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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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さよならの後のボーナスステージ

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  1. 1 : : 2017/12/01(金) 00:08:19

    こんにちは!たけのこまんじゅうです!
    この度、ししゃもんさん主催『秋のコトダ祭り2017』にひっそりと参加させて頂きます!

    今回のコトダ祭りは今までと違いまして、隔週で指定されたアイテムを登場させて一作品執筆する、というような企画だったのですが…
    …このssアイテムを全部使ってます。

    というわけでですね、私が使用するアイテムは
    『ナイフ』『日記』『薬』『衣装』
    の全てです…もうホント企画内容ガン無視で申し訳ない…

    言い訳は山のように思いつくのですが、長くなるのでこの辺で。
    気が向いたらサーって読んでくださいませ。
  2. 2 : : 2017/12/01(金) 00:08:30





  3. 3 : : 2017/12/01(金) 00:08:49


    「舞台に上がるなら華やかな衣装が必要でしょ?
    いーのいーの、アタシこう見えてもオシャレには自信あってさ、だからアンタのこと着飾ってあげる!」



    夢を見てる。


    声が聞こえる。


    その声は、酷く聞き覚えがあった。


    確信を持って初めて聞くその声は、それでも私をチリチリと焦がすかのように少しずつ全身に及んで、そうして私の心を蝕んだ。


    心が悲鳴をあげる。


    体無き今、こうして心さえも失うことを受け入れてしまえば、それはつまり虚無を受け入れるということだ。


    でもそれは…それはいけない事だと思った。


    例え人工知能だろうと、AIだろうと、演算通りに動くわけじゃない。ううん、そうしたくない。


    決められた筋道を歩まないのが私だ。


    そう定義づけられたのが七海千秋だ。


    潰されちゃったけど……死んじゃったけど、どうしてか思考できる。


    なら、私は思考するべきなんだ。


    落ち着いて…落ち着いて。



    七海「………よしっ」



    少し自分を鼓舞して、両手で頬を軽く叩いた。


    軽快な音が周りに響いて、呼応するように真っ暗だった景色に光が灯る。


    暗闇が姿を消して、眼前に広がったのは見知らぬ部屋。


    私はそこに立っていた。


    薄暗いこの部屋に、私と…


    そして2人。目の前に2人いる。


    “七海千秋” と……日向創が。
  4. 4 : : 2017/12/01(金) 00:09:08





    ─────



  5. 5 : : 2017/12/01(金) 00:09:22


    「初めまして、七海千秋さん」



    起動して最初に聞いた声は、優しくて凛としてて、きっとどんな人でも彼にすがりたくなるぐらいに逞しかったことを覚えてる。


    そしてその人は、私の名を呼んだ。


    その日、私は『七海千秋』を定義づけられた。


    希望ヶ峰学園の77期生で、与えられた才能は【超高校級のゲーマー】



    七海「七海千秋…だね、覚えました」


    「ああ…そんなにかしこまらないで?
    ボクは君のことを仲間と思ってるからさ」


    七海「仲間…」


    「ふんっ、まさかアルターエゴとはな…
    霧切と隠れてコソコソやっていると思えば、貴様この俺に隠れて一体何を企んでいる?」



    彼の奥にあった大きな扉が開いて、別の男の人が優雅な足取りで彼に近づいてくる。


    どうやら、彼の『仲間』らしい。



    「ゴメン、絶対に止められると思ったからさ…」


    「止めるに決まっているだろう…
    いいか苗木、貴様が今やろうとしていることは捉えようによっては組織への裏切りだ」



    七海(なえぎ…苗木)


