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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

不二咲「これがエスパー」舞園「頑張りましょう不二咲君

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  1. 1 : : 2018/10/05(金) 22:04:34
    前作http://www.ssnote.net/archives/60247#top

    続きものですがなるべく読まなくても理解出来るようにします、しかし戯れに読んでやろうかというスタンスでお手空きの時にでもどうぞ
  2. 2 : : 2018/10/05(金) 22:13:53
    待ってましたー
  3. 3 : : 2018/10/05(金) 22:18:02
    モノクマ「簡単な前作のあらすじ!!!!」

    ウサミ「不二咲君が舞園さんにエスパーになった理由を聞きたら舞園さんがそのこと、そして夏での苗木君との話をしたんでちゅ、そして最後になんと不二咲君にもエスパーになりませんかと勧誘!!」

    モノクマ「強くなりたい不二咲君はこれを承諾、うぷぷ、はてさて一体どうなるんだろうね」




    舞園「では不二咲君、早速私達が今からなんのエスパーを習得すべく特訓をするのかお話しましょう」

    不二咲「お願い!!」

    舞園「ズバリ分身です!!」

    不二咲「ぶ、分身?」

    舞園「不二咲君、今はもう11月の終わり、もうすぐ本格的な冬が始まります」

    不二咲「そうだね、今年はたくさん雪が降りそうだって噂だよ」

    舞園「冬と言えばラブイベントの目白押しです!!!!クリスマス、お正月、バレンタインデー、そして苗木君の誕生日!!」

    不二咲「そう言えばたしか二月五日だったね」

    舞園「しかし!!!ラブイベント目白押しということは私のアイドルとしての活動も目白押しというわけです、実際クリスマスイブから三が日まで予定はびっしり」

    不二咲「ああ、なるほど」

    舞園「そうです、アイドル活動と苗木君とのラブラブ、二つを同時にするには身体がもう一つないとできません」

    舞園「そこで私は考えました」

    舞園「よし、分身を会得しましょう」
  4. 4 : : 2018/10/05(金) 22:38:02
    どちらが苗木といちゃつくかで分身と喧嘩しそう
  5. 5 : : 2018/10/05(金) 23:01:11
    >>4 舞園「ご安心下さい、ちゃんと主人格が分身を制御出来るようにするので」




    舞園「と言うわけで、早速特訓内容の説明に入りますよ」

    不二咲「うん、僕は一体何をすればいいの?」

    舞園「まずは聞いて下さい、このエスパーを会得する上で重要なのは私が思うにイメージです、自分自身を強くイメージし、形を作りそれに命を吹き込むんです」

    不二咲「なるほど」

    舞園「つまり私達が最優先で鍛えるべきは想像力、それも自分自身の想像です、これは並大抵のことではありません、なぜなら大抵自分自身が想像する自分と他の人から見える自分は乖離しているからです」

    不二咲「確かに、苗木君も自分がモテモテだとは思ってないだろうね」

    舞園「不二咲君、ここからが私が貴男を誘った最大の理由です」

    不二咲「……」ゴクリ

    舞園「不二咲君には私の前で私を演じてもらいます、私は逆に不二咲君を演じます、そしてお互いに客観的に自分自身を掴むんです!!」

    不二咲「舞園さんはアイドルだし、人からどう見られてるのか詳しそうだけど」

    舞園「確かにアイドルとして十分に気をつけています、だからこそ、このエスパーが訓練に役立つんです」ハッ!

    瞬間、光が僕の脳内を走った、思わず目をつぶった僕がその目を開いた時

    不二咲「えへへ、不二咲君、訓練中はこの姿で過ごしますよ」

    そこには僕がいた
  6. 6 : : 2018/10/05(金) 23:56:35
    もはや超次元
  7. 7 : : 2018/10/06(土) 00:30:40
    >>6 舞園「愛さえあれば超次元の住人になろうと一向に構いません」


    不二咲「えっと、舞園さん?」

    不二咲(舞園)「はい!!!今は催眠で私を不二咲君にみせています、逆に私の目には不二咲君が私に見えてますよ」

    不二咲「もしかしてこれが特訓?」

    不二咲(舞園)「その通りです、私達はこれで自分を視覚的に感じることで、自分をイメージするんです、最終的にはイメージだけで自分自身をこの世界に生み出します」

    不二咲(これは……確かに普通に考えたら滅茶苦茶だ……でも舞園さんは無茶苦茶な方法でこれまで数々のエスパーを体得してきた、頑張れ僕!!殻を破るのは今だよ!)

    不二咲(舞園)「それでは最後に大切なことを教えておきます、いいですか、重要なのは自分を信じることです、曇りない純度100パーセントの信頼、これができない者にエスパーは使えません」

    不二咲「うんっ!!舞園さんよろしくお願いします!!!!」

    ~~

    同時刻

    霧切「ったく、急に事件の依頼が百件も来るなんて舞園さんの仕業ね、私と苗木君の甘々な時間を潰そうだなんて」

    霧切「待ってなさい舞園さん、勝つのは私、霧切響子よ!!!」

    ~~

    戦刃「ねえ、盾子ちゃん、なんの準備してるの?」

    江ノ島「うぷぷ、私様の誕生日に素敵なプレゼントをもらおうと思ってね」

    戦刃「???プレゼントって自分で準備するの?」

    江ノ島「そうそう、分かったらレーションでも買ってこい残姉」

    戦刃「うんっ」

    ~~

    舞園さんと修業をして強くなろうと決意したこの時の僕は想像もしていなかったんだ

    今年のクリスマスはただの波乱じゃ収まらない、カオスとサプライズが待っているなんて
  8. 8 : : 2018/10/06(土) 12:53:29
    苗木も今年のクリスマスも一人で過ごすのかとか思ってそうだ、「舞園さんはアイドルだから特番の出演ばかりで年開けるまで会えないのか」「霧切さんは探偵業が忙しい」って思ってるかもな…
  9. 9 : : 2018/10/06(土) 17:53:38
    >>8 舞園「ご安心下さい、苗木君には前もってクリスマスは空けておくようにお願いしておきました」


    僕達の訓練が始まって3週間後、クリスマスまで残り1週間この日、ちょっとした事件が起こったんだ


    舞園「ふう……」ハアッ!

    目の前で足下から徐々に舞園さんが出来ていくのがなんだかとても幻想的に見える

    舞園「もう少し!!!!」ウオッ!

