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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【東京喰種:future】エレンとカネキの千年物語

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  1. 1 : : 2015/12/17(木) 22:05:33
    【SSの作品名】
    東京喰種:future

    《このSSについて》
    アオギリの樹戦から1000年後が舞台です。

    《設定》

    0:主人公,流星(オリキャラ)、琲世(オリキャラ)
    準主人公,エレン、金木/琲世、リオ

    1:東京喰種:re/進撃の巨人の原作を無視したオリジナルストーリー

    2:このSSを読む前に、こちらのSSを読んで置かないと理解出来ない場合があります

    前編【http://www.ssnote.net/archives/41001
    エレンとカネキの邂逅~梟討伐戦

    後編【http://www.ssnote.net/archives/41282
    梟討伐戦後〜アオギリの樹戦

    3:キャラの喋り方について
    対話:「〇〇〇〇!」

    心の中:(〇〇〇〇!)

    両方:「〇〇〇〇!」
    (〇〇〇〇!)

    電話:『〇〇〇〇!』

    両者同時《〇〇〇〇!》

    という感じになります

    4:基本毎日投稿ですが、事情により投稿できない日があるので予めご了承ください
    『※そうなった場合はその都度お知らせします』

    5:>>2

    6:このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます
    ※なるべく控えます

    7:前編、後編ではあまり出なかった“進撃の巨人キャラ”が出ます
    ※後半辺りに

    8:潜在能力について>>137
    ※SSを読んでいない方はネタバレになるので、タップしない事をオススメします

    9:子孫情報について>>142
    ※SSを読んでいない方はネタバレになるので、タップしない事をオススメします
  2. 2 : : 2015/12/17(木) 22:21:02
    《更新予定日》

    12/20(日)21:00~23:00
    ※あくまで予定であるため、遅れる場合がありますのでご了承ください。←基本投稿日時は守ります

    このSSについて>>1
  3. 3 : : 2015/12/17(木) 22:43:47
    なるべく早く投稿したいと思います
    ※1週間以内には出来るのでご安心を
  4. 4 : : 2015/12/17(木) 23:04:48
    超期待!! おうえんしてますっ!
  5. 5 : : 2015/12/18(金) 01:41:46
    期待してる
  6. 6 : : 2015/12/19(土) 01:45:12
    期待&支援
  7. 7 : : 2015/12/19(土) 08:50:07
    日程が決まりました、詳しくは >>2
  8. 8 : : 2015/12/19(土) 08:53:35
    >>4 ありがとうございます☆詳しい日時は、>>2

    >>5 ありがとうございます☆詳しい日時は、>>2

    >>6 ありがとうございます☆詳しい日時は、>>2
  9. 9 : : 2015/12/19(土) 09:03:28
    期待
  10. 10 : : 2015/12/19(土) 20:36:47
    >>9 ありがとうございます☆
  11. 11 : : 2015/12/20(日) 21:00:05
    22:30に更新します

    詳しくは>>1
  12. 12 : : 2015/12/20(日) 22:24:05
    更新します
  13. 13 : : 2015/12/20(日) 22:24:32
    あぁ…神よ、どうか異世界の出来事でありますように───
  14. 14 : : 2015/12/20(日) 22:25:17
    ──クリスマスから約2週間が経過し、エレンは金木に様々な東京の場所を案内してもらっていた

    エレン「やっぱすげぇな〜東京は」

    金木「東京の人達は冷たいって印象が多いけど、優しい人達もいるしね」

    エレン「宿屋のオバサンとかな」

    金木「うん」

    エレン「さーてと、そろそろ帰りますか」

    金木「2週間もトーカちゃんに会えなかったんだから夜は埋めてあげないとね?」

    ──そう言い、エレンをからかう金木

    エレン「う、うっせ!」

    金木「冗談だよ、ごめん」

    エレン「冗談に聞こえねぇよ…」

    金木「じゃあ、そろそろ帰ろうか」

    エレン「あぁ」

    ----------喫茶店:re----------

    董香「ありがとうございましたー」

    四方「…トーカ、次の客が待っているぞ」

    董香「あ、はい!」

    ──忙しい中、ウタが来店してくる

    四方「…ウタか」

    ウタ「やっほー、忙しそうだね?」

    四方「…注文は?」

    ウタ「んー…珈琲1つ、ブラックで」

    四方「…わかった」

    ──注文された四方はコーヒーを作り、ウタへ渡す

    ウタ「四方の作る珈琲は美味しいね〜」

    董香「ウタさんこんにちは」

    ウタ「うん。ってあれ?」

    董香「…はい?」

    ウタ「エレンくんとカネキくんは?」

    董香「あー…2週間くらい前に東京の旅に出るー!とか言い出してカネキの奴を連れていったっきり…」

    ウタ「エレンくんダメだねー彼女を置いていっちゃうなんて」

    常連客A「ホントだ!なんてひどい彼氏だ!」

    常連客B「普通彼女と一緒に行くだろ!」

    董香「あ、あはは…」

    ──多忙の中董香と四方は夜の20時を迎え、店は閉店の時を迎える

    ウタ「じゃあ僕もそろそろ帰ろうかな〜」

    四方「…片付けをする、手伝え」

    ウタ「分かった」

    ──そんな中、フードを被った人物が来店する

    董香「すみません、もう閉店です」

    ?「訪ねたい事があるだけだ」

    董香「はい、なんでしょうか?」

    ?「ここにエレン・イェーガーと金木研はいるか?」

    四方「…なぜだ?」

    ?「俺っチは女に聞いている、チミに聞いていない」

    四方「…トーカ」

    ウタ「この人の質問には答えない方がいいよ、なんかイヤな感じ」

    ?「俺っチが質問している…ここにエレン・イェーガーと金木研はいるか?」

    四方「聞いてどうする?」

    ?「…では、質問を少し変えよう」

    ウタ「?」

    ?「チミ達はエレン・イェーガーと金木研の事を知っているのか?」

    四方「…さぁな」

    ?「俺っチは何も被害を加えるつもりは無い、ただ聞くだけだ」

    ウタ「カネキくんとエレンくんに何の用?」

    董香「ウ、ウタさん!」

    ウタ「大丈夫だよ、いざとなったら殺せばいいし」

    ?「なるほど、知っているか。では………」

    ウタ「…!」

    四方「…!」

    董香「…!」
  15. 15 : : 2015/12/20(日) 22:28:09
    ──董香達がフードを被った人物に襲われているとも知らずに、喫茶店:reへと向かうエレン達

    エレン「もうすっかり夜だな〜」

    金木「ふぅ…」

    エレン「どうした?カネキ」

    金木「いや、久々だったからさこういうの。少し疲れてて」

    エレン「遊びとか俺も久しぶりだわ、前までは巨人の事ばっか考えてたしな」

    金木「そういえば、エレンのいた時代では巨人はもういないの?」

    エレン「おう、人類は勝ったんだ」

    金木「夢を果たせたね」

    エレン「まぁ…な」

    金木「…?」

    エレン「ミカサ、アルミンと一緒に外の世界へ出るつもりだったけど、この世界に来ちまったしな。紅い雲の謎が解けたら帰るつもりだったんだけど」

    金木「帰るつもりだったってことは原因が分かったとしても今はもう帰るつもりはないの?」

    エレン「トーカを残して元の時代に帰れるかっての」

    金木「そうだね」
    (でも、本当は凄く会いたいに決まってるんだよね…)

    エレン「よしっ!着いたな」

    金木「うん」

    ──エレンは喫茶店のドアをノックする

    エレン「おーいトーカ帰ってきたぞ!ドアを開けてくれ!」

    金木「妙だね、てっきり飛びついてくるかと思ったけど誰も反応なし…」

    エレン「ドア、開いてるな」

    金木「入ろう」
    (嫌な予感がする…)

    エレン「おーい、トーカ」

    董香「すみません…もう閉店時間です」

    四方「…すまんな」

    金木「…?ただいま」

    董香「…た、ただいま?」

    四方「…?」

    ウタ「やっほー」

    エレン「どーも、ウタさん」

    ウタ「あれ?なんで僕の事知ってるの?どこかで会ったかな」

    金木「え?」

    エレン「…は?」

    董香「すみません、明日またご来店ください。今日はもう閉店なので」

    四方「…そういうことだ」

    エレン「ちょ、まてよ!トーカ、俺の事が分からないのか?」

    金木(皆、様子がさっきからおかしい)

    董香「えっと…どなたですか?」

    エレン「エレンだよ!こっちはカネキ!」

    董香「エレンさんに、カネキさん…?」

    金木「エレン…どういうことだろうこれ」

    エレン「わけわっかんねぇ」

    金木「僕達の事覚えてないんですか?」

    四方「…どういう意味だ?」

    エレン「どういう意味だって言われても、そのまんまの意味だよ」

    ウタ「なんだかよく分からないけど、帰るね僕」

    董香「片付けありがとうございました!また来てください」

    ウタ「あいよー」

    ──帰ろうとするウタの腕を、掴むエレン

    ウタ「痛いなぁ…なに?」

    エレン「俺の事分からないんですか?」

    ウタ「しらないよ?っていうか離して?腕痛い」

    エレン「ちっ…」

    金木「ウタさん」

    ウタ「なに?」

    金木「…いや、なんでもありません」

    ウタ「そう、それじゃあね〜」

    四方「…お前らにも帰っていただくとしよう」

    董香「ごめんなさい、またのご来店お待ちしてます」

    エレン「ちょ、まてよ!」

    金木「エレン」

    エレン「なんだよ」

    金木「一旦帰ろう」

    エレン「けど!」

    金木「帰ろう、ね?」

    エレン「ちっ…!」

    ──エレンを引っ張りながら帰る金木

    ----------金木宅----------

    ──金木の家に来たエレンは1人イライラしていた

    エレン「くそっ…どうなってんだよ!」

    金木「エレン、少し落ち着いて」

    エレン「落ち着けられるわけないだろ!」

    金木「いいから落ち着けよ」

    エレン「はぁ…分かったよ」

    金木「どういうことだろうね」

    エレン「3人共忘れちまってた…」

    金木「わからない…いや、待てよ?」

    エレン「…?」

    金木「ちょっとまってて、電話する」

    エレン「誰に?」

    金木「頼れる仲間さ」

    ──そう言い、誰かに電話をかける金木

    ?『もしもし?』

    金木『もしもし、僕だけど』

    ?『久しぶりですね、カネキさん』

    金木『うん、久しぶりだね…リオくん』
  16. 16 : : 2015/12/20(日) 22:29:57
    【次回更新予定日】

    12/21(月)21:00~23:00
    ※あくまで予定であるため、投稿日や日時が遅れる場合がありますので予めご了承ください。ですが、基本は投稿日時は守ります

    このSSについて>>1
  17. 17 : : 2015/12/21(月) 12:52:21
    《余談》

    リオについて。

    リオが作中で出てきましたが、リオは東京喰種JAILに出てくるキャラなので、SSのオリジナルキャラクターではありません。

    リオについての詳細は、JAILをお試しあれ
  18. 18 : : 2015/12/21(月) 20:50:58
    22:30に更新します
  19. 19 : : 2015/12/21(月) 21:43:24
    期待です!がんばってください
  20. 20 : : 2015/12/21(月) 22:25:09
    >>19 ありがとうございます☆励みになります
  21. 21 : : 2015/12/21(月) 22:25:16
    更新します
  22. 22 : : 2015/12/21(月) 22:25:27
    リオ『カネキさんから電話なんて珍しいですね、何かあったんですか?』

    金木『うん。僕の家まで来てくれるかな?』

    リオ『分かりました』

    ──電話を終えた金木は少し安堵の表情をしていた

    金木「リオくんは覚えていたみたいだね」

    エレン「リオって誰だ…?」

    金木「戦友でもあり、仲間でもあるよ」

    エレン「そのリオってのがお前のことを覚えてたのか?」

    金木「うん」

    エレン「リオって奴も喰種なのか?」

    金木「喰種だよ、強いし情報網はイトリさんには劣るけどかなりそっちの線も強いしね」

    エレン「なら直接イトリさんのところに行けばいいんじゃないか?」

    金木「ウタさんが僕達のことを忘れていたんだ。昔からの仲であるイトリさんも忘れてると思うよ?現に四方さん、ウタさんは忘れていたしね」

    エレン「なるほどな」

    金木「じゃあ少し待ってようか」

    エレン「だな」

    ──そして20分後、金木宅のインターホンが鳴る

    金木「どうぞ」

    リオ「失礼します」

    エレン(コイツがリオか)

    金木「久しぶりだね、リオくん」

    リオ「はい、カネキさん。えっと…そちらの方は?」

    エレン「エレン・イェーガーだ」

    リオ「喰種…ですよね?」

    エレン「カネキの奴とおんなじ隻眼だ」

    リオ「なるほど」

    エレン「よろしくな、リオ」

    リオ「はい!エレンさん」

    エレン「エレンでいいよ」

    リオ「分かった」

    金木「紅い雲について少しわかった事はあるかな?」

    エレン「待てよ、なんで紅い雲が今出てくる?」

    金木「もしかしたらその影響かもしれない」

    エレン「その影響…?」

    リオ「紅い雲はただの雲じゃないことが分かりました。いや…雲という認識自体が間違っていたんです」

    エレン「どういう事だ?」

    リオ「調べる上でわかったことは、紅い雲はトンネルみたいなものなんです」

    エレン「トンネル?雲が?」

    リオ「さっきも言ったけど、雲っていう認識がダメなんだ」

    金木「つまり紅い雲はトンネルになっていて、どこかへと繋がっているということ?」

    リオ「はい。そしてその紅い雲から出てくるのが」

    エレン「フードを被った奴等か」

    リオ「はい」

    エレン「それは分かった、でもよ」

    リオ「?」

    金木「?」

    エレン「カネキ、それとトーカ達と何が関係あるんだ?」

    金木「その人達がトーカちゃん達の記憶を消したら…って考えたんだ」

    エレン「なるほどな」

    リオ「…?」

    金木「あぁ、えっと」

    ──金木はリオ董香達の記憶の事を話した

    リオ「そんなことがあったなんて…これからどうするんですか?」

    エレン「探そう」

    金木「どうやって?」

    エレン「ひたすら外を歩けば大丈夫だ」

    リオ「それじゃあ時間がかかります」

    エレン「いや、今日中に見つかる」

    金木「どういう事?」

    エレン「まず前提としてアイツらが記憶を消したとするぜ?いいな」

    リオ「はい」

    金木「うん」

    エレン「なんで消したと思う?」

    リオ「邪魔だから?」

    エレン「誰が邪魔なんだ?」

    リオ「えっと…」

    金木「僕達?」

    エレン「リオは分からねぇけど、俺達が邪魔なんだろうな」

    金木「でもどうして記憶なんか?」

    エレン「理由は分からねぇ、でもターゲットが俺達にあるとしたら…」

    金木「フードを被った奴等は必ず僕達を狙いに来る」

    リオ「なるほど…会ったところで奴等を叩きのめすんですね」

    エレン「記憶を戻してもらえたら、消した理由について聞こう」

    金木「色々と聞いた方がいい」

    リオ「でも、そう簡単に話してくれるでしょうか…」

    金木「…」

    ボキッ(指鳴らし)

    金木「拷問、すればいい」

    エレン「ダメだ」

    リオ「僕もエレンに賛成です」

    金木「でも、それじゃあ吐き出すか分からないよ?」

    エレン「拷問はダメだけど、脅せばいい」

    金木「脅しで吐く連中だといいけどね」

    リオ「そうと決まれば早速外に行きましょう」

    エレン「だな!」

    金木「うん」
  23. 23 : : 2015/12/21(月) 22:29:04
    ──時刻は夜の9時半…金木達は外を彷徨いていた

    金木「出てこないね、なかなか」

    エレン「時を待つしかねぇな」

    リオ「エレンさん」

    エレン「ん?なんだリオ」

    リオ「エレンさんはどうして喰種に?」

    エレン「俺はクソ医者に薬を渡されてよ、それを風邪薬だと思って飲んじまったのが原因だ。2週間ぐらい寝込んでた」

    リオ「薬で喰種になれるなんて…時代は進歩してるんですね」

    エレン「おいおい、なにじじいみたいな事言ってんだよ」

    リオ「ですね」

    金木「リオが僕達の事を覚えてくれていて助かったよ」

    リオ「記憶を消すことが出来るフードの人物…一体どうやって消すんでしょうか?」

    エレン「そんなの、お前決まってるだろ」

    金木「?」

    リオ「?」

    エレン「バーンとやってガーンってやるんだよ」

    金木「」

    リオ「」

    エレン「な、なんだよその反応…」

    金木「エレンらしいね」

    リオ「なるほど…これがエレンですか。まさにエレンクオリティーですね」

    エレン「馬鹿にされてる感ハンパねぇ…」

    ──そんな楽しげな会話をしていた中、突如金木達の背後からただならぬ殺意が向けられているのを一瞬にして感じ取る3人

    金木「エレン…リオくん」

    リオ「分かっています…」

    エレン「人気のねぇ場所に行くぞ」

    ──そう言い、人気のない所へ向かい、やがて着く金木達

    ?「ほう…やはり気づいていたか」

    エレン「あたりめぇだろ…あんな殺意は初めてだぜ、小便出るかと思った」

    金木「下品だけど…その通りだね」

    リオ「フードを被った人物…アナタ、1人ですか?」

    ?「あぁ、俺っチは1人だ…なぜだか分かるか?」

    エレン「?」

    ?「俺っチは強いからだ。それだけだ」

    金木「大層な自信だね」

    ボキッ(指鳴らし)

    リオ「一気に畳み掛けましょうか」

    エレン「あぁ」

    金木「卑怯とは…言わないでくださいね?」

    ?「いいだろう」

    エレン「なぁお前」

    ?「なんだ?」

    エレン「名前は?」

    ?「聞いてどうする?」

    エレン「覚える」

    ヴィッチ「ヴィッチだ」

    エレン「ビッチ?」

    ヴィッチ「ビッチじゃない!ヴィッチだ!」

    金木「ビッチさん」

    ヴィッチ「はぁ…なんだ?」

    金木「記憶を消しましたか?」

    ヴィッチ「あぁ、消した。俺っチが数人消したよ」

    金木「誰々ですか?」

    ヴィッチ「霧島董香氏、四方蓮示氏、ウタ氏、イトリ氏、月山習氏、笛口雛実氏、霧嶋絢都氏、それだけだ」

    金木「勝ったら…記憶を戻してくれますか?」

    ヴィッチ「勝ったら…な?」

    リオ「じゃあ…行きましょうか」

    エレン「あぁ…」
  24. 24 : : 2015/12/21(月) 22:29:46
    【次回更新予定日】

    12/22(火)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  25. 26 : : 2015/12/22(火) 17:23:28
    期待してる
  26. 27 : : 2015/12/22(火) 18:01:26
    期待!
  27. 28 : : 2015/12/22(火) 20:59:08
    >>26 ありがとうございます☆

    >>27 ありがとうございます☆
  28. 29 : : 2015/12/22(火) 20:59:15
    22:30から更新します
  29. 30 : : 2015/12/22(火) 21:47:24
    今日はいつもの予定より、早く更新します
  30. 31 : : 2015/12/22(火) 21:48:13
    更新します
  31. 32 : : 2015/12/22(火) 21:48:20
    ----------金木side----------
    ‘ヴィッチVSエレン/金木/リオ’

    金木「行くよ」

    リオ「はい!」

    エレン「あぁ」

    ──次の瞬間、エレンはヴィッチの背後、リオは右、金木はそのまま正面を向き、三角形を描くような陣形になる

    ヴィッチ「左には建物…右にはガキ…後ろにもガキ…前にもガキ…か」

    エレン「さて、逃げ場はねぇぜ?」

    ヴィッチ「チミらは俺っチをコケにするのがかなり上手いなぁ」

    金木「なんだと…」

    エレン「は…?」

    リオ「くっ…」

    ──気が付くと、金木達3人は地面に横たわっていた

    ヴィッチ「おいおいどうした?」

    エレン「くそが…!」

    ──そう言い、エレンが立ち上がり、金木とリオも立ち上がる

    リオ「今…何をされたか分かりましたか?」

    金木「分からない…気が付いたら僕達3人は倒れていた…」

    ヴィッチ「当たり前だろ?それが俺っチの能力なんだからな」

    リオ「能力…?」

    ヴィッチ「おいおい…“潜在能力”の事も知らないのか?」

    エレン「潜在能力…?」

    ヴィッチ「全ての生命において、潜在能力というのは必ず存在する。豚や鳥にもあるし、蝿や蚊にもある。俺っチやお前らにもある…だが潜在能力を自覚すること無く、そして引き出すこともなく一生を終えるのが普通なのだ」

    エレン「知るわけねぇだろそんなの!」

    金木「潜在能力…僕達はそんなもの持っていないけど、戦うしかない…!」

    ヴィッチ「俺っチの潜在能力は…記憶だ、潜在能力の名前はタイマー」

    リオ「記憶…?」

    ヴィッチ「チミらは何をされたのか分からなかったのだろう?」

    金木「まさか…」
    (だとしたら…勝てない…もしそうだとしたら…勝てない……)

    ヴィッチ「お?お?青ざめたな?お?」

    エレン「てんめぇまさか…」

    ヴィッチ「そうだ、チミらから記憶を奪った…俺っチが近づき、チミら3人を攻撃したという記憶を奪った。だから何をされたのかも分からないし、覚えていない。奪ったから」

    リオ「厄介で───ぐはっ!」

    ──その瞬間、リオが吹っ飛ばされてしまう

    金木「リオくん!」
    (一体どうすれば…)

    リオ「だ、大丈夫です…」

    ヴィッチ「おい2人共、今…そのガキがなぜ吹っ飛んだか分かったか?」

    金木「くそっ…」
    (ダメだ…次元が違いすぎる)

    ヴィッチ「まったく…潜在能力を持たないチミらがこんなにも弱いなんてねぇ…」

    エレン「クククッ」

    ヴィッチ「…?」

    リオ「エレン…?」

    金木「?」

    エレン「あー…面白ぇ」

    ヴィッチ「だろ?俺っチの能力おもし───っ!」

    エレン「どうだ…見えたか?」

    ヴィッチ「なっ!左腕が!!」

    エレン「お前の左腕マズいな…人間じゃねぇな?」

    ヴィッチ「俺っチは喰種だ」

    金木「喰種…?赫眼や赫子を出していないのに」

    ヴィッチ「潜在能力だけで十分なんだよ」

    エレン「まぁどうでもいいや」

    ヴィッチ「くそっ…」

    エレン「カネキ」

    金木「なに?」

    エレン「負ける…だとか考えていたか?」

    金木「それはっ…」

    リオ「考えていたと思いますよ」

    金木「…」

    エレン「俺達は負けねぇ…それだけでいいんだよ今は」

    金木「そうだね」
    (エレンには何回も助けられてばかりだな…)

    エレン「さて…おいビッチ」

    ヴィッチ「ヴィッチだ」

    エレン「どっちでもいい、いいかよく聞け」

    ヴィッチ「?」

    エレン「俺達は勝つ…!」

    ヴィッチ「何を言っているんだ…?」

    リオ「え?」

    ヴィッチ「チミらはもう勝ったじゃないか」

    金木「どういうこと?」

    エレン「は…?」
  32. 33 : : 2015/12/22(火) 21:52:03
    ヴィッチ「チミらは俺っチに傷を負わせた、その時点で俺っチの負けだ」

    エレン「自信過剰もそこまで行くと笑えねぇ…」

    ヴィッチ「俺っチは幾度か戦いを経験している。その中で俺っチは傷を負ったことがないし勝つのは当然だと思っていた。普通ならば負けたら負けた。勝ったら勝ったと思うだろうな…だが俺っチにとっての勝敗は傷がついたかどうかなのだ。そしてチミらは俺っチに傷を負わせた、だから俺っチの負けだ」