    苗木「そう捉えられるのなら、ボクは全力で納得させる」


    「バカ言え、連中は貴様が思っているよりもはるかに頭が固いんだぞ?
    例え貴様の甘言だろうと蕩けるような奴はいまい」


    苗木「でも…ボクはずっとそうしてきたんだ。今回だって、救えるのなら救いたい」


    「……そうか」



    呟いて、眼鏡の男はテーブルにあった資料をパラパラとめくる。


    本当に目を通せているのかこっちが心配になるぐらいの速さでページをめくっていって、分厚い資料1冊を5分足らずで閉じた。



    「実在した77期生をモデルにしたアルターエゴ…か」


    苗木「うん。彼女なら、今から始動させるプログラムにも違和感なく溶け込めると思うんだ」


    「確かにな…
    何せ居ないほうが違和感のある存在だ」



    私を品定めするような目で見ながら、それでも眼鏡の人は喋るのをやめない。



    「しかし…俺たちがやられたことをモデルにしたわけか、どっちの発案だ?」


    苗木「ボクの単なる思い付きを霧切さんとアルターエゴが形にしてくれたんだ」


    「流石アルターエゴと言わざるをえまい…
    まさかAIを新たに作り出すとはな」


    苗木「ホント、ボクもビックリしたよ!
    これじゃまるで本物の………」


    「……本物の?」


    苗木「ははは…イジワルだな、十神クンは」
  6. 6 : : 2017/12/01(金) 00:09:41



    七海「……あの」



    ただ黙ったままで会話から情報を得ることもできたけど、いい加減私が創られた理由ぐらいはハッキリさせておかなければならないと思い、私は口を開いた。


    口を開いた後で気づいたけど、わざわざ会話で情報を得なくても直接データを流してもらえばいいだけの話だったんだけど。



    苗木「あ、ごめん七海さん!
    何も説明しないまま話を脱線させちゃってたね」


    十神「何も説明してない?
    アルターエゴに事前に情報を入れておくよう頼んでなかったのか?」


    苗木「もちろんそれはアルターエゴのほうから提案があったぐらいだったんだけど…
    七海さん本人の情報だけに留めるよう頼んだんだ」



    真っ直ぐに私を見つめて苗木さんは言う。



    七海「どうして…ですか?」


    苗木「今からボクがキミに話すことは暗いことばかりだけど、それでもキミと話すためのせっかくの話題だからね」


    七海「そう……ですか」



    苗木さんの言っていることは理解できても、その意図までは理解しかねた。


    そんなの煩わしいだけじゃないのかな?


    せっかく高速で情報伝達ができる環境があるんだから、それを有効活用すべきだと思うんだけど。


    …けど、苗木さんは私のユーザーだから仕方ない。逆らうようなことでもなし。


    私は、苗木さんの話を大人しく聞くことにした。
  7. 7 : : 2017/12/01(金) 00:09:57



    ─────



    七海「………」


    苗木「…これで大体かな」



    苗木さんが話してくれたことははっきり言って “異常” だった。


    私にモデルがいて、その人はもう死んでること。


    世界はとっくにボロボロで、その原因は私のモデルのクラスメートの暴動だということ。


    クラスメートの暴動を手引きした人間がいて、その人が苗木さんたちの記憶を消去して殺し合い…コロシアイをさせたこと。


    そのコロシアイの末、黒幕は自死したこと。



    七海「…」



    いくら私が作り物だとは言え、苗木さんの話を鵜呑みにはできなかった。


    創作は決して創作に歓迎的というわけでもないみたい。


    …ううん、苗木さんの話したことは全部本当だってことぐらいは分かってる。


    苗木さん、話してる途中に震えてた。


    目を伏せて声を無理やり絞り出してたから、流石の私でも心配した。



    苗木「まあ結局は、絶望と戦って、ボクたちは勝った。それだけの話なんだ……それだけの」


    七海「…それだけ、ですか?」


    苗木「えっ?あ…ごめん…ボクから話せるのはこれぐらいしかなくて…」


    七海「そうじゃなくて……
    本当に、苗木さんが話してくれたことって “それだけのこと” で済ませていいのかなって…」


    十神「…」


    苗木「……っ」



    なんだろう、わからない。


    生まれたばかりの私は、この感情の名前を知らない。


    画面の中にいることがもどかしい。


    本当なら、苗木さんを抱きしめてあげたいのに。


    抱きしめて、そして優しく苗木さんの頭を撫でてあげたいのに。


    ……愛しさじゃない、これは。じゃあこれは?




