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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

エレン「殺しあう楽園」〜第1章悲劇〜

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  1. 1 : : 2014/11/11(火) 17:26:04


    まぁ……名の通りエレンたちが殺し合いを行ってしまう……ということです



    最後に生き残るのは……



    注意

    キャラ崩壊します


    大好きなキャラが死ぬかもしれません
    そんなの嫌だ!とかいう人は見ないようにしましょう



    なるべくグロは入れないようにしますが入る場合があるかもしれません
  2. 2 : : 2014/11/11(火) 17:41:29



    ジャン「死ぬところが自分にとっての楽園だったらいいよなー。」



    何気無く話していた……いつもの一時……



    ライナー「俺はクリsアベシッ!」ドガッ



    特にいつもと変わらない……いつもの日常……



    ユミル「おいてめぇ……それ以上口を開くなら関節を砕きおるぞぉ……?」ボキバキ



    クリスタ「ユッ、ユミル!やりすぎだよぉ!」



    みんなで笑って過ごした……いつもの日々……



    ジャン「だっははははは!ライナードンマイ!」



    マルコ「ジャン!笑ったら失礼だよ!」



    ただ……何気無く言った一言で……



    コニー「おいサシャ!パンを返せ!」



    サシャ「へっへー!取られる方が悪いんですよーだ!」



    アニ「でも楽園に行けるものなら行きたいものだね。」



    ベルトルト「うん。そうだね。」



    自分たちの運命の歯車を止めてしまうなんて……



    アルミン「でも楽園なんて本当にあるのかな?」



    ミカサ「科学的には証明されてない……だけど非科学はことも起こるのがこのご時世。」



    エレン「まぁ!楽園に本当に行けるなら行きたいよなー!」



    このときは……まだ誰も……




    ???「……ふふっ!」



    思いもしなかっただろう……
  3. 4 : : 2014/11/12(水) 22:11:32

























  4. 5 : : 2014/11/12(水) 22:35:25



    …………ん?



