シエル「何かを失っても僕は大切な人と前へ歩んで行くんだ。」
- 
                  - 1 : : 2015/01/05(月) 23:56:00
- 黒執事です。
 
 原作とは一切関係なし。
 
 セバスチャンは悪魔ではないので、シエルと契約は結んでいません。
 
 普通の執事です。
 
 キャラ崩壊あり
 
 
 進撃の作品もあるので亀更新。
 
 それでも良いと言う優しい方は首を長ーくして待っててください。
 
- 
                  - 2 : : 2015/01/06(火) 00:24:36
- セバスチャン「坊っちゃんお目覚めの時間ですよ。」
 
 執事であるセバスチャンが僕に声を掛ける。
 
 シエル「うぅ...眩しい..」
 
 セバスチャン「本日の紅茶はアールグレイを用意しました。」
 
 セバスチャンは僕にカップを渡す。
 
 シエル「いい香りだ...」
 
 いつもの朝。いつもの声。いつもの紅茶
 
 でも、今日はいつもと違った。
 
 シエル「ゴホッゴホッ..」
 
 セバスチャン「坊っちゃん!?大丈夫ですか?」
 
 シエル「あぁ..ゴホッ」
 
 シエル(胸が痛い...)
 
 僕は極度の胸の痛みに襲われた。
 
 
- 
                  - 3 : : 2015/01/06(火) 11:06:52
- シエル「ゴホッゴホッ..セバス..チャン..ゴホッ..マダム..レッドを..」
 
 セバスチャン「御意」
 
 僕は全ては言ってなかったが、セバスチャンはわかったのか、すぐにアン叔母様を呼んだ。
 
 数十分後...
 
 バタン!
 
 マダムレッド「シエル!」
 
 シエル「ゴホッゴホッ..アン..叔母様..ゴホッ..」
 
- 
                  - 4 : : 2015/01/06(火) 13:58:00
- マダムレッド「喋らなくていいわ。体を起こして...」
 
 セバスチャン「熱は無いみたいですが咳が凄く、胸を痛がります。」
 
 マダムレッド(胸を痛がる?)
 
 僕の代わりにセバスチャンは症状を伝えた。
 するとアン叔母様は疑問を持った表情をした。
 
 マダムレッド「シエル、今も痛い?」
 
 シエル「...」コクッ
 
 マダムレッド「喘息が再発したと思ったけど...胸が痛いとなると...セバスチャン!医療書ってある?」
 
 セバスチャン「はい。ございます。」
 
 マダムレッ「少し見せて!」
 
 セバスチャンは急いで書斎へ向かった。
 
- 
                  - 5 : : 2015/01/06(火) 17:07:59
- ガチャ
 セバスチャン「持って参りました」
 マダムレッド「ありがとう」ペラッ
 それから10分間アン叔母様は一言も喋らなかった。
 マダムレッド「あった...」ボソッ
 シエル「え?」
 マダムレッド「シエルあったわ。まだ、検査をしないとわからないけど...」
 シエル「言って。アン叔母様」
 マダムレッド「シエル...貴方の病気は...」
 マダムレッド「肺癌よ」
 シエル「肺癌...」
 
- 
                  - 6 : : 2015/01/06(火) 17:19:51
- セバスチャン「マダム。特効薬はないのですか?」
 マダムレッド「ここ、英国にはまだ...でも、外国にはあるかもしれない...」
 シエル「セバスチャン、あいつを呼べ」
 セバスチャン「御意」
 
- 
                  - 7 : : 2015/01/06(火) 23:29:38
- セバスチャンはあいつを呼んだ。
 
 バタン!
 
 劉(ラウ)「やぁ伯爵。久しぶりだね。藍猫(ランマオ)挨拶しなさい。」
 
 藍猫「やぁ」
 
 シエル「急にすまない。ところでお前はドイツとは繋がっているか?」
 
 劉「あぁ繋がっているよ。」
 
 シエル「本当か!じゃあ...「皆まで言わなくてもわかるさ。ドイツと言ったらあれしかないからね」
 
 劉「.........で、何を仕入れるの?」
 
 マダムレッド「あんた!わかってないで言ってたの!?」
 
 シエル「はぁ...やっぱりか...ゴホッ」アキレ
 
 セバスチャン「劉様に仕入れて欲しい物は、肺癌の特効薬です。」
 
- 
                  - 8 : : 2015/01/06(火) 23:31:23
- 劉「特効薬...って何それ?」
 シエル「おい!?」
 マダムレッド「特効薬とは言わいる薬よ」
 劉「へぇー...で、なんで?」
 
