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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【春のコトダ祭り】feat.たけのこまんじゅう

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  1. 1 : : 2015/03/30(月) 19:32:37
    どうも、たけのこまんじゅうでございます!

    今回は風邪は不治の病さん発案の企画に参加させていただきました!


    ジャンル : ホラー
    舞台 : 廃病院
    キーアイテム : コトダマ
    キャラ : 苗木、舞園、不二咲、こまる


    というお題を元に自分を含む4人のss作家がssを執筆し、作品の違いを楽しんでもらう企画となっております!


    参加者は


    風邪は不治の病

    メイDe・イン・ヘブン

    シャガルマガラ

    たけのこまんじゅう


    です!(敬称略)




    更新期間は
    3/30(月)〜4/13(月)
    までとなっております!
    (※8月8日追記
    更新期間なんてなかったんや…)





    ホラー難しい…けど頑張ります!

    …期限以内に終わらせられるかな
  2. 2 : : 2015/03/30(月) 19:33:43
















































































  3. 3 : : 2015/03/30(月) 19:35:17
    苗木「……やめろ」








    苗木「やめてくれ…もう……」









    苗木「これ以上……」














    分かっていた。










































    こうやって嘆いている間にも。
































    ウシロニ。





  4. 4 : : 2015/03/30(月) 19:35:44




























































  5. 5 : : 2015/03/30(月) 19:41:39
    苗木「…ロケ?」


    舞園「はい…」





    きっかけは舞園さんのロケだった。


    最近タレント活動も始めた舞園さんは、テレビでよくやる


    『いわくつき物件でロケして心霊現象を撮影する』


    とかいう企画に、事務所の意向で参加させられるそうだ。


    で、その『いわくつき物件』っていうのが…













    苗木「あの廃病院か…」













    希望ヶ峰学園の近くには森があって、その奥深くに廃病院がある。



    その廃病院は


    『一度入ったら出られない』

    『悪霊が住まう』

    『夜に患者のすすり泣きがする』

    『狂った医者が殺しにくる』



    などの噂ばかりで、正直面白半分で近づきたい場所ではなかった。







    不二咲「それは嫌だねぇ…」


    舞園「はい…
    それで…お願いがあるんです…」


    苗木「ボクたちにできることがあったら何でも言って?」


    不二咲「できることならお手伝いするよぉ!」


    舞園「その…」




















    舞園「…ロケについてきて欲しいんです……」













    苗木「え」



    不二咲「えぇっ!?」
  6. 6 : : 2015/03/30(月) 19:46:32


    舞園「…………」


    苗木「…他のみんなは?」


    舞園「それが…」























    朝日奈「こ、怖いのはちょっと…」


    大神「すまぬ…その日はケンイチロウと手合わせの約束をしている」


    江ノ島「えー、そんな飽きに飽きた噂を検証しに行くだなんてムリ〜」


    戦刃「盾子ちゃんが行かないなら私も…」


    腐川「い、行けないわ…
    …あ、別に怖いとかじゃないのよ!?
    ただその日編集者と打ち合わせで……」


    セレス「廃病院なんて…
    そんな所には行きたくありませんわね」


    石丸「夜中に出歩くなど…!
    …でも仕事なのか
    ならば許されるのか?
    んん…?」


    大和田「ワリィな…
    その日は族の会議でな…
    頭のオレが居ないだなんてこと許されねぇんだわ…」


    山田「お力添えをしたいとは心から思うのですが…
    コミケ用の同人誌が間に合わないかもしれなくてですな…」


    桑田「あ…あー……
    その日?は…あれ…野球の…
    …え、野球いつもはサボるくせに?
    ど、どどどうしても外せないんだよ!
    だから、ごめんな!な!」



