「アルミンさぁ、私と一緒にいて楽しい?」


    アルミン「どうしたの?いきなり?楽しいに決まってるよ」


    ヒッチ「・・・・・・」





    そう伝えると、ヒッチは少し悲しそうにうつむいた





    アルミン「え?ヒッチ?」


    ヒッチ「アルミンとずっと一緒にいたいからさ、私さぁ、アルミンの転勤が決まった時に無理いってついてきたじゃん?」


    アルミン「無理なんて!」


    ヒッチ「アルミンを支えたいって気持ちで頑張ってたけど、最近はぜんぜんかまってくれなかったからさ・・・」


    ヒッチ「仕事先にいる可愛い女とかにアルミンの気持ちが傾いたらさ嫌でさ」


    ヒッチ「ごめんね?仕事で疲れてるの知ってるし、大変なのも知ってるのにさ」



    アルミンは就職先が大きく、転勤は当たり前だった

    地元を離れた土地に転勤が決まった時に、ヒッチはアルミンと同棲を始め、一緒に暮らし始めたのだ

    それでも、アルミンの仕事は大変で中々ヒッチと楽しく過ごす時間が作れないでいた
  41. 41 : : 2016/05/03(火) 16:24:13
    悲しそうに笑顔を見せてきたヒッチにアルミンは強引に抱き寄せた




    ヒッチ「ちょっ、まって、まって!何々!?」




    急に抱き締めてきたアルミンにヒッチは驚いて声をかける

    しかし、アルミンはヒッチの声に返事をしないまま強く抱き締めた





    ヒッチ「あ、アルミン?ちょっと恥ずかしい!汗かいちゃったから、ね?」


    アルミン「好きだよ」


    ヒッチ「アルミン?」


    アルミン「仕事よりもヒッチが大好き、ついてきてくれた時、本当に嬉しくてさ」


    アルミン「絶対にヒッチを幸せにしてみせるって決めてたんだ」


    ヒッチ「・・・」


    アルミン「それなのにさ、ヒッチに悲しい思いさせちゃって本当にごめん!」






    そう言うと、アルミンはヒッチを抱き締める力を強くした




    ヒッチ「アルミン・・・恥ずかしい」


    アルミン「ヒッチの良い匂いがする」





    アルミンはヒッチの顔を見ながら、ヒッチの良いところを褒めていく

    ヒッチは先程のアルミンとの行為を思い出して顔がどんどん赤くなっていった





    ヒッチ「・・・」


    アルミン「ヒッチ?」


    ヒッチ「何もないよ!こっち見んな!」





    照れてしまったヒッチはアルミンに顔を見られないように反対方向に顔を向けてしまう
  42. 42 : : 2016/05/03(火) 16:24:54
    アルミン「ヒッチ?こっち向いてよ」


    ヒッチ「無理無理、今の顔とかマジで恥ずかしいから」




    反対方向を向いて顔を見せてくれないヒッチに、アルミンは無理やりヒッチの顔を見ようとした




    ヒッチ「わわっ、ちょっと、アルミン!」



    ヒッチを強引にベッドに寝かし、その上からアルミンがヒッチを抱き締めていた

    ヒッチは何度も恥ずかしいからと言うが、アルミンも寂しかったからか、少しでもヒッチを感じていたかった






    アルミン「ヒッチ、今度さ・・・ヒッチの両親にもう一度会いに行こうよ」


    ヒッチ「い、良いけど?でも、何で?」


    アルミン「結婚式やろう、前にプロポーズしてOKもらったからさ」


    アルミンは以前、ヒッチに結婚のプロポーズをしてOKの返事を頂いていた

    結婚式を開こうとずっと話していた時に大量の仕事が入ってきてしまったからか、結婚式の準備ができないでいた




    アルミン「ヒッチ・・・改めて伝えるよ」


    ヒッチ「うん」


    アルミン「僕と結婚してください、今度こそ絶対にヒッチを幸せにしてみせるから」





    歩き続けて、少しずつ、大人になっていく
    悩み、泣き、挫折を味わいながら人は一歩を踏み出して成長していく



    ヒッチ「私も、アルミンを幸せにする・・・ありがとう」




    心がボロボロになった時、1人で頑張る人もいるだろう

    けれど、心がボロボロになって、挫けてしまい助けて欲しい時に愛する人が隣で支えてくれるのが【愛】の強さなのかもしれない




    アルミン「・・・・・・」


    ヒッチ「な、何?」


    アルミン「ヒッチ・・・ごめん」





    アルミンは自分の下で、恥ずかしそうに身体を隠そうとするヒッチの行動に自分の感情を抑えきれなくなった
  43. 43 : : 2016/05/03(火) 16:25:14
    高校を卒業してから、アルミンとヒッチは今までとは違い大人の恋愛を経験していた

    今まで味わったことのない体験にアルミンとヒッチは頭が真っ白になっていた

    けれど、結婚を前提に付き合っていた二人は何度も愛し合っていた





    アルミン「やっぱり、ヒッチの唇って綺麗だよ」


    ヒッチ「うっさい、そんな事をいちいち言わないでよ」


    アルミン「初めての時もヒッチに言われたね」


    ヒッチ「アルミンは最初は優しかったのに、どんどんエッチになる」


    アルミン「ごめん、だってさ、ヒッチのことが本当に好きだからさ・・・何て言うのかな」


    アルミン「ヒッチは僕だけの女だって証明したいんだよね」




    アルミンはそう言うとヒッチの首に吸い付き、キスマークをつけようとする

    ヒッチは外歩くの恥ずかしいからダメと言うが、アルミンは辞めようとしなかった

    負けずにとヒッチもアルミンの首に吸い付きキスマークをつけようとする




    アルミン「ひ、ヒッチの方がエッチだよ!」


    ヒッチ「アルミンにばっかり主導権あげないし!覚悟しなよね!」





    まだ見ぬ日々を無くさない為に、これから生まれてくる笑顔の為に

    君と一緒に生きていき、支えていきたい

    僕の明日にはいつでも君がいて

    私の明日にはいつでもあなたがいて





    アルミン「ヒッチ・・・好き・・・」


    ヒッチ「私だって!好き!」







    いつでも、心を深くし、二人で生きていきたい



    たわいもないささやかな日々を過ごしていた学生時代から、二人は新しい命を育む為に永遠の愛を約束してしまうぐらい大切な人なのだ


    アルミン「ヒッチ、愛してるよ」


    最愛の人よ、どうか、ずっと私の側で一緒に歩いていこう
  44. 44 : : 2016/05/03(火) 16:25:38
    大切な何かを守る時、大切なのもを失わなければならない残酷な世界

