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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

最原「ようこそ 最原探偵事務所」

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  1. 1 : : 2017/02/02(木) 10:29:21
    注意書き
    ・初投稿です。
    ・文章力皆無です。
    ・盛大なネタバレです。
    ・誤字脱字もあると思います。
    ・自己解釈を含みます。
    ・妄想全開です。
    ・編集が多いです。
    ・キャラ崩壊あります。
    ・途中で投げ出す可能性もあります。
    ・それでもOKな人のみこのまま読み進めてください。
  2. 2 : : 2017/02/02(木) 10:42:17
    僕は…一体誰だったっけ……。

    確か…そうだ…思い出した……。

    僕の名前は…最原終一。

    ダンガンロンパという殺し合いゲームに参加して…

    生き残ったんだ…。

    じゃあ…ここは……どこなんだろう…。

    …僕は…今何をしているんだろう……。

    「………ら………!」

    …誰…だろう。

    「…き………い…ら!」

    ……一体…何を言ってるんだ?

    春川「起きて!最原!!」

    最原「!」
  3. 3 : : 2017/02/02(木) 12:02:46
    春川「やっと起きた。」

    最原「はっ春川…さん?あれ、ここ何処?」

    春川「知らない。外の世界に出たんじゃない?」

    最原「そう…か。」

    覚醒とともに今までの記憶が一気に雪崩れ込んできた。

    最後の学級裁判で首謀者を追い詰めたはいいけど僕たちの…そして外の世界の秘密を知り、僕はダンガンロンパを否定。その結果おしおきが確定したものの外の世界の意思により生かされることになった。

    最原「あれ?そういえば夢野さんは?」

    春川「さっき外を見てくるって出てったよ」

    夢野「大変じゃー!」

    最原「どっどうしたの?!夢野さん!」

    夢野「何じゃ最原も起きてたのか。そんな事より大変なんじゃー!」

    春川「何があったの?」

    夢野「実はじゃな、外の世界は白銀の言った通り平和なんじゃがコレを見てくれ!」

    最原・春川「「?」」

    夢野は不意に帽子を差し出したかと思えばその中から大量のハトが出て来たのであった

    春川「っ!?」

    最原「どっどういう事?僕たちには才能なんてなかったんじゃ…」

    春川「そういえば…ねぇ最原、おかしいと思わない?」

    最原「なっ何が?」

    春川「私たちの性格が変わってないって事。」

    最原「たっ確かにっ!」

    白銀さんのいう通りだったとしたら才能も性格も全て設定だと言ってた筈…ならばこの状況は確かにおかしい!

    春川「…もしかして白銀が言ってた事は嘘だったのかもね。」

    最原「…どういう事?」

    春川「例えば私たちがあんたの言うことに耳を貸さず希望を選んだとして…、そしたら私とキーボと白銀がおしおきで次の殺し合いに参加する事になるじゃない?それってつまりあいつの筋書き通りって事でしょ?」

    最原「…」

    春川「でもその筋書きって…私たちを一度絶望に落として、キーボにそれを食い止めさせないと成り立たないんだよ。」

    最原「?」

    春川「じゃあ聞くけどさ…白銀が首謀者だと自白しただけで投票する?」

    最原「!」

    春川「しないよね。白銀が首謀者だと分かっても、色々聞きたい事とかあったんだからさ。それにそんなあっさりと裁判を終わらせても外の奴ら…視聴者も納得しない。だから私たちを一度絶望させる他ないんだよ。そして嘘を吐く時は本当の事も混ぜると真実味が出る。」

    最原「なるほど…」

    春川「はぁ…。それで話が大分脱線しちゃったから戻すけど…私たちに本当に才能が無かったらどうして白銀は最期に『超高校級の模倣者(コスプレイヤー)』を名乗ったのかも分からなくなる、『世界もコスプレ出来る』なんて言葉は出て来ないんだよ…て何?さっきからニヤニヤして…頭おかしくなったの?」

    最原「いやぁ…何だか僕より探偵みたいだったからつい。」

    春川「あんた…それでも探偵なの?頼りなさすぎ。そんなんじゃいつか私に殺されるかもよ?」

    そう言った春川さんは…とても穏やかに笑っていた。

    夢野「んあー!お主らはさっきから何の話をしてあるんじゃ!ウチにも分かるように説明せい!!」

    最原「あはは…ごめん夢野さん、じゃあそろそろ出ようか」

    春川「うん、そうだね。」

    夢野「かーっかっかー!今のウチらには怖いもん何か存在せんわ!何せあの殺し合い生活を生き残ったんじゃからな!」

    最原「あっそうだ。」

    春川「どうしたの?最原。」

    夢野「どうしたと言うんじゃ」

    最原「ねぇ、これから皆んなはどうするの?」

    春川「…」

    夢野「…」

    最原「…何か暗い雰囲気になっちゃったね…。」

    春川「本当、どうしようか…」

    夢野「うー、もうウチらの居場所は存在せんと言っとった…どうすればいいんじゃウチらは!!」

    最原「その事なんだけどさ…皆んなで探偵事務所でも開かない?」

    春川「どうしてそんな急に?」

    最原「うーん、もしかしたらまた今回みたいな事件が起こるかもしれないから…って言うのが建前かな。」

    春川「…じゃあ本音は?」

    最原「皆んなともっと一緒に居たいから…だよ。」

    春川「…」

    夢野「…」

    最原「ダメ…かな。」

    夢野「良いではないか!ウチも皆んなともっと一緒に居たい!」

    春川「いいんじゃない?別に」

    最原「あっありがとう、二人とも。」

    僕たちはこれから新しい道を行く。
    苦しい事や悲しい事もあるだろう、でもこの三人ならどんな困難だって立ち向かえると…僕は思う。
  4. 4 : : 2017/02/02(木) 12:22:23
    夢野「よし!そうと決まれば名前を決めねばならんな!それならウチに任せい!」

    最原「え?」

    夢野「そうじゃな…魔法使い探偵事務所とかどうじゃ!」

    最原「えーっと…」

    夢野「他にも色々考えたぞ!例えb」

    春川「最原、あんたが決めなよ。」

    最原「いいの?」

    春川「アレに任せたらとんでもないのが来るよ。」

    最原「そう…だね。」

    とは言えあまりいいのが思い浮かばない

    最原「…」

    春川「…」

    最原「………」

    春川「…」

    最原「……………………………………」

    春川「…はぁ、最原探偵事務所でよくない?」

    最原「え?あ、うん…そうだね。」

    夢野「んあー!またウチを除け者にしおって!!」

    最原「ごっごめん!」
  5. 5 : : 2017/02/02(木) 12:40:27
    期待!楽しみです!
  6. 6 : : 2017/02/02(木) 13:04:23
    あれから一ヶ月がたち、僕らは…

    最原「…」ジーッ

    春川「…」ジーッ

    夢野「…ごっごくり」

    最原「今だ!」ガシッ

    春川「させないよ!」サッ

    夢野「あぁ!あぁーーー!!」

    夢野「お主らは何やっとるんじゃ!最後の食料が無駄になったではないか!」

    最原「まだ3秒たってない!ギリギリセーフだ!」

    春川「そんなの食べてお腹壊したらどうするつもり?ここは私に任せて!」

    最原「いや!ここは僕が!」

    春川「私が!」

    夢野「だから何をやっとるんじゃ!せっかくウチがバイトで働いて稼いだ金で買った食料を!お主ら!一体次の給料日までどうやって過ごすつもりじゃ!!」

    最原「…万引き?」

    夢野「探偵が言うことではなかろう?!」

    春川「金持ちを暗殺してその懐から…」

    夢野「お主は自分の力を私用で使うではない!馬鹿か?!馬鹿なんじゃな!お主ら!あー!何でウチはこんなアホどもに付いてきてしまったんじゃー!!」

    貧乏生活を送っていた。
  7. 7 : : 2017/02/02(木) 13:38:06
    期待です!!
  8. 8 : : 2017/02/02(木) 13:59:54
    夢野「お主らもいい加減働いたらどうじゃ!流石にウチだけではキツいぞ!!」

    最原「でも僕は探偵事務所を…」

    春川「私はその助手を…」

    夢野「お主らここ二週間同じこと言っておるぞ!このニート共めが!!」

    最原「それは違うよ!」

    夢野「何がじゃ!」

    春川「私たちはちゃんと働いてる、ただ仕事がやって来ないだけ。」

    夢野「働いておらんではないか!何を屁理屈言っておるんじゃ!!」

    コンコンッ

    最赤夢「「「?!」」」バッ

    最原「どっどーぞ」

    ガチャ

    ××「最原探偵事務所ってここであってますか?」

    最原「はい!」

    夢野「どっどういうことじゃ春川?!何故突然依頼が?!」

    春川「そっそれより依頼はどんな内容ですか?」営業スマイル

    夢野「誰じゃお主!?」

  9. 9 : : 2017/02/02(木) 14:26:52
    そこに立っていたのは14〜15歳くらいの女性でたくさんのピアスやネイルが印象的な…

    どこかで見たことがある雰囲気だった。

    依頼者A「実はお兄ちゃんが行方不明で…」

    最原「それはいつ頃からですか?」

    依頼者A「二年くらい前だったと思います。」

    最原「どうして今になって?」

    依頼者A「実は警察の方に捜索を依頼していたんですけどそれが最近打ち切られて…それで探偵の方に頼もうと」

    最原「…どうしてそんな依頼を僕たちに?はっきり言って解決できる自信がないんですが…。」

    依頼者A「……………他の方にも頼んでいたんですけど誰もダメで」

    最原(何だろう今の間は)

    春川「すみません、ちょっといいですか?」

    依頼者A「何ですか?」

    春川「二年も音沙汰がないということは既に亡くなっている可能性もあるのではないでしょうか。」

    最原「ちょっと春川さん!」

    春川「実際に警察も諦めてるのではその可能性が一番高いのでは?」

    依頼者A「…」

    最原「春川!もうその辺に…」バタッ

    春川「最原!?どうした…の」バタッ

    夢野「お主ら?!どうしたんじゃ!」

    依頼者A「え、何?どうしたんですか?」

    最原「おっ…おっ」

    夢野「お?」

    最原「…お腹減った」

    夢野「」

    春川「わっ私…も」

    夢野「」

    依頼者A「あっあの、もしよかったら奢りましょうか?」

    最原「でも流石にそれは」

    依頼者A「そんな状態では頭が回らないでしょうし…」

    春川「おっお願いするわ」

    夢野「お主ら…」

    依頼者A「どこがいいですかね?」

    最原「うん…じゃあ」

    …待てよ?この感覚何処かで……

  10. 10 : : 2017/02/02(木) 14:40:31
    ………
    ××「怪しい奴じゃないんでよろしくっす」
    ………
    ××「俺がこのゲームを終わらせるんで」
    ………
    ××「これは君が望んだ殺し合いっす。だから君は絶対生き残らないとダメっす」
    ………

    最原「もしかして…!」ムクッ

    夢野「何じゃ?大丈夫なのか?お主」

    最原「ねぇ、そういえば君の名前をまだ教えて貰ってなかったね」

    依頼者A「…!」ビクッ

    最原「名前は…なんて言うの?」

    依頼者A「言う必要が…ありますか?」

    最原「あるよ、もし君が僕の思ってる人物と同じならね」

    夢野「何じゃ?!何か分かったのか!」

    春川「あんた…この状況でよく頭が回るね」

    最原「僕が考えてる通りの人物なら、お兄さんはもう亡くなってるよ」

    夢野「なっ!」

    依頼者A「どうして…そんな事が言い切れるんですか?」

    最原「なら、君の名前を教えて貰えるかな?そうするだけで僕の推理は間違っていると証明ができる。」

    ××「…」

    最原「さぁどうなんだ!」

    ××「………天海、…天海 蘭奈」

    春夢「「!?」」

    最原「…やっぱりか。」
  11. 11 : : 2017/02/02(木) 16:10:23
    最原「残念だけど天海君…蘭太郎君はもう死んでいるんだよ。」

    天海「何で!?どうして貴方までそんな事言うの?!せっかく…せっかくお兄ちゃんの事知ってる人に出会えたのに…。嘘だと言ってよ!だってあれはフィクションなんでしょ?!嘘なんでしょ?!実は皆んな生きてるんでしょ?!殺し合いなんて…起きてないんでしょ…っ!」

    最原「嘘なんかじゃない!天海君はもう死んでいるんだ!!あそこで死んだ人は…もう帰ってこないんだ……っ!」

    天海「…私、何度も調べたの。あの殺し合いゲームの事。警察にも頼んで、それなのにあいつらは私の言う事に耳を貸さない!お兄ちゃんの事…お母さんやお父さん、お姉ちゃん達に聞いてもそんな人居ないって…まるで存在しなかったように言う!ねぇどう言う事なの?!教えてよ!!」

    最原「天海さん…」

    夢野「どっどうするんじゃ?最原」

    春川「ちょっとどいて」

    夢野「んあっ!」バタッ

    春川「あんた…天海が居なくなって悲しいって?」

    天海「なっ何ですか!」

    春川「じゃあ…あんたも同じ所に送ってやろうか?」

    天海「ひっ」ビクッ

    最原「はっ春川さん!」

    春川「あんただけが悲しいと思うな!ここにいる最原だって…あそこで倒れてる夢野だって…それに私だって大切な人を亡くしてここにいるんだ…っ!私たちはあそこで色んなものを奪われてるんだ!それなのにこいつは、自分だけが不幸みたいに!悲劇のヒロインぶって…天海が居なくなって悲しかった?!何もかも他人任せのくせに…現に今だって、私たちに頼って…肝心の自分は何もしないって?いい加減にしろよ!!そんなにあいつの事想ってるなら世界を敵に回すくらいの気概を見せろ!それすらも出来ないならもう二度と来るな!!」

    最原「春川さん!それ以上は!」

    天海「言わせておけば…調子に乗って……っ!!」

    最原「天海さん…!」

    天海「私が何もしていない?!そんな筈ないでしょ!!私は親にも姉妹にも相手にされず…おかしいのは私なのかなって思った事もあった!でも私はお兄ちゃんみたいになりたかったのは事実なんだ!お兄ちゃんは冒険家っていう才能があって…だから私もそれを真似て…色んな所に行った!でもある日家に帰ってみたら皆んなお兄ちゃんの事を覚えてなくて…警察に言っても全く相手にされなかった!この二年間は、ずっと私一人で調査してた!お兄ちゃんが過去に行った事がある所!お兄ちゃんが行きそうな所!全部探した!漸く見つけたと思ったらそれはテレビに映ったお兄ちゃんの死体だった!それを見た瞬間私は絶望に打ちひしがれた!!今までの二年間は何だったんだって…!そしてあの日、殺し合いが終わった…!だから、私は貴方達に否定して欲しかった!世界を否定してあのテレビを終わらせたように、お兄ちゃんの死も否定欲しかった……っ!!」

    天海「それなのにどうしてそんな言い方するんですか!」

    春川「五月蝿い!天海は死んだんだ!」

    最原「ふっ二人共落ち着いて!」

    夢野「んー」

    最原「夢野さん?」

    夢野「んああああーーーーーー!!!」

    ぷしゅーーー

    最原「……………え?」



    ……

    ……………

    最原「…あれ?僕はどうして寝てたんだろう………っ!夢野さん?!」ガバッ

    夢野「んあ?どうしたんじゃ?」

    最原「夢野さん何かけたの?」

    夢野「魔法じゃ!」

    最原「え?」

    夢野「皆を眠らせる魔法を使ったんじゃ!かーっかっかー!」

    最原「どうして…?」

    夢野「あのままでは二人共取り返しのつかない事になっとったからな!一旦眠らせて落ち着かせようとしたんじゃ!」

    最原「夢野さん…」ホッ

    気がつくとそこにはぐっすり眠った春川さんと天海さんが居た。
  12. 12 : : 2017/02/02(木) 16:57:15
    それから数時間後…

    最原「えーっと…春川さん?」

    春川「…」ギロッ

    最原「あっあの…天海さん?」

    天海「…」プイッ

    最原「ゆっ夢野さん?」

    夢野「あうー」ガクガクブルブル

    最原(どうしよう)

    春川「最原」

    最原「はっはい!」

    春川「私は今普通じゃないからさ、後は頼んだよ。」

    そう言って彼女はドアの向こうに消えた

    天海「私だって、頑張ってたのに…どうしてあの人は…!」

    最原「まぁ彼女も想い人をあの殺し合いで亡くしてるからね…。そして僕も…」

    天海「…その、さっきあの人が言ってた…言ってましたけどどういう人だったんですか?私は別にあのテレビをしっかりと見てたわけではないのであまりよく知らないんですが…。」

    最原「あぁ、彼女が好きだった人の名は百田解斗っていう人なんだ…超高校級の宇宙飛行士の才能を持っていた。彼は春川さん…さっきの彼女だけでなく僕も救ってくれた…とてもいい人だったよ」
  13. 13 : : 2017/02/02(木) 18:37:13
    期待
  14. 14 : : 2017/02/02(木) 19:06:28
    ………

    百田「どんな不可能もやり遂げちまえば可能に変わる!」

    ………

    最原「…」

    天海さんに百田君の話をしてるうちに…僕の目から一筋の涙が流れていた。

    天海「最原…さん?」

    最原「あ、ごめんごめん」

    僕は慌ててそれを拭うと話の続きをした。

    最原「彼は、春川さんの才能が暗殺者だったと発覚してもそれまでと同じ様に接して、そのうち彼女に心を開かせたんだ。…そして事件は起きた。裁判を進めていくうちに犯人は百田君って事になって…おしおきを受けた。でも、本当に百田君は凄いと思ったよ。だって彼はおしおきの途中で息を引き取ったんだ、百田君は…おしおきでは死ななかった。」

    天海「そんな事が…」

    最原「だから彼女をあまり恨まないであげてね、彼女は真実から目を背けても何も生まれない事を知っているんだ。もちろん僕たちも」

    夢野「…」

    天海「そんなの…分かってます。春川さんの言ってる事が正しいなんて…。」

    天海「分かってるんです。本当はお兄ちゃんが帰ってくる事はないんだって…分かってるんです…っ!それでも、ほんの少しでも可能性があるならそれに賭けたいじゃないですか…実は生きてるんだって…信じたいじゃないですか!」グスッ

    最原「ごめん…天海さん。」

    天海「どおじて…最原ざんが謝るんでずか…!」

    最原「僕が中途半端に推理した所為であの事件は起きた…。今でも後悔してるよ。でも…その事件があったからこそ今の僕たちがいる。」

    天海「…」

    最原「だから…僕たちにも天海君が生きてるっていう証明は出来ないけど、君が前に進む為の手助けなら出来る。天海さんが、後悔する事がないように。」

    天海「最原さん…。」

    最原「僕には…僕たち最原探偵事務所には、その義務がある。…だから天海さん、もう二度と間違いを起こしたりしない為に、余計なお世話を焼かせてくれよ。」

    天海「っ!」

    ………

    蘭太郎「蘭奈、俺の真似なんかしてたらいつか怪我するっすよ?」

    蘭奈「五月蝿い!余計なお世話よ!!」

    ………

    天海「あ、あぁ、」

    最原「天海…さん?」

    天海さんはその後、幼子のように泣きじゃくった。泣いて泣いて、今は疲れて眠ってる。

    夢野「こやつ、寝顔が可愛いのう。」プニッ

    最原「ゆっ夢野さん?!」

    夢野「んあっ!」

    夢野「何じゃお主!邪魔するでないわ!」

    天海「う、うーん」

    夢野「あっ!お主の所為でもう起きるでわないか!せっかく頬っぺたのプニプニ感を楽しんでおったのに!!」

    最原「夢野さん、しー!」

    天海「あっあれ?そっか、私…また寝てたんだ」

    最原「天海さん、大丈夫?」

    天海「うん、大丈夫。」

    最原「よかった…。」

    天海「…」

    最原「どうしたの?」

    天海「さっきの話だけど…依頼、取り消していい?」

    最原「いいけど、どうするの?」

    天海「…私に余計なお世話を焼いて欲しいっていう依頼。」

    最原「っ!天海さん…!」ギュッ

    天海「〜〜〜〜〜〜〜〜っ///」

    最原「こらから数日間よろしくね!」

    天海「ここっここここちらこそ、よよよよろしくお願いしまましまします。」

    夢野「?何じゃお主、耳まで真っ赤じゃぞ?」

    天海「ゆっ夢野さん?!」

    ハハハハハ

    〜ドアの反対側〜

    春川「…」

    春川「あいつ…変わったな。」



  15. 15 : : 2017/02/02(木) 19:20:42
    僕たちが天海さんの依頼引き受けてまず最初に行ったのは…

    最原「…」

    春川「…」

    夢野「…」

    天海「どっどうですか?」

    最原「ぷはぁ〜、こんなに美味しい料理を食べたのは久しぶりだよ。」

    天海「そうですか!それはよかったです!!」

    春川「最近ずっと粗末なものばかり食べてたからね」

    夢野「んあー!それはお主らが働かんからじゃろ!」

    ご飯を食べる事だった。
  16. 16 : : 2017/02/02(木) 19:42:35
    次の日

    天海「…よし!」

    私は勇気を振り絞ってドアをノックした。

    何故私がここへ来たかというと、昨日の依頼の為…というのは建前で実は春川さんと仲直りがしたくて気合を入れてやって来ました。実際私と春川さんとの間にそんな仲があったのかは不明ですが…

