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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

エレン「親愛なる君へ」 エレアニ

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  1. 1 : : 2017/05/19(金) 18:41:58

    エレアニです

    原作とは全く違うルートになると思います

    キャラ崩壊は出来るだけ減らしますが

    苦手な方はバックをおすすめします
  2. 3 : : 2017/05/20(土) 19:43:49

    サラサラとした風が彼女の金髪の髪を揺らす
    月夜の光に照らされた横顔が

    ひどく美しく儚く

    今にも消えてしまいそうな気がして


    エレン「何してんだ?」


    思わず声をかけてしまった


    アニ「...別に」


    そう言ってそっぽを向いてしまった


    表からは見えない訓練所の裏
    彼女がここに1人でいるのを、よく見かける

    草原に体操座りで座っているその小さい姿から何故か目が離せない

    その華奢な背中では背負いきれるはずもない


    何か大きなものが


    あるような気がしたから。


    その不安定な後ろ姿が


    アニに声をかけさせた






  3. 4 : : 2017/05/20(土) 20:11:53

    アニ「あんたこそ何してんの」

    エレン「....ちょっとな」

    アニ「気になる言い方だね」

    エレン「お前もだろ」


    こんなくだらない会話も心地よく、楽しい


    アニ「.......ねえ、エレン」

    エレン「ん?」

    アニ「...月ってさ」

    エレン「...」

    アニ「とても...悲しいものだと思わない?」

    エレン「...なんでだ?」



    月は自分で光ることが出来ない

    太陽の光が反射しているだけだ



    ...それに


    太陽が地上に登ると皆が出てきてくれる
    皆が太陽を待っている


    アニ「そう考えると...太陽って人気者でしょ?」

    エレン「...そうだな」


    アニ「でも...」


    太陽が沈んで月が姿を現すと、みんな家の中にこもってしまう。まるで嫌われているみたい


    アニ「だからこうして、月を眺めてると」

    アニ「とても悲しくなる」


    アニ「...私みたいだって」


    私が月を好きな訳は、私に似ているから

    誰からも気づかれず

    寄る辺もなく

    ただただひっそり

    闇に包まれた地上を照らす


    ......私は人を照らしたこともないけど


    私だって1度は太陽に憧れた。皆を照らす太陽になりたい。いるだけで元気を与えるような存在に

    でも、無理だ

    太陽になれる人は生まれた時から決まっている


    アニ「あんたみたいにね」


    だから...とっくの昔に諦めた

    そんな自分に都合の良い幻想を抱くのは




  4. 5 : : 2017/05/20(土) 20:26:48

    エレン「...俺は太陽なのか?」

    アニ「ただの例え話だよ」



    エレン「...アニが言うように」


    月ってとても分が悪いものなのかもしれない

    間違いなく役に立っている

    闇から皆を守っているはずなのに

    誰にも気付いてもらえない



    エレン「孤独だよな」

    エレン「...でも」

    エレン「月がいないと皆困る」

    アニ「...」

    エレン「もし」



    お前が月のように
    孤独に怯えて、怖くて、声が出ず、助けを求められないのなら



    エレン「俺がアニの太陽になって」

    エレン「アニを照らすよ」


    そして


    エレン「俺がアニを」


    見つけるよ


    アニ「........そう」





  5. 6 : : 2017/05/20(土) 20:40:50

    アニ「ありがと」


    そう言って髪を耳にかける仕草が俺の心をざわつかせる。動揺を隠すために、宝石が散らばったような夜空に視線を移す


    エレン「...」

    アニ「...」


    心地よい沈黙があたりを包む。頬を撫でる冷たい風が気持ちいいのは、自分の顔が熱を持っているからだろうか


    エレン「...」




    ふと




    今聞くべきだと直感的に思った

    聞かなければきっと後悔する、と





    エレン「...アニは」




    なんのために生きてるんだ?



    アニ「.....」


    ストレートに
    真っ直ぐに
    そうでなければ伝わらない


    アニ「...アンタ」
  6. 7 : : 2017/05/20(土) 20:52:16

    とてもエレンらしい

    何も取り繕わず

    核心をつく問いかけ

    その真っ直ぐな瞳から目が離せない


    アニ「....本当にアンタってやつは.....」



    アンタが私を知ったら

    きっと私を拒絶するだろう

    いや...

    して欲しい

    もし私が許されたら

    私はその優しさを受け入れてしまう

    甘えてしまう

    我慢できる自信が無い




    アニ「...眩しいね」




    絞り出せたのはそんな言葉だけだった




    エレン「...」



  7. 8 : : 2017/05/20(土) 21:06:08

    .....そうか

    まだ無理なのか

    まだ俺の手はお前に届かないらしい

    どれだけ俺が手を伸ばしても

    アニの心へは届かない



    不意に、握りしめた拳に力が入る。孤独に怯えている少女一人すら俺は救えない。ああ...なんて情けない...なんてちっぽけなんだ


    でも


    ここで諦めたら意味がない


    例え、一生アニの心に触れる事が出来ないとしても....伸ばし続けよう、この手を


    それが俺のやり方で、それ以外には知らないから


    エレン「.....待つよ」

    アニ「え?」

    エレン「アニが背負うもの、まだ教えられないんだろ?」

    アニ「.....」

    エレン「だから、待つよ。言う準備が出来るまで」

    エレン「その時まで...俺が一緒に背負えるように力をつけるから....アニを守れるようになるから」

    アニ「....うん」



    アニ「待ってて」


  8. 9 : : 2017/05/21(日) 08:22:27

    エレンが本当の私のことを許してくれるとは思っていない。でも...今だけは......


    この優しさに身を委ねていたい


    それぐらい許されるよね...


    エレン「そろそろ戻らないと」


    アニ「ちょっと待って」


    エレン「?」


    アニ「頼みがあるんだけど」


    エレン「なんだ?」


    アニ「抱きしめて」


    エレン「え」


    アニ「抱きしめて欲しい」


    エレン「........分かった」



    エレンは少し緊張した面持ちで、そっとアニを抱きしめた。まるで大事なものを壊さないようにしているかのような、その触れ方がとても嬉しかった。

    アニ「...」ギュウ

    アニもエレンの背中に手を回して、だきすくめる腕に力を込めた。このエレンの体温が今だけは、何もかもを忘れさせてくれた。

    アニ「...うん...もういいよ大丈夫」


    エレン「ああ」スッ


    アニ「ありがと」


    エレン「おう」


    アニ「行こうか」


    エレン「....アニ」


    エレン「俺はちゃんと」




    お前を見てるからな




    アニ「.....うん」



    アニ「私も見てるよ、エレンのこと」



    エレン「ああ....ありがとな」



    アニ「戻るよ」



    エレン「おう」


  9. 10 : : 2017/05/21(日) 13:24:59

    その夜はアニの事を考えていてたせいでよく眠れなかった。目を閉じると、アニのあの何かを諦めてしまったような表情が浮かんでくる。

    俺になにか出来ることはないのかな

    少しでもいいからアイツの負担を減らしてやりたい

    そんな事ばかりが頭の中を渦巻く




    ........あれ?




    なんで俺はアニを助けたいんだ?



    仲間だから...それは何か違う気がする



    いつからこんなにアニの事を考えるようになった?




    ..........




