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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

アニメキャラ達のコロシアイ学園生活 

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  1. 1 : : 2017/08/08(火) 08:05:00
    モノクマ「うぷぷ…今回のコロシアイ学園生活はは主人公のアニメキャラだけじゃなく…作者のお気に入りのキャラも参戦だよー」


    登場人物

    霧切響子(ダンガンロンパ)

    大和田紋土(ダンガンロンパ)

    澪田唯吹(スーパーダンガンロンパ2)

    サシャ・ブラウス(進撃の巨人)

    ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)

    朝田詩乃=シノン(ソードアートオンライン)

    カラ松(おそ松さん)

    スイッチ(スケットダンス)

    デス・ザ・キッド(ソウルイーター)

    雪ノ下雪乃(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

    菅谷創介(暗殺教室)

    藤巻(Angelbeats!!)

    立華かなで(Angelbeats!!)

    一条楽(ニセコイ)

    佐天涙子(とある科学の超電磁砲)

  2. 2 : : 2017/08/08(火) 08:10:38
    ほんまに殺しあうのか
  3. 3 : : 2017/08/08(火) 08:25:39



    霧切「…」ムク

    ここは?

    霧切「私は一体…ここは?希望ヶ峰学園なの?」

    「やっと起きたか、霧切」

    霧切「っ!大和田君!?」

    大和田「なんだ?驚いた顔してよ」

    霧切「だって…あなたは…モノクマに…」

    大和田「ああ…殺された…けどよ…何故かここにいる…」

    霧切「とにかく、ここから出ないと…」

    大和田「いや…出口はねぇんだよ…」

    霧切「…まさか…また閉じ込められたの?」

    大和田「かもしれない…」







    体育館

    大和田「これで霧切入れて全員だ…」

    澪田「おやおや!また後輩だ!」

    霧切「あなたは…77期生の…」

    澪田「そうっす!」





    霧切「あなたは…」

    雪ノ下「はじめましてかしら?私は雪ノ下雪乃…」



    楽「俺は一条楽…よろしくな!」


    サシャ「サシャ・ブラウスです!よろしくお願いします」

    ベルトルト「僕はベルトルト、よろしくね」



    カラ松「ふっ、俺の出番か…松野カラ松だ…よろしく頼む」


    佐天「えっと…私は佐天涙子です!よろしくお願いします」



    菅谷創介「菅谷だ…絵の事なら俺におまかせだ」






    スイッチ「…」

    霧切「あの…」

    スイッチ『スイッチだ…よろしく頼む』

    霧切「?あなた喋れないの?」

    スイッチ『ああ、事情があってな…』

    霧切「…」






    藤巻「ケッ、俺の番か…藤巻だ…よろしくな」





    かなで「えっと…立華かなでです…」




    キッド「俺はデス・ザ・キッド…死神の息子だ」





    霧切「後は彼女で最後ね…」



    シノン「私はシノン…朝田詩乃」

    霧切「朝田さんでいいかしら?」

    シノン「ええ、いいわ」

    霧切「これで全員ね」



    藤巻「にしてもここは何処なんだよ!」

    楽「分かる限りでは俺達は学校に閉じ込められたってことかな?」

    霧切「どうして学校だと断言できるの?」

    楽「いやー、廊下や教室、ここだって体育館があるんだから学校以外にないだろ…」

    キーン!!

    『えー!マイクテスト!聞こえてるね!』

    大和田「この声は…」

    佐天「す、ステージの上に!!」



    モノクマ「ハロー!皆さん元気!!」

    菅谷「く、クマが喋ってやがる!」

    モノクマ「クマじゃなくて僕はモノクマだよ」

    スイッチ『ほう?ならロボットか何かなのか?』

    モノクマ「違うよ…僕は…このアニメ学園の学園長…モノクマなんだからーー!!!」

    キッド「それよりもなんだ貴様!」

    モノクマ「ふゆー?」

    キッド「顔が左右バラバラじゃないか!!」

    全員「そこなのか…」


  4. 4 : : 2017/08/08(火) 08:37:37

    霧切「なぜ…あなたが生きてるの…江ノ島盾子…」

    モノクマ「江ノ島盾子?誰なのさ!僕はモノクマ!」
     
    霧切「しらを切るつもりね…」

    モノクマ「はい、スルースルー」

    佐天「一体、何が目的なんですか?」

    モノクマ「目的?それは…皆さんにコロシアイをしてもらいます!!」

    全員「っ!」

    モノクマ「殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺惨殺呪殺…殺し方は問いません。では、ここで学園長から一言!今回、オマエラには"この学園内だけ"で、一生の共同生活を送ってもらいます」

    全員「は?」  

    ベルトルト「い、一生ってどう言うことさ!!」

    モノクマ「話はまだ終わってないよ。実は、どうしても学園から出たい人の為に、『卒業』という特別ルールが存在するのです!では、この特別ルールについて、説明していきましょーう。オマエラには、学園内での゛秩序゛を守った共同生活が義務付けられた訳ですが…もし、その秩序を破った者が現れた場合…その人物だけは、学園から出て行く事になるのです。それが『卒業』」

    楽「まさか…秩序ってのは…さっき言ってた…コロシアイなのか…」

    モノクマ「その通り…人が人を殺すことなんだよー」

    スイッチ『つまり、誰かを殺した生徒だけがここから出られる…そういうことなんだな?』

    モノクマ「それだけの簡単なルールだよ。最悪の手段で最良の結果を導けるよう、せいぜい努力してください」

    藤巻「ふざけんな!!さっきから聞いてりゃ勝手なこと言いやがって!!」

    モノクマ「おやおや、苛立っているのですか?あのね…僕に逆らったら…」

    藤巻「うるせぇ!テメェをぶった切る!!」シャキッ!

    モノクマ「はぁ…助けて!グングニルの槍!!」

    ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!


  5. 5 : : 2017/08/08(火) 09:18:52
    藤巻「が……あが…」

    スイッチ『全て外れている…』

    モノクマ「当たり前だよ!殺してしまったら面白くないからねー!でもこれで分かったでしょうか?僕に逆らえばこうなるという事を…」ギラン

    全員「っ!」

    モノクマ「あと、皆さんには生徒手帳をお渡ししておきます」

    大和田「相変わらずの電子生徒手帳だな…」

    モノクマ「それでは楽しい学園生活を」





    アニメ学園の校則

    1、生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。

    2、夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

    3、就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

    4、アニメ学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

    5、学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。

    6、仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

    7、また、校則は今後も増えていく事があります 







    ベルトルト「これが、校則…」

    佐天「色んなことが起こりすぎて何がなんだか…」

    霧切「一先ず、この学園を調べる必要があるわね、探索してみましょう。そして、調べ終わったら全員食堂に集合」








  6. 6 : : 2017/08/08(火) 12:22:12
    なかなか面白そうだな。カラ松真っ先に死にそうだな
  7. 7 : : 2017/08/08(火) 20:51:56


    食堂

    霧切「全員集まったかしら?」

    大和田「サッサと始めようぜ?」

    霧切「それじゃ、各自報告をお願い」





    カラ松「出口を探してみたが無かったな…」




    佐天「食料庫には食べ物が沢山ありました。毎日補充されるそうです。因みに食料庫に行くためには食堂へ行かないと駄目みたいです」



    キッド「保健室には薬品、包帯があった、万が一怪我をしても応急手当はできそうだ…」




    菅谷「寄宿舎の個室を見てきたけどかなり居心地のいい部屋だった。自分の部屋が分かるようにネームプレートもあったし」





    ベルトルト「倉庫にはいろんな物があったよ…ツルハシ、シャベル、ロープ」






    霧切「報告は以上かしら?」

    雪ノ下「えっと…まとめてみると…」


    ・出口はない

    ・食料庫に行くには食堂へ行かないといけない

    ・保健室にいけば応急手当ができる

    ・寄宿舎の個室は居心地が良い

    ・倉庫にはいろんな物がある




    雪ノ下「こんな所かしら?」

    かなで「分かりやすい…」

    キッド「それと、二階へと続く階段らしき物を見つけたが…柵があって通れなかった…」

    霧切「つまり、現在利用できる階は一階のみってことね」

    キッド「恐らく…」  

    スイッチ『ん?なんだこれは?』

    楽「どうしたんだ?」

    スイッチ『俺のパソコンに君達の情報らしき物が保存されてある…ふむ、サシャ・ブラウスさんは周りから『芋女』って、呼ばれていたそうだ…………プッwww』

    サシャ「ちょっと今笑いましたよね!!?」

    スイッチ『それより、俺に提案がある』

    霧切「何かしら?」

    スイッチ『確か、校則の2では夜時間の出歩きは禁止とは書いてないそうだな?』

    藤巻「確かに書いてあるが?」

    スイッチ『なら、夜時間の出歩きはしないというルールを追加しよう』

    キッド「なぜだ?」

    スイッチ『考えても見ろ、俺達は夜もビクビクしながら夜を過ごさなければならない。別に強制というわけではない。君達がルールを守ってくれるかだけだ』

    霧切「スイッチ君の言うことも一理はあるわね」

    佐天「それじゃあ、夜時間はなるべく出歩かないようにしましょう!」

    ピンポーンパーンポーン

    モノクマ「オマエラ、午後十時です。これより夜時間になります。食堂のドアはロックされるので急いで出てください」






    カラ松「もう夜時間なのか…」

    雪ノ下「それじゃあ、今日は解散と言ったところかしら?」

    霧切「そうわね…今日は解散よ」








  8. 8 : : 2017/08/09(水) 23:02:15
    第一章 ミレミアム・絶望 日常編




    二日目

    食堂

    スイッチ『結局のところ、隅々まで調べても何も手掛かりはなかったな…』

    楽「こんだけ探して出口がないなんて…この学校の構造おかしいんじゃねぇか?」

    霧切「いえ、出口は一階とは限らないわ…」

    楽「まさか、最上階が出口なのか?んじゃここは地下で最下層あたりだったら笑えないぞ…」

    佐天「あまり、悪い方には考えないほうがいいと思いますよ?」

    かなで「麻婆豆腐が食べたい…」

    澪田「こんな時にかなでちゃんはいやしんぼうっすね」

    大和田「つか、なんで麻婆豆腐…」













    三日目

    保健室

    キッド「うむ!流石僕だ!」

    スイッチ『いや…ただ薬品を左右対称に置いただけだな…』

    キッド「素晴らしい!!」

    ベルトルト「…」(汗)



     



    カラ松「ほう?澪田はギターを使えるのか?」

    澪田「そうっすよ!だって、私は超高校級の軽音部だからねー!」

    カラ松「ギターなら俺も弾けるぜ?」

    澪田「流石、カラ松ちゃん!気が合うっすね!」









    四日目

    サシャ「みなさーん、おはようございますー」

    全員「おはよー」

    スイッチ『これで全員揃ったな』

    藤巻「むしろ、これまで誰一人休む奴がいない方が怖いぜ…」

    佐天「でも…いつまでこれが続くんだろう…」



    キーンコーンカーンコーン

    楽「なんだ?」

    モノクマ「全員大至急、体育館にお集まりください。ハリーアップ!!」

    ベルトルト「ここは行かないと何されるかわからないね…」

    霧切「なら、行ってみましょう」


  9. 9 : : 2017/08/09(水) 23:13:56
    藤巻・・・溺れるなよ・・・
  10. 10 : : 2017/08/09(水) 23:22:15


    体育館

    全員「…」

    モノクマ「っ!」ビヨーン!




    霧切「なんの用で呼んだのかしら?」

    モノクマ「僕はね……物凄く怒っているんだクマーー!!!」

    佐天「クマー?」

    雪ノ下「どうして怒っているの?」

    モノクマ「このコロシアイ学園生活が始まって早4日目…それなに…殺人が一度も起こらないなんてどういうことだよ!!」

    全員「別にいいじゃないの?」

    モノクマ「そこを全員で言うな!爆発させて内蔵をグチャグチャにするぞ!!」

    大和田「わざわざそれを言うために呼び出したのか?」

    モノクマ「それもあるけど、大事なお知らせもあるんだよ」

    スイッチ『大事なお知らせだと?』

    モノクマ「はい、実は誰かの個室に皆さんの知ってほしくない事が書かれた紙を置いておきました」

    楽「知ってほしくない事…?」

    藤巻「おい待てよ…つまり自分以外のソイツに俺の知ってほしくない事が見られるってのか!」

    モノクマ「その通りです。知りたくなければ…ソイツから自分の紙を奪うしかないね。それでは良い夜を!」






    キッド「簡単な事だな…今から自分の部屋に行って確認すればいいだけだ」

    雪ノ下「果たして、そう簡単にいけるのかしら…」

    キッド「どういうことだ?」

    スイッチ『恐らく、自分以外の誰かには自分の部屋に入って欲しくない人も居る筈だ…』

    キッド「なら、あったら報告を…」

    スイッチ『もっとも、それ使って悪巧みするやつもいればそれを黙る奴もいるかもしれん』

    キッド「く…確かにその可能性もあるな…」

    藤巻「んじゃ、どうするよ?」

    霧切「とにかく、その紙があっても決して見ないことね。見れば殺意を湧き出す動機にもなり得るわ」
     
    大和田「それ如きで殺すやつなんているのか?」

    霧切「相手はモノクマよ?何をするのか分からないわ」

    かなで「取り敢えず部屋に戻る?」

    霧切「そうしましょう…」








    翌日になり、誰も紙を持ってないという答えが出た…

    この結果、皆悟った…









    既に殺そうと考えいる奴がいると…







  11. 11 : : 2017/08/09(水) 23:32:29
    誰から死ぬのかな?カラ松かな?
  12. 12 : : 2017/08/10(木) 10:17:27
    5日目

    全員「…」

    スイッチ『うむ…誰も持ってないという結論が出たか…』

    霧切「全く…どうしてこんな嘘を言うのかしら…」

    藤巻「おい、誰だよ!紙を持ってないって嘘を吐いたやつは!!」

    カラ松「無論、俺は持ってない」

    澪田「私も違うっすよ!」

    佐天「私だって…」

    ベルトルト「僕も…」

    藤巻「もう誰が持っていてもおかしくはないぜ…」

    スイッチ『俺はこの中に嘘を言ったやつの正体を知っている』

    全員「っ!」 

    スイッチ『前にも言ったが、俺のパソコンにはキミたちの情報が鮮明に書かれている。もちろん誰が嘘を言ったのかの癖も把握してある』

    藤巻「なら、教えろよ…誰が嘘を…」

    スイッチ『それは教えることはできない』

    大和田「はぁ?なんでだよ!」

    スイッチ『できないものはできない。以上だ』

    菅谷「つまり、スイッチは犯人を知っているのか…」

    スイッチ『まだ、確信ではないが大体は絞り込めた…だが、嘘を付けばいつかは報いが来るかもな…』

    佐天「…」

    霧切「さすがね」

    スイッチ『いやー!それほどでもー』

    佐天「そうだ!明日、お茶会でもしようよ!そうすれば、一団となるかもしれませんよ!」

    雪ノ下「それは楽しそうね」

    大和田「女のすることじゃねぇかよ…俺はパス」

    藤巻「わりぃが俺もだ」

    シノン「私もパスさせて頂くわ」

    カラ松「ふっ…ノリの悪い連中だ」

    大和田、藤巻「あ?」ギロ

    カラ松「す、すまなかった…」







    その夜…

    倉庫

    「…」ガサガサ

    スッ

    手にはビデオカメラと蛍光ペン












    6日目

    佐天「さて、お茶会を始めましょう!」

    楽「結局、あの三人は来なかったか…」

    キッド「今はそっとしておこう…時期に分かってくれるさ」

    かなで「お菓子、美味しい…」

    サシャ「本当に美味しいですねこれ!」

    佐天「でしょ?私特製のクッキーなの」

    ベルトルト「うん、ほんのり甘いこのお菓子、初めて食べたよ」

    佐天「本当?それはよかった」

    カラ松「これはデリシャス!いい嫁になるんじゃないか?」

    佐天「もう、褒めすぎです」 

    澪田「でも美味しいよ!涙子ちゃん!」

    佐天「ありがとうございます」

    霧切「いい紅茶ね…」

    菅谷「何だろうな…このリラックス感は…」

    佐天「あの皆さん」

    全員「ん?」

    佐天「実は…私が…」

    プツ!!




    雪ノ下「あら?停電かしら?」

    佐天「確か懐中電灯が…」

    ベルトルト「真っ暗で何も見えないよ…」

    ガタッ!

    キッド「なんだ?今の音は?」

    カラ松「ブレーカーはどこだ?」

    楽「あ、これだ!」ガタッ!




    パッ!

