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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

しあわせ。

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  1. 1 : : 2016/01/24(日) 00:17:13
    現パロでリヴァミカとエレミカです。
  2. 2 : : 2016/01/24(日) 00:23:46
    ミカサ母『お前がいなければ…夫も出ていかなかった…そう、そうよ…アンタがいるからこうなったんだわ!!』

    ミカサ『や、辞めてお母さん…。』

    ミカサ母『うるさい!!出てけ!出てけ!アンタなんか私の子じゃない!』

    ミカサ『ひッ…!』バタン!
  3. 3 : : 2016/01/24(日) 00:26:50
    走って、走って、走り続けた。

    ーーお母さん、優しかったあの頃のお母さん。


    やがて空は暗くなり、お腹がグゥ、と鳴る。

    ミカサ「お腹減った…。」

    人は食べなければ生きていけない。好き嫌いしないで食べなさいと、母に教わったのだ。
    お母さん、好き嫌いしないから、あのお母さんの料理を食べさせて。
  4. 4 : : 2016/01/24(日) 00:30:18
    あぁ、雨が降ってきた。

    私はもうここで死ぬんだ。

    そっと目を閉じる。

    「…お前、どうしたんだよ。」

    え…?

    エレン「俺、エレン。そのままだと風邪引くし死ぬぞ。俺の家で雨宿りしろ!」

    突然、腕を引かれて走り出す。

    もう、走りたくないよ。
  5. 5 : : 2016/01/24(日) 00:34:57
    でも、久し振りに触れるその温もりに、一時は身を任せたいと思った。


    ミカサ「ハッ、ハッ、ハッ!」

    エレン「ついた!さ、早く中入れって。」

    ミカサ「え、でも、お家が濡れちゃう。」

    エレン「そんな事どうでもいいから、早く!」
  6. 6 : : 2016/01/24(日) 00:41:24
    エレン「母さーん!」

    カルラ「なあに?あら、まぁ!その子はだぁれ?ずぶ濡れじゃない。タオル持ってくるわね!」

    私が言葉を発する間も無く、どんどんとされていく。

    グリシャ「どうしたんだ?…はっ、これは早く水を拭いて温かくしなくては!」

    更には父親らしい人もでてきた。

    ミカサ「んっ…。」

    エレン「母さんが拭いてあげてよ。」
  7. 7 : : 2016/01/24(日) 00:43:41
    カルラ「ええ、そうね。でもどうしましょう、着替えは…。」

    グリシャ「緊急事態だ。エレンのを借りよう。」


    どうしよう、何か言わなきゃ。
  8. 8 : : 2016/01/24(日) 00:52:45
    ミカサ「あっ、あのっ、ごめんなさいっ、わたし、わたし…っ。」

    ニッコリと笑う女の人。

    カルラ「いいのよ。でも、どうしてこうなったのか、話してくれる?心配なのよ。」

    意を決して、私は口を開いた。
  9. 9 : : 2016/01/24(日) 01:02:33
    二時間後


    エレミカ「」スースー

    カルラ「可哀想ね、ミカサ。」

    グリシャ「ああ。家で預かりたいのだが…リヴァイは。」

    カルラ「ええ。なんとか説得しましょう。リヴァイだって分かってくれる筈よ。」

    グリシャ「ああ…そう、だな。リヴァイも分かってくれるよな。」



  10. 10 : : 2016/01/24(日) 01:05:25
    翌日

    ミカサ「ん…。」

    私は太陽の光で目覚めた。

    ふっと横を見ると、エレン。

    そうだ、私あのまま寝ちゃってて…なんて失礼なんだろう…

    ミカサ「ど、どうしよ…。」

    カルラ「ミカサちゃん、おはよう。」

    そこへドアが開かれ、カルラさんがやってくる。

    ミカサ「お、おはようございます…その…昨日、ごめんなさいっ、私寝ちゃって…。」

    カルラ「いいのよ。」
  11. 11 : : 2016/01/24(日) 01:26:00
    ニッコリと笑うカルラさんは、昔の母を思い出す。

    ミカサ母『ふふふ、あなた、ミカサと一緒に写真撮りましょう。』

    ミカサ父『ああ。ミカサ、高い高いするぞ!』

    ミカサ『お父さんっ、髭痛いー!』

    ミカサ母『手加減してくださいねー?』

    ミカサ父『はは、してるさ。』



    あの頃には、もう戻れない…。
  12. 12 : : 2016/01/24(日) 01:28:28
    ミカサ「うっ、ううっ…私…もう帰る場所が無いの…さむいの…っ。」

