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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

サシャ「助けてください…」

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  1. 1 : : 2018/08/13(月) 17:20:08
    サシャ「おはよーっございます!」

    アルミン「はは、サシャは今日も元気だね」

    ジャン「朝からこのテンションなんざ、たまったもんじゃねぇよ…」

    ミカサ「元気なのはいいこと。」

    ジャン「そうだな!」

    エレン「なんだお前…さっき真逆のこと…」

    ジャン「うるせぇな!気が変わったんだよ!」

    サシャ「朝から喧嘩はやめてください!パン食べちゃいますよ!?」

    エレン「はぁ、お前は変わらねぇな」モグモグ

    ジャン「パンはやらねぇよ」モグモグ

    サシャ「ぱぁん……」シュン

    アルミン「僕の少しあげるよ」

    サシャ「神!?神様ですかぁ!?!?」

    ミカサ「アルミン、あなたも食べないと」

    アルミン「いいんだ、朝ってあんまり食欲なくてさ」

    サシャ「えへへ、アルミン大好きです!」
  2. 2 : : 2018/08/13(月) 17:28:26
    ユミル「まーたやってんのかサシャ」

    サシャ「これはアルミンが自主的にくださったんですよ!」モグモグ

    クリスタ「良かったねサシャ」

    ユミル「…そういうことじゃねぇんだがな」

    サシャ「んむ?」モグモグ

    ユミル「まぁ今はいいか。クリスタ行くか」

    クリスタ「ちょ、待ってよ〜」

    サシャ「なんなのでしょうか?」

    ミカサ「ユミルは時々よく分からない。気にしなくていい」ナデナデ

    アルミン「ふふ、ミカサはサシャのこと大好きだよね」

    エレン「え?そうなのか?」

    ミカサ「大好き、と言われるとよく分からない。サシャは同じ部屋で、妹のような存在。ただ、アルミンやエレンのこともちゃんと弟と思っているので、安心して。」

    エレン「俺はお前の弟じゃねぇ!」

    アルミン「僕も弟だと思ってたんだ…」ハハ

    サシャ「私一応年上ですけど…そんなこと思ってくれてたなんてなんだか嬉しいですねー!」

    ジャン「お前らそろそろ片付けねぇと遅れるぞ!」

    エレン「お前いたのか」

    ジャン「んだと!?親切に教えてやった俺が馬鹿だった!」

    アルミン「まぁまぁ、、教えてくれてありがと」

    ミカサ「ありがとうジャン」

    ジャン「っ…! お、遅れるんじゃねぇぞ!」

    サシャ「ジャンは意外と優しいですねぇ」
  3. 3 : : 2018/08/13(月) 17:37:04
    サシャ(今日は対人格闘ですか…これは少し苦手です)

    ベルトルト「サシャ、一緒にやらない?」

    サシャ「あっ、ベルトルト!いいですよ〜」

    ベルトルト「んじゃ、よろしく」

    サシャ「手加減はしませんよ〜っ!」

    サシャ(うぅ、いつもは適当にやってましたが、ベルトルトだとそういう訳にもいきませんね…)

    ベルトルト「じゃ、僕がならず者をやるから」

    サシャ「は、はいっ!」

    ベルトルト「じゃあ…行くよっ!」シュバッ

    サシャ「とうっ!」

    ベルトルト「よ、避けられた…次こそ!」ガバッ

    サシャ「うわっ!?」

    サシャ(う、後ろに回り込まれたっ!?動けないっ…)

    ベルトルト「僕の勝ち、かな?サシャってもしかして対人格闘苦手?」

    サシャ「はは…まぁ得意ではありません」

    ベルトルト「へぇ、少し意外だね。」

    サシャ「そうですか?では、次は私がならず者をやりますよ!」

    ベルトルト「よし、次も負けないよ」


    ユミル「……」

    クリスタ「ユミル?サシャがどうかした?」

    ユミル「いや?なんにも…」
  4. 4 : : 2018/08/13(月) 17:44:22
    サシャ「ふーっ、今日も疲れました〜」

    クリスタ「そうだね〜、でもサシャはずっとニコニコしててすごいよ」

    アルミン「今日はクリスタとユミルも一緒なんだね」

    ユミル「わりぃかよ?」

    アルミン「とんでもない、大勢いると楽しいよね」

    ミカサ「ユミル、アルミンを睨むのはやめて欲しい。泣いてしまう」

    アルミン「泣かないよ…」ニガワライ

    クリスタ「ふふ…ここにいると皆ほんわかしてて楽しいの」

    ユミル「平和ボケってやつだな」

    エレン「んー、平和ボケはあんま良くねぇが、あんまり気ぃ張ってても疲れるだろ」

    ユミル「お前まともなこと言えるんだな…」

    アルミン「エレンはこう見えてよく考えてる時もあるんだよ」

    エレン「…なんか複雑な気持ちがする」

    ミカサ「それは恋かもしれない…」

    エレン「何言ってんだお前」

    クリスタ「平和ボケでもいいじゃない、こんなに癒されるんだし」

    サシャ「ご飯は楽しく食べるのが1番ですよ!」

    ユミル「……」
  5. 5 : : 2018/08/13(月) 17:49:45
    面白いですね!頑張ってください!
         ∧_∧
     /\( ・∀・)/ヽ
    ( ● と   つ ● )
     \/⊂、   ノ \ノ
         し’
  6. 6 : : 2018/08/13(月) 17:51:38
    クリスタ「さ、食べ終わったしお風呂入ろうかな」

    アルミン「僕らもそろそろ行くよ」

    ミカサ「じゃあ、また明日。エレン、アルミン、お腹を冷やさないように」

    エレン「子供扱いすんじゃねぇよ!」

    ジャン(羨ましいっ!)

    ミカサ「朝言ったように、子供扱いではなく弟扱い。」

    エレン「弟じゃねぇっ!」

    ジャン(羨ましいっ!)


    マルコ「…ジャン、もう行こうか」

    ジャン「……ぁあ」


    サシャ「3人はほんとに仲良しですねー!羨ましいですよ」

    ミカサ「大丈夫、サシャは妹だから」

    サシャ「ありがとーございますっ」ニコ

    ユミル「ふーっ、さっさと風呂入って寝るか」

    クリスタ「そうだね〜」

    サシャ「あっ、私は…いつも通り、ちょっと遅めに入りますから皆さんお先にどうぞ!」

    クリスタ「あっ、そっか…じゃあ、後でね」

    ミカサ「では先に入ってくる。」

    サシャ「私は部屋にいますねー!」

    ユミル「……」





    ユミル「クリスタ、私も遅めに入るから先行っとけ」

    クリスタ「え?ユミルも?じゃあミカサ、一緒に行こっ」

    ミカサ「えぇ。」
  7. 7 : : 2018/08/13(月) 17:59:44
    -風呂-

    クリスタ「そういえば、サシャとお風呂入ったことないなぁ」

    ミカサ「サシャはいつも遅く入っている、ので私もない」

    アニ「大方、食料庫でも漁ってるんじゃないの」

    ミカサ「…アニはいつからそこに?」

    アニ「ずっと浸かってたよ」

    ミーナ「アニ…そろそろ……」ボーッ

    クリスタ「ちょ、ミーナのぼせちゃってるよ!早くあがった方がいいよミーナ」

    ミーナ「アニと一緒に入ったのに…」

    ミカサ「…アニは長風呂」

    アニ「悪いかい?」

    ミカサ「…とてもいいと思う。(適当)」

    アニ「ま、そろそろあがろうか」

    ミーナ「あがろうあがろう」ザバァ

    クリスタ「ふたりは仲良しだねぇ…」ニコニコ

    アニ「別に、こいつが勝手についてくるだけ」

    ミーナ「ひどーい!」

    アニ「あと、サシャがいつも私たちが風呂に入ってる時にどこかに行ってるの見たってやつが結構いるんだよ。あながち私が言ったことも間違ってないかもね」

    クリスタ「え…?知らなかった…」

    アニ「じゃ。」バタム

    ミカサ「…アニはお風呂だと結構喋る。」

    クリスタ「確かにね…それにしてもサシャ、何してるんだろう?」
  8. 8 : : 2018/08/13(月) 18:02:15
    ユミル「…部屋に戻ってきたものの」

    しーーーーん

    ユミル「あいついねぇな」

    ユミル(…部屋にいるって言ってたくせに、どこいったんだ?)

