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進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第5話 『顕現せし、覇の素質』

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  1. 1 : : 2014/02/23(日) 21:11:07

    進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第5話


    ――――前回までのあらすじ――――

    秋風が寒さを伝え始めた今日この頃。チカラを発揮し始めた「ユーク・トラス」は、仲間達に頼られる存在を目指し始めた

    アニと共に早朝特訓を開始したユークは、一月遅れのハロウィンイベントの情報を知り、貸衣装を見に行った

    当日、仮装した彼らの前に押し寄せる訓練兵達の行列は留まるところを知らず、アニはユークの人気に不安を募らせる

    夕方から開催された食事会にて、訓練兵達が見守る公の場でほっぺにキスをする事となったユークとアニであった――――


    ―――――――― 
    ―――― 
    ―― 

  2. 2 : : 2014/02/23(日) 21:13:10

    ――Part 1-1――

    ――――ある休日の午前 資料室―――― 

    アルミン「あっ、これなんか面白そうな文献だよ!」

    マルコ「本当かい?」スタスタ

    アルミン「うん。立体機動装置の速度計算理論が記されているみたいだ!」

    マルコ「なるほど。これから立体機動のコツが学べそうだね」

    アルミン「ユークもこっち来て、見てみてよ!」

    ユーク「はいはい。そう急かさなくても、ちゃんと行くさ」スタスタ
  3. 3 : : 2014/02/23(日) 21:13:30

    アルミン「今日は、これを読み解かないかい?」

    マルコ「僕は賛成かな。今後の成績にも反映できるかもね」

    ユーク「あぁ、良いと思うよ?」

    アルミン「じゃあ、早速!」ワクワク

    マルコ「アルミン、楽しそうだね」

    アルミン「うん。本だけじゃなく、論文も読むのは面白いからね!」

  4. 4 : : 2014/02/23(日) 21:13:49

    ―――――――― 

    アルミン「そうか!つまり、より早く移動を行うには、効率性が大事なのか」

    マルコ「その要素として、ガスの噴射タイミングやワイヤーの巻取りが挙げられる、と」

    アルミン「ガスの消費を抑える術として、慣性を利用するって言う記述もあるね」

    マルコ「勉強になるね」

    ユーク(確かに、ミカサも同様の事を俺に教えてくれたな)
    (『――番外編―― 第2話』参照)

    ユーク(ジャンが立体機動の扱いに長けているのも、感覚的に解っているからだろうな)
  5. 5 : : 2014/02/23(日) 21:14:06

    アルミン「でも、やっぱり実戦で行うとなると、これが難しいんだよね」

    マルコ「確かに理論と実戦は、また違うものだからね」

    ユーク(俺もこのチカラが開花して、本格的に立体機動が上達し始めたからな)

    アルミン「ユークはあまり、この話面白くない?」

    マルコ「さっきから、ずっと静かだけど、どうかしたのかい?」

    ユーク「いいや、そんな事ないぞ?」
  6. 6 : : 2014/02/23(日) 21:14:19

    ユーク「2人の話を聞いて、イメージしていたんだよ」

    アルミン「そっか。そういえば、ユークも最近、かなり立体機動が上手くなったよね」

    マルコ「うん。僕もあやかりたいな」

    ユーク「ははっ、止めてくれ。そういう物じゃないよ」

    アルミン「でも、一体、どうして突然?」

    マルコ「ミカサともペアを組む機会がぐっと多くなったよね?」
  7. 7 : : 2014/02/23(日) 21:14:36

    ユーク「ミカサが教官に進言して、俺と組む機会を増やしてくれているんだ」

    アルミン「そうだったんだね」

    マルコ「ミカサもどうして、そんな事を?」

    ユーク「どうも俺を鍛えようって事らしい(建前)」

    アルミン「なんでだろうね?」

    マルコ「さぁ?でも他の訓練でもユークの成績が伸びた事も関係あるのかもね」
  8. 8 : : 2014/02/23(日) 21:14:59

    ユーク(中々、鋭いな。流石、マルコとアルミンだ)

    ユーク(この様子から推察すると、ミカサはチカラの事は公にはしていないのだろう)

    ユーク(それは助かる事だが、俺の方で適当な言い訳を考えるのも面倒だな)

    ユーク(今回の立体機動の論文も繙《ひもと》いてみれば、当たり前の物理法則だ)

    ユーク(物理法則を感覚的に捉える者…ミカサやジャン、コニー、サシャといった類)

    ユーク(反して、アルミンやマルコのような、物理法則を論理的に捉えようとする者)
  9. 9 : : 2014/02/23(日) 21:15:12

    ユーク(今の俺は…一体、どちら側なんだろうか?)

    ユーク(今までの俺は…どっちだっただろうか?)

    ユーク「うぅーん」ナヤミ

    アルミン「…大丈夫?」

    ユーク「ん?」

    マルコ「何か、考え事かい?」
  10. 10 : : 2014/02/23(日) 21:15:29

    ユーク「あぁ、ここの計算式のところで、少し詰まってしまってね」スッ

    ユーク(これも咄嗟《とっさ》の適当な言い訳だけど)

    アルミン「ここは多分、この数式を使えばいいんだよね?」

    マルコ「そうだね。代入すると単位も全て消せるし、間違いないよ」

    ユーク(俺は今、こんな事をしていていいんだろうか?)

    ユーク(折角の休日で、久しぶりに2人に付き合って、こうしているけれど…)
  11. 11 : : 2014/02/23(日) 21:15:53

    アルミン「だから、今度の訓練でこの方法を試してみようと思ってね!」

    マルコ「僕も挑戦してみるよ」

    アルミン「上手く行くといいね」

    マルコ「どちらが上手く出来るか競争だよ!」

    ユーク(アニの事もだけど…俺には…他にもやるべき事があるんじゃないのか?)

    ユーク(その具体的な事は、認識できないけど…何か…俺にとって急務な事が…)
  12. 12 : : 2014/02/23(日) 21:16:16

    アルミン「それじゃあ、これは片づけてくるね!」

    マルコ「あっ、よろしく」

    アルミン「ユークもこの論文、片づけていいかな?」

    ユーク「あぁ、構わないよ?」

    アルミン「それじゃあ、また何か探そうか!」

    マルコ「僕も何か見つけよう!」
  13. 13 : : 2014/02/23(日) 21:16:36

    ユーク(でも、それが何か分からない今は…俺も何か探すか)スクッ

    アルミン「あっ、これなんか新しいかも!」

    マルコ「見せて、見せて!確かにいいかもね」

    ユーク(2人は元気だな…というより無邪気に近い)

    ユーク(彼らの言動が今の俺の心境と異なるのは、抱えている物の大きさが違うから?)

    ユーク(…いや、そんな考え方は2人に対して失礼だ…謙虚になれ――――)

  14. 14 : : 2014/02/23(日) 21:17:07

    ―――――――― 

    アルミン「ふぅ、結構の数を読んだね」

    マルコ「今日もいい勉強になったよ」

    ユーク(いつの間にか、もう昼か)グゥゥ

    アルミン「もう、お昼だし、ご飯食べに行こうか」

    マルコ「賛成。僕もお腹空いちゃった」グーー

    ユーク(結局、頭に引っかかる靄《もや》が何かは分からなかったな)スクッ
  15. 15 : : 2014/02/23(日) 21:17:27


    スタスタ スタスタ


    ユーク(ん?)ピタッ

    ユーク(なぜか、足を止めてしまったな)

    ユーク(原因は、この本か?)スッ

    ユーク(…『視線による精神誘導・暗示に関する報告』?)ジーーッ

    ユーク(なんだ、これは?論文?それとも実験データか?)

    ユーク「……」
  16. 16 : : 2014/02/23(日) 21:17:43

    アルミン「ユーク!何してるの?」

    マルコ「食堂に行かないのかい?」

    ユーク「…ごめん。先に行って」

    アルミン「…?」

    マルコ「何か、借りたい本でも見つけたのかい?」

    ユーク「あぁ、そうだ。だから先に行ってくれ」
  17. 17 : : 2014/02/23(日) 21:17:59

    アルミン「わかったよ?」

    マルコ「じゃあ、席を取っておくからね?」

    ユーク「ありがとう。すぐに追いつく」

    アルミン「じゃあ、行こうか」

    マルコ「そうだね」

    ユーク「……」
  18. 18 : : 2014/02/23(日) 21:19:36


    スタスタ スタスタ


    ユーク「……」

    ユーク(…とりあえず、借りてみるか)

    ユーク(この本から感じた独特な感じ)

    ユーク(この本から…何かを得られそうな気がすると…勘が言っている)

    ユーク(確信はないが…この本が何かを訴えている気がしてやまない)

    ユーク(もしかしたら、この時間も無駄ではなかったのかもしれない――――)

  19. 19 : : 2014/02/23(日) 21:34:02

    パートの振り分け具合の都合で、今日はこの辺で終わりです

    本編も頑張って作ります

    因みにですが、今回からはルールを変えて、番外編のタイトルもはじめに公開する事にしました。

    すでに完成した9話までを読み直した結果、後になってタイトルを示すと価値が下がるものが多いと思い、このような仕様に変更しました。

    過去の番外編についてもタイトルを更新しておきました

  20. 20 : : 2014/02/24(月) 20:11:30
    これがユークの巨人化後の能力に繋がっているのか
  21. 21 : : 2014/02/24(月) 21:47:46
    >>20
    まぁ、これからの展開のお楽しみさ!

  22. 22 : : 2014/02/24(月) 21:48:58

    ――Part 1-2――

    ――――食堂――――

    アルミン「ユーク、こっちだよ」

    マルコ「少し、遅かったね」

    ユーク「すまない。本を部屋に置いてきたんだ」

    アルミン「そうなんだ」

    マルコ「何の本を借りたんだい?」

    ユーク「あぁ…『硬質ブレード中のレアメタル含量と硬度の研究』っていう本」
  23. 23 : : 2014/02/24(月) 21:49:13

    アルミン「それはまた…マニアックだね」

    マルコ「そういう研究もなされていたんだね」

    ユーク(…嘘だ)

    ユーク(なんで俺は…意味もなく嘘をついてしまったんだ?)

    ユーク(…意味があったとでもいうのか?)

    ユーク(とは言っても、今更、訂正する必要性も感じないし、構わないか)
  24. 24 : : 2014/02/24(月) 21:49:35


    トコトコ トコトコ


    ミカサ「こんにちは、3人とも」

    アルミン「やぁ、ミカサ」

    マルコ「今日、会うのは初めてだね」

    ミカサ「ええ。私達もここの席に座っていいだろうか?」

    アニ「私も居るんだ」ヒョコッ

    アルミン「勿論いいよ」
  25. 25 : : 2014/02/24(月) 21:49:47

    マルコ「どうぞ、どうぞ」

    ミカサ「ありがとう」スチャ

    アニ(ユークの隣に座ろう)チョコン

    ユーク「……」シーン

    ミカサ「…ユークの反応がないけれど?」

    アニ(どうしたんだろう?)ジーーッ
  26. 26 : : 2014/02/24(月) 21:50:01

    ユーク「……」

    アルミン「ユーク、ミカサ達も来たよ?」

    ユーク「…?」チラ

    マルコ「ほら、アニも隣に居るよ?」

    ユーク「……」チラ

    アニ「……」ジーーッ
  27. 27 : : 2014/02/24(月) 21:50:18

    ユーク「……!」ハッ

    アルミン「やっと気が付いたの?」

    ミカサ(ユークがアニに気付かないなんて、珍しい)ジーーッ

    ユーク「ごめん。2人が来た事に、本当に気が付かなかった」

    アニ「別にいいけどね」ムスッ

    ミカサ(アニ、あからさまに機嫌が悪い)クスッ
  28. 28 : : 2014/02/24(月) 21:50:37

    ユーク「ごめんよ、アニ」

    アニ「ふんっ」プイ

    ミカサ(アニもまるで子ども)クスス

    アルミン(拗ねちゃった)

    マルコ(今日の彼は、こういう事が多いのかな?)

    ユーク「それで、2人もお昼かい?」
  29. 29 : : 2014/02/24(月) 21:50:52

    ミカサ「ええ。午前中は、アニと共にずっと寝ていた」

    アルミン「早起きのミカサにしては珍しいね」

    ミカサ「偶《たま》には、寝坊もいいと思って」

    マルコ「でも休日にずっと寝ていられるのも、また幸せな事だよね」

    ユーク(俺も前まではそうだったけど…今は、アニと過ごす時間を大切にしたい)

    ユーク(出来る事なら、片時も離れたくはないんだけど)
  30. 30 : : 2014/02/24(月) 21:51:24

    ミカサ「ところで、エレンはまだだろうか?」

    アルミン「エレンはトレーニングしていたよ?」

    ミカサ「そんな!一緒にするって決めたのに」ガーン
    (『――番外編―― 第3話』参照)

    アニ「よくやっているじゃないか」

    ミカサ「どうせなら、ずっと一緒がいい」シュン

    ユーク(ミカサも俺と同じ事を考えている)
  31. 31 : : 2014/02/24(月) 21:51:41

    アルミン「まぁまぁ、偶《たま》にはいいじゃないか。」

    マルコ「エレンも熱心だね」

    アニ「そういえば、アンタ達は午前中、何していたの?」

    ユーク「午前は、資料室で論文を読んでいたんだ」

    アルミン「久しぶりに、3人集まってね!」

    マルコ「楽しかったね!」
  32. 32 : : 2014/02/24(月) 21:51:56

    ミカサ「ろ、論文とは…流石、アルミン達」オロオロ

    アニ(論文なんて、読んでいて何が楽しいんだろう?)ポケーー

    ユーク「読んじゃえば、そんなに難しくはないよ?」

    ミカサ(その読むという事が、億劫《おっくう》だというのに…)ジーーッ

    アニ(ユークは凄いなぁ)ポケーー

    ユーク(アニのこのぽけーっとした顔が見ていて癒される…)ナゴミ
  33. 33 : : 2014/02/24(月) 21:52:19

    ミカサ「むぅぅ、でもエレンが居ないのであれば、仕方がない」

    アルミン「来るまで待っているか、今日は諦めるかだね」

    マルコ「アルミンも中々、酷な事を言うんだね」アハハ

    ミカサ「エレン、まだだろうか?」キョロキョロ ソワソワ

    アルミン「気長に待ったらどう?」

    マルコ「休日だしね」
  34. 34 : : 2014/02/24(月) 21:52:55

    ユーク(休日か…午後からは、どうしようかな?)ポケーー

    アニ(ユーク、午後はどうするんだろう?)チラチラ

    ユーク(さっき借りた本を読むのもいいかもしれないけど…別に今じゃなくてもね)

    アニ(デート…したいなぁ)ソワソワ

    ユーク(それよりも、午前中にアニと居られなかった分を取り戻さないと!)

