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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【R18】七海千秋の欲しいもの

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  1. 1 : : 2017/03/14(火) 16:41:08
    ・日向×七海です

    ・既に付き合ってます

    ・性描写有

    ・(希望ヶ峰学園に闇なんて)ないです

    ・誤字脱字あったらゆるして

    ・キャラ崩壊もあったらゆるして


    以上をご理解の上、ご覧ください。
  2. 2 : : 2017/03/14(火) 16:42:25
    プロローグ





    3月14日


    なんでもない1日の筈の今日は、日向創の恋人にとって大切な記念日だ。


    そう、今日は七海千秋の誕生日。


    日向はこの日の為に色々と準備をしてきた。


    具体的には、今話題の恋愛映画のチケットの手配だったり、ホテルのディナーの予約であったりと、とにかく沢山の事を。


    希望ヶ峰学園を卒業して数年が経った今、日向は忙しいながらもそれだけの余裕がある日々を送れていた。


    その為には様々な苦労があったが、日向は七海の支えもあり全く苦痛に思わなかった。


    そうして、今では七海と共に同棲している。


    …もっとも、まだそういう関係では無いため、しっかりと寝室は分けているが。


    日向は、今日という日の成功を思い描きながら、隣の部屋ですやすやと寝息を立てているであろう七海を起こしにいった。


    今の時間は朝の7時と少し早いが、今日のスケジュールの為には、遅くとも9時にはマンションを出ないと映画に間に合わないだろう。


    日向は、ドアをそっと開けて、眠り姫の様子を見る。


    思った通り、そこには涎を垂らして寝ている七海が居た。


    テレビにリザルト画面が付いている事から、夜中までゲームをしていたのだろう。


    「まったく、また寝落ちしたのか…」


    日向はそうぼやきながら七海の身体を揺する。


    「おーい七海?朝だぞー」


    「んみゅ…あと5時間…」


    「長すぎだろ!?そこはせめてあと5分だろ!?」


    「むー…分かったよ日向くん…」


    七海は、目を擦りながら身体を起こす。


    「ほら、涎垂れてるぞ。拭いてやるからこっち向け」


    「んー…」


    日向は、ティッシュで七海の涎を拭いていく。


    七海は、されるがままになっていた。


    そうして、ハッとしたようにテレビを見る。


    リザルト画面を見た七海は、嬉しそうに言う。


    「よかったぁ…ハードコアモードクリアだよ…長かったなあ…」


    「昨日からずっとやってたもんな、ところで、ちゃんと食事取ったか?」


    「あ…そういえば…」


    「はあ…今作るから、少し待っててくれよ」


    「ありがとう、日向くん」


    そうして、日向はパンを焼きながらハムエッグを作った。


    その内、七海がリビングにやって来て席に座った。


    日向は、焼きあがったパンとハムエッグをその前に置く。


    「ほら、冷めないうちに食べるんだぞ」


    「わーい。頂きます」


    七海は、美味しそうにパンを頬張る。


    その様子を、日向は微笑ましそうに見ていた。


    そうして、粗方食べ終えたところで日向が切りだす。


    「七海、今日、一緒に映画に行かないか?ほら、今テレビでやってるやつ」


    「それって、よくCMで流れてるあれのこと?」


    「ああ。実は、この間チケットが手に入ったんだ。七海さえよかったら…」


    「行くよ!日向くんと一緒にお出かけなんて、久しぶりだからね」


    七海は、珍しく目を輝かせた様子でそう言った。


    「そうか!じゃ、9時にはここを出るからそれまでに支度しておけよ?」


    「分かったよ!」


    そうして、9時になり、2人は部屋を出て映画を観に行った。




  3. 3 : : 2017/03/14(火) 16:43:31
    たまには最原くん以外も書きたいと思った。


    また時間ある時に更新します
  4. 4 : : 2017/03/14(火) 16:57:04
    待ってました!!
  5. 5 : : 2017/03/14(火) 18:07:27
    わがままいってすいませんでした!ありがとうございます!
  6. 6 : : 2017/03/14(火) 18:58:20
    やったね主さん!作品の幅が広がりますよ!
  7. 7 : : 2017/03/14(火) 20:32:42
    映画館は、どこもかしこもカップルでいっぱいだった。


    日向と七海は2人揃って劇場の真ん中辺りの席に座る。


    そうして、まもなく劇場が暗くなり、映画が始まった。


    CMでは、高校生くらいの男女の恋愛映画という触れ込みだったが…


    (なんで唐突に主人公が戦場で戦ってるんだよ!?)


    日向は、思わずそう突っ込んでしまった。


    恋愛映画というのは嘘だったのか?日向は制作会社を訴えたくなった。


    外に出ようかと考えたが、真ん中の席で、全席満員の中立ち上がるのは気がひける。


    (それに…)


    日向は、左隣の七海の方を見る。


    より正確には、映画の開始から自分の手を握り続けている彼女の右手を。


    七海は、映像を眺めているが、その頬は赤い。


    実のところ、劇場にやって来たのは日向と手を握りたかったからという理由の方が強い。


    日向は仕事ばかりで中々一緒になれず、たまの休みには自分が参加するゲームの大会と被ってしまうという事が多々あったからだ。


    幸か不幸か、暗い劇場内では日向にはそれが分からず


    (集中してるな…邪魔するのも悪いし、まあ、最後まで見るか)


