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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

ハンジ「二千年前に出来なかったことを」リヴァイ「やってみる」ハンジ「二年目!」【現パロ】

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  1. 1 : : 2015/01/23(金) 14:04:44
    ハンジ「二千年前にはできなかったことを」リヴァイ「やってみる」の続きです。

    前作見てなくても問題なしですが、特殊設定な展開になってきたので、注意事項。


    ・転生記憶あり現パロ。

    ・リヴァハン結婚するよ。

    ・だが、エロは期待すんな。

    ・毎日更新無理。

    ・捏造過多。実録混じり。ハンジさんは女の人。

    ・タイトルは2000年前にはなかったものとかもう関係ない(メンドクサイ)


    感想・コメント用グループです→http://www.ssnote.net/groups/545
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  2. 2 : : 2015/01/23(金) 14:06:17

    【おさらい】


    リヴァイ「初めてみる奴は http://www.ssnote.net/archives/15135 を見ておけ」

    ハンジ「うは、適当すぎ」




    ハンジ「前作も長いからさ、すぐにこっちのスレから読めるぐらいには説明しようよ」


    リヴァイ「………現代日本みたいな世界に生まれ変わった俺達のしょうもない日常だ」

    ハンジ「一応、昔の記憶もあるんだよ」

    リヴァイ「俺もハンジもただの会社員で、エレンたちは中学生だな」

    ハンジ「平和だよねぇ……」



    ハンジ「でさ、ほら、アレ」

    リヴァイ「?」

    ハンジ「肝心なこと言ってないでしょ、ほら」

    リヴァイ「あ?クソメガネは相変わらずクソメガネだ。料理は壊滅的に下手だし、部屋も本人も汚ぇ。平気で徹夜もするし、暴飲暴食もする。………また太ったか?」

    ハンジ「太ってません!!この正月休みにプラマイ0だよ!凄くね?!

    それを言うなら貴方こそ相変わらず潔癖だし、表情筋は死滅してるし、女子力高いし!」

    リヴァイ「最後のは誉め言葉だな」

    ハンジ「30代のオッサンが女子力誉められて喜ぶな!…って、違う違う!前作のラスト!貴方、いろいろやらかしたでしょ?!」

    リヴァイ「………何をだ?」

    ハンジ「ぷろぽぉずだよ!プロポーズ!!求婚!!『ハンジ………愛してる。結婚しよう』って」


    リヴァイ「…………は?」

    ハンジ「…………え?」



    リヴァイ「記憶に無ぇな……」



    ハンジ「なんということでしょう!!」






    リヴァイ「んなクサい台詞言った覚えはない」

    ハンジ「あ、そういうことね」


    【おさらい・終】
  3. 3 : : 2015/01/23(金) 14:09:09

    【レベルアップ】


    ハンジ「今日はハンジさんの得意料理のカレーだよ~」

    リヴァイ「得意……。唯一作れる料理を得意と言っていいのか……」ボソ


    ハンジ「今回はパッケージがお洒落な、ちょっとお高いルウにしてみましたー!いっただきまーす!!」


    リヴァイ「」モグモグモグ…

    ハンジ「」パクパクパク…


    ハンジ「お?おおっ?!これ、美味しくね?!」

    リヴァイ「…………まだ残ってるのか?」

    ハンジ「うん、あるけど……。もしかして……おかわり?!」

    リヴァイ「なんだよ、悪いのか」

    ハンジ「初めてだよ……。私の料理でリヴァイがおかわりするの」

    リヴァイ「そう………かもな」

    ハンジ「でしょ、でしょ?もしかして、私の料理の腕前も上がったってこと?!ヤホホーーイ!」ガッツ!






    リヴァイ「いや、間違いなくお高いルウの腕前だ」


    【レベルアップ・終】
  4. 23 : : 2015/01/26(月) 08:52:39
    【結婚してなかった】


    ナナバ「どういうこと?ちゃんと書いてあげたでしょ」


    ハンジ「まだ届けを役所に出してないんだよね」

    ナナバ「そういうこと。早く出さないと忘れるわよ。それじゃなくても、やらなきゃいけないことがたくさんあるんだから」

    親に挨拶行って、引っ越しして、届けを出して住所変更して…。住所変わったら郵便局やら銀行やらに申請して……」


    ハンジ「そうなんだよね……。ああっ!面倒臭い!!誰か代わりにやってくれないかなー」


    ナナバ「あんた、そんなこと言ったってねぇ……。指輪や結婚式はどうすんの?」

    ハンジ「それは後回し。その内考えないといけないけどさぁ…。あー、メンドクサ。式場決めたり、指輪のデザイン考えたりメンドクサ。

    もう結婚するのもメンドクサ」


    ミケ「ハンジ、それは駄目だ。リヴァイが可哀想」


    エレン「模試帰りにミケさんの喫茶店に寄ってみたら……」

    アルミン「なかなか込み入ったお話を……」

    ミカサ「結婚って大変………」


    ナナバ「ってか、ハンジの場合、只のモノグサにしか見えないけど」




    ナナバ「あなたはこうなっちゃダメよ。夢を持って」ポン

    ミカサ「は?はい………」チラ


    エレン「?」

    アルミン(うん、どっちかと言うとエレンのが面倒臭いって言いそうなタイプだな……)


    【結婚してなかった・終】
  5. 30 : : 2015/01/27(火) 08:29:27
    【結婚情報誌】


    ハンジ「プロポーズされたら!●クシィ!!」

    リヴァイ「リク●ートの回し者か」

    ハンジ「違うけど、お祝いに●クシィ貰った」スッ

    リヴァイ「お前もか」スッ

    ハンジ「お前もか!」



    リヴァイ「同じ号貰ってもな……」

    ハンジ「だよねぇ。しかもこれ、かなり重くて分厚いよ。一時期話題になったよね、立派な凶器になるって」

    リヴァイ「鈍器のようなもの、ってやつか」


    ハンジ「付録もさ、乙女過ぎるドライバーとか花嫁過ぎるゴム手袋とかさ」

    リヴァイ「なんだそりゃ」

    ハンジ「面白いけど……ウチの場合、使うのが小さ過ぎるオッサンだからなぁ……」



    リヴァイ「そうか、そんなにこの雑誌の殺傷能力を試したいのか……」



    【結婚情報誌・終】
  6. 33 : : 2015/01/28(水) 12:07:30

    【餅】


    ハンジ「正月に食べきれなかったお餅がこんなに!」

    リヴァイ「餅はついたあと固くなったら冷凍保存することを薦める」

    ハンジ「お雑煮も飽きたしなー。餅たこ焼きも餅ピザもやっちゃったし……」

    リヴァイ「焼いて食えばいいだろ」

    ハンジ「それじゃあ味気無い!何か画期的な餅の活用方法を考えよう」


    カチカチカチカチ……


    …チーン


    ハンジ「………何も思い付かない!!」




    ハンジ「あ……。お餅の焼けた香りが……」


    リヴァイ「砂糖と醤油ときなこと……あんこもあるな」

    ハンジ「」グゥ~


    リヴァイ「食うか?」

    ハンジ「食べる!」


    【餅・終】
  7. 34 : : 2015/01/29(木) 09:19:46
    【引っ越し】


    リヴァイ「いつにする?」

    ハンジ「は?」


    リヴァイ「狙い目としては2月か3月の頭だな。いい物件は早めに無くなるから一度見に行かねぇとな」

    ハンジ「え?ちょっと待って、何の話?」

    リヴァイ「引っ越しだ」


    ハンジ「誰が?リヴァイ、引っ越すの?」

    リヴァイ「そりゃあ……二人で住むには1DK(ここ)は狭いだろ」

    ハンジ「そうか、二人で………ええええっ?!誰と住むの?!」

    リヴァイ「このやりとり、つい最近あった気がするぞ」ハァ


    ハンジ「………私か!」

    リヴァイ「他に誰がいるんだ、クソメガネ」


    【引っ越し・終】
  8. 41 : : 2015/02/02(月) 09:53:17

    【チョコレート】


    ナナバ「そういえば、今年のバレンタインはどうするの?」

    ハンジ「あーー、バレンタインかぁ……。そんな季節になってきたね。

    でも私、ダイエット継続中だからあんまり沢山のチョコレートはなぁ……」


    ナナバ「は?何言ってるの?」

    ハンジ「チョコでしょ?今年も美味しそうなのがいっぱい飾ってあるよね。あっ、会社用のも買わないとなぁ」

    ナナバ「あのね、自分用とか会社のお配り用じゃなくて、今年のあんたにはもっと重要な人のが………」


    ハンジ「…………………………………あっ」


    ハンジ「毎年貰ってばっかりだったから忘れてた!」

    ナナバ「あのおっさん、あげてたんかい」



    ハンジ「違う違う。会社の子から貰ったってやつを横流しというか、私が横から奪ってただけだから。
    あっ、大丈夫だよ。チロルとか100円ぐらいの義理っぽいやつしかなかったから!」

