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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

エルヴィン「第3次性徴!?」ハンジ「そうだよ」~ハンジ誕生日記念~プレゼントはランジェリー☆

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  1. 1 : : 2014/09/05(金) 20:23:12
    ハンジさんのお誕生日記念に。

    久々な気がするギャグ…というか、コメディです。多分。


    多忙につき、執筆が途中停滞するかもしれません。
    ごめんなさい。


    執筆中の作品は、読者様の読みやすさを優先し、泣く泣くコメント制限をさせていただきます。
    執筆終了後にコメント解禁する予定です。

    が、ギャグを孤独に書き続けるのもつらぁいので、執筆中の作品用グループ(研究日誌)にコメントいただけますと、なすたまの元気とやる気が出ます。

    http://www.ssnote.net/groups/749

    よろしくお願いします。
  2. 2 : : 2014/09/05(金) 20:25:47

    エルヴィン「第3次性徴!?」

    ハンジ「そうだよ」

    モブリット「!?」ブッ

    リヴァイ「…クソメガネの世迷いごとにいちいち驚くんじゃねぇ、モブリット。紅茶がもったいねぇだろうが」

    モブリット「す、すみません…まだまだ修行が足りません…」フキフキ

    ハンジ「なんか変なこと言ったかな、私」

    リヴァイ「お前は存在が変なんだから今さら、だ」

    ハンジ「ひどいな、リヴァイは」ムゥ


    昼下がりの調査兵団会議室。
    幹部会議の後のティータイムの雑談中に、奇行種と呼ばれる分隊長がいつものように爆弾を落とした。
  3. 3 : : 2014/09/05(金) 20:27:21

    エルヴィン「…どういうことか詳しく説明してくれないか、ハンジ?」

    ハンジ「もちろん!まず、第2次性徴はわかる?」


    ミケ「思春期にあらわれる、性器以外の男女の身体的特徴のことだろう?俺は匂いで判別するがな」スン

    モブリット「身長が伸びたり、体毛が濃くなったり…男性だと声変わりしたり…」

    エルヴィン「女性では体つきに丸みを帯びて、より女性らしいフォルムになるな」

    リヴァイ「男も女もガキが作れる体になるってことだろ。体は大人ってやつだ」

    エルヴィン「リヴァイがいうと下品なのはなぜだろう」

    リヴァイ「エルヴィンがいうといやらしいだろうが」


    モブリット(お二人とも普段の行いが…とか絶対言えない…)


    奇行種のお守りを任されている有能な副官は、余計なことを言わないよう口にチャックをすることを決めた。くわばらくわばら。

  4. 4 : : 2014/09/05(金) 20:28:35

    ハンジ「そうそう、合ってるよ。皆、保健体育得意だったの?」

    ミケ「まぁ、俺たちは体が資本だからな」

    モブリット「訓練兵団では男女の発育の違いを学んだ上で性差なく各種訓練を行いますから、初年度に学びますし」

    エルヴィン「得意なのは保健体育に限らないが」

    リヴァイ「俺は座学はやってねぇからな。地下街の女どもから実地で学んだ」

    ミケ「…実地…」

    モブリット「」ゴクリ

    エルヴィン「リヴァイ、そこまでにしようか」


    兵士長が昼下がりから放送禁止用語を使って話し始める前に、優等生風の容姿だが腹に一物も二物も隠し持つ手練手管の団長が制止した。

  5. 5 : : 2014/09/05(金) 20:54:41

    ハンジ「第2次性徴がおとずれるのは、平均で男子が11歳半、女子が10歳といわれているね。脳内にある視床下部からGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)を出すよう下垂体に命令が出されるんだ。すると、下垂体からゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)が分泌されて、男性は精巣、女性は卵巣に作用する。そして、精巣から男性ホルモン、卵巣から女性ホルモンが出る。ホルモンは血液に乗って体の各部分に運ばれ、男性として、女性としての第2次性徴があらわれるんだ」


    ハンジ「男性の体の変化としては、ペニス、睾丸(こうがん)が大きくなり、性毛(陰毛)、体毛(わき毛、すね毛、胸毛、ひげ)が生えてくる。それから、のどぼとけが出てきて、声変わりする。筋肉や骨格が発達して、体つきががっちりしてくる。精通(初めての射精)が起こる。まあ、この辺は皆男だから通ってきた道だよね」


    ハンジ「対して、女性の体の変化では、乳房が発達するし、性毛(陰毛)やわき毛が生えてくる。それから、皮下に脂肪を蓄えて、エルヴィンが言ったように丸みを帯びた体つきになってくる。あと、初経(初めての月経)が起こる。この辺も、成人男性だから皆知識はあるよね!」



    眼鏡をきりりとかけなおし、生き生きと第2次性徴について講義を始めた分隊長を横目に、幹部連は―



    ミケ「お前はいつ生えてきた?」

    モブリット「えっ…!いやその、あの…」

    エルヴィン「生え始めはなかなか衝撃的だったな…」

    リヴァイ「一気に生えるのかと思ったら、ある日突然一本だけ生えててな」

    ミケ「俺は気がついたら2本生えてたぞ」

    エルヴィン「毛が生えることにイケない事をしているかのような背徳感を感じていたな」

    モブリット「団長にもそんな純粋な頃が…」


    思春期の思い出(下ネタ)を語り合い、分隊長の話をまともに聞いているものはいなかった。
  6. 6 : : 2014/09/05(金) 21:26:11

    エルヴィン「で、第3次性徴っていうのは何なんだ?」

    ミケ「初耳だな」

    ハンジ「そうそう、それなんだけどさぁ!これは結構な発見だと思うんだよね」

    リヴァイ「もったいぶらずにさっさと言えよ」

    ハンジ「私さ、第2次性徴から15年は経ってるんだけどさ…」

    モブリット「詳細な年月の経過を明らかにしない辺りに策略を感じますが」

    ハンジ「まぁそこはいいじゃん!でさ、最近の私、なんか変わってきたと思わない?」

    リヴァイ「奇行が収まる気配は一向に感じねぇが」

    ミケ「こまめに風呂に入っている匂いもしないが」

    エルヴィン「元気で快活なのが変わらずハンジのいいところだな」

    モブリット「ほめ殺してもあまりメリットはないかもしれませんよ、団長」

    エルヴィン「すぐに効果はなくとも来年の芽を待つのがコツだよ、モブリット」


    ハンジ「もう!つまらない男たちだなぁ!ちょっとは気づいたって良いじゃないか!!」

    リヴァイ「いいから早く言ったらどうだ」

    ハンジ「実は…」






    ハンジ「最近になって胸が育ってるんだ!!」どーん

    眼鏡の分隊長は、そういって強調するように胸を反らせた。




    リヴァイ「あ゛ぁ゛!?」

    エルヴィン「ほう」

    ミケ「む」

    モブリット「わぁ!」


    男性幹部の視線は反らせた胸元に集中した。

  7. 7 : : 2014/09/05(金) 21:52:37
    ハンジ「…ね!!」ドヤァ

    モブリット「ぶ、分隊長!はしたないです!」

    ミケ「これは確かに…」

    エルヴィン「かすかなふくらみが2つ…!」

    リヴァイ「あんパンでも入れてんじゃねぇのか」

    ハンジ「リヴァイはとことん失礼だね」

    リヴァイ「てか、てめぇ…」


    一同「女(性)だったんだな(ですね)!?」


    会議室は驚きにどよめいた。

  8. 8 : : 2014/09/05(金) 21:59:26
    ハンジ「いやぁ、『性別・ハンジ』で良いんだけどさ。ここに来て突然胸が成長を始めるって画期的だろ!?」

    リヴァイ「この期に及んで性別不明は貫こうってのか…」

    ハンジ「生殖器がどうなってるのかはナイショってことで」

    モブリット「なんだか複雑ですね」

    ミケ「どこまで想像したら良いのか」

    ハンジ「そこはまぁ、お好みで」

    モブリット「少しは嫌がりましょうよ」

    エルヴィン「元気で快活なのがハンジの良いところー」


    謎多き分隊長の体は神秘に満ち溢れていた。
  9. 9 : : 2014/09/05(金) 22:50:08
    ハンジ「でさぁ、胸が育つのは人類に第3次性徴がある仮説を検証する材料ってことで、まぁ結構なことなんだけど」

    ミケ「材料…」

    ハンジ「検体っていうか。でも困ったことがあってね」

    エルヴィン「ほう…困り事か…」

    ハンジ「下着がないんだ」

    リヴァイ「あ゛ぁん!?」

    ハンジ「これまでは全然ナインの絶壁だったから、タンクトップくらいで良かったんだけどさ」

    モブリット「ボインの対義語ですか、ナインて」

    ハンジ「そ。胸がないナイン。それが成長してきちゃったからさ、タンクトップだと色々問題があるだろ」

    ミケ「問題か…」

    ハンジ「うん、立体機動が食い込むとか、揺れて邪魔だとか」

    モブリット「揺れて邪魔…//」クラクラ

    ハンジ「周りの兵士がそれに気を取られて事故を起こしても危ないし」

    エルヴィン「うむ、女性の胸が無防備なのは危険だ!チラ見えとかけしからん!羨ましい!私も呼べ!!」

    リヴァイ「チッ。胸の主がクソメガネだと頭でわかっていても胸が揺れてりゃ目がいっちまうのは悲しい性だな、まったく…」



    性別不明の分隊長の胸の成長は、調査兵団全体の問題であることが判明した。
  10. 10 : : 2014/09/05(金) 23:21:54
    ハンジ「だからさ、皆私の誕生日プレゼントは下着にしてよ」

