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進撃の巨人Another 第33話 『タイキ』 ――第57回壁外調査編 No.7――

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  1. 1 : : 2013/12/20(金) 17:52:13

    進撃の巨人Another 第33話 『タイキ』

    ――第57回壁外調査編 No.7――

  2. 2 : : 2013/12/31(火) 02:21:24

    ――――巨大樹の森より約20 km地点の平野――――


    ドッドッドッド

    ズシンズシンズシン


    女型の巨人「(ユークは、『先へ行け』と言った)」

    女型の巨人「(私はまだ、あいつの考えの全ては分からない)」

    女型の巨人「(けど、あいつはいつも私達よりも高度な次元で物事を考えていた)」

    女型の巨人「(だから、私達はあいつを信じて、道を進めばいいと思っている)」

    女型の巨人「(…少し、口調が普段と違ったのは…何かの予兆なのかな?)」

    女型の巨人「(それは、分からないけど、私は…ん?)」
  3. 3 : : 2013/12/31(火) 02:21:34


    ドドッドドッ

    ドドッドドッ


    女型の巨人「(調査兵団が巨大樹の森へ向かっている…?)」

    女型の巨人「(何で、そんな自分達にとって不利な場所へ行くのだろうね?)」

    女型の巨人「(シガンシナへの兵站行路を確保する事が目的じゃなかったのかい?)」

    女型の巨人「(何か別の目的が…?)」

    女型の巨人「(でも、エレンも森の中へ入って行った可能性が高い!)」

    女型の巨人「(…私1人で成し遂げて見せる!!)」


  4. 4 : : 2013/12/31(火) 02:21:44

    ――――巨大樹の森 境界――――

    ジャン「なぁ、アルミン」

    アルミン「何だい、ジャン?」

    ジャン「この作戦、正気の沙汰だと思うか?」

    アルミン「…わからない」

    ジャン「当初の兵站拠点づくりの作戦を放棄」

    ジャン「その時点で、尻尾を巻いてずらかるべき所を大胆にも、かつての観光名所に寄り道」
  5. 5 : : 2013/12/31(火) 02:21:59

    ジャン「その挙句、馬降りて抜剣して突っ立って、森に入る巨人を食い止めろと…」

    アルミン「そうだね。説明も一切ないところもまた、斬新だと思うよ」

    ジャン「…ふざけやがって」

    アルミン「でも、それが団長からの指示だから…仕方がないよ。僕達は兵士だ」

    ジャン「まっ、だからってどうこうする訳でもねぇけどな」

    アルミン「…ジャン、君は」
  6. 6 : : 2013/12/31(火) 02:22:16

    ジャン「…俺は、命令に従う」

    ジャン「巨人を森に入れない…それが指示だ」

    ジャン「これが俺達のすべき事だ…お前もそう思うだろ?」

    アルミン「…あぁ…その通りだ」

    ジャン「お前、何か勘付いているのか?」

    アルミン「どうしてそう思うんだい?」
  7. 7 : : 2013/12/31(火) 02:23:01

    ジャン「何か妙に落ち着いて、訳知り顔だからだよ」

    アルミン「団長の考えている事を…考えていたんだよ」

    ジャン「…なんだよ、それ。ややこしいな」

    アルミン「それは…」


    調査兵「5 m級、接近!!」


    アルミン「…!!」

    ジャン「……!」
  8. 8 : : 2013/12/31(火) 02:23:14


    ズシンズシンズシン


    アルミン「…ジャン」

    ジャン「あぁ、その話はあいつの相手をしながら追々な」

    アルミン「うん」

    ジャン「…要は、森に入れなければいい」

    ジャン「俺達が交戦する必要なんてない」

    ジャン「…“そう言う事”だろ?」


