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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

霧切「くっ……殺せ!」苗木「……」

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  1. 1 : : 2015/01/10(土) 16:15:28
    キャラ崩壊含
    女騎士ネタ
    思い付きなんでエンディングが見えない



    ───────


    苗木ルーム



    苗木「……」


    霧切「さあ……私は何をされても絶対に吐かないわ……殺しなさい!」ガチャガチャ


    苗木(……どうしよう、部屋に帰って来たら何故か霧切さんが手錠に繋がれてベッドに横たわってる)


    苗木「……いや、あの」


    霧切「さあ、私はどんな性的な拷問にも屈しないわ、さあ!」ドキドキ


    苗木「……まず、落ち着こう」


    霧切「そう、落ち着いてどんな拷問を考えるのかしら?」


    苗木「いや、落ち着くのは霧切さんだよ」


    霧切「落ち着いてるわ、それはもう山のごとし」キリッ


    苗木「活火山だよねそれ、暴れっぱなしだよね」


    霧切「わかったわ……ねえ、苗木君、怒っているのかしら? 怒っているのら謝るわ」


    苗木「怒ってはいないけど、混乱はしてるね」


    霧切「そう……怒ってはないのね、良かったわ。この間、舞園さんと取り合った苗木君のパンツが2つに裂けてしまった事を怒ってはいないのね?」


    苗木「それは怒るよ!!何してんの!!一枚足りないと思ったよ!!」
  2. 2 : : 2015/01/10(土) 16:30:32

    霧切「っ!やっぱり怒っているのね!」


    苗木「訳がわからないよ……まず、なんで手錠に繋がれてボクのベッドで寝てるのかな?」


    霧切「貴方がそうさせたのよ」


    苗木「いや、してないよ……ほら、早く起きて」


    霧切「手錠に繋がっていて無理よ、さあ!殺すなら殺しなさい!」ハァハァ



    苗木「いや、その手錠、北海道土産でしょ?自分で着けたり外したり出来る奴でしょ?」



    霧切「……なっ!?何故この手錠が北海道土産だとわかったの……?」


    苗木「……いや、ほら、『網走刑務所』って書いてるし。洞爺湖の木刀に次いで中高生が好きそうな北海道土産だよね、それ」


    霧切「バレたなら仕方ないわ……そうね、これは私が仕組んだ事……」


    苗木「知ってた」


    霧切「そして、私に何を償わせる気なのかしら?」


    苗木「取り敢えず出ていってくれるかな?」


    霧切「そう、体なのね」


    苗木「……その体ごとボクの部屋から出ていってくれるかな?」


    霧切「ええ、好きにするといいわ!この体を!現役JKの体を!!」



    苗木「話聴けよ」


  3. 3 : : 2015/01/10(土) 16:48:21


    霧切「聴いてるわよ」


    苗木「聴いてないよ……」


    霧切「………わかったわ、日を改めてあげる」


    苗木(なんでまた来る前提なんだろ……)



    ──────


    翌日



    苗木「……」



    舞園「くっ……殺して下さい!私は例えいやらしい事をされても何も吐きません!」



    苗木(……今度は舞園さんがベッドの上で拘束されてる)


    苗木「いや、あの」


  4. 4 : : 2015/01/10(土) 18:33:26

    舞園「さあ!どんないやらしい事を考えてるんですか!さあ!」


    苗木「別に考えてないけど」


    舞園「……えっ?そうなんですか?」


    苗木「そうもなにも、まず、何が起こってるのかよく解らないよ」


    舞園「そうですね……何故私が苗木君に拘束されてこんな格好をしているのか……」


    苗木「拘束してないよ」


    舞園「……え?そうなんですか?」


    苗木「ボケてるの?」


    舞園「一体誰がこんな事を……!」


    苗木「いや、自分でしょ」


    舞園「……なっ!何故わかったんですか!?」




    苗木「……いや、その手錠、昨日霧切さんが持ってたでしょ」


    舞園「……なっ!何故そこまで……!」


    苗木「いや、『網走刑務所』って書いてるし」


    舞園「ふふ、流石は苗木君です……まるでエスパーですね」


    苗木「バカでもわかるよ」


    舞園「さあ……嘘を着いた私にどんなオシオキをしてくれるんですか!」ハァハァ


    苗木「帰れ」


    舞園「ふふ、そうですか、体ですか!」


    苗木(あ、駄目だ、この人も話聴かない)


    舞園「さぁ!好きにしてください!!それはもう無茶苦茶に!エロ同人みたいに!!」


    苗木「……」


    スタスタ


    ガチャ


    バタン



    舞園「なっ……!どこいくんですか!苗木くーん!」


    舞園「……」


    舞園「ふふふ……放置プレイですか、挑むところです!」





  5. 5 : : 2015/01/10(土) 18:45:56
    タイトルで吹き出してしまいました

    みんなメンタル強いw

    期待
  6. 6 : : 2015/01/10(土) 18:50:15
    >>5
    ありがとうございますっ
    ダンロンで女騎士ネタ一回やりたかったんですよねww
  7. 7 : : 2015/01/10(土) 19:12:27


    ───────

    翌日


    苗木(桑田クンの部屋に泊めてもらったよ。流石に帰ったよね……?)