    モブリット「はあぁっ!!!???」

    ハンジ「いいじゃん、皆毎年くれてるでしょ、プレゼント。」

    ハンジ「去年は…ミケは匂袋にルームスプレーをくれたでしょ」

    ミケ「少しでもいい匂いになるようにな…」

    ハンジ「モブリットは多い髪も安心の髪留め」

    リヴァイ「多い日も安心、みたいに言うなよ」

    ハンジ「これ便利だよ。良くまとまって重宝してる」

    モブリット「気に入っていただけて良かったです」

    ハンジ「リヴァイからはお風呂セット。アヒルが可愛いやつ」

    リヴァイ「少しは活用してんのか」

    ハンジ「まぁぼちぼち」

    リヴァイ「その返事…使ってねぇな」

    ハンジ「うっ…。え、エルヴィンからは…『巨人絵画集』!これ嬉しかったよ!色んな子が色んな角度で生き生き描かれていて!」

    エルヴィン「私もまさかこんなものが出版されていたとはビックリだったよ…」



    ハンジ「皆色々考えるのも大変だろう?今年は下着で統一してよ!」

    ミケ「ハンジの下着を俺たちが…」

    ハンジ「皆のセンスに任せるからさ!」

    リヴァイ「てめぇ…男に下着をねだるとは…どういうことかわかってんだろうな…?」

    ハンジ「くれた下着を付けて部屋にあがり込もうか?」ニヤリ

    リヴァイ「汚れた動物を部屋にあげる趣味はねぇよ」チッ

    エルヴィン「欲しいものがあるなら、贈るのにやぶさかではないな。良いだろう、ハンジ。君に下着を」

    ミケ「君に敬意を、と同じノリで言ったな…」


    嗅覚に優れた能力を発揮するもう一人の分隊長が、鼻をならした。


    ハンジ「わぁい!皆ありがとう!楽しみにしてるよ!」

  11. 11 : : 2014/09/06(土) 00:23:23
    その日の夕方

    突飛なおねだりに閉口した有能な副官は、執務室で大量の書類に囲まれながら嘆息した。

    モブリット(下着…下着…ランジェリー//)



    モブリット(ハンジ分隊長に似合うランジェリーって…うあぁぁ///そ、想像してしまった…!!//)


    モブリット(大人だからなぁ…セクシーなのがいいのかなぁ…それともやっぱり、分隊長っぽいキュートな感じがいいのかなぁ…)


    モブリット(エルヴィン団長やリヴァイ兵長はどんなのを選ぶんだろう…)


    モブリット(ああああぁ!悩ましい…)ハァ…



    ニファ「悩みごとですか?」

    モブリット「うん…分隊長に似合うランジェリーを…」

    ニファ「え」

    モブリット「!!!」


    モブリット(ヤバい、ボーッとしてつい口に出してしまった…!)

    ニファ「ぶ、分隊長とモブリットさんって…そ、そういう…」パチクリ

    モブリット「い、いや違うんだ。これは…その…皆で分隊長の誕生日にプレゼントを、ね、しようって…」

    ニファ「皆…ですか…」

    モブリット「う、うんそう。団長やリヴァイ兵長や、ミケ分隊長とね…」

    ニファ「そ、そうですか…ランジェリーを…」

    モブリット「あ、あはははは、可笑しいよねぇ」



    モブリット(内緒にしておくつもりが…。まぁ、いいか。下手に誤解されるより、正直に話しておいたほうがいいよな。いくらランジェリーでも皆でプレゼントするんだし、変な噂になるよりは…)


    普段は切れ者で一分の緩みも見逃さない副官は、このときばかりはなぜか楽観的であった。
  12. 12 : : 2014/09/06(土) 00:39:05
    ニファ(知らなかった…)



    ニファ(エルヴィン団長にリヴァイ兵長、ミケ分隊長にモブリット副官…)


    ニファ(調査兵団の幹部皆さんでハンジ分隊長を取り合っていただなんて…!!!)


    ニファ(皆さんで誕生日プレゼントにランジェリーって…それってもしかして…)


    ニファ(ハンジ分隊長が一番気に入ったランジェリーを贈った人と正式にお付き合いをするとか、そういう話!?)


    ニファ(だからモブリット副官はあんなに思い詰めたため息を…)



    ニファ(これは…こんな面白いこと、黙ってなんかいられない…!!!)



    ニファ(あ、ちょうど良いところに…!!)



    ニファ「リーネさぁ~ん!!ナナバさぁ~ん!!」


    娯楽の少ない調査兵団において、ゴシップは格好の娯楽。翌日にはニファの流した噂は兵団内を縦横無尽に駆け回っていた。





  13. 13 : : 2014/09/06(土) 23:21:48
    ゲルガー「おい、ヘニング。聞いたか?」

    ヘニング「何を?」

    ゲルガー「幹部内恋愛がアツいって話」

    ヘニング「おお!それな!驚いたぜ!ハンジ分隊長を巡って、幹部会議が血で血を洗う抗争と化したとか…」

    ゲルガー「このままでは人死にがでそうだってことで、ハンジ分隊長が気に入るような下着を贈った者が分隊長をモノにするってことになったらしいな…」

    ヘニング「正直、幹部連の趣味がわからんな。巨人好きの奇行種の何がそんなに良いんだ?」

    ゲルガー「あれじゃねぇか、いい女観すぎて感覚がおかしくなってんじゃねえか」

    ヘニング「なるほど、それで目新しい女に…分隊長って女のくくりに入れて良いのか」

    ゲルガー「もしかしたら、女じゃないから良いのかも知れねぇな…」ゴクリ

    ヘニング「たしかに…幹部連を骨抜きにする魅力か…」

    ゲルガー「すげぇテクニシャンなのかもしれないぜ…」


    憶測が憶測を呼び、調査兵団幹部の関係はいまや昼ドラも真っ青のエグい展開として尾ひれをつけて噂されていた。

  14. 14 : : 2014/09/07(日) 15:22:06
    エルド「兵長が大変なことになっていらっしゃる…」

    グンタ「あぁ、噂のアレのことだな…」

    エルド「兵長は俺達などが口を出すのも烏滸がましいほど、立派な大人でいらっしゃる」

    グンタ「そうだな、俺達が兵長の色恋沙汰をどうこういうのもおかしな話だ」

    エルド「だがな…」


    ペトラ「どの口がそんなデマをぺらぺらと喋ってるのかな、オルオ!?」

    オルオ「ふひいぃ。ふぇふぉら、いふぁい!いふぁい!くひ広ふぇるな!(ペトラ、痛い!痛い!口を広げるな!)」ビローン

    ペトラ「そんな嘘つきは、もう噛みきることも出来ないように舌を引っこ抜いてやろうか、あぁん?」オラオラ

    オルオ「ふひいぃぃ!!!」ナミダメ


    エルド「噂のせいでうちの紅一点がご乱心だ…」

    グンタ「荒ぶるペトラは誰にも止められん…」

    エルド「オルオ、せめて屍は弔ってやる、成仏しろよ」ナムー

    オルオ「いや、助けろよ!仲間だろ!?」


    ペトラ「ああっ!オルオなんかを痛めつけたくらいじゃ、全然足りないッ!!!」

    エル・グン「うっ…」ゾクッ

    ペトラ「こうなったら…」

    エルド「ぺ、ペトラ…?」



    ペトラ「プレゼント合戦の顛末を見届けてやるぅ!!」

    グンタ「は?ぺ、ペトラさん…?」

    ペトラ「リヴァイ班で、ハンジ分隊長のバースデーパーティをやるわよ!公衆の面前で、誰を選ぶのかはっきりしてもらおうじゃない!」


    エルド・グンタ・オルオは、女帝ペトラによって、いやがおうもなく奇行種分隊長のバースデーパーティ開催要員に任命された。
  15. 15 : : 2014/09/07(日) 22:00:37
    ハンジ「えぇっ!バースデーパーティ!?」

    オルオ「…は、はい…。その、常日頃ハンジ分隊長と我々リヴァイ班は巨人の生体調査・捕獲作戦で無茶ぶりされ…うっ」ガツッ

    ペトラ(しっかりしなさいよ!)アシフンズケ

    オルオ「もとい、お世話をさせられ…イテッ…ではなく、お世話になっていますので…」

    ペトラ「お誕生日が近いと伺いましたので、ぜひお祝いをさせてください!」ニッコリ

    オルオ(こ、怖い…笑顔が怖い…)

    ハンジ「いやぁ、嬉しいなぁ!ありがとう、ペトラ、オルオ!」

    オルオ「ぶ、分隊長には、参加者の前でたくさんいただくプレゼントをお披露目していただきたいと思うのですが…」

    ハンジ「プレゼントを…?」

    ペトラ「きっと盛り上がりますよ!」ニッコリ

    オルオ(ごり押しする気だ…)タラァ

    ハンジ「ん~、そうだね!撮影もあるし、ちょうどいいか!」

    オルオ「は?撮影?」

    ハンジ「いや、こっちの話。わかったよ、じゃあパーティよろしく頼むよ!」

    ペトラ「はい!楽しいパーティにしましょうね!」キャピッ

    オルオ(ペトラが…黒い…真っ黒だ…)シロメ


    こうして、バースデーパーティにかこつけて噂の分隊長のプレゼント合戦は公開される運びとなった。
  16. 16 : : 2014/09/08(月) 17:04:19
    そして9月5日―