    なんだ……?話し声が聞こえてくるな……



    就寝時間だってのに……



    少し喝を入れるか……



    エレン「おいうるせーーーー



    エレンはそのとき……言うにも言えなくなってしまった……



    ……見知らぬ場所にいたからだ……



    エレン「……は?」



    ……驚愕……



    エレンにはその一言しか思い浮かばなかった……



    ミカサ「エレン!やっと起きたのね!」



    エレン「ミカサ……おいここはどこなんだよ?」



    ミカサ「わたしにもわからない……女子寮で寝てたはずが……。」



    ミカサの慌てふためく姿……エレンはミカサの言っていることが嘘ではないのがわかった



    エレン「それに……。」



    エレンが見渡すと……



    そこには大勢の訓練兵……憲兵……駐屯兵……そして調査兵までもが集まっていた



    エレン「なんだよこれ……一体なんの集まりなんだよ……?」



    アルミン「エレン!」



    ジャン「よぉ。最後まで寝ていたのはお前だけだぞ。」



    エレン「うっせぇ!」



    そこには……よく知る面子もいれば……



    リヴァイ「おい……ハンジ……てめぇの仕業としか考えられねぇ……白状しろ。」



    ハンジ「嫌だなー……わたしがこんなことするなら私自身は入らないよ。」



    エルヴィン「ハンジの言うことも一理ある。……だが……本当に信用はできない。」



    ハンジ「エッ、エルヴィンまでひどいよー!」



    尊敬の言葉しか見つからない面子や……



    リコ「ここはどこなんだ?……いつの間に来たのだろう……。」



    ヒッチ「えっ?えっ?ここどこなのよーー!」



    馴染みのない面子もいた……



    全員が混乱しているさなか……
















    その沈黙は破られた……



    ???「はいはい。みんな注目。上のモニターを見てねー。」



    エレン「!?」



    突然聞き慣れたことのない声が……とっても低い声が上のモニター画面から聞こえてきた……



    モニターは電波が悪いのか……正常に映らない



    ???「んー……やっぱりオンボロだなー……おらぁ!」ドガッ



    モニター越しから何かを蹴るような音が聞こえていた



    モニターがぶれが消えて……正常に動き出す……



    そしてそこから映し出されたのは……





















    鉄の仮面をした人だった



    ???「みんな見てるかなー。はい。こんにちわ。」



    ???「わたしの名は……公表できないから……鉄の仮面の頭文字からTと呼んでね。」



    そのTと名乗った男は……仮面の下からにやけた……




















    そして……
  5. 7 : : 2014/11/12(水) 23:02:51
































    T「こ・ろ・し・あ・い・を・お・こ・な・い・ま・す・。」





























  6. 8 : : 2014/11/12(水) 23:47:49
    エレン「……はぁ!?」



    全員がどよめき……困惑した……



    リヴァイ「おい。お前。」



    T「Tです。」


    リヴァイ「……おいT。お前の言ってることは……。」



    T「意味がわからないとでも言いたい?」



    リヴァイ「その通りだ。」



    T「うーん……順序よく説明した方がいいのかな……。」



    T「ここはエデン……意味は楽園って意味だよ。」



    ハンジ「楽園……?」



    楽園と言う言葉にエレンたちは心当たりがあった……



    T「うん。楽園に行きたいって人がいたから連れて来てあげたの。」



    ……嘘だと信じたかった……



    ハンネス「あぁん?なら、なんで俺たちまでここに連れて来られなきゃならねぇんだよ。」



    T「人はたくさんいて楽しい方が楽園でしょ?」



    Tは首を横に傾げた



    T「まぁ……ここでしてもらうのは殺しあいだよ。」



    T「と言っても……さっき言ったんだけどね。」



    Tはフフフ……と不気味な囁きをした



    エルヴィン「よくわからないな。」



