ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

サシャ「進撃のサバイバルゲーム?」

    • Good
    • 2

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2019/09/22(日) 12:20:20
    サシャ「何ですかそれは?」

    アルミン「進撃の巨人のスピンオフの作品さ。君にも出演して欲しいんだけど」

    サシャ「私‥もう死んでるんですけど?」

    アルミン「大丈夫。今まで出てきた進撃キャラでサバイバルゲームをするって企画だから。死亡組の人達も参加できるんだよ」ニッコリ

    サシャ(死亡組って‥)

    サシャ「この企画ってアルミンが考えたんですか?」

    アルミン「今回は違うよ。確かこの企画は‥」

    サシャ「この間のジャンのドッキリ企画はアルミンが担当でしたよね?」


    アルミン「うん。でも今回は違うよ。」

    サシャ「そうですか。まぁ私も久し振りに暴れたいと思ってましたし。いいでしょう!!私も参加します!!!!」バッ

    アルミン「ありがとう。じゃあ上にそう報告しとくね」

    サシャ「しっかし、アルミンも大変やな。撮影だけじゃなくて、こんな仕事もやってるんですか?」

    アルミン「まぁね。僕にはこういう仕事も合ってると思うんだ。それに給料も上がるしね」(あの顔)ニヤリ

    サシャ「アルミンもこの企画に参加するんですか?」

    アルミン「うん。撮影にも参加するし、舞台の設営や台本を作ったり色々やる事があるんだ」

    サシャ「そうですかー。頑張ってくださいね」


    アルミン「ありがとう。僕は他の人にも声をかけないといけないから、これで」フリフリ


    サシャ「ではまた撮影で会いましょう!!!」フリフリ


    アルミン「そうだ言い忘れていた」ピタ

    サシャ「?」


    アルミン「今回の撮影はハードだからしっかりトレーニングしておいた方がいいよ。それじゃ」スタスタ

    サシャ「‥」

    サシャ(私の撮影が終わってから‥運動量が極端に落ちましたからね‥まぁ運動は少しはしていたんですが‥)プニッ


    サシャ(ライナーのジムに行きましょうか)

  2. 2 : : 2019/09/22(日) 12:37:06
    ー1ヶ月後ー

    アルミン「ただ今より!!!!」

    アルミン「進撃のサバイバルゲームを開催致します!!!!」

    アルミン「ルールは簡単!!!!鬼に1週間捕まらないように生き延びてください!!!!!」


    エレン「へぇー逃走中みたいな感じか?」

    コニー「いやリアル鬼ごっこじゃないか?」

    サシャ(あれからストイックに鍛え上げてきました‥大丈夫なはず‥)グッ


    アルミン「後ろをご覧ください!!!あの大きな館の中でサバイバルゲームをしてもらいます!!!!」


    ライナー「結構でかい館じゃないか」

    ベルトルト「そうだね」


    アルミン「現実世界でいうバチカン市国以上の土地面積で3回建ての洋館です!!!!食料もあります!!!」


    ハンジ「なるほど。自分達で食料は確保しろってことか」

    モブリット「本格的なサバイバルですね。分隊長」

    ハンジ「だから〜今は団長だから!」


    アルミン「最後まで生き延びた者には褒美が与えられるそうです!!!!頑張って生き延びてください!!!」


    オルオ「再登場のチケットか?」

    ペトラ「いや、それはないでしょ」

    グンタ「賞金だろ」


    アルミン「それでは館の中に入ってください!!!!1時間後に鬼を放出します!!!!その間は自由行動です!!隠れるのもいいです!!館内を捜索して安全地帯を確保するのもいいです!!!!とにかく鬼を殺さない限り何でも自由です!!!」


    リヴァイ「殺さないようにだと?」

    ケニー「明らかに俺たちに向けて言ってるな」





    こうして進撃のサバイバルゲームが幕を開けた


  3. 3 : : 2019/09/22(日) 13:04:26
    キース「スピンオフとは言え、こんな活躍の場が与えられるとはな」スタスタ

    エルヴィン「キースさんは原作でも生き残っていますからね。羨ましいですよ」スタスタ

    キース「だがお前とは違って私は無能だからな」スタスタ

    エルヴィン「そんな事ありませんよ。貴方のおかげで104期生は死なずにしぶとく生き残ってるじゃないですか」スタスタ

    キース「私の力ではない。奴等の実力だ」スタスタ

    モーゼス「!!目標接近!!」バッ

    エルヴィン「なに?まだ1時間経ってないぞ」スタ

    キース「あれは逃走者ではないな‥総員戦闘用意!!!!原作の通り全方向から同時に叩くぞ!!!散開せよ!!!」

    全員「ハッ!!!!」

    エルヴィン「戦闘ですか?鬼に攻撃しても良いのですか?」

    キース「ルールブックには殺してはいけないとあったが、鬼に攻撃してはいけないというルールは載っていない。つまり死なない程度になら攻撃してもよいと言うことだ」

    エルヴィン「しかし不確定要素が多すぎます‥ルール違反になって元も子もないですよ」

    キース「ルール違反になっても構わん。どうせ我々には活躍の場は少ない。この企画で活躍しなければいけないのだ」

    エルヴィン「一理ありますね‥」

    ミケ「あれが鬼か‥」ダッ

    ハンジ「鬼と言っても人間だからね。巨人と比べたら大したことないよ」ダッ

    モーゼス「包囲しました!!!」


    キース「よし!!援護班はその場で待機しろ!!!全ての攻撃班!!!!一斉に総攻撃だ!!!!決してやり過ぎるなよ!!!」

    エルヴィン「鬼はどうやって逃走者を捕まえるんだ‥」

    ハンジ「そう言えばルールブックにも書いてないよね」

    ミケ「タッチか?」

    ハンジ「ん〜それじゃ面白くないよね」

    エルヴィン「では一体‥」


    モーゼス「逃走者の力を思いしれ!!!!!!!」ダッ!!!!!!!



    鬼「‥」





    バキッ!!!!!!!!!!!




  4. 4 : : 2019/09/22(日) 13:10:27


    コニー「いやーまさかまたお前と仕事が出来るとはねー」

    サシャ「私もビックリしましたよー」

    ミーナ「やっぱり2人が揃ってないとね」

    トーマス「お似合いコンビだからなー」

    コニー「うるせぇ。茶化すなよ」

    サシャ「コニーがいつもやってる事ですよ‥」


    鬼「‥」スタスタ


    コニー「おい!あれが鬼か?」

    サシャ「うーん、服装的にはそうですよね」

    トーマス「なんか不気味だな」

    ミーナ「不気味じゃないと雰囲気出ないでしょ」

    鬼「‥」ダッ!!!


    ミーナ「ねぇ!!来たよ!!!」

    コニー「おい!!タッチされたらアウトだっけ?」

    サシャ「知りませんよ!!ルールブックには何も書いてませんでしたから!!!」


    トーマス「おいおい来たぞ!?」

    ミーナ「逃げる?戦うの?」


    コニー「戦う!!これはスピード出世のチャンスだ!!!活躍しようぜ!!」

    ミーナ「たしかに‥」

    トーマス「よし!やるか!」


    鬼「‥」ダッ!!!


  5. 5 : : 2019/09/22(日) 18:31:36
    サシャ「目標は一体だけ!!!加速して来てます!!!!」

    トーマス「囮は俺が惹きつける!!!」ダッ

    ミーナ「私とコニーで攻撃を仕掛けるわよ!!!!コニー!!!」ダッ!

    コニー「任せろ!!!」


    鬼「ヒャヒャヒャ!!!!」ダッ!!!

    サシャ「私は後ろで援護します!!!」


    トーマス「おい!!!鬼野郎!!!こっちに来い!!!」バッ

    鬼「‥」ダッ、スッ

    トーマス(やはり腕を伸ばして来たか‥タッチが目的なのか‥)スッ

    トーマス(ここまでは想定内だぜ!!!!)スッ、バッ

    鬼「!」スカッ

    トーマス「鬼が体勢を崩したぞ!!!今がチャンスだ!!!一気に畳み掛けろ!!!!」ダッ

    コニー「おらっ!!!!」ドォン

    ミーナ「はっ!!!」バキッ


    鬼「グァ!?」ドサッ

    トーマス「目標沈黙!!!任務完了だ!!!」バッ

    コニー「取り敢えずなんとか‥なったな」

    ミーナ「鬼が一体だけだったのは運が良かったわね」

    サシャ「周囲に人の気配はありません!!!!!安全確保!!!!」

    コニー「しっかし鬼はタッチしようとして来たのか?」

    トーマス「そうなんじゃないのか」

    ミーナ「そういえばサシャ、ルールブック持っていたよね?ちょっと見せて」

    サシャ「そうですね。もう一度念のためにルールを確認しておきましょうか」ゴソゴソ

    サシャ「あれ?‥」


    トーマス「どうした?」

    サシャ「ルールブックがありません‥」

    ミーナ「そんな‥どこかで落としたの?」

    コニー「ほんとドジだな」

    サシャ「す、すみません」(でもあんなに大きなルールブック‥落としたら気づくはず)

    サシャ「あの探しに行きましょうか?」

    トーマス「そうだな。やっぱりルールはちゃんと頭に入れておかないといけないだろ?」

    サシャ「そうですよね」

    ミーナ「じゃあ戻りましょうか」


    コニー「ミーナ!!!後ろ!!!」ダッ

    ミーナ「え?」クル


    鬼「キィ!!!」ブォン!!


    コニー「がっ??」ドサッ


    トーマス「嘘だろ!?コニー!!」

    サシャ「あ、あれは鉄パイプ?」

    ミーナ「コニー!!!しっかり!!!」


    鬼「ウヒヒヒヒ!!!」スッ


    トーマス「ミーナ!!!コニーを安全な場所へ!!!」

    トーマス「俺とサシャで奴を倒すぞ!!!!」


    サシャ「分かりました!!!」スッ

    鬼「キィア!!!」ブォン!!


    トーマス「へ!そんな大振り当たるかよ!!!」シュン

    サシャ「こっちですよ!!!」ドォン


    鬼「ア?」ガシ

    サシャ「え?」(足を掴まれ‥)ブゥーン!!!


    鬼「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」


    サシャ「」ドサッ

    トーマス「!サシャ!!てめぇやりやがったな!!」ガシ

    トーマス(よし、鉄パイプを奪った!!!これで!!)ドォン

    トーマス「!?」ドォン


    鬼「ウヒヒヒヒ!!!」スッ

    トーマス(イテェ‥強烈な蹴りだった‥)スタッ

    トーマス「調子に乗るなよ!!!モブキャラの底力見せてやる!!!!!」ドォン!!!


    鬼「!?」バキッ

    トーマス(頭にクリーンヒット!!これならー)


    鬼「ウオオオオ!!!!」ドォン、ダッ!!


    トーマス(速い‥そして強い‥なんで強力なタックルだ‥)ドサッ


    鬼「‥」ニヤリ

    トーマス(最初のコニーとミーナの攻撃は全然効いてなかったみたいだな‥ピンピンしてやがる)

    トーマス「やられたフリだったのか‥さっきのは」スッ

    鬼「へへへへへへ」スッ


    トーマス(コイツは明らかに俺たちに殺意がある‥確実に倒すか逃げないと殺される‥)


    トーマス「お前‥俺の名前知ってるか?」スタ


    鬼「?」


    トーマス「俺はトーマス・ワグナーだ!!!!モブキャラだからって舐めるなよ!!!」ドン


  6. 6 : : 2019/09/22(日) 18:41:38
    ミーナ「コニー!!!しっかり!!!!!」

    コニー「」グッタリ

    ミーナ「脈はまだある‥でも頭を鉄パイプで殴られた‥安心は出来ない‥」

    ミーナ「!傘がある!」スッ

    ミーナ「トーマス達を助けなきゃ!!!悪いけどコニー!!!ここで待ってて!!!!!」


    トーマス「はぁ‥はぁ‥」(強い‥アイツは素手なのに‥こっちは鉄パイプで戦ってるのに‥)スッ

    鬼「ウヒヒヒヒ!!!!!!」


    トーマス(訓練兵の時‥もっと真面目にやってれば‥)

    トーマス「いや!!!あれから俺だって成長してるんだ!!!!!自信を持て!!!」ドス

    トーマス「うっ!?」ボタボタ

    鬼「ハッハッハッ!!」ズブリ

    トーマス(包丁‥いやナイフか‥刺されたのか俺‥)フラ

    鬼「ヒャァ!!」シュン

    トーマス(なんだ‥死ぬのか‥俺は)フラ


    鬼「イッ!?」ドォン!!!


    サシャ「トーマスから離れなさい!!!!」スタッ


    トーマス「サシャ!?」


    サシャ「トーマス!!何を諦めてるんですか!?」

    トーマス「‥すまねぇ」(幸い出血は少しだけ‥フラフラしてるが‥まだ戦える!!)ダッ


    トーマス「悪いなサシャ‥」

    サシャ「いえ大丈夫です。それより今は目の前の敵に集中しましょう」スッ


    ミーナ「大丈夫!!!!」ダッ!!!


    サシャ「ミーナ!!それは‥傘ですか?」


    ミーナ「はい!!サシャ持って!!これで戦いましょう!!」スッ


    サシャ「ないよりマシってヤツですね」スッ


    鬼「‥」スッ

    トーマス「よし3人で連携を意識して奴を倒すぞ!!!!」


    サシャ、ミーナ「了解!!!」


  7. 7 : : 2019/09/22(日) 19:16:42
    トーマス「行くぞ!!!!」(悔しいが格闘術は奴の方が上だ‥だがこっちは3人‥武器のリーチも長い‥これなら!!!)ダッ

    鬼「ヘャァ!!!!」チャキン!!!

    サシャ「まだ武器を隠し持っていたとは‥」ダッ

    ミーナ(ナイフ2本‥でもリーチは短い‥動きに注意すれば‥)スッ

    鬼「」ダッ!!ギャン!!!


    サシャ「!?」

    トーマス「加速した!?ミーナ!!!」


    ミーナ「!」ドォン!

    鬼「グッ!?」ヨロ

    ミーナ「そう簡単にやられるわけないでしょ!!!!」ブォン


    トーマス「深追いはするな!!ミーナ!!」バッ

    ミーナ「かっ!?」ドス、ドス


    鬼「ウヒヒヒヒ」

    トーマス「やめろ!!!」ドォン!!

    鬼「」バキッ!!


    トーマス「この糞野郎がぁ!!!!!」ブォン


    それからトーマスは鬼に向かって何度も鉄パイプを振り下ろした‥何度も何度も‥

    鬼の仮面は粉々になり、顔は原型を留めていなかった‥

    トーマス「‥」ボタボタ

    トーマスは気づくと血塗れになっていた


    サシャ「トーマス‥大丈夫ですか?」

    トーマス「すまない‥取り乱した‥」

    ミーナ「はぁ‥うっ」ヨロ

    サシャ「ミーナ!!‥その出血は‥」

    ミーナ「私だって‥あれから成長しているのよ‥このくらい‥どうってこと‥」フラフラ

    トーマス「無理するな。俺の傷より深い‥早くどこかで止血しないと」

    サシャ「!コニーも保護しましょう!!あそこは安全とは言えません!!!!!」

    トーマス「そういえば‥コニーは大丈夫なのか?」

    ミーナ「気絶してるけど大丈夫‥」ボタボタ

    トーマス「お前の方がヤバそうだな‥」

    ミーナ「あなたもね‥手当てしないと‥」

    サシャ「この館に医療室はあるのでしょうか?」

    トーマス「いや棄権しよう」

    ミーナ「‥え?」


    トーマス「鬼は俺たちを殺しに来てる‥このままじゃ誰か死ぬぞ‥いやもう死人が出てるかもしれない」

    サシャ「たしかにそうですね‥」

    トーマス「とにかくこの異常事態を運営に知らせないと‥携帯は?」

    ミーナ「‥この館に入った時に‥没収されたわ」

    トーマス「くそ!!!正面玄関から出るぞ!!!こんなの狂ってる!!!」

    ドシン!!ドシン!!


    サシャ「足音です!!!!」

    ミーナ「‥この音‥」

    トーマス「まさか‥巨人か?」

    巨大な鬼「‥」ドシン!!ドシン!!


    サシャ「何ですか!?あれも鬼?」

    ミーナ「大きい‥」

    トーマス「3メートルはあるぞ!?運営は何を考えてるんだ!?」

    巨大な鬼「オオオオオオ」ドシン!!


    サシャ「こっちに近づいてます!!!!」

    ミーナ「‥狙われてる?」

    トーマス「‥」

    サシャ「2人とも!?早く!!逃げましょう!!!」


    トーマス「いや逃げ切れない‥」

    サシャ「何を言ってるんですか!!逃げないと!!」

    トーマス「コニーは気絶してるんだろ?それに俺たちは全員負傷してる‥特にミーナは致命傷だ‥走れないだろ?」

    ミーナ「うん‥」

    トーマス「このまま中途半端に逃げても全滅する‥正面玄関まではかなり距離があるだろう?」

    サシャ「じゃあどうしろって言うんですか!?」


    トーマス「お前らは逃げろ。俺は囮になる」


    ミーナ「トーマス‥」

    サシャ「仲間を置いて行けるわけないでしょう!!戦うなら私もー」

    トーマス「だめだ!!!あんなデカ物に手負いの俺たちが束になっても勝てるわけないだろ!!!お前らはコニーを連れて正面玄関から脱出しろ!!!!」

    サシャ「トーマス!!!希望を捨てないでください!!!!!」


    トーマス「悪いがこれが最善策だ!!!誰かがこの異常事態を知らせないといけない!!!」

    トーマス「ミーナは重症だ!!!サシャだって頭を打ってまだ完全に回復してない!!!俺は少し刺されただけだ!!!!」

    トーマス「囮役は消去法で俺しかいない!!!!」


    サシャ「でも!!!」

    トーマス「俺の言うことが聞けないなら‥俺はこのナイフで自殺する」

    サシャ「!」

    トーマス「頼むから最後くらいカッコつけさせてくれよ‥何だ?モブキャラにはそんな権利もないのか?」ニヤリ

    サシャ「トーマス‥本気なんですね」

    トーマス「分ったならさっさと行け!!!」


    サシャ「ミーナ!!歩けますか!!!」

    ミーナ「私もトーマスと一緒に戦う‥あなたは逃げて」

    サシャ「ミーナまで!?」


    ミーナ「私は‥意識を保ってるだけで‥精一杯。コニーと私を抱えていたら‥ほかの鬼に囲まれたら逃げ切れない‥」

    サシャ「でも‥」

    ミーナ「サシャ!!!!行って!!!!そのかわり必ず生き延びてこの事を伝えて!!!」


    サシャ「‥すみません」ダッ!!!!!!


  8. 8 : : 2019/09/22(日) 19:25:22
    巨大な鬼「エヘヘヘヘ」ドシン!!


    ミーナ「笑ってるわね‥」

    トーマス「腹立つな‥余裕って思われてるだろうな」

    ミーナ「はぁ‥もっと活躍したかったのに‥」

    トーマス「ミーナ‥人生最後の戦闘になるぞ‥気分はどうだ?」

    ミーナ「最悪よ‥」

    トーマス「ふっ‥だよな」

    ミーナ「知ってる?‥こう言う時はカッコつけた奴から死んでいくのよ‥」

    トーマス「そうか‥ならばカッコ悪く‥足掻くか‥」

    巨大な鬼「」ダッ!!ズシン!!!


    ミーナ「加速したわね‥」

    トーマス「サシャ達を逃して正解だったな‥」


    トーマス「やるぞミーナ!!!!」


    ミーナ「えぇ‥時間を稼ぐわよ!!!」


    トーマス(サシャ‥コニー‥あとは‥頼んだぞ!!!!)ダッ!!!




  9. 9 : : 2019/09/22(日) 19:59:46
    サシャ「コニー!!!大丈夫ですか!!!」ダッ

    コニー「んぁ‥サシャ‥俺は一体‥」ムクリ

    コニー「!鬼は!?どうなった!?」

    サシャ「最初に出てきた鬼はトーマスが倒しました‥」

    コニー「!そういえばミーナとトーマスは!?」

    サシャ「‥」

    コニー「‥そうか‥」

    サシャ「急ぎましょう!!!」ガシ

    コニー「急ぐってどこへ!?」

    サシャ「正面玄関から脱出しましょう!!この異常事態を運営に報告しましょう!!!」

    コニー「そうだな。それがいい!!よし!!行くぞ!!!」

    サシャ「場所は覚えてます!!!来た道を戻りましょう!!!!」ダッ!!!

    コニー「わかった!!!」ダッ!!


    サシャ「走れますかコニー!?」ダッ

    コニー「まだ意識が朦朧としてるが何とか走れる!!!急ぐぞ!!先導してくれ!!!」ダッ


    サシャ「了解!!!!!!」ダッ!!!!!


    コニー「はぁ‥はぁ‥」ダッ

    サシャ(コニーは何とか走れてる感じですね‥さっきのダメージはまだ抜けきってない‥)ダッ

    サシャ(早く‥知らせないと!!!)ダッ

    コニー(情けないな‥足が‥耐えろ!!たどり着くぞ!!!)ダッ

    サシャ「もう少しです!!」ダッ

    コニー「あぁ!!!」ダッ

    サシャ「!!あの角を曲がれば!!!!」ダッ


    コニー「あれか!?」ダッ


    サシャ「そうです!!!さぁ‥あれ‥」ピタ

    コニー「何で止まったんだ!?早く出るぞ!!!」

    コニー「ん?‥ここは正面玄関だよな‥なんか違うような‥」

    サシャ「ここは間違いなく正面玄関ですよ‥」

    コニー「このシャッターは何だ!?」

    サシャ「知りませんよ!!さっきまでは無かったはずです!!!」


    コニー「じゃあ何であるんだ!?俺たちを閉じ込めるためか!?」

    サシャ「でしょうね!!こうなったら別の脱出経路を探しましょう!!!」

    コニー「流石にこれは壊さないよな‥」

    サシャ「この洋館は頑丈な作りだとアルミンから聞きました‥それにこのシャッター‥防弾用ですね」

    コニー「くそ!!どうしてこうなっちまった!!!!」

    サシャ「と、とにかく!!!今は別のー」ガシャン

    コニー「おい‥」

    サシャ「コニー‥聞こえましたよね」

    コニー「あぁ‥誰かいるのか‥鬼か?」

    サシャ「他の逃走者かもしれません‥」

    コニー「あの扉の向こうから聞こえてきたよな?」

    サシャ「はい‥そうだと思いますが‥」

    コニー「調べるぞ‥」

    サシャ「えぇ‥私も同じ事を思っていました‥」

    コニー「傘2本か‥頼りないな」

    サシャ「ないよりマシですよ‥行きましょう」


  10. 10 : : 2019/09/22(日) 20:28:32
    コニー「‥」ガチャ

    サシャ「誰もいませんね‥」

    コニー「じゃあさっきの物音は何だ?」

    サシャ「そんなこと‥私に分かるわけないじゃないですか」

    コニー「そうだよな‥」

    サシャ「とにかくこの部屋を捜索しましょう」

    コニー「だな」


    コニー「おい!!!窓ガラスがあるぞ!!!ぶっ壊して外に出ようぜ!!!」

    サシャ「たぶん無理だと思います‥」

    コニー「やってみないと分からないだろ!?傘で殴ってやる!!!」ガァン!!ゴォン!!


    コニー「おい!?ビクともしないぞ!?」

    サシャ「だからさっき言ったじゃないですか‥この館は尋常じゃないくらい頑丈です‥当然窓ガラスも防弾ガラスでしょうね」

    コニー「そんな‥じゃあもっと強力な武器が無いとダメか‥」

    サシャ「そんな武器があるといいですね‥」


    コニー「!!おい!?人が倒れてるぞ!!!」

    サシャ「!!鬼ですか!?」

    コニー「いや違うと思うぞ!!逃走者だ!!」ダッ

    サシャ「ちょっと!!!勝手な行動はやめてください!!!」ダッ!!


    コニー「あの!!大丈夫ですか!?」ユサユサ

    ???「コニーか‥」

    サシャ「サムエル!?」

    サムエル「サシャもいるのか‥」

    コニー「その怪我は!?何があったんだ!?」

    サムエル「少し声のボリュームを下げろ‥鬼に気づかれる‥」

    サシャ「すみません‥」

    サムエル「お前ら‥2人だけか?」

    コニー「いや‥トーマスとミーナも居たんだが」

    サムエル「そうか‥お前らは悪くない‥そう気を落とすな‥」

    サシャ「教えてください‥サムエル‥何があったんですか?」

    サムエル「俺はキッツさんと2人で行動していたんだ‥そして鬼に襲われた」

    コニー「駐屯兵団の隊長か‥」

    サムエル「俺はあの日‥サシャに助けられて以来‥駐屯兵団に入った‥俺はキッツさんの部隊に配属された‥そこで色々世話になった」

    サシャ「キッツさんはどうなったんですか?」

    サムエル「殺されたよ‥弓矢でな」

    コニー「な、鬼は飛び道具も使うのか?」

    サムエル「らしいな‥俺たちをありとあらゆる方法で殺しにくる‥」

    サシャ「‥その鬼は倒したんですか?」

    サムエル「まぁ何とかなったが‥俺は見ての通りだ‥奴らは強い‥」

    コニー「!その弓は‥鬼から奪ったやつか?」

    サムエル「そうだ。サシャお前が使え」スッ

    サシャ「でも‥」

    サムエル「今の俺じゃ使えない‥弓矢ならお前は得意だろ?」

    サシャ「ありがとうございます‥」ガシ

    サムエル「そっちの扉は行かない方がいいぞ‥鬼だらけだ‥まさに地獄だ」

    サムエル「‥正面玄関から脱出しろ」

    サシャ「いえ、正面玄関は封鎖されました」

    サムエル「‥マジか」

    コニー「それにサシャの話では3メートルくらいの鬼が迫ってきてるみたいだ」

    サムエル「はっ‥面白い冗談だな」

    サシャ「サムエル‥動けますか?」

    サムエル「何とかな‥だが俺が一緒に行けば足手まといになるぞ」

    コニー「今は1人でも多くの力が必要だ。」

    サムエル「そうか」

    サシャ「この傘を使ってください」スッ

    サムエル「ありがとう」スッ

    コニー「で?どうする?どっち行く?」

    サムエル「俺の行った所は‥鬼だらけ」

    サシャ「あっちからは巨大な鬼が来てますよ」

    コニー「究極の選択だな」

    サムエル「俺とキッツさん以外もあっちに行った‥でも皆んなもっと奥に行ったみたいだ」

    サシャ「こっちも同じです‥私達は少し出遅れたようですね」

    コニー「何でこんなに広いのに一方通行なんだよ!!」バン!!!

    サムエル「俺の来た道は‥鬼のいるエリアを抜ければ複雑な迷路のような構造になっているという話を聞いた」

    サシャ「こっちも同じです」

    コニー「なるほど。俺たちは中途半端な位置で板挟み状態になっているのか」

    サムエル「その通りだ」

    サシャ「覚悟を決めましょう‥時間はあまり残されていません」

    サムエル「なら俺の来た扉は塞ぐか」

    コニー「それがいいだろうな。鬼が複数いるなら突破するのに時間がかかる」

    サシャ「あの巨大な鬼と挟み撃ちにされたら終わりですからね」

    サムエル「じゃあ‥早くあそこにバリケードを作って閉鎖するぞ」





    コニー「頑丈な机と椅子でバリケードを作った」

    サムエル「これなら時間稼ぎになる‥さぁ早めにその巨大な鬼とやらを倒しに行くぞ」




    サシャ「はい!!!」コニー「おう!!!」


  11. 11 : : 2019/09/22(日) 20:45:20
    「現在公開可能な情報」

    http://www.ssnote.net/archives/80933

    進撃のサバイバルゲームの戦闘記憶を時系列順に追うことができる記録書

  12. 12 : : 2019/09/22(日) 21:07:28
    サムエル「おい‥本当にそんな化け物いるのか?」スタスタ

    サシャ「はい‥」スタスタ

    コニー「俺は気絶していたから‥見てないけどな」スタスタ

    ズシン!!ズシン!!

