このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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『死神』エレン=イェーガー
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                  - 1 : : 2016/01/19(火) 00:23:09
- たまには中二っぽい作品もありかもという感覚で作りました。
 
 
 
 文は酷いですがご了承ください
 
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                  - 2 : : 2016/01/19(火) 00:44:52
- エレン「………」
 カリカリとペンを走らせ試験問題を解き進めていく。
 今回のテストは全力で挑んでいる、何故なら今回のテストで赤点を取ったら俺は留年が確定するからだ。
 せっかくの高校デビュー1年目にして留年等最悪だ、だから今回は絶対に取らねばならないのだ。
 だが──神様はそう簡単に俺に甘くはないようだ。
 エレン「はぁ……くそぉ、やっぱし集中出来ねぇ…」
 単純に俺の集中力が無いのもあるがそれ以上に他の理由があった。
 『幽霊』だ、俺には幽霊が見える。
 他人の背後霊が嫌でもめに入るから集中出来ない。
 それに何故か最近になって見えるようになった、最初はぼんやりとシルエットが浮かんでいただけなんだが今ではくっきり顔の細部まで見える。
 ともかく俺の留年はほぼ確定したと言っても過言では無い。
 エレン「学校が崩れて解答用紙がバラバラに……とかなったりしないか……」
 その時だった。
 ドガァァン!!と馬鹿みたいにデカイ音と同時に窓ガラスが割れる破砕音。
 エレン「っ!?……なんだいきなり…!」
 地震のように揺れ地面に尻餅をつく。
 生徒は悲鳴を上げ逃げ様と必死に足掻いている。
 そして俺には見えた、生徒の足を掴む幽霊が──人の形をした物とは違い人間の形から離れている正に異形。
 エレン「たっ助けねぇと…!!」
 何故助けようと思ったのか、定かでは無い。
 ただ必死にそうしなければならないと思った。
 ドクン、ドクンと心臓を締め付けられるような痛みに遭遇した。
 息が詰まる、このまま死ぬのでは無いか。
 そして世界は闇に包まれた。
 
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                  - 3 : : 2016/01/19(火) 01:02:15
- エレン「ここは…?」
 目を覚ますと学校とは別の場所が視界に広がる。
 心臓が苦しく無いことに気づき身体を見る。
 すると服装が制服とは掛け離れた別物となっていた。
 短いブラウンジャケット、胸部分には白と緑の翼が重ねられた紋章が貼り付けてある。
 「ようやく目が覚めたか…」
 エレン「は…?俺…なのか…?」
 目の前には俺が立っていた、紛れもない俺。
 しかも手には全て黒塗りの刀を握っていた。
 「そうだな……お前の質問に答えよう、ここは」
 「お前の心ん中だ」
 エレン「…は?」
 「それよりも時間がねぇ、とっとと刀を握れ」
 言われて気づく、俺の足元にもあいつと同じ刀が置いてあった。
 何が何だかわからないが俺は刀を握った。
 すると不思議と手に馴染んだ。
 「俺がこいつの使い方を指南してやる、そんでもってお前ん中で渦巻いてる謎も説明してやる」
 エレン「く、くそ…!」
 もう1人の俺は突進してきた。
 
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                  - 4 : : 2016/01/19(火) 01:20:19
- 「一つ、お前は死んじゃいねぇ…ただ気を失ってやがるだけだ」
 もう1人の俺が振るってくる斬撃は俺が対処しやすい為の配慮から些か遅めだ。
 「二つ、お前がさっき見たあのデケエもん…あれは『巨人』だ」
 「てめぇはあの会話すらしたこともねぇ奴を助けようとしたな、何故だ?」
 エレン「人が…死にそうにっなってんだ…助けるのが当たり前…だろ…!」
 「ハッ、そうかよ!なら聞くぜ!」
 相手の俺の斬撃速度が上がっていく。
 対処に追いつかず幾つか裂傷を負っていく。
 「お前は……人を助ける為に人であることを辞められるか?」
 「お前は……お前の仲間を守りたいか?」
 エレン「当たり前だ!!」
 エレン「例え俺の前に立ちはだかる壁が!どんなに強大でも関係無い!!」
 エレン「人を助ける事が出来るなら、その為の命なんか惜しく無い!!
 世界が残酷でも関係無い!!!」
 エレン「戦うんだ!!──いや、戦わなくちゃ…いけないんだ!!!」
 まるで今までの人生が嘘だったかの様に俺は全てを捨てる。
 記憶の中で今まで観てきたものとは別の物を見た…。
 「ヘッ!そうかよ…じゃあくれぐれも……」
 「死ぬんじゃねぇぞ」
 
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                  - 5 : : 2016/01/19(火) 07:46:58
- 期待!
 