    T「もちろんこの楽園にいていいんだよ?君たちが望むのなら。」



    全員が内心ホッとしたのは定かではない……



    ただし……その内心なんてすぐ砕け散る



    T「まっ。向こうには生きては帰れないけどね。」



    エレン「んなっ!?」



    T「向こうに帰りたいなら……人を3人殺せばいいんだよ。」



    リヴァイ「……なぜ3人もなんだ。そして、人を殺して帰らなければいけない理由とはなんだ。」



    すると……Tはモニター画面にぐっと近づいた……



    T「人を3人も殺めてしまったら悪魔……だからさ。」



    ……言ってることがわからなかった……



    コニー「バッ、バカじゃなくてもわかんねぇぞ!」



    T「楽園は天使の園なんだよ?悪魔がいたら元のところへ返さないとね?」



    ピクシス「随分歪んだ考えを持っておるのぉ。」



    T「そうかい。そう思っていてくれて構わないよ。」



    Tは続けて口を開く



    T「なら……もう一度おさらいもこめてルールを教えるね。」



    T「その1、ここから出たいのならば3人を殺す。誰かは指定しない。どんな殺し方でも構わない。」



    T「その2、ここから出たいのならば14日間生き続けてもよし。」



    T「その3、武器は各自一つ配っておく。武器は人から奪って使ってもよし。」



    T「その4、互いに協力しあってもよし。ただし裏切られたなら自己責任。」



    T「その5、バッグも配っておく。中身は保存食と水と地図。人からとって飲み食いしてもよし。」



    T「その6、1日に1人は殺されるべし。さもないと全員処刑。1人が3時間以上同じ場所にいても処刑。」



    T「その7、楽園は1日につき1つ解放。楽園が解放したら1時間の移動時間を与える。移動しなくてもよし。」



    T「その8、移動したなら中央広場に集まるべし。」



    T「以上がルールだよ。」



    ルールを聞いて疑問と動揺しか生まれなかった……



    しかし中には動じず堂々としているものもいた



    リヴァイ「幾つか質問させてもらっていいか。」



    T「うん。構わないよ。」



    リヴァイ「まず1つ。その2では14日間生き続けても生きて帰れると言ったな。」



    T「うん。そうだよ。」



    T「何と無くわかったから答えるね。」



    T「なぜ14日間生きれば帰れるのか……それは僕が君たちの屈強な力強さを認めるからだよ。」



    リヴァイは何も言わず頷いた



    リヴァイ「次だ。武器の中には武器とは言い難いものは入っているか。」



    T「答えはYESだね。身を守る防具や……補助道具とかもあるよ。」



    リヴァイ「次だ。処刑の仕方とはどういうものだ。」



    T「随分マニアックなことを聞くね……人それぞれだよ。」



    リヴァイ「次だ。楽園を1つ解放するというのはどういう意味だ。」



    Tは待ってましたと言わんばかりで声を弾ませた



    T「ここの他にも楽園があるんだよ!どんなのかは見てのお楽しみね。」



    リヴァイ「次だ。中央広場に行くまで道がわからない場合はどうする。」



    T「地図は拡大するとナビのようになるんだよ。それでわかるよ。」



    リヴァイ「最後だ。質問というより願いだな。」



    リヴァイは顔をよりいっそう真剣にした



    リヴァイ「移動時間は人を殺してはいけないんだな。」



    T「うん。そうだね。」



    リヴァイ「なら、夜8時からは人を殺してはいけない。というのをつくるのは可能か。」



    T「まぁそれぐらいならね。安心して眠りたいだろうしね。8時が暗くなるごろだしね。」



    T「了解したよ。」


  7. 9 : : 2014/11/13(木) 23:01:48
    T「なら、寝巻きも用意した方がいいよね。」



    そう言うとTは何か機会のようなものをいじりだした



    T「……よし。これで君たちのバッグに寝巻きを入れておいたから。」



    T「ついでに朝の開始時刻は8時からにするよ。」




    T「それと夜の閉止時刻のときと同時に誰が死んだか……を発表するね。」




    T「実際言うと誰が殺したかも言いたいけど……そしたらその人を殺そうとする人が出るかもしれないし。」