    ナナバ「まぁ、綺麗にラッピングされたいかにもってやつを流すほど最低な男ではないよね、あいつは」

    ハンジ「いかにも、かぁ……どうしよっかなぁ…。
    そんなものよりカカオ99%とか、うんチョコとかのが面白くない?あの人クソクソよく言うし」

    ナナバ「そういうネタに走るのはもう少し熟年夫婦になってからにして」


    ハンジ「えーーーー」


    【チョコレート・終】

  9. 42 : : 2015/02/02(月) 09:55:14

    【チョコレート2】


    ナナバ「まあ手作りが妥当ですよ、奥さん」

    ハンジ「面倒なんだって、そういうのは」

    ナナバ「キットだって沢山売ってるし、ほら」

    ハンジ「手作りするくらいならゴディバを買う!
    …………3つぐらい」

    ナナバ「ショボっ!ショボいよハンジ!!」


    ハンジ「とにかく、手作りは…………あ!」

    ナナバ「何?」

    ハンジ「コレ!コレなら作ってもいい!!」



    『チョコレートで作る!お菓子の家』



    ハンジ「ねっ、手作り!」ワクワク


    ナナバ「作ってるのはチョコじゃなくて、家だけどね……」


    【チョコレート2・終】
  10. 47 : : 2015/02/03(火) 08:29:29

    【節分】


    ハンジ「豆だよ~」

    リヴァイ「やるのか?」

    ハンジ「勿論!!何のためにお面つきの節分豆を買ってきたと思ってるんだい?!」

    リヴァイ「これしか売ってなかった、という訳ではないんだな」

    ハンジ「ではないんだよ。はい、こっちの青鬼さんはリヴァイね。私は赤鬼さん。お面の耳の部分に輪ゴムを付けてーー、完成!!」

    リヴァイ「ん?」

    ハンジ「いっくよ~!福は~内、鬼は~外!」ポポーイ

    リヴァイ「コラ、待て」

    ハンジ「はっはっは!逃げても無駄だ………って、何で向かってくるんだよ!逃げなきゃ!」

    リヴァイ「違う、おかしいだろ」

    ハンジ「え?」

    リヴァイ「これじゃあ二人とも外だ」

    ハンジ「あ………」




    リヴァイ「あとな……この豆だらけの床、誰が掃除するんだ?」

    ハンジ「あなた」


    【節分・終】
  11. 57 : : 2015/02/05(木) 09:10:02
    【引っ越し2】


    ハンジ「部屋、決まりましたー!!」


    ナナバ「おおー」パチパチパチ

    ミケ「早いな」

    ハンジ「なんかね、私には選択肢がなかった。リヴァイに勝手に絞られてた。3つくらい物件の紙見せられて、はいこれ、で終了」

    ナナバ「え、いいの?あんたはそれで」

    ハンジ「よく考えたらさ、料理も洗濯も掃除もリヴァイがやるんだから、リヴァイのやり易いところのがいいんじゃないかなぁ……って」

    ミケ「旦那の鏡だな、ハンジ」

    ハンジ「良く出来た嫁がいますからね」グッ

    ナナバ「今更言うのもアレだけど、完全に男女逆だからね」


    リヴァイ「本当に今更だな」

    ハンジ「来た。うちの嫁」

    リヴァイ「誰が嫁だ」


    ハンナナミケ「お前だ」ビシィッ


    リヴァイ「……………引越業者と打合せしたんだが」

    ハンジ「スルーした!嫁疑惑スルー!」


    ナナバ「何?業者に頼むの?」

    ハンジ「リヴァイの家の冷蔵庫がでかくて個人では搬送が難しそうなんだよ」

    ミケ「業務用か」

    リヴァイ「一般家庭用だ。4~5人用の」

    ナナバ「独り暮らしなのに?」

    リヴァイ「飯をたかりに来る奴がいたからな」

    ハンジ「面目無い」エヘヘ

    リヴァイ「悪く思ってないだろ。で、引っ越し業者と打合せしたんだが、来月の頭に荷物を運ぶことにした」

    ハンジ「来月?!早っ!!」

    リヴァイ「半ば過ぎると業者も忙しくなるようだ」

    ハンジ「あと1ヶ月ないじゃん!」

    リヴァイ「来月一日(いっぴ)から明け渡しにしたから、好きな時に荷物持ってこい。遅れた分だけ二重払いになるがな」

    ハンジ「お、お片付けが………」

    リヴァイ「前々から言っておいただろう」


    ハンジ「ミケ……ナナバ……手伝って……」

    ナナバ「重いもの持たなくてもいいのなら。立ち仕事だから、腰痛持ちなのよね~~」

    ハンジ「聞いたことない!初めて聞くよ!」

    ミケ「コーヒーカップより重いものはちょっと……」

    ナナバ「うん、それ」


    ハンジ「見え透いた嘘をつくな!」


    リヴァイ「今月中に俺の部屋まで箱詰めして運んでおけば、業者が運搬してくれるぞ」

    ハンジ「それが出来たら頼んでないよ……」


    【引っ越し2・終】
  12. 60 : : 2015/02/06(金) 08:49:29
    【通帳】


    ハンジ「いくぜっ!せぇーーのぉーー、どん!!」


    リヴァイ「……………」

    ハンジ「うおっ!リヴァイ、貯金多っ!!」

    リヴァイ「……何でお前は俺より給料多いクセに残高がこれだけなんだ?」

    ハンジ「院卒の初任給と昇進速度を舐めないでもらいたいな」

    リヴァイ「残高について言ってるんだ」

    ハンジ「お金は使うものでしょ」

    リヴァイ「もっと考えて使え。何だこの引き落とし額」

    ハンジ「それはねー、全集。完全予約制だったから今しかない!と思って」

    リヴァイ「………こっちのカードの支払いは?」

    ハンジ「え?なんだっけなぁ………」

    リヴァイ「……………覚えてないのか」

    ハンジ「うん」

    リヴァイ「通帳管理は俺がした方がいいな」ハァ

    ハンジ「えーーー?お小遣い制?!」

    リヴァイ「そこまではしねぇよ。生活費用の共同の口座を作ってそこにいくらか振込めばいい。出来れば用途別に通帳を分けたいな。車用、貯金用……」


    ハンジ「なんか……女子力つーか、主婦力高ぇな!」


    【通帳・終】
  13. 68 : : 2015/02/09(月) 13:17:19
    今週はバレンタイン週間です。


    【バレンタイン】


    リヴァイ(一昨年はドアラのマーチだった気がする)


    リヴァイ(去年はコンビニ袋に入ったまんまの300円ぐらいのやつで、それ以上にチョコを奪われた気が……)


    リヴァイ(今年はそれ以下にはならないと思っていたのに………)




    ハンジ「バレンタインだよ!はい!コレ!!」



    リヴァイ「………………………」

    ハンジ「」ニコニコ


    リヴァイ「………食玩か?」

    ハンジ「違うよ!チョコで作るお菓子の家キットだよ!!」

    リヴァイ「キット……」

    ハンジ「手作りだよ!手作り!!私が!凄いでしょ?」



    リヴァイ「未開封にしか見えねぇんだが。
    なぁ…。キットっつーのは一度開封して、中身の材料で調理をして相手に渡すモンだよな?」


    ハンジ「今から作るんだよ!!」



    リヴァイ「…………誰が?」


    【バレンタイン・終】
  14. 71 : : 2015/02/10(火) 08:54:07

    【バレンタイン2】


    ハンジ「えーと、まずチョコペンのチョコをお湯で溶かす」ドボン

    リヴァイ「おい」

    ハンジ「溶けたらハサミで先端を……うわぁっ!チョコが流れた!」

    リヴァイ「熱湯に突っ込むからだ。少し待て」

    ハンジ「チョコ……。奥が深い!!」

    リヴァイ「」フキフキ



    ハンジ「チョコペンのチョコで板チョコ同士をくっ付ける………くっついた!」

    リヴァイ「壁が板チョコで屋根はウエハースか」

    ハンジ「うん、マーブルチョコやあぽろで屋根は飾り付け出来るよ」

    リヴァイ「さりげなく自社の商品の宣伝も兼ねているわけか」



    ハンジ「そういえばさ、今年は会社の人からチョコ貰わなかったの?14日が土曜だからナシ?」

    リヴァイ「ああ、昨日うちの部署の唯一の女の事務員(40)が配ってたな。けどな……」



    ~回想~

    事務員「アッカーマンくん結婚するんだってぇ?じゃあ彼女さんに悪いから今年はやめとくねー」

    リヴァイ「………」

    同僚「残念だったなー」ハハハ


    リヴァイ(その“彼女さん”が毎年あんたのチョコを楽しみにしてるんだが……)


    ~回想終了~


    リヴァイ「ってわけで、今年は無しだ」

    ハンジ「ぶふふっ、リヴァイ、アッカーマンくんって呼ばれてんのかよ」プププ

    リヴァイ「そこはどうでもいいだろ」

    ハンジ「他は?」ププ

    リヴァイ「いつまで笑ってる。そういえば今年は無ぇな……」

    ハンジ「売約済みには非情なんだね。まぁ、わかるけど」

    リヴァイ「ってことは、今年はマトモなチョコレートが無いのか………」


    ハンジ「コレ!今、作ってるから!!」


    リヴァイ「それはマトモじゃねぇ」


    ハンジ「酷いなぁ、立派な作品だよ!

    ………あれ?チョコペンの先の方、固まっちゃったんだけど……。もう一回お湯のなかにぶちこめばいいのかな?」ドボン

    リヴァイ「おい」

    ハンジ「うわあぁ!お湯が中に侵入してきた!!チョコレートが出てきた!!混ざってる!救出…うぉ熱ちぃっ!!」

    リヴァイ「マトモなチョコは諦めてるから、怪我だけはすんなよ」フキフキ


    ハンジ「チョコ……。奥が深い!!」

    リヴァイ「深くしてるのはお前だ」


    【バレンタイン2・終】
  15. 78 : : 2015/02/12(木) 08:52:47

    【バレンタイン3】


    ハンジ「いや、でもチョコレートは本当に奥が深いんだって。

    チョコレートの融点は中に含まれているココア(カカオ)バターの量によって変わってくるんだ。
    製菓用のクーベルチュールチョコレートは油脂分が多く、滑らかに溶けるからチョコレートを作るのに適しているというわけだね。
    でも、これクーベルチュールじゃないよね」

    リヴァイ「テンパリングの手間さえ省いたチョコペンを使用しているお前が何を言う」

    ハンジ「テンパリングねぇ…。チョコに含まれる数種類の油脂の分子配列を直してるんだってね、あれ」

    リヴァイ「」

    ハンジ「ココアバターの結晶ってのは融点、密度、形で6種類に分けられるんだけど、人間が美味しいと感じるのはそのなかの1種類だけなんだって!他のは…」


    リヴァイ「もういい。作業に戻れ」


    ハンジ「ここからが複雑で面白いのにぃー」ブー

    リヴァイ「奥が深いことはわかった。だがその穴に俺まで連れ込むな」


    【バレンタイン3・終】
    参考HP:大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(KEK)>ニュースルーム>ハイライト>「チョコレートを美味しくする物理」(2013年2月12日)
  16. 83 : : 2015/02/13(金) 14:33:55

    【バレンタイン4】


    ハンジ「よし、完成!!チョコハウス!」


    リヴァイ「屋根の重みで倒壊寸前だ」

    ハンジ「調子に乗って、いろいろ載せすぎたね。オ○オは重かったかなぁ……」

    リヴァイ「耐震偽装も甚だしいな。壊れる前に食うか」

    ハンジ「ちょっと待って!写真を撮ってから……」ガツッ


    ユラ………


    ハンジ「あ」

    リヴァイ「あ」



    ペキョ



    ハンジ「ああぁぁーーーーっ!!」




    ハンジ「チョコが……。私の汗と涙の入った結晶が………」

    リヴァイ「ちょっと待て」

    ハンジ「間違えた。汗と涙の結晶が……」

    リヴァイ「おい」


    ハンジ「しょうがない。こんなんになっちゃったけど………頑張って作ったから…。どうぞ」スッ


    リヴァイ「」


    【バレンタイン4・終】
  17. 86 : : 2015/02/14(土) 23:13:31

    【バレンタイン5】


    リヴァイ「結局、マトモなチョコは今年もなかったな」

    ハンジ「こらこらぁ!このチョコだって1000円するんだよ!結構なお値段じゃん!」※値段を言うのはマナー違反なのでやめましょう

    リヴァイ「この家、そんなにするのか」

    ハンジ「そうだよ!見てよレシート!」バッ




    リヴァイ「………おい、『限定バレンタインアソート』2500円ってなんだよ」

    ハンジ「え?えーーーっと………。じ、自分用?」

    リヴァイ「どこだ?」ガサガサ

    ハンジ「うひっ?!も、持ってないよ!家だよ、家!」

    リヴァイ「てめえのことだから、当日食わないと気が済まないとかなんとか言って、これ見よがしに俺の目の前で食うはずだ」

    ハンジ「そんなことしないよ!ちゃんと家の冷蔵庫で私の帰りを待ってるよ!
    だから、」


    リヴァイ「………あった」


    ハンジ「うえっ?!」

    リヴァイ「紙袋を二重底にしやがって…。越後屋か」

    ハンジ「人の持ち物を勝手に漁りおって……お主も悪よのぅ、じゃなくてさぁ!!それは違うんだって!返してよ」

    リヴァイ「どう違うんだ」

    ハンジ「2500円のは家にあるの!これは、そのっ……」

    リヴァイ「?……確かに2500円にしては安っぽい包装だが……」

    ハンジ「うっさい!これでも苦労したんだぞ!!」

    リヴァイ「……まさか、」


    ハンジ「……て、手作りしましたけど何か??」








    ハンジ「おーーーい、いつまで安っぽい包装紙と見つめあってんの?」

    リヴァイ「」ハッ


    【バレンタイン5・終】
  18. 91 : : 2015/02/16(月) 09:53:18

    【バレンタイン6】


    ハンジ「とりあえずチョコハウスから食べてよ」

    リヴァイ「汗と涙と……何が入ってるんだったか?」

    ハンジ「何にも入ってないって!ビニール包装開封からずっと一緒にいたでしょうが!

