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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

苗木「ボクの臓器、あげるよ」葉隠「何ィッ⁉︎」

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  1. 1 : : 2017/11/23(木) 23:38:18
    皆様こんばんは。
    当作品は、ししゃもんさん主催の第二回秋のコトダ祭り第3週「薬」への参加作として投稿させていただきます。
    また最終日にも関わらず、この日の内に完結しない事を予めお詫び申し上げます。

    ・下ネタ
    ・完結未定
    ・見切り発車
    ・遅刻前提投稿

    よろしくお願い致します。
  2. 2 : : 2017/11/23(木) 23:41:19
    前回までのあらすじ
    十神白夜陰茎化事件から早2日、再び世界に恐怖が迫っていた気がした。
    (参照:『チミドロアラカルト4 恐怖!精通の恐怖』)



    十神「十神財団だか十神財閥だかどちらだか忘れてしまったがそれはまあいいとして、パーティを行うぞ。」

    苗木「行く人ー?」

    みんな「シーン」

    苗木「だってさ。どうする?」

    十神「参加者全員に5億円が配られるが…」

    苗木「行く人ー?」

    みんな「シーン」

    苗木「人望ないね。」


    皆分かっていたのだ。
    パーティに参加すれば子々孫々に至るまでムラハチ(陰湿な社会的リンチのこと)されることになると。

    だが主催者、十神は違った!!
    なぜなら彼はEDだからだ!!


    性転換した石丸「僕は行くぞ!」

    性転換した石丸はみんなの中には入っていない。
    彼女は既にクラスからムラハチされており、その歴史は実際室町時代にまで遡る。

    ケチャの流行に代表される室町時代、カバディの名家だった石丸家は、当時行われたメソポタミアオリンピック(種目にカバディが入っていないことで有名)の開会式から閉会式までの間聖火周辺にて警備員とカバディし続けた。 (参照:『ダンロンで学ぶ日本史 〜絶対絶望カバディロンパ編〜』)
    犬と猿。水と油。ケチャとカバディ。
    大神選手のケチャ137連覇に湧く農民達(主食は雑草)が石丸家を国賊と蔑んだのも止む無しと言えるだろう。

    ちなみに石丸家は代々不純異性交遊の達人であり、男女問わず大体死因は性病。
    その末裔である石丸清多夏が、未来では「コンドームをしなくてもいい社会」をスローガンに首相にまで上り詰めたのだからすごい。本当にすごい。
    多分明日にはこの国は滅んでると思う。早く滅べ。


    不二咲「いっ、イくよ!大和田君!」パンパン

    大和田「俺もだッ!不二咲!!」パンパン

    この2人は行かない。
    イくけど行かない。
    日本語の難しいところだ。
    古事記に記述無し。多分愚管抄あたりに書いてあるんじゃないかな。(目撃者談)


    十神「くっ!他に…他に行く人はいらっしゃいませんかーー⁉︎」

    みんな「シーン」

    十神「……」

    苗木「……」

    性転換した石丸「……」


    先程から擬音を用いクラスのみんなが黙っている様子を表現しているが、実際に教室を静寂が支配することはない。
    聞こえてくるのはリズミカルな喘ぎ声と肉がぶつかり合う間の抜けた音、置き時計(教室で育てているペット。名前はグレゴリオで好物は電池)の跳ねる秒針。
    耳をすませば奏でられる絶妙なハーモニーがわかるだろう。(後の希望ヶ峰学園校歌)

    教卓の上で、苗木誠の陰茎(入学式で切断した)がダンシングフラワーじみた奇怪な動きで蠢き始めた。先端から放たれる汁が流れる汗の様に煌めき、付近は静かな熱狂に包まれている。見ているみんなもとても嬉しそうだ。


    不二咲「()射精()るっ!」
    大和田「んォあアッー!!」

    そういえば不二咲のセリフで歌詞の一番が終わり、大和田のセリフが二番の開幕を告げると最近知った。
    世界で最も知りたくなかった。
  3. 3 : : 2017/11/23(木) 23:47:37
    中庭 噴水付近


    苗木「ここが待ち合わせ場所…」

    石丸「苗木くんか!確か、君も行くのだったね?」

    苗木「うん。なんか可愛そうだったからね。」


    一般通過生徒「よっ、江ノ島!」

    江ノ島岩「……アギ」

    これは希望ヶ峰名物江ノ島岩!!江ノ島盾子の尿路結石が本体を吸収した姿と言い伝えられる、お年寄りに人気のデートスポットだ!!

    回収業者「では回収していきますね。」

    霧切学園長「よろしく頼む。」

    彼は希望ヶ峰学園の学園長。
    つまりは部外者だ。

    石丸「霧切学園長!おはようございます!!」

    苗木「おはようございます。」

    学園長「おはよう!今日はいい天気だね!」

    今日の天気は酸性雨。
    江ノ島岩が高速で溶解していることからもわかる。
    回収業者は、もういない。
    金だけ貰って帰った。


    苗木「あれ、おかしいな…もう待ち合わせ時間は過ぎてるのに…」

    石丸「確かに…十神くんが来ていないな…まさか、溶けたのか⁉︎」

    十神「勝手に人を溶かすな、愚民共。」

    酸性雨は愚民なので勝手に人を溶かさない。酸性雨偉い子。
    あっ、江ノ島岩が全部溶けた!

    十神「さあ、俺に捕まれ!」

    苗木「えっ?」

    石丸「了解だ!」ピタッ

    苗木「えっ?」

    十神「学園長!」

    苗木「えっ?」

    学園長「よしきた!」ピタッ

    苗木「えっ?」

    十神「おい!早くしないか!」

    苗木「えっ…わ、わかった!」ピタッ


    十神「開け!噴水!!
    唸れよ!校内放送!!
    そして我が道を照らせ!プロジェクションマッピング!!!」



    ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!



    石丸(はっ…!)

    石丸(聞いたことがある…中庭の噴水は、十神くんの膀胱と直結しているという噂を……!!)

    ※あくまで噂話。そんな事はない。


    ウィーン、ウィーン!
    警告音が雨音を蹴散らす!
    ピカーッ、ピカーッ!
    黄色の灯火が空を切り裂かんと回転し、雨粒を抉る!
    発進シークエンスが起動だ!
    すごいぞー!かっこいいぞー!

    十神「十神白夜、出撃する!!」

    説明しよう!彼は自慢のイチモツ(全長32mm)を高速回転させ、空を飛ぶことができるのだ!

    十神「ちんコプター」プルプルプルプル

    その飛行速度、マッハ7.2!

    (彼らは特別な訓練を受けております。常人がやると全身の骨が砕け、肉が千切れ飛ぶ為、絶対に真似しないで下さい。 (参照:『君にもできる飲尿生活11月号付録 放尿オリンピックのすべて』))
  4. 4 : : 2017/11/25(土) 23:45:25



    学園長「そろそろか。」

    十神「切り離すぞ。」

    学園長は加速の為のブースターの役割だ。十分な速度を得られ、燃料も使い切ったので切り離すのだ。
    ブースターは時給が高い上、誰でもできる仕事なので人気がある。(現在は英検4級の取得が必須。)

    学園長「ギャアアアアアアア~」

    ここは…十神ビル!!
    全てを失った社会生活不適合者と、金以外全てを失った亡者共の住処だ!
    そしてここでは違法ドラッグのパーティが行われようとしていた!!

    葉隠「がーっはははははは!!!!」

    葉隠「俺の占いは3割当たる!!!!」

    信者「おおっーーー!葉隠様ーーー!!!!」

    信者「葉隠様万歳ーーー!」

    葉隠「フッ…」

    葉隠「内臓を捧げよ!!」

    信者「「「ハッ!!」」」

    信者「葉隠様!ご報告があります!!」

    葉隠「なんだべ!?」

    信者「私の古い知り合いなのですが、麻薬の使いすぎで内臓が…もう長くないと…」

    葉隠「任せろ!!俺の施術は10割成功する!!」

    葉隠はここで内臓専門の闇医者をやっていた。手術の成功率は10割。つまり100%!神の腕、現代のブラックジャックと呼ばれている。
    もちろん無免許だ!

