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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【R18】春川魔姫の献身

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  1. 1 : : 2017/02/01(水) 01:57:12
    ・最原×春川です

    ・なるべくネタバレは避けるスタイル

    ・割とマニアックになるかも

    ・誤字脱字あったらゆるして

    ・キャラが崩れててもゆるして

    以上をご理解の上、ご覧ください。






    本編
    >>2 最春1章
    >>22 最春2章
    >>58 >>129 最春3章
    >>207 最春 後日談


    小ネタ
    >>65 赤松^2
    >>174 東条さん
    >>277 最原ショタ化
    >>629 ↑東条分岐ルート ←NEW☆

    1レス
    >>488 最春
    >>507 茶柱バレンタイン
  2. 2 : : 2017/02/01(水) 01:57:47


    ベッドの上で、布団にくるまりながら最原終一はぼんやりと考え事をしていた。


    「次はそうだな…春川さんかな」

    そう 独り言を言いながら、彼女の事を考えてみる。


    春川魔姫。超高校級の保育士の才能を持つ少女。

    彼女という人物を一言で表すとしたら、「寡黙」が相応しい。


    彼女は、どんな時でも冷静で、物怖じしない人物だ。


    少なくとも最原終一は、春川魔姫の事をそう捉えていた。


    彼女と恋仲になる人は、きっと苦労するだろうな。なんて思っている内に、また咳が出る。


    やがて、ピーピーと体温計がなった。今の自分の体温は38.7度。昨日よりは下がったとはいえ、まだまだ熱が出ている事に変わりはない。


    最原は、枕元のテーブルに置かれたピッチャーから水をコップに注ぐと、それを一気に飲み干す。


    冷水が喉を通る際、喉を刺されるような鋭い痛みが走ったが、そんな事を一々気にしてはいられない。


    幸いにして、東条が病人食を持って来てくれる上、皆も度々最原の見舞いにやってきてくれる。


    ともあれ、今の状態ではする事もなく、最原は退屈を感じていた。


    こういう時は、大人しく寝ているのが一番だが、ずっと寝ていられる訳でもない。


    娯楽も何もない以上は、先程までのように、皆の事を考えて時間を潰すくらいしかない。


    早く治さなきゃなあ。そう思いながらも、目の冴えきった最原は目を閉じ、春川の事を 思い浮かべる。


    彼女は超高校級の保育士の才能を持ちながらも、彼女自身は子供好きという訳ではなく、むしろ、良く思っていない節すらある。


    それでも彼女の周りに子供が集まるのは、きっと彼女の持つ包容力も関係していると最原は考える。


    彼女を見ていると、表面上は堅いように思えるが、内心では誰よりも他者を思い遣っているように感じられる。


    きっと、そう考えているのは自分だけではないだろう。最原はそう考える。


    よく考えてみると、皆、自身の見舞いに来てくれているが、一番頻度が高いのは彼女ではなかっただろうか。


    「寡黙」というよりは、「慈愛」の方が彼女には似合っているかもな。と思っていると、また眠気が襲ってきた。


    兎も角、まずはこの病気を治す事が先決だと 考えた最原は、何回めか分からない浅い眠りについた。

  3. 3 : : 2017/02/01(水) 01:58:34
    取り急ぎ、 書き出しだけ掲載します。

    続きはまた昼頃にでも
  4. 4 : : 2017/02/01(水) 07:41:46
    最春編来た!期待です!
  5. 5 : : 2017/02/01(水) 08:10:29
    今回も超期待してます!
    頑張って下さい!
  6. 6 : : 2017/02/01(水) 08:58:17
    クールな子がデレてエロくなるっていいよね
  7. 7 : : 2017/02/01(水) 14:14:50
    最原終一は目を覚ました。


    先程よりは身体の調子はよくなったように思えるが、依然として熱が出ている事に変わりは無い。


    時計を見ると、20時を少し回っていた。眠りにつく前がだいたい16時くらいと考えると、よく寝た部類に入るだろう。


    そう考える最原は、唐突に空腹感を感じた。


    流石にこの時間になると、お腹も空く。


    そう思い、辺りを見渡す。確か、昨日は東条さんがお粥を持って来てくれたはずなのだが…


    そう思っていると、ふと、サイドテーブルの上にメモ書きが残されている事に気が付いた。


    「食事を持ってきたけど、よく寝ているようだったから、また後で持って行くわ。 東条」


    どうやら、東条に迷惑を掛けてしまったようだ。


    最原は、東条に対して申し訳無さを覚えた。今度何かあったら、彼女の手伝いをするとしよう。そう心の中で決める。


    それにしても、空腹感は止まらない。再びピッチャー(先程とは違い、氷の入った音がする。東条さんが補充してくれたようだ)から水を注ぎ、喉に流し込む。


    冷水が、じわじわと渇いた喉を潤していく感触は心地よいものだ。


    そんな事を考えていたら、ドアがノックされた。


    きっと東条さんだろう、そう考えつつ最原は返事をする。


    取り敢えず、お礼と謝罪をしなきゃなあ。と考える最原をよそに、ドアがゆっくりと開けられる。


    「…」


    そうして、お粥をお盆に乗せ、両手にしっかりと抱えた無言の春川魔姫が部屋に入って来た。

  8. 8 : : 2017/02/01(水) 14:15:15
    お粥を持って現れた春川を見て、最原は一瞬固まる。


    それを見た春川は、

    「…何? 東条が持ってくるとか思ってたの?」

    いつも通りの調子で最原に問い掛ける。


    「… 食堂に行ったら、このお粥がテーブルの上に置かれてたのを見つけたの。」

    そう言いつつ、最原に近づいていく。


    「食事は皆一緒に取っていたし、結構熱かったから、最原の所に持って行く所じゃないかと思ってね。東条が持っていくよりは、私が持っていく方が早いと思ったの」

    サイドテーブルにお粥が置かれた。


    最原は、春川の行動に最初こそ驚いてはいたものの、その意図が分かると、彼女に感謝の言葉を述べる。

    「…別に。私は持って来ただけ。礼なら東条にすれば?」


    春川は、そうぶっきらぼうに返す。


    「…早く食べたら?冷めるよ」


    そう言われて、先程まで感じていた空腹感を思い出す。


    最原は、お粥を食べようとして上半身を起こし、起き上がろうとする。しかし、身体が鉛のように重く、最原は上手く起き上がる事が出来ない。


    ならばと思い、手をベッドに付けて起き上がろうとするも、これも上手くいかない。


    食事が例えばゼリーのようなものであれば、行儀は悪いが横たわった姿勢のままでも食べる事が出来ただろうが、熱々のお粥ではそういう訳には行かない。ひっくり返して火傷するのが目に見えている。


    折角東条が温め直してくれたのを申し訳ないと思いつつ、最原は覚めてから食べようと決めた。


    その矢先、最原の目前に、お粥が掬われた匙が突き出された。


    一瞬、何が起こったのか困惑する最原


    「ほら、早く食べな」


    春川はいつもの口調で、最原にお粥を食べるように急かす。

    「い、頂きます…」


    そう言いつつ口を開け、 粥を口に含み咀嚼する。


    東条の作ったたまご粥は、とても美味しかった覚えがあるのだが、春川に食べさせられているこの状況下では、味を感じている余裕など、皆無だ。


    顔を赤らめる最原と対照的に、春川は淡々と粥を掬い、手を添えて口に運んでいく。


    親鳥が雛に餌を与えるようなこの食事は、粥の器が空になるまで続いた。
  9. 9 : : 2017/02/01(水) 14:15:38
    たまご粥により、ある程度腹の膨れた最原は、先程まで感じていた空腹感と引き換えに、なんとも言えない気恥ずかしい気持ちを手に入れた。


    自分が病に伏している身である事を差し引いても、同年代の美少女に食事を食べさせられれば、こんな気持ちを抱く事はある意味では当然だろう。


    もしそうならない奴は、枯れ果てた老人か、女子に興味を抱かない人くらいだ。そう最原は考えつつ、この試練を乗り越えた自分を誇らしく思っていた。


    そう思いながら、最原は春川の方を見る。


    彼女の方はというと、最原が考え事をしていた時に色々と働いていた。


    おかげで、汗で濡れたタオルは乾いた新しいものになっているし、し尿便の中身も空に…


    そこまで考えた所で最原は石のように固まる。最原は、昨日今日と全く動けなかったが、自身の排泄行為だけは、力を振り絞ってトイレで済ませていた。


    だが、排尿行為は急を要する為そうする事は出来ず、自らの自尊心と天秤に掛けて、止むを得ずし尿便の中にしていた。


    東条に頭が上がらないのはそういう点にもある。彼女はこの時ばかりは顔を真っ赤にしていたが、メイドとしての意地があったのか、何事も無かったように処理をしていた。


    ギギギと錆びたブリキのおもちゃのように、最原は春川に首を向ける


    「あの…春川さん」


    「何?」


    「あの、その瓶の中身…」


    「捨てたよ。別に、あいつらが病気の時で慣れてるから」


    「ああ、 そっかあ…」


    最原の精神に致命的な一撃が与えられた。ガックリと項垂れる最原を尻目に、春川は最原に尋ねる。

    「そういえば、身体はもういいの?」


    何とか再起動して返事をしようとする最原だが、それより先に春川の手が最原の額に伸びる。


    春川の手は、ひんやりと冷たくて、その冷たさを最原は快く感じていた。

    「まだ熱があるね。 もう寝たら?」

    春川は最原の事を心配してくれているのだろうか、 そんな言葉をかける。


    そんな春川の様子は、まるで母親が子供をあやすようで、最原は安心感を覚える。


    「 そうだね… そうさせてもらうよ。色々とありがとうね、春川さん」


    最原がそういうと、春川は「…そう」とだけ返して、汗で湿ったタオルや空になった器をお盆に乗せていく。


    そうして、支度を終えた春川は、何故かこちらに手を出して…


    そのまま最原の頭を撫で始めた。


    これには最原も驚愕し、何をしてるのかと春川に問う。


    「孤児院に居た時、あいつらが病気になると、しきりにこれをねだってきた。こうしてやると、あいつら大人しくなるから。」


    そう言いながらも、 手の動きを止めない

    「最原にも同じようにしたら、大人しくなると思った。」


    これには最原も底なしの安心感を覚える。


    暫く撫でていると、春川はその手を止め、荷物を持って、さっさとドアの向こうに消えて行った。


    春川の手の感触を名残惜しむ暇も無かったため、最原はしばし呆気に取られた。


    先程までの感覚は、まだ記憶に新しく、流石に超高校級の保育士と言える安らぎを最原に与えていた。


    そうしている内に、満腹感と安心感から来る眠気が襲ってきた。


    今度こそは治るといいな、と思いながら最原は、やってきた眠気に身を任せ始めた




    …暫くはベッドの中で先程までの事を思い出し、悶えていたが。
  10. 10 : : 2017/02/01(水) 14:16:50
    第1章 春川魔姫の献身 了

    第2章 春川魔姫への献身 始
  11. 11 : : 2017/02/01(水) 14:18:27
    取り敢えず、第1章です。まずは軽いジャブから

    2章ですが、割と書く時間が遅くなります(具体的には23時回るくらい…)

    キャラが崩れてたらゆるして。割と難産でした…
  12. 12 : : 2017/02/01(水) 14:21:36
    それと、前の作品で出した今後の方針ですが、なるべく両方の要素を取り入れてみたいと思います。
  13. 13 : : 2017/02/01(水) 14:28:49
    乙!期待してます!
  14. 14 : : 2017/02/01(水) 15:14:21
    楽しみにしてます!
  15. 15 : : 2017/02/01(水) 17:21:21
    ありがとうございますぅ!
    ご自身のペースで構いませんよ!ほんっとありがとうございます
  16. 16 : : 2017/02/01(水) 20:36:25
    なにそのプレイ
  17. 17 : : 2017/02/01(水) 21:17:38
    ハルマキが、聖母に見えるで
  18. 18 : : 2017/02/01(水) 21:31:48
    そら悶えるわな
  19. 19 : : 2017/02/01(水) 23:27:42
    ああああああ
    ハルマキちゃんの保育士姿!見てみたかったんですううう
  20. 20 : : 2017/02/01(水) 23:29:43
    まだかな~
  21. 21 : : 2017/02/01(水) 23:54:00
    すみません。疲れきっているのと、書く時間が無かったので、予定より大幅に遅れてしまいました。

    取り急ぎ、2章の序盤を書き終えたので、それを掲載します。

    一応、プロットは頭の中で出来ているので、書き終わり次第、順次掲載していきます。
  22. 22 : : 2017/02/01(水) 23:54:27
    最原終一は目を覚ます。そして、自分の身体がだいぶ回復した事を感覚で理解した。


    一応熱を測ってみると、体温計は36.8℃を指している。平熱より少し高いくらいか。


    そうして、ベッドから身体を起こし、床の上に立ち上がる。実に2日ぶりにまともに味わう地面の感覚は、中々に心地よい。


    ふと気になって今の時刻を確認すると、時計は朝の8時を指している。


    取り敢えず、食堂に行こうと思いながら、最原は自室から出て行った。


    食堂に着いた最原は、食器を運ぶ東条の姿を認めた。


    声をかけると、東条がこちらに気がついた。

    「あら最原君。おはよう。貴方、もう動いても大丈夫なの?」


    「うん。まだ本調子じゃないけれど、今のところ特に問題は無いよ。色々と、心配かけてごめんね。」


    「そう、よかったわ。でも、無理をしないようにね。」


    東条はそう言って、朝食の支度に戻った。


    …本当に、彼女には頭が上がらない。


    する事もなく、食堂でのんびりしていると、皆が食堂にやってきた。


    皆、最原の姿を見ると、口々に最原を労わってくる。皆の優しさに嬉しく思いながら、ふと、春川の姿が見えない事に最原は気がついた。


    普段なら、皆が集まる頃には、彼女は来ているはずなのだが…


    そう思っていると、漸く春川が食堂の入り口に来るのが見えた。


    最原は、昨日の事を思い出し、若干顔を赤くしながらも、昨日のお礼を言いたいと思って、春川に近づく。


    そうして最原は、春川の様子がおかしい事に気がついた。


    彼女は顔を赤くし、全身汗だくだった。その上、身体が震えている事が分かる。今にも倒れてしまいそうだった。というよりも、今まさに倒れようとしていた。


    咄嗟に彼女に駆け寄った最原に、彼女の身体がしなだれかかる。春川は、呼吸も荒く、彼女を支える手から伝わる温度は、酷く高い。


    やがて、春川のただならぬ様子に皆も気がついたのか、ざわめきが起こる。


    その中で最原は1人、罪悪感に苛まれていた。


    こうなった原因は、十中八九自分の風邪が移った事だろう。最原はそう痛感する。


    思い返せば、彼女は他の皆に比べて最原の近くにいる時間が長かった。こうなる可能性を想定するべきだったと最原は後悔した。







  23. 23 : : 2017/02/01(水) 23:55:48
    ほほう…
  24. 24 : : 2017/02/01(水) 23:59:15
    看病イベント
  25. 25 : : 2017/02/02(木) 00:43:59
    寄宿舎から戻る東条を、最原は呼び止めて春川の様子を尋ねた。


    春川は今、自室のベッドで寝かせている。そう東条から聞いた最原は、ひとまず安堵した。


    あの後、東条が迅速に対応してくれたおかげで、今のところ春川は安定しているようだ。


    そう思う一方で、最原は憂いを帯びた顔を作る。


    最原は、抑も、こうなった原因は自分にあると考えていた。もしも自分が風邪を引かなければ、それが彼女に移ってしまう事は無かっただろう。


    そんな最原の心中が分かったのか、東条は最原を励ます。


    「最原君、春川さんの事で悩んでいるようだけど、貴方が悪い訳じゃ無いわ。貴方が風邪を引いたのは仕方のない事だし、それに私も春川さんに注意するよう言いそびれた」


    最原は黙って東条の言葉を聞いている。


    「もし、それでも自分が悪いと思っているのなら、彼女の為にできる事を考えてみたらどうかしら? 勿論、貴方は病み上がりだから、無理は厳禁だけど」


    そう言うと、東条は食堂に行ってしまった。


    最原は、そんな東条の言葉に慰められたのか、一旦自室に戻った後、バッグに何かを詰め込み、春川の部屋へと向かった。

  26. 26 : : 2017/02/02(木) 00:45:57
    東条さんって結構なんでも見透かしてる感じあるよね
  27. 27 : : 2017/02/02(木) 01:29:00
    春川の部屋の前に辿り着いた最原は、ドアをノックして、部屋に入ろうとする。


    すると、最原がドアノブに手を掛ける前に、ドアが開き、汗だくの春川が姿を見せた。


    「…………………何か用?」


    春川は、普段通りのような ー 全身の発汗や発熱により赤くなった身体が異常さを誇示していたが ー 調子で最原に尋ねる。


    最原は、何をやっているのかと春川に問い詰める。先程までの様子や、東条の言葉を加味すれば、とてもではないが動いてもいい状態とは言えないからだ。


    そんな最原の質問に、春川はぶっきらぼうに答える

    「別に… 今までだってこんな感じになった事はあったけど、身体を動かしてたら何とかなったし。最原達の助けが無くても、私は平気だから」


    そう言って、春川はドアを閉めようとする。


    最原は、咄嗟に手を出して、ドアを開けたままにする。

    「…何なの? 言ったでしょ。【私は誰の助けも要らない】 【誰かの助け】なんて邪魔なだけだって」

    コトダマ:誰かの助け

    【私は誰の助けも要らない】 <【誰かの助け】

    「それは違うぞ!」

    BREAK!!!

    最原は、春川の手を掴む

    「いきなり何を…」

    「どうしてそうやって自分だけで何でもかんでもやろうとするんだよ!」

    「そうやって自分の力だけでやろうとして… 無理をして… そんなんじゃ、いくら身体が有っても足りないよ!」

    春川は、最原の手を振り解こうとする。


    「最原… あんたに私の何が分かるの? 私は今迄自分の力だけで何でも乗り越えてきた! そしてこれからも、ずっと! 誰かの助けなんて、邪魔なだけッ!」


    春川の反論に、最原は重ねて言う


    「確かに、今迄はそうだったかもしれない。けれど、今は僕たちが近くに居るじゃないか! もっと僕を、皆を、信じようとしてよッ!」


    最原は、そう言って春川に顔を向ける。


    春川は、最原の気持ちに根負けしたのか、振り解こうとする力を弱める。


    「…分かったよ。そこまで言うなら、好きにしたら?」


    そう言って春川は、最原を部屋に入れた。
  28. 28 : : 2017/02/02(木) 01:29:56
    難しいですねえ。言うは易く行うは難しって感じです
  29. 29 : : 2017/02/02(木) 01:43:02
    申し訳ありません…疲れが臨界点に来たようです…
    今日の更新はここまでになります。本当にごめんなさい…
  30. 30 : : 2017/02/02(木) 02:21:26
    期待です。ありがとうございます。
  31. 31 : : 2017/02/02(木) 06:35:13
    お疲れ様です、あまり無理なさらぬように…
  32. 32 : : 2017/02/02(木) 08:15:29
    初めて入った春川の部屋は、一言で言えば殺風景なものだった。


    「…あんまり人の部屋の中をジロジロ見ないでよ。」


    そう言われて、最原は思考を戻す。


    取り敢えず、最原は春川に、ベッドに入って休むよう言う。


    春川は、それに従うが、すぐに


    「…こうして動かないでいるのって、何だか 落ち着かない」


    そう言って、起き上がろうとする。


    最原は、それを慌てて止めようとして、思わず春川の手を握りしめる。


    昨日感じた冷たさとは打って変わって、今日の春川の手は熱を持っていることが分かる。


    最原は、そうして春川に、今は大人しく休んでいる事が必要なのだと説く。


    そう言うと、春川は分かってくれたのか、再びベッドに倒れ込む。


    最原は、ひとまず安心した。そして不意に、先程から春川の手を握ったままという事を思い出す。


    思わず手を離そうとする最原だが、何故か手が離れない。


    …というより、先程から自分の手が固く握り締められている


    もしかして、唐突に手を握った事に怒っているのかもしれない。そう思った最原は、恐る恐る春川の顔を見る。


    そうして見た春川の顔は、風邪のせいか普段より赤くなっている以外は、別段変わった様子は無い。しかし、最原の視線に気がつくと、ぷいと顔を背けてしまった。


    目を合わせてくれない程彼女を怒らせてしまったのだろうか。申し訳なく思い、手を離そうとするが、やはり手は握り締められたまま離れない。


    怒らせてしまった事に内心謝りつつ、最原は、彼女の機嫌を直そうと思い、空いている方の手を使い、バッグから次々に何かを取り出す。


    「春川さん、はい、コレ」


    そうして最原は、春川に、『たのしいどうぶつえん』『ハンドミラー』『ベレー帽』をプレゼントした。


    これらは以前、モノモノマシーンを回したら出て来た物だが、偶々近くに来ていた春川が、物欲しそうな目で見ていた事を最原は思い出したのだ。


    その為、最原は春川の見舞いに来る前に、一度自室にこれを取りに戻ったのだ。


    春川は、 最原の言葉を聞いてこちらを向く。
    そして、手に持っている物を見ると、嬉しそうな顔をした。


    「これを…私に?」


    そう尋ねる春川に、最原は頷く。


    「…こんな物を貰うなんて思わなかった。ありがとう、大切にするよ。」


    そう言って、春川はプレゼントを受け取った。


    その喜んだ顔は、最原の心を揺さぶるほど可愛らしいものだった。
  33. 33 : : 2017/02/02(木) 08:33:47
    デレたな!
  34. 34 : : 2017/02/02(木) 08:36:25
    似合うだろうなぁ…誰かイラストかいてくれない?
  35. 35 : : 2017/02/02(木) 08:54:28
    まーた理性の糸が切れるのかな?
  36. 36 : : 2017/02/02(木) 08:55:32
    ベレー帽懐からって折れません?
  37. 37 : : 2017/02/02(木) 08:56:56
    >>36 あっ… 後で直しておきます…
  38. 38 : : 2017/02/02(木) 20:54:54
    リアルで風邪引いたよえです今日はもうキツい課と
  39. 39 : : 2017/02/02(木) 20:58:58
    あまり無理をなさらずに…
    治ったあとに楽しみにしてますね!
  40. 40 : : 2017/02/02(木) 21:42:25
    いつもssの更新ありがとうございます。おからだの方が完全に完治するまで、ごゆっくりお休みくださいませ。
  41. 41 : : 2017/02/04(土) 19:50:54
    お久しぶりです。

    一昨日のは風邪かと思ったらインフルエンザでした。

    体温が40度を越えて幻覚と幻聴が襲ってきた時は、久し振りに命の危険を感じました。

    昨日医者にかかり、点滴を打ってもらい只管寝た結果、現在はこうして文を書く余裕もあります。

    木曜時点で大分書けているので、追記・修正を終えたら掲載します
  42. 42 : : 2017/02/04(土) 20:55:47
    インフルエンザですか…
    お疲れ様…というのはすこしおかしいですかね?
    あまり無理をなさらないように。
  43. 43 : : 2017/02/04(土) 21:05:10
    インフルエンザだったとは…。
    くれぐれもお体を大事にしてください。
  44. 44 : : 2017/02/04(土) 21:32:35
    インフルエンザとは…
    無理はなさらずお大事にしてくださいね。
  45. 45 : : 2017/02/04(土) 22:29:27
    ベレー帽を受け取った春川は、先程までと比べて幾分機嫌が良くなったように見えた。


    …それでも手を離してはくれなかったが。


    どうしたものかと最原が考えあぐねていると、ドアがノックされる音がした。


    最原は、応対しようとして春川の側を離れる。


    漸く彼女も手を離してくれた。…手を離す時、何故か哀しげな顔をしていたが。


    ドアを開けると、東条の姿があった。


    お盆の上に小型の鍋とピッチャーを乗せ、傍らにはタオルや氷嚢があった事から、春川の様子を見にやって来たのだろう。鍋からは、美味しそうな匂いもしている。



    時計を見ると、1時を回っていた。もうそんな時間になっていたのかと思いつつ、最原は空腹感を覚える。


    そんな事を考えていたら、食堂に自身の分の昼食が置いてある旨を東条から伝えられる。


    「それに、貴方は暫くの間はここから出ていた方がいいわね」


    「? それは一体どうして?」


    昼食を直ぐに食べ終えて、春川の傍に居ようと考えていた最原に、東条は続けて言う。



    「あら、それならこれからは最原君の事を『女の子の裸を間近で凝視していた変態さん』って呼ぶことにするわ」



    いい終えて東条は、テーブルに置かれたタオルと、汗をかいている春川の二つを見る。


    最原は、東条の意図が伝わったのか、慌てて春川の部屋から出ていった。
  46. 46 : : 2017/02/04(土) 22:30:10
    遅めの昼食を摂った後、最原は自身の部屋に戻ってきた。


    そうして、ベッドの上に転がり込むと、虚ろな思考で考え事をしていた。


    東条の言から察するに、春川の身体を拭く以外にも、色々とやる事があるのだろう。



    それならば、ある程度時間を置いてから行こう。最原はそう考えて、先程から腹が膨れた事に伴い増長してきた睡眠欲と、病み上がりの倦怠感が自身を襲っている事に気がつく。


    自分も無理は禁物だな。と思いながら、最原は軽く一眠りする事に決め、瞼を閉じた。


    やがて、部屋の中で小さな寝息が鳴り始めた。
  47. 47 : : 2017/02/04(土) 22:30:28
    最原は再び目を覚ました。


    時計を見ると、時刻は既に、4時に差しかかろうとしていた。


    どうやら、思ったよりも長く眠ってしまったようだ。そう考えて、最原は顔を洗いに行った。


    水滴をタオルで拭きながら、最原は再び春川の様子を見に行こうと考えていた。この時間ならば、東条も用を済ませて部屋から出ていると思ったからだ。


    そう結論付けて、最原は部屋を出て、春川の部屋に向かった。


    最原は、ドアをノックし、中の様子を確認する。


    …応答がない。それに、やけに静かだ。


    春川が寝ているという事も考えていたが、最原はその時、何か妙な不安感に襲われていた。


    具体的には、春川の身に危険が迫っているという不安が。


    最原は、その不安に突き動かされるように、ゆっくりとドアを開けていく。


    この不安が自分の勘違いであって欲しい、そう思いながら最原は目前の光景を見た。


    そして、開かれたドアの先に、自身の恐れていた通りの光景が見えた事に、愕然とした。


    そこには、ひどく消耗した様子の、滝のような汗をかいている春川が、ベッドの上で苦しそうな顔を浮かべている姿があった。
  48. 48 : : 2017/02/04(土) 22:30:58
    「春川さん!しっかりして!春川さん!」


    憔悴した様子の春川に駆け寄った最原は、春川に何度も呼びかけるが、返事は無く、ただ荒い呼吸の音と苦悶の声が春川の口から漏れる。


    相当危うい状況だと考えた最原は、ひとまず応急処置を施したのち、東条を呼びに行こうと判断した。


    まず、最原はタオルを手に持ち、春川の顔を拭いていく。しかし、拭いても拭いても次々に汗が噴き出して来る為、キリがない。


    それでも懸命に拭っている内に、少しづつ汗の分泌は抑えられていき、春川の顔も先程よりは落ち着いたように見える。


    ある程度汗を拭き終えたところで、最原は次に、氷嚢の中身を交換しようとするが、 詰める氷が無いことに気が付いた。念のためピッチャーの中身も確認するが、水しか見当たらない。


    ならばと思った最原は、別のタオルを手に取ると、それを水で濡らす。そしてそれを両手で持つと、タオルを絞り、水気を切っていく。


    そうして、 絞ったタオルを小さく折り畳んでいくと、それを春川の額に載せる。一時的なものではあるが、氷嚢の代用品にはなるだろう。最原はそう考える。


    少ないが、今の自分に出来ることはこのくらいだろうか。そう思った最原は、東条を呼びに行こうとして、ふと、春川の腕がいつの間にか布団から出ている事に気がつく。


    その腕は小さく震えており、 手は、まるで何かを探しているかのように空を切ったり、布団を掴んだりしている。


    その親の庇護を求める子供のような春川のしぐさに、最原は思わずその手を優しく掴んだ。


  49. 49 : : 2017/02/04(土) 22:31:20
    春川魔姫は暗く、冷たい空間に居た。


    辺りを見渡してみても、人影1つ見つからない。


    それを理解した途端、猛烈な孤独感が春川を襲う。


    ここには誰も居ないのだ。学園の仲間も、孤児院の子供達も、そして、自身のかけがえのない友人だった『あの子』も。


    私は世界でひとりきり、そんな孤独感から抜け出そうとして、春川は闇雲に走る。


    走った先に光る人影が見え、思わず手を伸ばす。しかし、その光に手が届く寸前で「ふっ」とその光が消え、遠くにまた人影が現れる。


    同じように人影を追いかける春川だが、人影はまたもや、あと僅かという所で消えてしまう。


    幾度となくそんなやりとりをする内に、遂に春川の体力に限界が来たのか、その場に仰向けに倒れ込んでしまう。


    もはや足を動かす体力も気力も無い。このままこの虚無空間で生涯を終えてしまうのだろうか。


    半ば絶望しかけた春川の前に、追い求め続けていた光が現れる。


    しかし今度はそれに期待などしない。どうせ自分に触れる前に消えてしまうのだから。


    そう考えていると、やはりその光は徐々に輝きを鈍らせ、形を崩していく。


    だが、今度の光は今までのものと違ったようだ。光は、既にボロボロの状態だったが、それでも、腕を懸命に伸ばして春川の手に触れようとする。


    そして、両者の手が触れ合った。


    その瞬間、春川が先程まで居た世界は崩れ去り、世界は、陽の光の差す一面の花畑にその姿を変えた。


    後ろから聞き覚えのある声が自身の名を呼んでいる。春川は振り返って確認すると、そこには『あの子』や孤児院の子供達が笑顔で手を振る姿があった。


    彼らに駆け寄ろうとする春川だが、先の追走劇でそれが出来ない。


    こんな事なら、人影を追いかけるのに体力を使うんじゃなかった。そう考えた春川は、不意に気付く。


    もしかしたら、自分は光を拒絶していたのではないか と。


    そう考えれば、光が目の前で消えてしまったのにも合点が行く。自分は、自身を助けてくれようとする選択肢を自ら絶っていたのだ。






    なんと自分は…愚かだったのだろうか。


    それでも最後の光は、自身の拒絶に抗い、こうして自分を救い出してくれた。


    今も自身の手をしっかりと握りしめているその手は、きっと彼のー
  50. 50 : : 2017/02/04(土) 22:31:39
    春川は目を覚ました。手には、先程まで握りしめていた手の感触が残っており、今もそれは続いている。


    「あっ、春川さん!目が覚めたんだね!」


    その声に反応して顔を上げると、そこにはやはり、春川の予想した通りの人物の姿があった。


    「様子を見に来たら、春川さんの様子がおかしかったから、東条さんを呼ぶ前に応急処置をしたんだけど…」


    確かに汗の不快感は顔だけは無く、額に乗っていた氷嚢は、濡れタオルに変わっていた。


    「取り敢えず、東条さんを呼んで来るよ。直ぐに来ると思うから、待「…待って」」


    東条を呼びに行こうとして、握っていた手を離そうとする最原は、そんな春川の一言で動きを止める。


    …心なしか、さっきよりも握りしめる力が強いように思える。


    「もう少しだけ…もう少しだけこのまま…」


    そう言った春川の顔が赤いのは、風邪以外の別の何かも作用しているように感じられた。


    そうして最原は、春川の言葉に対して、彼女の近くに座り直し微笑むという行動でその意思を示した。
  51. 51 : : 2017/02/04(土) 22:32:02



    翌日、最原は軽く厚着をして歩いていた。


    あの後、春川の側に暫く居たのだが、春川が満足気な笑みを浮かべた辺りで背後に東条の姿が現れた。


    一体いつから居たのかと最原が東条に聞くと、彼女はこともなげに「春川さんが目を覚ました辺りには、ドアの近くに居たわ」と答えた。


    それから最原は、半ば強制的に部屋から追い出された。…去り際の春川の悲し気な視線が心に刺さったが。


    そうして今、最原は若干の倦怠感と寒気を覚えていた。病みあがりの体で、長時間病者の近くに居たのが祟ったのだろう。


    幸いにして、前回のように動けなくなるほど体調が酷い訳ではない。この後は自室に戻って、夕食まで身体を休めていようか。


    そんな事を考えていると、前方に春川の姿が見えた。彼女の方は、どうやら完治したらしく、平時と変わらない姿を見せている。


    春川の方も、最原に気がついたのか、最原に視線を向ける。


    「…」


    そして生まれる沈黙。耐えきれず、最原は口を開く。

    「えっと…春川さん」

    「…何?」

    「その…風邪はもう平気なの?」

    「…大丈夫」

    「そ、そっか… それはよかったよ…」

    「…」


    再び沈黙が2人を包む。


    最原は耐えきれず、「そ、 それじゃあね春川さん」と言って部屋に戻ろうとする。


    そして、春川の隣を通り過ぎようとした辺りで、春川が自身を呼んだ。


    何かと思い振り返る最原。それに合わせて春川も振り向いた。


    ほんの僅かな時間、2人の呼吸音は聞こえなくなる。


    呼吸を再開し、困惑した様子の最原をよそに、春川は言った。


    「最原、色々とありがとう」


    そうして、春川は歩き去ってしまった。


    最原は、一瞬だけ彼女が見せた太陽のような満面の笑みと、唇に僅かに残る感触を思い出しながら自身の部屋に戻っていった。


    …その際の最原の歩き方は酷く滑稽なものであったが。









    Normal END
  52. 52 : : 2017/02/04(土) 22:39:19
    以上がコンシューマ移植版のエンディングになります。


    ここから先は性描写を含むものとなりますので、ご了承ください。
  53. 53 : : 2017/02/04(土) 22:52:14
    おお…全年齢ギャルゲーのようなエンド…!脚本家なれるのでは…
    そしてエロゲー?の方楽しみにしてます!
  54. 54 : : 2017/02/05(日) 00:32:15
    弱った春川ちゃんがたまらないです。
  55. 55 : : 2017/02/05(日) 00:39:53
    もうかわいすぎて全俺が死ぬ キュン死で
  56. 56 : : 2017/02/05(日) 16:25:40
    追記 >>25 >>32に若干の加筆修正を加えました。
  57. 57 : : 2017/02/05(日) 16:27:30
    ひとまず、プロローグだけ先に掲載します。

    2章 春川魔姫への献身

    3章 そして、幸福な結末へ
  58. 58 : : 2017/02/05(日) 16:27:51


    春川魔姫は、自室のベッドの上で布団を被り仰向けの姿勢を取っていた。


    今は、両手で以前『彼』からプレゼントされた、『たのしいどうぶつえん』を読んでいる。


    もうすぐ消灯時間だ。余程の事が無い限りは、こんな時間に来客が来るはずもない。


    そのため、彼女はこの自分だけの時間を誰にも邪魔されず過ごしていた。


    やがて、春川は本を読み終えたのか、傍らのテーブルに本を置く。


    そして、消灯時間のアナウンスが流れ、部屋は暗闇に包まれた。






    春川は、眠りにつく事はなく、むしろこの時を待っていた。


    そして、先程から枕元に置いていた『ベレー帽』を片手に持ち、もう一方の手を自身の下腹部へ持っていく。


    やがて、手が自身の下着まで及ぶと、今度は指を使ってその表面をなぞり始める。


    その度に、春川の身体に小さな電流が流れるような感覚が伝わっていく。


    また、春川は帽子を自身の顔に近づけ、呼吸をし始める。


    既に何度か「使って」いる為、『彼』を感じることはほとんど出来ないが、それでも、春川はこの帽子を通して『彼』がすぐ近くに居るような感覚を覚えていた。


    その後、幾許もなくして、春川の中に許容量を越える快楽の波が押し寄せる。


    それに合わせて、指の動きは勢いを増し、下着も透明な液体で濡れていく。


    もしも部屋がまだ明るかったのならば、部屋に置かれた『ハンドミラー』に、今の春川の淫らな顔が映っていたことだろう。


    そうして、一瞬目を見開くと、春川の身体から力が抜けていった。







    彼女がこの一人遊びに興じるようになったのは、ごく最近の事だ。


    それまでは、この一人遊びについてはあくまでも知識としては知っていた。


    けれども、彼女は、それは自身には必要無いものだと考えてずっと生きてきた。


    しかし、最近になって『彼』の存在を知ってしまった。


    それからは、『彼』の事で日々頭が一杯になっていき、自身を慰めなければ抑えられないほどに、その感情は膨れ上がっていった。





    そういう訳で、今日もまた春川はこの一人遊びを終えた。終わった直後はある程度、この 感情を満たす事が出来る。


    しかし、最近では、身体が満たされても心が満たされなくなってきている。


    自分は一体どうなってしまうのだろうか。春川はそんな恐怖感を自身に抱いた。
  59. 59 : : 2017/02/05(日) 16:32:59
    今現在は、どういうチャートで行為まで持って行くか考えている所です。

    行き詰まったら、最赤書いてるかもしれません。

    前のスレ、執筆終了から執筆中に戻したら問題ありますかね…?
  60. 60 : : 2017/02/05(日) 17:39:50
    「執筆中終了」から「執筆中」に戻ったことに気付かれにくいかも
  61. 61 : : 2017/02/05(日) 19:10:26
    もちろんこちらも楽しみですが、最赤も楽しみにしてますね!
  62. 62 : : 2017/02/05(日) 19:59:23
    皆さんの応援とても嬉しいです

    ありがとうございます

    それと、小ネタに関してはこちらで書く事に致します。
  63. 63 : : 2017/02/05(日) 20:16:51
    小ネタ…どんなのだろう…笑すごい楽しみですね!
  64. 64 : : 2017/02/05(日) 22:28:33
    自分でルート作るのって、中々難しいですね…
    まあ、ある程度の流れは出来たので、あとは細部を詰めていけばいけるかなと。

    そして一旦本編は休みまして、小ネタの時間です。

    ・最原×赤松^2です

    ・一部キャラは前作を参考にしています。

    ・誤字脱字あったらゆるして

    以上ご理解の上、ご覧下さい。
  65. 65 : : 2017/02/05(日) 22:28:47
    これまでのあらすじ

    ある朝、何故か一緒のベッドに居た最原君と赤松さんは色々あって恋人になり、赤松さんは淫魔にパワーアップしました。(前作、最原「ある朝」より)



    最赤小ネタ「実像と虚像」







    事実は小説よりも奇なり -バイロン-














    「あっ、今度こそ夢だコレ」


    目を覚ました最原終一の第一声は、それだった。


    まず、部屋の内装が色々とおかしい。自分の部屋はこんなに目に悪いピンク色ではない。


    次に、ベッドも枕もこんなに大きくはない。これが世に言うキングサイズのベッドってやつだろうか…?


    他にも、カルーセルを模した何かや、滑り台や、最早何に使うのかすら分からない代物が転がっているなどからして、ここが夢の中である事は明らかだ。


    「そして何よりも…」


    そう、正直に言うと、これらの事はどうだっていい。目の前のコレに比べたら、些細な事だ。


    そう言う最原の目の前には、制服を着た、2人の赤松楓の姿があった。


    2人とも、この状況に混乱しているようだ。


    「さ、最原くん…? どうして…? 私、あの時学級裁判で…。え、私が2人!? それに私、何でこんなところに…?」


    一方の赤松は、この状況が掴めないらしく、困惑した様子だ。それに、何故か自分の顔を見て驚いていた。


    もう一方の赤松は…


    「ねえねえ終一君!凄いねこの部屋!それにこのベッドも!私達がいつも使っているのに比べたら全然大きいよ!」


    ああ、こっちはいつもの楓だ… こんな状況下でもはしゃげるって凄いなあ…


    その様子を見ていた、もう1人の赤松は、「え…今最原くんの事、終一くんって、それに、『いつも使っているのに比べたら』って、それって…そういう関係、って事だよね…」 などと呟くと、唐突に顔を真っ赤に染める。


    色々と言いたい事はあるが、まずはこの場を落ち着かせようと思い、恋人たる赤松楓に言った。


    「楓、ちょっと静かにして、座ろうか。」


    「ご、ごめん終一君。怒らないで…って私がもう1人ィ!?」


    どうやら落ち着いてくれたようだ。そして、今頃気がついたのか…

    「はっ、はい! …楓かあ。えへへ」


    ああしまった…ここにはもう1人赤松さんが居たんだった。何か言っていたような気もするが、気のせいだろう。
  66. 66 : : 2017/02/05(日) 22:36:21
    …おお、どうなるかさっぱり想像つかん…エロいことにはなるんだな!
  67. 67 : : 2017/02/05(日) 22:38:06
    分身系とはなかなかええですねぇ
    超期待です!
  68. 68 : : 2017/02/05(日) 22:46:58
    二人の巨大な山みゃ…おっぱいにかこまれるんですね!
    あれ逆かな?
  69. 69 : : 2017/02/05(日) 23:36:01
    おおなんだこれ面白すぎる
  70. 70 : : 2017/02/05(日) 23:42:11
    改めて状況を整理してみよう。


    まず、自室とは明らかに異なる部屋の内装。


    何故か2人になった赤松楓。


    これで夢じゃないとしたら何だというんだ。


    最原は、溜息を吐き、そして、赤松達に尋ねる。

    「取り敢えず、認識を確認したいんだけどさ。楓、赤松さん」

    「はーい、終一君」

    「う、うん。最原くん」

    「あー…ちょっと待った。その前に」

    今の状況は、非常にややこしい!特に呼び名が!

    「先に、2人の呼び方を決めてもいいかな?ホラ、今僕の前には全く同じ顔の人が2人居る訳でしょ?片方に対して言ったつもりで、2人とも反応しちゃったら、色々と面倒だし」

    「「た、確かに…」」

    最原がそういうと、赤松達は揃って同じ反応を見せる。それにしても、見れば見るほど、鏡に映った姿を見るようにそっくりだ。髪型も、仕草も、(胸も)。これで反応が同じだったら、いよいよ判断がつかなくなるところだった。

    「でも、こうして見ると、2人はまるで姉妹みたいだね。さっきの反応なんてまさに「そ れ だ よ !」うわぁ!」


    姉妹の件を最原が出した瞬間、淫魔の方の赤松が大声を出した。もう一方の赤松もびっくりしている。

    「き、急にどうしたの?そんな大声出して」

    「だからさ!『姉妹』だよ!『姉妹』!」

    「姉妹は分かったよ! それで、姉妹がどうしたの?」

    そう最原が聞くと、淫魔の方の赤松は、もう一方の赤松と自身を交互に指差して、言う


    「私達が、終一君の姉妹って事にすればいいんだよ。あ、具体的には、私が終一君の姉で、もう1人の私が終一君の妹って感じかな?こうすれば呼び方を間違える心配もないでしょ?終一?」


    この淫魔め、この間の姉弟プレイで味をしめやがった!


    「そ、そうは言っても、いきなりそんな事言ったら、もう1人の赤松さんだって困るじゃないか!ねえ赤松さ「お、お兄ちゃ…ん」…ん?」


    反論しようとした最原は、唐突に聞こえた声に思わず耳を疑い、声の方向に顔を向ける。


    そこには、ベッドにぺたんと座り込み、右手の人差し指でのの字を書いている赤松楓が、真っ赤な顔でこちらを見ていた。そして


    「最原お兄さん、ううん、兄ちゃん…は男の子っぽいっていうか… は、恥ずかしいけど、しょうがない、よね?」


    などと小さな声で呟いている。


    それを見た最原は、改めて、提案者の方の赤松を見る。

    「b」

    笑顔でサムズアップを決めていた。


    この時ばかりは、最原もサムズアップで返した
  71. 71 : : 2017/02/05(日) 23:44:02
    小ネタはギャグテイストで書けるから気が楽だ
  72. 72 : : 2017/02/05(日) 23:47:18
    bだとガッツポーズってよりはサムズアップでは?
  73. 73 : : 2017/02/05(日) 23:49:18
    >>72 ご指摘ありがとうございました。 修正しました
  74. 74 : : 2017/02/05(日) 23:52:53
    もうニヤニヤとまんねえんで続きはよ!
  75. 75 : : 2017/02/05(日) 23:58:54
    これでギャグだと!?というか自分のラブ彼女淫魔扱いすんな笑
  76. 76 : : 2017/02/06(月) 00:28:06
    なぜこうならなかった
  77. 77 : : 2017/02/06(月) 00:33:36
    そういう訳で、呼び方が決まった!