    バースデーパーティ会場は、幹部内の爛れた恋愛事情の噂とその行く末を確かめようと訪れた多数の兵士で賑わっていた。


    リヴァイ「…クソメガネの誕生を祝いたい物好きがこんなにいるとは…」

    モブリット「皆明るい話題に飢えているのでしょうか」

    ミケ「なにやらコソコソしている様子もあるが…」

    エルヴィン「祝い事は大勢の方が盛り上がるから良いじゃないか。今日は我々も楽しませてもらおう」



    ニファ「うわぁ、うわぁ!渦中の皆さん勢揃いですね!」

    リーネ「何食わぬ顔でこの場にいられる辺り、さすがの面の皮の厚さというか」

    ニファ「それにしても、イケメン揃いじゃないですか!ハンジ分隊長ばっかりモテて、いいなぁ~!」

    ナナバ「変人揃いの調査兵団の幹部だからね。イケメンかもしれないが、間違いなく変態だけどね」

    リーネ「ニファにはもっとマトモなイケメンが似合うよ」

    ナナバ「変態に騙されないように観察眼を養うんだよ」

    リーネ「ところで。ナナバ、性別不明仲間としてはこの状況はどうなの?」

    ナナバ「どうって…?」

    リーネ「心中穏やかじゃないとか、実はナナバも言い寄られたことがあるとか…?」

    ナナバ「さぁてね」フッ


    もう一人の性別不明の麗人は曖昧に微笑んだ。


    ニファ(ナナバさん…!ステキすぎる…!!!)


    愛くるしい女性兵士が性別不明の深い沼に転げ落ちかけているその横で、バースデーパーティは始まろうとしていた。
  17. 17 : : 2014/09/08(月) 17:31:54
    エルド「お集まり頂きました皆さま、ありがとうございます。これより、ハンジ分隊長のバースデーパーティを始めます。司会は私、リヴァイ班の伊達男、エルドと」

    グンタ「同じくリヴァイ班の栗頭、グンタでお送りいたします」

    エルド(ペトラの原稿、酷すぎる…)

    グンタ(けれど怖くて逆らえない俺達…)

    エルド(読まないとお仕置きが…)

    グンタ(女王様だからな…)

    エルド(S度は実は兵長以上かもしれん)

    グンタ(不遇な俺達…)


    祝いの席でありながら、どことなく悲壮感の漂う司会であった。



    ハンジ「ぶっ!自分で伊達男に栗頭って!」

    ミケ「彼らは自分のことをよくわかっているんだな」

    リヴァイ「…なんでうちの奴等が幹事をやってるのか俺にはわからない…」

    エルヴィン「普段リヴァイに抑圧されてる反動じゃないか」

    モブリット「リヴァイ班は特殊任務続きですからね…いろいろ溜まってるのかもしれませんね」

    リヴァイ「溜め込む前に定期的に出せとは言ってるんだがな」

    エルヴィン「溜めるとか出すとか、卑猥な響きだな」

    ミケ「何を連想しているのか」

    エルヴィン「それは当然、ナニだな」

    モブリット「団長、飛ばしすぎです!」

    エルヴィン「それもまた卑猥だな」

    モブリット「なんの話ですか」

    ミケ「処置なしだな」

    リヴァイ「まぁ、なんだ…連中に悔いがなければそれでいい」


    パーティの雰囲気で、幾分タガが緩んでいる幹部組であった。


  18. 18 : : 2014/09/08(月) 20:30:14
    エルド「えー、では本日の主役、誰もが知ってる人気者(奇行種)ハンジ分隊長をご紹介します!拍手でお迎えください!!」パチパチパチ


    会場全体が拍手に包まれ、本日の主役を迎えた。


    ハンジ「やぁやぁ!皆、ありがとう!こんなにたくさん集まってもらってうれしいなぁ!」スタスタス

    グンタ「分隊長には『本日の主役』たすきとパーティ仕様の王冠を被っていただきます」つタスキ&オウカン

    ハンジ「いやぁ、照れるなあ!!」タスキスルッ



    エルヴィン「なんのためらいもない辺り、実にハンジらしい」

    ミケ「すがすがしい大胆さ」

    モブリット「分隊長、ノリノリです!」

    リヴァイ「ただでさえ悪目立ちするのに、節操のないギラギラたすきが一段と目を引くな」



    エルド「ハンジ分隊長、実にお似合いです」

    グンタ「続きまして、本日バースデーパーティに急遽駆けつけてくださった駐屯兵団の重鎮、ピクシス司令よりお祝いの言葉をいただきます!」


    兵団を越えて来訪した予想外のゲストにあちこちから驚きの声が上がる。



    リヴァイ「じいさん何してんだ」

    ミケ「暇なんじゃないか」

    エルヴィン「酒の匂いをかぎつけたんだろう」

    モブリット「妖怪ですか」



    駐屯兵団の重鎮に対し敬意も何もない軽口を叩く幹部連を一瞥し不適な笑みを浮かべると、禿頭の変人司令は会場前面に進み出た。

  19. 19 : : 2014/09/08(月) 20:46:01

    ピクシス「コホン、ちゅうもーく!!」

    エルド「(み、耳が痛くなる大声!!)あ、あの司令、皆注目しています」

    ピクシス「ん?そうじゃったか…はは、すまんすまん」

    エルド「では、お祝いの言葉をいただけますか?」

    ピクシス「うむ。…本日は、奇人ぞろいの調査兵団でもひときわ異彩を放つ巨人マニア、ハンジ分隊長の誕生日と聞いての。まあ、多少やりすぎるところもあるが、分隊長の功績によって巨人研究が進んでいる一面もあり、今後もより一層の活躍を期待しておる」


    グンタ(意外とまともな演説だ…)

    エルド(腐っても司令だな)


    ピクシス「そして、巨人を研究し尽くした暁には、わしが食われてもいいと思えるような超絶美女の巨人をぜひ紹介してもらいたいと思う!!」


    グンタ(俺は今、ちょっとまともだと思った自分を恥じている)

    エルド(結局ピクシス司令だってことだ…)


    ピクシス「今日は誕生日ということで、秘蔵の美酒もあると聞いた。皆の者、ともに祝おうではないか!ハンジ分隊長おめでとう!!!かんぱーい!!!!」カンパイ!


    エルド「わぁ!!いきなり乾杯に突入してしまった!!」

    グンタ「で、ではご来場の皆様も、カンパーイ!!」



    リヴァイ「結局酒目当てで来たんだな、じいさん」カンパイ

    ミケ「俺よりも鼻が利く」カンパイ


    駐屯兵団の老獪な司令の音頭取りにより、祝杯は挙げられた。

  20. 20 : : 2014/09/08(月) 21:37:58
    ニファ「そういえば、今回は新兵は来ていないんですね」

    リーネ「ん~。お酒出すから18禁にしたって話だよ」

    ナナバ「噂の幹部内恋愛が本当だったら新兵には刺激が強すぎるしね」

    ニファ「そうですかぁ。なんか、私と似てる子がいるらしいから会ってみたかったんですけどねぇ」

    ナナバ「今期の新兵は可愛い子が多いらしいね」

    リーネ「訓練兵団でも類を見ない逸材と言われる子も入ってきたんでしょう?」

    ニファ「今期は上位組ほとんどが調査兵団に入ったそうじゃないですか。いつの間にそんなに人気が出たんでしょうね」


    たわいもないお喋りに興じる女子プラス性別不明チームだったが、バタン、という音とともに前方に釘付けになる。


    ペトラ「Happy birthday !ハンジ分隊長~!!」


    リヴァイ班の紅一点が、ケーキを抱えて入ってきた。


    ニファ「うわぁ!美味しそう!」

    ペトラ「会場の皆様の分もありますよ~!」

    次々と運び込まれるケーキ。
    調査兵団では、滅多なことではお目にかかれないご馳走だった。

  21. 21 : : 2014/09/08(月) 22:50:20
    「ハッピーバースデー、トゥユー、ハッピーバースデー、トゥユー、ハッピーバースデー、ディアハンジ分隊長~!ハッピーバースデー、トゥユー♪」

    会場全員でハッピーバースデーを歌い、蝋燭の付いたケーキをハンジの前へ運ぶペトラ。

    ハンジ「うわぁ!スゴいな!皆、本当にありがとう!!」フゥ

    一息に蝋燭の火を吹き消した。

    パチパチパチパチ

    ハンジ「…で、このタイミングでケーキが顔面にヒット!とかしないの!?」ワクワク

    エルド「何期待してるんですか」

    ペトラ「イヤだなぁ、そんな古典的なことしませんよぅ~」ニコニコ

    ハンジ「だよねぇ!さっそくいただき!!」パクッ


    ハンジ「…」モグモグ


    ペトラ「古典的なことはしませんけどぉ」


    ハンジ「む!?!?」ムググ


    ペトラ「ちょっと、ロシアンルーレット的な?」ペロッ



    ハンジ「!!!…くっそ辛いぜ、ちくしょー!!!」ボォォォ!


