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エレアニ 体育祭だ!!

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  1. 1 : : 2014/09/10(水) 23:06:55
    http://www.ssnote.net/archives/7108
    エレン「本当はさみしかった…」

    http://www.ssnote.net/archives/7779
    エレアニ 約束のお泊まり会

    http://www.ssnote.net/archives/8665
    気が合うから

    http://www.ssnote.net/archives/9093
    エレアニ 季節外れの肝試し

    http://www.ssnote.net/archives/10080
    エレアニ バレンタインだ!!

    http://www.ssnote.net/archives/10792
    エレアニ スケートするぞ!!

    http://www.ssnote.net/archives/11943
    エレアニ テスト週間だね…

    http://www.ssnote.net/archives/13171
    エレアニ 夏休みだからキャンプだ

    http://www.ssnote.net/archives/14791
    エレアニ 海水浴だ!!

    http://www.ssnote.net/archives/17657
    エレアニ 皆で夏祭り

    http://www.ssnote.net/archives/20744
    エレアニ 文化祭~夏の贈り物~



    【誕生日version】
    http://www.ssnote.net/archives/12649
    エレアニ アニの誕生日

    http://www.ssnote.net/archives/13337
    アニ「誕生日おめでとう」

    http://www.ssnote.net/archives/20939
    8月1日~幸せ~


    【番外編】
    http://www.ssnote.net/archives/16291
    ジャンミカ 夏の思い出

    http://www.ssnote.net/archives/18884
    ライクリ 夏の夜空

    http://www.ssnote.net/archives/19796
    リヴァペト テン・カウントの絆

    http://www.ssnote.net/archives/22221
    アルヒチ 優しい君は都会のお姫様

    http://www.ssnote.net/archives/22910
    ライクリ 来年の夏も一緒に…



    SSを読者の皆様に気持ちよく読んで貰うために、作品が終了するまでコメントを制限させて頂きます。

    コメントを貰えると本当に嬉しいです
    しかし、途中で貰ったコメントを非表示にするのは心が痛みます。

    ですので、作品が終了するまではこちらにコメントを頂けると嬉しいです!

    http://www.ssnote.net/groups/347/archives/5
    作品の感想
  2. 2 : : 2014/09/10(水) 23:08:22
    登校中…




    エレン「体育祭かぁ……何の種目に出れば良いんだろうな」


    アニ「エレンはリレーとかで良いと思うけどね」


    エレン「まぁ、走るのは嫌いじゃないけどな」


    ジャン「俺は最後にやるフォークダンスの方が楽しみだけどな」


    アニ「顔がニヤけてるよ」


    エレン「下心丸見えだな」


    ミカサ「?」


    ジャン「ば、バカ野郎!俺は何も考えてねぇし!」


    ミカサ「(フォークダンスで下心?)」


    サシャ「皆さん!おはようございます!!」


    アニ「おはよう」


    ミカサ「ジャムがついてる……頬っぺたに」


    サシャ「あっ!さっきまでパン食べてました!」


    ジャン「さっさと拭けよ」


    サシャ「拭くなんて勿体無い!ちゃんと食べますから安心してください!」


    アニ「何で太らないんだろうね」


    ミカサ「羨ましい」


    エレン「はははっ……ん?」


    アルミン「…」


    エレン「アルミン?どうかしたのか?」


    アルミン「な、何もないよ」


    エレン「?」


    アルミン「(体育祭か………胃痛がしてきたよ)」









    体育祭編開幕
  3. 3 : : 2014/09/10(水) 23:08:48
    文化祭が終わってすぐに訪れたイベント

    それは体育祭である

    スポーツが大好きな人達にとっては苦にならないイベントである

    その反対に運動が苦手な人達にしてみたら、苦痛と思うだろう

    エレン達のクラスでも種目決めに言い争っていたのである




    サシャ「パン!私がやります!!私が絶対にやります!!」


    ライナー「これはサシャで決定で良いよな?(理不尽な暴力は受けたくないからな)」


    ベルトルト「僕は何でも良いけどさ、他の人は良いの?」


    ユミル「良いも何もサシャが静かにならないと他の種目が決めれないだろ」


    サシャ「じゃあ…じゃあ、私で決まりですね!!」パアァァ


    ユミル「(破壊力あるな……こいつの笑顔も)」


    エレン「リレーどうすんだ?」


    コニー「走るのが早い奴らって……エレンとライナー……ベルトルトに馬のジャンか?」


    ジャン「馬じゃねぇ!」


    ミカサ「馬ではない…ジャンは馬ではない」


    ライナー「そうだよな、他の奴等は立候補とかないのかよ?」


    「走るの疲れるからお任せしますわ」


    「そうそう、応援は俺達に任せてくれよな!リア充軍団ども!」


    クリスタ「(私もリア充軍団の仲間入り!!)」


    コニー「リア充軍団の団長は俺様だな」


    ユミル「誰がどう見てもエレンだろうな」


    エレン「は?」



    そして次々と種目が決まっていく
    けれど人気のない種目も必ずあることを忘れてはいけない
  4. 4 : : 2014/09/10(水) 23:22:23
    担任「あれだな……このクラスに陸上部がいないのが痛いな」


    アルミン「…」


    担任「長距離走を誰が走る?」


    エレン「うわぁ………俺も流石にパスだな」


    アニ「私も長距離走だけは無理かな」


    ミカサ「別に良いけれど、私とアニはリレーに選ばれている」


    アニ「どのみち2つも種目を乗り越える体力はないよね」


    コニー「そうなのか?お前らなら出来そうじゃん!女じゃなさそうだし!」


    バコン!!


    コニー「いっ!アニとミカサで殴るのはダメだろ!!」


    ミカサ「コニーが悪い、とても悪い」


    アニ「もう一発いっとく?」


    コニー「す、すみません……でした」


    エレン「お前な……馬鹿なこと言い過ぎなんだよ」


    ジャン「その内…死ぬぞ?」


    担任「ほら!喧嘩してないで決めるぞ!他の種目は……ムカデリレーとかもあるな…」


    アルミン「僕はムカデリレーが良いです(あれなら何とかなりそうだし)」


    担任「そうだな!ムカデリレーは5人必要だからな」


    担任「誰が立候補してくれ!残った中で長距離走も決めていこうか」


    アルミン「(僕はムカデリレーで決まりだね……良かった)」




    しかし、残りの4人がなかなか決まらず、クラスで言い争いが始まってしまう



    「長距離走だけは無理だって!」


    「そんなの俺だって無理に決まってるだろ!?」


    ライナー「(これは俺が走るのか……俺はクリスタとフォークダンスしたいから体力残して置きたいのだが)」


    エレン「…」


    アニ「決まんないね」


    エレン「長距離走かぁ……リレー終わった後だろ?」


    アニ「そうだね、最後の種目になってるよ」


    エレン「リレーした後に長距離走は自信がねぇや」


    アニ「女子は走れる子がいたけど……男子は決まらないね」


    クリスタ「私はユミルと一緒で良かったな」


    ユミル「はははっ!大縄だろ?ジャンプしてれば終わるから安心してろよ」


    クリスタ「ピョンピョンするから大丈夫!」


    ユミル「(この天使がゴリラと付き合うなんてな……七不思議の1つだな)」



    結局、ムカデリレーをやりたい5人でじゃん拳をすることに…
  5. 5 : : 2014/09/10(水) 23:23:16
    アルミン「じゃん拳かぁ」


    サシャ「大丈夫ですよ!他にも種目はありますし!」


    ベルトルト「ソフトボール投げとかもあるし!心配しなくても大丈夫だよ」


    アルミン「う、うん」



    皆からの励ましを受け、アルミンはじゃん拳に望んだ

    結果は全敗だった
    彼は本当にじゃん拳が弱かった



    エレン「(運が悪いな………大丈夫か?)」


    アニ「(アルミンに長距離走は辛いものがあるよね)」


    アルミン「…」


    担任「どうする?頑張ってみるか?」


    アルミン「他の種目は…」


    担任「う、う~ん」


    アルミン「(どうしよう…1番やりたくなかった種目だよ)」


    アルミン「(でもなぁ、ここで嫌がっても絶対に僕が走るんだよね)」


    ライナー「俺が代わりに走ってやるよ」


    クリスタ「ライナー!?」


    ライナー「何とかなるだろ」


    アルミン「………僕が走るから大丈夫」


    ライナー「おう!俺に任して………え?」


    アルミン「僕が長距離走を走ります!」







    こうしてアルミンの特訓が始まるのであった

    ライナーに頼んでしまったら格好悪いと思っての行動である
  6. 6 : : 2014/09/11(木) 01:27:52
    その日の帰り道に…



    エレン「本当に大丈夫なのか?」


    アルミン「気合いで乗り越えるよ」


    ミカサ「大丈夫、アルミンは強い子だから安心して良い」


    アニ「アルミンは根性があるからね」


    ユミル「モテモテだな!」ニシシ


    アルミン「茶化さないでよ!」


    ジャン「でも長距離走やるなら体力つけておいた方がいいぞ?」


    ベルトルト「そうだね、涼しくなってきてるけど体力がないと辛いと思うよ」


    アルミン「何とかするよ(走り込みでもするかな)」


    サシャ「じゃあ今日はラーメン食べに行きましょうか!!」


    コニー「何でだよ!?」


    サシャ「駅前に出来たラーメン屋ですよ!!大盛りに出来るんです!」


    ライナー「(クリスタが言ってたラーメン屋だな)」


    クリスタ「私も食べたい!ライナーがサシャと勝負するしね!!」


    ライナー「…」


    サシャ「おっ!挑戦状ですね!受けて立ちますよ!負けた方が奢るんですからね!!」


    エレン「御愁傷様だ」ポンポン


    ライナー「勝てば良いんだろ……勝てば………おう」


    アルミン「はぁ」




    いつもなら楽しい時間なのにな…

    今日は楽しく過ごす自信がないや

    その後は駅前に出来たラーメン屋を目指して歩き出したんだ




    アルミン「…」


    エレン「頑張れよな?炒飯ぐらい奢ってやるからよ」


    アルミン「はぁ」


    エレン「(かなり悩んでるな)」



    ため息が出てしまうのは仕方ないんだ
    僕は本当に走るのが苦手だからね
  7. 7 : : 2014/09/11(木) 10:32:31
    エレン「アルミン何とかしてやれないか?」


    アニ「何とかって言われてもね」


    エレン「ラーメン食いながら考えるしかないか」


    アニ「ラーメンねぇ」


    ミカサ「出来ることなら太りそうな料理は食べたくない」


    アニ「私もだよ」


    サシャ「見えてきましたよ!!ラーメン屋です!!!」


    ジャン「へぇ~何か雰囲気があるよな」


    ベルトルト「分かるかも!」


    コニー「餃子も食おうぜ!」


    ユミル「これは晩飯が食えないパターンだな」


    クリスタ「私も晩飯は食べないでおこうかな」


    エレン「取り合えず中に入ろうぜ?」


    サシャ「賛成です!!」


    ライナー「俺はサシャに、ただ飯を食わせに来た気分だよ」ボソ


    ベルトルト「同情するよ、本当にさ」
  8. 8 : : 2014/09/11(木) 10:33:06
    店の中に入ると……



    「いらっしゃい!」


    エレン「えっと……何人いる?」


    アニ「えっと」


    サシャ「今日は11人です!」


    アニ「食べ物の事になると凄いね」


    サシャ「ふふふっ!天才ですから!」


    コニー「天才は俺だ!」


    サシャ「夏休み明けのテストは私が勝ちました!!」


    ライナー「すみません、席って空いてますか?」


    「大丈夫ですよ!この時間帯はまだお客さん少ないので!」


    ライナー「そうですか!聞いたか?さっさと座るぞ」


    ユミル「ほら!赤点カップル!ラーメンが食えるんだから大人しくしてろ」


    サシャ「はい!私は大人しくなります!」


    コニー「俺はいつだって大人しくしてるぞ?」


    ベルトルト「早く座ろうか」


    アニ「(ベルのスルーって酷い時があるよね)」


    ミカサ「…」ジーー


    アニ「何かあった?」


    ミカサ「アイスが売っている」


    アニ「私はイチゴ味にしようかな」


    ミカサ「一口ほしい、私はバニラにするから」


    アニ「一口ちょうだいよ」


    ミカサ「任せてほしい!」


    エレン「(和むな)」


    ジャン「(やべぇな……和む)」


    サシャ「ライナー!!私は味噌ラーメン大盛りで頼みますからね!!」


    ライナー「塩ラーメン大盛りで勝負しよう(味噌より塩の方がサッパリしてるからな)」


    店長「(今日は儲かりそうだな!)」
  9. 9 : : 2014/09/11(木) 10:33:54
    席に案内されてから…


    アルミン「…」


    隅っこに座り考え事をしているアルミンをエレンは見ていた



    エレン「…」


    アルミン「…」


    サシャ「ユミルは何を頼むんですか!?」


    ユミル「あ~私は炒飯だけにしとくわ」


    サシャ「一口くれますよね!ユミルは素敵なお姉様ですもんね!」


    ユミル「やらねぇよ」


    サシャ「チッ……」


    ユミル「舌打ちするか?良い度胸してるなぁ!」グイ


    クリスタ「わぁぁ!ユミル!?サシャの首を絞めちゃダメだよ!」


    サシャ「うぐっ!ゆ、ユミル!わた……私は死んじゃいますよ!?」


    ユミル「うるせぇ」ニシシ


    ライナー「お前の彼女が殺されそうだぞ?」


    コニー「大丈夫だ!サシャはラーメンも食わずに死ぬわけがない!」


    ライナー「その考え方は説得力があるな」


    ベルトルト「ゆ、ユミル!暴れるとコップ落としちゃうよ!」アセアセ


    アニ「ベルは執事だね」


    ミカサ「暴れん坊お嬢様とひ弱な執事……ふっ」


    アニ「何か笑う気持ちが分かるかも」クス


    ジャン「ベルトルトは怒ると怖そうだけどな」


    ライナー「(保育園の時から泣き虫だったけどな)」


    エレン「…」


    ライナー「エレン?どうかしたか?」


    エレン「えっ……あ!俺も味噌ラーメンの大盛り食おうかなってさ」


    ライナー「おいおい、味噌ラーメンは美味しいが腹に来るぞ?」


    エレン「そ、そうだな!やっぱり塩にするか!」


    ライナー「変なエレンだな?」


    エレン「そ、そんな事ねえって!」


    アルミン「…」


    アルミン「(う~ん、体力つけるにはトレーニングしないとね……今日から少しずつ走ろうかな)」
  10. 10 : : 2014/09/11(木) 12:48:55
    その後すぐに注文をしたんだ
    サシャの注文した量に皆が驚いていたのはいつも通りだった