    サムエル「お出ましだな」

    巨大な鬼「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!」

    コニー「アイツ武器を持ってないぞ!!」

    サムエル「だがあの体格は脅威だぞ!!!」

    サシャ「武器なんて必要ないでしょうね‥3メートル超えるあの巨大な身体そのものが武器ですから」

    巨大な鬼「‥」ズシン!!ズシン!!

    サシャ「‥」

    コニー「サシャ!!!お前は弓矢で援護しろ!!!」

    サムエル「俺とコニーで接近戦だ!!!コニー!!!しくじるなよ!!!!」


    コニー「おう!!!お前もな!!!!」

    サムエル「へっ!!行くぜ!!!」


    サシャ「‥」グググ

    サシャ(トーマスとミーナは‥)グググ

    サシャ「いえ!!2人の仇は私達が!!!2人とも生き延びましょう!!!!絶対に!!!」グググ


    サムエル「あぁ!!」、コニー「おう!!」


    巨大な鬼「‥」スッ

    サムエル「どうした!!!怖気付いたか!?」ダッ!!!

    コニー「喰らえ!!!!」バキッ!!!

    巨大な鬼「グッ!?」

    コニー「へっ!!効いてるじゃねぇか!?どんどん行くぞ!!!」


    サムエル「コニー!!!焦るな!!!!」

    巨大な鬼「ハッ!!!!」ガシ!!!!!!!

    コニー「え???」ブォーン!!


    サシャ「させませんよ!!!!」ヒュン!!


    巨大な鬼「!?」ザクッ


    サムエル「ナイスコントロールだ!!!」ドカッ!!!

    巨大な鬼「!!」ヨロ

    コニー「この!!」スッ

    サムエル「馬鹿!!!一旦下がれ!!!!」

    コニー「!お、おう!!」ダッ

    サムエル「今のは危なかったぞ!!サシャの援護が無ければ死んでいたぞ!!!」

    コニー「すまねぇ!!!突っ込み過ぎた!!!!」

    サムエル「分かればいいさ!!!次はちゃんと連携を意識するぞ!!!!」


    巨大な鬼「」ドサッ


    コニー「は?」

    サムエル「た、倒れた?何で‥」

    コニー「へん!!意外と見かけ倒しだったな!!!それとも俺たちが強過ぎたのか?」

    サムエル「いや‥この鉄パイプを見てみろ‥」

    コニー「あ?‥何でこんなもの刺さってるんだ?」


    サムエル「鉄パイプだけじゃない‥ナイフもだ」

    コニー「回収しようぜ。傘よりずっとマシだろ」スチャ

    サムエル「そうするか」スチャ

    サシャ(トーマス‥ミーナ‥ありがとうございます)

    サムエル「おい!!サシャ!!このナイフお前も持っておけよ」スッ

    サシャ「ありがとうございます‥」スチャ

    コニー「どうやらこっちに来て正解だったようだな」

    サムエル「そうだな。こんなにあっさりと倒せるとはな」

    サシャ「念のためにとどめを刺しておきましょう」

    コニー「そうだな‥」ドス!!!

    サムエル「ふっ!!!」ドス!!!!

    サムエル「頭に2回もナイフを刺した。もともと瀕死だったし‥これならもう動かないだろ」

    コニー「早く先に進もうぜ」

    サシャ「そうしましょう」

    サムエル「なぁ、ルールブック持ってないか?」

    コニー「それがよーサシャが落としたみたいだ」

    サシャ「すみません」

    サムエル「いや、いいんだ。俺も落としたみたいだし」

    サシャ「え?サムエルもですか?」

    サムエル「たしかにポケットに入れていたと思ったんだが‥気付いた時には無くなっていた」

    サシャ「私もです‥」

    コニー「なんだ。意外とサムエルもドジだったのか?」

    サムエル「いや。自分で言うのもあれだが、俺は真面目でしっかりしている。落し物だってした事無かった」

    コニー「ま、状況が状況だしな。」

    サムエル「だな」

    サシャ「‥」(サムエルと私と同じように‥)

    サムエル「ルールブックに確かマップもあったよな?あれがあれば捜索もスムーズに進むんだが」

    コニー「そうだよなー」

    サシャ「!!あれ!」

    サムエル「扉だな」

    コニー「あれから結構歩いてるぜ。どんだけ広いんだよこの洋館は」

    サシャ「開けますよ」

    サムエル「注意しろお前ら」

    コニー「分かってる!!」バッ


  13. 13 : : 2019/09/22(日) 21:37:15
    コニー「お、おい!?なんだよこれは!?」

    サムエル「頭おかしいな‥これは」

    サシャ「‥」

    扉を開けて最初に目に入ったのは異常な光景だった

    天井に人が吊るされていたからだ


    コニー「ミーナ!!!トーマス!!!!」

    サムエル「死んでるのか!?」

    サシャ「生きてるかもしれません!!!助けましょう!!!!」


    サムエル「おい!!大丈夫か!?」スパッ


    ミーナ「」

    トーマス「」

    コニー「死んでる‥」

    サシャ「これも鬼の仕業でしょうか?」

    サムエル「だろうな」

    コニー「くそ!!!ふざけた事しやがって!!!!」

    サムエル「!!あっちにも人が吊るされてるぞ!!!」ダッ!

    サシャ「サムエル!!コニーそこの扉を閉めてください!!」ダッ!!

    コニー「分かった」ガチャ

    サムエル「なっ!?イアンさんとリコさん!!!ミタビさんまで!?」

    コニー「ん?誰だ?」

    サシャ「たぶん‥駐屯兵団の人でしょう」

    サムエル「よかった!!3人とも意識がある!!!起きてください!!!」

    イアン「君は‥」ムクリ

    ミタビ「うあ‥頭が‥」ムクリ

    サムエル「良かった!!!目が覚めた!!」

    イアン「君は確か‥キッツ隊長の部隊の」

    サムエル「サムエルです!!」

    ミタビ「おい‥鬼はどこだ!?」

    サシャ「一体何が?」

    ミタビ「ん?お前らは?」

    コニー「逃走者です。コニーです。こっちがサシャです」

    イアン「なら味方って事か。心強いな」

    サムエル「リコさん!!起きてください!!」

    リコ「」ユサユサ

    イアン「大丈夫だ。息はある。そこのソファーに寝かせてあげてくれ」

    サムエル「了解です!!」ガシ

    ミタビ「‥で?お前らは何か知ってるのか?」

    サシャ「いえ、何も‥」

    ミタビ「そうか‥」

    コニー「あなた方は?」

    イアン「いや‥俺たちも知らない‥最初は鬼のことをドッキリだと思っていたくらいだ」

    コニー「あの‥どうして天井に吊るされていたんですか?」

    イアン「俺たちはあの先の扉まで進んでいたんだ」

    ミタビ「そこで銃を持った二体の鬼と出くわしてな」

    サシャ「銃!?そんなものまで!?」

    イアン「一体は何とか倒した‥」スチャ

    コニー「ピストル!?」

    イアン「あと5発しかない」

    ミタビ「それでも心強いけどな」

    サシャ「飛び道具なら私も」

    ミタビ「弓矢か?いいな」

    サシャ「はい」

    サムエル「リコさんを寝かせてきました。安心して眠っているようです」スタスタ

    コニー「それで何故天井に?」

    イアン「その記憶がないんだ。鬼と銃撃戦をしていたのは覚えてるんだが」

    コニー「ちょっと待ってください」

    イアン「なんだ?」

    コニー「銃を持った鬼って二体いたんでしたよね?もう一体はどこへ‥」

    ガチャ

    鬼「」バキューンバキューン!!!!!


    コニー「!?!?」ドシュ!!ドシュ!!

    サシャ「コニー!!!」バッ!!


    イアン「この!!!」バキューンバキューン!!!


    鬼「」サッ


    イアン「当たらなかったか!!!皆んな銃の死角になるところへ!!!」バッ!!


    サシャ「コニー‥」

    サムエル「死んでる‥頭と心臓を撃ち抜かれたのか」

    コニー「」


    サシャ「サムエル!!!戦闘準備ですよ!!!」バッ!!


    サムエル「分かってる!!」(でもこっちは弓矢とピストルしか‥しかもピストルはあと3発しかない)バッ

    鬼「」シュン

    ミタビ「入ってきたぞ!!!!」バッ!!


    イアン「俺とサシャで応戦する!!!他の奴は隙を見て接近戦に持ち込め!!!」バッ


    サシャ「私の矢はあと10発あります」スッ

    イアン「結構あるな‥でも弓矢とピストルでは撃ち合いには不利だろ。俺がメインだ。サシャ。お前は俺のバックアップを頼む」



    サシャ「分かりました!!!!」



    ミタビ「サムエル!!」

    サムエル「はい!!!」

    ミタビ「これを使え!!!!!」スッ

    サムエル「これは‥投げナイフ?」スチャ

    ミタビ「大事に使えよ。サシャとイアンだけに任せるわけにはいかない」


    サシャ「」グググ

    サムエル「勿論です!!」

    イアン「おい!!!どうした!!かかって来い!!!!!」

    鬼「‥」

    サシャ「冷静ですね‥」

    イアン「安い挑発ではダメか‥仕方ない。こっちから仕掛けるぞ」

    サシャ「了解です!!」




  14. 14 : : 2019/09/22(日) 21:47:30
    バタン!!!

    サムエル「あれは!?」

    鬼「フフフフフフフ」

    ミタビ「おい!!反対側からも入ってきたぞ!!!」

    イアン「そっちの鬼は銃は持ってるのか!?」

    サムエル「いえ!!持ってないです!!!!」

    ミタビ「近接武器を持った鬼が4体だ!!!」

    イアン「そっちは任せたぞ!!!!」

    ミタビ「おう!!」

    サムエル(俺たちが作ったバリケードを破ってきたな‥返り討ちにしてやる!!!)バッ


    ミタビ「おらおら!!!てめぇらの臭いケツにこのナイフぶち込んでやる!!!!」ダッ!!


    鬼「」バキューンバキューン!!!


    イアン「アイツ!!!何発持ってるんだ!!!」スッ


    サシャ「!」ギュン!!!

    鬼「!?」ドス!!

    イアン「いいぞ!!!サシャ!!!」

    サシャ「今がチャンスです!!!奴との距離を詰めましょう!!!」ダッ!!!


    イアン「了解だ!!!」


    サムエル「おら!!死ねよ!!!」ドス!!ドス!!ドス!!

    鬼「」ベチャア


    ミタビ「あと一体だ!!!やるな!!」バッ

    サムエル「ありがとうございます!!!さっさと片付けてあっちに加勢しましょう!!!」


    鬼「‥」

    ミタビ「動きがとまったぞ!!畳み掛けるぞ!!!」ダッ

    サムエル「仲間が居なくなってビビったのか!!!」ダッ


    鬼「‥」ニヤリ、スチャ


    ミタビ「!」

    サムエル(あれは!?ピストルを持っていたのか!!!!!)


    ドォン!!!!!!!


  15. 15 : : 2019/09/22(日) 22:10:55
    サシャ「この距離なら!!!」ダッ!!!

    鬼「ウウ!!」ガチャガチャ

    イアン「装填してるのか?」バキューンバキューンバキューン!!!!

    鬼「」ドス!ドス!

    イアン(1発外したか‥でも)

    鬼「イイイィ」ガチャ

    イアン「お前の負けだ」


    サシャ「コニーの仇!!!!!!」ギュン!!!!!


    鬼「!?!?!?」ドス!!!

    鬼「」ドサッ

    イアン「何とか‥なったな‥」

    サシャ「はい‥」

    イアン「コイツの弾を回収する‥よしミタビ達の援護だ!!!」ダッ


    サシャ「はい!!!」ダッ!!!


    イアン「ミタビ!?」


    ミタビ「」


    サシャ「そんな‥」

    サムエル「すみません‥ミタビさんは俺を庇って‥」

    イアン「‥ミタビ‥お前の死は無駄にしないぞ」グググ

    サシャ「イアンさん‥」

    ブイイイイイイイイィィ!!!!!


    サシャ「なんです!!これは!?」

    サムエル「‥アイツもまだ‥」

    イアン「この音の正体を知っているのか!?」


    サムエル「ダメだ‥アイツには勝てない‥」カチリ

    ズドォッ!!!!!

    サムエル「」ドサッ


    イアン「なっ!?」

    サシャ「サムエル!?なんて事を‥」

    イアン「サシャ!!銃を拾え!!!!」


    サシャ「は、はい!!!」スチャ

    イアン「使い方は分かるよな?」

    サシャ「勿論です!!!!」


    イアン「とんでもない化け物が来るみたいだ‥」

    サシャ「そのようですね‥」


    鬼「」ブイイイイイイイイィィ!!!!!


    イアン「なんだアイツは!?」

    サシャ「あれは!?チェーンソー!?」

    鬼「」ブイイイイイイイイィィ!!!!!


    イアン「は、速い!!!!」

    サシャ「この距離から撃ちましょう!!!!チェーンソー相手だと接近戦は不利です!!!!!」


    イアン「そうだな!!!撃て!!!遠慮はいらない!!!たっぷりやってやれ!!!」バキューンバキューン!!!


    サシャ「もうほんとうにいい加減にしてくださいよ!!!」バキューンバキューン!!!


    鬼「ウヒヒヒヒハヒハヒハヒハヒ!!」ブイイイイイイイイィィ!!!


    イアン「効いてないのか!?」バキューンバキューン!!!


    サシャ「とにかく撃つしかありません!!!」バキューンバキューン!!バキューンバキューン!!!


    イアン「もう倒れてくれ!!!!!!」バキューンバキューンバキューンバキューン!!!!



    鬼「オオオオオオ!!!」ブイイイイイイイイィィ!!!!!


    サシャ「避けてください!!!イアンさん!!!!」


    イアン「いや!!!!!サシャ!!!」ガシ!!!!ブチャァ!!!ズブズブ!!!


    鬼「!?」ブイイイイイイイイィィ!!!!

    イアン「俺がチェーンソーを抑えてるあいだに!!!頭にありったけ打ち込め!!!」グググググググググ、ブチブチブチブチ


    鬼「オオオオオオ!?」ブイイイイイイイイィィ!!!!


    サシャ「うわぁぁぁぁぁぁぁぃぉおぉい!!!!!」バキューンバキューンバキューンバキューンバキューンバキューン!!!!!!!



    イアンがチェーンソーを抑えてる間にサシャはチェーンソー鬼の頭にありったけの銃弾を撃ち込んだ

    そして‥


    鬼「」

    イアン「」


    全ての鬼を倒すことがができた
    しかし、犠牲者が多すぎた‥


    サシャ「イアンさん‥」

    リコ「おい‥何をしている?」

    サシャ「えっと‥鬼と」

    リコ「お前がやったのか?」

    サシャ「え?」

    リコ「お前がやったのか!!!コロシテヤル!!!!!よくもイアンとミタビを!!!!!」ダッ


    サシャ「ち、違います!!!!」グググ

    リコ「その弓よこせ!!!」グググ

    サシャ「やめてください!!!!落ち着いて!!!!」ググググググ

    リコ「これが落ち着いていられるか!!!!ふざけるなよ外道が!!!!」ググググググ


    サシャ「あ」ガチャ


    サシャはナイフを落とした


    リコ「!!!!これで!!」スチャ


    サシャ「やめてください!!!」グググ


    サシャはリコに向かって弓を構えた

    リコ「私のナイフとお前の弓‥どっちが速いか試すか!?」ダッ!!!!


    ドス!!!!!


    リコ「」バタリ


    サシャは弓を引いてしまった‥そしてリコは絶命した


    サシャ「ごめんなさい‥」スタスタ

    リコ「」


    サシャ「‥どうしてこんな事に‥」



    サシャは暫くその場に固まっていた
    動けなかったのだ


  16. 16 : : 2019/09/22(日) 22:25:21
    「現在公開可能な情報」

    http://www.ssnote.net/archives/80933

    「死亡者リスト」

    進撃のサバイバルゲームで犠牲になった者の名前が記載されている
  17. 17 : : 2019/09/22(日) 22:53:01
    ー同時刻 別の場所 ー

    エレン「おいアルミン!!」

    アルミン「もうー何さ?」

    エレン「もう1時間経ってるよな?何で鬼が出てこないんだ?」

    ミカサ「私も気になっていた。」

    アルミン「うん‥1時間25分経ってる‥そろそろ鬼と遭遇してもいい頃だと思うんだけど」

    エレン「やっぱり広いからか?」

    アルミン「いや、鬼は各フロア各部屋に均等に配置されている。だからこの部屋にも本来なら居てもおかしくない」

    ミカサ「たまたま遭遇してないだけでは?」

    アルミン「その可能性もあるけど‥やっぱりエレンの言う通りだ。ここまで遭遇しないのはおかしい。それに鬼だけじゃなくて他の逃走者にも会ってない」

    エレン「だよな‥そう言えば鬼ってどうやって俺たちを捕まえるんだ?」

    アルミン「捕獲ネットを使って網で逃走者の動きを封じる予定だったけど」

    ミカサ「ルールブックに書いていたでしょ」

    エレン「は?そんなこと書いてなかったぞ?」

    アルミン「いやちゃんとゲームの注意事項とかも記載されているよ。」

    ミカサ「ほら」

    エレン「いやいや!書いてなかったぞ!?」

    アルミン「じゃあルールブック見てみなよ」

    エレン「おう‥あれ‥ないな」ゴソゴソ

    ミカサ「‥エレンはもう少ししっかりした方がいい」

    エレン「あれおかしいな‥さっきまであったのに」

    アルミン「しょうがないなー‥僕のを‥あれ?ない!?」ゴソゴソ

    ミカサ「アルミンまで‥仕方ない私が‥」ゴソゴソ

    エレン「その様子はないなミカサ?」

    ミカサ「そう言えば私はルールブックを貰うのを忘れていた」

    エレン「嘘つけ!!」

    ミカサ「少し静かにしてほしい」

    エレン「自分が都合悪くなるとすぐそう言う態度になるよなミカサ!!!!」

    アルミン「‥」(エレンは兎も角‥ミカサまで‥僕も確かに持っていた‥何で‥)

    エレン「それにしても‥広いなー」

    ミカサ「えぇ。広すぎて迷子になりそう」

    アルミン「迷子‥」

    エレン「どうしたアルミン?」

    アルミン「いや僕もこの館のことあまり知らないんだ。そもそも入ったのも今日が初めてだし」

    ミカサ「え?でも会場設営には貴方も関わっていたんでしょう?」

    アルミン「いや、この会場とは別の場所か僕の担当だった」

    エレン「じゃあ最初は別の場所にしようとしていたのか?」

    アルミン「そうなんだよ。前日に急遽ここに変更になった」

    ミカサ「変な話ね」

    エレン「だな。」

    アルミン「そもそもこの館‥地図にも記されていなかった‥」

    ミカサ「進撃の巨人のスタッフが作ったのでは?」

    アルミン「でもさ?1か月でこんな立派な建物作れるかな?」

    エレン「いやそれより前から作られた可能性もあるだろ?」

    アルミン「いや‥3週間前にここら辺を通りかかったけど‥何も無かった」

    エレン「ん?何でこんな山奥に来たんだ?何も無いだろう?」

    アルミン「僕の趣味はシャウトなのは知ってる?」

    エレン「あーなるほど」

    ミカサ「確かに人がいない場所じゃないと出来ない」

    アルミン「そう‥つまり3週間以内にこの館は作られたって事になる」

    エレン「移動式の建物なんじゃないのか?」

    アルミン「これだけ大きな建物だから、それは無理だね」

    ミカサ「じゃあアルミンが開発した精神と時の部屋のような原理で作られたのでは?」

    アルミン「それも無理だよ。異次元を発生させるには空間を歪ませる必要がある。今の技術では同じ場所に装置を設置して3か月は待たないといけないんだ」

    エレン「じゃあ3週間以内に異次元を発生させるのは今の技術では不可能なのか?」

    アルミン「うん。あの精神と時の部屋もあの場所だから出来る事だからね。この世界と異次元の出入り口は移動させることが出来ない。入り口を閉じるのは出来るけどね」

    エレン「今の技術ではって言っていたけどさ」

    アルミン「ん?」

    エレン「お前以上の天才がいたらどうする?そしたら異次元空間もすぐに作れるんじゃないか?」


    アルミン「確かに。僕以上の天才がいたら可能かもしれない。でもそんなこと考えた事も無かったよ」

    ミカサ「アルミン以上の天才は居ないと思う。」

    エレン「どうかな?世界は広いからな。意外とたくさんいるかもしれない」

    アルミン「エレンの言う通りだ。しかもその仮説は筋が通っている」

    ミカサ「!何か気配がする!」

    エレン「やっと鬼が出てきたか?」

    ミカサ「鬼かどうかは分からない‥でも何か来る!気をつけて!」

    エレン「おう!」

    アルミン「‥」

  18. 18 : : 2019/09/22(日) 23:50:47
    鬼「」スタスタ

    エレン「お!!あれが鬼か!!」

    ミカサ「思ったより不気味」

    アルミン「いや、違う」

    エレン「は?違うのか?」

    アルミン「気をつけて。様子が変だ」

    鬼「へへへへへへ!!!」スタスタ、スチャ

    エレン「あれは!?日本刀か!?」

    ミカサ「どう言う事アルミン?」

    アルミン「さぁ?‥でも1つ言えることは‥このゲームは何者かに乗っ取られてしまったようだね」

    エレン「どうする?逃げるか?戦うか?」

    ミカサ「私はどちらでも構わない」

    アルミン「相手は1人。敵の増援が来る前に奴を倒そう」

    エレン「へへ!!そうだな!!やるか!!」

    アルミン「いや、僕1人だけでやる」

    ミカサ「それはあまりにも危険すぎる」

    エレン「そうだぜ。お前は格闘が苦手だろ?それに相手は武器を持ってる。3人でやれば一瞬で片付く」

    アルミン「いや僕1人でやる。それに格闘が苦手だった僕はもういない」スタスタ

    アルミン「2人は他の扉から敵が来ないか見張っててくれ」スタスタ

    エレン「おい!アルミン!」ガシ

    ミカサ「エレン待って」ググググググ

    エレン「で、でもよ!!アルミンはこのままだと!!」

    ミカサ「アルミンは精神と時の部屋で3年間修行した」

    エレン「!」

    ミカサ「今のアルミンなら大丈夫だと思う」

    エレン「‥わかったよ」

    ミカサ「私達はアルミンの邪魔が入らないように、索敵の任務を遂行しよう」ダッ

    エレン「‥全く‥誰が死に急ぎ野郎かワカンねぇな」ダッ


    アルミン「やぁ君は話が出来るのかな?」

    鬼「」スタスタ

    アルミン(無視か?それとも話す知能がないのか‥)スッ

    アルミン「悪いけどここで終わるわけにはいかない。君がやる気なら僕は君を殺すけど良いのかな?」

    鬼「ウヘヘヘヒ!!」ダッ、スチャ

    アルミン(リーチは長い‥)スッ

    鬼「」ブォン!!!ブォン!!!

    アルミン(だが攻撃は単調‥スピードも遅い)スッ、スッ


    エレン「!いつものアルミンの動きじゃない」

    ミカサ「ちゃんと刀の動きが見えてる‥恐ろしく冷静だ」


    アルミン「がら空きだよ」ドォン!!!!

    鬼「!?」ドサッ


    エレン「すごい蹴りだ!!しかも日本刀を奪った!?」

    ミカサ「ここまで成長したの?アルミン?」


    アルミン「ごめんね。僕の勝ちだよ」ズシャ!!!


    鬼「」ドシュ!!!!ボド、コロコロ


    エレン「一瞬で断頭した!?」

    ミカサ「速い‥しかも攻撃に躊躇いが無かった‥」


    アルミン「終わったよ。ね?大丈夫だったでしょ?」スタスタ

    エレン「すげえ!!!アルミンお前俺より強くなったんじゃないか?」

    アルミン「それはどうだろう?少なくともパワーとスピードは君の方が上だよ」

    ミカサ「でも今の動きを見ると‥頭脳と冷静さ‥そして格闘術はアルミンの方が上だと思う」

    アルミン「だろうね。でもエレンと勝負したらどうなるかは分からないよ」

    エレン「俺も精神と時の部屋に行けば良かったな」

    アルミン「またやるみたいだし。今度は2人も来る?」

    エレン「おう!」

    ミカサ「うん。私ももっと強くなりたい」

    アルミン「はいミカサ」スチャ

    ミカサ「これは」ガチャ

    アルミン「日本刀の扱いは君が1番慣れてるよね?」

    ミカサ「わかった。使わせてもらう」

    アルミン「僕とエレンはこれ」スチャ

    エレン「短刀か?」スチャ

    アルミン「でも切れ味は日本刀と同等だよ。リーチが短いだけ」

    エレン「良い武器を手に入れたな」

    アルミン「そうだね。さ、この部屋を探索してから次の部屋に行こうか」

    ミカサ「そうするべき」

    エレン「使えそうな物は集めようぜ」

    アルミン「あと2人なら大丈夫だと思うけど、油断しないで。飛び道具持ってる鬼もいるかもしれない」

    ミカサ「当たり前。私はどんな相手でも油断した事はない」

    エレン「ところでコイツらなんなんだ?」


    アルミン「分からない。でもこの鬼は僕らに対して明確な殺意を向けてきた。ならやる事は1つだろ?」

    エレン「そうだな」

    ミカサ「‥」コク

    アルミン「他の逃走者にも注意しよう。錯乱しているかもしれないし。この状況だから何が起こるか分からない」



    ミカサ「分かってる」


    エレン「俺たちはそこまでバカじゃないぞ」

    アルミン「分かってるよ。ただ心配しただけさ」


  19. 19 : : 2019/09/23(月) 00:06:35
    「現在公開可能な情報」

    http://www.ssnote.net/archives/80933

    アルミンの大幅な戦闘力の上昇の理由が知りたい者へ

    アルミンのパワーアップには根拠がある
  20. 20 : : 2019/09/23(月) 09:21:39
    ー同時刻 別の場所ー

    ユミル「おい?サシャかお前?」

    サシャ「‥」

    ヒストリア「サシャ!!ねぇサシャ!!!」ユサユサ

    サシャ「‥!ユミル?‥ヒストリア!」

    ユミル「大丈夫か?ぼうっとしていたが?」

    サシャ「‥えぇ‥何とか」

    ヒストリア「‥これは」

    サシャ「何人か生存者がいたんですが‥複数の鬼に襲われて‥」

    ユミル「‥お前1人だけになったのか?」

    サシャ「はい‥」

    ヒストリア「これからは私達と一緒に行動しよう」

    サシャ「はい‥ありがとうございます」

    ユミル「ま、深くは聞かないけどさ。お前何が起きてるか知ってるか?」

    サシャ「分かりません‥」

    ヒストリア「だよね‥」

    ユミル「確かなのは鬼は私達を殺す事を目的にしてる。そして脱出経路が塞がれてる」

    サシャ「もしかして‥2人は正面玄関に行こうとしていたんですか?」

    ヒストリア「そうよ」

    サシャ「残念ながら正面玄関は防弾シャッターで封鎖されています」

    ユミル「やっぱりな。ダメ元で正面玄関から逃げようとしていたが」

    ヒストリア「私達が来た方にも‥脱出出来そうな場所は無かった‥」

    ユミル「この散弾銃で窓ガラスを壊そうとしたんだが‥ビクともしなかったよ」

    サシャ「やはりそうですか‥」

    ヒストリア「完全に閉じ込められちゃったね‥」

    ユミル「いや、まだ隠し通路や出口はあるのかもしれない。諦めないで探そうぜ」

    サシャ「‥そうですね」

    ヒストリア「サシャ」

    サシャ「何でしょう?」

    ヒストリア「武器はその弓矢だけ?」

    サシャ「いえ、ナイフもあります」

    ユミル「私達は散弾銃とナイフだ。まぁ‥弾は残り少ないけどな」

    サシャ「でも散弾銃があるのは心強いですね」

    サシャ「鬼から奪ったんですか?」

    ヒストリア「うん‥」

    ユミル「本当は私達以外にもさっきまで一緒に行動していた仲間がいたんだよ」

    サシャ「‥そうですか」

    ユミル「鬼に殺されちまったけどな」

    ヒストリア「フランツ、ハンナ、ダズ、ミリウス、ナック‥5人が犠牲になったの‥」

    サシャ「そんなに‥」

    ユミル「ゲームが開始してからまだ2時間くらいだけど‥結構死んでる」

    ユミル「もしかしたら生き残ってるのは私達だけかもな」

    サシャ「そんなことは‥」

    ヒストリア「そんなことはないと思う」

    ユミル「ま、だよな。軽いブラックジョークだよ」

    サシャ「こんな時に‥全然笑えませんよ」

    ユミル「ところでサシャ?お前は向こうから来たよな?」

    ヒストリア「向こうはどうなってるのか教えてほしい」

    サシャ「正面玄関のすぐ近くの部屋にしか行ってません‥何せ鬼がたくさん居ましたから‥」

    サシャ「!そういえば!!ユミル達は向こうで3メートルくらいの鬼と遭遇しませんでしたか!?」

    ユミル「いや‥見てないけど‥まさかそんな化け物までいるのか?」

    サシャ「はい‥もう倒しましたけど」

    ヒストリア「この部屋を出るとすぐに分かれ道になってるの‥」

    サシャ「じゃあユミル達の来た方向とは別の所から‥」

    ユミル「だろうな。いやーそんな化け物に出くわさなくて良かったぜ」

    サシャ「あのー、ユミル達の方って‥やっぱり鬼も多かったんですか?」

    ヒストリア「うん‥取り敢えず向かってくる鬼は全部倒したけど」

    ユミル「まーまだ分かれ道の方には行ってないけどな」

    サシャ「じゃあ‥これからどうしましょう?」

    ヒストリア「他の生存者と合流した方が良いよね?」

    ユミル「いやその前に飯の調達だな」

    サシャ「言われてみれば‥お腹減ってきました‥」

    ユミル「腹が減って鬼と戦えなくなっては意味がない。まずはエネルギー補給しないとな」

    ヒストリア「たしかに‥」

    サシャ「そういえばアルミンが食料があるって言ってましたよね」

    ユミル「あぁ。本当はこんな所早く脱出したい所だが‥簡単に出られそうにないからな。ここで数日‥最悪の場合1ヶ月とかサバイバルしないといけないかもしれん」

    サシャ「アルミンは1週間‥生き延びてと言ってましたよね?」

    ヒストリア「でもアルミンもこんなゲームになるなんて知らなかったと思う」

    サシャ「だとすると‥アルミンが言っていたルールとは違うかもしれませんね」

    ユミル「まぁ鬼に食料奪われてる可能性もあるよな」

    サシャ「食料は何としても取り返しましょう!!!」

    ユミル「落ち着けよ」ドウドウ

    ヒストリア「それだけ元気があればまだ大丈夫そうね」ニコ




  21. 21 : : 2019/09/23(月) 09:28:55
    「現在公開可能な情報」

    http://www.ssnote.net/archives/80933

    まだ2時間しか経っていないのにこれだけの犠牲者が出てしまった

    しかし‥まだまだこれは序章に過ぎなかった‥
  22. 22 : : 2019/09/23(月) 09:54:35
    ユミル「取り敢えず‥何とか正面玄関にたどり着いたな」

