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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

赤松「...生きてる?」

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  1. 1 : : 2017/05/05(金) 20:43:26
    赤松(天海くんを殺したクロとして処刑された私は、首吊りで死んだ...と思っていたけれど...)


    赤松「...うぇっ!!ゴホッ..うぇえぇ....」

    赤松(さっきまで首吊られてたもんな...噎せちゃった。)


    赤松(私の体の周りにあるのは...トゲ?...ああ、私の後ろにあったやつか)

    赤松(それにこの血は...ってこの機械の破片...モノキッド?)


    赤松(...とりあえずここから出ないと...)


    赤松(な、なんとか...隙間を縫って...)


    赤松「..ったぁ!出れた...」

    赤松「でも...これからどうしよう。」


    同時刻

    図書室

    天海「いてて...誰かに殴られたみたいっすね。」


    天海「この出血量で生きてられるなんて...案外、俺の才能は『超高校級の生存者』だったりするんすかね?」


    天海「それにしても...ふらつくっすね。まあ、この出血なら当然すかね。」



    後は頼んだ
  2. 2 : : 2017/05/06(土) 21:36:07
    学級裁判場


    赤松「みんな・・・いないね。もう戻っちゃったのかな?」

    赤松(えーと・・・エレベーターは・・・あ、あった。)

    赤松(どうやら使えるみたい。これでとりあえずここから出ないと。)


    図書室前


    天海「とりあえず東条さんにでも治療してもらわないと・・・結構やばい量の血が・・・」





    百田(死んだ天海のために、花を持ってきたが・・・誰かいるな?)


    百田「なあ!そこで何してるんだ?」

    天海「・・・!あ、百田君ちょうどいいところに・・・とりあえず、だれか呼んd


    百田「ヒ、ヒィイィイィイィイィイィィィィィイイイィィィィ!?!?!?!出たあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっぁぁぁッッッ!!!!!」


    天海「・・・ひどいっす。」
  3. 3 : : 2018/10/18(木) 19:02:06
    続きを待っている...
  4. 4 : : 2022/07/24(日) 04:58:32
    天海side


    百田「………」

    天海「百田くん?))ユサユサ… 気絶してるっす…。」

    天海(ここである程度状況を聞いておきたかったっすけど…俺…なんで図書室なんかに行ったんすかね…
    殴られて記憶が曖昧っす。)

    天海「とりあえず…ここから…」

    ガラッ(裏口の引き戸)

    ??「………天海…か?」

    天海「!?っ君は…!!」




    赤松side (外は夜)


    モノクマ像噴水前

    赤松「これからどうしよう…。」

    赤松(今って私…死んだって事になってるんだよね…
    生きてて良かったけど…でもオシオキされても生きてるって事がバレたら…また…私…)

    赤松「このまま戻ったら私…うっ…また?い、嫌だよ…」

    その場で泣き崩れる赤松

    赤松「だ、誰か…皆…最、原くん…ううっ……」




    数分後


    赤松「うっ…ぐすっ………ん?」

    夜の中庭のある箇所から仄暗い灯が見えた

    赤松「あ、あそこに誰かいる…?」

    泣き止み、立ち上がる

    赤松(い、行かなくちゃ……怖いけど…私は、まだ生きてる…。ここで立ち止まってたら…それこそ天海くんに申し訳ないよ!)

    赤松はその灯のある方へ走り出した






       
  5. 5 : : 2022/07/24(日) 05:45:52

    地下階段踊り場


    ??「さっき百田が天海に花を持っていったが…
    俺も弔いぐらいには行…<デタアアアアアアアアアアアアッアアアッッッ!!!!!>…………百田?」 



    図書室裏口前


    ??「……ここか?」

     
      ガラッ



    ??(百田と、…は?………天、海…?!?)


    ??「………天海…か?」


    天海「!?っ君は…!!












                …星くん!?」


    星「どうなってんだ…これは……?」
     
  6. 6 : : 2022/07/24(日) 07:33:37
    天海side


    天海「ち、ちょうど良かったっす…。いっ今、け、怪我してて、もっ百田くんもこんな感じで、それで…え、えっと……?」


    星「まずは落ち着きな…。お前さん……幽霊とかじゃ……なさそうだな…。」


    天海「百田くんに続いて星くんも幽霊扱い…すみませんが…俺に何があったのか教えて欲しいんすけど…。」


    星「あぁ、分かった…が、あんたは本当に『死んだはずの』天海でいいよな?…」


    天海「『死んだはずの』…っすか?」





    情報交換中……





    天海「つまり…、俺は赤松さんに殺された被害者で、クロになった赤松さんは学級裁判でさっき処刑されてしまったってことすか……っでも、それじゃ…!」


    天海(俺が…勝手に行動したせいでっ……)



    天海「俺のせいで赤松さんが死んだようなもんじゃないっすか!!そんなの…タイムリミットは乗り切れても全然良くないっす!!」


    星「チッ……静かにしな天海…気持ちは分かるが、モノクマ達がお前さんをどうするのか、俺には分からねぇからな……」


    天海「すみませんっす…。」


    天海(けど、俺の単独行動が最初の学級裁判を起こしたことは事実っす。この先、もう二度とこんなにならないために今の俺にできることは…前の俺ができなかったことは……)〜













    星「…まずは、モノクマ達にバレる前に手当t「星くん。」……なんだ。」







    天海「…俺に……協力してほしいっす。」

    天海(自分一人で抱え込まずに相手を信じて協力することっす!)



  7. 7 : : 2022/07/24(日) 07:41:30
    >>4以降は百田が天海を見つけた場所は図書室の中という設定で読んで頂けると話の筋が通ります。
    間違えてすみませんでした。
  8. 8 : : 2022/07/25(月) 10:57:49
    え、これ俺が立てたやつじゃん
    書いてくれる人いたんだ
  9. 9 : : 2022/07/25(月) 21:49:12
    書いてる人です。
    続けても大丈夫でしょうか?
    かなり内容ごちゃごちゃになるかも知れませんが…
  10. 10 : : 2022/07/26(火) 00:01:27

    天海side



    星「……」



    天海「なんていっても、星くんにはこう言ったの2度目ですし、今更、って呆れられるでしょうけど……でも、この状況で頼れるのは正直君しかいないんすよ。」



    星「『邪魔はしないで欲しい』…ああ言っていた割には、やけにあっさり目先の人間を信用するのかアンタは………。お前さんは一度死にかけてる………そして、俺は殺人者だ。」





    天海「………俺が殺されかけたのは、前の俺が誰にも頼らずに一人で行動したせいっす。…………誰のことも信用できずにいた自分のせいっす。」









    天海「もう、前みたいな失敗はしたくないんすよ…!俺は君を信じるっす。だから…星くんの力を俺に貸してくださいっす!」



















    星「…………………分かった。」


    天海「!!…星くん!」


    星「…フッ……俺みてぇな奴にそこまで頼みこむとはな……俺もアンタの信頼に応えてやらなきゃいけねぇ
    ……………頑張ろうぜ、お互いに…な。」


    天海「!…ありがとうございますっす…本当に…。」





    [ 『天海蘭太郎』ハ『星竜馬』ヲ仲間ニシタ!! ]









    星「おい、それにしても怪我のほうは……どうしたもんかね……東条は………どうする天海。」


    天海(………あれっ…?なんか、自分でなんとか出来そうな気がしてきたっす。ははっこれじゃ俺、本当に生存者みたいっすね。……確信はないっすけど…。)


    天海「あ、なんか医療キットさえあれば自分でなんとかできるかもしれないっす。それよりもここから移動したいっすね…。」


    星「その怪我をか?……まぁいい…なら個室にでも戻るか。キットなら…倉庫にあるだろうな。後で届けに行くぜ。」


    天海「分かりましたっす。さて…あとは誰にも見つからずにどう個室に戻るかっすけど……夜時間でも見つかるリスクは下げたいっすね……。うーん、どうするっすか………」



    星「ほう……なら………………これを使えばいい。」
    ガサガサ )) ポイッ




















    天海「……………なんで図書室にダンボールなんかがあるんすかね…。」


    星「その中に隠れてな。ステルスは完璧だろう。」


    天海「いやいやいや!?隠れる!?ダンボールにっすか!!??」




    百田「ウーン……………………。…?」



    星「!!…試してみな…」バッ (縮地法)
    天海「!?起きっ…ちょっ星くん!?」



    百田「(ムクッ)………何でここで寝てたんだ……?」

















    inダンボール

    天海(ダ)「………なんでダンボールの中なんかにいるんすかね……?!」
  11. 11 : : 2022/07/26(火) 19:00:07
    ※このあとセリフバレあり


    天海side









    天海(ダ)(なんでこんなことになったんすかね。)





    百田「…俺、何しに来たんだっけなぁ…おっと、確か天海の奴に花を…………………」 チラッ






    百田「……」

    天海(ダ)(ずっとこっち見てるっす。)


    百田「……………」







    百田「………………あ」

    天海(ダ)(あ?)




