    エレン「此処にいればいいだろ?」

    いつの間にか起きていた、エレン。

    エレン「ほら、やるよ。これ。」

    ぱふりとマフラーを巻かれた。

    温かい……

    カルラ「お父さんとも話してね、ミカサを引き取る事にしたわ。ずっと此処にいてね!」
  13. 13 : : 2016/01/24(日) 02:07:27
    エレン「母さん…でもさ、兄ちゃんは…?」

    カルラ「うーん、どうしましょうか…。」

    兄ちゃん…兄がいるのだろうか。

    グリシャ「カルラ、エレン。もうそろそろ行くよ。いってきます。」

    エレン「あ、いってらっしゃい!父さん!」

    カルラ「気を付けていってらっしゃい、あなた。」
  14. 14 : : 2016/01/24(日) 02:12:42
    ガチャ…


    グリシャ「!リヴァイ!」

    カルラさんとエレンが走る。
  15. 15 : : 2016/01/24(日) 07:53:01
    エレン「兄ちゃん!遅せぇよ!」

    リヴァイ「俺の勝手だろ…。」

    カルラ「何言うの!心配したんだからね!」

    リヴァイ「分かったって…。」

    リヴァイ、と言われた人は、私を通り過ぎ二階を上がろうとした。
  16. 16 : : 2016/01/24(日) 08:14:17
    期待です!
  17. 17 : : 2016/01/24(日) 08:21:18
    ありがとうございます!


    でも、急にふと止まる。

    リヴァイ「お前…東洋人か。」

    東洋…?

    リヴァイ「しかも女だし…今いくつだ?」

    ミカサ「九歳…。」

    リヴァイ「ほう……。取り敢えず、外に出る時は気を付けろ。」

    トントントントン…

    エレン「なんなんだよ兄ちゃん!」
  18. 18 : : 2016/01/24(日) 08:23:10
    カルラ「そういえば…見ない顔ねぇ…。」

    エレン「……。」ジーッ


    エレンが私を見つめる。

    なんと無くだけど、私もエレンを見つめてみた。

    エレン「な、なんだよっ。」

    ミカサ「エレンだって。」

    エレン「俺はいいの。」

    ミカサ「…ふふっ」クスッ
  19. 19 : : 2016/01/24(日) 08:36:51
    エレン「おっ。」

    エレンが声を上げる。

    エレン「お前、そっちの方が普通だ。笑えよ。」

    え…。

    カルラ「そうね、元々美人さんだし、あーッ、そうそう、服も買わなくちゃね!」
  20. 20 : : 2016/01/24(日) 08:40:30
    でも、とカルラさんは口を開いた。

    カルラ「リヴァイの言う事はあながち間違っていないかも。外で遊ぶのは良い事だけど、気を付けてちょうだい。」

    ミカサ「はい。」

    頭を撫でられる。

    …あぁ、なんだか、本当の家族みたいだ。
  21. 21 : : 2016/01/24(日) 08:44:34
    すごい!!期待!
  22. 22 : : 2016/01/24(日) 08:44:56
    私は、エレミカがいいな…!
  23. 23 : : 2016/01/24(日) 08:47:38
    エレミカあまり好きじゃないんですね‼︎
    すいません…
  24. 24 : : 2016/01/24(日) 09:24:43
    いえいえ!

    なんかCPみたいな?そんな感じのが苦手で…ほんわカップル的な、手繋ぐだけとかならエレミカが好きです!

    ので、最終的にはエレミカにしますね。キラン
  25. 25 : : 2016/01/24(日) 09:27:37
    エレン「ったく、何やってんだよ兄ちゃんは…。そうだ、今日は土曜日だけど、学校どうする?」

    そうだ、私は遠い所から来たんだ。それにここが何処か、まだ知らない…。

    ミカサ「あ、あの…此処はどこなんですか…?」

    カルラ「あら、ここは…シガンシナ区の○○○よ。」
    ↑住所とか分からなかった。
  26. 26 : : 2016/01/24(日) 09:29:49
    そうか…。

