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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

ミラクルダンガンロンパ9 逆襲の絶望

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  1. 1 : : 2021/04/25(日) 09:14:00
    ・オリロンパです。
    ・更新はクソ遅いです。
    ・文章力はありません。
    ・n番煎じ注意。
    ・荒らしやアンチコメはやめてね。
    ・これ単体でも楽しんでいただけると思いますが、基本的には『最原探偵事務所シリーズ リメイク版』に繋がる内容となっておりますことご了承ください
    ・諸々OKな人のみそのまま読み進めてください。


    この物語はフィクションです、実際する人物及び団体とは一切関係ありません。
  2. 2 : : 2021/04/25(日) 17:12:47




    【Prologue:汝は人狼なりや?】





    「…あの、兄さん…本当にここが?」


    「…あぁ、たぶんそうだ。」


    私の名前は村井正人(ムライ マサト)、超高校級の選挙管理委員であり、そして探偵でもある。そしてこちらは村井善子(ムライ ヨシコ)、私の妹だ。


    善子「…不気味な洋館ですね」


    村井「…しかし依頼書にはここの住所が書かれてる、間違いはないだろう。」


    私は妹にそう言い、ドアをノックした。


    『コンコン』


    しばらく待つが、一切反応はしなかった。


    村井「…留守、なのか?」


    善子「…あれ、鍵が空いてるみたいですよ?」


    村井「仕方がない、とにかく中に入ろう。」


    善子「…はい」


    そして、ドアに手をかけその不気味な洋館へと足を踏み入れたのだった。


    足を踏み入れ…


    踏み…い……れ………


    その瞬間、私の意識は途絶えたのだった。

  3. 3 : : 2021/04/25(日) 20:02:44
    村井「うっ…こ、ここは…」


    目を覚ますとそこには私達の他に14人の人物が立っていた。


    「…あ、ようやく目を覚ましたんだね」


    村井「…あなた達は…?」


    「む、人に名前を聞くときはまず自分からって習わなかった?」


    村井「…っ、それもそうですね…私の名前は村井正人、探偵です。」


    善子「…わたしは村井善子、兄の助手をしています。よろしくお願いします」


    「それでよし。アタシの名前は狼谷茜(カミヤ アカネ)。よろしくね?」


    そう言って被っていた帽子を取り、華麗な仕草でお辞儀をしたのだった。


    狼谷「今は、そうだね…君たちと同じ探偵って事にしといてもらえるかな?」


    村井「…それって、どういう…?」


    狼谷「まぁまぁ、今はそんなことどうだっていいでしょ?」


    村井「…っ」


    狼谷「それより、今の状況について考えないと」


    村井「…それもそうですね。」


    狼谷「もしかして、正人くんと善子ちゃんもここに入った瞬間に気を失ったとか?」


    村井「…何故それを?」


    狼谷「他の人に聞いても同じだったからだよ。」


    村井「…!」


    狼谷「…まぁ、とりあえず他のみんなにも自己紹介がてら話を聞いたらどう?」


    村井「…えぇ、そうですね」
  4. 4 : : 2021/04/25(日) 20:03:06
    村井「…よし、まずはあの筋肉質な人に話を聞こうか」


    善子「は、はい!分かりました」


    村井「…あの、私の名前は村井正人、この子は村井善子という者で、探偵です。」


    善子「それで、あなたの名前を聞いてもよろしいでしょうか?」


    「!ふふん、よくぞ聞いてくれました。オレは長衛虎士(ナガエ タケシ)って言います」


    長衛「オレはちゃんとした探偵…って訳じゃないっすけど、何でも屋みたいな事をしてるっすよ」


    村井「…何でも屋…ですか」


    長衛「事件の捜査でもボディーガードでも、介護だろうとマッサージだろうと調理だろうと、果てにはコンビニのレジ係までなんでも請け負うっすよ!」


    善子「…なんか、凄いですね」


    村井「…確かに、私達よりよっぽど優秀だ…」


    長衛「優秀だなんて、そんな…人より出来るってだけっすよ?なにせ半分くらい失敗して終わってるんすから」


    善子「えぇ…大丈夫なんですか?それ…」


    長衛「元々暇潰しのために始めた事ですし、それでもまぁ稼げてるんで大丈夫っすよ」


    村井「…そ、そうですか…やっぱりあなたも記憶が飛んでるんですか?」


    長衛「…はい、そうっすよ。」


    村井「…なるほど…ありがとうございます」


    長衛「お役に立てて光栄っすよ、村井サン」
  5. 5 : : 2021/04/25(日) 20:03:43
    村井「…次は、あの浴衣を着崩したような人に話を聞こう」


    善子「はい、そうですね」


    村井「あの、すみま」


    「わちきの名前は鈴鹿、霊野宮鈴鹿(レノミヤ スズカ)でありんす。」


    霊野宮「因みに霊能力者でございんす、どうぞよしなに」


    村井「は、はい…よろしくお願いします。」


    村井(…あれ、男の人?)