    楽「よかった着いたぞ…」

    カラ松「ふー、安心した」

    サシャ「っ!み、皆さん……」

    ベルトルト「どうしたの?サシャ?っ!!」

    霧切「なっ!」


    全員「っ!」



  13. 13 : : 2017/08/10(木) 10:18:08












    佐天「」(腹部にナイフを刺された状態)

















  14. 14 : : 2017/08/10(木) 10:26:05
    第一の犠牲者佐天
  15. 15 : : 2017/08/10(木) 10:32:31


    楽「なっ!お、おい!佐天!!」

    佐天「」

    楽「っ!息をしていない…まるで…死んでるみたい…」

    モノクマ「みたいじゃなくて死んでるの!」

    霧切「モノクマ…」

    モノクマ「ようやく起こったね殺人が…」

    キッド「殺人だと!!」

    モノクマ「その通りです。オマエラの中に佐天涙子さんを殺した犯人がいるんだよ!!」

    全員「っ!」

    雪ノ下「私達の中に佐天さんを殺した人がいるの?」

    菅谷「確か…人を殺せばここから出られるんだよな?」

    モノクマ「何言ってるの?」

    菅谷「え?」

    モノクマ「あのね?ここからが本番なんだよ?」

    スイッチ『そう言えば気になる事があったな』


    6、仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。


    スイッチ『他の生徒に知られてはいけないとはどういう事だ?』

    モノクマ「それを今からやるんだよ…学級裁判を」

    キッド「学級裁判だと?」

    モノクマ「コロシアイをし誰が犯人なのかを議論する裁判さ。そしてその結果はオマエラの投票によって決定される。正しいクロを当てればクロのみがオシオキ。しかし、間違ったクを当てれば、クロ以外の人はみんなオシオキをします」

    スイッチ『オシオキとはなんだ?』

    モノクマ「決まってんじゃん。処刑だよ!し・ょ・け・い」

    楽「処刑だって?!」

    モノクマ「当たり前じゃん、他の生徒に知られた挙句に秩序を乱した罰当然だよ」

    スイッチ『なるほどな…これはいわば命懸けの裁判になるわけだな』

    モノクマ「その通り…ってことで!」




    ピンポーンパーンポーン

    モノクマ「死体が発見されました!一定の自由時間の後、学級裁判を開始致します」






    モノクマ「はいこれ、ザ・モノクマファイルを渡します。後は頑張って調査することだね」

    霧切(また…始まるのね…命懸けの裁判を…)





    ー捜査開始ー


  16. 16 : : 2017/08/10(木) 10:58:37
    大和田「どうやら、起こっちまったみたいだな…」

    霧切「ええ、起こったわ」

    藤巻「う、嘘だろ…本当に死んでやがるのか?」

    シノン「見て当然だわ…」

    楽「これで全員集まったみたいだな…」

    霧切「では、モノクマファイルを見てみましょう」






    被害者は佐天涙子

    死体発見場所は食堂

    死亡時刻は午後3時46分頃

    刃物による刺殺が死因と見受けられる




    コトダマ:モノクマファイル







    霧切「大和田君と藤巻君はここで見張りをお願い」

    大和田「おう…」

    藤巻「分かったぜ…」



    スイッチ『霧切、この刃物ナイフのようだがなんかおかしくないか?』

    霧切「ええ、今気付いたわ」

    スイッチ『あんな真っ暗な部屋にどうしてこんな意図もたやすく腹にズブリと刺せたのか…』

    コトダマ:ナイフの刺し位置






    霧切「それとこれ…」

    スイッチ『懐中電灯?』

    霧切「佐天さんの近くに落ちていた物だわ」

    スイッチ『そう言えばあの時…』





    佐天『確か懐中電灯は…』






    スイッチ『では、犯人は佐天が懐中電灯を取ろうとした隙に殺害したのか…』

    霧切「そういうことになるわね」

    コトダマ:懐中電灯








    カラ松「テーブルの下にこんな物があった」

    霧切「蛍光ペンで塗られたテープ?」

    カラ松「ああ…一体これは…」

    霧切「まさか…」



    コトダマ:蛍光ペンで塗られたテープ









    霧切「一条君、ブレーカーを見せてくれないかしら?」

    楽「いいぜ?」

    霧切「このブレーカーどんな構造しているの?」

    楽「あんまりよく分からないが、このブレーカーさセルフタイマー式機能が付いてるんだよ…」

    霧切「なるほど…犯人はこれを利用して停電させたのね…」


    コトダマ:ブレーカー



    霧切「他に情報はないかしら?」

    楽「そういや…昨日の夜時間になる直前だったな…誰かが食堂に入っていく奴を見かけたぜ」

    霧切「それは誰なの?」

    楽「さぁな?顔までは見ていなかったけど」


    コトダマ:一条楽の証言






    かなで「霧切さん」

    霧切「どうしたの?」

    かなで「これ…」

    霧切「ビデオカメラ?どこにあったの?」

    かなで「ゴミ箱にあった…持ち手に蛍光ペンのインクらしき物がついてるわ」

    霧切「…なるほど…このカメラ赤外線機能付きなのね…」

    かなで「もしかして…犯人はそれを使って…」

    霧切「まだ確証はないわ…」

    コトダマ:ビデオカメラ





    霧切「この布…使われた形跡があるわね…」

    コトダマ:使用された布


  17. 17 : : 2017/08/10(木) 13:16:49



    スイッチ『確か、停電が起きたのはおよそ数分ぐらいだったな』

    霧切「そうわね…」

    スイッチ『俺の予想では今回は大和田、藤巻、朝田の三人には犯行が不可能と見る…』

    霧切「あなたも思ってた?」

    スイッチ『ああ…食堂に侵入するような所もない。出入り口は一つのみだからな』


    コトダマ:スイッチの推測






    佐天「」

    カラ松「ん?粉?」


    コトダマ:佐天の服に付着していた粉



    雪ノ下「霧切さん、トラッシュルームにこんな物が」

    霧切「焦げた紙?」

    雪ノ下「ええ…これ…」

    霧切「『藤巻君は溺れやすい人』……これって…」

    雪ノ下「恐らく…モノクマが言っていた…知ってほしくない事が書かれた紙よ」

    霧切「どうしてこんな物がトラッシュルームに…」

    雪ノ下「恐らく…誰かが処理しようとしたのね…」

    霧切「けど…一体誰が…」







    佐天「実は…私が…」







    霧切「まさか…彼女が…」





    キーンコーンカーンコーン

    モノクマ「自由時間終了!それでは赤い扉に来てください」









    赤い扉 手前

    霧切「全員いるわね」

    大和田「遅いぜ霧切」

    キッド「では入るとしよう…」

    ギィーー















    裁判所

    モノクマ「やぁやぁ、皆さん。よく来たね」

    楽「ここが…裁判所…」

    モノクマ「そだよ!カッコイイでしょ!」

    雪ノ下「その前にいくつか質問させてあれは何なの?」





    顔にバツと書かれた佐天の写真「」





    モノクマ「死んだからって仲間外れは可愛そうじゃん」

    雪ノ下「それと…わたし達は全部で15人のはず…なのに…どうして16の席があるの?」

    モノクマ「深い意味はないよ。16人の収容可能な裁判所って思ってていいよ。では、それぞれの席に立ってください」







    藤巻「…」

    サシャ「…」

    ベルトルト「…」

    シノン「…」

    大和田「…」

    カラ松「…」

    スイッチ「…」

    キッド「…」

    霧切「…」

    雪ノ下「…」

    澪田「…」

    菅谷「…」

    かなで「…」

    楽「…」



    モノクマ「それでは開廷致します…」

    霧切「…」





  18. 18 : : 2017/08/11(金) 08:29:27
    学級裁判 開廷!!


    モノクマ「では、学級裁判の簡単な説明をします。まずはオマエラには議論し合い、そしてその結果はオマエラの投票によって決定される。正しいクロを当てればクロのみがオシオキ。しかし、間違ったクを当てれば、クロ以外の人はみんなオシオキをします。では、議論をどうぞ」



    雪ノ下「議論を始めるって言っても…」

    楽「何から始めればいいのか…」

    霧切「まず、凶器についての議論を始めましょう」

    藤巻「はぁ?あれはどう見てもナイフかなんかだろ?」

    スイッチ『だが、モノクマファイルには刃物による刺殺としか書いてない。つまり、ナイフなのかどうかも分からないということだ』

    サシャ「あれは包丁です!食堂をいつも出入りする私なのでよく見かけます」

    楽「確かにあれは包丁だな…よく、飯作るときに包丁使うから一目でわかったよ…」

    カラ松「ふっ、なら佐天に刺さっていた凶器は包丁ということで間違いないだろうな…」


    霧切「次は包丁が何処から出てきたのか…そこからね」







    かなで「包丁は一体、何処から出てきたんだろう?」

    楽「犯人が【事前に持っていた】んじゃねぇか?」

    スイッチ『あるいは【何処かに隠していた】可能性もあるな』

    藤巻「そんなの無理だろ?【隠せる場所なんてどこにもない】はずだ!」




    霧切(いえ、隠せる場所はいくらでもある…アレを使えば…)



    コトダマ:蛍光ペンで塗られたテープ





    かなで「包丁は一体、何処から出てきたんだろう?」

    楽「犯人が【事前に持っていた】んじゃねぇか?」

    スイッチ『あるいは【何処かに隠していた】可能性もあるな』

    藤巻「そんなの無理だろ?【隠せる場所なんてどこにもない】はずだ!」


    霧切「それは違うわ!」論破



    Break





    霧切「いえ、間違いなく犯人は包丁を隠していたわ」

    藤巻「は?」

    霧切「その証拠もある」

    雪ノ下「それは…蛍光ペンで塗られたテープかしら?」

    霧切「これを使って犯人は包丁をその隠し場所に貼り付けておいたのよ」

    楽「まさか…蛍光ペンで塗られたのも…停電する事が分かっていたから…」

    霧切「恐らくそうでしょうね…」

    大和田「けど、どこに隠していたんだ?食堂には隠せる場所なんかよ…」

    霧切「いえ、あるわ」




    霧切(食堂でも隠せれる場所…それは…)  


     【壁】

     【植木鉢】

    →【テーブルの下】


    霧切「犯人はテーブルの下に隠しておいたのよ」

    大和田「テーブルの下にだと?」

    カラ松「確かにテーブルの下に包丁があるなて誰も予想はしてないだろうな…」

    スイッチ『つまり、犯人は停電が起きた直後、テーブルの下隠しておいた包丁を所持し、佐天を殺害したということか…』

    霧切「いえ、まだ話があるわ」

    スイッチ『何だと?』

    霧切「犯人はあんな真っ暗の中簡単に佐天さんを殺せたのかしら?」

    ベルトルト「確かに一寸先も暗闇で見えなかったしね」

    霧切「次はあんな真っ暗の中でどうやって佐天さんを殺したのか…についてね」
  19. 19 : : 2017/08/11(金) 08:47:00
    逆転裁判みたいだな
  20. 20 : : 2017/08/11(金) 11:03:57




    カラ松「どうやってあの暗闇で佐天を殺せたんだろな…」

    藤巻「【気配を頼り】にしたんじゃねぇのか?」

    楽「一寸先は暗闇で見えないのに?」

    大和田「んなもん【あたって砕けろ】みたいなものだろ?【暗闇で見える方法なんかない】んだからよ」

    シノン「お手上げね」



    霧切(いえ…暗闇でもアレを使えば犯行は可能なはず…)

    コトダマ:ビデオカメラ







    カラ松「どうやってあの暗闇で佐天を殺せたんだろな…」

    藤巻「【気配を頼り】にしたんじゃねぇのか?」

    楽「一寸先は暗闇で見えないのに?」

    大和田「んなもん【あたって砕けろ】みたいなものだろ?【暗闇で見える方法なんかない】んだからよ」

    霧切「それは違うわ!」論破



    Break




    霧切「いえ、犯人は一寸先も見えない暗闇の中でも犯行は可能だったはずよ」

    大和田「どういうことだ?」

    かなで「もしかして…あのビデオカメラのこと?」

    霧切「そうよ。赤外線機能付きビデオカメラ…」

    カラ松「なるほどな…それさえあれば暗闇の中でも見えるわけだ…」

    ベルトルト「で、でも…カメラがあっとしても…液晶画面の光で見えてしまうよ?」

    霧切「犯人はそれも分かっていたからアレを使ったのよ」

    雪ノ下「あれって何なの?」

    霧切「布よ。しかもかなり、大きめの布」

    キッド「まさか犯人はその布を頭の上から被せて…」

    霧切「カメラの液晶画面の光漏れを防いだんでしょうね」

    スイッチ『なるほど…それを使えば佐天を殺すことも簡単にできるな…』

    カラ松「ただ…少し疑問がある」

    霧切「何かしら?」

    カラ松「別の可能性があったとしよう…もし、佐天を殺害した犯人が実は佐天ではなく別の誰かを殺そうとしたら?」

    菅谷「別の誰か?」

    カラ松「例の知ってほしくない事が書かれた紙の件。それを持ってなくても知っている人物が一人いるんじゃないか?」

    霧切「もしかして…」

    ベルトルト「僕達の情報を持っている人物って…」

    スイッチ『俺だけだな…』

    サシャ「あ!そう言えばあなた私の知ってほしくなかった事を言ってくれましたね!」

    スイッチ『あれはすまなかった』

    カラ松「つまりだ…犯人は佐天ではなく…スイッチを狙ったという可能性がある」

    霧切「確かにその可能性もなくはないわ」

    藤巻「んじゃ、どうして犯人はスイッチじゃなくて、佐天を狙いやがったんだ?」

    かなで「きっと懐中電灯の入手を防ぐために…だよ…」

    ベルトルト「理由はある?」

    かなで「懐中電灯の光があったらバレてしまうからだと思う」

    カラ松「なるほど…だいぶ分かってきたぞ…犯人は当初スイッチを殺す計画を建てていた…そして、停電になった瞬間、カメラと布を使いスイッチに近づこうとするが、佐天が懐中電灯を手に取ろうしたから彼女を殺すしかなかった…」

    澪田「つまり、最初は涙子ちゃんを殺すつもりはなかったわけっすか…」

    藤巻「だが…犯行が分かってもその正体が分からんぜ…」  

    楽「打つ手なしか…」

  21. 21 : : 2017/08/11(金) 13:07:30



    大和田「くそ…どうすれば…」

    かなで「犯人の【犯行が分かっても】…正体がわからないと…」

    藤巻「一体【犯人は誰】なんだよ!!」

    霧切「他に【手掛かり】は無いのかしら?」

    シノン「【ないでしょうね】」



    カラ松(そう言えば…佐天の服にアレが付着していた事を言い忘れていたな…)


    コトダマコピー:手掛かり







    大和田「くそ…どうすれば…」

    かなで「犯人の【犯行が分かっても】…正体がわからないと…」

    藤巻「一体【犯人は誰】なんだよ!!」

    霧切「他に【手掛かり】は無いのかしら?」

    シノン「【ないでしょうね】」


    カラ松「NO,それは違うな」論破



    Break








    カラ松「いや、手掛かりならまだあるぜ?」スッ
    (粉の入ったポリ袋)

    シノン「それは?」

    カラ松「佐天の遺体肩に付着していた謎の粉だ」

    楽「何の粉だ?」

    カラ松「それ今、確かめる」ペロッ

    藤巻「お、おい!舐めて大丈夫なのか?」

    カラ松「ノープロブレム、これは甘い味のする粉だ」

    ベルトルト「甘い味?」

    カラ松「何処かで味わったこの甘い味…そうか…佐天さんが振る舞ってくれたクッキーの味だ」

    ベルトルト「…」ペロッ

    ベルトルト「間違いない…これは佐天さんの作ってくれたクッキーの味…」

    カラ松「ああ…そして、佐天の肩にクッキーの粉が付着しているのはおかしすぎる…となると犯人はクッキーを食べて手を拭き忘れていた誰かだろうな」

    楽「待てよ?あの時…佐天の作ってくれたクッキーを食べてた奴って…」

    ーーーーーーーー

    かなで「お菓子、美味しい…」

    サシャ「本当に美味しいですねこれ!」

    佐天「でしょ?私特製のクッキーなの」

    ベルトルト「うん、ほんのり甘いこのお菓子、初めて食べたよ」

    佐天「本当?それはよかった」

    カラ松「これはデリシャス!いい嫁になるんじゃないか?」

    佐天「もう、褒めすぎです」 

    澪田「でも美味しいよ!涙子ちゃん!」

    佐天「ありがとうございます」

    ーーーーーーーー

    楽「立華、サシャ、ベルトルト、カラ松、澪田に絞れるな…」

    スイッチ『確かにその五人のみクッキーに触れていた…』

    サシャ「私じゃないですよ!」

    かなで「私も違う!食べた後手を拭いたよ!」

    澪田「私もっす!ってかかなでちゃんと私は完璧に拭いていました!」

    ベルトルト「僕も食べてたけど一枚だけだったよ!」

    カラ松「確かに俺とベルトルトは一枚のみしか食べてない…クッキー1枚でこんなに粉が佐天に付着するはずないからな…」

    楽「となると……」

    霧切「サシャさん…あなたはどうなの?」

    サシャ「わ、私ですか!?」

  22. 22 : : 2017/08/11(金) 13:12:11
    サシャ!?
  23. 23 : : 2017/08/11(金) 13:32:51


    サシャ「ちょっと待ってください!私が【犯人なわけない】ですよ!」


    サシャ「そもそも、私は昨日、【食堂になんか行ってません】!」


    サシャ「だから私ではありません!!」







    霧切(彼女は明らかに嘘を言っている…だって、彼女を見かけた人物が居る筈…)


    コトダマ:一条楽の証言





    サシャ「ちょっと待ってください!私が【犯人なわけない】ですよ!」


    サシャ「そもそも、私は昨日、【食堂になんか行ってません】!」


    霧切「それは違うわ」論破




    Break



    霧切「いえ、あなたは間違いなく食堂に行ってた筈だわ。食堂に入るところを見たのね?一条君」

    楽「あ、ああ…見てたけど…まさかサシャなのか?」

    サシャ「ち、違いますよ!食堂に行くわけ…」

    霧切「自分から言ってた筈よ」


    ーーーーーーーー

    サシャ「あれは包丁です!食堂をいつも出入りする私なのでよく見かけます」

    ーーーーーーーー

    霧切「あなたは食堂をいつも出入りすると自ら言っていた…なのに食堂に行ってないなんておかしいわ」

    サシャ「なっ!」

    大和田「何か反論はあんのか?」

    サシャ「反論……ですって?」

    サシャ「ええ!ありますよ!!そもそも、あのお茶会に来なかったその三人も怪しいんじゃないですか!!」

    スイッチ『無駄だ。いくら反論してもこれだけの物証が揃っているんだ。足掻いても無駄だ』

    サシャ「黙れ!!アタシは犯人違うねん!!やったのはあの三人の中だ!!」

    かなで「さ、サシャさん?」

    楽「サシャが狂ってやがる…」

    霧切「なら、分からせてあげるわ…」



    マシンガントークバトル



    サシャ「私じゃないですよ!!」

    サシャ「証拠出してくださいよ!!」

    サシャ「耳障りですね!!」

    サシャ「黙らんかいっ!!」

    サシャ「やめてください…」


    霧切(トドメね…)

    コトダマ:スイッチの推測







    サシャ【「犯人はお茶会に来なかった三人以外】に考えられないです!!」





    霧切「それは違うわ!」論破






    サシャ「っ!」








    Break







    霧切「いえ、犯人は大和田君でも…藤巻君でも…朝田さんでもないわ…あなたしかいない」

    サシャ「はぁ?何言ってるんですか!?」

    スイッチ『ああ…もし三人が犯人なら食堂の出入り口から現れるはずだ』

    サシャ「っ!」

    霧切「もし三人の中に食料庫にいたとしても佐天さんや一条君にバレてしまうわ」

    サシャ「なっ…なっ………あ………」

    霧切「凶器や物を隠せるのが限界な食堂に人が隠れられるのは到底無理ね」

    サシャ「…」

    スイッチ『反論はもう無いみたいだな?』

    大和田「サシャ…テメェが佐天を……」

    サシャ「…」ギリ

    全員「…」

    霧切「これで終わらせましょう…」


  24. 24 : : 2017/08/11(金) 13:42:27
    まさか... 本当にサシャが...
  25. 25 : : 2017/08/11(金) 14:07:41


    クライマックス推理

    Act1

    始まりは犯人が犯行が起きる前日の夜からだった

    犯人は倉庫からビデオカメラや蛍光ペンを持ち出し犯行準備に取り掛かる

    包丁はテーブルの下に蛍光ペンで塗られたテープを使って貼り付けた

    そして、ブレーカーは翌日の午後3時45分ぐらいに落ちるようにセットさせた…なんでその時間なのかは佐天さんが死んだのは停電して間もない時だからね


    全て準備を終えた犯人は明日になるのを待った




    Act2

    お茶会が始まり、犯人は停電になるのを待った

    そして停電が起こり犯人が行動に出る

    テーブルの下に隠しておいた蛍光ペンの光を頼りに包丁を獲得し

    布をかぶりビデオカメラを赤外線機能にして起動させる

    その後、知ってほしくない事を知っているスイッチを狙うがここで犯人に誤算がでる

    それは佐天さんが懐中電灯を手にしようとしたから




    Act3

    やむを得なくなった犯人は佐天さんに襲いかかる。

    ここで犯人は手に佐天さんが作ってくれたクッキーの粉が付着したまま肩を掴み殺害する。

    殺害後、布やカメラを処分し、何もなかったかのように通した

    そして、ブレーカーが戻ったときには佐天さんが死んでいたのを発見する






    霧切「そうよね?サシャ・ブラウスさん?」

    サシャ「…」







    サシャ「だって…仕方なかったんですから…」

    霧切「認めるのね?佐天さんを殺したのを」

    サシャ「…」コク

    楽「サシャ…なんでこんな事を…」

    サシャ「芋女…一番言われたくなかったからですよ!」ギロ

    スイッチ「…」

    サシャ「あなたのせいで…思い出したくもない事を思い出したから…あなたのせいですよ!!」

    スイッチ『それに関しては本当にすまないと思っている…だが…君は秘密を守ってくれた彼女を殺してしまったんだからな』

    サシャ「え……どういうこと?」

    雪ノ下「これよ」

    キッド「藤巻君は溺れやすい人?」

    藤巻「なっ!それ俺の一番知ってほしくない事だ!!」

    大和田「なんで、そんなものが?」

    霧切「今回、知ってほしくない事を書かれた紙全員分を持っていた人物は彼女でしょうね」

    サシャ「っ!」

    雪ノ下「でもこの紙はトラッシュルームにあったの…これで分かるでしょ?」

    楽「まさか…佐天は俺達の秘密を守るためにそれを処分しようとした…」

    霧切「そして、彼女は停電直後に言いかけたあの言葉は恐らく持っていたけど自分で処分しようとしたと言おうとしたのね…」

    サシャ「そんな…私は……やってはいけないことを……」

    スイッチ『復讐に囚われ過ぎたあまり、自分の事で精一杯だったのかもな』

    サシャ「うう……ごめんなさい……ごめんなさい……佐天さん………」

    スイッチ「…」

    モノクマ「さてと、犯人もわかった事でそろそろ投票タイムといきますかな?ではお手元のスイッチで投票してください」


  26. 26 : : 2017/08/11(金) 14:10:25
        WHO IS FOUND GUILTY?

