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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【インタビュア】 現パロ エレアニ

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  1. 1 : : 2019/10/04(金) 05:07:34
    【皆様へのお願い】
    ・ログインできなくなったアカウントのものを改変し再投稿したものです。ご了承ください。
    ・キャラ崩壊はお許しください。

    【本題】
    ・エレアニの現パロです。
    ・エレンいじめありです。苦手な方はお閉じください。
    ・大人のエレンの回想物語です。
    ・回想内容は高校時代です。
    ・エレンの両親は他界しています。

    では、次からは本文です。
    お楽しみいただけたら幸いです。
  2. 2 : : 2019/10/04(金) 05:08:21

    掛け替えのない命だと



    周りの人は言うけれど



    誰かが僕と変わってても



    誰も困りはしない
  3. 3 : : 2019/10/04(金) 05:12:48

    いじめっ子1「お前まだ学校来てんのかよ…辞めろって言っただろ!?」ボコッ


    エレン「ッ!」


    いじめっ子2「しつけぇんだよ!!さっさと消えちまえよ!!」ドカッ


    エレン「ぐぅっ!!」



    キーンコーンカーンコーン



    いじめっ子1「ちっ、チャイムなったか。戻るぞ」タッタッタッ


    いじめっ子2「じゃあな、親なし」タッタッタッ
  4. 4 : : 2019/10/04(金) 05:16:35

    俺はエレン・イェーガー。
    今は何とか大人になれてるが、最近モヤモヤすることが多い。だからこうして昔を振り返ってる。

    高校時代はいじめられていた。
    おそらく親がいない俺は、相手の親や先生にバレる心配の少ない最高の的だったんだと思う。
    なんにせよ、毎日殴る蹴るでいじめられていた。
  5. 5 : : 2019/10/04(金) 05:17:15
    変わりばえのない日々に



    借り物の僕ら椅子を探してる



    何にもなれはしないまま



    心臓は止まってく
  6. 6 : : 2019/10/04(金) 05:21:48
    授業が終わり放課後になると、また俺はいつものようにいじめられていた。


    この日はいじめてた奴らの機嫌が悪かったのか普段より激しかった気もするが、もはやその程度は瑣末な事だった。


    いじめっ子1「はぁ…はぁ…、今日はこのくらいにしておいてやるよ」


    いじめっ子2「これ以上痛い目にあいたくなかったら、さっさと学校辞めるんだな」スタスタ


    エレン「‥‥‥くそ」


    俺の高校生活はこのまま終わっていく。
    居場所もなく、存在意義もないまま終わる。
    それならいっそ自分から死んでしまった方が楽なのではないか。
    そんなことも思っていた。
  7. 7 : : 2019/10/04(金) 05:27:57

    ところがその日は普段と違うことがもう一つあった。


    「……あんた、いじめられてるの?」


    エレン「誰だよ、お前?」


    「私はアニ、アニ・レオンハート。それよりも、何でやりかえさないの?」


    エレン「‥‥‥お前には関係ない」


    アニ「確かにね……」


    エレン「分かったらさっさと行け。俺に関わったら、お前までいじめられるかもしれないぞ」


    アニ「‥‥‥別にどうでもいいよ」ボソッ


    エレン「何か言ったか?」


    アニ「何でもないよ」スタスタ
  8. 8 : : 2019/10/04(金) 05:31:19

    ……その日家に帰った俺は、いじめがひどくなった日のことを思い出していた。


    ーーーーー


    ーーー





    モブ1「何だよ、やりかえさねぇの?家に帰ってママに泣きつくのか?あ、ママいなかったなぁ。残念でちゅねー」ゲラゲラ


    そう嘲笑った後、モブ1はどこかへ行った。


    「……大丈夫?」


    エレン「……誰だ?」


    「あ、私はミカサ。それよりも、怪我大丈夫?」


    エレン「あぁ。なんてことねぇよ」


    ミカサ「でも……。あ、これ!」


    エレン「?」


    ミカサ「絆創膏あげる!」


    エレン「……ありがとう」
  9. 9 : : 2019/10/04(金) 05:34:58
    それから3日ぐらいしてらミカサもいじめられるようになった。
    ミカサが俺をいじめるのをやめるようにモブ1に言ったのが原因らしかった。
    モブ1が直接ミカサをいじめることなく、モブ1の仲間の女子がいじめていたようだ。


    それからしばらくして、モブ2がいじめに加わった。


    モブ2「お前がミカサと関わったから、ミカサはいじめられたんだぞ!!!」


    モブ1「こいつ最低だなぁ。制裁をくださねぇと」


    どうもモブ2はミカサに想いを寄せていたらしい。おそらくモブ1に言うよりも、俺をいじめた方が自分に危険がないと考えたんだろう。
    それからは今されているようないじめが続いている。
    ミカサのいじめは、自然と無くなった。
    それだけが俺にとって唯一の救いだった。


    ーーーーー


    ーーー





    「……くそっ!何で俺はこんなことを思い出すんだ!」ガスッ!!