    ガチャ


    苗木ルーム



    苗木「……」


    セレス「ふふ……さあ、わたくしを殺しなさい!たとえこの体が汚されようと、わたくしが口を割ることはありませんわ!」


    苗木(今度はセレスさんか……)


    苗木「……いや、あの」


    セレス「『あの』?『あの』とは何でしょうか?拷問器具でしょうか?」


    苗木「持ってないよ」


    セレス「ふふ、何を仰るかと……その股間にある断罪の剣はまさしく……!」


    苗木「いわせねーよ」


    セレス「では、わたくしは何故あなたに拘束されているのでしょうか?」


    苗木「拘束してないよ、自分で拘束したんでしょ」


    セレス「……はて、わたくしが?わたくしを?」


    苗木「もう『網走刑務所』の手錠も飽きてきたんだけど」


    セレス「……!なぜ、それを?」


    苗木「昨日舞園さんが持ってたよ」


    セレス「……ふふ」


    苗木「……」


    セレス「……ふふふふ!流石は苗木君ですね、その洞察力……Bランカーなだけはあります……Aランカーの昇進も視野に入れなければなりませんね!」


    苗木「ああ、ボクBランカーだったんだ」


    セレス「……さあ、この嘘をついた魔女にどんな制裁を加えるのでしょうか?」


    苗木「うん、取り敢えず出ていこうか」


    セレス「……やはり、体なのですね」


    苗木「一言も体なんて言ってないけどね!!」


    セレス「さあ!その股間に隠し持った断罪の剣を持って!このわたくしを!処女の血を散らして愉悦に浸ると良いでしょう!」


    苗木「はよ帰れやこのビチグソが」





  8. 8 : : 2015/01/10(土) 19:24:59
    やっぱりししゃもんさんのギャグは天下一品ですね!
  9. 9 : : 2015/01/10(土) 19:34:53
    >>8
    ありがとうございますっ
    がんばりますぞ!
  10. 10 : : 2015/01/10(土) 20:09:44



    ───────


    翌日


    食堂


    苗木「……はぁ」ゲッソリ


    朝日奈「ん?どうしたの苗木?」


    大神「何やら疲れているようだな、滋養粥でも作ってやろうか?」


    苗木「……だ、大丈夫、二人は何ともないみたいだね」


    朝日奈「なんともないって?」


    苗木「いや、何か様子がおかしい人達が居て……実は……」


    苗木「ボクの部屋で何故か自分に手錠をかけて『殺せ』だの『性的な拷問をするつもりね』だの言ってきて訳がわからないんだ……」


    朝日奈「」


    大神「」


    苗木「……まあ、そういう反応だよね、ボク自身も訳がわからないんだから」


    朝日奈「た、多分スペア作り(※          )で疲れてるんだよ!」


         (※スクールモード中です!)


    大神「むう……苗木よ、誰々が苗木の部屋に居たのだ?」


    苗木「えっと、霧切さんと舞園さんとセレスさんが居たよ……」





  11. 11 : : 2015/01/10(土) 20:44:33


    大神「ふむ……では我が理由を聞いてこよう……」


    苗木「そうしてもらえると助かるよ……何か、ボクじゃ聞きづらいし」


    朝日奈「さくらちゃん、私も行くよっ」


    大神「うむ、では苗木よ……後でな」


    苗木「うん、お願いするよ」



    ───────



    それから二時間……



    苗木ルーム



    苗木「……」


    朝日奈「くっ……殺して!どんなエッチな事されたって口を割らないんだから!」


    大神「フッ……殺れ!どんな屈辱を受けても我は口を割らぬ!」



    苗木「おかしい人が増えちゃったよ」




  12. 12 : : 2015/01/10(土) 21:07:39

    朝日奈「さあ……」


    大神「殺るならば殺れ、殺らなければ性的な拷問でも何でもするがいい!」


    苗木「二人ともちょっと黙って」


    朝日奈「……猿ぐつわを掛ける気ね!どんなことされても屈しないんだから!」ハァハァ

    大神「ボールギャグをはめる気だな苗木よ……ふふ、挑むところだ!」ハァハァ


    苗木(……また北海道土産の網走刑務所の手錠、一体誰が……)


    苗木「……一人しか思いつかないな」


    朝日奈「一人……!私達のどちらかにいやらしい事をするつもりね!?」


    大神「かかってくるがよい!」


    苗木「死にそうだからやめとくよ……そんなことより」


    スタスタ


    ガチャ


    バタン


    朝日奈「む、無視ね……いいよ!どんな拷問も耐えてやるんだから!」


    大神「精神的苦痛とは……やりおる」

  13. 13 : : 2015/01/10(土) 21:34:44


    ──────

    廊下




    苗木「……モノクマー」


    シーン


    苗木「モノクマー」



    シーン



    苗木「……江ノ島さーん」



    モノクマ「だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」バビョーン!


    モノクマ「なんでボク呼んどいて次は江ノ島さんなんだよ!もしかして正体バレてんの?バレてんの?」ソワソワ


    苗木「そうなんだ、モノクマの正体江ノ島さんだったんだ。カマかけてみるもんだね」


    モノクマ「ふぁざなどぅ?!?!」
    ビクビクッ


    苗木「まあそんなことよりさ、江ノ島さん」


    モノクマ「ああ、もう黒幕の正体とか『そんなこと』なのね、絶望的過ぎて吐きそう……せめてモノクマと呼んで」


    モノクマ「で、なんなのさ、苗木クン?」


    苗木「クラスの女性陣になんかした?」


    モノクマ「いや?ボクは知らないよ?」キョトン


    苗木「監視カメラとかにも何も映ってないの?」


    モノクマ「それがさー、なんか監視カメラの調子がおかしくてさぁ。いくつか壊れてるみたいなんだよね」


    苗木「駄目じゃん」


    モノクマ「んー、そうだね、取り敢えずボクも調べてみるよ」


    苗木「頼んだよー」



    タッタッタッ



    モノクマ「……はぁ、なんで苗木クンに速効でバレてんだよ……」


    モノクマ「まあ、お姉ちゃんに調べてもらうか……」



  14. 14 : : 2015/01/10(土) 22:15:48


    ────────


    情報処理室


    モノクマ「……ということだから、お姉ちゃん、頼むよ」


    戦刃「う、うん、わかったよ盾子ちゃん」


    モノクマ(苗木クンにはお姉ちゃんの記憶戻しておくか……なんかややこしくなりそうだし)



