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記憶がなくても4~Side エレン、ミカサ~

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  1. 1 : : 2017/09/01(金) 20:24:21
    エレミカとかいっておいて肝心のエレミカが最後の方になってしまった文章力レベルアップしないジャン↑↑です。

    これでおそらく完結します
    エレミカ、ほんのり……はいります。


    記憶がなくても1~Side ミカサ~
    http://www.ssnote.net/archives/55193

    記憶がなくても2~Side エレン~
    http://www.ssnote.net/archives/55288

    記憶がなくても3~Side エレン、アルミン~
    http://www.ssnote.net/archives/55393


    本当に駄作です。
    エレミカ好きな方、本当に申し訳ありません。

    それでもよければみてください。
  2. 5 : : 2017/09/07(木) 22:30:19
    ━エレン、あなたは私が守ると決めた。
    でも……守れていなかったの?


    エレンは兵長に蹴られ続けてもなお、泣き叫んでいる。時々聞こえてくる言葉は、エレンが自分自身を責める言葉。


    ミカサ「……エレン、落ちついて」


    私はわかっていた。そんな言葉で、エレンが落ち着くわけないと。もっと、エレンを救うことのできる言葉じゃないとダメ。そう、それはわかってる。


    アルミン「……エレン……」


    アルミンもきっとショックを受けている。そう、だから励ませるのは、私しかいない。だから、声をかけないと……ダメなのに……


    ミカサ「………………」


    言葉が、でてこない。
    ただ、目の前の光景が夢であってほしいと願っていた。エレンが壊れたところなんて、見ていたくない……。


  3. 7 : : 2017/09/08(金) 17:41:46
    ━━━━記憶をなくしてから2ヶ月後━━━

    今日は、壁外調査の日だ。私も参加している。あと……エレンも。
    エレンは……あのあと落ち着きを取り戻した。
    落ち着きは取り戻したけれど、その瞳に深い闇を宿していた。もう、昔のように夢を抱いている輝いた瞳ではなく、ただただ悲しげな瞳。


    ハンジ「……!!前方より巨人が2体接近!」

    リヴァイ「……2体か……俺がやる」

    ジャン「……!?兵長!東からも巨人が来ています!」

    リヴァイ「ちっ……前方から2体……東から…………5体か。東からは奇行種がいる……東は俺がやる。お前らは前方のを片付けろ」


    チビ……いや、兵長からの指示で私は前方から来る巨人に立体機動で接近した。エレンやジャンたちもいる。
    奇行種は今のところいないから、すぐに倒せるだろう。私はうなじを削ごうと後ろにまわりこんだ。


    パシュゥゥゥゥ……ザシュッ!


    1体、片付けた。


    パシュゥゥゥゥ……ザシュッ…ザシュッ!


    2体目も、片付けた。
    これで全て倒したはず……だった。


    ジャン「……!?おいおい……どういうことだよ……」


    ジャンが指差したさきにはざっと数えただけで10体の巨人。

  4. 10 : : 2017/09/08(金) 19:25:23
    コニー「……これ、どうするんだよ……」

    サシャ「……………どうすればいいんでしょうか」

    アルミン「……あれは……奇行種だ!」

    ジャン「……奇行種までいんのかよ……」

    ハンジ「…これは…作戦を考えてからいったほうがいい」


    兵長がいたら、俺がやるとかいって突っ走っていきそうな状況。
    でも、それは私も同じ。
    エレンを……あと、仲間も危険にさらしたくないのだから。


    ミカサ「……戦わなければ勝てない。ので、私は行く」


    ハンジ「……!?ミカサ、待って!」

    ジャン「……ミカサらしいぜ……」
  5. 11 : : 2017/09/08(金) 19:46:48
    ~side エレン~

    ミカサはまた一人で突っ走っていった……。
    俺が泣かせてしまった大切な人は、今も、きっと俺のためにいった。自意識過剰だとか思われるかもしれねぇけど……でも、俺にはわかるんだ。


    ━血がつながっていなくても、たとえ……記憶がなくても、ミカサは家族だ。



    エレン「……ミカサ……ガス噴かしすぎじゃねぇか?……俺を守るためだとしても……安全を考えろよ……自分の」ボソッ

    ジャン「……!!……おい、死に急ぎ野郎。追いかけねぇのか?」


    ジャンは絶対に俺が言ったこと聞き取ったはずだ。そのうえで、ジャンは俺にそういった。
    だから、俺も答えてやった。


    エレン「追いかけるに決まってんだろ……!」


    パシュゥゥゥゥ……


    ハンジ「……あっ、エレンまで!?……」

    アルミン「……僕たちも追いかけよう!」


    ━ミカサ。今、俺もいくから。お前に守られてばかりじゃなく、俺もお前のことを…………

  6. 12 : : 2017/09/08(金) 20:08:28
    ~side ミカサ~


    ━たとえ、記憶をなくしていても……私はあなたを守るから。


    10体だと思っていた巨人の数。実際はもう少し多かった。私一人で倒せるのだろうか……。でも、戦わなければ勝てない……!