    アニ(どうせなら、ユークから誘ってほしい)チラチラ
  35. 35 : : 2014/02/24(月) 21:53:15

    ユーク「アニ、午後は空いている?」チラ

    アニ「……!」ドキリ

    ユーク「…?」ジーーッ

    アニ「う、うん。大丈夫だよ」アセアセ

    ユーク「休日だし、ゆったりと街に散歩にでも行く?」

    アニ「い、いいよ。それで…///」コクリ
  36. 36 : : 2014/02/24(月) 21:53:35

    ユーク「ご飯食べた後に、着替えて行く事にしようか?」ニコ

    アニ「そ、そうだね…///」ドキドキ

    ユーク「それじゃあ、さっさと食べちゃおう」パクパク

    アニ(や、やった!ユークは気が利くよね///)パクパク ガチガチ

    ユーク(…そうだよな。休日くらいは、ゆっくりデートでも楽しむものさ)

    アニ(う、嬉しいけど、感情を表に出すわけには…///)ニヤニヤ
  37. 37 : : 2014/02/24(月) 21:54:33

    ミカサ「アニ、全く隠しきれていない」クスリ

    アルミン「いいね、デート」ニコ

    アニ「うっ…けほっ///」ケホケホ

    ユーク「アニ、大丈夫?」チラ ポケーー

    アニ「だ、大丈夫…///」サスサス

    ミカサ(本当に分かり易い)ジーーッ
  38. 38 : : 2014/02/24(月) 21:54:56

    マルコ(僕もミーナを誘って、どこか行こうかな?)

    アルミン「マルコは、ミーナを誘って行かないの?」

    マルコ「むぐっ!」ゴホゴホ

    ミカサ(アルミン、すかさず不意打ち)

    ユーク「なんだ、マルコもか。ちゃんとエスコートしてあげなよ?」ケロリ

    マルコ「う、うん。頑張るよ…///」アセアセ
  39. 39 : : 2014/02/24(月) 21:55:31

    ミカサ(一方、ユークはなぜこうも落ち着いているのだろうか?)

    アルミン(もしかして、ユークは今、眠いんじゃないかな?)

    ユーク(なんか、軽い冷やかしには、すっかり慣れちゃったな)シレーッ

    ユーク(あの本は、夜にでも読む事にしよう)

    ユーク(でも何となく、アルミンには知られたくないから、こっそりさっさと読もう)

    ユーク(でも、今考えるべきは、この後のデートだな…今日はどうしようかなぁ?)


    「ちっ」スタスタ

  40. 40 : : 2014/02/24(月) 21:55:58

    ――――その日の夜 男子寮 自室――――

    ユーク(さて、皆、寝たようだし、あの本を読むか)ペラッ

    ユーク(暗闇でもある程度は読めるけど、目が悪くなってもいけないから灯りは要るな)

    ユーク(誰か起きても、勉強しているって言い訳すればいいし)

    ユーク(念の為、教科書も広げて、カモフラージュもできている)

    ユーク(なんで、こんな工作まで施しているのか、俺自身、甚《はなは》だ疑問だが)

    ユーク(それをさせているのは、やはりこの本の魔力とも言うべきか…)ジーーッ
  41. 41 : : 2014/02/24(月) 21:57:08


    『視線による精神誘導・暗示に関する報告』 著者 C・×・Bl×× & Em××・×e


    ユーク(著者名が褪《あ》せていて分からないけど、内容が解ればそれでいいや)ペラッ

    ユーク(『眼力を込めた視線により、相手の精神に介入し、誘導を行う』…ねぇ)

    ユーク(どうやら、内容は題名そのままのようだな)

    ユーク(本当にそんな事を出来るのか怪しいけど、最後まで流し読みするか)ペラッ

    ユーク「……」ペラッ
  42. 42 : : 2014/02/24(月) 21:57:59

    『視線による精神誘導の基本は、相手の眼との“共鳴”であり、侵略ではない』

    『更に低い声により、低振動数(高波長)の波を脳へ与え、一時的に混乱させる事が可能』


    ユーク「……」ペラッ


    『声のよる音の影響を与える際には、振動数を変化させてはいけない』

    『視線・声による混乱状態から、任意の精神状態への誘導が可能。則ち“暗示”である』


    ユーク「……!」
  43. 43 : : 2014/02/24(月) 21:58:15

    ユーク(…見つけた!ライナーを『戦士』に戻す方法を!!)ガタッ

    アルミン「うぅーん、夜中だけどどうしたの?」

    ユーク「あっ、すまない。少し勉強していて」

    アルミン「わかった。でも、明日は訓練だから程々にね?」モゾモゾ

    ユーク「あぁ。もうすぐ寝るよ」

    アルミン「うん。おやすみぃ…Zzz」スピーー
  44. 44 : : 2014/02/24(月) 21:58:36

    ユーク(…寝たか)スチャ

    ユーク(…もっと、読み解こう!)バッ

    ユーク(これは…今、俺が欲しているモノに違いない!)

    ユーク(これを身に付ける事が出来れば…ベルトルトの苦労も軽減できる!!)

    ユーク(俺が…皆の役に…そして、故郷へ帰る為の役に立てるんだ!)

    ユーク(一字一句、逃さず記憶してやる!そして、この術《すべ》を習得する!!)
  45. 45 : : 2014/02/24(月) 21:59:30


    ペラッ ペラッ


    ユーク(暗示に必要なものは、眼力と一定の振動数をもった声)

    ユーク(これは、この時間帯は無理だけど、眼の方なら!)キッ

    ユーク(とにかく、まずは眼力を鍛える事から始めよう!)

    ユーク(音の方は、イメージトレーニングで経験値を補填《ほてん》しよう)

    ユーク(この数日間は、ひたすらそれに励む事にしよう)

    ユーク(少しずつでいい…確実に身につける事を目標に――――)

  46. 46 : : 2014/02/24(月) 22:02:19

    今日は、ここまで

    ゆきさん主催のリレーSSでは、今日また私の番が回ってきたから、よかったらどうぞ
    つ[http://www.ssnote.net/archives/10538#thread-bottom-navigation]
    私の担当は、128,129の2レス分です
  47. 47 : : 2014/02/25(火) 19:07:57

    ――Part 2-1――

    ――――翌日の午前 談話室――――

    ユーク「…あ、負けた」

    ジャン「よっし!危なかった」ヒヤリ

    アルミン「珍しく、ユークが負けたね」

    マルコ「トランプでも何でも、戦略が絡むと基本的に負けないのにね」

    ユーク「いや、今回は単純に手札が弱かったんだ」ポイッ バララ

    アルミン「…本当だ。ばらばらだね」
  48. 48 : : 2014/02/25(火) 19:08:41

    ユーク「数字も半端で、これじゃあ、『革命』しても全く、意味なんてないさ」

    マルコ「『大富豪』の面白味がない手札だったね」

    ユーク「まぁ、勝負は時の運さ」

    ジャン「負けたんなら、さっさとくじ引け。ほらよ」スッ

    ユーク「なんか、釈然としないが…」

    ジャン「『勝負は時の運』なんだろ?」
  49. 49 : : 2014/02/25(火) 19:09:02

    ユーク「いや、あんな手札とビリ争いしたジャンに言われるとな…」ガサゴソ

    ジャン「うっせーな。俺もお前程じゃなくても手札が弱かったんだよ」

    ユーク「はいはい。俺の負けですよ、“今回は”」ガサゴソ

    ジャン「皮肉言ってねぇで、さっさと罰ゲームして来い」

    ユーク「心臓に悪いんだよね、この罰ゲーム」ヒョイッ ヒョイッ

    ジャン「で、今回は何するんだ?」
  50. 50 : : 2014/02/25(火) 19:09:21

    ユーク「えーと…」ゴソゴソ

    エレン「“誰に”、“何をする”事になったんだ?」

    ライナー「なんか、この方式も定番になって来たな」

    コニー「オレは、罰ゲーム有りは面白いと思うけどな?」

    ベルトルト「偶に無茶な組み合わせになるから、困るんだけどね」

    ジャン「『クリスタ』を『叩く』なんて出ちまったら、それこそ人生終了だな」ケラケラ
  51. 51 : : 2014/02/25(火) 19:09:41

    アルミン「でも、ここにいる僕達の皆の名前も書いてあるから、バラエティーは豊富だよ」

    エレン「まぁ、よっぽど変な組み合わせにならなきゃ、なんとかなるよな」

    ユーク「他人事だと思って…」ハァ

    ライナー「それで、今回は?」

    ユーク「…お!」フムフム

    ベルトルト「どうなったんだい?」
  52. 52 : : 2014/02/25(火) 19:10:31

    ユーク「…まぁ、見ておけよ」スクッ

    エレン「なんだ、教えてくれないのか?」

    ユーク「見てからのお楽しみ」スタスタ

    マルコ「どこに行くんだい?」

    ユーク「多分、この時間だから、食堂に居る可能性が高いんだ」

    ユーク「何も聞かずに、こっそりついて来なよ」
  53. 53 : : 2014/02/25(火) 19:10:54

    エレン「…?」

    ジャン「全く、要領を得ないな」

    アルミン「何て書いてあったんだろうね?」

    マルコ「さぁ?今のところ、彼のみぞ知るって事だけど」

    ユーク(…俺はまだ全然、運に見放されてはいなかったな)ニヤリ

    ユーク(これは俺にとっては、ただの――になるだろうな!)


    スタスタ ゾロゾロ

  54. 54 : : 2014/02/25(火) 19:11:28

    ――――食堂――――

    ミカサ「男子達が見当たらない」

    アニ「どこかで集まって、遊んでいるんじゃないの?」

    ミカサ「折角、こうしてお互いに隣を空けているというのに…」シュン

    アニ「まぁ、気長に待ちなよ。その内、やって来るさ」

    ミカサ「エレン…」

    アニ(ユークもまだかな?)ソワソワ
  55. 55 : : 2014/02/25(火) 19:12:29


    ソローリ ソローリ


    ミカサ「……!」チラ

    ユーク「……」ソローリ

    ミカサ(ユーク、どうしてこっそりと?)ジッ

    ユーク(しーっ!)スッ

    ミカサ「……」コクリ
  56. 56 : : 2014/02/25(火) 19:12:52

    ユーク「……」ソローリ

    ミカサ(アニは、背後にいるユークの存在に、まだ気が付いていないみたい)

    アニ(ユーク…)ソワソワ

    ユーク「アーニっ!」ダキッ

    アニ「きゃっ」ドキリッ

    ユーク「お待たせ」ニコ ダキダキ
  57. 57 : : 2014/02/25(火) 19:13:08

    アニ「な、何しているのさ?」ドキドキ

    ユーク「“アニ”に“抱き付いている”んだけど?」

    アニ「な、なんでそんな事を?」ドキドキ

    ユーク「やらなきゃいけなかったから」

    アニ「い、意味が分からないよ…///」

    ユーク「うん。分からなくていいよ」ギューーッ
  58. 58 : : 2014/02/25(火) 19:13:30

    アニ「ひ、人前だし…離して?///」

    ユーク「…うん。もういいだろうね」パッ

    アニ(全く、何でこんな人が居る時に…///)ドキドキ

    ユーク「突然、ごめんね?それじゃあ、また少し離れるから」

    アニ「え!?」

    ユーク「またすぐに来るよ。それじゃあ!」クルッ
  59. 59 : : 2014/02/25(火) 19:14:22


    スタスタ スタスタ


    アニ(ほ、本当に何だったんだろう?)ドキドキ

    ミカサ「……」ジーーッ

    アニ(う、嬉しいけど…やっぱり、恥ずかしいよ…///)カァァ

    ミカサ(ユークの向かった先に、数人の影がある…もしや)ジーーッ

    アニ(でも、すぐ戻るって言っていたし、もう少しだけ待っていよう)

    ミカサ(…後で、少し問い詰めよう)