    ──────


    戦刃「……というわけだから、改めて宜しくね苗木君?」


    苗木「ああ、うん、戦刃さん、よろしく」


    戦刃(えへへ……うれしいなぁ、また苗木君と戦刃としてお喋りできるなんて)ニコニコ


    モノクマ「えへへ……うれしいなぁ、また苗木君と戦刃としてお喋りできるなんて……ニコニコ……じゃねーよ残姉が」


    戦刃「ひゃう!?……ひ、酷いよ盾子ちゃん……心を読むなんて///」テレテレ


    苗木(かわいい)


    苗木「……それより、この件に関して本当にモノクマは絡んでないんだね」


    モノクマ「してないよ、クマはウソつかないよ」


    戦刃「苗木君、私の才能、思い出した?」


    苗木「超高校級の軍人だったよね。モノクマに頭どつかれて思い出したよ」


    戦刃「盾子ちゃん、苗木君に酷いことしたら駄目だよ」


    モノクマ「松田クンに文句言ってよ……記憶の蘇生方法がこれしかないって書いてたんだし」


    戦刃「まあ、その、一応軍人だから諜報活動も出来るんだよ?」


    苗木「すごい!流石だよ戦刃さん!」


    戦刃「えへへ……」デレデレ


    モノクマ「デレデレしてないで、はよ行ってこいよ!まったくもー……」


    戦刃「ひゃ、ひゃい!」


    ピュー……


    モノクマ「……で、どうする?苗木クン?物騒だし、なんだったら、ここ泊まってく?」


    苗木「えっ?いいの?……物騒ってほどでも無いけど、何か起こってるのは確かだしなぁ」


    モノクマ「うぷぷ……なんだったらボクのシークレットでプライベートなルームに案内してあげる」


    苗木「じゃあ頼むよ」
  15. 15 : : 2015/01/10(土) 23:23:38


    ───────


    江ノ島プライベートルーム



    江ノ島「おいっす苗木ぃ!」


    苗木「あ、ホンモノの江ノ島さん」


    江ノ島「そうです!私様がホンモノです!」ドヤァ


    苗木「それより……ホントに何が起こってるんだろ」


    江ノ島「まーお姉ちゃんが何とかしてくれるっしょ!それよりBDみようぜ!」


    苗木「なに見んの?」


    江ノ島「ホームアローン」


    苗木「割と普通」



    ──────────


    廊下


    戦刃(……よし、万が一の為のサバイバルナイフも装備したし……)


    戦刃「取り敢えず……苗木君の部屋を……」


    ガチャ



    ─────────


    苗木ルーム


    戦刃「……誰も居なくなってる?」


    戦刃「ん?……なんだろ、手錠?」スッ



    バチバチッ


    戦刃「!!」



    ─────────


    江ノ島プライベートルーム



    江ノ島「映画終わっちゃったね」


    苗木「ちょっと戦刃さんが気になるな……見に行ってくるよ」


    江ノ島「えー?明日でいいじゃん!」


    苗木「念のためだよ、危険を感じたら帰ってくるよ」


    江ノ島「ちぇー、わかったよ」






  16. 16 : : 2015/01/10(土) 23:36:15



    ───────


    廊下


    苗木「……ん?」


    桑田「……」


    苗木「どうしたの?桑……」



    桑田「ポッ」


    苗木「!!」ビクッ


    桑田「ポッ」


    苗木「ど、どうしたの桑……」



    桑田「ァポォォォオオオオオオオオン!!!」クワッ


    苗木「ひっ」ビクビクッ


    桑田「………午後、10時」


    桑田「ポッ」


    桑田「ポッ」



    苗木「……」


    苗木(桑田クンが……時計にされている……?一体誰が……)



    ────────



    苗木「あれは……石丸クンと大和田クン……?」


    石丸「モッシャ!モッシャ!」モシャモシャ


    大和田「」


    石丸「モッシャ!モッシャ!」モシャモシャ


    大和田「」


    石丸「モッシャ!ブチィ!!」



    大和田「」



    苗木「……」


    苗木(い、石丸クンが大和田クンのリーゼントを食いちぎってる……!)


    苗木(ヤバイ……ヤバイぞ!なんかよくわかんないけどヤバイ!!)





  17. 17 : : 2015/01/10(土) 23:58:41

    苗木「よし、ボクの部屋だ……」


    苗木「……開けるぞ」


    ガチャ



    ───────

    苗木ルーム



    苗木「……」



    戦刃「くっ……殺せ!」ガチャガチャ


    苗木(やっぱりか……戦刃さんが言うとリアルだなぁ)


    苗木「……戦刃さん、何があったの?」


    戦刃「何って……苗木君に拘束されて」


    苗木「いやボクずっと江ノ島さんの部屋に居たんだけど」


    戦刃「どういうこと……?まさか、分身の術?」


    苗木「発想が貧相だよ」


    戦刃「わ、私の胸が貧相なのは盾子ちゃんが殆ど胸の才能を持っていったから……」


    苗木「いや、胸じゃなくて……胸の才能ってなんだ?」


    戦刃「……で、でも苗木君に殺されるなら、私は本望だよ」


    苗木「殺さないよ」


    戦刃「えっ?じゃあエッチな事するの?」


    苗木「しないよ」


    戦刃「放置プレイ……!」


    苗木「……」


    戦刃「……」


    戦刃「ご、ごめんね?」


    苗木「取り敢えず、何があったのか言ってよ」


    戦刃「どんなことがあっても口を割らない様に訓練されてるの……」


    苗木「いや、そこは割れよ」


    戦刃「割るって……ま、まさか私の股」


    苗木「いわせねーよ」


    苗木「……だめだ、取り敢えず江ノ島さんの所に戻ろう」




  18. 18 : : 2015/01/11(日) 00:37:30


    ────────


    江ノ島プライベートルーム



    江ノ島「おっかえり苗木ぃ!」


    苗木「戦刃さんもやられてたよ……」


    江ノ島「うっそ……マジ?」


    苗木「これはヤバイよ……スペア作り所じゃないよ」


    江ノ島「と、取り敢えずさ……今日は寝よう?」


    苗木「……そうだね、もしかしたら明日、何かわかるかも」


    江ノ島(……マジで何が起こってるんだろ?)


