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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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この作品は執筆を終了しています。

七海「あるゲームについて聞きたいんだけどさ……」不二咲「え?」

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  1. 1 : : 2018/05/17(木) 00:42:41
    ・育成計画時空が基盤の話

    ・スーダン2を中心としたシリーズネタバレ注意

    ・あるプレゼントに関する捏造注意

    ・グロ描写注意

    ・オリキャラ(?)注意

    ・江ノ島さんと戦刃さんは別々に入学

    ・感想等はこちらのグループに書いていただけると有り難いです↓
    http://www.ssnote.net/groups/2397

    以上、ご確認のほど、よろしくお願い致します
  2. 2 : : 2018/05/17(木) 00:43:04
    不二咲「ペーガンダンス?」

    七海「うん、大きな神様になって傲慢になった人間たちに天罰を下していくR指定なゲームなんだけどね。内容が過激すぎて発売中止になったんだ。知ってる?」

    不二咲「そ、そうなんだ……うーん、知らないかな」

    七海「そっか……“超高校級のプログラマー”の不二咲さんなら何か知ってるかと思ったんだけど、そう上手くはいかないか」

    不二咲「力になれなくてごめんねぇ……」

    七海「ううん、気にしないで。ダメで元々だからさ。あーあ、でも気になるなー。発売直前!ってところで急遽中止になったから、ソフトは出来ているハズなんだよね」

    不二咲「じゃあ、もしかしたらその開発したゲーム会社の人は持ってるかもしれないね」

    七海「うん、私もそう思って不二咲さんや不二咲さんのお父さんが関わってたら知ってるかな……と思って聞いてみたんだ」

    不二咲「そっかぁ……じゃあ、今度知り合いのプログラマーの人達に、持っている人が居ないか聞いてみるねぇ」

    七海「本当!?ありがとう不二咲さん!」
  3. 3 : : 2018/05/17(木) 00:43:29
    江ノ島「学生にとって一日の憩いの時である昼下がり。二人の少女──正確には違うのだが、ここでは敢えて触れないこととする──が楽しげに雑談を繰り広げていた。何やらゲームに関する事らしい。その会話を近くの席で注意深く聞く人物がいた。彼女の名前は江ノ島盾子。彼女は超超超超……超がいくらあっても足りないくらいの美少女だ。その輝きは雑多な食堂でも一際目立つものだった。さながら泥の中で輝く一粒の黄金のようで……」

    白銀「うーん、導入としては長すぎるかな。表現もくどくならないよう、もう少し控え目な方が地味にいいと思う」

    江ノ島「おっと、あまりに地味で忘れていた。先ほど紹介した美少女──つまり私の事だ──の目の前に座っている彼女についてだ。名は白銀つむぎ。自他共に地味だと認める少女であり、実際に私の輝きの前に元々薄い彼女の存在感は更に希薄となってしまっている」

    白銀「地味に厳しい紹介だね。まあ本当の事だから反論も出来ないんだけどさ。さっきも誰も座っていないと思われて椅子を引っ張られたしね」

    江ノ島「全く、いくらアタシが美人でアンタが地味だからって、酷い話よねー!ていうか、もうちょっと強めにツッコんでよ白銀さーん!一人虚しくボケ倒して盾子ちゃん寂しー!!」

    白銀「うーん、そういう鋭いツッコミはわたしの専門じゃないから」

    江ノ島「ま、別にいいんだけどさ。そんな事よりも、さっきの話聞いてた?」

    白銀「七海さんと不二咲さんの話だよね?ペーガンダンスの話はわたしも地味に知ってるよ。確かあまりにもグロ描写が酷くて、テストプレイヤーが全員寝込んだって話が広まって、販売が中止になったんだよ」

    江ノ島「へー、そんなゲームをしたいだなんてあの委員長さんも結構度胸あるじゃん」

    白銀「“超高校級のゲーマー”の血が疼くんだろうね。わたしもビジュアルだけ公開されている没キャラとか、コスプレしてみたい!って思うことあるから分かるよ。まあ、キャラが分からないと完全再現のしようがないから諦めるんだけどね」

    江ノ島「ふーん、そういうもんなんだ?って、アンタのオタクとしての共感とかはどうでもいいのよ!」

    白銀「いやー、江ノ島さんがなかなか本題を話し始めないからさ、つい」

    江ノ島「仕方がありませんね、では早速本題に入りましょう」スチャ

    江ノ島「簡潔に言えば、“イイコト”を思いついたのじゃ!」デデーン

    白銀「イイコト?」

    江ノ島「データを集めたり、地下で色々やったりシコシコ頑張ってるけどさ、飽きっぽいアタシとしてはやっぱり3年も使う計画ってのは暇なのよねー。だから、これはその暇つぶしの一環なんだけど……ちょいと耳貸してみ?」

    白銀「んん?」

    江ノ島「ゴニョゴニョヒソヒソゼツボウシカジカ……」

    白銀「……ふふふ、なるほどね。うんうん!とっても面白そうなイベントだよ!」

    江ノ島「でしょー?こんなスペシャルな案を思いつくなんて……流石は私様ね!」

    白銀「あ、それってわたしも参加していいかな?“シナリオ”を少し考えさせて欲しいっていうかさ」

    江ノ島「もっちのもちよ!白銀さんなら大歓迎!まあとりあえずはお姉ちゃんにお使いでも頼もっか。お姉ちゃーん!」

    戦刃「呼んだ?盾子ちゃん?」シュバッ

    江ノ島「早すぎだろうが!ストーカーかよ気持ち悪い!」ゲシ

    戦刃「ええっ!?呼ばれたから来たのに……」

    白銀「こらこら、姉妹で喧嘩してる場合じゃないよね?お使いを頼むんでしょ?」

    戦刃「お使い?」

    江ノ島「そうそう。ちょっと塔和グループの本社まで行ってきて欲しいのよねー。アタシの可愛い愛弟子への伝言を伝えるために」ニヤッ
  4. 4 : : 2018/05/17(木) 00:43:59
    ~数日後の夜 七海千秋の個室~

    七海「むむむ、気になる……ペーガンダンス、気になる……この前不二咲さんと話しちゃっただけにずっと気になる」

    七海「攻略本には落とすって書いてあるのに実際にはドロップしない幻のアイテム並に気になるよ……」

    ピンポーン

    七海「あれれ?こんな時間に誰だろう……?」トコトコガチャ

    白銀「あ、七海さん。夜遅くにごめんね。この前借りたゲームを返そうと思って」

    七海「おお、白銀さんでしたか。ううん、大丈夫だよ。私も眠れなくて困ってたから」

    白銀「大丈夫?夜更かしは地味に体に悪いから程々にね?まあ、お気に入りの深夜アニメは直接見ちゃうわたしがいえた事じゃないかもしれないけどさ。何か悩みがあるなら相談にのるよ?」

    七海「うーん、悩みって程じゃないんだけど、実はあるゲームの事が頭から離れなくて……ペーガンダンスっていうんだけどね」

    白銀「あっ!この前不二咲さんと話してたやつだね」

    七海「あれ?知ってるの?」

    白銀「うん、二人の会話を地味に聞いてたからね。その事が原因なら解決できるかも……」

    七海「え?どうして?」

    白銀「実は二人の話が聞こえてきてたからわたしも知り合いに尋ねてたんだけど……地味にそのソフトを持ってる人が見つかったんだよ!」

    七海「ええっ!?本当!?」

    白銀「もちろんだよ!それでね、ゲームを貸してもらったお礼にと思って譲ってもらってきたんだ……ほら!」サッ

    七海「お……おお!ほ、本物だ!」

    白銀「はい、借りたゲームと一緒に渡しておくね」

    七海「……これ、本当に私にくれるの?」

    白銀「うん、七海さんのために貰ったものだからね。……でも、渡しておいて聞くのもどうかと思うけど、大丈夫?テストプレイヤーが全員寝込んだって聞いてるけど……」

    七海「ふっふっふっ、大丈夫だよ。これでも色んなゲームをしてるから、どんなにグロい描写も鬱な描写も平気だから!」

    白銀「……ふふ。そっか、なら安心だね。あ、それじゃあわたしはそろそろ戻るね」

    七海「うん!本当に、ありがとう!バイバイ!」ガチャン

    白銀「……ふふふ」



    七海「よーし、早速遊びますぞぉ!!」カチ

    ナレーション<西暦XXXX年。人類は正に傲慢の塊と化した。自ら作り上げた文明の利器で希望溢れる生活を送っていたのだ。世界の寿命という糧を消費しながら……>

    ナレーション<そんな人類を絶望に陥れるため、神罰を下さんとする一柱の巨大な神がいた。そう、それこそがあなただ>

    七海「おおー、アンチヒーローな物語なんだね。概要だけで詳しい内容については全然情報が出回らなかったからな……まあ大体予想はしてたけど」

    ナレーション<さあ、巨神兵セブンシーよ!人類を凪払うのじゃ!>

    七海「……ナレーションの口調がいきなり変わった。B級感がすごい。それと名前は予めついてるんだね。セブンシー……何だか親近感が沸くよ」

    <第一章 絶望トンカツ>

    七海「おっ始まった。それにしてもタイトルから溢れるクソゲー臭……まあどんなクソゲーでも大丈夫だけどね。ある意味ワクワクするよ」

    コトダマ「あれが巨神だね」

    サギー「ああ。俺たち人類に天罰などと称し殺戮を繰り返す化け物だ」

    ハナマル「ふむふむ、見た感じ女性みたいだね。ンフフ、動く度に大きな実が揺れて……涎が止まりませんなぁ!!」

    七海「えっと、一章はセブンシーが神罰を下し初めてから数年後。残された人類はセブンシーに対抗する組織を作っていて、その組織の幹部格との対戦なんだね」

    七海「コトダマは巨神は人類が乗り越えるべき大きな災厄、諦めずに立ち向かおうって言って組織を設立した張本人。ハナマルは組織の食事作りを一身に引き受ける凄腕の料理人。サギーは現在の組織をまとめるリーダーだね」