    自分で自分が分からなくなってしまった




    思考の波に飲まれていると、誰からか声をかけられた。

    「どうしたの?」


    普通なら何でもない、と返すところだ。自分の感情なんて人に話しても意味が無いし、理解されるのも嫌だ。

    でも


    エレン「起きてたのか、アルミン」


    この親友なら、何か理解してくれるのではないか...そんな期待を抱いた。それにアルミンなら家族みたいなものだから、知られて困ることは無い。


    アルミン「帰ってきてからずっと浮かない表情してたからね」


    エレン「そうか....ありがとな」


    アルミン「うん...で、どうしたんだい?」


    エレン「自分の事が..分かんなくなっちまったんだ」


    エレン「俺が毎日寝る前に散歩してるの知ってるよな?」


    アルミン「うん」


    エレン「その時によくアニを見かけてたんだ」


    エレン「...それでよく話すようになって」


    アルミン「...」


    エレン「....アニは話してくれないけど」


    エレン「アニには何か...大きすぎる影みたいなものがある気がするんだ」


    エレン「...でも俺が悩んでるのはそこじゃないんだ。俺が助けるって決めたから」


    エレン「俺がわかんないのは、なんで俺はアニを助けたいのか、って事なんだよ」


    アルミン「...」


    エレン「アルミン、わかるか?何で助けたいのか」


    アルミン「エレン」


    エレン「?」


    アルミン「もう...答えは出てるじゃないか」


    エレン「...どういう意味だ?」


    アルミン「エレン、君はアニの事が...」





    好きなんだよ





    エレン「...」





    好き




    その言葉は、すんなり腑に落ちた




    エレン「....そうか」




    俺はアニを好きなんだな




    アルミン「...もう大丈夫みたいだね」



    エレン「...ああ、サンキューな」



    アルミン「いいよ、親友じゃないか」



    エレン「ハハッ、そうだな」



    アルミン「だいぶ長話しちゃったね。そろそろ寝ようか」



    エレン「そうだな」




    その日はさっきまで悩んで寝れなかったのが嘘みたいに、すぐ眠りにつくことができた。アルミン...お前を親友に持ってよかったよ




  10. 11 : : 2017/05/21(日) 14:37:45

    ~翌朝~


    エレン「おはよー」


    アルミン「おはよう」


    ミカサ「おはよう、二人共」


    エレン「!!...今日はちょっと2人で食べてくれ」ダッ


    ミカサ「?分かった」


    アルミン「...うん」



    正直、僕は驚いた。ミカサが引き止めなかった事に。てっきり、どこに行くのか聞き出して邪魔をしようと知るんじゃないかって



    ミカサ「...アルミン」


    アルミン「なんだい?」


    ミカサ「心配しなくても、私はエレンの邪魔をしたりしない」


    アルミン「.....なんで分かったの?」


    ミカサ「そんな顔してたから」


    ミカサ「...私はエレンを愛してた...もちろん今もだけど。ずっとエレンの事を見てるから、エレンが何を見て誰を想っているかなんて...すぐにわかった」


    アルミン「...ミカサ」


    ミカサ「...正直まだ諦めきれてない.....でも、エレンの幸せが私の幸せだから、私はこの気持ちにはしっかりケジメをつける。」


    アルミン「...うん...ありがとね」


    ミカサ「何故あなたがお礼を言うの?」クスッ


    アルミン「ホントだね」ハハ



    心配いらなかったみたいだね




  11. 12 : : 2017/05/21(日) 19:39:00

    私は低血圧で目覚めが悪い。だから、寝起きの私はいつにも増して怖い顔になっているらしい

    でも

    今日の朝は目覚めが良かった



    理由なんて分かりきってるけど...



    エレンのおかげだ



    エレンは私を救うって言ってくれたけど、既にもう救われてる



    案の定私も...



    エレンに救われることを望んでる



    エレンが話しかけてくれないか期待している




    「アニ!!」




    ........ああ


    本当に来るとは思ってなかった





  12. 13 : : 2017/05/21(日) 20:54:21
    期待!
  13. 14 : : 2017/05/21(日) 21:37:15
    >>13 ありがとうございます!
  14. 15 : : 2017/05/21(日) 22:03:56

    アニ「...なに」


    思いっきり不機嫌そうに返してしまった。....しょうがない。エレンにこんな顔を見られたくない、という気持ちもあるから。


    そう不機嫌なフリをするアニの考えなど知る由もなく、エレンはいつも通り声を掛ける


    エレン「おはようアニ!」


    アニ「...おはよう」


    エレン「隣座るぞ」ストン


    アニ「私が返事する前に座ってるじゃないか」


    エレン「早くアニと話したかったからな」ニカッ



    わざとか、否か


    そんな事はエレン以外誰にもわからない


    ただ分かるのは


    エレンの鈍感特有のこの発言が


    アニの心を激しく揺さぶっている事ぐらいだ




    アニ「.....そ」



    内心かなり動揺しながらも何とかそう答えた



    エレン「おう!」


  15. 17 : : 2017/05/22(月) 07:04:10

    エレン「そうだアニ」


    アニ「なんだい?」


    エレン「今日は対人格闘あるよな」


    アニ「そうだね」


    エレン「俺と組まないか?」


    アニ「...いいよ」


    エレン「ほんとにか!?ありがとな」



    対人格闘。そうだ、エレンと話すようになったのはあの頃からだ。ライナーと一緒に説教しに来たんだったっけ?...返り討ちにしたけど
  16. 18 : : 2017/05/22(月) 19:25:29

    ~対人格闘~


    エレンはその性格と同様で、攻撃も真っ直ぐだ。だから、仕掛けようとする攻撃が簡単にわかってしまう。


    エレン「...ふッ!!」ビュッ


    下段蹴りか


    アニ「...」スカッ


    エレン「!!!!!(避けらr...)」


    アニ「がら空きだよッ!」ビュン


    エレン「ッ!!!!」ドゴ


    エレン「くっ...」フラ


    アニ「...全然なってないね」


    エレン「アニが強すぎんだよ...」


    正直言うと...エレンは信じられないくらい成長している。証拠にさっきの下段蹴りは...まだ教えてない技だ。...なのに、出来たという事は私の動きを見ただけで真似できたってことになる。


    アニ「情けないね」




    ...エレンにはもっと


    強くなって欲しい


    私が戦士じゃなくなってしまった時




    殺してでも私を止めて欲しい




    私は...故郷を裏切れないから




    それに...




    最期は










    愛する人と一緒にいたい










  17. 19 : : 2017/05/22(月) 19:55:11

    エレン「...」


    エレンは固まってしまう

    彼女がたまに見せるその表情を見て。その真意を図ろうと目を凝らすも...何も見つからない

    まるで水をすくっているかのような気分だ

    すくってもすくっても

    一時は手の中に留まってくれるも

    すぐに指の隙間から

    こぼれ落ちる


    でも、ほんの一瞬

    アニの澄んだ青い瞳に

    ちろりと

    諦観と希望が混ざった光が見えた



    ...ような気がした





    エレン「言ってくれるな」


    アニ「...事実でしょ」


    エレン「じゃあ...」


    エレン「これからもアニが教えてくれよ」


    アニ「.....うん、そうだね」


    エレン「いざって時にアニを守れるようにな!」


    アニ「!.....」




    自分を守るために力をつけようとしれくれている相手に、自分を殺させる


    なんて残酷なんだろうか


    まったく....嫌になるよ




    急に押し黙ったアニに気づいたエレンがどうかしたのかと問いかけるが、アニは本心を隠すように俯いてしまう


    アニ「なんでもないよ」


    エレン「...」


    アニ「続けようか」スッ


    エレン「...おう」スッ


  18. 20 : : 2017/05/22(月) 21:46:28


    アニが何かを隠す時、必ず出るサインがある。

    それは、髪を耳にかける仕草だ

    俺だって伊達にアニとずっと一緒にいるわけじゃない

    何かを隠す時の癖も結構前に気づいた

    きっと


    自分の心をコントロールする時や

    感情を整理しようとして無意識的に


    髪を整えるという仕草に

    表れたのだろう




    今、アニが心の底に沈めたものはきっと


    あのことだろう


    俺に話せない、なにか


    あの小さな背中に背負っている


    なにか



    それを一緒に背負うために



    アニを助けるために



    ここに居るのだと





    その意思を込めて




    鋭く足を振り抜く





    エレン「ッ!!!」ビュッ




    アニ「!!!!」ドゴッ




    アニ「っ!?」ビリビリ




    ...今の蹴りは

    何か強い意志をはらんでいた

    ...気がした


    驚いた...ここまで上達するなんて

    こいつの成長速度は尋常じゃない


    驚いたと同時に



    嬉しかった



    何故かはわからない

    ただ嬉しかった


    涙が出そうになるほどに

    なぜだろうか

    こんなに胸が暖かくなるのは



    ...でも


    まだ足りないね



    アニ「..フッ!!」ギュルッ


    エレン「がっ!!!!」ズドンッ


    アニ「...ふぅ」ザッ


    エレン「ゲホッ..ゲホ...」


    アニ「最初の蹴りは良かったよ」


    エレン「はぁ..はぁ..そりゃどうも」フラ


    アニ「ほら」スッ


    エレン「...サンキュ」ギュ


    アニ「ん」グイ


    エレン「今のは効いたわ、かなり」


    アニ「ふふ...本気で蹴ったからね」


    エレン「...」


    アニ「...なに」


    エレン「いや...何でもない」


    アニ「?...そ」




    今の笑顔

    久しぶりに見たな


    きっとあれが

    アニの素なんだろう


    ...それを潰す原因になったものは




    さっきのアニの涙と

    何か関係があるのだろうか


  19. 21 : : 2017/05/23(火) 19:52:18

    さっきは久しぶりに本気で蹴った。

    今まで誰かと組んでやる時は、力を抜いてやってきたから

    ちょっとスッキリした

    私が本気を出さないと勝てない程に

    エレンは強くなった

    それが嬉しくも悲しくもある



    ...先のことを考えていると

    何もかもが嫌になる




    ....だから





    今は





    今だけは








    愛する人ととの時間を



    アニ・レオンハートという



    一人の女性として



    生きてやろう





    それが私が出来る

    唯一の

    運命に対する反抗だから


  20. 22 : : 2017/05/23(火) 20:05:15

    アニ「...エレン」


    エレン「ん?」


    アニ「ご飯...一緒に食べようよ」


    エレン「...」


    アニ「エレン?」


    エレン「え?...あっ、おう」




    何をどぎまぎしてるんだこいつは...

  21. 23 : : 2017/05/25(木) 16:52:06
    新作のエレアニΣ(・ω・ノ)ノ!
    これは迷う事なく期待です(^▽^)/
    ハッピーエンドだといいですね(た、ただの意見だからね(;・∀・)
    更新、頑張ってくださいね!
  22. 24 : : 2017/05/25(木) 16:54:00
    連レス失礼します。w

    エレン「その顔、俺以外に見せるなよ」 アニ「わかってるよぅ/////」現パロ

    この作品書いてた人だったのか( ゚Д゚)
    そりゃあ、神ssになりますよね…w
  23. 25 : : 2017/05/25(木) 19:28:02

    もちろんハッピーエンドです!!
    アニの幸せが私の幸せですから(笑)

    最近の原作で発覚した色々な事実も絡めていきたいと思ってますが、私の文章力がちょっとアレなので....まあ、うん..頑張ります(笑)

  24. 26 : : 2017/05/25(木) 20:29:29

    まさかアニからお誘いがくるとは...

