ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

エレン「俺は……復讐者だ」過去編

    • Good
    • 2

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2016/04/17(日) 21:22:13
    この作品について

    進撃の巨人の二次創作となります。大体の設定はありますが、CP等は特に決めていません。CPは後程アンケート取ります。



    注意点

    ※エレンチート(最初は原作通りの強さ)
    ※エレンに特殊能力有り(後程2つ選んでください)
    ※オリジナル設定有り
    ※亀更新です



    以上の点がダメだと言う方、お戻りください。
  2. 2 : : 2016/04/17(日) 21:47:31
    ~840年~



    グリシャ「カルラ…」


    エレン「うっ…ひぐっ…母さん…」


    カルラの墓


    グリシャ「お前の仇は…私が討つ」


    エレン「…父さん」


    グリシャ「…どうした?エレン」


    エレン「…俺も母さんの敵を討つ…だから…」





    「俺に修行をつけてくれ」





    グリシャ「……エレン」


    エレン「……」


    グリシャ「いいだろう。ただしすぐにはダメだ」


    エレン「なっ…どうしてだよ!!」


    グリシャ「まだ早いからだ。最低でもあと3年は待て」


    エレン「…3年?」


    グリシャ「3年後に壁外の村へ行く。それまでは基礎体力作りだ」


    エレン「基礎体力?」


    グリシャ「そうだ。最初の1年は腹筋、背筋、腕立て伏せを各30回ずつを2セット。その後は1キロの走り込みを3セットだ」


    エレン「…あまり大したことないな」


    グリシャ「それは1ヶ月やってから言ってみろ」


    エレン「…やってやるさ!」
  3. 3 : : 2016/04/17(日) 23:17:59
    1ヶ月後……




    エレン「ゼェ…ゼェ…」


    グリシャ(まさか本当に1ヶ月やりきるとはな…)


    エレン「ゼェ…ゼェ…と、父さん…」


    グリシャ「…?」


    エレン「大したこと…ないな」ニヤッ


    グリシャ「フッ…」


    エレン「」バタッ


    グリシャ「エレン、まだ聞こえるだろう?」


    エレン「」コクリ


    グリシャ「明日からはみっちりやらずに休日を挟め。そうしなければお前の体がもたない。週に2日は休むように。分かったな?」


    エレン「」コクコク


    グリシャ「ならばゆっくり休め」


    グリシャ(期待してるぞ…エレン)
  4. 4 : : 2016/04/17(日) 23:29:25
    期待‼
  5. 5 : : 2016/04/18(月) 00:05:35
    基礎体力作り開始から1年後……




    エレン「今日でもう1年経つのか…」スタスタ


    エレン(まだ体力作りしかしてないから大したこと出来ないよな…)スタスタ


    ドンッ


    「きゃっ!」ドテッ


    エレン「うわっ!」


    「いたた…」


    エレン(ん?俺この子にぶつかったんだよな?何ともなかったな…)


    エレン「えっと…大丈夫か?」スッ


    「あ、はい…大丈夫です」ギュッ


    エレン「よっと!」グイ


    「え?きゃっ!」


    エレン(この子…軽いな)


    「す…すごい力持ちですね」


    エレン「いや、そんな事ねぇよ…ところで、お前の名前は?」


    「わ、私はヒs…クリスタ!クリスタ・レンズ!」


    エレン「クリスタか、俺はエレン・イェーガーだ!よろしくな!」


    クリスタ「よ…よろしくお願いします!」
  6. 6 : : 2016/04/18(月) 00:07:34
    エレクリの予感だ!
    期待しています♪
  7. 7 : : 2016/04/18(月) 00:26:23
    >>4ありがとうございます!





    エレン「別に敬語じゃなくていいぞ?」


    クリスタ「で、でも…」


    エレン「友達なら敬語なんていらねぇだろ?」


    クリスタ「…え?」


    エレン「ニシシシ!」ニカッ


    クリスタ「!!////」


    エレン「ところで、クリスタはどっから来たんだ?」


    クリスタ「え!?えっと…」




    ~数時間後~




    エレン「あっ!そろそろ帰らねぇと!」


    クリスタ「もう帰るの?」


    エレン「ああ!早く帰らないと父さんに怒られちまう!」


    クリスタ「ま、また会えるよね!?」


    エレン「当たり前だろ!」ニッ


    クリスタ「////」


    エレン「じゃあな!クリスタ!」タッタッタッタッ


    クリスタ「ま、またね!」フリフリ


    クリスタ(エレン…か……)


    クリスタ「かっこよかったな……////」ボソッ






    エレン(クリスタ…か……)


    エレン「どうして無理して笑ってたんだ?」
  8. 8 : : 2016/04/18(月) 00:48:29
    >>6CPは未定ですが、可能性はあります!





    グリシャ「エレン」


    エレン「どうしたんだ?父さん?」


    グリシャ「基礎体力は十分だ。今日からは瞬発力を鍛えてもらう。ここに聴力を測る機械がある」


    エレン「こんなもんでどうやって瞬発力を鍛えんだよ?」


    グリシャ「簡単だ。この機械から音が出たらスイッチを押すだけだ。もちろん体力が落ちないように筋トレと走り込みもやりながらな」


    エレン「こんなもんで瞬発力なんて鍛えられるのか?」


    グリシャ「とりあえず3ヶ月間はやってもらうぞ。半月に1回は測定するからな」


    エレン「目標は?」


    グリシャ「0.1秒だ」


    エレン「0.1秒!?」


    グリシャ「これが出来なければ修行の話は無しだ。いいな?」


    エレン「……分かった。やってやるよ!」
  9. 9 : : 2016/04/18(月) 00:56:22
    期待
  10. 10 : : 2016/04/18(月) 01:06:11
    エレクリ期待♡
  11. 11 : : 2016/04/18(月) 01:20:52
    ~測定1回目~


    記録0.25秒




    エレン「最初にしては中々じゃないか!?」


    グリシャ「まだまだだ。目標は0.1秒だと言ったはずだ。この程度で浮かれてたら目標には届きはしない」


    エレン「ちっ……今に見てやがれ!」




    ~測定2回目~


    記録0.22秒




    エレン「」


    エレン(え?何だこれ?前とそんなに変わってない?何でだ?)


    グリシャ「あまり変化がないな……私を失望させるな」


    エレン「う…うるせぇ!これからが本番だっての!」


    グリシャ「ま、せいぜい頑張れよ」フッ




    ~測定3回目~


    記録0.2秒




    グリシャ「……どうした?」


    エレン(このままじゃまずい……母さんの仇が討てない……)


    グリシャ(エレン……)




    ~測定4回目~


    記録0.18秒




    ~測定5回目~


    記録0.16秒




    グリシャ「……あと半月で約束の3ヶ月だ。せいぜい頑張れよ」


    エレン「……」


    エレン(まだだ……俺はまだ……)
  12. 12 : : 2016/04/18(月) 01:37:34
    ~測定6回目~




    グリシャ「今日で測定は最後だ……準備はいいか?」


    エレン「……」


    グリシャ「エレン……無心になれ。音を聴くんじゃなく、スイッチが音を出してると思え」


    エレン(音を聴くんじゃなく……出す……)




    記録……




    グリシャ「エレン……」


    エレン「……」


    グリシャ(これは流石に予想外だ……)


    エレン「……父さん」


    グリシャ「何だ?」


    エレン「……やってやったぞ」


    グリシャ「フッ……まぁ、よくやったよ……お前は」




    記録




    0.04秒
  13. 13 : : 2016/04/18(月) 06:37:58
    期待してる!
  14. 14 : : 2016/04/18(月) 11:16:45
    >>9,>>13ありがとうございます!
    >>10CPについてはもうしばらくお待ち下さい!アンケート取りますので!




    グリシャ「エレン。今日からは打撃を鍛えてもらう。着いてくるんだ」


    エレン「どこに行くんだ?」


    グリシャ「シガンシナ区の山奥さ。っと、その前に、もうそろそろかな?」


    エレン「そろそろ?何が?」


    グリシャ「これから案内役の方が来られる。しばらくは山奥で過ごすことになるからな」


    エレン「街には戻らないのか?」


    グリシャ「休みの時は戻るさ。もちろん、日帰りになるがな。お前も休みの時は友達に会いに行くといい」


    エレン「分かった!」


    「イェーガー先生、お待たせしました」


    グリシャ「いえいえ、こちらこそわざわざここまで来ていただいてありがとうございます。こちらは息子のエレンです」


    エレン「どうも」ペコリ


    「よろしくね、エレン君。私はアッカーマンだ。私にもちょうど君と同い年くらいの娘がいるんだ。よかったら仲良くしてやってくれないか?」


    エレン「……そいつの出方次第だけど」


    グリシャ「こら、エレン!アッカーマンさんに失礼だぞ!」


    アッカーマン「はっはっはっは。気になさらないでください。それでは行きましょう」
  15. 15 : : 2016/04/18(月) 11:44:11
    ~シガンシナ区山奥~




    アッカーマン「さあ、着きましたよ」


    グリシャ「ここですか……いいところですね」


    アッカーマン「何もないところですが、ゆっくりしていってくださいね」


    グリシャ「そうさせていただきますね」


    エレン「父さん、まだか?」ソワソワ


    グリシャ「はっはっはっは。まあそう慌てるな」




    「お父さん?」




    アッカーマン「お、ミカサか。ただいま」


    ミカサ「お帰りなさい。この人たちは?」


    アッカーマン改めミカサ父「ああ、こちらは今日からしばらく滞在するイェーガー先生とその息子さんだ。ほら、挨拶しなさい」


    ミカサ「み、ミカサです。よろしくお願いします……」


    グリシャ「グリシャ・イェーガーです。よろしくね。エレン、お前も挨拶しなさい」


    エレン「エレンだ!よろしくな!」スッ


    ミカサ「う、うん……」オソルオソル


    グリシャ「さあ、さっそくだが、行くぞエレン」


    エレン「分かった!」


    ミカサ「あ……」


    ミカサ父「どうした?ミカサ」


    ミカサ「いや、何でもない……」


    ミカサ(エレン……か)
  16. 16 : : 2016/04/18(月) 12:12:31
    グリシャ「よし、これでいいだろう」


    マットを巻き付けた木 ドーン!


    グリシャ「これにひたすら拳や蹴りを打ち込んでもらおう。しばらくはこれだけだ」


    エレン「やっとそれっぽくなってきたな!それで、目標は?」


    グリシャ「ない。好きなようにやるんだ」


    エレン「分かった!」


    グリシャ「それではまた後で来る。頑張れよ」


    エレン「よっしゃあ!」


    ボスッ ボスッ ボスッ ボスッ……




    ~数時間後~




    ミカサ(エレンはどこだろう?)スタスタキョロキョロ


    ボスッ ボスッ ボスッ


    ミカサ(?何の音だろう?)ヒョコッ


    エレン「えいっ!たぁっ!」シュッ


    ボスッ! ボスッ! ボスッ!


