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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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モノクマ「しょうがないなぁ、苗木クンは」

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  1. 1 : : 2015/10/25(日) 19:55:55

    やぁ、ボクは苗木誠だよ

    超高校級の幸運として希望ヶ峰学園に入学したボクなんだけど

    正直、ちゃんとやっていけるのか不安で仕方ない

    そんなボクの前に、それは突然現れたんだ

  2. 2 : : 2015/10/25(日) 19:58:35

    苗木「ふぅ、今日も授業が終わった」


    苗木「うーん、ボクが他の才能の授業に参加していまあるのかなぁ」


    苗木「ま、無駄な時間はあっても無駄な経験はないって言うし」


    苗木「明日も頑張らないと!」


    モノクマ「泣けるねー」ガチャ


  3. 3 : : 2015/10/25(日) 20:03:52


    苗木「え?誰?」


    苗木「クローゼットに誰かいるの?」


    モノクマ「どーもどーも」


    苗木「…?この人形、喋ってる?」


    苗木「だれだろ、こんなことしたの…」


    モノクマ「あのさ、操ってるって考えてるなら、聞こえてるって考えないの?」


    苗木「あ、ごめん…えーと…」


    モノクマ「ボクはモノクマ」


    モノクマ「キミを守るために送られてきたクマ型ロボット」


    苗木「え?」


    モノクマ「ドウゾ、ヨロシク」


    苗木「…話が見えないなぁ」


  4. 4 : : 2015/10/25(日) 20:08:33

    モノクマ「それだよ」


    苗木「え?」


    モノクマ「なんなの?その普通の反応?」


    モノクマ「ボクのご主人様もそんなキミを心配してボクを送り込んだんだよ」


    苗木「そ、そんな」


    モノクマ「希望ヶ峰の生徒ならさ、もっとキチガイじみた反応返そうよ?」


    苗木「そ、そんなこと言われても…」


    モノクマ「ま、キミみたいな平凡な人間に言っても仕方ないかもね」


    モノクマ「うぷぷ」
  5. 5 : : 2015/10/25(日) 20:10:31

    その日から、モノクマは僕の部屋のクローゼットの上の棚に住み着くようになった


    誰が仕掛けたか結局わからなかったけど、その存在はみんなにすぐに知られることとなった


  6. 6 : : 2015/10/25(日) 20:18:35

    少しして


    教室


    舞園「苗木クン!」


    苗木「何かな?舞園さん?」


    舞園「今度の土曜日に、一緒に買い物に行きませんか?」


    苗木「(なんなんだろ?)」


    苗木「そ、そんなの断る理由がないよ!」


    舞園「ほ、本当ですか!?」


    舞園「(デートオッケーってことは…)」


    苗木「もちろんだよ!誰とどこに行くのか知らないけど、誘ってくれて嬉しいよ!」


  7. 7 : : 2015/10/25(日) 20:20:28

    舞園「え…」


    苗木「うん?」


    舞園「い、いえ、また後で時間と場所を連絡しますね」


    苗木「うん、ありがとう!」


    舞園「(かわいいなぁ)」








    桑田「…」


  8. 8 : : 2015/10/25(日) 20:23:29

    桑田「舞園ちゃん!」


    舞園「…はい?」


    桑田「さっき苗木と話してたけど…」


    舞園「買い物の話ですか?」


    桑田「今度、舞園ちゃんが暇なときに一緒に遊ぼうって言ったのに…」


    舞園「あ、あはは…」


    舞園「すいません、最近忙しくて忘れてました…」


    桑田「そ、そんなぁ…」


    舞園「…」


  9. 9 : : 2015/10/25(日) 20:29:00

    苗木「〜♪」ガチャ


    モノクマ「やぁ」


    苗木「うぁ」


    モノクマ「うぁ、じゃないよ!」


    モノクマ「凹むよ!」


    モノクマ「餓死寸前の苗木くんの胃くらい凹むよ!」


    苗木「いやな例えだなぁ」


    モノクマ「それはそうと、機嫌良くしてどうしたんだい?」


    モノクマ「10円でも拾ったかい?」


    モノクマ「10円でも立派なお金なんだからね!」


    モノクマ「ちゃんと警察に届けなさい!」


    苗木「か、勝手に決めないでよ…」


    苗木「なんだよ10円て…」





  10. 10 : : 2015/10/25(日) 20:35:41

    苗木「今度の土曜に舞園さんと出かけることになったんだよ!」


    モノクマ「舞園?あぁ、さやかちゃんね」


    モノクマ「いかにも苗木くんの嫁って感じがする子ね」


    苗木「そ、そう?」


    モノクマ「キミさぁ、頭大丈夫?」


    苗木「い、いきなり何言うんだよ…」


    モノクマ「キミが彼女をオナニーのネタにするぐらい好きなのはボクも知ってる」


    苗木「なっ!」


    モノクマ「常識的に考えなよ」


    モノクマ「君みたいになんのとりえもない予備学科擬きみたいなのにさ」


    モノクマ「彼女みたいな希望が寄ってくると思う?」


    苗木「そ、それは…」


    モノクマ「キミは幸運なんかじゃないんだよ!?」


    モノクマ「前向きなのも構わないけどさ」


    モノクマ「もっと現実見ようよ!」


  11. 11 : : 2015/10/25(日) 20:42:44

    苗木「で、でも…」


    モノクマ「それにさ、キミに彼女の何がわかるの?」