    最原に対して・・・ 終一(赤松姉),お兄ちゃん(赤松妹)


    赤松(淫魔)に対して・・・お姉ちゃん(共通)


    赤松(原作)に対して・・・妹(淫魔) 楓(最原)




    「それで、話を戻したいんだけどいいかな?お、お姉ちゃん。楓」

    「勿論だよ!終一」

    「う、うん。お兄ちゃん」


    正直言ってかなり恥ずかしいが、背に腹は変えられない。


    「えーと、なんだったかな。そうだ!今僕達がいるこの部屋だけどさ、きっとこれは夢の中なんだよ!」


    「私も終一の考えに賛成かな」


    2人は、以前の経験から、周りの状況を統合して、今の自分が夢の中にいるのか現実のことなのかを推察した事があった(1敗)


    今回に関しては、部屋の内装も違う上、もう1人の赤松楓というイレギュラーも発生している。となれば、この世界は夢で間違いないだろう。


    2人は早々に結論に至ったが、先程から、もう1人の赤松が言葉を発せず、顔を青くしている。


    どうかしたのかと思い、尋ねてみると、赤松は震える声で


    「え?待って。夢の、中? そんな訳が、。 だって 私 学級 裁判で、クロ に… おしおきが
    あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」


    途中まで茫然自失といった様子の赤松は、不意に何かトラウマを思い出してしまったのか、叫び始める。


    突然の赤松の行動に、最原達も押し黙る。


    「し、終一君。あの子急にどうしちゃったの!? さっきまであんなに笑顔を見せてたのに…」


    「ぼ、僕にも何が何だか…」


    そうしたやり取りの間に、赤松は叫ぶのをやめて、また何かを呟き始める。

    「違うの…私はただ、皆の為に…」


    大粒の涙を流す赤松。それを見て、同じ顔の自身も思うところがあったのか、楓がそっと近づいていく。


    楓が泣いている赤松さんの肩に触れると、赤松さんがビクッと身体を震わせた。そして、ゆっくりと顔を上げる。


    涙でぐしょぐしょの顔をした赤松さんに、楓は、聖母のようなと比喩出来るくらいの、包み込むような笑顔でこう囁いた。


    「ねえ、『私』 きっと、貴女は私の知らないところで、とっても苦しい経験をしてきたんだね。」


    そう言うと、楓は赤松さんに抱擁し、重ねて言った。


    「ずっと頑張ってきたんだね。私の知らないところで、たった1人で頑張ってきたんだね。えらいよ、えらいよ『私』 だから今は、我慢しなくてもいいんだよ」


    楓がそう言うと、赤松さんは動きを止めた。そして、目から大粒の涙が見えると、赤子が泣くように大声で泣き始めた。


    楓は、そんな赤松さんの背中をさすったりして、安心させていた。


    その様子は、まるで我が子をあやす親のようだったと最原は思った。

  78. 78 : : 2017/02/06(月) 00:35:22
    >>75 申し訳ないです… 不快に思われたのならすみません。 もしよろしければ、前作も見て頂けると幸いです。
  79. 79 : : 2017/02/06(月) 00:38:43
    そういうわけじゃないんです!この小ネタも面白いですよ!不快になんて思いません!書き方悪かったみたいですいません。
  80. 80 : : 2017/02/06(月) 00:40:18
    あぁ…楓(淫魔)の方がまるでお母さんのようだ…いやまあそのうちなるかもしれんけど。
    まあ、このあとヤるのよね?
  81. 81 : : 2017/02/06(月) 01:06:58
    それからしばらくして、赤松さんは元に戻ったようだ。


    流石に、泣き腫らした目は治っていないが、纏う雰囲気は先程までと比べれば明らかに良くなっている。


    沢山泣いた事で、ある程度の気持ちの整理がついたようだ。


    そうして安堵する最原は、次に、この夢から覚める為の方法を考え始めた。


    …と言っても、この部屋の内装といいベッドの大きさといい、どう考えてもアレの為の部屋だということくらい、最原でも分かる。


    となると、つまりその、なんというか、アレをする必要があるんだろうなあ…


    そんな自分の心を見透かしたように、楓はこちらを一瞥した後、赤松さんの手を掴む。


    「えっ、お、お姉ちゃん何処に行くの?」


    「可愛い妹がそんな顔しているの、お姉ちゃんが放って置く訳ないでしょー! それに、身体を綺麗にしておかないと後でイロイロ大変だよー?」


    「イロイロって…あっ、引っ張らないでよお…」


    そう言って、2人はジャグジーの方に行ってしまった。


    …まだアレをする事が出る事の条件って決まった訳じゃ無いんだけどなあ…


    そう思う最原であったが、同様に期待もしていた。


    これまで赤松と肌を重ねた事は何度かあるが、こんな経験は今までにない事だ。


    ただでさえ赤松1人でも贅沢過ぎるというのに、それが2人ともなれば…その事を考えると、自然と下腹部に血が集まってくる。


    それを何とか理性で抑えて、最原は2人の帰りを待った。


    「わっ、お姉ちゃんの胸私より大きい…」

    「そうでしょ! 終一に育てて貰ったんだー」

    「いいなあ…」

    「遠慮しないで終一に言いなよー『お兄ちゃん、私のおっぱい、好き?』とか何とか言ってさあ。終一、きっと喜ぶよー?」

    「そ、そうかなあ…」


    …ダメかもしれない
  82. 82 : : 2017/02/06(月) 01:16:19
    ほう淫魔楓の方はB90越えたのか…入間レベル?
  83. 83 : : 2017/02/06(月) 01:25:08
    まあヤりまくって揉みまくればでかくなりますわな
  84. 84 : : 2017/02/06(月) 01:29:43
    この砂糖ダバァレベルの甘い感じ大好き
  85. 85 : : 2017/02/06(月) 01:30:52
    それからしばらくして、2人はジャグジーから出てきた。


    幸いにして、2人ともバスローブを着てくれていた。


    これでもしも、どちらか一方でも半裸か全裸で来ていたら、多分理性を抑えきれなかっただろう。


    「いいお湯だったよ終一!」

    「お先に頂きました。お、お兄ちゃん」


    そうして、入れ替わりに最原はジャグジーに向かう。


    早めに済ませて、2人を待たせないようにしなくては。


    「そうだ!」

    「ど、どうしたのお姉ちゃん」

    「いや、こないだマッサージの本を読んだからさ、折角だしお姉ちゃんがやってあげる!」

    「え、遠慮しとくよ。顔が怖いよ、お姉ちゃん…」

    「まあまあ、気にしなくていいからさっ!」


    後ろで聞こえた不穏な会話は聞き流しておいた。






    聞き流さなければよかった…


    急いで身体を清めて、再び部屋に戻って来た最原。そこで目にしたのは…


    「あっ、お帰り終一! ほら、大好きなお兄ちゃんが来たよー」


    「 あっ、お兄ちゃんだぁ …えへへ」

    楓のマッサージにより、胡乱な顔をした妹(仮)の姿だった。


    「ごめんごめん。なんか押す所と力加減を間違えちゃったみたいで、こんな感じになっちゃった」


    「どんなマッサージをしたらあんな状態になるの!?」


    「ごめんね☆」


    「可愛く謝ってもダメ!」


    …こんな事ならマッサージを止めるべきだった。そうしていればこんな事には…


    そうして気を取られていたのがいけなかったのだろうか。


    最原は、目の前の姉(仮)に隙を突かれ、ベッドに突き飛ばされた。


    「痛…くない。ああそっか、ベッドだからか。けどそれにしては柔らか過ぎ…る?」


    気になって後ろを見た最原は、自身の頭が妹(仮)の胸に埋もれてしまっている事に気がつく。

    「そのまま抑えて!」

    「うん。お姉ちゃん」

    そうして最原は後ろから妹(仮)に抱きしめられる。

    勿論、豊満な胸の感触は更に最原に伝わってくる。


    トドメとばかりに、前から姉(仮)に抱きしめられた。

    これによって最原の頭は、姉妹の胸で脱出不可能となった。

  86. 86 : : 2017/02/06(月) 01:36:31
    あぁ…理性蒸発した…最原終一のいう名前のエロバーサーカーが顕現した…!
    よっしゃ何て言うんだっけこれ姉妹丼?
  87. 87 : : 2017/02/06(月) 01:36:55
    胸から脱出できないとかうらやましいんですけど!?
  88. 88 : : 2017/02/06(月) 01:37:20
    淫魔はなにをしたんだ笑
  89. 89 : : 2017/02/06(月) 01:53:18
    「ふふふ、どう終一?お姉ちゃんのおっぱい柔らかいでしょ?」


    「お兄ちゃん。私のおっぱい、お姉ちゃんのよりは小さいかもしれないけど気持ちいい?」


    なんだこの天国は。


    頭の前と後ろを2人の胸で挟まれる。それだけでも十分な柔らかさと弾力性が感じられるというのに、そこに動きまでが加えられて、形がぐにょぐにょと変わっていく。


    おまけに2人とも別々の動きをするせいで、常に違う感触が頭に伝わってくる。


    こんな事をされたら僕はもう…もう…


    我慢の限界だ。


    まずは目の前の姉に狙いを定める。


    胸を動かすのに気を取られていた為、拘束から抜け出すのは容易だった。


    そして、その勢いのまま、唇を重ね、舌を侵入させる。そのままカクテルキスを普段の倍のペースで行ったら、行動不能になった。


    次は妹の番だ。先程姉がいとも簡単に伸されたのを見たのだろう。畏怖の目でこちらを見ている。


    だが、自分には、その目の中に、「自分にも同じ事を…」という期待が込められているのを確かに感じ取っていた。


    ならば望み通りにしてやるまでだ。


    姉と同じように、唇を重ねる。ただし、直ぐに舌は入れず、まずはその感触を楽しむ。


    そして、ある程度準備が出来た辺りで一気に舌を侵入させ、口内の蹂躙を始める。


    それと同時に、胸に手を伸ばし、双胸の突起を指で摘む。


    これには動揺したのか、抵抗しようとする我が妹。


    だが、そんな事はさせない。イタズラの過ぎる妹には灸を据えてやらねば。


    口と胸で既に十分蕩けきった様子の妹に、トドメとばかりに、下腹部に手を伸ばし、陰核を指でできるだけ弄ってやる。


    これが追い討ちとなったのか、妹もピクピクと身体を痙攣させる。


    さて、この姉妹達、どうしてくれようか。


    そうして最原は辺りを見渡し、やがてSMグッズのコーナーに縄が有るのを見つけると、ニヤリと笑いながらそれを手に取った。
  90. 90 : : 2017/02/06(月) 02:09:53
    この最原Sか!?
    あぁキルミーの小話思い出すな…あれはあれで大好きだけど
  91. 91 : : 2017/02/06(月) 02:11:34
    なんだこの天国は笑
  92. 92 : : 2017/02/06(月) 02:12:06
    お前もノリノリじゃないか
  93. 93 : : 2017/02/06(月) 02:18:43
    「あれ…私、いつのまにか…あれ?腕が動かない!」


    「お兄ひゃ…らめぇ…わらひ…もう… あれ、お兄ちゃんは?」


    姉妹は向かい合わせになるように腕と足を縛られていた。


    「目が覚めた?」


    後ろの方から最原の声がするが、縛られた姿勢のため、後ろを上手く見れない。


    「しゅ、終一! コレ、早く外してよ!」


    「駄目だよ。そんな事したら、また2人して僕に襲いかかる気でしょ?」


    そう言って、最原は姉妹の頭の方まで移動し、自身の肉棒を顔の前まで持っていく。


    唐突に目の前に現れた新鮮なオスの匂いに、彼女達は一気に興奮する。


    「今からコレを君達の中に入れるけどさ。壊れないでね?」


    そう言った最原は、笑顔ではあったが声は冷酷そのものであった。


    …2人ともそれで感じてしまう辺り、同じ人間なのだなと最原は改めて思う。


    再び姉妹の穴へと戻って来た最原は、肉棒をそれぞれの秘部の割れ目に這わせるように動かす。


    たったそれだけでも、彼女達は軽く達してしまう。


    やがて、肉棒は自身の鞘を見つけたのか、それめがけて思い切り収納を始める。


    最初に鞘となったのは妹だった。突然侵入ってきた衝撃は、破瓜の痛みも一緒に引き起こしたが、今の彼女には、それすらも快楽を引き立てるスパイスのように感じていた。


    そして、最原は、開発途上な妹の肉壺に容赦なく肉棒を抜き挿しする。


    「楓、お兄ちゃんのは気持ちいいかい?」


    「うんっ! もっと!もっと!もっと!はやく!はやく!はやく!気持ちいいのもっとぉ!」


    妹の方は初めての快楽に溺れ、正常な思考が出来ていないようだ。


    それは、目の前の姉も理解できた。そして内心で妹に嫉妬する。早く、自分もあの興奮を味わいたいというのに…


    やがて、最原にも限界が来たようで、腰を叩きつけて、子宮口まで届かんばかりに肉棒を押し込む。


    途端に、真っ白い濁流が肉壷内を侵略し始めた。


    妹は、この衝撃に目を白黒させて放心状態になった。


    最原は、肉棒を引き抜くと、次は姉の方に照準を合わせる。

    「お待たせお姉ちゃん。いくよー」

    姉の顔は挿れてもいない内から快楽に満ちていた。
  94. 94 : : 2017/02/06(月) 02:20:49
    あぁ、妹もサキュバス…
  95. 95 : : 2017/02/06(月) 02:22:02
    そっか妹は処女か…
  96. 96 : : 2017/02/06(月) 02:22:35
    あぁ淫魔の本気が…本気だすのは最原か
  97. 97 : : 2017/02/06(月) 02:35:56
    ズン! と擬音が付きそうな勢いで、姉の肉壷に最原の肉棒が叩き込まれる。


    そうして、ゆっくりと引き抜かれ、同じ事が繰り返される。


    一見すると、男がただ性欲を満たすためだけに、ダッチワイフにそれを叩きつける行為にも見えるかもしれない。


    ただし、ダッチワイフと違うのは、互いに生きた人間によるものであり、性欲の捌け口とされている側も、それに性的興奮を覚えているというところだろう。


    現に、姉の方は、普通ならばあるはずの痛みや無理矢理された事の怒りは無く、ただ興奮だけを感じていた。


    それは、偏に、相手の事を心から信頼しているからこそできる事かもしれない。


    それは最原にとっても同じ事が言える。


    自分のオンナがどんな人間か、どうされれば喜ぶのかを熟知しているからこそ、このような事も出来るのである。


    この、一見愛も何も無いように思える交尾は、その実、互いを信頼し、愛し合うからこそ出来る夫婦の営みとほぼ同義なのである。


    そして、そんな性交にも終わりが近づく。


    最原は、目の前の愛するオンナの為に、彼女の一番好きな場所に出す準備をする。


    姉も、いや、赤松もまた、愛するオトコの為に、彼が一番好きな力加減に肉壷を調整する。


    そして、生命の伴流が流れ込んで来た。


    最原は男としての達成感を、赤松は女としての悦びをこれ以上ないほど味わっていた。


    それを、放心状態から目覚めた妹は、叶わないなと思いつつ、負けてられないと闘志を燃やし始めた。
  98. 98 : : 2017/02/06(月) 02:40:27
    かなわないなもなにも同一人物なのだが…そろそろ二人のおっぱいでパイズリなのだろうか…楽しみだ
  99. 99 : : 2017/02/06(月) 02:56:23
    最原は、肉壷から肉棒を引き抜く。


    すると、妹の時と同じように、姉の秘部から白い流体が流れ落ちる。


    最原は、一度呼吸を整えると、次のターゲットを選ぼうとする。


    すると、ふと見上げた天蓋に、綻びが出来ていたのが分かった。綻びの大きさからして、あと1回が限度だろう。


    「2人とも、多分これが最後になると思う。もう少しだけ、付き合って欲しい。」


    「うん。分かったよ…お兄ちゃん」


    「しょうがないなあ。付き合ってあげるよ。終一!」


    そうして終一は最後に挿入をした。


    姉と妹の貝の間に

    「ちょっ!?終一!?」

    「お兄ちゃん!?」


    正直、興味本位ではあった。しかし、こうしてやってみるとなかなかにそそられるものがある。


    まず、2人の貝の質感がそれぞれ微妙に異なるため、抜き挿しするたび違う感覚が楽しめる。


    次に、肉棒が陰核にぶつかる時があり、その時に聞こえる嬌声が、自身の嗜虐心を刺激する。


    そして何よりも、こうすればどちらかが我慢をする事は無くなる。


    最原は暫くの間、この感覚を楽しんだ。


    そして時に姉の中に、時に妹の中に挿れ、両者の快楽を刺激させた。


    やがて、3人とも限界が来る。

    「2人ともっ もう出るよっ!」

    「うんっ! 来て!お兄ちゃん!」

    「出しちゃっていいよ!終一!」


    そうして最原は、彼女達の間に精液を充填する。


    姉妹は、最後は2人で協力して大好きな男を満足させた事を嬉しく思う。


    流石に続けざまに出し続けたのは負担が大きすぎたか、最原はそのままベッドに倒れ込む。


    すると綻びが出来ていた空間はその衝撃に耐えられず



    空間はそのまま崩壊した。
  100. 100 : : 2017/02/06(月) 02:57:54
    おっと…パイズリはしないのか…夢から覚めるのかな?
  101. 101 : : 2017/02/06(月) 02:58:10
    >>98 すまぬ…反映していればよかった。
    ちょっと流石に寝ないと死にそうなので寝ます…
  102. 102 : : 2017/02/06(月) 03:00:31
    おやすみなさい!いい夢みれるといいですね!
  103. 103 : : 2017/02/06(月) 14:18:19
    最原は目を覚ました。


    目の前に見えるのが知っている天井だということを確認して、やはり先程までの事は夢だったと確信する。


    そう考えて、ふと、自分の知らない方の赤松の事を最原は考えていた。


    初めて会った時、彼女は非常に動揺していたし、言葉の節々から、彼女のいた世界で、彼女は既に亡くなってしまったであろうことが読み取れた。


    …その時は、自身の才能を恨みもしたが。


    そして、もしも機会があれば、いつか向こうの自分をぶん殴ってやろうとも思った。


    「こんな事になる前に、何故お前は動かなかったのか」と言って。


    当然、向こうの自分にも幾分か情状酌量の余地はあるだろうが、これは自分の感情論だ。その時には黙って殴られてくれ。


    さて、そろそろ身体を起こそうか。 と最原は考える。 長い事考えていたというのもあるし、先程から何かによって、自身の下腹部のアレも起立してしまっている。


    またあの淫魔か…と思いながら最原は起き上がり、




    目の前の光景に固まる。


    「んっ…んっ…こんな感じかな。お姉ちゃん?」

    「悪くはないけど、もっとこう両手で引き寄せて挟み込むようにした方がいいかな!我が妹ながら、まだまだ甘いね!」

    「うう…ごめんなさぁい。 えっと…じゃあ、こんな感じかな?」

    「そうそう!流石私の妹!覚えがいいねー!」


    そこには、夢の中と同じように姉妹を演じる2人の赤松楓が、パイズリをしている光景があった。





  104. 104 : : 2017/02/06(月) 14:18:51
    これには流石に最原も驚愕する。


    馬鹿な。もう夢は覚めた筈だ。


    現に自分は元の自室に戻っている。


    ならば、ここにこの2人が居るのはどういう訳だ。


    …いや、厳密に言えば、姉妹の片割れは、朝の自分のベッドに潜り込んでいる頻度が高いのだが。


    「それにしても、お姉ちゃん驚いちゃったよ!起きたら隣に可愛い妹の姿が見えるんだから! まだ夢じゃないよね! 現実だよね!」

    「た、多分そうだと思うよ… さっきよりも、自分の身体が動いてるって感覚がするから」


    楓の順応力が高すぎる。


    それにしても、先程から、2人から受けているパイズリが気持ちよすぎる…!


    元から彼女は豊満な胸をしていたが、そこに楓仕込みの技術が加わって、愚息の我慢が効かなくなっていく。


    「あっ、お姉ちゃんお姉ちゃん。お兄ちゃんが起きたみたい。」


    「本当だ!終一おはよ!ようし、じゃ、スパートかけるよー!」


    そう言って、楓は愚息の上から涎を少し垂らして、胸を上下に動かす。


    抵抗が弱くなった為か、必然的に、愚息が先程よりも強く刺激される。


    「わっ…! わっ…! お姉ちゃん凄い…。お兄ちゃんも気持ちよさそう… わ、私もやってみたら、お兄ちゃん、もっと気持ちよくなるかな…」


    そう言って、妹の方も見よう見まねで姉の動きを真似て、拙い動きで刺激してくる。


    既に姉の責めで追い込まれていた最原は、ここにきて、妹の追撃を喰らい、とうとう我慢が出来なくなる。


    どろりと濃厚な、白いジャムが姉妹の顔中にかかった。


    「わっ! いつもより早いね終一。そんなに私達のが気持ちよかった?」


    「ひゃっ!? こ、これがお兄ちゃ… 最原くんの…せーし…」


    互いにそんな反応を見せる。


    そうして、姉の方はおもむろに顔にかかったジャムを指で掬い、舐める。


    「うん、いつもより濃いね!朝だからかな?」


    そんな牛乳みたいに言われても…


    「ええっ!?お姉ちゃん、何をして… お、美味しいの!? (ごくり) じ、じゃあ私も… …苦いよぅ…」


    初々しい反応は久しぶりだけど、そこは姉の真似をしなくてもいいんだよ楓。君はそのままで居てくれ、頼むから!


    「…でも癖になりそうかも」


    そんな願いが叶う事は無いような気がした。


    「さ、終一!」


    「お、お兄ちゃん!」


    ふと、2人を見ると、何かを期待しているような顔をしている。


    「「続き…しよ…♡」」



    返答は決まっている。


    「実像と虚像」 了
  105. 105 : : 2017/02/06(月) 14:22:28
    後書き


    (本編より筆が進むっていうのはどういう事だ)

    複数人プレイの練習と、原作赤松の救済を兼ねた物となりましたが、どうでしたか?

    まあ、取り敢えず黒幕さんには血反吐吐いてもらうとしましょう。
  106. 106 : : 2017/02/06(月) 15:25:21
    …つまり妹楓も生き残った?わけかな?
    とりあえずよかったよかった!
    ハルマキのも楽しみにしてますが…小ネタも楽しみにしてますよ?ニヤリ
  107. 107 : : 2017/02/06(月) 15:38:05
    mindmaster?
  108. 108 : : 2017/02/06(月) 15:53:30
    >>107 頭がバグってました… 気取った書き方するから…
    黒幕に直しときます
  109. 109 : : 2017/02/06(月) 15:59:05
    あ、黒幕か…なんのこっちゃと思いました。
    今後の予定、もし差し支えなければ教えていただくことは可能でしょうか?
    あえて、言わずに読者を楽しみにさせるのもアリですよ?
  110. 110 : : 2017/02/06(月) 16:04:41
    >>110 そうですねえ。実のところ、今書いているのの次に書く長編は未定なんですよね。

    というのも、これから割と忙しくなる予定なので…

    そういう訳で、今のような小ネタが主になってくるかもしれません。

    ああ、勿論今の作品はきっちり最後まで+後日談まで書く予定です。
  111. 111 : : 2017/02/06(月) 16:06:31
    このあと最原と二人の楓はどうなるのであろう
  112. 112 : : 2017/02/06(月) 16:08:06
    抑も自身の趣向がマニアック過ぎるので、小ネタにもちょっとブレーキがかかってしまうんですよね…

    本気で書いたら、描写がそれこそ過激になり過ぎる…


    >>111 ご想像にお任せします。少なくとも、原作赤松はこの世界で生きていくことになります
  113. 113 : : 2017/02/06(月) 16:31:19
    過激でも大丈夫ですよ!作者さんの作品大好きですもん!
    しかし二人の楓か…カオスやない?他からみたら
  114. 114 : : 2017/02/06(月) 17:01:29
    長編も小ネタも面白いってある意味すごくね?
  115. 115 : : 2017/02/06(月) 17:09:05
    解放してくださってオッケーです!!
    あと遅くなりましたが、体調の方はよくなりましたか?お体にお気をつけくださいな。いつも面白いssありがとうございます。

    あと、ここで聞いてすみませんが、ダンガンロンパメンバーなら、無印、スーダン、ニューダンv3どれですか?僕は自己紹介のところで書いてる通りv3メンバーです。長々とすみません
  116. 116 : : 2017/02/06(月) 19:18:46
    ちょっと見てみたいV3メンバーが二人になった赤松を見たところ
  117. 117 : : 2017/02/06(月) 20:27:12
    これの続きもみたいです!
  118. 118 : : 2017/02/06(月) 20:27:56
    これはこれで幸せじゃないかな…最原が
  119. 119 : : 2017/02/06(月) 23:39:14
    >>115 メンバーなら、2が好きですね。
    因みに、好きな女キャラは無印ならむくろちゃん、2なら小泉さん、v3なら東条さんです。

    男なら、無印は十神、2は日向、v3はゴン太になります。


    それと、今日は疲れているので、すみませんが更新はお休みします…


    皆の反応ですか… 気力があったら書きます。
  120. 120 : : 2017/02/06(月) 23:40:14
    東条さん尊い…

    皆が寝静まった夜にこっそり最原の部屋に行く東条さん。

    最原は犬耳と尻尾の付いたディルドーを持って出迎える。

    最原の目の前で羞恥に悶えながら全裸になってそれを付ける。


    装着したら最原から直々にリード付き首輪を付けられる東条さん。


    その時に、これからの行為に期待と恐怖の混じった顔を浮かべてて


    そこから四つん這いになって歩かされて部屋の外に出て


    男子の部屋の前でちんちんのポーズで暫く待たされたり


    食堂や図書館とか、普段皆が使うところに行ったり


    中庭で、片脚を上げてマーキングするよう言われて


    震えながら出してる時に「こんなに大きい音じゃ誰かに聞こえちゃうかもね」なんて囁かれて興奮して


    出し終わったら持っていたティッシュで最原に拭いて貰ってイケナイ声を出して


    躾と称して何回も何回もその場で出されてドロドロになって


    それでも大好きな主人を愛し続ける東条さんが見たいので誰か書いてください
  121. 121 : : 2017/02/06(月) 23:41:37
    おやすみなさい!明日楽しみにしてますね!
    関係ないですが、自分は苗舞、ヒナナミ、最赤ですかね!
  122. 122 : : 2017/02/06(月) 23:42:45
    あ、でも最近作者さんのSS読んでハルマキと東条さんもいいなと思い始めてます
  123. 123 : : 2017/02/07(火) 00:47:08
    お疲れ様です
    長編ハルマキの続きも楽しみにしています
  124. 124 : : 2017/02/07(火) 08:08:38
    ハルマキどうなるのかな?
  125. 125 : : 2017/02/07(火) 19:24:14
    凡そ10時くらいに投稿開始します
    あと>>120 いつか書きます(色々変更はしますが)
  126. 126 : : 2017/02/07(火) 20:01:15
    楽しみにしてます!
    >>120見たとき、あれこんな書いてあったかな?って思いました笑
    しかし東条さんエロいですなぁ…赤松もハルマキも好きだけど
  127. 127 : : 2017/02/07(火) 20:01:36
    好きになりますよ東条さん
  128. 128 : : 2017/02/07(火) 20:59:27
    ハルマキかな?東条さんかな?楓かな?
  129. 129 : : 2017/02/07(火) 21:59:18
    まえ >>58



    夜時間、最原は百田、春川と共にトレーニングをしていた。


    今は腕立て伏せをしている最中で、そろそろ30回に突入する頃だ。


    いつもの調子ならば、まだまだ余裕があるはずの身体が、今はかなり鈍ってしまっている。


    ここ数日間、自身の風邪や、春川の看病などでトレーニングを怠っていたからだろう。


    元の調子に戻るには暫くかかるな、そう考えを切り上げて最原は息を吐き、腕を曲げる。


    最原は、腕立て伏せを続けながら、隣で同様に腕立て伏せをしている春川を見る。


    彼女もついこの間まで自分と同じように病床に臥していたはずだが、今の動きを見てもそれを感じさせないなめらかさを維持していた。


    それにしても、と最原は考える。


    この間、自分は確かに彼女から莞爾した笑顔と共にキ、キスを受けたような覚えがあるのだが、ひょっとしてあれは白昼夢を見ていたのだろうか。


    そう考えているうちに、体力に限界が来たようで、 その場にうつ伏せになる。


    冷たい地面の感覚が今の火照った身体に伝わっていく…


    暫く最原がそうしていると、頭の上に影が出来る。


    見上げると、いつの間にかトレーニングを終えた春川がこちらにタオルを差し出していた。


    というか、このアングルは色々と目に毒だ…


    トレーニング直後で汗をかいた様子の春川は、顔を赤く上気させており、また、汗が服に張り付いて、春川の健康的な身体のラインがうっすらと出ている。


    慌てて起き上がった最原は、春川からタオルを受け取り汗を拭く。


    運動後に汗をかいたままだと、身体を冷やしてまた風邪を引いてしまう事となる。最原もそれを避けたかったため、いつもより入念に汗を拭く。


    その様子を春川はじっと見ていた。


    やがて、汗を拭き終わると、最原は春川に礼を言う。


    「別に、お礼なんて言わなくていいよ。それより、拭き終わったなら、そのタオル、東条に渡しに行くから貸しなよ」


    そう言って、春川はタオルを渡すように要求する。


    「あ、ありがとう。春川さん…」


    その言葉に何か気迫めいたものを感じた最原は、春川にタオルを渡す。


    タオルを受け取った春川は、無表情ではあったが何故か嬉しそうに見えた。


    そうして、東条が居るであろう方向へと去っていった。


    さて、自分はどうしようか。百田は、もう少しトレーニングを続けているようで、今はスクワットをしている。


    正直、身体に疲れを感じているから、今日のところはこのくらいにして、明日以降練習量を増やしていこう。


    そう考えて、最原は百田に一言断ったあと、自室に戻り、シャワーを浴びる。


    やはり、運動で疲れた身体にシャワーは格別だ。 そう思いながら、身体を洗っていく。


    そうしてシャワーを浴び終えて、身体を拭き、着替えると、最原は頭を乾かしてベッドの中に潜った。


    そして、心地よい疲労感に包まれながら、ゆっくりと眠りに落ちていった。





  130. 130 : : 2017/02/07(火) 22:17:38
    最春来たー!
  131. 131 : : 2017/02/07(火) 22:21:29
    その日の夜、春川はベッドの上に居た。


    やがて、消灯時間のアナウンスが流れ、部屋が暗くなる。


    部屋が暗闇に包まれた頃、春川が動き出した。


    右手には、タオルを持っている。それは、先程のトレーニングで『彼』が使っていたタオルだ。


    春川はそれを顔に近づけて、呼吸をする。


    ベレー帽の時とは比べ物にならないほど濃い『彼』の匂いが、彼女を包み込み、酔ったような感覚に陥る。


    そうしていると、自然に左手が下腹部に伸びてしまう。


    下着に手をやると、既に秘部からは洪水を起こしたように愛液が分泌されている。


    やがて、我慢出来なくなったようで、春川は左手を下着の中に入れ、指を秘部に添えてかき回す。


    『彼』の匂いで正常な判断がつかない今の春川は、そんな行為を平気で行えるほど思考が麻痺していた。


    それほどまでに、タオルから伝わる『彼』は克明に春川に揺さぶりをかけていた。


    部屋の中に、春川の一心不乱な呼吸音が響き、布団の中からは何かをかき回すような淫靡な音と水の吹き出るような音がしていた。


    やがて、絶頂を迎えたのか、春川の身体が大きく跳ねた。


    それでもなお、荒い呼吸と指の動きは続く。


    今の彼女の頭に占めていたのはただ一言



    「足りない」


    いくら身体が満たされたところで、それは偽りの充足感。本当に満たされた訳では無い。


    それを裏付けるように、この一人遊びは一向に終わらない。


    このままでは、彼女の満たされない心が暴走し、欲望が表面化してしまうのも時間の問題だ。


    結局、この一人遊びは、3回ほど続き、やがて疲れたのか春川は浅い眠りについた
  132. 132 : : 2017/02/07(火) 22:28:16
    すいません…タオル回収した時に『やると思った笑』でも何か気持ち分かる自分はどうしたらいいのでしょう
  133. 133 : : 2017/02/07(火) 22:38:04
    >>132 笑えばいいと思うよ。

    話は変わりますが、モンストでハデスが獣神化したようで。久々にログインしてみようかと思った今日この頃です(ハデス3体持ち)
  134. 134 : : 2017/02/07(火) 22:46:44
    大分変わりますね
  135. 135 : : 2017/02/07(火) 22:56:01
    ネタ的にそれ苗木or狛枝が最原にいうやつですねそれ
  136. 136 : : 2017/02/07(火) 22:56:53
    ハルマキも恋する乙女なんだな…しみじみ
  137. 137 : : 2017/02/07(火) 23:10:57
    翌朝、最原は目が覚めた。


    昨日の疲れはまだ少し残っていたが、それでも充実した睡眠を取ったように感じた。


    最原は起き上がり、顔を洗うと、服を着替えて食堂に向かう。




    春川も同じ頃、目が覚めた。


    昨日の疲れがまだ残っているのか、あまりよい睡眠を取ったとは言えないと感じた。


    春川は起き上がり、顔を洗うと、服を着がえて、髪型を整えて食堂に向かった。




    最原が食堂に着くと、朝食の準備をする東条の他には、まだ誰も来ていないようだった。


    最原はひとまず、東条に挨拶をする。


    「あら、最原君。おはよう。最原君は、食パンとクロワッサン、どっちがいいかしら?」


    そう尋ねられたので、クロワッサンと答える。


    「分かったわ。それじゃ、準備するから待っていてね。」


    そう言うと、東条はキッチンに向かった。


    最原は、する事も無いので席に座って待っていた。


    すると、誰かが来たようで食堂に人影が見える。




    春川が食堂に着くと、既に先客が居た。


    『彼』は、食堂の椅子に座っている。


    やがて、こちらに気がついたようで、『彼』は笑顔で挨拶をしてくる。


    「あっ、おはよう春川さん。昨日はお疲れ様」


    その声を聞くと、激しく頭を揺さぶられるような感覚に陥る。


    その感覚に耐えながらも、春川は返答する。


    「おはよう、最原」


    こういう時、普段通りの自分が出せることを嬉しく思いながらも、心の中では、もっと自分に正直になりたいとも思っていた。


    そうして、また最原が春川に問う。


    「今日の朝ごはんは、パンみたいだよ。さっき、東条さんが、朝食は食パンかクロワッサンかで聞いてきたから。」


    春川はそう言われて、思考する。


    自分がいつも食べるのは食パンだ。ならばここは食パンを選ぶべきだろう。しかし『彼』の選ぶ物が何かによってそれは変わる。


    やがて、東条が皿の上に焼きたてのパンを乗せてこちらにやってくる。


    そうして、『彼』の目の前に運ばれたそれは、クロワッサンだった。


    「あら、春川さん。おはよう。貴女は、食パンとクロワッサン、どっちにする?」


    こちらの姿を認めた東条が、話しかけてくる。


    『彼』が選んだのを見れば、答えは決まっている。


    「…クロワッサン」


    それを聞くと、東条はキッチンに向かっていった。


    春川は、それを確認すると、席に座る。


    『彼』の前の席に。



    クロワッサンは焼きたてで、火傷しそうなくらい熱い。


    それでもなんとか手でちぎる事に成功し、口に入れる。


    ほんのりとした甘さを感じると共に、パンの香りが鼻を抜ける。


    その余韻を感じていると、ふと、目の前から視線を感じる。


    見ると、春川がこちらをじっと見ていた。


    な、何だろうか。自分の顔に何か付いているのか。


    そう思って顔を触るが、別段違和感はない。


    彼女に見つめられていると、とてもでは無いが落ち着いて朝食が食べられない。


    そう思い、彼女に話しかけようとすると、ぷいっと視線が逸らされる。


    どうしたものかと思っていると、東条さんがやって来て、彼女の前にクロワッサンを置く。


    それを見て、珍しいなと感じた。彼女は普段食パンを食べるため、今回もそうだと考えていたからだ。


    「珍しいね、いつもは食パンなのに」


    そう聞くと、春川は


    「いつも同じだから…たまには」


    と言って、クロワッサンを食べ始める。


    その様子は、ハムスターがエサを頬張るようで、小動物的な可愛さがあった。






    こんな風にして朝食を済ませると、最原は食器を片付けて、何処かへ散歩に行ってしまった。




  138. 138 : : 2017/02/07(火) 23:51:53
    なにこの乙女…ブハッ鼻血が…
  139. 139 : : 2017/02/07(火) 23:59:39
    その後、最原は図書館に向かったり、カジノへ向かったりして時間を潰した。


    そして、昼食を終えた今、一先ず自室へ戻ろうかと思い、歩み始める。


    そして、自室の前にたどり着いた最原は、ドアを開けて中に入る。


    さて、ひとまず軽く昼寝でもしようか。昼食を取ってから眠くなってしまった。


    そう考えながらドアを閉めて、ベッドに向かおうとした矢先



    強い衝撃と共に床に倒れこんだ。


    突然のことに困惑する最原。 「何が起きたんだ!?」 その思考で頭が占められていた。


    今も何かがのしかかっている感覚を覚えている。最原がおそるおそる振り向いて確認すると…


    そこには口を半開きにして笑う春川の姿があった。




    もう限界だ。昼頃、春川はそう感じていた。


    以前から春川が抑えてきた『彼』を思う気持ち。それが今や、爆発寸前になっていた。


    そう考えてからの彼女の行動は早かった。


    まず、『彼』の部屋を尋ねる。 ノックをしても返事が返って来ないため、こっそりと中に入る。


    この時点で、 彼女の中にはまともな思考回路は残っていなかった。


    そして、中に入ると、そこらじゅうから感じられる『彼』の匂い。 それに気絶しそうになりながらも、準備を進める。


    春川は、ドアに近い方の部屋の隅を目にすると、壁を蹴り、駆け上がる。


    そして、部屋の隅にまで来ると、身体の向きを変えて、じっと待つ。


    チャンスは一度きりだ。二度は無い。


    春川は、驚異的な身体能力と忍耐力を駆使して、『彼』が来るのをじっと待っていた。


    そして、『彼』が戻ってきて、ドアを閉めて無防備な背中を見せた瞬間、『彼』に飛びかかった。


    突然のことに動揺する『彼』。 とてもそそるものがある。


    春川は、今だけは理性を投げ捨てて、欲望のままに行動していた。
  140. 140 : : 2017/02/08(水) 00:00:27
    さて、春川さんが暴走を始めたところで今回はここまでです。

    正直眠い…
  141. 141 : : 2017/02/08(水) 00:07:23
    本当は昼食後に、最原に春川へラキスケでも起こそうかと思っていたのですが、その場合、今の春川さんならその場でやるor手刀で気絶させてお持ち帰りする未来しか見えなかったので、多少強引ですがこんな感じにしました。


    恋する乙女って、行動力ありますね。
  142. 142 : : 2017/02/08(水) 00:17:25
    ああ…純粋で清純な春川さんが…
  143. 143 : : 2017/02/08(水) 00:20:25
    スパイダーマンか…いやなんか違うな
    はい!恋する乙女ってすごいですよね!
  144. 144 : : 2017/02/08(水) 00:20:48
    ラッキースケベ起こした場合もみたいです!
  145. 145 : : 2017/02/08(水) 00:41:11
    >>144 じゃあ、少しだけ。


    それから暇つぶしに散歩をした後、昼食を取った最原は、する事もなく歩いていた。


    すると、目の前から、春川がこちらの方向へ歩いて来るのを目にした。


    そういえば、昨日のタオルのお礼を言っていなかったなと思い、最原は声をかけようとする。


    しかしここで、不幸にも靴紐が解け、前のめりになって倒れてしまう。


    「うわっ!?」


    その先には春川が居たため、彼女も巻き込む形となり…


    気がつくと、彼女を押し倒しているような姿勢になってしまった。


    しかも、地面に着こうとした右手は、春川の胸を掴んでしまっている。


    「わっ、わっ…ごめん!春川さん!直ぐにどくから…」


    姿勢を直そうとするが、慌てているため、時間がかかる。


    紆余曲折あって、ようやく二人は起き上がった。


    「本当にごめんよ春川さん!急に靴紐がほどけ


    謝罪の言葉を言い切る前に、彼女のハイキックが側頭部に入る。


    それは最原の意識を刈り取るには十分すぎた。


    薄れゆく意識の中、最原は思った。


    黒か…
  146. 146 : : 2017/02/08(水) 02:28:51
    最原のムッツリサンめ…そして春川はハァハァしながらラブアパート?最原の部屋にいって襲うんですね!
    自分のワガママ聞いてくださってありがとうございます!
  147. 147 : : 2017/02/08(水) 02:44:28
    このあと純愛イチャエロもあれば射精管理ルートもあるという楽しみさ
  148. 148 : : 2017/02/08(水) 02:46:03
    あぁ…すごい楽しみだぜ
  149. 149 : : 2017/02/08(水) 15:06:28
    今日の投稿はかなり遅くなる+短くなる予定です。


    待っている間は、そこで縛られている東条さんを好きにしていい って最原君が言っていました
  150. 150 : : 2017/02/08(水) 15:41:42
    東条さんかわいい…


    普段大人ぶってる東条さんに、敢えてオムツを履かせて過ごさせたい


    普段とは違う下腹部に違和感を感じる東条さん


    朝にそれを履かせた後、最原から利尿剤入りの水を飲まされる東条さん


    そのまま皆のために食事の準備や掃除をするけど、トイレに行きたくて行きたくて仕方がない東条さん


    限界寸前になってトイレに行こうとするけど、その度に最原に呼び止められて絶望的な顔をする東条さん


    やがて、最原に「漏らしてない?」と言われてオムツに手を当てられて、耐えられず漏らしてしまう東条さん


    漏らした事で羞恥心で顔が赤くなるけど、開放感も感じている東条さん



    そうして最原に「夜まで我慢出来るかな?」と言われてまだ終わっていない事を理解する東条さん


    結局夜になるまで何回も漏らしてしまう東条さん


    夜になって最原にオムツを交換してもらう時に、真っ黄色になったオムツを責められて顔を赤くする東条さん


    最原に、股を拭かれて感じてしまう東条さん


    その後、お仕置きと称して何回も最原のミルクを下の口で味わう東条さん


    そんな普段と違う東条さんが見たいので誰か書いてください。誰も書かなかったらそのうち書きます
  151. 151 : : 2017/02/08(水) 15:51:04
    自分で書きましょう…作者さんは好きな子に意地悪するタイプ?
  152. 152 : : 2017/02/08(水) 16:09:32
    妄想駄々漏れですね…若干良さが分かってしまう…
  153. 153 : : 2017/02/08(水) 23:07:43
    最原は、突然の春川の行動に困惑していた。


    「は、春川さんっ、急にどうし…」


    何か言おうとするが、その唇は、春川の唇によって塞がれる。


    彼女の唇はそのまま、顔から首の方に向かって降りていった。


    その間に、春川は両手を器用に使って、最原の服を脱がしていく。


    抵抗しようにも、春川の抑えつける力が強く、身体が動かない。


    そうこうしている内に、最原の上半身が剥かれた。


    最原の上半身は、その小柄な体躯の割に、脂肪の少ない引き締まった胸板と、僅かに割れた腹筋を見せていた。


    春川は、それを見ると、何かに取り憑かれたように最原に抱きつき、呼吸する。


    彼女の燃え上がった欲望は、最原を前にしてその炎を煌々と輝かせていた。


    暫くの間、春川の荒い呼吸音だけが、部屋の中に響いていた。


    やがて、最原の方は徐々に興奮を感じていた。


    目の前で、気になっていた女の子が、こんな痴態を晒している。


    そう考えると、自身の下腹部も硬く、大きく変化していく。


    そんな最原の下腹部の変化に、春川の方も気が付いたようだ。


    胸元から身体を起こすと、じっ と最原の下腹部を見る。


    春川は、最原のズボンに不自然な膨らみが出来ているのを目にした。しかも、その膨らみは、春川が見つめた辺りからますます大きくなっている。


    普段の彼女ならば、そんな最原を冷ややかな視線で見つめていただろうが、今の彼女は箍の外れてしまっている。


    喉を鳴らして唾を飲み込み、ゆっくりとズボンのボタンを外し、チャックに手を掛けて、下ろす。そうして、ズボンを脱がせると、最原の肉棒が、パンツを破らんばかりに大きく自己主張していた。


    春川は、震える手で最原のトランクスを下ろす。 途端に最原の肉棒が、その反動で春川の顔を叩いた。


    最原は、気になっている女の子に自身の下半身も露わにされた事で、顔を両手で覆い、真っ赤になった顔を隠していた。


    春川は考える。 先程自身の顔を叩いたものは何か と。少なくとも、それからは、これまで感じていた『彼』の匂いをより強く感じることが出来た。


    そうして、暫し最原の肉棒を凝視すると、今度は最原にも聞こえるくらい唾を飲み込む音を立てて、




    意を決したように、肉棒を口に咥えた。
  154. 154 : : 2017/02/08(水) 23:09:48
    最原の肉棒はでかいんだよな…!
  155. 155 : : 2017/02/08(水) 23:49:14
    春川がまず感じたのは、むせ返るようなオスの匂いと、口いっぱいにある熱を持った異物感だった。


    しかし、今の春川にはその匂いは格別のもので、もっと嗅いでいたいと感じていた。


    また、肉棒を咥えた事で別の発見もあった。咥える前に、最原の肉棒から出ていた、粘つく透明な液体がそうである。


    口に咥えた途端、その液体の味を理解して、そして春川は何とも言い難い興奮を感じた。


    あの液体がもっと出ないかと考えた春川は、一度肉棒を咥えるのをやめて、チロチロと舌で最原の肉棒の先端を弄り始める。


    弄り始めるやいなや、再びあの粘性の液体が出てきた。それを確認すると、春川は肉棒にむしゃぶりつき、液体の味を楽しむ。


    そうしていると、後ろから髪を掴まれる感触を春川は覚えた。それを確認するかしないかの内に、春川の喉の口の奥まで一気に肉棒が侵入する。


    最原は、もう限界だった。突然、気になっている女の子が襲って来た上、自身の愚息を弄られ、先走った液まで舐め取られる。こんな様子を目の前にして、暴走しない方がおかしい。


    「春川さん。それ、春川さんの口の中に出し入れしてくれないかな。そうしたら、良いものをあげるからさ」


    最原は、春川にそう言う。


    一方、春川は突然の最原の行動に驚きと苦しさを感じていた。最原のモノは大きく、とてもでは無いが、彼女の口内には全部入りきらない。


    それでも、最原はこう言っていた。「もっと良いものをあげる」と。


    今快楽を覚えているこの粘性の透明な液体よりも、凄いものがあると言うのか。春川は、その「良いもの」に期待と若干の恐怖を抱きながらも、最原の言われた通りにする。


    「あっ…ごめん春川さん。その、なるべく歯が当たらないように出来るかな?」


    どうやら、自分の歯が立ってしまってはいけないらしい。最原の注文を難しく感じながらも、その先に待つご褒美の為に、春川は一生懸命に顎と頭を動かした。


    春川の呼吸音に変わって、部屋の中に春川が最原の肉棒を咥える音と、興奮した様子の最原の呼吸音が響く。


    「はっ、春川さん。気持ちいいよ… 僕、もう…」


    そう言うと、最原は両手で、肉棒を咥える春川の後頭部を抑える。


    それによって、春川の口内の奥に、最原の肉棒の先が固定される。


    そうして、直ぐに肉棒の先端から、最原の白い精液が飛び出した。


    勢いよく流れ出る精液の一部が、春川の喉の奥にも侵入し、春川はむせるような感覚を覚える。しかし、口から肉棒を抜こうとしても、最原に頭をがっちりと押さえつけられているせいで、それも出来ない。


    従って、今の春川にこの白い暴力から逃れる術は無かった。


    やがて、奔流も徐々に勢いが無くなり、1回目の射精が終わった。


    最原は、満足げに手を離すと、春川の口内から肉棒が引き抜かれた。


    春川の口内には未だ大量の精液が残っており、一部は口や鼻から出てしまっている。


    放心状態の春川を見て、最原は


    「ごっ、ごめん春川さん!ついやりすぎちゃって…」


    そう謝罪する。


    一方で春川は、放心状態であったが、徐々に思考を取り戻しつつあった。


    そうして、口内の液体の感触を思い出す。


    なるほど、確かにこれは「良いもの」だ。


    そう思うやいなや、春川は口内の液体を残らず飲み込む。


    飲み込んだ後になって、春川は、自身の秘部に物足りなさを感じる。


    先程の液体がこっちにも欲しい。そうしないと、また前のように満足が出来ない。そう脅迫されているような感覚を春川は覚えた。


    「ねえ、最原。」


    「な、何?春川さん」


    「さっきのやつ、もう一回出せる?」


    「え!?えーっと…もう一回なら、まあ…」


    「そう、それじゃ」


    そう言って春川は、最原に見せつけるように自身の秘部を露わにする。


    最原の眼前には、淫らな液体を滴らせた、濡れそぼった秘部が下着に透けて見えていた。


    「こっちにも、くれる?」
  156. 156 : : 2017/02/08(水) 23:52:07
    疲れたので、今回はここまでで。

    多分明日には本編終わって後日談に入れると思います。
  157. 157 : : 2017/02/09(木) 00:32:52
    ありがとうございます。あまり無理なさらないように…楽しみにしてる方が大勢いらっしゃるので。
  158. 158 : : 2017/02/09(木) 00:34:59
    後日談の後は東条さんかな?最赤かな?
    楓姉妹?ハーレム?楽しみだな
  159. 159 : : 2017/02/09(木) 01:07:07
    >>158 今のところは東条さんを書く予定です。


    それか、皆様の中で、何かリクエストなどございましたら、そちらを書こうかなと思います。


    このままだとn+1回(nは自然数)東条さんが辱められるので
  160. 160 : : 2017/02/09(木) 01:08:50
    いつも拙作を読んでいただきありがとうございます。

    更新ペースは遅いですが、最後まで質を落とさずに続けていきます
  161. 161 : : 2017/02/09(木) 01:13:10
    リクエストとしては
    赤松 春川 東条さんのハーレム
    単体なら 茶柱かな?
  162. 162 : : 2017/02/09(木) 01:13:49
    いつも楽しみにしてます!赤松姉妹また読みたいです!
  163. 163 : : 2017/02/09(木) 01:22:56
    ハルマキの終わったら東条さんなんだ!
    作者さんの愛に溢れてる東条さん…エロいだろうなぁ…
  164. 164 : : 2017/02/09(木) 01:23:30
    じゃその次ハーレムor赤松or茶柱?
  165. 165 : : 2017/02/09(木) 07:08:37
    >>163 愛液溢れる東条さん?