    最初からライナーに勝ち目はないような……




    ジャン「あ~腹減ったな」


    ミカサ「今日のジャンは寝過ぎ、のでお腹が減ってしまう」


    ジャン「起きてても腹は減るぞ?」


    ミカサ「むっ……確かに」


    クリスタ「ミカサ可愛い」ナデナデ


    アニ「あんたは私の癒しだよ」ナデナデ


    ミカサ「頭を撫でられると何だか子供扱いされている気分になる」


    ユミル「じゃあキスしたら大人の気分か?今からジャンとキ~スするか?」ニヤ


    ジャン「なっ!?///」


    ミカサ「…///」


    ベルトルト「もう!悪ノリしすぎだよ!」ペシペシ


    ユミル「ちょっ!ベルトルさん、叩くなって!」


    アニ「(ユミル達って進展してるのかな)」


    コニー「キスすると大人なのか?なぁライナー?」


    ライナー「さ、さぁな」チラ


    クリスタ「ふふふっ!」


    ライナー「……///」


    ユミル「おいこら…何で照れてんだ?」


    ライナー「照れてない!」キリッ


    ユミル「お前………隠し事があるよな?」


    ライナー「ない!俺の心に嘘はない!」


    ユミル「てめぇ、クリスタに何をしやがった!!」


    ライナー「何をってな?」


    クリスタ「えへへ、照れちゃうよね」


    ユミル「…」ワナワナ


    ベルトルト「ユミル……落ち着こうね?」


    ユミル「ベルトルさんがよ……アニを妹の様に思ってるのと同じでな」


    アニ「?」


    エレン「またユミルが壊れるのか?」


    コニー「壊れたら止まらないからな」


    サシャ「首が……寝違えたみたいに痛いです」


    ユミル「よく聞け!私にとったらクリスタは妹であり、姉であり、嫁だ!」


    クリスタ「えぇ!?」


    ベルトルト「(クリスタの話になると止めれないからなぁ)」


    ミカサ「ユミルの愛を感じれる」


    ジャン「愛って言うより変態じゃねぇか?これってよ!」


    ミカサ「私は見ていて楽しいから好き」クス


    ジャン「まぁな!」


    アルミン「(どこを走ろうかな……なるべく人目のないところ)」


    エレン「(アルミン…めちゃくちゃ悩んでるな)」ニガワライ


    「お待たせしました!味噌ラーメン大盛り、塩ラーメン大盛りのお客様!」


    サシャ「待ってました!!!」


    ライナー「悪いがユミル……話は後だ…男には引けない状況がある」


    サシャ「女にも引けない状況があります」


    「炒飯のお客様?(は、迫力のあるお客様だな)」



    皆の注文した料理が運ばれてきてから、ライナーVSサシャの大食い対決が始まった
  11. 11 : : 2014/09/11(木) 16:09:52
    ライナーとサシャが勝負を初めてから数十分後





    エレン「お、おい!ライナー大丈夫かよ?」


    ライナー「うえ……気持ち悪い…腹が……うっ」


    エレン「ちょっ!吐くならトイレ行けよ!」


    ベルトルト「だから無理しちゃダメだって言ったのに」


    アニ「(何だかんだ負けず嫌いだからね、勝てる訳ないけど)」


    サシャ「情けないですね、本当に男ですか?」


    サシャ「あっ!食べないなら私が貰いますね!!」


    クリスタ「…」


    ユミル「本当に馬鹿だよな!サシャに勝てる訳ねぇのによ」ケラケラ


    クリスタ「サシャ!私と勝負するよ!」


    ユミル「はぁ!?」


    サシャ「受けて立ちますよ!!」


    クリスタ「ライナーの敵討ちだもん!負けないからね!」


    ライナー「(女神様……///)」


    ジャン「何かスゲー事になってるぞ?」


    コニー「もう知らん」


    ミカサ「アニ……もう一口ほしい」


    アニ「ちょっと!さっきから私のアイス食べ過ぎだよ!」


    ミカサ「アニの食べたアイスは一段と美味しい、ので私に一口!」


    アニ「可愛いこと言ってもダメだよ」


    ミカサ「むぅ」


    アルミン「(今日も平和だね)」クス
  12. 12 : : 2014/09/11(木) 20:18:50
    クリスタとサシャの大食い対決が終わったのは数分後…



    クリスタ「うっ……」


    ユミル「も、もう良いだろ?お前のお腹がパンパンだぞ!?」


    クリスタ「大丈夫………だもん」


    サシャ「おっ!この炒飯は中々ですよ!」ムシャ


    ライナー「クリスタ……もういい…俺達は負けたんだ」


    クリスタ「…」


    ライナー「冷静に考えたら……わかるだろ?勝てる訳ないんだ」


    サシャ「おぉ!このラーメンは美味しい!!」


    ジャン「何て幸せそうな顔してんだよ」


    クリスタ「ギブアップ……うっ…します」


    ライナー「それで良いんだ」


    コニー「お前ら変なドラマ作るなよ」


    ユミル「お前の彼女が原因だからな」


    コニー「サシャが?」


    ユミル「…」


    ベルトルト「少し休憩したら会計済まして帰ろうね」


    エレン「そうだな、長く居ると迷惑だよな」


    ベルトルト「僕がライナーを何とかするからさ、ユミルはクリスタを家にお願いね」


    ユミル「任せとけよ!久し振りにクリスタとラブラブできるぜ」ニシシ


    ベルトルト「(あ~あ、ライナーのせいでユミルと一緒に帰れないじゃないか)」


    ジャン「今日も相変わらずだな」


    エレン「俺達らしいけどな」


    アルミン「エレン!」


    エレン「ん?」


    アルミン「これ僕が食べた分のお金ね!払っておいてくれないかな」スッ


    エレン「あぁ…良いけど?」


    アルミン「ありがとう!僕は先に帰るね!」フリフリ


    アルミンは急いで帰って行ってしまう
    皆は彼を不思議そうな顔で見ていた


    アニ「どうしたの?」


    エレン「…」


    ミカサ「何か用事があるのかも知れない」


    ジャン「かもしれないな、まぁ……俺達ももう少しで帰るしな」


    コニー「んぁ~帰りたくねぇな」


    サシャ「私はラーメン屋の娘になりたいですね」


    エレン「はははっ………似た者同士だな」
  13. 13 : : 2014/09/11(木) 20:19:52
    それから数十分後に店を出ることにした
    それぞれが家に向かって帰ろうとする

    ベルトルトとユミルだけはライナーとクリスタを家に送りに行った

    その帰り道にエレンとアニが話していた




    エレン「う~腹が苦しい」


    アニ「食べ過ぎだよ、体壊すよ?」


    エレン「アニが看病してくれるから大丈夫だって」ニッ


    アニ「好き好んで壊さないでよね」ベシ


    エレン「知ってるって!頭叩くなよ(中々痛いんだよな)」


    アニ「あんたが悪い」


    エレン「悪かったって!」


    アニ「ん…じゃあ元気でいてよね」


    エレン「へへ!おう!」


    アニ「……」


    エレン「ん?」


    アニ「あそこにいるのってアルミン?」


    エレン「……」


    エレン「何してんだ?」


    アニ「長距離走の練習……体力つけようとしてるんじゃ」


    エレン「…」







    ビュオーーー







    アルミン「はぁ……はぁ…うぇ」


    アルミン「ダメだ………全然走れないよ」


    エレン「アルミン!」


    アルミン「エレン!?アニも!」


    アニ「大丈夫?いきなり無理しすぎだよ」


    アルミン「そ、そんな事ないよ!」


    エレン「足がフルフルしてるぞ?歩けるか?」


    アルミン「……」


    エレン「ほらよ」グイ


    アルミン「ごめん……肩借りるよ」


    エレン「アニ、鞄持ってくれないか?」


    アニ「勿論そのつもりだよ」
  14. 14 : : 2014/09/11(木) 21:24:29
    アルミン「……ごめん」


    エレン「最初からハード過ぎるだろ」


    アニ「ゆっくり練習しないと本番前に怪我するよ?」


    アルミン「そうなんだけどね……走るの苦手だからさ」


    アルミン「本番で逃げるのは嫌だからさ」


    エレン「はははっ!お前って本当にさ!」


    アニ「根性あるよね」クス


    アルミン「頑張らないと走れないからね」


    エレン「でも無理しすぎだな、まだ時間あるんだから少しずつな!」


    アニ「私達も手伝うからさ」


    アルミン「……手伝うって?」


    アニ「一緒に走ったりさ、色々あると思うよ?」


    エレン「そう言うことだ!」


    アルミン「…」


    エレン「?」


    アニ「何か問題でもあるの?」


    アルミン「いや……ありがとう」


    エレン「おう!」


    アニ「?」



    そのままアルミンの家まで歩いて行ったんだ

    運動が苦手なアルミンだが、逃げようとせずに努力するのは彼の才能である

    そんな事をエレンとアニは考えていた
  15. 15 : : 2014/09/11(木) 21:24:50
    アルミン「ねぇ?」


    エレン「あ?」


    アニ「どうかした?」


    アルミン「長距離走を最後まで走れたら格好いいかな?」


    エレン「格好いいに決まってんだろ」


    アニ「そもそも走るって決めた時から格好いいさ」


    エレン「そうそう!」


    アルミン「そっか………ありがとう」


    エレン「な、何だよ?急にアルミンらしくない台詞だな」


    アルミン「ちょっとね、走りきれたら言っても良いかなって」


    エレン「何を誰に言うんだよ?」


    アルミン「な、何でもないよ!///」


    エレン「意味がわからん」


    アニ「(察し………そして、エレンは鈍感だね)」


    アニ「(ヒッチかな……アルミンの好きな女の子)」


    アルミン「もう大丈夫だよ、2人とも助かったよ」


    エレン「家まで送っててやるよ」


    アルミン「あはは!ありがとう!でも2人で帰る時間も大切でしょ?」


    アニ「まぁ……私は大事にしてるけど」


    エレン「俺だって大事にしてるよ」


    アルミン「アニも鞄ありがとね!」


    アニ「あ、うん…はい」スッ


    アルミン「助かったよ!それじゃあ明日また学校でね!」フリフリ


    エレン「お~気を付けて帰れよ?」


    アニ「また明日ね」フリフリ
  16. 16 : : 2014/09/12(金) 00:26:56
    エレン「アルミンは大丈夫かな?」


    アニ「歩けてるし大丈夫だと思うよ」


    エレン「心配なのは俺だけか?」


    アニ「私はアルミンが告白するのかどうかが気になるね」


    エレン「告白?ヒッチに告白するのか?」


    アニ「あっ…やっぱりヒッチなの?」


    エレン「口が滑った」


    アニ「ヒッチ可愛いもんね」


    エレン「まぁ、確かにな」


    アニ「……」


    エレン「ん?」


    アニ「ふん」


    エレン「えっ?何で怒るんだよ!?」


    アニ「早く帰るよ」


    エレン「ちょっ!何だよ!」アセアセ


    アニ「(私も髪の毛……巻いてみようかな)」


    エレン「あっ……嫉妬?」


    アニ「ば、馬鹿!誰が嫉妬なんか!」


    エレン「アニが1番だぞ?へへ!!大好きだ!」


    アニ「う、うるさい!///」


    エレン「うるさいって言われてもよ……お前に嫌われたらマジで泣くぞ?」


    アニ「嫌いって言ってないから!」


    エレン「でも機嫌悪いからよ」


    アニ「ちょっと嫉妬したの!ヒッチが可愛いってエレンが言ったから!」


    エレン「(マジで可愛い///)」


    エレン「少し風が冷たいよな」


    アニ「ん…まぁね」


    エレン「近付いていいか?」ニカ


    アニ「勝手にしなよ///」


    エレン「そうするわ」グイ


    アニ「……近付いてないよね?私が近付いてるよ」


    エレン「本当は抱き締めたいけどな、人前だからよ」


    アニ「分かったからさ、肩はなしてよね」


    エレン「ん~寒いからダメだな」


    アニ「まだ寒くないよね」


    エレン「アニ分くれよ!」ギュウ


    アニ「はいはい!勝手にしなよ///」


    エレン「そうするわ(うん、良い匂いだな、そして可愛いな)」


    いつも通りの2人であった
    1人で帰って行ったアルミンは……
  17. 17 : : 2014/09/12(金) 12:07:57
    アルミン「……」


    一人夜道を歩いていた


    アルミン「あぁ…何か自信ないなぁ」


    アルミン「(走りきれなかったらどうしようかな)」



    既に不安に押し潰されてるアルミンであった…

    走りきれなかったら笑われてしまうかもしれないと頭の中をグルグルしている



    アルミン「胃が痛い」キリキリ


    ブーブーブ


    アルミン「メール?誰だろ」カチカチ


    アルミン「ヒッチ?」





    From ヒッチ
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    本文
    体育祭のフォークダンスさぁ
    私と一緒に踊ろうよ~?約束ね!!




