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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

月光ヶ原美彩の転職活動

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  1. 1 : : 2017/11/05(日) 00:36:38
    月光ヶ原さんの日常(?)のお話。
    第2弾です。

    前作はこちら http://www.ssnote.net/archives/48584

    出演キャラは1〜3まで
    月光ヶ原さんが使えるモードは【バーサーカー】と【ステルス】です。(他、追加予定)

    今回も短いです。
    前作の反省を生かし、放置しないよう頑張ります。
  2. 2 : : 2017/11/05(日) 00:51:57
    〜前回の出来事〜

    月光ヶ原「未来機関は終わっています。」

    天願「…」

    月光ヶ原「辞めさせていただきます。」

    天願「ま、待ってくれ…」

    モノミ「ざっくりと説明したでちゅよ。」

    ─────────────────────


    天願「考え直してはくれないかのう?」

    月光ヶ原「嫌です。」

    雪染「京介、早く謝って!」

    宗方「俺は何もしてないぞ。」

    忌村「ダメね…この人。」

    天願「大体、仕事はどうするのかね?」

    月光ヶ原「…仕事?」

    天願「食っていけないじゃろう。」

    月光ヶ原「…」

    月光ヶ原(確かに、仕事が無くなる…つまり、お金も手に入らないということになる。)

    月光ヶ原「ニート…」

    月光ヶ原(マスターみたいにはなりたくない。)

    天願「考え直す気になったかのう?」

    月光ヶ原(……ここはひとつ。)

    月光ヶ原「私、転職します。」

    天願「…すまんな。儂、歳だからよく聴こえないんだ。もう一度、お願い出来るかね?」

    月光ヶ原「て・ん・し・ょ・く」

    天願「テンショクにしか聴こえないのう。」

    月光ヶ原「そう言ったんですよ。」

    天願「エ?」

    月光ヶ原「こうしちゃいられません。職を探さなければ。それでは。」









    天願「待ってくれぇぇぇぇぇー!!」

    朝日奈「ちょっと、月光ヶ原ちゃん!?」

    苗木「追いかけよう!」

    御手洗「う、うん…!」

    安藤「流流歌も行くよ!」

    十六夜「俺m」

    忌村「私…も…!」

    十六夜「…俺m」

    黄桜「そんじゃあ、残ったメンバーは月光ヶ原ちゃんが帰ってきた時の為に待機で〜!」

    十六夜「…むなちぃ。」
  3. 3 : : 2017/11/05(日) 01:34:57
    月光ヶ原「…困りましたね。」

    まず、なにを始めたらいいのかが分からない。

    月光ヶ原「こういう時、何かがタイミング良く来てくれると助かるのですが…」

    流石に、そんな都合良くは…ね。

    某Mの店員「お仕事体験してみませんかー?体験2時間、時給1000円でーす!」

    月光ヶ原「こんなのやっていいものなのか。」

    某Mの店員「あ、興味ありますか?」

    月光ヶ原「あ、はい。一応…」

    某Mの店員「良かった!今、人手が足りなくて困っていたんです。お願いします!」

    月光ヶ原「こちらこそです。」


    テッテテレレ♪


    某Mの店員「店長ー!来てくれましたよー!」

    某Mの店長「え?…あ、本当だ!」

    月光ヶ原「…どうも。」

    某Mの店長「いやどうも!助かります。」

    月光ヶ原「それで、私は何をすれば…?」

    某Mの店長「レジをお願い出来ますかね?」

    月光ヶ原「…分かりました。」

    月光ヶ原(早速、レジが来るとは。)