    「けっ」イライラ

  60. 60 : : 2014/02/25(火) 19:14:51

    ――――食堂の外――――


    スタスタ


    ユーク「終わったぞ」

    エレン「え?今のか?」

    ユーク「あぁ」

    ジャン「お前は、何してたんだ?」

    ユーク「“アニ”に“抱き付いた”んだが?」ケロッ

    ベルトルト「もしかして、それが罰ゲームのお題って事?」
  61. 61 : : 2014/02/25(火) 19:15:27

    ユーク「流石、ベルトルトは察しがいいな」

    ユーク「おかげで、余計な手間が省ける」

    ライナー「そうか。そういう組み合わせだったのか」

    ユーク「そうだ。この通り」ピラッ

    アルミン「本当だね。対象が『アニ』で内容が『抱き付く』になっているよ」

    ジャン「なんだよ。稀なユークの時のこの組み合わせは…」ギリギリ
  62. 62 : : 2014/02/25(火) 19:16:30

    マルコ「まぁ…何というか」

    エレン「罰ゲームなのか、これ?」

    ユーク「何を言っているんだ。“ご褒美”に決まっているだろ?」ヤレヤレ

    ジャン「ユーク、てめぇ、本音を言いやがったな」

    ユーク「だって、先に教えると『引き直し』とか言われる可能性があったからな」ケロッ

    ユーク「もう既成事実は作ったから、これで俺の“罰ゲーム”は終わりだ」
  63. 63 : : 2014/02/25(火) 19:17:10

    ジャン「お前、たった今、自分で『ご褒美』だって言っただろ」

    ユーク「俺は“罰ゲーム”として“褒美”をもらったんだ。何も問題はない」シレッ

    ジャン「くっそ。こいつに落ち度がないから、何も言い返せねぇ」グヌヌ

    アルミン「まぁ、ユークの“引きが強かった”という事だね」

    マルコ「手札は壊滅的だったのに、何という救済だろうね」アハハ

    コニー「だけど、堂々とすげぇな!普通、あんな大胆にできねぇだろ」
  64. 64 : : 2014/02/25(火) 19:18:26

    ユーク「…アニになら」ボソリ

    エレン「この前も壇上で堂々とキスしてたしな」
    (『――番外編Ⅱ―― 第4話』参照)

    ユーク「あれは、流石に恥ずかしかったけどな」ハハハ

    マルコ「僕も本当にするとは思わなくて、とても驚いたよ!」

    ジャン「くっそ、次だ、次!」

    ジャン「今度こそ、ユークを叩き落としてやる!」
  65. 65 : : 2014/02/25(火) 19:19:06

    ユーク「あっ、俺はもう抜けるよ」ヒラヒラ

    ジャン「は?」

    ユーク「いや、もう昼になったし」

    ユーク「午前に講義が1つ休講になったから、トランプをしていただけだしな」

    ジャン「別に、飯は後でも構わねぇだろ?」

    ユーク「さっき、アニに『すぐ戻る』って言っちゃったし」シレッ
  66. 66 : : 2014/02/25(火) 19:19:57

    ジャン「てめ、この…」ギリギリ

    ユーク「じゃ、きっとミカサもエレンの事を待っているだろうし、連れて行くからな」グイ

    エレン「え、お、おう」スタスタ

    アルミン「諦めなよ、ジャン」

    マルコ「そうそう。ユークの1人勝ちさ」

    ジャン「納得いかねぇ!!」ガァァ!
  67. 67 : : 2014/02/25(火) 19:20:32

    ライナー「俺達もお開きにして、飯食おうぜ」

    ベルトルト「そういえば、お腹減ったね」グゥゥ

    コニー「オレも、オレも!」グーー!

    アルミン「ジャンはどうするの?」

    マルコ「1人でトランプするのかい?」

    ジャン「…飯食いに行くに決まってるだろ」トボトボ


    アハハハ! トボトボ

  68. 68 : : 2014/02/25(火) 19:29:40

    ゆきさん主催のリレーSS
    エレン「同じ夢に向かって」【リレーSS】
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  69. 69 : : 2014/02/26(水) 21:07:39

    ――Part 2-2――

    ――――再び食堂内――――

    ユーク「アニ、ただいま」ヒョコッ

    アニ「あ…」ピタッ

    ミカサ「おかえりなさい」

    ユーク「エレンも連れてきたよ?」

    エレン「すまねぇな、遅れて」

    ミカサ「いいえ、そんな事ない!」パァァ
  70. 70 : : 2014/02/26(水) 21:08:19

    ユーク「とりあえず、配膳を取ってこようか!」

    エレン「そうだな」

    アニ「……///」スッ

    ミカサ(アニ、急に食べるのを止めた。きっと、恥じらいを感じた為)クスッ

    エレン「今日も混んでるな」

    ユーク「時間帯だから仕方ないって」
  71. 71 : : 2014/02/26(水) 21:09:01


    スタスタ スチャ


    ユーク「アニ、隣に座るよ?」コトッ

    アニ「う、うん」コクリ

    エレン「じゃあ、俺は必然的にミカサの隣だな」コトッ

    ミカサ「ええ、勿論」ニコニコ

    ユーク「ふぅ、やっと食べられる」

    エレン「全く、空いた時間だけじゃなく、昼休みも丸々使っちまうところだった」
  72. 72 : : 2014/02/26(水) 21:09:28

    ミカサ「遅かったけれど、何をやっていたの?」

    ユーク「トランプだよ」

    エレン「罰ゲー…むぐっ」モガッ

    ユーク(余計な事は言わなくていい)ジッ

    エレン(そうか。そうだよな、すまん)チラ

    ユーク「……」コクリ
  73. 73 : : 2014/02/26(水) 21:10:00

    ミカサ「どうかしたの?」

    エレン「いや、何でもない」

    ミカサ「何か言いかけたようだけれど」

    エレン「だから、何でもないって。気にするな」

    ユーク「ほら、エレンもこう言っているんだし」

    ミカサ「そう」
  74. 74 : : 2014/02/26(水) 21:10:18

    ユーク(ごめん。流れでエレンの所為になっちゃった)チラ

    エレン(それくらい構わねぇよ)チラ

    アニ「ア、アンタさ…」

    ユーク「…俺?」チラ

    アニ「そう」

    ユーク「…さっきは、ごめんね?」
  75. 75 : : 2014/02/26(水) 21:10:39

    アニ「そうじゃなくて…勉強…教えてほしいんだけど」チラ

    ユーク「うん。それなら任せて!」

    アニ「ありがと…それで、いつなら大丈夫?」

    ユーク「じゃあ、午後の訓練が終わって夕食を食べた後に、一緒に談話室で勉強しようか」

    アニ「うん!」

    ユーク「どの科目?」
  76. 76 : : 2014/02/26(水) 21:11:29

    アニ「座学の『立体機動装置の構造』と『固定砲の計算』の試験のところで」

    ユーク「それならこの前にやったから、教えられるよ」

    アニ「よかった。計算はやっぱり苦手でさ」

    ユーク「アニの苦手を補う為に俺がいるんだから、もっと頼って?」

    アニ「――――」

    ユーク「――――」
  77. 77 : : 2014/02/26(水) 21:12:04

    ミカサ(アニ、とても嬉しそう)

    ミカサ(さっき、咄嗟《とっさ》に食べるのをやめたのも、きっと彼を想っての事)

    ミカサ(そんなアニの様子を見て、つい口元が緩んでしまった)ホッコリ

    ミカサ(しかし他に、さっきエレンが何を言い掛けたのかは、まだ少し気になる)

    ミカサ(ユークが突然、アニに抱き付いて、すぐに戻って行ったのも同様…しかし)

    ミカサ(今は2人の雰囲気を壊さない為にも、問い詰めるのはまた今度にしよう)


    (またか…)イライラ

  78. 78 : : 2014/02/26(水) 21:12:38

    ――――その日の夜 談話室――――

    ユーク「アニ、お待たせ」

    アニ「うん。わざわざすまないね」

    ユーク「アニは、ちゃんと俺が教えてあげないとね?」ニコ

    アニ「~~~///」

    ユーク「ほら、そこの机でやるよ?」スタスタ

    アニ「う、うん。わかった」トテテ
  79. 79 : : 2014/02/26(水) 21:13:05


    スチャ チョコン


    ユーク「それじゃあ、始めようか!」パララッ

    アニ「……」コクリ ジッ

    ユーク「それじゃあ、初めは立体機動装置の構造のところからする?」

    アニ「うん。ここの問題の答え方が分からなくて…」スッ

    ユーク「これ?…これはね」ススッ ピトッ

    アニ(どきり!)ドキッ
  80. 80 : : 2014/02/26(水) 21:13:32

    ユーク「立体機動装置で可能となる移動範囲が――で…」ペラペラ

    アニ(ユーク、近い…///)ドキドキ

    ユーク「だから、それを記述するときには、今の説明を前述する事が大事でね…」

    アニ(息も当たって、しゅ、集中できないよ///)ドキドキ

    ユーク「…ちゃんと聞いているの?」チラ

    アニ(ひゃぁっ!)ドキリ
  81. 81 : : 2014/02/26(水) 21:14:29

    ユーク「アニ?」ジーーッ

    アニ「き、聞いているさ…つ、続きを話して…///」アセアセ

    ユーク「わかったよ?…で、こういう記述をすれば、おそらく満点の解答で…」カキカキ

    アニ(どきどきする…///)

    ユーク「…といった感じ。どう?わかった?」チラ

    アニ(もう、とりあえず、頷《うなず》くしかないよ…///)コクコク

  82. 82 : : 2014/02/26(水) 21:15:30

    ユーク「そっか。なら、よかった」スッ

    アニ(あっ、離れちゃった)シュン

    ユーク「じゃあ、次はどこの問題?」

    アニ「こ、ここも…///」スッ

    ユーク「はいはい。ちょっと待ってね」ピトッ

    アニ(ま、また顔が近くに…///)ドキリ


    ペラペラ カキカキ ドキドキ///

  83. 83 : : 2014/02/26(水) 21:15:52

    ――――――――

    アニ「……///」カキカキ

    ユーク(うん。いい感じ)ジーーッ

    アニ「こ、これで合っているかな?」チラ

    ユーク「うん。正解だよ」ニコ

    アニ(よ、よかった)ホッ

    ユーク「固定砲の計算も分からない所が、出来るようになったね!」
  84. 84 : : 2014/02/26(水) 21:16:20

    アニ「うん…ありがとう…///」

    ユーク「じゃあ、次はこっちへ応用だ!」

    アニ(あぅぅ…ユークはいつもこうだよ)トホホ

    ユーク「さぁ、頑張って!」

    アニ(でも、ユークが教えてくれたから、なんとなく解き方はわかる…///)カキカキ

    ユーク(いい感じ、いい感じ!)ニコニコ
  85. 85 : : 2014/02/26(水) 21:16:46

    アニ「…はい、出来た」

    ユーク「うん。これも正解。良く出来ました」ニコ

    アニ(よかった)ホッ

    ユーク「偉い、偉い」ナデナデ

    アニ「きゃっ///」ピクリ

    ユーク「何を今更、驚いているの?」クスス
  86. 86 : : 2014/02/26(水) 21:17:35

    アニ「だ、だって…///」ドキドキ

    ユーク「褒めてあげているんだよ?」

    アニ「あぅぅ…///」

    ユーク「だから、ほらおいで」スッ

    アニ(嬉しいけど、恥ずかしいよ…///)ピトッ スリスリ

    ユーク(照れながらも素直で可愛い♪)ナデナデ
  87. 87 : : 2014/02/26(水) 21:19:46

    アニ(今は人が居ないけど、誰かに見られたらと思うと…///)カァァ

    ユーク(アニ、お風呂上がりだから、いつも以上にいい匂いがするな)ナデナデ

    アニ(でも、こうやってすり寄ってやめられない私もここに居る…///)スリスリ

    ユーク(さっきも横からとても甘い匂いがしたから、わざと寄り添ってみたんだけど)ニコ

    アニ(いい加減止めないといけないけど…やっぱり染みついてやめられない…///)スリスリ

    ユーク(この匂い…俺だけのものにしたい!)ダキッ!


    ナデナデ スリスリ イチャイチャ♪


    (ちっ、こんなところでまでかよ)

    (さっさと、行こうぜ…けっ)


    スタスタ ズカズカ

  88. 88 : : 2014/02/26(水) 21:21:34

    さて、この後どうなっていくのか...

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    良いバトンパスが連なってどんどん作品が良くなっています!

    是非、ご覧下さい!
  89. 89 : : 2014/02/27(木) 21:24:57

    ――Part 3-1――

    ――――翌週の休日 資料室――――

    アルミン「あっ、また面白そうな論文、発見!」バサッ

    ユーク(アルミン、はしゃいでいるなぁ)

    マルコ「今回は、どんなのなんだい?」

    アルミン「ええっと…『シュレーディンガーの猫』?」

    マルコ「変わった題名だね」

    ユーク「内容も見ずに決めたのか?」
  90. 90 : : 2014/02/27(木) 21:25:32

    アルミン「うん。妙に目についたからさ」

    ユーク「まぁ、そういう見方もいいんじゃないか?」

    マルコ「とりあえず読んでみようよ」

    アルミン「…これは、何かの実験かな?」

    ユーク「この図のような、動物実験をしたという事か?」

    マルコ「描かれているのは、箱と猫?」
  91. 91 : : 2014/02/27(木) 21:26:09

    『箱を開けるまでは、真実は分からない』


    アルミン「なんか、斬新な見出しだね」

    マルコ「これまで読んだ中には、こういった類《たぐい》はなかったよね?」

    ユーク(へぇ、この著者はユーモアのある人なのか?)