    金木「記憶は…どうするんですか?」

    ヴィッチ「もちろん戻してやろう」

    リオ「貴方は結局…何がしたかったんですか?僕達を殺したかったんですか?」

    ヴィッチ「上からの命令で、詳しくは知らされていないが貴様らを殺せと言われた。だが深追いはするなとも言われている」

    金木「貴方は一体何者ですか?」

    ヴィッチ「喰種だ」

    金木「そうですか…」

    ヴィッチ「エレン・イェーガー」

    エレン「?」

    ヴィッチ「チミの攻撃速度、恐れ入ったぞ」

    エレン「そりゃ、どーも」

    ヴィッチ「さて、戻るとしよう」

    リオ「まて!記憶は!」

    ヴィッチ「おそらくもう戻ってある」

    リオ「信用…していいんですか?」

    ヴィッチ「ここで俺っチが嘘をついたところで何の利益がある?」

    金木「それもそうですね」

    ヴィッチ「では…」

    ──次の瞬間、ヴィッチは煙のように消えていく

    エレン「消えやがった…」

    リオ「とりあえず店へ行きましょう!」

    金木「うん」

    ----------喫茶店:re----------

    ──金木達は謎の喰種ヴィッチとの戦闘に勝利し、喫茶店へと向かう事となる

    金木「:re…」

    エレン「なぁ、カネキ、リオ」

    リオ「なんです?」

    金木「?」

    エレン「もし戻ってなかったら…どうしよう」

    リオ「エレンが弱腰なんて珍しいですね、まだ短い関係ですけど…」

    エレン「似合わねぇか?」

    金木「似合わないよ、ドンと構えてなきゃ」

    リオ「はい、カネキさんの言う通りです」

    エレン「だな」

    金木「じゃあ、入ろうか」

    リオ(久しぶりだな…)

    ──不安の中、金木達は喫茶店の中へ入る

    ──そして、そこにいたのは…
  33. 34 : : 2015/12/22(火) 21:52:27
    【次回更新予定日】

    12/23(水)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  34. 35 : : 2015/12/23(水) 10:50:22
    期待!
  35. 36 : : 2015/12/23(水) 20:53:40
    22:30に更新します
  36. 37 : : 2015/12/23(水) 20:53:51
    >>35 ありがとうございます☆
  37. 38 : : 2015/12/23(水) 22:25:49
    更新します

    以下から、オリキャラ登場です。

    流星と琲世です
  38. 39 : : 2015/12/23(水) 22:26:34
    エレン「ただいま」

    金木「ただいま」

    リオ「…」

    ──そう言い、覚悟を決めて店へと入る金木達

    董香「エレン!」

    エレン「ぐお!?」

    董香「おかえり、エレン」

    エレン「ちょ、いきなり抱きつくなよ!」

    董香「だって…」

    ウタ「エレンくん」

    エレン「あれ?ウタさん帰ってたんじゃないんですか?それに皆勢揃いだな」

    ウタ「記憶が戻ってさ?どういう理由か知りたくなってね、だからここに来た」

    金木「アヤト君達も記憶は戻ってるんだよね?」

    雛実「うん、お兄ちゃん」

    絢都「おい眼帯」

    金木「…?」

    絢都「俺達の記憶を消した奴はなにもんだ?今さっき記憶が嘘のように戻ってきてな…」

    金木「さっき僕達はその人と戦ってた」

    絢都「記憶を消した野郎とか?」

    金木「うん」

    エレン「俺っチとかチミとか変わった喋り方してた奴だったろ?」

    絢都「あぁ」

    董香「もう1人いるのは…?」

    リオ「久しぶりですね」

    董香「…リオ?」

    リオ「はい」

    董香「久しぶり」

    リオ「四方さん、トーカさん、元気でしたか?」

    四方「…あぁ」

    董香「うん」

    絢都「感動の再会ってのは後だ、眼帯、エレン、お前ら2人に聞きたいことがある」

    エレン「なんだよ?」

    絢都「俺達の記憶を奪った奴はお前ら2人の事を聞いていた」

    エレン「あぁ、だろうな」

    絢都「何か知ってんのか?」

    エレン「詳しくは知らねぇけど、とりあえず俺達2人になにかしらの用があるのは確かだな」

    董香「なんでエレンとカネキに?」

    エレン「お前はまず抱きつくのをやめろ」

    董香「ちっ…」

    エレン「抱きつかれても色気感じねぇ」

    董香「なんか言った?」

    金木「まぁまぁ落ち着いて」

    エレン「とりあえず、俺達2人を殺そうとしてるのは確かだ」

    金木「拠点が分かれば攻めることが出来るんだけどね…」

    エレン「いや、無理だろ」

    リオ「彼の潜在能力は厄介です」

    エレン「アイツからは片腕奪えたけど、たまたまだ…」

    金木「せめて、場所を見つけておかないとね」

    絢都「それなら月山、雛実、俺に任せとけ」

    金木「よろしくね、アヤトくん」

    エレン「そういえば変態野郎は?」

    董香「アホ山は血のついたハンカチ持ってってトイレでなにか騒いでた」

    ──その時、月山がトイレからでる

    月山「ふぅ…カネニー終了だ」

    金木「カネニーってなんですか?」

    月山「なんだ…カネキくんか」

    金木「はい」

    月山「ってカネキくんじゃないか!」

    エレン「よぉ、変態野郎」

    月山「おやおやこれはまた随分な顔ぶれで…僕がトイレへ行っている間に人がかなり集まっているようだ」

    エレン「コイツの記憶は戻らなくて良かったかもな」

    リオ「それはさすがに…」

    金木「今度消してもらうように頼もうか、エレン」

    エレン「だな」

    リオ(カネキさんまで)

    ウタ「僕もイトリと調べるよ」

    エレン「お願いします」

    金木「頼みました」

    リオ「名前はヴィッチと言います」

    雛実「ヴィッチ…覚えておきます」

    ウタ「あ、少し気になったんだけどさ…聞いていいかな?」

    金木「?」

    ウタ「潜在能力ってさっき話してたよね?それってなんなの?」
  39. 40 : : 2015/12/23(水) 22:30:23
    金木「潜在能力というのは、僕達もあまり詳しくは知りません…でも、今わかっているのは」

    ウタ「うん」

    金木「人間、喰種、そのほかの動物にも隠されている能力みたいなものです」

    月山「隠されている能力?なんだいそれは」

    金木「全ての生命において、潜在能力というのは必ず存在して、豚や鳥にもあるし、蝿や蚊にもあるらしいです。でも潜在能力を自覚すること無く、そして引き出すこともなく一生を終えるのが普通、と言っていました」

    四方「…なるほど、つまりアイツが俺達の記憶を消せたのは潜在能力という能力のおかげか」

    金木「はい」

    絢都「記憶を消す能力か…厄介だな」

    四方「…いや、少し違うだろ」

    エレン「違う…?」

    絢都「どういう事だ?」

    四方「…消すのではなく、奪うんだろうなおそらく。そして奪ったものは返す事ができる能力だと思う。消す能力であれば戻すという事自体に矛盾が生じる。だが奪えば返すことも出来る」

    リオ「スゴい…そこまで考えられるなんて」

    エレン「頭いいな…」

    金木「またいつ襲ってくるか分かりませんね」

    エレン「また探せばいいだろ?」

    金木「外をブラブラと歩くのは確かに誘き寄せるのに最適かもしれないけど、街の人たちを巻き込む可能性がある」

    エレン「たしかにな…」

    絢都「さっきも言ったが、俺達に任せろよ場所の捜索は」

    雛実「お兄ちゃん達は紅い雲について調べてくれるかな?」

    リオ「それについて、少し分かったことがあります」

    絢都「なんだ?」

    リオ「紅い雲は雲ではなくトンネルなんです」

    ウタ「トンネル?」

    リオ「はい、そこからフードをかぶった奴等が現れているのも目撃されています」

    ウタ「どこか繋がっている可能性があるってことか」

    月山「fantasyに包まれているね、その紅い雲は」

    董香「でも、最近見ないよ?そんな雲なんて」

    月山「おそらく、もうでないだろう」

    董香「なんで?」

    月山「気付いていないのかい?」

    董香「?」

    月山「紅い雲が現れているのは4回…最初と2回目は2年前、そして3回目は約1ヶ月前…これがなにか分かるかい?」

    董香「フードを被った奴等が現れたのと関係してるとか…か?」

    月山「もう1つあるよ、霧島さん」

    董香「…?」

    月山「まさか、分からないのかい?」

    董香「…!まさか」

    月山「そう…エレン君が現れて、消えて、そしてまた現れた回数だよ」

    エレン「確かに俺がここに来たのは2年前と、今だな。1回目がシガンシナ区から東京、2回目は東京からシガンシナ区、そして3回目は璧外から東京」

    月山「まぁ、後の1回は謎だけど…紅い雲とエレンは何かしら関係しているね」

    金木「なんか複雑な話になってきたね」

    絢都「ヒナミ、今から拠点を探しに行くぞ…チンタラしてる暇は無さそうだな」

    雛実「うん、そうだね」

    ──絢都と雛実が搜索に出ようとした時、フードを被った2人組が来店する

    ?「探しても無駄だタコ」

    ?「そういう言い方はよくないんじゃないかな」

    ?「うっせ」

    ?「あはは…」

    董香「フードを被った2人組…」

    金木「フードを被ってるね、ヴィッチの仲間かい?」

    ?「あんな奴と一緒にすんなよ」

    ?「僕達は違うよ、味方」

    ボキッ(指鳴らし)

    ──そう言うと、謎の2人組はフードをとる

    金木「その癖は…」

    ウタ「この2人、カネキくんとエレンくんに似てない…?」

    月山「surprised…確かに似ているね」

    四方「…お前ら、何者だ?」

    琲世「僕の名前はハイセです」

    流星「俺の名前は流星、つか月山…だっけか?おめぇ全然分かってねぇな」

    金木「ハイセ…?」

    月山「分かっていない…?」

    ──そこに現れたのは金木とエレンに似ている2人組だった、この2人は一体…?
  40. 41 : : 2015/12/23(水) 22:31:33
    【次回更新予定日】

    12/24(木)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  41. 42 : : 2015/12/24(木) 01:30:54
    期待!
    頑張って下さい
  42. 43 : : 2015/12/24(木) 04:23:40
    未来から来たのかな?w
  43. 44 : : 2015/12/24(木) 17:09:32
    >>42 ありがとうございます☆

    >>43 次話で分かりますよ☆
  44. 45 : : 2015/12/24(木) 18:00:45
    期待
  45. 46 : : 2015/12/24(木) 21:24:37
    >>45 ありがとうございます☆
  46. 47 : : 2015/12/24(木) 21:24:47
    22:30に更新します
  47. 48 : : 2015/12/24(木) 22:23:11
    更新します
  48. 49 : : 2015/12/24(木) 22:23:38
    月山「分かっていないとは…どういうことだい?」

    流星「お前が言った事はバーンって間違っててグオーンって言ってないんだよ」

    金木「」

    雛実「」

    絢都「」

    月山「」

    四方「」

    ウタ「」

    董香「」

    琲世「はぁ…」
    (そんなので分かるわけないでしょ)

    エレン「なるほどな」

    金木「えっ…分かるの?」

    エレン「そりゃあちゃんと喋ってんだから分かるに決まってんだろ」

    琲世「さすがだね…」

    四方「…まず、色々と聞いておきたいことがある」

    流星「俺にか?」

    四方「…お前ら2人にだ」

    琲世「何者だ?とか言いたい顔してますね」

    四方「…あぁ」

    流星「信じてもらえっかなぁ〜」

    琲世「さぁ?」

    董香「誰なの?アンタ達は」

    流星「未来人」

    金木「未来人…?」

    琲世「はい」

    金木「ハイセくん…だったよね?」

    琲世「そうですけど…?」

    金木「苗字は?」

    琲世「……まぁ、そんなことより」

    金木(はぐらかされたか)

    琲世「僕達がここに来た理由についてと、未来について説明しなければなりませんね」

    流星「あと紅い雲(クレナイ)についても説明してやれよ」

    琲世「あれは説明がややこしくなるんだよね…」

    流星「はぁ?いいから言えよ」

    琲世「分かった」

    董香「ちょっとアンタ」

    流星「あ?」

    董香「自分の友達に対して随分偉そうだね…アンタ何様のつもり?」

    流星「よくそんなに口が聞けるもんだ」

    董香「は?」

    流星「誰が助けたと思ってんだ?お前のこと」

    ──そう言い、董香を睨む流星

    董香「助けた…?」

    流星「お前、下半身ぶっ飛んで死にそうだったろ」

    エレン「おい、それって…」

    金木「まさか、君が?」

    流星「俺だよ、お前を助けたのは」

    董香「一体どうやって助けたの…あの時の私を」

    流星「なんか、紙でもなんでもいいからある?」

    ウタ「これでいい?」

    ──そう言うと、ウタは流星に小さな紙を渡す

    流星「ありがとう。そんじゃあこれ破くぞ」

    ──次の瞬間、流星は紙を手でちぎる

    董香「…?ちぎっただけ?」

    流星「まぁみてろよ」

    金木「これは…」

    エレン「ちぎれた紙が」

    董香「直ってきてる…」

    雛実「まさか…これも一種の潜在能力?」

    絢都「だろうな」

    流星「ほらよ、これでちぎってた紙は元通りに直った。シワ1つねぇだろ?」

    金木「その能力はどんなものでも通用するの?」

    流星「死んだ生物以外は全てだ。紙も壁も人もとにかくなんでも直せる。潜在能力の名前はリカバリー」

    董香「でも私はたしかにあの時死んだはず…」

    流星「出血の多量でで気を失ってただけだ」

    董香「ありがとね…」

    流星「ま、そういう訳で俺は命の恩人だ…あまり偉そうに上から言うなよブス」

    エレン「はぁ?テメェ…!」

    琲世「ブスは勢いで言っただけだよ!大丈夫だって!あはは…」

    流星「じゃあ後は説明任せた」

    琲世「じゃあ…1から説明するね」
  49. 50 : : 2015/12/24(木) 22:27:39
    月山「まず、君達とその未来について聞きたいのだが?」

    琲世「はい。まず僕達は今から約1000年後の未来から来ました」

    ウタ「1000年も先なの?スゴいね…タイムマシンとか使って来てるの?興味あるなーそういうの」

    琲世「タイムキャラバンで来ました」

    ウタ「タイムキャラバン?」

    琲世「タイムマシンみたいなものです」

    四方「…それで、なぜお前らがここへ?」

    琲世「僕達やヴィッチがここへ来た理由は未来で起きていることが原因なんです」

    金木「未来で起きていることが原因?」

    琲世「はい。今我々人類はとある子供達の集団によって、全滅しかねない状況になってきているのです」

    エレン「子供達のせいで人類が全滅しそうってことか?」

    琲世「はい」

    エレン「おいおい流石にねぇだろ」

    琲世「あるから僕達は今こうしてきているんです」

    金木「君達はその子供達と関係があるの?」

    琲世「はい。そして、ここにいる貴方達にも原因があります」

    金木「僕達?」

    流星「鈍いなお前」

    金木「僕が?」

    流星「過去の人間のお前らが未来の子供達に影響があるって言ったらもう大体決まってんだろーが」

    四方「…そういう事か」

    金木「つまりその子供達は僕達の子孫ってこと?」

    琲世「はい。馬鹿げた話かも知れませんが…今はその馬鹿げた話が本当に重大なんです」

    エレン「じゃあお前らは…」

    流星「俺は霧島流星」

    琲世「僕は金木琲世」

    金木「金木ってつまり、僕の子孫…?」

    琲世「はい」

    エレン「じゃあお前は…俺の?」

    流星「んだよ、文句あるか?」

    董香「私を助けた理由も今納得がいった」

    流星「やっと気づいたか」

    エレン「?」

    董香「私があのまま死んじゃったら、これから先産まれてくる子供達は生まれてこない。つまり…流星が産まれてこないって事だよね?」

    流星「その通り、だから助けた。俺が消えるのだけはごめんだからな」

    金木(僕一体誰と結婚するんだろう…?)

    エレン「てことは、ここにいる全員の子孫が未来で迷惑かけてるのか?」

    琲世「2名除くけどね」

    流星「霧島家、金木家、笛口家、月山家、後は知らん所のガキ共だ」

    ウタ「ほぼ全員じゃん」

    四方「…待て」

    流星「ん?」

    四方「…お前が霧島家の人間ってのはわかった。トーカの子孫なんだろ?」

    流星「まぁな」

    四方「…エレンの子孫でもあるんだろ?」

    流星「あぁ、それがどうかしたのか?」

    四方「…俺はトーカとエレンの結婚を認めた覚えはないぞ?付き合っているのも認めていないというのに」

    流星「それ俺に言われても困るぞ…」

    エレン「義兄さん」

    四方「…呼ぶな」

    董香(私が、エレンと……結婚/////)

    金木(エレンとトーカちゃんは先が大変そうだね)

    琲世「まぁとりあえず簡潔にいうと、金木達の子孫が未来で人類を全滅しようとしているから、助けに来て欲しい」

    エレン「でもなんで全滅なんてしようとするんだ?」

    流星「俺達はジーニアースチルドレンと呼ばれてる」

    金木「ジーニアースチルドレン…?」

    ウタ「天才と子供を掛けてるの?」

    琲世「それはわかりませんが」

    金木「君達がそのジーニアースチルドレンってこと?」

    琲世「はい。ジーニアースチルドレンというのは非常に強い潜在能力を持った人達の事で、ジーニアースチルドレンがなぜ人類を全滅しようとしているのかは分からないけど…とにかく止めないと」

    金木「そういう事なら僕達も力を貸すよ」

    エレン「未来は未来人に任せればいいって言いてぇところだけど…トーカの事もあるしな、力を貸すぜ」

    月山「それで、紅い雲はなんなんだい?」

    琲世「紅い雲は化学物質です」

    月山「化学物質?」
  50. 51 : : 2015/12/24(木) 22:30:10
    【次回更新予定日】

    12/25(金)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    《余談》

    明日はMerryX'masですね!皆さんは何します?←

    エレンとトーカはデートしてましたね←リア充裏山(怒)

    あしたはXmasですが、もちろん毎日投稿です!では、また明日

    今年のクリスマスは、独りじゃないよ。僕がそばにいる!←
  51. 52 : : 2015/12/25(金) 08:57:36
    《余談》

    西尾錦がまだ出てきていませんが、恐らく出てきません←

    というより、出そうとは思っていましたが出る隙なくね?という事で西尾錦は恐らく出ません
  52. 53 : : 2015/12/25(金) 18:44:32
    よっしーさん
  53. 54 : : 2015/12/25(金) 20:24:23
    >>53 はい、どうしましたか?
  54. 55 : : 2015/12/25(金) 20:53:31
    22:00に更新します
  55. 56 : : 2015/12/25(金) 21:47:53
    更新します
  56. 57 : : 2015/12/25(金) 21:48:51
    流星「はい、紅い雲は元々CCGが管理していた危険な物だったんだけどよ、その部下がなにかしらの保管ミスで外に出しちまったんだ」

    琲世「紅い雲は時間と時空を司る物質だから、紅い雲は様々な世界、様々な時代を回って、被害者も多いみたい。まぁ紅い雲については詳しくは知らない」

    流星「唯一知ってるのはその中に入るとどこかへと流れ着くって事だけだ」

    金木「そっか」

    ウタ「まぁ詳しい話はまた今度聞くとして、これからどうするの?」

    琲世「ここで一泊して、明日には発ちます」

    流星「そういう事だから、1日よろしくな」

    董香「誰々が行くの?」

    流星「ん?タイムキャラバンに乗る奴等ってことか?」

    董香「うん」

    流星「俺、琲世、エレン、金木だ」

    金木「もう1人連れて行きたい人がいるんだけど、いいかな?」

    流星「誰だ?」

    金木「今トイレ行っててまだ出てないんだけど」

    琲世「あ、でてきましたよ」

    リオ「すみません、少しお腹の調子が悪くて…ってあれ?エレンとカネキさんが2人?」

    董香「やっぱ間違えるよね、違うといえば髪の毛の色だけだし」

    流星「うるせぇ、霧島家は代々青髪なんだよ」

    琲世「確かに皆そうだよね」

    流星「ったく…」

    リオ「霧島家…?代々?」

    金木「えっと」

    ──金木はリオに今までのことを全て話した

    金木「というわけだよ」

    リオ「大体は分かりました」

    流星「リオだっけか?」

    リオ「はい?」

    流星「力を貸してくれ」

    リオ「はい、もちろんです」

    琲世「では、エレン、金木、リオ、流星、僕でいいですね?」

    董香「待って!私も行く!」

    エレン「トーカ、なんでだよ?」

    董香「私だって役に立ちたい…私っていつも大事な所で役に立てなくていつも助けられてばかり…だから今度こそ役に立ちたい!」

    エレン「ダメだ、危険すぎる」

    董香「でも…!」

    金木「エレンの言う通りだよ、トーカちゃんには危険すぎる」

    董香「私だって戦える!」

    エレン「流星」

    流星「ん?」

    エレン「ヴィッチはジーニアースチルドレンか?」

    流星「違うな。アイツはただの喰種捜査官だし、ジーニアースチルドレンじゃねぇよ」

    金木「喰種捜査官…?」

    琲世「それについてはまた後で詳しく話す」

    董香「でも…」

    エレン「トーカ、大丈夫だ。俺が行くところは危険なところだけど…生きて帰ってくるからよ、それにヴィッチより強い奴がいるってなっちゃあお前を尚更行かせないさ」

    董香「ホントに?」

    エレン「あぁ」

    四方「…トーカになれなれしくす──」

    董香「エレン!」

    エレン「だから抱きつくなって…」

    董香「いつ戻ってくるか分からないから愛を注入してるの」

    エレン「仕方ねぇからそのままでいいぜ」

    董香「うん//」

    流星「これが先祖かよ…呆れるほどのバカップルだな」

    琲世「もう深夜回ってますね…」

    ──気がつけば、時刻は深夜を過ぎていた

    金木「ハイセ」

    琲世「はい?」

    金木「僕の家に泊まる?」

    琲世「いいんですか?」

    金木「もちろん」

    琲世「では、お言葉に甘えて」

    流星「俺もハイセと一緒に行くわ」

    琲世「流星はいびきがうるさいから道路で寝てればいいじゃん」

    流星「ぶっ殺すぞテメェ!」

    琲世「冗談だよ」

    金木(目が本気だったけど…まぁいいか)

    エレン「トーカ、部屋に行こうぜ?」

    董香「うん」

    四方「…ウタ、離せ」

    ウタ「ダメだよ、離したらエレンの事殺しちゃうでしょ?」

    四方「…黙れ」

    ウタ「今日はイトリのところにいこうよ」

    四方「…ふざけるな」

    ウタ「はいはい行こう」

    絢都「眼帯」

    金木「どうしたの?アヤトくん」

    絢都「俺とリオも泊めてくれ」

    雛実「私は…」

    月山「little princess…今宵は私と」

    雛実「お断りします」

    月山「それは残念だ…」

    雛実「ウタさん達と一緒に行こうかな」

    ウタ「いいよー」

    ──明日に迎えるべく、皆はそれぞれ別れる
  57. 58 : : 2015/12/25(金) 21:53:43
    ----------エレンside----------

    エレン「このベッドで寝るのも久しぶりだな」

    董香「2週間いなかったしね」

    エレン「まったく…」

    董香「?」

    エレン「なんでまた俺がお前と一緒に寝なきゃ行けないんだ?まず第一、読んでる奴等ははそんなの望んでねぇだろ…」

    董香「読んでる人達が望んでなくても私が望んでるの!」

    エレン「はぁ…しっかしよ」

    董香「んー?」

    エレン「流星と琲世…まさか子孫に会うとはな」

    董香「だね」

    エレン「琲世は金木の子孫だろうけど、流星はやっぱ俺なのかな?」

    董香「当たり前でしょ」

    エレン「じゃあ俺トーカと結婚するのか」

    董香「いやなの?」

    エレン「そういうわけじゃねぇ」

    董香「?」

    エレン「いや、なんでもねぇ」

    董香「ほんとに?」

    エレン「……………あぁ」

    董香「ねぇエレン」

    エレン「ん?」

    董香「やっぱり私も行きたい」

    エレン「ダメだ」

    董香「危ないのはわかってる」

    エレン「お前は強い。そんなの分かってる…でも、ダメなもんはダメだ」

    董香「バカッ…」

    エレン「ったく」

    ──次の瞬間、エレンは董香にキスをする

    董香「ちょ!//」

    エレン「流星達と一緒に未来へ行ったらしばらく戻れないような気がする」

    董香「うん…」

    エレン「だから、今のうちに抱いておきてぇ」

    董香「だっ!?え、えっと/////」

    エレン「嫌か?」

    董香「ううん//」

    エレン「トーカ、好きだ」

    董香「私も」

    エレン「んっ……」

    董香「んん……っ…ん………」

    ──エレンと董香は深夜の中、深く愛し合うのであった

    ──そして翌日、金木達は喫茶店の中にいた

    エレン「よしっ!朝になったな、皆勢揃いだし」

    リオ「トーカさん」

    董香「ん?」

    リオ「これ何の香水ですか?なんかイカ臭いですよ?」

    董香「なっ!//」

    金木「エレン…四方さんに絶対殺される」

    ウタ「四方ならトイレだよ」

    エレン(助かった…)

    董香「き、気にしなくていいから!」

    リオ「…?わかりました」

    流星「俺のご先祖様は以外と肉食なんだな」

    琲世「じゃあ行きましょうか」

    ウタ「関心のタイムキャラバン?ってのがないけど?」

    琲世「これです」

    ──そう言うと、琲世はポケットの中からカプセルを出す

    流星「店の中で出すなよ」

    琲世「わかってるよそれくらい…」

    金木「そのカプセルがタイムキャラバン?」

    琲世「では皆さん、店の外に出ましょうか」

    ──そう言われ、店の外へ出る金木達

    琲世「ほいっと」

    ──カプセルを投げた後煙が出ると同時に、バスが出現する

    エレン「すげぇ!カプセルからでやがった!」

    ウタ「スゴいね…どんな仕組みなの?」

    雛実「原理はどうなってるんだろ」

    絢都「んなこと知るかよ」

    リオ「未来か…なんか緊張してきたな」

    流星「リオ」

    リオ「はい?」

    流星「お前、強いんだろうな?」

    金木「リオくんは僕より強いから大丈夫だよ」

    流星「ならいいや」

    リオ「そんな大げさな…」

    金木「実際リオくんは僕より強いよ、本当のことを言っただけ」

    琲世「それじゃあ、皆乗りましょうか」

    エレン「おう!」

    ──そう言われ、次々とバスへと乗る

    董香「エレン!」

    エレン「ん?」

    董香「乗った後にこの手紙見て…?」

    エレン「…?おう」

    董香「じゃあねエレン、負けないでよ?」

    エレン「当たり前だろ」

    ──そして全員がタイムキャラバンに乗る

    琲世「じゃあ行こうか?ちゃんと椅子に座ってシートベルト締めてね」

    金木「隣、いいかな?リオくんエレン」

    リオ「もちろん」

    エレン「おう!」

    金木「なんか学校の遠足を思い出すよ」

    リオ「楽しかったですか?遠足」

    金木「ヒデって友達と一緒に喋りながらバスに乗ってたなぁ…懐かしいや」

    エレン「今回は壮大な遠足になりそうだな」

    金木「だね」

    琲世「それじゃあ行くよ!」

    3…

    2…

    1…

    ──発車!

