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ウサミ「ごまだれ~!!」霧切「体が小さくなってる…!?」モノクマ「これから毎日オカリナ吹こうぜ!!」

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  1. 1 : : 2014/12/08(月) 16:39:55

    ニンテンドー64ソフト
    『ゼルダの伝説 時のオカリナ』にて、
    霧切がリンクになる話…

    ※見切り発車、気ままにやる予定

    ※64とは言いましたが、私は3DSのリメイク版でクリアしたので、少し64とは違う部分もあるかもしれませんがご了承ください。あと、ゼルダシリーズはやったことのない作品のほうが多いです。

    ※ダンガンロンパシリーズのネタバレ、キャラ崩壊など注意

    ※その他もろもろ注意

    でお願いします。


    【ニンテンロンパシリーズ】(ほぼ同時進行)のリスト
    ※どんどん増える可能性アリ

    ドンキーロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/27505

    マリオロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/27510

    カービィロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/27511

    ゼルダロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/28447←今ココ

    メトロイドロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/28448

  2. 2 : : 2014/12/08(月) 16:44:04

    霧切「!?…ここは、どこかしら?」

    モノクマ「いやぁ…霧切さん、こんちは!!」

    霧切「モノクマ!?…なに…どういうことなの!?」

    モノクマ「ごめんごめん突然で悪いんだけどさぁ…君に白羽の矢がたってしまったわけよ…」

    霧切「何のことを…言ってるの!?…って私…子どもになってる!?」チマ~ン!!

    モノクマ「今の君はロリ切さんってわけさ!!君は子どもリンクだからね!!大きなお友達ばんじゃ~い!!…だね!!」

    霧切「なるほど…ここはゼルダの伝説と言うゲームの世界というわけね…察したわ…」

    モノクマ「何…その超速理解!?怖いんですけども…!?」ガビーン!!

    霧切「それで、私に何をさせたいのかしら?」


    モノクマ「まぁ…ぶっちゃけ、このゲームを楽しんでもらおうと思ってさ…他の世界で忙しいボクも、せっかくだからゲームを増やしてみようと思いましてね!!」


    霧切「また…突拍子もないことを考えるわね…あなたは…」


    モノクマ「君は今から…リンクってわけさ!!まぁ…リンクっていうか…自分の名前ファイル名につけてもいいけどね!!でも、やっぱりリンクが一番わかりやすいんじゃない?…ここだけの話、“ゼルダの伝説”ってタイトルだからって、主人公にゼルダって名前をつけて後で後悔した人も多いんじゃないかな?」


    ※データファイル名がそのまま主人公の名前になります


    霧切「いきなりマニアックな話題ね…ところで風のうわさで聞いたのだけれど、ゲームをクリアすれば願いをかなえてくれるって聞いたのだけれど?」


    モノクマ「やらしいなぁ…どこからそんなこと聞いてくるのさ…!?」

    霧切「私は探偵だもの…それくらいの情報収集できなくてはいけないわ…」

    モノクマ「自称エスパーといい…探偵といい…苗木クンは大変だよねぇ」ブツブツ

    霧切「何かいったかしら?」ジロリ…

    モノクマ「ひぃ…ごめんちゃ~い!!ま…まぁさ、とにかく冒険の旅に出てよぉ!!」クマーン!!

    霧切「仕方ないわね…ところで願いってなんでもいいのかしら…?」
  3. 3 : : 2014/12/08(月) 16:45:36

    モノクマ「う~ん、なんでもは無理だけど、ボクにできる範囲でお願いします!!」

    霧切「では、苗木君…3人前でお願いするわ!!」ドーン!!

    モノクマ「ちょっとぉ!!キャラ崩壊早いってぇ!!真面目な霧切さんを期待した人もいるかもしんないじゃん!?」

    霧切「私だってハジケたいときだってあるわ…」

    モノクマ「ま…まぁ…頑張ろうね!!願い事はあとでもいいや(適当)ボクもサポートするからさ!!あっ…ほら君のところに妖精が来たよ!!」


    霧切「確か…子どものリンクは仲間のコキリ族の中で、ただ一人妖精のパートナーがいなかったのよね…事件が起こってから、ようやく彼のもとにも妖精が現れるのよね」

    モノクマ「さぁ…妖精さん!!出てきなさい!!」



    ウサミ「こんにちは…霧切さん…!!あちしがあなたの妖精でちゅよ!!」キラキラ




    ナビィ:ウサミ




    霧切「チェンジで…!!」

    ウサミ「し…しどいでちゅ!!」ガビーン!!

    モノクマ「ちょっとぉ!!優しくしてくださいよぉ!!こいつも結構頑張ってるんですよ!!」


    霧切「苗木クンが来ると思っていた私に謝りなさい!!」ビシッ!!

    モノクマ「なんだよ!!その逆切れ!!…仕方ないじゃん…苗木クンも忙しいんだよ!!今!!」

    霧切「そんなの知らないわ!!さぁ…出しなさい、苗木クンを出すのよ!!ここまで言えば分かるわね!?」

    ウサミ「あの…あちし上手くやっていけるまちゅかねぇ…?」

    霧切「まあ…いいわ…どうせ拒否権もないのだろうしね…よろしく頼むわ…ウサミ」

    ウサミ「はい!!よろしくお願いしまちゅ!!…とにかくデクの樹様が大変なんでちゅ!!だから、いっしょに来てくだちゃい!!」
  4. 4 : : 2014/12/08(月) 16:47:40

    霧切「コキリ族の守り神とも呼べる、老樹のことね…わかったわ…行きましょう…」

    モノクマ「ところで、モノミは別のところで出づっぱりじゃんって思う方へ…こいつはウサミですので…まぁ、ウサミとモノミとクソミは同一人物みたいなものですが気にしないでください!!」

    ウサミ「クソミをさりげなく混ぜるのはやめてくだちゃ~い!!」ガビーン!!



    ―コキリの森―



    霧切「さて、家の外に出たわけだけれども…」

    ウサミ「あっ…誰か来まちゅよ!!」

    舞園「霧切さ~ん!!霧切さんにも妖精が来たんですね!!」

    霧切「舞園さん!?」




    サリア:舞園さやか




    霧切「ここであなたに出会うなんてね…驚いたわ」

    舞園「ええ…せっかく幼馴染の役をいただいたのに…主人公があなたなんて驚きました…リンクは男の子ですよね?苗木クンが主人公だと思っていたのにぃ…!!」バチバチ!!

    霧切「結局その主人公と友だちどまり風情のあなたがよくいうじゃない…?サリア役なんて…とてもお似合いよ…」バチバチ!!



    ウサミ「うわぁ…!?喧嘩しないくだちゃいよぉ~!?」

    モノクマ「サリアファンのみんな…お許しください!!」

    モノクマ「ところで、舞園さんって別世界で結構忙しいんじゃね?…って思う方々…設定とは投げ捨てるものです!!…うそうそ…ごめんちゃい!!そんな目でボクを見ないでぇ…」アワアワ…



    舞園「まあ、向こうで今レースが終わったので、その間のちょっとした友情出演というやつですね!!」

    モノクマ「ぶっちゃけゲームなんで世界どうしの時系列とか適当です…」

    霧切「はたして…ここまで世界を増やして収集はつくのかしらね」
  5. 5 : : 2014/12/08(月) 16:48:58

    舞園「さあ、メタ発言はそれまでにしましょうよ!!デクの樹さまのところへ行くんでしょう?」

    霧切「まぁ…そういうことね…確か、剣と盾を手に入れないとどうしようもないんだったわね…」

    モノクマ「霧切さん、説明しなくても勝手に超速理解するからなぁ…ボクの役目ないよぉ…」ショボン

    ウサミ「…っていうか…ナビゲートの妖精なのに…立つ瀬がないんでちゅが…」アワワ…

    霧切「それぐらいのこと知っているわ…まぁ…ナビィもちゃんと役に立つもの…期待しているわ」

    ウサミ「!?…はい!!期待してくだちゃい!!」パァ!!

    モノクマ「人心掌握術も得意なようで…ウサミは単純だなぁ…うぷぷ」







    桑田「オイ!!ここから先は通さねぇぞ!!だいたい妖精なしで、剣も盾ももってないおまえなんてすぐにやられちまうってーの!!」



    ミド:桑田怜恩



    霧切「ああ…なんか、納得したわ…」

    モノクマ「ミドはサリアのことが好きなガキ大将みたいなやつだね…リンクにライバル意識を燃やしているジャイ○ンみたいなやつさ…いじめられたら、ボクがなんとかしないといけないのかな?なんも道具もってせんよボクは!!」

    霧切「まぁ、いいわ…桑田クン…コキリの剣もデクの盾もあるわよ…通してもらうわ」

    桑田「でも、テメェには妖精がいない…」

    ウサミ「こんにちはでちゅ!!」キラキラ


    桑田「アポォ…!?」

    霧切「手間をとらせないでちょうだい…」フッ…

    モノクマ「ほんとえげつないなぁ…この霧切さん…」
  6. 8 : : 2014/12/12(金) 20:56:25

    霧切「行く手を植物が阻んでいるわね…」

    ウサミ「あれは“デクババ”でちゅね!!枯れかけで攻撃してこないものは必ず“デクの棒”を落としまちゅ!!」

    霧切「倒せる分、桑田クンよりはマシね…」

    ウサミ「霧切さん…物騒でちゅよ…」アワアワ

    霧切「そぉい!!」ザシュ!!

    ウサミ「何!?その掛け声!?」ガビーン!!

    霧切「剣をふるうなんて初めてだけど、意外となんとかなるもんね…デクの棒もゲットしたわ…あとで結構必要になるし…ちゃんと回収しておきましょう…」

    ウサミ「そ…そうでちゅね…ダンジョン攻略に必要でちゅね…(そぉい…って)」








    霧切「さて、ようやく…デクの樹さまのところに来たわね…」

    葉隠「う~ん、お腹が痛いべ…変な奴がお腹に入ってきたべ…」

    霧切「さて…ウサミ引き返して森からでましょうか…」スタスタ

    ウサミ「ちょっとぉ!!コキリのヒスイとデクの樹さまはどうなるんでちゅかぁ~!!」ガビーン!!

    霧切「大丈夫よ…ハイラルへの入り口をふさいでるやつもなんとかなるわ…確か、あれって頑張れば抜けられるはずだから…」

    ウサミ「時の神殿で奥の部屋に入れなくなりまちゅよ!!」

    霧切「それも頑張れば行けるはずよ…」

    モノクマ「霧切さん…バグ技を使うのはなしですよ!!ちゃんとストーリーに沿って行動してください!!」
  7. 9 : : 2014/12/12(金) 20:56:49

    霧切「ちっ…仕方ないわね…」

    ウサミ「霧切さん…さっきからやさぐれすぎでちゅ…」アワワ

    葉隠「うう…俺はほっとかれなくていいんだべな…」




    デクの樹さま:葉隠康比呂




    ウサミ「葉隠クン大丈夫でちゅか?」

    葉隠「ウサミよく戻ってきてくれたべ…それに霧切っちもよく来てくれたべ…」

    霧切「まぁ…助けてあげるから…手短に話しなさい…」

    葉隠「最近、霧切っちは変な夢を毎日見ていると思うんだが…」

    霧切「変な夢…確かにいつも苗木君といいとこまでいくのに、舞園さんに邪魔されるのよね…変な夢だわ…」

    葉隠「それのことじゃないべ!!と…とにかく、その夢はこの世界にはびこる邪悪なものが出てきたはずだべ…その存在を霧切っちは感じ取ったんだべ…」

    霧切「邪悪なもの…夢に出てきたものは舞園さん…舞園さん=邪悪…ハッ!?推理がつながったわ!!」

    葉隠「頼むから、その夢から離れるべ!!」ガビーン!!

    霧切「ちょっとした冗談よ…こどもであるリンクが見た夢…ハイラルにせまる悪…その夢ね…私は見てないけども…冒頭でリンクはその夢を見ているのよ…」

    葉隠「そういうことだべ…そして、俺は今…呪いをかけられてるんだ…霧切っちの知恵と勇気でそれを解いてほしいんだべ…」

    霧切「わかったわ…私にまかせておきなさい」

    葉隠「助かるべ…じゃあ、そこの大樹の中に入るべ…あれは俺の身体そのものだべ…そこに呪いの元凶がいるはずだ!!」

    霧切「さて、最初のダンジョンね!!行きましょう!!」

    ウサミ「はいでちゅ!!」
  8. 10 : : 2014/12/12(金) 20:57:46

    ―デクの樹さまの中―

    霧切「中は思ってた以上に広いわね…」

    モノクマ「デクの樹さまの中…あったかいナリィ…」ハアハア

    霧切「そぉい!!」ザシュ!!

    モノクマ「ぐぎゃあああああああ!!」ドカーン!!

    霧切「さて、雑魚敵をやっつけたところで先に進みましょうか…」

    ウサミ「霧切さん…その掛け声気にいってるんでちゅか?」

    モノクマ「しどい…」ボロボロ



    霧切「さて、ツタの上にクモがいるわね…あのままじゃ進めないわ…飛び道具をゲットしに行きましょうか…」

    ウサミ「妖精のパチンコでちゅね!!このダンジョンで手に入りまちゅ!!霧切さんのいっているクモは“スタルウォール”でちゅ!!近くの壁をわたっていこうとすると体当たりしてきて地面に落されてしまいまちゅ!!先に遠距離から倒しておいたほうがいいでちゅね!!」

    モノクマ「妖精の…パ…チンコ?」

    霧切「まだ息があったようね…!!」ザシュ!!

    モノクマ「ひぃ!!ごめんちゃ~い!!」ドカーン!!

    ウサミ「なんだか、逆にモノクマが可哀そうに見えてくる不思議…」







    霧切「さて、妖精のパチンコが入って宝箱はこれね…」

    テレレレ テレレレ テレレレ テレレレ テレレレ テレレレ♪

    ウサミ「ごまだれ~!!」

    霧切「デクのタネを弾にして使えるわね…さっきのツタにいるクモたちを蹴散らしにいきましょう」

    モノクマ「宝箱を取るときに流れる音楽は…なぜかごまだれ~として有名だよね…」

    ウサミ「いい調子でちゅね!!」

    霧切「射撃はハワイで父に習ったから、簡単にできるはずね…」

    ウサミ「身体が小さくなったからって、それはアカンでちゅ!!」ガビーン!!

    モノクマ「…というか…霧切学園長…射撃できたんだ…」
  9. 11 : : 2014/12/12(金) 20:58:33

    霧切「3階に来たわね…これで、下の大きなクモの巣を破壊することができるわ…」

    ウサミ「3階から飛び降りることによって、1階の中央にあったクモの巣を突き抜けて地下に行くことができまちゅ!!」

    霧切「さて、上手い位置に着地しないと失敗してしまうわ…慎重にいかないと…」

    モノクマ「押すなよ…絶対に押すなよ…」

    霧切「モノクマ…」ジャキ…

    モノクマ「ボクが出たからって剣をかまえるのはよしてよ…!!」クマーン!!

    ウサミ「いや、今のはあんたが悪いでちゅね…」

    霧切「行くわよ!!そぉい!!」ジャンプ!!



    ヒューーーーーーーーーーー!!



