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進撃の巨人Another ――番外編―― 第15話 『寒気は夜の森、温もりは隣』
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                  - 1 : : 2013/12/11(水) 20:27:35
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 進撃の巨人Another ――番外編―― 第15話
 
 
 ――Part 1――
 
 ――――前回までのあらすじ――――
 
 季節は本格的に夏へ移り変わりつつある。今回は私、「ミカサ・アッカーマン」が担当する。
 私には願いが2つある。1つは、私とエレンと結ばれる事。そしてもう1つは、あの2人が結ばれる事、ただそれだけ――――
 
 寝苦しい初夏の夜、アニはお腹を出して寝た所為で、風邪を引いてしまった
 
 私はユークと共に昼と夜に看病へ行き、彼とアニが2人きりとなるようお膳立てをした
 
 結果、一晩中アニの手を握り、傍に居続けたユークは翌日風邪を貰い、今度は彼が彼女に看病をされる事に――――
 
 
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 ――――
 ――
 
 
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                  - 2 : : 2013/12/11(水) 20:28:26
 ――――夜 男子寮 談話室――――
 ユーク「あっついなぁ」グテーン
 エレン「だなぁ」グテテーン
 アルミン「2人ともだらしないよ?」
 ライナー「もう、夏なんだな」
 ベルトルト「寝苦しいね」パタパタ
 エレン「ベルトルト、それ団扇か?」ムクリ
 
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                  - 3 : : 2013/12/11(水) 20:28:41
 ベルトルト「そうだよ。ユークに作ってもらったんだ」
 エレン「いいなぁ」
 ユーク「欲しいなら、大量生産したから、あそこから持って行けば?」スッ
 アルミン「あの袋に沢山入っているね」
 ユーク「あぁ。休日1日潰して没頭したら、あんなに作ってしまっていたよ」ゴローン
 ライナー「すごい集中力だな」ワハハ
 
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                  - 4 : : 2013/12/11(水) 20:28:55
 ユーク「まぁ、扇ぐがいいさ」グテーン
 アルミン「ユークは扇がないのかい?」
 ユーク「それすら、面倒くさい」グテーン
 アルミン「だらだらしていても、風邪引いちゃうよ?」
 アルミン「この前、アニの風邪を貰っちゃったんでしょ?」
 ユーク「…そうだったな」
 
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                  - 5 : : 2013/12/11(水) 20:29:22
 アルミン「ほら、ちゃんと布団に入って」グイグイ
 ユーク「なぁんか、今日はアルミンに面倒見られているな、俺」モゾモゾ
 アルミン「毎年、夏に弱いね、ユークは」アハハ
 ユーク「ぐったりだぁ」グテーン
 アルミン「おやすみ、ユーク」
 ユーク「あぁ、おやすみぃ」ヒラヒラ
 
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                  - 6 : : 2013/12/11(水) 20:29:30
 ユーク「(夏風邪かぁ)」
 ユーク「(アニの看病をして、アニに看病される…まぁ僥倖だったな)」
 ユーク「(アニは…免疫力が落ちたのかな?)」
 ユーク「(最近は、倉庫で寝ちゃっていたり…毛布は掛けているけど)」
 ユーク「(水遊びして、びしょ濡れになったりしたからなぁ)」
 (『――番外編―― 第12話』参照)
 ユーク「(それが、原因の1つかもな)」
 
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                  - 7 : : 2013/12/11(水) 20:29:41
 ――――夜 女子寮 談話室――――
 ミカサ「あっつい」グテーン
 アニ「アンタもだらしないね」
 ミカサ「何か涼しくなる方法はないだろうか?」
 アニ「さぁ?ユークに貰った団扇で扇いでいればいいじゃないか」
 ミカサ「それすら、面倒くさい」グテーン
 アニ「何を本末転倒な事を言っているんだい、全く」ハァ
 
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                  - 8 : : 2013/12/11(水) 20:30:02
 ミカサ「アニぃ、扇いでぇ」グイグイ
 アニ「いや」プイ
 ミカサ「じゃあ、クリスタぁ」チラ
 クリスタ「うん。ミカサは自分で扇いでね」
 クリスタ「私も自分を扇ぐのに、忙しいんだぁ」パタパタ
 ミカサ「そんなぁ」ガーン
 
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                  - 9 : : 2013/12/11(水) 20:30:15
 ミーナ「じゃあさっ!怖い話でもしない?」ワクワク
 ミカサ「怖い話?」
 アニ「……」ピクッ
 ミーナ「そっ!きっと涼しくなるからさぁ!!」
 クリスタ「わぁ、楽しみだね!」キャッキャッ
 ミカサ「涼しくなるのであれば、何だっていい」
 
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                  - 10 : : 2013/12/11(水) 20:30:29
 ミカサ「ので、お願い」グテーン
 ミーナ「ふっふっふ、余裕こいていられるのも、今のうちだからね?」キラン
 アニ「……」ソローリ
 ミカサ「アニ、どこへ行くの?」
 アニ「え?」ドキン
 クリスタ「アニは、怖い話を聞いて行かないの?」キョトン
 
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                  - 11 : : 2013/12/11(水) 20:31:03
 アニ「わ、私はもう眠くてさ…」アセアセ
 アニ「へ、部屋に戻っているよ」ソワソワ
 ミーナ「(ははーん!)」ピーン
 ミーナ「ミカサ!アニを確保ぉー!!」
 ミカサ「御意」バッ
 アニ「きゃっ!!」バタン
 
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                  - 12 : : 2013/12/11(水) 20:31:23
 ミカサ「捕まえた」ギューギュー
 アニ「放してよ、暑苦しいよ」ジタバタ
 ミーナ「ふっふっふ、アニったら…絶対に逃がさないからね?」ニヤリ
 アニ「…!!」ブルッ
 ミカサ「…ところで、どうしてアニを捕まえる必要があったの?」
 アニ「もう、放してよ」ジタバタ
 
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                  - 13 : : 2013/12/11(水) 20:31:47
 ミーナ「アニ…怖い話が苦手なんでしょ?」ニヤリ
 アニ「(どきりっ!!)」ピクッ
 アニ「そ、そ、そ、そんな事…な、な、な、ないから…」アセアセ
 ミーナ「(これは、図星だね!!)」ピーン
 ミカサ「(アニ、とても分かり易い)」ジーーッ
 ミーナ「よぉーし!今日はずっと怪談話聞かせるからね!!」ニコ
 
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                  - 14 : : 2013/12/11(水) 20:32:07
 アニ「嫌だっ!放せぇっ!!」ジタバタ
 ミーナ「(可愛いなぁ…)」ホクホク
 ミカサ「(アニは、怪談話の何がそんなに怖いのだろうか?)」
 ミーナ「それじゃあ、早速開始だぁ!!」パチパチ
 ミカサ「......」パチパチ
 サシャ「何か、面白そうな話ですね」ヒョコッ
 
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                  - 15 : : 2013/12/11(水) 20:32:34
 クリスタ「どんな怖い話なのかなぁ?」キャッキャッ
 ユミル「ほぉ、私も入れてもらおうかな?」ヒョコッ
 アニ「……」ガクブル
 ミカサ「(アニの抵抗がなくなった)」ギューギュー
 ミーナ「じゃあ早速、私から話すね」
 ユミル「おっしゃ!こいや!!」バンバン
 
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                  - 16 : : 2013/12/11(水) 20:32:52
 クリスタ「ユミル、盛り上がりすぎだよ」クスス
 ミカサ「……」ジーーッ
 アニ「(怖いよぉ…)」ガクブル
 アニ「(ユーク、助けてぇ)」ブルブル
 ミーナ「皆、用意はいい?」チラ
 ミーナ「これは…この女子寮に伝わる話なんだけどね――――」ヒュードロロ~
 
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                  - 17 : : 2013/12/11(水) 20:34:30
 ――――――――
 ミーナ「そして、その子はこう尋ねたの」
 ミーナ「『一体誰に、殺されたの』って…」
 ミーナ「そしたら、その女の子がこう答えたの…」
 クリスタ「……」ゴクリ
 ユミル「……」ワクワク
 ミーナ「それは…お前だぁ!!」ババーン
 
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                  - 18 : : 2013/12/11(水) 20:34:57
 アニ「(きゃぁぁぁああ!!)」ガタガタ
 ミカサ「(…特に面白くない)」ジーーッ
 クリスタ「面白かったね!」
 ユミル「まぁ、ありきたりだが、手始めとしては上出来だな!」
 アニ「(『て、手始め』!?)」ドキンッ!!
 ミカサ「(え、まだ続くのだろうか?)」アキタ
 
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                  - 19 : : 2013/12/11(水) 20:35:15
 クリスタ「それじゃあ、次は私が語り手をやる!」ハイハイ!
 ユミル「おっ、楽しみだなぁ!!」
 ミーナ「1人3つくらい話すまでやるからね?」ニコ
 アニ「(え!?じゃあ、まだずっと続いちゃうじゃないか!!)」ガーン!!
 ミカサ「(…帰ろうかな?)」アキタ
 クリスタ「ふっふっふ、私もこわぁーい話するからね?」ニヤリ
 
