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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

ユミル「わからないんだ」

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  1. 1 : : 2014/10/08(水) 00:42:40
    今回はどんな感じになってもいいように一応エログロ先輩にチェック入れときました
  2. 2 : : 2014/10/08(水) 00:49:51
    ちなみに前回はレスというのでしょうか?投稿の区切りごとに一人称が変わる感じで書きましたが今回は三人称的な感じで書きたいと思います
  3. 3 : : 2014/10/08(水) 02:58:59
    ~兵舎~


    ガヤガヤザワザワ



    食事時の兵舎は例え巨人の進行と隣り合わせのこの世界でもやはりみな楽しげである



    エレン「だからそれは違うって!」



    エレンも勿論例に漏れずその食卓のなかにいた


    クリスタ「えーでもエレンこの間の誕生日の時、ユミルと二人きりで話してたんでしょ?」


    クリスタはユミルがエレンを倉庫に連れていくという作戦を聞いた際、ユミルはエレンに好意を持っているのだと考え、その件について質問しているらしい


    エレン「だから違うって。あれは....」


    ユミル(返事は「はい」だろ?)


    エレン「....いや、何でもない」


    クリスタ「えー気になるよー!」


    クリスタは子供のように頬をふくらませてエレンを上目遣いでみつめる


    エレン「そ、そんな顔してもだめだ」


    素直に可愛いと感じ照れるように顔をそむけた


    ユミル「クーリスター♪私の嫁はいつも天使だな!」

  4. 4 : : 2014/10/08(水) 06:44:35
    そんな話をしているのを知ってか知らずかユミルが席に来てクリスタの頭を撫でる


    クリスタ「もう子ども扱いしないでよー!私ユミルとそんなに歳変わらないんだよっ!」


    そう口では言いながらも本心では無さそうだ
    彼女もまた、ユミルの母性的な優しさを知っている一人だ


    ユミル「悪かった悪かった!私はこれから用があるから先に行くな♪」



    そう頭を撫でながら言ったユミルは、ふとエレンの方に目をやった



    エレン「どうかしたのか?....?!」


    言葉を吐いたことを後悔する
    ユミルはあの時の目をしていた
    周りの誰しもが他の人と話し、クリスタは撫でられているので顔は見えていない


    まるで獲物をみるような
    見定めるようなあの無機質な目を


    まさかまた見ることになるとはエレンは思っていなかったのだ


    ユミルは頭を撫でるのをやめ、真っ直ぐにエレンに向かって歩いていく



    カツン....カツン



    靴の音がやけに大きく聞こえるように感じたエレン


    エレン「ユミっ」ユミル「どうしたエレン♪さてはお前も撫でて欲しかったか?」ワシャワシャ


    後ろに回ったユミルに急に頭を掻き回されエレンは逆らうように頭を振った
    そしてクリスタに背を向けユミルの方を向いたとき

    カサッ
    エレン「?!」

    エレンの胸ポケットに手紙を入れた
    勿論クリスタに背を向けている状態なのでクリスタにはなにも見えていない


    クリスタ「ふふふっ♪やっぱり仲いいのね二人とも」


    ユミル「あたしにはお前だけだよクリスタ♪また訓練でな!食べ過ぎて動けなくなるなよー」ヒラヒラ



    背を向けたまま手を振りユミルは外に出ていった



    エレン「やっぱりユミルなんかおかしいな....あっそうだ何入れたんだ?」

    胸ポケットを見ると真っ白な畳まれた紙


    それを開くと


    「トイレ」


    そう書いてあるだけだった



    エレン「これは....」


    エレンの脳裏に倉庫での出来事がよぎる
    エレンは一瞬で把握した




    自分がトイレに来いと命令されている事を


  5. 5 : : 2014/10/08(水) 07:49:02
    なになに!?気になる!!期待!
  6. 6 : : 2014/10/08(水) 19:10:12
    怖い!?でもそこが良いのかも!?期待!!
  7. 7 : : 2014/10/08(水) 19:20:15
    エレンは考えた

    トイレは何処にでもある

    でもユミルがなんでもない普通のトイレを指定するだろうか


    だとしたら答えは一つ


    エレン「悪いクリスタ!俺トイレ行ってくるな!」


    クリスタ「こらー!みんなご飯食べてるんだからおっきい声でいっちゃだめー!」

    言い終わる前にエレンは駆け出して兵舎を出ていた

    クリスタ「そんなに我慢してたのかなぁ?」


    首を傾げるクリスタを見て周りのみんなは各々いつものように心打たれていた



    ~旧兵舎~

    今となっては物置になってしまった兵舎
    使われなくなったのはトイレも同様である


    エレン「ここか....?」


    エレンは恐る恐るドアを開けた


    ギィ..


    使われてないドアは軋む音をたてながらもちゃんと開いたようだ


    エレン「いない....ってことは...」


    隣の女子トイレ

    流石に使われていないといえども、エレンは少し躊躇したが先程のドアの開閉音は確実に隣に聞こえているはずで

    もしユミルがいたとしたら此処まで来ておきながら帰ったとバレてしまうだろう


    エレン「これは不可抗力だよな...」


    誰もいないが思わず周りの目を気にして周囲を見渡した


    お邪魔します...