    エレン「すげぇ!空間に穴があいた!」

    リオ「中に入るみたいだよ!」

    金木「SFで見たのが現実になるなんて思いもしなかったよ」

    リオ「ですね」

    エレン(そういえば、トーカの奴から手紙預かってるんだよな…どれどれ)

    【この手紙読んでるってことは私はタイムキャラバンに乗ってないって事だよね…まぁエレンが決めたなら従うよ。でも1つだけ言わせて?】

    《絶対に生きて帰って来て!》

    エレン「………ったく、どこまで心配症なんだか。たりめーだ、帰ってくる」

    金木「どうしたの?エレン」

    エレン「いや、なんでもねぇ」
    (トーカ…ぜってぇ生きて帰ってくるからな!)
  58. 59 : : 2015/12/25(金) 21:55:10
    【次回更新予定日】

    12/26(土)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    《余談》

    皆さんX'masはどのように過ごしましたか?

    自分は…フフ
  59. 60 : : 2015/12/25(金) 22:11:26
    あれ?
    流星が霧島って名乗るってことはエレンは、、、
  60. 61 : : 2015/12/25(金) 22:13:35
    いや名前的な感じか。
  61. 62 : : 2015/12/25(金) 22:37:18
    >>60 霧島董香がエレン・イェーガーと結婚して、性がイェーガーから霧島に代わってるのでエレンは霧島になります←

    ややこしくてすみません(><)
  62. 63 : : 2015/12/26(土) 11:02:09
    よっしーさん♪
    メリークリスマス☆彡

    って書いたのですが反映されてなかったようです。期待!!
    頑張って下さい!
  63. 64 : : 2015/12/26(土) 21:14:42
    >>63 MerryX'mas!Miss mizuki!!

    期待ありがとです!

    頑張ります☆
  64. 65 : : 2015/12/26(土) 21:14:53
    22:00に更新します
  65. 66 : : 2015/12/26(土) 21:54:04
    更新します
  66. 67 : : 2015/12/26(土) 21:54:14
    ----------タイムキャラバン----------

    ──タイムキャラバンへ乗り、時空の狭間を走っている金木達

    ──だが、金木はふと疑問に思うのである

    金木「ねぇ」

    琲世「はい?」

    金木「ハイセ達は1000年後の未来から来たんだよね?」

    琲世「来ましたが…それがなにか?」

    金木「1000年も昔の僕達の事、よく知ってるね」

    流星「政府の奴等がこの時代に来てお前らを始末しようとしてる、何で1000年前のお前らか分かるか?」

    金木「さぁ?」

    流星「要はお前らから全て始まったんだよ。お前らを殺せばお前らから始まった子孫全員生まれて来なくなるわけだから単純だろ?」

    金木「だから僕達を始末しようとしてたってわけか」

    流星「霧島家と金木家のお前らをぶっ殺した後月山家の奴等も始末しようと考えてたんだろうけど、まぁお前ら2人共強かったししばらくは手を出してこないかもな」

    金木「霧島家と金木家は君達だよね?」

    流星「あぁ」

    金木「じゃあ君はなんで僕達を助けてくれるの?君たちがジーニアースチルドレンなら普通僕達の敵になるよね?」

    流星「ハイセと俺には弟がそれぞれ1人いる。その2人が人類を全滅させようとしてるんだよ…俺達2人はそんなアイツらの考えについていけなくてうんざりしてたんだ」

    琲世「とはいえ、僕達も最初は優秀な遺伝子を持つ僕達以外の人間は道路に転がってるそこら辺の糞だと思っていたけどね。でも、今は違う…人間や喰種、皆平等さ」

    金木「人間と喰種が平等…?」

    流星「俺達の時代は人間と喰種が共に共存し合い、仲良く生きてるんだよ」

    琲世「喰種専門の病院があったり、喰種が食べられる様々な食材も出てきてるよ」

    エレン「カネキ」

    金木「分かってるよ」
    (よかった…未来の世界は残酷じゃないみたいだ)

    流星「ヴィッチって奴も喰種でありながら喰種捜査官だ。しかも准特等だぜ?」

    リオ「あれでまだ准特等クラスなんですか!?」

    流星「特等は今3人しかいねぇ」

    金木「3人?その人達は強いの?」

    琲世「はい。えっと…名前は確か」

    和修大義特等捜査官

    有馬征十郎特等捜査官

    鈴屋匠特等捜査官

    琲世「この3名です」

    金木「有馬…」

    琲世「どうかしましたか?」

    金木「いや、なんでもないよ」

    エレン「しっかしよ、流星の潜在能力便利だな!何でもなおせちまうんだからよ」

    流星「言っておくが、俺の潜在能力はかなり体力を使う。さっきの紙切れ程度なら大して労力を使わねぇけど、人単位になるとかなりの疲労が溜まる。まぁ分かりやすくいえば1kmを全力で走ったようなもんだ」

    金木「分かりやすい説明だね」

    流星「潜在能力を使える条件は3つ」

    体力

    疲労

    老化

    流星「この3つが同時にやってくる」

    エレン「げっ…老化は勘弁だな」

    琲世「使う力が少なければ少ない程3つの消費は少ない」

    リオ「逆に言えば使う力が大きければ大きい程消費は物凄くなるということですね」

    琲世「はい」

    エレン「まぁ俺達潜在能力持ってねぇから助かったわ」

    金木「どうしたら潜在能力は出せるの?」

    流星「こればかりは才能みたいなやつだからあんまし言えねぇな」

    エレン「要は素質を持ってる奴だけが持てるってことか」

    流星「そういうこと」

    琲世「もう1つあるでしょ流星」

    流星「ちっ…まぁ後の1つは、深い絶望の体験だな」

    金木「深い絶望の体験?」

    琲世「はい。極限に責められた時、覚醒するんです」

    流星「んで、おまけに才能な」

    エレン「深い絶望か…」

    リオ「話は変わりますけど、後どれくらいで着きそうですか?もうかれこれ4時間経ってますよ」

    琲世「約6時間ですかね」

    エレン「6時間!?そんなにまてねぇよ!窓の外から見える虹色の景色にも飽きてきたしよ…」

    金木「こればかりは仕方ないよ、1000年も未来に行ってるんだから時間はかかると思うよ?」

    琲世「ホントすみません…操縦は安全運転派なので」

    流星「俺なら3時間で着くけどな」

    琲世「タイムキャラバンが持たないよ!前回壊れかけたんだからさワームホールの中で!」

    流星「わ、悪かったってば……」

    エレン(障害物も何もねぇ場所でどうやったら壊れかけるんだよ…)

    琲世「では、少し飛ばしますね。もちろん安全運転しながらですけど」
  67. 68 : : 2015/12/26(土) 21:59:15
    ──そして6時間が経過し、金木達は1000年後の未来へと到着する

    金木「ここが1000年後の未来か…SFに出てくる街並みまんまだね」

    流星「そうなのか?」

    金木「うん」

    琲世「まぁまずは僕達の家に行きましょうか」

    エレン「お前ら食べる時はどうしてるんだ?やっぱし人間喰らうのか?」

    流星「アホ、そんな事しなくてもいい時代なんだよ。まぁやる人もいるけどな」

    金木「喰種は人間と違って舌の造りが異なってる…それに適した食べ物があるの?」

    流星「まっ、そういうこと」

    ──街を歩いている金木達は八百屋へ寄るのである

    店主「おっ、いらっしゃい流星ちゃん!」

    流星「テメェじじい!その呼び方はやめろつったろ!俺はちゃん付けされるのが嫌なんだよ!」

    店主「そこにいる3人は?見ない顔だねぇ」

    流星「金木研、霧島エレン、リオってやつだ」

    エレン「おい、俺はイェーガーだぞ!」

    流星「はぁ?知るかよ、お前も結婚したらどうせ霧島に変わるだろ?俺が霧島なんだからよ」

    エレン「おまえなぁ…」

    店主「ん?この人達はまさかタイムキャラバンから来た人達かい?」

    流星「おう」

    店主「やれやれ…時代や世界が違う人間達との関わり合いは禁止されてるよ?発覚したらすぐに死刑だよ」

    金木「死刑…?」

    琲世「僕達がやっていることは大罪なんだよ、まぁこの際仕方ないけどさ」

    金木(死ぬ覚悟で…死刑にされてもいい覚悟で僕達を連れてきたって訳か)

    エレン「つか腹減ったなぁ」

    店主「お!これ食べるか?」

    流星「じじい、コイツらも喰種だよ」

    エレン「ばっ!」

    リオ「なっ!」

    金木「えっと…」

    店主「あ、喰種か!ごめんよ?ならこっちの食べ物を渡すね!」

    流星「さんきゅーじじい」

    店主「他にもいるかい?」

    流星「これとこれとこれ」

    店主「あいよ、まいどありー!」

    ──買い物を済ませ、自宅へと向かう金木達

    エレン「なんか思ってたリアクションと違うな」

    リオ「まさか本当に共存しあっているとは…」

    金木「ジーニアースチルドレン達がいなければ、この世界はもっと正しい方向へと進むはず」

    流星「口での説得も無理だったしなぁ…」

    琲世「まぁとりあえず、家に入ろ?」

    ──やがて家に着き、お邪魔する3人

    エレン「なんだ、誰も居ねぇじゃねぇか」

    琲世「僕と流星で暮らしてるしね」

    リオ「あの、親は?」

    流星「…」

    金木「?」

    琲世「僕と流星の家族は全員殺されたよ」

    エレン「…」

    金木「一体誰が?」

    流星「俺とハイセの弟だ…」

    エレン「なっ!」

    リオ「弟2人で…殺し……」

    金木「ごめんね…変なことを聞いて」

    流星「別にいいさ、過去を振り返っても仕方が無い」

    エレン「まぁ…とりあえず飯でも食べるか」

    金木「だね」

    リオ「はい…」
  68. 69 : : 2015/12/26(土) 21:59:44
    【次回更新予定日】

    12/27(日)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  69. 70 : : 2015/12/26(土) 22:19:45
    排世と流星の弟をやるの?それとも考え方を変えるの?
  70. 71 : : 2015/12/27(日) 06:51:44
    >>70 先のお楽しみです(><)
    今夜辺りにわかると思います
  71. 72 : : 2015/12/27(日) 09:55:06
    《余談》
    ジーニアースチルドレンを略して“GAC”にしました

    これからはGACで行きます


    P.S.>>1を更新しました。
  72. 73 : : 2015/12/27(日) 21:05:54
    22:00に更新します
  73. 74 : : 2015/12/27(日) 21:52:07
    更新します
  74. 75 : : 2015/12/27(日) 21:52:16
    流星「やっぱハイセが作る料理はうめぇな」

    琲世「そうかな?ありがと」

    エレン「…」

    金木「…」

    リオ「…」

    ──琲世の作った料理を食べている流星と琲世

    ──だが、その他3人は未だに食べられないでいた

    流星「おいおいどうしたんだ?」

    金木「これ、ハンバーグだよね?」

    琲世「そうだよ?」

    リオ「食べられるんですか?」

    流星「あぁ」

    エレン「い、いただきます…」

    金木「おいしい…」

    エレン「うめぇ!」

    リオ「凄く美味しいです、これがハンバーグ…」

    琲世「さっき流星が言ったと思うけど、僕達のいる時代では食材が豊富でもあるし喰種が食べられる食材も作られているんだ」

    金木「人間が食べるハンバーグとあまり変わらないよ、僕ハンバーグ大好きだし」

    流星「お前、元々は人間だったのか?」

    エレン「俺とカネキはな。リオは違う」

    リオ「すみません、おかわりありますか?」

    琲世「あ、はい」

    金木「ねぇ、幾つか聞いていいかな?」

    流星「ん?」

    金木「GACは何人いるの?」

    流星「6人だったかな」

    金木「霧島家、金木家、笛口家、月山家、後の2人はどこの家系かは分からないの?」

    流星「おそらく注射されたんだろうな」

    エレン「注射だと?」

    流星「注射に敏感だなお前…」

    エレン「いや…なんでもねぇよ……」

    流星「…?まぁいい、GACは俺達含む4家系のみなんだよ。でも一般の奴等にGACの血液を誰かに注射する事で、GACの力を得ることが出来るんだ」

    エレン「なんだよそのチート能力」

    流星「つまり俺の血を誰かに注射すればGACになれるって訳だ」

    エレン「なるほどな」

    金木「もう1つあるんだけど」

    流星「ん?」

    金木「GACと戦うとして、その人達の生死はどうするの?」

    リオ「確かに…」

    琲世「全滅させようとしてる理由は自分の遺伝子を持つ者以外の奴等は対等の存在だと思ってないからだろうな」

    流星「後は、差別だろうな」

    金木「差別?」

    流星「GACはいわば天才。生まれた時から天才で、なんでもできる」

    琲世「だからこそ完璧すぎて凡人達はそいつらを避けるようになる。エスカレートして行くと、大人になったら何をしでかすか分からないだとか、完璧すぎて気持ち悪いだとかまぁいろいろイジメにあったり差別にもあう」

    流星「俺は小学生の時GACだったせいで完璧だった俺と誰も関わろうとしなかった。友達に彼女が出来てさ、その俺の友達が自分の彼女を紹介したその翌日にその女は俺に惚れただとか言って勝手に別れて、それを知った友達は俺と絶交したり散々だぜホント」

    琲世「簡単に言うと天才と凡人との差が何もかも離れすぎていて誰にも理解してもらえない。そんでもって一般の人からあまり良くないイメージで見られてるって訳。もしGACが人類を全滅させようとしたら出来ちゃうし、それも今は世界中の人が知ってる」

    流星「人は圧倒的な差を見せつけられたら自然とその相手から離れて行きたくなるもんなんだよ…おかげでハイセ以外100%信頼できる奴等はいねぇ」

    金木「要は、人と人との差って事か…」

    琲世「ぶっちゃけ殺そうと思ってるよ」

    エレン「家族だぞ?」

    琲世「僕の家族は家族により殺された」

    エレン「…」

    金木「生かすか死なすかはその時に決めればいいよ」

    流星「だな」

    エレン「トーカに会いてぇ…」

    流星「だまれヤリ〇ン野郎」

    エレン「なっ!ちげぇよ!」

    流星「ほぉ?じゃあリオにトーカの‘香水’について喋っていいんだな?お?」

    リオ「分かるんですか?」

    エレン「だ、黙ってろ流星!」

    流星「はいはい」

    金木「エレン、早く‘ママ’に会えるといいね」

    エレン「てんめぇカネキ!」

    琲世「やれやれ…」

    ──静寂を好むハイセは鬱陶しく思うのであった
  75. 76 : : 2015/12/27(日) 21:53:05
    エレン「あぁ〜食った食った」

    金木「美味しかったよ、ありがとう」

    琲世「うん」

    流星「…Zzz」

    リオ「食ってすぐに寝るとか羨ましいです」

    エレン「どうする?起こすか?」

    金木「そうだね」

    琲世「あ、無理です」

    金木「え?」

    琲世「1度寝たらよほどのことがない限り半日は寝てるので」

    エレン「12時間も寝るのかよ…」

    金木「叩いただけじゃ起きないってこと?」

    琲世「赫子で刺せば起きるよ、試す?」

    金木「あ、いや…いいよ」
    (本当にやりかねない…)

    リオ「そういえば聞いていませんでした」

    琲世「…?」

    リオ「ハイセさんの潜在能力はなんですか?」

    琲世「秘密です」

    エレン「なんでだよ」

    琲世「冗談ですよ。僕の潜在能力は」

    金木「潜在能力は?」

    琲世「秘密です」

    エレン「ちっ」

    リオ(;・∀・)

    流星「…Zzz」

    金木「12時間待つしかなさそうだね」

    エレン「だな…とはいえ、今は午後の2時か」

    リオ「起きるのは夜中の2時ですね…」

    エレン「………あぁ」

    金木「どうしたの?」

    エレン「いや、なんでもねぇ…」

    金木「…?」

    リオ「どこか出かけません?」

    金木「そうだね、いつまでここにいられるか分からないし僕達は出かけるとするよ」

    琲世「いってらっしゃい」

    エレン「おう!」

    ──そう言い、金木達は外へ出るのである

    琲世「………」

    《回想》

    金木「要は、人と人との差って事か…」

    琲世「ぶっちゃけ殺そうと思ってるよ」

    エレン「家族だぞ?」

    琲世「僕の家族は家族により殺された」

    エレン「…」

    金木「生かすか死なすかはその時に決めればいいよ」

    流星「だな」

    《回想終了》

    琲世「ごめんねカネキさんエレンさんリオさん流星…僕はGACを殺すつもりだよ……1人も残らずね」

    ボキッ(指鳴らし)

    ──1人でそう呟く琲世であった
  76. 77 : : 2015/12/27(日) 21:53:42
    【次回更新予定日】

    12/28(月)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  77. 78 : : 2015/12/27(日) 23:29:28
    期待!
    面白くなってきたー!!
    頑張って下さい!!
  78. 79 : : 2015/12/28(月) 16:58:20
    >>78 ありがとうございます☆

    はい!頑張りますb
  79. 80 : : 2015/12/28(月) 21:07:46
    22:00に更新します
  80. 81 : : 2015/12/28(月) 21:55:21
    更新します
  81. 82 : : 2015/12/28(月) 21:55:37
    ──一方、金木達は変わっている街並みを楽しんでいた

    金木「空飛ぶ車か」

    リオ「事故らないんですかね…」

    エレン「安全運転してればいいだろ」

    金木「だね」

    エレン「つか、随分歩いたな…どこに来たのか分からなくなったぞ?」

    リオ「迷子ですね…」

    金木「僕は覚えてるから大丈夫だよ」

    リオ「助かります」

    エレン「お、おい…」

    金木「…?」

    リオ「なんです?」

    エレン「あいつ」

    ヴィッチ「あっ」

    金木「あっ」

    リオ「あっ」

    ヴィッチ「チミら…どうしてここに」

    エレン「未来に来たんだよGACを止めにな」

    ヴィッチ「ゲースゲスゲスゲスゲス!笑わせてくれる!」

    エレン「ぷっ…!」

    金木「ぷっ」

    リオ「ちょ、笑い方が…あぁお腹が痛い…」ケラケラ

    ヴィッチ「こらぁ!」

    エレン「なんだよ…」

    リオ「す、すみません…」

    金木「どうしてここに?」

    ヴィッチ「それは俺っチのセリフだ、どうやってきた?」

    エレン「タイムキャラバンで来た」

    ヴィッチ「タイムキャラバンか、つまり…流星とハイセか?」

    エレン「知ってるのか」

    ヴィッチ「アイツらは俺っチらCCGが唯一信頼しているGACだからな」

    エレン「アイツら俺らの子孫だぞ?俺達をあの時殺してたら今頃は…」

    ヴィッチ「それは仕方が無いだろう、世界と人類の為だ」

    金木「今は襲ってこないんですか?」

    ヴィッチ「命令を下されていないから手出しはせん。第一別時代の輩に手を出すだけでも死罪だ…まぁ、あの時の命は特例だ」

    エレン「過去の俺達を殺さなきゃいけないほどすげぇのか?GACは」

    ヴィッチ「チミ達舐めているな…7週間もあれば人類は終わる」

    金木「たった49日…」

    ヴィッチ「誤解のないように言っておくが…1人あたりの計算だ。6人全員でかかれば5週間もかからん」

    リオ「そんな化け物一体どうやって…」

    エレン「やるしかねぇよ、だろ?」

    金木「そうだね」

    ヴィッチ「エレン・イェーガー」

    エレン「?」

    ヴィッチ「チミは喰種なんだよな?」

    エレン「ここにいる3人共な」

    ヴィッチ「わかっている、だがおかしい」

    エレン「おかしい?俺が?」

    ヴィッチ「金木研の出生も分かっているリオもな。殺す前に調べておいたのだ」

    エレン「それで?」

    ヴィッチ「チミの事だけ何も出なかったのだよ」

    エレン「それ俺に言われても困る」

    ヴィッチ「チミはどこで生まれどこで育ったんだ?」

    エレン「さぁ?」

    ヴィッチ「相変わらずイラつかせるのが上手いな」

    エレン「まぁカネキ達の時代よりも前なんじゃないか?」

    ヴィッチ「前?」

    エレン「アオギリの樹にいたタタラって奴が俺に言ってたんだよ、お前は過去の時代から来た人間で書物には過去に巨人が存在していて、人類は勝ったってな」

    ヴィッチ「巨人…か」

    エレン「過去に巨人がいたってことは俺は過去の人間だ。タタラはまだ何かしら知っていたようだけどな」

    ヴィッチ「タタラ…初めて聞く喰種の名だな」

    エレン「まぁカネキ達の時代の人間だしな」

    金木「そうなると矛盾が生じるよ?」

    リオ「なんでです?」

    金木「スマホで君の事調べたの覚えてる?」

    エレン「あぁ」

    金木「でも君の住んでいた所も巨人の事も何も出なかった。でもタタラは書物を読んでそこから君のことを知ったってこと?」

    エレン「詳しくは本人しか知らねぇよ、もう殺しちまったし死人に口なしだ。書物の事は謎だな」

    リオ「謎…ですか」

    ヴィッチ「誰かがタタラとチミを利用して2人を騙していたのかもな!ゲースゲスゲスゲスゲス!」

    エレン「何のためにだよ…つか、その笑い方やめろ」

    金木「紅い雲」

    リオ「あ」

    金木「気づいた?」

    エレン「ん?」

    ヴィッチ「紅い雲の被害者なのか?コイツは」

    金木「はい」

    ヴィッチ「ふむ…なら全てに合点がいく」

    エレン「?」

    金木「エレン」

    エレン「ん?」

    金木「君は“過去の時代の人間”じゃなくて“別世界の人間”なんだよ」

    エレン「別世界の人間…?」
  82. 83 : : 2015/12/28(月) 21:57:09
    金木「うん」

    エレン「どういうことだ?」

    リオ「ハイセさんが言っていたの覚えていますか?」

    エレン「なんだ?」

    リオ「紅い雲は時間と時空を司る化学物質と言っていました。つまり、エレンは別の世界で紅い雲の被害者になった訳です」

    エレン「別世界か…」

    ヴィッチ「もしそうだとしたら先程の矛盾も合点がいく」

    エレン「書物の事か?」

    金木「紅い雲の影響で本来の歴史が狂ってしまっているんだ。タタラが書物で読んだと思っているのはおそらく紅い雲の影響でこの世界とエレンの世界の両方の歴史がごっちゃになってるから本来知るはずのない知識まで得たってことじゃないかな?」

