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進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第4話 『隠則ち、公の如し』
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                  - 1 : : 2014/02/13(木) 15:41:32
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 進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第4話
 
 
 ――――前回までのあらすじ――――
 
 秋風が季節の節を伝えて回る。チカラの発揮により、総合成績を3位まで向上させた「ユーク・トラス」は、方向性を見つめ直す
 
 基礎体力を向上させるべく、早朝にランニングを始めるユークはミカサ達との騒動の末、これからアニと共に走る事に
 
 4人でお月見に出掛ける事となった一行は、晩秋の名月に愁いを感じつつ、お菓子と花火を楽しみ、ゆったりとくつろいだ
 
 静けさの中、ミカサとの行く末を諭すも、エレンが答えを見つけるのはまだ先となりそうで、その様子に自身を懐古したのであった――――
 
 
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                  - 2 : : 2014/02/13(木) 15:43:19
 ――Part 1-1――
 ――――ある日の早朝 訓練場――――
 タッタッタ ハッ…ハッ…
 ユーク「はっ…はっ…」タッタッタ
 アニ「はぁ…はぁ…」タッタッタ
 ユーク「アニ、まだ行けそう?」チラ
 アニ「…うん。まだまだ行けるよ」チラ
 ユーク「もう、かれこれ20 kmは走っただろうから、これくらいにしておこうか」
 アニ「1時間くらい経っただろうね」
 
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                  - 3 : : 2014/02/13(木) 15:43:43
 ユーク「うん。時間も限られているから、ペースも早めでね」
 アニ「でも、そう言うアンタは、大丈夫なの?」
 ユーク「…少し、辛い」
 アニ「そう。まだ私が上なんだね」ニヤリ
 ユーク「むっ…」
 アニ「ふふっ」ニコ
 
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                  - 4 : : 2014/02/13(木) 15:43:56
 ユーク「…まだ、朝だし」ボソリ
 アニ「負け惜しみ?」クス
 ユーク「この前の長距離走行試験では、俺が勝ったし」
 アニ「それはそれ、これはこれさ」
 ユーク「アニ、今日はなんか意地悪だな」
 アニ「アンタにも、まだ子供っぽいところが残っているんだね」クスリ
 
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                  - 5 : : 2014/02/13(木) 15:44:12
 ユーク「…負けたくないからさ」
 アニ「はいはい」ニコ
 ユーク「…じゃあ、もう切り上げて、朝食に行こう」
 アニ「分かったって。ふふっ」クスリ
 ユーク「いつまでも笑わないでよ」スタスタ
 アニ「ごめん、ごめん」トコトコ
 
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                  - 6 : : 2014/02/13(木) 15:44:54
 ――――食堂――――
 ガチャ スタスタ
 ミカサ「あっ、2人が来た」チラ
 エレン「おう!こっちだ、こっち」チョイチョイ
 ユーク「おはよう、2人とも」
 アニ「おはよう」
 ミカサ「おはよう」
 エレン「おはよーさん」
 
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                  - 7 : : 2014/02/13(木) 15:45:48
 ミカサ「朝練の帰り?」
 ユーク「そうだよ。アニと走っていたんだ」
 エレン「へぇ、熱心だな」モッグモッグ
 アニ「訓練熱心なのは、アンタもでしょ?」
 エレン「…まぁ、言われれば、そうだな」
 ミカサ「私もエレンと偶《たま》に特訓をするようになった」
 
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                  - 8 : : 2014/02/13(木) 15:46:51
 ユーク「休みの時なんかかい?」
 ミカサ「ええ。それに朝もしばしば」
 エレン「お前達と少し離れたところでな」
 アニ「何でわざわざ離れたところに行くんだい?」ポカン
 エレン「そりゃあ…なぁ」チラ
 ユーク「……!」
 
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                  - 9 : : 2014/02/13(木) 15:47:23
 エレン(ユークだって、アニと2人の方がいいだろうしな)
 ユーク(なるほどね。お気遣いありがとう、エレン)
 アニ「…?」
 ユーク「良いじゃないか。おかげで俺もアニと2人で居られるんだし」
 エレン(おっ、言いにくい事を代わりに言ってくれた。流石、ユークだな)
 アニ「そ、そうだね…///」ポーー
 
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                  - 10 : : 2014/02/13(木) 15:48:14
 ミカサ「にやにや」ニマニマ
 アニ「あっ、ミカサ、また」ムッ
 ミカサ(可愛い、可愛い)ニヤニヤ
 アニ(くっ、ユークと居られるのが嬉しいのは、本当の事だから言い返せない)グヌヌ
 ミカサ「あっ、そうか」ピーン
 ユーク「ん?」チラ
 
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                  - 11 : : 2014/02/13(木) 15:48:34
 エレン「突然、どうしたんだ?」チラ
 ミカサ「この前、ユークが朝だけランニングをする理由がわかった!」ハイ!
 ユーク「……!」
 アニ「……」チラチラ
 エレン「で、それがどうかしたのか?」
 ミカサ「言っても構わないだろうか?」
 
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                  - 12 : : 2014/02/13(木) 15:48:58
 ユーク「…まぁ、試しに言ってみなよ」
 ミカサ「では…」
 アニ「……」ゴクリ ドキドキ
 エレン(別に、何だっていいんだけどな)
 ユーク「……」ジーーッ
 ミカサ「ユークは毎日、非常に忙しい」
 
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                  - 13 : : 2014/02/13(木) 15:49:31
 ユーク「ん?」
 アニ「…?」
 エレン「…?」
 ミカサ「毎日の訓練もあり、座学の勉強時間や生活必需時間も当然、必要となる」
 ユーク「うん。そうだね」
 ミカサ「また、他にも貴方には“大切な時間”があるはず」
 
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                  - 14 : : 2014/02/13(木) 15:50:10
 ユーク「……!」ピクリ
 アニ「……!」ドキリ
 ミカサ「その時間が何よりも大切に想う貴方が、トレーニングを増やそうとするならば」
 ミカサ「それは、必然的に朝の時間帯に限られてくる」
 ミカサ「ので、貴方は朝にしか、ランニングをしていない」
 ミカサ「違うだろうか?」
 
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                  - 15 : : 2014/02/13(木) 15:50:44
 エレン(大切な時間?)
 アニ「……///」ドキドキ
 ユーク「まぁ…正解だよ。うん」
 ミカサ「ふっふっふ」
 アニ(ミカサ、もしかして倉庫の事を知っているの!?)ドキドキ
 ユーク(ミカサ、倉庫の事を指しているんだよね?)ジーーッ
 
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                  - 16 : : 2014/02/13(木) 15:51:37
 ミカサ「やはり、そうだった」ウンウン
 エレン「それで、それがどうかしたのか?」
 ミカサ「え、い、いや…それがどうとか言う事では…ない」ショボン
 エレン「…?」
 ユーク「まぁ、俺の特訓の経緯は、その辺でいいでしょ?」
 アニ「う、うん…///」
 
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                  - 17 : : 2014/02/13(木) 15:52:00
 ユーク「話は変わるけど、ミカサ」
 ミカサ「何だろうか?」ムクリ
 アニ(復活するの早いな)
 ユーク「今朝から、訓練所が騒がしいけど、何かあったっけ?」キョロキョロ
 アニ「…?」キョロキョロ
 エレン「そういや、皆、そわそわしてるというか、盛り上がってるな」チラチラ
 
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                  - 18 : : 2014/02/13(木) 15:52:32
 ワイワイ ガヤガヤ
 アニ「うん。私も気になっていたんだけど、何か知っているかい?」
 ミカサ「ええ。実は、今年はこの訓練所でもハロウィンイベントを開催する事になったの」
 ミカサ「おそらく、皆、その事で盛り上がっていると思われる」
 ユーク「あれ?ハロウィンって一月前じゃなかったっけ?」
 エレン「もうとっくに過ぎてるんじゃないか?」
 アニ「…?」
 
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                  - 19 : : 2014/02/13(木) 15:53:08
 ミカサ「先月は、試験の日程がずれたりして、色々と慌ただしかった」
 ミカサ「ので、時期を少々ずらしての催《もよお》しらしい」
 ユーク「へぇ、教官も粋な事をするね」
 アニ「確かに、珍しいと思うよ」
 ミカサ「私達も今年で最後なので、思い出の残るイベントを企画してくれたのだと思う」
 エレン「そっか。俺達の前は2年間、訓練兵の募集がなかったからな」
 
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                  - 20 : : 2014/02/13(木) 15:53:30
 ユーク「……」ズキッ
 アニ「……」ズキッ
 ミカサ「昨年も一昨年もこのようなイベントを催す余裕がなかったらしい」
 ミカサ「ので、今年は少しだけ羽目を外して、その日は楽しもうという事らしい」
 ユーク「ま、まぁ、良いイベントなんじゃないかな?」ズキズキ
 アニ「折角だしね。楽しんだらいいんじゃない?」ズキズキ
 
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                  - 21 : : 2014/02/13(木) 15:54:14
 エレン「…?」
 ミカサ「何やら、2人の挙動がおかしく思えるのだけれど?」
 ユーク「い、いや、そんな事は全然ないよ?」ハハ…ハ
 アニ「そ、そうそう!」アセアセ
 エレン「まぁ、それはそうとして、詳細は?」
 ユーク「ミカサは、それをどこで知ったんだい?」
 
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                  - 22 : : 2014/02/13(木) 15:54:44
 ミカサ「ええ。掲示板にも要項が貼り出されていた」
 ミカサ「ので、朝食が終わった後に、一度、見に行ってみましょう!」
 ユーク「なんで、俺達は気付かなかったんだろうね?」チラ
 アニ「さぁ?」チラ
 ミカサ「おそらく、定期的に見るタイミングが合わなかったのだと思う」
 エレン「掲示板なんて、大体1日1回見るかどうかって感じだもんな」
 
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                  - 23 : : 2014/02/13(木) 15:55:44
 ユーク「試験の日程とかも貼り出されるけど、やっぱり見るのも偶《たま》にだから」
 アニ(私は、大体の事をユークに教えてもらうから、わかんない)
 ミカサ「では、片づけて行きましょう!」スクッ
 エレン「おう!どんなんだろうな?」スクッ
 ユーク(ハロウィンねぇ…初めてだし、分からない事も多いな)スクッ
 アニ(ハロウィンと言えば…かぼちゃ?)スクッ
 スタスタ トコトコ
 ワイワイ ガヤガヤ
 
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                  - 24 : : 2014/02/13(木) 15:56:23
 ――――掲示板――――
 エレン「おっ、あったな」
 ミカサ「そう。これの事」
 ユーク「日時は、次の休暇の前日?」
 アニ「また、少し急な日程だね」
 ミカサ「あくまで私達の本分は、訓練兵」
 ミカサ「ので、これも仕方のない事かもしれない」
 
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                  - 25 : : 2014/02/13(木) 15:56:56
 エレン「ただまぁ、『休暇日の前日』ってのは、助かるな」
 ユーク「そうだな。疲れを次の日に持ち越しても、問題なさそうだ」
 アニ「確かに、そう言う見方はあるね」
 ミカサ「着眼点としては、とてもいい。お休みは欲しい」
 エレン「…で、この『衣装着用』ってのが、このイベントでの最大の特徴なんじゃないか?」
 ユーク「本当だな。そう書いてある」
 
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                  - 26 : : 2014/02/13(木) 15:57:21
 ミカサ「衣装とは、どういった物なのだろうか?」
 ユーク「ハロウィンだし、大方、ドラキュラやサキュバスや魔女の恰好なんじゃないかな?」
 ミカサ「魔女!」
 アニ「……!」チラ
 エレン「どうかしたのか、ミカサ?」
 ミカサ「私、その恰好をしてみたい!」ハイハイ!
 
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                  - 27 : : 2014/02/13(木) 15:57:59
 エレン「意外だな、ミカサがそんな事を言うなんて」
 ユーク「確かに、こういった事には乗らないタイプだと思っていたんだけど」
 ミカサ「決して、そんな事はない。とても楽しそう!」
 ミカサ「ので、魔女の恰好をしてみたい!」
 ユーク「要項によると、『衣装を貸し出せる人数は、限られている』…か」チラ
 ミカサ「早い者勝ちなら、早速、申請をしに行きたい!」ハイハイ!
 
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                  - 28 : : 2014/02/13(木) 15:58:20
 エレン「なら、行ってくればいいじゃねぇか」
 ミカサ「えぇぇ、エレンも着いて来てほしい」グイグイ
 エレン「別に俺は、そんな衣装を着たくはないって」ユラユラ
 ユーク(貸衣装か…アニも着るとして…)モアモア
 ユーク(この状況は、エレンを引き込むか、或いは連れて行く事が出来れば…)
 ユーク(なら、大体すべき事は分かるな!)
 
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                  - 29 : : 2014/02/13(木) 15:58:54
 ユーク「アニ、俺達も一度、見に行ってみないかい?」チラ
 アニ「え、私達も?」チラ
 ユーク「試しに…いいでしょ?」ジッ
 アニ「…うん。別にいいけどさ」
 ユーク「じゃあ訓練が始まるまで、時間もまだ十分にあるし、一度、見に行ってみよう!」
 エレン「え、お前達も行くのか?」
 
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                  - 30 : : 2014/02/13(木) 15:59:27
 ユーク「これで、エレンも来ざるを得なくなっただろ?」
 ミカサ「エレン~」グイグイ
 エレン「…仕方ねぇな。ついて行くだけだぞ?」
 ミカサ「嬉しい!」ニコ
 ユーク(エレン、君は既に罠に掛かっているんだよ?)ニヤリ
 アニ(どんな衣装があるんだろう?)モアモア
 
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                  - 31 : : 2014/02/13(木) 16:01:18
 ――――教官室――――
 コンコンコン
 「む、入りなさい」
 ガチャ
 ユーク「失礼します」
 ミカサ「失礼します」
 エレン「失礼します」
 アニ「…失礼します」
 キース「おお、貴様らか。訓練前だが、何用だ?」
 
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                  - 32 : : 2014/02/13(木) 16:02:07
 ユーク「はい。近々、催されるハロウィンイベントでの衣装を見せて戴きたく参りました」
 キース「そうであったか」
 ミカサ「教官、私は魔女の恰好がしたいです!」
 キース「……!」
 ミカサ「……」ワクワク
 キース「ふふっ、そうか。まさか貴様がそのような事を言うとは、少々、予想外だった」
 
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                  - 33 : : 2014/02/13(木) 16:02:29
 キース「他の3名も同様の用件か?」
 エレン「あ、いえ、自分はミカサの付き添いで…」
 ユーク「はい!その通りです」
 エレン「え?」チラ
 アニ「……!」チラ
 ユーク「……」ニコニコ
 
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                  - 34 : : 2014/02/13(木) 16:03:05
 キース「ほう、そうであったか。率先して申し出るとは、中々、感心だ」
 ユーク「はい。この4人で衣装をお借りしたいのですが、まだ定員は大丈夫でしょうか?」
 キース「あぁ、貴様らを入れても、まだ若干名分は余裕がある」
 キース「貴様ら成績優秀者達が率先して、イベントを盛り上げてくれるとは、期待できる!」
 キース「私からは、特に何か言うつもりはない。お前達、訓練兵が楽しむといい」
 ユーク「はっ!了解しました」バッ
 
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                  - 35 : : 2014/02/13(木) 16:03:28
 キース「衣装だが、向かいの空き部屋にあるので、見てくるといい」
 キース「貴様らの名前は、名簿に記録しておく」
 キース「当日は、頼んだぞ?」
 ミカサ「はっ!」バッ
 エレン(何だかよく分からないうちに、話が進んでしまったけど)
 アニ(おとなしく、流れに従っておいた方がよさそうだね)
 
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                  - 36 : : 2014/02/13(木) 16:04:05
 エレン「はっ!」バッ
 アニ「……」バッ
 ユーク(まぁ、この流れは俺の想定内だ)
 ユーク(きっと、アニの可愛い衣装姿が見られるんだから…これでいいよね?)
 エレン(何となく、乗せられちまったけど、まぁ楽しめばいいよな)
 アニ(私も衣装を着るんだよね…少し恥ずかしいな)
 
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                  - 37 : : 2014/02/13(木) 16:04:32
 キース「もういいぞ。行きなさい」
 ユーク「はっ!失礼しました」
 ガチャ バタン
 ユーク「…ふぅぅ」
 エレン「おい、ユーク、どういうつもりだよ」
 ユーク「…ふふふ」
 ミカサ「ユーク、ナイスアシスト!」グッ
 
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                  - 38 : : 2014/02/13(木) 16:04:56
 ユーク「どうも」
 アニ「なんで、私達まで?」
 エレン「ハロウィンの衣装が着たいなら、お前達2人ですればよかったんじゃないのか?」
 ユーク「ミカサもエレンと一緒がいいでしょ?」チラ
 ミカサ「勿論!」ハイ!
 ユーク「という事だから、理由はそれだけで十分だよ?」
 
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                  - 39 : : 2014/02/13(木) 16:05:29
 エレン「そういうものか。まっ、別に嫌なわけじゃないから、良いけどな?」
 ユーク「うん。よろしい」
 ユーク「アニも別にいいよね?」
 アニ「まぁ、文句はないけどさ」
 ユーク「俺はアニと一緒に、特別な衣装を楽しみたいな?」ニコ
 アニ「…な、なら仕方ないね」プイ
 
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                  - 40 : : 2014/02/13(木) 16:06:37
 ユーク(この反応が可愛い)ホンワカ
 ミカサ「では、早速、衣装を見てみましょう!」
 エレン「向かいって言うと、この部屋だよな?」
 ユーク「普段は、倉庫だと思っていたよ」
 アニ「実質、そうなんじゃない?」
 ミカサ「いざ!」
 
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                  - 41 : : 2014/02/13(木) 16:07:48
 ガチャ スーーッ
 ミカサ「あっ!きっとあれらの事」スッ
 エレン「色々、掛かってるな」ジロジロ
 ユーク「…これは、ドラキュラだね」ヒラヒラ
 ミカサ「魔女の衣装、発見!」バッ
 アニ「そんなに、着てみたいのかい?」
 ミカサ「ええ。気に入った」
 
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                  - 42 : : 2014/02/13(木) 16:08:18
 エレン「ミカサは、偶に分かんねぇな」ハハハ
 ユーク「俺もそれには、よく分からないよ」アハハ
 ミカサ「可愛い衣装を着る事は、女の子の憧れ」ムゥゥ
 アニ(女の子の…か)
 ユーク「俺は、きっとこれを着る事になるだろうね」
 ユーク「見た感じ、丈も丁度良さそうだ」ヒラヒラ
 
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                  - 43 : : 2014/02/13(木) 16:08:58
 エレン「俺は、どうすればいいんだ?」
 ユーク「いや、今は決めなくても大丈夫だぞ?」
 エレン「…?」
 ユーク「要項では、開催日の2日前の午後の訓練は、すぐに切り上げられるらしい」
 ミカサ「それは、見逃していた!」
 アニ「希望者の衣装合わせに時間を使うから?」
 
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                  - 44 : : 2014/02/13(木) 16:09:35
 ユーク「おそらく、そうだろうね」
 ユーク「だから、今ここで決めても仕方のない事なんだよ」
 ユーク「どれを着る事になるかは、希望者が集まってから決める事だね」
 ミカサ「そう」シュン
 ユーク「落ち込まないでよ、ミカサ」
 ユーク「当日は、それを着られるようにサポートするからさ?」
 
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                  - 45 : : 2014/02/13(木) 16:10:27
 ミカサ「……!」
 ユーク「任せておいてよ!」ニコ
 ミカサ「では、よろしくお願い!」キラキラ
 アニ(私は…)キョロキョロ
 ユーク「そうだ!アニにも、可愛いのを着てほしいな?」チラ
 アニ「え?///」ドキン
 
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                  - 46 : : 2014/02/13(木) 16:11:10
 ユーク「例えば、これみたいに…」
 ミカサ「ユーク、そろそろ訓練が始まる!」
 エレン「話し込んじまったみたいだな」
 ユーク「…じゃあ、また今度だね」
 アニ「う、うん…///」
 ミカサ「2人とも、急いだ方がいい」
 
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                  - 47 : : 2014/02/13(木) 16:12:13
 エレン「遅刻したら、元も子もないな!」
 ユーク「ほら、行こう?」
 アニ「うん」
 タッタッタ タッタッタ
 ユーク(アニには、やっぱり…あの衣装が良いんじゃないかな?)
 アニ(か、可愛い服…///)
 ミカサ(今から、当日がとても楽しみ。あっ、その“2日前”も♪――――)
 
- 
                  - 48 : : 2014/02/13(木) 16:15:18
 またまた番外編です。
 本編はもう少しで、更新できそうです。
 昨日一昨日はまた忙しくて投稿できなかったので、今日はもう2パートほど
 投稿しようかなと考えていますが、とりあえず、4時間後くらいにまた来ます
 
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                  - 49 : : 2014/02/13(木) 17:53:14
- 今日で後2パートも見れるのか!
 