    取り敢えず、リクエスト了解です
  166. 166 : : 2017/02/09(木) 07:42:05
    最原は、目の前の春川の痴態に、先程よりもいっそう強く興奮する。


    また、秘部を見つめていた最原は、ある事に気がついた。


    彼女くらいの年には、既に生え揃って居るはずの彼女の茂みが、全く見当たらないのである。


    しかも、見た所、敢えて剃ってそうしているというようにも見えない。


    「…そんなにじろじろ見ないで。」


    「ごっ、ごめん! その…春川さん。」


    「…何?」


    「春川さんって…その…生えてないの?」


    最原がそう言うと、春川は耳まで顔を赤くして、俯く。


    「…文句ある?」


    そう言った姿は、ひどく愛らしいものだった。


    それにしても、普段大人びた様子の春川が、実際はパイパンだったとは… 最原は、春川の普段とのギャップに興奮を覚える。


    「それじゃあ、ちょっと待っててね」


    最原は、行為に入る前に、まず、春川の下着を脱がしにかかる。


    こうやって、行為に入る前のこの動作が物凄く興奮するのは何故なのか。


    やがて、春川のパンツを膝くらいまで下ろすと、すじの入った、つるつるの秘部が、息がかかるくらいの距離に見える。


    こうして見ると、春川が大人びた子供のように感じられ、それを自分の色に染める事に、最原は一種の背徳感を覚えた。


    そうして、パンツを敢えて片足に残し、最原は寝転がる。


    次に、騎乗位の体制を取らせるべく、春川に自身の肉棒の上に跨るように言う。


    春川は、最原の指示に従って、最原の肉棒の上に跨り、秘部を肉棒の先に付ける。


    そうして、最原は春川に、秘部を肉棒に擦り付けるように頼む。


    春川がそれに従い、秘部で肉棒を舐めるよう動く。


    その姿は、とても扇情的で、肉棒はますますその硬さと大きさを増す。


    やがて、そうしていると、互いの性器が、春川の蜜によって濡れてくる。


    頃合いだと判断した最原は、春川にもう入れても大丈夫だと言う。


    それを聞くやいなや、「待て」が解除された犬のように、春川は秘部の入り口を先端にあてがい、一気に腰を下ろした。


    瞬間、肉棒に伝わる凄まじいまでの締め付け。


    本当に、小さい子供のようなその窮屈さは、彼女の肉壷が、最原の肉棒の形を覚えるようだった。


    それと共に、彼女から破瓜の赤が流れるが、彼女自体は痛みに慣れた様子で、特に苦しんでいる様子はない。


    むしろ、奥まで肉棒がぶつかった事に快楽すら抱いているようだ。


    それを確認した最原は、彼女の小ぶりな尻を両手で掴んで、ゆっくりと彼女の身体を上下させた。
  167. 167 : : 2017/02/09(木) 07:52:50
    最原フィーバーしてる
  168. 168 : : 2017/02/09(木) 08:06:59
    パン、パンと一定のリズムで春川の肉壷の奥に、最原の肉棒が叩きつけられる。


    その度に、春川は脳天まで突き抜けるような感覚に襲われていた。


    一方で、最原の方も、一突きするたびに肉壷が締め付けてきて、興奮を感じていた。


    先程まで形状を記憶するに努めていた肉壷が、最原の肉棒の形を覚えたようだ。


    その事に、最原は、春川を自分専用にしたような優越感を覚える。


    また、目の前で腰を振る春川は、自身の肉棒に満足感を覚えているようで、肌から汗を出し、顔は赤く上気させて、ひどく扇情的な雰囲気を醸し出していた。


    それを見ていると、腰を振る速さと強さも更に強くなる。


    部屋の中に、互いの興奮した呼吸音と、肉壷に肉棒が叩きつけられる音が響く。


    暫くそうしているうちに、春川の身体が小さく跳ねた。軽く絶頂を迎えたらしい。


    すると、一瞬、肉壷の締まりも強まる。


    それを皮切りに、春川は何度も身体を跳ねさせ、その度に締め付けも一瞬強くなる。


    そろそろ限界が近いらしい。それは最原にも同じ事で、今は暴発してしまう事を抑えるのに必死だった。


    「春川さんっ…そろそろ…」


    何度も軽い絶頂を迎える春川に、最原は言う。


    「あっ… いいよ、最原… んっ… 全部、中に…びゅーって、最原のせーし、ちょうだい…」


    春川は、快楽から口調も子供じみたものになる。そのアンバランスさが最原の興奮を更に高め、ぎゅっと尻を掴み、腰を振る速度を上げる。


    「あっ…きちゃう。なんか、すごいのきちゃう。身体熱い… おまたの奥がジンジンするよぅ…」


    口調まで幼児退行している様子の春川。その様子と対照的に、最原の目には快楽に悦ぶ「女」が居た。


    やがて、最原は春川の腰を押さえつけ、肉壷の奥にまで肉棒を侵入させる。


    その瞬間、これまでにないほど肉壷の締め付けが強くなる。その様子は、あたかも、最原の精子を一滴残らず飲み込もうとするようだった。


    直後、白濁が肉壷の中に溢れ出す。


    その瞬間、春川はなんとも形容しがたい快楽に顔を悦ばせる。


    「ああ、出てる… おまたの奥でびゅーって出てるよぉ…」


    そんな事を無意識下で言う春川。


    やがて、射精が収まると、春川は最原の方に倒れ込む。


    その拍子に肉壷から肉棒が引き抜かれ、白濁が肉壷から流れ出る。


    「あっ…勿体無い」


    それに気がついた春川は、こぼれ落ちる精子を手で掬い、口元へ持っていく。


    それを確認すると、最原は体力の限界が来たのか、意識を落としていった。
  169. 169 : : 2017/02/09(木) 08:22:38
    再び、最原は意識を取り戻した。


    傍らには、疲れたように、それでもどこか満足げに眠る春川が居た。


    彼女が 何故こんな事をしたのか定かではないが、今の彼女を見ていると、なんとなく、彼女が吹っ切れたような感じがする。


    やがて、春川も目を覚ましたようで、虚ろな視線を向ける。


    そして、直ぐに自身の状況と、これまでの自分の行為を思い出したようで、一気に耳まで真っ赤になり俯いてしまう。


    その様子がとても愛おしくて、最原は思わず春川を抱きしめる。


    それに対して、最初は振り解こうとしていた春川だが、やがて、抵抗をやめ、されるがままになった。


    そして、普段とは違う弱々しい様子で言う。


    「…最原」

    「どうしたの?春川さん」

    「その…さっきまでの私は、忘れて。その、あの時は私じゃなかったというか…」


    春川にしては珍しく、歯切れが悪い。しかし、そんな事は出来ない。あんなに可愛い春川の事を忘れるのは、到底出来っこない。


    その事を春川に言うと、春川は


    「か、可愛いとか… 私には似合わないよ…」


    と言って、顔をより一層赤らめる。その姿がどうしようもなく可愛らしくて、抱きしめる力を強める。


    そうしていると、ふと、視線を感じた。


    何かと思ってドアの方を見ると、ドアが少し開いていて


    「…今日はお赤飯ね」


    東条がこちらを見ていた。


    「…あの、東条さん。」


    「何?」


    「いったい…いつからそこに?」


    「さあ、いつからでしょうね。」


    そう言って、東条はドアを閉めてしまった。


    最原は、もう一度傍らの春川を見ると、

    「春川さん」

    いつになく真剣な表情で尋ねる。

    「…どうしたの?」

    それに対して、春川も普段の調子に戻る。

    「これは僕の方から言わせてほしい。順番が逆になったような気がするけど」


    一旦そう切って、再び言う。


    「僕の彼女になってくれませんか」


    部屋が一瞬静寂に包まれる。やがて、春川が顔を上げ、こちらに視線を合わせる。


    「…いいよ」


    その顔は、いつも通りのように取り繕っていたが、首まで真っ赤に染まっていた。


    そして、幸福な結末へ 了
  170. 170 : : 2017/02/09(木) 08:23:51
    後書き

    書いてるうちに誰だお前ってなった。

    難産でした。こんな結末だけどゆるして

    小ネタ挟んだら後日談書きます…

  171. 171 : : 2017/02/09(木) 08:35:32
    今回も素敵な小説ありがとうございました!
    とてもよかったです!
  172. 172 : : 2017/02/09(木) 08:41:09
    じゃ、小ネタに行きますかねえ。

    ・最原×東条

    ・多分今迄で一番マニアック

    ・最原ドS

    ・誤字脱字、キャラ崩壊はゆるして


    以上を留意してご覧ください。

    取り敢えず、書き出しを掲載するよ
  173. 173 : : 2017/02/09(木) 08:41:55
    アカン、ログインしてなかった
    >>172は自分です
  174. 174 : : 2017/02/09(木) 08:42:52
    朝、東条は敬愛する主人に呼び出されていた。


    「失礼します」


    そう言って彼女は部屋に入る。


    「おはよう、斬美」


    そう、彼女の主人、最原は言う。


    「おはようございます。終一様」


    彼女は平気な様子でそう言うが、心中は、彼の声を聞いた事で既に興奮を覚えていた。


    彼らの関係は、誰にも秘密で、こうして二人きりになると互いの名前を呼びあった。


    「言われた通りにしてきた?」


    そう最原が尋ねると、東条はそれに行動で示す。


    東条がスカートをたくし上げると、そこには下着も何もつけていない秘部が現れた。


    その上、それを覆う筈の茂みも、一つ残らず剃られ、丸見えの状態だ。


    「うん、やっぱりこの間剃ってよかったよ」


    そう言うと、最原は後ろ手に隠していたものを東条に見せた。


    「だって、赤ちゃんに、毛が生えていたらおかしいからね。」


    最原は、手にオムツを持っていた。


    東条はそれに興奮した顔つきを隠せない。


    今日も、爛れた主従関係が始まる。
  175. 175 : : 2017/02/09(木) 08:57:02
    最原は、オムツを持って、たくし上げたままの東条に近づく。


    「そのままの体勢で居てね。」


    そう言って、最原はかがんで東条にオムツを装着し始める。


    「うん。多分これで大丈夫だ。」


    そう言うと、立ち上がり、最原は東条を見た。


    メイド服に身を包んだ東条は、一見すると、大人の女 という感じだが、そこに、下半身を包む大きなオムツが加わる事で、非常にアンバランスな事になっていた。


    一方で、東条の方は、下半身を包む、下着ではない感覚に違和感を覚えていた。


    「それじゃ、スカート戻していいよ。そしたら、これを飲んでね」


    そう言って、最原は500mlのペットボトルを差し出す。


    中に入っているのは…水だろうか?


    東条は、元の姿勢に戻り、最原からペットボトルを受け取り、飲み干していく。


    味は、ほのかにレモンの味がする。朝の渇いた喉には丁度よく、あっという間に全て飲み干してしまった。


    それを最原はニコニコと見ていた。


    「飲み終わりました。終一様。それで、これは何ですか?」


    東条が尋ねると、最原はこともなげに


    「ああ、その中身?利尿剤入りの水だよ。レモンの味が付いてて、美味しかったでしょ?」


    そう、東条に言った。


    「それじゃ、斬美にはこれから夜になるまでその格好で過ごしてもらうからね。勿論、その間のトイレは禁止。どうしてもと言うなら、そのオムツの中に出すといいよ」


    現在の時刻は7時。少なくとも12時間以上はこの格好で、トイレに行けずに過ごさなければならないのか。


    その事実に東条は戦慄し、そして早くも尿意を感じ始めていた。


    「それじゃ、今日も一日頑張ってね」


    最原は、東条に笑顔でそう言った。


    まだまだ1日は始まったばかりだ。
  176. 176 : : 2017/02/09(木) 09:01:25
    わあ趣味全開
  177. 177 : : 2017/02/09(木) 09:12:31
    春川さんの時も東条さんは覗い…目撃してしまったのか
  178. 178 : : 2017/02/09(木) 09:13:11
    まさにドS…フハハハハ
  179. 179 : : 2017/02/09(木) 09:50:32
    東条さんのドSプレイと春川さんの射精管理…最原先輩すげえっす…!?
  180. 180 : : 2017/02/09(木) 09:50:55
    よそでも赤松さん版のトイレ我慢ネタ見たことあるしセフセフ
  181. 181 : : 2017/02/09(木) 09:51:25
    キルミーは自慰をしてたのかな?
  182. 182 : : 2017/02/09(木) 11:01:21
    シチュエーション的にありだな
  183. 183 : : 2017/02/09(木) 11:11:40
    食堂で朝食を作り、食器を並べる。


    いつもやっている筈のその動作さえ、今の東条には億劫に感じて居た。


    時折、皆から話しかけられる度に過剰に反応してしまい、その度に下腹部に力を入れる。


    東条は、なるべく普段通りに振舞いながら、その実、下腹部の違和感に耐えながら、必死に尿意を我慢していた。


    その顔は、平静を装いつつも、時折尿意の波が来ると、口元をぎゅっと締め、何かに請い願うような目をする。


    やがて、朝食を済ませると、東条は学園内の清掃をし始める。


    この頃になると、尿意はかなりギリギリのラインになっており、トイレの近くを通ると、それを名残惜しそうに見るようになった。


    それでも、主人の言いつけ通り、トイレに入り排尿するのは我慢していた。それを破る事は、即ち主人の意向に背くという事だ。


    そんな事は絶対にしたくない。そういう思いが、東条の動きを縛る鎖になっていた。


    やがて、廊下での清掃を粗方終え、後はライトの埃を取るだけになった。


    そうして、埃を払おうと背を伸ばした途端、


    一瞬だけ、気を抜いた事で出てしまったのを感じた。


    それを感じると、東条は無意識のうちにトイレの方に歩みを進める。


    先程は何とか止める事が出来たが、このままでは必ず漏らしてしまう。その事を本能で理解していた。


    辺りを見渡しても、主人の姿は無い。そうして、トイレの近くまで来た東条。


    「ねえ、斬美」


    その背後から、最原が囁いた。


    その言葉に足を止める東条


    「何処に行くの?まさか、トイレ?」


    最原は、尋ねる。


    今、東条の中では羞恥心と主人への忠誠心がせめぎ合っていた。トイレは目の前だ。今すぐかけ込めば、最悪の事態は回避できるだろう。しかし、それは主人を失望させてしまう事となる。


    暫くして、東条は最原に向き直る。忠誠心が羞恥心を上回ったらしい


    「何でも…ございません…」


    言葉だけ取り繕うが、既に限界だ。


    最原は、それを聞くと笑顔を見せる。


    「そう。よかった。ところで…」


    言葉に続けて、最原は徐に東条のスカート越しにオムツに手を当てる。


    「まだ、漏らして無いよね?」


    今の東条には、その言葉は言外に「漏らせ」と言われているに等しかった。


    それがトドメとなったのだろうか。


    シュイイイイィィィ…


    東条のスカートの中からくぐもった水音が聞こえて来た。


    東条は、それを止めようとするが、一度出し始めた奔流は簡単には止まらない。


    最原は、その様子を満足げに見つめていた。


    やがて、 水音が聞こえなくなる。


    「あーあ、漏らしちゃったね。斬美。」


    人ごとのように、最原は言う。


    東条は羞恥心で倒れてしまいそうだった。敬愛する主人の前で失禁をしでかしたのだ。オムツも、東条の尿を吸って、幾分重くなった事が分かる。


    そんな東条の事を気にすることなく、最原は囁く。


    「それじゃあ、夜まで頑張ってね。」


    それを聞いて、東条はハッとする。そうだ。まだ終わってはいない。


    今の時間はまだまだ午前中だ。後は、夜になるまでこの状態のまま耐えなければいけない。


    そんな事は到底不可能だ。


    追い討ちをかけるように、最原は続けて言う。


    「そうだ、斬美。喉乾かない?」


    そう言って、懐から取り出したのは、見覚えのあるペットボトル。 それも2本。


    「朝に沢山飲んでたけど、アレだけじゃ足りないと思ってね。だから、追加で用意しておいたんだ。」


    最原は笑って言う。それは、東条にとって死刑宣告と同じだった。


    アレを1本飲んだだけでもこの有様なのだ。もし更に2本も飲んでしまえば…


    想像して、身体を震わせる。とはいえ、折角主人が用意してくれたものだ。飲まないのは、失礼にあたる。


    「ありがとう…ございます…」


    泣きそうな顔をしながら、東条は震える手で2本のペットボトルを受け取った。


    口に広がるレモンの味が、染みた。
  184. 184 : : 2017/02/09(木) 11:12:35
    今回に関しては、容赦はしない。
    徹底的に描写し尽くす
  185. 185 : : 2017/02/09(木) 11:52:14
    作者さんそういう趣味…?もっともっと
  186. 186 : : 2017/02/09(木) 11:53:58
    熱意の方向性なんか間違ってないカナ?
    楽しみですけど
  187. 187 : : 2017/02/09(木) 12:21:00
    やべーぞこの作者思った以上にやべーぞ!?(褒め言葉)
  188. 188 : : 2017/02/09(木) 12:28:10
    いい趣味してますね!(誉め言葉)
  189. 189 : : 2017/02/09(木) 13:07:07
    昼になり、東条は昼食の準備をしていた。


    水分を含んだオムツが、不快感を感じさせ、動きを阻害する。


    この日は、各自で食事を取るものも多く、昼食の時間に食堂に来たのは、最原と赤松くらいだった。


    今日の昼食は、パスタだ。


    東条は、二人の前にパスタを置き、自分の分もテーブルに置く。


    「わあ、美味しそう。東条さん、ありがとう!」


    「うん、そうだね。ありがとう、東条さん。」


    赤松と最原は、東条に礼を言う。


    「そう、喜んでくれたのなら嬉しいわ」


    東条は大人の笑顔を浮かべて返答する。


    …下腹部には、子供のようにオムツを履いていたが。


    こうして、昼食が始まった。


    「んー!美味しい。ちょっと辛いけど、それが逆に一層美味しくなるというか…」


    「そうだね。ついつい水を飲みすぎちゃうね」


    「え、ええ…そうね。」


    東条の作ったパスタは、辛さが特徴的なアラビアータだ。皆、パスタを食べつつ適度に水を飲む。


    …勿論、東条の水だけは、利尿剤入りだ。


    東条も、その事を分かっているのか、口内に広がるレモンの味を、半ば震える口で受け入れる。

    「ご馳走様ー!東条さん、本当に料理上手だね!」


    「ご馳走様。そうだね。また食べたいくらいだ。」


    そうしているうちに、昼食が終わる。


    「え、ええ…喜んでくれたようで…何よりだわ…」


    東条はなんとか返答するが、かなり辛そうだ。


    「私、皆のぶんもお皿片付けてくるね。あと、コーヒーも入れてくる。」

    「ありがとう、助かるよ赤松さん」


    赤松は、空になった食器を持って、厨房の方に向かっていった。


    「さて、斬美。二人きりになったね」


    赤松の姿が見えなくなると、最原は東条のそばに行く。


    東条は、小刻みに震えており、今にも決壊寸前だ。


    「そんなに我慢しないで、ほら、漏らしちゃえばいいのに」


    最原は、東条の後ろに立ち、耳元に悪魔の囁きをする。


    それでも、東条は懸命に耐えている。


    それを見た最原は、顔を耳から離す。


    東条が振り向くと、最原はにっこりと笑顔を浮かべていた。


    その笑顔にほっとしたのもつかの間、最原は突如、東条のスカートを捲る。


    そうして、東条のオムツが露わになった。


    元々は白かったオムツは、今は前の方に、交換のサインを表す青い線が入っている。


    そうして最原は、秘部のある辺りに手を当て、囁く。


    「我慢は身体に良くないよ。斬美。ほら、しー」


    そう言って、最原は、子供に言うようにして東条に排尿を促しながら、手を動かし、排尿の補助をする。


    「『しー』だよ。斬美。我慢しちゃダメ」


    東条は、駄々をこねる子供を扱うような、最原の言葉に羞恥心を抑えきれなくなる。


    「あ、あ、あ、ああああああああ!!!」


    咄嗟に出た嬌声は、最原の手によって塞がれる。


    やがて、カクカクと東条の腰が動くと、


    最原は、手の中で何か暖かいものが出てくるのを感じた。


    「そうそう! えらいえらい。斬美はいい子だねー。 さっ、 しーしー全部出しちゃおうか。 」


    嬉しそうに笑う最原。それに対して、東条は半ば引きつったような笑みを浮かべる。


    1回目は自分の意思で、2回目は主人の意向に沿って失禁をしでかした東条。


    今の彼女の頭の中は、ふわふわした何かで真っ白になっていた。


    やがて、二度目の失禁が終わった。


    オムツ交換のサインは、ますます濃いものとなり、青い三本線が走るようになった。


    それを見届けると、最原はスカートを元の位置に戻して、再び自分の席に戻る。


    暫くすると、赤松がお盆にコーヒーを乗せてやってきた。


    「おまたせ!ついでに洗い物も済ませてきたよ!東条さんにはいつもやってもらってるし!」


    赤松はそう言って、皆にコーヒーカップを渡す。


    「ありがとう、赤松さん。 確かに、東条さんがいつもやってくれるからね。」


    「そうだね。なんて言うかな、東条さんってとっても頼れる人っていうか、尊敬出来る人っていうか」


    そう言って東条を褒める赤松。


    「あ、ありがとう赤松さん」


    東条はそれに、ただただ返答する事しか出来なかった。


    …オムツの中は大洪水だったが。


    まだまだ1日は終わらない。




  190. 190 : : 2017/02/09(木) 13:07:32
    東条さん最原にベタ惚れなのかな?
  191. 191 : : 2017/02/09(木) 13:08:42
    後悔もしないし、反省もしない。

    このまま最後まで突っ走る。

    >>190 この東条さんは、ここまでされても幸せ一杯です。
  192. 192 : : 2017/02/09(木) 13:12:04
    キルミー…最原このあとめっちゃ優しくなるのだろうか…何か心配
  193. 193 : : 2017/02/09(木) 13:13:41
    読んだことのあるオシッコssの中で一番マニアックかもしれない
  194. 194 : : 2017/02/09(木) 13:16:05
    マニアック(誉め言葉)
  195. 195 : : 2017/02/09(木) 13:16:17
    まあ趣味は人それぞれだよね
  196. 196 : : 2017/02/09(木) 13:16:48
    キルミーのイチャエロがいつかみたい
  197. 197 : : 2017/02/09(木) 13:44:09
    そこから時間は飛び、夜時間になった。


    夕食を済ませ、片付けをした東条は、足早に最原の自室へ向かう。


    その間ずっと、下腹部の感覚は、自分に不快感を与えていたが。

    「失礼…します…」


    ノックをして、部屋に入る東条。


    待ち構えていたように、目の前には最原の姿があった。


    「今日も一日お疲れ様。斬美」


    最原は、労いの言葉を東条にかける


    「は…い… ありがとう…ございます。」


    東条は、力を振り絞り、返答する。


    「それで…あの…終一様。」


    東条にしては珍しく、自分から進言する。


    「その…コレを、外しては…頂けませんでしょうか…?」


    東条は、一刻も早くこの不快感から解放されたかった。


    そんな東条に対して、最原は


    「ん?何をして欲しいって?ハッキリ言ってくれないと、僕分からないよ。」


    そう返答する。


    それを聞いた東条は、一瞬黙り、俯くと、やがて、小さな震える声で言った。


    「私の… 替えて…下さい」

    「もっとハッキリ言ってくれる?」


    「わ、私の、汚してしまったオムツを…か、替えて…下さい」


    それを聞くと、最原は満足げに頷くと、東条にこちらに来るようにいう。


    そうして、ベッドに仰向けに横たわらせると、手を顔の横に持っていくように言う。


    オムツの方は、既に青い線も掠れてしまって、全体的にうっすらと黄色くなっている。


    最原は、オムツのテープを剥がすと、少しづつオムツが外れていく。


    「うわっ、重い」


    そうして、最後のテープを剥がすと、蒸れた秘部と真っ黄色になったオムツの中が現れた。


    東条は、恥ずかしさから顔を背けている。


    「ぐっしょり濡れてるね… 何回出しちゃったの?」


    最原は東条に尋ねる。


    「よ、4回です…」

    「4回も。へえー…1回目と2回目は知ってるけど、後の2回は何処でやっちゃったの?」


    最原は意地悪な質問をする。


    「さ、3回目は3時くらいに夢野さんと茶柱さんにお茶を用意した際に、4回目は、皆の夕食を作っている時に、気が抜けて…」


    「漏らしちゃったんだね?」


    そう言うと、東条は真っ赤になって口を紡ぐ。


    「それにしても、 普段あんなに大人ぶってる斬美が、オムツがこんなになるまで汚しちゃう子供だったとはね…ビックリだよ」


    最原は、続ける。


    「見える?この真っ黄色になったオムツ。この黄色いの全部、斬美が出したんだよ」


    執拗に


    「皆の前で食事の準備をしていた時も、こんなに真っ黄色なオムツを履いてたんだ?」


    責めるように


    「この事を皆が知ったら、皆斬美に失望するだろうなあ。その辺り、斬美はどう思う?」


    東条に、囁き続ける。


    やがて、それを聞いていた東条は泣き出してしまった。


    その様子は、本当に赤ん坊が泣くようだった。


    最原は、そんな東条の頭を抱える。


    「大丈夫だよ。斬美」


    そうして、やさしく頭を撫でる。


    「もしもそんな事になっても、僕だけは斬美の味方で居るからね。約束するよ。」


    東条は、そんな最原の優しさに触れて、また涙を流す。


    ただしそれは、先程とは違い安心感に包まれた涙だった。


    暫くの間、部屋の中に東条の泣く声が響いた。
  198. 198 : : 2017/02/09(木) 13:58:25
    お前がやらせたんやろ笑
  199. 199 : : 2017/02/09(木) 14:15:43
    暫くして、東条も落ち着いたようだ。


    「泣き止んだ?それじゃ、早くおまたを拭いちゃおうか。かぶれちゃわないようにね。」


    そう言って、最原は布を取り出し、東条の股を拭いていく。


    「さあ、おしりも吹くから、足をあげてねー」


    今誰かが最原のドアを開ければ、東条の秘部も肛門も丸見えになってしまうだろう。


    最原は、早く終わって欲しいと願う東条をよそに、何度も何度も入念に拭いていく。


    「あれー?拭いているのに、何故かどんどん濡れていってるなあ。」


    東条は、最原に秘部を拭かれているうちに感じてしまっていた。


    最原は、わざとらしく反応して、それを責め立てる。


    「ねえ斬美。まさか、またお漏らししちゃったの?」


    言いながらも、手を止めない。


    東条の秘部から、愛液がどんどんと漏れていく。


    「なんでこんなにお漏らしするのかな?ひょっとして、斬美はお腹が空いているのかな?」


    そう言って、最原はズボンのチャックを下ろす。


    そうして、最原の直立した肉棒がその姿を見せた。


    「そんな斬美に、僕から特製のミルクを飲ませてあげるよ」


    そう言って、最原は、ぱっくり開いた東条の下の口に、肉棒を差し込んだ。


    最原が肉棒を出し入れするたびに、東条の身体が跳ね、快楽に満ちた嬌声を上げる。


    一方、最原の方も、何回も身体を重ねているだけあって、東条の肉壷に搾り取られるような圧力を受ける。


    部屋の中に、 東条の嬌声と肉のぶつかる音が響く。


    「終一様っ♡終一様っ♡ 」

    東条も、最原に貫かれて幸せそうな声を上げている。


    「斬美、下の口でお腹いっぱいミルクを味わってね。」


    そう言って、最原は東条の肉壷の奥に、腰を打ち付ける。


    途端に、最原のミルクが、白濁した濃厚な精液が生み出された。


    東条は、下の口でそれを味わっているが、 飲み込みきれず一部を吐き出してしまう。


    最原が肉棒を出すと、その一部が溢れ出た。


    「あーあ、折角出したのに…でも安心してよ。まだまだミルクは沢山あるからさ」


    そう言って、再び下の口に肉棒を咥え挿れる。


    その後、上の口でも最原のミルクを味わった東条は、終わった頃にはベッドの上で最原のミルクに塗れていた。


    東条の下の口からも上の口からも、止めどなく、ミルクが溢れ出ていた。
  200. 200 : : 2017/02/09(木) 14:20:01
    おお…
  201. 201 : : 2017/02/09(木) 14:31:37
    「お腹いっぱいになったかな?」


    最原は、ミルクの海にいる東条に尋ねた。


    返事はなく、東条はただ顔を上気させて、歓喜の表情を浮かべている。


    「どうやら、満足したようだね」


    そう言って、最原は東条の顔の前に、自身の肉棒を突き出す。


    「でも、最後まで残さず食べないとダメだよ。綺麗になるまでしっかり舐めてね」


    東条は、歓喜の声で


    「かしこまりました。終一様♡」


    そう言うが早いか、最原の肉棒にむしゃぶりつく。


    まるで、赤ん坊のおしゃぶりのように、肉棒に吸い付き、なめ取り、ねぶるように口を動かす。


    やがて、一通り掃除をすると、東条は亀頭にキスをして、一言


    「終一様の肉棒のお掃除、完了しました♡」


    その顔は、女の悦びに満ち溢れていた。


    最原は、そんな東条の様子に満足したようだ。


    「それじゃあ、新しいオムツを履かせるから、じっとしててね」


    そう言って、机の上に置いてあった、新しいオムツを手に取る。


    東条は一瞬呆けたような顔を見せる。


    「あ、あの…終一様。その…オムツはもう終わった筈では…」


    「ああ、そのつもりだったんだけどね。ホラ、今日だけで斬美、4回もオムツに出しちゃったでしょ?だから、オムツがまだ卒業出来ていないのかなと思って。」

    そう言って、最原は懐から紙を出し、東条に見せる。


    紙には手書きでこう書かれていた
    『おしっこ出来たねカード』


    その紙には、全部で10個の空欄があり、うち1つ目に最原の手書きでサインがされていた。


    「これから先、オムツに漏らしちゃったら僕に言ってね。その時、さっきみたいにちゃんと言えたら、交換して、サインをしてあげる。取り敢えず、10回やってみよっか。」


    最原は続けて言う。


    「それと、もしも漏らしちゃったのに黙ってたら、おしりペンペンした後、新しいカード作るからね。」


    そして、東条に向き直る。


    「それじゃ斬美。今日からトイレトレーニングを始めようか。」


    東条はそれに対して


    「はい♡ 終一様♡」


    それはそれはいい笑顔で答えた。


  202. 202 : : 2017/02/09(木) 14:34:03
    終 わ り

    やっぱり書きたいこと書くとスッキリするね。

    筆が凄まじく荒ぶった。これも趣味全開だから成せる技だな。




    この後、カードが埋まる直前になってお漏らしの宣言を黙ってしまう東条さんが出たりしますが無害です。


  203. 203 : : 2017/02/09(木) 14:35:39
    なにやってんですか笑
  204. 204 : : 2017/02/09(木) 14:36:11
    東条さん…最原はアブノーマルドSなのね
  205. 205 : : 2017/02/09(木) 14:40:57
    これでもマイルドなテイストなんだよなあ…

    いつもがソフトだから、それに比べれば過激ではあるけど。

    さて、後日談は夜にでも投稿します。




    公開失禁とかおまるとか出さないだけ有情なんだよなあ…
  206. 206 : : 2017/02/09(木) 14:50:11
    そうですねぇ…有情ですねぇ…マイルドだねぇ
  207. 207 : : 2017/02/09(木) 21:03:31
    それじゃ、後日談入りますねー

    取り敢えず、書き出しから上げます。







    最原と春川が恋人の関係になって、一週間がたったある朝の事。


    最原は、朝に目を覚まし、そして、自身の下腹部に違和感を覚える。


    最原が布団の中を覗き込むと、そこでは春川が最原の肉棒を咥え、一心不乱に頭を動かしていた。


    「はっ…春川さん。また勝手に…」


    最原は、いつものように抵抗しようとする。


    二人が恋人になってから毎朝、春川はこの行為を繰り返している。


    一度その理由を聞いてみると、


    「こうしていると落ち着くから。 それに、最原の味が好きだから」


    そう返ってきた。


    最原個人も、春川のこの行為にはまんざらでも無いのだが、春川の場合、一度出してしまっても簡単に止めてくれない。


    続けて2,3回出されるまでは、春川は最原の肉棒を咥えこんで離さないのだ。


    その為、最原は毎朝起きるたびに、暫くの間は腰が抜けてしまって、立ち上がる事さえ出来ない。


    その為、何度かこの行為をやめるか、或いはせめて一回で辞めてくれるように頼んでいるのだが、その度に春川はこちらを見つめてきて、無言で圧力をかけてくる。


    そうなると、最原は何も言えなくなり、結局今日もされるがままになっていた。


    やがて、限界が来たのか、最原は射精し、それを春川が勢いよく吸い込んでいく。


    そうして、喉を鳴らして精液を一滴残らず飲み込んだ。


    いつ見ても、その一連の流れにはそそられるものがある。自分の彼女が、自身の欲望を受け止めてくれる姿は、どうしようもなく扇情的だ。


    その姿を見ていると、自身の愚息もまた立直しだす。まあ、どうせまた何回も搾り取られるのだ。最原は諦めて、抵抗をやめる。


    ところが、春川は精液を飲み込んだまま動きを止めている。 そして、何かを確認するように、肉棒に残った精液を吸い出し、咀嚼する。


    不意に、春川が肉棒を口内から吐き出した。最原は、おや、と思う。いつもなら、更に責めを繰り返す筈だ。


    具合でも悪いのかと思い、最原は声をかけようとする。すると、春川は一言、 こう呟いた。


    「…薄い」


    それを聞いて、最原は思う。それは当然だと。


    ここ最近毎日のように出しているのだ。それも連続して何回も。


    それだけ出して薄くならない方がおかしい。


    最原は、その旨を春川に伝える。


    すると、春川は驚いたような表情を見せた。 まさか、精液の濃度が不変のものだとでも思っていたのだろうか?


    やがて、春川は考え込むような仕草をする。


    暫くして、春川は顔を上げ、最原に言う。


    「そうだ、最原。」


    「な、何?春川さん」


    何故か最原は嫌な予感がした。そして、その予感は的中する。


    「これから一週間、いや、二週間出すの禁止ね」


    春川は、いつも通りのぶっきらぼうな口調でそう言った。


    こうして、思いがけず最原の禁欲生活が幕を開けた
  208. 208 : : 2017/02/09(木) 21:16:15
    春川の言葉を聞いて、最原がまず思ったのは、果たして自分の彼女がそれに耐えられるのか。という事だった。


    そもそも、二人が恋人になったのは、春川の方が抑えが効かなくなった事が原因だ。


    今までは春川は毎朝自身の精液を摂取する事でなんとかなっていたが、射精禁止という事になれば、一週間もしないうちに限界が来るだろう。 勿論、春川の方が、であるが。


    その事を知ってか知らずか、春川が続けて言う。


    「私は別に、二週間くらいなら平気だよ。その間は、最原の匂いで我慢する」


    さらっと変態的な発言をする春川。しかしそれを解釈すれば、自分が射精出来ない間、彼女は自身の側で匂いを嗅いでいるという訳で…


    最原は思わず、自身の肉棒をうっとりと見つめて匂いを嗅ぐ春川を想像してしまった。


    想像した事で、下腹部に血が集まる。


    それを見逃さなかった春川は、最原を睨みつける。


    「…硬くするのはいいけど、びゅーってするのはダメ。出したら、殴るから」


    春川は、可愛らしい表現とともにそんな物騒な事を言う。よく見たら、目が本気だ。


    (勝手に出したら殺される!)


    最原はそう思い、自身の愚息も萎縮する。


    「それじゃあ、また」


    春川はそう言って、部屋を出て行ってしまう。


    去り際に、春川は


    「勝手に出しても、匂いで分かるから」


    そんな捨て台詞を吐き、ドアを閉めた。


    最原は、これからの生活に頭を抱えつつ、着替えを始めた。
  209. 209 : : 2017/02/09(木) 21:28:38
    無印のキャラやスーダンのキャラでも読みたくなってきますね。是非かけるとき書いてほしいです!いつもSSを書いて下さってありがとうございます!
  210. 210 : : 2017/02/09(木) 21:47:58
    禁欲生活2日目の朝。


    最原は、目を覚まし、下腹部に違和感を覚える。


    布団を剥がすと、そこには、一心不乱に最原の肉棒の匂いを嗅ぐ春川が居た。



    「は、春川さん…何してるの?」


    最原が尋ねると、春川はこともなげに言った。


    「昨日言ったでしょ。匂いで我慢するって。」


    そう言いながらも、目は肉棒から離さない。


    流石に、肉棒に触るような事はして来ないが、春川が匂いを嗅ぐたび、春川の吐息が肉棒にかかる。


    その光景にどうしようもなく興奮を覚えるが、春川は冷ややかな目でこちらを見つめる。


    「昨日も言ったけど…勝手に出したら」


    そう言って、怖い顔になる。そう思うなら、匂いを嗅ぐのをやめて欲しい…


    やがて、満足したのか春川はズボンを元に戻し、部屋から出て行った。


    まさか、これから毎朝今の行為が行われるのだろうか。


    最原は身震いする。冗談じゃない!あんな事をされて興奮しない男はいない。


    「あと二週間、我慢出来るかな…」


    最原は朝から憂鬱な気持ちになっていた。
  211. 211 : : 2017/02/09(木) 22:05:44
    禁欲生活7日目。


    最原は、フラフラになりながら歩いていた。


    結局、春川は毎日あの行為を繰り返している。


    健全な青少年には、あの行為は犯罪的だ。


    何度匂いを嗅ぐ彼女にぶっ掛けようかと思ったか分からない。


    おまけに、ここ最近まで毎日出していたのが急に禁止されたのだ。


    性的欲求も、日に日に高まって来る。


    そう思いながら歩いていると、前から東条が歩いて来るのが見えた。


    「あら最原君。…どうかしたの?」


    東条はこちらの姿を認めると、怪訝な顔をしてこちらの顔を覗き込む。


    そうすると、東条の胸が強調されて…


    最原は思わず飛び退く。そして、慌てたように平気なそぶりを見せる。


    「だっ、大丈夫だよ!平気平気、平気だから!」


    「そう?…ならいいけれど」


    東条はそう言って、去ろうとする。


    去り際に、東条は振り向いて


    「最原君。もしも苦しい事があったら私に言ってね。力になれるか分からないけれど、協力するわ」


    そう、心配そうに言う。


    最原は、その言葉から東条の痴態を妄想してしまう。


    最原は、興奮をなんとか抑えて、足早に自室に戻った。


    部屋の中に入ると、最原は、春川の姿を目にした。


    そうして、春川に自身の膨らんだ下腹部を見られる


    「…」


    黙って匂いを嗅ぐ春川だが、最原が出していない事が分かったらしい。直ぐに元の調子に戻った。


    正直、今は一人にして欲しい。最原はそう思って、彼女が此処にいる要件を尋ねた。


    「…毎朝、私だけが最原の匂いを嗅いでいて、不公平だと思った」


    ああそうなのか、なるほどね。それで? 最原は、早く彼女が去っていく事を願いながら、次の言葉を待つ。


    「だから、これで公平」


    春川は、懐から何かを取り出し、最原に渡す。


    受け取った最原は、それを確認して、固まる。


    最原の手には、春川の白いパンツが握られていた。


    春川は、恥ずかしそうにして言う。


    「それ、最原が嗅いでもいいよ」


    そう言うと、足早に部屋から去って行った。


    残された最原は、パンツを手にしたまま、呆然と立ち尽くしていた。


    しかも、手には、まだ暖かい感触が残る。


    まさかまさか、彼女は今、ノーパン…


    とんでもない爆弾を残してくれた事に、半ば恨みながら、最原はベッドに転がった。


    手の中の暖かさは、腹立たしいまでにその存在を主張していた。
  212. 212 : : 2017/02/09(木) 22:09:30
    >>209 その場合、苗木、日向が主人公になるわけだね!それはそれでみたい!
    しかし最原…耐えられるかな?キルミーって結構エロいよね!
  213. 213 : : 2017/02/09(木) 22:27:56
    ハルマキよ、生殺しという言葉を知っているかね…
  214. 214 : : 2017/02/09(木) 22:28:22
    なんだこの最原の贅沢な悩み…春川さんというかわいい彼女いるってのに…
  215. 215 : : 2017/02/09(木) 22:47:54
    禁欲生活十三日目


    最原は色々と限界だった。


    パンツの件以降、春川の朝の行為は、より時間をかけるようになった。


    恐らく、今までは自分だけが楽しんでいたことにある種の罪悪感を抱いていたのだろう。それが、パンツを渡したことで、その罪悪感が消え、遠慮なく匂いを嗅ぐようになった。


    今の最原は、率直に言って女に飢えていた。もしも今、入間辺りが誘惑してきたら、きっと彼女が泣き叫んでも犯すのを止めないだろう。


    最原は、一つため息を吐くと、昼食を摂るために食堂に入った。


    食堂には、夢野と茶柱の姿が見えた。


    最原は、何か作ろうとして、厨房の方に歩みを進める。


    すると、最原の姿を夢野が認めた。


    「んあー… 最原よ。何か作るのかー? ウチの分も一緒に作ってくれー…」


    「ゆっ、夢野さん!?駄目ですよ、男死にそんなこと頼んだら!何を入れられるか分かったもんじゃありませんよ!?」


    夢野と茶柱はそんなやり取りをする。


    夢野さんか…体格が小さいし、中に挿入たらきっとキツキツで気持ちいいだろうな…


    茶柱さんは…鍛えているから、搾り取られそうだ…


    最原は、無意識にそんな事を考えてしまい、直ぐに頭を振って思考を落ち着ける。


    「分かったよ。 簡単なものでいいなら、作るよ 。…よかったら、茶柱さんの分も一緒に作ろうか?」


    最原はそう返す。


    「本当か!ウチは嬉しいぞ!」


    「なっ、何を言うんですか最原さん!別に私はそんな… お、お願いします…」


    こうして、最原は夢野と茶柱に昼食を作った。


    「んあー♪ 最原の作ったチャーハン、美味しいぞ!」


    「本当に美味しいですね…」


    あり合わせの材料で作ったチャーハンだったが、思いの外好評だった。


    最原は、そんな二人の様子を見て、思う。


    (二人とも仲がいいなあ…一緒に犯したら、きっと、楽しい反応をしてくれるんだろうなあ…)


    大分毒されているが、僅かに残った理性でそれを抑えつける。


    やがて昼食が終わる。


    「美味かったぞ!毎日でも食べたいくらいだ!」


    「夢野さん、その言い方は…た、確かに美味しかったですし、毎日でも飽きないと思いますけど…」


    口々にそんな感想を言う。


    「あはは…喜んでくれたようで何よりだよ…」


    最原はそう言って、テキパキと片付けていく。


    これ以上此処に居たら、理性が崩壊してしまう…


    そんな切実な気持ちを胸に、最原は無心で片付け、その場を後にした。
  216. 216 : : 2017/02/09(木) 22:49:47
    そして影から東条さんが…てか今の最原東条さん相手のドS思考じゃない?
  217. 217 : : 2017/02/09(木) 23:01:55
    昼食を終えて、最原は一旦自室に戻ろうとして歩いていた。