    と誤解されてしまった。


    そうして、およそ2時間ほどの上映ののち、映画が終わった。





    2人は、その後昼食を取る為に近くのレストランに入った。


    「結構面白かったな。あの映画」


    「そうだね。最初はどうなるかと思ったけど、なんだかんだで最後はハッピーエンドだったし」


    「まさか、最後は宇宙空間で最後の戦いをするなんて思わなかったぞ」


    「あれは凄かったね。私、途中で拾ったペンライトが伏線だったなんて驚いちゃった」


    「続編も作るらしいし、次も観に行くか」


    「うん!楽しみだなあ」


    映画は好評だったようで、口々に感想を述べあった。



    やがて、2人の前にパスタが置かれた。


    日向はペペロンチーノ、七海はカルボナーラをそれぞれ注文した。


    「日向くんのも、美味しそうだね」


    「七海のも美味そうだな。少し取り分けるか?」


    「ありがとう、日向くん!」


    そうして、2人は小皿に取り分けてお互いに渡した。



    その後は、また映画の感想を述べたり、七海の口に付いたソースを日向が拭ったり、デザートにパフェを頼んで2人で食べたりしてたわいもない時間を過ごした。



  8. 8 : : 2017/03/14(火) 20:33:09
    まだほのぼの
  9. 9 : : 2017/03/14(火) 20:36:20
    どんな映画だ笑
    不穏はありませんよね…?
  10. 10 : : 2017/03/14(火) 20:41:00
    >>9 無いです。
  11. 11 : : 2017/03/14(火) 20:42:08
    エロエロはあるんですね
  12. 12 : : 2017/03/14(火) 21:13:47


    「ねえねえ日向くん、あれ見てよ!」


    「分かった分かった…そんなにはしゃぐなよ」


    2人は、レストランから出ると、近くの家電量販店に入った。


    そうして今は、ゲームの棚の辺りに来ている。


    「だって、また新しいゲームがこんなに沢山出てるんだよ!?こんなの見たら、私、すっごく興奮しちゃうよ!」


    「ははは…七海は本当にゲームが好きだな。」


    日向はそう言って笑う。


    思えば、七海と付き合い始めたのもゲームがきっかけだった。


    (あの時は、懐かしのゲームを見かけたって思いもあったけど、それ以上に、それをやっている七海の楽しそうな顔にドキッとしたんだっけな…)


    日向が昔を懐かしんでいると、七海から袖を引っ張られた。


    「ねえねえ日向くん!どれか気に入ったタイトルとかある?もしあったら、今度一緒にやろうよ!」


    「え?あ、ああ…そうだな…」


    そうして日向は、新作ゲームのコーナーをぐるりと見渡す。


    「お、これなんかどうだ?俺、子供の頃にこのシリーズよくやったよ」


    「おお!お目が高いね日向くん!実は私もそれ気になってたんだ!」


    そう言って、七海は嬉しそうに日向に笑いかける。


    その顔に日向はドキッとさせられた。


    そうして、2人は、目当てのゲームを買うと店を出た。





    その後は、ゲームセンターに行って、一緒にホッケーやシューティングをしたり


    本屋で、七海からゲームの攻略本についての講義を受けたり


    服屋で試着をしたりして、暗くなるまで過ごした。




    そうして、夜になり、2人はホテルレストランに居た。


    「なんか…緊張しちゃうね。私、こういうところあんまり来たことがないから…」


    七海は、メニューを見たり、辺りを見渡したりして落ち着かない様子だ。


    「ははっ、それなら家に帰って夕飯にするか?」


    日向は冗談めかしてそう言った。


    「それはそれでいいけど…せっかく日向くんが連れて来てくれたんだから、そんなことしないよ」


    七海は、頬を膨らませて怒ったように言う。


    「ごめんごめん、そんなに怒るなよ」


    「もう、日向くんったら…」


    「…」


    「…」


    「…ふっ」


    「…ぷっ」


    「「 あはははは!」」

    そうして、2人はどちらからともなく笑いあった。


    その後は、食前酒を舌で転がすと、一品づつ運ばれる料理を楽しんでいく。


    2人は、不慣れな手つきではあったが、運ばれてくる料理に舌鼓をうち、時には談笑をして楽しい時間を過ごした。


    そうして、デザートが運ばれてきた段階で、日向は真剣な表情を作り、七海に問いかける。



    「…なあ、七海」


    いつになく真面目な日向の顔に、七海も真剣な表情を作る。


    「…どうしたの?日向くん」


    そうして、日向はゆっくりと言葉を紡ぐ


    「…俺たち、今まで色々あったよな。」


    「そうだね。初めて日向くんに会ってから、もう何年経つだろ?」


    「…その間、キツイこともあったけれど、俺は、七海がそばに居てくれたから乗り越えられたんだと思う。」


    「…私も、落ち込んだ時もあったけれど、日向くんのおかげで立ち直れたと思ってるよ」


    「俺は…今の自分があるのは七海、お前のおかげだと思っている。」


    日向はポケットに手を入れる。


    「最近になって、ようやく仕事も安定してきた」


    そうして、ポケットから小さな箱を取り出した


    「…長いこと待たせて、悪かったな」


    日向は、それを七海に手渡す。


    「…開けてみてくれないか」


    七海は、震える手でそれを受け取る。


    そうして、その中身を見て


    「あ……………」


    そんな声と共に、一筋の涙が頬に流れた。


    「七海」


    日向は、七海に頭を下げて言う。

























    「俺と、結婚して下さい」





















  13. 13 : : 2017/03/14(火) 21:16:30





    2人の間に、沈黙が流れる。










    そうして、七海の口が開かれる。






    「…いいの?」





    「ああ。俺は…お前じゃなきゃ、駄目なんだ」






    七海は、涙をボロボロと溢し始める。







    そうして、涙でぐしゃぐしゃの顔で、笑顔を作り











    「ありがとう…嬉しいよ…日向…くん…」




















  14. 14 : : 2017/03/14(火) 21:18:14


    ↑ここまで健全




    ↓ここからR指定
  15. 15 : : 2017/03/14(火) 22:08:22
    しゃあきたぁ!
  16. 16 : : 2017/03/14(火) 22:16:41
    本編開始w
  17. 17 : : 2017/03/14(火) 22:36:44
    おっっっっしゃあっ!
    ガチ嬉しいっす!
  18. 18 : : 2017/03/14(火) 22:37:45
    なんか珍しくストレートにラブいな
  19. 19 : : 2017/03/14(火) 22:59:46
    泣けてきた…
  20. 20 : : 2017/03/14(火) 22:59:55
    なんでこうならなかった
  21. 21 : : 2017/03/14(火) 23:55:47