    ───────


    翌朝



    苗木「……」


    江ノ島「すぴー」Zzz…


    苗木「……江ノ島さん」ユッサユッサ


    江ノ島「あー?おはよぉ苗木」ウトウト


    苗木「……取り敢えず離れてくれるかな」


    江ノ島「なんだよぉ、照れてんのかこのエロガッパ!」


    苗木「なんで一緒に寝てるのさ……」


    江ノ島「そりゃ、そこに苗木がいたから」


    苗木「……まあ、いいんだけど、それより、下に行ってみるよ」


    江ノ島「あいよ、私様は監視カメラのチェックをしておくぞ!人間!」



    ────────


    廊下


    桑田「ポッ」


    苗木「おはよう、桑田クン」


    桑田「ポッ」


    苗木「……」


    苗木(駄目だ……時計のままだ)



    ────────


    食堂


    石丸「ムッシャ!ムッシャ!」ムシャムシャ


    葉隠「」


    石丸「ブチィ!!」


    葉隠「」



    苗木「……」


    苗木(今度は葉隠クンの髪の毛食べてる……どうしたんだよ石丸クン……)


    苗木「……みんなの部屋を見てみよう」

  19. 19 : : 2015/01/11(日) 02:36:07
    お腹抱えて笑いました!!
    期待です!!
  20. 20 : : 2015/01/11(日) 08:29:25
    >>19
    期待ありがとです!
  21. 21 : : 2015/01/11(日) 10:13:40


    苗木「……十神クンの部屋か」


    コンコン


    ガチャ


    ───────

    十神ルーム



    苗木「……」


    十神「くっ……殺せ!」ガチャガチャ


    苗木「……」


    十神「ふっ……どうした苗木、俺を殺すんだろう?」


    苗木「……」


    十神「何とかいったらどうなんだ?」


    苗木「何してるの?」


    十神「何って、お前……手錠で拘束されて今まさにお前に恥辱されようと」


    苗木「しないよ」


    十神「『しない』だと……?今、貴様『竹刀』といったな?竹刀で俺をシバくつもりだな!好きにするがいい!!この十神の!この十神の尻を!!竹刀でしば」


    苗木「眼鏡割るぞ」



    ─────────


    廊下


    苗木「……十神クンまでおかしくなっていた、どういうことなんだ?」


    腐川「あー、生まれ変わったらツンデレ幼女になりたい」フラフラ


    苗木「……腐川さん?」


    腐川「あー、生まれ変わったらワカメになりたい」フラフラ


    苗木「腐川さん、どうしたんだよ!」


    腐川「……苗木?生まれ変わったらカレーになりたいと思ってんのよ」フラフラ


    苗木「……」


    腐川「あー、生まれ変わったら液晶テレビになりたい」


    苗木「ちょ、ちょっと、何いってんの?」


    腐川「しつこいわね……生まれ変わったらポリエステル樹脂になりたいって思ってんのよ」


    苗木「どうしたの!というか他のみんなは?知ってる?」


    腐川「山田ならトラッシュルームにいたわよ」


    苗木「そ、そう、ありがとう」


    腐川「あー、生まれ変わったら週刊現代になりたい」フラフラ


  22. 22 : : 2015/01/11(日) 11:23:10


    ────────

    トラッシュルーム


    山田「ハァ……ハァ……」


    不二咲「……」ギーコギーコ


    ボウッ!


    山田「ブヒィイイ!!!」


    不二咲「……」ギーコギーコ



    苗木「……」


    苗木(……不二咲クンが山田クンを焼却炉の上で、手回しの丸焼き器を使って焼いてる……)


    山田「ハァ……ハァ……」


    不二咲「……や、やめようよぉ」ギーコギーコ


    山田「ふっ……泣き言は許しませんぞ!!さぁ!もっと!メンズエッグ(※        )に出れるくらい!!焼いて!!」

      (※ギャル男雑誌)



    ボウッ!


    山田「ブヒィイイ!!!」ジュッ!


    不二咲「うっ……ひっく……」グスッ



    苗木「なんなの」
  23. 23 : : 2015/01/11(日) 16:52:17


    不二咲「あっ、な、苗木君!助けて!」オドオド


    苗木「ふ、不二咲クンはマトモなんだね!よかった……」


    山田「ハァ……ハァ……何手を休めてるんですか!早く回すんですぞ!!」


    苗木「なるほど、おかしくなった山田クンに強要されてたんだね」


    山田「オゥフ……無視とは……良いですぞ!」ハァハァ


    不二咲「そ……そうなんだよぉ、僕の部屋で手錠に繋がれてて……」


    苗木「手錠……ひょっとして網走刑務所の?」


    不二咲「う、うん、そう」コクッ


    山田「そろそろ回して欲しいですぞ!」ハァハァ


    苗木「ちょっと黙っててよ豚野郎」


    山田「オゥフ……なかなか良いコトダマを放ちますな……興奮してきましたぞ!」ハァハァ


    苗木「取り敢えず避難しよう!不二咲クン!」


    不二咲「う、うん」



    タッタッタッ



    山田「あっ……放置さ……れて……!!」


    山田「んほぉおおおおお!!」ビクビクビクンッ



    山田「……ぐふっ」ビクンッ


    ボッ!


    山田「ブヒィイイ!!!」ジュッ!