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                  - 20 : : 2013/12/11(水) 20:35:47
 アニ「(助けてぇ…ゆーくぅ…)」ガタガタ
 ミカサ「(アニが怖がる理由が、特にわからない)」チラ
 アニ「……」ガクブル
 ミカサ「(普通の人は、こういった話が好きなんだろうか…アニを除いて)」ウーム
 クリスタ「私の話はね、教室に住みつくお化けの話なんだけど」
 クリスタ「数年前に、教室で首を吊った訓練兵が居たの―――――」ヒュードロロ~
 
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                  - 21 : : 2013/12/11(水) 20:36:21
 ――――――――
 クリスタ「その子の魂は、ずっと器の身体を求めて夜の教室を彷徨ってるんだって…」
 アニ「(怖いよぉ…)」ガクガク
 ミカサ「(怪談よりもアニを見ている方が、断然面白い…)」ジーーッ
 ユミル「じゃあ、次は私が行くぜ!」ハイ!
 サシャ「その後は、私が話しますね!」ハイ!
 アニ「(早く終わってぇ…)」ブルブル
 ミカサ「(アニが可愛い)」ジーーッ
 
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                  - 22 : : 2013/12/11(水) 20:36:38
 ――――――――
 サシャ「――――というわけで、これで、3周しましたね」
 クリスタ「ミカサとアニはずっと聞いていただけだったけど、良かったの?」
 ミカサ「ええ、私はそういった怪談話を持ち合わせていない」
 ミカサ「ので、皆を楽しませる事は、出来なかったと思う」
 ミーナ「ミカサなら、面白い話持っていると思ったんだけどなぁ」
 ミカサ「ごめんなさい」
 
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                  - 23 : : 2013/12/11(水) 20:37:03
 ユミル「まっ!別に謝るような事じゃねぇよ」ヘラヘラ
 サシャ「そうですよ!怖いもの知らずミカサですから!」
 ミーナ「そうだね。ごめん、ミカサ」
 ミカサ「それ程でもない」
 クリスタ「それはちょっと、使い方が違うよ」アハハ
 サシャ「それじゃあ、もう遅いですし、部屋に戻りましょうか!」
 
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                  - 24 : : 2013/12/11(水) 20:37:30
 ユミル「そうだな。いい加減に帰るか」
 ミーナ「それじゃあ皆!おやすみー!!」フリフリ
 クリスタ「おやすみぃー」フリフリ
 サシャ「おやすみなさいです」
 ミカサ「皆、おやすみなさい」
 アニ「……」
 
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                  - 25 : : 2013/12/11(水) 20:39:51
 スタスタ スタスタ
 ミカサ「さて…アニ」チラ
 アニ「……」ガクガク
 ミカサ「…私達も部屋に戻りましょう?」
 アニ「つ、連れて行って…」
 ミカサ「ええ、さぁ手を取って」スッ
 アニ「…ありがと」ギュ
 
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                  - 26 : : 2013/12/11(水) 20:40:25
 ミカサ「それでは、戻りましょう」スタスタ
 アニ「うん…」ヨチヨチ
 スタスタ ヨチヨチ
 ミカサ「(アニがこんなに怖がりだったとは、知らなかった)」
 ミカサ「(以前、お化け屋敷へ行った時よりも、遥かに怖がっていた)」
 ミカサ「(あの時とは、何が違うのだろう?)」
 ミカサ「……」
 
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                  - 27 : : 2013/12/11(水) 20:41:09
 ミカサ「……!」ピコーン
 ミカサ「(そうか…むふふ)」ニヤリ
 ミカサ「(涼しさと私の癒しを同時に満たす事が出来るような、良い事を思いついた)」
 ミカサ「(早速、明日にでも“彼”に相談してみる事にしよう)」
 ミカサ「(ただし、目的については仄めかすけれど…)」ムフフ
 ミカサ「(ふふふ、楽しみ、楽しみ――――♪)」
 
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                  - 28 : : 2013/12/11(水) 20:41:29
 ――――ミカサ・アニの部屋――――
 ミカサ「アニ、部屋に着いた」
 ミカサ「ので、手を放しても構わないだろうか?」チラ
 アニ「う、うん…迷惑かけたね…」パッ
 ミカサ「どういたしまして」
 アニ「わ、私はもう寝るよ」スタタ
 ミカサ「ええ、おやすみなさい」
 
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                  - 29 : : 2013/12/11(水) 20:41:49
 アニ「おやすみ」モゾモゾ
 ミカサ「(アニ、ちゃんと寝られるだろうか?)」ゴロン
 アニ「(とは、言ったものの…)」モゾモゾ
 ミカサ「(それよりも私は、プランを考えよう!)」モンモン
 アニ「(怖くて眠れないよぉ…ユーク、傍に居てよぉ…)」グスッ
 ミカサ「(ふふふ、今から皆の反応が非常に楽しみ――――)」ニヤリ
 
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                  - 30 : : 2013/12/11(水) 20:43:18
 Part1おわり
 例外的に、本編29話および30話のタイトルを公開しました
 ただし、まだそちらはコメントを控えてもらっています
 ので、よろしくお願いします
 
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                  - 31 : : 2013/12/11(水) 22:44:15
- 続きが気になるwwwwww
 
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                  - 32 : : 2013/12/11(水) 23:27:14
- >>31
 まぁ、一気に読むものじゃないよ、はは
 
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                  - 33 : : 2013/12/12(木) 10:58:38
 ――Part 2――
 ――――翌日 夜 食堂――――
 ミカサ「――――と言う訳で、肝試しをしようと思う」
 ユーク「へぇ」
 アニ「(びくっ!!)」ドキリ
 ミカサ「それで、ユーク、貴方はどう思う?」
 ユーク「まぁ、いいんじゃない?好きにすれば?」シレッ
 アニ「……」ビクビク
 
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                  - 34 : : 2013/12/12(木) 10:59:06
 ミカサ「何を他人事のように言っているの?」
 ミカサ「勿論、貴方も参加するのは決まっている」
 ユーク「えぇー、面倒くさいなぁ」
 アニ「ゆ、ゆーくぅ…」ビクビク
 ミカサ「貴方はこの震えるアニを見ても、まだそんな事を言っていられるの?」チラ
 ユーク「ん?」チラ
 
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                  - 35 : : 2013/12/12(木) 10:59:22
 アニ「......」ガクブル
 ユーク「アニ…怪談は苦手だっけ?」
 アニ「う、うん…」ビクビク
 ミカサ「ご覧の通り」
 ユーク「はいはい、察しましたよ」
 ミカサ「では、参加してもらえる?」
 
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                  - 36 : : 2013/12/12(木) 10:59:38
 ユーク「でもまぁ…それとこれとは、話は別かな?」シレッ
 ミカサ「え?」
 アニ「ゆ、ゆーくぅ…」ギュ
 ユーク「何?」
 アニ「つ、着いて来て…くれないの?」ジッ ウルウル
 ユーク「アニがお願いしてくれたら、着いて行くけど?」ケロッ
 
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                  - 37 : : 2013/12/12(木) 10:59:58
 ミカサ「アニ、ユークもこう言っている」
 ミカサ「ので、可愛くお願いしてあげて?」ニヤニヤ
 アニ「…ユーク」ギュッ
 ユーク「…何だい、アニ?」
 アニ「私と一緒に…肝試しに着いて来て?」ジッ ウルウル
 ユーク「わかったよ。一緒に行こうか」ニコ
 
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                  - 38 : : 2013/12/12(木) 11:00:12
 アニ「!!」
 アニ「ありがとう」ニコ
 ユーク「(ふふっ、可愛いなぁ)」ホノボノ
 ミカサ「(とてもいい笑顔)」ホノボノ
 ミカサ「(しかし、ユークも中々あざとい…)」ジーーッ
 アニ「……///」テレテレ
 
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                  - 39 : : 2013/12/12(木) 11:00:30
 ――――――――
 ミカサ「それでは、メンバーを決めよう」
 ユーク「いつもの14人だろう?」
 ミカサ「その通り。そこで分担して、残り11人を招集しよう」
 ユーク「上手く集まるかね?」
 ミカサ「大丈夫、皆それぞれの想いに釣られて、自然と集まってくるから」ニヤリ
 ユーク「まぁメンバーの招集は、それでいいとしよう」
 
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                  - 40 : : 2013/12/12(木) 11:01:11
 ユーク「で、だ!」
 ミカサ「ええ」
 ユーク「許可は、ちゃんと取れるの?」
 ユーク「肝試しなんだし、夜にやるんでしょ?」
 ミカサ「ええ、場所は訓練所の近くの森がいいかなと思っている」
 ユーク「無断で抜け出すの?」
 