    七海「それで、彼らは絶対の正義じゃなくて、罰が下されるだけの事をしてて……コトダマは選民主義で実力のない人は簡単に切り捨てて、サギーは色んな人を欺いて軍資金を募ったり敵対組織を陥れたりしてて、ハナマルは……よく料理に媚薬を入れて騒ぎを起こす」

    七海「……ハナマルの場違い感が凄い。それにいきなり組織のボスの登場か……最初からクライマックスって感じだね」

    七海「にしても……なんだかこのキャラ達に既視感があるんだよね……なんていうか、クラスのみんなっぽい……」

    七海「……まあ、みんな個性的だから、ゲームのキャラと似る事もあるよね!とにかく、私は巨神なんだし、彼らも悪い事してるから全力で戦おう!」
  5. 5 : : 2018/05/17(木) 00:44:32
    サギー「くっ、やはり強いな」

    コトダマ「そうだね……ボクらの攻撃は効いてはいるみたいだけど、あまりにも体力が桁違いだ」

    ハナマル「こ、こぎゃん強かなんてきいてないばい!!」

    七海「……確かに、コトダマの罠とかサギーの大きな体からの攻撃とかは強いけど、第一ステージのキャラだけになんとかなるね……コツを掴んだらすぐ避けれるようになったよ。ハナマルの食べによる回避不可能な行動封じと仲間の回復が一番厄介かな。でもそれより……」

    ハナマル「うぅ……もう帰りたいよ……家にはかーちゃんが、病気のかーちゃんが待ってるのに……」

    サギー「挫けるなハナマル!ここで俺たちがコイツを倒さねば、どの道お前の母親ごと殺されるんだぞ!!」

    ハナマル「分かってるよ、分かってるけどさ……」

    七海「……時々挟まれるイベントが、大分辛いね……いつもなら平気なんだけど、どうしてだろう……やっぱり、みんなに重ねちゃうのかな……」

    ハナマル「も、もう無理だよぉ!!」

    コトダマ「諦めちゃダメだよ!希望はこんな事で負けはしない、諦めず戦えばきっと勝機は……」

    ハナマル「おみゃーはこんが状況がりがいでぎんが!?オラはもう帰るっぺ!!」ダッ

    コトダマ「ちょっとハナマルクン!?そこは──」

    七海「あ、ダメ!そこはさっきコトダマが仕掛けた罠が……」

    サギー「ハナマル!!」ドン

    ハナマル「アヴリルラヴィーン!?」イテッ

    グサッ

    ハナマル「ッ!?あ……ああ、サギー……くん?」

    サギー「グフッ……無事……か、ハナマル?」

    ハナマル「な、なんでサギーくんが!?ああ、ぼ、ぼくはそんなつもりじゃなくて……」

    サギー「狼狽えるな、ハナマル……いいか、よく聞け……戦場では……慌てた者が……命を、落とす……だから……生きたければ……冷静……に……」

    ハナマル「しゃ、喋らないでよ!い、今手当てするから……そ、そうだ!ぼくの料理を食べれば傷なんて……」

    サギー「……止めろ……これは……巨神用の罠……助からない事は……分かっている……だろ……?」

    ハナマル「あ……ああ……ああ……」

    サギー「…………お前、には……俺……ボクと……違って……家族が……いるだろ……?誰かを……欺かなきゃ……生きれなかった……ボクと……違って……待っている……家族が……」

    ハナマル「そ、そんな事言わないでよ!それに、きみだって組織のみんなが……」

    サギー「彼らは……ボクがいなくても……平気さ……でも……キミの……お母さんは……違う……だから……ボクより……キミが……生き……る…………べ………………」

    ハナマル「……サギーくん?サギーくん!サギーくん!!」

    コトダマ「……あーあ、死んじゃったね」

    ハナマル「!?」

    コトダマ「サギークンは立派なリーダーだったよ。みんなのためを思って行動し、逃げ出したハナマルクンさえ己の身を呈して庇った。……ねえ、命が助かったキミはこれからそうするのかな?このままサギークンの言う通り帰るのかな?ボクは止めはしないよ。でも、事の顛末を知ったらみんなはキミをどう思うのかな?」

    ハナマル「…………」

    コトダマ「……もし、ここで逃げずにあの巨神を倒せれば、万が一ではあるけど……みんな許してくれるかもね?少なくともこのまま帰るよりはいいと思うけどな……」

    ハナマル「…………」

    コトダマ「さて、キミはどっちを選ぶ?贖罪か逃避か……キミの希望はどんな結果を生むのかな!?」

    ハナマル「……うう、うおおおおおおおおおお!!!」
  6. 6 : : 2018/05/17(木) 00:45:06
    ハナマル「……」ヒューヒュー

    七海「……」

    七海(イベント後のハナマルは強かった。一気に能力が強化されて、最初は受けるダメージも増えた。けど、それも長くは続かず、段々と私はコツを掴んでいって、ハナマルに勝利した)

    ハナマル「……」ヒューヒュー

    七海(わざと負けようか、と思わなくもなかった。けど、それは私の中のゲーマーとしての矜持が許さなかった)

    コトダマ「負けちゃったか……まあ、それはそうだよね。けど、さっきのハナマルクンは強かったよ!今までとは比べものにならないくらいにね!これもサギークンが残した希望の力かな?」

    セブンシー「……」

    コトダマ「おっと……悪いけどボクはまだ倒されるつもりはないんだ。やらなきゃいけないことがあるからね。じゃあね、ハナマルクン。キミの雄志はちゃんとみんなに伝えるよ」ブゥン

    七海「コトダマだけ転移装置で逃げちゃった……そんな事できるなら早めに撤退してくれれば……ん?」

    セブンシー「……」ギュッ

    七海「な、なんでハナマルを握っているの?もう勝負はついたのに……」

    ナレーション<これより、セブンシーは大罪人ハナマルに、天罰を下します>

    七海「え……?」

    ~翌朝~

    七海「……」

    花村「ンフフ、おはよう七海さん!浮かない顔をしてるけど、どうしたのかな?元気がないならボクの朝一搾りたてミルクを……」

    左右田「朝っぱらから下ネタかましてんじゃねーよ!!」

    七海「ッ!?ハ、ハナマルくん……ごめん!!」

    花村「いや、ボクの名前は花村なんだけど……それといきなり謝ってどうしたの?」

    七海「あ、ああ……ううん、何でもない。ごめんね……」

    花村「うーん、何だか重症だね。何があったか知らないけど、相談しなよ?ボクが布団の中でゆっくりと……アヴリルラヴィーン!?」

    雪染「花村くーん?セクハラもそこまでよー?さあ、朝礼を始めるわよ!」

    七海「…………」

    ~夜~

    七海(セブンシーの行った神罰は、とても酷かった。虫の息のハナマルをトンカツにして、母親のところに送りつけたんだ。それも、ハナマルからお母さんへ贈ったものとして……ハナマルのお母さんと弟妹達は、それを…………)

    七海「……進めなきゃ。やり始めたゲームは、最後までしないとね」

    <第二章 神と罰。罪とムーン>

    コズミー「……あれが巨神ね。近くで見るとやっぱり大きいわ」

    ペコムーン「ああ。だが、怯むわけにはいかない。サギーとハナマルや、今までに死んでいったやつらの敵をとるためにもな」

    フューリュー「その通りだ。何より、あのデカブツには大きな借りがあるからな……妹を殺した落とし前、きっちりつけてやる……!」

    コズミー「……」

    七海「コズミーは写真家、巨神と人類の戦いを撮って一緒に戦うよう呼び掛ける広報係り。フューリューは巨大な武器販売組織の次期頭領。ペコムーンはフューリューの配下で剣士だね」

    七海「そしてフューリューは妹のナミリューを数年前にセブンシーに殺されてるけど、そこには裏があって……ナミリューに虐められていたコズミーを心配した彼女の友人が、セブンシーのところにナミリューを誘導したから死じゃったんだ」

    七海「その事をコズミーは知ってるけど黙ったままで……彼女の友人も既にセブンシーに殺されてるから真実を知ってるのはコズミーだけ……確執を抱えたままパーティーを組んでるんだね」

    七海「……フューリューやペコムーンも単なる被害者じゃなくて平和な時代は大分あくどいしょうばいしてたみたいだし……うん、気にせずに戦おう」
  7. 7 : : 2018/05/17(木) 00:45:40
    コズミー「やっぱりダメ!これだけ近いと全身を写すのは難しいよ!」

    ペコムーン「かといって離れれば効果が弱まる。私の斬撃も見切られてきた……万事休すか」

    七海(コズミーの写真は人間以外の写したものを実体化させることが出来る。それはどうやら人間“以外”という中に神も入るらしく、二章にして早々に自分の偽物と戦うことになった。けど離れたところから撮った偽物は本物より弱くなり、近くで撮ると全身が写せないから一部だけしか実体化出来ないのもあって苦戦はしなかった)