    アルミン「僕の意見は無視なんだね」ニガワライ


    アルミン「……」


    アルミン「……やった///」


    体育祭の楽しみが1つだけ出来た瞬間だった


    その頃……







    ヒッチは家でゴロゴロしていた





    ヒッチ「あ~アルミンから返事がこない!」


    ヒッチ「(まぁ、今送ったばっかりだけどさぁ)」


    ヒッチ「先に約束してる女がいるとか……」



    ブーブーブ



    ヒッチ「来た!来た!」カチ


    ヒッチ「……うっし!」


    ヒッチ「フォークダンスかぁ~アルミンとか上手そうだよね」


    ヒッチ「……練習しないと恥かくかも」



    その後すぐにYouTubeでダンスの動画を探す彼女であった
  18. 18 : : 2014/09/12(金) 15:06:44
    その頃、エレンとアニは自分達の家の前で話をしていた





    アニ「明日は寝坊しないでよ?」


    エレン「そ、それは約束出来ないかもな」


    アニ「ふふっ!しっかりしなよね」クス


    エレン「目覚まし忘れないようにしておくわ」


    アニ「はいはい、それじゃお休み」


    エレン「もうか?まだ早くないか?」


    アニ「ちょっと聞きたい事があってね」


    エレン「聞きたいこと?」


    アニ「女の子が好きな話さ」


    エレン「?」


    アニ「お休み!」フリフリ


    エレン「お、おう!お休み!」




    バタン…




    エレン「女の子が好きな話………アイスか?」
  19. 19 : : 2014/09/12(金) 15:07:09
    アニ家




    アニ「ただいま」


    アニ母「お帰りなさい、遅かったね」


    アニ「エレン達とラーメン屋にちょっとね」


    アニ母「ラーメン食べてきたの?じゃあ晩御飯いらないね」


    アニ「私はアイスしか食べてないから食べるよ」


    アニ「ミカサもだけどね」


    アニ母「そう!なら食べれるね!!」


    アニ「何で嬉しそうなの?」


    アニ母「今日はチーズハンバーグ!」


    アニ「本当に!?」キラキラ


    アニ母「本当だよ!エレン君は呼ばなくて良いの?」


    アニ「ん……ラーメン大盛りで食べてたからね」


    アニ母「じゃあ、明日の弁当に入れてあげようかな(半分しか入らないと思うけど)」


    アニ「連絡しておくよ、明日はお母さんが弁当作ってくれるって」


    アニ母「そうして!さぁ、その前にお風呂に入ってきなさい」


    アニ「は~い」


    アニ「(お風呂入ってからヒッチに聞いてみようかな)」
  20. 20 : : 2014/09/15(月) 23:20:31
    その頃のエレン家は…




    エレン「あ……腹が一杯になると途端に眠くなるよな」


    クロ「わん!」


    エレン「…」


    クロ「う~!」


    エレン「ちゃんとドックフード買ってあるから怒るなって!今から出してくるから」スク


    エレン「(俺が犬の飯使いになってる気がするな)」



    いつもの様にクロに濃き使われている時間だった

    晩御飯を食べるつもりはないから、クロにご飯をあげてからベットに寝転がっていた




    エレン「あ~眠たい」


    エレン「…」


    エレン「アルミンは大丈夫かな」


    エレン「あいつ根性あるからな、明日から俺も一緒に走ってやらないとな」




    そんな事を考えながら寝転がっていたら眠ってしまった

    どれだけ寝ていたのか…
    スマホが鳴っているから目が覚めた

    ピッ

    エレン「あ~ごめん……寝てた」


    アニ『やっと起きたんだね』


    エレン「悪い!爆睡してたわ」


    アニ『別に良いよ、明日は私のお母さんが弁当用意してくれるって』


    エレン「マジか!アニの母さんの料理美味いからな!」


    アニ『そう言って貰えるとお母さんも喜ぶよ』クス


    エレン「今何してんだよ?」


    アニ『お風呂から出たばかりだね』


    エレン「へぇ(色っぽいからな……すげぇ見たい)」


    アニ『今……エッチな事でも考えてるでしょ?』


    エレン「ぶっ!」


    アニ『図星だね』クスクス


    エレン「俺って最近、アニにイジられてるよな」


    アニ『そうかもね』クスクス


    エレン「ははは……勝てる気がしねぇ」


    アニ『ふふっ!明日もエレンの家の前で待ってるから遅れずに来てよね?』


    エレン「任せろよ!目覚まし2つで起きるからよ」


    アニ『はいはい、それじゃあ本当にお休み!また、明日ね』


    エレン「おう!お休み!」



    ピッ




    エレン「明日は遅れずに起きないとな」
  21. 21 : : 2014/09/15(月) 23:20:57
    アニ家




    アニ母「ふふん」


    アニ「機嫌良いね」


    アニ母「今日は半額セールやってたから得したの」


    アニ「それは良かったね」


    アニ母「他人事みたいに言ってるけどチーズハンバーグ食べれるのは半額セールのお陰だからね」


    アニ「うっ……ありがとうございます」


    アニ母「分かれば宜しい」


    アニ母「あっ!お父さん帰ってくると思うからビール出しといて」


    アニ「まだ帰ってきてないからいいでしょ?」


    アニ母「今日はもう帰ってくるから!」


    アニ「?」




    ガチャ





    アニ父「ただいま~おみやげ買ってきたぞ?」




    アニ「本当だ……しかも、おみやげ買ってきてるよ」


    アニ母「今日は仕事が早く終わるって喜んでたからね」クス


    アニ「へぇ……ビール出してくるよ」スタスタ


    アニ母「うん、よろしくね」
  22. 22 : : 2014/09/15(月) 23:21:18
    ガチャ




    アニ父「帰ったぞ~?」


    アニ「知ってるよ、ビール出しておいたよ」


    アニ父「おぉ!流石は俺の娘だな」


    アニ「はいはい」


    アニ母「お帰りなさい!」


    アニ父「ただいま!お前らが好きなプリン買ってきたぞ」


    アニ「そう言う大事な事は先に言おうね!」


    アニ父「エレン君の分も買ってあるぞ?」


    アニ母「あらあら、今日は来てないよ?」


    アニ父「渡して来れば良いだろ?目の前なんだし」


    アニ「今日のエレンは食べ過ぎてるからね、太るよ」


    アニ父「もう食生活を管理する所まで来たのか!」


    アニ「は?」


    アニ母「チーズハンバーグ好きの夫婦なら毎日でも飽きないかもね」


    アニ父「それこそ太るぞ」ハハハ


    アニ「?」


    アニ父「じゃあ、アニが2つ食べなさい」


    アニ「え?それは悪いよ」


    アニ父「この家の主の命令だ!食べなさい」


    アニ母「食べれるでしょ?おやつは別腹だもんね」クス


    アニ「私が太るよ」


    アニ母「プリンの1つや2つ!」


    アニ父「食ったら、食った分だけ動けば良いだろ」


    アニ「………食べたい」


    アニ父「(プリン買って来て良かったな)」


    アニ母「(うん、可愛いわ)」
  23. 23 : : 2014/09/16(火) 22:20:16
    それからアニ達は晩御飯を食べていた




    アニ「美味しい」ニコニコ


    アニ父「幸せそうな顔をしてるなぁ」


    アニ母「ふふっ」


    アニ「明日のお弁当に入るよね?エレンと私で半分ずつだよね?」


    アニ母「はいはい、任せてくださいな」クスクス


    アニ父「小さい頃から好きだったもんな」


    アニ「チーハンは最高だよ」

    そう言いながら笑顔でチーハンを食べるアニを見ている両親

    娘の幸せそうな顔を見るのは嬉しいと思っていた

    そして、おやつのプリンを食べる時のアニの笑顔も可愛いかったそうな…
  24. 24 : : 2014/09/16(火) 22:20:53
    アニ「お腹一杯……もう動けない」


    アニ父「寝る前に歯磨きしろよ」


    アニ「毎日してるよ」


    アニ母「今日は寝る前に腹筋でもしたら」クス


    アニ「明日から体育祭の練習するから大丈夫………だと思う」


    アニ父「体育祭かぁ、懐かしいなぁ」


    アニ母「(体育館の裏でサボったな)」


    アニ「あっ……私ちょっと部屋に行くね!」


    アニ母「はいはい」


    アニ父「忙しい奴だな」
  25. 25 : : 2014/09/16(火) 22:22:52
    アニは自分の部屋にあるベットに座り
    ヒッチに電話を掛けた…




    アニ「…」


    シャンシャカシャンシャカシャンシャカ♪



    アニ「(待ち歌がうるさい)」



    ピッ





    ヒッチ『アニ~?どうかしたの?』


    アニ「ヒッチ……正直に答えてね?」


    ヒッチ『?』


    アニ「アルミンとデート楽しかった?」


    ヒッチ『ちょっ!いきなり何なの!?』


    アニ「別に?少しだけ気になっただけだよ」


    ヒッチ『別に楽しくないし!暇潰しに一緒に遊びに行っただけだし!』


    アニ「ふぅ~ん」


    ヒッチ『な、何なの!?』


    アニ「アルミンさ、体育祭で長距離走を走る事になっちゃったんだよね」


    ヒッチ『え…?走れる訳ないじゃん……運動するの凄い苦手じゃん?』


    アニ「明日から私達が一緒に走ったりするんだけど………来る?」


    ヒッチ『行く』


    アニ「うん、また明日の昼にでも話するからさ」


    ヒッチ『りょ~かい、アルミンは大丈夫そうなの?』


    アニ「頑張るみたいだよ、今日も走ってたみたいだし」


    ヒッチ『ふぅ~ん』


    その後、アニはヒッチの質問攻めに苦しむことになったが、ヒッチがアルミンに好意を寄せていることを悟ったアニだった。
  26. 26 : : 2014/09/18(木) 21:29:01
    ピリリリリリリリリ




    アニ「……」ムク


    アニ「後五分は大丈夫」


    ヒッチと長電話していたから寝不足のアニさんです



    アニ「zzz」



    ガチャ



    アニ母「アニ!起きなさい!」


    アニ「まだ眠い」


    アニ母「遅くまで起きてるからでしょ?起きないと遅刻するわよ」


    アニ「何で学生は学校に行かないといけないの?」


    アニ母「小学生みたいな事を言わないの!」


    アニ「ん~もう!」


    アニ母「顔洗ってきなさい!エレン君に笑われるよ」


    アニ「はいはい……ふぁ」


    アニ母「(エレン君も遅刻しそうだな)」



    一階に降りて顔を洗い、朝ごはんを食べるアニはほとんど寝てるのと同じ状態であった

    そんな娘を見ながら母は笑っている
    相変わらずのアニ家の日常であった…



    アニ「お父さんは?」


    アニ母「朝一で会議があるんだってさ」


    アニ「大変だね…今度はケーキでも買ってきてあげよ」


    アニ母「私はショートケーキね」


    アニ「はいはい……エレンは起きたかな」


    アニ母「エレン君は寝坊助だもんね、将来は寝坊助夫婦になっちゃうわね」クス


    アニ「………結婚したら…ちゃんと早く起きるもん」


    アニ母「はいはい!ご飯食べたら着替えて学校に行ってきなさい」


    アニ「はぁ……はいはい」
  27. 27 : : 2014/09/18(木) 21:29:27
    それから学校に行く準備が整い



    アニ「行ってきます」


    アニ母「はいはい!お弁当は忘れちゃダメよ~」


    アニ「ちゃんと私とエレンの分を持ったよ」


    アニ母「ふふふっ!エレン君の驚く顔が見たいわ」


    アニ「ん……それじゃ…もう行くね…ふぁ~」


    アニ母「アクビばっかりして…エレン君に嫌われるわよ?」


    アニ「…」


    アニ母「よし!気を付けてね!」


    アニ「は~い、本当に行ってきます」




    ハダン…




    外に出ると少しだけ涼しい風が…



    アニ「今日は涼しいかな」


    エレン「おはよ!」


    アニ「エレン!寝坊しない何て凄いね」


    エレン「だろ?目覚まし2個も使ったからな」


    アニ「そうかい」クスクス


    アニ「あっ!エレンのお弁当ね」スッ


    エレン「おっ!サンキュー!今度お礼言わないとな」


    アニ「そうしてあげてよ、お母さん喜ぶからさ」


    エレン「おう!」


    アニ「よし、遅刻はしないと思うけど早く学校いっちゃお」


    エレン「そうだな!んじゃ……途中までさ」ニギニギ


    アニ「仕方ないね」


    エレン「(あ~俺って幸せだな)」



    学校へ向かう時もデート気分のエレンとアニでした
  28. 28 : : 2014/09/18(木) 21:29:56
    その途中に前を歩く友達の姿が…




    エレン「あれってさ」


    アニ「アルミンだね」



    2人の目の前をゆっくりと歩いてるアルミンの姿があった




    アルミン「いっ……筋肉痛だ」


    久し振りに運動をすると次の日は必ず筋肉痛に襲われてしまう

    彼は覚悟していたが、かなり辛そうであった




    エレン「筋肉痛か?」ポン


    アルミン「エレン……うん…筋肉痛だよ」


    アニ「仕方ないよ、筋肉痛は皆も逃げれない道だからね」


    アルミン「うん!そうだね、気楽に頑張るつもりだよ」


    アニ「そうそう……ヒッチが特訓に付き合うってさ」ボソ


    アルミン「へ?」


    アニ「頑張んなよ」クス


    アルミン「……バレてる?///」


    アニ「さぁね」


    アルミン「ツ!///」


    エレン「何の話だよ?」


    アルミン「ヒッチが僕と一緒に特訓してくれるみたいなんだよ」


    アニ「(言って良かったのかい)」


    エレン「お前ら本当に仲良いよな!」


    アルミン「(頑張んないといけないね)」


    アルミン「ヒッチと2人でプリクラ撮ったんだけどね」


    アニ「へぇ~見せてよ?」


    エレン「俺も見たいな」


    アルミン「ご、ごめん……流石に無理かな」


    アニ「何で?」


    アルミン「ちょっと……その、僕のプライドが…」


    エレン「はぁ?一体どんなプリクラ撮ったんだよ?」


    アニ「いいよ…諦めるからさ」


    アルミン「う、うん!諦めてよ!」


    エレン「俺は気になって寝れねぇよ」


    アニ「(後でヒッチに見せて貰お)」
  29. 29 : : 2014/09/18(木) 21:30:20
    そんな話をしながらの登校中…




    リヴァイ「…」


    ペトラ「あっ!仲良し3人組だ!」


    エレン「リヴァイ先輩にペトラ先輩!」


    アニ「今日も仲良しですね」


    ペトラ「アニちゃんもね!」


    アニ「いつも通りです」クス


    リヴァイ「で?アルミンは何してやがる?」


    アルミン「き、筋肉痛が酷くて」


    リヴァイ「動け」


    アルミン「え?」


    リヴァイ「筋肉痛は運動しねぇと治らねぇ」


    アルミン「は、はい!」


    リヴァイ「ふん」


    エレン「(運動部の先輩とかに居そうな人だよな)」


    アニ「(運動の鬼みたいな先輩だよね)」


    ペトラ「ボクシングした時の経験談?」クスクス


    リヴァイ「うるせぇ」


    ペトラ「照れない、照れない!」


    リヴァイ「お前はリレーで転けるなよ」


    ペトラ「これでも運動は得意だから大丈夫だよ」


    リヴァイ「どうだろうな」


    エレン「先輩達も仲良しですよね」


    リヴァイ「まぁな」


    アニ「今日も生徒会が?」


    リヴァイ「あぁ……体育祭の準備もあるからな」


    アルミン「そんなに大変なんですか?」


    リヴァイ「毎年いろんな奴等が来るからな……地域に住んでる人が多い」


    ペトラ「去年はエルヴィンさんも見に来てたよね?」


    リヴァイ「仕事しろって言ってやりてぇな」


    アルミン「(そんな大勢の中を走るのか……緊張してきたよ)」



    去年の体育祭が盛り上がった話を聞いたアルミンは胃が痛くなってしまう

    そんな彼に気付かないで4人は話を続ける

    アルミンは教室に入るまで元気がなかった……
  30. 30 : : 2014/09/18(木) 21:30:48
    学校では体育祭の準備で盛り上がっている