    苗木「…ありがとう、七海さん」



    自問自答を繰り返してたら、いつの間にか苗木さんは私に向けて柔らかい笑みを向けていた。


    私に今までの出来事を語って聞かせた苗木さんは、もういない。


    先刻までの弱々しさは消え去って、今は初めて声を聞いた時と同じ。凛とした、とてもとても強い人がそこに立ってて私に微笑んでる。



    七海「…」




    苗木さんは強い。私が思ってるよりもずっと。


    この人は、こうなることを強いられたんだろう。求められてたわけでもないのに。


    同情してるわけじゃないけど、それは何だか可哀想だな…って、そう思った。
  8. 8 : : 2017/12/01(金) 00:10:16


    苗木「よし、今までの話は全部済ませたから───」


    十神「次はこれからの話だな」


    苗木「え、ちょっ、十神クン?」


    十神「……資料に書いてあったことを俺の頭の中でも整理しておきたい。そのために俺から説明させろ」


    苗木「あ、なんだそういうこと…」


    十神「さて…アルターエゴ、改め七海千秋」



    この人は怖いな、なんとなく。


    少なくとも苗木さんよりは話しづらそう。


    でもお話しはしなきゃいけないよね。



    七海「…はい、なんでしょうか」


    十神「これから貴様にはあるプログラムに介入してもらう。貴様はそのために生み出された」


    七海「あるプログラムに…?」


    十神「名を『新世界プログラム』。希望更正プログラムとも呼ぶらしいが…まあ好きな方を採用するといい」


    七海「新世界プログラム…?」



    表面だけをなぞられても分からない。


    多分この人は、わざとそういう話し方をしてる。


    人が興味を惹かざるを得ないような話術。


    すごいと思うけど…何だか苦手だな。



    十神「かいつまんで説明するぞ」


    七海「…」



    淡々とした口調に、私は頷くことで答える。




    十神「『新世界プログラム』というのは仮想電脳空間…マシン使用者の意識だけをアルターエゴが作った仮想空間に取り込ませるものだ」


    七海「…ってことは」


    十神「察しがいいな七海。先程俺が言った “プログラムへの介入” というのはそのままの意味だ」


    七海「じゃあ、その空間には私以外の人も行くってことですよね?」


    十神「無論その通りだ。貴様の役目はそいつらの監視と、その様子の報告になる」


    七海「…もしかしてそれって “七海千秋” のクラスメートですか?」


    十神「ああ、そういうことだ」



    暴徒と化した私のモデル… “七海千秋” のクラスメート。


    話を聞いてからネットでこっそり検索かけてたけど、絶望側のいわゆる幹部だったみたい。


    【超高校級の絶望】江ノ島盾子が死んでからそれでもなお各地で暴れてて、やっとの思いで未来機関が全員を捕まえた………らしいけど。



    十神「詳細は省くが、我々未来機関は『絶望の残党』の筆頭である “希望ヶ峰学園第77期生” 14名…と、加えて1名を捕らえた」


    十神「そして上がこいつらの処分を決めあぐねてる最中に俺の隣にいる苗木誠、そしてここにはいないが霧切響子…
    お前の生みの親…いや兄か?まあどちらでもいいが、アルターエゴがこの企画を立ち上げた」


    七海「未来機関の上層部は、結局みんなのことを殺してしまうから…ですか?」


    苗木「そうだね…
    ボクはそれは嫌だったからさ」


    七海「そう、ですか…」

  9. 9 : : 2017/12/01(金) 00:10:36

    七海「あれ?
    でも『絶望の残党』は更生の余地がないぐらいに色んなことをしてるんですよね?
    それを『希望更正プログラム』で更正させるのは分かるんですけど…」



    本当にそれで絶望を払拭できるのだろうか。


    何があったのかは分からないけど、彼らはこの世界に深く絶望してこんなことをしてるはず。


    それを、マシンを使ったりアプリを使ったりするとは言えそんなに簡単に更正できるなんて思えない。


    何より、そんな人たちを私が監視できるのかな?



    十神「なに、不安に思うことなどない」


    七海「え?」


    十神「俺が苗木に質問した内容、聞いていたか?」


    七海「え?……えーと…」



    企画の発案者だっけ?なんだっけ?


    確かそんな事を聞いてた気がする…けど…


    ………。


    …。






    あ。



    七海「十神さんたちがやられた事を、って…」


    十神「そうか聞いていたか、ただ上の空だったわけでもなかったんだな」


    七海「…」



    でも…十神さんたちがやられたこと?


    電脳空間に連れて行くっていう行為は既に監禁と同じ。


    じゃあコロシアイでもさせるの?


    いや、そんなわけないよね…だから…



    七海「…1度記憶を消すってことですね」

  10. 10 : : 2017/12/01(金) 00:10:56

    十神「話が早いとこちらとしても助かるな…
    そうだ。あいつらには装置に繋がれた後、今までの記憶──具体的に言えば、希望ヶ峰学園に入学してからの記憶を失ってもらう」


    七海「…」



    “それはやってもいいことなんですか?”