    善子「ちょっと、ふざけないでください!」


    霊野宮「いいえ、わちきは至って大真面目でありんすよ?」


    そう言うと、彼は一気に善子と鼻の先まで詰め寄った。


    善子「ひっ」


    霊野宮「…ふふふ。長衛殿との会話、わちきも聞いていたでありんす」


    霊野宮「わちきも、ぬしらと同じく記憶が飛んでございんす。それ以外は何も存じません」


    村井「そうですか…ありがとうございます」


    霊野宮「いいえ、こちらこそ」
  6. 6 : : 2021/04/25(日) 20:03:57
    「コホン、自分の名前は夢占未冬(ユメウラ ミフユ)です。」


    村井「!」


    背後から突然声をかけられた私達はつい、驚きのあまり飛び退いてしまった。


    夢占「…そんなに驚かないでくださいよ、流石に傷つきます。」


    村井「す、すみません…」


    夢占「いえ、大丈夫ですよ…えーっと、自分は弁護士やってます。よろしくお願いします」


    善子「はい、よろしくお願いします…」


    夢占「自分も、この洋館に入ってからの記憶はありません。気がついたらここにいました。」


    村井「…そうですか」


    善子「…わー……」


    村井「…どうしました?」


    善子「いや…綺麗な人だなって…」


    村井「…まぁ、確かに美人ですね」


    夢占「急に褒めるのやめてもらっていいですか?照れちゃいますので」


    村井「…あ、はい」


    夢占「…ふぅ、お二人も容姿が整っていると思いますよ?あくまで私見ですが」


    村井「あ、ありがとうございます…」
  7. 7 : : 2021/04/30(金) 00:56:41
    「うぃーっすー、わいの名は蛇崩咬弌(ジャクズレ コウイチ)や。よろしく」


    村井「っはい、よろしくお願いします。私の名前は…」


    夢占さんと別れた後、突然誰かが目の前に現れて挨拶を始めたので、私は反射的に挨拶を返そうとしたが…


    蛇崩「あー、いらんいらん。どうせ覚えへんし教えんでええわ。あんたらのことなんか一ミリも興味ないからな」


    善子「…むっ、それって」


    蛇崩「もちろん質問に答える気もないで。わいはただ形だけでも挨拶しとこう思っただけやから、名前覚える気はないんや。そもそも…いや、やっぱ別になんでもないわ」


    村井「…なるほど、さっきの私達の会話聞いてたんですね」


    蛇崩「っちゃうわ、きしょく悪いこと言うなアホ。とにかく、わいはあんたらと仲良しこよしするつもりはないからな。よう覚えとき」


    善子「そんな、自分勝手な…」


    「こら咬弌、もう少しみんなと仲良くしなきゃダメじゃないか」


    村井「…えっ?」


    蛇崩「…チッ」


    「やぁ、あたいの名は猿渡亜純(サワタリ アスミ)。地元じゃパン屋を営んでるんだ、よろしくな」


    善子「猿渡…亜純さんですか?」


    蛇崩「いちいちしゃしゃり出て来んなや、きしょく悪い」


    村井「…二人はお知り合いなんですか?」


    猿渡「…うん、まぁちょっとな」


    蛇崩「赤の他人や」


    猿渡「………たまたま仕事で一緒になる事が多いんだよ」


    善子「…えっ?それじゃあパン屋と関係のあるお仕事を…?」


    猿渡「いや、それは違う」


    村井「なるほど、という事はもしかして二人も…」


    猿渡「そ、あたいも咬弌も探偵なんだ。二人とも気付いてるだろうけど、どうやら本職とは別に探偵を副業としてる者が集められたようだな」


    蛇崩「…クソが」


    猿渡「女の子がクソとか言わない」


    善子「えっ…?!」


    村井「女性…だったんですか」


    確かに、言われてみれば胸には女性特有の膨らみがある。


    蛇崩「おい、さっきから余計なことベラベラと…いい加減にせえよボケが。自分らもこれで舐めた態度取んなや、ぶっ殺したるさかい」


    そう言い残すと彼女は去っていった。


    猿渡「…はぁ、それじゃああたいも失礼させて貰うな。」


    村井「はい、ありがとうございました」
  8. 8 : : 2021/04/30(金) 09:27:38
    村井(次はあの人に挨拶しようか…)


    目の前の女性は怪しい笑顔が特徴の蠱惑的な人だった。


    村井「初めまして、私の名前は村井正人です。」


    善子「私は村井善子です。よろしくお願いします」


    「…やぁ、ボクの名前は猫屋敷珠緒(ネコヤシキ タマオ)、こちらこそよろしくね。」
     

    猫屋敷「気軽に珠ちゃんと呼んでくれて構わないよ、男前のオニーサン?」


    村井「…いや、遠慮しておきます」


    猫屋敷「そうかい?残念だなぁ…そっちの可愛いオジョーサンはどうかな?」


    善子「いえ、その…遠慮します…」


    猫屋敷「はぁ、二人ともノリ悪いなぁ…そんなんじゃ楽しくないだろう?」


    村井「…やっぱり、あなたも探偵なんですか?」


    猫屋敷「…まぁ、そうだよ。とはいえ、ボクの場合はただの趣味なんだけどね。」


    善子「趣味、ですか…?」


    猫屋敷「だから、他のみんなみたいに推理力が高いわけじゃないんだ。悪かったね」


    村井「そうですか…にしても、猫屋敷さんは少し楽観的すぎませんか?」


    猫屋敷「なら逆に聞くけど、全員揃って悲観的になればこの異常事態が良い方向に向かうのかい?」


    村井「…それは」


    猫屋敷「生憎と、ボクは性格が悪いからね。首謀者にとって一番面白くないように事を運びたいだけさ。」


    善子「…っ」


    村井「…確かにあなたの言う通りかも知れませんね」


    猫屋敷「…だろ?ボク達気が合いそうだね。」


    猫屋敷「とにかく、ボクをこんな目に合わせた首謀者にはきっちり落とし前をつけて貰わなきゃね。あぁ、実に楽しみだ…」


    そう言いながら彼女は不気味に笑い、私達の元を去って行った。
  9. 9 : : 2021/05/06(木) 11:04:30
    村井(さて、次は…)


    ちょうど目の前に仏頂面の男性がいたのでその人に声を掛けることにした。


    村井「あの、すみません」


    「どうも、こんにちはこんばんわ。手前の名は馬喰天馬(バクロウ テンマ)、よろしくそしておやすみ。」


    そう言うと彼はなんとそのまま眠りについてしまった。


    村井「…えっ?あの、ちょっと…!?」


    しかし、声をかけようとするとその時には彼は既に目を覚ましていた。


    村井(…あれ?今寝て…?)