    葉隠「オカルトは信じねぇけど!
    怖いもんは怖いべ!」


    霧切「ごめんなさいね…
    今の調べ物けっこう長くかかりそうなのよ…」


    十神「俺にそんな暇などない…」
























    苗木「あぁ…なるほど…
    とりあえず、桑田クンがクズってことはよく分かったかな」


    舞園「昨日から無視してます」


    不二咲「あちゃー」


    苗木「それでボクたちに頼んできたってわけだね」


    舞園「はい…」
  7. 7 : : 2015/03/30(月) 19:59:25




    ………





    苗木「……ボクはいいよ」


    舞園「やっぱりダメで……え?」


    苗木「舞園さんが心配だから…
    まあ、ボクに何かできることがあるとも到底思えないけど…」


    舞園「ありがとうございます!
    やっぱり苗木くんは素敵です!」


    苗木「え…///」


    舞園「………はっ///」


    不二咲「おぉ…」


    苗木「…///」


    舞園「……そ、それで…
    不二咲さんは…?」


    不二咲「私も付いていくことにするよぉ」


    舞園「本当ですか!」


    不二咲「うん…
    舞園さんの力になりたいし…
    強くなりたいんだ…もっと…」


    苗木「これは不二咲さんが思ってる強さとは違う気もするけどね」


    不二咲「そうかなぁ…?」


    舞園「あはは、私もそう思います」




    舞園さんがやっと笑ってくれた。


    この話をし始めてからずっと暗かったから…






    舞園「それに…
    2人とも私のため、って言ってくれてとても嬉しいです!」


    苗木「そりゃあ、友達が困ってるんだったら助けないと!
    ね?」


    不二咲「うんっ!」


    舞園「………友達…ですか…」


    苗木「ん?
    どうしたの?」


    舞園「…いえ、何でもないです」


    苗木「そう?」


    不二咲「…」ニヤニヤ


    舞園「…あ、スタッフさんには3人連れて来るって言ったからもう1人連れて来れますけど」


    苗木「あー、だったら妹に声かけてみるよ」


    不二咲「え、苗木くん妹さんいたのぉ!?」


    苗木「あれ?言ってなかったっけ?」


    舞園「初耳です…」


    苗木「そうだっけ……?
    まあ、妹に声かけてみるよ
    オカルト系に興味あるみたいだし」


    舞園「妹さんが来ないようだったら、私たち3人で行きましょうか」


    不二咲「そうだねぇ」


    苗木「それで、ロケっていつあるの?」


    舞園「今日の21時からです」


    苗木「え?」











    舞園「今日の21時です」











    苗木・不二咲「「えぇぇぇええ!!!!」」
  8. 8 : : 2015/03/31(火) 02:52:35






















































    とりあえず、電話をかけてこまるを誘うことにした。





    苗木「…と、いうわけなんだけど
    こまるも来る?」


    こまる『ね、ねぇお兄ちゃん確認なんだけど…』





    心なしかこまるの鼻息が荒い気が…




    苗木「どうした?」


    こまる『舞園さんって…
    ……あの舞園さやかさん?』


    苗木「うん、アイドルの舞園さん」



    こまる『行く行く行く行く!!!
    希望ヶ峰学園近くの森の廃病院に20時半に集合だよね!』






    あー…舞園さん目当てか…






    苗木「そうだけど…」


    こまる「分かった!それならまた後でね!」





    プツッ‼︎

    ……ツー…ツー…








    苗木「いく気満々だなぁ…」






    怖いとかそういう感情はないんだろうな…


    ある意味羨ましいや…






    苗木「…あ、そろそろボクも準備しなきゃ」

  9. 9 : : 2015/03/31(火) 22:17:58













































































  10. 10 : : 2015/03/31(火) 22:26:02
    苗木「舞園さーん!
    不二咲さーん!」


    舞園「あ、苗木君!
    こっちですよー!」





    こまるを迎えに行って出発だったから、思ったより時間がかかってしまった…





    こまる「ほ、ほふぁっ!
    ほんも、本物の舞園さやかだ…!」


    舞園「えーと…
    苗木君の妹さん…ですよね?」


    こまる「は、はい!
    苗木こまるって言います!」


    舞園「よろしくお願いしますね」ニコッ


    こまる「こ、ここここちらこそ!」





    ここまでこまるが緊張してるのも久しぶりに見たなぁ…





    不二咲「そう言えば、スタッフさん達はいないのぉ?」


    舞園「それがさっきメールが来て…
    『先に行ってるから、診療室で待ってる。』
    って…」


    苗木「そうなんだ…」






    舞園さんを置いていくなんて…