    私の住んでいた所とは、全然違う。

    エレン「お前五年生だよな?」

    ミカサ「うん…十一歳。」

    じゃあ、と私の手を取る。
  27. 27 : : 2016/01/24(日) 09:31:12
    エレン「俺と同じ学年だ、一緒に行こうぜ!」

    うるうる、涙腺が緩んだ。

    今の私は、なんだか変だ。

    寂しくなったり、悲しくなったり、嬉しくなったり…
  28. 28 : : 2016/01/24(日) 09:36:48
    ミカサ「うんっ、うんっ…!」

    カルラさんはその様子を、笑顔で見つめていた。




    一週間後、私はリヴァイさんにも認められ、イェーガー家の娘になった。

    エレンは優しいし、リヴァイさんもあまり話はしないけど、暴力とかはしない。


    私の理想の家族だ。
  29. 29 : : 2016/01/24(日) 09:38:40
    ミカサ「いってきます、カルラさん。」

    エレン「いってっきまーっす!」

    カルラ「気を付けてね。いってらっしゃい。」


    初めの頃の私はオロオロしてたけど、慣れてからはそんな事も無くなってきた。
  30. 30 : : 2016/01/24(日) 09:40:23
    エレン「やー、転校初日はメッチャ緊張してたのになー。成長したなー。」

    今は何かできると、エレンが頭を撫でてくれる。


    頭を百回撫でてもらう。

    それが私の目標だ。


  31. 31 : : 2016/01/24(日) 09:41:13
    エレミカ、ヒャッホーイ!!!
    期待!!!
  32. 32 : : 2016/01/24(日) 09:50:30
    ありがとうございます!


    エレン「あ、アルミン知ってるよな?隣のクラスの。」

    ミカサ「ん。頭良い人?」

    エレン「ああ……いやでもお前も凄ぇよ、学年で二番だぞ?」




    頭が撫でられたいからなんて、恥ずかしくて言えない。
  33. 33 : : 2016/01/24(日) 09:58:41
    期待です!!(*^^*)
  34. 34 : : 2016/01/24(日) 10:28:18
    はじめまして(*^^*)
    エレンのお兄さんがリヴァイなんですね~!!
    良い、兄弟だ...。期待しています♪
  35. 36 : : 2016/01/24(日) 10:33:25
    期待です!
    リヴァミカ…、…いいですね!
    でもやっぱりエレミカになってくれたら…笑
    期待です!(*´∀`)
  36. 44 : : 2016/01/24(日) 11:32:01


    ミカサ「そうだ…エレンのお兄さんって、どんな人なの?」

    まだ、分からない。エレンの事…
  37. 45 : : 2016/01/24(日) 11:34:20
    便乗ドンドンしてください!(あれなんか変だ


    エレン「ああ、兄ちゃんはな、中3であともう少しで高校なんだ。」

    高校、受験。

    でもなんで朝に帰ったりしちゃうの?

    エレン「ま、成績は良いんだけどさっ。」

  38. 46 : : 2016/01/24(日) 11:37:08
    ガタン、と傷のあるランドセルを揺らした。

    エレン「それに、尊敬してんだよ、そんな兄貴の事。」
  39. 47 : : 2016/01/24(日) 11:46:51
    ポツリポツリと語られるエレンの兄の事。

    エレン「兄貴、強ぇんだ。小学生の時から中学生に喧嘩ふっかけて。」

    エレン「怪我して帰ってくるのなんて、日常茶飯事?でもな兄貴、『こんな奴にはなるな』って言っててさ。なんでだよ、って思ってた。」
  40. 48 : : 2016/01/24(日) 11:54:17
    うん、と頷いて、続きを促す。

    …もっと聞きたいよ、エレンの事。

    エレン「中学生になってからはな、必要最低限しかやらないようになってた。俺が四年生で、まだどうしようもないクソガキの時の事だ…俺は言っちまったんだ、」
  41. 49 : : 2016/01/24(日) 12:39:03
    エレン「なんで喧嘩しねぇの、弱いのってな……ほんっと幼稚だろ?兄貴さ、その時クラスの友達、死んだらしいんだ。」

    いつの間にか、兄ちゃんではなく、兄貴に変わっていた。

    エレン「ファーランとイザベルってらしい。交通事故さ。中学で唯一の親友だった。」
  42. 50 : : 2016/01/24(日) 12:49:44
    エレン「……なんかゴメンな!こんな湿っぽい話…今日は嬉しい話だよな!」