    ウサミ「一気に下まで行くでちゅーーーーーーーー!!」

    モノクマ「ちなみにジャンプとは言ったものの…リンクはジャンプはできません…ジャンプ切りなら出来るけどね」





    霧切「さてと、あそこの燭台の炎をデクの棒につけて、クモの巣を焼き払うわ…」

    モノクマ「デクの樹さま…体内に炎って死んじゃうよね…」


    ウサミ「ま…まあ…あれくらいの炎なら大丈夫なんじゃないでちゅか?」

    霧切「最初だと、リーチもあるからデクの棒ってけっこうな武器になるわよね…消費アイテムだから多用はできないけれども…」

    モノクマ「あとあと使うしね…今は雑魚的から手に入るけれどもね」

    霧切「さて…あといくつか仕掛けを解いていけば…ここのボスに会えるわね…」
  10. 12 : : 2014/12/12(金) 20:59:16

    モノクマ1号「そうは」

    モノクマ2号「いかないよ!!」

    モノクマ3号「!?」

    ウサミ「モノクマが草の中から現れたでちゅ!!」


    霧切「ちゃんと打ち合せしたの…?3号がセリフなくて焦っているわよ」

    モノクマ1号「うぷぷ…ボクらは決められた順番でしか倒せないクマよ!!」

    モノクマ2号「ボクらの秘密を知らないとできないクマよ!!」

    モノクマ3号「ええっと…そうクマ、そうクマ!!」

    霧切「順番という時点で、6通りだし全部ためせばいい気もするけどね…」

    ウサミ「こいつらは“デクナッツ”でちゅね…吐いてくる種に盾を使って反射してあててくだちゃい!!」

    霧切「2→3→1でいいわね…」

    モノクマ1号「ぐわあああああああああ!!」

    モノクマ2号「なぜ、ボクらの秘密を…知っているんだ!?」

    モノクマ3号「どして…?」





    モノクマ「す…すまん…霧切さんが怖くてしゃべっちまった…」ブルブル

    モノクマ1号「そ…それは仕方ねえな…」ブルブル

    モノクマ2号「ついでに、ここのボス、ゴーマは気絶したときに目を狙うんだクマ!!」

    モノクマ3号「うう…いたいクマ」

    霧切「“デクナッツ”ってボスの弱点とか教えてくれるし、ひどいやつらよね…」

    ウサミ「最初のダンジョンでちゅから、ヒントも簡単にゲットできるんでちょうね…」

    霧切「いよいよここのボスね…!!」
  11. 13 : : 2014/12/12(金) 21:00:24

    山田「ハァ…ま~た一面のボスですか…」



    甲殻寄生獣ゴーマ:山田一二三



    霧切「あら、あなただったの…山田君」

    山田「いやぁ…霧切響子殿…お手柔らかに頼みますぞ…」

    霧切「また…というのは…?」

    山田「以前、舞園さやか殿に一番目にやられたのが拙者でござる…」


    霧切「そう…災難だったわね…」

    山田「まぁ…ボスのはしくれとして真面目に戦いますので…よろしくお願いしますぞ!!」

    霧切「わかったわ…お相手よろしくお願いするわ」チャキ…



    山田「天井からつり下がっての攻撃お許しください!!ゆけ!!ぶー子たちよ!!」

    ぶー子「」

    霧切「これが“幼生ゴーマ”というわけかしら…?」

    ウサミ「山田クンの愛するキャラクター“外道天使もちもちプリンセスぶー子”でちゅね!!ちなみに幼生ゴーマはボスであるゴーマが生み出してくる雑魚敵でちゅ!!」

    霧切「まぁ…遠慮なくやっつけるけど…」ザシュ!!



    ぶー子「」ドカーン!!

    山田「うわあああああああああああああああ!!ぶー子ぉ!!なんてことぉ~!!」

    霧切「さて、今のすきにデクの実で動きを封じるわ!!そぉい!!」

    山田「ぎゃああああああ、目がぁ~目がぁ~!!」チカチカ


    ウサミ「デクの実は投げると光をはなつ実でちゅね…ゴーマの動きを止めるには有効でちゅ!!」

    霧切「今のうちに切り刻むわ!!」ザシュザシュ!!

    山田「ぎゃあああああああああああああ!!」ドッカーン!!

    霧切「あら、意外と簡単に倒せたわね…」
  12. 14 : : 2014/12/12(金) 21:01:24

    モノクマ「霧切さんの怖さを証明しただけだったね…」ブルブル

    山田「うぅ…ぶー子ぉ…」シクシク

    モノクマ「元気出して、山田クン…」

    山田「すみませんぞ…モノクマ…」

    霧切「悪かったわね…でも、これも勝負なのよ」

    山田「ええ…拙者の負けですぞ…これでこのダンジョンはクリアですな…さて、次の役割がある苗木誠殿たちのいる世界に行きますか…」






    霧切「今…なんて…いったの!?」

    山田「ひぃ!?しまった失言でしたぞ!!」

    モノクマ「何やってんのぉ!?山田クン!!」

    霧切「ちょっと…私も連れて行きなさい!!今すぐ、連れて行くのよ!!」

    山田「ひぃ!!」

    モノクマ「山田クン、ワープさせるからさっさと行って!!」

    山田「助かりますぞ!!」シュン!!




    モノクマ「ふぅ…危ない…危ない…」

    霧切「くっ…意地でも私を苗木君に会わせないわけね…」

    モノクマ「しょ…しょうがないじゃん…配役上の都合なんだからさ…!!」アセアセ

    ウサミ「とにかく、外に出て葉隠クンに報告するでちゅ!!」アワワ

    霧切「苗木君待ってて!!さっさとガノンドロフを倒して、あなたに会いに行くわ!!」ドーン!!



    モノクマ「これもう…霧切さんがラスボスだよね…」

    ウサミ「最初からこの調子で大丈夫でちょうか…」

    霧切「さて、ハートの器も回収したし、外へとワープしましょうか」

    モノクマ「ボスを倒すとすぐ入口にワープできるのはいいよね!!」

    ウサミ「ハートの器をその際に取り忘れると…大変でちゅがね…」

  13. 15 : : 2014/12/12(金) 21:01:54

    葉隠「お疲れ様だべ…霧切っちありがとうだべ!!これなら、ハイラルの未来を託せるべ!!」

    霧切「お安い御用よ…それで、あなたにこんな呪いをかけたのは誰かしら?」

    葉隠「それは“黒き砂漠の民”だべ…そいつは邪悪な魔力を操ってハイラルのどこかにある“聖地”を探しているんだべ!!」

    霧切「そいつが山田君をあなたのお腹に放り込んだわけね…」

    葉隠「その言い方はなんかいやだべ…そいつは、聖地にあるトライフォースを欲しているらしいべ…それには神の力が宿っているからな!!俺も欲しいべ!!」

    霧切「ねえ葉隠君も焼き払った方がいいんじゃない?」

    ウサミ「葉隠クンもわりと邪悪でちゅよね…」

    葉隠「い…いまのは冗談だべ!!だけど、そいつに聖地のトライフォースを奪われては大変なことになるべ!!でも、こうして呪いは解けたけども…俺の命までは戻らないようだべ…」

    霧切「!?…大丈夫なの!?」

    葉隠「大丈夫だべ…こうしてこの事実を霧切っちに伝えられただけでもよかったべ…霧切っちはこのハイラルの希望なんだべ…」

    霧切「私が希望…?」

    葉隠「霧切っち、ハイラル城へ行くべ!!そこには“神に選ばれし姫”がいるはずだべ!!この石を持っていくべ!!あいつが俺の命を奪ってまでも欲っした、この石を!!」

    ピカッ!!

    霧切「この石は!?」

    葉隠「森の精霊石…コキリのヒスイだべ…ハイラルを…ハイラルの未来を…た、頼んだべ…」

    霧切「葉隠君!?」

    葉隠「…」ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ



    霧切「…」

    ウサミ「…」

    モノクマ「…」



    霧切「まぁ…本当に死なないとは思ってはいたけども…」

    ウサミ「行きまちょうか…」

    モノクマ「うん…」
  14. 16 : : 2014/12/12(金) 21:02:54
    桑田「どうすんだよ!!デクの樹さまが死んじゃったんだろ!!おまえのせいだかんな!!」

    霧切「いえ、死んでないわよ…寝てるだけだったし…」

    桑田「いやな…設定的に乗ってもらわないと困るっていうか…」

    霧切「あなたも大変なのね…」

    桑田「森から出て行くんだろ…いよいよ本格的に冒険が始まるな!!」

    霧切「ええ…そうね…どこまで出来るかはわからないけれど…やってみたいと思うわ」



    桑田「へへ…頑張れよ!!さて、この世界での出番もしばらくないし、苗木と苗木の妹のいる世界にまた行くか」

    霧切「!?」キラン!!

    モノクマ「桑田クン!!ワープ!!」

    桑田「ちょ…おま…!?」シュン!!



    霧切「遅かったわね…」チッ…

    モノクマ「山田クンも…桑田クンも…こっちの苦労を考えてよ!!」クマーン!!

    ウサミ「心臓がとまるかと思いちた…!!」
  15. 17 : : 2014/12/12(金) 21:04:26

    霧切「ここからハイラルへと行くことができるのね…」

    ウサミ「いよいよでちゅね!!」



    舞園「霧切さん!!」

    霧切「あら、舞園さん…」

    舞園「行くんですね…」

    霧切「ええ…」


    舞園「霧切さんはどこか私たちコキリ族とは違いましたからね…いつかこんな日が来ると思っていました…だけど、そんなの関係ありません!!私たちは友達ですからね!!…あなたに、これをあげます」

    霧切「これは…オカリナね」

    舞園「このオカリナを吹いて…ときどきは私たちのことを思い出してくださいね」

    霧切「ありがとう…ところで舞園さん…私もあなたもどんな運命かしらないけど苗木クンに会えないようだけど…お互いくじけずに頑張りましょう!!」

    舞園「そうですね!!私も…これから次の冒険が待っていると思います…私も頑張ります!!」

    霧切「ええ…それじゃあ、私は行くわ…!!」

    舞園「霧切さんも頑張ってください!!」

    霧切「ありがとう!!それじゃあね!!」





    モノクマ「意外とほのぼのとして終わりましたね…」

    ウサミ「でちゅが、苗木クンと会ったとき、苗木クンはどうなることやら…」

    モノクマ「何かあったときは、ふたりで苗木クンを守らないとね…」

    ウサミ「そうでちゅね…あちしたちにとっては霧切さんや舞園さんがボスの可能性もあるとは…」トホホ…
  16. 18 : : 2014/12/12(金) 22:25:57
    間接キt……

       ∧∧.∩      ∩_ ・∵’、
      (    )/ ⊂/"´ ノ )
     ⊂   ノ   />>83/vV
      (   ノ    し'`∪
       (ノ
  17. 19 : : 2014/12/14(日) 06:55:11
    >>18

    霧切「大丈夫よ!!…別にくつしたに手をつっこむわけではないもの!!」

    ウサミ「霧切さんのセーフゾーンよくわかんないでちゅ!!」
  18. 21 : : 2014/12/18(木) 19:46:33

    ―ハイラル平原―

    霧切「いい天気ね…」

    ウサミ「この世界は昼と夜が存在しまちゅ!!昼と夜でいろいろとできることやできないことがあるんでちゅよ!!」

    モノクマ「だね…夜になるとハイラル城に入れないから気をつけてね!!」

    霧切「ん…あれは何かしら?」




    霧切仁「ホホーゥ…響子よ…こっちをごらん…」バサバサ…

    霧切「何も見えないわ…そして、聞こえない…さっさと行きましょうか…」

    霧切仁「ちょっとぉーー!!人の話は聞くもんだよ!?」

    霧切「うっさいわね…時間かかるだけだし…選択肢がうっとうしいのよ…」




    ケポラ・ゲポラ:霧切仁




    仁「おまえはこの先多くの苦難に会う。それがおまえの運命…それをうらんではならん」

    霧切「ダンジョンの苦難は許せても…この無駄な時間は許せないわ…」

    仁「もし、進むべき道に迷ったらマップを見るといい。わかったかい?」


    いいえ←
    はい


    霧切「出たわね…この連打してると、また話を聞かなくちゃならないという選択肢が…ホントにうっとうしいわ…!!」

    ウサミ「霧切さんのフクロウへのストレスがマッハ…!!」

    霧切「わかったから…さっさとどっかにいってちょうだい…」

    仁「ホホーゥ…響子が冷たくて悲しい…ホゥ…」バサバサ…





    霧切「無駄な時間を過ごしたわ…さっさとハイラル城へ行きましょう…!!」ゴゴゴゴゴゴ

    モノクマ・ウサミ(今…霧切さんになにかしたら…こ、殺される…!!)ガビーン!!
  19. 22 : : 2014/12/18(木) 19:48:02

    ―城下町―

    霧切「無事に城下町に着いたわね」

    ウサミ「夜になってハイラル城の門を閉められる前につきまちたね!!」

    霧切「さて、ゼルダ姫のいるハイラル城へ行く前にやっておかないといけないことがあるわね…」

    ウサミ「そうでちゅね!!ハイラル城へ直行する前に会っておかなくちゃいけない人物がいるでちゅ!!」





    ?「う~ん、どこに行っちゃったのかな?」

    霧切「あっ…いたわね…」

    不二咲「あっ、こんにちは霧切さん!!」



    マロン:不二咲千尋



    霧切「あれ、マロンって女の子じゃなかったかしら…?」

    モノクマ「不二咲クンの性別は不二咲です!!」

    不二咲「えっと…お父さんを探しているんだけど…霧切さんは知らない?お城に配達に行ってから帰って来ないんだけど…」

    霧切「見ていないわね…というか…あなたのお父さんが…その…タロンなの?」

    不二咲「どうなんだろうね…てっきりそうだと思って探しているんだけど…実はボクも誰なのかまでは知らないんだよね…」

    ウサミ「タロンはマロンの父親でロンロン牧場を経営していまちゅ。でも、昼寝ばかりしている怠け者で、仕事もインゴーという使用人に任せっぱなしなんでちゅね…」

    霧切「なんというか…あなたのお父さんとは…イメージが違うのだけれど…」

    不二咲「もしかしたら、違う人かもしれないね…あっ、これどうぞ!!」

    霧切「これは…“ふしぎなタマゴ”ね…」

    不二咲「あたためれば、すぐに孵るみたいだよ…!!」

    仁「ホホーゥ!!これからハイラル城へいくんだね!!響子!!見張りの兵に見つからないようにね!!」



    霧切「ええ、ありがたくいただいていくわ!!(無視)」

    不二咲「え…あの…話しかけてきているみたいなんだけど…」

    霧切「いいのよ…っていうか、あんなこと言われなくてもわかってるわよ!!」

    仁「もう一度話を聞くかい?」


    はい←
    いいえ


    霧切「だから、なんで連打すると話をもう一度きくように仕向けられてるのよ!!」

    仁「ひぃ~、ごめんちゃい!!」バサバサ…

    モノクマ「確かに…仕様上うっとうしいかもしれないけど…もう少し優しくしてあげれば…?」ブルブル

    霧切「は?」

    モノクマ「ひぃ~、ごめんちゃい!!」ブルブル
  20. 23 : : 2014/12/18(木) 19:51:13

    不二咲「霧切さん!!自分のお父さんに対してあんなこと言っちゃダメだよ!!」

    霧切「不二咲さん!?でも…」

    不二咲「でも…じゃないよ!!」

    霧切「くっ…わかったわ…」

    不二咲「うん、それじゃあ…よろしくね、霧切さん!!」


    ウサミ(天使…)

    モノクマ(女神…)

    仁「結婚したい…」




    霧切「そぉい!!」ビュン!!

    仁「妖精のパチンコ使っちゃダメ~!!」バサバサ…

    不二咲「霧切さん…ダメだよ!!」

    霧切「今のは…あいつが悪いわ…」キッパリ

    モノクマ「さ…さて、お城までの警備を切り抜けていきましょうか…」






    葉隠「…」zzzzzzzzzzzzzzz

    霧切「…で、なんで森にいるはずの彼がここにいるのかしら…?」

    モノクマ「さすがに、不二咲クンのお父さんにこの役をやってもらうのは忍びなくてね…」



    タロン:葉隠康比呂



    霧切「さて、この“ふしぎなタマゴ”からうまれた“めざましドリ”で起こしましょうか…」


    コケコッコー!!


    葉隠「うわあああああああ!?なんだべ!?」ガバッ!!

    霧切「おはよう…葉隠君…城に入れないからどいてくれないかしら…?」

    葉隠「さっきぶりだべ…霧切っち…」

    ウサミ「タロンこと葉隠クンは、お城の内部へ侵入するための隠し通路の前で寝ているんですね…」

    モノクマ「ちなみに…このタロンはマリオがモデルだよね…それに実はタロンってクッパのペンダントしてるんだよね…」

    霧切「不二咲さんがあなたを待っていたわ…早くいってあげなさい」

    葉隠「うええええ…すまんべ!!すぐに行くべ!!また、怒られるべ!!」ダダーッシュ!!



    霧切「これでようやく城に入ることができるわね…」

    モノクマ「城の中も見張りがいっぱいだから気をつけないとね!!」

    ウサミ「まぁ…実際はけっこうなザル警備でちゅけどね…おんなじところグルグルまわってるだけでちゅし…人権費がもったいないでちゅよね…」
  21. 24 : : 2014/12/18(木) 19:52:22

    ―城の中庭―

    霧切「さて、簡単にここまでたどりつけたわね…」

    ウサミ「お花がたくさん咲いていてきれいな場所でちゅね…」

    霧切「あそこにいるのが…ゼルダ姫かしら…?」



    ?「誰…?」

    霧切「!?…あなたは!?」

    江ノ島「…って、あれ霧切じゃん?どしたのこんな城まで来ちゃって…?」

    霧切「え!?…あなたがゼルダ姫なの!?」

    江ノ島「え…なになに?似合わないって?あんたもけっこう失礼なやつよね…」

    霧切「くっ…苗木君がゼルダ姫…ワンチャンあると思っていたのに…」ドヨーン…

    モノクマ(まだあきらめてなかったのか…)ガビーン!!