    「全ての内臓は我が腕に通ず。」これが彼のモットーだ。
    また、内臓専門とは言え外科医療全般に精通しており、医学書(ED患者治療用)がきっかけで精通した経験も持つ。

    葉隠「…下の階では、またドラッグパーティをやってるのか?」

    信者「そのようです…」

    葉隠「…くっ…俺は…無力だべ…ッ!!
    家族と…友達と…俺を信じてくれたみんなを…人質に取られて…」

    ドーーーーン!!
    その時、壁が砕け!葉隠の顔に光が差し込んだ!!!

    十神「共に行こう。友よ。」

    葉隠「十神っち⁈で、でも…」

    信者「いってらっしゃいませ!葉隠様!」

    葉隠「んなっ⁉︎」

    信者「俺達の命は一度あんたに救われたんだ!だから…行って下さい!葉隠様!」

    十神「お前の家族は既に俺の部下が救出した。クラスメイトも、希望ヶ峰にいる限りは無事だ。」

    葉隠「と…十神っちぃ〜〜〜〜…!!み゛ん゛な゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜〜〜〜!!!」

    石丸「葉隠くん!行こうではないか!」

    十神「行くならば早くしろ。でなければ帰れ。」

    葉隠「……」くるっ

    信者「「「いってらっしゃいませ。葉隠様。」」」

    葉隠「……ううっ…グスッ…」

    葉隠「…みんなぁ!!行ってくるべ!!!!」

    葉隠は振り向かなかった。
    人の役に立つことで変えられたと思っていた弱い自分が溢れ出す雫となって滴り、顔を覆った。
    出会いと別れは共にある。「もう二度と繰り返さない」そう決意し目指した道程の先にも。
    …この世は人、一人一人が支え合い、弱さを隠し合って生きている。今の彼はその中でも、最も弱く、最も優しい者の一人であった。故に…

    苗木「……」

    苗木「何これ。」

    (何これ・・・「何故(なにゆえ)これくしょん」の略称。)
  5. 5 : : 2017/11/25(土) 23:46:56
    ・・・

    十神「十神ビルだと?そんなもの俺は知らん!」

    葉隠「なんだってー!?じゃあ俺はずっと騙されてたんかー!?!」

    石丸「安心したまえ!たった今、警察に通報したぞ!」

    苗木「そういえば、お父さんが警察官なんだっけ?」

    石丸「うむ!」

    そう!!石丸の父親、石丸高秋は警察官なのである!!!
    かつて汚職を特技としていた彼は!
    性転換をきっかけに!!
    超有能警官となったのである!!!
    さあ、今すぐキミも性転換だ!!!!

    >山田がログインしました。

    >>山田がアク禁になりました。

    葉隠「それで、俺達は一体どこに向かってるんだ?」

    十神「……」






























    十神「……パーティ………」










































    十神「パーティ、会場だ。」

    石丸「……」

    苗木「……」

    苗木(何この無駄な間…)

    葉隠「……」






























    葉隠「……パーティ………」










































    葉隠「パーt十神「意味の無い間を入れるな!!!!!!」

    苗木(えぇ…)

    葉隠「……」

    葉隠「この世に、意味の無いことなんて…きっと無いべ!」

    葉隠「なあ十神っち。本当(ほんと)はわかってんだろ?苗木っちも……」

    十神「しらん!」

    苗木(全然わからないよ!)

    石丸「では意味のある間を入れようではないか、葉隠くん!!!」

    葉隠「!!」

    葉隠(さっきからずっといるけど誰この人。)

    葉隠は知らなかった。
    石丸が一昨日ふと思い立って性転換したことを。(簡単30分コース。初めての方でもオススメ)
    そしてパーティに参加すれば子々孫々に至るまでムラハチ(陰湿な社会的リンチのこと)されることになると。
    だが葉隠には何の問題もなかった!!
    なぜなら彼はサイボーグだからだ!!

    渋谷のJK3人に聞きました〜サイボーグ葉隠康比呂の魅力〜
    ・十神白夜の方が1.12倍カッコいい。
    ・くさそう。
    ・誰?

    なおインタビュアーはこの後通報され、現在は檻の中。JKを舐めるな。


  6. 6 : : 2017/11/25(土) 23:48:33
    テンゴッドビル


    十神(テンゴッド)「着いたぞ。」

    苗木「さっきのより若干名前が豪華!!」

    十神(テンゴッド)ビルはその名の通り、十神一族がなんか頑張って作った建造物だ!!
    その姿はそう!EDの十神を嘲笑い、気高く屹立する巨塔!!
    四方を威嚇するアンテナは陰毛!!
    夜空を灼くサーチライトは…まあ、アレですね。

    あ、そうだ。入り口のとこにコンビニが入ってる。正しく十神一族を表すかの様な「十神ファミリーマート」だ!!

    店員「しゃああああああああっっっ()せぇえええええええええええええええい()!!!!!!!!」

    葉隠「店員がめちゃくちゃ元気だべ!!」

    「十神ファミリーマート」では、各地で厳選した素材を産地直送で仕入れているのだ!!彼らの管理は秒単位で行われ、常に新鮮に保たれている!!
    今石丸に挨拶した店員は千葉県産だ!!


    十神「うっ……」

    苗木「!?だ、大丈b十神「来るんじゃない!!」

    十神「気にするな…少し、陰茎を高速回転させすぎただけだ…」

    苗木「少しって…もうずっと……」

    十神「ああ…だが大丈夫だ。それより準備がある。早く受付を済ますぞ。」

    受付「十神白夜様と愉快な仲間たちですね。ではこちらにどうぞ。」

    苗木と葉隠がおお!と感嘆の声を漏らす!!「ウケ」と「タチ」を組み合わせた高度な接客技術だ!だがこの程度、テンゴッドビルの受付を任された者にとっては朝飯前と言える!!

    十神「…さて、俺はこれから運営事務室に向かうが…お前達はドレスアップルームに向かうといい。パーティのドレスコードに沿った服装を用意させた。」

    苗木「じゃあここで三人、一旦お別れだね。」

    葉隠「会場でまた会うべ!!」

    その頃石丸は!!

    店員(インド洋産)「おべっっっとおおおおあたたみゃぁぁっっすかっっっ?!!!!」

    石丸「弱火でじっくり。」

    ハンター試験会場に連れてかれていた!!

    参加者「もう始まってる!」

    石丸「さっき貰った変なドリンクを飲んだら、強烈な腹痛と便意に襲われてしまった。これはまずい。」

    その時石丸の脳裏にとある記憶が蘇った。



    石丸「先生!!バナナは日本代表に入りますか!?!?」

    先生「え?あ、うん。入るんじゃないかな?」

    石丸「試してみよう。」

    日本代表「アッー!」



    石丸(あの日、先生の卑劣な罠によって選手生命を奪われた日本代表の為にも…絶対に負けられない……!!)

    石丸「下痢便ロケット!!!!」

    石丸、第1試験突破…!