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                  - 41 : : 2013/12/12(木) 11:01:31
 ユーク「訓練兵が14人もぞろぞろと」
 ミカサ「いいえ、ちゃんと教官に交渉(物理)する!」
 ユーク「いや…君の“それ”には到底、期待できないよ」ハァ
 ミカサ「じゃあ、説得(物理)する!!」
 ユーク「それらは、同義だって」ヤレヤレ
 ミカサ「では、貴方とアルミンとマルコに、説得役を頼むとしよう」
 
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                  - 42 : : 2013/12/12(木) 11:02:01
 ユーク「やれやれ、面倒事は押し付けられるのか」ハァ
 ミカサ「期待している」
 ユーク「それじゃあ、早速2人を探して申請してくるから、大人しく待っていてね?」
 ミカサ「そんな、飼い犬みたいな扱いをしないでほしい」シュン
 ユーク「放っておくと、どこへ行って、何をしでかすか分からないからね」
 ユーク「ちゃんと、言葉の首輪をつけておかないとさ」
 
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                  - 43 : : 2013/12/12(木) 11:02:22
 ミカサ「あぅぅ…意地悪…」ジーーッ
 ユーク「今それは、ただの褒め言葉さ」ヒラヒラ
 ミカサ「アニからも何か言ってあげて」チラ
 アニ「……///」ポーー
 ミカサ「(やれやれ、アニは自分の世界へ入り込んでしまっていた)」
 アニ「(ユークが一緒に着いて来てくれるのなら、私も頑張れる気がする…///)」ポーー
 
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                  - 44 : : 2013/12/12(木) 11:02:41
 ユーク「それじゃあ、行って来るから暫くはここに居てくれると助かるかな?」
 ミカサ「わかった。私達は雑談でもして待っている」
 ユーク「行って来まーす」スタスタ
 
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                  - 45 : : 2013/12/12(木) 11:04:19
 ――――少し時間が経って――――
 ユーク「ただいまっ!」ヒョコッ
 ミカサ「あら、ユーク。随分と早かったのね」
 アルミン「やぁ、2人とも」
 マルコ「こんばんは」
 アニ「アルミンとマルコまで」
 ミカサ「という事は、交渉は?」
 
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                  - 46 : : 2013/12/12(木) 11:04:34
 ユーク「無事、成功したさ」
 アニ「流石だね」
 アルミン「まぁ、ユークとマルコが居たからさ」
 マルコ「そうそう、ユークとアルミンが居たからね」
 ユーク「おいおい、何を言っているんだ」
 ユーク「偏《ひとえ》に、君達2人の活躍だろ?」ヤレヤレ
 
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                  - 47 : : 2013/12/12(木) 11:05:15
 ワイワイ ガヤガヤ
 ユーク ダヨ! アルミン ダッテ! マルコ コソ!
 ミカサ「3人で互いに謙遜し合っている」
 アニ「素直にお互いに認めれば、すぐに解決するのにね」
 ミカサ「こういった謙虚な所も3人の長所だから」
 アニ「それもそうだね」
 
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                  - 48 : : 2013/12/12(木) 11:05:25
 ガチャ バタン
 ドタバタ ガヤガヤ
 ミーナ「ミカサ、話は聞いたよ!」ウキウキ
 クリスタ「肝試しをするんだって!?」ワクワク
 ユミル「まぁ、暑さを避けるには、良い案なんじゃねぇか?」
 コニー「オレも楽しみだぜ!!」
 ユーク「…というわけで、召集も既に完了している」キリッ
 ミカサ「流石、ユーク」
 
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                  - 49 : : 2013/12/12(木) 11:05:41
 アニ「いつも通り、仕事が早いね」
 ユーク「ありがとう!」
 ジャン「まぁ、詳しい話を聞かせてくれや」
 ミカサ「ええ、それでは皆が集まった」
 ミカサ「ので、作戦会議と行こう!」
 ユーク「まぁ、教官に話したところね、訓練の一環と言う名目で――――」
 
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                  - 50 : : 2013/12/12(木) 11:05:54
 ――――――――
 ミカサ「――――という風に、夕食後、訓練所近くにある森に出掛ける」
 ミカサ「肝試しでは、基本男女2人でのペアを組んで、順に森のコースを散策する」
 ミカサ「そしてゴール地点に着いたら、そこで待機するという流れ」
 ミカサ「皆、わかってもらえただろうか?」チラ
 エレン「まぁ、言いたい事はわかったよ」
 ライナー「いいイベントだと思うぞ?」
 
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                  - 51 : : 2013/12/12(木) 11:06:03
 ベルトルト「そうだね。暑さを忘れられると思うよ」
 サシャ「夜の森が、私を呼んでいますねっ!!」ワクワク
 ユーク「皆もやる気があるみたいでよかったね、ミカサ」チラ
 ミカサ「ええ、準備の甲斐があるというもの」
 ユーク「何か準備する事なんてあるの?」
 ユーク「例えば、お化けの仕掛けとか?」
 
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                  - 52 : : 2013/12/12(木) 11:06:19
 ミカサ「いいえ。そう言った類《たぐい》は、時間の関係もあって用意は出来ない」
 ミカサ「内容は、単に夜の森を2人で散歩する、というだけの事」
 ユーク「じゃあ、『準備』って?」
 ミカサ「それは、当日までのお楽しみ」ニシシ
 ユーク「(また何か企んでいるな、これは…)」
 クリスタ「ねぇねぇ、ミカサ!」
 
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                  - 53 : : 2013/12/12(木) 11:06:31
 ミカサ「何、クリスタ?」
 クリスタ「聞きたい事があるんだけど」
 クリスタ「ペアはどうやって決めるの?」ワクワク
 ミーナ「それは、私も知りたい!!」ズイズイ
 ミカサ「ペアは当日、森へ着いた後に決めましょう!」
 ミカサ「その方が先入観もなくして、当日までわくわくできると思う」
 
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                  - 54 : : 2013/12/12(木) 11:06:43
 クリスタ「なるほど!誰になるかなぁ?」
 ミーナ「希望の人とペアになれたらいいね、クリスタ!」ニコ
 クリスタ「うん、そうだね!」ニコ
 ミーナ「(マルコとペアになりたいなぁ)」ポワワーン
 クリスタ「(ジャンとペアに…きゃっ!///)」ポワワーン
 コニー「(肝試しなんて、何年振りだろうな!懐かしいぜ!!)」ワクワク
 
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                  - 55 : : 2013/12/12(木) 11:06:59
 サシャ「(森で何か、木の実でも成っていませんかねぇ)」
 ライナー「(クリスタと組めたらなぁ…)」
 ベルトルト「(…正体がばれないように、ライナーの扱いには細心の注意が必要だね)」
 ユーク「(…まっ、このメンバーなら、ペアは誰とでもいいかな?)」
 アニ「(どうせペアになるなら…あいつと…///)」チラ
 ミカサ「(ふふふ…私の力を見せる時――――)」
 
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                  - 56 : : 2013/12/12(木) 11:07:24
 ――――翌日 夜 倉庫――――
 ユーク「ところで、アニはどうしてお化けが苦手なんだっけ?」ホジホジ
 アニ「べ、別に、お化けが怖いわけじゃ…」オロオロ
 ユーク「それじゃあ、怪談話が苦手なの?」スッスッ
 アニ「そ、そうだよ…」ソワソワ
 ユーク「でも以前は、お化け屋敷でも怖がっていたよね?」ホジホジ
 (『――番外編―― 第6話』参照)
 アニ「あ、あれは…その…」
 
- 
                  - 57 : : 2013/12/12(木) 11:07:40
 ユーク「そう考えると、やっぱりお化けが怖いと考えるのが普通じゃない?」ホジホジ
 アニ「あ、あぅぅ…」
 ユーク「理由だけでも、話してみない?」スッスッ
 アニ「アンタ…忘れたの?」チラ
 ユーク「顔を動かすと危ないよ?」
 アニ「あ、うん…」ジッ
 
- 
                  - 58 : : 2013/12/12(木) 11:07:52
 ユーク「…ごめん、忘れちゃったよ」
 アニ「そ、そうだよね…3年以上も…前の事だもんね」
 ユーク「何があったんだっけ?」
 アニ「開拓地の頃にさ…」
 ユーク「……」
 アニ「夜中…トイレに着いて来てもらった事…あったでしょ?」
 
- 
                  - 59 : : 2013/12/12(木) 11:08:10
 ユーク「…少しずつ、思い出してきた気がするよ」
 アニ「アンタはあの時も、いつものように優しく受け入れてくれて、着いて来たんだよ」
 ユーク「そう…だった…かな?」
 アニ「厠《かわや》は、外の森の近くにあったから…夜に行くのは、心細かったんだ」
 ユーク「…そうだったね」
 アニ「それで…アンタに着いて来てもらった時に、森から音が聞こえてきて…」
 