  9. 9 : : 2013/12/31(火) 02:23:30

    ――――巨大樹の森 境界 各地点――――

    ライナー「(2人とも…頑張ってくれ)」


    ベルトルト「(中列のみが森へ入って行った…つまり、エレンも…)」


    クリスタ「(やっぱり怖いけど…頑張るんだ!私!!)」


    ユミル「(クリスタは、私の位置からは少し離れているのか?…だが…いざという時には…)」


    ミーナ「(戦場は怖いな…でも、私もここで生きるって決めたから!)」


    ミカサ「(この状況では、エレンを守れない…エレン…)」


  10. 10 : : 2013/12/31(火) 02:23:49

    ――――巨大樹の森より約40 km地点の平野――――

    仮面の巨人【座標は、俺達が奪取する】

    獣の巨人「君に出来るのかい?」

    仮面の巨人【それは俺じゃなくていい…彼女がやればいい事だ】

    獣の巨人「じゃあ君は?」

    仮面の巨人【…ここでお前を食い止めて、邪魔者を減らす】

    獣の巨人「まだ、私が君達の敵だと確証がないのにかい?」
  11. 11 : : 2013/12/31(火) 02:24:00

    仮面の巨人【…直感的に、敵だと認知した…俺らしくもないがね】

    獣の巨人「そうかい…しかし、戦力差…君1人で勝てるのかい?」

    仮面の巨人【『俺1人』?】

    仮面の巨人【その言葉には、語弊があるさ…俺は“必要に応じて”戦えばいい】

    獣の巨人「それは、どういう意味だい?」

    獣の巨人「さっきの俊敏な動きが出来るのにもかかわらず、君には戦う意志はないのかい?」
  12. 12 : : 2013/12/31(火) 02:24:09

    仮面の巨人【…俺は、“操作する側”だ】

    仮面の巨人【駒を操る側は基本、戦う事はしない】

    獣の巨人「…君には、まだ他の能力があるのかい?」

    仮面の巨人【さぁな?試してみればいいさ】

    獣の巨人「…それじゃあ、手始めに先攻はいただくよ」

    仮面の巨人【敵として、不足はない――――】


  13. 13 : : 2013/12/31(火) 02:24:20

    ――――巨大樹の森より約2 km地点――――


    ドッドッドッド

    ズシンズシンズシン


    女型の巨人「(もう、森が目の前だね)」

    女型の巨人「(結局、ここへ辿り着くまでの間、邪魔が居なくて何よりだったよ)」

    女型の巨人「(でも、巨大樹に乗って居る調査兵達は、何をしているんだろうね?)」

    女型の巨人「(木の上から全く動いていないし、下に巨人達が集まってきているね)」

    女型の巨人「(調査兵達に戦う意志は皆無の様子…そうか、おびき寄せているんだ!)」

    女型の巨人「(つまり、森の中で“何らかの作戦”が実行されているという事だね)」
  14. 14 : : 2013/12/31(火) 02:24:34

    女型の巨人「(あの不思議な様子…不穏な影を感じるね)」

    女型の巨人「(『作戦』…おそらく、“あの事”なんじゃないかと思うけど…)」

    女型の巨人「(ユークも調査兵団の画策には、注意が必要だと言っていたしね)」

    女型の巨人「(まだ、確証はないけど…油断は禁物のようだね)」

    女型の巨人「(でも、ここで立ち止まる訳にはいかないさ…ユークと約束したんだから!)」

    女型の巨人「(…あっ!)」
  15. 15 : : 2013/12/31(火) 02:25:14


    ズシンズシンズシン


    調査兵班長「今度は、10 m級の巨人が森へ入ったぞ!そっちで何とかしろ!!」

    調査兵「うぉぉぉ!!」パシュッ ギューーン


    ズバッ!!


    野生の巨人「……」ズズーン

    調査兵班長「こっちもまた入って来た!」

    調査兵班長「補佐をしてくれ!」

    調査兵「はい!」パシュッ
  16. 16 : : 2013/12/31(火) 02:25:26


    ギューーン

    ズバッ!!