    なんて酷いスタッフなんだろう…







    舞園「みなさんが居てくれて怖くないから大丈夫ですけどね!」


    苗木「よかった…」



    不二咲「え…でもそれじゃあロケにならなくないかなぁ?」


    舞園「それは診療室で合流してからじゃないですかね?
    とにかく行きましょう!」


    こまる「おーっ!」






    …意外にもワクワクしてるように見える。


    舞園さんの楽しそうな姿を見て、ボクは思わず笑みをこぼした。
  11. 11 : : 2015/04/02(木) 19:00:32

























    不二咲「うわぁ…ここが入り口かぁ…」




    見るからにおどろおどろしい雰囲気を放っている廃病院の入り口は、意外にもガラス張りの自動ドアだった。




    こまる「とりあえず行きましょう!
    舞園さん!」


    舞園「敬語はいいですよ…
    それに、"さやか" で」ニコッ


    こまる「ーーーーーーッ!!!//////
    行こう!さやかちゃん!」


    舞園「はい!」






    兄としては、妹の適応能力にほとほと驚かされてばかり…。




    とか何とか思っている内に、自動ドアの前まで辿り着いた。


    センサーがドアに近づいた2人に反応して、ひとりでに開く。






    舞園「ちょっとドキドキしてきました…」


    こまる「大丈夫だよ!
    行こう!」






    こまるが舞園さんの手を引っ張る。


    片方の手は懐中電灯を持っているので、これでこまるの手は両方塞がってしまった。






    舞園「ちょ、引っ張らないでくださいよー!」


    こまる「ほら、お兄ちゃん達も早くー!」


    不二咲「ま、待ってよぉー!」


    苗木「そんなに急がなくても…」


  12. 12 : : 2015/04/05(日) 22:15:01
    開いた廃病院の入り口に


    こまる

    引っ張られるようにして、舞園さん

    ボク

    不二咲さん


    の順で入る。






    当然、自動ドアは閉…












    ーーーーーーーーーあれ。


















    苗木「ねえ、ここって電気通ってるのかな?」


    こまる「え?なんでそんなこと聞くの?」


    苗木「だって自動ドアって電ー」

















    パァンッ‼︎




    瞬間、自動ドアが勢い良く閉まった。


    ボクは後ろを見ていない。


    けれど、閉まる勢いで生じた風で、閉まったのだと理解した。



    と同時に疑問が生じる。



    風だけじゃない。












    なんで自動ドアが閉まるだけなのにこんなに大きな音がするんだ?














    こまる「きゃっ!」


    舞園「え、何ですかこの音!
    どうしたんですか!?」


    こまる「うわわわ!
    懐中電灯の電池が切れちゃったよ!」






    タイミングを見計らったように、こまるが持っていた懐中電灯の電池が切れた。





    舞園「真っ暗ですねぇ…」


    こまる「さ、ささささやかちゃん!
    手を離さないでね!」


    舞園「分かってます」ニコニコ













    真っ暗で確認はできないが、少し先で2人の話し声がする。


    それより…













    苗木「不二咲さーん?
    大丈夫?」



    後ろにいるであろう不二咲さんに声をかける。



    「大丈夫だよぉ!
    けど、落し物しちゃったから先に行ってて!
    すぐに追いつくから!」



    苗木「え、手伝わなくて大丈夫?」


    「大丈夫!
    ほら、2人が待ってるよ?」


    苗木「そこまで言うなら…
    分かったよ!」

























    思えば。


    ここで引き返すべきだったんだ。

















  13. 13 : : 2015/04/07(火) 23:37:21











    こまる「暗いよぉぉぉお!!!
    怖い怖い怖いぃぃぃぃい!!!!!!」


    苗木「こまる!落ち着いて!」




    前にいるであろうこまるに語りかける




    こまる「お、お兄ちゃん!?
    どこにいるの!?」


    舞園「大丈夫ですよ!
    しっかり手は握ってますから!」


    こまる「そ、そうだけど…」


    苗木「くっそ…」



    こう暗くちゃ誰がどこにいるかも分からない…







    苗木「せめて月明かりでもあれば…」ボソッ













    ー瞬間。


    雲がかかって隠れていた月が顔を出し


    廃病院の窓から、その光が差し込んだ。













    苗木「おぉ、グッドタイミングだ…
    おーい!こまるー!舞園さーん!」


    こまる「あ、いたいた!
    お兄ちゃ……」




    後ろを振り向いたこまるが


    突然固まった。










    こまる「ひぃ!?」


    苗木「………え?」





    何をそんなに驚いてるんだ?


    ボクの後ろに何かあるのか?