    暫くして、漸く七海は泣きやんだ。


    「もう平気か?」


    日向は、心配したように七海に話しかける。


    「…うん。ありがとう…」


    七海は、鼻声になりながらも返答する。


    そうして、肝心なことを忘れていた、とばかりにゆっくりと箱を開ける。


    七海は、未だに涙で濡れた視界であったが、その中の指輪の輝きは鮮明に見えていた。


    震える手で、しかし落とさないように指輪を薬指にはめる。


    「どう…かな…?」


    そうして、頬を赤く染めながら日向に見せる。


    「ああ…とっても似合ってるよ」


    日向は、感無量といったようにそう感想を述べる。


    「…本当に、嬉しいよ。日向くん。ありがとう」


    七海は、また目尻に涙を浮かべ始めながら笑いかけた。


    そうして、2人の周りの席から、拍手が送られてきた。


    自分たちと同じくらいのカップルは、羨ましそうに


    家族連れで来ていたグループは、微笑ましそうに


    老夫婦は、自分の孫を見るように


    暖かい視線に包まれながら、2人は祝福された。














    そうして、2人は夜遅く、マンションに帰って来た。


    「すっかり遅くなっちゃったな」


    日向は、ジャケットをハンガーにかけながらそう言う。


    「…そうだね」


    七海は、そう言うものの、その視線は左手の薬指に注がれていた。


    小さくも、ピカピカと輝くダイヤモンドを七海はじっと眺める。


    「あと10分で今日も終わるな。」


    日向は、椅子に腰を下ろすと、壁に掛けられた時計を見てぼんやりと呟く。


    そうして、ふと七海の方を向いて尋ねる。


    「なあ、七海」


    「どうかしたの?日向くん」


    「ああ。…今日1日、楽しかったか?」


    七海は、きょとんとした顔をしていたが、すぐに柔らかな笑顔を見せる。


    「当たり前だよ。今日は朝から晩まで、日向くんと一緒に居れて、本当に嬉しかった。」


    「そうか…それは何よりだ」


    そうして、日向は立ち上がり、ベッドの方に行こうとする。


    (シャワーは明日の朝にでも浴びよう…今日は、精神的に疲れた…)


    そう思いながら部屋のドアに手をかけると



    日向は後ろから服の裾をぎゅっと掴まれた。


    「ん…?どうしたんだ、七海」


    日向が後ろを振り向くと、七海は頬を赤らめてもじもじとしていた。


    「あ、あのね…日向くん。あと少しで今日が終わっちゃうよね…」


    「?ああ、そうだな。」


    「それでね…その…私、最後に1つお願いがあるの」


    「何だ?言ってみてくれないか?」


    「その…お願いっていうか…欲しいものが、あるんだけど…」


    「なんだ、そんなことか」


    日向は、大方新作のゲームか何かだろうなと考える。


    「いいぞ。何でも言ってみろ。あ、でも、あんまり高いのはナシだぞ?」



    「じ、じゃあ…言うね…」


    そうして七海は、決心したような顔つきになる。







    「あのね…日向くん…」







  22. 22 : : 2017/03/14(火) 23:56:13

















    「私…日向くんとの赤ちゃんが…欲しいな…♡」

















  23. 23 : : 2017/03/15(水) 00:10:45



    日向は、それを聞いてフリーズした。


    まさか、七海の口からそんな言葉が出るとは夢にも思っていなかったからだ。


    思えば、七海と付き合って以来、キスをした事はあっても身体を重ねた事は無かった。


    それは、自分のせいで七海を傷つけてしまう事を日向が恐れていたからだ。


    もっとも、日向自身は七海のそばに居られるだけで十分だと感じていたというのもあるが。


    そんな貞淑な関係であったというのに、七海は関係を求めてきた。






    「…それとも…だめ、かな…?」


    七海はシュンとした顔になる。




    それに対して、日向はハッとしたように我に帰る。


    「い、いや!だめじゃないぞ!うん!」



    そうして、七海のお願いに了承した。


    実のところ、日向もそれを期待していなかったといえば嘘になる。七海の提案は、むしろ僥倖だった。


    「本当に!嬉しいよ、日向くん…」


    七海は、一気に嬉しそうな顔になり、笑顔を見せた。






    「と、取り敢えずその…先にシャワー浴びてきたらどうだ?」


    日向は、ドギマギしながらそう答える。


    日向は、一度気持ちの整理をしたいと思った為だ。


    「あ、そうだね。それじゃあ、お先に失礼します…」


    そうして七海は、ドアを開けて風呂の方に消えていった。


    1人残された日向は、一つため息をつく。


    そして、携帯を取り出すと、申し訳ないと思いながらも、有給を取る旨を上司に告げた



  24. 24 : : 2017/03/15(水) 00:20:50
    行為はまた明日書きます…ねみぃ…
  25. 25 : : 2017/03/15(水) 00:36:23
    有給…こいつ一日中ヤる気なのか!?
  26. 26 : : 2017/03/15(水) 08:31:29



    リビングでぼんやりと座り、七海を待つ日向


    (…つ、ついに俺は七海とヤるのか。 ああ、緊張してきた…俺が上手くリードしてやらないと…)