    ズズーン


    女型の巨人「(森へ入ろうとした巨人がやられたね)」

    女型の巨人「(つまり、強行して森へ入ろうとする巨人の相手はあるという訳だ)」

    女型の巨人「(敵の数も多いし、時間を掛けない為にも相手をする数を減らす事が優先だね)」

    女型の巨人「(なら、その対策には…走る速度を上げよう)」

    女型の巨人「(最高速で森の境界を突っ切って、立体機動ですら追いつかせないさ!!)」

    女型の巨人「(よしっ!本気で走るよ!!)」ダダッ! ビュンッ!!
  17. 17 : : 2013/12/31(火) 02:25:42


    ドッドッドッド

    ズシンズシンズシン


    調査兵「班長、今度は14 m級が猛スピードで接近中です!」

    調査兵班長「あれは…女型の巨人という奴か?」

    調査兵「女型が本当に存在したとは…初めて見ます」

    調査兵班長「だが、今はそんな事を言っている場合ではない」

    調査兵「はい。あの速度は…まずいです!もう、来ます!!」パシュッ

    調査兵班長「絶対に止めるぞ!森への侵入を阻め!!」パシュッ
  18. 18 : : 2013/12/31(火) 02:26:15


    ギューーン

    ゴォォォ


    女型の巨人「(調査兵達は、私の速度に動揺しているね)」

    女型の巨人「(私自身も“この身体”でこんなに速く走れるとは思わなかったけど)」

    女型の巨人「(でも、やっぱり調査兵は邪魔をしに来たね)」

    女型の巨人「(でも、今の私の速度には、追いつくのでやっとの筈さ)」

    女型の巨人「(このままワイヤーを射出されて、邪魔されるようなら、容赦はしないさ)」

    女型の巨人「(ほら、案の定…)」
  19. 19 : : 2013/12/31(火) 02:26:53


    パシュッ カンッ

    ギューーン


    調査兵班長「私は上からだ。お前は、下から狙え!」

    調査兵「はい!」

    調査兵班長「行かせんぞ!女型の巨人っ!!」ゴォォォ

    調査兵「ここで足止めさせてもらうぞ!」ゴォォォ

    調査兵班長「ふんっ!」バッ

    調査兵「はぁっ!」バッ
  20. 20 : : 2013/12/31(火) 02:27:39


    ギューーン

    ギューーン


    女型の巨人「(…硬化)」


    ビキビキビキ


    女型の巨人「(これさえ決まれば、ブレードの斬撃は効かないよ)」


    ガキッ!

    バキンッ


    調査兵班長「なんだとっ!?」フラッ

    調査兵「皮膚が硬化した!?」グラッ


    女型の巨人「(2人の体勢が崩れた…チャンス!)」ビュンッ

    女型の巨人「(あんたらは、自分達の攻撃の後の相手の対処が雑なんだよ)」
  21. 21 : : 2013/12/31(火) 02:27:53


    バチィ!!


    調査兵班長「ぐあっ!」ズザザザ

    調査兵班長「ぐぐっ…ぁぁ…」ドサッ

    調査兵「班長ーー!!」

    調査兵「くっ…俺が仇を…あ…」


    グシャッ!!