    そんな世界で生まれてきた時、きっと人は生まれてきた事を恨むかもしれない

    けれど、思い出して欲しい

    辛い時に一歩を踏み出した勇気を持っていることを・・・






    アルミン「おはよう」


    ヒッチ「おはよう、何かさ、私・・・近い内にお母さんになる気がしてきた」


    アルミン「僕もお父さんになれる気がしてきたよ」





    自分のお腹を撫でるヒッチを見て、アルミンは改めて強くなろうと心から思った




    ヒッチ「あ、朝ごはんの準備してくるよ」


    アルミン「ヒッチ、もう少し隣にいてよ」


    ヒッチ「え?でも、朝ごはん食べないと仕事する時に疲れちゃうでしょ?」


    アルミン「今日は休むよ、ヒッチと一緒にいたいんだ」


    ヒッチ「え~大丈夫なの?」


    アルミン「毎日しっかり働いてるんだから、1日ぐらいいいよ!ほら、ヒッチ」




    アルミンは自分の腕をポンポンと叩き、ヒッチに腕枕をするアピールをした

    ヒッチは照れながらもアルミンの腕を枕にして寝転がった




    ヒッチ「あ~あ、こんなにさぁ」


    アルミン「ヒッチだって、ほら!見てみなよ僕の首!」


    ヒッチ「いいでしょ~?可愛い奥さんに愛されてるって職場に宣言してきてよね」


    アルミン「ははっ、そうだね、ヒッチだけの僕だからね」





    アルミンとヒッチは二人で仲良く話している、彼等が結婚式をあげた時に大切な仲間達が全員集まったのは言うまでもない






    アルミン「ヒッチ?」


    ヒッチ「アルミン分を吸収する」


    アルミン「エレンとアニみたいだね、僕もヒッチ分を吸収しよ」


    ヒッチ「アルミンに抱き締められると眠くなる・・・二度寝しても良いかな」


    アルミン「いいよ、僕も寝るから」







    二人は抱き締めあって二度寝をするのであった

    彼等は将来、二人の子供の父と母になる
    頭の良い父が勉強を教えて、母は誰よりも優しい愛で子供を育てていくのであるが・・・・・・





    それはもう少し先のお話し・・・・・・



















    【episode アルミンとヒッチ】 完
  45. 45 : : 2016/05/03(火) 16:26:20
    【episode ライナーとクリスタ】










    小さな子供と遊んでいる保育園の先生がいる、金髪で可愛い女性である








    「クリスタ先生、みてみて!」


    クリスタ「蝶々つかまえたの?綺麗だね」


    「虫籠にいれて飼う!」


    クリスタ「ん~それもいいけど、やっぱり広い空を飛んでたいんじゃないかな?」


    「え~、せっかく捕まえたのに!」


    クリスタ「じゃあ、この蝶々が赤ちゃん、卵を産んだら虫籠に卵を入れて孵化させてあげようよ?」


    クリスタ「そして、また逃がしてあげよう!」




    クリスタは子供が好きだったから保育士という道を選んだ

    たくさんの子供に囲まれ、慕われている

    子供達の親からは【女神様のような先生】と言われている

    特にパパさん達から絶大の人気を得ている





    クリスタ「ふふふっ」


    「クリスタ先生?何かうれしそう!何かあったの?」


    クリスタ「皆と遊べるのが楽しいから嬉しくなったんだよ~」






    子供が大好きなクリスタにとって、保育士はやりがいのある仕事である

    もちろん、大変なことも多いがクリスタにとってみたら大きな遣り甲斐に繋がっているのだ
  46. 46 : : 2016/05/03(火) 16:26:46
    「クリスタ先生、またね~」


    クリスタ「またね~!!」

    園児達が迎えにきた親と手を繋ぎ歩いていく姿を見届ける

    園児が帰った後、保育士である先生達は次の日に使う折り紙を用意したり

    遠足の場所を打ち合わせしたりと様々な仕事をやることになる

    仕事が終わる頃にはヘトヘトになり、家まで帰るのが辛い時がクリスタにはあった







    クリスタ「お疲れ様です!お先に失礼します」



    クリスタは同僚の仲間達に挨拶をし、自分の家まで帰ろうと歩きだした




    クリスタ「ふぅ・・・ちょっと疲れちゃったな」


    クリスタ「(でも、本当に楽しいなぁ、子供大好きだからかな)」




    クリスタはそんな事を考えながら歩いていた

    クリスタは自宅から通える範囲で就職したので、両親と一緒に生活をしている

    住み慣れた家で生活を送るクリスタは今でも両親と仲良く過ごしているのだ







    「お~い、クリスタ!」


    そんなクリスタの名前を呼ぶ、体の大きな男性がいる



    クリスタ「ライナー!」


    ライナー「よぉ、お疲れ!乗っていけよ」




    クリスタと結婚を前提に付き合っているライナー・ブラウンである

    彼は大学を卒業後、実家の仕事である鳶職を継ごうと考えていたが、父と母に自分の好きなことをやって生きていけと言われたのだ

    そんな彼が選んだ職業はごく普通の会社で営業マンとして日々活躍している




    クリスタ「ありがとう!ライナーもお疲れ様!」


    ライナー「おう!ありがとな!帰りに飯食っていくか?」


    クリスタ「あ~!良いね!お母さん達にメールしておくから、食べに行こう!」


    ライナー「よし、んじゃあ出発だな!」





    ライナーは自分の車を走らせ、クリスタと晩ご飯を食べに行こうする

    安全第一の男の運転は安定感があるとクリスタは感じている
  47. 47 : : 2016/05/03(火) 16:31:36
    運転中のライナーは何を食べたいのかクリスタに聞いてみた