    「…ふむ、5秒くらい寝たかな?おはよう、諸君」


    善子「魔人⚪︎ウ!?あ、いやすみません…私の名前は村井善子です。」


    村井「私は兄の村井正人です、兄妹共々よろしくお願いします」


    決して、目を閉じただけには見えなかった。間違いなく彼はさっき眠りについたのだ。そして、ものの数秒で目を覚ました。


    馬喰「なるほど、手前の名は…さっき答えたが、もう一度教えてやろう。馬喰天馬、村一番の医者さ。」


    村井「医者…ですか?」


    馬喰「あぁ、そうさ。とは言え、免許は持ってないんだ…諸君らにも分かる様に簡単に説明するとつまりは闇医者という訳だ。だから、色々面倒なので表面上は探偵と言うことになっている。」


    村井「…それは分かりましたが、どうしてさっきは突然寝たんですか?」


    馬喰「それ、わざわざ聞くことか?まぁ、良いさ答えてあげよう。手前はこうやって話してるだけでクソほど体力を消耗してしまうから、定期的に少しだけ仮眠を取ってる訳さ」


    善子「へ、へぇー…」


    「デュフフ…相変わらずのようですネ、馬喰サマ」


    すると、向こうから髪を伸ばしきった怪しい雰囲気の男性が近付いてきた。


    馬喰「…おー、あんたもここへ来てたのか。知らなかったよ」


    「…さっきご挨拶した筈ですが、まぁ良いでしょう。慣れましたヨ」


    村井「…あの?」


    「初めまして、拙の名は牛牧丑太郎(ウシマキ チュウタロウ)、今後とも宜しくお願いしますネ。」


    善子「あ、はい。よろしくお願いします」


    牛牧「拙も皆サマと同じく探偵をやっておりまして、もちろん本業は別ですがそれはまた追々…」


    牛牧「ところで、お二人は芸術などに興味は?」


    村井「いえ、別に…」


    牛牧「それは残念…拙は人の作るものが大好きでして、それについて語り合える同志を探しているんですが中々どうも…」


    馬喰「あんたのレベルについて来れる人間なんか滅多におらんやろうけどな」


    牛牧「デュフフ、それもそうですネ。」


    馬喰「ふぁーあ、そろそろ眠たくなってきたし、手前はこの辺で失礼するよ。」


    牛牧「それでは、拙もこの部屋の飾りをじっくり見てみたいので失礼しますネ。」


    そう言って彼らはこの場を後にした。
  10. 12 : : 2021/05/08(土) 04:28:59
    >>10>>11はただのミスです、すみません。それと>>7について一部キャラに修正が入ってます




    「こぉーんにぃーちわぁーっ!(しょう)の名前はぁーっ、犬養モモ(イヌカイ モモ) と言いますぅーっ!何っ卒っよろしくお願いしまぁーすっ!」


    声をかけて来たのは、雰囲気だけは大人しそうな、元気はつらつとしたやたらと声の大きい女性だった。


    善子「私は村井善子と言います。」


    村井「私の名前は村井正人、こちらこそよろしくお願いしますね。」


    犬養「えぇっとぉーっ!村山善枝さんにぃーっ、村田正彦さんでしょうかぁーっ?」


    村井「村井正人と村井善子です」


    犬養「なぁーるほどぉーっ!…って、あれぇ?もしかしてお二人は結婚されてるんでしょうかぁーっ?」


    善子「兄妹です!それはまぁ、夫婦になれたら嬉しいですけど…」ブツブツ


    村井「善子さん?」


    善子「はい、ごめんなさい」


    犬養「そうだったんですねぇーっ、勘違いしてしまってすみませんでしたぁーっ!」


    村井「いや、それはまぁ別にいいんですが…」


    猫屋敷「いやあ、元気があって大変可愛らしいじゃないか。ボクは結構好きだよ」


    善子「猫屋敷さん…」


    猫屋敷「ただ、もう少し静かにしようね。寝てる人もいるからさ」


    犬養「はぁい、分かりましたぁーっ」


    猫屋敷「うむ、素直でよろしい。」


    犬養「えっへへぇー」


    猫屋敷さんは犬養さんの頭を撫でながら、こちらに話しかけて来た。


    猫屋敷「ところで、キミに少し聞きたい事があるんだけど…もしかしてボク達何処かで会った事があるかい?」


    村井「…どういう意味です?」


    猫屋敷「いや、単純に他のミンナとは少なからず面識があったからキミ達はどうだったかなって思ったださ。」


    猫屋敷「勿論、ないならそれはそれで別に構わないんだ。ボクの気の所為かも知れないからね」


    善子「…探偵をやっていれば顔見知りになるのは当たり前のような気もしますが…」


    村井「いえ、確かに妙ですね…本業ならまだしもそうでない人が殆どですから…」


    村井「しかし、残念ながら私には以前皆さんとお会いしたような記憶はございません。もしかしたら私が忘れっぽいだけかも知れないですが…」


    猫屋敷「ふむ、そうか…もし何か分かったら教えてくれるかな?」


    村井「えぇ、勿論。」


    猫屋敷「それじゃあボクはこの子の相手をしてあげるから、キミは残りのミンナに挨拶を済ませると良いよ。」


    村井「はい、ありがとうございます」
  11. 13 : : 2021/06/13(日) 21:03:18
    少し離れたところに、容姿端麗で大柄な筋肉質の男性と綺麗に整えられた髭が特徴の紳士風な男性がこちらの様子を窺っていたので、挨拶をしに行くことにした。