- 
                  - 60 : : 2013/12/12(木) 11:08:29
 ユーク「…思い出した」
 アニ「…うん」
 ユーク「あの時は、おそらく森に住む動物の鳴き声だったんだけど」
 アニ「…うん///」カァァ
 ユーク「アニは…その音にとても反応しちゃってさ」クスッ
 アニ「恥ずかしいから…笑わないで…///」ギュッ
 
- 
                  - 61 : : 2013/12/12(木) 11:08:44
 ユーク「ごめん。で、咄嗟に走り出したんだったね」
 アニ「だって…びっくりしたんだもん」
 ユーク「その事は、別に責めていないさ」
 アニ「迷惑を掛けたね」
 ユーク「まぁ、それはあまり否定しないかな?」
 アニ「…ふんっ」プイ
 
- 
                  - 62 : : 2013/12/12(木) 11:08:55
 ユーク「拗ねないで?」ナデナデ
 アニ「……」スリスリ
 ユーク「それで、アニを追い掛けていたら、森の中に入ってしまっていてさ」
 ユーク「アニに追いつく事は出来たけど、暗かったから迷いそうになったよね」
 アニ「…ごめん」シュン
 ユーク「無事に帰れて、何よりだったさ」
 
- 
                  - 63 : : 2013/12/12(木) 11:09:10
 アニ「あの時の私は、もっと怖くなって…終始、アンタにしがみ付いていたね」
 ユーク「それくらいでいいなら、お安い御用さ」
 アニ「アンタは、いつも優しいね」グスッ
 ユーク「アニが無事で、良かったとずっと思っていたよ」
 アニ「アンタ、さっきまで忘れていたじゃないか」グスッグスッ
 ユーク「そう言う事は、今は言わないの」ナデナデ
 
- 
                  - 64 : : 2013/12/12(木) 11:09:22
 アニ「無事に帰れたのも、アンタのおかげだったよ」グシグシ
 ユーク「ここへ来るまでは、山の中の森に住んでいたから、眼と方向感覚は人一倍強いんだ」
 アニ「ねぇ、ユーク」
 ユーク「何だい?」
 アニ「あの時は、結局、言えなかったけど…」
 アニ「助けてくれて、ありがとね」
 
- 
                  - 65 : : 2013/12/12(木) 11:09:41
 ユーク「…どういたしまして」ニコ
 アニ「随分と、お礼が遅れちゃって…ごめん」
 ユーク「それが聞けて、良かったよ」
 アニ「ねぇ」
 ユーク「今度は何?」
 アニ「今日は…このまま寝てもいい?」チラ
 
- 
                  - 66 : : 2013/12/12(木) 11:09:54
 ユーク「…いつも勝手に、寝ているじゃないか」クスス
 アニ「ねぇ…どうなの?」ジーーッ
 ユーク「どうぞ?」
 アニ「…おやすみなさい」
 ユーク「おやすみ、アニ」ナデナデ
 アニ「Zzz――――」スリスリ
 
- 
                  - 67 : : 2013/12/12(木) 11:10:17
 Part2おわり
 今日は、さっさと上げました
 
- 
                  - 68 : : 2013/12/12(木) 20:56:03
- 一気に読むなと言われても・・・
 気になるwwwwwwww(・ω・)
 
- 
                  - 69 : : 2013/12/12(木) 21:10:01
- >>68
 文章で全て説眼するとなると、詳細や回りくどい表現が多くなりやすいからね。
 ずっと読んでいて、頭痛くならないかい?
 
- 
                  - 70 : : 2013/12/13(金) 11:26:35
 ――Part 3――
 ――――肝試し当日 夜の森――――
 ミカサ「さて、ユーク達の活躍で見事、夜に肝試しを開催する事に成功した」
 ミカサ「ので、拍手」パチパチ
 コニー「おぉ!3人はすげぇな!!」パチパチ
 サシャ「ありがとうございます!!」パチパチ
 アルミン「ありがとね」
 マルコ「3人寄れば、文殊の知恵とも言うしね」
 
- 
                  - 71 : : 2013/12/13(金) 11:27:01
 ユーク「言葉の本来の意味としては、若干ずれているけどな」ハハッ
 クリスタ「どういう事?」
 ユーク「蛇足だけど、この言葉の本当の意味はさ」
 ユーク「特別に頭の良い者でなくても、3人集まって相談すれば」
 ユーク「視野が限定されなくて、何か良い知恵が浮かぶものだ、という意味なんだよ」
 クリスタ「へぇ、ユークは物知りだね」
 
- 
                  - 72 : : 2013/12/13(金) 11:27:59
 ユーク「アルミン程ではないけどね」
 ユミル「へぇ、確かにこの3人には不相応な言葉だな」
 コニー「ん?どういう意味だ?」ポカーン
 サシャ「さぁ、わかりませんね?」ポカーン
 クリスタ「うん、私も全然わかんないや」ポカーン
 ユミル「……」
 
- 
                  - 73 : : 2013/12/13(金) 11:28:25
 ユーク「この3人が寄れば、このことわざが当てはまるかもな?」クスス
 ユミル「おいこら、ユーク!」
 ユミル「それは、クリスタが『アホの子』だって言いてぇのか、あぁん!?」ギロリ
 ユーク「誰もそんな事は、言ってないだろ?」
 ミカサ「寧ろ、ユミルがそう思っているのかどうかが怪しい」
 クリスタ「ユミルが?」ポカーン
 
- 
                  - 74 : : 2013/12/13(金) 11:29:02
 ユミル「そ、そんな事…お、思っちゃいないぜ!!」アセアセ
 ユーク「まっ!そんな事は、割とどうだっていいんだけどね」シレッ
 ミカサ「そうね。話が逸れてしまった」
 ユミル「おいおい、今のお前らの発言は納得がいかねぇぜ!!」ズイズイ
 アニ「はいはい、アンタはもう引っ込んでいなよ」グイッ
 ユミル「ぐえっ!」ステン
 
- 
                  - 75 : : 2013/12/13(金) 11:29:17
 ミカサ「ありがとう、アニ」
 アニ「どういたしまして」
 ユミル「くっそう、相変わらずぞんざいな扱いだぜ」イテテ
 クリスタ「大丈夫、ユミル?」サスサス
 ユーク「ミカサ、また話が逸れないうちに、続きを話して?」
 ミカサ「了解した」
 
- 
                  - 76 : : 2013/12/13(金) 11:29:53
 ――――――――
 ミカサ「さて、これから本題の肝試しを行おうと思うのだけれど」
 ミカサ「まずは、男女でのペアを決めようと思う」
 ミカサ「私が順に呼んでいく」
 ミカサ「ので、呼ばれた人は、このくじを引いてほしい」スッ
 「「「はーい」」」
 ミカサ「じゃあ、まずはユークから」スッ
 ユーク「ミカサの持っている棒の束から、1つを引けばいいんだね?」
 
- 
                  - 77 : : 2013/12/13(金) 11:30:14
 ミカサ「ええ、その通り」
 ユーク「どれにするかな?」
 ミカサ「……」スッ ヒョンッ!
 ユーク「ん?」
 ミカサ「……」ニコニコ
 ユーク「(1本だけ、明らかに飛び出ている…)」ジーーッ
 
- 
                  - 78 : : 2013/12/13(金) 11:31:00
 ミカサ「……」ニコニコ
 ユーク「(そして、このミカサの表情…『その棒』を引かせたいわけか)」
 ミカサ「(さぁ、ユーク!早くこの『幸せを導く棒』を引いて?)」ニコニコ
 ユーク「(…仕方ない。ミカサの罠に掛かりに行くとするか)」ヒョイ
 ミカサ「(やった!誘導成功!!)」パァァ!
 ユーク「(嬉しそうだね、ミカサ)」ニガワライ
 
- 
                  - 79 : : 2013/12/13(金) 11:31:23
 ミカサ「では、次はアニの番」スッ ニコニコ
 ユーク「(喜びが滲み出ているよ)」アキレ
 アニ「(…うーん、どうしようかな?)」ジーーッ
 ミカサ「……」ヒョンッ!
 アニ「(あっ!何か1本だけ飛び出たね)」
 ミカサ「……」ニコニコ
 
- 
                  - 80 : : 2013/12/13(金) 11:31:42
 アニ「(ユーク、どうすればいい?)」チラ
 ユーク「(もういいから、それを引いちゃいなさい…)」コクリ
 アニ「(ユークが言うんだったら、間違いないよね?)」ヒョイッ
 ミカサ「(やったぁ!大成功ぉ!!)」パァァ!!
 ユーク「(ミカサ…君って人は…)」ハァ
 ミカサ「それでは皆も、呼ばれた順番に引いて行ってほしい――――」スッ
 
- 
                  - 81 : : 2013/12/13(金) 11:31:55
 ――――抽選の結果――――
 エレン×ミカサ
 ジャン×クリスタ
 ライナー×サシャ
 ベルトルト×ユミル
 マルコ×ミーナ
 アルミン×コニー
 ユーク×アニ
 