    いや、誘われなくれもこっちから誘うつもりだったけどさ



    口角が上がってしまうのを、必死に抑えながらエレンはアニと席についた。強ばった顔をしているエレンにアニが不思議に思い


    アニ「なに」


    と聞くが、男なりのプライドのようなもので正直に言えるはずもない


    エレン「いや、何でもない」


    アニ「...そ」




    アニ「..私とは食べたくない?」




    え?




    アニ「いいよ無理しなくても」


    エレン「違うんだ」




    しょうがない....ここは言うべきだな




    エレン「その...嬉しくてさ」



    アニ「...」



    エレン「...気持ち悪いって思っただろ」



    自分でも分かったこんな小さいことにいちいち反応するのはおかしいって

    だからアニもきっとそう思ってるんだろうと思って聞いた




    その後、アニがあんな反応をするとも知らずに




    アニ「ふふっ...確かに気持ち悪かった」クスッ




    傍から見ればその反応にさして違和感は覚えないだろうが

    エレンにしか

    エレンだからこそ分かる

    その楽しそうな表情と


    あの癖


    嘘をつく時に見せる


    あの仕草



    これで、エレンがさらに動揺してしまったのは言うまでもない

  25. 27 : : 2017/05/25(木) 20:41:15

    エレン「...悪かったな」プイ


    アニ「?」



    正直とても嬉しかった

    エレンが嬉しいって言ってくれたことは

    私もエレンみたいに素直に言えたら

    ...なんて


    私には無理だね


    本当に戦士の私が


    ぐらついてしまいそうになるから



    だから


    ちょっとからかうように


    言ってやったら



    あっちを向いてしまった
  26. 28 : : 2017/05/25(木) 21:13:36

    アニ「どうしたんだい」


    エレン「何でもない」


    エレン「それよりさアニ!」


    なんだか目を輝かせてるね

    まあ、こいつの事だからどうせ...


    エレン「今日の蹴りは良かっただろ?」


    ...だと思ったよ

    ちょっと期待しちゃったのがアホらしいね


    アニ「まだまだだね」


    アニ「あの威力の蹴り、私は10歳の頃には出来てたよ」


    エレン「...すげぇな」


    エレン「俺もうアニには反抗しないよ...」


    失礼な...


    アニ「父に鍛えられたからね」


    エレン「へー、どんな人なんだ?」


    アニ「前も話しただろ」


    私の父は自分の夢を、実の娘に押し付ける最低な親だ

    幼い頃から格闘術を教えこまれ

    朝から晩まで

    フラフラになるまで

    蹴り方を身体に染み込ませる日々が

    ずっと続いた


    幼かった私には当然

    苦でしかなかった


    ある日、突然にこの地獄のような日々に嫌気がさした


    私は


    お父さんから教えこまれた


    その格闘術で


    父の足に蹴りを何度も


    叩きつけた


    足を引きずって歩くようになってしまう程に




    でも...


    父はやめるどころか


    まだ成長できる、もっと強くなれると


    練習量を増やした




    その日から私は1度も抵抗しなくなった



    エレン「...」


    アニ「だから、私のこの技は父の呪いなんだよ...」





  27. 29 : : 2017/05/25(木) 21:21:31
    上のやつは「アニ外伝」からの引用です。
    もしかしたらラストは、今執筆している


    アニ「心配だからさ」エレン「大丈夫だよ」


    の現パロ作品に繋げるかも知れません

    その時はよろしくお願いします!!
  28. 30 : : 2017/05/26(金) 21:29:27



    その時のアニが嘘をついていないことは分かっていた。エレンは、あえて追求はしなかったが、アニが抱えているモノは一つではないと気づきアニを助けるという気持ちをいっそう強めた



    呪い...か

    今のアニは...残念だけど

    嘘はついていない


    ...でも、

    アニの父に対する気持ちは

    憎しみだけでは無いということも分かる

    それが何かは

    まだ分からないけれども...


    それでも今はいい

    今は何も出来ないけど

    ただそばにいたい

    それだけだ



    エレン「....そうか」


    アニ「...」


    エレン「でも俺からしたらそれさえも羨ましいけどな」


    アニ「?」


    エレン「いや、俺は親がいないからさ...アニがちょっとだけ羨ましいよ」


    アニ「...両親二人共居ないの?」


    エレン「ああ...お父さんは失踪しちまったし...お母さんは俺の目の前で...」


    エレン「巨人に....」


    アニ「...ごめん」


    エレン「ハハッ...大丈夫だよ」




    なんでコイツは

    そんな辛い過去を持ちながら

    あんな風に笑えるんだろう


    エレンが、巨人を駆逐することに異常なまでの執着を抱いてるのは....

    自分の親が目の前で巨人に喰われたからだろう


    だとすれば


    その原因は



    私たちにあるのではないだろうか





    また罪の意識に苛まれる






    親を殺してしまったこと

    無礼な質問をしてしまったこと



    「ごめん」



    その二つの意味がアニの言葉に含まれていたのを



    エレンは知らない


  29. 31 : : 2017/05/27(土) 13:10:32
    私にとっては神作者さんです!
    これからも頑張ってください。応援してます♪
  30. 32 : : 2017/05/27(土) 16:50:31

    >>31期待に答えれるよう頑張ります!


  31. 33 : : 2017/05/27(土) 17:09:46

    何故アニがあんな悲しそうな表情をしていたのだろうか

    わからないけど

    アニが悲しそうな顔をしているのは嫌だから


    エレン「明日の対人格闘もよろしくな」


    アニ「うん、いいよ」


    少しずつでいいから距離を詰める努力をしよう

    どんなに狭くてもいいからアニの心の拠り所となろう

    今出来ることを



    エレン「じゃあ明日もよろしくな」


    アニ「うん...おやすみ」


    エレン「おやすみ」


  32. 34 : : 2017/05/27(土) 17:51:55

    今まで眠りにつく時は

    今まで犯した罪の意識と

    これからに対する恐怖で

    よく眠れなかった


    でも最近は

    最近はよく眠れるようになった

    理由は言うまでもなくエレンのおかげで

    明日のことばかり

    考えるようになったからだろう


    不安で押しつぶされそうになっても

    目を閉じると

    アイツのあの

    無邪気な笑顔が

    まぶたの裏に映る


    たったそれだけでどれほど救われるか


    ユミル「何ニヤニヤしてんだ?」



    アニ「...別に」


    ...起きてたのか


    ユミル「あらかたエレンの事だろ」


    アニ「...違うよ」


    ユミル「素直じゃねーな」


    アニ「早く寝なよ」


    ユミル「お困りの乙女がいたもんだからね」


    アニ「余計なお世話だね」


    ユミル「ひとつ言っておくが...」


    ユミル「お前が抱えてるモンを一緒に背負うなんて言ってくれる奴は、滅多にいねーぜ?」


    アニ「!!!」


    ユミル「それは自分の中にある何かを捨ててまででも、相手の心に踏み込もうとするやつにしか言えないセリフだからな」


    アニ「....」


    ユミル「エレンの優しさを無下に扱うなよ」


    アニ「...なんでそんなことを私に?」


    ユミル「ただの気まぐれだよ」

  33. 35 : : 2017/05/27(土) 18:29:55

    ....素直じゃないのはそっちだろ


    アニ「ありがと」


    ユミル「だから、ただの気まぐれだって言ってるだろう」


    本当に素直じゃないね...


    アニ「...そう、じゃあ私は寝るよ」


    ユミル「ああ、おやすみ」


  34. 36 : : 2017/05/27(土) 19:36:03


    本当に私にはもったいないよ

    あの優しさは



    アイツはきっと誰にでもあんな風に接している

    だから私みたいに

    勘違いしたくなってしまう子が

    出てきてしまう



    好きな所はそれだけじゃないけどさ...