    モノクマ「萎縮してクラスの女子ともろくに話したことのない苗木クンにさ!」


    苗木「そ、それは違うよ!」


    苗木「ボクはよく朝日奈さんと喋るし」


    苗木「みんなが距離置いてる霧切さんや戦刃さんともたまに話すんだ!」


    モノクマ「…」


    モノクマ「それがどうしたっていうの?」


    苗木「え?」


    モノクマ「根暗やコミュ障と話せます」


    モノクマ「それがアイドルの裏を読むこととどう関係するのさ」


    モノクマ「まさか苗木クンはさ、舞園さんに裏なんてないなんて考えないよね?」


    苗木「…」


    モノクマ「キミもわかってるはずだよ、裏のない人間なんていないんだ」


    モノクマ「キミみたいなつまらない人間に寄ってくるような輩はね」


    モノクマ「キミを通して威張りたいヤツか」


    モノクマ「キミから搾取したいヤツなんだよ」


  12. 12 : : 2015/10/25(日) 20:46:47

    苗木「う…あぁ…」


    モノクマ「キミでもそれくらいわかるよね?」


    苗木「う、うん…」


    モノクマ「厳しい言い方だけど、ボクはキミを守護りたいんだ」


    モノクマ「キミが傷付く様は…みてられないんだよ」


    苗木「モノクマ…」


    モノクマ「うぷぷ、シンミリしちゃったね」


    苗木「モノクマ」


    苗木「ありがとう」


    モノクマ「ふふ、礼なんて…」


    モノクマ「さやかちゃんにどう斬り返すか考えてから言ってくれ」


    苗木「あぁ!」


  13. 13 : : 2015/10/25(日) 20:53:18

    桑田「はぁ、やっぱ舞園ちゃんはガード硬いぜ」


    モノクマ「どうしたんだい?メジャーリーガー?」


    桑田「…おまえか、モノクマ」


    モノクマ「さやかちゃんのナニが硬いって聞こえたんだけど」


    モノクマ「ガバガバの間違いじゃないの?」


    桑田「ちょ、おま、な、何言い出すんだよ!」


    モノクマ「考えても見なよ、あんな小娘がトップアイドルなんだよ?」


    モノクマ「枕やったに決まってんじゃん?」


    桑田「うるせー、アホ、それがどうしたってんだよ!」


    モノクマ「童貞の桑田クンでもそれくらいわかるか」


    モノクマ「けど頭が弱いなぁ、これの意味がわからないなんてさ」


    モノクマ「彼女は強く言えばすぐに股開くってことだよ!」


    桑田「!?」


  14. 14 : : 2015/10/25(日) 20:57:09

    モノクマ「キミとさやかちゃんの会話は聞かせて貰ったよ」


    モノクマ「情熱が足りませんね」


    桑田「そ、そんなこと言われても…」


    モノクマ「言葉じゃない」


    モノクマ「先ずは行動」


    桑田「行動…」


    モノクマ「どんな形でもいいから一発やっときゃいいんだよ」


  15. 15 : : 2015/10/25(日) 21:14:09

    舞園「…」コンコン


    苗木「…」ガチャ


    舞園「こんばんはー!」


    苗木「あぁ、舞園さんか」


    苗木「こんばんは…」


    舞園「…?」


    舞園「あの、苗木君」


    苗木「うん?」


    舞園「具合でも悪いのですか?」


    苗木「え?そう見える?」


    苗木「うーん、気分は最高なんだけどなぁー」


    苗木「ところで要件は何かな?」


    苗木「土曜の話かな?」


    舞園「はい、集合時間なんですが…」


    苗木「あぁ、悪いんだけどさ」


    苗木「やっぱり、ボクは行けないよ…」


    舞園「あ、もしかして用事がありました?」


    苗木「いや、違うよ」


    苗木「その日に行けないんじゃない」


    苗木「キミと行けないってことさ」


    舞園「…え?」


    苗木「はぁ、その反応…」


    苗木「絶望的だよ」


    舞園「え、えっと」


    苗木「止めなよ、そんなキャラ作りはさ」


    苗木「痛々しいよ!」


    苗木「心配しなくても、ボクはキミの邪魔なんてしない」


    苗木「むしろ役に立ちたいと考えてる」


    舞園「…」


    苗木「キミたち希望は、ボク達クズから何かを奪って輝く」


    苗木「やっと気づいたんだ」


    苗木「ボクの存在理由を…」


    舞園「そ、そんなことはありませんよ!」


    苗木「あはは、大丈夫、ボクにはわかってる」


    苗木「だからさ、その吐き気を催す仮面を、ボクの前では外してほしい」


    苗木「ボクからの、ささやかな願いだ」


    苗木「…」


    舞園「…」


    苗木「えーっと、何だか会話が飛んじゃったね、ごめんね」


    苗木「けど賢い舞園さんなら何を言いたかったかわかったよね?」


    苗木「じゃ、おやすみ」バタン


    舞園「……どうしたんでしょうか」グスン


  16. 16 : : 2015/10/25(日) 21:15:32

    桑田「お、舞園ちゃん、ちょっといい?」


    舞園「…?」


  17. 17 : : 2015/10/25(日) 21:23:37

    次の日から、舞園さんと桑田クンがクラスからいなくなった

    なんでも、桑田クンが舞園さんを襲ったとか

    モノクマが言うには、ボクを逃した舞園さんが桑田クンを誘ったとか

    全く、舞園さんも軽率だよ

    ま、ボクの学園生活の転機にはちょうどいいイベントだったのかもしれない

  18. 18 : : 2020/07/02(木) 23:09:04
    誰得w

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著者情報
2011309522

クズル

@2011309522

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