    この時石丸は、自分がパーティに参加しに来ていたことを忘れていた。正確には出発の時点で既に忘れていた。あと日本代表には3本入った。
  7. 7 : : 2017/11/27(月) 02:51:34
    パーティ会場


    会場にはカリフラワーが飾ってある。
    (多分花言葉は「ちんこ」)

    苗木が会場に到着したのは、葉隠が4本目のカリフラワーに噛り付いた時だった。

    葉隠「ふぉーふぉぉぉふぉふぉふぉょ」

    苗木「……」

    苗木は知らない人の振りをした。
    誰だってそうした。
    (参加者の中にはかつて葉隠に占ってもらった者もいたが、彼らもカリフラワーを食べていたので一切の問題は無かった。)

    …おそらく、葉隠は苗木に「似合ってるべ!」とか言いたかったのだろう。ちなみにこのパーティの参加者に課せらせた服装は、自身の陰毛で編み込まれた全身タイツだ!
    ドレスアップルームでは皆、一心不乱に陰部に育毛剤を塗り込んでいたのだった!

    苗木(あれ、奥のステージにいるのは…)

    奥の方には、ベニテングタケで彩られたステージがあるのだ。

    司会「えー、では、本日のスペシャルゲスト!
    新人ハンターの、石丸さんです!!石丸さん、どうぞー!!」

    おお、見よ!ブリッジしつつゴキブリじみた挙動でステージに登り、奇声を上げながら尻穴にバナナを高速出し入れするその姿はまさしく石丸ではないか!!!

    石丸「ん゛ん゛ん゛ぃ゛に゛っ゛っ゛っ゛ぎ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぎ゛ぃ゛い゛い゛い゛!!!!!!!」

    苗木は語る──

    「──ええ。ほら、彼ないし彼女って、昔はいつもうるさかったじゃないですか。だから、やっと大人しくなってくれたかって感じですね。」

    石丸「ん゛ぉ゛っ゛っ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ん゛!!!!!!!!」

    石丸も嬉しそうだ。

    しばらくして、どうやらステージ付近では舞踏会よろしく男女が踊り始めた様だった。

    性転換した石丸の股間に埋め込まれたデスメタル発生装置が場を支配する。
    性転換した石丸は女性と踊っていた。
    性転換した石丸はレズなのだ。

    性転換した石丸「にょきにょきっ!」

    途端、性転換した石丸に陰茎が生えた。なんたること!性転換した性転換した石丸だ!
    性転換した性転換した石丸は両生具有。その姿は、快淫水好傳にも描いてある!

    不二咲「キてる!キてるよ!!大和田君!」パンパン

    大和田「んんっ!俺もだ不二咲ッ!!」パンパン

    バックバンドはご存知、大和田と不二咲だ。
    「イくけど行かない」とは、「会場には行くが参加者としては行かない」ことを意味していたのだ!!































    苗木「…………」







    苗木「……帰ろう…」
  8. 8 : : 2017/11/28(火) 02:25:10
    通路


    苗木「はあ…
    …ん?」

    苗木(なんだろう、これ…?)

    苗木(…こんなところに、人の姿の、岩…?いや、彫刻?うーん、これは…)

    苗木(まいっか。早く着替えてこよ…)
  9. 9 : : 2017/11/28(火) 02:25:52
    パーティ会場


    葉隠(丁度、石丸っちが4本のバナナで尻穴ジャグリングをしていた時だったべ。)

    石丸「に゛っ゛に゛え゛っ゛ん゛っ゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛(轟音と共に崩壊した天井、その破片が降り注ぐ。多くの人々が…落下したシャンデリアの下敷きになった…)」

    葉隠「な…何ィッ!?」

    十神「…やはり、来たか…」

    葉隠「十神っち!その怪我は…!」

    十神「…これを見ろ。」

    葉隠「これは…弾丸か?!」

    十神「ああ…忌々しいことに、飛行中に狙撃を受けた。急所は避けたが、先程まで医務室で治療を受けていた…」

    葉隠「なっ…一体、誰が……」

    武装集団「「「…」」」ザッザッザッ

    葉隠「!?」

    十神「隠れろ…!」

    ?「……」

    参加者「いてぇ…いてぇよぉ…」

    参加者「誰か助けて…」

    参加者「何があったんだ…」

    ?「…これが十神白夜によって生み出された犠牲者達か…」

    参加者(ガチムチ)「君達か!こんな事をしたのは!」

    ?「…僕を恨むのは筋違いだよ。恨むなら、そもそもの元凶となった十神白夜を恨んでよ。」

    参加者(ガチムチ)「何…?」

    ?「やれ。」

    武装集団「ハッ!」ブスッ

    参加者(ガチムチ)「や、止めろ…な、何を注射したんだ?!」

    ?「今にわかるよ。さて、僕は十神白夜を探さなくてはいけなくてね。君達に構っている暇はないんだ。」

    ?「…っ!…何だ?躓いたぞ…?」

    参加者(半裸)「そこの方!すみませんが助けてくれませんか?!友人が瓦礫の下敷きになって…!」

    ?「僕は忙しいんだ。
    …早く黙らせろ。」

    参加者(半裸)「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!!待って!助けて!待って下さい!お願いします!!わぁぁぁああああ!?!!」

    葉隠「何なんだべ…!?あの連中は…!?」

    十神「…例の十神ビルについて知らないと言ったな。あれは嘘だ。」

    葉隠「なっ!?」

    十神「…十神一族には、『特殊な世襲制度』があることは説明したな?」

    葉隠「あ、ああ…15人の少年少女が殺戮記…ってやつだったか?!」

    十神「そんなところだ…命懸けの競争だが…まあ通常は、命までは取らんがな。」

    葉隠「んで、十神っちは末弟でありながらその競争に勝利して、今の今まで勝ち続けることを宿命付けられたんだよな?108回は聞かされたべ!」

    ?「そう。108。」

    葉隠「!!」

    十神「……貴様…!」

    武装集団「「「!!!」」」シュババババ(走り寄ってくる音)

    十神(囲まれたか…!)

    ?「ウニ頭くんに教えてあげよう。『15人』っていうのは、『108人いる十神の次期当主候補の中でも上位15人』ってことなんだよ。」

    ?「そして僕はね、108人中16番目だったんだ。」

    葉隠「な!?」

    葉隠(じゃあ十六神か…!?)

    十神「…」

    十六神「ふふっ…まさかと思ったよ!まさか末弟の十神白夜に負けるとはね!!いやー参った!」

    十六神「でも1〜14位までも全員負けちゃった訳だしね!うんうん。」

    十神「貴様の話に興味は無い。
    …この俺主催のパーティを妨害した代償…高くつくぞ…!」

    十六神「あー、じゃ、単刀直入に言うよ。」

    十六神「十神白夜、お前を殺して僕が頂点に立つ。」
  10. 10 : : 2017/11/28(火) 02:26:35
    崩壊したパーティ会場


    石丸「う…うん?ここは…?」

    石丸「…僕は…何故全裸で…」

    石丸「気絶していたのか…?何も思い出せない…」

    石丸「…ん?何だね?このギリシアの彫刻のように美しさを基本形とする筋骨隆々な岩塊は…?」

    石丸「よく見ると、他にも沢山…」

    石丸「…ど、どういうことなのだ…?」

    参加者「変な人達が天井を壊して降りてきたんだ!」

    石丸「…!そうだ!確かに、それは覚えているぞ!」

    参加者「…それから近くにいたこの人に変な薬を注射して…」

    石丸「何!?この人だって!?もしかして、この石像は…!」

    参加者「ああ!彼は石像になってしまったんだ!!ボスみたいな人が『見せしめだ』って言ってた!(言ってない)
    それから、十神白夜様とウニみたいな頭の人を連れていったんだ…」

    石丸「…!!な、何ということだ…!!」

    石丸「彼らは、どちらへ向かったんだ!?」

    参加者「ああ、あっちの扉から外へ…」

    石丸「ありがとう!!必ず、後で助けを連れて戻る!!」

    参加者「ああ…待ってるよ…」

    石丸(…早くしなければ…!!)

    扉「staff only」

    石丸「!」

    石丸(何ということだ!!僕はスタッフじゃないから入ることができない!!)