    壁に手をつきながら、フラフラになって歩みを進める。


    すると、前から心配そうな顔つきをした東条がこちらに向かってきた。


    「最原君… 本当に大丈夫?前より苦しそうじゃない」


    そう言って、ズイと最原に近づく。


    やめてくれ東条さん。今の最原には、彼女は毒そのものだった。母性溢れる身体に、心配そうな顔つき、思わず犯してしまいそうになる。


    最原は、東条を振り払おうとして、


    ドンと音がするくらい、東条を壁に押しやってしまう。



    「大丈夫だよ…大丈夫。もう少し…もう少しだから…」


    そう言って、最原は漸く自身の状態に気がつく。


    慌てたように身を引き、東条に謝罪する。


    「ごっ、ごめん。東条さん! 考え事をしてて…その…とにかくごめん!」


    その場の雰囲気に耐えられなくなった最原は、その場から逃げるように去って行った。


    残された東条は、暫し呆然としていたが、やがて顔に手を当て


    「………………アリね」


    そう言って、フラフラとした足取りで何処かに行ってしまった。
  218. 218 : : 2017/02/09(木) 23:03:36
    東条さんアンタ結構Mだな!
  219. 219 : : 2017/02/09(木) 23:03:57
    今回はここまでで。明日早いので…


    この後は、一幕挟んでいつも通りドロドロに描写していく予定です
  220. 220 : : 2017/02/09(木) 23:08:20
    ありがとうございます!待ってますね!
  221. 221 : : 2017/02/10(金) 13:47:52
    自室に戻ってきた最原は、冷静になる為に、布団の中で目を閉じて、無心になろうとしていた。


    「落ち着け…落ち着け…あともう少しの辛抱なんだ…そうすれば、我慢しなくてもいいんだ…もしも今出してみろ…殺されるぞ…」


    思いの外深刻だった。


    それでも最原は、最早意地だけで性的欲求を抑えていた。


    全ては明日、春川に自身の精を吐き出す為に…


    そんな、側から聞けば最低の事を最原は大真面目に考えていた。


    そうして、最原は地獄のような時間をなんとか乗り越え、夜時間になった。


    夕食を食べた気もするが、味など分かるはずも無い。



    東条に感想を聞かれたが、取り敢えず、美味しかったと答えておいた。


    最原は、夕食後、直ぐにトレーニングを始めた。


    性的欲求をスポーツで昇華させれば、少しはマシになると考えたからだ。


    いつもより熱心な最原に、百田も対抗意識を燃やしたのか、普段よりも切磋琢磨したような気がした



    そうして、夜も更け、後は消灯時間を待つのみとなった時



    最原の部屋のドアがノックされた。


    最原が扉を開けると、そこには春川の姿があった。

  222. 222 : : 2017/02/10(金) 13:56:41
    確かに端から聞けば最低だが大真面目だねそれは
  223. 223 : : 2017/02/10(金) 14:26:31
    その熱心は性欲から来るものなのだよ百田…
  224. 224 : : 2017/02/10(金) 14:34:55
    春川は黙って部屋に入ってきた。


    最原は、春川に押されるようにしてベッドの方に来る。


    春川は、最原の顔にぐっと近づく。いい匂いだなあ…


    やがて、何かを確認するように、最原の身体のあちこちを見渡す。


    「な、何やってるの?春川さん」


    最原としては、早く眠って明日に備えたかった。正直、今の状況では何かされたら果ててしまいそうだ。


    春川は、最原の質問にただ一言


    「チェック」


    とだけ答える。暫くすると、その「チェック」とやらは終わったらしい。


    すると、春川は唐突に最原のズボンを下ろし、肉棒を露出させた。


    春川の様子を見ているだけだった最原は、突然の春川の行動に動揺する。


    既に、自身の肉棒は臨戦態勢に入っている。正直、春川が来る前にこれをどうしようかと考えていたところだ。


    「は、春川さん…まだ、二週間経ってないよ!?いきなり何をして…」


    「そうだけど…チェックしてたら我慢出来なくなった。」


    澄ました顔でそう答える。


    よく見ると、彼女は自身の肉棒から目を離さず、息を荒げている。



    そんな事をされたら、最原も我慢が出来なくなる。


    追い撃ちをかけるように春川がふと、思い出したかのように言う。

    「ああそうだ」


    「この間、入間が言ってたけど、男はこんな事を言えば、皆サルみたいになるって」


    そう言って、春川は一拍置いて、恥ずかしそうに顔を赤らめて言う。


    「さ、最原の太いお…おちんちんを私のお…おまんこにハメハメして、白いザーメンぴゅっぴゅして下さい!」


    春川は、そんな卑猥な言葉を言い切った。何が彼女をそこまで駆り立てるのか。


    だが、その言葉は最原にクリーンヒットしたらしい。普段のクールな春川からは絶対に出ないであろうその言葉が、ギャップを感じさせたのだろう。


    入間の言った通り、最原は理性を崩壊させ、サルのように春川に飛びかかった。
  225. 225 : : 2017/02/10(金) 14:37:11
    おいハルマキよ…お前が我慢ならないんかい笑
    クールな子がああいう台詞いうと理性の糸切れる気持ちは分かる
    最原はがんばったよ…
  226. 226 : : 2017/02/10(金) 14:38:08
    飛びかかったというあたりが理性とんだ状態をよく表してると思います
  227. 227 : : 2017/02/10(金) 14:56:10
    最原は、春川を押し倒すと、まず、いきり立った肉棒を、春川の口内に突っ込む。


    そうして、勢いよく腰を振る。


    「春川さんがっ!そんな卑猥な事言うなんてッ!そんな事言う口には、こうしてやるッ!」


    最原はそう言って、春川の口内を乱暴に蹂躙する。



    春川の方も、歓喜の表情を隠さずに、突っ込まれた肉棒を、舐めたり、吸ったりして最原を悦ばせる。


    お互い二週間ぶりの性行だ。最原も春川も、獣のように互いを責める。


    「ああああああああ!!!!出る出る出る出るッ!!!」


    やがて、最原の方に限界が来たらしい。この二週間、禁欲生活を強いられて来たのだからある意味当然とも言える。


    春川はそれを逃さずに、最原の全てを飲み込もうとして、勢いよく吸い込む。


    「あああああ!!!春川さん!!駄目!今吸い込んじゃ駄目!出ちゃう!全部出ちゃうよ!」


    最原の抵抗も虚しく、絶頂を迎える。


    肉棒から生命力を吐き出すような感覚に最原は身体を仰け反らせる。時折、ビクビクと跳ねて女性のような小さな絶頂を繰り返す。


    春川の方は、二週間ぶりの精液の味に浸っていた。濃さも量も申し分なく、さらなる精液を求めて、肉棒を舐める。


    「がっ…あ…春川…さ… 出てるから…そんなに責められたら…また…あ!ああ…」


    最原は、春川の責めに耐えられず、更に射精をする。既に腰が抜けてしまって、身体を支えるだけで精一杯だ。


    やがて、春川は思いきり肉棒を吸い取ると、パッと肉棒を解放する。


    精液を飲み込んだ春川は、口内を最原に見せる。


    さながら、全部飲み込んだ事を褒めて欲しいかのようだった。


    春川の、精液で糸が引いた口内を見た最原は、再び肉棒を隆起させる。


    そして、春川の無毛の秘部に狙いを定め、勢いよく挿入した。
  228. 228 : : 2017/02/10(金) 16:14:52
    濃いのを中にいれたらどうなりますか
    A 妊娠
  229. 229 : : 2017/02/10(金) 16:51:06
    春川の膣内は、肉棒を受け入れるのに十分な準備を終えていた。


    春川は、先程までは精液を飲んで放心していたが、最原に肉棒を突っ込まれて意識を取り戻したようだ。


    「あっ… 最原のおちんちんっ…気持ちいいっ…!」


    春川は、思わずそんな事を言う。


    最原は、そんな春川の淫語に興奮して、こんな事を言う。


    「春川さん、今の春川さんの様子を、なるべくいやらしく言ってくれるかな?」


    最原は、動きを止めてそう言う。


    春川は、恥ずかしそうにしていたが、やがて小さな声で言う。


    「さ、最原のおちん…が、私の中に…」


    「よく聞こえないな。それに、何処に何が入っているって?」


    最原の質問に、春川は顔を真っ赤にして言う。


    「最原の…おちんちんが、私のおま…んこに入れられて、ハメハメされています」


    期待以上の言葉に、最原は少しずつ腰を動かす。


    「あっ…おちんちんハメハメしてっ…おまんこ気持ちいい…です…」


    春川は、最原の要望通り、自身の様子をいやらしく伝える。最原は普段とのギャップに、ますます興奮する。


    「おちんちん大きくなった!私のおまんこの中でパンパンされて…もう、恥ずかしい…」


    とうとう春川は、顔を手で覆ってしまう。


    そんな姿は最原にはとても扇情的感じて、獣のように腰を振る。


    部屋の中には、パンパンという規則的な音と、互いの荒い呼吸音が響いていた。


    「春川さん…そろそろ、出るよ。」


    「うんっ…いいよ。私のおまんこの中に、白いせーしびゅーって出して、お腹一杯にして?」


    春川は、この淫語プレイが気に入ったのか、そんな事をのたまう。


    最原は、それを聞いて箍が外れたのか、春川を思いきり抱き寄せ、膣内の一番奥に肉棒を固定する。


    そして、勢いよく射精した。


    「あっ…出てるよ…最原の…トロトロの、赤ちゃんミルク…私の中にぴゅーぴゅーって…」


    春川はそんな卑猥な事を言う。ならば望み通りお腹一杯にしてやろう。


    最原は、最後の一滴を出し尽くすまで繋がったまま、春川の中に注ぎ込んだ。


    そうして、全て出たのを確認して、ゆっくりと引き抜く。


    「あっ…最原のミルク…勿体無い…」


    春川は、膣内から溢れようとする精液を手で押さえ、溢れないようにする。


    そんな春川の顔の前に、最原の肉棒が突き出された。


    「春川さん。まさか、これで終わりなんて思ってないよね?」


    最原は尋ねる。春川は喜色満面の笑みを浮かべて言った。


    「うん…最原の濃いおちんちんミルク、まだまだ沢山飲ませて♡」


    こうして夜は更けていった。
  230. 230 : : 2017/02/10(金) 16:57:59
    翌朝、最原は目を覚ました。


    同時に、下腹部に違和感も感じる。


    視線を移すと、春川が自身の肉棒を舐めていた。


    結局あの後、溜まりに溜まった精液を全て吐き出す勢いで、春川の身体を犯し尽くしたはずなのだが…


    春川の様子を見る限りでは、彼女は満足出来ていないようだ。


    やがて、春川の責めに耐えられず、射精してしまう最原。


    春川はそれを全て飲み込んだ。


    …毎度思うが、よく彼女は自分の精液を飲めるものだ。そんなにいい味でも無いだろうに…


    そう思っている内に、春川が飲み終わったようだ。


    「最原、おはよう… 昨日は、激しかった。」


    春川はそう言って、顔を赤らめる。


    その姿を最原は、どうしようもなく愛おしく感じた。


    「今夜も、トレーニングの後、空いてる?」


    春川は、顔を赤らめつつ、そう言った。


    無論、最原の答えは—


    後日談 了
  231. 231 : : 2017/02/10(金) 16:59:33
    後書き
    今の春川の性癖:匂いフェチ→匂い+淫語フェチ


    クールな子が、顔を赤らめて淫語を言う姿は、そそられるものがあると思いました。
  232. 232 : : 2017/02/10(金) 17:53:13
    続編希望
  233. 233 : : 2017/02/10(金) 17:53:26
    次は誰かな?
  234. 234 : : 2017/02/10(金) 17:57:35
    そそられるね…
    続編は赤松さんと春川さんによる3Pなのか東条さんも混じるのか東条さんオンリーなのかはたまた途中のリクエストの茶柱なのか…期待してます
    あ、楓姉妹もあったな…もうハーレムでもいいような気がする…最原絶倫だし見るかぎり
  235. 235 : : 2017/02/10(金) 18:05:58
    ハルマキ二人は…流石に面白いことになりそう
    ハーレムは個人的に見てみたいかな?
  236. 236 : : 2017/02/10(金) 18:07:59
    クーデレは至高、文句は認める
  237. 237 : : 2017/02/10(金) 18:30:18
    何書こうかなー… 構想は頭の中にあるんだが。


    今のところのリスト

    1.前のスレの最原×赤松のプレイ消化
    2.赤松、春川、東条との4P
    3.茶柱単体
    4.ロリコン最原による、夢野調教
    5.趣味全開の東条さん犬耳散歩プレイ
    6.赤松姉妹との3P


    さて、どれを書くか…
  238. 238 : : 2017/02/10(金) 18:31:16
    1のあと2!
  239. 239 : : 2017/02/10(金) 18:31:52
    3と6
  240. 240 : : 2017/02/10(金) 18:32:29
    筆のるのは5なんだろうな…
  241. 241 : : 2017/02/10(金) 18:33:04
    全部見たいでござる
  242. 242 : : 2017/02/10(金) 18:33:43
    とりあえず3やったあと2やって茶柱もハーレムにいれよう
  243. 243 : : 2017/02/10(金) 18:34:09
    >>242 なんだお前神か
  244. 244 : : 2017/02/10(金) 18:36:31
    ハルマキのプレイで考えてるものとかありますか?赤松のプレイからですが最春の幼なじみプレイ個人的に見てみたいです!
  245. 245 : : 2017/02/10(金) 18:43:07
    6かな
  246. 246 : : 2017/02/10(金) 18:43:22
    1で!
  247. 247 : : 2017/02/10(金) 18:43:34
    2期待してます!
  248. 248 : : 2017/02/10(金) 18:49:56
    なんでや!夢野かわいいやろ!4!
  249. 249 : : 2017/02/10(金) 18:50:54
    1のプレイをハルマキや東条さんにもさせたい
  250. 250 : : 2017/02/10(金) 18:52:06
    6の日常パートのあとエロとかもいいよね
  251. 251 : : 2017/02/10(金) 18:54:45
    結構票が割れますね…

    >>244 パッと思いついたのは
    ・ショタ化最原とお姉ちゃんプレイ
    ・ナース手コキプレイ
    辺りですかね


    >>248 わかる。
  252. 252 : : 2017/02/10(金) 19:01:12
    ショタ化お願いします!
  253. 253 : : 2017/02/10(金) 19:01:42
    >>252 それに賛成だ!多分母性爆発するんだろうな!赤松のでも見たいけど!
  254. 254 : : 2017/02/10(金) 19:01:55
    ナースもありだろ
  255. 255 : : 2017/02/10(金) 19:09:04
    雪寒い…

    東条さんの布団の中に潜り込みたい…
  256. 256 : : 2017/02/10(金) 19:09:33
    ハルマキのショタ原のお姉ちゃんプレイ希望します!このSSのタイトルもハルマキだし!
  257. 257 : : 2017/02/10(金) 19:10:09
    >>255 そしてエロエロなことするんでしょ?エロ同人みたいに!
  258. 258 : : 2017/02/10(金) 19:10:27
    >>257 ここがエロ同人だ
  259. 259 : : 2017/02/10(金) 19:10:30
    確かに見たいなハルマキのおねショタ
  260. 260 : : 2017/02/10(金) 19:10:52
    >>258 その通りだった!
  261. 261 : : 2017/02/10(金) 19:17:30
    おねショタ人気だな…作者さんあと出しはズルいですよ!そしてなんですか上の!コント!?
  262. 262 : : 2017/02/10(金) 19:18:08
    自分もおねショタ見たいです!
    そして東条さんの布団に入ってからすることをどうぞ!
  263. 263 : : 2017/02/10(金) 19:19:38
    秘密子ちゃんに最原くんから直々に性の実物提示教育させたい…


    「ここは?」とか言って、最原に秘部を弄られて恥ずかしそうに口をすぼめて名称を言って欲しい。


    ちゃんと言えたらご褒美に最原からミルクをプレゼントして、お腹一杯にしてあげたい。


    それをお腹が大きくなるまで繰り返してあげたい…


    誰か書いてくれ。書かないと、荒廃鋼の巨像でバイオテロ起こすぞ
  264. 264 : : 2017/02/10(金) 19:22:50
    自分でやりましょって…東条さんのは?
  265. 265 : : 2017/02/10(金) 19:27:53
    布団に潜り込んだ後?


    そりゃ、身体を温めるには人肌が一番だよね


    取り敢えず、東条さんには裸になってもらって


    布団の中で運動して発熱しようか


    終わった後、写真撮影も忘れずに
  266. 266 : : 2017/02/10(金) 19:36:22
    数が多いのは1か2かおねショタかあ…

    じゃ、この3つのどれかをひとまず書こうかな

    選んで
    1.前スレリクエスト消化
    2.4P
    3.おねショタ(春川ver)
  267. 267 : : 2017/02/10(金) 19:37:51
    ああもう…3と6も数が多いな…

    変更
    1or2or3or6or7(おねショタ)で
  268. 268 : : 2017/02/10(金) 19:42:06
    おねショタで!そのあと1
  269. 269 : : 2017/02/10(金) 19:42:25
    ハーレムは人数増えたあとの方いいと思う
  270. 270 : : 2017/02/10(金) 19:47:32
    おねショタ決定か!ハルマキのあと赤松さんのも見たいです!東条さんとかもだけど!
  271. 271 : : 2017/02/10(金) 20:14:22
    おねショタ書くとします。

    取り敢えず、構想練るかなあ

    せっかくだし、春川と赤松と東条さんの分も書くか
  272. 272 : : 2017/02/10(金) 20:15:06
    またログイン忘れてた…
    >>271は自分です
  273. 273 : : 2017/02/10(金) 20:15:12
    名無しさんになってますよ!
  274. 274 : : 2017/02/10(金) 20:15:24
    あ、すいません
  275. 275 : : 2017/02/10(金) 20:16:59
    楽しみに待ってます!
    どんなのになるんだろうなぁ…ワクワク
  276. 276 : : 2017/02/10(金) 20:21:34
    この作者さんは日々進化している…!
  277. 277 : : 2017/02/10(金) 20:25:10

    じゃ、プロローグ上げますよ。


    小ネタ Metamorphose



    ・最原ショタ化注意

    ・誤字脱字キャラ崩壊はゆるして



    以上を留意してご覧ください。



    それは、唐突だった。


    昼食を終えた最原は、食堂で寛いでいた。


    すると、急に身体が熱くなる感覚を覚える。


    それもつかの間、全身に痛みが走る。


    最原の絶叫に、皆食堂に駆けつける。


    やがて、最原の身体に異変が生じてきた。


    身体から蒸気を上げ、その場にうずくまる。


    百田などが近寄ろうとするが、あまりの放熱に近寄ることが出来ない。


    どんどん熱くなる食堂から、皆は一旦避難していく。


    やがて、蒸気は少しづつ治っていき、食堂の室温も元に戻っていった。


    それを確認し、再び食堂に入った皆は、最原の安否を確認しようとして、絶句する。


    「お姉ちゃんたち、だあれ?」


    そこには、ぶかぶかの服を着た男児の姿があった。


    何者かと思うが、先程の最原の様子を鑑みると、その正体は明白だった。


    こうして、思いがけず最原の身体は縮んでしまった。


    しかし皆、知る由もなかった。


    (身体が…熱い… 地面が…近い…)


    最原の意識が、正常に機能していた事を

  278. 278 : : 2017/02/10(金) 20:27:23
    APTX4869!
  279. 279 : : 2017/02/10(金) 20:33:00
    なんというか…女子たちの母性本能的なものが爆発しそう
  280. 280 : : 2017/02/10(金) 20:40:34
    どうなるのでしょう!
  281. 281 : : 2017/02/10(金) 20:44:26
    あぁ、天海が暴走しそうになって転子に投げられる未来が見える…!?
  282. 282 : : 2017/02/10(金) 21:02:37
    あぁ、ドキドキする
  283. 283 : : 2017/02/10(金) 21:12:25
    最原は、現在皆に囲まれて食堂に居た。


    服は、先程まで来ていたものではなく、半袖に半ズボンの、典型的な小学生の格好をしていた。


    身体が縮んだ最原を見た白銀が、目にも留まらぬ速さで、何処からともなくこの服を持って来たのだ。


    気遣いは有り難かったが、妙に鼻息を荒げていたのには若干恐怖を覚えた。


    「それで、最原君をどうするかだけど…」


    東条が言う。最原は、椅子に座って夢野のマジックをキラキラした目で見ている。


    「突然ああなった理由は不明だけど、あのまま放って置くわけにもいけないわ。」


    「そ、そうだよね…とにかく、子供になっちゃったから誰かが一緒に居た方がいいだろうし」


    東条の言葉に、赤松が反応する。


    「…孤児院のあいつらを思い出すな」


    ぽつりと春川がそんな事を言う。


    「取り敢えず、終一があんな風になっちまったのは分かんねーけど、誰か一緒に居てやった方が何かあっても心配ねーんじゃないか?」


    「そうですね…ボクも、今の最原クンには保護が必要だと思います。」


    百田とキーボが答える。


    「となると、女子の誰かが最原君の面倒を見た方がいいんじゃないっすかね?」


    「はあ!?なんでこういう時男死は女子に押し付けるんですか!…けど、転子は今の最原さんなら…」


    天海の提案に、茶柱が反応する。けれど、どこか満更でもないような反応なのは気のせいか。



    「神様がねー、アンジーが終一の世話をした方がいいって言ってるよー?」


    「し、しょうがねえな。このオレ様がショタ原の面倒を見てやるよ!」


    アンジーと入間も、天海の提案に乗っかる。


    「フン…最原の世話役を決めるのもいいが、そもそもなんでこうなっちまったのかも考える必要があるんじゃねーか?」


    「そ、そうだよ。ゴン太、最原君がこのまま戻らなかったら心配だよ!」


    皆の提案の中、星が意見を述べる。それにゴン太も乗っかる形で、最原の心配をする。


    「確かに、そうだね…地味にその心配もする必要があると思うよ?」


    「クックック…僕は別に今のままでも構わないけどネ。その方が面白そうだしサ」


    白銀と真宮寺が反応する。


    「だったらさー、最原ちゃんがこうなった原因を聞くのが一番手っ取り早いんじゃない?」


    皆の発言を聞いて、王馬がそんな提案をする。


    「聞くって…一体誰にだよ。王馬。」


    「そんなの決まってるじゃん。」


    そう言って、王馬は叫ぶ


    「おーい、モノクマー!」


    「はいはーい!」


    王馬が叫ぶやいなや、食堂にモノクマの姿が現れる。


    「突然だけど、最原ちゃんがこうなった理由、知らない?」


    「はにゃ?最原クンが縮んじゃった原因?勿論知ってるよー!」


    そう言って、モノクマはごそごそと何かを取り出す。


    「これね、ATPX4649って言うの。これを飲んじゃうと、なんと、身体が縮んでしまうのです!最原クンの昼食にコッソリ混ぜてみましたー!あ、皆の分には入れてないから安心してね」


    あっけらかんと、モノクマはそう言う。


    「てめえ、終一に薬を盛りやがって…一体何が狙いだ!」


    百田がモノクマに掴みかかろうとする。


    「別に?強いて言えば、これが新しい動機かな!」


    「うぷぷぷぷ…ショタ化した最原クンに、皆がどんな反応をするのか、楽しみだなあ…」


    モノクマはそう言うと、どこかに消えてしまった。


    食堂に沈黙が流れる…


    それを破ったのは最原の声だった。


    「お姉ちゃんの手品。 面白ーい!」


    「こら、これは手品ではないぞ!ウチの魔法じゃ!」


    そんな最原の声に意識が戻ったのか、改めて東条が提案する。


    「とにかく、暫くは最原君の面倒を誰かが見る必要があるわ。」


    「で、ですが、ボク達の中で子供の扱いが出来る人なんて…」


    キーボの言葉に、皆一斉に春川の方を見る。


    「…私?」


    「そうですね、春川さんなら子供の扱いには長けていますし…」


    「そうだな!ハルマキ、終一の事よろしく頼むぜ!」


    「ちょ、ちょっと…まだ私がやるって決まった訳じゃないし…」



    春川は抵抗しようとするが、ちらと最原の方を見る。


    最原は純粋な目をして、こちらを見ていた。


    「はあ、分かったよ…」


    「ありがとう、春川さん。けれど、流石にずっと任せる訳にもいかないから、取り敢えず、今日はお願いするわ。明日は私が最原君の世話をするから」


    東条は、春川にそう提案する。


    「そ、それなら東条さんの次は私が最原くんの面倒を見るよ!」


    赤松もそう進言する。


    一応の方向性が決まったところで、一旦解散となった。



  284. 284 : : 2017/02/10(金) 21:13:05
    全員出すと疲れる…口調おかしいところあるかも…
  285. 285 : : 2017/02/10(金) 21:16:47
    やっぱり小さい子のプロだね春川さんは
  286. 286 : : 2017/02/10(金) 22:00:32
    やっぱり小さい子は正義だと思います。
  287. 287 : : 2017/02/10(金) 22:17:01
    最原は春川に手を引かれて、春川の部屋に来た。

    「お姉ちゃんの部屋、広ーい!」

    (参ったな…どうしてこんな事に)


    子供の人格が、そんな事を言うが、最原は内心では今の状況に困惑していた。


    「こら、あんまり騒がないで」


    「はーい、お姉ちゃん!」

    (ごめんね、春川さん…)


    春川は、はしゃぐ最原をたしなめる。


    ふいに、最原は、春川の机の上にある物に気がつく。


    「お姉ちゃんお姉ちゃん!御本読んでー!」


    最原は、机の上にあった絵本を指差す。


    春川は、何か言いたそうだったが、やがてため息をついて


    「はあ…しょうがないな」


    そう言って、本を手に取る。


    「わぁい!お姉ちゃんの読み聞かせ、楽しみー!」

    (何してるんだ僕…春川さんに迷惑かけて…)


    内心で、最原はそう思う。


    春川は、絵本を手に取ったまま布団の中に入っていく。


    そして、ポンポンとベッドをたたく。


    「ほら、こっちに来て」


    「はーい!」


    (ちょ、ちょっと春川さん何をして…)


    そう思うが、身体は無邪気に動く。


    やがて、もぞもぞと布団の中に入っていく最原。


    春川はそれをぎゅっと抱きしめる。


    「ほら、見える?」


    「うん!見えてるよー!」


    (春川さんの胸が春川さんの胸が春川さんの胸が春川さんの胸が春川さんの胸が春川さんの胸が柔らかい…ハッ!)


    最原は、春川に抱きしめられている事により、後頭部に何か柔らかい感触を感じていた。


    きっと、孤児院の時もこんな感じだったのだろう。


    しかし今の最原には、この状況は天国に近かった。無邪気な自分は体重を後ろにかける。更に、春川が自分を抱きしめる力を強めるため、後頭部の柔らかさは更に自己主張を強める。


    「じゃあ読むよ。むかしむかし…」


    何か言っているが、今の最原にはよく聞こえない。


    やがて、春川の柔らかさと包まれるような暖かさに、最原は安心し、眠気を感じる。


    (あ…やばい。意識が…)


    しばらく春川が何か言っているのが聞こえたが、やがて最原は意識を失っていった。
  288. 288 : : 2017/02/10(金) 22:19:26
    自分で絵本頼んどいて寝たのか…笑
  289. 289 : : 2017/02/10(金) 22:21:33
    話の流れ的にエロさの程度が

    春川:レベル1

    東条:レベル5

    赤松:レベル10

    くらいになりそうです。(最低1,MAX10)

  290. 290 : : 2017/02/10(金) 22:23:48
    …レベル3くらいまでいけません?
  291. 291 : : 2017/02/10(金) 22:24:29
    上のハルマキはレベルなんぼなのだろう…
  292. 292 : : 2017/02/10(金) 22:25:29
    キルミーと赤松がどんなレベルの描写に…!?ハルマキも結構楽しんでるが
  293. 293 : : 2017/02/10(金) 22:27:14
    レベル制だったのか(驚愕)
  294. 294 : : 2017/02/10(金) 22:28:16
    春川も現在進行形で楽しんでいる
    東条、多分作者様一番気合いはいる
    赤松 どうなるか予想つかず
    すげえ楽しみ
  295. 295 : : 2017/02/10(金) 22:31:59
    だいたいの指標

    レベル1:悪く思ってはいない。ただ、自分からは行動には移さない。


    レベル5:むっつり。何かにつけてお触りしようとする程度。遊びはするが一線は越えない


    レベル10:接死(性的な意味で)
  296. 296 : : 2017/02/10(金) 22:33:52
    >>290 余談。


    レベル3:基本的に干渉しないが、ある程度求められると自分から行動に移す


    こんな具合ですね
  297. 297 : : 2017/02/10(金) 22:33:59
    …じゃハルマキショタ原はあまりエロくならないと…ちなみにレベル3だとどうですかね?
  298. 298 : : 2017/02/10(金) 22:34:13
    すいませんありがとうございます。
  299. 299 : : 2017/02/10(金) 22:35:08
    なるほど東条さんは一線を越えず赤松さんは最原をエロ死させるのか…
  300. 300 : : 2017/02/10(金) 22:35:39
    レベルアップ希望
  301. 301 : : 2017/02/10(金) 22:38:55
    全員レベル10だったら最原死ぬ
  302. 302 : : 2017/02/10(金) 22:39:20
    取り敢えず、春川のレベルは3に引き上げておきます
  303. 303 : : 2017/02/10(金) 22:42:39
    あざぁっす!ショタ原くんはかわいいだろうなぁ(確信)
  304. 304 : : 2017/02/10(金) 22:45:43
    ショタ最原と過ごすハルマキ…誰かイラスト描いてくれない?
  305. 305 : : 2017/02/10(金) 23:16:26
    最原は目を覚ました。


    子供の身体だと、目覚めが以上にいい。


    子供の最原は、辺りを見渡す。


    すると、自身の後ろで、春川がすうすうと寝息を立てていた。


    やがて、春川は、手の中の動きに気がついたようで、目を開ける。


    「お姉ちゃん、おはよう!」


    最原は、春川にそう言う。


    春川は、それを聞いて、無意識のうちに笑みを浮かべ最原の頭を撫でる。


    「えへへ…くすぐったいよぉ…」

    (春川さん…孤児院の子達にもこんな感じだったのかな)


    やがて、ハッと気がついたような顔をして、手を離そうとする


    「お姉ちゃん…辞めちゃうの?」


    最原は、悲しそうな目をして春川を見る。


    春川は、一瞬だけ逡巡して、再び最原の頭を撫で始める。

    「えへへ…お姉ちゃんの手、気持ちいい」


    暫くの間、春川は最原を撫でていたが、やがて手を止める。


    「もうおしまいね」


    「えー!?もっとやってよう…」


    「駄目。それに、もうご飯の時間だから」


    そう言って、時計を見る春川。確かに、そろそろ夕食の準備が出来ている筈だ。


    言われて最原も、空腹感を感じ始めた。


    春川は起き上がり、最原を立ち上がらせる。


    そうして、最原の手をぎゅっと握る。


    「ほら、行くよ。転ばないようにね」


    「うん!お姉ちゃん。」


    こうして二人は食堂に向かった。


    食堂に着くと、既に皆集まっていた。


    「おっ!終一の奴、ハルマキに懐いてるな!」


    百田はそう言って、ぐしゃぐしゃと最原の頭を撫でる。


    「や、 やめてようお兄ちゃん…」


    (あ、頭がグラグラする…)


    そんな百田を、春川は見咎める。


    「ちょっと百田。そんなにしたら最原が困るでしょ」


    ギロリと睨まれた百田は、手を離す。


    「お、おう…悪かったよハルマキ。終一も悪かったな。」


    百田はそう言って、席に戻っていった。


    春川と最原は、自身の席に向かっていった。


    すると、それはすぐに分かった。子供用のイスと普通のイスが並んでいたからだ。


    春川は、最原を子供用の椅子に座らせ、自分も隣に座る。


    やがて、東条が料理を運んできた。


    「わー!美味しそう!」


    最原は目を輝かせる。最原の前にはお子様ランチが置かれ、他の皆の前にはハンバーグが置かれた。


    「本当は最原君の分も同じにしようかと思ったけど…こっちの方が喜ぶかと思って。」


    東条の試みは成功だったらしい。最原は、お子様ランチを前にニコニコと笑みを浮かべている


    こうして、夕食が始まった。


    「ご飯美味しいね!お姉ちゃん!」


    「そうだね…」


    最原は、笑顔で感想を述べる。その姿に東条は笑みを浮かべ、皆も微笑ましそうに見ていた。


    「あ、こら。こぼしちゃって」


    春川は、ハンカチを手に取り、最原の口を拭う


    「なんか、こうして見てると、春川さん、まるで最原君のお母さんみたいっすね」


    それを見ていた天海が、冗談めかして言う。


    「は?」


    「じょ、冗談っすよ、冗談…そんな本気にしないで…」


    睨む春川に、天海は慌てて発言を否定する。


    すると、それを聞いていたのか最原は春川の方を向く


    「お姉ちゃんは、お姉ちゃんじゃなくて、おかーさんなの?」


    一瞬春川は固まると、直ぐに否定する。


    「違う。…そんな事言ってないで、早く食べちゃいな」


    「はーい」


    そうして、最原は残ったご飯を平らげた。


    「ごちそうさまでした!美味しかったぁ…」


    「そう言ってくれて、何よりだわ」


    最原の感想に、東条は笑って答える。


    そうして、夕食も終わり、二人は再び春川の部屋に戻っていった。
  306. 306 : : 2017/02/10(金) 23:21:05
    うへへ…ニヤニヤ 言語崩壊するでこれは…
  307. 307 : : 2017/02/10(金) 23:29:15
    東条さん尊い…


    東条さんにローターを仕込んで、事あるごとに作動させたい…


    食堂で廊下で図書室でカジノで中庭で自室で、掃除中プライベート問わずランダムに作動させたい…


    作動させる度に最原君の方を見て、媚びるような目をする東条さんかわいい…


    トイレに行く前の東条さんに向かって、突然ローターのスイッチを最強にして入れたらどんな反応を見せてくれるかな?


    そのうち1個じゃ足りなくなると思うから、数を増やしてあげようかな。


    その時は前だけじゃなくて、後ろにも入れてあげよう。


    数の増えたローターを一斉に作動させたら、流石に音で気付かれちゃうかな?


    我慢出来ずにその場に蹲る東条さん。そろそろ限界が近いのかも。


    そんな時は自室に呼んで、外してくれるように懇願させよう。


    顔をぐしゃぐしゃにして、外してくれるよう頼む東条さんに、笑顔で拒絶したらどんな絶望的な顔をするかな。


    その直後に全部のローターのスイッチを入れて、強さを最強にしたら、どうなるんだろう。


    そんな東条さんが見たいから、誰か書いてください。
  308. 308 : : 2017/02/10(金) 23:31:48
    作者さんドSで好きな子いじめたくなるタイプでしょ
  309. 309 : : 2017/02/10(金) 23:32:14
    エロ無しほのぼのでホッコリしてたのに後書きで台無しだよこれ!
  310. 310 : : 2017/02/10(金) 23:34:17
    というわけで次のショタ最原のお世話係もといお姉ちゃんは東条さんです!
    あんまりショタにドS発揮させないでイチャイチャさせましょうね
  311. 311 : : 2017/02/10(金) 23:36:42
    まさか…ショタに趣味発揮させるつもりでした…?
  312. 312 : : 2017/02/10(金) 23:37:58
    おおさらっとハルマキエンドしてたのか?
  313. 313 : : 2017/02/10(金) 23:41:09
    春川編は、まだもう少し続きます。
  314. 314 : : 2017/02/10(金) 23:43:40
    まだハルマキのバトルフェイズは終わってないぜ!
  315. 315 : : 2017/02/11(土) 00:15:44
    春川の部屋に戻ってきた最原と春川。


    「ふわああ…お姉ちゃん。僕もう眠いよ…」


    (いつもより眠くなるのが早い…子供になったからか?)


    最原はもう寝たいと春川にせがむ。


    「そう。でも、もう少し我慢して」


    春川はそう言って、最原の手を掴む


    「お姉ちゃん、何するの?」


    (この方向は…まさか)


    最原の予感は的中した。


    「その前に、お姉ちゃんと一緒にお風呂に入ろうね」


    (戻った時、バレませんように…)


    最原は、内心天を仰ぎたくなった。







    「えへへ、お姉ちゃん、くすぐったいよぉ…」


    「もうちょっと我慢して… よし、目を瞑って」


    「はーい」


    (耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ…)


    今、最原と春川は一緒になって身体を洗っていた。


    お湯が頭から掛けられて目を瞑る最原。その髪に春川が優しく触れる。


    やがて、背中に春川の手が触れる。柔らかい…


    「ほら、前は自分で洗いな」

    「えー?何でー?」


    「何でも」


    「はーい」


    (あ、危なかった)


    これで前も洗われていたら、最原の中の自尊心が崩壊する所だった。


    やがて、洗い終えて最原の身体にお湯がかかる。


    「それじゃ、お姉ちゃんも身体洗うから、目を瞑っててね」


    「うん!分かったよ!」


    そう言って、視界が暗くなる。


    やがて、最原の耳に、シャワーの音に紛れて春川が身体を洗う音が微かに聞こえてきた。


    不意に、目が開けられる。


    「あっ、こら。もう少しで終わるから、待ってて」


    「ご、ごめんなさい…」


    最原は再び目を瞑るが、心の中では先程の光景が目に焼き付いていた。


    鏡に反射する、泡に塗れた春川の身体…
    健康的な体つきと、程よい大きさの胸…
    手で隠されていたが、うっすらと見えた秘部…


    (僕もう、死んでもいい)


    そんな夢の時間を最原は過ごした。


    やがて、身体を洗い終えたのか、最原の身体が拭かれる。


    そうして、パジャマに着替えさせられた。


    白銀が仕立てたパジャマは、サイズもぴったりで最原に合っていた。


    春川も最原の横で着替えていく。着替え始めると、視線に気づいた春川に目を瞑るよう言われるが、一瞬だけ見えた下着姿を目に焼き付けた。



    そうして、春川は最原をベッドに横たえる。


    布団の暖かさが心地よく、直ぐに眠ってしまいそうになるが、最原は、不意にこんな事を言う


    「ねえお姉ちゃん…一緒に寝よ?」


    (何を言ってるんだ僕!)


    春川は、丁度髪を乾かし終えたらしい。


    そして、一つため息を吐くと、最原の隣に入っていく。


    「ありがとう!お姉ちゃん」


    そう言って、最原は春川に抱きついた。


    春川は、むっとした顔を一瞬作るが、最原の無邪気な様子に毒気が抜かれたのか、されるがままになっていた。


    「えへへ、お姉ちゃん…」


    やがて意識が遠くなっていく。もはや、自分が何を言っているのかも理解出来ない。


    「大好きだよ」


    最後のセリフは、もはや分からなかった。


    やがて、すうすうと寝息を立て始める最原。


    春川は、その様子を見下ろして、



    やがて、にっこりと笑みを浮かべた。



    春川編 了
  316. 316 : : 2017/02/11(土) 00:20:49
    おお…ほのぼのエンド…白銀の衣装造りのすごさとハルマキのお母…お姉ちゃんとしてのかわいさとショタ最原のかわいさがもう絶妙にマッチしてました!作者さんありがとうございます!
  317. 317 : : 2017/02/11(土) 00:21:21
    最原度々目開けてる笑ムッツリさんめニヤリ
  318. 318 : : 2017/02/11(土) 00:22:02
    次は東条さんか…作者様力入れるだろうなぁ…趣味はいれずにイチャイチャしてほしい
  319. 319 : : 2017/02/11(土) 00:23:36
    最原くんが天使、春川さんが聖b…ならぬ女神のようだ!
  320. 320 : : 2017/02/11(土) 00:24:28
    最後の笑顔ホントに『慈愛』って文字が相応しい優しい笑みなんだろうなぁ
  321. 321 : : 2017/02/11(土) 00:30:04
    純粋むっつり系東条さんを書くために、


    ドスケベメイド東条さんを一旦しまいこみます。


    趣味は趣味、これはこれ。


    今回は以上になります。続きはまた時間のある時に。
  322. 322 : : 2017/02/11(土) 00:33:25
    春川編 了


    東条編 始

    To be continued...

    BGM:roundabout
  323. 323 : : 2017/02/11(土) 00:39:33
    楽しみにしてます!
  324. 324 : : 2017/02/11(土) 00:39:55
    趣味自重した作者さんの書く東条さん…期待してます!
  325. 325 : : 2017/02/11(土) 01:33:02
    東条さんかわいい…


    毎晩、寝ている東条さんに忍び寄る最原君。


    まずは東条さんの下着に精液を擦り込むだけに留める。


    朝起きて、下腹部にねっとりとした感覚を感じたらどんな顔をするのかな?


    その次は、ズボンとパンツを脱がせてM字に開脚させて、その様子を撮影しよう。


    その次は、いよいよ種を仕込んでいく


    寝る前に睡眠薬を飲ませているから、途中で起きる事はない


    そんな事を毎日繰り返してたら、起きている時の東条さんの様子が変になってきた。


    チラチラと辺りを見渡したり、お腹の辺りを手で抑えたりしている。何かあったのかな?


    1ヶ月も繰り返してたら、とうとうお腹が大きくなってきた。


    ある日、東条さんを自室に呼ぶ最原君。


    そこで、今までやってきた事を写真付きで説明したら、どんな顔するかな?