    月光ヶ原「いらっしゃいませ。ご注文は?」

    主婦「ハンバーガーとポテトと牛乳で。」

    月光ヶ原「かしこまりました。」

    某Mの店長「慣れてるな。」

    某Mの店員「我ながらいい人見つけました。」

    月光ヶ原「合計で、460円です。」

    某Mの店員「…!?」

    某Mの店長「メニューをもう覚えたのか!?」

    某Mの店員「計算もしてないですよ…?」

    主婦「お願いします。」

    月光ヶ原「1000円、お預かり致します。560円のお釣りです。店内でお召し上がりですか?」

    主婦「はい。たまには、こういうものもね。」

    月光ヶ原「主婦というものは大変だと聞きました。お疲れ様です。では、ごゆっくりと。ありがとうございました。」

    主婦「ありがとうね。」

    某Mの店長「君より仕事出来るじゃないか。」

    某Mの店員「店長よりも出来てますって!」

    男子高校生A「あれ?見ない顔だな。」

    男子高校生B「新しいバイトの子じゃね?」

    男子高校生C「行こうぜ!」

    月光ヶ原「いらっしゃいませ。ご注文は?」

    男子高校生A「スマイル下さい。」

    月光ヶ原「…」

    男子高校生A「スマイル下さい。」

    月光ヶ原「ご注文は…」

    男子高校生B「ダメだwww」

    男子高校生C「ノリが悪いな!」

    月光ヶ原「他のお客様のご迷惑になります。」

    男子高校生A「あぁ!?」

    男の子「お母さん、怖いよぉ。」

    母「大丈夫。だから、こっちに来てなさい。」

    男の子「…うん。」

    月光ヶ原「あまり騒がれますと、他の…」

    男子高校生A「あぁ!!ムカつくなぁ!?」

    男子高校生B「俺たちも客なんすけど?」

    男子高校生C「態度がおかしくねぇか?」

    某Mの店員「マズイですよ!あれ、ブラックリストの3人組じゃないですか!」

    某Mの店長「今は、あの子が何とかしてくれるのを祈るしかない。」

    某Mの店員「店長、情けないですよ。」

    男子高校生A「コイツ調子乗ってね?」

    男子高校生B「どうする?やるか?」

    男子高校生C「姉ちゃん、表出ろよ。」

    月光ヶ原「…分かりました。」

    男子高校生A「お?分かってるじゃん。」

    月光ヶ原「店長、レジ…お願いします。」

    某Mの店長「…わ、分かった。」

    某Mの店員「店長…このままじゃ…」

    某Mの店長「…大丈夫、彼女なら。」

    某Mの店員「月光ヶ原さん…」
  4. 4 : : 2017/11/05(日) 02:25:33
    苗木「月光ヶ原さん、どこ行ったのかな?」

    安藤「さぁ。…ん?ねぇ、あれ見て!」

    御手洗「あ、月光ヶ原さんだ。」

    朝日奈「…と、他に3人居るね。」

    忌村「でも、何だか…凄く嫌な空気。」



    男子高校生A「覚悟出来てんだろうなぁ?」

    月光ヶ原「まさか、3人で来る気ですか?」

    男子高校生B「何、ビビってんの?」

    月光ヶ原「いえ。ただ、卑怯かと。」

    男子高校生C「じゃあ、1人でいいぜ。」

    月光ヶ原「…」

    男子高校生C「オラァッ!!」

    スッ…

    月光ヶ原「こんなものですか?」

    男子高校生C「こいつ…」

    男子高校生B「舐めてんじゃねぇぞ!!」

    男子高校生A「構わねぇ。全員で殺す!!」



    忌村「あ、あのままじゃ…」

    朝日奈「助けに行かないと!」

    御手洗「待って!!」

    苗木「御手洗君!?」

    安藤「なっ…このままだと、死ぬよ!?」

    御手洗「近づいたら、逆に迷惑だよ。」

    苗木「え…?」



    男子高校生ABC「死ねぇぇぇぇぇー!!」

    月光ヶ原「…仕方ないですね。」

    モード・バーサーカー

    月光ヶ原「…」