    七海(むしろペコムーンの剣撃とフューリューの銃撃によるコンビネーション攻撃の方が厄介だったよ……それでも隙をついて徐々に三人を追い詰めていった。今はフューリューだけ別行動をとっていてペコムーンとコズミーの二人だけを相手にしてる)

    コズミー「ねえ、フューリューはまだなの!?」

    ペコムーン「慌てても仕方がない坊ちゃんが戻るまで、どうにか耐えるんだ」

    コズミー「……戻ってこないんじゃないの?」

    ペコムーン「何だと?」

    コズミー「アタシも、ペコムーンちゃんもアイツが逃げるための囮にされたんじゃ……」

    ペコムーン「貴様、口を慎め!あの方に対しての侮辱は例え仲間であろうと許さん!」

    コズミー「だって……アイツにとってペコムーンちゃんは部下で、アタシは……」

    ペコムーン「ッ!避けろコズミー!」サッ

    コズミー「え?きゃあああ!?」

    七海(二人が言い争ってるうちに上から瓦礫が落ちてきて、コズミーだけ避けきれずに埋まっちゃった……)

    ペコムーン「……」

    コズミー「う……うぅ……助けて、ペコムーンちゃん……」

    ペコムーン「……コズミー、ナミリューお嬢様の事を覚えているか?」

    コズミー「ッ!?」ビクッ

    ペコムーン「あそこにいる化け物に殺された。だがな、私にはどうも引っかかる事があった。お嬢様ほどの賢明な方が、オメオメあの巨神の前に出て殺されるようなことがあるのかと」

    コズミー「……」

    ペコムーン「私は独自に事の真相を調べた。そして分かったことが二つ。一つはお前の友人がお嬢様をはめたという事、そしてもう一つが……お前はその場に出くわしておきながらお嬢様を見捨てたという事だ」

    コズミー「なっ……!?なんで……」

    ペコムーン「言っただろう、調べたとな。お前があの日報告した活動場所での目撃情報が無いことを知り、詳しく調べてみればこれだ」

    コズミー「……」

    ペコムーン「この事は坊ちゃんには知らせていない。もし知れば、あの方のことだから仲間同士でも落とし前をつけさせるだろうからな」

    コズミー「あ、あのねペコムーンちゃん……」

    ペコムーン「だが、お前の友人に関しては別だ。あいつは組織の人間でもなんでもない。だから、お嬢様と同じ様に殺してやった」

    コズミー「え……?じゃ、じゃあまさか……あの子が巨神に殺されたのは……!」

    ペコムーン「ああ、私の策略だ」

    コズミー「そ、そんなの酷いよ!確かにあの子は取り返しのつかないことをしたけど、だからって復讐なんて……!」

    ペコムーン「ふん、貴様に私を責める権利があるのか?」

    コズミー「そ、それは……」

    ペコムーン「……知っているかコズミー。あの巨神は特定の人物に神罰を与えている最中は、他の獲物には興味を示さない」

    コズミー「な、何なの突然……」

    ペコムーン「私には一番の奥義がある。だが発動にはあまりにも時間がかかる。そこでだ、貴様には……時間稼ぎをしてもらうぞ」

    コズミー「!?あ……ああ……」

    セブンシー「……」

    ナレーション<これより、セブンシーは大罪人コズミーに、天罰を下します>

    七海「……」



    コズミー「…………」

    七海(関節という関節をあらぬ方向にねじ曲げられた姿のコズミーがその場に放り投げられていた。天罰はそれだけでじゃ終わらずに、彼女の醜くなった姿を写真に撮り、全世界にバラまいた。巨神への対抗を訴えたコズミー、そんな彼女の変わり果てた姿をバラまくことは、巨神に逆らったらどうなるかという、いわゆる見せしめの意味を持っているんだ……と、思う。正直、頭が追いつかない……)

    ペコムーン「コズミー、ご苦労だったな。おかげで私の業も放てる」

    セブンシー「……」

    ペコムーン「さあ、残るは貴様だけだ。お嬢様の受けた痛み、坊ちゃんの味わった悲しみ……それら全ての借りを、私がここで晴らしてやる。奥義、虹色星震撃!!」

    七海(ペコムーンの奥義がセブンシーに放たれた。だけど……)

    ペコムーン「……やったか?」
  8. 8 : : 2018/05/17(木) 00:46:15
    セブンシー「……」

    ペコムーン「バカな……無傷だと!?」

    七海(ごめんね、極悪なボタン入力だったけど、成功させちゃったんだ……セブンシーはペコムーンの攻撃を完全に相殺した……)

    ペコムーン「……ここまで、か。すみません、坊ちゃん……お嬢様の仇は、取れませんでした」

    七海(諦めて膝をつくペコムーンに、セブンシーの手が伸びる……)

    フューリュー「ペコムーン!!」

    ペコムーン「ッ!?坊ちゃん!?」

    七海(ペコムーンを掴もうとしたその瞬間、フューリューの声と共にセブンシーへ砲撃が浴びせられる。いきなりのことに驚いたのかセブンシーは体勢を立て直すために下がった)

    フューリュー「大丈夫かペコムーン!遅くなってすまねぇ!」

    ペコムーン「いえ……私は、大丈夫です」

    フューリュー「そうか……コズミーは?あいつはどうした?趣味のわりぃ写真がばらまかれてたがまさか……」

    ペコムーン「……彼女なら、そこに」

    フューリュー「!?……クソったれが!!間に合わなかったか……すまねぇ、コズミー……」

    ペコムーン「……落ち込む必要はありませんよ。彼女は、お嬢様の仇の一人なんですから」

    フューリュー「なッ!?テ、テメー……何を……!?」

    ペコムーン「坊ちゃんには黙っていましたが、彼女はナミリューお嬢様が彼女の友人の口車に乗せられたことを黙っていただけではなく、その場にいながら見捨て……」

    フューリュー「お、おい……まさか、だから見捨てたりしたのか……?」

    ペコムーン「……それも理由の一つではあります。けれど、これであの巨神さえ倒せば落とし前を……」

    フューリュー「この……ボケ!オレが……把握してなかったとでも思ってるのかよ!!」

    ペコムーン「え……?」

    フューリュー「その話はなぁ……大分前に既に聞いてんだよ。他ならねえコズミーの口から直接な」

    ペコムーン「なっ!?」

    フューリュー「“自分は取り返しのつかないことをした、けどもし許されるなら償いたい”あいつはそう言ってたぜ」

    ペコムーン「だ、だったら……私のしたことは……」

    フューリュー「…………」

    ペコムーン「ふ、ふふ……滑稽だな。道具として、あなたのことを分かっていると思いながら、その実私が一番何も分かっていなかったとは……」

    フューリュー「……反省やコズミーたちへの義理は後だ。とにかく今はあの化けモンをどうにかしねえと……」

    ペコムーン「坊ちゃんはお逃げください」

    フューリュー「ああ!?何言ってやがる!テメーの剣術とエルアールの野郎の砲台がありゃ……」

    ペコムーン「私の奥義をしても傷一つつけられませんでした。恐らく二人で相手をしても意味はないでしょう。私が殿を勤めます。だからあなたはお逃げください」

    フューリュー「だからってオレだけオメオメ逃げろっていうのか!?フザケんな!だったらテメーも……」

    ペコムーン「私には……生きる資格などありません。勝手な思い込みで守るべき一般人と、共に戦う仲間を死に追いやったのですから。これは、私なりの落とし前なんです。だから、どうか……」

    フューリュー「そんな事認められるワケねえだろうが!テメーの借りはオレの借りだ!テメーが死ぬってんならオレも一緒に……危ねえ!!」バッ

    ペコムーン「ッ!?」

    七海(言い争いをしている中、ペコムーンを襲うセブンシー。それを庇ってフューリューの片目が奪われた……)

    ペコムーン「フューリュー!!」

    コトダマ「……どうやら大変なことになっているみたいだね」ブゥン

    ペコムーン「コ、コトダマ……!」

    コトダマ「やあペコムーンさん。奇妙な写真が出回っていることと、三人の帰りがあまりに遅いから、新リーダーに様子を見てくるように言われたんだ。で、状況は……大分悪そうだね」

    ペコムーン「……コトダマ、フューリュー坊ちゃんを頼む。オレンジに見せれば、まだ助かるはずだ」

    コトダマ「ん?ペコムーンさんはいいの?」

    ペコムーン「私は……やらねばならないことがある」

    コトダマ「……アハハ!何だかよく分からないけど、キミの意志は固いようだね!目を見れば分かるよ。それじゃあ、フューリュークンだけ連れて帰るね。アジトでキミの希望の勝利を祈っているよ!」ブゥン

    ペコムーン「……さて、始めようか化け物。今の私はお前の罰を受けるべき大罪人だ。だが、それでも出来る限りの抵抗はさせてもらうぞ」
  9. 9 : : 2018/05/17(木) 00:46:47
    七海(直前にあれほどダメージを負っていたのにそうは思えないほどの力をペコムーンは発揮した。前の章のハナマルもそうだったし、ペーガンダンスはそういうゲームなんだろう)