    女型の巨人「(結局、殺す事になっちゃったよ)」

    女型の巨人「(増援も近づいて来たし、先を急ごう!)」
  22. 22 : : 2013/12/31(火) 02:29:55

    今日の分は、前半で終えておきます

    年末、予定外の用事でとことん忙しい

  23. 23 : : 2013/12/31(火) 09:48:17

    ――――巨大樹の森の中――――


    ドドッドドッ

    ドドッドドッ


    エレン「さっきから、森の外が騒がしくないですか?」

    リヴァイ「……」

    エレン「兵長、何か答えてくださいよ」

    リヴァイ「…今は、馬を走らせる事に集中しろ」

    エレン「またそれですか?」

    エレン「確かに、さっきはその説明で納得できましたけど…今は違う気がするんです」
  24. 24 : : 2013/12/31(火) 09:48:28


    ズシンズシンズシン


    ペトラ「な、何の音!?」

    オルオ「何か迫ってきているのか!?」

    エルド「報告を受けた右翼側からの“何か”…という事か?」

    グンダ「俺達には、判断がつかない」

    エレン「…何かが起こっている…そうでしょう、兵長?」

    リヴァイ「…ふん、馬鹿でも否応なしに感じ取ってしまうものだな」
  25. 25 : : 2013/12/31(火) 09:48:41

    エレン「…俺達は、どうすればいいんですか?」

    エレン「兵長、指示をください」

    リヴァイ「……」

    エレン「…リヴァイ兵長」

    リヴァイ「全員、剣を抜け」

    エレン「……」
  26. 26 : : 2013/12/31(火) 09:48:51

    エルド「…はい」

    グンダ「……」

    ペトラ「はい」

    オルオ「……」

    リヴァイ「これから、一瞬たりとも気を抜くな」

    リヴァイ「それが姿を現すとしたら…一瞬だ」

  27. 27 : : 2013/12/31(火) 09:49:06

    ――――――――


    ヒュンッ

    ゴォォォ


    調査兵「おぉぉぉ!!」バッ


    ドォッ!!


    調査兵「ぐはっ!」ドカッ!


    ドッドッドッド


    女型の巨人「(調査兵もしつこいね。早くエレンに追いつかないと…)」
  28. 28 : : 2013/12/31(火) 09:49:19


    ドドッドドッ

    ドドッドドッ


    エレン「(このまま馬を走らせ続けるだけでいいのか?)」

    エレン「(前線では、他の調査兵達が巨人と戦っているというのに…)」

    エレン「(俺には…今、何ができるんだ?)」

    エレン「(ユーク、お前ならこの状況で何を考えるんだ?)」

    エレン「(俺は、今ほどお前のような頭脳が欲しいと思った事はない!)」

    エレン「(誰か…俺に教えてくれ…!)」
  29. 29 : : 2013/12/31(火) 09:49:32


    ドッドッドッド


    エレン「(足音が次第に大きくなってきた…近づいている!!)」

    エレン「(何が…何が現れるんだ?)」


    ゴォォォォォ!!


    女型の巨人「(エレン、見つけた)」


    ドッドッドッド


    エレン「(…なっ!?やっぱり巨人か!?)」

    エレン「(しかもあいつは、これまでの巨人とは何かが違う…!?)」

    エレン「(とにかく、兵長からの指示を仰がないと!!)」
  30. 30 : : 2013/12/31(火) 09:49:48


    ドドッドドッ

    ドドッドドッ


    グンダ「くっ!この森の中じゃ事前に回避のしようがない!!」

    ペトラ「速い!!」

    オルオ「ちっくしょぉ、何だよ、この速度…」

    エルド「このままだと、追いつかれるぞ!?」

    エレン「兵長!指示を!!」

    リヴァイ「……」
  31. 31 : : 2013/12/31(火) 09:50:17


    ゴォォォ!

    ゴォォォ!


    エレン「...!!」

    ペトラ「背後より増援!」


    調査兵「…ふっ!」パシュッ

    調査兵「はっ!」パシュッ


    ギュィィン

    ギュィィン


    女型の巨人「(また2人来たね…しつこいな)」バッ


    ドォッ!!


    女型の巨人「(木の幹に潰れていな!)」

    女型の巨人「(アンタも…)」ガシッ
  32. 32 : : 2013/12/31(火) 09:50:35


    グシャッ!!


