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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

苗木に転生した陰キャ原の物語

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  1. 1 : : 2019/04/04(木) 22:02:48
    モノクマ「ハロー!ボンジュール!アロハ~!ということでみんなのアイドルモノクマだぞ☆」

    モノクマ「……ゴメン、ぶっちぎりすぎた。ということで改めてモノクマだよ」

    モノクマ「君は陰キャ原くんって知ってる?狂気的に『ダンガンロンパ』を愛した最原終一……それが陰キャ原くん」

    モノクマ「あ、今さらかもしれないけどダンガンロンパ全作のネタバレだから気を付けてね」

    モノクマ「話を続けるけど、そんな陰キャ原くん…もとい元最原がある日死んでしまい、無印ダンガンロンパの苗木くんに転生したら……いやーよくある転生ものですな」

    モノクマ「真実を、未来を知っているからこその行動……救われ行く犠牲者の数々……ハッピーエンドで終わる物語……」

    モノクマ「…とでも思った?よく考えてみなよ。この物語の主人公はダンガンロンパを『狂気的』に愛しているんだ…」

    モノクマ「まぁ、これが何を意味するかは読み進めていけば分かると思うよ!『背徳感』を味わいたい変人、大歓迎さ!」

    モノクマ「ということで本編の始まり始まり!胸糞展開、誤字脱字、キャラ崩壊などなどがあるので、気を付けてねー」
  2. 2 : : 2019/04/04(木) 22:38:05
    プロローグ ようこそ絶望学園?

    ピヨピヨ…

    小鳥の囀りが僕を苛立たせ、自棄になるように目を覚ます。これが僕の朝だ

    最原「………ふわあ……」

    僕の名前は最原終一。こう見えて全うな男子高校生だ。と言っても、僕には秘密がある

    最原「う…くく…くくくく……!やった!やったぞぉ!僕は耐えきった!」

    僕はいわゆるオタクといわれる部類の人種だ。『ダンガンロンパ』……皆は知ってるかな?

    内容は言わゆるデスゲーム。この世にデスゲームブームを巻き起こしたと言っても過言ではないであろうゲームだ

    そして今日の放課後はそのゲームのイベントがあるのだ。平日なのは気にくわないが、ずっとこの日を待ち遠しく待った僕にとって、その事実はニュースよりも重要だった

    最原「……」シャコシャコ

    洗面器で歯を磨く。僕は親と離れて一人暮らしをしている。寮生活というものだ

    そうこうしているうちに支度は終わり、寮を飛び出した

    最原(……いつもは肩が重くなるような高校が今日は輝かしく見えるぞ……)

    何故肩が重くなるのかというと、噛み砕いて言えばイジメだ。いつの時代であれオタクという生き物はそうなりやすい傾向にある

    まぁ、軽めのものだし、他のオタク仲間と分かり合えるという点ではむしろ僕のアイデンティティーと化していた

    ……ちなみに余談だが、僕のいじめられていた原因はもちろん僕がうまく話せなかったことにある。決してダンガンロンパのオタクというせいではない。むしろこのゲームのお陰で僕は変われた。今までのように目的のない人生に光が差し込んだんだ。本当にダンガンロンパさまさまなんだよね。それに最近は評価が見直されて、学園祭で、それにからめられた売店も多く存在した。ちなみに僕の推しは探偵の霧切さんだ。探偵の元祖であのクールさ。一度絶望にして…
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    最原「あー……本当に最悪……何故に雨…」

    ぬかるんだ地面を踏みながらダッシュで寮に行く。この学園は寮と校舎が分かれている形のものだ。よって雨等はこうなってしまう

    ニュースより重要だった、とか言い張っていたら無茶苦茶大切なことを聞き逃したようだ

    最原「エェ…イベントは明日に………?」

    傘は無いが、スマホを開き、イベントについて調べる。結構な大雨だ、延期も仕方がない。それに今日は週末だ。土日休日の我が校ならそちらの方が都合がいい

    さて、明日放課後までどうしようかなぁ……そんなことを考えていた………





    …………あの瞬間までは…
  3. 3 : : 2019/04/04(木) 22:55:00
    ピピーッ!ピピーッ!

    最原「は?」

    目の前に何か眩しいものが来る。しかし大雨で視界はぼやけている。その光はどんどん接近し、妙な音も何度も何度も繰り返され…






    ギィィィィイイイイイイイイッ!!!!!

    醜く、耳を裂くような音で終幕を迎えた
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
























    最原「ッ!?…グッ……はぁはぁはぁ………」グッ

    僕は目を開ける。汗が気持ち悪い。いつものような小鳥の囀りがない目覚めに違和感を覚えながら回りを見渡す

    最原(……ここは)

    暗い……とてつもなく、どこを見渡そうが暗かった。四方八方の黒など、現実的ではない。すぐに人智を越えた存在を読み取ったよ

    最原(…僕はたしか)