    首まで見えてきた分身の舞園さんは少しずつ顔を形成していく、あとちょっと、本当にあとちょっと

    不二咲「頑張れ舞園さん!!」

    舞園「苗木君と一緒にイルミネーション見るんです!!!!!!!!!」

    舞園さんがそう叫んだ瞬間眩い光が僕を包んだ

    そして

    舞園「やりました、やりましたよ!!!」

    そこには二人の舞園さんが立っていた、一人ははち切れんばかりの笑みを浮かべ、もう一人はステージ衣装に身を包みただまっすぐ前を見つめていた

    舞園「形を出すことは完了です!!ここまで来れば九割方分身の修業は完成です」

    不二咲「やっぱり舞園さんは凄いよ!!!僕はまだまだ半分しかできないのに」

    舞園「大丈夫です、不二咲君もすぐに……」

    突然舞園さんがあさっての方角を見たと思ったら

    舞園「少し疲れましたね、不二咲君私は今から大浴場にでもいこうと思いますが一緒にどうです?」

    えっ?

    不二咲「いや、それは……やっぱり駄目じゃないかなぁ」

    舞園「まあまあ、だったら不二咲君は水着でも良いですから早くいきましょう、時間がありません」

    いや、僕が不味いと思ってるのはそうじゃなくて

    舞園「とにかく、私は今から大浴場に向かいます、分身、後のことは頼みました」

    そういうや否や舞園さんはダッシュで去って行き残った僕達はどうしようかと思案していたら

    不二咲「ん?」

    ぐいぐいと引っ張られる、舞園さんの分身が僕をひっぱる、何か嫌な予感が……

  10. 10 : : 2018/10/06(土) 19:29:08
    うう、仕方ないこうなったら舞園さんに恩返しをすると思って腹をくくろう

    ガラッという音ともに苗木君が大浴場に現れる

    「あっ、苗木君、君もお風呂?」

    「不二咲君、珍しいねこんな遅くに」

    「うん、プログラミングに夢中になったらいつの間にかね、苗木君はどうして?」

    「ついさっきまで日向君の相談を聞いててさ、内容は言えないけど結構重大だから長くなっちゃって」

    「あっ、苗木君せっかくだしさ、ちょっといいかな?」

    「何?」

    「僕達も大和田君や石丸君みたいにサウナで競争しない?」

    「サウナか……うんたまには良いかもね」

    ニコッと純粋そのものな顔で苗木君が承諾してくれる……ごめんね苗木君

    ~~

    「ううっ、苗木君もう限界……一足先に出とくよ」

    「うん、僕はもうちょっと汗をかいてからにするから、また明日ね」

    「バイバイ」

    僕は挨拶を交わし、脱衣所で服を着た後に

    「苗木君、気を強く持ってね」

    大浴場に立ち入り禁止の看板を立ててその場を後にした



    「不二咲君、ありがとうございます」

    ぺこりと頭を下げるのは分身の方の舞園さん

    「ここまでしてくれた御礼にこれからの中継をしますから私に触れてください」

    「いや、いいよ、後は舞園さんだけで」

    「駄目ですよ!!大事な処は見えないようにモザイクかけますから見てください!!不測の事態があったときには不二咲君にお願いしなければならないんですから」

    体重が倍になったような感覚がする……サイコキネシスだね………

    今の僕に出来ることは苗木君の無事を祈ること、ただそれだけしか出来ないよ…だから頑張れ苗木君

    ~~
  11. 11 : : 2018/10/06(土) 20:25:57
    分身何をやらかすつもりだ?
    本体はどうすんだろ
  12. 12 : : 2018/10/06(土) 20:45:55
    舞園と苗木はクリスマスデートか、クリスマスイルミネーションが一番綺麗なのは京都おとぎの森公園らしいが希望ヶ峰学園からだと遠いな…
  13. 13 : : 2018/10/06(土) 22:29:59
    >>11 舞園「分身は本体である私の意思で動いています、つまり分身の意思は私の意思です」

    >>12 舞園「わざわざいかなくてもそこは腐っても希望ヶ峰学園、学内に全国トップクラスの設備があります、なかったら葉隠君や左右田君あたりに用意をさせるので一ミリも問題ありません」


    苗木君……せめて心の中だけでもごめんねって言っておくよ

    ~~

    「そろそろ十分かな、水風呂入ってもうひとっ風呂浴びて部屋に戻ろう」

    僕はそんな独り言を言いながらサウナの扉に手をかけほんの少し開けた、その時

    「ふうっ、誰も居ない大浴場を独り占め、贅沢ですね~~たまには深夜のお風呂も良きかな良きかなです」

    舞園さんの声、え?

    「気持ちいいですね~~」

    ちょうど死角に入ってあっちからは見えていないみたいだけど……これ、駄目じゃない……

    「ふうっ」

    髪を纏めて顔が紅潮して……その…とっても色っぽい、駄目だと分かってるのになぜか目が離せない……まるで見えない力に顔を固定されてるみたいだ

    ばちゃっ、と飛沫の音が聞こえる
    舞園さんの横乳がお湯に少し浮いてるのが見える、巨乳は浮くって聞いたことがあるけど、本当なんだね、周りが巨乳だらけで少し麻痺していたけど舞園さんも普通に考えたら十分大きいもんね

    ダメダメ!!何考えてるんだ僕!!今そんなこと考えたら駄目!!!

    そんなことで葛藤している僕のことなんて露知らない舞園さんは身体を思いっきり伸びしている

    夏に直接みたとはいえ、やはりそのインパクトは全く薄れない、むしろ流れるお湯がさらにそのエロさを増してるような気がする……加えてまるで覗きをしているような、てか完全に覗きだよねこれ、とにかく背徳感を掻き立てる

    「今頃苗木君は何をしてるんでしょうかね」

    えっ?僕?

    「遅かれ早かれ言わなければならないなら早くした方が良いでしょうね」

    身体を揺らしながら舞園さん……一体何のことを

    「たとえなんと思われても苗木君に告白しなければなりません」

    えっ?エッ?





  14. 14 : : 2018/10/07(日) 01:06:35
    霧切に先手打たれる前に告白か、探偵業で多忙だろうからまだ安心だろうけど…
  15. 15 : : 2018/10/07(日) 17:26:36
    >>14 不二咲「それが違うんだよね……とにかく霧切さんも舞園さんも苗木君絡みだと恐ろしいよ」



    告白???告白って何だっけ?たしか……declare だったような……じゃなくて!!!