    だいたいねぇ…、あなた汗や涙だけじゃなくもっと色々…」モガッ

    リヴァイ「うるせえ。このスレは全年齢対象だ。余計なことは言うな」

    ハンジ「そうでした」



    リヴァイ「チョコハウスというか、元ハウスだけどな」

    ハンジ「バッキバキの板チョコ以外何者でもないという状態だけどね。まぁこれはこれで旨い」パク


    リヴァイ「………あ」

    ハンジ「え?何?」

    リヴァイ「確か冷蔵庫に………あった」

    ハンジ「生クリーム……。何であるの?」

    リヴァイ「一昨日カルボナーラを作った。これでトリュフが出来るぞ」


    ハンジ「やだ、この女子力」


    【バレンタイン6・終】
  19. 96 : : 2015/02/17(火) 11:04:13
    【花粉症】


    リヴァイ「………奴等がやってくる季節になったな」

    ハンジ「え?誰?」


    リヴァイ「今年は早いな……。今日は天気がよくて気温も高かったから、朝から大変だった」

    ハンジ「あ…。まさか、花粉?」

    リヴァイ「バレンタインと浮かれている場合じゃなかった。奴等はすぐそこまで来ている……!」

    ハンジ「そうなの?」

    リヴァイ「そうだ。また暫く目薬が手放せないな…。うっとおしい」

    ハンジ「今年こそ病院行ったらどう?早目に行った方が症状も抑えられるし、去年も言ったけど、花粉症になってる時点で負けてるんだから」

    リヴァイ「だが、」

    ハンジ「それに…マスクとか花粉を防ぐ対策も全くしてないし。病院行くの嫌だったらまず自己防衛からしようよ」

    リヴァイ「防御してたら、負けを認めることになるだろ」


    ハンジ「だから発症してる時点で負けだから」



    【花粉症・終】
  20. 104 : : 2015/02/18(水) 12:41:49

    【花粉症2】


    後日


    ハンジ「おお、ちゃんと病院行ったの?偉い偉い」

    リヴァイ「重大な事実が判明した」

    ハンジ「へ?」

    リヴァイ「アレルギー検査したんだがな……」

    ハンジ「うん?」


    リヴァイ「結構重度のスギ花粉でしかもヒノキまで発症してやがる………」ズーン

    ハンジ「へー」


    リヴァイ「今頃から5月近くまで症状が続くのは2種類のアレルギー症状が出てるかららしい」

    ハンジ「ふーん」


    リヴァイ「薬をもらったが、効き目は個人差があるから、効くかどうかはわからんそうだ」

    ハンジ「ほー」



    リヴァイ「薄いな…(リアクションが)」

    ハンジ「いや、私は花粉症じゃないからどうでもいいし」


    リヴァイ「………来年発症する呪いをかけてやる」

    【花粉症2・終】
  21. 120 : : 2015/02/23(月) 10:49:41
    【しゃっくり】


    ハンジ「ヤバイ。しゃっくりが止まらない」ヒック

    リヴァイ「その内止まる」

    ハンジ「結構前からなんだよ。なかなか止まらなくて……ヒック…。お水貰える?」

    リヴァイ「ほらよ」コト

    ハンジ「ありがと。よし、」ムギュ ゴクゴクゴク


    リヴァイ「おい…。鼻……」

    ハンジ「え?鼻をつまんで水を飲むと止まるって言わない?」

    リヴァイ「イッキ飲みじゃないのか?」

    ハンジ「ヒック。あ、駄目だったか。鼻をつまむって聞いたことがあるんだけどなー。あとは…」ヒック

    リヴァイ「息を止めると止まるってのは聞いたことがあるぞ」

    ハンジ「いつまで止めてりゃいいのさ」

    リヴァイ「そりゃ、止まるまでだろ」

    ハンジ「息の根が止まる」



    ヒック

    ハンジ「要は横隔膜の痙攣なんだから、いつもと違う呼吸をしたらいいんだヒッ……と、思う」

    リヴァイ「えらく自信無さげだな」

    ハンジ「これといって決定的なしゃっくりの止め方が無いからね」ヒック

    リヴァイ「いつもと違う呼吸か……」

    ハンジ「ん?」

    リヴァイ「こっちに来い」



    ヒック

    ハンジ「で……。何故私はマウント取られてるんでしょうか?」

    リヴァイ「動かれると厄介だ」

    ハンジ「ヒッ…この前、自分で全年齢スレだって……うおぉぉっ?!さ、触んなぁぁー」





    ハンジ「ひゃっ、は、はははははは!!やめてっ!死ぬ!!ぎゃはははは!!!」



    ハンジ「や、やめてっ!あはははっ!やり返すぞ、この野郎!」





    リヴァイ「どうだ?」

    ハンジ「死ぬかと思った………。………ん?」

    リヴァイ「どうした」

    ハンジ「お?おおっ?!」


    ハンジ「止まった!止まったよ!大爆笑したら止まった!!」

    リヴァイ「なら良かった。俺もガキの頃はよくやられてたからな。大人でも効くとは思わなかったが」

    ハンジ「へ~~………え?」

    リヴァイ「じゃあ、止まったところで飯にするか。準備するから、そこの暴れた後を綺麗に直しておけ」



    ハンジ「………大爆笑、するの?」


    【しゃっくり・終】
  22. 127 : : 2015/02/25(水) 11:12:44
    【家族】


    ハンジ「そういえば、リヴァイの家族の話ってあんまり聞いたことないけど、何人家族?」


    リヴァイ「いち、に……」ユビオリ

    ハンジ「お父さんとお母さんね」

    リヴァイ「さん…」

    ハンジ「兄弟?」


    リヴァイ「し、ご、ろくななはち」

    ハンジ「えええっ?!何?何を数えてるの?!」


    リヴァイ「く、じゅう…」

    ハンジ「まだいるの?」

    リヴァイ「じゅういち…」ジブン


    ハンジ「11人?!それ、全部人間なんだろうね?」

    リヴァイ「当たり前だ。畜生入れると線引きが難しい。飯だけ食いに来る野良もいるからな」

    ハンジ「野良…。猫、だよね?」

    リヴァイ「犬猫と鳥だな。もしかしたらイタチやタヌキもいるかも知れねぇが、猪なんぞはちゃんと追い払っている」

    ハンジ「何その動物王国」


    リヴァイ「まあその内、顔を合わせるだろうから気にするな」


    ハンジ「気になるよ!そういう引っ張り方はやめて~」


    【家族・終】
  23. 133 : : 2015/02/26(木) 21:06:09
    【忘れ物】


    リヴァイ「引っ越し準備だ。手伝え」

    エレン「あのー、あと2週間ぐらいで試験が……」

    リヴァイ「あと2週間だぞ。1日勉強しなかったくらいで落ちるようなところを受験するな」

    エレン「リヴァイさん……!落ちる、とか禁句ですから…」ウァァォァァ

    リヴァイ「うるせぇな……。自分で言ってるじゃねぇか」



    エレン「で、何の呼び出しですか?」

    リヴァイ「コレ、持って帰れ」ズイ

    エレン「?漫画が何か置きっぱなしにしてましたっけ……?何の紙袋………あ」

    リヴァイ「用はそれだけだ。あとは適当に手伝っていけ」

    エレン「いや、こんなの家に持って帰れませんから!」

    リヴァイ「お前らのだろ。どっちの物かは知らねぇが」

    エレン「友達の兄貴の友達のやつを二人にって譲ってもらったので、責任の所在はどちらにもありません」

    リヴァイ「小難しい言葉使いやがって」

    エレン「とにかく、リヴァイさん預かっててくださいよ」ググググ

    リヴァイ「馬鹿か。引っ越したらハンジがいるようになるんだぞ。今まででさえ色々探られてるっつーのに」ズイ

    エレン「ハンジさんなら大丈夫!!笑って一緒に見てくれそうじゃあないですか!」グヌヌヌヌ

    リヴァイ「余計タチ悪ィだけだ。それに俺にそういう趣味は無ぇ」ズイ

    エレン「じゃあ、何処に持っていけば……!」

    リヴァイ「他の奴に渡すとか」

    エレン「他って………」

    リヴァイ「考えろ。こういうのを持っていそうで、家族にもなんとなくバレて黙認されてそうな奴………」



    エレン「…………」

    リヴァイ「…………」



    エレ・リ「「ジャンか」」


    【忘れ物・終】
    ごめんね、ジャン
  24. 141 : : 2015/03/02(月) 18:14:03
    【引っ越し3】


    ハンジ「もういつの間にかお昼過ぎだよー。お腹すいた~。疲れた~」

    リヴァイ「お前は業者が荷物運ぶの見ていただけだろうが」

    ハンジ「知らない人が来るのってそれだけで緊張するんだよ。
    お腹すいた~。ご飯作って」

    リヴァイ「ガスの開栓は明日だ」

    ハンジ「そうだった…。まぁお風呂は1日ぐらい入れなくてもいいとして…、」

    リヴァイ「風呂は近くにスーパー銭湯がある」

    ハンジ「そこはチェック済みなのね。
    あー、お腹すいた!ご飯行こう!近くに美味しいラーメン屋があるらしいんだ!」

    リヴァイ「そこはチェック済みなんだな……」









    ハンジ「あー、美味しかったぁ。また来ようね」

    リヴァイ「悪くなかった」


    ハンジ「おっと、かぎカギ鍵……」ゴソゴソ

    リヴァイ「」ガチャ


    ハンジ「…………」


    リヴァイ「どうした?」

    ハンジ「いやぁ…おんなじ鍵持ってるんだなと、実感しているところであります」


    リヴァイ「…………」


    ハンジ「黙るな!見るな!自分でもこっぱずかしいこと言った自覚はある!!さっさと中に入ろう!」タダイマァ!