    ペコムーン「坊ちゃん……お嬢様……すみませんでした……それに、コズミー……私も、すぐにいく……そっちについたら……謝罪を……」

    ナレーション<これより、セブンシーは大罪人ペコムーンに、天罰を下します>

    七海(ペコムーンの身体はゆっくりと、そして細々と千切られバラバラにされた後、刀の形に固められた。赤く濡れた刀が地面に横たわる絵で、二章が終わった)

    七海「……それにしても、ちょっとキツいね……話が敵組織メインで進むし……セブンシーが下す神罰もグロい……何より、キャラたちの性格がみんなを思い起こさせる……これって偶然なのかな?」

    七海「…………」

    七海(気は進まない、これ以上やりたくない。そう思う一方で、先を知りたい、最後まで終わらせたいという思いが私の中で渦巻く。この学園の人はみんな才能に縛られて生きているって話をどこかで聞いたことがあるけど、本当にその通りなんだなと思ってしまった)

    七海「……続けよう。わざわざ持ってきてくれた白銀さんにも悪いしね」

    <第三章 血の香りのデッドエンド>

    ヤマリツサワコト「あれが噂の巨神っすね。サワコトの家よりもめっちゃくちゃ大きいっす!!」

    オンサイジ「あいつがコズミーおねぇを……絶対に許さない……!」

    オレンジ「ふゆ……私たち、本当に勝てるんでしょうか……」

    オンサイジ「戦う前から弱音吐いてんじゃねーよゲロ豚が!何としてでも勝つんだ。そしてコズミーおねぇの仇を取ってやる!」

    ヤマリツサワコト「コズミーちゃんだけじゃなくて、豚足ちゃんやハナマルちゃん、ペコムーンちゃんや今まで死んでいった人たちの分もっす。ひゃっはー!今のサワコト、カッコイイこと言ったよね!」

    オレンジ「は、はいぃ!!不束者ですが、精一杯サポートしますぅ!!怪我をしたら私に任せてくださぁい!!」

    七海「ヤマリツサワコトは呪歌とギターによる音を使った攻撃を得意とするギタリスト、オンサイジは自分の踊りで魅了した“奴隷”と呼んでいる配下を統制して攻撃する舞踏家、オレンジは医薬品による回復を得意とするヒーラー役のナースだね」

    七海「幹部数人だけじゃ勝てないと判断した組織はオンサイジの手下も戦闘に加える判断を下したと……今まではボスだけを相手にしてたけどここからは雑魚敵も加わるんだね」

    七海「……あまり気乗りはしないけど、やっていこう」



    オンサイジ「オラァ!!さっさと働けよ奴隷ども!休んでないで攻撃しろ!!」

    オレンジ「ま、待ってくださいオンサイジさぁん!!これ以上攻勢を激化させたら、私の回復が追いつかなくて戦死者が……」

    オンサイジ「そんな事知るかっつーの!たかが奴隷が何匹死のうがそんなの関係ない!わたしはコズミーおねぇの仇さえとれればそれでいいんだ!そんなに死なせたくないならお前が努力すればいいだけだろ!」

    ヤマリツサワコト「二人とも言い争いしてる場合じゃないっすよ!今の状況、結構ピンチなんだから!」ギュィーン

    七海「オレンジの回復によって倒れた雑魚キャラは復活して再び襲ってくる……って感じで雑魚の無限湧きが説明されてるね。まあ世界観の設定的にずっと湧き続けるのはおかしいからかな?」

    七海「ヒーラーのオレンジか統率してるオンサイジを先に倒したいけど、二人とも奥に引っ込んでるか手が出せないんだよね……ヤマリツは前に出て攻撃してくるけどオレンジの回復と雑魚の妨害で体勢を立て直してくるし……本人達が言うほどピンチではない……と思うよ?むしろ焦らずこのまま押せば、私が負けちゃうかも……」

    オンサイジ「……もう我慢出来ない!わたしは前に出るからな!あのクソデカキモ女をぶっ潰してやるんだ!」

    オレンジ「ま、待ってくださいオンサイジさぁん!」

    ヤマリツサワコト「ちょっと!?二人とも前に出たらダメっすよ!!」

    七海「あ、オンサイジとそれを追いかけてオレンジが前に来た。オンサイジが前に出て奴隷の数も増えて攻撃が激しくなったけど……今倒せば回復が追いつかず数が減るみたいだね」

    七海「……心は痛むけど……私も何もせず負けるわけにはいかないからね」
  10. 10 : : 2018/05/17(木) 00:47:24
    オンサイジ「クソッ!この役立たずども!」

    七海(オンサイジが倒れている奴隷達に罵声を浴びせる。彼女が焦って軍勢を増やしたせいで、オレンジの回復が追いつかず死者が出始めて、ついに全滅した)

    七海(もちろんセブンシーの方も被害は大きくて、残りHPが三割程しかない状況に追い込まれた。今までで一番のピンチだ)

    オレンジ「お、落ち着いてくださいオンサイジさん……死んだ人たちにそんな事言っちゃダメですよぉ」

    オンサイジ「うるさい!大体あんたの能力が低いから悪いんだ!だから奴隷どもが死んだんだろうが!」

    オレンジ「ひいぃ!?すみませーん!!」

    ヤマリツサワコト「こんな時に喧嘩してる場合じゃないって言ってるじゃないっすか!起きたことをどうこう言っても仕方がないっす!こっちの被害も甚大だけど、巨神も疲れが見えてきてるしこのまま押せば……グッ!?」

    オンサイジ「ヤマリツおねぇ!?」

    七海(戦いながらも二人に呼び掛けていたヤマリツ。注意が散漫してたからかセブンシーの攻撃が当たって吹っ飛ばされた)

    オンサイジ「クソッ!ヤマリツおねぇまで……ゲロ豚!このままあいつに突っ込め!みんなの仇をとれ!」

    オレンジ「な、なんで私何ですか!?ここは一旦引いて、体勢を立て直した方が……」

    オンサイジ「ここまで来て逃げれるわけないじゃん!いいから口答えしてないでさっさと行けよ!あんたもわたしの奴隷だろうが!」

    オレンジ「わ、私はオンサイジさんの奴隷なんかじゃ……」

    オンサイジ「ああ!?」

    オレンジ「ひぃ!?」

    七海(二人を止めるヤマリツが居なくなったからか、口論が激しさを増す。といっても、オンサイジが一方的にオレンジを罵っているだけなんだけど……そこにセブンシーが手を伸ばす)

    ヤマリツサワコト「させないっす!!」ギュィーン

    オンサイジ「ヤマリツおねぇ!」

    オレンジ「ヤマリツさん!?」

    七海(そこを間一髪、ヤマリツが防いだ。そして……)

    ヤマリツサワコト「……」パチン

    オンサイジ「イタッ!?な……いきなり何すんのさ!!」

    七海(オンサイジの頬を叩いた)

    ヤマリツサワコト「オンサイジちゃんがコズミーちゃんの事で苛立ってるのは分かってるっす。けど、その怒りにまかせて冷静な判断をせず、オレンジちゃんまで他の人と同じように特攻させるようじゃ、絶対に勝てないっす。仮に勝てたとして、それでコズミーちゃんが浮かばれるって、思うっすか?」

    オンサイジ「ッ!?」

    ヤマリツサワコト「組織に入る前のサワコトは、自分の歌が周りに悪い影響を与えることを知らなかったっす。だから、聞いている人たちに止めろって言われてもお構いなしに歌を聴かせまくって迷惑をかけてたっす」

    ヤマリツサワコト「けど、組織に入って、自分の能力の事を知って、その上で聞いてくれる仲間達と出会って……思ったんす。大切なのは自分のポリシーを押しつける事じゃなくて、相手の事を考えた上で接する事なんだって。その上で自分の意見を伝えれば、向こうは必ず答えてくれるもんなんっすよ」

    オンサイジ「……」

    ヤマリツサワコト「オンサイジちゃんの気持ちはよーく分かるっす。サワコトだってコズミーちゃんの事が大好きだったから。コズミーちゃんだけじゃなくて、サギーてゃんやハナマルちゃん、ペコムーンちゃんもっす。だからこそ、ここは三人協力しなきゃダメなんすよ!!」

    オンサイジ「……バカみたい。音楽以外取り柄のないヤマリツおねぇに説教されるなんてねー。まあ、今はあのデカクソビッチを倒す事の方が優先だから、協力してあげるよー」

    ヤマリツサワコト「ひゃっほー!説得成功っす!じゃあ、サワコトがメインで殴るんで、オンサイジちゃんはたまに攻撃して巨神の注意を逸らして、オレンジちゃんは回復に専念して欲しいっす!」

    オンサイジ「あんたなんかに指図されるのは気に食わないけど、しょうがなくその通りにしてあげるー。その代わり勝てなかったらそのウザイ二本角引っこ抜くからな!」

    七海(どうやら、なんとか落ち着いたみたいだね。ヤマリツのデバフ込みの攻撃は結構痛いし、オンサイジの踊りによる妨害も強い。そこにオレンジの回復も加わるから……うん、もしかしたらここがこのゲーム初のゲームオーバーになるかも。まあそれならそれでいいけどね。もう一回やり直せば済むし、正直こっちとしても少し心が晴れ……)

    オレンジ「うふふふふ……」ブスッ

    ヤマリツサワコト「え……?」

    七海「えっ……?」
  11. 11 : : 2018/05/17(木) 00:48:48
    オンサイジ「お、おいゲロ豚……あんた、何やって……!?」

    ヤマリツサワコト「な……なん、で……オレンジ、ちゃん……」

    七海(二人が驚くのも無理はない。だって、仲間のはずのオレンジが、大きな注射器でヤマリツの背中を貫いたんだから)