    ミカサ「エレン……?」


    エレン「ハァ…ハァ…目標がないと余計に疲れる気がする…ハァ…ハァ…」


    ミカサ「エレン」


    エレン「ん?」


    ミカサ「何をしてるの……?」


    エレン「ミカサか?修行してるんだ」


    ミカサ「しゅぎょう……?」


    エレン「ああ、俺は強くならなくちゃいけないんだ!」


    ミカサ「どうして?」


    エレン「それは……今は言えない。ごめんな?」


    ミカサ「ううん、気にしないで?私の方こそ、ごめんなさい……」


    エレン「謝らなくていいぞ?これは俺の事だから」


    ミカサ「う、うん……」


    グリシャ「エレン。どうだ?修行の方は」


    エレン「父さん!目標がないと余計に疲れちゃうよ」


    グリシャ「だが、それが修行と言うものだ。甘えは通用しないぞ」


    エレン「分かってるつもりだけど……」


    グリシャ「ま、せいぜい頑張れよ」フッ


    グリシャ(エレン……お前はじぶんで思ってるよりも強くなってるはずだ……だが、お前には復讐に取りつかれて欲しくない……これは捌け口に過ぎないが……)


    エレン「明日からも頑張るぞーっ!!」


    ミカサ「あまり無理はしないでね、エレン」


    グリシャ(ミカサ……エレンをよろしく頼む)
  17. 17 : : 2016/04/18(月) 13:15:55
    ~修行開始から2年後~




    バシンッ! バシンッ!


    エレン「ふぅ……今日はこれでいいか」


    マットを巻き付けた木 ボロボロ


    エレン「マットがボロボロだ……もう使えないな……」


    グリシャ「エレン!!」


    エレン「うわっ!?と、父さん?」


    グリシャ「急いで来い!アッカーマンさんが……殺されてる!」


    エレン「な!?」


    グリシャ「行くぞ!」タッタッタッタッ


    エレン「ま、待ってよ!」タッタッタッタッ




    ミカサ父 ドクドク


    ミカサ母 ドクドク


    エレン「!?」


    エレン(ミカサの父さん…心臓を一突きされてる……ミカサの母さんも…頭から顔が半分も割れて……)


    エレン「ウッ……」


    グリシャ「エレン……外で待っていなさい」


    エレン「ミカサがいない…」


    グリシャ「エレン?」


    エレン「ミカサ!」タッタッタッタッ


    グリシャ「エレン!!」




    ~山奥の小屋~


    人拐いa「テメェ、何で母親の方まで殺すんだよ!本当に価値があったのは母親の方だってのに!」


    人拐いb「し、仕方ないだろ!?抵抗されたんだから!」


    人拐いa「チッ…まあいい。このガキを貴族の変態野郎にでも売り飛ばせばそれなりに稼げるだろ?」


    ハッハッハッハッハッハッハッハ‼




    ミカサ(寒い……誰か……助けて……)




    ミカサ「エレン……助けて……」ボソッ






    「あ、あの~」






    人拐いab「!?」


    人拐いa「何だテメェ!?どっから来やがった!」


    エレン「い、いや、み、道に迷っちゃって……」


    人拐いb「おいおい、危ないだろぉ~?子供がこんなところを一人でうろうろしてちゃよぉ~…」


    人拐いa「そうだなぁ…狼に食われちまうかも知れないぜ~?」


    エレン「狼に……」


    人拐いa「分かったらさっさt……」


    エレン「じゃあ狼は駆逐しないとな」ザクッ


    人拐いa「カハッ……」ブシュー


    人拐いb「お、おい!a!!このクソガキが!!」ブンッ


    エレン「」ヒョイッズバッ→腱を切る


    人拐いb「があああっ!!!いてええええっ!!!!!」


    エレン「」ガバッ→馬乗り


    エレン「お前達が!ミカサの両親を!!」ザクッザクッ


    人拐いb「」


    エレン「死ね!!死ね!!死んじまえぇぇぇ!!!!!」ザクッザクッザクッ!


    人拐いb ドクドク


    エレン「ミカサ!大丈夫か?」スパッ→ロープを切る


    ミカサ「3人いたはず……、」


    人拐いc「オラァッ」シュッ


    エレン「うわっ!?」ヒョイッ


    人拐いc「テメェがやったのか!?俺の仲間を!」


    エレン「ミカサ……お前も戦え」スッ→ナイフを渡す


    ミカサ「……え?」


    エレン「戦うんだ」


    ミカサ「で……出来ないよ……」ガクガク


    エレン「戦わなければ……勝てない……戦わなければ……」






    「大切なものを……守れない」






    ミカサ「!!!!!」


    エレン「うおおおおっ!!!」


    人拐いc「甘えよっ!!」バキッ


    エレン「ぐあっ!?」ドサッ


    人拐いc「ぶっ殺してやる!」グググッ


    エレン「グッ……カハッ……」ミシミシ


    ミカサ「あ……あぁ……」ガクガク


    ミカサ(エレンが……殺されてしまう……)ガクガク


    ミカサ(ダメ……そんなのは……ダメ!!!)


    エレン「やれっ!ミカサ!!!」


    ミカサ「うわあああああ!!!!!」ブンッ


    人拐いc「な!?」


    ミカサ「!!!」グサッ


    人拐いc「ガハッ……」ブシュウゥゥゥッドサッ


    エレン「ゲホッゲホッ……」


    ミカサ「ハァ…ハァ…」
  18. 18 : : 2016/04/18(月) 13:51:32
    ~1時間後~




    グリシャ「馬鹿野郎!!!」バキッ


    エレン「ガッ!?」ドサッ


    ミカサ「お、おじさん!?」


    グリシャ「今回はただ運が良かっただけだ……本当ならお前は殺されてたんだぞ!?」


    エレン「分かってる……」


    グリシャ「分かってない!!もし助けに行ったとき、お前が殺されていたら……ミカサも殺されていたかもしれないんだぞ!!」


    エレン「……それでも」


    グリシャ「……何だ?」






    「例え自分が殺されるとしても……助けたかった」






    「守りたかったんだ……もうあんな思いはしたくないから」






    グリシャ「……エレン」


    ミカサ「私は……これからどうすればいいの?」


    エレン「……ミカサ」


    ミカサ「お父さんもお母さんもいなくなってしかった……とても寒い」


    ミカサ(この世界は……残酷だ……私から大切なものを奪っていく)


    エレン「」スッ


    ミカサ「……?」


    エレン「こんなマフラーでよかったら……やるよ」クルクル


    ミカサ「エレン?」


    エレン「」ダキッ


    ミカサ「!?」


    エレン「暖かいか?」


    ミカサ「……うん」ツゥー


    エレン「お父さんとお母さん……助けられなくてごめん」


    ミカサ「」ポロポロ


    エレン「ミカサ……俺達の家族になれ」


    ミカサ「……え?」ポロポロ


    グリシャ「……そうだな……ミカサ、うちに来なさい」


    エレン「俺達が守る……ミカサの事を」






    「俺が……ミカサの家族だ」






    ミカサ「エレン……」ポロポロ ギュッ






    「ありがとう……」












    この世界は……残酷だ












    そして……とても美しい……
  19. 19 : : 2016/04/18(月) 14:03:54
    ~シガンシナ区イェーガー宅~




    ミカサ「お邪魔します……」


    グリシャ「ミカサ、違うだろう?」


    ミカサ「え?」


    エレン「ここはもうお前の家でもあるんだぜ?」


    ミカサ「……た、ただいま」


    グリエレ「「お帰り、ミカサ」」


    ミカサ「」ポロポロ


    エレン「ははは!ミカサは泣き虫だな」


    グリシャ「エレン、お前も泣き虫だったんだぞ?」


    エレン「は、はぁ!?そそんなわけないだろ!?」


    グリシャ「はっはっはっは!ま、今日は二人で街にでも行ってきなさい」


    エレン「言われなくたって!行ってきまーす!行くぞ、ミカサ!」タッタッタッタッ


    ミカサ「ま、待ってよエレン!」タッタッタッタッ


    グリシャ「」フッ
  20. 20 : : 2016/04/18(月) 14:44:53
    ~シガンシナ区街中~




    悪ガキa「オラ、殴り返してみろよ!この異端者が!」


    「そんな事しない!そんな事したらお前たちと同類だ!」


    悪ガキb「何だと!?」


    「僕の言ってることが正しいと認めてるから……言い返せないから暴力を振るうんだろ!?」


    悪ガキc「コイツ……言わせておけば!」


    「や、やめなさい!」


    悪ガキb「あれは……クリスタだ!」


    悪ガキa「え!?マジかよ!?」


    悪ガキc「天使が来た!?」


    クリスタ「あ、アルミンをいじめないでっていつも言ってるのに……どうしていじめるの!?」ポロポロ


    悪ガキabc「」


    悪ガキa(お、おい!天使が泣いちゃったぞ!?誰か何とかしろよ!)ヒソヒソ


    悪ガキc(何とかしろって言われても……)ヒソヒソ


    悪ガキb(よ、よし!ここは俺が!)ハァハァ


    悪ガキac( ち ょ っ と 待 て )

    悪ガキa(お前天使にナニするつもりだ!?)


    悪ガキb(もちろん、ナニをs)





    「おい、お前ら……」





    悪ガキabc「!?」


    エレン「俺のダチに……何してんだ?」


    悪ガキb「エレンだ!」(後ろの女誰だ?)


    悪ガキa「俺達とやりあうってのか!?」(後ろの女誰だ?)


    悪ガキc「返り討ちにしてやるぜ!」(綺麗な黒髪だ)ハァハァ


    エレン「お前ら……ぶっ飛ばしてやる!」


    悪ガキabc「やってみr」


    ドカッ バキッ ベキッ ボキッ


    悪ガキabc「」チーン


    エレン「ふぅ、大丈夫か?アルミン」


    アルミン「あ、ありがとう……エレン」


    エレン「おう!」


    クリスタ「エレン!ひ、久しぶり!」////


    エレン「クリスタ!久しぶりだな!元気だったか?」


    クリスタ「う、うん」////


    ミカサ「エレン、この人たちは?」ソデクイクイ


    エレン「あぁ、親友のアルミンとクリスタだ。アルミン、クリスタ、コイツは俺の新しい家族でミカサって言うんだ」


    アルミン「か、家族!?」


    クリスタ「!?!?!!?」ガーン‼


    ミカサ「ミカサ・アッカーマンです……よろしく」


    アルミン「僕はアルミン・アルレルト。よろしくね」


    クリスタ「く……クリスタ・レンズです……ち、ちょっと聞きたいことがあるんだけど!!」


    ミカサ「?」


    クリスタ「ミカサって……えエレンと付き合ってるの!?」


    ミカサ「!?!?!!?」////


    エレン「は?」


    ミカサ「つ、付き合ってない!私とエレンは家族なだけ!!」////


    クリスタ「ムゥー……え、エレンは渡さない!!!」


    ミカサ「!!!」


    クリスタ「エレンはわt」


    ミカサ「また……」






    「また……家族がいなくなるの?」ポロポロ






    アルミン「み、ミカサ?」オロオロ


    クリスタ「え?え?どうして」オロオロ


    エレン「……二人とも、聞いてくれ」




    ~~~説明中~~~
  21. 21 : : 2016/04/18(月) 16:17:30
    エレミカ期待してます
  22. 22 : : 2016/04/18(月) 19:01:32
    期待中だ!
  23. 23 : : 2016/04/18(月) 20:06:20
    アルミン「……そんな事が……」