            MONOKUMA




            V O T E


         サシャ サシャ サシャ


             GUILTY





  27. 27 : : 2017/08/11(金) 14:11:02
    サシャ... 死ぬのか、今、ここで!
  28. 28 : : 2017/08/11(金) 23:07:37
    モノクマ「ひゃっほー!!大正解!!今回、佐天涙子さんを殺害したクロはサシャ・ブラウスさんでした!!」



    サシャ「…」

    大和田「くそ…」

    楽「サシャ…その…」

    サシャ「スイッチ…その…ごめんなさい……私…間違ってたみたいです…もしあなたを殺しても同じ罪悪感が芽生えるだけだったのかもしれません…」

    スイッチ『一度犯した過ちは元には戻せない…だが…それを機に変えることも可能だ』

    サシャ「そうですよね…変えれますよね…」

    楽「そうだ!佐天は死んじまったが、お前でも生き続けないとな!」

    モノクマ「何言ってるの一条君?」

    楽「え?これで終わりだろ?」

    菅谷「お前聞いてなかったのか?秩序を乱した奴が処刑されるんだぞ…」

    楽「っ!嘘だろ…」

    モノクマ「嘘ではありません!秩序を乱したサシャさんにはお仕置きを受けてもらいます!」

    楽「お、おい!そんなのおかしいだろ!!」

    サシャ「もういいんです…私は今から佐天に会って謝ってきます…これが私のやりたいことですから…」

    楽「サシャ…」

    モノクマ「では、サシャ・ブラウスさんにスペシャルなお仕置きを受けてもらいます!!」ポチッ!









    GAME OVER

    サシャさんがクロにきまりました。
    オシオキをかいしします。











    サシャ「…」

    コロコロ

    じゃがいも「」

    ゴロゴロ!!!

    サシャ「っ!」クルッ  

    巨大じゃがいも「」ゴロゴロ  

    「じゃがいもからの逃走中」

    サシャ「っ!」タッタッタッ!!

    巨大じゃがいも「」ゴロゴロ!

    サシャ「っ!」タッタッタッ!!

    巨大じゃがいも「」ゴロゴロ!!

    サシャ「っ!!」タッタッタッ!!

    巨大じゃがいも「」ゴロゴロ!!!

    サシャ「っ!!!」タッタッタッ!




    グシャリッ!!


     

    巨大じゃがいも「」ゴロゴロ…(じゃがいもに血の跡が残る)












  29. 29 : : 2017/08/11(金) 23:16:45


    モノクマ「エクストリーム!!ブラボー!!!」

    楽「あ……あぁ…」

    藤巻「なんだよ…こんな処刑アリなのかよ…」

    キッド「なんてことを…」 

    かなで「もう嫌だよ…こんな学園生活…」

    モノクマ「そんなに嫌ならここでの生活を受け入れることだね」
      
    霧切「どうしてあなたはこんな事をするの?」

    モノクマ「それはね……」




     












    モノクマ「君達アニメキャラクター達がどれほど絶望するのか見たいだけなのさ」









    霧切「…いつか、正体を暴くわ」

    モノクマ「好きにするといいよ!前の奴らのように」  

    霧切「前の奴ら?」

    モノクマ「おっと!口が滑るところだった!!それでは楽しい学園生活を引き続き送ってくださいな」





    私達は覚悟した…またいつかこの時が来るだろうってことを…















    第一章 ミレミアム・絶望 完










    死亡メンバー:佐天涙子、サシャ・ブラウス


    残り13名  








  30. 30 : : 2017/08/11(金) 23:31:57
    次は誰かな?
  31. 31 : : 2017/08/11(金) 23:37:52
    サシャがいもに潰されて死んだってことはベルトルトは超大型巨人に関することで死ぬのかな?(殺したとして)スイッチはオタクに関することやろうな
  32. 32 : : 2017/08/12(土) 07:08:33



    このコロシアイ学園生活が始まって6日目で二人の命が失った

    佐天涙子とサシャ・ブラウス…

    残るメンバーは13人












    サシャの学級裁判後

    食堂

    大和田「結局起こっちまったか…殺人が…」

    楽「くそ…モノクマのやつ…酷いやつだ…」

    カラ松「ふっ…まさにサイコパスなクマだ」

    澪田「これからどうなるんだろう…」

    霧切「二度と殺人が起きないように対策したところでモノクマは躊躇なく私達の心を揺さぶる筈だわ…」

    スイッチ『可能性は否定できないな』

    藤巻「チッ、いつまで続くんだ…このコロシアイ学園生活は…」













    2章 「瞳の奥には絶望が付き物 日常編」














    七日目


    モノクマ「えー!オマエラにも刺激が必要かと思いまして新しい世界…つまり二階を開放させました!どうぞご堪能ください」


    二階

    霧切「希望ヶ峰学園の時と同じね…」

    楽「よし!片っ端から調べるぞ!」

    キッド「むむ…なにやら苛立ちの予感…」






    書庫

    ベルトルト「すごい…こんなに本が」

    キッド「ぬっ!1巻と3巻の間に7巻だと!きっちりかっちり並べなおそう!!」

    ベルトルト「アハハ…」







    音楽室

    澪田「すごい!楽器が全部揃ってるっす!」

    カラ松「お!俺の使っていたギターに似てるやつもある…懐かしいな…まるでかつて俺の物だったような感覚だ…」










    教室

    ガラッ

    霧切「…」

    スイッチ『む?霧切も来たのか』

    霧切「ええ…」

    スイッチ『ちょうどいい、これを渡す』

    霧切「これは?」

    スイッチ『最初のコロシアイ学園生活を送っていた奴等の資料の一部だ。さっきここで見つけた』

    霧切「これは…」


    一期生 名簿

    ・苗木誠(ダンガンロンパ)

    ・日向創(スーパーダンガンロンパ2)

    ・潮田渚(暗殺教室)

    ・エレン・イェーガー(進撃の巨人)

    ・比企谷八幡(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

    ・マカ=アルバーン(ソウルイーター)

    ・ソウル=イーター(ソウルイーター)

    ・西住みほ(ガールズ&パンツァー)

    ・キリト=桐ヶ谷和人(ソードアートオンライン)

    ・アスナ=結城明日奈(ソードアートオンライン)

    ・松野おそ松(おそ松さん)

    ・音無結弦(AngelBeats!!)

    ・仲村ゆり(AngelBeats!!)

    ・上条当麻(とある魔術の禁書目録)

    ・御坂美琴(とある科学の超電磁砲)




    霧切「苗木君…あなたもこの学園に…」
  33. 33 : : 2017/08/12(土) 07:50:11
    すいませんこの最初のコロシアイ学園生活ってssにありますか?
  34. 34 : : 2017/08/12(土) 08:06:17
    >>33 あります。「主人公達のコロシアイ学園生活」です
  35. 35 : : 2017/08/12(土) 08:50:38
    >>34ありがとうございます
  36. 36 : : 2017/08/12(土) 13:43:14
    スイッチ『苗木誠…アニメ「ダンガンロンパ」の主人公であり、超高校級の幸運でもあるが超高校級の希望とも呼ばれている…か…』

    霧切「どうしてあなたが苗木君の情報を…」

    スイッチ『資料を解析みたらこんな物が出てきたんだ。他の一期生の情報も見るか?』

    霧切「いいわ…」

    スイッチ『そうか…なら俺は別の場所に当たる』










    食堂

    霧切「今回、二階が開放されて使えるようになった部屋は…書庫と音楽室…そして、教室ね」


    キッド「書庫の方は本がズラリとあった…だが、役に立つ物はなかった」



    カラ松「音楽室はいろんな楽器があったな、それに防音体質の壁が施されていた」




    霧切「ざっとこんなものね」




    菅谷「そう言えば藤巻はどこ行ったんだ?」



    大和田「アイツ、最近一人でぶらつくんだよな…」

    澪田「一人にして大丈夫っすか?」

    霧切「今はそっとしておきましょ…」






    書庫

    藤巻「くそ…なんで俺はこんなモヤモヤする気持ちになんだよ!!」ドンッ!(壁を叩く)

    ガタッ

    藤巻「あ?」

    ギィー

    藤巻「これは…隠し通路なのか?」














    八日目

    楽「藤巻、アイツ本当にどこ行ったんだ?」

    スイッチ『個室の方にはいる気配がなかった』 

    キッド「まさか…モノクマに?」

    霧切「その内出てくるわいつかだけど」

    大和田「探さなくていいのか?」

    霧切「どうぞご自由に」

    楽「なら探しに行くか!」


  37. 37 : : 2017/08/13(日) 11:30:51




    保健室

    大和田「チッ、何処いったんだ?」


    体育館

    楽「ここにはいないか…」

    キッド「やはり…そう目立つような場所にはいるわけないか……」




    教室

    雪ノ下「…?霧切さんね」

    霧切「雪ノ下さん…あなたも藤巻君を?」

    雪ノ下「私は好きで行動しているだけよ。それより、書庫に来て、面白い物を見つけたわ」







    書庫

    霧切「この本棚がどうかしたの?」

    雪ノ下「いいから見てて」グッ

    ガタッ 

    ギィー

    霧切「これは秘密の部屋ね」

    雪ノ下「ええ…まだ先には行ってないわ」

    霧切「行ってみましょう…」






    「…」ジー






    書庫 秘密の部屋

    霧切「これは…かなりほこりかぶってるわね」

    雪ノ下「きっと長いこと使われてないところでしょうね」

    霧切「監視カメラがない…」

    雪ノ下「そうね…」

    霧切「でも…何かが変だわ…」

    雪ノ下「どういう事かしら?」

    霧切「それより、あなたは誰?」

    「っ!」

    雪ノ下「跡をつけられていたのね」

    「…」スタスタ

    霧切「あなた…藤巻君ね」

    藤巻「チッ、バレてたのか」

    霧切「ここは何処なの?」

    藤巻「よく分からね。あるのは必要最低限の家具とこれだ」スッ

    霧切「日記?」

    藤巻「とにかく、あまり長いとこいるとモノクマに勘付かれる。出た方がいい」
     
    霧切「そうわね」

    藤巻「…」







  38. 38 : : 2017/08/13(日) 11:45:31
    食堂

    楽「一体何処に行ってたんだよ!藤巻」

    藤巻「悪いな、心配掛けたぜ」

    シノン「何かあったの?」

    霧切「書庫にとある部屋があったのよ」

    カラ松「とある部屋だと?」

    霧切「具体的にどんな部屋なのかは分からないけど…恐らく重要な部屋なのかもね…」

    大和田「あんま関わんね方がいい。モノクマがいつ俺達を見てるか分かんねーからな」

    霧切「そうわね…」







    それから殺人が起こることなく3日経った

    そんなある日、モノクマに招集がかけられた


    11日目

    体育館

    全員「…」

    モノクマ「っ!」ビヨーン!


    モノクマ「やぁやぁ、皆さん」

    スイッチ『今度は俺達に何をする気だ?』

    モノクマ「失礼な話だね。僕は君達とお話したいだけさ」

    大和田「話だと?」

    藤巻「長い話なら付き合わねーぜ」

    モノクマ「はぁ…わかったよ!手短に言うよ!今回、君達の誰か3人に一週間の監禁をしてもらいます」

    楽「い、一週間の監禁だと!!」

    菅谷「め、飯はどうなるだ?」

    モノクマ「必要最低限はあげるけど生きれる保証はないからね」

    大和田「ふざけんな!なんで俺達がそんなことしなくちゃなんねぇだ!!」

    モノクマ「だって、展開がねぇ…それにたまにこういう刺激的な生活も必要でしょ!」

    キッド「たわけが…虫酸が走る…」

    モノクマ「今回、監禁してもらう三人は…立華かなでさん、デス・ザ・キッド君、一条楽君の三人です!」

    かなで、キッド、楽「っ!」

    キッド「まさか…この僕が…」

    楽「俺もかよ…」

    かなで「…」

    モノクマ「それじゃあ、三人には監禁部屋で一週間過ごしてもいます!」

    澪田「地獄だ…」

    霧切「…」



  39. 39 : : 2017/08/13(日) 11:52:35
    かっ監禁だと!!!!ハァハァハァ
  40. 40 : : 2017/08/13(日) 14:12:17



    ガシャンッ!!

    楽「…」

    かなで「…」

    キッド「…」



    ガラーン

    楽「なんだよ…この監禁部屋何もねぇじゃねぇか!」

    キッド「落ち着け、たかが一週間だ…」

    楽「七日もずっとこれなのか!?もう嫌だぜ…」

    かなで「…」














    澪田「三人とも大丈夫っすかね?」

    雪ノ下「死にはしないと思うけど…」

    カラ松「うむ…心配だ…」

    藤巻「…」






    12日目 監禁生活2日目

    楽「クソ…」

    かなで「…」

    キッド「…」











    18日目 監禁生活終了

    監禁部屋前

    ガタンッ!

    大和田「ようやくか…」

    楽「ひら…いたのか…」フラフラ

    澪田「ちょっと!大丈夫っすか!?」

    かなで「たすかっ……た……」フラフラ

    キッド「く……ムシズガハシル…」

    カラ松「急いで三人を保健室に連れて行くぞ!」


     

    保健室

    ベルトルト「ご飯を持ってきたよ」

    楽「はぁ…ようやく…食える…」

    キッド「この七日間…ロクにご飯を食べれなかったからな…」

    かなで「…」パクパク

    雪ノ下「あなた達、この七日間よく耐えたわね」

    楽「ああ…寝る事も出来なくて大変だった…」

    キッド「校則では個室以外の就寝は禁止だからな…本当にキツかった…」

    かなで「…」

    雪ノ下「一先ず三人を個室に連れて行って休ませましょう」

    カラ松「ああ…かなりひどいやつれだ…」














    19日目 

    キーンコーンカーンコーン





    澪田「響子ちゃん!大変っす!」

    霧切「どうしたの?」






    楽の個室前

    大和田「おい!楽!開けやがれ!!」

    霧切「一条君は?」

    大和田「それが何度も呼んでも出てこないんだよ!」

    霧切「止む得ないわね。大和田君」

    大和田「いいのか?」

    霧切「緊急事態よ…気にしても仕方ないわ」

    大和田「やるぞ!」

    ドンッ!!

    バタンっ!!

    大和田「おい!楽!!っ!!」




  41. 41 : : 2017/08/13(日) 14:13:18












    楽「」(頭から血を流し、クビを吊った状態)












  42. 42 : : 2017/08/13(日) 14:27:05




    ピンポーンパーンポーン!

    モノクマ「死体が発見されました!一定の自由時間の後に学級裁判を開きます!」








    楽「」

    霧切「また起こってしまったのね…」

    大和田「クソ…なんで楽を…」

    カラ松「間違いなく犯人は監禁で弱っていた楽を狙ったんだな…」

    藤巻「だが、なんでクビを吊った状態なんだ?」

    ベルトルト「それになんかこの個室暑いような…」

    澪田「うわっ!室内温度30度以上あるっすよ!」

    霧切「とにかく捜査開始よ」

    ー捜査開始ー






    スイッチ『モノクマファイルによると…』




    被害者は一条楽

    死体発見場所は一条楽の個室

    死亡時刻は午前四時頃

    後頭部には一箇所の打撃痕がある





    スイッチ『恐らく…撲殺だろうな…』


    コトダマ:モノクマファイル






    霧切「それと、気になるのは室内の温度と僅かに濡れた床ね…」




    コトダマ:室内温度

    コトダマ:濡れた床








    食料庫

    カラ松「?冷凍庫の氷が一つ減ってる?」


    コトダマ:冷凍庫の氷





  43. 43 : : 2017/08/13(日) 14:50:28
    楽、なーむー
  44. 44 : : 2017/08/17(木) 09:43:43






    霧切「これは…ペンね…確か、個室には文房具が一つ一つあるはずだわ…けれど、一条君には全て揃ってる…一体誰のかしら…」



    コトダマ:落ちていたペン






    カラ松「ん?サランラップの箱があって…中身が無くなってるぞ…どういう事だ?」


    コトダマ:中身のないサランラップの箱


    カラ松「そして…なんでここに発泡スチロールの箱が…」


    コトダマ:使用された発泡スチロールの箱





    澪田「昨日、楽ちゃんの見舞いの時にうっかりコーヒーをこぼしてしまい、緑のカーペットに染みが付いてしまったんだけど、そのカーペットが無くなってるんっすよ」

    霧切「それを知ってる人は?」

    澪田「唯吹と響子ちゃんのみっす」



    コトダマ:澪田の証言




    大和田「そういやアイツの個室の鍵が見当たらないな…」

    スイッチ『そう言われてみれば…』

    大和田「内側から鍵を掛けるが、もし、自殺なら鍵がなくなるなんて不自然だぜ…」

    スイッチ『もしかしたらこれは自殺という可能性は低いのかもな…』



    コトダマ:個室の鍵

    コトダマ:大和田の推測









    霧切「スイッチ君、確かあなたは監禁された三人の健康を管理していたわね」

    スイッチ『ああ…していたが?』

    霧切「殺人が起きる前日の三人の状態はどんな感じだった?」

    スイッチ『まず、言えることは酷い疲労感とそれにより、まともな食事を取れてないのが原因で、立つことが出来ない状態だ』

    霧切「つまり、歩くことは不可能なわけね」

    スイッチ『そうだ』  


    コトダマ:三人の健康状態








    赤い扉手前

    カラ松「全員揃ったな」

    藤巻「さっさと行こうぜ」

    霧切(今回、犯人は監禁された三人が弱いことを機に狙った可能性があるわね…でも、それが誰なのか突き止めないと…)







  45. 45 : : 2017/08/17(木) 11:39:57


    学級裁判 開廷!!