    T「ついでに……2人殺した人を殺しても1人としてカウントされるからね。」




    T「そろそろ始めたいなぁ……。」



    T「というわけで!」



    Tが叫ぶとモニター画面には『START』の文字が浮かび上がって来た



    リヴァイ「始まりか……。」



    リヴァイはそう言うとリヴァイと書かれたガラスケースをどけて武器とバッグをとった



    リヴァイ「おいてめぇら!ここを1分後に逃げねぇと全員殺すぞ!」



    リヴァイは自分の武器……『マシンガン』を全員に銃口を向けた……



    ……驚きだった……



    全員は自分たちの武器とバッグを手に取るとエデン第1ステージ『森林』の中に走り去って行った……



    リヴァイ「行ったか……。」



    しかしこれはリヴァイの策略だった



    リヴァイはもしここで全員があのまま固まったままだったら……犠牲者が出てた……



    リヴァイは思わず額に汗をかく



    リヴァイは半信半疑だが……





















    あの中にTと名乗る人物がいるか内通者がいると思っていたのだ……



    そのため、リヴァイはあの行動をとったのだ



    リヴァイの本能がそうさせたのかもしれない



    ……ただ1人を除いて全員は逃げていた



    ハンジ「いやー!迫真に迫る演技だったねー!これでみんなの間では鬼とでも呼ばれるだろうねー!」



    リヴァイ「おいくそ眼鏡……ここから1分後に逃げないと殺すと言ったはずだ。」



    リヴァイは思わずマシンガンをハンジに銃口を向ける



    ハンジ「嘘のくせにー……無理した演技しちゃって!」



    リヴァイ「……チッ……。」



    リヴァイは舌打ちをするとマシンガンの銃口をハンジから降ろす



    リヴァイ「おいくそ眼鏡……まさか俺と組もうとか思ってないだろうな……俺は組まねぇぞ。」



    ハンジ「違うよー!ただお願いをしに来たんだ!」



    ハンジはそう言うとリヴァイ近づいた



    ハンジ「あのね……私昔の狂気的な血が湧いてきて狂ったようになるかもしれないんだ……。」



    ハンジ「……そしたらね……リヴァイの手で静かに殺して欲しいんだ。」



    ハンジの目は生半可なものではない……



    リヴァイは確信していた



    リヴァイ「ああ。俺のマシンガンで派手に蜂の巣にして殺してやる。」



    ハンジ「静かにって言ったじゃーん!」



    ハンジは微笑むと自分の武器とバッグを手にして歩き去った……



  8. 10 : : 2014/11/13(木) 23:37:24
    ここからはそれぞれの視点で書いていきます




    〜エレンside〜


    エレン「ハァ……ハァ……。」



    エレンはただ走っていた……



    理由は一つだ……



    自分が殺されることに恐怖を感じているからだ



    誰だってそうだ



    わかりきった死や予測できそうな死を目の当たりにしたら……



    いざとなると恐怖を感じてしまう……



    それと同じだ



    エレンは森の中を身軽に駆け抜けていく



    ミカサ「エレン!」



    エレンはストップをかけた



    唯一の家族の声に耳を傾けないわけはない



    尚更こんな状況ではそうだ



    ……しかしエレンは唯一の家族だとしても疑い深くしていた



    とっさに『折りたたみナイフ』をミカサに向ける



    ミカサは木の上からエレンを見ていた



    ミカサ「警戒しないで欲しい……武器は下に落としておく……。」



    そう言うとミカサは持っていた『ハンドガン』を木の上から落とす



    エレンはハンドガンを走って奪う



    とっさに折りたたみナイフをしまいハンドガンをミカサに向ける



    ミカサ「私はエレンと協力したくて来た。」



    エレン「それは……同盟と変換して構わないのか?」



    エレンはミカサを睨みつける



    ミカサ「……私はエレンを守りたい。私が死んでもエレンは夢を叶えて欲しい。」



    ミカサは下に軽やかに降りていく



    エレン「……。」



    エレンは黙り込むとミカサに向かって一歩一歩歩き出した



    ハンドガンは常にミカサに向けている



    ミカサ(……エレンに殺してもらえるなら……。)