    グンタ(ペトラ…恐ろしい子…!)

    エルド(ロシアンルーレットといいながら、全体にまんべんなく激辛アイテムを仕込んでいるとは…!!)

    グンタ(さすがの分隊長も辛さのあまり涙を浮かべている…!)

    悶絶するハンジの様子にニヤリ、と黒い笑いを浮かべるペトラ。
    しかし、奇人の分隊長は黒い女帝の手を取ると、ブンブンと大きく上下に振った。


    ハンジ「ありがとう!ありがとう!ペトラ!私が激辛フリークだって知っていたんだね!?」


    うっすら涙を浮かべていたのは、辛さではなく感涙の涙であった。


    エルド「どっちも化け物…」

    グンタ「もう帰りたいよう…」

    調査兵団の精鋭班の二人は戦慄の呟きを漏らした。
  22. 22 : : 2014/09/08(月) 23:15:21
    ハンジ「こっちはタバスコ、こっちは芥子、こっちはワサビでこっちはハバネロかぁ!辛さの宝石箱やぁ~♪」バクバク

    ペトラ「…お口に合って、良かった…です」ボウゼン



    ミケ「ハンジの味覚は崩壊してるからな…」

    リヴァイ「崩壊してんのは味覚だけじゃないだろ」

    エルヴィン「ロシアンルーレットケーキはハンジの分だけのようだな」モグモグ

    モブリット「団長も自ら率先して食べ始める辺り、相当なチャレンジャーですね」モグモグ

    エルヴィン「何かを得るためには何かを捨てる…時には人間性さえも、な」モグモグゴックン

    モブリット「それは、ケーキのイチゴばかり独り占めしてる言い訳ですか」ヒョイパクッ

    エルヴィン「む!私からイチゴを奪取するとは…。君もなかなか侮れないな」ムムゥ

    モブリット「お誉めにあずかり光栄です」フフン

    エルヴィン「イチゴを得るために君は何を捨てた?君には何が見える?」

    モブリット「団長の口の端に付いてる生クリームが見えます」ジッ

    ミケ「くだらん争いだな…」スン

    リヴァイ「それよりオルオの姿が見えないんだが…」



    バースデーケーキで和気あいあいとした会場の裏では、老け顔の兵士がロシアンルーレットケーキの実験台となり白目を剥いていた。ちーん。


  23. 23 : : 2014/09/08(月) 23:18:03
    エルド「さて、それでは本日のメインイベント!ハンジ分隊長のプレゼントお披露目のコーナーです!」




    ゲルガー「おぉ!いよいよ本題に入るんだな!」

    ヘニング「なかなか始まらないから忘れてるかと思ったぜ」

    ゲルガー「幹部がハンジ分隊長にどんな下着を選んだのか、楽しみだな!」

    ヘニング「できれば性別不明じゃない完全な女性が良かったけどな」

    ゲルガー「だな。そしてできれば、着用姿もお披露目してくれたりな…」

    ヘニング「だなだな。…お前も好きだなぁ…」

    ゲルガー「お前こそ…」

    ピクシス「わしも好きじゃぞ」ヒョコ

    ヘニング「うわっ!びっくりした!」

    ピクシス「酒好きがおるじゃろ。匂いでわかるぞ」クンクン

    ヘニング(匂いで、って…やっぱり妖怪…)

    ゲルガー「それは俺ですね。お近づきの印にひとつどうぞ」トクトク

    ピクシス「ほっほっ。これはどうも。ところで、わしはおなごも好きでな」

    ゲルガー「俺もですよ」

    ピクシス「主とは気が合いそうじゃ」カンパイ


    酒好き女好きが意気投合するなか、一人焦る副官がいた。


    モブリット「えっ、えっ!?プレゼントお披露目!?聞いてませんよ、そんなこと!!」

  24. 24 : : 2014/09/08(月) 23:50:46
    エルヴィン「何をそんなに焦ってるんだ、モブリット」

    モブリット「いや、だって。どんな下着を選んだか皆に公開されちゃうじゃないですか!?」

    ミケ「…公開されるとマズい趣味の下着なのか?」

    リヴァイ「大人しそうな顔してエグい趣味してんだろ」

    モブリット「いや、あの、その…」

    エルヴィン「モブリット、大丈夫だ。着るのは君ではなく、ハンジだ」

    ミケ「例えボンデージでもニップレスでも、着るのはお前ではない、ハンジだ」

    リヴァイ「だからそんなに真っ赤になる必要はねぇんだぞ、モブリット」

    モブリット(自分じゃないから妄想しちゃって赤面してるんです…ボ、ボンデージとか!ニップレスとか!それもう下着じゃないし!!//)

    エルヴィン(わかっているさ、そんなこと)ニヤリ

    ミケ(面白いからつい、な)

    モブリット(!心の声に勝手に反応しないでください!!!)


    ついに幹部連はテレパシーでの会話を習得した。変人集団というよりも、超能力集団の域に入ってきていた。


  25. 25 : : 2014/09/09(火) 00:20:35
    エルド「それでは分隊長、ひとつ目をお願いします!」

    ハンジ「いよーし!じゃあ、これから!」ガシッ

    エルド「山と積まれた包みのなかから、薄紫の包みを取り出しました!」

    グンタ「さあ、このプレゼントの贈り主は…?」

    ハンジ「これは…ミケからだね!」


    ミケ「スン」


    ハンジ「包みの中に、小さなポプリを忍ばせてくれているよ!」

    ミケ「ラベンダーだ。ハンジはほっとくと軽く三日は徹夜するからな。安眠の香りで少しは眠るといい」

    エルド「おおっと!いきなりの気づかい!これはポイント高い!」

    グンタ「さあ、ここからが勝負です!ミケ分隊長がハンジ分隊長に選んだ下着とは…!?」


    ハンジ「わあ!ベージュのつるんとしたベーシックなブラジャーとショーツのセットだ!」


    ミケ「ベージュは白シャツにも透けにくく、普段使いにマストだからな。形もアウターに響きにくい装飾の無いものにした」

    エルド「これは汎用度の高いプレゼント!使う人の立場にたった本当に使える贈り物です!女性の生活や習慣を知らないとできない、1クラス上の男のチョイス!」

    ミケ「フッ」

    ハンジ「ありがとう!ミケ!うれしいよ!」

    グンタ「これは好感触!ミケ分隊長、ありがとうございました!」


    エルド「では次のプレゼントをどうぞ!」

  26. 26 : : 2014/09/09(火) 02:02:21
    ハンジ「えぇと、次はねぇ、これ!」ガサゴソ

    エルド「お次は赤と白のレースペーパーの包みだ!包装紙と同じ赤い薔薇が添えられているぞ!」

    グンタ「このいかにも気障な演出は、もちろんあの方でしょう!」

    ハンジ「そうだね!エルヴィンからだ!」


    エルヴィン「私はいつだってベストを尽くす!」バーン!


    ハンジ「赤い薔薇とか、本当エルヴィンらしいよねぇ」

    エルヴィン「相手の雰囲気に併せてピンクや白の薔薇も使うが?」

    ハンジ「じゃあ、エルヴィンにとっては私は赤いイメージなんだね!?」

    エルヴィン「真っ直ぐに自分の持ちうる全てを何かに傾ける情熱的な君には赤がよく似合うよ、ハンジ」キリッ

    エルド「おおっと!精悍な顔で誠実なイケメンアピールだぁ!!」

    グンタ「さて、分隊長、包みの中はなんですか!?」


    ハンジ「うひゃあ!包装紙や薔薇と同じ真っ赤な総レースのブラジャーとショーツのセットだ!」


    エルヴィン「赤いパンツは健康に良いと巣鴨でも人気だ」

    エルド「これは!先ほどの実用路線とはうってかわってセクスィ路線!!」

    エルヴィン「ここぞというときの勝負下着だ」

    モブリット「なんの勝負ですか!?」

    ハンジ「そうか!勝負下着かぁ!!じゃあ、巨人の皆に会いに行く壁外調査の時のオシャレ着にしよう!ありがとう!エルヴィン!」

    モブリット「へ、壁外調査で赤レースの下着の分隊長が大暴れとか…///」ボーッ

    ハンジ「いやだな、モブリットぉ?ちゃんと上にシャツを着るんだよ?」

    モブリット「お、男の妄想力を見くびりすぎなんですよ、あんた!!//」


    変なモブリット、とさして意に介した様子もなくきょとんとするハンジに、モブリットは赤面疲れでぐったりとしていた。
  27. 27 : : 2014/09/09(火) 23:23:55
    エルド「さて、ここで…下着のプレゼントが続いていささか刺激が強いので、一旦他のプレゼントをご紹介したいと思います」