    そしてつい先ほどのことを思い出す

    最原「………そうか、僕は……し、死んだ!?」

    ということはここは生死の狭間的な何かなのだろうか?それとももう地獄についていたり?まぁ、どちらにせよだ。何もわからなきゃ進まない

    僕は闇景色に進展があるまで待つことにした
  4. 4 : : 2019/04/04(木) 23:31:56
    ガタッ………キイイイ

    お?早速進展があったようだ。音のなる方を向く

    最原「だっ、誰ですか……!?」

    リンネ「ハーイ、君、起きたみたいだねー。僕の名前はリンネ。リンネ・ゴズネイルっていうんだー。よろしくね!」

    そこには二次元と並ぶ美少年がいた

    最原「は、はぁ………すっ、すいませんけど……こ、ここってどこだか……」

    クソッ、口が回らない。いつもの同人会なら気持ち悪いほど多弁なのに、新しい顔には弱い……顔見知りもいい加減にしてほしいところだ

    リンネ「君の名前は?」

    最原「へっ?あ、さ、最原って……」

    リンネ「最原くんか………本当にゴメンッ!」

    そういうとリンネと名乗る者は手を合わせ、まるで神を拝むかのように苦しい表情をしてみせた

    最原「へっ、えっ、その………何がですか……」

    リンネ「実は……君、死んじゃったんだ……」

    最原「あ、えーと……知ってました」

    リンネ「フェッ!?」

    最原「いや、そんな感じじゃないかな…って。たぶん、あの光も音も大型車のものですよね…」

    リンネ「まぁ、話がスラスラ通じるのはありがたいけどさ……もっとこう!さ?分かるよね?」

    全くもって分からないが、今は無反応に徹しておくか…

    リンネ「実はその大型車、暴走させちゃったの僕なんですよ……」

    最原「は……いや、どういう……」

    リンネ「あ、ゴメン。僕について話してなかったか。僕は魂を操る『輪廻転生』の神だ」

    最原「神………?」

    大して驚かなかった自分の方が怖いくらいだが、ともかく、真面目に話を聞く

    どうやら、事故で『運転手』に『赤ん坊の魂』をぶちこんじゃったらしい。生者に魂を入れると生者の魂は抜け、代わりに新しい魂が体を支配するとかなんとか

    こういうのにも手を伸ばしている僕はそれを理解することが容易に可能だった

    最原「………はぁ、何でだよ…………」

    せめて死ぬなら明日にしてほしかった。この世に未練なんかないが、イベントを見れなかったのはおおいに心残りだ

    リンネ「……最原くん……………」














    リンネ「転生……してみる?」
  5. 5 : : 2019/04/05(金) 00:44:49
    期待
  6. 6 : : 2019/04/05(金) 08:12:59
    >>5、どもです
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    最原「転生?」

    リンネ「そうそう。君、そういうの好きでしょ?現世で言う転生モノってやつ」

    確かに好きだが、まさか自分に降りかかるとは……というより現実でもあるなんて考えもしなかった

    リンネ「君の大好きなダンガンロンパの世界に飛ばしてやりますよ。君も異論ないよね?」

    最原「て、転生………あ、ふふふふ……!」

    最高だ。拝んできたキャラクターと同じ次元で接することができるだなんて

    リンネ「よーし、じゃあこれから君の魂を生まれかけの『苗木誠』に入れる。魂を入れると支配するってのは話したよね」

    最原「な、なるほど……わ、分かりました………」

    リンネ「最後に君にスタートボーナスとして望みを一つ叶えようと思うんだけど…何がいい?」

    最原「望み……か」

    もし本当に苗木に生まれ変わるなら…もし本当にアレと同じ道を辿るのなら、僕の言う願いは決まっているはずだ………

    最原「………記憶を絶対に忘れない体質にしてほしい。僕の生まれ変わる苗木誠をね」

    リンネ「オーケーオーケー!手配しておくねー」

    よし、これで土台は固まった。僕の目的はただ一つ…






























    最原(霧切さんの顔を絶望で歪めたいィッ!)

    両肩を抱き、震えを抑える。アドレナリンが吹き上がり、血液が逆流している気分になる

    最原(最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!最高!)

    最原(霧切さんを絶望で歪めたいィ……!霧切さんの吐く息を吸いたいィ……あ…ふ……くくく……あはは……!)

    リンネ「……へぇー。君も歪んでるねぇ」

    最原「!?」

    僕はリンネに視線を向ける

    リンネ「いいさいいさ。正直ってのは良いことだし、その歪み、僕は嫌いじゃないよ」

    リンネ「じゃ、せいぜい頑張ってねー?バーイ」

    その瞬間、僕の視覚は停止した
  7. 7 : : 2019/04/05(金) 09:22:38
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    苗木「う………うぅん……………」

    目を覚ます。どこか懐かしい雰囲気を感じとりながら辺りを見渡す

    苗木「教………室…?」

    やけに体が重い

    どうやら机にうつ伏せで寝ていたようだ

    確かに授業中は居眠りすることもある僕だが、何故、今、教室にいるんだ?

    苗木「僕は確か希望ヶ峰学園の玄関にいて……それで……あれ?記憶が…」





    苗木(あるんだよなぁ!?これが!)

    僕は立ち上がり、回りを見渡す。望みに望んで、ずっと楽しみにしていた教室……それもこの状況での教室……!

    苗木(長かった…18年間ずっとこれだけを考えて過ごしてきたんだ……!)