    ユミル(………探しに行くか)
  9. 9 : : 2018/08/13(月) 18:16:17
    ユミル(あいつ、あんなところに)

    サシャ「…」コソッ

    ユミル(宿舎からこんなに離れたとこで…何するんだ?)

    サシャ「…今日も来ましたよ」

    ユミル(誰かいるのか…?暗くて見えねぇ)

    訓練兵A「おー、来たか。んじゃあ今日も遠慮なくやらせてもらうぜ」

    ユミル(なんだ…?)

    訓練兵A「おりゃっ!!」ゲシッ

    サシャ「くぁっ」

    訓練兵B「俺も行くぞー」ドゴッ

    訓練兵C「今日は俺もイラついてんだ」ドガァッ

    サシャ「んぐぅっ、痛ぁっ…」

    ユミル(な、んだ…どういうことだ?)

    サシャ「も、そろそろ…」

    訓練兵A「うおらっ!」ゲシッ

    サシャ「んごぁッ!?」

    訓練兵B「あー、思いっきり顔とかww」

    訓練兵A「顔上げるから蹴っちまったじゃねぇかw他の奴には転んだとでも言っとけよww」

    訓練兵C「あー、俺も顔いきてーww」

    訓練兵A「いんじゃね?やったれよw」

    サシャ「ひ、ひぃっ」

    ユミル「お前らなにしてんだ!!」

    訓練兵B「あ?」

    サシャ「ゆ、ユミル…?なんで……」

    ユミル「なんでって、そりゃこっちの台詞だ。お前ら女の顔蹴って笑ってるとかクズ野郎だな!」

    訓練兵A「はぁ?お前何言ってんだ?こいつなんて女として見るやついねぇだろw」

    ユミル「てんめっ…「やめてください!」

    ユミル「…は?」

    サシャ「ユミル…お願いしますから……」

    訓練兵C「あー、萎えたわ。今日はここらにすっか」

    訓練兵A「お前からちゃーんと説明しとけよーサシャ、今度から邪魔入ったら…」

    訓練兵A「………ぶっ殺す」

    サシャ「っ……」

    ユミル「…………………。」
  10. 10 : : 2018/08/13(月) 18:32:44
    ユミル「どういうことだ、サシャ?」

    サシャ「…ゆ、ユミルには関係…「大ありだよ馬鹿!」

    サシャ「っ!」

    ユミル「これが今まで一緒に風呂入らなかった理由か?いつからこんなことやってた?」

    サシャ「それは…ずっと前から………」

    ユミル「なんでだ」

    サシャ「…あのAって人に前、声をかけられたんです。パンをくれるって……」

    ユミル「…ゆっくりでいい」

    サシャ「それでっ…ついて行ったら、今日みたいに殴られたり蹴られたりして…急なことだったからびっくりして抵抗出来なかったんです。それから毎日こうやって、訓練の鬱憤を晴らすんです。」

    ユミル「それを拒否しねぇのは…なんか理由があんのか?」

    サシャ「………こ、殺すって…ナイフで脅されて……」ウルウル

    ユミル「…そんなことしたらアイツら開拓地行きだ。なんでそこまで…」

    サシャ「わ、分かりませんっ…でも最近はもっと酷くなって…ナイフで切られることも…」

    ユミル「なっ…!?お前なんで今まで言わなかったんだよ!?」

    サシャ「言ったら!!皆さんのことも…同じようにするって……クリスタやミーナもっ…」グズッ

    ユミル(微妙に弱っちいやつ選びやがって…)

    ユミル「お前って…ほんと馬鹿だな…」

    サシャ「え?」グスグス

    ユミル「私らに頼れよ。ミカサやアニがあいつらに負けると思うか?」

    サシャ「…思いません……」

    ユミル「だろ?大丈夫なんだよ。馬鹿が」

    サシャ「うっ、ぐすっユミルぅ…ありがとうございますっ…」グズッ

    ユミル「だーもう泣くな!さっさと風呂入るぞ、今日は疲れた」

    サシャ「はいっ」グズッ
  11. 11 : : 2018/08/13(月) 18:43:01
    ユミル「誰もいねぇな」

    サシャ「…あの、あんまり見ないで欲しいと言いますか…」

    ユミル「この際全部見せてもらう」

    サシャ「で、ですよねー…」

    ファサッ

    ユミル「っ!!!!」ゾクッ

    サシャの背中や腕には…痛々しい青あざや切り傷が数えきれないくらいついていた。オマケに今日は顔も蹴られ、唇の端が切れ、頬は赤く腫れている。

    ユミル「おまっ…それで毎日訓練……」

    サシャ「…体は丈夫なので。薬草塗ってれば痛みも少しは和らぎますし」

    ユミル「…馬鹿が。」

    サシャ「馬鹿なんですよ…こんな自分を見られるのが怖くて、皆さんを失いたくなくて、ずっと隠してきたんですよ…」グズッ

    ユミル「お前…それが理由で」

    サシャ「嫌ですよね!?気持ち悪いですよね!?毎日傷増やしに行って、皆さんといる時はヘラヘラ笑って、変ですよね!?」

    ユミル「…お前の笑顔には違和感があった」

    サシャ「っ!! まさか、皆さんも…」

    ユミル「他は多分気づいてない。だが、お前の笑顔は…何かを裏に隠してるような、そんな風に私には見えた。」

    サシャ「っ……私、どうしたらいいんですか?皆さんに、嫌われたくないっ……」

    ユミル「馬ァ鹿、そんなことで嫌うような奴らじゃない」

    サシャ「でもっ」

    ユミル「おら、風呂だ風呂。ごちゃごちゃうるせぇ馬鹿」

    サシャ「…さっきから、馬鹿馬鹿言い過ぎです、馬鹿」
  12. 12 : : 2018/08/13(月) 18:59:46
    クリスタ「あっ、二人とも遅かったね…って、サシャ!?その顔どうしたの!?」

    サシャ「えぇっと…これはですね……」

    ミカサ「とても痛そう……」

    ユミル「蹴られたんだよ。」

    「「「「えええぇぇ!?!?」」」」

    サシャ「ちょ、ユミル!?」

    ユミル「コイツは今まで私たちが風呂に入ってる間に、モブ野郎に脅されて殴られたり蹴られたり、ナイフで傷つけられたりしてたんだ」

    サシャ「ユミル!!!なんで言うんですか!?酷いです…っ!」

    クリスタ「サシャ…それは本当なの?」

    ミカサ「ユミルの悪い冗談とは考えにくい…サシャ、教えて欲しい」

    ミーナ「」アタフタ

    アニ「…」

    サシャ「………はい、ユミルの言った通りです。黙っててごめんなさい……」

    ミカサ「っ!! …誰にやられたの?サシャを虐めたのは誰?」

    サシャ「…名前も知らないんです」

    クリスタ「さ、サシャ!傷は?今までの傷は大丈夫なの!?」

    ユミル「……サシャ、見せるか?」

    サシャ「それは…ちょっと。嫌です」

    ミカサ「そんなに酷い傷なの!?」ガシッ

    サシャ「い、いやですっ見せたくないんですっ……」フルフル

    ユミル「……やめてやれ」

    クリスタ「ユミル……」

    アニ「……で、私たちはどうやってそいつらを捻り潰せばいいの?」

    ミーナ「やっと喋ったと思ったらえぐいことを…」

    ユミル「暴力的解決じゃあ私たちまで開拓地送りだ。だからここは…アルミンにも協力してほしい」

    サシャ「ぇえ!?い、嫌ですよ…知られたくないです」

    ミカサ「サシャ、アルミンたちはあなたを嫌ったりなんてしない。だから大丈夫。」

    ミカサ「今まで気づけなくて…ごめんなさい。」ダキッ

    サシャ「ミカサ…っ」ウルッ

    クリスタ「私も…サシャ、ごめんね、辛かったね」ダキッ

    アニ「…」ソワソワ

    ミーナ「私とアニも協力するよ!サシャ、もう大丈夫だよっ」ダキッ

    アニ「…ん。」ダキッ

    サシャ「ふぇえ…皆さんっ…ありがとうございますっ」グスグス

    ユミル「…ふんっ」ニコ
  13. 13 : : 2018/08/13(月) 20:52:36
    ユミル「じゃあ明日、アルミンや協力してくれそうな男子に話していいんだな?」