    大丈夫、と言って学校を見上げる。
  43. 53 : : 2016/01/24(日) 13:42:26
    キーンコーンカーンコーン

    エレン「っと、ギリセーフな!」

    ジャン「死に急ぎ野郎め!全然セーフじゃねえっての!」

    エレン「はぁ?今24分だろ!」

    ジャン「25も24も同じじゃねぇかよ!」

    ミカサ「エレン、ジャン、喧嘩は良くない。」

    ジャン「あ、ああっ//」
  44. 54 : : 2016/01/24(日) 16:38:48
    私はそっとジャンの腕に触り制する。
    するとエレンが私の右腕を掴んだ。

    エレン「ミカサ、席着くぞ。」

    ミカサ「え?あ、うん。」

    ジャンが後ろから睨んでいたけど、気にしない、気にしない。

  45. 55 : : 2016/01/24(日) 16:45:11
    〈学校は省きます〉

    ー放課後ー

    アルミン「はあ、疲れたァ。」

    アルミンが背伸びをする。

    …猫みたいだ。目もトロンとしてる。可愛い。

  46. 56 : : 2016/01/24(日) 16:48:00
    エレン「ミカサ、なにアルミンの事見てるんだ?」

    ミカサ「え?」

    おっと、アルミンを見過ぎてしまった。これは私の悪い癖だ。気になるものはジイッと見てしまう。

    エレン「アルミンに穴が空いちまう。」

    ミカサ「ごめんなさい…。」

    アルミン「はは、大丈夫だよ。」
  47. 57 : : 2016/01/24(日) 16:50:10
    エレン「ったく…あ、次の角でアルミンも曲がる。今度ミカサも一緒にアルミンの家に行こうぜ。」

    アルミン「うん。僕はいつでもOKさ!」

    ミカサ「!」パァァ


    やっぱり私は、この日常が好きだ。
  48. 58 : : 2016/01/24(日) 16:50:39
    リヴァイ…つらいですね……(泣)
    それと期待です!!
  49. 59 : : 2016/01/24(日) 16:51:56
    アルミンがいて、エレンがいて、カルラさんがいて……皆がいる、この世界。

    崩れちゃ嫌だ。

    そんな世界に、私はいる。
  50. 62 : : 2016/01/24(日) 17:09:32
    それと、リヴァミカ楽しみです!
  51. 64 : : 2016/01/24(日) 17:37:47
    期待!!!
  52. 65 : : 2016/01/24(日) 17:42:20
    ありがとうございます!

    ー六年後ー
    ミカサ達15歳
    リヴァイ18歳

    リヴァイが18歳なのは…お話の都合上…スミマセン…



    春、私は新しい高校の服を着て鏡の前に立つ。


  53. 66 : : 2016/01/24(日) 18:25:02
    カルラ「ミカサー!朝ごはん出来たよー!」

    ミカサ「はーい、今行きます!」

    少し大きめな声で伝えて、タッタッタッと階段を下りる。

    エレンとリヴァイさんは先に食べていた。
  54. 67 : : 2016/01/24(日) 19:12:24
    (*´Д`)ハァハァ
    俺好みのSS(゚∀゚)キタコレ!!
    期待&お気に入り登録!
    ウヒョーサイコー
  55. 68 : : 2016/01/24(日) 19:45:43
    ありがとうございます!
    私もこんな感じのシチュが好きですw


    エレン「はよー。」

    リヴァイ「あぁ、おはよう。」

    ミカサ「うん、おはよう。」

    そっと席に着く。

    リヴァイ「お前らよかったな。」

    エレン「なんだよ兄貴。気持ちわりーぞぉ?」パクパク

    リヴァイ「はっ、なんだよ、お前は祝いの言葉も受け付けないのか。」
  56. 69 : : 2016/01/24(日) 19:55:19
    小言を叩き、二人はカルラさんに叱られていた。

    カルラ「まったく、今日から高校生なんだからね。」

    そうだ、私達は高校生。

    大人への、第一歩。
  57. 70 : : 2016/01/24(日) 19:55:38
    期待だよー!頑張れ!v(・∀・*)
  58. 71 : : 2016/01/24(日) 19:59:04
    みかんちゃんっ…!ありがとう!


