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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

東方双赤星 EP4  ―侵食(Eclipse)―

    • Good
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  1. 1 : : 2016/08/26(金) 12:23:35
         東方双赤星


    注:このSSには以下の成分が含まれます。

    ・二次創作、独自解釈
    ・キャラ崩壊
    ・オリキャラ、オリスペル
    ・文章gdgd
    ・若干グロテスク
    ・ムラのある投稿
  2. 2 : : 2016/08/27(土) 22:02:27
    期待!
  3. 3 : : 2016/08/28(日) 08:56:13
    >>2
    ありがとうございます!
    下書き終わってないので開始までもう少しかかります。
  4. 4 : : 2016/08/29(月) 16:44:10



    「魔理沙、戻って来て! アンタはあんな奴なんかに操られる必要はない!」


    霊夢は魔理沙の肩を掴み、抵抗されながらも話しかける。


    勝負は既に決着し、八卦炉は地面に落ちている。



    「・・・」



    「魔理沙!」



    やはり顔には表情が無く、目が虚ろだ。


    しかしクロウとは違ってちゃんと生きており、心臓も鼓動している。


















    「霊・・夢・・・?」

  5. 5 : : 2016/08/29(月) 16:44:51



    Episode 4 侵食(Eclipse)




    「魔理沙! 思い出してくれたのね!」



    霊夢の目からは涙が出ており、そっと魔理沙を抱きしめた。



    拘束具は既に全て外されており、意識を失った魔理沙の顔には安らぎの笑みが見えた。



    入り口から重い足音が聞こえて来る。



    「博麗霊夢、まだそこに居たのか! 私も助太刀す・・・ その子は・・・!?」


    既にクロウを全て倒したのか、智慧が駆け寄って来る。

    魔理沙のことは知らなかったようで、その姿を見て非常に驚いているようだ。


    「魔理沙。 エレンに操られていたわ。 死者だけでなく、生きていても操れるとは・・・。」


    「千條遥斗の姿が見当たらないのだが・・・」


    「殺されたわ。 エレンが・・・エレンに操られた魔理沙が・・・」
  6. 6 : : 2016/08/29(月) 22:37:28
    霊夢の目に再び涙が浮かぶ。 同時に、彼女の怒りは心頭に達した。

    大切な二人の仲間に悪意を持って攻撃したエレンの事を許す気は無い。


    「般若、魔理沙を永遠亭に連れて行って。」


    「何を言ってるんだ! 私もエレン様を止めるんだ!」


    「魔理沙は衰弱してる。 急いで治療しないと助からなくなるかもしれないわ。 そうなったら私は奴に何をするか分からない。 それに、アンタももう戦えないでしょ?」


    智慧の体も傷だらけで、全身に切り傷や火傷がある。


    能力を使うための霊力ももう残っておらず、戦闘はもう不可能である。


    「・・・ああ。 エレン様に攻撃するのはいやだからな。 その代わり・・・ エレン様を救ってくれ。」



    智慧は魔理沙を担ぎ、出口へと体を向ける。


    「それと、私は波羅蜜智慧だ。 名前で呼んで欲しかった。」


    そう霊夢に話したあとは全く振り向かず、足早に出口へ去っていった。
  7. 7 : : 2016/08/30(火) 17:39:01








    一方、紫と藍は窮地に陥っていた。



    「くそっ・・・ここじゃ不利よ。 影が多すぎてどこから来るか分からないわ。」


    初夏とはいえ、まだ朝なので日が昇っておらず、狭い路地は真っ暗だった。

    “影を移動する”敵にとってこの地形では圧倒的有利。


    辛うじて避けてはいるが、八方から来る鋭い影の刃は確実に二人を追い詰めていった。


    攻撃される度に刃と体の距離が近くなり、すぐに紫と藍の背中がくっ付いてしまう。



    「紫様、飛びましょう! 影から出れます!」



    影から出れば攻撃を受けずに済み、スキマを開けられる。


    すぐに二人は飛び上がり、屋根の間から日光の下へと抜けようとした。


    しかしあと数センチのところで大量の“影”が軒から伸びて天井を塞がれ、衝突し二人は地面に落ちてしまう。


    通路も塞がれ、紫と藍は真っ暗な闇に包囲されてしまった。


    「完全に塞いだ!?」



    驚いている間にも、紫の蟀谷に鋭い痛みが走った。


    続いて全身にも影のナイフが突きつけられ、暗闇の中に少しの血液が滴る。



  8. 8 : : 2016/08/31(水) 20:26:43





    ―数分前―






    「これがエクリプスを保護している結界か・・・」


    エレンの目の前には3メートル程のオレンジ色の球体が吊り下げられている。

    大量のお札で作られているため厚さにムラがあり、まばらな光を放出している。


    小石を投げてみると、結界に触れたとたんに御幣の触手が巻き付き、色を失って灰のように粉々に砕けた。



    霊夢のもそうだが、お札とそこから発生する触手は激しいエネルギー吸収効果があり、エクリプスに使用されているものは石すら粉々にする程強力だ。



    恐る恐る触れてみるも全く動かず、ただ暖かく優しい熱が手に伝わるだけだった。



    「・・・はぁ。 一枚一枚剥がすしかないか。」



    横の部分のお札の角に爪を差し込み、ゆっくりと引き抜く。

    ぺリぺリと癖になりそうな音を出しながら粘着部分が離れ、その分厚さとは裏腹にヒラヒラと舞い落ちた。
  9. 9 : : 2016/08/31(水) 23:18:26