    サシャ「はい、それと…一つお願いが」

    アニ「なんだい?」

    サシャ「いつも通りに、何事も無いように接してほしいんです…」

    ミカサ「なるほど、分かった。」

    ミーナ「もちろんだよ!」

    クリスタ「うん、安心してねサシャ」

    サシャ「ありがとうございますっ…」

    ミカサ「それでは、サシャ、一緒に寝よう」

    サシャ「ふぇ?」

    ミカサ「私はあなたの姉のような存在。妹が不安な時寄り添うのは姉の役目。」

    クリスタ「みっ、ミカサずるいよ!私だってサシャと寝たいもん!」

    ミーナ「私もサシャの隣にいきたい(裏声)」

    アニ「…それ、私の真似のつもり?」ギロ

    ミーナ「とんでもございません」ピシッ

    サシャ「ふ、ふふっ、皆さんありがとうございます」ニコ

    クリスタ「あっ、寝る前に!」

    アニ「?」

    クリスタ「サシャのそのお顔、消毒だけしとこう?あと冷やした方がいいかも」

    サシャ「あっ、そうですね…痛みに慣れて忘れてました」

    ユミル「…」

    ミカサ「…サシャ」ギュ

    サシャ「わわっ?またですかぁ?」テレ

    ミーナ「私タオル冷やしてくるね!」

    クリスタ「ありがとう!私は消毒セットは持ってるから…ちょっと我慢してね」ヌリ

    サシャ「痛っ!?これヒリヒリしますよ!」

    クリスタ「でも、これで綺麗に治るからね」

    ミーナ「持ってきたよ!」

    アニ(…早)

    ミーナ「これをここに当てて…」

    サシャ「冷たっ!」

    クリスタ「うん、OKだね。じゃあ寝ましょ」

    「「「「「「おやすみー」」」」」」
  14. 14 : : 2018/08/13(月) 21:08:35
    -翌朝-

    サシャ「おはようございます!」

    クリスタ「あ、良かったぁ、ほっぺたの腫れは収まったみたい」

    サシャ「皆さんのおかげですよ!ありがとうございます!」

    ユミル「勝負はこれからだぞ?」

    ミカサ「そう。サシャを傷つけた奴を削ぐ。社会的に◯す。」

    サシャ「あは……じゃ行きましょう」

    ミーナ「違和感が無いように私たちは離れたところでご飯食べるね」

    ユミル「それがいいだろうな。」



    -食堂-

    ミカサ「エレン、アルミン、おはよう」

    エレン「おはようミカサとサs…っておいそれどうした!?」

    アルミン「わわ、唇の端切ってるよ!アザも出来てるし…」

    サシャ「あぁ、これはですね、食料庫に忍び込もうとしたらヘマしてしまいました」

    エレン「なんだよそんなことか…食料庫入ろうとすんじゃねぇよ」

    アルミン「はは…気をつけてよ、サシャ」

    サシャ「あはは〜」ヘラヘラ

    クリスタ「…」

    ユミル「ほら、いつも通り、だろ?(小声)」

    クリスタ「ごめんっ(小声)」

    エレン「ん?クリスタたちどうした?」

    アルミン「席空いてないのかな…?おーい、こっち空いてるよ〜」

    クリスタ「アルミン!ありがと〜」

    ユミル「おー助かったぞー」

    クリスタ(ゆ、ユミル棒読み!)

    ミカサ「エレン、アルミン(小声)」チョイチョイ

    アルミン「ん?」

    ミカサ「後で話がある。大事な話。(小声)」

    エレン「? なんだよそr「なーんだそんなことか」

    ミカエレ「???」

    アルミン「小声で話すからてっきり大事な話かと思っちゃったよ。ミカサも大袈裟だね」

    ミカサ「!! そう、でも少し恥ずかしかった」

    アルミン「心配しなくても、エレンはちゃんと毛布被って寝てたから」

    エレン「!?」

    ミカサ「安心した。ありがとうアルミン」

    エレン「?????」

    ユミル(流石アルミンだな…誰かに見られてるのを察知したか)

    訓練兵A「…」ジロ

    サシャ「」ビクッ

    クリスタ「ところで今日の訓練はなんだっけ」

    エレン「今日は立体機動だな!引き締めていかねぇと!」

    サシャ「そうですね!そのためにもパァンを沢山いただかねば…!」

    エレン「お、俺のはやらねぇぞ!」

    アルミン「はい、少しだけだよ」

    サシャ「アルミンはやっぱり神様です!」モグモグ
  15. 15 : : 2018/08/13(月) 21:15:39
    -物陰-

    エレン「で、話ってなんだよ?」

    ミカサ「実は…カクカクシカジカということが」

    アルミン「え!?そ、そんなことが」

    エレン「許せねぇ…もちろん俺は協力する!」

    アルミン「うん、僕も出来ることはしたい」

    ミカサ「助かる…あと2人と同じ部屋の人、つまりライナー、ベルトルト、コニー、ジャン、マルコにも協力をお願いしたい」

    アルミン「分かった。掛け合ってみるよ」

    エレン「おう」

    エレアル((…ん?なんでミカサ、俺(僕)たちの部屋のメンバー完璧に覚えてるんだ?))

    ミカサ「…」ニコ

    エレアル「」
  16. 16 : : 2018/08/13(月) 21:20:55
    サシャ(立体機動訓練ですか…)

    サシャ「…」カチャカチャ

    サシャ「痛っ」ズキッ

    ミーナ「サシャ、大丈夫?」コソッ

    サシャ「だ、大丈夫ですよ!」ヘラッ

    アニ「…」

    ミーナ「無理はしないでね」

    サシャ「はい、今日も頑張りますよーっ!」

    コニー「お、サシャ気合い入ってんなー!俺も負けねぇからな!」

    サシャ「ふふん、望むところですよ!」

    ジャン「相変わらずてめぇはテンション高けーな」

    サシャ「ミカサ曰くこれはいいことですよ?」

    ジャン「そ、そうだったな!」

    訓練兵B「…」ギロ
  17. 17 : : 2018/08/13(月) 21:31:45
    -訓練後-

    サシャ(いてててて、流石に立体機動はキツいですね…)

    訓練兵C「…」スッ

    サシャ(っ、今の人…ん?ポケットに紙が)