    「引かれるとしても言わなければ」

    舞園さん?告白?うっそ!!!いやまて苗木誠何かの間違いだ、そう間違いなく間違いだ

    ~~

    不二咲「苗木君……うう見てられないよ」

    違うんだよ苗木君……ある意味苗木君にとっても重要なこと何だけど苗木君がドギマギするようなものじゃ無いんだよ

    脳内に流れてくる映像を見ながら僕が一人苦しんでいるとき

    不二咲「あれ?これは……」

    僕の脳に恐らく今考えられうる限り最悪の人物が凜とした足取り大浴場に入ったのがで見えてきた

    ~~

    うふふ、苗木君ドキドキしてくれてますね、今の所作戦は完璧です、後は不測の事態さえ起こらなければ……

    そんなことを考えながら伸びをし、身体を左右に振っていた時

    ペタペタと裸足で歩いている音が耳に飛び込んできました

    苗木君はサウナで色々混乱してドキドキしていている、そして私はここにいる……つまり他の人物がこの大浴場に侵入したのですね

    私は音のする方に目線を向けました

    そしてその人物を見たとき納得したと同時に苛立ちが沸き上がってきました

    「あら、舞園さんこんな夜更けに奇遇ね」

    「ええ、そうですね霧切さん」

    この女狐め、私と苗木君の邪魔をしに来たようですね

    ドヤ顔で大浴場に入り、苗木君が私達の方を向いている今、髪を結う霧切さんを見て私はそれを確信しました
  16. 16 : : 2018/10/07(日) 18:55:01
    おっと霧切さんが来たか
    どううごいてくるか
    そして苗木はサウナから無事に出られるのか
  17. 17 : : 2018/10/07(日) 20:15:16
    霧切と舞園が鉢合わせしたか、そこに苗木が壁隔てて全裸で居る…クリスマス前に嵐が来るな
    希望ヶ峰学園消し飛ばなきゃいいが。
  18. 18 : : 2018/10/07(日) 21:52:54
    >>16>>17 舞園「さて、これからどうなるかどうぞご覧ください」


    これは困りましたね、この女狐は私のテレパシーの対策として思考を一段階深くして、読まれないようにしてるんです

    つまり私は実力でこいつを退治しなければならないという訳です

    「こんな遅くまで一体何をしていたの?」

    「年末ですから特番の撮影が立て込んでて、今日は歴史とクイズ番組を撮影してきました、お陰様でなかなかの成果を達成出来ましたよ」

    「うふふ、それはなりよりだわ」

    「霧切さんはどうしてこんな遅くに?」

    その鋭い女豹のような目で霧切さんは

    「なに、数週間前に大量の依頼が入ってね、それを処理していたのよ、お陰様で」

    「それはそれは」

    「まあ、ほとんど依頼人不明の怪しいものでしかもなかなか面倒だったから時間はかかったけどやっと九割方終わったわ」

    「超高校級の探偵となるといかがわしい依頼もたくさん入ってくるんですね」

    「まあ最原君は赤松さんといちゃつくくらいに暇だったようで、まるで彼の分まで私に降りかかってきたようだったわ」

    あっ、やっぱりばれてましたか

    「いつもは殺人やら強盗やら凶悪事件が多いのに、行方不明者の捜索やら詐欺組織の解体やらイレギュラーが多かったわ」

    「それは大変でしたね、でも最原君に助けて貰ったら随分楽になったんじゃないですか?どうして一人で?」

    あの細いピアノ線のような髪をお湯で洗いながらこちらを見て

    「決まってるじゃない、私は人様がいちゃついてる邪魔をする気は無いのよ」

    大浴場に響き渡る澄んだ声で高らかにそう答えました

    「いちゃつくって最原君はまだ赤松さんと付き合ってないのに、そんなになんですか」

    「ええ、毎日毎日赤松さんが手作り料理を持ってきてあーんしたり、最原君が赤松さんの下着を選んだり……バカップルそのものなのにね」

    少し攻めてみますか

    「霧切さんもいちゃつきたい人はいますか?」

    「私はそんな風に見えてるのかしら?舞園さんの方がいちゃつくたがってるように見えるわよ」

    「ええいますよ」

    遠くから苗木君の拍動が洒落にならないくらいほどバクバクしてるのが聞こえます

    「あら、いいのそんなあっさり言って、アイドルは恋愛御法度でしょ」

    「霧切さんを信頼してますからね」ニコッ

    霧切さん、何を企んでるか知りませんが、私はあなたを上回って見せますよ

    「それで、霧切さん、さっきは私の質問をはぐらかしましたよね、いるんですか思い人が?」

    少し躊躇うような素振りを一瞬見せた後

    「私も華の女子高生、いて悪い?」

    「うふふ、全然悪くありませんよ」

    すると霧切さんがスポンジで全身をくまなくこすりながら何気ない口調で、でもはっきりと

    「ねえ、舞園さん、もしかしたら貴方の好きな人ってもしかしたら」

    「苗木君かしら」

    相変わらず手強いですね、霧切さん


    サウナ室で苗木君の頭が真っ白になるのを感じました
  19. 19 : : 2018/10/08(月) 07:55:56
    苗木ーがんばれー
  20. 20 : : 2018/10/08(月) 18:55:44
    苗木のぼせたか…このままじゃまずいな、男湯に舞園達が助けにいけないし困ったな。
  21. 21 : : 2018/10/09(火) 21:02:27
    >>19 不二咲「うん、本当に苗木君には頑張ってもらいたいよね」

    >>20 モノクマ「うぷぷ、希望ヶ峰学園が舞台だから大浴場はゲームの時にあった一つだけって設定だよ、多分普段は時間やらなんやらで入浴時間分けてるんだと思うよ!!まあ、つまり苗木君は舞園さん達のすぐそばにいるんだ」