    ヒストリア「鬼とも遭遇しなかったし」

    サシャ「まぁここら辺の鬼は私達が倒しましたから。」

    ユミル「‥ん?あれは」ダッ

    ヒストリア「ユミル!?」ダッ

    サシャ「ちょっとどうしたんですか!?」ダッ

    ???「‥誰だ!?」スチャ

    ユミル「落ち着いてください!!!私達は鬼じゃありません!!!」

    ???「‥そうか‥ひとまず安心した‥」

    ヒストリア「!その足‥」

    ???「あぁ‥片足は無くなっちまった‥何とかここまで来れたが‥生存は絶望的だな」

    サシャ「調査兵団のモーゼス・ブラウンさんですよね?」

    モーゼス「そうだ‥」

    ヒストリア「一体‥何があったんですか?」

    モーゼス「へへっ‥お前ら気をつけろよ‥」

    ユミル「はい、鬼には気をつけてますよ」

    モーゼス「違う‥鬼だけじゃない‥俺たちの敵は‥」

    サシャ「え?どういう事ですか?」

    モーゼス「俺たちの中に‥裏切り者がいる」

    ユミル「逃走者の中にって事ですか?」

    モーゼス「そうだ‥逃走者の格好をした奴が鬼を引き連れてやってきた‥」

    ヒストリア「顔は見たんですか?」

    モーゼス「いや‥フードで顔を隠していた‥鬼は奴には攻撃しなかった‥間違いなく鬼とソイツはグルだ‥」

    ユミル「そのクソ野郎が引き連れてきた鬼に‥やられたんですか?」

    モーゼス「いや‥鬼は全て返り討ちにしたさ‥」

    サシャ「ではその怪我は‥」

    モーゼス「化け物だ‥」

    サシャ「その化け物って‥3メートルの鬼ですか?」

    モーゼス「いや‥巨大な鬼も複数出てきたが‥殺したさ‥」

    モーゼス「俺たちは‥キース団長が率いていた部隊で行動していたからな」

    ユミル(さすが調査兵団だな。鬼じゃ相手にならないか)

    モーゼス「俺たちの部隊だけで‥120体以上の鬼を殺した‥」

    ヒストリア「そ、そんなに‥」

    サシャ(モーゼスさん達が倒してくれたんですね‥サムエルの言っていた鬼の大群とはおそらくモーゼスさん達に全滅させられたんでしょう)

    モーゼス「全ての鬼を討伐したあとに‥化け物が現れた‥」

    ユミル「化け物とは?」

    モーゼス「大型の虫の化け物だ‥」

    ヒストリア「‥」

    モーゼス「それが出てきて‥部隊は分裂した‥他の奴らが生きてるかも分からない‥生きてると信じたいが‥」

    モーゼス「俺も死にものぐるいで逃げてきた‥もう周りが見えなかったよ‥」

    ユミル「この先に?そんな化け物がいるんですか?」

    モーゼス「あぁ‥この先には分かれ道がある‥1番右側の通路は行くな」

    ユミル「有益な情報ありがとうございます」

    モーゼス「それと‥これを持っていけ」スチャ

    サシャ「これは‥」

    モーゼス「超硬質ブレードだ‥念のために俺が持ってきた‥悪い予感していたからな」スチャ

    ヒストリア「二本だけですか‥」スチャ

    モーゼス「だがその化け物を含めて‥敵は脆い‥巨人とは違い頑丈じゃない‥だから刃こぼれの心配もないだろう」

    ユミル「たしかに‥これなら鬼を簡単に切り殺せる」スチャ

    モーゼス「あとカロリーメイトだ‥こっちはちょうど3箱ある‥」スッ

    サシャ「!ありがとうございます!!」


  23. 23 : : 2019/09/23(月) 10:10:17
    モーゼス「俺はもう‥長くない‥」

    ユミル「たしかに‥止血してますが‥その怪我では」

    ヒストリア「ユミル!!」

    モーゼス「いいんだ‥自分が死ぬ時くらい‥分かってる‥」

    サシャ「モーゼスさん‥」

    モーゼス「必ず生き延びろ‥」ピピッ


    モーゼス「な、これは!?」ピピッ!!!!

    ユミル「この音は!?」バッ!!


    ズドォォオオオオオオオオオトオオオオオオ!!!!!!!!!!


    ー同時刻 すぐ近くー

    エレン「な、なんだ!?爆発か!!?」

    アルミン「すぐ近くだ!!行ってみよう!!」

    ミカサ「嫌な予感がする‥」




    ーサシャサイドー



    サシャ「皆さん!!!大丈夫ですか!?」

    ヒストリア「ゴホッ‥な、なんとか」ヨロ

    モーゼス「」

    サシャ「体が粉々に‥」

    ユミル「お前ら‥大丈夫か?」ボタボタ

    サシャ「ユミル!!」ダッ

    ヒストリア「!ユミル!!」ダッ

    ユミル「そう心配するなよ‥」ボタボタ

    サシャ(そうか‥私達を庇ったのか!!!)

    ヒストリア「どうしよう‥」

    ユミル「安心しろよヒストリア。私は巨人化能力者だ」

    ヒストリア「じゃあ!!」

    ユミル「この程度の傷‥どうって事ないさ‥」

    サシャ(一度巨人の力を受け継いだ人間は一生涯その力は消えることはない)

    サシャ(漫画では短命とかって設定もありますが‥取り敢えず良かった‥)

    ユミル「ん‥あれ‥」

    ヒストリア「どうしたのユミル?」

    ユミル「」パタリ

    ヒストリア「え?」

    サシャ「ユミル?‥冗談ですよね?」

    ヒストリア「ユミル!!!!」ユサユサ

    ヒストリア「お願い!!!悪い冗談はやめて!!!!」ユサユサ

    サシャ「ユミルはもう‥」

    ヒストリア「やめてよ!!!!きっとユミルは!!!」ガシ

    サシャ「ヒストリア!!!現実を見てください!!!!ユミルは死んだんですよ!!!」

    サシャ「私達を庇って死んだんです!!!!!あなた!!!ユミルの死を無駄にするつもりですか!!!!!冷静になってくださいよ!!!!」

    ヒストリア「‥ごめんね‥サシャ‥」

    サシャ「いえ‥私こそ」


    アルミン「!何が‥」

    サシャ「アルミン?‥エレンとミカサまで」

    ミカサ「2人とも大丈夫?」

    ヒストリア「うん‥」

    エレン「おい‥ユミルか?」

    アルミン「何があったか話してくれないかな?」


  24. 24 : : 2019/09/23(月) 10:23:45
    エレン「そんなことが」

    アルミン「じゃあ僕達も巨人の能力は使えないかもしれないね」

    ミカサ「その化け物には私達は遭遇しなかったけど?」

    サシャ「ミカサ達はどこから?」

    ミカサ「分かれ道になってる‥真ん中の通路から来たけど?」

    ヒストリア「モーゼスさんは右側の通路の先に化け物が出たと言っていた‥」

    アルミン「なるほど‥」

    エレン「なぁ何で巨人の能力が使えないんだ?」

    アルミン「分からないけど‥事態は思ったより深刻なようだね‥」

    ミカサ「鬼だけじゃなくて‥化け物や裏切り者にも注意しないと」

    サシャ「詳しい事は分かりませんが‥鬼とその裏切り者はグルだとモーゼスさんは言っていました」

    アルミン「取り敢えず‥お昼にしようか」

    エレン「たしかに腹が減ったな」

    ミカサ「さっき調達してきた水とパンならある」スッ

    ヒストリア「私達はカロリーメイト3箱ある」スッ

    アルミン「じゃあご飯食べながら、作戦を考えよう。情報を共有したいからね」


    アルミン達の話を聞く限り‥鬼とは遭遇したけど‥生存者には会ってないらしいです

    情報交換はお互いにしました
    でも両者有益な情報は持ってないみたいです


    取り敢えず私達は休息を取る事にしました


    2時間半くらいずっと緊張状態でしたから‥







  25. 25 : : 2019/09/23(月) 10:51:29
    ー同時刻 別の場所ー

    ベルトルト「ハッハッハッ!!!どうしたの?さっきまでの勢いは!?」ドォン!!!

    鬼「」ドサッ

    ベルトルト「いやーこんなに弱いと面白くないなー。もっと骨のある奴はいないのかい?」ニヤリ

    鬼「ギギギ‥」

    ライナー(ベルトルトの奴‥武器を持った鬼相手に素手で圧倒してやがる)

    ライナー「ベルトルト!!!油断するな!!」ダッ

    鬼「」バキッ!!!

    ベルトルト「君にそんな心配されるほど僕は弱くないよ!!!!」ダッ!!!

    鬼「」ビク!!!

    ベルトルト「あと5人だ!!!さぁもっと僕を楽しませてくれよ!!!」ダッ!!!


    ライナー「しまっー」バキッ!!!


    鬼「」ドサッ!

    アニ「人の事言えないね」

    ライナー「すまない‥アニ‥」

    アニ「こっちは片付いた!ベルトルトの援護をするよ!!!」ダッ!

    ライナー「おう!!」ダッ!


    ベルトルト(自分が強くなってるのがわかる‥)ドゴォン!!!バキッ!!!

    鬼「」ドサッ!!!!

    ベルトルト「あと2人‥ほら来なよ。殺してあげるから」ニヤリ

    鬼「ウオオオオ!?」バキッ!!グシャ


    鬼「」ドサッ

    ベルトルト「さーてあと1人か」ニッコリ

    鬼「」ビクビク


    ライナー「おい‥俺たちの援護必要あるか?」

    アニ「なさそうだね‥」

    ライナー「鬼がびびってるぞ‥」


    ベルトルト「さようなら」ニヤリ


    鬼「」バキッ!!!ドサッ!!!

    ベルトルト「終わったー!!!」

    ベルトルト「どうだいアニ?僕は強くなったよね?」

    アニ「あぁ‥もうミカサなんて敵じゃないよ」

    ライナー「凄いな」

    ベルトルト「ハッハッハッ!!!」

    ベルトルト(ライナー‥君を殺す事をイメージすると力が湧いてくるんだ‥)グググ

    ベルトルト(そして鬼を殺す事で僕の感覚はより研ぎ澄まされる)グググ

    ベルトルト「さぁ、次の部屋に行こうか」ニヤリ



    アニ「そうだね」

    ライナー「それにしても‥他の生存者はいないのか?」

    ベルトルト「いるでしょ。こんな雑魚にリヴァイさんやケニーさんが殺されるわけないし。それに他の参加者だって強者揃いだったじゃないか」

    ライナー「まぁな」(そうだといいんだが‥)

    アニ「!あれは‥」

    キース「」

    ライナー「キース教官‥」

    ベルトルト「他にも死体があるね‥皆んな調査兵団じゃないか?」

    ライナー「ミケさんまで‥」

    アニ「この面子‥結構強かったよね?」

    ベルトルト「たしかに。ここまで強者揃いなのに‥何があったんだろう?」

    ライナー「この殺され方‥とても鬼がやったとは思えないな」

    ベルトルト「じゃあ鬼以外にも敵が?」

    アニ「もしかしたら‥」



    べチャリ

    ベルトルト「ん?」

    アニ「この音は‥」

    ライナー「!!上を見ろ!!」

    ベルトルト「なんだあれは!?」


    化け物「」ビュン!!!



    ベルトルト「避けろ!2人とも!!」シュン!


    アニ「くっ!!」シュン!

    ライナー「あれは‥ゲジゲジじゃないか?」シュン!

    アニ「たしかに‥大きいけど‥」

    ベルトルト「5メートルはあるね‥」

    化け物「」ビュン!!ビュン!!


    ベルトルト「おっと!!この触覚攻撃は厄介だな‥」シュン!

    ライナー「逃げるぞ!!!あの奥の扉まで急げ!!!」ダッ!!


    アニ「逃げた方が良さそうだね!!」ダッ!

    ベルトルト「待ってろよ!!武器を揃えたら殺しに行くからな!!!」ダッ!!



    化け物「ゴオオオアッ!!!」べチャリ!!


    アニ「口から体液を!?」ダッ!

    ベルトルト「へーゲジゲジに口なんてあったんだー」ダッ!

    ライナー「お前ら呑気な事言ってないで逃げるぞ!!走る事だけに集中しろ!!!!」ダッ!!!







  26. 26 : : 2019/09/23(月) 14:14:53
    ライナー「!もうすぐだ!!踏ん張れ!!!」ダッ!

    アニ「‥」ダッ!

    ベルトルト「言われなくても!!!!」ダッ!

    化け物「」ビュン!!


    ベルトルト「ちっ!しつこいな!!!」ダッ!

    ライナー「振り返るな!!!逃げろ!!」ダッ!

    ベルトルト「コイツ!!あとで覚えてろよ!!!」ダッ!

    化け物「」べチャリ!!!

    アニ「また体液が来た!!」ダッ!

    ライナー「絶対に当たるなよ!!」ダッ!

    ベルトルト「よし!!!早く扉を閉めよう!!」ガチャ

    ライナー「急げ!!アニ!!」クイクイ

    アニ「分かってるよ!!」ダッ!!!

    ベルトルト「閉めるぞ!!!」ガチャ

    化け物「」ムクムクムク!!!

    ライナー「大きくなってるのか!?」

    ベルトルト「閉めるから!!!どけ!!」

    ライナー「すまない!!」

    ベルトルト「えいっ!!!」ガチャ!!!!


    ドォオォォオォォオォン!!!!

    アニ「!?」

    ライナー「な、なんだ!?」

    ベルトルト「‥」ガチャ

    化け物「」

    ベルトルト「粉々に吹き飛んでる‥」

    アニ「コイツが破裂したの‥」

    ライナー「どうやらそうみたいだな。なんでコイツが破裂したのか知らんが、助かったぜ」

    ベルトルト「ちっ!僕が殺す予定だったのに!!!!」ドン!!!

    アニ「確かにアンタは強くなったよね。でも人間の格闘術が通じない相手もいる。気をつけた方がいいよ」

    ベルトルト「いや素手でやろうとは思ってないよ。武器を揃えたらって話さ」

    ライナー「とりあえず‥3人無事で良かったな‥」


    ライナー「ん?‥これは」

    ベルトルト「鬼の死体だね」

    アニ「血溜まりがある‥ここでも戦闘があったのかな?」

    ライナー「だろうな‥」




  27. 27 : : 2019/09/23(月) 14:34:56
    ー同時刻 サシャサイドー

    サシャ「なるほど‥ミカサ達はこの通路の真ん中から通ってきたんですよね?」

    ミカサ「そう‥」

    アルミン「右側の通路が化け物がでたんだよね?」

    エレン「あぁ‥にしても血の匂いが酷いな‥吐きそうだぜ」

    ヒストリア「ここは早く通った方がいいね」

    サシャ「じゃあ行きましょうか」



    ー同時刻 ベルトルトサイドー

    ベルトルト「この道‥見覚えがある」

    アニ「奇遇だね‥私も同じ事考えていた」

    ライナー「死体が転がっていて光景はだいぶ変わってしまったが‥最初に通った道だな」

    ベルトルト「確か‥この先に正面玄関があったよね?」

    アニ「そこからなら脱出できるかもね」

    ライナー「じゃあ行くか」

    ベルトルト「窓ガラスは防弾ガラスになっているからね。出れないし」

    アニ「この館の防弾ガラスは防弾ガラスの中でも特に頑丈な構造だよ。それにガラスの部分が厚い」

    ライナー「まるで俺たちを閉じ込めるために作られた感じだよな」

    ベルトルト「そうだね。あれから何もお知らせがない‥運営は何をやってるんだろう‥」

    アニ「さぁね‥」

    ライナー「お‥見えてきたぞ」

    ベルトルト「扉が破壊されてる‥」

    アニ「バリケードを作った跡がある‥生存者がバリケードを作ったのかな?」

    ライナー「そうだな。それでそのバリケードを鬼が破壊したわけだな」

    ベルトルト「意外と内部の扉は簡単に破れるんだね」

    アニ「いや‥この扉の壊され方普通じゃないよ‥」

    ライナー「言われてみれば‥」

    アニ「何か武器を使ったのか?それとも複数で破壊したのか‥」

    ベルトルト「ん?これは!?」

    アニ「超硬質ブレード?」

    ライナー「誰かが持ち込んだのか?」

    ベルトルト「なるほど‥これならこの扉を破壊できるね」スチャ

    アニ「貰っておこう」

    ベルトルト「じゃあアニが持つべきだね」

    アニ「何で?」

    ライナー「斬撃の評価は教官のお墨付きだっただろ」

    アニ「まぁ‥そうだね」スチャ



    ベルトルト「ちょっと待って‥」

    ライナー「何でシャッターが‥」

    アニ「見たところ随分頑丈そうだね‥でもこのブレードなら!!!!」ブォン!!!!


    バキッン!!!!!

    アニ「嘘‥」バラバラ

    ライナー「超硬質ブレードでも壊さないとなると‥」

    ベルトルト「うん。普通の鉄の扉なら‥ブレードで切り刻む事が出来る‥出来ないって事は‥」



    アニ「同じ黒金竹合金製のシャッターか‥または黒金竹合金製よりもさらに頑丈な金属で出来てるって事になるね」

    ライナー「館の中にある扉以上に頑丈だな」

    ベルトルト「たぶん外に出れるような場所‥窓ガラスとか出入り口とかは特に頑丈な作りになってるんだね」

    アニ「はぁ‥」


    ライナー「これは厄介だな‥出れないぞ」




  28. 28 : : 2019/09/23(月) 15:04:06
    ー同時刻 サシャサイドー

    サシャ「ちょっと見てください!!!」ダッ!

    アルミン「食料庫?それに武器庫?」

    エレン「入って見るか?」

    ミカサ「ええ。食料と武器は確保しておきたい」

    ヒストリア「サシャ!!鬼が潜んでいるかもしれないよ!!!」

    サシャ「大丈夫です!!!ここら辺には鬼の気配は感じません!!!」

    アルミン「まぁ‥サシャの勘の鋭さは凄いからね‥僕らも見ていこうか」

    エレン「そうだな」
    通路(進路)
    | |
    | |
    食料庫 武器庫
    | |
    来た道

    ミカサ「凄い‥」

    ヒストリア「これ全部‥武器なの?」

    アルミン「へーここはミカサとヒストリアに任せてもいい?僕とエレンはサシャの様子を見てくる」

    ミカサ「分かった」

    エレン「サシャの奴‥勝手な行動しやがって」



    ミカサ「近接武器に遠距離武器‥爆弾まで‥」

    ヒストリア「これを使えって事なのかな?」

    ミカサ「たぶんそうだと思う」

    ヒストリア「分からないな」

    ミカサ「何が?」

    ヒストリア「鬼は私達を殺したいはずでしょ?」

    ミカサ「うん。そうだと思うけど」

    ヒストリア「なのにこんなに武器や食料を提供してくれてる」

    ミカサ「確かに矛盾してる」

    ヒストリア「でしょ?鬼というか‥敵の目的がよく分からないよ」

    ミカサ「こういう事はアルミンに聞こう‥」

    ドシュ!ドシュ!ドシュ!ドシュ!ドシュ!

    ヒストリア「え?」ブス!ブス!ブス!ブス!ブス!

    ミカサ「!?」(あれは‥ドローン?)シュン!

    ドローン「」ビュン!

    ミカサ「避けられた!?」スカ

    ドローン「」ドシュ!ドシュ!

    ミカサ「‥!」ガシ


    ヒストリア「」 ユサユサ

    ミカサ「ヒストリア!!しっかり!!」(矢が五本刺さってる‥)


    ドローン「」ギュン!!!

    ミカサ「!」ガチャ!


    ドローン「」ドシュ!

    ミカサ(鈍い!!!)ドォン!!!!



    アルミン「銃声!!」

    エレン「武器庫の方からだ!!!」

    サシャ「そんな‥生き物の気配は無かったはず‥」



  29. 29 : : 2019/09/23(月) 15:13:05
    ヒストリア「」

    ミカサ「残念ながら‥もう」

    アルミン「これはドローン‥毒矢が仕込まれてる」

    エレン「ほかにドローンはいないのか?」

    アルミン「うん‥これだけだ」

    ミカサ「‥」

    サシャ「すみません‥私が気配が無いとか言ったばかりに‥」

    ミカサ「いや油断していた私達が悪い‥それにサシャの言う通り鬼はここにはいなかった‥」

    サシャ「ミカサ‥」

    アルミン「サシャ落ち込まないで。サシャのせいじゃ無い」

    エレン「そうだぜ。悪いのはこんな仕掛けを作った奴だ。マジで許せねぇ」

    サシャ「皆さん‥ありがとうございます」

    アルミン「ドローンの電源は切った‥これで動かないはずだ‥」ガチャリ


    エレン「そんなものぶっ壊そうぜ」


    ピピッ!!!ズォン!!!!!!


    ドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュ!!!!!!!!



  30. 30 : : 2019/09/23(月) 15:34:01
    アルミン(何が‥起きたんだ‥)ヨロ

    ミカサ「」

    アルミン「え!?ミカサ!!!」

    アルミン(全身に矢が刺さってる‥何故‥)

    エレン「‥っ」ムクリ

    サシャ「」

    アルミン「エレン!!無事か!?」

    エレン「ん‥アルミン‥何があった‥」

    アルミン「大変なんだ!!ミカサとサシャが!!!」

    エレン「ミカサ!!サシャ!!」

    アルミン「サシャは気を失ってるだけだ‥ミカサは‥」

    エレン「そうか‥ミカサは俺とサシャを庇ったのか‥」

    アルミン「‥そうだと思う‥たぶんドローンが爆発してそれに反応したミカサが‥」

    エレン「‥それで俺とサシャはミカサに押し倒されて‥気を失ったわけか」

    アルミン「状況的にそうだと思う‥」

    エレン「すまない‥俺がもっとしっかりしていれば」

    アルミン「いや‥ドローンが爆発して矢が飛散するなんて‥予想できないよ‥」


    エレン「まぁそうだな‥でも俺は昔からミカサに守ってもらってばかりで‥」


    ???「そうだな。お前は哀れな男だ。エレン・イェーガー」


    エレン「誰だ!?」

    アルミン「これは‥スピーカーから?‥館内に放送されているのか!?」


    ???「私の名前はレオン」

    レオン「このゲームの真の主催者だ」

    エレン「何をふざけた事を!!!!」

    レオン「ゲーム開始から6時間が経過した。放出した鬼は500体は全滅してしまった。よくこの訳の分からない状態で戦ったよ。褒めてやろう」

    エレン「てめぇ!!無視するな!!!」

    アルミン「待って!!エレン!!」

    エレン「なんだよ!?」

    アルミン「この放送僕達だけじゃなくて、館内にいる逃走者に向けての放送かもしれないよ!!!」

    エレン「じゃあさっきのはなんだよ!?」

    アルミン「きっと何所かに隠しカメラがあるんだ‥そこで僕達の行動を見ていて‥話しかけてきたのかもしれない」

    エレン「じゃあこっちの声も聞こえてるよな!?」

    アルミン「いや、今は館内放送に切り替えてると思う!!だってさっきより音量が大きいだろう?」

    エレン「言われてみれば‥」


    レオン「もう諸君らも分かっていると思うが、鬼は君達逃走者を殺すために動く。やらなければ君達はここで死ぬことになる」

    レオン「この館には食料庫と武器庫が沢山ある。また休憩室や医務室もある。ぜひ利用してくれ」

    レオン「あと新たな鬼を追加した。数はさっきより少ないが普通の鬼より凶悪だ。逃げるのも戦って勝つのも困難だと思うが、まぁ頑張ってくれ」

    レオン「ちなみにこの館には出口はない。全て封鎖した。生き残りたいなら私のゲームをクリアしろ。最後まで死ななかった者は特別に逃がしてやる。以上だ」

    レオン「また定期的に連絡する。それまで生き延びれ」プツン


    エレン「ふざけるなよ」

    アルミン「エレン!落ち着いて!!」

    エレン「いや‥大丈夫だ‥なんか逆に冷静になった」

    アルミン「え?」

    エレン「アルミン‥腹ごしらえをするぞ。」


    アルミン「う、うん。あ、サシャを起こすね!!」

    エレン「あぁ‥頼む」


  31. 31 : : 2019/09/23(月) 15:44:24
    「現在公開可能な情報」

    http://www.ssnote.net/archives/80933

    ゲームが進むにつれて犠牲者も増えていく‥
  32. 32 : : 2019/09/23(月) 17:26:58
    ー同時刻 ベルトルトサイドー

    ベルトルト「さっきの放送の話が本当だとすると」

    アニ「500体も鬼がいたのか‥」

    ライナー「でも全滅したって言っていた。ってことは俺たち以外にも鬼を殺した逃走者がいるんだ。希望を持とう」

    ベルトルト「でもさっきの話の通りだと‥鬼?敵の強さは上がったとか言っていたよね」

    アニ「それでも倒すしかない。どうせ逃げれないんだしね。今はレオンってアホの言う事を聞こう」

    ライナー「敵を全部やっつけたらレオンにもたっぷりとお礼をしないとな」


    ゾンビ「」スタスタ


    ベルトルト「ライナー!アニ!」

    アニ「ん?なんだいあれは?」

    ライナー「ゾンビに見えるが?あれが新しい敵なのか?」


    ゾンビ「」スタスタ

    ベルトルト「はっ‥どんな強そうな敵が来ると思えば‥丸腰のゾンビか?余裕だね」ダッ!