    苗木「おーい!」

    石丸「!この声は苗木くん!!」

    苗木「うん。大きな音が聞こえたから…
    この通り、着替えてからだけど…戻ってきたんだ。一体何があったの!?」

    石丸「話せば長くなるが…」

    石丸「僕は自慢の説明力を用い、10文字以内で簡潔に説明した!!」

    苗木「そんなことが…!」

    石丸「ああ!だが大変なことに、この扉から先に進めないのだ。」

    扉「staff only」

    苗木「ドア開ければいいじゃん。」

    おお、見よ!最早行く手を阻むものは無くなった!

    石丸「おお!流石は苗木くんだ!よし、行くぞ!!」
  11. 11 : : 2017/11/28(火) 02:27:17
    通路


    十六神「……」

    葉隠「ど…どこに連れて行くつもりなんだべ!?」

    十神「……」

    十六神「…僕がこのビルに来たのは数える程度でね。知っている場所は知っているが、知らない場所は全く知らない。今から向かっている部屋も、行くのは初めてなんだ。」

    十神「……」

    葉隠「…俺は無関係だべ!十神家とは全く関係無いべ!!」

    十六神「さて、どうかな…」

    葉隠(……立ち止まった…?)

    十六神「ウニ…葉隠くんだったかな?君とはここでお別れだ。この部屋に入りたまえ。」

    葉隠「!」

    武装した男「入れ。ボスがお待ちだ。」

    十神「……」

    十六神「十神白夜…君はこっちだ。」
  12. 12 : : 2017/11/28(火) 02:27:52
    部屋


    葉隠「…オメーが、ボス、か?」

    武装した男「言葉を慎mボス「下がれ。」

    武装した男「はっ!」

    葉隠「こいつらはオメーの部下か!?何で、何でこんな事をするんだべ!?」

    ボス「…わからねぇか?」
    "お前が逃げ出したから"に決まってるだろ?」

    葉隠「!!!!」


    ボス「下の階でドラッグパーティやってたろ?あれは俺の主催だ。
    んでもって、お前を働かせてた奴の上司が、俺だ。」

    葉隠「な…ぁ…ビ、ビルのみんなは……?」

    ボス「ああ?アイツらか?安心しろ、お前の帰りを静かに待ってるよ。」

    葉隠「ほっ…」


    ボス「最も…」



    ボス「もう二度と喋ることはない(・・・・・・・・・・・・)という意味だがな!」

    葉隠「…!な、…!」

    ボス「……『何でこんな事をするか』…」

    ボス「言わな…いや、書かなかったか?誓約書に。逃亡したらテメェの大事なお仲間お友達をブチ殺すってよォ?」

    ボス「…流石のオレたちでも希望ヶ峰には手出しできねぇが…
    そこを御誂え向きに何人か外出してくれてたからな。偶然ターゲットが一致したアイツと手を組んで、地獄を見せに来たってワケだ!」

    ボス「ついでに監獄から、お前や十神白夜に恨みを持つ重罪人を引き連れてなァ!!」

    ?「お○ぱいおっ○いJKおっぱ○!!」

    葉隠「お、オメーは!?」

    インタビュアー「葉隠さぁん…よくも私を刑務所送りにしてくれましたね…」

    葉隠「俺は悪く無いべ!!どう考えてもJKを舐め回したオメーが悪いべ!!」

    インタビュアー「問答無用。お前を殺す。」

    ボス「そういうワケだ。だが安心しろ。お前は最後だ。せいぜい、目の前で大事なお友達を処刑されるのに何もできない無様な姿を晒すんだな。インスタ映えしそうなら、後で良い感じにアップしといてやるよ。」

    葉隠「っ…!」

    ボス「拘束しろ。」

    武装した男「はっ!」

    ボス「今から他の奴らを捕らえてくるからよォ、そこで大人しくしてな。」
  13. 13 : : 2017/11/28(火) 02:28:50
    豪華な部屋


    十神「……」


    十六神「…ふーん、中々良い部屋じゃないか。でも今日から僕の部屋だ。お前のお下がりというのは少し癪だけどね。…あ、この机の上の、『十神白夜』って書いてある四角錐のネームプレートはもう要らないよね?」ポーイ

    窓「ガシャーン!」

    十神「……」

    十六神「ふんふーん」

    十神「……」

    十六神「……」

    十六神「…おい。」

    十六神「何とか言えよ十神白夜ァ!!!!!!!!」

    十六神「お前今自分が置かれている状況わかってんのか!?偉゛そ゛う゛に゛し゛て゛よ゛ぉ゛!!?」バキッ!

    十六神「誰より偉いんだ!?あ゛ぁ゛?!」ボカッ!

    十六神「もっと泣き喚け!!跪け!!床゛舐゛め゛ろ゛!!」ゲシッ!

    十神「……」

    武装集団「「「」」」


    十六神「…あーもーいいや!お前もう殺す!」

    武装した男「お、お待ちを!それでは約束と違g…」

    十六神「別に約束なんてどうでもよくない?この僕が頂点に立てばアイツなんて瞬殺だからね?お前らも今のうちに従っておいた方がいいよ?」

    十神「…お前達、一体幾らで雇われた?」

    十六神「な!」

    十神「この男は、どうやら約束を反故にしようとしているようだぞ?いいのか?従っていて?」

    武装した男「……っ」

    ボス「あー、やっぱりそうか。」

    武装集団「「「ボス!」」」

    ボス「確かに約束を破る奴はビジネスパートナー失格だよなぁ?」

    十六神「くっ!!」

    ボス「だが、まあいいや。アンタは十神ビルの持ち主だし、後の2人…石丸と苗木…だったか?多分コイツらで十分だろ。そうだな…まず最初に、十神白夜の死体を目の前に突き出してやる。ちゃんとお友達も絶望させてやらなくちゃ可哀想だからな!」

    十神「…!」

    十六神「すまないね、約束を曲げて貰って。…そして聞いたか?十神白夜ぁ!依然変わりなくお前の死刑は執行される運命なんだよぉ!!

    ボス「んじゃ、俺はこれで失礼するぞ。」

    武装集団「「「お気をつけて!」」」

    十六神「あはははは!!あひはははは!!お前たち!銃を構えろ!!」

    十神「…まて。」

    十六神「んー?最期の遺言かい?」

    十神「なに、この部屋が後にお前の部屋になるのなら、俺の血で汚さぬ方がいいだろうと思ったまでだ。」

    十六神「…確かにそうだな…」

    十六神「よし!屋上に連れて行け!」
  14. 14 : : 2017/11/28(火) 02:29:48
    通路


    石丸「…この辺りだろうか…?」

    「何がだ?」

    苗木「ッ!後ろに!!」

    ボス「よう…石丸に、苗木…なんだ、ガキじゃねえか。」

    石丸「な、なんだね!?君は!?」

    ボス「葉隠康比呂って奴知ってるか?おじさんはな、その人の友達なんだよ。付いてきな。案内してやるよ。」

    石丸「本当かね!それは助かる!行くぞ、苗木くん!」

    苗木「ええ…でも、知らない人について行っちゃダメって…」

    ボス「じゃあ俺は、『お前らの友達の葉隠くんのお友達』。お前らは『葉隠くんのお友達』。ほら、これで知らない人じゃなくなっただろ?」

    苗木(どこかのホラー作品で見たような台詞だーー!!)

    石丸「おお!その通りだな!では行こう苗木くん!!」

    苗木「う、うん…確かに、このまま何も見つからないよりはマシかもね…」

    ボス「さあ、こっちだ。」

    ドア「ここは女子更衣室。」

    ボス「ここだ。」ガチャッッ!!!!!

    ドア「いやんっ!」

    石丸「葉隠くん!!…む?おかしいな。誰もいないではないか!」

    ボス「…手を上げろ。」カチャ

    苗木「え!!?」

    石丸「な…!?」

    ボス「二人とも手を頭の後ろで組んで、壁に額をつけろ。」

    石丸「断る!石丸キック!!」バーン!