    甘いのよ枕、私は全て調査なのよ、あなたが不二咲君を使って苗木君の色目を使ってることも、そしてすぐそばに苗木君が天使の微笑みで私の裸体を視姦していることも

    「私が苗木君に恋している…ですか」

    無駄に伸びをしながら甘ったるい声で舞園さんが確認を取るように声を上げる

    「そうですね、流石に誰が私の思い人なのかは話せませんが」

    そこで息を溜め、次の言葉を大浴場に響き渡らせる

    「苗木君とならデートしてみたいですね」

    はっきりと、間違いなくサウナにいる苗木君にも聞こえるようにそう宣言をした

    「あらあら、大胆な発言ね」

    「さっきも言ったとおり私は霧切さんを信じてますから」

    この枕、私の問いを利用して苗木君に露骨なアピールを……流石は超高校級の枕…もといアイドルね

    「光栄だわ、ここでの会話は一切外に漏らさない、きちんと約束しましょう」

    「はい」

    そこまで言った所でシャワーをするために立っていた椅子から立ち上がる、私の髪から雫がポタポタ落ちる音が耳まで聞こえてくる

    「それじゃあせっかくの機会だし、舞園さん私達も更に親好を深めないかしら」

    このエスパー枕相手に後手後手に廻るのは悪手も悪手、犯人が分かっているのに証拠を見つけることができずさらなる犯行を引き起こしてしまうよりも愚かなことよ

    私は天使の視線を感じる方へ顔を向け、はっきりと

    「お風呂でゆったりもいいけど、たまには私達も大和田君達みたいにサウナでお話しましょう
    よ」

    サウナ室の扉が閉まる音がこの耳に確かに聞こえてきた
  22. 22 : : 2018/10/09(火) 21:13:25
    霧切さんと舞園さんの意図が読めんな
    どういうつもりの会話なんだろうか
  23. 23 : : 2018/10/09(火) 22:03:22
    >>22 モノクマ「二人とも苗木君の前ではいつでも仲良しこよしを気取ってるからね、普段の感じでいて、なおかつ二人ともさりげに得点を稼いでるんだよ、まあほとんど純な苗木君くらいにしか効かないお粗末なものだけどね、今どきお色気とか……ベタだよね!!!」


    やばいヤバいヤバイ 

    こっちに二人が来ちゃうよ!!!これはまずいよ、なんか秘密の話を聞いちゃったし、バッチリおっぱいからお尻まで見ちゃったし!!!!

    間違いなく僕史上最大のピンチだ
    江ノ島さんにライオンの檻に入れられた時以上の大ピンチ、焦るな僕、霧切さんに教わっただろう、どんな時でもクールであれ、そうすれば必ず希望は見えて……

    「サウナなんて久しぶりですよ」

    「たまにはね」

    見えているのは二人の美少女の一糸まとわぬ裸体だよ、何これまさに芸術だよ!!!なんて眩い希望なんだ!!!!!

    待て待て待て、何を言ってるんだ苗木誠、完全にヤバイやつじゃないか、まるで狛枝君だよ

    そんなことを考えている間に更にこっちに近づいてくる………

    こうなったら最終手段しか………

    僕はサウナで横になり、さながら気絶しているかのような振りをした

    どうか舞園さん直伝のこの演技、通用しますように!!!!

    僕のちっぽけな幸運、どうか師匠の舞園さんと探偵の霧切さんの目を誤魔化して!!!
  24. 24 : : 2018/10/10(水) 08:55:22
    さりげなくライオンの檻とか言ってるけど何があったんだよ
  25. 25 : : 2018/10/10(水) 09:48:18
    舞園さんなんで気絶してる演技苗木に教えてんだ
  26. 26 : : 2018/10/10(水) 11:02:51
    こういう苗木の思考も舞園さんには読まれてるんだよなあ
    舞園さんはどううごくのか
  27. 27 : : 2018/10/10(水) 12:14:24
    今まで苗木の脳内に舞園と霧切の全裸が流れてきてたなら、例え気絶した振りしても苗木のムスコが巨木になってるだろうから、すぐにバレると思うぞ
  28. 28 : : 2018/10/10(水) 22:13:54
    >>24 舞園「私が寝ている隙に江ノ島さんが苗木君を学園が飼っているライオンの檻に入れた事件があったんです、幸い近くに田中君がいて苗木君は事なきを得ました」

    >>25 舞園「学祭で苗木君が主人公のコロシアイゲームの映画を作製をしたんですよ、その時絶望ギャルに秘密の部屋で気絶させられました……ヒロイン?少なくとも苗木君を一度は見殺しにしかけた女ではありませんよ」

    >>26 舞園「うふふ」

    >>27 舞園「苗木君はただいまうつ伏せです、まあ本来はすぐにばれるんですが……」ウフフ




    苗木君、それは駄目だよ、一番駄目だよ、まだ土下座で待機していたほうが良かったのに……

    神様どうか苗木君に希望を……

    僕の脳内には気絶した振りをしている苗木君とレーションを見つけた戦刃さんよりも遙かに鋭く……ギラギラしていた…しすぎていた二人がいた


    ~~

    うふふ、苗木君ったら気絶した振りなんかして……これはあれですね、何しても良いってことなんですね!!!

    「なっ、苗木君!!!!一体どうしたの!!!」

    白々しい

    「大変よ!!!応急手当をしなくちゃ!!!」

    そういうや否や霧切さんは苗木君の身体を起こしその天使の唇にキスをしていました

    !!!!!!!!

    「何してるんですか!!!??」

    思わず霧切さんを手で飛ばす、ムニュンとした感触とともにすってんころりんと擬音が出そうな間抜けな恰好で転んでいきました

    「痛いわね!!何するのよ!!」

    「霧切さんこそです!!何を急にキスしてるんですか!!!」

    「人工呼吸に決まってるでしょうが!」

    「サウナで倒れていたら脱水症状かなんかに決まってるじゃないですか!!!」

    私と霧切さんは感情を思いっきりぶつけ合いながらも視線は苗木君の可愛いアンテナを凝視していました

    「そ、それもそうね」

    「と言うわけで」

    私は近くにあった水を口に含んで

    「んっ!!!」

    苗木君とマウストウマウス!!!!!!

    ああ、苗木君の唇……可哀想にあんな女狐に初めてを奪われて……私の唇で浄化してあげます

    私が幸せに浸っていた時に

    ポニュン

    体が宙に浮く、しまった、霧切さんに押されたんだ……

    刹那の浮遊、しかし、私達の愛はその刹那よりさらに早く私にある考えを与えてくれました

    私はサイコキネシスを使い自らの飛ばされる方向を変え、勢いを調整し苗木君の可愛いアンテナに一直線!!!!!!

    さあ、苗木君今こそ一つに!!!!