    きっと、泣いて喜んでくれる事だろう。


    そんな鬼畜な最原君と悲しむ東条さんの顔は見たくないので、これは書かない予定です。






    …よし!これでガス抜きできた。
  326. 326 : : 2017/02/11(土) 01:35:33
    ガス抜きでこれですか!?
  327. 327 : : 2017/02/11(土) 01:40:57
    わあ鬼畜
  328. 328 : : 2017/02/11(土) 01:42:31
    ガス抜きされたし次の話はムッツリ純粋系のかわいい東条さんがショタ最原が世話するのか…ニヤニヤのできるだろうなぁ…楽しみ。
  329. 329 : : 2017/02/11(土) 07:08:56
    翌朝、最原が目を覚ますと、既に春川は起きて準備をしていた。


    「おはよう!お姉ちゃん!」

    (朝になっても身体は戻らないままかあ…)


    「おはよう…昨日はよく眠れた?」


    「うん!お姉ちゃんがそばに居てくれて、とっても暖かかったよ!」


    「そう…よかったね」


    そう言う春川は、どこか嬉しそうだった。


    最原は、パジャマ姿のまま春川に連れられて、白銀の部屋に来ていた。


    春川がノックをすると、白銀が出てくる。


    「あ、春川さん、おはよう。最原君もおはよう!」


    「お姉ちゃん、おはよう!」


    「お姉ちゃん…お姉ちゃんかあ…地味に嬉しい…」


    白銀は一瞬思考を停止すると、再起動させる。


    「…はっ!いけないいけない。ちょっと待っててね」


    そう言うと、部屋の中に戻ってしまう。


    やがて、この間とは別の服を持って現れる。


    「お待たせー!さあ、最原君、お着替えしましょうねー」


    「うん!お姉ちゃん、行ってくるね!」


    「うん…白銀、よろしく。」


    「任せてよ!私、地味に頑張ったんだから!」


    こうして、最原は、部屋の中に入っていった。


    春川は、自分の部屋に戻ろうとして、一瞬だけ白銀の部屋を振り返り、やがてすたすたと行ってしまった。



    「完成だよ!や、やばい…地味に鼻血が…」


    「わー!格好いい!お姉ちゃん、ありがとう!」


    暫くして、着替えが終わったのか、最原と白銀は揃って食堂に向かった。


    食堂には、既に何人かが集まっていた。


    やがて、食堂に入って来た最原と白銀に気がつく。


    その格好に、一部の者は驚愕する。


    「さ、最原くん。その格好は…!?」


    「あら、私は似合っていると思うけれど?」


    「おおっ!終一、カッコいい格好してるな!」


    赤松、東条、百田がそんな反応を見せる。


    最原は、上品な服装にコートを羽織って、まるでどこかの貴族の当主のような格好をしていた。


    「えへへ…似合ってるかな?」


    「最高よ。」


    最原の言葉に、間髪入れず、東条が反応する。


    「今日の最原くんの担当が、東条さんって聞いてたから、私、東条さんが地味に好きそうな格好にしてみたんだけど…どうだったかな?」


    「白銀さん」


    「何?」


    「貴女、最高ね」


    「そう言ってくれると、地味に嬉しいよ」


    そんなやりとりをする。


    やがて、東条は最原のそばに来ると、屈んで挨拶をする。


    「私の名前は東条斬美って言うの。君の名前は何て言うの?」


    「僕は最原終一って言うんだ!よろしくね!斬美お姉ちゃん!」


    (屈んでいるから、東条さんの胸が強調されて…)


    最原の言葉に、東条は悶えるような反応を見せ、思わず抱きしめる。


    「わっ、東条さん、 大胆…」


    「…」


    赤松は東条の行動に驚き、春川はムッとした顔を作る。


    「? お姉ちゃん、急にどうしたの?」


    (と、東条さんの胸が潰れて…)


    「あ、ああ…ごめんなさい。ちょっと混乱してて… 今日は、あのお姉ちゃんの代わりに、私が一緒に居るから、よろしくね。」


    「うん!分かったよ!」


    こうして、一日が始まった
  330. 330 : : 2017/02/11(土) 08:14:47
    おお白銀さんこういうときすごい役に立つ人だな
  331. 331 : : 2017/02/11(土) 08:19:28
    おお、ハルマキ嫉妬かな?
  332. 332 : : 2017/02/11(土) 09:10:13
    東条さん、抑えきれなかったんだね…分かるよ
  333. 333 : : 2017/02/11(土) 11:23:26
    暫くして、食堂に皆集まり、朝食の時間となる。


    昨日と同じように、最原は子供用の椅子に座って食事をとる。


    今日の朝食は、フレンチトーストだ。


    「斬美お姉ちゃんの料理、美味しいよ!」


    「そう、よかった。あら、お口が汚れているわよ」


    ただし昨日と違い、今日最原の隣に居るのは東条だ。


    「はい、 拭けたわ。あんまり汚しちゃダメよ?」


    「はーい!」


    「…」


    「ハルマキ、どうかしたか?なんか嫌なことでもあったか?」


    「別に…何でもないよ」


    二人の様子を、対面に座る春川が見ていた。その顔は、どこか寂しげだ。


    何とも言えない空気が流れる中、朝食の時間は過ぎていった。


    「ごちそうさま!」


    「お粗末様でした。」


    やがて、 朝食の時間が終わった。


    「…」


    春川は、妙にイライラした様子で、足早に食堂を出ていった。


    「な、なんか春川さん、怖かったね…ゴン太、ちょっと春川さんの所に行ってくるよ!」


    「あー…放って置いた方がいいんじゃない?ゴン太。どう見てもアレ、最原ちゃんを東条ちゃんに取られて嫉妬してるよ」


    ゴン太と王馬は春川を見て、そんなやりとりをした。


    やがて、東条と最原以外は、食堂を後にした。


    「さて、それじゃ私は朝食の後片付けをしてくるから、終一君は椅子に座って大人しくしててね」


    東条はそう言って、片付けを始める。


    (終一君か…)


    最原は内心、そう思う。


    「あ!待ってよ斬美お姉ちゃん。僕も何か手伝うよ!」


    「嬉しいわ。でも、終一君のその気持ちだけで十分よ」


    「そんなあ…僕、斬美お姉ちゃんを助けたいのに…」


    最原は、シュンとして悲しそうな顔になる。


    「わ、分かったわ。それじゃあ、このテーブルを拭いてくれるかしら?椅子の上に立って拭けばいいわ。それなら、終一君も出来るでしょ?」


    慌てた様子で東条が言う。最原は、その言葉にぱあっと明るく笑顔を作ると


    「えへへ…僕、頑張るね!」


    そう言って、 東条にニッコリと微笑んだ。


    東条は、何かに動揺したのか、一瞬立ちくらみを起こす。しかし、そこは超高校級のメイド。すぐに持ち直し、一旦厨房に姿を消す。


    やがて、東条は布巾と小さなエプロンを持って来た。


    「それじゃあ、布巾を渡すわね。でも、折角のお洋服が汚れちゃうといけないから、先にエプロンをつけましょう」


    そう言いながら、東条は最原にエプロンを付けていく。


    やがて、エプロンを付け終わると、東条の思考がショートする。


    「き、斬美お姉ちゃん…似合ってる…かな?」


    東条の目の前に、純白のエプロンを羽織った天使が現れた。


    「え…ええ、その、似合ってるわ…とっても…」


    かろうじて答える東条。


    「本当!えへへ…」


    追い討ちをかけるように照れ笑いをする最原。


    東条はその場に崩れ落ちた。


    「どっ、どうしたの斬美お姉ちゃん!?お熱でもあるの?」


    「だ、大丈夫よ終一君。ヘーキヘーキ、ヘーキだから」


    東条は、今にも倒れてしまいそうに全身を震わせながらも立ち上がる。


    こうして、東条は天国に居るような感覚に包まれながら片付けを始め、最原は小さい身体ながらも一生懸命に身体を動かし、テーブルを拭いていった。
  334. 334 : : 2017/02/11(土) 11:54:17
    ハルマキ…かわいい…東条さんそしてチョロい
  335. 335 : : 2017/02/11(土) 11:54:49
    「よいしょ…よいしょ…」


    最原はテーブルの上を、椅子の上に立って懸命に拭いていく。


    掃除の甲斐あって、テーブルはピカピカになった。


    「だいぶ綺麗になったし、斬美お姉ちゃんのところに行こうかな?」


    最原はそう言って、厨房に入っていった。


    「斬美おねーちゃーん!お掃除終わったよー!」


    「あら、ありがとう終一君。お姉ちゃんももうじき終わるから、その布巾、こっちの流しに置いておいてくれる?」


    「うん!分かったよ!」


    最原は走っていき、東条に言われた通り流しに布巾を置いた。


    「ありがとう、ちょっと待っててね。」


    東条はそう言うと、脚立の上に乗る。


    どうやら、皿を片付けているようだ。


    すると、最原の視線が低くなっ…て…?


    (な、何してるんだ僕!?)


    最原は、台に登った東条の下に来ると、スカートを覗き込んだ。


    それによって、最原の視界に東条の引き締まった太ももと、紫色の何かが広がる。


    (ま、ま、まさか…あれは、東条さんのパ…パンツ)


    東条は、最原に気がついていないようで、片付けを続けて居る。


    その度に、太ももが艶かしく動き、東条のお尻がフルフルと震える。


    (な、なんて素晴らしい光景なんだ…)


    最原は、抵抗しようにも身体が言うことを聞かないため、そのうち、東条の下着をじっくりと観察し始めた。


    やがて、満足したのか視界が元に戻る。


    最原は内心でホッとし、同時に夢の光景が終わった事を悲しんだ。


    (もっと見たかったなあ…東条さんの下着)


    やがて、東条は片付けを終えたようだ。


    「お待たせ終一君。今、布巾を洗っちゃうからもう少しだけ待ってね」


    そう言うと、東条は布巾を洗い始める。


    暫くして、東条が口を開く。


    「ねえ、終一君」


    「な、なあに?斬美お姉ちゃん」


    「さっき私がお皿を片付けてた時、終一君、私のスカートの中覗いてたでしょ?」


    「うっ…」


    どうやらバレていたらしい。


    「あらあら…終一君は女の子のパンツを見て喜ぶ変態さんだったのかな?お姉ちゃん、悲しいな…」


    「ごっ、ごめんなさい…斬美お姉ちゃん」


    最原は東条に謝る。


    やがて、水音が聞こえなくなる。布巾を洗い終えたようだ。


    そうして、東条はしゃがんで最原と顔を合わせる。


    「そんなスケベな終一君には、おしおきしないとね」


    言いながら、東条は最原の額にデコピンをする。


    「うっ!?い、痛いよ斬美お姉ちゃん」


    最原は東条のデコピンに涙目になる。


    「これに懲りたら、もう女の子にイタズラしちゃダメよ?お姉ちゃんとの約束」


    「う…うん。約束するよ。斬美お姉ちゃん、 ごめんね…?」


    そう言って二人はゆびきりげんまんをした。


    「「ゆびきりげんまん、嘘ついたら針千本のーます。指切った!」」


    「これでよし、と。さあ、終一君。私はこの後、掃除をしようと思うけど、どうする?お姉ちゃんの部屋に来る?」


    「ううん!僕、斬美お姉ちゃんと一緒がいい!」


    「そうなの。それじゃあ、一緒に行きましょう。」


    「うん!」


    二人は歩いて厨房から出ていった。


    去り際に最原は思う。


    (…あれ?東条さん、僕に気がついていたのなら、何で放って置いたんだろうか?まさか、見せつけてたとか?…東条さんに限って、そんな事は無いか)


    「どうかした?終一君?」


    「何でも無いよー?」


    (まあ、気のせいだよな?)


    最原は無邪気に笑い、東条もまた妖しく笑っていた。
  336. 336 : : 2017/02/11(土) 11:58:42
    最原の視線に気がついて居るのに、見せつけるようにしている東条さんはやっぱりドスケベ。


    でもうっかり足を踏み外して最原の顔にパンツを押し付けないだけまだ清楚。
  337. 337 : : 2017/02/11(土) 12:01:36
    終一くんショタからムッツリかよてか正直だな!キルミーかわええ
  338. 338 : : 2017/02/11(土) 12:01:53
    押し付けたら最原死にません?
  339. 339 : : 2017/02/11(土) 12:03:22
    >>338 押し付けると言っても、勢いは付けないから問題なし。 なお窒息死の危険性
  340. 340 : : 2017/02/11(土) 12:04:52
    危険性あるんかい笑
  341. 341 : : 2017/02/11(土) 12:14:49
    東条さん妖しく笑ってるよ!最原気づいて!
  342. 342 : : 2017/02/11(土) 12:19:43
    ハルマキこの天使最原見たらどうなるんだろう
  343. 343 : : 2017/02/11(土) 12:22:54
    多分赤松なら鼻血出すな
  344. 344 : : 2017/02/11(土) 12:25:44
    ハルマキは想像つかん…
  345. 345 : : 2017/02/11(土) 13:06:59
    キルミーがただただかわいい
  346. 346 : : 2017/02/11(土) 13:14:53
    他の女子のリアクションも気になるな…どうです作者さん
  347. 347 : : 2017/02/11(土) 13:36:11
    待ちきれねぇ…
  348. 348 : : 2017/02/11(土) 13:38:08
    >>347 我慢だ我慢…
  349. 349 : : 2017/02/11(土) 15:37:22
    気のせいじゃないぞ最原
  350. 350 : : 2017/02/11(土) 15:47:15
    結果どちらもムッツリ
  351. 351 : : 2017/02/11(土) 16:51:10
    東条は、次に廊下の掃除を始めた。


    最原も、東条を手伝うように箒を持っている。


    最原は拙い動きで、一生懸命に箒を動かしていた。


    その様子はとても微笑ましく、様子を見ていた東条も最原をほっこりした気持ちを抱いた。


    「あっ、東条さんに最原君。掃除してくれてるんだってうえええええええ!!!!!!」


    そんな場面に赤松が通りかかる。そして、エプロン姿の最原を見て、女の子が上げちゃいけないような声を出す。


    「赤松さん。落ち着いて。気持ちは分かるわ」


    「だって!最原くんが!エプロンで!あんなに可愛いのに!エプロンが!あああああああ、可愛いよう…」


    「落ち着いて。貴女、鼻血出てるわよ…」


    「…ハッ!」


    「お姉ちゃん、大丈夫?」


    「だ、大丈夫だよ!最原君。ちょっと最原君が可愛すぎて天使みたいで食べちゃいたいくらいでじゅるりうへへへへ…」


    「赤松さん、貴女疲れてるのよ…」


    (赤松さん、何かあったのかな…)


    赤松の暴走を東条が嗜める。そんな赤松に最原が言う。


    「お姉ちゃんお姉ちゃん!ちょっと頭貸してー!」


    「へっ!?な、何?最原君。」


    最原の言われるままに、赤松は屈んで最原に視線を合わせる。


    すると、最原は赤松の頭を撫で始めた。


    「どう?お姉ちゃん?具合悪い時は、頭をいい子いい子してあげると、すぐに良くなるんだって!」


    最原は無邪気にそんな事を言う。


    「赤松さん」


    「東条さん、何?」


    「代わって頂戴」


    「絶対嫌」


    「…」


    静かなる女の戦いが繰り広げられていた。


    「斬美お姉ちゃんも頭貸してー!いい子いい子したいー!」


    「これでいいかしら」


    「ありがとー!」


    最原は、東条が仲間外れになっていると思ったのか、東条にもそんな事を言う。


    東条は目にも留まらぬ速さで対応し、頭を最原に向ける。


    「えへへ…お姉ちゃん達、いい子いい子ー!」


    「赤松さん」


    「東条さん」


    「天国はここにあったのね」


    「そうだね。私、もう死んでもいいかも」


    二人は、天使によって導かれようとしていた。



    (何だこの状況)


    最原はそう思うしかなかった。


    結局、このナデナデプレイは、赤松と東条が意識を取り戻すまで続けられた。


    その後、キラキラした様子の赤松と、最原を負ぶさり、神がかった速度で掃除をする東条の姿が見られた。


    その顔は、まるで、天国にいるかのような安らかなものだった
  352. 352 : : 2017/02/11(土) 17:12:02
    もしここにハルマキがいたら撫でて貰えたのか…ちょっと見たかったな
  353. 353 : : 2017/02/11(土) 17:16:45
    夢野→姉弟
    茶柱→かまう
    入間→さらう
    白銀→コスプレ
    アンジー→かわいがる
    男連中は…予想つかない
  354. 354 : : 2017/02/11(土) 17:17:59
    今回の面子って比較的平和なのかな…
    あっ…→→→ レベル10 赤松楓
  355. 355 : : 2017/02/11(土) 17:57:45
    >>354 あっ…
  356. 356 : : 2017/02/11(土) 18:06:44
    おんぶしながら掃除したのか東条さん…すごいな
    背中で最原はわーいわーい言ってたのかな?
  357. 357 : : 2017/02/11(土) 18:16:52
    メイドってなんだっけ…いや分かるけどさ…キルミーってすごいな
  358. 358 : : 2017/02/11(土) 18:22:40
    この天使を昨日春川さんは独り占めしてたわけだ笑
    結構かわいがってたけど
  359. 359 : : 2017/02/11(土) 18:40:39
    東条さん尊い…






    だからこそ、悔やまれる。


    だったら、東条さんを創ろう。


    絶望の中、1と0の狭間の世界で新たな東条さんを再構成していく最原君。



    彼はその為にあらゆる全てを犠牲にしていく。


    しかし、時間は有限で、思い半ばのまま死にゆく最原君。


    薄れゆく意識の中、彼は気付くのだった。


    彼女は自身の傍でずっと見守っていた事を…


    その事に本当に死ぬ間際気がつく最原。その顔は安らかだった。



    そんな悲しい結末は見たくないけど、現実を受け入れるほか無いので、せめて自分の中だけでは幸せにさせてあげたいです。



    安らかに眠れ


  360. 360 : : 2017/02/11(土) 18:44:09
    どうしたんですか!?
  361. 361 : : 2017/02/11(土) 18:45:59
    >>360 違うんだ… 東条さんのほのぼのを書いていて、どうして本編でこうならなかったと鬱になってな…


    書いたら落ち着いた
  362. 362 : : 2017/02/11(土) 18:48:30
    >>260です そうでしたか…すいませんでした
  363. 363 : : 2017/02/11(土) 19:27:28
    天使はここにあられせられる
  364. 364 : : 2017/02/11(土) 19:30:24
    落ち着くためには仕方ない
  365. 365 : : 2017/02/11(土) 19:36:38
    >>359 なんかのSSで舞園を助けようとする苗木を見たような
  366. 366 : : 2017/02/11(土) 19:39:04
    >>365 気にせずいこう このSSで幸せなのを見れるだけいいだろう…
  367. 367 : : 2017/02/11(土) 19:55:45
    東条は昼頃になり掃除を終わらせた。


    いつもならもう少しかかっている所だが、最原の助けといい子いい子のブーストがあったこともあり、全て終わってしまった。


    「さあどうぞ。焼けたわよ」


    「わぁい!斬美お姉ちゃん、ありがとう!」


    東条は、今は、食堂で最原の為にホットケーキを焼いていた。


    最原の前に置かれたホットケーキには、バターと、たっぷりのハチミツがかかっている。


    「終一君は、お姉ちゃんのお手伝い頑張ったからね。好きなだけ食べていいわよ」


    「本当に!?嬉しいなあ」


    ニコニコと笑う最原。それを東条は幸せそうに見守っていた。


    その姿は、まるで我が子を見守る親のように、慈愛に満ちていた。


    「おかわり!」


    「はいはい。今焼くから待っててね」


    二人は、幸せなひと時を過ごした。


    やがて、昼食も終わり、東条は後片付けを終えて、椅子に座っていた。


    流石に掃除が終わった後は疲れも感じる。東条は軽く肩を揉んでリラックスしていた。


    「斬美お姉ちゃん、ちょっと目を瞑っててー!」


    「? いいわよ。」


    突然の最原の言葉に、東条は困惑しつつも言われた通り目を瞑る。


    すると、何かを引っ張るような音が後ろで聞こえた。


    「もう開けていいよ!」


    その言葉のすぐ後に、トントンとリズムよく東条の肩が叩かれる。


    「終一君…急にどうしたの?」


    東条は最原に尋ねる。


    「うん。斬美お姉ちゃん、疲れてそうだったから、こうしたら楽になるかなと思って」


    言いながら、トントンという肩を叩く音が続く。


    (東条さん。いつも僕たちの為に頑張っているしな…こんな形だけど、少しでも東条さんの助けになれてよかった)


    最原はそう思った。



    東条は、最原の優しさに触れて、ホロリと涙を流す。


    「ど、どうしたのお姉ちゃん!?痛かった!?」


    突然の東条の涙に驚く最原。


    「違うの…違うのよ終一君… お姉ちゃんね、とっても嬉しいの。嬉しいから、つい涙が出ちゃったの…」


    「??? 嬉しい時は笑うんでしょ?なんで泣いているの?」


    「ああ、そうだったわね…」


    東条は、涙を流したまま笑みを浮かべる。


    「ねえ、終一君。」


    「なあに?斬美お姉ちゃん?」


    「私今、とっても幸せよ」


    そう言った東条は、本当に心から嬉しさを感じているようだった。


    「ありがとう、終一君。終一君のおかげで、お姉ちゃん、とっても楽になったわ。」


    「本当に!?よかったあ…」


    東条の言葉に最原はぱあっと明るくなる。


    「さあ、お姉ちゃんのお部屋に行って、お昼寝しましょう?終一君も疲れたでしょう?」


    「そういえば… ふああ、何だか眠くなってきちゃった…」


    最原はウトウトとして瞼を重くしていく。


    (あ…駄目だ、意識が…)


    最原も、気づけば思考が出来なくなるほどの眠気を感じていた。

    「あらあら、終一君もうおねむなの?」


    「うん…でも、お布団で寝ない…と…」


    最原は、眠気に勝てず、その場で眠りそうになる。すると、身体を包まれるような感覚を覚える。


    「大丈夫よ。終一君。お姉ちゃんが終一君をベッドまで連れて行ってあげるからね…」


    東条は、最原を抱っこして、自室へ向かって行った。


    (東条さん…柔らかくて…気持ちいい)


    「斬美お姉ちゃん…柔らかくて、それにポカポカするよ…」


    最原は、微睡みに包まれていった。


    東条は、胸の中で寝息を立て始める最原を見て、



    聖母のような笑みを浮かべた。
  368. 368 : : 2017/02/11(土) 19:59:28
    慈愛の女神はここにもいらっしゃったか…ちょっとムッツリだけど…お母さんのようだ
  369. 369 : : 2017/02/11(土) 21:27:34
    やっぱり子供は癒しになるんだな…
  370. 370 : : 2017/02/11(土) 21:46:30
    ※レベル5


    ※レベル5
  371. 371 : : 2017/02/11(土) 21:47:23
    ん?レベルアップ?7くらい?
  372. 372 : : 2017/02/11(土) 21:53:49
    >>370 なんだろう…
  373. 373 : : 2017/02/11(土) 21:55:54
    (十分ほのぼのしたし、ちょっとくらいえっちいのに走ってもいいよね?)
  374. 374 : : 2017/02/11(土) 21:56:16
    どうぞ!
  375. 375 : : 2017/02/11(土) 21:56:34
    それに賛成だ!
  376. 376 : : 2017/02/11(土) 21:56:52
    来ると思った!レベルは!?
  377. 377 : : 2017/02/11(土) 21:59:06
    迷ってないで作者さんの好きにしていいと思いますよ!
  378. 378 : : 2017/02/11(土) 22:00:34
    うん…なんかね…

    唐突にパッと浮かんだネタがあってね…

    それ入れるとね…

    若干レベル5じゃ収まらなくなりそうなの…
  379. 379 : : 2017/02/11(土) 22:01:22
    あ、多分次の更新は0時くらいになるかも…
  380. 380 : : 2017/02/11(土) 22:05:30
    パッと浮かんだネタッて趣味全開のドSとかじゃないですよね…?ほのぼの寄りのイチャイチャらーぶらーぶエロエロとかですよね…?
  381. 381 : : 2017/02/11(土) 22:06:28
    >>380 うん。無知シチュって言うんだけど
  382. 382 : : 2017/02/11(土) 22:07:42
    よしどうぞ頑張ってください 鼻血タラー
  383. 383 : : 2017/02/11(土) 22:08:04
    正直だな!?
  384. 384 : : 2017/02/11(土) 22:08:40
    レベル何ぐらいです?
  385. 385 : : 2017/02/12(日) 00:07:17
    目を覚ました最原は、感覚で随分と時間が経った事を把握した。


    身体を起こすと、自身がベッドに寝かされていた事が分かる。


    部屋の内装からして、どうやらここは東条の部屋のようだ。と最原は思う。


    時計を見ると、7時を回っていた。昼寝のつもりが、かなりの間眠ってしまったらしい。


    やがて、ドアが開き、東条が戻ってきた。


    手には、美味しそうな料理の乗ったお盆を抱えている。


    「あら、終一君。やっと起きたの?ねぼすけさんね」


    東条はくすりと笑って、こちらにやってくる。


    「斬美お姉ちゃん…僕、なんだか疲れてたみたい。」


    「終一君、朝からお掃除頑張ってたからね。きっと、それで疲れちゃったのよ。」


    東条は笑いながらそう言うと、最原を立ち上がらせ、近くの椅子に座らせる。


    「もう皆お夕飯済ませちゃったから、終一君の分を持ってきたわ。冷めないうちに食べてね。」


    「斬美お姉ちゃん、ありがとう!うわあ!美味しそうなカレーライス!」


    最原の目の前には美味しそうなカレーライスがあった。


    最原はそれを、スプーンを使って美味しそうに食べていく。


    東条はその姿を笑みを浮かべて見守っていた。


    「ごちそうさまでした!」



    昼寝をしたことで空腹感を再び感じていた最原は、あっという間にカレーライスを平らげた。


    「斬美お姉ちゃんが作ってくれたカレーライス、とっても美味しかったよ!」


    「ありがとう、終一君。本当だ、綺麗に食べたのね。」


    完食して空になった器を見て、東条はそう言った。



    「それじゃあ、直ぐに片付けて来るから、終一君、ちょっと待っててね」


    「はーい!」


    そう言うと、東条は空の容器とスプーンをお盆に乗せて、部屋を出て行った。


    「斬美お姉ちゃんの料理、美味しかったなあ…」


    満腹感を覚えたのか、最原はそう言って、暫し椅子に座っていた。


    (それにしても、この身体、一体何時になったら戻るんだろう…まさか、ずっとこのまま戻らないとか…)


    最原は、今後自分がどうなるのか考えていた。


    (いや、あんなちっぽけな薬なら、そんなに長い期間は持たない筈だ。きっと、近いうちに戻れる筈…)


    最原がそう結論付けた辺りで、東条が戻ってきた。


    「終一君、おまたせ。お姉ちゃん、ちょっと頑張って片付け終わらせてきたよ。」


    「斬美お姉ちゃんおかえりー!早かったねー!」


    (いや、早すぎだろ!部屋を出て行ってまだ5分も経ってないぞ!?流石は超高校級のメイド…)


    最原は内心で驚愕する。


    東条は、少しでも長く最原と一緒に過ごしたいがために、自身の才能をフルに使ったのだが、それを最原は知る由もなかった。



    「それじゃ、終一君。何かしたい事はある?」


    東条は最原にそう言った。


    「うーんとね…あっ、そうだ!」


    「どうしたの?」


    「一緒にお風呂入ろうよ!昨日お姉ちゃんと一緒に入ったけど、お風呂が広くて楽しかったんだ!」


    (待て待て待て待て待て!!!僕は何を言っているんだ!?)


    最原は自身の言動に困惑する。


    子供の最原は、純粋な気分でそう言っていた。抑も、昨日の夜にした事と言えば、夕食を摂る事と風呂くらいで、他に夜にやる事を知らないだけなのだが。


    (うう…ごめんよ東条さん。きっと、こんな事言われて困っているだろうな…)


    そう思う最原だが、思いの外、東条は満更でもない。


    むしろ、「一緒にお風呂」と最原が言った辺りで、目を妖しく光らせていた。


    「そうなの。終一君はお姉ちゃんとお風呂に入りたいのね…」


    「うん!それとも、斬美お姉ちゃんは僕と一緒に入るのイヤ?」


    「そんな事無いわ!」


    最原の言葉に、東条はかなり真剣な口調で反論する。


    思わず最原はビックリしてしまう。


    「ど、どうしたの?急に大きな声出して…」


    「あ、あら…ごめんなさい。それじゃ、終一君。一緒にお風呂に行きましょう。」


    「わーい!お風呂!お風呂!」


    最原は、東条とのお風呂にはしゃぐ。


    (昨日の春川さんに引き続いて、今度は東条さんとお風呂か… 元に戻った時、記憶がある事バレないといいなあ…)


    最原は、東条に手を引かれながらそう思っていた。


    こうして、最原と東条は服を脱ぎ、浴室に入っていった。
  386. 386 : : 2017/02/12(日) 00:24:38
    ほほう…はいはい
  387. 387 : : 2017/02/12(日) 00:31:27
    羨ましいんですけど
  388. 388 : : 2017/02/12(日) 00:40:29
    「それじゃ、終一君。頭洗うから、泡が入らないように目を瞑っててね。」


    「うん。分かったよ!」


    浴室に二人の声が響く。やがて、最原の頭に、東条の滑らかな手が走り、泡立っていった。


    「痒いところは無い?終一君?」


    「うん!大丈夫だよ!」


    最原は、浴室の椅子に座り、髪を洗われる気持ち良さに浸っていた。


    暫くして、シャワーの栓に手をかける音がする。


    「それじゃあ、流すわ。目を瞑っててね。」


    「はーい!」


    シャワーの温度はちょうどよく、最原は程よい暖かさを感じていた。


    それとともに、泡が流れ落ちていく。


    「はい。終わったわ。」


    「斬美お姉ちゃん、ありがとう!」


    最原は東条にお礼を言う。


    「それじゃあ、お姉ちゃんも髪を洗っちゃうから、終一君はちょっと待っててね。」


    「うん!分かったよ!」


    そう言って髪を洗い始める東条。最原はその姿をじっと見ていた。


    (な、何やってるんだ僕!そんな事してたら、また東条さんに怒られるぞ!)


    内心で慌てるが、それは伝わらない。


    視界に映る東条の裸は、実に綺麗だった。


    白い肌に、肉付きのいい身体。
    胸も大きく、母性を感じさせる。
    秘部も、大人の女性のように生え揃った茂みに覆われた、綺麗な形をしていた。


    やがて、最原の視線に気がついたようだ。


    「…ちょっと、終一君。朝お姉ちゃんと約束したでしょ?忘れちゃったの?」


    東条は、最原を咎めるが、最原はそれに答えず、東条に質問する。


    「ねえ、斬美お姉ちゃん。」


    「どうしたの、エッチな終一君」


    東条は、少し冷たく答える。


    それに対して、最原は爆弾を投下する。


    「どうして斬美お姉ちゃんには…お股に何も付いてないの?」


    浴室内が静寂に包まれる。


    (な…な…な…何を言いだすんだ僕は!?東条さんにそんな事言っちゃあ…)


    やがて、思考を取り戻したのか、東条が答える。


    「し、終一君!?な、何を言って…」


    「だって、僕にはお股におしっこするところが付いてるのに、お姉ちゃんには付いてないよ?どうして付いてないの?」


    「そ…それは…その…」


    「ひょっとして僕、ビョーキなのかな!?お姉ちゃんみたいに、何も付いてないのが普通なのかな…」


    「ち、違うわ…違うのよ、終一君。終一君はその…つ、付いてるけど、病気じゃないのよ。終一君はそれでいいの!」


    「じゃあ、何でお姉ちゃんは付いてないの?」


    「それは…その…うう…」


    東条は返答に詰まる。流石に、今の最原に対して叱るわけにはいかない。デリケートな質問だし、叱ったら叱ったで、怒る理由を言わなければいけないからだ。


    そうしているうちに、最原は何かに思い当たったらしい。


    「…斬美お姉ちゃんが知らないなら、明日別のお姉ちゃんやお兄ちゃんに聞いてみ「それは駄目よ!」…き、急にどうしたの?顔真っ赤だよ?」


    東条は顔を真っ赤にして、最原の提案を否定する。


    「でも、なんでお姉ちゃんが付いてないのか僕知りたいし…」


    「う、ううううううう…」


    最原は、純粋に知りたがっていた。東条は怒るに怒れず、顔を真っ赤にする。


    やがて、何か決心したように顔を上げて最原に言う。


    「わ、分かったわ…」


    「斬美お姉ちゃん?」


    「終一君。教えてあげるわ、私が…その…付いてない理由。」


    「本当に!?斬美お姉ちゃん知ってるの!?」


    「ええ…知っているわ。教えてあげるから、皆に聞くのはやめてね。お姉ちゃんとの約束よ?」


    「うん!約束するよ!」


    東条は真っ赤な顔で最原にそう言った。最原は、無邪気な笑顔を浮かべて、東条の言葉を今か今かと待っていた。


    こうして、思いがけず東条による保健体育の授業が始まった。


  389. 389 : : 2017/02/12(日) 00:57:31
    このショタ潜在的にSじゃねえ?
  390. 390 : : 2017/02/12(日) 01:04:53
    無知って恐い…そしてそこはかとなく見える作者の趣味
  391. 391 : : 2017/02/12(日) 01:10:52
    キルミーレベルどれくらいだろう…
  392. 392 : : 2017/02/12(日) 01:16:49
    (どうしてこんな事になったんだ…東条さんにこんな恥ずかしい事をさせて…最低だ…僕…)


    最原は、申し訳ない気持ちで一杯になるが、子供の最原にその気持ちが伝わる訳が無い。


    一方で今の最原は、キラキラした目で東条の言葉を待っていた。


    「そ、それじゃあ、教えるわ…その…なんで付いてないのか、だったわよね?」


    「そうだよ!」


    「その…ね…まず、男の子と女の子だと体つきが違うの。終一君は、もうちょっと大きくなると、がっしりした身体になるけど、女の子はその…胸とか、お尻とかが膨らんで、ふっくらした身体になるの」


    「へえ!そうなんだ!」


    「それでね…その…男の子と女の子にはそれ以外にも違うところがあってね…終一君が、つ、付いてるのと私がつ、付いてないのもそうなの…」


    「うーん…よく分かんないけど、男の子と女の子だと色々違うんだね!」


    東条は、なるべく分かりやすいように性知識を伝える。勿論、その顔は真っ赤だった。


    「そ、そうよ…頭良いわね、終一君。」


    「えへへ…そうかな?」


    「そ、それでね?この付いてないのと付いてるのには名前があってね…男の子と女の子で呼び方が違うのよ…」


    (東条さん…そこまで言う必要は無いんじゃ…)


    「何て言うの?」


    「そ…それはね…」


    東条はそこで顔を真っ赤に染めると、恥ずかしそうに言った。


    「ま、まず、終一君の方からね。その…男の子には皆付いてるんだけど…」


    「おしっこする所だよね!」


    「そ、そうよ。おしっこするところ…そ、それはね…」


    「何て言うのー?」


    最原は無邪気に言う。やがて、東条は震える声で


    「お…ちんちんよ。」


    「おちんちん?変な名前ー」


    「そ、そうね… うう…」


    「それじゃあ、お姉ちゃんのは何て言うのー?」


    「お、お姉ちゃんのはね…お、お…」


    「お?」


    「おまんこ…って呼ぶのよ」


    東条は、今の最原にも分かりやすく伝わるように考えた末に、考えうる限り最も卑猥な言い方をしていた。


    「へえー!じゃあ、僕のがおちんちんで、斬美お姉ちゃんのがおまんこって言うんだね!斬美お姉ちゃん、物知りだね!」


    最原は、東条を尊敬の眼差しで見る。


    「あ、ありがとう…終一…君」


    東条は、そんな盛大な羞恥プレイを褒められて、顔を真っ赤にしている。


    (東条さん…本当にごめんよ…でも正直…凄く興奮する…)


    最原は、内心で謝りつつも、そんな卑猥な事を言う東条に興奮していた。



    「でも、どうして男の子と女の子で違いがあるの?」


    最原は、追い打ちをかけるようにそう質問する。


    「そ…それはね…その…ちゃんと理由があって…」


    「理由?教えて教えて!」


    適当にはぐらかせば良いのに、東条は律儀に答える。その結果、最原は、東条に再び質問された。


    「その…ね… 男の子と女の子で形が違うのはね…男の子のおちんちんを女の子のおまんこに入れる為よ」


    「えー!そんなのばっちいよ!だって、おしっこする所を入れるんでしょ?」


    「そ、そうかも知れないけど、でも、そうしないといけない理由があって…」


    「その理由って、なあに?」


    東条は、天を仰ぎ、やがて、震える声で言った。


    「えっとね…簡単に言うとね、そうする事で、その男の子と女の子は家族を作れるの…」


    「えっ!?家族を?」


    「そ、そうよ。女の子の中に、男の子のおちんちんから出る、白いおしっこを出せば、それが赤ちゃんの素になるの…」


    「赤ちゃんが出来るの!?」


    「え、ええ…だから、女の子と男の子で形が違うの。…もう良いかしら?」


    「うん!斬美お姉ちゃんありがとう!僕、全然知らなかったけど、斬美お姉ちゃんのおかげで何となく分かったよ!」


    「そ…そう…それは…よかったわ…」


    最原がそう言うと、東条はどっと疲れたような様子を見せ、今まで言った事を思い出したのか、顔を手で覆っている。


    (東条さん。…本当にごめんなさい… そして、ありがとう!)


    最原は、そんな事を思った。


    こうして、保健体育の授業は終わった。
  393. 393 : : 2017/02/12(日) 01:17:43
    さて「エッチな」保健体育の授業の始まりです。
    東条先生がショタ原くんに教えます
  394. 394 : : 2017/02/12(日) 01:17:55
    終わった!?
  395. 395 : : 2017/02/12(日) 01:18:14
    >>393 それは分岐ルートで
  396. 396 : : 2017/02/12(日) 01:18:53
    あ、やるんだ…笑
  397. 397 : : 2017/02/12(日) 01:20:45
    これを純粋?なショタ最原は言いふらさないようにしないとな…キルミーぶっ倒れるぞ
  398. 398 : : 2017/02/12(日) 01:22:06
    分岐ルートはおねショタになるわけか…ん?赤松これ以上だと!?
  399. 399 : : 2017/02/12(日) 01:22:54
    東条さんの赤面誰かイラスト描いてくれませんかねぇ…チラッ
  400. 400 : : 2017/02/12(日) 01:23:16
    見たいなあ ニヤニヤ
  401. 401 : : 2017/02/12(日) 01:29:46
    保健体育の授業を終えて、二人は湯船に浸かっていた。


    湯船の中ではしゃぐ最原とは対照的に、東条はまだ顔を赤く染めている。


    やがて、ふと思いついたように最原に言う。


    「そうだ、終一君。」


    「なあに?斬美お姉ちゃん。」


    「さっき言った行為だけどね…本当に誰にも言っちゃダメだからね。」


    「うん!分かったよ!約束したもんね!」


    「ええ。約束よ…それとね、終一君。」


    「?なあに?」


    東条は暫し言葉に詰まっていたが、やがて決心したように言う。

    「その…ね… さっきの家族を作る方法だけどね」


    「うん。確か、男の子と女の子が家族を作る為にやるんでしょ?」


    「そうよ…それだけどね、終一君が私ぐらいの歳になるまではやっちゃダメなのよ。それは約束してね?」


    「うん!約束する!」


    「そ…それとね、もしも、もしもよ?もしも終一君が私と同じくらいになったら…」


    「その時は、私と『家族』になってくれる?」


    (えっ…東条さん、それって…そう言う事…だよな…)


    東条は顔を真っ赤にしてそう言う。


    最原は、それに対して


    「うん!だって僕、斬美お姉ちゃんの事、大好きだもん!」


    そんな笑顔で答えた。


    東条は、それを聞いて笑みを浮かべた。


    東条編 了
  402. 402 : : 2017/02/12(日) 01:30:56
    後書き
    取り敢えず、全部終わったら東条さんのおねショタ分岐は作ろうかなと。


    取り敢えず、実技やってないしね
  403. 403 : : 2017/02/12(日) 01:31:08
    ショタにどんなタイミングで言質とってんの東条さぁん!
  404. 404 : : 2017/02/12(日) 01:31:46
    赤松編どうなるんだろう!ワクワク
  405. 405 : : 2017/02/12(日) 01:32:19
    それもうプロポーズでは?
  406. 406 : : 2017/02/12(日) 01:32:52
    東条「お前も『家族』だ」

    ↑これがやりたかったが為に書いたというのもある。


    さあ、問題児の時間だ。


    …今のプロットじゃ、まず間違いなく捕食されるんだよなあ
  407. 407 : : 2017/02/12(日) 01:33:24
    レベル5でこれかよ…レベル10の赤松はどうなるんだよ…(驚愕)
  408. 408 : : 2017/02/12(日) 01:34:06
    どうぞ『捕食者』赤松楓さんの登場です!
  409. 409 : : 2017/02/12(日) 01:35:01
    もうそのプロットでもいいからすぐ更新してもらいたい…もちろん直した方がいいのならそれでもいいけど…
  410. 410 : : 2017/02/12(日) 01:35:18
    すみませんが、今日のぶんの更新は以上になります…
  411. 411 : : 2017/02/12(日) 01:37:11
    今のままじゃ最原君、九分九厘喰われますけど、それでもいいですか?
  412. 412 : : 2017/02/12(日) 01:37:27
    お疲れ様です…赤松のショタかわいがりイチャイチャからのエロエロ期待してます!
  413. 413 : : 2017/02/12(日) 01:37:41
    いいです!
  414. 414 : : 2017/02/12(日) 01:37:58
    一応イチャイチャもみたい
  415. 415 : : 2017/02/12(日) 01:38:23
    多分おっぱいではさむんだろうなぁ…
  416. 416 : : 2017/02/12(日) 01:38:59
    むしろ喰わないと赤松らしくない…でも作者さんの好きにしていいも思いますよ。
  417. 417 : : 2017/02/12(日) 01:39:52
    どんなエピソードになるのだろうか…
  418. 418 : : 2017/02/12(日) 01:40:04
    作者さんに任せます!
  419. 419 : : 2017/02/12(日) 01:43:33
    分かりました…取り敢えず、最原君に合掌。


    ああそうだ、最原君の年齢ですが、今のままだと出るものも出ないので、後で少し成長させます。具体的には、精通するくらいまで


    セックスモンスター 赤松楓
  420. 420 : : 2017/02/12(日) 01:44:13
    果たしてショタ相手淫魔になるのだろうか…
  421. 421 : : 2017/02/12(日) 01:45:01
    あぁ、最原…永遠なれ…
  422. 422 : : 2017/02/12(日) 01:45:35
    同級生女子の裸を合法的?に見れるとか羨ましすぎるんですけど
  423. 423 : : 2017/02/12(日) 01:47:12
    流石に初っぱなから襲わないよね…?
  424. 424 : : 2017/02/12(日) 01:49:51
    午前中から昼寝、夜までは多分、多分安全だ…問題は夜お風呂あたりだろうな…
  425. 425 : : 2017/02/12(日) 01:59:51
    しかしショタ化は結構和むよなぁ
  426. 426 : : 2017/02/12(日) 02:01:17
    そうだな…やはりこの作者の作品は神になりうるな…
  427. 427 : : 2017/02/12(日) 02:06:48
    寝る前に幾つか

    ・明日の更新は、出来て午前中と、深夜

    ・多分内容はかなり短いものになると予想

    ・レベル10の指標について
    レベル10の場合、隙を見せたら最後です。
    積極的なボディタッチをしてきます。
    誰も邪魔が入らなかった場合『家族』にされます。

  428. 428 : : 2017/02/12(日) 07:52:54
    うわあ…流石淫魔笑
    というか隙のないショタっています?隙しかないような…
  429. 429 : : 2017/02/12(日) 10:57:58
    東条編 了

    赤松編 始
  430. 430 : : 2017/02/12(日) 11:18:40
    イエーイ!
  431. 431 : : 2017/02/12(日) 11:19:20
    最原は息苦しさを感じて目を覚ました。


    何かに圧迫されるような、そんな息苦しさだ。


    目を開けると、目前には東条の大きな胸が広がっていた。


    パジャマははだけており、東条の胸が丸見えだ。


    最原が呼吸をするたび、東条の胸の中の生暖かい空気が入ってくる。


    最原は、東条から離れようとするが、しっかりと抱きしめられている為、思うように動けない。


    それでも、懸命に動かす事で、どうにか上を向く事が出来た。


    新鮮な空気が入ってくる事で、息苦しさも感じなくなる。


    (あ…危なかった)


    最原は、もう少しで東条の抱擁によって天国に旅立つ所だった。


    今もなお、東条は最原を抱きしめ続けている為、豊満な胸の感触が顔に押し付けられる。


    (な、何だこの天国は…)


    そう思う最原。すると、最原は寝惚けているのか、東条の胸を凝視したかと思うと…


    「…ママ」


    そう言って、東条の乳房に吸い付いた。


    (!?)


    最原は、突然の自身の行動に仰天する。


    最原は、そのまま東条の胸にむしゃぶりつく。


    自分がまだ幼い子供で、母親の母乳を吸っている夢でも見ているのだろうか。


    当然だが、東条から母乳が出る筈もなく、単なる愛撫に過ぎない。


    東条の方は、最初はピクリと身体を動かす程度だったが、最原が吸い続ける事で、小さな声を上げるようになる。


    いつの間にか、もう一方の乳首はピンと立っていて、感じている事が分かる。


    最原は、暫く東条の胸を吸っていたが、やがて満足したのか口を離す。


    (…ば、ばれてないよな?東条さんにこんな事しちゃうなんて… でも、東条さんの胸柔らかかったなあ)


    内心で最原も寝惚けているようだ。


    最原は、再び意識を落とした。


    東条は依然として最原を抱きしめ続けている。


    結局、それから20分くらい経って、漸く東条が目覚め、自身の胸がはだけているのと、最原を抱きしめて胸に押し付けているのをみて、あらぬ想像をするまでこの状況は続いた。



    …真っ先に下腹部を確認したのはどうかと思うが。
  432. 432 : : 2017/02/12(日) 11:21:19
    終わってねえ!?
  433. 433 : : 2017/02/12(日) 11:21:37
    赤ちゃんプレイ(物理)?
  434. 434 : : 2017/02/12(日) 11:23:13
    ふと思いついて、書きたかったから書いた。

    本当にこれで東条さん編はおしまいよー
  435. 435 : : 2017/02/12(日) 11:26:07
    最原さんすげえっす…尊敬するっす…
  436. 436 : : 2017/02/12(日) 11:26:24
    赤松編はこれ以上…だと…?
  437. 437 : : 2017/02/12(日) 12:06:20
    ちょっと書く時間が無いので、続きは深夜に
  438. 438 : : 2017/02/12(日) 12:39:09
    楽しみにしてます!
  439. 439 : : 2017/02/12(日) 14:45:38
    おっぱいに挟まれた上におっぱい吸うとかすげえな!?
  440. 440 : : 2017/02/12(日) 16:34:41
    最原の意思は幼い身体に逆らえないのね
  441. 441 : : 2017/02/12(日) 17:12:20
    身体は正直…ってやつかな?
  442. 442 : : 2017/02/12(日) 17:31:11
    >>441 それは違うよ!
  443. 443 : : 2017/02/12(日) 22:01:38
    深夜ってどこからなんでしょうね…
  444. 444 : : 2017/02/12(日) 23:31:19
    再び最原は目を覚ました。


    「おはよう、終一君。」


    東条は既にメイド服に身を包み、最原ににっこりと微笑む。


    「おはよう!斬美お姉ちゃん」


    (何だろう…何かとんでも無いことをしていた気がするんだけど…夢だったのかな)


    最原は、先程までの事をよく覚えていないようだ。


    「さあ、顔を洗ったらお着替えしに行くわよ」


    「はーい!」


    そうして、準備を終えると二人は、白銀の部屋に向かう。


    「待ってたよ、二人とも。今日の衣装、私、地味に頑張っちゃった。」


    「白銀さん。後はよろしくね。さあ、終一君、お着替えの時間よ」


    「うん!楽しみだなあ」


    昨日同様、最原は白銀に連れられて、着替えさせられる。


    「ふふふ、赤松さん直々のリクエスト、きっちり答えてあげなきゃ!」


    (赤松さん何してるの!?)


    どうやら、今日の服装は赤松が白銀に頼んだらしい。


    やがて、着替えが終わった。


    「お姉ちゃん、どう?」


    「…」


    「お姉ちゃん?」


    「…ハッ!?いけないいけない。一瞬地味に最原君が天使に見えたよ… 勿論似合ってるよ!ホントに!」


    「本当に!嬉しいなあ」


    白銀は、最原の服装に悶えていた。


    (わ、私、地味にとんでもない兵器を開発しちゃったのかも…)


    白銀がそう思うほどの完成度だった。


    そうして、二人は一緒になって食堂に向かった。





    赤松は食堂で最原の到着をわくわくしながら待っていた。


    (白銀さんにリクエストしてみたけど…どんな感じかなあ)


    赤松は、最原の格好を想像してにへらと笑う。


    やがて、パタパタと軽い足音が聞こえてきた。


    赤松は、最原が来たのだと思い、食堂の入り口に視線を向ける。


    赤松の視線の先、そこには、


    天使の姿があった。


    ここで、赤松がリクエストした服装について補足しておく。


    赤松は、前日白銀に、今日の最原の服装を、「私立の小学生が着るような制服」のような物にしてもらえないかと頼んだ。


    白銀は、そのキーワードから今日の最原の格好を作成した。


    まず、基本として最原には長いシャツと、吊りズボンを着せた。


    そこに、ネクタイを付けさせ、若干の大人っぽさを印象付ける。


    これだけでも十分可愛らしいが、ここから白銀はこだわりを見せた。


    最原に長い靴下を履かせたのだ。


    白い靴下は、最原の膝上辺りまでその足を隠す。


    白銀は、吊りズボンと靴下の間に見事なまでの絶対領域を作った。


    最原が歩く度に、その健康的な太ももが強調され、半ズボンの裏地が僅かに見える。


    以上の事を鑑みて、改めて最原の格好を評価する。


    赤松のリクエスト通り、私立の小学生の制服のようなきっちりとした格好だが、その中に白銀の匠の技を取り入れる事で、太ももを強調させる蠱惑的な雰囲気を感じさせる。


    赤松は、想像以上の完成度に、思わず白銀の方を見る。


    白銀は、赤松の視線に気がつくと、にっこりと笑顔を浮かべる。


    赤松も同様に笑顔を返す。


    二人の間に言葉はいらなかった。ただ、赤松は白銀の仕事ぶりを讃えた。


    やがて、最原が赤松の方にパタパタと近づいてくる。ああ、そんな事をしたらますます可愛くなるじゃないか!