    オレンジ「うふふふ……何で私がヤマリツさんを刺したかですかぁ?そんなの、決まってるじゃないですかぁ。あのお方を倒させるわけにはいかないからですよぉ」ズシュ

    ヤマリツサワコト「が……は……」バタン

    オンサイジ「ヤマリツおねぇ!」ダッ

    オレンジ「無駄ですよぉ。ヤマリツさんには速効性の致死毒を与えましたから、もう助かりません」

    オンサイジ「あ、あんた一体何考えてるわけ!?あのデカブツの味方するとか!」

    オレンジ「あれあれあれ?オンサイジさんは知らないんですか?それとも忘れてるんですか?この世には、あのお方を崇める人たちが、いるんですよ?」

    オンサイジ「な……まさかあんた、教会の?」

    七海(よくある設定で、この世界にはセブンシーを支持する組織も存在する。彼らは彼女を神と崇めて、その破壊行動の全てを許容し、それを防ごうとする組織の邪魔をしてきた。オレンジは、組織に紛れ込んだ教会のスパイだったんだろう)

    オレンジ「うふふふ、絶望しちゃいましたか?一緒に戦っていた仲間が敵だったって知って、もう少しであのお方を倒せるってところで裏切りが発覚して、それに……自分の死を悟っちゃって!!」バッ

    オンサイジ「ひっ!?く、くるな「遅いですよぉ!!」ザシュ

    七海(逃げようとしたオンサイジの首を、寸分の狂いなく切り裂くオレンジ。オンサイジは数秒だけ痙攣したあと、動かなくなった……)

    オレンジ「ふふ、うふふ……うふふふふ!ああ!やりました!私はやりましたよぉ!あなた様に仇なす人間を、二人も殺してやりました!それも仲間に裏切られるという絶望の中で!!」

    七海(二人の死体の側で泣きながらセブンシーに語りかかけるオレンジ。もちろんその涙は悲しみや後悔からものじゃなくて、喜びからくる嬉し涙だ)

    オレンジ「さあ、あとは私が死ぬだけですよねぇ?ですけど、簡単には死にませんよぉ。まずはじっくりいたぶってもらわないと……天罰はそのあとでお願いしますね?」

    七海(……)



    オレンジ「アガ……フヒッ……へへ……」

    七海(オレンジは宣言通り何もしてこなかった。ただ自分に弱いリジェネ効果を付属しただけ。それも生き残るためのものじゃなくて、より長く苦しみたいだけのもの……ただ一方的に戦闘意欲のない相手を痛めつけるだけ……正直、全く楽しくなかった)

    ナレーション<これより、セブンシーは大罪人オレンジに、天罰を下します>

    七海(そんな彼女への天罰は薬物の過剰投与だった。セブンシーの爪から自分が崇める巨神の事すら考えられなくなるほどの苦しみを受ける薬物を与え続けられ……そして最後には体が破裂した)

    七海「これで三章クリア……ん?」

    エンド「くそ!遅かったか!」

    七海「あれ、確か彼女は……体術使いのエンドだね。強者と戦うのと三度の飯が大好きなキャラだったはず」

    エンド「オメーがキョシンとかいうやつだな!あんなに大勢居たヤツらを倒しちまうなんて……おもしれえ、ワクワクするぜ!オレとバトりやがれ!」

    七海「……もしかして彼女がこの章の本当のボスなのかな?」

    エンド「いっくぜ!フルパワーだ!!」
  12. 12 : : 2018/05/17(木) 00:49:08
    エンド「チクショウ……全然当たらねえ、避けるなんて卑怯だぞ!」

    七海(エンドの攻撃は一撃一撃は重いけど単調で回避しやすい大振りな攻撃ばっかりだった。だから正直あまり苦労せずに倒せたけど……)

    エンド「くっ……ダメだ、腹減って動けねえ……」

    七海(セブンシーの手が伸びる。エンドを捕まえようとしたその瞬間……)

    ショゴウキ「うおおおおおおお!!」

    エンド「なっ……!ゴウキのオッサン!」

    七海(エンドを庇ってセブンシーに捕まえられたのは、彼女の戦闘指南を行っているロボット、ショゴウキだった)

    ショゴウキ「エンドよ、あれほど一人で行くなと言ったにも関わらず、行きよって……世話の焼けるヤツじゃのお……」

    エンド「す、すまねえ……ってそれよりも!」

    ショゴウキ「墳ッ、なんじゃあしみったれた顔しおってワシの事は構わんから、さっさと行けい!」

    コトダマ「さあ、行くよエンドさん」ブゥン

    エンド「フザケんな!オレだけじゃなくてオッサンも一緒に……!」

    コトダマ「残念だけど、巨神に触れてるものは転移できないんだ。けどまあ……これくらいは持っていけるよね」ブゥン

    ショゴウキ「!?お前さんまさか……」

    コトダマ「少しの間体なくなっちゃうけど、我慢してねゴウキクン」

    七海(コトダマがセブンシーに握られているショゴウキの頭近くに移動したと思ったら、数秒後突然ショゴウキが動かなくなった……)

    コトダマ「それじゃあ帰ろうかエンドさん」ブゥン

    エンド「放せ!まだゴウキのオッサンが!」ブゥン

    七海(二人が消えた後、セブンシーはショゴウキを放り投げて足でつぶし、そこで三章が終わった)

    七海「やっと終わった……今日は、もう寝よう……」
  13. 13 : : 2018/05/17(木) 00:49:31
    ~翌日 昼休み~

    不二咲「……えっと、大丈夫、七海さん?」

    七海「え?いきなりどうしたの、不二咲さん?」

    不二咲「昨日から七海さんの表情が暗いような気がしたから……何か悩みでもあるのかなって……あ、もし勘違いだったらごめんね」

    七海「ああ、謝る必要はないよ。うーん、顔に出ちゃってたか」

    不二咲「やっぱり何かあったの?」

    七海「うん、実はさ、この前言ってたゲームあるでしょ?あれが手に入ったんだけどさ」

    不二咲「……え?」

    七海「そのゲームの内容が思いの外堪えてね……出てくるキャラクター達がクラスのみんなに似てるのが原因だろうね」

    不二咲「ちょ、ちょっと待って。そのゲームって、ペーガンダンスの事だよね?」

    七海「うん、そうだけど……どうかしたの?」

    不二咲「あのね、あの後、知り合いの人たちにそれについて話を聞いてまわったんだけど……実はそのソフト、開発されてないんだ」

    七海「え?」

    不二咲「何でも、開発するにあたって会社内部で問題が起きて、発売直前になってもほとんど出来てなかったらしいんだぁ。それで、発売を延期するより中止にした方がいいって事になって、“テストプレイヤーが全員寝込んだ”っていう噂を会社が流し、自然を装って発売を取り止めたって……」

    七海「じゃあ、ペーガンダンスはソフトすらないって事?でもおかしいよ。それなら私のやってるものは何なの?」

    不二咲「うーん、そうなんだよね……誰かが名前だけ借りて作ったっていうのが一番考えられる可能性だけど……普通のゲーム機でプレイ出来てるんだよね?」

    七海「うん、発売初日に買ってからずっと愛用してるやつだよ」

    不二咲「だとしたら正規のソフトと変わらずに作動していることを考えると、個人が作ったものとは思えないんだよね。でも会社単位での行動ならニュースになりそうだし……」

    七海「幻のゲーム、ペーガンダンスが○○社から発売!って感じの見出しが着きそうだよね」

    不二咲「う、うん。そこら辺はよく分からないけど……」

    七海「……うーん、まあどんな物にせよやり始めたからには最後までプレイするつもりだけど、出所は気になるね」

    不二咲「ええっ!?やるの?気分が悪くなるようなら止めておいた方がいいと思うんだぁ。ちゃんと動いてるとはいえ何かウイルスとかあったら大変だし……」

    七海「でも、続きが気になるのも事実なんだよね……」

    不二咲「……あ、なら明日、そのソフトを持ってきてもらってもいい?問題がないかどうか検査するからさ」

    七海「まあ、そのくらいなら……あ、そろそろ時間だね」

    不二咲「あ、本当だ。じゃあ、また明日ね」

    七海「うん、またね」
  14. 14 : : 2018/05/17(木) 00:50:07
    ~夜~

    七海「……本当は不二咲さんに見せてからの方がいいんだろうけど、もし検査してみて取り上げられちゃったら……続きが気になるし、少し進めるくらい……いいよね?」

    <第四章 超高性能の兵器は時限仕掛けの夢を見るか?>

    ザクグフドム「ついにここまで来たか、全てを破壊せしめる浄化の巨神よ。貴様の快進撃は賞賛に値する。だが、それもここまでだ。この俺様が、貴様をここで葬り去るのだからな!」

    七海「ザクグフドム……魔獣使いであり氷の魔法使いでもある彼は、動物愛護を謳って牧場や動物園を襲ってそこにいる生き物たちを解放してきた。けどセブンシーが現れると、傲慢な神に地獄から来た覇王たる自分の力を見せてやる!という目的で組織に加入したと……」