    ボス「ぐあああああっ!痛い!」

    石丸「逃げるぞ!」

    苗木「う、うん!」

    ボス「逃すかぁぁぁぁぁ!!!!!」パンッパンッ(※銃声)

    石丸「被弾した!ぐあああああっ!痛い!」

    苗木「石まr…」

    ボス「くたばりやがれーーーーッ!!!」ドカァァッ!!

    石丸「ぎゃああああああああ!!!!!」ドッゴオオォォーーン!!

    苗木「……!!!!!」

    ボス「フゥゥ〜…次は、お前の番だな…」

    苗木「…あ、あ……」

    ボス「安心しろ…殺しはしない…アイツも生きてる…」

    苗木(は、早く…)

    ボス「お前らは生きて葉隠の元に届け、奴の目の前で見せしめとして殺す。」

    苗木(に、逃げ…)

    ボス「恨むんなら、十神ビルから逃げ出した葉隠を恨むんだな。」

    苗木(逃げないと…!)

    ボス「だが、その前に…」

    苗木「えっ…」

    ボス「お前は俺の好みだからなァ〜…
    存分に遊んで(・・・)からにするぜェ〜!」

    苗木「ひっ…」

    ボス「う〜ん、やっぱりかわいい顔してるよなァ…処刑しちまうのが惜しいくらいだ…」

    苗木「……」ガタガタ

    ボス「よっし!壊れるまで遊んでから死体で届けるか!アイツもやってるし、おあいこおあいこ!!」

    苗木「!」ダッ

    ボス「お?逃げるか!よーし、追いかけっこといこうか!!」

    苗木「…!…!」

    ボス「待て待てー!くはは!!
    そうだなぁ!殺してから遊んで壊すのもアリかな!?
    ははは!待たなきゃ殺すぞぉ!待っても殺すぞぉ!そりゃ!」パンッパンッ

    苗木「っ!」
  15. 15 : : 2017/11/28(火) 02:31:08
    屋上


    十神「……」

    十六神「ここならいいだろう?十神白夜?最高の天気だね。丁度降っている雨が、君の血を洗い流してくれるよ。」

    十神「…そうだな。最高の天気だ。」

    十六神「総員、構えろ。」

    武装集団「「「!」」」カチャッ

    十神「……」


    十六神「…さて…」

    十六神「遺言は何かあるかい?心優しい僕が聞いてあげるよ?」


    十神「……」


    十神「…では遠慮無く言わせて貰うとするか。」






    十神「……」
























    十神「"溶かせ"──




    ──『酸性雨』」

    酸性雨「ザァアアァァァァァァァァ!!!!!」ザァアアァァァァァァァァ!!!!!

    十六神「………何………
    ……だと……」

    武装集団「「「し、しまったァッ!酸性雨で武器が溶けてしまったァーー!これはまずい。」」」

    十神「来い!腐川ッ!!」

    腐川「はい白夜様ぁ!」

    十神「やれ!」

    ジェノサイダー「ジャジャジャジャーン!!いつもゲラゲラあなたの隣に!這い寄る殺人鬼、ジェノサイダー翔、DEATH☆」

    武装集団「「「し、しまったァッ!まさか巷で話題の殺人鬼、ジェノサイダー翔かァーー?!これは勝てない。」」」

    十六神「ひ、ひぃぃっ!!!」ダダダダッ

    十神「ふっ…ふはははは!逃げるか!ああ、逃げるがいい!!腐川!追え!!」

    ジェノサイダー「ゲラゲラゲラゲラッ!わかりましたん白夜様ぁッ!」



    ・・・

    部屋


    葉隠(永劫にも近い時が過ぎ去った気がするべ…外は…みんなは、大丈夫なんだろうか…心配だべ…)

    葉隠(すまん…みんな…俺のせいで…)



    武装した男「なんだおm…ウワアアア!!?」

    「おい。」

    葉隠(…?この声は…⁈)

    十神「助けに来たぞ…葉隠ッ!」

    葉隠「十神っち!!!」

    十神「フン!貴様などついでだ!
    …ところで俺は今手が離せない。葉隠、お前は、自分がやるべきことはわかっているな?」

    葉隠「……!」

    葉隠「ああ!今の俺はもう昔の俺じゃないべ!!自分が起こしたことの責任は、自分で何とかするべ!!」

    十神「…ならば…これを持っていけ。」

    葉隠「!こ、これは…」

    十神「所詮は記念品…『本物』の様にはいかないが…無いよりマシだろう。…勘違いするなよ。お前を連れ出した責任なら、俺にもある。」

    十神「ただ、それだけだ。」クルッ

    葉隠「十神っち…!!」

    葉隠「ああ、絶対に、何とかして見せるべ!!」


    葉隠「……水晶玉よッ…!俺に未来を見せてくれッ!!!」
  16. 16 : : 2017/11/28(火) 02:31:57
    通路


    ボス「ははは!走れ走れ!!」

    苗木「はぁ、はぁ…」


    苗木「!」


    苗木(……い…)

    ボス「行き止まり、だな。」

    ボス「ふふ、くはははは!!!」

    苗木「!」






    この瞬間…何故だろう。


    何故かわたしは、この場にいない…もう二度会うことの無い人物に助けを求めていた…




    苗木「…て…」








    苗木「…けて…」








    苗木「助けて…」








    苗木「助けて、お兄ちゃん…!」





  17. 17 : : 2017/11/28(火) 02:32:48



    わたしの兄、苗木誠は、もういない。



    死んだのだから、当然だ。



    それでも、叫ばずにはいられなかった。








    ボス「助けなんて無駄だぜーー!お嬢ちゃんーーッ!!大人しく…」










    模擬刀の──













    ──先制攻撃だべ!!






    ガキィィィィイイイイン!!!!!





    ボス「なんだとおおおお!?!?!?」




    苗木「…え……?」




    葉隠「助けに来たべ……!こまるっち!!」


    苗木「は…葉隠…さん?」


    その姿は、兄ではなかったけれども…わたしは何故だか、そこに兄がいる感じがした。



    ボス「お前は…葉隠かッ!!そんな、どう見ても飾っておくだけしか使い道の無い貧弱な模擬刀でかかってくるとはなッ…!!」

    葉隠「知らん!使い道は、俺が決めることだべ!」

    ボス「はっ…!言うじゃねぇか…いいぜ、なら見せてみろよ…」

    ボス「やれるもんならなアッー!」

    葉隠「くっ!」ガキィン!

    苗木「葉隠さん!」

    葉隠「いいから!早く逃げるべ!!」

    苗木「…!はい!」

    ボス「チィッ!!」パンッパンッ

    葉隠「相手はこっちだべ!!」ドガッ!

    ボス「クソッ…!葉隠ェ…!」
  18. 18 : : 2017/11/28(火) 02:33:29


    ・・・


    十六神「ヒィ…ヒィ…」

    十六神(ちくしょう…!アイツはどこで何をやっている…?!お前の部下だぞ!?僕がやられたらお前の責任だからな…!!!!)