    同じ動作を数分間繰り返すとピンポン玉程の小さな穴が空き、前より激しい光りを放出する。



    覗き込むために周りのお札も剥がすと、中央に黒く小さい球体が浮いている。

    心臓の鼓動のような脈動音が絶えず響き、覗いている顔面から何かが吸い出されてゆくような感覚に陥る。



    「これが・・・エクリプス・・・」









    「そこから離れなさい!」





    気が付くと後ろに、思い通りにならない、彼女にとって非常に憎い顔があった。



    「ちッ・・・ 結局あの魔法使いも役に立たなかったか。 どうして幻想卿にはゴミしか居ないんだよ・・・」



    「アンタ、さっきから人のことを役立たずとかゴミだとかさぁ、物凄く気持ち悪い。 あんなに部下達はアンタの事を信頼しきっているのに・・・ はっきり言ってアンタの元に下ったのが可哀想よ。」



    霊夢にとって、今まで生きてきた16年間でたった一人にここまで腹が立ったのは初めてだ。


    既に全身に薄い赤いオーラを纏っており、完全な戦闘形態になっている。



    しかし、エレンが持っている水晶が光り輝いた瞬間、突如発生した熱波とともに霊夢は吹き飛ばされ、洞窟の硬い壁に激突してしまった。


    「ぐはッ・・・!?」
  10. 10 : : 2016/09/01(木) 23:13:37



    能力でとっさに衝撃を和らげたものの、衝撃は凄まじく、落下したその場に倒れ込んでしまった。


    熱波を受けた前半身全体に軽い火傷を負い、鼻の先や体の皮膚がヒリヒリする。



    熱波を操る程度の能力。 


    効果は名前の通りで、約80°C程の熱波を高速で放出する。


    水晶はお祓い棒と同じく能力を安定させ霊力の消費を劇的に抑えるための媒介アイテムだ。



    「とりあえず・・・ 早く結界を剥がしてその性能を堪能してみるか。 貴様には最初の実験台になってもらおう。」



    そう言ってエレンは薄い階段のような岩を上り、再びお札を剥がし始める。


    「あの二人組は貧困から救ってやってヴァレンタインは牢獄から出してやったってのにこの有様だから本当に困るよ。理不尽ったらありゃしない。・・・」


    エレンはお札を剥がし続けた。

    この無言の時間は地獄のように長く錯覚してしまう。


    ぺリぺリという音が少しの間鳴り続け、黒い球体がちょうど通れる程の大きさに穴が広がったところで手を止めた。


    すぐ下の地面には何枚ものお札が落ちており、エネルギーを失い輝きを失っている。



    「さあ、お披露目だ。 これが彼の心臓だよ。」
  11. 11 : : 2016/09/02(金) 23:00:33


    能力の熱波で球体を吹き寄せ、その黒い表面が洞窟の冷たい空気に触れる。

    エネルギーの供給を失った結界が一斉に光を失った。



    心臓の鼓動のような音が次第に小さくなり、やがて完全に音が途切れてしまった。


    この音は、霊夢の母親が最後の力で作った結界の、霊夢の母の命の名残りの音だったのだ。



    「さあ、最適化の始まりだッ!!」



    エレンの右手がゆっくりとその球体に触れ、力を入れる。



    生命体及び死体を操る程度の能力。

    生きていようが死んでいようが生き物の体ならば操ることができる。

    触れることで脳に簡単な命令を送り、それを無理にでも実行させる。


    その際術にかかった生命体は意識を失ったような状態で、自らの意思を殆ど反映できない。












    「えっ!?」









    しかし、それは“生命体か死体”の場合のみ。

  12. 12 : : 2016/09/03(土) 23:47:36



    手の表面が黒色に変色し、“それ”が針のようになり右手を突き破った。

    変色が右手全体に及び、ヘドロのように溶けて肥大化してゆく。



    心臓の鼓動のような音はこの黒い球体から出た物ではなかったのだ。



    「い・・・ いやぁぁぁぁぁぁッ!!!」



    その悲鳴とほぼ同時にエレンの体が吹き飛び、岩の壁に激しくぶつかった。