    百田「アアアァアァあああまあま天海のっのっのっのののアアヒッヒッヒィアギャアァアァアーーーーーーーー!!!!!」
        (扉)ガチャッ )))ダダダダダダダダダダ  





    天海(ダ)「……なんか傷つくっす。」
    (でも、ダンボールのお陰なんすか?いまのは…。)

    天海(ダ)(…もう図書室には誰もいないようっすね……。俺もコレでまずは個室に戻るとするっすか……。)




    [『天海蘭太郎』ハ『ダンボール』ヲ手ニ入レタ!!]















    一階廊下


    〜♩〜♩♬〜〜♫〜

    天海(ダ)「…ピアノの音?……どこからっすかね……」コソコソ





    超高校級のピアニストの研究教室




    最原「わか…な……ど…い…………よ…!」


    天海(ダ) ))ソロリ

    天海(ダ)(あっ、最原くんだったんすね…。
    確かに二人とも結構一緒に行動してたっすもんね……。なんか話してるっす。独り言っすか?)






    最原「…僕は僕を信じる…もう…目を逸らさない。

    僕はみんなの為に…真実に立ち向かう。

    みんなと一緒に出たいって言ったキミの想いを、

    僕は絶対に諦めない…!

    約束…するよ。キミと…僕の約束だよ。」




    天海(ダ)(うっヤバいっす。俺の罪悪感と涙腺が。)




    数分後

    ガチャッ))最原 スタスタスタ……




    天海(ダ)(………最原くんの赤松さんとの想いを聞いてしまった以上、俺も男らしくしないとっすね……。
    だから……今度こそ終わらせてみせるっす!!)



    天海(そして、皆さんとここから……!!)



    この夜、探偵と奇しくも同じ場所で彼も
    そう決意したのだった…





    [第一章 『私と僕の学級裁判』天海編  完]

  12. 12 : : 2022/07/26(火) 21:03:26
    天海side設定


    <天海蘭太郎>

    ◇持ち物 

     『自身の個室の鍵』  
      ・彼の個室の鍵。
    ・モノパッドに位置が送信される発信機が 
       キーホルダー側に付いているらしいため、
       鍵の部分のみ持ち歩くことにした。
     『包帯』(と医療キット)
      ・頭に常に巻かれた物と予備の物がいくつか。
      ・自身も怪我人のため念の為常備している。
     『ネックレス』
      ・ただのネックレス。
      ・そこそこ気に入っている。
     『ダンボール』 
      ・図書室にて星から渡されたダンボール。 
      ・被っているだけでダンボールごと存在感
       が消える代物。頑丈。
      ・外が見れるお馴染みの穴があいている。
      ・大きさは天海一人なら余裕。体育座り 
       なら高さは十分。三人だと少々キツい。
      ・ダンボールで存在感が消えてもダンボール 
       の使い手の星だけには普通に気づかれる。
      ・今後次第で使い道が増えるかもしれない。

     モノパッドは個室に置きっぱなしになっている。


    ◇人物情報

    ・このssの主人公一人目。

    ・自身がなぜ図書室に行ったのかという目的が
     殴られたショックで消えている。だが砲丸
     1個目が当たらなかったことは覚えている。  
     (しかし自身の記憶が曖昧なためか誰かに話す 
     ことは現時点ではしないでいる。)
     
    ・頭にずっと包帯が巻かれている。 
     (頭の怪我もあり激しい運動はあまりできない  
     が日常生活を送る上であまり支障はない。)
     包帯なん図書。

    ・一章事件以降、何故か怪我に対するそこそこの
     知識と処置技術が身についた。

    ・自身についての記憶&殺人を未然に防ぐ&コロ
     シアイを終わらせる方法を見つけるため現時点
     で唯一自身の生存を知る星と協力する。

    ・また、協力者の星から与えられたダンボールに
     よりステルスが身についた。

    ※学園側は天海の生存を知らない。
     また、ステルスのお陰でモノクマ達や黒幕は
     勿論モノチッチにすら見つからない始末である。
     
    ・たまに妹好きとなん図書が発症する。 
     (別に頭の怪我のせいではない。)
     


  13. 13 : : 2022/07/27(水) 11:58:35


    <星竜馬:超高校級のテニス選手
        (であり超高校級の囚人でもある)> 

    ◇持ち物

     『自身の個室の鍵』
      ・彼の個室の鍵。
      ・仕様は天海と同じだが、天海の個室に
       行く時以外はキーホルダーは付けたまま
       にしている。 
     『ココアシガレット』
      ・タバコっぽい形のラムネ菓子。  
       大人の真似をしたいお年頃のお子様に
       人気。
     『ニット帽』
      ・特徴的な青いマークとツノのような部分
       がある黒いニット帽。
      ・ツノっぽい部分が何故かたまにピコピコ
       動く。本人は気づいていない。仕組みは
       謎。
     『テニスボール』
      ・たまたまモノクマガチャで出てきた
       『テニスボールセット』の内の一球。
      ・何かの役に立つかもしれないからと
       一応持っていた。
      ・無論ラケットが無ければテニスは
       できない。

     モノパッドは常に持ち歩いているわけでは
     ない。


    ◇人物情報

    ・天海の現時点で唯一の協力者。
     いわゆる主人公の相棒枠。

    ・ギャンブル系の運が強い。また、ここぞとい
     う時に役に立ちそうなアイテムを当てられる。

    ・縮地法とダンボールの使い手。
     天海がダンボールに隠れていても気づくこと
     ができる。

    ・何故かココシガを常に持っている。 
     食べ過ぎを東条に心配されている。

    ・自身が殺人者であるからか自己肯定感が低く
     『生きる理由』がない。
     しかし天海との協力や他の生徒の様子を見て、
     それに本気で応えられるようになろうと
     その理由を探し始めるようになった。





  14. 14 : : 2022/07/27(水) 13:23:54
    赤松side






    赤松楓は走っていた。

    暗闇の中を怪しい灯に向かって。



    一度死に近い経験をした彼女からすれば
    また処刑されるかもしれないという可能性は
    足がすくみ、もう言葉にしがたいほどの恐怖
    であるだろうにも関わらず、

    モノクマ達に見つかるかもしれない。

    無論恐怖もあるだろう。

    しかし、
    彼女は、まだ皆のために動けてしまうのだ。

    仄暗かった灯が眼前に迫る…………


    その先には〜〜












































    入間「…………あ?」


    赤松「………え。」




    入間「イッイイイイイイイカまつぅうぅ!?!?!?」

    赤松「 」





    死んだはずの仲間との再会の最初の一言目が
    コレであった。







    赤松「いっ入m((ペチッ


    入間「おぉお、お前っっ!?俺様のヴィーナス
    ボディが羨ましくて化けてきちまったんだな!
    ?!!!わっわ、わりぃが、オメェみてぇな
    貧相胸は来世に期待するしかねぇ!!
    ここで俺様を呪い殺しても意味ねぇから!
    じっ成仏しろ!!」
    ))ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ





    大して強くはないがビンタされたうえで
    二言目にはコレだった。













    だが、








    赤松「………」




    入間「なっ何か言えってぇええぇ!?!!!」
       


    赤松「……」



    入間「む、無言でちっ近づくなよおぉ…。」


    赤松「…う」


    入間「おっお願いぃい。な、なんでもする
       からぁ…、ここ、殺さないでよぉ……。」























    赤松「うわぁあぁっ入間ざぁあああぁあん!!
       よ、よがっだあぁあーーーーー!!」
         (ToT) ))ギュッ→入間
              (抱きついている)




    入間「………へ?」




    彼女にはそれでも嬉しかった。

  15. 15 : : 2022/07/27(水) 18:16:39


    入間「!?……コイツは……!?」 


    赤松「あっ、ごめんね…。急に抱きついたり
    しちゃっ((モミッ))…………」





    入間「おお!この貧相な胸は!(サワサワサワ)
    間違いなく赤松じゃねぇか!!
    テメェ、さっき首吊って死ん((腕ガシッ))」




    赤松「い、る、ま、さ、ん?
    とりあえず、胸を触るのやめよう?」
        ニコッ  ))ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


    入間(い、生きてても怖ぇぇ!)