    山田「」



  24. 24 : : 2015/01/11(日) 17:09:51

    ────────


    江ノ島プライベートルーム


    江ノ島「……で、不二咲連れてきたの?」


    苗木「1階はもう危険だったし……」


    不二咲「ご、ごめんね江ノ島さん……」


    江ノ島「いやまあもう黒幕云々とかどうでもいいや……それよりどうだったん?」


    苗木「……不二咲クン以外全滅だよ」


    江ノ島「みんなの頭がおかしいと……」


    不二咲「あのぉ……苗木君、あの手錠に何かあるの?」


    苗木「北海道土産の網走刑務所のロゴが入った、鍵なしで自分に着けたり外したり出来る手錠……みんなアレをしてたんだ」


    江ノ島「なぁんでそんなモンが……」


    苗木「……江ノ島さんは、何かわかった?」


    江ノ島「駄目、相変わらず監視カメラが映らない所があるし、女子らも姿が見えない………」

  25. 25 : : 2015/01/11(日) 17:23:09


    不二咲「そのぉ……モノクマ使って1階探れないかなぁ」


    江ノ島「いやー、アレ1体だけだからねぇ……だからアンタ達に……あっ、アンタらの作ったスペアに余りあるの?」


    苗木「……あるにはあるけど」


    不二咲「……あれ、使うの?」


    江ノ島「嫌な予感しかしない」



    ────────


    モノクマ操縦室


    江ノ島「あー……こいつか」


    モノクマ?「ファーブルスコォ……ファーブルスコォ……」クイックイッ


    苗木「……」


    不二咲「……」


    モノクマ?「ナデナデシテーナデナデシテー」クイックイッ



    江ノ島「ッシャオラ!」バチコーン‼


    モノクマ?「モルスァ!!」ガシャン!


    モノクマ?「」プスプス…


    江ノ島「ごめん、腹立った」


    苗木「仕方ないね」


    不二咲「仕方ないよ」
  26. 26 : : 2015/01/11(日) 17:54:52

    江ノ島「しゃーない、貴重なモノクマ使うか……」


    苗木「な、なんかごめんね、江ノ島さん」


    江ノ島「モノヅクリ学園生活どころじゃないしなぁ」


    江ノ島「よっしゃ、モノクマ、いきまーす!」カチッ



    ────────

    廊下


    モノクマ「とうっ!」バビョーン!


    モノクマ「さてさて……」キョロキョロ


    桑田「ポッ」


    モノクマ「桑田クン?なにしてんの?」


    桑田「ァポォォォオオオオオオオオン!!」クワッ


    モノクマ「」ビクッ


    桑田「正午……」


    桑田「ポッ」


    桑田「ポッ」


    モノクマ「………」


    モノクマ「取り敢えず次は……」



    ───────


    トラッシュルーム


    モノクマ「……なんか聴こえるね」



    ドンドコ♪ドンドコ♪


    チャカポコ♪チャカポコ♪


    石丸「あーーーーぱーーーーー!!!」ギーコギーコ


    ボッ!


    山田「ブヒィイイ!!!」ジュッ!



    葉隠「あーーーーぱーーーーー!!!」ドンドコ♪


    大和田「あーーーーぱーーーーー!!!」チャカポコ♪



    モノクマ「……」


    モノクマ(人食い一族の集落みたいになってる)


  27. 27 : : 2015/01/11(日) 18:20:41


    ──────

    廊下


    モノクマ「……あとカメラの映らない場所は……」



    ──────


    大浴場


    モノクマ「……」


    腐川「あー……アヒルになりたい」プカァ


    モノクマ「のぼせてるのかな……」



    ──────

    寄宿舎・廊下


    モノクマ(……マジで何がどうなってんの?)


    カサカサ……


    モノクマ「ん?今のは……寄宿舎2階に黒い影が……」



    カサカサカサカサカサ………



    モノクマ「ゴキブリみたいに登っていったな……」


    タッタッタッ……


    ───────

    寄宿舎・2階


    モノクマ「なんだろ……?」ヒョイ


    「うぅ〜〜〜………」


    モノクマ「!!」









     <●> <●> ジロォ……






    モノクマ「ひっ!ひぃいいい!!」ビクビクッ


    スタタタ……


  28. 28 : : 2015/01/11(日) 20:02:10


    「フゥーッフゥーッ!」スタタタ……


    モノクマ「ひぃいいい!!」スタタタ……


    ガシィ!


    フファファエタ(つ か ま え た)」ニタァ…


    モノクマ「ひっ!」バチン!


    モノクマ「」ブスブス…

    ─────────


    モノクマ操縦室


    江ノ島「ひぃいいい!!」ガタタッ


    苗木「だ、大丈夫!?江ノ島さん!」


    不二咲「ど、どうしたのぉ?」


    江ノ島「あ、アイツが……『生きてた』!」ガタガタ


    苗木「あ、アイツって……?」


    不二咲「だ、誰なのぉ?」ビクビク


    江ノ島「あ、有り得ない……有り得ない……ど、どうしよう」


    苗木「モノクマは!?」


    江ノ島「だ、駄目、カメラがやられた……」


  29. 29 : : 2015/01/11(日) 20:20:56


    苗木「……こうなったら、ボクが行ってくる!」


    不二咲「あ、危ないよぉ!」


    江ノ島「や、やめとけって……何されるか解んないよ……!」


    苗木「いや……みんなの為にもこの事態を解決しなきゃならない!江ノ島さん!……何か武器になるものある?」


    江ノ島「えっ……と……確かサバイバルナイフが……あれ?」ガサゴソ


    江ノ島「なくなってる……そうか、残姉ェ……持っていったなアンチクショウ」


    苗木「ん?これは……」ヒョイ


    江ノ島「『薔薇の鞭』だよ……丸腰よりかはマシかもしれないけど……」


    苗木「仕方ないか……」



    苗木「……いってくる!」キリッ


    江ノ島「き、気を付けて」


    不二咲「危ないと思ったらすぐ帰ってくるんだよぉ!」


    ─────────


    廊下



    苗木「……取り敢えず、1階に来て見たけど」


    桑田「ポッ」


    桑田「ポッ」


    苗木「……」


    苗木「ローズウィップ!!」ヒュン!