    記憶はもちろん消えていない。それはこの一般人が持った生まれ持った体質だからだ

    僕の名前は苗木誠。超高校級の幸運……って設定で生きている転生人

    苗木(幼少期はダンガンロンパなんて感じられない日常を過ごした。僕はダンガンロンパの世界であることを忘れないように毎日こまるに抱きついて寝ていた)

    苗木(夢にも見た苗木こまるの幼少期……かわいかったなぁ………)

    苗木(中学生になると『舞園さやか』と同じ中学に入学した。そこからの6年は足早に感じられた)

    僕はポケットにある電子生徒手帳を取りだし、マップを開く。そして玄関へと進む

    今ここにパラレルワールドのダンガンロンパが始まったのだ…
  8. 8 : : 2019/04/05(金) 16:22:25
    そして二時間後……僕らは体育館にいた

    苗木「さて…と、ここまでは予定調和だな……」ボソッ

    霧切「……苗木くん、何を言っているのかしら?」

    苗木「え?いや、何でもないよぉ………!」ハァハァ

    霧切「…?そう…」

    苗木(霧切さんに話しかけられた!話しかけられた!何てエモいことなのだ!はぁはぁ!や、ヤバイ……鳥肌がヤバイ。僕と同じく肩を並べて存在してくれるだけでありがたいし、それこそ神のように感じられて……)

    ついさっき、僕らは入学式を終えた。全員、同じように体育館にて立ち尽くす。モノクマが出たり、大和田が死にかけたりしたが、特に問題もなく原作通りに事は進んでいた

    どうやらモノクマ達も僕は記憶を失っていると思っているらしい。

    それも無理はない。僕は苗木誠の一言一句、行動のひとつひとつを暗記しきっている。とりあえずは最初期の苗木と差し支えないだろう

    そんなことを考えているときだった

    霧切「それで、これからどうする気?」

    苗木(!来たね……)

    霧切「このまま…ずっとにらめっこしている気?」

    石丸「そうだ……その通りだな!」

    石丸「怖かろうと不安だろうと、歩を進めなければならぬ時がある!」

    その後、僕らは封鎖されたこの学園からの脱出のための出口を探すことになったらしい。

    え?僕はどうなるって?それはもちろん……
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    苗木「………ん、んん…………」

    体がきしむ…僕は地面を押し付けてベッドから起き上がり、回りを見渡す。僕は赤い壁紙で彩られた何とも質素な部屋にいた

    苗木(まぁ、そうなるよなぁ……イテテ)

    一言一句、間違えずに言ったら当然同じ道を辿る。そう、今は大和田紋土に殴られて自身の個室に移動させられたというシーンなのだろう

    苗木(バターも眼鏡も実際に対面すると圧がスゴかったなぁ……まぁ、ずっと君たちを見ていた僕には動作でもない行動だったよ)

    何も言わずに十神を犠牲にする選択肢もあったが、こんな序盤からイレギュラーを発生させるのもまずいし、1人になる時間も欲しかったところだ

    苗木(まずばずっと考えていた僕のシナリオを再確認しておこう………すべては)

    苗木(『霧切さん』に絶望を与えるために…ね)

    僕の推しは霧切響子……ダンガンロンパでも屈指の人気キャラクターだ。

    僕はこのコロシアイゲームを支配し、惑わせ、牛耳り……彼女に絶望のENDを踏ませてみせる!

    不思議と口角が醜く上がるのが実感できた

    プロローグ END 残り15人
  9. 9 : : 2019/04/05(金) 18:35:53
    期待
  10. 10 : : 2019/04/05(金) 20:16:06
    >>9、どもです!
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    僕はずっと考えていた……このゲームで一番充実できる立ち回りとは何なのか……

    救世主となってハーレムを作ること?違う…

    クロになって、事件を複雑にすること?違う…

    何よりも背徳感と達成感を味わえるのは他人の……それも思い寄せる人の歪み……!

    ただ殺すだけじゃダメだ。絶望的な事実を伝えるのみだとダメだ……

    『屈することしかできない状況』…これが僕の導き出した彼女へのプレゼントなんだよぉ…!
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    chapter1 イカシキレ (非)日常編

    ガチャ……ゴツンッ!

    舞園「キャッ!?」

    苗木「う、うわぁ!?」

    僕が個室の扉を開けると、何かとぶつかった。頭をさすりながら前を向くと、そこには尻餅をついた舞園さやかがいた

    舞園「な!苗木くん!す、すいません……!」

    苗木「あ、いや、大丈夫だよ。こっちこそゴメン!」

    苗木(ヤバい、ビックリしすぎた……そういえばこんなシーンもあったなぁ……あれ?)

    僕は目の前の凝視する

    舞園「……苗木くん?」

    最原(そうか…よくよく考えてみたらここは二次元の舞台だが三次元として存在している…つまり、見ることのできなかった部分を見れる…!)

    舞園は少しだけ僕を不思議そうに見つめたあと、何かに気づいたかのようにスカートの裾を伸ばし、叫ぶ

    舞園「な、苗木くんッ!?何を見てるんですかぁ!?み、見ちゃダメです!////」プシュウ

    顔を赤らめて彼女は立ち上がる

    苗木(あ、天使。少し虐めよう)グッ

    僕もつられるように立ち上がると、舞園に問う

    苗木「な、何のことなのか分からないんだけどさ……その『見てる』って何のことなの…?」

    舞園「へ?あ、いや、その……」

    苗木「ごめん、何か怒らせてしまったなら、言ってくれないかな?僕も気を付けるからさ…」

    舞園「あ、あの、そのぉ………や、やっぱりいいです…ごめんなさい………………う、うぅ…////」プシュウ

    目を瞑り、顔を赤くして彼女は言う

    ……一応言っておくと、僕は霧切さん一筋だ。舞園に惚れたと言うわけでも霧切さんに愛想つかしたというわけでは断じてない。霧切さんはクールデレという分類に分けられる聖人。舞園はデレデレという清純派キャラクターである。そりゃ僕も男だ。クールよりデレの方がいい。しかし、それは合わさることによってデレデレにはない有頂天へ昇る気分を引き起こす。霧切さんはいわばメインディッシュ。こんな風に例えるのも嫌だが、メインディッシュなのだ。つまりそれはいわゆる……
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    セレス「それでは、ごきげんよう…」