    状況説明中………





    ※念の為、彼女達は小声で話しています。



    入間「ハ、ハァ!?オシオキが実は失敗!?」

    赤松「…と、いうよりかは…オシオキされたは
    ずなのに、気がついたらピアノに挟まれてて…。
    多分、あっちも本当に死んだか確認できなかっ
    たんじゃないかな…。」


    入間「マジかよ…首吊って潰されたかと思って
       たぜ…。」


    赤松「まぁ、心当たりがあるといえば…
    私、ピアニストだけど歌って音とったりもして
    るから…首辺りが鍛えられたのかな?……」


    入間(それがマジだったら赤松とんだバケモン
    じゃねぇかよ……)

    入間「けどよぉ…モノクマにバレたら、もしか
    するとまたオシオキされるかもしれねぇんだろ
    ……………」

    赤松「………それは…分かってるよ……私は…
    天海くんを殺しちゃった犯人…人殺しなんだか 
    ら…。本来ならもう処刑されて此処にはいない
    はずなんだもん……
























    でも、私、まだ生きてる。
    …人殺しなのにおこがましいかもだけど……。」


    入間「…」



    赤松「私、ここで易々と戻ってまた処刑、
    なんてされたくないよ。」


    赤松「そんな自殺みたいなこと……それこそ、
    天海くんの死を冒涜するみたいだよ………。」





    赤松「死ねないよ…まだ私にできることが
    あるなら!!まだ役に立てるなら!!
    みんなの為に…………!!」




    入間「………」













           




















     


    入間「アホイカ松!!!テメェの頭はミジンコ
    以下か!!!!!!!」

       
    赤松「!?」
  16. 16 : : 2022/07/27(水) 19:44:05


    赤松「え、えっと……。」


    入間「『死ねない』、『みんなの為に』?
    またかよ!それで天海のキャベツ頭を殺した
    んだろ!?」


    赤松「あっ……」


    入間「…最原がいってたよな……
    『どうして君は他の人のことばっかり…』
    オメェは満足か?…最悪の結果にはならなかっ
    たが…俺様は気分悪りぃぜ。…だから…いや、
    ……………たまたま自分の研究教室にきてみた
    ら、オメェが来て…。」


    赤松「わ、私……。」







    入間「俺様はオメェが生きてるって理解した
    ときに気分悪りぃのがすっ飛んだお陰で明日
    は気分良く(ピー)できそうだぜ!」




    赤松「……………もう……女の子なんだから…
    そんな言葉……言っちゃ駄目だよ…。」




    赤松「……………」

























    赤松「…入間さん…私…本当は…怖かったんだ。

    生きてて良かった…けど…また処刑されるかも

    しれないって…。あんな経験もうしたくない…

    …死にたくなんかない……









    ……助けて…入間さん……お願い…。」



    入間「!!……ヒャーハッハァッ!!イカ松
    オメェ、俺様に頼るなんてなぁ胸は貧相でも
    見る目あんじゃねぇかぁ!!
    仕方ねぇなぁ………感謝しとけよぉ!
    この!美人すぎる天才発明家、入間美兎様が
    ザリガニ程度の知能のテメェに協力してやる!!!!」


    赤松「!!」




    赤松「……ふふっ…もう、入間さんは……
    すぐそうやって…………
    …ううん…………本当にありがとう。」





    入間「そうと決まれば!!俺様がオメェを開発
    だぁー!!そこで正座して待ってやがれ!!」





    赤松「………変な意味じゃないよね?………」


  17. 17 : : 2022/07/27(水) 23:18:19



    あれからしばらく時間が経ち……




    赤松正座中

    赤松「なんか…作業台からすごい火花が……
    『音は極力出さねぇようにしてやる!!』とか言ってたから思ったより静かだけど……大丈夫なのかな?……」

    赤松「まぁ、モノクマに見つからないように気を
    使ってくれてるんだろうなぁ。」

    赤松(言動が結構アレなだけで思ったより元の
    性格は優しいのかな………)

       < 〜♩ 







    赤松「…ん?……ピアノ?……いや、まさかね?」




    本来であれば校舎から赤松のいる入間の研究

    教室までピアノの音が聞こえるなんてことは

    ないのだが、彼女がピアニストであり、また

    耳も良いため、かすかに聞きとれたのであろう。




    赤松(そういえば、最原くんにオススメの曲を
    教えてあげたっけ……)


    赤松(今思えば、最原くんに演奏してあげられなかったな……。いつか、ちゃんと………)


    赤松(って!なんで最原くんのことばっかり考えちゃってるの!?私!)


    赤松(………でも、今頃、皆寝ちゃってるんだろうなぁ。…………入間さんもそういえば寝てないんだな
    …………………)













    赤松「……zzZ。」











    入間「よっしゃあー!できたぜ!!これが俺様が作っ……おい、アホ松!!!起きろ!起きやがれ!」
    ゲシッ))

    赤松「うっ!?え…あっゴメンゴメン!」


    入間「コイツをテメェにくれてやる!!」
    バシッ))
         



    赤松「………ヘアピン?」

    渡されたものは入間お馴染みの水色のクマの形
    をしたヘアピン

    入間「そいつぁ勿論ただのヘアピンじゃねぇ。
    ステルス機能付きのヘアピンなんだぜ!!
    さすが俺様つえぇぇーー!!」

    赤松「ステルス………??」


    入間「マジか!知らねぇのか?
    簡単に説明するとなソイツを身につけてりゃ
    たとえ全裸で廊下をムーンウォークしようが
    誰もオメェがいることに気付かなくなるんだ!
    存在すら無いに等しい、ゴーストになったような
    気分になれるぜ!俺様マジ天才!!」


    赤松「えっと…要するに石ころ●子と同じって
    ことかな……?」


    入間「ああ、左右田!!
    ssでの俺様の技術力はド●えもんだからな!!」


    赤松(ss………?)



    入間「とりあえず付けろ!ひとまずはコレで十分だろ!!」    ))グイグイグイグイグイ


    赤松「わ、分かったから!付けるから!
    ちょっ////…む、胸を押しつけないで!」

    (あれっ?元から頭に付けてたピンが一つなくなってる……どこかでなくしたのかな?)





    装着完了

    赤松「はい、これでいい?…というか、これだと
    入間さんにも認識されなくなるんじゃないのかな?」


    入間(ゴ)「俺様がそこまで考えてねぇワケないだろうがアホ松!!俺様はオメェが見えるようになる
    ゴーグル着けてんだよ!」

    赤松「あっほんとだ。」


    入間(ゴ)「よしっ、これで全部終わりだ!
    アホ松!次会うのは朝の集会でだ!またな!!
    俺様はもう寝る!」


    赤松「分かった!!………………











    朝の集会?……


    ま、待って!入間さ(ガチヤ)…………扉…閉めら
    れちゃった………。」








    赤松(………個室に戻ったほうが良いみたい。
    私も眠いし…。)
          ))スタスタ


    赤松(正直、不安だけど…でも、入間さんを
    信じよう。) ))スタスタ


    赤松(皆……最原くん………騙してるみたいで、
    ごめんね…。それに……天海くんも………。)










    赤松(でも、今いるみんなと絶対にこの学園から
    脱出してみせる!!


    殺人なんておこさせない!!


    私達の日常を取り戻してみせるんだから!!





    だから…どこかで見守っててね…天海くん…)





    夜の中庭、ピアニストの胸には今でも
    希望のメロディーが流れていた。





























    …………クシュンッ


    天海「…風邪っすか…?いや、熱もないですし…

    それとも……

    誰かが俺の噂でもしたんすかね?」




    [第一章 『私と僕の学級裁判』赤松編  完]

  18. 18 : : 2022/07/28(木) 19:30:19
    赤松side設定


    <赤松楓:超高校級のピアニスト>

    ◇持ち物

     『自身の個室の鍵』
      ・彼女の個室の鍵。 
      ・モノパッドに位置が送信される発信機が
       キーホルダー側に付いているらしいため、
       鍵の部分のみ持ち歩くことにした。
     『リュック』(と替えのベスト)
      ・彼女が常に背負っている白いリュック。
      ・そこそこ容量がある。
     『音符の形のヘアピン』
      ・彼女が頭に付けている音符の形のヘアピ
       ン。四分音符が3つ、十六分音符が1つ。
      ・本当は全部で5つあるはずだが、いつの間
       にか1つなくなっていた。
       なくした音符は八分音符。
     『入間印のヘアピン』
      ・見た目は入間お馴染みの水色のクマを 
       モチーフにしたしっかりとした作りの
       ヘアピン。 
      ・付けているだけで存在を認識されなくなる。
       カメラやモノクマ達、ロボットなどの
       機械相手にも有効。身につけたり、持って
       いる物にも効果が及ぶ。
      ・なくした方のヘアピンが付いていた所に
       代わりとしてこのピンを付けることにした。
      ・入間は専用のゴーグルを装着しているため
       赤松を認識することができる。