    ライナー「クリスタ、何食いたい?」


    ライナーは毎回、クリスタから決まった答えを聞くことになる





    クリスタ「ケーキ食べたいな!」


    ライナー「デザートにケーキな、んで?メインは何が食べたいんだ?」




    このやりとりを毎回、繰り返しているライナーとクリスタである




    クリスタ「ん~グラタン食べたいかな」


    ライナー「グラタンか、んじゃあ、グラタン食いにいくか!」


    クリスタ「今日はいっぱい、皆と遊んだからお腹ペコペコなんだ」


    ライナー「そりゃあ、大変だな!いっぱい食べなさいよ、くーちゃん」


    クリスタ「くーちゃん!懐かしいね!!」


    ライナー「だろ?」


    クリスタ「ライナー!また休みの日に海行こうよ!夜ね!!」


    ライナー「あぁ、ぜんぜんいいぞ!」




    二人にとって大切な思い出話、彼等にしてみたら青春の1ページである

    ライナーはクリスタと一緒に遊びに行った時や、告白をした文化祭の頃を思い出しながら車を走らせていた

    小さな背中で抱えていた大きな悩み、1人で背負うには重すぎた

    その抱えていた悩みから救いだしてくれた大切な仲間達、大切な愛する人

    その人と出会えたことがクリスタにとっても、ライナーにとっても幸せであった


    ライナー「ここのグラタンは美味しかったぞ!ここにしてみるか?」


    クリスタ「ライナーが美味しいって言うなら大丈夫だね!」


    ライナー「任せなさい!味は保証するぜ」




    ライナーは笑いながらクリスタに伝え、車を止めてお店の中に入っていくのである
  48. 48 : : 2016/05/03(火) 16:32:04
    ライナーが選んだ店は確かに美味しかった





    クリスタ「グラタン!本当に美味しかった!」


    ライナー「だろ?クリスタはデザートで何のケーキ食うんだ?」


    クリスタ「ん~今日はモンブランにする!」


    ライナー「クリスタはモンブランか、俺はチーズケーキにするかな」




    ライナーとクリスタはデザートとして、約束通りケーキを注文した

    ケーキを美味しそうに食べるクリスタを見るとライナーは学生時代にクリスタと二人でクレープを食べたりした記憶が甦ってくる




    ライナー「(学生時代・・・楽しかったな、あいつらは元気かな)」






    学生時代、いつも一緒に行動していた仲間達が元気に過ごしているのか気になってしまう

    皆から頼られていた兄貴にとって、今でも遊べるのなら昔のように馬鹿騒ぎがしたいと思っているのだ





    クリスタ「?」


    ライナー「なぁ、クリスタ?」


    クリスタ「何?どうかしたの?」


    ライナー「ユミルやアニ達と連絡とってるか?」


    クリスタ「ん~最近は仕事が大変で中々・・・ライナーは?」


    ライナー「俺も同じだよ、あいつらにも会いたいよな」


    クリスタ「ふふっ、皆で一緒に夏祭りに行ったり・・・キャンプも楽しかったなぁ」






    思い出される高校時代、一緒に遊んでいた頃が懐かしくて仕方がない

    理不尽なことに頭を下げ、謝らなくてはいけない社会人に何度も心がボロボロになった

    そんな時、隣で支えあった2人は本当に心の底から信頼し、愛し合っている

    しかし、友達という存在も彼等をしっかりと支えてくれているのだ







    ライナー「よし!クリスタ!!今度あいつら集めて皆で飲みに行こうぜ!」


    クリスタ「楽しそう!でも、忙しいから難しいかな?」


    ライナー「何とか皆が集まれそうな日を考えないとな!あいつらと連絡取り合ってよ!へへっ!」


    クリスタ「そうだね、私も皆と話したいから頑張る!」








    大人として立派になっている彼等が集まった時、どんな話で盛り上がるのだろうか

    そして、いつも中心となって引っ張ってくれる兄貴に皆は困っていることを相談するのかもしれない

    それも楽しみの1つなのかもしれない
  49. 49 : : 2016/05/03(火) 16:32:26
    デザートのケーキを食べ終えた二人は帰りの準備を済まし、会計をしてから車に乗った



    ライナー「んじゃあ、帰るか」


    クリスタ「高校生の頃はもっと遊べてたけど、やっぱり大人になると大変だよね」


    ライナー「・・・」



    そう呟いたクリスタは少しだけ寂しそうな表情をしていた

    そんな彼女に気が付いたライナーは、もう少しだけ遊ぼうと考えたのだ




    ライナー「ドライブしてくか!ちょっとだけどな」


    クリスタ「いいの!?明日は早くないの?」


    ライナー「あぁ、別に問題なんかねーさ!んじゃあ、出発だ!」




    ライナーは車を走らせた
    クリスタは久しぶりのドライブに昔と変わらない女神の笑みをしていた


    クリスタ「どこにいくの?」


    ライナー「ん~楽しみにしてろよ」


    クリスタ「教えてよ!ライナー!」


    ライナー「くーちゃんが懐かしいって思う所に連れてってやるよ」


    クリスタ「どこだろ、ぜんぜん分かんないや」




    懐かしいと思える場所が多過ぎるからか、クリスタはどこに向かっているのか分からなかった

    車を走らせてるライナーは懐かしい風景に心が踊っていた






    クリスタ「わかった!!」



    クリスタが大きな声で目的地がどこなのか分かったと伝えた

    初めて二人だけでデートをしに行った日の帰りに過ごした所だった
  50. 50 : : 2016/05/03(火) 16:33:04
    波の音が聞こえる、真っ暗な夜空の下にある海は幻想的に見えてしまう