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                  - 50 : : 2014/02/13(木) 21:22:18
- 続き期待
 
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                  - 51 : : 2014/02/13(木) 22:18:36
 ――Part 1-2――
 ――――ハロウィン2日前 午後――――
 教官「本日の訓練は、ここまで!」
 教官「2日後の仮装にて、衣装貸し出しを希望する者は、この後、教官室前に集合せよ」
 教官「以上、解散!」
 ワイワイ ガヤガヤ
 ユーク「それじゃあ、行こうか」
 アニ「そうだね」
 ミカサ「楽しみ!」ワクワク
 エレン「まっ、行くさ」
 スタスタ トコトコ
 
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                  - 52 : : 2014/02/13(木) 22:18:49
 ――――教官室向かい 空き部屋前――――
 ワイワイ ガヤガヤ
 ミカサ「既に何人も集まっていた」
 マルコ「あっ、君達もかい?」
 ユーク「おっ、マルコもか」
 エレン「へぇ、お前もこういうのに興味があったんだな」
 マルコ「彼女に誘われてね」チラ
 ミーナ「やっほー!私だよ!!」ヒョコッ
 
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                  - 53 : : 2014/02/13(木) 22:19:13
 エレン「あぁ、ミーナに誘われてか」
 マルコ「そうなんだよ」
 ユーク「上手く行っているみたいだな」
 マルコ「おかげさまでね」
 ユーク「…?」
 マルコ「ミーナは、以前の君達の尾行に気付いていたみたいだよ?」ヒソヒソ
 (『――番外編―― 第6話』参照)
 
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                  - 54 : : 2014/02/13(木) 22:19:39
 ユーク「あっ、そうだったのか?」ヒソヒソ
 マルコ「彼女の女の勘は、鋭いからね」ヒソヒソ
 ユーク「へぇ、ミカサも居たのに、俺達も逆に踊らされていたのか」ヒソヒソ
 マルコ「僕は緊張して、それどころじゃなかったけどね」ハハ
 ユーク「ミーナ、恐るべし」チラ
 マルコ「良い子だよ?」
 
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                  - 55 : : 2014/02/13(木) 22:20:01
 ユーク「あぁ。皆、知っているよ」
 マルコ「ユーク達は、4人で参加を決めたのかい?」
 ユーク「そっ!ミカサに引っ張られてね」
 マルコ「ははっ、彼女もいつも通りだね」
 ユーク「俺も少し興味があったのも本当だしな」
 マルコ「仮装にかい?」
 
- 
                  - 56 : : 2014/02/13(木) 22:20:33
 ユーク「今年で最後だし、思い出作りにと思ってな」
 マルコ「僕もだよ」
 ユーク「お互いに、可愛い衣装姿の彼女が見られれば、それだけで眼福だな」ニカッ
 マルコ「うん。そうだね」ニコ
 ミカサ「あっ、ジャンとクリスタもいる」
 アニ「へぇ、あの2人がねぇ」
 
- 
                  - 57 : : 2014/02/13(木) 22:20:58
 クリスタ「あっ、ミカサにアニ!」トテトテ
 ジャン「よぉ、お前ら」
 エレン「ジャンまでいるとは、意外過ぎるな」
 ユーク「クリスタに誘われたのか?」ニヤリ
 クリスタ「あ、ええと、あのね…///」モジモジ
 ジャン「あぁ」
 
- 
                  - 58 : : 2014/02/13(木) 22:21:21
 ジャン「俺は勿論、ミカサを誘いたかったがな」ヒソヒソ
 ジャン「女神に先に誘われちまったら、断れるわけねぇだろ?」ヒソヒソ
 ユーク「ご尤《もっと》もで」ヒソヒソ
 ジャン「まぁ、結果的にミカサが参加してくれてるから、俺は構わねぇよ」ヒソヒソ
 ユーク(ジャン、君は本当に真っ直ぐだな。それがミカサでなければ…)ホロリ
 ユーク(果たして、クリスタは報われるんだろうか…悩ましいな)
 
- 
                  - 59 : : 2014/02/13(木) 22:21:45
 ジャン「他にもちらほら人がいるが、成績上位者がある程度、集まっているな」
 ユーク「教官も俺達が率先して盛り上げてくれる事に期待しているらしいぞ?」
 ジャン「へっ、プレッシャーだな」ヘヘッ
 ユーク「最後の年なんだし、良い思い出を作ろうぜ?」
 ジャン「ったりめーだ。訓練、訓練じゃ、つまらねぇよ」
 ユーク(俺も過去の事は気にせず、今を楽しむべきだな)
 
- 
                  - 60 : : 2014/02/13(木) 22:22:11
 ミカサ「クリスタも衣装を着てみたかったの?」
 クリスタ「うん!可愛い衣装があるって聞いて、興味があってね」
 アニ「誰に聞いたんだい?」
 クリスタ「ユミルだよ!」
 ミカサ(これは、きっと)
 アニ(ユミルの策略だね)
 
- 
                  - 61 : : 2014/02/13(木) 22:22:40
 クリスタ「どんなのがあるのかなぁ?」ワクワク
 ミカサ(クリスタ…なんて純粋なのだろうか)
 アニ(妾《めかけ》の子だったなんて、到底思えないような健気な立ち振る舞いだね)
 ワイワイ ガヤガヤ
 教官「あー、ここでは少々狭い為、一旦、荷物を持って空き教室へ移動してくれ」
 教官「実際の試着は、男女別で教室をあてがうので、それまでは同じ教室にいてほしい」
 教室「以上だ。移動!」
 
- 
                  - 62 : : 2014/02/13(木) 22:23:06
 ワイワイ ゾロゾロ
 ユーク「…だそうだよ?」チラ
 アニ「私達も行こうか」チラ
 ミカサ「楽しみ!」ワクワク
 マルコ「ユーク達は、何か目星を決めているのかい?」
 ユーク「あぁ。俺はこの前、一度見せてもらった時に、あれがいいんじゃないかと思ってな」
 エレン「俺は、まだだ」
 
- 
                  - 63 : : 2014/02/13(木) 22:23:35
 マルコ「そっか。僕もこれから見て決めるよ」
 ジャン「サイズが合うかだけが心配だな」
 ユーク「でもまぁ、ライナーやベルトルトがこの場に居ないだけマシじゃないか?」ハハ
 エレン「確かに、あいつらに合うサイズはないかもな!」アハハ
 マルコ「彼らは、規格外に大きいからね」
 ジャン「案外、俺達程度のサイズの心配なら、杞憂に終わるかもな――――」
 
- 
                  - 64 : : 2014/02/13(木) 22:25:59
 ――――空き教室――――
 教官「では、夕食までの間に大方、仮装する衣装を決めておいてくれ」
 教官「私もここに居るが、騒ぎ過ぎない為の見張りだと思ってくれ」
 教官「大体全員が希望する衣装を決めたら、男女別れて試着に移る」
 教官「以上だ」
 「これ着てみよーぜ!」
 「私、これがいいなぁ」
 
- 
                  - 65 : : 2014/02/13(木) 22:26:23
 ワイワイ ガヤガヤ
 ユーク「とりあえず、色々と見てみたいな」
 エレン「どんなのがあるんだ?」
 マルコ「男性物は、ドラキュラや狼男、フランケンとか意外とバラエティがあるね」
 ジャン「まぁ、人数よりも衣装の数の方が多いみたいだし、割と自由に決められるかもな」
 ユーク「この狼男の頭は、良く出来ているな」ヒョイ
 エレン「無駄に質が高いのが気になる」
 
- 
                  - 66 : : 2014/02/13(木) 22:26:51
 マルコ「もしかして、本物から作っていたりしてね」
 ジャン「おいおい、恐ろしい事言うなよ」ケラケラ
 ユーク「ジャン、一度、被ってみれば?」スッ
 ジャン「…まっ、試しだしな」ガバッ
 エレン「ほぉ、既に中々、様《さま》になってるな」
 マルコ「この衣装を合わせると、どうなるかな?」スッ
 
- 
                  - 67 : : 2014/02/13(木) 22:27:48
 ジャン(狼男)「…どんな感じだ?」
 ユーク「狼男」
 エレン「狼男だな」
 マルコ「狼男だね」
 ジャン(狼男)「漠然としていて分かんねぇよ」
 ジャン(狼男)「3人も居るんだから、もっと具体的な意見をくれ!」
 
- 
                  - 68 : : 2014/02/13(木) 22:28:08
 ユーク「…被っていたら、誰だか分からないな」ハハ
 エレン「ほんとだな」アハハ
 マルコ「ジャンからは、こちらが見えているかい?」
 ジャン(狼男)「あぁ、ちゃんと目の所から見えているぞ」キョロキョロ
 ユーク「ふぅん。歩行する分には、支障はなさそうだな」
 ジャン(狼男)「もう、これ脱いでいいか?息が籠《こも》って、少し暑苦しくてよ」
 
- 
                  - 69 : : 2014/02/13(木) 22:28:31
 エレン「熱も籠《こも》るのか。それは厄介だな」
 マルコ「いいよ。取っても」
 ジャン「…はぁっ」ガバッ
 ユーク「どうだった?」
 ジャン「自分で体験した方が早ぇよ」つ[狼の頭] ガバッ
 ユーク(狼男)「むっ!」
 
- 
                  - 70 : : 2014/02/13(木) 22:28:52
 エレン「ははっ、ユークもぴったりだな!」
 マルコ「ジャンと身長や体系が似ているからね」
 ユーク(狼男)「確かに、息が籠《こも》って、少し窮屈な感じがある」
 エレン「とりあえず、皆、順番に試してみるか」
 マルコ「僕も一度、その頭を被ってみたいよ!」ワクワク
 ユーク「はいよ!」つ[狼の頭] ガバッ
 
- 
                  - 71 : : 2014/02/13(木) 22:29:23
 ワハハハ! ワイワイ
 ミカサ「エレン達は、狼男の顔を順番に被って遊んでいるみたい」チラ
 アニ「遊んでいるかもしれないけど、試してもいるんだよ」
 クリスタ「皆、子供みたいにはしゃいでいるね!」
 ミーナ「ユークもあっさりとジャンに頭を被せられてたね!」
 ミカサ「彼らは彼らでやっているみたい」
 ミカサ「ので、私達も見てみましょう」
 
- 
                  - 72 : : 2014/02/13(木) 22:29:47
 アニ「こっちもバリエーションが豊富だね」
 クリスタ「サキュバスに魔女…あっ、こっちにもドラキュラがあるね」
 アニ「男だけじゃなかったんだね」
 ミカサ「でも、こちらは女の子仕様」ヒラヒラ
 クリスタ「可愛いね!」
 ミーナ「数は多いけど、女子訓練兵の数も少ないから、自由に選べそう!」
 
- 
                  - 73 : : 2014/02/13(木) 22:30:11
 ミカサ「私は、やはりこの魔女がいい!」ヒラヒラ
 アニ「ぶれないね、アンタ」
 ミカサ「これがいい!」キリッ
 クリスタ「私も可愛いのがいいなぁ」ガサゴソ
 ミーナ「アニも可愛いのがいいよね?」
 アニ「え、あ、うん」コクリ
 
- 
                  - 74 : : 2014/02/13(木) 22:30:41
 ミカサ「彼にもそう言われたから」ボソリ
 アニ「ちょっと、ミカサ」アセアセ
 ミーナ「へぇ、ユークにそう言われたんだぁ」ニマニマ
 ミカサ「アニの可愛い衣装姿に期待」ニヤニヤ
 アニ「……///」カァァ
 クリスタ(ジャンにも可愛い衣装姿を見てもらいたいなぁ)ホワホワ
 
- 
                  - 75 : : 2014/02/13(木) 22:31:53
 ワイワイ ガヤガヤ
 ユーク「やっぱり俺は、これがいいかな」ヒョイ
 マルコ「ドラキュラかい?」
 ユーク「このマントが恰好良くてね」ヒラヒラ
 ジャン「へぇ、お前もそういう趣向があるんだな」
 ユーク「ははっ、この歳にもなって、少し恥ずかしいけどな」
 エレン「いいんじゃねぇか?こういうイベントなんだから」
 
- 
                  - 76 : : 2014/02/13(木) 22:32:39
 ジャン「あぁ。何も気にする事なんてねぇよ」
 マルコ「僕も自分が気に入った衣装を選ぶしさ!」
 ユーク「…じゃあ、やっぱりこれにする」
 エレン「ユークは、決まりみたいだな」
 ジャン「で、お前らはどうするんだ?」
 マルコ「僕は、この包帯男に挑戦してみようかなと思うんだ」
 
- 
                  - 77 : : 2014/02/13(木) 22:33:04
 エレン「それ、ほとんど顔隠しちまわねぇか?」
 ジャン「それ、どうなってるんだ?」
 マルコ「実際に、包帯を巻くわけじゃなく、衣装として既に出来上がっているからね」
 マルコ「手間も掛からなくて、程よく顔も隠せるんじゃないかと思ってね」
 ユーク「マルコは顔を隠す必要なんて無いんだぞ?」
 ジャン「あぁ。ありのままのお前を見せりゃあいいじゃねぇか」
 
- 
                  - 78 : : 2014/02/13(木) 22:33:32
 マルコ「ありがとう。でも僕も少し顔には自信が無くてね」
 マルコ「だからと言って、逃げるわけじゃないけど、これが気に入ったから決めたんだ」
 エレン「…そっか」ヘヘッ
 ユーク「漢《おとこ》だな、マルコ」
 ジャン「全くだぜ。俺達の中で最も漢らしいな」
 マルコ「止めてくれよ。そんなお世辞はさ」テレテレ
 
- 
                  - 79 : : 2014/02/13(木) 22:34:03
 ユーク「彼女もそんなお前のいい所に惹かれたんだからな?」ヒソヒソ
 マルコ「…!!」ドキリ
 ユーク「……」ニカッ
 マルコ「あぁ!」ニコ
 ジャン「そんじゃ、俺はこれいってみるかな?」ヒョイ
 エレン「お前それ、最初に被ってた狼男じゃねぇか」
 
- 
                  - 80 : : 2014/02/13(木) 22:34:28
 ユーク「声を聞かない限り、完全に誰か分からなくなるが、それでいいのか?」
 ジャン「なんか愛着が湧いたって言うか…そのな」マジマジ
 エレン(馬面か?)ジーーッ
 ユーク(動物繋がりだからか?)ジーーッ
 マルコ(ちょっと、2人とも!)アセアセ
 ジャン「まっ、いいんだよ。楽しめさえすればな!」ヘラヘラ
 
- 
                  - 81 : : 2014/02/13(木) 22:35:03
 ユーク(これが、ジャンの良い所なんだよな)
 エレン(ジャン、お前のその正直な所、俺は気に入っているぞ)
 マルコ(うん!これこそジャンの強みであり、長所だね)
 ユーク「エレンは、どうするんだ?」
 エレン「あー、俺はな」
 ユーク「…?」
 
- 
                  - 82 : : 2014/02/13(木) 22:35:34
 エレン「ユークと被っちまうけど、俺もその恰好が一番しっくりくると思ってよ」
 ユーク「何だ、そんな些細な事、気にするなよ」
 マルコ「うん。エレンもきっと似合うよ」
 エレン「そっか。なら、俺もこれにする!」
 ユーク「2人で沢山、驚かせてやろう!」ニシシ
 エレン「あぁ、楽しみだ!」ニカッ
 
- 
                  - 83 : : 2014/02/13(木) 22:36:12
 教官「では、そろそろ教室を分かれて、試着に入ってくれ」
 教官「すまないが、女子訓練兵に隣の教室へ移動してもらう」
 教官「では、移動だ」
 「はっ!」バッ
 「お前、どれにするんだ?」
 「これこれ!結構派手だよな」
 ゾロゾロ ガヤガヤ
 
- 
                  - 84 : : 2014/02/13(木) 22:37:11
 ――――――――
 ユーク「おっ、サイズはいい感じだ」クルクル
 エレン「ほんとだな。やっぱりユークは、スタイルがいいんだな」
 ユーク「別に、そんな事はないさ」
 エレン「いやいや、その高身長に締まった腰回りは、反則だろ」
 ユーク「それ、女の子に言う台詞だぞ?…身長は別として」
 エレン「でもなぁ、俺と見比べたらどうも…」ジロジロ
 
- 
                  - 85 : : 2014/02/13(木) 22:38:24
 ユーク「エレンもサイズは、大丈夫なんだろう?」
 エレン「あぁ。サイズは余裕もあって、大丈夫だ」
 ユーク「なら、良いじゃないか」
 エレン「俺もお前くらいに程良い身長が欲しい」
 ユーク「あぁー、身長ばかりはどうしようもないな」
 エレン「訓練兵団に入った時は、俺達は同じくらいだったよな?」
 
- 
                  - 86 : : 2014/02/13(木) 22:39:16
 ユーク「確か、お互いに150 cm位しかなかったな」
 エレン「…どこで差がついたんだ?」ガクッ
 ユーク「……」
 エレン「はぁ…」
 ユーク「こらこら、エレン。今は悩んでいても仕方がないさ」
 ユーク「衣装があったのなら、それで申請して着替えよう」
 
- 
                  - 87 : : 2014/02/13(木) 22:39:58
 エレン「そうだな…そういえば、ジャンとマルコはどうなった?」キョロキョロ
 ユーク「皆、着替えたら見分けがつかないな」キョロキョロ
 ジャン「おう、こっちだ、こっち!」
 マルコ「僕達も試着してみたよ!」
 ユーク「でも、もう誰が誰だか分からないな!」アハハ
 エレン「おぉ!2人ともなんか貫禄があるな」
 
- 
                  - 88 : : 2014/02/13(木) 22:40:31
 ジャン「なんだよ、そりゃあ」ハハハ
 マルコ「今、初めて着たんだけどね」ハハハ
 ユーク「ジャンは、さっき見た通りだな」
 エレン「違和感はないな!」アハハ
 ジャン「へっ、余計なお世話だっての!」
 マルコ「まぁまぁ、いい意味で捉えようよ」
 
- 
                  - 89 : : 2014/02/13(木) 22:40:52
 エレン「マルコの衣装は、なんか面白い構造になっているな!」
 ユーク「全体的に厚みがあるって感じがするけど、どうなっているんだ?」
 マルコ「この衣装、着ぐるみのような感覚なんだ」
 マルコ「僕は、包帯の巻かれた衣装の中に“入っている”って感じかな」
 エレン「へぇ、そうだったのか」
 ユーク「これもまた、手が込んでいるな」
 
- 
                  - 90 : : 2014/02/13(木) 22:41:41
 ジャン「お前等のような主役的な衣装よりも、こっちのほうが作るのが大変だっただろうな」
 ユーク「だろうな。俺達の服は正装服に、はさみを入れたって感じだ」ヒラヒラ
 エレン「でも服自体は軽いから、着心地は良い感じだけどな」
 ジャン「まっ、今回、俺は笑いをとる方に集中するとするさ」
 マルコ「僕もこの奇抜な格好で、皆を驚かせてみたいな!」
 ユーク「おっ、逆に恰好に特徴の少ない俺達は、演技力で勝負って事だな!」
 
- 
                  - 91 : : 2014/02/13(木) 22:42:56
 エレン「演技かぁ…少し不安もあるな」
 ユーク「大丈夫さ。少し恰好つけた口調で喋っていれば、様《さま》になってくるよ」
 エレン「へぇ、そんなもんか」
 ジャン「まっ、当日は、お前等の裁量にも期待しておくぜ!」ヘヘッ
 マルコ「皆、どんな反応をするのかな?」
 ユーク「楽しみだな!」
 
- 
                  - 92 : : 2014/02/13(木) 22:48:10
 ――――隣の教室――――
 ミカサ「皆、着替え終わっただろうか?」チラチラ
 クリスタ「うん。私は終わったよ」
 ミーナ「私も大丈夫」
 アニ「う、うん…」
 ミカサ「アニは、どうして不安そうなのだろうか?」
 アニ「だ、だって、これ…」モジモジ
 
- 
                  - 93 : : 2014/02/13(木) 22:48:28
 クリスタ「わぁ、可愛いね!」
 ミーナ「ほんとだ、可愛い!」
 ミカサ「これは!」
 アニ「でもさ…///」モジモジ
 クリスタ「アニは、これで決定だね!」
 ミーナ「うんうん!」コクコク
 
- 
                  - 94 : : 2014/02/13(木) 22:48:53
 ミカサ「ええ。変えてはいけない」
 アニ「えぇぇ…///」
 ミカサ「私のは、どうだろうか?」クルクル
 クリスタ「ミカサもとても似合ってるよ!」
 ミーナ「ミカサの黒髪にぴったりだね!」
 アニ(…可愛い)ジーーッ
 
- 
                  - 95 : : 2014/02/13(木) 22:49:23
 ミカサ「あ、ありがとう…///」モジモジ
 ミーナ「これで、エレンもイチコロだよ!」
 クリスタ「うん。私もそう思うよ!」
 ミカサ「そう言われると、少し恥ずかしい…///」テレテレ
 アニ(でも、ミカサは本当に良く似合っているね)ジーーッ
 クリスタ「ミーナもとっても可愛いよ?」
 