    肘から下が綺麗に切断されており、血が溢れ出ている。



    元々エレンが居た場所には、別の人影がある。




    三つのベルトが右足にのみ付いている黒いズボン、白いタンクトップ、左腕が無く代わりに腕のような結晶と刃渡り130センチの赤い剣。





    「復活してしまったか・・・ おい霊夢、早く立て! 早く加熱消毒しないと手が付けられなくなる。」




    「遥斗!? 生きていたの?」



    確かに遥斗はマスタースパークを直撃して吹き飛んだはずだった。

    しかし、ここで確かにエレンの腕を切断したのだ。

    服の損傷が激しく、義手に至っては見る影も無いが、体には殆ど傷が付いていない。


    しかし、左腕を解除して視線を足元に落とすとそこに切断した筈の腕がない。

  13. 13 : : 2016/09/04(日) 02:00:25




    「は・・・はは・・・ 私が・・・ 私が世界を・・・ はひゃひゃひゃ・・・」



    黒いヘドロのような物質は既にエレンのすぐ近くまで来ており、地を這うように接近している。


    液体が針のような形に変形し、先端が彼女の方へ向く。



    「はっ! 逃げろ!殺されるぞ!」



    その言葉は届かなかった。

    よろよろと立ち上がり、ゆっくりそれへ近付いて行く。


    エレンは確実だったことができないことに変わったため錯乱し、理性を失ってしまった。

    ろれつも回らず、ただ願望が叶う幻覚を見るしかなかった。



    「せかひはわらひのものだ! ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ・・・うぐッ!!」





    黒い針が胸を貫き、口からは血が漏れる。


    しかしそれも黒く変色し、全身から針が突き出る。



    体が溶け始め、全身が黒く染まった頃には大半が吸収され、ヘドロが球体に纏わり付いた。








     エレン・DD(ディア・モンド)・マインダー、満身創痍(リタイヤ)。並びに死亡。







    霊夢と智慧の、「エレンを救う」という約束は果たされなかった。

  14. 14 : : 2016/09/04(日) 07:41:15


    “コア”の周りに集まった流動体はくねくねと脈動し、何かを形成しようとしている。

    全く移動しないその隙を突いて、遥斗が数発の弾丸を錬成し発射した。


    目で追える程の低速だが、すぐに砕けて複数の破片になり加速して一斉に黒いヘドロを貫いた。


    「蜂の巣になりなァッ!!」


    絶えず遥斗は撃ち続け、正面に高密度の弾幕を張り続ける。


    体内のストレージが切れて体がかなり軽くなり、赤い粒子の霧が徐々に晴れた。



    そこにはもう跡形もなく、流れ弾でバラバラになった地面と結界の跡しか無かった。




    「遥斗、避けて!!」



    直後、鈍い音とともに足に激痛が走り、体が宙を舞った。



    「ぐあぁぁぁぁッ!!」



    背後に忍び寄っていたエクリプスのヘドロに左足を強く叩かれる。


    エクリプスは既に鋼鉄のような硬さの脛の骨をいとも簡単にへし折る程の高いパワーを持っている。


    遥斗は大きく回転しながら投げ出され地面に落ちた。



    足から高温の粒子を発して脚の変色している部分を破壊し侵食を止めるも、もう立ち上がれなくなってしまった。


    「う・・・ うぐぐ・・・」


    ヘドロが地面を少しずつ侵食して更に巨大化し、四本の腕のような物が形成される。


    一本の腕に三本の指があり、合計12本の指は全て遥斗の方に向いている。



    根元が膨らみ始め、破片を飛ばして遥斗を仕留めるつもりだ。



    膨らみが先端部分へ素早く移動し発射しようとしたが、その全てにワイヤー付きのクサビが刺さる。


    霊夢のお札から伸びるそれは鮮やかなオレンジ色に光っており、刃からエネルギーが吸い取られる。


  15. 15 : : 2016/09/04(日) 20:44:45



    「どうやら不意打ちとエネルギー吸収しか効かないみたいね。」



    しかし、肘からも触手が伸びてワイヤーを一斉に切り裂き、その勢いで霊夢の足元を攻撃する。