    「お姉ちゃんお姉ちゃん!あのお姉ちゃんから聞いたけど、お姉ちゃんが僕の格好を考えてくれたんでしょ?」


    「う、うん。そうだよ。」


    赤松が答えると、最原は無邪気にはにかんで笑う


    「この格好、とっても格好いいね!お姉ちゃん、考えてくれてありがとう!」


    そんな最原の言葉が赤松の心に致命的な一撃を与えた。


    最原が、自分のリクエストした服装を喜んでくれただけでなく、お礼まで言ってくれたのだ。


    赤松は、思わず昇天しそうになるほどの喜びに包まれた。


    …もっとも、何も知らない幼気な子供に、自身の欲望をぶち撒けた事に対してほんの少し罪悪感は覚えていたが。


    むしろ、この時からだろうか。赤松の中に、無垢な少年を自分色に染めたいという気持ちが生まれたのは。



    今の彼女はそれを自覚せず、只管幸福に包まれていたが。


  445. 445 : : 2017/02/12(日) 23:33:56
    服装のレベルが甘かったらゆるして


    幾ら何でもショタは専門外なの…


    本職の方が見てたらゆるして。精一杯頑張ったけど…
  446. 446 : : 2017/02/12(日) 23:34:32
    小学生…探偵…それなんてコナn…
    ほのぼのなし!?
  447. 447 : : 2017/02/12(日) 23:34:56
    自分のイメージはコナン
  448. 448 : : 2017/02/12(日) 23:37:39
    あ、なんかもうやばそうな雰囲気
  449. 449 : : 2017/02/12(日) 23:46:31
    病んだ東条さんが最原君を逆レして家族を作ろうとしてる画像ください!
  450. 450 : : 2017/02/12(日) 23:47:31
    そんなドンピシャな画像ないですよ!(反論)!
  451. 451 : : 2017/02/13(月) 00:12:24
    この最原無垢…なのかな?
  452. 452 : : 2017/02/13(月) 00:12:34
    赤松は暫く惚けていたが、やがて再起動したようだ。


    「いけないいけない…最原君が可愛すぎてボーッとしてた… さ、最原君!」


    「お姉ちゃん…ええと…何お姉ちゃんだっけ?」


    「あ…ごめんね。私は赤松楓って言うの。」


    「はーい!僕の名前は最原終一だよ!楓お姉ちゃん。」


    「か、楓お姉ちゃん…楓お姉ちゃん… えへへへへ」


    「ど、どうしたの?」


    「…ハッ! ううん!何でもないよ! それでね、今日は、お姉ちゃんが君と一緒に居るから、よろしくね。」


    「うん!よろしくね、楓お姉ちゃん!」


    最原は赤松にそう言い返す。


    それを春川と東条は遠くから見ていた。


    「…」


    「…春川さん。」


    「…何?」


    「昨日の貴女の気持ち、よく分かったわ…心にぽっかりと穴が空いたような、そんな気持ち…」


    「…」


    二人はそんな寂寥感を感じていた。


    やがて、朝食が始まった。


    一昨日は春川が、昨日は東条が居た場所に、今日、赤松が座っていた。


    「今日も朝ごはん美味しいね!楓お姉ちゃん。」


    「そうだね、最原君。あ、スープ熱いからフーフーしてから食べてね」


    「はーい!」


    最原と赤松は、そんな和やかな時間を過ごす。


    「…」


    「ああ…昨日彼処には私が居たのに…終一君…」


    そんな二人と対照的に、春川と東条はどこか悲しげだ。


    居なくなって初めて分かるその感覚は、さながら、子離れしたての母親が感じる寂しさのようだった。


    そんな微妙な空気の中、朝食の時間は過ぎていった。


    「ごちそうさま!今日も美味しかった!」


    「よかったね最原君。あ、口元汚れてるよ。拭いてあげるね」


    そんなやり取りを交わす二人。


    「…」


    「はぁ…」


    春川は、不機嫌な顔で足早に食堂を去り、東条も寂しそうな様子で片付けを始めた。


    「…なーんか、二人とも元気ないっすね」


    「フン…そのうち元に戻るだろうさ。一時の感情なんて、そんなもんだ」


    「クックック…これだから、人間ってのは面白いネ」


    そんな二人の様子を天海が心配し、星と真宮寺がそう言いかえす。


    「それじゃあご飯も食べたし、お姉ちゃんと一緒に遊ぼっか」


    「うん!楽しみだなあ」


    最原と赤松は、手を繋いで食堂を出ていった。

  453. 453 : : 2017/02/13(月) 00:14:28
    なーんか、春川さんが不遇な気がしてきた…

    この話終わったら、らーぶらーぶな話書こうかな…


    >>451 少なくとも赤松から見たら無垢。最原本人はむっつりスケベだけど
  454. 454 : : 2017/02/13(月) 00:14:55
    あぁ…最原が離れていく…
  455. 455 : : 2017/02/13(月) 00:15:40
    >>453 何言ってるんですか!東条さんも(若干)不遇ですよ!
  456. 456 : : 2017/02/13(月) 00:16:00
    最春の次のフラグキター!
  457. 457 : : 2017/02/13(月) 00:20:03
    春川 超健全
    東条 やや不健全
    赤松 超不健全
    …すげえ…ただただすげえ…
  458. 458 : : 2017/02/13(月) 00:21:04
    >>453 東条さんスキーの作者さんから見たら東条さん×ショタ最原はありで不遇ってわけじゃないのかな?
  459. 459 : : 2017/02/13(月) 00:24:58
    >>458 取り敢えず、春川さんに関しては描写の量が少なめだったからねえ。

    東条さんに関しては、比較的描写も多かったし、書きたくなったら突発で書けるし。


    そこらへんは趣味抜きで考えるよ。



    そもそも東条さんなら、そこに愛があるのなら何でも喜んで受け入れられる。
  460. 460 : : 2017/02/13(月) 00:26:51
    作者さんの東条さんへの信頼のようなものがすごい…
    でも愛ならイチャイチャもあると思います!
  461. 461 : : 2017/02/13(月) 00:32:05
    なんだかんだいってショタ最原は誰に一番なついてるんだろう…一番見てて微笑ましかったのは個人的に春川さんだけど
  462. 462 : : 2017/02/13(月) 00:35:57
    ちょっと今日の分はここまでにしておきます。


    疲れていて、筆が進まない…



    ところで、イチャイチャ物について思うんだけどね。


    それに至るまでに、まず試練を乗り越えた方が、それが引き立つと思うんだよね。


    例えば、怪我を治していったりとか、閉じた心を開いたりとか。


    だから、東条さんで書くときはそれを乗り越えて貰おうかなと。


    勿論、本音を言えばイチャイチャだけ書きたいところだけど、それだけだと何か物足りなくてね
  463. 463 : : 2017/02/13(月) 00:38:21
    あまり無理はなさらないでくださいね…しかし作者さんはどういう生活してらゃるのか気になりますね…学生なのか社会人なのかなど…教えていただくことはできますかね?
  464. 464 : : 2017/02/13(月) 00:38:50
    あ、ノーコメントでも構いません
    言えないこともあると思うので
  465. 465 : : 2017/02/13(月) 01:01:31
    >>463 ノーコメントでお願いします。
    この手の情報は基本出さない方針でして。


    明日は、時間が取れれば書く形なので、ひょっとしたら投稿が深夜になる可能性もあります
  466. 466 : : 2017/02/13(月) 01:07:19
    不躾な質問すみませんでした…月並みですが自分もこのSSを楽しみにしております。
    これからも頑張ってください。
  467. 467 : : 2017/02/13(月) 01:13:59
    >>466 気にしないで下さい。それと、いつも拙作を読んでくださり、ありがとうございます。


    しかし、春川の救済は何を書こうかな…

    ああでも、東条さんの分岐と茶柱も書くとなると、結構短くなるかも…
  468. 468 : : 2017/02/13(月) 01:15:09
    エロ?ねえエロエロ?
    そしてそのあとはハーレムか…最原すげえ…
  469. 469 : : 2017/02/13(月) 01:15:31
    ショタ最原がハルマキにちゅーとか?
  470. 470 : : 2017/02/13(月) 01:18:01
    クールな春川さんの赤面が見れるな…ちゅーって言い方から特に
  471. 471 : : 2017/02/13(月) 01:18:55
    前スレの105リストもあるよ!
    あ、最原くんと春川さんの幼なじみプレイも見てみたいかな?
  472. 472 : : 2017/02/13(月) 01:19:52
    ショタ最原「好きな人にはちゅーするって教えてもらったんだ!」
    春川「だ、誰に…?///」的なね
  473. 473 : : 2017/02/13(月) 01:22:55
    >>471 ラブアパートのやつかな?
    あ、リストにもあったな、最赤だけど
  474. 474 : : 2017/02/13(月) 01:27:47
    春川さんほんと優しいからな…多分この終一をある意味一番かわいがってる
  475. 475 : : 2017/02/13(月) 01:50:52
    最春については、今書いてる小ネタが終わったら一回アンケートでも取って内容決めます。


    東条さん尊い…


    今日はこれで失礼します。
  476. 476 : : 2017/02/13(月) 07:48:08
    赤松どうなるのだろう…
    アンケート待ってます
  477. 477 : : 2017/02/13(月) 13:56:55
    最原は、赤松に連れられて、赤松の研究室に来ていた。


    そして、二人で並んでピアノの前に座る。


    「それじゃあ、お姉ちゃんと一緒にピアノを弾いてみようか。」


    赤松はそう言って、子供向けのピアノ教本を開く。


    「まずはお姉ちゃんがお手本を見せるね。何を弾こうかな…」


    赤松は、教本をパラパラと捲っていく。


    やがて、あるページに目を止める。


    「…うん。これくらいなら、最原君でも弾けるかな?」


    そう言って、赤松は最原に視線を向ける。


    「それじゃあ、最原君。お姉ちゃんのピアノ、聞いててね。」


    「はーい!」


    そう言うと赤松は、鍵盤に手を添えて、演奏を始める。


    やがて、ピアノから音が鳴り始める。


    (この曲は…きらきら星か)


    赤松の弾くきらきら星を、最原はニコニコと笑顔を浮かべて聴き入っている。


    暫くして、赤松は演奏を終えたようだ。


    「楓お姉ちゃんすごーい!」


    最原は、無邪気な笑顔を浮かべ、小さな手をパチパチと叩いて赤松の演奏を褒める。


    「ありがとう最原君。えへへ」


    赤松は、それを嬉しく思い、にっこりと微笑む。


    「それじゃあ、最原君もお姉ちゃんみたいに弾いてみよっか」


    「僕も楓お姉ちゃんみたいに上手に弾けるの!?でも…なんだか難しそう…」


    「大丈夫だよー! お姉ちゃんが最原君に手取り足取り教えてあげるからね」


    そう言うと、赤松は徐に、隣に座っていた最原を自分の膝の上に座らせる。


    (あ、赤松さん…急にそんな大胆な事…)


    最原は内心赤面する。


    赤松が最原を抱き寄せた事で、赤松の二つの大きなクッションの感触が、後頭部からひしひしと伝わってくる。


    加えて、今の最原は、半ズボンな上に、赤松の太ももに、手すりを掴むように手を触れている。


    そのため、赤松の太ももの感触も同様に伝わってくる。


    (赤松さんのおっぱい…いままで大きいなとは思ってたけど、これほどとは…柔らかくて、暖かい…)


    最原の思考は、赤松の胸に包まれて著しく低下していた。


    「それじゃあ、手を出して、鍵盤に置いてね。お姉ちゃんが、手の動かし方教えてあげる。」


    そう言って、赤松が身を乗り出すものだから、二つのクッションの感触は、ますます強くなる。


    (こ…ここが天国か)


    最原は、この状況を素直にそう言い表わした。


    結局、この赤松のピアノ指導は、それから1時間以上も続き、最原はきらきら星を上手に弾けるようになった。


    …その事を嬉しく思った赤松が、最原をぎゅっと抱き締めた事で、最原の顔にまともに赤松の胸が押し付けられることになったが。


    ともかく、最原が夢のような時間を過ごした事は言うまでもない。
  478. 478 : : 2017/02/13(月) 13:58:59
    いいなあ
  479. 479 : : 2017/02/13(月) 14:04:23
    夢だよね…女子にくっつかれておっぱいあたるって
  480. 480 : : 2017/02/13(月) 14:04:55
    いつも最原の思考は低下してるよ
  481. 481 : : 2017/02/13(月) 14:12:19
    この世界の女子は大概無防備だな
  482. 482 : : 2017/02/13(月) 14:16:58
    赤松確信犯?
  483. 483 : : 2017/02/13(月) 14:21:36
    今の赤松はただただかわいがってるだけかな?
  484. 484 : : 2017/02/13(月) 14:24:01
    小学生…お姉ちゃん…小さくなった名探偵…うっ頭が…
  485. 485 : : 2017/02/13(月) 14:34:53
    最原終一 幸せそうな顔で窒息死
  486. 486 : : 2017/02/13(月) 15:08:30
    女の子達を最原にはひたすら幸せにしてほしい
  487. 487 : : 2017/02/13(月) 16:07:04
    >>481 まあ、精通もしてない子供に警戒する事は薄いってことにして下さい…



    >>482 >>483 今のところ、「まだ」赤松は確信犯ではないです。



    次の更新は深夜です。


  488. 488 : : 2017/02/13(月) 17:53:30
    1レス最春



    最原は、春川を自室に呼び出した。


    「…」


    春川は、最原の突然の呼び出しに困惑しながらも、ドアの前に立つ。


    ドアをノックするが、返事が返ってこない


    「…最原? 居ないの?」


    春川はドアを開けようとして


    直後にドアが開かれて、最原が中から顔を見せる。


    「春川さん!ごめんね、急に呼び出したりして。もう少しだけ!もう少しだけ待ってて!」


    そう言うと、最原は返事を待たず再び部屋の中に消える。


    春川は呆気に取られ、やがて一つため息を吐く。



    全く、自分の恋人は何をしようとしているのか。春川はそう思う。


    思えば、彼はいつもそうだった。


    トレーニングを終えて、汗を拭いていた時に急に彼は告白してきた。


    あまりに唐突だったから、思わず自分が呆けた顔をしていた事を今でも覚えている。


    一緒にいた百田が、自分達の関係をニヤニヤした顔で揶揄してきたから、脇腹に一発くれてやったっけ。


    それから、彼と一緒にデートもした。時には見当違いな事を彼がしていた事もあったが、彼なりに一生懸命計画していた事はいつも伝わってきた。


    そこまで考えて、春川はくすりと笑う。さて、今回は、彼は一体どんな事をしてくれるのだろうかと。


    そう考えているうちに、ドアが開いて最原の顔が現れる。


    「お待たせ!春川さん。もう入って来てもいいよ!」


    彼はそう言って手を伸ばす。春川は、その手に引かれて部屋に入った。


    中に入った春川は、その中にある物に目を奪われた。


    そこには、真っ白なウエディングドレスが部屋の真ん中に鎮座していた。


    最原の行動に予想がつかないのはいつもの事だったが、流石にこれは予想外だった。


    呆気に取られる春川に、最原は恥ずかしそうに照れながら言う。


    「その…この間、皆に春川さんが驚くような事をしたいって相談したんだ。そしたら、白銀さんが『私に任せて!』って言って、今朝、白銀が部屋にコレを運んで来て…」


    そう言って最原は黙ってしまう。


    春川は依然として、ウエディングドレスに目を奪われ続けていた。


    ふいに、甘い香りがした。春川がその方向に目を向けると、最原が花束と小さな箱を持って立っていた。


    「春川さん…いや、魔姫」


    その顔は、いつになく真剣だった。


    「君にずっと言いたかった事があるんだ。」


    最原は、そこで一拍置いて、やがて決心したように言う。








    「愛しています。僕と結婚して下さい」



    春川は、暫し呆然としていた。



    全く、彼はいつも予想がつかない。抑も、突然こんな事をして、断られたらどうするつもりだったのか。


    春川は、ぼやける視界の中で、そう考える。


    返事を待つ最原に、春川は近づいて



    二人はキスを交わす。


    唇を離して、彼女は笑って言った。


    「勿論だよ。終一」






    後日、タキシードを着た最原と、ウエディングドレスに身を包んだ春川は、皆に祝福されて結婚式を挙げた。


    二人の顔は、幸せに満ちていた。


  489. 489 : : 2017/02/13(月) 18:25:34
    深夜まで待たなきゃならないのか、辛いなと思った一時間後に更新されててんあ!?ってなった
  490. 490 : : 2017/02/13(月) 22:17:27
    赤松が最原をかわいがったあとに急に最春結婚という文字が目に入りえ?となったけどびっくりしたなぁもう
  491. 491 : : 2017/02/13(月) 23:53:49
    ピアノの練習を終えて、今の時刻は11時30分になった。


    少し早いが、昼食にしてもいいだろう。そう考えた赤松は、最原の手を引いて食堂に向かう。


    暫くして、食堂に着くと、東条がいた。


    「あら、赤松さん。それに終一君も。昼食かしら?」


    「うん。さっきまでピアノの練習をしてたんだけど、最原君それでお腹空いちゃってないかなと思って。」


    「そうだったの。それは…楽しそうね。」


    「うん!楓お姉ちゃんとピアノ出来て、楽しかったよ斬美お姉ちゃん!」


    最原はニコニコと笑っている。東条はそれを見て、若干笑顔を取り戻した。


    すると、 また誰か食堂に入ってきたようだ。


    食堂の入り口の方を見ると、春川が入ってきた。


    「…」


    不機嫌な様子だったが、最原の姿を認めると、その顔が少し晴れやかなものとなる。


    「あら、春川さんもお昼かしら?」


    「…そう。赤松達も今から?」


    「う、うん。ちょっと早いけどいいかなと思って」


    こうして、食堂に赤松、東条、春川、最原の4人が揃った。


    そこで、赤松が提案する。


    「せっかくだし…皆で一緒にお昼にしない?」


    「! それはいい考えね。」


    「…別にいいよ。」


    東条は赤松の提案に快諾し、春川もぶっきらぼうな言い方ではあるが、どこか嬉しそうな様子で答える。


    「お姉ちゃん達と一緒にご飯食べるの?わぁい!みんなでご飯だぁ!」


    最原は、賑やかな昼食になる事を喜んでいた。


    その笑顔を見て、その場の空気が明るくなる。


    こうして、皆で一緒に昼食を食べる事が決まった。





    「そろそろかなあ?楓お姉ちゃん」


    「うーん… もうちょっとかなあ。」


    「終一君。こっちの方がそろそろ焼けそうよ。」


    「本当に!?楽しみだなあ。」


    最原達は、昼食にお好み焼きを作っていた。


    粗方準備を終えて、今は焼けるのを待っている。


    「…ほら、火傷するからもう少し離れて。」


    テーブルに身を乗り出す最原を、春川が嗜める


    「はーい!ええと…ハルマキ…お姉ちゃん?」


    最原の言葉に、春川が顔を顰める。


    「…誰から聞いたのそれ」



    大方の予想はつくが。


    「ええと…この間頭を撫でてくれたお兄ちゃんが、お姉ちゃんの事、そう呼んでたから…」


    そういえば、自己紹介をしていなかったなと春川は思った。どおりで、最原が自分の事を「お姉ちゃん」としか呼ばない訳だ。 名前を知らないのだから、そう呼ぶしか無い。



    「アイツ… 私は春川魔姫よ。春川。ハルマキじゃない。」


    「ご、ごめんなさい。ええと…春川…お姉ちゃん?」


    最原の言葉に、若干不満があるようで春川は訂正を促す。



    「魔姫でいいよ。」


    「う、うん…魔姫お姉ちゃん、名前間違えてごめんなさい!」


    その言葉を聞いて、春川は心が暖かくなるのを感じた。ただ名前を呼ばれただけなのに、何故こんな気持ちになるのだろう。


    「別に…怒ってないよ。」


    「本当に!?」


    最原はぱあっと明るくなる。春川が怒っていると思ったのだろう。


    「…♪」


    口には出さないが、春川は喜びの感情を感じていた。


    そんなやり取りをしている内に、お好み焼きが完成したようだ。


    東条によって取り分けられ、昼食が始まった。


    「お好み焼き美味しいね!お姉ちゃん達、ありがとう!」


    最原は、料理を作ってくれた事に対して感謝を述べる。


    「お礼なんていいのに…でも、ありがとう最原君。」


    そう言って、赤松は微笑む。


    「それはよかったわ。さあ終一君。おかわりもあるから沢山食べてね。」


    東条は、最原の言葉に明るい気分になっている。


    「別に気にしないで… ほら、冷めないうちに食べちゃいな」


    春川は、そう言うものの、嬉しそうな表情を隠せていない。



    こうして、昼食の時間は、楽しい雰囲気の中過ぎていった。

  492. 492 : : 2017/02/13(月) 23:57:31
    おお…これぞほのぼの…和むわー
  493. 493 : : 2017/02/13(月) 23:57:37
    「…」←最原が構ってくれなくて寂しい春川さん。


    「…!」←最原が東条や赤松と仲良くしているのを見て、若干嫉妬する春川さん。


    「…♪」←最原に名前+お姉ちゃん呼びされて内心大喜びの春川さん。

  494. 494 : : 2017/02/14(火) 00:17:11
    なるほど分かりやすい…かわいいなぁ ほんとなごむ
  495. 495 : : 2017/02/14(火) 00:41:31
    この魔姫お姉ちゃん子供大好きか
  496. 496 : : 2017/02/14(火) 01:24:47
    昼食が終わり、最原は赤松に連れられて、彼女の部屋にやってきた。


    部屋に入った途端に、甘い香りが鼻に入ってくる。


    (いい香りだなあ。春川さんや東条さんの時もそうだったけど、女の子ってどうしてこう、いい匂いがするんだろう。)


    最原は、そう考えるが、段々とその思考が鈍くなる。


    満腹になった事で、最原の身体は眠気を感じていた。


    その為、最原は思わず欠伸を出してしまう。


    「ふああ…楓お姉ちゃん、何だか僕、眠いよぉ…」


    「最原君、おねむなの?さっき食べ過ぎちゃったのかな?」


    赤松はそう言って微笑む。


    「うん。僕、お昼寝してもいい?」


    「それなら、お姉ちゃんのお布団使おうか。お姉ちゃんと一緒にお昼寝しよ?」


    そう言って、赤松は最原をベッドまで案内する。


    「お昼寝中は窮屈だろうから、ネクタイ外しちゃおうか。」


    赤松は、最原のネクタイを外して、机の上に置く。


    後から思えば、この行為は正解だったのかもしれない。


    最原は、ベッドの上で横になる。そうしていると、段々と眠気が襲ってくる。


    そうして最原はゆっくりと意識を落としていった。


    赤松は、その様子を見届けると、自身も瞼を閉じて昼寝を始めた。











    最原は、自身の身体が軋むような痛みと、暑さで目を覚ました。


    「がっ…あ…」


    かろうじて呼吸は出来るものの、声を上げることが出来ない。


    最原は、ただひたすらに身体を震わせ、時折身体が跳ねる。


    そんな最原の様子に、赤松も目を覚まし、最原の様子を見て、驚愕の声を上げる。


    「さっ、最原君ッ!? 急にどうしたの!?大丈夫!?返事して!」


    赤松がそう叫ぶが、最原はただ苦しそうな声を上げるばかりで返事が返ってこない。


    赤松は立ち上がり、皆を呼ぶ為に部屋を飛び出した。


    一方で、最原の身体には異変が起き始めていた。


    骨や筋肉が肥大化していき、急激に身長が伸びる。


    「あ…ああ…」


    呻く声も、先程までと比べると幾分低い。


    そうしている内に、赤松が戻ってきたのか、ドタドタと大きな音が響く。


    「最原君ッ! 大丈夫!?」


    「終一!大丈夫か?」


    「最原…」


    赤松は、偶々近くに居た百田と春川を連れて戻ってきた。


    そうして、最原の居るベッドの上を見て、驚愕する。


    「あれ…僕、何でこんな格好を…?」


    そこには、幼児の最原の姿は無く、代わりに少年と言ってもよい小学6年生くらいの男の子が居た。


    先程まで来ていた服は破れて、殆んど裸の状態だ。



    「さ、最原君…? 最原君なの…?」


    「! か、楓姉ちゃんに魔姫姉ちゃん。それに、兄ちゃんも… み、見ないで…」


    最原は、 三人に気がつくと、自身が裸に近い状態である事を恥ずかしがり、布団で身体を隠す。


    「さ、最原君。急にどうしちゃったの!?」


    「そんなの僕だって分からないよ…それに、ここは何処なの?」


    「ここは私の部屋だよ。」


    「か、楓姉ちゃんの…部屋…って事は、これは楓姉ちゃんの布団…」


    最原は、自分の居る場所と、自身が包まっている布団の持ち主に気がつくと、顔を更に赤くする。


    (一体何が起きたんだ!?痛みが引いたかと思えば、僕の身体が中学校に入る前くらいにまで成長してるし… 元に戻ったんじゃないのか!?)


    最原は、思考が戻ってきたようだ。そして、自身の身体の状態に困惑する。


    「と、とにかく何か着る物を持ってくるよ!」


    赤松はそう言って部屋を出ていく。


    「最原、お前…成長期か?」


    百田は、状況が飲み込めず、そんな見当違いの事を言う。


    「そんな訳無いでしょ…薬が切れてきたんじゃないの?」


    春川は最原の状態を冷静に分析する。


    この状況は、赤松に連れられた白銀が部屋に来るまで続いた。
  497. 497 : : 2017/02/14(火) 01:27:17
    白銀が便利屋のようだ…そして百田いいそうだなそれは…あと最原ショタの思考能力が上がってきた
  498. 498 : : 2017/02/14(火) 01:29:01

    取り敢えず情報まとめ

    ・今の最原君は、大体小学6年生から中学入学前くらいです。


    ・羞恥心をしっかりと持つようになり、気恥ずかしさから「お姉ちゃん」とは呼びません。


    ・精通はきっかけがあれば出来る感じです。


    ・やったね赤松さん。これで子作り出来るよ!


    ・因みに、以前東条に言われた事は大体覚えています。
  499. 499 : : 2017/02/14(火) 01:29:57
    今回はここまでで。続きはまた昼頃に
  500. 500 : : 2017/02/14(火) 01:32:58
    さてバレンタインである
  501. 501 : : 2017/02/14(火) 01:49:38
    >>500 朝起きたら東条さんがチョコくれないかなあ…


    去年はむしろ作った覚えがあるな。


    今年は曙ちゃんから貰おう…
  502. 502 : : 2017/02/14(火) 01:55:55
    この世界の最原は相当モテるかな?と
  503. 503 : : 2017/02/14(火) 11:56:40
    今日は夜更新します
  504. 504 : : 2017/02/14(火) 11:57:19
    あちゃあ…お預け…楽しみにしております!
  505. 505 : : 2017/02/14(火) 12:57:55
    昼更新キタと思ったら深夜か…しょうがない、作者様の都合だ
  506. 506 : : 2017/02/14(火) 13:09:28
    聞き分けのいい素直なショタから生意気なガ…少年に…最原ってそんな生意気な少年のイメージないな…ムッツリぐらいだ
  507. 507 : : 2017/02/14(火) 17:17:02
    1レス 最原×茶柱

    s.t. v3の面々は苗木達の1年下で平和な希望ヶ峰学園に入学したものとする。



    今日は2/14,世間ではバレンタインだ。


    ここ希望ヶ峰学園の中でも、そんな空気が漂っている。


    そんな空気の中、最原はいつも通り過ごしていた。


    どうせ自分が貰えるわけがない。そんな空気を漂わせて廊下を歩く。


    …その割には、普段より早く教室に向かっていたが。


    そうして、教室に辿り着くと、先客が居た。


    「あれ?茶柱さん?珍しいねこんな早くに。」


    そこには、茶柱の姿があった。


    「さっ、ささささささ最原さんっ!?ど、どうしてこんなに早く!?」


    何やら様子がおかしい。というより、こんなに早いのはお互い様だろう。


    彼女はしっかりした性格なのだが、何故か教室に来る時間が遅めの自分と一緒になる事が多い。


    一度何気なく聞いてみたときには


    『べっ、別に転子がいつ来てもいいでしょう!?そ、それに女の子は朝色々と時間がかかるんですよっ! 最原さんはホント、デリカシーってものが無いんですね!』


    そう矢継ぎ早に言われてしまった。


    そういうものなのだろうと思って、その時は聞き流していた。


    (それにしても、どうして今日はこんなに早く…ハッ、まさか!?)


    最原は、茶柱が早く来た理由を考えて、やがて今日が何の日か思い出す。


    (へぇー…茶柱さん、いつも男死男死とか言っているけど、好きな人が居たんだなあ…)


    なるほど、今日はバレンタインデーだ。彼女も、誰かにチョコを渡すためにこんな朝早くから来たんだろう。



    そう思いながら最原は茶柱に声をかける。


    「茶柱さん」


    「へっ…? ななな何ですか最原さん。ま、まさか転子の気持ちに気付いて…」


    「頑張ってね。」


    「…………へっ?」


    最原がそう言うと、何故か茶柱はポカンとした顔をする。


    「?だって今日はバレンタインデーだよね?」


    「そ、そうですよ!だから私は「だから、気になっている人が居るんでしょ?僕、茶柱さんのこと応援するよ!」………」


    最原がそう言うと、何故か茶柱はおし黙る。


    (な、何だ?何で茶柱さんは急にそんな険しい顔に… ハッ!ま、まさか茶柱さんが渡す相手って女子なんじゃ…)


    最原はそう考える。確かに、彼女は普段から男子の事を嫌っているような態度を取っている。そこから考えれば、彼女が好きな相手が女の子の可能性も十分に考えられるだろう。


    (し、しまった…きっと茶柱さんの好きな相手は女の子だ!そりゃ黙るよ!そんなデリケートなこと言ったら!)


    最原はそこまで考えて、茶柱の方を見る。


    「うう…ひっく… うえええええええん 」


    (ええええええええ!?)


    すると、 茶柱は怒るどころか、ボロボロと涙を流し、泣いている。


    「ど、どうしちゃったの茶柱さん!?そんな急に泣き出して…」


    思わず茶柱に駆け寄る最原。彼女は、泣きながら言った。


    「うう…最原さんは酷いですよ!転子、一生懸命頑張って…最原さんの為に頑張って…チョコを用意してきたのに…」


    そう言うと、再び泣き出す茶柱。


    (茶柱さんが…僕の為に?)


    最原はそこで漸く茶柱の想い人の正体に気がついた。そりゃあ泣きたくもなる。最原の励ましは、想い人にバッサリと自身の気持ちを否定されたようなものだ。


    「ご、 ごめんよ茶柱さん!?その…なんて言うか…」


    「知りません!最原さんの事なんて、嫌いです!それに…私の事なんて、最原さんも好きじゃないですよね…」


    「それは違うぞ!」


    「…えっ?」


    最原の言葉に、茶柱は顔を上げる。


    「茶柱さんの事、嫌いなんかじゃないよ!いつもしっかりしてて…口調は厳しいけど優しくて…偶に言う事もかわいくて…そんな茶柱さんの事、 大好きだよ!」


    最原がそう言うと、茶柱はまたボロボロと涙を流す。


    「本当…ですか?嘘じゃない…ですよね?」


    「嘘なんかじゃない。これが僕の気持ちだよ!」




    最原がそう言うと、茶柱は最原に抱きついて涙を流す。


    「嬉しいです…転子、今…幸せです!」


    ただし、その涙は先程までと違って嬉しさからくる涙だった。


    暫くして泣きやんだ茶柱は唐突に何かを思い出したような顔をする。

    「ハッ!忘れるところでした!」


    そう言うと茶柱はカバンをごそごそと探り、やがて目当てのものを見つけると、それを最原に手渡す。


    「最原さん!どうぞ!転子の愛情がたっぷり詰まったチョコレートですっ!」


    そう言った彼女の顔は、喜びに満ちていた。

  508. 508 : : 2017/02/14(火) 17:25:20
    このバレンタインネタについて、 苗木くんの修羅場模様や日向と七海の砂糖吐くくらい甘い描写を書こうとしたが、それを書くには1レスは狭すぎた。
  509. 509 : : 2017/02/14(火) 17:26:39
    じゃあ!何レスもかけましょう!
  510. 510 : : 2017/02/14(火) 17:27:36
    軽くすれ違ってないかな?
  511. 511 : : 2017/02/14(火) 17:29:33
    >>510 執筆して、校正してないんです…
    展開おかしかったらゆるして
  512. 512 : : 2017/02/14(火) 17:30:49
    茶柱➡男死としての好き
    最原➡友達としての好き かな?
  513. 513 : : 2017/02/14(火) 17:31:41
    七海の砂糖ダバァ作者さんの文章で見てみたい気もするな…修羅場もだけど
  514. 514 : : 2017/02/14(火) 17:33:09
    この鈍感ハーレムハッピー野郎『共』め
  515. 515 : : 2017/02/14(火) 17:40:11
    そしてこのあと
    江ノ島にからかわれ男子に襲われる苗木
    左右田、花村に襲われる日向
    赤松、東条からもチョコをもらい茶柱に嫉妬される最原
    が見れるのか
  516. 516 : : 2017/02/14(火) 17:48:27
    個人的には苗舞、ヒナナミ、最赤には幸せになってほしい
  517. 517 : : 2017/02/14(火) 17:57:19
    東条さんほんとかわいい。美しい。


    祝福されし完成って感じの


    でも、東条さんの長編書く時はハードモードから書きたい…


    少しづつ心を溶かしていってドロドロになるまでの過程が見たい…


    そして、一旦溶けたら最後、子供が出来るまで愛し合ってもらいたい…


    だから最原君。君には頑張ってもらおう。



    それはそれとして、今書いて居るのが終わったら、東条分岐ルート→最春小ネタ→茶柱と続きますが、茶柱編の長さはどのくらいにしましょうか?


    今のところ、小ネタレベルの長さになりそうですが
  518. 518 : : 2017/02/14(火) 18:05:32
    作者様の書きたい長さでお願いします
    そろそろ新スレにいったりします?
  519. 519 : : 2017/02/14(火) 19:03:23
    >>518 キリのいいところで立てようかと。


    9時くらいに続き投稿します
  520. 520 : : 2017/02/14(火) 19:58:30
    なるほど…あと一時間後…
  521. 521 : : 2017/02/14(火) 21:14:49
    部屋に入ってきた白銀は、服を両手いっぱいに抱えていた。


    「お待たせ!取り敢えず、地味にサイズが分からなかったから色々と持ってきたよ!」


    そう言うと、最原の前にどさっと服を置く。


    「そ、それじゃあ最原君。お姉ちゃん達、外に出てるからね。」


    赤松は、顔を赤らめて部屋を出ていく。


    赤松に続いて、春川と百田、白銀も部屋を出ていった。


    「もしサイズが合わなかったら呼んでね!別の服を持ってくるから」


    去り際に白銀がそう言い残して、パタンとドアが閉じられた。


    「と、取り敢えず着替えないと…」


    最原は、慌てて目の前の服を掴む。


    白銀の持ってきた服は、普通の物もあったが、中には男物のコスプレ衣装もあった。


    「な、なんだこの服…キラキラ光ってる…」


    最原が手に取った服は、サイズは合いそうだったが、流石に着る気にはなれず、別の服を探す。


    そうして、比較的近いサイズの、それほど派手ではない服装を見つけだし着ていく。


    (それにしても…白銀さん、どうしてこんなに男物の服やパンツを持っているんだろう…サイズもなんか結構合ってるし)


    最原が知る由も無いが、白銀は、小さくなった最原を見て妄想を全開に働かせ、最原が成長したら着て欲しい服装を只管作っていた。


    やがて、着替えが終わると最原は部屋のドアを開けた。


    「あっ、どうだった?地味にサイズ大きかったり、小さかったりしない?」


    「うん…大丈夫だよ。…なんか派手な洋服があったけど」


    「ああ、ごめんね。私の持っている衣装って、コスプレ用の物が殆んどだから。」


    「コスプレ…? よく分からないけど、ありがとう。ええと…」


    「あ、ごめんね。自己紹介してなかったね。私の名前は白銀つむぎだよ。」


    「あっ…ごめん。その…つむぎ姉ちゃん。着替え持ってきてくれてありがとう。」


    「そう言ってくれると私、地味に嬉しいなあ。…本当に可愛いなあ。」


    ドアの前に居た白銀とそんなやり取りを交わす。最後の白銀の言葉は、小声だったため最原には聞こえていなかったが。



    やがて、赤松達が戻ってくる。


    「あっ、最原君…わあ、可愛い!」


    赤松は思わずそう感想を述べる。


    今の最原の格好は、元の自分の格好を小さくしたような服装だった。


    一見すると、今の最原は、双子の弟のように見えた。


    「終一、どんな格好だ?おお!なんか、元の終一の格好とそっくりだな。」


    「…本当だ。最原の弟みたいじゃん」


    百田と春川は最原の格好をそう評価する。


    (お、弟みたいって…同一人物なんだけどなあ…)


    最原は内心ため息をつく。


    「本当に可愛いなあ。…それっ!」


    赤松は、最原に近づくとぐしぐしと頭を撫でる。


    最原は、赤松の突然の行動に動揺を隠せない。


    「ちょっ…何するのさ楓姉ちゃん!?」


    「だって、今の最原君とっても可愛いんだもん!」


    今の赤松に、最原の格好はかなり破壊力があったようだ。赤松は、最原を自分の可愛い弟分のように扱う。

    「可愛いとか言わないでよ!僕男だよ!?」


    最原は、『可愛い』呼ばわりされている上に撫でられていることで気恥ずかしくなったのか、赤松から離れようとする。


    その様子は微笑ましく、赤松はますます最原を可愛がる。


    「…赤松、何やってるの?」


    春川が嗜めると、赤松は我に帰ったのかピタリと手を止めて、今の状況を理解する。


    「ご、ごめんね最原君。その…最原君を見てたら、なんか気持ちを抑えられなくなって…」


    そう弁明する赤松を、春川は冷めた目で見る。


    最原は、髪を直しながら春川の方を見て言う。

    「…う、うう。助かった。ありがとう、魔姫姉ちゃん!」


    春川は、最原から不意打ちを食らった。


    成長した最原からの、純粋な感謝の気持ちと照れくさそうな笑顔。春川はそれに動揺して顔を赤くする。


    「別に…気にしなくて…いい…」


    なんとかそう言うが、その顔は赤い。


    「急にどうしたハルマキ?熱でもあるのか?」


    「…うるさいよ、百田。少し黙って」


    「何だよ急に!?俺何かしたか!?」



    そんなやり取りをした後、赤松達は取り敢えず一度皆を食堂に呼んで事態を把握する事に決めた。




  522. 522 : : 2017/02/14(火) 21:15:26
    今回は難産でした。
  523. 523 : : 2017/02/14(火) 21:19:05
    ある意味女子達のハートをジャストミートしたのか最原は
  524. 524 : : 2017/02/14(火) 21:41:15
    東条さんのリアクションは!
  525. 525 : : 2017/02/14(火) 21:50:05
    ネクタイとってなかったら
    死体が発見されました!
    が鳴ってたのか
    死因 窒息死 犯人いない あれ迷宮入り…あえていうならモノクマ
  526. 526 : : 2017/02/14(火) 22:12:12
    最原は食堂に来ていた。


    赤松達は手分けして他の皆を呼びに行っている。


    椅子に座ってぼーっとしている最原の前に、コーヒーが置かれた。


    最原が顔を上げると、東条が居た。


    「終一君。大丈夫?赤松さんから聞いたけど、凄く苦しそうだったって」


    「う…うん。今はその…平気…だよ。」


    最原は、東条の言葉に答える。しかし、何故か顔を真っ赤にして顔を背ける。


    「? 終一君。なんで顔を背けるの?」


    「! な、何でもないよ斬美姉ちゃん!」


    東条が最原と顔を合わせようとすると、最原は更に顔を赤くして顔を背ける。


    (何で僕、東条さんを見てこんなに顔を赤くしているんだ?)


    最原は、自身の行動に困惑していた。何故自分は頑なに東条と顔を合わせようとしないのか


    「終一君。何か悩んでいるなら、お姉ちゃんに話してみて。」


    東条は、最原の手をぎゅっと握る。


    「そ…それは…その…うう、は、恥ずかしくて言えないよッ!」


    最原は、何か言おうとするが、何かを思い出したかのように顔を赤くして口を紡ぐ。


    「恥ずかしい…?」

    (恥ずかしい…?)