    ザクグフドム「さあ、血塗られたショーの幕開けだ!行くぞ、破壊暗黒四連星、Sデー!!Tピオン!!Mジン!!Jンプ!!」

    七海「四章はザクグフドムと配下の魔獣達との戦いか……魔獣は前の章みたいに雑魚扱い何だろうけど、幹部格が一人だし、三章よりは楽だ……と思うよ?」



    ザクグフドム「唸れコキュートスの氷柱よ!E.F.B!」

    破壊暗黒四連星「「「「チュゥゥウウウ!!」」」」

    七海「甘く見てた、思いの外強い……ザクグフドム自体の魔法攻撃も痛いけど、それ以上に破壊暗黒四連星が他の魔獣より一回りも二回りも強い。幹部格並だよ」

    七海「無限湧きの魔獣に幹部格の数が5……うん、前の章よりよっぽど難易度が高いね。でも、そう簡単には負けないよ……!」



    ザクグフドム「クッ……なかなかやるな。さすがここまで来ただけはあるということか」

    七海「段々攻撃のパターンも読めてきたけど……それでも今のところは互角って感じだね。今までの中で一番熱い章かもしれない。あともう少し粘れば動きも完全に把握出来そうだけど……ん?」

    ニゴウキ「ザクグフドム!助けに来たぞおおおおお!!」

    ザクグフドム「むっ、その声はショゴウキ……なっ!?」

    七海「ええっ!?」

    ニゴウキ「墳ッ!ショゴウキという名はかつての名じゃ。今のワシは……ニゴウキじゃあああああ!!」

    七海「……物凄くでっかくなってる」

    七海(イベントムービーと共に現れたのは、前の章で倒されたはずのショゴウキだった。どうやらあのときコトダマはショゴウキの記憶メモリーを抜き取って行ったみたい。そして基地に戻ったあと、組織随一のメカニックのエルアールにセブンシーと同じくらいの大きさの新しい体を作ってもらったらしいんだ)

    ニゴウキ「ザクグフドムよ、いくらお前さんと魔獣たちといえど、お前さんたちだけで巨神を倒すことは難しいじゃろう。だが、ワシが来たからにはもう安心じゃ!共に人類を守るんぞおおおおお!!」

    ザクグフドム「フン、人の魂を宿しし機械兵の力を借りずとも、俺様たちだけで神を下すことなど造作でもないが……良かろう!今宵ばかりは貴様にも活躍の場をくれてやろう!フハハハハハ!」

    七海「……ここに来て援軍かぁ。しかも相手はセブンシーと同じくらいの大きさ。……うん、ちょっと分からなくなってきたね」
  15. 15 : : 2018/05/17(木) 00:50:38
    ニゴウキ「うおおおおおおお!!」

    ザクグフドム「I.U.B!!」

    七海「くっ、防ぎきれない……!」

    ザクグフドム「今だSデー、Tピオン、Mジン、Jンプ。ジェットストームアタックだ!」

    破壊暗黒四連星「「「「チューーーッッ!!」」」」

    七海「まともに食らっちゃった、これは大ダメージだね」

    ニゴウキ「これでとどめじゃあああああああ!!」

    七海「まだ……終わらない!」

    セブンシー「……」サッ

    ニゴウキ「ぬう、避けられてしまった……ガガガガガガ!?」

    七海「な、なに?」

    ザクグフドム「どうしたニゴウキ!?」

    ニゴウキ「……」プシュー

    七海「あ……ニゴウキの腕が発電所に突っ込んでる。もしかしてそれでショートして動けないのかな?」

    ナレーション<これより、セブンシーは大罪人ニゴウキに、天罰を下します>

    七海「……え?」

    七海(私の驚きをよそに、セブンシーは動けなくなったニゴウキの胸元に手を突っ込んだ。彼に与えられた天罰は……時限爆弾。3分後に辺りを巻き込んで大爆発を起こすようにしたんだ)

    ザクグフドム「ニゴウキ!?」

    ニゴウキ「苦ッ……しくじったわい。どうやら、ワシはここまでのようじゃ……さっきのショートによるものか、それとも巨神によるものかは分からんが、体が全く動かん。それどころかこのままじゃとお前さんらを巻き込み爆発するじゃろう……早く逃げるんじゃあ……」

    ザクグフドム「この俺様に敵に背を向けるように言うだと……?しかも貴様を見捨てて行かせようとするとは、甘く見るな!大体、貴様の魂を秘めし電子の殻はどうしたのだ!?それを取り出せば貴様も共に逃げられるだろう!」

    ニゴウキ「どうやらそっちの方もやられたようじゃ……せっかくエルアールに人の力を借りずとも取り出せるようにしたというのに、意味がなくなってしまったのう……」

    ザクグフドム「クッ……!」

    ニゴウキ「ザクグフドムよ、お前さんにはワシがこんな機械の体となった話はしてたかのう?」

    ザクグフドム「……特に聞いた覚えはないが……突然何だ」

    ニゴウキ「ワシは昔から心臓が弱くてのう……長くは生きれぬ体だったんじゃ。それでも、ワシにはどうしてもやりたいことがあった……じゃから、機械の体になってまで生き長らえたんじゃ」

    ザクグフドム「……」

    ニゴウキ「生き物を扱うお前さんにとってワシの姿は奇妙に映っていたかもしれんが、そういう理由があったという事を、最後に知っておいて欲しかったんじゃ。ワシからの話はそれだけじゃ。さあ、早く逃げい!」

    ザクグフドム「フン、貴様は勘違いしているようだが……俺様は機械であろうが何であろうが貴様の命を軽んじた事はない。むしろそこまでして生を諦めなかった貴様を賞賛しよう」

    ニゴウキ「お前さん……」

    ザクグフドム「貴様よりも、自らだけの判断で他の種を根絶やしにしている、あの巨神の方がよっぽど唾棄すべき存在だ」カキカキ

    ニゴウキ「何をしておるんじゃ、早く逃げ……」

    ザクグフドム「フン、何度も言わせるな。この俺様が敵に背を見せ逃げることなど有り得ん。そもそも貴様の話を聞いていたおかげで逃げる時間など無くなった」カキカキ

    ニゴウキ「……では、どうするつもりだ?」

    ザクグフドム「フハハハハハ!知れた事よ!あの巨神を倒すための術式を発動させる。貴様の爆発の威力を一心に集め、ヤツにぶつけるのだ……!」カキカキ

    ニゴウキ「そんな大術、発動させればお前さんは……!」

    ザクグフドム「ククク……問題ない。この一撃でヤツを倒せば済む話だからな!」ポイッ

    ザクグフドム「さあ……とくと味わうがいい!俺様の大魔法を……E.I.U.F.B!」パン

    ニゴウキ「……すまんのう」ギュィイン

    七海「……」
  16. 16 : : 2018/05/17(木) 00:51:08
    ザクグフドム「はぁ……はぁ……はぁ……」

    七海(ザクグフドムの魔法は見事に成功、けど私もただ眺めていただけじゃない。コマンドを成功させてダメージを軽減した。ペコムーンの時と違ってダメージは受けたから、直前までの減り具合によっては負けてたけど……セブンシーは消滅せずに立っている)

    ザクグフドム「……どうやら、俺様も……ここまで、のよう……だな……」

    ナレーション<これより、セブンシーは大罪人ザクグフドムに、天罰を下します>

    七海(息も絶え絶えなザクグフドムにセブンシーの手が……伸びなかった)

    七海(セブンシーは空に向けて手をかざした。すると破壊暗黒四連星を含めた魔獣たちが苦しみだしたて……突然、ザクグフドムを襲い始めた)

    七海(数分後ザクグフドムが居た場所には赤い水溜まり以外には何も残らなかった)

    七海「……これで四章終了、かな?」

    コトダマ「あーあ、ザクグフドムクンもニゴウキクンもやられちゃったか」ブゥン

    七海「!?」

    コトダマ「それにしても……キミはすごいね!いくら神とはいえ、ボクたちをたった一人でここまで追い込んでるんだからさ!おっと、神に対して一“人”は失礼だったかな?」

    七海「コトダマ……」

    コトダマ「それにしても……うん、ここまできたら静観にまわるのはもうよそうか。ボクは今までキミという絶望を倒す希望が現れるのを待っていたんだけど……気が変わったんだ」

    コトダマ「次はボクが相手をする。前と違って全力でね。それじゃあボクは準備があるから。またね」ブゥン

    七海「……これで四章終わり、か。ザクグフドムとニゴウキとの戦い……正直ご都合展開にもほどがあるよ。天罰で形勢逆転だなんて……」

    七海「でも、次のコトダマとの戦いは気になる……今まで全部の章に出てただけに、因縁の対決的な……戦ったのは一章だけだけど」

    七海「……あともう少しだけ」

    <第五章 神は絶望という名の罰にほくそ笑む>

    コトダマ「やあ、来てくれたんだね。まあ当然か。キミの狙いは人類の滅亡、それを防ごうとする組織の根絶なんだから。その道中に待ち構えていれば、会うのは普通だよね」

    七海(組織のアジトまであと数キロというところで、コトダマが現れた。いよいよ彼との戦いが始まる。にしても今までと違って雑魚敵もいないし、幹部格もコトダマ一人……もしかしてこれがラスボス戦で、この後はエピローグだったりするのかな?)