    消え入るような、声を出したか心の声か、わからない程度でエレンはそういった


    そこには....
  8. 8 : : 2014/10/08(水) 19:43:27
    ギュゥ....
    エレンは不意に抱きしめられた
    誰にかはすぐに理解したが言動に違和感を覚えた



    「えーれーん♪まっれらんらぞぉ?」


    頬を赤く染め、目はとろんっとしている
    何よりもロレツがまわっていない


    そこには明らかに酔っているとみてとれるユミルの姿があった。


    エレン「ば、やめろってユミルあ、当たってる!」

    身長の都合上、抱きつくというよりは抱きしめられるに近い状態ではユミルの胸がエレンの顔に当たる形になってしまっている


    ユミル「あー!エレンのえっひぃ。ほんらふうにかんがえてらんらね!ふふふ」



    こうしてみるとクリスタとは、違うが変わらないくらいの幼い雰囲気
    だがそれに見合わない美しい四肢
    エレンは腕を回すのを我慢するので精一杯だった


    エレン「大丈夫かよ....水取ってきてやろうか?」


    パクっ


    エレン「?!」



    耳に違和感を覚えたエレンはそちらに目線をやると



    エレン「な、なにしてんだよ!?」


    ユミル「ふふふ~、耳食べてるんらよ?」


    チュク...


    そう言いながらエレンの耳に唇と舌で悪戯をする
    周りからみればそれは恋人の甘い時間にしか見えないだろう



    チク


    エレン「いてっ!か、噛むなよ!....」


    ユミル「噛まなひゃ嫌じゃないんらね?」


    エレン「そうい..わけじゃね...けど」


    ユミル「もう...ひろいよエレン...私はこんらに...こんらに...」



    ユミル「怒ってるのに」


    ユミルは舌の裏に隠した小さな注射器を口から外しそういった

    すでにその時エレンの意識は途絶えていた


    ユミル「エレン...」


    意識の無いエレンの頭を撫でながら


    ユミル「躾の時間だ」


    微笑んだ




  9. 9 : : 2014/10/08(水) 20:26:39
    期待ありがとうございます。
    少し続きまで時間あきますごめんなさい(;´・ω・)
  10. 10 : : 2014/10/08(水) 22:27:02
    ~???~


    エレン「ん?...っ!!」


    意識を取り戻し目を開いたエレンは驚いた
    真っ暗で何も無い一切の光のない場所


    エレン「なんだ...ここ....俺は.....」


    身体を動かそうとするが動かない
    以前のように枷の様な物で拘束されているようだ。
    前との違いは視界にも制限がかけられてるらしい


    エレン「ユミル...なのか?」


    途絶える前との記憶を繋ぎ合わせて唯一エレンにとってこの状況を把握していそうな人物を呼ぶ


    シーン



    エレン「なぁ、ユミルなんだろ....?」



    シーン



    エレン「なんとか言ってくれよ.... 」



    シーン



    否定も肯定も無い
    エレンはこの状態で放置されたのかと思い少し不安になりながらもただ待つことしか出来なかった




















    どれくらいたっただろうか









    エレン「クスン」






    エレンは泣いていた
    エレンは家族を失う悲しみなどがあっても、周りにはアルミンやミカサがいたおかげで本当の孤独を知らなかった






    エレン「なんだよ!こんなこと....ユミルだろ!お前異常だよ!こんな...こんなこと....」
  11. 11 : : 2014/10/08(水) 23:18:36
    ジュル