    ー登校ー

    エレン「ま、中学よりも近くなったからな。」

    ミカサ「ええ…。」

    エレン「楽しみだなあ、兄貴の通ってた学校。」

    ミカサ「ええ…。」

    エレン「それになぁ!…って聞いてるかミカサ。」

    ミカサ「ええ…。」

    エレン「アルミンって馬鹿だよなぁ。」

    ミカサ「ええ…。って違う。」
  59. 72 : : 2016/01/24(日) 20:02:09
    がは、引っかかった、と大笑いされる。
    何がそんなに面白いと言うのだ。

    エレン「ははははっ!ミカサ昔より面白くなったなぁ!ははははっ!ひひひっ!」

    うるさい、うるさい、うるさい。
    ふんっ!

    ミカサ「」プイッ

    エレン「はははは!ミカサー?」
  60. 73 : : 2016/01/24(日) 20:04:30
    いい兄弟だな
  61. 74 : : 2016/01/24(日) 20:22:22
    そうなんですよ…ははは…いいなぁ、羨ましい…(遠い目)


    ミカサ「とにかく行くから。」

    エレン「おっ、ちょ、待てよ!」

    足を早める。

    まったく…

    エレン「わーったわーった、すまねぇって、な?」

    ミカサ「……別に。」

    でも、エレンに甘いのが私の悪いところ。
  62. 75 : : 2016/01/24(日) 20:32:38
    ミカサ「早く行こう。入学式に遅刻とか恥ずかしすぎる。」

    エレン「だな。シャレになんねぇよ。」

  63. 78 : : 2016/01/25(月) 10:22:10
    期待です!
    エレミカ嬉しい♪♪
  64. 79 : : 2016/01/25(月) 17:30:57
    リヴァイ兄貴かっこいい///
    期待です!!
  65. 81 : : 2016/01/25(月) 20:02:28



    ーーーーー学校ーーーーー

    エレン「でっけぇ…。」

    ミカサ「凄い…。」

    「ミカサー、エレンー。」

    エレン「サシャ!?」

    サシャ「奇遇ですね、私もここを受験し受かりました☆」

    エレン「☆いらねー。」
  66. 82 : : 2016/01/25(月) 20:16:28
    期待ー!
  67. 83 : : 2016/01/25(月) 20:32:46
    あざっす!←


    サシャ「あとさっきジャンに会いましたー。」

    エレン「お、そか。」

    サシャがポケットからガムを取り出す。

    ミカサ「なにやってるの。サシャ。」
  68. 84 : : 2016/01/28(木) 16:12:47
    サシャ「いやー口に何か入ってないお、あんひんできないれすよー。」

    お行儀悪い、ベシッとサシャの頭を叩いた。

    サシャ「いたっ。」

    エレン「おい、行くぞ?」
  69. 85 : : 2016/01/28(木) 16:15:46
    (ここから先、高校生とかわかんないので設定がおかしくなるかもです。)


    ミカサ「えぇ。」

    学校につき、表を見る。

    エレン「アルミンと一緒じゃん!っしゃー!」

    1-C。

    えぇと…三階か。
  70. 86 : : 2016/01/28(木) 16:17:38
    サシャ「ジャンとも一緒です。良かったですねー。」

    またガムを取り出しながら言う。
    一体何が良い、と言うのだ。

    サシャ「っはー。行きますよ、二人とも!」

    エレン「あ、ちょ、引っ張んなって!」
  71. 87 : : 2016/01/29(金) 17:49:12
    サシャ「んもー、とろいですねー。」

    そう言い合いながらも進んで行った廊下。

    1-C

    ミカサ「ここ…。」

    エレン「早く入ろうぜ、ミカサ!」

    ニコリ、とエレンが笑った。

    ほんの少しだけど、キュンってなってしまった。

    キュン、って、なってしまった。

    キュンキュン。
  72. 88 : : 2016/01/29(金) 17:55:48
    キーンコーンカーンコーン。

    サシャ「なった!よかったですね、丁度ですよ!」

    ミカサ「っ、そうね。」

    (あと入学式までの会話省略ww)

    校長先生「〜〜」

    エレン「なげぇな……。」

    私は入学式はずっとエレンの事をみていた。

    先程のキュンとした時から、ずっと。
  73. 89 : : 2016/01/29(金) 18:29:49
    校長先生「それでは入学式を終わります。」

    皆 ザワザワ

    エレン「っはー、疲れた…。」

    そして後ろから誰かの視線を感じる。誰だ…?