- 
                  - 96 : : 2014/02/13(木) 22:49:44
 ミーナ「ありがとう、クリスタ」ニコ
 アニ「うん。いいんじゃない?」
 ミーナ「アニもありがとぉー!」ダキッ
 アニ「こら、一々、抱き付いて来るんじゃないよ」ギューギュー
 ミカサ「でも、クリスタの衣装は…」
 クリスタ「…?」
 
- 
                  - 97 : : 2014/02/13(木) 22:50:04
 アニ(これは、結構ね…)
 クリスタ「何か変かな?」クルクル
 ミカサ「変ではない」
 ミーナ「変じゃないんだけど…ねぇ」
 クリスタ「…?」
 アニ(まぁ、本人がその気なら、何だっていいと思うけど)
 
- 
                  - 98 : : 2014/02/13(木) 22:50:46
 ミカサ「クリスタ自身も違和感を抱いているようには見えない」
 ミカサ「ので、これで行きましょう」
 ミーナ「当日、楽しみだね!」
 アニ(明後日、ユークに…これを見せるのか…///)カァァ
 クリスタ(ジャンと一緒に皆を驚かせたいなぁ)ホワホワ
 ミカサ(エレンがどんな格好をしてくるのかが、とても楽しみ♪)ウキウキ
 
- 
                  - 99 : : 2014/02/13(木) 22:51:19
 ワイワイ ガヤガヤ
 ミカサ「では、衣装も片づけ終えた」
 ミカサ「ので、隣に教室へ戻りましょう」
 クリスタ「はーい!」
 ミーナ「男子達は、もう終わったのかな?」
 アニ「まっ、入ったって文句は言われないだろうさ」シレッ
 ミカサ「ええ。女の子とは違うから」シレッ
 
- 
                  - 100 : : 2014/02/13(木) 22:51:44
 クリスタ「うわっ、殺伐!」
 ミーナ「こういうところが、2人は似ているよね」
 クリスタ「いつもの『女の子がどうのこうの』っていうのは、一体どこに…」
 ミーナ「あっ、言っちゃだめ!」ヒソヒソ
 クリスタ「あぷっ」モガモガ
 ミーナ「下手したら、死んじゃうから!」ヒソヒソ
 クリスタ「…!!」コクコク
 
- 
                  - 101 : : 2014/02/13(木) 22:52:29
 ――――元の教室――――
 ガラッ
 ミカサ「男子達は、もう終わっただろうか?」
 クリスタ「わっ、ミカサ。いきなり入るのもまずいって!」トテテテ
 ユーク「いや、大丈夫だよ?」
 エレン「丁度、皆、衣装を仕舞い終わったところだしな」
 アニ「タイミングが良かったみたいだね」
 ミーナ「はぁ、良かった」ホッ
 
- 
                  - 102 : : 2014/02/13(木) 22:52:57
 マルコ「そっちは、大丈夫だったの?」
 ミーナ「うん。皆、サイズは大体、大丈夫だったよ」
 ミカサ「少し修正が必要なものは、この2日間で何とかする」
 ジャン「俺達もそんな感じだな」
 ジャン「そうデカすぎる奴も居ないし、精々、裾を折る程度の仕上げだな」
 クリスタ「ジャンは、どんな衣装にしたの?」
 
- 
                  - 103 : : 2014/02/13(木) 22:53:20
 ジャン「俺か?言ってもいいのか、ユーク?」
 ユーク「別に構わないんじゃないか?」
 ジャン「そうか。じゃあ、俺はこれだな!」ヒョイ
 クリスタ「わぁ、狼男?」マジマジ
 ジャン「あぁ、こういうのも面白いと思ってな!」
 クリスタ「うん。いいね!」
 
- 
                  - 104 : : 2014/02/13(木) 22:53:48
 ミーナ「マルコは?」
 マルコ「僕は、ジャンのと少し系統が似ていて、包帯男だよ」
 ミーナ「どんな衣装なの?」
 マルコ「こういう風に、包帯が衣装と一体になっていてね」ヒラヒラ
 ミーナ「へぇ、面白い衣装だね!」
 マルコ「うん。だから僕もこれで行こうと思ってね」
 
- 
                  - 105 : : 2014/02/13(木) 22:54:15
 ミカサ「では、エレンとユークは?」
 エレン「俺達は同じでな。このドラキュラだ!」
 ユーク「まっ、オーソドックスで且つ、様《さま》になりやすいと思ってね」
 アニ(へぇ、ユークは正装服か…恰好いいかも)ジーーッ
 クリスタ「あっ、そうだ!」ピコーン
 ミカサ「どうしたの、クリスタ?」
 
- 
                  - 106 : : 2014/02/13(木) 22:54:40
 クリスタ「あのね、当日は皆でメイクするのはどうかな?」
 ユーク「メイク?」
 エレン「それは、俺達もって事か?」
 クリスタ「うん!男の子はメイクした事ないと思うけど、きっと面白いよ!!」
 ミカサ「それは、より雰囲気も出て、良いかもしれない」
 ユーク「まぁ、君達が施してくれるのなら、任せようかな?」
 
- 
                  - 107 : : 2014/02/13(木) 22:55:20
 ミカサ「では、主に顔が出るエレンとユークには、メイクもしてもらおう」
 ミーナ「クリスタ先生、お願いします!」ペコリ
 クリスタ「えへへ、気合入れてやってあげる!」
 ミカサ「私も傍で見て、参考にしようと思う」
 ユーク「なんか本格的になってきたな」
 エレン「あぁ。当日が少し怖いくらいだ」
 
- 
                  - 108 : : 2014/02/13(木) 22:55:43
 アニ「……」ソワソワ
 ユーク「ところで、アニはどんな衣装を選んだの?」
 アニ「え!?」ドキリ
 ユーク「ちゃんと可愛いのを選んでくれた?」
 アニ「あ、いや、その…」モジモジ
 ユーク「…?」
 
- 
                  - 109 : : 2014/02/13(木) 22:56:19
 アニ「ま、まだ言えないよ…///」モジモジ
 ユーク「当日のお楽しみって事?」
 アニ「そ、そう思っていて…///」
 ユーク「じゃあ、そうしておくよ」ニコ
 アニ(やっぱり、あれを着るのは恥ずかしいかも…///)モジモジ
 ユーク(恥ずかしがっているけど、何を着るんだろうね?――――)
 
- 
                  - 111 : : 2014/02/13(木) 23:03:07
 ――Part 2-1――
 ――――2日後 ハロウィンイベント当日――――
 クリスタ「というわけで、今からメイク始めるよー!」
 ユーク「連れて来られたな」
 エレン「あぁ」
 ジャン「まっ、俺達もこうして教室で見守っててやるからよ」
 マルコ「クリスタだし、安心していいんじゃないかな?」
 ミーナ「そうそう。クリスタ先生を信じなさいって!」
 
- 
                  - 112 : : 2014/02/13(木) 23:03:30
 ユーク「信用はしているさ」
 エレン「ただ、俺達もメイクは初だからな。どんな風になるのやら…」
 ミカサ「実は、私もエレンがどれだけ恰好良くなるのか楽しみだった!」ワクワク
 エレン(俺が心配してるのは、そこじゃねぇんだけどな)
 ユーク(クリスタの裁量に任せるけど、どうなるんだろうね?)
 アニ(この後で、とうとう私達も着替えるのか…はぁ)
 
- 
                  - 113 : : 2014/02/13(木) 23:03:57
 クリスタ「よーし、じゃあまずはエレンからかなぁ」
 クリスタ「じっとしていてね?」
 エレン「おう」ジッ
 ユーク「……」ジーーッ
 ミカサ「……」ジーーッ
 アニ「……」ソワソワ
 
- 
                  - 114 : : 2014/02/13(木) 23:04:17
 パッパッパ サラサラサラ
 カキカキカキ フワフワフワ
 クリスタ「…はい、出来ましたぁ!」ジャジャーン
 クリスタ「はい、鏡。こんな感じでどうでしょうか?」サッ
 エレン「…!!」パチクリ
 エレン「これ、俺か?」マジマジ
 クリスタ「うん!」ニコ
 エレン「すげぇな。なんか本当に居そうだな、こういうの」
 
- 
                  - 115 : : 2014/02/13(木) 23:04:50
 ミカサ「クリスタ、凄い!」
 ミーナ「本当にメイクが上手だね!」
 クリスタ「えへへ、なんか得意なんだよね」
 ジャン(…これは、クォリティーが高いな)
 マルコ(本で絵として見た事があるけど、まさにこういう風格だ)
 エレン(元の顔は残っているに、自分じゃないみたいだ)マジマジ
 
- 
                  - 116 : : 2014/02/13(木) 23:05:20
 ユーク(クリスタ、やっぱり凄いな)ジーーッ
 アニ(ユークもこんな風になるのかな?)ジーーッ
 ミカサ「では、次はユークをお願い」
 クリスタ「うん。勢いが乗って来たから、もっと上手く出来るかも!」
 ユーク(…ふふっ、今更ながら、楽しみに思えてきた)ワクワク
 クリスタ「……♪」サラサラ カキカキ
 
- 
                  - 117 : : 2014/02/13(木) 23:05:52
 ――――――――
 クリスタ「はーい、ユークのも完成!」ジャジャーン
 ユーク「鏡を見せてくれる?」
 クリスタ「はい!」サッ
 ユーク「おぉ、これは!」
 クリスタ「えへへ、上手く出来たでしょ?」
 ユーク「…凄く上手だ」マジマジ
 
- 
                  - 118 : : 2014/02/13(木) 23:06:18
 クリスタ「喜んでもらえて良かったぁ」ニコニコ
 アニ(…凄い。見た事はないけど、実際がこういうのだって雰囲気で感じた)ゾワッ
 ミカサ「ユークもとても恰好良く仕上がっている」
 ユーク「おっ、本当かい?」
 ミカサ「ええ。皆から注目され過ぎなければいいけれど」クスリ
 アニ「……!」ピクリ
 
- 
                  - 119 : : 2014/02/13(木) 23:07:06
 ユーク「でも、あくまでお化粧だからね。実際の俺は、こうも恰好良くはないよ」
 アニ「そ、そんな事ない!」
 ユーク「……!」チラ
 アニ「あ…」
 ミカサ(アニ、珍しい)
 アニ「な、何でもない…///」カァァ
 
- 
                  - 120 : : 2014/02/13(木) 23:07:23
 ユーク(アニ…)ジッ
 アニ「ほ、ほら、次行こうよ」アセアセ
 マルコ「あっ!そうだ、ユーク。それにエレン」
 エレン「ん?」
 ユーク「何だい、マルコ?」
 マルコ「君達の衣装なんだけど、まだ残っていたんだよ」
 
- 
                  - 121 : : 2014/02/13(木) 23:07:44
 ユーク「え、まだ何かあったのかい?」
 マルコ「うん。持って来たんだけど、これだよ」スッ
 エレン「なんだ、これ?」
 マルコ「ドラキュラが着ける仮面だね」
 ユーク「なんで、仮面があるんだ?」
 マルコ「元々、顔を隠す生き物らしいよ」
 
- 
                  - 122 : : 2014/02/13(木) 23:08:18
 エレン「へぇ、それは知らなかったな」
 マルコ「それで、どうする?」
 ユーク「うーん。折角、メイクをしてもらったのに、隠しちゃうのも心苦しいしね」
 クリスタ「私は気にしないよ?」
 ミカサ「それに、敢えて初めは顔を隠していた方が、仮面を外した時の反動が大きい」
 ミカサ「皆はきっと、その仮面の下の顔に驚くはず」
 
- 
                  - 123 : : 2014/02/13(木) 23:09:01
 ユーク「なるほどね。そういう見方もあるか」
 エレン「なら、俺は着けるよ」
 ユーク「俺も貰う。ありがとう」パシッ
 マルコ「どういたしまして」
 ユーク「じゃあ、初めは着けて行動して、頃合いを計って仮面を取る事にしようか」
 エレン「あぁ。その辺の判断はユークに任せる」
 
- 
                  - 124 : : 2014/02/13(木) 23:09:40
 ミカサ「では、2人のメイクもこれで終わった」
 ミカサ「ので、次はここで私達が着替える」
 ジャン「…そうだな。俺達もさっさと着替えてくるわ」
 マルコ「そ、そうだね。時間も迫っているし」
 ジャン「ほら、女子の着替えの邪魔になるから、行くぞ、お前ら」
 マルコ「君達も支度しっかりね!」
 
- 
                  - 125 : : 2014/02/13(木) 23:10:28
 ミーナ「うん。教室の外で待っててね!」
 ミカサ「私達も、なるべく早く支度を済ませる」
 ミカサ「ので、暫くは待ってもらう事になる」
 エレン「いいって、そのくらい」
 ユーク「こっちも楽しみに待っているからさ?」
 ユーク「それじゃあ、外に出ているよ」
 
- 
                  - 126 : : 2014/02/13(木) 23:11:14
 スタスタ ガラッ
 ミカサ「では、私達も少し急ぎましょう」
 クリスタ「私は、最後にちゃちゃっと着替えるから、着替えた人はこっちに来てね!」
 ミーナ「…はい。終わりました!」
 クリスタ「早い!」
 ミカサ「ミーナの早着替え、恐るべし」
 アニ(本当に、いつの間に着替えたんだろ?)
 
- 
                  - 127 : : 2014/02/13(木) 23:12:42
 ミーナ「それじゃあ、クリスタ。私もメイクお願いね?」
 クリスタ「うん。可愛く仕上げるよ!」
 ミーナ「いやぁ、楽しみだなぁ♪」
 クリスタ「お化粧楽しいもんね♪」
 ミカサ(やっぱり、この魔女の衣装…可愛い)ジーーッ
 アニ(これ…着なきゃならないの?)モヤモヤ
 
- 
                  - 128 : : 2014/02/13(木) 23:13:02
 ガサゴソ ノソノソ テキパキ
 ミカサ「クリスタ、私も着替え終えた」
 ミカサ「ので、メイクをお願い」
 クリスタ「うん!ちょうどミーナが終わったところだよ」
 ミーナ「わぁ!凄いね、クリスタ!!」パァァ
 クリスタ「へへっ、どうかな?」
 ミーナ「気に入った!」ニコ
 
- 
                  - 129 : : 2014/02/13(木) 23:14:00
 ミカサ「ええ、やはりとても上手」
 クリスタ「じゃあ、ミカサもここに座って」ササッ
 ミカサ「お願いします」スチャ
 クリスタ「ミカサは、可愛い魔女風だね!」
 ミカサ「わくわく」ウキウキ
 ワイワイ キャッキャッ
 アニ(あぅぅ…この衣装、やっぱり…///)
 
- 
                  - 130 : : 2014/02/13(木) 23:14:41
 ――――――――
 クリスタ「出来ましたーっ!」ジャジャーン
 ミカサ「…おお!」マジマジ
 クリスタ「ミカサは、元々美人さんだから、映えるね!」
 ミカサ「そんな…恥ずかしい…///」テレテレ
 ミーナ「いいなぁ、ミカサ」
 クリスタ「ミーナもだよ?」
 
- 
                  - 131 : : 2014/02/13(木) 23:15:19
 ミカサ「その通り。ミーナだって、可愛い」
 ミカサ「ので、私に限った事ではない」キリッ
 クリスタ「わっ、男前」
 ミカサ「……!」ショボン
 ミーナ「クリスタ、そんな事言ったらだめだよ?」
 クリスタ「あっ、ごめん」アセアセ
 
- 
                  - 132 : : 2014/02/13(木) 23:15:47
 ミカサ「いいえ、大丈夫」グググ
 クリスタ「じゃあ、次はアニだね!」
 ミーナ「アニー、着替え終わった?」キョロキョロ
 アニ「…終わったけどさ」ポツリ
 ミカサ「……」
 クリスタ「あっ、そんなところに」
 
- 
                  - 133 : : 2014/02/13(木) 23:16:10
 ミーナ「早くこっち来なよ」
 アニ「…だって」トボトボ
 ミカサ「……」
 アニ「こんな…恰好なんだもん…///」モジモジ
 クリスタ「わぁ!やっぱり可愛い!!」
 アニ「本当にそう思うのかい?」
 
- 
                  - 134 : : 2014/02/13(木) 23:17:40
 ミーナ「うん。ちょっと“アレ”だけど、似合ってるよ?」
 アニ「『アレ』って何さ」
 ミカサ「大丈夫。とても可愛い」
 アニ「そりゃあ、アンタ達が着ていないから、そう言えるんだよ…実際に着ている私は…」
 クリスタ「もう。そんな事言わずに、早くこっち来てよ」
 ミーナ「そうそう!時間もあんまり無いんだから」
 
- 
                  - 135 : : 2014/02/13(木) 23:18:28
 ミカサ「クリスタも、まだ着替えとお化粧が残っている」
 ミカサ「ので、アニも意気地を見せて、こっちに来るべき」
 アニ「…はい」トボトボ
 クリスタ「それじゃあ、アニも可愛くしなきゃね!」
 ミーナ「アニは、元から可愛いよ?」
 ミカサ「その通り。アニは美人さん」キリッ
 
- 
                  - 136 : : 2014/02/13(木) 23:19:04
 アニ「そんな茶番は、いらないからさ…はぁ」
 クリスタ「そんな表情をしていると、ユークも気にするよ?」
 アニ「…はぁ」タメイキ
 クリスタ「…とりあえず、取り掛かるね!」パッパッパ
 アニ(こんな衣装で…あいつの前に出たくないなぁ…)
 クリスタ(アニは、何を気にしているんだろう…可愛いのに…少し“アレ”だけど)サササ
 
- 
                  - 137 : : 2014/02/13(木) 23:19:43
 ――――――――
 クリスタ「よぉーし。皆、準備できたね」
 クリスタ「ミカサも私のメイク手伝ってくれて、ありがとね?」
 ミカサ「どういたしまして」
 ミーナ「ミカサ、いつの間に練習していたの?」
 ミカサ「以前、教えてもらった」
 (『――番外編―― 第16話』参照)
 ミーナ「へぇ、随分と上達したんだね!」
 
- 
                  - 138 : : 2014/02/13(木) 23:20:23
 ミカサ「それ程でもない」
 アニ「……」モジモジ ソワソワ
 ミカサ「アニもいつまでも緊張していないで、行きましょう」
 ミーナ「ほら、行くよ?」グイ
 アニ「あっ、待ってよ」トテテ
 クリスタ「皆を待たせちゃったもんね」
 
- 
                  - 139 : : 2014/02/13(木) 23:21:02
 ガラッ
 ミカサ「おまたせ」
 クリスタ「皆、準備万端だよ!」
 ミーナ「メイクもばっちり!」
 アニ「……」ソワソワ
 エレン「おっ、出てきたか」
 ジャン「まっ、時間が掛かるのは、おおよそ分かっていたさ」
 
- 
                  - 140 : : 2014/02/13(木) 23:22:10
 マルコ「皆、よく出来ているね!」
 ユーク「…アニは、どうしてミカサの後ろに隠れているの?」
 アニ「そ、そのぉ…」モジモジ
 ミカサ「ほら、アニ。ちゃんと前へ出て」ササッ
 アニ「あっ!避けないでよ、ミカサ!!」パッ
 ユーク「……!」パチクリ
 
- 
                  - 141 : : 2014/02/13(木) 23:22:53
 エレン「……!」パチリ
 ジャン「あー、なるほどな」
 マルコ「確かに、前に出にくいかもね」
 アニ「……///」カァァ
 ユーク「アニ…」
 アニ「……///」プイ
 
- 
                  - 142 : : 2014/02/13(木) 23:23:42
 ミカサ「ほら、ユーク。早く褒めてあげて」
 ミーナ「アニったら、ずっと恥ずかしがっているんだよ」
 アニ「仕方ないでしょ…///」
 ユーク「アニ、良く似合っているよ?」
 アニ「…ほ、本当に?」チラ
 ユーク「あぁ」
 
- 
                  - 143 : : 2014/02/13(木) 23:24:05
 アニ「…なら、いい」
 ユーク「それに、普段はマントで覆っていれば問題ないでしょ?」
 アニ「それは…そうだけど」
 ユーク「ほら、時間も迫っているんだし、俺達主役が行かないと始まらないよ?」スッ
 アニ「…うん」ギュッ
 ユーク「うん」ギュッ
 
- 
                  - 144 : : 2014/02/13(木) 23:24:21
 ユーク「じゃあ、皆も行こうか!」
 ミカサ「ええ。大いに楽しみましょう!」
 ジャン「そうだな。折角のイベントなんだしな」
 クリスタ「頑張ろー!」
 ミーナ「おー!」
 マルコ「僕も気合入れよう!」
 
- 
                  - 145 : : 2014/02/13(木) 23:25:05
 エレン「…そうだな。楽しもうぜ!」
 ミカサ「一体感が出てきた」
 ミカサ「ので、アニにも楽しんでもらう方が、全体として良い」
 ユーク「皆、やる気だよ?」
 ユーク「だからさ、俺達も楽しもうよ!」ニコ
 アニ「…そうだね!」ニコ
 
- 
                  - 146 : : 2014/02/13(木) 23:25:49
 スタスタ トコトコ
 ユーク(でも、実際のアニのこの衣装…)チラ
 アニ「……」トコトコ
 ユーク(俺と同じドラキュラの仮装だろうけど…なんで、こんなに露出度が高いの?)
 アニ「……///」ドキドキ
 ユーク(肩はおろか、胸元寸前まで布がないし。おへそだって、見えるかどうかって感じ)
 アニ「……///」スースー
 
- 
                  - 147 : : 2014/02/13(木) 23:26:26
 ユーク(男性用は、ほぼ黒服で覆われているのに、それに比べて女性用の衣装は…)
 ユーク(スカートすら膝元までの丈だなんて…なんだこの違いは?)
 アニ「……///」ギュッギュッ
 ユーク(おかげで、アニもしばしばスカートや裾《すそ》を引っ張る始末)
 アニ(暫くは、マントで隠していよう…///)ドキドキ パサッ
 ユーク(マントがあるだけ、まだマシと言った所だけど…気持ちとしては不安だ)ソワソワ
 
- 
                  - 148 : : 2014/02/13(木) 23:27:20
 ユーク(俺がこの前、アニに勧めようと思っていた衣装って、こんなだったか?)
 ミカサ(ふふふ、アニの衣装は、私がこっそり借りて取り繕っておいた物)
 ミカサ(アニの露出度を高くして、ユークの反応を楽しみたい♪)
 ユーク(でも、アニと同じくらいに、クリスタの衣装もまた…ねぇ)チラ
 クリスタ(ちょっと、すーすーするけど、可愛いな、この衣装♪)ルンルン
 クリスタ(ジャンは、今、狼男だけど、ちゃんと見てくれているかな?)チラ
 
- 
                  - 149 : : 2014/02/13(木) 23:28:03
 ジャン(魔女の恰好のミカサ…やはり、綺麗だ)チラチラ
 ジャン(今はこんな格好だが、良い演技力で魅了できたら上出来だな)
 ミーナ(ふふ、でもマルコが包帯男を選ぶなんて、意外だったなぁ)
 ミーナ(でも、どんな格好をしていても、マルコはマルコだもんね!)チラ
 マルコ(やっぱり、少し動きにくいなぁ、この恰好)ノソノソ
 マルコ(視界も狭いから、人にぶつからないように注意しなきゃね!)
 