    こまる「い、いやぁぁぁぁぁぁあ!!!!」


    舞園「あ、こまるちゃん!
    手を離しちゃダメですよ!」


    苗木「こまる!?
    何急に走り出してるんだよ!」


    舞園「一体どうしたんでしょう…」


    苗木「わからない…
    …こまるが走っていった方向……」


    舞園「先がよく見えませんね…」


    苗木「でも…後ろを向いて悲鳴を上げたよね?」


    舞園「えぇ、どうしたんでしょうか」


    苗木「何かあるのか…」















    その時、月が雲に隠れた。


    でも、ボクは見てしまった。







    ミテシマッタンダ。


















    苗木「あ…あぁ…?
    はぁ?な、なんで……なんで…?」




    既に廃病院は暗闇に呑まれ、隣にいるはずの舞園さんすら見えない。


    だから今は見えない。



    ミエナイ。


    ーーーミテナイ。


















    そう、これは夢だ。

    夢だ。

    夢。


    夢なんだ。













    舞園「苗木くん…?」


    苗木「ま、舞園さん…
    舞園さんは……何も見ていないよね…」


    舞園「え?」










































































    苗木「不二咲さんの死体なんて……
    無かった……よね…………?」




























  14. 14 : : 2015/04/08(水) 01:04:09

    そう、夢だ。


    だって不二咲さんとボクはさっきまで話してたじゃないか。


    それが、自動ドアに…



































    自動ドアに挟まれて上半身と下半身が真っ二つになってる不二咲さんの死体なんて。

































    苗木「あ、あるわけ……!」


    舞園「…もう何言ってるんですか苗木君?」










    舞園さんの声で、一旦冷静さを取り戻した。













    苗木「ま、舞園さ…」


    舞園「そうやって脅かそうとしたって私には嘘だって分かりますよ!
    エスパーですから!」





    微かに声が震えてる…


    やっぱり怖いんだ…


    いや。


    ボクが恐怖を煽ってしまった…。












    苗木「ご、ごめん…
    ボク疲れてたかも……」






    罪悪感と共に、謝罪の言葉を述べる。


    ボクのせいで、女の子を怖がらせてしまった…。


    幻覚にあんなに怯えちゃ…。









    舞園「そうでしょう?
    ほら、こうやって手を繋いであげますから!」





















































    舞園「行きましょう!」















    その声が聞こえた時には、既にボクと舞園さんは遠く離れていると実感させられた。


    辺りは暗く、舞園さんの気配ももう無い。












    今度こそ、ボクの体は震えた。


    喉はカラカラに乾き、粘っこい唾液が口にまとわりつく。




    何故?


    恐怖したから。











    だってー。



































    苗木「舞園さん…」






















































    ダレトテヲツナイデイルノ?
  15. 15 : : 2015/05/13(水) 18:37:11
    私だ!
  16. 16 : : 2015/05/20(水) 20:37:49
    >>15何ぃぃぃ!?

    あっ…期待です…!
  17. 17 : : 2015/06/24(水) 22:11:20
    (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
    期待です!
  18. 18 : : 2015/08/09(日) 09:49:43
    沢山の支援ありがとうございます!
    なんとか今日中に完結できるよう、頑張ります!(無理)
  19. 19 : : 2015/08/09(日) 09:56:31














































































































  20. 20 : : 2015/08/09(日) 10:04:17
    こまる「やだ…!やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!」



    走る。



    見てしまったモノに怯え、それから逃げるように走る。




    こまる「なんで?」



    なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい








    こまる「…あ」




    なんで私…1人でこんな奥まで…!



    怖いよ…


    誰か…




    こまる「誰かいないの!?
    ねぇ!誰か!!!」



    こまる「お兄ちゃん!」


    こまる「さやかちゃん!」


    こまる「ねぇ!!!
    ねぇってばぁ!!!!!」




    叫ぶ。


    でもここは廃病院。


    人がいるわけもない。


    お兄ちゃん達が追いついてくるわけもーーー





















    ゴトッ

























    こまる「ひぃっ!!?」










    何物音でビビってるんだ私…



    こまる「もっと奥の方…だったよね」



    音が聞こえた方に誰かいるかな?


    あ、そういえばスタッフさんは先に行ってるて…


    じゃあさっきの物音はスタッフさんだ!




    こまる「よし…」




    私は、とにかく走った。




    早く誰かと合流したかった。






































    合流したかった。































































  21. 21 : : 2015/08/09(日) 10:29:53
    こまる「はぁ…はぁ…はぁ…!」



    なんで廊下がこんなに長いの…?



    こまる「まだまだ…
    奥ってことなのかな…」




    真っ暗で先も見えないし…


    もう嫌だよ…


    走りたくないよ…







    こまる「…休もう」












    そうだ、休もう。




    私は壁を背もたれにして、ボロボロの床に座った。





    きっと休んでたらお兄ちゃん達が私のこと見つけてくれる…


    きっとそうだ…






    きっと…




















    私は急に眠気に襲われ、そのまままどろみの中に堕ちようとしていた。






    …ィ…………ッ…







    軋んだ音が聞こえる…










    ギィッ…ギィッ…ギィッ…







    だんだん音が近づいてくる…






    あぁ…そっか…











    お兄ちゃんが…来てくれたんだ……



















    私の意識は今度こそ、闇に落ちた。
  22. 22 : : 2015/08/09(日) 13:20:50
















































































  23. 23 : : 2015/08/09(日) 13:47:14
    苗木「…」


    …ダメだ


    座ってちゃダメだ。



    ここが明らかにおかしいっていうのはハッキリしたじゃないか…



    このままじゃ舞園さんが…


    こまるも見つけないと…!