    ハンジ「本当にたくさんのプレゼントが来ているよ!ありがとう!じゃあ、まずはこれ!」

    グンタ「巨人ぬいぐるみ…ですか!?」

    ハンジ「ひゃほう!かーわいいなぁ!これは執務室に飾って癒しにするよ!」

    エルド「送り主は…?」

    ハンジ「えぇと、駐屯兵団精鋭班より、だって!イアン、リコ、ミタビ、ありがとう!」


    エルド「では続いてのプレゼントは…」

    ハンジ「よし!これ!」ガサガサ

    グンタ「巨人ストラップに巨人メモ帳と巨人ボールペン…文具セットですね」

    ハンジ「これは、新兵の皆からだって!104期の皆、ありがとう!これで仕事が捗るよ!」


    モブリット「書類仕事を溜め込まずさかさか進むならなんでもいいです…」

    エルヴィン「決済日は厳守しろ、ハンジ」


    エルド「さらに、お次はどうでしょう!?」

    ハンジ「この大きな包みにしようかな!」 ビリビリッ

    グンタ「これは…!なんと、巨人抱き枕!!」


    リヴァイ「クソメガネ以外に需要はなさそうだが…」

    ミケ「夢見が悪そうだな」

    モブリット「もはや呪いの域に達してるでしょう、あんなもの贈るのは…」


    ハンジ「うわぁ!何々!?超嬉しい!これ一緒に寝ていいのぉ!?もう離さないよ!?返さないからね!?私のだからね!?」

    エルド「…ずいぶんお気に召したようですが、どなたから…?」

    ハンジ「え?あれ!?これ、『リヴァイ班より』だってさ!」

    グンタ(ペトラ…)シロ…

    エルド(俺達のセンスさえ疑われるようなセレクションを…)シロメ

    グンタ(知らぬ間に連帯保証人になっていた気分)

    エルド(塵になって消えてしまいたい…)

    ハンジ「いやぁ、君たちには感謝してもしきれないよ!心の友だ!」コーフン

    ペトラ(フフフ…喜んでる喜んでる!巨人抱き枕を与えておけば、兵長をベッドに誘い込む抑止力になるはず!きっと!)フフフ

    グンタ(ペトラは満足そうだな…)ゾクッ

    エルド(もうなにも考えない。早く進めよう…)

    巨人抱き枕に小躍りして喜ぶハンジを横目に、リヴァイ班のメンバーそれぞれが様々な思いを巡らせていた。



  28. 28 : : 2014/09/09(火) 23:41:53
    エルド「さて、次のプレゼントは?」

    ハンジ「うん、また下着じゃないプレゼントだよ!これは本みたいだ」ベリベリ

    グンタ「おお。たしかに、書籍のようですね!」

    エルド「タイトルは?」

    ハンジ「うーんと…」

    グンタ「どれどれ?」

    ハンジ「『生き急がない生き方のススメ』」バーン

    エルド「ぷっ…(いかん、吹いた)」

    グンタ「…せ、切実で涙が止まりません…!!」ウププ

    ハンジ「もうひとつ、『分隊長の品格』」ドーン

    エルド「くっ…(だめだ、堪えきれん…グンタ、パス!)」

    グンタ「ぶっ(エルド、ずるいぞ!俺だって堪えかねる…!)」

    ハンジ「ハンジ分隊より、だって」


    モブリット「心からの願いです…」アーメン

    エルヴィン「苦労性だな、君も…」


    ハンジ「うちの隊員、洒落が利いてるよね!?これからも体に気を付けて頑張れってことだよね!!ありがとう!これからもよろしくねぇ!!」


    エルド(驚愕のウルトラポジティブ!)

    グンタ(そのメンタルの強さを見習いたい…!)


    ハンジ分隊長の得体の知れない前向きな思考回路に、司会たちは感動していた。
  29. 29 : : 2014/09/10(水) 19:18:04
    エルド「では鉄のハートのハンジ分隊長、軽く和んだところで、次の下着プレゼントの紹介に移りましょうか」


    ミケ「下着プレゼント…」

    エルヴィン「使用済みのをプレゼントします、的に聞こえるな…」

    リヴァイ「誰得なんだ、そりゃあ…」

    ミケ「ブルセラ…?」

    エルヴィン「懐かしい言葉を…」

    リヴァイ「誰がブルマーでセーラー服だ」

    モブリット「解説してもピンと来ない読者の方が多いのでは」

    エルヴィン「それまでのプレゼント紹介で軽く和んだのかも疑問だしな」


    ハンジ「じゃあじゃあ、トキメキのプレゼント紹介の続き、行くよ~!!」



    幹部連がごちゃごちゃと話しているのを気にも止めず、ハンジはシンプルな黒い包みを手に取った。

  30. 30 : : 2014/09/10(水) 22:44:49
    エルド「さぁ、ハンジ分隊長が次に選んだ包みの中はどうでしょうか!?」

    ハンジ「ん!?おゎお!着やすそう!!!」

    グンタ「ああっと!これはまた路線が違う一品です!」

    エルド「黒い包みから出てきたのは、実に機能的なスポーツブラとボクサーパンツのセット!」

    グンタ「スポーツジムのエアロビ講師のようで、実に動きやすそうです!」

    ハンジ「うんうん、着なれたタンクトップに近い感じがするよ!ワイヤーが入っていないのも楽でいい!たくさん使える気がするよ!」

    エルド「黒一色というのも渋いですね。アクティブな大人という感じです」

    グンタ「さて、これはどなたからの…」

    ハンジ「ん。カードにはリヴァイって書いてあるよ!ありがとう!リヴァイ!!」


    ペトラ「!リヴァイ兵長が!?スポブラを!?」

    ペトラ(そんな色気のない下着を贈るなんて…兵長はハンジ分隊長のこと、そんなに乗り気じゃないのかも…?)

    ペトラ(いやでも、自分の趣味はさておき、普段の相手のことを考えたときに一番似合いそうなものを選んだとも言えるし…)

    ペトラ(ああっ!どういう意味なの!?わからなくてヤキモキするぅ!!)

    ペトラ(サンドバッグ・オルオはこんなときにどこ行ってんのよ!?いたぶりたいときにいないなんて、お仕置きよ!!!)


    愛しの兵士長が、目下のライバルである分隊長のために選んだプレゼントの解釈に悩むペトラは、とりあえず感情のはけ口となる同期の班員を探した。
  31. 31 : : 2014/09/10(水) 23:14:18
    リヴァイ「俺にはわからない…普通の女が着て似合う下着が果たしてハンジに似合うのか…性別不明を信じても、結果は誰にもわからねぇだろ」

    エルド「兵長、言葉の意味はよくわからないですが、なんだかすごく深いお言葉」

    リヴァイ「ミケやエルヴィンは、ハンジを一応女と見なして下着を選んできたんだろうが…俺にはわからない」

    エルヴィン「何がだい、リヴァイ?」

    リヴァイ「あいつの下半身だ。お前らの選んだプレゼントだと、場合によってははみ出すだろうが…」

    グンタ「はみ出す…」

    リヴァイ「その点、ボクサーパンツならタマもサオもすっぽり収まって安心だ」

    エルド「ちょ、兵長!?」

    リヴァイ「横からはみ○ンしてるセクスィランジェリーなんざ目も当てられん…」

    ハンジ「目は当てなくて良いんだよ?当てるのは下着だけで」

    モブリット「分隊長は黙ってください。余計にややこしくなる」

    エルヴィン「はみ出るほど大きいのかも、わからないがな」

    ミケ「だかまあ、見かけとアレの大きさは比例しないぞ」

    リヴァイ「ああ。あれでいてものすごい巨根かもしれねぇ」

    ミケ「進撃の巨根…!!」

    エルヴィン「次々とウォール乙女を突き破る話か」

    モブリット「わ、わぁわぁ!話がそうとうシモ寄りになって来ちゃってますよ!!」

    エルヴィン「下ネタは楽しい。下ネタは心を穏やかにする。下ネタは仲間を増やす…いいことづくめじゃないか?」ウサンクサイホホエミ


    エルド「か、幹部の皆さん、そ、そこまで~!!」

    暴走気味の幹部連の手綱を握るのはもう2度とごめんだと思う青年司会者だった。
  32. 32 : : 2014/09/11(木) 23:01:51
    リヴァイ「まぁ、理由は他にもある」

    モブリット「なんです?」

    リヴァイ「スポブラはサイズで悩まなくて良いからな」

    ミケ「フン、なるほど」

    モブリット「たしかに、カップとアンダーがいりますからね、ブラジャーは…」

    リヴァイ「一度大きくなったからといって、維持できるとも限らねぇ…そんな確実なもんでもないだろ、ハンジの胸なんざ」

    ハンジ「多少サイズが変わっても気にしないで使えるように気遣ってくれたんだね、リヴァイ!」

    リヴァイ「チッ…クソメガネの乳当てで悩む時間が惜しかっただけだ」

    ミケ「乳当て…」

    エルヴィン「ホルスタインぽいな」

    ハンジ「はっはー!まだそんな巨乳じゃないよぅ!」


    エルド「ちなみに、今回はリーブス商会のご厚意で、サイズが合わない場合は交換可能となっています」

    グンタ「何しろハンジ分隊長本人もご自分のサイズをご存じないそうで…」

    ハンジ「仕方ないよ~、自分じゃそうそう計れないもの」

    ミケ「抱き締めれば大体わかるが…あえてハンジを抱くのもな…」スン

    エルヴィン「私の選んだものは交換の必要などないよ。3DCTスキャン並みの透視・測定能力があるからな!」ドーン

    モブリット「団長はその能力をもっと有益に使ったらいいと思います」

    エルヴィン「うん?女性のスリーサイズを測る以上に有益な使い方があるというのかい、モブリット?」

    モブリット「もういいです、あなたに求めた私が間違ってました」

    エルヴィン「求められるのは悪い気はしないが、私はノンケだ。すまない…」

    モブリット「そっちじゃない!!」


    まだまだ悪ノリは続いていた。
  33. 33 : : 2014/09/12(金) 00:49:22
    エルド「さて、そろそろ最後のプレゼントの紹介をお願いします!」