    リヴァイ「………またリア充だとかなんとか言われる落ちか?」チラ


    【引っ越し3・終】
  25. 145 : : 2015/03/03(火) 10:18:52

    【蕎麦】


    ハンジ「打たぬなら、私が打とう!引っ越し蕎麦!!」

    リヴァイ「打てるのか?」

    ハンジ「いえ、打てません!!」



    ハンジ「ちょ、何めん棒(調理用)持ち出してんの?!」

    リヴァイ「お前を打ってやろうかと……」

    ハンジ「DV!駄目!」



    リヴァイ「冗談はさておき」

    ハンジ「打ってから“冗談”とか言われても……」イタイ

    リヴァイ「ホームラン級じゃねぇんだ、冗談で済ませておけ」

    ハンジ「送りバントぐらいの威力はあった…。人類最強の送りバント……」

    リヴァイ「セーフティバントだな」

    ハンジ「アウトだよ!女の子打ってる時点でアウト!!」



    ハンジ「で、何の話してたっけ……?」

    リヴァイ「蕎麦だ、蕎麦」

    ハンジ「ミケが打てるって聞いたことがあるよ。道具一式持ってる」

    リヴァイ「よし、じゃあいつものところに行くか」

    ハンジ「打てぬなら、食べにいこうよ、引っ越し蕎麦!」ウシシ

    リヴァイ「上手くねぇな」

    ハンジ「大丈夫!ミケの作るお蕎麦は美味いよ!」


    【蕎麦・終】
  26. 154 : : 2015/03/05(木) 14:30:48

    【お約束】


    リヴァイ「ただい…」ガチャ

    ハンジ「おかえり~~!ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」

    リヴァイ「………………」

    ハンジ「何か言ってよ。一回やってみたかったんだから」



    リヴァイ「じゃあ………風呂」

    ハンジ「いきなりお風呂かよ。いつ帰ってくるか分かんないから、沸かしてないや」


    リヴァイ「飯………が、あるようには思えない」

    ハンジ「うん。お腹すいたね」


    リヴァイ「で、残ってるのはお前、なわけだが………その荷物は?」

    ハンジ「これ?ちょっくらナナバんちで女子会してきます☆テヘ
    明日の昼には帰ってくるから、いってきまーーす」


    バタン


    リヴァイ「…………じゃあ何で今日言った?」


    【お約束・終】
    上げて落とす女、それがハンジ
  27. 162 : : 2015/03/09(月) 13:05:42
    【蕎麦2】


    ミケ「蕎麦はな…。水加減と力加減が大事なんだ」

    リヴァイ「ほう………」

    ミケ「固くてもいけないし、柔らかくてもいけない」コネコネ

    リヴァイ「御託はいいからさっさと作れ」

    ミケ「まぁ、待て。もうすぐ出来る」タンタンタン





    ミケ「ほら、二八だ」トン

    リヴァイ「」ズルズルズル…


    リヴァイ「悪くねぇな。店で出したら売れるんじゃねぇか?夏場は特に」

    ミケ「そう思うだろ?」

    リヴァイ「…………ナナバか?」


    ミケ「喫茶店で蕎麦なんて出せるか!って……」

    リヴァイ「あいつがここの最高権力者だからな……」

    【蕎麦2・終】
  28. 168 : : 2015/03/12(木) 08:45:13
    【花粉症3】


    リヴァイ「あ」


    ハンジ「ん?何?珍しい。そんな間抜けな声出すリヴァイ」

    リヴァイ「薬が無ぇ……」

    ハンジ「花粉症の薬ね。大体1ヶ月分処方されるからね。またもらって来たら?」

    リヴァイ「今日の仕事の帰りに寄るか……」

    ハンジ「早く終われるの?」

    リヴァイ「わからん。だが行く」

    ハンジ「やっぱり違う?」

    リヴァイ「薬が切れると症状が……」


    ハンジ「ヤク中患者みたいだね。いや、ある意味、薬中毒か……」


    【花粉症3・終】
  29. 169 : : 2015/03/14(土) 07:44:54

    【ホワイトデー】


    ハンジ「はい」

    リヴァイ「……なんだ、その手は」


    ハンジ「今日は3月14日ホワイトデーだよ。はい、3倍返し」

    リヴァイ「んなもん、ねぇよ」

    ハンジ「えーー?!私、あげたじゃん!チョコ」

    リヴァイ「全壊したチョコの家と手のひらで溶けるチョレートと呼んでもいいものかどうかわからないモノな」

    ハンジ「カカオマスで構成されていれば、それはチョコ!」



    リヴァイ「で、俺はどんな仕返しをしたらいいんだ?」


    ハンジ「お返しね」


    【ホワイトデー・終】
  30. 179 : : 2015/03/17(火) 09:31:43
    【受験終わりました】


    エレン「入試終わりましたー!!」

    アルミン「まだ結果は出ていませんが……」

    ハンジ「まぁ、結果が出てないからこそのはじけっぷりだよね」



    エレン「そんなわけでカラオケ行きましょう!!」

    リヴァイ「何故」

    エレン「テストの打ち上げと言ったらカラオケです!
    大丈夫です!俺、勉強しましたから!!」

    ハンジ「勉強?」


    エレン「キョンキョンとか明菜とかおニャンコとか…」


    リヴァイ「おい」

    ハンジ「下!もうちょい世代若いから!!」

    リヴァイ「大丈夫か、こいつ……」

    ハンジ「もっと勉強しなきゃいけないこと沢山あるでしょ…」


    【受験終わりました・終】
  31. 185 : : 2015/03/18(水) 21:53:45

    【名字】


    エレン「そういえば……。ハンジさんは今、アッカーマンさんなんですか?」

    ハンジ「そうだよ。ZからAだよ!予防接種のとき、みんなの痛がる姿を見なくて済むよ!」

    リヴァイ「集団接種、もうないだろ」


    ハンジ「………」


    ハンジ「名字変えるメリット、全くないじゃん!!」ガーン




    ミカサ「アッカーマンファミリーへようこそ……」

    ハンジ「どこかのマフィアみたい」

    エレン「絵面がそんな感じですね」

    ハンジ「あ、アッカーマンの中にっ♪イェーガーがひとりっ♪」

    リヴァイ「小学生か、お前は」

    エレン「寂しくもなんともありませんよ」



    ミカサ「エレンもアッカーマンになればいい」

    エレン「ならねーから!」

    ハンジ「エレンもこちらがわの人間だと思うけどなぁ……」

    エレン「どちらがわですか」


    【名字・終】
  32. 190 : : 2015/03/20(金) 11:19:46
    【ハヤシライス】


    ハンジ「カレーが作れるんだ!ハヤシライスも作れる!!」




    ハンジ「……でも、このルウ、ハッシュドビーフって書いてあるんだけど、ハヤシライスと何が違うんだろう……?」


    ハンジ「まぁいいや。玉ねぎ、人参、じゃがいも……」



    ガチャ

    ハンジ「おっ。おかえりーー」

    リヴァイ「この臭いは……デミグラスソースか?何をやったんだ、テメェ」

    ハンジ「フフーーン♪」

    リヴァイ「有給取って怪しいことしてるんじゃねぇよ……」

    ハンジ「まぁまぁ、鍋のフタを開けてみなさい」


    カポ


    リヴァイ「…………何だこれは」

    ハンジ「ハヤシライスだよ。見たら分かるでしょ」

    リヴァイ「パッケージ裏を見て作ったか?」

    ハンジ「そんなことするわけが無……」


    ゴン


    ハンジ「痛ったぁ!なんでお玉で殴るのさ!
    しかも、「こいつぅ~☆ハハハ」的なコンじゃなくて、ゴンだよ!ゴン!!」

    リヴァイ「パッケージ裏及び表のイメージ画を見ろ」

    ハンジ「はぁ?リンゴとハチミツでも描いてある?」


    <材料>

    ・玉ねぎ

    ・牛肉

    ・サラダ油

    ・水


    ハンジ「ん?」

    リヴァイ「鍋の中のこれは何だ?」


    ハンジ「人参とじゃがいも」


    リヴァイ「そういうことだ」




    ハンジ「つまり………。ハヤシライスって玉ねぎとお肉のみなの?!」



    ハンジ「知らなかった……」ガーン



    リヴァイ「鍋底に焦げは無し……」

    ハンジ「そういうチェックはいいから。うちひしがれてる嫁を励ましてよ」

    リヴァイ「具材が増えてても味に問題はなさそうだな」

    ハンジ「当たり前だよ!ルウの力を舐めんな!!」



    ハンジ「いただきまーーす」


    ハンジ「たまにはハヤシライスもいいよね!」ウマウマ

    リヴァイ「中身は完全にカレーだけどな……」

    ハンジ「そんなことないよー」モグモグ

    リヴァイ「………おい」

    ハンジ「まだ何か?」


    リヴァイ「これは?」

    ハンジ「豚こま(豚の細切れ肉)」


    リヴァイ「これは?」つ(パッケージ)

    ハンジ「ハッシュドビーフ、って書いてあるね…」


    リヴァイ「これは?」

    ハンジ「ハヤシ……、いえ、ハッシュド………

    ハッシュドポークじゃないかぁーー!!やられた!!ってかハッシュって何?!」

    リヴァイ「知るか」


    ハンジ「もはやこれはハヤシライスでも無いのか……」ウーン

    リヴァイ「食えるけどな」モグモグ


    【ハヤシライス・終】
  33. 195 : : 2015/03/25(水) 22:01:45

    【頭と尻尾】


    ハンジ「たい焼き買ってきたよ~」

    リヴァイ「おう」

    ナナバ「ご苦労様」

    ハンジ「この普通のが“たい焼き”で黒糖生地なのが“クロダイ”。大きくて黒いのが“カレイ”で中身がカスタード。“ヒラメ”は普通の生地で中身が白あんなんだって」

    ナナバ「なにそれ」

    リヴァイ「最早たい焼きじゃねぇな」


    ハンジ「ね。じゃあ私は“チヌ”をいただきまーす」アーン

    リヴァイ「普通のが一番いいだろ」

    ナナバ「じゃあカスタードのやつ」


    ハンジ「あ、リヴァイは頭から食べる派?」

    リヴァイ「頭から食べるとあんこがはみ出ない」

    ハンジ「最後に生地ばっかりで嫌じゃない?私は尻尾から。ナナバは?」

    ナナバ「う~ん?大体頭かな…?そうだよねぇ、ミケ……」


    ミケ「」パカッ

    ハンジ「半分に割った……」



    ミケ「俺は真ん中から」モグモグモグ



    ハンジ「その発想はなかった!」

    リヴァイ「奇行種がここにも………」


    【頭と尻尾・終】
  34. 210 : : 2015/03/31(火) 23:03:55

    【エレンの誕生日】


    ミカサ「昨日はエレンの誕生日だった」


    ハンジ「うん?」



    ミカサ「3月30日はエレンがこの世に生まれた日」

    ハンジ「あ、そうなの?」

    リヴァイ「らしいな」


    ミカサ「私は盛大に祝いたかった。ケーキ(18号)を仲良く半分こしたり、プレゼントとしてこの冬の間に頑張って編んだマフラーをあげたり……」

    ハンジ「18cm半分……」

    リヴァイ「15号食わせたお前が何を言うか(去年のクリスマス参照)。それよりてめぇ、マフラー編んでないで勉強しろよ」

    ミカサ「受かったので、結果オーライ。貴方にとやかく言われたくない」


    ハンジ「まあまあ。受かったのならいいじゃん。盛大にお祝いしなかったの?」

    ミカサ「エレンがインフルエンザになった」ショボーン

    ハンジ「あらら」

    ミカサ「ので、せめてマフラーだけでもと思ってエレンの部屋の隣の木に登ってみたけど、窓を開けてもらえなかった」

    リヴァイ「何してんだ、てめぇ」

    ミカサ「貴方にとやかく言われたくない」


    ハンジ「じゃあさ、エレンが治ったらみんなで盛大にお祝いしようよ」

    ミカサ「………はい!」





    1週間後………


    ミカサ「エレン、誕生日おめでとう!これ………」

    エレン「お前な……これから暖かくなるってのに……」(でも貰う)