    クリスタ「ウッ……ヒック……ご、ごめんね、ミカサ」ウルウル


    ミカサ「わ、私もごめんなさい」ポロポロ


    エレン「落ち着いたか」


    クリミカ「「う、うん」」


    エレン「よし!じゃあアルミン、また外の世界の話を聞かせてくれよ!」


    アルミン「うん!じゃあミカサのためにも最初からね!まず最初に~~~」




    ~数時間後~




    エレン「今日はありがとうな!二人とも!」


    アルミン「ううん、気にしないでよ!僕の方こそ、助けてくれてありがとう!」


    クリスタ「え、エレン!また一緒に遊んでね!」


    エレン「おう!じゃあまたな!」フリフリ


    ミカサ「またね」フリフリ


    アルクリ「「またね~!」」フリフリ




    ~帰り道~




    エレン「ミカサ、どうだった?」スタスタ


    ミカサ「どうだったって?」スタスタ


    エレン「楽しかったか?」スタスタ


    ミカサ「!」


    エレン「……」


    ミカサ「……うん……とても楽しかった」


    エレン「……そっか!」
  24. 24 : : 2016/04/18(月) 20:46:12
    ~数日後~




    グリシャ「エレン。今日からは対人格闘だ」


    エレン「よっしゃあ!やっと本格的に修行だ!」


    グリシャ「いや、まだ本格的にはやらない。相手から木剣を奪う訓練だ」


    エレン「ええええ!?そんなのつまらねぇよ!」


    グリシャ「対人格闘はとても大事な訓練だぞ?相手が凶器を持っているときの対処法を学ぶための訓練だ。特にお前には必要だ。家族を守るためにもな」


    エレン「!……だったら、完璧にこなしてやる!」


    グリシャ「フッ……まずはやり方を教える。私から木剣を奪って見せろ」


    エレン「よっしゃ!」


    ミカサ「おじさん、私にも教えて」


    グリエレ「「!?」」


    ミカサ「私も……家族を守るための力を付けたい」


    グリシャ「……ミカサ」


    エレン「で、でも……」


    ミカサ「エレンはあの時……私にこう言った」






    「戦わなければ勝てない……大切なものを守れない」






    グリエレ「!?」


    ミカサ「守られるだけなんて……いやだ。私も、エレンを守りたい」


    グリシャ「……そうか」


    エレン「……ミカサ」


    グリシャ(エレン……お前はもうそこまで辿り着いたんだな……それに……ミカサ……)


    ミカサ「これ以上……家族を失いたくない」


    グリシャ(フッ……これなら問題ないだろう……)


    グリシャ「いいだろう!二人とも、準備をしなさい」


    エレン「お、おい父さん!?」


    グリシャ「エレン……お前がそうだったように、人の覚悟は簡単には覆せない。お互いに守り合うんだ」


    エレン「……俺と同じ?」


    グリシャ「お前はミカサに言ったそうだな……さっきもミカサが言っただろう?」


    グリシャ「"戦わなければ勝てない"」


    エレン「!」


    グリシャ「それと……"戦わなければ、大切なものを守れない"」


    エレン「な、何でそこまで!?」


    グリシャ「フッ……さあな。とにかく、分かったら早く始めるぞ!」


    エレン(正直、納得できないけど……)


    エレン「分かった!」


    ミカサ「お願いします!」




    ~数時間後~




    エレン「ゼェ…ゼェ…」


    ミカサ「ハァ…ハァ…」


    グリシャ「よし、今日はここまでだ。言っておくが、慣れてきたら攻め方をどんどん変えていくからな」


    エレン「ま……マジかよ……ゼェ…ゼェ…」


    ミカサ「ハァ…ハァ…フゥ……」スクッ


    グリシャ「おい、エレン。女の子のミカサの方が先に立ち上がったぞ?いつまで寝れるつもりだ?」


    エレン「す、すぐに立つ……から……」グググッ


    ミカサ「エレン……大丈夫?」スッ


    エレン「……いいよ……一人で立てる」プルプル


    グリシャ「ほら、帰るぞ」スタスタ


    エレン「」スタスタ


    ミカサ「」スタスタ


    グリシャ(ミカサ……まさかもうすでに体を支配できるように?)
  25. 25 : : 2016/04/18(月) 21:30:42
    ~修行開始から3年後~




    グリシャ「エレン、今日は壁外の村に行く日だ」


    エレン「いよいよ壁の外に……!」


    グリシャ「ミカサ、すまないが私とエレンはしばらく出かけなければならないんだ。待っていられるか?」


    ミカサ「……私も行きます」


    グリシャ「いや、こればかりはミカサを連れていけないんだ」


    エレン「ど、どうして連れていけないんだよ!?ミカサも一緒に!」


    グリシャ「ダメだ。道中はかなり危険だからな。私一人では二人を守り通すことはできない」


    エレン「だったら、俺がミカサを!」


    グリシャ「エレン……お前一人で出来ることには限界があるだろう?自分の身でさえ守れないだろう」


    エレン「そんな事ない!!」


    グリシャ「対人格闘でさえミカサに勝てないお前に、守れると言えるのか?」


    エレン「っ!!!」


    ミカサ「……エレン」


    エレン「ミカサ……」


    ミカサ「絶対に……帰ってくる?」


    エレン「……ミカサ?」


    ミカサ「絶対に帰ってくるなら……待ってる」


    エレン「……ごめんな……ミカサ……絶対に帰ってくるから」


    ミカサ「……分かった」


    エレン「父さん」


    グリシャ「……何だ?」


    エレン「アルミンに事情を説明してくる」


    グリシャ「……分かった。夕方までには帰ってくるように」


    エレン「分かった。行くぞミカサ」タッタッタッタッ


    ミカサ「うん」タッタッタッタッ




    ~シガンシナ区いつもの場所の近く~




    悪ガキa「おい異端者!今日こそ覚悟しろよ!」


    悪ガキb「クリスタハァハァ(ぶっ飛ばしてやる!)」


    悪ガキc「黒髪少女ハァハァ(エレン達がいないと何も出来ないだろ!)」


    アルミン「くそ!もう放っておいてよ!(後ろの二人言うことと思ってることが逆になってる……)」


    エレン「またお前らか!」タッタッタッタッ


    ミカサ「」タッタッタッタッ


    悪ガキa「え、エレンだ!エレンがk」


    悪ガキc「黒髪少女来たぁぁぁぁ!!!!!!」


    ドカッ バキッ ベキッ ボキッ


    悪ガキabc「」チーン


    アルミン「……(何だかなぁ)」


    エレン「アルミン、大丈夫か?」


    アルミン「うん、大丈夫だよ?」


    エレン「よかった、早速だけど話があるんだ」


    アルミン「?」


    エレン「俺……今日からしばらく出かけていなくなるんだ。だからミカサの事、頼みたいんだ」


    アルミン「え?僕はいいけど、ミカサはいいの!?」


    ミカサ「いいの……必ず帰ってくるって約束したから」


    エレン「アルミン……頼んだ!」


    アルミン「……うん、分かった。じゃあ、気を付けてね!」


    エレン「おう!じゃあ行ってくる!」タッタッタッタッ


    アルミン「……本当によかったのかい?ミカサ」


    ミカサ「……アルミン……ちょっとだけ、背中を貸して?」


    アルミン「……いいよ」クルッ


    ミカサ「……ありがと」ギュッ




    ミカサ「ウッ……ヒック……ウアア……」ポロポロ




    アルミン(……ミカサ……)




    エレン(ミカサ……ごめんな)
  26. 26 : : 2016/04/18(月) 22:07:04
    ~イェーガー宅~




    グリシャ「お帰り、エレン」


    エレン「……ただいま」


    「君がエレン君かい?」


    エレン「おじさん誰?」


    グリシャ「これから行く村の案内をしてくれるレオンハートさんだ」


    レオンハート「よろしく、エレン君」


    エレン「よろしくお願いします」


    グリシャ「じゃあ、早速お願いします。レオンハートさん」


    レオンハート「では行きましょう」




    ~数日後~




    レオンハート「ここが我々の村です」


    グリシャ「案内ありがとうございました。さあエレン、宿の方に行こうか」


    エレン「分かった」


    レオンハート「あ、宿だったらうちにいらしてください!」


    グリシャ「え?いやしかし……」


    レオンハート「いえ、いいんですよ。うちもスペースが有り余ってますから」


    グリシャ「それでしたら……お世話になりますね」


    レオンハート「では、こちらになります」スタスタ


    グリシャ「エレン、行くぞ」スタスタ


    エレン「うん」スタスタ




    ~レオンハート宅~




    レオンハート「ただいま!」


    「お帰りなさい!」タタタッ


    レオンハート「アニ、ただいま」ナデナデ


    アニ「お父さん、この人たちは?」ススッ


    レオンハート改めアニ父「あぁ、この人たちは今日からここにしばらく滞在するイェーガーさんとその息子さんだ。自己紹介しなさい」


    アニ「あ……アニです……」オソルオソル


    グリシャ「私はグリシャ・イェーガーです。よろしく、アニちゃん」


    エレン「エレンだ!よろしく、アニ!」スッ


    アニ「う、うん」オソルオソル ギュッ


    アニ父「アニ、近くを案内してあげなさい」


    グリシャ「エレン、行ってこい」


    アニ「うん、分かった!」タタタッ


    エレン「おう!」タッタッタッタッ




    ~壁外の村 公園~




    アニ「ここがよく友達と一緒に遊ぶ公園」


    エレン「へぇ、結構広いな!」


    「「アニ!」」


    アニ「あ、ライナー!ベルトルト!」


    ライナー「アニ、そいつ誰だ?」


    ベルトルト(ま、まさか……アニの彼氏!?)


    アニ「今日からうちに住むおじさんの息子さん」


    エレン「エレンだ!よろしくな!」


    ライナー「そうだったのか。俺はライナーだ!」


    ベルトルト「(アニの彼氏じゃなかった……ホッ)僕はベルトルトだよ、ベルトルト!ベルトルトだからね!」


    エレン「ライナーにベルトルトか、よろしくな!けど何でベルトルトは3回も名前言ったんだ?」


    ベルトルト「大事なことだからね」


    エレン「そ、そうか……」
  27. 27 : : 2016/04/18(月) 23:19:16
    ライナー「ところで、エレンはどこから来たんだ?」


    エレン「俺と父さんは壁の中から来たんだ」


    ベルトルト「壁の中から?」


    エレン「ここから離れたところに50mの壁があって、その中に街があるんだ。俺はそこのシガンシナ区ってところに住んでいたんだ」


    アニ「どんなところなの?」


    エレン「いいところだぞ!いつか来てくれよな!もちろんライナーとベルトルトもだぞ?」


    ライナー「おう!」


    ベルトルト「うん!」


    アニ「う、うん!」


    エレン「それじゃあそろそろ帰ろうぜ、アニ!」


    アニ「う、うん分かった。じゃあね二人とも!」


    ライベル「「またな(またね)!」」




    ~レオンハート宅~




    エレアニ「「ただいま!」」


    アニ父「二人とも、お帰り」


    グリシャ「帰ってきたか。エレン、明日から本格的に修行をするぞ」


    エレン「え?本当か!?」


    グリシャ「もちろん、厳しくするからな。よかったらアニちゃんも一緒にどうだい?」


    アニ「わ、私は……」チラッ


    アニ父「アニは私と特訓しますので、たまに手合わせする位でいいと思いますよ?」


    グリシャ「そうですか。ではその時は胸をお借りしますね」ニッ


    アニ父「えぇ、喜んで」ニッ


    エレン「よっしゃ!やってやるぜ!」


    アニ「え、エレンは……どうして修行をしてるの?」


    エレン「それは……ごめん、今は言えない」


    アニ「そっか……」シュン


    エレン「でも、いつか話せると思うから、それまで待っててくれ」


    アニ「そ、そう」パアッ





    アニ父「フッ……どこか不思議な子どもだ」


    グリシャ「自慢の息子ですからね」ドヤッ
  28. 28 : : 2016/04/19(火) 00:00:10
    ~翌日~




    グリシャ「よし、今日から本格的に修行だ。まずは対人格闘をする」


    エレン「ええええ!?また対人格闘かよ!?」


    グリシャ「今までやって来た対人格闘ではない。今度は木剣を使わない」


    エレン「木剣を使わない?じゃあ……」


    グリシャ「格闘術だ。まずは私に一発当てるところからだ」


    エレン「え?それだけでいいのか?」


    グリシャ「甘く見るなよ?」ギロッ


    エレン「っ!!!」ゾクッ


    グリシャ「こう見えても……私は強いぞ?」ビリビリ


    エレン(すごい殺気だ……あ、足が動かねぇ……)ガクガク


    グリシャ「ま、やるだけやってみろ」フッ


    エレン「……」


    グリシャ「どうした?怖じ気付いたか?」


    エレン「まさか……嬉しいんだ」


    グリシャ「嬉しい?」


    エレン「父さんが……多少なりとも本気になってくれたんだ……嬉しくないわけないだろ?」


    グリシャ「フッ……そうか。なら、早速やるぞ」スッ


    エレン「いくぞ、父さん!」ダッ


    エレン「オラァッ!」ブンッ


    グリシャ「筋はいいが……やはり甘いな」パシッ


    グリシャ「セイッ!」ブンッ


    エレン「うわっ!?」


    ドシンッ‼


    エレン「がはっ!」


    グリシャ「どうした?寝るにはまだ早いぞ?」


    エレン「ぐっ……」


    エレン(くそ……強い……しかも全然本気じゃねえ……)