    「遅い! 隙だらけだッ!!」


    霊夢はそれを圧倒的に上回る速度で回避しながらお札を縦に飛ばす。

    縦にすることで制圧力は下がるものの、弾速、殺傷力が飛躍的に向上する。


    何発かはその大きな体に刺さるものの、体を変形させ殆どのお札は命中することなく通り過ぎ、岩にぶつかってしまう。


    それでも霊夢は攻撃を止めないが、反対側から来るヘドロに気付かなかった。


    「挟まれた・・・!?」


    数本の腕の間をすり抜け回避するも、飛び散った岩に当たり、地面に落ちてしまった。


    「うぐっ・・・ まずい・・・」


    止めを刺しに来るかと思いきや、周辺に残っていたヘドロが全てコアに戻ってゆく。

    腕になっていた部分も分解され、人間のような胴体が形成される。

    4本の腕が生え、背中から突起のような物が何本も生えてくる。



    「この感覚は・・・ そうか・・・ 遥斗とあの巫女か・・・ いや、これは・・・」



    顔面のような突起物が首から生え、大きな口が開く。

    全体的な形が徐々に整い、一つの大きなまぶたが形成され始めた。


    「ほほう・・・ そうか、お前は私にボロ負けした二人組の子か・・・」


    屈辱である。 圧倒的に有利な敵に両親を侮辱されることは非常に屈辱的だ。

    霊夢は感情が暴走しないようにただ必死に耐えるしかなかった。


    「もうすぐ目が出来る。 そうしたら成長した息子と負け犬の子の姿をじっくり見させてもらおう。
     私は千條晃弘(ちあき あきひろ)・・・ いや、エクリプスと名乗らせて貰おう。 この体・・・ 死を乗り越えた甲斐があったもんだよ。」


    目を見開くと、少し離れた所でひざまずく少女の姿がある。

  16. 16 : : 2016/09/04(日) 20:47:34


    十年前に見た巫女の姿と綺麗に重なる。


    「ふっふふ・・・ やはり似ている・・・ もっと苦しめたくなってくるなぁ。 私の出来損ないの息子とともに。」


    エクリプスが腕を後ろに振ると、何かに当たりそれがバラバラになって吹き飛ぶ。

    それは全身が赤く染まった人の姿をしていた。


    「遥斗ッ!!」


    「やはり出来損ないはいつまでも出来損ないか・・・ 全く・・・ 親に対しての敬意が欠けているんだよ。」


    エクリプスが晃弘だった頃、彼は事あるごとに遥斗と妻を殴った。

    彼はそれを全く悪い事だとは思っていなかった。

    5歳の頃の遥斗にとってそれは大きなトラウマであり、母親の体もその時は既に限界に近かった。



    「・・・!!」


    霊夢が武器を持たず無言で立ち上がった。

    お祓い棒は破壊されており、武器として使用できない。


    岩が当たった時に肋骨が幾つか折れ、内一本は肺を傷つけている。

    そのため痛みが激しいはずだが、今までの怒りもあって麻痺していた。


    「じゃあその後にアンタが封印されるシナリオも同じってわけ?」


    以前の異変では先代巫女が命を張ってエクリプスを封印した。

    霊夢は母程の力を持ってはいないがエクリプスも完全態ではない。


    「私がもう一回封印すればそれで済むんでしょ?」
  17. 17 : : 2016/09/05(月) 17:14:05


    「そうか。 ならば君はバラバラになって死ぬことになるな。 両親のように。」



    腕が変形し、全方向に素早くヘドロを伸ばす。

    それだけでは軽々と霊夢に回避される。

    しかし地面や壁に当たると跳ね返り霊夢の方向に飛び込む。



    「うっ・・・うあァッ・・・ 避けられ・・・ うわぁぁぁッ!!」



    跳ね返り、跳ね返りを続けるうちにエクリプスの動きが止まった。

    どす黒かったヘドロは明灰色に変色し完全に霊夢の動きを封じ固まっている。




    「はぁ・・・ はぁ・・・ やっぱりこれ以上は追えないようね。 やっぱり加速して体積を増やす度に霊力が枯渇してスピードが下がって維持できなくなったみたいね。 これで私には攻撃できな・・・ ううっ!?」