    リレーを走る人達はバトンを渡す練習をしたり、大縄に出る人達は大縄を回す人が重要になるから回す練習に力を入れている




    アルミン「…はぁ……はぁ」

    長距離走を走るアルミンは体育の時間は自分のペースでグラウンドを1人で走っている



    アルミン「エレン達は凄いな」


    奥の方でバトンを渡す練習をしているエレン達は足が早く格好いいと思う



    アルミン「……」


    サシャ「どうしたんですか?」


    アルミン「あっ!サシャだ」


    サシャ「サシャです!」


    アルミン「サシャは……何を食べてるのかな?」


    サシャ「朝買ってきたアンパンですよ!」


    アルミン「今は体育の時間だから食べない方が良いと思うよ」


    サシャ「パン食い競走の練習ですよ!誰よりも早くパンを完食しないとダメですからね!」


    アルミン「誰よりも早くパンを口で取ってゴールする種目だと思うんだけどな」


    サシャ「誰よりも早くパンを食べる競技に変えてほしいですね」


    アルミン「ははっ……サシャは凄いよね」


    サシャ「何が凄いんですか?私は勉強が出来るアルミンの方が凄いと思いますけどね」


    アルミン「勉強は……コツがあるんだよ………僕はサシャ達みたいに運動が出来たら良かったな」


    アルミン「そしたら格好いいって思われてたのかな?ははっ!」


    サシャ「アルミンは格好いいって思われたいんですね!私は可愛いって思われたいです!」


    アルミン「コニーに言われないの?」


    サシャ「コニーは照れて言いませんよ!エレン達は凄いです!」


    アルミン「あの2人は夫婦みたいだもんね」


    サシャ「もう喧嘩しても仲直りするのが約束されてますからね!」


    アルミン「あははっ!本当にその通りだよ!」


    サシャ「ふふふっ!あ!アルミンに1つだけアドバイスなんですけどね!」


    アルミン「えっ?うん?」


    サシャ「走ってる時に辛くなったら自分の好きな物を想像して走ると早く終わる気がしますよ!」


    アルミン「好きなこと?」


    サシャ「私は食べ物の事を考える事が多いですね!!それでは、先生がチラチラ私を睨んでるので走ってるふりをしてきます!」


    アルミン「あ、うん!頑張ってね」


    アルミン「好きな事か……難しいな」
  31. 31 : : 2014/09/20(土) 21:07:15
    アルミン「(好きな事か………勉強?実際は嫌いだもんな)」


    アルミン「う~ん」


    アルミン「…」


    アルミン「好きな子なら……すぐに浮かんだのにな…」


    キンコンカーンコーン…



    考えていたら体育の時間は終わってしまった

    その後は普通の授業をいつも通りに過ごしたよ

    ――――
    ―――
    ――



    エレン「ん…zzz」


    ジャン「ふが……ん…zzz」


    ベルトルト「zzz」


    アニ「男子達は爆睡だね」


    ミカサ「ベルトルトの寝方は少しだけ異常な気がする」


    ユミル「自分の彼氏だけどよ……流石に怖いわ」


    ライナー「あいつの寝相の悪さは神の領域だからな」


    アニ「そうだね……何回かライナーの首を絞めて寝てた時があったよね?」


    クリスタ「ふふふっ!」


    ライナー「(皆は笑うけれどな……かなり痛い)」


    サシャ「ん……うん…中々です」


    コニー「お前は授業中でもよく食べるよな」


    サシャ「走り疲れましたから」


    アルミン「…」カリカリ


    アルミン「(さっきから数学の先生が睨んでる事に気が付いてよ)」


    先生「この問題を解けるか?アッカーマン」


    ミカサ「…」


    ミカサ「(しまった……何も聞いていなかった)」


    アルミン「7だよ……X=7だよ」ボソ


    ミカサ「X=7です」


    先生「…」ワナワナ


    ミカサ「ありがとう、アルミン」ボソ


    アルミン「うん……大丈夫」ボソ



    助け合って授業を乗り越えてる学生達であった

    そして学生が一息つく時間が訪れる
  32. 32 : : 2014/09/20(土) 21:07:47
    キンコンカーンコーン




    エレン「昼飯だ!」ガバァ


    ジャン「あ~よく寝た」ファ


    ベルトルト「zzz」


    ユミル「ベルトルさん!起きろ!ベルトルト!」ユサユサ


    ライナー「やっと飯が食えるな」


    クリスタ「皆とお昼食べるの大好きだよ!」


    ライナー「俺も好きだぞ!(クリスタが居れば何でも良くなってきた)」


    サシャ「今日のお昼は楽しみですね~お弁当にアンパンです」


    コニー「デザートはポテトチップスで決まりだな」ガサガサ


    サシャ「最高です!最高です!!」


    アニ「ほら!早く屋上いくよ」


    ミカサ「その通り……私達のお気に入りの場所…ので早く行こう」


    ジャン「だなぁ……ふぁ~」


    アルミン「あははっ!そうだね!」


    先生「(今回のテストは今までで一番難しくしてやるからな)」



    先生の考えてる事など何も知らないで教室を出ていった

    歩いていると……





    ミーナ「やっほー!」


    アニ「ミーナ!」


    ミーナ「一緒にお昼を食べようと思ってね!」


    サシャ「一緒に食べましょう!食べれなかったら私にくださいね!」


    ミーナ「あげないよ!私も成長期だもん!」


    サシャ「チッ」


    ミーナ「聞こえてるよ!?」


    ジャン「お前らは静かにしろ」


    ミカサ「賑やかな方が良い」クスクス


    マルコ「僕も一緒に食べても良いかな?」


    ジャン「マルコ!」


    コニー「久し振りにこっちの棟に来たんだな!」


    マルコ「ジャン達と食べようと思ってね!」


    ジャン「おう、食おうぜ!」


    エレン「腹減ったから早く食べに行こうぜ!」


    アニ「そうだね、ほら!皆も行くよ」



    皆で屋上に向かった…
    屋上は少しだけ涼しい風が吹いていた
  33. 33 : : 2014/09/21(日) 17:52:35
    アルミン「ん~」ノビー


    ベルトルト「背伸びすると気持ちが良いよね」


    アルミン「分かるよ…特に屋上だと気持ちが良いよ」


    アニ「(今日のお弁当はチーハン)」ニコニコ


    エレン「おぉ!チーハンだ!!」カパッ


    エレン「アニ!ありがとな!マジでありがとな!」


    アニ「お礼は私のお母さんに言ってね…いただきます」ニコニコ


    エレン「そうするぜ!いただきます!」ニコニコ


    ライナー「チーハンで幸せになれる2人って幸せだよな」


    クリスタ「見てると和むよね」クス


    ユミル「つーか、アホだろ」


    ミーナ「可愛いからオッケーだよ(アニがね)」


    ジャン「(エレンがニコニニ笑っててもな……目付きが悪いからな)」


    マルコ「ははっ…久し振りに見たよ」


    ミカサ「私達は毎日の様に見ている」クス


    ジャン「何か驚けなくなってきたわ」


    アルミン「ジャンの気持ちが凄く分かるよ」


    ヒッチ「今日も相変わらずですねぇ」


    アルミン「ヒッチ!」


    ヒッチ「お待たせしましたぁ~!」


    ユミル「今日も気合入ってんな、おい!」ケラケラ


    ミカサ「髪の毛のセットが凄く上手……センスも良い」


    ヒッチ「興味があるならミカサの髪の毛もイジってあげるよ(ギャルにしてやろ)」


    ミカサ「……」


    ヒッチ「な、何々!?何で変な目で見てくるの!?意味わかんないし」


    ミカサ「私に似合うだろうか?」


    ジャン「(ギャルに………似合わない……事もないのか?)」


    ベルトルト「僕は見てみたいかな」


    ライナー「俺も見てみたい」


    クリスタ「私も見てみたいな」


    ミカサ「……」チラ


    ジャン「や、やってみたら………良いんじゃないか」


    ミカサ「やってみよう」


    ヒッチ「(何かムカつくから本気でギャルにしてやろ)」


    アルミン「(ミカサも僕の二の舞か……ははっ)」
  34. 34 : : 2014/09/21(日) 17:53:12
    皆でお昼を食べている時に……



    アルミン「ヒッチはパンだけなの?」


    ヒッチ「今日も家に私だけだったからね」


    アルミン「そっか……」


    ヒッチ「そんな事よりさぁ、今日から本格的に練習するんでしょ?」


    アルミン「あっ……うん、程ほどにね」


    ヒッチ「ふぅ~ん、なら付き合うから頑張ってよね」



    その一言で僕は本当に頑張ろうと思えたんだよ

    内心はドキドキしてて逃げたいけれどね…

    昼ご飯が終わったら、残りの授業を聞いて終わりである

    残りの2時間は体力が残っていなかったので……





    エレン「zzz」


    ジャン「…」ウトウト


    ベルトルト「…ふぁ」


    ライナー「…眠い」


    コニー「zzz」


    男子は体育の疲れと昼飯を食べ終えた満腹感によって睡魔が襲っていた


    アニ「起きないね」


    ミカサ「諦めた方が良い」


    アニ「先生が凄い睨んでるけどね」


    ユミル「今回のテストは難しく作られる気がするな」


    サシャ「えぇ……今のでも難しいのに…」


    クリスタ「ふぁ……私も眠たい」



    女子達は先の事を考えていた
    そんな女子達の前で、アルミンは今日の練習にヒッチが来てくれると言っていたので早く授業が終われと心の中から願うのであった……
  35. 35 : : 2014/09/21(日) 23:01:08
    そして……




    キンコンカーンコーン




    長い1日が終わったのだ





    エレン「んじゃ……準備が出来たらアルミン家で良いか?」


    アルミン「大丈夫だよ!」


    ミカサ「何かするの?」


    アニ「体育祭に向けて走ろうかなって」


    ミカサ「私も走ろう」


    ジャン「ミカサが行くなら俺も行くぜ」


    コニー「何で皆で走るんだ?ダイエットか?」


    サシャ「誰か太ったんですか?」


    ユミル「ライナーだろ?」


    ライナー「俺は現状を維持してるよ!」


    クリスタ「(良いなぁ…ちょっと増えてきたからな)」


    ベルトルト「何でエレン達は走る練習するの?」


    アルミン「僕の練習に付き合ってくれるんだよ」


    サシャ「なんだ!なら私も手伝いますよ!(練習の後は甘いお菓子が食べれます!)」


    ライナー「俺も走ろうかなって思ってたしな」


    ベルトルト「(それ以上鍛えてどうするつもりなんだよ)」


    クリスタ「皆でダイエットだね!」


    ユミル「それはクリスタだけだな」


    クリスタ「そ、そんな事ないもん!」


    コニー「とにかく俺達も走れば良いんだよな!」


    エレン「ははっ!大人数で練習する事になったな」


    アルミン「あはは……ははっ」



    一度帰宅してから、アルミンの家に集合することになった
  36. 36 : : 2014/09/21(日) 23:01:35
    学校が終わり家に帰って来たアルミンは着替えを済まして外で待っていた