    こんな感情

    私の『任務』には邪魔なだけだ


    ...のはずなのに

    この感情はどうしようもなく

    私の心を満たしていく


    いらない、邪魔だと手放しても

    気づけばそこに

    私の心のもっと深い部分に

    戻ってきている


    手放す度に

    大きく強く

    私の心の芯を

    掴んで離れない




    でも

    もう私にはどうしようもない


    たとえこの苦しみから解放されても

    私には時間が残されていない


    たとえエレンと愛を誓っても

    一緒に歩んでいける時間は短い





    ....ああ

    まただ

    後ろを振り返っても

    前を向いても


    真っ暗な闇が広がるだけ


    私は一生ここから出られない



    エレン


    お願い....助けて




  35. 37 : : 2017/05/27(土) 21:36:20
    文章力凄すぎます!!
    エレアニの参考に読ませてもらってます!!
    期待です!!
  36. 38 : : 2017/05/28(日) 14:16:43

    >>37ありがとうございます!私も結晶さんの作品読ませてもらってます!!
  37. 39 : : 2017/05/28(日) 15:33:27

    ~対人格闘~


    アニ「...」スッ


    エレン「!!(隙ができた)」ビュン


    アニ「フッ!!」ガシッ


    エレン「なっ!?」グラ


    アニ「シッ!!!」バシッ


    エレン「アアッ!!!」ドサッ


    アニ「....ふう」


    エレン「いつつ...」ズキズキ


    アニ「アンタ、私に隙ができたと思って仕掛けただろ?」


    エレン「....まさか」


    アニ「わざとだよ」


    エレン「まんまとひっかかったって訳か」


    アニ「馬鹿だね」


    エレン「くそぉ」


    アニ「ふふっ」


    エレン「ちょっと待っててくれ」


    アニ「?うん」




    エレン「おいジャン」


    エレンがジャンに話しかけたのには理由がある。
    それは、以前食堂でジャンとエレンが喧嘩した際、エレンがアニの真似をしてジャンを一蹴し、また再戦する事を誓ったからだ。



    エレン「柄にもなく一生懸命練習した成果は出たのか?」


    ジャン「んだと!ここで試してやろうか!!」


    エレン「おう、いいぜ」スッ


    ジャン「チッ」スッ


    エレン「...」


    ジャン「こっちから行くぞ!」ビュン


    エレン「!!」スカ


    ジャン「フッ!」ブオン


    エレン「っ!!」ドゴォ


    エレン「...」ビリビリ



    ...ホントに上達してんな

    でも...

    こっちも伊達にアニと練習してない


    そろそろ試させてもらおうか



    エレン「...やるな」


    ジャン「余裕ぶってんじゃねーよッ!!」ダンッ


    エレン「...」スッ


    ジャン「!!がら空きだぜ!!」ビュ


    エレン「!!(ここだ!)」ガシッ


    ジャン「うおっ!?」フラ


    エレン「おらぁっ!!!」ズガン


    ジャン「がっ!?」ドサ


    エレン「まだまだだな」


    ジャン「くっ...」ズキズキ


    エレン「また今度やってやるよ」


    ジャン「くそっ...マルコッ!!相手しろ!」


    マルコ「えぇ..」





    今の技結構上手くいったな

    アニの技を見様見真似でやってみたけど..

    もしかしたらミカサとアニが

    あんなに強いのは

    こういう技ができるからなんだろうか



    エレン「アニ!」


    アニ「!...エレン」


    エレン「どうだった!?今の技!」


    アニ「なかなか良かったよ」


    エレン「ホントか!?」


    アニ「ああ」


    エレン「これでやっとアニと対等に戦えそうだな」


    アニ「ハッ!!何を言ってるんだい」


    アニ「まだまだだよ」


    エレン「どこがダメだったんだよ」


    アニ「例えb...」



    教官「今日はこれで終わりだ!各自、部屋に戻って夕食の準備をしろ!!」


    アニ「...夕食の時にね」


    エレン「分かった!ちゃんと教えてくれよ!」


    アニ「うん」



    教官「レオンハート訓練兵はいるか!!」


    アニ「ハッ!ここに」


    教官「この後、教官室まで来い」


    アニ「ハッ!(なんだろう)」


    エレン「先行ってるぞ」


    アニ「ああ」

  38. 40 : : 2017/05/28(日) 15:59:58


    アニ「失礼します!」


    キース「ああ、来たか」


    アニ「お話はなんでしょうか」


    キース「...落ち着いて聞け」


    アニ「?..はい」






    キース「レオンハート...お前の父親が亡くなったそうだ」





    アニ「....え?」


    キース「先日、壁上に一つの紙袋が捨ててあった。その中の紙にこう書いてあった」



    アニ・レオンハートの父親は死んだ

    約束を破った罰だ



    アニ「...」


    おかしい

    璧内では壁の外に人類はいないことになっている

    ...つまり

    壁の外から来た私の父親のことを知っている

    外から来た誰かがその紙袋を...


    キース「まだ詳しくは分からん。誰かのイタズラかもしれんしな」


    ....きっと何かの嫌がらせだ

    大丈夫..それにあんな父親なんて.....


    キース「あとこれも紙袋の中に入っていた」スッ


    アニ「!!!!...こ....れは」



    それは父がいつも身につけていた指輪だった



    この指輪は



    父が母からもらった指輪だ


    父はこれをいつもはなみはなさず身につけていた



    これが今ここにあるということは



    父は....本当に.......




    キース「この紙袋から得た情報は正確性には欠ける。だから、あまり真に受けるなy...」


    アニ「...」ポロポロ


    キース「!!....大丈夫か」


    アニ「すみません...もう行ってもよろしいですか?」


    キース「ああ...ゆっくり休め」


    アニ「失礼しました」バタン




    何故


    何故こんなにも辛いんだろうか


    あの父親は


    私をさんざん苦しめた最低な親だ


    死なれても何も困らないはず


    ....そのはずなのに



    どうしてこんなに胸が苦しい


    どうして涙が止まらない





  39. 41 : : 2017/05/28(日) 16:13:44

    ~食堂~


    エレン「!!アニ、来たか」


    アニ「ごめんエレン、今日は一緒に食べられない」


    エレン「え?何でだよ」


    アニ「サシャ、私の分あげるよ」


    サシャ「ほんとうですか!!?」


    アニ「...じゃ」


    エレン「ちょっ....行っちまった」



    アイツ...目赤くなかったか....?







    ライナー「どうしたんだよ、急に呼び出して」


    ベルトルト「長くなると怪しまれるから急いでね」



    アニ「父が....殺された」



    ライベル「!?」


    ベルトルト「ど、どういう事?」




    アニは先日の紙袋の件を二人に話した。最後は涙が出そうで声が絶え絶えになってしまった



    アニ「...紙袋には、約束を破った罰だって書いてあったらしい」


    ライナー「....まさか」


    ベルトルト「...任務の期限を破ったからだろうね」


    アニ「...」


    ライナー「アニ....大丈夫か?」


    アニ「...ああ」

  40. 42 : : 2017/05/28(日) 16:38:51


    大丈夫なわけがない


    あんなに辛そうな顔を

    しているアニは初めて見た



    ライナー「クソッ!!」



    俺達にはどうすることも出来ない



    『この呪われた歴史にケリをつける』



    それが俺達の任務だ


    その為に小さい頃から


    訓練を受け


    九つの巨人を引き継ぎ


    耐えてきた



    なのに


    親を殺すなんて


    あまりにも酷い



    もう俺達にはどうすればいいのかも分からない


    なんのために戦うのか


    なんのために璧内の人類をほろぼすのか


    和解する道は無いのか



    アニ「....ごめん、もう戻る」



    ライナー「おい!......」



    昔に悪いことをしたからって

    今も悪いかなんて分からない



    確かめもしないで

    滅ぼすなんて間違っている


    何度もそう訴えかけた

    でも

    遂にこの声は届かなかった


    もう言うことを聞く他に

    何も方法は無かった



    どうせ俺達戦士は

    受け継いでから13年で死んでしまう



    だったらもう諦めよう

    こんな人生に意味なんてない


    そう思っていたはずなのに

    璧内の人間達はどうしようもなく暖かい




    俺はもう




    分からない




  41. 43 : : 2017/05/28(日) 16:51:03

    アニの父親が殺された


    その事実はきっと誰かのイタズラってぐらいで済まされるだろう

    でも、僕達にだけは分かる

    これが真実だってことが


    アニには父しか家族がいないっていうのに

    惨すぎる


    泣きそうなアニを

    ほおっておけるわけがない

    自分の愛する人が悲しんでいるというのに


    でも今のアニには

    誰の声も届かない


    僕がアニをどれだけ想っても

    届かない



    ...理由なんてわかってるけど


    ああ....もう



    なんて残酷なんだろう

    この世界は


  42. 44 : : 2017/05/28(日) 17:20:07


    夕食の後、いつものように散歩をしているとあの場所にアニがいた


    何があったのだろうか

    さっき

    アニの目が赤かった事に何か関係があるのだろうか



    エレン「アニ」


    アニ「...」



    エレン「」ギュ


    アニ「!!!」



    前のように体操座りでうずくまっている彼女を後ろから抱きすくめる



    アニ「なに..やってんの」


    エレン「...すまん」


    エレン「これは俺が勝手にやってる事だ。気にしなくていい」


    アニ「....う」ポロ


    アニ「うぅ....ひっく」ポロポロ



    こんなに小さい背中にどれだけ大きなものを背負っているのだろうか

    暗い闇の中でどれだけ孤独に怯えてきたのだろうか

    もっと早くアニに会って

    こうしてあげたかった






    エレン「大丈夫か?」


    アニ「うん....ありがと」


    エレン「...俺は待つって決めたから...もう聞かないよ」


    エレン「アニを信じてるから」


    アニ「....ごめん」


    エレン「ああ」


    アニ「ねえ、エレン」


    アニ「お願いがあるの」


    自分の胸の中でこっちを見上げる彼女は、まだ少し濡れたまつ毛をこっちに向けた




    アニ「少しの間でいいから...私のそばにいて欲しい」




    エレン「...言われなくてもそうするつもりだよ」


    アニ「....ありがと」


    まだアニの支えになれているか分からない

    でも

    辛い時は側にいよう

    嬉しい時は喜びを分かちあおう


    泣いているのなら




    抱きしめよう




  43. 45 : : 2017/05/28(日) 17:20:43
    むっちゃ期待
  44. 46 : : 2017/05/28(日) 18:14:14
    >>45嬉しいです!頑張ります☆
  45. 47 : : 2017/05/28(日) 22:42:58
    文章力が凄すぎて引き込まれる。
    その才能が羨ましいです!
    期待してます!
  46. 48 : : 2017/05/29(月) 19:23:16