- 
                  - 82 : : 2013/12/13(金) 11:32:18
 ユーク「(随分と、都合のいい別れ方をしたな)」チラ
 ミカサ「(くじは仕組んだ!!)」キリッ
 ユーク「(はいはい、ご苦労様)」
 ミカサ「(貴方もアニとゆっくり楽しんで?)」ニヤリ
 ユーク「(それは、お互い様だろ?)」チラ
 ミカサ「(ええ、私も頑張る!)」フンス
 
- 
                  - 83 : : 2013/12/13(金) 11:32:37
 エレン「(ミカサか…まぁいつも通りだな。今更だ)」
 ジャン「(ミカサはエレンに獲られちまったか…でもこんな事言っても今更か)」
 クリスタ「(やったぁ!神様ありがとうっ!!)」パァァ
 ライナー「(まぁ食べ物には関連がないから…大丈夫だろ?)」
 サシャ「(夜だと、ライナーが獲物に見えますねぇ)」ジーーッ
 ベルトルト「(まぁ、無難だね。話す事は多々あるし…)」
 
- 
                  - 84 : : 2013/12/13(金) 11:32:52
 ユミル「(ふぅーん、ベルトルさんか。まぁいいかな?)」
 マルコ「よろしくね、ミーナ」ニコ
 ミーナ「うん!私の方こそ、いざとなったら守ってね?」ニコ
 アルミン「(外れちゃったか、残念だけど…コニーとなら楽しめそうな気もする)」
 コニー「よぉ、アルミン!よろしくな!!」ワハハ
 アニ「(ユークとペアだ…なんか嬉しいなぁ///)」テレテレ
 
- 
                  - 85 : : 2013/12/13(金) 11:33:16
 ――――――――
 ミカサ「それでは、私達の組から順にスタートする」
 ミカサ「ので、後はユークの指示に従って、順次スタートしてほしい」
 ユーク「まっ、俺達が最後だから、その間は任せておいて?」
 ミカサ「ええ、心強い」ニコ
 ユーク「それじゃあ、エレンと共に“逝って”らっしゃい」ニヤリ
 ミカサ「ええ、“行って”来ます」キリッ
 
- 
                  - 86 : : 2013/12/13(金) 11:33:38
 ミカサ「エレン、行きましょう!」ギュッ
 エレン「わかったけど、手を繋ぐ必要はあるのか?」
 ミカサ「勿論、大事!」
 エレン「でもなぁ」
 ミカサ「エレンは何かあった時に、私を守ってくれないの?」ジッ
 エレン「別にお前は俺に守られる程、弱くないだろ?」
 
- 
                  - 87 : : 2013/12/13(金) 11:34:05
 ユーク「エレン、ミカサもこう言っているんだから、手を繋いであげなよ?」
 ユーク「それが、男の甲斐性ってもんさ」ニッ
 エレン「…わかったよ。行くぞ、ミカサ?」ギュッ
 ミカサ「(ユーク、ありがとう)」チラ
 ユーク「(どういたしまして)」チラ
 ミカサ「それと皆、ペアは手を繋ぐのが、必須条件だから」
 
- 
                  - 88 : : 2013/12/13(金) 11:34:50
 ユーク「迷子になるのを防止する役割も兼ねているからね?」
 クリスタ「うん!わかったよ!!」パァァ
 ジャン「迷子は避けたいし、しゃあねぇなぁ」ヘヘッ
 マルコ「それじゃあ、僕達もね、ミーナ?」ニコ
 ミーナ「うん!私も嬉しいよ!!」ニコ
 ミカサ「それじゃあ、皆!今度こそ、行って来ます!!」スタスタ
 
- 
                  - 89 : : 2013/12/13(金) 11:37:55
 ユーク「あぁ、くれぐれも気をつけて?」
 アニ「先頭だから、頼んだよ?」
 ミカサ「ええ、先陣は任せておいて!」チラ グッ
 エレン「俺達も迷わないように気を付ける」
 ミカサ「エレン、行きましょう」スタスタ
 エレン「あぁ、そうだな。じゃあな、お前らー!」フリフリ スタスタ
 
- 
                  - 90 : : 2013/12/13(金) 11:38:18
 スタスタ トコトコ
 ユーク「逝ったな」
 アニ「アンタ、さっきから何を縁起でもない事、言っているんだい?」
 ユーク「ミカサがまた爆死するかもしれないからな」ニシシ
 アニ「『爆死』って?」
 ユーク「まぁ、後でミカサの様子を見れば、自ずと分かるんじゃないかな?」ニヤリ
 アニ「...?」
 
- 
                  - 91 : : 2013/12/13(金) 11:38:46
 ユーク「まぁ、アニはその事は気にせずに、ゴールを目指す事だけを考えよう?」
 アニ「うん、わかった」
 ガサガサガサ ウワッ!!
 キャッ!! ガシッ グエッ!!
 バターン!! エレン!エレン!!
 ユーク「…早くも、もうダメかもね」トオイメ
 アニ「何があったんだろうね?」ポケーー
 ユーク「ジャンとクリスタ」チラ
 ジャン「何だ?」
 
- 
                  - 92 : : 2013/12/13(金) 11:39:10
 ユーク「エレンとミカサの様子見も兼ねて、もうスタートしてくれないか?」
 クリスタ「うん、わかったよ!!」
 ジャン「じゃあ、行くか、クリスタ」チラ
 クリスタ「うん!」キラキラ
 ジャン「それじゃあ、ほら」スッ
 クリスタ「あっ!」ドキドキ
 
- 
                  - 93 : : 2013/12/13(金) 11:39:25
 ジャン「手、繋ぐんだろ?」チラ
 ユーク「あぁ」コクリ
 ジャン「クリスタ?」チラ
 クリスタ「あ、あぅぅ…///」モジモジ
 ユーク「ほら、クリスタ。ジャンもこうやっているんだから、手を取ってあげて?」
 クリスタ「う、うん…///」モジモジ
 
- 
                  - 94 : : 2013/12/13(金) 11:39:39
 クリスタ「よ、よろしく、お願いします…///」ジッ
 ジャン「あぁ!迷子にならねぇようにな!!」ニカッ
 クリスタ「う、うん!私、頑張るねっ!!」ニコ
 ジャン「おう。それじゃあ、行こうか!」グイ
 クリスタ「あっ、力強いよ、ジャン」トテテテ
 ユーク「(クリスタ、頑張れ!)」
 アニ「(頑張って、クリスタ!――――)」
 
- 
                  - 95 : : 2013/12/13(金) 11:40:11
 ――――――――
 アルミン「それじゃあ、僕達も行くね?」
 コニー「よっしゃ!待ちくたびれたぜ!!」ワクワク
 ユーク「あぁ、いってらっしゃい」
 アニ「気を付けてね」
 アルミン「うん。それじゃあね!」フリフリ
 コニー「じゃあな、お前らー!」フリフリ
 
- 
                  - 96 : : 2013/12/13(金) 11:40:47
 スタスタ スタスタ
 ユーク「さて、俺達だけになったな」チラ
 アニ「そうだね。先に行った皆はどうなったかな?」チラ
 ユーク「ジャン達が無事にミカサ達を助けてくれているといいんだけど…」
 アニ「少し、心配だね」
 ユーク「…誰も居ないな」
 アニ「私達で最後だもん」
 
- 
                  - 97 : : 2013/12/13(金) 11:41:03
 ユーク「アニは、怖くないかい?」
 アニ「今のところは、大丈夫だよ」
 ユーク「…離れないでね?」ギュッ
 アニ「うん…そのつもりさ」ギュッ
 ユーク「さて、俺達もそろそろ行くとするか!」
 アニ「うん…守ってね?」ジッ
 
- 
                  - 98 : : 2013/12/13(金) 11:41:18
 ユーク「あぁ、絶対に!」ニカッ
 アニ「頼もしいよ」ニコ
 ユーク「それじゃあ、出発だ!」オーー!
 アニ「お、おぉーー!」ビクビク
 ユーク「(遂に俺達の番だ。楽しみだな♪)」ウキウキ
 アニ「(だ、大丈夫…ユークだって居るんだから!――――)」ソワソワ
 
- 
                  - 99 : : 2013/12/13(金) 11:41:41
 ――――森の中――――
 ザワザワ ガサガサ
 ホーホー ジリリリ
 ユーク「……」スタスタ
 アニ「……」ビクビク
 ユーク「アニ?」チラ
 アニ「(びくりっ!!)」ドキンッ
 アニ「な、何?」ドキドキ
 ユーク「…やっぱり、怖い?」
 
- 
                  - 100 : : 2013/12/13(金) 11:41:58
 アニ「…す、少しだけ」ドキンドキン
 ユーク「気分を紛らわせる為に、話でもしようか」
 アニ「お、お願い…」ビクビク
 ユーク「森では、色々な音がするんだよね」
 アニ「そ、そうだね」ドキドキ
 ユーク「風の音や、草木が揺れる音」
 