    コンコン

    ですが、そんな事は気にしません。
    何故なら私は今この瞬間から変わるのですから。

    希望と情熱を胸に秘め、私は意を決してドアを開けたのであった。

    天海「失礼しま…す。」

    最原「」チーン

    春川「あっ」

    オーマイガー!何と部屋では最原さんが赤い液体を口から流して倒れ、春川さんは包丁を持っているではありませんか

    夢野「あっ天海、たっ助けてくれ!春川が!春川がぁぁ!!」

    天海「何ですかコレは…殺人現場?!」


  17. 17 : : 2017/02/02(木) 19:54:01
    エエええエエぇ!?
  18. 18 : : 2017/02/02(木) 20:19:18
    天海妹の外見とCVが知りたい
  19. 19 : : 2017/02/02(木) 20:19:52
    事件は一時間前に遡る

    〜一時間前〜

    春川「え?サプライズがしたい?」

    最原「そうだよ。昨日は天海さんにご飯の世話をして貰ったからね、今度はこっちが天海さんをびっくりさせようと思って!」

    こいつはまた変な事を考えるね

    春川「ふーん、で?何をするの?」

    最原「えーっと…カレーでも食べて貰おうかと…」

    春川「カレー?材料はどうするの?お金ないんじゃない?」

    まさか万引き…

    最原「それなんだけど実は昨日天海さんが恵んでくれたんだよ。」

    春川「…なるほど、それを僅か一食で無駄にしようと?それは流石の私もびっくり仰天するレベルのドッキリだね。」

    最原「違うよ!実はさ、少し前に収入があってさ…」

    春川「ふーん。」

    最原「…お願い出来るかな?」

    春川「…いいけど」

    何で私があいつなんかの為に…

    またいつものように愚痴りながら自分の髪を弄る。こうすると落ち着くんだよなぁ

    最原「えーっと…実は依頼を受けるにあたって春川さんと天海さんには仲直りをして貰いたくて」

    余計なお世話だよ…最原の癖に

    最原「ごっごめん」

    どうやら口に出てたようだ。

    でも実際どうしよう…子供が喜ぶようなものしか作ったことないし…。あいつも同じ様に作ってたら文句言うだろうな…

    普通じゃない…カレー



    どうしよう…もうくるじゃん
    適当にもの入れちゃえ…。真っ赤になったけどまぁいいか。

    最原「調子はどう?いい感じに出来…た?」

    夢野「ウチは準備満タンじゃぞ!とっておきの魔法で天海を驚かせるん…じゃ?」

    春川「最原…夢野…」

    最原「…どうしたの?それ」

    春川「丁度いいや、味見してよ」

    最原「分かった、分かったから取り敢えず包丁置いてくれない?春川さんが持つと洒落にならないよ」

    春川「そう?」

    最原「まぁ見た目はアレだけど結構イケるかも…」パクっ

    春川「どう?さいは『うぐっ?!』…え?」

    最原「」チーン

    春川「…」

    夢野「うわわ」ガクガクブルブル

    春川「…」チラッ

    夢野「嫌じゃ〜〜!!」

    コンコン

    春川「えっ?もう来たの早す『失礼しま…す。』あっ」

    夢野「あっ天海、たっ助けてくれ!…」

    ………

    春川「と、言うわけなんだよ」

    天海「へっへぇ…」

    最原「春川さん、アレはいくら何でも辛すぎるよ」

    春川「あんたが気絶するくらいだもんね」

    夢野「かーっかっかー、最原が無事なのはウチの魔法のおかげじゃぞ!」

    春川「じゃあ夢野も食べる?」

    夢野「いっ嫌じゃ!」

    天海「そうなんだ…よかったぁ」

    春川「?何であんたが安心するの?」

    天海「いやぁ…まぁ色々?殺し合いも起きてなかったし激辛カレーも食べなくて済んだし」

    最原「ははは…全くだよ」

    春川「…何だか死にたくなって来た」

    天海「春川さん?!」

    春川「本当は料理が下手って訳じゃないんだよ、今回は大人向けの普通じゃないカレーを作ろうと思ったからこうなっただけで普通のカレーを作ろうと思えば皆んながびっくりするぐらいのカレーだって作れるんだから」

    天海(うわぁ負けず嫌いだなぁ)

    天海「じゃあ今度まあ落ち着いたら料理対決なんてしませんか?」

    春川「いいよ、負けるつもりないし」

    どうやら私たちは仲直りが出来たようだ。
  20. 20 : : 2017/02/02(木) 20:35:06
    >>18 外見は天海君似の目に金髪のミディアムヘア、あとポニーテールですかね。多分メインキャラに入ると思うんでイメージカラーは被らないように…
    今の服装は前が開いた黄色の半袖のパーカーとその下には白いダンクトップ、緑色のズボン…的な感じです。すみません適当です。ファッションセンス皆無なもので

    CVは東山奈央さんかなぁ(希望)
  21. 21 : : 2017/02/02(木) 21:31:06
    最原「さて、今回の依頼は天海さんに『余計なお世話』を焼く事だけど…」

    最原「何をしたらいいかな?」

    天海「あなたがそれを言うんですか?!」

    最原「ごめん!」

    春川「ふふっ」

    夢野「何じゃ春川、急に笑い出しおって。」

    春川「何だか最原が本格的に百田に似て来たなって」

    夢野「そうじゃな…」

    夢野「なぁ、春川。」

    春川「何?」

    夢野「前はつい流れで行ってしもうたが、今は…その、ハルマキと呼んでも怒らんか?」

    春川「…」

    夢野「やっやっぱり怒るのか?」

    春川「別に…いいよ」

    夢野「おー!本当か!」

    最原「春川さん…」

    春川「何…」

    最原「春川さん…変わったなって」

    春川「あんた程じゃないよ」フッ

    天海「何か今のハルマキちゃん可愛い!」

    春川「…」ジロッ

    天海「あっごめん…私なんかがまだ早いよね。」

    春川「…あんたもそう呼べば?」

    天海「え?いいの?」

    春川「何でだろうね、前はその名前で呼ばれるのは嫌だったし正直今も嫌だよ」

    夢野「そっそうなのか?!」

    春川「でも…あんたならその名前で呼ばれても全然嫌じゃない。何だか懐かしい気持ちになれる。」

    天海「懐かしい…気持ち?」

    春川「うん」

    最原(そっか…春川さんは孤児院にいた時…)

    春川「で?それより今日は何するか決まったの?」

    最原「…今考えてる」

    夢野「んあー。どうしたもんかのう」

    最原「そうだ!もう一回旅に出たらどう?」

    天海「旅…ですか?」

    最原「そうだよ、天海さんはよくお兄さんの真似してあちこち行ってたんでしょ?だったらこれを最後にしてまた新しい趣味を見つけるんだよ。天国の天海君に誇れるようなさ!」

    天海「天国の、お兄ちゃんに…」

    最原「そうだよ!あ、でもあんまり危ない所はダメだよ?怪我しちゃうかもしれないしね」

    天海「ふふっ」

    最原「あっ天海さん?」

    天海「あぁいえ、前にお兄ちゃんも同じ事を言ってたんで…」

    最原「そっか…」

    天海「はい、そうさせていただきます!」

    天海「あ、それじゃあハルマキちゃんも一緒にどう?」

    春川「わっ私?」

    天海「うん!ハルマキちゃんならボディーガードにもなるしー、それに初めてできたお友達だし。」

    春川「えっ…」

    最原「いいじゃん、春川さんも行ってきなよ」

    春川「でも、私」

    天海「大丈夫だよ!私が何とかするから!」

    春川「じゃっじゃあお言葉に甘えて」

    夢野「ウチらの分もしっかり楽しむんじゃぞ!」

    春川「うん、そうするよ」


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    ここで安価を取らせていただきます。
    天海さんと春川さんの旅のご様子を書くか書かないかでご記入ください。
  22. 22 : : 2017/02/02(木) 21:40:47
    次の依頼(いつ来るかわからない)も見てみたいので書かない方で
  23. 23 : : 2017/02/02(木) 21:52:14
    そして一週間が経った日の夕方、春川さんは帰っきた。

    最原「おかえり、楽しめた?」

    春川「…話は明日にして、」

    最原「え、春川さん?」

    春川「…」スースー

    最原「…相当疲れてたんだね」

    翌朝、春川さんに話を聞いた所向こうに着いた時には夜になっていたそうな…そして次の日からは連日遊びまくったらしい。他にも夜お風呂に入ってたら突然乱入されたとか料理を奪われたなど…聞いてるだけで楽しい内容だった。話を聞いてるといつの間にか時間になっていたらしく、天海さんも入ってきて今日は朝からずっと喋ってるだけだった。春川さんはウンザリしていたけど、満更でもなさそうだった。

  24. 24 : : 2017/02/02(木) 22:08:27
    さらに一週間後、天海さんとの依頼は終わりを迎えた。とはいっても殆ど遊んでいただけだったが…。

    天海「皆さん、この二週間は本当に楽しい日々でした。ありがとうございます。」

    最原「うん、これからも元気でね。」

    天海「はい…」

    夢野「?何じゃ、浮かない顔しおって」

    春川「蘭奈?」

    天海「…ハルマキちゃん…皆んな。私、皆んなと離れたくない、ずっとずっと一緒に居たいよ」

    最原「天海さん…」

    天海「だからね…私考えたの。」

    春川「蘭奈、どうしたの?」

    天海「私はまだ高校生だし…これといった経験はないけど、それでも…私はここで働きたい。」

    最原「………え?」

    天海「私の年齢を考えると…多分アルバイトって事になるんだろうけど、ここで働きたいって思ったの。だから…お願いします!」

    最原「あっ天海さん!?」

    天海「どうか!これが最期の依頼だと思って…私に働かせてください!」

    最原「べっ別に働かなくても時々遊びに来てくれるだけでも…」

    天海「お願いです。」

    春川「諦めなよ、最原。」

    夢野「そうじゃ、これはもう説得などめんどくて出来んわい。」

    最原「…春川さん…夢野さんも…。はぁ、経済面で不安しかないけどよろしくお願いします。」

    夢野「えっ縁起でもない事を言うではない!」

    最原「はぁ…」

    後日、天海さんのお父さんから娘が世話になったと大量のお金が送られてきた。

    僕たちは、そのお金で





    豪遊した。
  25. 25 : : 2017/02/02(木) 22:39:53
    \(ºДº"*)´´´オイ!
  26. 26 : : 2017/02/02(木) 22:42:39
    〜三日後〜

    最原「最後の一口は…僕が貰う」スカッ

    春川「あんたなんかに…わらしてたまるかぁ」スカッ

    夢野「お主らはいい加減学習せい!?」

    天海「わはははー夢野ちゃんが三人もいるー魔法だ魔法だー」

    夢野「かーっかっかっー!それは分身の魔法じゃ、凄いじゃろ?…じゃないわ!
    お主まで壊れてどうする!」

    天海「えー?壊れてなんかないよー。あれー?何でだろう、お花畑が見えるよー。」

    夢野「アウト!アウトじゃそれは!」

    最原「このバナナは僕のだ」

    春川「そのイチゴは私のよ」

    夢野「ここにはバナナもイチゴも存在せんわ!お主らまたその辺からキノコ持ってきたな?!やっぱり馬鹿なんじゃろ!
    ちょっと待っとれ!ウチの魔法(薬)で治してやるわ!」
  27. 27 : : 2017/02/02(木) 23:06:21
    今日は給料日じゃ。お金の管理はウチがしっかりせんとのう。最原もハルマキもまともに働かんし天海に至っては金銭感覚がずれまくりじゃ!

    夢野「お主ら、今日は安静にしておくんじゃぞ?ウチの魔法は決して万能ではないからのう。」

    最原「はい…」

    春川「分かった…」

    天海「ごっごめんね夢野ちゃん」

    夢野「ふん!」バタッ

    そういえば何故ウチはこんな事をしておるんじゃろうな…昔はめんどい事は嫌いでよう動かんかったのに…

    ………

    ××「夢野さーん」

    ………

    ××「泣いたり笑ったり怒ったりして心を柔軟にしましょう!」

    ………

    ××「にゃはははーぐっばいならー」

    ………

    ××「イケメンの神様が見てるよー」

    ………

    夢野「…転子、…アンジー。」
  28. 28 : : 2017/02/02(木) 23:29:03
    夢野「かーっかっかっー!ウチが帰ってきてやったぞ…んあ?なっ何じゃこれは!?」

    そこに広がっておったのは何とウチの隠しておったケーキではないか!

    最原「えーっと…ごめんなさい」

    夢野「何でウチのケーキが散らばっておるんじゃ!お主らまた喧嘩したな?!そうなんじゃろ!」

    最原「それは違うよ!」

    夢野「なっ何がじゃ」

    最原「僕たちは皆んなで仲良く食べようとしたからだよ!」

    夢野「答えになっとらんわあああああああああああああああああああ!!!!」

    夢野「お主ら全員正座せい!」

    最春天「「「はっはい」」」

    夢野「お主らは毎回そうじゃ!…

    ………三十分後

    夢野「一体ウチがどれだけ苦労してると…

    …一時間後

    夢野「大体普段の生活習慣がなっとらんのじゃ!…

    ……二時間後

    夢野「お主らはいつになったらウチを楽にさせてくれるんじゃ!…

    ………三時間後

    天海「はぁっハルマキちゃん…やばい、やばいよ!脚がとんでもないことに?!」

    春川「そっそんなの私だって…」

    夢野「そこ!人が喋ってる時は喋るでない!」

    春天「「はっはいぃ!」」

    ……………五時間後

    夢野「ふぅ…今日はこのくらいにしとくかのう…んあ?お主ら一体どうしたんじゃ?」

    最原「夢野さん…最原探偵事務所の事は任せたよ…!!」バタッ

    春川「もう許してぇ」ピクピク

    天海「」

    夢野「ちょっちょっとやり過ぎたかのう」

    コンコン

    全員「?!?!」

    最原「まさか…このタイミングで?」

    春川「…すー…すー…」

    天海「はっハルマキちゃん、寝たふりは良くない…よ」

    夢野「んあーー!どうすればいいんじゃー!」
  29. 29 : : 2017/02/03(金) 00:06:37
    ××「ごめんください」

    現れたのは初老を過ぎた男性で藍色の、お坊さんが着ているような服を身につけていた

    これまたどこかで出逢った気がする出で立ちだ。

    その男性はこちらの様子を見るなり困った感じで

    依頼者B「実は大した依頼ではないので、出直した方が宜しいですかな?」

    最原「あっいえいえ心配なさらずに、さぁお掛けになって」

    依頼者B「おお、これは親切にどうも」

    最原「それで…依頼というのは?」

    依頼者B「はい。えー実は儂、合気道の新流派を立ち上げたのですが…」

    最原「?…はい、それで?」

    依頼者B「それが中々広まりませんでな…どうかお力添えをと思い参上仕りました。」

    依頼者B「おっと失礼、そういえばまだ名乗っておりませんでしたな。」

    依頼者B「儂の名は諫早、諫早観冬と申します。以後、お見知り置きを」

    最原「あっ僕の名前は最原終一です。でこちらが」

    春川「春川魔姫」

    最原「さんと」

    天海「天海蘭奈です。」

    最原「それから」

    夢野「夢野…秘密子じゃ……」

    諫早「ほう、そうですか。これはまたご丁寧にどうも…それで依頼の方ですが…引き受けて頂けますかな?」

    最原「うーん僕なんかが力になれるかどうか…

    夢野「やろう!その依頼、引き受けた!」

    最原「夢野さん!?」

    夢野「何じゃ!お主はこの依頼を断るというのか?」

    最原「そういうわけじゃないけど」

    諫早「それは有難い。では、これを」

    最原「これは…っ!」

    春川「どうしたの?…え?」

    天海「どうしてこんなお金を?」

    諫早「それは前払いですよ。何、もう余命が僅かなもんで…そんなお金あっても意味がないんですよ。」

    夢野「…!」

    諫早「じゃから、それは礼みたいなものですな。こんな死に損ないの戯れ言に耳を貸して頂けるんですから。」

    最原「そんな…」

    諫早「それではまた明日。」

    最原「諫早さん…」

    夢野「あやつやっぱり何か隠しておるわ」

    最原「夢野さん?」

    夢野「ウチはあやつの依頼、死ぬ気でやり遂げるつもりじゃぞ。」

    最原「え?それってどういう」

    夢野「…」

    春川「…」チラッ

    天海「え?えぇ??」
  30. 30 : : 2017/02/03(金) 01:06:21
    次の日

    最原「はい、というわけでまず広めるには自分たちが教わらなければと思い、ご教授の程を…」

    諫早「いやはや、どうやら儂は今時の若者に対する評価が偏っていたようですな」

    そういって彼は僕たちに合気道の新流派を教わった。それは我が強く、何事にも丁寧で、それでいて真っ直ぐな…まるで彼女を思い起こさせるものだった。

    そして、運命の時がやって来た。

    諫早「違う!そうではないテンコ!この合気道の極意は…」

    最原「えっ?」

    春川「っ!」

    天海「あのおじーさん、テンコって誰ですか?あっもしかして今から点呼を?」

    諫早「ん?何じゃ、何か変なことを言ったかの?」

    夢野「…!へっ変なこととはなんじゃ!お主、もしや自分の弟子の事を忘れておるのか?!」

    諫早「はて…弟子などおったかのう、今初めて君達に教えたばかりじゃから…君達が一番弟子のはずじゃが…。」

    夢野「…っ!」

    夢野「…この、アホじじい!!」ダッ

    天海「あっ夢野ちゃん!どこ行くの?!」ダッ

    春川「…最原。」

    最原「うん、そうだね。」

    夢野さんがこの依頼にあそこまで拘ってた理由が今ならわかる。この人は茶柱さんの師匠だったんだね…。

    最原「諫早さん、とある学園に…茶柱転子という名の少女がいたんです。」

    ………

    諫早「そう…じゃったのか…成る程、あの子に悪い事をしたかのう」

    最原「でもそれは仕方ない事なんです。あいつらは僕たちの記憶を捏造し、さらにその親族や親しみの深い人の記臆も捏造していた。諫早が悪いわけじゃありません。」

    諫早「ほっほっほ、ありがとうございます。こんな老いぼれを励ましてくださいまして、実はですな…私にも腑に落ちないことがあったのです。」

    最原「…それは」

    諫早「はい、この合気道の新流派…ネオ合気道の事です。儂は確かに誰かと一緒に思いつきでこの流派を成立させたのです。しかしその誰かを思い出すことは出来なんだ。それ以外の事はよく覚えてます。その誰かは兎に角世の中の男性を憎んでおった。その誰かはこの国有数の名誉ある称号を手に入れていた。その誰かは…ある日突然消えていた。」

    最原「…」

    諫早「何が何だかわからないまま、儂は医師から余命三ヶ月を宣告された。じゃから儂は、その誰かがまた儂の前に現れてくれるのを期待して、この合気道を広めようと思ったんじゃ。しかし、まぁさっきの娘さんの反応で大体察しがつきました。もう、亡くなってるんですな?」

    最原「…はい」

    諫早「ほっほっほ、師匠よりも先に逝くとはとんだ親不孝者じゃ。あの世で会うたら叱ってやらんとなぁ」

    最原「諫早さん…」

    「何を言うておる!」
  31. 31 : : 2017/02/03(金) 01:33:45
    最原「夢野さん…っ!」

    夢野「何故お主はそう夢を簡単に諦めるんじゃ!」

    諫早「そんな事を言われましてもなぁ、儂にはもう生きる意味が…」

    夢野「それ違う!」

    最原(夢野さん?)