    苗木「行かなきゃ…行かなきゃ…」




    動かない。




    苗木「だから動けよボクの足…!」





    恐怖で、動けない。












    きっと不二咲さんは死んでる。


    ボクのすぐ後ろで死んでる。




    ここは "そういう" 所だったんだ。


    遊びで来ていい場所じゃなったんだ。












    苗木「…」




    もう…いいや…













  24. 24 : : 2015/08/09(日) 20:45:11




















    舞園「あれ、苗木くん手が冷たいですよ?」







    舞園「も、もう!
    どんだけ怖いんですか?」









    舞園「そんなに黙ったままだと私…
    ちょっと怖くなってきちゃいます…」









    舞園「苗木くん?」










    舞園「…なんで黙ってるんですか!?」









    舞園「返事してくださいよ!」













    舞園「………もう!
    苗木くんなんて知りません!」














    舞園「…」







    やっと異変に気付いた。



    ここまで近づいていれば少しぐらい視認できるはずなのに。



    隣は真っ暗だった。




    おかしい。




    オカシイ。








    舞園「…苗木くん?」






    舞園「ねえ、返事してくださいよ!」



    舞園「苗木くん!」

    舞園「ねえ!」
    舞園「苗木くん!?」


































    舞園「いい加減にしてくださーーー「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははハハハはははははははははははははハハハハハハハ」





    すぐ隣で




    聞こえた。









    舞園「ひぃっ!!?」




    私は咄嗟に手を離した。



    やっと気付いた。



    握っていた手が苗木くんじゃなかった事に。



    やっと気付いた。



    今とても危険だということに。













    走る。





    スタッフがいるはずの診療室へ走る。



    場所は知らない。



    けどきっと


    奥にあるはずだから。




    走る。









    舞園「はぁっ…!はぁっ…!」










    笑い声はまだ聞こえる。


    随分と遠くで。






    舞園「はぁっ…!はぁっ…!」





















    走る。





    声から遠ざかるように。


















  25. 25 : : 2015/08/09(日) 22:06:49



























    不意に月明かりが病院を照らした。



    ここがどれだけ廃れているか、改めて確認できたーーー




    が。






    正直そんな余裕は無い。



    私は診療室を見つける事だけに全神経を集中させた。



    舞園「はぁっ…はぁっ…!」



    幸い、この病院に2階は無い。


    だから必死に探せば、きっとすぐに見つかる。













    ーーー笑い声はいつの間にか聞こえなくなった。


























    舞園「………はぁっ…!はぁっ…!」






    …どこ?


    どこにあるの?




    ここも違う…



    ここも違う!


    ここも…



    ここも




    ここも



    ここも



    ココも




    ココも




    ココも


    ここモ


    こコも




    ココモ


    ここも



    ここも




    ココモ



    ココモ



    ココモ



    ココモ








    舞園「はぁっ…!はぁっ…!」




    舞園「………あっ!」









    《診療室》



    と書かれたプレート。


    ボロボロだけど、幸い読めないほどではなかった。







    舞園「っ!」



    乱暴にドアノブを回す。




    ガチャガチャガチャガチャガチャッ







    舞園「…っ!?」




    開かない…!?




    舞園「ねえっ!
    開けてよ!私です!
    舞園さやかです!」



    執拗にドアを叩く。


    ドアを叩く力が、無意識に強くなる。







    舞園「ねぇっ!ねぇってば!
    誰かいるんでしょう!?」





    ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンッ











    舞園「誰かっ…!」















    ……は……















    舞園「っ!!?」





    今確かに聞こえた!


    アイツだ!


    アイツが近づいてる!