    ドゴッ‼︎

    男子高校生C「ぐはっ…!!」 バタンッ

    男子高校生B「お、おい!?」

    月光ヶ原「邪魔。」

    ドスッ‼︎

    男子高校生B「うっ…」 バタンッ

    男子高校生A「え…え…?」

    月光ヶ原「…」

    男子高校生A「やめろ…やめてくれぇぇ!!」

    モード・バーサーカー 終了

    月光ヶ原「…はぁ。」

    男子高校生A「わ、悪かった。だから…」

    ビリビリビリッ‼︎

    男子高校生A「うわぁぁぁぁー!?」 バタンッ

    月光ヶ原「タダじゃ済まされませんよ。」



    安藤「何…あの強さ…」

    忌村「あの人たちが弱かったんじゃ…」

    朝日奈「男子高校生にしては強いはずだよ。」

    御手洗「月光ヶ原さんが強すぎるだけだ。」

    苗木「噂には聞いていたけど、まさか…ここまでとは思わなかったよ。」



    某Mの店員「月光ヶ原さーん!!」

    月光ヶ原「あ、店員さん。」

    某Mの店員「お怪我は無いですか!?」

    月光ヶ原「はい。大丈夫ですよ。」

    某Mの店員「それにしても、当店のブラックリスト3人組を片付けるなんて…流石ですね。」

    月光ヶ原「いえ。とりあえず、学校への連絡と、この方達をどうにかしましょうか。」

    某Mの店員「はい!」



    ─────────────────────

    某Mの店長「色々、すまなかったね。」

    月光ヶ原「仕事の大変さを知ることが出来ましたし、良い経験にもなりました。」

    某Mの店長「これ、給料ね。」

    月光ヶ原「あ、ありがとうございます。…あれ?万札が紛れ込んでいますが…」

    某Mの店員「さっき、男子高校生のお母様方がお見えになられて、賠償金を払わせてくれと仰っていたので…」

    某Mの店長「1人3000円くらい貰ったよ。」

    月光ヶ原「それ、大丈夫なんですか?」

    某Mの店長「大丈夫だよ。…多分。」

    月光ヶ原「返します。怖いです。」

    某Mの店員「大丈夫です。私が保証します。」

    月光ヶ原「店員さんなら、大丈夫ですね。」

    某Mの店員「つまり、店長はダメですね。」

    某Mの店長「まいったね。」

    月光ヶ原「でも、1人3000円何ですよね?だったら、残りの1000円は…」

    某Mの店員「ダメ店長からです。」

    某Mの店長「迷惑掛けたからね。」

    月光ヶ原「流石に返します。」

    某Mの店長「受け取らないよ。」

    月光ヶ原「…」

    某Mの店員「変な所でカッコつけちゃって。」

    某Mの店長「それを言わないでくれよ。」

    月光ヶ原「本当だったんですね…」

    某Mの店員「あ、ちなみに、男子高校生は3人とも退学処分になるみたいです。」

    月光ヶ原「まぁ、そうですよね。」

    某Mの店長「本当に月光ヶ原君が居てくれて助かったよ。感謝しかないね。」

    某Mの店員「なら、もう+1万札ですね。」

    某Mの店長「それは…困るな。」

    月光ヶ原「でも、次にまた来たら…」

    某Mの店長「大丈夫だ。ちゃんと、そういう会社と契約したから。」

    月光ヶ原「安心ですね。」

    某Mの店員「店長、今までケチってたんですよ。学校が負担してくれるってなったら」

    某Mの店長「それ以上は言わないでくれ!」

    某Mの店員「あはは!」

    月光ヶ原「…」

    某Mの店員「…月光ヶ原さん。」

    月光ヶ原「はい。」

    某Mの店員「今回は、これでおしまいです。ですが、気が向いたら…いつでも来て下さいね。」

    某Mの店長「なんなら、このままウチで働く?」

    月光ヶ原「…考えておきます。」

    某Mの店長「…そうか。」

    月光ヶ原「それでは、また。」

    某Mの店長「ありがとうございましたー!」

    某Mの店員「またのご来店、お待ちしておりまーす!