    桑田「ポッ!?」バチーン!


    桑田「痛えな!!何しやがる!!」クワワッ


    苗木「正気に戻った……!桑田クン!」







  30. 30 : : 2015/01/11(日) 20:36:02


    桑田「な、なんだよ苗木か?……俺、何してたんだ?」


    苗木「時計になってたんだよ……!」


    桑田「訳わかんねえ……しかしよぉ、突然後ろから襲われたと思ったら記憶がないしよぉ……」


    苗木「……今、こんな事態になった原因を探ってるんだ」


    桑田「こんな事態って……まてまて、何が起こってんだ?」



    ────────


    桑田「……なるほどな、みんなの様子がおかしいと」


    苗木「……そうなんだ」


    桑田「しかしよぉ……それだとオメー、舞園ちゃんがオメーのベッドで手錠に繋がれて性的な拷問云々言ってたワケだろ?うらやまけしからんぜ」


    苗木「そんな場合じゃ……はっ!?」




    ヒタ……ヒタ……



    石丸「あーーーーぱーーーーー!!!」



    苗木「出たっ!」


    桑田「石丸、だよな……?頭ぶつけたんか?」


  31. 31 : : 2015/01/11(日) 21:08:13


    石丸「フゥーッ!フゥーッ!」ヒタ……ヒタ……


    桑田「な、なんだアイツ……?四つん這いで……なんつーか、エクソシストに出てきそうな、悪霊に取り付かれた人間みたいだな……?」


    苗木「気を付けて、大和田クンと葉隠クンを襲ってたんだ……!……よくわかんないけど、頭髪を食べてた……!」


    桑田「ま、マジかよ」


    苗木(モノクマのカメラで見た時は大和田クンと葉隠クンも仲間みたいになってたけど……あれは何なんだろう)


    石丸「ふっ!!」ヒュン‼


    苗木「はっ……」


    桑田「はええっ!?」


    ガシィ!


    桑田「うわっ!!」ドンッ!


    苗木「桑田クン!!くっ、この……!ローズウィップ!」ヒュン‼


    石丸「フゥーッ!」スカッ


    桑田「た、助けて……」ビクビクッ


    苗木「桑田クン!」


    石丸「ムッシャ!ムッシャ!」ムシャシャ!


    桑田「がっ!あ……あが……ぎゃああ!!」ブチブチィ!




    苗木「……」



    苗木(石丸クンが桑田クンのヒゲを食いちぎってる……くっ!)


    苗木「……ごめん!桑田クン……!」タッタッタッ


    石丸「ムッシャ!ムッシャ!ブチィイ!!」


    桑田「」



  32. 32 : : 2015/01/11(日) 21:40:40


    ────────

    寄宿舎・廊下


    苗木(桑田クンがやられた……正確には桑田クンのヒゲだけど)


    苗木「……よし、確かこの階段の上に」


    ────────


    寄宿舎・2階




    苗木「……」


    仁「フゥーッ!フゥーッ!」ヒタ……ヒタ……


    苗木(中年のおじさんがボールギャグをはめて亀甲縛りの状態で四つん這いになって威嚇してくる……というか)


    苗木「誰?」


    仁「……ふぁふぁり(やはり)……ふぉぼへふぇふぁいふぉふぁな(おぼえていないのだな)


    苗木「ボールギャグ外してくださいよ」


    仁「ぶふぉふぁ」ダラダラ


    苗木(……ボールからよだれが……きたないなぁ)



  33. 33 : : 2015/01/11(日) 22:00:17


    仁「私は霧切仁だ、霧切響子の父であり、そして変態だ」


    苗木「それは見れば分かります」


    仁「もっとも……私は既に死んだ身……今の私は云わば未練がましい浮遊霊というわけさ……」


    苗木「こんなハッキリ見える悪霊は始めてですよ………江ノ島さんにも見えてたみたいだし」


    仁「ふっ……まあ、そんなことより、私の部屋がこの先にある。そこにあるものが有る、それを処分してくれないか?」


    苗木「……あるもの?」


    仁「私の秘蔵コレクションだ」


    苗木「……」


    仁「……」


    苗木「……」


    仁「響子の」


    苗木「言わなくていいです」


  34. 34 : : 2015/01/11(日) 22:24:26

    仁「それより、キミが手に持っているのは薔薇の鞭じゃないか?」


    苗木「……そうですけど」


    仁「それで私を一発」


    苗木「お断りします」


    仁「そうすれば私は成仏することが」


    苗木「オラァ!!」ヒュン‼


    仁「あひぃ!?!」パシィイイン‼


    仁「」ゴトッ


    苗木「……どうか、安らかに」



    ─────────

    霧切仁ルーム



    苗木「……」


    苗木(なんて異様な光景なんだ……例えるなら、お城の地下牢にあるような拷問部屋……それに多種多様のSMグッズ……赤いロウソクとか馬用の鞭、これは……女王の拘束衣?)