    霧切「…っていうか…あなた戦刃さんね…」


    江ノ島「え!?…何をいってるのかな…!?霧切さんはぁ~わた、アタシは江ノ島盾子だよぉ~」アセアセ…

    霧切「もう、霧切さんって言っているものね…」





    江ノ島「はい…私は戦刃むくろです…うぅ…盾子ちゃん…即バレだよ…」



    ゼルダ姫:戦刃むくろ(姿は江ノ島)



    霧切「なんとなく、この配役で今後の展開が読めたわ…」

    モノクマ「ちょっとぉ!!そういうこと言っちゃダメだよぉ!!」

    ウサミ「まぁ…霧切さんの目はどのみち、ごまかせまちぇんよ…」

    戦刃「うん、まあバレバレだとは思ったんだけど…私だってヒロインをやってみたかったっていうか…」モジモジ…

    霧切「さすがに、ゼルダ姫に合わせてツインテールはやめてるのね…」

    戦刃「う…うん、やっぱり私なんかに似合わないかな…?今の私って子どもだから、さらに色気ないし…」ドヨーン…

    ウサミ「そんなことありまちぇんよ!!女の子は誰でもお姫様でちゅ!!」

    モノクマ「そんなどこかの小公女の口癖みたいなこと言われても…元気になるわけ…」


    戦刃「ありがとう!!ウサミちゃん!!私だってやれるよね!!」

    モノクマ「なるのかよ!?」ガビーン!!

    戦刃「ところで、霧切さんは妖精がいるってことは森から来たってことだよね?森の精霊石を持ってない?」
  22. 25 : : 2014/12/18(木) 19:53:09

    霧切「ええ…持っているわ」

    戦刃「やっぱり!!」←満面の笑み 


    霧切(可愛い!?)ドキッ…!!

    ウサミ(可愛い!?)ドキッ…!!

    モノクマ「ダニィ!?…ヒロイン力があがっていくだと…まだ上昇している…馬鹿なスカウターの故障か!?」アセアセ…




    戦刃「夢のお告げの通り…やっぱりあなたが“森からの使者”なのね…!!」

    霧切「ええ…そういうことになるわね…」(なかなかの破壊力だったわ…これがギャップ萌え?)ドキドキ…

    戦刃「それじゃあ…今から…このハイラル王家だけに伝わる聖地のひみつをお話しするね…誰にも言っちゃダメだよ?」


    霧切「…わ、わかったわ」タジタジ…

    ウサミ「あの霧切さんがおされてるでちゅ!?」

    モノクマ「やるな…残姉…!!おそろしい娘…!!」




    戦刃「3人の女神さまは神の力をもつトライフォースを隠されました…その力とはトライフォースを手にしたものの願いをかなえるというものでした…」

    戦刃「心正しきものが願えば、ハイラルは善き世界に変わり…心悪しき者が願えば、世界は悪に支配されるそう伝えられていました…そこでいにしえの賢者たちは悪しきものたちからトライフォースを守るために“時の神殿”をつくられました…」

    ウサミ「時の神殿はこの地上から聖地へ入るための入り口でちゅね…」

    戦刃「うん、でもその入り口は“時の扉”と呼ばれる石のカベで閉ざされているの…」



    霧切「私が冒頭で無理やり抜けようと考えていた壁のことね…」

    戦刃「そんなこと考えてたの!?」ガビーン!!
  23. 26 : : 2014/12/18(木) 19:54:12

    モノクマ「3つの精霊石をあつめなくちゃ、時の扉は開かないからね!!霧切さん!!」

    霧切「わかっているわ…正々堂々挑むわ…この世界にね!!」

    戦刃「そして、もうひとつ必要なもの…それが言い伝えとともに王家が守っている宝物…」

    モノクマ「“時のオカリナ”なのです!!」バーン!!

    戦刃「私が言おうと思ってたのにぃ!?」ガビーン!!

    モノクマ「うぷぷ…ごめんごめん…」

    戦刃「うぅ…ひどいよぉ…ってそうだ、忘れてた…私は、いまこの窓から見張っていたの…夢のお告げのもうひとつの暗示…“黒い雲”…それがあの男なの…」

    霧切「いよいよガノンドロフのお出ましと言うわけね…」チラ…

    ウサミ「いったい誰がガノンドロフなんでちょうか…」チラリ…

    戦刃「あれが西の果ての砂漠から来た…ゲルド族の首領…ガノンドロフ!!…ハイラルをおおう黒い雲…あの男に間違いないよ!!」






    十神「…何を見ているんだ貴様ら!!」ビシッ!!


    霧切「…」

    ウサミ「…」

    モノクマ「…」




    ガノンドロフ:十神白夜




    霧切「戦刃さん…あなた軍人なんだし、あの男ぐらい今倒せるんじゃない?」

    戦刃「ええ!?でも、私は今はただのヒロインだし…」アセアセ…

    霧切「あいつを倒さないと苗木君に会えないわよ?」



    戦刃「目標補足!!私のライフルが久々に火をふくよ!!」ジャキ…

    十神「やめろ!!おまえら!!ここは戦闘シーンじゃないだろうが!!」ガビーン!!

    モノクマ「そうだよ!!ラスボスをこんなところで倒すのはナシだよ!!」ガビーン!!
  24. 27 : : 2014/12/18(木) 19:54:53

    戦刃「久しぶりに大暴れできると思ったんだけどな…」ショボン…

    モノクマ(そういや、ガチの戦闘狂だったわ…忘れてたわ…)

    十神「まったく、こんな茶番に付き合わされるとは…」

    モノクマ「うぷぷ…でも、わりといい役でしょ?」

    十神「まぁ…この役は悪くはないな…だが、リンクは苗木じゃなかったのか…」クッ…



    モノクマ(おまえもかよ!?…苗木クン好かれすぎぃ~!!)ガビーン!!

    十神「まぁいい、霧切…今日は顔見せ程度だ…時期に俺と直接戦える日を楽しみに待っていろ…フッフッフ…ハーハッハッハッハッハ!!」シュン!!



    モノクマ「…」

    ウサミ「…」

    霧切「…」




    戦刃「と…とにかく…十神君にトライフォースを奪われては大変なことになる…時のオカリナはなんとかしてこっちで守るから…あなたは残りの2つの精霊石を見つけて!!」

    霧切「ラスボスが十神君とか…一気にやる気が失せたわね…」

    戦刃「それから、この手紙を持って行って…きっと役に立つから!!」

    霧切「“ゼルダの手紙”ね…」

    ウサミ「これがあれば行動範囲が広がりまちゅね!!」

    戦刃「あ、あと、私の乳母が城の外まで案内してくれるから…道中頑張ってね!!」

    霧切「わかったわ…あなたも気をつけて…」
  25. 28 : : 2014/12/18(木) 19:55:55

    大神「我はシーカー族のインパ…ゼルダ姫をお守りするものだ…すべては今姫が話された通りだ…」


    インパ:大神さくら


    霧切「あなたたちが手を組めば、十神君ぐらい一撃だと思うのだけれど…」

    大神「やつは厄介な魔法を使う…単純に力だけではかなわんのだ…」

    霧切「一応…倒せない理由があったのね…」

    モノクマ「こらこら、楽しようとしちゃダメだよ!!」

    大神「霧切よ…このメロディをさずけよう…これは古代より王家に伝わるメロディだ…」

    霧切「大神さん…草ぶえ似合うわね…」

    “ゼルダの子守歌”を覚えた!!




    ―ハイラル平原―


    大神「見よ…霧切、あのゴロン族の山、デスマウンテンに炎の精霊石があるといわれている…あの山のふもとには我の育ったカカリコ村がある、村の住人に話を聞いてから先に進むがよい…」

    霧切「ありがとう…戦刃さんのこと…よろしく頼むわ」

    大神「うむ…では!!」ドロン!!





    霧切「煙玉!?…忍者みたいなことするわね…」

    ウサミ「それじゃあ、デスマウンテンに向かいまちょうか!!」
  26. 29 : : 2014/12/25(木) 19:52:26

    ―カカリコ村―

    小泉「う~ん、困ったわね…」

    霧切「あら、どうしたのかしら、小泉さん?」

    小泉「あっ、響子ちゃん…実はコッコたちが逃げ出しちゃって…でも、アタシってコッコアレルギーだからコッコに触ることができないんだよね…」

    ウサミ「コッコってのはニワトリのことでちゅね」

    モノクマ「君たちの中にもコッコをいじめて痛い目を見た人もいるだろう?…最近じゃスマブラでもアイテムになってるよね…」


    ニワトリねえさん:小泉真昼


    小泉「…というわけで、見つけてきてくれないかしら?全部見つけられたら、いいものをあげるよ」

    霧切「わかったわ、任せなさい」


    霧切「見つけてきたわ…」

    小泉「早ッ!?」ガビーン!!

    霧切「探偵ですもの…」

    モノクマ「霧切さんってそれいえば大丈夫だって思ってるでしょ…」

    霧切「私が探偵なことに変わりはないわ!!」バーン!!

    小泉「とにかく、ありがとう…これをあげるわ」

    霧切「これは…空きビンね…」

    ウサミ「回復薬や妖精、他にもいろんなものを保存しておけるビンでちゅね!!多くもっていたほうがいろいろ持てて便利でちゅよ!!」
  27. 30 : : 2014/12/25(木) 19:53:06

    霧切「ありがとう、助かるわ…ところで小泉さん…あなたって他の世界にも行ったことある?」

    小泉「え…行ったことあるけど…どうしたの?」

    モノクマ「ちょっとぉ!!まだ、諦めてないの!?」ガビーン!!

    霧切「いいえ、単純な探究心よ…他のゲーム世界はどんな世界か気になってね…」

    小泉「う~ん、主にアタシがいる世界では、アタシは敵のボスの一人ってところね…あんまり響子ちゃんのクラスメイトは見かけないわね…」

    霧切「そう…感謝するわ…」

    モノクマ「あのぅ…もしかして、何か企んでます?」

    霧切「いえ…ただ、情報としては知っておいてもいいじゃない…あなたはあまり教えたがらないようだけれども…」

    モノクマ「まぁ…あんましベラベラ話すのもどうかと…」

    霧切「だから、他の人に少し聞くくらいなら構わないでしょう?」

    ウサミ「まぁ…それぐらいならいいんじゃないでちゅか?」







    霧切(少なくとも…77期生はあまり苗木クンの世界にはいなさそうね…となると今までの傾向からしても…やっぱり78期生のクラスメイトたちをマークしたほうがよさそうね…)ニヤリ

    モノクマ「やっぱし、あれはまだ諦めていない眼だ」ガビーン!!

    ウサミ「霧切さん…どんだけでちゅか」ガビーン!!



  28. 31 : : 2014/12/25(木) 19:53:30

    ―ゴロンシティ―

    霧切「さて、カカリコ村で門番にゼルダの手紙を見せ、ゴロンマウンテンを登って、ここまで来ることが出来たわね!!」

    モノクマ「すがすがしいほどに説明口調ですねぇ…」

    霧切「この閉ざされた扉の先にゴロン族の族長がいるのね…」

    ウサミ「ゴロン族は岩を主食としている種族でちゅね!!…なんだか知らないけど…そのあたりをぐるぐる転がっていたりしまちゅ」

    モノクマ「その主食の岩の産地で最近モンスターが暴れてるから、みんなお腹をすかせているみたいだね…」

    霧切「その辺を元気に転がっているゴロン族もいたけどね…あれはなんなのかしら…」

    モノクマ「さぁね…ゴロンマウンテンでも最初山の上から転がってきたときは敵かと思ったし…」

    ウサミ「実際、ダメージ受けまちゅからね…」

    霧切「このじゅうたんの上でオカリナを吹けばいいのよね…」

    モノクマ「“ゼルダの子守歌”だね!!…王家の使者であることを証明する曲でもあるから、この先も多くの場面で使用することになるね!!」




    霧切「それよりも、私が考えた曲を吹いてもいいかしら?」



    モノクマ「いや、ここじゃなんにも起こらないし、意味がないよ…?」



    霧切「そう残念ね……」



    ウサミ「いったい何をするつもりだったんでちゅか……」



  29. 32 : : 2014/12/25(木) 19:54:19



    大和田「おまえら、さっきから人の家の前でなにやってんだよ?」


    霧切「あら、大和田君…久しぶりね」


    大和田「おう、久しぶりだな」



    ダルニア:大和田紋土



    霧切「あなたがゴロン族の族長だったのね…」

    大和田「で、おまえが王家からの使者ってわけか…」

    モノクマ「あのさぁ…オカリナ吹いて、初めて家の扉が開くっていうかさぁ…」

    大和田「もういいじゃねぇか…見りゃわかるんだしよ…にしても、霧切…本当にガキになっちまってんだな」

    霧切「忘れがちだけど…私は今子どもなのよね…ちなみにゼルダ姫である戦刃さんも子どもよ!!」

    モノクマ「やっぱり小学生は最高だぜ…!!」

    霧切「そぉい!!」

    モノクマ「ぎゃああああああああああ!!」ドカーン!!
  30. 33 : : 2014/12/25(木) 19:54:48

    ウサミ「久々にモノクマがボケたような気がしまちゅね…」

    モノクマ「霧切さんがボケすぎてて、ボクも突っ込まざるを得ないからね…」ボロボロ

    大和田「あのなぁ…本当にコント集団かよ…まぁ、だがなんにせよ、霧切…オレはまだおまえを王家の使者として認めたわけじゃねぇと言っておこう…」

    霧切「どういうことかしら…?」

    大和田「おまえが王家からの使いってんなら、森の聖域にいってくるんだな…」

    霧切「森の聖域…コキリの森からも行ける場所ね…このゴロンシティからも行けるのだったわね…」

    モノクマ「本来、ここではゴロン族の族長ダルニアが、王家の使いであっても子どもをよこされたと腹を立ててしまいます…!!お腹がすいていて怒りやすかったのもあるんだろうけどね…」

    ウサミ「その流れで、森の聖域に行くしかなくなるんでちゅよね…」

    大和田「まぁ…どっちみち森の聖域にいかなきゃ先には進めねぇし、ゴロンのルビーも渡さねぇってことだ…」

    霧切「わかったわ…森の聖域に行ってくればいいのよね…すぐに向かいましょう」



    モノクマ「森の聖域への道は岩が塞いでいるよ!!バクダン花が近くにあるからそれに点火できれば、岩を爆破できるけども…肝心の炎がけっこう遠い位置にあるんだよね…」

    ウサミ「ここでもデクの棒に炎をつければ、炎を移動できまちゅ!!でも、ここは森じゃないので、デクの棒は貴重品でちゅ!!多用しすぎるとなくなってここでは補給できまちぇん!!デクの棒が燃え尽きてなくなってしまわないように注意しまちょう!!」

    霧切「デクの棒はまだストックがあるわ…大丈夫そうね」

    モノクマ「ちなみに当たり前かもしれないけど、近くにいたら爆発に巻き込まれてダメージを受けるので、点火したバクダン花からは離れてね!!」

    霧切「ボンバーマンも自分の爆発に巻き込まれるし、爆弾はどこでも諸刃の剣というわけね…」

    ウサミ「まさかここでボンバーマンの名前を聞く事になるとは…」
  31. 34 : : 2014/12/31(水) 14:47:19

    ―森の聖域―

    霧切「さて、たどり着いたわね!!」

    ウサミ「あ…あれ!?…迷いの森の道を通ってから森の聖域なんじゃ…!?」

    霧切「ええ…でも、どうせたいしたイベントもないしカットしたわ!!」

    モノクマ(フクロウが嫌だったんだな…)

    ウサミ「本来は道を間違えるとループしてコキリの森に戻されてしまう“迷いの森”を経て、森の聖域につくんでちゅがね…」

    モノクマ「そこで、またケポラ・ゲポラが出てくるんですよね…」

    霧切「別にいいじゃない…ん、あれは…?」

    舞園「~♪」

    霧切「舞園さん…ここでも会うなんてね…」

    舞園「霧切さん…」


    がしっ!!


    霧切「ちょっと…舞園さん!?…どうしたの!?…いきなり人の肩をつかんで!!」

    舞園「あの後大変だったんですよ!!…あの娘たちに振り回されて…!!」

    霧切「わ、悪かったわ…」

    舞園「ハァ~…ここでの出番が終わったら、また次の冒険ですよ…」

    霧切「そう、頑張って…私も頑張るわ…」

    舞園「でも、一瞬でも苗木君に会えたから、少しだけ満足しましたよね!!」

    霧切「そうね…もう少し話したかったけどもね…」

    モノクマ「二人の会話の内容がよくわからない人は【ニンテンロンパシリーズ】の舞園さんのお話を見てね!!」

    ウサミ「露骨な宣伝でちゅ…!!」ガビーン!!
  32. 35 : : 2014/12/31(水) 14:47:41

    舞園「霧切さん…ここは森の聖域…私の秘密の場所です…ここでこの曲を吹くと妖精とおはなしができるんですよ」

    霧切「さっき…吹いていた曲ね…」

    舞園「一緒にオカリナ…吹いてみませんか?」

    モノクマ「これから毎日オカリナ吹こうぜ!!」クマーン!!