- 
                  - 150 : : 2014/02/13(木) 23:29:51
 ザッ!!
 ユーク「いよいよ、戸の前に来たな」ザッ!
 エレン「ここを出たら、俺達はそれぞれの役になるんだな!」ザッ!
 ジャン「へっ、妙に昂《たかぶ》ってきやがったぜ!」ニヤリ
 クリスタ「私も頑張るよぉ!」グッ
 ミーナ「じゃあ、ミカサ!最後に一言掛け声を!!」チラ
 ミカサ「では、ここから先は、私達が主役。行きましょう!――――」
 ガチャッ! スーーッ!!
 
- 
                  - 151 : : 2014/02/13(木) 23:31:11
 本日分は、ここまで
 
- 
                  - 152 : : 2014/02/14(金) 14:22:25
- >>110そうですよ!これからよろしくお願いします!
 
- 
                  - 153 : : 2014/02/14(金) 19:52:15
 ――Part 2-2――
 ――――兵舎外――――
 ワイワイ ガヤガヤ
 ザッ!
 「おっ、仮装組が出てきたようだぞ」
 「あははっ、個性的な恰好してる!」
 ユーク「やっぱり、注目の的だな」
 アニ(私は、こういうのやっぱり苦手なんだけど)ソワソワ
 ミカサ「ところで、私達は具体的にどうすればいいのだろうか?」
 マルコ「僕達は、訓練兵に配布されたお菓子を少しずつ貰いに行く係りだね」
 ジャン「なんだそりゃ?」
 ユーク「『トリック・オア・トリート』って言って、その意味は…」
 
- 
                  - 154 : : 2014/02/14(金) 19:52:45
 アルミン「『お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ?』って意味だよ?」ヒョコッ
 エレン「おっ、アルミン!」
 ミカサ「アルミンもやって来たの?」
 アルミン「うん。僕は仮装には申し出なかったけど、皆の様子が気になってね!」
 ミーナ「そうだったんだ。で、他の皆の様子はどうなの?」
 クリスタ「私達は、当事者だから分からない事もあるんだよね」
 
- 
                  - 155 : : 2014/02/14(金) 19:53:15
 アルミン「皆、お菓子の配布にも喜んでいるけど、イベントを楽しむ気もあるみたいだよ」
 アルミン「サシャは、お菓子に眼が眩《くら》んで瞑想中だけどね」アハハ
 ユーク「はははっ!光景が見に浮かぶよ」
 ジャン「へっ、全くその通りだな!」ケラケラ
 アルミン「君達は、これから皆のお菓子を回収する係だね!」
 ミカサ「でも、あんまり集め過ぎても、私達にはどうすればいいか分からない」
 
- 
                  - 156 : : 2014/02/14(金) 19:53:46
 アルミン「そういう時の為のこれ!」スッ
 ユーク「これは、袋かい?」
 アルミン「うん。集めたお菓子は、特別、君達の物になる訳じゃなくてね」
 アルミン「まぁ、お腹が空いたら、少しくらい食べても構わないとは思うけど」
 アルミン「この後に食堂で食事会があるから、その時のおやつになるんだよ」
 ミカサ「あの要項には、その様な事は、書いていなかった」
 
- 
                  - 157 : : 2014/02/14(金) 19:54:08
 アルミン「うん。2日ほど前に決まってね!僕が皆に伝えて回っているんだ」
 ミーナ「アルミン1人だと大変じゃない?」
 アルミン「ううん。僕だけじゃなくて、ライナーやユミル達にも手伝ってもらっているよ」
 マルコ「なるほどね。食事会かぁ」
 ジャン「ほぉ、余興としては、楽しそうだな」
 クリスタ「楽しみがまた1つ増えたね!」
 
- 
                  - 158 : : 2014/02/14(金) 19:54:27
 アルミン「そういう訳で、君達には伝えたから、また伝達に回るよ」
 エレン「そっか。頑張れよ!」
 アルミン「うん。僕もまた君達の所に行くからさ!」
 エレン「アルミンの方から、来るのかよ!」ハハッ
 ミカサ「ええ。待っている」コクリ
 アルミン「それじゃあね!」クルッ
 
- 
                  - 159 : : 2014/02/14(金) 19:54:50
 タッタッタ
 ユーク「この袋、結構大きいけど、どれくらい集まるものなんだろうね?」
 ジャン「さぁな?量によっては、持ち歩くのも大変そうだ」
 ミカサ「それならば、一杯になったら、誰かに食堂に運ぶように頼めばいい」
 マルコ「それが良さそうだね」
 ミーナ「あくまで主役は私達!」
 エレン「楽しもうぜ!」
 
- 
                  - 160 : : 2014/02/14(金) 19:55:22
 クリスタ「皆は、これからどうするの?」
 アニ「皆で固まっていても何だし、とりあえず、別れるかい?」
 ユーク「そうだな。2人組くらいで居た方がいいかもな」
 アニ「あっ、じゃあ…」
 エレン「じゃあ、ユーク、俺と行こうぜ!」
 ユーク「ん?」
 
- 
                  - 161 : : 2014/02/14(金) 19:55:40
 アニ(あ、あぅ…)シュン
 ミカサ「……」
 ユーク「…いいぞ。“初め”はな?」
 アニ「……!」ピクリ
 ミカサ「……!」チラ
 エレン「おう。いろんな奴と回りたいもんな!」
 
- 
                  - 162 : : 2014/02/14(金) 19:56:11
 ユーク「そういう事。皆もペアを決めて?」
 アニ(チャンスは…まだある!)グッ
 ミカサ「では、アニ。私達で回りましょう」
 アニ「そうするかい。よろしく」
 ミカサ「ユークとでなくて、残念だった?」ヒソヒソ
 アニ「…少し」
 
- 
                  - 163 : : 2014/02/14(金) 19:56:35
 ミカサ「私も」ニコ
 アニ「……」チラ
 ミカサ「でも、必ずエレンと回って楽しむ!」
 アニ(…うん。それは私だって!)コクリ
 ミカサ「ふふっ、初めは私達で頑張りましょう」
 アニ「そうだね」
 
- 
                  - 164 : : 2014/02/14(金) 19:57:00
 ミーナ「マルコー、私とー!」
 マルコ「勿論、いいよ」ニコ
 ミーナ「わーい、やったー!」パァァ
 クリスタ「じゃあ、私はジャンとだね?」
 ジャン「あぁ、よろしくな!」
 クリスタ「うん。今日は私、頑張るんだぁ!」
 
- 
                  - 165 : : 2014/02/14(金) 19:57:27
 ユーク「それじゃあ、皆、行くぞ!」
 ミカサ「おー!」
 ジャン「よしっ!いっちょ、やってやるか!!」
 マルコ「僕も頑張って演技するよ!」
 エレン「ユーク、俺達も頑張ろうぜ」
 ユーク「あぁ!」
 
- 
                  - 166 : : 2014/02/14(金) 19:58:06
 スタスタ トコトコ
 「あっ、来た来た!」タタタッ
 「本格的だなぁ!」タタタッ
 エレン「なぁ、向こうから近付いてきたぞ?」
 ユーク「ははっ、珍しいものには食い付きがいいみたいだ」
 女子訓練兵A「ねぇねぇ、お菓子欲しい?」
 女子訓練兵B「貰って、貰って!」キャッキャッ
 エレン「おいおい、そっちから向けてくるのかよ」
 ユーク「まぁまぁ、ここはちゃんと演技しようよ」
 
- 
                  - 167 : : 2014/02/14(金) 19:59:06
 女子訓練兵A「ねぇ、あの台詞言ってよ!」
 女子訓練兵B「こうやって、来たんだからさ!」
 エレン「え、えーと…なんだっけ?」チラ
 ユーク「まぁ、俺が先に言うよ」
 女子訓練兵A「……」ワクワク
 女子訓練兵B「……」ドキドキ
 
- 
                  - 168 : : 2014/02/14(金) 19:59:26
 ユーク「トリート・オア・トリート!」バサッ
 ユーク「お菓子をくれなきゃ、君達の血を戴こう!」キリッ
 女子訓練兵A「わー、恰好いい!」キャーキャー
 女子訓練兵B「貰って、貰ってぇ!!」キャーキャー
 ユーク(…台詞とポーズが気障《きざ》すぎた…少し恥ずかしい…///)カァァ
 エレン「あれ?なんかそれ、違うんじゃないか?」
 
- 
                  - 169 : : 2014/02/14(金) 19:59:47
 ユーク「俺達はドラキュラなんだから、合わせて台詞を変えるくらいがちょうどいいのさ」
 エレン「へぇ、じゃあ、俺も参考にするぞ」
 ユーク「おっ、じゃあ、ここでやってみなよ」
 エレン「お、おう」ドキドキ
 女子訓練兵A「今度は、イェーガー君だね」
 女子訓練兵B「どんな感じにするんだろう?」
 
- 
                  - 170 : : 2014/02/14(金) 20:00:08
 エレン「ト、トリック・オア・トリート…」
 エレン「お菓子をくれなきゃ…え、えーと…駆逐してやる!!」クワッ
 ユーク「あははっ!なんだ、それ?」
 女子訓練兵A「ほんと、おかしぃ!」
 女子訓練兵B「でも、イェーガー君らしい!」
 エレン「は、恥ずかしいな、これ…///」カァァ
 
- 
                  - 171 : : 2014/02/14(金) 20:00:35
 ユーク「俺も恥ずかしかったさ。でも多分、すぐに慣れると思う」
 女子訓練兵A「でも、はい。お菓子あげる!」スッ
 女子訓練兵B「私のも、はい!」スッ
 ユーク「あぁ、受け取るよ」
 エレン「これで1つ目だな」
 ユーク「君達も他のところに行って、楽しんでおいで?」ニコ
 
- 
                  - 172 : : 2014/02/14(金) 20:01:04
 女子訓練兵A「はーい」
 女子訓練兵B「でも、2人とも恰好いいね!」
 ユーク「そんな事ないよ?」
 エレン「別に、顔が特別良い訳でもねぇしな」
 女子訓練兵A「そうかなぁ?」
 女子訓練兵B「ところで、そのメイクはどうやったの?すごく上手!」
 
- 
                  - 173 : : 2014/02/14(金) 20:01:23
 ユーク「これはクリスタに施してもらったんだよ」
 エレン「あいつすげぇよな。こういう事、上手いんだから」
 ユーク「そうだな。元の顔をちゃんと残しつつ、雰囲気は抜群に仕上げてくれるんだよ」
 ユーク「下地が薄いから、ラインがより映える仕様だね」
 女子訓練兵A「へぇ、凄いなぁ」
 女子訓練兵B「私もレンズさんにメイクを習おうかな?」
 
- 
                  - 174 : : 2014/02/14(金) 20:01:44
 ユーク「そう言えば、彼女もきっと喜ぶよ」
 エレン「友達も増えるしな」
 女子訓練兵A「それじゃあ、私達はもう行くね?」
 女子訓練兵B「ばいばーい!」ヒラヒラ
 ユーク「ばいばい」
 エレン「さんきゅーな!」
 
- 
                  - 175 : : 2014/02/14(金) 20:02:21
 「トラス君、恰好よかったね!」
 「イェーガー君の方も負けず劣らずって感じ!」
 ユーク「…どうやら、好評みたいで良かった」
 エレン「俺も少しずつ改良していく」
 ユーク「そうだな。流石に…ははっ…『駆逐してやる』はあんまりだったぞ?」アハハ
 エレン「も、もう言うなよ。言い終わった後、すげぇ恥ずかしかったんだから」アセアセ
 ユーク「そうだな。バリエーションをもっと考えておかないと」
 エレン「他の奴ら、どうだろうな?」キョロキョロ
 
- 
                  - 176 : : 2014/02/14(金) 20:03:06
 ユーク「きっと、上手くやっているんじゃないかな?」
 エレン「あっ、次が来たぞ」
 ユーク「よーっし、コツを掴んで来たから、どんどん回収するぞ!」
 エレン「そうだな。競争するか!」
 ユーク「いいだろう。俺がより上手く演技してやるさ!」
 エレン「俺だって、負けねぇぞ!」
 
- 
                  - 177 : : 2014/02/14(金) 20:03:31
 ――――――――
 ミカサ「私達は、どうしようか」
 アニ「あんまり、自分から出向くのも苦手なんだけどね」
 ミカサ「しかし、自分から動かないと…」
 アニ「あ、男子が何人か来た」
 ミカサ「アニ、ちゃんと準備できている?」
 アニ「だ、大丈夫」ドキドキ
 
- 
                  - 178 : : 2014/02/14(金) 20:03:49
 男子訓練兵A「あの、俺達でいいか?」
 男子訓練兵B「折角の機会だし、あんまり話す機会がないミカサ達とも話したくてな」
 ミカサ「何も問題はない。寧ろありがとう」
 ミカサ「私達も、初めてで戸惑っていた」
 男子訓練兵A「そ、そうか。それは良かった」ホッ
 男子訓練兵B「じゃあ、早速だけど、あの台詞から入ってくれよ」
 
- 
                  - 179 : : 2014/02/14(金) 20:04:14
 ミカサ「ええ。了解した。アニ、一緒に言いましょう?」チラ
 アニ「あ、う、うん」
 ミカサ「アニ、いつまでもマントで隠していてはダメ」
 アニ「だ、だって…」
 ミカサ「恥ずかしいのは、最初だけだから」
 アニ「わ、わかったよ…」スッ
 
- 
                  - 180 : : 2014/02/14(金) 20:04:36
 男子訓練兵A「わっ、派手だな!」
 男子訓練兵B「ミカサの衣装に比べて、何と言うか…露出が高めだな」
 アニ「あぅぅ…だから、嫌だったのに」モジモジ
 ミカサ「アニ、勇気を出して」
 アニ「うぅぅ…じゃあ、さっさと済ませようよ」
 ミカサ「ええ。では、せーのっ!」
 
- 
                  - 181 : : 2014/02/14(金) 20:05:02
 「「トリック・オア・トリート」」ガチガチ
 「「お、お菓子をくれなきゃ、悪戯するぞ?」」ドキドキ
 ミカサ「……///」カァァ
 アニ「……///」カァァ
 男子訓練兵A「え、あ、あぁ…じゃあこれ…///」スッ
 男子訓練兵B(破壊力が…予想以上だった…///)スッ
 ミカサ「ど、どうも…///」ササッ
 アニ「……///」コクリ
 
- 
                  - 182 : : 2014/02/14(金) 20:05:30
 男子訓練兵A「じゃ、じゃあ、俺達、他の所行くわ…///」ソソクサ
 男子訓練兵B(これ以上、ここに居たら、絶対に毒されてしまう…///)ソソクサ
 ミカサ「わ、わかった…///」コクリ
 アニ「……///」コクコク
 ソソクサ ピューッ
 ミカサ「す、少しだけ恥ずかしくなった…///」カァァ
 アニ(私なんて、もっと恥ずかしかったさ…///)カァァ
 
- 
                  - 183 : : 2014/02/14(金) 20:06:02
 「アッカーマンさん、可愛い!」
 「レオンハートさんも!」
 ミカサ「……///」カァァ
 アニ「……///」カァァ
 ミカサ「ア、アニ…///」
 アニ「何だい?///」
 ミカサ「が、頑張りましょう…///」
 アニ「そ、そうだね…///」
 
- 
                  - 184 : : 2014/02/14(金) 20:06:36
 ――――――――
 ユーク(おっ、アニ達も男女問わず、好評みたいだ。良かった、良かった)
 エレン(また何人か来て、色々試したけど、どうもまだしっくりこない…)ウヌヌ
 ライナー「おっ、ユーク、エレン!」
 ユーク「おう、ライナー」
 エレン「ベルトルトも一緒だな」
 ベルトルト「うん。僕も伝達を手伝っていてね」
 
- 
                  - 185 : : 2014/02/14(金) 20:07:00
 ユーク「そうか。お疲れ」
 エレン「お前達もお菓子渡しに来たのか?」
 ライナー「わはは、『渡しに来た』っていうのは、どういう意味だ?」
 ベルトルト「皆の方から、君達に近づいて来ているって事かい?」
 ユーク「その通りだ」
 エレン「おかげで俺達、またここから動いてないんだ」
 
- 
                  - 186 : : 2014/02/14(金) 20:07:30
 ライナー「なるほどな。皆も楽しんでいる証拠だな!」
 ユーク「そうだな。初めは台詞を言うのは恥ずかしかったけど、段々と慣れてきたよ」
 エレン「俺はまだ、しっくりこないんだけどな」
 ユーク「そうそう。エレンが初めに言ったのが『駆逐してやる!』でさ」
 ユーク「来た女の子も、思わず笑っていたよ」アハハ
 エレン「あ、それを言うなって。恥ずかしかったんだから」アセアセ
 
- 
                  - 187 : : 2014/02/14(金) 20:07:58
 ライナー「そうか。女子もちゃんと来るんだな」
 ベルトルト「2人とも、恰好よく決まっているみたいだしね」
 ユーク「衣装とクリスタのメイク、その両方の質の高さのおかげだな」
 エレン「ほんと、ほんと。クリスタの腕は凄いんだぜ?」
 ライナー(こいつら、あんまり自覚ないんだな)
 ベルトルト(君達も元々、顔はいいからね?)
 
- 
                  - 188 : : 2014/02/14(金) 20:08:22
 ユーク「折角、ここまでお膳立てがあるんだし、頑張って演じてみようと思ってな!」
 エレン「あぁ!段々とやる気が出てきたところだ!!」
 ライナー「そうか。なら、俺達の事も驚かせてもらおうか」
 ベルトルト「ちょっと、ライナー」クス
 ライナー「ははっ、いいじゃないか!2人にも自信をつけさせないとな?」ニヤリ
 ベルトルト「僕は知らないからね?」
 
- 
                  - 189 : : 2014/02/14(金) 20:08:52
 ユーク「よしっ!いいだろう」
 エレン「景気づけに、やってやるぞ!」
 ライナー「さぁ、来い!」
 ユーク「エレン、いくぞ?」
 エレン「あぁ!」
 ベルトルト(さて、どうなるのかな?)
 