    村井「どうも、初めまして。村井正人です」


    善子「村井善子です。よろしくお願いします」


    「小生の名は象潟重利(キサカタ シゲトシ)、バーを開いてるわ。よろしくね正人ちゃんに善子ちゃん」


    「我輩は鱶山飛鮫(フカヤマ ヒサメ)と申す者、今後とも宜しく頼む」


    象潟「ねぇねぇ、正人ちゃん達は今までどんな事件を解いたのかしら?どうせ探偵なんでしょ?」


    村井「まぁ、そうですけど…」


    鱶山「時と場所を弁え給え。この様な緊急時にそんな余裕はないだろう」


    象潟「あら、別に良いじゃない、暇なのよ。ここはもう大体調べ尽くしたんだし」


    鱶山「調べ終えたのなら今度は考えれば良かろう?どうすればここを脱出できるかをな」


    象潟「もう、相変わらず頭が堅いんだから」


    村井「…という事はやはり皆さんも…」


    象潟「そ、探偵でもあるわ。といっても小生が解いた事件なんて浮気調査ぐらいで大した推理力があるわけじゃないからみんなの役には立てそうにないけどね」


    鱶山「ふん、謙遜が過ぎるぞ?貴殿の情報収集能力は大したものだ。事実、貴殿の世話になった探偵はごまんといる。業界で名の知れた情報屋がこの状況で役に立たないはずなかろう」


    象潟「まあ、まさかそこまで褒めてくれるなんて思ってなかったわ。でも買い被りすぎよ、過度な期待を寄せられても困るわ。」


    善子「へ、へぇー…そうなんですか」


    象潟「とにかく、挨拶がまだの子いるんでしょ?先に挨拶に行ったらどうかしら?」


    村井「…そうですね、では失礼します。」


    象潟「えぇ、またお話聞かせてちょうだいね。」
  12. 14 : : 2021/06/15(火) 17:45:59
    お久しぶりです!
    お元気にしてましたか?
    自分語りになりますが、
    自分は素人のくせに一丁前にスランプ
    を拗らせてしまいました。
    ・・・しかし、ssnoteが再会されてたので
    久々に見てみたらさとりーさんが作品を
    更新しているのを見て、
    「自分も完結目指して再会してみようかな?」
    と思えました、これもさとりーさんの
    おかげです、ありがとうございます!!

    長文失礼しました。
  13. 15 : : 2021/06/17(木) 11:48:25
    >>14 まさか、そこまで言ってくださる方が居るとは…ありがとうございます
     


    「ヤッホー!みんな大好きえりりんこと鳥居絵理世ちゃんだよー!よろしくねっ!」


    村井「は、はい。よろしくお願いします…」 


    善子「あー!私知ってます!テレビで大人気のアイドル探偵ですよ、兄さん!」


    村井「言われてみれば、どこかで見た事あるような…」


    鳥居「おっやおやー?もしかしてえりりんの事ご存知ない?まさか、そんな!うぅー…まさか自分で思ってるより知名度ない…?」


    善子「いえ、全然そんな事ないですよ!兄さんは少しそういうのに疎いだけです!」


    村井「善子さんは意外とミーハーなとこありますからね…」


    鳥居「…じゃあ、せっかくの機会だしえりりんの事、覚えてってね?勿論ファンになってくれても構わないよん!あ、でもガチ恋は勘弁してね。色々と面倒だからさ」


    村井「がちこい…?」


    善子「本気で好きにならないでって事ですよ」


    村井「あぁ、そういう…大丈夫ですよ、興味ありませんから」


    鳥居「おおぅ…そこまではっきり言われるとそれはそれでショック…」


    「あっはっはっ!おめぇさん面白ぇな!」 


    突然後ろから聞こえた笑い声に驚きながら振り返るとそこには小柄で怪しい雰囲気の男性が立っていた。


    「おっと失礼、申し遅れやした。あっしの名は兎澤國丸(トザワ クニマル)、よろしくお願いしやすね」


    村井「は、はい。よろしくお願いします」


    鳥居「ねぇくにおくんや、別に笑い事じゃないんですけど!面白くなんてないんですけどー!」


    兎澤「國丸だって言ってんでしょうよ、おめぇさんはいつになったら名前覚えやがるんでい」


    鳥居「にしても、おっかしいなー。一切興味持たれないのなんて初めて………ハッ、まさかシスコ」


    村井「違います、そんなんじゃないですよ。」


    善子「そうですよ!そもそも兄さんは異性に興味がないので!」


    鳥居「って事はつまりホ」


    村井「ぶん殴りますよ?」


    鳥居「ごめんなさい二度と言いません」


    村井「善子さんも、余計な事は言わないでください」


    善子「は、はい!」


    兎澤「あっはっは!やっぱり面白ぇですね。それより、これでもう全員自己紹介が完了しやしたかね?」


    村井「…え、えぇ。まぁ…」


    狼谷「よし、それじゃあ今後についてみんなで話し合おうか。」
  14. 16 : : 2021/06/30(水) 12:38:47
    >>4の无无守龍士の名前を長衛虎士に、>>12の犬養モモの話し方も少し訂正しました。修正多くてすみません!