    エレン「なるほど………わからん」

    ヴィッチ「」

    金木「」

    リオ「」

    エレン「な、なんだよ…」

    ヴィッチ「はぁ…チミは馬鹿だな」

    エレン「うるせぇ!」

    金木「つまり簡単に言うと、エレンと僕達の世界の歴史や事情などが混ざってるってこと」

    エレン「じゃあなんでスマホで調べて出て来なかったんだ?」

    金木「分からない…まぁそれも紅い雲の影響だと思うよ」

    エレン「だぁー!もー!」

    リオ「?」

    金木「?」

    エレン「俺が別の世界から来た!はいこれでこの話は終わり!」

    ヴィッチ「馬鹿だ…理解力がなさ過ぎる…」

    エレン「カネキが調べても出てこなくて書物には書いてあったのは気になるけど、それは紅い雲の影響でごっちゃになってるからって事だろ?」

    ヴィッチ「分かってるじゃないか」

    金木「まぁこの話はおしまい、ビッチさんに聞きたい事があるんですけど」

    ヴィッチ「はぁ…なんだ?」

    金木「僕達はGACを始末します…もちろん生かしますが」

    ヴィッチ「で?」

    金木「ビッチさんはGACの潜在能力について知っていますか?」

    ヴィッチ「2名ならな」

    金木「教えてもらえますか?」

    ヴィッチ「ダメだ」

    金木「そうですか…」

    ヴィッチ「上にチミらの事を報告したい」

    エレン「てめぇ…まさか」

    ヴィッチ「勘違いするな、チミらに危害は加えない」

    リオ「よかった…」

    ヴィッチ「ついてこい、CCGに行くぞ」

    エレン「いいのか?喰種の俺達が行って」

    ヴィッチ「俺っチがいる、安心しろ」

    リオ「行きましょう」

    エレン「おう」

    金木(未来のCCGか…そこにはあの有馬の………)

    ──そうヴィッチに言われ、案内される金木達…向かう先は

    ──1000年後の未来の…CCG
  83. 84 : : 2015/12/28(月) 21:58:59
    【次回更新予定日】

    12/29(火)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    《余談》

    Twitterでトーカちゃんはママになったの!?という質問を受けたのですが、違います!w

    トーカちゃんはママじゃありません汗

    変な誤解を招いてしまい、ごめんなさい
  84. 85 : : 2015/12/28(月) 22:56:29
    えええええぇええぇえぇえぇうえぇぇえぇぇぇええ

  85. 86 : : 2015/12/29(火) 08:17:38
    >>85 えええええぇええぇえぇえぇうえぇぇえぇぇぇええ!?
  86. 87 : : 2015/12/29(火) 16:35:51
    《余談》

    Twitterの方で質問がありましたので答えさせて頂きます

    質問
    『進撃の巨人の人達は出るのですか?』

    回答
    『はい、次回から出ます』

    いつも読んで頂きありがとうございますb

    詳しくは>>1
  87. 88 : : 2015/12/29(火) 17:49:19
    期待!!

    風邪を引いてしまった...
    鼻水が沢山出てムカツクo(#`ω´)o
  88. 89 : : 2015/12/29(火) 21:16:06
    22:00に更新します
  89. 90 : : 2015/12/29(火) 21:43:13
    >>88 体調は大丈夫ですか?無理をせず、寝る時間を早めて安静にしてくださいね?
    鼻水止まらない場合は鼻をかみましょう☆
    ※ただしかみすぎは絶対ダメですからね!

    長文失礼しました^^;
  90. 91 : : 2015/12/29(火) 21:45:52
    期待です
    続きが気になります
  91. 92 : : 2015/12/29(火) 21:57:39
    >>91 ありがとうございます☆
  92. 93 : : 2015/12/29(火) 21:57:43
    更新します
  93. 94 : : 2015/12/29(火) 21:57:49
    ヴィッチ「ここだ」

    ──CCGへ案内された3人は、総議長の所へ挨拶するのである

    ヴィッチ「失礼します」

    ?「入れ」

    ヴィッチ「はっ」

    ──許可を得たヴィッチは総議長のいる部屋へと入室するのである

    ?「お前は…確かヴィッチ准特等捜査官だったな」

    ヴィッチ「覚えていただき光栄です和修総議長」

    金木(この人が今の総議長か)

    エレン「どうも」

    リオ「…」
    (大丈夫かな…喰種と人間が共存しているとはいえ、ここはCCG…)

    ──そう思いながら、金木の方を見るリオ

    ──だが、金木も同じ思考である事に安堵する

    金木(大丈夫だよ…分かってる)

    ──顔でリオにそう語りかける金木

    リオ(ふぅ…)

    和修「で…お前らは?」

    エレン「エレン・イェーガーです!」

    リオ「リオです!」

    金木「…金木研です」

    和室「金木…?」

    ヴィッチ「事情をお話します」

    ──ヴィッチは金木達の事について全て話した

    和修「そうか…お前らがアイツらの」

    リオ(まぁ僕は違うけど…)

    和修「ヴィッチにお前らを殺せと命じたのは私だ」

    金木「そうですか」

    和修「で…GACはどうする?」

    金木「その前に1つ聞いておきたい事があります」

    和修「なんだ?」

    金木「僕達に危害を加えるつもりは…」

    和修「ない」

    金木「ならよかったです」

    和修「ヴィッチ、この3人…やるようだな」

    ヴィッチ「はい。1番強いのは恐らくここにいるエレン・イェーガーかと」

    エレン「お、俺…?」

    和修「ほう」

    リオ「あの…1つ聞いていいですか?」

    和修「なんだ?」

    リオ「ここの人達はGACをどうするつもりですか?」

    和修「結論から言うと、殺すつもりでいる」

    リオ「…」

    和修「言わなくても分かっている。だが、そうしなければならないほど今世界は危険なのだ」

    金木「僕達は数時間ここにいますが、そうは見えませんでしたよ?」

    和修「CCGの本部だここは…いくらGACとはいえ、無闇に突っ込んでは来ないだろう…無論周辺の市街地にもな」

    金木「確かに…」

    ヴィッチ「金木研の奴が、GACが持っている潜在能力について聞きたいとの事ですが…」

    和修「教えて構わない。見たところ、危害を加えてくる気配はないからな」

    ヴィッチ「分かりました」

    エレン「どんなのを持っているんだ?」

    ヴィッチ「いま確認出来ているのは、2名」

    金木「2名…」

    ヴィッチ「1人の名は月山学」

    金木「月山…」

    エレン「あの変態野郎の子孫かよ」

    ヴィッチ「能力の名は…」

    『ブック・オブ・ジ・エンド』

    リオ「ブック・オブ・ジ・エンド?」

    ヴィッチ「俺の能力はタイマー…外国語で記憶の王様を意味する」

    エレン「で?」

    ヴィッチ「それに対し彼は過去を変えることが出来る」

    金木「過去…?」

    ヴィッチ「あぁ、ブック・オブ・ジ・エンド…意味は過去の覇者」

    金木「過去の覇者…」

    和修「触れた者の過去を変えることが出来る能力だ」

    エレン「厄介だな記憶系は」

    リオ「ですね…」

    ヴィッチ「で…2人目だが」
  94. 95 : : 2015/12/29(火) 22:02:14
    リオ「2人目は?」

    ヴィッチ「2人目の名は、笛口明」

    金木「笛口家ですか」
    (ヒナミちゃんの子孫になる訳だね)

    エレン「能力は?」

    ヴィッチ「能力の名は、サーヴァント」

    金木「サーヴァント…意味は確か下僕」

    ヴィッチ「あぁ」

    エレン「まさかまた記憶系か…?」

    ヴィッチ「詳細は分からん…ただ1つ言えることは」

    リオ「…?」

    金木「なんですか?」

    エレン「?」

    ヴィッチ「物凄くエロい美女という事だけだ」

    リオ「なんとなく下僕の意味がわかった気がする…」

    和修「私達が知っているのはそれだけだ」

    ヴィッチ「分かったか?チミら」

    金木「はい」

    和修「そうだ、これを身につけるといい」

    金木「これは…?」

    和修「バッジだ」

    リオ「バッジ?」

    ──CCGの総議長、和修正義は金木達に星型のバッジを渡すのである

    金木「これは?」

    和修「危険な喰種ではない者は全員持っている。逆にこれを持っていない喰種は駆逐対象とされる」

    ヴィッチ「人間と喰種が共存しているのはわかると思うが、その中には凶悪な喰種もいる。それで見分けをつける為にこのバッジを全世界の喰種に配っている」

    金木「まぁ…ここは我々がとやかく言える立場ではないので、この時代の人達に従います」

    和修「話の通る奴で良かった」

    金木「では、僕達はこれで」

    エレン「また来るわおっさん」

    リオ「エレン!総議長におっさんは…」

    和修(^_^)

    リオ「ほら…なんか怖い笑顔でこっち見てるよ…」

    エレン「は、早く帰るぞ……」

    ──そう言い、逃げるように帰る3人

    ヴィッチ「気づいているんでしょうか?」

    和修「いや…恐らくまだ気付いていないだろうな」

    ヴィッチ「まったく…どこまで鈍感なんですかね?」

    和修「さぁな…もし、アイツらが目覚めさせたら大いなる戦力になるのは間違いない」

    ヴィッチ「彼ら3人は潜在能力がもう発現している…ただ、自覚をしていないだけですね」

    和修「あぁ」

    ヴィッチ「どんな能力でしょうかね」

    和修「さぁ、それは本人にしか分からない」

    ──そんな会話を続けるヴィッチ達であった

    ----------流星/琲世宅----------

    エレン「ただいまー」

    琲世「おかえりなさい」

    金木「これ、貰ってきたよ」

    リオ「CCGから」

    琲世「それは喰種安全証明バッジですね」

    金木「これを身につけてから歩かないとね、これからは」

    琲世「はい」

    流星「…Zzz」

    エレン「やっぱまだ寝てるか…」

    琲世「で、外はどうでした?」

    エレン「空飛ぶ車とか初めて見たぜ俺!」

    金木「僕もだよ、少し興奮した」

    リオ「エレンは興奮しすぎて隻眼出てましたよね」

    エレン「し、仕方ねぇだろ!」

    琲世(興奮しすぎ…)

    金木「GACの事なんだけど」

    琲世「…?はい」

    金木「CCGは殺すと言っていた」

    琲世「そうですか」
    (そうだ…奴等は…殺す…)

    エレン「まっ!俺達は生かす方の事を考えてるけどな」

    リオ「はい」

    金木「うん」

    琲世「そうですか」
    (駄目だ…殺す……殺す……殺す…殺ス殺ス殺ス殺ス殺スコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス)

    金木「ハイセ…?」

    琲世「…!は、はい?」

    エレン「お前どうしたんだ?そんな怖い顔して」

    琲世「い、いえ…」

    金木「……る…よ………」

    エレン「ん?カネキ、なんか言ったか?」

    金木「ううん、なんでもないよ」

    琲世(僕には聞こえた…ハッキリと)

    『何かを恨む気持ち…分かるよ』

    琲世「カネキさん…」

    金木「?」

    琲世「いえ…なんでも」

    エレン「はぁ……会いてぇ…」

    琲世「トーカさんにですか?」

    エレン「いや…」

    金木「ミカサさんとアルミンさん?」

    リオ「ミカサさん、アルミンさん?」

    エレン「俺の世界でいた仲間だ。会いてぇな……」

    ──場面は代わり…

    ----------壁内・トロスト区----------

    アルミン「この本は実に素晴らしい…」

    ミカサ「なにそれ?」

    アルミン「解体書さ、字は読めないけど絵で分かるよ」

    ミカサ「見たことがない」

    アルミン「これをリヴァイ兵長の所へ持っていこうと考えているんだ」

    ミカサ「私もついて行く…」

    アルミン「じゃあ行こうか」

    ----------部屋ver----------

    リヴァイ「入れ」

    アルミン「失礼します」

    リヴァイ「アルミンか…何の用だ?」

    アルミン「お話が」

    リヴァイ「話だと?」
  95. 96 : : 2015/12/29(火) 22:03:05
    【次回更新予定日】

    12/30(水)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  96. 97 : : 2015/12/30(水) 13:22:27
    だいぶ治ってきました。
    鼻水ですぎてゴミ箱ティッシュで埋まってます笑
    期待です!
  97. 98 : : 2015/12/30(水) 21:20:49
    22:00に更新します
  98. 99 : : 2015/12/30(水) 21:53:00
    更新します
  99. 100 : : 2015/12/30(水) 21:53:55
    アルミン「はい、見ていただきたい物が」

    リヴァイ「どれだ?」

    アルミン「これです」

    ──そう言うと、アルミンはリヴァイに本を渡す

    リヴァイ「これは?」

    アルミン「人に似た生物の解体書のように見えます」

    ミカサ「巨人との関連性はないかと」

    リヴァイ「確かにこれは見たことがないな。これをどこで?」

    アルミン「道に落ちていました」

    リヴァイ「これがどこの国の言葉か分かるか?」

    アルミン「いえ…」

    リヴァイ「そうか…最近やたらと不可解な事が起きているな」

    ミカサ「?」

    リヴァイ「お前ら、紅い雲も知らないのか?」

    アルミン「たしか最近話題になっていますね」

    リヴァイ「ハンジが調べた結果いくつか判明した事がある」

    ミカサ「なんですか?」

    リヴァイ「あの雲はどうやらただの雲ではないらしい」

    アルミン「ただの雲ではない?」

    リヴァイ「あぁ…ただ、詳しい事はまだ分からない」

    アルミン「そうですか…」

    リヴァイ「ところで」

    アルミン「はい?」

    リヴァイ「お前達が3人揃わないなんて珍しいな」

    アルミン「あぁ…それが外の世界へ出ていきまして…」

    リヴァイ「ほう…アイツの事だからてっきりお前達を連れていくかと思っていたが」

    ミカサ「リヴァイ兵長は行かないのですか?」

    リヴァイ「あぁ、巨人が絶滅した今調査兵団等といった職業は廃止されるだろうからな、新たな職を見つけたいと思っている」

    アルミン「そっか…そういう組織ももうなくなるのか…」

    リヴァイ「…いや、待てよ?」

    ミカサ「どうかしましたか?」

    リヴァイ「エレンが外の世界へ旅立ってからどれくらい経つ?」

    アルミン「約4週間です」

    リヴァイ「紅い雲が現れたのは」

    ミカサ「4週間前!」

    アルミン「まさか!」

    エレン「4週間もの間、連絡は来ていないだろ?」

    アルミン「はい…」

    ミカサ「まさか…エレン!」

    リヴァイ「落ち着け」

    ミカサ「エレンにもしもの事があっては!」

    リヴァイ「落ち着け」

    ミカサ「っ…」

    リヴァイ「これは物凄く馬鹿げた話になるが…エレンは紅い雲と何か関連性があるのかもな、そしてエレンは紅い雲によってどこかへ消えてしまっているのかもしれない」

    アルミン「なら…急いで探さないと!」

    リヴァイ「今、探すのは得策ではない」

    アルミン「ならどうすれば…」

    リヴァイ「もうすぐエルヴィンとハンジが来る。紅い雲について話そうと思っていたからな」

    ?「失礼するよー!」

    ?「入るぞ」

    リヴァイ「あぁ」

    アルミン「久しぶりです」

    ミカサ「久しぶりです」

    ハンジ「おー久しぶりじゃないかー!元気にしてたかい?」

    アルミン「はい…」

    エルヴィン「どうした?浮かない顔をしているぞ」

    リヴァイ「俺が説明をしよう」

    ──リヴァイは先程の事を2人にも話した

    エルヴィン「とするとエレンは…」

    ハンジ「うーん…言いにくいけど紅い雲になんからの関連性があるのかもね」

    ミカサ「エレンにもしもの事があったら……」

    リヴァイ「どうする?」

    エルヴィン「我々はまだ外の世界へ行ったことがない、まだどれくらいの大きさなのかも把握出来ていない」

    ハンジ「つまり、その中から見つけ出すのは困難ってこと。まぁ平たく言えば砂漠の中に埋まってる米粒を見つけ出せって言われているようなものだよ?」

    ミカサ「でも…」

    リヴァイ「策はある」

    エルヴィン「本当か?」

    リヴァイ「あぁ」

    アルミン「どんなのですか?」

    リヴァイ「まだ、雲は3回しか現れていない。もし4回目があるのとすれば俺はその雲の真下に立つ」

    ハンジ「つまり、紅い雲はどこかへ繋がっているから真下に経てばどこかへ行けるということ?」

    リヴァイ「あぁ、あくまで可能性の話だがな」

    ミカサ「私も!」

    アルミン「ぼ、僕もエレンを助けたい…それに、会いたい!」

    リヴァイ「まったく…仲間をこんなに心配させやがってあのチビ野郎」

    ハンジ「おいおい、リヴァイもチビじゃないか?」

    リヴァイ「黙れハンジ」

    エルヴィン「ならば、時を待つしかないな」

    リヴァイ「そういう事になるな」

    ミカサ「時を待つ…」

    アルミン「いつになるんだろう…」
  100. 101 : : 2015/12/30(水) 21:55:47
    ──それから7日

    ----------街中----------

    リヴァイ「ちっ…この仕事は割に合わんな」
    (職を見つけなければな…だが上下関係には慣れないものだ)

    アルミン「あ、リヴァイ兵長」

    リヴァイ「俺はもう兵長じゃない2日前にその手の職は全て廃止されただろう」

    アルミン「そうでしたね…」

    ミカサ「リヴァイさんは今何をしていたんですか?」

    リヴァイ「面接だ、だが思いのほか面接官と気が合わなくてな」

    アルミン「な、なるほど…」

    ミカサ「フリーターというやつですね、最近流行ってます」

    リヴァイ「ちっ…」

    民「おい、なんだ!あれは!」

    商人「紅い雲だ!なんてバカでけぇ…雷でも落ちるかもしれないぞ!」

    女「キャー!!」

    ミカサ「あれは…!」

    アルミン「紅い雲…」

    リヴァイ「ついに来たか…行くぞ、お前ら!」

    ──走る3人は、紅い雲の真下に着く

    リヴァイ「これが紅い雲…」

    アルミン「あれ…?意識……が…」

    ミカサ「なくなっ……て…」

    リヴァイ「おい、お前ら!」

    アルミン「…」

    ミカサ「…」

    リヴァイ「クソっ…俺も…意識…が……」

    ──…さん

    ──イさん!

    ──リヴァイさん!!

    リヴァイ「…!」

    アルミン「気づきましたか?」

    ミカサ「体調は?」

    リヴァイ「悪くはない…しかしここはどこだ?」

    アルミン「人気の多いところに出てみましょうか」

    リヴァイ「あぁ」

    ──人気の多いところへ出るリヴァイ達だが、そこは見たこともない光景ばかりだった

    アルミン「なんだここは…」

    リヴァイ「ちっ…人がゴキブリみたいにうじゃうじゃいやがるぜ…気色わりぃな」

    ミカサ「エレンを探さなければ…」

    リヴァイ「あぁ、そうだな。だがあまり目立った行動はするなよ」

    アルミン「はい」

    ──そしてそれから数日が経過し、3人の体力は限界に来ていた

    リヴァイ「ちっ…3日も風呂に入れてねぇ……汚ねぇな」

    ミカサ「エレン…エレン……」

    アルミン「ミカサ…もうダメだ…」

    ──疲労と空腹により、気を失うアルミン

    リヴァイ「おいアルミン!」

    ミカサ「アルミン!」

    リヴァイ「ちっクソが…」

    ミカサ「私ももう限界……」

    ──後からして、同じく2人も限界を迎え倒れ込んでしまう2人

    リヴァイ「くそっ…情けねぇ……」

    ミカサ「エレ……ン…」

    ──大丈夫ですか!?

    ──…お前の部屋に運ぶぞ

    ──分かった、兄さんはその男の人2人を持って

    ──…あぁ、お前はその女を頼む

    ──うん

    ----------部屋ver?----------

    リヴァイ「んっ……」

    ?「あの…大丈夫ですか?」

    リヴァイ「あの2人は…?」

    ?「あっちで2人共寝ています」

    リヴァイ「恩に着る…」

    ?「大丈夫ですよ」

    リヴァイ「それよりもすまないな、実は3日も風呂に入っていない…ベッドを汚してしまった」

    ?「気にしないでください」

    リヴァイ「リヴァイだ」

    董香「霧島董香です」

    リヴァイ「霧島董香?どれが苗字だ」

    董香「霧島です」

    リヴァイ「そうか」
    (変わった名前だな…)

    董香「でも、どうして店の前に倒れていたんですか?」

    リヴァイ「人を探していてな、名はエレン」

    董香「えっ…」

    リヴァイ「…?どうした」

    董香「エレン・イェーガー…?」

    リヴァイ「お前…なぜそれを」
  101. 102 : : 2015/12/30(水) 21:58:09
    【次回更新予定日】

    12/31(木)??:??〜??:??

    このSSについて>>1

    《お知らせ》

    明日は大晦日&0時を過ぎれば新年等といった事が色々とあるので、更新時間はまだ決めていません。

    ですが!

    恐らく1:00頃に上げる‘かも’知れません。

    詳しい連絡は、その都度お知らせいたします。
  102. 103 : : 2015/12/30(水) 21:59:16
    >>97 治ってきてるみたいで良かったです!
    ありがとうございます☆
  103. 104 : : 2015/12/31(木) 12:29:38
    \( ‘ω’)/ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアア
    遂にキタ━(゚∀゚)━!
    ミカサ立ちとの合流!!
    どうなるのかなー?!
    期待!
    頑張って下さい!
  104. 105 : : 2015/12/31(木) 20:59:07
    《お知らせ》

    22:00に更新します
  105. 106 : : 2015/12/31(木) 21:26:31
    >>104 ありがとうございます☆
  106. 107 : : 2015/12/31(木) 21:49:31
    更新します
  107. 108 : : 2015/12/31(木) 21:49:37
    董香「もしかして…知り合いですか?」

    リヴァイ「そんな所だ。いや…そんな事よりお前いまエレンと言ったのか?」

    董香「は、はい」
    (この人がエレンの知り合い…なんだか妙な威圧感を感じる…)

    リヴァイ「エレンはここにいるのか?」

    董香「いや、今は…」

    リヴァイ「ちっ…」

    董香「あちらの2人はアルミンさんとミカサさんですか…?」

    リヴァイ「男の方がアルミンで女の方がミカサだ」

    董香「そうですか…」

    リヴァイ「霧島」

    董香「は、はい?」

    リヴァイ「わがままを言うようで悪いが、腹を空かせていてな…」

    董香「あ、えっと…ちょっと待っててください!今作ってきますので」

    リヴァイ「あぁ、3人分頼む」

    董香「この二人はまだ寝てますし…起きてからの方が」

    リヴァイ「叩き起こせばなにも問題はない、飯を頼んだ」

    董香「分かりました」

    ──そう言い、部屋から出る董香

    リヴァイ「おい、アルミン、ミカサ…起きろ」

    アルミン「リヴァイ…さん……?」

    ミカサ「んっ…ここは……」

    リヴァイ「どうやら命拾いをしたらしい」

    アルミン「部屋…?」

    リヴァイ「安心しろ、エレンの知人の部屋だ」

    ミカサ「エレン!!」

    アルミン「お、落ち着いて…」

    リヴァイ「今飯を作ってくれている」

    ミカサ「エレンは…?」

    リヴァイ「…」

    アルミン「いませんでしたか…」

    リヴァイ「行き先ぐらいは恐らく知っているだろう」

    アルミン「戻るまで待つしかなさそうですね」

    リヴァイ「あぁ」

    ミカサ「エレン…」

    ──それから20分が経過し、董香は自分の部屋へと入る

    董香「すみません!お待たせしてしまって」

    アルミン「あ、いえいえ!」
    (この人がエレンの知り合い……って女の人!?)

