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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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悪夢と理想 (短編

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  1. 1 : : 2018/04/13(金) 15:22:07
    思いついたので勢いで書きます
    「こんな会話してたのかなー」とか思ってます

    注意事項

    誤字脱字あったらすいません

    レベル1以下の地の文です
    てか駄文です


    無理な方はブラウザバックを…

    では書きます(乂'ω')
  2. 2 : : 2018/04/13(金) 15:27:47

    ──まただ

    何百何千と見たこの景色

    手を伸ばし叫ぶ女性とその後に立つ大きな影
    女性は瓦礫に挟まれ身動きが取れず、ただこちらを見つめて叫ぶように何かを言い残す

    ──何度見ただろうか

    知り合いに担がれその場から共に逃げる自分と家族

    手を伸ばしても届くことはなく自分もただ叫ぶことしか出来ない

    大きな手が瓦礫を掻き分け女性を掴む
    抵抗する様子はなく最期までこちらを見つめる

    その顔は恐怖と悲しみが入り混じったなんとも表現しにくい表情だった

    強く握られ勢いよく血を口から吹き出す
    ピクピクと震えながらだらりと体を垂
    らしゆっくりと口に運ばれる

    ──何度見ればいいのだろうか

    再度勢いよく血が飛び散り同時に硬い枝が折れるような音が鳴る

    すぐ横で泣き叫ぶ少女
    ただ見ていることしか出来ない自分が嫌いだ
    唇を噛み締め必死に涙を堪える。口の中にじんわりと甘い血の味が広がる

    ──何度見ても慣れることは無い
    慣れてはいけない

    そう自分に言い聞かせながら目を覚ます
  3. 3 : : 2018/04/13(金) 15:31:39

    「…はぁ…はぁ…」

    視界が涙でボヤける
    何度見ても耐えられない母親の最期の姿

    夢だとわかっていてもどうにか助け出そうと足掻く
    そして何も変えられず自分の無力を思い知る

    最後に見るのは母親の喰われる姿

    「…うわぁ」

    尋常ではない量の汗で肌に張り付く服を摘みながら小さく呟く

    静かにベッドから降り、濡れた体を拭いて着替える

    「エレン?」

    「うぉっ!?」

    突然後ろから声をかけられ思わず変な声が出てしまった
    振り向くと中性的な顔つきとショートボブの髪型が特徴の幼馴染、アルミンがこちらをのぞき込むように見ていた

    「しっ静かにしてよ」

    「あぁ…すまん」

    小さい声で謝りながら服を着替え、ベッドに戻る
  4. 4 : : 2018/04/13(金) 15:36:16
    「また夢見たの?」

    「まぁ…うん」

    「大丈夫?」

    「おう」

    「ならいいけどさ…」

    心配そうな声で呟くアルミン。思い返すと何時も心配させているような気がしてきた

    「…3日に1回位のペースで見てるんでしょ?心配だよ…」

    ほらやっぱり…と思ったがその声には呆れや溜め息は混じっておらず悲しそうな雰囲気の方が強い気がした

    「いつも心配かけてごめんな」

    「別にいいよ。慣れてるし」

    「…すまん」

    少し罪悪感で心が痛む…

    「エレンらしくていいんだけどさ」

    「ならいいか」

    「でも少しは遠慮してよ?」

    「…はい」

    こそこそと小さな声で会話を続ける。何処か懐かしいような気もした
  5. 5 : : 2018/04/13(金) 15:48:41

    「…こうやって話してると昔のこと思い出すね」

    「…?」

    「ほら、川辺でさ。外の世界の話したじゃん」

    「あぁ、うん」

    よくアルミンが目を輝かせながら外の世界の話を話していたのはよく覚えている。1度話し出すと止まらなかったのは今でも治っていない気がする

    「川辺で大人に気づかれないようにさ、小さい声で外の世界の話をしてたよね」

    「…?お前めっちゃ声でかかったぞ?大声でぺらぺらと外の世界の話をしてたぞ」

    アレで大人に気づかれないようにしていたのか…

    「え!?」

    「ちょっ静かにしろ!」

    「あ、ごめん…」

    「アルミンは小さい頃から興奮すると大声になるよな〜」

    「そうかなぁ…」

    外の世界について生き生きと鼻息を荒らげながら話をしていた
    今思えば俺が外の世界に行こうと思えたのもアルミンのお陰だ
    ぼんやりと空を眺めていただけの自分に生きる意味をくれた、そしてミカサも一緒に3人で海を見ると誓った

    「…いつか行こうな。海」

    「!…うん!」

    「そろそろ寝るか…明日も訓練キツいだろうし…」

    そう言って顔をシーツに埋めながら欠伸を噛み締め、大きなため息を吐く

    「おやすみ」

    「おう」


    3人が海を見るのはもう少し先の話
  6. 6 : : 2018/04/13(金) 15:49:55
    終わりです。短いですねw
    ここまで読んでくださりありがとうございました。ではまた(乂'ω')
  7. 7 : : 2018/04/14(土) 00:06:08
    これからも期待してます!
  8. 8 : : 2019/01/11(金) 11:58:32
    消えたな

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