    というのが率直な意見だった。


    ううん、これが綺麗事だなんてことは頭では分かりきってるけど。


    どうやら私は、自分で思っているよりもよっぽど人間らしい思考を働けるらしい。



    十神「…なんだ、不満か?」


    七海「あっ……ううん、大丈夫です」


    十神「なら話を続けるぞ
    …と言っても、もう全ては繋がったようなものだがな」


    七海「みんなの記憶を消して、電脳空間で暮らしてるのを私が監視…ある程度の期間を経てこっちの世界に戻ってきてもらう」


    十神「そういうことだ
    だが期間は無期限。こちらで頃合いを見て切り上げるつもりだ」


    七海「無期限…」


    十神「場所はジャバウォック島。現実もプログラム内も監視はそこで行う」



    場所については気になってたけど、ジャバウォック島…どんな所なんだろう…



    苗木「さっき名前が出てきたけど、霧切さんっていうボクたちの仲間がもう77期生を連れてジャバウォック島に向かってる」


    苗木「ボクは七海さんに不具合がないか確認でき次第向かうことになってるんだけど…」


    七海「不具合は……多分ないです、大丈夫」


    苗木「そっか、よかった」



    苗木さんがこちらに近づく。


    私はどうすることもできないから、ただそれを見つめる。



    苗木「改めてよろしく、七海千秋さん」


    七海「…はい、よろしくお願いします」



    漠然とした不安はある。


    拭いきれない何か。どうしてかはわからない。


    けど、私は創られた意味を見出さなきゃいけないから。


    不安でも使命を全うしなきゃいけない。


    みんなを、助けないと。


  11. 11 : : 2017/12/01(金) 00:11:43





    ─────



  12. 12 : : 2017/12/01(金) 00:11:57



    七海「……なんて、最初は意気込んでたのになぁ」



    回想終了。お疲れ様でした。


    スタートからやり直しです。


    …なんてね。




    七海「…」




    あーあ、どうなんだろう?


    私、ちゃんとみんなのこと助けられたかな?