    『今夜、一人で南倉庫の裏に来い。来なかったら殺す。誰かに言っても殺す。アイツらより俺らの方が早いぞ。』

    サシャ「ひっ…」

    クリスタ「サシャ?」

    サシャ「え?なんでもありませんよ」

    クリスタ「…そう?」

    サシャ「傷が少し痛んだだけです(小声)」

    クリスタ「あっ…ごめんね(小声)」


    -食後-

    アルミン「じゃあ、僕から話しておくよ(小声)」

    ミカサ「うん、助かる」

    ユミル「くぁー、今日も疲れたな。」

    アニ「そうだね」

    クリスタ「じゃー、お風呂!入ろう?」

    サシャ「…………」

    ミーナ「サシャ?お風呂……」

    サシャ「私、やっぱり抵抗が……」

    ユミル「…まぁ、無理はするな」

    サシャ「はい…やっぱり今日も遅く入りますね…ごめんなさい」

    ミカサ「…悲しいけれど、サシャが嫌なら無理強いはしない。」

    サシャ「私っ、部屋にいますから」

    ユミル「……絶対、だぞ?」

    サシャ「はいっ、信用してくださいよ!あんなことまで打ち明けたんですから…」

    アニ「…心配だけどね」

    クリスタ「絶対に!!!部屋にいてね?」

    サシャ「はいっ!皆さんと入れ替わりでお風呂入りますから」

    ミーナ「じゃあ…信用して、お風呂先に入るね?」

    サシャ「いってらっしゃい!」


















    サシャ「……皆さん、すみません」
  18. 18 : : 2018/08/13(月) 21:39:46
    サシャ「……来ましたよ」

    訓練兵A「おー、ちゃんと来たっつーことは、誰にも言ってねぇな?」

    サシャ「は、はい」

    訓練兵A「おー偉い偉い……って言うと思ったか?」ドガァッ!

    サシャ「ぐぁっ!?」ズサッ

    訓練兵A「ユミルと喋ってんの聞いたらよォ、全部話してんじゃねぇか!!」

    サシャ「そ、それはあなた達が説明しとけって…」

    訓練兵B「やっぱこいつアホだわーwwホントの事喋っちゃったらダメじゃんw」

    訓練兵C「俺らもー終わりじゃんww」

    サシャ「そ、そうですっ…あなた達はもう…」

    訓練兵A「なぁーんちゃってなぁ!?」

    サシャ「!?」

    訓練兵B「モブだからって舐められちゃこまるぜ?」

    訓練兵C「でもまぁこうやって呼び出すのも今夜が最後かもな?」

    訓練兵A「ってことで、今夜は特別だぜ?」ガシッ

    サシャ「!?!?」

    訓練兵B「っし、猿ぐつわOK」

    訓練兵C「手足拘束OK」

    訓練兵A「楽しませて貰うぜ?」
  19. 19 : : 2018/08/13(月) 21:43:12
    アニ「…」ザバァ

    ミカサ「…今日はアニが長風呂じゃない」

    アニ「…心配だろ」

    ミーナ「だよねぇ…私ももうあがろっと」

    クリスタ「…これでもし部屋にいなかったら」

    ユミル「ぶん殴る」

    クリスタ「ちょ、それじゃ奴らと一緒じゃない!」

    ミカサ「考えたくはないけど…早く部屋に戻ろう」

    ミーナ「いつもより早いといっても、30分経ってるからね、急いで戻ろ」

    ユミル「あぁ。」
  20. 20 : : 2018/08/13(月) 21:50:48
    訓練兵A「おらっ」ビリビリビリ

    サシャ「んむぅ!?」

    訓練兵B「うひょー、やっぱいいカラダしてるわこいつ!」

    サシャ「んむぅ!んむぅ!!」

    訓練兵C「安心しろ、ここはこの訓練所で一番人気が少なくてバレにくい場所だ。人なんて来ねーよ」

    サシャ「っ!!」ナミダメ

    訓練兵A「へっ、たまんねぇなその目…勃っちまったじゃねえか」

    訓練兵B「まじかよww早くねwww」

    訓練兵A「んじゃー、そのでけぇ乳使わせてもらうぞー」

    サシャ「んむぅ!!」

    訓練兵A「うぉお、パイ◯リやべぇ〜ww」ズリ

    訓練兵C「じゃー俺はケツで」スリスリ

    訓練兵B「えー、じゃあ俺脇で!」

    AC「なかなかマニアックwww」

    サシャ(嫌っ、嫌っ!!誰か…誰か助けて!)
  21. 21 : : 2018/08/13(月) 21:53:25
    ユミル「………嘘…だろ」

    クリスタ「いないって……どういうこと」

    ミーナ「み、皆!これ見て!」テガミ

    ミカサ「卑劣な………!!」

    アニ「とにかく、そこ南倉庫に行こう」

    ユミル「あ、あぁ。」
  22. 22 : : 2018/08/13(月) 22:21:48
    訓練兵A「ふぃーー…やっぱ女は最高だな!」

    サシャ(嫌な臭い…気持ち悪い……)

    訓練兵B「そろそろ童貞貰ってもらおうかなぁ」

    訓練兵C「俺このまま尻行こっかなw」

    訓練兵A「いんじゃね?ww」

    サシャ「んむぅ…」

    訓練兵B「もー抵抗する力も無さそうだしなぁ、よし、やったるか」

    訓練兵C「ケツを突き出させて、と。うわっエッロ…」

    訓練兵A「ケツ穴とま◯こ両方丸見えじゃねぇか!」ゲラゲラ

    訓練兵B「しっかし、思ったより濡れてねぇのな。もっと濡らさねぇと痛いぞ?」

    訓練兵A「そりゃ、手伝ってやんねぇとな」ソワッ

    サシャ(っ!? 手が、大事なところにっ…)

    訓練兵C「…いや、こういうのはどうだ?」

    サシャ「んむ…」

    訓練兵C「自分でしてみろよ、芋女」チラッ

    サシャ(な、ナイフっ…!)

    訓練兵B「あー、いいなそれ!五分以内にちゃーんと濡れなかったらナイフで処女膜破るとか?」ゲラゲラ

    訓練兵A「おまっ…えぐいこと考えるなww」

    訓練兵C「んじゃ縄はほどくぞ〜、猿ぐつわはそのままだけどな」

    訓練兵A「逃げようとしたら、分かってるよな?」

    サシャ「っ…!」コクコク

    サシャ(やらなきゃ……)

    指をそっと秘部に近づける。反対の手は胸へ。小さい豆に指が触れ、身体がビクッと跳ねた。それでもサシャは硬くなった乳房の先と秘部の豆をしごく。

    訓練兵B「はは、こいつ必死で股擦ってんぞw」

    訓練兵A「たまんねぇw」

    サシャ「んっ、んむっ…」コスコス

    訓練兵C「まだまだ濡れてねぇぞ〜?もっと穴の近く触れよ」

    サシャは細い指を穴の方へ動かす。するとヌチョ、という生々しい音がなった。
    赤面しながらも指を止めない。

    訓練兵C「んじゃー、こいつの愛液を尻に塗りたくってー」

    突然押し倒され、四つん這いになる

    サシャ「!?」

    訓練兵C「お先に!」ズボッ

    サシャ「〜~〜~〜~〜~っ!?!?」

    訓練兵A「おまっ、抜け駆けすんなやw」

    サシャ(お尻に、入ってるぅ!?き、気持ち悪い!!)
  23. 23 : : 2018/08/13(月) 22:27:21
    ユミル「くそ、南倉庫なんて滅多に行かねぇから…」

    ミカサ「確か、こっちだった気がする」

    クリスタ「きっと…サシャは食料庫に忍び込もうとすることが多いから知ってたんだ…」

    ミーナ「そういうことね…こんなことなら私も何か盗みにいくべきだったわ!」

    アニ「…」

    ミカサ「はっ…こっちから嫌な臭いがする」

    クリスタ「嫌な臭い?」

    ミカサ「……早く、急がないとサシャが」ダッ

    ユミル「早っ…着いていくぞ!」
  24. 24 : : 2018/08/14(火) 10:01:56
    サシャ「んむぅぅぅぅ!!!」ジタバタ

    訓練兵A「てめっ、暴れるんじゃねぇよ!」

    訓練兵B「…ん?誰かこっちに来てねぇか!?」

    訓練兵C「チッ…仕方ねぇ、ずらかろうぜ!」

    訓練兵A「まだ本番してねぇってのによォ…っと、使えねぇ女だな!」ゲシッ

    サシャ「んぐっ!!」

    訓練兵B「じゃあな!」タッ

    サシャ(……もう…嫌です…………)