    夢野「そんなものはただの言い訳じゃ!お主にはまだ生きる意味があるではないか!」

    諫早「はて、どんな意味でしょうか?こんな後一ヶ月ちょっとで死ぬ虫ケラに、生きる意味があるとでも?!」

    夢野「お主はまだ、ネオ合気道を広めておらんではないか!」

    諫早「…っ!」

    夢野「お主はまだ、転子ともに立ち上げたネオ合気道を世間に広めてはおらんじゃろ!それがお主の生きる意味じゃ!」

    諫早「何を…今更っ!儂にはもう思い出すことは出来ないのだ!自分の愛した弟子の顔も、声も、その魂もだ!儂にはもうそれを悲しむことは出来ぬ!もう自分の全てを晒け出せる相手が存在せんのだ!」

    夢野「今まさに晒け出しておるではないか!」

    諫早「っ!」

    夢野「師匠より先に死んでしまった弟子は確かに親不孝じゃ!じゃが…その死は乗り越えてこそ意味があるんじゃ!ウチは転子の死も他の奴らの死もちゃんと乗り越えてきた!こんな小さな体で!こんなひ弱で、意思なども薄かったあの頃のウチでも乗り越えることができたんじゃ!それをウチよりもずっと長く生きてきたお主に出来ない筈はないじゃろう!」

    諫早「…」

    夢野「愛した弟子の何一つを思い出す事は出来ないといったな…じゃがそれでも…転子の想いは…ちゃんと届いたであろう?」

    気がつくと夢野さんは両目にいくつもの光の筋を流していた。

    最原「夢野…さん。」

    諫早「夢野さん。」

    夢野「…何じゃ!」

    諫早「ありがとうございます。」

    夢野「っ!」

    諫早「転子の想いは確かに、貴女を通して儂の心に響きました。どうもすみませんでした。いい歳して、少し道に迷っていたようです。しかしもう迷いはありません。儂のこの体が朽ちるその日まで、転子と共に作り上げたネオ合気道を広めていこうと思います。」

    夢野「っ!」ぶわっ

    天海「よかったね、夢野ちゃん…あ、これ使う?」

    夢野「何じゃ、そんなもんいらんわ!ウチは別に泣いとらんぞ!ウチは強い子なんじゃ!」

    最原「ははは、天海さん、夢野さんは強い子なんだから心配いらないよ」

    天海「あ、うん!そうだね!」

    春川「私、夢野の事見縊っていたよ。」

    夢野「なっ何じゃお主まで!お主ら、普段お金は誰が用意していると思っとる?!ウチじゃぞ!?このニート共めが!」

    諫早「ほっほっほ!楽しいですなぁ。こんなに楽しいのはいつ頃か…」

    最原「これからはもっと楽しいと思いますよ?」

    諫早「ほっほっほ、そのようで。明日からが待ち遠しいですぞ。」
  32. 32 : : 2017/02/03(金) 02:30:03
    その日から僕たちは練習に励みつつもそれを広めていった。主に女性を中心にその合気道は広まっていき、また女性から男性にも広まり、地元では一番有名な武術として人気を博す所まで行きました。

    そしてタイムリミットは刻々と迫って行き、ついにはベッドから動けなくなってしまったのである。

    夢野「諫早!しっかりせい諫早!」

    最原「夢野さん、あまり大きな声出すと…」

    諫早「いいんですよ、最原さん。儂は本当に幸せ者じゃ…。愛する弟子を失って途方に暮れていた儂を救ってくれた貴方たちには感謝しきれません。本当にありがとう。」

    夢野「諫早!そんな事を言うな!まだネオ合気道は全国に広まっておらんぞ!まだ、夢の途中じゃぞ!!」

    諫早「あぁ…それだけは悔やまれますなぁ。」

    諫早「あの…最原さん、」

    最原「はい、なんですか?」

    諫早「大変差し出がましいとは思いますが、儂の夢を…継いで頂けますかな…。」

    最原「はい、もちろんです。」

    夢野「そんな事聞いてどうする!お主はまだ生きねばならんのじゃぞ!」

    諫早「はぁ…本当に悲しんでくださるんですか?」

    夢野「当たり前じゃ!お主は転子の家族みたいなものじゃろ!!」

    諫早「ははは…そうですなぁ……」

    諫早「……………………………………」

    夢野「諫早?諫早!…目を覚ませ諫早!!」

    医者「…残念ですが諫早さんは…もう」

    最原「はい、」

    医者「諫早さんは貴方たちの事を本当の孫のように

    諫早「………てん…こ?」

    最原「諫早さん…!」

    夢野「諫早?どうしたんじゃ諫早!」

    諫早「あぁ、そうか…おま…えは…そんな…か…おを…して…た…なぁ…」

    夢野「諫早?思い出したのか?!転子の事、思い出したのか!!」

    諫早「」

    夢野「諫早…そっそん…な…、諫早ぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」

    その時の諫早さんの顔はとても綺麗で穏やかだった。

    その後諫早さんの遺産が送られてきたが僕たちはそれを、諫早さんが茶柱さんと共にネオ合気道を作り上げた寺に寄付する事にした。
  33. 33 : : 2017/02/03(金) 02:35:59
    何かグダグダですみません。
    ジジイとか誰得やねんって感じですよね。
    次からはイケメン系の男子や大人っぽい女子とか色々出すつもりですので飽きずにご覧頂けると幸いです。
  34. 34 : : 2017/02/03(金) 07:28:53
    二ヶ月後、僕たちは辛うじて貧乏生活を送らずに留まっていた。その理由とは…

    夢野「んあー、もうそろそろ来るのではないか?」

    最原「大丈夫だよ、春川さんがいるし」

    天海「春川さんは今日風邪で寝込んでますよ?」

    最原「あるぇ?」

    ガンガン

    最夢天「「「っ!」」」ビクッ

    ××「最原さーん?今月分の借金返して貰いに来ましたよー?」

    最原「…」

    夢野「…」

    天海「…」

    ××「居留守使ってんじゃねぇぞ!ここにいるのはわかってんだからな!さっさと出てこいゴルァ!!」

    夢野「ヒィィ!」

    最原「………今いきまーす」

    借金取りに膨大なお金を借りたからである。
  35. 35 : : 2017/02/03(金) 07:36:29
    株価大暴落のお知らせ
  36. 36 : : 2017/02/03(金) 07:45:45
    借金取り「さっさとお金返してくださいよ〜もう一週間も先延ばしにしてますよ?」

    最原「あはは…えーっとあともう少し待ってください」

    借金取り「いい加減に返してくださいよ?ねぇ最原さぁ〜ん!」

    最原「ははは…いつか必ず」

    借金取り「だぁかぁらぁ!そのいつかっていつの事なんだよぉ!!」

    最原「ははは」

    借金取り「けっ明日また来ますからねぇ最原さぁん」バタン

    最原「…」

    夢野「すっすまん、最原…ウチの所為で」

    天海「私の方こそ…ごめんなさい、最原さん。」

    最原「夢野さんたちの所為じゃないよ、こんな結果を想像していなかった僕にも非はある」

    一ヶ月前、夢野さんはアルバイトをクビになってしまい、僅かな給料しか降りなかった。しかもそのタイミングで天海さんはインフルエンザに感染してしまい、この探偵事務所は阿鼻叫喚となった。 そんな状況を打破する為に僕は悪徳な借金取りにお金を借りてまで、皆んなを助ける事にした。
    春川さんはその時、ずっと皆んなを看病してくれていたからその影響で今は倒れてる。

    最原(さて…どうするかなぁ)
  37. 37 : : 2017/02/03(金) 07:56:27
    コンコン

    最原「?どーぞ」

    ××「失礼します。最原探偵事務所ってここであってますか?」

    そこに立っていたのは銀髪で背も高く、筋肉は引き締まっており、服装は全身を黒で固めた…少女漫画にでも出て来そうな同性の僕でも惚れてしまいそうなくらいイケメンな男性だった。

    最原「そうですが…貴方は?」

    剛将「俺の名前は剛将大輔、ここに依頼あって来ました。」
  38. 38 : : 2017/02/03(金) 08:39:30
    剛将「俺の依頼は…おい、お前大丈夫か?」

    最原「春川さん、無茶しないで」

    春川「だい…じょうぶよ…このくらい」

    剛将「ふん、まぁいい。それで依頼の方だがある男を調べて欲しいんだ。」

    最原「ある男?」

    剛将「あぁ、この写真の男だ。」

    その写真に写っていたのは僕と同じくらいの身長で、極限までつり上がった口元に狐を思わせるような糸目の…ピエロという言葉がよく似合いそうな雰囲気の人だった。

    僕はそれに、軽い既視感を覚えた。

    剛将「そいつの名前は霧隠忍という。」

    剛将「俺は忍とは親友だった。そう言えば他にも8人くらいいたっけ…まぁそんな事はどうでもいい。ただ楽しい日々だった。毎日のように皆んなで馬鹿やって…毎日のように周囲を楽しませていた。だがある日それは地獄に変わった。突如として現れた黒服の連中に俺らは拉致られた。そこで行われたのは非道な拷問や辱め、まともな食事も与えられずにその癖限界まで体を行使される。そんな日々に発狂して自分から死んだ者もいれば、彼奴らに歯向かって見せしめに殺された奴もいた。だがそいつは…忍はそこには最初からいなかった。だからあいつがまだ生きてるなら、あの事件の時何をしてたかを聞き出す為にこいつの事を調べてくれ。死んでるならそれでよし、生きてるならその所在等を調べて欲しい。」

    最原「…分かりました。」

    春川「なんだ…漸く探偵らしい仕事が来たじゃん」

    夢野「そうじゃ!これはある意味チャンスではないか?!」

    剛将「それでこいつの事を調べるに当たってだが…」

    最原「何ですか?」

    剛将「まずその女をどうにかしないとな…おい、石蕗!」

    石蕗「んー?何?」

    剛将「紹介するよ、こいつは石蕗姫乃。さっき話した事件のもう一人の生き残りだ。」

    そこにはスマホを片手に濃いピンク色の髪で肩の位置まで伸ばし、目は半開き、口元にはホクロが三つもあるまるで子供のような雰囲気の女性がいた。

    石蕗「どーも、石蕗姫乃でーす。よろしくお願いしまーす。」

    最原「よっよろしく…」

    剛将「軽い感じだが中々使える奴でな…前に何処かの機関から機密情報を入手してその一部をある程度再現できる。」

    夢野「ウチ以外にも魔法使いが?!」

    石蕗「それでーダイちゃん、姫乃は何したらいいのー?」

    剛将「風邪薬を作ってくれ。」

    石蕗「何ですかーそんなの買えば」

    剛将「時間がない、早くしろ」

    石蕗「はいはーい、分かりましたー」

    天海「…何してるの?」

    剛将「風邪薬を作らせてる。」

    石蕗「出来ましたー」

    春川「大丈夫なの?それ、」

    石蕗「大丈夫ですよー?何なら姫乃が毒味しましょうかー?」

    春川「あんたが飲んでも意味ないじゃんまぁいいよ、治るんなら飲んであげる。」

    石蕗「どうですかー?」

    春川「大分調子が良くなったよ、ありがとう。」

    石蕗「どーもどーも」えへへ

    剛将「さて、それじゃあ始めるか」

    最原「そうです『キュルルル〜』ね…」

    剛将「…飯にするか?」

    最原「おっお願いします。」
  39. 39 : : 2017/02/03(金) 09:12:27
    面白いです!続き待ってますね!
  40. 40 : : 2017/02/03(金) 09:13:30
    剛将「お前ら、金に困ってなら俺がくれてやろうか?」

    最原「そっそんな、会って間もない人にそこまでお世話になるわけには…」

    剛将「いや何、お前とは腐れ縁になりそうな気がしてよ…。」

    最原「でも…」

    夢野「馬鹿な事言うではない!こやつらが一体何どウチの稼いだ金を無駄にしたことか!きっとお主も酷い目見るぞ!」

    最原「ゆっ夢野さん」

    剛将「はっはっはっ…楽しそうで何よりじゃねぇか。…何だか昔を思い出すぜ」

    最原「剛将さん…」

    剛将「ふんっ」

    最原「………あの、剛将さん。一つ聞きたいことが…その貴方たちのリーダーの名前は…」

    剛将「…」ピクッ

    石蕗「…」ピクッ

    最原「王馬…小吉さんですか?」

    春川「えっ?それってどういう…」

    剛将「…」

    最原「それと貴方が所属していたのは『DICE』」

    剛将「…ふん、知らんな。何だその王馬とかDICEとかってのは、初めて聞くよ」

    石蕗「…っ!」

    最原「いえ、知らないならいいんです。」

    春川「…」

    夢野「なっ何じゃこの空気は…ウチがどりんくばーに行ってる間何が起こった?!」

    最原「じつは…かくかくしかじかというわけで」

    夢野「お主はそんな事聞いてどうするつもりじゃ!奴らが何も覚えてないのは分かりきっておろう!」

    最原「ただの確認だよ…」

    天海「いやーごめんごめん、ちょっとお花摘みに行ってたから話の内容が分かんなくて誰か教えて?てあれ、何この空気…」

    夢野「それはさっきウチがやったわい!」
  41. 41 : : 2017/02/03(金) 09:17:14
    たびたび金もらってんだから貯めればいいのに…
  42. 42 : : 2017/02/03(金) 09:42:32
    剛将「最原、あぁ俺のことは剛将でいい。依頼で言ってた霧隠って奴だが俺なりに調べてたんだ。」

    最原「何か分かったんですか?」

    剛将「いいや、めぼしい情報は何一つない。何せあいつは自分の身を隠すのが得意だったからな。」

    最原「それならどうやって…」

    剛将「いや、見つける方法はある。何簡単だ、可愛い女でも餌にすれば直ぐ食いつく。」

    最原「直ぐって…そんな大げさなんじゃ」

    剛将「そんな事はない。あいつは相手が女性なら13歳から40歳までがストライクゾーンだ。」

    最原「………えっ?」

    剛将「まぁぱっと見たところ、春川に天海は余裕でストライクだろう。可愛い服でも着たらなおよしだ。」

    春川「かっ可愛い服?!無理無理私にはそんなの似合わない!」

    天海「大丈夫だよハルマキちゃん!きっと似合うって!私が一緒に選んであげるから!ね!」

    春川「…うん、分かった」

    最原(あっ頰を膨らませながら髪を弄ってる…可愛い)

    夢野「んあー!どうしてウチは外されるんじゃ?!」

    剛将「正直石蕗だけだと物足りないと思ってたから丁度いいだろう。夢野、お前も一応ストライクだ、安心しろ。」

    夢野「何をじゃ?!」

    最原(何だか嫌な予感が…)

    剛将「そんで最原…お前女装が似合うと思うんだ。」

    最原「やっぱり?!」

    春川「…」ザッ

    天海「…」ザッ

    最原「あれ?!春川さん、天海さん、一体どうして…」

    春川「最原、あんたも来なよ。こっちに」

    最原「ヒィィッ」ビクッ

    天海「私も最原さんの女装似合うと思うなぁ。そしてそれを写真に収めて記念に残すの。」

    最原「ヤメてそれだけはヤメて」

    剛将「まぁ観念しろ、逃げ場なんてねぇから…」

    アーーーー!
  43. 43 : : 2017/02/03(金) 09:48:22
    ああ…らんまor灰原さんの誕生や…
  44. 44 : : 2017/02/03(金) 09:52:54
    翌日

    最原「はぁ…気が進まないな」

    天海「大丈夫だよ!可愛かったから!」

    最原「ははは、ありがとう…全然励ましになってないけど…」

    春川「さっさと準備しなよあんたら…あいつらもそろそろくるんでしょ?」

    最原「そうだね…」

    コンコン

    最原「あっ、今いきまーす」

    夢野「んあー…何じゃったか…何か大切な事を忘れとる気がするわい…」

    コンコン

    最原「はいはーい、今開けます…よ…あれ?」サーーーーッ

    借金取り「お金を貰いに来ましたよぉ〜最原さぁ〜ん」

    夢野「」

    天海「」

    春川「」

    最原「ハハハハ…どうも」
  45. 45 : : 2017/02/03(金) 09:58:32
    夢野「最原よ、一体どうするんじゃ〜!!!」

    春川「…コロス?」

    天海「それだけはダメだって!警察沙汰になっちゃうよ!!」

    春川「警察沙汰にしなければいい」

    夢野「春川がぁ〜!春川がぁぁああ〜!最原!春川を止めてくれ〜!!!」
  46. 46 : : 2017/02/03(金) 10:03:14
    もうどうしようもなくね?
  47. 47 : : 2017/02/03(金) 10:04:07
    最原「ハハハハ」トオイメ

    借金取り「まさか…今日も払えないなんて言うんじゃ〜ないですのねぇ。」

    最原「マサカ」

    借金取り「そうでしょうそうでしょう。もし?今日も払えなかったら?後ろの誰かさんをこちらに引き渡すか、内臓を売り飛ばすかしてますよぉ〜」

    最原「ハッハッハッハー、ジョーダンキツイデスヨー」

    借金取り「冗談違いますよ…こっちは本気です。ねぇ最原さぁん」

    最原「イマ、オカネヲモッテキマスカラソコデマッテイテクダサイ」

    借金取り「分かりました分かりました。そうさせていただきます…よ。」ギロッ
  48. 48 : : 2017/02/03(金) 10:21:18
    夢野「お主、実は金を持っておったのか?!」

    春川「何言ってんの…金があったんなら昨日のうちに払ってるでしょ。」

    天海「ですよねー。どうするんですか?最原さん。」

    最原「逃げます」

    夢野「」

    春川「」

    天海「」

    最原「…多分夢野さんは捕まってしまうと思うけど魔法で頑張って逃げてね!」

    夢野「いっ今はMP不足じゃらから魔法は使えんのじゃ!」

    春川「でもあいつら複数いるよ?どうやって逃げ切るの?」

    最原「…」

    天海「こっこうなったらお父さんに土下座で頼み込んで…」←前にお金で豪遊して無駄遣いした為現在は家を追い出されてる

    最原「…」

    夢野「どっどうするんじゃ、最原!」

    最原「ふぅ…仕方がないか。」

    春川「最原?」

    最原「僕が内臓売っぱらってお金を返すよ」

    春川「っ!」

    夢野「そっそんな、何もお主だけが…」

    天海「そうだよ!こんな事になったのは最原さんの所為じゃないって!」

    最原「でも他に方法が…」

    借金取り「どうしたんですかぁ〜最原さん。まさか、逃げようってんじゃないでしょうね?」

    最原「違う、内臓を売り飛ばす覚悟をしてただけだ!」

    借金取り「へぇ〜、じゃあお金は無いって事ですね?」

    最原「そうd『おい、何回もノックしてんだから返事ぐらいしろよ。』っ!?」



  49. 49 : : 2017/02/03(金) 10:24:50
    葉がk…クズに見習わせたいこの潔さ
  50. 50 : : 2017/02/03(金) 10:33:00
    >>49アイツは他人の売ろうとするからな…
  51. 51 : : 2017/02/03(金) 10:41:26
    剛将「あ?何だ、お取り込み中か?」

    借金取り「てっテメェは…剛将!」

    剛将「おうおう、誰かと思えば前にウチの石蕗に詐欺られた間抜けじゃねえか」

    間抜け「ふっふざけるな!あれはテメェらが!」

    石蕗「ハゲのくせに唾撒き散らさないでよー。ハゲが感染る」

    ハゲ「なっ!コレはハゲじゃねぇ!スキンヘッドだ!テメェらわざとやってんだろ!」

    剛将「黙れ毒島、アホの分際で」

    石蕗「ブス島ー、バカなくせにー」

    ブス島「いっいい加減にしろ!俺を本気で怒らせたな…!」チャリ

    そういうと借金取りのブスなんとかさんはナイフを取り出した。

    ブスなんとかさん「このナイフには毒が塗ってあるんだ!いくらテメェでも」

    それはほんの一瞬の出来事だった。
    剛将さんが飛び出してナイフを隠し持った警棒で粉砕し、同時に名前を覚えられない誰かさんの脇腹を二度、強打した。

    名前を覚えられない誰かさん「ぐっぐおおっ」

    剛将「おい最原、借金はどんくらいだ?」

    最原「えっと…五十万くらいだったと」

    剛将「ふぅ…おいカス、こいつらは一応俺のダチだからよ。これで勘弁してくれや。」

    カス「なっなんだ、これは…小切手?」

    剛将「百万ちょいある。さっさと失せろ、クズが!」

    クズ「ちっ…クズはどっちだ。おい最原ぁ!命拾いしたなぁ、」

    剛将「さっさと行け!〇〇〇が!」

    〇〇〇「はぁ?!」

    石蕗「もうくるなよー!うんこ!」

    うんこ「わかったよ!ド畜生が!!」

    剛将「はぁ…大丈夫か?最原」

    最原「あっありがとうございます!」

    剛将「ったく、これから一緒に捜査するってのに変な奴に絡まれてんじゃねえよ」

    石蕗「ひゅー、ダイちゃんかっくいいーー!」

    剛将「お前も五月蝿え」


  52. 52 : : 2017/02/03(金) 10:50:53
    何故か金銭感覚マトモなのが夢野という…
  53. 53 : : 2017/02/03(金) 11:02:05
    最原「でもどうしてこんな事…」

    剛将「あぁ?だから言ったろうが、これから捜査するってのに」

    最原「だとしてと普通あんな大金を無料で貸すなんて…!」

    剛将「あぁ?別に大した事じゃねえよ…俺らも似たような事してたしな…」

    最原「剛将…さん」

    剛将「だが、あんなに笑えねえってのは俺の…俺らのポリシーに反する。泣いて喚くような犯罪は許しちゃいけねぇ、もっと笑えるもんじゃねぇとな」

    最原(やっぱり…)