    藤巻「…」

    ベルトルト「…」

    シノン「…」

    大和田「…」

    カラ松「…」

    スイッチ「…」

    キッド「…」

    霧切「…」

    雪ノ下「…」

    澪田「…」

    菅谷「…」

    かなで「…」


    菅谷「やっぱり…あの遺影が増えてんだな…」

    サシャの遺影「」

    楽の遺影「」





    モノクマ「では、学級裁判の簡単な説明をします。まずはオマエラには議論し合い、そしてその結果はオマエラの投票によって決定される。正しいクロを当てればクロのみがオシオキ。しかし、間違ったクを当てれば、クロ以外の人はみんなオシオキをします。では、議論をどうぞ」


    藤巻「議論するも何も一条は自殺したんだろ」

    スイッチ『む?なぜそう決めつける?』

    藤巻「あのクビを吊った状態を見りゃ自殺しかないだろ!!」

    霧切(まだ決めつけるのには早いわ…)









    藤巻「間違いなく一条は【自殺した】!!」

    スイッチ『だが、自殺したという【証拠】がないんだぞ?』

    藤巻「いや!【クビを吊って死んだ以外】にあり得ないだろ!!」



    霧切(確かに首を吊っるされていたけど…まだ他にもあったはずよ…)


    コトダマ:モノクマファイル




    藤巻「間違いなく一条は【自殺した】!!」

    スイッチ『だが、自殺したという【証拠】がないんだぞ?』

    藤巻「いや!【クビを吊って死んだ以外】にあり得ないだろ!!」


    霧切「それは違うわ!!」論破



    Break





    霧切「いえ、首を吊るされた以外にも一条の死因があるわ」

    藤巻「はぁ?」

    霧切「モノクマファイルをもう一度確認してみて」

    被害者は一条楽

    死体発見場所は一条楽の個室

    死亡時刻は午前四時頃

    後頭部には一箇所の打撃痕がある


    スイッチ『最後の部分に後頭部には一箇所の打撃痕があると書いてあるな』

    大和田「あの時、死体発見した時もアイツの頭から血が流れていたしな」



    スイッチ『モノクマ、2つ確認させてくれ』

    モノクマ「ふ?何ですか?」

    スイッチ『もし、間接的な殺し方をした場合、それはクロになる可能性はあるのか?』

    モノクマ「うーん、まぁ病死以外に関しては殺人と判断してていいよ。つまり、誰かの行動に起因した死になるってこと」

    スイッチ『なるほど…あと一つだ。もし共犯者がいた場合。それは二人卒業できるのか?』

    モノクマ「残念ながら、卒業できるのは実行犯であるクロのみです!そして、今回は共犯者はいません!はっ!言っちゃった…」

    スイッチ『………。ということで今回は共犯者はいないみたいだな』

    キッド「共犯者が居ないのは分かったが…肝心の一条が後頭部に打撃した物は一体何なんだ…」

  46. 46 : : 2017/08/17(木) 14:10:24
    それにしても、主人公たちのコロシアイってやつではおそ松が最初に死んでたし、というか最初っから予想してたんだがカラ松死なへんかったな。まぁ、おそ松よりかはグズじゃなかったってことかな?
  47. 47 : : 2017/08/18(金) 06:43:31

    カラ松「恐らくコレの事じゃないか?」

    提出:中身のないサランラップの箱

    かなで「サランラップ?」

    カラ松「ああ…だが、肝心の中身がなかった」

    大和田「なかっただと?」

    カラ松「恐らく、犯人はサランラップの中身だけを使って一条を殴ったんだろうな」

    スイッチ『確かにそれだと、一条楽の後頭部の傷の原因が繋がりそうだな』

    キッド「しかし、犯人がサランラップで一条を殴ったのが分かったとしても…首を吊った状態が一向に分からないぞ…」

    霧切「今からそれを議論しましょう…一条君をどうやって吊るすことができたのかを」








    藤巻「【一条を殴って】…【その後に吊るす】…さっぱり分からん」

    シノン「そもそも一条は【殴られて死んだ】のかしら?」

    霧切「彼が死んでるならあんな状態にはしない筈だわ」

    菅谷「じゃあ、やっぱ【自殺じゃない】んだな…」

    藤巻「いや自殺だろ…【どうやって犯人が一条を吊る】せるんだよ!」



    カラ松(ん?そう言えば、あの部屋でなんかいつもと違う所があったな…)




    コトダマ:室内温度&濡れた床


    藤巻「【一条を殴って】…【その後に吊るす】…さっぱり分からん」

    シノン「そもそも一条は【殴られて死んだ】のかしら?」

    霧切「彼が死んでるならあんな状態にはしない筈だわ」

    菅谷「じゃあ、やっぱ【自殺じゃない】んだな…」

    藤巻「いや自殺だろ…【どうやって犯人が一条を吊る】せるんだよ!」



    カラ松「ノンノン!それは違うな!」論破


    Break





    カラ松「いや、犯人でも一条を吊るす事が可能な筈だ」

    藤巻「は?」

    カラ松「部屋の状態を確認してみろ…何か変だったじゃないか?」

    澪田「あ!そう言えば室内温度が…」



    ーーーーーーーー

    ベルトルト「それになんかこの個室暑いような…」

    澪田「うわっ!室内温度30度以上あるっすよ!」

    ーーーーーーーー


    ベルトルト「僕も見たけど確かに室内温度は30度以上あったよ…」

    カラ松「そして…濡れた床だな」

    大和田「そういや、なんであの時床が濡れてたんだ?」

    カラ松「犯人はとあるトリックを使ったのさ…それは氷だ」

    霧切「氷?」

    カラ松「イエス、まず手順はこうだ」


    椅子の上に氷をセッティングする
          ↓
    殴られて気絶した一条を首にロープを吊るし、足元に氷の上に立たせる
          ↓
      室内温度を高くする
          ↓
    徐々に氷が溶けていき、足場がなくなる
          ↓
     一条楽本人がが目を覚ます
          ↓
      首がロープに締められる
          ↓
          死亡

    カラ松「ざっとこんなもんだろうな」

    霧切「なるほど…それなら一理あり得るかもね」

  48. 48 : : 2017/08/18(金) 14:56:30
    カラ松、頭いい
  49. 49 : : 2017/08/23(水) 14:03:40
    藤巻「けどよ!氷は何処から来たんだよ!」

    カラ松「もちろん、食堂の冷凍庫からだ」

    藤巻「なら不可能な筈だ!」











    霧切「何故不可能と言えるの?」

    藤巻「簡単な筈だ!氷の出処は食堂だ!そして、【殺害した時間】と【食堂の夜時間】からして氷の持ち出しは不可能だ!」

    霧切「もし、夜時間でも【氷を持ち出せる物】があったらどうするの?」

    藤巻「そんなの無理だろ【氷を保存できない】限り無理なものは無理だ!」



    カラ松(藤巻は氷を持ち出せる事は不可能と言ってるが…アレを使えば…)


    コピーコトダマ:氷を持ち出せる物





    霧切「何故不可能と言えるの?」

    藤巻「簡単な筈だ!氷の出処は食堂だ!そして、【殺害した時間】と【食堂の夜時間】からして氷の持ち出しは不可能だ!」

    霧切「もし、夜時間でも【氷を持ち出せる物】があったらどうするの?」

    藤巻「そんなの無理だろ【氷を保存できない】限り無理なものは無理だ!」


    カラ松「ノンノン!それは違うな!」論破





    Break








    カラ松「いや、犯人は氷を持ち出せた筈だ」

    藤巻「はぁ?どういうことだ?」

    カラ松「食堂の冷凍庫に氷が入れるぐらいの大きさの発泡スチロールがあったのさ」

    キッド「聞いたことあるぞ…冷凍保存するのにうってつけの物だな」

    カラ松「俺の推測では犯人は誰もいない食堂を狙って氷を持ち出したんだろうな」

    菅谷「けど…誰が持ち出したんだ…」

    カラ松「誰だろうな…」






    霧切「そう言えば、澪田さんの話ではカーペットがなくなったという話があったのだけど誰か知らないの?」

    大和田「カーペットだぁ?」

    雪ノ下「それがなんの関係があるの?」

    澪田「楽ちゃんの見舞いの時にコーヒーをこぼしちゃって、それから染みが残ってたはずなんだけど死体発見時になくなっていて…」

    ベルトルト「誰かが持ち出したの?」

    藤巻「なんで犯人はカーペットなんかを持ち出したんだよ」

    キッド「恐らくカラ松が言ってた氷のトリックに関係してるだろうな、カーペットに溶けた水が染みれば乾くのに相当時間が掛かる。だからカーペットを退かしたと考えてもいいかもな」

    藤巻「ってことは、犯人は一条と同じ緑のカーペットを持ってるわけだな」

    ベルトルト「恐らくそうだろうね」

    キッド「だが、その肝心の犯人が…」

    霧切「いえ、今ここで分かったわ」

    カラ松「俺もだ」

    シノン「私もよ」

    全員「っ!」

    藤巻「だ、誰なんだよ!」


  50. 50 : : 2017/08/23(水) 17:04:29
    霧切「藤巻君、さっきの言葉をもう一度言ってみて」

    藤巻「はぁ!?」

    霧切「いいから!」ギロ






    霧切「さっきの言葉をもう一度言ってみて」

    藤巻「えっと…確か…犯人は一条と【同じ緑のカーペット】を持ってるわけだな……さぁ!これで犯人がわかってたのか!?」

    菅谷「一体何処に【犯人の根拠】が…」

    大和田「そういう事か…」






    霧切(これで分かったわ…犯人は…彼しかいない)


    コトダマ:澪田の証言





    霧切「さっきの言葉をもう一度言ってみて」

    藤巻「えっと…確か…犯人は一条と【同じ緑のカーペット】を持ってるわけだな……さぁ!これで犯人がわかってたのか!?」  



    霧切「それは違うわ!」論破





    Break








    霧切「藤巻君、どうしてカーペットの色をあなたが知ってるの?」

    藤巻「なっ!」

    全員「っ!」

    カラ松「墓穴を掘ったな藤巻…」

    藤巻「墓穴を掘った?俺は一度昼間に一条の部屋に入ってたから知ってんだよ!」

    澪田「今嘘を吐きましたね!唯吹は朝から夜時間になるまでずっと部屋にいたんすよ!」 

    藤巻「っ!」

    カラ松「もし、夜に一度一条の部屋に行ったのなら何しに行ったのか言ってもらおうか?」

    藤巻「…」

    大和田「お、おい…藤巻…」


    藤巻「俺じゃねぇ!!!俺がやったのなら証拠を出しやがれ!!!!」

    霧切「またこのパターンね…分からせてあげ…」

    カラ松「霧切、ここは俺に任せろ…」

    霧切「カラ松君…」

    カラ松「覚悟しろ…藤巻」





    マシンガントークバトル

    藤巻「俺は犯人じゃねぇ!!!」

    藤巻「うるせーぞ!!!」

    藤巻「証拠を出せ!!!」

    藤巻「知らねーぞ!!!」

    藤巻「黙れ黙れ黙れ!!!」




    カラ松(トドメだな)

    コトダマ:落ちていたペン





    藤巻「俺が犯人という【証拠はない】だろ!!!」




    カラ松「これで証明しよう!!」論破






    藤巻「っ!」










    Break








    カラ松「霧切から聞いた話では一条の部屋にペンが落ちていたそうだな」

    霧切「ええこれよ」

    藤巻「そ、それは!!」

    ベルトルト「覚えがあるの?」

    藤巻「っ!覚えがあるわけ!」

    カラ松「なら藤巻、お前の部屋を見せてくれ」

    藤巻「は?」

    カラ松「一条の部屋にはペンはちゃんと机の中に置いてあった。ならお前の机の中にもペンがある筈だ」

    藤巻「あ……へ………」

    霧切「反論はないわね」

    カラ松「んじゃ、最後の推理で終わらそう」


  51. 51 : : 2017/08/24(木) 07:32:06
    まじで頭いいな、カラ松
  52. 52 : : 2017/08/24(木) 23:50:33
    クライマックス推理


    Act1

    まず犯人は食堂で犯行に使うためのサランラップと氷を確保した

    そして、氷を発泡スチロールに入れ溶けないように保存していた


    Act2

    犯人は本人しかいない一条楽の部屋に侵入し一条をサランラップで殴り気絶させた

    その後、一条が自殺したと見せかけるための準備に取り掛かる。そこでカーペットが退かされたんだろうな



    Act3

    縄を一条の首に掛けた犯人は氷が早く溶けるようにクーラーを高温にし、カーペット、そして一条の個室の鍵を持ち去る



    Act4

    そして、高温になった部屋に氷が徐々に溶けていき、一条の足元には足場がなくなる

    こうして、一条は首を絞められ死んだ

    しかし、犯人も誤算はあった

    何故ならペンと溶けた氷によって濡れた床をそのままにしてしまった事だろうな












    カラ松「そうなんだろ?藤巻」

    藤巻「…」





    藤巻「けっ、バレちまったか…」

    モノクマ「そろそろ投票タイムいっちゃおうかな!ではお手元のスイッチで投票してください」

    全員「…」



  53. 53 : : 2017/08/24(木) 23:51:33
        WHO IS FOUND GUILTY?

            MONOKUMA




            V O T E


         藤巻  藤巻  藤巻


             GUILTY

  54. 54 : : 2017/08/25(金) 15:26:57
    モノクマ「こりゃまた大正解!!第二の犠牲者一条楽君を殺したクロは藤巻君でした!!」

    藤巻「クソが…なんで…こんなことに…」

    カラ松「教えろ藤巻、何故一条を殺した?」

    藤巻「分からないんだよ…」

    大和田「分からないだと?何も分からず人を殺すわけ無いだろ」

    藤巻「知らないっつってんだろ!」

    全員「っ!」

    藤巻「…俺だって……殺したくて殺したんじゃない!…俺の中にいる恐怖が殺意に目覚めちまったんだ…サシャの処刑を見て…俺もいつかあんな風に殺されるんだと…」

    霧切「だから、監禁され体が弱い一条君を狙ったと」

    藤巻「その通りだ…俺が弱いから…こんなことに…!」

    霧切「藤巻君、あなたのやった罪はとても償えないもの…けど、あなたの気持ちも分からないわけでもないわ」

    藤巻「霧切…」

    モノクマ「さて、では秩序を乱した藤巻君におしおきを開始します!」


    藤巻「霧切、最後にこれだけ言っておく。あの部屋にはまだ秘密が隠されてるはずだぜ」










    モノクマ「っ!」ポチッ!



    GAME OVER

    フジマキくんがクロにきましました。
    おしおきをかいしします。













    藤巻「…」



    モノクマ「っ!」ポチッ!




    バシュー!!!(水が溢れ出る)

    藤巻「っ!」





    『藤巻流溺死密室』





    藤巻「っ!」キョロキョロ

    ブラーン(ロープが落ちてくる)

    藤巻「くっ!」ガシッ!




    登っていく藤巻

    藤巻(長く生きてやる!)

    ガタンッ!(天井に扉が開く)

    藤巻「出口?」ガシッ!

    バタンッ!(扉が締まり、藤巻の指が千切れる)

    藤巻「っ!」ヒュー

    バッシャーーンッ!!!

    藤巻「っ!!!!」ブクブク










    藤巻「」











    バタンッ!!!








    こうして、藤巻は密室の中で溺死しこの世を去った…






  55. 55 : : 2017/08/25(金) 15:36:47
    書庫 秘密の部屋


    霧切「…」スッ


    ーーーーーーーー

    藤巻「よく分からね。あるのは必要最低限の家具とこれだ」スッ

    霧切「日記?」

    ーーーーーーーー


    霧切「ここに何か秘密が…」ペラッ



    ーもし、この日記を読んでるいる者がいるならここで言っておくー


      
     



    ー俺達は人間じゃないー






    霧切「人間じゃないって…どういう事?」












    一方その頃

    モノクマ「いやー!実に素晴らしい推理だったよ!」

    「…褒め言葉と受け取っておこう」

    モノクマ「今や君は世界の注目の的だよ」

    「さて、長話もなんだ…一つだけ聞かせろ」










    「桐ヶ谷和人…またの名を…黒の剣士キリトがこの学園にいるのは確かなのか?」














    「二章 瞳の奥には絶望が付き物 END」




    死亡メンバー:佐天涙子、サシャ・ブラウス、一条楽、藤巻

    残り11人




  56. 56 : : 2017/08/26(土) 16:23:08



    霧切「私達は人間じゃないって…」


    ー俺達一期生は突如モノクマによってコロシアイ学園生活を開始させられた。黒幕は茅場とカムクライズルー


    霧切「カムクライズル…どこかで聞いた名前ね…」

    ーそして、最後の学級裁判により、黒幕に打ち勝った俺達は脱出したが、俺だけこの学園に取り残されてしまったー

    霧切「まさか…一期生の一人がこの学園に取り残されているの」  

    ーもし、このコロシアイ学園生活が二度目を迎えたなら例の計画がまだ進行している可能性がある…なら、俺はそれを止める努力に走るー

    霧切「例の計画って…一体この学園に何が起きているの…」











    「三章 英雄が絶望に堕ちる時」












    「ピアノ…?」

    ググ…!!

    「!!(首がっ!)」

    モノクマ「!!」グイ!グイ!

    「!!(ダメだ…意識が持って行かれそうだ…)」

    モノクマ「!!!」グイ!グイ!グイ!

    「」グラグラ

    バタンっ!!!(ピアノの蓋が締まる)











    「…」

    バシューーーー!!!

    「っ!!!」ブクブク!!




    モノクマ「っ!」ガタンッ!!

    ビリビリ!!!バチッ!!!




    「っ!!!」ブクブク!!




    ドカアアアアアアアアアアン!!!!








    真っ赤な水が流れる…








    「…」
     
    ウィーン!!

    壁「」ジリジリ

    「…」

    壁「」ジリジリ!

    「…」

    壁「」ジリジリ!!!

    「…」

    壁「」ジリジリ!!!!!!

    ベチャッ!!!!









    スイッチ「っ!」バサッ!

    スイッチ『夢か…』




    スイッチ「…」スチャ(ヘッドフォンを付ける)

    ーーーーーーーー
    「情報処理室だったわ」

    「情報処理室か…」

    「私は早急にくまなく調べたんだけど、あるパソコンに厳重なセキュリティが掛けられていたわ」

    「厳重なセキュリティか…何かヒント的な物はなかったか?」

    「あったとすれば…この資料ね」

    「なんだ?この資料…」

    「見ればわかるわ…」




    「"ダンガンロンパVRゲーム化計画"?」

    ーーーーーーーー




    スイッチ『ダンガンロンパVRゲーム化計画…何か裏があるな…』





  57. 57 : : 2017/08/27(日) 20:16:08
    21日目 三階



    新しく開かれた階には様々な教室があった



    化学室

    スイッチ『いろんな薬品があるな』

    ベルトルト「毒薬もあるなんて…」





    生物実験室

    カラ松「顕微鏡に輸血用の血…」

    澪田「いろいろあるっすね」







    霧切「ここは…情報処理室ね」

    ガタガタ!