    >>47あざっす笑笑
  47. 49 : : 2017/05/29(月) 19:44:35


    ベルトルト「....ライナー」


    ライナー「...すまないベルトルト」


    ライナー「俺にはもう分からない」


    俺達が今までやってきたことの意味も


    これからやるべき事も


    ベルトルト「....やるべき事...は..壁の中の人類を..滅ぼs...」


    ライナー「本気でそう思ってんのか?」


    ベルトルト「!」


    ライナー「...それはお前の本心かよ」


    ベルトルト「....僕も」




    もう分からない




    ライナー「今日はもう戻ろう」


    ベルトルト「そうだね」


    ライナー「少し頭を冷やす...答えを出すのはその後だ」


    ベルトルト「...うん」


    もう僕達に


    選択肢なんて


    ほとんど残されていない


    ...いや


    この世に生を受けたその日から


    もう2つの道しか無かった



    受けた運命に


    逆らうか、否か



    たったそれだけで


    こんなにも苦しい



    もう未来に希望なんてない僕らが


    今更迷っているのは



    ここで過ごした日々と


    仲間が


    どうにかしてくれんじゃないかと


    少なからず期待しているからだろう




    なんて情けない


    想いを寄せる女の子も


    自分さえも救えない



    そんな自分に


    ひどく


    嫌悪感を覚えた







  48. 50 : : 2017/05/29(月) 21:00:50
    やっぱ同郷組かわいそすぎる…。
    でもこういうシリアス大好物です…。
    期待です!
  49. 51 : : 2017/05/29(月) 22:50:35


    アルミン「あ、エレン」


    エレン「おう、ちょっと遅くなっちまった」


    アルミン「大丈夫だよ」


    アルミン「あと、ミカサが話があるからちょっと訓練場まで来て欲しいって」


    エレン「?...もう寝る時間だろ?」


    アルミン「すぐ終わるって言ってたよ」


    エレン「そうか...分かった」








    ミカサ「...!エレン」


    エレン「よう...どうしたんだ?」


    ミカサ「今日はエレンに大事な話がある」


    エレン「?ああ」


    ミカサ「......エレンは」





    ミカサ「アニのこと、本気で好き?」





    エレン「!!」


    エレン「........ああ」


    ミカサ「そう」


    ミカサ「...私はエレンを信じる」


    ミカサ「今から話すこと、落ち着いて聞いてほしい」


    エレン「分かった」


    ミカサ「アニは」





    巨人....らしい






    エレン「.......え?」


    ミカサ「私は....アニと仲がいい」


    ミカサ「とても辛そうな顔をしている時があるのは、エレンも知っているでしょ?」


    エレン「....そうだな、知ってる」


    ミカサ「その原因は....きっとそれが理由」


    エレン「...」


    ミカサ「アニには悪いけど、すべて話そう」


    エレン「.....頼む」




    ミカサはアニのこと全てをエレンに話した。本当は今まで、とても心配で内心ハラハラしていたが...エレンはとても落ち着いているようだった



    エレン「....それで全部か?」


    ミカサ「うん」


    エレン「......そうか」


    エレン「...」




    不思議だな




    ミカサ「え?」


    エレン「アニは...俺がこの世で最も憎む巨人で...俺達104期生の裏切り者で...お母さんの仇.....そのはずなのに」


    エレン「....全く」





    アニを憎む気になれない





    ミカサ「...」


    エレン「もし俺がアニの立場だったら...きっと俺もアニと同じ生き方をしていたと思う」


    エレン「それに」



    アニがどんな生き方をしたとしても


    アニはアニだし


    どんなアニでも


    俺は愛してる




    ミカサ「...」





    なんて





    美しいんだろうか


  50. 52 : : 2017/05/30(火) 08:39:27
    エレン(´;ω;`)
    君はなんて良い奴なんだ.....
  51. 53 : : 2017/05/31(水) 06:50:59

    小さい頃からずっと


    エレンと一緒に生きてきたけど


    エレンの


    こんな優しい表情は


    初めて見た



    慈愛に満ちたその


    まっすぐな瞳を向けられるアニが


    羨ましく感じたが


    その気持ちは


    自分の心の中までに押しとどめた




    エレン「...でも、どうしてアニは.....俺に話してくれなかったんだ?」



    ミカサ「.....それは」




    エレンが一番わかっているはず




    エレン「...」


    ミカサ「私がアニからこの話を聞いた時、私も何故エレンに相談しなかったのか、と聞いた」


    エレン「...」


    ミカサ「そしたらアニは」





    エレンに迷惑をかけたくない

    エレンに嫌われたくない





    ミカサ「...そう言ってた」


    ミカサ「もうこれで分かったはず」


    ミカサ「あなたが今から何をすべきか」


    ミカサ「どこへ行くべきか」


    エレン「...ありがとな、ミカサ」


    ミカサ「礼は要らない」


    エレン「行ってくるよ」




    ああ、行ってしまった


    私は体を支配することは得意だけど


    心を支配するのは苦手なようだ


    話の途中で何度


    涙が出そうになったか



    自分で思っているよりずっと


    心残りがあったみたいだった


    ....でももう大丈夫



    エレンが幸せなら私も幸せ



    この事実は


    何があっても変わらない


    今はそれだけで十分だ



  52. 54 : : 2017/05/31(水) 07:07:46
    ミカサ……。健気で優しくて泣ける……。
  53. 55 : : 2017/05/31(水) 15:19:20
    ヤンデレミカサのテロップが付けられたミカサさん..w
    このssのミカサは好きですね、
    なんか、優しい雰囲気がします。
  54. 56 : : 2017/05/31(水) 19:21:04

    アニside



    ふと気がつくと


    私はいつもの場所に座り込んでいた


    この場所は私とアイツだけが知ってる場所だ


    なにか悲しいことや


    辛いことがあった時に


    フラフラとここに来てしまう




    今日も


    半分冗談、半分本気で


    アイツを待っている










    エレンside




    どこだ


    もう宿舎に戻ったのだろうか


    いや


    心当たりなら一つある


    あの場所だ



    確信はない


    でもそこで


    アニが待ってるんじゃないか、という


    勝手な幻想を抱く




    少しの希望を抱き、俺は足早にいつもの場所へ向かった








  55. 57 : : 2017/05/31(水) 19:30:58


    月に照らされた草原に座り込む1人の少女


    その儚げな背中を


    なにか遠いものを見るような目で眺める1人の少年


    いつかもこんな光景があった


    同じ時間、同じ場所




    ただひとつ違うとすれば


    先に口を開いたのが


    少女の方だったことぐらいだ







  56. 58 : : 2017/05/31(水) 19:42:18


    やっぱりここにいた


    前と同じあの場所に座っていた


    声をかけようと


    踏み出すと


    ピクッとアニの肩が跳ねた


    そして顔を膝に埋めると


    少し震えた声で




    アニ「......遅いよバカ」




    エレン「......悪い」




    エレン「お前ならここにいると思ったよ」




    アニ「...うん」




    エレン「.......ミカサから聞いた」




    アニ「!?」




    エレン「それで...俺の答えを言いに来た」




    アニ「...」


  57. 59 : : 2017/06/01(木) 17:48:30
    クライマックスって感じですね~っ!
    もう本当に面白い!
  58. 60 : : 2017/06/01(木) 20:32:56

    怖い


    今からエレンが発するであろう


    その『答え』が



    もう決まっているであろう


    その答えが


    来ることを願う反面


    私の予想を裏切ってほしい


    という身勝手な想いが


    私の心の中を


    せめぎあっている



    エレン「...俺は」


    もう覚悟を決めよう


    グッと覚悟を飲み下す






    エレン「お前を選ぶ」







    世界が止まった


    ...正確には


    止まったような気がした



    まるでこの世界に


    2人しかいないかのような


    沈黙が二人の周りを包む


    わななく唇でなんとか言葉を絞り出す




    アニ「そ...れが..どういう意味か分かってんの?」



    エレン「ああ、もちろんだ」



    エレン「この選択でどれほど大きなものを敵に回すかは理解してるつもりだ」



    エレン「それでも俺は」





    エレン「アニ.....お前を選ぼう」






    アニ「...アンタは本当に...」



    アニ「大馬鹿者だよ」ポロ



    アニ「眩しすぎるよ」ポロポロ





    エレン「それが俺なんでな」



    エレンはまたいつかのようにそっとアニを抱きしめる。アニもまたエレンの胸にその身をゆだねた



    アニ「...ありがとうエレン」


    エレン「どういたしまして」


    アニ「...どうしてそこまでしてくれるの」


    エレン「あーそうか...順番が逆になっちまったな」


    アニ「....?」


    エレン「そんなの決まってんだろ」




    エレン「お前に惚れたからだよ」






    アニ「.......え?」



    思考が停止しそうになった


    うまく脳が働かない


    エレンの言葉が途切れ途切れに


    信号となって


    伝わってくるだけだ



    その言葉の意味するところを理解した瞬間


    アニ「!」ボッ


    自分の体温が跳ね上がったのが分かった


    アニ「...本気で言ってんの?」


    こんな質問無粋だとわかってはいても聞かずにはいられなかった。きっと本能的に


    エレンの愛を欲していたのかもしれない



    エレン「ああ...愛してるよ」



    確信した


    これが


    私が生まれたその瞬間から


    ずっと求めていたものだと



    エレン「返事を聞いてもいいか?」



    ....そんなの聞かなくてもわかるはず


    でもここでは素直になろう


    ......いや


    これからずっとエレンの前では


    素直で泣き虫な私でいよう




    アニ「私も愛してる」



    アニ「...もうアンタがいないと生きていけないくらいにね」



    エレン「うん、ありがとな」



  59. 61 : : 2017/06/01(木) 22:46:10
    良ss多すぎるし、忙しくてサーコーさんとかのss見たいのに見れないぃ…(泣

    よし、徹夜しよう(キリッ
  60. 62 : : 2017/06/01(木) 23:17:23
    うおおおおおお!!!!最高過ぎますよおおおおおおおお!!!!
  61. 63 : : 2017/06/02(金) 19:13:44