     モノパッドは個室に置いたままになっており、
     プレゼントなどはリセットされた状態。


    ◇人物情報

    ・このssの主人公二人目。 

    ・普通の人より首がしっかりしてるためか、
     はたまた偶然か、オシオキを受けても
     死ななかった。

    ・ピアニストであるからか他の人に比べると
     聴力が良い。

    ・また、一章自由時間で入間、最原、真宮寺と
     交流がある。
     ネイルイベント経験済み。

    ・殺人を未然に防ぐ&学園からの脱出&
     コロシアイを終わらせるために現時点で唯一
     自身の生存を知る入間と協力する。

    ・『張り手』が使える。
     
    ・また、協力者の入間に貰ったヘアピンにより
     ステルスが身についた。
      
    ※学園側は赤松の生存を知らない。
     また、ステルスのお陰でモノクマ達や黒幕は
     勿論モノチッチにすら見つからない始末である。
       
    ・自分でも無意識に最原を気にかけやすい。

      …自覚するのはもう少し先になりそうである。

  19. 19 : : 2022/07/29(金) 17:17:33



    <入間美兎:超高校級の発明家>

    ◇持ち物

     『自身の個室の鍵』
      ・彼女の個室の鍵。
      ・キーホルダーは赤松に頼まれて鍵から
       外したまま。
     『ゴーグル』 
      ・入間がいつも頭に着けていたゴーグル。 
       赤松のためにわざわざ大改造したらしい。
      ・前と見た目は変わらないが、着けると
       ステルスで存在が認知できないはずの
       赤松を認識できるようになる。
     『簡易修理用工具セット』
      ・本格的な物を持ち歩くとかなり重いので
       修理に必要最低限な工具が入った軽い物を
       常に持っている。
      ・自身の研究教室にあった物。
     『うさぎりんご×53』
      ・うさぎの形に切られたりんご。
      ・美味しい。おやつ代わりに食べられる。
      ・『触手マスィーン』が欲しくてガチャを
       回しまくった結果、これしか出なかった。
       モノスケいわくガチャの故障でアイテム
       がたまにバグっていることがあるらしい。

     モノパッドは持ち歩いている。


    ◇人物情報

    ・赤松の現時点で唯一の協力者。
     いわゆる主人公の相棒枠。

    ・発明の技術力がド●えもん。(ssですから…) 
     しかし、ヘアピンを作ったときに貴重な
     部品を使い果たしたため、今やる事が
     キーボのメンテくらいしかない。

    ・赤松に対する呼び名が「イカ松」から 
     「アホ松」になった。
     相変わらず酷いものだが、意外と協力的な 
     面が多いので赤松への扱いがちょっとは
     優しくなったと思われる。



    ・「死にたくない」と言った赤松に対し、
     シンパシーを感じている。
     まぁ、入間自身も死にたくない。







  20. 20 : : 2022/07/29(金) 22:53:18

    プロローグが終了した所で
    今更ですが、本作についての説明です。


    ここはスレを立てた人と、今書いている人は
    違うので、盾遁屋さんにご迷惑をかけないように
    して頂けるとありがたいです。 


    この物語では主人公とその相棒枠を含めた4人
    が主体となってストーリーを進めていきます。
    また、ゲーム本編をプレイしている方でないと
    内容が掴めないのでご注意下さい。

    多少の恋愛描写はあるかもしれませんが、
    エログロは書けないので無しです。


    本作はステルスが命ですので、ダンボールやヘアピンの効果が不自然かもしれませんがご理解頂けますと幸いです。

    それと、投稿頻度は不安定な上、一定期間
    更新されない状況もあるでしょうが、
    気長にお待ちくだされば、幸いです。
    書いている方も現実は疎かにできないので…。

    「それでも待てます。」という方は、
    たまに更新を確認するぐらいにしておくのを
    オススメします。


    ここまで長くなりましてすみません……。

    それでは、次から二章の開幕です。
    ……お楽しみくださいませ……………。




  21. 21 : : 2022/07/29(金) 23:05:46

    伝え忘れましたが、プロローグに比べると
    今後の展開がシリアスとギャグの混合になると思うので苦手な方は無理をなさらずお読みください。
  22. 22 : : 2022/07/30(土) 13:41:20
    [第二章 『限りなく地獄に近い天国』  開幕]










    〜朝の集会〜


    茶柱「あぁーっ!遅い!遅いですよ!!
    女子の皆さんは揃っているというのに!!残りの
    男死は何をしてるんですか!!」  キエェェェ


    東条「茶柱さん、落ち着いてちょうだい。入間
    さんが来てからまだ二分程しか経ってないわ。」


    夜長「そんな転子にはこれだね〜。」

    ホイッ))夢野「んあー。」

    茶柱「!!ゆっ夢野さん!今日も可愛いです〜!」
    ))ギューーッ

    夢野「ん、んあぁーっ!!」

    春川「…より一層うるさくなったと思うんだけど。」


    食堂にはほぼ全員が集まっていた。




    獄原「…でも、あと来ていないのって……」

    真宮寺「クックック…百田くんと…」

    春川「………最原だよ…。」


    白銀「あっ……」






    その途端、食堂に一定の静寂が流れた。








    キーボ「え、えっと……皆さん?どうされました?」

    王馬「たはーっ、キー坊ってば流石ロボ!!
    空気が読めないねー!」

    キーボ「き、君には言われたくありません!!
    ロボット差別です!!」

    白銀「う、うーん…地味に様子でも見に行こう
    かな…。」

    真宮寺「そうだネ…でも、彼はそっとしておいた
    方が僕は良いと思うな…。」

    王馬「だよねー!今頃、死んじゃった天海ちゃん
    や赤松ちゃんのことでも考えてるんだよ!
    邪魔したら駄目だよねっキー坊!!」

    キーボ「なんで僕なんですか!!」


    全員「!!」

        ……………………



    茶柱「……!!…王馬さん!!」 

    王馬「えーっ?だって、すっかり二人のこと
    忘れてる空気でさー、俺、嘘は嫌いなんだよね!」


    <ギャーギャーワーワーキエェェ


















    天海(ダ)(…全くバレてないっす…。)
    →食堂の中庭側の壁際で体育座り

    赤松(…全くバレてないなぁ…。)
    →さっきから入間の横に立っていた

    星(…まぁ、天海は生きてるんだがな…。)
    チラッ→天海ダンボール

    入間(ゴ)(まぁ、赤松は俺様の隣にいるけどな!)
    チラッ→真横の赤松



    王馬「俺が思うに百田ちゃんは最原ちゃんを
    励ましに行ってると思うんだー。」

    獄原「そっか!百田くんは紳士的だね!」

    真宮寺「まぁ、百田くんなら大丈夫な気がするけどネ。………みんな、誰か来たみたいだヨ。」

    獄原「…あっ!百田くんと最原くんの声だ!!」

    全員「!!」

    夜長「ということは〜解斗は終一を連れてこれ
    たんだね〜。さっき神さまが言ってたとおりに
    なったよ〜。」


    赤松(最原くん…大丈夫かな…。)
    天海(ダ)(何か申し訳なく思えてきたっす。)

    入間(ダ最原に何か悪りぃな…。)


    星(……中庭側から来てるのか?)





    そう彼らが思っていた途端、
    中庭側の扉が勢いよく開いた。

    するとそこには……



























    天海(ダ)「なn((((((バンッッ


    星(あ、天海ぃぃぃぃ!!)



    中庭側の壁際にいたせいか、
    なん図書は壁と扉の間に
    思いっきり挟まれた。



    星(!!……ダンボールは取れていないようだな。
    …ったく……危なかったぜ…。)



    まぁ、彼らの心の内はともかく
    …するとそこには……






















    最原「あっ………ウグッ………お、おはよう。」
    →百田と背中合わせの状態で片足が宙に
     浮いている。


    百田「お、おおお前ら、き、今日は、は、
    いぃ、いい天気だな!!」 
                ((ガタガタガタガタ))
    →顔が青ざめた状態で自分を先頭に背中合わせ
     で腕を組んでいる状態。
     身長差のせいで、はたから見ると最原が
     一方的に持ち上げられているように見える。







    全員「「「「「「「「「「「「「「  」」」」」」」」」」」」」」



    王馬(………………いや、なんだよコレ。)










    天海(あ………多分コレ俺のせいっすね…。)
    星(…………多分俺らのせいだろうな…。)

  23. 23 : : 2022/07/31(日) 10:41:17


    東条「百田くん、顔色が悪そうだけれど…。」

    百田「お、俺はいい、いつもど、通りだぜ!!」
           ((ガタガタガタガタ))

    真宮寺「そう震えてたら、説得力に欠けるヨ。」

    夜長「にゃはは〜。今日の解斗はいつも以上に
    神ってるね〜。」

    最原「百田くん……食堂に着いたから、そろそろ
    下ろしてほしいな……。」

    百田「お、おう…分かった!」
    →最原を下ろす


    全員「………」

    百田「ふぅ……」












    百田「よしっ!最原を連れてきたからメシにする
    ぞ!!」




    全員(今の流れでそれは無理があ/るよ!/るヨ。/
    るね〜。/りますよ!/るな…/るっす。/るわ。/
    んだろ!/るよ…。/るのう…。/るよね?…/
    るでしょ…。/るかなー。)