    やっぱりこと人たちは王馬君の動機ビデオに映ってた人たちだ。

    笑える犯罪をモットーに、愉快犯的な犯罪を繰り返す…悪の秘密結社。

    そして彼らは王馬君の事を覚えてる。昨日その話をした時、剛将さんは何も動揺していなかったけど石蕗さんは…

    最原「それよりどうしてこんなお金を?」

    剛将「ん?あぁ、ありゃニセモンだ」

    最原「え?」

    剛将「まぁニセモンとはいえ機械すら騙す事が出来るから微妙な所だがな」

    最原「はぁ…」

    夢野「しかしお主!かなり強いではないか!」

    春川「うん、私も一瞬何が起こったのか分からなかったし」

    天海「本当、剛将さんも石蕗さんも恐ろしい程異常な力を持ってるね!」

    最原「…そうだね。」

    剛将「ふん、俺もこいつもその力の所為で色んな事に巻き込まれてきたがな。」

    最原「?」
  54. 54 : : 2017/02/03(金) 11:29:58
    剛将「それでだ、霧隠の居場所をある程度特定する事に成功した。」

    最原「えっ!どうやって?」

    春川「ていうかそれって、もう生きてるってことじゃないの?」

    剛将「まぁ特定したっつってもよく似たやつを見たってだけの情報だから信憑性は薄いんだが…」

    天海「まぁあんな顔の人なんてそうそういないからね…」

    剛将「そしてある程度特定したのが全部で六ヶ所あるんだ。」

    最原「えっ?」

    剛将「そんなに沢山歩き回んのに一々着替えてたらキリがねぇからな…というわけでお前らには昨日買った服を今ここで着て行って欲しいんだ。」

    最原「」

    春川「」

    天海「何でハルマキちゃんも固まってるの?!」

    春川「ねぇ蘭奈、私…生きて帰ってこれるかな」

    天海「大丈夫だよ?!何の心配してるの?!」

    夢野「最原もしっかりせんかい!そんな事ではいつまで経っても依頼が先へ進まんではないか!」

    最原「ねぇ春川さん…僕名前を最原終子にでも改名しようかなぁ」

    春川「それはそれでキモいから今日だけにして。」

    天海「キモくないよ!むしろ可愛いよ!」

    夢野「大丈夫じゃ、何ならウチが魔法で性転換させてやってもよいのじゃぞ?」

    最原「それはいいよ」

    石蕗「あはははー!この人たち面白いねー!」

    剛将「そう…だな。」

    石蕗「…剛将君も、昔は楽しそうだったな。あの時は××君もいたし」

    剛将「石蕗」

    石蕗「っ!」ビクッ

    剛将「その話はやめろ、もう…二度と。」

    石蕗「………剛将君…」

    …。まだ…、ダメなのかな……。でも…きっと……もうすぐだよ?………あと少しで……全部元通り…………………………。

    ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………。

    フフッ、フフフフフッ。フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフッ


    プツン


    石蕗「?待ってよー!ダイちゃーん!」






  55. 55 : : 2017/02/03(金) 12:21:06
    その日の夜

    最原「結局見つからなかった…」

    天海「げっ元気出して?最は…終子ちゃん」

    春川「そっそう…だ…よwww元…気…出し…な…よwwwww終子wwwwwww」

    夢野「もうやめたったれ!終子のライフはもうゼロじゃ!」

    天海「今のでトドメ刺したんじゃ…」

    最原「」

    夢野「あっ」

    春川「あー笑った。そんなのもうほっときなよw。」

    剛将「はぁ…まさか全部あいつの罠だったとは。精々90%強の確率だったのにw。」

    最原「確信犯?!」

    剛将「いやぁ俺も久しぶりに笑わせてもらったよ。」

    最原「…」

    石蕗「…」

    剛将「じゃあまた明日、そっちの方でも調べておいてくれよ。」ヒラヒラ

    最原「はっはい…」

    剛将「…おい、石蕗!さっさと行くぞ!」

    石蕗「先行っててー?ちょっと終子ちゃんとお話ししたいからー。」

    剛将「…早く帰ってこいよ。」

    石蕗「もっちろんだよー!」ヒラヒラ

    最原「…何か僕に御用でも?」プルプル

    石蕗「…あーん!もう可愛いー!ナデナデしたいー!」ナデナデ

    最原「うわっ!ちょっ!?」

    天海「つっ石蕗さん?!」

    夢野「何やっとるんじゃ!お主?!」

    石蕗「だってー!可愛いんだもーん!」

    石蕗(余計な詮索は余りしない方が身の為だよ?超高校級の探偵さん?)ボソッ

    最原「っ!!」

    その瞬間、背筋に冷たいものが走った。
    気がつけば石蕗さんは何かの針を僕の首筋に当てていた。

    石蕗(ここで殺してもいいんだけど…そしたら春川ちゃんが怒るだろうからやめておくよ、何せ彼女は超高校級の暗殺者さんなんだから…下手に動くのは私の主義じゃないし…)

    最原「…」

    石蕗(まぁ取り敢えず今日の所は脅しで済ませるけど今度はそうはいかないからね?)

    最原「…」ギリッ

    石蕗「はー堪能したー!じゃあねーまた明日ー!」

    夢野「何だったんじゃあやつは!」

    天海「流石にびっくりしたよね。あれ?最原さん、顔色悪いよ?」

    最原「はぁ…はぁ…」ドサッ

    春川「さっ最原?!」

    天海「あっ待って!…大丈夫だよ、寝てるだけだし。」

    夢野「何じゃ、最原は体力がないのう!それでも男か!」

    天海「きっと、女装させられてたから爾ゃない?ほら、ずっと顔の悪かったし。」

    夢野「なるほどのう。?どうした、春川」

    春川「…ううん、何でもない。取り敢えず最原連れて行こうよ」

    天海「そうだね!」

    夢野「そうじゃな!」



    この時の私たちはまさかあんな事が起こるなんて夢にも思ってなかった。



















































    ××「フフッ、これで準備は完了…かな?」ドクン

    ××「フフフフッ」ドクン

    ××「フフフフフフフッ」ドクン

    ××「うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ」ドクン

    ××「さぁ…始めましょう」ドクン

    石蕗「楽しい楽しい…パーティーを!」
  56. 56 : : 2017/02/03(金) 13:19:16
    〜とある無人島のパーティー〜

    ××「今日も、いい天気だな。」

    ××「よぉ××、どうした?急に空なんか見上げてよ。」

    ××「はぁ、××クンは何をしてても希望に満ち溢れてるよ!」

    ××「まーたそんな事変な言って!ほら、××からも言ってやってよ!」

    ××「わっ私はぁ…えーっと…きゃあああああああ!ずみまぜーん」ズドーン

    ××「あっこら!ゲロ豚が!何やってんだよ!」

    ××「フハハハハハ!俺様はこれからこの魔窟に住む魔獣と契約を交わしにいくのだ!愚民ごときが俺様の手を煩わせるでない!」

    ××「おいこらテメェ!××さんに向かってその口の聞き方はなんだ!ぶっ飛ばすぞ!」

    ××「おやめなさい!××さん、すみませんでした。またの機会を楽しみにしております。」

    ××「むふん…××さん、僕が丹精込めて作り上げたチョコバナナ食べる?」

    ××「いらないっす!自分で食べてるといいっす、そんな事より××ちゃんのお腹は今日もプニプニっす!」

    ××「やめろ鬱陶しい!お前たち、ちゃんと肉を食ってるか?」

    ××「勿論食ってるぜー!なぁ××のおっさん!」

    ××「その通りじゃあ!う?こっこれは…クソじゃああああああああああ」

    ××「はわわ…何だこのもの凄くもふもふした動物は…!今すぐもふもふしたい!」

    ××「はははっ皆んな楽しそうだね…ん?」

    ××「どうした?××、」

    ××「それが、これ…見てよ」
  57. 57 : : 2017/02/03(金) 13:33:35
    〜とある学園のパーティー〜

    ××「はぁ…今日も疲れたなぁ」

    ××「学園長?パーティー始まった途端それはないんじゃないかしら」

    ××「フンっ!この俺が貴様の為にわざわざ来てやったんだ。感謝しろ」

    ××「はぁ〜///××様はいつ見ても…ブツブツ…あ、ありがとう。」

    ××「ふっふーん、どいたしまして!××ちゃん、一緒に回ろ?」

    ××「あー!疲れたべー、もう二度と働かんぞ!」

    ××「ほらほら××!まだまだ沢山あるよ!ちゃんと運んで!あっドーナツ」

    ××「…それより××さん、例の件についてだけど…」

    ××「…まだ調べてるわ、今回のはかなりの強敵よ。全く尻尾を出さないもの。」

    ××「そうか…」

    ××「ん?…っ!おいお前たち、これを見ろ!」

    ××「っ!」

    ××「これって…まさか!」
  58. 58 : : 2017/02/03(金) 13:43:27
    翌朝、僕たちはいつも通りに顔を合わせ、いつも通りに作戦会議に入った。いつもと違うのは………僕だけだ。

    次の日も、その次の日も、同じように日々を過ごした。そんなある日、異変は起きた。

  59. 59 : : 2017/02/03(金) 13:53:22
    剛将「ここの所ずっと収穫なし…か。」

    最原「各所に痕跡はあるので確かに生きてはいるんでしょうけどね…。」

    僕はこの日も、いつも通りを装っていた。

    春川「…」

    夢野「?どうしたのじゃ?春川」

    春川「…はぁ…はぁ…」

    天海「ハルマキちゃん?」

    春川「うっ…」バタン

    天海「っ!どうしたの?ねぇ、ハルマキちゃん?!起きて!ねぇ起きて!!」

    剛将「どうしたんだ!春川!」

    最原「…はっ」

    僕は思い当たる節があり、直感的に石蕗さんの方を見た。するとそこにあったのhドガーンッ

    コロコロコロ

    そこにあったのは…薄ら笑いを浮かべた…



    ただの生首だった。
  60. 60 : : 2017/02/03(金) 14:18:07
    最原「…え?」

    夢野「うぇ…何か出る……。」オロロロロ

    天海「わっ私も…気分…わる…く」バタン

    剛将「つわ…ぶき?」

    最原「…何…で?」

    おかしいだろう。何でお前がそこで死んでんだ?だって…お前はあの時、あいつの…あの殺し合いゲームで死んだ、王馬の分も生きるって言ってだだろ?それなのに…何で

    剛将「…っ!何でお前が死んでるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

    春川「…はぁ…はぁ…はぁ…?」

    何だ、どうしてお前がそいつの死体に触ろうとする。王馬の命を奪った貴様が!………もしかして…お前なのか?お前が…石蕗を殺したのか?

    春川「最原、これ人形だよ。」

    最原「っ!どういう事?!」

    さっきからあいつらは何言ってるんだ?あぁ…もうダメだ。何にも聞こえない…

    最原「っ!本当だ、これは人形だ。」

    夢野「そっそうなのか?」

    天海「じゃあ石蕗さんは死んでないんだね!?」

    何だ?どうしてこいつらは石蕗が死んで笑ってやがるんだ?……まさか、お前らか?お前らが俺の大切な石蕗を…大好きだった石蕗を殺したのか?

    最原「取り敢えず、本物の石蕗さんを探そう。もしかしたら僕の考えてた事が間違いだったと証明出来るかも」

    天海「?何の話なの」

    こいつらが…こいつらが、石蕗を殺したんだな?

    …そうだよ、彼らが私を殺したの。

    やっぱり…そうなのか。こいつらも…あいつらと同類なのか。

    …うん、

    そうか…もう、いい。

    ………そう。

    考えるの…飽きた

    ………私の夢は…すぐそこだ。

    俺は決めたぞ、こいつら全員

    …フフッ…私の声も聞こえなくなっちゃった?

    皆殺しだ。

    …殺るんなら…笑える死体を愉快に作りましょ?
  61. 61 : : 2017/02/03(金) 14:56:19
    春川「…」ピリピリ

    この感覚…幾度となく感じてきた。けれど最近は感じる事がなかった…そうか、ずっと平和だったから…

    あいつは強い、それは知っている。…でも…あんたがどれだけ強かったとしても…超高校級の暗殺者には勝てないよ

    最原「どっどうしたの?剛将さん」

    最原は…気付いてる。そりゃあそうか、伊達に探偵やってたわけじゃないもんね。

    夢野「なっ何なんじゃ、」

    夢野は気付いてないみたいだ。別にいいか、私が守れば。

    天海「夢野ちゃん、私の陰に隠れてて」

    何言ってんの?あんたが頑張っても戦えるわけないでしょ?出しゃばるんじゃないよ。

    ほら、あんたが馬鹿やったからあいつが蘭奈に狙いをつけちゃったじゃん。

    世話が焼けるんだから

    剛将「…」スッ

    ビュン

    天海「…っ!」ギュッ

    気付いた時にはもう走っていた。

    剛将を倒す為ではない、蘭奈を助ける為に。…少し前の私なら、絶対にしなかっただろうになぁ…

    天海「ハルマキちゃん?!」

    …なんで私はこんな事思い出してるんだろう。孤児院で子供達の世話を手伝っていた事。刀を持ってたらコスプレだと勘違いされたこと。初めて人を殺した時の事。…あの才囚学園で過ごした事。百田を好きになった事。最原たちと探偵事務所を立ち上げた事。初めて同性と口喧嘩した事。初めての友達と旅行に行った事。

    あぁ、今思い起こしてみると…良い人生だったかなぁ。今度生まれて来るときは…本物の保育士になれるかなぁ…。





    グサッ
  62. 62 : : 2017/02/03(金) 15:03:20
    天海「っ!?」

    剛将「あはははははははははははははははははははははははははははははははは!」グサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサ

    天海「ちょっ…」

    剛将「あははははははは!」グサグサグサグサグサグサグサグサグサグサ

    天海「やっやめ」

    剛将「あははは…」グサグサグサグサ

    天海「やめてよ!」

    剛将「あはぁ?」

    天海「はっ…あっその」

    剛将「いひひ『かーーーーーっ!』ひひひ?」

    ぷしゅーーー

    夢野「逃げるぞい!」
  63. 63 : : 2017/02/03(金) 15:22:53
    最原「夢野さん!春川さんは?!」

    夢野「一発食ろうておる!ウチの魔法(薬)でも厳しいぞ!」

    剛将「うぅぅ」

    夢野「のわ! もう来よるぞ!おい誰か春川を連れていけい!」

    天海「じゃあ私が!」

    最原「夢野さん!早く!!」

    夢野「ちょっと待っとれ!剛将よこれでも食らえ!」ポイッ

    剛将「うあ?『パリンッ』がっ?!ぐぎゃあああああ!」

    夢野「行くぞい!」

    最原「夢野さん!今のは?」

    夢野「硫s…ゴホンッ…物質を溶かす魔法じゃ!」

    最原「へっへぇ…」

    天海「はっ、そういえば夢野ちゃん!どうして春川さんは無事なの?!」

    夢野「入れ替わりの魔法じゃ!」

    天海「へぇー」

    夢野「何じゃお主!信じておらんな!」

    天海「信じてるよ、だってハルマキちゃんが生きてるんだもの。それが動かぬ証拠だよ。」

    夢野「お主、物分かりがいいのう!」

    最原「あっもう来たよ?!」

    夢野「何でじゃ?!硫s…ゲフン…ウチの魔法を顔面に食ろうて何故まだ立てるんじゃ?!」

    最原「夢野さん…。」
  64. 64 : : 2017/02/03(金) 15:29:34
    やべえ!?
  65. 65 : : 2017/02/03(金) 15:44:26
    …ある一部屋の休息…

    石蕗「あーあー、何かねー飽きたー!」

    霧隠「…はぁ?」

    石蕗「だからー、飽きたー!」

    霧隠「飽きたってお前…」

    石蕗「にしてもー、剛将って馬鹿だよねー!何であんな簡単な色仕掛けに引っ掛かるんだろー?」

    霧隠「それは、元からお前の事が好きだったからだよ」

    石蕗「うえー!何それキモーい!」

    霧隠「…はぁ…しっかりしろよ?お前は元・超高校級のスパイなんだからよ」

    石蕗「そーいうシノちゃんもー、元・超高校級の忍者だよねー?しっかり仕事してるー?」

    霧隠「そりゃーもちろんって言いたいとこですが、イマイチですねぇ。」

    石蕗「えー?どーしてー?」

    霧隠「そりゃあ元も含め超高校級の探偵を二人も相手してたらキツいでしょう」

    石蕗「そんな事いってーシノちゃんが本気出したら一発でしょー?」

    霧隠「…」

    石蕗「そーいう風に自分の実力隠してるのってー、絶望的に面倒じゃない?」

    霧隠「…っ!」

    石蕗「まーよろしくねー!」

    霧隠「あぁ、分かってるよ。今のDICEのリーダーはあんただ。」

    石蕗「にひひー!」

    霧隠「はぁ…」

    霧隠(どうにかしてくれよ…元・超高校級の××たち。)
  66. 66 : : 2017/02/03(金) 15:58:16

    夢野「ぬわあああああああああああ!」

    天海「ひいいいいいいいいいいいい!」

    最原「うわあああああああああああ!」

    剛将「うおおおおおおおおおおおお!」

    夢野「あやつ!手当たり次第に物を投げてきおるぞ!!恐ろしい!怖くてちびりそうじゃーー!!!」

    天海「夢野ちゃーん!女の子が!…ちびるとかいっちゃめーーー!!」

    最原「そんな事どうだっていいから逃げようよ!」

    天海「…こうなったら、仕方ないな!」

    最原「あっ天海さん?!」

    天海「最原さん!ハルマキちゃんを頼みますね!」

    最原「だっダメだよ!君じゃあ殺されちゃうよ!」

    天海「大丈夫ですから!さっきは後ろに夢野ちゃんが居たけど、今は居ないから!」

    最原「くっ、夢野さん、春川さんを」

    夢野「心配いらんわい」

    最原「夢野さん!?」

    夢野「お主は忘れたのか、ネオ合気道を最も深く習得しておったのは奴じゃった事を!」

    最原「…っ!…くっ、天海さん…っ!」

    天海「掛かってくるがいいです、剛将さん。貴方に、ネオ合気道の極意を叩き込んでやりますから!」

    剛将「がぁぁぁあああ!!」

    天海「…来い!」
  67. 67 : : 2017/02/03(金) 16:36:23
    勝負は一瞬で着いた

    天海「…くっ…かはっ」

    剛将「…」

    天海「ははは、全然効いてないや。せっかく最原さんに良い所を見せるチャンスだと思ったんだけどなぁ…はぁ〜、やっぱりダメだったか。でも…」

    私は立ち上がってみせる。何回でも何百回でも何万回でも…立ち上がってみせる!!

    剛将「…」ドガッ

    …全身の骨がミシミシいってる

    天海「はぁあ!てやー!」

    剛将「…」ボガッ

    …奥歯が折れた

    天海「まだ、まだ……!」

    剛将「…」ドゴッ

    …右脚が動かない

    天海「…はぁっ、はぁっ」

    剛将「…」ボコッ

    …左肩が外れた

    天海「絶対、止めてみせる…!!」

    剛将「…」ザンッ

    …脇腹を刺された

    天海「〜〜〜〜〜〜っ!?」

    息が出来ない、思考が回らない、
    何も見えない、聞こえない、分からない

    それでも

    天海「…はぁ…最原さんを、夢野ちゃんを……ハルマキちゃんを、逃すんだ!」

    石蕗「もう良いよ」グサッ

    天海「?!」

    石蕗「もう…飽きたよ」

    天海「石蕗…さん?……どうし…て」

    剛将「…石蕗?」

    …。

    ………。

    ……………………………………………。

    ××「ここか。」

    ××「ツマラナイ…」

    日向「早く終わらせよう、こんなつまらない絶望は。」

    …。

    ………。

    ……………………………………………。

    ××「本当に絶望の残党がいるのか?」

    ××「あんな手紙、信用してよかったの?」

    ××「…分からない、それでももしかしたらここにまだ希望を捨ててない人がいるかもしれないんだ。」

    十神「フンっ、相変わらずの様だな…苗木。」

    霧切「本当、苗木君の癖に生意気なんだから。」

    苗木「二人とも…。」

    …。

    ………。

    ……………………………………………。

    春川「ん…ここどこ?」

    夢野「んあっ!起きたか、春川!」

    春川「あれ?どうして私生きて…?」

    夢野「ウチの!ウチの魔法のおかげじゃぞ!」

    春川「あんた何言って?」

    最原(どういう事だ?これは明らかにおかしい。)

    最原「…………。」

    春川「最原?」

    最原「…はっ、そうか…だからあの人は…!」

    夢野「どうしたんじゃ、最原?」

    最原「僕はずっと疑問に思ってた事があったんだけど…これで確信した。」

    春川「何の…話?」

    最原「戻ろう、皆んな。決着を…つけに行こう。」
  68. 68 : : 2017/02/03(金) 17:15:20
    剛将「…生きていたのか。」

    石蕗「あっれれー?既に気付いてると思ったんだけどなー!ダイちゃんってーそんなに馬鹿だったー?」

    剛将「さぁな…」

    石蕗「ねー、ぶっちゃけいつから治っていたのー?」

    剛将「…別に、そもそも俺は最初から絶望に堕ちてない。」

    石蕗「あれま!そうだったんだー!へー、」

    王馬「やっぱり剛将ちゃんって馬鹿だよね!」

    剛将「っ!」

    王馬「あれ?どうしたの?そんなに震えて…もしかして、俺が死んでいたと思ってたんだー。」

    石蕗「どうしたのー?元気ないねー、もしかして感動しちゃった?」

    剛将「…その皮を…剥げっ!」

    王馬「あれ?何言っちゃってんの?剛将ちゃん。」

    剛将「その薄ら寒い変装を解けっつったんだよ!」

    王馬?「あらら、随分あっさりバレちゃったね。」

    石蕗「えー?シノちゃんが下手くそなだけじゃない?私だったらもっと上手に変装できるよー?」

    霧隠「そうかい!なら、後でご教授願いたいね!」

    ・剛将vs.霧隠 START!

