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東方座敷物語 〜妖の道〜

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  1. 1 : : 2016/03/15(火) 23:28:37
    えーと、新アカウントになってから初の投稿です。
    前のアカウントが何故かログイン出来なくなってしまったので、急遽新しいアカウントを作るという形を取らせてもらいました。

    前アカウントの名前は、Attack on Titan で
    プロフの写真は、椛です。

    この話は、前作の続きです。前作は前アカウントの方にありますので、そちらから見てください。

    主は受験生なので忙しくなったりするので、更新が遅くなってしまうかも知れませんが、ご了承ください

    それでは、楽しんでってください。
  2. 2 : : 2016/03/15(火) 23:31:00
    前作
    東方座敷物語 〜はじまりのはじまり〜
    のリンクです。

    http://www.ssnote.net/archives/43074
  3. 3 : : 2016/03/15(火) 23:35:57


    あれから何日たったのかな…頭の中を整理するかのように彼は、ひ、ふ、み、と時を数える。

    彼は次の村までの道中、今ある情報を整理していた。

    そのおかげで大分今自分が置かれてる立場が少しずつだが、理解していけたようだ。

    まずは、自分の中に妖怪が住んでいるということ。そしてその妖怪とやらは、能力持ちである。その能力とやらが_______


    「『奪う程度の能力』、ね……。」


    妖怪とやらは、どうやらあの時に話した様に精神世界とやらに行かなくても話せるらしい…能力はそこで彼から聞いたのだ。


    「一体どーゆーことだよ…」


    自分の中に突然妖怪が住むことになったにしても、その妖怪の能力とやらにしても、自分の常識がまるで通用していない……。


    「いくら、考えたところでなんも出ねーか…。」


    妖怪の言葉を思い出す、


    「オレがお前の体に住まわしてもらってる訳かどうやらお前にも俺の能力が使えるらしいぞ?ただ、使えると言っても俺の能力のほんの一部だけだがな」


    まるで、本来の力ならなんでも奪えるみたいな言い方だが_______そんなことよりも自分が『奪う程度の能力』を使えるらしいということ自体に実感が沸かない。

    奪うと言ってもなにを奪うのか_______

    それが、なんなのかすら分からない。

    物質を奪うのか、物質でないものを奪うのか、目に見える物を奪うのか、目に見えないものを奪うのか、、、


    「知らなければいけないことが山積みだな…」


    彼は、そう結論づけ別の問題へと思考を落とす。
  4. 4 : : 2016/03/15(火) 23:59:31
    待ってました!期待です~!
  5. 5 : : 2016/03/16(水) 07:51:58
    >>名無き白さん
    期待ありがとうございます!
    亀更新ですが、どうか最後まで見ていってください。
  6. 6 : : 2016/03/25(金) 17:58:16
    彼は今、二つ目の村へと足を進めていた。

    一つ目の村では、一日ほど滞在した。村の人からはなぜこんな子供がこんな所にと思われたが、村を焼き払われたので叔父の村へ行く途中と伝えた。もちろん叔父などいないが、こうでも言わないとなにかと面倒くさそうだ。多分、次の村もこの様に言えば大丈夫だろう。

    その事を伝えられた村の人は、彼から話を聞くと始めに驚愕の顔を浮かべ、その後に同情の眼差しを彼に向け、最後にはまるで自分の痛みかの様に苦痛の表情に変えると、衣服をもらったり、食べ物を分けてもらったり、寝床を用意してもらったり、とにかくいろいろな事をしてくれた。感謝してもしきれない。


    「そういえば、妖怪が住むようになったせいか人を騙すことにあまり罪悪感みたいのが感じなくなったな…。」


    けど、感謝とかの気持ちはある。……変なところで妖でもあり、人でもあるんだな…。


    そう考えながら、彼は瞳を閉じる。


    翌朝目を覚まし、村の人にお礼を言うと、その村を出発し、次の村へと歩き出した。


    ____________________

    二つ目の村は、前の村と比べるとすこし規模が小さかった。ただ、相も変わらず村の人はこんな見ず知らずの俺を手厚く歓迎してくれた。


    「……………ほんとに人ってすごいな……。」


    彼は、誰かに聞かせる訳でもなく、自分の心境を言葉に表す。

    彼の空いた心の中に人の優しさが染み込むように……彼の両の眼には少しだけ涙が溜まっていた。
    ____________________
  7. 7 : : 2016/03/25(金) 18:00:37
    長らくお待たせしました!
    前の投稿から、時間が空いたことは本当に申し訳ありません!
    遅れた理由はと言いますと、言い訳がましくなるんですが、主は今年受験生で今は入学の準備に追われていたので、こんなにも遅くなってしまいました…。
    まだ準備が終わっていませんが、空いた時間を使ってどんどん書いていくのでヨロシクお願いします。
  8. 8 : : 2016/03/26(土) 13:10:47

    時間にして何時間だろうか、いやそれで表すよりも何年…で表した方が早い。

    自分の村を出て、一つ目の村、二つ目の村を過ごし、そうしてまた三つ目、四つ目と何回も過ごして…………もうそれから何個目の村までかは数えていない……。ただ、やはりと言うべきなのか人の優しさは変わらない。



    そうしてまた新しい村へと着いた訳だが、今回の村は今までのとは変わっており、村に活気がない_______


    (病気、伝染病……か?あるいは災害の後……?)


    災害の事を考えるとどうしても『あの時』を思い出してしまう。


    (ただ、見る限りなにも壊れていない……つまり災害後ではないという訳か………。)


    その村は活気自体は無いにしても、なにか壊れていたり、災害の爪痕は残っていなかった。彼はその事に安堵する……。


    (_______要するに、前者の……)


    伝染病、じゃないにしてもこの村はなにかしらの病に苦しんでいる。その事実に医者らしき人物が村を走り回っている。
  9. 9 : : 2016/03/31(木) 23:01:13

    (ただ、ここから別の村まで行くとなると、すこし面倒だな……。)


    ただでさえ、3日ほどほぼ寝ずに歩いてきていたし、野宿はあまりしたくいなかった。
    そのため、彼は宿を貸してくれそうな家を探しに出た。


    「すみませーん」


    適当な家を見つけ、出来るだけ子供らしく挨拶をする。見た目はあの時から全くと言っていいほど変わっていないんだ、見た目相応の雰囲気を出した方がいいだろう。


    「はーい、今行きますよー」


    家の中から返事が聞こえるとやがてその家の扉が開く。


    「……これはまた珍しいの……小さなお子様じゃ。」


    中から出てきたのはお爺さん。見た感じだと60〜70ほどの年季が入っているお爺さんだった。


    「………あの実は_______」


    少し神妙そうな顔を作り、遠慮がちに口を開き、いつもどおりの嘘と真実が混ざった話を____

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ryou1208

座敷童子

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