    ミカサ「綺麗…」

    董香「は、はい?」

    ?「…失礼するぞ」

    リヴァイ「迷惑をかけてしまいすまない」

    ?「…気にするな」

    董香「あ、私の兄さんです」

    四方「…四方蓮示だ」

    リヴァイ「四方が苗字か?」

    四方「…あぁ」

    董香「はい、アルミンさんとミカサさん」

    アルミン「ありがとうございます」

    ミカサ「ありがとう…ございます」

    四方「…」

    リヴァイ「ありがとう」

    四方「…あぁ」

    董香「味は…どうですか?」

    リヴァイ「美味い」

    アルミン「美味しいです!」

    ミカサ「おいしい…」

    董香「良かったです!」

    四方「…エレンを探していたのか?」

    リヴァイ「あぁ、だがここにはいないと霧島が言っていたからな…振り出しに戻ってしまっている」

    アルミン「エレンの行き先…教えてくれませんか?」

    董香「えっと…」
    (色々と複雑で説明がしづらいな…)

    リヴァイ「言えない理由でもあるのか?」

    董香「そういう訳ではないんですが…」

    リヴァイ「…?」

    四方「…未来に行った」

    董香「ちょ、兄さん!」
    (そんなの信じてもらえるわけないでしょ!)

    アルミン「未来…?」

    四方「…お前達は紅い雲に巻き込まれてきたのか?」

    リヴァイ「なぜそれを…」

    四方「…エレンのヤツも紅い雲に巻き込まれて俺達の所へ来た」

    董香「その…数日前に行ったばかりで今はいないんです……」

    リヴァイ「そうか」

    アルミン「未来に行っただなんて…頭が追いつかないよ」

    ミカサ「エレン…」

    アルミン「やっと会えると思ったのにな…」

    リヴァイ「いないものはいない。だが…なぜ未来なんだ?理由を話してくれ」

    四方「…あぁ」

    ──四方は理解出来るよう、丁寧に3人に説明をした

    リヴァイ「霧島流星と金木琲世と共に行ったのか…確かに1000年後の未来ならそんな乗り物があってもおかしくはない」

    董香「信じてくれるんですか…?」

    リヴァイ「あぁ、現に今エレンはいない。それに…お前らは嘘をつく輩でない事は分かる」

    四方「…すまないが俺は接客に戻る」

    董香「分かった」

    四方「…トーカはエレンについて色々と話してやれ」

    董香「はい」

    ミカサ「霧島流星…エレンの子孫……」

    董香「はい」

    ミカサ「待って」

    リヴァイ(ちっ…めんどくせぇところに気が付きやがったか)

    アルミン(ミカサ…)

    ミカサ「貴女も霧島…エレンの子孫も霧島…これってつまり貴女がエレンと結婚するってこと?」

    董香「は、はい//私とエレンは恋人同士なので////」

    ミカサ「恋…人……?」
  108. 109 : : 2015/12/31(木) 21:52:04
    董香「はい////」

    ミカサ「エレンは…」

    董香「…?」

    ミカサ「エレンは渡さない!」

    董香「そ、それは…」

    ミカサ「エレンは私のもの…」

    董香「友達でしょ…!」
    (渡さない!)

    ミカサ「家族…だから」

    董香「家族…?」

    ミカサ「ので、エレンは渡さない」

    アルミン(で、でた…ミカサの家族理論…謎理論すぎる……)

    リヴァイ「2人共落ち着け」

    董香「ごめんなさい…」

    ミカサ「っ……」

    リヴァイ「互いの同意の上で交際をしているのか?」

    董香「はい」

    リヴァイ「ならば問題はない。それに、今はそんな事で一々論議を交わしている暇はない」

    ミカサ「でも…!」

    リヴァイ「少し黙れ」

    ミカサ「っ…!」

    アルミン「ミカサ、落ち着いて?ね?」

    ミカサ「わかった…」

    董香「会いに行くのは無理ですけど、エレンの話なら出来ます」

    アルミン「聞かせて欲しいな、ここに来た時のエレンの話!」

    リヴァイ(さて…これからどうするか)

    ──それから2日が経過し、リヴァイは1人外を出歩く事になる

    ──理由は単純にこの世界に興味があるからである

    リヴァイ「じゃあ行ってくる、スマートフォンとやらの操作もだいたい覚えたしな。日本語というのも案外容易いものだ」

    アルミン「いや…普通2日でほとんど覚えるのは無理ですよ…」

    ミカサ「私もそう思う…」

    リヴァイ「お前らの学習能力が俺より低いだけの話だ。では…行ってくる」

    董香「いってらっしゃい!」
    (2日で覚えるのは異常だけどね…)

    アルミン「今日は閉店なんですよね?」

    董香「はい」

    ミカサ「勉強したい…」

    董香「うん、私も手伝う」

    ----------街中----------

    ──リヴァイは外を歩いていた

    リヴァイ「ちっ…人が邪魔くせぇな」

    不良「おい!ぶつかってんじゃねぇよ!」

    リヴァイ「…」

    不良「はぁ?テメェ…なに無視してくれてんだよ!」

    リヴァイ「おい、肩を掴んでいるその手を離せよ」

    不良「はぁ?睨まれて逃げる俺だとでも思ってんの?え?」

    リヴァイ「2度は言わない」

    不良「はぁ?なにいっ──ぐはっ!」

    リヴァイ「おいおい静かに痛がれよ…人がうじゃうじゃいる所でそんな反応をしたら目立つだろうが」

    不良「わ、わりぃ…」
    (コイツつえぇ…チビのくせに……)

    リヴァイ「くだらねぇ…さっさと失せろ屑野郎」

    不良「お、覚えて…ろ……よ…!」

    リヴァイ「どんな時代だろうと負け犬の逃げ台詞は変わらないものだな」

    『キャアアアアアアアア!!!』

    リヴァイ「なんだ…?」
    (行ってみるか…)

    ──声のする方へと行くリヴァイ、だがそこには…

    喰種「ひひひっ…腹減ってんだ……ぐわじでぐれよおおおお」

    女性「ぐ…喰種……!やだ…助けて……!」

    喰種「そんな気持ち悪い目で見るなよ…俺だって好きでこんな風になってんじゃねぇんだからよぉ……」

    女性「やめて…やめて!」

    喰種「ぐわぜろ!!!」

    女性「誰か助けて!!!!」

    リヴァイ「おい」

    喰種「まさか…ここは人気がねぇのに……」

    リヴァイ「女の叫び声が聞こえたんでな」

    喰種「くそっ…!」

    リヴァイ「女を気絶させやがって」

    喰種「ちっ…ならお前をぐわぜろおおおお!!」

    リヴァイ「あぁ、いいだろう」

    喰種「なっ…いいのか?」

    リヴァイ「喰らうのなら死ぬ気で来い、この世界は弱肉強食だからな」

    喰種「あぁ…殺してぐっでやるよおおお!!」

    リヴァイ「さて……あの解体書どうりにやるか」

    ──リヴァイVS喰種…開始!
  109. 110 : : 2015/12/31(木) 21:54:25
    【次回更新予定日】

    01/01(金)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  110. 111 : : 2015/12/31(木) 23:28:29
    リヴァイさん覚えるの早いんだね笑
    リヴァイVS喰種どっちが勝つかな??
    期待!
    壁|ョ・ω・`o)ガンバッテッ♪
  111. 112 : : 2016/01/01(金) 00:01:34
    Happy New Year

    今年もよろしく!!!!
  112. 113 : : 2016/01/01(金) 19:03:35
    ゚・:*:・。(=゚ω゚)ノ★A HAPPY NEW YEAR★ヽ(゚ω゚=)。・:*:・゚

    今年もよろしくです。

    期待!
    頑張って下さい!
  113. 114 : : 2016/01/01(金) 20:35:56
    >>111 リヴァイさん天才ですしね!←

    ありがとうございます☆
  114. 115 : : 2016/01/01(金) 20:36:19
    >>113 はい、よろしくです!
    いつも見てくれてありがとうございます
  115. 116 : : 2016/01/01(金) 20:36:29
    22:00に更新します
  116. 117 : : 2016/01/01(金) 21:05:23
    期待です!
  117. 118 : : 2016/01/01(金) 22:06:20
    更新します
  118. 119 : : 2016/01/01(金) 22:06:38
    喰種「死ねええええええ!!」

    リヴァイ「…!」

    喰種「ちっ…避けたか……けど次は絶対に決めるぞ」

    リヴァイ(速いな…ここまでとは…)

    喰種「これでくたばれええええ!」

    ──次の瞬間、喰種はリヴァイに向け全力の蹴りを入れようとする

    リヴァイ「だが…」

    喰種「なっ!俺の全力の蹴りを避けただと!?」

    リヴァイ「想定内だ」

    ──避けたリヴァイはすぐさま反撃を開始し、両手で喰種の両眼を押しつぶす

    喰種「いでええええええ!!!」

    リヴァイ「目から水がかなり出ているな…喰種とはいえ治癒するには時間がかかるぞ」

    喰種「いでえええ……いでええよおおお……っ!」

    リヴァイ「さて、硬い棒などで目を深く刺せば終わるわけだが…」

    喰種「ゆるじで……ぐれ…」

    リヴァイ「…」

    喰種「だの……む…!」

    リヴァイ「仕方がない、いいだろう…ただしその女には手を出すな。いいな?治癒が終わり次第直ぐに失せろ」

    喰種「あぁ…」

    リヴァイ「フン」
    (帰るか…)

    ──だが…

    喰種「なーんーてーなぁぁぁぁあ!!!」

    ──目の治癒が完了はしていないものの、喰種は赫子でリヴァイの肩の骨を折る

    リヴァイ「ぐっ…!」
    (野郎…!)

    喰種「ヒャハハ!あめぇんだよ!このまま生きて帰れると思うなよ!」

    リヴァイ「ヤバい…な」

    喰種「しねええええ!」

    リヴァイ(クソッ…動け!)

    ──死を覚悟したリヴァイ…だがそこに思わぬ人物が登場する

    喰種「なっ…」
    (俺の自慢の鱗赫の赫子を弾きやがった!?)

    ?「大丈夫ですか?」

    リヴァイ「すまない…」

    ?「驚きましたよ、一般の人が喰種と戦うなんて」

    リヴァイ「解体書を見ていたからな、喰種の狙うべき弱点は分かっている」

    喰種「お、おい…う、うう、うう、嘘だろ…な、なんで」

    リヴァイ(なんだ…?コイツの怯え方が尋常じゃないぞ)

    ?「ここでじっとしていてください」

    リヴァイ「あぁ」

    喰種「なんで……CCGの死神がいるんだよここに………」

    有馬「…」
  119. 120 : : 2016/01/01(金) 22:10:37
    喰種「くそっ…くそおお!!」

    有馬「…」

    ──攻撃を仕掛ける喰種だが…有馬の巧みなる技術に翻弄され、やがて腕を切り落とされてしまう

    喰種「ぐあああああ!!」

    リヴァイ(人間業じゃねぇ…)

    有馬「…」

    喰種「た、頼むゆるし───」

    ──次の瞬間、喰種の首は吹っ飛ばされてしまう

    リヴァイ「助かった」

    有馬「いえ、それより…今は治療を」

    リヴァイ「迷惑をかけてすまないな」

    有馬「左肩が折れていますね、病院に行かないと」

    リヴァイ「東京はあまり知らない」

    有馬「では、案内します。あの女性も連れていきませんとね」

    リヴァイ「…あぁ」

    有馬「では、行きましょう」

    ──1時間後、病院を出た3人

    女性「本当に…ありがとうございます」

    有馬「いえ…リヴァイさんがいたからです」

    リヴァイ「お前がいなければ俺は死んでいた…こちらこそ礼を言うぞ」

    女性「では私はこれで」

    ──そう言い、女性は帰る

    有馬「無事でなによりです」

    リヴァイ「でも、なぜ俺達がいたあの場所に?」

    有馬「本の返却日が今日だったもので、図書館に向かう途中に妙な殺気を感じたものですから」

    リヴァイ「なるほど」
    (野生の勘か…)

    有馬「リヴァイさんは、喰種捜査官に向いているかも知れません」

    リヴァイ「喰種捜査官?」

    有馬「はい、あなた程の実力ならばわずか数年で特等に辿り着くかと」

    リヴァイ「すまないな、俺にはおそらく向いていないと思う」

    有馬「そうですか…あぁ、そうだ」

    リヴァイ「?」

    有馬「これを」

    ──そう言うと、有馬はクインケをリヴァイに渡す

    リヴァイ「これは?」

    有馬「クインケです。本来は喰種捜査官のみ使用出来る、喰種対策武器です」

    リヴァイ「クインケか…いいのか?」

    有馬「はい、ユキムラはもう必要ないので」

    リヴァイ「そうか、ならば貰っておこう」

    有馬「それと、これは名刺です」

    リヴァイ「名刺…?」

    有馬「そうですが…?」

    リヴァイ「すまない、俺は持っていない」

    有馬「いや、大丈夫ですよ」

    リヴァイ「有馬貴将、喰種特等捜査官か」
    (あの実力からみておそらくコイツの階級はトップかもしれないな)

    有馬「何かあった時は訪ねてください」

    リヴァイ「あぁ…それともう一度礼を言うぞ、ありがとう」

    有馬「どういたしまして。それでは」

    リヴァイ「あぁ…」

    ──有馬とリヴァイは互いに背を向け、帰るのであった

    有馬(リヴァイさんか…あの人が入ればかなりの戦力になるな)

    リヴァイ(有馬貴将…アイツからはなにか違和感を感じるな……)

    ----------喫茶店:re----------

    ──そして、リヴァイは:reに帰宅する

    リヴァイ「確か今日は休みだったな」

    董香「おかえりなさ───っ!」

    リヴァイ「あぁ」

    董香「その箱は…?」

    リヴァイ「これか?これはクインケという武器だ、喰種を狩るにはもってこいだ」

    董香「それをどこで…?」

    リヴァイ「喰種捜査官から貰った。本来、喰種捜査官ではないものが使うのはダメらしいがな」

    董香「…」

    リヴァイ「どうした?」

    董香「…!い、いえ!」
    (困るね…これは………でも、いうなら早いほうがいいかも知れない)

    リヴァイ「喰種捜査官という職業…最初は少し否定気味だったが、今は悪くないと思っている」

    董香「あの…」

    リヴァイ「?」

    董香「話が…」

    リヴァイ「なんだ」

    董香「兄さんも出てきて」

    四方「意外な展開になってきたな」

    リヴァイ「?」

    董香「私と兄さん…喰種だよ」

    リヴァイ「そうか」

    四方「…」

    董香「…」

    リヴァイ「フッ…」

    ──突如として笑みを浮かべるリヴァイ…果たしてリヴァイの出す答えとは…?
  120. 121 : : 2016/01/01(金) 22:11:10
    【次回更新予定日】

    01/02(土)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  121. 122 : : 2016/01/02(土) 13:11:38
    >>117 ありがとうございます☆
  122. 123 : : 2016/01/02(土) 19:46:14
    期待!
    リヴァイはやっぱり強いですね^^*
    トーカ達を殺さないでくれー!
  123. 124 : : 2016/01/02(土) 21:34:40
    >>123 ありがとうございます☆

    それは、今日の22:00に分かります←
  124. 125 : : 2016/01/02(土) 21:34:48
    22:00に更新します
  125. 126 : : 2016/01/02(土) 21:52:34
    更新します
  126. 127 : : 2016/01/02(土) 21:53:03
    リヴァイ「まったくくだらないな…」

    董香「…私達喰種が?」

    四方「…」

    リヴァイ「喰種じゃなくてお前らだ」

    董香「私ら…?」

    リヴァイ「俺は喰種捜査官でもない。それにお前らは命の恩人だ、殺すはずもないだろう」

    董香「よかった…」

    四方「…アルミンとミカサも同じ事を言っていた」

    リヴァイ「アイツらが?」

    董香「私達の事を話したら、最初は確かにびっくりしてたけど…でも受け入れてくれた」

    四方「…お前らがエレンと同じでよかった」

    リヴァイ「まぁそういう訳だ、殺しはしない。する事になっても俺はお前ら2人に適わないだろうからな」

    四方「…謙遜はいい」

    リヴァイ「フン」

    董香「2人は、私の部屋のお風呂に入ってますがリヴァイさんも入りますか?」

    リヴァイ「俺は夜に入る」

    四方「しばらくは休店だ、こいつらにいろいろとこの世界の事について分からせるまではな」

    リヴァイ「すまないな…礼を言うぞ。この借りはいつか必ず返す」

    董香「じゃあ、珈琲でも飲みましょうか」

    リヴァイ「あぁ…」

    ──そして時は流れ1000年後

    ──こちらも数日の間で3人は未来の世界を堪能していた

    金木「ここに来てから1週間…なにも情報はないね」

    エレン「あぁ…GACの居場所すら掴めねぇ」

    琲世「はやく…」

    流星「ん?なんか言ったか?」

    琲世「いや、なんでも」
    (はやく……殺したい)

    リオ「何か手立てはないものですかね…」

    ──GACの居場所が分からず、困っている5人の元にヴィッチがやって来る

    ヴィッチ「おいチミら!」

    エレン「ビッチ!どうしてここにお前が?」

    ヴィッチ「俺っチがここに来た理由は1つに決まっているだろう?」

    琲世「まさか…居場所が?」

    ヴィッチ「あちらから出向いてくれた」

    リオ「あちらから?」

    ヴィッチ「説明する」

    ──今から時を遡ること2時間前

    コンコン(ドアのノック音)

    和修「入れ」

    ?「…」

    和修「…?お前の顔は初めて見るな…ここの人間か?」

    ?「クク…」

    和修「…!まて…お前まさか」

    ?「あぁ…僕だよ、和修正義総議長」

    和修「まさかCCGの奴に変装して私の部屋に来るとはな…たまげたよ」

    ?「僕を…覚えていますか?」

    和修「覚えているよ、金木優太くん」

    優太「それは光栄ですね…今回は報告があって来たんですよ」

    和修「報告?ははは…笑わせないでくれよ」

    優太「?」

    ヴィッチ「ずっと背後をつけていた事に気づかなかったのか?チミ」

    和修「ここはCCGの本部だぞ?逃げられると思うなよ」

    ヴィッチ「そういう事だ…チミの前には和修総議長…後ろには俺っチがいる」

    優太「その喋り方…ヴィッチ・ジャガージャックだな?」

    ヴィッチ「知っているのか?」

    優太「喰種対策局本部所属…准特等捜査官ヴィッチ・ジャガージャック。実力はかなりのものと聞いている…しかも、喰種だとか」

    ヴィッチ「そこまでわかっているとはな」

    優太「今僕と殺るのはいいけど…君程度7秒もあれば片付くよ?」

    ヴィッチ「ちっ…」

    和修「…ヴィッチ」

    ヴィッチ「はい…」

    優太「賢明な判断だ」

    和修「それで…話とは?」

    優太「3016年の明日をもって東京都に存在する全ての人民は全滅する」

    和修「そんな事させるとでも…?」

    優太「まず手始めに20区から攻める」

    和修「させるとでも……と、言っているだろう!! 」

    優太「期日は明日」

    和修「ヴィッチ!やはり殺れ!!」

    ヴィッチ「わかりま───っ!?」

    和修「!?」

    ヴィッチ「い、いない……どこにいった…?」

    和修「くっ…潜在能力か」

    ヴィッチ「瞬間移動の潜在能力か…」

    和修「分からん…だが桁が違う」

    ヴィッチ「くそっ…!」

    和修「ヴィッチ准特等捜査官、大至急アイツらにこの事を報告せよ」

    ヴィッチ「はい!」

    ──そして時は現在に至る

    ヴィッチ「…と、いう訳だ」

    金木「明日、GACが来る…」

    リオ「カネキさん!」

    金木「分かってるよリオくん」

    エレン「なら…明日に備えねぇとな」

    流星「やっとアイツらに会える…なんとか説得をして戦いは避けてぇ」

    琲世「うん」
    (いや戦う……戦う…?違う………戦うだけじゃ意味がない…!勝つだけじゃ意味がない…!コロス!!コロスコロスコロスコロスコロス!!!!)

    金木「では、明日に備えて今日は適度な運動をしながら体を休めましょうか」

    ヴィッチ「あぁ、明日はここ20区が戦場と化す。俺っチは今から20区の人民全員を他の区へ移動させるよう手配しに行かなければならない…では」

    琲世(待っててね僕の可愛い弟…殺してやるから)
  127. 128 : : 2016/01/02(土) 21:55:45
    ──そして明日…20区の人民は無事避難でき、20区はもぬけの殻となる

    金木「もぬけの殻とはまさにこの事だね…誰もいないや」

    エレン「深夜の2時に終わったな、そういえば」

    リオ「まだGACの奴らは20区がもぬけの殻だと知らない…!」

    金木「もし知ったとしても僕達を先に殺しに来るだろうね」

    琲世「返り討ちにするだけだよ」

    ボキッ(指鳴らし)

    ──そこから約数分、ヴィッチ含む天才捜査官達が20区の中心部に集合した

    金木「天才捜査官達のお揃いですね」

    征十郎「お前が金木研か?」

    金木「貴方は…有馬征十郎さんですか?」

    征十郎「あぁ…お前らの事情は聞いている」

    金木「そうですか」

    征十郎「俺の先祖とはどういう関係なんだ?」

    金木「有馬貴将。師匠であり上司であり父親であり、そして…」

    征十郎「?」

    金木「今最も殺したい人物です」

    征十郎「そうか、まぁいい。お前らの時代の事情だ…俺には関係ない」

    金木「有馬を殺したら貴方は生まれて来なくなりますけどね」

    征十郎「やはり関係があるな」

    金木(有馬と同じで天然か…まぁ今回に至っては頼もしい子孫だけどね)

    ?「あっれれ〜?まだGACは来ないんですかあ〜?」

    エレン「げっ…その喋り方は…」

    匠「うふふ♪ど〜も〜鈴屋匠ですう♪」

    エレン「あぁ…よろしくな…」

    匠「あの…どこか出会ったことありますう?」

    エレン「お前の先祖とは会ってるよ」

    匠「なるほど〜」

    エレン(髪の毛が黒以外全て似てやがる…なんだか複雑だなぁ)

    大儀「和修大儀だ、よろしく頼む」

    リオ「あ、はい」

    ヴィッチ「さて…そろそろか」

    ──次の瞬間、GACが遥か彼方上空から隕石のように落下してくる

    金木「来たね…」

    征十郎「構えろ、金木研」

    金木「…はい」

    匠「強そうですね〜♪」

    エレン「あぁ…気を抜くなよ」

    匠「はいですう〜」

    大儀「油断するなよ、リオさん」

    リオ「はい!」
    (白鳩との共闘は初めてだな…今頃になってきて感じてきてるよ、この時代の人達は共存しているんだって)

    優太「さて…誰が誰を殺る?見た所もうここにはこの人達しかいなさそうだし」

    太虎「この俺、霧島太虎がいこう」

    明「よろしくね、タイガくん」

    太虎「任せろ笛口」

    学「おやおや…じゃあ僕はあちらの方達を担当しますかね…」

    太虎「しくじるなよ」

    学「大丈夫ですよ、必ずmission completeしてあげますから」

    小坂「じゃあ私も」

    学「君は僕の血を貰ったただの一般人…あまり無茶はするなよ」

    小坂「はい」

    ──そして、それぞれがそれぞれの相手に向かって歩き始める

    ----------優太VS金木/エレン----------

    金木「自己紹介…してもらえますか?」

    優太「金木優太だ」

    金木「金木研です」

    優太「偶然だな…苗字が被るとは」

    金木「まぁ…僕の子孫だしね」

    優太「…?何の事だかよく分からないけど、殺していいよね?邪魔をするなら」

    金木「いいよ」

    ──そう言い、眼鏡をかける金木

    優太「眼鏡?」

    金木「最近視力が悪くてね…あぁ、気にすることはないからはやくかかって来いよ」

    優太(コイツやるな…)

    エレン「おいおいカネキ」

    金木「エレン…」

    優太(誰だ?コイツ)

    エレン「よォ、お前天才なんだってな」

    優太「あぁ」

    エレン「俺達も天才だ…ナメんなよ」

    金木「そっちは1人でいいの?」

    優太「俺を甘く見るなよ」

    エレン「行くぞ、カネキ」

    金木「うん」

    ----------学VSヴィッチ/匠----------

    ヴィッチ「チミが相手か」

    匠「強そうですねえ〜」

    学「えっと…君達は確か…」

    ヴィッチ「ヴィッチだ」

    匠「鈴屋ですう〜♪」

    学「sorry…そうだったね。では、貴方達のお命頂戴いたします」

    匠「勝ったら上げるです♪」

    ヴィッチ「俺っチ達をなめるなよ」

    ----------太虎VS流星/琲世----------

    太虎「久しぶりだな…兄さん、ハイセさん」

    琲世「久しぶりだね…」

    流星「よォ糞弟君よ…」

    太虎「はぁ…家族を殺るのは気が引けるなぁ」

    琲世「…」
    (この野郎…!)