    舞園「お願い!
    誰か開けて!
    誰か助けて!ねぇっ!誰かぁっ!」





    ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ






    はは……は…は









    舞園「開けてよぉっ!
    ねぇっ!ねぇ!!!!」




    ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン







    ははははははははははははははははは









    舞園「もう嫌だよぉ!
    誰か助けてよ!
    苗木くん!こまるちゃん!不二咲さん!
    ねぇっ!誰かぁっ!!!!」






    はははーーーーーー
























    舞園「…へ?」




    笑い声が……


    消えた…



    舞園「あぁ…よかった…」





    私は安堵して、ドアを背に向けた。


    とにかく安心したかった。









    舞園「…」

















    嗤っていた。



    黒いナニカが。



    こちらを向いて。




    嗤っていた。










    「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははねえねえたすけてたすけてねえねえたすけてくるしいいいいいいひひひはははははははたすけてこわいこわいこわいいいいはははははこわいこわいこわいこわいよこわいよくらいよこわいよくるしいくるしいこわいたすけてええええエアはははははははははははははははははははははははははははははははああああああああああああああああああああああああああくるしくるしくるくる狂くる?くるしいいいいい異いいイイイイイハヒヒヒヒヒヒヒヒヒハハハハハハハあああああああああああああああああああああああアアアアアアアああああああハハハハハハクルシイクルシイコワイコワイカナシイヨオねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねええええええええええええええええ
  26. 26 : : 2015/08/09(日) 22:32:23
    舞園「…あああ………」




    怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖




    舞園「…」


    恐怖で声が出ない



    出せない



    舞園「あっ………」




    ふと、背中に感じていた安心感が消えた。



    すぐに分かった。


    ドアが開いたのだ。


    あんなに叫んでも回しても叩いても開かなかったドアが。












    ドサッ









    力なくお尻から倒れる。



    真っ黒なナニカはいつの間にかいなくなっていた。








    舞園「はっ…はっ…!」





    やっと息をまともに吸えた気がした。



    酸素を肺に取り入れる。




    舞園「はぁ…はぁ…」







    舞園「…」





    落ち着いてきた。












    そして気づく。


    嫌な臭いに。





    舞園「うっ…!」



    何これ…この場に居たくない…




    舞園「…」




    何があるかを確認するために振り向く。












    スタッフがいた。



    座っていた。



    血まみれで
    お腹が開いていて
    内臓が溢れていたて
    腸が飛び出していて
    その空っぽのお腹にカメラをねじ込まれて






    私は今度こそ悲鳴をあげた。






    舞園「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああっ!!!!!!!」
  27. 27 : : 2015/08/09(日) 22:48:56



    ゃぁぁぁぁぁぁああああああああ…



    苗木「舞園さんっ!?」



    今の悲鳴って!


    クソっ!


    ボクがもたもたしてたから…!




    急いで舞園さんの所に行かないと!





















  28. 28 : : 2015/08/09(日) 23:22:40
    いつの間にか辺りは月明かりで照らされていて。


    先を見通せるほどには明かりはあった。



    とにかく奥へと進む。



    舞園さんがいるはずの場所へ…




    床が老朽化しているのか、走るたびに軋む音がする。


    嫌に耳に響くその音に耳を塞ぎたくなったけど、今は我慢しなければならない。



    苗木「…舞園さん!」



















































    舞園「あ…ああ…あっ……」




    なんで私がこんな目に遭わなければならないのだろう。


    それにみんなを巻き込んでしまった。


    取り返しのつかない事が起こってしまった。


    きっと見間違いでも何でもなかった。


    不二咲さんの死体も。


    目の前の死体だってきっとホンモノ。





    もう恐怖で何も考えられない。



    考えたくない。





    舞園「うっ……おぇ…」





    気持ち悪い…見たくない…



    嫌だよこんなの…




    嫌…


















    ひひ…ふ…はは…






    舞園「…」

    まただ。

    舞園「もうやめてよ!!!」




    「あははははははははは」



    舞園「え…」





    こまる「…」




    奥の方から出てきた黒いアイツは


    こまるちゃんを抱きかかえていた。
  29. 29 : : 2015/08/09(日) 23:43:16
    本当はもう、こまるちゃんを置いて逃げ出したかった。


    でもできなかった。


    扉は固く閉ざされていた。


    逃げる事は…許されなかった。










    「ひははははははははいたいよいたいよいたいいたいいたいねえええええいたいねえええたすけいたいないたいいたたたたいたああ」




    そんな事を言いながら、真っ黒なソイツはこまるちゃんの頭を両手で掴んだ。


    そしてそのまま持ち上げた。




    舞園「な…何をするつもりよ!
    やめてよ!」




    声はかろうじて出た。


    動けなかった。


    恐怖で動けなかった。







    「ねえねえいたいねえいたいねえいたいいたいいたいのいたいのたすけいたいいいいひひゃあはははいたいなああああいたいねええええ」




    ミシッ…



    と。



    音がした気がした。



    目の前で。









    舞園「あーーーー」











    私は想像してしまった。


    そんなふざけた結末を。











    ミシミシミシミシ…








    「いいいいひははははははははははははあああああいたいねえたすけるおおおたすけてあげるねええええああああいたいいたいいたいいたいいたい」






    舞園「嫌ああああやめてよおおおおおおおおおお!!!!!」










    ベキョッ












    こまるちゃんの頭は。



    真っ黒なソイツの手の中で。



    潰れた。










    舞園「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!???!?!?」




    血が顔や服に着いた。


    嫌に温かいソレは、逆に現実味を帯びていた。


    頭から何かがはみ出ている。



    あれは何かな?脳みそ?かな?