    サシャ「ミカサー?どうしたんです?行きますよっ。」

    ミカサ「あぁ、そうね。」
  74. 90 : : 2016/01/29(金) 19:14:54
    それは捕食者が被食者を見極めるような、そんな感じ。

    それは得体の知れない何かの手が素肌で背中を触るような、そんな感じ。

    怖い。


    恐ろしい。

    エレン「ミカサ?どうしたんだよ、行くぞ。」
  75. 91 : : 2016/01/29(金) 19:17:10
    ミカサ「……。」

    何も言わずに教室へ戻る。

    私が体育館を出る直前まで続いた、その視線。

    捕食者が、被食者を見るような。

    私は被食者となり喰われるのか。でも誰に?

    ーー得体の知れない何かに。
  76. 92 : : 2016/01/29(金) 19:20:23
    吐気がするくらい嫌な気分だ。

    何かの視線一つでこんなになるなんて。

    不審者の一人や二人くらいは平気で倒せる。でも今は、そんなのよりもこの視線の方が怖い。

    エレン「どうした?入学式からずっと変だな。先生の話も終わったぞ?」

    ミカサ「あ、あ、うん。」
  77. 93 : : 2016/01/29(金) 19:50:15
    エレン「帰るか。兄貴、待ってるかも。行くぞミカサ!」

    ミカサ「エレン、廊下走っちゃ…。」

    エレン「いいんだって!入学式くらいいいだろ!」

    ジャン「あ、おいエレンミカサ!」

    エレン「お、いたんだなジャン!だが急がなきゃ!じゃあな!」

    ミカサ「えっ…。」

    手を取り走らされドキドキする。


    少しだけ、その恐ろしい記憶は消えていた。

    けど。

    エレン「兄貴ー!」

    ミカサ「リヴァイさん、」
  78. 94 : : 2016/01/29(金) 19:54:12
    ごめんなさい、という言葉は私の口の中で消えた。

    リヴァイさんの瞳(め)が。

    私の瞳(め)を、体を、心を見抜いている。

    ドキリ、ドキリ。

    エレン「はっはー!校長先生ヅラじゃね?」

    リヴァイ「俺達のクラスも噂になってる。」
  79. 95 : : 2016/01/29(金) 22:47:46
    エレン「ミカサもそう思うよな?」

    ミカサ「…ぁ、ん、ぅん…。」

    震える声を喉に押し込み、口角を上げる。

    リヴァイ「行くか。」

    ニヤ、と、リヴァイさんもふっと笑ったような気がした。






    エレン「ただいまー。」

    カルラ「おかえり。何かあった?」

    エレン「はぁ?なんもねーよ。」

    カルラ「まぁ、そうよね。」
  80. 96 : : 2016/01/29(金) 22:50:36
    ドキリ、ドキリ。

    心臓が収まらない。

    何故、怖いというだけではない。何故……

    嗚呼、そうか。

    私はあの視線の意味を知ってしまったのだ。

    熱を帯びたグレーの瞳の、視線。

    あれはまさしく、捕食者の瞳。
  81. 97 : : 2016/01/29(金) 22:52:44
    貴方は優しい筈。

    私をそんな瞳で見る人ではない筈。

    リヴァイ「なぁ、ミカサ。」

    ビクッ。

    低い声。

    リヴァイ「飯食い終わったら、俺の部屋来い。」

    ドキリ、ドキリ。

    私の鼓動は早くなる。

    ミカサ「わかっ、た。」

    フゥ。息をついた。
  82. 98 : : 2016/01/29(金) 22:55:06
    エレン「兄貴、なんだ……?」

    リヴァイ「あ?あぁ、お前が一向に手をつけないから、な。」

    カルラ「なになにー?なんの話ー?」

    リヴァイ「全然。デザートの話だ。」

    カルラ「デザート?デザートのプリンなら二階の冷蔵庫にあるわよ。」

    エレン「……っ、あ、そうか。じゃあ俺プリン食べる。」
  83. 99 : : 2016/01/29(金) 22:56:27
    視線の意味は、


    きっと、


    きっと、







    ミカサ「スー、」

    トンットン

    ミカサ「ハー。」

    ガチャリ。

    部屋のドアが開いた。

    いつもの事なのに。
  84. 100 : : 2016/01/29(金) 22:59:12
    それが酷く緊張し、僅かに興奮する。

    何に対しての興奮?