    グンタ「たくさんのプレゼントがありましたが、いよいよラストですね!」

    ハンジ「どれもとても嬉しいよ!皆ありがとうね!」

    エルド「最後の包みは…純白の繊細なサテンのフリルがあしらわれた袋ですね」

    グンタ「さあ、開けてください!分隊長!!」

    ハンジ「よいしょお~!」

    エルド「おお!」

    グンタ「これは!」


    エルヴィン「ほう…」

    ミケ「スン…」

    リヴァイ「悪くない…」

    モブリット「///」


    ハンジ「純白のフリフリフリルだぁ!!」

    エルド「ま、まぶしい…!」

    グンタ「心が…洗われるようだ…」

    エルド「清純な乙女の柔肌を優しく、しかし断固として守り抜く白のランジェリー!」

    グンタ「清楚な白に可憐なフリルは鉄板の愛らしさ!」

    エルヴィン「その白いパンティのパンチラこそ王道…!」

    ミケ「しかも、淑やかな胸を寄せて上げる美胸効果を狙ったカッティング」

    リヴァイ「フリルでさらにボリュームアップか…ウブなふりして騙しやがるデザインだな…悪くない…」

    エルド「この下着を贈ったのは、もちろん…」

    ハンジ「モブリット!ありがとう!!花嫁衣装みたいに素敵な下着だね!!」

    モブリット「は、花嫁…!!」


    モブリットの脳内は、純白のドレスをしどけなく脱いでゆくハンジと、そのドレスの下から徐々にあらわになる素肌と白フリルのランジェリーでいっぱいになった。
  34. 34 : : 2014/09/12(金) 01:22:03
    エルド「さて、白フリルを贈ったモブリット副官が何故か悶絶してしばらく使い物にならなそうなところですが」

    グンタ「いかがでしょう、この辺でハンジ分隊長にどの下着が一番お気に召したのか伺ってみt…」



    「ちょ~っと待ったあぁぁ!!」




    エルド「おお!これは伝説のちょっと待ったコール!!」

    グンタ「ねるとん…!?」

    エルヴィン「紅い鯨の団体だな」

    リヴァイ「この辺はわかるやつだけわかればいい…」

    ミケ「さすがに長く生きてるだけのことはあるな…」


    ちょっと待ったという声の主に全員の視線が集まる。
    そこにいた人物とは―


    エルヴィン「司令、ご参加されますか!?」


    駐屯兵団を束ねる禿頭の司令官が、右手を上げて待っていた。


  35. 35 : : 2014/09/12(金) 07:53:59
    エルド「ここでゲストのピクシス司令が飛び入り参加の意向を示されました!」

    グンタ(ピクシス司令まで爛れた幹部内の愛憎劇に!?…いや、この人ならあり得るか…)

    エルド(むしろラブアフェアのが得意そう…)

    グンタ(納得)

    ピクシス「ハンジ分隊長が下着を所望しとると聞いての。わしからもプレゼントじゃ」

    ハンジ「わぁ!司令、ありがとうございます!カラフルな包みですね!!」ガサガサ

    ピクシス「いつもテンションの高いハンジ分隊長には、ラテンが似合うと思っての…」


    エルド「おお!これはまた…」

    グンタ「大胆なカッティング!」

    ハンジ「三角ブラだ!布ちっちぇー!!」

    ミケ「尻の布もずいぶん少ないな」

    エルヴィン「やぁ、これは…ブラジリアンだな!」

    リヴァイ「大きさに関わらず、確実にはみ出すな、全部」

    モブリット「そこは譲れないんですね、リヴァイ兵長…」

    ピクシス「サンバの国から取り寄せた。まだ珍しい下着じゃが、つけ心地は良いそうじゃ」

    エルヴィン「誰か使ってる方が周りに?」

    ピクシス「アンカじゃ。あの娘、ああ見えて大胆好きでの」

    リヴァイ「ほう…アンカが…悪くない…」

    ピクシス「趣味もサンバで、毎年壁内カーニバルで踊っておる」

    ミケ「意外だな」

    エルヴィン「司令はもちろん部下の勇姿をご覧になりに行くのですよね」

    ピクシス「部下の発育と健康の管理も上官の務め。当たり前じゃ」

    エルヴィン「次回は私も誘ってください」

    ピクシス「断る。主は視線だけで妊娠させそうじゃ」

    モブリット(あ、アンカさんのサンバ…胸もお尻もぶるんぶるん…)


    モブリットの脳内は、今度は陽気なサンバのリズムと笛の音、きらびやかな装飾に惜しみ無く奔放に素肌をさらすアンカの肢体に占領されていた。
  36. 36 : : 2014/09/13(土) 11:17:22
    エルド「ここで、更なるお知らせです。たった今、馬便で他にもプレゼントが配達されてきたようです」

    オルオ「うへぇ…お届けに…上がりました…」ボロッ

    グンタ(なんかオルオが異常なダメージを受けているような…)

    ペトラ「綺麗なラッピングですね!」ルン♪

    エルド(イライラしていたペトラの機嫌が直っている…オルオ、尊い犠牲をありがとう…)ウルッ

    オルオ(フッ…ペトラの複雑な愛情表現のひとつと思えばこのくらい…くらい………ダメかもしれん…バタッ)

    グンタ(オルオー!!!しっかりしろー!!!)

    エルド(最期まで勘違いだったが、お前の前向きな精神はけして忘れんぞ…!!)

    オルオ(勘違いって、なんだよ!俺はいつだってちゃんと状況把握しているんだが?だが!?)

    グンタ(気づいてないのは本人ばかりとは、いとあはれ…)

    エルド(オルオ、そのままのお前でいろ…色々気づくと生きるのが辛くなる)

    オルオ(どういう意味だよ!?)


    リヴァイ班がよくわからない心の声劇で遊んでいる間に、ハンジはさっそく新しく届いたプレゼントを開けていた。
  37. 37 : : 2014/09/13(土) 19:12:06
    ハンジ「薄紫色が綺麗なサテンの上下セットは憲兵団のナイル師団長からだ!」

    エルド(!ナ、ナイル師団長には妻子がおられるのでは…!)

    グンタ(他兵団の幹部も捲き込んで、しかも不倫だと!?)

    オルオ(ハンジ分隊長を巡る争いはどこまで混線するんだ!?)

    ハンジ「メッセージカードが付いてるね。ええと…『誕生日おめでとう、ハンジ。エルヴィンの野郎がプレゼントに下着を贈ると聞いた…あいつには負けられん』だって!」

    エルヴィン「ナイルは昔から何かと私と競いたがる」

    ハンジ「続きがあるよ!『妻から着心地が良くてオシャレだとねだられたのと同じ下着の色違いだ。マリーにはピンクがよく似合う』だってさ!」

    エルヴィン「たしかにマリーにはピンクがよく似合うな」

    エルド(奥さんとお揃いの下着を浮気相手に贈るだと…!?)

    グンタ(師団長はどんな神経を!?)

    オルオ(贈られた分隊長だって心中穏やかじゃないだろうに…)

    エルド(てか、団長もさりげに爆弾落としてますよ?)

    グンタ(団長と師団長とその妻と分隊長…)

    オルオ(もう誰も信じられない…!!)


    ハンジ「そうか…奥さんとお揃いか…」

    エルド(ああっ!やっぱりさすがに傷つきましたか、分隊長!?)

    グンタ(ですよね!?俺が見てもひどい!)



    ハンジ「使ってる人が良いって言うんだから、説得力あるなぁ!わざわざありがとう!師団長!!」パァァ


    オルオ(あんたの神経はどんだけ太いんだ…!)

  38. 38 : : 2014/09/13(土) 22:07:26
    ハンジ「ねえねぇ!これすっげぇ!」

    エルド「次のプレゼントを開けていた分隊長、興奮気味のようですが中身はどうでしょうか!?」

    ハンジ「ほら!ホンモノだよ!!」

    グンタ「うっ…」

    オルオ「うわっ」ガリッ

    エルド(オルオが驚いた拍子にまた舌かんだ)

    ミケ「貝…」

    エルヴィン「両のふくらみと局部がホタテ貝の貝殻だな」

    リヴァイ「武田久美子…」

    モブリット「悪くない…」タラ…

    リヴァイ「俺の…台詞…!」キッ


    オルオ(武田久美子?誰!?)


    エルヴィン「久美子を知らないとは…人生の3分の1は損をしているぞ」

    ミケ「若いのも時に不憫だな…」

    古株の幹部は憐れみの微笑みを向けた。

    オルオ(だから心の声を読まないで!!)