    はは…


    真っ黒なソイツが嗤っている。


    ははははははは…



    …ほら


    嗤ってる。
































    舞園「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
  30. 30 : : 2015/08/09(日) 23:52:59








































    苗木「ここだ!」



    舞園さんの悲鳴がまた聞こえた。



    しかもこのドアの向こうで。



    《診療室》



    確かスタッフさんが先にここに来ているはずなのに…



    そんな事は今はどうでもいい!


    力いっぱいドアノブを回す。




    苗木「はっ!?
    開かな…!」



    ガチャガチャガチャッ


    と空回りな音だけがボクの耳を支配した。




    苗木「くそっ…!
    何で!
    何でだよっ!」



    開けよ…開けよ…!





    苗木「あ…」





    閃いたボクはすぐに行動に移す。





    苗木「舞園さん!?
    いるなら返事をして!
    ボクだよ!苗木誠!」




    言いながら力いっぱいドアを叩く。




    返事はない。





    苗木「舞園さん!
    ねえ!舞園さん!?」






    ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン







    苗木「舞園さん!舞園さん!?」










    ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン









    苗木「なんで開けてくれないんだよ!?
    ボクだって!
    助けに来たんだよ!」








    ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン












    ああああああああああああああああああ!






    苗木「なんでだよっ…!
    さっさと開けよおおおおおおおおおおおお」











    ガチャッーーー








    苗木「え」











    開いた…













    苗木「…」






    ボクは呼吸を整え、静かにドアを開いた。
  31. 31 : : 2015/08/10(月) 00:08:25










    そこには。





    舞園さんがいた。


    嗤っていた。



    恐らくスタッフさんらしい人がいた。


    座ったまま動かなかった。




    そして地面に誰かが横たわっていた。


    頭がなかった…けど。







    苗木「こまるっ……!?」



    舞園「へ…?」




    ドアを開けてもなお嗤っていた舞園さんが、やっとボクに気付いたみたいだ。



    苗木「ねえ…何これ…なんでこんな…
    そこに寝てるのってだって…」


    舞園「ははは…」







    視線を落とすと。



    舞園さんは血にまみれていた。




    そしてーーー


















    ーーーー血塗れのハンマーが側にあった。





















    苗木「舞園さん…なの?」


    舞園「ははは…」



    苗木「舞園さんがこまるを…?」



    舞園「はははは…」



    苗木「なんでだよ!?
    なんでそんな事…!?
    な…なんで…なんでなんでなんでっ!!?」



    舞園「ははははははははは…」



    苗木「なんでっ…なんで…!」



    許せない…


    ユルセナイ。





















    苗木「この人殺し!
    お前なんて死んでしまえばいいんだ!!!」






















    この女を許せない。


    きっと最初から全員殺すつもりでいたんだ。


    だからこんな廃病院に…


    人目のつかない所に誘い込んで…!




    こんな屑を許すな。



    コンナヤツヲユルスナ




    こいつのせいで不二咲さんは…


    こまるは…!






    苗木「死ねっ!
    地獄に堕ちろ!
    死なないんだったらボクが今ここで殺してやるよっ!!!」




    感情に身を任せ、ボクはハンマーを手にした。




    舞園「はははははは!!!!
    ああああははははははははははは!!!!!」






    そしてそれを振りかぶーーーー









    れなかった。





    カルテや医療の本を沢山並べている本棚。


    ソレが舞園さんを潰した。


    あっけなく。




    部屋は本棚が倒れる音で支配された。





    舞園さんはもう嗤っていない。


    もう嗤うことすら叶わない。





    苗木「ははは…死んだ…死んだぞ!」




    ボクが言った通りにこいつは死んだ!