    コトダマ「さあ、じゃあ早速始めようか」ピカァ

    七海「うわっ!?」

    七海(コトダマがそう言い終わるや否や、画面がフラッシュして私は反射的に目を閉じた。次の瞬間、目を開けた私に飛び込んできた光景は……)

    七海「え?セブンシーが……二柱!?」

    コトダマ「アハッ!驚いたかな?彼女の名前はアイ。コズミーさんの能力を応用して作った、キミのコピーさ」

    アイ「……」

    セブンシー「……」

    コトダマ「目には目を、歯には歯をってね。さあ、キミ自分自身に、打ち勝つことは出来るかな?」

    七海「……まさかここでコピーと戦うことになるなんてね。うん、フォースを使うアクションRPGやドラゴンがクエストな国民的RPGでもある王道の展開だし悪くないよ。前の章のニゴウキ戦は今回の戦いの前に自分と同じ大きさの敵と戦う事に慣れるためのものだったのかな?」

    七海「何にせよ、コピーなんかには負けないよ!」

    アイ「……だ」

    七海「……え?」
  17. 17 : : 2018/05/17(木) 00:51:43
    七海「……」

    七海(セブンシーとアイの能力は正に互角だった。力も技も体力も変わらない。だから、普通ならば勝敗を決めるのはプレイヤースキルだ。そしてそれなら私はCPUに負けるようなことはないと自信をもって言える)

    七海(けど、アイの厄介な点は能力じゃなくて、他のところにあった)

    アイ「お母ちゃーん、死にたくないよー!!」

    アイ「ナミリューお嬢様の仇……!」

    アイ「コズミーおねぇのためにも!」

    アイ「貴様はこの俺様が倒してくれる!」

    七海(アイは今まで戦ってきたキャラたちの言いそうなことを言ってきた。それも、内容は私……セブンシーへの恐怖や憎悪、敵対心といったものばかりだった)

    七海(それが思っていた以上に堪えたようで……)

    七海「……またダメージを受けた」

    七海(さっきから凡ミスが続いて押され気味になってる……)

    コトダマ「アハハハハ!やっぱり、キミにも心はあるんだね!まあ当然か。傲慢な人類に怒って罰を与えてるんだからさ。心がなければ怒りなんて抱かないはずだもんね?」

    七海「……」

    コトダマ「それで、どうかな?キミが殺してきた人々から改めてこんな事を言われて」

    アイ「人類のためにも、お前をここで討ち取る!」

    アイ「アンタさえいなければ、あの子もあんな間違いをせずに済んだのに……!」

    アイ「絶対に倒してみせるっす!」

    アイ「私はあなたのために動いたのに、何で嫌うんですかぁ!?」

    アイ「いくぞおおおおおおおおお!!」

    七海「……」

    コトダマ「今まで誰も倒せなかったキミを、絶望の象徴たるキミを倒せば、ボクは認めてもらえるかな?称えてもらえるかな?世界の、人類の希望として!」

    アイ「お前さえいなければ人類は……」

    アイ「アンタのせいで……」

    アイ「このゴミクズビッチ!」

    アイ「傲慢なる邪神め!」

    七海「…………」

    コトダマ「アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

    アイ「死ぬんぐるばい!」

    アイ「死んでもらうぞッ!」

    アイ「死んでくださぁい!!」

    アイ「死んでもらうっす」

    アイ「死んでもらうぞおおお!!」

    アイ「死んで」

    アイ「死ねよ」

    アイ「死ね」

    アイ「し「いやああああああああああああ!!」



    七海「…………」

    七海(何があったのかは分からない。アイの言葉がまるでみんなからの言葉に思えて、それから……その先のことが分からない)

    七海(けど、確かなことは……画面に映し出された、倒れ伏したアイと腰を抜かしたコトダマの光景から、私が……セブンシーが勝利したということだ)

    コトダマ「……ハハ。ハハハハ……まさか、あそこから巻き返されるなんてね……うん、ボクの負けだ……」

    七海「……」

    ナレーション<これより、セブンシーは大罪人コトダマに、天罰を下します>

    七海(コトダマへの天罰の内容は、幻覚を見せることだった。世界から希望がなくなり、絶望しかない世界の幻覚。その幻覚に酷く苦しみながら、コトダマは暴れまわった。どうやら幻覚には頭痛も伴うらしく、頭を抱えてのたうち回る。恐らくはそのまま死に至るものなんだろう)

    七海(私はその様子を呆然と見ながら、章クリア後のセーブを終わらせた後、ベッドに身を任せ、眠りについた)
  18. 18 : : 2018/05/17(木) 00:52:12
    ~翌日 放課後~

    七海「…………」ボーッ

    日向「……おい七海?」

    七海「…………」ボーッ

    日向「七海!!」

    七海「あっ……ごめん、どうしたの日向くん?」

    日向「どうしたってお前……ゲーム、俺の勝ちだぞ」

    七海「……あ、本当だ。日向くん、初勝利だね。おめでとう……」

    日向「開始からすぐに棒立ちになって、反撃もほとんどしてこなかった相手に勝っても嬉しくないぞ」

    七海「……うん、だよね。ごめん」

    日向「なあ、どうしたんだ?久しぶりに本科に来てみたら、雪染先生からお前に何かしたのかって聞かれるし、不二咲は今朝お前からゲームを受け取ってから研究教室に籠もりっぱなしらしいし、当の本人はこんなんだし……何があったんだ?」

    七海「……実は、ね」



    日向「……なるほどな、つまり七海は、そのゲームの内容が頭から離れないんだな」

    七海「うん……みんなじゃないって、たかがゲームのキャラに過ぎないって、頭では分かってるつもりだよ?でもね、どうしても……みんなが私に向けて、色んな悪い感情を向けてるように思えて……それで……」

    日向「…………」

    七海「ごめん、こんな事言われても困るよね。ゲームと現実の区別もつけられないなんて……」

    日向「俺は別に気にしないけどな」

    七海「え?」

    日向「だってそこまで悩めるって事は、それだけそのゲームに熱中出来てるって事だろ?それって、“超高校級のゲーマー”の七海だからこそじゃないか?」

    七海「私だからこそ……」

    日向「ああ、つまり七海の個性ってことだ。だったら、その事については悩む必要なんてないさ」

    七海「日向くん……」

    日向「まあ、そのゲームのせいで暗くなっていることについてはどうにかしなくちゃな」

    七海「う、うん……どうすればいいかな?やっぱり、もうやらないでおくのが一番なのかな?」

    日向「七海としてはやり始めたからには最後までしたいんだろ?だったらやればいいと思う」

    七海「でも……」

    日向「それで、プレイしててどうしても気になるようなら、あいつらにゲームのキャラたちみたいなことは思ってないよなって確認すればいいんだ」

    七海「ええ!?それって、迷惑じゃないかな……?」

    日向「そんな事ないだろ。まあ、九頭龍や左右田とかは何か言いそうだけど、それでも一人で抱え込んで、悩まれたままの方がよっぽど迷惑だと思うぞ?」

    七海「そう、かな?……うん、そうかもしれない。ありがとう、日向くん。じゃあ最後までやってみて、気になるようならみんなにも相談してみるね」

    日向「おう。あ、そろそろ昼休みも終わるな。じゃあな、七海」

    七海「うん、またね」
  19. 19 : : 2018/05/17(木) 00:52:36
    ~夜~

    七海「よし、不二咲さんから正規のソフトと同じ作りで、ウイルスとかもないからプレイしてもいいって言われたし……やろうか。多分、次が最後だろうしね」

    <第六章 This is the end さよなら■■>

    七海「最後の二文字が黒く塗りつぶされてる……?何でだろう?」

    フューリュー「来たか……ようやく落とし前がつけられるってもんだ」

    エンド「ついに来やがったな!ゴウキのオッサンの仇は、オレが取る!」

    ドンマイ「ザクグフドムさん、わたくしたちを見守っていてくださいね……」

    エルアール「安心してくださいよドンマイさん!あいつがいなくても、オレがついてますから!」

    七海「フューリューとエンドは前に出て来たからいいとして……ドンマイはある国の王女でザクグフドムと親しかった、エルアールは今までも名前が出てきていた通り、組織のメカニックだね。そして……」

    ヒューガ「……ここで俺たちと巨神の決着をつけるぞ。死んでいった仲間達のためにも」

    七海「……彼がサギーの跡を継いだ新リーダーのヒューガだね」

    七海「残った五人の幹部格、それにフューリューの配下にドンマイの軍隊、エルアールのロボット軍団と生き残った組織の団員全員が相手か……うん、最終決戦に相応しいメンバーだね」

    七海「……私も全力でいくよ」



    エンド「オラーーーー!!」ドガガ

    エルアール「行け!ミニゴウキ軍団!」ミニミニ

    ドンマイ「さあ、軍隊のみなさん、やっておしまいなさいですわ!」ヒカエオロー

    フューリュー「神だろうが何だろうがオレらに喧嘩売ったらどうなるか分からせてやるぞテメーら!」バキューン

    七海「くっ、やっぱり強いね。だけど私も負けてはいないよ!」

    七海(それにしても、ゲームキャラとはいえみんな必死に戦っている。この世界の人類が悪い方向に向かっていたのは事実だし、彼らも多かれ少なかれ裁かれる理由はあった。だけど、だからといって本当に絶滅させなきゃいけないのか、殺さなきゃいけないのか……何より、あんな殺し方をしなくてもいいんじゃないか)

    七海(そんな考えが一章の頃からずっと渦巻いている。だからこそ、自分が負ける可能性が出てくると少しだけ自然と悔しさや悲しみよりどこか晴れやかな気分になった。ここで彼らに勝ちを譲れるかもしれない、そんな淡い希望……)