    セレスは優雅な足取りで、その場から離れていった

    第一回定期報告会(by石丸)は無惨にもセレスの一言で引き裂かれてしまう

    苗木(夜時間の外出を禁ずる……か。分かってはいたがこれは中々、邪魔な規則だな)

    基本的にバレないように動けるのは闇が作られる深夜帯。しかし、僕がもし、その時間に暗躍を行うとして、それが見られた場合、言い訳がしずらくなってしまう

    舞園「…苗木くん?聞こえてますか?」

    横にいた舞園が顔を覗き込んでくる。相変わらず打算的な仕草……動作一つ一つが狙っているように見える…というより確定だろう。これは狙っている

    苗木「へ?あ、ごめん……何かな?」

    ちなみに余談だが、かわいらしい助手(舞園)がつくことになった。まぁ、これも分かってはいたのだが、いざこの立場だとプレイしているときとは違う感覚を覚える

    舞園「もうみんな、解散してしまいましたよ……私達も行きませんか?」

    苗木「あ、うん、そうだね」

    セレスの重々しい言葉は舞園さんにも響いているようだ

    苗木(生活への対応……か。自分は全く思っていないくせによく言うよね。まぁ、そこが魅力的なんだけど)

    僕は舞園さんの足取りに合わせて自室へと向かった
  11. 11 : : 2019/04/06(土) 21:06:28
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ガチャ

    僕は自分の個室に入ると同時にベットにダイブした

    苗木「はぁ……疲れたなぁ……」

    苗木(さて……と『やっと』か)

    ついに僕のターンが来た。分かりやすく言えば僕が一人で暗躍できる時間が出来たわけだ

    苗木「あ、でも、その前に………」

    僕はベットから立ち上がりシャワールームと思われる扉のドアノブを回す

    ガタガタガタ!

    苗木「駄目だ、やっぱり鍵が……」

    モノクマ「ブブーッ!鍵じゃないよッ!」

    苗木「…うわあッ!」

    モノクマ「リアクションが大げさだなぁ。まるで人を幽霊みたいに……」

    モノクマ「いやっ……この場合は『クマを幽霊みたいに』が正しいのかな?」

    苗木(そうそう、最低限ここのイベントは消化しとかないとな…………)

    モノクマとの立ち話に付き合う
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    苗木(ふひぃぃ…………面倒くさぃぃ……)

    何と言うかデジャヴな光景がそこにはあった。というかシャワールームの立て付けの下り、僕は何度聞けばいいんだ……?周回プレイ何回してたか分かる?

    でもまぁ、そこはたいして問題じゃない。重要なのはこの夜時間をいかにして使うか……だ

    苗木(さて、少しのイレギュラーは合ったがどれも些細なものだ。本題はここから)

    僕の最終的な理想郷……そのためにも僕は行動を怠ってはならない…

    僕は思考を働かせる
  12. 12 : : 2019/04/06(土) 21:38:05
    さて、僕の理想郷……気になる人もいるよね?しかし一気に全てを明かすのも勿体ない…ここは僕の『やることリスト』を順次発表していくとしよう

    まず、僕は強大な目的を持っている。『コロシアイを牛耳る』ことだ。そんなことができるのか?って思ったんじゃないかな?実際は無理だ

    なぜ無理なのかと言うと、それは『一人で行えるものではない』からだ。しかしこんな状況で…それに牛耳るなんて目的を持つものを信頼するわけがない

    だけど僕には可能だ。何故なら僕は全てを知っているからだ……

    長ったらしく語ったが、第一にやるべきことは一つ。『協力者』を手にいれることだ……!

    【モクテキ『協力者の入手』を書き留めた】

    この協力者には3つの目的がある。1つは他人の観察……2つは暗躍の頭数……3つはスケープゴートの用意…といったところだね

    1つ目は、いわゆる情報交換だ。僕が自由に動いている間にソイツに情報を取らせれば、単純に怪しまれること無く行動できる

    2つ目は、行動の幅を広げると言うことだ。このコロシアイの中で一人でできることは限られている。二人なら暗躍も簡単にこなせるだろう

    3つ目は、スケープゴート………つまり僕の『功績』を押し付けられる、いわゆる身代わりだな。これで計画の前進を図れるはずだ……!