    霧切「ええ、一緒に吹きましょうか…」

    モノクマ「」ピクピク…

    ウサミ「とうとう、そぉいともいわれずにやられるモノクマ…」ドヨーン…

    “サリアの歌”を覚えた!!

    舞園「もし、私と話したくなったら…この曲を吹いてください…」

    霧切「ええ…わかったわ」

    舞園「まぁ…基本的に別の世界にいるのでつながるかはわかりませんがね…」

    霧切「…っていうか、サリアとオカリナで話すことってあんまりしないわよね…」

    舞園「そうですね、ストーリー上は曲を何回か使うだけですしね」

    霧切「…っていうか、ここに来るまでに敵がいっぱいいたのだけれど…どうやってここまで来たの?」

    舞園「ヒミツです!!」

    モノクマ「サリア最強説…浮上!!」

    舞園「それじゃあ…私はもう行きますね…霧切さん…頑張ってください!!」

    霧切「ええ…あなたもしっかりね!!」

    舞園「はい!!」シュン!!

    霧切「じゃあ、再びゴロンシティに戻りましょうか…これでようやく次のダンジョンへと行くことができるようになるわ」

    ウサミ「でちゅね!!大和田クンのところに急ぎまちょう!!」
  33. 36 : : 2014/12/31(水) 14:49:16

    ―ゴロンシティ―

    大和田「森の聖域に行ってきたのか…」

    霧切「ええ…聞きなさい!!この曲を!!」


    霧切は“サリアの曲”を吹いた!!


    大和田「ぬ…この曲はぁ~!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


    ドタドタドタドタドタドタ!!


    ウサミ「は…激しいダンスでちゅ!!」ガビーン!!

    大和田「身体が勝手にビートを刻むぜぇ!!」ドタバタ!!

    霧切「ダルニアはダンスが趣味なのよね…」

    ウサミ「この曲がゴロン族に認めてもらう方法なんでちゅよね…」





    大和田「ふぅ…いい汗かいたぜ…久しぶりにな…」

    霧切「さて、ようやく話を聞いてもらえるかしら?」

    大和田「ああ、認めてやるぜ…だが、これだけじゃゴロンのルビーは渡せねぇ…あれは大切な宝だからな…そうだな…ドドンゴの洞窟の怪物を倒してくれれば…おまえにこれをやろう…おまえは女だが、これは男の約束だ!!」

    霧切「わかったわ…ボスを倒せばゴロン族の食糧である岩の産地を取り返すことにもつながる…私が解決しましょう」

    大和田「すまねぇが、頼んだぜ!!こいつを先にやろう…これでバクダン花を持つことができるぜ!!」


    “ゴロンの腕輪”をゲットした!!


    ウサミ「今までは火をつけなくちゃいけまちぇんでしたが、これでバクダン花に近づけばバクダンを使うことができまちゅね!!」


    霧切「ありがとう…それじゃあ行ってくるわ…!!」

    モノクマ「ようやく2つ目のダンジョンですね!!張り切っていきましょー!!」
  34. 37 : : 2014/12/31(水) 23:02:35

    ―ドドンゴの洞窟―

    霧切「暑いわね…」

    モノクマ「溶岩の洞窟だからね…ここでは古代生物のドドンゴが異常繁殖していて、ゴロン族の食糧の補給を妨げているんだ」

    霧切「ドドンゴ…爆弾を飲み込ませれば一発で倒せるけど…今は爆弾を自由に出すことはできないわね」

    モノクマ「本来、ドドンゴはゴロン族の聖地であるドドンゴの洞窟の守り神なんだけどね…これもガノンドロフの仕業というわけさ…」

    霧切「十神君って悪いやつね」

    モノクマ「まあこの世界でなんか悪いことがあったら、だいたいガノンドロフのせいだからね…」

    ウサミ「下は溶岩で足場も1つにつながっていまちぇんね…足場は上下していまちゅから、足場どうしの高さがあったときにジャンプして移動するちかないでちゅね…」

    霧切「溶岩に落ちても即死ではないけど…また登るのが厄介だわ…」

    モノクマ「デクの盾は木で出来てるから、ここでは燃やされてしまうから気をつけてね!!」

    霧切「では、早速ダンジョンを攻略していきましょうか!!」


    霧切「石像を動かしてスイッチを押す…ありがちな仕掛けね…」

    ウサミ「わりと石像を動かすのって大変そうでちゅけどね…」

    モノクマ「こいつ動いてくることあるしね…今は動かないけど…」

    霧切「はい、これで開いたわね…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


  35. 38 : : 2014/12/31(水) 23:03:45



    シロクマ「待ってたよぉ~!!」

    クロクマ「へっへっへ…オレ様と戦おうぜ…今宵の残鉄剣は一味違うってなぁ!!」



    リザルフォス×2:シロクマ&クロクマ



    霧切「雑魚を倒さないと先に進めないって仕掛けのようね…」

    クロクマ「テメェ、調子こいてんじゃねぇぞ!!おもて出ろや!!」

    シロクマ「たぶん、ここがもうおもてだね…」

    クロクマ「この六角形の足場を行き来する…オレ様たちを止められるかな!!」シュバババ!!

    シロクマ「動くぜ~!!」シュバババ!!

    モノクマ「それなりにあいつら耐久力あるし、溶岩もある…注意してね!!」

    霧切「わかったわ…さっさと片付けましょう」

    ウサミ「…でも、なんかあちしたちが一堂に会すると…なんか変な感じしまちゅね…」

    モノクマ「ボクとウサミ(モノミ)は65センチ…クロクマ・シロクマは100センチ…実はあいつらのほうがデカいんだよね…」

    クロクマ「シロクマァ!!トライアングルアタックだ!!」シュババババ!!

    シロクマ「えええ!?…それって3人じゃないとできないし、ゲームが違うよ!!」シュババババ!!

    クロクマ「だ…大丈夫だ!!お、同じ会社だから!!」

    シロクマ「そういう問題じゃないよ!!」ガビーン!!



    霧切「そぉい!!」ザシュッ!!

    クロクマ「ギャアアアアアアアアアアアア!!」ドカーン!!

    シロクマ「し…死んじゃう~!!」ドカーン!!

    霧切「案外楽勝だったわね…」
  36. 39 : : 2014/12/31(水) 23:04:53


    モノクマ「霧切さんはクマに容赦ないよね…クマキラーの称号をあげるよ…」

    ウサミ「あっ…先に進めるみたいでちゅよ!!」

    シロクマ「うぅ…リベンジするよ!!」シュン!!

    クロクマ「アイルビーバック!!」シュン!!

    霧切「先に進むわよ!!」




    ウサミ「ここから2階に進めそうでちゅが…」

    霧切「ブロックのまわりにバクダン花がしきつめてあるわね…これを爆発させればブロックが上手く階段になるかしら?」

    モノクマ「バクダンは投げることもできるけど、置く方が確実だね!!」

    霧切「焦ると…結局投げちゃうわよね…投げるも置くもボタンは一緒ですものね…」



    ドドドドッドッカーン!!




    ウサミ「上手くいきまちたね!!これで2階に行けまちゅ!!」






    霧切「ここには銅像が4つあるわね…」

    ウサミ「動かせるのは1つだけ…他はアモスっていう敵でちゅ…」

    霧切「後ろに梯子が見えるのが動かせる石造ね…」

    モノクマ「アモスはバクダンでしか倒せないし、動きも速いから無視が一番だね!!ほっとくとすぐに石像に戻るしね!!」





    霧切「橋が途中で切れてるわね…こんなところの橋ってすぐに焼き切れてしまいそうだけど…」

    モノクマ「ジャンプしている途中とか、飛んでるコウモリに狙われると危険だよ!!すぐに1階に落されてしまうからね!!」

    霧切「なんど…無駄足を踏むことになったか…」

    ウサミ「先に妖精のパチンコでちゅね!!」

    モノクマ「これに限らず、仕掛けを解くときは周りの邪魔な敵は先に倒しておいたほうがいいね!!」


  37. 40 : : 2015/01/02(金) 13:30:17

    霧切「ふぅ…しかし、暑いわね…」

    モノクマ「まぁ…これはゲームなんで大丈夫ですが…こんなところ、いるだけで拷問だよね…」

    ウサミ「でちゅね…アクションゲームの主人公はすぐに砂漠やら海やら行くから大変でちゅよね」




    シロクマ「う…うぅ…」

    クロクマ「シロクマァアアアアアアアアアアア!!しっかりしやがれ~!!」ウワ~ン!!



    霧切・モノクマ・ウサミ(えーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?)ガビーン!!




    霧切「あ…ああ、ここでまたリザルフォスが2体出てくるのよね…また、狭い足場をジャンプで移動して攻撃してくるはずなんですけども…」

    モノクマ「な…なに?どうしたの…オマエラ?」

    クロクマ「見ての通りだ!!コノヤロォー!!ずっとここで待機してたら、ごらんの有様だよぉおおおおおお!!」バーン!!

    シロクマ「ああ…光が…光が広がっていくぅ…」

    クロクマ「うわぁああああああ!!…しっかりしろぉ~!!」

    ウサミ「ちょ…大丈夫なんでちゅか!?」ガビーン!!
  38. 41 : : 2015/01/02(金) 13:30:45


    モノクマ「大丈夫だと思うよ…」

    霧切「ええ、そうね…」

    ウサミ「え」




    クロクマ「」チラチラ

    シロクマ「」チラチラ

    ウサミ(めちゃくちゃ、こっちの様子うかがってまちゅーーーーー!!)ガビーン!!




    霧切「騙そうとしても無駄よ!!…かかってきなさい!!」

    クロクマ「チッ!!…バレちゃしかたねぇな!!行くぞ、シロクマ!!」



    シロクマ「う…うん…」ガクッ…

    クロクマ「オ…オイ!!演技じゃねぇのかよ!?」ガビーン!!

    シロクマ「ほら…ボクってシロクマだからさ…こんな環境は過酷なんだ…」

    クロクマ「え!?…オマエ、さっきはあんなに元気だったじゃないかよぉーーーーーーー!!」

    シロクマ「実はめちゃくちゃ、耐えてました…」

    クロクマ「そんな…なんで、そこまでしてこんな雑魚敵の役を…!?」

    シロクマ「決まってるさ…クロクマと一緒に…出たかったのさ…」

    クロクマ「シロクマ…オメェってやつは……くそっ!!オレ様ひとりでもやってやるぜ!!」バーン!!
  39. 42 : : 2015/01/02(金) 13:31:22


    霧切「それで、いつまでこの茶番は続くのかしら」

    シロクマ「もうちょっと…引っかかってくれてもいいじゃん…」ブーブー

    クロクマ「ノリが悪い、姉ちゃんだぜ!!…そんなんじゃ彼氏出来ないぜ!!」ブーブー




    霧切「そぉい!!」ザシュ!!

    シロクマ・クロクマ「す、すいませんでした~!!」ドッカーン!!



    ウサミ「あちし、ちょっと引っかかってまちた…」

    モノクマ「ボクも…少しだけ…シロクマだからそういうこともあんのかなって思ってたわ…」









    霧切「ようやく、バクダンを手に入れたわね!!」

    ウサミ「ごまだれ~!!」

    モノクマ「これでいつでもどこでもバクダンが使えるね!!」

    霧切「これで、攻撃のバリエーションが増えたわね…」

    モノクマ「ど、どうして…ボクのほうを見ながら言うのかな!?」ガビーン!!

    ウサミ「何かしたら次はバクダンでちゅね…モノクマ」ポン…

    モノクマ「ええい!!…そのときはおまえも道連れじゃああ!!」

    ウサミ「なんででちゅか~!!」ガビーン!!



  40. 43 : : 2015/01/02(金) 13:31:52


    霧切「このひび割れた床をバクダンで破壊すれば…ようやくボスね」

    ウサミ「早くこのダンジョンから出たいでちゅね…」

    モノクマ「それじゃあ、行こう!!」







    弐大「待っておったぞ!!」

    霧切「あなたがここを占領している、キングドドンゴだったのね!!」



    猛炎古代竜キングドドンゴ:弐大猫丸



    弐大「さぁ、かかってこんかい!!」

    ウサミ「キングドドンゴは炎のブレスを吐いたり、転がって攻撃してきまちゅ!!」

    モノクマ「中心は溶岩!!…溶岩の周りを移動して倒すというわけだね!!」

    弐大「さっそく、炎のブレスを吐いてやるわい!!」スゥー!!

    ウサミ「口を開いた!!今でちゅ、バクダンを口の中に投げ込むんでちゅ!!」

    霧切「わかったわ!!」


    バクダン→おく


    モノクマ「間違えて置いちゃってるよ!!」ガビーン!!

    霧切「“なげる”のコマンドから“おく”に切り変わっちゃったのよぉ!!」

    ウサミ「おんなじボタンだからね!!…助走をつければ、“なげる”になりまちゅよ!!」


    ※バクダンを“おく”も“なげる”もAボタン…助走をつけていると“なげる”が、静止した状態では“おく”ができる。


    弐大「クソじゃあああああああああああああああああああああああああああ!!」炎のブレス!!
  41. 44 : : 2015/01/02(金) 13:32:10

    霧切「キャアアアアアアアアア!?」

    ウサミ「霧切さん!!」

    モノクマ「モロにくらっちゃったよ!!」


    弐大「噴!!…そんなものか、霧切よ…」

    霧切「今のはちょっとしたミスよ…今からが本番よ!!」


    弐大「もう一度炎のブレスをくらわせてやるわい!!」スゥー!!

    霧切「今度こそ、バクダンを投げ入れてやるわ!!」

    弐大「ぬぅおおおお!?」パクリ…


    ウサミ「やりまちた!!」

    モノクマ「今のうちに剣で攻撃だ!!」

    霧切「そぉい!!」ザシュッ!!

    弐大「ぐぉおおおおおおおおおおおお!?」ドッカーン!!


    霧切「効いているみたいね!!」

    弐大「まだまだじゃあああああああああ!!」ゴロゴロゴロ!!

    ウサミ「転がってきまちた!!…すみっこで避けてくだちゃい!!」

    霧切「わかったわ!!」ササッ!!

    弐大「ぬぅう…こしゃくなぁ!!」



  42. 45 : : 2015/01/02(金) 13:34:23

    霧切「また、バクダンを投げ入れてやるわ!!」

    弐大「噴!!…なら口を閉じてしまえばいいんじゃ!!…ワシの身体はバクダンなど効かぬ!!…口の中にいれられなければ、無敵じゃわい!!」

    霧切「…くっ、そうくるのね…」

    ウサミ「あっ…いいこと思いつきまちた」コソコソ…

    霧切「なるほど…採用よ!!」

    弐大「なんじゃかわからんが、ワシは絶対に口を開かんぞ!!」







    ウサミ「こちょこちょ…」コチョコチョ…

    弐大「ぬわーはっはっはっはっは!!」

    霧切「そぉい!!」


    バクダン→なげる


    弐大「ぐあああああああああああああああああああああ!!」

    霧切「ジャンプ切り!!」ザシュ!!



    弐大「ぬぅわんじゃと!!…くすぐりとは…やられたわい…」ガクッ…

    霧切「溶岩の中に弐大君が落ちていく!?」

    弐大「」ダブルピーズ

    ウサミ「ピースしながら沈んでいきまちゅ!?」ガビーン!!

    モノクマ「なんか、キングドドンゴって倒したときにダブルピースしてるように見えるよね…」




    霧切「ハートの器とワープポイントが出たわね…」

    ウサミ「さぁ…外にでまちょうか!!」
  43. 46 : : 2015/01/02(金) 13:35:34

    大和田「やったな!!霧切!!」

    霧切「大和田君…来ていたのね…」

    大和田「キングドドンゴのやつは…ガノンドロフのやつが暴走させやがったんだ…オレがゴロンのルビーを渡さなかったからな…その腹いせにってわけだ…」

    霧切「十神君って悪いやつね…」

    大和田「だが、おまえはオレたちのためにキングドドンゴを倒してくれた…礼を言うぜ!!…これは俺たちからの兄弟の証だ!!」


    “ゴロンのルビー”を手に入れた!!


    霧切「なんか勝手に兄弟にされたわね…」

    大和田「さぁ、兄弟たち!!…新しい兄弟を見送ってやろうぜ!!」




    石丸「僕たち兄弟!!」

    モノクマ「やっぱし出てきた!!」ガビーン!!


    弐大「ワシたち兄弟!!」

    ウサミ「さっき倒したのに…!?」ガビーン!!



    霧切「か、囲まれたわ!!…逃げるわよ!!」

    モノクマ「ひ…ひぇええええええええええ!!」

    ウサミ「うわぁーーーーーでちゅ!!」





    石丸「待ちたまえ!!」ダダダダダタ!!