    苗木「この引き出し……」ガラッ


    苗木「……!!」


    ジャラジャラ……


    苗木「……なんて数の北海道土産の網走刑務所の手錠なんだ」


    苗木(なんでこんな大量に……)


    苗木(ひょっとして霧切さんがこの部屋でこれを見つけて……!)
  35. 35 : : 2015/01/11(日) 22:54:28


    スタスタ……


    仁「それに触れてはいけないよ、苗木君」


    苗木「成仏してねーじゃねーか」


    仁「私が成仏するにはアレをあと99回打ち込んで、ロケットで打ち上げる必要がある」


    苗木「霧切さんのお父さん……」


    仁「学園長でいい」


    苗木「やっぱり死んでないんじゃないですか?学園長」


    仁「いや、私は死んだのだ」


    苗木「オラァ!!」ヒュン‼


    仁「あひぃ!?!」パシィイイン‼


    苗木「……」


    仁「フゥーッ……フゥーッ……」ヒリヒリッ


    仁「……『痛み』は良いものだ、生きている事を実感出来る」


    苗木「生きてるじゃねーか」


  36. 36 : : 2015/01/11(日) 23:10:35


    仁「まあ、私の生死はどうでもいい」


    苗木「いいんだ……」


    仁「その手錠はある一つの集大成なんだ」


    苗木「……ある一つの集大成?」


    仁「君は、ロボトミー手術というものを知ってるかね?」


    苗木「確か……精神外科における前頭葉の摘出手術、感情と記憶を無くすとかなんとか」


    仁「……苗木君は何でも知ってるんだね」


    苗木「そんなことないですよ、知ってる事だけ」


    仁「……まあ、その外法とも言える手術を学園の裏で受けてしまった生徒がいてね、なんとか人格の蘇生にと思って作ったんだ」


    苗木「……なんで手錠なんですか?」


    仁「私は手錠が好きだからだ」


    苗木「……」


    仁「……」


    仁「私は手錠が好きだからだ」


    苗木「二回も言わなくていいです」


  37. 37 : : 2015/01/11(日) 23:30:09

    仁「その手錠はね、触れると電流が流れて、君の知る不二咲君が作ったアルターエゴによって精製された人格が、肉体に浸透する仕組みなんだ」


    苗木「オーバーテクノロジーですね」


    仁「希望ヶ峰に不可能はないよ」


    苗木「……じゃあもしかしてこれは」


    仁「私が北海道に行った時に大量に買い込んだ手錠を土台に試作されたものだ」


    苗木「……」


    仁「……おや、何か聴きたそうな顔を」


    苗木「いえ、もう、ツッコミ疲れただけです」


    仁「そうか……まあ、そのつまりだ、その手錠は私のアルターエゴが入ってるワケだ」


    苗木「道理で手錠に繋がれた人は変態ばかりだったんですね」


  38. 38 : : 2015/01/11(日) 23:37:20


    苗木「……じゃあ、石丸クンは……」


    仁「響子の髪をしゃぶりたいと思っていた私の人格が現れたのだろう」


    苗木「すいません、トイレ何処ですか?吐いてきます」ウップ


    仁「まだ話は終わってないよ、そして問題なのが、これはどうやら、感染するということ」


    苗木「もうパンデミック(大 流 行)ですよ、絶望的に手遅れですよ」



  39. 39 : : 2015/01/12(月) 00:53:30


    仁「そして、感染したものは人格がランダムにされてしまう」


    苗木「……なるほど、桑田クンと腐川さんが意味不明なのはそれか……」


    仁「私は常々響子の触れる何かになりたいと思ってるし、響子を見守る時計になりたいと思ってる」


    苗木「あーはいはい」


    仁「ツッコミが雑になってきたな」


    苗木「誰のせいだよ」


    仁「とにかくだ……私の秘蔵コレクションを」


    苗木「それは自分で始末してくださいよ」


    仁「だ、駄目だ、もし響子に見つかったら……」


    苗木「関係ないです、じゃあボクはこれで」


    タッタッタッ


    仁「ま、まちたまえ!せめてあと一発……!」



    ────────


    寄宿舎・廊下


    苗木「変態に付き合ってらんないよ……」


    苗木「……さて」キョロキョロ


    苗木(取り敢えず、事態の原因はわかった……でも腑に落ちない点が一つ)


    苗木「……監視カメラ、誰が壊したんだ?」



  40. 40 : : 2015/01/12(月) 01:21:06


    苗木(それより……霧切さん達は何処にいったんだ?)


    苗木「……一旦、江ノ島さんの所に戻ろう」



    ────────


    江ノ島プライベートルーム



    苗木「……」


    江ノ島「くっ……殺せ!」ガチャガチャ


    苗木(江ノ島さんがやられた……!?)


    江ノ島「ふっ……この私様がこうもあっさり人間ごときにやられるなんて……さあ、殺すがいい!」


    苗木「……殺さないよ」


    江ノ島「なら……どうしてくれるんですか……?」


    苗木(……手錠には触れないしなぁ)


    江ノ島「性的な拷問ね!?何をされても口を割ることはないぞ!人間!」


    苗木「……それよりも不二咲クンは何処に……?」


    江ノ島「な、何故不二咲が居ないとわかった!?」


    苗木「見りゃわかるでしょ」


    江ノ島「ふっ……そうだ、このオレをこんな目に遭わせたのは不二咲なんだぜ!!」


    苗木「!!」


    江ノ島「あ、口を割っちゃった、てへぺろ」




  41. 41 : : 2015/01/12(月) 01:48:06


    苗木「それは本当なの?」


    江ノ島「うぷぷ……あろうことか、まさか不二咲が黒幕だなんて……絶望的ぃいい!!」


    苗木「それで不二咲クンはどこに?」


    江ノ島「体育館だって」


    苗木「……口軽いなぁ」


    江ノ島「割れば割るほどオシオキされると思って」


    苗木「まあそんな暇ないけどさ」


    江ノ島「ええ!?まさかまさかのご褒美は放置プレイ?絶望的ぃいい!!」


    苗木「……」


    苗木(早く行こう)



    ─────────


    体育館


    苗木「……」




    霧切「くっ……殺しなさい!」


    舞園「くっ……殺してください!」


    セレス「くっ……殺してくださいませ!」


    朝日奈「くっ……殺して!」


    大神「くっ……殺れ!」


    戦刃「くっ……殺せ!」


    苗木?「ファーブルスコォ……ファーブルスコォ……」


    苗木(なんだこれ……ボクの人形と手錠に繋がれた女子らが並ぶ異様な光景だ……)


  42. 42 : : 2015/01/12(月) 02:04:30


    スタスタ……


    苗木「……これ、ボク風のウィッグ着けた余計に作ったスペアの『歌って踊れるモノクマ』だ……」


    苗木?「ナデナデシテーナデナデシテー」クイックイッ


    苗木「……」


    苗木?「オロシテーオロシテー!」クイックイッ


    苗木「オラァ!!」バチコーン‼


    苗木?「モルスァ!!」ヒューン‼


    ガシャン!