    アニ「待て!まずは様子を見ないと!!」

    ライナー「いつからベルトルトは戦闘狂になったんだ‥アニ!ベルトルトの援護だ!」ダッ!


    アニ「全く‥」ダッ!


    ベルトルト「一撃で終わりにしてやる!!喰らえ!!!」

    ベルトルトは強烈な回し蹴りを放ったが、ゾンビに足を掴まれてしまう


    ベルトルト「え?」ブォン!!!

    ベルトルトは足を掴まれたまま振り回されて、床に叩きつけられてしまった


    ベルトルト「がっ!?」ドサッ


    アニ「だから言ったんだよ!!」シュン!

    アニは鋭いローキックを放ったが、ゾンビはジャンプして避けた


    ゾンビ「グォー!!!!!」ドォン!!


    アニ「!?!?!!?!?」

    アニは強烈なパンチを腹に受けて倒れてしまう


    ライナー「ふざけやがって!!!」ブォン

    ゾンビ「」ドスッ!!

    ライナーの強烈な拳が顔面を捉えたが、ゾンビは何事も無かったかのようにライナーの腕に素早く噛み付く


    ライナー「うっ!!!離しやがれ!!!」グググ

    ゾンビ「」ガブリ

    ライナー「!離さないならいいぜ‥ベルトルト!!今だ!!!」グググ


    ベルトルトはゾンビの後ろに素早く回り込み、首の骨を折った


    ゾンビ「」ドサッ


    ゾンビを倒す事に成功した


    ベルトルト「手強かった‥」

    ライナー「いてぇ‥アニ!大丈夫か!!?」

    アニ「まぁ‥何とかね‥」ムクリ

    軽口を叩くアニだが思ったよりダメージは大きいみたいだ


    ライナー「ベルトルト。お前は大丈夫か?」

    ベルトルト「受け身を取れたから‥そういう君こそ大丈夫なの?」

    ライナー「ま、軽傷だな」ポタポタ

    ライナーの腕はゾンビに肉を食いちぎられていて、出血はかなりしている


    アニ「止血しないと‥」


    レオン「ゴホン!!」


    ベルトルト「この声は‥」

    レオン「えー速報だ。ゾンビを放出してからまだ1時間も経ってないのに、19体もやられたよ。さすがは進撃キャラの皆さん。」

    レオン「大サービスだ。ゾンビについて教えてあげるよ」

    レオン「さっきの鬼はただの武装した人間さ。だから倒すのはそんなに困難じゃない。でもゾンビは鬼とは勝手が違う」

    レオン「映画やドラマのようなゾンビとは違い、噛まれたらゾンビになるという事はない。だが走るし、再生能力もある。ゾンビを殺すには頭を撃ち抜くか‥頭を破壊することだ」

    レオン「ゾンビはリミッターが外れている。だから力も強いぞ。逃走者の中でもゾンビと力で対抗できる奴は少ない。捕まったら終わりだと思え。距離を取って戦え。以上」プツン


    アニ「情報はありがたいけど‥」

    ライナー「レオンの野郎は何がしたいんだ?」

    ベルトルト「困ったね‥より慎重に戦わないといけないね」

    アニ「そうだよ。頼むから死に急ぐ真似はしないでね」

    ベルトルト「‥分かったよ」

    ライナー「丸腰のゾンビであの強さだ。」

    アニ「でも19体もやられたらしいじゃないか?」

    ベルトルト「リヴァイさんやケニーさんじゃない?」

    ライナー「もしかしたら思わぬ伏兵が潜んでるかもな」

    アニ「まさか‥ね」


  33. 33 : : 2019/09/23(月) 18:00:52
    ー同時刻 洋館二階ー

    モブリット「我々はこのまま捜索を続けよう」

    ニファ「ハンジさん達ともはぐれちゃったし」

    ケイジ「しかしゾンビなんて実在するのか?」

    ゴーグル「俄かには信じれない話だ」

    モブリット「鬼を見ただろ?おそらくレオンの言ってる事は本当だ。ゾンビともいずれは遭遇する」

    ニファ「早くほかの逃走者と合流して、班を編成したいわね‥」

    ケイジ「前方に人らしきもの発見!!!」

    ニファ「あの姿は‥」

    ゴーグル「あれが‥ゾンビなのか‥」

    モブリット「全員戦闘用意!!!ここで迎撃する!!!」

    モブリット「ハンジさん達と合流するまで死ぬ訳にいかない!!!何としても生き延びるぞ!!!!」

    3人「了解!!!」

    ケイジ「飛び道具があればな‥」

    ニファ「ナイフと鉄パイプだけじゃ心許ないけど」

    ゴーグル「やるしかないな」


    モブリット「全員で一斉に叩くぞ!!!」ダッ!!


    モブリット(敵は一体だけ‥こっちは4人‥連携を取ればやれる!!!!)ブォン!

    鉄パイプで殴りかかったモブリット
    しかしゾンビは軽々とそれを避ける

    モブリット「いっ??!!」ドォン!

    ゾンビのカウンターパンチにより思わずダウンしてしまうモブリット


    モブリット(なんだ‥一瞬意識が‥これがリミッターが外れた生物の力なのか‥)ヨロ

    ケイジ「おい!モブリットを助けるぞ!!!」

    ニファ「これでも喰らいなさい!!!!」ブォン!!

    ゾンビはケイジとニファを無視してゴーグルに襲いかかる

    ゴーグル「ごおおおおおおおおおおお?ら!?。ら!!」ブシャァ!!!!


    ゾンビの奇襲攻撃により反応が遅れたゴーグル
    首に噛み付かれ、血しぶきが飛び散る


    ゴーグル「」ドサッ


    ゾンビ「」スッ


    ニファ「くそっ!!」

    ケイジ「ニファ!!冷静に!!強いぞ!!」

    ケイジ(コイツ‥身体能力は人間の比にならん‥それに‥距離を取ってるのか‥)チラ


    ケイジ(ずっと気になっていたが‥あの背中の膨らみはなんだ‥)

    ニファ「ケイジ!!!!」


    ケイジ「え?」

    ゾンビは隠し持っていた大型のナイフで目にも留まらぬ速さでケイジとニファの首を刎ねた


    モブリット(くそ!!動け!!!)

    モブリット「あ‥そんな‥」

    ゾンビ「」ニヤリ


    ゾンビは身に纏っていたコートを脱いだ
    そしてモブリットに見せつけるかのように背中を見せた


    モブリット「ハンジさん‥?」

    そのゾンビの背中にはハンジの顔が埋め込まれていた


    ゾンビ「」ダッ!!!

    モブリット「な!?もういっー」ドス!


    気がついた時にはモブリットの腹には大型のナイフが二本刺さっていた



    モブリット「」ドサッ


    モブリットは力尽きた


    ゾンビは2体いて連携攻撃を仕掛けてきたようだ




    エルヴィン「見たか?ナイル?」

    ナイル「あぁ‥逃げるぞ!」


    ゾンビ「」スッ、バッ!!!


    ナイル「貴様!!いつのまー」ポトリ

    ナイル「」ドサッ

    モブリット達の戦闘を遠くから見ていたナイルとエルヴィン
    ゾンビの接近に気づかずナイルは首を切り落とされた


    エルヴィン「私は戦闘はあまり得意ではないのだが‥」


    エルヴィン「やるしかないな!!!!」ガブリ、ガブリ!!!


    モブリット達を殺し終えた2体のゾンビが素早くエルヴィンという名の獲物にかぶりついた


    エルヴィン「嫌だあ!!!やめてえええええええええええええええええええ!!!!!」ズブリ、ブシャァ


    そのままもう一体のゾンビも食事に加わり、骨すら残さずエルヴィンは食い尽くされた


    そしてモブリット達の死体も平らげた



  34. 34 : : 2019/09/23(月) 20:23:45
    ー6時間後ー

    アルミン「はぁ‥」

    サシャ「皆さん‥大丈夫ですか?」

    エレン「何とかな‥」

    アルミン「幸いな事に僕らは武器と食料はたくさん手にいれたからね‥」

    エレン「ゾンビも何とか撃退できた‥でも他の逃走者とは会わなかったな」

    サシャ「もしかしたら‥違う‥フロアにいるのかもしれませんね」

    アルミン「うん‥一階は調べ尽くしたと思うからね‥」

    エレン「まだ隠し扉とか隠し通路があるかもしれないけどな‥」

    アルミン(あれからゾンビと交戦したけど‥銃の弾がたくさんあったから遠距離から攻撃して何とかなった‥でもずっと緊張状態だったから疲労が大きい‥)

    エレン「あれから放送はないよな‥」

    レオン「お疲れ様。初日はこれで終わりだ」

    アルミン「‥」

    レオン「ゾンビは全て駆逐された。今生き残ってる者はかなり優秀な兵士だったのだろう。」

    レオン「正直ここまで君達がやってくれるとは予想していなかった。そこは認めてやろう」


    エレン「上から目線だな‥腹がたつ‥」

    レオン「それで君達にチャンスを与えてやる。こんな事するつもりはなかったんだがな」

    サシャ「チャンス?」

    アルミン「どうせロクなことじゃないよ」

    レオン「正面玄関のシャッターを開けてやる。逃げたい奴は逃げろ」


    エレン「!?」

    アルミン「何を企んでるんだ‥」

    レオン「現在の時刻は10時13分。12時になったらまた正面玄関のシャッターを閉める。」

    レオン「ゲームは一時的に中断だ。明日の午前中7時になったらまたゾンビを投入する。それまでは休むか逃げるか。まぁ好きにしろ。以上だ」プツン


    エレン「で?どうする?」

    アルミン「これは罠だ。絶対に外に出てはいけないよ」

    サシャ「ですよね。」


    オルオ「おーい!!」


    エレン「オルオさん!!!」

    ペトラ「エレン!!それにアルミンとサシャまで!!無事だったのね!!」


    アルミン「リヴァイ班の皆さんに‥ミケ班の皆さんまで」

    ナナバ「さぁ早く外に出よう」

    サシャ「皆さんは外に出るつもりなんですか?」

    ヘニング「当たり前だろ!?」

    リーネ「こんな狂った洋館!!早く脱出した方がいい!!!」

    アルミン「でも!!敵の罠の可能性もあります!!!」

    エルド「だがこんな洋館よりも外の方が安全だと俺たちは判断した」

    グンタ「お前らは一緒に来ないのか?」

    エレン「オレ達はここに残ります」

    オルオ「へ!!お前らどうかしちまったんじゃないか!?」

    サシャ「いえ、私達はここより外の方が危険と判断したんです」

    ゲルガー「なら好きにしろ。オレ達はさっさとここから出る。じゃあな」

    アルミン「待ってください」

    ヘニング「悪いが急いで脱出したい。引きとめないでくれないか?」

    アルミン「武器と食料を持って行ってください。ここは山奥です。助けを呼ぶのも町まで出なきゃ行けませんし。徒歩だと二、三日はかかりますから」

    グンタ「すまないな。使わせてもらうぞ」


    オルオ達に食料と武器を提供したアルミン達

    オルオ達は急いで正面玄関に向かった


    エレン「またまだ武器も食料もあるな」

    サシャ「ええ。ここが私たちの安全地帯ですね。何とか死守しないと」

    アルミン「明日の午前7時まではゾンビは出てこないってレオンが言っていたけど‥油断は出来ないね」

    エレン「あぁ‥1人は見張りをしていた方がいいな。交代で休もう」

    アルミン「うん。それがいいね」






  35. 35 : : 2019/09/23(月) 20:36:28
    ー同時刻 リヴァイ班 ミケ班ー

    オルオ「やったぜ!!!外に出た!!!」

    ペトラ「はしゃがない!!!」

    グンタ「ペトラの言う通りだ。敵が潜んでるかもしれないぞ。慎重に行動しよう」

    ナナバ「暗いな‥皆んな!ライトを点けて!」

    ゲルガー「おう!」

    ヘニング「それにしてもエレン達は何故逃げなかった?」

    リーネ「もういいじゃないか。私達が生き延びて助けを呼べばいい」

    エルド「そうだな。」


    オルオ「じゃあ行こうぜ。早く助けを呼ばないとな」

    ペトラ「でもここから町に出るのはかなり距離がある。野宿は覚悟しないとね」

    グンタ「ゾンビがいないならマシだ。それくらい」

    リーネ「もう。さっさと行こうじゃないか!」

    ー1時間後ー

    オルオ「結構歩いたが‥本当に進んでるのかこれ?」

    ペトラ「うん‥方角は合ってる‥」

    エルド「暗いから余計に心配になるよな」

    犬「」スタスタ

    リーネ「え‥犬?」


    犬「グオオオオオオオオオオオ!!!」ガバッ!!!!

    リーネ「なんだコイツは!?」

    ヘニング「オレに任せろ!!!!」ズドォッ!!!

    ヘニングはショットガンを発砲した
    犬に見事に命中‥犬は絶命した

    オルオ「ビックリしたぜ‥なんなんだ野犬か?狼か?」

    ペトラ「どっちでもいいけど‥もっと注意して進まないとね」

    ヘニング「それにしても俺の銃の腕前凄いだろ!!俺は趣味でサバゲーやってるんだ!!」ブシャァ!!!

    ヘニングは頭を噛みつかれた

    ヘニング「おい!!!だれか!!!助けてくれ!!!」

    ゲルガー「今助ける!!!」

    ゲルガーは銃を構えようとしたが、他の犬に襲われた

    ナナバ「ゲルガー!!ヘニング!!!」


    オルオ「だめだ!!!逃げるぞ!!?」


    それからオルオは無我夢中で走った

    後ろも振り返らずに‥ただひたすら逃げた



  36. 36 : : 2019/09/23(月) 20:56:32
    オルオ「はぁ‥くっ‥皆んなは」

    気づくとオルオ1人だけとなってしまった‥

    オルオ「まさか‥死んだのか‥」

    グンタ「オルオ‥」

    オルオ「うおおおおおおおお!!!??」バッ

    グンタ「静かにしろ!!音を立てるな!!」

    オルオ「すまない‥おい‥他の奴らは?」

    グンタ「皆んな犬に食われたよ‥」

    オルオ「そうか‥」

    グンタ「しかもとんでもない数いるぞ‥獰猛だし、速い。逃げ切るのは困難だぞ」

    オルオ「そうみたいだな‥」

    しばらく2人の間に沈黙が流れた

    グンタ「こうなったら仕方ない‥引き返すぞ」

    オルオ「正気なのかグンタ?」

    グンタ「この先にも犬がいたらどうする?俺は何日も生き延びる自信は無いぞ?」

    オルオ「たしかに‥しかし12時にシャッターを閉めると言っていたぞ?戻れるか?あと1時間も無いぞ?」

    グンタ「洋館の光が見えるだろう?あれを辿っていけば‥行きより速く着けるだろう」

    オルオ「戻るしか無いか‥」

    グンタ「弾を装填しておけ。一気に行く。俺たちには強行突破しか活路は残されてないからな」

    オルオ「行くぞ!!!」

    グンタ「おう!!!」

    犬「グルルルルル」スタスタ

    オルオ「!おい!」

    グンタ「跡をつけられたか‥」ドォン!!!

    グンタは犬の頭に弾を命中させた

    グンタ「もういい!!振り切るぞ!!」ドォン!!

    オルオ「分かってる!!」ドォン!!

    オルオとグンタは発砲しながら走った
    洋館を目指して



    ー50分後ー

    オルオ「あと少しだ!!!踏ん張れ!!!」

    グンタ「オルオ‥俺はもう動けない‥置いていけ。このままだと間に合わない」

    オルオ「そんな事出来るわけない!!!一緒に洋館まで行くぞ!!!」

    グンタ「ここまで来れただけでも奇跡的だ‥お前だけでも逃げてくれ」

    オルオ「ふざけんな!!!!!」

    オルオ「お前も一緒だ!!!絶対に生き延びるぞ!!!!」

    グンタ「」ドォン!!!

    オルオ「な、何しやがる!?」

    グンタ「行け!!犬が来る!!!全滅よりはいいだろう!!!」

    オルオ「グンタ‥」

    犬「ワアオオオオオ!!!」ダッ!


    グンタ「来い!!!返り討ちにしてやる!!!」ドォン!!!!

    犬「グオオオオオオオオオオオ!!!」


    グンタは銃を乱射した‥次々と犬を撃破した
    そんなに長い時間撃っていたわけじゃないが
    グンタには物凄く長い時間に感じていた



    グンタ「弾切れか‥」


    犬「」スタスタ

    グンタ「あと‥3匹‥」

    グンタ「お前らなんかナイフで余裕だ!!!かかってこい!!!刺し違えてでも殺してやる!!!!」


    ドォン!!ドォン!!ドォン!!


    グンタ「!!?オルオ!?」ガシ

    オルオ「さぁ逃げるぞ!!!」ダッ!

    グンタ「お前‥どうして‥」

    オルオ「お前が弾切れになるまで待っていた。弾が無ければ下手なことも出来ないからな」ダッ!

    グンタ「オルオ‥」

    オルオ「自己犠牲がカッコいいと思うなよ!!!仲間をもっと頼れ!!!」ダッ!

    グンタ「すまない‥」




    ー洋館 正面玄関ー

    オルオ「はぁ‥閉まったか‥」バタリ

    オルオ「何とか‥セーフだ」ムクリ

    オルオ「さぁ‥エレン達のところに行くぞ‥」

    オルオ「グンタ?」

    グンタ「」


    オルオ「‥」




    オルオは自分の選択を後悔した

    そして今さら悔やんでもどうしようもない事を思い知った



    この世界は残酷なのだ



  37. 37 : : 2019/09/23(月) 21:01:53
    「現在公開可能な情報」

    http://www.ssnote.net/archives/80933

    初日でこれだけの犠牲者が出てしまった
    このゲームが危険という事を物語っている
  38. 38 : : 2019/09/23(月) 22:04:53
    ー翌日 7時少し前ー

    アニ「‥」

    マルコ「アニ!」

    アニ「!」ガバッ

    ライナー「な、なんだ!?」

    ジャン「おう!無事だったかお前ら」

    ベルトルト「マルコにジャン‥どうしてここに?」

    マルコ「いやもうすぐゲームが始まるだろう?身体が動かして脳を起こしてあげようかと散策していたら君達が寝ていたから」

    アニ「そう‥」

    ジャン「それにしても油断しすぎじゃないか?こんな所で寝てたらゾンビの格好の餌食だぞ?」

    ライナー「あぁ‥放送で翌日のゲーム開始まではゾンビは出てこないと言っていたからな‥」

    マルコ「あれを信用したの?」

    アニ「レオンとかいうタイプの人間はゲームに拘る。だから正々堂々とやるようなやつだと決めた」

    アニ「熟睡出来たし、死んでないし結果オーライってヤツだよ」

    ジャン「お前らいつか死ぬぞ‥」

    ベルトルト「ま、いいじゃないか。そろそろ始まる。気を引き締めよう」

    ライナー「そうだな」

    ジャン「ちょっと待てよ‥ほら」

    アニ「これは銃?」

    マルコ「うん。君たち武器を持ってないみたいだからね」

    ジャン「まさかと思うが‥ずっと素手で戦っていたのか?」

    ベルトルト「そうだよ」

    アニ「何か問題でも?」

    マルコ(さすがだな‥僕も3人みたいに強くなりたいな)

    ジャン(コイツらにしか出来ない芸当だな)

    ライナー「でも銃があるのは助かる」

    ジャン「だろ?武器庫から拝借したんだ」

    アニ「あんたらリュック背負ってるみたいだけど?」

    マルコ「うん。武器とか食料を入れてる。」

    ジャン「あとで食料も分けてやるよ」

    ベルトルト「ありがとう」

    マルコ「無くなったらまた取りに行けばいいからね」

    ベルトルト「武器庫って近くにあるの?」

    マルコ「うん。各フロアに何個もあるみたいだよ。僕らは3つ見つけたよ」

    ライナー「マジか。俺たちは1つも見つけてないぞ」

    ジャン「運が悪かったな‥さて」

    ベルトルト「そろそろだね‥」


  39. 39 : : 2019/09/24(火) 12:44:57
    ーゲーム開始時刻ー

    アルミン「7時になったよ‥」

    エレン「皆んな武器は持ったか?」

    サシャ「勿論です!」

    オルオ「お前ら‥よろしくな。」

    アルミン「はい、よろしくお願いします」

    エレン「オルオさんがいたら心強いです!」

    サシャ「皆んなで力を合わせて頑張りましょう!」

    オルオ「おう!」(お前らの分まで必死に生きてやる‥そしてレオンとかふざけた野郎をぶっ飛ばす)

    アルミン「サシャ‥ゾンビや人の気配はする?」

    サシャ「今のところは何も感じませんね」

    エレン「今日は二階に行くのか?」

    アルミン「うん。一階の行ってない部屋を調べてからね」

    オルオ「それにしても随分と静かじゃないか?昨日は物音はしていたのに」

    エレン「まだ始まったばかりだからじゃないですかね?」

    アルミン(何だろう‥嫌な予感がする)

    サシャ「!」

    エレン「何か感じたのか!?」

    サシャ「人の気配じゃありません!足音が大きいです!!」

    オルオ「まさか巨人じゃないよな」

    アルミン「否定はできませんよ」(3メートルの鬼は昨日もいた‥でも今日はゾンビを投入するって言っていたはず‥)

    エレン「巨大なゾンビとかもいるのか?」

    アルミン「分からないけど‥サシャ。その気配は近いの?」

    サシャ「近くもないし、遠くもないって感じですね。こちらには気づいてないようです」

    アルミン「なら奇襲しようか。皆んなライフルを持って」

    エレン「これならかなり遠くの位置から狙えるな」

    アルミン「大型のナイフとハンドガンも」

    サシャ「大丈夫ですよ。全部持ってます!」

    オルオ「じゃあ慎重に行こうぜ。気づかれないように移動しよう」

    アルミン「ええ。くれぐれも物音には気をつけて。サシャ‥目標の動きを教えてくれ」

    サシャ「了解です!」

  40. 40 : : 2019/09/24(火) 13:03:15
    ーアルミン達の武器庫より少し離れた所ー

    アルミン「サシャ‥どう?」

    サシャ「デカイ気配以外にも人の気配もします‥」

    オルオ「他の生存者か?」

    サシャ「分かりません。何せゾンビも人と同じ気配ですから見分けがつきません」

    オルオ「まぁ‥普通に考えたらそうだよな‥」

    エレン「それでその人の気配は何人くらいだ?」

    サシャ「複数います。正確な数は分かりませんが、少なくとも1人だけの気配ではありません」

    エレン「それだけ分かれば十分だ」

    アルミン「近い方はどっち?」

    サシャ「人の気配ですね‥」

    アルミン「なら、まずはそっちへ行こうか。」スッ

    エレン「誰かいるな‥」

    オルオ「ここからじゃ顔が見えない‥ゾンビなのか?なら、撃った方が‥」

    アルミン「いえ‥逃走者かもしれません‥もう少し近づきましょう‥」スッ


    ネス「誰だ!?」ガチャ

    アルミン「え!?ネス班長!?」

    ネス「アルレルトか?」

    オルオ「シスさんまで!」

    シス「お前らもアイツを狩りにきたのか?」

    エレン「アイツ?」

    ネス「なんだ‥違うのか‥」スッ

    ネス「まぁいい。お前らも手を貸してくれ。俺たち2人では厳しいそうだ」スタスタ

    アルミン「あの‥アイツとは?」

    シス「熊だ」

    サシャ「!」

    エレン「熊ですか!?」

    シス「しかもただの熊じゃない。ゾンビ化した熊だ。厄介だぞ」

    オルオ「戦ったんですか?」

    ネス「いや他の逃走者が熊と戦ってるのを見たんだ。たぶんあれはピクシス司令とザックレー総統だな。あと女の逃走者もいた」

    アルミン(ピクシス司令達と行動していた女の人‥アンカさんか?)

    アルミン「その3人は?」

    シス「食われたよ。あっという間にな。」

    エレン「じゃあそんなに危険なら早く殺さないと」

    サシャ「焦ってはいけませんよ。熊は危険です。私も狩をやっていた時に思い知りました」

    エレン「分かってるさ‥ただこっちは6人‥しかも俺たち4人はライフルを持ってる」

    ネス「俺たちはピストルしか持ってない」

    シス「悪いが熊がある程度接近してからじゃないとピストルの効果は期待できない」

    アルミン「いえ、十分です。不意打ちで殺せば問題ありませんから」

    サシャ「!熊がこちらに近づいてきます!!」

    オルオ「何だよ‥そんな大きな音は立ててないぞ!」

    サシャ「違います!!さっきの熊とは別の熊です!!」

    エレン「何頭来てる!!」

    サシャ「前方から一体!左右からも一体ずつ来てます!」

    アルミン「こうなったら仕方ない!!戦闘用意!!!」(三方向から同時に‥マズイぞ)

    アルミン「前方は僕とサシャで!右はエレン!左はオルオさん!!各自配置についてください!!」

    ネス「俺たちは後ろから援護する!!」

    シス「真ん中の位置で取りこぼしを迎え撃つぞ!!」

    アルミン「お願いします!!作戦開始!!」


    全員「了解!!!」


  41. 41 : : 2019/09/24(火) 13:17:05
    サシャ「見えましたよ!!」

    アルミン「絶対に近づけさせないで!!!」

    サシャとアルミンのライフル弾は熊の頭と心臓に命中した

    アルミン「やった‥これなら」

    熊「」ダッ!!!

    サシャ「そんな!急所には‥」

    アルミン「サシャ!!攻撃を畳み掛けるよ!!!」(認識が甘かった‥運動精度が普通の熊の比じゃない‥)

    アルミン(普通の熊でも心臓や脳を銃弾で撃ち抜かれても数分は生きていられる‥ゾンビ化した熊なら‥もっと生命力は強いだろう‥)

    アルミンとサシャはライフル弾を遠距離から連発で撃った。何とか熊を倒す事に成功した

    アルミン「やった!!サシャはオルオさんの援護を!!」

    サシャ「分かりました!!!」ダッ!



    アルミン「エレン!!!」

    エレン「すまねぇ!!だいぶ弱らせたが!!まだ生きてる!!」


    熊「グルルルル」スタスタ

    アルミン「動きが鈍くなってる!!!エレン!!!」ドシュ!!


    エレン「分かってるよ!!」ドシュ!!


    エレンとアルミンは弱ったゾンビ化した熊に銃弾のシャワーを浴びせた

    熊をその場に力尽きた


    オルオ「くそ!!弾が!!!」

    サシャ「援護を!!!」


    ネス「お前達は下がれ!!!俺とシスに任せろ!!!」ドン!!ドン!!

    シス「クソッタレ!!!いい加減に死ねよ!!!」ドン!!


    弾切れでピンチに陥ったサシャとオルオだったが、シスとネスの援護射撃により救われた


    ネス「弾が!!!仕方ない!!!やるぞ!!」スチャ

    シス「はい!!!!」ダッ!!