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                  - 6 : : 2016/01/19(火) 13:58:33
- 期待
 
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                  - 8 : : 2016/01/19(火) 17:00:40
- エレン「ハッ!」
 目が醒めるとやはり学校だった。
 さっきの襲われている生徒はまだ助けられる。
 手の内にある刀を握る、異形の怪物に狙いを定める。
 エレン「う、おおおおおお!!!」
 俺は異形の怪物の手に刀を振る。
 呆気なく怪物の手は吹き飛び汚い悲鳴をあげる。
 続け様に怪物の胴体を一刀両断。
 真っ二つになった怪物は端から黒い粒子となり空へと溶けていった。
 一息つき周りを見渡す、校舎の壁は大きな穴が開きそこら中にガラスの破片が飛び散っている。
 そして床に倒れ伏している人物が2人いた、1人はさっき異形から助け出した生徒。
 もう1人は、黒い髪に悪人の様な悪い目つきをした悪い奴。
 ──つまり俺だ、俺が倒れている。
 エレン「えっ、えぇ!!?」
 驚きつつもなるほど合点がいった、俺が化け物を倒したのに俺の刀を持った不思議な姿に何の声も掛からないんなんておかしい。
 しかも帯刀とは銃刀法違反も中々のところだ。
 エレン「これって俗に言うユウタイリダツってやつか」
 確か双子芸人がやってたな…どうすれば戻れるのだろうか。
 「倒れてるお前の上に寝転べば戻れる」
 背後から声がかかる、しかもついさっきまで聞いていた声。
 「お前が死神になっている時なら会話は可能だ、唯人間状態の時は無理だ」
 エレン「あ、ああ……」
 一先ず言われた通り倒れてる俺の上に寝そべる。
 
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                  - 9 : : 2016/01/19(火) 17:18:09
- おもろっ……
 こんな話が思いつくなんて天才だろ…
 期待
 
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                  - 10 : : 2016/01/19(火) 22:37:40
- ブリーチに似ている気が
 
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                  - 12 : : 2016/01/20(水) 00:30:06
- エレン「ん……おお、本当に戻った…」
 校内放送で生徒は皆下校する事になった。
 ──
 エレン「ただいまー」
 家に帰ると洗面所で手を洗い足早に自室に向かった。
 窓を開け放ち外を見渡す、外ではパトカーのサイレンが鳴っている。
 多分さっきの学校での出来事に関することだろう。
 取り敢えず俺は俺の身体から抜け出す。
 エレン「おい」
 「何だ?なんかあったのか」
 エレン「いや、学校にいたあのバケモンの説明をしてくれ、何なんだあれは?普通の人にゃ見えなかったみたいだしよ」
 「ああ、あれはな……『巨人』だ」
 「お前に分かりやすい言い方すると幽霊だ、それもかなり悪質の」
 エレン「へぇ…」
 「この世に未練を残したまま死んだ者がその未練を捨てきれず負の感情が漂いまくってるここにいるとそれに干渉されやがて完全な悪霊となる」
 「今回あったのは初期段階、つまり雑魚だ、で成長すると人の形に近づく、
 10m級、15m級へと大きくなりそして強くもなる」
 「んで、お前ら『死神』、又の名を『進兵』がその悪霊達がこの世界の生物に干渉するのを防ぐ為に倒す」
 「死神と随分不気味な名前をしちゃいるがお前らの力の糧は正──プラスの感情。
 負の感情を絶望と例えるなら正の感情は希望」
 
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                  - 13 : : 2016/01/20(水) 22:35:56
- エレン「難しい話をどうもありがとう……!巨人が出現したのか?」
 身体にのしかかる重圧、それは巨人の出現を表すもの。
 「ああ、どうやらそうらしいな」
 エレン「じゃあ、巨人討伐へ行くしかねぇな」
 窓から飛び降り巨人の元へ駆け出す。
 「道を走るより屋根の上を跳んで行った方が速いぞ」
 エレン「死神ってそんな事も出来るのかよ…」
 言われた通り思い切りジャンプする、すると呆気なく屋根に足が着く。
 エレン「すっげー!こりゃいい!」
 「前見ろ、直ぐそこにいんぞ」
 エレン「ああ、因みにこれは何m級だ?」
 「こいつは……10mぐらいだな、見た感じは」
 巨人「ギャァァァァァァァ!!」
 エレン「うおお!」
 巨人へとひとっ飛びで肉薄し刀を振り下ろすエレン。
 腕を斬り落とす、巨人はエレンを掴む。
 巨人「ガァァァァ…!」
 そのまま口元へ運ぶ。
 エレンは必死にもがくが中々抜け出せない。
 エレン「くっそ……!」
 そこへ青白く発光する矢が飛来してくる。
 巨人の目に突き刺さり痛みに苦悶し絶叫する。
 巨人「ァァァァァァァァァァ!!!」
 「"光の雨"!!」
 そこへさらに追撃を加えんと数多の矢が巨人へ飛来する。
 エレン「危ねぇ!俺も巻き添えを食らうとこだった…!」
 矢は巨人に全て命中する、巨人は黒い靄を出しながら光へと溶けていった。
 
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                  - 14 : : 2016/01/20(水) 23:00:08
- 「これも違うのか……クソッ!」
 巨人を討伐したのを確認し、一口文句を言った。
 街灯の照らす範囲のギリギリ外に立っていて顔を視認できない。
 エレン「お前……誰だ?」
 
 答えはない、そのまま踵を返し街の中へと消えていった。
 エレン「待て!!──」
 「いや、追うのは止めておけ、もしかしたら罠に掛けられるかもしれん」
 エレン「…分かった」
 半分以上納得がいかないが、実際に罠だったら笑い話にもならない。
 そう思い渋々追うのをやめた。
 エレン達を監視する人物が2人。
 月の光に照らされた男は呟いた。
 「こんなクソガキが世界を護る最後の希望………」
 「最悪なくらいに面白れぇな…」
 第1話
 「お前の光で明日を導け」
 
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                  - 15 : : 2016/01/20(水) 23:00:52
- 一先ず第1話はこれにて終了
 次回からどんどんキャラ出していきたいと思ってます
 
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                  - 16 : : 2016/08/18(木) 12:22:12
- BABAAはははははは
 
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