    ジェノサイダー「ゲラゲラゲラゲラ」

    十六神「は、速い!!?!!!!」

    ジェノサイダー「全然萌えないけどーー白夜様の為にーー死ねぇぇぇ!!!」

    十六神「ひ、ひぃぃぃ!!」

    十六神(階段だ!階段で逃げるぞ!!)ダダダダダダダダダダダダ

    ジェノサイダー「逃すかってーーー」

    十神「待て、腐川。」

    ジェノサイダー「はぁい。」

    十神「…奴はこのビルをよく知らないと言っていた…となれば、単純ながら、入出口のある地上まで直接降りるだろう。エレベーターを使え。俺はこのまま階段で行く。挟み撃ちだ。」

    ジェノサイダー「さっすが白夜様!!では……」

    十神「おっと、一つ忘れていたが…」

    十神「このビルは英国式でな…"GF"を押すんだ。」

    ジェノサイダー「わかりました白夜様!行って参りまぁす!!ゲラゲラゲラゲラ!」

    十神「さて…」

    プルルルル、プルルルル…

    霧切学園長『はい、希望ヶ峰学園です。』

    十神「こちら十神白夜だ。霧切学園長、例の、解析の結果はどうだ?」

    霧切『ああ、何とかね。江ノ島岩(サンプル)が溶けてしまった時は肝を冷やしたが…」

    十神「解毒薬は出来ているか?」

    霧切『勿論だとも。忌村君が頑張ってくれたよ。今からそちらに向かう。10分程で着くだろう。』

    十神「10分か…わかった。よろしく頼む。」

    十神(先手を打ったつもりが、思わぬところで後手に回ったか…即席の解毒剤が、どこまで通じるかはわからんが…)
  19. 19 : : 2017/11/28(火) 02:34:19


    パンパンッ!


    葉隠「ぐっ!がはっ!」

    葉隠(い、痛いべ…!)

    ボス「やれやれ、やっと当たったか…手こずらせやがって。」

    葉隠「くっ…」


    ボス「…んー?隠れちまったか?おーい、出ておいでー!」


    葉隠「…ハァ…ハァ…」

    葉隠(こんな時こそ…精神を集中して…占いを…)


    ボス「…お、そんなところにいたのか……寝てんのか?舐めやがって!死ね!!」パンッ



    葉隠「!!!」カッ!!!




    シュン!




    ボス「な…!?!?」

    ボス(避けたのか…?後ろを向いたまま…俺の弾丸を…?)


    葉隠(3割の確率だったが…何とかなったようだべ!!)


    ボス「葉隠ぇぇえええええええ!!!!!!!!!!」パンパンパンパンパン


    葉隠「ふっ…残像だべ……!」ドガァァッ!!!

    ボス「く、クソォ!!」

    ボス(これは不利かもしれん!撤退だ!部下もいないし…とりあえず逃げる!!)

    葉隠「ま、待つべ!」

    ボス「待つわけないだろ!」

    ボス(…あった!窓ガラス…!)

    ボス(確かここは…3階!この高さからなら、街路樹を狙って落ちればおそらく大丈夫だ…ッ!)

    ボス「うおおおおおおッ!!!!」



    ガシャーーーン!!

  20. 20 : : 2017/11/28(火) 02:34:53



    彼にとって不幸だったのは…


    ボス(えっ…思ったより…高…)


    このビルの3階が、普通のビルの4階に相当する英国式だったことと…


    四角錐「十神白夜」

    ボス(何だ!?あのトゲの様なものは!?)


    窓から投げ捨てられたあの四角錐のネームプレートが、丁度落下位置に落ちていたことだ。


    ボス「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!?!?」



    グシャァアアアア...



    葉隠「……」

    葉隠「…散滅すべし…だべ…!」
  21. 21 : : 2017/11/28(火) 02:35:28
    エントランス


    ジェノサイダー「ゲラゲラゲラゲラ」

    十神「…チェックメイトだな。」

    十六神「……ッ!」

    十六神「…白夜ァッ!お前のせいでよォッ!僕がァ!どんな思いで毎日過ごしてると思ってんだよッ⁉︎お前絶対許さないからなァッ!?」

    十神「知ったことか。」

    十六神「お前いっっっつも!いっつもいっつもこうやってぇ!!これしかないのかできないのかぁぁッ!!?」

    ジェノサイダー「白夜様ァ!もうコイツ殺っちまってもいいんじゃねー?なんかうるせーし!ゲラゲラゲラゲラ!」

    十神「…お前は手を出すな。ここから先は俺がやる…」

    ジェノサイダー「了解でぇすッ!」

    十六神「嫌だよもう…」

    十神「何がそんなに気に入らない?」

    十六神「もう勝ちたいんだよォお前にッ!」

    十神「ほう?」

    十六神「…一生このまま!負けたままで生きたくない!お前に勝つッ!!!」

    十神「そうか。では特別に俺が相手になってやる。素手の勝負なら、お前でも多少はできるだろう?ほら、かかってこい。」

    十六神「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」ブンッブンッ

    十神「…」スッスッ

    十六神「オイ逃げてばっかでさぁッ!戦えよザコ!」ブンッスカッ

    十神「…」バキッ!

    十六神「…ッ!!んッなぁお前、攻撃していいと思ってるの!?ねぇ!?バカ!!アホドジマヌケ!!」ブンッブンッ

    十神「……」バキッ!

    十六神「うっ……」ググ...

    十神(効いたか。)



    十六神「……お前さえいなければさぁ…僕は幸せに生活できたんだよ…!」

    十六神「お前さえいなければッ!!」

    十六神「絶対に許さないぞ!お前絶対に許さないから!」

    十神「…言いたいことはそれだけか?
    逆恨みも甚だしいな。」

    十神「…そうだ。先程、俺に『誰より偉いのか』と聞いたな?答えてやろう。"誰よりも"だ。」

    十六神「…!」

    十神「しかし俺は、頂点に立ち、十神の全てを背負った時点で、一族の期待を一身に受け、常に勝利し続けることを義務付けられた…
    一生その宿命に付きまとわれる覚悟が、お前にあるか?いや、無いな。十神の家に生まれただけでその益を享受し、今の今まで無為に過ごしてきたのだろう。
    そんなお前には十神の名を名乗る資格も、生きる意味も、無い!!」バァンッ!!

    十六神「痛ぁぁい!!」

    十六神「うわぁぁぁぁぁ……!!!」

    十六神「ぁぁ…」

    十六神「」パタン

    十神「……」

    十神「…俺は最初から選ばれた人間だったのではない。」

    十神「戦って勝ち取ったからこその、"選ばれた人間"なんだ。」

    十神「その俺が当主として存在する限り…俺は勝利し続ける…」

    十神「十神の名にかけて……!」
  22. 22 : : 2017/11/28(火) 02:36:01





    ウ、ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!?!?



    十神「…あちらも終わったようだな。」

    霧切学園長「十神君!持ってきたぞ!」

    十神「でかした。腐川!岩に変化した者達を戻しに行くぞ!」

    腐川「はい!白夜様!」

    霧切学園長「私も行くよ!」


    ・・・


    葉隠「終わったべ…さてと…十神っちと合流するべ…」


    「お○ぱいおっ○いこまる!」

    葉隠「な!?この声は…!」

    インタビュアー「私だ!」

    葉隠「お前だったのか…」

    インタビュアー「うーん、ぺろぺろぺろぺろ…」

    苗木「ひゃっ…!?」

    葉隠「こまるっち!?おい!手を離すべ!!」

    インタビュアー「断る!」パァン!

    葉隠「うぐっ…!?」

    苗木「葉隠さん!」

    インタビュアー「ヒヒヒッ!どう見ても致命傷!呆気ない最期だな葉隠ェ?…お前はこっちに来なァ!ぺろぺろぺろぺろ!」

    葉隠「ぐ…意識…が…」


    葉隠(…苗木っち……)

    葉隠(ごめんな…苗木っち…
    約束…守れそうも無いべ…)
  23. 23 : : 2017/11/28(火) 02:37:08



    葉隠『助けて苗木っちぃぃぃいいいいい!!!!!』

    苗木誠『しょうがないなぁ、葉隠クンは…』


    葉隠(俺は…いつも苗木っちに助けられてたべ…)

    『あの日』だって──





    葉隠「苗木っちー!内臓くれー!」

    苗木「うわぁあ!取らないでー!」

    葉隠(…ん!?あの車は…!)