  5. 5 : : 2017/11/05(日) 03:11:19
    月光ヶ原「『また』って言ってしまったけど、次はいつになるんだろう。」

    店員さんも店長さんも、凄くいい人だった。

    また、逢いたいな。

    月光ヶ原「…あれ…?」

    私、感情が…

    月光ヶ原「…今は、転職活動中です。」

    余計な事は考えないようにしなくちゃ。

    月光ヶ原「そして、また都合が良かった。」

    『本日、スペシャルライブ開催の為、清掃スタッフを募集しております。時給1000円。ライブ開催は20時となっています。 ※清掃終了は19時となっております。』

    月光ヶ原「今は…」

    14:30

    月光ヶ原「15:00からやってみようかな。」


    ─────────────────────


    スタッフ「じゃあ、よろしくね。」

    月光ヶ原「お任せください。爆走すれば綺麗になりますし、すぐに終わります。」

    スタッフ「意外と広いよ?」

    月光ヶ原「問題ありません。ぶつかりもしませんので、ご安心を。」

    スタッフ「それじゃあ、お願いね。」


    30分後…


    月光ヶ原「1階、終わりました。」

    スタッフ「えぇ!?もう?」

    月光ヶ原「はい。」

    スタッフ「君1人で充分みたいだね。」

    月光ヶ原「はい?」

    スタッフ「いや、本当は5人くらい雇って1階ずつ掃除を頼もうかと思ってたんだけど…」

    月光ヶ原「私1人でも、19時までには確実に終わります。お任せください。」

    スタッフ「うん。任せたよ。」


    30分後…


    月光ヶ原「2階、終わりました。」

    スタッフ「ペース下がると思ったんだけど、変わらずに早いね。」

    月光ヶ原「乗ってますから。」

    スタッフ「さっき、1階を見に行ったけど、凄く綺麗だったよ。」

    月光ヶ原「なので、引き続き頑張ります。」

    スタッフ「頼んだよ。」


    30分後…


    月光ヶ原「3階終了です。」

    スタッフ「おぉ。」

    月光ヶ原「あの、1つ質問が…」

    スタッフ「何かな?」

    月光ヶ原「今日、誰のライブなんですか?」

    スタッフ「今日はね…」


    スタッフ「舞園、澪田、西園寺によるスペシャルコラボライブだよ!」

    月光ヶ原「あー。超高校級の。」

    スタッフ「…興味ない?」

    月光ヶ原「すみません。あまり知らなくて…」

    スタッフ「じゃあ、観ていくといいよ。」

    月光ヶ原「え?」

    スタッフ「掃除も頑張ってくれてるし、特別席でライブを観ていきなよ。」

    月光ヶ原「いいのですか?」

    スタッフ「もちろんだよ!」

    月光ヶ原「…それじゃあ、貴方は?」

    スタッフ「僕?企画スタッフだよ。」

    月光ヶ原「なるほど。掃除、行ってきます。」

    スタッフ「驚かないんだね…」


    30分後…


    月光ヶ原「4階終わりです。今は…

    17:00

    月光ヶ原「余裕がありますね。」


    30分後…


    月光ヶ原「スタッフさん、終わりました。」

    スタッフ「17:30…早すぎるね。」

    月光ヶ原「予定より1時間30分…ですか。」

    スタッフ「はい。じゃあ、これ。」

    月光ヶ原「…2万?」

    スタッフ「4時間で4000円の給料+5人分働いてくれたので2万円だよ。」

    月光ヶ原「私は走っただけですよ。」

    スタッフ「でも、燃料代とか掛かるでしょ?」

    月光ヶ原「…やっぱり、返し」

    スタッフ「いいのいいの。」

    月光ヶ原「ライブも観せて頂きますし…」

    スタッフ「それは君のだよ。」

    月光ヶ原「…」

    月光ヶ原(どうしよう。)