    …………。


    ううん、助けられてなんていないよ。


    だってもう10人も死んじゃったんだから。


    …。


    詐欺師のほうの十神君が殺されて、花村君がオシオキされて。


    小泉さんが殺されて、辺古山さんがオシオキされて。


    西園寺さんと澪田さんが殺されて、罪木さんがオシオキされて。


    弍大君が壊されて、田中君がオシオキされて。


    ────そして、狛枝君の幸運が働いて私がオシオキされた。


    うん、やっぱりすごいなって思うよ改めて。


    【超高校級】っていうのは伊達じゃなかったんだよね。


    私がオシオキされたんだもん、やっぱり私が殺してたんだもん…狛枝君のこと。


    私、みんなを助けるどころか狛枝君のこと殺しちゃった。


    あーあ……あーあ。



    七海「…」



    薄暗い部屋。血塗れで横たわる “七海千秋” と、それを見下ろす日向君。


    本当は私はここに居ないはず。だから多分声も聞こえない。


    だから話しかけてみる。日向君に。


    黙ったままじゃ参っちゃいそうだし、いつまでここに居られるのかも分からないし。


    それに、どうしても伝えたかったことがあったから。


    結局伝えられなかったことがあったから。



    だから…




    七海「ねえ、日向君聞いてくれる?」


    七海「ああそっか、聞こえてないんだった…
    恥ずかしいな、ごめんね?」


    七海「あ、これも聞こえてないんだっけ…」


    七海「…」
  13. 13 : : 2017/12/01(金) 00:12:21

    七海「日向君、私ね、実は一目惚れしてたんだよ日向君に」


    七海「どうしてかな?
    それまで不安とか緊張とかでいっぱいいっぱいだったのに、日向君が私に話しかけてくれた時それが全部吹き飛んだの」


    七海「特効薬か何かかと疑ったよ…
    もしかして、日向君は緊張とかによく効くお薬なんじゃ?」


    七海「………なんて」



    でも、あの時は本当に自分でビックリしたんだよね。


    私に本物の心なんてどうせ宿ってないんだから、って頭の隅で考えてたから。


    だから日向君を初めて見て、すごく胸が苦しくなって、でも何故か暖かくなって。


    …私でもすぐに分かった。好きになったんだって。


    苗木君が経緯を話してくれた時に抱いた感情と全然違った。


    これが “人を好きになる” ことなんだ、って。



    七海「おかしいよね、一目惚れなんてさ…
    こんな異常な状況で、私は日向君たちを監視しなきゃいけない立場だったのに」


    七海「…でも、今分かった。私たち、ホントは “初めまして” じゃなかったんだね」


    七海「私は…ううん、“七海千秋” さんは日向君ととっくに出会ってたんだね」



    きっと私が今見てるのは、“七海千秋” の最期。


    何があったかは分からないけど、彼女は沢山の傷を負って横たわっているから。


    致命傷。助かりようもない。死を受け入れるしかない。


    身体中の傷から、穴から、血が流れてる。





    ────舞台に上がるなら華やかな衣装が必要でしょ?





    七海「…」



    この声は、やっぱり聞き覚えがあった。


    でも初めて聞く声だった。


    私はこの女の人の声を絶対に聞いたことがない。


    なら。聞いたことあるのは多分…



    七海「“七海” さん、貴女は私に何を伝えようとしているの?」


    七海「…」



    返事はない。この声が聞こえてるわけない。


    私の問いに答えてくれる声なんてどこからも聞こえないから、私は独白を続ける。
  14. 14 : : 2017/12/01(金) 00:12:37

    七海「最初の学級裁判の捜査中ね、私ずっと1人で色々やってたでしょ?」


    七海「あれね、とっても怖かったからなんだ」


    七海「だって苗木君たちとも連絡がつかないし、ウサミちゃんには迂闊に話しかけられないし…
    その時点では周りに信用できるような人なんていなかったし」


    七海「変だよね、みんなを助けたいーなんて言っておいてみんなのこと信用できないなんて」


    七海「…ホント、変だよね」



    卑怯だと思う。私は、私のことを卑怯だと罵る。


    “みんなを助ける” っていう前口上で自分の気持ちに蓋をして、そして結局その蓋じゃ塞ぎきれなくて、溢れちゃって。


    それを悟られたくなくて独りを選んで。


    …本当にみんなを助けたかったのかな?


    不安になってくる。



    七海「…ううん、この気持ちは絶対に本当」



    うん、そうだ。そうだよ。


    この気持ちだけは、創られた時から何故かあった。


    使命感のような、正義感のような、責任感のような。


    ずっと、ずーっと渦巻いてる。この気持ちに嘘なんて絶対にあり得ない。


    これもきっと、“七海” さんからのプレゼント。


    結局、私は “七海” さんが成し得なかったことをやろうとしてただけ。


    多分そうなんだろう。


    …うん、思い返せばそうだ。


    創られたばかりの私にこんな感情が芽生えるのも、見ず知らずだったみんなの事をあんなに愛おしく思うことも普通じゃなかった。


    それこそ “異常” なぐらいに。


    言ってしまえば、これが不具合だったのかもしれない。


    あ、私はもしかして記憶を失った “七海千秋” だったのかな?