    パシュゥゥゥゥ……ザシュッ!


    順調に1体、2体……と倒していく。奇行種もうなじを綺麗に削ぐ。

    脳裏によみがえったのは、女型との戦いのこと。
    あのとき、エレンは連れ去られて……私は早く女型から出してあげたかった。あのときは兵長もいた。

    7体ほど削ぎ残りの数を確認すると8体ほどいた。奇行種はそのうちの3体。


    ミカサ「刃が…………」


    刃はいつのまにか折れていた。刃を替えたときに気づいたが、これが最後の刃だった。
    冷静になって気づいた。ガスも残り少ない。


    ミカサ「でも……戦わなければ……」


    私は最後まで諦めるわけにはいかない。
    8体全て倒せる自信はない……でも、やらなければいけない。


    パシュゥゥゥゥ……ザシュッ……ザシュッ!


    3体削ぎ、残りが5体になったとき、パシュゥゥゥゥ……という音が聞こえた。
    遠くにみえたのは、調査兵団の仲間……そう、エレンもいる。


    ━エレンは無事でいた……


    私がエレンに気をとられたとき、巨人の手が私目掛けて振り下ろされる。


    ミカサ「……!?………………っ!!」


    バキイッ







    ━巨人の手にはぶつからなかった。けれど……バランスを崩してしまった。

    あぁ……とても痛い……



    これは……巨人が暴れたからなのだろうか?



    脳裏によみがえったのは……私が拐われたときのこと。あの時……エレンが、戦え、といった。私は戦うと決めた。
    そのころから私は自分の力を支配できるようになった。