    流星「覚悟はできてるよな?」

    琲世/流星
    《俺(僕)達は出来ている!!!》

    太虎「こいよ…返り討ちにしてやる」

    ──GACとの対決…開始!
  128. 129 : : 2016/01/02(土) 21:56:19
    【次回更新予定日】

    01/03(日)21:00~23:00

    このSSについて>>1
  129. 130 : : 2016/01/03(日) 13:29:01
    TwitterとLobiの方で質問がいくつかあったので、載せたいと思います

    1「エレンは光の速度で移動できるんですか?」

    回答『エレン自身は無理です。高速で移動できるのは、エレンが持っている鱗赫の赫子を地面や壁などに刺して、その後自在に伸縮させることが出来るため高速で動けます。エレンの赫子の強さは喰種1000人分なので伸縮も硬直も自在で速度も物凄く速いです。』

    長文失礼しました。

    2「トーカちゃんとエレンはどういう関係ですか?」

    回答『物語を見ていれば分かるとは思いますが、エレンとトーカちゃんは交際しています。』

    3「カネキとエレンの子孫が流星と琲世?」

    回答『はい。』

    4「エレンはSS最強設定ですか?」

    回答『エレンは今潜在能力が開花していないので、最強ではありません。しかし、身体能力、治癒力、赫子の力などを統計して総合的に見るならば最強です』

    5「金木は誰と結婚するんですか?」

    回答『金木がコイツと!?という設定ですね。ただ僕としてはリゼと結ばれて結婚して欲しかった←(無理な話ですがw)』

    6「カネキの潜在能力はいつ見れますか?」

    回答『エレンとカネキとリオの潜在能力は後少しでみれます(リオの潜在能力はどんなのにするかまだ迷ってるだなんて言えない…)』

    7「潜在能力がちょっと多すぎてこんがらがってきた笑」

    回答『夜、潜在能力の情報について載せます』

    ──────────
    金木研
    ──────────
    潜在能力名
    ──────────
    能力
    ──────────

    こんな感じで載せますb
  130. 131 : : 2016/01/03(日) 14:40:05
    期待!

    エレンの潜在能力楽しみ〜
  131. 132 : : 2016/01/03(日) 21:24:24
    >>131 ありがとうございます☆
  132. 133 : : 2016/01/03(日) 21:24:31
    22:00に更新します
  133. 134 : : 2016/01/03(日) 21:50:38
    更新します
  134. 135 : : 2016/01/03(日) 21:50:42
    ----------明VS大儀/征十郎----------

    明「貴方達が相手?」

    征十郎「…」

    大儀「アイツの目を直接見るなよ…潜在能力は下僕を意味する」

    征十郎「下僕ですか…まぁ我々が目を見なければいいだけの話です」

    大儀(さて…どれほどのものか)

    明「さて…始めましょう?」

    大儀「あぁ、悪いが死んでもらう」

    征十郎「…」

    ----------茜VSリオ----------

    茜(私は血を注射されて天才になった……負けるはずがない)

    リオ「貴女が相手ですか」

    茜「容赦はしないわよ?」

    リオ「分かりました、では僕も…」

    茜「さぁて…私の赫子に適うかしら?」

    ──そう言うと、茜は甲赫と羽赫の赫子を出す

    茜「どう?私…2つも赫子が出せるのよ?貴方も本気で来て」

    リオ「そうですか……では」

    ──次の瞬間、リオは赫子をだす

    茜「嘘でしょ……甲赫、羽赫、鱗赫、尾赫…全部の赫子を出すなんて…一体貴方」

    リオ「貴女には悪いですが、本気で行かせてもらいます」

    茜「負けるものですか」

    ----------太虎VS流星/琲世----------

    ──一方、流星と琲世は太虎と戦ってはいたが……形勢は圧倒的不利であった

    琲世「くっ…」

    太虎「おいおいハイセさん…もう終わりかよ?」

    流星「くそぉ…つえぇ……」

    太虎「オラァ!!!」

    琲世「ぐあああああ!!!!!」

    太虎「ん〜♪いい声を出すねぇ…そういえばハイセさんの親も叫ぶのが上手かったなぁ〜いやいや…あれはクラシックでも聞いてる気分だったよ」

    琲世「…!」
    (コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスゴロジデヤル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

    流星「ハイセ!……ぐっ!」
    (クソッ!まだ傷の治癒が終わってねぇ…!)

    太虎「親はほんっとにウザかった…良かったよ、あんな屑親を優太の奴と殺せて」

    流星「俺とハイセの親を返せ…クソ野郎!」

    太虎「ねぇモンはねぇよ、諦めろ」

    琲世「ぐおおおおおおおお!!!」

    太虎「ぐはっ!」

    ──隙が出来た太虎に、琲世は渾身の一撃を喰らわせる

    流星「ナイスだぜ!」

    琲世「流星、ごめん…僕は君の弟を殺すかもしれない…いや、殺したい」

    流星「ハイセ…」

    琲世「もし、殺したらごめん」

    流星「わかった…」

    太虎「はぁ…はぁ…やられたよ」

    琲世「無駄だよ」

    太虎「はあ?」

    琲世「傷、治ってないでしょ?」

    太虎「ぐはっ!」
    (なにィ!?傷が治ってねぇ…!喰種だぞ俺は……この程度の傷ならすぐに治るはず…なのになんでだ!?)

    流星「ハイセ…まさかお前」

    琲世「そう…僕の潜在能力だよ」

    流星「潜在能力…」

    琲世「潜在能力名はユースレス…能力は全てを無効化すること」

    太虎「まさかお前…」

    琲世「喰種としての能力を無効化した…つまり、君はもうただの人間だ」

    太虎「なんだと…………ぐはっ!」

    流星「お前にそんな能力があったとはな」

    琲世「隠すつもりはなかったけどね」

    流星「はいはい」

    太虎「クク…」

    琲世「?」

    流星「?」

    太虎「何がおかしい?って顔だなぁ…兄さん、ハイセさんよォ〜」

    ──次の瞬間、琲世と流星は地面に膝まづいてしまう

    琲世「なっ…!」

    流星「体が動かねぇ…!」

    太虎「俺の潜在能力の名はメタボ。能力は対象を重くする事だ」

    琲世「…」

    流星「うごけねぇ……!」

    琲世「確かに動かない…ヤバいかも」

    太虎「馬鹿な俺でも分かる…喰種としての能力を失っても、潜在能力さえあればいい」

    琲世「…」

    流星「くそォ…ずっと地面に土下座してるだけかよ…!!」

    太虎「そのまま土下座していろ、この霧島太虎が蹴りで葬ってやる」

    琲世「喰種としての能力がないくせに?」

    太虎「それもそうだな…それならば蹴りは無理だ……では」
  135. 136 : : 2016/01/03(日) 21:51:31
    ──次の瞬間、更に琲世と流星の体が重くなる

    琲世「ぐっ………!!」

    流星「ぐああ!」

    太虎「重くしてそのまま潰れろ」

    ──だが…次の瞬間、琲世は笑うのである

    琲世「クククク…」

    流星「ハイセ…?」

    琲世「フハハッ!クックックッ…ヒヒヒヒヒ ……ケケケケケ!ノォホホノォホ …ヘラヘラヘラヘラ……アヘアヘアヘ!」

    太虎「ついにイったか」

    流星「どうしたんだ?ハイセ…」

    琲世「馬っ鹿っだっなぁ〜太虎…」

    ──そう言い、琲世は太虎の背後へ一瞬で移動をして自分の腕を太虎の体ごと貫通させる

    太虎「な……ぜ…っ……」

    琲世「君さぁホントバカだね…僕の潜在能力は全てを無効化する能力だよ?いくら君が強くても意味ないよ」

    流星「あぁなるほど…」

    琲世「流星も自由に動ける?」

    流星「あぁ」

    太虎「反則すぎだ………ろ…っ……」

    琲世「黙って死ねよ」

    次の瞬間、琲世は太虎の体を2つに裂ける

    琲世「ごめんね、流星」

    流星「気にすんな、今ので分かった事もある」

    琲世「?」

    流星「GACに説得はムリだな」

    琲世「そうだね」
    (全員殺すしかないね…)

    流星「少し休もう、お前…疲れてるだろ?俺の潜在能力で…」

    琲世「君の潜在能力は使わなくていい…僕は治るけど君は疲れるでしょ?」

    流星「まぁな」

    琲世「自然回復に委ねよう…」

    流星「じゃあ俺も」

    流星──琲世──勝利

    霧島太虎──死亡───?

    ----------茜VSリオ----------

    ──GACの血を授けられ、GACの力を得た茜はリオと善戦していた

    茜「強いね」

    リオ「驚いていますよ…赫子の数ではこっちが上なのに、格闘面ではアナタの方が上ですから」

    茜「私はGACではないけれど、GACの血を持っている者…負けるはずがない」

    リオ「アナタはなぜGACの血を?」

    茜「私はいわゆる低脳」

    リオ「低脳…?」

    茜「学校の成績はビリ…顔はブス…運動もダメ、勉強もダメ、友達もいないし…挙句の果てにレイプされたわ……」

    リオ「…」

    茜「でもそんな所を助けてくれたのがGACの人達だったの」

    リオ「そうでしたか…」

    茜「私は決めたの…GACの血を貰って喰種になって、GACの役に立ちたいって!恩返しがしたい…そしてその後は私を馬鹿にした人やレイプした人を片っ端から殺して食っていくわ!」

    リオ「ならば…僕はそれを止めないといけませんね」

    茜「どうやって?」

    リオ「戦いで!」

    ----------優太VS金木/エレン----------

    優太「お前の赫子を振り回す速度なんだよ…目で追えないんだけど」

    エレン「知らねぇよ、まぁ今はあのクソ医者に感謝しねぇとな」

    優太「クソ医者…?」

    ──喋っている間に隙が出来る優太

    ──金木はそこを突き、背後へと回る

    金木「背後、空いてるよ?」

    優太「あぁ、知ってる」

    金木「なっ…───ぐはぁ!」

    エレン「カネキ!」

    優太「7mは吹っ飛んだか?」

    エレン「てめぇ…」

    金木「大丈夫…この程度なんともないから」

    優太「お前…傷の修正が速いな」

    金木「エレンには負けるけどね」

    エレン「次は俺の番だ」

    ──そう言うとエレンは甲赫を出し、優太に突きを喰らわす

    優太「んなもん余裕で避けられるって〜の」

    エレン「ちっ…」
    (鱗赫の赫子は軽いから目で追えない速度並の攻撃が出来るけど、甲赫はあまり使わねぇ上に重いな…)

    金木「エレン、どいて」

    エレン「おう」

    優太「なんだよそれ…」

    ──金木は上空から優太に攻撃を仕掛けていた

    ──優太が見たのはとてつもなく巨大な手のひらの形をした赫子だった

    優太「やっば…押し潰される」

    金木「あっそ、んじゃあ潰れて死ねよ」

    優太「がああああああ!!!!」

    エレン「うぇ…潰れて内蔵出てやがるな……グロいぜまったく」

    金木「流星達は勝ったみたいだね…リオくんはまだ戦ってるけど優勢みたいだ」

    エレン「捜査官組も案外やるじゃねぇの」

    金木「僕達の勝ちだね」

    『誰が勝ったって?言ったはずだぞ、俺を甘く見るなと』

    エレン「…!」

    金木「まさか───ぐはっ!!」

    エレン「カネキ!!!!!」

    金木「なんで…生きて……るの…優太くん」

    優太「クククッ」
  136. 137 : : 2016/01/03(日) 21:52:05
    《潜在能力所持者情報》
    ※随時更新予定

    『エレン・イェーガー』

    潜在能力名:不明

    能力:不明

    『金木研/佐々木琲世』

    潜在能力名:不明

    潜在能力名2:バロウ

    能力:不明

    能力2:相手の潜在能力を借りることが出来る(ただし疲労が激しい)

    『霧島流星』

    潜在能力名:リカバリー

    能力:自身と死んだ生物以外の全てを治(直)す

    『金木琲世』

    潜在能力名:ユースレス

    能力:対象の全てを無効化する

    『金木優太』

    潜在能力名:カタム

    能力:自身と相手に起こった出来事を全てなかったことにする

    『霧島太虎』

    潜在能力名:メタボ

    能力:対象を重くする

    『リオ』

    潜在能力名:不明

    能力:不明

    『月山学』

    潜在能力名:ブック・オブ・ジ・エンド

    能力:触れた者の過去を変える

    『笛口明』

    潜在能力名:サーヴァント

    能力:相手が能力者自身を好きでたまらなくなる

    『ヴィッチ・ジャガージャック』

    潜在能力名:タイマー

    能力:相手の記憶を奪う
  137. 138 : : 2016/01/03(日) 21:53:01
    【次回更新予定日】

    01/04(月)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    潜在能力について>>137

    子孫情報について>>142
  138. 139 : : 2016/01/03(日) 22:32:58
    期待!
  139. 140 : : 2016/01/04(月) 01:13:55
    もう一回読み直してみたけど
    エトと芳村さん死んじゃってたんだね(><)

    あと有馬がリヴァイを助けた時に名刺渡して渡したけど有馬貴将って1000年生きてるんですか?
    こちらの間違えだったらごめんなさいm(_ _)m
  140. 141 : : 2016/01/04(月) 07:37:37
    >>140 もう一回読み直したんですか!?
    エトと芳村死亡設定にしました(><)

    有馬貴将は1000年生きていません。
    有馬貴将の子孫が有馬征十郎です
  141. 142 : : 2016/01/04(月) 07:45:21
    《子孫情報》
    『先祖』エレン・イェーガー
    『子孫』霧島流星

    『先祖』金木研
    『子孫』金木琲世/金木優太

    『先祖』月山習
    『子孫』月山学

    『先祖』笛口雛実
    『子孫』笛口明

    『先祖』有馬貴将
    『子孫』有馬征十郎

    『先祖』和修常吉
    『子孫』和修正義/和修大儀

    『先祖』鈴屋什造
    『子孫』鈴屋匠
  142. 143 : : 2016/01/04(月) 14:44:36
    ほ〜そうだったんですね!
    よく分かりました!
    細かく説明してくれて有難うございます!
  143. 144 : : 2016/01/04(月) 14:45:54
    時代が違ったんですね
    リヴァイのいる所と
    エレンいる所は
    分かりました!
  144. 145 : : 2016/01/04(月) 19:33:58
    >>144 はい^^分かりにくくてすみません(><)
  145. 146 : : 2016/01/04(月) 19:35:10
    《お知らせ》

    今夜の投稿は私事で、中止します。

    投稿は明日の夜、22:00に必ず投稿致します。

    迷惑をかけてごめんなさい。尚、ご理解の程よろしくお願い致します。
  146. 147 : : 2016/01/04(月) 19:37:25
    大丈夫ですよ〜!


    今日は出来ないんですか!?
    了解です(^-^)/
    期待ですよ〜!
    頑張って下さい♪
  147. 148 : : 2016/01/05(火) 01:16:30
    思ったんですが…
    ハイセって二人いませんか?笑笑
    1000年前のハイセ(金木)の方と金木の子孫のハイセ…
  148. 149 : : 2016/01/05(火) 09:16:53
    >>148 読んで頂きありがとうございます☆
    今の金木は佐々木琲世ではなく金木研です。
  149. 150 : : 2016/01/05(火) 10:15:57
    《余談》

    『質問があったので、お答えします』
    《琲世と琲世について》
    ※少々ネタバレ内容ありますので閲覧注意です。


    準主人公の欄に書いてある琲世は佐々木琲世ですが、今は金木研です。

    しかし、後の展開で佐々木琲世と入れ替わることになります

    なので、準主人公欄に琲世を入れました

    ※子孫の金木琲世の琲世はただ名前が同じなだけですので、深い意味はありません。
  150. 151 : : 2016/01/05(火) 20:13:04
    期待!
  151. 152 : : 2016/01/05(火) 20:26:11
    22:00に更新します。
  152. 153 : : 2016/01/05(火) 20:26:36
    >>151 ありがとうございます☆
  153. 154 : : 2016/01/05(火) 21:53:48
    更新します
  154. 155 : : 2016/01/05(火) 21:53:51
    優太「俺の潜在能力はカタム。能力は自身と相手にあった出来事をなかった事にする能力だ」

    ──そう言い、優太は金木の体ごと貫通させていた赫子をしまい、距離をとる

    金木「ぐはっ!」

    エレン「カネキ!てんめぇ……!」

    優太「俺はさっき一度死んだ。でも、死ぬ前に上書きしたんだよ」

    エレン「上書き…?」

    優太「俺が金木研に殺されたのは無かったことにする。死ぬ直前にそう上書きした…だから死んだ後それは無かったことになったから俺は今生きている」

    金木「参ったね…」

    エレン「正直ナメてたぜ」

    金木「どうする…?」

    エレン「どうするって、俺達は潜在能力なんてねぇし…打つ手ねぇよ」

    金木「そうだね…起こった出来事を無かったことにする能力か…まさか自身の死さえも無かったことに出来るとは…」

    エレン「まぁでも…」

    金木「でも…」

    優太「?」

    金木「諦めるわけにはいかないかな」

    エレン「だな」

    優太「まぁいい…来いよ、俺を100回殺そうと同じ事だ」

    エレン「なら1000回殺してやる!」

    金木「いや…エレン、それは無駄かと思うけど…」

    優太(馬鹿だ…)

    エレン「うるせぇな…行くぞ!」

    金木「うん」
    (一体どうやって倒せば…)

    ----------茜VSリオ----------

    ─一方リオは、茜相手に善戦していた

    茜「なんで当たらないのよ…!」

    リオ「赫子の使い方がまだまだだからですよ」

    茜「うるさい!」

    リオ「女性にこんな事はしたくないのですが…」

    ──そう言い、茜に突進するリオ。そしてリオは…

    茜「?───ぐはっ!」

    ──赫子で腹部をえぐり、内臓をむき出しにする

    茜「が……っ…」

    リオ「可哀相とは思います…本意ではありません」

    茜「な…っ………」

    リオ「でもカネキさんが教えてくれたんです…この世界は弱肉強食。一方を捨ててでも、一方を護らなければならない…と」

    茜「………」

    リオ「僕が守りたいのは未来と人類と仲間です。そして捨てるのは情です」

    茜「………」

    リオ「死んでしまいましたか…いくらGACの血を受けて、喰種になろうとも不完全でしたか」

    ──戦いが終わったことを確認するリオは金木達の方へ視線を移す

    リオ(カネキさんとエレンを押しているなんて…なんて奴だ。早く僕も救助に向かわないと!)

    ──リオ──勝利──

    ──小坂茜──死亡───?

    ----------学VSヴィッチ/匠----------

    学「アハハハハ!素晴らしい……僕とここまで対等に渡り合えるなんて…驚きましたよ」

    ヴィッチ「フッ…」

    学「ん?───ぐはっ!」
    (いつ攻撃を!?いや…そんな事より僕が吹っ飛ばされるなんて…)

    ヴィッチ「まだまだ序の口だねぇ〜」

    匠「潜在能力僕も開花したいですう〜…」

    ヴィッチ「才能はありそうだが、鈴屋特等は絶望を体験した事かないので無理かと…」

    学「さては…潜在能力かい?君の」

    ヴィッチ「あぁそうだ」

    学「君はその場から動かなかった…なのに僕は攻撃をされ吹っ飛ばされた…そしてこれが潜在能力とすれば…瞬間移動。と考えたのだが…瞬間移動ならばその場から動かないのは有り得ない。移動はしているはず…その場から動かずに私をぶっ飛ばせるとしたら、何かを上書きする能力に違いない」

    ヴィッチ「…」

    学「と、推測してみたのだけれど…あっているかい?」

    ヴィッチ「さぁな?」
    (コイツ頭の回転が速いな…頭脳戦と長期戦は止めにしておくか)

    匠「どうします?」

    ヴィッチ「彼の潜在能力は分かってはいる…だが、まだ使ってこない。何かまだある…様子を見ながら戦うぞ」

    学「あぁ…潜在能力は今使えないのですよ」

    ヴィッチ「信用出来ないな」

    学「理由は1つ。貴方達如きに使ってしまっては、僕のプライドがね…使わないのではなく、貴方達みたいなう○こ共には使いたくないから、使えない」

    ヴィッチ「言っちゃってくれるね〜」

    匠「そ〜おれっ!♪」

    ヴィッチ「ばっ!」

    学「ふぅ…危ない危ない」

    匠「このクインケ、何に見えますう?」

    そう言うと、鈴屋は服の内側からナイフがぎっしり詰まったクインケを見せる

    学「ナイフ…だね」

    匠「今からこれで切り刻みますう〜うふふ♪」

    学「僕は喰種…すぐになお──!?」

    ──気がつけば、学の右腕は吹っ飛んでいた

    匠「治る…ですかぁ…それって、間に合います?かあ?」

    学「貴様…貴様!!」

    ヴィッチ(さすが特等だな…)
  155. 156 : : 2016/01/05(火) 21:54:12
    ----------明VS大儀/征十郎----------

    明「貴方達もしかして特等?」

    大儀「だったらなんだ?」

    明「拍子抜けだわ…特等はこんなに弱いのね」

    大儀「貴様…」

    征十郎「ただの挑発です。乗るのことはありません」

    大儀「す、すまない…」

    征十郎「相手の目を見ないでの戦闘は顔を見ていないのと同じ…表情も読み取れない為、相手の攻撃の先読みも不可です」

    大儀「あぁ…」

    征十郎「ですが、実力と経験は我々の方が上です」

    大儀「あぁ」

    明「はぁ?イラつくんだけど…」
    (あの糞メガネ捜査官ムカつけど、かなり強いみたいだね…冷静な判断力だわ)

    征十郎「…」

    明「あちゃー…無視とかされると女の子は傷付くんだよ?」

    征十郎「…」

    明「殺す」

    大儀「殺す?誰を」

    明「なっ!いつ私の背後に!?」

    征十郎「…」

    明(背後と正面を取られた…赫子で何とかすれば……)

    大儀「遅い」

    明「ふざけっ───ぐはっ!」

    ──その瞬間、大儀はクインケで体を貫通させる

    征十郎「…」

    明「やめ…やめてえええええ!!!!!!」

    ──絶叫と同時に、征十郎は明の両目をクインケで貫く

    明「いやああああああ!!!!!」

    征十郎「後は首を切断すれば終わりますね」

    明「ヒド…い……」

    征十郎「…」

    大儀「我々喰種捜査官の責務だ。それに、殺らなければ我々がお前らに殺られるのでな」

    征十郎「…」

    明「なんであたしが死ななければいけないの…」

    征十郎「…」

    明「ねぇ…なんか喋ってよ…」

    征十郎「…」

    明「ねぇ…なんか喋っ───………」

    ──明が喋ると同時に征十郎は明の首を切断した

    征十郎「さて…こちらは終わりましたね」

    大儀「あぁ…しかし珍しいな」

    征十郎「なにがです?」

    大儀「金木研は仲間とはいえ初対面…しかも喰種だ。なのによく話せたな」

    征十郎「私は喰種とは話しません」

    大儀「…彼は喰種だぞ?話は聞いているだろう」

    征十郎「まぁ…妙な親近感がありましてね」

    大儀「…?」

    征十郎「そんな事より、鈴屋特等達の援助に向かいましょう」

    大儀「あぁ…そうだな」

    ──有馬征十郎/和修大儀──勝利──

    ──笛口明──死亡───?
  156. 157 : : 2016/01/05(火) 21:54:42
    【次回更新予定日】

    01/05(火)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    潜在能力について>>137

    子孫情報について>>142
  157. 158 : : 2016/01/06(水) 01:55:22
    期待!