    ミカサがそう思っていたさなか……























    エレンはミカサに勢いのある頭突きをした



    ミカサはあまりの痛さと勢いで後ろに倒れる



    ミカサ「っ……!」



    痛みが堪えきれない



    エレン「俺はお前が死んだら巨人を駆逐という夢を叶えても嬉しくないんだよ!」



    エレンは叫び出す



    ミカサ「……!」



    エレン「俺は唯一の家族のお前がいてくれたからこそ!今まで頑張れたんだ!」



    エレン「そんな奴が欠けてしまったら!俺は夢なんか叶えたくもない!」



    エレン「いいか!約束しろ!あんなこと絶対に言うな!これから死ぬまでずっとだ!」



    ……ミカサは心が優しい羽衣で包まれたような気分になった……



    ミカサ「ひぅっ……!ヒッグ……!うぁっ……!うぅっ……!」



    ミカサは涙が溢れ出していた



    いくら拭っても次々と溢れてきた



    エレンは少し照れくさそうな顔をする



    エレン「……一緒に生きて帰るぞ。」



    ミカサ「……わかってる!」



    ミカサはまた助けられた気がした……いや助けられたのだろう……



    エレン「ほらよ……疑って悪かった。」



    エレンはミカサにハンドガンを投げ渡す



    ミカサはそれをカッコ良くキャッチする



    ミカサ「別に構わない。家族だとしてもこんなことはある。ましてやこんな状況なら。」



    エレン「……だな。」



    エレンとミカサはお互いに微笑みあった




















    ……しかしそれを遠くの木の上から殺意の目で見ているものがいた




    ヒッチ「……何よ!イチャイチャしちゃって!私は!こんなことしてる場合じゃないのに!」



    ヒッチは強い嫉妬心を持っていた



    イチャイチャしているのも理由の一つでもあるが……



    何よりこんなときでも冷静でいられるのが羨ましかった



    そして……ヒッチはゆっくりと引き金を引く……



    自分の武器……『スナイパーライフル』で2人に目標を定めて……



    ヒッチ「……死ねっ!!」



    ヒッチはガゥン!と銃声をたて……2人にめがけて弾丸を発射した


















    ミカサ「……!エレン!!」



    ミカサは銃声を聞き、素早くエレンと一緒にしゃがんだ



    エレン「わぁっ!?」



    弾丸はミカサの腕を掠った



    ミカサ「ぐっ……!」



    ミカサの鮮血がエレンの顔にかかる



    エレン「ミカサッ!!!」



    エレンは思わず叫ぶ



    ヒッチ「はっ、外した……!?」



    ミカサ「……そこか!」



    ミカサは擦り傷を受けていても正確にハンドガンから弾丸を放つ














    パシュッ……




    ヒッチ「……はっ……?」



    バタッ……



    ヒッチは額を貫かれ即死していた



    全身の力が抜け木から転げ落ちる……
  9. 13 : : 2014/11/19(水) 17:50:58
    >>11ありがとうございます!


    >>12そのようなことはコメントであまり言わないでください
  10. 14 : : 2014/11/19(水) 18:34:45
    続きがんばってください!
  11. 15 : : 2014/11/19(水) 19:14:11
    ヒッチ「」