    ミカサ「サシャ!!!なっ!?」

    ユミル「っ…ひでぇ」

    クリスタ「サシャ!大丈夫!?」カチャカチャ

    サシャ「ぷはっ……み、皆さん」

    アニ「…あんた、ほんと馬鹿だね」

    サシャ「……」

    アニ「私たちがどんだけ心配したと思ったんだい!?しかも来てみればこのザマだ…アンタを信用した私たちが馬鹿だったよ!!!」

    ミーナ「アニ…」

    サシャ「うぐっ…ひぐっ……」

    クリスタ「あ、アニ…」

    アニ「もっと…自分のこと大事にしなよ…私はアンタが泣いてるところなんて見たくないんだよ!!」ギュ

    サシャ「アニ…私汚いでs「関係ない!!」

    アニ「馬鹿っ……」グスッ

    サシャ「っ…う、うぁぁ……ぅぁああああん!!!」グズッ

    ミカサ「サシャ…」

    サシャ「怖かったですよぅ…お尻に入れられて、痛くて、気持ち悪かったですよぅ……ひぐっ、ごべんなざぁい…皆さんとの約束、守らなくてっ、んぐっ、私っ」ゥワァアアン

    ユミル「落ち着け…」ギュ

    ミカサ「くっ……サシャ、他に酷いことはされてない!?」

    サシャ「はい…皆さんが来てくれたので…」グズッ

    クリスタ「許せない…クズ野郎……」

    ユミル(クリスタの素が…)

    ミーナ「サシャ…もう大丈夫なんだよ、私たちがついてる。一人にしてごめん」ギュ

    ユミル「はー、すっかり湯冷めしちまった。サシャ、風呂行くぞ」

    サシャ「で、でも……」

    ユミル「気持ち悪いんだろ?ほら、この毛布被れ。」

    ミカサ「もうサシャを一人には出来ない。私も行く」

    クリスタ「この服も…ビリビリに破かれてる。出来るか分からないけど、私直してみるよ」

    サシャ「み、皆さん……」ヒグッ

    サシャ「でも私……腰が抜けてしまって…」

    ミカサ「…」ヒョイ

    サシャ「ふぁあ!?」

    ミカサ「痛くない?」

    サシャ「だ、大丈夫ですっ…」カァアア

    ミーナ「お姫様抱っことはやるわねぇ」

    アニ「…じゃ、さっさといくよ」

    サシャ「アニ…ありがとうございます」

    アニ「…っ! さ、さっさと忘れな!」

    ミーナ「アニったら素直じゃないんだからぁ」

    アニ「」ギロ

    ミーナ「ナンデモアリマセン スミマセン」
  25. 25 : : 2018/08/14(火) 10:08:14
    -風呂-

    ミカサ「それにしても…この傷」

    サシャ「うぅ…あんまり見ないでください」

    アニ「アンタ…この傷で訓練受けてたっていうのかい!?」

    クリスタ「医務室には!?」

    サシャ「行けるわけないですよ…それに、痛み止めの薬草を使えば大丈夫なんですよ!」

    ユミル「はぁ…事が落ち着いたらちゃんと医務室行けよ?」

    サシャ「うぅ…分かりましたって痛ァ!?」

    ミカサ「やっぱり痛がってる。確かに身体を洗うのは辛いはず。」

    ミーナ「いろんな所で無理して…ダメじゃない!!」

    サシャ「すみません…」

    ユミル「まぁ、アルミン達に伝えたんだろ?きっと大丈夫だ」

    アニ「だといいけど…」
  26. 26 : : 2018/08/14(火) 10:20:14
    アルミン「カクカクシカジカ…ということをミカサに言われたんだ」

    マルコ「なっ…いつものサシャの様子からは想像出来ないな」

    ライナー「それは黙っておけんな。アイツは俺らの妹みたいなもんだ。」

    コニー「まじかよ…俺、全然気づかなかった…」

    ジャン「名前も知らないんだろ?んなら、芋女たちにもっと詳しく聞かねぇとな」

    ベルトルト「…そうか、サシャが対人格闘の時にぎこちないのはそのせいだったのかもしれない」

    エレン「どういうことだ?」

    ベルトルト「うん…人に触られるのを避けてたって言うか…服を掴まれるのを極端に避けてた感じがしたんだ。身体中に傷があるなら、その動きも納得出来る…」

    アルミン「…僕が作戦をたてる。まず、僕らは相手に、サシャから事情を聞いたことを気づかれてはいけない。サシャがもっと酷い目にあう可能性があるからね」

    コニー「女子達が護ってんじゃねぇのか?」

    アルミン「万が一のことも考えてね。それで…ジャンの言った通り、僕らは相手に関する情報を持ってない。」

    コニー「どいつを殴ればいいのか分かんねぇぞ!」

    アルミン「うん、だからそれは僕とエレンがサシャから何気なく聞き出すよ。それと、暴力沙汰にはしたくない」

    マルコ「それは…サシャが暴力に過敏になってるからかい?」

    アルミン「うん、それに僕らが暴力で解決したら、僕らまで開拓地行きだ」

    ジャン「それは避けたいな」

    アルミン「だから、僕が暴力無しで解決出来る方法を考えるよ」

    エレン「んなら安心だ!アルミンの作戦に間違いはねぇ」

    アルミン「とにかく、皆は自然に振舞って、怪しい人がいたら教えて欲しい!」

    ライナー「おぅ!サシャのために一肌脱ぐぞ」

    コニー「俺もぜってーサシャ護ってやる!」
  27. 27 : : 2018/08/14(火) 10:35:16
    -朝-

    ミカサ「アルミン、エレン、おはよう」

    サシャ「お二人共おはようございます!」

    エレン「…おう」

    アルミン「……エレン、今日はいつにもまして悪人面が酷いよ」

    エレン「ん?あ、そうか?えーと、ちょっと眠れなくてな」

    ミカサ「それは心配。しっかり寝なくては」

    サシャ「ミカサは相変わらずですねー」


    ライナー(あいつ…ずっとああやって隠してたのか)

    ベルトルト(サシャの演技力って凄かったんだな)


    サシャ「エレン、ぼーっとしてたら私がそのパァンを頂いてしまいますよ!?」

    エレン「んなっ!やらねぇぞ!」モグモグ

    サシャ「そんなぁ」シュン

    エレン「うっ…おら、半分やるよ!」

    サシャ「いいんですかぁ!?って、これ三分の一もないじゃないですか!!」

    エレン「お前にとっての半分なんだろ」

    サシャ「うぅ…しかし、頂けただけでも嬉しいです!ありがとうございます!」モグモグ

    ミカサ「ではエレンには私があげよう」

    エレン「い、いらねぇよ!それに今日は午前中座学だしな」

    アルミン「ちゃんと食べないと集中出来ないよ?エレンは僕より食べる量多いんだし。僕のあげるよ」

    エレン「くっ、お前ら俺のこと子供扱いしやがって」

    ミカサ「前も言ったはず。エレンは弟」

    エレン「俺は弟じゃねぇ!」


    マルコ「まぁなんとか自然な感じになってるね」チラッ

    ジャン「羨ましいッ!!」

    マルコ「…君も変わらないね」


    アルミン「…サシャ、相手がいたら教えて欲しい」コソッ

    サシャ「…一人は食事当番、スープの所にいます」


    【説明しよう!!この作品内では、訓練兵の食事は学校の給食当番的な感じで配膳しているのだ!】

    サシャ「食事を取りに行った時睨まれて怖かったです…」コソッ

    アルミン「分かった。ありがとう」コソッ

    エレン「ふー、ごちそうさま!アルミン行こうぜ!」

    アルミン「そうだね!ミカサたちも遅れないようにね」

    ミカサ「えぇ、また後で」



    訓練兵A「…」ニヤッ
  28. 28 : : 2018/08/15(水) 01:48:45
    期待!
    続きが気になります!
  29. 29 : : 2018/08/15(水) 09:28:49
    お気に入り&コメントありがとうございます!
  30. 30 : : 2018/08/15(水) 09:37:24
    サシャ(座学なら傷が痛む心配はないですね…)