    ジャン「え?ちょっ……どういうことだよ?!今日って………!」

    アルミン「まぁ、これには深ーーい訳があって……」

    ハンジ「うん……。そう、ちょっとタイミングがね」

    リヴァイ「大丈夫だ。お前のプレゼントも用意してある」


    サシャ「新じゃがです!!」モグモグモグ


    ジャン「いらね……って、お前が食って、もう無ぇし!」


    【エレンの誕生日・終】
  35. 211 : : 2015/04/02(木) 22:30:14
    【エイプリルフール】


    ハンジ「ただいま……っ、あーーー!!しまった!!」

    リヴァイ「うるせぇ」


    ハンジ「うわー、すっかり忘れてたよ~」


    リヴァイ「なんだ、忘れ物か?」




    ハンジ「昨日、嘘つくの忘れてた!!」



    リヴァイ「……」




    ハンジ「ちゃんと考えてたんだよ?『実は私は男だ!』とか『昨日の夕御飯の鶏肉、実は蛙の肉』だとか!」



    リヴァイ「………飯、食うか」

    ハンジ「ねぇねぇ、聞いてる?!」

    リヴァイ「今日はカツ丼……」

    ハンジ「ねぇねぇ!」


    【エイプリルフール・終】
    今日も我が家は平和です
  36. 219 : : 2015/04/13(月) 21:54:55
    【怖いんですよ、多分】


    ドン


    リヴァイ「あ」

    通行人「あ、す、すいません…」

    ハンジ「こちらこそすみません」



    リヴァイ「……おい」

    ハンジ「ん?なになに?」

    リヴァイ「何故お前が謝る?ぶつかったのは俺だ」

    ハンジ「だって貴方が謝らないから」

    リヴァイ「謝る前にテメェが言うからだろ」

    ハンジ「ええ~っ??そうなの?大きなお世話してた?」

    リヴァイ「いや……助かる」

    ハンジ「そう?」


    リヴァイ「俺が何か言う前に大概の奴は走り去って行くからな………、何故か」


    ハンジ「え?わかってないの?」



    【怖いんですよ、多分・終】
  37. 230 : : 2015/04/15(水) 21:17:19
    【部位】


    ハンジ「へ?異性の好きな身体の部位?」

    リヴァイ「なんだこの質問は」


    ハンジ「うーん、そうだねぇ…私は『筋』が好きだな」

    リヴァイ「すじ?」

    ハンジ「ほら、腕。尺側手根伸筋とか総指伸筋。重いものを持った時に浮き上がるこの辺りがいいよね。
    あとは足。太股から臀部にかけての大腿二等筋も好きだな~。そこに出来るへこみとか最高。どっちも本人には見えないところってのもいいよね」ウヘヘヘ


    リヴァイ「細かすぎて全くわからんが、テメェが変態ということはわかった」




    ハンジ「そういうリヴァイはどうなのさ?」


    リヴァイ「……………」ウーム










    リヴァイ「……………下半身?」


    ハンジ「アバウトすぎてよくわかんないけど、捉え方によっては最低な発言ってことはわかった」


    【部位・終】
    ここのリヴァイさんは(ハンジさんの)お尻とか太股のあたりが好きみたいです
  38. 241 : : 2015/04/21(火) 08:51:50
    【記念日】


    ハンジ「おはよー」

    リヴァイ「いつまで寝てるんだてめぇ。早く準備しろよ」

    ハンジ「うわっ、本当だ!ヤバイヤバイ!!もう行くよ!」

    リヴァイ「飯は?」

    ハンジ「会社で食べるよ!じゃあいってきまーす!!」



    ハンジ「あっ、そうそう。今日、何の日か覚えてる?」



    リヴァイ「は?」



    ハンジ「楽しみにしててね!」


    バタン!



    リヴァイ「4月、21日……………」チラ


    リヴァイ(何の日だ??!!)





    リヴァイ(民放の日、チラデンテス記念日、グラウネーションデー……。PCで調べてみたが、マイナーなモンしか当たんねぇぞ……)※仕事中です


    リヴァイ(ってことは、俺たちだけの記念日的な何かか?)


    リヴァイ「………………」


    リヴァイ(結婚記念日は先月だし、誕生日もまだ先……。今世で再会したのは4月だが、前半だったし……)


    リヴァイ(“初”ナントカってやつに拘る野郎でもないし、全くもってわからん)





    リヴァイ(何なんだ………?)



    ※仕事中です







    リヴァイ(結局モヤモヤしたまま帰ることになった)


    リヴァイ(前もこんなことあったような気がする。アイツの一言に一日中振り回されて………)



    リヴァイ「ただいま」ガチャ

    ハンジ「おっかえりー」


    リヴァイ「何でいるんだよ………」

    ハンジ「ひどっ!強いて言うなら、私の家だからだよっ!!」

    リヴァイ「…そういうことじゃなくてな、早ぇだろ。まだ17時だ」

    ハンジ「お祝いの為に早く帰って来たに決まってるでしょう?!」

    リヴァイ「お祝い?」

    ハンジ「あっ、やっぱり忘れてるーーー!!」

    リヴァイ「」ビクッ


    リヴァイ「…………すまん。全く検討がつかなかった。今日は何の日だ?」

    ハンジ「実はね…」フッフッフ…






    ハンジ「今日はこのシリーズが投稿されて一周年だよ!!」






    リヴァイ「」

    ハンジ「つまり、ここの作者サンがSSnoteというサイトで妄想を垂れ流しはじめて一年というわけだ!」


    リヴァイ(そうだった………。こいつはこう……、人の想像の遥か斜め上を突っ走る奴だった)


    ハンジ「……どう?衝撃的すぎて言葉も出ない?

    この作品の『ハンジ』と『リヴァイ』が出来て一年だ!!ハッピーバースデーなわけだよ!!」


    リヴァイ(人がどれだけ振り回されてるかも知らずに……)


    ハンジ「……おーい、大丈夫?」

    リヴァイ「………まさか、そんなメタい記念日で一日中悩まされるとは……」

    ハンジ「あ、悩んでたの??考えすぎなんだってリヴァイはいつも!」

    リヴァイ「俺の就業時間を返せ………」

    ハンジ「聞こえなーい」




    ハンジ「一年間、ありがとうございました!これからも宜しくお願いします!!」


    【記念日・終】
  39. 264 : : 2015/04/27(月) 08:47:01
    【妹】


    リヴァイ「突然だが、今から妹が来るらしい」

    ハンジ「妹?!顔合わせのときに存在は明かされてたが、未だにお目にかかれてない8歳下の妹さんだね!」

    リヴァイ「やけに説明的だな」

    ハンジ「あとお兄さんもいるらしいじゃないか!写真ぐらい見せてくれてもいいのに~」

    リヴァイ「兄弟の写真なんぞ普通は持っていない」

    ハンジ「ええーーっ?!そうなの?
    ……可愛いの?妹」

    リヴァイ「よく聞かれるけどな。お前、それ聞いてどうするつもりなんだ。身内の評価ほど当てにならんもんは無いぞ。良くも悪くも」

    ハンジ「そういうもんかね」

    リヴァイ「そうだ」

    ハンジ「で、可愛いの?貴方に似てるの?」

    リヴァイ「チッ………また定番の質問を……。………見ればわかる」


    ピンポーン


    ハンジ「あ」


    リヴァイ「お前、出てこい」

    ハンジ「えーー?なに企んでるのさ?」


    ガチャ


    「アニキーーー!!可愛い妹、イザベルちゃんが遊びに来たぜーーー!!」


    ハンジ「……………」

    リヴァイ「何故ウチに来る奴等は静かに入ってこれねぇんだ?」




    ハンジ「兄妹?」

    イザベル「おう!」

    リヴァイ「ああ」


    ハンジ「似てない!」

    イザベル「誉め言葉だな♪」

    リヴァイ「ああ」


    ハンジ「……ちょっとご都合主義過ぎない?もしかして、お兄さんがファーラン?」

    イザベル「んなワケねぇだろ」

    リヴァイ「そこまで都合良く出来てねぇよ」

    ハンジ「ま、そうだよね。さすがに神様でもそこまで……」


    イザベル「ファーランは俺の嫁だ!!」

    ハンジ「え」

    リヴァイ「嫁じゃなくて旦那だろ」

    イザベル「いいんだよ、俺の嫁で。嫁のが可愛いだろ?」

    リヴァイ「ファーランは可愛くねぇ」



    ハンジ「ご……ご都合主義だ!ご都合主義!!」

    リヴァイ「何を今更」


    【妹・終】
  40. 267 : : 2015/04/28(火) 09:18:14

    【妹2】


    リヴァイ「で、何しに来たんだ?」

    イザベル「色々運んで来てやったのに、ヒデェなぁ…」

    ハンジ「えっ?なになに?」


    イザベル「たけのこだろ?タケノコに、筍に……竹の子」ドン ドン ドドン ドン


    リヴァイ「筍しかないのか」

    ハンジ「こんなにいっぱいどうするの?」

    イザベル「旨いものいっぱい作るんだよ!春巻きだろ?焼売に青椒肉絲に煮物……」

    ハンジ「成る程」



    イザベル「宜しくな、兄貴!!」
    ハンジ「宜しくね、リヴァイ!!」


    リヴァイ「作るのは俺か」


    【妹2・終】
  41. 274 : : 2015/05/01(金) 08:34:46
    【毎年恒例】


    リヴァイ「おい。リヴァイ班恒例のバーベキューにお前もどうだ、と打診があったが」

    ハンジ「えー、いいよ私は。ウチの班もゴールデンウィーク企画あるし、班水入らずで楽しんでよ」

    リヴァイ「お前のところは今年は何をするんだ?」


    ハンジ「石窯パン」


    リヴァイ「………何処に石窯が」


    ハンジ「去年のゴールデンウィークにモブリットの家に作った」


    リヴァイ「………………」


    ハンジ「とある筋からホームセンターで売ってるもので石窯が作れると聞いてね。土団子をこねこね、ペタペタして作ったんだ!