    吸い込まれるような感情を産み出してくる




    クリスタ「懐かしいなぁ、初めて二人だけで遊びに行ったんだよね」


    ライナー「あぁ、クリスタと水族館の帰りに寄ったんだよな・・・そういや、あの時は裸足でクリスタが海に入ってたよな」


    クリスタ「ライナーも途中から一緒に遊んだよ!」


    ライナー「そりゃあ、大好きなクリスタと遊ぶの幸せだからな」


    クリスタ「えへへっ、何か今でも照れちゃうな」


    ライナー「俺もクリスタと手繋いだりすると今でもドキドキするぞ」


    クリスタ「そうなの?」


    ライナー「そりゃあ、クリスタの手小さくて可愛いし、クリスタが傍にいると幸せで・・・何と言うか」


    クリスタ「何と言うか?」


    ライナー「大好きだな」


    クリスタ「ふふふっ、私も大好き!」






    広い地球で、多くの人がいるなかで出会うことができたキセキ

    それって凄いことなんだと感じる

    大好きな人と一緒に生きていく、一緒に笑っていく、一緒に泣いていく

    大好きな人を愛し、支え、一緒に歩いていくこと

    人間にとって最高の幸せなのかもしれない







    クリスタ「ライナー、一緒に散歩しようよ」


    ライナー「喜んで!」


    ライナーとクリスタは手を繋ぎ夜の海を散歩する

    初めて来た時より、背が延びた二人は素敵な男と女になっていた





    クリスタ「ライナーと出会えて本当に幸せだな」


    ライナー「俺だってそうだぞ?クリスタと出会えてよ、こうやって付き・・・」


    クリスタ「ライナー?どうかしたの?」


    ライナー「・・・・・・クリスタ、すまねぇ・・・」


    クリスタ「わぁ、ちょっ・・・どうしたの?」



    ライナーはクリスタを強く抱き締めた
    クリスタは突然のことに驚き、戸惑ってしまった




    クリスタ「ライナー?」


    ライナー「クリスタ、本当はもう少し待とうと思ってたんだけどな」


    クリスタ「?」



    ライナーはクリスタの瞳を真っ直ぐ見つめ、深呼吸してからある言葉を伝えた











    ライナー「クリスタ、俺と結婚してください」




    ライナーはそう言うとスーツのポケットにしまっていた指輪をクリスタに見せる

    クリスタは突然のことに驚いていたが、答えは決まっていた





    クリスタ「はい!私からもお願いします!」


    ライナー「よかった・・・クリスタ、俺が幸せにするからな」


    クリスタ「幸せにしてもらう!絶対に!ううん、もう幸せだけどね!えへへっ!」



    ライナーはクリスタの左手の薬指に光る指輪を通した

    クリスタは嬉しくなったからか、ライナーに抱きついてしまう

    そんな彼女をライナーは優しく強く抱き締める

    これから先、何年、何十年と一緒に過ごしていくのだから時々は喧嘩をしてしまうだろう

    それでも二人は絶対に一緒に生きていく
    強い心をもった男、優しい心をもった女はお互いを愛しているのだから





















    【episode ライナーとクリスタ】 完
  51. 51 : : 2016/05/03(火) 16:33:49
    【episode ジャンとミカサ】










    学校の教室に黒髪でスーツの似合う女性が先生をしている


    ミカサ「ここの計算を・・・そこ、遊んでると宿題を増やします」



    ミカサ・アッカーマンは自分の夢であった教員という仕事を叶えたのだ




    ミカサ「皆ならできる、凄くできる、絶対できる」



    彼女の授業は好評だった
    勉強が苦手な子にしっかりと分かりやすく教えることが出来るだけでなく、弱い立場の子供を全力で守ろうとするからだ




    「ミカサ先生、ここの方程式って・・・?」


    ミカサ「凄い、ここまで1人でできたのは凄いこと・・・今度はここを理解して頑張ってみよう」




    ミカサは学校中で人気の教師になっていた
    そんな彼女を慕う学生は数多く存在している

    勉強だけでなく、お昼休みには学生と一緒にバドミントンをしたり、恋ばなもしてしまう素敵な先生である







    ミカサ「ふふっ」






    自分が昔、いじめられて楽しくない中学校生活を過ごしていたからか

    ミカサは笑顔で勉強に部活に取り組んでいる学生を見ることがとても嬉しかった

    楽しいことばかりではないだろう、教師を続けていけば自分が一番力になりたいと思う現場にも遭遇するだろう





    ミカサ「(私は絶対に生徒を裏切らない)」





    彼女の心は優しい強さで溢れているのだ

    そんな彼女も仕事にあけくれていれば、疲れは隠せずに見えてくる
  52. 52 : : 2016/05/03(火) 16:34:17
    仕事が終わり、家に帰ると母と父が仕事の出来事を聞いてくるのだ



    ミカサ「とても勉強のできる子がいる!あと、凄い努力家の子もいて」


    ミカサ母「へぇ~何だか楽しそうね」


    ミカサ父「ミカサやジャン君達みたいな仲良しグループはあるのか?」


    ミカサ「皆とても仲良しで嬉しい、でも私達にはまだ勝てない・・・ふふっ」




    自分達の学生時代は誰にも負けない感情がある、だけど、ミカサは自分達の学生時代よりも楽しい学生生活を送ってもらえるように頑張ろうと考えている





    ミカサ「お母さん、お父さん!私はジャンの所に行ってくる!」


    ミカサ父「そういえば今日はデートだったな」


    ミカサ母「ジャン君にまた遊びに来てって言っておいてね」


    ミカサ「伝えておく、特にお母さんが言ってたと」







    ジャンとミカサは今も交際中である
    ジャンは建築士として働いている、持ち前の指揮官力を発揮しバリバリと成果を残しているのだ





    ミカサ「それじゃあ、いってきます」


    ミカサ母「いってきますって、ミカサ!着替えなくていいの?」


    ミカサ「ジャンは私のスーツ姿が大好きだと言ってくれる、私もジャンの作業着姿が好き・・・・・・ダメなのだろうか」


    ミカサ父「(俺もスーツの似合う女性が好きだからな・・・ジャン君の気持ちは凄く理解できる)」









    ミカサは結局、母のアドバイスを聞かずにスーツ姿でジャンとのデートに向かうのであった
  53. 53 : : 2016/05/03(火) 16:38:53
    暗くなった夜に町の灯りが輝いて見える
    そんな中をジャンはビシッとした服で待っていた