    苗木「っはははははは!
    こまる!
    お兄ちゃんがちゃんと見届けたからな!
    お前を殺した奴が死ぬ瞬間!
    ボクが…!ボクが!!!!」





    苗木「はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは…は?」







    ボクが言った通りに……?
  32. 32 : : 2015/08/10(月) 00:19:27























    苗木「あ…」



    そして思い出した。



    よく父が言っていたこと。















    「誠、よく聞きなさい。
    口から発せられる言葉というのには魂が宿っている。
    だから発言する時にはその言葉一つ一つに責任を持たなければならないんだ。
    人間というのは実際不思議なものでね、本当に何か力を持っているんだよ?
    言葉に出した事が本当に起こるこだってきっと…」






























    苗木「ああ…?」



    不意にそんな事を思い出した。

    なんの脈絡もなく。





    ただ、なぜそんな事を今思い出したかはハッキリと分かった。



    膝が震える。


    嫌な汗が伝う。






    ーーー言葉には魂が宿っている。











    苗木「だったら…ボク………」




    言葉に宿る魂…




    そんな物現実的とは思えない。






    でももし本当だとしたら?





    ボクガマイゾノサンヲコロシタコトニナル?












    苗木「あ…ああっ…」





    思い起こせば今日だってあった。




    せめて月明かりがあればーーー


    と呟いた時に月明かりが差した。





    開けよーーー


    と叫んだ時にドアが開いた。








    死んでしまえーーー



    と激昂した時に舞園さんはーーーーーー。

















    苗木「え…じゃあボク……」





    はははは…


    舞園さんの事言えないじゃないか。




    ボクだって立派な人殺しだったんだ…



    苗木「ボクだったんだ…!」




    震える。













    苗木「ボクが殺したんだああああああああはははははははははははははははははははははああああああああああああやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったっひひひひひしひゃああああああああああああああああああははははははははははははははは!!!!!!!!!」







    狂った。



    みんな死んだ。



    それだけで充分だった。



    ボクは狂った。

  33. 33 : : 2015/08/10(月) 00:20:36

































































  34. 34 : : 2015/08/10(月) 00:28:42
    今でもたまに思い出す。


    あの時のこと。


    もうあれからどれだけ経ったかも分からない。


    ただ一つ分かることは



    ボクはそろそろ死ぬのだということ。




    何日も寝てないし、何日も食べてない。



    昼は明るかったし、夜は暗かった。



    ただ立っていた。



    別に何をするわけでもなく。





    横たわる本棚から血が出ていて、少なくともそれが乾くぐらいにはここにいた。




    それぐらいには立っていた。





    ただそれだけ。







    だからたまに思い出す。




    あの時のこと。







    舞園さんが嗤いながら言うんだ。






    この人殺しーーー














    こまるが泣きながら言うんだ。






    どうして助けに来てくれなかったのーーー











    そんな声が不意に聞こえて、ボクはまた震える。



    恐怖とか、罪悪感とか、怒りとか…


    そういうマイナスな感情に震える。







    苗木「何も言うなよ…!」



    苗木「もうやめてくれ…」





    人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し







    苗木「…やめろ」













    助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて








    苗木「やめてくれ……もう…」





    耳を塞いでも聞こえる。


    2人の声。



    目を固く閉ざしても思いだす。


    3人の死体。

    1人の最期。






    苗木「これ以上……」










    分かっていた。



    これが舞園さんの仕業じゃなかったことぐらい。


    そういう人為的な事件じゃなかった事ぐらい。





    だって今。










    こうやって嘆いてる間にも。
































    ーーーーーウシロニ。
  35. 35 : : 2015/08/10(月) 00:28:57













    fin
  36. 36 : : 2015/08/10(月) 00:33:49
    まずは謝ります。


    期限内に完結させることができず、大変申し訳ございませんでした!


    そしてここまで見て下さった方に感謝を述べさせて頂きたく存じます!




    これ書き終わって気付いたことがあります。


    ホラー無理。





    4人の違いを比べ、その差を楽しむという企画でございます!

    完結してからが楽しいんです!


    ですから、どうか4人の作品を見比べてください!


    それぞれに味があります!(宣伝)




    それでは、またいつか!


    皆さん、くれぐれも背後にはお気をつけくださいませ…


    よい夏を!
  37. 37 : : 2015/08/10(月) 00:38:18

    もう振りまけません(恐怖)
    お疲れ様でした!
    企画に参加していただき、ありがとうございました!
  38. 38 : : 2015/10/22(木) 10:28:50
    コメント遅くなります。
    最後鳥肌立った…下校中後ろが
    気になって気になって…
    お疲れ様でした!
  39. 39 : : 2016/05/26(木) 02:10:42
    トイレ行けなくなりました!怖かったですし、引き込まれました!
  40. 40 : : 2020/10/26(月) 23:06:08
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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donguri

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