    凄いよ!ピザが1分位で焼けちゃうんだよ!!」







    リヴァイ「………去年、スコップを借りていったのはそのせいか」

    ハンジ「うん」


    【毎年恒例・終】
  42. 275 : : 2015/05/04(月) 21:05:14
    【モーニング】


    ナナバ「最近、モーニング時間帯の売上が落ちてるんだよね……」

    ハンジ「え?そうなの?お客さん減った?相変わらず美味しいよ?ねぇ?」

    リヴァイ「まぁ、悪くないな」

    ミケ「ハンジ、リヴァイ、いつもの……」カチャ

    ハンジ「あ、ありがとう。
    ……あとは材料費の高騰?でも、この間値上げしたけど、客の出入りは変わらないって言ってた気がするけど……」

    ナナバ「そうなんだよ。だから私、色々原因を探ってみたんだ。そうしたら原因は………」

    ハンジ「原因は?」




    ナナバ「ハンジだった」


    ハンジ「へ?私?」


    ナナバ「ここ2、3ヶ月、あんたが来る回数が減ってるんだよね。それと時を同じくして店の売上も落ちてる」

    ハンジ「えー、嘘だぁ」

    リヴァイ「一人で店の売上に影響を与えるってどれだけ通いつめてたんだよ」

    ナナバ「毎週土曜日は大体来てたよね。リヴァイも釣れたし」

    リヴァイ「釣られてねぇ」

    ハンジ「だって、朝ご飯面倒だしさぁ…」


    ナナバ「それが最近じゃあ土曜日来てないじゃない。翌日休みだからって夜遅くまでシてるんだか知らないけどさ」

    リヴァイ「」ゴホッ

    ハンジ「な、何言ってるんだよっ」

    ナナバ「リヴァイ汚い」

    リヴァイ「お前の所為だ」ゲホゲホ


    ハンジ「いや、でも、確かに最近土曜日は家で朝ご飯食べてる……かも」

    ナナバ「でしょ?」


    ハンジ「だってリヴァイの朝ご飯美味しいんだよ!?たまにここのモーニング再現してくれるし!」

    ナナバ「は?」

    リヴァイ「おい」


    ハンジ「サンドイッチセットも完璧なんだからな!」


    ナナバ「」ジーーーッ

    リヴァイ「俺を見るな」

    ミケ「営業妨害……」ボソ

    リヴァイ「違っ……」


    ナナバ「そうか……ウチの売上低下はハンジじゃなくリヴァイの所為だったのね……」

    ミケ「営業妨害……」

    リヴァイ「だから、そういうつもりは……」



    ハンジ「無いけどさっ、おんなじの作れるなら、移動しないで済む方を取る…」ムグ

    リヴァイ「お前はもう喋るな」


    【モーニング・終】
  43. 278 : : 2015/05/05(火) 21:38:55

    【結婚式】


    アルミン「そういえば、ハンジさんたちは結婚式しないんですか?」

    ハンジ「え?あーー、そうだねぇ~」

    リヴァイ「式か……」



    ハンジ 「した方がいいと思う?」
    リヴァイ「した方がいいのか?」



    アルミン「僕に聞かないでください」


    【結婚式・終】
  44. 281 : : 2015/05/07(木) 08:54:56

    【結婚式2】


    アルミン「そういうのはお二人とお二人のご家族と相談してください。
    なんで結婚どころか彼女もいない僕が答えなきゃいけないんですか」


    ハンジ「だって、アルミンが聞いてきたし……」ブーッ


    アルミン「全くノープランとは知りませんでしたから」


    ハンジ「一応、結婚情報紙なんか見てみたりもしたんだけどさぁ……式場に行くのが面倒で」

    リヴァイ「と、いった状況だ」



    ハンジ「それにさ、友達の結婚式とか見てるから内容が大体わかってるんだけど……。ムービーとか子供の頃の写真とか晒すの無理だから!!手紙読んだりとかやりたくない!

    というかドレスも嫌かも……」


    リヴァイ「と、いった状況だ」



    アルミン「もうやらなくていいんじゃないですか?」


    【結婚式2・終】
  45. 284 : : 2015/05/08(金) 11:32:42

    【結婚式3】


    ミカサ「アルミン…。それは駄目。ハンジさんたちには結婚式をしてもらわなければ……」

    アルミン「ミカサ?」

    ミカサ「前の戦いで犠牲になった人たちに顔向け出来ない……」


    ハンジ「ミカサ……」



    ミカサ「のと、私(とエレン)の今後の参考に」キリッ


    リヴァイ「誰がテメェを呼ぶっつった?」


    ミカサ「私は貴方の従姉妹。なので、招待される資格は充分にある。そしてエレンとアルミンはその私の友達。なので、招待される資格は充分に、」
    エレン「無ぇよ」


    アルミン「僕たち“何”席に座ったらいいの?」



    ハンジ「ってか、よく考えたら分隊長時代はリヴァイとこんな関係になってないから、顔向けどころか逆にドびっくりされるんじゃない?」


    【結婚式3・終】
  46. 289 : : 2015/05/10(日) 14:45:10

    【母の日(2年目)】


    リヴァイ「おい……。これはどういう状況だ?」

    ハンジ「え?」


    リヴァイ「本は出しっぱなし!食いかけの菓子袋!何ブランケットまで持ち込んでるんだ?!ここは物置部屋だろうが!」


    ハンジ「ちょっと探し物してたら、読み耽っちゃってね」

    リヴァイ「姿が見えないと思ったらここに篭っていたのか。本を読むならリビングで読め」

    ハンジ「えーー。ここのが落ち着いて読めるのになぁ」

    リヴァイ「今からここを掃除する」

    ハンジ「はいはい。わかりましたよ」

    リヴァイ「」チッ


    リヴァイ「去年の母の日は見た目だけは掃除してあったくせに」


    ハンジ「だって貴方、お母さんじゃないもん」


    リヴァイ「…………。第2のオカンじゃなかったのか?」


    ハンジ「第2のお母さんは別に出来ましたので。

    あっ、そうそう。向こうに送るプレゼントは何にする?」

    リヴァイ「食えるもんなら何でもいい」


    ハンジ「えー、適当。そんなのでいいの?ルンパとかレイコッブとかじゃなくていいの?」



    リヴァイ「…………。それは俺にくれ」

    ハンジ「いや、貴方お母さんじゃないし」


    【母の日・終】
  47. 292 : : 2015/05/12(火) 12:33:02

    【結婚式4】


    ハンジ「でさ、一応ウチの親に相談してみたら、やってくれって言われてさぁ」

    ナナバ「あんた一人娘でしょ。そりゃやれって言うよ」

    ハンジ「そういうもんかなぁ…。なんか当人より、ウチのお母さんのがテンション上がっちゃってドレス選ぶ時は私も見に行くわ!って言ってるよ」

    ナナバ「あはは。時間かかりそうだねぇ。でもドレスも値段がピンキリだし、お色直しするなら更に倍になってくるから、あれもこれもは難しいよ?」

    ハンジ「だよね…。でも、ぶっちゃけどのくらいお金がかかるものなの?結婚式って」


    ナナバ「ん~~、招待人数とか食事、装飾のランクにもよるけど、少なくとも3桁は覚悟しておいたほうがいいよ」



    ハンジ「さっ、3桁………!?」ガーン














    リヴァイ「おい……。何勝手に人の通帳見てやがる?お前のはこっちだ」

    ハンジ「はっ!ははははは………。
    私のは見なくても(少ないのが)分かるから大丈夫…………」


    【結婚式4・終】
  48. 295 : : 2015/05/15(金) 09:08:44

    【結婚式5】


    ハンジ「今更ながら、結婚祝いに貰った●クシィで式場探しをしてみるよ!」

    リヴァイ「ほう…」

    ハンジ「なにせ、この分厚さ。半分以上は公告だからね!どっかいいところが見つかるはず」ペラ



    ハンジ「」ジーー


    リヴァイ(見終わるのに当分かかりそうだな……)


    リヴァイ「茶でも入れてくる……」





    ハンジ「おっ、見てみて!」





    ハンジ「この公告についてる鳥、翼が青いよ!」


    ハンジ「で、この教会のカップルたちはこれ、完全にサクラだね!微妙な間がまるわかりだよ」


    ハンジ「ここの式場の名前の語源って〇〇だよね?これって使っていいのかなぁ……?」



    ハンジ「なんか白ばっかりで目がチカチカしてきたよ!なんでこんなに白が多いんだよ!チクショウ!」※結婚情報誌だからです





    リヴァイ(目的がズレてきてる……)


    【結婚式5・終】
    けど、ちょっと面白いから観察。
  49. 302 : : 2015/05/18(月) 10:26:56
    【牛乳(二年目)】


    ハンジ「そういえば……。前は気にならなかったけど、この家、牛乳切らしたことないよね……」

    リヴァイ「牛乳必要だろ」


    ハンジ「………知ってる?いくら牛乳飲んでも背は高くならないって」

    リヴァイ「知ってる。

    けどな、飲んでた方が今後に見込みがありそうじゃねぇか?」

    ハンジ「そ、そう……?」




    ハンジ(男性の身長の伸びる時期は、25歳ぐらいまでなんだけどな……)


    【牛乳(二年目)・終】
    無駄な足掻きを続ける30代
  50. 306 : : 2015/05/20(水) 08:49:25

    【赤い虫】


    ハンジ「見て見て!今年も赤い虫がたくさんいるよ!」

    リヴァイ「いい。気色悪い」

    ハンジ「この時期になるとよく見かけるよね。温かいところが好きみたいで、アスファルトやコンクリート、ベランダの黒い手摺なんかにいっぱいいる」

    リヴァイ「潰すなよ?赤色が取れねぇ」

    ハンジ「ネットで調べてみたら、ダニの一種なんだって。図鑑に載ってないからネットに手を出してしまったよ。ちなみに無害。蝉に寄生するらしい」

    リヴァイ「蝉には有害じゃねぇか」

    ハンジ「お互いに有益かもよ?私達が知らないだけで。
    この虫にはまだわかって無いことがたくさんあるんだ。
    何処からやって来て何処へ去っていくのか、何故単一性別しか発見されてないのか(※全てネットの情報です)……。


    ………そして、何故我が家のカーテンにいっぱいくっついているのか……」ホラ

    リヴァイ「」ゾワッ


    ハンジ「窓開けっぱなしにしておいたら入ってきたみたい」


    リヴァイ「それを早く言え!洗うぞ、外せ!」





    ハンジ「ん?発生方法が不明、性別が一つ、一般的なダニより大きい……。
    この設定、何処かで聞いたことあるような……」

    リヴァイ「早くカーテンを外せ」


    【赤い虫・終】
  51. 311 : : 2015/05/26(火) 08:43:39
    【健康診断】


    ハンジ「やだなやだなー、健康診断の季節だよー」


    ハンジ「誰だよバリウムなんか作ったのは。バリウム飲みたくないよ。飲みたくないよ。何であんな不味いものをしかも大量に飲まないといけないのさ。胃部レントゲンの検査員は大体ドSだ!(個人の勝手な見解です)」


    リヴァイ「文句を言わずさっさと行け」

    ハンジ「いやだー!バリウムの飲み過ぎで死ぬ!」

    リヴァイ「健康診断で死ぬヤツはいねぇ。とっとと行け」

    ハンジ「……リヴァイは平気なの?あれ、結構回るよ?」

    リヴァイ「内臓が浮く感覚がなければ平気だ」

    ハンジ「浮くどころか中身が出そうな感覚なんだけどね。操作するほうは楽しそうだけど。やっぱりドSの集まりだ(超個人的見解)」ブツブツブツ…


    リヴァイ「御託はいいから、出ていけ。いい加減にしろ」

    ハンジ「………はい」










    ハンジ「ただいま!!」

    リヴァイ「ちゃんとバリウム飲んだか?」

    ハンジ「うん!」

    リヴァイ「………やけに機嫌がいいじゃねぇか。朝、出ていったときとは大違いだな」



    ハンジ「聞いてよ!バリウムの味が選べるようになっていたんだよ!