    狼谷「それでみんな、この場所を捜索して何か分かった事あるかな?」


    鱶山「まず、現時点でここからの脱出は不可能だろう。ドアには鍵が閉められてるからな」


    牛牧「部屋の広さや高さ、装飾や家具の位置その他諸々拝見致してましたが、この構造と合致する建造物を少なくとも拙は知りませんネ。」


    馬喰「まぁ中身なんて変えようと思えばいくらでも変えれるだろうし、あまり当てにはならないだろうけどな」


    象潟「装飾なら小生も見たけど、確かにどれを取っても見た事ない技術だったわ。もしかして世に出していないのかしら?」


    猿渡「単純に一番新しいってだけなんじゃないか?だってみんな見た事ないような凄い技術なんだろ?」


    猫屋敷「もしくは無名の建築家という可能性もある。今まで誰にも評価される事がなかったものがたまたまここの主人のお気に召したのかもね」


    蛇崩「そもそもここがホンマに最初来たとこかも分かれへん。もしかしたら気ぃ失ったあと別の場所に連れて来よったのかも知れんからな」


    兎澤「分からないといやあ、この差出人不明の依頼書…ここに来る前に徹底的に調べさせて貰いやしたが、結局何も分かりやせんでしたね。」


    犬養「ケータイもなければ時計もないてないのでぇーっ…時間も一切分かりませんねぇーっ!」


    鳥居「えー、じゃあ結局のところ何も分かってないって事なのー?」


    長衛「仕方ないっすよ、手掛かりらしい手掛かりが何もないんすから。敢えて言えば何も分からない事が分かったってとこっすかね?」


    夢占「そうですね…調べられる所は調べ尽くしましたし、これ以上の捜査は不要かと。あと我々に出来る事と言えば時間が許す限り話し合う事ぐらいでしょうか?それにしてもこの状況、まるで…」