    アルミン「なんか、読む人を惹きつけるような工夫だね」

    マルコ「もっと読み進めてみよう」
  92. 92 : : 2014/02/27(木) 21:26:31

    『箱の中に入れた猫の生死は、蓋を開けて確認しない限り、両者確率50%である』

    『蓋を開けた瞬間、確率はどちらかが100%となるが、開けない限り断定はできない』

    『したがって、この猫は生死状態が1 : 1の割合で重なり合っていると解釈せざるをえない』

    『通常、これら2つの状態は別個に認識できるも、重なり合う状態自体は認識しづらい』

    『この図式は、量子学の確率解釈を巨視的な実験系に置き換えた思考実験である』

    『上記解釈を原子スピンの上下の重ね合わせの状態に置き換えることができ、――――』
  93. 93 : : 2014/02/27(木) 21:26:58

    アルミン「……」

    マルコ「……」

    ユーク(ほぉ…難しいな)

    アルミン「えっと…つまりこれは…」

    マルコ「物理学的な実験だったのかな?」

    ユーク「まさに、目に見えない世界のパラドックスだな」
  94. 94 : : 2014/02/27(木) 21:27:20

    アルミン「著者が伝えたかった事って、この原子スピンの存在確率の事だよね?」

    マルコ「そうだね。量子学は高度で、僕達には理解できないけど」

    ユーク「この絵が易しく解説してくれたから、何とか理解できた“気がする”な」

    アルミン「でも、これを考えた人は想像力があるよね」

    マルコ「うん。量子の世界を日常的な解釈に置き換えている」

    ユーク「不完全性を二者択一に限定した“仮定”ではあるけれどな」
  95. 95 : : 2014/02/27(木) 21:27:44

    アルミン「でも不思議だね。これ」

    マルコ「変に考えようとすると、頭が理解に追いつかないかも」

    ユーク「この重ね合わせの不思議さは、相互に排他的で且つ相矛盾しているところにある」

    ユーク「この2つの選択肢のどちらか、という事がこのパラドックスの根底にあるんだよ」

    アルミン「なんか…腑に落ちない点も…頭の中にはあるんだけど…」

    マルコ「それを表現すること自体が…まだ僕達には難しいね」
  96. 96 : : 2014/02/27(木) 21:28:08

    ユーク「勿論、これは物理学的な解釈だから、そのまま現実に当てはめると理解できない」

    ユーク「それは、この著者が言及した点が、『ある』か『ない』かの二次元的理論だからだ」

    ユーク「俺達には、その2つの選択肢だけで悩む必要なんてないよ」

    アルミン「どういう事だい?」

    ユーク「選択肢が2つだけなんて事は、絶対にないはずさ」

    マルコ「……!」
  97. 97 : : 2014/02/27(木) 21:28:28

    ユーク「知恵を絞って思考を巡らせれば、きっと新しい解釈(選択肢)も見つかる」

    ユーク「それに…」

    アルミン「…?」

    ユーク「たった2つしか道がないなんて、つまらないだろう?」ニカッ

    ユーク「臭い台詞だけど、道は自分で作るものさ」

    ユーク「そして、その道は歩くために作る。それが人間ってものさ」
  98. 98 : : 2014/02/27(木) 21:28:43

    アルミン「…凄いね、ユーク」

    マルコ「うん。僕も感銘を受けたよ」

    ユーク「…ちょっと、恰好つけたんだ」ヘヘッ

    アルミン「…うん。納得したよ」

    マルコ「僕もだよ!大切な事を聞かせてもらった」

    ユーク「…それは、なによりだ」
  99. 99 : : 2014/02/27(木) 21:29:09

    アルミン「それじゃあ、これくらいにして、戻ろうか」

    マルコ「そうだね。またいつの間にか、お昼に近くなっていたね」

    ユーク「あっ、俺は部屋に一度寄って行くから、また先に行っていてくれ」

    アルミン「わかったよ」

    マルコ「でも、お昼は彼女を探すんでしょ?」

    ユーク「……!」
  100. 100 : : 2014/02/27(木) 21:29:42

    アルミン「もう、流石に分かっているよ?」

    マルコ「最近は、ずっとそうだもんね?」

    ユーク「…ははっ、その通りだな」

    アルミン「それじゃあ、またね!」

    マルコ「お疲れ様」

    ユーク「あぁ、お疲れ」
  101. 101 : : 2014/02/27(木) 21:30:12


    スタスタ スタスタ


    ユーク「さてと…一旦、部屋に戻って、“あの本”を取ってこないとな」

    ユーク(練習を始めて1週間か…あっという間だな)

    ユーク(本の内容もほぼ完璧に把握したし、もう必要ないだろう)

    ユーク(いつまでも部屋に置いておくと、誰かに勘付かれる可能性が高いからな)

    ユーク(さて、さっさと返却を済ませよう)

    ユーク(その後は…あの2人が言う通りに、アニを探すか!――――)

  102. 102 : : 2014/02/27(木) 21:30:44

    ――――食堂――――

    アニ「……」キョロキョロ

    アルミン「あっ、アニ」

    アニ「…アルミン」クルッ

    マルコ「“誰か”を探しているのかい?」

    アニ「ま、まぁね…」

    アルミン「ユークでしょ?」ニコ
  103. 103 : : 2014/02/27(木) 21:31:04

    アニ「え?」ドキリッ

    マルコ「ふふっ、やっぱりね」ニコ

    アニ「な、なんで?」オズオズ

    アルミン「誰だって、分かるさ」

    マルコ「そうそう。知らない人も居ないくらいなんだから」

    アニ「……///」カァァ
  104. 104 : : 2014/02/27(木) 21:32:03

    アルミン「ユークなら、もう少しで来るはずだよ?」

    アニ「え?」

    マルコ「さっきも僕達と資料室に居てね」

    アニ「そ、そうだったんだ」

    アルミン「彼は一度、部屋に戻ってから来るらしいよ」

    アニ「へ、へぇぇ」ドキドキ
  105. 105 : : 2014/02/27(木) 21:32:20

    マルコ「だから、少し待っていたらどうだい?」

    アニ「……」シュン

    アルミン「…早く、会いたいの?」

    アニ「え、ええと…」モジモジ

    マルコ「それなら、きっと今は、男子寮の近くじゃないかな?」

    アニ「……」ジーーッ
  106. 106 : : 2014/02/27(木) 21:32:35

    アルミン「そうだね。多分、そのはずだよ」

    アニ(たまには…私から迎えに行くのも…いいかもしれないね)

    マルコ「行ってあげたら?」

    アニ「あ、うん」コクリ

    アルミン「きっと、彼も喜ぶからね!」

    アニ「……///」コクリ カァァ
  107. 107 : : 2014/02/27(木) 21:32:54

    マルコ「それじゃあ、またね」

    アルミン「多分、すぐに戻ってくると思うけどね」

    アニ「う、うん…ありがと…///」

    マルコ「ほら、僕達の事はもういいからさ?」

    アルミン「じゃあね」

    アニ「…うん」タタッ
  108. 108 : : 2014/02/27(木) 21:33:13


    タッタッタ タッタッタ


    アルミン「ユークも幸せ者だね」

    マルコ「ほんとだね。アニが恋人なんて」

    アルミン「でも、マルコも羨ましいよ」

    マルコ「え?」

    アルミン「だって、ミーナが居るじゃないか」

    マルコ「え、いつから知っていたの?」
  109. 109 : : 2014/02/27(木) 21:33:35

    アルミン「そんなの、気付くに決まってるよ!」

    マルコ「あ、う、うん。そうなんだけど」

    アルミン「折角だからさ、詳しい話を聞かせてよ!」

    マルコ「え、えぇぇ!」

    アルミン「お願い!」

    マルコ「こ、困ったなぁ…///」テレテレ
  110. 110 : : 2014/02/27(木) 21:33:57

    アルミン「ほら、じゃあ早速、ご飯取って来て話すとしよう!」

    マルコ「か、勘弁してほしいんだけど」オロオロ

    アルミン「ダメダメ!根掘り葉掘り聞かせてもらうからね!」

    マルコ「えぇぇ!」

    アルミン「ほら、急いで、急いで!」

    マルコ(アルミンの好奇心には、敵わないなぁ――――)

  111. 111 : : 2014/02/27(木) 21:35:48

    前座が長くなりましたが、いよいよお話の核心です
    明日もお楽しみに!

    【宣伝】
    ゆきさん主催のリレーSS
    エレン「同じ夢に向かって」【リレーSS】http://www.ssnote.net/archives/10538

    私の3回目の出番が回ってきましたので、是非、ご覧下さい!

    皆さん、思考して頑張っていますよ!!

  112. 112 : : 2014/02/28(金) 18:25:51

    ――Part 3-2――

    ――――男子寮付近――――


    ガチャ バタン


    ユーク(よし、誰にも見られずにあの本を返す事ができた!)

    ユーク(未熟だと思うけど、練習相手も居ないから実力が分からないな)

    ユーク(暗示を使えれば、ライナーを戻す事が出来るかもしれないと考えたが…)

    ユーク(…道は遠そうだ)

    ユーク(でもまぁ、今、それは置いておいて、アニを迎えに行こう!)

    ユーク(今日の午後もデートに誘おうかな?ふふっ、楽しみだ♪)
  113. 113 : : 2014/02/28(金) 18:26:04


    スタスタ スタスタ


    「おい!」

    「ちょっと、待てよ」


    ユーク「ん?」ピタッ クルッ

    男子訓練兵A「話があるんだが」

    男子訓練兵B「まあ、少し付き合えよ」

    ユーク「なんの用だ?昼だし、急いでいるんだけど?」
  114. 114 : : 2014/02/28(金) 18:26:23

    男子訓練兵A「お前の都合なんて、知るかよ」

    男子訓練兵B「こっちの話が優先だ」

    ユーク(なんだ、こいつら。妙に突っかかって来るな)ジッ

    ユーク(俺の最優先事項は、アニだけだ。勘違いするな)キッ

    ユーク(こんな事をしている間に、アニと居られる時間が減ってしまうのに!)

    ユーク(はぁ…面倒くさい――――)

  115. 115 : : 2014/02/28(金) 18:27:05

    ――――同時刻 食堂から男子寮へかけて――――

    アニ(ユーク、どこだろう?)タタタッ

    アニ(折角の休みなのに、また午前中、私の事を放っておいて資料室なんてさ)

    アニ(アルミン達に文句はないけど、もう午後しか一緒に居られないじゃないか!)

    アニ(早く見つけて、一緒にご飯食べて、午後はどこかに出掛けたいなぁ)


    「――――」

    「――――」


    アニ(誰か話している)ピタッ


    ユーク「――――」
  116. 116 : : 2014/02/28(金) 18:27:32


    アニ(あっ、ユークの声も聞こえるね)ジッ


    男子訓練兵A「――――」

    男子訓練兵B「――――」

    ユーク「――――」


    アニ(私の知らない男子と話をしているみたいだね)

    アニ(何の話だろう。早く終わらないかなぁ?)ジーーッ

  117. 117 : : 2014/02/28(金) 18:27:51

    ――――――――

    ユーク(相手をするのも面倒だが、こういう輩は下手に無視すると厄介だからな)

    ユーク(不本意だが、ほんの少しの間は付き合ってやるか)

    ユーク「はぁ…それで一体、何の話があるんだ?」

    男子訓練兵A「…お前、最近、調子に乗ってないか?」

    男子訓練兵B「成績もいきなり伸ばしやがるし、それに都度、言動がむかつくんだが?」

    ユーク「…は?」
  118. 118 : : 2014/02/28(金) 18:28:13

    ユーク(唐突になんだ、一体?意味不明だな)

    ユーク「…何がだ?」

    男子訓練兵A「けっ、自覚無しかよ」

    男子訓練兵B「『氷の女』とだよ」

    ユーク(…アニの事か?)

    ユーク(こいつら…アニの事をそんな不名誉な名前で…)ギロリ
  119. 119 : : 2014/02/28(金) 18:28:33

    ユーク「“アニ”がどうかしたのか?」

    男子訓練兵A「いいや。主にお前だ」

    男子訓練兵B「見かける度に、いちゃつきやがって…それがむかつくんだよ」

    男子訓練兵A「食堂でまで、抱き付いてんじゃねぇよ」

    男子訓練兵B「あー、吐き気がする」

    ユーク「……」イラッ
  120. 120 : : 2014/02/28(金) 18:29:37

    ユーク(この不届き者ども…どうしてくれようか)

    ユーク「で、お前達は俺に嫉妬していると?哀《あわ》れだな」

    男子訓練兵A「はぁ?ふざけんな!」

    男子訓練兵B「お前が自重すれば、それで済む話なんだよ!!」

    ユーク「止められる義理はないね」フイ

    ユーク「そんな僻《ひが》みを俺に八つ当たりするお前達が、尚更、哀れだ」
  121. 121 : : 2014/02/28(金) 18:30:04

    男子訓練兵A「てめっ!いい加減にしやがれ!!」

    男子訓練兵B「あんなのを何回も見せられて、こっちは腹が立ってるんだよ!!」

    ユーク「例えば、どんな?」シレッ

    男子訓練兵A「基本的にてめぇは、あの『氷の女』に絡み過ぎなんだよ!」

    男子訓練兵B「先週の休み明けの昼だって、いきなり『あの女』に抱き付きやがってよ」

    ユーク「別にあれくらいの事で、今更…」ヤレヤレ
  122. 122 : : 2014/02/28(金) 18:30:32

    男子訓練兵A「極めつけは、この前のハロウィンだよ!堂々とキスなんてしやがって」
    (『――番外編Ⅱ―― 第4話』参照)

    男子訓練兵B「周りは盛り上がっていたが、こっちは死ぬほど気分が悪くなったんだ」

    ユーク「……」

    男子訓練兵A「分かったか、このくそ野郎」

    男子訓練兵B「二度とすんじゃねぇぞ!」

    ユーク「…ふっ」
  123. 123 : : 2014/02/28(金) 18:34:17

    男子訓練兵A「あぁ?まだ、何かあんのか!?」ギロ

    男子訓練兵B「また、人を馬鹿にするつもりか?」ギリッ

    ユーク「…俺がそう言うのは、お前達が本当に馬鹿だからだ」ギロリ


    アニ「…!!」ジーーッ


    男子訓練兵A「んだと、てめぇ!」

    男子訓練兵B「殴るぞ、こら!」

    ユーク「…俺がお前達に負けるはずがないだろう」
  124. 124 : : 2014/02/28(金) 18:34:44

    男子訓練兵A「ぐっ」ギリッ

    男子訓練兵B「この野郎…余裕ぶりやがって」ギリリッ

    ユーク「第一に、俺があの時、彼女に抱き付いたのは理由があっての事だ」

    ユーク「まぁ、そうでなくても、いつでもそうしたいと考えているけどな」

    男子訓練兵A「この…」

    男子訓練兵B「結局、それが本音だろうが」
  125. 125 : : 2014/02/28(金) 18:35:15

    ユーク「そして、なにより…アニの事を『あの女』なんて呼ぶ事は、絶対に許さない!!」


    アニ「…!!」


    ユーク「『氷の女』だなんて呼ぶのは論外だ…後悔させてやるよ」スタスタ

    男子訓練兵A「だ、だから何だってんだよ…」ビクッ

    男子訓練兵B「や、やれるものなら、やってみろよ、こら…」ビクビク

    ユーク(こいつらを…絶望させる)スッ
  126. 126 : : 2014/02/28(金) 18:35:41

    ユーク「……」スタ…スタ…


    アニ(ユ、ユーク…何をする気?)ドキドキ


    男子訓練兵A「こ、この野郎!!」スッ

    男子訓練兵B「う、うらぁぁ!」バッ

    ユーク(今のこの憎しみがあれば…“出来る”!!)カッ

    ユーク【動くな】
  127. 127 : : 2014/02/28(金) 18:36:48


    ゴォォォ! ヒュォォォーーーッ!!