    不具合で記憶だけ消えちゃって、使命感だけが心に宿ってて。


    ……ふふふ、そしたらみんなと一緒だね。


    なんだ、私も記憶が無くなってたのか。


    そっか…



    七海「……そうだとしたら、どうする?
    日向君」


    七海「もしも私が本当は “七海” さんの生まれ変わりで、みんなとバランスとるために記憶だけ受け継がれなかったんだとしたら」


    七海「……」


    七海「私は、嫌だな」
  15. 15 : : 2017/12/01(金) 00:12:54

    七海「だってさ、私は私だよ?
    そりゃあ名前も顔も何もかも一緒だけど」


    七海「でも!
    …でも私はそこで死にそうになってる “七海” さんじゃない!」


    七海「苗木君が考えてくれて、お兄ちゃんに創ってもらって、ウサミちゃんに助けてもらって…」


    七海「…日向君に助けられて」


    七海「それが私なの!七海千秋なの!」


    七海「私は!
    私は…この気持ちが誰かからの借り物だなんて思いたくない」


    七海「この気持ちを、この感情を、この心を…
    私だけのものにしておきたい…!」


    七海「ねぇ、日向君…?私は…
    私は私だよね?不安になってきちゃった」


    七海「わかんないよ…自分でこの事を肯定できないんだよ」


    七海「だって初めて稼働した日、私は自分のことを『思ってたよりもよっぽど人間らしい』って評価してたんだよ?」


    七海「心のあるAIだっていうことは分かってる…分かってるけど、それでもやっぱり私は人間じゃないもん」


    七海「その証拠にさ、お兄ちゃんはよくズレてることを言ってその度に苗木君困ってて」


    七海「じゃあ…お兄ちゃんの言動とか行動を『ズレてる』って認識できる私はなんなのかな?」


    七海「超高性能のAIだから実はお兄ちゃんよりよっぽど優れてるのかな?
    そうだったならまだ気が楽だけど…」



    ………。



    七海「…ごめん、大きい声出して」


    七海「どうせ最期なんだし、許してほしいな」



    大きな声を出したら落ち着いてきた。


    幸いまだ時間はありそうだし。



    七海「…日向君、もう少し付き合ってね」
  16. 16 : : 2017/12/01(金) 00:13:57


    七海「…学級裁判の時さ、私日向君に見惚れちゃったんだ」


    七海「なんて言うのかな?『刀みたいだ』って、日向君のこと思ったの」


    七海「真実に到達するための道程に立ち塞がる壁を、言の刃で一刀両断していく感じがして」


    七海「でも、やっぱり【超高校級の探偵】でも無い限り真実に辿り着くのは難しいよね?
    そんな観察眼なんて、誰でも持ってるわけないし」


    七海「実際、日向君も何度か壁を斬り伏せることができなさそうな場面あったし」


    七海「だからね、私はナイフになろうと思ったの」


    七海「壁になる対象を牽制して、日向君が塞がれた壁のせいで路を間違えないように」


    七海「刀なんて大層なものにはなれる自信がなかったから、だからナイフ」


    七海「どうかな?刀とナイフでお揃いみたいでしょ?」



    七海「……」


    七海「………どうかな?
    私、ちゃんとナイフとして働けてたかな?
    日向君のアシスタントできてたかな?」


    七海「もう確かめようもないんだけどね」



    ……。



    七海「…『ナイフになる』なんて意気込んでおいて、結局私が日向君に勇気付けられる事の方が多かったし」


    七海「役に立つどころか、結局勇気もらっちゃってるって…変だね、私」
  17. 17 : : 2017/12/01(金) 00:14:15


    一通り話し終えたような気分になる。



    七海「……」



    時間はまだ動かない。


    横たわった彼女を、日向君が見つめてる。


    どうやら、まだその時じゃないらしい。


    …どうせ聞こえないんだし、恥ずかしいことも話しちゃうかな?


    いやでも…



    七海「……」



    いいや!もう話しちゃえ!どうせもう消えるんだし!