    借金取り「食らえ葉隠!!超必殺轢き逃げアタック!!!借金の重みを知れーーーーーッ!!!!」

    苗木「!」

    葉隠(こっちに…くる…!)

    葉隠「なっ……!」

    葉隠「苗木っちぃぃぃいいいいい!!!!!」



    俺と苗木っちは轢き逃げにあった。
    俺は身体の大部分を損傷…
    苗木っちは直撃は避けたものの、頭部
    を強打し一時意識不明だったべ…


    ・・・


    葉隠「何ィッ⁉︎」

    葉隠「い、今なんて⁈」

    苗木「嫌だなあ、何でそんなに困惑した表情を浮かべてるの?今まで、ずっと欲しがってたじゃないか。」

    葉隠「だだだだだだって、なななななな苗木っちぃ……」

    苗木「ボクね、多分もう長く無いんだ。頭を強く打ったみたいでね。だからさ、ボクが臓器移植のドナーになろうと思って。」

    葉隠「で、でも苗木っち…親御さんが何て言うか……それに、苗木っちがそんなことになる原因を作ったのは…!」

    苗木「いいよ、そんなこと。内緒にすればいいさ。…あと、悪いのは犯人だからさ…」

    葉隠「……」

    苗木「葉隠クン…円筒形の水槽の中で沢山のチューブに繋がれてるなんて…クラスメイトのこんな痛々しい姿なんて、ボクは見たくない…」

    葉隠「な、苗木っち…!」

    葉隠「それを言うなら…苗木っちだって…!」

    苗木「……葉隠クン…。」

    葉隠「苗木っちだって!!!」

    苗木「葉隠クン。これは、ボクの最期の頼みなんだ。」

    葉隠「!」

    苗木「こんな言い方はしたくないけれど…キミがボクの怪我に責任を感じているなら、聞いて、くれるよね?」

    葉隠「……」

    葉隠「何で…何で俺の為に…」

    苗木「言ったじゃないか…こんな痛々しい姿は見たくない。
    …それと…ボクは、ただボクが力になれることなら、丁度いいかなって思ったんだ。」

    苗木「ははっ…
    唯一心配があるとすれば、妹だけど…」

    葉隠「任せろ!ちゃんと貰ってやるべ!!」

    苗木「それは断固拒否するよ!!」




  24. 24 : : 2017/11/28(火) 02:37:45






    葉隠(その後…苗木っちと、『苗木っちの妹に何かあったら助ける』という約束をしたんだよな…)



    葉隠(……)



    葉隠(こんな…ところで…!!)



    「葉隠ッ!!」

    葉隠(!)

    葉隠「この声は…十神っち…!」

    十神「…フン…葉隠にしては中々頑張ったようだな…後は俺に任せろ。」

    葉隠「……いや…それには全く及ばないべ…!」

    葉隠「苗木っちとした約束!ここで果たさずしていつ果たすか!!」

    葉隠「…ぐぅうッ…」

    十神「……」

    十神「そうか。よく言った葉隠。ならば、こいつをくれてやる…」

    葉隠「…!この薬は…」

    十神「鎮痛剤の様なものだ。…それと、途中でパーティ会場跡地に寄っていけ。」

    十神「ステージの近くに良いものがあるぞ?」ニヤッ




    葉隠「…というわけで来てみたが…」




    霧切学園長「…くっ!?薬が効かない!?馬鹿な!!」

    腐川「なによ!全然使えないじゃない…!」


    葉隠「……」

    霧切学園長「は、葉隠君!大丈夫か!?」

    葉隠「ん?ああ、はい、大丈夫だべ…」

    腐川「む、無理するんじゃないわよ…」

    葉隠「…勿論だべ。」


    葉隠(二人は…解毒薬を使っている様だが、どうやら、効果が無いみたいだべ…)

    葉隠(良いもの…良いもの…この辺に…うーん、わからないべ…)

    葉隠(とりあえず酒のアルコールで傷口を消毒するべ……)

    葉隠(……)

    葉隠(映画とかだと、こういう時、酒を飲んでいくもんだよな…)

    ※葉隠は成人済みなので、酒を飲めるのだ。

    葉隠(どれ一口…ついでに、某ゲームの主人公にあやかって、ステージの近くで拾ったこのキノコも食べておくべ…)

    葉隠「うっ……!?」バタッ

    腐川「ひっ…は、葉隠⁈」

    霧切学園長「葉隠君!?しっかりするんだ!おい!」
  25. 25 : : 2017/11/28(火) 02:38:22



    葉隠「…ここは…、どこだべ?」

    苗木「……』

    葉隠「…苗木っち…!?」

    葉隠(じゃあ俺は…死んだのか!?)

    苗木『……」

    葉隠(クソッ!十神っちにあんな啖呵まで切ったのに…こんな…こんな…)

    苗木「……』スッ...

    葉隠「え…手…?」

    苗木『……」ニコ

    葉隠「……な、苗木…っち…?」



    苗木っちの表情は、事故にあう以前の…
    共に過ごした、本当に楽しかった日々に浮かべていた…笑顔…



    『あの日』、苗木っちが本当は何を考えていたのか、今でも全くわからない。



    だが…それでも…



    その光景は…
    その言葉は…ずっと、心に焼き付いている…


  26. 26 : : 2017/11/28(火) 02:38:57




















    苗木「だから…葉隠クン…」




    苗木「ボクの臓器、あげるよ」
















  27. 27 : : 2017/11/28(火) 02:39:43


    葉隠「…………天啓…ッ!ははっ、今の俺なら、オルレアンの乙女よろしく百年戦争でフランス軍を勝利に導けるかもなぁッ!!」


    霧切学園長「は、葉隠君!?」



    葉隠「……俺の占いは!!3割当たる!!」


    葉隠「そんだけあれば、十分だべ!!」






    葉隠「なあ!?…『苗木っち』!!!?」








    インドに伝わるヴェーダという聖典はソーマという神酒を飲み啓示を受けて書かれたと伝えられているが、この「ソーマ」はベニテングタケなどから幻覚を伴う物質を抽出したものと考えられる......古代の啓示に薬物の使用があったことを示しているのだ!!

    W i k i p e d i a に も 書 い て あ る ! ! ! !
  28. 28 : : 2017/11/28(火) 02:40:45



    葉隠「学園長!その薬、貰うべ!」

    霧切学園長「あ、ああ…だがこの解毒剤は…」

    葉隠「いいから貰うべ!使い方はわかる!!」パシッ

    葉隠「モード、ジャスティスロボ!!!!!!!!」

    腐川「へ…変形した!?」

    葉隠「……」スゥ...

    葉隠「…行って、くるべ!!!」


    ドゴーーーン!!!!


    霧切学園長「行ってしまった…」

    霧切学園長「そ、それより!今使い方がわかるって…」

    十神「それには及ばん。たった今電話で聞いてきた。」


    ・・・


    インタビュアー「ふひひひ…」ペロペロ

    苗木「や、やめて…」

    インタビュアー「ふひひ…やめない。」ペロペロ

    インタビュアー「うーん、やっぱりJKおっ○いは美味いな。」ペロペロ

    インタビュアー「肌がしっとりとしていてみずみずしく、それでいてベタついていない…私はベタベタな汗も好きですがね!ふひひひ!!」ペロペロ

    インタビュアー「…うっ!」

    苗木「!?」

    インタビュアー「……」

    インタビュアー「…だがJKの美しさも無限ではない…そこで…これを使う。」

    苗木「…!?ち、注射器!?」

    インタビュアー「これは人間を岩にする薬だ。」

    苗木「人間を…岩に…?!じゃあ通路にあったあの彫刻は…!」

    インタビュアー「うん、多分ご名答!襲撃前の道すがらに岩にした一般通行人だろうね!!」

    インタビュアー「次はお前がJK岩になるんだよッ!!」グサッ!