    でも、それは自分だけで戦える、というわけじゃなかったのかもしれない。女型の時も兵長がいたし、それ以外でも私は1人じゃなかった。



    ただ、今言えることは1つ。
    きっと、私はもう2度とエレンに会えない。


    あぁ……最後にエレンに会いたい……。





  7. 13 : : 2017/09/08(金) 20:39:45
    ~side エレン~

    追い付いた先、目の前では、ミカサが…………


    エレン「……ミカサ!!」

    ジャン「……エレン!巨人は俺がやる!お前はミカサのとこへいけ!」


    ジャンの言葉に従い……言われなくてもその時の俺はそうしたかもしれねぇが、ミカサのもとへ近寄る。


    エレン「……ミカ、サ……?嘘だろ……」


    追い付いた先、目の前では……折れた木がミカサの背中を貫いていた。左胸はそれていたとは、いえ、出血が酷い。


    エレン「……何で……おい、ミカサ!しっかりしろよ!」

    ミカサ「…………エレ……ン?」

    エレン「……意識はある……ミカサ、しっかりしろ!」

    ミカサ「……エレンに……会えて…………った……」

    エレン「……え?」

    ミカサ「……いい人生だった…………」

    エレン「……冗談はやめろよ!お前は……お前はっ!」


    ミカサの返事がない。意識を失ってしまった。


    エレン「……今ここで……木を抜くわけにはいかねぇな……」


    今ここで木を抜いたとき、止血することはできない。とはいえ、木ごと連れていくのは難しい。


    エレン「……はやくしねぇと……クソッ……この木を切れねぇか?」

    刃を木に突き刺したところで……切れるはずはない。


    ━━━━━━━━━━━━━━


    「……帰ったら……ずっと秘密にしていた地下室を……見せてやろう」

    「巨人を駆逐して この狭い壁内の世界を出たら……外の世界を探検するんだ」



    ━あぁ、思い出したよ。父さんのことも……俺の夢も。



    「……エレンが……調査兵団に入りたいって……」

    「私はあなたを守る!」

    「でも……頼みがある……1つだけ……どうか……死なないで……」

    「エレン 聞いて」

    「私と……一緒にいてくれてありがとう」

    「私に……生き方を教えてくれてありがとう」

    「……私に……マフラーを巻いてくれてありがとう……」

    ━━━━━━━━━━━━━━━


    ━俺は突然全てを思い出した。


    ……あぁ、そういうことか。【精神的に強い衝撃】を受ければ戻るかもしれねぇんだった。


    たしかにこの光景は

    俺にとってあまりにもショックが大きい。


    エレン「……ミカサ。俺は思い出した。……何か言えよ。なぁ……何か……言えよ……」

    アルミン「……エレン!ミカサは!?」

    エレン「…………はやくしねぇと……連れていかねぇと……」

    アルミン「僕も手伝うよ!」

    エレン「……この木ごと連れていくのがいいのか……」

    アルミン「……どうにかして、運ぼう……」

    エレン「……あぁ」



    ━なぁ、ミカサ。俺はまだ言えてないことがあるんだ。

    だから、死ぬんじゃねぇよ……?



  8. 14 : : 2017/09/09(土) 08:15:19
    ━━壁の上にて━━


    エレン「……ミカサ……」


    ミカサは壁の上で手当され、今は横たわっている。だが、まだ意識は戻らない。


    サシャ「……ミカサ……大丈夫ですかね……?」

    コニー「強いやつでもこうなるんだな……」

    リヴァイ「……1人で突っ走りやがって……手間がかかる」



    俺はまわりの声にこたえる気力もなかった。


    ジャン「……なぁ、エレン」

    エレン「……なんだよ……馬面」

    ジャン「……お前はさ……その……」
  9. 15 : : 2017/09/09(土) 10:53:47
    エレン「…………なんだよ?馬面」

    ジャン「…………」


    ジャンは何かを言うことをためらっていた。
    俺はいたって普通に……いつも通りに返した。


    エレン「何か言えよ馬面」ゴゴゴ

    ジャン「……馬面馬面うるせぇんだよ死に急ぎ野郎……」ゴゴゴ

    エレン「……事実だろ?」

    ジャン「……羨ましいんだよ!!」

    エレン「はぁ!?何だよいきなり!」


    ジャンに胸ぐらを掴まれる。その表情はどこか切なそうにみえたのは気のせいだろうか。


    ジャン「……お前、ミカサに言うことあんだろ?」

    エレン「……」

    ジャン「……ったく……言ってやれよ」

    エレン「……今意識ないだろ。言っても意味は……」

    ジャン「……どうせお前は面と向かって言えねぇだろ?今のうちにいっとけ。練習とでも思えばいけるんじゃねぇの?」

    エレン「……馬が消えねぇと言わねぇよ」

    ジャン「……っ、わかったよ。さっさと言えよ」


    ジャンがいなくなったのを確認して俺はミカサの耳元に顔を近づける。


    エレン「ミカサ」


    返事はない。


    エレン「……やっと、思い出したんだ……俺は」

  10. 16 : : 2017/09/09(土) 20:55:42
    エレン「……ミカサが拐われたとき助けられてよかった」


    ━ミカサも戦ってくれてありがとな。


    エレン「……お前は、過保護すぎるとこあるけどな」


    ━でも、それだけ俺を心配してくれてるんだろ?わかってたけど、お前に守られるの嫌だった。本当は俺が守るべきだろ。


    エレン「……マフラー、汚れてきたな。新しいのにしろよ」


    ━また俺が巻いてやる……お前が望んだらな。


    エレン「……お前は血がつながっていなくても家族だと思ってる」


    ━ミカサもそう思ってるんだろ?


    エレン「……俺はそういうことも全部思い出したんだ」


    ━やっと、思い出せたんだ。


    エレン「……だから、死ぬなよ……ミカサ」


    ━俺も巨人を駆逐しなきゃならねぇから……死なない。


    エレン「……俺、お前に言いたいことがあった。面と向かっては言えねぇから今ここで言うけどな」


    ━俺は、お前のことを……


    エレン「……愛してる」


    ━お前が目を覚ますまで、待っててやるから……


    ━━━━━━1週間後━━━━━━━━━━

    調査兵団本部についてからミカサはすぐにしっかりとした処置をうけ、今はベットで眠っている。
    まだ意識は取り戻していない。
    俺はミカサのもとへ毎日通っている。