    ジャン「(あ~もうちょっとお洒落してくりゃ良かったかもな)」



    ジャンはデートになると気合いを入れる
    大人になり、お金を稼げるようになってから特にお洒落を気にするようになっている

    自分の恋人に恥ずかしい思いをさせたくない気持ちもあるからだ





    ジャン「(ん~ミカサ、今日も疲れてるんだろうな)」


    ジャン「(教員ってやっぱり大変なんだろうな)」




    ジャンはミカサが疲れていることによく気が付く、彼女の頑張る姿は本当に素敵である

    そんな彼女だからか、ジャンは体調を崩さないか心配していた





    ジャン「ん?」


    そんな時、後ろから両面隠されてしまう


    ジャン「ミカサ、匂いでわかるよ」


    ミカサ「むっ、私は汗くさい?」


    ジャン「いいや、めちゃくちゃ最高に良い匂いするからな・・・すぐにわかるよ!へへっ!」




    大好きな彼女が来てくれたことにジャンはいつも嬉しくなってしまう





    ジャン「やっぱりスーツ似合うな!あれ、もしかして仕事帰りだったか?大丈夫か?」


    ミカサ「いったん家に帰った、お母さんに着替えた方が良いと言われたけど・・・」


    ミカサ「前にジャンが私のスーツ姿が好きだと言ってくれたから、着てきたけど、やっぱり嫌だった?」


    ジャン「嫌な訳があるかよ!似合ってるし!なんだろうな、めちゃくちゃ綺麗で可愛いミカサだぞ!」


    ジャン「仕事できる格好いい女性!って感じるしな!うん、絶対に好きだ」


    ミカサ「やっぱり今でも恥ずかしい、ジャン、褒めすぎないで欲しい」





    顔を赤くし、自分と目線を合わせようとしないミカサにジャンはその場で抱き締めたくなってしまう

    けれど、デートに行くためにジャンはミカサの手を繋ぎ歩き始めるのである



    ミカサ「ジャン、聞いてもいい?」


    ジャン「何だ?」


    ミカサ「今日はどこに行くの?」


    ジャン「前にミカサが言ってたろ?久しぶりに静かな所でゆっくりしたいって」


    ミカサ「確かに言った、でも、静かな場所っていったい?」


    ジャン「へへ!実はな、夜景がめちゃくちゃ綺麗に見えるホテルがあるってエレンに教えてもらってよ」


    ミカサ「ホ、ホテル!」


    ジャン「そこさ、レストランとかも美味しいって評判なんだよ!ミカサ、明日は仕事休みだろ?少しでもゆっくりして欲しくてよ」


    ミカサ「な、なる、なるほど!」




    ミカサはジャンの口からホテルという言葉を聞いた時に恥ずかしくなっていた

    もちろん、二人とも結婚を前提に付き合っており、愛し合っているから体を重ねたこともある


    ミカサ「(しまった、しっかりシャワー浴びておくべきだった)」


    それでも、ドキドキしてしまうミカサである

    けれど、ジャンの目的はぜんぜん違うものであった
  54. 54 : : 2016/05/03(火) 16:39:18
    少し歩くと目的のホテルが見えてきた
    この辺でとても有名なホテルであった、中には美味しいと評判のレストランがあったり

    お洒落な服やアクセサリーなども売っているお店が入っている


    ジャンは予約しておいたらしく、簡単に中に入っていくことができた








    ミカサ「・・・」


    ジャン「すげー綺麗だな、俺の部屋とは大違いだぜ」




    中に入ると綺麗にベッドメイキングされたベッドあり、大きなカーテンを開けると綺麗な夜景が見える

    そんな中、ミカサは久しぶりに体を求められると思いドキドキしてしまっていた





    ミカサ「(さ、先にシャワーを・・・でも、ジャンも先に浴びたいかもしれない)」


    ジャン「ミカサ、とりあえずベッドに座ってくれよ」


    ミカサ「ひゃい!あっ、はい!」


    ジャン「ど、どうした?顔真っ赤だぞ」


    ミカサ「何でもない!安心して欲しい」





    ドキドキして冷静じゃなくなったミカサ、そんな彼女の手を握りジャンは急にマッサージを始めたのだ




    ミカサ「え?」


    ジャン「ん?いや、ミカサさ、仕事頑張るのは良いと思うんだけどさ」


    ジャン「すげー疲れてるの知ってたからよ、ここならゆっくりマッサージしてやれると思ってよ」


    ミカサ「ジャン・・・・・」


    ジャン「前にさ、ミカサと仕事帰りに一緒に飯食いに行った時にさ!ミカサが自分の手を揉んでるの見てさ・・・」


    ジャン「教材とか運ぶ時にやっぱり疲れるんだろうなって思ってさ!下手くそだけど、今日はマッサージさせてもらうわ」





    そう言うと、ジャンはミカサの手をマッサージしていった

    ジャンも朝からしっかりと仕事をしていたから疲れてるのは同じだが、疲れてる彼女を少しでも楽にしたいと思っての行動であった





    ミカサ「気持ちいい、ぽかぽかする」


    ジャン「そうか?あんまり上手くないけどよ、リクエストがあったら言ってくれよな」


    ミカサ「ジャン、ジャンも疲れている、無理しなくていい」


    ジャン「無理なんかしてねーよ、むしろさ・・・気持ち悪いって思うかもしんねーけどさ」


    ジャン「これな、めちゃくちゃ幸せなんだよな」


    ミカサ「?」





    マッサージをしているジャンが幸せと言ってくれる意味がミカサにはわからなく、きょとんとした表情でジャンを見つめた




    ジャン「ミカサがリラックスできてよ、少しでも元気になってくれるのが最高に幸せでよ」


    ジャン「それに、ミカサの綺麗な手を握ってるだけで俺まで癒されるんだよ」




    ジャンは恥ずかしそうにそう言うと、マッサージを続けてくれた
  55. 55 : : 2016/05/03(火) 16:39:48
    手や足までマッサージしてくれたジャンは、ミカサの肩をマッサージしようとミカサに声をかけた