    弐大「待つんじゃ!!兄弟!!」ダダダダダダダ!!

    霧切「こ、このまま下山するわよぉーーーー!!」ダダダダダ!!

  44. 47 : : 2015/01/02(金) 21:36:53
    大妖精行かないのか……

    もしや一秒でも早くケポラゲポラに会いたいんじゃ

       ∧∧.∩      ∩_ ・∵’、
      (    )/ ⊂/"´ ノ )
     ⊂   ノ   />>47/vV
      (   ノ    し'`∪
       (ノ
  45. 48 : : 2015/01/06(火) 00:01:10
    >>47

    回転斬りは取りに行きます!!
    け、決して忘れてたわけじゃないんだからね!!
  46. 49 : : 2015/01/06(火) 00:27:39

    ―カカリコ村―

    霧切「石丸君たちが怖くて思わず下山してしまったわ…デスマウンテンを登ろうと思っていたのに…」

    ウサミ「回転斬りも覚えたいでちゅからね…!!」

    モノクマ「あそこはデクの盾じゃ燃えちゃうから、ちゃんとハイリアの盾を装備しないとね」

    霧切「ハイリアの盾は重いから、子どもである今の私だと構えながら動くことはできないのよね…」

    ウサミ「でちゅね…その場にしゃがむ形になりまちゅが、デスマウンテンの火山の噴火からは身を守ることができまちゅ!!」

    霧切「それじゃあ、さっそく頂上を目指しましょうか!!」






    ―デスマウンテン登山道―

    仁「こんなところまでよく来たね…カカリコ村まで降りたいなら私につかまりなさい…」

    霧切「(無視)…途中のバクダンで破壊して見つけた隠し穴の中にいたウシはなんだったのかしらね…」

    モノクマ「さぁ…特に話しかけられるわけでもないしね…」

    ウサミ「さぁ、この先もバクダンで壊してできる隠し穴がありまちゅ!!そこで回転斬りを覚えられまちゅね…」

    霧切「大妖精ね…なんかイヤな予感もするのだけれど…」

    仁「お~い、響子~!!」

    霧切「さて、さっさと回転斬りを覚えて、3つ目の精霊石を探しに行きましょうか…徒歩で…」

    仁「し…しどい…カカリコ村のハートのかけらが取れなくてもいいの!?」ガビーン!!

    ウサミ「確かに…カカリコ村のインパの家の中にあるハートのかけらは、ケポラ・ゲポラに乗って、インパの家の屋根に降ろしてもらわないといけないでちゅよ…!!」

    霧切「いいわ…一つくらい取れなくても…」

    モノクマ「どんだけ、フクロウいやなの…」
  47. 50 : : 2015/01/06(火) 14:03:20

    ―大妖精の泉―

    霧切「ここでゼルダの子守歌を吹けばいいのよね…」

    モノクマ「ここにも王家の紋章であるトライフォースのマークがあるからね…見つけたらゼルダの子守歌安定です!!」


    “ゼルダの子守歌”を吹いた


    ?「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエェ!!」

    霧切「え」

    モノクマ「え」

    ウサミ「え」

    豚神「よく来たな…俺は大妖精の十神白夜…貴様らに回転斬りを授けよう…」

    霧切「今の叫び声はなんなのよ!!」ガビーン!!

    ウサミ「十神クンに怒られまちゅよぉ!!」

    豚神「ちなみに俺が太っているのはガノンドロフの魔力のせいだ」



    大妖精:豚神白夜



    モノクマ「十神クンのせいで豚神クンが太っているんですか、なるほどわかりません」

    ウサミ「…っていうか、それ神々のトライフォースネタでちゅよね…」

    霧切「神トラには太った大妖精が出てくるんだけども、ガノンドロフのせいで太っている姿に変えられたって言ってくるのよね…真偽はわからないけども」

    豚神「回転斬りの範囲が上がったが、これは魔力を消費するから気をつけて使えよ」

    霧切「魔力ゲージが出てきたわ…緑のゲージね」
  48. 51 : : 2015/01/06(火) 14:03:49

    豚神「ああ、魔力ゲージは敵から出る魔法のツボや店で買える緑のクスリでも回復できるが…使いすぎには注意だ…」

    霧切「ええ…ありがとう…ところで…その姿、ほぼ裸なんだけど…恥ずかしくないの?」

    豚神「俺は役になりきっている…これぐらいのことでヘコタレはしないさ…」フッ…

    霧切「カッコつけるところではないと思うわ…」

    豚神「ふ…これからは貴様の疲れを癒してやる…疲れたら俺のところに来い!!」

    ウサミ「来た方が疲れるんですが…それは」

    霧切「ありがとう…たぶんわざわざデスマウンテンは登らないわ…」

    豚神「各地にはまだまだ大妖精がいる…!!ハイラル城の近くにもいるはずだ!!そこにも行くといい!!」

    霧切「ええ…」

    豚神「ではな…ホーホッホッホッホッホッホッホッホッホ!!!!!!!!!!!!」シュン!!





    霧切「なんなの…あの悲鳴みたいなのは…」(困惑)

    モノクマ「大妖精…怖すぎんよ…」

    ウサミ「敵じゃなくてよかったと思いまちゅ…切実に…」

    霧切「ね…ねぇ…ディンの炎取りに行かなくちゃいけないかしら…」

    モノクマ「必須ではないけど…炎で攻撃できるのは便利だしね…いろいろ使うところもあるし…」

    霧切「また…大妖精に会わなくちゃいけないのね…」

    ウサミ「大妖精は全部で6人いるはずでちゅ…3分の1が今終わると思えば…」

    霧切「そうね…くっ…なんなのよ…このイベントは…」




  49. 52 : : 2015/01/06(火) 14:05:09

    ―大妖精の泉―(ハイラル城近く)


    霧切「心の準備はいいかしら…みんな?」

    モノクマ「うん」ゴクリ…

    ウサミ「大丈夫でちゅ…」ゴクリ…

    霧切「じゃあ…行くわよ!!」

    “ゼルダの子守歌”を吹いた

    ?「ハーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」

    霧切「大丈夫…この瞬間なんてハイラルの歴史の中では一瞬よ…耐えるのよ、私!!」

    花村「ようこそ…大妖精の泉へ!!君たちにはディンの炎を授けよう!!」



    大妖精:花村輝々



    ウサミ「ええ!?…大妖精ってそれぞれ違うんでちゅか!?」ガビーン!!

    花村「うん…みんな別の妖精だよ!!うふふ!!」


    霧切「そ、そう…早く…ディンの炎をよこしなさい!!」メソラシ…

    花村「いやだなぁ…それよりもさ…この肉体美を見てくれ…こいつをどう思う?」てる~ん!!

    モノクマ「すごく…ぜい肉です…」


    霧切「いいから…さっさと渡しなさい!!」チャキッ!!

    花村「いや~ん!!」


    “ディンの炎”を手に入れた!!


  50. 53 : : 2015/01/06(火) 14:06:44

    ウサミ「ディンは力の女神でちゅね…ディンの炎は攻撃だけじゃなく、燭台に火をつけることもできまちゅ!!…火種がないときにはいいでちゅね!!」

    花村「ただし、魔力ゲージをかなり使うからね!!…多用はできないよ!!」

    霧切「わかったから…わかったから!!!」

    花村「んもう…霧切さんったら、恥ずかしがり屋なんだからぁ~!!」




    霧切「探偵だって、時には犯人でいいと思うのよね!!」チャキ!!

    モノクマ「ダメだよ!!ノックスの十戒を守らなきゃ!!」クマーン!!

    ウサミ「そういう問題でもないでちゅ!!」ガビーン!!



    ※ノックスの十戒…推理小説を書くときのルール、その7番に変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない…とある。




    霧切「いいのよ…これは推理小説じゃないもの!!」

    花村「いや~ん、切り刻まれちゃう!!」てる~ん!!


    モノクマ「ど、どのみち、大妖精は倒せないから…」

    霧切「これがあと、4回もあるのね…まだ全員豚神君のほうがマシだったわ…」

    花村「ひどい嫌われようだね…ぼくも」

    モノクマ「大妖精はみんなのトラウマだよね…本当に」

    ウサミ「知らない人に、ボスとして紹介しても違和感ないでちゅよ…」




    霧切「き、気を取り直して…今度こそゾーラの里に行くわよ!!」

    モノクマ「そうだね…バイバイ…花村クン」

    花村「バイバイ…戦いに疲れたときはいつでもいらっしゃい!!…ホーッホッホッホッホッホッホッホ!!」シュン!!


    ウサミ「うぅ…夢に出てきそうでちゅ…」
  51. 54 : : 2015/01/13(火) 21:02:57

    ―ゾーラ川―

    霧切「入口をふさいでいた岩をバクダンで壊せたわね…」

    ウサミ「滝まで進んで、そこでゼルダの子守歌を吹けばゾーラの里に入れまちゅ!!」

    モノクマ「滝の前で3分待つとかじゃなくていいから楽だよね」

    ウサミ「リアルに1時間待つイベントとかもないでちゅ!!」

    モノクマ「そのまえにルピーが足りているなら、魔法の豆を買っていかない?」

    霧切「魔法の豆ね…確か土に植えれるのよね…」

    モノクマ「買っていくごとに値段が上がっていくけど、今のうちに買って植えておくと後で楽だと思うよ!!」

    ウサミ「今後その種が育つことで、いろいろと役に立つんでちゅよね!!」

    霧切「そうね…ストーリーには関係ないけど買っておいて損はなさそうね…」




    モノクマ「うぷぷ…毎度あり!!」

    ウサミ「あんたが商人なんでちゅか!?」ガビーン!!

    モノクマ「まぁね…ちなみに買うごとに値段も上がるんだけど、商人のセリフも変わっていくんだよ!!」

    霧切「全部で10粒だけど…今ここで全部買う必要はないわね…3つくらい買っておこうかしら」

    モノクマ「うぷぷ…最初は10ルピーからの、20ルピー、30ルピーでございます!!」チャリーン!!


    霧切「結構ルピーも減ってきたわね…」

    モノクマ「また草むらを刈ったり、つぼを割ってルピーを手に入れなきゃね!!」

    ウサミ「今更でちゅが、リンクの主な収入源は草刈りとつぼ割でちゅ…怒られないんでちゅかね…?」

    霧切「まぁ、ゲームだものね…それじゃあ…先に進みましょうか」

    モノクマ「川を越えるにはコッコを使わなきゃね!!…コッコをうまく持っていけばハートのかけらもいくつか取れるよ!!」

    霧切「コッコにつかまれば一定時間飛ぶことができるのよね…これで滝までいけるわね」


  52. 55 : : 2015/01/14(水) 00:21:26
    >>51
    豚神「俺は役になりきっている…」

    口調が十神のままな時点でなりきれてないんだよなあ…
  53. 56 : : 2015/01/14(水) 18:56:26
    >>55

    豚神「お、俺は大妖精の役をやらされている十神白夜になりきっている!!問題はないぞ…」(震え声)
  54. 57 : : 2015/01/14(水) 18:57:07

    ―ゾーラの里―

    山田「うぇ~ん!!…姫がいなくなってしまいましたぞ!!!!」メソメソ

    霧切「あなたは…甲殻寄生獣ゴーマ!!!」チャキッ!!

    山田「ちょ…違いますぞ!!…今の拙者はボスじゃないですから!!」アセアセ

    霧切「冗談よ…」

    山田「霧切響子殿の冗談は笑えませんぞ…」

    霧切「そういえば、私から逃げてワープしたようだけど…苗木君には会えたのかしら?」チャキッ!!

    山田「ひぃ…やっぱり怖い!!…まだ会えてませんぞ!!」

    霧切「あら…まぁいいわ…私は少しだけ会えたし…」

    モノクマ「あのぅ…霧切さん…それより…山田クンの最初の発言に突っ込んであげたほうが…」

    霧切「それもそうね…姫がどうしたのかしら?」

    山田「はい、我が愛しの愛娘がいなくなってしまったんですぞ!!」



    キングゾーラ:山田一二三



    山田「ああ…どこへいってしまったのか…およよよよよ」グスグス…

    霧切「なるほど…探して来いってわけね…」

    ウサミ「そうしないと…ゾーラの泉への入り口は開けてもらえそうにないでちゅね…」

    霧切「姫…もしくは姫の居場所の手がかりを探せってことね…」

    モノクマ「だったら、先のためにも“銀のウロコ”を手に入れないとね…」

    霧切「水中により深くもぐることのできるアイテムね…」
  55. 58 : : 2015/01/14(水) 18:58:25

    山田「銀のウロコはここの潜水ゲームでゲットできますぞ…どうかよろしくお願いします!!」

    霧切「わかったわ」


    朝日奈「やっほー!!50秒以内に水中のルピーを集めてね!!」



    ゾーラ族:朝日奈葵



    霧切「あら…本当にクラスメイトばかりに会うわね…」

    モノクマ「今のところ、大なり小なりゼルダ世界に出てない78期生は苗木クン、腐川さん、セレスさん、江ノ島さんかな?」

    霧切「そうよね…苗木君も…ね」チャキ!!

    モノクマ「ちょ…しょうがないじゃん!!…苗木クンの名前出した途端にそれはやめてよぉ!!」クマーン!!




    霧切「そうね…少し過敏すぎたわね…」

    モノクマ「いやぁ、怖いよ…ほんと…」

    朝日奈「なんか霧切ちゃんバイオレンスだね…」

    モノクマ「まぁ…全員出るかは微妙なところですが…」


    霧切「ハァ…どんだけ、苗木クンに会わせたくないのよ…」

    モノクマ「君もどんだけ苗木クンに会いたいのさ…」クマーン!!


    ウサミ「苗木クンが絡まないと…霧切さんも普通なんでちゅけどねぇ…」

    朝日奈「う、うん…そうだね…」





    霧切「“銀のウロコ”ゲットね!!」

    朝日奈「うん、いい潜水っぷりだったよ!!」

    霧切「ありがとう…これでハイリア湖畔に行けるのよね…」

    朝日奈「頑張ってね~!!」
  56. 59 : : 2015/02/02(月) 09:23:30

    ―ハイリア湖畔―

    霧切「ルト姫の手紙が水の中にあったわね…」

    モノクマ「これによると…ルト姫はゾーラの泉のジャブジャブ様の体内にいるみたいだね…」

    ウサミ「ジャブジャブ様はゾーラ族の守り神でちゅね…お魚が大好物でちゅ!!」

    霧切「これを見せれば、山田君もゾーラの泉への道を開けてくれるわね」

    モノクマ「さて、それじゃあ…先にカカシに会っておこうかな…」

    霧切「カカシ?」

    モノクマ「うぷぷ…写輪眼使う人じゃないよ…カカシのボヌールっていって、自作のカカシの歌を覚えさせるのさ…教えてもらうオカリナの曲じゃなくて自分で本当に作曲するんだ!!…後で使うからちゃんとメモするようにね!!」

    霧切「あれがそうかしら?」




    澪田「あ~、暇っすね~」




    カカシのボヌール:澪田唯吹





    澪田「おおっ、やっときた!!ゆっくりしていってね!!」


    霧切「あなたの前で曲を作ればいいのね?」




    澪田「おっと…唯吹の判定は厳しいっすよ!!なんでもではないっすからね!!」


    澪田「単調な音楽にならないようにいろいろな音を使ってほしいっす!!あと短くてもダメっすよ!!」



    霧切「1音で終わらないように、制約がいろいろとあるようね」


    澪田「そうっす!!あと既存の曲と一緒でもダメっすよ!!」


    霧切「わかったわ…私には作曲のセンスはないから、大目に見てちょうだい」

  57. 60 : : 2015/02/02(月) 09:26:50


    澪田「う~ん、なかなかいいっすね!!合格っす!!…これで必要な時に唯吹を召喚できるっすよ!!」

    モノクマ「とはいえ、出番は結構先だけどね!!」

    澪田「あらら…唯吹も主人公ならもっと目立てるのになぁ…今のところ唯吹って雷落としたり、パンツみられたりしかしてないっすよ…」

    ウサミ「パンツ!!?」ガビーン!!

    霧切「そんな破廉恥な人がいるなんて…軽蔑するわ」




    澪田「見られたのは誠ちゃんっすけどね」

    霧切「ファッ!!?」ガビーン!!

    モノクマ「オイ!!その名をだすんじゃない!!強制ワープだ!!」

    澪田「あばばばばばばば」シュン!!


    モノクマ「くっ…やっぱ言っちまいやがったか…」

    霧切「モノクマ?」

    モノクマ「ひ…ひぃ!!?ごめんちゃい!!」ビクッ!!

    霧切「どういうことかしら?」ゴゴゴゴゴゴ…

    モノクマ「く…詳しくは【ニンテンロンパシリーズ】の苗木クンの話を見て…ってぎゃああああああああ!!?」ザシュッ!!