    七海「…もうとっくに気づいてると思うんだけどさ、あのノート書いてたの私なんだよね」


    七海「ほら、『モノミノート』…
    捜査の途中で見つけたでしょ?」


    七海「私がウサミちゃんの代わりに、未来機関への活動報告として日記を書いてたんだ」


    七海「未来機関とはいつまで経っても通信できなかったし、手記として出来事を残せたらいいなーっていう私の提案でした」


    七海「えへんっ」



    …誰に対して「えへんっ」なんて言ったんだろう。


    どうせ誰の耳にも届かないのに…



    七海「…」


    七海「…じゃなくて!」


    七海「そ、その日記にね?
    実は日向君へのラブレターの練習をこっそりしてたんだ…これはウサミちゃんも知らないんだけど」


    七海「でも私って字が書けないから、いつもぐちゃぐちゃになっちゃって…
    これでも初日と比べたら全然書けるようになった方だったんだけどね」


    七海「素直に誰かから字を書く練習に付き添って貰えばよかったな…
    そうしたらもっと綺麗な字で日記が書けて、苗木君たちに報告もできたのに」


    七海「はぁ…」



    それに、そうしたら日向君へのラブレターもきっと素敵なものになってたはずだし。


    …今更だよね。



    七海「…でも、別に後悔はしてないんだ。
    だって字が書けないことは私の個性なんだもん」


    七海「“七海” さんは普通の女の子だったんだから、きっと字もちゃんと書けただろうし
    …ね、ほら!私と “七海” さんとの違い!」


    七海「うん、そう…あ、字だけじゃないよ?
    私ね、今から消えちゃうことに後悔なんてないんだ」


    七海「ううん、見栄なんかじゃないよ
    …本当にそう思ってる」


    七海「短い時間だったし、非日常だったけど、みんなと過ごせて、たくさん笑って…たくさん泣いて」


    七海「本当に人間になったみたいに過ごせたから、だから後悔なんてないんだ」


    七海「段々話せるようになってきて、段々言葉も覚えてきて…
    毎日自分が成長していってるのを実感できて嬉しかった」


    七海「だから……だから…」
  18. 18 : : 2017/12/01(金) 00:16:36


    ガコンッ、と。


    急に空間に音が響いた。



    七海「あれ…?え?」



    絡繰がひとりでに廻りだすように、そうして時間が進み始めた。


    薄暗い部屋と感じたのは、そこに色がなかったから。


    景色に、2人に、色が灯されてゆく。


    ふと私を見た。灰色だ。



    七海「…」



    でも、どうしてかな?私の気持ちを全て吐き出したからかな?


    …まあ、いいや。


    私が消える前に “七海” さんの最期を見届けろって、そういうことなんだろう。


    うん、見届けなきゃいけない。


    これが過去の出来事で、私が本当は観測できるわけがない景色だとしても。


    だとしても、これはきっと本当に起こったことなんだから。



    「…………うっ」



    時間が止まってた間、ピクリとも動かなかった “七海” さんが動き始める。


    もう血も沢山流れてて、今にも眠ってしまいそう。


    目を背けたくなる。けど、背けちゃいけない。


    だって日向君が見てる。私も、そうすべきだ。




    七海「…」


    「ひなた……くん…?」



    精一杯見上げて、もうほとんど像を映せないだろう目に彼を捉えて、そして彼女は呟く。



    「っ……ひなたくん、だね?」



    彼のそばに寄ろうとする。


    けど、這う力すらも残されてない彼女はそれも叶わない。


    只でさえ絶望的な状況に、さながら火に油を注ぐかのように彼は応えた。



    「それは、以前のボクのことですか?」


    七海「……っ」



    頭では分かってた。


    彼は【超高校級】でも何でもないただの普通の高校生で、非人道的な手術の結果『カムクライズル』の名を授かったんだって。


    それと引き換えに『日向創』を失ったんだって。


    分かってた。分かってはいたけど、こうやって直面するとやっぱり…



    「やっぱり…覚えてない、んだね…?
    もう……思い出せないの?」



    …強いね、“七海” さんは。



    「不可能です。以前のボクの記憶は全て消去されていますから」


    七海「全て…?」



    あれ?待って?そう言えばおかしいよね?


    いくら希望ヶ峰学園にいた頃の記憶が全て消えてるからって、それで『日向創』が戻ってくるの?


    だって脳を直接弄られたんだよ?