    ネス「俺が足をやる!!お前はうなじを削げ!!!」チャキン!!!


    熊「グオオオオオオオオオオオ!!!!」ブォーン!!!!


    ネス「死にかけのそんな遅い弱った攻撃喰らうかよ!!」ザシュッ!!!

    ネスは超硬質ブレードで足を切った


    ネス「今だ!!やれ!!!」


    シス「はい!!!!」ザシュッ!!!


    ネスの斬撃によりバランスを崩した熊にシスは
    とどめを刺した

    シスの超硬質ブレードによる斬撃により熊のうなじは切り刻まれた


    熊「」ドスン!!!!


    ネス「何とか‥なったな‥」ガク

    シス「間一髪でしたね」

    アルミン「大丈夫ですか!?」ダッ


    ネス「何とかな」スタッ


    ゾンビ化した熊を三頭倒す事に成功したが
    弾は全て使い切ってしまった‥

  42. 42 : : 2019/09/24(火) 13:34:07
    アルミン「この近くに武器庫があります‥」

    ネス「なら武器を調達するべきだな」

    シス「道中で襲われたら困る。これを持っていろ」スチャ

    エレン「超硬質ブレード‥ありがとうございます!」スチャ

    アルミン、エレン、サシャ、オルオの4人はシスから超硬質ブレードを貰った

    ネス「さっきの斬撃の感触で分かったが‥あの熊の皮膚はかなり硬い。巨人の皮膚とまではいかないが、超硬質ブレードじゃないと近接武器では倒すのは難しいだろうよ」

    アルミン「やっぱりそうですか‥」

    アルミン達がさっき使っていたのは通常より威力の高いライフル。それを何発も急所に当てても倒れなかったことからアルミンはなんとなく熊の皮膚の硬度については気づいていた



    エレン「急ぎましょう。また次が来るかもしれない」

    サシャ「すぐ近くです。それに熊の気配はありません。大丈夫だと思いますが‥」


    ガシャン!!!!!


    ネス「おい!!後ろにシャッターが!!!」

    オルオ「閉じ込められたのか!!」

    アルミン(そんな‥これじゃ武器は取りに行けない)

    ネス「あのシャッターは超硬質ブレードでも破壊できないぞ。」

    アルミン「仕方ない‥危険ですが他の武器庫を探しに行きましょう」

    サシャ「!マズイですよ!!!また熊が!!!」

    エレン「またかよ!!」

    アルミン(サシャはさっきまで熊の気配は無いと言っていた‥あのシャッターといい‥レオンの仕業なのか)


    ネス「くそ!!!あの熊は足も速い!!!逃げ切れないぞ!!」

    サシャ「ですが!!一頭だけです!!ほら、見えましたよ!!!」


    熊「」ダッ!ダッ!!!


    アルミン「交戦は避けられないか‥」

    アルミン「皆んな!!!超硬質ブレードを持って!!!戦うしか無い!!!」(下手に逃げたら‥全滅する‥ならば戦うしか無い!!)スチャ

    全員超硬質ブレードを構えた
    熊と戦う事を決意したのだ


    エレン「強いとはいえ相手は一体だけだ!!」

    オルオ「エレンの言う通りだ!!!6人で一斉に叩けば勝てる!!!!!」

    アルミン(しかし果たしてノーダメージの元気なゾンビ熊相手に勝てるのか‥)


    サシャ「アルミン!!何考えてるんですか!?考えていても仕方ないですよ!!」

    アルミン「!」

    サシャ「戦わなければ勝てませんから!!」ダッ!!

    熊「」ダダダダダダダダ!!!!

    サシャが先陣を切った

    アルミン「サシャ!!」ダッ!

    エレン「サシャに続くぞ!!!」ダッ!

    ネス「巨人と比べたら小さいぞ!!勝てる!!!」ダッ!

    シス「ええ!!調査兵団の力を思い知らせてやりましょう!!!」ダッ!


    オルオ「やってやる!!!」


    6人はゾンビ熊に向かっていった


  43. 43 : : 2019/09/24(火) 13:59:40
    サシャ「えい!!!!!」(超硬質ブレードなら斬撃も有効!!!一気に決めますよ!!!)ブォン!!!

    サシャはゾンビ熊に向かって超硬質ブレードを振るった。しかしあっさり避けられてしまう

    熊「ガオッ!!!」ドォン!!!!!!

    サシャ「!」ガッ!!!

    咄嗟にガードしたサシャだったが熊の強力な打撃により吹っ飛ばされるサシャ

    サシャ「」ドォン!!ドサッ!!!

    壁に叩きつけられてサシャは力なく地面に崩れ落ちた

    アルミン「サシャ!!」

    熊「」スッ

    熊は冷静にアルミンの動きを観察していた

    アルミン(知性があるのか!?距離を測ってる!!!)スッ

    アルミンも攻撃を中断して熊の様子を伺った

    ネス「何をやっている!?一気に決めるぞ!!!」チャキン!!

    シス「舐めやがって!!!」チャキン!!

    アルミン「ダメです!!迂闊に近づいては!!!!」バッ!!

    アルミンの制止を無視して飛び込むシスとネス


    熊「グオオオオオオオオオオオグオオオオオオオオオオオ!!!!」ザシュッ!!ザシュッ!!

    ネス「!」ブシャァ!!!!

    シス「」ボト、コロコロ、べチャリ

    熊は雄叫びを上げて鋭い爪でシスの頭を刎ね飛ばした
    辛うじて避けたネスも胴体に深い傷を負ってしまった

    ネス「ぐっ‥くそ!」ズズズ

    ネスは痛みで動くことが出来なかった

    エレン「オルオさん!!」ザシュッ!!

    オルオ「分かってる!!」ザシュッ!!

    エレンとオルオは連携攻撃で熊の両腕を切り落とした

    熊「」ダッ!!ブシャァ、ブシャァ

    両腕をエレンとオルオに切り落とされた熊だったが、後ろに下がり冷静に2人の動きを見ていた


    エレン(なんだこいつ‥)スッ

    オルオ「スカした顔してんじゃねぇぞ!!!」チャキン!!

    エレン「クソッタレ!!!」

    追撃をしようとしたエレンとオルオだったが
    熊は素早く2人に接近した


    熊「」ブォーン!!!!!!

    オルオ「あ‥」ドォン!!!!

    熊はカウンター攻撃でオルオの顔面に強烈なパンチを繰り出した

    自分の勢いもあったオルオだったので、避けることもガードする事も出来ずマトモに熊のカウンターパンチを受けてしまう


    エレン「オルオさん!!!」ダッ!!

    エレンは一旦下がりオルオを見た
    オルオの首は本来曲がらない方向に何回転もしていて、今にも頭が取れそうだった



    アルミン「うおおおおおおおおおお!!」ザシュッ!!!!

    アルミンはこの隙をついて熊の心臓部を刺した

    熊「」ニヤリ

    アルミン「ま、これじゃ死なないよね」ニヤリ

    熊「!」

    アルミンは立て続けに熊に斬撃を繰り出して、熊の頭を刎ねる事に成功した

    何とか倒す事に成功した‥

    エレン「ネスさん!!!」

    ネス「」


    アルミン「あれだけ深く抉られたんだ‥生きてるわけないよ‥」


    エレン「‥そうだ!サシャは!!」

    サシャ「‥ぅ」

    アルミン「良かった!!まだ生きてる!!」

    エレン「だが無事だと言い切れない‥早く武器庫に移動して武器を調達してサシャを休ませよう」

    アルミン「うん‥そうだね‥」

  44. 44 : : 2019/09/24(火) 17:23:12
    ー同時刻 謎の場所ー

    レオン「あぁ‥順調だ。役者たちは俺の想像以上に上手くやってくれてる」

    レオン「だからこっちは問題ない。そちらこそしくじるなよ。」

    レオン「‥あぁ‥そうか‥了解だ」プツン


    レオン「‥」スタスタ


    ー同時刻 アルミンサイド 武器庫ー

    アルミン「すぐ近くに武器庫と食料庫があって良かったね」スッ

    サシャ「‥」

    エレン「そうだな‥サシャは大丈夫そうだ‥もう少ししたら目も覚ますだろう」

    アルミン「ねぇ‥エレン」

    エレン「ん?どうしたアルミン?」

    アルミン「このゲームの意味考えたことある?」

    エレン「さぁな‥だがレオンって野郎はマトモじゃないだろ?こんなふざけた事をしやがって」

    アルミン「そうなのかな‥」

    エレン「は?」

    アルミン「もしレオンには何かこのゲームをやらざるを得ない状況に陥ってるとしたら?」

    エレン「そうだとしても‥こんな事許される訳ないだろ‥」

    アルミン「でもそしたら君もレオンと同じだよ」

    エレン「‥それは俺がマーレの何の罪もないエルディア人を殺した事を言ってるのか?」

    アルミン「そう‥君やライナーのように‥レオンもやらなければいけない‥そうかもしれないだろ?」

    エレン「だとしても‥納得できないな‥レオンは仲間を殺した‥俺の大切な仲間たちをな‥」

    アルミン「うん‥僕もそう思う‥けどね」

    エレン「?」

    アルミン「このゲーム色々とおかしいと思うんだ‥」

    エレン「まぁ‥不可解な現象は起こってるが‥」

    アルミン「まずこのゲームはレオン1人だけでは絶対に作れないよ‥会場設営‥鬼‥ゾンビ‥熊‥食料‥武器‥その他にもやるべき事はいくらでもある」

    アルミン「そもそもこの進撃のサバイバルゲームは進撃の巨人グループが考えた企画だった。それは間違いない」

    エレン「途中で乗っ取られたって言っていたもんな」

    アルミン「うん‥こんな大掛かりなゲーム‥きっと僕たちが想像する以上に大勢の人と時間がかかってると思うんだ」

    エレン「だろうな」

    アルミン「そしてレオンがこのゲームをする意味。それはレオンの趣味なんかじゃないよ。きっとこのゲームには何か特別な意味があるんだ」

    エレン「例えば?」

    アルミン「いくつか候補はあるけど、僕達を試す目的があるのかもしれない」

    エレン「このゲームをして生き残った者に何かあるとか?そんなんか?」

    アルミン「‥まぁ大体そんな感じ」

    アルミン「もう1つは生物兵器の実戦データを取るため」

    エレン「なんかバイオハザード みたいだな」

    アルミン「うん。まず確かなのは鬼やゾンビは生物兵器だ」

    エレン「自然界にあんな生き物いないからな」

    アルミン「レオンは鬼は人間のスタッフを使っていた‥と言っていたけど鬼も普通の人間ではない」

    エレン「あの耐久力は我慢してるわけじゃねぇよな。それに鬼の中には3メートルくらいのもいたし」

    アルミン「きっと生物兵器の実戦データを取るために、戦闘力の高い僕らを戦わせてるんだよ」

    エレン「今出てきた説の中だとその実戦データ説がありそうだな」

    アルミン「隠しカメラもたくさんあるみたいだし‥可能性は高いと思うよ」

    エレン「って事は‥俺たちが思ってる以上に闇は深いかもな‥」

    アルミン「そうだね。とりあえず生き残らないと何も分からないからね。必ず生き延びよう」

    エレン「当たり前だ。まだアニメのfinal seasonの撮影もしてないしな」

    アルミン「そうだね‥」

    エレン「このゲームの事を世間に公表してやる!!」

    アルミン(そう‥世間に公表するのが正解だ‥でもこのゲームに政府が絡んでいるとしたら‥)

    アルミン(うん‥否定できないな)

    アルミン「エレン‥これを」

    エレン「なんだこのノートは?」

    アルミン「昨日ゲームが終了してから僕の考えをまとめたノートだよ」

    エレン「これは‥」ペラペラ

    エレン「ゲームが中断したら読ませてもらうぞ」

    アルミン「うん。出来るだけ多くの人に僕の考えた事を伝えたいからね‥」

    エレン「分かったよ‥俺が読んだらサシャにも見せる」

    アルミン「頼むよ‥もし他の生存者と合流出来たら僕が口頭で簡潔に説明するよ。ノートを全部読むのは骨が折れるからね」

    エレン「分かった」


  45. 45 : : 2019/09/24(火) 22:35:52
    ー同時刻 ベルトルトサイドー

    ベルトルト「やっぱり熊は手強いね」

    マルコ「そうだね。銃が無かったらヤバかったかもしれない」

    アニ「一応武器庫から拝借した超硬質ブレードはあるけど‥」

    ジャン「熊に接近戦を挑むのは無謀だと思うぞ」

    ライナー「しかし‥二階も探索し終えたな」

    マルコ「そろそろ三階へ移動しようか」

    ジャン「その前に飯だ」

    ベルトルト「確かにお腹空いたよね」

    ライナー「‥今、一時30分だ」

    アニ「なら見渡しの良い所で食べようか」

    ベルトルト「それがいいね。動きっぱなしで疲れてきたし」

    マルコ「なら近くの武器庫まで移動しよう」

    ジャン「この館で唯一の救いは武器庫と食料庫が近くにある事だよな」

    ライナー「あぁ‥それに各フロアに何個もあるのは助かる」

    レオン「そうだろう?感謝しろよ」ニコリ


    全員「!?」

    レオン「そう構えないでくれよ。」ニッコリ

    ベルトルト「まさか‥お前がレオンなのか?」

    レオン「ご名答だね。ベルトルト・フーバくん」

    ジャン「こいつはありがてぇ‥わざわざ自分から殺されに来るとは‥」バキボキ

    アニ「だね。切れ者かと思っていたけど‥案外馬鹿だったみたいだね。悪いけどアンタにはここで終わってもらうよ」スッ

    レオン「それは無理だと思うけどな」ニッコリ

    ライナー「何だと?」

    レオン「お前らが銃弾を使い果たしてるのは知ってる。お前らの武器は超硬質ブレードだけだ。」

    マルコ「君は知らないかもしれないけど、僕たちは強いよ?」

    レオン「知ってるよ。マルコ・ボットくん」

    レオン「ジャン・キルシュタイン以外の4人はアルミン・アルレルトらが開発した精神と時の部屋で3年間修行した」

    ベルトルト「そこまで知ってるならどうして殺されにきた?君マジで死ぬよ?」スチャ

    レオン「勘違いするな」

    レオン「死ぬのはお前らだ」ニチャァ


    ライナー「なら力づくで思い知らせてやる!!!」ダッ!!!

    アニ「ジャンとマルコは下がって様子を見て!!!ベルトルト!!!」ダッ!!

    ベルトルト「分かってるよ!!!」ダッ!!


    レオン「来いよ」スッ

    ライナー「おおお!!!!」ダッ!!!


    ライナーは渾身のタックルをレオンに繰り出した。しかしレオンはビクともしなかった


    レオン「え?それだけ?」ブォン!!

    ライナー「おわ!?」ドスン!!!

    レオンはライナーの巨体を軽々と投げ飛ばした
    ライナーは辛うじて受け身を取ることに成功

    ライナー「舐めるなよ!!!」ブォン!!!

    ライナーはすぐさま立ち上がり、拳を放った

    レオン「舐めてるのはそっちだろ?」パシュ

    レオンはライナーの拳を普通に受け止めた

    ベルトルト「ふっ!!!」ブォン!!!

    レオン「おっと‥そのブレードだけには気をつけないとね」シュン!!!

    アニ「2人とも一旦下がれ!!!」(何だろう‥この感じは‥)

    ベルトルト(速い‥隙をついたつもりだったんだけどな‥)シュン!

    ライナー「気をつけろ!!銃を持ってるかもしれないぞ!!!」シュン!

    レオン「持ってないよ。俺が持ってるのはこれだけだ」スチャ

    ライナー「ナイフ?」

    レオン「これは黒金竹合金だ。つまりリーチは短いが強度は超硬質ブレードと同じ」

    アニ「そんなオモチャで倒せるとでも?」

    レオン「あぁ」ニッコリ


    ベルトルト「誰かさんにそっくりだ‥イライラするね」

    ライナー「‥」


  46. 46 : : 2019/09/24(火) 22:52:59
    レオン「さぁゲームを楽しもうか」ニヤリ

    アニ「‥」(ライナーの巨体を軽々と投げ飛ばした‥それにライナーのタックルを受けても動じなかった)スッ

    ベルトルト「どう料理してやろうかな‥」(慎重に‥殺気を凝縮して‥)スッ

    マルコ「3人とも!!レオンだけじゃなくて熊にも警戒しないと!!」

    ジャン「そうだぞ!!敵はソイツだけじゃない!!!」

    レオン「安心しろ。熊は全滅した」

    全員「!」

    レオン「正直お前らがここまでやるとは思ってなかったよ。まぁ熊を倒したのは殆どリヴァイ・アッカーマンとケニー・アッカーマンなんだけどな」

    ベルトルト(やっぱりあの2人か‥)

    レオン「しかも銃を使わず‥超硬質ブレードで殺しやがった」

    アニ「まぁ‥あの2人なら‥」

    レオン「あの2人は三階にいる。シャッターを閉めて閉じ込めたけどな」ニッコリ

    ベルトルト「つまり君はあの2人を脅威に感じているんだね」

    レオン「そうだ。あの2人を同時に相手にしたら確実に負ける。」

    ライナー「邪魔が入らないうちに俺たちを殺すつもりか?」

    レオン「正解だ。ちなみに二階には大量の人間のゾンビを投入した。いくらあの2人が強いとはいえ‥あの数相手に逃げ場のない三階なら‥死ぬだろうな」

    アニ「‥どうだろうね」

    レオン「まぁお喋りはこのくらいにして」

    レオン「さっさと殺しちまうか」ニヤリ

    ライナー「2人とも連携を取るぞ」スチャ

    ベルトルト「本当は1人でやりたかったけど‥相手が相手だからね」スチャ

    アニ「くれぐれも焦るんじゃないよ。数はこっちが有利だ。厳しかったら消耗戦に持ち込もう」

    レオン「‥」ダッ!シュン!!

    アニ「え‥」ドスッ!!!!

    レオンは素早く接近してアニをナイフで刺した

    アニ「あ‥」ボタボタ

    ベルトルト「貴様!!!!」ブォン!!!

    レオン「そんな怒りに身を任せた攻撃‥当たらない」シュン!!!

    レオンは片腕でベルトルトの首を締め上げた

    ベルトルト「‥!?‥」ググググ

    ライナー「ベルトルトから離れろ!!!」ドォ!!!

    レオン「‥」シュン!!

    ライナーの後ろ回し蹴りはレオンにヒットしたが、レオンはダメージを受けていないようだ


    アニ「やってくれたね‥」

    ベルトルト「アニ!大丈夫?」

    アニ「まぁね‥それより敵に集中して」

    ライナー「ジャン!!マルコ!!奴に隙が出来たら攻撃を頼む!!」

    マルコ「分かった!!」

    ジャン「任せろ!!!」


    レオン「必死だな」ニヤリ


  47. 47 : : 2019/09/24(火) 23:18:52
    レオン「このままでも簡単にお前らを殺せるんだが、それじゃ面白くない」

    ライナー「は?」

    レオン「良いものを見せてやろう」ブシュゥゥ!!!ブワッ!!!ドォン!!!

    レオンの体から蒸気が発生した

    アニ「蒸気!?」

    ベルトルト「これじゃ‥巨人じゃないか‥」

    レオン「まだまだ!!!」ブォン!!!ブシュゥゥ!!!!!

    レオンの周りは蒸気に包まれていった


    ライナー「アイツ何をする気だ!?」

    シュン!!!!

    ベルトルト「え?」

    蒸気の中から何か飛び出した
    ベルトルト達はそれしか分からなかった


    マルコ「!?」ドサッ!!

    気がつくとマルコは倒れていた

    ライナー「‥何が‥起きた?」

    ジャン「ガハッ!!」ベチャ


    アニ「ジャンまで!!!」

    レオン「俺がやったんだよ。」ゴキッ!!!

    マルコ「」ドサッ

    レオンは怯んでいたマルコの首をへし折った
    マルコは生き絶えた

    ジャン「マルコ!!てめぇ!!」ダッ!!

    超硬質ブレードで切りかかったジャンだったが
    あっさりと避けられてもう一度腹に強烈な蹴りを叩き込まれた


    ジャン「おろろ!!」ベチャベチャベチャ

    ジャンはあまりの痛さに嘔吐してしまった

    ジャン「」ピクピク

    ジャンは動かなくなったようだ

    レオン「終わりだ」ブォン!!

    レオンはジャンに向かってナイフを振り下ろしたが、ベルトルトにブレードで防がれた

    ベルトルト「もう好きにさせないよ!!!」

    レオン「あっそ」シュン!!


    レオンはベルトルト達から距離を取った

    ベルトルト「ジャン!大丈夫か!?」

    ジャンは気絶したようだ。返事はない


    アニ「あんた‥その腕‥」


    レオン「やっと気づいたか。これは硬質化。さっきの蒸気は超大型の力だ」

    ライナー「お前も巨人化能力者なのか‥」

    レオン「お前らみたいに必要以上に大きくならないけど。人間の状態でも自在に巨人の力を使えるんだよ」

    アニ「厄介だね」

    ベルトルト「僕達も巨人化出来たら‥」

    レオン「諦めろ。出来ないからな」スタスタ

    レオンはまた距離を詰めてきた

    レオン「さぁどうする?降参するなら一瞬で楽にしてやるが?」


    ベルトルト「馬鹿が。何勝ったつもりでいるんだ?勝負はまだこれからだ!!」

    レオン「弱い犬ほどよく吠えるとはこの事だな」ニヤリ

    ライナー「ベルトルト!!」

    ベルトルト「大丈夫!!こんな見え見えの挑発には乗らないよ!!!」

    アニ「上出来だベルトルト。とにかく連携しないと奴には勝てない」

    アニ「確かに巨人の力は厄介だけど、連続では使えない。違う?」

    レオン「確かにその通りだ。お前らもよく知ってると思うが巨人の力は消耗が激しい。」

    ライナー「だろうな。下手に連発できないだろ?」

    レオン「まぁこのくらいでバテはしないがな。ただ無闇に使うのはマズイ。ま、さっきも言ったがお前らは巨人の力なんて使わなくても簡単に殺せるけどな」


    ベルトルト「そうかい!!」ザシュッ!!

    レオン「な!?‥に?」ボタボタ

    ベルトルトは踏み込みの速度を上げて素早くレオンに切りかかった

    レオンは胴体を少しだけ切られた

    レオン「ちっ!!」シュン!!


    レオンはまた距離を取った

    レオン「貴様‥さっきまで本気じゃなかったのか‥」

    ベルトルト「当然だろう?さっきまでの僕らじゃないと思え」

    レオン「そうか‥ならこっちも本気を出すか‥」ビリッ!!


    アニ「」バチン!!!ビリビリ!!!

    ライナー「電撃!?」

    ベルトルト「アニ!!!!」

    アニ(あれ‥私は‥何か‥光ったように見えたけど‥なんで)ドスッ!!!

    アニ「」ドサッ


    レオンは投げナイフでアニの頭に命中させた




    レオン「これであと2匹」ニヤリ



  48. 48 : : 2019/09/24(火) 23:55:17
    ライナー「貴様‥何て事を‥」

    ベルトルト「アニ‥」

    レオン「どうした?その顔は?お前らの仲間は死なないとでも錯覚していたのか?ん?」

    ベルトルト「‥」

    レオン「残念だったな!この世界は残酷なんだよ!!お前らが生き延びて来れたのは実力じゃない!!たまたま運が良かったそれだけだ!!!」

    レオン「勘違い妄想野郎共が!!!俺がお前らを滅ぼしてー」ドゴォン!!!

    レオン「!?」ヨロ

    ベルトルト「もう黙ってくれ‥」

    レオン(打撃の威力が上がってる‥いやスピードも)ドスッ!!!

    ベルトルトは考え事をしているレオンに強烈な蹴りをお見舞いした

    レオン「おうら?!?」ヨロ!

    レオンは思わず後退した

    ベルトルト「もう死ねよ!!!!」ザシュッ!!!

    ベルトルトはレオンの胴体を深く斬りつけた!!!


    レオン「ちっ!!」

    レオンはベルトルトからかなり距離を取った。そして身体の修復を行った

    レオン「へ‥無駄だ‥俺には回復能力がある」ドクン!!

    レオン「もう治ったぞ?残念だったな」ニヤリ

    ベルトルト「いや巨人の回復能力にも限界がある。力を使い果たしたらもう回復は出来ない」

    レオン「‥それでもお前が不利なのは変わりない。そもそもお前は俺に勝てないのだから!!」スッ

    レオンは攻撃態勢に入った

    ベルトルト「ライナー!!!手を出すな!!!」

    ライナー「しかし!!!」

    ベルトルト「僕1人で一騎打ちだ!!!」ダッ!!!

    ライナー「どうなっても知らないぞ‥」

    レオン「調子に乗るなよ!!!!」

    ベルトルト「」ブォン!!

    レオン「うぅ!!?」

    ベルトルト「ハッ!!!」ドォン!!!

    ライナー「ベルトルトが押してる!?どうなってる!!さっきまで負けていたのに!」

    レオン「何故だ!!何故‥」

    ベルトルトは隙だらけのレオンに拳を繰り出した


    レオン「!!」ドサッ

    レオン「お前‥何が起きた?」

    ベルトルト「さぁね?でも今の僕なら何でも出来そうだよ」スッ

    ライナー(まさか‥ベルトルトの奴‥リミッターを?)

    レオン「お前がどんなに強くなろうと‥巨人の力で強化された俺が負けるはずないのだ!!!」ダッ!!!

    ベルトルト「いつまでも夢見てるんじゃねえよ!!!」

    その後も激しい攻防戦が繰り広げられる
    しかしずっとベルトルトのペースだって

    レオン(こうなったら仕方ない‥消耗を気にしてる場合じゃないな‥)スッ!!

    ベルトルト「」ブン!!!!

    レオン「!」ドスッ!!

    ベルトルトはレオンに向かってブレードを投げつけた。見事にレオンに突き刺さる

    ベルトルト「行くぞ!!」ダッ!!

    ベルトルトはレオンに一瞬で近づき、レオンの胴体に刺さってるブレードを抜いた

    そして思いっきり顔面に拳を放っていった


    レオン「クハッ!!!」ドスッ、ドサッ


    ベルトルト「お前は巨人の力を使う時‥隙が生まれる。素早く攻撃すれば巨人の力を使う事も出来ないだろ?」

    レオン「‥調子に乗るなよ」

    ベルトルト「簡単には殺さないぞ。じっくり痛めつけてなるべく苦しんで死なせてやる」スタスタ


    レオン「ちっ‥」

    ライナー(いいぞ‥このまま行けばレオンに勝てる)


  49. 49 : : 2019/09/25(水) 18:19:38
    ベルトルト「ふっ!!!」ドォン!!

    レオン「おわっ!?」(速すぎる‥これでは能力を出す暇もない‥防御するので精いっぱいだ)ヨロヨロ

    ベルトルト「どうやら形勢逆転のようだな。さっきまでの勢いはどうした?レオン?」スッ

    レオン「調子に乗るなよノッポ!!!」ダッ!!

    ベルトルトはレオンよりも攻撃を仕掛けてレオンの動きを止めた

    レオン「馬鹿な‥」ドサッ

    レオンはその場に倒れた

    レオン「こんな事があってたまるか‥こんな雑魚にこの俺が‥」ググググ

    ベルトルト「醜いな。もう余裕が無くなったようだね。ホント醜いよ」ドォン!!

    ベルトルトは容赦なくレオンの顔面を蹴り上げた

    レオン「ブハッ!!?」ベチャ

    レオンは口から血を吹いた

    ベルトルト「全く汚いな‥」

    レオン「」グルン、バッ!!!