    グリシャ「3ヶ月以内に私に一発当ててみろ。それが出来たらお前に技を教えてやる」


    エレン「ほ、本当か!?」


    グリシャ「もちろんだ」


    エレン「よし、やってやるぜ!」




    ~数時間後~




    エレン「ゼェ…ゼェ…」ボロッ


    グリシャ「初日ならこんなものか……帰るぞ、エレン」


    エレン「ち、ちょっと待ってくれ……」グググッ


    グリシャ「ハァ…ほら」グイッ


    エレン「うおっ!?」


    グリシャ「歩けるか?」


    エレン「な、何とか……」フラフラ


    グリシャ「期待してるぞ」フッ


    エレン「お、おう……」フラフラ




    ~レオンハート宅~




    グリシャ「戻りました」


    エレン「た、ただいま……」フラフラ


    アニ「おかえr……エレン!?だ、大丈夫!?」


    エレン「だ、大丈夫だ……」フラフラ


    アニ(全然大丈夫じゃなさそう……)


    アニ父「はっはっは、大分しごきましたね」


    グリシャ「まだまだですよ。それでは少し休ませていただきますね」スタスタ


    エレン「お、俺も休んでくる……」フラフラ


    アニ「わ、私の時よりフラフラだ……」
  29. 29 : : 2016/04/19(火) 01:20:29
    ~3ヶ月後~




    エレン「オリャッ!!」シュッ


    グリシャ「クッ!」サッ


    エレン「そこだッ!!」シュッ


    グリシャ「ぐっ!!」バキッ


    エレン「まだまだ!!」ブンッ


    グリシャ「……そろそろいいか」ボソッ


    パシッ スルッ


    エレン「うわっ!?」ドシンッ


    グリシャ「合格だ、エレン」


    エレン「じ、じゃあ……!」


    グリシャ「約束通り、技を一つ教えてやる」


    エレン「やったぁ!!」


    グリシャ「着いてこい、こっちだ」スタスタ


    エレン「おう!」タッタッタッタッ




    ~壁外の村 川~




    グリシャ「ここだ」


    エレン「一体どんな技なんだ?」ワクワク


    グリシャ「ここに岩がある。よく見ていろ」スッ


    グリシャ「はぁッ!!!」シュッ


    ズガアアアアアンッ!!!


    岩 ビキビキ→拳の跡&岩全体にヒビ


    エレン「す、すげぇ……」


    グリシャ「これがお前に教える技だ」


    エレン「でも、これって力技に見えるけど……」


    グリシャ「見た目は確かに力技に見えるだろう。だが、この技は力を一点に集中させた物だ。でなければこの岩は砕けてしまう」


    エレン「そ、そうなのか……」


    エレン(そうは見えなかったけど)


    グリシャ「これぞ、『剛拳"槌"』(ごうけん つち)だ」


    エレン「剛拳"槌"……」


    グリシャ「まずはやってみろ」


    エレン「分かった!」


    グリシャ(さて……どこまで出来るかな?)


    エレン「スゥー…ハァー…よし」スッ グググッ


    エレン「たあッ!!!」シュッ


    バキッ‼


    エレン「いっ!!?」ズキズキ


    グリシャ(やはりそう簡単にはいかないか……)


    エレン「くそ……まだだ!」スッ グググッ


    エレン「うおおッ!!!」シュッ


    バキッ‼ バキッ‼ バキッ‼…




    ~数時間後~




    エレン「ハァ…ハァ…」ボタボタ


    グリシャ「エレン、これ以上はもうダメだ」ガシッ


    エレン「まだだ……まだやれる」ボタボタ


    グリシャ「これ以上はお前の手が持たない」


    エレン「くそ……」ボタボタ


    グリシャ「薬箱は持ってきた。治療してから帰るぞ」


    エレン「……」




    ~レオンハート宅~




    グリエレ「「ただいま」」


    アニ「おかえr…エレン!?どうしたのその手!?」


    エレン「大したことねえよ、この位」


    グリシャ(まさか両手でやるとはな……エレン)


    グリシャ「エレン、手が治ったらアニちゃんと対人格闘してみろ」


    エレアニ「ハァ(えぇ)!?」


    グリシャ「いいですよね?」


    アニ父「えぇ、構いませんよ」


    エレン「お、おい父さん!?どういうつもりだよ!」


    グリシャ「やれば分かるさ」フッ


    エレン「……分かった。アニ!お互い手加減なしだからな!」ビシッ


    アニ「いいけど……とりあえず休みなよ」


    エレン「じゃあ、部屋で休んでくる」スタスタ


    アニ「……」
  30. 30 : : 2016/04/19(火) 06:48:21
    期待しています♪
  31. 31 : : 2016/04/19(火) 14:39:27
    ~数日後~




    グリシャ「エレン、手の具合はどうだ?」


    エレン「もう治った」グッ


    グリシャ「そうか。ならば準備運動でもしておけよ。今日はアニちゃんと手合わせだからな」


    エレン「分かった。ところで、アニって強いのか?」


    グリシャ「それはやってみてのお楽しみだ。頑張れよ」ニッ


    エレン「おう!やってやるぜ!」




    ~壁外の村 公園~




    エレン「ここでやるのか?」


    グリシャ「そうだ」


    アニ父「お待たせしました、グリシャさん」


    グリシャ「いえいえ、我々も今来たばかりですよ。今日はよろしくお願いします」ペコリ


    アニ父「こちらこそ、よろしくお願いします」ペコリ


    エレン「よし、やるぞ!」


    アニ「……言っとくけど、手加減はしないから」


    エレン「それはこっちの台詞だ!」


    グリシャ「二人とも、準備はいいか?」


    エレアニ「おう(はい)!」


    グリシャ「よし、では……始め!」


    エレン「行くぞ!」ダッ


    アニ(早い……!)スッ


    エレン「オラァッ!」ブンッ


    アニ「フッ」サッ シュッ


    エレン「うおっ!?」サッ


    アニ「うまく避けたね。でも、これならどうだい!」シュッ


    エレン「うわっ!?」バキッ


    ドシンッ‼


    エレン「くそ……まだだ!」バッ


    アニ(足払い!)サッ


    エレン「そこだ!」シュッ


    アニ「!?」ドカッ


    エレン(今だ!)


    グリシャ「」ピクッ


    エレン「剛拳"槌"‼」シュッ


    アニ「」ニヤッ


    スッ パシッ


    エレン「な!?」


    アニ「ふっ!」ガシッ ブンッ


    エレン「うわああっ!!!」グルンッ


    ドシンッ‼


    エレン「がはっ……!」


    アニ「これでおしまいだよ!」ガシッ グググッ


    エレン「ぐっ……う、動けねぇ……」グググッ


    アニ(油断できなかった……手を抜いてたら私が負けてた。それにしても……)グググッ


    エレン「くぬぬ……」グググッ プルプル


    アニ(け、結構たくましいね……////)


    エレン「だ、ダメだ……抜けられねぇ」ガクッ


    グリシャ「そこまで!」


    エレン「ハァ…ハァ…ちくしょう……負けちまった」


    アニ(終わりか……もうちょっと触ってたかったな)////


    アニ「それなりに強いね、エレン」


    エレン「嬉しくねーってか、何で顔赤くなってんだ?」


    アニ「!?う、うるさいよ!」ゲシッ ゲシッ


    エレン「痛っ!?ちょ、やめてくれよアニ!」


    アニ(大きくなったら……)ポワポワ


    ーーー
    ーー



    エレン(妄想)「アニ……俺がお前を守る……一生をかけてな!」



    ーー
    ーーー


    アニ(なんてね!なんてね!)キャー////


    アニ父(アニがまた妄想に浸っている……)




    ~とある街~




    クリスタ「ハッ」キュピーンッ


    クリスタ(今……恋敵が出来た気がする!)




    ~シガンシナ区 アルレルト宅~




    ミカサ「ハッ」キュピーンッ


    アルミン「ど、どうしたのミカサ?」


    ミカサ「何でもない……ので、アルミンは気にしなくても大丈夫」


    アルミン「そ、そうなんだ……分かった」


    ミカサ(エレンに女狐が近付いてる気がした……)


    アルミン(嫌な予感がするなぁ……その証拠に胃痛が……)キリキリ
  32. 32 : : 2016/04/19(火) 18:09:28
    恋敵ww
    期待です!
  33. 33 : : 2016/04/19(火) 21:45:27
    ~壁外の村 レオンハート宅~




    エレン(アニに負けちまったな……俺はまだまだ弱い!これじゃあ……母さんの仇を討つことなんて出来ねぇ……!!)


    エレン「……もっと……強くならねぇと……」ツゥー






    「母さん……」ポロポロ






    壁]シャ(……エレン)




    ~1週間後~




    エレン「ハァッ!!!」シュッ


    ズガンッ!!!


    グリシャ(威力こそ私のそれには届いていないが、体得したと判断してもいいか……)


    グリシャ「エレン、そこまでだ」


    エレン「……父さん?」クルッ


    グリシャ「剛拳"槌"、体得だ!」


    エレン「で、でもヒビとかまだ全体には……」


    グリシャ「お前ぐらいの年だったらこれ位で十分だ」


    エレン「……だったら、頼みがある」


    グリシャ「何だ?」


    エレン「」スッ


    グリシャ「!?」


    エレン「俺に……技術を教えてくれ」→土下座


    グリシャ「……一応聞いておこう。何故技術を学びたい?」


    エレン「今の俺に足りないもの……それは戦うときの技術だと思ったからだ。ミカサもアニも、力だけなら俺の方が上のはずなのに勝てない……じゃあこの差は何なのか?たどり着いたのが……」






    「"力の受け流し"と"力の利用"だ」






    グリシャ「……なるほどな」


    グリシャ(いよいよそこまでたどり着いたか……)


    エレン「頼む……父さん」


    グリシャ「いいだろう。では今日からお前に……」






    「"柔拳"を伝授する」






    エレン「柔拳……」


    グリシャ「お前が求める技術が詰まったものだ。生半可な覚悟じゃ体得不可能だ」


    エレン「覚悟なんて……とっくに出来てる……やってやるさ!」


    グリシャ「フッ……そうか。では……始めるぞ!」


    エレン「行くぞ!」ダッ


    グリシャ「」スッ


    エレン「たあッ!!」シュッ


    パシンッ


    エレン「!?」


    グリシャ「フッ」シュッ ガッ


    エレン「がッ!?」フワッ


    グリシャ「ハァッ!!!」ブンッ


    ズドンッ‼


    エレン「ぐあああああッ!!!」


    ドザザザッ!