    さて…と。以上が協力者をつけるべき利点だ。しかし、そんなに妄信的に働いてくれるやつなどいるわけがない

    ウィンウィンで交渉はできるが、こちらも代償を支払うことになる上、もし断られた場合、僕の信頼も地につくだろう

    やはり、交渉など綺麗事を言ってるべきではないな。『弱み』を握り、うまく服従させるしかなさそうだ

    【モクテキ『弱みの搾取』を書き留めた】

    相手はそれに従うしかなくなる。何故なら従うしかないからだ。そうでもしないと自分が地に落ちるわけだからね

    そして、これからの僕の行動にもよるが、明日、『舞園さやか』は『桑田怜恩』の殺害を企てるはずだ

    しかしそれは困る。これで互いにギスギスしていたら僕の目的は達成されない……

    何とかしてchapter1の間の事件を『0』にするしかないな。ついでにそれを上手く利用すれば二人の服従も達成しそうだ……やるしかない

    【モクテキ『事件の防止』を書き留めた】

    正直、ノープランだが、できることからやっていくしかないな……まずは僕の計画の『操り人形』を作りに行くか…

    僕は立ち上がり個室から出た
  13. 13 : : 2019/04/08(月) 00:30:47
    ファイトです!応援します!
    ちなみにこれは無印の最後までなのか3までやるのかどっちですか?
  14. 14 : : 2019/04/09(火) 11:35:35
    期待!
  15. 15 : : 2019/04/09(火) 18:42:06
    >>13、応援どもです!とりあえずこのスレでは、脱出するかはさておき、無印の範囲内で終わらせたいと思ってます

    >>14、期待ありがとー!
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ガチャ……コツコツコツ

    僕は廊下を歩いていた。今の時刻は10時前。夜時間のギリギリ前の時刻だ

    苗木(さすがに誰も歩いていないのか…?)

    報告会は明日に備えるという流れで解散していたため、みんなはもう、寝静まっていると考えられるだろう

    ………いや、あの人は起きているかもしれないな

    僕は倉庫の方へと向かった
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    僕は倉庫の扉を少しだけ開き、中を覗く

    十神「…………」

    倉庫では十神白夜が物々を調べていた。何か探し物でもあるかのように…

    苗木(十神があのルールを守らないのは二章で明らかになっていた。このころから、やはりやっていたのか……)

    そして僕は思い付く

    苗木(………ちょうどいい。操り人形は『十神白夜』にケッテー!!)

    口が裂けるぐらい口角を上げた僕は、改めてどうするかを考えてみた

    さて、どうしようか……誰もいないし脅迫するならこの上ない状況だけど……弱みを握れていないな

    苗木(引き返すか……?いや…)

    僕は一度食堂に回り、待機することにした
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    苗木(………さて…と)

    僕が今いるところは厨房だ。その中でも冷蔵庫の目の前に立っていた

    僕は冷蔵庫を開け、あるものを探す

    …………『コーヒー豆』だ

    苗木(十神が好むような品種…………これだな)

    僕は一つの瓶を取り出した

    苗木(…そろそろ十神も帰ってるだろ)

    僕は再び倉庫へと向かう
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    苗木(いないな………)

    倉庫の中を先程と同じように覗くと、中に人はいなかった。僕は中に入ると早速、思い付いた計画の必要物である『三つ』の物を探す

    苗木(アレとアレとアレ………ふひひひひ……!)

    『薬エリア』らしきところに来たところで僕は目的の物のうち、二つを手に入れられた

    苗木(残りはアレ………)

    そしてそうこうしない内に目的の『ソレ』は見つけることができた

    苗木(さーてと……予定より早くなるかもね…僕の計画………)ククク

    頭をかきながら自分の個室へと向かう

    苗木(明日にでも始めようか…十神の服従を!)

    暗い廊下では僕の足音が響いたのだった…
  16. 16 : : 2019/04/09(火) 21:04:34
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ピンポーン………ガチャ

    舞園「…はい」

    苗木「…おはよう、舞園さん」

    この学園で迎えた三日目の朝、僕は早速、舞園さんを訪ねることにした

    舞園「あ、苗木くん。ちょうどよかった」

    ちょうどいいのは当たり前だ。何故ならちょうどよくしているからである

    今日は舞園さんと結果的に殺害先の護身になった護身用のグッズを探す日だ。少なくともこのころの舞園さんは誰かを殺したくなどなかっただろう
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    苗木「………はぁぁ…」

    見覚えのある位置にセッティングした模擬刀を見つめながら愚痴をこぼす

    苗木(何故、こんなに重いものを持って帰るのを許容したのだ苗木ィ……)

    …いやまぁ、悪いことばかりでも無かったよ?舞園が思い詰めている場面を生で見られるなんて夢以外の何物でもないわけだけど、特に『こんなことしている余裕ないのにッ!』のセリフはさすがに痺れたねぇ……ちなみに持って帰るときに舞園に手伝ってもらったんだけど、あそこではちょっとオタク的にうれしい展開が……

    苗木(……おっと!危ない危ない!今日の大切なイベントを忘れるところだった)

    と言ってもイレギュラーなイベントなわけだが

    苗木(……今日は十神を服従させる計画の実行日だ……!)

    僕は『ある薬の瓶』を開けると、その一粒を…
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    苗木(十神白夜……!)

    午後10時21分。僕は倉庫の中を覗いていた

    苗木(いよいよ、勝負のとき…)

    十神白夜…貴様を服従させるときは来た!

