このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
苗木「僕たちは……」日向「俺たちは……」
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                  - 1 : : 2017/05/16(火) 14:21:07
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 初めての執筆となります。
 
 不定期ではございますが、最後までお付き合い頂けたのなら幸いです。
 
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                  - 2 : : 2017/05/16(火) 14:32:54
 ブシャッァァ……!!
 辺り一面が赤に染まる。
 その周りには"肉"が転がっている。
 その中に1人ーー
 その男は立っていた。
 ?「いつ……いつまで…………僕たちは…………」
 ?「僕たちは…………!!」
 その叫びは虚しくも空に響き渡るのみ。
 それでも言葉にせずにはいられなかった。
 ーーー苗木 誠ーーー
 彼は………………
 人殺しだった。
 
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                  - 3 : : 2017/05/16(火) 15:17:15
 仕方のないことーー
 そう思うしか無かった。
 自分は望んでこんなことをやっているんじゃないとーー
 そして彼は今日もまた命を奪う。
 苗木「…………」
 涙はとうの昔に流れなくなった。
 いや、枯れてしまったのだろう。
 苗木「僕は……僕は………………!!」
 苗木「くっ……!」
 だからこそ叫ぶしか無かった。
 
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                  - 4 : : 2017/05/16(火) 15:28:30
- 期待です!!
 
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                  - 5 : : 2017/05/16(火) 19:47:04
- あ、ありがとうございます!!
 頑張らせていただきます!
 
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                  - 6 : : 2017/05/18(木) 13:06:47
 超高校級
 それは皆の希望の象徴になるはずだったーー
 それは皆の未来を照らす道標になるはずだったーー
 しかし現実は違った。
 超高校級の才能を持つものは全て
 超高校級の殺し屋へと塗り替えられた。
 皆の希望の為ーー
 人々に……
 国家に……
 利用されてしまった。
 ◆ ◆ ◆
 
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                  - 7 : : 2017/05/21(日) 22:18:34
 【希望ヶ峰学園】
 苗木「……」
 今日も無言のまま帰ってくる。
 僕は心身ともに疲れきっていた。
 ?「あら、早かったのね」
 苗木「……ん?」
 突然話しかけられる。
 ふと、見上げるとーー
 長い薄紫色の髪。
 女性らしさを残しながらもそのクールな態度は変わらない。
 苗木「あっ……霧切さん」
 霧切さん。
 超高校級の探偵"だった"僕の仲間。
 霧切「結構な重い任務だったとは思うのだけれど、流石は苗木君ね」
 苗木「う…うん。そうだね……」
 霧切「ふふっ…浮かれない顔ね?そんなことじゃ、これから先やっていけないわよ?」ニコッ
 苗木「そうだね…」
 その微笑みは僕にとって……
 胸を締め付ける、重く苦しいものだった。
 
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                  - 8 : : 2017/05/26(金) 04:13:57
 苗木くん!
 おお!苗木!今日は遅かったな!
 珍しいべ。苗木っちが遅くなるなんて。
 ふっ……まあ……流石と言ったところか。
 苗木「そ、そうだね……」
 無理矢理口角を上げる。
 皆から言われる"労いの言葉"ーー
 苗木「……」
 おかしかったーー
 この世は理不尽だったーー
 皆こんなことしか言えなくなったのだからーー
 苗木「くっ……」
 
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                  - 9 : : 2017/05/26(金) 04:27:53
 ◆ ◆ ◆
 ●●「君が苗木誠か?」
 苗木「は、はい……」
 ●●「もう気付いているとは思うが、"君以外はこの戦いを当たり前の日常"だと思い込ませている」
 苗木「……」
 ●●「こちらの方で色々と調べさせてもらった。君だけはそのままの性格のほうが能力を最大限に引き出せることが分かった」
 苗木「……」
 ●●「それ以外は反乱分子になり得ないからな」
 苗木「……」
 ●●「この戦いは勝たねばならぬ。君には期待している。以上だ」
 苗木「はい……失礼します……」
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