    ソーダ味、コーラ味、イチゴ味、バナナ味、ヨーグルト味の5種類!!」



    リヴァイ「………進化してんだな」


    【健康診断・終】
    聞いた話。大きな病院では何種類もあるみたい。
  52. 321 : : 2015/06/03(水) 09:28:13

    【蚊】


    ハンジ「はぁーー疲れた!今日もお仕事お疲れ様ーー」ボスン


    リヴァイ「おいこら、グラス持ったままソファにあがるな。こぼすぞ」

    ハンジ「大丈夫大丈夫……」




    ブーーン…



    ピトッ


    ハンジ「………(こっ、こいつ!コップを持っているほうの腕に……!)」
    蚊「………」




    ハンジ「」バシッ


    バシャッ


    ハンジ「あ」


    リヴァイ「なにやってんだ、コラ」



    ハンジ「違う!違うんだ!さっき、蚊が腕にっ!腕にぃっ!」




    【蚊・終】
    そして蚊は仕留め損なった。
  53. 326 : : 2015/06/04(木) 20:38:35

    【蚊2】


    ハンジ「うーー、首が痒い。蚊に喰われたかなぁ」ボリボリ



    ハンジ「あ、モブリット~。おはよう」

    モブリット「あ、おはようございます……って、何朝っぱらから見せてるんですか?!あんたは!」

    ハンジ「え?何?何?」

    モブリット「別にあなたたちの夫婦生活にどうのこうの言うわけじゃないですけどね、もう少し慎みを持ったほうが……。

    とりあえず、シャツのボタンは一番上までしめましょう」テキパキ

    ハンジ「え?え?え?」

    モブリット「ここ、痕が残ってますよ?」トントン

    ハンジ「…………あ!違う違う!!これは蚊に喰われて……」

    モブリット「はいはい。1.6メートル級ですかね」

    ハンジ「だ、誰がそんな上手いこと言えと………じゃなくて、本当に蚊なんだって!」

    モブリット「はいはい、悪い虫ですね~」

    ハンジ「信じてよ!」








    ハンジ「………ってことがあってさぁ、全く信じて貰えなかったんだよ!もう!リヴァイの所為だ!!」


    リヴァイ「蚊の所為だろ」


    【蚊2・終】
    解せぬ
  54. 335 : : 2015/06/19(金) 21:06:52
    【うちわ】


    ハンジ「コンビニ行ったらうちわくれたよー!!」

    リヴァイ「ほう……」ジッ

    ハンジ「……欲しいの?」

    リヴァイ「お前が使わねぇなら貰う。仕事場が暑くて敵わねぇ」

    ハンジ「空調効いてるでしょ?」

    リヴァイ「28℃だ」

    ハンジ「快適温度じゃん」

    リヴァイ「100人ぐらいいるオフィスで28℃にされても全く効かねえよ。しかも9
    割はおっさんだ。おっさんの熱気、ナメんなよ」

    ハンジ「うわぁ……。

    ウチも9割男性だけど、10人しかいないもんね。でもこっちは製品に温度合わせるから25℃で寒い」

    リヴァイ「現場や実験室は人間よりモノが優先されるからな」

    ハンジ「快適な仕事場ってないもんかねー」


    リヴァイ「で、うちわは貰えるのか?」

    ハンジ「あ、あぁ……うちわね。いいけど、コレだよ?」ハイ



    ※リラッ●マ



    リヴァイ「………………」



    ハンジ「………ねぇ、知ってる?リ●ックマの体長って1.65mなんだって」


    【うちわ・終】
  55. 340 : : 2015/06/23(火) 09:18:08
    【深夜の奇行(種)】


    ガチャガチャ


    キィ……



    ハンジ「ただいまぁ……」ボソ






    リヴァイ「おう」


    ハンジ「うおっ??!!お、起きてたの?!」

    リヴァイ「………今から寝るところだ」

    ハンジ「そ、そっか、もう遅いもんね」ササッ

    リヴァイ「………」

    ハンジ「お、おやすみなさぁ~い」ソソクサ



    リヴァイ「………………」





    リヴァイ(……………怪しい!!)



    リヴァイ(どうせまたくだらないモン買ってきたんだろうがな………)





    ハンジ「ふ~~、ヤバイヤバイ。取り敢えずここに入れておいて、ご飯を食べよう」パタン




    ◇◇◇




    ハンジ「ごちそうさまでした!いやぁ、家に帰ってきたらご飯が用意されてるっていいねぇ~」



    ハンジ「さてさて………」ガタッ



    ハンジ「一緒にお風呂に入ろうねぇ~~?」ニタァ…







    バタン



    リヴァイ(…………!)パチ



    リヴァイ(風呂か?珍しい。こんな遅い時間に帰ってきて、自ら進んで風呂に入るのは………)




    ハンジ「うぎゃあぁぁ!!」


    ゴッ



    リヴァイ「?!」ガバッ






    リヴァイ「おい、どうし…」

    ハンジ「何でもない!!大丈夫だから、開けなくていい!!」


    リヴァイ「大丈夫じゃねぇだろ、スゲエ音が聞こえたぞ」

    ハンジ「蛇口に頭ぶつけただけだから!」


    リヴァイ「それに、何か甘い匂いが」

    ハンジ「うっ、それはバニラの……。入浴剤!入浴剤の香りだよ!今日貰ったから入れてみたんだ!」

    リヴァイ「入浴剤?」

    ハンジ「うん、そう!」


    リヴァイ「……てめえ、その入浴剤は残り湯洗濯が出来るやつなんだろうな?」

    ハンジ「はっ?!
    あ…………いや、これの残り湯を洗濯に使うのはマズイんじゃないかな?」

    リヴァイ「成分みせろ。パッケージあるだろ」ガッ

    ハンジ「あ、開けなくていいから!」ガッ

    リヴァイ「………何故そう頑なに開けるのを拒む?」



    ハンジ「そんなの………恥ずかしいからに決まってるだろ!!!!」


    リヴァイ「………………」








    リヴァイ「………そうか、わかった」ガラッ(全開)




    ハンジ「わかってないっ!!!」ギャァァァ











    リヴァイ「………おい、なんだこれは?」

    ハンジ「(アイスの)コーンです」



    リヴァイ「湯が白いのは……?」

    ハンジ「(アイスを)落としました」



    リヴァイ「浴槽がベタベタ……」

    ハンジ「(アイスを)落としたからね」



    ハンジ「お風呂でアイスを食べるといつもの倍美味しいって聞いてさ。早速実行しようと、あの美味しいコンビニソフトクリームを買って、お風呂で食そうと思った次第です」


    ハンジ「そうしたら湯船に入った瞬間、ソフトクリームの首(クリーム部分)がもげてさ、そのまま湯船に落下。驚いて、立とうとして蛇口で頭を………」


    リヴァイ「もういい。状況は分かった」




    リヴァイ「今後、風呂での飲食は禁止だ」


    ハンジ「えーー!?かき氷は?!」

    リヴァイ「飲食禁止。氷はシロップが入ってる時点でアウトだ」



    ハンジ「ひどっ!……じゃあ何を楽しみに風呂に入れっての?!」



    リヴァイ「身体を洗えよ。

    風呂場は物を食うところじゃねぇ」


    【深夜の奇行(種、二人)・終】
  56. 350 : : 2015/06/30(火) 12:28:57
    【カウントダウン】


    ハンジ「あと1ヶ月半で夏休み!」

    リヴァイ「早いカウントダウンだな。まだ1ヶ月以上あるんだぞ」

    ハンジ「だって他に楽しみがー……。梅雨で気分も落ち込み気味だし、何かイイコトを考えてないとモチベーションがねぇ………」

    リヴァイ「7月前半は何かねぇのか」

    ハンジ「7月前半……前半……。あ!!」



    ハンジ「夏のボーナスまで1週間!!」



    リヴァイ「まずはそっちだな」


    【カウントダウン・終】
  57. 351 : : 2015/07/02(木) 08:41:54
    【サイズ】


    エレン「リヴァイさん達が暇で良かったです!俺一人じゃ行けなかったので」

    ハンジ「ウニクロの郊外大型店舗オープンかぁ…。確かにここは車が無いと行けないよね」

    リヴァイ「初日に行かなくてもいいんじゃねぇか?人が多すぎる……」


    エレン「何いってるんですか!早く行かないと俺のサイズ、すぐ売り切れになっちゃうんですよ!セール品は特に!」←メンズL



    ハンジ「へぇ……。そんな経験ある?」←レディースL


    リヴァイ「ねぇな」←メンズM



    【サイズ・終】
    あ、でも進撃世界の女性は長身だから女物Lもよく売れそう。てか多分サイズはヨーロッパ表記な気が…。
  58. 369 : : 2015/07/16(木) 21:57:03

    【台風】


    リヴァイ(今夜、台風が一番接近してくるらしい)



    リヴァイ(…ので、会社帰りに自宅近くのスーパーで買い出し中)


    リヴァイ(雨風が強くて次の日も外に出られなくなると大変だからな。日持ちしそうな即席めんなどを幾つかカゴに……)

    ハンジ「あ、リヴァイ」


    ハンジ「貴方も来てたんだ。明日台風が来るらしいんでしょ?買い出ししておこうかなって思ったんだけど、同じ考えだったみたいだねー」

    リヴァイ「ああ、そうだ……」チラ


    ※ハンジのカゴの中身
    お菓子、お菓子、酒、つまみ、ジュース、お菓子……


    リヴァイ「………………」


    ハンジ「なんか、台風の夜ってワクワクするよねー。絶対眠れないや☆」



    リヴァイ(台風が来るという同じ理由のはずなのに、何故こうも買う内容が違うのか)


    【台風・終】
  59. 376 : : 2015/07/20(月) 08:06:12

    【冷やし中華】


    ハンジ「冷やし中華ぁ~♪」


    エレン「ハンジさんご機嫌ですね。歌うたってますよ」

    リヴァイ「あれを作るときはアレが通常運転だ」

    ミカサ(エレンは料理を作っているときは歌ってる方が好きなの………?)