    七海(でも、それはことごとく外れてしまった。まるで私が抱いている希望を予測してるかのように、的確にそれを潰す展開が繰り広げられる……)

    七海(だからといってわざと負けたくはない。それはゲーマーとしての自分が許さない。それに、仮に実力で負けても結局は単なるゲームオーバーであってエンディングじゃない。願わくば、正規のシナリオとして、自分が負けることを望んでいる)

    七海「……なんて、プレイ中のシナリオが自分の思い通りになって欲しいだなんて……それも敵側の立場になって考えるなんて、ダメだよね」

    ヒューガ「……なあ、巨神……いや、セブンシー。少し話を聞いてくれないか?」

    七海「あれ?ヒューガが話しかけてきた……」
  20. 20 : : 2018/05/17(木) 00:53:11
    エルアール「オイオイ!何話しかけてんだよ!意味ねーだろ!?」

    ヒューガ「いや、コトダマが死ぬ前に送ってきたデータによると、あいつには人語が通じるらしい」

    フューリュー「エルアールが言ってんのはそういう事じゃねえだろ!今更あいつと話すことなんかねえだろうが!」

    ヒューガ「俺は少し話したい。だから、みんな一旦攻撃を止めてくれないか?」

    エンド「ああ!?今いいとこだってのに止めんなよ!」

    エルアール「オメーは何で普通に楽しそうに戦ってんだよ!人類の滅亡をかけた戦いだって分かってんのか!?それにヒューガ、ここは手を緩めずに一気にいくべきだろ!もし止めた隙をつかれたらどうすんだ!」

    ドンマイ「……わたくしは、ヒューガさんの意見に賛同します」

    エルアール「ドンマイさん!?」

    ドンマイ「何事も大事なのは話し合いだと思うんです。思えばわたくしたち人類は彼女が現れたとき、突如現れた謎の生命体に恐怖を覚え、真っ先に攻撃をしてしまいました。その後も彼女があまりにも超常的な力でわたくしたちに反撃をしたため、話し合いということをしてきませんでした」

    エルアール「ま、まあ確かに……目的も教会のやつらが機械を使って思考を読みとったとか言って、勝手にふいちょうしてるだけで、実際のところは分かってませんし……」

    ドンマイ「ええ、だから、今更かもしれませんが……一度、話し合いをするべきだと思うんです。それに、これはわたくしの勘なのですが……彼女も、苦しんでいるような気がするんです。わたくしたちに罰を与えることに……」

    エルアール「えー……あー……まあ、ドンマイさんがそう言うなら……まあ」

    フューリュー「……チッ、このボケが!分かったよ。少しずつだけ待ってやるぜ。けどな、少しでも変な動きをしたら、すぐにあいつの頭にぶっ放してやるからな!」

    エンド「ほんとに止めんのかよ!?オレはもっとバトりてーぞ!」

    ヒューガ「エンド、あっちに肉があるから、それ食って少し待っててくれ」

    エンド「肉ううううううう!!」ピュー

    エルアール「いや変わり身早すぎだろ!?」

    フューリュー「テメーが言える事じゃねえけどな」



    ヒューガ「……」

    セブンシー「……」

    七海「ヒューガ……一体何を言うんだろう?」

    ヒューガ「セブンシー、まずお前に聞いておきたいんだが、お前が俺たちを殺そうとするのは、俺たち人類に罰を与えるためか?」

    >はい
     いいえ

    七海「おお、最終章で初めて選択肢が出た……えっと、『はい』っと」

    ヒューガ「そうか……なら、次の質問。お前は、人類全てを殺すために現れたのか?」

    >はい
     いいえ

    七海「……『はい』」

    ヒューガ「……そうか。なら……お前は今まで大勢の人間に“天罰”を与えてきたよな?お前はそれを、止めたいとか、苦しいって感じたことは、ないか?」

    >はい
     いいえ

    七海「…………」

     はい
    >いいえ

    ヒューガ「……!苦しいって思ったことが、あるんだな?」

    >はい
     いいえ

    ヒューガ「そうか……ごめんな、そんな思いをさせて。確かに、俺らはお前が現れるまで、色んな間違ったことをしてきたと思う。お前が現れたときも、話し合いをせず真っ先に攻撃したしな」

    セブンシー「……」

    ヒューガ「お前が俺たち人類に抱いている不信感は、相当のものだと思う。だけど、このまま戦いを続ければ、お前か人類か、どちらかが居なくなるまでずっと戦い続けなきゃいけない。ここでこれ以上の犠牲なしに終われるなら……終わりたい。だから、頼む……俺たちに、もう一度だけチャンスをくれないか?人類を、もう一度信じてくれないか?」

    七海「…………」

    >はい
     いいえ
  21. 21 : : 2018/05/17(木) 00:54:29
    七海(私が『はい』の選択肢を選ぶと、セブンシーは光に包まれて……そして消えていった。顔がないから感情は分からないはずだけど、どこか満足そうに感じたのは、私の心境のためだろうか?)

    <第六章 This is the end さよなら神様 クリア>

    七海(塗りつぶされていたところが見えるようになっている……もしかして、あそこの選択肢次第でエンディングが分岐して、タイトルも変わる仕様だったのかな?)

    <エピローグ 人類の明日の日>

    七海(エピローグでは、生き残った人類はヒューガ達の指導の下復興に向けて動き出した事が語られた。今回の教訓を元に、人類は正しい道を歩むだろうとも。そして、もし再び間違った道に外れてしまったときは、今度こそ巨神が人類を滅ぼうすだろうと、けれど、賢い人類ならきっと同じ間違いはないだろう、そう信じたい……というモノローグで終わった)

    七海「……終わったー!」ボフン

    七海「意外だな。まさかあんな終わり方があるなんて……うん、色々あったけど、最終的な感想は……楽しかった、と思うよ?」

    七海「……ありがとう、ヒューガくん」

    七海「さて、そろそろ寝なきゃね。ここ数日寝不足が続いてたからちゃんと寝ないと……そうだ、ようやく終わったことだし、明日白銀さんにこれを誰から貰ったのか聞いてみようかな。正規のものじゃなかったけど、面白かったって伝えたいし」

    七海「……ねみー。おやすみなさい……」



    ~希望ヶ峰学園地下 秘密の部屋~

    江ノ島「かくして、学級委員長さんは晴れ晴れとした気持ちでゲームを終えましたとさ。絶望的につまんねーオチだな、オイ!」

    白銀「あーあ、残念だよ。勝手にシナリオが書き換えられちゃうなんてさ」

    江ノ島「本当よねー。全く、やってくれるじゃない、不二咲くーん!」

    白銀「はあ、原作レイプされた作者の気持ちがよく分かるよ」

    江ノ島「塔和グループの最先端セキュリティーもものともせず軽々と超えていっちゃうなんて、流石は“超高校級のハッカー”とも呼ばれるだけあるわね!」

    白銀「せっかく“元・超高校級のアニメーター”さんにも手伝ってもらってどんなに嫌でも続きが気になって仕方がない出来にしたのにな……」

    江ノ島「ま、防犯カメラとモノチッチだっけ?そいつらのおかげであの委員長さんの絶望顔はまあまあ楽しめたし、全部予想の範囲だったけどよしとしますか!」

    白銀「予測できてたなら不二咲くんを止めて欲しかったんだけどな。あとで七海さんにどう言い訳すればいいのか考えなくちゃ」

    江ノ島「正直……飽きてしまったんです……だから、邪魔するのも億劫になってしまって……」ジメジメ

    江ノ島「ま、アンタの友人が悪ふざけで会社の同僚巻き込んで作ったものだったーとか言っとけばいいんじゃない?スケープゴートくらいいくらでも用意出来るし、いざとなったら例のライトを使えばいいじゃん」

    白銀「うーん、あれはまだ試作段階なんだよね。使うならもっと完璧にしてからじゃないと……何せ、何回でも遊べるゲームのためには、あれは重要なアイテムだしね」

    江ノ島「うぷぷ、それもそうだね。もし計画前に見つかったりしたら大事だからね」

    白銀「うぷぷ、今回のゲームは微妙だったけど、次のゲームには七海さんはどんな反応を示すかな?」

    江ノ島「それを知るためにも、念入りに計画を進めないとねー。うぷぷ、うぷぷぷ、うぷぷぷぷぷ……」

                       End
  22. 22 : : 2018/05/17(木) 00:54:46
    以上で本ssは終了となります

    本作は育成計画時空で江ノ島さんと白銀さんが暇つぶしに事件を起こす……という感じで書きました。最初は七海さんと不二咲さんがゲームで遊ぶ内容を書こうと思っていたのですが、三年も準備期間があったら、飽きっぽい江ノ島さんの事だから何らかのアクションはとるだろうな……とふと思い、大分内容を変更しこのような作品となりました

    ちなみに、作中に出てくる『ペーガンダンス』は無印に出てくるプレゼントの一つです。内容は完全に私の捏造ですが……『巨神が人類に罰を与える』という内容は確定しているようです。パロディが多いダンロンの事なのでこれも何かのパロだと思うのですが……私は分かりません。詳細が分かる方がいらっしゃったらお教えくださると嬉しいです

    さて、こんな大したことのない作品を最後まで読んで下さった皆様方にこの場を借り感謝の意を述べさせていただきます

    本当にありがとうございました
    機会が有りましたら、また別の作品にてお会いいたしましょう

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