    今日は馬面も一緒だ。


    ジャン「……まだ意識を取り戻さねぇのか」

    エレン「……あぁ」

    ジャン「……愛の告白でももう1回したら目を覚ますんじゃねぇの?」ニヤリ

    エレン「……はぁ!?お前まさか聞いてたのか!?」

    ジャン「……長すぎんだよ!もうそろそろかと思って戻ったらちょうどその場面だったんだよ!文句あるか!?」

    エレン「……俺が何も言ってねぇのに戻ってくるやついるかよ!?」

    ジャン「うるせぇな死に急ぎ野郎……。…………なぁ……エレン」

    エレン「……何だよ?」

    ジャン「……お前……死に急ぐの控えろよ」

    エレン「……はぁ?」

    ジャン「認めたくはねぇけどよ、……お前がいなくなったら、ミカサはすごい悲しむぞ」

    エレン「……俺だって死ねないだろ」

    ジャン「……俺はもう戻る……じゃあな、エレン…………ミカサ」


    ジャンはそれだけ言って俺に背を向けた。







  11. 18 : : 2017/09/11(月) 08:17:23
    エレン「…………ミカサ……お前に世話やかれてたときはうるせぇなとか思ってたけど……今は逆に静かすぎるぞ……」ボソッ


    窓から吹き込んできた風が、俺の声をさらっていく。俺はそっとミカサの手をとった。


    エレン「………………」


    どのくらいそうしていただろうか。いつのまにか雨が降り始めていた。
  12. 19 : : 2017/09/11(月) 14:11:59
    「…………エ……レン?……」