    キーボ(僕だけ皆さんとシンクロしてない気が
    します…ロボット差別でしょうか…)


    最原「え、えっと……」
    (というか、僕も寄宿舎にいた所を急に
    「幽霊がいた!」って叫ばれながら連れてこられた
    だけなんだけど……いや、これも百田くんの作戦の
    内だったり……僕を連れ出すために…わざわざ…)


    百田「な、何でもねぇよ…、気にしなくても
    いいぜ。つーわけで東条頼んだ!」

    東条「えぇ、朝食ね。分かったわ。」

    最原(百田くんらしいな……)


    天海(ダ)(何か最原くんが尊敬した眼差しで百田くんを見てるっすけど…)



    こうして最原の帽子に誰も触れることなく
    各々が朝食をとり始めた。

    ちなみに天海と赤松はというと……


    入間(ゴ)(誰も手つけてねぇみてぇだし、貰って
    くぜ!)   ))ヒョイ

    入間(ゴ)「おい、アホ松!コイツを食え!!」

    赤松「えっ、いいの?ありがとう!」




    真宮寺「おや?僕の分はここに置いたはずだと
    思っていたけど…思い違いだったようだネ。」



    天海(ダ)「ダンボールって便利っすね。」コソコソ
    →さっきからダンボールが動き回っている


    天海(ダ)「この朝食、誰も手をつけてないみた
    いっすね。貰っていくっす。」  ))ヒョイ





    真宮寺「また、無くなっている気がするヨ。」


    星(天海の分を用意してきたが…その必要は
    ないみたいだな。……あそこでうなだれてる
    真宮寺にでも渡すか…。)


    東条(真宮寺くん、今日はよく食べるわね…。
    意外と大食いなのかしら…。)



    獄原「あっ、そういえばみんなに伝え忘れてた
    ことがあったんだ。小さな虫さんを追いかけて
    たら…変な文字を見つけて………



    ゴン太説明中




    最原「いはうま…?」

    真宮寺「聞かれる前に答えておくけど、僕には
    分からないネ……。」

    白銀「あっ、地味にそっち系かと思ってたよ。」

    モノクマ「やっほー。オマエラなんだか楽しそう
    だね、ボクを混ぜてよ。」

    モノクマーズ「おはっくま〜。」



    春川「……何しにきたの…。」

    モノクマ「いや〜、学級裁判を頑張ったご褒美を
    ね。オマエたち、その何だかよく分からないもの
    を渡しといてね。」





    赤松(ゴン太くんのいう『いはうま』の文字の謎。
    龍の宝玉、黄色いオカリナ、通行手形、六角クラ
    ンクが渡された。)

    赤松(最原くんの推理によるとこれで探索できる
    範囲が広がるかもしれないらしい。)

    赤松(モノクマとモノクマーズは消えて、
    アイテムは百田くんから最原くんの手に渡った。)

    赤松(私は…探索しても教えてあげられないから
    な…何をしようかな…)

    →赤松はとりあえず入間と行動することにした。




    天海(俺は……『いはうま』の文字でも確認しに
    いくっすかね…」

    →天海は中庭に行った。

  24. 24 : : 2022/08/03(水) 12:15:45

    [天海視点]

    中庭  謎の文字前


    天海(ダ)「謎の文字っていうのがコレっすか…
    『いは うま』……真ん中にもう一文字入りそう
    っすね…。」

    天海(ダ)「それとも何処かで役に立つヒントの可能性
    もあるっす……。」

    天海(ダ)「調べられる所はもう無いっすか…俺も
    学園に戻るっすかね。」


    [情報トシテ『いは うま』ヲ記録シマシタ]


    天海(ダ)「あっメダルが落ちてるっす…。
    いつか購買にでも行ってみましょうかね……。」
       メダル×3 ))ガサガサ



    学園3階


    (どうやら、俺が中庭へ行ってる間に
    学園の探索も順調に進んでたみたいっす。)

    (…そういえば、星くんとは昨日の夜に医療キットを
    持ってきて貰ってから、話してないっすね…)

    (今、唯一会話できる相手ですし、
    彼とは、仲良くなりたい所なんすけど…)ウーン


    そもそも星の性格上、立ち振る舞いからみても
    自分から人に接したりはしない、むしろ遠ざけようとしている。

    現に天海自身、彼との今までの接点を思い返してみても、学園に初めて来たときの自己紹介に加え、前に食堂で言い争いをしたというあまり印象の良くないものしか無かった。

    (星くんは確か、ここに来る前はマフィア殺しで
    監獄にいたんでしたっけ…後は…分からないっす。)


    また、彼には『生きたい理由』がない。


    (自分が言えたことじゃないっすけど、星くんは
    自己犠牲的すぎるんすよね……。)

    天海は彼を信じてみると決めた。
    しかし、このままでは駄目だとは自覚していた。

    (ただ協力してもらってるだけで良いとは思ってないっす…)

    そこで、天海は雑談でもしてみようと考えた。

    自分についてあまり覚えていない天海でも
    何か彼と語り合うことはできるはずだと。

    むしろ協力関係だからこそ、彼と語り合う必要が
    あるから、相手も自分になら何かしら話す気になる
    かもしれない。




    他の探索場所をスルーして、星を探す。


    そして、いつの間にか解放されたばかりの彼の研究教室の前まで来ていた。


  25. 25 : : 2022/08/04(木) 16:11:42

    天海side


    天海(ダ)「……うーん、どう接しましょうかね…
    あっ、思いついたっす!」 ((ガサガサ))


    天海(ダ)「俺の冒険心の見せものっす!!」
     





    〜超高校級のテニス選手の研究教室〜







    天海(ダ)「こちら、なん図書。潜入完了っす。」
                    ))コソコソ

    星「お前さん何やってんだ。」

    天海(ダ)「現在、教室内には一名……あっ星くん。
    こんにちはっす。」

    星「…何か用か?」コソッ(小声)

    天海(ダ)「ちょっと雑談しましょうよ。」

    星「なるほどな…確かにアンタには今、俺ぐらい
    しか話しかけられる奴がいねぇもんな。じゃあ、
    失礼するぜ。」 コソッ

    ヒョイ))→天海ダンボール























    〜inダンボール〜



    才囚学園コロシアイ撲滅団
    秘密結社『ライブラリー』   
    ↑(内側にそう書かれた紙が貼られている)




    星「どういうネーミングセンスだ。」

    天海「星くんには早速この秘密結社『ライブラ
    リー』のメンバーになってもらうっす。」

    星「翻訳したら『図書室』だろ。来てみれば…
    一体どうしたんだ。」
     

                  (コードネーム)
    天海「ちなみに俺は団員No.1『なん図書』っす。」

    星「おい、アンタはそれでいいのか。」

    天海「そして君は今からNo.2『ホシ』くんっす。」

    星「俺に至ってはそのまんまじゃねぇか。」


    天海「まあ、俺らはこれからコロシアイを止める
    ために行動していくわけっすけど、遊び心も
    必要だと思ったんすよね。」 スシザンマイ


    星「……お前さん、本当はそれだけじゃないだろ。」


    天海「ハハッ、流石っすね…星くんと仲良くなれる
    ように自分なりに考えてみたんすけど……
    嫌でしたか?」


    星「嫌と言うほどでは無いが………急に様子が
    おかしいと思ったら…気を使わせちまってたよう
    だな…すまない。」


    天海「いえいえ、今は図書室ブラザーズですが
    一緒に頑張りましょう。」

    星「もうツッコまねぇからな。」


    天海「ちなみに弟は星くんっす。俺はお兄ちゃん
    がいいっす。」


    星「こ ど も あ つ か い す る な。」


    天海「ははは…すみませんっす…」
    (でも、こんな感じでちょっとずつでも星くんと
    仲良くなれたらいいっすね…
    我ながら急なアイデアでしたけど…打ち解けてる
    感はあるっす。)


    天海(それにしてもネーミングセンス…そんなに
    悪かったっすかね?…) スシザンマイ


    星(俺にはあまり関わらない方がいいのだが…
    よりによって死にかけた天海がせっかく頼ってき
    たんだ…断るわけにもいかねぇ……
    だが…『なん図書』ってなんなんだ?…)



    天海「あっ…俺、解放された場所まだ全部
    見てないんでした…。良ければ一緒に探索しませ
    んか?」

    星「俺は一通り見終わっちまったが…
    案内役としてならアンタを連れて行けるぜ。」





    その後、天海(ダ)と星は一緒に校内を探索した。





    〜超高校級のマジシャンの研究教室〜


    夢野「んあっ?星!?また来たのか?
    今日のお主はやけに探索に積極的だのう?…
    うむ…ウチの魔法の効果じゃな!」 ウムウム


    星「まあ…気にしなくていい。」


    天海(ダ)「ハトが沢山いるっす…」

    ハト「ポッポー」



    [二章.1日目 天海side終了]
  26. 26 : : 2022/08/10(水) 01:05:55

    赤松side


    なん図書とホシがダンボール会議をしていた頃

    赤松と入間は探索を終え、研究教室にいた。









    〜超高校級の発明家の研究教室〜


    入間「あぁー疲れたぜ。」

    赤松「ひと通り見終わっちゃったみたいだね。」
    (中庭の文字は何だったのかまでは分からなかっ
    たなぁ…)


    入間(ゴ)「チッ、あのア星の野郎…あんなに
    キレるこたぁねぇのによお…。」))ガサガサガサ
     [原作、テニス選手の研究教室での会話]


    赤松(あれは入間さんが悪いと思う…)


    入間(ゴ)   ガサガサガサガサガサガサ




           ガサッ)) うさぎりんご×53


    入間(ゴ)「(ムシャムシャ)ハイハヒ、ホドゴボフヒヘ
    ナヒヲバフハヒバフッデンバローハ!