    男子訓練兵A「うぐっ!」ガチッ!!

    男子訓練兵B「がっ!!」ガチッ!!

    ユーク【……】ジッ


    アニ(な、何が起こったの?)オロオロ


    男子訓練兵A(か、身体が…動かねぇ…)ビリビリ

    男子訓練兵B(殴りかかったのに…途中で…止まりやがった…)ビリビリ
  128. 128 : : 2014/02/28(金) 18:37:14

    ユーク「……」スタ…スタ…

    男子訓練兵A(く、来るな!近づいて来んなよ!!)ビクビク

    男子訓練兵B(あ…あぁ…)ガクガク

    ユーク「……」ピタッ ジッ

    男子訓練兵A(た、助けてくれ!)

    男子訓練兵B(やばい、これ本気でやばいって!)
  129. 129 : : 2014/02/28(金) 18:38:39

    ユーク(…出来たのか、俺?)

    ユーク(こいつらに憎しみを抱いた刹那、“出来る”と確信した)

    ユーク(俺は…暗示を習得したのか?)


    アニ(ユークが何か言った途端に、2人とも動きが止まっちゃった)ジーーッ

    アニ(ユークはあの2人に一体、何をしたの?)


    ユーク(見せしめとして、こいつらの精神を葬る)ギロリ
  130. 130 : : 2014/02/28(金) 18:39:08

    ユーク「さて、お前達…」

    男子訓練兵A「あ、あぁ…」ガクガク

    男子訓練兵B「ゆ、許してくれ…」ガチガチ

    ユーク「ならば、二度とアニを貶《けな》すな」

    ユーク「そして今後、二度と俺達に関わるな」

    ユーク「…約束だぞ?」ニヤリ
  131. 131 : : 2014/02/28(金) 18:39:26

    男子訓練兵A「す、すまなかった」

    男子訓練兵B「あ、謝る!俺達が悪かった!!」

    ユーク「…だが、既に犯した罪は消えない」

    ユーク【…崩れろ】

    男子訓練兵A「…!!」フラッ

    男子訓練兵B「うっ!!」グラッ
  132. 132 : : 2014/02/28(金) 18:39:51

    ユーク【俺が去るまでの間、そこに平伏《ひれふ》せていろ】

    男子訓練兵A(い、威圧が…)ドシャ

    男子訓練兵B(なんだよ、こいつ…)バタン

    ユーク【また、立ち上がる事が出来れば…いいけどな?】クルッ

    男子訓練兵A(お、起き上がれない…)グググ

    男子訓練兵B(一体、なんでこんな事に…)グググ
  133. 133 : : 2014/02/28(金) 18:40:26

    ユーク「……」スタスタ

    ユーク(アニ、貶《けな》された君の仇は取ったよ?)

    ユーク(でも、アニはこんな事は、知らなくていいんだけどね)


    スタスタ スタスタ


    アニ「……」

    アニ(ユーク…アンタ、一体…)

    アニ(あっ!早く食堂へ戻らないと、ユークが先に着いちゃう!!)ダッ

  134. 134 : : 2014/02/28(金) 18:41:00

    ――――食堂――――


    スタスタ


    ユーク「アニ、お待たせ」

    アニ「う、うん」ハァ…ハァ…

    ユーク「少し息が荒いけど、どうかしたの?」

    アニ「な、何でもないさ」アセアセ

    ユーク「本当に?病気とかじゃなくて?」

    アニ「う、ううん。アンタが来たから…どきどきして…///」
  135. 135 : : 2014/02/28(金) 18:41:33

    ユーク「……!」ハッ

    アニ(ば、ばれた…かな?)チラ ドキドキ

    ユーク「…ありがとう、アニ」ニコ

    アニ「……!」ドキン!

    ユーク「そっか。待っていてくれたんだね?」

    アニ「そ、そうだよ」ドキドキ
  136. 136 : : 2014/02/28(金) 18:41:57

    ユーク「嬉しいなぁ」ニコニコ

    アニ「は、早く食べようよ?」

    ユーク「分かった。今、配膳を取って来るから」スクッ

    アニ「う、うん。待っているよ」

    ユーク「♪」

    アニ(よかった。気付かれていないみたい)ホッ
  137. 137 : : 2014/02/28(金) 18:42:52


    スタスタ スタスタ


    アニ(でもユーク…一体、どうしちゃったんだろう?)

    アニ(あの2人の男子…どうみてもユークに対して怒っていたし)

    アニ(ユークが突然、私の事を擁護して怒鳴った事にも驚いた…)

    アニ(ユーク…私はまた少し…アンタの事が分からなくなったよ)シュン

    アニ(この事は…私の心の内に留めておくべきなのかな?)

    アニ(分かんないよ…教えてよ…ユーク)
  138. 138 : : 2014/02/28(金) 18:43:08

    ユーク「アニ、俯いているけど、具合でも悪くなったの?」コトッ

    アニ「…!!」バッ

    ユーク「…?」キョトン

    アニ「な、何でもないさ」アセアセ

    ユーク「そう?」

    アニ「ほら、食べようよ」
  139. 139 : : 2014/02/28(金) 18:43:34

    ユーク「あぁ。いただきます」スッ

    アニ「いただきます」スッ

    ユーク「そうだ!先週と同じになるけど、午後はまたどこかに出掛けない?」

    アニ「あ…」

    ユーク「今日はまた午前中、アニの事を放っておいてしまったからね」

    ユーク「罪滅ぼしっていう訳じゃないけど、デートに行きたいな?」ニコ
  140. 140 : : 2014/02/28(金) 18:44:07

    アニ「……」

    ユーク「どう?」

    アニ「うん。行く」コクリ

    ユーク「そっか。じゃあ今日は、一緒に服でも見に行こうか!」

    アニ「なら、パーカー買ってほしい」

    ユーク「また、パーカーかい?」クスス
  141. 141 : : 2014/02/28(金) 18:44:33

    アニ「いいじゃないか…好きなんだから」

    ユーク(俺もアニの後ろ姿のパーカーから見えるうなじが大好きだよ?)ニコ(←変態)

    ユーク「それじゃあ、俺も一着買おうかな?」

    アニ「……!」

    ユーク「お揃い」ニコ

    アニ「し、仕方ないね…///」テレテレ
  142. 142 : : 2014/02/28(金) 18:45:02

    ユーク「なら、さっさと食べちゃおうか!」パクパク

    アニ「アンタ、この前と同じ事言っているね」クスリ

    ユーク「…そうだな!」アハハ

    アニ(ユーク…さっきと全然、印象が違う…やっぱり、何かの勘違いなのかな?)

    ユーク「それでね。午前中、またアルミンが論文ではしゃいでいてさ…」

    アニ「そうなんだ。アンタ達も勉強家だね――――」

  143. 143 : : 2014/02/28(金) 18:45:37

    ――――午後 街中の服屋――――

    ユーク「ほら、これなんかいいんじゃない?」スッ

    アニ「私は、パーカーがいいんだけど」

    ユーク「でもこれも可愛くて、アニに似合うんだけどな。ほら」スッ

    アニ「うぅ…なら、買って?」ジッ

    ユーク(来た。上目遣い!これは、俺に効果抜群だ!!)ズキュン!

    アニ(なんか…こうするとユークが何でもお願いを聞いてくれる気がする)ジッ
  144. 144 : : 2014/02/28(金) 18:45:56

    ユーク「勿論、買うよ?」ニコ

    アニ「あ、ありがと」モジモジ

    ユーク「じゃあ、まず着て見せて?」

    アニ「え、今?」

    ユーク「だって、サイズとか大丈夫か見なきゃいけないでしょ?」

    アニ「あぅ、そ、そうだね」
  145. 145 : : 2014/02/28(金) 18:46:45

    ユーク(早く見たいだけなんだけどね)

    アニ(あぅぅ…こういうのが恥ずかしいんだよね…///)

    ユーク「ほら、早く、早く!」セカシ

    アニ「お、押さないでよ…///」

    ユーク「きっと可愛いからさ?」ニコ

    アニ「う、うん…///」コクリ
  146. 146 : : 2014/02/28(金) 18:48:46


    シャーーッ


    アニ(ユークだけに見せる方が…よっぽど緊張するよ…///)

    アニ(この服、少しひらひらしているけど…私に似合うのかな?)ジーーッ

    アニ(もう恥ずかしいから、早く済ませよう!――――)


    ユーク(…さっきは気分を害したけど、これはいい気分転換になったな)

    ユーク(このチカラ…『あいつ』にも使おう。きっと出来るはずだ)

    ユーク(でも、やっぱり今は、目先の可愛い姿をしたアニだよな!!――――)

  147. 147 : : 2014/02/28(金) 19:04:01
    アニたんマジきゃわわ!
    期待だべぇ!!!!!!!!
  148. 148 : : 2014/02/28(金) 19:23:06
    >>147
    勿論!アニの可愛さはヤヴァイですから!
    でも、このデレデレアニはユークのものです(`・ω・´)キリッ
  149. 149 : : 2014/03/01(土) 18:03:56

    ――Part 4-1――

    ――――その日の夜 男子寮 自室――――


    ガチャ バタン


    ユーク「ただいま」

    アルミン「あっ、おかえり」

    エレン「よう。今日は見なかったな」

    ユーク「あぁ、午後から出掛けていてな」

    アルミン「午前は、また僕とマルコに付き合ってくれてね」

    エレン「そうか。ありがとな、ユーク」
  150. 150 : : 2014/03/01(土) 18:04:39

    ユーク「なんで、エレンがお礼を言うんだ?」

    アルミン「本当に」アハハ

    エレン「アルミンも俺の大切な家族も同然だからな!当たり前だ」

    ユーク「…そっか」

    アルミン「エレン、ありがとう」ニコ

    エレン「おう。でも俺はもう寝るよ」ゴロン
  151. 151 : : 2014/03/01(土) 18:05:00

    ユーク「疲れたのか?」

    エレン「あぁ。今日は1日中、ミカサと特訓してたからな」

    アルミン「午前からずっと頑張っていたみたい」

    ユーク(そっか。ミカサも少しずつ報われ始めたみたいだ)ジーン

    エレン「だから、もう寝るよ。おやすみ」モゾモゾ

    ユーク「お疲れさん」
  152. 152 : : 2014/03/01(土) 18:05:37

    エレン「Zzz」グーグー

    アルミン「早いね」

    ユーク「きっと、ミカサに着いて行くのに必死だったんだよ」

    アルミン「そういえば、ユークも最近は寝るのが早かったよね」
    (『――番外編Ⅱ―― 第2話』参照)

    ユーク「あぁ。ミカサの動きを再現するのは、体力の消耗が激しくてね」

    アルミン「そうだったんだ」
  153. 153 : : 2014/03/01(土) 18:05:59

    ユーク「それは、まだ俺が身体を頭で動かしている証拠だよ」

    アルミン「…?」

    ユーク「身体が先に動くようにならなければ、練度が高まったとは言えないからな」

    アルミン「なるほどね!」

    ユーク「俺ももっと努力して、強くなる!」

    アルミン「僕も頑張るよ。ユークやエレンほど強くはなれないけど」
  154. 154 : : 2014/03/01(土) 18:06:19

    ユーク「アルミンも伸び代《のびしろ》がある所を、もっと伸ばせばいいんだよ」

    ユーク「例えば、その頭脳だな」

    アルミン「え、そうかな?」

    ユーク「きっと俺も、アルミン以上には頭が回らないと思う」

    アルミン「でも、いつもは座学でマルコと3人で、首位争いをしているじゃないか」

    アルミン「だから、皆、ユークが頭の良い事は知っているよ?」
  155. 155 : : 2014/03/01(土) 18:06:39

    ユーク「それは、“点をとるため”の勉強であって、ある意味、俺は本当の勉強が下手だ」

    アルミン「そんな事はないよ。ユークは頭が良いよ?」

    ユーク「それは、俺が今言った『知能指数』の事じゃなくて?」

    アルミン「勿論。だって、今朝の『箱と猫』の時も、いち早く、本質に気付いたじゃないか」

    ユーク「それは…」

    アルミン「あれは高度な物理学だから、本質を見極められる人は、そういないと思うよ?」
  156. 156 : : 2014/03/01(土) 18:07:28

    ユーク「ありがとう。自信が付いたよ」

    アルミン「へへっ、どういたしまして」

    ユーク「ところで、この部屋には“あいつら2人”が居ないけど?」キョロキョロ

    アルミン「“彼ら”なら、談話室でチャスの真っ最中だよ」

    ユーク「なんだ。チェスなんかよりも将棋をすればいいのに」

    アルミン「誰しもユークみたいに、すぐに強くなるわけじゃないんだよ」
  157. 157 : : 2014/03/01(土) 18:07:59

    ユーク「将棋の方が断然、面白いと思うんだけどな」

    アルミン「将棋は、駒のやりとりで選択肢が幅広いから、皆、難しく感じるんじゃないかな」

    ユーク「そこが考えるポイントで、将棋の深みなのに」

    アルミン「今度、僕が付き合ってあげるよ」

    ユーク「なんだ。今じゃないのか?」

    アルミン「い、今は勘弁してほしいかな?」アセアセ
  158. 158 : : 2014/03/01(土) 18:08:34

    ユーク「疲れたのか?」

    アルミン「実は、僕も午後からエレン達と特訓していたんだよ」

    ユーク「なるほど。それは確かに疲れるな」

    アルミン「僕なんて、午後だけですっかり疲れちゃったのに、あの2人は凄いよ」

    ユーク「2人とも肉体派だからな」ハハハ

    アルミン「それは女の子のミカサに失礼だよ?確かにそうだけど」クスリ
  159. 159 : : 2014/03/01(土) 18:08:51

    ユーク「アルミンだって、分かっているじゃないか!」アハハ

    アルミン「ずっと一緒に居たんだから、当然さ」

    ユーク「ずっと一緒…か」

    アルミン「あっ!『ずっと一緒』で思い出したんだけど」

    ユーク「ん?」

    アルミン「アニとのデートは楽しかった?」ニヤリ
  160. 160 : : 2014/03/01(土) 18:09:25

    ユーク「あれ?なんで知っているの?」

    アルミン「そりゃあ、分かるよ。2人とも午後は居なかったんだもん」

    ユーク「でも、それだけじゃあ…外出履歴を見た訳でもないんだし…」

    アルミン「お昼の時、アニに君を迎えに行くように言ったからね!」

    ユーク「…え?」

    アルミン「…あれ?知らないの?」
  161. 161 : : 2014/03/01(土) 18:09:54

    ユーク「…いいや、知っているけど?」

    アルミン「そっか。良かった」

    ユーク(…どういう事だ?今日の昼、俺が食堂に来た時、既にアニは座っていたのに)