    グリシャ「どうした?寝るにはまだ早いぞ?それとも、お前の覚悟とやらはその程度なのか?」


    エレン「ぐっ……かはッ……」ポタポタ


    グリシャ「まだやれるだろう?やれるなら立て」


    エレン「くそッ……まだまだだ!」グググッ


    グリシャ(……立ち上がれるか。結構強く叩いたんだがな……)


    エレン「」ダッ


    グリシャ「!」スッ


    エレン「そこだぁッ!!」バッ シュッ


    グリシャ「な!?」


    バキッ‼


    グリシャ「ぐっ!!」フラッ


    エレン「」スタッ グググッ


    グリシャ「!?」バッ


    エレン「剛拳……」


    グリシャ(なかなかいい攻めだが、まだ詰めが……)


    エレン「"鎌"!!」シュッ


    グリシャ「な!?」


    ドスッ‼


    グリシャ「がはッ!?」ガクッ


    エレン「ハァ…ハァ…どうだ!?」


    グリシャ(カポエイラで不意を突き、自分で新たな剛拳を生み出すとは……恐ろしい限りだ。だが……)


    グリシャ「これなら……私も本気を出せるな」スクッ


    エレン(なッ……今まで本気じゃなかったのかよ!?)


    グリシャ「スゥー…ハァー…」


    エレン「……」スッ


    グリシャ「ここから先は……命を懸けろよ?」ビリビリ


    エレン「!?」ビクッ


    グリシャ「」タンッ


    エレン(なッ……消えt)


    グリシャ「どこを見てる?」


    エレン「!?」バッ


    グリシャ「遅い」






    「奥義……龍爪拳"波動"」シュッ






    ズドオオオオンッ!!!
  34. 34 : : 2016/04/20(水) 00:13:01
    ~レオンハート宅~




    グリシャ「ただいま」


    エレン「」ボロボロ


    アニ「おかえr…エレン!?ど、どうしたの!?」


    グリシャ「すまない…少々やり過ぎてしまったみたいだ」


    アニ「やり過ぎたって……おじさん、エレンが大切じゃないんですか!?」キッ


    アニ父「アニ、少し落ち着きなさい」


    アニ「だって、エレンが!」


    アニ父「落ち着くんだ……アニ。死んではいない」


    アニ「で、でも……全然動かないよ……」ポロポロ


    グリシャ「部屋で休ませてきます」スタスタ


    アニ父「アニ、エレン君の傍にいてあげなさい」


    アニ「い、行ってくる!」タタタッ


    グリシャ「すみませんでした……余計な心配をお掛けして」


    アニ父「いえいえ、気になさらないでください。しかし、あの様子だと……使いましたね?」


    グリシャ「えぇ、子ども相手に大人気ないとは思ったんですが……久々に本気が出せると思ったら加減を少し間違えてしまいました」


    アニ父「……何も奥義までは使わなくてもよかったのでは?」


    グリシャ「そういうわけにはいきません。私はエレンに、全てを授けるつもりですから……手を抜くことはできません」


    アニ父「まさかとは思いますが……"巨人化"までさせるつもりですか?」


    グリシャ「ゆくゆくは……そうするつもりです」


    アニ父「……奴を……倒すためですか?」


    グリシャ「……その通りです。奴を……人類の敵を……カルラの仇を討つために……!」グッ


    アニ父「……エレン君に……貴方の業を押し付けることになりますよ?それでもですか?」


    グリシャ「私の業でもありますが、エレン自身の望みでもあるんです」


    アニ父「……まさか!?」


    グリシャ「そのまさかです……」






    「エレンは……復讐を誓っています」






    アニ父「……今でも復讐を?」


    グリシャ「1週間ほど前、母さんと言いながら泣いてるところを見ました。エレンは今でも、復讐を忘れてはいません」


    アニ父「どうにか出来ないのですか?貴方なら何か方法を……」


    グリシャ「エレンの覚悟は……覆りませんでした」


    アニ父「!?」


    グリシャ「カルラに似たのでしょう……かなりの頑固者ですよ」


    アニ父「グリシャさん……」


    グリシャ「あと1年と3ヶ月ほどここで修行させてもらったら、シガンシナヘ帰ります。エレンを……訓練兵団へ入団させます」


    アニ父「!?危険ですよ!」


    グリシャ「私の旧友が教官を務めてますから、大丈夫ですよ」


    アニ父「しかし……」


    グリシャ「心配入りませんよ、何てったって……自慢の息子ですから」ニッ


    アニ父「……そうですか。ならば、私もアニを訓練兵団へ入団させましょう。エレン君が一緒なら、きっと喜んでいくでしょうし」ニッ


    グリシャ「違いありませんね」




    ~その頃~




    エレン「スゥー…スゥー…」


    アニ「……エレン」ギュッ


    エレン「スゥー…スゥー…」


    アニ(エレン……早く起きてね……また私と手合わせするんでしょ?)


    エレン「スゥー…スゥー…」


    アニ「エレン……待ってるからね」
  35. 35 : : 2016/04/20(水) 01:09:06
    ~???~




    エレン(ここは……どこだ?)


    エレン(あれ……?そういえば、何してたんだっけ……俺?)


    エレン(とにかく眠いなぁ……寝ちゃおっかな……)ウトウト


    …ン


    エレン(……?)


    …レン


    エレン(何か……聞こえる)


    エレン


    エレン(誰かが……俺を呼んでる?)


    エレン!


    エレン(懐かしくて……暖かい)


    「エレン……いつまで寝てるの?」


    エレン「かあ……さん?」


    パァァァァァーーー……


    エレン(光?小さいけど……暖かいな……)ギュッ


    ピカァァァッ‼


    エレン「…ッ!!」




    ~レオンハート宅~




    エレン「……ん、んん…?」パチッ


    エレン「……?」


    エレン(俺……いつの間に寝てたんだ?)


    ギュッ


    エレン「ん?」チラッ


    アニ「スゥー…スゥー…」→手を握ってる


    エレン「…暖かいな」


    エレン(あの暖かさは……アニの温もりだったのかな?)


    エレン「……ありがとうな、アニ」ナデナデ


    アニ「んぅ…えへへ…」ニコッ


    エレン「」ナデナデ




    ~数分後~




    アニ(ん……?誰かに撫でられてる?でも、誰が…)


    アニ「んん…?」ムクリ


    エレン「お、おはようアニ」ナデナデ


    アニ「え、エレン……?起きたの?」


    エレン「ついさっきな」ナデナデ


    アニ「……」ウルウル


    ガバッ


    エレン「うおっ!?」バタッ


    アニ「エレン……よかった……」ギュウッ


    エレン「……アニ、ただいま」ニコッ


    アニ「!?」ドキッ////


    エレン「それと…心配かけてごめん」


    アニ「ううん、いいよ…お帰り、エレン」ウルウル ニコッ


    エレン「」ドキッ


    グリシャ「エレン、起きたか?」


    エレン「父さん、おはよう」


    グリシャ「エレン、動けるか?」


    エレン「あぁ、普通に動ける」


    グリシャ「そうか。ならばまた修行をするぞ」


    エレン「分かった」


    アニ「え、エレン……大丈夫なの?」


    エレン「大丈夫だ、アニ」ニコッ


    アニ「////ま、待ってるからね」ドキドキ


    エレン「おう!」
  36. 36 : : 2016/04/20(水) 04:53:35
    期待デーーース
  37. 37 : : 2016/04/20(水) 22:17:03
    グリシャ「エレン、ここにいるのはあと1年と3ヶ月だ。それまでに柔拳と剛拳を完璧にしてもらうぞ」


    エレン「分かった!」


    グリシャ「時間は限られてる。さあ、行くぞ!」


    エレン「おう!」




    ~そして月日が経ち、1年後~




    グリシャ「……これで柔拳と剛拳はほぼ完璧だな」


    エレン「あぁ、長いようで意外と短かったな……」


    グリシャ「明日、アニちゃんと手合わせする日だな」


    エレン「何だかんだ1年ぶりの再戦ってやつだな!」グッ


    グリシャ「今のお前なら勝てるかもしれないな」ニッ


    エレン「まだ分からない……でも、負けるつもりはない!」


    グリシャ「フッ…そうか。じゃあ、今日はゆっくり休め」


    エレン「分かった。それじゃ」スタスタ


    グリシャ「……明日が楽しみだな」




    ~翌日~




    グリシャ「二人とも、準備はいいか?」


    アニ「はい!」


    エレン「おう!」


    グリシャ「よし、では……始め!」


    アニ「行くよ!」ダッ


    エレン「……」スッ


    アニ「フッ」シュッ


    エレン「」サッ シュッ


    アニ「くっ!」サッ バッ


    エレン「柔拳"水"」スゥー


    アニ(何をするつもりか知らないけど……)


    アニ「そこッ!!」シュッ


    エレン「」パシッ クルッ


    アニ「なっ!?」バッ


    エレン「……」スゥー


    アニ(まぐれ?でも……!)ダッ シュッ


    エレン「」シュバッ→バック転


    アニ(くっ……また!?だけど!)


    アニ「これならどうだい!」シュバババッ→連続蹴り


    エレン「」スッ クルッ サッ


    アニ(どうして?紙一重で当たらない……!)


    エレン「フッ」パシン シュッ


    アニ「!?」


    アニ(やられる!)バッ


    エレン「」ピタッ


    アニ「……何してんだい?」


    エレン「女の子に怪我させるわけにはいかねえだろ?」ニッ


    アニ「!?」ドキッ////


    グリシャ「フッ…そこまでだ。この勝負はエレンの勝ちだ」
  38. 38 : : 2016/04/21(木) 18:42:27
    エレン「今回は、俺の勝ちだな!」


    アニ「そうだね。もうエレンには勝てる気がしないよ」


    エレン「そんなことねえよ!アニだってまだまだ強くなれる!今回勝ったからって、次も勝てるとは限らないだろ?」


    アニ「フッ…確かにね」


    エレン「じゃあ、また後でな!」タッタッタッタッ


    アニ(次も勝てるとは限らない…確かにね。それにしても……)


    アニ(怪我させるわけにはいかない=怪我させたくない=大切な人=守りたい=愛してる=結婚……!?)ポワポワ


    ーーー
    ーー



    エレン(妄想)「アニ……お前の事を愛してる!だから……俺と……け、結婚してくれ!」////



    ーー
    ーーー


    アニ(そ、そんな……ダメよエレン!わ、私達はまだ子どもだから、けけけ、結婚は出来ないのよ!で……でも、こここ、恋人同士にならすぐにでもなれるけど…)キャーキャー////


    グリシャ(これが妄想モードのアニちゃんか……)




    ~壁外の村に来てから1年半後~




    グリシャ「この度は、本当にお世話になりました」ペコリ


    アニ父「いえいえ、こちらこそ楽しかったですよ」ペコリ


    エレン「……ちょっぴり寂しくなるな」


    アニ「……うん、そうだね……」


    エレン「でも気にするな!俺は絶対にアニの事、忘れないからな!」ニッ


    アニ「!?」ドキッ


    アニ「わ、私も忘れない!それに…絶対にエレンに会いに行く!」////


    エレン「おう!待ってるぜ!」スッ


    アニ「あ……」


    エレン「へへっ」ニッ


    アニ「////」スッ ダキッ


    エレン「うおっ!?」


    アニ「またね……エレン////」ギュウッ


    エレン(え?え!?こんな時どうすりゃいいんだ!!?)チラッ


    グリシャ「(´・ω―)b」グッ


    アニ父「(*TーT)b」グッ


    エレン「」


    エレン(い……いけばいいのか?いっちゃっていいんですか!?)