    霧切「やっぱり開かないわね」













    食堂

    霧切「今回は化学室に生物実験室…そして、開かない情報処理室だけね」

    カラ松「それにしても、ここに来て20日ぐらいで四人もいなくなっちまったな」

    大和田「ったく、今度は誰が死ぬのか分かんねーぜ」

    キッド「とにかくこれ以上死者を出さないように対策は考えておいた方がいいいいだろう」

    スイッチ『無駄だ。いくら対策したところで二度も殺人が起きている…もう、これ以上何かをしてもモノクマに台無しにされる結果になる』

    雪ノ下「だからって…ここでの生活を一生受け入れるのも嫌ね」

    菅谷「けどよ…ここから出る手段はないんだしさ…」

    霧切「まだ諦めるのは早いわ。とにかく耐えしのぐしかないわ」

    大和田「今度あのクマが出たらバッキバッキにひ捻り潰してやる」
















    22日目 書庫

    霧切「あら?朝田さん」

    シノン「何か用?」

    霧切「いえ、あなたはここで何やってるの?」

    シノン「見ての通り、本を読んでるのよ」

    霧切「そう…」

    シノン「本って不思議よね」

    霧切「え?」

    シノン「私には知らない事がたくさん書かれてある。皆も私の知らない能力があってビックリしたわ」

    霧切「そうわね…私もビックリしたわ」

    シノン「ねぇ、霧切さんに生意気の癖に結構やるって男子とかいる?」

    霧切「ええ、いるわ。いつも前向きが取り柄で友達が困ったら直ぐに助けるそんや生意気の男子よ」

    シノン「へぇ…そんな男子もいるのね」

    霧切「彼が居なかったら今頃私も…いえ、考えすぎね」

    シノン「?」



  58. 58 : : 2017/08/30(水) 16:07:28


    翌日

    体育館

    全員「…」

    モノクマ「っ!」ビヨーンッ!!



    モノクマ「やぁやぁ、よく集まりましたね」

    カラ松「どうせまたろくでもない事だろうな」

    モノクマ「人聞きの悪いな!僕は一度も君達に失望させた事なんて無いはずだよ!」

    大和田「テメェには言われたくないぜ」

    霧切「それより、私達を呼び出しのは何かしら?」

    モノクマ「ゴホンっ!明日、君達の中に絶対死ぬという予言が来ました」

    キッド「予言だと?」

    菅谷「俺達の中に死ぬって…誰が…」

    モノクマ「それは…スイッチ君です!」

    スイッチ『俺だと?』

    モノクマ「その通りです」

    雪ノ下「明日、スイッチ君が死ぬという予言なんて…誰が信じるのかしら?」

    モノクマ「まぁ、あとは君達に任せるよ」




    霧切「予言…なにか怪しいわね」

    シノン「もしかしたら、出るかもよ」

    大和田「出るって、何が」

    シノン「黒幕よ」
     
    全員「っ!」

    キッド「しかし…一理あるかもな…」

    カラ松「一回目の殺人から二回目の殺人までに長い間があったからな…モノクマ…いや、黒幕はこれ以上、長くは待ってられないだろうな…」

    かなで「でも…モノクマがこんなこと言うのには何か裏があるんじゃ…」

    キッド「何しろスイッチ、君は一人で行動しない方がいい。もしかしたらモノクマの言う事はマジかもしれないからな」

    スイッチ『いや、俺は一人で大丈夫だ』

    大和田「おい!勝手に一人にはさせないからな」

    スイッチ『悪いが一人の方がいいんだ』

    大和田「チッ、勝手にしやがれ」

    スイッチ「…」スタスタ




     


    それから、皆スイッチ君の話はしなくなった。


    スイッチ君も部屋に閉じ籠ったきりだった











    その夜



    キッド「いいか?黒幕を倒せばこのコロシアイ学園生活は終わる筈だ…」

    菅谷「やるしかないんだよな…」

    大和田「…」











    そして、翌日

    スイッチ君が死ぬという予言の日


  59. 59 : : 2017/08/30(水) 20:34:01
    スイッチが死ぬだと... そんな嘘だ!嘘だ!嘘だー!嘘だと言ってくれ!
  60. 60 : : 2017/08/31(木) 14:50:13



    食堂

    霧切「結局、あなたはここにいるのね」
     
    スイッチ『死にたくないのでな』

    カラ松「だが、妙だ。キッド、菅谷がいないなんてな」

    澪田「どこに行ったんっすかね?」

    大和田「何にしても見過ごすわけにはいかないな」

    カラ松「探すのか?」

    大和田「あったりまえだろ?」

    かなで「でもスイッチ君が…」

    大和田「なら、女子とスイッチはここに残っとけ、俺らでなんとかするからよ」

    ベルトルト「僕も探すの!?」

    大和田「ほら、さっさと行くぞ!」

    カラ松「ふっ、これも世界の運命ってやつか…」ガタッ

    雪ノ下「男子に任せて大丈夫かしら?」

    シノン「大和田とカラ松はなんか頼りないけど、多分大丈夫でしょ…」

    かなで「でも…何かあった時が怖いよ…」

    霧切「…」












    菅谷「えっと…確か、ここで待っとけばいいんだよな…」

    「…」ゴゴゴ…















    化学室

    キッド「シュタイン博士に教わった簡易な毒薬で捕まえた黒幕を飲ませれば少なからず絶命はするはずだ…」



    ゴボボッ!


    キッド「よし、後はこれを食堂に持っていけば…」



    ガラッ!


    キッド「っ!なんだ…○○○か…」


    「…」












    霧切「…ごめん、ちょっと席を外すわ」

    雪ノ下「どうして?」

    霧切「何か…嫌な予感がするわ…」

    バタンッ!!

    霧切「っ!大和田君!」

    大和田「大変だ!来てくれっ!!」

    霧切「何があったの」

    大和田「菅谷が!!」

  61. 61 : : 2017/08/31(木) 14:51:02











    菅谷「」(仰向けに倒れいる状態)











  62. 62 : : 2017/08/31(木) 15:00:13


    雪ノ下「っ!菅谷君?」

    かなで「気絶しているだけみたいだけど…」

    霧切「いえ…死んでるわ…」

    かなで「え…嘘…」


    ピンポーンパーンポーン!

    モノクマ「死体が発見されました!一定の自由時間の後に学級裁判を開きます!」

    大和田「チッ、なんでこんなことに!」

    澪田「あんまりっすよ…」

    スイッチ『霧切、菅谷の首を見てみろ。何やら細い糸で締め付けられた跡が残っている…』

    霧切「ホントね…でも…誰が…カラ松君とベルトルト君は?」

    大和田「多分、あいつ等は一緒だと思うんだが…」

    カラ松「お前ら!ベルトルトを見なかったか!」

    大和田「一緒じゃなかったのか?」

    カラ松「それが目を離している時にどっか行ったみたいなんだよ!」

    大和田「一体、何処に行きやがったんだ?」

    雪ノ下「とにかく手分けして探しましょう」








    音楽室

    澪田「ここにはいないっすね…」

    シノン「ええ…そうね…」





    書庫

    霧切「ここにはいない…」








    食堂 厨房

    カラ松「ここにはいるわけないか…」










    化学室

    かなで「っ!誰か!誰か来て!!」









    霧切「どうしたの!っ!!」









  63. 63 : : 2017/08/31(木) 15:01:00












    キッド「」(うつ伏せで頭から血が出てる状態)












  64. 64 : : 2017/09/01(金) 23:57:54


    かなで「そんな…キッド君まで…」

    ピンポーンパーンポーン!

    モノクマ「死体が発見されました!一定の自由時間の後に学級裁判を開きます!」

      

    霧切「まさか…二人も犠牲者が…」

    大和田「何があった!ッ!キッド…」

    雪ノ下「霧切さん」

    霧切「雪ノ下さん、どうしたの?」

    雪ノ下「ベルトルト君を見つけたわ」




    書庫

    ベリっ!



    ベルトルト「ハァ…ハァ…息が出来なかった…」

    カラ松「大丈夫か?」

    スイッチ『一体誰にやられた?』

    ベルトルト「分からない…菅谷とキッドを探してる最中に誰かに眠らされていて…」

    カラ松「まさか…黒幕か?」  

    スイッチ『可能性は否定できないな』

    カラ松「クソ…何がどうなってんだ?」

    霧切「ベルトルト君いたのね」

    スイッチ『これで全員揃ったか』
     
    大和田「にしても…喉が乾いたぜ…」

    かなで「あ、それならこれ、さっき倉庫から持ってきたりんごジュースどう?」

    大和田「ああ、貰う」ゴクッ

    ベルトルト「キッドと菅谷が殺された!?」

    霧切「ええ…二人の死亡時刻は恐らく一緒のはずだわ」

    ベルトルト「まさか…犯人は二人も!?」

    霧切「可能性は否定できな…」

    大和田「うっ!!ゲホッ!ゴホッ!!」

    雪ノ下「大和田君!!」

    大和田「これは……!!!どういう事だ!!なんで………ここに!!!アイツの……………………」バタンッ!!



    かなで「大和田君!っ!!!」









  65. 65 : : 2017/09/01(金) 23:58:59











    大和田「」(口から血を流した状態)
















  66. 66 : : 2017/09/04(月) 23:15:49
    カラ松「っ!大和田!おい!大和田!!」

    大和田「」

    カラ松「クソッ!!」

    かなで「どうしてなの!ただのりんごジュースのはずなのに!」ポロポロ


    ピンポーンパーンポーン!

    モノクマ「死体が発見されました!一定の自由時間の後に学級裁判を開きます!」

    霧切「被害者が三人…モノクマ!」

    モノクマ「はい!何でしょうか?」

    霧切「クロが殺せる人数は限られているの?」

    モノクマ「まぁ、クロ一人につき二人までが限度だね。この質問、二度目だよ」

    スイッチ『二度目だと?』

    モノクマ「うん、二度目だよ!そんじゃ、これ以上人殺されると面倒だからここまでは殺人をしないように!あとモノクマファイルね!ったく、これを作る側の気持ちも考えて欲しいものだよ」

    ベルトルト「なんで…こんな事に…」

    霧切「とにかく、捜査開始よ」






    ー捜査開始ー










    霧切「今回の被害者は三人、それぞれ確認してみましょう」

    一人目

    ・菅谷 創介

    ・死体発見場所は三階の廊下、化学室の近く

    ・死亡時刻は午後三時半

    ・首に締め付けられた跡がある




    二人目

    ・デス・ザ・キッド

    ・死体発見場所は化学室

    ・死亡時刻は午後三時半

    ・後頭部に殴られた跡がある



    三人目

    ・大和田 紋土

    ・死体発見場所は書庫

    ・死亡時刻は午後4時

    ・吐血により、毒殺と思わられる





    霧切「これが三人のモノクマファイルね」

    コトダマ:菅谷、キッド、大和田のモノクマファイル






    化学室

    スイッチ『む?この薬品、毒薬の材料か?器具も片付けていない…まさか誰かがここで…』

    コトダマ:片付けられていない薬品、器具



    スイッチ『そして、これは…空の瓶だな…』

    コトダマ:空の瓶







    音楽室

    澪田「あれれ?なんかおかしいっす!」

    カラ松「どうした?」

    澪田「見てくださいよ!このギターの弦!!」

    カラ松「…弦を取り替えた感じか?」

    澪田「そうっす!誰がいつ弦を取り替えたんだ?」




    コトダマ:ギターの弦






  67. 67 : : 2017/09/05(火) 19:48:56



    スイッチ『大和田は立華さんによって殺されたと思っていいのか…』

    霧切「え?」

    スイッチ『もし、大和田の死が立華さんによる毒殺なら…立華さんはクロに…』

    霧切「いえ…何か引っ掛かるわ…」

    スイッチ『やはりそう思うか?』ポチッ!





    大和田「うっ!!ゲホッ!ゴホッ!!」

    雪ノ下「大和田君!!」

    大和田「これは……!!!どういう事だ!!なんで………ここに!!!アイツの……………………」バタンッ!!







    霧切「何かおかしいわ」

    スイッチ『分かるか?』

    霧切「これは重要な手掛かりになるわね」



    コトダマ:大和田の最期の言葉







    化学室

    カラ松「ん?これは…ハンカチか?」

    コトダマ:ハンカチ









    生物実験室

    シノン「これは…輸血パック?でも、空っぽね。冷蔵庫に入ってるはずなのにどうしてここに…」


    コトダマ:空の輸血パック


     
     




    菅谷「」

    霧切「っ!これは…」








    カラ松「霧切、これだけ伝えておく」

    霧切「え?」

    カラ松「確か、大和田が死を招いた毒入りのりんごジュース。あれは倉庫から持ってきたと立華自身は言っていたな」

    霧切「そうわね」

    カラ松「ある事をを確かめる為に倉庫を確認しに行った」

    霧切「ある事?」

    カラ松「本数だ」

    霧切「本数?」

    カラ松「モノクマに頼んで倉庫の中の品の数が書かれた2枚のリストだ。一枚は前日、もう一枚は犯行後。そして、そのりんごジュースの本数を見てみろ」





    前日のリスト

    りんごジュース 5本




    犯行後のリスト

    りんごジュース 6本



    霧切「これは…」





    コトダマ:倉庫のリスト















    赤い扉 手前

    霧切「全員揃ったわね」

    雪ノ下「結局、スイッチ君の予言は外れて、三人の被害者が出てしまったわね」

    ベルトルト「気づけば8人だよ…」

    かなで「私のせいで大和田君が…」

    霧切「まだ立華さんがやったというわけではないわ。学級裁判で決着つけないと…」










  68. 68 : : 2017/09/07(木) 17:35:39
    学級裁判 開廷!!



    ベルトルト「…」

    シノン「…」

    カラ松「…」

    スイッチ「…」

    霧切「…」

    雪ノ下「…」

    澪田「…」

    かなで「…」








    モノクマ「では、学級裁判の簡単な説明をします。まずはオマエラには議論し合い、そしてその結果はオマエラの投票によって決定される。正しいクロを当てればクロのみがオシオキ。しかし、間違ったクロを当てれば、クロ以外の人はみんなオシオキをします。では、議論をどうぞ」





    雪ノ下「犯人は一人分かるはずだわ」

    モノクマ「おや?早速ですか?」

    雪ノ下「毒の入ったりんごジュースを大和田君に飲ませ殺害した人物。立華かなでさん」 

    かなで「待って…私は大和田君を殺してないよ…そもそもりんごジュースに毒がはいっていたなんて知らなかったよ!」

    霧切「…」






    雪ノ下「りんごジュースに【毒が入ってる】ことですら知ってたんでしょ?」

    かなで「し、知らないよ!」

    シノン「知らないでりんごジュースをもってくるかしら?」

    かなで「だって、ジュースは【倉庫にある】んだから仕方ないでしょ!」

    雪ノ下「何か【証拠がない】以上、あなたしかいないわ」




    霧切(あのリストを見せれば雪ノ下さんにも納得してもらえるはず…)




    コトダマ:倉庫のリスト





    雪ノ下「りんごジュースに【毒が入ってる】ことですら知ってたんでしょ?」

    かなで「し、知らないよ!」

    シノン「知らないでりんごジュースをもってくるかしら?」

    かなで「だって、ジュースは【倉庫にある】んだから仕方ないでしょ!」

    雪ノ下「何か【証拠がない】以上、あなたしかいないわ」




    霧切「それは違うわ!」論破




    Break!






    霧切「待って、まだ立華さんが犯人という決めつけは早いと思うわ」

    雪ノ下「何か証拠があるのかしら?」

    霧切「ええ、この倉庫品の数のリストよ」




    前日のリスト

    りんごジュース 5本




    犯行後のリスト

    りんごジュース 6本





    澪田「あれ?犯行後に一本増えてるっすね!」

    霧切「何かおかしいと思わない?スイッチ君」

    スイッチ『犯行後に一本増えてあるのは確かに不自然だな』

    霧切「モノクマ、あなたは確かにカラ松にこれを渡したのよね?」

    モノクマ「もちろん、そして、そのリストの品の数は100%間違っていません!」

    カラ松「犯行後はもちろん、大和田が死んだ後からの状態だな」

    モノクマ「もちろん!」

    雪ノ下「となると…犯行が起きる時には7本あったわけね…」

    霧切「もちろん、立華さんが完全に犯人じゃないっていうわけでもない…けど、何かおかしいわ。何故、犯行前に2本のりんごジュースの瓶が2本増えたのか…」



  69. 69 : : 2017/09/08(金) 12:30:10
    シノン「気になる事が一つあるわ」

    霧切「何?」

    シノン「大和田君が飲んだりんごジュースには毒薬入りなのよね?」

    雪ノ下「ええ…間違いないわ」

    シノン「その毒薬はどこから来たのかよね…」

    スイッチ『恐らく、化学室からだな』

    霧切「根拠はあるの?」

    スイッチ『キッドが死んだ側の机に片付けていない薬品、器具があった…もしだが、毒薬を作った人物はキッド本人の可能性がある』
     
    雪ノ下「けれど、キッド君が偶然側にいただけの可能性はあるんじゃないかしら?」

    霧切「それはどうでしょう…」

    ベルトルト「何かおかしい所でもあったの?」

    霧切「キッド君がただ側にいただけなら殺されるとは到底思えないわ。キッド君は誰かを毒殺しようとしていた…そっちのほうが話は通るわ…」

    カラ松「まさか…キッドの標的にした人物は…」


    霧切(キッド君が標的にした人物…それは…)


    【スイッチ】

    【黒幕】←

    【大和田】






    霧切「黒幕…でしょうね」

    かなで「黒幕?」

    霧切「例の予言…スイッチ君が殺される予言が影響でしょうね」  

    カラ松「まさか黒幕はスイッチを殺すと予想したキッドは殺人計画を建てたというのか…」

    霧切「ええ、それなら話が通るわ」

    ベルトルト「待ってよ…キッドが黒幕を殺すことは分かったけどキッドを殺した人って…」

    霧切「間違いなく犯人は私達の中に居るはずだわ」

    雪ノ下「どうして分かるの?」

    霧切「黒幕を殺そうとした人物はキッド君だけじゃないもう一人いる…」


    霧切(黒幕を殺そうとキッドと手を組んだ人物…それは…)
     

    【黒幕】

    【スイッチ】

    【大和田】←




    霧切「大和田君よ」

    全員「っ!」



  70. 70 : : 2017/09/10(日) 22:19:19

    かなで「え…被害者である大和田君が」

    霧切「ええ、思い出してみて彼の最期の言葉を」

    ーーーーーーーー

    大和田「うっ!!ゲホッ!ゴホッ!!」

    雪ノ下「大和田君!!」

    大和田「これは……!!!どういう事だ!!なんで………ここに!!!アイツの……………………」バタンッ!!