    ベルトルト「へぇ‥まだ戦えるんだね」

    レオン「言っただろ?俺には‥回復能力があるってな」ニヤリ

    ベルトルト「その割には随分と息切れしてるね。そろそろ限界なんじゃない?」ニヤリ

    レオン「‥」(確かに奴の言う通りだ‥このままでは負ける‥)

    ベルトルト「考えても無駄だよ。今からお前はじっくり僕に痛めつけられたから殺されるからね」スタスタ

    ベルトルトは余裕をレオンに見せつけるかのように歩き始めた

    ライナー「ベルトルト!!!!」

    ライナー「もういい!!!さっさとトドメを!!!」

    ベルトルト「え?」

    ライナー「そいつを倒せるのはお前だけだ!!!早く殺さないと何するか分からないぞ!!!!」

    ベルトルト「ふふっ‥何を言い出すかと思えば‥ライナー。こんなクソ野郎はもっと苦しめてあげないと」ニヤリ

    ライナー「何を言ってるんだ!?ここで余裕かまして逆転されたら意味ないだろ!!!勝ってるうちに勝負を決めちまえ!!!」

    ベルトルト「うるさいな!!!お前は僕より弱いんだから黙ってろよ!!!僕は僕のやりたいようにやるから!!!!」

    ライナー「‥くそっ!!」

    ベルトルト「ごめんね‥じゃあ再開しようか」ニヤリ

    レオン(今の会話のおかげで回復できた‥だが不利な事に変わりはない‥)

    ベルトルト「さぁ!!!!行くよ!!!」ドォン!!!

    ベルトルトはレオンに拳を放っていった
    レオンはすかさずガードした

    レオン(相変わらず重い攻撃だ‥ん?)バッ!!

    レオン「おらっ!!!」ドォン!!

    レオンは反撃した
    後ろ回し蹴りをベルトルトに向かって放った

    ベルトルト(そんな攻撃‥もう僕にはきかないかよ‥片腕だけで‥)バキッ!!!


    ベルトルト「がっ!?!?」ドサッ!

    レオン(やはりな)ニヤリ

    ベルトルト「ふぅ‥僕とした事がタイミングがズレたみたいだね。もう一回‥」バキッ!!

    ベルトルト「!?」ドサッ

    レオン「どうした?反応できてないぞ?」ニヤリ

    レオンは連打してベルトルトを追い詰めた
    ベルトルトは防御するので精いっぱいだった

    ベルトルト「はぁ‥はぁ‥な‥なんで‥」


    レオン「時間切れだよ」ニヤリ

    ベルトルト「時間切れだと!?」


  50. 50 : : 2019/09/25(水) 18:36:38
    レオン「お前はさっき初めてリミッター解除をしたんだろ?」

    ベルトルト「それがどうしたって言うんだ!?」

    レオン「いいか?リミッター解除とは火事場の馬鹿力とも呼ばれている。」

    レオン「普段の自分からは想像出来ないようなパワーを発揮できる。これは全ての生物が持っている身体の機能だ」

    ベルトルト「だから‥何が言いたいんだよ!?」

    レオン「ライナーくんも知っていたはずだ。そうだね?」

    ライナー「まぁな‥」

    ベルトルト「ライナー!!どう言う事なんだ!?教えてくれ!!?」

    レオン「まぁまぁ落ち着きなよ。俺がちゃんと説明してやるからさ」ニヤリ

    ベルトルト「急に態度を変えたな‥」

    レオン「それはお前もだろ?」ニヤリ

    レオン「いいか?リミッター解除は身体にかなりの負担をかけている。それが初めてリミッター解除したならその負担は想像以上だ」

    ベルトルト「‥!そうか‥」

    レオン「やっと気づいたみたいだな。お前はもうエネルギーが残ってない。マトモに戦えないだろうな」

    レオン「リミッター解除は短時間しか発揮できない。普通の人間はな。だから決着を早めにつけるべきだったな」

    ライナー「だがミカサは」

    レオン「アッカーマンは特別なんだ。骨密度が生まれつき異常に高くて、体重が重い。リミッター解除が常時できるような身体の構造をしているわけだ」

    ベルトルト(僕はアッカーマンじゃないから‥短時間しか出来ないのか‥)

    レオン「まぁトレーニングをすればある程度は耐性がつくだろうが、長時間持続させるのは普通の人間は無理だ」



    ベルトルト「そうか‥もう分かったよ‥」

    ライナー「ベルトルト‥ここからは俺も一緒に戦う」

    ベルトルト「すまない‥」

    ライナー「気にするな」ポン

    レオン「残念ながらお前らでは勝てない。ただの人間には俺は倒せない」

    ライナー「お前もリミッター解除してるのか?お前改造人間だろ?」

    レオン「いいや。確かに俺は人造人間だが、リミッター解除は出来なかったよ。その代わりさっき見せたような、人間の状態のまま巨人の力を使えるがな」

    ベルトルト「へぇ‥そんなペラペラ喋っていいの?」

    レオン「問題ない。お前らはこれから間違いなく死ぬからな。情報は漏れない」

    ライナー「それはどうかな‥やってみなきゃ分からないだろ?」

    ベルトルト「僕とライナーのコンビネーション見せてあげるよ!!!」

    レオン「さっきアニ・レオンハートと3人でも倒せなかったのにか?」

    ライナー「今のお前は疲弊している。それに俺たちは追い詰められてからが本領発揮するタイプだ」



    レオン「妄想はその辺にしとけよ。さぁ終わらせてやる。逃しはしない」

    ベルトルト「逃げないよ。最後まで戦い抜くさ」

    レオン「そうか。無駄だと思うが」

    ライナー「うるせぇ!!!行くぞ!!!ベルトルト!!!」ダッ!!!


    ベルトルト「殺す!!!!」ダッ!!!


  51. 51 : : 2019/09/25(水) 20:35:00
    レオン「くどいね!!!」ギュオン!!!

    レオンは踏み込みの速度を上げてライナーとベルトルトの後ろに素早く回り込んだ

    ベルトルト「ぶっ!!?」ドサッ!!!

    ベルトルトはレオンに蹴り倒された
    どうやら反応できなかったようだ

    ライナー「クソがぁ!!!」ドォン!!!

    レオン「ふふっ!!さっきより貧弱なタックルだな!!!」ドォン!!!

    ライナーのタックルはさっきよりも遅く弱かった。簡単にレオンに受け止められてカウンターを受けてしまう

    ライナー「こっ!!??」(思ったよりダメージが大きかったみたいだな‥力が入らない‥ベルトルト‥)

    ベルトルト「」

    レオン「どうやら気絶したようだな。やっぱさっきのは虚勢だったか」ニヤリ

    ライナー「まだだ‥」ヨロヨロ、ガクガク

    レオン「立ってるのだけでもやっとだな。潔く諦めたらどうだ?」

    ライナー「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!」

    ライナーは雄叫びを上げた

    レオン「そんな事して何の意味がー」

    レオンは咄嗟に死角からの攻撃を回避した

    ジャン「不意打ちだったんだけどな‥」

    レオン「常に警戒はしていた。それにライナーが意味もなく叫ぶなどするはずなかった。お前の攻撃は読んでいたよ」

    ライナー「‥す‥ま」ドサッ

    ライナーはその場に倒れた

    ジャン「いいって事よ‥あとは俺に任せろ」チャキン

    レオン「どいつもこいつも死に急ぎだな。ゆっくり寝てればいいものを」

    ジャン「兵士には引けない時がある‥」

    ジャン「今がそうだ!!!!」ドスッ!!

    ジャンの斬撃よりも速くレオンは攻撃をした
    どうやら硬質化した手でジャンの腹を抉ったようだ

    レオン「そうかい。でもお前の出番はここで終わりだ。あとはゆっくり休めよ」ズブズブ

    ジャン「あ‥あぁ‥そうさせてもらう‥か」ボタボタベチャベチャ

    レオン「急に素直になったな。出血が酷い、早く休んだ方がいい」ニヤリ

    ガシ

    ジャンはレオンの両腕を掴んだ

    ジャン「この任務が‥終わってからな‥」ベチャベチャ

    レオン「何を言っている‥」(なんだこの力は‥引き剥がせない‥まさかリミッターが‥死の間際だからか!!)ググググ

    レオン「だがそんなことしてもー」ドシュ!!!

    レオン「がっ!!?」

    ジャン「ナイス‥ショット‥」ググググググググ

    レオン「狙撃されたのか‥」(心臓を撃ち抜かれた‥マズイぞ!!!)ググググググググ



    アルミン「やっぱり頭を吹き飛ばさないと‥ダメか」

    サシャ「次は頭を!!!」ガチャ

    レオン(あれはサシャ・ブラウス!?アイツがライフルで狙撃したのか‥しかしいつのまに‥)


    エレン「早くしないとジャンが!!!」

    レオン「くっ!!!」バッ!!!


    レオンはジャンを盾にした

    レオン「ハハッ!!!!これで俺を撃つことは出来ないだろ!!!ジャンが死ぬことになるからな!!!!!」

    ジャン「しまっ‥」

    ジャンは抵抗する力もなく声も出なくなっていた

    レオン「コイツはお前らの仲間だろ!?仲間を犠牲にする事はお前らには出来ないよな!?」


    サシャ「アルミン!!!どうします!?このままだとジャンは!!!」

    アルミン(ジャンを盾にしながらゆっくり後退している‥きっと隠し通路まで逃げるのが目的‥)

    アルミン(今撃てばジャンも‥それにライナー達も倒れている‥協力はしてもらえないか‥)

    エレン「この外道が!!!ジャンを離しやがれ!!!」


    レオン「相変わらずだなエレン!!!貴様だって俺と同じ状況なら俺と同じ事をするだろう!?文句を言うな!!!卑怯でも生き残った方が勝者なんだよ!!!!」


    サシャ「ジャン!!!少しくらい抵抗してください!!!」

    アルミン「いやできないんだよ。残念ながらジャンは瀕死のようだ」(腹が抉れてるし‥鈍器のようなもので何度も殴られた跡がある‥今生きてるのが奇跡だよ)

    ジャン「」グッ!!

    サシャ「ジャン‥」

    レオン(ふふっ‥このままなら逃げれる‥)

    ジャン「」グッ!グッ!!!グッ!!!!


    エレン「馬鹿な事言ってるんじゃねぇ!!!」

    アルミン「くそ!!!何か作戦を!!!」

    レオン(何を言ってやがる‥)


    サシャ「ごめんなさい‥」ドォン!!!!


    レオン「はー」ドシュ!!!!




    サシャは引き金を引いた

    そしてレオンを倒すことができた‥



  52. 52 : : 2019/09/25(水) 20:45:04
    レオン「」

    ジャン「」

    エレン「ジャン‥お前は勇敢だったよ」

    サシャ「ライナーとベルトルトはまだ生きてます!!!かなり危ないですが‥」

    アルミン「急いで近くの武器庫まで行こう!!!」

    アルミン「エレン!!!早く!!!」

    エレン「‥」

    アルミン「エレン!!!」ガシ

    エレン「‥あ‥あぁ」

    アルミン「ジャンの死を無駄にしたくないだろ?ここでグズグズしていたらライナーとベルトルトまで死んでしまう」

    アルミン「行こう‥」

    エレン「じゃあな‥ジャン‥」




    アルミン(ジャンはあの時‥手話で僕たちにメッセージを送った)

    (巨人化能力者‥危険‥今がチャンス‥俺はもう死ぬ‥やれ‥)

    アルミン(レオンは巨人化能力者?‥9つの巨人以外にも?‥)

    アルミン「ベルトルトとライナーに聞くか‥」







    ライナー「ん‥ここは」ムクリ

    ベルトルト「あれ‥」ムクリ

    アルミン「2人とも起きたかい?ここは武器庫だ」

    サシャ「お二人とも大丈夫ですか?」

    エレン「起きたか‥」

    アルミン「レオンのことについて詳しく教えてくれないかな?」

    ライナー「‥分かった‥」




  53. 53 : : 2019/09/25(水) 21:01:22
    レオン「素晴らしい戦闘だったよ。参考になった」

    全員「!?」

    サシャ「この声は‥」

    ベルトルト「なんで!?お前が生きてるんだよ!?」

    アルミン「‥」

    レオン「私は戦争で使われるクローン兵だ。」

    レオン「私のベース優秀な兵士のクローン。私は無限に造る事が出来るのだよ。ちなみに頭部には人工知能が搭載されている。これにより戦闘力だけでなく、思考力も強化されている」

    アルミン「‥クローン兵」

    レオン「さっき君達が戦ったレオンは確実に死んだ。まさかこっちの手駒が減らされるとはな」

    レオン「いくらでも私を造る事が出来るのだが、金がかかるからね」

    エレン「クソ野郎が!!!ならお前を全て駆逐してやる!!!!!」

    レオン「威勢がいいのは結構な事だが、その調子だとその2人と同じ末路を辿る事になる」

    ライナー「‥」

    ベルトルト「‥」

    エレン「黙れ!!!お前は必ず俺が駆逐する!!!」

    レオン「感情に身をまかせる事しか出来ないのか?さっきの戦闘からデータを収集したが‥マトモに私と戦えるのは君達のなかではベルトルトくらいだ。しかもベルトルトはさっきリミッター解除をしてもう戦えない状態だ」

    レオン「私が手を下すまでもない」

    レオン「三階にはリヴァイとケニーを殺すために投入したゾンビがいる。もうあれからかなり時間が経過している。もうリヴァイ達も死んでいるだろう」

    レオン「ゲームオーバーだ」

    レオン「これから三階のシャッターを開ける。どうなるかわかるよな?」

    アルミン「‥」

    レオン「お前らの元に大量のゾンビが押し寄せる。そしてお前らは生きたまま食われる」ニヤリ

    レオン「んじゃあ開けるとするか‥ん?」


    レオン「ゾンビが出てこないぞ‥しかも三階のカメラが全部映らない‥どうなってる?」


    ズドォッ!!!

    レオン「な、なんだ!?」プツン


    エレン「何が起きた!?」

    ベルトルト「切れちゃったけど‥」

    ライナー「アルミン‥」

    アルミン「僕も分からないけど‥おそらく‥」


    リヴァイ「あーあー」

    エレン「この声は!?」

    サシャ「リヴァイ兵長!?」

    リヴァイ「聞こえるか?お前ら」

    エレン「はい!!!」

    リヴァイ「たった今敵は全滅した。三階の中央部に俺とケニーがいる」

    リヴァイ「命令だ。来い」プツン


    アルミン「よし。行こう」

    サシャ「念のために武器はいっぱい持って行きましょう!!」

    エレン「当たり前だ!!」


    ベルトルト「まさか‥2人だけで‥」

    ライナー「流石だな」



  54. 54 : : 2019/09/25(水) 23:04:56
    ー洋館三階 中央部ー

    リヴァイ「やっと来たか‥」

    アルミン「はい、警戒しながら進んできたので‥」

    エレン「ご無事でなによりです!!」

    リヴァイ「無事ではないな‥」

    ケニー「」

    サシャ「ケニーさん?」

    ベルトルト「死んでる‥」

    リヴァイ「ゾンビどもが思った以上に手強くてな‥さっきくたばった‥」

    ライナー「これは‥」

    リヴァイ「レオンとか言う奴だろ?同じ奴が何人もいたのは驚きだった」

    アルミン「13人‥これさっきあの一瞬で?」

    リヴァイ「まぁな。ケニーが銃で牽制‥あとは俺が刻んだ」

    エレン「さすがですね」

    リヴァイ「まぁ‥それよりだ。これを見ろ」

    サシャ「これは‥エレベーター?」

    リヴァイ「どうやら地下に続いてるらしい」

    ベルトルト「じゃあまだ敵はいるんですかね?」

    リヴァイ「さぁな。だが調べる必要がありそうだ」

    アルミン「もしかしたら‥地下は生物兵器の研究所かもしれません」

    リヴァイ「だったらレオンの生成施設もあるだろうな」

    ライナー「なら破壊した方がいいですね」

    リヴァイ「そうだな。それに地下に行ったら脱出の手掛かりがあるかもしれない」

    アルミン「ここには何も無かったんですか?」

    リヴァイ「俺が見た感じではな。お前らも見とけ。何か分かるかもしれない」

    リヴァイ「俺とケニーはゲーム初日から一階から三階‥そしてここを調べ上げた」

    リヴァイ「だが特に何も無かった。武器庫と食料庫ばかりだった」

    リヴァイ「お前らは何か気づいたことはあるか?」

    アルミン「いえ‥特には‥」

    エレン「洋館の事ではないのですが‥洋館の外は獣の巣になっているみたいです」

    リヴァイ「‥そうか」

    リヴァイ「なら脱出するにしても武器は揃えておかないとな」

    ベルトルト「不幸中の幸いと言いますか‥武器や食料はたくさんありますからね」

    ライナー「‥やっぱり何もありませんね」

    アルミン「うん‥仕掛けもなさそうだし‥やっぱり地下に行かないと‥」

    リヴァイ「なら決まりだな。お前ら覚悟は出来てるか?」

    全員「はい!!!」

    リヴァイ「よし、なら三階の武器庫で休むぞ」

    エレン「あの‥今から行かないんですか?」

    リヴァイ「行くわけないだろ。お前ら殆ど瀕死じゃないか」

    エレン「しかし!!!先手を打たないと!!!これ以上敵の思い通りにはなりたくありません!!!!」

    リヴァイ「たしかに‥お前の言うことも一理あるな」

    リヴァイ「だが立ってるだけでやっとの奴もいるようだが?」

    ベルトルト「僕は大丈夫です!!!」

    ライナー「俺もです!!!」

    リヴァイ「そうは見えないがな」

    リヴァイ「お前ら2人だけじゃない。俺を含めて満身創痍だ。」

    リヴァイ「この状態で行けば死にに行くようなものだ」

    リヴァイ「まずは休息が必要だろう」

    エレン「でも!!!」

    リヴァイ「ゆっくりこの洋館で満喫するとは言ってないだろ?明日の朝早くに地下に行くぞ」

    リヴァイ「今は‥6時を過ぎたところだな」

    リヴァイ「早めに飯を食って寝るぞ。勿論敵の襲来もあるかもしれん。だから交代で休むぞ。まぁ時間はたっぷりあるから全員満遍なく休めるだろう」

    エレン「ですが!!兵長!!!」

    アルミン「エレン‥兵長に従おう」

    エレン「アルミン?」

    アルミン「ライナーはかなりダメージを負ってフラフラだ。」

    アルミン「それにベルトルトは初めてリミッター解除をしてどうなるかわからない。ハッキリ言ってライナーもベルトルトもいつ倒れても不思議じゃない。今動けてるのは奇跡だよ」

    アルミン「それにサシャだって何回か気絶してる。感覚が麻痺してるかもしれないけど、気絶は大事だよ。」

    アルミン「今の状態で行くのはあまりにも危険すぎる」

    エレン「‥」

    アルミン「分かってくれたかい?」

    エレン「すみません兵長‥熱くなりました」

    リヴァイ「まぁいい。とっとと休息を取るぞ。まずは飯だ、それから睡眠を取る。特にベルトルトとライナーはしっかり休んでおけ。」



    ベルトルト「分かりました」

    ライナー「了解です」

  55. 55 : : 2019/09/25(水) 23:41:42
    ー翌日 早朝ー

    リヴァイ「お前ら準備はいいな?」

    全員「ハッ!!!」バッ!!

    リヴァイ「俺は無駄死をするのも無駄死にをさせるのも嫌いだ」

    リヴァイ「全員生きてここを出るぞ」

    全員「ハッ!!!」バッ!!

    アルミン「それにしても‥大きなエレベーターですね‥」

    ライナー「こんなデケェエレベーター見たことないぞ」

    チン

    リヴァイ「エレベーターが着いたらしい‥構えろ!敵がいるかもしれん」

    エレン「いいですか?‥開けますよ!」カチッ


    リヴァイ「おい‥これはどういう状況だ?」

    ライナー「ファルコ!!ガビ!!コルト!!!」

    ベルトルト「マガトさんに‥ポルコにマルセルまで‥」

    アルミン「酷い‥何が‥」

    ガビ「」ムクリ

    エレン「‥おい」

    サシャ「ぐっ!?」ドシュ!!!

    ガビ「1匹駆除‥」ニヤリ

    アルミン「サシャ!!!!!」

    エレン「この糞ガキ!!!!!」ダッ!!

    ガビ「もう1匹‥」ドォン!!

    リヴァイはピストルでガビの持っていたマグナムを撃った

    リヴァイ「エレン!!捕らえろ!!」

    エレン「大人しくしやがれ!!!」ガシ

    エレンはロープでガビを拘束した


    アルミン「‥」

    ベルトルト「あの‥サシャは?」

    アルミン「心臓が吹き飛んでる‥即死だよ」

    ライナー「ガビ以外は死んでるみたいです」

    リヴァイ「そうか」

    エレン「おい!!ガビ!!どういう事だ!?」

    ガビ「それはこっちの台詞だよ!!!この裏切り者が!!!やっぱりあんたらは悪魔の末裔だ!!!死んで当然でしょ!!?」

    エレン「何を言ってやがる!!?」

    リヴァイ「エレン落ち着け」

    アルミン「ねぇ?それってどういう事なの?」

    ガビ「あんたらに答えるつもりはないわ。どうせ分かり合う事は出来ないもん。殺すなら殺しなさい」

    リヴァイ「何も喋る気はないと?」

    ガビ「勿論よ」

    リヴァイ「そうか」ドォン!!!

    リヴァイはガビの頭を撃ち抜いた
    ガビは即死だった

    ライナー「リヴァイ兵長!?」

    リヴァイ「今は時間が惜しい。尋問なんてしてる暇はない。行くぞ」

    ライナー「納得できません!!!」

    リヴァイ「お前とガビは親戚だったか?まぁお前の気持ちはよく分かる。」

    リヴァイ「だがなコイツはサシャを殺した。それも意味不明な理由でだ」

    ライナー「‥」

    リヴァイ「即死させてやったのは最大限の譲歩だ。とっとと行くぞ」

    ライナー「はい‥」

    エレン「くそ‥どうなってるんだよ」

    アルミン「裏切者か‥」

    ベルトルト「どういう事だろ?逃走者の中にいるって事かな?」

    アルミン「‥かもね」

    リヴァイ「よしボタンを押すぞ」ポチ



    ウイイイイイィィン!!!!!!!


    エレン、アルミン、ライナー、ベルトルト
    リヴァイの5人は地下へと進んでいった

  56. 56 : : 2019/09/25(水) 23:56:34
    ー地下施設 某所ー

    ???「何?レオンが殺されただと?」

    ジーク「はい‥全滅したみたいです」

    ???「洋館に派遣した生物兵器は?」

    ピーク「全滅です」

    ???「‥ならゲームの参加者はこちらに向かっているのか?」

    ジーク「はい‥監視カメラの映像にはアルミン、ベルトルト、ライナー、エレン、リヴァイが映っていました」

    ???「‥厄介なメンバーだな」

    ???「ところでアイツらは処分したのか?」

    ジーク「はい‥そのつもりだったのですが」

    ???「なんだ?」

    ジーク「ガビが生きていたようで‥でもサシャ・ブラウスを仕留めたようです」

    ???「はぁ‥計画とはだいぶ違うようだが?」

    ???「当初の予定では生物兵器の戦闘データを収集した後に、レオン部隊を送り込み‥リヴァイ・アッカーマン以外は全滅させる‥そうだったよな?」

    ピーク「はい‥ですがマークしていた逃走者以外にも手強い者がおりました‥」

    ???「言い訳など聞きたくないね。5人もこちらに向かっているなど誤算も良いところだ。ふざけるなよ」

    ジーク「大変申し訳ありません。ですが既に手を打ってあります」

    ???「そうか‥ピーク」

    ピーク「‥何でしょう?」

    ???「お前には感謝している。よくここまでゲームを進めてくれたな」ドシュ!!!

    ピーク「!」ドサッ


    ジーク「ちょっと!?話が違いませんか!?」


    ???「俺はお前と協力するとは言ったが、ピークとは協力するとは言っていないぞ」

    ジーク「‥ですが」

    ???「そもそもお前らが失敗するからだ。もっと真面目にやれよ」

    ジーク「はい‥」

    ???「まぁいい‥次の作戦はしくじるなよ?次はないと思え」

    ジーク「了解です‥」

    ???「リヴァイ・アッカーマンは確実に生け捕りにしろ。殺すなよ」

    ジーク「重々承知しています」

    ???「ならお前は準備に取り掛かれ。俺もそろそろ用意する。予定とはだいぶ違うが‥」



    スタスタスタ



    ジーク「‥」


  57. 57 : : 2019/09/26(木) 11:48:34
    ー同時刻 エレベーターー

    リヴァイ「まだ着かないか‥」

    アルミン「どうやら‥かなり地中まで地下空間が広がってるみたいですね」

    エレン「なら‥」

    ライナー「間違いなく敵はいるな」

    リヴァイ「そろそろ‥か」チン

    アルミン「開けますよ‥」

    リヴァイ「よし‥」ガラガラ

    エレン「なんか‥広いな」

    ベルトルト「うん。想像以上だ」

    アルミン「やっぱり生物兵器の研究所なのでは?」

    リヴァイ「まぁ調べれば分かる。早速調べるぞ‥」ドォン!!!

    ライナー「な!?」ドォン!!!

    エレン「武器が地面に張り付いた!?」ドォン!!!

    アルミン「これは‥まさか‥」

    ベルトルト「ダメだ!!!取れないよ!!!」ググググググググ


    ジーク「やぁ」ブゥン

    エレン「この声は!?ジークか!?」

    ジーク「そうだ。悪いが武器はそこに置いて行ってもらうよ」

    アルミン「どう言う事ですか!?」

    ジーク「そのエレベーター付近の床だけは磁石で出来ている。俺が持ってるスイッチを押せば強力な磁力を発生させる事ができる」

    アルミン「やっぱり‥」(侵入者の武器を取り上げるシステムだな‥やられたよ)

    リヴァイ「はっ‥これじゃ超硬質ブレードも銃器も使えないな」

    ジーク「その通りだ。今生物兵器を投入した。お前らには素手で戦ってもらうぞ」

    エレン「ジーク‥お前が裏切り者だったのか!?」

    ジーク「悪いが何の話だかさっぱり分からないな」

    エレン「ふざけるなよ!!!今すぐ出てきやがれ!!!」

    ジーク「お前は相変わらずだなエレン。喚いてないで生き残る努力をしたらどうだ?」

    エレン「ちっ‥」

    リヴァイ「ジーク‥ただで済むと思うなよ?必ずお前を見つけ出してやる」

    ジーク「おーおー‥怖い怖い‥まぁさすがのお前らでも死ぬだろうよ」

    ライナー「自分の弟を見殺しにするつもりですか?」

    ジーク「そうだ‥大義のためだ」

    ベルトルト「大義のためだと?人を殺すのが許されると思うのか?」

    ジーク「熱くなるなよベルトルト。こっちにも事情があるんだ」

    ジーク「大人しくしてくれ」

    アルミン「このゲームを開催した理由は‥生物兵器の戦闘データを取るためですか?」

    ジーク「それもある」

    アルミン「ですよね‥じゃあ質問を変えますが、このゲームのバックには誰がいるんですか?いや‥政府が絡んでいますよね?」

    ジーク「‥どうだろうな?」

    アルミン「こんな大掛かりなゲームにこの研究施設‥きっとバックには大きな組織‥資金や技術人材を提供してくれる人がいないと成り立たない」

    アルミン「そうですよね?ジークさん?」

    ベルトルト「‥」

    ジーク「悪いがここで君達と長い時間話し合うつもりはない。まぁせいぜい死なないように頑張るんだな」プツン


    エレン「ジークの野郎ふざけやがって‥」

    リヴァイ「やっぱり髭面野郎は敵だったな」

    アルミン「‥」

    ベルトルト「アルミンは何か気になってるの?」

    アルミン「うん‥あのノートを君達も見ただろ?」

    ライナー「お前のゲームについての憶測を書いたノートか?」

    アルミン「ちょっと訂正しないといけないみたいだ‥」

    エレン「は?どう言う事だ?」

    アルミン「きっと大まかな流れは間違ってないと思うけど‥」

    グオオオオオオオオオオオ!!!ドシン!!ドシン!!!