    今まで思ってたんですけど
    このSSの出来すごいいいですね!
    子孫関係とか潜在能力とか私には決めるの無理です(TT)
    色々細かくて凄いです!!o(^▽^)o
    頑張って下さい(´・ω・`)(´-ω-`)) ペコリ
  158. 159 : : 2016/01/06(水) 01:55:35
    長分失礼します。
  159. 160 : : 2016/01/06(水) 08:48:34
    >>158 そう言ってもらえると嬉しいです☆
    これからも、頑張ります
  160. 161 : : 2016/01/06(水) 10:27:28
    金木/排世って二個潜在能力があるんですか?
  161. 162 : : 2016/01/06(水) 17:49:07
    >>161 読んでいただきありがとうございます☆

    金木研と佐々木琲世の潜在能力は別に分けてある設定です

    詳しい事はネタバレになるので言えませんが、次々回でわかります
  162. 163 : : 2016/01/06(水) 20:24:16
    22:00に更新します
  163. 164 : : 2016/01/06(水) 22:05:25
    更新します
  164. 165 : : 2016/01/06(水) 22:05:32
    ----------学VSヴィッチ/匠----------

    学「ふぅ…単純に貴方達強いですねぇ」

    ヴィッチ「はぁ……はぁ……」

    匠「最初は押してたんですけどねえ…あちゃちゃ〜…打つ手なしですう…」

    ヴィッチ「くそっ…たれ!」

    学「まだ僕は潜在能力を使っていない…にも関わらず貴方達は負けている」

    ヴィッチ「…っ」

    匠「ですねぇ〜」

    学「まぁこれはただ単純に‘実力の差’というヤツですねぇ…do you understand?everybody」

    ヴィッチ「勝てない…」

    匠「でも諦めるわけにはいかないですねぇ…」

    ──劣勢の中、2人の特等が姿を現す

    大儀「まだ諦めを口にするな」

    征十郎「ヴィッチ准特等…大丈夫ですか?」

    ヴィッチ「俺っチは大丈夫です…チミ達はまさかもう…?」

    征十郎「はい」

    ヴィッチ「さすが征十郎特等捜査官…」

    大儀(私も殺ったのだが…)

    匠「大儀特等もお疲れですう♪」

    大儀「あぁ」
    (よし…!褒められた)

    ヴィッチ「彼、強いですよ」

    学「おやおや…これはまた随分な増援ですねぇ」

    征十郎「…」

    大儀「どうする?GACは強いぞ」

    征十郎「ここは私1人で構いません」

    ヴィッチ「なっ!」
    (いくら無敗の征十郎特等捜査官でもそれは…)

    征十郎「GACにレートは付いていないですが…GACは皆SSSレートはあります」

    大儀「ならば人数で押していった方がいい。正義の下であればどんな卑怯も許されるからな」

    征十郎「分かっています。ですが、ここは私1人で構いません」

    大儀「なにかあるな?」

    征十郎「はい。実は新しく出来たクインケを使いたくて…」

    大儀「そうか」

    征十郎「では…行きます」

    学「君は…あの無敗伝説の人かい?」

    征十郎「…」

    学「眼鏡、黒髪、喰種とは無言…噂に聞く無敗伝説の人物像にそっくりだ」

    征十郎「…」

    ──征十郎は黙ってクインケを出す

    有馬征十郎/クインケ
    マサムネ(甲赫)

    ヴィッチ「あの日本刀のようなクインケはなんです?」

    大儀「ユキムラというクインケを知っているか?」

    ヴィッチ「1000年前に使われていたクインケの事ですよね?」

    大儀「ほう…よく知っているな」

    ヴィッチ「まぁクインケオタクなもので」

    大儀「ユキムラは扱いやすく、威力もなかなかだった」

    ヴィッチ「はい」

    大儀「だが、破損しやすい弱点がある」

    ヴィッチ「はい」

    大儀「それに比べマサムネは、新しい技術を統計して作られた物…1番の凄さが絶対的な強度にある」

    ヴィッチ「つまり?」

    大儀「つまり破損しないという意味だ。絶対にな」

    ヴィッチ「絶対に壊れない武器…か」

    学「おやおや…殺す気満々みたいですねぇ」
    (まさか無敗伝説が実在していたなんて…ただの伝説だと思っていたよ)

    征十郎「…」

    ──征十郎は学に向けて、突進してくる

    学「さぁ!お手並み拝見といこうではないか…」

    征十郎「…」

    ──征十郎はすぐさま背後に回り、攻撃を仕掛ける

    学「無敗伝説君…ボナペティ!!!」
  165. 166 : : 2016/01/06(水) 22:05:50
    ----------優太VS金木/エレン/リオ----------

    リオ「カネキさん!エレン!」

    エレン「リオ!お前終わったのか?」

    リオ「はい」

    金木「まぁこっちはまだ終わってないけどね」

    リオ「カネキさんとエレン2人がかりでも倒せないだなんて…」

    エレン「無口野郎やタタラよりも強いぜコイツ…」

    金木「高槻先生より強いよ彼は…恐らくGACではリーダー格かもしれないよ」

    リオ「僕も加勢します!」

    ──そう言うと、リオは全ての赫子を出す

    エレン「お前…そんなに出せるのかよ」

    リオ「はい」

    優太「へぇ、お前そんなに赫子出せるのか」

    リオ「だったらなんです?」

    優太「その赫子で茜を倒したのか?」

    リオ「まぁ」

    優太「ったく、あの女はやっぱ失敗作だったか…まぁ穴は気持ちよかったけどよォ」

    エレン「てめぇ…仲間をそんな風に…!」

    金木「クズめ」

    リオ「クズはどうします?」

    金木「クズは駆逐しないとね」

    優太「ほう?来いよ」

    エレン「3人同時に行くぞ!」

    ──3人一斉に突撃し、格闘を繰り広げるが

    ──優太を傷付けるには遠く及ばなかった

    エレン「なんて野郎だ!3人で殴りかかっても避けられるぜ畜生!」

    金木(ダメなのか……)

    ──諦めかけていたその時、“金木研”は“思わぬ人物に”遭遇する

    ?『もう、限界みたいだね』

    金木『君は…』

    ?『隻眼を倒した君の力はそんなものですか?』

    金木『高槻先生とは次元が違うよ』

    ?『分かってる…でも、そんなもの?』

    金木『…』

    ?『僕は貴方に託したんです。間違っている世界を正してくれるとそう信じて』

    金木『うん…』

    ?『この時代は確かに平和だけど、GACは間違っている…正さないと』

    金木『殺す覚悟は出来てる。でも実力が足りないんだよ、ハイセ』

    琲世『潜在能力を使えばいい』

    金木『僕にそんな能力は…』

    琲世『あるよ』

    金木『僕に…?』

    琲世『僕と君は持っている』

    金木『どんな能力なの?』

    琲世『その前に、もう1度…代わってくれないかな?』

    金木『分かった。今の君は潜在能力が使えそうだからね…君に託すよ』

    琲世『君は“僕の中”で見てて』

    金木『うん。少しの間任せたよ』

    ──佐々木琲世

    エレン「……ネキ!」

    リオ「…さん!」

    エレン「カネキ!!」

    リオ「カネキさん!!」

    佐々木「…!」

    リオ「カネキさん、大丈夫ですか?」

    エレン「ぼーっとすんな!」

    佐々木「僕は金木研じゃないよ」

    リオ「え…?」

    エレン「は?」

    佐々木「忘れたの?エレンさん」

    エレン「お前…まさか」

    リオ「これって…前に聞いた」

    エレン「あぁ、そういう事だリオ」

    リオ(この人が佐々木琲世…)

    優太「はぁ?何があったかは知らねぇけど、たかが喰種だろーが…GACである俺には勝てねぇよ」

    佐々木「僕は喰種じゃないよ」

    優太「はぁ?なにいっ───ぐはっ!」

    ──気がつけば、優太は吹っ飛ばされていた

    エレン「今の…どうやって」

    リオ「今の能力は…」

    佐々木「僕は、“喰種捜査官”だ」
  166. 167 : : 2016/01/06(水) 22:06:26
    【次回更新予定日】

    01/07(木)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    潜在能力について>>137

    子孫情報について>>142
  167. 168 : : 2016/01/06(水) 23:53:18
    期待!
    エレンも潜在能力使えるようになったら
    作中最強になるんですよね?
  168. 169 : : 2016/01/07(木) 00:58:44
    >>168 ありがとうございます☆
    潜在能力を開花したエレンは作中最強になりますよー(*Ü*)
  169. 170 : : 2016/01/07(木) 18:40:34
    了解です(^-^)/

    エレンの能力凄そう(o>ω<o)
    期待!頑張って下さい!
  170. 171 : : 2016/01/07(木) 20:32:33
    22:00に更新します
  171. 172 : : 2016/01/07(木) 21:58:27
    更新します
  172. 173 : : 2016/01/07(木) 21:59:10
    優太(俺は今なんで吹っ飛ばされた…)

    エレン「久しぶりだな、ハイセ」

    リオ「僕は、初めましてになりますね」

    佐々木「大丈夫ですよ、元は金木研ですから」

    リオ「ですね」

    エレン「んで、さっきはどうやって吹っ飛ばしたんだ?」

    リオ「今の能力には見覚えが…」

    佐々木「リオくんは喰らった本人だしね」

    エレン「まさか、それって」

    佐々木「ヴィッチさんの潜在能力、タイマーです」

    エレン「なんでお前が使えるんだよ」

    佐々木「それが僕の潜在能力だからです」

    エレン「潜在能力…だと?」

    佐々木「はい。潜在能力の名はバロウ。能力は相手の潜在能力を借りる能力です」

    リオ「なるほど…ヴィッチのタイマーを使えば移動して殴った記憶を奪うことができますからね」

    佐々木「はい」

    優太「おいおいマジかよ…それじゃあ」

    佐々木「貴方の潜在能力もお借りしますね」

    ボキッ(指鳴らし)

    優太「…」
    (ふざけんなよ…冗談じゃねぇ…!)

    佐々木「行くよ、優太くん」

    ----------学VS征十郎----------

    ──一方、学と征十郎は戦いを繰り広げている

    ──と、思われたが征十郎は圧倒的センスと実力を持って月山学を圧倒していた

    学「crazy…強すぎる……」

    征十郎「…」

    学(潜在能力を使って過去を変えるのは簡単だが、ヴィッチと違い直接相手の手に触れないと僕の潜在能力は発動しない…!)

    征十郎「…」

    ──月山学は人生で初めての挫折を感じるのである

    学「僕が…負ける……?」

    征十郎「…」

    学「ふざけるな…ふざけるなああああ!!」

    征十郎「…」

    学「ふざっ……け…」

    大儀「あいつ…壊れたか」

    匠「なんか気絶しちゃいましたね?」

    ヴィッチ「征十郎特等捜査官!今のうちに!」

    征十郎「分かっています」

    学(クククク…壊れたふりだよバーカ!来い……来い…こいいい!!)

    征十郎「…」

    ──トドメを刺そうとした瞬間、学は有馬の足を触ろうとする

    大儀「なっ!起きているだと!」

    ヴィッチ「危ない!」

    学「ボナペティ!!!!」
    (やった!勝った!僕の下僕という過去にすればいい!!足を触ればいい!これでよしっ!!)

    ──学が征十郎の足を触ろうとした瞬間、華麗に避けられてしまう

    征十郎「…」

    学「なっ!避けただと!?」

    征十郎「…」

    学「ちょ、まってく───………」

    征十郎「首を切断するのも飽きてきたな」

    大儀「気付いていたのか」

    征十郎「はい」

    ヴィッチ「さすがですね…」

    匠「無敗伝説は伊達じゃないですねえ〜」

    征十郎「さて…残るは1人ですが」

    大儀「増援に向かおう」

    ヴィッチ「はい」

    匠「僕疲れたですう…」

    ヴィッチ「うまい棒奢りますよ」

    匠「行くですう〜♪」

    大儀「行くぞ」

    征十郎「…」

    ──有馬征十郎──勝利──

    ──月山学──死亡──?
  173. 174 : : 2016/01/07(木) 21:59:35
    ----------優太VS佐々木達----------

    優太「んだよ、てっきりくそ強くなってると思ってたけどちげぇみたいだな」

    佐々木「僕の戦闘能力は急激に上がりません。むしろ下がっているでしょう」

    優太「あっそ」

    エレン「どうする?」

    佐々木「そうですね…」

    ──悩んでいたその時、増援が到着する

    リオ「貴方達は…」

    流星「よっ!手を焼いているみたいだな」

    琲世「僕達も加勢します…遅くなってすみません」

    リオ「助かります!」

    ヴィッチ「待て待て、チミらだけではなく俺っチ達もいるけどな」

    エレン「お前ら…」

    佐々木「という事は」

    優太「ちっ…アイツら全員殺られたのかよ……ほんっと使えねぇ」
    (ヤバい…数で圧倒されてる)

    征十郎「お前は…」

    佐々木「どうも」

    征十郎「金木研…なのか?」

    佐々木「“金木研”ですが“金木研”ではありません」

    征十郎「まぁいい…それより」

    佐々木「分かっています。圧倒的に我々が有利ですね」

    征十郎「だが油断はするな」

    佐々木「はい」

    エレン「へへっ!おい優太!こっちはもうお前1人のためだけに全員で向かうつもりだぜ?」

    優太「図に乗るなよ……屑凡人共ォォ!!」

    ──次の瞬間優太は死んでいるGACの死体を自分の足元に全員引き寄せる

    大儀「一体何をするつもりだ…」

    優太「お前らを一瞬で片付けてやんだよおおおお!!」

    ──そう言い、死んだGAC達を次々喰っていく

    佐々木「まさか…」

    ──そんな優太の様子を佐々木琲世の中から見ていた金木が焦るように琲世に告ぐ

    金木『彼は赫者になるつもりだ』

    佐々木『数人食べた程度で赫者化になるのですか?』

    金木『相手はGAC…僕達には想像出来ない事を簡単に起こせる……彼は赫者になろうとしている』

    佐々木『なら…』

    金木『頑張って』

    佐々木「皆さん!」

    エレン「どうした?」

    リオ「?」

    流星「喰うのを止めさせるぞ!」

    エレン「え、なんでだよ!」

    琲世「赫者化になろうとしているんだ」

    征十郎「やはりそういう事か」

    佐々木「行きましょう、征十郎さん」

    征十郎「あぁ」

    ──優太がGAC全員を喰うのを阻止しようと、突進するが

    ──目にも見えぬ速さの攻撃で佐々木琲世と征十郎が吹っ飛ばされてしまう

    佐々木「ぐはっ!」

    征十郎「がはっ!」

    エレン「ハイセ!」

    大儀「征十郎!」

    佐々木「大丈夫……で…す」

    征十郎「大丈夫です」

    大儀「お前が吹っ飛ばされるなんてな」

    征十郎「すみません…」

    優太「クククク……ギヒヒヒヒ」

    流星「ヤベェな…」
    (ちっ…遅かったか)

    琲世「どうする…?」

    流星「わかんねぇよ……怖すぎて小便漏れそうだぜまったく」

    琲世「僕もだよ…相手の殺意だけで気絶しそうだ」

    ヴィッチ「数千の敵と戦った経験からして……これは…無理だ……戦わずとも分かる…これは………無理だ…」

    優太「ヒャハハハー!!」

    佐々木「征十郎さん、まだ行けますか?」

    征十郎「あぁ」

    佐々木「良かった。皆さん!一斉に全員で攻めましょう!」

    エレン「分かった!」

    リオ「はい!」

    流星「あぁ!」

    琲世「わかった!」

    大儀「了解した!」

    匠「了解ですう♪」

    征十郎「あぁ」

    ヴィッチ「わかった…!」

    佐々木「さぁ、行こう!!」

    全員
    《ぐおおおおおおおおお!!!》

    優太「……………ニタァ」

    ──絶望…降臨
  174. 175 : : 2016/01/07(木) 22:00:06
    【次回更新予定日】

    01/08(金)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    潜在能力について>>137

    子孫情報について>>142
  175. 176 : : 2016/01/07(木) 22:31:33
    >>170 ありがとうございます☆
  176. 177 : : 2016/01/07(木) 23:07:34
    優太数人食べただけで赫者!?
    GAC凄いですね!
    期待!頑張って下さい♪
    ここに有馬貴将がいれば勝てるのかな?!
  177. 178 : : 2016/01/08(金) 09:13:12
    >>177 ありがとうございます☆
  178. 179 : : 2016/01/08(金) 10:05:07
    頑張ってください!
  179. 180 : : 2016/01/08(金) 21:16:35
    >>179 ありがとうございます☆
  180. 181 : : 2016/01/08(金) 21:16:43
    22:00に更新します
  181. 182 : : 2016/01/08(金) 21:51:53
    更新します。
  182. 183 : : 2016/01/08(金) 21:51:58
    優太「…じ……てる!」

    エレン「何言ってるかわからねぇんだよ!」

    ──次の瞬間、エレンは蹴りを入れるが軽く止められてしまう

    エレン「ぐあああああ!!」

    佐々木「エレンさん!」

    エレン「ちっ…右足をねじり取られた」

    リオ「回復までには時間がかかりますね…」

    エレン「いや、もう足治ってるぞ」

    ヴィッチ「馬鹿な…チミの治癒力はどうなっている」

    大儀「喰種の領域を越えているな」

    エレン「まぁ今はそれより…優太だ」

    リオ「でもあれは赫者化…」

    征十郎「いや…半赫者だ」

    リオ「数人食べただけで?」

    征十郎「彼は以前から共喰いをしている」

    大儀「そしてGACを喰った事により、喰種数百人分が彼の中に入った」

    リオ「それでも半赫者ですか…」

    征十郎「半赫者であろうと赫者であろうと関係ない。始末するのみだ」

    エレン「どうする?ハイセ」

    琲世「え?僕?」

    エレン「あ、いや…こっちの方」

    琲世「カネキ…さん?」

    佐々木「今は少し交代しています。まぁ…カネキでいいですよ」

    琲世「わかりました。で…どうします?」

    佐々木「…」

    ボキッ(指鳴らし)

    佐々木「駆逐でお願いします」

    優太「ろろろろろろろろ!!」

    佐々木「…」

    優太の攻撃をことごとく避けていく佐々木琲世

    ヴィッチ「俺っチ達も続くぞ!」

    リオ「はい!」

    ──9人全員で攻めるも、未だ致命的となる傷は負わせられないのであった

    大儀「馬鹿な…9人全員だぞ…」

    匠「クインケ壊れそうですう〜…」

    大儀(一体どうすれば…)

    優太「ヒャハハー!コロヌ!コロヌ!」

    ヴィッチ「コロヌ……コロスの事か…?」

    リオ「ヴィッチさん…どうします?」

    ヴィッチ「あいつの記憶を奪うのは簡単だ…俺が好きな時に好きな奴の記憶を奪う事は出来るからな…だが」

    リオ「?」

    ヴィッチ「記憶を奪った所で実力が消えるわけでは無い…」

    佐々木「…!」

    ──一方、接近戦を繰り広げていた佐々木琲世はとあることに気づく

    佐々木(やっぱり…使ってこない)

    征十郎「ほう…そういう事か」

    佐々木「貴方もですか?」

    征十郎「あぁ…あいつはさっきから潜在能力は使ってこない。潜在能力を持つ者は潜在能力をよく使う傾向にある…だが、アイツは使ってこない」

    佐々木「潜在能力を使えないという事は1度殺したらもう勝ちですね」

    征十郎「どんな潜在能力なんだ?」

    佐々木「自分と相手に起こった出来事を無かったことにする能力みたいです。先程…内臓が出るほどのダメージを負わせて殺したんですが、生き返っていました」

    優太「…………………………ニタァ」

    征十郎「連携で攻めるぞ」

    佐々木「3人で攻めるのが妥当ですね…多数で攻め込んでも意味がありません」

    征十郎「あと1人は?」

    エレン「俺が行く」

    征十郎「わかった」

    佐々木「エレンさん、僕は優太くんの後方に…征十郎さんは前方に…そして君は上空から同時に攻めてくれないかな?そうしたら、逃げ場は無くなる」

    エレン「横に逃げたら?」

    佐々木「横に逃げたら…」

    ──そう言い、視線を横に移す

    大儀「任せておけ」

    ヴィッチ「大丈夫だ、任せろ」

    匠「殺りますよ〜♪」

    流星「任せろ!」

    琲世「大丈夫だよ」

    リオ「任せてください!」

    佐々木「ね?大丈夫でしょ」

    エレン「へへっ…だな!」
  183. 184 : : 2016/01/08(金) 21:52:24
    征十郎「一瞬で移動しない限り、アイツに殺されるぞ」

    佐々木「一瞬…光の速度…とは言いませんが、エレンは速いです」

    エレン「それじゃあ運ぶぜ!」

    ──そしてエレンは、佐々木琲世を後方。有馬征十郎を前方。そしてエレンは上空へ飛んでいた

    ヴィッチ「速い…」

    リオ「赫子を地面に刺して限界を超えた速さで伸縮するなんて…さすがエレンです」

    大儀「お前達も備えろ!」

    流星「あぁ…」

    琲世「必ず仕留める」

    佐々木「では、一気に攻めます!」

    エレン「上空から頭ぶち割ってやる!!」

    征十郎「…」

    佐々木(よし…これで逃げ場はな───っ!?)