    ジャン「肩も揉むからよ、ちょっと座ってくれるか?」


    ミカサ「ダメ、今度は私がジャンをマッサージする」


    ジャン「俺はいいよ、今日はミカサを・・・そ、その顔はやめてくれよ!わかった!わかりました!」



    ミカサの真剣な獲物を狩るような表情にジャンは負け、ミカサの指示通りに動くのであった






    ミカサ「頭はここ」

    ミカサは自分の膝をぽんぽんと叩き、ジャンを寝かせようとする


    ジャン「いいのか?重くないか?」


    ミカサ「重くなんかない、どう?落ち着く?」


    ジャン「ドキドキするし、落ち着くし、何か幸せだ」


    ミカサ「ふふふっ、なら良かった!では、私はジャンの頭からマッサージする」




    ミカサはジャンの頭をマッサージするのであった、職場で多くの人を動かしているジャンは頭を使っているからか、頭をマッサージされると心からリラックスできた




    ミカサ「ジャン、気持ちいい?」


    ジャン「めちゃくちゃ気持ちいい・・・後でミカサにもしてやるからな」


    ミカサ「お願いしたい、よし、後で手と足をマッサージ・・・今からはジャンの耳をマッサージしよう」





    ミカサはジャンの耳を指で挟み、優しくグリグリと押しながらマッサージをしていた

    ジャンはあまりの気持ちよさに眠気が襲ってきていた





    ジャン「やべっ、ミカサよりも俺がマッサージされてるな」


    ミカサ「大丈夫、ジャンはさっき20分多くマッサージしてくれた!あと20分は私がマッサージするから休んでいい」


    ジャン「ミカサ、本当にありがとな・・・俺、本当に大好きだから・・・ミカサのこと・・・・・・絶対に幸せに・・・」


    ジャン「すぅ・・・ん・・ん」


    ミカサ「ふふふっ、可愛い・・・寝てしまった」




    ミカサのマッサージを受けていたジャンは眠ってしまった

    そんな彼を見ていたミカサは彼の優しさに改めて惚れ直してしまう




    ミカサ「私もジャンが大好き、私もジャンを幸せにしてみせる」




    そう言うとミカサはジャンの頭を撫でていた
  56. 56 : : 2016/05/03(火) 16:40:36
    ジャン「やべ!!」


    ミカサ「!」


    ジャン「眠っちまった!よし、次は俺がミカサをマッサージする番だな」


    ミカサ「ふふふっ、もう少し寝てて良いのに」


    ジャン「い~や、今日はミカサの疲れをしっかりと取るって決めてんだ!」


    ミカサ「なら私はジャンにぎゅっと抱き締めて貰いたい」


    ジャン「そんなの、お安いご用・・・ってマッサージじゃねぇぞ?」


    ミカサ「ふふっ、お願い!」




    ミカサのお願いにジャンはミカサを抱き締める

    ミカサの急なお願いにジャンは戸惑いながらもしっかりと抱き締めるのであった






    ジャン「苦しくないか?」


    ミカサ「大丈夫、とても幸せ!ジャンは幸せだろうか?」


    ジャン「幸せに決まってるだろ!」


    ミカサ「なら良かった、あっ・・・ジャン、また筋肉がついてきている」




    ミカサはジャンのお腹を指でつついて触ってくる

    仕事がら、力仕事の多いジャンは自然と筋肉質になっていくのだ



    ジャン「こしょぐったい、ミカサ!ははっ!」


    ミカサ「ふふふふっ、もっとこちょこちょする」


    ジャン「ちょっ!だははっ!!ツンツンぐらいにしてくれ!あははっ!」







    大人になるつれ、遊ぶ時間が少なくなっていってしまう

    中にはそれが嫌で別れてしまう恋人達もいるだろう

    しかし、ミカサとジャンはお互いのことを思いながら生きていくことができるのだ










    ミカサ「(とても、幸せ)」


    ジャン「どうかしたか?」


    ミカサ「ふふふふっ」


    ジャン「ミカサ?」


    ミカサ「(結婚のプロポーズはもう少し先かな?私はいつでも待っている)」


    ジャン「どうかしたか?」


    ミカサ「ジャンとずっと一緒にいたいと思った!だから今日はジャンにいっぱい甘えることにした」




    ミカサはそう言うと、またジャンにこちょこちょ攻撃を仕掛けるのだった




    ジャン「ちょっ!み、ミカサ!ははっ!」


    ミカサ「えへへっ!」









    ジャンは数ヵ月後にミカサにプロポーズをし、めでたく結婚することになる

    もちろん幸せな結婚生活を送るのである

    そんな、二人の幸せの日々はこれからも永遠に続いていくのである

























    【episode ジャンとミカサ】 完
  57. 57 : : 2016/05/03(火) 16:59:00
    【episode エレンとアニ】












    朝、スーツを着て家を飛び出していく男がいた





    エレン「よしっ、行ってくるな!クロ!大人しくしてろよ」


    クロ「わん!」


    年を取った愛犬の黒い犬、クロに朝ごはんを与えて職場に向かう男の名はエレン・イェーガー

    彼は地元の会社に就職をし、営業マンとして頑張っているのだ





    アニ「ちょっと、エレン!鞄!」


    エレン「あっ、忘れてた!」




    そんな彼には綺麗で素敵な奥さんがいる
    アニ・レオンハート、そう、今は結婚してアニ・イェーガーとして名乗っている

    彼等は一番最初に結婚したのだ
    エレンとアニはお互い、高校を卒業した後すぐに就職をしたのである





    アニ「まったく、忘れるんじゃないよ」


    エレン「すまねぇな、なぁ、ちょっといいか」


    アニ「仕方ないね」





    エレンはアニのお腹を手で優しく触れる
    そうすると、アニの大きくなったお腹から新しい命の胎動がするのだ






    エレン「へへっ!何か本当に幸せだな」


    アニ「まだ、男の子か女の子かはっきりわからないみたいだけど・・・何か男の子な気がするよ」





    アニはそう言うと優しくお腹を撫でるのあった




    エレン「俺は男の子と女の子、あ~子供は3人欲しいな!」


    アニ「3人ね、私も子供大好きだから3人は欲しいよ、ふふふっ」


    エレン「へへっ!それじゃ、仕事行ってくるわ!」


    アニ「行ってらっしゃい!無理しないでね」


    エレン「アニもだからな!何かあったらすぐに電話掛けてこいよ!」




    二人はご近所から理想の夫婦と呼ばれているのである
  58. 58 : : 2016/05/03(火) 16:59:34
    エレンは仕事を終えると真っ直ぐ家に帰ってくる