    苗木?「」ブスブス……


    苗木「何故こんなことを……」


    苗木「不二咲クン……!」


    不二咲「ふふ……」


    不二咲「あっはっはっはっはっはっはっは!!!!」


    苗木「監視カメラはキミが弄ったんだね?」


    不二咲「そうだよぉ……僕がやったったんだ」


    苗木「触れただけで変態になる手錠の取扱いにしても、アレの制作に関わった不二咲クンにしか心当たりの有る人が居ない……!」


    不二咲「そうさぁ……あの手錠を見た瞬間に全部思い出したんだぁ」


    苗木「キミは一体……!?」







    不二咲「僕は……僕こそが超高校級の絶望、不二咲千尋だからさぁ!」







    苗木「……ここに来て超展開だと?」








    仁「そして私こそが超変態級の変態、霧切仁だ!」







    苗木「どっから湧いて出た?」


    仁「私はいつでもキミの側に居るよ!」


    苗木「ふぇぇ……きもちわるいよぉ………」ビクビクッ
  43. 43 : : 2015/01/12(月) 02:26:25


    不二咲「ねえ、苗木君……僕はね、絶望したんだよ」


    苗木「……何故なんだ、不二咲君」


    仁「私もね……変態したかったんだよ」


    苗木「アンタは黙れ」


    不二咲「どんなに望んでも望んでも……僕は……弱い。心も体も……」


    苗木「……不二咲クン」


    仁「私もね……どんなにバイアグラ飲んでもイ●ポなんだよ……」


    苗木「ちょんぎるぞ」


    仁「ひぇ!」ビクッ




    不二咲「だからさぁ……もうどうでもよくなっちゃったんだよ……!」


    苗木「駄目だ不二咲クン!!希望を諦めちゃ駄目なんだ!!」


    仁「木棒?それで私をシバいてくれるのかい?」


    苗木「もう黙るか死んでよ」


    仁「」





  44. 44 : : 2015/01/12(月) 02:42:19


    不二咲「苗木君は……強いよね、羨ましいよ」


    苗木「……そんなことないよ、ボクは弱い、だけど、みんなが居てくれるから……強く在れるんだ!」


    仁「えっ?苗木君、強いの?おじさんとベッドの上でプロレスごっこしない?」


    苗木「死ね」


    仁「」



    不二咲「ぼ、僕は……」


    苗木「もちろん、その中には不二咲クンも入ってる……そうでしょ?もし、ボクが強いと思うなら、それは不二咲クンの『強さ』でもあるんだ……!」


    仁「おじさん強いよ〜プロレスごっこ」


    苗木「……」


    仁「……とうとうツッコんでもらえなくなった」グスッ




    不二咲「ご、ごめん、ね、苗木クン……僕ね……ほんとは……」


    苗木「……もういいんだ、さあ、みんなを元に戻さないとね」


    不二咲「……うん」



    仁「おじさん元に戻りたくないなぁ」


    苗木「……」


    不二咲「……」


    大神「……」


    朝日奈「……」


    舞園「……」


    霧切「死ね」


    仁「……意外ッ!それは響子!!」ビクンッビクンッ




  45. 45 : : 2015/01/12(月) 03:01:57

    ─────────


    こうして、一連の騒ぎは収束した。


    髪の毛の無くなった葉隠クンにはグングニルの槍、大和田クンにはバターロールで髪の毛の代用をして事なきを得た。


    石丸クンは腹を壊してた。


    山田クンは焼いたせいか痩せた。セレスさんにCランカーにしてもらったそうだ。

    十神クンは手錠が気に入ったのかずっと着けてる、厨臭い。


    腐川さんは臭い。


    桑田クンはヒゲ無くしたけど舞園さんに「その方がいい」と言われてもう生やさないつもりらしい。後で舞園さんに真意を聴いたら「しつこかったから適当にあしらった」だそうだ、だよね。


    大神さんと朝日奈さんは赤面してなかなか部屋から出てこない。


    不二咲クンは以前の様にまた、明るい笑顔になった、かわいい。


    江ノ島さんと戦刃さんは脱出スイッチだけ置いてどっかに去っていった。


    学園長に関しては霧切さんが江ノ島さんに頼んでロケット作ってもらって再び宇宙に打ち上げられたけど、多分、まだ鞭を98回打ち込まなければならないので、帰ってくると思う。



    ────────


    苗木ルーム


    苗木「……」


    霧切「くっ……殺せ!」


    苗木「……」


    霧切「ふふ、沈黙かしら?一体どんな性的な拷問を考えているのかしら」









    苗木「血は争えないね」



    終里


  46. 46 : : 2015/01/12(月) 03:04:01

    くう疲


    くっ殺やってみたかったんですけどどうでしたか?

    ではー
  47. 47 : : 2015/01/12(月) 03:27:45
    乙です!
    すっごい面白かったですw

    仁さんに関しては
    「この人…も一回宇宙旅行で打ち上げられればいいのに…」と、ずっと思ってたのでラストでスッキリデキマシタ
  48. 48 : : 2015/01/12(月) 08:48:59
    >>47
    ありがとうございますっ

    仁さんにはきたねえ花火になっていただきましたww
  49. 49 : : 2015/01/19(月) 20:06:00
    久しぶりにssで笑い続けましたwwww
    面白かったです!お疲れ様でしたw
  50. 50 : : 2015/01/20(火) 18:27:42
    >>49
    ありがとうございますっ
  51. 51 : : 2020/10/26(月) 14:28:01
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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