    ギィイイイイ……

    僕は扉を開けると、十神に近づく

    十神「……苗木か」

    チラッと横目で見た後、十神は再び手元に目を落とす。どうやら本を読んでいる途中のようだ

    苗木「あれ?何で十神くんがここにいるの?夜時間のはずだけど…」

    十神「あんな約束、守るとも言っていない。それに貴様も同じだろう?」

    確かに僕も端から見たら規則を破る者だ。だけど破ったのは読書などという趣味のせいではない




    君には……僕の力になってもらおう…!
  17. 17 : : 2019/04/09(火) 21:53:03
    苗木「いや、十神くんの動向が気になってさ。毎晩ここに来てたから、差し入れだよ」

    そういって僕はカップとコーヒーポッドを十神に見せる

    十神「……フン、座れ」

    どうやら相席を認められたようだ。僕は十神くんに対面するように円テーブルの椅子に座った

    ……いや、そもそもこの机なんだよ。倉庫にこんな机なかっただろ

    十神「…この机は適当にそこらから拾って置いてみただけのものだ」

    読まれている!?まさか十神こそが本物のエスパー……なんてやってる場合じゃない

    僕はカップにコーヒーを注ぐと、十神の方へとカップを移す

    苗木「召し上がれ…」コトン

    十神「………」

    十神は数秒の間、カップを睨み付けたあと、僕の方を向いて嫌味な顔で言う

    十神「……飲んでみろ」

    苗木「へ?」

    十神「飲んでみろと言っている。こういうのは使用人が毒味でも何でも行うのがセオリーだろう?」

    そんなセオリー聞いたこともないが、十神は続けて言う

    十神「ほら、早く飲めよ。飲まないということは分かっているのだろうな?」

    苗木「う、うん…じゃあ、失礼します……」ズズッ

    僕はカップに口をつけ、コーヒーを飲み干す

    十神「……フン」

    十神はつまらなさそうに再び本に目線を落とす

    苗木「え、えーと……十神くんも飲むよね?」

    十神「………」

    無反応。まぁ、分かっていたことだが

    僕は持ってきていた別のカップにコーヒーポッドで注ごうとした時だった

    十神「……待て」

    苗木「こ、こんどは何?」

    十神「そのコーヒーポッドと貴様が使ったカップを渡せ」

    苗木「へ?」

    十神「いいから渡せと言っているだろう」

    僕は注文の品を手渡す。すると十神はポケットからハンカチを取り出す

    十神はカップの僕が口をつけた部分を拭くと、コーヒーを注ぎ、そして同じ箇所からコーヒーを飲んで見せた

    苗木「……………」

    十神「ククク……貴様にしてはなかなかセンスのいい品種だったぞ。もう下げろ」

    十神は勝ち誇った笑みを浮かべながらこちらを見つめてくる

    苗木(コイツ…僕の目的を殺害と考えてるな)

    なら都合がいい。ここいらで話を持ちかけるか
  18. 18 : : 2019/04/13(土) 17:59:04
    続き求む!
  19. 19 : : 2019/04/13(土) 19:45:28
    苗木「…あのさぁ、十神くん」

    十神「フン、何だ」







































    苗木「僕と一緒に人を殺さない?」

    十神「………は?」

    彼は口を開け、こちらを見つめてくる

    苗木(そりゃ驚くよねぇ?だって苗木誠ってこんなキャラじゃないもん)

    十神「突然何を言い出すんだ…無論、断るに決まっているだろう。そもそも貴様と共に殺人を犯すメリットがない」

    苗木「メリット……?」

    十神「そうだ」

    僕はポケットに手を突っ込み、十神へ前のめりしながら話を促す

    十神「メリットが無ければ今、動くべきではないだろう。それに『バレないように殺す』の意図が分からない以上、動きたくても動けないものだ」

    苗木「……聞くけど、意図が分かったら殺してでも出たいの……?」

    十神「フン、愚問だな……」

    十神は腕を組み、こちらを睨み付ける














    十神「当たり前だろう?貴様ら愚民がいくら血を流そうと知ったことではない」

    苗木「……………」

    十神「そもそも、この話は貴様が持ち込んだものだろう?何故そんな確認を…」

    苗木「いやいや!だって僕は殺したくないもん!」ダンッ!

    僕はテーブルを思いっきり叩く

    十神「ッ……?」

    さすがの十神も動揺を隠しきれていないようだ

    苗木「僕は絶対に人を殺さない!絶対に!僕は!」

    苗木「アハハハハハハッ!!!!」

    僕はおもむろにポケットから取り出す…































    苗木「これ、なーんだぁ?」

    …1つのシャープペンシルを
  20. 20 : : 2019/04/13(土) 20:59:10
    十神「……何だそれは」

    苗木「これ?これはねぇ…『録音機』ィ……!」

    カチッ!

    そういって僕はシャープペンシルのボタンを押す

    苗木「ククク……これで良し…と」

    苗木「実はこれでずっと、僕らの会話を録音していたんだぁ!」

    十神「ずっと………?」

    さすがの御曹司も顔をピクつかせる。どうやらこの存在の『マズさ』に気づいたようだね

    十神「……その録音機とやらをどうする気だ」

    苗木「いやいやー!分かってるでしょ?」










    苗木「愚問だな。もちろん愚問共と共有するに決まっているだろう?」

    十神「ッ…!」グググ

    十神は表情を歪める

    ………もっとだ。もっといい表情を見せてくれよ

    苗木「君が僕らを何と思っているか……聞かれたらマズイんじゃないかなぁ?」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    十神「当たり前だろう?貴様ら愚民がいくら血を流そうと知ったことではない」
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    苗木「もちろん僕らは君を警戒する……拘束か何かでもして君の自由は奪われる……」

    苗木「つまり、十神くんは永遠に卒業できませーん!!!一生このままさ!!!」

    十神「……ふ、フン」

    しかし十神はハッと何かを考え付いたかと思うと、余裕な表情を取り戻す

    十神「そんなことをやってみろ。貴様が人の命を軽々しく見てることが判明するぞ?」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    苗木「僕と一緒に人を殺さない?」
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    確かに殺人の話を持ちかけたのも僕で危険思想の持ち主も僕だ。全て事実。だがそれも…