    アルミン「アニが君を迎えに行った時か食事の最中に、デートの約束をしたんだよね?」

    ユーク「あ、あぁ。そうだよ?」

    ユーク(とりあえず、話を合わせたが…どういう事だ?)
  162. 162 : : 2014/03/01(土) 18:10:21

    ユーク(どうも、アルミンの話と俺の出来事が相違している)

    アルミン「でも、先にアニだけが食堂に戻ってきたよね?」

    ユーク「え、あぁ」

    アルミン「ユークはどうして遅れてきたの?アニに会ったんでしょ?」

    ユーク「…先にトイレに寄っていたんだ」

    ユーク(とりあえず、無難な理由を付けてみたものの…)
  163. 163 : : 2014/03/01(土) 18:10:40

    ユーク「アニには、先に席を取っておいてもらうように頼んだんだ」

    アルミン「あっ、なんだ。そうだったんだ!」

    ユーク「デートは、食事の時に誘ったんだ」

    アルミン「へぇ、いいね!」

    ユーク「あぁ。楽しかったよ」

    アルミン「いいなぁ、デート」
  164. 164 : : 2014/03/01(土) 18:11:17

    ユーク「アルミンもいい人見つけろよ?」

    アルミン「あはは、まだまだ先の事になりそうかなぁ…」スイーー

    ユーク(眼が泳いでいる…ははっ、確かに先の話になりそうだ)クスリ

    ユーク「まぁ、ゆっくり見つけなよ」

    アルミン「既にいる人は、余裕があっていいなぁ」

    アルミン「僕なんて、まだまだでさ」
  165. 165 : : 2014/03/01(土) 18:12:18

    ユーク「ははっ、羨《うらや》ましいだろ?」ニッ

    アルミン「うん。アニは寡黙《かもく》だけど、ミカサの言うように美人だし、偶《たま》に笑顔も見せるしね」

    ユーク「それは、俺だけの物!」ニカッ

    アルミン「うわっ!ユークらしからぬ発言だね」

    ユーク「それだけ大好きなんだよ」

    アルミン「そんな台詞、一度でいいから言ってみたいものだよ」
  166. 166 : : 2014/03/01(土) 18:12:56

    ユーク「…言った俺も恥ずかしいから、やめておけ」

    アルミン「言った後から照れているの?」クスス

    ユーク「どうも、それが俺の性質らしい…///」カァァ

    アルミン「あっ、そうそう!」

    ユーク(今日は、良く喋るな)

    アルミン「アニと話した後、マルコにも問い詰めてね」
  167. 167 : : 2014/03/01(土) 18:13:27

    ユーク「問い詰めたって、何を?」

    アルミン「ミーナとの事だよ!」

    ユーク「あぁ、その事か。2人は上手く行っているようでなによりだよ」

    アルミン「ユークは、なんか事情に詳しそうだね」

    ユーク「以前、ミカサと一緒に、あの2人のデートを尾行した事があってね」
    (『――番外編―― 第6話』参照)

    アルミン「そうなんだ!」
  168. 168 : : 2014/03/01(土) 18:14:05

    ユーク「2人を焚《た》き付けたのもミカサだし、皆、彼女に振り回されているよ。いい意味でね」

    アルミン「ミカサは、いつも通りだね」

    ユーク「でも感謝もしているからさ」

    アルミン「それを聞けば、ミカサも喜ぶよ」

    ユーク「それも一度、言ったけど、案の定、にやにやした表情をされたよ」

    アルミン「やっぱりね」アハハ
  169. 169 : : 2014/03/01(土) 18:14:26

    ユーク「だから、むやみに彼女に“餌”を与えないことにしたんだ」

    アルミン「餌って?」

    ユーク「“おやつ”とも表現する事があるけど…まぁ、こういった色恋話だよ」

    アルミン「なるほどね。ミカサもそういうの、大好きだしね」

    ユーク「本当にね。その好奇心旺盛な性格が現状を招いたんだけど」

    アルミン「でも、良かったじゃないか」
  170. 170 : : 2014/03/01(土) 18:14:57

    ユーク「あぁ」

    アルミン「それじゃあ、僕も眠たくなってきたし、もう寝るね?」ボフッ

    ユーク「そうか。おやすみ」

    アルミン「おやすみー!」モゾモゾ

    ユーク「……」

    アルミン「Zzz」スピーー
  171. 171 : : 2014/03/01(土) 18:15:37

    ユーク「……」

    ユーク(…アニが先に食堂に来ていた?)

    ユーク(アルミンとマルコに言われて、俺を迎えに行った?)

    ユーク(でも、俺は食堂に着くまでに、アニを見かけなかった)

    ユーク(すれ違い?いや、何か引っかかる…)

    ユーク(確か、アニ…俺が食堂へ着いた時、わずかに息を切らしていた)
  172. 172 : : 2014/03/01(土) 18:16:24

    ユーク(直前に走った?一体、何の為に?)

    ユーク(俺を探していて、途中で諦めて戻ったって事か?)

    ユーク「……!」ピーン

    ユーク(アニ…もしかして、“あの時”に近くに居たのか?)

    ユーク(確か、前に女の子から告白を受けた時も、似たような状況だった)
    (『――番外編―― 第16話』参照)

    ユーク(もしかして、アニは…昼間の一件を目撃して…)
  173. 173 : : 2014/03/01(土) 18:16:48


    ガチャ バタン


    ライナー「よぉ、ただいま」

    ベルトルト「ただいま」

    ユーク「…よぉ」クルッ

    ライナー「お前も帰って来ていたか」

    ベルトルト「ユークもおかえり」

    ユーク「あぁ」
  174. 174 : : 2014/03/01(土) 18:17:37

    ライナー「エレンとアルミンは、もう寝たのか?」

    ユーク「休日に特訓をして、疲れたみたいだ」

    ライナー「そうか。なら俺も寝るとするかな」

    ベルトルト「ユークは、今日の午後はどこに行っていたんだい?」

    ユーク「アニとデートに行ってきた」

    ライナー「ほぉ、そうか、そうか!」ニタニタ
  175. 175 : : 2014/03/01(土) 18:18:19

    ユーク(ライナーは、今、『兵士』か?)ジッ

    ベルトルト(このライナーは、きっと『兵士』だね)チラ

    ライナー「内容は、何なんだ?」

    ユーク「服を買いに行った」

    ベルトルト「何か、買ってあげたのかい?」

    ユーク「一緒に買ったよ。パーカーとかな」
  176. 176 : : 2014/03/01(土) 18:19:20

    ライナー「わはは、あいつはまたパーカーか!」

    ユーク「いや、俺もパーカーは割と好きだけどな?」

    ライナー「だが、あいつほどじゃないだろ?」

    ユーク「他にも買ってあげたけど、確かに彼女のパーカー好きは異常だな」

    ベルトルト「他には?」

    ユーク「その後は本屋に…って」
  177. 177 : : 2014/03/01(土) 18:20:01

    ユーク「別に、そこまで白状しなくても良いだろ?」

    ライナー「わはは、いいじゃないか!」

    ライナー「俺達は兵士!仲間だろ?」

    ユーク「……!」ピクッ

    ベルトルト(…やっぱり)

    ライナー「アニも喜んでいるなら、それでいいじゃないか!」ガハハ
  178. 178 : : 2014/03/01(土) 18:20:46

    ユーク「ライナー、2人が寝ているから、静かにしろ」ヒソ

    ベルトルト「笑い声が大きいよ?」ヒソ

    ライナー「あっ、すまなかったな」

    ユーク「俺への尋問はその辺にしておいて、さっさと寝ろよ」

    ライナー「酷い言い草だな。兄貴分だぞ?」

    ユーク「今、そんな事で得意になるな。ほら、早く行け」グイグイ
  179. 179 : : 2014/03/01(土) 18:21:09

    ライナー「全く、何なんだ、一体」ズズズ

    ユーク「……」グイグイ

    ライナー「分かった、分かった!寝るから」スタスタ

    ユーク「それでいい」

    ライナー「それじゃあな、お前ら!」モゾモゾ

    ライナー「Zzz」グガーー
  180. 180 : : 2014/03/01(土) 18:21:38

    ユーク「…寝た…のか?」

    ベルトルト「随分と強引だったね。大丈夫、彼はもう寝ているよ?」

    ユーク「…ベルトルト、話がある」

    ベルトルト「…?」

    ユーク「『あいつ』を『戦士』に戻す事が出来る」

    ベルトルト「…!!」
  181. 181 : : 2014/03/01(土) 18:23:37

    ユーク「……」コクリ

    ベルトルト「…でもここでかい?」

    ユーク「…談話室へ行こう」

    ベルトルト「……」コクリ

    ユーク「聞かれたくない。将棋でもしながらで…」ヒョイッ ジャラジャラ

    ベルトルト「わかった。慎重に行こう――――」

  182. 182 : : 2014/03/01(土) 18:27:27

    ――――男子寮 談話室――――

    ユーク「よし。誰も居ないな」キョロキョロ

    ベルトルト「…皆は、もう部屋に戻ったみたいだね」

    ユーク「消灯まであと30分程度。その間に話を済ませよう」ジャラジャラ パチパチ

    ベルトルト「それで、さっそく本題を聞きたいんだけど」パチパチ

    ユーク「俺がその方法を身に付けた」チラ パチパチ

    ベルトルト「…本当かい?」チラ パチパチ
  183. 183 : : 2014/03/01(土) 18:28:01

    ユーク「あぁ。効果は既に実証済みだ…俺の先攻」パチッ

    ベルトルト「その方法って?…因みに、ユークの先攻は“鬼”だからね?」パチッ

    ユーク「…『暗示』だ…効力も申し分ない…これくらいのペースで話してくれ」パチッ

    ベルトルト「でもそれって、一体?…今日は、駒の方は集中できないからね?」パチッ

    ユーク「視線と声を用いて、相手の精神をこちらと共鳴させる…今回は構わない」パチッ

    ベルトルト「つまり、誘導が可能って事?」ピタッ
  184. 184 : : 2014/03/01(土) 18:28:25

    ユーク「あぁ。資料室で見つけた文献から会得した…手を止めるな」

    ベルトルト「本当にそんな事が?…ごめん。出来るだけ頑張るよ」パチッ

    ユーク「だから、実証済みだと言ったはずだ。おそらく出来る…もう適当でいいぞ」パチッ

    ベルトルト「…一体、誰で?」パチッ

    ユーク「…それは、聞くな…王手」パチッ

    ベルトルト「分かった。無理には聞かないよ…今日は、速攻だね」パチッ
  185. 185 : : 2014/03/01(土) 18:29:01

    ユーク「だが、成功率も高く、持続性もあると思われる…追撃だ」パチッ

    ベルトルト「…いつ試すの?…防戦一方だね、ははは」パチッ

    ユーク「出来るだけ、近日中の夜に4人集まってだ…逃れるコツもあるぞ?」パチッ

    ベルトルト「わかった。ライナーは僕が連れて行くよ…一体、どんな?」パチッ

    ユーク「寧ろ、『兵士』のまま連れて来た方が都合もいい…一度、危機を脱すればな」パチッ

    ベルトルト「それはそれで、骨が折れるけどね…簡単に言ってくれるね」パチッ
  186. 186 : : 2014/03/01(土) 18:29:47

    ユーク「それは、お前の裁量に任せる。どちらの状態でもいい…詰みだ」パチッ

    ベルトルト「わかった。じゃあ、明日の夜はどうかな?…参りました」

    ユーク「いいぞ。アニには俺から伝えておく…今日はこれで解散」ジャラジャラ

    ベルトルト「…ユークの希望に賭けるよ」

    ユーク「…任せておけ。俺が先に戻る」スクッ

    ベルトルト「わかった。10分後に僕も戻るよ」
  187. 187 : : 2014/03/01(土) 18:31:19


    スタスタ スタスタ


    ベルトルト(ユークの表情が自信で満ちていた)

    ベルトルト(本当に、彼によってライナーが自覚を取り戻せば!)