- 
                  - 101 : : 2013/12/13(金) 11:42:16
 ユーク「他にも、フクロウや昆虫の鳴き声が色々混ざって、雰囲気が出ているよ」
 アニ「だから、何なの?」ドキンドキン
 ユーク「怖がってばかりいないで、アニにもそういった音に耳を傾けほしいんだ」チラ
 アニ「どうして?」
 ユーク「そうやって、その正体が掴めれば、きっと怖くなくなると思ってね」
 アニ「そうなのかな?」
 
- 
                  - 102 : : 2013/12/13(金) 11:42:28
 ユーク「きっとそうさ」ニコ
 アニ「じゃあ、やってみる」
 ユーク「……」
 アニ「……」
 ユーク「どうだい?」
 アニ「うん。耳を澄ませば、色々な音を区別できる気がする」
 
- 
                  - 103 : : 2013/12/13(金) 11:42:55
 ユーク「その1つ1つを順に追っていけば、そのうち怖さもなくなるさ」
 アニ「うん。頑張ってみる」
 ユーク「じゃあ少し、ここに腰掛けようか」ポスン
 アニ「そんなにのんびりしていて、大丈夫なの?」
 ユーク「きっと、皆もそうしている筈さ」
 アニ「そうなのかな?」ポスン
 
- 
                  - 104 : : 2013/12/13(金) 11:43:34
 ユーク「あぁ。だから、そんなに急がなくてもいいんだよ」ニコ
 アニ「……」
 ユーク「……」
 アニ「ねぇ、ユーク」ピトッ
 ユーク「何?」
 アニ「また…抱きしめて…くれないかい?」ジッ
 
- 
                  - 105 : : 2013/12/13(金) 11:43:50
 ユーク「どうして?」
 アニ「アンタの温もりを…感じたいと思ったからさ…///」ギュッ
 ユーク「アニ…」ダキッ
 アニ「あっ…ありがとう」ギューーッ
 ユーク「好きな時に、頼んでくれていいからね?」ギュッ
 アニ「うん…安心する」ギューーッ
 
- 
                  - 106 : : 2013/12/13(金) 11:44:09
 ユーク「俺もだよ…離したくない」ギュッ
 ユーク「(大切な家族のような存在を…誰が離したいと思うものか)」
 アニ「(ユークは今、何を考えているんだろう?)」
 ユーク「……」
 アニ「…ユーク」パッ
 ユーク「ん?」
 
- 
                  - 107 : : 2013/12/13(金) 11:44:27
 アニ「もう大丈夫だよ。ありがとう」スッ
 ユーク「そうか」スッ
 アニ「私達もゴールに向かおう?」ギュッ
 ユーク「そうだな、皆のところへ行こう!」ギュッ
 アニ「うん!」
 ユーク「(アニは、少し落ち着いたようだね)」
 
- 
                  - 108 : : 2013/12/13(金) 11:44:56
 スタスタ トコトコ
 ユーク「皆、どんな風に怖がっていたんだろうな?」
 アニ「コニーなんかは、寧ろ楽しんでいるだけかもね」クスリ
 ユーク「ははっ、それは言えているかも」
 アニ「それでいて、サシャなんかも案外、怖がりだったりしてね」
 ユーク「意外にあるかもな、それ」
 アニ「それとそれと…」
 
- 
                  - 109 : : 2013/12/13(金) 11:46:56
 ユーク「(アニ、さっきの事で緊張が解けたのか、饒舌になって来たな)」
 アニ「でね、その時ね――――」
 ユーク「(普段から、こうやってもっと楽しそうに話してほしい)」
 ユーク「(そんな君の姿を見ると、俺は安心するから…でも)」
 ユーク「(そんな君をずっと見ていたいと思うのは、俺の我がままだろうか?)」
 ユーク「(それとも他に――――)」
 
- 
                  - 110 : : 2013/12/13(金) 11:47:36
 Part3おわり
 明日でこの話も完結です
 
- 
                  - 111 : : 2013/12/13(金) 17:34:42
- 早く、明日にならないかなー
 
- 
                  - 112 : : 2013/12/13(金) 20:58:06
- <<69
 返事遅れてすいません!
 自分はもう、読書とかss読むのとか平気です。
 ので、ご心配なさらずどうぞ!
 
- 
                  - 113 : : 2013/12/13(金) 21:27:16
- >>111
 ありがとう。とても嬉しい言葉なんだけど...
 私はもう、毎日の研究と卒業論文の作成がしんどいです
 時間が欲しいです
 
- 
                  - 114 : : 2013/12/13(金) 21:32:30
- >>112
 そうかい。まぁ本を読むのはいい事だと思うよ
 
- 
                  - 115 : : 2013/12/13(金) 22:26:31
- ということなので、
 明日楽しみにしてます
 
- 
                  - 116 : : 2013/12/14(土) 14:04:57
 ――Part 4――
 ――――ゴール地点――――
 ミカサ「2人が来た」
 ユーク「すまん、遅れたな!」
 アニ「ごめんね」
 エレン「遅かったな、何していたんだ?」
 ユーク「いや、単に順番待ちで時間を食っただけだよ」
 アニ「そういう事さ」
 
- 
                  - 117 : : 2013/12/14(土) 14:05:11
 エレン「ふぅーん」
 ミカサ「2人とも、楽しめた?」
 ユーク「あぁ、勿論さ!」ニカッ
 アニ「ま、まぁね…///」モジモジ
 ミカサ「……」ニコニコ
 ユーク「クリスタもどうだった?」
 
- 
                  - 118 : : 2013/12/14(土) 14:05:37
 アニ「楽しかったかい?」
 クリスタ「う、うん!楽しかったよ!!」ニコ
 ジャン「まぁ俺も楽しめたぞ?」ケロッ
 ユーク「それは、よかった」
 ミカサ「準備した甲斐があったというもの」
 ユーク「でもさ、ミカサ」チラ
 
- 
                  - 119 : : 2013/12/14(土) 14:05:56
 ミカサ「何、ユーク?」チラ
 ユーク「初めに聞こえた騒動の音」
 ユーク「あれは…君が原因だろ?」
 ミカサ「うっ、そ、その通り」
 ユーク「エレンの首でも絞めた?」
 ミカサ「な、なんで解るの?」ワナワナ
 
- 
                  - 120 : : 2013/12/14(土) 14:06:12
 ユーク「いや、何となくだけどさ」シレッ
 エレン「全くだよ!草のざわつきにビビッて、飛び付いて来たかと思えばさ」
 エレン「いきなり極めてきて、苦しかったんだからな!」プンプン
 ミカサ「ご、ごめんなさい…」シュン
 ユーク「まぁ、エレン。ミカサもわざとそんな事をやるはずがないだろう?」ドウドウ
 アニ「落ち着きな」
 
- 
                  - 121 : : 2013/12/14(土) 14:06:37
 エレン「まぁ、それもわかってはいるけどよ…」ブツブツ
 ユーク「ミカサ、今回も失敗かい?」
 ミカサ「ぐぬぬ、エレンはやはり手強い」
 ユーク「まっ、頑張りなよ」
 アニ「応援はしているさ」
 ミカサ「そういう貴方達は、何かいい事でもあったの?」
 
- 
                  - 122 : : 2013/12/14(土) 14:06:56
 ユーク「そう見えるかい?」
 ミカサ「ええ、2人とも随分と機嫌がいいように見える」
 ユーク「まぁ、あったね?」チラ
 アニ「うん…まぁ、ね?」チラ
 ミカサ「何々?教えてほしい」ズイズイ
 ユーク「ミカサには、絶対に言えないね?」チラ
 
- 
                  - 123 : : 2013/12/14(土) 14:07:13
 アニ「そうだね。絶対に言いたくない」クス
 ミカサ「そんなぁ、ひどいっ!」ガーン
 ユーク「(言ったところで、君にみすみす『餌』をあげるようなものだしね)」
 アニ「(からかわれたくないから、言えない)」
 ユーク「(この思い出は、俺とアニの記憶の中だけに仕舞っておくよ)」
 アニ「(ユーク、温かかった…///)」ポーー
 
- 
                  - 124 : : 2013/12/14(土) 14:07:37
 ユーク「それじゃあ、皆!気を付けて帰ろうか!!」
 エレン「そうだな、もう眠いぜ」ウトウト
 ミカサ「じゃあ、エレン!私がおんぶしてあげる!!」ハイハイ!
 エレン「いや、女のお前に担がれていくなんて、みっともないし」ウトウト
 ミカサ「がーんっ!」ワナワナ
 ユーク「(『担いでいく』とは、言っていないんだがな?)」ニシシ
 
- 
                  - 125 : : 2013/12/14(土) 14:07:58
 アニ「(ミカサは、つくづく空回りしているね)」
 ミカサ「むぅぅ…私だけぞんざいな扱い」イジイジ
 ユーク「アニは俺がおんぶしようか?」チラ
 アニ「…どうしようかね?」チラ
 ユーク「……」ジーーッ
 アニ「……」ジーーッ
 