    苗木「あッ…!」

    インタビュアー「はははっ!これで君もじきに岩になる!その美しさを永遠に残せるんだ!!」

    苗木「い、嫌─────」










    「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
    ジャスティスハンマーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!」









    苗木「!」




  29. 29 : : 2017/11/28(火) 02:41:47


    インタビュアー「ぐ、ぐああああっ」


    インタビュアー「お前は…葉隠!?生きていたのか!?」

    葉隠「生きていたべ…!うぐっ…!?」

    葉隠(マズい…鎮痛剤が切れたか?!)

    葉隠「ぐ…こ、こまるっち…」

    苗木「は、葉隠さん!?」

    葉隠「ハァ…ハァ…内臓何色?」

    苗木「ひぃぃぃぃっ!!?!?」

    ブシャァアアア...!

    苗木「ち、血が…!」

    葉隠(鎮痛剤が切れた訳じゃない…!逆だべ…!効きすぎていて…身体が悲鳴を上げていることに気がつかなかったのか…!!…だがそんなことはどうでもいいべ…!)

    葉隠「…そこに空の注射器が落ちてるってことはよ、こまるっち、岩になる薬を入れられたんだろ!?…こ、この解毒剤は、薬が内臓まで回ってなければ有効なんだべ、多分!俺の占いは3割当たる!5分以内なら…まだ内臓が石になっていなければ…!」

    苗木「えっ、あ、それなら、大丈夫だと思うよ…!?だって今されたばかりだし…」

    葉隠「把握したべ!
    ではこの解毒薬を…!」ブスッ

    苗木「…っ!」

    葉隠「…ハァ…ハァ…こ、これで、大丈夫なはずだべ…!」

    苗木「ありがt…!は、葉隠さん!後ろ!!」

    葉隠「な─!?」

    インタビュアー「食らえ葉隠ーーッ!これは渋谷のJKが私に突き立てた言葉の…」ガホォ

    インタビュアー「…(ナイフ)だァーッ!!」ドオガァッ!

    葉隠「ぐあっ…!!」

    インタビュアー「私の復讐は漸く完成するッ!!葉隠ェ!!」

    葉隠「っ!」

    インタビュアー「これで終わりだァッ!! 死ねェェいッッ!!」
  30. 30 : : 2017/11/28(火) 02:43:11



    苗木(……この瞬間…何故か、幼い頃に見た映画を思い出した。)




    『これで終わりだァッ!! 死ねェェいッッ!!』

    世界が揺れるような激しい目眩と吐き気。
    もはや、自分が生きているかさえ定かでない。
    目の前の巨大な悪は勝利を確信し、余裕をひけらかす。

    『そのお粗末な武器に残った弾もあと1発…… 両足と利き腕が折れた貴様に何が出来る!?』




    苗木(当時は兄と二人、よく真似をして遊んでいたものだ。)

    苗木(……)

    苗木(今、自分は武器さえ持っていないけど、ほとんど無傷。敵だって『巨大な悪』って程強くもないだろう。)

    苗木(ならせめて、葉隠さんが体制を立て直すまで囮になるくらいはできるはず。)

    苗木(なのに、さっきまで動いていたばずの身体は動かない。)

    苗木(岩化の薬は解毒され、効果は失われている。…でも動かない。理由は簡単。恐怖だ。)


    葉隠(先程までの努力を嘲笑うかのような、失血による目眩と酸欠による吐き気…)

    葉隠(もはや、自身の状況を確認する視点すら定まらない…)

    葉隠(目の前の小悪党は勝利に酔いしれ、自慢気にお粗末な武器(ナイフ)をひけらかす…)


    ドガァァッ!!!

    葉隠「ぐぅぅッ!!!」

    苗木「──っ!」

    インタビュアー「耐えたか…でもそのお粗末な武器(ジャスティスハンマー)もあと1本…… 両足と利き腕が破壊された君に何が出来る!?」



    苗木「!」

    苗木(あの続きは確か…!)





    その悪は俺に尋ねた。

    だから俺は答え……

    撃鉄を起こした。







    葉隠「……」

























    葉隠「お前を倒せる。」

  31. 31 : : 2017/11/28(火) 02:44:14

    インタビュアー「ぐあっ!?」

    葉隠の投擲したジャスティスハンマーは的確にナイフを弾き飛ばし、ブーメランの様に戻りながら的確にインタビュアーの股間を吹き飛ばした。

    そこを逃さぬ石丸ではない!!!
    この日の為に端っこの方でずっとスタンバってたのだ!!!

    石丸「うおおおおおお!!!!!!カバディカバディカバディ!!!!!!!!!」

    これは暗黒カバディ奥義、瞬間移動だ!
    一瞬にして背後を取り拘束!その体勢のまま尻を向け!穴を!相手の全身を包み込むように広げる!!
    4本のバナナによって鍛えられた石丸の尻穴は、最早ブラックホールだ!コワイ!!

    インタビュアー「助けて。」

    読者の中に尻穴に入ったことがある方がいらっしゃれば問いたい。
    果たして、人が一人まるごと入るスペースがあるのだろうか。
    答えは…「無い」ッッ!!

    インタビュアー「ぐああああっ」

    石丸ホールに吸い込まれたインタビュアーはその大きさ故、高密度に圧縮され、チリとなって消えた。


    苗木「葉隠さんっ!!!」

    葉隠「…ああ、こまるっち…」

    葉隠「その様子じゃあ解毒薬も効いたんだな…怪我も無い様だし、よかったべ…」

    苗木「わたしは大丈夫だよ!
    でも…葉隠さん…!」

    苗木「両手両足が!!!」ドン!

    葉隠「……安いものだべ…オメーの命に比べたら…」

    苗木「でも…でも…」

    葉隠「…苗木っちと、約束したからな…」

    苗木「…え?お兄ちゃんと?」

    葉隠「オメーを、守るってよ…
    …これは俺と苗木っちだけの秘密なんだけどな?俺の内臓はな、元は苗木っちのものだったんだ。」


    苗木(葉隠さんが語った話の内容には…正直、すごく驚いたけど…)

    苗木(でも…さっきまで、すぐ近くにお兄ちゃんがいてくれていた気がした理由が…何となく、わかった気がした。)


    苗木「って、そうだ!葉隠さん!出血も酷いし、早く病院に……」



    葉隠(約束…果たせたよな?苗木っち…


    ……それじゃあ、元気でな、こまるっち…)



    苗木「……ーー!」
  32. 32 : : 2017/11/28(火) 02:47:42




    わたしの目の前に黄金色の光が射し込む。




    夜明けだ。
    夜明けが訪れたのだ。




    その中に人影が見える。




    苗木「お兄ちゃん…」




    葉隠さんが1、2秒程目を閉じ、ゆっくり開け…起き上がって、光の方へ歩き出した。
    その手足は、ジャスティスロボでなく…
    …生身の人間のものである。




    やがて葉隠さんはお兄ちゃんの直前に立つ。少し笑いかけているようで…
    2人は揃ってわたしに向き合い、優しい顔で、軽く手を振った。




    わたしは力一杯振り返す。きっと泣き顔だったんじゃないかとおもう。それでも、精一杯強がって、笑顔を作って、大きく手を振り続けた…





    朝日が「わたしの元(ここ)」からいなくなるまで…
  33. 33 : : 2017/11/28(火) 02:57:43
    ありがとうございました。
    これにて完結になります。
    期限に遅刻してしまい、申し訳ありませんでした。

    素敵な企画を開催してくださったししゃもん様。
    冒頭、そして「とあるシーン」の使用許可をくださったお二方。
    この作品を開いてくださった閲覧者様。
    この他、コトダ祭り参加者様、関係者各位に重ねてお礼を申し上げます。
    本当に、ありがとうございました!!

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SleeplessNights

ライチィソルト伯爵

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