- 
                  - 190 : : 2014/02/14(金) 20:09:29
 「「トリート・オア・トリート!」」
 「「お菓子はいいから、お前等の血を貰おうか!!」」
 ライナー「おう、いい度胸だ!やれるもんなら、やってみろ!!」クワッ
 ユーク「……!」ビクリッ
 エレン「うわっ!!」ビクリッ
 ライナー「わはは、ざっとこんなもんだ!」ガハハ
 ユーク「くっそ、やられた」ハハ
 エレン「本気で驚いたぞ、この野郎」アハハ
 
- 
                  - 191 : : 2014/02/14(金) 20:09:53
 ベルトルト(ライナー…大人げないよ)ハハ
 ライナー「すまないな!」ワハハ
 ベルトルト「ライナーもからかうのはこのくらいにして、お菓子を渡したらどうだい?」
 ユーク「なんだ。ベルトルトは台詞要らないのか?」
 エレン「折角なんだし、やってやるぞ?」
 ベルトルト「僕は、今のやりとりで十分楽しんだから、大丈夫だよ?」
 
- 
                  - 192 : : 2014/02/14(金) 20:10:19
 ユーク「そうか。確かに端《はた》から見ると、面白い光景だっただろうな!」
 エレン「まさか、俺達が逆に驚かされるとは、誰も思わねぇしな!」
 ベルトルト「そういう事だよ。はい、お菓子どうぞ」スッ
 ユーク「なんか、あやされた気分だが、貰っておく」スッ
 エレン「さんきゅー。だが…くっそう…一矢報いたいな…」グヌヌ
 ライナー「お前らもまだまだって事だ!」ガハハ
 
- 
                  - 193 : : 2014/02/14(金) 20:10:52
 ユーク「なら、お前もさっさとお菓子を差し出せ、こら!」
 エレン「そうだ、そうだ!出せ、出せ!!」
 ライナー「おいおい、それじゃあ、ただの恐喝だな!」ワハハ
 ユーク「あっ、くっそ。またやられた!」
 エレン「どうも、ライナーには頭が上がらないな」
 ライナー「何せ、お前等の兄貴分だからな!まだ当分は、兄貴でいさせてもらうぞ!!」
 
- 
                  - 194 : : 2014/02/14(金) 20:11:23
 ベルトルト「ほら、程々にして、行くよ?」
 ライナー「わっはっは!悪かったな。ほら、菓子だ」スッ
 ユーク「覚えていろよ、ライナー」
 エレン「いつか超えてやるからな!」
 ライナー「楽しみにしているぞ!」ヒラヒラ
 ベルトルト「じゃあ、頑張ってね、2人とも」
 
- 
                  - 195 : : 2014/02/14(金) 20:12:17
 スタスタ スタスタ
 ユーク「ライナーにはやられたけど、俺達も頑張るか!」
 エレン「そうだな。次の客も来たみたいだぞ?」チラ
 女子訓練兵C「きゃー、恰好いいな!」キャーキャー
 女子訓練兵D「私達も驚かせてー!!」キャッキャッ
 ユーク「いいよ。じゃあいくからね?」
 エレン「おう!」
 
- 
                  - 196 : : 2014/02/14(金) 20:13:23
 「「トリート・オア・トリート!」」
 「「お菓子をくれなきゃ、君達の血を――――」」
 
- 
                  - 197 : : 2014/02/14(金) 20:14:21
 今日の分はこれにて終わりですが、最後ちょっと失敗した(笑)
 
- 
                  - 198 : : 2014/02/16(日) 18:40:03
 ――Part 3-1――
 ――――少し離れた所にて――――
 ジャン「おっ、あいつらも頑張ってるみたいだな」
 クリスタ「そうだね!私達も頑張らなきゃ!!」
 ジャン「おうよ。さっさと次が来ねぇもんかな」
 クリスタ「次は誰が来るか、わくわくするね」
 ジャン「そういえば、ユミルはどうしたんだ?」
 クリスタ「確かに、いないね」キョロキョロ
 
- 
                  - 199 : : 2014/02/16(日) 18:40:45
 ジャン「あいつがお前をこの仮装に勧めたんだろ」
 クリスタ「うん。そうだよ」
 ジャン「だったら真っ先に、お前の所に来そうなもんだが…」
 クリスタ「ユミルも伝達係で忙しいんだよ」
 クリスタ「終わったら、きっとすぐに…」
 「クリスタぁーー!」
 ダダダッ!
 
- 
                  - 200 : : 2014/02/16(日) 18:41:13
 ジャン「噂をすれば…ってやつだな」
 クリスタ「いつもながら、声大きいね」
 ズザザーーッ
 ユミル「クリスタぁ!探したぞぉ!!」ダキダキ
 クリスタ「苦しいよぉ」ムギュムギュ
 ジャン「おう、伝達ご苦労だな」
 ユミル「全くだぜ。ライナーの野郎に面倒事を押し付けられてな」
 
- 
                  - 201 : : 2014/02/16(日) 18:41:37
 クリスタ「もう、そんな事言わないの!」
 ユミル「へーへー、だがこうして、クリスタの仮装姿が見られて良かったぜ」
 ユミル「というか、声で判断したが、お前ジャンだよな?」
 ジャン(狼男)「あぁ、そうだ」
 ユミル「誰だか分かんねぇよ!」ケラケラ
 ジャン(狼男)「まぁ、良いじゃねぇか。俺も結構、これが気に入ってるんだよ」
 
- 
                  - 202 : : 2014/02/16(日) 18:41:57
 ユミル「だがやっぱり、クリスタが可愛い!」ダキダキ
 クリスタ「だって、ユミルがこれにしろって…」
 ジャン「なんだ。この露出の高い衣装はお前の差し金かよ」
 ユミル「いいじゃねぇか!こういう機会なんだから、ぱぁーっと行かねぇとな!」
 ジャン「…この恰好、他の奴に見せてもよかったのか?」
 ユミル「今からは、私もクリスタに付き添うから問題ない!!」キリッ
 
- 
                  - 203 : : 2014/02/16(日) 18:42:28
 ユミル「というわけで、クリスタぁ、私と一緒に回ろうぜ!」
 クリスタ「う、うん。それは別に構わないんだけど…」
 クリスタ(本当は、ジャンと2人で居たいんだけど…)
 ジャン「まっ、わざわざ回る必要はねぇんだけどな」
 ユミル「あん?」
 ジャン「俺達が出向かなくても、ここに居りゃあ、向こうから勝手に寄って来るんだよ」
 
- 
                  - 204 : : 2014/02/16(日) 18:42:55
 ユミル「なんだ、そりゃ?」
 ジャン「他の奴らもそうみたいでな」チラ
 ユミル「…みたいだな」
 ジャン「まぁ、珍しいからな」
 ユミル「女神クリスタの存在効果もデカいだろ?」
 ジャン「…だろうな」
 
- 
                  - 205 : : 2014/02/16(日) 18:43:16
 ユミル「つーわけで、やっぱり私も一緒に居ねぇとクリスタを守れねぇ!」
 ジャン「まっ、好きにすればいいと思うが、邪魔はするなよ?」
 ユミル「へっ、大丈夫だっての」ケッ
 男子訓練兵C「あっ、クリスタだ!」
 男子訓練兵D「サキュバスの衣装じゃん。本物みたいだな!」
 ユミル「あん?」ギロリ
 
- 
                  - 206 : : 2014/02/16(日) 18:43:35
 男子訓練兵C「あっ…」タジッ
 男子訓練兵D「うっ…」タジッ
 ジャン(それだよ、“それ”)ハァ
 ユミル「クリスタは唯一の『女神』なんだ!それ以外は認めねぇぞ、こら!!」グルル
 ジャン(その恰好をさせたのは、お前だろ?)
 クリスタ(ユミル、また始まったよ)ハァ
 
- 
                  - 207 : : 2014/02/16(日) 18:44:06
 ユミル「男に用はねぇんだ。ほら、散った、散った!」シッシッ
 男子訓練兵C「し、仕方ないな」ソソクサ
 男子訓練兵D(ユミルが傍に居たら、近づけねぇよ)ソソクサ
 ソソクサ ピューッ
 ユミル「ふぅ、これでよし」ウンウン
 クリスタ「全然、良くないよ!」
 ユミル「クリスタ!?」ビクリッ
 
- 
                  - 208 : : 2014/02/16(日) 18:44:55
 ジャン(お?)
 クリスタ「もう!折角、来てくれたのに、なんで追い払っちゃうの!?」プンプン
 ユミル「い、いや、私は、お前の身を心配して…」ワナワナ
 クリスタ「もしそんな事があったら、ジャンに守ってもらうからいいもん!」
 ユミル「ク、クリスタ…」オロオロ
 クリスタ「邪魔するんなら、ユミルの事、嫌いになっちゃうからね?」プンスカ
 
- 
                  - 209 : : 2014/02/16(日) 18:49:59
 ユミル「わ、悪かったって…もうしないから、な?」ワナワナ
 クリスタ「じゃあ、大人しくしてる事、いい?」メッ!
 ユミル「…はい」シュン
 ジャン(こりゃあ、驚いたな。クリスタは遂にユミルを飼い慣らしたか)
 ユミル「…ジャン」ポツリ
 ジャン「…?」
 
- 
                  - 210 : : 2014/02/16(日) 18:51:04
 ユミル「…こいつの事、ちゃんと守りやがれ」ボソ
 ジャン「あぁ、それくらいなら」
 クリスタ「お願いね、ジャン!」キラキラ
 ジャン(当たり前の事だろ?)ポカン
 ユミル「じゃあ、私は遠くで見守ってるからな」ユラーリユラーリ
 ジャン(ユミルの奴、抜け殻みたいになったな)
 
- 
                  - 211 : : 2014/02/16(日) 18:51:37
 ユラーリユラーリ トボトボ
 クリスタ「それじゃあ、気を取り直して、頑張ろー!」
 ジャン「あぁ、そうだな!」
 クリスタ「でも、やっぱり声を聞かないとジャンだってわかんないよ」アハハ
 ジャン「まっ、いいって事よ」
 クリスタ「次は、誰が来るかなぁ?」ワクワク
 ジャン「そうだな。それは分からねぇが、きっちり驚かせてやらねぇとな!」
 
- 
                  - 212 : : 2014/02/16(日) 18:56:03
 クリスタ「あっ!来た来た!!」
 ジャン(今度も野郎か。やっぱりクリスタ目当てだな、これは)
 クリスタ「トリック・オア・トリート!」
 ジャン(そういや、マルコはちゃんとやってるのか?)チラ
 クリスタ「お菓子をくれなきゃ、悪戯しちゃうよ?」
 ジャン(あいつもミーナと仲良くやってりゃ良いんだが)チラチラ
 
- 
                  - 213 : : 2014/02/16(日) 18:56:23
 ――――――――
 ミーナ(魔女)「じゃじゃーん!トリック・オア・トリートだよ!!」
 マルコ(包帯男)「お菓子をくれなきゃ、酷い目に遭わせるよぉ!!」
 男子訓練兵E「あはは、怖い、怖い!」
 女子訓練兵E「良く出来てるね。上手、上手!」
 ミーナ「じゃあ、お菓子ちょうだい!」ニコ
 マルコ「ミーナ、それちょっと違うよ」アハハ
 
- 
                  - 214 : : 2014/02/16(日) 18:56:54
 男子訓練兵E「いいって、楽しませてもらったし」
 女子訓練兵E「はい、お菓子!」スッ
 ミーナ「ありがとう!」
 マルコ「ユーク達の所も、きっと面白いから行ってみたらどうだい?」
 男子訓練兵E「じゃあ、そうするか!」チラ
 女子訓練兵E「うん。そうしてみる!ありがとう、2人とも」フリフリ
 
- 
                  - 215 : : 2014/02/16(日) 18:57:19
 スタスタ トコトコ
 ミーナ「良いカップルだったね」
 マルコ「本当だね。睦《むつ》まじい」
 ミーナ「私達もあんな風に仲良くなれたらいいなぁ…ってね?」チラ
 マルコ「…!!」ドキン
 ミーナ「ね?」ニコ
 マルコ「うん!」ニコ
 
- 
                  - 216 : : 2014/02/16(日) 18:57:59
 ミーナ「“あの2人”も呆《あき》れるくらいに仲良くなりたいなぁ」
 マルコ「あぁ…“彼ら”の事だね?」
 ミーナ「うん。だって友達だもん!」
 マルコ「僕も“彼”はライバルだからね!」
 ミーナ「よーっし!次も頑張るよ!!」
 マルコ「僕ももっと雰囲気を出してみようかな!」
 キャッキャッ アハハ!
 
- 
                  - 217 : : 2014/02/16(日) 19:45:41
 ――――――――
 ユーク「お付き合いいただき、ありがとう」ササッ ペコリ
 エレン(ユークの奴、どんどん様になっていくな…俺も見習おう)ササッ ペコリ
 女子訓練兵F「いやぁ、良かったね!恋人にしたいくらい恰好よかったぁ」
 女子訓練兵G「うん。2人とも似合ってるね!」
 ユーク「あはは、冗談でもありがとう」ニコ
 エレン「……」
 
- 
                  - 218 : : 2014/02/16(日) 19:46:13
 女子訓練兵F「やっぱり、トラス君はレオンハートさんと付き合ってるの?」
 女子訓練兵G「最近、食堂とかで騒動になってるもんね!」
 ユーク「まぁ、そうだね。その通りなんだけどさ」
 エレン「……」
 女子訓練兵F「イェーガー君もアッカーマンさんが居るものね?」
 エレン「あぁ…そうだな?」
 
- 
                  - 219 : : 2014/02/16(日) 19:46:49
 女子訓練兵G「ほんと、あの2人が羨ましい」
 ユーク「他の人の所へは、行ってみたかい?」
 女子訓練兵F「うん。後、いくつかかな?」
 女子訓練兵G「それじゃあ、行こっか!ばいばーい!!」フリフリ
 ユーク「あぁ、ありがとう」フリフリ
 エレン(とりあえず、ユークに合わせておこう)フリフリ
 
- 
                  - 220 : : 2014/02/16(日) 19:47:35
 「レオンハートさん、羨ましいなぁ」
 「そうだねー。アッカーマンも良い人が居るから羨ましいよ」
 アニ「……」チラチラ
 アニ(ユーク…女子に人気だなぁ)ソワソワ
 アニ(取られたく…ないよ)シュン
 ミカサ「アニ、彼が気になるの?」
 アニ「え?」クルッ
 ミカサ「さっきから、向こうの様子を気にしてばかり」
 
- 
                  - 221 : : 2014/02/16(日) 19:48:29
 アニ「うん…少しだけ」
 ミカサ(少しだけ…ではないはず)ジーーッ
 男子訓練兵F「いやぁ、目の保養になったな!」
 男子訓練兵G「ほんとだな。2人とも可愛いし」
 ミカサ「ありがとう。そう言ってもらえると光栄」
 アニ「…ありがと」
 
- 
                  - 222 : : 2014/02/16(日) 19:49:06
 「じゃあ後は、我らが女神クリスタの所だな!」
 「そこも人気らしいから、順番待ちだろうな、ははっ」
 スタスタ スタスタ
 「ドラキュラ恰好いいー!」
 「はいはい。もう少し待っていてね?」
 
- 
                  - 223 : : 2014/02/16(日) 19:49:36
 アニ(ユーク…)チラチラ
 ミカサ(これは、重傷…うーん、どうしたものか)ジーーッ
 アニ(はぁ…)タメイキ
 ミカサ(アニは最早、目の前の事に集中できていない…それならば、いっそ…)
 ミカサ「アニ、少し彼の所へ行ってみましょう」
 アニ「え?」
 
- 
                  - 224 : : 2014/02/16(日) 19:50:18
 ミカサ「私もエレンと一緒に楽しみたい」
 ミカサ「ので、この機会にペアを交代しましょう」
 アニ「あっ…」ハッ
 ミカサ「どう?」ニコ
 アニ「うん!」パァァ
 ミカサ「では、行きましょう――――」
 トコトコ トコトコ
 
- 
                  - 225 : : 2014/02/16(日) 19:50:55
 ――――――――
 ユーク「人がまだまだ沢山、来ているな」
 エレン「あぁ。いつの間にか、順番待ちになっちまってるな」ハハ
 ユーク「男子もそれなりに来ているけど、女の子も大部分が来てくれたな」
 エレン「それは意外だったな」
 ユーク「本当だな。皆、連ねて『恰好いい』なんてお世辞言ってくれるけど」
 エレン「『似合っている』は、合っているかもしれないけどな!」
 
- 
                  - 226 : : 2014/02/16(日) 19:51:28
 女子訓練兵H「わぁ!凄く本格的!!」キャーキャー
 女子訓練兵I「握手して、握手して!」キャッキャッ
 ユーク「ははっ、俺でよければ」スッ
 エレン「はいよ」スッ
 女子訓練兵H「やったー!トラス君と握手できたー!!」
 女子訓練兵I「私もイェーガー君と初めて喋ったなぁ!」
 
- 
                  - 227 : : 2014/02/16(日) 19:52:16
 エレン「そんなにいいものか?」
 ユーク「衣装の効果もあるのかな?」
 女子訓練兵H「ううん。最近、トラス君の成績が凄いって評判だからだよ!」
 ユーク「なるほど。それも要因だったのか」
 女子訓練兵H「私、トラス君の立体機動を見て、ファンになっちゃったんだぁ!」
 ユーク「それは、ありがとう!」ニコ
 
- 
                  - 228 : : 2014/02/16(日) 19:53:09
 女子訓練兵H「レオンハートがいなかったら、今、告白したんだけどなぁ」
 ユーク「それは…」
 女子訓練兵H「私じゃ…だめかな?」
 ユーク「…ごめんなさい。俺にとっては、彼女が一番大切だから」
 女子訓練兵H「はぁ…残念」
 ユーク「期待に応えられなくて、ごめんね?」
 
- 
                  - 229 : : 2014/02/16(日) 19:53:54
 女子訓練兵I「トラス君、私も握手いいかな?」
 ユーク「それは、喜んで」スッ
 女子訓練兵I「やったー!」ギュッ
 女子訓練兵H「じゃあ、今度はイェーガー君で!」スッ
 エレン「あぁ、構わねぇぞ」ガシッ
 女子訓練兵H「いい記念になるなぁ!」
 
- 
                  - 230 : : 2014/02/16(日) 19:54:41
 キャッキャッ ワイワイ
 アニ(あっ…ユークが…)スタスタ…タタタッ
 ミカサ「アニ、そんなに急がなくても…」タタタッ
 アニ(ユーク…ユーク…)タタタッ
 ミカサ「アニ、慌てては…」
 アニ(私だけを見て欲しいんだよ、ユーク…)
 ミカサ「アニ、足元が覚束《おぼつか》ない…危ない!」
 
- 
                  - 231 : : 2014/02/16(日) 19:56:14
 タタタッ!
 アニ「…あっ!」グキッ グラッ
 ミカサ「アニ!」
 アニ「痛っ!」ズザザ
 ミカサ「アニ、大丈夫!?」
 アニ(ユーク…)ジワァ
 ミカサ(ユーク、こちらへ来て!)ジッ
 
- 
                  - 232 : : 2014/02/16(日) 19:56:56
 ――――――――
 「痛っ!」
 「アニ、大丈夫!?」
 ユーク「…!?」クルッ
 エレン「どうした?」
 ユーク「アニ!!」ダッ
 エレン「アニがどうかしたのか?」
 女子訓練兵H「どうしたの?」
 女子訓練兵I「折角、お菓子渡そうとしたのに」
 
- 
                  - 233 : : 2014/02/16(日) 19:57:31
 ユーク「ごめん、君達。緊急事態だ」
 ユーク「アニが怪我をしたみたいだから、俺は行く。エレン、後は頼んだ」ポイッ
 エレン「お、おう。菓子の事は任せろ」ポカーン
 女子訓練兵H「えぇ、そんなぁ」
 女子訓練兵I「こればかりは、仕方ないって」
 ユーク「ごめんね。それじゃあ!」ダッ
 
- 
                  - 234 : : 2014/02/16(日) 19:57:55
 タタタッ タタタッ
 ユーク「アニ!」ササッ
 アニ「ユーク…」チラ
 ミカサ「ありがとう。すぐに来てくれて」
 ユーク「当たり前だ。それで、どうしたの?」
 アニ「ちょっと、足を捻《ひね》っちゃったみたい」ズキズキ
 ミカサ「きっと、履き慣れない靴で走った所為」
 
- 
                  - 235 : : 2014/02/16(日) 19:59:37
 ユーク「医務室へ行って、手当てをするよ。歩けるかい?」
 アニ「…痛い」ズキズキ
 ユーク「そうか。じゃあ、背中に掴まって?」ササッ
 アニ「度々、ごめん」ギュッ
 ユーク「謝るのは、終わった後でいいから」
 ミカサ「ええ。早く手当をしてあげて」
 
- 
                  - 236 : : 2014/02/16(日) 20:00:07
 ユーク「あぁ。でも、戻れるかどうか分からないから…」
 ミカサ「大丈夫。承知している。私とエレンで頑張るから」コクリ
 ユーク「ありがとう。後は、よろしくお願い」
 ミカサ「……」コクリ
 ユーク「それじゃあ、アニ。行こうか」スクッ
 アニ「うん」ギュッ
 
- 
                  - 237 : : 2014/02/16(日) 20:01:07
 ユーク(捻挫《ねんざ》自体は、すぐに治せる…おそらく、1時間も掛からないだろう)
 アニ(でも、今ここで治すわけにもいかないからね。修復を止めておかないと!)
 ユーク(形式的な手当てだけをして、医務室で修復させよう)
 アニ(それよりも、ユークがすぐに駆けつけて来てくれた…ありがとう)ギューーッ
 ユーク「……」スタスタ
 アニ「……」ギューーッ
 