    ハンジ「貝殻下着(?)は…ええっ!」

    エルド「どなたからですか?」

    ハンジ「…とう…」

    グンタ「はい?」

    ハンジ「ザックレー総統…だっ!!!」


    エル・グン「えええっ!?」


    意外な人物からのプレゼントに、会場は騒然となった。
  39. 39 : : 2014/09/13(土) 22:21:25
    リーネ「ザックレー総統の趣味が貝殻水着とはねぇ…」

    ナナバ「だよねぇ。あれは水着だよね。下着じゃない」

    リーネ「そこ!?」

    ニファ「それにしても、すごい展開になってきましたね」

    ナナバ「ハンジが貝殻水着とはね」

    ニファ「いえ、まぁそれもそうなんですけど。うちの幹部連に飽きたらず、ピクシス司令にナイル師団長、果てはザックレー総統まで…!ハンジ分隊長って、上官キラーだったのでしょうか…!?」

    リーネ「ああ見えてものごっつい悪女なのかもね…?」

    ナナバ「性別不明だけどね」

    ニファ「分隊長は誰を選ぶんでしょうね!?ドキドキしちゃう!!」

    ナナバ「君は幸せそうでいいねぇ」フッ

    ニファ(…ナ、ナナバさん…!!!///)

    好奇心丸出しで興奮するニファの頭をナナバは微笑みながらよしよしと撫でた。
    ニファはナナバの微笑みと手の重さを感じて赤面した。

  40. 40 : : 2014/09/13(土) 22:44:32
    エルド「さぁ、ではプレゼントが出揃いましたので、この辺で…」

    グンタ「本日の主役、ハンジ分隊長からご挨拶を…」

    ハンジ「うん!いやー、皆、今日は私の生まれた日をこんなに祝ってくれて、ありがとう!!!ほんっとおぉ~に、ハンジさん嬉しいよ!泣いちゃいそうだ!!ありがとう!」

    エルド「…」

    グンタ「…」

    ハンジ「…あれ?スピーチ、終わったよ?」

    エルド「で?」

    グンタ「まだ、肝心のお言葉を頂いていませんが…?」

    ハンジ「え?なになに?」

    ペトラ「しらばっくれないでください!誰のプレゼントが一番気に入ったのですか!?」

    ハンジ「え?いやぁ、一番なんて決められないよぅ!どのプレゼントも嬉しいし、皆大好きだよ!!」

    ペトラ「みっ…皆大好きっ…って…」

    ハンジ「うん?」

    ペトラ「結局一人に決める気はないってことですか!?ズルいッ!!!」

    ハンジ「…え?」

    エルド「ぺ、ペトラ…」

    グンタ「ちょっとちょっと…!」


    ペトラ「兵長を弄ぶだけでなく、団長もミケ分隊長もモブリットさんも、ピクシス司令や奥さんのいるナイル師団長やザックレー総統まで!!殿方を手玉にとるのがそんなにお好きなんですか!?」バン!

    怒り心頭のペトラは畳み掛けるように矢継ぎ早に捲し立てると、ハンジに詰め寄った。



    ペトラ「腹ぁくくって、キッパリハッキリ一人に決めんかい!」
  41. 41 : : 2014/09/13(土) 23:04:32
    ハンジ「…」キョトン


    エルヴィン「ふぅむ…」

    リヴァイ「俺が、ハンジに、弄ばれる…」

    ミケ「手玉にとる…」

    モブリット「私については、まぁ否めませんが」

    ピクシス「わしはもうちょっと、色気のあるタイプか良いのぅ…」


    ペトラ「茶化さないでください!さあ!ハンジ分隊長!?」


    ハンジ「ぷっ…あはははははははははは!こりゃいいや!ケッサクだ!!わた、私が!?コイツらを?このクッソつまんない男どもを?」ヒィヒィ

    エルヴィン「クッソつまらないとは心外だな、ハンジ」

    ハンジ「いやぁ、事実だし!…しっかし、そんな話になってたんだ!?ウケる!お腹!痛い!」ウヒャヒャヒャ

    エルド「ということは…」

    グンタ「まさか…?」

    ハンジ「誤解だよ!ひどい誤解だ!なんでそんな話になったのかなぁ?いや、でも、面白すぎだよ!!」ヒヒヒヒヒ

    ペトラ「誤解…?」

    リヴァイ「ペトラ…後でゆっくり話がある…」ユラリ

    オルオ(へ、兵長が…お怒りだ…!!)

    ペトラ「えっ!?あっ、いや…元はと言えばオルオが変な噂を持ってきて…」アセアセ

    リヴァイ「…オルオ、お前も一緒に来い…」

    オルオ(ペトラ…!俺を売ったな…!!?)

    リヴァイ班の漫才コンビは戦慄した。
  42. 42 : : 2014/09/13(土) 23:19:35
    ニファ「え…?誤解…!?」

    リーネ「なんか、違ったみたいだね…」

    ナナバ「まぁ、娯楽の少ない調査兵団に一時的とはいえ楽しみがあったんだからよしとしようよ」

    ニファ(ナナバさん、カッコいい!)キラキラ


    ゲルガー「なんだ、ガセだったのか」

    ヘニング「ぐちゃぐちゃのドロドロの愛憎劇が展開するかと期待したのにな」

    ゲルガー「ま、そもそも性別不明の奇行種だからな。取り合うにも無理があったか…」

    ヘニング「いやでも、下着を見せられると、アリかもしれないって気になったぞ、俺は…//」

    ゲルガー「何っ!?………実は………俺も………ち、ちょっと!ちょっとだけだけどな!!//」


    ここにもまた二人、ハンジの妖しい魅力に目覚め始めた兵士がいた。

  43. 43 : : 2014/09/13(土) 23:35:39
    ハンジ「じゃあ、誤解も解けたところで。私からいつもお世話になっている幹部の皆にプレゼントだよ!」

    エルド「プレゼント返しってことですね。意外とちゃんとしてますね、分隊長…」

    ハンジ「意外とは余計だよ…皆に下着をリクエストしたからね!私からも、下着のお返しだ!」ジャーン!


    エルヴィン「ん?これが…下着かね?」

    ミケ「赤くて長いが…」

    モブリット「30センチ幅くらいですかね?」

    リヴァイ「俺にはわか…らなくないな、知ってるな」

    ハンジ「へぇ!さすがリヴァイ!そうだよ、これは―」


    リヴァ・ハン「赤フンだぁ!!」

    赤いフンドシは、調査兵団の飾り気のない大広間で鮮やかにたなびいた。
  44. 44 : : 2014/09/13(土) 23:43:48
    ハンジ「フンドシは、形こそ奇抜だけれど履き心地もいいし、凛々しいし、高機能の下着なんだよ!」

    リヴァイ「祭りの時に締めたりしたらしいな。ケツ出しながら歩くのが普通だったらしい…」

    ハンジ「そうだよ!東洋の伝統衣装なんだ!スゴいだろ!?」

    モブリット「そんなに歴史のあるものなんですか、これ」

    ハンジ「モブリットは普段ボクサーだもんね?これも履いてみてよ!」

    モブリット「…はぁ…」ジーッ

    ミケ「スン…」

    ハンジ「ミケは体格が良いから、きっとスゴく映えるよ、赤フン!」

    ミケ「フッ…」

    ハンジ「ねぇねぇ!折角だからさぁ、皆コレに履き替えて、記念写真撮ろうよ!ねぇ?」キラキラ


    ハンジは赤フンでの記念写真に目を輝かせた。
  45. 45 : : 2014/09/13(土) 23:54:37
    エルヴィン「赤フンでの記念写真か…」

    ミケ「赤フン一丁ということだな?」

    ハンジ「うん、そうだね!皆鍛えてるからきっと似合うよ!会場の皆もみたいよねぇ?」


    会場の、主に女性兵士たちが若干顔を赤らめながら頷いた。

    ハンジ「ほら!皆見たいって!!」

    モブリット「そ、そんなに望まれるのでしたら―」

    リヴァイ「待て、 モブリット」

    モブリット「…はい?」

    リヴァイ「おい、ハンジ。てめえに聞きたいことがある」

    ハンジ「(ギクッ)え…な、何かな、リヴァイ?赤フンの巻き方?それなら教えてあげるよ、もちろん…」

    リヴァイ「違ぇ。あれはなんだ?」

    ハンジ「(ギクギクッ)え?あ、あれって?」

    リヴァイ「さっきからずっとパシャパシャ撮影してやがる、あれだ」

    リヴァイはすぐ後ろでストロボ連写しているカメラマンを顎で示した。
  46. 46 : : 2014/09/14(日) 00:04:35
    ハンジ「あ、ああ…あれ…!あれは…バ、バースデーパーティの記録を残したいって思ってさ…」キョドキョド

    モブリット「分隊長、目が泳ぎすぎです」

    ミケ「わかりやすすぎる…」

    エルヴィン「ハンジ、何を隠している?」

    リヴァイ「…おい、ハンジ」

    リヴァイはハンジに詰めより、手近な踏み台に昇るとハンジの両の頬をつかみ、睨み付けた。


    リヴァイ「吐け」



    ハンジの全身からはだらだらと嫌な汗が流れ、止まらなかった。
  47. 47 : : 2014/09/14(日) 00:26:50
    ハンジ「う…ううう…し、知らない…よ…!雑誌の企画で『調査兵団幹部が選ぶ理想の下着特集』だとか、『これが鍛えぬかれた兵士の体だ!赤フンDEコーフン☆大サービスショット袋とじ企画!』だとか、そんなこと、私は全然っ!知らないッ!」