    東条と最原は同時にそう考える。はて、自分との間に恥ずかしい事なんて…


    そこまで考えて、東条も、最原の心情も同時に結論に思い当たり、顔を真っ赤にする。


    あるではないか、とびきりの恥ずかしい体験が。


    「その…終一君。」


    「な、何?斬美姉ちゃん」


    「ひょっとして…お風呂の時の事、覚えているの?」


    東条の言葉に、最原は一瞬ビクリと身体を震わせ、やがて、恥ずかしそうに顔を赤くしてコクリと頷く。


    それを見て、東条も顔を赤くして俯く。


    (そうか、そうだよな僕!そりゃ恥ずかしいよ!アレ覚えてるなら誰だってそうだよ!あ、思い出したら興奮してきた…)


    最原は内心そう思う。


    暫くして、東条は復帰したようだ。そうして、俯いたまま言う。


    顔は真っ赤で、今にも沸騰しそうな程だ。


    「その…ね…終一君…」


    「う…うん。斬美姉ちゃん」


    「あの事は、絶対に…絶対に誰にも言っちゃ駄目よ。約束よ?…約束だからね。」


    「は、はい。約束…する…」


    東条は、先程までのお姉さんぶった様子から一変して、顔を両手で覆い悶えていた。


    最原も、東条に言われて改めて思い返しているようで、顔を赤くして俯いている。


    「お待たせ!最原君。 東条さん。皆に声かけて来たから、そろそろ来ると思うよ!」


    そんな空気の中、赤松が戻って来た。


    「えっ… そ、そうね。ありがとう赤松さん」


    東条は、何事もなかったかのように振舞う。


    「??? あれ?二人とも、顔赤いよ?どうかしたの?」


    「な、な、何でもないわ。ええ、何にも無かったわ。ねえ、終一君?」


    「えっ!?そ、そ、そうだね。うん。全然何も無かったよ!」


    「そうなの?…まあいっか。」


    どうにか赤松をやり過ごし、最原と東条は揃ってため息を吐く。


    (あ、危なかった… 赤松さんだったから何とかやり過ごせたけど、もし相手が王馬君や春川さんだったら…)


    最原は内心で安堵する。



    暫くして、全員が食堂に集まってきた。




  527. 527 : : 2017/02/14(火) 22:13:37
    神がおられた。ありがたやありがたや。
    素晴らしい作品をありがとう。
  528. 528 : : 2017/02/14(火) 22:19:08
    東条さんが悶える姿とか…超レアじゃない?
  529. 529 : : 2017/02/14(火) 22:43:09
    モノモノマシーン引いたら東条さんのアイコンを入手しました。やりました。
  530. 530 : : 2017/02/14(火) 22:43:55
    わーいお祝いだー
  531. 531 : : 2017/02/14(火) 22:46:02
    自分は最原終一くんでした
  532. 532 : : 2017/02/14(火) 23:01:59
    記念に東条さんで一つ。

    耳かきボイス風東条さん


    「失礼します。終一様」


    「どうかなさいましたか?」


    「耳かき…ですか?畏まりました。終一様」


    「それでは失礼致します。」


    「頭を上げさせて頂きますね。」


    「どうでしょうか?苦しくはありませんか?…それはよかったです。」


    「ではまずは右耳から失礼します。」


    「…動かないで下さいね。」


    「…」


    「…」


    「…」


    「ふーっ」


    「も、申し訳ございません。終一様。くすぐったかったですか?」


    「…大丈夫でしょうか?では、続きをしますね。」


    「…」


    「…」


    「…」


    「…終わりましたよ。終一様。」


    「さあ、次は左耳をお掃除させて貰いますね。」


    「では、お手数ですがこちらを向いて下さいませ」


    「ありがとうございます。」


    「…私の膝枕、硬くはないでしょうか?」


    「…ふふっ、それならよかったです。」


    「それでは、お掃除を始めさせて頂きますね」


    「途中で眠くなったら…どうぞ、ゆっくりとお休み下さい。」


    「私が終一様の側にずっと居ますからね…」


    「それでは、始めましょう」


    「…」


    「…」


    「…」


    「ふーっ」


    「…ふふっ、終一様。今、体がピクッとしましたよ?」


    「もう少しで終わりますからね…」


    「…」


    「…」


    「…」


    「…はい。終わりましたよ」


    「…眠たいのですか?」


    「それでしたら、終一様。このままお休みになられるのはいかがでしょうか?」


    「いえいえ、迷惑ではありませんよ。終一様。」


    「終一様は、ただ目を閉じていて下さればいいのです。」


    「私の膝を枕だと思って、お休みになられて下さい。」


    「大丈夫ですよ。後のことは私に任せて下さい。」


    「終一様。 お休みなさい…」




    モノモノマシーンで出てほしいなあ…
  533. 533 : : 2017/02/14(火) 23:06:34
    …文字だとむなしくなりますね
  534. 534 : : 2017/02/14(火) 23:08:14
    >>533 勢いで書いたから、見返すとそう思った。音声が欲しい…
  535. 535 : : 2017/02/14(火) 23:08:20
    言うなよ…寂しくなるだろ
  536. 536 : : 2017/02/14(火) 23:09:15
    作者様東条さんへ愛有りすぎますね
  537. 537 : : 2017/02/14(火) 23:09:51
    まあいいや。東条さんは東条さんだし。


    そこにただ一つの曇りもない。
  538. 538 : : 2017/02/14(火) 23:11:15
    か…かっこいい…!
  539. 539 : : 2017/02/14(火) 23:19:58
    愛に溢れてらっしゃる…すごいなぁ。
    ダンロンのなかで、東条さんが一番好きな感じです?
  540. 540 : : 2017/02/14(火) 23:24:59
    >>539 そうですね。今まではむくろちゃんだったんですが、東条さんのビジュアルで既に死んで、一旦再生しましたが本編プレイしてまた死にました。



    2章終わった時、リアルに悲しくなって、普段滅多に飲まない酒を空けました

  541. 541 : : 2017/02/14(火) 23:26:07
    ちょっと今日の更新はここまでにしておきます。東条さんネタ書いたら気力が無くなった…
  542. 542 : : 2017/02/14(火) 23:48:12
    なるなるほど。ちなみに私は入間ちゃんがすきっすね。東条さんももちろん好きですが。
    いつも執筆お疲れ様です。
  543. 543 : : 2017/02/15(水) 00:26:48
    おっと…お預けですか…焦らしますね…
  544. 544 : : 2017/02/15(水) 00:27:21
    下世話で余計な話なのですが、カップリングごとというかお話ごとに別のスレ(?)を立てても良いのではないかと思いました
    各々の話が魅力的であるが故に見つけやすくしていただけるとありがたいです
    以前にも言及されていたらすみません
  545. 545 : : 2017/02/15(水) 00:46:40
    編集で>>1 にそれぞれどこの番号から読める
    とかにしたらいいんじゃないかな?
    最春>>2 からとか
  546. 546 : : 2017/02/15(水) 00:50:22
    >>526 思い出したら興奮してきたじゃねえよ笑
  547. 547 : : 2017/02/15(水) 13:14:42
    なるほど…作者さんは二十歳越えてるのか…まあ越えてもなきゃこういうSS書けないか…自分はお酒のよさわかりません…
    今日も楽しみにしてますね!
  548. 548 : : 2017/02/15(水) 14:13:16
    >>542 ありがとうございます。


    >>544 なるほど、確かにその方がいいですよね。サルベージしやすいですし。今度からそうします。


    >>545 >>1 を修正致しました。これで多少は分かりやすくなったかと。


    >>547 酒は出来るなら飲まないのが一番ですよ。本当に。
    いつもありがとうございます。



    また時間のある時に更新します。
  549. 549 : : 2017/02/15(水) 14:16:06
    あまり無理はしないでくださいね!
    健康第一です!
  550. 550 : : 2017/02/15(水) 14:23:49
    まあ、まだ自分は未成年なんですけどね…
    読みやすくなりました!
  551. 551 : : 2017/02/15(水) 15:32:12
    我儘な話であったのにすみませんありがとうございます!
    読みやすくなりました!これからも楽しみにしています!
  552. 552 : : 2017/02/15(水) 18:54:11
    火花魔導士?
  553. 553 : : 2017/02/15(水) 19:49:12
    果たして成長した原因とは!
    お酒でも飲んだ?
  554. 554 : : 2017/02/15(水) 19:49:23
    パイカル?
  555. 555 : : 2017/02/15(水) 20:23:58
    薬の効果切れはじめたのかな?
  556. 556 : : 2017/02/15(水) 22:37:43
    今書きかけですが、今後の展開で少し悩んでいるのでもう少し時間下さい…
  557. 557 : : 2017/02/15(水) 22:40:20
    ずっと待ってますよ!頑張ってください!
  558. 558 : : 2017/02/15(水) 22:44:57
    いいかたあれかもしれないので…楽しみに待ってます!
  559. 559 : : 2017/02/15(水) 23:21:56
    全員が食堂に集まり、会議が行われた。


    「…取り敢えず、状況を把握しましょう。」


    東条がそう切り出した。


    「見たところ、今の彼は凡そ中学生くらいの姿ね。」


    「終一の薬の効果が切れてきたんじゃないのか?」


    東条の言葉に百田が反応する。


    「ということは、最原クンはもうすぐ元に戻る訳ですね!」


    「最原君元に戻るの!? ゴン太、ほっとしたよ…」


    キーボがそう言い、ゴン太がその言葉に安堵した顔をする。


    「何だよ何だよ!?オレ様まだショタ原の面倒見てねーぞ!?」


    「うう…転子も最原さんのお世話がしたかったです…」


    「んあー…最原のやつめ、ウチよりも大きくなりおって…」


    「神様がねー、『まだチャンスはある』ってー」


    それに若干不満そうな様子の入間、茶柱、夢野。アンジーだけは何やら不穏当な事をさらっと言う。


    「まあでも、これで一安心っすね。」


    「クックック…僕としては、別にあのままでもよかったけどネ」


    「所詮はただの薬だ…そんなもんだろう」


    天海があっけらかんと言い、真宮寺や星も口々にそう言う。


    「…はあ。地味に着て欲しい衣装が沢山あったんだけどなあ…」


    白銀は最原が元に戻る事に少し残念そうだ。


    「…」


    「あれー?春川ちゃんどうかしたの?」


    「別に…何でもない。」


    「そんな事言ってー。最原ちゃんが元に戻るのが悲しいんじゃないの?春川ちゃん、あんなに最原ちゃんの事可愛がっ「王馬、ぶん殴られたいの?」…ごめんごめん、怒らないでよー!」


    王馬が春川をからかう。


    そんな空気の中、最原は隣に座っていた赤松に尋ねる。


    「ねえ、楓姉ちゃん。…一つ聞いてもいい?」


    「どうかしたの?最原君。」


    最原は、少しの間逡巡して言う。



    「僕達、なんでこんなところに居るの?」


    赤松はその質問に言葉が詰まる。


    「大きな建物の中ってことは分かるんだけど…この外はどうなっているの?」


    そんな最原の質問を皆も耳に入れたようで、食堂が静まり返る。


    「…何で皆黙っちゃったの? 誰か説明してよ!」



    「はいはーい!それじゃあ、ボクが教えるよー!」


    食堂に、モノクマが現れた。


    「だっ、誰!? っていうか、ヌイグルミ!?」


    「ボクはモノクマだよ。最原クン、簡単に言うとね、キミや皆は、ボクが学園長を務める、この才囚学園に閉じ込められているのです!」


    「モ、モノクマ…? 才囚学園…? 閉じ込められてって…どういうこと?」


    「最原クン、ここから出たい?」


    「う…うん。外に出られるの?」


    「勿論です!ただし、その為には、ここに居る誰かを、最原クンが殺さなきゃいけないけどね!」


    「………………は?」


    モノクマの言葉に、最原が固まる。


    「こ、殺すって…そんな…冗談…だよね?」


    「冗談なんかじゃないよー!嘘だと思うなら、皆に聞いてみたら?」


    そう言うと、最原は近くに居た赤松に尋ねる。


    「う…嘘だよね…楓姉ちゃん…あんなヌイグルミの言う事なんて…」

    その声は、震えていた。


    「ヌイグルミじゃないよー!モノクマだよー!」


    そんなモノクマの発言も聞こえていない。


    きっと何かの間違いだろう。そう信じて、最原は赤松の返事を待つ。



    …沈黙が続く。


    「か、楓姉ちゃん… どうして何も言ってくれないの?」

    「…」

    「嘘だよね?アイツの言う事なんて…」

    「…」

    「何とか言ってよ!楓姉ちゃん!」


    徐々に焦りが最原の声に現れてくる。


    「うぷぷ…否定出来ないよね?だって、本当の事なんだから」


    最原は、赤松の態度から、モノクマの言っていた事が事実だと理解する。


    「ぼ、僕…僕…うわあああああああ!!!」


    最原は、パニックになり、叫びながら食堂を飛び出した。


    「最原君ッ!待って!」


    赤松の呼び止める声も虚しく、最原は何処かに行ってしまった。


    「うぷぷぷぷ…」


    モノクマはその様子を口元を抑えて笑いながら見ていた。


    「てめえモノクマ!」


    百田はモノクマに怒鳴る。


    「あれ?どうして怒るの?ボクは本当の事を言っただけだよ?」

    「まさか、最原クンに黙っているつもりだったとか?仲間ハズレはボクは許さないよー!」


    「それに…いつまでも黙っているなんて無理だって分かっていたくせに。」


    モノクマの言葉に、百田は言葉に詰まる。


    「それより…皆、最原クンを探しに行かなくてもいいの?」

    「ひょっとしたら最原クン、この状況に絶望して、自殺しちゃうかもね。」


    それを最後にモノクマは姿を消した。

    「…! 皆、最原君を探そう!」


    こうして、最原の捜索が始まった。



  560. 560 : : 2017/02/15(水) 23:22:52
    取り敢えず、考えた中で一番ソフトな展開にしました。 今回も難産でした…
  561. 561 : : 2017/02/15(水) 23:28:36
    これでソフト…このあと甘くなるのだろうか…
  562. 562 : : 2017/02/15(水) 23:58:05
    確かにこの状態で言われたらこうなるわな
  563. 563 : : 2017/02/15(水) 23:59:38
    自分の脳裏には舞園さやかちゃんが浮かんでる…苗木、悲しかっただろうなぁ…助けられなくて
  564. 564 : : 2017/02/16(木) 00:37:44
    最原の不安が募る
  565. 565 : : 2017/02/16(木) 01:20:58
    赤松達は、最原を手分けして探していた。


    (最原君…心配だよ…大丈夫かな…?)


    先ほどの最原の様子は尋常ではなかった。赤松は、最原の無事を祈りながら捜索を続ける。


    そうして、寄宿舎の方まで来た時、赤松は自分の部屋のドアが半開きになっていたのに気がついた。


    (もしかして…)


    赤松は、部屋に近づき、そっと部屋を覗く。


    「うう…夢だ…これは夢だ…」


    そこには、自身のベッドの上で頭を抱える最原の姿があった。


    服全体が、汗で濡れている事から、恐らくは、出口を求めてあちこちを探し回ったのだろう。


    顔色はひどく悪く、ガタガタと震えながら布団を抱きしめている。


    「そうだよ…きっとこれは悪い夢だよ…目覚めたら僕は楓姉ちゃんと一緒に居て、斬美姉ちゃんの作った美味しいご飯を食べて、それから…それから…」


    最原は現実逃避をしているようだった。


    赤松の部屋に居たのも、恐らくは、元いた場所に戻れば、夢から醒めることが出来るという救いを求めてだろう。


    そんな最原の姿は、今にも崩れてしまいそうな程脆く、赤松は皆を呼ぶことも忘れて、呆然と立ち尽くす。


    「誰か…助けてよ…誰かぁ…」


    そう言って、最原は、とうとう泣き出してしまう。


    赤松は、その様子を見て、思わず部屋に入る。


    そうして最原に近づいていき、優しげな声で言う。


    「最原君」


    最原は、突然自身の名前を呼ばれて、一瞬ビクリと身体を震わせる。


    「だ…誰?」


    突然名前を呼ばれたことに動揺した最原は、身体を起こして後ろを振り向く。


    そんな最原を、赤松は優しく抱きしめた。


    赤松は最原の背中をさする。


    「か、楓姉ちゃん…」


    「最原君。ごめんね、こんな事になっちゃって…」


    暫くの間、最原は赤松にされるがままにされる。


    やがて、赤松が決意を込めた表情を浮かべて、最原の顔を見る。


    「最原君。よく聞いて。」


    「…」


    「さっきモノクマが言っていたのは、…全部本当のことなの。」


    「…!」


    それを聞いて、最原はバッと顔を上げ、赤松を見る。


    「そ…それじゃあ、ここから出る為には…楓姉ちゃん達を、こ、殺さないといけないの…?」


    「…そうだよ。」


    それを聞くと、最原は愕然とした顔になる。


    「い、嫌だ…僕、嫌だよ!楓姉ちゃんも、斬美姉ちゃんも、魔姫姉ちゃんも、皆も…誰も殺したくなんかない!皆を殺すくらいなら…僕は…僕は…」


    そう言うと、再び泣き出してしまう最原。


    赤松は考える。ここで優しい嘘を吐く事は幾らでも出来る。しかし、それは本当に正しい事なのだろうか?


    ここが虚構の世界だというのならば、この状況を何とかしてくれるヒーローが現れるかもしれない。


    しかし、赤松達が居るのは、虚構ではなく、現実だ。そんな都合のいい展開など起こるはずがない。


    ならば…そんな『嘘』を使うよりは…


    やがて、赤松は決心したように最原に言う。

    「いい?最原君。」


    「うう…ひっく… …何?」


    「私も、最原君と同じ。誰も殺したくなんか、無い…」


    「でも、分からないの。皆が、ひょっとしたら、私が、誰かを殺してしまうかもしれない。」


    「それがどんな理由なのかは分からないけど…少なくとも、最原君に、絶対に誰も死なないと約束は出来ない」


    「情けないお姉ちゃんでごめんね…」


    赤松の頬に涙が伝う


    「でも、私は誰も死んでほしくないの…! だから、私は、もしも皆の中の誰かが誰かを殺そうとしたら…それを止めたい。」


    「勿論、それが難しい事は分かってる。それでも…それでも私は…誰かが死ぬところも、誰かが悲しむ姿も見たくない!」


    「皆が誰も死ななければ…ひょっとしたら、助けが来るかもしれない。誰も死なずにここから出られるかもしれない…」


    「その可能性がある限り、私は…諦めたくない」



    そう言って、赤松は最原を抱きしめる力を強める。


    「だから…お願いだよ。最原君…。 私達と一緒に生き残ろう」


    「絶望したりなんかしないで…希望は、きっとあるよ。」


    「私達と一緒に…皆一緒に…ここから出よう。」


    最原は、黙ってそれを聞いていた。そうして、滲んだ視界で赤松を見て言う。


    「楓姉ちゃん…僕、皆と一緒にここから出たい」


    「誰も居なくなったりしないで…皆揃って!」


    「…だから僕も…僕も…頑張るよ。」


    最原は、泣きながらそう言う。


    「最原君…」


    「だから…楓姉ちゃん。約束しよ? 皆揃ってここから出ようって。その為に、皆で協力しようって…」


    「うん…約束…約束しよう…」


    二人は震える手で小指を結んだ。
  566. 566 : : 2017/02/16(木) 01:23:28
    あんまり良い展開とは言えないけどゆるして。



    さあ、仲直りしたし、後はエロ展開に持っていくだけだ。



    …おかしいなあ。プロットの段階じゃ、もうエロ展開に入っていた筈なのに
  567. 567 : : 2017/02/16(木) 01:24:21
    プロットだとどうなってたのか知りたいとこですね
  568. 568 : : 2017/02/16(木) 01:29:05
    >>567 ピアノ→昼食→昼寝→夕食→風呂→成長→行為

    だったんだけど、急な成長は不自然かなと思って順番ずらした結果がこれです…


    ちょっと疲れたので、今日はこの辺りで。今回はダメだな…
  569. 569 : : 2017/02/16(木) 01:29:29
    そして赤松はエロバーサーカーになるのであった…
  570. 570 : : 2017/02/16(木) 01:29:59
    風呂シーンありますよね!
    次回待ってます!
  571. 571 : : 2017/02/16(木) 09:50:09
    赤松さんが聖母のようだ…
  572. 572 : : 2017/02/16(木) 17:35:21
    やはりエロは夜か…
  573. 573 : : 2017/02/16(木) 18:24:20
    最原は、赤松に連れられて食堂に戻ってきた。


    「あっ…終一君…!」


    「…!」


    食堂で待機していた東条と、つい先程探索を切り上げて食堂に戻ってきていた春川は、最原の姿を認めると、駆け寄った。


    「き、斬美姉ちゃん…魔姫姉ちゃん…」


    最原は、二人の姿を見つけて、安心感からか、目に涙が滲む。


    「ごめんね…姉ちゃん達に心配かけて…ごめん…」


    そう言って泣き出す最原の背中を、赤松は優しく摩る。



    「終一君…貴方が気に病む事はないわ。むしろ、私達の方も、終一君にきちんと説明していなかった。悪いのは私達の方よ…」


    そう言う東条の目にも、うっすらと涙が滲む。


    「…よく頑張ったね。」


    春川は、それだけ言って、後は最原の頭を優しく撫でた。


    最原は、暫くされるがままになっていたが、やがて、気恥ずかしくなったのか抵抗を始める。


    「ま、魔姫姉ちゃんやめてよ…楓姉ちゃんも。僕、もう大丈夫だよ…」


    そうしている内に、最原を探していた面々も食堂に戻って来た。


    そして、最原の姿を認めると、態度に差はあれ、安心した様子を見せた。


    「終一!無事だったか!」


    百田はそういいながら最原に駆け寄る。


    「あれれー?最原ちゃん戻って来たんだ。両手に華なんて羨ましいねえ」


    王馬は、最原の事を揶揄いつつ笑う。


    「うう…最原が生きててよかったよぉ…」


    入間など、普段の様子とは打って変わって、ボロボロと涙を流す。


    「最原さん…転子、最原さんが元気になったようで何よりです…」


    茶柱も、元の様子に戻った最原を見て、安堵する。


    「最原君!よかった!ゴン太、最原君の事とっても心配だったよ!」


    ゴン太は、最原の無事を確認して、心から喜んでいるようだ。


    「最原くん、よかったっす…けど…う、羨ましいっす…」


    天海は、今の最原の様子を羨ましそうな目で見ていた。


    「終一だー、よかったよー、本当によかったよー…」


    アンジーは、何時もの様子を装うが、緊張が解けた為か、その動きはぎこちなかった。


    「最原くん、よかった… 私、地味に…ううん、すごく嬉しいよ」


    白銀はそう言って微笑む。


    「最原クン!…よかった、無事だったんですね!」


    キーボも、最原の安否を確認して喜んでいるようだ。


    「あいつ、さっきまでとは顔が違うな…フッ、乗り越えたか」


    星は、それだけ言うと、口元だけを緩めて最原を見る。


    「んあー…つ、疲れたぞ…でも、ウチ…最原が無事で…よかった…ぞ…」


    夢野は、体力を消費し過ぎたのか、今にも倒れそうだ。


    「クックック…!彼、さっきまでとは大違いだ…。本当に、面白いネ…人間ってやつは」


    真宮寺はそう言って、面白そうに最原達を見ていた。



    「ところで皆、お腹空いてないかしら?」


    ふいに、東条が言う。 そう言われて、最原は空腹感に気がつく。


    他の皆も、最原を探していた時の緊張が解けた為か、一様に空腹感を覚えているようだ。


    「そうだと思って、先に作っておいたわ。今用意するから待っていてね」


    そう言って、東条は厨房へと消えた。


    「…」


    春川は、皆に最原の頭を撫でる姿を見られた為か、頬を染めて俯いていた。既に、最原の頭から手を離している。


    「最原君。」


    赤松は、最原に問いかける。


    「なあに?楓姉ちゃん」


    「さっき言ったこと、絶対に叶えようね」


    そう言って、赤松はにっこりと微笑む。


    「うん…約束だからね」


    最原もそれに微笑んで返した。


    そうして、夕食が始まった。


    皆、最原が無事だった事を喜び、楽しそうに過ごしていた。


    そんな皆の様子を見て、最原は思う。


    (皆…。今回の事は、どうなるかと思ったけど…本当によかった…)


    そして、最原は誓った。コロシアイなんて、絶対に起こさせないと。


    こうして、夕食の時間は過ぎていった。



  574. 574 : : 2017/02/16(木) 18:27:10
    愛されてるなぁ…最原くん
  575. 575 : : 2017/02/16(木) 18:57:01
    取り敢えず、また後で続き書きます。次の次辺りでエロ展開入れるかな?


    …今更思ったけど、これ読んで性癖歪んだりとかは無いですよね…?


    東条さんとか、春川さんのプレイ辺りはその辺が恐ろしく不安で…
  576. 576 : : 2017/02/16(木) 19:21:12
    春川さんはともかく、東条さんの見てエロ見る目が若干シビアになりましたかね…
  577. 577 : : 2017/02/16(木) 19:44:50
    こんなんで歪むような性癖持ってません
  578. 578 : : 2017/02/16(木) 19:57:41
    >>576 それは申し訳ないです。

    >>577 それならよかったです。


    10時頃、続きを投下します
  579. 579 : : 2017/02/16(木) 20:05:51
    楽しみにしてます!
  580. 580 : : 2017/02/16(木) 21:51:46
    夕食が終わり、最原は赤松に連れられて最原の部屋に案内された。


    「ここが…僕の部屋?」


    「そうだよ。最原君は、この部屋を使ってね」


    最原はドアを開けて部屋に入る。


    そこには、いつもと変わらない最原の部屋が広がっていた。


    (そういえば、自分の部屋に入るのは久しぶりだな。ここ最近は、春川さんや東条さんの部屋で寝泊まりしてたし)


    とはいえ、今の最原からしたら、初めて見る部屋だ。困惑しながらも、あちこちを見ていく。


    赤松は、部屋の何処に何があるか簡単に説明している。


    部屋の中は、何もかもがそのままだったが、掃除に関しては綺麗に行き届いていた。


    (東条さんが掃除してくれたのかな?元に戻ったらお礼を言わなきゃな…)


    「…取り敢えずは、こんなところかな。もし何かあったら私の部屋に来てね。」


    「う、うん。分かったよ楓姉ちゃん。」


    「着替えはそこの机の上にあるよ。白銀さんが、『サイズが合わなかったら言いに来てね』って言っていたけど…まあ、白銀さんの事だから、多分その辺は大丈夫だと思う。」


    最原は、それを聞いて、着替えを確認する。見たところ、サイズに問題はなさそうだ。


    「どうだった?」


    「うん…大丈夫だよ。」


    「それならよかった!それじゃあ、そろそろ私は部屋に戻るね。」


    「あ…」


    部屋から出て行こうとする赤松に、何故か悲しそうな表情を見せる最原。


    「?どうかしたの?最原君?」


    「う…ううん。何でもないよ…楓姉ちゃん」


    最原は、何か言いたげだったが、それを隠して平静を装う。


    (? どうしたんだ、僕…?)


    最原は内心困惑する。自分は何をそんなに悲しそうにしているのだろうか。


    赤松は、疑問に思いながらもドアに手をかけて出ていく。


    「おやすみ、最原君。また明日ね」


    赤松は、去り際にそう言うと、パタンとドアを閉めて部屋を出て行った。


    最原は、暫くの間、ドアの方を向いたまま立ち尽くしていたが、やがて、ため息を一つ吐いてベッドに仰向けに寝転んだ。





    それから暫くの間、最原は布団の上でゴロゴロとしながら、何かを考えていた。


    やがて、最原は徐にベッドから起き上がると、ドアに手をかけて部屋を出て行った。


    (な、何だ…?どうしたんだ僕…?一体何処に行くんだ?)


    最原は困惑していた。一体自分は何処へ何をしにいくのだろうか?


    そう考えているうちに、最原は目的地にたどり着いたようだ。


    たどり着いた場所は、赤松の部屋の前。


    最原は、一つ呼吸をすると、コンコンと赤松の部屋をノックした。


    「はーい。誰…って、最原君。何かあったの?」


    出てきた赤松は、困惑した様子で最原を見る。


    「楓姉ちゃん。その…お願いがあるんだけど…」

    「…どうかしたの?」


    最原は、何か言おうとして、唐突に顔を真っ赤にする。


    「???」


    赤松が不思議そうに最原を見る。


    やがて、落ち着いたのか、最原は、真っ赤な顔のまま小さな声で言った。


    「その…今日だけ…楓姉ちゃんと一緒に寝ちゃ、ダメ…かな…?」


    (!? な、何を言いだすんだ僕は!)


    最原は内心仰天する。赤松も驚いたような顔を見せる。


    最原は、続けて言う。


    「その…楓姉ちゃんと約束したけれど、でも…やっぱり不安で…皆が居た時はそんな事感じなかったんだけど…一人になった途端、一気に寂しくなってきて…それで…」


    そこまで言って、最原は顔を上げて赤松を見る。


    「それで…寂しくて色々な事を考えてたら、楓姉ちゃんの顔が思い浮かんできて…」


    (そうか…そうだよな…僕だって、最初は不安で眠れなかった時もあったし…今の僕が感じている不安は、きっと、僕の時よりもずっと大きいだろうな…)


    最原は、今の自身の心情を理解したようだ。


    突然閉じ込められて、一人で夜を過ごす。そんな事、誰だって簡単に順応出来たりはしない。


    最原が赤松を求めたのも、ある意味では当然だろう。


    「も…もし楓姉ちゃんが迷惑だって思うなら…僕…我慢するよ。」


    赤松から返答が無いため、最原は部屋に戻ろうとする。


    「待って、最原君!」


    それを赤松が呼び止めた。


    「最原君。ごめんね。寂しかったよね…」


    「楓姉ちゃん…」


    「うん。いいよ。一緒に寝よ!そうしたら寂しくなんかないでしょ?」


    赤松の言葉に最原はぱあっと明るくなった。


    そうして最原は、一旦部屋に戻ると着替えを持って赤松の部屋に向かった。


    その顔は、先程までの暗い顔とは違い、明るく、晴れやかなものだった。






  581. 581 : : 2017/02/16(木) 21:57:44
    そして愛と肉欲の宴が…?
  582. 582 : : 2017/02/16(木) 22:21:59
    V3には何人慈愛って言葉が似合う女性がいるのだろうか
  583. 583 : : 2017/02/16(木) 22:32:39
    そうして、赤松の部屋で一緒に寝ることが決まった後


    「最原君。頭洗ってあげる!」


    「い…いいよ。自分で洗えるよ…」


    「遠慮しないで、ほら、お姉ちゃんに任せて!」


    (…どうしてこうなったんだっけ)


    最原と赤松は一緒に風呂に入っていた。



    時間は、20分ほど遡る。


    最原は、着替えを持って、赤松の部屋に戻ってきた。


    そうしてノックをする。


    「あ、最原君。準備出来た?」


    「うん!着替え持ってきたよ。」


    赤松は、それを確認すると最原を部屋に入れた。


    最原が部屋に入ると、部屋の中は、昼の時と変わらず整っていた。


    (赤松さんの部屋、やっぱり綺麗だなあ…ん?あれは…)


    最原は、ふいにベッドのそばに置いてあるものに気がつく。


    最原の眼に映る綺麗に畳まれたそれは、どう見ても赤松のパジャマと下着で…


    「あっ…ごめんね。変なもの見せちゃって…」


    赤松は、出しっ放しのそれに気がついたようで、照れ臭そうに笑いながら言う。


    「う、ううん!そんな…変なんかじゃ…」


    最原は、真っ赤な顔で赤松の言葉を否定する。


    「最原君が来るときに、ちょうどお風呂に入ろうとしてたところで…」


    「そ、そうだったんだ…」


    「入る前でよかったよ。もしもお風呂に入ってたら気がつかなかったかもしれないし…」


    「楓姉ちゃんのお風呂…」


    「?どうかした?最原君?」


    「い、いや、何でも、ない…よ…?」


    そんなやり取りをしていると、赤松は、何かを思いついたようだ。


    「あっ、そうだ!最原君!」


    「な、なあに?楓姉ちゃん。」


    そうして赤松は、特大の爆弾を投下した。


    「一緒にお風呂入ろうよ!」





    (そうして今に至るわけだけど…)


    結局最原は、赤松の提案を断りきれず、一緒に風呂に入ることとなった。


    「痒い所とか無い?」


    「う………うん。大丈夫………だよ………」


    赤松は、最原の髪を洗っている。


    最原は、目の前のガラス越しに赤松の姿を見ていた。


    ガラスに、バスタオルを巻いた赤松の姿が映る。その様子は最原には非常に扇情的に映る。


    加えて、赤松は最原を可愛い弟分とでも思っているのか、最原を全く気にせずに身体を押しつけてくる。


    そうすることで、最原の背中に、弾力性のある2つの塊が押しつけられる。


    (な、何だ!?何で赤松さん、こんなに積極的なんだ!?)


    最原は心の中で悲鳴を上げる。


    赤松が最原をこのように扱うのは、最原が、未だに穢れのない子供だと思っているからだ。


    抑も、赤松は、最原の姿に変化が起こる迄は、それよりも幼い姿の最原と一緒に過ごしていた。


    無論、赤松は、幼い子供も同然だった最原に、邪な気持ちや警戒心を抱く事は殆ど無かった。


    そして、赤松は、成長した最原にも幼い時と同様に扱っていた。


    もしも、朝の時点で最原が成長を迎えていたのならばこうはならなかっただろう。


    結果として、赤松は、最原が性を知らない幼児から、それを知り始める少年になった事を自覚しないまま、一緒に入浴することにした。


    そうこうしている内に、赤松が最原の髪を洗い終えたらしい。


    「それじゃ、流すよー」


    赤松の柔らかい手が、最原の髪を優しく撫でる。


    そんな些細なことも、今の最原には衝撃的だった。


    「じゃあ最原君、身体洗うね」


    「へっ…」


    赤松は、最原の髪を洗い終えると、今度は身体を洗おうとする。


    「い…いいよ!自分でやるってば!」


    最原はジタバタと抵抗する。


    「遠慮しなくてもいいのに…」


    赤松は、そう言いながら最原の身体を洗い始めた。


    最原の背中から、しっとりとした赤松の手の感触が感じられる。


    それが動く度に、最原は、チカチカした感覚を感じ始める。


    背中から肩や腕に向かっていく滑らかな感触。

    ガラスに映る赤松の、バスタオルに包まれた身体。

    先程から耳に入ってくる、赤松の吐息。


    それら全てが最原の中の何かを呼び起こしていく。


    そして、手の感触が太ももの辺りに来た時


    最原は下腹部に違和感を感じ始めた。


    見ると、自身の性器が勃起をし始めていた。


    それを見た最原は、それが何かいけない事のような恥ずかしさを覚え


    思わずバッと前かがみになる。


    「ど…どうかしたの!?最原君。」


    「な、何でもないよ…楓姉ちゃん」


    最原は感覚で思った。これを見せてはいけないと。


    「そんなこと言われても…」

    赤松は、最原の身体を起こそうとするが、最原は前かがみの姿勢のまま、頑なに起こそうとしない。

    (うーん…最原君、どうしちゃったんだろ?まあ、取り敢えず、身体を起こしてからにしよう)

  584. 584 : : 2017/02/16(木) 22:35:39
    穢れあるよ!?今の最原くん!穢れっていっていいか分からないけど!
    そして今それしたら最原のプライド的なものが!?
    …やっぱりデカいのかな、最原の…。
  585. 585 : : 2017/02/16(木) 22:46:22
    赤松はそう考えて、最原の身体を起こそうとする。


    「だ、駄目だって…うわあ!」


    最原は、急に赤松が自分を起こそうと力を入れた事で、思わず後ろに仰け反ってしまう。


    「! 最原君! 危ない!」


    このままでは後頭部が浴室の床に叩きつけられる。


    赤松は、なんとか後ろに倒れていく最原を支えようとする。




    幸いにして、最原が浴室で頭を打つ事は無かった。赤松も、怪我をすることは無かった。



    代償は大きかった。


    まず、最原は後ろに倒れこんだ事で、後頭部が赤松の双胸に沈み込んだ。


    次に、最原が倒れこんだ拍子に、赤松の身体を覆っていたバスタオルがストンと落ち、赤松を包むものが無くなってしまった。


    そして最後に…


    「だ、大丈夫!?最原君」


    「へ、平気だよ…楓姉ちゃん」


    「よかったあ、最原君が無事…で…」


    「…?楓姉ちゃん、どうした…の………」


    赤松は、何かに気がついたようで、顔を真っ赤にしている。


    最原は、目の前の鏡を見て、固まる。



    目の前の鏡には、赤松に倒れこみ、大きく開脚して見せ付けるように性器を晒す最原の姿が映っていた。


    しかも、性器は小さいながらもピクピクとして、直立している事が見てとれる。


    「う…わ…」


    浴室内は、静寂に包まれた
  586. 586 : : 2017/02/16(木) 22:57:46
    …………………………やっちゃったね
  587. 587 : : 2017/02/16(木) 23:08:20
    先に口を開いたのは最原だった。


    「か…楓姉ちゃん…その…そんなに見ないで…」


    「…ハッ!?そ、そうだね。ごめんなさい…」


    最原は、 なんとか起き上がろうとする。しかし、体勢が悪く、上手く立ち上がる事が 出来ない。


    その度に、性器はゆらゆらと揺れて、ますますその存在感を強調する。


    (死にたい…)


    最原の頭の中はそれだけが占めていた。いくら小さい身体とはいえ、自分の性器が同級生の女の子に見られているのだ。死にたくもなる。


    「う…あう…」


    赤松は何か言おうとするが、視線は最原の性器に固定されており、何も言えなくなる。


    或いは、可愛い弟分が性の芽生えを迎えたことに対して、衝撃を覚えているのかもしれない。


    最原は、懸命に起き上がろうとして、そのうち眼に涙が滲む。


    「うう…ぐすっ…楓姉ちゃん…これ、何なの…?よく分からないけど、楓姉ちゃんに見られてから、ビクビクしながら大きくなってるし、頭の中がチカチカする…」


    「え…ええと…その…」


    「僕…なんだか怖いよ…それに、楓姉ちゃんを見てたらドキドキが止まらなくて…おちんちんもムズムズしてきて…僕、どうしたらいいの!?」


    最原は、自身の状況に恐怖を抱きはじめていた。


    いくら東条から断片的に性教育を受けたとはいえ、自分の身体の成長について詳しく教育を受けた訳ではない。


    そのため、最原は自身の身体の変化がなぜ起こっているのか、どうしたら元に戻るのか、そうした何もかもが分かっていなかった。


    ついには、最原の頬に涙が伝う。


    「な、泣かないで!最原君!」


    それを見た赤松は、思わず最原を勇気づける。


    「ひぐっ…ぐすっ…楓姉ちゃん…」


    「最原君のその…それは治るから!わっ、私が教えてあげるから!」


    赤松は、赤面しながらも、最原を安心させようとして、そんな事をのたまう。


    「ううっ…ほ、本当に!?」


    「う、うん…本当…だよ…」


    最原は、赤松を希望の象徴のように見始める。


    赤松は、その顔を見て何も言えなくなり、やがて、決心したような顔つきをした。

    「そ…それじゃあ…最原君…じっとしていてね…」


    「う…うん…楓姉ちゃん」


    最原は、何かされるのかと思い、ぎゅっと目を瞑る。


    赤松は、真っ赤な顔で、右手を震わせながらゆっくりと最原の下腹部に手を伸ばし…



    最原の性器を優しく掴んだ。
  588. 588 : : 2017/02/16(木) 23:13:31
    …楓ちゃん結構耳年増でムッツリ?
  589. 589 : : 2017/02/16(木) 23:49:07
    (!?)

    最原は、赤松の行動に驚いた。てっきり、彼女は自分の姿を見て浴室から逃げるか、処理をするにしても、最原自身にさせると思ったからだ。


    赤松は、右手で最原の性器を包み込むように握ると、そのままゆっくりと上下に手を動かす。


    「か、楓姉ちゃん…?何やってるの?」


    最原は、自身の性器を触られた事で、未知の感覚を感じて目を開ける。そうして、赤松の行動に驚いたような反応を見せる。


    一方で、赤松の方は、頬を赤く染めたまま、ゆっくりゆっくり右手を動かし、性器を刺激させる。


    「か、楓姉ちゃんっ…もっとチカチカしてきたよぉ…」


    最原は、自身の性器が刺激される感覚をそう言い表す。


    「んっ…最原くんっ…それっ…気持ちいいって感覚なんだよ…」


    「気持ち…いい…?」


    「そうだよ…男の子はね…こうしてあげると、気持ちよくなってくるの…あ、合ってるよね?」


    赤松は、最原にそう言う。


    ところで、赤松には男性経験は無い。無論、男の性器を直に見るのも、触るのも初めてだ。


    そんな彼女が、このような行動に出たのは


    (こ…これで…良いはずなんだよね…入間さん、 前に言ってたもんね…男の子はこうすれば喜ぶって…)


    どこぞの発明家が多大に影響している。


    とはいえ、それを聞いて実際にやるかどうかは本人の素質もかかってくる。


    赤松がこれをやってのけたのも、ひとえにその「素質」が彼女にあったからだろう。


    暫く赤松の手が上下すると、最原の性器の先から、透明な、粘性の液体が出てくる。


    「かっ、楓姉ちゃんっ…なんか僕、お、おもらししちゃいそうだよっ…トイレ…トイレに行かせて…」


    「!いいんだよ。ここで出して!そうしたら、それも収まるから!」


    「い、嫌だよ!僕、おもらししたく無い!トイレに行かせてよぅ…」


    赤松は、最原の言葉を聞かず、右手を動かす速さを速くする。右手からは、ぐちゅぐちゅと液体が擦れ合う音がしてくる。


    「っ…!もうだめ…おしっこ出ちゃう…」


    最原は諦めたように身体をぐったりとさせる。


    そうして、赤松が性器を扱き出すと


    ぴゅっぴゅっ…


    そんな擬音が出るかのように最原の性器から、精液が飛び出した。


    飛び出した白濁は、浴室の床に飛び、ヨーグルトのようにどろっとしてその場に残る。


    「ああ…出ちゃった…おちんちん…熱い…」


    最原は、精通の感覚に放心している。


    (よ…よかったあ…多分これで元に戻るはず…だよね?)


    赤松はそう考えて、手を離す。


    右手を見ると、最原が出した精液やカウパーでべとべとしている。


    不思議と、赤松が感じていたのは、不快感ではなく、興奮だった。


    赤松は、右手を顔に近づけると、鼻で呼吸をする。


    途端に、鼻の中に入ってくる、小さいながらも濃厚に感じられるオスの匂い


    (あれ…私、どうしちゃったんだろ…)


    赤松は、自分が何をしているのか分からなくなり、ボーッとしている。


    やがて赤松は、お腹の奥が熱くなる感覚を覚える。


    赤松の右手が秘部に触れたのは、殆ど無意識だった。


    途端に赤松の身体を、電撃が走ったような快楽が突き抜ける。


    (なに…これぇ…頭が痺れて…気持ちいいのしか、感じない…)


    赤松の右手は、そのまま秘部を弄り始める。


    そうする事で、最原の白濁が中に入っていくような感覚がして、より一層快楽の波が押し寄せる。


    その動きは段々と大きくなり、ぐちゅぐちゅとした音が、今度は赤松の性器から響いてくる。


    「楓…姉ちゃん?何…やってるの…?」


    いつのまにか、起き上がった最原は、赤松の痴態を凝視していた。


    ゴクリと唾を飲み込む音が聞こえ、出したばかりの性器は、ムクムクと大きくなり始める。


    「だっ…駄目っ…!み、見ちゃ駄目…」


    そう言いながらも、赤松の手は止まらず、更にその動きを速く、大きくする。


    (あ、赤松さんのオ、オナニー…)


    最原は、突然の赤松の痴態に興奮を覚えていた。


    やがて、絶頂を迎えたのか、ピクピクと赤松の身体が跳ねる。


    プシャッと音がするかのように、赤松の性器から潮が勢いよく出てくる。


    そうして赤松はその場にぺたんとへたり込んだ。


    「か、楓姉ちゃん…大丈夫…?」


    最原が赤松に近づく。最原の性器は、既に、先程と同じくらいまで回復していた。


    更に、赤松がへたり込んでいる事で、赤松の目の前に最原の性器が来る形になる。


    途端に赤松の鼻に入る濃厚なオスの匂い。


    それに赤松の理性が耐えられるはずもなく…


    気がついた時には、最原の性器にむしゃぶりついていた。



  590. 590 : : 2017/02/16(木) 23:50:21
    何で自分が赤松さん書くと毎回淫魔になるんだよ…

    ちょっとシャワー浴びてきます
  591. 591 : : 2017/02/16(木) 23:59:29
    そりゃ淫魔赤松楓の生みの親だからでは…やっぱり淫魔だったかしかし…
    入間…おめがぐっじょぶ
  592. 592 : : 2017/02/17(金) 00:42:14
    これが正しいおねショタ
  593. 593 : : 2017/02/17(金) 00:54:52
    最原は、初めての精通の感覚で、既に身体は快感に塗れ、立つのがやっとの状態だった。


    それでも尚、立ち上がったのは自身を苦しみから解放してくれた赤松に礼を言う為だ。


    赤松の目の前で漏らしてしまった事は、顔から火が出るほど恥ずかしかったが、その結果として、自身の下腹部の膨張は収まり、普段の大きさに戻った。


    そうして振り返って、赤松に礼を言おうとした矢先、最原は見てしまった。


    自身が尊敬の念を抱いている赤松が、淫らな顔をして秘部を弄る姿を。

    「楓…姉ちゃん?何…やってるの…?」


    最原は純粋に疑問に思った。一体この人は何をやっているのだろうと。


    自信を励ましてくれた、優しい笑顔を見せてくれた、尊敬していた、姉のような存在が



    何故あのようにいやらしい顔で、痴態を見せているのか。


    最原はその事が理解出来ずにいたが、身体の方は正直だった。


    目の前には、発情した様子のメス。そんなメスを前にして、オスである自分はどうするべきか。


    答えは、二度目の性器の直立という形で現れた。


    それは、「目の前のメスを孕ませろ」という本能に近い反応だった。


    最原は、困惑する。治ったはずの下腹部が、再び異常なほど膨れ上がっている。


    「か…楓姉ちゃん…大丈夫…?」


    今の最原に出来ることは、目の前の姉に近しい存在の安否を確認する事だけだった。


    最原は、赤松に近づき、それによって、自身の性器が赤松の顔の前に突き出される形になる。


    まるで、魚を釣る為の擬似餌のようなその様子に違う事なく


    赤松は、最原の性器をぱっくりと飲み込んだ。


    途端に、最原は腰が抜けるような感覚に襲われる。


    赤松は、自身の性器を、まるで赤ん坊がおしゃぶりをするようにむしゃぶりついている。


    「かっ…楓姉ちゃん… そこは…おしっこするところだよぉ…汚い…よぉ…」


    そんな最原の言葉に反応したのか、それとも単に息が苦しくなったのか、赤松は口内から性器を吐き出す。


    「駄目だよ最原君…ぴゅっぴゅしたら、ちゃんとお掃除しないと…」


    赤松はそう言って妖しく笑う。


    「最原君がちゃんとお掃除しないから…お姉ちゃん、美味しそうな匂いで我慢出来なくなっちゃった」


    赤松は、最原の性器を愛おしそうに触る。


    「ね?お姉ちゃんのお口で、最原君のおちんちん、綺麗になったでしょ?」


    確かに、最原の性器は先程まで精液が垂れていた状態よりはマシになった。


    その代わり、赤松の唾液でテカテカと光っているこの状態を綺麗になったと言えるかどうかは甚だ疑問が残るが。


    「そうそう、最原君。精通おめでとう♡お祝いに、お姉ちゃんが最原君のおちんちんの筆下ろしをしてあげるね♡」


    そう言って、赤松は自身の秘部を指で開く。


    「見える?お姉ちゃんのココ…♡」


    最原は、その名称を知っていた。それは以前東条が見せてくれたもので…


    「お…おまんこ…」


    「そうそう!最原君は物知りだね。えらいえらい♡ それじゃ、お姉ちゃんのおまんこの中に、最原君のおちんちんを入れてみよっか♡」


    赤松は、煽情的に最原を誘惑する。


    「でっ…でも…こういう事は大きくなるまでやっちゃダメって斬美姉ちゃんが…」


    「へぇ…東条さん、そんな事言ってたんだね。でも、心配しなくても大丈夫だよ、最原君♡」


    「最原君が大人になった時に、こういう事をする時が来て、やり方が分からなかったら困っちゃうよね? だからこれは、やり方の練習なんだよ♡」


    そう言って、赤松はさらなる追い打ちをかける。


    「それに…さっきから最原君のおちんちん…私の中に入れたいって言ってピクピクしてるよ?白いおしっこぴゅっぴゅしたいって言ってるよ?」


    「最原君。辛いよね…だから、お姉ちゃんにおちんちん出し入れして、ぜーんぶ吐き出しちゃえ♡」


    やがて、最原はゆっくりと赤松に近づいていく。


    そうして、性器をゆっくりと秘部に近づける。


    「そうそう!えらいよー♡さあ、お姉ちゃんのおまんこ、どーぞ♡」


    その言葉を聞いて、最原は性器を肉壷に侵入させた
  594. 594 : : 2017/02/17(金) 01:01:09
    あぁ、東条さんのこと言っちゃった…あとあと赤面しないかなこれ
  595. 595 : : 2017/02/17(金) 01:28:06
    途端に、痺れるような快楽が、最原の全身を駆け巡る。


    耐えきれず、入れた瞬間に果ててしまう。


    「きゃっ♡ 最原君、もう出ちゃったの?」


    赤松がそう言うが、最原は聞こえていないようだ。あまりの快楽に腰が抜けてしまっている。


    「最原君、気持ち良さそうだね…♡ よし、お姉ちゃんがお手伝いしてあげる」


    そう言って、赤松は手を伸ばし、最原の腰を掴む。


    「!待…待って、楓姉ちゃん!僕、力が入らなくて…」


    「そーれ♡」


    そして、最原の身体を赤松の方に押し出す。


    先端辺りで止まっていた最原の性器は、ずぶずぶと赤松の肉壷に入っていく。


    「!!! あああああああああ!!!!!!」


    「可愛い声♡気持ち良さそうだね、最原君♡」


    最原は、あまりの気持ちよさに絶叫する。


    しかし、防音がしっかりとしている部屋からその声が漏れる事は無かった。


    「最原君のおちんちん、またピクピクして、大きくなってきたね…♡ でもあんまり出すと辛いだろうし、もう一回だけ頑張ろっか♡」


    流石に赤松も、最原の体力について理解はしているようだ。


    (それに私も…ちょっとは痛いし…)