    霊野宮「かつて、超高校級の絶望によって行われたコロシアイ学園生活にそっくりでありんすね?」


    村井「…っ!」


    善子「コロシアイ学園生活…確かに今の状況はそれに似ていますが…それが一体?だって彼らはもう居なくなったんですよね?」


    狼谷「どうだろうね…今はまだなんとも言えないかな。噂じゃここ最近コロシアイが続いていたって話もあるし、未だに首謀者はアタシ達にコンタクトを取ろうとしない…」


    鳥居「でもまぁ、そのうち向こうから何か言ってくるんじゃないの?」


    象潟「それもそうね、じゃあそれまでの間未冬ちゃんが言ったようにみんなで…」


    象潟さんが何かを言い終える前に、突如として何処からか音が聞こえた。


    『ガチャリ…』


    兎澤「…おや?どうやら鍵が空いたみてえですけど?」


    猫屋敷「丁度いいんじゃないかな?みんなで捜査の続きをしようじゃないか」


    狼谷「うん、各々調べ終わったらまたこの部屋に集まろう」


    そうして私達はそれぞれ別れ、屋敷の捜査を始めたのだった。
  15. 17 : : 2021/07/26(月) 22:31:17
    村井「これは…?」


    部屋を出て最初に目に入ったのは、ズラリと並んだ個室だった。


    善子「個室…みたいですね。もしかして私達の…?」


    猫屋敷「恐らくそうだろうね。とはいえ、数えてみたところ部屋の数は十五だったからキミ達二人は相部屋になってしまうだろうけどね」


    村井「…部屋の内装に違いはないんですか…?」


    猫屋敷「部屋の構造や家具の配置に多少違いはあるけど、おおよそは同じだったよ。」


    村井「…成る程」


    善子「どうやらこの階にはその部屋以外にはなさそうですね。」


    村井「…では我々も他の階を調べましょうか。」


    猫屋敷「ならボクは先に上を調べるから、キミ達は下を調べると良い。」


    村井「…貴方に指図を受ける謂れはありませんが、分かりました。」


    猫屋敷「それじゃあ、上の階でまた会おうね」


    善子「…別にわざわざ待ち合わせなんかしなくてもそのうちみなさんで合流するんじゃ…」


    猫屋敷「ふふん、まぁ良いじゃないか。気にしない気にしない」


    そう言って彼女は去っていった。


    村井「…」


    善子「…信用できませんか、兄さん?」


    村井「え?あぁ、いやそういう訳じゃあ…ただ」


    善子「ただ?」


    村井「妙に親しげと言うか…やっぱり、実は顔見知りだったのか?」


    善子「うーん、それは私も気になってはいましたけど…でも確かめようがなくないですか?」


    村井「…それもそうだな、それより早く下の階を調べるとするか。」


    善子「はい、了解です兄さん!」
  16. 18 : : 2021/08/20(金) 13:17:24
    村井「…とまぁ、一通り見て回ったが…」


    善子「この階にあるものは大食堂、厨房、大浴場、玄関ホール、洗濯場、それに個室とはまた別の部屋が3つ…そして倉庫。何処から見ていきますか、兄さん?」


    村井「…そうだな、まずは玄関ホールから調べるか…」


    狼谷「おや、やっぱりここに来たんだね。」


    村井「…と言うと?」


    狼谷「下を調べに来た人はもれなくみんなここを調べに来てるからね。そりゃあ、出口の存在が気になるのは分かるけどさ」


    善子「あれ?それじゃあ狼谷さん、ずっとここを調べてたんですか?」


    狼谷「うん、そだよ。」


    狼谷「てか、調べたい事がなければこんなところにずっといないって」


    村井「それもそうですね、文脈から察するにそのドアは開きそうにはないと言う事ですか?」


    狼谷「その通り。って言っても、そんな簡単に出られるなら監禁じみた真似しないだろうから当然と言えば当然なんだけど」


    善子「た、確かに…」


    村井「それでは、ここは狼谷さんに任せて我々は他を捜査することにしますかね」


    善子「そうですね…邪魔しちゃ悪いし」


    狼谷「アタシは全然気にしないけどなぁ…まぁ、後で情報共有はするしその方が効率いいかもね」


    善子「それで、次は何処を調べますか?」


    村井「…食堂に行こう」


    善子「はい、分かりました兄さん」




    犬養「こんにちわぁーっ!お二人ともさっきぶりですねぇーっ!」


    村井「犬養さん、ここを調べてるんですか?」


    犬養「はぁーいっ、その通ぉーりですーっ!見てくださいこの塵一つないテーブル!綺麗に並べられた椅子の数々!ここのご主人は凄ぉーく綺麗好きなんですねぇーっ!」


    村井「…そう言えば、最初にいた部屋もやたらと綺麗でしたね…」


    善子「どうして、誰もいないのにここまで手入れが行き届いてるんでしょうか…?」


    犬養「実はぁーっ、単純にみんな隠れてて目を離した隙にコソッと掃除していたりしてぇーっ!」


    村井「まさか…いや、でも…?」


    善子「それにしても、ここ広いですねー」


    犬養「妾の推理ではぁーっ、ここの家主は物凄い大家族だったに違いありまぇーんっ!」ドヤァ


    村井「…」


    善子「あの、兄さん…もしかしてこの方アホなのでは…?」


    村井「次は厨房を調べますか…」


    犬養「ならばここの捜査は妾にお任せくださぁーいっ!それではっまた後で会いましょぉーっ!」
  17. 19 : : 2021/08/20(金) 23:54:50
    村井「調べたところ、特に不自然なところはなかったな…」


    善子「そうですね、至って普通の厨房…」


    猿渡「普通だなんてとんでもない!ここ、想像以上に凄い場所だよ。ここの家主って、一体何者なのさ?」


    村井「ッ!い、一体どの辺りが…?」


    猿渡「ここにはね、世界中のありとあらゆる調理器具が揃ってるんだ。それに、おそらくここにしかないものもいくつか…」


    村井「調理器具…ですか?」


    猿渡「うん、包丁だけで100種類近くあったよ。もうびっくり」


    善子「そ、そんなに…」


    猿渡「他にも、食器や調味料、食材なんかもたくさんあるんだ。全部調べようと思えば日が暮れるんじゃないかな?」


    村井「…っ」


    猿渡「あたいはあくまでパンがメインだから使わないものも多いけど、ちゃんとした料理人が見たら発狂モノだよ?ほんと、何処で仕入れたんだろうね」


    善子「確かに気になりますね…専門知識がなければそんなにたくさん集められないでしょうし」


    村井「…家主が知識を持っていなくとも、使用人達に集めさせれば集められない事はないと思いますが?」


    善子「あー、成る程…」


    猿渡「ふむ…あたいはもう少し調べてみるよ、あんた達は先行くと良い。」


    村井「えぇ、そうさせていただきます。」


    善子「では、次は何処に?」


    村井「洗濯場…は特に必要ないだろう」


    善子「では浴場ですね!早速いきましょう」




    鳥居「…げっ!なんでまさおくんが女湯に…?!」


    村井「…いや、私もどうかと…善子さんに聞いてください…」


    善子「だって、こんなタイミングでお風呂に入る人なんていませんよね?どうせこの後男湯も調べるんです。別に良いじゃないですか」


    鳥居「んん?それなら良い…のかな?ううん、絶対良くない…」


    村井「…やっぱりそうですよね」


    鳥居「…まぁ、ここにいるのはこの三人だけだから、えりりんが黙ってさえいれば問題ないんだろうけど…まさおくんも大変だね」


    村井「えぇ、全くその通りで…あと私の名前は正人です。本当に人の名前覚えるの苦手なんですね…」


    鳥居「べべ、別にたまたまだってば!いつもこんなに覚えが悪い訳じゃ…むぅん」


    善子「あはは…ところで、何か気になる事でもありましたか?」


    鳥居「…そうね、どういう訳か水質も湯加減も完璧。それこそ、数分前まで整備してたんじゃないかってくらい。設備もいい感じだと思うよ…ただ」


    村井「ただ?」


    鳥居「ここ、男湯と女湯の間に壁一枚しかないの。しかも上が空いてる…まるで、『どうぞお覗きください』って言われてるみたい」


    村井「…なんですか、別に覗きませんよ」


    鳥居「分かってるよ、みんな良識ある良い人達だもん。」


    善子「でも確かに言われてみれば、ここのセキュリティだけ甘いような気がしなくもないですね…」


    村井「…まぁ、特に気にする必要ないんじゃないですか?確かに個室にはシャワー室がなかったようですから、ここを使わざるを得ないかも知れませんが…覗きをする人がいないのであれば大した問題じゃないでしょう」