    アルミン「ふぅ……大人数で練習する事になるとは思ってなかったな」


    アルミン「(そもそも僕が皆のペースについて行ける訳がないのにな)」


    キィィィ


    アルミン「誰か来たのかな?」


    ヒッチ「私だったりするんだよね」


    アルミン「ヒッチ!自転車に乗ってきたんだね」


    ヒッチ「だって、あの運動馬鹿達のペースに私がついて行ける訳がないでしょ」


    ヒッチ「私は自転車に乗ってアルミンに黄色い声援を贈るお仕事だからね」


    アルミン「そうだね……僕も皆に………黄色い声援?」


    ヒッチ「そうそう、アルミンだけ応援してあげるよ」


    アルミン「あ、ありがと///」


    ヒッチ「あのさぁ?長距離走とか大丈夫なの~?」


    アルミン「あ……かなり辛いです」


    ヒッチ「だよね!アルミンには辛そうなイメージがあるよ」


    アルミン「そうなんだ………僕って本当に運動が苦手だからさ」


    ヒッチ「自信ないんだね」


    アルミン「……」


    ヒッチ「……」


    ヒッチ「仕方ないなぁ」


    アルミン「?」


    ヒッチ「体育祭で長距離走を走りきれたら私がアルミンのお願いを1つだけ叶えてあげようじゃない!」


    アルミン「僕が走りきれたら?」


    ヒッチ「何でも良いよ~エッチな事はダメだけどね……あっ!考えてた?ごめんね~?」ニヤニヤ


    アルミン「か、考えてないよ!///」


    ヒッチ「きゃ~アルミンの変態、ケダモノ~!」


    アルミン「誤解されるから辞めてよ!」アセアセ




    少し離れた場所で……



    エレン「あいつら付き合えば良いのにな」


    アニ「時間の問題でしょ」


    エレン「どうする?何か行きづらいよな」


    アニ「そうだね……邪魔するような感じになるけど…行こうか」


    エレン「お、おう」
  37. 37 : : 2014/09/22(月) 16:03:13
    アニ「ヒッチ……アルミン」


    エレン「邪魔しちゃったな」


    アルミン「エレン!」


    ヒッチ「アニも!いつから見てたわけ!?」


    アニ「ほぼ全部かな」


    エレン「だな」


    アルミン「ははっ……もう何でも良いや」


    ヒッチ「(やば!あの約束まで聞かれてんのかな!?)」


    アルミン「あれ………他の皆はまだ来てないの?」


    エレン「そうみたいだな、まぁ……ゆっくりな!」


    アルミン「そうだね、皆もこっちに向かってるはずだしね」


    ヒッチ「アニ……アニ」ボソボソ


    アニ「?」


    ヒッチ「私とアルミンの話を全部聞いてたわけ?」ボソボソ


    アニ「……」


    ヒッチ「黙ってないで答えなさいよ」


    アニ「見てただけだよ………たぶんね」


    ヒッチ「たぶんねって………正直に答えなさい!」


    アニ「アルミンと2人で撮ったプリクラ見せてくれる?」


    ヒッチ「はぁい?」


    アニ「別に見せてくれなくても良いよ」


    アニ「…………ふぅ」


    ヒッチ「み、見せれば良いんでしょ!ほらぁ!!」スッ


    アニ「スマホに貼ってるんだ」


    ヒッチ「さっさと見なよ……///」


    アニ「えっ……ちょっ…な、何なの…アルミンの…そのさ…」フルフル


    ヒッチ「私がイジってあげたんだよ」


    アニ「(オールバックって……ちょっと)」フルフル


    エレン「さっきから何してんだ?」


    アルミン「ヒッチのスマホ?」


    ヒッチ「うわぁぁぁ!!見るな!絶対に見るな!!」


    エレン「な、何だよ?」


    アルミン「アニは何で笑ってるの?」


    アニ「何って……ふっ…ちょっと………強烈すぎてね」フルフル


    アルミン「?」


    ミカサ「お待た……何だか盛り上がっている」


    ユミル「何してんだ?」


    ライナー「よく分からん奴等だからな」


    ベルトルト「あんまり騒ぐと通報されちゃうよ」


    クリスタ「大丈夫だよ!何かあったらライナーが助けてくれるもん!」


    サシャ「ライ母ちゃんです!」


    コニー「ライ兄だな」


    ライナー「変なアダ名を作るな、バカ者共が」


    ジャン「(何かあったら本当に助けてはくれるのか?)」




    盛り上がっている4人に声をかけたミカサ達、今日の目的は遊ぶためではなくアルミンの体力作りである

    今からアルミンの特訓が始まるのであった……
  38. 38 : : 2014/09/22(月) 19:06:25
    エレン「取り合えず…ゆっくりな」


    ジャン「軽く走るぐらいで良いだろ」


    ミカサ「それじゃあ、皆で頑張ろう」


    サシャ「よーい!ど~ん!!」



    サシャが急に走る合図をしたので皆は苦笑いをしながら走り出す



    サシャ「コニー!あそこまで競争です!負けたらジュース奢ってくださいね!」


    コニー「あ~!卑怯だろ!」



    タッタッタッタッタッ…



    サシャとコニーはマイペースに走っていってしまう

    そのまま、僕達は走っていた
    事件が起きたのは数十分後だった…




    ライナー「(団結力のない……ん?)」


    クリスタ「はぁ…はぁはぁ」


    ライナー「大丈夫か?無理すんなよ?」


    クリスタ「だ……大丈夫…だよ!」


    ユミル「悪いな…ライナーさんよ!何か飲み物買ってきてくれよ」


    ライナー「そうだな、ちょっと抜けて座っててくれよ」


    ユミル「クリスタ!向こうで座ってるぞ」


    クリスタ「はぁはぁ……はぁ」


    ベルトルト「僕もライナーの手伝いしてくるよ、たぶん皆もジュース必要になるから」


    ユミル「ベルトルさんもサンキューな」


    エレン「大丈夫かよ?」


    アニ「足とか痛くない?」


    クリスタ「ご、ごめんね……ちょっと頑張りすぎたかも」


    ジャン「取り合えず座ってろ」


    ミカサ「その通り、無理して立っていても意味がない」


    アルミン「……」


    ヒッチ「何か大変だね」
  39. 39 : : 2014/09/22(月) 19:07:32
    走ってる最中にクリスタの足が攣ってしまったりと問題が起こり

    今日のアルミンの特訓は想像していたより早く終わってしまった



    ライナー「悪いけどよ、俺とクリスタは先に帰るな」


    クリスタ「ごめんね…邪魔しちゃって」


    ユミル「あはは!馬鹿言ってないでゴリラの背中から私の背中に乗り移れよ!」


    ライナー「誰がゴリラだって?(譲る訳ねぇだろ……俺の背中に女神の柔らかい…///)」


    ユミル「てめぇ…最近さ、良い思いしすぎなんだよ!」


    ライナー「知らんな」


    ミカサ「遊んでないで早く帰る」


    アニ「そうだよ」


    サシャ「また明日です!お風呂でマッサージしてくださいね!」


    クリスタ「うん……皆、本当にありがとう」


    クリスタ「アルミン、今日はごめんね…頑張ってね」


    アルミン「うん!ぜんぜん大丈夫だよ!ゆっくり休んでね」



    クリスタはライナーにおんぶされて家に向かう

    彼らは結局その日は練習をしないで帰ることになってしまった








    エレン「また明日な!明日は頑張ろうな」


    アニ「気長に頑張ろうね」


    アルミン「………うん」


    ジャン「じゃあ、また明日な!おやすみ!」


    ミカサ「風邪を引かないように」


    ユミル「あ~クリスタと帰りたい」


    ベルトルト「代わりに僕が家まで送るよ」


    ユミル「へへ!よろしくな!」ポンポン


    ベルトルト「うん!」


    サシャ「明日は何を賭けます?」


    コニー「購買のパンだ!」


    サシャ「おぉ!大きく出ましたね!」




    皆はそれぞれ帰って行ってしまう
    僕は少しだけ焦ってしまったんだ…

    走って体力をつけないと大変な事になると分かってる

    その気持ちのせいか?僕は1人で走ることにしたんだ
  40. 40 : : 2014/09/22(月) 19:08:04
    アルミン「(結局1人か)」タッタッ


    ヒッチ「はいは~い!ファイト!」キコキコ


    アルミン「ヒッチ!?」


    ヒッチ「1人で走りたいって言うなら帰りますけど……今日は応援してないからね」


    ヒッチ「今日の分は応援させて貰うよ」ニヤ


    アルミン「帰るの遅くなっちゃうよ?」


    ヒッチ「一人暮らしみたいなもんだし、余裕だね」


    アルミン「ちゃんとヒッチの家までついてくよ!」


    ヒッチ「素直で宜しい、ほら!走る!走~る」


    アルミン「はい!は~い!!」


    ヒッチ「(嬉しそうにしてる……可愛いかも)」
  41. 41 : : 2014/09/22(月) 20:19:17
    僕達は2人で夜道を走っていた…
    ヒッチは自転車に乗って僕の後ろを走ってくれる



    アルミン「はぁ……はぁ…はぁはぁ」


    ヒッチ「ちょっ~と?大丈夫!?」



    後ろに好きな女の子が居るからか?
    僕は凄く張り切ってしまっている




    ヒッチ「ちょっと!ちょっとストップ!」


    アルミン「はぁ…はぁはぁ……ど、どうしたの?」


    ヒッチ「アルミン無理しすぎだよ……ちょっと休憩タイムだね」


    アルミン「はぁ……はぁ…はぁ」


    ヒッチ「ほら、水分補給しなよ」スッ


    アルミン「あ、ありがと」


    アルミン「…」


    ヒッチ「?」


    アルミン「ヒッチは優しいよね」


    ヒッチ「急に何々?」


    アルミン「嬉しくてね……僕が走ってる時ずっと後ろから応援してくれるのが嬉しいよ」


    ヒッチ「ほ、本番も応援してあげない事もないし///」


    アルミン「ははっ!ありがとう!!」


    ヒッチ「笑ってないで休みなよ!ほら、あと少しで目標の場所まで走れるんだからね!」




    彼女は僕を応援してくれる
    目標にしていた場所まで後少し、僕達は少し休んでから走り出した
  42. 42 : : 2014/09/22(月) 20:19:55
    それから数十分後……




    ヒッチ「やったじゃん!休憩は一回だけだし!本番まで走れば普通に走りきれるよ」


    アルミン「はぁ…ははっ!うん!何だか頑張れる気がするよ!」


    本番まで時間はまだまだある…
    焦らなくても大丈夫だが、アルミンは焦っていた

    けれど、今日の練習で少しだけ自信を持つことが出来た



    アルミン「ヒッチ!僕……何だか自信を持てそうだよ」


    ヒッチ「自信?何の?長距離走?」


    アルミン「長距離走もね……もう1つね…体育祭が終わったらヒッチに言うね?」


    ヒッチ「は?」


    アルミン「よし!じゃあ、ヒッチの家を目指してもう一走りしようか!」


    ヒッチ「ちょっと!無理したら体壊すから!自転車あるんだし、二人乗りすれば良いじゃん!」


    アルミン「あ……そうだね」


    ヒッチ「ほら!後ろに乗りなさい」


    アルミン「僕が…」


    ヒッチ「ヒッチ様に逆らうと痛い目見るよ」


    アルミン「えっ……じゃあ…失礼します」


    アルミン「肩…………触るよ?」


    ヒッチ「どうぞ、どうぞぉ」




    ギシッ…




    アルミン「………重くない?」


    ヒッチ「余裕だし!」


    アルミン「……」


    ヒッチ「……」


    アルミン「(何か変な感じがする……うん、落ち着けよ僕……)」


    ヒッチ「(肩ぐらいで何を私はドキドキしてんだか……///)」


    ヒッチ「しゅ、出発しま~す!」


    アルミン「う、うん!」



    ヒッチは僕の家まで自転車で連れていってくれると言ったけれど

    流石に僕は断ったんだ
    彼女を1人で帰らしたらね…?

    ナンパとかされたら僕が嫌だからね
  43. 43 : : 2014/09/23(火) 23:26:13
    夜道を二人乗りで帰ってる…


    アルミン「…」


    僕は変な気持ちになってしまうんだ
    このまま後ろから抱きしめてしまいたい



    ヒッチ「あ~~明日も学校かぁ」


    アルミン「そうだね」クス




    僕は弱くて嘘つき…

    いつも大きな夢を見ていた

    こんな僕でも愛の儚さを少しは知ってるつもりだよ



    ヒッチ「アルミンは軽いね」


    アルミン「ダメかな?頑張って筋トレしてみようかな?」


    ヒッチ「ムキムキのアルミン!?あははははっ!」


    アルミン「ははっ!ちょっと無理かもね」クスクス



    輝く時間を大事に過ごしていきたいんだ

    弱さを見せても良いと思うんだ

    だってね?僕達が生きてる世界は平和だから……

    争う必要はないんだ

    『嘘』や『暴力』で人を傷付けなくて良い世界なんだから

    素敵な世界だと僕は思う。
  44. 44 : : 2014/09/23(火) 23:26:39
    ヒッチの家についたのはすぐだった




    ヒッチ「今日も1人で気楽に過ごせるよ!」


    アルミン「あのさ?」


    ヒッチ「?」


    アルミン「体育祭が終わったらさ、今度は僕の家に泊まりにおいでよ?」


    ヒッチ「え?」


    アルミン「女の子1人で泊まるのは無理かも知れないけど……誰かを誘ってさ!皆で遊ぶと寂しくないしね!」


    ヒッチ「べ、別に寂しく……」


    アルミン「僕の両親もヒッチに会ってみたいって言ってるしさ!どうかな?」


    ヒッチ「なら……泊まりに行くよ…皆と一緒にね」


    アルミン「うん!ヒッチはね……えっと…」


    ヒッチ「何?」


    アルミン「笑ってる時が可愛いよ!///」


    ヒッチ「はぁい?///」


    アルミン「そ、それじゃあ!お休みなさい!!」ダッ


    ヒッチ「……///」


    ヒッチ「明日からアルミンの前で笑っとこ///」




    それから何日も何日も練習を繰り返した

    アルミンとヒッチは2人で練習をする時も多かった

    エレン達もアルミンを応援するために一緒に走っていた

    それでも1番多くアルミンと走っていたのはヒッチであった



    そして……







    ピリリリリリリリリリ



    アルミン「…」ムク




    ポン……



    アルミン「朝か……今日は頑張らないとな」


    目覚ましを止め、今日は自分が今まで頑張ってきた努力を見せる日

    恋心を寄せてる彼女に自分の勇姿を見てもらおうと彼の心は燃えていた
  45. 45 : : 2014/09/23(火) 23:27:49
    学校につくと……