    ライナー「隣いいか?」

    サシャ「あっはい、どうぞ」

    ライナー(俺が隣にいれば、少しでも相手の視線から守れる…)

    サシャ「ライナーの隣なら、寝ててもバレにくいですね!」

    ライナー「なっ…寝るなよオイ」

    サシャ「冗談ですよ…」

    ライナー「冗談に聞こえねぇな…」

    ベルトルト「ほら、二人とももう始まるよ」

    サシャ「はっ…」

    サシャ(存在に気づきませんでした…)

    ベルトルト(気づかれてなかったなこれ…)
  31. 31 : : 2018/08/15(水) 09:48:17
    教官「…であり、〜の時はまた………」カツカツ

    アルミン(ふむ……なるほどシーナとローゼでは市場の回り方が少し違うのか…)カキカキ

    ライナー(今日は市場についてか…これは少しつまらんな…サシャは…)チラッ

    サシャ「…っ…ぐぅっ………」ハァハァ

    ライナー「さ、サシャ!?」

    サシャ「ら、いなー…わた、」ゼェゼェ

    ライナー「きょ、教官!!ブラウスが大変具合が悪そうなので医務室に連れて行ってもよろしいでしょうか!?」

    教官「ブラウスが?食べ過ぎでは…」

    サシャ「ぅう…」マッサオ

    教官「…連れていきなさい」

    クリスタ「教官!!ユミルも急に…!!」

    教官「なっ!?どういうことだ…二人とも医務室に連れていきなさい!」

    ミカサ「ユミルは私が連れていこう。」ヒョイ

    ユミル「ちっ…借りは作りたくねぇな…」ゼェゼェ

    ミカサ「あまり喋らない方がいい。」

    ライナー「サシャ、ちょっと失礼するぜ」ヒョイ

    サシャ「っ…し、死にたくない……」ガタガタ

    ライナー「大丈夫だ、落ち着け」

    ミカサ「急ごう」シュバッ

    ライナー「そうだな」シュバッ



    アルミン(まさか…これって)



    訓練兵B「…」ニヤッ
  32. 32 : : 2018/08/15(水) 10:08:20
    -医務室-

    医務官「これは……二人同時に発症したのか?」

    ミカサ「はい…ほぼ同時でした」

    医務官「この病気は空気感染はしない…この二人は同じものを食べたりはしたかね?」

    ライナー「いや…普通に皆と同じものしか食べてないと思います。サシャはどうか分かりませんが…」

    ミカサ「私が見ていた限り、サシャは最近盗みは働いていない。もちろんユミルも」

    医務官「ふむ…誰かに毒を盛られた可能性が高いね…この病気は日常生活で普通に過ごしていて感染する可能性は極めて低い。」

    ミカサ「そんなっ…まさか……」

    医務官「思い当たる節があるのかい?」

    ミカサ「……実は」

    ミカサはサシャの服を捲る

    ライナー「い、いきなり何して…ってこれ」

    医務官「な、なんだこれは!?」

    ライナー「ミカサは見たことがあったのか」

    ミカサ「えぇ」

    医務官「…酷い傷だ。意図的に痛めつけられている。全身についているのか?」

    ミカサ「はい…背中、腹部、腕や足にも」

    医務官「事情は後で詳しく聞こう。それにしても…」

    医務官「この状態で訓練なんて、普通の人間にできる事じゃない。気力だけで保っていたんだろう…しかも、生傷も多いようだ」

    サシャ「」ゼェゼェ

    医務官「ユミル君はまだ症状が軽い方なんだ。しかしブラウス君は傷が熱を持っているし、まずこの傷のせいで身体がとても弱っている」

    ミカサ「…つまりそれは」

    医務官「…最悪、死の危険もある。治ったとしても何らかの後遺症が残る可能性もある。」

    ミカサ「そんな…どうにかして治す方法はないんですか!?」

    医務官「この病を治す薬は大変貴重でね、内地に注文しても…一週間はかかるだろう」

    ライナー「一週間!?それじゃ間に合わないんじゃ…」

    医務官「……何とか出来るだけのことはするが…覚悟もしておいて欲しい。ユミル君は恐らく大丈夫だが…」

    ライナー「………許せねぇ」

    ミカサ「……」ギリッ
  33. 33 : : 2018/08/15(水) 10:19:32
    アルミン「随分遅かったね…もう授業は終わったよ」

    クリスタ「ユミルとサシャは!?」

    ミカサ「ユミルは…大丈夫らしい、とても辛そうだったけど…」

    エレン「おいミカサ、ユミルはってどういう事だよ!」

    ミカサ「………」

    ライナー「…サシャは、症状が酷い。身体が弱ってるんだ。最悪…死の可能性も」

    ミカサ「薬を手に入れるには一週間はかかるって…」

    アニ「なっ………」

    アルミン「…毒を盛られたんだね?」

    ミカサ「そう」

    アルミン「多分相手はもう、サシャの事情を僕らが知ってることを把握してる。もうなりふり構ってられない。」

    ライナー「どうやって…」

    アルミン「まず教官に話そう。サシャの状態を知れば信じてくれるはずだ。」

    クリスタ「な、なんでユミルまで…?」

    アルミン「きっと相手の顔を知ってるからだ。サシャに一人は教えて貰ったけど…後が分からない。相手も狡猾だね…」

    エレン「てことは、毒は二人のスープに盛られてたって事か」

    アルミン「あぁ。皆も出来るだけ気をつけて…って言ってもどうしようもないんだけど」

    ミカサ「とにかく教官に話に行こう」

    アルミン「そうだね。あんまり大人数でも混乱しちゃうし、ミカサと僕で行くよ」

    クリスタ「お願いね、二人とも…!」
  34. 34 : : 2018/08/15(水) 12:43:08
    -教官室-

    アルミカ「失礼します」

    教官「うむ、それで何の用だ?」

    アルミン「サシャ・ブラウスのことですが…実はカクカクシカジカ…ということがありまして」

    教官「…それは本当なのか」

    ミカサ「はい。彼女とユミルは今医務室にいます。傷をご覧になればお分かりになるはずです。」

    教官「それで誰がやったのか分からん、と…」

    アルミン「一人の顔は教えてもらいました。今朝のスープ担当だったので、恐らく奴がサシャとユミルの分に毒を盛ったと考えられます」

    教官「うむ…しかしブラウスの話だと相手は3人なのだな?」

    アルミン「はい。」

    教官「うむ………………まず次からの食事の係だが、お前達に任せる」

    ミカサ「というのは…」

    教官「お前らがブラウスの事情を知っている以上、ターゲットにされてもおかしくはない。信用出来る奴らに任せよう。」

    アルミン「分かりました!それと、サシャ、ユミルの病気ですが…」

    教官「薬は私が何とかする。お前らは犯人探しに専念しろ。」

    アルミン「ハッ!ありがとうございます!」

    ミカサ「ありがとうございます」

    教官「…ブラウスは104期に不可欠な存在だ。お前らも全力を尽くせ。」

    アルミカ「「ハッ!!」」
  35. 35 : : 2018/08/15(水) 12:50:36
    アルミン「……ということになったよ。」

    ベルトルト「なるほど、それなら残った僕らが毒を盛られる心配もないね」

    コニー「それで、犯人の目星はついてんのか?」

    アルミン「あぁ、そのうち1人だけど…今日のスープ当番をしてた奴だ。名前を知ってる人はいるかい?」

    ライナー「そいつなら…Cとかいったかな」

    エレン「聞いたことねぇな…そいつに聞けば色々分かるのか?」

    アルミン「うーん…まぁ脅せば情報は出てくるかもね。ただ、相手も何も策を練ってないはずは…」

    ミカサ「情報は多い方がいい。私達も色々聞き込みをしよう。」

    クリスタ「私も力になりたい!」

    アルミン「ありがとう!じゃあ女子は情報集めを頼みたい!僕らはそのCって人に話を聞いてみるよ!」
  36. 36 : : 2018/08/15(水) 18:33:15
    -物陰-