    霊夢の策略にはまりエクリプスの攻撃を封じることは成功した。

    しかし激しく動いたため体の傷が深くなり、肋骨が更に肺に食い込む。


    口から鮮やかな赤い血が吹き出て、エクリプスのボディに掛かる。

    そこだけ黒く変色し滑らかな表面がおろし金のようにギザギザになった。



    「動けないのは君だけだよ。 私は壁を侵食している。 それでお前を突いたらどうなるか、分かるよね?」


    霊夢が左腕から数本の御幣を伸ばし、そのうち幾つかで小石を拾いエクリプスに当てると変色し小さい針に変わる。

    それは霊夢の額まで伸びて止まり、霊力を失い灰色になった。



    「さぁ、遺言を言いたまえ。 最後まで聞いてやるよ。」



    「遺言なんて必要ない。 面倒臭いし体が痛いしさっさとやってくれない?」



    さばさばした返事だった。

    それはエクリプスにとって、千條晃弘にとって“降参した証”に聞こえた。


    「そうか。 ならばお望み通り・・・」
  18. 18 : : 2016/09/05(月) 18:13:31






    「できるならばの話だけど。」




    その言葉はエクリプスの敗北を決定付けるものだった。











    「う・・・ 動けん・・・ 馬鹿な・・・!?」



    霊夢を串刺しにするはずが実行できない。

    他の場所にも霊力が回らず完全に動けない。
  19. 19 : : 2016/09/05(月) 21:41:27

    同時刻



    「影に潜んでるみたいね・・・。 ならその影を“破壊”したらどうなるのかしら・・・?」



    紫は真っ暗闇の中で、影の刃を無視して両手を前に突き出した。

    腕が刃に食い込み、肉や骨が卸される魚のように引き裂けるがその痛みを物ともせず、持っている扇子を開いた。


    すると異様な音とともに一直線に光が手と垂直に走る。


    周りの建物も巻き込まれ次々と真っ二つに裂ける。



    「ギャァァァアァァッ!!」



    紫は空間に境界を作ると同時に影をも巻き込み、切断した。

    その結果、広範囲に潜んでいた者にフィードバックが来てダメージが入ったのだ。




    影が引き、異様な気配も完全に収まった。

    逃げたようだ。


    「紫様、気配が去っていきました。」


    「ふう・・・ 影を切るのは初めてよ。 正直できるか心配だったわ。」



    そう言って紫はスキマを開いた。

    紫と藍の血、そして切断されたままの長屋はすぐに能力で隠滅された。
  20. 20 : : 2016/09/06(火) 18:55:17


    「気付かなかったみたいね・・・ 私の“結界”に。
     アンタの敗因はその力にうぬぼれたこと。 それが命取りになり、永遠の後悔と苦しみとなるわ。」 



    霊夢が指を鳴らすと、暗い洞窟が明るくなる。


    洞窟の壁には満遍なくお札が張り付けられており、それぞれが御幣で繋がり網の目のようになっている。


    霊夢の左腕から伸びている御幣が足元のお札に接続されており、霊力を絶えず送り込まれている。


    「気付かなかったの? 明かりが無いのにここが暗闇でない事に。」



    壁に接触している所から御幣がツタのようにエクリプスに巻き付く。


    霊力を凄まじい勢いで吸収され、硬い円柱形の体が崩れてゆく。

    強い負荷に耐えきれず霊夢は更に吐血するも、巻き付ける速度を速める。



    「そんな・・・ 馬鹿な・・・ はッ!?」



    後ろからの以上な気配を感じた瞬間に体がバラバラに砕ける。

    眼球も砕かれ、視力を失う直前に見た物、それは弾丸から出る赤い粒子だった。



    「お前・・・ “敬意”とかいう言葉を使ったな・・・。 
     思うんだがお前にはそんな言葉は似合わないんだよ・・・。
     お前は過去に死んだ英雄達を侮辱した・・・。 俺は・・・ 絶対に貴様を許さないッ!!」



    さっきの破壊された遥斗は能力で作った偽物で、奇襲のための布石だったのだ。


    遥斗が跳び上がり、コアに近い体を「フレアラッシュ」で粉砕する。

    以前使用したそれとは比べものにならない程の速度で連射し、組織を残らず破壊した。


    明灰色のボディが全て砕け、コアが地面に落下した。

  21. 21 : : 2016/09/06(火) 22:15:07

    金属とも違う衝突音が発生した瞬間地面が再び侵食される。



    「させないッ!!」



    再び侵食を止めるために霊夢が飛翔するが、ヘドロが高速で右腕を貫く。


    (決まったッ!!)


    体が無くコアだけで言葉を発せないエクリプスは心の中で勝ち誇った。


    しかし霊夢の腕はそれを通り抜け、全く外傷が無い。



    (何ィ!?)



    「すり抜けた!?」



    コア近くの地面に手を付けると、力を失い崩れた先代巫女がの結界が色を取り戻す。


    コアにこびり付いていたヘドロが一瞬で崩れ去り、お札が自動で球を形成する。


    (や・・・ やめろぉぉぉッ!!)