- 
                  - 238 : : 2014/02/16(日) 20:02:23
 「あっ、またあの2人だね」
 「今度はおんぶか。まぁ怪我したみたいだし、仕方ないよな」
 アニ「……///」カァァ
 ユーク「アニ」チラ
 アニ「……///」モジモジ
 ユーク「恥ずかしがる必要なんて、どこにもないからね?」
 アニ「……!」パチリ
 ユーク「だって、俺達は…」
 
- 
                  - 239 : : 2014/02/16(日) 20:03:18
 アニ「うん…そうだったよね」ギューーッ ムニュ
 ユーク(…衣装の所為で、いつも以上に“当たっている”)ドキドキ
 アニ(ユーク、いつもありがとう)ギューーッ
 ユーク(皆から注目されているけど、後ろめたさなんて何もない)
 アニ(でも、修復を止めておくのも、意識を使うから少し大変だね)
 ユーク(早く行こう。アニの為にも――――)
 
- 
                  - 240 : : 2014/02/16(日) 20:04:20
 今日はここまで。
 明日は37話の後編をお送りします
 
- 
                  - 241 : : 2014/02/20(木) 21:24:10
 ――Part 3-2――
 ――――医務室――――
 コンコンコン ガチャ
 ユーク「失礼します」スタスタ
 アニ「……」ギュッ
 シーン
 アニ「誰も居ないみたいだね」
 ユーク「あぁ。今日は専門医が担当だけど、出払っているみたいだ」
 アニ「それじゃあ、今のうちに」
 ユーク「どれくらい掛かる?」
 
- 
                  - 242 : : 2014/02/20(木) 21:24:31
 アニ「多分、20分くらいあれば終わると思う」
 ユーク「じゃあ、その後に戻ろうか」
 アニ「うん」コクリ
 ユーク「手当をするのは、直し終わってからの方がいいよね?」
 アニ「そうだね。蒸気が出ている間は、なるべく裸足の方がいい」
 ユーク「じゃあ、ベッドに腰掛けようか」
 
- 
                  - 243 : : 2014/02/20(木) 21:24:50
 スタスタ チョコン ポフン
 アニ「ありがと。運んでくれて」
 ユーク「お安い御用さ」
 アニ「……」シューーッ
 ユーク(修復が始まった)
 アニ「ねぇ、話し相手になってよ」
 ユーク「あぁ、いいよ?」
 
- 
                  - 244 : : 2014/02/20(木) 21:25:30
 アニ「……」
 ユーク「さっきは、なんで突然、走り出したんだい?」
 アニ「……」
 ユーク「言えない事?」
 アニ「……」フルフル
 ユーク「じゃあ、なんで?」
 
- 
                  - 245 : : 2014/02/20(木) 21:25:57
 アニ「ユークが…」
 ユーク「俺が?」
 アニ「女の子とばかり…話していたから…」チラ
 ユーク「……!」ピクリ
 アニ「寂し…かったんだよ」ポツリ
 ユーク「アニ…」
 
- 
                  - 246 : : 2014/02/20(木) 21:26:17
 アニ「…それだけ」
 ユーク「大丈夫だよ」ダキッ
 アニ「……」
 ユーク「……」ギュッ
 アニ「私以外…」
 ユーク「……」
 
- 
                  - 247 : : 2014/02/20(木) 21:27:16
 アニ「私以外の女の子に…目移りしないで?」チラ
 ユーク「しないさ」フルフル
 アニ「ユークがさっきから、女の子達に人気だったから…私…」
 ユーク「…うん」コクリ
 アニ「ユークが…取られるんじゃないかって…不安だったんだよ」ダキッ
 ユーク「俺は…アニの事しか見ていないよ?」
 
- 
                  - 248 : : 2014/02/20(木) 21:27:48
 アニ「証拠が…欲しい」
 ユーク「……」コクリ スーーッ
 アニ「うん」コクリ
 ユーク「……」CHU…
 アニ「……」コクリ
 ユーク「…はい」スッ
 
- 
                  - 249 : : 2014/02/20(木) 21:28:09
 アニ「ありがと」ウットリ
 ユーク「他には?」
 アニ「折角、2人きりなんだし…“アレ”…私にも言ってほしい」ジッ
 ユーク「…“アレ”の事かい?」
 アニ「うん。だって、こんな恰好を…しているわけだし」チラチラ
 ユーク「今は、お互いにドラキュラだからね」
 
- 
                  - 250 : : 2014/02/20(木) 21:28:30
 アニ「だから…言って?」ジッ
 ユーク(この衣装でのアニの上目遣いは…効くな)ドキドキ
 アニ「……」ジーーッ
 ユーク「それじゃあ…トリック・オア・トリート」
 ユーク「お菓子をくれなきゃ、アニの血を戴《いただ》くよ?」ニコ
 アニ「お菓子なんて…持ってないよ」
 
- 
                  - 251 : : 2014/02/20(木) 21:29:04
 ユーク「……!」パチクリ
 アニ「だから…血の代わりに…唇を…あげる…///」カァァ
 ユーク「アニ、可愛い」ガバッ
 アニ「あっ!」グラッ
 ユーク(少しだけ…雰囲気に乗せられてみようか)バッ
 アニ(ユークに…押し倒された///)ゴロン ポスン
 
- 
                  - 252 : : 2014/02/20(木) 21:30:35
 ユーク(あくまで…キスだけ)サッ
 アニ(倒す時、ちゃんと頭に手を当ててくれていた…優しい…///)ポーーッ
 ユーク「それじゃあ…思う存分、貰うとしようか」ニッ
 アニ「気障《きざ》だね」クスリ
 ユーク「もう、アニ!」
 アニ「嘘だよ…いいよ?」ギュ
 
- 
                  - 253 : : 2014/02/20(木) 21:31:13
 ユーク「…いただきます」ニコ
 アニ(ユーク…///)ドキドキ
 ユーク「愛しているよ、アニ」
 CHU!
 アニ「んぅ…///」
 ユーク(なんか、少しだけ征服感があって…心地いい)ダキッ
 アニ(んっ…啄《ついば》まれる感じが…寧ろ、気持ちいい…///)ダキッ
 
- 
                  - 254 : : 2014/02/20(木) 21:32:00
 ユーク(今のアニは、この衣装の為もあって…とても魅力的だ)
 ユーク(本当なら、アニのこの綺麗な脚や少しおへそが見えそうなお腹も撫でたいけど)
 ユーク(キスまでって、決めているから…それは、まだ早い)チューーッ
 アニ(ユークに愛されている事が実感できるこの瞬間が…私は大好きっ!)チューーッ
 ユーク(触りたい衝動に駆られるけど…それだけは我慢しなければ…)
 ユーク(いつ、アニを襲ってしまうか分からないから)
 
- 
                  - 255 : : 2014/02/20(木) 21:33:26
 ユーク(そうなれば、きっと後戻りもできず…歯止めも効かなくなってしまうから…)
 アニ(でもユークは…やっぱり触らないのかな?)ドキドキ
 ユーク(今は、キスだけで満足してほしいんだ…アニ)ギューーッ
 アニ「んっ…んぅ…///」ギューーッ
 ユーク「…はぁっ」スッ
 アニ「ぷはぁ…///」ハァハァ
 
- 
                  - 256 : : 2014/02/20(木) 21:33:59
 ユーク「もう1度、いい?」
 アニ「私も…もっと欲しい…///」コクリ
 ユーク「それじゃあ…」CHU…
 アニ(あぁ、幸せ…///)ポーーッ
 ユーク(今日は…キスをしたいと思う衝動が止《や》まないな)ギューーッ
 アニ(ユーク…大好き…///)ギューーッ
 
- 
                  - 257 : : 2014/02/20(木) 21:34:23
 ガラッ ツカツカ
 ユーク「……!」ハッ
 アニ「…!!」ドキリッ
 医務官「む?」チラ
 アニ「あ…///」チラ
 ユーク「す、すみません。この場で」ササッ
 アニ「……///」ムクリ カァァ
 
- 
                  - 258 : : 2014/02/20(木) 21:34:53
 医務室「あー、まぁ、若い者の気持ちは分からんでもない」
 医務室「ただし、こんな場で“発展”はしないでくれよ?」
 ユーク「は、はい。申し訳ありません…///」バッ!
 アニ「……///」プイ
 医務室「敬礼はいいよ。私は手帳を取りに来ただけでね」
 医務室「また、しばらく出ているから、失礼するよ」
 
- 
                  - 259 : : 2014/02/20(木) 21:35:19
 ガラッ ツカツカ
 ユーク「……///」カァァ
 アニ「……///」カァァ
 ユーク「その…アニ」チラ
 アニ「う、うん…///」ボソリ
 ユーク「ごめんね?」
 アニ「ううん。私も…嬉しかったから…別にいい…///」ボソボソ
 
- 
                  - 260 : : 2014/02/20(木) 21:35:55
 ユーク「続き…する?」
 アニ「今日は…もう満足したよ」フルフル
 ユーク「俺も…少し抑えきれなくて…///」
 アニ「いいって…私もそうだし…///」
 ユーク「あっ!そういえば」
 アニ「どうかした?」
 
- 
                  - 261 : : 2014/02/20(木) 21:36:17
 ユーク「足の怪我…どうなった?」
 アニ「…完治したみたい」
 ユーク「さっき、医務官が入って来た時に、蒸気は…出ていなかったよね?」
 アニ「うん。多分…キ、キスしている時に治っていたんだと思う…///」
 ユーク「はぁ…良かった」ホッ
 アニ「確かに、そうだね」クスッ
 
- 
                  - 262 : : 2014/02/20(木) 21:36:51
 ユーク「じゃあ、手当てのふりだけしておこうか」
 アニ「“ふり”だね?」ニコ
 ユーク「ははっ、皮肉なものだけどね」
 ユーク「救急箱、どこだったかな?」キョロキョロ
 アニ「多分、あそこ」スッ
 ユーク「あぁ、見つけた!」スクッ
 
- 
                  - 263 : : 2014/02/20(木) 21:37:14
 スタスタ ヒョイ
 スタスタ スチャ
 ユーク「はい。脚見せて」
 アニ「もう、治っているけどね」
 ユーク「捻挫したのは、どこら辺だった?」
 アニ「確か、ここ」スッ
 ユーク「じゃあ、テーピングして、包帯を巻いておこうか」
 アニ「面倒だね。こういう工作」
 
- 
                  - 264 : : 2014/02/20(木) 21:37:35
 ユーク「でも必要な事だよ」
 ユーク「この手間は、驚異的な治癒能力の代償さ」
 ユーク「俺達は人間だけど…人類じゃないから」
 アニ「……」
 ユーク「……」サッサッ グルグル
 アニ「……!」ドキリ
 
- 
                  - 265 : : 2014/02/20(木) 21:38:06
 ユーク「……」グルグル
 アニ(この視点だと、スカートが…///)ササッ ギュッギュッ
 ユーク(ん?)チラ
 アニ(み、見ちゃだめ…///)モジモジ ギュッギュッ
 ユーク(スカートを必死に引っ張っているけど…あぁ、そういう事か)ピーン
 アニ(やっぱり、このスカートの丈…短い…///)ドキドキ
 
- 
                  - 266 : : 2014/02/20(木) 21:38:37
 ユーク(見られたくないよね。分かったよ、アニ)プイ グルグル
 アニ(はうぅぅ…///)カァァ
 ユーク(でも、もう少し我慢してね?)グルグル
 アニ(は、早く終わってほしい…///)ドキドキ
 ユーク(アニはやっぱり、普通の女の子なんだよね)キュッキュッ
 アニ(ユーク…早くぅ…///)モジモジ
 
- 
                  - 267 : : 2014/02/20(木) 21:39:04
 ユーク「…はい、完成!」パパーン
 アニ(…はぁ)ホッ
 ユーク「大丈夫だよ。アニの気持ちは分かっているから」ニコ
 アニ「何から何まで、ありがと」ニコ
 ユーク「うん。それで、この後すぐ戻るかい?」
 アニ「体裁的には、もう戻っても大丈夫なの?」
 
- 
                  - 268 : : 2014/02/20(木) 21:39:25
 ユーク「…もう少しだけ、ここに居ても良いと思う」
 アニ「ならさ…」ジッ
 ユーク「分かっているよ。ほら、どうぞ?」ポンポン
 アニ「流石、ユーク」ゴロン ポスン
 ユーク「甘えん坊アニ」ナデナデ
 アニ「いいでしょ…2人きりなんだし」スリスリ
 
- 
                  - 269 : : 2014/02/20(木) 21:40:09
 ユーク「あっ…」
 アニ「…?」チラ
 ユーク「な、何でもない」プイ
 アニ(突然、眼を逸らしてどうしたんだろう?)ジーーッ
 ユーク(アニのこの衣装…胸元が…///)カァァ
 アニ(変なユークっ)ジーーッ
 
- 
                  - 270 : : 2014/02/20(木) 21:43:11
 ユーク(谷間とか…見えてしまうから…下手に下を見られないな…///)ナデナデ
 アニ(やっぱり、ユークの愛撫は心地いい♪)ススッ
 ユーク(あ、脚をずらしたら、もっとダメだ!)
 アニ「あぁー、少し…耳が痒《かゆ》いな?」チラ
 ユーク(何とかして気を逸らした方が良さそうだ)
 アニ「ユーク、だめかい?」ジーーッ
 
- 
                  - 271 : : 2014/02/20(木) 21:43:33
 ユーク「じゃあ、綿棒を探さないとね?」
 アニ「そうだね。確かここには、綿棒しかなかったね」
 ユーク「他人の耳かきをアニに使うなんて、衛生的に却下」
 アニ「くすっ、そうだね」ニコ
 ユーク「アニ、綿棒を取って来て?」
 アニ「うん!」スクッ
 
- 
                  - 272 : : 2014/02/20(木) 21:44:00
 タタタッ
 ユーク(まるで子供みたいに駆け出したな)
 アニ「はい、これ!」スッ
 ユーク「はい、じゃあまた寝転んでね?」
 アニ「よろしく!」ゴロン
 ユーク「懐かしい。ここで耳掃除してあげるのは、春先以来だ」スッスッ ホジホジ
 (『――番外編―― 第1話』参照)
 アニ「相変わらず、アンタは上手だよね」ウットリ
 
- 
                  - 273 : : 2014/02/20(木) 21:44:30
 ユーク「だから、上手くしているつもりもないんだって」ハハハ
 アニ「…もう少し、右の方」チラ
 ユーク「ここ?」ホジホジ
 アニ「うん。そこ…気持ちいい」ナゴミ
 ユーク「アニは本当に好きだね、これが」スッスッ
 アニ「最早、アンタの耳掃除しか受け付けないよ、きっと」
 
- 
                  - 274 : : 2014/02/20(木) 21:44:50
 ユーク「アニが望めば、ずっとしてあげるさ」ホジホジ
 アニ「うん。約束したもんね」
 ユーク「その約束には、これも含まれるからな」スッスッ
 アニ「こっちは、もういいよ。次は反対」ゴロン
 ユーク「はいはい」ナデナデ
 アニ「♪」スリスリ
 
- 
                  - 275 : : 2014/02/20(木) 21:45:15
 ユーク「はい、じっとして」スッ
 アニ「……」ジッ
 ユーク「いくよ?」スッスッ
 アニ「大丈夫。痛くないよ?」ジッ
 ユーク(こう何度も耳掃除してあげたから、アニの耳にも愛着が湧いちゃったな)ホジホジ
 アニ(はぁ…気持ちいい♪)ホンワカ
 
- 
                  - 276 : : 2014/02/20(木) 21:45:58
 ――――――――
 ユーク「もう、終わりでいい?」スッスッ
 アニ「うん。もういいよ」
 ユーク「じゃあ、はい、終わり」スッ
 アニ「ありがと。今回も良かった」ニコ
 ユーク「時間も頃合いだと思うし、戻ろうか」
 アニ「うん。ミカサ達にも負担を掛けちゃったもんね」
 
- 
                  - 277 : : 2014/02/20(木) 21:47:02
 ユーク「彼女達なら、俺達の分もしっかりやってくれているさ」
 アニ「そうだね。頼りになるし」
 ユーク「ほら、行こう」スッ
 アニ「うん」ギュッ
 ユーク「そういえば、アニ達こそ大人気だったそうじゃないか!」
 アニ「そ、そんな事ないよ///――――」
 
- 
                  - 278 : : 2014/02/20(木) 21:48:53
 今日はここまでですね。
 そろそろ、『あほの子クリスタ』を書き始めたいなぁと思う今日この頃...
 
- 
                  - 279 : : 2014/02/21(金) 23:03:45
 ――Part 4-1――
 ――――兵舎敷地内――――
 スタスタ トコトコ
 ユーク「…あれ?」キョロキョロ
 アニ「誰も居ないね」キョロキョロ
 ユーク「もしかして、ここでの余興は終わっちゃったかな?」
 アニ「多分、そうだろうね」
 ユーク「という事は、その後は皆、食堂に集まっているんだろうな」
 アニ「私達も行くんでしょ?」
 
- 
                  - 280 : : 2014/02/21(金) 23:04:06
 ユーク「あぁ。でも、この恰好で…なのかな?」ジロジロ
 アニ「あっ、そっか。皆、もしかして着替えちゃったのかな?」
 ユーク「でも、この短い時間だったから、どうだろうね?」
 アニ「…とりあえず、食堂に行ってみるかい?」
 ユーク「うん。着替えるかどうかは、その後で決めればいいね、きっと」
 アニ(…ミカサ達も居るよね?)
 スタスタ トコトコ
 
- 
                  - 281 : : 2014/02/21(金) 23:04:29
 ――――食堂――――
 エレン「あいつら、まだ来ないのか?」キョロキョロ
 ミカサ「2人は、結局、間に合わなかったみたい」
 アルミン「そっか。アニが怪我しちゃったんだね」
 ミカサ「ええ。それでユークがアニをおぶって医務室へ向かった」
 エレン「まぁ、軽い怪我だといいけどな」
 アルミン「ユークも居るんだし、きっとちゃんと手当てしてあげているさ」
 
- 
                  - 282 : : 2014/02/21(金) 23:06:36
 エレン「そうだな。ユークは器用だからな!」
 アルミン「今日は、担当医が忙しいみたいだけど、大丈夫そうだよね」
 ミカサ「……」モンモン
 エレン「どうしたんだ、ミカサ?」
 ミカサ「いえ、何でもない」
 ミカサ(2人きりの雰囲気に乗せられて、“発展”していなければいいけれど)ソワソワ
 
- 
                  - 283 : : 2014/02/21(金) 23:07:16
 クリスタ「ミカサ!」
 ミカサ「クリスタ。お疲れさま」
 ミーナ「私も居るよ!」ヒョコッ
 アルミン「ミーナもお疲れさま」
 クリスタ「あの2人は、まだ帰ってこないの?」
 ミーナ「少し心配だね」ソワソワ
 
- 
                  - 284 : : 2014/02/21(金) 23:07:42
 ミカサ「大丈夫。ユークが付き添っているから」
 クリスタ「そうだね。なら大丈夫だよね!」
 ミーナ「でもさ…」
 ミカサ「…?」
 ミーナ(魔女)「私達、いつまでこの恰好をしていればいいの?」
 クリスタ(サキュバス)「そうだね。ずっと忙しくて、そのままこっちに来ちゃったもんね」
 
- 
                  - 285 : : 2014/02/21(金) 23:08:09
 ミカサ(魔女)「私は、結構気に入っている」
 エレン(ドラキュラ)「まぁ、俺もかな。もう慣れたっていうか…」
 ユミル「私はクリスタが見られれば、何だっていいさ!」ヒャッハー
 アルミン「ユミルもいつの間に」
 ミーナ「ミカサ達がペアを変えたのをきっかけに、私達もチェンジしたんだよ!」
 クリスタ「次は、私とミーナがペアを組んだんだぁ!」
 
- 
                  - 286 : : 2014/02/21(金) 23:08:35
 ミーナ「なぜか、ユミルもくっついてきたけどね」
 ユミル「当たり前だ。やっぱ、クリスタを守るのは、この私だからな!」フンス
 クリスタ(私は、ジャンとずっと居ても良かったんだけど)
 クリスタ(やっぱり、友達のミーナとも楽しみたかったんだよね!)
 エレン「それで、ジャンはマルコと組んでいたのか?」
 ミーナ「そうだね。どこに行ったんだろ?」キョロキョロ
 
- 
                  - 287 : : 2014/02/21(金) 23:08:56
 スタスタ スタスタ
 ジャン(狼男)「おう、お前らここに居たのか」
 マルコ(包帯男)「この衣装、少し視界が狭くて、探すの苦労したよ」
 アルミン「仕方がないよね。今は、人がいっぱいいるし」
 ジャン「それで、皆で集まって何を話していたんだ?」
 マルコ「ユークとアニが居ないね」キョロキョロ
 ミーナ「まだ、医務室から戻ってきていないんだよ」
 