    リヴァイ「チッ……どいつもこいつもゴミを捨ててくんじゃねぇよ」


    ペトラ「小さい子供を連れてる人達もいるからね、仕方ないよ」


    リヴァイ「チッ」



    学校に捨てられたゴミの処理をしている生徒会の姿が見える

    僕達はグラウンドで開会式が始まるまで待っているのである




    エレン「うぁ~何か緊張するよな」


    ジャン「転けたりすんなよ?」


    エレン「俺の台詞だな」


    ライナー「はい!そこまでだ!それ以上お前らが言い合うと喧嘩になりそうだ」


    ベルトルト「本当に始まる前から賑やかだね」


    アニ「特に運動好きのエレン達だからね」


    ミカサ「運動するのは体に良いこと、のでジャン達は正しい」


    アニ「まぁ……楽しくやれれば良いよ」


    ユミル「(めちゃくちゃ面倒臭いな)」


    サシャ「(お腹が減りました、やっぱりコンビニでパンを買うべきでしたね)」


    クリスタ「あ~!緊張するよ!」


    コニー「長縄は飛ぶだけだから大丈夫だろ?違うの?」


    ユミル「縄を回す方が大変だしな」


    クリスタ「そうなの!?」


    ユミル「そうそう、私達はジャンプしてるだけで良いんだよ!気楽にしてろよ」


    クリスタ「う、うん!」




    ガーーーピーーーーー





    先生『あ~あ~!』


    先生『今日は皆が楽しみにしていた体育祭だな!3年生は最後の体育祭だからな!悔いのないように頑張ってくれよ!』


    先生『始める前に生徒会長のリヴァイからお話があるそうだ』


    リヴァイ『…』





    エレン「どうしたんだろ?何か凄く怒ってないか?」


    アニ「あの人はいつでも怒ってる様に見えるけどね」
  46. 46 : : 2014/09/23(火) 23:28:58
    リヴァイ『今日は体育祭だからな……言いたくはねぇが…言わせてもらう』


    リヴァイ『ゴミを捨てるならゴミ箱にしっかりと捨てろ』


    リヴァイ『俺達、生徒会が汚いゴミを片付けたんだ……次にゴミを捨ててみろ………24時間掃除させてやるからな』


    リヴァイ『以上だ』



    全校生徒「…」


    全職員「…」





    エレン「確かに…ゴミを捨ててる人が居たな」


    アルミン「外部の人達だよね?」


    ベルトルト「とんだ八つ当たりだよ」


    ライナー「あの人の事だ……弁当のおかず落とすだけで怒りそうだな」


    サシャ「落とすぐらいなら私にください!」


    ライナー「…」


    コニー「何で先生達は黙ってるんだ?黙ってる理由がわからないのは俺が馬鹿だからか?」


    アニ「そうかもね」


    ミカサ「あの人は怖い……先生達でも怖い」


    クリスタ「彼女さんは凄い優しくて可愛いのにね」


    ユミル「(その彼女さんが惚れるんだからな………何かしろ良いところがあるんだろうな)」



    先生「え~ゴミはゴミ箱に捨ててくださいね……それでは…」


    先生「体育祭を開催します!!」


    その言葉に3年生が大きな声をあげる
    最後の体育祭を楽しもうと本気になっている人が多いからである
  47. 47 : : 2014/09/23(火) 23:29:19
    サシャ「さ~て!私の出番ですね!」


    ユミル「一番最初の種目はパン食い競争だったけか?サシャの勝ちだな」


    コニー「勝てる奴がいるのか?」


    エレン「いるわけねぇな」


    ミカサ「特別に外部からのお客さんも出場するらしい」


    アニ「その人達の中に凄い人が居たりしてね」


    ライナー「ないない!サシャが本気になって勝てる奴なんか居るわけねぇ」


    ベルトルト「僕も想像できないな」


    アニ「………確かにね」



    ガーーーピーーーーー




    リヴァイ「パン食いに出場する奴等……選手はグラウンドに集合しろ」


    リヴァイ「ちなみに外部からの参加者が数名いる……学生の奴等は負けないように頑張れ」




    サシャ「むぅ……誰でしょうね」


    ユミル「お前に勝てる奴なんか存在しねぇよ」


    サシャ「そんな事はありませんけど……食べてきます!」ダッ


    クリスタ「(あの真剣な顔をしたサシャなら絶対に負けないだろうな)」



    誰しもが思っていた…
    サシャ・ブラウスに勝てる奴がいるのかと………








    サシャ「私の勝ちは決まりですね」


    ???「そんな事はないと思うなぁ~」


    サシャ「……どこかで見た顔ですね」


    ???「あら~?もしかして忘れてる!?ちょっと傷付くかもなぁ」


    サシャ「ん~警察に誉められた時に会ったような……気もしなくもないですね」


    ???「そこだよ!名前を思い出してくれよ!!」


    サシャ「…」


    ???「…?」


    サシャ「カマキリさんで」


    ハンジ「ハンジ!!ハンジ・ゾエだよ!!!」



    ここの体育祭は毎年、色々な人が集まってくれる

    警察も仕事の息抜きと言ってサボ……遊びに来てくれるのだった
  48. 48 : : 2014/09/23(火) 23:29:53
    先生「お~し、準備はいいか?」



    クリスタ「サシャ、頑張ってね!!」


    ユミル「応援する必要ねぇわ」ケラケラ


    ベルトルト「サシャの隣に立ってる人って……」


    エレン「確か……ハンジ?ハンジさん?」


    アルミン「刑事が遊んでて良いのかな?」





    パン!!




    サシャ「パァン!!ぱぁん!!!」ダッ


    ダッダッダッダッダッダッダッダッ!!



    サシャ「私が一番に味わいます!!」







    リヴァイ「…何でハンジが居るんだ」


    エルヴィン「パトロールの息抜きだ」


    リヴァイ「帰れ、糞野郎ども」


    エルヴィン「まぁ、そう言うなよ……ハンジだって腹が減ってるんだ」


    リヴァイ「チッ」
  49. 49 : : 2014/09/23(火) 23:30:40
    サシャ「ぱぁん!!」


    ハンジ「はぐっ!!」


    サシャ「あ"……1番大きなパンが!!」


    ハンジ「うしゃ!いひばんおおひのとった!!!」


    サシャ「それは私が狙ってた獲物です!!返してくださいよ!!!」


    ハンジ「いひゃだ!!」


    サシャ「最悪です!!最低です!!!」




    エレン「お、おい!他のパンでも良いだろ!?」


    アニ「あのパンが大きいからじゃないの?」


    エレン「……ハンジさん追いかけてる間に終わっちまうな」


    ライナー「パン食い競争はドベだな(以外な結末だな)」



    結局、サシャはパンを加えたハンジを追いかけていたので負けてしまった





    サシャ「…」


    ハンジ「いや~!美味しいパンだったよ!」


    サシャ「…」ウルウル


    ハンジ「(やべぇな……大人げなかったかも)」


    サシャ「ひっぐ………うっ…」


    ハンジ「わぁぁ!!泣かないでくれ!チョコレートパフェでも何でも奢ってやるから!!」


    サシャ「本当ですか!?」パァ


    ハンジ「ま、任せてくれ!刑事は絶対に嘘はつかない!」


    サシャ「ハンジさん!大好きです!!」


    ハンジ「あははははっ!(これって私の財布からだよな……エルヴィンも連れていこうかな)」


    エルヴィン「(モブリットにお願いしておこう……私の財布が空になる)」


    リヴァイ「こいつら…クビになりやがれ」


    ペトラ「サシャちゃんが負けるなんて思ってもなかった」


    リヴァイ「どうせ夜から何も食ってねぇんだ…あの変人野郎」


    エルヴィン「(酷い言われようだな)」



    勝負には負けてしまったが最終的に良いところ取りのサシャであった…
  50. 50 : : 2014/09/23(火) 23:31:05
    エレン「サシャが負けるなんてな」


    アニ「世の中には上がいるって事だね」


    クリスタ「サシャの種目が終わったって事は次は私の番だね」ドキドキ


    ユミル「緊張するよなって!」


    ライナー「その通りだ!緊張する必要はないぞ」


    クリスタ「そ、そうは言ってもね」


    ユミル「よし……ライナーが今から何か面白い事をしてくれるってよ」


    ライナー「あ?」


    ユミル「クリスタの彼氏ならなぁ~普通は何か笑かしたりするだろ?」


    ライナー「…」


    ユミル「可愛い可愛いクリスタは緊張のあまりに怪我をするかもなぁ」


    ライナー「く、クリスタ!」


    クリスタ「?」


    ライナー「ん~と……俺の…」


    クリスタ「俺の?」


    ライナー「ダメだ!何も良い案が浮かばねぇよ!!」


    ユミル「役にたたねぇ男だな」


    クリスタ「むっ!今の台詞は許さないよ!」


    ユミル「事実だろ」ケラケラ


    ライナー「め、面目ない」


    クリスタ「ユミルと口聞かない!しばらく口聞かないから!!」


    ユミル「何でだよ!?えっ!?」


    クリスタ「謝るまで絶対に口聞かない!遊ばないし!一緒に帰らないからね!」


    ユミル「ちょっと、ちょっと落ち着けよ!!」


    ミカサ「…」


    ジャン「女神の怒りだな」


    ミカサ「ユミルが慌ててる」


    ベルトルト「もう!」


    コニー「ベルトルトって大変だな」


    ベルトルト「わかってくれる?」


    アニ「ユミルはベルが居ないと落ち着かなそうだね」


    エレン「(ベルトルトもユミルが居ないと決断できないと思うけどな)」



    ユミルノバカ!モウ,シラナイ!!
    チョッ…マジテナク!!マジテナクカラ!!



    ライナー「クリスタ!落ち着け、俺は怒ってないから!」


    クリスタ「だって!ユミルがライナーの悪口言うから!」


    クリスタ「普段は優しいのに!何でライナーを馬鹿にするの!?」


    ユミル「ば、馬鹿にしてねぇって!ちょっと軽いノリだよ!」


    クリスタ「むぅ~!」


    ユミル「悪かった!謝る!!ライナー悪かった!本当に許してくれ!」


    ライナー「お、おう!気にするな!」


    ユミル「これで……良いか?」


    クリスタ「……」


    ユミル「クリスタ?」


    クリスタ「仲良くしてよね!」


    ユミル「お、おぉ!」


    ライナー「(俺のために怒ってくれるとは………絶対に結婚する)」
  51. 51 : : 2014/09/23(火) 23:31:39
    ガーーーピーーーーーガーーー





    『次は大縄です!選手の方はグラウンド中央に集まってください!』




    クリスタ「よし!頑張って来る!」


    ユミル「(さっきまで緊張してたくせによ)」


    ライナー「2人とも頑張って来いよ!」


    アニ「気楽にね」


    エレン「応援してるぜ!」


    クリスタ「皆ありがとう!頑張って来るね!」


    ユミル「(クリスタに嫌われなくて良かったぜ)」



    皆から応援されて大縄に挑むクリスタとユミルであった

    グラウンド中央に向かう最中に先程パン食い競争に出場していたサシャと出会う





    サシャ「大縄ですか!頑張ってくださいね!!」


    クリスタ「ありがとう!サシャもお疲れ様!」


    ユミル「まさか、お前が負けるなんて思ってもなかったぜ」


    サシャ「警察官は凄いですね~普段からパンを早く食べる特訓でもしてるのかもしれませんね!」


    クリスタ「ふふっ!それは凄そうだね」クスクス


    サシャ「私も来年は負けないように頑張って特訓します!」


    クリスタ「私も協力するね!」


    サシャ「はい!一緒に食べましょう!」


    ユミル「どうでも良いけど……皆も並んでるから行くぞ」


    クリスタ「わぁ!遅れちゃう!また後でね!!」


    サシャ「頑張ってくださいね!!」



    私達は大縄に向けて練習をしていた
    正直に言うと練習でも数回しか成功していない…

    不安が大きいけれど奇跡を信じて頑張ろうと思っている
  52. 52 : : 2014/09/23(火) 23:32:09
    それぞれが決められた場所に立ち
    緊張した空気に包まれる


    ピーーーーーー!!!