    グンダ「…!!」

    オルオ「……」

    エルド「…...!」

    ペトラ「……」

    エレン「…!!」

    リヴァイ「……」
  33. 33 : : 2013/12/31(火) 09:50:46


    ドドッドドッ


    ペトラ「兵長!指示を!!」

    オルオ「やりましょう。あいつは危険です!」

    グンダ「俺達がやるべきです!!」

    エルド「ズタボロにしてやる」ジャキ

    エレン「兵長…俺は戦わなくていいんですか?」

    リヴァイ「…全員、耳を塞げ」スッ
  34. 34 : : 2013/12/31(火) 09:51:11


    パンッ!

    キィィィン!!


    エレン「…音響弾?」

    リヴァイ「頭を冷やせ、お前ら」

    リヴァイ「お前達の仕事は、その時々の感情に身を任せる事なんかじゃない」

    リヴァイ「そのガキを傷つけないように尽くす事だ」

    リヴァイ「命の限り…それがこの班の使命だ」

    エレン「……!」
  35. 35 : : 2013/12/31(火) 09:51:25

    エレン「(この班は、俺を監視する為だけのものじゃなかったのか!?)」

    リヴァイ「そして、エレン。お前も今は待機していろ」

    リヴァイ「この班は…“まだ”戦う必要はない」

    リヴァイ「エレン、少ない情報の中で本質を見極めろ」

    リヴァイ「今もこうして、お前の代わりに戦っている奴が沢山いる」

    エレン「でも!現に皆、死んでしまったじゃないですか!?」
  36. 36 : : 2013/12/31(火) 09:51:47

    エレン「俺が戦えば、死傷者の数は減らせたはずじゃ…」

    リヴァイ「口を閉じろ。待機だ」

    リヴァイ「俺達はこのまま馬で駆ける。いいな?」

    ペトラ「了解です」

    エレン「『駆ける』って言っても“どこ”まで?」

    エレン「奴はもう、すぐそこまで迫ってきているのに…!!」
  37. 37 : : 2013/12/31(火) 09:52:03


    ヒュンッ ヒュンッ

    ギュィィン ギュィィン


    エレン「また増援です!早く援護しなければ、またやられます!!」

    グンダ「エレン!前を向け!!」

    エレン「グンダさん!?」

    エルド「歩調を乱すな!最高速度を保て!!」

    エレン「エルドさんまで!?」

    エレン「なぜですか?この班がやらなくて、一体誰があいつを止められるんですか!?」
  38. 38 : : 2013/12/31(火) 09:52:15


    ドカッ!!

    グシャッ!!