    苗木「………いつ……」

    十神「……?」

    苗木「いつ僕が全てを録音したっていった?」

    十神「は?」

    苗木「だぁかぁらぁ、僕の都合が悪いところは録音されてないに決まってるじゃん!」

    十神「どうやってだ!!」

    十神の額からは汗がにじむ

    苗木「単純明快!僕の都合が悪いところは話の序盤!なら途中から録音を始めればいい!」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    僕はポケットに手を突っ込み、十神へ前のめりしながら話を促す
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    十神「あの……とき……っかぁ……!!!!」ギロッ

    何かを思い出したのだろう。十神は見たこともないような鋭い眼でこちらを睨む

    苗木「多分、君が思っている時で合ってるよ。僕はそのときに録音を開始した」

    十神「だが、俺という証人がいる…貴様も同じようになるんだぞ…!」

    苗木「ならないよ。だって君と僕とじゃ信頼度が違う」

    十神「ッ!!!」

    苗木「君が正論を十回いっても、僕は一言で返せるよ?『みんな!僕はそんなことを言う性格じゃないでしょ?』ってね」

    十神「ぁ…ググ……………」

    苗木「君じゃ僕には敵わない」

    十神「な……苗木誠は……いつもオドオドし、回りに意見を合わせ、反社会的行動が取れない……典型的な愚民だったはず………」

    苗木「君が思ってる苗木は僕じゃない」

    僕はテーブルを回り込んで、十神くんの耳元でささやく。十神くんはピクリとも動かない

    苗木「君の知る僕は、ツクリモノなんだよ」

    しかし、その瞬間だった

    十神「ッ!…ウオオオッ!!!」ダッ!

    苗木「なッ!?」グググ

    十神は僕の首を片手で閉める

    十神「……少々予定は狂うが、それも微々たるものだな」

    冷酷な目は……健在のようだ
  21. 21 : : 2019/04/14(日) 13:03:03
    面白いです!
    期待デ~ス☆(ブリッコ)
  22. 22 : : 2019/04/14(日) 15:00:17
    トリックスター的な苗木に期待!
  23. 23 : : 2019/04/14(日) 20:05:35
    >>21、期待どもです!

    >>22、期待ありがとー!ちなみにあの苗木は中身、最原なんだよねぇ……(震)
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    苗木「グググ………………!」ギギギギギ

    十神「貴様が死ねばその情報も漏洩しない……つまり今殺せば問題ない」

    十神は手に力を込める

    苗木(フフフ…と、十神くんに首を絞められるなんてぇ……な……んて…幸せェ!!)ハァハァ

    変態的な思考回路は相変わらず自分でも気持ち悪いが、ここで殺されるのも展開としてはアリ…

    苗木(なんて……言うわけないよねぇ…?)ククク

    十神「…?なぜ笑っている」

    苗木「イヒ………ヒヒヒヒヒヒヒ……!」グググ

    僕は彼の目を凝視する……すると…








































    十神「……………ッ!!!???」グラッ!

    バタン!

    十神は頭を抱え、足元をふらつかせ、ついには床に倒れこむ。当然、僕は解放され、そんな十神を見下ろす

    十神「ッ…グググ…………な…なんだ……?」ギギギ

    十神は不思議そうに頭を押さえつける

    苗木「クッ…………ククク……」
















































    苗木「クッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!!!!」

    僕は高らかに笑う。何もおかしくなってるわけじゃない。十神くんに『勝てた』のが嬉しいんだ

    十神「グァァアッ…………きっ…貴様………何をしてくれたァッ………!!」ギロッ

    足元からいつものように見上げる……いつもとは全然印象が変わるもんだなぁ

    苗木「痛い?痛いよねぇー!結構強めの『頭痛』なはずだよー?」クハハハハ!

    十神「ず………つう………」

    苗木「そうそう!『頭痛薬』だよ!君にはそれを接種してもらっていた!」

    十神「ググッ………ハァハァ………ギギィィッ!」

    痛みを必死に我慢してるね。可愛い可愛い!

    苗木「読んで字のごとく『頭痛』を引き起こす『薬』で『頭痛薬』!」

    苗木「とーっても分かりやすいよねぇ?」ドロッ

    僕は勝ち誇った笑みを彼に突き返した
  24. 24 : : 2019/04/14(日) 21:02:57
    十神「クッ………そがぁあ…………」ギンギン

    苗木「君の脳には痛覚神経を刺激する成分が流れ込んでいるのさ。痛覚の刺激だけなら殺すより簡単な仕組みだよねー☆」

    仕組みはよく分からないがとにかくそういうことらしい。僕は軽々しい口調で説明する

    十神「そんな……もの…飲…んだ……覚え……………ギイッ!?」

    苗木「もーもー!ホントは気づいちゃってるんでしょー?あれしか無いよね?君と僕との接触!」

    十神は相も変わらずにらみ続ける

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    苗木「いや、十神くんの動向が気になってさ。毎晩ここに来てたから、差し入れだよ」

    そういって僕はカップとコーヒーポッドを十神に見せる
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    十神「ハァ…ハァ…………まさか…コーヒー……?」