    エレン「あ……アニ……」スッ ギュッ


    アニ「!!?」ドキーンッ‼


    エレン「ま……またな」


    グリシャ「エレン、帰るぞ」ニヤニヤ


    エレン(にやけ顔ムカつく……)イラッ


    アニ父「」ニヤニヤ




    ~数時間後~




    アニ父「アニ、準備をしなさい」


    アニ「……何の?」


    アニ父「それはもちろん……」






    「壁内へ引っ越す準備だ」ドヤァッ






    アニ「!?!?!!?」
  39. 39 : : 2016/04/21(木) 22:35:10
    ~数日後 シガンシナ区~



    アルミン「今日は何するんだいミカサ?」


    ミカサ「今日は対人格闘をしようと思う」


    アルミン「うん、分かったよ!」


    ミカサ「まずは私がならず者をやる。ので、アルミンは私から木剣を奪ってほしい」スッ


    アルミン「う、うん!」スッ


    ミカサ「フッ」ダッ


    アルミン(来たッ!!)サッ


    ミカサ「まだ遅い」シュッ


    アルミン「ぐッ!?」ドカッ


    ミカサ「アルミン、避けるではなく、逸らす」


    アルミン「頭では分かってるんだけど、まだ体が追い付かないんだ……」グググッ


    ミカサ「確かにまだ動きがぎこちない。ので、いつか怪我をしてしまう。だが、それは私に合わせているから。ので、今日いじめっ子達と戦ってみるといい」


    アルミン「で、でも……今のままじゃ勝てないよ!女の子にも勝てないのに……」


    ミカサ「私は自分の体を完全に支配出来る。ので、普通の女の子とは言い切れない」


    アルミン「でも、君は女の子だよ。友達想いで、エレンの事が大好きな、普通の女の子のミカサだよ」ニコッ


    ミカサ「……アルミン」


    アルミン「何だい?」


    ミカサ「私にはエレンがいる。ので、告白されても応えられない」


    アルミン「いい話が台無しじゃないかッ!!!」クワッ




    ~数時間後~




    悪ガキa「今ならエレンもいないから助けなんて来ないぞ!」


    悪ガキb「クリスタ結婚しよ(今日でお前も終わりだ異端者!)」


    悪ガキc「黒髪少女結婚しよ(覚悟しろよ!)」


    アルミン(……もうツッこまないぞ)ハァ…


    悪ガキabc「行くぞ((ハァハァ))!」ダッ


    アルミン「後ろの二人キモすぎる!!!」シュッ


    ドカッ ドカッ ドカッ


    悪ガキabc「「「うわぁっ!?」」」


    悪ガキa「ち、チクショウ!覚えてろよ!」タッタッタッタッ


    クリスタ「あ、アルミン!大丈夫だった!?」ヒョコッ


    ミカサ「アルミン、けがはない?」ヒョコッ


    アルミン「ふ、二人とも見てたの!?」


    悪ガキb「クリスタぁぁぁぁぁッ!!!」


    悪ガキc「黒髪少女ぉぉぉぉぉッ!!!」


    アルクリミカ「「「!!?」」」ビクッ


    悪ガキbc(暴走)「「ウケケケケケケ!!!」」ルパンダーイブ


    アルミン「クリスタ!!ミカサ!!」


    アルミン(ダメだ……二人とも固まってる!助けないと!でも……間に合わない!一体どうすれば……!)






    「柔拳"風"」ヒュンッ






    ドシンッ‼ ドシンッ‼


    悪ガキbc「」チーン


    「大丈夫か?」クルッ


    アルミン「う、うん……」


    アルミン(まさか……この声は!?)


    ミカサ「あ……あぁ……」ポロポロ


    ミカサ(幻じゃない……本物!)ポロポロ


    クリスタ「やっと……会えた……」ウルウル


    クリスタ(私の……大好きな人)ウルウル






    アルクリミカ「「「お帰りなさい、エレン!!!」」」






    エレン「ただいま、みんな!」ニッ
  40. 40 : : 2016/04/22(金) 03:56:09
    アルミン「エレン……」スッ


    エレン「アルミン……」スッ


    アルミン「」グッ シュッ


    エレン「!?」


    バキッ


    ミカサ「あ、アルミン!?」


    クリスタ「いきなり殴るなんて!」


    アルミン「エレン……君は知らないだろうけど、ミカサは毎晩泣いてたんだぞ!!!」キッ


    エレン「……」


    アルミン「僕は君が修行してる理由を知ってる……でも、ミカサには話してないんだよね?」


    エレン「あぁ……話してない」


    アルミン「ッ!!」シュッ


    エレン「ぐッ!?」バキッ


    アルミン「ふざけるなよッ!!!」


    クリスタ「アルミン!!」


    ミカサ「アルミン……?」


    アルミン「話しづらいのは分かる!だけど!!ミカサにはエレンしかいないんだ!!それを分かっているのか!!!」グイッ


    エレン「……」


    アルミン「答えろ!!!!!」クワッ






    「エレンにとって、ミカサは何なんだ!!?」






    エレン「……だよ」ボソッ


    アルミン「聞こえないぞ!!!」


    エレン「うるせえんだよ!!!」


    アルミン「……何だって?」


    エレン「お前に何が分かるんだ……」






    「お前が!!!俺の何を知ってんだよ!!!!!」






    アルミン「!?」


    エレン「だったらお前に分かるのかよ……」






    「目の前で母親が惨たらしく殺される気持ちが、お前に分かるのかって聞いてんだ!!!!!!」






    クリミカ「!?!?!!?」


    アルミン「……」


    エレン「……放せよ」


    アルミン「……」


    エレン「放せ」


    アルミン「……」


    エレン「 放 し や が れ ! ! ! ! ! ! 」


    アルミン「」パッ


    エレン「……お前には……俺とミカサの気持ちなんて……分からねえよ」


    アルミン「ミカサの気持ち……?」






    「エレンに言われたくないよ!!!」






    アルミン「だったらエレンには……毎晩泣いてたミカサの気持ちが分かるって言うのか!!?」






    「一人ぼっちにされたミカサの気持ちが分かるって言うのか!!!?」






    エレン「……もういい」


    アルミン「……こっちだって」


    エレン「アルミン……」


    アルミン「エレン」






    「俺(僕)と決闘しろ」






    ミカサ「……」
  41. 41 : : 2016/04/22(金) 09:28:39
    きゅーてんかいだなw
  42. 42 : : 2016/04/22(金) 16:19:05
    やっぱりエレンがボコボコにしてミカさとクリスタが止めるのかな?
  43. 43 : : 2016/04/22(金) 17:24:28
    ~シガンシナ区 とある広場~




    クリスタ「ね、ねえ!二人ともやめようよ!」


    アルミン「クリスタ、止めないで……僕はただ、あの大馬鹿野郎に説教するだけだよ」


    クリスタ「で、でも……」


    アルミン「それに、僕はこれでもかなり強くなったから」


    クリスタ「……ッ!ミカサも何とか言ってよ!二人を説得して!」


    ミカサ「……二人は……」


    クリスタ「え?」


    ミカサ「ただ意見が食い違っただけ。ので、お互いを理解するためにこの決闘をする。クリスタ、あなたも何度か見てるはず」


    クリスタ「……でも……」


    ミカサ「今は……見守ろう」


    エレン「……」


    アルミン「……」


    エレン(こうして向かい合うのも……久しぶりだな)


    アルミン「こうして向かい合うのも……ずいぶん久しぶりだね」


    エレン「なんだ、お前も同じこと考えてたのか?」


    アルミン「こうなるように挑発したからね。まぁ、ほとんど本音だけどね……いきなり殴ったりしてごめんね?」


    エレン「いや、アルミンの言う通りだ。俺は……正直逃げてたんだ」






    「復讐に取り憑かれた家族を見せるわけにはいかないなんて、もっともらしい理由を並べて」






    アルミン「エレン……」


    エレン「アルミン!遠慮はいらねえ!手加減なしでこい!!」スッ


    アルミン「うん……行くよエレン!!」ダッ


    エレン「」ダッ


    アルミン「はぁッ!!」シュッ


    エレン「フッ」パシン


    アルミン「!?」


    エレン「おりゃッ!!」シュッ


    アルミン「ぐッ!?」バキッ


    アルミン(は、早い……!それに、逸らすのもうまい!)


    エレン「まだまだ!!」シュッ


    アルミン「こっちこそ!」バッ


    ガシッ


    エレン「くっ……!」グググッ


    アルミン「ううっ……!」グググッ


    エレン「アルミン……お前も強くなったな」


    アルミン「それはお互い様でしょ?」


    バッ


    エレン「一気に行くぞ!!」ダッ


    アルミン「こっちも行くよ!!」ダッ


    エレン「剛拳……」グググッ


    アルミン「ミカサ直伝東洋武術……」グッ


    エレン「"槌"!!!」シュッ


    アルミン「"正拳"!!!」シュッ


    バキッ‼


    エレン「ぐっ!?」


    アルミン「がっ……!?」フラッ


    エレン「くっ……まだ終わらねえぞ!」スッ


    アルミン「な!?」






    「柔剛拳……"嵐"!!!」シュバババッ






    アルミン「うわあああッ!!!」ドカドカドカドカ‼


    エレン「これで終わりだ!!」グッ


    アルミン「!?」


    エレン「剛拳"太刀"!!!」シュッ


    アルミン「がっ……!?」バキッ


    エレン「剛拳"斧"」ボソッ


    アルミン「!?」


    ズドンッ‼


    アルミン「がはッ……」


    エレン「……アルミン」


    アルミン「な……何だい?」


    エレン「俺はやっぱり……復讐はやめない」


    アルミン「そんな……」


    エレン「でも……」






    「俺はもう……絶対に逃げない」






    アルミン「……そっか」ニコッ


    エレン「アルミン……ごめんな」


    アルミン「いいよ……僕の方こそごめんね」


    エレン「何言ってんだよ……昔から変わらねえだろ?」ニッ


    アルミン「ははッ……やっぱりエレンには敵わないや」ガクッ


    エレン「あ、アルミン!?」


    アルミン「スゥー…スゥー…」


    エレン「気絶してるだけか……」


    エレン(アルミン……ありがとうな)
  44. 44 : : 2016/04/25(月) 11:25:38
    クリスタ「アルミン!?」タタタッ


    エレン「心配するな、気絶してるだけだ」


    クリスタ「ッ!!」ギリッ


    ガシッ


    クリスタ「どうしてここまでやるの!?親友じゃなかったの!?」


    エレン「親友だからこそだ。俺とアルミンは意見が食い違ったとき、アルミンはわざと挑発してくる。それでいつも殴り合いになる」


    クリスタ「だけど今回は……!」


    エレン「今回は俺が悪いのは分かってる!だけど……アルミンは体張って教えてくれた。"逃げるな"ってさ」


    クリスタ「……え?」


    エレン「ミカサ」


    ミカサ「……エレン」


    エレン「お前達に……言わなきゃならねえことがある」


    ミカサ「言わなきゃならないこと?」


    クリスタ「それって……何?」


    エレン「俺が修行してる理由だ」


    クリミカ「!!」


    エレン「俺は……母さんの仇を討つために修行してるんだ」


    クリスタ「え!!!?」


    ミカサ「お母さんの……仇?」


    エレン「そうだ……」






    「俺は……復讐に取り憑かれてる」






    クリミカ「!?!?!!?」




    ~~~説明中~~~




    エレン「……軽蔑しただろ?」ニコッ…


    クリスタ(……エレンに…そんな過去があったなんて……)


    ミカサ「軽蔑した」


    クリスタ「み、ミカサ!!?」


    エレン「ッ……」


    ミカサ「どうして?」


    エレン「……」


    ミカサ「私には分からない。エレンが何を思ってるのか」


    クリスタ「み、ミカサ!」


    ミカサ「何で言ってくれなかったの?」


    クリスタ「……え?」


    エレン(……え?)