    ……ヒッチは地に寝ているように静かに息を引き取っていた




    エレン「……殺しちまったな。」



    ミカサ「……殺すのを躊躇ってる?」



    エレン「……そういうわけじゃねぇんだ。」




    エレンは殺すのを躊躇っているではない……



    ましてや目の前で人が死んで怖気ずいたわけでもなかった……






    ……殺されたヒッチの家族を想像していた



    あんまり顔見知りではなかったが殺したこの女にも家族がいたかもしれない




    ……自分たちのせいでこんなことに巻き込まれた挙句……




    殺されたなんて知ったらどんな顔をするのだろうか……




    エレンはそう思うようになっていた





    ミカサ「……エレン。そろそろ日が暮れる。早いとこ寝るところを見つけて体を休めよう。」




    ミカサは悟ったのか……それ以上深く聞くことはなかった




    エレン「……そうだな。何より……アルミンも心配だ。あいつには死んで欲しくない。」



    ミカサ「ええ。私も同じ気持ち。」




    エレンはヒッチを見つめると歯をくいしばった……



    そして……ヒッチのスナイパーライフルを専用袋にしまい……手に取った



    エレンとミカサは歩みを同じにして寝床を探す……























    〜クリスタside〜



    クリスタ「うっ……!うぅぁ……!わたっ……わだじのぜいで……!」ポロポロ



    クリスタは涙を流していた……




    自分があんなことを言わなければ……自分を責め立てていた




    ユミル「……んな辛気くさい顔すんな。まだみんながみんな死ぬと決まったわけじゃねぇ。」




    これがユミルの精一杯の励ましだったのかもしれない




    クリスタ「でも!必ず!だれがじぬ!ぎっどぞうだよ!」ポロポロ




    クリスタは涙が溢れて止まらなかった……








    パシンッ……



    クリスタ「……えっ?」



    ……クリスタはその瞬間理解に苦しんだ



    ユミルが自分をビンタしたからだ



    ユミル「目ぇ覚ませよクリスタ……私の女神はどこに行ったんだよ?」ヤレヤレ





    クリスタ「えっ……ユッ……ユミル?」




    ユミル「……私がぶたないとでも思ったか?」




    ユミル「……まずは!自分が生きることだけをおもえっ!!!!いいなっ!?」




    ユミルの怒声にクリスタは目が覚めた



    クリスタ「……ありがとうユミル。私……必ず生き残るから!」



    ユミル「そのいきだ!」



    ???「……俺たちも参加させてもらおうか。」




    ユミル「……!誰だ!!」



  12. 16 : : 2014/12/13(土) 12:32:13
    〜アルミンside〜


    アルミン「うぅ……!なんで……!」ガクガク



    アルミンは怯え、震えていた……




    こんなのに自分が生き残れるわけない……と……



    アルミンは他の訓練兵と比べて体力がかなり劣っている




    ましてや【こんな武器】では俊敏に動けるはずもなかった……









    自分は真っ先にやられる……



    アルミンにはこのことしか考えられなかった



    しかしアルミンには座学1位の頭脳を持っている


    だからこそこの隠れ場が選べた




    アルミンがいるのは大きな岩の中だ



    実はエデンには中が空洞となっている【秘密の隠れ家】が幾つもの存在する



    大きな岩にぶつかったさいに普通の岩と音が違うことに気づき中に入っていたのだ……




    アルミン「僕は……外の世界に……!」ガクガク



    体の震えが止まらない中……















    ドガァン!!


    近くで爆発音がした



    アルミン「!!」


    アルミンは思わず震えが止まり目を見開く




    アルミン「やっ、やめてよ……。」




    アルミン「もうこんなことはやめてくれーーーー!!!!!」



    アルミンの声は虚しく……岩の空洞で鳴り響いた……














    〜エルヴィンside〜



    ……俺は殺らない……



    そう決めていたはずなのに……



    エルヴィン「……。」













    目の前の死体はなんだ?





    少し焦げ臭い……そして手や足がバラバラになっている……



    エルヴィン「……ナイル?」



    バラバラの死体「」




    エルヴィンは目の前の親友の死体に気づいた……



    ……いつ死んだ?何故死んだ?……









    俺のこの爆弾で?



    違う……そんなわけない……



    自分が親友を殺す真似なんか……




    殺したんだろ?その手で?


    心の中の自分が問いかけてくる……




    …………ぅ…………



    親友を自分が助かりたいがために……



    ……がう……




    なんの迷いもなく爆弾を投げつけたんだろ?



    違う……違う……




    狂ったその頭と……



    違う違う違う……


    狂ったその手で!



    違う違う違う違う違う!



    自分の助かりたい欲が勝ったんだろ!?



    違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!




    幸せな家庭を持った親友を殺したんだろ!?



    違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う……!





    エルヴィン「違うんだナイルーーーーーー!!!!!!!!!」




    エルヴィンの声はステージ中に木霊した……









    そしてエルヴィンの何かが壊れた



    エルヴィン「ナイル……お前の死は無駄にはしないぃぃぞぉぉ!」



    こう思うことによってエルヴィンは罪の意識から逃れ……



    エルヴィン「フハハハハはhhはhハハhははハハhhhhfffffハハはははははfハハハffh!」




    狂った殺人鬼として人を殺せるようになった……
  13. 17 : : 2014/12/13(土) 13:12:01
    期待
  14. 18 : : 2015/01/04(日) 23:25:38
    >>17あざっす!

  15. 19 : : 2015/01/04(日) 23:32:40
    今更だけど参加者

    エレン
    ミカサ
    アルミン
    ジャン
    マルコ
    アニ
    ライナー
    ベルトルト
    クリスタ
    ユミル
    コニー
    サシャ
    エルヴィン
    ハンジ
    リヴァイ
    モブリット
    ミケ
    ナナバ
    オルオ
    エルド
    グンタ
    ペトラ
    ナイル
    ヒッチ
    マルロ
    ハンネス
    ピクシス
    イアン
    ミタビ
    リコ
  16. 20 : : 2015/01/05(月) 01:16:42
    〜ペトラside〜