- 
                  - 9 : : 2015/01/06(火) 23:47:31
- シエル「いいから仕入れろー!!!!ゲホッゲホッ」
 
 マダムレッド「こらこら!そんなに叫ばないの!」
 
 シエル「明日までに仕入れろ。」
 
 劉「わかったよ。」
 
 劉はそう言い、藍猫と屋敷を出た。
 
- 
                  - 10 : : 2015/01/07(水) 00:49:38
- 次の日
 
 メイリン「セバスチャンさーん!」
 
 セバスチャン「なんでしょうか?」
 
 メイリン「坊っちゃんにお届けものですだよ!」
 
 セバスチャン「ありがとうございます。」
 
 メイリン「で、でわ私は...//////////」カァッ//
 
 セバスチャン(劉様からの特効薬ですね...)
 
 セバスチャンは早急にマダムレッドとシエルがいる、部屋へ向かった。
 
 ガチャ
 
 セバスチャン「マダム。薬が届きました。」
 
 マダムレッド「ありがとう。シエル今日から点滴生活だけど我慢してね。少しチクッとするわ」チクッ
 
 シエル「っ...」
 
 マダムレッド「あと、副作用が出ると思う。」
 
 セバスチャン「いつからでしょうか?」
 
 マダムレッド「まだ、わからないけど早くて今日の夜、遅くても明後日には...」
 
 セバスチャン「わかりました。」
 
- 
                  - 11 : : 2015/01/07(水) 09:49:21
- ガチャ
 
 シエル「!」
 
 エリザベス「シエル?大丈夫なの?」
 
 シエル「リジー...どうして..」
 
 エリザベス「アン叔母様から聞いて...」
 
 シエル(リジーだけには知られたくなかったのに...!)
 
- 
                  - 12 : : 2015/01/08(木) 18:27:53
- セバスチャン「では、私達はこれで...」
 ガチャ
 シエル「え!?ちょ...セバスチャン!」
 エリザベス「騒いじゃダメよシエル!シエルは病人なんだから...」
 シエル「ったく...」ボソッ
 何故かセバスチャンとマダムレッドは出て行ってしまった。
 エリザベス「シエルご本でも読む?持ってきたの!」
 リジーはある本を取り出した。
 シエル「懐かしい本だ...」ペラッ
 エリザベス「シエルは本がだーい好きだからね。うふふっ!」
 シエル「ありがとな」
 すると、リジーは毛糸と、かぎ針を取り出し、何かを作り出した。
 シエル「なに...作ってるんだ?」
 エリザベス「ひ・み・つ・♡」
 シエル「わかったよ。」
 僕は、リジーから受け取った本を読み出した。
 夢中で読んでいて気が付いたら既に、日は暮れていた。
 シエル「リジー...寒くないか?」
 エリザベス「大丈夫、大丈夫!シエルのお部屋は暖いもの!」
 僕はリジーの手に触れた。
 シエル「!手がこんなに冷たいじゃないか!」
 
- 
                  - 13 : : 2015/01/08(木) 18:36:00
- シエル「リジーおいで。」
 エリザベス「...いいの?」
 シエル「大切なフィアンセを風邪ひかせてはいけないからね」
 エリザベス「わかった。」
 リジーは僕の布団に潜り込んだ。
 シエル「やっぱり、二人の方が暖かいな...」
 エリザベス「うん。そうね...」
 僕たちはそのまま、深い眠りについた。
 
- 
                  - 14 : : 2015/01/08(木) 19:46:32
- 次の日
 
 セバスチャン「坊っちゃん。坊っちゃん。起きてください。お目覚めの時間ですよ」ユサユサ
 
 シエル「んー...」スヤスヤ
 
 エリザベス「んー...あら...セバスチャンおはよう」ウトウト
 
 セバスチャン「おはようございます。レディエリザベス。」
 
 エリザベス「シエルー朝だよー」ユサユサ
 
 ファサ...
 