    その心中は、これから七海と致す事への期待と不安で占められていた。


    日向は、これまでの人生で女性と関係を持った事は一度だってない。


    そのため、きちんと行為をやり遂げる事が出来るかが目下のところの問題となっていた。


    恐らく、七海の方も行為をした事は無いはずだ。


    となれば、ここは男である自分が導いてやらないと。日向はそう考える。


    そんな事をしているうちに、背後でドアがゆっくりと開く音がした。


    後ろを振り向くと、七海がドアの隙間から顔だけ出してこちらを見ている


    「お…おまたせ。」


    そうして、七海は頬を赤らめつつそう言った。


    「あ、ああ。それじゃあ、俺も急いで入ってくるよ。」


    「う、うん…私、日向くんの部屋で待ってるよ。」


    「わ、分かった…その、ところで七海」


    「どうかしたの?」


    「いや…もしかしてお前、今バスタオルしか付けてないんじゃ…」


    日向の視点からは、ドアの隙間の七海の顔と、すりガラスの先にぼんやりと映る七海の肢体が見えていた。


    そして、日向の見たところでは、七海がバスタオル以外に身につけているものは皆無であった。


    「ッ!」


    七海は、図星だったのか、恥ずかしそうに俯いてしまった。


    「ひ、日向くん…目、瞑っててね」


    「あ、ああ…分かった」


    そうして、日向に目を瞑るように言うと


    ドアが開く音とともに、足早に七海が日向の部屋に向かう音が聞こえてきた。


    そうして、日向は、自分の部屋のドアがバタンと閉じられる音を耳にする。


    「…」


    リビングには、日向だけが残された。


    「…シャワー浴びるか」


    日向は、誰に言うでもなくそう言って、風呂場に向かった。





  27. 27 : : 2017/03/15(水) 08:52:02
    ヒュー、朝からダイターン
  28. 28 : : 2017/03/15(水) 12:05:06
    純愛ものだ…久しぶりの純愛物だよ(泣)
  29. 29 : : 2017/03/15(水) 12:39:08


    シャワーで身を清めると、日向は身体を拭いて腰にタオルを巻く。


    そうして、ひんやりとした廊下の空気に身を震わせると、日向はゆっくりと自室へ向かう。


    すると、部屋の電気は一部を除き全て消されていた。


    唯一、日向の部屋の中だけは明かりがついているようで、ドアの隙間から光が漏れている。


    日向は、自室の前まで来ると


    「…入るぞ」


    中の七海に言い聞かせるようにそう言って、ドアを開ける。


    そうして、日向は、閑散とした部屋の中、唯一家具らしい家具といえる自分のベッドが膨らんでいるのを見た。


    ドアが開いた音に反応したのか、その塊が若干動く。


    日向は、それを見て軽く笑いながらベッドに近づく。


    そうして、すぐ近くまでくると


    「どうかしたのか?そんなところに隠れて」


    日向は、笑ってそう問いかける。


    「……………恥ずかしいよ」


    すると、布団の内側からくぐもった声が聞こえてきた。


    「…俺だって、少しは恥ずかしいさ。」


    言いながら、布団を剥がそうとする。


    七海は内側から布団を引っ張って剥がされまいとしていた。


    「ま、待ってよ…私、今裸なんだよ…」


    「俺も似たようなもんさ。」


    「う…うぅ…」


    しばらくして七海は、布団から顔だけ出して日向の方を見る。


    そうして、裸の上半身を目にして顔を真っ赤にして布団に篭ってしまった。


    「おいおい…七海。出てきてくれないと、赤ちゃん作れないぞ?いいのか?」


    「そ…それは…そう…だけど…でも…うぅ…」



    七海は、うんうんと唸っていたが、やがて日向に問いかける


    「あ…あのね…日向くん…」


    「…何だ?」


    「えっとね…恥ずかしいから…その…電気消してくれないかな?そしたら私…その…ふ、布団取るから…」



    「…そのくらい、お安い御用だ」



    日向は、ゆっくりと電灯の紐に手を伸ばす。



    「…消すぞ」


    その言葉とともに、部屋は闇に包まれた。



  30. 30 : : 2017/03/15(水) 12:39:29
    次からやっと本番入れますよ…
  31. 31 : : 2017/03/15(水) 12:50:45
    いやっっっふぅぅぅぅー!
  32. 32 : : 2017/03/15(水) 13:14:55
    かわいいいいいい
  33. 33 : : 2017/03/15(水) 18:04:26