    ーーーーーーーー


    雪ノ下「何か変なところでもあったのかしら?」

    スイッチ『いや、確実に怪しいところがある』

    ベルトルト「っ!そうか…そういうことか!」

    シノン「何かわかったの?」

    ベルトルト「大和田の『どうしてここにアイツの毒殺があるんだ』って、ことだよね」

    霧切「ええ」

    雪ノ下「ごめんなさい、全然分からないんだけど…」

    ベルトルト「つまり、大和田はキッドが毒薬を作っていたことを知っていた…そして、飲むはずのない毒薬を飲んでしまい想定外の事が起きたって事じゃないか?」

    雪ノ下「っ!そういうことね…でも一つ疑問があるわ…大和田君とキッド君が手を組んで犯人に殺された事は分かったけれど…菅谷君は一体、誰に殺されたのかしら?」

    霧切「間違いなく犯人は二人いるわ」

    カラ松「どうしてそう言い切れる?」

    霧切「捜査の前にモノクマが言ってたはずよ」



    ーーーーーーーー

    霧切「クロが殺せる人数は限られているの?」

    モノクマ「まぁ、クロ一人につき二人までが限度だね。この質問、二度目だよ」

    スイッチ『二度目だと?』

    ーーーーーーーー

    霧切「人を殺せる人数は二人までと…」

    カラ松「なるほど…つまり、クロAは二人。クロBは一人を殺したことになるのか…」

    霧切「けれど…肝心の犯人は誰なのか…」

    カラ松「ベルトルト、お前なら分かるか?」

    ベルトルト「え?なんで僕?」

    カラ松「お前、書庫で拉致されてたそうだな…つまり、拉致される前に誰かと会っていたんじゃないか?」

    ベルトルト「それが分からないんだよ…キッドと菅谷を探してる最中に…背後から突然口を塞がれて気絶させられて…」

    カラ松(ベルトルトを気絶させた物…それはまさか…)

    【ハンカチ】←

    【バット】

    【毒殺】




    カラ松「まさか…化学室にあったハンカチか?」

    霧切「ハンカチ?」

    カラ松「ああ、これだ」スッ

    雪ノ下「これドクロのマークのあるハンカチね」

    カラ松「ドクロと言ったらキッドぐらいだな…」

    ベルトルト「もしかして…僕を気絶させた犯人はキッドなのか!」

  71. 71 : : 2017/09/16(土) 07:06:46


    カラ松「さて、菅谷は何やら首を締められ殺したそうだが…何を使って首を締めたのか…」

    かなで「ワイヤーとか?」

    スイッチ『いや、そんなに細くなかった…もっと太い紐みたいな物だ…』

    澪田「もしかして…ギターの弦っすかね…」

    霧切「どういう事?澪田さん」

    澪田「実は捜査のとき音楽室を見ていたときにとあるギターに覚えのない弦が張り替えた跡があったんっすよ」

    霧切「なるほど…分かってきたわ…菅谷君を殺した犯人はギターの弦を使い、菅谷君を殺害。同時刻に黒幕に飲ませようとした毒薬を作っていたキッド君をもう一人の犯人が殺害した…そして…キッド君の毒薬を飲んでしまった大和田君が死んだ…この流れで間違いないわね…」

    カラ松「だが、その犯人の二人は一体誰なんだ?」
  72. 72 : : 2017/09/16(土) 07:39:57
    霧切「犯人は同時に動き出した…それが犯行可能だったのは…」

    【ベルトルト】

    【大和田】←

    【カラ松】

    霧切「大和田君ね…」

    ベルトルト「え!でも大和田は…キッドと手を組んでいたんじゃ…」

    霧切「どういう経緯か知らないけど…大和田君は恐らく菅谷君かキッド君のどちらかを殺したはずよ」

    雪ノ下「待って頂戴、大和田君が犯人ならもう一人は一体誰なの?」

    霧切「それは私には分からないわ…ただ…」

    スイッチ『ただ?』

    霧切「カラ松君、あなたはどうなの?」

    全員「っ!」

    カラ松「…」

    霧切「あなたなら…キッド君達と探しに行ったあなたなら…犯行は可能の筈よ…そして…あなたギターの扱い上手いそうじゃない…なら、ギターの弦の張替えだって…」

    澪田「か、カラ松ちゃん!嘘っすよね!?嘘って…」

    カラ松「ふふふふ…」

    澪田「カラ松ちゃん?」

    カラ松「あはははは!!!面白い推理だな!そうかそうか!俺が犯人か!ククク…まったく…面白い推理をしてくれる…」

    ベルトルト「どうしちゃったんだよ!カラ松!」

    カラ松「確かに俺は弦を張り替えたよ!なんだ?だからって俺が犯人なんて思っちゃ困るぜ!」

    かなで「で、でも!あなたが犯人なんでしょ!」

    カラ松「ノンノン…甘いよ…実に甘い…失敗したんだよ」

    シノン「失敗?」

    カラ松「殺害を失敗した…そう言ってるだろ?」

    霧切「どういう事なの?」

    カラ松「ふっ…大和田は最初からキッドと手を組む気はなかった…何故なら…俺と大和田は黒幕の手先だからだ!」

    全員「っ!」

    霧切「あなたが黒幕を手を組んでいたのね?」

    カラ松「はぁ…大和田の奴が余計なヘマしなければこんな事にはならなかったのによ…」

    かなで「そんな言い方は!」

    カラ松「なら立華お前は死ねと言われたら死ねるのか?」

    かなで「っ!」

    カラ松「いいか?この殺し合いは誰かが踏み台になる必要がある…そう…誰かが死ぬことによって俺達は上へと登っていくんだよ」

    霧切「それはどういう事かしら?」

    カラ松「さぁな…俺も何を言ってるのか分からなくなっちまった…ククク…」

    シノン「カラ松の狂気のせいで話がややこしくなったわね…」

    霧切「いえ、さっきの話でわかったわ」

    かなで「え?何が!」

    霧切「例のスイッチ君を殺害する予言…そして、黒幕の手先であるカラ松君の「殺害を失敗した」という発言…その失敗っていうのはスイッチ君を殺す事に失敗したって事よね?」

    全員「っ!」

  73. 73 : : 2017/09/16(土) 11:55:07
    カラ松「ククク…流石だ霧切、お前ならすぐに理解してくれると思った…」

    かなで「じ、じゃあ!菅谷君を殺したのも…」

    カラ松「もちろん、俺だ…」

    雪ノ下「そうだったのね…あなたが…大和田君を」

    スイッチ『一つ聞かせろ…何故、大和田を殺した?』

    カラ松「…」

    シノン「何故そこで黙るの?」

    カラ松「分からん」

    ベルトルト「え…」

    カラ松「人間ってのは良くわからない生き物だ…なんでそんなことをしちまったんだろうなって今頃気付いちまった」

    かなで「ふざけないで!あなたと大和田君は仲間なんでしょ!どうして殺したのよ!」

    カラ松「仲間?これはゲームだ…一人一人仲間がいるとは限らねぇだろ?全員敵みたいなものだ…どうせ、大和田だって俺をいつか裏切る…そうなる前に行動に出る…そういうものだろ?」

    かなで「最低…」

    カラ松「ククク…最低か…そんな言葉を聞いたのは…アイツ以来かな…」

    シノン「アイツ?」

    カラ松「さぁ、霧切。始めろよ最後の推理を…」 

    霧切「ええ、そのつもりよ…」



    クライマックス推理

    Act1

    犯行が起きる前日、キッド君と大和田君、そして菅谷君もかしら?三人は黒幕を倒すべく殺人計画を企てる。


    しかし、その中に殺害計画を知ってはならない人物がいた…それは黒幕の手先でもある大和田君とカラ松君だった…


    Act2

    犯行が起きる初日、キッド君は毒薬作りに…菅谷君は黒幕の待ち伏せろ大和田君は私達の監視を始める。

    ベルトルト君、大和田君、そして、犯人がキッド君と菅谷君を探しに外へ出る…

    犯人は菅谷君の首をギターの弦を使い殺害………………













    霧切「まって…何かおかしいわ…」

    カラ松「何がだ?犯人は俺と大和田の筈だぞ?」

    霧切「何か引っ掛かるのよ…」

    雪ノ下「何かあったの?」

    霧切「確かに菅谷君の首元に締め付けられた跡があった…けれど…菅谷君の口元に血が垂れていたのが気になるよの」

    かなで「え!そんなのあったの!?」

    カラ松「馬鹿言うな!菅谷は俺が殺したんだ!」

    霧切「いえ、一度菅谷君の死の真相をもう一度議論するわよ」



    コトダマ:菅谷の口元の血


  74. 74 : : 2017/09/16(土) 19:50:12


    カラ松「だから言ってるだろ?俺が【菅谷を殺した】んだよ!」

    ベルトルト「【ギターの弦で首を締めた以外】に【殺害方法】なんてあるの?」

    シノン「霧切、何か変な所あるなら言ってみて…」

    カラ松「だからよ…俺が菅谷の【首を締めて殺した】んだよ!!」



    霧切(なら…菅谷君の口元のアレは一体何なの?)



    コトダマ:菅谷の口元の血  





    カラ松「だから言ってるだろ?俺が【菅谷を殺した】んだよ!」

    ベルトルト「【ギターの弦で首を締めた以外】に【殺害方法】なんてあるの?」

    シノン「霧切、何か変な所あるなら言ってみて…」

    カラ松「だからよ…俺が菅谷の【首を締めて殺した】んだよ!!」


    霧切「それは違うわ!」



    Break





    霧切「いえ、菅谷君が首を締められて殺された可能性は低いわ」

    カラ松「はぁ?霧切、お前ってやつは…」

    霧切「なら首を締めただけで口元に血が出るのは何故なのかしら?」

    カラ松「っ!そ、それは…」

    霧切「それが知らないなら、カラ松君は犯人じゃないわ」

    カラ松「ぐ……俺が犯人だ!!」

    シノン「黙れ」

    カラ松「っ!」

    シノン「これ以上口を開けるなら死ぬほうがマシな拷問でもするよ?」

    カラ松「クソ…」

    霧切「では、さっきも言ってたけど菅谷君は恐らく首を締められ死んだ可能性はないと思うわ」

    ベルトルト「でもなんで口元に血なんか…」

    霧切「これは私の推理だけど…菅谷君の死因は毒殺よ」

    全員「っ!」

    霧切「大和田君の死ぬ姿を思い出してみて、彼も口元に血を流して死んでいたのを確認したはずよ」

    かなで「確かに流れていたけど」

    澪田「でも、なんで創介ちゃんが毒殺されたんでしょうかね?」

    霧切「菅谷君自身が毒を飲んだと仮定したらどう?」

    雪ノ下「どうして、菅谷君が毒を自ら飲んでしまったと思うの?」

    霧切「彼の周りに何か落ちていた筈よ」

    スイッチ『この紙コップのことか?』

    霧切「ええ…彼の遺体の下にあったわ」

    かなで「どうして、菅谷君は紙コップなんか…」

    霧切「恐らくその紙コップの中に毒が入っていたのよ」

    スイッチ『なるほど…それなら自分自ら飲んでしまうだろうな…』

  75. 75 : : 2017/09/17(日) 23:05:15
    雪ノ下「けれど、菅谷君はそんな意図も簡単に飲むのかしら?」

    霧切「それが可能だったのよ。毒と一緒に入っていたこの液体。紅茶のはずよ」

    雪ノ下「紅茶ですって…」

    霧切「僅かにだけど紅茶の香りがしていたわ」

    スイッチ『俺の方にも液体の成分の分析をしていたが間違いなく紅茶だった』

    霧切「そして、雪ノ下さん。あなたは確か今朝やけに紅茶を急ぎ目に持っていたわよね?」

    雪ノ下「っ!」

    ーーーーーーーー

    霧切「あら雪ノ下さん。どうしたの?紙コップを持ってそんなに慌てて?」

    雪ノ下「個室で飲む紅茶を冷めないうちに持って行こうと思ってて」

    ーーーーーーーー

    霧切「紅茶なら個室でも作れる筈なのに何故あなたは食堂から作る必要があったの?」

    雪ノ下「そ、それは…何か勘違いしてない?別に個室からでも食堂からでも対して変わらないんじゃ…」

    霧切「じゃあ、この紙コップはどうなの?これは明らかにあなたが持っていた筈の紙コップ…それがなんで菅谷君が?」

    雪ノ下「ちょっと…冗談やめてよ…私がやったなんて…」

    シノン「ねぇ、ちょっと待って」

    霧切「どうしたの?」

    シノン「話がそれるけど、キッドの事なんだけど…」

    スイッチ『キッドがどうかしたのか?』

    シノン「キッドの死因って何なの?」

    ベルトルト「確かモノクマファイルでは殴られたって…」

    シノン「でも、殴られて死んだってわけじゃ無いんでしょ?」

    スイッチ『確かに死因は殴られて死んだなんて書いてなかったな』

    シノン「となると…キッドも…毒殺されたんじゃないの?」

    かなで「で、でも!キッド君の口元には血は…」

    霧切「あれは後頭部から出た血が…」

    シノン「いえ、後頭部から血が出たとは思えないわ」

    霧切「それは何故?」

    シノン「生物実験室の輸血パック…あれを使えば殺害を偽装できるかもしれない…」

    スイッチ『なるほどな…』

  76. 76 : : 2017/09/19(火) 20:18:16
    霧切「殴られたのは恐らく、犯人と共犯した大和田君本人、キッド君を殺害したののち、何食わぬ顔で学級裁判をするつもりだった」

    スイッチ『しかし、それもすべて犯人によって、用済みとされ毒殺された…』

    霧切「カラ松君、ひとつだけ聞かせて」

    カラ松「なんだよ…」

    霧切「あなたはどうして、黒幕の手先と嘘を付いたの。どうして、犯人と手を組んだの?」

    カラ松「………。脅されたんだよ…雪ノ下に…」



    ーーーーーーーー

    カラ松「っ!なんだと!」

    雪ノ下「ええ、始めからそのつもりよ…私と大和田君が黒幕の手先」

    カラ松「まさかお前らスイッチを殺すつもりなのか!」

    雪ノ下「そのつもりだったのだけど、予定が狂ったのよ」

    カラ松「狂っただと?」

    雪ノ下「キッド君が黒幕を殺そうと企てている」

    カラ松「っ!」

    雪ノ下「それを止めるために私達は阻止する」

    カラ松「殺す気なのか…キッドを…」

    雪ノ下「そのためにもあなたの力が必要なの」

    カラ松「ふっ、黒幕の手先であるお前に手を貸して俺になんのメリットがあるのだ?」

    雪ノ下「黒幕を侮らない方がいいわよ。あなたの家族がどうなっているのかも」 

    カラ松「っ!俺のファミリーに何をした!!」

    雪ノ下「何もしていないわ。されたくないならば手を貸すことね」

    カラ松「っ!」ギリッ!

    ーーーーーーーー

    カラ松「そして俺はキッドと菅谷の殺害偽装を行ったら訳だ…」

    霧切「つまり今回はカラ松君は殺人の偽装工作を行っただけ…そういうことね?」

    カラ松「ああ…」

    霧切「というわけだけど、雪ノ下さん、あなたが犯人ということもカラ松君が自白したわ」

    雪ノ下「ふふふ…」

    かなで「雪ノ下さん?」

    雪ノ下「私ってなんて愚か者だったのかしら?」

    ベルトルト「雪ノ下?」

    雪ノ下「完璧な殺人計画も全てあなたたちによって儚く散った…これって…」











    雪ノ下「絶望だわ……」









  77. 77 : : 2017/09/19(火) 20:28:06
    霧切「それじゃ、終わらせましょう最後の推理を…」




    クライマックス推理

    Act1

    犯行が起きる前日、キッド君と大和田君、そして菅谷君もかしら?三人は黒幕を倒すべく殺人計画を企てる。


    しかし、その中に殺害計画を知ってはならない人物がいた…それは黒幕の手先でもある大和田君と犯人だった…


    犯人は大和田君に加え、カラ松君と手を組み殺害計画阻止に取り掛かる

    Act2

    早朝、犯人は事前に用意した毒薬を紙コップに入っている紅茶に入れ、菅谷君に渡した。


    犯行が起きる初日、キッド君は毒薬作りに…菅谷君は黒幕の待ち伏せろ大和田君は私達の監視を始める。



    ベルトルト君、大和田君、そして、カラ松君がキッド君と菅谷君を探しに外へ出る…

    キッド君たちを探していたベルトルト君はキッド君によって気絶させられ書庫に閉じ込める

    ちょうどその時、菅谷君は犯人から貰った紅茶を飲み毒殺される

    同時刻では、大和田君はキッド君を殴り気絶させ、毒殺を飲ませ殺害する。

    Act3

    そして、カラ松君はキッド君、菅谷君の殺害工作に図る。

    一方、犯人はキッド君によって作られた毒薬を倉庫にあった瓶のりんごジュースに入れる

    その後、倉庫にやってきた立華さんが毒入りのりんごジュース瓶を持ち出し、書庫に向かう。

    書庫にいた喉を乾かした大和田君は立華さんが持ってきた毒入りのりんごジュースを飲む。


    こうして、用済みとなった大和田君はキッド君の毒によって死んでしまった









    霧切「これが事件の全貌!そうよね?黒幕の手先、雪ノ下雪乃さん?」

    雪ノ下「…」


    Break








  78. 78 : : 2017/09/21(木) 13:06:46
        WHO IS FOUND GUILTY?

            MONOKUMA




            V O T E


         雪ノ下 雪ノ下 雪ノ下


             GUILTY





  79. 79 : : 2017/09/21(木) 14:20:18
    モノクマ「ヒャッホー!またまた大正解!今回、菅谷君を殺しキッド君を殺した大和田君を用済みとして殺した真のクロは雪ノ下雪乃さんでした!」

    雪ノ下「まったく…このコロシアイ学園生活を始めてからずっと考えた計画も終わってしまったわね」

    霧切「本当にあなたと大和田君が黒幕の手先だったのね?」

    雪ノ下「ええ、そうよ」

    カラ松「…」

    雪ノ下「役立たずね。カラ松君」

    カラ松「俺はお前を憎んでない…誰しもが望んだ運命ではないからな。だが、大和田達に詫びて来ないと俺は決してお前は許さない」

    雪ノ下「ふふふ…それでいいわ」スタスタ

    スイッチ『これから死ぬってのに落ち着いていられるな』

    雪ノ下「これが私の下した決断よ。悔いはない」スタスタ

    霧切「?」

    雪ノ下「桐ヶ谷和人…」ヒソヒソ

    霧切「…」

    雪ノ下「その人がこの学園内にいるわ」ヒソヒソ

    霧切「それはどういう…」

    雪ノ下「それじゃ、お別れね」

    モノクマ「それではお仕置きタイム!!」



    GAME OVER

    ユキノシタさんがクロにきまりました。
    オシオキをかいしします















    雪ノ下「…」正座

    ボウッ!!

    バシューーー!!!

    『雪ノ下流火柱火炙り』

    火柱「」グルグル!!

    雪ノ下「…」

    火柱「」グルグル!!!

    雪ノ下「…」ポタッ…

    火柱「」グルグル!!!!!

    雪ノ下「…」ポタポタ 

    ドッカアアアアアアアンッ!!!

    雪ノ下「」(黒焦げた状態)
















    スイッチ『これか?』

    霧切「ええこれよ…」



    一期生 名簿

    ・苗木誠(ダンガンロンパ)

    ・日向創(スーパーダンガンロンパ2)

    ・潮田渚(暗殺教室)

    ・エレン・イェーガー(進撃の巨人)

    ・比企谷八幡(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

    ・マカ=アルバーン(ソウルイーター)

    ・ソウル=イーター(ソウルイーター)

    ・西住みほ(ガールズ&パンツァー)

    ・キリト=桐ヶ谷和人(ソードアートオンライン)

    ・アスナ=結城明日奈(ソードアートオンライン)

    ・松野おそ松(おそ松さん)

    ・音無結弦(AngelBeats!!)

    ・仲村ゆり(AngelBeats!!)