 エリザベス「えっ..」
 
 セバスチャン「おやおや、副作用が出てきましたね」
 
 エリザベス「副作用...?」
 
 セバスチャン「はい」
 
- 
                  - 15 : : 2015/01/08(木) 22:18:59
- シエル「ん?セバスチャンか...今日はだるいから、僕は寝る」
 セバスチャン「それはよろしいのですが、お体を拭いてからにしてください」
 シエル「はぁ...わかった。」
 エリザベス「じゃ、じゃあアン叔母様の所に行ってるわね!」
 ガチャ
 
- 
                  - 16 : : 2015/01/08(木) 22:22:01
- シエル「お、おい!リジー!」
 
 セバスチャン「エリザベス様にいて欲しかったのですか?」クスクス
 
 シエル「別に...」
 
 セバスチャン「坊っちゃん。そろそろ帽子を用意しなくてはなりませんね」
 
 僕は枕に付いた大量の髪の毛を見た。
 
 シエル「だな...」
 
- 
                  - 17 : : 2015/01/09(金) 15:50:45
- マダムレッドの部屋
 ガチャ
 マダムレッド「あら、リジーどうしたの?」
 エリザベス「シエルが体を拭くからアン叔母様の部屋に来たの。あと、これをやるためにもね!」
 マダムレッド「そう。で、何を作ってるの?」
 エリザベス「んーひみつー!」
 マダムレッド「教えなさいよ〜」
 エリザベス「駄目━拒否━却下━ヽ(#゚Д゚)ノ━却下━拒否━駄目」
 マダムレッド「わかったわ。好きに使ってね」
 
- 
                  - 18 : : 2015/01/10(土) 00:04:28
- 黒執事好きだから期待
 
- 
                  - 19 : : 2015/01/10(土) 18:05:58
- 3日後...
 コンコン ガチャ
 エリザベス「シエルー?入るよ?」
 やばい!リジーが来た!
 シエル「来るな!」
 エリザベス「え?」
 シエル「だから、来るなって!」
 エリザベス「シエル?お願い出てきて!」
 シエル「嫌だ。絶対に嫌だから」
 エリザベス「もう...えい!」
 リジーは僕の布団を思いっきり剥いだ。
 シエル(こんな姿...見せたくなかったのに...)
 エリザベス「なぁーんだ。心配かけないでよ!」
 すると、リジーは僕に帽子をかぶせた。
 エリザベス「こうすれば大丈夫でしょ?」
 
- 
                  - 20 : : 2015/01/12(月) 12:03:32
- シエル「ありがとう。リジー」
 エリザベス「シエルお布団入ってもいいでしょ?」
 シエル「あぁ良いよ」
 エリザベス「よいしょっと...やっぱりシエルのお布団は暖かい」
 
- 
                  - 21 : : 2015/01/19(月) 07:55:52
- 僕たちはあっという間に眠りについた。
 コンコン ガチャ
 セバスチャン「坊っちゃん。夕食の準備ができまし...おや?」
 シエル「zzz」
 エリザベス「zzz」
 セバスチャン「坊っちゃんにはこれは必要ありませんね。」
 
- 
                  - 22 : : 2015/01/19(月) 21:25:52
- シエル「セバス...チャン?」ウトウト
 セバスチャン「起こしてしまいましたか..」
 シエル「それはなんだ」
 セバスチャン「坊っちゃんの帽子ですが、もう必要ないので...」
 シエル「そうか...じゃあ、それをリジーに被せてやってくれ。いつも看病してくれている礼だ。」
 セバスチャン「御意」
 
- 
                  - 23 : : 2015/01/20(火) 07:53:56
- 翌日
 エリザベス「んー!あれ?これは...」
 セバスチャン「おはようございます。エリザベス様。」
 エリザベス「セバスチャンこれなに?」
 セバスチャン「一言で言いますと、坊っちゃんからのプレゼントです」
 エリザベス「シエルからの...」
 
- 
                  - 24 : : 2015/01/21(水) 00:09:29
- エリザベス「シエル、ありがとう。」
 シエル「zzz」
 セバスチャン「坊っちゃん。いつまで寝てるフリをしているのですか?」
 エリザベス「ん?フリ?」
 シエル「zzz」アセアセ
 セバスチャン「そうですか。では、これをやっても起きないでしょう。」コチョコチョ
 シエル「!?!?や、やめろ!!くすぐったい!お願いだ!あっそこは!らめえええええええええ!!!!」
 セバスチャン「お目覚めになられましたか?坊っちゃん。」
 シエル「卑怯だぞ!セバスチャン!僕は仮にも病人なんだ!!」
 