    同期から一緒に飲みに行こうと誘われても絶対に断るのである









    エレン「ただいま!アニ、大丈夫か?無理してないか?」


    アニ「お帰りなさい、大丈夫だよ」


    エレン「そっか!へへっ!アニ分吸収!」


    アニ「ちょっと、もう・・・本当に甘えん坊なんだから」


    エレン「だってよ、何かめちゃくちゃ幸せだからさ」


    アニ「はいはい、ふふふっ・・・あっ、エレン!ごめん、お風呂の準備がまだできてない」


    エレン「アニ!風呂掃除なんかしなくていいって!そういうのは全部俺がやるって約束したろ?」


    アニ「いや、したけど・・・エレン、仕事してるんだし」


    エレン「いいから!家事も俺に任せてくれよ!俺の腕を信用してくれよ!」






    エレンはそう言うと、お風呂の準備をしに行き、晩御飯の準備も進めていく

    妊娠の報告をミカサにしたアニは、ミカサから家事を進んでやるエレンの姿が想像できると言われていた




    アニ「ありがとね」


    エレン「いいに決まってるだろ!ほら、ゆっくり休んで!」


    アニ「あんたの、パパは優しいんだよ」


    アニはお腹を撫でながらエレンが優しいとお腹の子に話し掛ける

    そんな、言葉を聞いているエレンは・・・




    エレン「(結婚して良かった・・・やべ、めちゃくちゃ幸せ・・・)」


    アニ「エレン?どうかした?」


    エレン「いや、俺さ!アニと結婚して良かったって本気で思ってさ!」


    アニ「あんたは本当に・・・ふふっ、ありがとう」






    エレンは晩御飯の準備をし、アニと一緒に晩御飯を食べてからお風呂や着替えをさっさと済ませてから

    すぐにアニの傍で手を握りながら話していた
  59. 59 : : 2016/05/03(火) 17:00:27
    エレン「アニ、体調は大丈夫か?」


    アニ「大丈夫さ、エレンに家事全部頼ってて本当にごめんね」


    エレン「だから、ぜんぜん良いよ!掃除も土日に俺がやるからやらなくていいからな」


    アニ「何だかさ、どんどん優しくなったね」


    エレン「元から優しいだろ、俺は!」


    アニ「確かにね!最初に出会った頃の面影はなくなったね」





    エレンはアニの手を握りながら色々な話をする、もちろん赤ちゃんに関する話が多い



    エレン「触ってもいいか?」


    アニ「いいよ、さっきから凄いよ!」


    エレン「ははっ!本当だ!めちゃくちゃ元気だな」


    アニ「・・・私もお母さんか、私で大丈夫かな」


    エレン「大丈夫!アニなら絶対にいいお母さんになる!俺が保証する!」


    アニ「・・・・・・何か嬉しいね、そう言って貰えると勇気でるよ」


    エレン「肩揉むよ!ほら!」


    アニ「えっ、いいの?」


    エレン「いいって!任してくれよな」





    エレンはアニの肩を優しく揉んであげる
    エレンにとってアニは世界で一番、愛してる存在なのだ

    高校からずっと付き合っている二人は心の底から信用し、愛し合い、支えあっているのだ




    アニ「気持ちいい、何かいつもエレンに助けてもらってばっかりだね」


    エレン「何言ってるんだよ、俺の方こそいつも助けてもらってるよ」


    エレン「本当にありがとな!俺がいるから安心してくれよな!何かあったらすぐに頼ってくれよ」





    エレンはそう言うとアニに向かって満面の笑みを見せるのであった
  60. 60 : : 2016/05/03(火) 17:01:02
    エレン「アニ、子供の名前とか考えてるか?」


    アニ「それね、私もエレンに聞いてみたかったんだよね」


    エレン「やっぱりか!そうだな、男の子なら格好いい名前にしたいし、女の子なら可愛い名前にしたいよな」


    アニ「難しいよね、生まれてくるこの一生の名前なんだもん」


    エレン「アニに似て綺麗で可愛い女の子だったら絶対にモテるよな」


    アニ「モテるさ、私に似てるなら絶対に、ふふふっ」


    エレン「そうすると彼氏を家に連れてきた時、俺は笑顔でいられるかな」


    アニ「ちょっと、あははっ!もうそんな心配してるの?あ~エレンは絶対に厳しそう」


    エレン「結婚式は絶対に泣いちゃう自信がある」


    アニ「泣くだろうね、エレンは絶対に泣いちゃうよ!」


    エレン「へへっ!赤ちゃん産まれたら家族で一緒に散歩とかしようぜ!」


    エレン「それで、休みの日には水族館とか連れていってやりたいな!」


    アニ「ふふふっ、いいね!子供が歩けるようになったら水族館とか動物園とか赤ちゃんにしたら夢の世界だろうね」





    子供の名前を考えたり、子供が生まれてきた後の生活のことを考えるととても幸せな気持ちになってくる

    エレンもアニも子供が大好きだったから、アニの妊娠がわかった時、二人は子供のように喜んだ

    新しい命の誕生にエレンもアニも一回り大きく成長したと周りから言われるようになった
  61. 61 : : 2016/05/03(火) 17:01:21
    エレン「アニ、ちょっといいか」






    エレンは優しくアニを抱き寄せた
    アニはちょっと驚いたが、安心感したのかすぐに笑顔になった






    アニ「どうしたの?いきなり」


    エレン「ん、何か抱き締めたくなった」


    アニ「ぷっ、ふふふっ、毎日そう言って抱き締めるよね」


    エレン「仕方ないだろ、本当に大好きなんだからよ」







    エレンはアニと結婚し、一緒に生活していく中でどんどん彼女の魅力に惚れていった

    結婚した後もアニの見せる笑顔や優しさに何度もドキドキし、支えられてきていた







    アニ「エレンと結婚してからさ、どんどんあんたを好きになったよ」


    アニ「付き合ってる時からさ、これ以上好きになれない!って思えるぐらい好きになってたのにさ」


    アニ「エレンみたいな素敵な人と結婚して幸せだよ」


    アニ「あんたの子供がお腹にいるって思うとさ、本当に幸せな気持ちになる」








    アニもエレンと同じ気持ちで、結婚した後もどんどん彼の優しさや強さに惚れていったのだ


    結婚するとお互いの嫌な所が見えてくるからか、夫婦同士で喧嘩をしたりして気持ちが薄れていく夫婦もよくいると話を聞く


    もちろん、エレンとアニも何度も喧嘩をしている


    しかし、その度にしっかりと愛を深めていたのである


    夫婦同士で気持ちが薄れていく、よく耳にする話だが、心の底では必ず相手を愛し、思い合ってるのだろう
  62. 62 : : 2016/05/03(火) 17:01:50
    アニから男として最高の言葉を言って貰えたエレンは目元が熱くなってきた