    リヴァイ「話は後にしろ‥まずは生き延びないとな」

    エレン「くそ‥ジーク‥見つけたらぶっ飛ばしてやる‥」

    ベルトルト「素手で生物兵器を相手にするのは厳しいね」

    ライナー「だがやるしかないだろ?」

    ベルトルト「まぁそうだね」

    アルミン(武器を奪ったのは僕らの戦力を低下させるため‥)

    アルミン(そして素手の人間がどこまで生物兵器相手にやれるか確かめるため‥)

    アルミン(洋館にいた時は武器を使えたけど‥もう武器で戦う戦闘データは十分と言う事なのか?)

    エレン「アルミン‥俺にはお前が何を考えてるか分からない‥だが今は敵に集中しろ」

    アルミン「あぁ‥ごめん」(素手の戦闘データを取る以外に目的があるとすれば‥)

    ゾンビ「グオオオオオオオオオオオ!!!」

    リヴァイ「2体‥俺に任せろ!!」

    リヴァイは素早くゾンビ2体の首の骨を折った


    リヴァイ「素手で倒すには首の骨を折るしかない‥」

    ベルトルト「人間のゾンビならそれは簡単ですが‥熊相手だとそうはいきませんよね‥」

    リヴァイ「あぁ‥」



  58. 58 : : 2019/09/26(木) 19:08:09
    ベルトルト「死んでくれ!!!」ゴキッ!!

    ゾンビ「」ドサッ!!

    ライナー「こっちは片付いたぞ!!!」ダッ!!

    ベルトルト「こっちも今終わったところだよ」

    エレン「お前ら無事か!?」ダッ!!

    ベルトルト「まぁ‥何とかね」

    ライナー「そっちは終わったのか?」

    エレン「あぁ。もうすぐリヴァイ兵長とアルミンもくるぞ」

    ベルトルト「それにしても弱いゾンビばかりで助かったね」

    ライナー「だが油断はできない。それにいつ強力な生物兵器が出てきてもおかしくない」

    エレン「なぁ‥洋館にいたゾンビの方が強かったよな?」

    ライナー「言われてみれば‥」

    ベルトルト「それもあるかもしれないけど、僕達も強くなってる」

    エレン「お前はリミッター解除もしたしな」

    ベルトルト「うん。自分で言うのもあれだけど、ゲーム開始の僕と今の僕では強さの次元が違う」

    ライナー「もうリヴァイ兵長よりも強いんじゃないか?」

    リヴァイ「誰が俺より強いって?」

    ライナー「リヴァイ兵長!?失礼しました!!」バッ!!!

    リヴァイ「まぁいい。そんな事より先に進むぞ」

    アルミン「この付近には敵はいないようです」

    リヴァイ「行くぞ」スタスタ

    アルミン「何の話をしていたの?」

    エレン「ゾンビが弱いって話さ。お前もそう思うだろ?」

    アルミン「うん‥洋館にいたゾンビの方がよっぽど手強かったよ」

    エレン「だよな!!」

    アルミン(洋館の生物兵器はあらかた倒した‥ひょっとしてもう敵も生物兵器を持ってないのか‥だから弱いゾンビしか‥)

    アルミン(それとも弱い生物兵器から徐々に強い生物兵器を投入するつもりなのか‥)

    リヴァイ「前方にゾンビが三体!!!」

    アルミン「!?」

    リヴァイ「お前らは周囲を警戒しろ!!!俺が片付ける!!!」ダッ!!

    ライナー「了解しました!!!」

    ベルトルト「右からも一体!!!僕が対処します!!!」ダッ!!!

    エレン「アルミンお前は左を頼む!!!俺は後方をやる!!!」!!!

    アルミン「分かった!!!」ダッ!!!



  59. 59 : : 2019/09/27(金) 14:35:20
    ー同時刻 地下空間 監視室ー

    ジーク「ふぅ‥これで」ガチャガチャ

    ???「そこまでだ」ガラガラ

    ジーク「やっぱバレるか‥」

    ジーク「さすがですね」

    ???「どういうつもりだ?ジーク・イェーガー?」

    ジーク「もうアンタには着いていけないと思いましてね」

    ???「受けた恩を仇で返すのか?」

    ジーク「もう恩は返しましたよ。それにこっちも堪忍袋がはち切れそうでね」

    ???「ピークを殺したのがきっかけか?」ニヤリ

    ジーク「‥そうですね。まぁその前からも我慢していた事は沢山ありましたけど‥」(警備兵が20人‥全員アサルトライフルを持ってる‥)

    ???「お前‥生物兵器を廃棄処分しやがったな?おかしいと思ったよ。ゾンビしか投入されていなかったからな」

    ジーク「そのゾンビもついさっきリヴァイ兵長達に殲滅されましたよ。残念でしたね」(生存は絶望的‥なら‥)ピピッ

    ???「お前が誰に連絡しようとしてるのか知らんが、クサヴァーやお前の部下は全員処刑した」

    ジーク「!?」

    ???「この裏切りは許されざる行為だ。当然だろう?お前の仲間も連帯責任で死刑‥お前はこれから究極の拷問にかけてその後抹殺だ」

    ジーク「どこまでも腐ってやがる‥」

    ???「あのお方もお前には期待していた。これは組織への裏切り‥そして俺への侮辱行為‥」

    ???「ジーク・イェーガーを拘束しろ」

    警備兵「ハッ!!!」スタスタ

    ジーク「馬鹿め‥」

    ???「ん?」

    ジーク「お前はここに来るべきではなかった」ニヤリ

    ???(あれは!!)バッ!!!



    ジーク「」カチリ





    ズドォッ!!!!!!!!ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!



    ー同時刻 地下空間某所ー


    エレン「な、なんだ!?」

    リヴァイ「この振動‥音‥爆発か」

    ベルトルト「事故!?それとも僕ら以外にも侵入者がいたのか!?」

    アルミン「皆んな聞いてくれ‥」

    ライナー「どうしたアルミン?」

    アルミン「この爆発はおそらく‥」


  60. 60 : : 2019/09/28(土) 00:45:06
    ー地下空間 某所ー

    ???「やっと来たか諸君」

    リヴァイ「誰だお前は?」

    ???「じきに分かるさ。まずは君達がここまで生き残ったのは褒めてやろう」

    エレン「お前‥がジーク!!殺したの!?」

    ???「そうだ」ニヤリ

    エレン「てめぇ!!!」ダッ!!!

    警備兵「止まれ!!」ガチャ

    ベルトルト(いつの間に‥しかも全員銃を‥)

    ライナー「エレン!!!」

    エレン「分かってる‥くそ‥」

    ???「どうやらアルミン君が気づいたようだね」

    アルミン「やっぱりジークさんはお前らを裏切ったんだね」

    ???「まぁな」

    アルミン「つまり僕らの味方だった‥」

    ???「しかしあの爆発音だけでよくジークが仲間で死んだって分かったな」

    エレン「ジークの死体を見つけたんだよ‥」

    ???「ほぅ‥なるほど。あの部屋に行ってからここに来たのか。」

    アルミン「生物兵器は全て廃棄処分したんだろう?」

    ???「ジークがな」

    ライナー「残念だったな。お前らの野望も潰えたわけだ」

    ???「貴様らは何か勘違いをしている」

    リヴァイ「どういう事だ?」

    ???「生物兵器の研究所はここだけではない。世界各地に無数にある。」

    ベルトルト「そんな!?」

    ???「当たり前だろ?どの国も安くて使いやすい兵器が欲しいんだよ。それが生物兵器‥この業界は儲かるぞ」ニヤリ

    リヴァイ「てめぇらの糞事情はどうでもいい。問題なのは俺達を巻き込んだことだ」

    ???「この状況でよくそんな強がったことを言えるな。さすがは人類最強だな」

    アルミン「そういうアンタは随分と臆病なんだね。仮面なんかしちゃって」

    ???「違うな‥これは演出だよアルミン君」バッ!!

    全員「!?」

    リヴァイ「てめぇは‥たしか」


  61. 61 : : 2019/09/28(土) 01:06:09
    シキシマ「ふっ‥」

    アルミン「シキシマ隊長!?」

    エレン「貴方が何故!?」

    シキシマ「まぁ落ち着け。ゆっくり話をしようじゃないか」

    シキシマ「ここの研究所の管理人は俺だ。ゲームを乗っ取ったのも俺だ」

    ベルトルト「ちょっと待ってください。貴方は実写版進撃の巨人で出演されてから‥進撃の巨人グループにも貢献してきたはずでは?」

    シキシマ「そうだな‥それも全て復讐のための資金集めだったよ」

    リヴァイ「どういう事だ?」

    シキシマ「俺はお前が憎い‥リヴァイ」

    リヴァイ「は?」

    シキシマ「俺はお前の代役として実写版の映画に出演した‥でも結果はお前らも知っての通り酷評だった」

    シキシマ「役者としての俺はもやは死んだも同然だ。リヴァイ・アッカーマンの代役として出演して大失敗した俺には裏方での仕事しか無かった」

    シキシマ「この研究所の職員は実写版で出演して‥役者としての人生を殺された者が集まった‥」

    アルミン「ジークさん達は違いますよね?」

    シキシマ「ジーク達は俺が弱みを握り、買収した。横領やゲーム乗っ取りの計画にも加担してもらったよ」

    アルミン「やっぱりそうか‥」

    シキシマ「本来の計画ではリヴァイ・アッカーマン以外はゲームで抹殺する予定だった。リヴァイは俺の手で殺したかったからな」

    リヴァイ「くだらん」

    シキシマ「は?」

    リヴァイ「お前は生物兵器の実験もゲームも‥俺を殺すためにやっていたのか?」

    シキシマ「だったらなんだ?」

    リヴァイ「それを下らないと言ったんだ」

    シキシマ「俺の事を否定する資格はお前にはない。分からないさ‥役者として成功したお前らにはな‥」

    シキシマ「生物兵器の売買‥進撃の巨人グループから資金の強奪‥根回し‥ゲームの設営」

    シキシマ「やっと俺の復讐は達成される」

    リヴァイ「‥」

    シキシマ「リヴァイ‥お前だけは許さん」ガチャ


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    アルミン「壁が動いてる!?」

    エレン「なんだ!?部屋が広くなっていくぞ!?」

    ベルトルト「なんだこの地面から出た立体物は!?」

    ライナー「気をつけろ!?」

    リヴァイ「随分と大掛かりな仕掛けだな‥それにこの立体物」

    リヴァイ「立体機動で遊べそうだな」

    シキシマ「もう察しがついてるだろ?俺がやりたいのはお前との立体機動によるタイマン勝負だ」ボン!!!

    シキシマはリヴァイに向かって立体機動一式装備を投げつけた

    リヴァイ「これを使えと?」

    シキシマ「そうだ‥ブレードで斬り殺した方が勝ちだ‥」

    リヴァイ「面白いな‥」ガチャガチャ

    エレン(相手は10人‥銃を持ってる‥だが隙をつけば)

    警備兵「やれ!!」ドシュ!

    エレン「」ドサッ

    ライナー「エレン!!」ドシュ!

    ライナー「」ドサッ

    ベルトルト「ら、ライナーまで!?」ドサッ

    アルミン(これは‥麻酔銃か‥)ドサッ

    リヴァイ「おい」

    シキシマ「安心しろ。アイツらも殺す予定だったが、ショーに参加してもらうことにした」

    リヴァイ「どうせロクなもんじゃねぇな」

    シキシマ「お前らはそいつらを例の部屋に連れて行け!俺はリヴァイを殺す!」

    警備兵「了解!!」ダッ!!


    リヴァイ「お前‥覚悟は出来てるよな?」

    シキシマ「勿論だ」ガチャ



    リヴァイ「そうか‥」ガチャ


  62. 62 : : 2019/09/28(土) 19:44:48
    リヴァイ「お前‥本気で俺に勝てると思ってるのか?」チャキン

    シキシマ「当たり前だ。」チャキン

    リヴァイ「随分と自信があるようだな」

    シキシマ「お前は連日のゲームで疲弊している。それにここでは俺に地の理がある。俺に負ける要素はない」ニヤリ

    リヴァイ「はっそんなの負けを認めたようなもんだろ?正攻法じゃお前は勝てない」

    シキシマ「ふっ俺はお前を惨殺したい。過程がどうであれ最終的には生き残った奴が勝者だ。違うか?」

    リヴァイ「だな」バシュッ!!!!

    シキシマ「!」バシュッ!!!!

    リヴァイ「!」ガキン!!!

    空中で2人のブレードがぶつかり合う

    シキシマ「へ!!!」バシュッ!!!

    リヴァイ「‥」バシュッ!!!

    シキシマ「そんな速度じゃ俺を倒せないぞ!!!」(思った通りだ‥力が弱まってる‥)バシュッ!!!

    リヴァイ「ちっ!!」バシュッ!!!

    リヴァイは咄嗟にシキシマの斬撃を回避した

    シキシマ「まだまだ!!!」バシュッ!!!

    リヴァイ「くそ!!!」バシュッ!!!

    シキシマ「喰らえ!!!」グルン!!!ドォッ!!!

    シキシマは空中で加速しながらリヴァイを蹴りつけた

    リヴァイ「ぐっ!!?」ドサッ!!!

    シキシマ「おいおい?呆気なかったなー」ニヤニヤ

    シキシマは着地して地面に倒れてるリヴァイにゆっくりと近づいていく

    リヴァイ「」

    シキシマ「なーんだ?もうグロッキーか?」ニヤニヤ

    ザシュッ!!!!!

    シキシマ「!?!????」ベチャ!!!ボトボト

    リヴァイ「そんなわけないだろ」チャキン

    シキシマ「ゴハッ!!??」ドスッ!!!

    リヴァイはシキシマを素早く斬りつけた後に
    シキシマの心臓を貫いた

    シキシマ「な‥どうして‥」ドサッ

    リヴァイ「やられた演技に決まってるだろ?この方が効率よくお前を殺せるからな」

    シキシマ「‥卑怯者め」

    リヴァイ「ん?どんな事しても生き残った奴が最終的には勝者なんだろ?」チャキン

    シキシマ「はっ‥」

    リヴァイ「終わりだ」ブォン!!!

    バキンッ!!!

    リヴァイはシキシマの首にブレードを振り下ろしたが、逆にブレードは粉々になってしまった

    リヴァイ「それは硬質化か?」バシュッ!!!

    リヴァイは危険を察知してシキシマから距離を取る

    シキシマ「そうだ‥俺は巨人化能力者だ‥それはお前も知ってるよな?」ムクリ

    リヴァイ「鎧の巨人か?」

    シキシマ「そうだ。しかも生体実験で強化されている。お前に勝ち目はないぞ」

    リヴァイ「はっ‥それはどうだろうな?」(奴の言う通りだ‥ブレードでは鎧を砕けない‥)チャキン

    シキシマ「お前の気持ちがよく分かるぞ?お前は焦っている。ブレードでは鎧を倒せないからな」

    リヴァイ「へっ‥なら関節技でお前の首をへし折ってやるよ」スチャ


    シキシマ「体格的にそれは無理だろうな」ガリッ!!!!カァッ!!!!

    リヴァイ「巨人化だと!?」

    鎧「フフフフフフフ!!!!さぁどうする?この部屋の出口は閉じてある。お前には勝ち目も逃げ場もない!!!」

    鎧「お前に残されている選択肢はガスが尽きるまで逃げ回るか、俺に許しを請うしかないのだ!!!!」

    リヴァイ「」バシュッ!!!!ザシュッ!!!

    鎧「斬られた!?何!?どうなってる!?」ドサッ

    鎧は足から崩れ落ちた

    リヴァイ「いいか?鎧が覆われてない部分があるんだよ。弱点がないわけじゃない。ブレードでも戦える」バシュッ!!!!

    リヴァイは壁にアンカーを刺して鎧の出方を窺う

    鎧「鎧にこんな弱点があったとはな‥」スタッ

    リヴァイ(再生速度が速い‥生体実験で強化されてるだけあるな)

    鎧「だが倒せないだろ?時間稼ぎしか出来ないだろ?」

    リヴァイ「それでもやるしかないんだよ」バシュッ!!!

    鎧「無駄な足掻きだ!!!」ドスン!!!ドォン!!!

    リヴァイ「」バシュッ!!!


    鎧「速いな!!!だがその分ガスの消耗も激しいだろ!?」ドォン!!!!

    リヴァイ「うるせぇな‥」ザシュッ!!!!

    鎧「くっ!?またか!!」ドスン!!!


    リヴァイ(回転速度を上げて‥)ヒュン!!!!ガキン!!!!


    鎧「ハッハッハッハッ!!!だから無駄だと言っただろうが!!!」ドォン!!!



  63. 63 : : 2019/09/28(土) 20:04:59
    ー地下空間 某所ー

    エレン「ん‥ここは‥」キョロキョロ

    化け物「グオ!!!!」ドシュ!!!

    警備兵「」ドサッ!!!

    エレン「な、何だ!?」

    アルミン「エレン!!!逃げるんだ!!!」

    エレン「分かってる!!!」(デケェ‥3メートルはあるな‥鬼とは違う‥ヤケにゴツい化け物だな‥)ダッ!!!

    ベルトルト「敵はそいつだけだ!!!警備兵は生け捕りを1人残して殲滅した!!!」

    エレン(じゃあコイツを倒せばいいのか‥)ダッ!!!

    化け物「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!」ドシン!!!ドォン!!!!!

    エレン(図体の割に速いな‥)バッ!!!


    エレン「でも何でお前らそんな高いところに居るんだ!!?」ダッ!!!

    アルミン「警備兵にエレンだけリフトで降ろされたんだよ!!!!今警備兵に尋問してリフトの降ろし方を聞く!!!」

    ライナー「おい!!!早く答えろ!!!」

    警備兵「無駄だ‥リフトの降ろし方なんてない‥」

    ライナー「どう言うことだ!?」

    警備兵「制御装置はさっき俺が破壊した‥もうあの下に行く方法も上がってくる方法もない」

    ライナー「ふざけやがって!!!」

    警備兵「お前らが抵抗するからだぞ?大人しくしてればお前ら4人仲良くあの下のバトルシュミレーションルームで遊べたのにな」

    ライナー「コイツ‥」

    アルミン「ならあの化け物の弱点を教えてくれる?」

    警備兵「そんなものない」

    アルミン「そんな事は無いはずだ」

    警備兵「あの生物兵器は蠱毒実験で造られた対人に特化した型の生物兵器だ。」

    警備兵「奴の名はハンター‥巨人ほどサイズは大きくないが、人間を撲殺するのを得意としている‥一度標的を決めると仕留めるまで執拗に追い回す」

    警備兵「動きも速いし、無限の体力がある。無限の体力は巨人の性質を受け継いでる。つまり、エレン・イェーガーが疲弊して動けなくなったら終わりなんだよ」

    ライナー「くそ!!アルミンどうする!?」

    アルミン「今のところエレンは上手く立ち回れてる‥でも武器がない」

    ベルトルト「渡すって言ってもここから下まで30メートルはあるぞ!?銃を渡すのは無理だ!!!!」

    アルミン「ブレードをエレンに渡そう!!!ブレードならここから落としても壊れない!!!」

    ベルトルト「分かった!!!ある分全て落とすよ!!!」

    ライナー「エレン!!!ブレードを落とす!!!受け取れ!!!」

    ライナーとベルトルトはエレンにブレードを渡すため、ブレードを落とした

    エレン「取りたいけど!!!コイツがしつこくて!!!」ダッ!!!

    ハンター「」ダッ!!!!


  64. 64 : : 2019/09/28(土) 20:09:51
    警備兵「他の警備兵も下に取り残されて‥殺されたのは残念だが‥お前らの仲間も死ぬ‥結果オーライか?」ニヤリ

    ベルトルト「お前黙れ!!」ドォン!!!

    警備兵「ぐっ!!‥お‥」ドサッ!!!

    アルミン「‥ベルトルト‥君は射撃が得意だったよね?ここからエレンを援護できる?」

    ベルトルト「難しいな‥距離もあるし‥動き回ってるし‥エレンに当たるかもしれない」

    ベルトルト「でもやってみるよ‥なるべく慎重に」ガチャリ

    アルミン「頼んだよ」

    ライナー「俺たちはどうする?」

    アルミン「ほかの部屋にこの部屋の制御装置があるかもしれない。僕とライナーはそれを探しに行こう」ダッ!

    ライナー「了解だ!!」ダッ!


  65. 65 : : 2019/09/28(土) 20:44:42
    ライナー「行く宛あるのか!?アルミン!?」ダッ!

    アルミン「ない‥虱潰しに探すしかないよ!!!」ダッ!

    アルミン「僕たちも警戒しながら進まないといけないし‥」

    ライナー「なんでだ!?生物兵器は廃棄処分したんだろ!?」

    アルミン「でもさっき見ただろ!?ハンターとか強力な化け物がエレンを襲ってる!!!」

    アルミン「全て廃棄処分されていたわけではない!!!だから僕達も警戒して進まないと‥」

    ライナー「そうだな‥あの警備兵は人間の職員はあそこにいた警備兵10人と‥シキシマだけって言っていたが‥」

    アルミン「嘘かもしれないし‥それに‥」

    ゾンビ「オオッ!!!」ガバッ!

    ライナー「アルミン!!」ドォン!!

    ゾンビ「」ドシュ!!ドサッ!!

    アルミン「まさか急に現れるとは‥」

    ライナー「お前さっき何を言おうとしていたんだ!?」

    アルミン「‥話は後にしよう‥今はエレンを助ける事に集中しないと」ムクリ

    アルミン「それに僕の思い違いかもしれない‥」ダッ!

    ライナー「分かった!!」(どうしたんだ‥アルミン‥)ダッ!





    ベルトルト「エレン!!援護するよ!!」

    エレン「すまねぇ!!!」チャキン

    エレン(よし‥ブレードは拾えた‥)スチャ

    ハンター「」ブォン!!!

    エレン「今だ!!」

    エレンはハンターの懐に忍び込み両足を切断する

    ハンター「!?」ドサッ!!!

    エレン(よし‥ブレードは通じる‥断頭さえ出来れば‥)スチャ

    ベルトルト「エレン!!!離れるんだ!!!」ドドドドドドドド!!!

    ベルトルトは30メートル上からガトリングを乱射した

    ハンター「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!」

    エレン「よし!!!いいぞ!!!」

    ベルトルト(エレンが隙を作ってくれたおかげで‥)

    エレン「ベルトルト!!!もういい!!!」

    エレン「あとは俺がやる!!!」ザシュッ!!!

    ハンターの頭を刎ねた


    ハンター「」ブシュゥゥ‥

    エレン「蒸発したぞ!?死んだってことか!?」

    ベルトルト「そうだよ!!!」(警備兵がハンターは巨人の性質を受け継いでるって言っていたからな‥)

    ベルトルト「アルミンとライナーがエレンを上に上がる方法を見つけに行くって!!!だから待っててくれ!!!」

    エレン「おう!!ありがとうな!!!」

    ベルトルト「おい!!アルミン!!聞こえるか!!」

    ベルトルトは無線でアルミンに連絡を取った

    アルミン「ベルトルト!!どうしたの!!」

    ベルトルト「ハンターは倒した!!!あとはエレンを上に上げるだけだ!!!」

    アルミン「分かった!!!必ず見つけ出す!!!ベルトルトはそこで待機していてくれ!!」

    アルミン「また新しい敵か来るかもしれないからエレンをそこで守ってくれ!!!」

    ベルトルト「了解!!」


    ベルトルト「エレン!!!僕はここで君を守るために待機する!!!」

    エレン「おう!!!それよりベルトルト!!!」

    エレン「下にデッカい扉が4つあるぞ!!!」

    エレン「もしかしてらこの扉を開ければ、上に通じる通路があるかもしれないぞ!!!」

    ベルトルト「わかった!!!アルミンに連絡をー」ドスッ!!!

    ベルトルト「がはっ!!?」クルッ

    ???「‥」ザシュッ!!!

    ベルトルト「」ボド、コロコロ


    エレン「おい!!!ベルトルト!!!どうしたんだ!?」





    ???「‥」スタスタ


  66. 66 : : 2019/09/28(土) 21:05:05
    ーアルミンサイドー

    アルミン「くそ!!!広すぎる!!!」ダッ!

    ライナー「それに入り組んだ通路になってる!!!方向感覚が狂うぜ!!!」ダッ!

    エレン「」

    アルミン「え?‥エレン‥それに」

    ベルトルト「」

    ライナー「ベルトルトの頭‥どうなってやがる?」

    アルミンは無線でベルトルトに連絡取ることを試みる

    アルミン「だめだ‥繋がらない」

    エレン「お前ら!?何故‥ってあれ?」

    ライナー「エレン!?無事だったのか!?」

    エレン「まぁな‥ってベルトルト!!‥何だよこれ‥」

    アルミン「こっちが聞きたいよ‥」

    ライナー「何でお前らここに居るんだよ‥」

    エレン「俺に聞かれても知らない!!!急に眠たくなって‥気づいたらここに‥」

    アルミン「‥」

    ライナー「おい!!ベルトルトに何があったんだよ!?」

    エレン「急に返事が無くなって‥あとは知らないな。俺がいた所からだと見えなかったからな」

    ライナー「だよな‥」

    アルミン「何が起こったんだ‥」

    ライナー「シキシマはリヴァイさんと交戦中‥警備兵も全滅したから‥」

    ライナー「けど‥実はまだ敵は潜んでいて‥そいつがベルトルトを殺して‥エレンを眠らせたあと‥立体機動でエレンを連れ去り‥」

    ライナー「先回りしてここにエレンとベルトルトの頭を‥連れてきたのか?」

    アルミン「うん‥筋は通ってるね」(でも‥)

    エレン「だとしたらその敵もぶっ殺さないと!!!」

    アルミン「まずはこれを」スチャ

    アルミンはエレンに銃とブレードを渡した

    エレン「‥ありがとう‥」

    アルミン「今はリヴァイさんを助ける事に集中しよう‥」

    エレン「そうだな」

    ライナー「シキシマは鎧の巨人能力者‥もっと強力な武器が必要だ」

    アルミン「うん‥でもまずはあのリヴァイさんが戦ってる部屋の扉を開けないと」

    エレン「制御室ってないのか!?」

    ライナー「あるはずなんだが‥」

    アルミン「なんて言ったって広すぎるからね‥」

    エレン「でも探すしかないだろ」

    ライナー「勿論だ」

    アルミン「まず地図を探そうか‥そうすれば」

    ライナー「いや時間は限られてる。地図も探しながら制御室も探そう」

    アルミン「そう‥だね」

    エレン「なら急ぐぞ!!!立体機動のガスは少ない!!!」ダッ!



  67. 67 : : 2019/10/01(火) 00:16:18
    ーリヴァイサイドー

    リヴァイ「ふっ‥中々やるじゃねぇか」チャキン

    鎧「ちょこまかと‥いい加減に諦めたらどうだ?」

    リヴァイ「悪いがそれは出来ないな‥俺は負けず嫌いなんだよ」バシュッ!!!ドシュ!!!

    鎧(速すぎて反応できない‥もう何度やっても駄目だ‥)ドスン!!!

    リヴァイ「おい‥早く立てよ。」バシュッ!!!ドスッ!!

    鎧(だがガスは残り僅かなはず‥もう少しで‥)ザシュッ!!!

    鎧「ぐおっ!!??」グラ、ドスッ!!!

    リヴァイ「どうした?反応がさらに鈍くなってるぞ?」バシュッ!!!

    鎧(奴の言う通りだ‥運動能力は低下している‥)

    鎧「だが俺の鎧を砕く事が出来ない限りお前に勝ち目はない。そもそもガスが無くなればお前は終わりだからな!!!!」

    リヴァイ「何焦ってやがる?お前は余裕で俺に勝てるんだろ?」

    鎧「うるさい!!!黙れ!!!!」ドォン!!!

    リヴァイ(煽り作戦は成功‥このまま奴にもっと動いてもらう‥)バシュッ!!ヒュン!!!