    エレン「なん?!っ...」





    何時間


    何十分


    もしかしたら数分の沈黙だったのかもしれない



    エレンは下半身に熱と違和感を感じた



    エレン「ュ..ミル...っ?」





    ジュル...ジュル



    返事はなく違和感はやがて快感に変わっていく
    視界の奪われたエレンは触覚と聴覚が敏感になっており、卑猥な音と感触にすぐにでも果てそうだった



    エレン「うっ...!」




    ドクドクと自分の精を唯唯、欲のままに吐き出したエレンはぐったりと項垂れるように頭を下げた




    ユミル「変態」




    耳元でそう囁かれたエレンはすぐに頭を上げた


    エレン「おまえ!」



    何かを言い切る前に乱暴に目隠しを取られたエレンは真っ暗な部屋に蝋燭の灯りだけという酷く暗い世界にいた



    ユミル「よぉ、変態くん?」


    そういわれ声の方に向きなおすと、そこには口からエレンが吐き出した欲を首筋まで垂らし、今までに見たことの無い艶めかしい微笑みをエレンに向けるユミルがいた。

    エレン「....」


    意見を述べようとしていたエレンは思わず言葉を失ってしまっていた



    こんなにも綺麗なのか



    それだけが頭をよぎる


    ユミル「思ってたより元気だな」


    そういったユミルは目線を下げた


    自分のことではなく、自分の下半身の事だとエレンはすぐに気づく



    エレン「み、みるなよ」


    視線を逸らす
    それだけしかできなかった
    身体の枷はまだ錠を解いてもらっていない
















  12. 12 : : 2014/10/08(水) 23:48:58
    ユミル「なぁ....エレン」

    先程とは正反対の無機質な声にエレンは顔を強ばらせる


    ユミル「楽しそうだったな」


    エレン「?何が...?」


    ユミル「楽しかったんだろ」


    エレン「だから何が...」


    ユミル「わかんないのか?」


    エレンには思い当たる節が無かった
    ただ食事をしていただけ。強いて言うなら



    エレン「ユミルもしかして、クリスタと飯食べてたのに嫉妬したのか....?」


    ユミル「....」


    ユミルの目は変わらず無機質だ
    吸い込まれそうなほど綺麗ではあるがそれゆえに恐ろしくも感じる


    エレン「だとしたら勘違いだぞ..俺はクリスタとお前のこと...っ!!」


    グニ


    エレンは下半身に痛みを感じた
    ユミルがブーツでエレンを踏みつけたのだ


    グリグリ


    エレン「うぐ...」



    ユミル「次に他の女の名前をお前の口から私に聞かせたらこれは二度と機能しなくなると思えよ?私は優しいから一度目は勘弁してやる」


    エレン「ユミル...」



    パーン



    ユミル「返事はなんだ?」



    エレン「...はい」


    ユミルにとって最早エレンを叩く事は主人として当然の躾であるらしい




    ユミル「お前は誰のものだ?誰と話していればいいんだ?なんでわからないんだ、なんで簡単な事が出来ない」



    グリグリ

    エレン「ご、ごめんなさい!二度と...二度としません...」


    少しずつ足の力が強くなっているのがわかる

    エレンは本心からそう答えた



    ユミル「いいか?口ではなんとも言えるだろ?態度で示せ。私の納得のいく態度をな」



    エレン「い、嫌じゃなかったんだ....」


    ユミル「あ?」


    いきなり何を言い出すのかと、流石のユミルも少し表情を変えた










  13. 13 : : 2014/10/09(木) 00:04:23
    エレン「クリスタと話してる時...言葉では否定したけど、ユミルとそういう風になるって考えた時...嫌じゃなかったんだ」



    ユミル「なんだ?エレン...まさかお前奴隷願望でもあったのか?」


    エレン「わかんないけど...さっきも目隠しをとった時に、ユミルがいて安心したんだ」



    ユミル「ははは!馬鹿なやつだな、おまえ」



    ユミル「わかった。ならこれからはお前は俺の奴隷だ!いいな!」


    エレン「はい!御主人様!」



    √A
    Fin
  14. 14 : : 2014/10/09(木) 00:30:06
    √B
    ユミル「いいか?口ではなんとも言えるだろ。態度で示せ。私の納得のいく態度をな」


    エレン「ふ、ふざけんじゃねぇ!!いい加減にしろよ!!とっとと外せ!」


    ユミル「従う気は無いんだな」


    エレン「当たり前だ!好きでもない奴にあんなことされて...お前みたいな異常者大っ嫌いだ!!」


    ユミル「!!」


    ユミル「そうか...悪かったな」



    エレン「誰にも言わない...普段のお前は好きだぞ勿論。このこともこの前の事も忘れるから」



    ガチャ



    ユミル「ほら、行けよ」



    エレン「お前がこんなことまでするやつとは思ってなかったよ」


    ユミル「忘れるんだろ?ならこんなことするやつ私はいないはずさ」




  15. 15 : : 2014/10/09(木) 00:34:29
    異常?



    何言ってるんだ




    この壊れた世界で




    異常な世界で





    正常なお前が





    異常なんだよ





    欲しいものは何があっても手に入れる





    そうしないといけないんだ





    お前もすぐに理解するよ





    この世界は残酷だ





    なんで




    お前はなんで





    ユミル「わからないんだ」
  16. 16 : : 2014/10/09(木) 00:47:12
    √B終了ということで今回のお話は完結致しました!



    √Aではエレンは自分の抵抗する心に負けて、ユミルの奴隷として生きることを選びます。



    √Bではエレンは本心からな答えを否定されついに切れてしまいましたね。



    今回の作品で気をつけた事は

    三人称での表現で、気持ちを特定するような書き方はしないということでした(√分岐前はどういう所で分岐したかをわかるように明確に書きましたが)



    二人の心は読者様によって異なる形がいいと

    読んでる方でエレンがMという設定の方には√A
    エレンは嫌々ながら逆らえずにという設定の方には√B


    こんな感じにまとまればいいなと思いました


    もう一つはユミルの注射器のシーンですね
    書いてながらこんな女の人やべぇなって考えてました

    舌っ足らずなのは注射器が誤って刺さらないように
    、赤いのはこの先の展開を予想して興奮、態度は寄っている風を演技している

    こんな感じですね(*´ω`*)自分はユミルにあんな事されたら迷わず√Aですよ!次回作は甘いラブラブな感じも書きたい

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mikazuki

ミカズキ

@mikazuki

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