    アルミン「で、君の他に誰がサシャをいじめたのか、教えてもらおうか」

    訓練兵C「誰が言うかよ」ケッ

    エレン「んなら、こっちにも手はある」

    訓練兵C「ハッ、ミカサたちに頼んで殴ってもらうか?それならお前らも俺たちと同じに…」

    ライナー「優しくしてやるから安心しろ」ズンッ

    訓練兵C「」

    ベルトルト「男趣味はないんだけどなぁ、仕方ないか」

    ライナー「…」カチャカチャ

    訓練兵C「まっ、待て!!ズボンを脱ぐなよライナー!?」

    ライナー「男には…「言うから!待て!!」

    エレン「ライナー、言うってよ」

    ライナー「ん?そうか、ならさっさと話せ」

    訓練兵C「Bだ!Bも一緒にいた!!」

    ベルトルト「Bって…あの眼鏡の」

    訓練兵C「なぁ…頼むよコレで見逃してくれ!」

    アルミン「…聞いた話だと、サシャをいじめてたのは3人だったらしいけど」

    訓練兵C「あと一人は言えねぇ!言えば俺たちだって殺される!!アイツは一番やべぇんだよ!そいつが主犯なんだ!」

    エレン「男が泣きやがって…サシャを好きなようにしといてよくそんなこと言えたな?」

    アルミン「ライナー、やっちゃってよ。」

    ライナー「おう、ケツにぶち込むぞ」カチャカチャ

    訓練兵C「ぅあああ待ってくれ!!」

    ベルトルト「言う気になった?」

    訓練兵C「…Dだ」

    アルミン「……………多分Bは本当に仲間なんだろう。けど、Dは信憑性が低いね」

    訓練兵C「」

    エレン「なんでだ?」

    アルミン「あれだけ怯えてたのにこんな簡単に言っちゃうなんてさ。その主犯の名前を言えば君殺されちゃうんだろ?それなら言わずにライナーに犯された方がよっぽどマシじゃないか」

    訓練兵C「このクソ野郎…信じろよ…!!」

    アルミン「はぁあ…まぁ女子達の情報とも照らし合わせてみよう。もうこいつはいいや」

    ゲスミン「ライナーやっといて」

    ライナー「おう」

    訓練兵C「な!?!?おいやめろよ!!!お前だって好きでもない男抱きたくないだろライナー!?」

    ライナー「…」カチャカチャボロン

    訓練兵C「なんで何も言わねぇんだよォ!?」
  37. 37 : : 2018/08/15(水) 18:40:30
    ミカサ「私たちが聞いた限り、Bは犯人の一人だと思う」

    アルミン「なるほど……Bは固いな」

    クリスタ「アルミンに聞いて、Dって人の話もみんなに聞いてみたけど…」

    ミーナ「その人はいつも男子4人グループで動いていて、アリバイだってあるわ」

    エレン「アルミンの言った通りか」

    アルミン「うん…もしかしたらBとC以外の人も口止めされてるのかも」

    ミカサ「女子の私たちには出来ることは少なかった…」

    アルミン「いや、Bの証拠が集まっただけでも助かるよ。それに主犯は、ジャンに頼んで探してもらってる」

    クリスタ「なんでジャンなの?」

    エレン「アイツは悪人面だし性格も良くねぇからな…」

    アルミン「はは…ジャンは敵側に潜り込むのに最適だと思ってね」

    ミカサ「なるほど…」
  38. 38 : : 2018/08/15(水) 18:47:26
    -男子寮-

    ジャン「で、最近イライラ溜まってんだよなぁ、お前らなんかいい発散法知らね?」

    モブX「んー、あ、アレとかどうだ?頼めば仲間にしてくれるんじゃね?」

    モブY「なるほどな!でもサシャのやつ倒れたらしいぜ?」

    ジャン「!! な、なんだよそれ?面白そうな話してんな?」

    モブX「なんでも、サシャを毎晩呼び出してあんなことやこんなことをしてたとか…ま、何やってるのかは噂程度にしか知らねぇけど」

    モブY「でもジャンよォ、お前サシャと仲いいじゃねぇか?

    ジャン「ハッ、誰があんな芋女。殴り飛ばしてやりたいぜ!」

    モブX「ほんとクズだな!まぁそれなら言ってもいいかな?」

    ジャン「はは、で、誰に頼めばいいんだ?」ギリッ

    モブY「Aだよ。」

    ジャン「ありがとよっ!じゃあな!」
  39. 39 : : 2018/08/15(水) 18:52:25
    アルミン「あっ、ジャンが帰ってきた!」

    ジャン「ったく、胸糞悪ぃ仕事押し付けやがって」

    アルミン「ごめん…で、どうだった?」

    ジャン「掴んだぜ…多分主犯、Aだ」

    エレン「あのブサイク野郎か…!!」

    マルコ「今僕らも聞き込みから帰ってきた所なんだ。BとCは、Aと関わりがあったみたい」

    アルミン「なるほど…敵の尻尾は掴めたね」

    ミカサ「えぇ。あとはそいつらを捕まえて、サシャ達の病気が治れば…」

    クリスタ「うん…とにかくこの情報を教官に!」

    アルミン「うんっ、行ってくるよ!!」
  40. 40 : : 2018/08/15(水) 18:57:32
    -教官室-

    アルミン「カクカクシカジカコレコレ…ということが分かりました」

    教官「流石アルレルトだ。仕事が早いな」

    アルミン「恐らくこの3人で間違いないと思います。」

    教官「うむ、私から直接話をしよう。」

    アルミン「ありがとうございます!…教官、どこかへお出かけになるのですか?」

    教官「あぁ…少し内地へ行ってくる。ブラウス達の薬の件でな」

    アルミン「そうですか…!」

    教官「今日中にその3人から話を聞き、開拓地送りにしよう。ブラウスだが…傷を見たか?」

    アルミン「いえ…」

    教官「私も出来るだけ手は尽くすが…あれは長くは持たん。」

    アルミン「そんな……」

    教官「……皆、相応の覚悟はしておくように」

    アルミン「……ハッ…」
  41. 41 : : 2018/08/15(水) 19:04:19
    それからまもなく、3人は開拓地送りになった。僕らは彼らがサシャ達の病気の特効薬を持っていることを期待したが、彼らの荷物からそれらしきものは見つからず、教官は内地へと出発した。

    サシャとユミルは…まだ眠ったままだ。

    ミカサ、アニ、ミーナ、そしてクリスタは訓練後ずっと医務室に入り浸っているらしい。

    僕らは…ただ、苦しむユミルとサシャを見守ることしか出来なかった。





    医務官「…熱が下がる気配がない。二人とも衰弱しきっている」

    ミカサ「…サシャの息が昨日より弱い」

    クリスタ「こんな…元気の無い二人見たくないよ…」

    アルミン「…君をいじめてたやつはここにはもういないよ。だからお願いだ…目を覚ましてくれ……!!」



    僕らは、目を覚まさない二人に毎日声を掛け続けた。
  42. 42 : : 2018/08/15(水) 19:11:35
    エレン「……」モグモグ

    ジャン「…アイツがいねぇと、飯も不味くなるな」モグモグ

    マルコ「やっぱり、静かになっちゃうよね」モグモグ

    ライナー「…倒れてから6日か」ツヤツヤ

    ベルトルト「……」

    ベルトルト(突っ込む雰囲気じゃない…)