    石蕗「あーあー、どう思うー?ランちゃーん!暑苦しいよねー?」

    天海「あっ…うっ…あぁ…」

    石蕗「そっかー、もう喋れないんだったねー。…じゃあ今すぐ楽にしてあげるよ。」

    天海「…っ!」

    石蕗「死ね!」

    ガッ

    石蕗「は?何であんたが…動ける傷じゃなかったでしょ?」

    「夢野が言うにはさ、魔法ってやつで治してくれたらしいよ?」

    天海「…あっ……!」

    石蕗「何をふざけたことを…!春川魔姫!!」

    春川「さぁ、何でだろうね。それも魔法で奴じゃないの?」

    ・春川vs.石蕗 START!
  69. 69 : : 2017/02/03(金) 17:49:12
    石蕗「…」

    石蕗「ふぅー。本当に良かったのー?」

    春川「何が?」

    石蕗「もしかしてー、マキちゃんは私たちがたった二人だとでも思い込んだのかなー?」

    春川「っ!」

    石蕗「今頃ー、その自称魔法使いさんの所にー、いってるんじゃないかなー!」

    春川「…」

    〜五分前〜

    夢野「何じゃと?!そんな所に行ってどうするんじゃ!」

    最原「こうすれば、きっと上手くいく。」

    春川「…それじゃあ私は蘭奈の所に行ってくる。あいつ一人じゃ絶対に勝てないだろうから…。」

    夢野「そんな!お主がそっちに行ったら誰がウチらを守るんじゃ!」

    春川「…じゃあ蘭奈を、天海を見殺しにするって事?」

    夢野「それはっ」

    最原「夢野さん…。大丈夫だよ、春川さん、天海さんの所に行ってあげて。」

    夢野「なっ、最原!?」

    最原「僕は大丈夫だよ、夢野さんがいるから。」

    夢野「なん…?」

    春川「ふっ、」

    最原「夢野さん、僕を守ってくれる?」

    夢野「なっ何故ウチなんじゃ?」

    最原「夢野さんにはこの道中たくさん助けて貰ったからだよ。」

    夢野「…!」

    最原「宜しくね、夢野さん。」

    夢野「はっ春川!最原の事はウチに任せい!ウチが責任持って守り抜いてみせるわ!」

    春川「ねぇ最原、これが終わったら女の子に守られる気分ってどうなのか教えてね。」

    最原「ははは…」

    春川「じゃあ、行ってくるから…頼んだよ。」ダッ

    夢野「ウチはやれば出来る子なんじゃーーーー!!!」

    〜現在〜

    春川「夢野を舐めない事ね」

    石蕗「は?」

    …夢野サイド

    夢野「最原!最原お主!走るのが速すぎじゃー!」

    最原「えっ?あ、ごめん!」

    夢野「はぁ…はぁ…もう、嫌じゃ」

    ××「何だ貴様ら」

    最原「っ!」

    ××「あぁ、貴様が石蕗様の言っていた奴か…」

    最原「お前は誰なんだ!」

    月見里「俺は元・超高校級の科学者、月見里炯d『んあーーー!!!』何だ貴様!自己紹介は最後まで言わせろ!」

    夢野「最原!先に行け!ウチは魔法使いとして、この戦いに勝てばならぬ!」

    最原「えぇ…」

    月見里「えぇ…」

    夢野「何じゃ!ウチが信用ならんというのか!さっさと行けい!」

    最原「…分かったよ。絶対に、死んだらダメだからね!」

    夢野「死にはせんわ、馬鹿め。」

    月見里「…茶番は終わったか?」

    夢野「いいや、終わらぬ。何故ならこの茶番劇、お主を倒した時にこそ幕が降りるからのう!」

    ・夢野vs.月見里 START!
  70. 70 : : 2017/02/03(金) 19:24:49
    それは二分後の事だった。私の目の前で繰り広げらてた戦いに勝敗が決した。

    剛将「がはっ!」バタン

    霧隠「はぁ…面倒クセェから起きあがんなよ。」

    春川「くっ!」

    私一人で、二人を相手にしなくちゃいけなくなった。勘弁して欲しいよ

    剛将「…」

    霧隠「…じゃ、俺は最原っていうガキの所に行くから後は宜しく」

    石蕗「頑張ってねー!」

    春川「…っ!行かせるかぁ!」ダッ

    私は霧隠に最原の所へ行かせまいと大きく跳躍した。が、

    霧隠「ったく…」ザンッ

    春川「ぐっ!?」バタン

    霧隠の振り上げた刀が私の体を深く切り裂いた。

    石蕗「何やってるの?他人の獲物横取りしてどうなるか分かってる?」ゴゴゴゴゴッ

    霧隠「ちっ…」ダッ

    霧隠はその場を後にした

    石蕗「うん、それで良いんだよ。」

    春川「…っ!石蕗ぃ!!」

    早く石蕗を倒さなくては。

    そんな思いが私の動きに焦りを生み出した。

    石蕗「ダメだよ、そんなんじゃあ私に勝てない。」

    …気がつけば天井が正面に見えた。
    私は倒れたのか?

    石蕗「はぁ…なんだー、せっかく私と同等の戦闘力を持つ人間に会えたと思ったのにー。」

    春川「…はぁ…はぁ」

    石蕗「さよなら、超高校級の暗殺者さん」

    そんな言葉を囁きながら、石蕗は私の頭に拳銃を突きつけ…っ!

    さい…は…ら

    春川「うっ…うわあああああああああああああ!!!!!!!!」

    私は吼えた。死にたくない。まだ、私は生きたい。

    春川「うわあああああああああああああああああああああ!!!!!!」

    石蕗「何?今更命が惜しいってわけ?絶望的なまでに気持ち悪いねー、」

    ビュン

    その時、私と石蕗の間に一陣の風が吹き抜けた。

    ××「呼ばれて!飛び出て!ジェノサイダー!!」

    …え?

    翔「ゲラゲラゲラ!何これ!ちょー楽しそう!!私も混ぜて混ぜてー!」

    石蕗「来たか…忌まわしい希望どもめ!」

    その瞬間、戦況は大きく一変した。
  71. 71 : : 2017/02/03(金) 20:09:01
    夢野「くっ…」

    月見里「お遊びはお終いか?」

    夢野「まっまだじゃ!ウチの魔法はまだまだこれからじゃ!」

    どうした事か、さっきからウチの魔法が悉く無効化されておる!もしやあやつも魔法使いなのか?!

    だかウチは負ける訳にはいかぬ!意を決して次の魔法で仕留める!

    夢野「必殺の召喚魔法を食らえ!」

    説明するぞい!必殺の召喚魔法とは鳩をたくさん呼び出す魔法じゃ!!

    月見里「フンっこの程度でこの俺を倒せると思うな!」

    ××「クククッ…この程度、だと?貴様の目は節穴か。」

    月見里「なっ!誰だ貴様!!」

    田中「我が名は田中眼蛇夢!制圧せし氷の覇王と恐れられる者だ!」

    月見里「田中…眼蛇夢だと?!」

    田中「確かに此奴らは単体では大した戦闘能力を持たない。だが群れとなれば!己が欠点を互いに補い合う群れならば本来の戦闘能力の十倍は越える!どれ、この俺様が直々に貴様を葬り去ってくれるわ!!」

    月見里「まっ待て!俺はあんたらとは…うわああああああああ!!!」

    田中「俺様は、もう過去の過ちは繰り返さん!この俺をもう一度絶望させたくば、世界を堕としてから出直すが良い」

    夢野「なっななな?」

    田中「フン、何だ小娘。まだいたのか…早く立ち去るが良い!!」

    夢野「…弟子にしてください!」

    田中「なっ何だと?!」

    夢野「ウチはまだまだ未熟じゃ…あやつに手も足も出なかった。じゃがお主は!ウチと同じ…いや、ウチが召喚した鳩をウチ以上に使いこなし、あやつを倒してしまった!ウチも科学者を倒せるぐらいに強くなりたいんじゃ!」

    田中「ぐっぐぬぬぬ」

    ソニア「あら、田中さんってば人気者ですね。」

    田中「っ?!」
  72. 72 : : 2017/02/03(金) 20:20:43
    石蕗「あーもう!あきたー!」

    翔「あぁ?!何が飽きたって!」

    石蕗「メンドーだからおねんねしててねー?」スッ

    翔「…っ!」バチバチバチッ

    春川「あっ…」

    石蕗「じゃあねー、今度会えたらお茶しましょー。」

    春川「…」

    私は…呆気に取られて身動き一つ取ることが出来なかった。

    ………

    最原「…やっぱりここに居たんだね剛将さん。」
  73. 73 : : 2017/02/03(金) 20:46:05
    剛将「…いいのか?他の奴らを放ったらかしにして…」

    最原「…大丈夫だよ。貴方が思ってる程、僕たちはやわじゃない。」

    剛将「どうして…俺が黒幕だと思ったんだ?」

    最原「…最初は、僕も石蕗さんが怪しいと思っていた。でも違った、彼女はあからさま過ぎたんだ。誰が見ても…石蕗さんしかいないと思っていただろうね。」

    ………

    石蕗「ふぅー、シノちゃんは上手いことやったかなぁー。心配だなー、私も行こうかなー?」

    ××「そこまでです。」

    石蕗「?!」

    日向「もう、終わりにしましょう。」

    石蕗「…カムクラ…様?」

    ………

    最原「そして、石蕗さん自身も自分が黒幕だと思い込んでいた。他でもない、貴方の力によって。」

    剛将「…」

    最原「そうですよね…元・超高校級の心理学者 剛将大輔さん。」
  74. 74 : : 2017/02/03(金) 21:00:16
    剛将「いつから…気付いた?」

    最原「本当は、ついさっき気付いたんです。あの時、僕が借金取りに迫られてた時の貴方に比べると、つい先程石蕗さんが死体を偽装した直後の貴方では明らかにスピードが遅かった。…あれは、春川さんを殺す事を躊躇していたからですよね。」

    剛将「…」

    最原「しかし貴方は、石蕗さんに操られてる設定で動いていたがゆえ、石蕗さんすらも騙す為に春川さんを刺さざるを得なかった。だから人体急所とは程遠い箇所を刺したんだ。」

    剛将「…」

    最原「今思えば、夢野さんが硫酸を投げていた時も、貴方は別のもので防いでいた。そうでなければその後すぐに追ってくる事なんて出来ません。つまり貴方はその時点でそれだけの理性を持っていたんです!」
  75. 75 : : 2017/02/03(金) 21:03:36
    最原「貴方の目的は何ですか?色んな人を騙し、傷つけて…自分すらも騙して!貴方は一体何がしたかったんですか!」

    剛将「…」

    剛将「少し…昔話をしようか。」

    最原「?」

    剛将「アレは…一年くらい前の事だ。」
  76. 76 : : 2017/02/03(金) 21:32:49
    …回想

    王馬「ようし!皆んな!今日はどんな『笑える犯罪』を犯す?!」

    モブA「えーっと…国会議事堂に総統の顔の落書きをする!」

    モブB「コンビニの炭酸飲料を全部振りまくるってのはどうだ!」

    モブC「炭酸はダメだろう、総統が泣き出す。」

    モブD「東京タワーに総統を括り付ける!」

    王馬「ねぇ途中から俺を虐めにきてるよね!本当に泣くよ!?俺が泣いたら笑える犯罪じゃなくなるからね?!」

    霧隠「総統の場合、嘘泣きだからセーフだ、モブDの案を採用しよう」

    王馬「ちょっ?!」

    石蕗「いいんじゃないー?面白そー!」

    王馬「面白くないよ!マジ泣きしちゃうよ!?」

    剛将「はぁ…お前ら、総統を困らすんじゃねぇよ。」

    モブE「何すか!副総統はうちらの中で決まりつつある案を無下にするんすか!」

    剛将「あのなぁ…そんな事よりもっと面白えのがあるだろう」

    王馬「剛将ちゃんまで?!」

    あの日もそう、いつもの様にその日行う犯罪を計画していたんだ。

    そしてこれから犯罪を犯すって時に事件は発生した。

    霧隠「総統!大変だよ、石蕗が敵対組織に連れてかれた!」

    王馬「何だって!?どこのどいつだ!」

    霧隠「それが……」ゴニョゴニョ

    王馬「よし分かった!今すぐ助けに行くぞ!」

    剛将「…王馬、お前はこのまま計画を実行に移せ。」

    王馬「何言ってんだよ!石蕗ちゃんが連れてかれたんだぞ?!」

    剛将「石蕗なら俺が助ける」

    王馬「っ!」

    剛将「あの程度の奴らなら、俺一人でも十分だ。」

    そのまま俺は直ぐに石蕗を助けに行った。

    だが、そこで俺を待っていたものは…
  77. 77 : : 2017/02/03(金) 21:57:19
    剛将「何もなかった。」

    最原「!?…それって」

    剛将「奴らは別の派閥の組んで、俺たちを壊滅させようとしてたんだ。

    それに気付いた俺は、片っ端から敵対組織のメンバーを殺して回った。俺はどうしても守りたかったんだ。例え、自分たちが定めた掟に背く事になろうとも…

    結局俺も奴らに捕まり、王馬は何処かに連行された。

    ここから先の話は前もしただろう。」

    最原「うん…」

    剛将「実は、あの話にはまだ話してない事がたくさんあったんだ。」

    最原「?」

    剛将「それは…」

    剛将「俺たちが拷問を受けてる時、もう一つ見せられた物がある。それが決定的となり、多くの者が命を落とした。」

    最原「まさか…それって」

    剛将「…王馬の、死体映像だ。」

    最原「!」

    剛将「それがきっかけで、石蕗も絶望に堕ちた。」

    最原「もしかして貴方は…!」

    剛将「…」

    最原「石蕗さんから絶望を取り除く為に僕たちを利用したんですか?!」

    剛将「…お前らなら、あの殺し合いを生き残った最原たちなら石蕗を元に戻せると思ってた。」

    最原「…」

    剛将「だが、それよりもあいつが目覚める方が早かった。ならばかつての様に、絶望的な状況を作り上げる事が出来るなら、そこで僅かな希望を見出し、石蕗を救う事が出来ると思った。だが、結果はそう甘くはなかったみたいだ。」

    最原「…剛将さん……!」
  78. 78 : : 2017/02/03(金) 22:03:55
    「案外そうでもないかもしれないぜ?」

    最原「っ?!」

    剛将「霧隠…」

    霧隠「そもそもお前の計画は穴だらけなんだよ、俺がどんだけ裏で手を回したと思ってる。」

    剛将「?何の話だ。」

    霧隠「絶望した者を希望に戻す事なら、それ相応のプロって者がいるだろ?」

    最原「プロ…ですか?」

    霧隠「元・超高校級の希望たちだよ」
  79. 79 : : 2017/02/03(金) 22:13:21
    日向「…俺はカムクライズルではないですよ。」

    石蕗「そんな!貴方は三年前、未来機関の支部長同士での殺し合いゲームを企てた、首謀者ではありませんか!」

    日向「…そんな事も…あったな…。」

    石蕗「未だ世界では貴方たちを求める声もあるんですよ!彼らこそが超高校級の絶望たちなんだと!」

    「それは違うよ!」

    石蕗「だっ誰だ!お前は!」
  80. 80 : : 2017/02/03(金) 22:27:20
    霧切「…苗木君のその台詞、何年ぶりかしら。」

    十神「フンッ、最近は平和そのものだからな…一部以外は。」

    苗木「…。」

    石蕗「お前たちは…何故ここにいる!」

    苗木「ここに、絶望の残党が来るって聞いたからだよ。」

    石蕗「誰がそんな事を!」

    日向「…霧隠さんですよ。」

    石蕗「霧隠?!あいつ裏切ったのか?」

    苗木「それは違うよ、彼は、絶望になんか堕ちていなかったからね。」

    石蕗「…くそっ!」ダッ

    十神「あ、おい!待て貴様!!」

    日向「…追いましょうか。」

    ××「まっ待ってよ日向くーん!」

    日向「?何だお前も来てたのか、御手洗。」

    御手洗「それは…僕の…才能が…役に…立つと…思ったから…だよ。」

    苗木「御手洗君!」

    御手洗「苗木君、久しぶり。」

    霧切「…貴方たち、馴れ合いはその辺にしたら?見失うわよ?」

    十神「その通りだ愚民共、さっさと行くぞ!」

    日向「あぁ、大丈夫だよ。俺は全ての才能を持ってるから石蕗の居る所が分かるんだ。」

    苗木(何だろう、さっきと喋り方が全然違う。)
  81. 81 : : 2017/02/03(金) 22:31:08
    霧隠が葉隠に見えて3割の占いで当てたのかって思った
  82. 82 : : 2017/02/03(金) 22:34:58
    むしろ霧隠が霧切に見えて霧切さんスゲェと思ってしまった

    期待です!
  83. 83 : : 2017/02/03(金) 22:44:46
    くそ!何でだ!何で皆んなして裏切るんだ?!あぁ、何て絶望的なんだ!絶望的に絶望じゃないか!こんなの!!
















    絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望

















    私の人生は絶望ばかりだった

    生まれた時には両親は既に死んでいて

    子供の時から家では厄介者扱い

    家を出てみれば欲望丸出しの大人たちに捕まりそうになり

    店に入ろうとすれば門前払いされる

    街を出歩いては警察に補導され家に帰される

    私の居場所は何処にもなかった。

    やっと出会えた居場所も…直ぐに無くなった

    それからは毎日のように拷問や辱めを受け、奴隷のようにこき使われる

    初めて好きになった人がプレスで潰されたのを見て…私はいよいよおかしくなった

    あぁ、世界って自分の嫌な事しか起きないんだな

    そう思ってた




    石蕗「…畜生…。」

    私が外の世界で上手い事やって行く為に作った仮面もいつの間にか壊れていた

    石蕗「何で、私ばっかり…」

    どうして私ばかりが酷い目にあうんだ。

    どうして世の中はこうも理不尽に出来てるんだ。

    どうして、彼処には幸せそうにしてる人が見えるんだ。

    どうして…

    神様は不公平だ。一部の人間に幸福を与え、一部の人間に不幸を与える。

    ならば、神様なんてぶっ壊しちゃえ

    私が新たな神様になってしまえ

    世界のみんなに、平等な死合ワセを分け与えよう。

    そして、今の私が出来た

    石蕗「もう、いい…飽きた。」

    石蕗「もう、世界なんてぶっ壊しちゃえ」
  84. 84 : : 2017/02/03(金) 23:58:07
    夢野「何じゃ?この音は」

    ソニア「分かりません、田中さんはどうですか?」

    田中「この俺様にも、不可解な謎が存在するとは…ソニアよ!そしてそこの半人前の魔法使い!ここを出るぞ!死神がこの俺に死の宣告を囁いておる!」

    ………

    春川「大丈夫?蘭奈」

    天海「うん、凄いや…傷が全部塞がってる。」

    罪木「あっあのぉ!応急処置ですのであまり動かない方がいいですよぉ!…きゃあああああああああああああ!」

    小泉「あらら、立てる?」

    西園寺「おいゲロ豚!こんな所でこけたら怪我するじゃん!気をつけてよね!」

    澪田「はい!ツンデレ頂きましたっす!…あれ?何の音っすか、これ」

    腐川「………一体どの音よ」

    終里「暴れたんねーぞー!」

    弐大「クソじゃあああああああ!!」

    花村「色欲の波動に目覚めた俺っちを、もう誰も止めらねっきゃー!!」

    辺古山「坊っちゃん危ない!」

    九頭龍「ただの虫じゃねぇか!」

    狛枝「日向クーン!どこ行ったのー?」

    左右田「ソニアさーん!何処ですかー!」

    豚神「貴様ら五月蝿い!少し黙れ!」

    澪田「ほらほら!聞こえるっすよ!何か崩れそうな音っす!」

    左右田「崩れるっていやぁお前、このビルしかねぇじゃねぇか。」アッハッハ

    澪田「そっすねー。」アッハッハ

    一同「…」

    …逃げろー!!!