    ウサミ「霧切さん、手加減してあげてくだちゃい!!」ガビーン!!



    霧切「苗木君にそんなことさせないで」ビシッ!!

    モノクマ「ボクのせいじゃないのに…うぅ」ボロボロ…





    ―ゾーラの里―

    山田「なるほど、手紙によると愛娘はジャブジャブ様の体内にいると…ここのところジャブジャブ様はおかしくなってしまった…それをどうにかしようと一人で行ったということですか」

    霧切「そのようね…ゾーラのサファイアもルト姫が持っているようだし、私が助けに行くわ」

    山田「かたじけないでござる…それでは今ここからどくので、拙者の背後の道からゾーラの泉へ行ってくだされ!!」

    霧切「了解したわ…しかし、その巨体で道をふさいでいたのね」

    山田「よいしょ…よいしょ」ノロノロ…

    山田「ふぅ…少し休憩…」

    霧切「おっそい!!!」ガビーン!!

    山田「ひぃ…これが拙者の最大限の速度ですぞ!!」ビクッ!!

    霧切「ゲームがフリーズしたかと思うくらい遅かったわよ!!」



    ウサミ「キングゾーラの道を開けるシーンはおっそいでちゅよね」

    モノクマ「もっと、痩せたほうがいいと思うよ?」

    山田「うぅ…すぐどくのでもうちょっとお待ちくだされ…」




    霧切「」イライライライライラ

    モノクマ・山田(こ…怖ぇえええええええ!!)ガビーン!!
  58. 61 : : 2015/02/12(木) 19:10:40

    ―ゾーラの泉―

    霧切「さて、ジャブジャブ様のところまで来たわね」

    ウサミ「でちゅが、ジャブジャブ様のお腹の中に入るには魚が必要でちゅよ?」

    霧切「抜かりはないわ!…さっきちゃんと手に入れたもの」

    ウサミ「さすがでちゅ!!」

    モノクマ「いよいよ3つ目のダンジョンだね!!はりきっていきましょー!!」




    ジャブジャブ様>ズォオオオオオオオオオオオ!!


    霧切「きゃあああああ!?吸い込まれる!?」

    ウサミ「まるで、カービィでちゅ!!」ガビーン!!





    ―ジャブジャブ様のお腹―


    霧切「ひどいめにあったわね…」

    ウサミ「うぅ…綿が出るかと思いまちた…」

    霧切「なんというか…ここはあまり気持ちのいい場所ではないわね」

    ウサミ「生き物の体内の中でちゅからねぇ…ピンクの壁が生々しいでちゅね」

    モノクマ「この中にルト姫と、ジャブジャブ様がおかしくなった原因があるはずだよ」

    霧切「ん…あれは?」





    セレス「くっ…なぜわたくしがこのようなところに…!!」

    霧切「やっぱり…あなたがルト姫なんじゃないかと思っていたわ」






    ルト:セレスティア・ルーデンベルク


  59. 62 : : 2015/02/12(木) 19:11:56

    セレス「あら、霧切さん…ごきげんよう」

    霧切「ええ…ごきげんよう、山田君が心配していたわよ?」

    セレス「はぁ…まったく、わたくしも早くここから出たいんですが、そういうわけにもいかないみたいなんですの」

    霧切「ええ…このダンジョンはあなたの協力が不可欠のようだしね」

    セレス「はぁ…存じておりますわ…どうぞ好きにお使いくださいな」

    霧切「あら、素直なのね…本家ルト姫はかなり気難しい性格で、一歩もここから動かないなんて言うのに…」

    セレス「早く出たいと言ったでしょう?…そのためならなんでも協力致しますわ」







    モノクマ「ん?」

    ウサミ「ん?」

    霧切「ん?」


    モノクマ「今、なんでもするって言ったよね?」

    セレス「それがなにか?」

    モノクマ「じゃあ、仕掛けを解くためにリフティングされても文句は言わないね!!」クマーン!!

    セレス「あぁん!?」ガビーン!!

    モノクマ「このダンジョンはルト姫を持ち上げたり、投げたりしなくてはならないダンジョンですから!!」

    ウサミ「よかったでちゅ!!言質はとりまちたね!!」

    霧切「協力感謝するわ、セレスさん!!」


    セレス「テメェら!!絶対、裏で打ち合わせしてただろぉおおお!!ビチグソがぁああああああ!!」ガビーン!!


  60. 65 : : 2015/04/12(日) 12:12:32


    霧切「そぉい!!」ヒョイ!!

    セレス「ちょ…なんでお姫様抱っこなんですか!?」ガビーン!!

    霧切「あなたスカートだからこの方が投げやすいのよ」

    セレス「だとしてもやめてくださらない!?」ドギマギ

    霧切「投げるときはちゃんと言うから安心して」

    セレス「そ…そういう意味じゃなくって」ドギマギ




    ウサミ「セレスさんめちゃくちゃうろたえてまちゅね」ヒソヒソ

    モノクマ「子どもになっても霧切さんああいうところは男らしいな」ヒソヒソ




    霧切「セレスさん?モノクマにあなたをぶつけていいかしら?」


    モノクマ・セレス「「やめて!!?」」ガビーン!!





    セレス「うぅ…わたくしを置いて行くなんてひどいですわ」

    霧切「目の前で水中に放り投げただけで入口付近にワープするんだもの仕方ないわ」

    モノクマ「ルトは一定距離離れたり、水中に放り投げたりしてしまうと所定の位置に戻ってしまうんですよねぇ」





    霧切「そぉい!!」

    セレス「ぎょええええええ!!?」ガビーン!!


    ドカ!!
  61. 66 : : 2015/04/12(日) 12:13:09

    霧切「天井のスイッチも敵もセレスさんでラクラクね!!」

    ウサミ「わざわざパチンコ使うのめんどいでちゅもんね!!」


    セレス「あなたがた…いいかげんにしてくださいます!!?」ガビーン!!

    霧切「大丈夫…もうちょっとよ!!」

    セレス「くっ…屈辱ですわ」


    セレス(けれど…なんでしょうか、乱暴に扱われているのに…この胸の高鳴りは…)ドキドキ






    霧切「道が分岐してるわね」

    ウサミ「いくつかの道はブヨブヨした壁でふさがれてまちゅね」

    霧切「となると通れそうなのはここだけね…けど、その道はスイッチを押しつづけていないと開かないようね」


    ウサミ「そんなお困りのあなたに?」

    モノクマ「オススメのセレスさん!!」


    セレス「はいはい、わたくしが外でスイッチを押し続ければいいんでしょう?」

    霧切「察しが早くて助かるわ…お願いするわ」






    セレス「まったく…自分勝手な方ね」フフッ

    モノクマ「セレスさんってもしかして隠れM?」

    セレス「ハ!?ハァ!!?違うし!!Mじゃないし!!セレスティアのSはドSのSだし!!」アセアセ…

    モノクマ「お…おぅ」(取り乱しすぎだろ)

    モノクマ(そして、セレスティアはSじゃなくて、Сなんだよなぁ)
  62. 67 : : 2015/04/12(日) 12:13:38


    霧切「部屋の中でブーメランを入手したわ!!」

    ウサミ「ごまだれ~!!パチンコのように玉を消費しなくても遠くの敵やスイッチをねらえまちゅね!!」



    セレス「だから違うっていってんだろ!!わたくしがMじゃないのは確定的に明らかです!!」ガビーン!!

    モノクマ「必死すぎだろ…」



    霧切「なにもめてるか知らないけど先に行くわよ?」






    霧切「ブーメランで触手を倒したことにより、ブヨブヨした障害物が消えたわね」

    ウサミ「そろそろボスがいそうな気がしまちゅね」



    セレス「あれは!?ゾーラのサファイア!!」

    霧切「待って!!うかつに近づくと危ないわ!!」



    セレス「きゃ!?」


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


    ウサミ「セレスさんがサファイアごとリフトで上昇していきまちゅ!!?」

    霧切「すぐに追いかけるわよ!!」


  63. 68 : : 2015/04/27(月) 18:31:52


    モノクマ「ダイオクタ戦はカット!!!」

    山田「ダイオタク?」

    モノクマ「キミはゾーラの泉でおとなしくしてろよ!!」ガビーン!!






    セレス「キャアアアアアアアアアア!!?」

    霧切「セレスさん!?」




    西園寺「来たね!!……霧切おねえ」


    霧切「セレスさんが、西園寺さんにつかまっている!?」


    ウサミ「西園寺さんがここのボスでちゅか!!」





    電撃旋回虫バリネード:西園寺日寄子




    セレス「くっ……わたくしとしたことがっ!!捕まってしまうなんて悔しい!!」


    モノクマ「でも、感じちゃう!!」


    セレス「黙りなさい!!?」ガビーン!!





    西園寺「セレスおねぇを助けたければ、私を倒してみろ!!」


    霧切「いくわよ!!」チャキ!!


    ウサミ「まずは天井につながっている触手をブーメランで切り落とすでちゅ!!」

  64. 69 : : 2015/04/27(月) 18:32:51


    西園寺「触手?違うよ……これは私の髪だよ!!」


    霧切「髪を自由自在に操れるというの!?」




    モノクマ「意外!それは髪の毛ッ!」

    西園寺「私の髪は伸縮自在、手先のように操れるよ!!」




    霧切「そぉい!!」ザシュッ!!

    西園寺「ぎゃあああああ!!?ちょっと、髪は女の命って名ゼリフを知らないのかよ!!?」



    霧切「あなたたち今の聞こえたかしら?」


    ウサミ「何か言ったでちゅか?」


    モノクマ「ボクのログには何もないね」




    西園寺「容赦ないさすが霧切おねぇホント容赦ない!!」

    西園寺「けど、いいのかな?」



    うねうね…



    ウサミ「切った髪が動いているでちゅ!!?」ガビーン!!

    西園寺「切り落とされた髪も私を守るバリアとなる!!私に近づけるかな?」



    うねうね…



    霧切「ちっ、厄介ね!!」


    モノクマ「うわっ、トリートメントつかってないな、この髪ボサボサだよ!!」


    西園寺「うるさいなぁ!!?」ガビーン!!
  65. 70 : : 2015/05/09(土) 02:23:06


    霧切「なら周りの髪もブーメランではねのければいいだけだわ!!!」


    ザシュッ!!!!!


    西園寺「ならこれはどう!?」


    西園寺「回転の舞!!!!」



    ぐるぐるぐるぐる~



    霧切「なんて回転速度なの!!?」


    西園寺「さらに雷のビームもおみまいしてやる!!!」



    ビビビビビビビビビビ!!!!



    霧切「さすがに厄介ね!!」


    ウサミ「ブーメランで動きを止めるしかないでちゅ!!!」


    霧切「わかってるわ、ただこうも動きが速いと狙いが定まらない!!」


    西園寺「ふふふふふふ!!!このまま息耐えろぉおおおおお!!!!」


    ぐるぐるぐるぐる~


    霧切「雷のビームのときは狙えないわね……回転しているときを落ち着いて狙えば!!!」


    霧切「そぉおおおおおおおおおおおおおおいいい!!!!」ヒョイ!!



    ザシュッ!!!



    西園寺「痛いッ!!?」ビクッ!!


    ウサミ「今でちゅ!!剣で攻撃するんでちゅ!!!」


    霧切「くらいなさい!!!」




    斬!!!!




    西園寺「そ、そんな……負けちゃうなんてええ!!!?」


    ドッカーン!!!






    ウサミ「無事に倒せまちたね!!!」


    霧切「ハートの器もゲットね!!」


    セレス「う、う~ん……」


    霧切「セレスさんも無事のようね……このまま脱出しましょう」
  66. 71 : : 2015/05/09(土) 02:24:55

    ―ゾーラの泉―

    セレス「ここは!?」ガバッ!!


    霧切「目が覚めたようね」


    セレス「そうか、外に出られたのですね……ありがとうございます」


    霧切「ジャブジャブ様をおかしくした原因はこれで取り除けたわね」


    セレス「あ、あの……霧切さん、これを受け取ってくれませんか?」


    霧切「これは、ゾーラのサファイアね?」


    セレス「助けてくれたお礼にですわ……」


    霧切「ありがとう」ニコリ


    セレス「ひゃい!!?」ドキッ!!


    セレス(な、なんですの!!?この胸の高鳴りは!!?)ドキドキ


    霧切「これで3つの精霊石が揃ったわね!!」


    モノクマ「ハイラル城の残姉ちゃんのところにいこうぜ!!」





    セレス「あの、それはゾーラ族にとってのエンゲージリングであって……その……」モニョモニョ…


    ウサミ「もう霧切さんはいっちゃいまちたよ?」


    セレス「ち、ちくしょーーーーーーーーー!!!?」




    モノクマ(まさかの百合展開に驚きを隠せないボク)


    ウサミ(ら~ぶ、ら~ぶ!!!)


    セレス「うっさい!!ボケ!!!!」ドカッ!!


    ウサミ「な、なんであちしだけ!!?」ガビーン!!


  67. 72 : : 2015/05/09(土) 02:35:23

    ―大妖精の泉―


    モノクマ「そのまえにここがあったわ……」


    霧切「もうスルーでいいんじゃないかしら?」


    ウサミ「でも、ここで得られるフロルの風はあとあと使えるんでちゅよ……」


    霧切「覚悟はできたかしら?オカリナを吹くわよ!!!!」






    ?「キェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!」



    霧切「こ、今度はどこの誰が出てくるのやら……」


    九頭龍「ちくしょーーー!!!!なんでオレなんだよ!!?」ガビーン!!




    大妖精:九頭龍冬彦




    霧切「あら、意外と可愛い」



    九頭龍「るせぇえええええええええ!!黙れ!!さっさとフロルの風を持っていけ!!!!そして今見たことは忘れろぉおおおおお!!!!!」ガビーン!!


    ウサミ「フロルの風はダンジョン内で使うと、セットした場所にワープできるようになるんでちゅ!!」


    霧切「移動時間の短縮になるわね!」




    モノクマ「あっ、九頭龍クン、一枚いいっすか?」パシャパシャ!!


    九頭龍「何撮ってやがる!!?テメェーーーーーーー!!?」ガビーン!!


    モノクマ「九頭龍クン、肌綺麗だねぇ?いいぜぇ!!!これいいぜぇ!!!!!いいよな?」


    ウサミ「はい!!いいでちゅ!!」


    モノクマ「よっしゃ!!風送れ、風!!」


    霧切「ちょうど手に入れたフロルの風をつかいましょう!!」



    九頭龍「とっとと行けぇええええ!!!!そして、さっそく悪用するんじゃねぇえええ!!?」ガビーン!!


    モノクマ「いいぜぇ!!!!!これ、いいぜぇ!!!!」パシャパシャ!!

    ウサミ「はい!!すごくいいでちゅ!!!!」


    霧切「ふっ、今回は私たちの勝ちね!!大妖精!!」


    九頭龍「これで勝ったと思うなよ!!!?」ガビーン!!


    霧切「もう勝負ついてるから」




  68. 73 : : 2015/06/06(土) 12:17:10

    ―ハイラル平原―


    ウサミ「さて、いよいよ3つの精霊石が集まりまちたね!!」

    霧切「これでようやく時の神殿に入ることができるわね」

    モノクマ「なんだかひと雨きそうですね」

    霧切「本当ね……なんだか嵐でもきそうだわ」

    ウサミ「近くに牧場がありまちゅね……少しよっていきまちょうか」

    霧切「ええ、そうしましょうか」






    ―ロンロン牧場―

    霧切「ごめんください」

    不二咲「……霧切さん!!いらっしゃい!!」ハァハァ…



    霧切「あら、不二咲くんじゃない?そんなに息をきらせてどうしたの?」

    不二咲「い、いや……いきなり来るもんだから用意ができてなくって……」



    モノクマ「不二咲クンは、あっちの世界で今出づっぱりだからねぇ、急にごめんね」

    不二咲「ちょうど自分のコピー能力のジェット噴射でかけつけたよ!!まぁ、最終的にワープしたんだけどね!!」



    霧切「そういえば、不二咲君はマロンだったわね」

    モノクマ「不二咲クンは現在、舞園さんたちと共に洞窟を探検している最中でございます!!」

    葉隠「そして、俺がこの牧場の主のタロンだべ!!!」


    霧切「あら、いたの?」

    葉隠「ひどいべ!!?」ガビーン!!