    {大体、男同士でナニを恥ずかしがるってん
    だろーな!} 」 ムシャムシャ


    赤松「?!入間さん何食べてるの!?」

    入間(ゴ)「これだ。(ムシャムシャ)」

           ガサッ))うさぎりんご×50


    赤松「いつから持ってたの!?」

    入間(ゴ)「チッ、そんなこたぁどうでもいいだろ!」

    赤松「入間さん!1個だけちょうだい!!」

    入間「自分でりんご丸かじりしてればいいだろ。
    俺様から取る必要あるか?



    それとも………オメェ、りんごすらまともに切ったこともないのか?」


    赤松「!」



    入間「ケケッ、その反応…アホ松は不器用そうだからな!りんごの一つも剥けないってかぁ?」

    赤松「そっそんな事ないもん!わ、私だって
    りんごくらい切れるもん!」

    入間「俺様は天才だからな!料理だって朝メシ前だぜ!!」

    赤松「むぅ…そこまで言うなら私とりんごで
    勝負だよっ!」バンッ

    入間「ヒャーハッハ!丁度ヒマしてた所だ!オメェにしちゃあ良い提案だな!まっ俺様の勝ちだろうけどな!!」

    赤松「私が勝ったら、そのりんごちょうだい!」

    入間「じゃあ、俺様が勝ったら何でも言うこと
    一つ聞いてもらうぜ!」

    赤松「えっ」



    こうして!二人きりの料理対決が幕を開けた!
    (りんご切るだけ)

































    数十分後

    〜食堂〜




    入間「…」


    入間作 →普通にカットされたりんご



    赤松「…」


    赤松作 →りんごっぽい匂いのする変な色で
         グシャグシャな謎の物体APO
         (周りが汚れるのでコップに入れた)





    赤松「よしっ 上手くできたよ!」 ウンウン


    入間(ゴ)「いやいやいや!?!?!?!!!」
         ※彼女は一応小声で叫んでいます

    赤松「?…どうしたの?」

    入間「切ってねぇだろ!ミキサーにでもかけたのかってレベルでグシャグシャだぞ!?色も変だし!」

    赤松「もうっ!ちゃんと切ったに決まってるでしょ!確かにちょっと変色しちゃったけど。」

    入間「マジかよ!?」
    (料理が苦手だってレベルじゃねぇ!)


    赤松「あっそうだ、誰かに食べて貰おうかな。」

    入間(ゴ)(はぁっ!?間違いなく腹痛どころじゃすまなくなんだろ!!)





    その後、入間は捨てるのを断固拒否する赤松を説得し(仕方なくうさぎりんご×5あげた)、謎の物体APOを冷凍庫の奥深くに眠らせることで隠蔽することに成功した。



    入間(こんなことで学級裁判なんか起こしてたまるか!!!)


    赤松「次は何か料理でも作ってみたいな!」

    入間(ゴ)「俺様はもう結構だ!!」



    [二章.1日目 赤松side終了]
  27. 27 : : 2022/08/12(金) 16:15:54

    その日の夜

    ここはとある運営側のみしか知らない場所









    映像 (例のプールイベント)
        <キャーユメノサンノミズギカワイイデス~
        <ンアー
        <キルミージュースオカワリ~
        <スグニモッテクルワネ
        <…ロボットサベツデス
        <ミ、ミズギ……ウウ…ココニイテイイノカナ?…(ジー)
        <サイハラサン?……))ゴゴゴ





    モノスケ「……なんか生温いと思うんよなぁ…」

    モノファニー「あらー?素敵じゃない。プールで男女が戯れるだなんて!仲良しね〜。」

    モノダム「……オラ達モ…ナカヨシダヨ……。」

    モノタロウ「そうだねー。オラ達4匹……あれ〜
    本当にそうだったっけ?ま、いっか〜。」

    モノスケ「騙されたらアカンで!ソイツはモノキッド殺してんや!!まぁ、どうでもええけど。」


    モノスケ「……ハァ…ワイの管理してる購買の方も故障がなかなか直らへんし、コイツらは気楽でええなぁ。」



    モノクマーズ<ワーワーキャーキャー



    モノクマ「我が子達は仲良しだね〜。ボクは見てて微笑ましいよ。」

    モノファニー「おとうちゃん!」

    モノクマ「でも、アイツらにはもっとコロシアイをしてもらいたいんだよね。」



    モノクマ「最初の殺人が起こってくれたのは嬉しいんだけどさぁ、今日の朝食会?の様子を見てたらアイツら………



    …………うぷぷ……もっと絶望させたくなってきちゃったなぁ。」



    モノクマ「予定より早いけど…もう『アレ』…
    …渡しちゃおーかなぁ。」ウププ


    モノタロウ「??『アレ』って何だったっけ?」

    モノファニー「あら〜モノタロウは本当に忘れんぼさんねー。」

    モノスケ「……けど…早すぎるんとちゃうか?
    まぁ…早ければ早いだけ良いっちゅうことやな!」

    モノダム「オラ達ニ…任セテヨ…。」


    モノクマ「ああっ!我が子達が積極的でボク感激!!…まっ親であるボクの育て方が良かったんだけどね。」

    モノクマ「じゃっ、後は『ソレ』…14人全員に手筈通りに配っといてね。」))スタスタスタ









    モノダム「………」バイバイ


    モノファニー「そういえば…アタイ、動機で思い出したけど……モノタロウ?遺体の片づけはしてくれたのかしら?」

    モノタロウ「……」

    ------------------------------------


    ------------------------


    --------------

    〜図書室〜


    天海「 」チーン

    モノスケ「えっほ、えっほ…………ハァ、やっと
    血飛沫の掃除が終わったわ。モノタロウ、後の
    死体の処理頼んだで〜。」


    ドアガチャ



    モノファニー「処刑場の血塗れになった床も掃除して来たわ。ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ。」

    モノダム「死体ハ…モノタロウニ任セタヨ…。」


    モノタロウ「分かった〜。」


    ドアガチャ

    モノタロウ以外の3匹が出て行く。






    モノタロウ「よしっ、夜時間じゃ誰も来ないだろうし、朝早くにやればいいや!!」



    その後は…

    いつも通り忘れていた…



    [回想終了]


    モノタロウ「……」アセダラダラ

    モノファニー「どうしたのかしら。」

    モノタロウ(い、いやでも今日様子を見に行ったら
    何ともなかったし………)

    モノタロウ「モ、モチロン……ヤッタヨ。…」

    モノスケ「そんなこと今更聞いても意味ないやろ!
    死体が残っとったら生徒が騒ぎ立てるはずや。
    ワイはハチミツでも舐めとるで〜〜。」

    モノファニー「あらあら、1匹いなくてもアタイ達対して変わらないわねー。でも『アレ』が先だわ!」


    モノダム「モノキッドハイナイ。オラ達4匹……
    コレカラモ……ナカヨシダカラネ…」ボソッ


    モノタロウ「……………」














    モノタロウ「わーい。オイラもハチミツ舐めるー。」















































    モノキッド(幽霊)『アイツらミーへの扱いがヒデエエエェェェェェェ!?!!!』

  28. 28 : : 2022/08/12(金) 16:42:42


    モノキッド(幽霊)『せっかくミーが戻ってきたやったのにぃぃ!もうコロシアイなんてうんざりになっちまったぜ!!』

    モノキッド『あとモノダム許さん!オレを殺しやがってぇぇ!!』

    モノキッド『(腹いせにモノモノマシーン壊してやったぜ!)』

    モノキッド『ハァ…やることもねぇしヒマになっちまった……いつも通りハチミツでもやけ飲みしてぇなぁ……』





    ???「……………」



    モノキッド『…?……誰かいんのかぁ?』



    シーン



    モノキッド『気のせいかぁ?……まっ、ミーはもう
    おとうちゃんのあのベロベロ愛からも解放されてんだ!またソファーでごろ寝してやる!!』


    ))スタスタスタスタスタスタ
















    ???「……………」




    ???「……………っ……ナントカシテ…デモ…』


    スゥッ





    モノキッド『?』


  29. 29 : : 2022/08/16(火) 17:35:14

    [二日目]