    狛枝「はっはっは…皆んなが※希望でキラキラ輝いて見えるよ」

    ※注釈 涙と汗です

    ………

    日向「…お前たちはもうここを出た方がいいぞ、」

    苗木「僕もその方がいいと思う。」

    御手洗「なっどうして!」

    十神「ちゃんと説明しろ!苗木!」

    霧切「このビル…もうじき崩れるからよ」

    御手洗「!」

    霧切「それに、彼女の居場所が分かってるなら大勢で行く必要もないわ」

    御手洗「そんな!」

    十神「…それでは俺が行こう、苗木も霧切もあの学園には必要不可欠な存在だからな。」

    苗木「…いや、僕が行くよ」

    十神「何故だ!」

    苗木「僕は、元・超高校級の希望だから。それだけだよ。」

    十神「貴様!」

    霧切「十神君、もう彼の説得は不可能よ。ここで無駄な時間を過ごすなら、さっさと行動に移した方がいいわ」

    十神「霧切!貴様それでもいいのか!」

    霧切「大丈夫、命の心配は要らないわ」

    十神「どういう事だ!」

    霧切「彼がいるからよ」

    日向「…そういう事だ。」

    十神「ちっ」

    苗木「十神君、ごめん」

    霧切「それじゃあもう行った方がいいわ」

    苗木「うん『苗木!』十神君?」

    十神「貴様、もし死んだら許さんからな。」

    苗木「…分かったよ」

    日向「それじゃあ行くぞ」

    苗木「うん!」

    御手洗「…じゃあ僕たちも行こう。」

    十神「あぁ、そうだな。何が可笑しい、霧切!」

    霧切「いえ、十神君も変わったわね」

    十神「フンっ、気の所為だ。」

    ………

    最原「この建物が崩れる?!」

    霧隠「あぁ!今他の奴らも外へ向かってるが…中には困難な者がいる。俺はその支援をする為戻るがお前らはどうする?」

    剛将「俺は…石蕗の所に行く」

    霧隠「そうか、お前は?」

    最原「僕も剛将さんと行きます。」

    霧隠「分かった。決して無理はするなよ、必ず生きて帰ってこい。分かったな!」

    剛将「…本当によかったのか?」

    最原「…何がですか?」

    剛将「一緒に来れば死ぬかもしれないぞ?」

    最原「…大丈夫ですよ。だって、必ず生きて帰るんですから。」

    剛将「…」フッ

  85. 85 : : 2017/02/04(土) 00:28:28
    石蕗「…」

    起動まであと3分。やったね!これで世界をぶっ壊しちゃう事が出来るよ!これで世界を再び絶望に堕とす事が出来ちゃうよ!
    世界を再び絶望に堕としてこそ、二代目江ノ島盾子だと思うんだよね。だってあの程度の事件で二代目名乗るとか絶望的過ぎるでしょう?

    石蕗「うぷっうぷぷぷぷ…」



    カウントダウン終了まで…あと2分30秒
  86. 86 : : 2017/02/04(土) 05:49:06
    剛将「石蕗!」

    石蕗「…!……今更何の用?」

    剛将「もうこんな事はやめろ」

    石蕗 「五月蝿い!元はといえばあんたが私を騙してたからこんな事になったんだ!今更、あんたの言う事なんて聞けるか!!」

    剛将「石蕗…それを爆発させたらお前も死ぬんだぞ?」

    石蕗「そうだよ、それがどうかした?どうせ私の命なんて大した価値ないだしさ!」

    剛将「それは違うな!」論破!

    Break
  87. 87 : : 2017/02/04(土) 06:03:28
    〜少し前の出来事〜

    剛将「…もしかしたら、石蕗は核爆弾でこのビルを爆発させるかもしれねぇ。」

    最原「…っ!そんな物がこの近くにあったの?!」

    剛将「…うちには元・超高校級の科学者がいる。石蕗はそいつの力を借り、半径10キロメートル以内のものは全て焼失、さらにはおよそ世界の半分以上の範囲に存在する草木のみを死滅させる爆弾を作った。」

    最原「何でそんな…自分も危ないんじゃないですか?」

    剛将「世界を絶望に堕とす事さえ出来れば、自分程度の命なんて簡単に捨てるだろうな。」

    最原「それは違うよ!」

    最原「人の命に価値なんてない。人の命は物じゃないんだ!」

    剛将「…!」

    最原「百田君が言ってたんだ。その人の命はその人だけのものじゃない、それまで関わった全ての人間のものでもあるんだ。僕は…この言葉が真実だと信じてる」

    剛将「…そう、か。」ダッ

    最原「あ、待ってよ剛将さん!」

    〜〜〜
  88. 88 : : 2017/02/04(土) 06:15:13
    剛将「命は物じゃない、価値なんてないんだよ。」

    剛将「それに、お前が死んだら悲しむ奴だって…」

    石蕗「その言葉に意味なんてない!」反論!!

    石蕗「私が死んだら悲しむ人がいるって?じゃあ一体何処にいるっていうの?!」

    剛将「何を言ってるんだ!お前が死んだら、俺たちが…!」

    石蕗「はぁ?あんたの頭にはお花畑でも湧いてんの?」

    石蕗「この爆弾を爆発させたら」

    石蕗「そのあんたも一緒に死ぬんだよ!」

    石蕗「最原も春川も夢野も天海も…」

    石蕗「これから死ぬっていうのにそんな事言ったって意味がない」

    石蕗「私の答えは、変わらない。」

    石蕗「自分が死んででも世界を絶望させるって決めたんだ!!」

    「その言葉、斬らせてもらう!」論破!

    Break!
  89. 89 : : 2017/02/04(土) 06:28:18
    石蕗「カムクラ…様っ!」ギリッ

    日向「…」

    石蕗「どうして貴方まで私を否定するんですか?!」

    日向「例えお前が死んでも、世界は絶望に堕ちたりしない!」

    石蕗「…!」

    日向「何故か教えてやろうか?石蕗姫乃」

    日向「それは、また別の誰かが世界を希望に導くからだよ。」

    日向「俺の時もそうだった。」

    石蕗「どうせ、そんな人なんて現れない。」

    石蕗「もし、そんなヒーローみたいな人がいるんなら…どうして私の所には来なかったんですか!」

    石蕗「希望なんてものが存在するなら…何で……!」

    日向「…もう既に出会ったんじゃないのか?」

    石蕗「っ!」

    日向「お前にも、楽しかった日々はあった筈なんだよ!」

    石蕗「…貴方に!一体何が分かるっていうんですか!」

    日向「確かに俺はそれをどんな風に壊されたのか知らない、知る由もない。ただ、お前が心の底から絶望を望んでないのは分かる。」

    石蕗「…」

    日向「本当は…お前も希望を望んでるって事ぐらい、俺には分かるんだ!」

    「それに賛成だよ!」同意!

  90. 90 : : 2017/02/04(土) 06:40:19
    石蕗「お前は…さっきの!何でまたこんな所に!」

    苗木「本当は日向君と同じ時間に入ってたんだけどね…」

    苗木「それはそうと、彼の言う通りだよ。」

    苗木「君は絶望を望んでない。」

    石蕗「何を…!」

    苗木「本当に絶望を望んでるなら、どうしてそれを直ぐに爆破させないの?」

    石蕗「!」

    苗木「君はただ、誰かに本当の自分を見つけて欲しかった。」

    石蕗「うる…さい……。」

    苗木「誰かに自分を救って欲しかった。」

    石蕗「五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿いぃぃぃぃぃ!!!!!」

    苗木「誰かに!自分を止めて欲しかっただけなんだよ!!」論破!

    Break! ピッシャーン
  91. 91 : : 2017/02/04(土) 07:09:31
    最原「もう終わりにしよう、石蕗さん。」

    石蕗「…!さい、はらぁあ!!」

    最原「…誰もこんなのは望んでいなかったんだ。例え石蕗さんの思い通りに世界が絶望に堕とされたら…最後に絶望するのはきっと石蕗さんだから。」

    石蕗「…」

    最原「もし石蕗さんをそうさせたのが世界だというんなら、僕がこの世界を変えてみせる。僕が石蕗さんのヒーローになってみせる。」

    石蕗「…は?」


    苗木「そうだよ、石蕗さんはここで終わるべき人間じゃない。だって、石蕗さんは最後まで希望を捨ててなかったんだよ?」

    苗木「石蕗さんは何度だってやり直せる筈なんだ。だって…」

    石蕗「なえぎ…さん?」

    苗木「希望は前に進むんだから!」論破

    Break

    日向「そうだ、お前はもう自分の未来を、自分で決める事が出来るんだ。もう解放されても良いだろう。」

    石蕗「ひなた…さん、でも…私」

    日向「怖がる必要なんてないんだ。怖いなら、自分で安心できる未来を選べばいい。何故なら俺は…」

    日向「未来だって創れる筈だって、信じてからだよ!」論破

    Break

    最原「僕が…この悲劇を終わらせてみせる。」

    最原「この絶望の連鎖を…断ち切ってみせる!」

    最原「僕は、この世界を否定する!」論破

    Break

    石蕗「…っ!」

    石蕗「………うぁ、」

    石蕗「うああああああああああああああああああああああああああん!!!」

    苗木「石蕗さん…」

    日向「石蕗…」

    最原「…石蕗さん…」

    最原「…最後に、この事件をもう一度振り返ってみよう。」


  92. 92 : : 2017/02/04(土) 07:36:56
    ACT.1

    事件の発端は一年ほど前、

    王馬君率いるDICEのメンバーである石蕗さんが連れ去られた出来事から始まった。

    その後黒服の連中と結託した敵対組織に非道な拷問や辱めを受け、剛将さんと石蕗さんは生き残る事が出来た。

    しかしこの時、石蕗さんは王馬君の死体映像を見せられたショックで絶望に堕ちてしまってたんだ。

    石蕗さんは直ぐに世界を絶望に貶めようとした。でもそれに気付いた剛将さんが自分の才能で、石蕗さんの心を操り、絶望した時の記憶をなくす事で正常に戻そうとした。

    それでも恐らく完璧ではなかったのだろう。僅かに残った絶望が水面下で計画を練り始めていた。
  93. 93 : : 2017/02/04(土) 08:00:34
    ACT.2

    石蕗さんは一年の歳月をかけて仲間を集め、準備を進めてきた。しかしそれは石蕗さんについていた元・超高校級の忍者 霧隠忍さんにより、剛将さんに伝わっていた。

    石蕗さんが再び絶望に堕ちる事を恐れた剛将さんは、かつて殺し合いを生き残った僕たちを利用し、彼女を正常に戻そうとした。

    しかし剛将さんの思惑とは裏腹に、石蕗さんの絶望が治る事はなかった。

    彼女は剛将さんの行動を霧隠さんの捜索に誘導していた。それが逆に彼らに誘導された結果だとも知らずに…

    石蕗さんはまず、春川さんに超遅延性の毒薬を飲ませる事で彼女の行動を制限しようとして、剛将さんに余計な詮索をした僕の動きを封じることにした。

    僕はまんまと彼女に騙されて石蕗さんが黒幕だとずっと思い込んでしまっていたんだ。

    この頃霧隠さんは、このまま石蕗さんが世界を絶望に堕としてしまうと考え、かつての超高校級の希望たちに助けを求める手紙を送っていた。

    そして何日か経った頃、彼女は計画に移った。
  94. 94 : : 2017/02/04(土) 08:21:33
    ACT.3

    その日も僕たちは霧隠さんの捜索をしたわけだけど成果はほぼゼロ。次の作戦を考える為、僕たちはビルの上階にある探偵事務所に集まっていた。

    毒薬の所為で倒れてしまった春川さんを見るなり僕は真っ先に石蕗さんを疑った。しかし彼女に問い詰めようとした瞬間彼女の体は爆発し、事態が一変した。

    何とか立ち上がった春川さんが石蕗さんの死体を確認した所、それは人形だと分かった。しかし、石蕗さんの死体を見た剛将さんが発狂し、僕たちに襲いかかったんだ。

    最初に天海さんを狙った剛将さんだが、春川さんがそれを庇い、滅多刺しを受けてしまったんだ。

    夢野さんの機転で何とか事なきを得たが、結局の所なにも変わらず僕たちは彼から逃げることにした。

  95. 95 : : 2017/02/04(土) 08:43:53
    ACT.4

    僕たちが剛将さんから逃げてる間、春川さんが目を覚ました。そして僕はその様子を見て、違和感の正体に辿り着く事が出来たんだ。

    その違和感の正体は、剛将さんは最初から理性を失っていなかったという事だ。

    彼は石蕗さんの操り人形じゃない、逆に彼女を操っていたという事実に辿り着いたのもこの時だった

    一方、突如現れた石蕗さんは囮となってくれた天海さんを刺し、剛将さんをも殺そうとした。

    けどそれは結局成功には至らなかった。剛将さんの相手をしたのが、彼と協力態勢にある霧隠さんだったからだ。

    彼はその場を後にすると、外の方に出て出入り口を開放し、駆けつけた苗木さん達をこの場に来れるよう誘導した。

    そのお陰で、夢野さんや春川さん、天海さんも大事には至らずに済んだんだ。

    しかし、彼女はそれをよしとはしなかった。

  96. 96 : : 2017/02/04(土) 08:50:36
    ACT.5

    僕は剛将さんを問い詰め、真相を聞き出す事が出来た。

    同時に各所ではそれぞれの戦いに決着が付いていた。

    石蕗さんはもう一度計画を練り直し、次の機会に移そうとした。しかしそこへ日向さんや苗木さんが現れ、彼女は絶望し、そのまま世界を終わらせようとした。

    でも、その最後の計画すら頓挫してしまい…今ここにいる。
  97. 97 : : 2017/02/04(土) 09:01:09
    最原「元・超高校級のスパイ、石蕗姫乃さん。これが…この事件の真実なんだよ…」

    石蕗「…」

    最原「何か、反論はある?」

    石蕗「…無いよ、多分最原くんが言った事であってる。」

    最原「…認めるんだね」

    石蕗「…」

    日向「それじゃあ、俺は行くか」

    苗木「そうだね、事件も解決したわけだし」

    最原「うん、帰ろう?石蕗さん」

    石蕗「…?」

    剛将「どうした?さっさと行くぞ」

    石蕗「…どうして?」

    石蕗「どうして…私に何もしないの?」

    石蕗「私は、貴方の大切な人をいっぱい傷つけたんだよ?それなのに…」

    最原「…」

    石蕗「どうしてなの?」

    最原「僕は君を許したいと思った。それどけだよ。」

    石蕗「…!」

    最原「…また、いつでも相談に来てくれればいいよ。」

    最原「僕は、最原探偵事務所の」

    ピピピピピ

    最原「…へ?」

    石蕗「…あっ?」

    剛将「…やべっ!」

    苗木「どうしたの?…!」

    日向「…」

    「準備ガ完了致シマシタ」

    「コレヨリ、爆破フェーズニ移行シマス」

    「爆破マデ…五秒前」

    一同「」
  98. 98 : : 2017/02/04(土) 09:34:00
    ほぼ同時刻

    狛枝「はぁ…はぁ…どうしよう、皆んなと逸れちゃったよ。」

    狛枝「…はぁ、本当にどうしよう。」

    コツン…。

    狛枝「…あれ?」

    ガタガタガタガタ

    狛枝「………ははっ…僕は本当にツイてない、よ…」

    ドンガラガッシャーン

    狛枝「あぁ…絶望的だね。」

    その瞬間ビルは崩れ落ちた。
  99. 99 : : 2017/02/04(土) 09:47:16
    その後僕たちは見事に生き残る事が出来た。

    後で話を聞くと、狛枝さんの幸運が働きビルが崩れたそうだ。

    それでも僕たちは暫く病院でお世話になる事になった。

    怪我の事もそうだけど、そもそも僕たちは住む家を無くしたんだ。

    殺し合いから脱出した当初、僕たちは路頭に迷っていた。みんながそれぞれ危険なアルバイトをしたりして貯めたお金で、訳あり物件に住む事にしたんだ。

    僕たちはあの部屋で色んな事を体験した。

    あの事件は、新生希望ヶ峰学園の学園長、苗木誠ら78期生により秘密裏に処理されたらしい。

    絶望の残党だった日向創以下15名は再び、罪を償う為海へ出た。

    病院を退院し、再び路頭に迷った僕たちを助けてくれたのは剛将さんたちだった。彼らは僕たちに償いたいと言ってくれたんだ。

    新しく剛将さんと石蕗さんを仲間に迎え入れた僕たちは今日も依頼を待ち続けてる。
  100. 100 : : 2017/02/04(土) 09:58:05
    石蕗「シュウちゃーん!暇だよー!」

    最原「ははは…仕方ないよ、世界は平和なんだからさ」

    剛将「そうだ石蕗。あまりリーダーを困らせるな、我慢しろ」

    石蕗「んあー、事件を起こす魔法も存在するが今はMP不足で使えんからのう」

    夢野「ウチの真似するでない!それにそんな魔法は物騒じゃからめっ!じゃ!」

    天海「確かに暇だよね…そんだ!ハルマキちゃん、前に約束してたお料理対決しない?!」

    春川「ふふ、いいよ。負ける気はないけど」

    コンコン

    最原「あっ依頼者が来たみたいだよ?」

    春川「今日はどんなが来るんだろうね」

    天海「恋愛相談なら任せてよ!」

    夢野「ウチも頑張るぞい!」

    石蕗「やったー!仕事が来たよー」

    剛将「ふんっ、あんまりはしゃぐんじゃねぇよ」

    ××「あの…すみません、依頼…お願い出来ますか?」

    最原「うん、」

    最原「ようこそ、最原探偵事務所へ!」



    ようこそ 探偵事務所…完。
    …To be continued.
  101. 101 : : 2017/02/04(土) 10:00:28
    随分と駄作臭のする作品でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
  102. 102 : : 2017/02/04(土) 11:39:22
    おまけ 〜春川と天海のふたり旅〜

    ※暇なので書きます。

    春川「…」スタスタ

    今日から天海と一緒に旅行する事になった。面倒くさいけど…あいつらがどうしてもって言うから行く事にした。

    待ち合わせ場所は駅前で待ち合わせ時間は10時だ。

    私はちょうど10時に着くよう調整して部屋を出た。
  103. 103 : : 2017/02/05(日) 00:30:48
    わーい!旅の話が読みたかった!
  104. 104 : : 2017/02/05(日) 04:30:32
    やってしまった。つい迷子の子供の世話とかやってたら待ち合わせの時間を三時間もオーバーしてしまった。もう待ってないかも…

    私が漸く到着した時、天海がこちらに手を振っていた。

    …。

    春川「ごめん、待ったよね」

    天海「えっ?ぜっ全然待ってないよ?!私も今来たとこだし!」d(^_^o)

    …嘘、私は三時間も遅刻したんだ。今来た所な筈がない。それにあんたさっき悲しそうな顔で時計見てたじゃん。本当、私がもう来ないと思ったのかな…。

    天海「それより早く行こ?私楽しみで楽しみで仕方なかったんだよねー」(๑>◡<๑)

    春川「うん…ありがと」

    天海「何でお礼言われたの?!」∑(゚Д゚)

    天海「私の方こそありがとうだよ」(≧∀≦)

    それから私たちは電車やら船やらなんやらに乗り、目的地に向かったのであった。
  105. 105 : : 2017/02/05(日) 10:33:10
    …移動中 Part1

    天海「ねぇ、ハルマキちゃん」(*´∇`*)

    春川「何?」

    天海「ハルマキちゃんはもっと笑った方が良いよ!可愛いんだから!」(`・∀・´)

    春川「…無理だよ」

    天海「本当に?」(´⊙ω⊙`)

    春川「うん」

    天海「…」(΄◉◞౪◟◉`)

    春川「…」

    天海「…」(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

    春川「…」

    天海「…」˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚

    春川「…」プルプル

    天海「…」(⸅̥᷇͏̵˲̎ͨ⸅̥̖᷆̾ ̵˒͋)

    春川「ぶほぉっwww」

    天海「やっと笑ったね」(*´꒳`*)

    春川「分かったよ、私の負けで。…だからもうあの顔やめて」

    天海「やったー!ハルマキちゃんに勝ったー!」\(^ω^)/

    春川「…ふふ」
  106. 106 : : 2017/02/05(日) 11:43:52
    …移動中 Part2

    天海「そう言えばハルマキちゃんって普段どんな服着てるの?」(・・?)

    春川「別に…いつもこの服だよ」

    天海「えぇ?!勿体無いよ!ていうかハルマキちゃん女子力なさ過ぎ!!」((((;゚Д゚)))))))

    春川「だって…私には同世代の子と遊ぶ事なんてなかったし…」

    天海「じゃあついでにハルマキちゃんの服も買って行こうか!大丈夫!ハルマキちゃん可愛いからどんな服着ても似合うよ!!」(`・∀・´)

    春川「そんな…いいよ別に」

    天海「良くない!ハルマキちゃんはそんなんだと好きな人にフラれちゃうよ!」o(`ω´ )o

    春川「…好きな人なんてもういないし」

    天海「何言ってんの!ハルマキちゃんまだ18歳でしょ?これからこれから!」(⌒▽⌒)

    春川「…」コクッ
  107. 107 : : 2017/02/05(日) 13:04:44
    …移動中 Part3

    春川「…天海」

    天海「どうひたのぉ?ハりゅマキちゃぁん…」(_ _).。o○

    春川「…あんたの事をなんて呼ぼうかなって思って」

    天海「えっ、どうして?」(・・?)