    アニ「エレン?」


    エレン「いや、なんか・・・ありがと・・・そんなふうに思って貰えてると思うと、何か、ほら!嬉しくてさ」


    アニ「あんたは自慢の私の彼氏さ、そしてもうすぐ自慢の旦那になるんだ」


    エレン「アニも自慢の彼女だ!そして、自慢のお母さんに!奥さんになるぜ!」


    アニ「ふふふっ、エレン!私を選んでくれてありがとう」


    エレン「俺の台詞だよ、俺を選んでくれてありがとな!絶対に幸せにしてみせるからな」


    エレン「アニも、生まれてきてくれる赤ちゃんも!俺が絶対に幸せにしてみせる」




    人は幸せになるために人生という道を歩いていく

    それは長い旅である、色褪せることのない、素敵な思い出をたくさん作っていく

    少し振り替えると思い出される多くの素敵な思い出がある




    エレン「やっぱりさ、アニの笑顔は反則だろ」


    アニ「いきなり何?急にさ!変なの!ふふふっ」



    誰もが愛を止めることなどできない、叶う愛があれば叶わない愛もある

    それでも、人は幸せになりたいと思い、自然に誰かに恋をしていき、愛していく

    広く、青い綺麗な地球で二人は出会うことができた

    その中で多くの思い出を作っていく
    時には激しく喧嘩をし、時には優しく愛を語り

    暗い道でも、二人でいれば光が照らしてくれる

    迷ってしまった時、二人はお互いが道を照らしていく光になれる







    エレン「アニ、これからも宜しくな!」


    アニ「もちろん、私の方こそ宜しくね」








    あなたと過ごした時、あなたと過ごしていく未来


    これ以上ないと思えるぐらいの光で、二人の歩いていく道を照らしてくれている

















    【episode エレンとアニ】 完











    永遠と感じる学生時代を全力で生きた彼等も大人になっていく





    信じて出した答えを信じて生きている






    大きな壁にぶつかり、迷い、立ち止まり、泣きながらでも全力で生きている






    人が全力で何かをした時、何かをしようとした時、勝者と敗者が生まれてしまうかもしれない





    それでも、勇気を出して一歩踏み出してみよう







    その一歩が将来、かけがえのない宝物になるかもしれない
























    道~愛の欠片~
    Fin
  63. 63 : : 2016/05/03(火) 21:31:07
    お疲れ様です!
    凄く面白かったです!
  64. 64 : : 2016/05/04(水) 00:51:59
    名無しさん
    コメントありがとうございます!嬉しいです!
  65. 65 : : 2016/05/04(水) 07:40:21
    物凄く良かったです!これが神作ですね!!
    師匠と呼ばせてください!!!
    これからも頑張ってください!応援してます!
  66. 66 : : 2016/05/04(水) 10:53:24
    お疲れ様です!
    最後の言葉、とても深く、感動しました(T ^ T)
    これからも期待してます!
  67. 67 : : 2016/05/04(水) 12:46:12
    お疲れ様でした。
    このシリーズを読んでいて、とても感動しました。次のシリーズを考えてくれたらとても嬉しいです。これからも頑張ってください。
    応援してます。
  68. 68 : : 2016/05/04(水) 20:07:46
    初めまして!
    EreAniさんの作品はずっと読ませて頂いております!
    素晴らしいですね!
  69. 69 : : 2016/05/04(水) 22:04:12
    素晴らしいの一言です!!
    最高でした!!この話は
    もはや人の人生そのものですね!!
    とても感動しました!!
  70. 70 : : 2016/05/04(水) 23:42:57
    先程…あなたの…

    自分の気持ち~2000年の時を越えても愛を誓うよ

    を読みました!!
    もう最高でした!!
    自分もこんなエレアニを書きたいです!!
    あなたこそ!SS界の巨匠です!!
  71. 71 : : 2016/05/05(木) 10:05:01
    刹那さん
    コメントありがとうございます!
    読んでもらえて、感想まで言って貰えて感激です!ちがいますよ!髪とか紙です!汗
    お互い執筆活動頑張りましょう!


    u-mopさん
    コメントありがとうございます!
    最後の言葉は書き始めた時から書く!って考えてた言葉だったので、そう言って貰えると本当に嬉しいです!ありがとうございます!


    名無しさん
    コメントありがとうございます!
    このシリーズは自分がここでSSを書き始めて一番書いていて楽しいSSだったので、そう言って貰えると本当に感激です!ありがとうございます!


    ペトLoveさん
    コメントありがとうございます!
    自分の作品を読んで頂き、本当にありがとうございます!読んで貰えるだけじゃなく、コメントまで貰えると励みになります!本当にありがとうございます!


    進撃の征服王さん
    コメントありがとうございます!
    人の人生と思って貰えて嬉しいです!人生に1度しかない学生時代を楽しく過ごす彼等が大人になっても楽しかったと思ってる姿を楽しんで貰えたら嬉しいです!

    エレンとアニの【自分の気持ち気持ち】~【2000年の時を越えても愛を誓うよ】まで読んで頂き本当に嬉しいです!
    あのシリーズは原作よりにして書かせて貰ったので、そう思って貰えると本当に幸せです!お互い執筆活動頑張りましょう!コメントありがとうございます!
  72. 72 : : 2016/05/17(火) 06:53:46
    すごく読んでて楽しかったです!!
    また、書いて欲しいです。頑張ってください!!
  73. 73 : : 2016/05/20(金) 10:51:56
    一方通行さん
    コメントありがとうございます!
    多忙のため、更新がめちゃくちゃ悪いですけど、また何かを書いた時に見てくださると嬉しいです!コメントありがとうございました!
  74. 74 : : 2016/05/22(日) 22:37:30
    続編が来てめっちゃ嬉しいです!
    次は同窓会なんかを期待してますw
    忙しいかもしれませんが、体にきおつけて次の作品を書いてください
    待ってます!
  75. 85 : : 2016/05/24(火) 00:26:23
    名無しさん
    コメントありがとうございます
    多忙のため書けてませんが、また書いた時に見て貰えると嬉しいです!コメント本当にありがとうございます!はげみになります!



    読んでくださった方々へ
    荒らしが多いので、コメントできないようにさせて頂きます

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ani45

EreAni&88★

@ani45

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エレンとアニ シリーズ

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