    最原は気がついていないが、浴室の床には、赤松の破瓜の血が流れていた。赤松も、今は快楽の方が優っているが、油断すれば、痛みに顔を歪ませることになる。


    それでも、赤松はその事をおくびにも出さず、最原をリードしていく。


    「それじゃ、最原君。頑張って動いてみて♡最原君のしたいように動いて、パンパンしてみようか♡」


    赤松はそう言って、最原を誘惑する。


    一方で最原の方は、限界が近かった。


    精通したての身体で、続けざまに2回も出しているのだ。体力もそれだけ消耗する。


    それでも、今の最原には、快楽が全身に渦巻いていて、もっと出したいという気持ちが現れていた。


    最原は、赤松の言葉に導かれるように、感覚の無い腰を動かす。


    「そうそう。その調子だよ、最原君。頑張れ♡頑張れ♡」


    赤松も、膣内に響くような快楽に包まれる。


    最原の腰の動きはゆっくりであったが、それが逆に、互いの性的興奮を刺激していく。


    「楓…姉ちゃん…僕…もう…」


    「うんっ♡ 出して♡ お姉ちゃんの中にいーっぱい、最原君の白いおしっこ出しちゃおうね♡」


    その言葉を合図に、最原の動きが止まる。


    やがて、


    「…出る」


    そう言って赤松に倒れ込む最原。


    途端に射精する。


    倒れこんだことにより、最原の体重がかかって、赤松の肉壷の奥にまで精液が流れ込む。


    赤松は、その快楽に身体を震わせた。


    そうして、赤松の肉壷から最原の性器が引き抜かれる。


    秘部から、トロッとした白濁が垂れてきた。



    そうして赤松は、最原の頭を撫でる。


    「よく頑張ったね。最原君♡」


    「はは…楓姉ちゃん…もう、身体動かないよ…」


    最原は、辛うじて意識のある状態であったが、やがて疲れからか、赤松に身体を委ね、眠り始める。


    赤松は、そんな最原を抱いて、浴室を出ていった。
  596. 596 : : 2017/02/17(金) 01:29:24
    お疲れ様、最原くん
  597. 597 : : 2017/02/17(金) 01:30:15
    疲れたので、今日はここまでにします…


    明日、ラストを投稿して、小ネタは終了です…


    小ネタ?これ小ネタだよね?
  598. 598 : : 2017/02/17(金) 01:34:06
    小ネタのはずなんですけどね…おもしろ…エロいから気にしないでいきましょう!
    これの次回…結局どれなのだろう
  599. 599 : : 2017/02/17(金) 07:49:13
    最原は布団の中で目を覚ました。


    「うーん…」


    身体は凄まじく怠い。昨夜の事が影響しているのか。


    そうして、起き上がろうとして、最原は幾つかの事に気がつく。


    まず第一に、自身の身体が元に戻っていることが挙げられる。自分の思った通りに身体が動く感覚はやはり良いものだ。


    次に、自身が何も着ておらず裸であること。これも、昨夜の事を考えると、まあ、ある意味当然か。流石に赤松も疲れた身体で自身を着替えさせる事は出来なかったようだ。


    きっと、その代わりの手段が最後のコレなのだろう。


    「んー… 駄目だよぉ…最原君…そこは…」


    ベッドの中で、裸の赤松が自分に抱きついていた。


    赤松の顔は自身の間近にあり、豊満な胸は自身の身体に押し付けられて潰れている。


    なるほど、確かに暖かい。けれども、この状況はあまりにも毒だ。


    (あ、赤松さん…昨日もそうだったけど…清楚に見えて、凄いエッチな人なんだな…こんな事して…興奮しちゃうよ…)


    今は、最原の思考通り身体が動く。そのため、最原の興奮はしっかりと身体に作用し、疲れているはずの下腹部にも元気が戻る。


    「んん…あ…最原君だぁ…」


    やがて、赤松が目を覚ましたようだ。トロンとした目でこちらを見てくる。


    「あ、赤松さん…その…僕もう元に戻ったから…その…」


    「昨日は頑張ったね♡えらいえらい♡」


    赤松は、最原が元に戻った事に気がついていないのか、昨日と同じ調子で最原に接する。


    (う…昨日はそんな事する余裕無かったけど…赤松さんの声…ものすごく…官能的だ)


    最原は、赤松の声にドギマギする。


    「あれ?なんか、私のお腹に変なのが当たってるよ?これは何かな♡」


    やがて、赤松が最原の興奮に気がついたようだ。赤松は、最原の肉棒を優しく掴む。


    「もう…最原君は本当に元気だね。昨日沢山ぴゅっぴゅしたのに、もうこんなにおちんちん大きくして…♡」


    「あ…赤松さんその…寝惚けてる?」


    「しょうがないから、お姉ちゃんとしこしこ遊びして、全部出しちゃおうね♡」


    そう言うと、赤松は最原に抱きついたまま、秘部に肉棒をあてがう。


    そして狙いを定めて自分から挿入した。


    「んっ…き、昨日よりおっきぃ…最原君、いつの間にこんなに大き…く…」


    赤松は、この時点で漸く事態に気がついたようだ。


    段々と顔を真っ赤にしていく。


    「さ…最原君…その…元に…戻った…の…?」


    「…」


    「ち…違うんだよ…?その…これは…」


    そうして、今の自身の痴態を否定する。


    そして、さりげなく肉壷から肉棒を引き抜こうとする。


    だが、それをするにはあまりにも遅すぎた。


    「…赤松さん」


    最原は、赤松の腰をがっしりと掴む。


    「な…何かな…?」


    「僕だって、男だからね」


    そう言って、腰を動かし始める。


    「えっ…それって…ちょ、ちょっと待って…」


    最原は、挿入た状態でお預けされて我慢出来るほど強くはない。


    結局、その後赤松は最原に中にたっぷりと出された。


    赤松編 了
  600. 600 : : 2017/02/17(金) 07:53:52
    やはり赤松はエロ…淫魔なんだなと思いました。
  601. 601 : : 2017/02/17(金) 07:59:03
    最原裸は分かるけど赤松さんなんで裸なのかな?
  602. 602 : : 2017/02/17(金) 08:01:22
    山で遭難したから全裸で暖める的なあれ?
  603. 603 : : 2017/02/17(金) 08:03:47
    >>601 >>602 赤松さんもなんだかんだで疲れていまして。

    お互いの身体を拭くまでは元気が持ったようですが、その後は疲れてしまって裸のままベッドに入ったんです。


    そういう事で補完して下さい。


    まあ、着替えていれば2回戦に突入しなかったんでしょうけど
  604. 604 : : 2017/02/17(金) 08:04:35
    ほほう…
  605. 605 : : 2017/02/17(金) 08:05:43
    皆(女子)が残念そうな目をして春川&東条が風呂のこと思い出して赤くなるに1票
  606. 606 : : 2017/02/17(金) 08:09:06
    最原と苗木は『僕だって男だよ』が本当に似合うイメージ
    日向は…王道でイチャイチャしそう…
  607. 607 : : 2017/02/17(金) 08:11:45
    春川さんと東条さんにとっては記憶あるか否かが結構死活問題になりそうな…笑
  608. 608 : : 2017/02/17(金) 08:13:10
    エピローグ


    「ふぅ…」


    最原は、昼食を済ませて食堂に居た。


    あの後は色々と大変だった。


    まず、行為が終わって我に帰った最原が赤松に謝り


    赤松は、昨日の負い目もあったのか、真っ赤な顔でそれを許し


    二人で後始末をして、服を着替えて


    …その時にサイズが合わなくて


    赤松の布団を被ったまま必死の思いで部屋に戻って服を着替えて


    朝食の席で皆に驚かれて…


    何故か一部の人達は元に戻った事を残念そうに してて…


    東条さんに小さかった時の記憶があったかどうか執拗に聞かれて、それをどうにかはぐらかして…


    その東条さんや白銀さんにお礼を言って…


    何故か白銀さんの部屋でコスプレショーをして…


    そんなこんなで今に至る。


    (思えばこの三日間大変だったなあ…)


    最原は、これまでのことをしみじみと回顧する。


    色々な事があった。春川や東条、そして赤松には色々と苦労をかけた。


    …ところで赤松は今、部屋に籠っている。朝食の時などは、目を合わせようとしたら真っ赤な顔をして視線をそらす。


    東条の方も普段通り振舞っていたが、時折、何かを思い出すように顔を赤く染め、チラチラとこちらを見る。


    変わらないのは春川くらいか。最原が元に戻った時こそ軽く驚いていたが、その後はいつも通りだ。


    (でも、なんだかんだで楽しかったなあ…)


    最原はそう思い、自室に戻ろうとして立ち上がる。








    その途端、ボンという音と共に、最原の身体に異変が起こる。


    (この地面が近い感覚…まさか…)


    「あれ…ここどこ?」


    最原は、再び幼児化してしまった。


    食堂に残っていた面々は、最原の変貌に驚く


    「し、終一!?また小さくなっちまってるぞ!?」


    「うわあああ!!!最原君、また小さくなっちゃったの!?」


    百田やゴン太は最原の変化に驚く


    「よっしゃー!これでオレ様もショタ原の世話が出来るぜ!」


    「転子…もしかして…小さくなった最原さんの面倒を見れるんですか!?」


    入間や茶柱は最原の変貌を喜んでいるようだ。


    「ねー、神様の言った通りでしょー、『まだチャンスはある』ってー」


    アンジーだけは、この事を分かっていたようだ。


    (あの薬、副作用あったんだ…)


    薬を投与した黒幕自身も、驚きを隠せない



    (ちょっと待て…まさか…またやるのか!?)


    最原は心の中でそう絶叫した


    Metamorphose END
  609. 609 : : 2017/02/17(金) 08:13:25
    赤松さんは寝てる間も淫乱…もとい淫魔だったのだろうか…
  610. 610 : : 2017/02/17(金) 08:14:19
    アンジーすげえ!?
  611. 611 : : 2017/02/17(金) 08:15:24
    以上が小ネタです。


    じゃ、次に書くの決めようか

    1.東条分岐ルート
    2.最春
    3.茶柱

    あ、4Pもとい、茶柱入れた5Pは茶柱編が終わってからになります。


    1の場合、このスレにそのまま続けて書きます。

    2,3の場合は、新しくスレ建てます
  612. 612 : : 2017/02/17(金) 08:16:20
    余談
    >>559 アンジー
  613. 613 : : 2017/02/17(金) 08:17:11
    2で!最春を一旦で一旦区切ろう
  614. 614 : : 2017/02/17(金) 08:18:07
    おおう、あんなところに伏線が…作者さんの計画通り…?とりあえず1で
  615. 615 : : 2017/02/17(金) 08:18:31
    すいません1で!
  616. 616 : : 2017/02/17(金) 08:19:20
    これは2なの1なの?
  617. 617 : : 2017/02/17(金) 08:19:47
    東条さん分岐ルートっていうとショタ?なら1
  618. 618 : : 2017/02/17(金) 08:20:26
    最春のルート気になるので2で!
  619. 619 : : 2017/02/17(金) 08:22:01
    夢野ちゃんのリアクションは!?
  620. 620 : : 2017/02/17(金) 08:23:55
    ハーレム見たいから3!
    しかし5P…最原死なないかなこれ?
  621. 621 : : 2017/02/17(金) 08:41:07
    あ、2番の方もおねショタがよかったですか?

    リストの方から書こうかと思ってたんですが。


    >>619 「おお!またウチより小さく可愛くなりおって…よし、またウチの魔法を見せてやろう!」

    こんな感じですかね
  622. 622 : : 2017/02/17(金) 08:52:35
    2おねショタじゃない場合なんの予定ですかね
  623. 623 : : 2017/02/17(金) 08:58:28
    >>622 今考えているのが

    ・リストのどれか


    ・甘えん坊春川さんの幼児退行プレイ
    (春川→最原 「にーに」 最原→春川 「マキちゃん」)

    ・ねこみみプレイ
    (にゃーしか言えない)

    ・トレーニング後の汗だく中庭野外プレイ


    このどれかですかね
  624. 624 : : 2017/02/17(金) 09:19:51
    見たいプレイ多すぎるんですが…作者さんどうしてくれるんですか笑
    頑張ってください!
  625. 625 : : 2017/02/17(金) 09:39:38
    今のところ1が多い感じでしょうか?


    ひとまず1を書きます


    よっしゃー東条さんだー
  626. 626 : : 2017/02/17(金) 09:41:28
    >>401から分岐します。
  627. 627 : : 2017/02/17(金) 09:51:05
    保健体育の授業が実技に!?
  628. 628 : : 2017/02/17(金) 11:17:12
    ムッツリな東条さんが見れるのはここだけ!
  629. 629 : : 2017/02/17(金) 13:58:55
    小ネタ 「教えて!斬美お姉ちゃん-よい子の性教育・実践編- 」


    東条は、湯船に浸かっていた。目の前には、幼い最原も一緒だ。


    目の前の彼は、とても無邪気な笑顔を浮かべて、気持ちよさそうにしている。



    本当に無邪気な笑顔だ。さっきも同じ様に笑っていて…


    そこまで考えたところで、東条の顔がかあっと熱くなる。


    (そ…そうよ…あれは終一君にとって必要なこと。仕方がない…仕方がなかったのよ…)


    東条は、誰かに言い訳するようにそう考える。


    思い出すのは、先程までの最原への性教育の模様。


    確かにあれは、最原にとってはいずれ必要となる知識だろう。


    とはいえ、もう少しやり方というものがあったのではないか。東条はそう考える。


    (た…確かにあの時は気が動転していたのもあるけど…それでも…それでも…)


    あれではまるで、痴女ではないか。


    幼気な子供に、自身の淫らな姿を見せつける痴女。先程までの東条を言い表すとしたら、 まさしくその言葉が相応しい。


    そういえば、心なしかあの時の自分は感じてしまっていたような…


    東条は、もはや茹で蛸のようになった赤い顔を湯船に沈める。


    (と…兎に角あれは、仕方のない事だった!それでいいじゃない!)


    東条はそう思いながら湯船から上がると、最原を連れて浴室から出て行った。


    浴室から出ると、ひやりとした空気が火照った身体を冷ます。


    その感覚に一瞬浸り、東条は身体を拭いていく。


    …おっと、今は彼がいるのだ。先に彼の身体を拭いてあげなくちゃ



    「さあ、終一君。身体を拭くからじっとしててね」


    「うん!分かったよ、斬美姉ちゃん!」


    東条はそう言って、最原の身体を拭いていく。


    こうしていると、本当に小さな子供だ。東条は
    最原を見て、朗らかな気持ちになる。


    そして、不意にこの最原がもう少し成長した少年であったらどうだったのかと考える。


    風呂場で自身の秘部を見つめる最原。自分は顔を赤くして秘部を手で広げる。


    最原がゴクリと唾を飲み込んで、やがて彼の性器を大きく隆起させる。


    「斬美お姉ちゃん…僕…もう…」


    そう言って東条の肩に手を掛ける最原。だめよまだ早いわでも彼が望むなら…




    「斬美お姉ちゃん?どうしてさっきから同じところ拭いてるの?」


    最原の言葉で、東条は妄想から戻ってくる。


    「な、何でもないのよ。さ、さあ、もうじき拭き終わるからね。」


    「はーい!」


    迂闊だった…最原君相手にあんないやらしい事を考えてしまうなんて…


    東条は、先程までの自身を恥じて、最原の身体を拭いていく。


    ここまでで大分吹き終えており、後は最原の下半身だけだ。


    東条は、最原の身体を拭くために屈む。


    すると、東条の眼前に最原の小さな性器が目に入る。


    精通も迎えていない最原の性器は、東条の手で覆い隠せるほど小さかった。


    (し、終一君の…おちんちん…小さくて…可愛い )


    東条はそんな事を考えていた。


    またあらぬ妄想をしてしまう辺りで、東条はぶんぶんと頭を振って冷静さを取り戻す。


    「さ、さあ。今拭いちゃうからね…」


    気を取り直して最原の身体を拭こうとする東条。早く終わらせてしまって、思考を落ち着けよう。


    そう考えて、今まさに拭こうとした辺りで





    唐突に、ボンという音がして、最原の身体が幼児から少年にまで成長した。


    そして、それとともに先程拭こうとしていた性器も大きく成長する。


    さらに悪いことに、東条は最原の身体を拭くために屈んでおり、性器は目前にあった。


    従って


    ペチンッ


    そんな可愛らしい音がして、最原の性器が東条の頬を叩いた。

  630. 630 : : 2017/02/17(金) 14:02:33
    …作者さん、若干趣味入ってる?
  631. 631 : : 2017/02/17(金) 14:18:49
    少年って赤松編程度かな?
  632. 632 : : 2017/02/17(金) 15:26:57
    おお…(驚愕)
  633. 633 : : 2017/02/17(金) 17:16:59
    普通(高校生)状態だとペチンッってどんな擬音になるんでしょうねぇ…?
  634. 634 : : 2017/02/17(金) 17:31:16
    >>633 あぁ、最原のデカいしどうなるんだろうな…!
  635. 635 : : 2017/02/17(金) 19:24:02
    シガルダ?
  636. 636 : : 2017/02/17(金) 20:33:45
    続きが待ちきれないぜ
  637. 637 : : 2017/02/17(金) 23:03:23
    今回難産なのかな?
  638. 638 : : 2017/02/17(金) 23:04:02
    >>637 そういう訳では無いのですが、今さっき帰ったばかりでして
  639. 639 : : 2017/02/17(金) 23:07:12
    そうでしたか…お疲れ様です、すいません月並みな言葉でしか言えなくて
  640. 640 : : 2017/02/17(金) 23:46:44
    東条は、最原の性器が頬に当たった途端、フリーズした。


    この頬に触れる感触は何なのだろうか。何だか脈打っていて、ほのかに暖かい…


    そんな場違いな感想が頭を占める。


    「ここ…何処…?あれ…何で僕…裸で…」


    そんな東条を現実に呼び戻したのは、またしても最原の声だった。


    ハッとして声のした方を見上げる東条。


    そこには、困惑した様子の最原の顔が見えた。


    そして、最原は漸く自身の性器が何かに触れている感覚を覚える。


    何だろうと思い、下を向く最原。


    そこに居たのは、自分と同じく裸の東条の姿。


    しかも、東条の頬に自身の性器が触れている。


    暫くの間、最原と東条は見つめ合っていた。


    やがて、最原の顔が次第に赤くなる。そうして、茹で蛸のようになった辺りで、最原はその場からバッと飛び退いた。


    「うわあ!? な、何で斬美姉ちゃんが!?」


    最原はかなり動揺しているようだ。


    そして、自分よりも動揺している存在を前にした為か、東条の方も冷静さを取り戻して来た。


    「し、終一君!ちょ、ちょっと落ち着いて!」


    東条は考える。目の前の最原は、先程までと違って幾分成長している。


    …つまりこれは、薬の効果が切れてきたという事だろうか?


    東条はその事に一応安堵する。しかし


    (な、何でこんな時に戻るのかしら…)


    今の状況で戻ってしまうのは、あまりにも間が悪い。


    せめて、服を着た状態で戻るのならまだしも、よりにもよってこんな時に戻ってしまうとは…


    もっとも、その事をいつまでも悔いていても仕方がない。まずは最原に服を着せて、それから…


    そうして、ふと、先程から最原が静かな事に気がつく。


    どうしたのだろうか。先程まであんなに動揺していたのに…


    そう思い、東条は最原の方を見る。


    最原の方も、いつの間にかバスタオルで身体を隠しながら、同様に、東条の姿を見ていた。


    …何故か、顔を真っ赤にしている。


    それには裸でいる事の羞恥心も勿論関係している事だろうが、東条には、もっと別の何かが原因で顔を赤くしているように思えた。


    その原因は、直後に最原の口から説明された。


    「き…斬美姉ちゃん…」


    「何で…斬美姉ちゃんも、裸なの…?」



    東条は、それを聞いた瞬間に理解した。


    何故最原があんなにも顔を赤くしているのか。


    それはそうだ。何故なら、東条は最原に言われるまで、目前で自身の全裸を惜しげもなく曝け出して居たのだから。


    言われて初めて、自身の状態に気がつく東条。彼女は、最原の事を考えるあまり、自分の事がすっぽりと抜けていた。


    東条は、今更ながら右手で両胸を、左手で性器を隠す。


    タオルがあればよかったのだが、それは今、最原が使ってしまっている。


    今の東条の恥ずかしがる姿は、全裸の時ほどでは無いとはいえ、性欲を掻き立てるには十分過ぎた。


    そうでなくても、先程から東条は、その裸体を惜しげもなく最原に晒していたのだ。


    幼児から少年になった今の最原には、それらの刺激は、身体のある一点に影響を与えるには充分過ぎた。


    「き…斬美姉ちゃん…さっきから僕…何か変だよぉ…」


    最原は、何かに怯えるようにして、東条に言う。


    「ど…どうしたの…終一君…」


    東条は、恥ずかしさに悶えながらも、最原を心配して尋ねる。


    「うん…斬美姉ちゃんの裸を見てたらね…その…」


    そう言いながら、最原は下腹部を隠していたバスタオルを手で退ける。


    「おちんちんが…腫れてきちゃって…」


    最原の小さな性器は、興奮によって反り立っていた。


    東条は、その光景に雷を打たれたような衝撃を感じる。


    幼気な子供だった最原が、色を知るようになったのである。つい先程まで、そんな無邪気な子供であった最原と過ごしてきた東条は、今の最原の変貌に驚きを隠せない。


    「ねえ…斬美姉ちゃん…僕、病気なの?僕、死んじゃうの!?」


    自身の身体の変化にパニックを起こした最原は、ついにそんな事を言いだす。


    「!ち、違うわよ終一君!違うの!貴方は病気なんかじゃないわ!」


    東条は、ひとまず最原を落ち着ける為に、そう言った。


    「それなら…どうして僕のおちんちん…こんなに腫れちゃってるの…?」


    不安そうに東条に尋ねる最原。


    東条は考える。ここで自分はどう答えればいいのか。間違っても先程のような痴態を晒すようなことはあってはならない。


    東条の頭は、かつてないほどのスピードで働いていた。


    そうして、東条は考えた末にこう言った。


    「そ…それはね…終一君が…終一君が…大人になったからよ…」





  641. 641 : : 2017/02/17(金) 23:49:37
    おお…妥当な判断…さてどうなるか
  642. 642 : : 2017/02/18(土) 00:00:07
    恐らくこれが一番良い言い方だろう。


    そう思い、最原の反応を伺う東条。


    最原は、先程とは違い、何かを考えるそぶりを見せる。


    そして、東条に確認するようにこう聞いた。


    「き…斬美姉ちゃん…これって…僕が大人になったからなの…?」


    それを聞いて、 東条も安心したように答える。


    「ええそうよ。終一君はね、大人になったのよ…」


    「そ…そっか…そうなんだ…」


    そう言いながら、落ち着いた様子を見せる最原。


    東条はそれを見てホッとする。


    (ふう…よかったわ…一時はどうなることかと思ったけど…終一君も元に戻ったみたいだし、時間が経てばあちらの方も元に戻るでしょう…)


    そう思い、東条は服を着ようとする。


    すると、最原は東条に再び質問した。


    「ね、ねえ!斬美姉ちゃん。」


    「どうかしたの?終一君」


    まずは下着を付けてしまおう。


    「その…僕が大人になったって…それって…斬美姉ちゃんと同じくらいになったってこと?」


    「?まあ、そういうことになるわね。」


    パジャマに着替えながら東条は思う。どうして彼はそんな事を聞いてくるのだろうか。


    東条は、着替えをしていた為か、最原の質問の意味を深く考えずに答えていた。




    最原は、東条の言葉を聞くと、パッと顔を明るくして言った。






    「それじゃあ斬美姉ちゃん!僕と『家族』になろうよ!」


    最原は何処までも無邪気な笑顔でそう言った。



    「そうね、『家族』になりましょう…
















    (えっ?)

  643. 643 : : 2017/02/18(土) 00:01:25
    >>401

    「そ…それとね、もしも、もしもよ?もしも終一君が私と同じくらいになったら…」


    「その時は、私と『家族』になってくれる?」







    忘 れ た と は 言 わ せ ん ぞ
  644. 644 : : 2017/02/18(土) 00:11:23
    伏線回収…あら?高校生レベル?小学生じゃなくて?
  645. 645 : : 2017/02/18(土) 00:28:47
    >>644 確かに今の最原の身体は精通迎える段階ではありますが、東条さんから言質を取ったので問題ありません
  646. 646 : : 2017/02/18(土) 00:29:15
    ちょっとシャワー浴びてきます…
  647. 647 : : 2017/02/18(土) 00:32:15
    言質って恐いね…
  648. 648 : : 2017/02/18(土) 01:22:05
    どうなる
  649. 649 : : 2017/02/18(土) 01:40:25
    最原はニコニコと笑っている。


    それに対して、東条は困惑した顔をしている。


    「し、終一君…?それって…どういう…」


    「え?だって斬美姉ちゃん言ってたよね?僕が斬美姉ちゃんと同じくらいになったら、『家族』になろうって」


    東条は、最原の言った事を考えていた。


    そんな事、自分は言った覚えが…


    あった。


    東条は、そこで漸く思い出した。


    湯船に浸かっていた時に、自分は何と言った?


    『そ…それとね、もしも、もしもよ?もしも終一君が私と同じくらいになったら… 』


    『その時は、私と『家族』になってくれる?』


    東条は膝から崩れ落ちそうになった。


    (う…迂闊だったわ…何故私はあんな事を…)


    東条は今更ながらそう思う。


    あの時は、どうせ叶う筈の無い事だという気持ちもあり、ついついからかうように言ってしまった。


    それに、あの時の最原は無邪気な子供だった。微笑ましい約束くらいしてもいいだろうと何処かで思っていたのだろうか。


    そんな最原が短時間で幼児から少年へと変わり、更に、交わした約束を覚えているなんて誰が予想できるだろうか。


    もっとも、こんな状況になったのは、東条自身の責任もある。普段の彼女であれば、もう少し冷静な判断が出来ただろうし、自分が言った事もきちんと覚えていただろう。


    しかし、先程までの彼女は、その冷静さを欠いていた。その為、迂闊にも最原を「自分と同じくらい成長した」と評価してしまった。



    (「そんな約束していない」とか、「まだ大人になりきれていない」とか言うのは簡単な事だけれど…)


    東条はそう思いながら最原を見る。


    今の最原は、大好きな東条と『家族』になれる事に無邪気に喜んでいる。


    もしも最原にそんな事を言えば、最原は悲しむばかりか、嘘を吐いたと自分に失望することだろう。


    そんなことになるのは絶対に嫌だ。東条はそう思い、最原と『家族』になることを否定しない。


    「ええそうね。終一君、私達は『家族』よ」


    東条はそう言って、最原に微笑む。


    最原もそれに答えて、更に爆弾を投下する。


    「うん!…それじゃあ斬美姉ちゃん、早く『家族』を作ろうよ!」


    「…えっ?」


    「え?だって、『家族』になった後は、二人で一緒に『家族』を作るんでしょ?斬美姉ちゃん言ってたじゃん」


    最原は、東条の言葉を少々誤解して認識していた。


    東条は、確かに『家族』になろうとは言ったが、『家族』を作る事については触れていない。


    だがしかし、東条は


    (そ…そんな事言ったかしら…でも、終一君あんなに自信たっぷりに言っているし…きっとそう言っちゃったのね私…)


    最原の様子と、自身の記憶のあやふやさから


    「そ……そうね。終一君。か、『家族』をつ、作りましょう… 約束…したものね」


    誤解したまま最原の言葉を受け入れた。

  650. 650 : : 2017/02/18(土) 01:41:52
    今回はここまでです。

    明日は、10時くらいから夜まで予定があるので、書くとしたらそれ以前か、深夜になります
  651. 651 : : 2017/02/18(土) 01:42:30
    東条さん…いや、キルミー…ちょっとちょろいな
  652. 652 : : 2017/02/18(土) 01:42:51
    お疲れ様です、無理はなさらないでくださいね
  653. 653 : : 2017/02/18(土) 01:44:20
    >>651 自分でもそう思います…

    ですが展開的にこうするほか無かったので…


    いっそ、新ジャンル「ドスケベチョロインメイド」でも開拓しようかなと
  654. 654 : : 2017/02/18(土) 01:46:22
    もう突っ走ったらどうでしょう
  655. 655 : : 2017/02/18(土) 03:44:01
    作者さんのSS読んでると新ジャンルにことかかないね
  656. 656 : : 2017/02/18(土) 07:40:42
    「そ…それじゃあ終一君。その…今から『家族』を作るから、その…ベッドまで来てくれるかしら?」


    東条は最原に、ベッドの上に来るように言った。


    その顔はとても赤い。


    「うん!分かったよ!斬美姉ちゃんと『家族』を作るの、楽しみだなあ…」


    最原は、裸のまま東条の言う事に従う。


    そうして二人は、ベッドの上にやってきた。


    「ところで…終一君は、『家族』の作り方は覚えているかしら?その…もしも分からなかったら私がもう一度教えてあげるわ…」


    東条は、そう言って最原に確認する。もしもここで最原が分からないと言えば、幾らでも誤魔化すことが出来る。


    東条は、その事を願って ー それでもほんの少し知っている事を期待してー 返答を待つ。


    しかしながら、最原は


    「うん!僕のおちんちんを、斬美姉ちゃんのおまんこに入れて、白いおしっこを出せばいいんだよね!斬美姉ちゃんの言ってた事…は、恥ずかしいけど僕頑張るよ!」


    東条の性教育をしっかりと理解していた。


    「そ…そうよ…よく…覚えているわね…」


    「うん!大好きな斬美姉ちゃんの言った事だからね!忘れる訳ないよ!」


    東条はそう言われて何も言い返せなくなる。


    ここまで来て引き返すことは出来ない。


    もはや東条に残された選択肢は1つしか無かった。


    「そ…それじゃあ終一君…」


    そう言いながら、東条はパジャマの下を下ろす。


    そうして、ゆっくりとショーツも下ろしていく。


    東条は、パジャマを上だけ着る形となり、下半身を最原に曝け出した。


    「『家族』を…作りましょうか…」


    そう言う東条は、無意識のうちに笑っていた。


  657. 657 : : 2017/02/18(土) 08:16:01
    最原は、東条が下半身を丸裸にしたのを確認すると、いきなり性器を突っ込もうとする。


    「!ま…待って!終一君!」


    流石にそれはまずい。そう判断した東条はそう言って止めるように促す。


    「…何で?何で 止めるの…?斬美姉ちゃん…」


    最原は、悲しそうな目をして東条を見る。


    「『家族』を作るの、止めちゃうの…?」


    「ち…違うわ…その、ちょっとだけ待ってくれないかしら…」


    最原の言葉に、東条は説く。『家族』を作るためには、準備が必要なのだと。


    「準備?」


    「ええ…そうよ…準備がきちんと出来ていないと、『家族』が上手く作れないの…」


    「そうなんだ!それは知らなかったよ…斬美姉ちゃん物知りなんだね!」


    最原は、新たな発見をした事に喜んでいるようだ。


    東条を尊敬の眼差しで見つめる最原。東条は顔を真っ赤にしている。


    「それで、その準備っていつ終わるの?」


    最原が待ちきれないように言った。今の最原の頭には、大好きな斬美姉ちゃんと『家族』を作る。それだけが占めているようだ。


    「そ…そうね…ちょ…ちょっとだけ…待っててね…」


    東条は、最原に急かされるように右手を秘部に添える。


    そうして、ゆっくりとその手を動かし、秘部を弄る。


    最原はその様子を目の前でじっと見ていた。


    その目からは、早く準備が終わらないかという期待と、東条が何をしているのかという好奇心が感じられる。


    こうして、東条の、最原の為のオナニーショーが幕を開けた。


    (んっ…久しぶりだから、敏感になって…それに、終一君がじっと見てくるから…見られて恥ずかしいのに、どんどん濡れてきちゃう…)


    東条は、最原の目の前で自慰に耽っている背徳感と、最原に見られている事で興奮して、秘部を弄る手が、次第に愛液で濡れてくる。


    「あっ…またおちんちんが腫れてきちゃった…」


    また、最原の方も、東条の痴態を見ていることで、一旦は収まった性器の膨張が再び行われる。


    (終一君…私のアソコを見て、あんなにおちんちんを大きくして…こ、興奮しているのね)


    東条も、最原の興奮を感じ取り、そして、最原を興奮をさせたのは自分であるという事実に、我慢が出来なくなる。


    「んっ…」


    そんな声と共に、東条は軽い絶頂を迎える。



    そうして、軽く息を整えると、目の前の興奮した少年に呼びかける。


    「おまたせ終一君。準備出来たわ…」


    最原は、それを聞くと、ゆっくりと東条に近づく。


    「斬美…姉ちゃん…僕…もう…」


    最原は、興奮を抑えきれなくなってきたようだ。


    東条はベッドの上に仰向けになる。


    そして、最原が挿れやすいように、秘部の入り口を両手で広げて、見せつけるような格好をする。


    その穴は、愛液で糸を引いていて、淫靡な印象を醸し出す。


    「ほら…ここよ…終一君…来て…」


    東条は、最原を誘導する。


    やがて、最原は東条を押し倒すような格好となり、東条の秘部に自身の性器を近づける。


    そうして、誘導通り穴に性器の先を挿れ



    つぷっ…


    そんな音を立てて性器を肉壺に挿入した。
  658. 658 : : 2017/02/18(土) 08:18:27
    やっぱSか…
  659. 659 : : 2017/02/18(土) 08:21:38
    東条さんほんとドスケベ


    最原の前で自慰して感じちゃうくらいドスケベ


    抑も子供の最原にその気にさせる発言するだけでドスケベ


    というか、存在がドスケベ
  660. 660 : : 2017/02/18(土) 11:14:27
    いいキャラしてますよね…
  661. 661 : : 2017/02/18(土) 16:06:57
    東条さんの壁紙来ました
  662. 662 : : 2017/02/18(土) 16:15:27
    もう東条さんがクールなメイドに見えない…笑かわいすぎる!
  663. 663 : : 2017/02/18(土) 17:15:08
    東条さん素晴らしい……
  664. 664 : : 2017/02/18(土) 18:52:30
    ある意味聖地になりそうだ
  665. 665 : : 2017/02/18(土) 22:40:46
    最原がまず感じたのは、自身の性器の上部がぞりぞりとなぞられるようなこそばゆい感覚。


    次に、性器全体に及ぶ、包み込むような暖かさと締め付けられるような強烈な感覚。


    最後に、性器から脳にまで電撃のように走る、鋭い快楽に身体が蕩けそうになる感覚。


    次々と襲い来るそれらの感覚に、性の芽生えたばかりの今の最原が耐えられる筈もない。


    トプッ…


    絶頂に至った最原の性器から吐き出された白濁は、量こそ少ないが、ドロリとした粘性を持っており、東条の肉壷に沁みていく。


    他方で、東条も最原が果てた途端幾つもの感覚を覚える。


    まず、最原の性器が挿入した事で迎えた、破瓜による鋭い痛みが走る感覚。


    次に、痛覚を塗りつぶす勢いでやって来た、白濁が肉壷を犯し、子宮の方にまで流れ込んで来る感覚。


    その少し後にやって来た、子宮の奥底から来る、熱を持った痺れるような感覚。


    最後に、脳天まで突き抜けるような快楽に身体が支配されていくような甘い感覚。



    …そして、それらの感覚によって増長されゆく、「もっと欲しい」という甘美なる欲望。


    「ッ!斬美姉ちゃん…何か出たっ…」


    最原は果てた途端に自身の性器を引き抜く。


    そして、自身の性器から垂れる白濁を見る。


    「あ…白いおしっこ…」


    最原は、よく分からない、初めての感覚に酔いしれていたが、ふいに、東条の言葉を思い出す。


    『女の子の中に、男の子のおちんちんから出る、白いおしっこを出せば、それが赤ちゃんの素になるの…』


    (斬美姉ちゃんの言ってたのって、この事だったのか…)


    最原はそう思い、そして、東条の言葉通りならば、これで『家族』が作れるという事に気がつく。


    「き、斬美姉ちゃん… これで…『家族』が出来るんだね?」


    最原は、東条に確認するように言う。


    その時東条は、身体に流れ込む感覚の波に溺れていた。


    (あ…終一君、もう出しちゃったのね…でも…これで漸く…)


    東条は、残された僅かな正常な部分で、そう考える。


    後は、最原にこれで終わりだと言えばいい。


    そうすれば、彼は納得して、この行為も終わりを迎えるはずだ。


    そう考えながら、東条は最原に言った。


    (そうよ。よく頑張ったわね。終一君)

    「まだよ。終一君。もっと出さないと」




    自分の考えていた事とは、全く正反対の事を。
  666. 666 : : 2017/02/18(土) 22:45:26
    キルミー…
  667. 667 : : 2017/02/18(土) 23:33:05
    (…えっ?私…今…何を言って…)


    東条は困惑する。自分は確かに、この行為を終えようとする発言をしようとした筈だ。


    しかし、先程自身の口から出た言葉は、行為を終えるどころか、むしろ、行為を続けようとするものだった。


    東条の口は止まらない。


    「終一君は、私の中にもっと白いおしっこを出さないといけないの」


    (わ、私…)


    「そうしないと、上手く『家族』を作れないのよ」


    (一体…)


    「だからね、終一君。もっと頑張って出しましょう?」


    (何を言っているの…?)


    「お姉ちゃんのナカが、白いおしっこで一杯になるまで…ね?」


    東条は、自分の意思とは関係なくそう発言していく。それはまるで、何かに操られるように。まるで、本音が出てしまっているように。



    まるで、本能がそれを求めているように。


    「そ…そうなんだ…… それじゃあ…僕、もっと頑張るね!」


    最原は、東条の言葉を間に受けて、再び東条に挿入する。


    そうして、肉壷の中に何度も性器を出し入れする。


    出したばかりという事もあり、今度は果てるまでに余裕があるようだ。


    最原が腰を打ち付ける音が、静かな室内に鳴り響く。


    正直に言って、最原もそこまで余裕がある訳ではない。事実、身体の方は、一度果てただけで、既に倦怠感を感じている。


    それでも最原が腰を振り続けるのは


    (斬美姉ちゃんが言ってたんだ…まだ足りないって…僕、もっと頑張らなくちゃ!)


    偏に、大好きな東条の為だ。


    東条は、最原の頑張りにより、先程よりも激しい快楽を感じている。


    (違うのよ…終一君…もう頑張らなくてもいいのよ…)


    東条は、頭ではそう考えるが、身体の方はすっかり快楽に溺れてしまっている。


    破瓜の痛みはとうに消え失せ、快楽だけが全身を支配する。この思考がそれに染まってしまうのも時間の問題だ。


    (ああ…でも…この感覚に身を委ねてしまいたい…)


    とうとう思考の方にも快楽が侵食してきたようだ。


    最原が一突きする度、東条の思考は鈍化し、快楽の渦に飲み込まれていく。


    (何で私があんな事を言ったのか…分かった気がするわ…)


    東条は、溶けゆく思考の中、不意に先程の自身の発言の意味を理解する。


    (満たされたかったのね…終一君に…一人の女として…)


    それが、東条が覚えている最後の思考だった。


    「斬美姉ちゃんっ…もう…僕…」


    「うんっ♡終一君っ。白いおしっこ沢山出してねっ♡お姉ちゃんのナカ、一杯にして♡」


    東条は、本能のままにそう発言する。もはや、そこに居たのは東条斬美ではない。


    一匹の、発情したメスだ。


    最原は、我慢できなくなったように、性器を東条の肉壷の奥まで押し込む。


    そうして、先程より勢いよく、白い濁流が東条の膣内を染めていく。


    「ああっ♡出てるっ♡終一君の白いおしっこが、私の中に、一杯出てるっ♡」


    その言葉と共に、膣内の締め付けが更に強くなる。


    その様は、最原の精液を一滴のこらず飲み込もうとしているようで、事実、最原は、精液が搾り取られるような感覚を覚える。


    「斬美姉ちゃん…っ…僕…もう…出ない…よぉ…」


    最原の方に限界が訪れたようだ。体力を使い果たしたのか、フラフラになって東条に倒れ込む。


    最原の性器は、東条の中に挿入されたままで、さながら、精液が溢れ出ないように栓をされているようだ。


    東条は、肉壷が白濁で満たされる感覚に多幸感を得る。


    「ああ…しあわせ…」


    その言葉と共に、東条にも限界がきたようだ。


    東条は、押し寄せる眠気と倦怠感に身を委ねる。


    暫くの間、二人は繋がったまま眠っていた。
  668. 668 : : 2017/02/18(土) 23:37:24
    おお…
  669. 669 : : 2017/02/18(土) 23:55:48
    東条は、目を覚ました。


    一眠りしたためか、それとも快楽の波が引いたためか、冷静な思考が戻ってくる。


    (私…眠ってしまったのね…)


    傍らでは、最原が裸のまま眠っている。


    昨日の実技の疲れが出ているのか、泥のように深い眠りについているようだ。


    寝息も大きく、心地好さそうに眠っている事が分かる。


    東条は、その様子を見て安心したような笑みを浮かべた。


    そうして、すぐに、昨日の自分の乱れ様を思い出し、赤面する。


    (わ、私…とんでもない事を…)


    そう思いながらも、東条は、身体が満たされるような満足感を覚えていた。


    そうして、下腹部をゆっくりと確認する。


    やはりというか、自身の秘部には白いジャムがべっとりと付着しており、膣内にもその感覚が感じられる。


    東条は、その事を確認すると、一度、深くため息をつく。


    やってしまった。求められるまま、とうとう最後まで…


    そう思う東条であったが、そこに悲しさは微塵もなく、むしろ、喜びの感情を覚える。


    最原との性交は、成り行きではあったものの、結果的に東条を女として満足させてくれた。


    最原の方も、『家族』を作れた事に喜ぶことだろう。


    東条は、そこまで考えると、思考を切り替える。


    さあ、ここからが大変だ。最原が元に戻ったら、彼を手中に収めなければ。


    東条は、その為の策略を考えて、妖艶な笑みを浮かべる。


    東条は自覚が無かったが、最原との性交は、彼女の心境を大きく変えた。


    具体的には、欲望のままに、本能の導くままに思考をするようになった。


    東条の頭の中では、 最原を手に入れる為の数多の計画が渦巻いていた。


    (必ず手に入れるわ、終一君♡)

    傍らの最原は、その事を知らず、安らかな笑みを浮かべて眠っていた。


    END



  670. 670 : : 2017/02/18(土) 23:57:16
    この後、元に戻った最原を巡って修羅場が巻き起こりますが、死人は出ないので問題ありません。


    ちょっと不穏なテイストに仕上げてみました。


    ああでも、欲望のままに生きる東条さんも美しい…
  671. 671 : : 2017/02/18(土) 23:57:30
    ふ、不穏な…
  672. 672 : : 2017/02/18(土) 23:57:52
    修羅場メンバーは誰々でしょう
  673. 673 : : 2017/02/19(日) 00:09:25
    東条さん大好きか
  674. 674 : : 2017/02/19(日) 00:18:25
    それでは次に書くものですが

    1.最春

    2.茶柱

    どちらにしましょうか?


    >>673 はい。東条さんはかわいいし美しいしドスケベ
  675. 675 : : 2017/02/19(日) 00:22:11
    最春やって新章で茶柱とかどうでしょう!
  676. 676 : : 2017/02/19(日) 00:22:27
    最春からかな
  677. 677 : : 2017/02/19(日) 00:22:36
    茶柱さんみたい!
  678. 678 : : 2017/02/19(日) 00:22:44
    ハルマキからお願いします!
  679. 679 : : 2017/02/19(日) 00:28:16
    ハルマキのあとに茶柱ちゃんかな
  680. 680 : : 2017/02/19(日) 00:30:47
    ハルマキからのほう作者さんは設定あって作りやすいと思うから最春から!
  681. 681 : : 2017/02/19(日) 00:35:49
    それじゃあ、最春から書きます。プレイの内容を選んでください。

    1.先生と生徒
    2.幼馴染
    3.野外
    4.ねこみみ
    5.姉弟
    6.兄と義妹
    7.ごっくんフェラ
    8.淫語
    9.スク水
    10.自慰見せ合いっこ


    取り敢えず、挙げてみましたが、他にして欲しいプレイがあればそれを
  682. 682 : : 2017/02/19(日) 00:36:53
    取り敢えず、新しいの建ててきます。
  683. 683 : : 2017/02/19(日) 00:38:27
    ぜ、全部順番とかダメっすか…?魅力的すぎますってえ…
  684. 684 : : 2017/02/19(日) 00:39:35
    4➡2➡6➡5➡1で!
  685. 685 : : 2017/02/19(日) 00:39:56
    9でお願いします!
  686. 686 : : 2017/02/19(日) 00:39:56
    >>683 その場合、茶柱を書く時間が大分遅れる事になりますが…
  687. 687 : : 2017/02/19(日) 00:44:13
    そうですね…諦めます
    >>684さんのでお願いします…見たいの結構被ってるんで…
  688. 688 : : 2017/02/19(日) 00:47:28
    作者さんってエスパー?
  689. 689 : : 2017/02/19(日) 00:48:03
    何故あんなにも読者を惹き付けるプレイの数々を思い付くのだろうか
  690. 690 : : 2017/02/19(日) 00:48:37
    やはり神か
  691. 691 : : 2017/02/19(日) 00:53:05
    じゃ、全部書こうか。途中で茶柱書いてるかもしれないけど
  692. 692 : : 2017/02/19(日) 01:01:44
    おお…やはり貴方は神だった…息抜きでもありがたい…赤松さんのプレイ忘れてませんよね?
  693. 693 : : 2017/02/19(日) 10:31:58
    >>692 それはどちらの赤松さん?

    赤松?赤松^2?

    忘れてはいませんが、書く時間が…
  694. 694 : : 2017/02/19(日) 10:36:45
    ま、まぁどっちもですが…自分はいつまでも待つ所存です!
  695. 695 : : 2017/02/19(日) 11:16:43
    ほんとにいつもお疲れ様です。
    そしてありがとうございます。

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