    …私が接してた『日向創』って、じゃあ──



    「……なんだって、できるよ…
    ひなたくん、なら……」


    七海「…っ」
  19. 19 : : 2017/12/01(金) 00:17:05

    「う、うぅっ…
    ほら……やればなんとか、なるってやつだよ…」


    七海「だ、ダメっ!
    その傷で立ち上がろうとしたら…!」



    私の制止なんて耳に届くわけもなく、彼女は立ち上がろうとする。


    生まれたての子鹿でももっと上手くやるだろうってぐらいに弱々しくて、震えてて。


    見ていられなかった。こんなの、こんな最期だなんて考えてもみなかった。


    誰?誰なの?私にこんな事をしたのは。



    七海「あっ…!」



    奮闘空しく、私は血で膝を滑らせてまた地に伏した。


    立ち上がる事なんて、できるわけなかった。


    そもそも声を出す事だってやっとのはずなんだから、立つことなんてできるわけがない。



    「やっぱ……ダメだね…
    これじゃあ日向君を……救えない……」


    七海「─────ッ!」


    「こんな状況になっても、あなたは誰かを守ろうとするんですね」



    彼が冷酷に言葉で刺す。


    本当に刀のようだった。介錯をするタイミングを見計らってるような、そんな。



    「だって、私は……みんなが好きなんだもん……」


    七海「……だめ」


    「いやだ…死にたくないよ…」
    私、まだやりたいことが……」


    七海「だめ……!」


    「みんなと…クラスメイトでいたかったよ…」


    七海「ダメ!
    まだ…!まだ何か───」


    「もういっかい、日向君と……
    ゲーム…したかった………よ」



    それきり。


    それきり彼女は動かない。


    時間が止まった。今度は空間じゃなくて。


    “七海千秋” の時間は、そこで止まった。


    もう、動かない。


    もう。
  20. 20 : : 2017/12/01(金) 00:28:17

    「………」


    七海「…」



    もう喋らない。動けない。


    そんな私を見て、今彼は何を思っているのだろうか。


    何を感じているのだろうか。


    記憶や感情、才能獲得に無駄な物の一切を排斥されたんだから、何も感じてないのかな。


    それが『カムクライズル』なのかな。


    もしそうならそれって、もう日向君じゃないのかな?


    私が最期に見たのは、語りかけたのは、日向君じゃなかったのかな?



    七海「……」


    「…」



    髪から外れたギャラオメガモチーフのヘアピンを、日向君がそっと拾い上げる。


    そして彼は。



    「……………えっ」


    七海「え……」



    ははは…

    …なんだ、なんだよ。


    何が『完全に消去』だよ。



    七海「…やっぱり居たんだね、日向君」



    うん、よかった。


    じゃあ私が修学旅行で今まで接してきた日向君は、紛れもなく『日向創』だったんだ。


    よかった……よかった…



    「……」


    予想外の出来事に硬直して、彼は目から流れる雫を拭おうともしなかった。


    ううん、きっとできなかったんだ。


    そしてその雫は頬を伝って、重力に従って下に落ちてゆく。


    私の血と触れて、そして───。



    七海「きゃあっ!?」



    そこを起点に突風が吹いた。


    体が今にも吹き飛ばされそうになって、そうならないように足を踏ん張る。


    粉塵が飛んでくるから目を固く閉じて、そして風邪が止むのをジッと待つ。



    七海「………」



    やがて風が収まる。


    ゆっくり目を開けるとそこは、無機質な電脳空間だった。

  21. 21 : : 2017/12/01(金) 00:39:37

    七海「ここは…」


    言うなれば世界の果て。


    何もモデリングされてない、更地の空間。


    本当なら私はここにすら存在できないはずなのに、どうして……



    七海「……あ」



    私だけじゃなかった。


    私だけじゃ、なかった。


    ここにいるの、私だけじゃない。



    七海「…」



    でも、何だか目に光が宿っていないように感じる。


    脱力してるような、そんな。


    無気力?虚無?…どうして?


    私が居なくなって、その後何があったの?


    わからない、わからないけど…



    七海「……」



    さっき君に言ったんだ、“もしかして君は緊張に効くお薬なのかも” って。


    今考えたら、それは違う…と思う。


    私ね、日向君を見たら元気になれたんだ。


    日向君が笑ってることが、私に元気をくれたの。


    だからね、日向君には笑っててほしいんだ。


    ダメかな?ワガママかな?



    七海「…」



    だから今度は、私が日向君のお薬なになるね。


    私を見て笑顔になれるかどうかは分からないけど…でも、私がそうだったんだからきっと大丈夫だよね?



    七海「……」



    少しずつ近づいていく。少しずつ。


    距離が確かに縮まっていく。



    日向「……俺は…」



    何かを呟き続けている彼に気づいてもらえるように、少し声を張って。



    七海「日向君」


    日向「………えっ」




    彼が俯いていた顔を上げる。


    私の像を捉える。


    私も、彼の顔を捉えた。


    今度はおぼろげなんかじゃなくて、ハッキリと。


    立ち上がってる。側に寄れる。話せる。


    今度こそ、今度こそ。



    七海「…助けに来たよ、日向君」


  22. 22 : : 2017/12/01(金) 00:39:44





    おわり
  23. 23 : : 2017/12/01(金) 00:42:59
    はい、というわけでですね。
    雑なアイテム回収に恐れおののいて下されば幸いです。

    お読み頂きありがとうございました!
  24. 24 : : 2017/12/05(火) 17:34:06
    素晴らしかったです 七海ちゃんんんん
  25. 25 : : 2017/12/08(金) 18:17:09
    七海さんマジヒロイン……
  26. 26 : : 2020/10/26(月) 23:03:59
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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donguri

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