- 
                  - 25 : : 2015/01/21(水) 20:24:34
- セバスチャン「ほう..そこまでどなれるお力があるのでしたら、散歩ぐらいは出来ますでしょう。」
 エリザベス「いいわね!最近お外に出てないし!」
 シエル「あ..れ?僕急にお腹が...」ニゲニゲ
 セバスチャン「坊っちゃん」ニコォ
 
- 
                  - 26 : : 2015/01/23(金) 18:16:07
- いいいいいいいやややややややややややややだああああああああああああああああ!!!!!!!!!!
 この時、ファントムハイヴ邸には当主の叫び声が響き渡ったのであった。
 
- 
                  - 27 : : 2015/02/01(日) 19:29:59
- ガラガラ
 シエル「クソッ..」
 エリザベス「シエルー?こんなにいいお天気なんだから、ぶすっとしないの!」
 シエル「だが、わざわざ車椅子に乗らなくて良いだろ!?」
 セバスチャン「いけません坊っちゃん。これは、マダムから言われておりますので」
 シエル「はぁ..」
 「あっ!坊っちゃーん!」
 シエル「フィニ!」
 フィニ「体調良くなったんですね!よかったです〜!」
 
- 
                  - 28 : : 2015/02/06(金) 00:50:36
- セバスチャン「フィニ坊っちゃんはま...「セバスチャン。良いんだ別に」
 シエル「心配掛けてすまなかったな。」
 フィニ「坊っちゃんが元気になって本当に良かったですー!あっ!そうだ!」
 フィニ「これ見てください!」
 そこには白薔薇達が綺麗に咲いていた。
 セバスチャン「よく、枯らさずに頑張りましたね」
 フィニ「ファントムハイヴ家の庭師たるものこれくらい出来ずにどうします!!」エッヘン!
 
- 
                  - 29 : : 2015/02/09(月) 22:57:43
- フィニ「一輪とうぞ!あっ刺は切ったので大丈夫ですよ!」ニコッ
 シエル「ありがとな」
 フィニ「では、あとでー!」タッタッタッ
 シエル「あいつは元気で良いな」
 
- 
                  - 30 : : 2015/02/24(火) 08:34:25
- シエル「ここで、日向ぼっこもたまには良いな」
 エリザベス「そうね!そうしましょう!」
 セバスチャン「では、準備して参ります」
 
- 
                  - 31 : : 2015/04/02(木) 21:02:22
- シエル「ゴホッ..ゴホッ..ゴホッ...」
 エリザベス「シエル?大丈夫?」
 シエル「ああ..大丈夫..ゴホッ..」バタン!
 エリザベス「シエル!しっかりして!誰か!」
 シエル「ゴホッ..ハァハァ..ゴホッ..ゴホッ」
 シエル(胸が...痛い...)
 シエル「セバス...チャン...」
 
- 
                  - 32 : : 2015/04/29(水) 14:39:01
- つづき!ぷりーず!
 
- 
                  - 33 : : 2015/05/03(日) 23:40:30
- エリザベス[アン叔母様〜汗汗]
 
- 
                  - 34 : : 2015/05/09(土) 00:12:09
- 数時間後...
 シエル「......ん」パチッ
 セバスチャン「お目覚めですか?坊っちゃん。」
 シエル「ここは、寝室?」
 セバスチャン「中庭で急に倒れられたのですよ。」
 シエル「エリザベスは?」
 セバスチャン「お部屋でお休みを」
 シエル「そんな時間まで意識が無かったのか...」
 セバスチャン「やはり、お散歩はまだ早かったようですね。以後気をつけます。」
 
- 
                  - 35 : : 2015/06/09(火) 15:03:07
- おぉ!!期待×100000
 
- 
                  - 36 : : 2016/05/05(木) 17:01:44
- 続きください!
 
- 
                  - 37 : : 2017/01/11(水) 22:12:22
- 続きくださぁぁい!!
 
- 
                  - 38 : : 2021/08/19(木) 12:35:52
- 続きが欲しい…。全裸待機
 
- 著者情報
- 「黒執事」SSの交流広場
- 黒執事 交流広場
 をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。
                をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。
               アルミンlove
アルミンlove ロルさん
ロルさん