    回す人「良いかぁ~?行くぞ?せーの!!」




    始まりの笛がなると同時に声を出して縄を回す




    クリスタ「んっ!」


    ユミル「よっと!」




    中々素晴らしい出だしに驚いてたのは大縄を選んだ選手達であった




    クリスタ「(今日は良い感じ!)」


    ユミル「(本番に強いな、私らは)」




    グラウンドの外側で見ていたエレン達も…


    エレン「何か今までで1番良い感じだな!」


    アニ「(その分、辛くなるんだけどね)」


    ライナー「クリスタは体力ないからな、大丈夫かな」


    ミカサ「頑張っている、応援してあげないと!」


    アルミン「うん!ユミルも頑張ってるしね!」


    ジャン「(ユミルが1番、体力あるからな)」


    ベルトルト「25回も成功してるよ…あっ……26…27」


    ライナー「今日は本番に調子が良いみたいだな」


    エレン「もうすぐ30だ!頑張れよ!」


    ミカサ「その通り……30越えれば1番の可能性も大きい」


    ライナー「クリスタ!もう少し頑張れ!!」
  53. 53 : : 2014/09/23(火) 23:32:36
    皆が応援してくれている中を頑張っているユミル達は…



    クリスタ「ふぅ…はぁはぁ…ふっ!」


    ユミル「(もうクリスタは限界だな)」


    ユミル「(しゃーねな)」グッ



    バシッ……




    ユミル「悪いな!私がやっちまったわ」


    「ユミルか!まぁ、36回もいけたし……良いよ!」


    ユミル「足が長すぎるのも困ったもんだな」ニシシ


    クリスタ「はぁはぁ…はぁ」


    ユミル「クリスタもお疲れだな!」ナデナデ


    クリスタ「ゆ、ユミル……その」


    ユミル「さ~て、ライナーさんからジュース奢ってもらおうぜ!」


    クリスタ「私が奢るよ」


    ユミル「おっ!じゃあ、お前の飲み掛けで良いわ」ケラケラ


    クリスタ「えへへ!わかった!」


    ユミル「(私が男だったらな、こいつと結婚するんだけどな)」




    ―――
    ――






    結局36回より他のクラスが多く跳んだため、ユミル達は2位だった

    それでもユミルとクリスタは仲良くしていた





    クリスタ「負けちゃったね」


    ユミル「他のクラスに化物がいたんだな」


    ベルトルト「ユミル、足怪我してない?」


    ユミル「あ~擦り傷だな」


    ベルトルト「ちょっと見せて」


    ユミル「?」


    ベルトルト「よし……一応だけどね、絆創膏を持ってたから」


    ユミル「なぁ、ベルトルさん?」


    ベルトルト「?」


    ユミル「めちゃくちゃ可愛い絆創膏だな」


    クリスタ「わぁ!動物の絵柄だ!!」


    ベルトルト「……///」


    エレン「ははっ!」


    アニ「小さい頃から可愛い物たくさん持ってたね」


    ライナー「鞄とかも可愛かったな」


    ミカサ「女子力が高い」


    ジャン「(ミカサの絆創膏はシンプルだったな)」


    サシャ「擦り傷なんて舐めてれば治りますよ」


    コニー「お前の舌って凄いな!!」


    アルミン「(確かに舐めれば治るって耳にするけどさ……汚いよね)」ニガワライ



    その後はお昼御飯を食べる時間だったから、いつものメンバーで集まる事になった
  54. 54 : : 2014/09/23(火) 23:33:01
    お昼を食べてる時に…






    アニ「お昼が終わったら……100メートル走?」


    コニー「俺だな」


    ジャン「その後が…何だっけ?」


    ミカサ「ムカデ……そして次が私達のリレー」


    ジャン「何だかんだ終わるのも早そうだな」


    クリスタ「私達は応援するだけ!」


    ユミル「そう言う事だな」


    ライナー「まぁ…ゆっくり休んでろよ」


    ベルトルト「そうそう(玉子焼き美味しい)」


    アルミン「(僕は胃痛がしてるよ…あまりの緊張のあまりに)」ドキドキ






    お昼の楽しい時間もアルミンにとったら緊張する時間であった

    いつものメンバーでお昼を食べたが、ヒッチ・ミーナ・マルコは今回はクラスの友達と食べているようだ


    ―――
    ――





    お昼を食べ終わり、一息ついたら…




    先生「位置について……よ~い!」





    ドン!!!




    100メートル走が始まるのである
  55. 55 : : 2014/09/23(火) 23:33:22
    コニー「よっ!!」




    ダッダッダッダッダッ!!





    エレン「あいつ、走るの早いよな!」


    アニ「勉強は苦手だけど、走るのは本能的に大丈夫だって前に言ってたよ」


    ベルトルト「(猿みたいだね)」


    ライナー「おぉ……陸上部に勝ってるぞ」


    ユミル「1位かよ!見てみろよ!陸上部の顔!傑作だな!」ケラケラ


    クリスタ「そ、そんな事は言わないの!(そう言う事をすぐに言うから恨まれんだよ!)」


    アルミン「あはは……でも僕達のクラスって以外に凄いよね」


    ミカサ「確かに、ので私も負けずに走ろう」


    アニ「ん、アンカーはミカサだからね……任したよ」


    ミカサ「大丈夫、安心してほしい」


    ジャン「(ミカサにバトン渡す奴はアニだろ?他のクラスが悲惨だな)」


    ライナー「(リレーは男女共に余裕かもな)」





    皆がそう思っている中を、ムカデを選択した人達が競技を始めようとする

    コニーは戻ってきてから自慢話を凄くしてきた

    ムカデ競争は笑いをお越しながら進んでいく、他のクラスも何度も転んでしまうからだ…

    そんな競争が終わると……






    アニ「行こうか……最初は女子からだからね」


    ミカサ「しっかりとストレッチしておこう」


    エレン「アニ!手伝うぞ!」


    アニ「大丈夫だよ、ミカサとストレッチするからさ」


    エレン「そ、そっか」


    ジャン「(エレンと同じ気持ちだ)」



    リレーが始まろうとしている…
  56. 56 : : 2014/09/23(火) 23:33:42
    ガーーーピーーーーーガーーー



    リヴァイ『リレーを走る奴等はグラウンドに集合しろ』





    ミカサ「リヴァイ先輩が放送を使っている」


    アニ「リレーとかは外部の人はやれないよね?」


    ミーナ「やれないよ~!」


    マルコ「パン食い競争とムカデ競争しか外部の人は参加できないよ」


    エレン「お前らもリレーなのか?」


    マルコ「うん、これでも得意なんだよね」


    ミーナ「マルコとアニのクラスには負けないからね!」


    ベルトルト「お手他やらがにお願いね」


    ライナー「俺達は練習してきたからな」


    ミーナ「ほほぉ~!じゅあ、ライナーの奢りでアイス食べに行こうよ!」


    ライナー「なぁ!?」


    ミーナ「良いじゃん!ねぇ!」


    ジャン「ゴチになります」


    エレン「流石は皆の母ちゃんだな」


    ライナー「後で下水に投げ込んでやるからな」


    アニ「ミーナ?」


    ミーナ「ん?」


    アニ「いや……そのさ…」


    ミーナ「まだ諦めてないもん」


    アニ「そっか、じゃあ応援するよ」


    ミーナ「うん!ありがとう!」


    ベルトルト「?」


    ライナー「おっ!アニ達は行かないと怒られるぞ?」


    アニ「そうだね」


    ミカサ「正々堂々と勝負しよう」


    ミーナ「もちろん!!」


    エレン「(何か凄く燃えてるな)」



    そんな感じのメンバー達が走るリレーが始まるのであった…
  57. 57 : : 2014/09/23(火) 23:34:25
    静まり返ったグラウンドに、生徒会のリヴァイが音を鳴らす




    パン!




    その音と共に第1走者が走り出す
    陸上部の様に走り慣れてる人もいれば、そうでない人も多い






    「ごめん!アニ!お願いね!!」


    アニ「任しなよ」



    終盤に入ると足の早い人達が走り出す
    アニは陸上部と良い勝負をしている




    エレン「アニ!アニ!!」


    ジャン「次はミカサだぞ!ミカサだ!!」


    ベルトルト「お、落ち着こうね」


    ライナー「落ち着きのない奴等だ」


    マルコ「アンカーはミカサだね、ミーナもアンカーなんだね」







    ダッダッダッダッダッダッ






    アニ「ミカサ!お願い!」スッ


    ミカサ「任してほしい」ダッ


    「ミーナ!」スッ


    ミーナ「ほいほい!お疲れ様!」ダッ




    アンカー対決が始まるのであった






    ミカサ「ふっ…」ダッダッ


    ミーナ「(走るの早いね)」ダッダッ




    ダッダッダッダッダッ








    ペトラ「ミカサちゃんが1位かな?」


    リヴァイ「だろうな」


    ゴール前で準備をしている生徒会は誰が勝つかで盛り上がっていた








    ミカサ「やった!」


    ミーナ「あ~!もう!悔しいなぁ!」




    1位はミカサであった
    ミカサ達のクラスは良い感じに種目をこなしていた




    ジャン「ミカサ!お疲れ様だ!」


    エレン「アニもお疲れ様!」


    ミカサ「ふぅ」


    アニ「中々、疲れるね」


    ミーナ「あ~あ、負けちゃったね」


    ライナー「お疲れ様だ!後でアイス買ってやるからな」


    ミーナ「本当に!?やったね!」


    ライナー「おう!」


    ミーナ「おっ!彼女さんが応援してますよ?」


    ライナー「お…へへ!」フリフリ


    ミーナ「(先は長いからね……私にもチャンスが来るはず)」


    女子のリレーが終わると男子のリレーが始まるのであった

    男子で1番盛り上がっているのは3年生達であった…
  58. 58 : : 2014/09/23(火) 23:35:08
    女子のリレーと違って花のない男子のリレーは始まっても想像通りであった




    パン!





    ジャン「うっしゃあ!!」ダッ


    「うらぁ!!」ダッ



    男子達の意地のぶつかり合いは見ていて格好いいが、少しだけ怖いものであった





    ダッダッダッダッ



    ジャン「エレン!負けんじゃねぇぞ!」スッ


    エレン「お前じゃねぇ!」ダッ




    走り終わった女子達は…

    ミカサ「普段は仲が良いのに」


    アニ「負けたくないから本音が出てるんだね」


    ミーナ「汚い言葉を使いすぎだね」






    ダッダッダッダッ…





    そして、バトンは次々に人の手に渡されていく…

    流石はライナーだろうか?
    アンカーであるベルトルトへのバトンパスは誰よりも美しかった……らしい





    ベルトルト「よっ!」ダッ


    マルコ「ほっ」ダッ




    ダッダッダッダッダッ






    ペトラ「ベルトルト君と走ってる子……」


    リヴァイ「残念だか、ベルトルトの負けだな」



    マルコは足が早く、ベルトルトよりも先にゴールするのであった…





    ベルトルト「はぁはぁ…はぁ」


    マルコ「はぁ…はぁはぁ」


    ベルトルト「マルコ……負けたよ」


    マルコ「バトンを貰うのが君より早かったからだよ……前の人に感謝してるよ」



    男子のリレーで1番、格好良く終わったのは最後のアンカー達であった

    生徒会のペトラが次の日に学校新聞に書くように新聞部にお願いするのであった
  59. 59 : : 2014/09/23(火) 23:35:29
    アニ「男子達もお疲れ様」


    ミカサ「負けてしまったけど凄かった」


    クリスタ「皆も格好良かったよ!」


    ユミル「最後のベルトルさんとマルコの勝負は見応えがあったぞ!」


    サシャ「(ユミルが1番応援してましたよね)」


    コニー「(声に出したら殺されるから言わないけどな)」


    アルミン「(ユミルが1番ベルトルトの名前を叫んでたよ)」



    男子のリレーが終わると最後の種目が始まるのであった…

    エレン達は疲れたのか?
    自分達のクラスが集まっている場所に座り込んでしまう

    そんな彼等に声をかけずにアルミンは歩いて行ってしまった


    ―――
    ――







    アルミン「ふぅ」ドキドキ


    アルミン「(大丈夫……大丈夫…ちゃんと練習したし…うん…大丈夫)」ドキドキ



    アルミンは集合場の少し手前で自分に言い聞かしていた

    自分は大丈夫だと……




    アルミン「緊張する」ドキドキ


    ヒッチ「大丈夫だと思うよ~?」


    アルミン「う、うん………ヒッチ!?」


    ヒッチ「やっと気が付いたんだね」ニヤ


    アルミン「あ、あれ?いつから?」


    ヒッチ「アルミンが1人で歩いてくのが見えたから~その時からかなぁ」


    アルミン「気付かなかったよ」


    ヒッチ「ほら!もう時間!頑張れ、頑張れ」


    アルミン「うん……ヒッチも頑張ってたね」


    ヒッチ「面倒臭いよ~?ムカデリレー何て来年は絶対にやらない」


    アルミン「あはは…僕も長距離走だけは絶対にやらないよ」


    ヒッチ「そうだねぇ、やっつけ仕事だよ!頑張ってこい!」バン!


    アルミン「いっ!う、うん!」




    ガーーーガーーーピーーーーー


    先生『長距離走を走る人はグラウンドに集まってください』


    集まりの放送が入ったから、僕はヒッチにお礼を言ってから向かうことにした

    頑張ってヒッチに格好良かったと思って貰えるように頑張ろうとするアルミンである
  60. 60 : : 2014/09/23(火) 23:36:03
    グラウンドに集まると…
    陸上部の人もいれば、僕のように嫌々走るのであろう人もいる



    アルミン「…」ドキドキ


    リヴァイ「気楽に走れ」ポン


    アルミン「リヴァイ先輩……ありがとうございます!」



    リヴァイ先輩が背中を押してくれたのが少しだけ嬉しかった





    エレン「アルミン!頑張れ!!」


    ライナー「練習通りに走れば大丈夫だぞ!」


    アニ「心配しなくても大丈夫さ」


    ミカサ「その通り、アルミンは強い子」


    ジャン「あんだけ練習すれば大丈夫だな」


    ベルトルト「自信もついたって言ってたしね」


    ユミル「何気に走るの早くなってきたしな」


    コニー「体つきも良い感じか?」


    ライナー「俺に聞くなよ」


    サシャ「とにかく応援ですよ!頑張ってください!!」


    クリスタ「アルミ~ン!!頑張ってね!!」




    皆からの応援もしっかりと耳に入ってるから大丈夫だよ

    この空気に押し潰されそうだけどね
    この長距離走が終わったら伝えれる気がするんだよ





    先生「位置について………よ~い!」




    パン!!