- 
                  - 126 : : 2013/12/14(土) 14:08:08
 ユーク「…はい、どうぞ?」スッ
 アニ「お願い」ギュッ
 ユーク「森を歩いて、少しだけ疲れたね?」チラ
 アニ「うん、少しだけね」ギューーッ
 ユーク「アニ、鼓動が高鳴っているね」クス
 アニ「ばかっ…そんな事、言わないでよ…///」ギューーッ
 
- 
                  - 127 : : 2013/12/14(土) 14:08:19
 ミカサ「……」ニマニマ
 ライナー「あいつら、俺達も居る事をすっかり忘れているんじゃないか?」
 ベルトルト「完全に2人だけの世界に入っているね」
 クリスタ「(なんかいいなぁ、あの2人の雰囲気)」ウットリ
 ユミル「(けっ、見せつけてくれるなぁ、あのバカップル)」
 ジャン「(俺もミカサと、あんないい雰囲気になってみたいものだ…)」
 
- 
                  - 128 : : 2013/12/14(土) 14:08:29
 ジャン「(まぁ…叶わねぇだろうけどな)」
 ユーク「(アニの心音を感じると…なぜか安心する…)」スタスタ
 アニ「(ユークに私の心臓の音を聞かれている…///)」ドキンドキン
 ユーク「(アニの身体、温かくて…柔らかいな)」スタスタ
 アニ「(でも、ユークの背中も…温かい…///)」ギューーッ
 ミカサ「皆、夜の森ははぐれやすいので、気を付けて――――」
 
- 
                  - 129 : : 2013/12/14(土) 14:08:48
 ――――兵舎へ帰宅後――――
 ミカサ「それじゃあ、皆、おやすみなさい」
 エレン「また明日な!」フリフリ
 サシャ「おやすみなさぁーい」フリフリ
 コニー「気ぃ付けろよぉ!」ブンブン
 クリスタ「ジャン、おやすみなさい」ニコ
 ジャン「あぁ、おやすみ!クリスタ」ニカッ
 
- 
                  - 130 : : 2013/12/14(土) 14:09:12
 クリスタ「うん、ばいばーい」フリフリ タタタ
 クリスタ「(…うふふ)」ニコニコ
 ユーク「…アニ、女子寮まで送ればいいの?」チラ
 アニ「…折角だから、送って?」ジッ
 ユーク「畏《かしこ》まりました」ニコ
 ミカサ「2人とも、いちゃついていないで、早く行きましょう」ジトーーッ
 
- 
                  - 131 : : 2013/12/14(土) 14:09:25
 アニ「い、いや、いちゃついてなんて…///」アセアセ
 ユーク「俺達はさ…そういうのじゃないでしょ?」
 アニ「あっ…そ、そう…だね」シュン
 ミカサ「…つまらないの」ボソリ
 ユーク「…何か言った?」
 ミカサ「…何でもない」プイ
 
- 
                  - 132 : : 2013/12/14(土) 14:09:55
 ユーク「……」
 アニ「(ユーク…)」チラ
 ユーク「......」スタスタ
 アニ「……」ギューーッ
 ミカサ「……」トコトコ
 ユーク「…着いたね」ピタッ
 
- 
                  - 133 : : 2013/12/14(土) 14:10:08
 アニ「ありがとね、ユーク」スタッ
 ユーク「どういたしまして」
 ミカサ「誰も話さなかった」
 ミカサ「ので、とても早く、それでいて長かった気がした」
 ユーク「…そうだな」フイ
 アニ「(ユーク…)」チラ
 
- 
                  - 134 : : 2013/12/14(土) 14:10:21
 ミカサ「それでは、ユーク、おやすみなさい」
 ユーク「あぁ、おやすみ」
 ユーク「アニもね」ニコ
 アニ「うん。今日は色々とありがとう…///」モジモジ
 アニ「それと…おやすみ…///」テレテレ
 ユーク「それじゃあね!」
 
- 
                  - 135 : : 2013/12/14(土) 14:10:47
 スタスタ
 ミカサ「それでは、私達も部屋へ戻りましょう」
 アニ「そうだね」
 ミカサ「ところで、アニ」チラ
 アニ「ん?」チラ
 ミカサ「『色々』とは、具体的には何を指すの?」ニヤリ
 アニ「あっ!」ヒヤリ
 
- 
                  - 136 : : 2013/12/14(土) 14:11:06
 ミカサ「2人きりの時に、何かあったの?」ニマニマ
 アニ「な、何でもないさっ!///」プイ
 ミカサ「全然、動揺を隠しきれていない」
 ミカサ「ので、白状するべき」ニヤニヤ
 アニ「わ、私…もう部屋に戻って、寝るから!!」ピューーッ!
 ミカサ「逃がさない」ビュンッ
 
- 
                  - 137 : : 2013/12/14(土) 14:11:18
 モウ ツイテ コナイデヨ!
 ワタシハ アナタト ドウシツ
 ノデ ヒツゼン!
 アニ「しつこいよ、アンタ」タッタッタ
 ミカサ「アニの自業自得」タッタッタ
 アニ「もう、寝るからさっ!」タッタッタ
 ミカサ「聞き出すまで、寝かせない!」タッタッタ
 アニ「(また、墓穴掘っちゃったよ…///)」タッタッタ
 ミカサ「(アニは少しでも、気が紛れただろうか?)」タッタッタ
 
- 
                  - 138 : : 2013/12/14(土) 14:11:36
 ――――翌日 夜 食堂――――
 ミーナ「――――だから皆も、深夜は特別棟の教室には、決して近づかないように…」ヒュードロロ~
 アニ「(怖いよぉ…)」ビクビク
 クリスタ「いいね、その話!」
 ジャン「へぇ、そんな話があるとは、知らなかったぜ」
 ミーナ「まっ、言い伝えの怪談話なんだけどね?」シレッ
 マルコ「切り替え早いね」
 
- 
                  - 139 : : 2013/12/14(土) 14:11:53
 ワイワイ キャッキャッ
 ヒュードロロ~
 ユーク「すっかり皆、怪談話にハマっちゃったな」
 ミカサ「ええ、そうね。暑いから仕方のない事かもしれない」
 ユーク「嫌な汗もかいてしまうかもしれないけどね」ハハッ
 ミカサ「でも、怪談話と貴方に貰った団扇のおかげで、夏は乗り越えられそう」パタパタ
 ユーク「どういたしまして」
 ミカサ「…アニを助けに行かないの?」チラ
 
- 
                  - 140 : : 2013/12/14(土) 14:12:09
 ユーク「ここから、彼女が怖がっている様子を見ているのもまた、一興だと思ってね」
 ミカサ「意地悪ね」クスッ
 ユーク「偶には、こういうのもいいものさ」
 ミカサ「彼女はきっと、貴方の助けを求めているかもしれない」
 ユーク「もしそうだったら、すぐに行ってあげるさ」チラ
 ミカサ「ええ、そうしてあげて」チラ
 
- 
                  - 141 : : 2013/12/14(土) 14:13:28
 アニ「(怖いよぉ…ユーク、助けてぇ…)」ガタガタ
 ユーク「…もう、助けに行く事にするよ」
 ミカサ「ふふっ、もう?」クスス
 ミカサ「貴方も案外、辛抱する事が苦手なのね」
 ユーク「…彼女に限ってだけさ」スタスタ
 ミカサ「(つまり、『そう言う事』…)」ニマニマ
 
- 
                  - 142 : : 2013/12/14(土) 14:13:42
 ユーク「アニ」ヒョコッ
 アニ「あっ…ユーク…」グスッ
 ユーク「一緒に居てあげるからさ。ほら、泣き止んで?」ナデナデ
 アニ「うん…ありがとね///」グシグシ
 ミーナ「あっ!ユークだけずるい!!」ピョンピョン
 ユーク「悔しかったら、ミーナもすれば?」ニヤリ
 
- 
                  - 143 : : 2013/12/14(土) 14:13:55
 ミーナ「私だって、アニをなでなでしたぁーい!」
 アニ「…いや///」プイ
 ミーナ「がーん!!そんなぁ…」ワナワナ
 ユーク「ほら、アニは俺がいいってさ?」ニコニコ
 アニ「そ、そうとも言っていないさ…!///」モジモジ
 ユーク「あれ、そうだっけ?」アハハ
 アニ「…もうっ」モジモジ
 
- 
                  - 144 : : 2013/12/14(土) 14:14:09
 ワイワイ ガヤガヤ
 ヒュードロロ~
 アニ「(でも…ありがとう、ユーク)」チラ
 アニ「(私は何となく、この気持ちが何なのか…分かってきた気がするんだ)」
 アニ「(私はきっと…『ユークがずっと、私の傍に居てほしい』って…そう思っているんだ)」
 アニ「(アンタに抱きしめてもらって…温もりも貰って…そう感じたんだ)」
 アニ「(アンタが傍に居てくれたら、ずっとあったかいからさ)」
 アニ「(だから、これからも…ずっと傍に居てね…ユーク?――――)」
 進撃の巨人Another ――番外編―― 第15話
 『寒気は夜の森、温もりは隣』
 La Fin.
 