    その上に赤色のサッカーボール状の骨組み、次いで霊夢のお札が骨組みにくっ付き、表面が青紫色のバリアで覆われた。

    霊夢だけで結界を作る程のエネルギーは残っていないので赤い物質で骨組みを作って負荷を軽減している。



    エクリプス眩しい光りの中、全てが奪われていくような恐怖を味わいながら意識が遠のいていった・・・。












      エクリプス(千條 晃弘)、リタイヤ。



  22. 22 : : 2016/09/07(水) 06:51:53





    「はぁ・・・ はぁ・・・ これで終わり・・・ 疲れた・・・ げほっ、げほっ・・・」



    霊夢の肉体は限界で、もう一歩も動けなかった。


    何故か右腕が痺れて感覚が全く無い。


    「霊夢、口から血が出てるぞ! だいじょ・・・うわぁっ!?」


    遥斗は足が折れ、赤い物質の支柱を骨に埋め込むことで歩行を可能にしていたものの、エネルギー切れで維持できなくなった。


    同時に、恐怖や怒りで麻痺した痛みが戻り、激しい痛みが彼らを襲うが、達成感からか笑い声が聞こえ始める。





    「ん・・・?」


    その時、二人は違和感に気付いた。


    霊夢は腕を貫通された時に体がすり抜けたことを、遥斗は体内の赤い物質を操れたことを。



    しかし疲労と満足感の前にすぐにその疑問は消えた。



  23. 23 : : 2016/09/07(水) 06:53:45




    その後、霊夢と遥斗は八雲紫・藍に回収された。



    遥斗は紫の事を“紫さん”と呼ぶ。


    その時に、お互いが紫の知り合いである事を知り二人は非常に驚いていた。

    二人とも紫に育てられ、そしてついこの間までお互いの事を知らなかったからである。



    第二次侵食異変(未遂)は死者一名で終焉を迎えた。


    この出来事は八雲紫によって隠蔽され、しばらくの間誰にも知られる事は無かった。




    これは201x年7月2日、午前8時31分の出来事である。








    二人は永遠亭に運ばれ、すぐに手術が行われた。



    霊夢の肺は何本かの肋骨に貫かれており、死んでもおかしくない状態だった。


    しかし人間とは思えないような生命力のお陰で何の問題も無く手術は終わり、容体も順調に回復している。


    右腕に痺れを訴えていたが、永琳も原因を特定できなかった。



    一方遥斗の左足の骨はバラバラに砕けており、中身は空洞になっている。


    歩行するために無理やり開けたものだが、自然治癒力が何故か衰えており骨の代わりに金属の人工骨が埋め込まれた。


    それでも治癒が異常に遅く投薬も効かないため全治には三か月かかるようだ。



    先に到着していた魔理沙は比較的外傷が少なく、精神攻撃に対するメンタルケアに重点を置くかと思われたが、
    立ち直りが異常に早く負傷者の中では最も早く回復した。



    紫と藍も比較的軽傷で済んだので少し包帯を巻くだけで治療は終了した。



    ヴァレンタインは病院に運ばれた直後に拘束され、意識が回復する前に再び牢獄に収容された。


    智慧とミハイルも拘束されるかと思いきや、聖白蓮、妙蓮寺が彼女らを保護した。

    智慧は以前白蓮の元で修行していたらしく、突然行方不明になってしまったそうだ。


    彼女と共にテレポートする直前の智慧の目には、反省と安心感からの涙が浮かんでいた。
  24. 24 : : 2016/09/07(水) 23:22:55




     ―数日後―





    幻想卿の端に近い小高い丘には墓場がある。


    数十の墓石の内一つには大きく、“博麗家”と書かれている。


    この中には代々の博麗家が埋葬されており、霊夢の父である博麗泰三の頭部の遺骨も入っている。



    普段訪れる人が少ないこの墓の前に、今日は珍しく四人も墓参りに来ていた。





    「父さんも、辛い思いをしていたのかな・・・」



    霊夢がそう呟き、菊の花束を大きな床の端に置いた。

    そして重い石の床を開くと、たくさんの壺が露出する。


    霊夢は左手に発光するお札を持ってきていた。

    これは彼女の母親の結界から一つだけ持ってきた物。


    これを納めれば父親も安心して眠れるだろうと、そう思って持ってきたのだ。


    「心配しないで。 また異変が来ても、私が解決するから。 だから・・・ 安心して・・・」



    知らぬ間に霊夢は嗚咽を漏らしていた。


    紫が抱きかかえるように支え、松葉杖を突いている遥斗、続いて魔理沙も花束を手向ける。



    霊夢は先祖への敬意のため、あえて新しい赤い巫女服を着ている。

    遥斗は外の世界から仕入れたスーツ、魔理沙と紫は黒を基調とした喪服を着用している。


    紫も花束を墓石の前に置くと、少ししてから階段を下りて行った。





    その間は、四人とも一言も話さなかった。



  25. 25 : : 2016/09/07(水) 23:51:40




    数分すると、息を吹き返すように話し声が戻ってくる。



    遥斗、魔理沙はある事に関して必死に議論している。



    「お前なら分かるだろ、その八卦炉の希少さを。
     いくら霖之助が作ったレプリカでも相当な値が張るはずだ。あの小さい組織があんなに八卦炉を量産できるはずがない。」