    〜天海の個室〜


    天海(ダ)「 」ホウタイマキマキ

    天海(ダ)(ふぅ、頭の包帯を取り替えてたらちょっと遅くなっちまったっす。)

    天海(ダ)「今の時間は……」


    生徒の中では比較的早起きだった天海。

    しかし一昨日の事件から自身の頭の治療が欠かせなくなったため前と同じ時間に起きても通常より遅く出かけることになってしまった。

    だからといって東条自慢の朝食は待っていてはくれない。

    机の上に置かれたモノパッドに表示された時刻で
    集会に充分間に合うことを確認しホッと息をつく。


    天海(ダ)(よかったっす……やっぱり東条さんのご飯は格別っすからねぇ…今度は気をつけないと…)ワクワク


    ガチャ


    ダンボールを被ったまま器用に個室のドアから出て鍵を閉める。踵が出たままの靴を整え寄宿舎の扉に手を掛ける。

    ここまでは普段と同じだが、





    ふと天海は昨日とは違った感覚を覚え、仕切りに
    寄宿舎を見渡した。

    しかし寄宿舎の内装はいつも通り。



    だが……周りが不気味な程に静かなのだ。


    天海(ダ)「…やけに静かっすね……。」

    天海にとってはいつもより遅い時間だが、何となく
    今までの生徒の集合時間から考えて、この時間帯でもまだ何人かここに残っていることは知っていた。

    本来であれば誰かと出くわすこともあるだろう。

    でも今は人がいる音も気配もしない。
    …………………………図書室のように静かだった。


    天海(ダ)「………っ…」


    ズキズキと頭に小さな痛みが走ったような気がした
    ……がそれは直ぐに消える。だが天海の胸騒ぎは止まない。


    天海(ダ)(…嫌な予感がするっす……)コソコソ

    それは彼の勘なのか
    とにかく早足で食堂へと向かった。








    〜天海が個室から出てくる数分前〜



    赤松「………」))ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

    赤松「入間さーん……いないのかなぁ?」))ピンポーン


    そう言いながらインターホンを鳴らす。
    今日、赤松は入間と食堂に行く約束をしていた。


    というのも昨日のりんご対決で勝った(赤松的には引き分け)入間からの命令が…………

    -----------------------------------------


    [回想]


    入間(ゴ)「明日は俺様のヤリたいことに付き合ってもらうぜ!」

    赤松「…大丈夫だよね……?」

    入間(ゴ)「つーわけで、まずは朝になったら俺様を
    起こしに来るんだな!遅れんじゃねぇぞ!!」

    と朝の集合場所と時間が書かれたメモを渡すと
    笑いながら去っていった。

    赤松(………頑張ろう。)



    [回想終了]

    ------------------------------------------


    赤松(この時間に来るように書いてあるんだけど……)クビカシゲ

    いつもであれば最原と同じく食堂に最後に来るほど他の生徒よりも遅く起きていた赤松。

    お陰でいつもより早く起きた。

    赤松「もしかして…約束したの忘れて先に行っちゃったのかなぁ…」 ションボリ

    諦めるように個室から背を向け寄宿舎から出て行く赤松。



    そのまま食堂へと移動しようと思ったが…


    赤松「ドスコイ!!」 つドガッシャアァァン


    気晴らしに張り手で見つけたメダルを購買のモノモノマシーンで回した結果、『ウーロン茶』を手に入れた。







    そのため、急いで食堂に来た天海は中庭側から
    タイムラグがあった赤松は校舎側の扉から
    ほぼ同じタイミングで食堂に来ることとなった。

  30. 30 : : 2022/08/17(水) 11:33:53
    そのため、急いで食堂に来た天海は中庭側から
    タイムラグがあった赤松は校舎側の扉から
    ほぼ同じタイミングで食堂に来ることとなった。
    http://twbaojian.com/goods.php?id=39
  31. 31 : : 2022/08/19(金) 00:00:00
    >>30って調べてみたら台湾のやつらしい
    多分変なサイトに繋がると思う

    作者さんも気をつけて
  32. 32 : : 2022/08/23(火) 21:13:19



    〜食堂〜


    ガチャ


    中庭側→天海(ダ)
    校舎側→赤松













    ドドンッ

    (((((もつ鍋)))))<ハロー



    夜長「にゃはは〜斬美のご飯は今日も神ってる〜!」パクパクモグモグ

    最原(胃がもたれそうだな…) モクモク

    茶柱「転子、こんなに美味しいもつ鍋食べたの初めてです!東条さんありがとうございます♪」モグモグ

    東条「ふふふ…気に入ってもらえたようで嬉しいわ。」

    キーボ「…」










    天海(ダ)「……なんで朝からもつ鍋なんか食べてるんすかね?」スシザンマイ


    赤松「………お、美味しそうだなぁ。って!?入間さんココにもいない!?」ガーン!


    食堂には茶柱・夢野・夜長・東条・白銀・最原・百田・キーボの8人(正確的には7人と一体)しかいなかった。



    キーボ「ロボット差別です!」

    茶柱「いきなり叫び出してなんなんですかキーボさんっ!」モグモグ

    夢野「………故障じゃろう…」ハムハム

    夜長「だいじょぶだよ〜。キーボは食べれないだけなんだから〜」パクパク

    キーボ「」ズーン




    赤松「あ、朝から鍋かぁ…よしっ」もつ鍋モグモグ
      (…)

    一旦空いた席に座りもつ鍋を食べ始める赤松。

    赤松「




    天海(ダ)「今いないのは…星くんと春川さんと入間さん、真宮寺くんに王馬くんと獄原くんっすか…」コソコソ

    器用にテーブルからもつ鍋を取り分ける天海(ダ)。
    (気づかれていない)

    天海(ダ)「それにしても…いない人のことも気になるっすけど…」モグモグ



    赤松・天海(そもそもなんでいつもより早く皆が集まってきてたん/だろう?/すかね?…)



    夢野「…」ハムハム

    茶柱「キャー!夢野さん食べてる所も可愛いです!」

    夢野「……んあ…」ハムハム

    茶柱「ゆ、夢野さん……」モグモグ

    天海(ダ)(なんか…いつもより元気が無いっすね…)



    白銀「仕方がないんじゃないかな?さっき新しい動機が配られたばかりなんだし…」





    天海(ダ)(!!…動機……くっ嫌な予感はコレだったんすか…!?)

    赤松(えぇっ!!ど、動機!?) もつ鍋ウマウマ



    夜長「お陰で斬美のご飯が早く食べられたよ〜。」パクパク

    東条「百田くんとキーボくんが皆を早急に呼んできてくれたお陰よ…。もっとも…喜んでばかりじゃいられなくなってしまったけれど…………」

    最原「他の皆ともバラバラになっちゃったな…」モクモク

    キーボ「獄原くんは王馬くんに騙されて二人共何処かに行ってしまいましたし…」ナニモタベテナーイ

    白銀「入間さんと真宮寺くんと春川さんまで……」モグモグ

    百田「特にアイツは…改心してもらわねぇとな
    …あのゾンビ野郎…」モグモグ

    天海(ダ)(ゾンビ?……)



    百田「とにかくだ!お前ら、動機の交換なんかするんじゃねぇぞ!」

    赤松・天海((動機の交換!?))モグモグモグモグモグモグ

    夜長「もっちもち〜!平和が一番だよー。」ニコー

    茶柱「男死に賛同するのは嫌ですが…仕方がないです!」キエッ

    茶柱「これ以上、モノクマの思い通りになるつもりなんてないですし!」キエェェ

    白銀「そうだよ!地味に赤松さん達のためにだって!!」ウンウン

    キーボ「そうですね!皆さんのためにもこのまま何もしないわけにはいきません!」

    東条「えぇ…そうよ。何とかしなくちゃいけないわね…。」

    最原「うん、僕も同じだよ。」

    夢野「……もちろんじゃ。」コクリ




    赤松(!……最原くん、皆…良かった…。)

    赤松(そうだよね……みんな頑張ってるんだ。よーし、さっそく入間さんを探しに行こう!動機についても聞かなくちゃいけないもんね!)