    春川「天海って呼ぶと、あんたのお兄さんの事を言ってるみたいになって変な気分になるから…」

    天海「じゃっじゃあ名前!名前で呼んで!?」(*≧∀≦*)

    春川「どっどうしたの急に」

    天海「だって名前で呼び合うってなんだかお友達って感じするじゃん?!」(((o(*゚▽゚*)o)))♡

    春川「分かったよ………名前って何だったっけ」

    天海「酷い?!蘭奈だよ蘭奈!」

    春川「冗談だよ冗談、これで良いの?蘭奈。」

    天海「…」(//∇//)

    春川「…どうしたの?」

    天海「こそばゆくて気持ちいい!もっと呼んで!」(*゚∀゚*)

    春川「…嫌」

    天海「あれ?!」((((;゚Д゚)))))))

    春川「………蘭奈…」

    天海「わっきゃー!いい、いいよハルマキちゃん!!」\(//∇//)\
  108. 108 : : 2017/02/05(日) 14:25:19
    …移動中 Part4

    春川「…そういえばどこ行くんだっけ?」

    天海「さぁ?」(・・?)

    春川「…へ?」

    天海「そんなの決めてないよ〜、だって旅って言ったら出たとこ勝負なんだよ?」d(^_^o)

    春川「えぇえ…じゃあ泊まるとこは?」

    天海「知らない」( ´ ▽ ` )ノ

    春川「…お金は?」

    天海「さっきのバスで無くなっちゃった。」( ´ ▽ ` )ノ

    春川「…今どこらへん?」

    天海「携帯家に置いて来たから詳しくは分かんないけど鹿児島辺りじゃない?」(・・?)

    春川「」

    天海「まぁ気楽に行こ?」٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

    春川「私生きて帰れるか心配になって来た。」

    天海「大丈夫、何とかなるよ!」(*´꒳`*)

    春川「…もう名前で呼ばない」

    天海「ええ?!そんな!!」Σ(゚д゚lll)
  109. 109 : : 2017/02/05(日) 15:02:11
    …とある旅館

    春川「…取り敢えず今日は私のお金で何とか旅館に泊まることが出来たけどこれからどうするつもり?」

    天海「うわーん!ハルマキちゃんにぶたれた!いっぱいぶたれたよぉ!」。・゜・(ノД`)・゜・。

    春川「あんたが悪いんでしょ?」

    天海「そうかなぁ…私は悪くないと思うんだけど…」(´・ω・`)

    春川「暫くそこで反省してるといいよ。私はお風呂に入ってくるから…」

    天海「ぶぅー」|( ̄3 ̄)|

    春川「…殺されたいの?」

    天海「ちゃんと反省するからもう許してぇ〜!!」(´;Д;`)

    春川「…はぁ、じゃあしっかり反省してるんだよ。」

    天海「…」(´・ω・`)

    天海「…よし、しっかり反省したし私もお風呂に行こうか!」(о´∀`о)
  110. 110 : : 2017/02/05(日) 15:19:56
    春川「はぁ…あいつちゃんと反省したかな…」

    ドタドタドタ

    春川「…」

    天海「ハルマキちゃーん!一緒にお風呂入ろーよー!」

    春川「ふんっ!」

    天海「あべしっ!?」ドガーン

    天海「はっハルマキ…ちゃん?一体…何…を?」_:(´ཀ`」 ∠):

    春川「お仕置きが足りてないみたいだね」

    天海「そんな!ハルマキちゃんが一糸纏わぬ姿に!そんな姿でそんなポーズとったらはしたない!はしたないよー!!///」(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

    春川「…本当に殺されたいようだね。」ニコォ

    天海「ハルマキちゃん?!目が、目が笑ってないよ?!」((((;゚Д゚)))))))

    春川「死ね」

    天海「やっ、ちょっ………アーーーッ」
  111. 111 : : 2017/02/05(日) 17:03:57
    天海「ふぁあああっ、いい湯だなぁ」(≧∇≦)

    春川「…結局入るんだ。」

    天海「そりゃあもちろんだよ!ハルマキちゃんの裸体を堪能したいからね!」(〃ω〃)

    春川「…」スッ

    天海「ムッ、今度はそう簡単に行かないよ!ハルマキちゃんがその気なら、考えがあるんだからね!」

    春川「あんたが私に勝てるわけないでしょ」

    天海「それはどうかな…!」(⸅̥᷇͏̵˲̎ͨ⸅̥̖᷆̾ ̵˒͋)

    春川「ぶぶっw」

    天海「どうだ!これで動けまい!!」(⸅̥᷇͏̵˲̎ͨ⸅̥̖᷆̾ ̵˒͋)

    春川「その顔でその声やめてw」

    天海「断る!」(⸅̥᷇͏̵˲̎ͨ⸅̥̖᷆̾ ̵˒͋)

    春川「…あっ慣れて来た」

    天海「えっ?じゃあこれはどうだ!」(☽ ̍̑⚈͜ ̍̑☾)

    春川「…」ザッ

    天海「あれ?!あまり効いてない?ならこれは!」((≡ຶ⚲͜≡ຶ))

    春川「…」

    天海「あれあれ?!じゃあえっと…これdぎゃああああ!!!」ボカーン

    春川「…」

    天海「なっなんで効かない?!って目を瞑っていらっしゃる?!?!」((((;゚Д゚)))))))

    春川「…はっ!」

    天海「アーーーーーーーーーーーッ」
  112. 112 : : 2017/02/05(日) 17:08:15
    思いの外長くなりそうな気がする…
  113. 113 : : 2017/02/05(日) 19:11:02
    天海「もう!ハルマキちゃんったら恥ずかしがり屋さんなんだからぁ!」\(//∇//)\

    春川「…もういい、出る。」

    天海「あっれ〜?いいの?この湯の効能にお胸が大きくなるって書いt」( ´ ▽ ` )

    ジャプンッッッ

    春川「…」

    天海「…」(๑╹ω╹๑ )

    春川「…何よ、自分の方が大きいからって…」グスッ

    天海「別にこの湯にはそんな効能ないよ?」(・ω・?)

    春川「…っ!///」カァァァァ

    ザバッ

    天海「むふふふ…ハルマキちゃん、隙だらけだよ?」スッ(*´ω`*)

    春川「ちょっ?!///」
  114. 114 : : 2017/02/05(日) 19:48:04


    ……

    ………

    天海「いやぁ美味しいねぇ、ここの料理は!」ヽ(*^ω^*)ノ

    春川「…///」ボーッ

    天海「あれあれ?どうしたの?ハルマキちゃん!」(´∀`=)

    春川「…あっあんたが私の胸を揉み続けるから…のぼせた……///」ボーッ

    天海「しってる?今のハルマキちゃんは色っぽいの極みだよ?私なんてイチコロだよ?そんな事言っていいの?」(〃艸〃)ムフッ

    春川「…ころしゃれたいの?///」ボーッ

    天海「あぁん♡ハルマキちゃん噛んだ!可愛い〜よ〜♡♡♡」\(//∇//)\

    春川「…もう寝りゅ///」カァァァァ

    天海「何言ってるの?今夜は寝かさないよ?」

    春川「だからなに言って…きゃっ?!」

    天海「むふふ…ヒック…ハルマキちゃん♡あーそーぼー♡♡!!」(*´ω`*)サワサワ

    春川「ちょっ…やめ……アアアァァァーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!」
  115. 115 : : 2017/02/05(日) 20:42:49
    ……………

    ここは…どこ?………何だか…暗いな。

    どうしてだろう、暗いのは慣れてる筈なのに今は…とにかく怖い。

    …これは……そうだ、初めて人を殺した時の…

    あの日の事は今でも覚えてる。

    今でも夢に見る。

    眠れない夜もあった。

    そういえば一度、ミスを犯して標的を即死させられなかった事があった。

    あの時の彼の顔は………。

    いつからだろう…こんな気持ちを抱き始めたのは…




    …。

    ………。

    ……………………………………………………………………………………………。

    「…」

    ストン、と音を立てながら何かが落ちて来た。

    「…最原?…っ!?」

    そこにあったのは最原の生首だった

    「どうして?…」ピチャッ

    「、…そんな…ゆめ…の?」

    そこには夢野のバラバラになった死体が

    「どうして、なの?…どうしてあんた達は…そんな目で私を見るの?」

    ハルマキ…ちゃん?

    「っ!天海?!」

    ハルマキちゃんは…大丈夫なの?

    「わっ私は…平気、だから!あんたは…あんたは何処にいるの?!」

    …平気なんだね、最原さんや夢野ちゃんがそんな姿になってるのに。

    「…何、言って」

    そうだよね。流石は超高校級の暗殺者だね。人の命を何とも思ってないんだ。

    「違…違うの、それは…」

    何を恐れてるの?だって…

    「…蘭奈?」

    天海「私たちを殺したのは…貴女なんだから。」

    ……………

    春川「っ!?」ガバッ

    夢…だったの?

    春川「はぁっ…はぁっ…。もう、勘弁して欲しいよ。」

    天海「スゥー、スゥー、」

    春川「…」フッ

    大丈夫。私はもう、人は殺さない。あいつらの命だって…私が命に代えても守るんだ。

    だから…今あるこの生活を大事にしよう
  116. 116 : : 2017/02/05(日) 21:06:54
    二日目の朝

    天海「あぁ〜、頭いだい〜。」(´Д` )

    春川「あんた昨日お酒飲んでたでしょ」

    天海「うぅ、だぁってぇあの中にお酒が入ってたなんて知らなかったんだもん」(´・ω・`)

    春川「自業自得よ。」

    天海「もう…そんな事言うハルマキちゃんにはおっぱいモミモミの刑に処sあいた!」(´;Д;`)

    春川「…じゃあさっさと支度してここを出ようか蘭奈」

    天海「…ぶわっ」(;ω;)

    春川「…口に出して言う事?」

    天海「ハルマキちゃん大好きーーー!」ギュー(≧∇≦)

    春川「あっ、ちょっと…こらぁ!」
  117. 117 : : 2017/02/05(日) 22:07:24
    …海の近く

    天海「ねぇハルマキちゃん!あそこに海があるよ!泳ご!」(≧∇≦)

    春川「…嫌」

    天海「どうして?!」Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

    春川「だってまた胸がどうのって」

    天海「言わないよぉ!だから一緒に泳ご?!」(´;Д;`)

    春川「…分かった、けど私水着持ってきてない…」

    天海「私がハルマキちゃんの分も持ってるから大丈夫!」d(^_^o)

    春川「…やっぱり嫌。」

    天海「何で?!」Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

    春川「サイズが合わないでしょ…」

    天海「小さいのを持ってきたから大丈夫だよ!」

    春川「…」ジロッ

    天海「ふーんだ。もうハルマキちゃんに睨まれても平気だよ!」(^з^)-☆

    春川「…私さっきから嫌って」

    天海「もしかして泳げないの?」(´・ω・`)

    春川「…は?」

    天海「もしかして泳げないのかなぁ〜って…そりゃあ悪いことしたな」(´・ω・`)

    春川「…分かった。」

    天海「何が?」(*゚∀゚*)

    春川「泳いであげるよ、それで蘭奈に私があんたより泳げるって事を教えてあげる。」

    天海「ふっふーん。この私とスポーツで勝負するつもり?負けても知らないよ」(๑╹ω╹๑ )


    春川「…誰が負けるか。」


    天海とたくさん泳いだ!
  118. 118 : : 2017/02/05(日) 22:26:39
    ここからは次の行き先とそこで何をするかを安価で決めさせていただきたい思います。

    >>119 行き先とそこで何をするか
  119. 119 : : 2017/02/05(日) 22:43:03
    東京都 秋葉原に迷い込んで
    そこでコミケに迷い込む
  120. 120 : : 2017/02/05(日) 23:04:59
    >>119 ありがとうございます!

    天海「ここ…どこ?」(´・ω・`)

    春川「…都会?」

    天海「ねぇ、ハルマキちゃん。あの人たちこっち見てるんだけど?!何かカメラ向けてくるし!私たちってそんなに変な格好してるかな?!」(´;Д;`)

    春川「…大丈夫、大丈夫な筈だよ。今は…」

    天海「今は!?今はってどういう意味?!」((((;゚Д゚)))))))

    春川「とにかくここを脱け出そう。」

    天海「…うん………きゃっ?!」ビクッ

    春川「どうしたの?」

    天海「誰かにお尻触られた…もうお嫁に行けない…」(´;ω;`)

    春川「…あんた昨日私に何したか覚えてる?」

    天海「おっぱいモミモミした!」ヽ(*^ω^*)ノ

    春川「…」グリグリ

    天海「痛い!痛いよハルマキちゃん!!」(´Д` )

    ザワザワ

    春川「…早く行こう、人が集まって来た」

    天海「うわーん!今日の夜もいっぱい愛でてやるんだからぁー!」。・゜・(ノД`)・゜・。

    何とかオタクどもから逃げる事が出来た!

    次の行き先 >>121
  121. 121 : : 2017/02/06(月) 07:54:19
    山を登ってたら
    とあるオシオキに使われたあれと同じ
    バイクを発見する
  122. 122 : : 2017/02/06(月) 08:40:38
    >>121 はいです!

    天海「ねぇハルマキちゃん…山登らない?」( ´ ▽ ` )ノ

    春川「…どうしたの急に」

    天海「そこに、山があるから!」(`・∀・´)

    春川「聞いた私が馬鹿だった…」

    天海「とにかく行こーよ!」(*´∇`*)

    春川「あっ、ちょっ…」

    ………

    天海「…ぜぇ、ぜぇ、疲れたぁ!」(´Д` )

    春川「あんたが登ろうって言ったんじゃん」

    天海「何で、ハルマキちゃんは…はぁ、息も上がってないの?」(´・ω・`)

    春川「鍛えてたから…」

    天海「まぁいいや!とにかく写真とろ?」(≧∇≦)

    春川「…いいよ」

    天海「何で?!」Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

    ドドドドド

    春川「写真なんて…あまり好きじゃないし」

    ドドドドドドド

    天海「むー、…て何だろこの音。」(・・?)

    ドドドドド

    春川「さぁ…何あれバイク?」

    ドドドドドドドドド

    天海「…何か近づいてない?」(´・ω・`)

    ドドドドドドドドドドドド

    春川「…っ!危ない!!」

    天海「ぎゃっ!?」∑(゚Д゚)

    ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

    …。

    天海「…」(´・ω・`)

    春川「…何だったんだろうね」

    天海「…さぁ?」(´・∀・`)

    >>123 次の行き先
  123. 123 : : 2017/02/06(月) 16:30:51
    ゲームセンター
  124. 124 : : 2017/02/06(月) 16:53:06
    >>123 分かりました。

    天海「ねぇハルマキちゃん。『げえむせんたあ』って言うのに行こう?」(*´∀`*)

    春川「…金あんの?」

    天海「実はね、遊び用のお金はたくさんあるの!」(`・∀・´)

    春川「…はぁ?」ゴゴゴゴゴ

    天海「だって私たちは遊びに来たんだよ?移動に全部お金使ってどうするの!楽しまなきゃ!」╰(*´︶`*)╯♡

    春川「…分かった、いいよ」

    天海「やったね!」٩(๑❛ᴗ❛๑)۶



    春川「なっ…何っコレ」はわわわ

    天海「何って…テディベア?」(・・?)

    春川「かっ可愛…ゴホン…これやろ」

    天海「ゆーふぉーきゃっちゃー…だね。いいよ!」(`・ω・´)



    春川「…くそっもう一回!」

    天海「もうやめようよ…はい、お金」(´・∀・`)

    春川「あと一回だけ………んあぁ!くそ!もう一回!」

    天海「あと一回だけって言ったよね?!はい、お金。」∑(゚Д゚|||)

    春川「くっそ…」

    天海「あっちょっと待っててね…店員さーん!」

    ………

    春川「♪」

    天海「あぁあ、げえむせんたあ用のお金がもうちょっとしかないよ…」

    春川「………」チラッ

    天海「あっ!ねぇ、最後にプリクラ撮ってこーよ!」(≧∇≦)

    春川「え…いy」

    天海「ハルマキちゃんには拒否権はないよ!ゆーふぉーきゃっちゃーでどれだけ使ったと思ってんの?!」o(`ω´ )o

    春川「…分かったよ…うるさいな」

    天海「やったぁ!ハルマキちゃんと写真♪」



    春川「…」

    天海「ハルマキちゃん笑ってよ〜!」

    春川「…」

    天海「もう………はっ!」ɛ(⸅᷇᷅̑˾ͨ⸅᷆᷄̑ ⸌᷄̑˒ ेɜ

    春川「ぶふぉw」

    天海「今だ!えい♪」(๑˃̵ᴗ˂̵)ポチッとな

    パシャパシャ

    ………

    天海「はぁ〜満足満足。一生大事にするね!」(≧∀≦)

    春川「ところで今夜はどうやって過ごすの?」

    天海「うーんとねぇ…>>125で過ごそう!」(*´꒳`*)
  125. 125 : : 2017/02/06(月) 17:40:34
    旅館(露天風呂付き)
  126. 126 : : 2017/02/06(月) 18:30:47
    春川「…また?」

    天海「だってまたハルマキちゃんの裸を堪能したいんだもん」(//∇//)

    春川「…」ゴゴゴゴゴ

    天海「それともハルマキちゃんは野宿でもしたいの?私は別にいいよ?」(*´∀`*)

    春川「…はぁ」

    ………

    天海「あぁやっぱりいいお湯だねぇ」(*^ω^*)

    春川「…そうだね」モワモワ

    天海「ねぇねぇハルマキちゃん!洗いっこしよ!?」(`・∀・´)

    春川「…えぇ?」

    天海「だって私今日山登ったから汗たくさんかいちゃったからさ〜」(*⁰▿⁰*)

    春川「…いいけど」

    天海「じゃあハルマキちゃんが先に洗って?」(о´∀`о)

    春川「…」ゴシゴシ

    天海「…ハルマキちゃん、ちょっと痛い」(´・∀・`)

    春川「…」ゴシゴシ

    天海「痛い、痛いよハルマキちゃんなんで?!」(´;Д;`)

    春川「…」ゴシゴシ

    天海「もしかしておっぱい!?私の方が大きいから…て、ちょっ、やめ…」

    カポーン

    天海「もう!ハルマキちゃんったら嫉妬深いんだから!」( *`ω´)

    春川「ごめん、怒った?」

    天海「別に!これから反撃するから大丈夫だよ」(*^▽^*)

    春川「…へ?」

    天海「むふふふ、さっきハルマキちゃんは私に理不尽な目に合わせたから拒否権はないんだよ…」( ̄w ̄) 

    春川「ちょ…」

    天海「私にハルマキちゃんを隅々まで洗わせろー!」(*^◯^*)

    アアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーッッッッッッ!!!