    それから俺は何度も壁を殴った。
    昔のトラウマを消すように。
    昔の過ちを、もう一度自分で掘り起こして、咎めるように。
  10. 10 : : 2019/10/04(金) 05:38:15

    あの女‥‥。アニだっけか?
    あいつも俺といたらいじめられるに決まってる。関わらないようにしなきゃな……。


    エレン「……でも」


    嬉しかった。同じ年のやつと会話したのはミカサ以来だったから。
    それから、俺の頭の中はアニの事を考えていた。

    好きなものは何だろうか?

    普段は何をしているんだろうか?

    どうして俺を助けてくれたんだろうか?





    ……恋人は、いるのだろうか?


    エレン「……どうせこれから関わる気のないやつなのに何考えてんだ」


    誰に言うわけでもなく呟いたその言葉が、空気に霧散して消える頃には、俺は目蓋を下ろしていた。
  11. 11 : : 2019/10/04(金) 05:43:20
    それから、アニは毎日俺が殴られた後に来るようになった。


    アニ「……おつかれさま」


    エレン「うっせぇよ」


    アニ「あんたって、見栄っ張りなんだね」


    エレン「そんなんじゃねぇよ」


    関わらないとか言いながら、誰も俺のことなんてわからないとか思いながら、それでもアニを避けないのは、俺が心のどこかでは拠り所が欲しいと思っていたからなんだろう。


    アニ「‥‥‥ねぇ、あんたは何でやりかえさないの?」


    エレン「‥‥‥お前には関係ねぇ」


    俺がやり返さない理由。
    そんなに大した物じゃない。むしろ情けなくて言えなかった。
    周りから見られた時に、やり返さないように見せてるだけで、本当はやり返せないだけだった。
    それでも、『やり返さなかった。』
    そんなことをやり遂げた。そう思ってないと、自分の情けなさに、心の中でも笑えなくなりそうで。俺は取り繕い続けてた。



    それから受験が近づくにつれて、いじめっ子たちからのいじめは無くなった。
    そしてアニと話す機会も自然と減った。
    今ではたまに仕事の話をするくらいだ。

    あの時の俺に足りないものはなんだったんだろうな。
    勇気とかいうのがあれば、ひょっとすると……。
  12. 12 : : 2019/10/04(金) 05:44:55
    ーーーーー


    ーーー





    エレン「……あれ?いつの間にか寝てたのか」


    昔を振り返りながら寝るとか、もう老人だな……。


    エレン「……6時50分」


    まだあと40分は少なくとも寝られる。


    エレン「……寝かせてくれよ」


    そうボヤきながら、俺はもう一度布団を被った。
  13. 13 : : 2019/10/04(金) 05:47:41
    しかし、再度布団をかぶってみても、モヤモヤして寝れなかった。
    俺の未来ってどうなるんだろうな。
    何の見通しも立たない。
    まぁ、そんなの今に始まったことじゃねぇけど。
    もう、無理なのかな……。

    アニ……。



    エレン「………!?!?!?」


    何で今俺はアニのことを考えた!?
    アニは俺の未来に何の関係もねぇはずだろ!?

    なら、何で……


    エレン「………何で、俺の目からこんなに涙が出てくるんだ……?」
  14. 14 : : 2019/10/04(金) 05:53:35
    目の前の景色が滲む。
    こんなことは、いじめられてる時にもよくあった。
    でも、これはそんな感じじゃない。

    憎さ?……違う。怒り?………当然違う。

    俺がその答えを導き出すのに、そんなに時間はかからなかった。


    エレン「……もう社会人だぞ、俺」


    今更になって、アニのことが好きだってことに気づいた。
    アニだって立派な大人になってる。
    ちょこちょこ会っている限りでも綺麗になってた。他の男も寄ってくるだろう。 もしかしたらすでに相手がいるかもしれない。


    エレン「やっぱり俺には……」


    ………いや、もういいだろ。
    そうやって、悲劇の主人公ぶるのは。
    そんなことしてたって何も手に入らないのは、高校の時に痛感したろ。
    逃げるな、ちゃんと向き合え。


    エレン「……」ピッピッピッ


    気づけば、時間も何も見ずに電話をかけていた。


    プルルルルル


    アニ「‥‥‥‥はい、レオンハートです」


    エレン「‥‥‥アニか?」


    アニ「‥‥‥何だ、あんたか」


    エレン「今から言うことを、しっかり聞いてほしい」


    エレン「アニ。今更って思うかもしれねぇ。迷惑かもしれねぇ。それでも言わせてくれ」






























    「俺、アニのことが好きです。まだ、間に合いますか?」















  15. 15 : : 2019/10/04(金) 22:13:05
    言葉が綺麗なだけでありふれた作品

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著者情報
ponpon0298

ぽん

@ponpon0298

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