    ずっとこうしてエレンと寄り添っていたい


    でも


    私には時間が無い



    アニ「...エレン」


    アニ「これからどうするつもりなの?」



    巨人の力を受け継いだ私の寿命は、もう10年も残されていない


    だからせめて


    残りの人生をエレンと生きていきたい


    そのためにも


    この世界と戦わなければならない




    エレン「俺は...」



    エレン「和解するのがベストだと思う」


    エレン「けど、ただ話し合うだけじゃ互いに憎み合う関係になりかねない」



    エレンの言う通りだ


    マーレ側の人類は壁内人類に対して


    恐れや憎しみを抱いてる


    支配されることを恐れ


    不安から早く解放されたくて


    滅ぼそうとしている



    エレン「...アニ、他に情報はないのか?」


    アニ「.....ミカサに教えた情報は全てじゃない」


    アニ「これから話すよ」




    私はエレンに、九つの巨人のこと、始祖の巨人のこと、人類の歴史......全てを話した




    エレン「...そうか」


    エレン「本当にクソみたいな世界だな」


    アニ「....それでも私は」


    エレン「わかってるよ」


    エレン「アニの為に俺は戦う」


    アニ「.....うん、ありがとう」


    エレン「....本題に戻るが」


    エレン「お前ら3人は始祖の巨人を取り戻すために壁の中に来たんだよな」


    アニ「うん」


    エレン「目星はついたのか?」


    アニ「それが...何もわかってないんだ」



    私たちは壁の中に来て10年経つが何もと言っていいほど、手がかりがない



    アニ「今、所在が分からないのは始祖の巨人と進撃の巨人」


    アニ「始祖の巨人はレイス家が持っている可能性が高い」


    エレン「進撃の巨人は?」


    アニ「進撃の巨人は璧内人類が持っていると思う。あの巨人は『自由を求め続けた巨人』だから」


    エレン「そうか」


    エレン「...今日は答えは出なさそうだな」


    エレン「わからないことが多すぎる」


    アニ「そうだね」


    エレン「明日はライナー達とも話させてほしい」


    アニ「...ああ」


    あの2人が説得に応じるだろうか

    特にベルトルトは任務に対する責任感が私とライナーと比べて強いみたいだから


    エレン「おやすみ、アニ」


    アニ「うん...今日はありがとう」


    アニ「おやすみ」



    その日はそれで別れた


    明日からどれ程辛い道のりが待ち構えているのか


    それに対する少しの不安と覚悟を胸に


    眠りについた




  62. 64 : : 2017/06/02(金) 19:43:12


    アニと別れてからずっと

    これからどうすべきかを考えていた

    どうすれば

    いったいどうすればいい



    「こんなところで何をしてるの?」



    エレン「.....クリスタか」


    クリスタ「エレン大丈夫?顔色悪いけど」


    エレン「ああ、大丈夫だ」



    今日は一気にたくさんの情報が入り過ぎて、少しだけ気分が悪い



    クリスタ「嘘だ、ほら」



    そう言ってクリスタがエレンのおでこに手を当てる



    その瞬間




    2人の脳内に



    いくつかの断片的な



    記憶のようなものが



    フラッシュバックした





    エレン「い....まのは...」


    まだ情報を処理できない頭の中


    クリスタ「なにが...起きたの?」


    エレン「...」


    クリスタ「エレン....今のは」


    エレン「ごめん、俺戻る」


    クリスタ「あ...」


  63. 65 : : 2017/06/02(金) 21:20:10
    先の展開がめっちゃ気になるっ!!
  64. 66 : : 2017/06/05(月) 15:54:27

    ~女子寮~


    ユミル「お、クリスタ」


    クリスタ「ごめん、遅くなって」



    ...さっきの記憶は?


    誰の記憶だろう


    私が忘れていたものか


    エレンの過去の記憶か



    ...分からないけれど


    ひとつだけ確かなのは


    私はあの黒髪の女性に


    会ったことがある


    名前は


    フリーダ姉さん


    とても綺麗な顔立ちで


    澄んだ深い目をしていた


    何故今まで忘れていたのかは分からない


    でも確かに会ったことがある



    さっきの不可解な出来事が頭から離れず思案顔をしているクリスタを見るユミル



    ユミル「何かあったのか?」


    クリスタ「え?」


    ユミル「ずっと浮かない顔してるからよ」


    クリスタ「...ちょっと悲しいことがあってね」


    ユミル「なんだ?」


    クリスタ「私は小さい頃にとても大事なものを持っていたの」


    クリスタ「とても...とても綺麗なもの」


    クリスタ「でも私は、それをどこかに置き忘れたのか、落としちゃったのか分からないけど」


    クリスタ「...存在すら忘れてしまってたの」


    クリスタ「そんな自分がとても悲しい」


    たどたどしく言葉を紡いでいたクリスタは、それきり黙りこくってしまった


    ユミル「...」



    クリスタが言っている事は


    きっとレイス家の頃の記憶のことだ


    何がきっかけかは分からないが


    レイス家の始祖の巨人の力で記憶を消されていたのが呼び起こされたのだろう


    九つの巨人の力の内の一つを身に宿す私は


    なんとしてもクリスタを


    璧内から逃がしたい


    だが...恐らくクリスタは応じないだろう



    この世界の真実を教えるべきだろうか


    知ったとしてついてきてくれる確証は無い



    とりあえず今は『その時』じゃない


    ただ一つ気になる事はある




    ユミル「...なんでそれを思い出したんだ」


    クリスタ「それは...」


    ユミル「何を思い出したかは言わなくてもいい」


    ユミル「だからどんなきっかけで思い出したかだけ教えて欲しい」


    クリスタ「...エレンに触れた時」


    ユミル「!」


    クリスタ「それがどうかしたの?」


    ユミル「いや、なんでもない...もう寝よう」


    クリスタ「?う..うん」




    布団に入ってユミルはある決意を固めた


    明日、エレンに接触しよう


    クリスタがエレンに触れた時に、記憶が呼び起こされたのならば


    エレンは...


    もしそうだとすればまだ


    希望はあるかもしれない


    あと、壁の中にいるであろう


    マーレ側の人間を洗い出す必要があるな




    ...これからは自由に生きられると思ってたのに結局最後はこうなるのか


    もう笑えてくるな...クソッタレ



  65. 67 : : 2017/06/05(月) 17:05:10


    朝食の後、エレンはアニと一緒にベルトルトとライナーを呼び出した


    ライナー「どうしたんだ?こんな所に呼び出して」


    ベルトルト「...」


    エレン「大事な話があってな」


    アニ「真剣に聞いてほしい」


    エレン「お前ら3人のことだ」


    ベルトルト「!!!」


    ライナー「な..にを言ってるんだ?」


    エレン「悪いが全部アニに聞いた」


    ライナー「!!!」


    ベルトルト「...そうなんだ」


    ベルトルト「それがどういうことかわかってるのかい?」


    エレン「...ああ」



    ...やはりそうなるか


    ベルトルトなら俺を殺そうとするだろうと分かってた


    アニ「待ちな、ベルトルト」


    アニ「最後まで聞きなよ」


    ベルトルト「アニ?」





    エレン「俺は...アニを、お前らを救いたい」





    ベルトルト「...なんだって」


    ライナー「...どういうことだ」


    エレン「とりあえずはエルディア人側について欲しい」


    ベルトルト「そんなの無理に決まっているだろ!!!」


    普段のベルトルトからは想像もできない鋭い怒号が飛んだ


    エレン「このまま憎み合うだけじゃ意味が無い」


    エレン「たとえ片方が滅ぼされたとしても、また何処かで憎しみの種が生まれる」


    エレン「憎しみのサイクルは終わらない」


    エレン「無理かもしれないが...」



    エレン「俺は、和解を望む」



    ベルトルト「...そんな事...できるわけ」


    ライナー「ベルトルト」


    ベルトルト「...?」


    ライナー「きっとここが...答えを出す時だ」


    ベルトルト「!!!」


    ライナー「俺は今までよく耐えたと自分でも思う」


    ライナー「だから...最後くらいは」




    自分のために生きてみたい




    ベルトルト「...ライナー」


    ライナー「お前の答えは出たか?」


    ベルトルト「.....うん」


    ベルトルト「僕も...最期くらいは」





    夢を見たいよ




    アニ「....二人共」


    エレン「ありがとう」




    自分の提案を飲んでくれたことに、フゥと安堵の息が漏れる

    アニも安心したように微笑んだ


    その時




    「おーおー、皆さんお揃いで」



    !!!!!