    ミカサ「私達はあなたが思ってるほど冷たくない。いつだって側にいる」


    エレン「……」


    ミカサ「私達の関係は、復讐なんて物で壊れるほど弱くない。だって……」






    「私達は……家族でしょう?」






    エレン「!!?」


    クリスタ「ミカサ……」


    ミカサ「クリスタからも何か言って」


    クリスタ「う、うん……」


    エレン「クリスタ……」


    クリスタ「エレン……エレンは私達の事、どう思ってるの?」


    エレン「……俺は」






    「大切なものを……守りたい」






    クリスタ「……そっか」ニコッ


    ミカサ「……やっと、本心をさらけ出してくれた……」ニコッ


    エレン「……ありがとうな」ボソッ
  45. 45 : : 2016/04/25(月) 21:08:13
    ~翌日~




    アニ父「ふぅ……やっと着いたな!」


    アニ「つ……疲れた……」グッタリ


    アニ父「住むところは以前私がお世話になったことがある人の隣だ」


    アニ「そ……そうなんだ……」


    アニ父「とはいえ、お腹すいただろう?どこかで食べよう」


    アニ「さ……賛成~…」


    アニ父(さて……アニのリアクションでも見ていようか……)




    ~イェーガー家~




    グリシャ「エレン、ちょっといいか?」


    エレン「何だ父さん?」


    グリシャ「実は今日隣に知り合いが引っ越してくる。挨拶に来るかもしれないから待っているようにな」


    エレン「え?イヤだよ。今日はアルミン達と薪拾いに行くから」


    グリシャ「時間はまだだろう?もうすぐ着く頃なんだ」


    エレン「早くないか?」


    グリシャ「…………気のせいだ」


    エレン「おい、何だよ今の間は!気になるだろ!!」


    グリシャ「楽しみにしてるといい」ニヤニヤ


    エレン(うぜぇ……)




    ~その頃 Sideクリスタ~




    クリスタ「はっ!」キュピーーンッ‼


    クリスタ(エレンに今、危険(女)が近づいてる!こうしちゃいられない!)


    クリスタ「待っててね、エレン!!」タタタッ




    ~その頃 Sideミカサ~




    ミカサ「はっ!」キュピーーンッ‼


    ミカサ(女狐が来る……止めなくては!)


    ミカサ「エレンは……私が守る!」ダッ




    ~その頃 Sideアルミン~




    アルミン「うぐっ!!?」キリキリ


    アルミン(ものすごく嫌な予感がする……例えるならエレンを巡ってミカサ達が修羅場になるような感じだ……)キリキリキリキリ


    アルミン「どうか外れてますように…僕のアルミン勘」キリキリキリキリキリキリキリキリ
  46. 46 : : 2016/04/28(木) 00:06:54
    ~イェーガー家~




    コンコン


    グリシャ「おや?お隣さんがご挨拶に来たのかな?」ニヤニヤ


    エレン「いい加減にやけるのやめろよ……」ハァ…


    ミカサ「エレン、待って!」


    コンコン コンコン


    グリシャ「はい、どちら様でしょうか?」ガチャッ


    アニ父「どうも、今度隣に越してきましたレオンハートです」ニヤニヤ


    グリシャ「あぁ、そうでしたか!これはこれはどうもどうも、イェーガーです」ニヤニヤ


    エレン「……」イライラ


    ミカサ(え、エレン……?)オロオロ


    アニ父「おっとそうだった!実は私には娘がおりましてね。ほら、挨拶しなさい」ニヤニヤ


    「う、うん……」


    グリシャ「」ニヤニヤ


    エレン「いい加減にやけるのやめろ」シュッ


    グリシャ「おっふ!?」ドスッ


    ミカサ「お、おじさん!?」


    「大丈夫ですか!?」バッ


    エレン「あ、アニ!?」→会話聞いてなかった


    アニ「え、エレン!?」→単純に知らなかった


    ミカサ「」ゴゴゴゴゴゴ


    アニ「!?」ゾクッ


    アニ(殺気!?でもどこから……)チラッ


    ミカサ「女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた女狐が現れた……」ゴゴゴゴゴゴ ブツブツ


    アニ「」


    アニ(え?何この子?何かブツブツ言ってるけど聞いてはいけない気がする……!)


    ミカサ「……あなたは……」


    アニ「な、何だい?」ビクッ


    ミカサ「あなたは……エレンの何?」


    アニ「……はぁ?」


    ミカサ「エレンは私の家族。ので、あなたに付け入る隙はない」


    アニ「残念だけど、エレンが誰を選ぶかはエレン次第だよ」


    ミカサ(女狐め……言わせておけば!)ゴゴゴゴゴゴ


    アニ(あんたには負けないよ……エレンと結婚するのは私だ!)ゴゴゴゴゴゴ


    ミカアニ「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ






    「睨み合うな」シュッ シュッ






    ミカサ「いたっ」コツンッ


    アニ「あうっ」ポコッ


    エレン「全く……少し落ち着いてから話し合わないといけなさs……」


    クリスタ「エレェェェェェン!!!」ダダダッ バッ


    エレン「……」スッ


    クリスタ「……え?」ガシッ


    エレン「飛び込んでくる子にはくすぐりの刑が必要かな?」ニヤリ


    クリスタ「ふぇっ!!?や…優しくお願いします////」カァー


    エレン「柔拳"陽炎"」ユラァッ


    ミカサ「え、エレンが……」


    アニ「4人に見える……」


    ミカアニ(正しくエレンハーレム!!!)


    エレン「覚悟しろよ、クリスタ」ワキワキ


    クリスタ「あ…えっと~…少しだけ、て、手加減を…」


    エレン「ダ・メ♡」ニコッ


    クリスタ「い……」






    イヤァァァァァァァァァァ!!!!!
  47. 47 : : 2016/04/28(木) 01:09:11
    期待!!
  48. 48 : : 2016/04/28(木) 11:18:02
    ~少し離れた場所~




    アルミン「( ゚□゚)」ポカーン


    アルミン(え?何この状況……)


    アルミン(まずミカサが知らない女の子と火花を散らしててその横でエレンが4人に増えててそのエレン達がクリスタにくすぐり攻撃しててあぁクリスタ可愛い結婚しよじゃなくて)


    アルミン「これ……どうしよう?」




    ~現場の状況~




    エレン「ほらほらクリスタ、抵抗しても無駄だぜ?素直に受け入れろ!」コチョコチョコチョコチョ


    クリスタ「キャハハハハッ!!や、やめアハハハ!!く、くすぐったいぃぃぃアハハハ!!」ジタバタジタバタ


    エレン「口じゃいやとか言いながら体は正直だぜクリスタ?お前だってこの状況を楽しんでるんじゃないのか?」ニヤニヤ コチョコチョコチョコチョ


    クリスタ「そ、そんなことないよアハハハハハ!!」ジタバタジタバタ


    ミカサ(く……クリスタ羨ましい……!)


    アニ(エレン楽しそう……はっ!も、もしかして私も飛び込んだら……)ポワポワ


    ーーー
    ーー



    エレン(妄想)「アニ……いきなり飛び付いてくるなんて、危ないじゃないか。これはお仕置きが必要だな……」ニヤリ


    アニ(妄想)「お、お仕置き……?」


    エレン(妄想)「ただし、こんなお仕置きだ」ペロッ


    アニ(妄想)「ひゃっ////」ゾクッ


    エレン(妄想)「お前にはペロリスターエレンによるお仕置きを執行する」ペロッ


    アニ(妄想)「あっ……そこっ、だめ////」ゾクゾク


    エレン(妄想)「……すまねぇ」スッ


    アニ(妄想)「え、エレン……?」ハァハァ


    エレン(妄想)「我慢ができねぇ!」ガバッ


    アニ(妄想)「キャッ////」


    エレン(妄想)「アニ……」スッ


    アニ(妄想)「エレン////」スッ


    チュッ♡



    ーー
    ーーー


    アニ(何て事になっちゃったり!!)キャー////


    ミカサ(悶えてる……まさかエレンでイヤらしいことを!?)グヌヌ…


    クリスタ「あ、え、エレン……も、もう……無理ぃぃぃ~……////」ハァ…ハァ…


    エレン「これに懲りたらもう飛び込んでくるなよ?」スクッ


    クリスタ「ハァ…ハァ…////」


    クリスタ(最後の方……気持ちよかったなんて言えない……私そんなはしたない子じゃないもん)////
  49. 49 : : 2016/04/29(金) 18:50:01
    アルミン「エレン!」


    エレン「アルミン!」


    アルミン「この状況にものすごくツッコミたいけど、そんなことより……その子は誰?」


    エレン「あれ?言ってなかったか?」


    アルミン「聞いてないよ!」


    エレン「そうだったか?悪かったな。こいつはアニって言うんだ」


    アルミン(……まさか)


    アルミン「エレン……その子は修行の時に知り合ったの?」


    エレン「よくわかったな!」


    アルミン(アルミン勘的中したぁぁー!!)


    エレン「アニ、とりあえず自己紹介しろ」


    アニ「はっ!う、うん……アニ・レオンハートです……よ、よろしく」////


    ミカサ「ミカサ・アッカーマン。アニ、あなたはエレンをどう思ってる?」


    アニ「え?えっと……エレンはいいやつだと思う……」


    アニ(それにカッコいいし////)


    アルミン「僕はアルミン・アルレルト。エレンの親友だよ!」


    アニ「う、うん…よろしく……」


    クリスタ「わ、私…く、クリスタ・レンズ…です……」ハァ…ハァ…////


    アニ「えっと…大丈夫?」オロオロ


    クリスタ「だ、大丈夫…です」ハァ…ハァ…


    アルミン(ちょっとだけイヤらしく見えるのは何でだ?)