    私の胸は期待でいっぱいです
  29. 29 : : 2018/10/11(木) 08:16:01
    霧切さんの目の前でそれやるか
    後が怖い
  30. 30 : : 2018/10/11(木) 08:21:27
    もし苗木が土下座してまっていたらこの二人はどうするつもりだったのか
  31. 31 : : 2018/10/11(木) 17:53:14
    霧切も苗木のアンテナと入籍するのを狙ってるだろうから、そんな簡単には行かないとは思うが…
  32. 32 : : 2018/10/12(金) 21:53:37
    >>29 舞園「はて、霧切さんの前が怖い理由が分かりませんね」

    >>30 舞園「その時はですね……」

    >>31 舞園「それは…」



    いざ!!!!

    私が苗木君のアンテナに向かったその時、苗木君の身体が引き始めました、必然的に私の着地点も変わります、でも何故?

    「舞……」

    苗木君!!!!
    そう、苗木君が身体を起こしたのです!!

    苗木君が私に向かって何かを言いかけた瞬間、着地点が変わった私が着地する時がやってきました

    ムニュポ

    あっ

    「園……」

    苗木君も思わずそこを凝視します

    そう、私は苗木君のアンテナに着地するはずが

    「さん……のおっぱいが……」

    苗木君が顔を真っ赤にさせてます、ああ、なんて尊いんでしょう

    今の私と苗木君の状態は苗木君のアンテナを私のおっぱいが挟んでる状態、

    俗に言うパイズリの準備万端ってやつですね

    せっかくなので

    パフパフ

    思わずといった感じで私は胸をアンテナに押し付け離し押し付け離しを繰り返します

    「ま、舞………園…さん……」

    苗木君の頭は碌に稼働していません、チャンスです!!そう思った瞬間

    ズポッ!!パニュン

    あっ、霧切さん………忘れてました

    今回は押された勢いそのままに宙を飛び、苗木君の前であられもない姿を見せてしまいました

    でも私は幸せです、苗木君が私の全てを見てくれた、これに勝る幸せはなかなか無いんじゃありませんか?

    苗木君は終始顔を夕日のように真っ赤にしていました

  33. 33 : : 2018/10/13(土) 16:34:13
    「本当にごめんなさい!!!」

    苗木君が私達に土下座をしています、その姿が堪らなく可愛くて、もはや芸術の域です

    滑らかな白い陶器のような肌、一直線に伸びているその身体、その柔らかそうな肉からほんの少しだけ顔を出している鎖骨、真っ直ぐにおっ立っているアンテナ

    正直に言って興奮します

    「全く、何で気絶したふりなんてしたのかしら」

    「だって……二人の会話聞いちゃって……身体も見ちゃったし…」

    身体をビクビク震わせて言葉を発する苗木君、キュン死しそうです!!!

    「そんなこと気にしないで良いんですよ苗木君」

    「舞園さん…」

    「そのとおりよ、苗木君」

    「霧切さんも」

    優しく、慈悲深く、何より苗木君のことを思って言葉を出します

    「私達が苗木君に裸を見られたくらいで怒ると思ったんですか?」

    「私達はそんなに貴方から心の狭い人間だと思われていたのかしら?」

    「それは……」

    「分かってますよ、苗木君、だから気にしないで下さい、わざとじゃないのなら怒ったりしませんから」

    さり気に身体を寄せます

    「他ならぬ貴方なら、私達は構わないわよ」

    「二人とも……ありがとう」ニコッ

    ああ!!!その笑顔!!!!写真に取って待ち受けにしたいです!!!

    「これからはこんな真似しないでね、心配しちゃうから」

    「うん、ごめんなさい」

    「それにですよ苗木君」

    私は苗木君の耳元で囁くように

    「私のおっぱい、もうとっくに揉んだことまであるでしょう、今さらですよ裸なんて」

    その瞬間、プシューと苗木君から湯気が立っていったように見えました
  34. 34 : : 2018/10/13(土) 18:15:14
    苗木うらやましい
  35. 35 : : 2018/10/13(土) 19:20:39
    なんか舞園の言葉は霧切に自慢してるように聞こえるな…てか苗木気絶した振りしてたなら霧切と舞園の骨肉争いも見てた事になるな。
  36. 36 : : 2018/10/13(土) 21:26:24
    >>34 舞園「それはつまり私達に愛されてるのが羨ましい、つまり私達が魅力的ってことですか?ありがとうございます!!!」

    >>35 舞園「ちゃんと耳元でいいましたよ、まああの地獄耳が聞こえたかは分かりませんが、後苗木君はあれを救命処置と考えてますよ」


    二人とも、なんて器が大きいんだろ、やっぱり超高校級って違うんだなぁ

    「それに、私はある意味感謝してますよ」

    「えっ?」

    「私の告白、聞いてもらえますよね、苗木君」

    告白……そうだった!!おっぱいとかパフパフとかキスとかありすぎて忘れてた!!!

    「急にこんなこと言って信じてもらえるか分かりませんが……」

    舞園さん、なんて真剣な目なんだ……

    「ちょっと、それは私がいても良いのかしら?」

    霧切さん!!!なんか機嫌悪いような

    「ええ、むしろ霧切さんにも伝えておいた方が良いと思います」

    「舞園さん……」

    「聞いて下さいお二人とも」

    なんか急に空気がシャキッとしまった感じがする

    「これからお話するのは真実です」

    ゴクリ、思わずそんな音を出していた

    「実は……私、分身が出せるようになりました!!!ですから年末年始も一緒にいてください!!!」

    …………………えっ?
  37. 37 : : 2018/10/13(土) 23:08:36
    分身??分身ってあれ、NAR○TOとかで見るあれ?それともコピーロボット的な?

    「なるほどね………そういうわけなのね」

    何で霧切さんは理解できてるの?