    思わず身構えるベルトルトとライナー。エレンとアニは驚いたようで固まってしまった



    ユミル「ハハッ、そんなに身構えんなよ。私も今日は話をしに来たんだ」


    ベルトルト「話だって?」


    ユミル「ああ」


    ユミル「本当はそこの死に急ぎ野郎に用事があったんだが、つけてみて正解だったな」



    ユミル「九つの巨人持ち3人と会えるなんてな」



    アニベルライ「!!!!!」


    アニ「アンタ...どうするつもりだい?」


    ライナー「変な事するつもりなら、今ここで...」


    ユミル「オイオイ、話を最後まで聞けよ」





    ユミル「せっかく協力してやろうと思ってたのによ」





    ライナー「なに!?」


    エレン「...どういうことだ?」


    ユミル「これから話すことは他言無用で頼むぜ?」


    エレン「ああ」


    ユミル「まあ、まずは私の話だ」


    ユミル「単刀直入に言うと、私も巨人の力を持ってる」


    ベルトルト「は?」


    ライナー「..冗談はよせよ」


    ユミル「冗談じゃないさ。なんせお前らの仲間を食って手に入れた力だからな」


    ライナー「!!!!」


    ベルトルト「...まさか」


    ユミル「ああ..お前らが壁の中へ来る途中、お前ら二人の他にいた1人を食ったんだ」


    ベルトルト「そんな...」


    ライナー「...あの巨人が」


    アニ「じゃあアンタは元は巨人だったってことかい?」


    ユミル「そういうことだ」


    ユミル「...悪かったと思ってる。あんたらの仲間を食っちまった事は」




    ベルトルト「いや...しょうがないよ」


    ライナー「無垢の巨人は人間の殺戮意識と捕食意識しかないからな」


    アニ「...アンタを責めても仕方がないしね」


    ユミル「そう言ってもらえて嬉しいよ」


    ユミル「話は戻るが」


    ユミル「私の目的はクリスタを守ることだ。だから、お前らの目的と一致してる部分がある。手を組もう」


    ライナー「...そういうことか」


    ベルトルト「分かった...信じるよ」


    エレン「何か策があるのか?」


    ユミル「...あるっちゃあるが..」


    ユミル「まだ確証と判断材料が足りない」


    ユミル「また今度話すよ」


    エレン「分かった」


    ライナー「今日は一旦解散しよう」


    ベルトルト「そうだね」


    エレン「ああ、俺は先に戻るぞ」


    アニ「うん」


  66. 68 : : 2017/06/05(月) 17:33:53


    ライナー「俺達も戻るか」


    ユミル「ちょっと待ってくれ」


    ベルトルト「?」


    ライナー「なんだ?」


    ユミル「お前らに先に話しておきたいことがある」


    アニ「...エレンに聞かれちゃ困ること?」


    ユミル「ああ」


    ユミル「お前らはレイス家を知っているな?」


    ライナー「ああ」


    ベルトルト「始祖の巨人の真の力を引き出せる一族でしょ?」


    ユミル「ああ...全滅したと思っていたんだが生き残りがいたみたいだ」


    ライナー「生き残りだって?」


    ベルトルト「...それが本当なら..」


    ユミル「まだ未来に希望はある」


    アニ「誰だい?」


    ユミル「それは...クリスタだ」


    アニ「クリスタ!?」


    ライナー「なんで分かったんだ?」


    ユミル「クリスタは子供の頃の記憶をレイス家の始祖の巨人の力によって、一部消されてた」


    ユミル「だが先日、エレンと接触した時その記憶が呼び起こされたらしい」


    ユミル「つまり...」


    アニ「レイス家のクリスタが巨人の力に接触したから記憶が蘇った...」


    ライナー「それじゃあ、エレンは」


    ユミル「ああ...あいつは」




    始祖の巨人の力を持っているかもしれない




    ユミル「なんの証拠もないただの予想だ。頭の隅に置いといてくれ」


    アニ「そんな...エレンが巨人だなんて...」


    ライナー「落ち着け、アニ」


    ベルトルト「まだ決まったわけじゃないよ」


    ユミル「私が言ったこと忘れたのか?」


    ユミル「お前エレンに救われたんだろ?」


    ユミル「だったら...」


    ベルトルト「今度は君がエレンを支える番じゃないのかい?」


    アニ「.......うん」


    アニ「そうだね...今度は私がエレンを」


    ライナー「.....アニにエレンが出会ってくれて良かったよ」


    ベルトルト「うん...本当だね」


    ユミル「....話はそれだけだ、戻ろう」


    ライナー「ああ」



  67. 69 : : 2017/06/08(木) 18:01:21
    おもしろい! 期待です!
  68. 70 : : 2017/06/09(金) 22:30:15

    ~その晩~




    私の今までの選択は


    間違っていたのだろうか


    幾らそうしなければいけなかったとはいえ


    罪のない人々を殺してしまった事実は


    一生消えない


    この罪悪感と向き合う事が出来たのも


    未来に希望を抱くようになったのも


    エレンのおかげで


    私には何も力がない



    もう朝からずっと同じことを考えている

    何度もグルグルと同じ場所を回っているようだ



    空に煌々と光る月に手をかざす



    アニ「...」



    私はあの時あの場所から少しでも前に進めているのだろうか



    「アニ」



    ...良かった



    アニ「...遅かったじゃないか」



    今日は来てくれないかと思っていた



    エレン「悪い悪い」



    約束したわけでもないが毎晩ここへ来る


    私も、エレンも



    エレン「ちょっとミカサと話しててな」



    ......なにそれ



    アニ「...」



    別に付き合ってないし

    というか、告白もされていない

    エレンの気持ちは伝えて貰ったが

    正式な付き合いはまだだ



    ...別に嫉妬なんかしてないし

    このモヤモヤもエレンがミカサが話してたからじゃないし



    落ち着け、平常心、と自分に言い聞かせるが

    理性とは裏腹に思いっきり表情に出てしまっていたようだ



    エレン「なんでそんな怒ってんだ?」


    アニ「...別に」



    私は子供の頃すごく冷めていた

    自分より小さな生き物を簡単に踏みにじるような人間だった

    人に言われずとも自分で分かるほどだ


    それがどうだ

    今ではこの有様である

    人は大人になるにつれて子どもの心を忘れてしまうというが

    私は逆のようだ

    どんどん欲張りになっている気がする

    今もまるで

    自分のおもちゃを取られた幼子のように

    駄々をこねているみたいだ



    エレン「別にって顔じゃないだろ」


    アニ「...じゃあ聞くけど」


    アニ「あんたは私に惚れたんだよね」


    エレン「ああ」


    真顔で応えるエレン


    アニ「私もだよ...あんたよりもね」


    こちらも嘘ではないからと平然と伝える


    エレン「...いや、俺の方が愛してる」


    アニ「.....ばか」


    そこは意地を張るところではないと言ってやりたいが、バカのせいでそれどころでは無いのがすごく腹立たしい


    アニ「...馬鹿野郎め」


    腹いせにエレンの太ももにローキックを叩き込んでやった


    エレン「いっ!?..何すんだよ!!!!」


    アニ「なんとなく」


    説明するのは凄く恥ずかしいし、エレンが女心を理解してくれるとは思えない


    エレン「いってー...」


    アニ「それだけかい?」


    エレン「へ?」


    まだ分からないのかコイツは


    アニ「惚れたで終わりなのかい?」


    エレン「???」


    頼むからもうわかって欲しい


    エレン「よく分からんが...」



    エレン「周りがなんと言おうと、お前が俺を拒絶しても」



    エレン「俺はお前から絶対離れん」



    アニ「...」



    顔が緩みそうなのを必死で堪える



    アニ「...エレンから」


    アニ「エレンから言って欲しい」



    エレン「...」









  69. 71 : : 2017/06/10(土) 00:25:44


    さっきからアニが俺に何を求めているか分からない


    自分に惚れているのかと聞かれ

    そうだと答えると

    自分の方が惚れていると言われ

    なんか悔しかったから

    俺の方が愛してるって言ったら

    蹴りを入れてきた


    蹴る必要ないだろ...いくら照れるからって


    まあ、それはいいとして



    俺は何と言うのが正解なんだろうか


    確かに俺はアニを愛している


    これ以上ない程に


    だから、アニが自分もだと言ってくれた時は


    天にも昇る気持ちだった


    それぐらいに嬉しかった



    俺はアニを愛し、アニも俺を愛してくれる



    それだけで俺は充分だ


    アニに想われていると考えるだけでこの上なく幸せな気持ちになる



    ...だから

    分からない


    このありったけの愛を伝える方法が

    溢れる想いを形にする方法が


    きっとその答えがアニが求めているものなのだろう




    エレン「...悪い」


    エレン「本当に分からないんだ」


    結局、答えは出ずアニに聞き返す

    すると、ハア..とため息を漏らした。そんなアニを見て失望されたのかと不安になる


    アニ「...だから」




    アニ「私と付き合って」


    エレン「は?」


    アニ「付き合え」


    エレン「あ、はい」


    アニ「うん」


    エレン「...え、それだけ?」


    アニ「それだけって...大事なことでしょ?」


    エレン「そんなのどうでも良くないか?」


    アニ「...」



    思わず息が詰まった

    エレンはさして重要な事ではないと言いたそうな顔だ

    これはもう鈍感の部類では無い

    思わず涙が出そうになったが



    エレン「必要ないだろ」


    エレン「名前だけの繋がりなんて」


    エレン「俺は何があってもこの気持ちが変わらない自信があるし」


    エレン「アニの俺への想いも信じて疑わない」


    エレン「それだけで十分過ぎるし、それだけが大事だ」


    エレン「つまり、まあ...何を言いたいかというと」



    エレン「アニ..お前を愛してる」



    アニ「っ....」



    真面目というか、馬鹿正直というか

    まるで思ったことをそのまま

    口に出しているみたいだ


    でも、だからこそ...