    この車椅子は電気をエネルギーにして動いてるんだけど、自家発電出来る仕組みになってる。つまり、燃料代とか掛からない。

    月光ヶ原(言いにくい…)





    苗木「全然出てこない。」

    朝日奈「3時間くらいここに居ない?」

    安藤「この中に何かあるのかな?」

    御手洗「えっと…」

    忌村「舞園&澪田&西園寺による、スペシャルコラボライブ開催!だって。」

    苗木「えっ!?」

    朝日奈「舞園ちゃん!?」

    御手洗「20時開始だ。」

    安藤「今は…」


    18:00


    安藤「2時間もある。」

    忌村「入場可能になるには、1時間30分くらい掛かるかも…」

    朝日奈「そんなに待つのかぁ〜…」

    苗木「でも、観ていきたいよ。」

    朝日奈「そうだね。」

    ???「…あれ?」

    苗木「ん?……あっ!」

    朝日奈「舞園ちゃん!!」

    舞園「皆さん…どうしたんですか?」
  6. 6 : : 2017/11/05(日) 12:41:02
    月光ヶ原「あ、あの…」

    スタッフ「何かな?」

    月光ヶ原「これ、燃料費とか掛からなくて…」

    スタッフ「…」

    月光ヶ原「…」

    スタッフ「じゃあ、製造費で。」

    月光ヶ原「はいっ!?」

    ついに、製造費って言い出しましたよこの人。


    ─────────────────────


    舞園「月光ヶ原さんが未来機関を辞めようとしていて、転職活動中にここへ来た。」

    舞園「こういうことですか?」

    苗木「うん。」

    朝日奈「清掃員の仕事だと思う。」

    安藤「車飛ばすだけで終わりそう。」

    御手洗「舞園さん、来るの早くないですか?」

    舞園「大体、2時間前には着いておかないと。」

    忌村「じ、じゃあ、他の2人は…?」

    安藤「あの2人が早く来るとは思えない。」

    西園寺「ちょい待てぃ!」

    苗木「うわぁ!?」

    澪田「酷いっすよー!」

    朝日奈「珍しい。」

    西園寺「そこ!珍しいとは何だ!」

    朝日奈「レアっていうことだよ。」

    西園寺「そういう意味じゃねぇよ!!」

    澪田「それで、みんな揃ってどうしたのー?」

    御手洗「あぁ、ライブを観ていこうk」

    澪田「Fooooooooooo‼︎」

    御手洗「!?」

    舞園「びっくりした…」

    西園寺「澪田おねぇ、急に大声出さないで!」

    澪田「わりぃっす。」

    西園寺「でも、あんた達が来るなんて珍しいじゃん。何かあったの?」

    苗木「実は…」

    ………


    西園寺「未来機関から月光ヶ原おねぇが居なくなるの!?まともな内の1人が…」

    苗木「だから、様子を見に来ているんだ。」

    西園寺「まともな人が苗木おにぃ、朝日奈おねぇ、雪染先生、黄桜さんしか居なくなるよ…」

    御手洗「え」

    安藤「おい、ちょっと待て。」

    忌村「私は…?」

    西園寺「え?だって…」


    〜動画再生〜

    忌村「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ↑ん!!」

    安藤「死ね。どちゃ糞のゴミ虫。」

    御手洗「洗脳…僕は神になるんだ!!」

    動画終了


    安忌御「」

    朝日奈「またやってしまったねぇ。」

    澪田「ドンマムっすね。」

    苗木「懲りないなぁ。」

    西園寺「ぷーくすくす!」

    舞園「高校生で未来機関って、大変ですね。」

    苗木「まぁね。」

    舞園「では、月光ヶ原さんに気づかれないようにライブ会場に入りましょうか。」

    澪田「19時から会場前に居るのはOKなんすよ。だから、早く入場した方がいいっすよ。」

    西園寺「まだ、時間あるけどね。」

    御手洗「それでも、全く居ないよね。」

    舞園「それ、モブセンサーの影響ですね。」