    「信じてください苗木君、私は今まで苗木君に嘘を言ったことなんてありません!!!今回だって真実です」

    「……そうだよね、舞園さんが嘘をつくわけないよね」

    そう、そんなことをする人じゃない

    「信じてくれますか?」

    「もちろん」ニコッ

    「ありがとうございます!」

    うん、冷静に考えればこの学園で常識なんて通用しないや

    そう、頭を冷やせば簡単に分かるよ、うん、なんか今は冷やすどころか燃えるように熱いけど

    そう思った瞬間、景色がスローで変わっていった、自分が倒れていくのが自覚できる

    「苗木君!!!!」

    慌てて駆け寄る舞園さんと霧切さん

    そんな彼女達を見ながら一つの事実が僕の頭に浮かんでいた

    そういえば僕、かなり長い時間サウナにいたんだったっけ、色々ありすぎて忘れてたよ

    サウナ室に僕の倒れる音が響いた

  38. 38 : : 2018/10/14(日) 00:33:49
    霧切からしたら年末年始は舞園が居ないものだと思ってたろうけど、仲良く3人でクリスマスと年越し出きるわけないか…
  39. 39 : : 2018/10/14(日) 07:17:58
    分身出せるの霧切さんに教えるメリットは何だろう
  40. 40 : : 2018/10/14(日) 15:42:58
    >>38 舞園「いえ、あの女狐のことです、様々なシチュエーションを想定していたのは想像に難くありません」

    >>39 舞園「メリットというか、苗木君にだけ教えて霧切さんに教えないのは不自然なんです、苗木君からしたら私が隠す理由が特にありませんから、なにせ普段の私と霧切さんは親友ですからね」



    ふう、途中色々あったけど、概ね舞園さんの当初の作戦どおりになったね

    僕は少し前のことを思い返した

    ~~

    舞園(不二咲君、聞こえますか?)

    不二咲(舞園さん、一体何をする気なの?)

    分身に捕まれたまま、舞園さんのテレパシーが頭の中に響き渡る

    舞園(これから苗木君が大浴場に入ります、私は一足先に入ってインビジブルで姿を消しておきますから、不二咲君はうまいこと苗木君をサウナに入れてください)

    不二咲(サウナに?)

    舞園(はい、その後苗木君より先にあがってください、そこからは私が姿を現して苗木君にアプローチします)

    不二咲(どんなアプローチする気なの?)

    舞園(まずは鉄板のお色気で苗木君を釘付けにします、そこから私が独り言で苗木君にある一言を言ってさらに意識させます)

    不二咲(何を言うの?)

    舞園(告白です、もっとも告白内容は分身を習得したってことですけどね)

    不二咲(なるほど、前もって苗木君に年末年始一緒にいられるってアピールできて、なおかつ意識もさせる一石二鳥の作戦ってわけだね)

    舞園(はい!タイミングを見計らって私もサウナに突入、そこで告白をします、あっ、立ち入り禁止の看板をおくのを忘れないで下さいね)

    不二咲(でも苗木君が少し可哀想な気が…)

    舞園(大丈夫です!!!とにかくお願いしますよ)

    不二咲(分かったよ)

    ~~

    今から苗木君がどんな目に会わされるか、せめてそれを見ないのが僕の友情だよ…

    僕はもう作戦が終了したからか分身の舞園さんからもあっけなく解放され、自分の部屋に戻ろうと廊下を歩いていた時

    「不二咲君、ちょっといい……かな?」

    ん?この声は

    くるっと振り向いて時僕のスカートがふわっとするのを感じる

    「七海さん、僕に何か用?」

    そこには眠そうに目をこする七海さんがいた
  41. 41 : : 2018/10/14(日) 15:50:07
    七海がここで来たか
    そういやこの世界て日向と苗木は先輩後輩なのか同学年なのかどっち?
  42. 42 : : 2018/10/14(日) 17:03:41
    苗木と舞園はどんなクリスマスプレゼント送りあうのか楽しみだな。
  43. 43 : : 2018/10/14(日) 21:43:30
    >>41 モノクマ「この世界はいちいち先輩とかつけんの面倒だからみんな同学年だよ」

    >>42 舞園「うふふ」



    「あのね、不二咲君こんなことを頼むのは大変かもしれないけど」

    なんだか言いづらそうだなぁ

    「大丈夫だよ、七海さん何でも言ってよ」

    「うん、実は恋愛ゲームを作ってほしいの、クリスマス成分たっぷりの」

    「ん?七海さんって確か恋愛ゲームが苦手なんじゃ」

    するとちょっと顔を赤らめながら

    「その、予習しときたいと言うか……私にはこれが一番かなって思ったんだ……よ」

    ああ、そっか別にクリスマスは舞園さん達以外にも大切な行事だもんね

    「うん良いよ、アルターエゴと協力して作るから多分すぐに出来るよ」

    七海さんは目を蘭々に光らせて

    「ありがとう!!!!」

    「気にしないで、プログラマーだから」

    「後できればこの事は」

    「誰にも、特に日向君には言ったりしないから安心してね」

    ほっぺたをさっきより赤らめて、指をツンツンとさせながら

    「お願いね」

    日向君って幸せ者だなぁ、普通って多分舞園さんのものよりこっちの方が似合ってるよね

    「それじゃあね七海さん」

    さてと、部屋に戻ったらさっそくアルターエゴに頼まなきゃ、確かこの前山田君と白銀さんが語り合っていたデータがあるはず、それを参考にしよう

    そんなことを思いながら僕の部屋にたどり着いて何気なく下の方を向いてみたら

    「んっ?手紙?」

    差し込まれるように一枚の便箋がそこにはあった、えっと

    ヤッホー!!!みんなのギャル江ノ島盾子ちゃんだよ~~今日はステキなお知らせが有りまーす

    この時点でもはや嫌な予感しかしない、僕は下へと目線を下げた

    一体今度は何をする気なんだろう江ノ島さんは
  44. 44 : : 2018/10/15(月) 07:45:47
    江ノ島はここでもトラブルメーカーか
  45. 45 : : 2018/10/15(月) 10:08:01
    江ノ島のステキな報告か、松田と入籍する事が決まったとか戦刃が大尉にでも昇格したとかかな?
  46. 46 : : 2018/10/15(月) 21:03:22
    >>44 不二咲「真人間の江ノ島さん…見てみたいな」

    >>45 不二咲「江ノ島さんは確か松田君にクリスマス誘って、ウザイブス、って一蹴されたらしいよ」



    皆、おはこんにちばんわ!!!!

    どう?朝昼晩全てに対応出来る見事な挨拶でしょう!!!