    鳥居「それもそうだね。えりりんはもう少し調べてみるけど、まさおくん達はどうするの?」


    村井「そうですね…次は一番手前の部屋を調べるつもりです。あと正人です」


    鳥居「…ッ!?」


    善子「それじゃあ、また後で!」

  18. 20 : : 2021/08/23(月) 17:55:55
    村井「ここは…医務室、なのか?」


    その部屋はベッドがいくつか並んでおり、棚には様々な薬品のようなものがびっしり収容されていた。


    馬喰「あぁ、そうみたいだぜ?いやはや驚いたさ。ここ、殆ど全ての薬が揃ってる…治療法の見つかっていない難病に罹らない限り病気で苦しむ事はないんじゃないか?」


    村井「そんなに、なんですか?」


    馬喰「嘘を言ってどうするんだよ、紛れもない事実さ。」


    馬喰「しかもそれだけじゃない、さっき言った治療法の見つかってない難病に対しても症状を最大限和らげる事も可能だ」


    馬喰「奥にそれ系の資料が保管されてたんだけど、なんの知識もない初心者でも簡単に看病又は治療が出来るよう、その方法が懇切丁寧に書かれていた。」


    馬喰「更にはどの症状の時にどの資料を見れば良いのかがすぐに分かるように整理されて、な。」


    馬喰「全く、これを用意した人物に一目会ってみたいもんだ。いやあ感心感心」


    善子「…厨房でも猿渡さんが似たような事言ってましたよね?」


    村井「…本当に、ここの家主は一体何者なんでしょうか…?」


    善子「兄さん、私達も見に行ってみましょう!ちょっと気になるますし…」


    村井「えぇ、そうですね」


    馬喰「ん?あぁ、見るのはやめとけ?あまりお勧めしないぞ」


    村井「…っ、どうしてですか?」


    馬喰「…んー、資料の写真は割と生々しいっつーか…グロかったし、それに…いや、後の情報交換で言うさ。とにかくお勧めはしない、ってか見るな」


    善子「…?」


    村井「…まぁ、そこまで言うのなら辞めておきますよ。それではまた」


    善子「あの、兄さん?」


    村井「とりあえず隣の部屋を調べよう。」


    善子「そ、そうですね。」
  19. 21 : : 2021/08/23(月) 17:57:05
    霊野宮「おや、村井殿でありんすね。どうでありんす?捜査の方、捗っていんすか?」


    その部屋はどうやら和室のようで畳が敷き詰められており、また掛け軸が掛けられていたが…


    村井(それ以外に気になる点は見当たらないな…)