    ベルトルト(今日は…寝相もなく、ゆっくりと眠れそうだ)


    ユーク(“あの時”は、強い『憎しみ』の感情に囚《とら》われていた)

    ユーク(暗示の原動力は、やはり強い気持ち)

    ユーク(今度は、それを俺達の『信念』に置き換えれば、きっと!――――)

  188. 188 : : 2014/03/01(土) 18:33:27

    次でラストパート!
  189. 189 : : 2014/03/01(土) 18:35:08

    Twitterでも毎日の更新をお知らせしたり、気に入ったイラストをリツイートして楽しんでいます。良かったら、どうぞ!
    https://twitter.com/MyLo0922
  190. 190 : : 2014/03/02(日) 11:20:37
    かげながら応援さして頂いてます( ´ ▽ ` )ノえりです!My.Lo様の作品おもしろいです!続きも待ってます(`_´)ゞ
  191. 191 : : 2014/03/02(日) 19:23:56
    >>190 えりさん
    ありがとうございます!
    ゆきさんのリレーの方でもいつも応援のコメントくださり、一参加者の私も嬉しいです
  192. 192 : : 2014/03/02(日) 19:33:09
    いつも見てます!
    My.Loさんの作品はとても素晴らしいです!
    期待です!
    頑張ってください!
  193. 193 : : 2014/03/02(日) 19:57:01
    >>192
    嬉しいコメントですね!
    もうすぐ大学も卒業して仕事も始まりますが、本編も出来る限り投稿し続けます
    これからも応援よろしくお願いします
  194. 194 : : 2014/03/02(日) 21:03:15

    ――Part 4-2――

    ――――翌日 夜 倉庫裏――――

    ユーク「よし、集まったな」

    アニ「……」コクリ

    ベルトルト「うん。連れてきたよ」

    ライナー「なんだ、なんだ、こんなところに連れて来て」

    ユーク(この様子から察するに、今のライナーは『兵士』の状態)

    ライナー「ユークなら、まだしもなんでアニまでいるんだ?」
  195. 195 : : 2014/03/02(日) 21:04:09

    ライナー「お前とユークならわかるが、俺やベルトルトとはあまり関わりがないだろ?」

    アニ「…?」

    ベルトルト(そういえば、アニにはまだライナーのこの状態を伝えていないんだったね)

    ユーク(少し動揺するかもしれないが、アニにもやはり、現状を知ってもらおう)

    アニ「ねぇ、ライナーは何を言っているんだい?」

    アニ「今日は、いつもの定期会なんでしょ?」
  196. 196 : : 2014/03/02(日) 21:04:53

    ライナー「お前こそ、何を言っているんだ?」

    アニ「…?」

    ユーク「アニ、今のライナーは『兵士』だ」

    アニ「え?」

    ユーク「俺が梅雨前頃に、話したよね?」

    ユーク「ライナーは心のバランスが崩れて、不安定になっているって」
    (『――番外編―― 第8話』参照)
  197. 197 : : 2014/03/02(日) 21:05:38

    アニ「うん。そうだったね」

    ユーク「今のライナーは、俺達が故郷の事も忘れてしまっている」

    アニ「…え?」

    ユーク「自分の記憶を改竄《かいざん》する必要があるくらい、精神的に追い詰められていたんだ」

    アニ「そ、そんな…」

    ユーク「アニには、話す機会を先延ばしにし続けていて、ごめん」
  198. 198 : : 2014/03/02(日) 21:06:11

    アニ「ベルトルトも…知っていたのかい?」

    ベルトルト「…うん」コクリ

    ユーク「決して、ベルトルトを恨まないでくれ。俺がそうすべきだと判断したんだ」

    アニ「…そっか」

    ユーク「あの時は、ただアニに心配を掛けたくなくて、言えなかったけど」

    ユーク「もう…そんな事を言っていられなくなったからね」
  199. 199 : : 2014/03/02(日) 21:06:59

    ユーク「だからアニにも、この現状を知ってもらいたくて、今日は呼んだんだよ」

    アニ「それで、定期会って名目で…」

    ユーク「そう。でも、大丈夫」

    アニ「え?」

    ユーク「今から、俺が…ライナーを『戦士』に戻すから」

    ベルトルト「……」コクリ
  200. 200 : : 2014/03/02(日) 21:07:43

    アニ「出来るの?」

    ユーク「今までは、ベルトルトに言葉を掛け続けてもらって、辛うじて保っていたけど」

    ユーク「俺が“これ”を使えば…もう、その必要もなくなるだろう」

    アニ(あ…まさか!)

    ユーク「ライナー、少し屈め」グイ

    ライナー「何か、乱暴だな」ググ
  201. 201 : : 2014/03/02(日) 21:08:27

    ユーク「俺の眼を見ろ」ジッ

    ライナー「分かったよ。終わったら、さっさと帰るからな?」

    ユーク(俺達は、『戦士』だ。絶対に、故郷に帰るんだ)ブツブツ

    アニ(ユークがやろうとしているのって…昨日の…)

    ユーク(眼に力を込めて、精神を集中しろ!)カッ

    ライナー「ん?」
  202. 202 : : 2014/03/02(日) 21:08:58

    ユーク【ライナー、戦士に戻れ】ジッ

    ライナー「…んぐ!」ビリリ

    ユーク【お前の本分を忘れるな。お前は『戦士』だ。4人で故郷へ帰る為に戻るんだ】ジッ

    ライナー「お、俺は…兵士…だ」ガタ…ガタ…

    ユーク【いいや。お前は『戦士』だ。俺達と共に人類と戦う為の】

    ライナー「俺は…俺は…」ガタガタ
  203. 203 : : 2014/03/02(日) 21:09:26

    ユーク【……】ジッ

    ライナー「…思い出した…俺は…誇り高き『戦士』だ!」クワッ

    ユーク「…よし」ニヤリ

    アニ(ユーク…)チラ

    ベルトルト(成功したの…かな?)

    ライナー「…すまん。お前達」
  204. 204 : : 2014/03/02(日) 21:09:56

    ユーク「……」

    ライナー「俺はまた…自分を見失っていた」

    アニ「……」

    ライナー「ユーク、今度はお前が俺を連れ戻してくれたのか?」

    ユーク「あぁ」コクリ

    ライナー「そうか。いつもはベルトルトだったが…遂にお前まで…」
  205. 205 : : 2014/03/02(日) 21:10:30

    ベルトルト「……」

    ライナー「ベルトルトも…俺をここに連れてくるの…苦労しただろ?」

    ベルトルト「まぁね」

    ライナー「…すまん」

    ベルトルト「いいよ、これくらい。僕達は仲間だ」

    ユーク「あぁ。仲間は…俺達4人だけだ」
  206. 206 : : 2014/03/02(日) 21:12:07

    ユーク「だが、安心しろ。これからは俺がお前を導く」

    ユーク「最初は苦痛かもしれないが、俺の施す暗示に耐えてくれ」

    ライナー「あぁ。それくらい必要な代償だ」

    ユーク「……」フラッ

    アニ「ユーク!」ガシッ

    ユーク「…ごめん、アニ」ヨロッ
  207. 207 : : 2014/03/02(日) 21:12:35

    ベルトルト「急にどうしたんだい?」オロオロ

    ライナー「大丈夫か!?」

    ユーク「…少し、めまいがしただけだ」ガクッ

    アニ「ユーク、しっかり」サスサス

    ユーク「ありがとう、でも…直に回復するさ」チラ

    アニ「でも、一体、どうして急に?」
  208. 208 : : 2014/03/02(日) 21:13:15

    ユーク「この暗示…精神の疲労が大きいみたいだ」ハァ…ハァ…

    ベルトルト「そんなに負担が掛かっているのかい?」

    ユーク「主に眼力に体力を使ってしまうようだ」

    ライナー「な、ならこれからは、もう使わない方が…」オロオロ

    ユーク「いいや。それはダメだ」

    アニ「…でも」
  209. 209 : : 2014/03/02(日) 21:13:58

    ユーク「今度は、俺がお前達の支えになるって…そう…言っただろ?」ゼェ…ゼェ…
    (『――番外編―― 第8話』参照)

    アニ「ユーク…」

    ユーク「このチカラは、練度を高めれば、そのうち連続的に使えるようになるだろう」

    ユーク「だから、俺にもこれから練習する時間が必要なんだ」

    ライナー「わかった。また頼む」

    ユーク「今のがどれだけ持続するか、ベルトルトも協力して測定しておいてくれ」
  210. 210 : : 2014/03/02(日) 21:14:35

    ユーク「今後、掛ける言葉とその傾向の相関関係を知りたい…けほっ…」

    アニ「アンタは、こんな時でも…そんな事ばっかり…」ダキッ

    ユーク「アニ、俺が絶対に君を…いや、お前達3人とも連れて、故郷へ連れて帰る」

    ユーク「だから、お前達も…俺に協力してくれ!…はぁっ…はぁっ…」

    アニ「ユーク…」グスッ ギューーッ

    ベルトルト「当たり前さ!絶対に帰ろう。僕達の故郷に」
  211. 211 : : 2014/03/02(日) 21:14:48

    ライナー「俺も『戦士』としての自我を保てるように、全力を尽くす」

    ライナー「俺だって、お前達の足を引っ張りたくはないからな!」

    ユーク「ふっ、期待しているぞ…ははっ…げほっ」ケホケホ

    アニ「ユーク、しっかりして!」サスサス

    ユーク「お前達2人は、先に戻れ」

    ベルトルト「でも、君がそんな状態じゃ…」
  212. 212 : : 2014/03/02(日) 21:15:12

    ユーク「もう少し、ここで休んでいれば、大丈夫だ…俺を信じろ」

    ベルトルト「ユーク…」

    ライナー「…わかった。時間には気を付けろよ?」

    ベルトルト「ライナー?」

    ライナー(きっと、アニが介抱してくれる…邪魔者は去るべきだ)

    ベルトルト(…そうだね。2人を信じようか)コクリ
  213. 213 : : 2014/03/02(日) 21:15:34

    ライナー「それじゃあ、俺達が先に戻るからな?」

    ベルトルト「ユークも消灯までには、ちゃんと戻って来てね?」

    ユーク「あぁ、あの2人にも適当に言い訳しておいてくれ」

    アニ(ユーク…しっかり)サスサス

    ライナー「あぁ、任せろ」クルッ

    ベルトルト「慣れてるからね、それは」クルッ
  214. 214 : : 2014/03/02(日) 21:18:10


    スタスタ スタスタ


    ユーク「……」

    アニ「……」サスサス

    ユーク「アニ、驚いた?」

    アニ「…何が?」サスサス

    ユーク「ライナーの事と…俺の事…」

    アニ「……」ピタッ
  215. 215 : : 2014/03/02(日) 21:18:58

    ユーク「アニ、君は…知っていたよね…俺の事」

    アニ「……」

    ユーク「大丈夫だよ。こっそり見ていたからと言って、軽蔑なんてしない」フルフル

    アニ「……」コクリ

    ユーク「やはりか」クスッ

    アニ「…どうして、あんな事に?」
  216. 216 : : 2014/03/02(日) 21:19:29

    ユーク「昨日の昼間の事だよね?」

    アニ「うん」コクリ

    ユーク「ちょっとした喧嘩だよ」

    アニ「でも、アンタから仕掛けた訳じゃないんでしょ?」

    ユーク「当たり前だよ。向こうが突っかかって来てね」

    アニ「…私が…関係あるの?」
  217. 217 : : 2014/03/02(日) 21:19:46

    ユーク「……!」

    アニ「……」ジーーッ

    ユーク「あの2人がアニの事を悪く言ったから」

    アニ「それだけ?」

    ユーク「それだけで、俺が怒る理由としては十分過ぎるよ」

    アニ「……///」チラ
  218. 218 : : 2014/03/02(日) 21:23:07

    ユーク「それに…」

    アニ「ん?」

    ユーク「彼らは、俺がアニに絡み過ぎている事が気に入らなかったらしくてね」

    アニ「あ…」

    ユーク「まっ、単なる醜い嫉妬だよ」

    アニ(でも…実際に、最近は…///)
  219. 219 : : 2014/03/02(日) 21:26:18

    ユーク「アニだって、少しくらいは満更でもないでしょ?」

    アニ「た、確かに嬉しいけど…もう少し、自重してほしいとは思うよ…///」モジモジ

    ユーク「そうかな?」

    アニ「だってこの間も、急に後ろから抱きしめてきたりして…///」チラチラ

    ユーク「あぁー…あれね」

    アニ「今までは無かったのに、何で急にそんな事をしたの?」
  220. 220 : : 2014/03/02(日) 21:26:50

    ユーク「それは…秘密かな?」ニコ

    アニ「誤魔化さないでよ」ジーーッ

    ユーク「だって…言いたくないんだもん」ニコ

    アニ「なら、いいよ。それはさ」

    ユーク「ん?」

    アニ「だから…お願い…聞いてよ」ジッ
  221. 221 : : 2014/03/02(日) 21:27:25

    ユーク「今の俺に出来る事?」

    アニ「そう。簡単だよ」

    アニ「少しは…回復したんでしょ?」

    ユーク「走ることはできないかもしれないけど、普通の動きなら…」スクッ

    アニ「なら、よかった」

    ユーク「それで、何?膝枕?それとも、耳掃除?」
  222. 222 : : 2014/03/02(日) 21:28:09

    アニ「…キス」

    ユーク「……!」ピクッ

    アニ「最近、してないでしょ?」チラ

    ユーク「…そうだったね」

    アニ「訓練のある日は、アンタはミカサと組んでクタクタになっているし」

    アニ「最近は、4人で集まる機会も少なかったから…その後もダメだったし」
  223. 223 : : 2014/03/02(日) 21:29:00

    ユーク「…ごめんね?」

    アニ「アンタだって…私とするの…好きなんでしょ?前に言っていたし」
    (『――番外編Ⅱ―― 第3話』参照)