    鎧「このクソ野郎が!!!」ブォン!!!


    リヴァイ「オセェよ‥」ヒュン!!(コイツにだって体力は限られてる‥下手に動き回れば疲れる‥鎧の硬度は体力によって変化する‥)バシュッ!!!

    リヴァイ(鎧が薄くなった時が俺の勝利の瞬間だ!!!)ザシュッ!!!

    鎧「ぐっ!?」(おかしい‥もうガスが無くなってもおかしくないはず‥まさか効率良くガスを噴出して消耗を抑えているのか?)ドスン!!!!

    リヴァイ「へっ‥」(まだだな‥身体の再生にも体力を消耗する‥もう少しのはずだ)バシュッ!!

    鎧「何を企んでいるのかは知らんが無駄な事だ!!!!俺の方が消耗戦に強いからな!!!」

    リヴァイ「本当にそうかな?」

    鎧「何?」

    リヴァイ「原作を思い出してみろ。鎧は消耗戦に強かったか?」

    リヴァイ「戦えば戦うほど能力は低下する‥巨人化能力者と言えど例外ではないだろ?」

    鎧「何が言いたい!?」

    リヴァイ「少しは自分で考えたらどうだ?」

    リヴァイ「まぁお前にも分かりやすく言うと‥お前は死ぬって事だな」

    鎧「ふざけるのもいい加減にしろ!!!!!」ヒュン!!!

    シキシマ「!?」ドサッ!!!

    リヴァイ「‥は?」

    リヴァイ「何が起きた‥」(体力を使い果たしたのか?‥いやそんな感じではなかった)

    シキシマ「こ、これは‥」

    リヴァイ「何故巨人化を解いた?」チャキン

    シキシマ「ぐっ‥動かん‥」ググググ

    リヴァイ「動けないだと?じゃあ体力を使い果たしたのか?」(そうだとして‥巨人の身体が一瞬で消えたのは不自然だ)

    リヴァイ「何故巨人の身体が一瞬で消えた?実験の副作用か?」

    シキシマ「あ‥」ブルブル

    リヴァイ「おい‥答えろよ」ザシュッ!!!

    シキシマ「グアッ!!?」ドサッ!!

    リヴァイ「全く失礼な奴だな‥!」

    シキシマ「」

    リヴァイ「死んでる‥」(もう人間の身体さえ回復させる力も残ってなかったのか?)

    リヴァイ「身体が蒸発していく‥死んだって事でいいんだよな?」

    リヴァイ(何か引っかかる‥何だよ‥この違和感は‥)

  68. 68 : : 2019/10/01(火) 00:29:14
    ???「シキシマは俺が殺した」スタスタ

    リヴァイ「誰だ?」(扉は閉まっていた‥どうやって入ってきた‥)

    ???「どうやって入ってきた?そんな事が知りたいのか?お前が知りたいのはもっとあるだろう?」スタスタ

    リヴァイ「‥てめぇ何者だ?」

    ???「そうだな‥一言で表現するのは難しいな‥まぁ黒幕って奴だな」

    リヴァイ「じゃあ‥何故仲間を殺した?」チャキン

    ???「仲間?シキシマは利用していた。それだけだ」

    リヴァイ「‥!!?」ガキン!!!

    リヴァイは隙をついて斬りかかったが素手でブレードを受け止められた

    ???「落ち着け。ここまで生き残った褒美だ。お前には色々と教えてやるよ」

    ???「この光景は道を通してアルミン、エレン、ライナーも見ている」

    リヴァイ「何?‥じゃあお前はユミルの民で‥エレン達は別の部屋に監禁しているって事か?」

    ???「そうだ」

    リヴァイ「ベルトルトはどうした?」

    ???「退場してもらったよ。もう彼には先が無かったからな」

    リヴァイ「‥」

    ???「そう睨むなよ。落ち着け」

    リヴァイ「それは無理だな」チャキン

    ???「無駄だ。やめておけ」スッ

    リヴァイ「ぐっ!?」ビリビリビリ

    リヴァイ「なんだ‥これは‥」ガクッ

    ???「俺の能力だ。お前はもう抵抗できない。残念ながらお前は俺の話を聞くことしか出来ない」

    リヴァイ「ふざけやがって‥」

    ???「さぁ聞きたい事は山ほどあるだろう?さっきも言ったがこの光景はお前の仲間達も見ている。なら、有益な情報を俺から引き出すのがお前の役目じゃないのか?」

    リヴァイ「何だよ?お前は何がしたい?」

    ???「声だけ聞いても分からないのか」スッ

    リヴァイ「お前は‥トム?」

    トム「さすがに顔は覚えていましたか?リヴァイさん」

    リヴァイ「お前がこのゲームを‥進撃キャラを皆殺しにしやがったのか?」

    トム「そうです」

    リヴァイ「クソ野郎が」

    トム「利いた風な事言わないでください。お前は結局何も出来なかった男だ。特別な存在だと思うな」

    リヴァイ「何を言ってやがる?」

    トム「もういい」

    トム「死ね」


    リヴァイ「」ドサッ


    トム「さて‥移動するか」ブゥン


  69. 69 : : 2019/10/01(火) 00:37:44
    ー地下空間 最深部ー

    トム「待たせたな」ブゥン

    エレン「お前‥本当に何者なんだ?」

    トム「少しは自分で考えたらどうだ?」

    エレン「何!?」ガッ

    ライナー「エレン!!相手は未知の力を持ってる!!!迂闊に動くな!!!」

    エレン「くっ‥」

    アルミン「君の正体については心当たりがある」

    トム「へぇ‥話してみろ」

    アルミン「君は原作のトラスト区襲撃の時に‥巨人に食べられた訓練兵だよね?」

    エレン「それってもしかして‥」

    ライナー「ジャンの指示で突っ込んで死んだトムの事か?」

    トム「そうだ。だがそれがどうした?」

    アルミン「たしかにそうだ‥でもそうじゃない」

    エレン「は?どう言う事だ!?」

    アルミン「見た目は完全にトムだ‥でも君はこの世界の人間じゃないよね?」

    ライナー「どういう事だアルミン!?」

    エレン「全然わかんねぇ!!!説明しろ!!!!」

    トム「そんな中二臭い発言‥お前から聞きたくなかったよ。確かにこのゲームの黒幕は俺だが‥何でそれで俺がこの世界の人間じゃないっなるんだ?」

    アルミン「僕は最初このゲームの目的は生物兵器絡みの物だと思っていた。ゲームと装っているだけだと思った」

    トム「それで?」

  70. 70 : : 2019/10/01(火) 01:02:06
    アルミン「たぶんだけど‥ここの管理人はシキシマで‥シキシマに協力したのが君だよね?」

    トム「そうだが?」

    ライナー「おい!?話が見えないぞ!?」

    エレン「もっと分かりやすく説明しろ!!」

    アルミン「まぁ2人とも落ち着こう‥僕らはもう何も出来ないと思う」スッ

    ライナー「おい!?何座ってるんだよ!?」

    エレン「そうだぞ立てよ!!敵は目の前に居るんだぞ!?」

    トム「残念ながらアルミンの言う通りだ。どの道お前らには何もできない。お互いに座ってゆっくり話そうじゃないか」スッ

    エレン「‥ライナー‥」スッ

    ライナー「仕方ない‥」スッ

    アルミン「話を戻そうか‥僕が気になった事がいくつかある。その根拠に基づくと君が異世界の住人じゃないと説明出来ないんだよ」

    トム「‥じゃあ聞かせてもらおうか?」

    アルミン「1つ目‥ルールブックについて」

    アルミン「ゲームが始まる前に配布された割と大きなルールブック‥ゲーム開始直後に気づいたら消えていた」

    エレン「確かに‥あのミカサですら失くしたいたな」

    ライナー「俺のところもそうだった」

    トム「お前らが間抜けだった。それだけだろ?」

    アルミン「いいや。失くしたというより‥消えた。その言葉の方がしっくり来るかな?」

    アルミン「とにかく割と最初の段階から不自然な現象が起きていた」

    トム「確かにそうかもしれないが、それだけで俺が異世界の住人だって決めつけるのか?」

    アルミン「2つ目は君がさっき見せた能力‥あれもおそらく異世界の住人に起因する能力‥ただの巨人の能力ってわけではないだろう?」

    トム「いいや?俺のは正真正銘巨人の能力だ。」

    アルミン「まぁ‥いいや3つ目はこの施設‥洋館について」

    アルミン「覚えてるかいエレン?僕は1ヶ月前にこの洋館周辺に来ていたって話」

    エレン「覚えてる‥シャウトするためだったよな?」

    ライナー「あれか‥」

    アルミン「そう。つまりこの洋館と地下施設は1ヶ月以内に作られた事になる。でも現代の建築技術では不可能だ」

    トム「‥」

    ライナー「いい線行ってるみたいだぞ」

    アルミン「4つ目は生物兵器の事について」

    アルミン「生物兵器にも莫大な費用がかかる。資金が無いと扱う事は出来ない。この洋館には沢山の生物兵器がいた」

    トム「何がいいたい?」

    アルミン「君が資金の提供‥そしてこの施設の提供をした。違う?」

    トム「そんなの俺1人で出来るわけない」

    アルミン「うん‥君がどこかの組織の人間って可能性も考えた‥でも君は役者。裏方の仕事もちゃんとこなしてる。つまり不可能なんだ」

    トム「ならー」

    アルミン「それにこの施設関係者の名簿を見たら‥どの人も進撃キャラだった」

    アルミン「進撃キャラは役者だ。演劇と撮影をこなしながらの作業は不可能。まして生物兵器に詳しい人なんていない。」

    アルミン「ジークさんやピークさんは幹部だったみたいだね?でも撮影をやりながらだと絶対に不可能」

    アルミン「トム‥君の能力が何か関係しているんだろ?」

    ライナー「ちょっと待て!確かにお前の言うことはその通りだ。でもトムは裏方の仕事もちゃんとやってるんだぞ?」

    エレン「そうだ!トムが黒幕で異世界の住人ってのは無理があり過ぎる」

    トム「いやアルミンの言う通りだ」

    ライナー「‥え」

    エレン「じゃあ‥本当にお前が人を殺したのか?‥仲間を‥」

    トム「やめてくれよ。人殺しはお互い様だろ?」

    ライナー「てめぇ!!!?」

    ライナー「立ち上がれない‥」

    トム「だから言っただろ?お前らは俺と話をする事しか出来ない。お前らの命は俺の気まぐれによって維持されている」

    アルミン「ねぇ‥君は何がしたいの?わざわざボロを出して‥君ならもっと上手くやれただろ?」

    トム「バグって奴だ。俺も時間のコントロールは完璧ではない」

    エレン「時間のコントロール‥どう言う事だ?」


    トム「俺は平行世界から来た。そして元々この世界にいたトムは殺した。」

    ライナー「は?」

    トム「俺はあらゆる平行世界を見てきた。数え切れないくらいにな‥」

    アルミン「なるほど‥ゲームを開いた目的は?」

    トム「最初は見て回っていた‥でもそれでは物足りなくなった」

    トム「復讐したくなった‥」

    アルミン「それは‥主要キャラに?」

    トム「そうだ」

  71. 71 : : 2019/10/01(火) 01:32:27
    エレン「待て!!!お前は何者なんだ!?何故そんな事が出来る!?」

    トム「俺は特異点と呼ばれるユミルの民。全ての平行世界において2番目に強い能力を持っているらしい」

    アルミン「らしい?」

    トム「俺もよくは知らない。ただ神からお告げがあった」

    アルミン「始祖ユミル?」

    トム「そんなレベルじゃない‥あれはもっとこう‥別次元だ」

    トム「とにかく俺は平行世界を行き交うことの出来る能力が備わっていた」

    トム「俺が生まれた世界は撮影など無かった」

    アルミン「どう言う事?」

    トム「実際に殺し合いが行われていた‥お前らの世界で言うと原作と呼ばれる世界に俺は生まれた」

    アルミン「つまり君は‥」

    トム「なぁ撮影ってなんだ?」

    エレン「撮影は撮影だろ?」

    トム「じゃあ何でお前らは巨人の能力を使えるんだ?おかしいだろ?」

    ライナー「た、確かに‥」

    エレン「ん‥あれ‥」

    トム「ちなみにお前らの巨人の力を無効化したのも俺だ。間違いなくお前らはユミルの民だ」

    アルミン「じゃあ‥ユミルの民は時間を超える能力が備わっているの?」

    トム「そうだ」

    エレン「いやいやあり得ない‥あ?あ!?」

    ライナー「やっと気づいたか‥お前の進撃の巨人にも未来を超える能力がある」

    アルミン「そして始祖も‥」

    トム「だがそれは不完全な存在だ。完成した巨人の能力者は人間のまま強くなれる」

    アルミン「つまり‥君みたいな感じか」

    トム「お前らの世界では9つの巨人が絶対だと思っているようだが、それは大きな間違いだ」

    トム「特異点と呼ばれる存在こそ真のユミルの民なんだよ」

    エレン「ますます分からないな。それで?お前にそんな力があるならとっとと世界を滅ぼせばいいのに」

    トム「流石にそこまでの力は俺にはない。1番強い特異点ですら世界を滅ぼす力はない。特異点とは時間コントロールを出来き‥そして平行世界に行く事ができる。あとは強さを得る」

    ライナー「そうか‥でも何で生物兵器なんて手を出した?」

    トム「俺がこの世界で身を隠すのに最適な手段だった。金も稼げるしな」

    アルミン「ここの職員を操ったのも‥特異点の力?」

    トム「あぁ‥さすがにこんな大きな施設を1人だけで管理できない」

    トム「だから記憶を改竄して職員を操った。俺には他のユミルの民を回復させる力もある。この力を使えば他のユミルの民を休む事なく働かせる事ができる。」

    アルミン「なるほど‥だから役者の仕事とここでの仕事を両立出来たのか」

    トム「分かってると思うが‥生物兵器の実験は世界各地でやってる。俺が絡んでるのはここの施設だけだ」

    ライナー「ゲームをわざわざやったのはなんだ?」

    トム「このゲームでラストにしようと思ってな」

    トム「この世界にいるのはな」

    アルミン「何があったの?」

    トム「裏社会では生物兵器の売買は有効なビジネスだ。それが急に大型ルーキーが現れた。」

    エレン「お前の事か?」

    トム「あぁ。俺を‥俺の管理している生物兵器のチームを潰したいと思う同業者の連中が出てきた。」

    アルミン「つまり圧力がかかってこれ以上続けられなくなったの?」

    トム「まぁな。俺の目的は主要キャラの復讐‥生物兵器の売買で必要な物は全て揃った。」

    ライナー「でもこの施設を作る金はどこから手に入れた?」

    トム「いいや‥この施設は俺の能力で作った。金は使ってない」

    アルミン「じゃあ君は‥」

    トム「十分な資金が集まりお前らに復讐するチャンスが出来た。」

    エレン「‥でもお前の能力なら‥俺たちを皆殺しにする事は容易なんだろ?」

    トム「残念ながらそう俺の能力は都合の良いものではない。平行世界を何度も移動している俺はこの能力は短時間しか持たない。」

    トム「能力を使いすぎると死ぬ。だから生物兵器を使う必要があった」

    トム「俺はこのやり方で既に12個の平行世界でお前ら主要キャラを殺した。この世界は13個目だ。」

    エレン「クソが」

    トム「なんとでも言え。でもまさかあの洋館からよく生き延びたな。俺の予想はあの洋館で全滅」

    ライナー「舐めるなよ‥」

    トム「まぁ‥能力が戻ってきた俺にはもう生物兵器などどうでもいい。俺の力で殺せる」

    アルミン「もしかして‥今まで能力をあんまり使えなかったの?」

    トム「平行世界を移動するだけでかなりの力を使う。移動直後は暫く動けない。それに俺の世界とは違う平行世界に滞在できる期間も決まっている」

    アルミン「一筋縄じゃいかないみたいだね」

    トム「まぁ‥な」

    トム「だが俺の力が類い稀で神から受け継いだものである事に変わりはない」

  72. 72 : : 2019/10/01(火) 01:45:33
    アルミン「さっき隠れるのに最適な場所って言っていたよね?もしかして他の特異点に狙われるの?」

    トム「鋭いな。そうだ。ここの世界で、俺が調子に乗って能力を酷使すると別の特異点に狙われる。」

    エレン「特異点の力も奪えるのか?」

    トム「同じ特異点同士なら可能だ。それ以外は不可能だ」

    ライナー「そうか‥ところでその平行世界っていくつあるんだ?」

    トム「知らん‥俺が移動した世界だけで何億っ単位だ‥その内主要キャラを殺した世界が12個」

    アルミン「って事は‥君には寿命がないの?」

    トム「当たり前だ。そもそもユミルの民は寿命の概念など無いに等しい。寿命で死ぬのは力を解放できてないからだ」ザシュッ!!!


    ライナー「」バタリ

    エレン「貴様!!!」

    トム「情報と引き換えだ。ただで話すと思ったか?そもそも俺はお前らを殺したくて仕方ない」

    アルミン「エレン!!!落ち着いて!!」

    エレン「お前は何でそんなに冷静なんだよ!!?」

    アルミン「よく考えてみてよ!!トムはいつでも僕達を殺せる!!!でもそれをやらない!!何でだと思う?」

    エレン「知るかよ!!殺人鬼のやる事なんて!!!」

    アルミン「トム‥君は主要キャラに自分の素性なんて話したことないよね?」

    トム「‥何故分かる?」

    アルミン「目を見れば分かるさ。君は僕らに何か望んでる。そうだろう?」

    トム「お前のそういう所嫌いだな。」

    エレン「なんだよ!?さっさと答えろよ!?」

    トム「いや物事には順序がある。まだ話してないことがたくさんある。俺の話を聞いた上でお前らには決断してもらう」

    エレン「は?」

    アルミン「従うよ」

    エレン「アルミン!!」

    アルミン「従わなければ殺される。そうでしょ?」

    トム「そうだ。」

    アルミン「ほら‥僕達には選択肢がない。」

    エレン「‥」

    トム「お前らがゲームで生き残ったからこんな話をするんだ。お前らは俺の慈悲で生かされてる。その事を忘れるなよ」


  73. 73 : : 2019/10/01(火) 12:07:42
    アルミン「じゃあ話してくれるかい?君が主要キャラに復讐をしようとしたキッカケを」

    トム「もう察していると思うが、俺は‥いや俺たちモブキャラがお前ら主要キャラの引き立て役になる」

    トム「その構図が気に入らなかった。どの平行世界に行ってもお前らが主要キャラ‥そしてモブキャラはモブキャラ」

    トム「だからこう思ったのさ。全ての主要キャラが死んだ世界があっても良いとな。手始めに俺が最初にいた世界の主要キャラを殺した」

    トム「まぁ俺の生まれた世界は俺が手を下さなくても主要キャラは全員死んでいただろうな」

    エレン「なぁ‥原作の世界がお前のいた世界って言うなら‥俺たちの撮影も同じ結末になるのか?」

    トム「さぁな。そもそも俺がこの世界に介入して殺戮しまくった。当然役者もいない。もう進撃の巨人グループも終わりだろうな」

    アルミン「そうだろうね。それで君は復讐と称して12個の平行世界の主要キャラを殺したの?」

    トム「そうだ。幸い俺には復讐を実行できる力があったからな。」

    エレン「罪悪感は無かったのか?」

    トム「あるわけないだろ?」

    エレン「この屑野郎が!!!」

    トム「お前だって俺と同類だ。巨人を憎み、マーレのエルディア人を殺した大量殺人鬼だろ?」

    トム「動機が違うだけでお前らがやってる事と俺がやってる事は変わりない事だ」

    エレン「俺たちは‥撮影だ。」

    トム「だから撮影って何だよ?何故お前らはあれほどリアルな撮影に疑問を抱かない?」

    アルミン「さっきも言っていたね‥それってつまり‥君の平行世界と何か繋がりがあるって事なのか?」

    トム「そうだ。全ての平行世界は互いに作用している。共鳴している。まるでそうなる運命であるかの如く‥環境や時代は違う‥でも同じだ」

    エレン「‥特異点のお前なら‥変えることが可能ってわけか」

    トム「そうだ」

    トム「だが俺も自分の力に気づいたのは15の時だった」

    アルミン「それってもしかして‥トロスト区襲撃の時に‥巨人に食べられた瞬間に?」

    トム「あぁ。俺はエレンと同じく巨人に食べられて胃の中で力に目覚めた。」

    トム「そして全てを知った‥」

    アルミン「神って言っていたよね?」

    トム「あぁ間違いない。神は特異点すら足元にも及ばない力を持っている。」

    エレン「本当にお前が見たのは始祖ユミルじゃないのか?」

    トム「あぁ。神は始祖ユミルも含めて全てのユミルの民を造った‥そして世界を創造した」

    アルミン「俄かには信じられないけど‥君の力がそれを物語ってる」

    トム「まあな。でも神は俺たちには干渉しない。そしてどの平行世界でも神について証明できる世界はなかった」

    エレン「‥確かに‥神ってしか言えない」

    アルミン「いやどうかな?」

    トム「何だと?」

    アルミン「人は古来から人知の及ばない脅威を神と言った」

    アルミン「雷や台風などの自然現象を神と言ってきたよね?だから巨人の力も実は神なんかじゃなくてちゃんと説明できるかもしれない」

    アルミン「平行世界は無数にあるんだろ?まだ証明できた世界に行ってないだけかもしれないだろ?」

    トム「まぁな‥」
  74. 74 : : 2019/10/01(火) 12:26:27
    エレン「で?お前は何が言いたい?」

    トム「あ?」

    エレン「俺たちにそんな話をする事がお前の目的なのか?」

    エレン「初めてなんだろ?主要キャラの俺たちに自分の正体を明かしたのは?じゃあそのあと何がしたいんだ?答えろよ」

    トム「さぁな‥自分でも分からん」

    エレン「は?」

    トム「最初は復讐のことしか頭になかったよ」

    トム「でも俺は12個の平行世界の主要キャラを殺した時にふと思ったんだ」

    トム「こんな事して何になると」

    アルミン「迷ったって事だね」

    トム「もう何千年も生きてきた。自分でも自分の歳が分からない‥そんな長い時間を復讐に費やしてきた」

    トム「仲間もいない」

    アルミン「特異点同士って仲が悪いの?」

    トム「お互いに自分の利益しか考えてないクソ野郎だな」

    エレン「ならもうやめろよ。これ以上主要キャラを殺すのはやめろ」

    トム「だが俺にも後には引けない状況にある。簡単にはやめられないんだよ」

    エレン「へっ‥お前はそんな話をして慰めて欲しかったのか?」

    トム「は?」

    エレン「迷って困ってるから相談に乗って欲しいんだろ?くその分際でよ」

    トム「何だと?」

    エレン「屁理屈ばかりだ。何が言いたいのか全く伝わって来ないぞ。お前」

    トム「弱いくせにほざくな!!!」

    エレン「お前こそ覚悟も信念もないくせにほざくな!!!人を殺しておいて迷うなよ!!!」

    トム「だから人を殺したのはお互い様だろ?」

    エレン「いいや違う!!!お前は自分の復讐のために殺した!!!俺は‥俺たちは敵を殺さないと生きていけなかった!!!!」

    トム「でも殺したのは同じだろ?」

    エレン「ふざけるな!!!俺がお前と同じ立場なら人なんて殺そうとは思わない!!!」

    トム「お前は俺たちモブキャラの気持ちなんて分からないだろうな!!!」

    エレン「わからねぇよ!!!与えられたって運命なら変えるか、それを受け入れて生きていくしかないだろ!!?」

    トム「だから俺は復讐という選択をしたんだ!!!今は迷いはあるが当時は自分の信念を貫こうとしていたさ!!!!覚悟がなかったわけじゃない!!!!」

    エレン「このクソ野郎が!!!」

    トム「だからそれはお互い様だろ!?」

    アルミン「‥」


  75. 75 : : 2019/10/01(火) 14:23:31
    アルミン「‥トム」

    トム「‥何だ?」

    アルミン「君は後悔しているよね?自分のやった事を」

    トム「‥何が言いたい?」

    アルミン「君は極悪人じゃない。」

    エレン「何を言ってやがるアルミン!?コイツのゲームでどれだけの人が死んだか分かっているのか?」

    アルミン「分かってるさ。僕とエレン以外はみんな死んだよ」

    エレン「だったら!!!!」

    アルミン「待つんだエレン。‥トム君の力で皆んなを生き返らせることが出来るんだろう?」

    エレン「は?」

    アルミン「どうなんだ?」

    トム「お前のいう通りだ。確かに俺は人を蘇らせる能力もある。ただ自分の命と引き替えにだがな」

    エレン「ならとっとと生き返らせろ!!!罪を償えよ!!」

    トム「‥わかった」

    エレン「え‥」

    トム「でも条件がある。」

    アルミン「どんな?」

    トム「俺はユミルの民からエネルギーを吸収する力もある。」

    エレン「それがどうした?」

    トム「この世界の全てのユミルの民の力を奪う」

    アルミン「どういう事?」

    トム「例え俺がゲームで死んだ人間を生き返らせたとしても‥他の特異点に襲われる危険がある。」

    トム「だからお前らから貰ったエネルギーを使ってこの世界にバリアを設置する。そうすれば誰もこの世界に干渉できない」

    エレン「なんだよ。俺たちにとってメリットだけしかないな」

    アルミン「トム‥君はどうするの?」

    トム「お前らを見てる事にする」

    エレン「見てるだと?」

    トム「俺の肉体は死ぬ。だが精神は死ぬことは無い。この世界にバリアを設置すれば俺の精神はこの世界を彷徨うことになる」

    アルミン「なるほど‥生き返りの能力を使うと魂だけになるのか」

    トム「そういう事だ。そしてこのゲームの事は進撃キャラだけの秘密にしろ」

    トム「今の会話は生き返りの能力と同時に道を通して、ゲームの参加者全員に見せる」

    トム「そしてお前ら進撃キャラの生き様を俺は見させてもらう」

    トム「もしお前らが気にくわない行動をしたら‥」

    トム「全員殺してやる」

    エレン「わかった‥」

    アルミン「つまり監視しているって事だね」

    トム「そうだ。まぁお前らには魂だけになった俺を感知する事は出来ないけどな」

    トム「ほら、ゲームの参加者は全員生き返らせたぞ。進撃スタジオに全員転送しておいた」パチン

    エレン「そ、そんなに簡単に出来るモノなのかよ!?」

    トム「だが俺の肉体は滅ぶ」プシュッ!!!!

    アルミン「ごめんね‥ありがとう」

    トム「バリアも設置した‥これでお前らはユミルの民では無くなった」

    アルミン「巨人化できない‥」ガリッ

    エレン「本当だ‥」ガリッ

    トム「お前らには警告しておいてやる。この世界は闇に包まれてる」

    トム「俺にはお前らの運命が見える」ビリビリ

    トム「今まで以上に過酷な経験を強いられる。これは運命なんだ」ビリビリ

    エレン「どういう事だ!?」

    トム「脅威はまだ去ってない。そしてもう生き返りは出来ない。精神だけになった俺には憑依して呪い殺す事しか出来ない」

    アルミン「せめてその脅威ってのを教えてくれないかな!?」

    トム「無理だ。自分達で頑張ってくれ。俺はお前らが腑抜けた態度を取った瞬間に呪い殺す。安心しろそれ以外は干渉しない」

    エレン「おい‥」(身体が消えていく‥)

    トム「‥俺を失望させるなよ‥じゃあな」













  76. 76 : : 2019/10/01(火) 21:19:19
    http://www.ssnote.net/archives/81001

    ↑続き
  77. 77 : : 2019/10/09(水) 19:31:10
    http://www.ssnote.net/groups/2677/archives/1

    ↑何か意見や感想ののある方はこちらのグループにお願いします

▲一番上へ

このスレッドは書き込みが制限されています。
スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。

著者情報
power

筋力@賢者タイム( ^ω^ )

@power

「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場