  69. 74 : : 2015/06/06(土) 12:20:08


    召使い「牧場の主っていっても……仕事はほとんどしてくれないのにね」


    霧切「あら、あなたは……こまえ……」

    召使い「おっと、霧切さん!!ネタバレはよしてくれないかな?」

    霧切「いや、ネタバレもなにも見たまんまでしょうが……」



    インゴー:召使い



    召使い「確かにそうだけどね、今やキミが【超高校級の探偵】ってことがネタバレだってこと忘れてる人も多いし、モノクマの正体とか、フィギュアやスマホゲーでネタバレしまくりだよ!!」


    ウサミ「身も蓋もない発言でちゅね……」

    モノクマ「ちなみにボクは別に正体とかない、正真正銘のモノクマでございます」




    不二咲「まぁまぁ、せっかく来たんだし、牛乳でものんでく?」


    霧切「えぇ、いただくわ、ありがとう」

    ウサミ「おいしいでちゅ!!」




    霧切「そういえば、ここにはエポナがいたと思うのだけれど……」

    不二咲「うん、会っていってあげて!!」


    モノクマ「エポナはロンロン牧場にいる仔馬のことですね、歌と音楽が大好きです」

    霧切「それじゃあ、さっそくいってみましょうか」
  70. 75 : : 2015/08/18(火) 05:41:35

    霧切「さて、エポナはどこかしらね……」


    モノケモノ「……」


    霧切「さて、エポナはどこかしらね……」


    モノクマ「なんで無視するんだよ!!?」ガビーン!!




    エポナ:モノケモノ(馬)




    霧切「こいつかなり危険なやつじゃない!!!」ガビーン!!


    モノクマ「大丈夫、見た目よりは温厚だから!!……それより、ビーストモノクマとかのほうがよかった?」


    霧切「そいつも危険なやつじゃない!!!?」ガビーン!!


    モノケモノ「ヒヒーン」


    ウサミ「まぁ、せっかくだから……さっき不二咲クンから教えてもらったエポナの歌を吹いたらどうでちゅか?」


    霧切「そうね……そうしましょうか」



    オカリナ→エポナの歌



    モノケモノ「♪」


    霧切「……こうしてみると、意外と可愛いかもしれないわね」


    モノクマ「でしょ、でしょ!!」


    霧切「体系は馬と言うより、マキ●オーだけど……」


    モノクマ「マ●バオーも馬だから!!!」ガビーン!!

  71. 76 : : 2015/08/18(火) 05:42:47

    ―ハイラル平原―


    霧切「本格的に雨が降ってきたわね……」


    ウサミ「あっ、城下町の跳ね橋が降りて、誰かが馬に乗ってやってきまちゅよ!!?」





    大神「くっ……」


    戦刃「……」




    霧切「あれは、戦刃さんに大神さん!!?」


    ウサミ「なんであの二人がここに!!?ハイラル城にいるんじゃないでちゅか!?」


    霧切「なにかあったようね」




    戦刃(あっ……あれは霧切さん……お願い、これを受け取って!!)


    戦刃は霧切の姿を確認すると、あるものを霧切のいる方向に向かって投げた。

    だが、それは橋の下の池へと落ちてしまった。





    霧切「戦刃さん、何を投げたのかしら?」


    ウサミ「二人は何から逃げてるんでちょうか?ま、まさか!!?」ビクッ!!




    後ろを振り向くといつのまにか馬に乗った十神がいた。





    十神「ちっ……逃したか」


    霧切「十神君……あなたなにを?」


    十神「霧切か……今あいつらはどっちの方向へ向かった?教えてもらおう!!」


  72. 77 : : 2015/08/18(火) 05:44:23



    霧切「嫌だと言ったら?」


    十神「かばいだてする気か……いい度胸だな、だが……」





    十神の手に禍々しいエネルギーが集まっていく。
    集まったエネルギーは、手から打ち出されると霧切を弾き飛ばした。





    霧切「きゃああああああああ!!?」




    ドサッ……




    ウサミ「そんな……一撃で!!?」





    十神「ふん、霧切……俺の名前を覚えておくと言い!!」



    十神「俺の名は、十神白夜!!この世の支配者となるものだ!!!」ドンッ!!








    霧切「……」




    十神「……」








    霧切「いや……あなたの名前知ってるけど……」


    モノクマ「世の支配者とかないわ~」



    十神「原作のセリフなんだよ!!仕方ないだろ!!?」ガビーン!!


    十神「とにかく、俺は戦刃と大神を追う!!貴様はそこで寝ていろ!!」






    モノクマ「最後の最後でカリスマブレイクしたなぁ」


    ウサミ「霧切さん……大丈夫でちゅか?」





    霧切「十神君とはいえ、さすがはガノンドロフ……今の子どもの姿では到底勝てないということね」


    ウサミ「前途多難でちゅね……けど、今はとりあえず、戦刃さんの投げたものを確認しまちょう!!」
  73. 78 : : 2015/08/18(火) 05:45:13


    霧切「これは、時のオカリナ……!!」


    霧切「うっ……頭に……何か……声が……!!?」ビクッ!!





    霧切さん……聞こえる?
    私は戦刃です!



    モノクマ「そして、ボクはモノクマです」



    い、今は黙ってて!!?


    あなたの手にそのオカリナがあるとき、私はもう、あなたの前からいなくなっているでしょう。


    あなたを待っていたかったけれど、もう間に合わない。


    せめて、このメロディをオカリナにこめておくります。



    時の扉を開く……このメロディを……



    霧切(頭の中に戦刃さんの奏でるメロディが、響き渡っていく……)



    “時の歌”を覚えた!!



    さぁ、時の神殿の前でこの歌を!!
    トライフォースはあなたが守って!!









    霧切「はぁ……どうやら、時の神殿に入るための条件がそろってしまったようね」


    ウサミ「3つの精霊石、時のオカリナ……これで進むことができまちゅ!!」


    霧切「それじゃあ、いきましょうか……十神君にさっきやられた分をいつか十倍にして返してやるわ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



    モノクマ「十神クン逃げて、超逃げて!!」ガビーン!!

  74. 79 : : 2015/08/18(火) 05:48:42

    ―時の神殿―



    ウサミ「とうとう奥にはいることができまちたね!!」


    霧切「これが伝説の剣……マスターソードね」





    ウサミ「さぁ、霧切さん!!マスターソードをその手に!!」


    霧切「これがあれば十神君をボコボコにできるわね!!!!」


    ウサミ「動機が物騒でちゅ!!?」ガビーン!!





    霧切がマスターソードを抜くと、当たりは光に包まれていった。













    十神「くっくっく」


    霧切「あなたは十神君!!?戦刃さんたちを追ったんじゃ!!?」


    十神「やはり、おまえが聖地へのカギをもっていたのだな……これでトライフォースは俺のものだ!!」


    霧切「なるほど、つけてきたというわけね……」


    十神「これで言葉通り、この世界は俺の天下だ!!」


    霧切「つけあがっていられるのも今のうちよ……」



    十神「なるほど、今のおまえは光に守られているのか……俺でも手出しはできないようだな」


    十神「だが、おまえもしばらくはそこから出られまい……俺がトライフォースを手に入れる瞬間をじっくりと見ているがいい」


    霧切「くっ……でも、いつか必ずあなたを倒して見せるわ!!」


    十神「ふん、主人公らしくなってきたじゃないか……楽しみに待っておくとしよう」


    十神「トライフォースよ!!我が手に!!!」

















    苗木「助けて!!霧切さん!!!」



    霧切「くぁwせdrftgyふじこlp!!?」←言葉にならない



    十神「では、トライフォースはいただいていくぞ!!!!!」





    トライフォース:苗木誠





    十神「くっくっく……あーっはっはっはっはっはっは!!!!!!」




    苗木「いやぁあああああああああああああああああああ!!?3つになるぅ!!!バラバラにされちゃううううう!!!!!」



    霧切「く、くそったれぇええええええええええええええ!!!!!!」ガビーン!!


    ウサミ(なんなんでちゅか……この展開は!!?こんなの普通じゃ考えられない!!)ガビーン!!
  75. 80 : : 2015/10/12(月) 16:09:37







    あれ、私……どうなって……。






    ???「目覚めるんだ、響子」


    霧切「……あなたは」


    仁「目覚めたようだね……」


    霧切「最悪の目覚めね……。いきなり目の前にあなたがいるなんて」


    仁「そんなひどいこと言わないでくれよ!!?」ガビーン!!


    ウサミ「霧切さん、目が覚めたようでちゅね」


    霧切「ウサミ……。ここはどこなのかしら?」


    仁「ここは、【賢者の間】だよ。聖地の要である、光の神殿に残された最後の砦だよ」


    霧切「あなたには聞いていないわ」


    仁「しどいッ!!」ガビーン!!


    ウサミ「学園長は、光の神殿を作った【光の賢者】なんでちゅ」




    ラウル:霧切仁




    霧切「あれ、あなたはフクロウだったんじゃないの?」


    仁「ケポラ・ゲポラは、大賢者であったラウルの生まれ変わりみたいなんだよ。子ども時代には出てきたフクロウも大人時代では出て来ないしね」



    霧切「大人時代……。そういえば、私の身体が大きくなっているわ!」


    仁「幼いころの響子の姿を見るのも懐かしかったが、やはり今の姿が一番しっくりくるね」

  76. 81 : : 2015/10/12(月) 16:14:21



    仁「退魔の剣マスターソードが、聖地への最後のカギだった。マスターソードは悪しき心を持つ者には決して触れることのできない聖剣。そして【時の勇者】だけが使うことができる剣だ」



    仁「だが、【時の勇者】としては、今までの身体ではあまりにも幼すぎた。それゆえ、響子の魂はここで7年間眠っていたんだよ」



    霧切「ようやく、敵に対抗しうる力と身体を手に入れられたというわけね」


    仁「ああ、だが思い出してほしい。この禁断の聖地に十神君がやってきたことをね……。彼はトライフォースの力を手に入れて、魔王となったんだ!!」


    霧切「そうだ、苗木君は無事なの!!?」



    仁「苗木君自身は、他の世界で無事にやってるよ。ただ、【トライフォース】としてこの世界にきた苗木君は、ガノンドロフである十神君の手によって3つにわかれてしまった。」


    仁「つまり、この世界で苗木君は自由には動けないということだ。響子が再び苗木君に会うためには、ガノンドロフを倒すしかないというわけだね」



    霧切「くそったれぇええええええ!!!!」ガビーン!!


    ウサミ「霧切さんが基本的にこの世界にいなきゃいけない以上、どのみちゲームをクリアしないと苗木クンにはあえまちぇんね……」




    仁「トライフォースには勇気・知恵・力の3つの聖なる三角形から成り立っている。ただ、ガノンドロフには力はあれど、勇気と知恵はなかった。だからこそ、トライフォースは3つにわかれてしまったのさ」


    霧切「十神君は権力はあれど、意外にビビリだし、変なところでおっちょこちょいだものね」


    ウサミ「ここぞとばかりに十神クンをディスるのはやめてくだちゃい!!」ガビーン!!



    霧切「なるほど、それなら、【力の苗木君】を奪った十神君を倒し、さらに【勇気の苗木君】と【知恵の苗木君】を探さないといけないわけね」




    ウサミ「なんか技の1号、力の2号みたいな言い方でちゅね」


    モノクマ「トライフォースを苗木君に置き換えると、ほんとカオスだな」





    仁「十神君の魔力は神殿を通して流れ出し、響子の眠っていた7年間でハイラル全土を魔物の国へと変えてしまった」


    仁「もはや、聖地で会っても、光の賢者である私の力が及ぶのも、響子の魂を7年間守ることのできた、この【賢者の間】のみとなってしまったんだ」



    霧切「外の世界のほとんどは十神君の手に落ち、聖地さえもこの【賢者の間】以外は十神君の息がかかっているというわけね。でも、だったら、どうすれば……」
  77. 82 : : 2015/10/12(月) 16:16:53




    仁「まだ解決策は残っているよ……。響子、七人の賢者を集めるんだ」



    霧切「7人の賢者?」


    仁「7人の賢者が全て目覚めたときに、全ての悪しき力を彼方へと封じ込めることが出来る。私も7人の賢者のうちの1人、【光の賢者】だ。そして、賢者と共に戦う力こそ【時の勇者】なんだ!」



    霧切「なるほど、じゃあ私は残りの6人を見つければいいというわけね」






    仁「そういうことだよ。されば、時の勇者よ。我が光をその身に宿し、己が力とせよ!!」



    霧切「これは……!!」





    “光のメダル”を手に入れた!

    霧切仁が賢者として復活し、勇者に1つの力が宿った!





    仁「6人の賢者に会い、ハイラルを救ってくれ!頼むぞ、響子!」


    霧切「ええ、やられっぱなしではいられないわ」



    霧切「必ず、私から苗木君を奪った十神君をたたきのめし、苗木君をこの手に取り戻す!!!!」ドン!!




    モノクマ「元から苗木君はキミのものじゃないです」(小声)
  78. 83 : : 2015/11/08(日) 15:29:47

    ―時の神殿―


    霧切「どうやら賢者の間から、戻ってきたようね」


    ウサミ「ここからまた新たな冒険が始まるんでちゅね」


    霧切「身が引き締まるわね」


    ウサミ「あれれ!?子どものときにつかえたのに、つかえなくなった武器があるみたいでちゅね」


    霧切「パチンコやブーメランが使えなくなってるみたいね」





    ???「待っていたよ、時の勇者」


    霧切「誰!?」



    ???「世界が魔に支配されしとき、聖地からの声に目覚めし者たち、5つの神殿にあり…」


    ???「ひとつは深き森に……」


    ???「ひとつは高き山に……」


    ???「ひとつは広き湖に……」


    ???「ひとつは屍の館に……」


    ???「ひとつは砂の女神に……」




    ???「目覚めし者たち、時の勇者を得て、魔を封じ込め……やがて平和の光を取り戻す」


    ???「我らシーカー族に残る神殿の言い伝えだ」





    戦刃「ボクはシーク、シーカー族の生き残り」


    霧切「あっ、戦刃さん」


    戦刃「ボ、ボクはシーク……」



    モノクマ「違うよ、霧切さん!!彼はシークだから残姉ちゃんじゃないよ!!」


    ウサミ「その発言は逆効果でちゅ!!」ガビーン!!


    戦刃「と、とにかく!!5つの神殿にいって、5人の賢者を目覚めさせて!!」





    シーク:戦刃むくろ





    霧切「急に口調が崩れたわね」


    戦刃「とにかく、最初は森の神殿であなたのよく知ってる人が待ってるから!!」


    戦刃「でも今のあなたは神殿にすら入ることはできない、わた、ボクの言葉を信じるならカカリコ村にいってね!!それじゃあ!!」ササッ!!


    霧切「あ、ちょっと……」



    ウサミ「もう!!大事なシーンだったのに!!」


    霧切「この展開は正直読めてたもの」





    ウサミ「と、とにかくまずはカカリコ村にいくでちゅ!!」


    霧切「そうね、まずは森の神殿に行くために、いくさ……シークの言葉通りに進みましょうか」



    モノクマ(せっかくシークのコスプレしてきたのに……すまんな残姉ちゃん)




  79. 84 : : 2015/11/08(日) 15:32:11

    ―ハイラル城下町―


    霧切「こ、これは!!?」


    ウサミ「なんて禍々しい……!!」


    モノクマ「十神クンの魔力によって、7年前は明るかった町も、魔物がはびこるようになってしまったんだね」



    霧切「はやく平和を取り戻さないといけないわね」







    罪木「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」(小声)




    霧切「え?身体が動かない!!?」ビクッ!!


    ウサミ「うわあ、霧切さんが罪木さんにつかまったでちゅ!!?」ガビーン!!




    リーデット:罪木蜜柑




    霧切「くっ、後ろから捕まえられた!!」


    ウサミ「リーデットは、その叫び声でリンクを金縛りにするんでちゅ!!つかまったら、ライフを削られまちゅよ!!倒せまちゅが、耐久性が高いので、今はふりほどいて逃げた方が賢明でちゅ!!」



    罪木「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」(抱きつき)



    モノクマ「はたから見るといちゃついているようにも見えるなぁ」


    霧切「見えないわよ!!」ガビーン!!


    罪木「うぉぉ//////////」(照)


    ウサミ「あ、ちょっと恥ずかしがってまちゅ」


    霧切「言ってる場合じゃないわ!!とにかく抜け出すわよ!!」ドカッ!!


    罪木「ひぃ、転んでしまいましたぁ!!」ドサッ!!