    部屋が暗くなったところで、布団の中の七海がもぞもぞと動き出す。


    そうして、起き上がると目の前は一面の闇の中


    恐らく、まだ暗闇に目が慣れていないのだろう。


    一瞬だけ、七海はその闇に耐えがたい孤独さを感じ、最愛の恋人の名を呼ぶ。


    「ひ…日向くん…そこに居るの?」


    七海は、手を前に出して日向を探す。


    すると、突然その手が掴まれた。


    「ほら…俺はここに居るぞ。七海」


    そうして聞こえてきたのは、七海が最も安心する声。その声と手のぬくもりは、まさしく日向創のものだった。


    「日向くん…」


    七海は安心したように声を出すが、はたと気がつく。


    日向は確かに電気を消したはずだ。それなのに



    何故、日向の顔がこんなにはっきり見えるのだろうか



    「それにしても…七海、とっても綺麗だ…」


    日向の感嘆の声によって、 七海は自分の身体もはっきりと見えている事に気がつく。


    七海は、慌てて胸を隠し、日向に問いかける。


    「な、何でっ!?電気は消えてるはずなのに…」


    「ああ、それは簡単な話だ」


    ほら。と日向が指差す方を見ると、そこには、カーテンの開けられた窓があった。


    そうして、月明かりが部屋に入り、日向達を照らしている。


    「今夜は晴れてたからな。それに月も満月に近かったから、こうしてカーテンを開ければ部屋もそこそこ明るくなるのは分かってた。」


    「い、一体いつ開けたの?」


    「七海が布団に篭ってる時だよ。布団に音が吸われてたのか、全く気づいてなかったけどな。」


    「わ、私を騙したの!?最初からその事を教えてくれてたら…」


    「騙してなんかいないさ。それに、七海が言ったんだぜ?『電気を消したら布団を取る』ってな。」


    「う…うぅ…日向くんの…いじわるぅ…」


    七海は、恥ずかしそうに身体を手で隠している。


    布団は、日向の手によってベッドから手が届かないところに移動させられてしまった。


    「…なんでそんなに隠すんだ?」


    「だ…だって…恥ずかしいよ…それに、私の身体、綺麗なんかじゃ…ないし…」


    七海は弱々しい口調でそう言った。


    それを聞いた日向は、少し怒ったように言う」


    「七海。それは違うぞ!」


    「え…?」


    「俺は、七海の身体、とっても綺麗だと思っているよ。」


    「日向くん…」


    「それに、俺は『七海千秋』の事が好きなんだ。どんな七海だって、俺は可愛いと思うし、綺麗だと思う。」


    そこまで言って、日向は再び七海の手を握る。


    「なあ…恥ずかしがらずに見せてくれないか?俺は、七海の綺麗な身体が見たいんだ。」


    「ひ、日向くん…」


    「七海…」


    「流石にその言葉は…ちょっと引く…かな…」


    「えぇ…」


    「でも…ありがとう。日向くんがそう言ってくれて、私、とっても嬉しい。」


    「そ、そうか」


    「だから、ね。は、恥ずかしいけど…日向くんなら、…いいよ」


    そうして、七海は身体を隠していた手を退ける。


    日向は、月明かりに照らされた七海の肢体を見て、こう思う。




    美しい。と



    「その…どう…かな…?」


    もじもじした様子の七海が、よりその可愛さを強調する。


    そうして、日向は無意識のうちに七海を抱きしめた。


    「わっ!ど、どうしたの…日向くん」


    突然の日向の行動に、頬を赤らめ困惑しながら七海は尋ねる。


    「その…なんというか、な。七海の身体を見てたら、愛おしくなってきて…その…思わず…」


    日向は、言いながらも七海をぎゅっと掴んで離さない。


    「日向くん…日向くんの身体、暖かくて…もっと感じていたいよ」


    七海は、日向の熱い抱擁を目を閉じながら心地好さそうに受け止める。


    暫くの間、2人は互いの体温と心音を感じあった。


  34. 34 : : 2017/03/15(水) 18:06:46
    描写が上手く書けん…
  35. 35 : : 2017/03/15(水) 18:26:34
    こいつら付きあってるのに名字で呼び合ってるのか…

    言葉の選び方参考になります
  36. 36 : : 2017/03/15(水) 18:30:54
    でも名字に慣れすぎて名前だと違和感あるのも確かだね!
  37. 37 : : 2017/03/15(水) 20:13:15



    抱き合っていた2人は、やがて、どちらからともなく互いにキスをし始めた。



    七海は、嬉しそうな顔をして日向の唇の感覚を確かめるように、キスをする。


    日向の方は、子供のように甘えてくる七海を愛おしく思いながら、しかし、彼女を1人の女として生まれ変わらせるために、七海の唇を通して自分の色で染め上げていく。


    抱きしめあい、舌を絡め合うその様は、見ようによっては、二人で一つの生命体のようにも見られた。


    そうして、二人の唇がゆっくりと離され、透明な橋が架けられる。


    月光に照らされるそれは、次第に形を崩し、ポトリと落ちてベッドに染みを作る。


    「…日向くん。私、今、すっごく幸せだよ」


    七海のその言葉は、彼女の今の心境を端的に述べていた。


    「ああ…俺も、幸せだ。」


    日向もまた、七海に同調してそう感想を述べる。


    そうして、二人は見つめ合うと、顔をゆっくりと近づいて、再びキスを始める。


    それは、あたかも長い間二人の中に押し込められていた、相手を思う気持ちが、先程のキスによって抑えられなくなったように思えた。


    その証拠に、今は二人とも相手の唇を貪るようにキスに貪欲になっていた。


    やがて、二人は抱き合ったままの状態で、相手の首すじや頬、胸元などあらゆるところに口づけをしていくようになった。



    漸くキスの衝動が収まった時には、二人とも唇の感覚がほとんどなかった。


    そうして、二人は荒い息を吐きながら、お互いを見つめる。


    「はぁ…はぁ…日向くん…」


    「はぁ…はぁ…七海…」


    「私、頭がぼーっとしてきたよ…それに、なんだかお腹の奥が熱い…」


    「こんな感覚…今まで感じたことない…」


    「ねえ、日向くん。私、どうしたらいいのかな?なんだか…怖いよ…」


    七海は、自分が満たされない感覚に怯えているようだった。


    日向は、困惑する七海に対して、言葉ではなく行動で答える。


    日向の右手がゆっくりと七海の頭に伸びると、その髪を優しく撫ではじめた。


    「あっ…」


    七海は、その感触を気持ちよさそうに堪能していた。


    「…七海。何も心配しなくていいぞ。」


    日向は、そう言って七海を安心させようとする。


    「日向…くん…」


    七海は、次第に日向の大きな手に安らぎを覚えはじめた。


    そうして日向は、七海が落ち着いたのを確認すると、ゆっくりとその手を離し、七海の顔を見る。


    七海の顔は、先程とは違って、安心しきったような顔に変わっていた。


    それを確認すると、日向は次の段階に進むために、七海の背中をそっと触りはじめた




  38. 38 : : 2017/03/15(水) 20:35:58
    ダダ甘すぎて泣けてきた・・・
  39. 39 : : 2017/03/15(水) 21:18:54
    日向は、七海の身体を、美術品を扱うかのように丁重に触っていく。