    「ああ、りんのすけは確かステルスなんたらの同じ質量分と同じ値段だとか言ってたっけな・・・」


    この“ステルスなんたら”とは恐らくステルス戦闘機の事だろう。

    彼らの共通の知り合い、森近霖之助は実物を見たことは無く、聞いた事を憶測だけで話しているようだ。


    「ステルス戦闘機・・・? 嘘だろ、それじゃあ同じ重さの金と同じ値段じゃあないか!」


    「な、なんだってー!? よかったぁーアリスに10万円で売らなくて・・・ んお?」



    その時、四人は正面から走って来る人影を捉えた。


    白、紺、赤の服を着ていること、何か鞄のようなものをぶら下げていることが徐々にわかる。






    「おーい、はぁ、はぁ・・・ やっと見つけた・・・」

  26. 26 : : 2016/09/07(水) 23:53:13




    「永琳!?」




    八意永琳。



    幻想卿では珍しい医学に知識がある月の人間。


    急いでここまで来たようで、白衣を着けたままで書類の入った袋を右手で持っている。



    「永琳、何なの、その袋は!?」


    「落ち着けってば、永琳!」


    到着したばかりなのに慌てて袋の中から一枚の紙を探す。

    その焦りっぷりは見事なもので、手の動きが落ち着かない。



    「これは前例に無い! これが特異的な能力と症状の理由だわッ!!」



    そう言って取り出した紙には霊夢と魔理沙には解読できない文字と図形がびっしりと埋め尽くされていた。


    遥斗と紫がそれを覗き込むと、数秒間の無音の後に、ポーカーフェイスな遥斗、何を考えているか分からない紫からは想像できない驚きの声が上がった。



    「な、何だって!? こんな事があるなんて・・・ 俺は一体・・・」



    遥斗は驚きで青ざめたような表情を浮かべ、その紙を持って松葉杖を突き、霊夢の目の前で止まった。

    そして紙を見せる。


    霊夢にはこれがどういう意味を持つのか全く分からない。



    「ね、ねえ・・・ これってそんなに驚く内容なの・・・?」
  27. 27 : : 2016/09/07(水) 23:54:05



    すると、遥斗は少し早口で説明を始めた。



    「この螺旋形の図形はDNAの略図だ。 DNAは体の造りとかの情報を作る物質なわけだが俺と霊夢のDNAには・・・」













    「能力を司る部分に人為的な工作を受けた痕跡があるんだッ!!」








    DNAの中には、能力についての情報を司る部分がある。

    能力持ちが非常に少ない外の世界では、そもそもこの事実は知られていない。

    その部分が、何かしらの工作を受けているのだ。



    「つまりそれが俺達に発現した能力の理由だってことかもしれな・・・」



    「それってまさか・・・」


    紫は思わず遥斗の言葉を遮って独り言を漏らしてしまう。

    紫には、明らかに“その事実”に心当たりがあるようだ。

    それも、絶対に忘れられない痛々しい思い出の中に。




    「・・・ 何か知っているの、紫?」



    魔理沙は完全に状況を読み込みなくなってしまった。

    これには私は関係無い、そんな風に思えてしまう。




    「・・・ この機会だから、私はあなた達に全てを話すわ。
     霊夢は記憶を失っていたし遥斗もよく覚えていないはず。
     魔理沙も一応被害者の内に入るわけだしこれを口外しないだろうから是非聞いて。」
  28. 28 : : 2016/09/08(木) 22:49:30