- 
                  - 145 : : 2013/12/14(土) 14:14:42
 【投稿完了 / シリーズ名 / 話数 / タイトル / URL】
 ――本編――
 【執筆中 進撃の巨人Another 第30話 『隠す者』】
 http://www.ssnote.net/archives/4699
 【執筆中 進撃の巨人Another 第29話 『ハツゲン』】
 http://www.ssnote.net/archives/4697
 【13/12/05 進撃の巨人Another 第28話 『キタイ』】
 http://www.ssnote.net/archives/4287
 【13/12/05 進撃の巨人Another 第27話 『夜明け』】
 http://www.ssnote.net/archives/4235
 【13/11/30 進撃の巨人Another 第26話 『蓄積』】
 http://www.ssnote.net/archives/3742
 【13/11/27 進撃の巨人Another 第25話 『帰る先』】
 http://www.ssnote.net/archives/3554
 【13/11/23 進撃の巨人Another 第24話 『隠れる』】
 http://www.ssnote.net/archives/3249
 【13/11/21 進撃の巨人Another 第23話 『行き互い』】
 http://www.ssnote.net/archives/3189
 【13/11/18 進撃の巨人Another 第22話 『次世代』】
 http://www.ssnote.net/archives/2988
 【13/11/15 進撃の巨人Another 第21話 『鍵《ヒント》』】
 http://www.ssnote.net/archives/2740
 【13/11/10 進撃の巨人Another 第20話 『懐古、そして展望』】
 http://www.ssnote.net/archives/2440
 【13/11/08 進撃の巨人Another 第19話 『待つ者』】
 http://www.ssnote.net/archives/2307
 【13/11/06 進撃の巨人Another 第18話 『以心』】
 http://www.ssnote.net/archives/2219
 【13/11/05 進撃の巨人Another 第17話 『志と命』】
 http://www.ssnote.net/archives/2140
 【13/11/04 進撃の巨人Another 第16話 『選ぶ』】
 http://www.ssnote.net/archives/2041
 
- 
                  - 146 : : 2013/12/14(土) 14:14:53
 【13/11/02 進撃の巨人Another 第14話 『クチは...』】
 http://www.ssnote.net/archives/1943
 【13/11/01 進撃の巨人Another 第13話 『ドウキ』】
 http://www.ssnote.net/archives/1886
 【13/10/31 進撃の巨人Another 第12話 『人柄』】
 http://www.ssnote.net/archives/1841
 【13/10/30 進撃の巨人Another 第11話 『危機と嬉々』】
 http://www.ssnote.net/archives/1815
 【13/10/29 進撃の巨人Another 第10話 『見上げる先』】
 http://www.ssnote.net/archives/1748
 【13/10/28 進撃の巨人Another 第9話 『辛辣』】
 http://www.ssnote.net/archives/1702
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第8話 『本物』】
 http://www.ssnote.net/archives/805
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第7話 『捨てる』】
 http://www.ssnote.net/archives/800
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第6話 『側』】
 http://www.ssnote.net/archives/796
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第5話 『指令』】
 http://www.ssnote.net/archives/795
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第4話 『再び』】
 http://www.ssnote.net/archives/793
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第3話 『解散式の夜』】
 http://www.ssnote.net/archives/792
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第2話 『見たもの、見るもの』】
 http://www.ssnote.net/archives/791
 【13/10/10 進撃の巨人Another 第1話 『4人目』】
 http://www.ssnote.net/archives/790
 
- 
                  - 147 : : 2013/12/14(土) 14:15:01
- ――番外編――
 【執筆中 進撃の巨人Another ――番外編―― 第15話】
 http://www.ssnote.net/archives/4702
 【13/12/10 進撃の巨人Another ――番外編―― 第14話】
 http://www.ssnote.net/archives/4373
 【13/12/04 進撃の巨人Another ――番外編―― 第13話】
 http://www.ssnote.net/archives/3949
 【13/11/30 進撃の巨人Another ――番外編―― 第12話】
 http://www.ssnote.net/archives/3487
 【13/11/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第11話】
 http://www.ssnote.net/archives/3066
 【13/11/17 進撃の巨人Another ――番外編―― 第10話】
 http://www.ssnote.net/archives/2668
 【13/11/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第9話】
 http://www.ssnote.net/archives/2257
 【13/10/27 進撃の巨人Another ――番外編―― 第8話】
 http://www.ssnote.net/archives/1550
 【13/10/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第7話】
 http://www.ssnote.net/archives/1374
 【13/10/15 進撃の巨人Another ――番外編―― 第6話】
 http://www.ssnote.net/archives/1078
 【13/10/14 進撃の巨人Another ――番外編―― 第5話】
 http://www.ssnote.net/archives/1040
 【13/10/13 進撃の巨人Another ――番外編―― 第4話】
 http://www.ssnote.net/archives/941
 【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第3話】
 http://www.ssnote.net/archives/923
 【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第2話】
 http://www.ssnote.net/archives/878
 【13/10/11 進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話】
 http://www.ssnote.net/archives/845
 ――その他――
 【執筆中 進撃の巨人Another ――104期相談所編―― ユーク「勉強の方法が分からない?」】
 http://www.ssnote.net/archives/4493
 ――雑談――
 【随時更新中 進撃の巨人Another シリーズ ――思い出(過去コメント)保管所――】
 http://www.ssnote.net/archives/1038
 【随時更新中 進撃の巨人Another シリーズ ――雑談所――】
 http://www.ssnote.net/archives/924
 ――その他情報媒体――
 【随時更新中 SS Pedia記事 『進撃の巨人Another』】
 http://dic.ssnote.net/articles/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BAAnother
 
- 
                  - 148 : : 2013/12/14(土) 14:20:22
 夏の定番!肝試し編完結!!
 珍しい事にPart3,4⇒Part2⇒Part1の順に書き始めたお話でした
 一昨日あたりから雪が降って、車の運転が慎重になりますね
 こちらは雪国なので、慣れっこですが寒いのはやっぱり苦手です(キーボードが打てなくなるから...)
 明日はどちらを投稿しようかなぁ?
 
- 
                  - 149 : : 2013/12/14(土) 23:57:10
- そろそろ本編が気になるでござるよ
 
- 
                  - 150 : : 2013/12/15(日) 00:31:00
- >>149
 まだ出来ていないでござる
 やばい
 
- 
                  - 151 : : 2013/12/15(日) 18:56:01
- >>150
 自分のペースで大丈夫でござるのよ
 女型の巨人捕獲作戦がユークが介入することでどうなるのかが楽しみでござる
 
- 
                  - 152 : : 2013/12/15(日) 21:04:47
- >>151
 本編つくりました。
 
- 
                  - 153 : : 2020/10/06(火) 15:30:55
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険 
 http://www.ssnote.net/archives/80410
 恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
 http://www.ssnote.net/archives/86931
 害悪ユーザーカグラ
 http://www.ssnote.net/archives/78041
 害悪ユーザースルメ わたあめ
 http://www.ssnote.net/archives/78042
 害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
 http://www.ssnote.net/archives/80906
 害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
 http://www.ssnote.net/archives/81672
 害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
 http://www.ssnote.net/archives/81774
 害悪ユーザー筋力
 http://www.ssnote.net/archives/84057
 害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
 http://www.ssnote.net/archives/85091
 害悪ユーザー空山
 http://www.ssnote.net/archives/81038
 【キャロル様教団】
 http://www.ssnote.net/archives/86972
 何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
 コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
 http://www.ssnote.net/archives/86986
 http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=51
 
- 
                  - 154 : : 2020/10/26(月) 14:13:19
- http://www.ssnote.net/users/homo 
 ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
 http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
 ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
 ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
 ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
 ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
 10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
 みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
 今回は誠にすみませんでした。
 13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
 >>12
 みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
 現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
 私自身の謝罪を忘れていました。すいません
 改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
 今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
 あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
 SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
 本当に今回はすみませんでした。
 ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
 http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
 ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
 56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ごめんなさい。
 58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ずっとここ見てました。
 怖くて怖くてたまらないんです。
 61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
 お願いです、やめてください。
 65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 元はといえば私の責任なんです。
 お願いです、許してください
 67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 アカウントは消します。サブ垢もです。
 もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
 どうかお許しください…
 68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 これは嘘じゃないです。
 本当にお願いします…
 79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ホントにやめてください…お願いします…
 85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 それに関しては本当に申し訳ありません。
 若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
 お願いですから今回だけはお慈悲をください
 89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 もう二度としませんから…
 お願いです、許してください…
 5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
 ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
 本当に申し訳ございませんでした。
 元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
 私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
 今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
 
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