    背中から始まったそれは、ゆっくりと下に伸び、腰回りを伝って太ももの辺りまで降りていく。


    七海は、日向の手が自分の身体を触るふんわりとした感触を、まるで羽根で撫でられているように感じていた。


    そうして日向は、七海をベッドに横たえると、足先から頭頂部までフェザータッチをしていく。


    しかし、なるべく胸やお尻の辺りなどは触らないように配慮していた。


    いきなりそれらの部位に触れば、強烈な快楽によって七海をますます不安にさせてしまうと考えたからだ。


    そのため、まずは触られる感覚に慣れて貰おうと考え、日向は七海の全身を触っていた。


    そうしているうちに、七海は段々と興奮してきたのか、喘ぎ声に似た声を漏らすようになる。


    それを見た日向は、頃合だ。と判断し、七海に告げる。



    「七海…胸、触るぞ」


    七海は、それを聞いてコクリと頷いた。


    日向は、七海の胸に両手を添え、指を曲げてその乳房を掴む。


    「ふあっ…!ううん…」


    七海は、触られた際に一瞬声を上げてしまった。


    「あ…痛かったか?」


    日向は、心配したように七海に問う。


    「ううん…痛くは無いよ。ただ、触られた時に頭に痺れるような感覚があって…」


    「そうか…それならよかった。…続けるぞ」


    「…うん」


    日向は、七海の胸を適当な力で揉みしだいていく。


    七海は、声を漏らさないように手で口元を抑えるが、時折身体が震え、小さな喘ぎ声が漏れ出す。


    しかし、身体の方はしっかりと快楽を感じているようだ。


    その証拠に、七海の双胸に付いている、桜色の突起はピンと張っていた。


    日向は、左手で胸を優しく揉みながら、右手の親指と人差し指でそっとそれを摘む。




    そうして、キュッと捻るようにして摘み上げた。



    「!ああああっ!」


    その途端、大きな声とともに七海の身体が跳ねる。


    乳首を摘まれた事で、絶頂を迎えてしまったようだ。


    「だ、大丈夫か!?七海!」


    日向は、驚いたように七海に呼びかける


    七海は、ピクピクと身体を震わせながらも、


    「ひ、日向くぅん…私、今、ビクビクって…でも、なんだかすごく気持ちいいの…」


    そう答えると、七海は蕩けた顔で、日向に向けて両腕を伸ばす。


    「ねえ、日向くん…もう一回、キスしようよ…それで、さっきのもっとやってぇ…」


    日向は、それを見て倒れ込むように七海に覆い被さる。


    そうして、唇を重ねながら、七海の胸を、乳首を弄る。


    間近に見える七海の顔は、押し寄せる快楽によりどんどん蕩けていく。


    日向は、それを見てますます自分を抑えられなくなり、更に舌と指先を動かす。


    その頃になると、既に自身の肉棒もだいぶ膨張してきていた。


    そうして七海は、自分の腹部に何か硬いものが押し付けられている感覚を覚える。


    そして、その正体を確認すると、一度唇を離す。そうして、


    「日向くん…今度は私が、日向くんのこと、気持ちよくしてあげるね」


    七海はにっこりと笑いながらそう言うと、日向の肉棒を掴んだ。



  40. 40 : : 2017/03/15(水) 21:34:21
    …甘すぎるぅw
  41. 41 : : 2017/03/15(水) 21:39:47