    苗木「だーいせーかーい!そう!薬はコーヒーに混ぜ混んでおいたのさ!それを飲んじゃったから君はこうなっちゃったの!」

    十神「おかしい…だろ……貴様…も……コーヒーを飲んでいたはずだぁッ……グググ………」

    痛みに堪えながらも必死に何かを言っている

    十神「同じカップで……同じポッド…から……注いだ貴様のコーヒーには………何故薬が入っていない!!」

    苗木「結論から言うと、薬は入っていたんだよ?コーヒーにね。でも僕には効かなかった……それだけの話さ」

    十神「何故…効かないんだッ…………!」ギギギギギ

    苗木「だって僕、あらかじめ『中和剤』飲んでたんだからね!効かなくて当然!」

    十神「中和……………剤……?」

    苗木「そうそう!だから、僕に勝ち誇った笑みを見せつけたとき、吹き出しそうだったよ!だって結局、薬は飲んじゃってるんだもん!」

    僕はゲラゲラと笑う。それを苦しそうに見つめる十神の顔が今でも忘れられない

    苗木(あぁ………最ッ高だよぉ!)

    苗木「バーイバイ。十神くーん」ドロッ

    バンッ!!

    僕は後ろに引いた足を思いっきり振り上げ、十神を蹴り飛ばす。彼は壁の方へと転がる

    十神「グガアアアッ!!!???」ドン!

    壁にぶつかった十神は軽蔑の目でこちらを睨む

    苗木「………………」





    苗木(ああっ!もう最高!)ダッ!

    僕は十神に近づき、足で何度も蹴りつける

    十神「ガッ!?グッ!!グググガッ!!!」

    頭を抱え、うずくまる姿はまさに滑稽

    苗木「あっははぁ!!!気持ちわるーい!」

    苗木(憧れの十神白夜くんを何度も何度も蹴りつけて……傷を作って血を流させて……プライドもズタズタにして……『興奮』するに決まってるじゃないかぁッ!!!!)

    蹴りつけて蹴りつけて…時折頭を踏みつける。僕の靴がスニーカーである以上、摩擦が強くて痛いだろうねー!可哀想ー!

    ズダンッ!ガンッ!ババンッ!

    何度も蹴りつけられた彼は気絶したようだった…
  25. 25 : : 2019/04/15(月) 20:04:07
    サイハラやばい...
    最高ーですね
  26. 26 : : 2019/04/15(月) 21:22:16
    >>25、尚、本人は自覚してる様子…
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





    清々しい朝。場面はここ、十神の部屋にて始まる。今日はコロシアイ生活四日目だ

    十神「クッ………ん………ググゥ………ハァハァ…」

    十神はベッドから起き上がり、額の汗をぬぐう

    へ?今は誰目線なのかって?そりゃもちろん…

    苗木(僕に決まってるよねぇ!?)

    僕は今、ベッドに座って、十神くんを見つめている。さすがの美形だといったところか、男である僕でも見とれるよ…

    十神「…ッ!?き、貴様ッ!?」バッ

    腕で隣にいる僕をなぎ倒そうとしてきた。まぁ、軽くかわしたわけだけど

    十神「ッ!?い、痛いッ……!」

    苗木「もー。今の君の大怪我でそんなことをするからだよ。安静安静!」

    十神「安静に出来るかッ!何故ここにいる!」

    苗木「覚えてない?十神くんは僕にボコボコにされて気絶したんだよ。だから個室に運び込んでやったんだ」

    苗木「地味に処置もしてやったから、とりあえず動けはするみたいだね」

    十神「………」

    十神は絆創膏が貼られた自分の体をまじまじと見つめた後、何かを思い出したかのように僕に問いを渡す

    十神「……ッ……苗木……あの録音機は………」

    苗木「安心して良いよ?今のところは公開する気はないから」

    安堵のため息を吐いたかと思えば、こんどは焦ったかのように話し出す

    十神「『今のところは』…………?」

    苗木「そうだよ?」

    僕は話を続ける

    苗木「だからこそ取引がしたいんだ」ニヤッ

    十神「取……引…………」

    ついにだ。ついに僕のモクテキが果たされる

    苗木「そうそう!僕からしたら君を絶望させるなんて小指でもできるの!だからこそ!君には美味しい取引のはずさ…!」

    十神「…貴様…最初から目的はそれだったな…」

    苗木「何のことやら。ともかく、取引の内容を発表しよう……『この録音機を公開しない』かわりにお前には『僕の偵察機になってもらう』」

    十神「フン……ずいぶん口調が変わったものだな」

    苗木「そうだろうね。ともかく、それが分かればいいや。『毎晩10時』に君の部屋へいく……くれぐれも変な気は起こすなよ」

    そうして僕は十神の個室を出た
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    カッ…カッ…カッ…

    廊下には僕の足跡が響く

    苗木(ククク……これで従順な協力者を手にいれることができた…しかし、油断も出来ないな)

    なぜなら十神が僕の隙をついて殺しに来る可能性があるからだ

    苗木(まぁ、過激な命令でもしない限り、自分から行動は起こしてこないだろう……しばらくは様子を見るしかないな)

    僕は未知数な背徳感を体に刻んだのだった

    【モクテキ『弱味の搾取』を達成した】

    【モクテキ『協力者の入手』を達成した】
  27. 27 : : 2019/04/15(月) 21:47:21
    わーおこの苗木(最原)まっくろくろすけだねw
  28. 28 : : 2019/04/17(水) 18:03:42
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著者情報
20050617

ミスターk

@20050617

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