- 
                  - 288 : : 2014/02/21(金) 23:09:13
 ミカサ「きっと、大丈夫だとは思うけれど…」
 ジャン「まっ、そのうち現れるだろうよ」
 マルコ「そうか。彼らも驚いているかもしれないね」
 ミーナ「そっか。もう表には、誰も居ないもんね」
 アルミン「うん。だからその内、ここに辿り着くよね?」
 エレン「あいつらが間違えて、もう着替えてなけりゃいいけどな」
 
- 
                  - 289 : : 2014/02/21(金) 23:09:37
 ガチャ バタン
 スタスタ トコトコ
 ユーク「遅れてすまない!」
 アニ「…ごめん」
 ミカサ「大丈夫。まだ食事会は始まってはいない」
 アニ「よかった」
 エレン「おっ、ちゃんと衣装のままだな!」
 ユーク「そうか。着替えに戻らなくて、良かったよ」
 
- 
                  - 290 : : 2014/02/21(金) 23:10:06
 ジャン「余計に遅れちまうところだったな!」ケラケラ
 マルコ「アニも怪我は大丈夫かい?」
 アニ「大丈夫さ」
 ユーク「ちゃんと手当てしたからな!」
 クリスタ「2人が居ない分も、私達で補填《ほてん》したよ!」
 アニ「ありがと」
 
- 
                  - 291 : : 2014/02/21(金) 23:10:28
 ユーク「皆にも迷惑を掛けたな。すまない」ペコリ
 マルコ「ううん。大丈夫さ」
 ジャン「まっ、楽しかったしな」
 エレン「そういう事だ。怪我は仕方がない。気にするな」
 ユーク「ありがとう、皆」ジーン
 アルミン「でも、これからまた君達に一仕事あるかもね?」
 
- 
                  - 292 : : 2014/02/21(金) 23:10:54
 ミカサ「…?」
 ユーク「まだ、何かあるのかい?」
 アルミン「うん。折角、皆がこうして衣装姿のままなんだから、最後まで楽しもうよ!」
 マルコ「何か、まだ企画でもあるのかい?」
 ミーナ「ここ、人でいっぱいだよ?」
 アルミン「まぁ、司会みたいな事かな」
 
- 
                  - 293 : : 2014/02/21(金) 23:11:18
 ユーク「そういうのは、アルミンが適役なんじゃないか?」
 アルミン「うん。僕の周囲に居て、進行をサポートしてほしいんだ」
 ジャン「なるほどな。そういう事なら、付き合ってやるか!」
 アルミン「ハロウィンだからね。こういうのもあるんだ」ゴトッ
 ユーク「おっ、ジャコランタン用のかぼちゃだな」
 ミカサ「ジャコランタンとは何だろうか?」
 
- 
                  - 294 : : 2014/02/21(金) 23:12:14
 ユーク「ほら、このかぼちゃ。顔の形にくり抜いてあるでしょ?」
 ユーク「この中の空洞に蝋燭《ろうそく》を立てると、まさしくハロウィンだ!」
 ミカサ「なるほど。『顔かぼちゃ』とだけ思っていて、名称は知らなかった」
 アルミン「今回は、これをたくさん作ったからね」
 サシャ「それで、その中身はどこなんです!?」バッ
 アルミン「うわっ!サシャ、一体、どこから!?」アタフタ
 
- 
                  - 295 : : 2014/02/21(金) 23:12:41
 サシャ「美味しいお話が聞こえてきたので!」
 クリスタ「もう、サシャは食いしん坊なんだから」クスス
 サシャ「えへへ」
 アルミン「ちなみに中身は、かぼちゃパイやスープの具に使われたよ」
 ジャン「なるほどな。食事会のメインは、それらか」
 アルミン「お察しの通りだよ」
 
- 
                  - 296 : : 2014/02/21(金) 23:13:05
 アルミン「あと、君達が回収したお菓子だね」
 アルミン「それは、もう各テーブルに配布してあるんだ」
 ジャン「手際がいいな」
 ユーク「だが、食事の間までも、俺達がこれをいつまでも着ていてもな」
 ユーク「何かの拍子に汚してしまうかもしれないし」
 ミカサ「確かに、それは困る」
 
- 
                  - 297 : : 2014/02/21(金) 23:13:24
 アルミン「まぁ、衣装の事は心配しなくても、洗えば大丈夫さ」
 ミカサ「アルミンにしては、楽観的」クスス
 コニー「おぉ!なんだそのかぼちゃ?恰好いいな!!」キラキラ
 マルコ「コニーも釣られて来たね」
 ライナー「よぉ、皆、揃っているな」ガハハ
 ベルトルト「お疲れ様」
 
- 
                  - 298 : : 2014/02/21(金) 23:13:52
 ユーク「よぉ、2人とも!」
 エレン「そういや、さっきのは忘れてねぇからな!」
 ライナー「わはは!いつでもかかってこい」
 ベルトルト「ライナーもそうやって乗って、すぐに焚き付ける…」アハハ
 アルミン「勢揃いだね。それじゃあ、そろそろ始めようかな」
 アルミン「主な司会は、僕が任されているから!」
 
- 
                  - 299 : : 2014/02/21(金) 23:16:26
 ワイワイ ガヤガヤ
 ユーク「皆、それぞれの会話に夢中で気付かないな」
 アニ「こうして大勢いると、かなり騒がしいね」
 エレン「どうするんだ、アルミン?」チラ
 アルミン「あっ、ミカサ。いつもの“アレ”鳴らしてくれない?」
 ミカサ「わかった。すーーっ」
 ミカサ「……」ピーーッ!
 
- 
                  - 300 : : 2014/02/21(金) 23:16:46
 ピーーーーッ!!
 ガヤガヤ シーン…
 ミカサ「これでいいだろうか?」
 アルミン「ありがとう、ミカサ」
 「おっ、始まるのか?」
 「もう、腹減ったよ」
 アルミン「あーあー、皆さん、本日はお疲れ様でした」
 アルミン「今回の余興の為に、仮装をしてくれた彼らの活躍に、まずは拍手!」パチパチパチ
 
- 
                  - 301 : : 2014/02/21(金) 23:17:09
 「おー、そうだな!お疲れ!!」
 「お疲れ様ぁー!」
 パチパチパチ
 エレン「なんか、照れるな」
 ミカサ「素直に受け取っておきましょう」
 アルミン「えー、では、堅苦しいのもこの辺にしまして…」
 アルミン「これより、後夜祭としての食事会を開催します」
 
- 
                  - 302 : : 2014/02/21(金) 23:17:35
 「遂にかー!」
 「いいぞー!」
 ワーワー ガヤガヤ
 アルミン「明日は休暇日ですが、羽目を外しすぎない程度に楽しみましょう!」
 アルミン「それでは、皆さん。かんぱーい!!」イエーイ
 「「「かんぱーい!!」」」
 
- 
                  - 303 : : 2014/02/21(金) 23:18:15
 ワイワイ ガヤガヤ
 アルミン「よし、僕達も食べようか」フーー
 ミカサ「アルミン、とても司会が上手だった」
 エレン「凄ぇな。俺はあんな上手く喋れねぇよ」
 アルミン「えへへ。まぁこういうのは、得意だからね!」
 ユーク「それじゃあ、俺達はこのテーブルで集まって食べようか」
 ライナー「そうだな。いつもの面子《メンツ》で、話も盛り上がるだろう」
 
- 
                  - 304 : : 2014/02/21(金) 23:18:43
 サシャ「どれも美味しそうです!」ジュルリ
 マルコ「サシャには聞こえていないみたい」アハハ
 ミーナ「いいじゃない。本当に美味しそうだし」ニコ
 ユーク「今日は、立食《りっしょく》なんだな」
 アルミン「人が多くなる事は分かっていたし、雰囲気の事も考えてね」
 ミカサ「流石、アルミン。気遣いが出来る」
 
- 
                  - 305 : : 2014/02/21(金) 23:19:19
 ユーク「アニ、隣においで?」
 アニ「言われなくても、行くさ」
 ユーク「そういえば、俺もお腹空いたんだった」グゥゥ
 アニ(お菓子…お菓子…)ジーーッ
 ユーク「今日は豪勢だな」パクパク
 アニ(あ、このお菓子美味しい)サクサク
 
- 
                  - 306 : : 2014/02/21(金) 23:19:57
 ライナー「それで、エレン、ユーク。お前達は、その後の成果はどうだった?」
 エレン「ん?あぁ、まぁ…良かったんじゃないか?」モッグモッグ
 ユーク「男女問わず、割と好評だったみたいだし」
 ユーク「まぁ、これも衣装とクリスタのメイクのおかげかな」ケロッ
 ミカサ(それだけではないというのに)クスリ
 エレン「俺は楽しかったから、この際、何だっていいさ」
 
- 
                  - 307 : : 2014/02/21(金) 23:20:58
 ユーク「エレンは、初めの方は渋っていたけどな?」
 エレン「まぁ、いいだろ。段々と楽しくなってきたし」
 ライナー「そうか。それは何よりだったな」ワハハ
 「あ、ちょっと、いいか?」
 ユーク「ん?」クルッ
 男子訓練兵A「いや、またお前らの衣装姿を見に来たんだよ」
 男子訓練兵B「ミカサとか …アニとか…な?」
 
- 
                  - 308 : : 2014/02/21(金) 23:21:22
 ミカサ「私は、別に構わないけれど?」
 アニ(うっ…あんまり見られたくない)コソコソ
 ユーク(あ、アニが隠れた)チラ
 アニ(ユーク、守って?)チラ
 ユーク(でも、折角、こうして会いに来てくれたんだからさ?)
 アニ(でも、この恰好は…)モジモジ
 
- 
                  - 309 : : 2014/02/21(金) 23:21:48
 ユーク(じゃあ、ほら)スッ
 アニ(…?)
 ユーク(こうやって、見えない所で手を繋いでいてあげるからさ?)
 ユーク(俺も濫《みだ》りに、アニの事を見せびらかしたくはないんだけど)
 ユーク(手を繋いでいる、少しの間だけ。だめ?)
 アニ(…なら…いいよ)コクリ
 
- 
                  - 310 : : 2014/02/21(金) 23:22:05
 ユーク(よく頑張った!)スッ
 アニ(うん…)ギュッ
 男子訓練兵A「あー、やっぱりダメか?」
 男子訓練兵B「それなら、仕方ないけどな」
 ユーク「いや、大丈夫みたい。ね?」チラ
 アニ「う、うん。少しだけなら…」オズオズ
 
- 
                  - 311 : : 2014/02/21(金) 23:22:20
 ミカサ「……」チラ
 男子訓練兵A「おぉ!サンキュー!」
 男子訓練兵B「ついでに、話とかもな」
 ユーク「まぁ、いいんじゃないかな?」
 男子訓練兵A「そういや、ユークともあんまり話した事はなかったよな」
 男子訓練兵B「お前の恰好も似合ってるな!」
 
- 
                  - 312 : : 2014/02/21(金) 23:25:18
 ユーク「あぁ、ありがとう」
 ミカサ「私だって、気に入っている」ドヤァ
 ユーク「はいはい」クスリ
 ワイワイ ペチャクチャ
 アニ(ユークと手を繋いでいると…安心する)
 アニ(私はあまり喋らないけど、ユークが代わりになってくれている)
 アニ(ユーク…いつも私の為に…ありがとう――――)
 
- 
                  - 313 : : 2014/02/21(金) 23:28:36
 次でこの話も終わりです。
 でも、まだ最後に何かありますよ、そりゃあ!
 というわけで、最後まで期待してくれるとありがたいです
 
- 
                  - 314 : : 2014/02/22(土) 19:04:40
 ――Part 4-2――
 ――――しばらくして――――
 男子訓練兵A「それじゃあな!」
 男子訓練兵B「出来れば今度、立体機動のコツ、教えてもらいたいぜ!」
 ユーク「機会があればな」ヒラヒラ
 スタスタ スタスタ
 ユーク「大丈夫、アニ?」チラ
 アニ「……」コクリ
 ミカサ「アニももっと、交流を深めた方がいい」
 
- 
                  - 315 : : 2014/02/22(土) 19:05:14
 アニ(私は別にいいよ。ユークが傍《そば》に居れば、それだけで…)チラ
 ユーク(アニ…終始、手を握ったままだったな…少し痛いくらいだった)ジーン
 ミカサ「それにしても…アニの“それ”」ジーーッ
 アニ「え?」
 ミカサ「やはり、羨ましい」ジーーッ
 アニ「ま、まさか、アンタ…」ゾゾーッ
 
- 
                  - 316 : : 2014/02/22(土) 19:05:33
 ミカサ「……」ニヤリ
 アニ(あ、まずいかも…)ヒヤーリ
 ミカサ「触らせて!」ガバッ
 アニ「いやっ!」バッ
 ミカサ「待てーっ!」ダダダッ
 アニ「だから!嫌だって!!」ダダダッ
 
- 
                  - 317 : : 2014/02/22(土) 19:05:49
 グルグルグル
 ユーク「…なんで、俺を中心に回り続けるんだい?」ハハハ
 ミカサ「ユーク、早くそこを退いて」ハァハァ(←興奮)
 アニ「ぜ、絶対、動いたらダメだから!」ハァハァ(←疲労)
 ユーク「動けないよ、この状況じゃあ…」アキレ
 エレン「また、ミカサが迷惑掛けてるな」ハァ
 アルミン「でもなんか、楽しそうだね!」
 
- 
                  - 318 : : 2014/02/22(土) 19:06:22
 エレン「そうかぁ?」
 女子訓練兵A「あ、あのイェーガー君」オズオズ
 エレン「ん?」
 女子訓練兵B「アッカーマンさんがあの状態だし、ここの席、いいかな?」
 エレン「あぁ、構わねぇぞ?」
 女子訓練兵A「この機会だから、2人と話がしたくてね!」
 
- 
                  - 319 : : 2014/02/22(土) 19:07:12
 女子訓練兵B「うん。普段は話せないからね」
 エレン「そっか。なら、アルミン、外の世界の話をしてやれよ」
 アルミン「え、いいのかい?2人は興味ないかもしれないけど」
 女子訓練兵A「ううん。そんな事ないよ」
 女子訓練兵B「私も実は、興味あるんだぁ!」
 アルミン「じゃあ!長くなるけど、始めるよ?」
 ワイワイ ペチャクチャ
 
- 
                  - 320 : : 2014/02/22(土) 19:07:30
 ――――――――
 ミカサ「はぁ…はぁ…」
 アニ「しつこいよ…アンタ…」ゼェゼェ
 ユーク「…終わった?」
 ミカサ「アニが素直に応じないから」ハァハァ(←今度は疲労)
 アニ「なんで…胸を触られる事に…無抵抗な場合があるのさ」ハァハァ
 ユーク「ほら、もうその辺にしておいてあげて」ドウドウ
 
- 
                  - 321 : : 2014/02/22(土) 19:07:51
 ミカサ「…仕方がない」
 アニ「初めから、襲い掛かってこないでよ」
 ユーク「そういえば、結構時間が経ったけど、これからどうなるんだろうね?」
 ミーナ「なんか、もう1つくらい余興が欲しいね!」ヒョコッ
 ユーク「あっ、ミーナ」
 マルコ「少しずつ、盛り上がりも鎮《しず》まってきた事だしね」
 
- 
                  - 322 : : 2014/02/22(土) 19:08:13
 ユーク「俺の周りでは、騒動事がまた起こったんだけどね」
 ミーナ「うん。見てた、見てた!」
 マルコ「よく分からなかったけど、アニも災難だったね」
 ユーク「それで、余興っていうと、例えばどんな?」
 ミーナ「うーん、“誰かさん”のキスが見たいなぁ(棒)」チラ
 ユーク「え?」
 
- 
                  - 323 : : 2014/02/22(土) 19:08:39
 ワイワイ ガヤガヤ
 ピタッ シーン
 マルコ「ミ、ミーナ?何を言っているんだい?」
 ミーナ「そうだねぇ、例えば…どこかのドラキュラカップルとか」チラ
 アニ「…!!」ドキリッ
 ユーク「……」
 ミカサ(お、これは…!)ワクワク
 アニ(ミ、ミーナ!!)オロオロ
 
- 
                  - 324 : : 2014/02/22(土) 19:09:33
 ガヤガヤ ヒソヒソ
 ミーナ「あー、素敵なのが見たいなぁ…ほっぺでもいいから」
 ユーク「何それ、俺を挑発しているつもりかい?」ニヤリ
 ミーナ「え?何の事か分かんないなぁ」プイ
 アニ「……///」ドキドキ
 ミカサ「はい。私はそれが良いと思います」スッ
 マルコ「ミ、ミカサまで!?」オロオロ
 
- 
                  - 325 : : 2014/02/22(土) 19:32:04
 「ははっ、いいじゃねーか!」
 「私も見たいなぁ!」
 ミーナ「ほら、皆もその気になったんだから、そこのドラキュラカップルは壇上へ!!」
 ユーク「…ミーナ、いつか覚えていなよ?」
 アニ(え?本当にするの!?)ドキドキ
 ミーナ「さぁねぇ?でも、もう断れないでしょ?」ニシシ
 ユーク「あぁ。ここで下手に盛り下げるのも皆に申し訳ないからね」
 アニ(ユ、ユークまでその気なの!?)
 
- 
                  - 326 : : 2014/02/22(土) 19:32:37
 ユーク「アニ、こっちへ」ギュッ スタスタ
 アニ(え、えぇー!?)トテテテ
 ミカサ(ユークの方は、覚悟が出来ているみたいだけれど、アニの方は…)クスッ
 ミーナ(これでまた、恥ずかしがってるアニが見られるね!)ワクワク
 ユーク(実は…少し楽しみだったりするのが、今の俺の心境だ…///)スタスタ
 アニ(な、なんでこんな事に…///)トコトコ
 
- 
                  - 327 : : 2014/02/22(土) 19:33:00
 「どうせなら、それらしい台詞でも言ってみろよ!」
 「私も恰好いい文句が聞きたいなぁ」
 ワイワイ ガヤガヤ
 ユーク「…いいだろう!」ニヤリ
 アニ(ど、どうなっちゃうの?)ドキドキ
 ユーク「アニは、ただ聞いていて?」
 アニ(う、うん…)コクリ
 ユーク(…よし!)スーハー キッ!
 アニ(あ、ユークの眼が…)ドキドキ
 
- 
                  - 328 : : 2014/02/22(土) 19:33:13
 ユーク「皆!今宵は私達の余興に付き合ってくれて、感謝する」
 ユーク「君達から戴いた血は、各々、美味たるものだったよ」
 ユーク「だが、私の欲望はまだ満足に達していなくてね」
 ユーク「それを満たし得る者が今、私の目の前に居る」
 ユーク「アニ、君だ」チラ
 アニ(は、はい…///)ドキドキ
 
- 
                  - 329 : : 2014/02/22(土) 19:33:41
 ユーク「私の最期に相応《ふさわ》しくは、とても愛《いとお》しい君の血に他ならない」
 アニ(わ、私も…///)ポーーッ
 ユーク「アニ、私の愛する君を以って、今宵《こよい》の宴《うたげ》の終焉としよう!」
 アニ(ユ、ユーク…///)ドッキンドッキン!
 ユーク「……」ニコ
 アニ「……!」パチリ
 
- 
                  - 330 : : 2014/02/22(土) 19:34:22
 ユーク「アニ、愛しているよ?」ニコ スーーッ
 アニ(あわわ…///)ギュッ ジッ
 ユーク「……」CHU
 アニ(ほ、ほっぺは…久しぶり…///)
 (『――番外編―― 最終話』参照)
 ユーク「……」スッ ニコニコ
 アニ(み、皆の前で…キスされた…///)カァァ
 
- 
                  - 331 : : 2014/02/22(土) 19:43:20
 「おぉぉお!!」ワーワー
 「素敵ぃー!いいなぁー!!」キャーキャー
 ユーク(セリフが…く、臭過ぎた…終わってみると、この上なく恥ずかしい…///)カァァ
 アニ(あ、ユークも真っ赤だ)ジーーッ
 ユーク(な、なんで…あんな台詞を思いついたんだろう…いや、でも…///)
 アニ(アンタが勝手に言ったのに、何を今更)クスス
 ユーク(でも…これでもう、公《おおやけ》となっただろう…告白される事ももう…)
 アニ(でも…これでユークは…私だけの存在…だよね?///)ウットリ
 
- 
                  - 332 : : 2014/02/22(土) 19:43:52
 ミーナ「にやにや」
 ミカサ「にまにま」
 マルコ「ちょっと、ミーナ。2人が頑張ったのに、それはないよ?」
 ミーナ「うふふ、でもよかったぁ。ちゃんと成功して」ニコニコ
 ミカサ「まさか、本当にやってのけるとは!」
 マルコ(ユーク、とても男らしかったよ。その積極性を僕も見習わなきゃ!)
 