    ユーク「あぁ。大好きだよ?」

    アニ「だ、だったら…すればいいじゃないか…///」モジモジ

    ユーク「…素直に、『キスしたい』って言ったら?」

    アニ「…!!」ドキリッ
  224. 224 : : 2014/03/02(日) 21:29:32

    ユーク「アニの口から聞きたいんだけどな?」

    アニ「……///」カァァ

    ユーク「どうするの?」

    アニ「キス…したい…///」ボソリ

    ユーク「ちょっと、聞こえないかな?」

    アニ「キス…してよ」ガバッ
  225. 225 : : 2014/03/02(日) 21:30:14

    ユーク「ちょっと、アニ…今は支えられないんだけど…」パタン

    アニ「あ、ごめん…///」カァァ

    ユーク「…(倉庫の)中に入ろう?」

    アニ「…うん///」コクリ

    ユーク(アニがこうして積極的に言ってくれるのが、俺は嬉しいんだよな♪)

    アニ(私…また、やっちゃった…///)カァァ

  226. 226 : : 2014/03/02(日) 21:31:01

    ――――――――

    アニ「んっ…ちゅ…」CHU

    ユーク「…はぁっ」スッ

    アニ「ぷはぁ…///」ウットリ

    ユーク「今日も良かったよ?」ニコ

    アニ「…私も満足///」コクリ

    ユーク「アニとキスしているこの時間が…俺の心の支えになるんだ」ダキッ
  227. 227 : : 2014/03/02(日) 21:31:35

    アニ「そう…私もさ」ギューーッ

    ユーク「…ありがとう…俺を信じてくれていて」ギュッ

    アニ「…当たり前じゃないか」スリスリ

    ユーク「じゃあ、最後に…もう1度だけ…いい?」ジッ

    アニ「うん…私もしたいから…」ジッ

    ユーク「今日は、これでおやすみ…アニ」
  228. 228 : : 2014/03/02(日) 21:32:57


    CHU


    アニ(あぁ…幸せ…)ウットリ

    ユーク(アニは…あの時の俺を見ても尚、信じてくれている)ギュッ

    アニ(ユークが私を愛してくれている…それが何よりも心地いい…///)チューーッ

    ユーク(それに対して、俺が応えられるのは…こうしてアニを愛してあげる事)

    アニ(気にならないと言えば、嘘になるけど…ずっと…愛してほしい…ユーク)

    ユーク(絶対に…離さないからね…俺の大好きなアニ――――)

  229. 229 : : 2014/03/02(日) 21:33:26

    ――――翌日 午前 対人格闘訓練――――

    ミカサ「では、ユーク。今日も鍛錬に励みましょう」

    ユーク「あぁ、よろしく!」

    ミカサ「しかし、貴方には聞いておきたい事がある」

    ユーク「ん、何だい?」

    ミカサ「先週の休暇明けのお昼に、アニに抱き付いた事だけれど」

    ユーク「……!」ピクリッ
  230. 230 : : 2014/03/02(日) 21:34:24

    ミカサ「あの事の発端《ほったん》を教えてもらいたい」ジロッ

    ユーク「いやぁ、何の事かな?」タラーリ

    ミカサ「貴方がアニを愛している事は承知しているが、皆の前でのあの行為は珍しい」

    ユーク「……」タラタラ

    ミカサ「それにその後、一旦、どこかへ行ってしまった事も気になる」

    ユーク「……」スーイ
  231. 231 : : 2014/03/02(日) 21:36:09

    ミカサ「ちゃんと、こちらを見て」ジロリ

    ユーク「…はい」

    ミカサ「貴方が食堂から出て行くときに、人影が見えた」

    ミカサ「その人影は、食堂に入る様子もなく、貴方と共に消えてしまった」

    ミカサ「これらの点が、貴方を疑う要因となった」

    ユーク「そ、それはね…」
  232. 232 : : 2014/03/02(日) 21:36:33

    ミカサ「白状して…」ギロリ

    ユーク「うっ…」タジタジ

    ミカサ「まさか、アニを試していたなんて事は…」ズイッ

    ユーク「い、いや、そうでも…ないんだよ」

    ミカサ「ならば、話せるはず…素直に白状するべき」ジリジリ

    ユーク「…はい。白状します」シュン
  233. 233 : : 2014/03/02(日) 21:37:04

    ミカサ「場合によっては、怒らないから安心していい」

    ユーク(これは…その場合に当てはまらないな、きっと…とほほ)ハァ

    ミカサ「それで?」ジロリ

    ユーク「…罰ゲームだったんです」ボソリ

    ミカサ「一体、何の?」

    ユーク「…トランプです」
  234. 234 : : 2014/03/02(日) 21:38:03

    ミカサ「そう」

    ユーク「……」ビクビク

    ミカサ「それで、貴方が負けた罰ゲームが“あの行為”だったという事?」

    ユーク「…はい」

    ミカサ「その罰ゲームは、誰が決めたの?」

    ユーク「…くじで決まりました」
  235. 235 : : 2014/03/02(日) 21:38:26

    ミカサ「そのくじの内容とは?」

    ユーク「……」

    ミカサ「言いなさい」

    ユーク「…引いたくじに書かれた名前の人に、別のくじに書かれた内容をする事です」

    ミカサ「なるほど。貴方は、“アニ”に“抱き付く”という組み合わせを引いたという事」

    ユーク「はい、そうです」シュン
  236. 236 : : 2014/03/02(日) 21:38:46

    ミカサ「…はぁ」

    ユーク「……」チラ

    ミカサ「…ユーク」ポツリ

    ユーク「…!!」ビクリ

    ミカサ「私は以前、貴方に言ったはず」

    ユーク「……」
  237. 237 : : 2014/03/02(日) 21:39:06

    ミカサ「『女の子を騙すような事はしないで』と…」
    (『――番外編Ⅱ―― 第1話』参照)

    ユーク「……」タラーリ

    ミカサ「ちゃんと…覚えていたの?」ジロリ

    ユーク「…その範疇《はんちゅう》に入らないと思っていました」

    ミカサ「…これからは、反省するように」

    ユーク「はい。反省します」シュン
  238. 238 : : 2014/03/02(日) 21:39:35

    ミカサ「それと…」

    ユーク「……」ビクビク

    ミカサ「その罰ゲームは、今後一切、認めないものとする」

    ミカサ「いい?」

    ユーク「……」

    ミカサ「返事は?」
  239. 239 : : 2014/03/02(日) 21:40:01

    ユーク「…はい。皆にも伝えておきます」

    ミカサ「それと…」

    ユーク「まだ、何か?」ビクビク

    ミカサ「この事は、アニには黙っておく」

    ユーク「……!」

    ミカサ「…代わりに」
  240. 240 : : 2014/03/02(日) 21:41:02

    ミカサ「今日は、私がアニの代わりに貴方を成敗する」

    ミカサ「ので…存分に覚悟して?」ニコ

    ユーク(がーん!)ゾクッ

    ミカサ「さぁ、何から極《き》めてほしいだろうか?」コキコキ

    ユーク(勘弁してくれーっ!!)

    ミカサ「ふふふ…」ニコニコ
  241. 241 : : 2014/03/02(日) 21:42:23


    バキバキバキ!!

    ギャーーッ!!


    アニ(向こうから、ユークの声が聞こえる…)

    エレン「なんだ?ユークの奴、簡単に極《き》められてるな」

    アニ「ほら、よそ見してないで、こっちに集中しなよ」

    エレン「あぁ!今日こそ勝ってやるからな!!」

    アニ「まだまだアンタには、到底負けないよ?」クスッ

    エレン「そんな事を言ってられるのも、今のうちだ!いくぞ!!」
  242. 242 : : 2014/03/02(日) 21:44:29


    バシッ グルン ドサァッ!!


    アニ(ユーク、アンタは本当に頼りになるよね)

    アニ(人前で抱き締められるのは、恥ずかしいって言ったけど)

    アニ(やっぱり、私の本心は…とても嬉しいんだ…///)

    アニ(これからも、アンタに助けてもらう事が沢山あると思うけど…)

    アニ(私はずっと、アンタの事が大好きだから…///)

    アニ(私達はこれから、ユーク…アンタの背中について行くから――――)



    進撃の巨人Another ――番外編Ⅱ―― 第5話

    『顕現せし、覇の素質』



    La Fin.

  243. 243 : : 2014/03/02(日) 21:45:08

    【投稿完了 / 話数 / タイトル / URL】

    ――本編――

    【14/02/19 第38話 『制約』】
    (http://www.ssnote.net/archives/8191)

    【14/02/17 第37話 『奪...』】
    (http://www.ssnote.net/archives/8190)

    【[14/01/16 第36話 『罅《ひび》』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/6412)

    【[14/01/14 第35話 『連携』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/6411)

    【[14/01/12 第34話 『駒の数』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/5377)

    【[13/12/31 第33話 『タイキ』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/5376)

    【[13/12/24 第32話 『特質』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/5206)

    【[13/12/20 第31話 『敵の敵』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/5204)

    【[13/12/17 第30話 『隠す者』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/4699)

    【[13/12/15 第29話 『ハツゲン』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/4697)

    【[13/12/06 第28話 『キタイ』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/4287)

    【[13/12/05 第27話 『夜明け』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/4235)

    【[13/11/30 第26話 『蓄積』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/3742)

    【[13/11/27 第25話 『帰る先』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/3554)

    【[13/11/23 第24話 『隠れる』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/3249)

    【[13/11/21 第23話 『行き互い』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/3189)

    【[13/11/18 第22話 『次世代』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2988)

    【[13/11/15 第21話 『鍵《ヒント》』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2740)
  244. 244 : : 2014/03/02(日) 21:45:32

    【[13/11/10 第20話 『懐古、そして展望』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2440)

    【[13/11/08 第19話 『待つ者』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2307)

    【[13/11/06 第18話 『以心』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2219)

    【[13/11/05 第17話 『志と命』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2140)

    【[13/11/04 第16話 『選ぶ』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2041)

    【[13/11/03 第15話 『悪癖』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1992)

    【[13/11/02 第14話 『クチは...』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1943)

    【[13/11/01 第13話 『ドウキ』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1886)

    【[13/10/31 第12話 『人柄』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1841)

    【[13/10/30 第11話 『危機と嬉々』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1815)

    【[13/10/29 第10話 『見上げる先』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1748)

    【[13/10/28 第9話 『辛辣』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1702)

    【[13/10/10 第8話 『本物』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/805)

    【[13/10/10 第7話 『捨てる』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/800)

    【[13/10/10 第6話 『側』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/796)

    【[13/10/10 第5話 『指令』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/795)

    【[13/10/10 第4話 『再び』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/793)

    【[13/10/10 第3話 『解散式の夜』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/792)

    【[13/10/10 第2話 『見たもの、見るもの』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/791)

    【[13/10/10 第1話 『4人目』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/790)
  245. 245 : : 2014/03/02(日) 21:45:57

    ――番外編Ⅱ――

    【投稿完了 / 話数 / タイトル】

    【[執筆中 第5話 『顕現せし、覇の素質』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/10837)

    【[14/02/22 第4話 『隠則ち、公の如し』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/10085)

    【[14/02/10 第3話 『月が魅せる情緒』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/9406)

    【[14/02/01 第2話 『追い掛ける背中、超えるべき高み』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/9101)

    【[14/01/21 第1話 『永遠の言葉』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/8195)
  246. 246 : : 2014/03/02(日) 21:46:08

    進撃の巨人Another ――番外編――

    【[14/01/10 最終話 『天賦、覚醒の刻 ――誓いは、信念の果てへ――』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/6413)

    【[13/12/29 第17話 『左眼が見つめる先』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/5860)

    【[13/12/25 第16話 『花火が照らす、彼女の靄《もや》』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/5229)

    【[13/12/14 第15話 『寒気は夜の森、温もりは隣』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/4702)

    【[13/12/10 第14話 『ずっと傍に居る人』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/4373)

    【[13/12/04 第13話 『求めるは近き、見つめるは遠き』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/3949)

    【[13/11/30 第12話 『頼れる背中、見えない顔』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/3487)

    【[13/11/24 第11話 『各々が想う、護るべき玉』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/3066)

    【[13/11/17 第10話 『訪れた、運命との出会い』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2668)

    【[13/11/12 第9話 『宿願の味は、未知の味』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/2257)

    【[13/10/27 第8話 『まだ見えぬ、信念の未来』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1550)

    【[13/10/24 第7話 『眠り姫と騒動姫、掌を見下ろす者』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1374)

    【[13/10/15 第6話 『敵と願望』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1078)

    【[13/10/14 第5話 『お楽しみ♪』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/1040)

    【[13/10/13 第4話 『熟練者で未熟者』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/941)

    【[13/10/12 第3話 『広い視野を持って』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/923)

    【[13/10/12 第2話 『私も見つけよう、安心する場所』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/878)

    【[13/10/11 第1話 『私が見つけた新しいおもちゃ』]】
    (http://www.ssnote.net/archives/845)
  247. 247 : : 2014/03/02(日) 21:46:28

    ――その他――


    【[14/02/07 ――104期相談所編―― 第2話 ユーク「恋の三角関係?」]】
    (http://www.ssnote.net/archives/5371)

    【[13/12/08 ――104期相談所編―― 第1話 ユーク「勉強の方法が分からない?」]】
    (http://www.ssnote.net/archives/4493)


    ――雑談――
    【随時更新中 My.Loと進撃の巨人Another】
    http://www.ssnote.net/groups/24


    ――その他情報媒体――

    【随時更新中 SS Pedia記事 『進撃の巨人Another』】
    http://dic.ssnote.net/articles/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BAAnother
  248. 248 : : 2014/03/02(日) 21:48:39

    これでまた1つ、本編の設定を補完する事が出来ました。いやぁ、楽しい、楽しい♪

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