    自問自答を繰り返しながら廊下を歩いたけど、結局答えは見つからなかった。


    リヴァイ「少し、入れ。」

    ミカサ「…ん。」

    表情に出さぬよう、いつも通りの無表情にする。

    リヴァイ「ふぅぅ…。」
  85. 101 : : 2016/01/30(土) 15:38:44
    リヴァイ「お前は、気付いているだろう。」

    ミカサ「っ、な、なにが。なんのこと。」

    リヴァイ「しらばっくれるつもりか。」

    ミカサ「知らない。私は知らない。」

    リヴァイ「俺が向けた、」

    ミカサ「知らない。」

    リヴァイ「視線の意味、」

    ミカサ「知らないってば!!」
  86. 102 : : 2016/01/30(土) 15:39:44
    視線の意味は、


    きっと、


    きっと、






    という気持ち。



  87. 103 : : 2016/01/30(土) 15:44:14
    その愛をリヴァイさんを捕食者とし、

    私を被食者にさせ、

    食物連鎖を起こさせる。


    私は弱者で、

    貴方を強者に。


    リヴァイ「なぁ、エレンとはできてるのか?」

    ミカサ「え…。」

    リヴァイ「できてないなら、いいよな。」

    ミカサ「なにを、」

    リヴァイ「俺が初めて、貰っても、」



    リヴァイ「いいよな?」
  88. 104 : : 2016/01/30(土) 15:46:12
    ミカサ「や」

    辞めて、という言葉はリヴァイさんからのキスで口の中に閉じ込められた。

    ミカサ「ん、んん。」

    リヴァイ「は。」


    ドキリ、ドキリ。

    ドキリ、ドキリ。

    ドキリ、ドキリ。

    ドキリ、ドキリ。
  89. 105 : : 2016/01/30(土) 15:48:30
    心臓の音が聞こえてしまう。

    もういっそ心臓が止まって死んでしまえばいいのに。

    ミカサ「いや…やめて…。」

    リヴァイ「くく、分かってんのな。」

    リヴァイさんの手は私の手首を頭の上で結ばせていて、抵抗できない。



    えれん。


    私頭の中に浮かんだのは、満面の笑みの、エレン。
  90. 106 : : 2016/01/30(土) 15:50:07
    ミカサ「えれ、」

    ドンドン!!

    リヴァイ「チッ…来たか。」

    ミカサ「え…?」

    「おい!!!開けろ!!!」

    誰の声?
    エレンだ。

    エレン「兄貴!!いるんだろ!!」
  91. 107 : : 2016/01/30(土) 15:53:21
    >>103

    その愛を→その愛が


    パッ、リヴァイさんは私の拘束を解いた。

    リヴァイ「行けよ。エレンの元に。そして話し合え。今の気持ちを。じゃないとまた襲うぞ。」

    ドキリ、ドキリ。

    心臓の音が止まらないけど、なんとかドアに辿り着き、開く。

    ミカサ「ごめんなさい。」

    何に言ったのか、それは自分にも分からなかった。
  92. 108 : : 2016/01/30(土) 16:05:13
    エレン「ミカサ!大丈夫か!何もされてない!?」

    ミカサ「エレン。大丈夫。何もされてない。ただ……。」

    エレン「ただ?」

    ミカサ「リヴァイさんと高校のことについて、少し話した。それだけ。エレンは大袈裟。」

    エレン「は、良かったぁ…あ、や、兄貴さ、怒りっぽいから、な?ちょっと心配して…。」

    わかってる。

    わかってるから。



    私がリヴァイさんを庇った理由。それは知らない。

    エレンに言って助けを求めてもいいのに、それを私はしなかった。何故。
  93. 109 : : 2016/01/30(土) 16:09:36
    『そして話し合え。今の気持ちを。』