    ──次の瞬間、エレン達はそのまま地面に叩きつけられていた

    エレン「か…体が重い……」

    佐々木「なんだこれは…」

    征十郎「くっ…!」

    流星「あれは…」

    琲世「潜在能力メタボ…?」

    優太「ギヒヒヒ!!」

    大儀「まさかこいつ…」

    ヴィッチ「俺っチは潜在能力を持っているから分かる…今のアイツからは潜在能力を複数感じる…」

    優太「ギヒヒヒ!!」

    佐々木「くそっ…!」
    (違う…潜在能力を使えないんじゃない…自分の潜在能力が使えないと同時に他のGAC全員の潜在能力が使えるのか…)

    優太「ヒャハハ!」

    征十郎「ぐっぁぁ!」
    (体が重すぎて足の骨が折れてしまっている…)

    大儀「征十郎!!」

    佐々木「ゲームオーバーなの…か?」

    琲世「ユースレス」

    流星「リカバリー!」

    征十郎「すまない…助かった」

    流星「気にすんな」

    琲世「カネキさん、エレンさん、大丈夫ですか?」

    優太「グアアアアア!!」

    佐々木「ハイセくんと流星くんの潜在能力があって助かったよ…」

    流星「そう…だな……」

    琲世「は…い……」

    エレン「お、おい…?」

    佐々木「老けている…まるで80代の人みたいに───!」

    ----------回想----------

    エレン「しっかしよ、流星の潜在能力便利だな!何でもなおせちまうんだからよ」

    流星「言っておくが、俺の潜在能力はかなり体力を使う。さっきの紙切れ程度なら大して労力を使わねぇけど、人単位になるとかなりの疲労が溜まる。まぁ分かりやすくいえば1kmを全力で走ったようなもんだ」

    金木「分かりやすい説明だね」

    流星「潜在能力を使える条件は3つ」

    体力

    疲労

    老化

    流星「この3つが同時にやってくる」

    エレン「げっ…老化は勘弁だな」

    琲世「使う力が少なければ少ない程3つの消費は少ない」

    リオ「逆に言えば使う力が大きければ大きい程消費は物凄くなるということですね」

    ----------回想終了----------

    佐々木「そうだった…潜在能力も無条件ではなかったみたいだね…」

    エレン「くそっ…!!」

    ヴィッチ「実は言うと俺っチも、もう……」

    征十郎「…」

    リオ「一体どうすれば…」

    征十郎「やはりな」

    佐々木「?」

    征十郎「あの喰種は自ら攻撃はしてこない」

    佐々木「たしかに…」

    征十郎「おそらくGACの血を取り込んでいるせいで自分すら制御出来ていないんだろう。つまり俺達と戦うどころではないという事だ」

    エレン「ハイセ…征十郎…どいてくれ」

    佐々木「エレン…さん……?」

    エレン「俺達の子孫が潜在能力使ってクッソ頑張ってるのに、俺達が潜在能力使ってでも命かけて頑張らねぇと意味ねぇーだろーが!!」

    佐々木「でも君は…」

    エレン「なんだかよく分からないけど…なんか力が湧いてくる…」

    金木『僕もだよ、エレン』

    佐々木『君も?』

    金木『もう十分“君の中”で見たよ…大丈夫』

    佐々木『代わりますか?』

    金木『うん。そうしてくれるかな?僕も潜在能力が開花したみたいだし、エレンと共闘で倒すよ』

    佐々木『相手は自らは攻めて来ませんが、彼の半径2m内に入った瞬間攻撃されてしまいますよ?』

    金木『大丈夫だよ』

    佐々木『わかりました』

    金木『ありがとう───佐々木琲世』

    佐々木『頑張って───金木研』

    エレン「ハイセ」

    金木「何言ってるの?僕は金木研だよ」

    エレン「また代わったのか?」

    金木「倒す為にね…エレンは覚悟出来てる?」

    征十郎「俺では場違いみたいだな」

    金木「すみません」

    征十郎「皆も疲労しきっている…あとは頼んだぞ」

    金木「…はい!」

    エレン「おう!」

    優太「グルルルアア!!」

    エレン「さて…」

    金木「…」

    ボキッ(指鳴らし)

    エレン/金木
    《お前を今すぐぶっ殺すから覚悟してくれよ》

    優太「ヒャハハァァー!!!!」

    ──最強コンビ……舞う
  184. 185 : : 2016/01/08(金) 21:52:52
    【次回更新予定日】

    01/09(土)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    潜在能力について>>137

    子孫情報について>>142
  185. 186 : : 2016/01/08(金) 22:23:07
    次回エレンの潜在能力くるかな??

    期待!頑張って下さい♪
  186. 187 : : 2016/01/09(土) 12:18:09
    >>186 ありがとうございます☆カネキの潜在能力もきますw
  187. 188 : : 2016/01/09(土) 12:33:33
    了解です(^-^)/

  188. 189 : : 2016/01/09(土) 19:30:56
    《余談》

    Lobiの方で質問がいくつかあったので、答えたいと思います

    Q.続編はありますか?
    『続編は考えてはいません。多分w』

    Q.最強キャラは誰ですか?
    『強さを0から10で表すと』

    10.エレン、カネキ、有馬(貴将)

    9.優太、有馬(征十郎)、大儀、琲世(佐々木)

    8.ヴィッチ、太虎、四方、琲世(金木)

    7.匠、明、学、流星、リオ

    6.絢都、リヴァイ

    5.雛実、董香

    4.ミカサ、アルミン

    3.茜

    2.リヴァイに殺された喰種

    1.リヴァイに腹蹴りされた不良

    Q.エレンとカネキが戦ったらどっちが強いですか?
    『引き分けですかね』

    Q.ヴィッチはなんであんな言い方をするんですか?
    『印象に残るキャラを作りたかったので、あえてあんな喋り方にしましたw』
  189. 190 : : 2016/01/09(土) 21:00:19
    22:00に更新します
  190. 191 : : 2016/01/09(土) 21:52:01
    期待ですめっちゃ楽しみしています
  191. 192 : : 2016/01/09(土) 21:53:41
    >>191 ありがとうございます☆
  192. 193 : : 2016/01/09(土) 21:53:46
    更新します
  193. 194 : : 2016/01/09(土) 21:54:13
    金木「どうする?エレン」

    エレン「お前ももうあるんだろ?潜在能力」

    金木「うん」

    エレン「ならいい、行くぞカネキ…まずはアイツの胸にデケぇ風穴空けるぞ」

    金木「優太くんの射程は全方位2m…正面は無理だよ?」

    エレン「無理じゃねぇよ、俺が開けてくる…開けた後はよろけると思うから連携で攻めるぞ」

    金木「わかった」

    エレン(見せてやる…俺の潜在能力を)

    優太「ギヒヒヒ!───ぐはっ!」

    金木「…!」

    ヴィッチ「…!」

    リオ「…!」

    優太「ぐはぁ!!」

    エレン「カネキ!」

    金木「分かってる」
    (今の潜在能力は…なんなんだ……気がつけばエレンは相手の真正面にいて相手はデカい穴を空けられていた…)

    ──そんな事を考えながら、金木は攻める

    優太「グアアアア!!」

    エレン「少し静かに痛がれよ」

    金木「まったくだね」

    ──エレンによりデカいダメージを与えられた優太は傷を治すので精一杯であった

    ──だが、それがエレンと金木の狙いでもある

    優太「ギィアアアアア!!」

    リオ「す、すごい…」

    ヴィッチ「優太の奴に大ダメージを負わせたのが大きいな…あのデカイ風穴は喰種でもすぐに治らない」

    金木「もう…終わり?」

    優太「…」

    エレン「死んでいるか…死んだふりか…あるいは」

    優太「クククク…」

    エレン「…」

    金木「…」

    優太「あ゛気持ちわりぃ…」
    (これは逃げるしかないな……上空へ空高く飛んで消えるしかない)

    エレン「お前はもう瀕死…戦えないぞ?」

    優太「基本戦闘能力は俺の方が上だ…!」

    エレン「くだらねぇ…」

    優太「今だ!」

    ──次の瞬間優太は羽赫の赫子を巨大化し、羽のように空高く飛ぶ

    金木「…!」

    エレン「逃がすか!」

    金木「速い…もう上空50mは行ってるね」

    エレン「クソっ…巨人化しても届かねぇ…!」

    金木「エレン」

    エレン「ん?」

    金木「優太くんにむかって石を投げてくれる?」

    エレン「い、石…?」

    金木「うん。50mは高いけど、喰種になってる今のエレンなら大丈夫でしょ?」

    エレン「石をあいつにか…分かった」

    ──そう言い、エレンは優太に向け全力で石を投げる

    ヴィッチ「アイツ…なぜ石を…?」

    リオ「なにかあるのでしょう」

    優太「石だと?ふざけるな!そんなので殺られるかよ!」

    ──当然の如く、優太は自分に向かってくる石を難なく避けた

    優太「石なんて避ければいいだけの話…もう俺の後方だぜ石は!」

    金木「石はエレンの足元だよ」

    優太「なっ!!」

    エレン「いつの間に…」
    (俺の元に石?おかしい…俺はたしかに優太に投げたはず)

    優太「ま、まて…やめろ!やめろおおお!!!」

    金木「黙って死ねよ」

    ──次の瞬間金木は優太の首を赫子でもぎ取り、脳と心臓を潰す

    金木「さて……」

    エレン「…!」

    金木「ただいま」

    エレン「アレ?石がない」

    金木「石は…ほら」

    ──石は、殺されてまだ上空から落ち続けている優太のそばにあった

    エレン「ど、どうなっているんだ…」
  194. 195 : : 2016/01/09(土) 21:54:31
    金木「僕の潜在能力はソニック。一瞬で任意の空間同士を入れ替えることが出来るんだ。でも僕が視野に映る対象と空間のみだけどね」

    エレン「随分とすげぇな…」

    金木「僕はエレンにびっくりだよ」

    エレン「俺に?」

    金木「一瞬で優太のところに瞬間移動にて攻撃してたじゃん。ていうか、気がついたら優太にはもう風穴空いてたし」

    エレン「瞬間移動じゃねぇよ」

    金木「…?違うの?」

    エレン「俺の潜在能力はヘヴンズタイム。時の流れを止めたんだ」

    金木「時を止める?」

    エレン「そっ、時が止まってるから誰にも干渉も邪魔もされない、俺以外は誰も動かないし動けるのはもちろん俺だけ」

    金木「瞬間移動に見えたのはエレンが時の流れを止めて動いていたからか」
    (時間を止める…か。また随分と化けたねエレン)

    エレン「さぁ、行こうぜ?」

    金木「うん」

    ──そう言い、エレン達は皆のところへ行く

    リオ「2人共…やりましたね」

    金木「自分の子孫を殺すのは抵抗が少しあったけど、大切なのは人類だからね」

    エレン「結局自分の存在を認めてもらえないからそのハライセとして人類を全滅させるってとこか…ったく、とんだワガママだぜ」

    琲世「おつかれさま……です…」

    流星「やったな……」

    ヴィッチ「まさか本当にやるとはな…潜在能力も速すぎて見えなかった…とになくよくやった」

    エレン「あぁ」

    金木「うん」

    大儀「この業績は偉大だ」

    征十郎「はい、そうですね」

    大儀「ぜひ、勲章与えたいものだが…過去の人間にそこまで干渉するのはあまり良くないか」

    征十郎「まぁ…彼らはそういうの嫌がると思いますが」

    大儀「さすがの無敗の有馬家も優太には負けたな」

    征十郎「フッ…」

    ──そう言われ、不気味な笑みを浮かべる征十郎

    大儀「征十郎…?」

    征十郎「いえ、なんでも」

    大儀(前々から気になっていたがコイツは一体……)

    征十郎「よくやったな、金木研」

    金木「…はい」

    征十郎「元の時代でも頑張って生きろ」

    金木「白鳩にそういう事を言われると少し違和感がありますが…まぁ慣れています」
    (そう…亜門さんとの出会いで僕は知っている……白鳩でも喰種を理解してくれる人がいると)

    琲世「やっと…おわった……」

    流星「あぁ…だな」

    エレン(やっとトーカに会える)

    流星「トーカに会いたいって顔してんな」

    エレン「は!?////」

    流星「相変わらずのクソ変態だな」

    エレン「うっせ」

    琲世「ふぅ…」
    (父さん、母さん、仇は討てたよ…)

    ──そして5日の時間が流れる

    ──エレン、カネキ、リオは元の時代に帰るための準備を終えていた

    琲世「忘れ物はない?」

    金木「大丈夫」

    エレン「なぁ…その喰種安全証明バッジだめなのか?持っていっちゃ」

    琲世「この時代の物だからね…持っていったらほんの少し歴史が変わるかもしれない」

    流星「そういう事」

    エレン「仕方がねぇ…んじゃあタイムキャラバンに乗るか」

    琲世「うん」

    流星「よしっ!俺が運転す───」

    琲世「ダメ!!!」

    流星「ちっ…」

    ──そして数分後、タイムキャラバンが置いてある場所へと移動する

    ──そこにはヴィッチの姿があった

    ヴィッチ「よう、チミら」

    エレン「ヴィッチ」

    金木「ヴィッチさん」

    リオ「ヴィッチさん…」

    ヴィッチ「最初は敵だったが…今は仲間だ。忘れるなよ?」

    エレン「忘れるキャラしてねぇぜ、お前はよ」

    金木「その通りだね」

    リオ「ですね!」

    ヴィッチ「おう、じゃあな!」

    エレン/金木/リオ
    《チミもじゃあな!》

    ヴィッチ「全く…俺っチの真似を……」

    琲世「じゃあ乗るよ」

    流星「ほらよ」

    ──そして…全員が乗ったタイムキャラバンは出発するのである

    3…

    2…

    1…

    発車!

    ヴィッチ(じゃあな…英雄)

    ──金木優太──死亡──

    ──人類──勝利──
  195. 196 : : 2016/01/09(土) 21:55:01
    【最終回更新予定日】

    01/10(日)21:00~23:00

    このSSについて>>1

    潜在能力について>>137

    子孫情報について>>142
  196. 197 : : 2016/01/09(土) 22:08:33
    《余談》

    次回で最終回になりますが、続編は分かりません。

    一応続編に続くという形で終わらせますが、書くかはまた別です

    Twitter、LINE、Lobi、ssnoteなどで続編期待などの声が上がれば書こうと思います
  197. 198 : : 2016/01/09(土) 22:35:17
    続編期待です!
    エレンとトーカがまじりあう...うひひ
  198. 199 : : 2016/01/10(日) 02:01:57
    エレン時を止めるか
    ヤバすぎる止めれる時間とか決まっているのかな??
    続編お願いします┏●
    期待!^^*
  199. 200 : : 2016/01/10(日) 19:51:37
    >>198 読んでいただきありがとうございます☆

    >>199 ありがとうございます☆
  200. 201 : : 2016/01/10(日) 21:11:04
    22:00に更新します
  201. 202 : : 2016/01/10(日) 21:52:54
    更新します。

    ついに最終回!
  202. 203 : : 2016/01/10(日) 21:52:58
    ----------タイムキャラバン----------

    エレン「はぁ…いろんな事があったな」

    金木「紅い雲は結局ただの化学兵器で、政府の管理ミスによって外に出されちゃっただけだったしね」

    リオ「今頃どうなっているんでしょうか?紅い雲は」

    琲世「ニュースで、紅い雲は無事政府の元に戻ったよ。これでエレンみたいな被害者がでなくて済むね」

    エレン「俺は永遠にアイツらに会えないのかなぁー…」

    流星「このタイムキャラバンは別時代に行くことが出来る」

    エレン「俺の場合は“時代”じゃなくて“世界”そのものが違うぞ?」

    琲世「大丈夫だよ、このタイムキャラバンは別の世界にも行けるから」

    エレン「は!?それ早く言えよ!」

    金木「戻るの?」

    エレン「んなんけねぇだろ、トーカがいる。確会えないのはたしかに嫌だけど…仕方ねぇんじゃないかな」

    琲世「だね…」

    流星「本来、俺達は関わりを持っちまうのはダメだしな…タイムキャラバンで送ったら俺達はすぐに戻る。もう二度と会うことはないと思うぜ」

    琲世「残念だけど…そうなるね」

    流星「もう少しで着くな」

    金木「そろそろお別れか…」

    リオ「なんだか寂しいね」

    ──そして数分が経過…エレン達は現代へ着く

    流星「着いたぞ」

    エレン「じゃあここでお別れだな…」

    金木「だね…」

    リオ「はい…」

    流星「おいおい、最後くらいは楽しく別れようぜ?」

    琲世「だね」

    エレン「へへっ……だなっ!」

    金木「うん」

    リオ「では!」

    ──そして、エレン達はタイムキャラバンから降りる

    流星「じゃーーなーー!!!」

    琲世「さようなら!」

    ──そして、流星と琲世はタイムキャラバンでエレン達を降ろした後すぐにその場から消えるのである

    エレン「行っちまったな…」

    リオ「ですね…」

    金木「うん…」

    エレン「俺…夢見てたのかな?あまりにもぶっ飛んでてすげぇ楽しくて辛くて……でもアイツらに会えた」

    金木「現実だよ。僕も会えてよかったと思ってる」

    リオ「僕もあの人達のことは忘れません。それに…」

    エレン「あぁ…未来はどうやら明るいみたいだな!」

    金木「だね」

    エレン「じゃあ店に入ろうぜ?」

    リオ「すみません、僕は疲れたので家に」

    金木「分かった。じゃあ行こうかエレン」

    エレン「おう」

    リオ「では!」

    エレン「おう、またな!」

    金木「またね」

    リオ「はい!」

    ──そしてエレンと金木は喫茶店へ入る

    ──そしてそこには

    董香「いらっしゃ───!?」

    エレン「た、ただいま」

    金木「ただいま」

    四方「…お前ら」

    エレン「ただいま」

    金木「ただい───」

    ミカサ「エレン!!!!」

    アルミン「エレン!」

    リヴァイ「やっと帰ってきたか」

    エレン「な、なんでお前らが!?」

    金木「エレンの知り合い?」

    エレン「あぁ、ミカサにアルミン、リヴァイ兵長だ」

    リヴァイ「調査兵団系列の仕事は廃業した。まぁ今は喫茶店で働かせてもらっている」

    エレン「リヴァイさん達どうしてここに?」

    リヴァイ「お前と同じだ」

    エレン「そうでしたか」

    金木「初めまして、アルミンさん、リヴァイさん、ミカサさん」

    ミカサ「エレンの友達?」

    金木「まぁそんなところです」

    リヴァイ「おい黒髪眼鏡、名はなんだ?」

    金木「金木研です」

    リヴァイ「そうか」

    董香「エレン!!」

    エレン「ぐおっ!?ばっかやめろよ!」

    ミカサ「あの小娘は許さない……」

    アルミン「ミカサ落ち着いて!」

    董香「おかえりエレン、ずっと会いたかった…」

    エレン「俺もだ、まぁ…」

    ──そう言い、エレンは董香に耳元で静かに話す

    エレン「今夜は覚悟しとけよ?」

    董香「!/////」

    エレン「じょーだんじょーだん!」

    董香「ばか//」

    リヴァイ「おい、店の前でイチャつくな…他の豚共に迷惑だろーが」

    客A「誰が豚だ!!」

    客B「ふざけるな!ぽっちゃりと言え!」

    リヴァイ「お前ら2人はよく喋る豚だな、削ぐぞ」

    常連客A「まぁまぁ」

    常連客B「落ち着いて」

    リヴァイ「お前らガリガリコンビも黙っていろ」

    常連客A「なっ!」

    常連客B「なんだと!」

    ──次の瞬間、リヴァイは客4名に料理を出す

    リヴァイ「バランスのいい食事を作った。きちんと食ってちゃんとしろよ」

    金木「なんだかんだで根は優しそうだね」

    エレン「まぁな」

    董香「エレン、デートしよ?今夜がいい!」

    エレン「めんどい」

    董香「ア゛?」
  203. 204 : : 2016/01/10(日) 21:53:18
    金木「まぁエレン…行ってあげなよ」

    エレン「どうすっかなー」

    董香「行こ?」

    エレン「しゃーねぇ!行くか、デート」

    董香「うん!」

    四方「…まだ交際を」

    ミカサ「認めたわけじゃない!」

    金木「あ、あはは…」

    ──そして夜を迎える

    エレン「んじゃ行こうぜ」

    董香「うん////」

    エレン「あ、それと」

    董香「?」

    エレン「今夜ぐらい…帰らなくてもいいよな?」

    董香「それってどういう?」

    エレン「どこか泊まろうぜ?」

    董香「うん//」

    ──そんなエレンをミカサは店の中で見ていた

    ミカサ「はぁ…エレン……」

    金木「隣…いいですか?」

    ミカサ「はい…」

    金木「ミカサさんはエレンの事好きなの?」

    ミカサ「…好き。でも……」

    金木「どういう好きか分からない…てとこ?」

    ミカサ「はい…」

    金木「ミカサさんはエレンの事好きだと思うよ、見てれば分かるし。でもその好きってのは、“恋愛”ではなく“家族”としてじゃないかな?」

    ミカサ「かぞ…く……」

    金木「うん。ミカサさんはエレンのことが好きだけどそれは家族だったり友達だったりそういう部類に入るのかなーって。分からなかったのはエレンの存在がそれ程デカくて、そのデカい存在がいつも傍に居たのに急にいなくなったような気がして分からなくなってるんだよ、きっと」

    ミカサ「ありがとうございます、おかげで少し吹っ切れました」

    金木「どういたしまして。それにミカサさんは美人で優しいから良い人がきっと見つかるよ」

    ミカサ「私が…綺麗……////」

    金木「どうしたの?」

    ミカサ「な、なんでも!」

    金木「ならよかった」

    ミカサ「あ、あの…もう少し話しませんか?」

    金木「うん、いいよ」

    ──ミカサと金木は仲良く話すのであった

    ──そして場所は代わりタイムキャラバン

    流星「はぁ…もう何時間経ってんだよ……まだつかねぇのかよ〜?」

    琲世「あと4時間だね」

    流星「そーかよ……あ、つか」

    琲世「ん?」

    流星「エレンと金木って長生きしそうだよな、もしかしたら1000年生きられるんじゃね?」

    琲世「あはは…それは無理かな」

    流星「だな…」

    琲世「それにエレンさんは」

    流星「ん?」

    琲世「20年後に死ぬよ」

    流星「は…?」

    琲世「カネキさんは長生きしたみたいだけど」

    流星「どうなってんだよ…」

    琲世「まぁ…僕達はあの人達から見たら未来人だからね。仕方がないよ……救えない」

    流星「くそっ…!」

    琲世「今回は少し飛ばすね」

    流星「珍しいな」

    琲世「うん」
    (エレンさんとカネキさんの寿命見なければよかった…僕も気になって仕方がないよ)

    ----------ホテル----------

    エレン「今まで旅館だったからなぁーホテルは初めてだ」

    董香「私も」

    エレン「トーカ」

    ──そう言い、董香を抱きしめるエレン

    董香「ばかっ…無事に帰ってきてくれて良かった……」

    エレン「お前が無事に帰ってきてって言ったんだろ?なら帰ってくるさ」

    董香「エレン…好き」

    エレン「俺は好きじゃない」

    董香「え…?」

    エレン「大好きだ」

    董香「エレン//」

    エレン「今夜は寝かさないぞ、ホテルだし誰も邪魔は入らない」

    董香「うん…/////」

    エレン「トーカ…」

    董香「エレン…」

    ──夜、2人は深く激しく愛し合う

    ──そしてそこから20年が経過…

    ----------留置所----------

    ──そこには、一人の少年の姿があった

    ?「…………………………」





























    to be continued………
  204. 205 : : 2016/01/10(日) 21:54:42
    《読者様へ》

    今まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

    続編作るかは明日の夜、ここに来て伝えたいと思っています☆

    期待などの声が多数あればしようかな
  205. 206 : : 2016/01/10(日) 22:39:22
    お疲れ様でした!そして


    続きが気になる!続編期待です!
  206. 207 : : 2016/01/10(日) 23:35:18
    お願いします!どうか続編をわたくしめにめんぐんでください!
  207. 208 : : 2016/01/11(月) 11:42:16
    お疲れさまです (*´∀`)♪

    リヴァイ達エレンと会えて良かったね!
    続編期待です!!
  208. 209 : : 2016/01/11(月) 15:59:22
    続きが気にな~る~(≧∇≦)
  209. 210 : : 2016/01/11(月) 18:04:55
    to be continued‥‥‥の時点で続きが気になりますwww
  210. 211 : : 2016/01/11(月) 21:24:03
    >>206 ありがとうございます!続編作ります!

    >>207 つくります☆

    >>208 ありがとうございます!続編は作りますよー☆

    >>209 続編つくるのでそちらで!

    >>210 ありがとうございます!!


    《詳しくは>>212
  211. 212 : : 2016/01/11(月) 21:24:52
    《お知らせ》

    作品を読んでいただきありがとうございました。

    続編についてですが、作ろうと思います☆

    【続編】
    http://www.ssnote.net/archives/42562#res_num3
  212. 213 : : 2016/01/11(月) 22:14:28
    続編
    有難うございます!!
    これからも頑張って下さい!!
    期待です!
  213. 214 : : 2016/01/11(月) 22:23:38
    >>214 ありがとうございます☆
  214. 215 : : 2016/01/12(火) 14:17:31
    続編です。

    http://www.ssnote.net/archives/42562
  215. 216 : : 2020/10/01(木) 13:24:12
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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