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六兆年と一夜物語【進撃の巨人版】

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  1. 1 : : 2017/11/28(火) 22:09:31
    六兆年と一夜物語【進撃の巨人版】

    だおwww

    登場人物紹介〜〜〜〜

    エレン•••「忌み子」と呼ばれる少年。いたぶられるだけの毎日の生活を送っていた。

    クリスタ•••エレンに名を与えた少女。途方もない孤独を抱えているようだが……。

    アニ•••絶対的な権力を誇る、【都市】の軍人。【願いを叶える装置】を追う。

    ミーナ•••エレンの前に現れ、願いを叶えてくれるというが、その正体は……?
  2. 2 : : 2017/11/28(火) 22:10:50















    それは とおいとおい じだいの


    ふるい ふるい ふるい おはなし


    カミサマだけが しっている


    とても なつかしい ものがたり













  3. 3 : : 2017/11/28(火) 22:12:28

              第
              1  
              章

              産
              ま
              れ
              つ
              い
              た
              時
              か
              ら
  4. 4 : : 2017/11/28(火) 22:25:41

    ミーナ「ーねぇ、キミの願いはなぁに?」


    なんのことだ?

    目のまえには女が立っていた。

    にっこり。わらった顔。

    意味が分からない。


    ミーナ「まだ願わないの?」


    ………何を?


    ミーナ「ミーナちゃんに願わないの? もう十五歳なんだから、いろいろあるでしょ? 願い事、たくさんあるでしょ?」


    ミーナちゃん?

    ーああそうか、これはいつもの夢だ。

    【ミーナちゃん】が出てくる、何度も見た夢。

    これでもう七度目か。


    ミーナ「だから夢なんかじゃないってば。何回も言ってるよね。ミーナちゃんはこうしてずっと待ってるのに、どうして願わないの? 待つの、いい加減飽きちゃいそう」

    よく分からないけど、なんだか怒ってるみたいだな。

    ミーナ「あっ、ミーナちゃんは子供じゃないんだから怒ったりしてないよ? ほんとは飽きたりもしてないし、別にー……」

    ミーナちゃんの声が止まり、下を向く。

    ミーナ「……別に、寂しいとか思うわけないし……」

    何が言いたいんだよ。

    ミーナちゃんが顔を上げた。

    ミーナ「ねぇ、欲しいもの、ないの? あるよね?」

    ミーナちゃんの方こそ求めてるようなの顔だ。

    ミーナちゃんは【願い】をもとめてる。どうしてかなんて、知らないけど。

    ミーナ「なんでも叶えてあげるよ。だからほらー……願って?」

    ミーナちゃんの手に、箱があらわれる。

    色とりどりの、たくさんの箱。
  5. 5 : : 2017/11/30(木) 00:33:11
    ?誰がなにを言ってるのかわからん
  6. 6 : : 2017/11/30(木) 00:33:40
    名前だけ無駄に格好いい(笑)
  7. 7 : : 2017/12/02(土) 19:26:56
    >>5>>6
    すまない!wwwwww
    直すwwwwww
  8. 8 : : 2017/12/02(土) 20:13:04
    ミーナ「まちがえた過去をやりなおしたい?
        まちがえないように未来が知りたい?
        平和に暮すことを許されたい?
        許せない人に復讐したい?
        最強無敵のヒーローになりたい?
        不老不死の魔法使いになりたい?
        ……なんだって叶えてあげる。
        どんな願いも叶えてあげる。
        それとも」


    それとも、と、ミーナちゃんは笑う。

    ミーナ「それとも、幸せになりたい?」

    …………………………。

    ミーナ「───?どうして首を振ってるの? 欲しいもの、ないの?」

    ………そんなもの、ない。

    何も。

    ミーナ「どうして? 幸せになりたくないの?」

    不安そうにミーナちゃんが問いかける。

    でも俺には幸せが分からない。

    だから欲しいものなんてナニもない。

    何も。

    ミーナ「じゃあミーナちゃんは役に立てないの? 願いを叶えられないの? ミーナちゃんが願いを叶えられるのは ×××の××だけなのに──………」

    何を言っているんだ? 聞きとれない。

    ミーナ「……………………………っ」

    ミーナちゃんが唇を噛んだ。

    ミーナ「ミーナちゃんは諦めないよ。ミーナちゃんは待ってるもん。忘れないで、覚えていて。ミーナちゃんはふるいおうちで待ってるから。誰もいない夕暮れで、ずっと待ってるから、だからきっと会いに来て」





    きっと、願いを叶えてあげるから。




  9. 9 : : 2017/12/02(土) 20:15:09

              第
              1  
              話

              箱
              に
              囚
              わ
              れ
              た
              小
              年
  10. 10 : : 2017/12/02(土) 20:23:17

    ─────────ガン!