    苗木「モブセンサー?」

    舞園「はい。関係者以外のモブが入るとセンサーが鳴って、警備員が召喚されるんです。」

    朝日奈「モブって…」

    安藤「何故、警備員を配置しないのか。」

    西園寺「じゃあ、19:30に無くなるんだね。」

    忌村「本当に30分前だった。」

    舞園「…あ、随分と話してしまいました。今度こそ、中に入りましょうか。」

    澪田「そうっすね!テンション上がる〜!」

    西園寺「頑張ろうね!」

    苗木「目的も忘れないようにしないと。」

  7. 7 : : 2017/12/27(水) 13:57:31
    舞園「ここが会場です!!」

    西園寺「あそこに居るから静かにして!」

    舞園「あ…すみません。」

    澪田「唯吹たちはスタンバイがあるので、今は失礼するっすー!バイバーイ!」

    西園寺「楽しんでってね。」

    舞園「気づかれないように…ですよ?」

    苗木「ありがとう。」

    朝日奈「月光ヶ原ちゃん、居たよ。」

    御手洗「誰かと話してるね。」

    安藤「ここのスタッフじゃない?」

    忌村(なんで、機械にモップを着けてるの…?)

    御手洗「僕たちは、どこに隠れる?」

    朝日奈「トイレ。」

    御手洗「えぇ!?」

    安藤「しっ!それに、あんた。自分の名前に答えが書いてあるじゃん。」

    御手洗「僕は『ミタライ』だよ。」

    安藤「『オテアライ』じゃなかったの!?」

    御手洗「違うよ!」

    月光ヶ原「…?」

    スタッフ「どうしたのかな?」

    月光ヶ原「今、声が聞こえたような…」

    スタッフ「そう?」

    月光ヶ原「気のせいですかね?」

    スタッフ「多分ね。」

    御安(危ねぇ…)

    苗木「死角になっていたみたいで良かった。」

    安藤「流石、苗木誠クン。」

    朝日奈「幸運だね。」

    苗木(どうして、安藤さんは僕のことを毎回フルネームで呼ぶのかな?)

    忌村「本当にトイレに隠れるの?」

    安藤「それしかないね。」

    御手洗「そういえば、席は?」

    苗木「…忘れてた。」

    舞園「お待たせしました。」

    苗木「早っ!?」

    西園寺「静かに!」

    澪田「どうっすか?似合ってる?」

    御手洗「うん。似合ってるよ。」

    澪田「たっはー!!これは嬉し」

    月光ヶ原「…!?」

    スタッフ「ど、どうしたのかな?」

    月光ヶ原「やはり、何か」

    スタッフ「気のせいだよ!」

    月光ヶ原「…」

    スタッフ「気のせいだよ!うんうん。」

    月光ヶ原「そうですよね。」

    スタッフ(危ない危ない)

    月光ヶ原「スタッフさん。」

    スタッフ「何かな?」

    月光ヶ原「隠し事、してませんか?」

    スタッフ「してるわけないよ!」

    月光ヶ原「ジー…」

    スタッフ「…」

    スタッフ(さっき、3人から連絡があって、お連れの人の存在をバレないようにしろって言われたけど……意外と大変だなぁ。)

    西園寺「澪田おねぇ、うるさい。」

    澪田「すまねぇっす。」

    安藤「危なかった。」

    舞園「では、控え室に行きましょう。月光ヶ原さんにはバレない、別の特等席で見て頂ければと思います。」

    苗木「ごめんね。態々。」

    舞園「いえいえ。気にしないで下さい。」

    「ガヤガヤガヤガヤ…」

    朝日奈「みんな、入場し始めてるね。」

    忌村「ギリギリだった。」

    舞園「今回のライブ、必ず成功させます!!」

    西園寺「おー!」

    澪田「期待しちゃっていいっすよ。」

    苗木「もちろんだよ。」

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晴れのち雨

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