    似たようなこと澪田さんがしてたね

    というわけで、君を私様の誕生日パーティーに強制参加させます!!断ったら恥ずかしい秘密を暴露のうえ動画にアップするからね!!
    例えば葉隠が皆の持ち物を売ってるとか

    そういえば最近消しゴムがいくつかなくなってたなぁ

    ちなみに不二咲の消しゴムはその手のマニアに十万で売れたらしいよ、朝日奈の食べかけドーナツは30万だってさ、舞園のティッシュは25万だって残念だったねぇ

    色んな意味で騒ぎを起こしそうな報告だね

    他の奴は、桑田が最近ナンパしてたら溝にはまって慌てた拍子にパンツ丸見えになったり、腐川がハサミを殺人現場に落として警察に疑われたりしたとか色々暴露しちゃうよ

    腐川さん、気の毒だったね、霧切さんが無実を証明してくれたんだっけ

    さて、他にも色々あるけど後のお楽しみにしとこう、じゃあ皆待ってるよ~~詳細は残姉にでも聞いてね~~

    ps  誕プレは別に要らないけど、クリスマスも一緒にやるから各自プレゼントを用意しておくこと、葉隠は最低100万を越えないと私様が知っているお前の悪事を全部バラします


    そこで手紙は終わっていた

    どう考えても江ノ島さん腹に一物持ってるよね、僕は特にバラされて困る秘密はないはずだけど、心配だからいかなきゃ

    それに皆でパーティーなんて楽しそうだし

    江ノ島さんが何か企んでることをひしひしと感じながら僕は少し愉しくなってきた、顔が少し緩むのを感じる

    おっと、まずは七海さんの頼み事を片づけなきゃ

    頬をパンと叩いて気合いを入れる、頑張ろっと
  47. 47 : : 2018/10/15(月) 21:58:19
    葉隠クズ過ぎ
    それ知ってる江ノ島もやべーが
  48. 48 : : 2018/10/16(火) 07:40:01
    クリスマスパーティーか、これは苗木のクラスメートのみでするのかな?
  49. 49 : : 2018/10/16(火) 21:19:13
    >>47 不二咲「江ノ島さんの謎の情報網は霧切さんのそれを超えることもしょっちゅうだよ」

    >>48 江ノ島「今んとこその予定、あんまり多いとダレるし」



    翌朝、目を覚まし、教室へと向かう

    最近は朝ごはんの前に教室で舞園さんと二人で特訓するのが日課になっている僕は何にも考えずその扉を開いた

    そこには

    「ごめんだべ!!!魔がさしたんだべ!!」

    地面に頭をこすりつけている葉隠君

    「葉隠あんた本当に最低!!!」

    激怒している朝日奈さん

    「うふふ」

    たおやかな笑みを浮かべている舞園さん

    「葉隠君!!!君という奴は!!しっかりと反省してもらうぞ!!!」

    いつもどおりの石丸君

    「拙者のカメラを盗んだのもあなたなのですか!?朝日奈葵殿や、舞園さやか殿の私物と一緒に!!」

    どことなく興奮の方向が違う気がする山田君

    「まあまあ、もうしないって誓約書は書いてもらったんだし、そりゃ葉隠君が悪いのはもちろんだけどさ、落ち着いてよ皆」

    皆の説得をしている苗木君がいた

    「あっ、不二咲君、きたんですねおはようございます」

    「不二咲ちゃんも見たでしょ!江ノ島ちゃんの手紙!!こいつまたやらかしたんだよ!!」

    「本当にすまんだべ!!どうしても欲しいオーパーツがネットオークションに出品されてたから……」

    「んなもん偽物に決まってんでしょ!!!」

    朝日奈さん怒り心頭だね、まあ当たり前だけどさ

    それはそうと

    「何で皆教室に集まってるの?今日は授業もなかったよね」

    「ん?不二咲君も呼ばれて来たのではないのかね?」

    何のことだろう

    (葉隠君の罪を罰するために私が皆さんを呼んだんですよ)

    舞園さん!!テレパシーだね

    (普段は苗木君以外の心はあんまり見ないんですが、今回の件でテレパシーを使って被害者の方々を精査して呼びまとめ役として石丸君、苗木君を呼んだんです、もちろんテレパシーじゃなくて携帯を使いましたよ)

    舞園さんってテレパシーとかサイコキネシスとかを使えるの苗木君には秘密にしてるんだよね

    「不二咲君、大丈夫?」

    いつの間にか苗木君が僕の目の前に立っていた

    「ごめんごめん、ぼーっとしちゃってた」

    「隈が見えるが、寝不足かね?不二咲君は頑張りすぎるきらいがあるからな、しっかり養生しておくのだよ」

    「気をつけるよ」

    「不二咲っち!!!俺を助けてくれだべ!!皆してつぎ何かやったら警察沙汰にするって言ってくるんだべ!!」

    僕は葉隠君の肩にそっと手をおいて

    「自業自得だよ、むしろ皆優しいと思うよ」

    「だべべっ!!不二咲っちまで…」

    「葉隠!!あんた全然反省してないじゃん!!」

    「あっ、いや、これはつい口が滑って」

    そこでパンッ!と大きな手拍子の音が教室に響く

    皆が音の発信源に注目する

    「それはそうと皆さん、少し聞きたいことがあるんですがよろしいでしょうか?」

    舞園さん、一体何を聞きたいんだろう



  50. 50 : : 2018/10/17(水) 12:51:56
    葉隠は皆の私物盗んで売り捌いていた位だから、とても100万円分のクリスマスプレゼントなんて用意出来ないだろ…後借金もあるみたいだし。
  51. 51 : : 2018/10/18(木) 21:00:45
    >>50 江ノ島「無かったら腎臓なりこぶちゃんなり売れば良いじゃん、頭と顔はともかく身体は丈夫なんだし」