    リヴァイさん……。

    ミカサ「ねぇ、エレン。私、」

    エレン「なんだ?」
  94. 110 : : 2016/01/30(土) 16:33:44
    ミカサ「貴方の事が好きかも。」

    好きかも、という、断定的ではないその言葉。

    エレン「は?かも?」

    ミカサ「リヴァイさんにね、話し合えって言われたから。」

    エレン「そ、そうか。」


    カァァ、エレンの顔が赤くなる。

    エレン「あんな、ミカサ。俺もさ、ミカサの事、




    好きだよ。」
  95. 111 : : 2016/01/30(土) 16:37:15
    え……。


    エレン「ミカサの白い肌も、黒い髪も、クールな性格も、何もかも、全部好き。愛してる。」

    エレン「ずっと抑えてたんだよ、この気持ち。お前が幸せになれるように、って。」

    エレン「でも、もういいかな。この気持ち、解放しても。」
  96. 112 : : 2016/01/30(土) 19:44:17
    これも、愛、なんだよね。

    なのに、なのに、なんでこんなにも違うの。




    相手を想う気持ち。


    エレン「好き、好き好き好き好き好き好きだ。愛してる。ずっと前から。一目惚れだったんだ!」
  97. 113 : : 2016/01/30(土) 19:47:14
    ちゅ、触れるだけのキス。

    そして、指を絡めて手をつなぐ。


    エレン「好きだ。付き合ってください。」

    ミカサ「…!」パァ


    嬉しい。嬉しい。

    エレン「だめ、か…?」

    ミカサ「ううん!勿論!好き、好き、好きだよエレン。大好き。愛してるよ。付き合ってください。」

    エレン「!いいのか!」
  98. 114 : : 2016/01/30(土) 19:59:32
    えんだぁーーーーー!!!言ったよエレン!!!それでこそ男だ!期待ですよ!!!
  99. 115 : : 2016/01/30(土) 20:06:20
    あぁ、私、幸せ者ね。

    リヴァイさんに愛され、エレンに愛され、色々な人に愛される。

    なんて幸せ者なんでしょう。

    ミカサ「ずっと、ずっと愛し続けるよ、エレン。」

    終わり


    >>114さん、ありがとうございます!エレンやっちゃいました…!
    まぁウチの中でエレンはヘタレってイメージが強いんでs((殴
  100. 120 : : 2016/07/29(金) 08:34:20
    私もエレンヘタレだとおm((殴


    期待だよぉ
  101. 121 : : 2016/07/29(金) 08:54:24
    >>120
    ヘタレよね(´・_・`)
    ありゃとん!
  102. 122 : : 2016/09/01(木) 23:53:02
    >>112のエレンがヤンデレに見えt((失礼だろコラ
    面白かったです!
  103. 123 : : 2017/04/23(日) 02:18:38
    えと……つまり、リヴァイとエレンはミカサが好きってことであってる?そしてこんな感じ?
    ❤️
    リヴァイ→ミカサ→←エレン

  104. 124 : : 2017/05/02(火) 19:48:10
    >>123
    多分そんな感じです…!
    一年前の作品なので設定とかを忘れてしまって…w
    読み返したらほんとに駄文だし意味分からないです黒歴史です。辛い…
  105. 125 : : 2017/05/02(火) 22:04:27
    あの!他のおすすめの作品ありますか?
  106. 126 : : 2017/05/03(水) 07:26:50
    >>125
    おすすめの作品ですか…
    強いて言うならば進撃キャラでオレオレ詐欺をしてみたって作品ですかね…
    ssっぽいssではないんですけど、書いててすごく楽しかったです(聞いてない)
  107. 127 : : 2017/05/10(水) 21:05:04
    リヴァミカも良かったんだけどなぁー!!
  108. 128 : : 2017/06/10(土) 01:44:46
    面白すぎる!なんですか!ミカサがうらやまし〜!リヴァイにすきになってもらえるなんてぇー!最高じゃー!!(殴
    うるさいですね!すみません!
  109. 129 : : 2017/06/10(土) 01:45:10
    なまっちの面白い!
  110. 130 : : 2017/08/18(金) 10:04:17
    >>127>>128>>129
    ありがとうございます!
    私の大本命がリヴァミカなのは変わりません((∩´︶`∩))
  111. 131 : : 2019/01/03(木) 15:52:42
    なんかリヴァイ可愛そう
  112. 132 : : 2019/01/03(木) 15:54:16
    あと私も大本命リヴァミカです。^_^
  113. 133 : : 2019/02/01(金) 17:17:52
    >>131>>132
    最初はリヴァミカの予定だったと思うんですけどね…
    コメントありがとうございます!リヴァミカはいいぞ〜

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rukia

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