    ・上条当麻(とある魔術の禁書目録)

    ・御坂美琴(とある科学の超電磁砲)


    霧切「桐ヶ谷和人…これね」



    ーーーーーーーー

    ・キリト=桐ヶ谷和人(ソードアートオンライン)

    ーーーーーーーー



    霧切「スイッチ君、あなたこの人の情報を持ってる?」

    スイッチ『桐ヶ谷和人…ソードアートオンラインの主人公で、黒の剣士キリトという肩書を持ち、SAOの英雄として有名と書いてある』

    霧切「雪ノ下さんは言ってた。その人がこの学園内に居るって…」

    スイッチ『なんだと?』







    ー???ー 

    「…」カタカタ

    「計画は絶対に阻止する…」




    「三章 英雄が絶望に堕ちる時」


    死亡メンバー:佐天涙子、サシャ・ブラウス、一条楽、藤巻、菅谷創介、デス・ザ・キッド、大和田紋土、雪ノ下雪乃

    残り7人


  80. 80 : : 2017/09/26(火) 13:11:30



    雪ノ下さんによる殺人で三人の命が亡くなった

    菅谷創介君…

    デス・ザ・キッド君…

    大和田紋土君…



    そして、大和田君と雪ノ下さんが黒幕の手下…

    しかし、二人はこの場から消えた…

    今残ってるメンバーは七人…









    霧切「…」

    スイッチ『…』

    かなで「…」

    澪田「…」

    ベルトルト「…」

    カラ松「…」

    シノン「…」







    私にはやるべき事がある

    桐ヶ谷和人…またの名を『黒の剣士キリト』


    私は彼に会わなければならない…

    彼に会えば苗木君やこのコロシアイ学園生活の正体が分かるはず…


    その為にはこの学園を調べる必要がある 
     



    書庫 秘密の部屋

    霧切「特に気になる物はない…」

    スイッチ『だが、ここで調べてどうする気だ?』

    霧切「ここは間違いなく桐ヶ谷和人君が使っていた部屋の筈よ」

    スイッチ『しかし、別の奴が使用されている可能性があるぞ』

    霧切「こんな日誌があったらまだ彼の可能性があるわ」




    スイッチ『もし、この日記を読んでるいる者がいるならここで言っておく…俺達は人間じゃない…』

    スイッチ『なるほど…話がつながって来たかもな』  

    霧切「どういう事?」

    スイッチ『こっちの話だ』









    四章「ネバーギブアップ絶望」








  81. 81 : : 2017/09/30(土) 08:58:40
    26日目

    食堂

    ベルトルト「随分と人数が減ったね…」

    シノン「これで七人か…」

    カラ松「だが、まだコロシアイは続いている…終わりなんてないんだろうな…」

    霧切「アニメ学園の新しい階が開放されないわね…」

    スイッチ『モノクマがど忘れしているだろう』

    モノクマ「別にど忘れしている訳じゃないよ!これ以上階は立ち入り禁止区域だからだよ!」

    かなで「いつの間に…」

    モノクマ「おー、僕が急に出てきてもノーリアクションだねー」

    ベルトルト「そりゃ、何度も出て来たら…嫌でも慣れちゃうよ…」

    モノクマ「ふーん、君達って、案外人間じゃないのかもねー」

    霧切「それって…どう言う…」

    モノクマ「それじゃ、バイならー!」

    スイッチ『俺達が人間じゃないか…実に馬鹿馬鹿しい…』

    モノクマ『夜10時となりました!ここからら夜時間とします』










    スイッチ『…』カチッ

    ーーーーーーーーー

    仲村「もし、あのメモを見つけてここに来たならよく聞いて…」

    仲村「…西住さんが残した情報処理室の鍵を使ったことがモノクマ…いえ、黒幕にバレてしまったわ」

    仲村「今、逃げ切れたけど。すぐに見つかる…だから、今知ってることを全て話すわ…いい?このパソコンをハッキングしてデータを見たら大変なことが分かったわ…このコロシアイ学園生活は…私達によって世界が左右されているのよ」

    仲村「これは重い選択だわ…いい?今このゲームを終了すれば…世界が…いえ、現実世界が崩壊することになるわ」

    仲村「このコロシアイ学園生活で最後まで生き残った者か、あるいは全員が死んだのみが世界を救えるのよ…もし、この動画を見ているあなたに教えるわ…このゲームの黒幕は…カムクライズル…そして…k………」

    ーーーーーーーーー


    スイッチ『カムクライズル…』カチッ


    ーーーーーーーーー

    “あらゆる才能を備えた万能の天才”を人工的に作り出す計画「カムクライズルプロジェクト」によって生み出された人工の天才…その実験の被検体になったのは日向創

    ーーーーーーーーー


    スイッチ『一体、誰がこんな情報を俺に渡したんだ…』

    コンコン!

    スイッチ『む?誰だ?』



  82. 82 : : 2017/09/30(土) 09:05:29
    翌朝

    食堂

    スイッチ「…」

    ベルトルト「あれ?スイッチ、そのパソコンどうしたの?」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー盗まれた\(^o^)/オワター

    ベルトルト「えー!!盗まれたって誰に!?」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー分からんー

    ベルトルト「なんかいちいち回りくどいような…」

    スイッチ「…」カキカキ

    ーまぁまぁ、そう固いこと言わないで気楽に行こうー

    ベルトルト「いやいや、大事な物なんでしょ?探さないと」

    霧切「どうしたの?」

    ベルトルト「あ、うん。スイッチのパソコンが誰かに盗まれたようで……」

    霧切「パソコンを盗まれた?モノクマなんじゃないの?」

    モノクマ「僕はスイッチ君のパソコンなんか盗んじゃないよ!先生として、生徒の私物を取り上げるなんて厳しい事はしないからね!」

    ベルトルト「じゃあ、誰が盗んだんだよ!」

    モノクマ「さぁ?君達の誰かじゃない?それじゃあね!」

    スイッチ「…」カキカキ

    ーそうだ霧切か俺の部屋に来てくれー

    霧切「?」









  83. 83 : : 2017/10/03(火) 17:55:34

    スイッチの個室

    霧切「それで、私に何か用なの?」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー黒の剣士キリトに会ったー

    霧切「っ!本当なの?!」

    スイッチ「…」

    ーああー

    霧切「でもモノクマからの監視とかあるのに…どうやって…まぁ、それはいいわ…それより、彼と何を話したの?」

    スイッチ「…」カキカキ

    ーダンガンロンパVRゲーム化計画についてだー

    霧切「っ!ダンガンロンパ…VRゲーム…?」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー俺のパソコンにその情報があったんだがそれが無くなってしまっているー

    霧切「もしかして、本当にモノクマが…」

    スイッチ「…」カキカキ

    ーそれはない、何故なら既にモノクマの前でやっているからだー

    霧切「既に?………そういう事ね…サシャさんの時とか…っ!まさか…大和田君と雪ノ下さんが裏切り者って言う事も…」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー知ってたー

    霧切「どうしてそれを今まで黙ってたのよ…」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー皆を混乱させたくなかったからだー

    霧切「……そう…」

    スイッチ「…」

    霧切「そんな気遣い…スイッチ君の癖に生意気よ」

    スイッチ「…」

    霧切「……とにかく、スイッチ君のパソコンを探さないと」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー犯人の目星が付いているー

    霧切「誰なの?」

  84. 84 : : 2017/10/05(木) 18:10:08
    書庫


    カラ松「…」


    霧切「あなたが犯人ね」


    カラ松「霧切?なんだ?急に…」


    霧切「秘密の部屋から出てきた件もそうだけど、あなたがスイッチ君のパソコンを持っていたことにも驚きだわ」


    カラ松「いつから俺をつけていた?」


    霧切「あなたが秘密の部屋に入ってからよ」


    カラ松「はぁ…白状するしかないのか…ここではなんだ…場所を変るぞ」










    大浴場 脱衣室


    カラ松「ここなら大丈夫だろ」


    霧切(希望ヶ峰学園の時と同じここも監視カメラがないのね…)


    カラ松「さて本題だ…何故スイッチのパソコンを盗んだのか…それは…俺はとある奴を探している」


    霧切「とある奴を探している?」


    カラ松「もう知ってんだろ?黒の剣士キリトだ」


    霧切「っ!どうしてあなたが一期生の事を…」


    カラ松「俺はこのコロシアイ学園生活を探るために国から送られたスパイだ…それに松野カラ松というのは偽名だ…」


    霧切「あなた何が目的なの?」


    カラ松「黒の剣士キリトの情報回収、そして、ダンガンロンパVRゲーム化計画の阻止」


    霧切「スイッチ君も言ってたわね。それは何なの?ダンガンロンパVRゲーム化計画って…」


    カラ松「いわゆる死を招くゲームだ…ダンガンロンパVRゲームは『ダンガンロンパ』を舞台にし俺達が今やっているコロシアイをさせるオンラインゲームみたいなものだ…」


    霧切「そんな計画が…」


    カラ松「ここからが本題だ。ゲーム内で死んだプレイヤーは本当に死ぬという設定を組み込まれている」


    霧切「っ!」


    カラ松「つまり、ゲームを始めた瞬間、ゲームが終わるまで永遠のコロシアイゲームをさせることになる…」



    霧切「そんなゲームが世界にバラ撒かれたら大勢の犠牲者が…」




    カラ松「今実験段階になっているそうだ…」



    霧切「実験?」



    カラ松「もう分かるだろ?俺達のやっているこのコロシアイを…」





  85. 85 : : 2017/10/09(月) 09:38:19
    霧切「っ!ここはデータの中の世界!?」


    カラ松「ああ…ここは奴等がVRゲームをするために作られたデータの世界…つまり、俺達は作り物の存在だ」


    霧切「そんな事って…」


    カラ松「考えてもみろ?俺達の見た目完全に違う…」


    霧切「もし…私達がアニメキャラなら…作風が違うって事よね…」


    カラ松「その通りだ。俺とベルトルトなんか比べてみろ?クオリティの違いが丸わかりだ」


    霧切「どうして…こんなコロシアイを…」


    カラ松「ああ、そこで俺がいるんだ…なぜ一期生のコロシアイが終わり、新たなコロシアイが誕生したのか?そして、俺が桐ヶ谷和人を探す理由…」


    霧切「ダンガンロンパVRゲーム化計画を阻止するためなのね?」


    カラ松「流石だな、ダンガンロンパでは超高校級の探偵と呼ばれただけある」


    霧切「それもスイッチ君のパソコンで知ったのね?」


    カラ松「ああ…スイッチ…奴は危険だ」


    霧切「危険?何が危険なの?」


    カラ松「詳しいところまでは言えないが…知り過ぎた…って奴だな…」





    モノクロ『エマージェンシー!!大至急体育館にお集まり下さい』





    カラ松「学園長から招集だ…行くぞ」スタスタ



    霧切「…私達は人間じゃ…ない……」





  86. 86 : : 2017/10/11(水) 15:05:25


    体育館


    モノクマ「おっほん!」


    シノン「それで今度はどんな動機を出すの?」


    モノクマ「失礼だね!僕はオマエラに大事な話をするんだよ」


    ベルトルト「だ、大事な話って…?」


    モノクマ「実はこの学園にオマエラの先輩が潜んでいます」


    かなで「先輩?」


    モノクマ「その通り!そして、オマエラの中にそれが潜んでいるのです!!」


    全員「っ!」


    霧切(私達の中に…桐ヶ谷和人くんが…)


    カラ松「なるほど…俺達の中に…化けている人物がいるって事だな?」


    モノクマ「因みにアレをしてもらうからね?学級裁判を…」


    ベルトルト「なんで…学級裁判は…人を殺した時だけじゃないのか?」


    モノクマ「そんなの気にしたら駄目だよ!もし、正体を見破れなかったら全員おしおきだからね…」


    かなで「そんな…人を殺してもないのに!」


    カラ松「もし、間違えた場合、潜んでいる奴は助かるってのか?」


    モノクマ「当然です!」


    カラ松「ふっ…これは信頼だな…」


    モノクマ「それではモノクマファイルをお渡しします。今回は特別な捜査だからね!期待してるよ!うぷぷ…」






    シノン「誰なのかしら?」


    ベルトルト「僕達に先輩が…」


    かなで「誰よ…一体…」


    スイッチ「…」



    霧切「考えても仕方ないわ。探すわよ?私達の先輩の正体を…」







    ー捜査開始ー


    モノクマファイル

    名前:Unknown

    特徴は黒髪で一期生の一人である


    霧切「たったこれだけの記載ね…」


    コトダマ:モノクマファイル






    スイッチ「…」カキカキ


    ー霧切、例の名簿あるか?ー

     
    霧切「ええ…」


    一期生 名簿

    ・苗木誠(ダンガンロンパ)

    ・日向創(スーパーダンガンロンパ2)

    ・潮田渚(暗殺教室)

    ・エレン・イェーガー(進撃の巨人)

    ・比企谷八幡(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

    ・マカ=アルバーン(ソウルイーター)

    ・ソウル=イーター(ソウルイーター)

    ・西住みほ(ガールズ&パンツァー)

    ・キリト=桐ヶ谷和人(ソードアートオンライン)

    ・アスナ=結城明日奈(ソードアートオンライン)

    ・松野おそ松(おそ松さん)

    ・音無結弦(AngelBeats!!)

    ・仲村ゆり(AngelBeats!!)

    ・上条当麻(とある魔術の禁書目録)

    ・御坂美琴(とある科学の超電磁砲)




    スイッチ「…」カキカキ

    ー恐らく、桐ヶ谷和人だろうなー

    霧切「ええ…」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー霧切、今はとにかく情報を集めるんだー

    霧切「もちろんそのつもりよ」




    コトダマ:一期生の名簿



  87. 87 : : 2017/10/11(水) 16:44:09



    ベルトルト「ねぇ、霧切」

    霧切「何かしら?」

    ベルトルト「スイッチのパソコン、あれから見つかった?」

    霧切「あ…」


    霧切(後で秘密の部屋に行かないと…)









    秘密の部屋


    霧切「あれ……ない……スイッチ君のパソコンが…」


    コトダマ:消えたスイッチのパソコン




    ガサッ…


    コトッ

    霧切「え…これは…テープ?」

    コトダマ:謎のテープ














    澪田「はいこれ!唯吹のラジカセっす!」


    霧切「ありがとう、澪田先輩」


    澪田「いいっす!使い終わったら言ってください」



    カチッ!


    霧切「一体…どんな内容が…」


    「俺はアニメ学園に取り残された…」


    霧切「この声…誰なのかしら?」


    「いいか?もし、このテープを持って今聞いている奴がいるなら言わせてもらう…このコロシアイは現実世界で悪影響を及ぼしてしまう可能性がある!大勢の人が死んでしまう!」


    霧切「大勢の人が…死ぬ…」


    「一つ確かな事は俺達の黒幕は茅場晶彦とカムクライズルだった…もし、またこのコロシアイが同じだったとしたら黒幕は一緒のはず…頼む…もし聞いてるなら黒幕を暴き出してほしい…」


    プツッ…



    霧切「茅場晶彦…それが…黒幕の名前」


    コトダマ:茅場晶彦


    コトダマ:黒幕



  88. 88 : : 2017/10/11(水) 19:18:36

    書庫

    ベルトルト「…ん?これは…」

    二期生名簿

    霧切響子(ダンガンロンパ)

    大和田紋土(ダンガンロンパ)

    澪田唯吹(スーパーダンガンロンパ2)

    サシャ・ブラウス(進撃の巨人)

    ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)

    朝田詩乃=シノン(ソードアートオンライン)

    松野カラ松(おそ松さん)

    デス・ザ・キッド(ソウルイーター)

    雪ノ下雪乃(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

    菅谷創介(暗殺教室)

    藤巻(Angelbeats!!)

    立華かなで(Angelbeats!!)

    一条楽(ニセコイ)

    佐天涙子(とある科学の超電磁砲)



    ベルトルト「僕達の名簿か…何かヒントになるかもしれないな…」

    コトダマ:二期生の名簿










    シノン「ねぇ、スイッチってさ…本当にその名前なのかな?」


    霧切「そう言われてみれば…」


    シノン「私の場合は朝田詩乃という名前だけど…スイッチってあだ名かなんなじゃないの?」

    霧切「そう言われてみれば…」




    コトダマ:スイッチの本名







    その後、ベルトルトの持つ二期生の名簿と一期生の名簿を見比べ情報を集めた


    まず、一期生にいる苗木君、日向君の情報を皆に教えた

    もしかしたら、苗木君かもしれないと思うと胸が締め付けられる…

    もし、苗木君がこの学園を探りまくっているなら…私は…それを邪魔した事になる…

    けれど…真実を確かめたい…


    そして、一期生の生徒の情報は大抵手に入った


    コトダマ:苗木誠の情報

    コトダマ:日向創の情報

    コトダマ:エレン・イェーガーの情報

    コトダマ:音無結弦の情報

    コトダマ:仲村ゆりの情報

    コトダマ:桐ヶ谷和人の情報

    コトダマ:結城明日奈の情報

    コトダマ:松野おそ松の情報










    ガコンッ!



    霧切「…」  


    一体…誰が…この中に紛れ込んでいるの…



  89. 89 : : 2017/10/11(水) 19:40:39



    学級裁判 開廷!!



    モノクマ「ええ…今回の学級裁判での議論は『一体誰が一期生の生徒なのか』という議論です!正体を掴めばその生徒はおしおきされ、正体を掴めなければ全員おしおきされてしまいます」






    モノクマ「また、僕も裁判に参加します」


    霧切「どうしてなのかしら?」


    モノクマ「もしかしたら僕かもしれないでしょ?」


    ベルトルト「かなり犯人臭いセリフだね…」


    モノクマ「体臭なら大丈夫だよ!よくシャワー浴びるから」


    かなで「それよりも…一体…私達の中の誰が一期生の人なの…」


    スイッチ「…」カキカキ

    ーまず、モノクマファイルに少なからず情報が載っていたはずだー


    モノクマファイル

    名前:Unknown

    特徴は黒髪で一期生の一人である



    霧切「一期生の一人は分かるけど髪は黒いと言う事は分かったわね…」

    カラ松「因みにモノクマ、この情報は確かなのか?」


    モノクマ「勿論!僕は嘘は付かないよ?本当の事だから」


    ベルトルト「つまり、一期生は黒幕の人物だね…」


    かなで「でも…黒い髪の人ってかなりいたような…」







    かなり「【黒い髪】の人ってかなりいなかった?」

    ベルトルト「エレンも【少し黒い髪】だけど…完全ではないような…」

    カラ松「おそ松も【少し茶色い】しな…」

    澪田「誠ちゃんと創ちゃんはそもそも【黒髪ではない】っすね」

    シノン「キリトに関しては【黒髪だった】ような…」



    霧切(この中で黒髪の人物は…あの人しかいないわね…)


    コトダマ:桐ヶ谷和人の情報




    かなり「【黒い髪】の人ってかなりいなかった?」

    ベルトルト「エレンも【少し黒い髪】だけど…完全ではないような…」

    カラ松「おそ松も【少し茶色い】しな…」

    澪田「誠ちゃんと創ちゃんはそもそも【黒髪ではない】っすね」

    シノン「キリトに関しては【黒髪だった】ような…」



    霧切「それに賛成よ!」賛成


    ーBreakー




  90. 90 : : 2017/10/12(木) 16:35:22

    霧切「シノンさんの言うとおり桐ヶ谷和人…キリト君は黒髪だったはずよ」


    澪田「おろろ?そうなんっすか?」


    霧切「ええ…だって彼は…アニメ内では…」




    【黒の剣士】←

    【劣等生】

    【永遠なる疾風の運命の皇子】



    霧切「黒の剣士って呼ばれていたそうだからね」


    ベルトルト「確かに黒の剣士と呼ばれているぐらいだから黒髪ってことは間違いないけど…」


    カラ松「だが、問題なのはその俺達の中に…桐ヶ谷和人が誰に化けているのかだ」


    モノクマ「あのさ、この誰かがキリト君だとしてもさ、彼が変装するには無理があるんじゃないの?」


    霧切「それは何故なのかしら?」


    モノクマ「だってさ!作画のクオリティーの違いじゃん!」






    モノクマ「もし、この場にいない人物だとしたらどうなのさ?」


    モノクマ「【佐天涙子】さん?」

    モノクマ「【サシャ・ブラウス】さん?」

    モノクマ「【一条楽】君?」

    モノクマ「【藤巻】君?」

    モノクマ「【菅谷創介】君?」

    モノクマ「【デス・なんとか】君?」

    モノクマ「【大和田紋土】君?」

    モノクマ「【雪ノ下雪乃】さん?」


    モノクマ「もしかしたら【その中にいた】んじゃないのー?」



    霧切(確かにその可能性があるかもしれない…けれど…もし彼だとしたら…)

    コトダマ:スイッチの本名


    モノクマ「もし、この場にいない人物だとしたらどうなのさ?」


    モノクマ「【佐天涙子】さん?」

    モノクマ「【サシャ・ブラウス】さん?」

    モノクマ「【一条楽】君?」

    モノクマ「【藤巻】君?」

    モノクマ「【菅谷創介】君?」

    モノクマ「【デス・なんとか】君?」

    モノクマ「【大和田紋土】君?」

    モノクマ「【雪ノ下雪乃】さん?」


    モノクマ「もしかしたら【その中にいた】んじゃないのー?」

    霧切「それは違うわ!!」論破



    ーBreakー





    霧切「1人だけ私達の中で怪しいと思う人物がいるわ」

    モノクマ「おや?それは誰なんですか?」


    霧切「スイッチ君、あなたの本名を言ってくれないかしら?」


    全員「っ!」


    スイッチ「…」カキカキ

    ースイッチというのは俺の本名だー

    ベルトルト(待てよ!二期生の名簿を見れば!)