    この後何をするか >>127>>128
  127. 127 : : 2017/02/06(月) 19:06:59
    出来るならハルマキを洗うシーンを
    描写してもらえれば。
    安価は部屋で遊ぶ
  128. 128 : : 2017/02/06(月) 19:13:15
    温泉卓球
  129. 129 : : 2017/02/06(月) 19:57:55
    >>127 えっちい描写は苦手ですけど頑張ります。

    天海「むふふふん…ハルマキちゃん、気持ち良い?」(*´꒳`*)ゴシゴシ

    春川「うぁ…あっ…やぁ///」

    天海「何!?何なのハルマキちゃん!エロ過ぎるんだけど?!」(´∀`*)ゴシゴシ

    春川「…うりゅしゃあい///」

    天海「鼻っ、鼻血でる?!」\(//□//)\ゴシゴシ

    春川「…ばかぁ!///」

    天海「」(*´꒳`*)

    春川「ふぇ?///」

    ………

    春川「…」

    天海「ハールマーキちゃん!あーほーぼー!」

    春川「うるさい、殺されたいの?」

    天海「んー、ハルマキちゃんになら殺されてもいいかなー?」(´∀`*)

    春川「…」ムスッ

    天海「ねぇハルマキちゃんトランプで遊ぼ?」

    春川「…何すんの?」

    天海「そうだねぇ…ポーカーとか?」

    春川「…いいよ、やろっか」



    天海「あーん!ハルマキちゃん強過ぎー!」( *`ω´)

    春川「あんたが弱いだけだって…」

    天海「むー、じゃあ今度はあっち向いてほい!」(`・ω・´)

    春川「…はぁ」

    ……

    春川「もう一回。」

    天海「また?!」∑(゚Д゚)

    春川「あんたなんかが連勝するなんて…イカサマでもしてるんじゃない?」

    天海「してないよ!?あーもうこれ勝っても負けても面倒くさいだけじゃん!」(´Д` )

    天海と何回も色んな遊びで勝負した!
  130. 130 : : 2017/02/06(月) 21:05:51
    天海「ねぇハルマキちゃん」(*´꒳`*)

    春川「なにニヤニヤしてんの?」

    天海「あそこに卓球台があるよね。」(`・∀・´)

    春川「そうだね…」

    天海「…」(´・ω・`)

    春川「…何?」

    天海「ハルマキちゃんと卓球したいな」

    春川「…また長引くかもしれないのに?」

    天海「旅館と言ったら卓球でしょ?」(≧∀≦)

    春川「わかった」

    天海「あれ?!いいの?」∑(゚Д゚)

    春川「嫌って断ってもしつこくするでしょ?」

    天海「いやーハルマキちゃん分かってらっしゃるー!」(´∀`*)

    春川「じゃあやろうか」



    春川「…」カン

    天海「あっ!…もーハルマキちゃん手加減してよ〜!」( ´△`)

    春川「何で?」

    天海「うー」(´-ω-`)

    ……

    春川「…ふんっ!」スコーン

    天海「といや!」(⸅̥᷇͞͡͏̵ͺͨ⸅̥᷆ ̵ˡ͛˒̡ͥ͛

    春川「ぐはぁw」スカッ

    天海「やったー!ハルマキちゃんに勝ったー!」ヽ(´▽`)/

    春川「今のは蘭奈の反則負けだよ…」

    天海「なぬっ!それはそうとハルマキちゃん今結構セクスィーな事になってる事に気付いてる?」(`・ω・´)

    春川「?!///」バッ

    天海「はぁ、はぁ、私はもう満足だよ。もう寝ようぜ!」(((o(*゚▽゚*)o)))

    春川「…アホっ」

    天海「…むふん、勝った」V(๑╹ω╹๑ )

    >>131 起きてから最初にすること

    >>132 その後何処に行くか
  131. 131 : : 2017/02/06(月) 21:40:00
    天海早起きしてハルマキにイタズラ
  132. 132 : : 2017/02/07(火) 08:41:20
    遊園地
  133. 133 : : 2017/02/07(火) 09:01:08
    翌日の朝

    天海「ふぁあ…よく寝たぁ」ヽ(´▽`)/

    春川「…スー」スヤスヤ

    天海「…えい」ぷに (≧∀≦)

    春川「んー」

    天海「えいえい」ぷにぷに (*≧∀≦*)

    春川「…ん」ムニャムニャ

    天海「…!いーい事思いついたー!」(〃艸〃)ムフッ

    そう言いながら私は油性ペンを取り出した。

    天海「顔に落書きしちゃおー!そうだねぇ…まずは髭から!」( ^ω^ )

    カキカキ

    天海「次は…眉毛!」(`・ω・´)

    カキカキ

    天海「それでそれで……」(*´∀`*)

    カキカキ

    天海「よし!完成だぁ!!」(≧∀≦)

    春川「…」スヤスヤ


    天海「…トイレ行ってこよ」(*´ω`*)





    天海「はぁ〜スッキリしたぁ……!」Σ(゚д゚lll)

    天海(何?!この殺気は!猛獣?!)(゚o゚;;

    天海(…こっちに来る…!)ゴクリ(`・ω・´)

    「あぁ〜まぁ〜みぃ〜、どぉ〜こぉ〜???」

    天海「もしかして…これは」(;´д`)

    春川「こぉ〜ろぉ〜さぁ〜れぇ〜たぁ〜いぃ〜のぉ〜?????あぁ〜まぁ〜みぃ〜???????!」

    天海「」ε-(´∀`; )

    ギャアアアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーッッッッッッ!!!!
  134. 134 : : 2017/02/07(火) 11:58:15
    天海「ばふばひひゃんびゅーべんびでばぼぼ」_(:3 」∠)_

    春川「何言ってんのか分かんないよ、日本語で喋って。」

    天海「ハルマキちゃん遊園地で遊ぼ」(`・ω・´)

    春川「…」

    天海「遊ぼ遊ぼ遊ぼーーー!!!」٩( ᐛ )و

    春川「分かったから静かにして。」

    天海「やった♪」(*^▽^*)

    春川「…はぁ」

    …ジェットコースターにて

    天海「きゃああああああああああああああああああああああ」ヽ(´▽`)/

    春川「…」ギュッ


    天海「いやぁ…楽しかったねぇ。」(≧∇≦)

    春川「…」ブンブン

    天海「…怖かったの?」(๑╹ω╹๑ )

    春川「…っ!」ガンガン

    天海「痛い!痛いよハルマキちゃん!!」(´Д` )

    …メリーゴーランドにて

    天海「やっほー、ハルマキちゃーん!」( ´ ▽ ` )ノ

    春川「…」

    天海「楽しいよー?乗らないのー?ハルマキちゃーん!」\(//∇//)\

    春川「…」

    天海「…ぁルマキちゃ…!!」(´Д` )

    春川「…」

    天海「…」ヌッ (⸅᷇˾ͨ⸅᷆⸜⸌˒ े੭

    春川「ぶほぉっwww」

    天海「ハルマキちゃん!何してたの?!」( *`ω´)

    春川「別に…座ってただけだよ……wその変な顔で急に現れないでww」

    天海「もう!ハルマキちゃんの馬鹿!」(ㆀ˘・з・˘)

    …観覧車にて

    天海「ねぇねぇ!凄い綺麗だよ!」(*゚▽゚*)

    春川「そうだね。」

    天海「私、今日は凄い楽しかったよ!一生の思い出にする!」(*≧∀≦*)

    春川「大げさだよ…」

    天海「ハルマキちゃんは楽しくなかったの?」(´・ω・`)

    春川「…楽しかった…けど、」

    天海「そう?よかった。」(*´꒳`*)

    春川「…」フフッ

    遊園地で一日中遊んだ!



    >>135 今夜は何処で過ごすか
  135. 135 : : 2017/02/07(火) 23:39:23
    お金ないので森で野宿
  136. 136 : : 2017/02/08(水) 09:44:21
    天海「ハルマキちゃん…実はとても残念なお知らせがあるの」(´・ω・`)

    春川「…何?」

    天海「今日の分のお金無くなっちゃった!」( ´ ▽ ` )

    春川「…へ?」

    天海「だから今日は森で野宿しよう!」(`・ω・´)

    春川「…」グリグリ

    天海「痛い!けどなんだか癖になっちゃう…」(●´ω`●)

    春川「寝るところはどうするの?」

    天海「草のベッド?」(´⊙ω⊙`)

    春川「…ご飯は?」

    天海「採取に釣り狩猟!何かサバイバルみたいで楽しいね!」(*゚∀゚*)

    春川「……………お風呂は?」

    天海「川で水浴び?あらやだえっちい!」\(//∇//)\

    春川「…私死ぬかも、」

    天海「大丈夫、危険はないよ!」(`・ω・´)

    春川「…あんたのその自信はどこから来るのよ…」

    ………

    春川「…」ソロー

    ピチャ

    春川「冷たい…あのバカ。…?」

    ズドドドドド

    春川「まさか…」

    天海「は!る!ま!き!ちゃーん!!!!」╰(*´︶`*)╯♡

    春川「ぎゃあ!!!」

    ザッパーン

    春川「何するのよ、蘭奈!!」

    天海「ハルマキちゃんの裸…じゅるり」(*´Д`*)

    春川「怖い怖い怖い。あんたそっち系なの?!」

    天海「それは違うよ!」論破Σ੧(❛□❛✿)

    春川「…説得力ないんだけど」

    天海「私は最原さんも夢野ちゃんもハルマキちゃんもみーんな好きなんだよ!!」(`・∀・´)

    春川「…」

    天海「というわけでハルマキちゃんの体を堪能させて…♡」

    春川「だからなんで………。」スッ

    天海「?どうしたの?」(๑•ૅㅁ•๑)

    春川「いつも…私が受けに回ると思うな………!」

    天海「えっ?ちょっとやだハルマキちゃん意外とノリ気!?」((((;゚Д゚)))))))

    春川「…」

    天海「…ごめん、私が悪かったから…その…やめ……………!」


    アアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

    >>137 次の行動
  137. 137 : : 2017/02/08(水) 15:15:55
    レズビアンなとこを葉隠が盗撮、
    その後、裏ビデオとして取引される
  138. 138 : : 2017/02/08(水) 16:45:12
    >>137 分かりましたw

    葉隠「あーあ、最悪だべ…まーた十神っちに雑用押し付けられちまった…。」

    アアアアアァァァァァ〜〜〜〜〜♡♡♡

    葉隠「うん?誰だこの声…川の方から聞こえてくんべ!」

    ガサゴソ

    ………

    天海「もっ…もうやめへ〜♡、おれがいらからゆるひて〜〜♡♡」ビクンビクン

    春川「まだまだ!私の屈辱は、こんなものじゃなかったよ!!」

    天海「…そんなぁ…♡」アヘェ

    ………

    葉隠「こっこれは一体何だべ?!楽園か!?」

    葉隠「そうだべ、二人とも中々可愛いしビデオ撮ったら高く売れんぞ…」

    ………

    春川「…っ!」ピクッ

    天海「あれぇ?もうやめひゃうの?♡」(*´Д`*)

    春川「…今何かケダモノの気配が…」

    天海「…誰も居ないよ?気の所為じゃないの?…それより続き!」(*´꒳`*)

    春川「…うん……いつの間にかご褒美になってない?」

    天海「気の所為だよぉ♡」\(//∇//)\

    春川と天海はこの後も性的に戯れた!

    葉隠「うししし…今日はとんでもねえ収穫があったべ。きっとこの動画は売れるぞ!何せ俺の占いは3割当たるからな!」

    そして葉隠はビデオで金儲けした!

    >>139 次の日何処へ行くか

    〜おまけ〜

    最原「…夢野さん寝たかな」

    最原「よし、裏ルートで手に入ったビデオ鑑賞をしよう。」

    アハハウフフ♡

    最原「…。」

    最原「…ふぅ………。にしてもこの二人春川さんと天海さんにそっくりだったな。」

    最原はビデオを愉しんだ!
  139. 139 : : 2017/02/10(金) 07:27:57
    ポ○モンセンター
  140. 140 : : 2017/02/10(金) 08:16:55
    >>139 オッケーです

    天海「ねぇ、ハルマキちゃん!ポ○モンセンターに行こ?」(`・∀・´)

    春川「あんなの子供が行くような所じゃ…」

    天海「何言ってるの!そんな事ないよ!」(*^ω^*)

    春川「…」

    天海「決まりだね!さ、準備しようか!」(=´∀`)

    春川「私まだ行くって…分かった、分かったからもう泣かないで」

    天海「やったー!」(≧∇≦)

    〜ポ○モンセンター内部〜

    天海「ハルマキちゃん!ピ○チュウだよ!ほら!」(≧∇≦)

    春川「見れば分かるよ」

    天海「あれ?ピカ○ュウ好きじゃないの?」(´・ω・`)

    春川「…はぁ、好きだよ」

    天海「もう一回言って!」(//∇//)

    春川「別に蘭奈に言ったわけじゃないから。」

    天海「そんなぁ!」(´Д` )

    春川「…好き」

    天海「…あぁもう可愛いよー!」\(//∇//)\

    春川「やめて、またお仕置きされたいの?」

    天海「あれ…気持ち良かったなぁ」(●´ω`●)

    春川「誤解を招く言い方はやめて、ただくすぐっていただけじゃん」

    天海「そうだっけ?」( ´ ▽ ` )

    春川「…はぁ」

    天海は春川と共にポケ○ンセンターで過ごした!

    春川「お昼どうする?」

    天海「回転寿司!」(`・∀・´)

    春川「…金ある?」

    天海「もちろんだよ!」(`・ω・´)

    春川「…じゃあそうする?」

    天海「うん!」(⌒▽⌒)



    これからは意見がない限りこっちで勝手に決めさせていただきます。
  141. 141 : : 2017/02/10(金) 18:06:07
    ちょいアイデア
    寿司屋行ったら天海が突然
    すしざんまい(兄の十八番)をする
  142. 142 : : 2017/02/10(金) 18:58:19
    いやなら別にいいよ
  143. 143 : : 2017/02/10(金) 19:19:32
    >>142 そんな事ないです。ありがとうございます!
  144. 144 : : 2017/02/15(水) 14:38:40
    寿司屋

    天海「何食べよっかなー」(๑•ૅㅁ•๑)

    春川「何でもいいよ、それより醤油とって。」

    天海「ほいっ」

    春川「ありがと」

    天海「…これにしよ、」

    春川「…」もぐもぐ

    天海「ねぇハルマキちゃん…」

    春川「…何?」もぐもぐ

    天海「こっち見て?」

    春川「…はぁ、また変な事してんの………何してんの天海?」

    その時の天海は何というかその…恐ろしい形相で寿司に手を広げていた。

    天海「…」\(°言°)/

    春川「…あの、天海?」

    天海「…」\(°言°)/

    春川「…蘭奈?」

    天海「すしざんまい!」\(°言°)/

    春川「そっ…そうなの…」

    天海「はぁ…ねぇハルマキちゃん」

    春川「…今度は何?」

    天海「…もっとお喋りしようよ!」(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

    春川「…何で?」

    天海「ぶぅー……」パクっ

    天海「!何これワサビ?!?!」ツーン

    春川「それがどうしたの?」

    天海「はっ…はははははるはるハルマキちゃちゃちゃん?!何で平気なの!?」

    春川「別に…普通でしょ?」

    天海「普通じゃないよこれ!」(´Д` )

    春川「…五月蝿い天海、他のお客さんの迷惑でしょ?」

    天海「うぅ〜!ハルマキちゃんのアホー!!」。・゜・(ノД`)・゜・。

    春川「…ったく…で?次はどこ行くの?」

    天海「そうだね…じゃあ…あそこ行こっか!!」ビシッ

    春川「…ええぇ」

    天海「嫌なの!?」∑(゚Д゚)
  145. 145 : : 2017/02/25(土) 21:26:18
    春川「…」

    天海「どうしたの?ハルマキちゃん…」

    春川「…どうして私はこんな所にいるわけ?」

    天海「えっ?………」( ̄▽ ̄;)

    今、私たちがいるのは…そう



    ただの公園である。

    子供A「ねぇねぇお姉ちゃーん!ボール取ってよー!」

    子供B「お願いしまーす!」

    春川「…ほら」ポイッ

    春川「…で?何で私はここにいるの?」

    天海「えーっとね…子供と遊んでるハルマキちゃんを見てみたかったから…かな?」

    春川「…はぁ…もう行くよ、どうせそんな事にはならないから…あれ?」

    天海「ねぇ、私たちも混ぜてくれない?」

    子供A「…え?」

    子供B「お姉ちゃん達…サッカー出来るの?」

    天海「もっちろんだよ!私はスポーツが得意…」

    春川「あんた何やってんの!?!?」

    天海「え?…普通に遊ぼうとしてるだけだよ?」

    春川「なっ…」

    子供C「別にいいよ、人数は多けりゃ多いほどいいし」

    天海「ありがとね!さ、ハルマキちゃんも遊ぼ?」

    春川「………はぁ…分かったよ…」

    それから、相手チームに入った天海を完膚なきまでに叩きのめした!

    天海「うぇぇ…ハルマキちゃん…もっと手加減してよ〜…」

    春川「…ふん」

    子供A「お姉ちゃん達ありがとー!」

    子供B「とっても楽しかったよー!」

    子供C「また遊ぼーね!」

    天海「あはは…またねー……」

    春川「…はぁ」

    天海「にしてもハルマキちゃん…結構楽しそうだったね。」

    春川「なっ!?」

    天海「…さて、今日はどうやって過ごす?」

    春川「…」

    天海「…」

    春川「……………………………………」

    天海「……………………………………」

    春川「…選択肢には…何があるの?」

    天海「…さぁ?…旅館はこの辺にはないし…同じくホテルもない…野宿するとか…どなたか優しい人に泊めてもらうというのもあるんじゃない?」

    春川「…………誰か泊めてくれそうな人いるの?」

    天海「一人暮らしの中年男性?」

    春川「」

    天海「…大丈夫?」

    春川「…大丈夫に見える?」

    天海「…大丈夫には見えないね」

    春川「…どうするの……」

    天海「…」

    春川「…」

    天海「ちょっと探して来るね…」

    春川「…何を?」

    天海「泊めてくれそうな人」

    春川「……………はぁぁぁあ…」
  146. 146 : : 2017/02/28(火) 21:19:43
    天海「ハルマキちゃん!泊めてくれるって人を見つけたよ!!」(`・∀・´)

    春川「それって…」

    天海「大丈夫!若い女の人だよ」

    春川「…何だ、良かった…」

    ××「何や、あんたがハルマキちゃんかいな?」

    春川「…えっと…」

    天海「あ、この人がそうだよ!」

    桐島「桐島優子や、よろしゅうな」

    春川「…ありがとう…ございます…」

    桐島「かまへんかまへん…実はあての知り合いにも似たような子がおってなぁ、よう泊めてあげてたんよ。…あんたら見てるとその子を思い出して、つい泊めてあげとうなってんよ…」

    春川「…」

    天海「まぁそういうわけだから!怪しい人じゃないと思うよ!!」

    春川「…それじゃあ少しの間だけお世話になります。」

    桐島「こちらこそな」

    桐島優子さんの家に泊めてもらう事になった。

    桐島「この部屋が空いてるからそこで寝てや」

    春川「ありがとうございまs」

    天海「わーい!」\(//∇//)/

    次の瞬間、天海は春川を巻き込んでそこに敷かれていた布団にダイブした!!

    春川「ちょっ…こら、蘭奈…!」

    桐島「あはは…仲が良いんは良いことや。友達はしっかり大事にせなあかんで」スタスタスタ

    そう言うと、桐島さんは去っていった。

    天海「…友達となんかあったのかな…」

    春川「…さぁ」

    ………

    桐島「さ、二人とも…夕飯が出来たで」

    天海「わーい!美味しそー」

    春川「…頂きます。」

    桐島「どーぞどーぞ♪」

    天海「…もぐもぐ…っ美味し〜♡」

    桐島「本当?」

    春川「…はい…凄く美味しいです。」

    桐島「ほぉか…ありがとうな。」

    天海「〜♪」モグモグ

    春川「…」モグモグ

    桐島「…」ニコニコ

    春川「…あの、桐島さん…」

    桐島「…何や?ハルマキちゃん…どうかしたん?」

    春川「…いえ、何でもないです…」

    桐島「?」

    天海「あ、桐島さん!これ食べ終わったらお風呂入ってもいいですか?」

    桐島「もちろんええよ。」

    天海「やったー!ハルマキちゃん!一緒に入ろ!!」

    春川「…」(・Д・)

    天海「何でそんなに嫌そうな顔するの?!」∑(゚Д゚)

    春川「自分の胸に聞いてみたら?」

    天海「酷い?!?!」。゚(゚´Д`゚)゚。

    春川「…桐島さん、ご馳走様でした。」

    天海「ご馳走様でしたー!!」

    桐島「お粗末様でした。お風呂はあっちやで」

    天海「よし!行こうかハルマキちゃん!」

    春川「…分かったよ」トボトボ

    桐島「…ホンマに仲ええんやなぁ…」フフッ
  147. 147 : : 2017/04/01(土) 08:01:43
    翌日

    天海「昨日はありませんございました!」(≧∀≦)

    春川「ありがとうございました。」

    桐谷「別に構へんって、また何か困った事があってら連絡しいや?」

    天海「はい!それでは失礼します!」(T ^ T)ゞ

    桐谷「…気ぃつけてなぁ〜」

    春川「…」ペコッ

    桐谷「…」ニコニコ

    ………

    天海「とってもいい人だったね!」(*^▽^*)

    春川「うん…凄く良い人だった…」

    天海「また、会えると良いね!」(*^ω^*)

    春川「そうだね…」

    天海「次は何処に行こうか!」(`・ω・´)

    春川「私は…別に何処でも」

    天海「もう!ちゃーんと自分の意見を言ってよ!ハルマキちゃんは何処に行きたいの!?」o(`ω´ )o

    春川「…じゃあ…>>148

    天海「オッケー!それじゃあ出発しよっか!」(`・∀・´)

    春川「…うん」
  148. 148 : : 2017/04/02(日) 19:59:03
    観光スポットが多いと噂の隣町
  149. 149 : : 2017/04/10(月) 23:32:55
    期待です!
    絵文字がとっても良いです♪
  150. 150 : : 2020/12/17(木) 23:05:53
    リメイク制作決定しあした
  151. 151 : : 2020/12/29(火) 09:09:50
    天海「…観光スポットが多いと噂の隣町に来たけど、何か見たいものある?」(・ω・`)

    春川「…いや、特にはない」

    天海「えー、じゃあ神社でお参りでもする?」(`・ω・´)

    春川「…いいけど」

    天海「もー!ハルマキちゃんが来たいって言ったんでしょー!?」(ㆀ˘・з・˘)

    春川「あんたがしつこく聞いてきたから…」

    天海「だって全然意見だしてくれないから…とにかく!神社にお参り!行くよ!」o(`ω´ )o

    春川「ちょっ…引っ張らないでよ」

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