    聞こえてきた今にも消えそうな声は……紛れもなく、俺が求めていた━


    エレン「……ミカサ……よかった……」

    ミカサ「……エレンが、無事……でよかっ……た」

    エレン「……ミカサ……聞いてくれよ……」


    ━俺、全部思い出したんだ。


    そう告げるとミカサは微笑みを浮かべた。

    空にはうっすらと今にも消えてしまいそうだけど、美しい虹がかかっていた。

  13. 20 : : 2017/09/11(月) 22:05:56
    ━━━━━━━━3週間後━━━━━━━━

    ミカサの怪我は治り、相変わらず俺に世話を焼いてくる。


    エレン「……それにしてもお前……あんまり動くなよ?怪我の治りが早いけどよ……」

    ミカサ「エレンは心配しなくていい」


    ……とか言われても、俺は心配で仕方ない。
    きっと、記憶をなくす前の俺はそこまで心配しなかったのかもしれないと思った。


    ミカサ「……そういえば、ジャンが教えてくれた。……エレンが私が怪我した後に言っていた、と」

    エレン「……はぁ?」


    ━嫌な予感しかしねぇなこれ……。


    ミカサ「あのときエレンが私に……」

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ジャン「ミカサ」

    ミカサ「……ジャン」

    ジャン「……その、意識、戻ってよかったな」

    ミカサ「ありがとう」

    ジャン「…………そういや、ミカサに言うことがあるんだ」

    ミカサ「…………?」

    ジャン「……ミカサが、意識を失っていたときにな、エレンがミカサに……愛の告白をしていた」

    ミカサ「…………!?それは……本当のこと?」

    ジャン「……あぁ。嘘いわねぇよ……エレンにきいてもいいぞ?ミカサなら、エレンの嘘も見抜けるだろ?」

    ミカサ「……もちろん」

    ジャン「……エレンはお前に言わねぇつもりだろうな。面と向かっては言えねぇとか……」

    ミカサ「…………」

    ジャン「……きっと、あいつは俺がミカサに言ったことを知ったら俺を殴りにくる。……けどな、ミカサ。エレンに俺から聞いたって言ってもいいぞ」

    ミカサ「…………」

    ジャン「……だから、ミカサ次第だが…………エレンに突っ込んでみるといい。もしミカサが……エレンに直接ききたいと思うならな」

    ミカサ「……そう。いいことをきいた」

    ジャン「……あと、もう1つだけいいか?」

    ミカサ「……何?」

    ジャン「……俺はミカサを初めてみたとき、一目惚れってやつをしたんだ」

    ミカサ「…………」

    ジャン「……今でも、ミカサのことは綺麗だと思う……好きなのかもしれない」

    ミカサ「……そう。……」

    ジャン「……けどよ、そのミカサの幸せを俺は願いたい」

    ミカサ「……ありがとう」

    ジャン「……もしエレンが最低な態度とったら俺に言え。俺はできる限りのことしてやるよ」

    ミカサ「……ありがとう……ジャン。私はエレンのところへ行く」

    ジャン「……あぁ」

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ミカサ「……ということ」


    ━死に急ぎ野郎はお前だろ、ジャン。


    エレン「……はぁ……ジャンのやつ……」

    ミカサ「……」ジーッ…

    エレン「……お前は何を求めてるんだよ……」

    ミカサ「……鈍感」ボソッ

    エレン「……聞こえてるぞ……」

    ミカサ「…………」

    エレン「……っ、わかったわかった」

    ミカサ「…………」

    エレン「……ミカサは、俺の家族だからな」

    ミカサ「…………」ジーッ…

    エレン「何だよその不満そうな顔」

    ミカサ「……………」

    リヴァイ「……エレン、ミカサ。そこで何やってんだ」

    エレン「……兵長」

    ミカサ「……」ゴゴゴ

    リヴァイ「……ミカサ。何か言いたいことあんのか?」ゴゴゴ

    ミカサ「……兵長……急ぎの用ですか」ゴゴゴ

    リヴァイ「…………怪我の具合を聞きにきただけだが?」

    ミカサ「……大丈夫です」

    リヴァイ「……そうか……。あぁ……それから……どうやら俺が邪魔で仕方なかったようだな?」

    ミカサ「………………」

    エレン「……へ、兵長……失礼しました……」

    リヴァイ「……ミカサ。……話が終わったらハンジのところへ行け。お前に言いたいことがあるそうだ」

  14. 21 : : 2017/09/14(木) 07:31:57
    兵長はそれだけいって俺に背を向けた。


    ミカサ「……私はジャンから全てきいた。……ので無理に言わなくてもいい」

    エレン「今まで言わせようとしてたよな?」

    ミカサ「……やっぱり、直接ききたかった」

    エレン「…………」

    ミカサ「けど、今聞かなくても……いつでもきけるかもしれない。エレンは死なない」

    エレン「……俺だって死ねないさ。外の世界を見るまではな」

    ミカサ「違う。外の世界を見たあとも、エレンは生きて……」

    エレン「…………」

    ミカサ「……だから、今言わなくてもいい」

    エレン「……そうか」

    ミカサ「……ただ……私も一応伝えようと思う」

    エレン「は?」


    予想もしていなかった展開に俺は耳を疑った。


    ミカサ「……私はまだ愛する、ということがはっきりわからない……かもしれない。好きという気持ちと何が違うのか」

    エレン「……ミカサ」

    ミカサ「でも、エレンのことは好き。エレンと離れたくないと思う。ずっと一緒にいたいと思う」

    エレン「……そんなのあたりまえだろ」

    ミカサ「エレンが記憶をなくして、すごく悲しかった……私の存在が消されたみたいで」

    エレン「……」

    ミカサ「……そのあと、エレンはおかしくなった。ただただ叫ぶだけになった……ので」

    エレン「いや、ちょっと待てミカサ」
  15. 22 : : 2017/09/16(土) 12:30:34
    やっぱり誤解が生じている。俺はおかしくなって叫んだわけじゃない。ただ、俺は記憶を思い出したかった
    そう、俺はあの時使おうとしていたんだ━━座標を。


    エレン「座標を使えるようになってから……俺さ、なんとなく何でも座標で解決できるって思ってた」

    ミカサ「……?」

    エレン「あのときも、座標のことは不思議と覚えてたのかもしれねぇな」

    ミカサ「……座標を使おうとしていたの?」

    エレン「……あぁ。記憶、戻るかなって」

    ミカサ「……そう。あのとき、私は本当に心配だった」

    エレン「まあ、そういうことだ」

    ミカサ「……エレン。私はあなたのことが……好き。家族愛もあるかもしれない……けどそれ以外もある……ので一緒にいてほしい」

    エレン「あぁ…………ミカサ、ありがとな」


    いつ巨人に喰われるかもわからない残酷な世界で生き続ける毎日が続く中、二人で笑いあったのは本当に久しぶりのことだった。

    明日も、明後日も、これからもずっとミカサのそばに居続けることができるのか俺にはわからない。

    ━━それでも、できるだけ長く、ミカサのそばに俺はいてやるよ。



    End
  16. 23 : : 2017/09/16(土) 12:32:37
    なんか本当によくわかんない話になってしまった……とりあえずこれで終了です。
    駄作になってしまい本当に申し訳ない……

    見てくださった方は
    本当にありがとうございました。
  17. 24 : : 2023/07/28(金) 10:35:53
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
    toyama3190

    oppai_jirou
    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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