    エルヴィン「…ほぅ…それで私たちに下着を選べと」

    ミケ「なるほど…」

    モブリット「そんな恥ずかしい企画に私たちを…」

    リヴァイ「売ったんだな、俺たちを」

    ハンジ「は…ハハハ、嫌だな、売るとかそんな、人聞きが悪いなぁ…。ち、ちょっと研究費を助成してくれるだけだよ…」ハハハ


    リヴァイ「エルド、グンタ…やれ!」

    エル・グン「ハッ!」

    ハンジ「えっ!?い、いや、手荒なことはしないでよ!?」

    リヴァイ「黙れ、クソメガネ」

    エルド「失礼します!」

    ハンジ「あっ…い、いやっ…だ…だめだよ…そんな…そんなとこ…触っちゃ…あ、ああっ!いやあぁぁぁ!!」

    グンタ「分隊長、暴れないでくださいよ…!」

    ハンジ「やっ…だ、だって…エルド…あ、ああっ!そこはっ…んっ。グンタ、だめ…やめっ…んんっ」


    エルヴィン「…なかなか艶かしい声だな」

    リヴァイ「変なとこで欲情してんじゃねぇ」

    モブリット「…ぶ、分隊長…///」


    エルド「…!ありました!」

    グンタ「こちらもありました!」


    リヴァイ「…やっぱりな…ハンジ、てめぇ…」






    リヴァイ「胸にあんパン入れてやがったな!!!」

    高く掲げたエルドとグンタの手には、あんパンが1つずつ握られていた。



    ハンジ「あ…あはははははは。ひ、非常食…だよ…」


    胸元をまさぐられたハンジは力なく笑った。
  48. 48 : : 2014/09/14(日) 00:51:45
    ミケ「非常食って…駱駝か、お前は」

    モブリット「まぁ、同じようなコブですものね、胸なんて所詮…」ブツブツ

    リヴァイ「おい、ハンジ。てめえの部下から夢奪ってどうするんだ…虚ろな目をしてやがるぞ」

    ハンジ「あああ!モブリットごめん!ごめんね!違うんだ!胸には愛と勇気が詰まってるんだよ…!」

    エルヴィン「愛と勇気だけが友達の顔が食べられる某ヒーローみたいだな」

    ミケ「やっぱりあんパンから逃れられてない」

    モブリット「いいんです。この人の下に就いた僕の運命なんですよ、ハハハ…」ウツロナメ

    エルド(モブリット副官…気の毒に…)

    グンタ(男心を弄ばれて…不憫…)

    エルヴィン「ところで…第3次性徴というのもウソなのかな、ハンジ?」

    ハンジ「ん?ああ、私の胸が成長したのは、あんパンという夢が詰まったせいだけど、第3次性徴自体はあるんじゃないかと私は思っているよ!そしてそれは、巨人に生殖器がないことと無関係ではないと考えていてね、なぜかというと―」

    リヴァイ「…帰るぞ、お前たち」

    エル・グン「ハッ!」



    エルド「それでは、これにてハンジ分隊長のバースデーパーティをお開きにいたします!」

    グンタ「分隊長はスイッチが入ってしまったので喋り終わるまで止まりませんが、ここは皆さん、一本締めで!」

    エルド「お手を拝借!」

    グンタ「では、リヴァイ兵長、お願いします!」

    リヴァイ「チッ…俺に振らなくとも…仕方ねぇ、今日は特別だぞ…」

    エルド「お願いします!」

    リヴァイ「行くぞ!いよ~お!」

    パンッ!



    ハンジ「だからさ、生殖器がない巨人がこれだけたくさんいるってことは、どうやって発生したのかって謎が残るわけで、その証明には発生学的検証が必須なんだよねぇ!ということは―」

    本日の主役の弁舌は、まだまだ冴え渡り、休むことは無さそうであった。


    【完】
  49. 49 : : 2014/09/14(日) 00:54:15
    執筆終了に伴い、コメント解禁いたします。感想などいただけますとたいへん喜びます。

    ひたすらベラベラと喋ってる作品になりました。
    読んでいただいた皆様、お星さまをくださった皆様、ありがとうございました!
  50. 50 : : 2014/09/14(日) 09:44:12
    執筆お疲れさまでした。

    貝殻ブラ(笑)

    リアルタイムの記憶はないです(゜ロ゜;

    ブルマーは履いてたけど。
    便利だったんですよ、体育のある日はスカートの下にスパッツがわりに履けたし。
    スパッツと違って、太股が煩わしくないので、かさねばきとしては優秀だったのに(^_^;)

    ハンジさんの胸の正体を聞いて、思いきり胸を叩いて、あんパンをスパーキングさせたい衝動にかられました。

    妙にリアリティのあるエルヴィンの湿っぽいエロさがツボでした(^-^)
  51. 51 : : 2014/09/14(日) 20:00:13
    ハンジよ…
  52. 52 : : 2014/09/14(日) 21:39:58
    >>ありゃりゃぎさん
    コメント&お星さまありがとうございます。

    貝殻ブラか、ココナツブラで迷いましたが、習い事の仲間内で良く出るネタの武田久美子を採用しました。
    リアルタイムでどうだったのかは記憶にないのですが、ちょいちょいテレビや仲間内で話題に上ります(笑)

    ブルマー経験者の生の声、ありがとうございます!私の地域では、ブルマーの代わりに短パンが同じ役割を果たしていました。

    胸に詰めたあんパンつぶれちゃったら、あんこがはみ出してベトベトになっちゃったりして、それはそれでエロ…(自粛)

    エルヴィンは今回、下ネタキャラにしてしまいました…モブリットさんが大変そうでしたね(笑)

    お付き合いいただき、ありがとうございました!






  53. 53 : : 2014/09/14(日) 21:41:42
    >>51名無しさん
    読んでいただいてありがとうございました!

    ハンジさんなりの経費獲得の企業努力だった、ということで(笑)
    楽しんでいただけていたら嬉しいです。
  54. 54 : : 2014/09/14(日) 21:45:28
    執筆、お疲れ様でした。
    夜な夜な楽しみに読ませていただいておりました。

    >>44 ハンジ 「モブリットは普段ボクサーだもんね?」

    …ってハンジさんさらっと言ってるけど何で知ってるのぉっ???

    ………と、1人で盛り上がっておりましたm(__)m

    >>47で出てきた特集雑誌、読んでみたい…(//∀//)次回の作品も、楽しみにしています。
  55. 55 : : 2014/09/14(日) 23:01:00
    >>数珠繋ぎさん
    コメント&お星さまありがとうございます!!

    ハンジさんのその台詞の意味に気づいていただけてうれしいです!!
    誰かにツッコませようと思っていたのですが、あえて誰も絡みたくなかったみたいで…(忘れてたとか言えない…)。

    なんで知ってるんでしょうね♪

    私も特集記事も袋とじも見たいです。
    ここのところ、いろんなジャンルの雑誌に進撃関係の特集があるので、こんなオファーがあってもいいだろうと妄想しました。

    大事に綺麗に開けます、赤フン袋とじ(笑)

    ありがとうございます。次作もゆるっと頑張りますね!
  56. 56 : : 2014/09/15(月) 00:47:46

    今回も終始ギャグ満載で、楽しませて頂きました♪
    小ネタも含めてツッコミ所だらけですね(笑)
    ハンジさんに詰め寄る時、さらっと踏み台に乗る兵長が可愛くて萌えました(。-_-。)
    私の第三次成長期は未だ来る気配はありませんが、ハンジさんを見習って、アンパン詰めて小腹が空いた時の非常食にしようと思います(w
    執筆お疲れ様でした(^-^)
  57. 57 : : 2014/09/15(月) 01:09:40
    >>月子さん

    コメント&お星さまありがとうございます。
    古めのしかもマニアックな小ネタ多数ですみません…。

    踏み台に気づいていただけましたか!
    嬉しいです!!
    兵長は身長差をカバーするのに必要な小道具の位置関係を常に把握しているのです、きっと。

    非常食のあんパンは片方だけ食べるとバランスが悪いので、食べるときは一度に全部召し上がれ♪
  58. 58 : : 2014/09/15(月) 10:35:37
    執筆お疲れ様でした!

    とても楽しく読ませていただきました!

    贈る下着がそれぞれのキャラに合ってて面白かったです。

    小ネタがアラサーホイホイでしたね。
    いちいちわかってしまう自分。
    ここの読者の方は何割ぐらいわかるんでしょう…?

    そしてオチがあんパン……!
    ご馳走さまでした(合掌)
  59. 59 : : 2014/09/15(月) 12:39:56
    >>キミドリさん

    コメント&お星さまありがとうございます。

    下着のセレクト、多少の迷いはありましたが(モブリットさんが暴走して極エロランジェリーとか)、エグくなりすぎない辺りで止めました(笑)

    アラサーホイホイ(笑)
    かかってくださって嬉しいです!
    誰もわからなくてポカーンもやはり寂しいので…。

    検索すれば大概のことはわかるので、わからない世代の方もギャグを共有できるといいなぁと思ったりもします。野望(笑)

    昔の小説や漫画で、ネタは知らないけどなんか面白い、というのがよくあって、調べたり何かの拍子に元ネタにたどり着いてニヤリとしていた10代の頃を思い出します。

    無理に流行りを入れようとしない(そうそう入れられないのが実情ですが)スタイルで今後も行こうと思います(笑)
  60. 60 : : 2020/10/27(火) 14:02:03
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    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




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    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
  61. 61 : : 2020/10/28(水) 13:16:51
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    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




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    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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miyatama55

なすたま@梅雨も夏も苦手

@miyatama55

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