    村井「霊野宮さん、ここで一体何をしているんですか?」


    霊野宮「何って、休憩でありんすよ。およそ一刻半の捜査につき、わちきは疲れてしまいんしたので僅かの時間ここで体を休めてるんでありんすぇ。」


    霊野宮「ぬしは知りんせんでありんしょうが、わちきは比較的早くに目を覚んしたんでありんす。それからずっと捜査していたので流石に色々と疲れてしまって…」


    霊野宮「心を落ち着ける為の時間が欲しいなと思ったんでありんすが…それの、何が問題で?」


    そう言い放つと、彼は目を見開き能面のような形相でこちらを凄んだ。


    村井「…っ、それは申し訳ありませんでした、気を悪くしたのなら謝ります。ですから、その…気を鎮めていただけないでしょうか?愚妹が怖がっていますので…」


    善子「べべ、別に怖がってなんかいませんよ…!?」


    霊野宮「ふふ、冗談でありんす。その子があまりに愛らしいものだからつい意地悪してしまいんした。」


    村井「…そう、ですか…あの、恐縮ですが」


    霊野宮「見ての通り、ここには特に変わった点はありんせんよ?」


    村井「…え?」


    霊野宮「…?違いんしたかぇ?その話がしたいんだと思ったんでありんすが…?」


    村井「あ、あぁ…いや、大丈夫です。合ってますよ。話を振る前に答えられたんで少し驚いて…」


    霊野宮「ふふ、その程度の推理なら容易いでありんす。何故なら、この場でわざわざ聞くような事と言えばそれしかありんせんからね。」


    村井「そ、それもそうですね…ありがとうございました。それでは失礼します、どうぞゆっくりお休みください。」


    手をヒラヒラして見送る霊野宮さんに会釈をしながら、私はその部屋を去った。
  20. 22 : : 2021/08/23(月) 17:57:11

    村井「…さて、」


    善子「次の部屋で最後、ですね。」


    村井「あぁ、そうだな。」


    と、最後の部屋に入ろうとしたがその前に恐らく調べ終えたであろう鱶山さんが部屋から出て来たのだった。


    鱶山「…む、貴殿らか。ここは調べても何も出ないぞ?恐らくは応接室だ。特に変わったものはない。」


    善子「そ、そうなんですか?」


    鱶山「うむ。まぁ、どうしても調べたいのなら止めはせんがな」


    村井「では、他の部屋についてでもそれ以外でもいいので、何か気になったことはありますか?」


    鱶山「…そうだな、あくまで推理推測の域を出ないが、恐らくこの階に部屋はまだ複数存在すると思われるぞ?壁を叩いた時音が他と異なる箇所をいくつか発見した。」


    善子「…隠し部屋、ということですか?」


    鱶山「恐らくは、そうだろうな。もしくは何かを収納するスペースか…」


    村井「何か、とは…?」


    鱶山「さぁ、何であろうな。中身を調べられない以上それを知る術はない。」


    善子「…それもそうですね」


    鱶山「さっきも言った通り、これらはあくまで推測によるものだ。実際はもっと違うものかも知れん…今は特に気にする必要もなかろう。それより…」


    鱶山「この扉だ。これが一番分からん、」


    そこにあった扉は、今までに見たものの倍以上の大きさをしており、装飾から構造まで全てにおいて異彩を放っていた。


    村井「なん…ですか、これ…」


    善子「何でしょうか…まるで後から取り付けたような、そんな感じがしますね…」


    鱶山「もしや、家主と首謀者は別なのかも知れんな…」


    村井「…確かに、そうですね…」


    鱶山「…ふむ、我輩はもう少しこれを調べてみるが…貴殿らはどうする?共に調べるか?」


    村井「…っいえ、ここはあなたに任せます。それより、私達は上の方を調べたいと思いますので…」


    鱶山「承知した。ではまた後でな」
  21. 23 : : 2021/09/13(月) 11:07:40
    階段を上がり、真っ先に目に入ったのは壁に並んだ絵画の数々だった。


    村井「ここは…画廊か?」


    善子「がろう…あぁ!ギャラリーのことですね?」


    村井「他に何が?」


    善子「すみません、聞き慣れない言葉だったもので…それにしても、何か…すごいですね」


    確かに、どの作品も見たことがないが、素人目にもわかる程度には凄い作品であった。


    牛牧「気になりますカ?」


    善子「うわあ!?」


    村井「…牛牧さん、突然背後から話しかけるのはやめてくれませんか?」


    牛牧「デュフフ…驚かせてしまい申し訳ありませン。」


    善子「やっぱり、牛牧さんはこれらの作品をご存知なんですか?」


    牛牧「それガ、口惜しい事に拙にも知らない作品ばかりなんですヨ。ぶっちゃけとても興奮していまス」


    牛牧「えェ、えェ!この世界にはまだまだ拙の知らないモノに溢れ返っている訳ですヨ!実に素晴らしいですネ!!」


    牛牧「そうは思いませんカ、村井サマ?」


    村井「いえ、特には…」


    牛牧「おや、それは残念」


    善子「あの、本当に知らない作品だけなんですか?」


    牛牧「…いえ、勿論知っている絵画もありますヨ。ですがそれは極めて精巧に描かれた贋作、つまり偽物ですヨ。あまり興味は唆られませんネ」


    牛牧「とはいえ、その技術には大変興味があります。あらゆるタイプ、種類の絵画を本物そっくりに描くとは並大抵の技術ではありませんからネ」


    牛牧「拙にはどうも理解出来ませんネ、それ程の技術があれば素晴らしい作品も描けるでしょうニ…いや、ここに展示されている絵画がまさにそれなのカ…何にせよ興味は尽きません。」


    牛牧「これだから、人間というモノは飽きませン…大変素晴らしい事ですヨ。」


    村井「…他に気になる事はありますか?」


    牛牧「…そうですネ、今のところは特に…もう少し調べてみますので何か分かりましたら連絡致しますネ」


    村井「はい、お願いします。」
  22. 24 : : 2021/09/23(木) 11:32:10
    村井「…どうやら、この階には部屋が五つしかないようだな」


    善子「えぇ、赤い扉の部屋と青い扉の部屋、白い扉の部屋に黒い扉の部屋…最後は黄色い扉の部屋ですね。何処から調べますか?」


    村井「一番手前にある黄色い扉の部屋から調べよう。」


    善子「はい、分かりました!」


    中を入ると、そこは図書室のようだった。


    善子「ここは、図書室でしょうか?」


    村井「…のようだな。」


    村井(扉だけじゃない、壁や本棚、それに椅子も机も、この部屋の全てが黄色に染められてる…もしかして、他の部屋もこんな感じなのか?)


    夢占「おや、お二人もここを調べに?」


    村井「夢占さん…まぁ、そうですね」


    辺りを見回すと至る所に本が敷き詰められていた。


    善子「凄い…これ全部読み終えるのに少なくとも一年はかかりますよ?」


    村井「確かに…これほどの書物、集めるだけでも大変でしょうに」


    夢占「流石…といったところでしょうか、色んな種類、ジャンルの本が置いてあるので正直ここに住んでも退屈しないと思いますよ」


    村井「色んな…とは?」


    夢占「図鑑、小説、漫画、絵本、辞書、エッセイ、資料本、史書、伝承、神話…幅広い層の需要に応じてたくさん色んな本が置いてあるんですよ。」


    夢占「恋愛モノやミステリー、コメディ…内容まではっきりと見てないのでワカリマセンガ、恐らくそれ以上のものが、ね」


    村井「な、成る程…」


    夢占「自分がよく読んでる超マイナーなシリーズの最新作まであるので、本当に退屈しないと思います。それこそ時間を潰すには持ってこいの場所かと…少し見て行きますか?」


    善子「別に私達は時間を潰しに来たわけじゃありませんし…そりゃあ、確かに興味はありますけど」


    夢占「分かってます、冗談ですよ…変わった物が置いてないかもうしばらく調べるつもりですが、どうしますか?」


    村井「…いえ、ここはあなたにお任せします。我々よりよっぽど詳しそうですからね」


    夢占「はい、任されました。何か分かったらお伝えしますので、期待しないで待っててください」


    村井「は、はぁ…」

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さとりいぬ@チームダンガンロンパ宣伝部長

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