    信じれる


    アニは俯いたままエレンの一歩手前まで近ずき



    そのままエレンの溝落ちに頭突きを入れた



    エレン「ぶっ!!!」



    エレン「おまっ...なに..すんだ」



    狼狽えるエレンに今度はひしっとしがみついた



    エレン「え」



    まだ状況を飲み込めない頭の中でエレンは必死に考えていた

    口下手な自分にしては上手く伝えることが出来たのではないかと内心喜んでいたのだが

    まさか頭突きを喰らうとは思わなかった


    しかも、その後抱きしめられるというコンボ攻撃だった


    最早頭の中は、腕が何とか回るぐらいに小さいアニがとてつもなく可愛いだとか、一息に天国と地獄を味わった気分だとか、そんな事でいっぱいだった


    エレン「...」


    華奢なアニがスッポリと自分の胸の中に収まっているのを見て、ドクンと胸が高鳴る

    気付くとアニの唇に自分の唇を重ねていた

    アニ「...ん」

    心の中で蹴りを覚悟したが

    何故かアニが一向に動かないので視線を落とすと.....


    そのアニの表情はきっと一生忘れないだろうとエレンは思った


    そこには顔は真っ赤にしたアニがいた

    そして桜色の唇を動かし


    「私も愛してるよ、エレン」


    と、咲き誇るような笑顔で甘い言葉を零した





  70. 72 : : 2017/06/10(土) 08:53:12


    その表情には、うっとりと見とれてしまうような美しさと

    妖しく誘うような妖艶さがある

    言葉ではすべてを表せないだろうと熱くなった頭の中でエレンは思った

    気が付けばアニを抱き締める腕に力が入っていた


    アニ「?...エレン?」



    不意に腕に力が入ってしまったのは

    アニのこの表情を潰すきっかけになってしまった『戦士』という枷に苛立ちを覚えたから



    エレン「.....アニ」


    俺は覚悟を飲み下した

    ずっと聞かなければと思っていたが、この話題を出すことが怖かった

    でも、もう怖がってはいられない



    エレン「アニが...力を受け継いだのはいつだ?」


  71. 73 : : 2017/06/10(土) 09:16:15


    わかっていた


    この話をしなければいけない時が必ず来るって

    その事実を知ってもなお、私を『最期』まで愛してくれる自信が持てなかった


    でももう逃げてはいられない

    向き合う時が来たのだろう



    アニ「私が受け継いだのは...6歳の時」


    エレン「...てことは....あと6年ぐらいか」



    九つの巨人を受け継いだ人間はその日から13年しか生きられない

    それはつまりアニがエレンより先に死ぬことを意味する

    それを考えると、とても悲しい気持ちに襲われる

    悲しみに暮れているとエレンが耳元で優しく囁いた


    エレン「俺は何があっても最後までアニと一緒にいる。だから、少しでも長く残りの人生を楽しく生きるために戦うんだろ?」


    エレンの言葉を聞いて力を貰えた気がした

    いつも私に進む道を指ししめてくれる彼には、感謝しかない


    アニ「ありがとう、エレン」


    今度は私からエレンに口づけした

    これだけで心は幸せに満ち溢れる

    エレンも照れたようにハハッと笑い声をあげた


    先程までの不安は霧散して未来が光り輝いているように見えた

    エレンとならどこへでも行ける

    そう確信した



  72. 74 : : 2017/06/11(日) 10:31:14
    力の継承に対する代償があまりにも大きいんですよね(´;ω;`)
  73. 75 : : 2017/06/13(火) 15:56:00
    うぉおおおぉおおおぉ!!
    期待ですっ!!
  74. 76 : : 2017/06/13(火) 20:17:48
    >>74そうなんですよねぇ....書く時にその設定があるとなかなか難しいんです

    >>75期待ありがとうございます!



    エレンはここで聞くべきかと、迷ったが思い切って切り出した

    先程からずっと気になっていたことだ


    エレン「...にしても、どうして急に付き合うなんて言い出したんだ?」


    すると、アニは少し頬を染め視線を逸らした


    アニ「...別に」


    心当たりはあるにはあるが、アニだとその可能性は低い

    というか、そうだったらビックリするし、とてつもなく嬉しい

    少しばかりの期待を胸にさらに問い詰める


    エレン「....妬いたのか?」


    少しだけ意地悪気な笑顔を浮かべてやった


    アニ「なっ!?////」


    ボンッという音が合うような跳ね上がり方をして、さらに顔を赤らめた

    意表を突かれたような表情をしたが、すぐに我に帰りキッとこっちを睨んだ


    アニ「...何言ってんのさ」


    こっちからすれば、赤らめた顔が可愛くて全然怖くないのだが...


    エレン「ごめんごめん」


    それを言って、アニの蹴りを食らうのは勘弁なので口の中に押しとどめる


    エレン「そうだったら嬉しいなーって思っただけだよ」


    アニ「笑える冗談だね」


    エレン「はいはい、俺が悪かったよ」


    エレンは踵を返し寮へと足を向けた


    エレン「さーて戻るか!ミカサとの話がまだ終わってないし..」


    その刹那、背後から風を切る音がして


    アニのハイキックがエレンのこめかみに決まった

    ...ように見えたが


    エレンはまるで読んでいたかのように右手でガードし、空いた左手でアニを引き寄せた


    アニ「な....」


    その勢いのままアニの唇に自分の唇を押し付けた

    アニ「ん....」


    エレン「.....もう一度聞くけど、妬いたのか?」


    抱き抱えた姿勢のままアニの耳元で囁く



    アニ「....そうだよ。悪いかい?」



    プイとそっぽを向いて吐き捨てるように言った



    悶えて転がり回りたい程の可愛さだったが、その衝動をなけなしの理性で抑える


    エレン「いや、凄く嬉しいよ」


    アニ「...そう」


    エレン「よし!今度こそ戻るか」


    するとアニは、帰ろうとするエレンの袖をキュッと掴んで

    今日一番の爆弾を落とした




    アニ「...他の女子より私を優先しなよ」


    アニ「ばか」




    そんな彼女の甘い言葉を聞いて頭がクラクラした
  75. 77 : : 2017/06/14(水) 15:28:57
    今更なんですけど寿命を命に対する傷と仮定して修復し続けたら
    死なない気がするんですがw
  76. 78 : : 2017/06/26(月) 03:45:03
    まだかな(´・ω・`)
  77. 79 : : 2017/06/28(水) 00:26:39
    アニってなんでこんなにデレさせたら可愛いんだろうか、、、、、
    続きが楽しみや
  78. 80 : : 2017/07/21(金) 16:27:03
    期待しかない!文章力半端ない!
  79. 81 : : 2017/07/21(金) 16:29:56
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  80. 82 : : 2017/07/21(金) 16:30:21
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  81. 83 : : 2017/08/25(金) 04:39:39
    エレアニが多くて困るよ……
    原作読んでないガキしかかかねぇよ。
    エレン「エレアニ、エレチーを駆逐してやる!!!!」

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  82. 84 : : 2017/08/25(金) 04:40:19
    俺の前にもいたわーーwwwwww
    評判悪いねーーーー
  83. 85 : : 2017/08/25(金) 04:40:25
    エレアニが多くて困るよ……
    原作読んでないガキしかかかねぇよ。
    エレン「エレアニ、エレチーを駆逐してやる!!!!」

    wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwそうだよ、荒らしだよ
  84. 86 : : 2017/08/25(金) 04:40:32
    エレアニが多くて困るよ……
    原作読んでないガキしかかかねぇよ。
    エレン「エレアニ、エレチーを駆逐してやる!!!!」

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  85. 87 : : 2017/10/30(月) 08:34:25
    期待!エレアニ大好きなんで待ってます。
  86. 88 : : 2020/05/16(土) 23:05:07
    エレアニ大好きです!
    シリアスな感じ良いですね!続き期待して待ってます♪
  87. 89 : : 2021/02/23(火) 00:45:19
    まだ2017はうんこに侵略されていない、、、

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