    七海のなめらかな手の感触が、日向の肉棒に伝わる。


    その感触に、日向はゾクゾクとした快楽を覚え、肉棒を更に硬く、太くする。


    「わっ、日向くんの…私が触ったら凄いピクピクし始めたよ…それに、すっごい大きくなってる…」


    七海は、興味深そうに日向の肉棒の変化を観察する。


    そうして、


    「ええっと…日向くん。この後私、どうしたらいいんだっけ?」


    七海は、どうすればいいのかわからない、と言った顔をして日向を見る。


    「ぐっ…そ、そうだな…七海…その手を、上下に動かしてみてくれないか?」


    「こう…かな…?」


    日向が快楽に耐えながらそう言うと、七海は言われた通りにゴシゴシと肉棒を摩る。


    「あっ…ああ…いいぞ…」


    「日向くん、気持ちよさそうだね…もっと早く動かしたら、もっと気持ちよくなるのかな?」


    七海は、目をキラキラと輝かせて手を更に早く動かした。


    「あれ?なんか、ぬるぬるしてきたよ…」


    「うっ…はぁ…はぁ…はぁ…な、七海…そのくらいで…」


    日向は、もう限界という風に七海に言う。


    それを聞いた七海は、手を肉棒から離す。


    日向は、何とか出さずに済んだことに安堵する。


    七海の為にも、全部中で出してやりたいと思ったからだ。


    そうして、日向は、呼吸を整えると


    「…そろそろいいな。七海…挿れるぞ」


    七海に対して、挿入する旨を告げた。


    「…うん。分かったよ、日向くん。私、その…初めてだから…優しくしてね?」


    七海は、緊張しながらもそう言った。


  42. 42 : : 2017/03/15(水) 21:50:59


    日向は、七海の足を持つと、ゆっくりと広げていく。


    七海は、それを恥ずかしく思うものの、我慢して日向の動きを見つめていた。


    そうして、露わになったのは、きちんと手入れのされた七海の茂みと、ぴっちりと閉じられた秘部


    日向はその光景に息を飲み込み、七海は恥ずかしさから目をぎゅっと瞑る。


    「…じゃあ、始める前に、準備するぞ」


    日向はそう言って、肉棒をそっと秘部に付ける。


    そうして、肉棒で秘部全体をなぞるように刺激していく。


    「ぁ…そこ…だめっ…」


    七海は、気持ちよさそうに喘いでいる。


    日向の方も、目の前の光景に今にも出してしまいそうになるが、我慢して秘部を刺激し続ける。


    そうしている内に、硬く閉ざされていた秘部が少し口を開き、蜜を垂れ流し始めるようになった。


    日向は、愛液を肉棒全体に擦り込むように身体を動かす。


    七海は、感じているのか、シーツをぎゅっと掴み、時折気持ちよさそうな息を漏らす。


    やがて、二人の性器は七海の分泌した蜜を纏い、濡れたようになった。


    それを見て、日向は身体を動かすのを止めて、七海を見る。


    「…七海」


    「日向…くん…」


    「準備はいいか?…いくぞ」


    「うん…来て…」


    その返事を聞くと、日向は一つ息を吐き


    肉棒の先を肉壷の入り口に侵入させた。


  43. 43 : : 2017/03/15(水) 22:54:06
    この二人だと純粋に見える
  44. 44 : : 2017/03/15(水) 23:19:49
    日向はほんとに七海を大切にしてることが分かるねぇ
  45. 45 : : 2017/03/15(水) 23:22:35
    俺たち、いや、俺にはできないな・・・
  46. 46 : : 2017/03/15(水) 23:52:23


    日向の肉棒が、ゆっくりと肉壷に沈み込んでいく。


    すると七海は、若干顔を顰めた。


    そうして、結合部から破瓜の血が滲んでくるのを見た日向は、咄嗟に七海の手を握る。


    「…痛いか?…そりゃ痛いよな。でも、我慢だ。頑張れ…!」


    そうして、日向は励ますような言葉を言って、七海を気遣う。


    七海は暫しの間痛みからか苦悶の顔を浮かべていたが、やがて、顔から険がとれ、落ち着いてきた。


    「んっ…もう平気だよ。日向くん…」


    「七海…痛かったら、辞めてもいいんだぞ」


    日向は、七海の事を気遣いそう提案する。


    (この際、またの機会にしてもいい。それまで我慢すればいいだけだ…)


    日向はそう思いながら、七海の答えを待つ。



    「…いや」


    七海の小さな呟きは、次いではっきりとした決意の言葉に変わった。


    「…いやだよ!だって、私のために日向くん、すごく頑張ってくれたよね?私を傷つけないように、丁寧に丁寧に気持ちよくしてくれて…」


    「さっきだって、確かに痛かったけど、日向くんのおかげでそこまで痛みは感じなかったよ。」


    「私、日向くんと一緒に気持ちよくなりたい!日向くんとの赤ちゃん、作りたい!だから…絶対、途中で辞めたりなんて…しないよ…」


    七海は、そこまで一気に言って、先ほどの提案に答える。


    「それに…このままだと日向くんも苦しいままだよね?私、日向くんが苦しんでる姿なんて、もう見たくないよ…」


    そうして、七海の目から涙が溢れた。


    「七海…悪かったな、『辞めるか?』なんて聞いたりして…」


    日向は、申し訳無さそうにそう答えた。


    「ううん…気にしないで、日向くん。」


    七海は、そう言って笑うと、頬を赤らめ、日向から視線を逸らしながら言う。










    「ところでさ、日向くん…その、寒くなってきたから、私、身体動かして暖まりたいなぁって思うんだけれど…どうかな?」











    そんな七海の遠回しのおねだりを日向は察するとゆっくりと腰を動かして、肉棒を肉壷の奥に挿入していった。


  47. 47 : : 2017/03/15(水) 23:56:57
    おかしいな、エロなのに凄く甘い・・・(ドキドキ
  48. 48 : : 2017/03/16(木) 00:10:48
    やべえなけてきた
  49. 49 : : 2017/03/16(木) 00:18:59
    尊い…
  50. 50 : : 2017/03/16(木) 00:19:31