    エレン「飛び込んできたお前が悪い」


    アニ「まぁまぁ、そこまで言わなくても……」


    エレン「いいんだよ、こいつが悪いんだから」


    アルミン(胃が……)キリキリキリキリ


    ミカサ「アニ、あなたに言っておくことがある」


    アニ「何だい?」


    ミカサ「あなたに……エレンは渡さない!」


    アニ「……負けないよ!」


    クリスタ「わ、私も……!」


    クリミカアニ(エレンと結婚するのは……私!!)
  50. 50 : : 2016/04/30(土) 10:37:03
    ~845年 運命の日~




    悪ガキa改め子分a「あ、エレンの兄貴!お疲れッス!!」ガバッ→膝に手を置いて頭を下げてる


    悪ガキb改め子分b「今日はどうされたんですか!?」ガバッ


    悪ガキc改め子分c「薪拾いなら任せて下さい!」ガバッ


    エレン「気にすんな。たまたま通りかかっただけだ」


    子分a「そうだったんスか…」


    子分b「何かあればお手伝いさせてください!」


    子分c「何でもしますよ!」


    エレン「そうか、じゃあとりあえず今日は帰れ。また今度な!」


    子分abc「「「お疲れっした!!!」」」ガバッ




    ~数時間後~




    エレン「お待たせ、みんな」


    アルミン「やっと来たね、エレン」


    ミカサ「エレン、エレンは私の隣に来るべき」ポンポン


    クリスタ「え、エレン!私の隣も空いてるよ!」ポンポン


    アニ「え、エレン……わ…私の膝だったらあ、空いてるよ…////」ポンポン


    エレン「……アルミン、隣いいか?」


    アルミン「……い、いいよ?」


    エレン「悪いな」スッ


    クリミカアニ「orz」


    アルミン(分かりやすく落ち込んでるなぁ…)


    エレン「それで、今日は何する?」


    アルミン「今日は対人格闘にしようよ。まだクリスタは慣れてないでしょ?」


    クリスタ「うん!お願いします!」


    エレン「分かった!じゃあ準備するか」スクッ


    ミカサ「エレン!一緒にやろう!」


    アニ「え、エレンは私とするでしょ!?」


    エレン「いや、今回はクリスタとやるからお前ら二人でやってろよ」


    ミカアニ「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


    アルミン(ああ…嫌な予感が…)キリキリ


    クリスタ「え、エレン?」


    エレン「クリスタ、今日は俺とやるぞ」


    クリスタ「う、うん……でも、迷惑じゃない?」


    エレン「は?何が?」


    クリスタ「ほ、ほら…私って弱いから……エレンの練習にならないんじゃないかって思って……」


    エレン「俺よりもクリスタの方が大事だろ?」


    クリスタ「!?」////


    エレン「俺が怪我して終わりってだけじゃないんだからな」


    クリスタ「そ、そっか…」


    クリスタ(私が大切だからとかじゃないんだね……)ショボン


    エレン「とにかく、やるぞ!」スッ


    クリスタ「う、うん!」ダッ
  51. 51 : : 2016/04/30(土) 23:43:07
    ~数時間後~




    アルミン(それから僕達は、対人格闘をしてたんだけど…アニは凄かった)


    アニ「ふっ」シュッ


    ミカサ「くっ!」サッ シュッ


    アニ「チッ!」サッ シュッ シュッ


    ミカサ「早い…でも甘い」パシンッ シュッ


    アニ「ぐっ!?」バキッ


    ミカサ「!?」


    アニ「くっ…残念だけど、力技は通用しないよ!」ブンッ


    ミカサ「ッ!?」グルン


    ドシンッ!!


    ミカサ「くっ…!」シュッ


    アニ「!?」ガッ


    ミカサ「はぁッ!!」ガバッ


    アニ「くっ!」サッ


    ミカサ「……」ジィー


    アニ「……?」チラッ


    ミカサ「……勝ってる」ニヤリ


    アニ「何が?まだ勝負は終わって……」


    ミカサ「アニにはなくて、私にはある……これは覆すことは簡単ではない」フンッ


    アニ「は?一体何の話を……」


    ミカサ「私の方がアニより……」






    「胸が大きいから……勝ってる」ドヤッ






    アニ「…………」


    アニ「はぁ!?!?!!?」


    ミカサ「エレンを誘惑するための胸は……私の方が強い」ドヤァ


    アニ「な、何言ってるのさ!!わ、私のはこれから大きくなりゅもん!!」カァッ


    アルミン(アニは思った以上に強かった……でもなぜ胸の大きさを競いだしたんだろう?しかもアニ噛んでるし……それとクリスタは……)


    クリスタ「やぁっ!!」ブンッ


    エレン「攻撃が大振りになってるぞ?もっとコンパクトに!」サッ


    クリスタ「くっ!まだまだ!」ブンッ


    エレン「まだ大振りだ!こういう風にやるんだ!」シュッ ピタッ


    クリスタ「ひゃっ!?」ビクッ


    エレン「当てないから安心しろ。それより分かったか?」


    クリスタ「う、うん……」コクッ


    エレン「よし!じゃあやってみろ!」


    クリスタ「うん!えいっ!」ブンッ


    エレン「まだ甘いぞ!」パシッ


    クリスタ「くっ!」グググッ


    エレン「力で押すのはいいけど……」スルッ


    クリスタ「キャッ!?」ガクッ


    エレン「おっと」ダキッ


    クリスタ「!?!?!!?」////


    エレン「まぁこんな風に流されやすくなるから注意しろよ?」


    クリスタ「う、うん////」カオマッカ


    エレン「とりあえず今日はここまでだな」スッ


    クリスタ「////」ギュウー


    エレン「……」


    クリスタ「////」ギュウーー


    エレン「……いや、放せよ」ペシン


    クリスタ「ひゃあ!!?////」ビクッ
  52. 52 : : 2016/05/01(日) 00:42:45
    ~数時間後~




    エレン「みんなは訓練兵団に入るのか?」


    アルミン「う~ん……正直迷ってるよ。エレンは入るの?」


    エレン「俺は訓練兵団に入るつもりだ。それが復讐の第一歩だからな」


    アルミン「……そっか」


    クリスタ「わ、私も訓練兵団に入る!」


    ミカサ「私もエレンについていく」


    アニ「え、エレンが入るなら私も入る!」


    エレン「いいのか?訓練兵団は死ぬかもしれないらしいぞ?」


    ミカサ「私は最初からエレンについていく以外何もない。ので、エレンが何と言おうともついていく」


    クリスタ「わ、私は行くところがないから……」


    アニ「私はエレンと一緒にいたいから……」


    アルミン「……僕は」


    エレン「無理はするなよ?時間はまだあるし」


    アルミン「うん、そうするよ」


    ドーンッ‼


    みんな「!!?」


    エレン「な、何だ?今の音……」


    アルミン「あ、あれは!!?」


    ゴゴゴゴゴゴ


    アルミン「ま、まさか……」


    エレン「巨人……か?」


    超大型巨人「」ゴゴゴゴゴゴ


    アルミン「バカな!?あの壁は50mあるのに!?」


    ミカサ「動く!」


    ドッカーーーン!!!!!


    クリスタ「か、壁が壊された!!」


    アルミン「……あの方角……」ダッ


    エレン「お、おい!アルミン!?」ダッ


    ミカサ「エレン!待って!」


    クリスタ「ちょっと、3人とも!!」ダッ


    アニ「待ちな!」ガシッ


    クリスタ「あに、離して!」


    アニ「逃げるよ!あの3人なら大丈夫だから!」


    クリスタ「でも!!」


    アニ「エレンがいるんだから大丈夫でしょ!?」


    クリスタ「そんな保証なんてないじゃない!!!」


    アニ「……あんたは、エレンを信じてないの?」


    クリスタ「!!?」


    アニ「信じてるなら……避難するよ」


    クリスタ「う、うん……」


    アニ(エレン……信じてるからね。勝手にいなくならないでよ!)


    クリスタ(3人とも……必ず追いかけてきてね)




    ~アルレルト宅~




    アルミン「ここを曲がったら…いつもの家が!」タッタッタッタッ


    アルミン「!!?」


    エレン「アルミン!!」


    ミカサ「こ、これは…」


    アルレルト宅 瓦礫まみれ


    アルミン「そんな…」


    「う、うう……」


    アルミン「おじいちゃん!!!」


    アルミン爺「あ、アルミンかい……」


    アルミン「おじいちゃん!今助けるよ!!」ダッ グググッ


    アルミン爺「アルミン……エレン君たちと逃げなさい……」


    アルミン「嫌だよ!!おじいちゃんも一緒に逃げようよ!!!」グググッ


    アルミン爺「無理じゃ……足がつぶれて……立ち上がることすら出来んよ……」


    アルミン「だったら僕がおぶっていく!!だから早くここから出てよ!!!」グググッ


    アルミン爺「……エレン君……アルミンを連れて逃げなさい……」ニコッ


    エレン「!?」ガクガク


    アルミン「エレン!!瓦礫をどけるの手伝ってよ!!!」グググッ


    アルミン爺「アルミン……わしからの最期の願いだ……」


    アルミン「嫌だよ!聞きたくないよ!!!」グググッ


    アルミン爺「アルミン……もうわかってるじゃろ?」






    「わしはもう……長くは持たん……わしの分まで……生きるんじゃよ」ニコッ






    アルミン「あ……あぁ……」ガクガク


    エレン「アルミン……そこをどけ」


    アルミン「エレン……一体何を!?」


    エレン「アルミン……ここでじいさんを巨人に食われるか、ここから離れたところでじいさんを失うか選べ」


    アルミン「な、何を言ってるんだよ!!?」


    エレン「覚悟を決めろって言ってるんだよ!!仮に助かったとしても、血を流しすぎてるから……もう助からない!」


    アルミン「……ッ!!!」


    エレン「どうすんだ!!?アルミン!!!!」


    アルミン「おじいちゃんは……巨人なんかに食べさせない!」


    エレン「……分かった」


    アルミン「おじいちゃん……助けられなくてごめんね……」ツゥー


    アルミン爺「アルミン……決してすぐに死ぬんじゃないぞ?」ニコッ


    アルミン「うう……うあああ……」ポロポロ


    エレン「アルミン……時間だ」ポロポロ


    アルミン「うわあああぁぁぁぁ!!!!!!」ポロポロ


    エレン「じいさん……さようなら」ポロポロ


    アルミン爺「エレン君……ありがとう」ポロポロ ニコッ


    エレン「剛拳……」






    「"壊"(かい)」ポロポロ






    ズガンッ バキバキ
  53. 53 : : 2016/05/11(水) 14:39:32
    遅くなりました……(汗)
    投稿します!
  54. 54 : : 2016/05/11(水) 21:21:13
    ~数日後~




    アルミン「……エレン」


    エレン「……どうした?」


    アルミン「僕も……訓練兵団に入る」


    エレン「……本気なんだな?」


    アルミン「僕は……巨人を許さない!僕が一匹残らず……駆逐する!!」ギリッ


    エレン「……そうか」


    アルミン「だからエレン……僕に……君の技を教えてほしい」


    エレン「……」


    アルミン「お願いだ……!」スッ→土下座


    エレン「俺の技は……教えられない」


    アルミン「どうして!?」


    エレン「お前には型に当てはまらない物がいいからだ」


    アルミン「……それって、どういう……?」


    エレン「ミカサに東洋の格闘術を教えてもらうといい。後はお前次第だ」


    アルミン「……分かった」


    エレン「じゃあ……2年後に、訓練兵団で会おう」


    アルミン「……うん、待ってる」


    エレン「じゃあな」スタスタ


    アルミン「またね」スタスタ


    アルミン(おじいちゃん……見てて。必ず強くなってみせる!)




    ~とある森~




    グリシャ「……エレン」


    エレン「父さん……」


    グリシャ「巨人をが攻めてきたみたいだな」


    エレン「……ああ」


    グリシャ「……何があった?」


    エレン「超大型巨人が……扉を壊した」


    グリシャ「!」


    エレン「父さん……頼みがある」


    グリシャ「……何だ?」


    エレン「俺に……」






    「奥義を教えてくれ」






    to be continued……
  55. 55 : : 2016/05/11(水) 21:30:36
    続きです
    http://www.ssnote.net/archives/45821#top
  56. 56 : : 2016/08/08(月) 19:06:25
    アニのキャラがなんかなー

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
tmj112522

進撃のJUN

@tmj112522

この作品はシリーズ作品です

復讐者、エレン・イェーガー シリーズ

「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場