    腹に衝撃がきて、目が覚めた。


    ジャン「いつまでも寝てんじゃねぇよ、【忌み子】のくせに!」


    ああ、朝だ。

    また今日も一日の始まりなのか。

    また今日も彼らの暴力が始まったのか。


    さっきまでしていたミーナちゃんとの会話は全部、夢。

    これから始まるくりかえしが俺の日常。


    コニー「朝一で腹蹴るとか、さっすが〜」

    ジャン「だってこうでもしないと起きないだろ? 寝たままのやつ殴ってもつまんないし」

    モブ「言いながら殴ってんじゃん。」


    頭の上で声が聞こえる。

    目がよく見えない。なんでだ?


    クリスタ「ていうか昨日も顔殴りすぎたんじゃない? 目が腫れあがっちゃってるよ」

    コニー「本当だ。まぁいいでしょ。こいつの目なんか見えなくても」


    殴られる。

    殴られる。

    殴られる。


    ジャン「こいつはさ、殴られるしか役に立たないもん」

    クリスタ「無反応だしねー。つまらないよ。ま、泣いてもうざいだけだけどね」

    コニー「いいだろ、いくらでも凄いことできるし。────な!」
  11. 11 : : 2017/12/03(日) 21:02:11
    あ、先に言っとくわくわっ(゚Д゚)

    六兆年と一夜物語はくれいじーさん↑が作ったわけじゃないよ〜(・∀・)ニヤニヤ

    【進撃の巨人版】だからね〜!
     ¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯
    まぁそこんとこご理解よろちく〜W
  12. 12 : : 2017/12/03(日) 22:12:45
    期待です!
  13. 13 : : 2017/12/04(月) 10:59:21
    歌の方は知っている
  14. 14 : : 2017/12/16(土) 17:52:16
    期待‼️
    超期待
  15. 15 : : 2017/12/25(月) 00:30:49
    重い蹴り。


    ジャン「この部屋がもうちょっと広ければ、十人くらいでこいつを苛められんのにな」

    モブ「今の五、六人ずつって数でちょうどいいって。仲間感あるし! ははっ」

    クリスタ「仲間! あはは、それすごい笑える。【忌み子】で遊ぶ仲間ね」


    忌み子、か。

    もう何度聞いたか分からない言葉だ。

    俺のことだってことは分かるけど、それも、もうどうでもいい。


    どうでも、いい。


    コニー「忌み子のお前には、村人の皆に殴られるくらいしか価値ないもんな〜?」


    聞かれたって。

    別に。

    答えなんて求めてないだろう。


    ジャン「殴られるだけで生きていけるとか、すげぇ楽だよな。」


    そうなのか?

    ………そうなんだろう。


    クリスタ「でもさぁ、この子痛いとか言わないよね。私、ここに来るようになって数カ月だけど、痛そうな顔も見たことない。」


    痛い?

    なんのことだろう。

    わけがわからない。


    モブ「はあ? お前、いまさら何言い出すんだよ。」

    クリスタ「いやだって、普通殴られたら痛いでしょ?」
  16. 16 : : 2017/12/25(月) 00:35:14
    ……………?


    なんだ、それ。

    そんなの、知らない。


    知らない。

    知らない。

    知らない。


    モブ「新入りだから知らなくて仕方ないけどさ〜。こいつには、痛いなんて無いの。そんなこと思っちゃいけないの。だって痛くされて当然の【忌み子】なんだからさ。だろ?」


    ああそうだ、そうだった。

    何も思っちゃいけない。

    何も感じちゃいけない。

    何も考えちゃいけない。

    クリスタ「なるほど、たしかにこの子はしょせん、ゴミみたいな【大罪の忌み子】ですもんね」

    モブ「そうそう。生かしてもらえてるだけ有難く思えって話?」

    コニー「殴る俺らが悪いんじゃなくて、殴られるこいつが悪いんだよな」


    そうだ、俺が悪い。

    俺の存在が罪なんだ。

    きっときっときっと。


    ジャン「だから今日も、生きてることへのおしおき〜!」


    蹴られて。

    倒されて。

    踏まれて。


    いつもと変わらない毎日。

    くりかえされる日々。
  17. 17 : : 2018/08/15(水) 03:14:58
    お願いだ!続きをお願いです!

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