    アルミン「(絶対に走りきる!)」ダッ
  61. 61 : : 2014/09/23(火) 23:36:29
    ダッダッダッダッダッ…




    アルミン「はぁ…はぁ」



    回りから自分の応援が聞こえる
    それでも自分のペースを壊さないように頑張るんだ




    アルミン「(このペースが自分の精一杯だ)」


    僕の前を陸上部が走っていってしまう
    負けたくないから少しだけスピードをあげようとする



    エレン「アルミン!?」


    アニ「根性あるって言ったでしょ?」




    エレン達は驚くかも知れないね…
    僕って意外に負けず嫌いなんだよ




    ダッダッダッダッダッ




    アルミン「はぁはぁ……はぁ…はぁはぁ」


    「はぁ……はぁはぁ」


    何とか陸上部に並んで走る事が出来てる

    それでもやっぱり部活で走ってる人達には勝てそうにない



    「根性あるな……陸上部で一緒に走れるよ…お前なら」


    走ってる最中に陸上部にそう言われたのが嬉しいような悔しいような…

    話す余裕があるって事だもんね…

    ラスト一周になると僕の隣を走っていた陸上部がラストスパートをかける

    それに付いて行こうとするが、僕の足は限界だった





    アルミン「はぁはぁ…はぁ…うっ」


    「お疲れ……ナイスファイトだよ」ポンポン


    走り終わって息があがってる僕に陸上部の人が声をかけてくれた

    悔しいけど、運動部の人達に言って貰えると嬉しい




    エレン「アルミン!3位だぞ!!」


    アニ「凄かったよ!」


    アルミン「はぁ…はぁはぁ…あ、あのさ…」


    ライナー「どうした?」


    アルミン「ちょっと……1人で向こうに行ってくるね」


    ベルトルト「大丈夫?」


    アルミン「うぇ…うっ……う、うん」


    心配してくれるのは嬉しいけれど、少しだけ1人で休みたかったんだ
  62. 62 : : 2014/09/23(火) 23:37:00
    体育館の裏にある風通りの良い場所に腰を下ろして休んでいた



    アルミン「走りきれたんだね」


    自分の両足を見るとプルプルと痙攣を起こしていた…

    息も整っていない状態だが、どこか達成感がある


    アルミン「ふぅ」


    アルミン「……」


    少し休んだらヒッチに伝えに行こうと思う




    ヒッチ「お疲れ様!」


    アルミン「ヒッチ!?」



    心の準備が出来ていないのにヒッチが僕に会いに来てくれた




    アルミン「…」


    ヒッチ「いやぁ~アルミン凄いじゃん!陸上部と並んで走るなんてさ」


    アルミン「ま、まぐれだよ!」


    ヒッチ「謙遜しなくて良いって!実力だよ、実力!」


    アルミン「あ、あのさ……ヒッチ」


    ヒッチ「?」


    アルミン「ヒッチのお陰で頑張れたんだよ」


    ヒッチ「私のお陰って……何もしてないし」


    アルミン「笑わないで聞いてね」


    ヒッチ「ん?わかりました~」


    アルミン「僕ね、ヒッチが近くにいると……何かドキドキするよ」


    ヒッチ「はぁい?///」


    アルミン「長距離走が走りきれたら伝えようと思ってたんだ」


    ヒッチ「な、何を?」


    アルミン「…」


    ヒッチ「アルミン?」


    アルミン「……………僕はヒッチが好きなんだ」


    ヒッチ「ちょっと……アルミン」


    アルミン「嘘じゃないよ?」


    アルミン「僕って皆と違って格好良くないから…迷ってたんだ」


    ヒッチ「…」


    アルミン「伝えるのが怖くてさ……今の関係を壊したくなかったし…でも…」


    アルミン「ヒッチが好き……良かったら付き合ってほしい」


    ヒッチ「私も好きだよ……アルミン格好いいし、優しいし」


    アルミン「じゃ、じゃあ!僕と!」


    ヒッチ「私は我が儘だからね!宜しくね…ア~ルミン!」


    アルミン「ははっ……宜しく!!」



    長距離走を走りきれたら伝えようと思ってた気持ちを伝える事が出来て良かった


    アルミン「フォークダンスが始まるね……行こっか!」


    ヒッチ「その足じゃ無理だね」


    アルミン「だ、大丈夫!行こうよ!」


    ヒッチ「走りきれたらアルミンのお願い1つ聞くって言ったじゃん?」


    アルミン「あ、うん……確かに約束したね」


    アルミン「でも、それ………え?」




    ヒッチの顔が目の前にあって、僕は彼女にキスをされていた…




    ヒッチ「ご褒美ね……次にキスする時はアルミンからだよ///」


    アルミン「あ……えっと…///」


    ヒッチ「ちなみに……ファーストキスだからね!」




    僕は彼女の尻に敷かれるね
    でも、彼女と過ごせる時間は僕にとって最高の時間だよ
  63. 63 : : 2014/09/23(火) 23:37:42
    体育祭が終わり……




    ペトラ『体育祭も終わりに近づいています』


    ペトラ『3年生の皆さんは最後の体育祭を楽しめましたか?片付けが終わったら運動場に集まってください』


    ペトラ『最後はフォークダンスで踊って盛り上がってください!』



    生徒会のペトラさんが放送で説明してくれたように…

    最後はフォークダンスで思いで作りになった





    ミカサ「ジャン……腕はこっち」


    ジャン「こ、こうか?」


    ミカサ「ちょっと違う…ふふっ」


    ベルトルト「よっ」


    ユミル「流石はベルトルさんだな……何でも上手くこなしていくよな」


    ベルトルト「ユミルは凄く上手だね?」


    ユミル「あそこの2人に比べたらな」ケラケラ


    ベルトルト「ライナーとクリスタか……ははっ」




    ジャカジャカ……ジャジャジャカジャカ♪



    クリスタ「きゃっ!」


    ライナー「だ、大丈夫か!?」


    クリスタ「えへへ!背の高さが違うから大変だね」クスクス


    ライナー「あははっ!俺は楽しいから良いけどな」


    クリスタ「ふふっ!」


    サシャ「ライナー!見てくださいよ!!私とコニー凄くないですか!?」


    コニー「そこら辺のダンサーより格好良く見えるだろ!?」


    ライナー「お前らな……もう少し落ち着いてくれ」


    クリスタ「サシャ達が1番、楽しんでるね」



    ジャカジャカ♪ジャジャジャカジャカ♪


    ミーナ「…はぁ」


    マルコ「ミーナ?」


    ミーナ「マルコ!」


    マルコ「踊ってないの?」


    ミーナ「ん~せっかくだし……踊る?」


    マルコ「う、うん!下手くそだけど頑張るよ!」


    ミーナ「こういうのは楽しんだ者勝ちだよ!ほらほら!」グイ


    マルコ「うわぁ!ちょっと!これはフォークダンスじゃないよ!?」




    エレン「よっと、ははっ!マルコ凄いな」


    アニ「ミーナも元気になってるし、良かったよ」


    エレン「アニ!俺ってフォークダンス上手いか?」


    アニ「さぁね?私も詳しく知ってる訳じゃないし」クスクス


    エレン「そっか!楽しければ良いよな!」


    アニ「それが1番でしょ?来年も相手しよね?」


    エレン「おう!当たり前だよ!」


    アニ「ふふっ!」



    ジャカジャカ♪ジャカジャカジャジャ♪



    リヴァイ「生徒会の俺らの大変さも知らねぇで気楽な奴等だな」


    ペトラ「アルミン君も彼女と仲良くしてたよ?」


    リヴァイ「チッ……学校で何してやがる」


    ペトラ「体育祭だから良いじゃん!ねっ!」


    リヴァイ「……そうだな……なら…踊ってくれないか?」


    ペトラ「喜んで!!」



    付き合っていない人達の睨み付ける視線を気にしない彼等は幸せそうな顔をしていた

    女の子同士で踊る者
    男の子同士で踊る者

    カップルで踊る者もいれば外部の人達で踊る者…

    色々な人が居るけれど、今日を1番楽しんだのは……




    アルミン「ヒッチ……引っ付きすぎだよ///」


    ヒッチ「え~?私にキスさせといて逆らうのぉ?」


    アルミン「うっ……つ、次は僕からするよ!」


    ヒッチ「愛のこもったキスを期待してるねぇ」




    この2人だと思う
    都会のお姫様は今までで1番幸せだと思っている……







    エレアニ 体育祭だ!!
    ――Fin――












    読んでくれた皆様ありがとうございます!!

    グループの方にコメントをくれた皆様も星をくれた皆様もありがとうございます!!

    励みになりました!次も期待に応えれるように頑張っていきますね!

    本当にありがとうございました!!
  64. 64 : : 2014/09/24(水) 00:08:59
    お疲れ様です!
    とても楽しく読んでいて幸せでした。
    次の作品もメチャクチャ期待してます!
    頑張ってください!
  65. 65 : : 2014/09/24(水) 00:19:46
    アニ大好き野郎☆(ジャンも好き)さん
    いつも暖かいコメントありがとうございます!励みになってます!
    次も楽しんで貰えるように頑張っていきますね♪本当にありがとうございます!
  66. 66 : : 2014/09/24(水) 00:23:45


    可愛いすぎます・・・!!
    アルヒチ沼にはまった後は・・ライクリなど・・・・。
    ごちそうさまでした(u人u)
  67. 67 : : 2014/09/24(水) 00:54:42
    次回も期待しています!
  68. 68 : : 2014/09/24(水) 13:16:53
    √ストロベリー黒猫さん
    ありがとうございます!!
    アルミンもクリスタ以外の女の子と付き合ってみたら面白いかなぁ~と思いまして(笑)
    ライナーは大好きなんで(笑)

    名無しさん
    ありがとうございます!!期待に応えれるように頑張っていきますね!!
  69. 69 : : 2014/09/24(水) 15:30:25
    アルヒチという新しい扉を開いた……!!
    次回も首を長くして待ってます
  70. 70 : : 2014/09/24(水) 16:38:34
    アニゃっぷる(눈_눈 )♪さん
    新しい扉を開けました(笑)
    ありがとうございます!!期待に応えれるように頑張っていきますね!!
  71. 71 : : 2014/09/24(水) 18:40:37
    乙!!これからも頑張ってください。ところで、次はマルミナですか?
  72. 72 : : 2014/09/24(水) 19:39:10
    名無しさん
    ありがとうございます!!頑張っていきますね!!
    ん~まだ決まっていません!!ネタが浮かんだ時にマルコとミーナの話も書こうとは思ってます!書いた時は宜しくお願いします!!
  73. 73 : : 2014/09/24(水) 19:57:29
    アルミンめっちゃかっこいい!!
    次も期待です!
  74. 74 : : 2014/09/24(水) 20:13:55
    イェーイ!!!!!!!
    アルミンとヒッチやっとくっついたー!
    まってました!
    これからも期待大ですo(^▽^)o
  75. 75 : : 2014/09/24(水) 20:15:40
    名無しさん
    アルミンも格好良く書いてます!(笑)
    原作とは違って平和な世界を楽しく頑張って生きてるアルミンです!コメントありがとうございます!!

    ハローハッピー!さん
    アルミンとヒッチが付き合いましたね(笑)
    ありがとうございます!!頑張って期待に応えれるように努力します!
  76. 76 : : 2014/09/24(水) 20:23:19
    めっちゃ面白かったです!
    これからもがんばってください!
  77. 77 : : 2014/09/24(水) 20:32:50
    あさん
    ありがとうございます!!
    これからも頑張っていきますね~♪
  78. 78 : : 2014/09/24(水) 20:46:41
    すごく面白かった!

    次回作も期待!
  79. 79 : : 2014/09/24(水) 21:21:51
    シャイニングさん
    ありがとうございます!!
    そう言って貰えると励みになります!!
  80. 80 : : 2014/09/24(水) 21:49:13
    今までのすべて読んでます!どれもとても面白いです!続き期待しています!!
  81. 81 : : 2014/09/24(水) 22:11:54
    ペトラLOVE♪さん
    凄く嬉しいです!!読んで貰えると本当にうです!そして面白いと言って貰えて本当に嬉しいです!!期待に応えれるように頑張っていきますね!!
  82. 82 : : 2014/09/27(土) 17:58:13
    あ、コメント遅れた…
    はい、でも全部読みましたよ?
    コメントをするのを忘れてましたw
    こんな神作を…次作も期待!
  83. 83 : : 2014/09/27(土) 21:41:50
    名は考え中ですwさん
    コメントありがとうございます!!
    いつも読んで貰えて嬉しいです!ありがとうございます♪神作なんかじゃありませんが、次も期待に応えれるように頑張っていきますね!!
  84. 84 : : 2014/09/28(日) 18:28:57
    乙です!いっつも面白くて、あなたの作品にはハズレが無いですね!
    次回作品期待してまーす!
  85. 85 : : 2014/09/28(日) 18:53:36

  86. 86 : : 2014/09/28(日) 19:58:24
    死に急ぎ野郎さん
    ありがとうございます!!
    そう言って貰えると励みになります!!次も楽しんで貰えるように頑張っていきますね!!

    うんこさん
    コメントありがとうございます!!
  87. 87 : : 2014/09/28(日) 22:28:23
    すごくよかった!
    このシリーズ大好き!

    ほんとはアルクリ好きだけど
    アルヒチ良かったです!!
  88. 88 : : 2014/09/28(日) 23:34:55
    エレアニ アルクリさん
    ありがとうございます!!
    シリーズを楽しんで貰えて嬉しいです!
    私もアルクリ好きなんですけど、ライクリも好きだったので(笑)アルヒチを楽しんで貰えて嬉しいです!ありがとうございます♪
  89. 89 : : 2014/09/29(月) 18:12:12
    とても、面白かった(゚∀゚)
    続き期待です!
  90. 90 : : 2014/09/29(月) 22:58:42
    やはりあなたの書いたSSはおもしろい
  91. 91 : : 2014/09/29(月) 23:52:30
    江蓮•家牙さん
    ありがとうございます!!
    次も楽しんで貰えるように頑張っていきますね♪

    雨宮リンドウ(元不死鳥マルコ)皆様に感謝さん
    そう言って貰えると本当に嬉しいです!
    次も楽しんで貰えるように頑張っていきますね!

  92. 92 : : 2014/09/30(火) 19:02:30
    http://www.ssnote.net/archives/24599
    ジャンミカで続きです♪
    オリキャラが出てしまいますが…
    宜しければ見て貰えると嬉しいです!
  93. 93 : : 2014/10/15(水) 22:47:02
    http://www.ssnote.net/archives/25571
    ベルユミで続きです♪宜しければ♪
  94. 94 : : 2014/10/28(火) 00:28:39
    http://www.ssnote.net/archives/26274
    コニサシャの番外編です!
  95. 95 : : 2014/11/10(月) 14:11:17
    http://www.ssnote.net/archives/26966
    続きです♪
  96. 96 : : 2015/02/20(金) 21:44:59
    アルミン付き合えてよかった♡
    そして安定のジャンミカLoveです♡笑

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ani45

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