    罪木「あ……う、うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」(小声)




    モノクマ「リーデット役でもあざといなぁ」








    ―ハイラル平原―


    霧切「な、なんとか外に逃げることができたわね」ゼェゼェ…


    モノクマ「あ、ちなみに太陽の歌を使うことでリーデットの動きはとめられますよ?」


    霧切「そういえば、子ども時代で取り逃してたわね」


    ウサミ「時の神殿からいつでも子ども時代に戻れまちゅし、後で回収しまちょう」



    霧切「さて、まずはカカリコ村にいきましょうか」



  80. 85 : : 2015/12/23(水) 15:36:31

    ―ハイリア湖畔―


    ウサミ「あれ、カカリコ村じゃないんでちゅか?」


    霧切「寄り道して、いろいろと回収しておくのもいいかと思ってね」





    澪田「おっ、こんちゃーっす!!」


    霧切「お久しぶりね」


    澪田「おぉ、いつの間にやら大人になったっすねぇ。このまえあったときは、こんなに小さかったのに。どれくらい背が伸びたんっすか?」


    霧切「え!?ええっと……」




    澪田「まぁ、ゆっくりしていってね!!」


    霧切「なんか親戚の家に来たみたいな感じね……」


    モノクマ「どうして、親戚のおばちゃんは背のことばかり聞いてくるのかなぁ?」



    澪田「人のことおばちゃん扱いはひどいっすよ!!唯吹はまだJKっすよ!!」



    澪田「ところで、アメちゃんいるっすか?」



    ウサミ「やっぱり、おばちゃんじゃないでちゅか!!?」ガビーン!!


  81. 86 : : 2015/12/23(水) 15:40:02


    モノクマ「さて、子ども時代に澪田さんに聞かせた曲をそのままここで演奏するんだ!そうすれば、“カカシの曲”をゲットできるよ!」


    澪田「そうそう、唯吹を召喚するできる重要な曲っすよ!!」


    モノクマ「実際にはカカシは2体いて、曲を聞いたボヌールじゃなくって、各地をさすらっているピエールが助けに来てくれるんだよね」






    霧切「ええっと……」アセアセ…





    澪田「どうしたんすか?」





    霧切「ど、どんな曲だったかしら……?」




    モノクマ「えぇ!!?覚えてないの!!?」



    霧切「ちゃんとメモしておけばよかったわね」


    モノクマ「霧切さんにしては、記憶力ないね……」



    霧切「ええっと、最初は“フォ”だったかしら?」アセアセ…


    ウサミ「“フォ”なんて音階はないでちゅ!!」ガビーン!!


    モノクマ「混乱しすぎでしょ……」



    澪田「ああ、忘れたのなら、子ども時代に戻ってもう一度新しい曲を聞かせてくれればいいっすけど……」



    モノクマ「忘れちゃった場合はそれしか方法はないね」




    ウサミ「実は、こんなこともあろうかとちゃんとメモしておいたんでちゅけどね!!」エッヘン!!


    霧切「ウサミ有能ね」


    モノクマ「ウサミにしては役に立つね」


    ウサミ「にしては、は余計でちゅ!!」




    “カカシの歌”を覚えた!!





    霧切「ありがとう、ウサミ。これでなんとかなったわね」


    モノクマ「この先、この曲は必要になるからね。なくてもごり押しできるかもしんないけど……」



    澪田「そいじゃ、お呼ばれするのを待ってるっすよ!!」






    モノクマ「あと、“嵐の歌”や“フックショット”の回収かな?」


    ウサミ「ロンロン牧場にもこの時点でいけまちゅね!」


    霧切「そうね、次はどこにいこうかしら……?」

  82. 87 : : 2016/01/08(金) 06:38:07
    期待!
    霧切さんの「苗木君3人要求」は伏線でしたか…
  83. 88 : : 2016/01/14(木) 17:37:47
    >>87

    期待ありがとうございます!

    そこに気がつくとは、やはり天才か……。
  84. 89 : : 2016/01/14(木) 17:38:49

    ―ロンロン牧場―


    霧切「さて、ハイラルをスムーズに移動するために、エポナに会いにきたわけだけれど……」






    葉隠「ひぃ~、勘弁してくれ~!!」


    不二咲「うぅ……」






    狛枝「さぁ、はたらけ!!はたらくんだ!!」ビシッ!!バシッ!!



    ウサミ「ムチをもった、狛枝クンが暴れてまちゅ!!?」ガビーン!!




    モノクマ「あぁ、特殊なプレイ中でしたか……、これは失礼」


    霧切「邪魔しちゃ悪いわね。今日のところは出直しましょうか」




    葉隠「待ってくれって!!見捨てないでくれぇ!!」


    霧切「仕方ないわね。不二咲君は助けましょう」


    葉隠「俺も助けてほしいべ!!?」ガビーン!!





    狛枝「くっくっく、はっはっはっはっはっはっは!!!実はボクは召使いじゃなくて、狛枝凪斗だったのさぁ!!」


    ウサミ「知ってまちゅ」


    霧切「知ってる」



    モノクマ「逆に狛枝クンじゃなかったら、どうしようかと……」






    狛枝「この牧場では、ボクに10ルピー払うことで乗馬体験ができるよ!!」



    狛枝「もっとも、1分だけだけどね!!また乗りたければ、ボクに10ルピー払うんだよ!!」



    霧切「まったく、ひどい商売があったものね」




    狛枝「ボクは葉隠クンが考えた商売を実行しているだけなんだけれどね」




    霧切「やっぱ、不二咲クンだけ助けましょう」


    ウサミ「でちゅね」



    葉隠「俺は考案しただけだべ!!俺も助けてくれってぇ!!」ガビーン!!
  85. 90 : : 2016/01/14(木) 17:44:36


    霧切「まぁ、いいわ。せっかくだから、まずは乗馬体験といきましょうか」


    狛枝「まいどあり~!!」







    霧切「さて、乗せてもらいましょうか……」







    ビーストモノクマ「……」




    ビーストモノクマ「……」



    ビーストモノクマ「……」



    ビーストモノクマ「……」






    霧切「この牧場、ビーストモノクマだらけじゃないの!?」ガビーン!!


    狛枝「どうしたの?早く乗らないと、1分過ぎちゃうよ?」





    霧切「……」オソルオソル…




    ビーストモノクマ「キシャヤアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」




    ビーストモノクマ「キシャヤアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」




    ビーストモノクマ「キエエエェェェェーーッ」




    ビーストモノクマ「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」





    霧切「なっ!!?」ビクッ!!



    ウサミ「凶暴すぎて近づけまちぇんよ!!?」



    モノクマ「一部、わけわかんねぇーのがいるな……」






    狛枝「はい、1分経ちましたぁあああ!!(笑顔)」




    霧切「くそったれぇえええええええええ!!!!」ガビーン!!





    狛枝「もう一度、乗るかい?」


    霧切「くっ、エポナはどこにいったのよ……」






    不二咲「霧切さん!!あの曲をオカリナで吹くんだ!!」


    霧切「そうか、あの曲ね!!」








    舞園「何かごようですか?私、洞窟での宝探しで忙しいんですけれど……」(声のみ)



    不二咲「なんで、サリアの歌を吹くのさ!!?」ガビーン!!



    霧切「ま、間違えた……」




  86. 91 : : 2016/04/28(木) 23:46:15
    はよ
  87. 92 : : 2016/05/04(水) 12:50:32
    >>91

    遅くてすまん。

    頑張ります。
  88. 93 : : 2016/05/04(水) 12:52:08





    霧切「今度こそ、エポナの歌よ!!」





    ビーストモノクマ「……」ズサッ!!




    ウサミ「ビーストモノクマがよってきたでちゅ!!?」ビクッ!!





    ビーストモノクマ「安心しろ!!俺だ!!」


    霧切「あ、あなたは……!!」



    豚神「またせたな!!」ドンッ!!






    エポナ:豚神白夜





    ウサミ「なんでちゅってーーーっ!!?」ガビーン!!


    霧切「ちょっと、エポナってモノケモノだったんじゃ……」



    豚神「7年も時がたったのだ。見た目ぐらい変わるさ」


    モノクマ「いや、キミ大妖精だったじゃん」


    豚神「俺のサポートが心配なのか?まぁいい、だが俺は、乗馬ライセンスを持っている安心していいぞ!!」


    霧切「それって、馬に乗る方じゃないと意味ないわよね!?」ガビーン!!


    ウサミ「馬役がもっていて意味あるんでちゅか……!?」ガビーン!!


    豚神「それに俺は日向創たちを背中に乗せ、冒険を手伝った経験があるから大丈夫だ。こう見えて、素早さも保障するぞ。2回攻撃も可能だ!!」



    ウサミ(2回攻撃ってターン制のゲームじゃなきゃ意味ないんじゃ……)


    モノクマ(豚神クンは後半、日向クンの冒険をむしろ邪魔してたのはいわないでおこう……)




    狛枝「くっ、まさかエポナがくるとはね……」


    葉隠「どこからどうみてもエポナだべ!!」


    不二咲「ビーストモノクマに擬態していたとは、心配したんだよ?」


    豚神「ここまで育ててくれた恩は必ず返すと約束しよう」


    豚神「さぁ、勝負だ、狛枝凪斗!!俺と霧切が勝ったら、この牧場を返してもらうぞ!!」


    狛枝「いいだろう!!かかってきなよ!!エポナァ!!」



    霧切「あ、あの、本当に彼をエポナってことで話をすすめるの?(困惑)」



    ウサミ「こ、こんなの普通じゃ考えられない……!!」


    モノクマ「まぁ、妙にやる気だし、ここは付き合ってあげましょう……」


    豚神「さぁ、俺を使え!!霧切!!」ドンッ!!


    霧切「あなた、十神君に怒られても知らないわよ……」




  89. 94 : : 2016/05/04(水) 12:54:26



    狛枝「位置に着いたかい?」


    豚神「ああ」


    霧切「不思議ね、本当に馬に乗っている感じではある……。見た目はともかくとして」





    不二咲「合図はまかせて!!」


    葉隠「頑張ってくれ!!」


    不二咲「位置に着いて……」




    霧切「……」



    狛枝「……」






    不二咲「よーい、ドンッ!!」





    霧切「……!!」バッ!!



    狛枝「……!!」バッ!!






    葉隠「さぁ、両馬いっせいにスタートしたべ!!」


    不二咲「コースは単純な楕円型です。なので、よりインを責めていきたいところですね」






    霧切「くっ、スタートダッシュで出遅れた!!」


    狛枝「このまま独走させてもらうよ!!」





    葉隠「さて、まずトップに躍り出たのは狛枝っちのほうだべ!!」


    不二咲「乗っている馬は、もちろんビーストモノクマ!!はたして馬といっていいのでしょうか!!」


    葉隠「生身で近づけるのはジェノサイダー翔ぐらいのはずのその馬を軽く乗りこなす狛枝っち!!いったいどんな魔術をつかっているのか!!」



    狛枝「魔術、違うね!!ボクは幸運なのさ!!」ドンッ!!




    不二咲「なんと、狛枝選手!!運よく襲われずに、しかもビーストモノクマに乗れていると言いたいのでしょうか!!」


    葉隠「なんというラッキーマン!!」



    不二咲「もちろんラッキョを食べなくてもラッキーマンです!!」





    モノクマ「なんでオマエラが実況してんだよ!!?」ガビーン!!




    不二咲「い、いや……、レース中はやることないし」


    葉隠「細かいことは気にするなよ!!」






    豚神「霧切、このままのスピードでは奴には追いつけん!!ムチを使え!!」


    霧切「乗馬用のムチなわけだけど、これビジュアル的に大丈夫?」


    豚神「大丈夫だ!!みんなには秘密にしておくから!!」


    豚神「ミンナニ ナイショ ダヨ」


    霧切「バッチリ見られているから意味ないでしょーが!!」ガビーン!!





    モノクマ「ここで少し解説しておくと、このインゴーとのレースでは画面ににんじんマークが表示されます」



    ウサミ「ムチを使うことでエポナのスピードをあげられまちゅが、その分にんじんは減ってしまいまちゅ。にんじんは全部で6つ。全て使い切ってしまうと、回復まで時間がかかるので、使いすぎに注意でちゅね」

  90. 95 : : 2016/05/04(水) 12:56:13


    ウサミ「あと、さっきの豚神クンのセリフは初代ゼルダの伝説を思い出させてくれまちゅね」


    モノクマ「モンスターでありながら大量のルピーをくれる、NPCのセリフですねぇ」


    モノクマ「ちなみに、ヨッシーアイランドなんかでも、このセリフがパロディとして使われているんですねぇ」







    霧切「くっ、仕方ない!!豚神君、頼むわよ!!」



    ビシッ!!



    豚神「うぉおおおおおおおお!!?」




    ヒューーーーーーン!!




    霧切(勝つためとはいえ、今、私は大切な何かを失ったわ……)







    狛枝「何ィ!!?」ビクッ!!



    モノクマ「超スピード!!?」



    ウサミ「豚神クンに乗った霧切さんが、どんどん狛枝クンとの距離を縮めていまちゅ!!」


    葉隠「だが、狛枝っちはインに居座る気だべ!!」


    不二咲「前に出ない限り、勝てない!!」





    霧切「そぉい!!!」


    ビシッ!!


    豚神「うぉ!!もっと、もっと強く叩いてください!!」




    霧切「こなくそぉ!!!!」


    ビシッ!!






    ウサミ「もはや、やけくそでちゅ!!」


    葉隠「だけど、なんか見苦しいべ……」





    モノクマ「いや、それは違うよ。葉隠クン……」


    不二咲「一生懸命なときってのはね、みんなかっこわるいもんなんだよ」


    不二咲「ごらん、あの二人は戦いの中で成長しているよ!!」





    豚神「ワンスモアァアアアアアアアアアアア!!!!!!」



    ビシィ!!



    霧切「ちきしょぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」



    ビシィ!!





    モノクマ「もはや、対戦相手など見えていない……」


    不二咲「いや、対戦相手など関係ない。いつでも最大の敵は、自分というわけだよ」


    ウサミ「なるほど、深いでちゅね……」


    葉隠「い、いや……、もはや趣旨がわからなくなってきてないか?」




    霧切「過程はともかく、ようやく抜き去ることができたわ!!」


    狛枝「くっ、エポナァ!!ボクが育ててあげた恩を忘れやがって!!」








    豚神「忘れていないさ!!」


    狛枝「え?」



    豚神「たとえ、狛枝の心が悪に染まろうとも、俺を一番気にかけてくれたのは、召使であるおまえだ」


    豚神「その事実は消えないんだよ!!」



    狛枝「エポナ……」


    豚神「だからこそ、おまえが育てた最高の馬として……」


    豚神「おまえに勝って、おまえの功績を証明してやる!!!!」ドンッ!!



    狛枝「……」



    豚神「まだレースは終わっていない!!最後まで、追ってこい!!」


    狛枝「……ああ!!」




    モノクマ「無理やり感動路線にもっていくとはな……」


    不二咲「さすが、豚神先輩……」


    ウサミ「役者でちゅねぇ……」

  91. 96 : : 2016/05/04(水) 12:59:00




    狛枝「負けてしまったね。やはり地力の差が出てしまったか……」



    豚神「そう、俺はおまえが育てた最高の馬だからな」



    狛枝「いつのまにか、忘れていたよ、こんな気持ち。利益を得ることに固執して、自分の誇りを失っていた」


    狛枝「思い出させてくれてありがとう、エポナ」


    葉隠「これからは俺もちゃんと働くべ」


    不二咲「みんなでまたロンロン牧場を盛り上げていこう!!」


    狛枝「ありがとう……、みんな」






    ウサミ「よかった、これで解決でちゅね!!」


    霧切「……私は何もよくないわ」ズーン……


    モノクマ「い、いやまぁ、あくまで今の豚神クンは馬だし、多少はね……?」








    ???「ぐぁあああああああああああああああああああああああ!!?」








    霧切「こ、これは……、舞園さんの声!!?」


    不二咲「そういえば、さっきサリナの歌を吹いていたけれど……」






    舞園「ちょ、やめ……、顔はやめ……」(声のみ)



    舞園「いや、ボディもダメ……、ボディもダメだから!!」(声のみ)





    舞園「だから、顔はダメだっていってんだろ!!眼鏡たたきわんぞ!!」(声のみ)




    舞園「わかんないやつですね!!あのことをバラしますよ!!」(声のみ)



    舞園「そうそう、そういう態度でいいんですよ……」(声のみ)



    舞園「え、何?オカリナ?気をそらそうったって無駄ですよ?」(声のみ)




    舞園「……って、やば」(声のみ)







    舞園「霧切さん聞こえますか!?森が悪霊でいっぱいなんです、早く助けに来てください!!」(声のみ)


    舞園「あっ、あと今までのは、操られていただけで、私の発言じゃないです!!ないんですよぉ!!」(声のみ)


    舞園「それじゃあ、待ってます!!」(声のみ)









    霧切「……」


    モノクマ「……」


    ウサミ「……」


    豚神「……」


    不二咲「……」


    葉隠「……」


    狛枝「……」







    モノクマ「十神クンの眼鏡、大丈夫かな?」


    ウサミ「そこの心配!!?」ガビーン!!






    豚神「えっと、乗ってくか?俺、エポナだし」



    霧切「そ、そうね……。必要なアイテムを集めてから、森の神殿に向かいましょうか……」




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tady310

無達

@tady310

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