    エレン「…!!」

    エレン「また死んでしまった!」

    エレン「助けられたかもしれないのに!!」

    オルオ「……」

    ペトラ「……」

    リヴァイ「……」
  39. 39 : : 2013/12/31(火) 09:52:29


    ヒュンッ

    ギューーン


    エレン「まだ1人で果敢に戦っている人が居るんです!」

    エレン「今なら…まだ間に合います!兵長!!」

    ペトラ「エレン!前を向いて走りなさい!!」

    エレン「戦いから目を背けろと言うんですか!?」

    エレン「仲間を見殺しにして、逃げ続けろって事ですか!?」

    ペトラ「…ええ、そうよ」
  40. 40 : : 2013/12/31(火) 09:52:42

    ペトラ「兵長の指示に従いなさい」

    エレン「見殺しにする理由がわかりません!」

    エレン「それを説明しない理由もそうです!!」

    オルオ「兵長が説明すべきでないと判断したからだ!」

    オルオ「それがわからないのは、お前がまだ青二才だからだ」

    オルオ「わかったら、黙って従え!!」
  41. 41 : : 2013/12/31(火) 09:52:57

    エレン「…兵長。俺は…」スッ

    ペトラ「…!?」

    オルオ「おい、お前!!」

    ペトラ「エレン…“それ”を勝手に使わないって…約束したでしょ?」

    エレン「…ぐっ」プルプル

    リヴァイ「…お前は、間違っていない」
  42. 42 : : 2013/12/31(火) 09:53:12

    リヴァイ「やりたきゃ、やれ」

    ペトラ「兵長、何を!?」

    オルオ「ダメです。あなたがそんな事を言ったら…!!」

    リヴァイ「こいつの中には、化け物がいる」

    リヴァイ「巨人の力とは、一切関係なくな」

    リヴァイ「こいつの意識の強さは、本物だ」
  43. 43 : : 2013/12/31(火) 09:53:23

    リヴァイ「人に圧を掛けられて、服従させられるものじゃない」

    エレン「……」

    リヴァイ「だが、エレン。戦うにしても、これだけはわかっておけ」

    リヴァイ「てめぇは、今、人類の切り札と言われている」

    リヴァイ「だが、俺はそれに納得していない所もある」

    リヴァイ「こんなガキの為に、今日だけで何人の仲間が死んだか…」
  44. 44 : : 2013/12/31(火) 09:53:39

    リヴァイ「だが、それでお前を責める事なんて、誰にも出来やしねぇ」

    リヴァイ「…お前はこれからの選択次第で、その若い器が大器にも成り得る」

    リヴァイ「何も、てめぇ1人で戦っているわけはねぇんだ」

    リヴァイ「全員、仲間やてめぇを守る為に、死力を尽くしていった」

    リヴァイ「そこだけは、勘違いすんじゃねぇぞ?」

    リヴァイ「…後は、自分で考えて、精々悔いが残らない方を選べ」
  45. 45 : : 2013/12/31(火) 09:53:51

    エレン「......!」

    エレン「俺は…この班を信じます!!」

    ペトラ「…エレン!」

    オルオ「…へっ!」フイ

    グンダ「…あぁ」

    エルド「俺達もお前を信じているさ!」
  46. 46 : : 2013/12/31(火) 09:54:01


    ドドッドドッ

    ドドッドドッ


    リヴァイ「(こいつは、己の力よりも調査兵団の信頼を選んだか…)」

    リヴァイ「(俺にも…結果はわからなかった。ずっとそうだ…)」

    リヴァイ「(自分の力を信じても…)」

    リヴァイ「(信頼に足る仲間の選択を信じても…)」

    リヴァイ「(結果は、誰にもわからなかった…)」

    リヴァイ「(そんな中、お前はこの短時間に選択する事を決心した)」
  47. 47 : : 2013/12/31(火) 09:54:26

    リヴァイ「(だから、俺はお前の勇気を信じてやるよ)」

    リヴァイ「(エルド、グンダ、オルオ、そしてペトラ…)」

    リヴァイ「(こいつらもまた…俺の事を信じてくれている)」

    リヴァイ「(あの巨人の速度は、大したもんだが、このままぎりぎり逃げ切れるか?)」

    リヴァイ「(エルヴィンが言っていた、“例の地点”までは、もうすぐか?)」

    リヴァイ「(俺もこの班を信頼して、作戦を…成功させる!!――――)」



    To be continued...

  48. 48 : : 2013/12/31(火) 09:54:41

    【あとがき】

    仲間を見捨ててまでも、「『待機』せよ」と言われる少年

    その少年の『器』には、人類の希望が寄せられている為である

    …時に、『大器晩成』とは何とも都合が良い言葉である

    その『器』が『大器』であるかどうかは、果たしていつ評価できるか

    それは結果が出た後にこそ意味を持つ、結果論から導かれる言葉である

    客観的に掛けられたその言葉を信じるかどうかは、自己責任の領域だ――――

  49. 49 : : 2013/12/31(火) 09:55:48

    【Fig. 1 時系列】

    日  程  ――――|―――→|――――|―――→|――――|―――→
           午前   午後   午前   午後   午前   午後
    調査兵団  ←―――――――→ ←―→←―→ ?      ?
              準備      出発 戦闘           ?
    ユーク達  ←――→ ←――→ ←―→←―→ ?      ?
           街中    移動    待機 戦闘  ?      ?
    壁外調査      前日        当日        翌日