    ペトラ「ぐぅ……!」



    ペトラはあるものと戦い、腹部を勢いよく撃たれていた



    その相手とは……














    オルオ「すまねぇ……ペトラ……。」




    オルオ・ボザド



    ペトラと同じく調査兵団の特別班であるリヴァイ班の一員であった




    ペトラ「オルオ……あんたっ……!」


    ペトラの腹部からは太陽の光に照らされ、輝いている鮮血が滴り落ちる



    オルオ「俺だって誰も殺したくねぇ……だけどよ……。」





    オルオ「いつ殺される側になるかと思うと……不安が積もって……体が震えて……!」



    オルオは涙を零し、震え始めた左手を右手で左手の手首を握りしめる


    ペトラ「うぅっ……あんたは……やっぱり……ぐぅっ……!何も……!」







    ペトラ「変わってない!!」



    オルオ「!!」



    ペトラは痛みなのか、怒りなのか、悲しみなのか、定かではないがオルオに叫ぶ



    叫んだせいなのか傷口が大きく開きブシュッ……と鈍い音を立てる


    目から零れ落ちた透明の涙は風に乗せられていく




    ペトラ「あんたは……昔っから……臆病で……!」



    ペトラは歯を食いしばり必死に堪える




    ともに戦った戦友として、同期として、オルオに全てを伝える



    ただそれだけのために



    ペトラ「腰抜けで……間抜けで……調査兵団での初陣は……私と同じで……小便漏らしたよね……。」




    ペトラの傷口はみるみる塞がるどころか広がるばかりだ



    オルオ「おっ、おい……ペトラ……。」




    オルオも思わずうろたえる



    ペトラ「老け顔だし……舌をよく噛むし……おまけにリヴァイ兵長の真似してさ……気持ち悪い……。」




    オルオ「おいペトラ……もうやめろ……!」



    オルオは止めようとする



    自分が殺そうとした相手なのに



    ペトラ「でもそんなあんたにだって……。」



    オルオ「もうやめろ!聞きたくない!」




    オルオは耳を塞ぎ声を荒げ叫ぶ



    ペトラ「自分の正義があって……優しさも兼ね備えてたね…………。」




    オルオ「俺は……俺は……!」



    ペトラ「そんなあんたも……リヴァイ兵長には負けるけど……。」



    次の一言を発するときには



    ペトラは大量の血を流し、真っ赤に染まった地に視線を向け息絶えていた



    オルオ「うっ……!ううっ……!ぐぞが……!ぐぞが……!」




    しかしオルオにははっきりとわかった



    倒れる直前にペトラが発した言葉が



    かっこよかったよ




    と告げていたのをすぐにわかった



    オルオ「俺は……一体どうしたら……!」



    オルオはここに来て自分を見失っていた



    暗闇の中を走っていた



    光を求めて走っていた



    こんな狂った世界でもいつか希望に満ち溢れるのではないかと



    そんなことはあるわけなかった



    狂った世界はいつまでも狂った世界



    狂った世界に希望があってもすぐに侵食される



    それがこの世の定義付けだ



    希望がある世界でも秩序を乱すものがいればすぐにそのものに侵食される



    それもこの世の定義付けだ




    人間は、脆く、小さく、無力な生き物だ




    オルオは涙が枯れ尽きるまで泣き続ける




    オルオ「ペトラ……!」



    片思いしていた同期に視線を送りながら
  17. 21 : : 2015/01/05(月) 08:41:16
    俺だったら一人殺したら殺人鬼になるな…この精神状態じゃ……
    期待です
  18. 22 : : 2015/01/31(土) 20:42:22
    期待です
  19. 23 : : 2015/03/04(水) 18:15:11
    期待大!です!私だったら武器を持って隠れるもちろん油断はしないでねでも武器によるよね
  20. 24 : : 2015/04/12(日) 21:29:57
    まだかなー?(威圧
  21. 25 : : 2015/07/14(火) 02:06:11
    お願いハンジは殺さないで。お願い。
    お願いハンジには死んでほしくない。なんとか生き延びるようにして。

    ……お願い…

  22. 26 : : 2015/07/30(木) 15:45:44
    めっちゃ期待です!
  23. 27 : : 2017/05/30(火) 23:08:39
    まさかの放置か。しね
  24. 28 : : 2017/08/23(水) 23:20:57
    めっちゃおもろい
    それとクリスタは痛めつけて死んでほしい
  25. 29 : : 2019/01/14(月) 04:05:05
                                                                                                                                                (無言の圧力)
  26. 30 : : 2022/02/10(木) 18:15:41
    放置

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mabusato415

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