    七海の肉壷が、日向の肉棒の形を覚えるようにその形を変えていく。


    それによって、肉壷の内側のヒダヒダで日向の肉棒全体がぞりぞりとなぞられるように刺激されていく。


    七海は、日向に突かれる度に、その拍子に口から一定のリズムで喘ぎ声が出てしまう。


    日向は、そんな七海の嬌声と、窮屈な肉壷から与えられる刺激で、興奮がまもなく最高潮に達しようとしていた。


    「はぁ…はぁ…キス…して…」


    七海は、蕩けた顔で日向の唇を求める。


    日向は、肉壷の奥に肉棒を届かせながら、七海にのしかかるようにしてキスをする。


    それと同時に、日向は、七海の足を支えている左腕を自由にして、七海の乳首を摘む。


    そうする事で、肉壷の締め付けが強くなった。


    追い打ちをかけるように、日向は一旦キスをやめると


    「七海…愛してるぞ」


    そう耳元で囁く。


    「!…日向くん…っ…それは…あうっ…は、はんそくだよぉ…」


    七海は、そう言われた嬉しさで悶えていた。


    そうして、まもなく日向に限界が近づいてきた。


    「ぐっ…な、七海…もう…出そうだ…」


    日向はそう言って、腰をより速く打ち付ける。


    「うんっ…日向くん…出してっ…!赤ちゃんの素…私の中に、たくさん…っ!」


    七海は、この時を待ち望んでいたと言わんばかりにそう言った。


    その直後、日向の腰が思い切り打ち付けられ、肉壷の一番奥にまで肉棒が到達する。


    「ッ!出るぞっ!七海っ!」


    日向のその言葉と共に、七海の子宮に日向の精液が抽送される。


    よほど我慢していたのか、その量はかなり多く、その上非常に濃いものだった。


    「あっ…出てるよ…っ…お腹の中で、熱いのが、たくさん…」


    七海は、快楽に身を震わせながら、そう感想を述べる。


    日向は、これまで我慢してきた分を全て吐き出すかのように、射精しながらもピストン運動を続ける。


    「うおおおおっ…!七海っ!七海っ!」


    そうして、日向は恋人の名を只管叫びながら、一心不乱に腰を振る。


    そんな日向の肉棒の根元を、七海は手で抑えて、自分の中から出て行かないようにしていた。



    いつしか、肉壺は白濁で埋め尽くされ、結合部からその残滓が飛び出してきた。


    その辺りになると、ようやく射精の勢いも収まり、少しづつ日向の動きも鈍くなる。


    そして、完全に止まった辺りで、日向は天を仰いで射精の余韻に浸る。


    自分の体力を限界まで使ったような疲労感を、日向は心地よく感じていた。


    そんな日向に対して、七海は嬉しそうな顔をしてお腹の辺りをさすっていた。


    日向が出した生命の奔流が、自分のお腹の中でまだ生きているような気がしたからだ。


    そうして二人は、改めてお互いに視線を交差させる。


    「七海…よく、頑張ったな」


    「えへへ…ありがとう。でも、日向くんも頑張ったね。お腹の中、たぷんたぷんだよ」


    「はは…よかったな。」


    「うん。…ねえ、日向くん。私、なんだか眠くなってきちゃったよ」


    「ああ…実は俺もなんだ…」


    「…ねえ、最後にもう一度だけ、キスしようよ」


    「…俺もそう思ってたところだ」


    そうして二人は繋がったまま軽くキスをすると、


    お互いを抱きしめるようにして布団に倒れこみ、そのまま眠ってしまった。



  51. 51 : : 2017/03/16(木) 00:27:27
    こんな彼女( ゚д゚)ホスィ
  52. 52 : : 2017/03/16(木) 00:39:50
    エピローグ


    それから一ヶ月が過ぎた


    俺は相変わらず忙しい日々を送っている。


    そして七海…いや、千秋は俺と籍を入れた。


    今では『日向千秋』になった彼女は、籍を入れたばかりの頃は


    『日向くん…あ、間違えた。創くんっ♡…えへへ、なんだか恥ずかしいな…』


    そう言って、照れ臭そうに笑っていたものだ。


    正直に言って悶え死ぬかと思った。


    そして、今日は珍しく仕事が早く終わったので、帰り際、千秋に、どこかに食べに行こうかと提案した。


    すると、千秋は「今日は外食じゃなくて家で食べる方がいい」と言って来たので、俺は早く帰ろうと早歩きになっていた。


    (家が見えてきたな…早く帰って千秋の顔を見よう)


    俺は、そう思いながら歩き続け、あっという間に玄関の前まで来る。


    そうして、鍵を開けてドアを開けた。


    「あっ!お帰りなさい、創くん♡」


    「ただいま、千秋」


    すると、エプロン姿の千秋が出迎えてくれた。


    パタパタとこちらに駆け寄る姿は本当に愛らしい。


    「創くんっ♡早くこっちに来て!見せたいものがあるの」


    そうして俺は、千秋に手を引かれて、リビングに入った。


    「おお…」


    俺は、テーブルの上に並んだ料理を見て、思わず感嘆の声を上げる。


    どれも俺の好物ばかりだ。


    なるほど、通りで家で食べたいと言っていた訳だ。


    「ちゃんとデザートに草餅も用意してあるからね。」


    千秋はそう言って、にっこりと笑いかける。


    しかし、何故こんなに豪勢な食事なのだろうか


    俺は疑問に思って千秋に問いかける。


    「その…千秋」


    「なあに?創くん♡」


    「いや…何かあったのか?こんなに立派な食事を作って…」


    「ああ、いけないいけない!忘れるところだったよ」


    そう言うと、千秋はエプロンのポケットから何かを取り出す。


    一見すると、何かの書類のようだが…


    「ねえ、読んでみてよ」


    「あ、ああ…」


    俺は、綺麗に折りたたまれたそれを開き、中を検める。












    …ああ、そういうことか














    なるほど、確かにこれは、お祝いしたくなるな







    そうして俺は、七海の方を見る。



    視界が滲んでいたが、きっと雨か何かだろう








    「…創くん。ううん、お父さん」










    「これからも、私達をよろしくね♡」















  53. 53 : : 2017/03/16(木) 00:44:21
    あとがき


    最後、「あなた」か「創くん」か「創」で迷いました。


    R18はこれまでも書いてきたが、純愛物は初めて書いた気がするぞ…
  54. 54 : : 2017/03/16(木) 00:47:46
    ぐはぁぁぁっ!?(涙目)
    なんだろ心が洗われた気がするw
  55. 55 : : 2017/03/16(木) 00:48:47
    途中でマニアックプレイに移行することなく普通に終わっただと……?(驚愕)
    めっさ甘かったです 乙
  56. 56 : : 2017/03/16(木) 00:50:55
    ごちそうさまでした
  57. 57 : : 2017/03/16(木) 01:04:23
    ありがとうございました…
    七海の誕生日という理由で長編見たい…と最初に言った者です
    わがまま言ってしまったのもありますが、こんなにもいい作品をありがとうございます。
  58. 58 : : 2017/03/16(木) 05:18:19
    え、めっちゃ泣いた
    ヌく目的で見たのに大号泣
  59. 59 : : 2017/03/16(木) 08:55:35
    悶え死にそうになったのはこっちです・・・
    最高でした
    ありがとうございました
  60. 60 : : 2017/03/16(木) 09:32:13
    純愛ヒナナミ…いい…
    ありがとうございます…
  61. 61 : : 2017/03/16(木) 11:07:13
    皆様、拙作をご覧頂きましてありがとうございました。


    >>57 いえいえ。私も書きたいと思っておりましたので。


    さて、純愛も書いたし、春川さんのところで軽く趣味入れますか

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