    休  暇      1日目       2日目       3日目

    配  属     30日目       31日目       32日目

  50. 50 : : 2013/12/31(火) 09:56:30

    【投稿完了 / シリーズ名 / 話数 / タイトル / URL】

    ――本編――

    【13/12/24 進撃の巨人Another 第32話 『特質』】
    http://www.ssnote.net/archives/5206

    【13/12/20 進撃の巨人Another 第31話 『敵の敵』】
    http://www.ssnote.net/archives/5204

    【13/12/17 進撃の巨人Another 第30話 『隠す者』】
    http://www.ssnote.net/archives/4699

    【13/12/15 進撃の巨人Another 第29話 『ハツゲン』】
    http://www.ssnote.net/archives/4697

    【13/12/06 進撃の巨人Another 第28話 『キタイ』】
    http://www.ssnote.net/archives/4287

    【13/12/05 進撃の巨人Another 第27話 『夜明け』】
    http://www.ssnote.net/archives/4235

    【13/11/30 進撃の巨人Another 第26話 『蓄積』】
    http://www.ssnote.net/archives/3742

    【13/11/27 進撃の巨人Another 第25話 『帰る先』】
    http://www.ssnote.net/archives/3554

    【13/11/23 進撃の巨人Another 第24話 『隠れる』】
    http://www.ssnote.net/archives/3249

    【13/11/21 進撃の巨人Another 第23話 『行き互い』】
    http://www.ssnote.net/archives/3189

    【13/11/18 進撃の巨人Another 第22話 『次世代』】
    http://www.ssnote.net/archives/2988

    【13/11/15 進撃の巨人Another 第21話 『鍵《ヒント》』】
    http://www.ssnote.net/archives/2740
  51. 51 : : 2013/12/31(火) 09:56:40

    【13/11/10 進撃の巨人Another 第20話 『懐古、そして展望』】
    http://www.ssnote.net/archives/2440

    【13/11/08 進撃の巨人Another 第19話 『待つ者』】
    http://www.ssnote.net/archives/2307

    【13/11/06 進撃の巨人Another 第18話 『以心』】
    http://www.ssnote.net/archives/2219

    【13/11/05 進撃の巨人Another 第17話 『志と命』】
    http://www.ssnote.net/archives/2140

    【13/11/04 進撃の巨人Another 第16話 『選ぶ』】
    http://www.ssnote.net/archives/2041

    【13/11/03 進撃の巨人Another 第15話 『悪癖』】
    http://www.ssnote.net/archives/1992

    【13/11/02 進撃の巨人Another 第14話 『クチは...』】
    http://www.ssnote.net/archives/1943

    【13/11/01 進撃の巨人Another 第13話 『ドウキ』】
    http://www.ssnote.net/archives/1886

    【13/10/31 進撃の巨人Another 第12話 『人柄』】
    http://www.ssnote.net/archives/1841

    【13/10/30 進撃の巨人Another 第11話 『危機と嬉々』】
    http://www.ssnote.net/archives/1815

    【13/10/29 進撃の巨人Another 第10話 『見上げる先』】
    http://www.ssnote.net/archives/1748

    【13/10/28 進撃の巨人Another 第9話 『辛辣』】
    http://www.ssnote.net/archives/1702

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第8話 『本物』】
    http://www.ssnote.net/archives/805

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第7話 『捨てる』】
    http://www.ssnote.net/archives/800

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第6話 『側』】
    http://www.ssnote.net/archives/796

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第5話 『指令』】
    http://www.ssnote.net/archives/795

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第4話 『再び』】
    http://www.ssnote.net/archives/793

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第3話 『解散式の夜』】
    http://www.ssnote.net/archives/792

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第2話 『見たもの、見るもの』】
    http://www.ssnote.net/archives/791