    二期生名簿

    霧切響子(ダンガンロンパ)

    大和田紋土(ダンガンロンパ)

    澪田唯吹(スーパーダンガンロンパ2)

    サシャ・ブラウス(進撃の巨人)

    ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)

    朝田詩乃=シノン(ソードアートオンライン)

    松野カラ松(おそ松さん)

    デス・ザ・キッド(ソウルイーター)

    雪ノ下雪乃(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

    菅谷創介(暗殺教室)

    藤巻(Angelbeats!!)

    立華かなで(Angelbeats!!)

    一条楽(ニセコイ)

    佐天涙子(とある科学の超電磁砲)


    ベルトルト(あれ!?これは…何か変だぞ!!)


  91. 91 : : 2017/10/12(木) 16:47:12



    霧切「スイッチ君、【本当の名前】を教えて」


    スイッチ「…」カキカキ

    ー【スイッチ】と言うのが俺の本名だー  

    澪田「でもさ!スイッチちゃん!名字がないなんておかしくないですか?」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー俺はスイッチ!これが【本当の名前】だ!ー




    ベルトルト(本当の名前なら…あそこに載っているはずだ…)

    コトダマ:二期生の名簿






    霧切「スイッチ君、【本当の名前】を教えて」


    スイッチ「…」カキカキ

    ー【スイッチ】と言うのが俺の本名だー  

    澪田「でもさ!スイッチちゃん!名字がないなんておかしくないですか?」

    スイッチ「…」カキカキ

    ー俺はスイッチ!これが【本当の名前】だ!ー




    ベルトルト「それは違うぞ!!」論破


    ーBreakー

    ベルトルト「みんなこの名簿をよく見てほしんだ」




    二期生名簿

    霧切響子(ダンガンロンパ)

    大和田紋土(ダンガンロンパ)

    澪田唯吹(スーパーダンガンロンパ2)

    サシャ・ブラウス(進撃の巨人)

    ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)

    朝田詩乃=シノン(ソードアートオンライン)

    松野カラ松(おそ松さん)

    デス・ザ・キッド(ソウルイーター)

    雪ノ下雪乃(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

    菅谷創介(暗殺教室)

    藤巻(Angelbeats!!)

    立華かなで(Angelbeats!!)

    一条楽(ニセコイ)

    佐天涙子(とある科学の超電磁砲)



    かなで「これって…私達の名簿?」


    シノン「この名簿がどうかしたの?」


    ベルトルト「よく見てくれ…何かおかしいと思わないか?」


    澪田「えー?おかしい所なんて…」 


    カラ松「なるほど…分かったぞ…」


    かなで「え?本当?」


    カラ松「その名簿にスイッチの名前がない…そうだろ?霧切」


    霧切「ようやく気付いたのね」


    ベルトルト「え?知ってたの?」


    霧切「一期生の名簿と見比べてた時に気付いたのよ…まだ確信がなかったけど」


    カラ松「それで?これはどういうことだ?スイッチ…いや、黒の剣士キリト!」


    スイッチ「…もう、話すべきだな」

    ベリッ!!


    シノン「なっ!変装用マスク!」

    霧切「あなたが…スイッチ君に化けていたのね?桐ヶ谷和人君」

    キリト「キリトでいい」



  92. 92 : : 2017/10/12(木) 19:53:22
    シノン「キリト…あんただったの…一期生の生き残りってのは…」


    キリト「シノン…まさか君も参加しているとは思わなかったぜ…」


    シノン「どうして…教えてくれなかったのよ!」


    キリト「話せば…より混乱が起きると思ってな…」


    モノクマ「おやおや!まさかキリト君…君がスイッチ君に化けていたなんてね」


    霧切「あの秘密の部屋に置かれていたテープ。あれはあなたのだったのね?」


    キリト「ああ…そうさ」


    霧切「そろそろあなたも本性を表してもいいんじゃないの?カラ松君」


    カラ松「…」


    ベルトルト「え…カラ松?」


    カラ松「ふっ…俺もか…」


    ベリッ!!


    全員「っ!」


    苗木「僕も化けていたんだよ…」


    モノクマ「ど、どういう事だよ!!なんで死んだはずの苗木君が生きているんだよ!!」


    苗木「カムクライズル…いや…日向君によって蘇生されたんだよ」

     
    霧切「苗木君…あなたも生きていたのね…」


    苗木「霧切さん…ごめん…今まで騙してて」


    モノクマ「けれど!どうやってこの学園を探っていたんだよ!」

    キリト「…俺がスイッチに化けていた間、俺に情報提供していたのは苗木だったんだよ…」


    苗木「ごめん、キリト君…もっと早く言うべきだった…」


    キリト「気にするな…生き残った奴等も無事消えた…後は俺達だけだ…」


    かなで「ね、ねぇ…一体何の話なの?」


    キリト「みんな!よく聞け…このコロシアイ学園生活は人類を危険に晒す事になるんだ」


    霧切「ダンガンロンパVRゲーム化計画の事ね…」


    モノクマ「ほう?まさかそこまで割り出すとはね…君達を甘く見ていたよ」


    キリト「この実験が前の時と同じなら黒幕は同じのはずだ!そうだろ!茅場!!」


    モノクマ「茅場ねぇ…今は違うやつだけど」シュー









       




    霧切「あなたは…!?」

    苗木「やっぱり…今回の黒幕は…お前だったのか…江ノ島盾子!!」





    江ノ島「ククク…確かに江ノ島盾子だけど……私の正体は…監視AI、アルターエゴなのよ!!」


    かなで「あ、あなたが…黒幕…」


    江ノ島「そうよ!!私様はあんた達を待っていたのよ!勿論、キリト!苗木!オマエラもだ!!」

    キリト「一体…お前は…何が望みなんだ!!」

  93. 93 : : 2017/10/12(木) 20:13:29


    江ノ島「ええーイチから教えましょう。私はあなた達の監視として選ばれたエリートAI。そして、このコロシアイ学園生活の目的はダンガンロンパVRゲーム化計画の一歩なのです」 


    ベルトルト「ダンガンロンパVRゲーム化計画?」 


    江ノ島「タイトル通り、アニメ『ダンガンロンパ』のコロシアイ学園生活をまるでリアルに体感できるVRゲーム…そのゲームを作るにはとあるノルマがあったのです」


    澪田「の、ノルマってなんすか?」



    江ノ島「ズバリいうとだな!!生身の人間でやると負荷がデカイんだよ!!そんでオマエラ…一期生と二期生が選ばれたんだよ!!」


    キリト「どうして俺達をデータ化して…こんなコロシアイ学園生活をさせていた!!」


    江ノ島「まず、キリト君たちの主人公達のコロシアイ学園生活のノルマ条件はあなた達をデータ化して…コロシアイをさせるという簡単なノルマだったのです。そして、このアニメキャラ達のコロシアイ学園生活のノルマ条件は…」





    江ノ島「感情を芽生えさせてより、人間に近いコロシアイをさせることなんだよ!!!」




    苗木「それだけのことで…一期生や二期生のみんなが死んでしまったんだぞ!!」


    江ノ島「死んだなんて大袈裟ね!だってだって、あなた達は元々アニメのキャラからデータ化しただけのただの人形みたいな物なのよ?死んだなんて事はねぇんだよ!!ネットワークさえあれば死んだ者を生き返らせることだって可能なんだよ!!」



    日向(AI)「もちろん、俺はどんな姿でも変えられる」


    キリト「まさか…俺達の前に出て来た茅場も…」


    茅場(AI)「勿論、それも私の事だよ…キリト君」


    かなで「でも…なんで…私達の前にあっさり出ちゃうの?最後まで表さなければこんなこと話さなくていいのに…」


    仲村(AI)「それはあなた達を…絶望させるためなのよ」


    渚(AI)「ノルマも既に達成されているしあとは君達を絶望させればいいところかなーって」


    八幡(AI)「まぁ…人間はよくたまに分からない生き物だ…絶望したと思いきやすぐに希望に満ちる…」



    ソウル(AI)「なら霧切、お前に問う。もし、ダンガンロンパVRゲーム内で死んでしまったらどうなると思う?」


    霧切「ゲーム内で死ぬ…それって…」


    【現実の死】←

    【私達の死】

    【キリト君達の死】



    霧切「現実でも死んでしまうってこと……?」

    西住(AI)「正解です!」


  94. 94 : : 2017/10/13(金) 20:07:45
    茅場(AI)「私が作ったソードアートオンライン…ゲームでの死=現実の死と同じようにダンガンロンパVRゲームを考えたのだ…」


    江ノ島(AI)「そして、そのコロシアイをうまくやっているか監視するために私様が選ばれたって訳なのさ!」


    キリト「けれど!SAOみたいにそううまく行くはずがないだろ!」


    マカ(AI)「まだ分かってないのね…」


    おそ松(AI)「本来の目的は過酷なデスゲームを行うことじゃないんだよ」


    苗木「じゃあ、何なんだよ!」


    エレン(AI)「お前達を絶望に染め上げることだよ」


    アスナ(AI)「でもねキリト君、まだこの裁判は終わらないんだよ?これから重い選択をね。二期生の人達に決めてもらうんだから」


    霧切「私達に何を決めさせるつもりなの?」


    音無(AI)「単純な話、俺を処刑する代わりに全員死ぬか?或いは全員死んでこのコロシアイ学園生活を終わらせるか…」



    ベルトルト「そんなの!結局どちらも僕達が死ぬことになるだけじゃないか!」


    御坂(AI)「言ったでしょ?これが重い選択だってことを」


    上条(AI)「どちらを選んでも死ぬだけ…これは最高に絶望的なんだよな」



    霧切、シノン、かなで、澪田、ベルトルト「…」


    キリト「五人とも!考えるんだ!今一番すべき事を!!」


    苗木「霧切さん!君なら分かるはずだよ!今しなくては…」


    霧切「そんなの…分かってるわよ…」


    苗木「霧切さん…」


    霧切「でもね…信じられないのよ…私達が生きている存在じゃなくて…ただの人形だなんて…生きる価値もないみたいに思えてきたわ…」


    キリト「霧切、お前一人で悩むようなもんだいじゃない!俺や苗木もそうだ!生きるためにどうすればいいのか考えているんだよ!」

    苗木「こうなったら…希望で立ち向かうしかない!」



    コトダマ:希望


  95. 95 : : 2017/10/14(土) 21:38:15



    佐天(AI)「私達は生きる価値もない存在なのですよ?」


    サシャ(AI)「世界は残酷なのですよ?」



    澪田「これは…残酷なんですね…唯吹…また絶望になっちゃうんすかね…」


    苗木「希望を捨てちゃだめだ!!」論破







    澪田「誠ちゃん…もう無理っす…どれを選んでも死ぬだけっすよ…」


    苗木「もし、君はライブで命を掛けることになったらどうするの?何もせずにただ死ぬことを望むの!!」


    澪田「っ!そうっす!!音楽は世界をハッピーにさせる…なら!唯吹だって!みんなをハッピーにさせるっす!!」







    楽(AI)「俺達ならどんな選択だろうが死ぬ事を選ぶ」


    藤巻(AI)「何故ならそれしか選択しかないからよ」


    シノン「…」


    キリト「希望を捨てるな!!」論破




    シノン「キリト…あんたは怖くないの?死ぬんだよ?もう終わりよ…」


    キリト「シノン!君はGGOの時、俺と共に命を賭けた戦いをした!なら、今回だって俺達は乗り越えられるはずだ!!!」


    シノン「っ!……そうわね…アンタはどんな時でもすぐに突っ走って危ない時もあったけれど…今回も乗り越えられそうな気がするわ…」






    菅谷(AI)「死ぬなんてことはないただ消えてしまうだけだ」


    キッド(AI)「絶望…まさにシンメトリーに相応しい言葉だな!」



    かなで「これが……絶望…なの?」



    苗木「希望を捨てちゃだめだ!!」論破







    かなで「結弦もゆりも…死んでしまったんなら…私も二人みたいに死ぬしかない…そうでしょ?」


    苗木「そんなことない!!音無君も仲村さんも!みんなのためには生きようとしていた!!なら君も二人のように生き続けるべきだ!!」



    かなで「っ!そうね……結弦もゆりも二人なら戦うために生き続けていた…なら!私も生き続けないと!!」


  96. 96 : : 2017/10/16(月) 20:16:17



    大和田(AI)「お前らはここで俺たちの用に死ぬしかないんだよ」


    雪ノ下(AI)「それがこの世界での運命なのよ」




    ベルトルト「絶望………」

    苗木「希望を捨てちゃだめだ!!」論破




    ベルトルト「もう無理だ…もう、死ぬしかないんだよ!!」


    苗木「君は本当にそんな事でいいと思っているの?」


    ベルトルト「っ!」


    苗木「ベルトルト君…君が希望を捨てればみんなと一緒に死んでしまうんだぞ!?それでも君は戦士なの!!」


    ベルトルト「っ!誰かがやらなくちゃ…ならないんだ…なら!やるしかない!!」






    江ノ島(AI)「お前達は絶望に染まるしかないんだよ!!」



    霧切「…」


    シノン、かなで、ベルトルト、澪田「希望を捨てちゃだめだ!!」論破



    霧切「あなた達…怖くないの?死んでも何も残らないのよ?」


    シノン「何言ってるの?死んで残らない事なんてないわよ」


    かなで「もしかしたら良いことがあるかもしれないよ!」


    澪田「響子ちゃん!一緒に終わらせましょう!」


    ベルトルト「そうだよ!僕達で…コロシアイ学園生活を終わらすんだよ!!」



    霧切「……………。ふふ、そうわね…」



    江ノ島(AI)「は?ナニコレ…こんな展開聞いてないんだけど?」


    キリト「お前の負けだ…江ノ島……いや、茅場!!」



    江ノ島(AI)「うるさいうるさい!!」


    霧切「最後に私達で決着を付けましょう?」






    マシンガントークバトル


    江ノ島(AI)「絶望しなさい!!」


    江ノ島(AI)「何も聞こえないクマー」


    江ノ島(AI)「黙りなさいよ!!」


    江ノ島(AI)「知らない知らない!!」


    江ノ島(AI)「これだから希望は…」



    霧切、シノン、ベルトルト、かなで、澪田(トドメだ!!)



    コトダマ:希望









    江ノ島(AI)「未知に絶望しろ!!未来に絶望ろ!!思い出に絶望しろ!!」






    霧切、シノン、ベルトルト、かなで、澪田「希望は前に進むんだ!!!」論破



    ーBreakー













  97. 97 : : 2017/10/16(月) 20:17:16
        WHO IS FOUND GUILTY?

            MONOKUMA




            V O T E


         AI   AI   AI


            GUILTY





  98. 98 : : 2017/10/16(月) 20:25:30




    江ノ島(AI)「え?何なのこれ?私が負けたの?」


    苗木「希望が絶望に打ち勝ったんだ」


    江ノ島(AI)「はぁ…まさか…あんた達が私を処刑されるなんてね…」


    かなで「この後…私達死ぬの?」


    江ノ島(AI)「はぁ?何言ってんの?死ぬわけ無いでしょ?」


    ベルトルト「え?どういう…」


    江ノ島(AI)「私の処刑を避けるために言った嘘!処刑されるのは私のみ」


    霧切「あなたが処刑されたらどうなるの?」


    江ノ島(AI)「さぁね?私は悪魔であんた達を監視するためだけで作られたAIだから知るわけないでしょ?」


    キリト「でも…少なからず…俺達みたいに自然に消えるみたいな奴だろうな…」


    苗木「最後に聞かせてくれ…今まで死んでいった一期生と二期生の人達はどうなるんだ…」


    江ノ島(AI)「別に?悪魔でデータ化されて作られたから無に帰る…それだけね…」


    霧切「つまり…何も残らないのね…」


    江ノ島(AI)「さて!お待ちかねのスーパーお仕置きタイーム!!」











    GAME OVER

    AIさんがクロにきまりました。
    おしおきをかいしします。















  99. 99 : : 2017/10/16(月) 20:41:50
    江ノ島…いえ、監視AIは自らの手で自害し…

    このアニメ学園での二度目のコロシアイ学園生活は終わった…


    私達は無に帰る覚悟を決め一人一人消えていった…


    しかし、私は疑問が1つだけ残っていた…


    「ダンガンロンパVRゲーム化計画」


    それらしき情報が手に入れられなかった…


    もし、あの時…キリト君…………いえ……


    スイッチ君のパソコンがあれば何か掴めたかもしれない……


    もし…主人公、私達のコロシアイがすべての始まりだとしたら…














    スイッチのパソコン「」




    パッ!!




    ーコード:SwitchVirus 起動ー















    「…」
     

    「少し、変な感覚が来るかもしれないが心配は要らない直ぐに慣れる」


    「はい…」


    「では、良いコロシアイ学園生活を…」


    「リンクスタート!!」















    アニメ学園 Will RETURN









    END
  100. 100 : : 2017/10/16(月) 20:44:54
    あとがき

    最後ら辺かなり強引に終わらせましたがなんとか書き終えて良かったです!


    次はいよいよ五十鈴達が主役のオリキャラ達のコロシアイ学園生活!アニメとは全く関係のない感じですが、楽しみにして下さい。次回作は長編になる予感です(笑)



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○○○達のコロシアイ学園生活 シリーズ

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