- 
                  - 333 : : 2014/02/22(土) 19:44:18
 ユーク「ほら、アニ。もう降りようか?」
 アニ「うん…///」ポーーッ
 ユーク(壇上に上がるって聞いて、アニのスカートが…少しだけ心配だったけど)
 アニ「……///」トコトコ
 ユーク(多分、大丈夫だったはずだ…皆、キスの方に注目していたはずだし)
 ユーク(こんな時にも…そんな心配事をするなんて…俺は、アニを独占したいんだな)
 
- 
                  - 334 : : 2014/02/22(土) 19:44:52
 スタスタ トコトコ
 ユーク「…ふぅ」
 ライナー「お疲れだな、ユーク」ワハハ
 ベルトルト「まさか、本当にしちゃうとはね」
 ユーク「…ほっぺにしただけだ。別にこれくらい…なんて事もない///」プイ
 ライナー「そうか、そうか」ニタニタ
 ベルトルト(まだ、少しだけ心苦しいけど…2人が幸せそうだから、納得できる)コクリ
 
- 
                  - 335 : : 2014/02/22(土) 19:45:09
 ユーク「ところで、アルミン。実の所、この席はいつまでやっているつもりなんだ?」
 アルミン「ん、そうだね。もうそろそろ、お開きの時間だ」チラ
 ユーク「片付けは、この後にするのか?」
 アルミン「うん。手伝ってくれる人達も調達済みだから、君達はもう着替えてきたら?」
 ユーク「…そうするよ」ハァ
 アニ(私も今日は疲れちゃった)ヘトヘト
 
- 
                  - 336 : : 2014/02/22(土) 19:45:35
 ユーク(さっきの“逢瀬”も…この疲れの内に入っているんだろうな…良い意味で)
 アニ(今日は…まさに“キスの日”だった…///)
 ユーク(明日が休日で、本当に良かったと思う)
 アニ(きっと明日は、寝坊しちゃうかもね)
 ユーク(でも…今日は思い出に残る、良い1日だったと思う)
 アニ(恥ずかしい事も多かったけど、良い1日だったなぁ)
 
- 
                  - 337 : : 2014/02/22(土) 19:46:06
 ユーク「アニ、着替えに行こうか」チラ
 アニ「そうだね」
 ミカサ「私達も一緒に行く」
 エレン「俺もいい加減、メイク落としたいしな」
 クリスタ「楽しかったね!」
 ジャン「あぁ。でも首が痛ぇな」コキコキ
 
- 
                  - 338 : : 2014/02/22(土) 19:46:22
 マルコ「僕もだよ」アハハ
 ミーナ「今日限りだったけど、この衣装が着られて良かったよ!」
 ライナー「おう。片付けは、俺達に任せろ」
 ベルトルト「主役達は、これでお疲れ様だね」
 ユーク「すまないな。お前達こそ、色々と仕事してくれていたみたいなのに」
 アルミン「いいんだよ。僕達は、今日は裏方だからね!」
 
- 
                  - 339 : : 2014/02/22(土) 19:46:40
 ミカサ「では、アルミン達は、これでおやすみなさい」
 アルミン「おやすみ、皆!」
 ライナー「ユーク達は、また部屋でな」
 ベルトルト「明日は、寝坊しても大丈夫だからね」アハハ
 ユーク「じゃあ、この後、将棋でも付き合ってもらおうかなぁ?」チラ
 ベルトルト「え!?そ、それは…」オロオロ
 
- 
                  - 340 : : 2014/02/22(土) 19:47:04
 アハハハハ!
 ユーク「冗談だ。今日は、さっさと寝よう」
 ベルトルト「……」ホッ
 アルミン(僕もこの後ばかりは勘弁してもらいたい)
 ユーク「ベルトルトもでかい図体のくせに、ビビりやすいなぁ」ニシシ
 ベルトルト「し、仕方ないさ。ユークの相手となると…」オロオロ
 アニ「ほら、いつまでも喋っていないで、行こうよ」グイグイ
 
- 
                  - 341 : : 2014/02/22(土) 19:47:21
 ユーク「わかったよ」ニコ
 アニ「私も今、少し寒いからさ」ブルブル
 ユーク「それはいけないなぁ。俺があっためてあげよう!」ダキッ
 アニ「そ、そういう事を言っているんじゃないよ!///」アセアセ
 ユーク「照れなくてもいいのに」ギューギュー
 アニ「て、照れてなんか…離してよ///」
 
- 
                  - 342 : : 2014/02/22(土) 19:47:48
 ユーク「…早く、行こうか」パッ
 アニ「…うん」コクリ
 ユーク「アニのその衣装、やっぱり少しおかしくない?」スタスタ
 アニ「うん。私も初めは、こんなに布がないとは思っていなかったんだけど…」トコトコ
 ユーク「誰かが、こっそり丈を変えちゃっていたりしてね!」アハハ
 アニ「そうなのかなぁ?」
 
- 
                  - 343 : : 2014/02/22(土) 19:48:13
 アハハ! トコトコ
 ミカサ「…今のは、一体、何だったのだろうか?」
 エレン「まっ、最近のあいつは、ああいう感じなんじゃないか?」
 ミーナ「なんか、私達がしてやられたって感じがする」
 マルコ「そろそろ、僕達も行かないとお風呂に間に合わなくなるよ?」
 ミカサ「それはいけない!お化粧も落とさなければ!!」
 ミカサ「ので、エレン!一緒にお風呂に入りましょう!!」キリッ
 
- 
                  - 344 : : 2014/02/22(土) 19:48:31
 エレン「いや、その手には乗らねぇから」シレッ
 ミカサ「あぅぅ…」シュン
 ミーナ「ミカサもいつも通りだね」
 マルコ「でも心なしか、気分が上がっているのかもしれないね」
 ミカサ「エレン、エレン!」グイグイ
 エレン「いや、流石に風呂はだめだろ。自重しろ」
 
- 
                  - 345 : : 2014/02/22(土) 19:48:53
 ミカサ「ぶーぶー!」コウギ!
 エレン「俺達も着替えに戻るぞ?」
 ミーナ「はーい!」
 マルコ「でも、今日は楽しかったね!」
 クリスタ「私も、私も!」
 ジャン「あぁ、そうだな」
 
- 
                  - 346 : : 2014/02/22(土) 19:49:15
 スタスタ トコトコ
 アルミン「それじゃあ、僕達はもう一仕事だよ!」
 ライナー「よしっ!お前ら、気合入れて臨めよ?」
 ベルトルト「僕達もてきぱきと片づけないと、お風呂に間に合わなくなるからね?」
 「へーい」
 「いやぁ、楽しかったなぁ」
 アルミン(うん!今日は大成功だ!!――――)
 
- 
                  - 347 : : 2014/02/22(土) 19:59:12
 ――――翌朝 食堂――――
 エレン「ねむ…」ウトウト
 ユーク「ふぁぁ…おはよう」
 ミカサ「おはよう、エレン、ユーク」
 エレン「よぉ…」ウトウト
 ユーク「まだ少し眠いね」
 ミカサ「ええ。私も疲れが少々、残っている」
 
- 
                  - 348 : : 2014/02/22(土) 19:59:25
 ユーク「アニは…」チラ
 アニ「Zzz」スピーー
 ユーク「まだ寝ている」
 ミカサ「一応、着替えはさせて連れてきた」
 ユーク「ありがとう。放っておくと、いつまでも起きてこないからね」
 エレン「いやぁ、昨日は疲れた」ノビーッ
 
- 
                  - 349 : : 2014/02/22(土) 19:59:46
 ミカサ「でも、とても楽しかった」
 ユーク「ミカサは、あの衣装がとても気に入っていたみたいだったしね」
 ミカサ「ええ。一目見て可愛いと思い、あれを選んだ」
 ユーク「でもアニの衣装は、なんであんな布が少なかったんだろう?」
 ユーク「クリスタのは、まぁ分かるんだけど…アニのは少し疑問が…」
 ミカサ「けれど、そのおかげでアニの綺麗な肢体が少し露《あら》わになった」
 
- 
                  - 350 : : 2014/02/22(土) 19:59:59
 ユーク「うん。まぁ、目を奪われたね」
 ミカサ「正直でよろしい」
 ユーク「でも、あまり大っぴらに見せたいものでもなかったよ…」
 ミカサ「…なぜ?」
 ユーク「だって…勿体無いじゃないか」ムスッ
 ミカサ「……!」
 
- 
                  - 351 : : 2014/02/22(土) 20:00:17
 ユーク(アニは…俺の大切な人…なんだから)
 ミカサ「ふふっ」クスス
 ユーク「ん?」
 ミカサ「いいえ。貴方の心の内が読めてしまったから…」クスクス
 ユーク「…今の俺、解り易かったかな?」
 ミカサ「ええ。とても」
 
- 
                  - 352 : : 2014/02/22(土) 20:00:34
 ユーク「でも、本当に綺麗だと思ったよ」
 ミカサ「ええ。私もこっそりと取り繕った甲斐が…あっ!」
 ユーク「…あっ」
 ミカサ「……」プイ
 ユーク「なぜ突然、顔を背けるんだい?」
 ミカサ「こちらへ引き寄せられた為」プーイ
 
- 
                  - 353 : : 2014/02/22(土) 20:00:54
 ユーク「なんだよ。犯人は君だったのか」
 ミカサ「その通り!」
 ユーク「開き直らない」
 ミカサ「……」シュン
 ユーク「でも…良かったよ」
 ミカサ「……!」
 
- 
                  - 354 : : 2014/02/22(土) 20:01:10
 ユーク「アニが短いスカートを気にして、恥ずかしがる様子も可愛くてね」
 ミカサ「よく見ている」
 ユーク「当たり前さ。大切なんだから」
 ミカサ「ええ」ニコ
 ユーク「まだアニは、寝ているみたいだから、こうして話しているけどね」
 ミカサ「…エレンもいつの間にか、寝てしまっている」チラ
 
- 
                  - 355 : : 2014/02/22(土) 20:01:29
 エレン「Zzz…ぐーぐー」
 ユーク「…そうみたいだな」
 エレン(…寝たふりするしかないだろ。こっちはこんな会話を聞かされてるんだ)
 ユーク「でも、胸元は開けすぎだよ」
 ミカサ「あれくらいが、寧ろいいと思って」
 ユーク「確かに、気持ちが落ち着かなかったけど、皆に見られ過ぎるのも、やっぱり嫌だな」
 
- 
                  - 356 : : 2014/02/22(土) 20:02:01
 ミカサ「わかった。次は気を付ける」
 ユーク「次は、もうそんな小細工は要らないよ」ヒラヒラ
 ミカサ「でもこれで、貴方達は訓練兵の間でも、公《おおやけ》のカップルとなった」
 ユーク「今回は、ミーナにやられたね」
 ミカサ「でもいつかは、彼女も貴方と同じ目に…うへへ」ニヤリ
 ユーク「…それは、楽しみだ…ふふふ」ニヤリ
 
- 
                  - 357 : : 2014/02/22(土) 20:03:20
 エレン(こいつら、こんな事ばっかり話してるのか?)
 アニ「ぐぅぐぅ…///」カァァ
 ミカサ「今日の休日は、どうやって過ごしましょうか?」
 ユーク「とりあえず、午後になったら、街へ散策に行かないかい?」
 ミカサ「それは賛成。4人で行きましょう!」
 ユーク「あぁ。休日は…ようやく始まったばかりだからね!――――」
 進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第4話
 『隠則ち、公の如し』
 La Fin.
 
- 
                  - 358 : : 2014/02/22(土) 20:03:57
 【投稿完了 / シリーズ名 / 話数 / タイトル / URL】
 ――本編――
 【14/02/19 進撃の巨人Another 第38話 『制約』】
 http://www.ssnote.net/archives/8191
 【14/02/17 進撃の巨人Another 第37話 『奪...』】
 http://www.ssnote.net/archives/8190
 【14/01/16 進撃の巨人Another 第36話 『罅《ひび》』】
 http://www.ssnote.net/archives/6412
 【14/01/14 進撃の巨人Another 第35話 『連携』】
 http://www.ssnote.net/archives/6411
 【14/01/12 進撃の巨人Another 第34話 『駒の数』】
 http://www.ssnote.net/archives/5377
 【13/12/31 進撃の巨人Another 第33話 『タイキ』】
 http://www.ssnote.net/archives/5376
 【13/12/24 進撃の巨人Another 第32話 『特質』】
 http://www.ssnote.net/archives/5206
 【13/12/20 進撃の巨人Another 第31話 『敵の敵』】
 http://www.ssnote.net/archives/5204
 【13/12/17 進撃の巨人Another 第30話 『隠す者』】
 http://www.ssnote.net/archives/4699
 【13/12/15 進撃の巨人Another 第29話 『ハツゲン』】
 http://www.ssnote.net/archives/4697
 【13/12/06 進撃の巨人Another 第28話 『キタイ』】
 http://www.ssnote.net/archives/4287
 【13/12/05 進撃の巨人Another 第27話 『夜明け』】
 http://www.ssnote.net/archives/4235
 【13/11/30 進撃の巨人Another 第26話 『蓄積』】
 http://www.ssnote.net/archives/3742
 【13/11/27 進撃の巨人Another 第25話 『帰る先』】
 http://www.ssnote.net/archives/3554
 【13/11/23 進撃の巨人Another 第24話 『隠れる』】
 http://www.ssnote.net/archives/3249
 【13/11/21 進撃の巨人Another 第23話 『行き互い』】
 http://www.ssnote.net/archives/3189
 【13/11/18 進撃の巨人Another 第22話 『次世代』】
 http://www.ssnote.net/archives/2988
 【13/11/15 進撃の巨人Another 第21話 『鍵《ヒント》』】
 http://www.ssnote.net/archives/2740
 
- 
                  - 359 : : 2014/02/22(土) 20:04:09
 【13/11/10 進撃の巨人Another 第20話 『懐古、そして展望』】
 http://www.ssnote.net/archives/2440
 【13/11/08 進撃の巨人Another 第19話 『待つ者』】
 http://www.ssnote.net/archives/2307
 【13/11/06 進撃の巨人Another 第18話 『以心』】
 http://www.ssnote.net/archives/2219
 【13/11/05 進撃の巨人Another 第17話 『志と命』】
 http://www.ssnote.net/archives/2140
 【13/11/04 進撃の巨人Another 第16話 『選ぶ』】
 http://www.ssnote.net/archives/2041
 【13/11/03 進撃の巨人Another 第15話 『悪癖』】
 http://www.ssnote.net/archives/1992
 【13/11/02 進撃の巨人Another 第14話 『クチは...』】
 http://www.ssnote.net/archives/1943
 【13/11/01 進撃の巨人Another 第13話 『ドウキ』】
 http://www.ssnote.net/archives/1886
 【13/10/31 進撃の巨人Another 第12話 『人柄』】
 http://www.ssnote.net/archives/1841
 【13/10/30 進撃の巨人Another 第11話 『危機と嬉々』】
 http://www.ssnote.net/archives/1815
 【13/10/29 進撃の巨人Another 第10話 『見上げる先』】
 http://www.ssnote.net/archives/1748
 【13/10/28 進撃の巨人Another 第9話 『辛辣』】
 http://www.ssnote.net/archives/1702
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第8話 『本物』】
 http://www.ssnote.net/archives/805
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第7話 『捨てる』】
 http://www.ssnote.net/archives/800
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第6話 『側』】
 http://www.ssnote.net/archives/796
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第5話 『指令』】
 http://www.ssnote.net/archives/795
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第4話 『再び』】
 http://www.ssnote.net/archives/793
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第3話 『解散式の夜』】
 http://www.ssnote.net/archives/792
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第2話 『見たもの、見るもの』】
 http://www.ssnote.net/archives/791
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第1話 『4人目』】
 http://www.ssnote.net/archives/790
 
- 
                  - 360 : : 2014/02/22(土) 20:04:19
 ――番外編Ⅱ――
 【執筆中 進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第4話】
 http://www.ssnote.net/archives/10085
 【14/02/10 進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第3話】
 http://www.ssnote.net/archives/9406
 【14/02/01 進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第2話】
 http://www.ssnote.net/archives/9101
 【14/01/21 進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第1話】
 http://www.ssnote.net/archives/8195
 
- 
                  - 361 : : 2014/02/22(土) 20:04:31
 ――番外編――
 【14/01/10 進撃の巨人Another ――番外編―― 最終話】
 http://www.ssnote.net/archives/6413
 【13/12/29 進撃の巨人Another ――番外編―― 第17話】
 http://www.ssnote.net/archives/5860
 【13/12/25 進撃の巨人Another ――番外編―― 第16話】
 http://www.ssnote.net/archives/5229
 【13/12/14 進撃の巨人Another ――番外編―― 第15話】
 http://www.ssnote.net/archives/4702
 【13/12/10 進撃の巨人Another ――番外編―― 第14話】
 http://www.ssnote.net/archives/4373
 【13/12/04 進撃の巨人Another ――番外編―― 第13話】
 http://www.ssnote.net/archives/3949
 【13/11/30 進撃の巨人Another ――番外編―― 第12話】
 http://www.ssnote.net/archives/3487
 【13/11/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第11話】
 http://www.ssnote.net/archives/3066
 【13/11/17 進撃の巨人Another ――番外編―― 第10話】
 http://www.ssnote.net/archives/2668
 【13/11/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第9話】
 http://www.ssnote.net/archives/2257
 【13/10/27 進撃の巨人Another ――番外編―― 第8話】
 http://www.ssnote.net/archives/1550
 【13/10/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第7話】
 http://www.ssnote.net/archives/1374
 【13/10/15 進撃の巨人Another ――番外編―― 第6話】
 http://www.ssnote.net/archives/1078
 【13/10/14 進撃の巨人Another ――番外編―― 第5話】
 http://www.ssnote.net/archives/1040
 【13/10/13 進撃の巨人Another ――番外編―― 第4話】
 http://www.ssnote.net/archives/941
 【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第3話】
 http://www.ssnote.net/archives/923
 【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第2話】
 http://www.ssnote.net/archives/878
 【13/10/11 進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話】
 http://www.ssnote.net/archives/845
 
- 
                  - 362 : : 2014/02/22(土) 20:04:42
 ――その他――
 【14/02/07 進撃の巨人Another ――104期相談所編―― 第2話】
 http://www.ssnote.net/archives/5371
 【13/12/08 進撃の巨人Another ――104期相談所編―― 第1話 ユーク「勉強の方法が分からない?」】
 http://www.ssnote.net/archives/4493
 ――雑談――
 【随時更新中 My.Loと進撃の巨人Another】
 http://www.ssnote.net/groups/24
 ――その他情報媒体――
 【随時更新中 SS Pedia記事 『進撃の巨人Another』】
 http://dic.ssnote.net/articles/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BAAnother
 
- 
                  - 363 : : 2020/10/06(火) 15:01:11
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険 
 http://www.ssnote.net/archives/80410
 恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
 http://www.ssnote.net/archives/86931
 害悪ユーザーカグラ
 http://www.ssnote.net/archives/78041
 害悪ユーザースルメ わたあめ
 http://www.ssnote.net/archives/78042
 害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
 http://www.ssnote.net/archives/80906
 害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
 http://www.ssnote.net/archives/81672
 害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
 http://www.ssnote.net/archives/81774
 害悪ユーザー筋力
 http://www.ssnote.net/archives/84057
 害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
 http://www.ssnote.net/archives/85091
 害悪ユーザー空山
 http://www.ssnote.net/archives/81038
 【キャロル様教団】
 http://www.ssnote.net/archives/86972
 何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
 コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
 http://www.ssnote.net/archives/86986
 http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=51
 
- 
                  - 364 : : 2020/10/06(火) 15:02:23
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険 
 http://www.ssnote.net/archives/80410
 恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
 http://www.ssnote.net/archives/86931
 害悪ユーザーカグラ
 http://www.ssnote.net/archives/78041
 害悪ユーザースルメ わたあめ
 http://www.ssnote.net/archives/78042
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 害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
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 何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
 コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
 http://www.ssnote.net/archives/86986
 http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=51
 
- 
                  - 365 : : 2020/10/26(月) 14:11:17
- http://www.ssnote.net/users/homo 
 ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
 http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
 ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
 ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
 ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
 ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
 10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
 みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
 今回は誠にすみませんでした。
 13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
 >>12
 みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
 現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
 私自身の謝罪を忘れていました。すいません
 改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
 今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
 あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
 SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
 本当に今回はすみませんでした。
 ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
 http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
 ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
 56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ごめんなさい。
 58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ずっとここ見てました。
 怖くて怖くてたまらないんです。
 61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
 お願いです、やめてください。
 65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 元はといえば私の責任なんです。
 お願いです、許してください
 67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 アカウントは消します。サブ垢もです。
 もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
 どうかお許しください…
 68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 これは嘘じゃないです。
 本当にお願いします…
 79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ホントにやめてください…お願いします…
 85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 それに関しては本当に申し訳ありません。
 若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
 お願いですから今回だけはお慈悲をください
 89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 もう二度としませんから…
 お願いです、許してください…
 5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
 ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
 本当に申し訳ございませんでした。
 元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
 私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
 今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
 
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