    「ずばり聞きますけど、皆さんの元にも江ノ島さんの招待状がきたんですよね、行きますか?」

    「そうだねぇ、私は行くよ!!!恥ずかしい秘密に心当たりはないけど、単純に楽しそうじゃん!!!」

    多分朝日奈さんはバストサイズとかをバラされるんでしょうね

    「拙者も行きますぞ!!素晴らしい取材になりそうな予感がプンプンします!!」

    まあそうでしょうね、今学園百合漫画書いてるみたいですし

    「無論!!皆と親交を交わすのに誕生日は最適だ!!僕としては勉強会なら言うことないぞ!!」

    それはあり得ません

    「舞園さん、僕も行くよ、やっぱり皆で遊ぶのは楽しいもんね」ニコ

    不二咲君ってもし万が一苗木君がいなければ可愛さナンバーワンですよね

    「行く以外選択肢ないべ……」

    「葉隠君には聞いてません」

    「ひどいべ!!」

    「あはは、舞園さん、皆が行くなら僕も行くよ、江ノ島さんが何を企んでるのかは心配だけどさ」

    「そう!!ズバリそこなんです、あの江ノ島さんがステキなお知らせとか銘打ってただのパーティーの訳がありません!!」

    「そうですな、あのナチュラルボーントラブルメーカーの江ノ島盾子殿が何にもたくらんでないなぞあり得ませんぞ!!」

    「そうですよね、私もそう思ってここに来る前江ノ島さんを探したんですが姿が見えないんです、どなたか心当たりはありませんか?」

    不安要素の塊みたいな人です、私と苗木君のラブラブクリスマスプランを早速崩壊させてくれましたね

    今度は私の番です、何を企んでるか知りませんが、貴女の企みどおりにはさせません、が

    もし利用出来そうなら利用させてもらいますよ

  52. 52 : : 2018/10/19(金) 07:34:47
    江ノ島を利用するとはすげーな舞園さん
  53. 53 : : 2018/10/19(金) 19:23:10
    苗木は可愛い系だから逆ナンとかされてそうだよね。
  54. 54 : : 2018/10/19(金) 21:28:14
    >>52 舞園「まだまだ計画立案段階にも入ってませんよ、そうおだてないでください」

    >>53 舞園「逆ナン?はて?そんな女がいたらすこーしお灸を据えてやる必要がありますねわ、」




    僕は目の前の舞園さんを見ながら

    「で?それからどうなったの?」

    「はい、不二咲君の前で見たとおり誰ひとり江ノ島さんの行方を知りませんでした、あれからエスパー全開で探してみましたが行方が知れません」

    「舞園さんでも見つけられないなんて、さすがは江ノ島さんだね」

    「そこは悔しいですが認めるしかありませんね」

    本当に神出鬼没の人だね江ノ島さんは

    「それで舞園さん、あの時にどさくさに紛れて苗木君とクリスマスプレゼントを買う約束をしたにもかかわらず、急に僕を呼び出した方の理由は?」

    皆に江ノ島さんについて聞いた後に舞園さんってば苗木君にすり寄ってとても自然に、プレゼント買いに行きませんか、なんて言うから少し面を食らったことを思い出す

    「苗木君との約束まで後二時間あります、せっかくうまいことこぎつけた苗木君との約束ですが、その前にどうしても不二咲君に伝えなければならないことがあるんですよ」

    真剣な目で舞園さんが僕を見つめる

    「それは一体?」

    「ズバリ、分身のリスクについてです」
  55. 55 : : 2018/10/20(土) 07:26:23
    苗木と一緒にクリスマスプレゼント買いに行くんだ、でもお互いに何を買ったか分かってちゃ楽しみが少なくないか?
  56. 56 : : 2018/10/20(土) 19:37:25
    まあ能力は何かしらリスクはともなうよなあ
  57. 57 : : 2018/10/20(土) 20:54:56
    >>55 舞園「ご安心下さい、買うのはあくまでパーティー用のものです、夫婦のプレゼントはまた別に買いますよ」

    >>56 舞園「そのとおりです」




    「リスク?」

    「はい、これは私が分身を会得して初めて分かったのですが、まず第一にエネルギーの消耗です」

    「ん?」

    「簡単に言えば分身をだすと私達の中にあるエスパー力が半減するんです」

    なんかゲームみたいな話だね

    「さらに出しているあいだは常にわずかながらエスパー力を消費します、つまり他のエスパーを使う力が弱まってしまうんです」

    「なるほど」

    なんとなく理解はできた、要するに

    「舞園さんは分身をあんまり使いすぎるとサイコキネシスやらテレパシーやらが使えなくなるんだね」

    「はい、これに伴って発生するのが第二の問題、持続時間です、私の感覚ですがおそらく私がなんのエスパーを使わなかったとしても、引っ込めないで出せるのは三日が限度でしょう」

    「それじゃあ舞園さん、年末年始ずっと一緒にいるのは無理なの?」

    「もしかしたらそうなるかも知れません、しかしその時はその時です」

    そこで舞園さんは息を一つおいて

    「しかしこれは多様なエスパーを持っていて慣れている私の話、おそらく不二咲君のエスパー力ではもって一時間です」

    「そんなに少ないの?」

    「はい、不二咲君もあと数日あれば分身を使えるようになるでしょう、しかし使っている途中に力が切れたらポンッと消えてしまいます、ぶっちゃけそれはまずいです」

    「一体なぜ?」

    「エスパー力がゼロになり分身が不二咲君に戻ったなら、恐らくその負荷は今の不二咲君に耐えられるものではないでしょう」

    重く、よく通った声で舞園さんが告げる

    「最悪、体になんらかの後遺症が残ります」

    「そんな………」

    「常人を超えた力を使うのは多大なるリスクを伴うんです、私も初めの頃にエスパーを使いまくって死にかけたことがありました、もし苗木君への愛情が無ければ今頃どうなっていたか」

    そういえば大神さんが言ってたね、力を持つ者は責任を伴うって

    「十分に気をつけるよ」

    「はい、話は以上です、それとできればですが私はこれから苗木君とのデートに向けて服を選びます、不二咲君も手伝ってもらえませんか?」

    「もちろんいいよ」

    大丈夫、気をつければ平気だよ

    僕は一抹の不安を抱えながら

    そして


    ~~

    「あの、枕!!!よくも苗木君を!!!見てなさい、クリスマスに笑うのは私よ!!」

    ~~

    「うぷぷ、今からあいつらの絶望顔が楽しみね」

    ~~

    「苗木君を手に入れる、そのためならどんなことでもします、そう、どんなことをしても」


    各々の思惑が絡み合うクリスマス

    せめて僕は仲良く過ごせることを祈るよ

  58. 58 : : 2018/10/20(土) 20:58:41
    一旦終了です、お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、どこぞのボンコツが下手をこいてアカウントが変わりました

    そこでキリもいいので新しいものを建てたいと思います

    不二咲「舞園さんとエスパー騒動」 舞園「クリスマスです」

    的な感じのタイトルでまたやるのでまあ暇つぶしに読んでやるか、という寛大な心を持つ方、どうぞお読み下さい
  59. 59 : : 2018/10/20(土) 21:04:16
    乙です!
    次回も楽しみで仕方がないです。
  60. 60 : : 2018/10/21(日) 21:49:21
    ウン

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