    ハンジ「冷やし中華ぁ~♪」

    エレン「あ!俺、続き知ってますよ!」



    ハンジ「冷やし中華ぁ~♪」

    エレン「始まりました~♪」

    リヴァイ「始めました、だ」



    ミカサ(私も今度はお料理行進曲を歌ってカレーを作ろう)


    【冷やし中華・終】
  60. 383 : : 2015/07/21(火) 21:12:27

    【日傘】


    ハンジ「ついに今年は日焼け対策グッズを買ってみました!」ジャーン

    リヴァイ「日焼け止めでなく、帽子でもなく、何故まず日傘なんだ?」

    ハンジ「楽そうだから!!」


    ハンジ「これで日射しを防ぐだけだからね、簡単簡単。お出掛けしてみよう!」



    トコトコトコ…

    リヴァイ「おい、日射しが当たってるぞ」

    ハンジ「あっ!本当だ。太陽光線に対して垂直に差さないと防げないわけなんだね」ササッ



    曲がり角

    ハンジ「」ササッ



    また曲がり角

    リヴァイ「おい、」

    ハンジ「あっ、またか」ササッ



    またまた曲がり角

    リヴァイ「お…」

    ハンジ「あーーっ、もう、うっとおしい!!リヴァイ、持って!!」


    リヴァイ(日傘装備)「…………」


    リヴァイ「………こんなこたぁ言いたくねぇが、俺が持ったところでテメェに当たる太陽光線とやらは全く防げねぇからな」

    ハンジ「いいよ。日傘は私向きのアイテムじゃあ無かったんだ……」


    【日傘・終】
  61. 392 : : 2015/08/05(水) 22:09:54
    【プール】


    ハンジ「夏だ~。暑いよぉ~。プール行きたいぃぃ」

    リヴァイ「1人で行け」

    エレン「あ、俺行きたいです。久しぶりに泳ぎたい」

    ミカサ「エレンがいくなら私とアルミンも」

    アルミン「僕もっ?!」

    リヴァイ「アルミンはやめとけ。こいつのプールはひたすら泳ぎ続けるだけだ。俺たちに残されたのは、ガキで溢れたフリーコースとジジババが歩くウォーキングコースだ」

    ハンジ「市民プールだからね。ちなみに浮き輪以外の浮き物は禁止。スイミングキャップ着用必須。 変に邪魔が入らなくていいよ。安いし 」

    エレン「ひたすら泳ぐ場所ってことですね」

    リヴァイ「だからアルミンはやめておけ」

    アルミン「あ、そうですね……」


    ミカサ「アルミン駄目。それではあのチビと同レベルということになってしまう。私の幼馴染みはもっとレベルが高い」

    アルミン「り、リヴァイさんと同レベルって……そんな畏れ多い……」

    エレン「そうだぞ、ミカサ」

    リヴァイ「ほう…。どう違うってぇんだ?」


    ミカサ「アルミンは貴方と違ってバタ足が出来る!」キリッ
    アルミン「うわぁぁあ!!それ、ただの恥だから!!」




    リヴァイ「アルミン……。てめぇはこちら側の人間だと思ってたんだがな………」

    アルミン「すみません………」



    ハンジ「どっちにしろバタ足じゃ25m泳ぎきれないから、あなたたちはフリーコース側の人間だよ」


    【プール・終】
  62. 414 : : 2015/08/22(土) 23:34:20
    前作から見てます(^_^)
    最高です!よくこんな思いつきますね!続き期待してます!
  63. 420 : : 2015/09/02(水) 09:42:14

    【夏休みの宿題】


    エレン「おーーっす、ジャン。今日、数学の提出日だぞ。
    さあ、出せ。俺に」

    ジャン「それが人にモノを頼む時の態度かよ」

    エレン「写させてくれたら浴衣と水着の写真をくれてやる」

    ジャン「」ガタッ


    エレン「アルミンの」

    ジャン「そうだと思ったけどよ!!」



    エレン「それはともかく。一緒に受験と言う名の戦争を戦った戦友じゃねぇか。そのくらい協力してくれよ」

    ジャン「んなのテメェの幼馴染み達に頼め。あいつら頭いいし、お前に甘いだろ」


    エレン「さっきとおんなじセリフ言ったら、アルミンが『僕とミカサは特進クラス、君は普通科クラス。戦場が違ったんだけど?』って…」

    ジャン「世界……つーか、アルミンは残酷だな」


    エレン「ミカサも『私はエレンの母親でも姉でもない、ので、甘やかすことは出来ない』って」

    ジャン「まあ、そうだろうな」



    エレン「だから、恵まれない俺に宿題を」

    ジャン「ふざけんなよ」

    エレン「はぁぁ?!人がこれだけ頼んでるのに断るのかよ!?」

    ジャン「うるせぇな!俺だってテメェをアテにしてたんだぞ?!」

    エレン「………は?」

    ジャン「今朝、一ヶ月ぶりに開けた鞄の中に真っ白なテキストが入ってたときの衝撃………わかるか?」

    エレン「ジャン………」


    エレ・ジャン「………………」


    エレン「特進クラスは隣の棟の同じ階だ。行くぞ!」

    ジャン「俺たちの戦いはこれからだ!」


    キーコーンカーンコーン


    エレ・ジャン「あ」


    キーコーンカーンコーン


    【夏休みの宿題・終】
  64. 429 : : 2015/09/04(金) 13:41:25

    【パンダ】


    ハンジ「あー…。パンダに会いたいな~。パンダ見たいな~。触りたいなぁ…」

    リヴァイ「動物園へ行け。辺境のな」

    ハンジ「モフモフしたい。指はちゃんと7本なのか数えたい。毛を刈ったら本当に肌色なのか確かめたい!」

    リヴァイ「刈ったらモフれないぞ」

    ハンジ「パンダぁ~」


    エレン「なにやってるんですか、道のど真ん中で」

    リヴァイ「エレン」


    ハンジ「あっ、パンダ!!」


    エレン「はっ?!」


    リヴァイ「海に行ったのか?」

    エレン「あっ、そうです。判ります?アルミンとジャンと行ってきました」


    ハンジ「でもモフモフでも7本指でも無いんだよね…」ショボーン


    エレン「はっ?」

    リヴァイ「気にするな。よくある発作だ」


    【パンダ・終】
    エレンのは逆パンダ
  65. 456 : : 2015/11/01(日) 19:37:22

    【ミケの誕生日】



    ハンジ「その時、我々は思い出した。今日がミケの誕生日だということを………!」

    エルヴィン「明日まであと数分という恐怖を………!」

    リヴァイ「……………」




    ハンジ「うわぁぁぁあ!!!どーすんの、どーすんのぉ?!さっぱりすっかり忘れてたよぉぉ!!」

    エルヴィン「落ち着け!まずは日付の確認だ!!」

    リヴァイ「おい」

    ハンジ「団長!何度見直しても明日は11月2日です!!」

    エルヴィン「落ち着け!そのカレンダーは今年のかっ?!」

    ハンジ「ええええっ?!そこからっ?!えっとぉ……2015年!今年って2015年?!」

    リヴァイ「お前ら……」

    エルヴィン「2015?!2015っていつ?!」

    ハンジ「いつ?!いつっていつ?!」


    ドゴッ


    リヴァイ「落ち着け」

    エル・ハン「はい……」ヒリヒリヒリ



    リヴァイ「今日は11月1日なのは間違いない。そしてミケの誕生日だ。だが、1日祝うのが遅れたくらいで怒るような奴ではないということはお前ら分かっているだろうが。ここは、誠意をもって対応して……」クドクド



    ハンジ「とかなんとかしてる間に日付跨いだーーー!!」

    エルヴィン「とりあえずメールだ。『ゴメンね』っと……」ピッ

    ハンジ「そうだね。『ゴメンね』っと」ピッ


    リヴァイ「誕生日終了と共にそんなもん送られたら、完全にわざとやってると思われるぞ…」

    【ミケの誕生日・終】
  66. 457 : : 2015/11/08(日) 22:10:48

    【非常食】


    ハンジ「見て見て!下駄箱の中にパンの缶詰が!!」

    リヴァイ「災害時用の非常食だな」

    ハンジ「そうだよ~。災害時に備えて出入口付近に防災グッズを置いてるんだ!」エッヘン

    リヴァイ「ほう…」

    ハンジ「でもね、コレ賞味期限切れ!!」

    リヴァイ「長期保存可能なモノの賞味期限切れ…。何年前に買ったものなんだよ」

    ハンジ「だから、食べまーす!」

    リヴァイ「?!」

    ハンジ「大丈夫大丈夫!一年くらい大丈夫だって!缶詰だもん!!」

    リヴァイ「………そんなものか?いや、賞味期限が一年以上も前のは駄目だろう」

    ハンジ「大丈夫!缶詰だから!!」

    リヴァイ「なんだその、缶詰に対する絶対的な信頼は……」

    ハンジ「じゃあ……。レッツ、開封!!」



    ギーコ ギーコ ギーコ…

    ハンジ「……なんで缶切りで開けるタイプなんだろうねぇ?パカッと開けるやつのが楽なのに……」ギーコ ギーコ

    リヴァイ「古いからだろ」



    ハンジ「いざ!実食!!」

    パクパクパクパク

    リヴァイ「どうなんだ?」(←自分は食べない)

    ハンジ「うーん……食べれないことはないけど、美味しくない」

    リヴァイ「非常食にグルメを求められても」


    【非常食・終】
  67. 458 : : 2016/01/19(火) 21:27:47

    【バニラバニラバニラ】


    ハンジ「あけおめ~!ことよろ~!31に行こ~!」

    リヴァイ「明けましておめでとう……。ございます。どうしたいきなり」

    ハンジ「正月の大量広告の中に、31のチラシが!!
    ねぇねぇ、折角のお正月だし、ちょっと贅沢してアイス食べようよ!」

    リヴァイ「それがこのチラシの狙いだろうが。まんまと引っ掛かりやがって…。
    贅沢するならダッツじゃねぇのか?」

    ハンジ「いや、ダッツは旨いけどお上品すぎる!今はちょっと色のドギツい身体に悪いものを取り入れたい気分なの!!」

    リヴァイ「喫煙者がニコチン摂取を正当化するときの言い訳みたいだな」

    ※31のアイスは身体に悪くないと思います

    ハンジ「とにかく、31へレッツゴー!!」




    ハンジ「おおっ、やっぱり行列が……」

    リヴァイ「皆考えることは同じか」

    ハンジ「あ!新しいフレーバー!!」

    店員「三種類のバニラが入った"バニラ・バニラ・バニラ"です。良ければ味見してみてください」

    ハンジ「うーまーいーっ!リヴァイ、コレにしたら?
    私はホワイトチョコとマカダミアナッツのやつと、ピスタチオのやつと、ストロベリーチーズ!トリプルで!!」

    リヴァイ「このクソ寒いのに三段か」

    ハンジ「クソ寒いからこそトリプルなんだよ。で、リヴァイはどうするの?」

    リヴァイ「…………」ウーム




    リヴァイ「バニラで」

    ハンジ「やっぱりそっちかよぉぉっ!!」


    【バニラバニラバニラ・終】
  68. 459 : : 2016/05/04(水) 09:11:59

    【ゴールデンウィーク】


    リヴァイ「世間はゴールデンウィークだ」

    ハンジ「うん……」

    リヴァイ「上手く休みを取れば10連休か」

    ハンジ「……そうだね」

    リヴァイ「明日も20℃越えの行楽日和らしいな……」

    ハンジ「へぇ~………………」



    リヴァイ「インフルで寝込んでる奴には無用の情報だが」

    ハンジ「っさいなぁ!!」ゴホッ


    ハンジ「」バタッ

    リヴァイ「この冬は暖かかったからな。インフルエンザの流行もズレたみたいだな」

    ハンジ「くっそ……。移してやる……!ゴールデンウィークを楽しんでいる全ての人類に……!」ゴホゴホゴホ

    リヴァイ「発病する頃には連休は終わっているぞ」

    ハンジ「じゃあせめてリヴァイに……」ゲホゲホゲホ

    リヴァイ「予防接種してるから無駄だ」

    ハンジ「どうせ去年の秋にさっさと打ってるクチだろ?ワクチンの効き目はそろそろ切れてくるんだよ……」フッフッフ……ゴホゴホッ

    リヴァイ「だとしても俺には移らん」

    ハンジ「何でだよ?!」

    リヴァイ「さあな。なんとなく」


    ハンジ「………………」

    リヴァイ「………………」

    ハンジ「なんか本当にそんな気がしてきた」ケホ





    ハンジ「ちくしょう……!いろいろ計画してたのに……!」

    リヴァイ「…………治ったらな」


    【ゴールデンウィーク・終】

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著者情報
inunori

キミドリ

@inunori

この作品はシリーズ作品です

二千年前に出来なかったことをやってみる人達 シリーズ

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