    私の記憶と遥斗の証言だけから推定しているから詳しくは分からないけど・・・


    あれは10年前の冬の事。


    外の世界で遥斗の父親が突然能力を発現して、そこに住んでいた遥斗以外の村人全員が死亡した。



    “第一次侵食異変”。



    知人が全員死んで完全に忘れ去られた幼い遥斗は逃げるうちに幻想卿に迷い込んだ。


    そして6歳の霊夢に発見され、博麗神社に連れ込まれたみたいよ。



    外の世界での異変は前例が無かったけど、霊夢の両親と私でそこに向かった。



    安全のために霊夢と遥斗は藍と一緒に神社に置いてきたんだけど、でも村二人は私達を追ってきてしまった。


    そこで、負傷した私が遠くに逃がそうとしたんだけど、奴が突然現れたのよ。



    あの重々しい気迫からして、奴は“神の一種”であると思うわ。


    そいつに霊夢と遥斗が連れ去られそうになった。



    この異変は、絶対そいつの仕業だわ。


    遥斗は、異変が起きる前に父親の後をつける奴を見ていたからそれは確実だわ。





    霊夢が精神攻撃を受けるまでその事を知らなかったのは、泰三の・・・ 霊夢の父親の死体を見てショックで記憶を失ったからよ。


  29. 29 : : 2016/09/09(金) 00:31:58


    「以上が異変とそれについて今分かっている事の全てよ。」



    一同は、その事実を前にただ茫然と立ち尽くすしかできなかった。



    紫が話し終えた後もしばらく無言が続いた。


    その無言を打ち破ったのは、意外にも巻き込まれたような立ち位置の魔理沙だった。



    「な、なぁ・・・ その変な神は、どうなったんだ?」



    「死んだ。 私が殺したわ。」


    能力に工作をしてる途中に紫が能力でバラバラに粉砕した。

    中途半端なのはそのためだろう。



    「そ、それじゃぁ、私は帰るから。 みんな、体調に気を付けなさいよ。」



    永琳が立ち去り、四人がぽつんとそこに取り残されたような、気まずい雰囲気が残った。






    そしてしばらくするとそこにはもう誰も居なかった。

    赤い夕陽の光が道を照らし、カラスの鳴き声が聞こえるだけだった。
  30. 30 : : 2016/09/09(金) 00:32:58













    「君の行動は許されるものではない。 よって被検体14番、君は廃棄処分する。」



    男の手には拳銃が握られており、筒の先には倒れ込み怯える少女がいる。


    白いワンピースを着たその女の子は、何もできずにじっと恐怖に耐えることしかできない。


    透明化しても、直後に撃たれてしまうからだ。



    「君は心も、体も失敗作だ。 次のを期待するしかないな。」









    たくさんの機械が並べられた広い部屋の中、破裂音が響いた。








    しかし、その女の子は生きていた。





    弾丸は額のすぐ近くで止まり、宙を浮いている。


    弾丸の表面が神秘的な緑色に光っている。





    「ダメじゃないですか。 ボクの大切な妹に痛い思いをさせるなんて。」


  31. 31 : : 2016/09/09(金) 00:34:33


    男が振り返ると、大きなガラスの容器の上、金属の蓋の上に座る少年がいた。


    髪は薄い緑色で、目は青色。


    僅かにほほ笑むその顔は、幼い顔立ちにも関わらず妙な落ち着きを見せる。



    「ステラ、こっちへおいで。 君はよかれと思って行動に出たんだ。
     奴らには気付かれていないようだし、とにかく気にすることはないよ。」



    その少年はステラの前にしゃがんで頭を撫でる。

    それはまるで、本当の兄のようだ。



    「離れるんだ、被検体6番。私の命令に従えないのか?」



    「あなたはステラを殺せませんよ、ボクがここにいる限り。
     あなたにとってボクの能力の相性は最悪。 もしここで銃を使ったりしたら、」





    「狩りますよ。」





    そう言ってタスクは妹と共に部屋から出ていく。

    男は、その背中を悔しそうに見つめるしかなかった。



    「あ、そうだ。 エクリプス、やられましたよ。」



    自動ドアが閉まり、部屋に彼はたった一人取り残された。


    彼にとって、タスクの能力は非常に相性が悪い。





    「ちぃッ・・・ なぜこう“失敗作”しか生まれないんだ。
     私の下僕の分際で・・・」 
  32. 32 : : 2016/09/09(金) 00:41:50



    「ん、何だ・・・!?
     カゲロウが戻ってくる・・・」



    タスクは弟の帰還を察知した。


    しかし、その異常さを彼はいち早く察知した。



    「普段ならこんなに高速で移動しない・・・
     大変だ、カゲロウが・・・ ステラ、危ないッ!!」


    タスクがステラを突き飛ばし、両手を大の字に広げる。


    「うわぁっ!!」


    影から何かが飛び出し、タスクの体を押す。


    金属の床に靴のスパイクを突き刺して押さえ、やっと勢いが止まった。

    床には熊や妖怪が爪でひっかいたような跡が残った。



    よろけたタスクの目の前には、全身が真っ黒の少年が倒れている。


    影に触れている部分が溶けて影と同化している。



    「おい、しっかりしろ、カゲロウ! 意識をしっかり持つんだッ!!」


    「カゲロウ! しっかりして!」



    意識はある。 影のように真っ黒で影と同化しているのは元からなので何も問題は無い。

    しかし、タスクは一番の問題を見つけた。



    下半身が半透明になっている。


    「下半身をやられたか・・・ ステラ、ボク達の部屋に運ぶぞ!
     オーナーに見つからないようにしなければ・・・」


    「うん!」
     

    二人で軽い体を抱えると同時に、傷ついた床が綺麗な緑色に輝き、痕が完全に消滅、いや、隠滅された。








    カゲロウを運び終わった時、タスクはある人物に恨みを持った。

    この傷をつけられるのはただ一人しかいない。


    カゲロウが足止めをするために攻撃した相手。










    「八雲・・・ 紫ッ!!」






    _________
    TO BE CONTINUE→
    ―――――――――
  33. 33 : : 2016/09/09(金) 00:46:53





    次回予告




    人里が大量の付喪神で溢れかえる。

    中には無害なものもいるが、霊夢を目にするとまるで人格が変わったように狂暴化する。

    これはただの異変か、それとも何かの布石か・・・




    次回、東方双赤星



    「滅びの前兆」



    今度こそこのシリーズは来年まで更新停止します。
    ご了承下さい。

    でも暇だったら外伝作るかも。

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著者情報
pvpvpv0712

通りすがりの御大将

@pvpvpv0712

この作品はシリーズ作品です

東方双赤星  ~A Story Of Eclipse~ シリーズ

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