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第1話 『4人目』】
    http://www.ssnote.net/archives/790
  52. 52 : : 2013/12/31(火) 09:56:58

    ――番外編――

    【13/12/29 進撃の巨人Another ――番外編―― 第17話】
    http://www.ssnote.net/archives/5860

    【13/12/25 進撃の巨人Another ――番外編―― 第16話】
    http://www.ssnote.net/archives/5229

    【13/12/14 進撃の巨人Another ――番外編―― 第15話】
    http://www.ssnote.net/archives/4702

    【13/12/10 進撃の巨人Another ――番外編―― 第14話】
    http://www.ssnote.net/archives/4373

    【13/12/04 進撃の巨人Another ――番外編―― 第13話】
    http://www.ssnote.net/archives/3949

    【13/11/30 進撃の巨人Another ――番外編―― 第12話】
    http://www.ssnote.net/archives/3487

    【13/11/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第11話】
    http://www.ssnote.net/archives/3066

    【13/11/17 進撃の巨人Another ――番外編―― 第10話】
    http://www.ssnote.net/archives/2668

    【13/11/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第9話】
    http://www.ssnote.net/archives/2257

    【13/10/27 進撃の巨人Another ――番外編―― 第8話】
    http://www.ssnote.net/archives/1550

    【13/10/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第7話】
    http://www.ssnote.net/archives/1374

    【13/10/15 進撃の巨人Another ――番外編―― 第6話】
    http://www.ssnote.net/archives/1078

    【13/10/14 進撃の巨人Another ――番外編―― 第5話】
    http://www.ssnote.net/archives/1040

    【13/10/13 進撃の巨人Another ――番外編―― 第4話】
    http://www.ssnote.net/archives/941

    【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第3話】
    http://www.ssnote.net/archives/923

    【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第2話】
    http://www.ssnote.net/archives/878

    【13/10/11 進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話】
    http://www.ssnote.net/archives/845

  53. 53 : : 2013/12/31(火) 09:57:05

    ――その他――
    【執筆中 進撃の巨人Another ――104期相談所編―― 第2話】
    http://www.ssnote.net/archives/5371

    【13/12/08 進撃の巨人Another ――104期相談所編―― 第1話 ユーク「勉強の方法が分からない?」】
    http://www.ssnote.net/archives/4493


    ――雑談――

    【随時更新中 進撃の巨人Another シリーズ ――思い出(過去コメント)保管所――】
    http://www.ssnote.net/archives/1038

    【随時更新中 進撃の巨人Another シリーズ ――雑談所――】
    http://www.ssnote.net/archives/924


    ――その他情報媒体――

    【随時更新中 SS Pedia記事 『進撃の巨人Another』】
    http://dic.ssnote.net/articles/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BAAnother
  54. 54 : : 2013/12/31(火) 09:58:14

    年末の大学からお送りしました(笑

    もしかしたら、今日中に34話を完成させて投稿するかもしれません

    それでは、よいお年を!!

  55. 55 : : 2013/12/31(火) 14:21:06
    期待してます!!
    よいお年を!!
  56. 56 : : 2013/12/31(火) 16:54:23
    >>55
    さんくす!
  57. 57 : : 2014/01/01(水) 17:28:58
    本当に面白いです!

    期待してます!がんばってください!
  58. 58 : : 2014/01/01(水) 19:41:23
    >>57
    ありがとう!

    質が落ちないように頑張るよ

  59. 59 : : 2014/01/02(木) 17:13:52
    ちょっと気になったんですが…My.Loさんはもしかして9月22日生まれですか?

    もしそうだとしたら、嬉しくないかもしれませんが…自分も同じ誕生日です!!
  60. 60 : : 2014/01/02(木) 17:56:22
    >>59
    そうですよ!ギリギリおとめ座です

    でも、そんな被虐的にならなくても大丈夫ですよ(笑

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