    アルミン「……もう、限界が近いらしい」

    エレン「…な、」

    アルミン「ユミルも弱ってる…もはや二人とも危ないんだって……」

    コニー「嘘だろ、おい、嘘だって言えよ…!教官は何してんだ!?なぁ!?!?」

    ライナー「落ち着けコニー!!教官だって、全力を尽くしてくれてるんだ…」

    エレン「二人の所に行く。」ガタンッ

    アルミン「…僕も行くよ」

    ジャン「お前らも…後悔しねぇようにしとけ」

    コニー「…クソっ……………!!!!」
  43. 43 : : 2018/08/15(水) 19:19:21

    サシャ「…」ゼェ…ゼェ…

    ミカサ「…………また、弱くなってる…」

    アルミン「ミカサ達…ずっとここにいたんだね」

    サシャの手を握るミカサ

    アニ「………」

    ミーナ「アニ……」

    目が真っ赤なアニ、その背中をさするミーナ

    ユミル「…」ハァ…ハァ…

    クリスタ「ユミル……やだよ……」グスッ

    ユミルに抱きついて泣いているクリスタ

    医務官「……何もしてやれずに…私は医者として失格だ…」

    机に向かってブツブツと呟いている医務官







    もう、何もかも終わるのか?





    もう諦めるしかないのか?












    お願いだ……















    神様ッ……………!!!!!

  44. 44 : : 2018/08/15(水) 19:25:34



    ガチャッ!!



    バタンッッッッ!!!!!









    教官「薬だッ!!!!!!!!!!!!」














    アルミン「……………え」



    医務官「………!!!! そ、それを急いで彼女たちに!!!!!!」




    ???「私が手伝いますよ」


    エレン「あ、あなたは……?」

    ハンジ「私は調査兵団分隊長、ハンジ・ゾエだよ。事情は後で話すから、まずこの子達に点滴を打たないとね」

    教官「頼む………!」

    ハンジ「よし、じゃあ少年少女たちは一旦出てくれ。大丈夫、彼女たちは助かるよ」

    クリスタ「」ブワァ

    ミカサ「あ…ありがとう、ございます!」ポロポロ

    アニ「…っ」グシグシ

    ミーナ「よかったっ………!!」ポロッ
  45. 45 : : 2018/08/16(木) 11:49:52
    ABCに裁きを!!
  46. 46 : : 2018/08/16(木) 23:26:46
    コメどうもです!
  47. 47 : : 2018/08/16(木) 23:40:48

    ハンジ「だいぶ落ち着いたみたいだね」

    クリスタ「本当にありがとうございますっ…!!良かった…!」

    ミカサ「感謝してもしきれません…」

    アルミン「ところで…何故調査兵団の方が?」

    ハンジ「うん、それだけど、キース元団長には言わないでくれと頼まれてたんだけど」

    ベルトルト(それって言わない方がいいんじゃ)

    ライナー「って…元団長だったんですか?!」

    ハンジ「あれ?知らなかったのかい。彼は我らが調査兵団の元団長さ。エルヴィンに団長の座を譲ってからはこうして訓練兵を育てる立場へ自ら申し出たんだ」

    エレン「……確かにどこかで見たことがあると思ったんだ…全然気づかなかった…」

    ハンジ「ハハッ、だいぶ変わったからね…。キース元団長の指導は厳しいだろ?」

    ミーナ「それはもう…」

    ハンジ「調査兵団にいたからね、半端な覚悟で送り出しはしないさ。これも愛情のひとつってね。」

    アルミン「そうだったんですね…」

    ハンジ「で、ここからが本題だね、何故私が来たのか。まぁ簡単な話、キース元団長に頼まれたのさ。」

    マルコ「教官が?」

    ハンジ「あの薬はなかなか手に入らない代物でね。元団長もあちこち探し回ってたらしいんだよ。そこで、調査兵団がその薬を所有しているっていう情報を手に入れて、直接頭を下げて頼まれてしまったんだ」

    エレン「あの教官が頭を下げたんですか!?」

    ハンジ「うん、それはもう断れないよね。土下座までしそうな勢いだったからさ、これは只事じゃないと思って私も一緒に馬車をとばして来たってわけ」

    ミカサ「そんなことが…」

    ハンジ「だからさ、ギリギリになっちゃったけど、元団長、いや、教官にも一言言っておきなね。血眼になって探してたんだから」

    アルミン「もちろんです!ハンジ分隊長も、ありがとうございます!!」ケイレイ

    「「「「「ありがとうございます!」」」」」



    ハンジ「照れるなぁ…じゃ、私はもう戻るよ。あの2人にもよろしくね」

    クリスタ「はいっ!!」
  48. 48 : : 2018/08/18(土) 11:17:49
    期待です!(*´∀`*)
  49. 49 : : 2018/08/18(土) 23:05:00
    ありがとうございます!
  50. 50 : : 2018/08/18(土) 23:24:31

    ハンジ分隊長が帰ってから翌日、ユミルは目を覚ました。それからまた2日後にサシャもやっと熱が引いて、目を覚ました。

    サシャ「んぅう…………お腹すきました」

    ミカサ「サシャ……!!」ガバッ

    サシャ「み、ミカサ!?いきなりどうしたんですかぁ…」

    アルミン「サシャ…ほんとに良かったよ…」

    サシャ「おや、皆さんお揃いのようですね…どうしたんです?」

    アニ「あんた、ずっと眠ってたんだよ…どれだけ心配したか………」

    サシャ「そう言えば…ずっとぼんやりと苦しかったのは覚えてますねぇ…それと、皆さんの声が聞こえたような気もしました」

    ユミル「悪いな、お前のこと全部話しちまったけど」

    ライナー「しかし、元凶はもうここにはいない。3人とも開拓地に行った。」

    ベルトルト「うん、だからもう本当に大丈夫さ」

    サシャ「そうだったんですね…私のために、皆さん…本当にありがとうございます」

    クリスタ「でも、訓練はその体の傷を治してからだって。もう無理はしちゃダメよ」

    アルミン「病気も完治したわけじゃないみたいだしね、しばらくは安静に!」

    ジャン「安静、なんて一番出来そうにねぇけどな」

    サシャ「ジャンは相変わらずですねー!!まぁ訓練せずともパァンが食べられるのは嬉しいことです!」

    コニー「お、俺のパンも分けてやるよ、気が向いたらな!」

    サシャ「本当ですか!?」パァア

    コニー「お、おう!」

    ミカサ「エレン?さっきから何も喋らないけど…どうかしたの?」

    エレン「あ?なんだよ、あー…」

    サシャ「どうしたんですか?」ニコニコ

    エレン「まー、なんつーか…目、覚まして良かったなって…お前は妹みてぇなもんだからな」

    サシャ「私ってエレンにまで妹だと思われてたんですか!?」

    エレン「だ、だってお前がミカサの妹なら、俺の妹でもあるわけだろ!?」

    ミカサ「エレン、それは少し違う。エレンは末っ子。」

    エレン「はぁあ!?!?なんだよそれ!」

    ミカサ「私、アルミン、サシャ、エレンの順番。だからエレンはサシャの弟。」

    エレン「なんで俺が末っ子なんだ!それは長男だろ!?」

    サシャ「ぷっ、あはは、エレンとミカサも、相変わらず面白いですねぇ」

    サシャ(私って幸せ者ですね…)ニコ
  51. 51 : : 2022/06/24(金) 02:42:18
    俺もモブにやらせてくれ!

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