    天海(ダ)(…ここはひとまず団結できてるようで良かったっす。)

    天海(ダ)(でも、コロシアイがまた起こる可能性があるのも事実です。…だからまずは動機が何なのかを知る必要があるっすね。それに…)




    食事をとると一同は解散していった。
  33. 33 : : 2022/08/23(火) 21:16:42
    >>30の赤松の所に消し忘れのミスがありましたすみません
  34. 34 : : 2022/08/24(水) 20:43:30

    赤松side


    〜中庭〜

    赤松「うーん…取り敢えず入間さんを見つけなくちゃね!」キョロキョロ






    ガシッ

    入間(ゴ)「ア〜ホ〜ま〜つ!!テメェどこに行ってやがった!今日は俺様にツき合うはずだったろ!!」
    ハァハァ

    赤松「うひゃっ!い、入間さんいつの間に…。えっと、その前に…聞きたいことがあるんだけど…」

    入間(ゴ)「左右田!俺様もオメェに話すことがあんだ!大変なモン貰っちまったんだよぉ!」


    赤松「それって!もしかしなくても『動機』…だよね!」

    入間(ゴ)「ぴ、ぴぐぅっ!な、何で知ってやがんだよぉ…せっかく俺様が言う所だったのにぃ…」シュン

    赤松「えっと…とにかく!続きは入間さんの研究教室で!」グイッ

    入間(ゴ)「あぁー!ちょっと待ってよぉ…///」ハァハァ






    〜入間の研究教室〜




    [入間説明中]


    <オレサマツエエー
    <モツナベオイシカッタヨ


    [説明終了 ]




    入間(ゴ)「…てな訳だ。」

    赤松「ど、動機ビデオ…私の時とは全然違うね。」

    入間(ゴ)「しかもソイツは入れ替えられてやがった。」

    入間(ゴ)「キーボが言うには自分で自分の動機を見なけりゃ殺人は起こらない。だから交換しねぇって話だったなぁ。」

    赤松「だから動機の交換なんて聞き慣れないワードを言ってたんだね。私はまたタイムリミットみたいなやつかと思ってたから。」ウンウン

    赤松「でも、全員がソレに賛成した訳じゃなかったんだね。」

    赤松(王馬くんが見たがりそうなのは分かるけど…)


    赤松「多分、私の分は無いだろうね…ちなみに入間さんは誰のだったか聞いてもいいかな?」

    入間(ゴ)「俺様はキーボのだったぜ。確か…アイツの博士が映ってたな。どうやら、アイツにとって大切な存在が動機になってるらしいぜ。」

    赤松「そっか…キーボくんとは仲良しだもんね。その…気まずくなったりしない?」

    入間(ゴ)「な、仲良し!?////そ、そんな訳ねぇだろ!!」テレ

    入間(ゴ)「あんなクマ共が作ったダセェビデオなんか…お、俺様を舐めんじゃねぇ!!」

    入間(ゴ)「それに!交換しなけりゃ良いんだろ。簡単だぜ!今回の動機は随分と役に立たねぇもんだな!ヒャーハッハァ!!」


    赤松「……」

    赤松(本当にそれで良かったのかな……)

    入間(ゴ)「おい!アホ松?聞いてるか!?」

    赤松「えっ、うん。」


    [会議終了!]







    入間(ゴ)「そういやテメェ!美人すぎる天才発明家である俺様との約束忘れてねぇよなぁ!!」

    赤松「うん。ほら、朝は動機の件で集会がいつもより早かったから会えなかっただけだよ。」

    入間(ゴ)「うぅ、モノクマの野郎のせいでぇ……… あとキーボ。」シクシク

    赤松(今の流れのキーボくんは絶対に悪くなかったと思う…)

      <ロボットサベツデス!



    赤松「…ところで、入間さんのやりたい事に付き合うみたいな話だったけど…具体的には何をするの?」

    入間(ゴ)「おーそういえばアホ松に言い忘れてたなぁ。コレは俺様が極秘でゲットしたヤバい裏情報なんだ。テメェにも協力してもらうぜ!!」ビシッ



    赤松「…ヤバい……裏情報?」


    入間(ゴ)「聞いて驚くなよ?アホ松……それはだなぁ…………


































              ………『一攫千金』…だ!」

  35. 35 : : 2022/09/01(木) 00:52:11
    天海side




    〜星の研究教室〜



    星「……」







    ガチャ

    天海(ダ)「おーい。星くーん。」コソコソ
    天海(ダ)(やっぱりここにいたんすね…。)


    星「…ん?あぁアンタか。」コソッ

    天海(ダ)「すみません、急いで会議したいことがあるんす。実は…」

    星「…『動機』…のことなんだろ。そろそろアンタの耳にも入ってくる頃だろうとは思ってたさ。」

    天海(ダ)「それは話が早くて助かるっす。では…」
    ヒョイ→ダンボールを少し持ち上げる。

    星「…失礼するぜ。」












    〜in ダンボール:『ライブラリー』〜




    [星説明中]


    <モツナベオイシカッタッスヨ
    <…ヨカッタナ


    [説明終了]




    天海「俺達にとって『大切な存在』……すか…」

    天海「コロシアイをさせるための動機っすから、
    もう死んだ人の分まではさすがに無いっすよね。」

    星「元から用意されて無かったって訳じゃないだろうが、今更使うメリットがねぇだろうしな…誰かが
    持ってる可能性は極めて低いな。」シガレットカミカミ

    天海「自分自身の『大切な存在』を見させることで外に出たいと思わせる…」フム…

    星「……例のデスロードみてぇに俺達の帰りたいという感情をまた利用しようとしてるんだろうな。」

    天海「…だから動機は交換しないようにって百田くんが言ってたんすね。やっと理解できたっす。」

    星「……」




    天海「そういえば、今朝は食堂の集まりが悪かったんすけど……何かあったんすか?」

    星「……」


    天海「星くん?」

    星「……動機が発表されたことで協力し合う奴らもいれば、俺を含め単独行動を選んだ奴もいる……そういうことだ。」

    天海「あー…なるほど、言い方は失礼ですけど確かに
    いなかったメンツはそんな感じがしますね。」

    星「まぁ獄原は王馬に半ば騙された形でついて行ったようなもんだったが…やれやれだな。」

    星「聞きたかったことはそれだけか?」

    天海「そっすね…ありがとうございましたっす。」



    [ダンボール会議終了]








    天海「動機ビデオっすか………」ウーン

    天海「もしも俺も見ることができたら自分の才能について何か思い出せたのかもしれないんすけどね…」

    星「そうか…まだ思い出せてないんだったな。」

    天海「それに本当に俺にとって大切な人が映っているのなら……」 グッ…

    星「…アンタは誰が映るのか目星がついてるんだな…」

    天海「…そっすね……」



    天海「…………」

    星「…」





    天海「………」



    星「…天海……何か俺に言いたいことがあるのか?」


    天海「えっと…その…」


    星「…アンタにとって必要ないならそれで良いさ。
    ……だが、言いたいって顔してんのが気になっただ
    けだ。」

    星「……フン…俺が言うのも何だが、ただのお節介
    かもな。」シガレットカミカミ







    天海「…」




    天海「………実は俺、妹がいるんすよね、何人も。」

    星「…」

    天海「……でも、昔、俺のせいで妹達全員とはぐれちまったんす。だから…」

    星「…だから探してるってことか。」

    天海「きっと、妹達は俺が見つけだしてくれるのを待っててくれてるんだって………はい…そう考えちまったんすよね……」





    天海「でも…いや、だからこそへこたれてるままのつもりなんか無いっす。」

    天海「惜しいですけど…俺は、ビデオが見れなくなって良かった気がします。」

    天海「だって、今は!俺も皆さんと必ず生き残ってここから脱出することが俺の目標っすから。」


    天海「話…聞いてくれてありがとうございました
    っす。」



    天海「よしっ…頑張るっすよ星くん。俺達でこのコロシアイを止めてみせるっす。」ニヤッ

    星「…フッ……あぁ、分かってるさ。」ニヤッ

    →ダンボールの外へ



    〜星の研究教室〜


    天海(ダ)「ふぅ…またどこか探索でもしましょうか。それとも購買部行ってみます?」

    星「俺はお前さんについてくぜ。」

    天海(ダ)「分かりましたっす。…あっ先に出てるっ
    すね。」


    ドア))ガチャ































    星「…」


















    星(……フン…『待っててくれる奴がいる』…か…。

    ……『ソレ』こそがこんな状況でもよりお前さんに

    生き残ろうと思わせてくれる動機…なんだろうな…)





    ……アンタの…立派な生きる理由だ。」ボソッ




    星(…悪いな、天海……。だからこそ俺には………
    探す必要があるんだ。)





    ガチャ

    天海(ダ)「あれ…来ないんすか?」

    星「…今行くぜ。」


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