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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

モノクマ「オマエラには死んでもらうことにしたよ」石丸「なにっ!?」

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  1. 1 : : 2014/05/07(水) 22:56:11
    グロイのかはわかりませんが一応含むってことにします


    思いつきなんで亀更新です

    ちなみに今回は安価なしです
  2. 2 : : 2014/05/07(水) 23:08:36
    希望ヶ峰学園……ここに入学した78期生を待ち受けていたのは希望にあふれた日々ではなく





    絶望だった


    しかし、超高校級の幸運であり超高校級の希望の苗木誠のおかげで殺人は起こらなかった……


    皆が希望を胸に抱き黒幕に立ち向かう……

    しかし、それを面白く思わない者たちがいた……

    それはモノクマ……この学園の……そして78期生……つまり“オマエラ”の……学園長だ。



    「うぷぷぷ……」

    「……はぁ、何が面白くて笑ってるのかな」

    「もう、飽きた……」

    「でも、あいつらは絶対絶望させたい……」

    「……もう校則なんてどうだっていい」

    「……」

    ナエギクンがクロにきまりました
    マイゾノさんがクロにきまりました
    クワタクンがクロにきまりました
    オオワダクンがクロにきまりました
    フジサキクンがクロにきまりました
    イシマルクンがクロにきまりました
    ヤマダクンがクロにきまりました
    セレスさんがクロにきまりました
    オオガミさんがクロにきまりました
    ハガクレクンがクロにきまりました
    アサヒナさんがクロにきまりました
    トガミクンがクロにきまりました
    フカワさんがクロにきまりました
    キリギリさんがクロにきまりました
    エノ……ザ……ザザ……
    イクサバさんがクロにきまりました


    オシオキをかいしします


    「うぷぷ……ぷぷ……」

    「いい顔、見せてもらうぞ人間……」
  3. 3 : : 2014/05/07(水) 23:14:11
    ボクは石丸清多夏だ!

    超高校級の風紀委員で、兄弟と呼び合う仲の大和田クンとは血よりも濃い男の友情で結ばれているのだ!

    ボクと兄弟がいる限り、この学園は平和だ!風紀を乱したりはしない!

    ……だが、ある事件をきっかけに、風紀が乱れ……いや

    それどころじゃない、まさに絶望……そんななにかに脅かされることとなったのだ……
  4. 4 : : 2014/05/07(水) 23:25:55
    ショクドウ

    石丸「今日も全員揃ったようだな!」

    いつもの朝食会……何も変わらない

    江ノ島「はいはい、揃ってんだからさっさと食べようよー」

    不二咲「そうだよ……」

    石丸「うむ、そうだな!」

    ちなみに、今喋った不二咲クンは男なのだ……実は秘密を暴露されそうになった時、勇気を出して告白してくれたのだ!

    苗木「じゃあ、手を合わせて……いただきます!」

    彼は苗木クン……彼のおかげで今のところ犠牲者は出ていない

    例えば、深夜に目が覚めて廊下に出てみたら舞園クンと桑田クンが争っていてそれを止めたり……

    更衣室に忘れ物をして取りに行くと不二咲クンと大和田クンがいて、殴ろうとしてるのを止めたり……

    とにかく、彼には感謝しても感謝しきれないのだ!

    ピンポンパンポーン……

    霧切「放送……なにかしら」

    「オマエラ……タイイクカン……アツマレ」

    十神「なんだ……急にカタコトになりやがって……バカにしてるのか」

    舞園「とにかく行ってみましょう!」

    葉隠「そうだべ!」

    石丸「よし!行くとしよう!」

    そう、ここまでだった……穏やかな日常は
  5. 5 : : 2014/05/07(水) 23:43:26
    タイイクカン

    モノクマ「ヨクキタネオマエラ」

    桑田「な、なんだよ急に……」

    モノクマ「モウアキタ……」

    朝日奈「えっ?」

    モノクマ「ダカラ……死んでもらうことにしたよ……うぷぷぷぷぷ……ギャハハハハハハハ!!!!!!イーッヒッヒッヒッヒ!!!!!グッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!」

    江ノ島「な、なんなの……」

    モノクマ「ふう、カタコトは疲れたよ!どう?怖かった?」

    大和田「何が怖かった?だよ……」

    モノクマ「まぁいいや、オマエラはもうコロシアイをしなくていいんです!」

    全員「えっ!?」

    モノクマ「その代わり……ボクが殺してあげるよ!」

    石丸「な、なにいっ!?」

    モノクマは拳銃を構えて……彼女を……

    霧切クンを狙っていた

    モノクマ「まずはキミからだよ、超高校級の探偵、さん」

    霧切「!」

    苗木(霧切さんが狙われてる……っ!?)

    苗木「霧切さん!危ない……っ!!……」

    苗木クンは霧切クンの前に走り出した……しかし

    モノクマ「バイバーイ」ドギュン

    霧切「カハッ……」ドサッ

    一瞬のことだった……なぜ、霧切クンが殺されなければならないのだ!なぜだモノクマ!

    そう思って意見を述べようとしたその刹那……

    モノクマ「……ふふっ」ドギュン

    銃声がまた一つ……

    銃弾の行き着く先は……

    苗木「っ……!」ドサッ

    苗木クンの、左胸だった……

    二人とも即死……偶然なのか、倒れた二人の手は重なり合っていた……しかし、そんなことはもはやどうでもいい……とにかく今はっきりしてることは

    モノクマは本気でボクたちを殺そうとしているということだけだ……!
  6. 6 : : 2014/05/07(水) 23:54:01
    絶望的に頑張れ
  7. 7 : : 2014/05/07(水) 23:56:52
    葉隠「う、うわああああああ!!!!!!霧切っちいいいいいい!!!!苗木っちいいいいいい!!!!」

    舞園「い、いやああああああ!!!!!」

    腐川「血、血が……」バタッ

    ジェノ「パンパカパーン!出てまいりましたー!」

    ジェノ「……ん?なにこれまこぴょんと……誰だっけ霧切?」

    朝日奈「な、なんでどうして……?」

    不二咲「や、やだよ……どうして……」

    目の前には血まみれの霧切クンと苗木クン……

    ボクも動揺してはいたが、超高校級の風紀委員として皆を導かなければと、冷静でいようとした……だが口を開いたのは十神クンだった

    十神「おい愚民共!とにかく逃げろ!あいつの射程範囲から出るんだ!」

    桑田「お、おう!」

    江ノ島「ちょ、待てよ!二人の死体を置いてけっての?」

    十神「三人になっても知らないぞ……早くしろ!」

    モノクマ「うぷぷ、必死になっちゃって……」

    モノクマ「人を殺すってこんなに楽しいんだね!」

    モノクマ「ぶっひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

    セレス「い、今のうちにここから……!」

    その言葉を皮切りに、ボクたちは必死に走った……
  8. 8 : : 2014/05/07(水) 23:58:55
    >>6

    クオリティも絶望的ですが頑張ります!
  9. 9 : : 2014/05/08(木) 00:07:09
    逃げ出せたボクたちは……離れ離れになってしまった

    とりあえずボクは食堂に向かう

    食堂に着いた時、人影が見えて安心した……が

    それは見たこともない人だった……

    まさか黒幕!?

    石丸「お前が黒幕か!よくも……よくも二人をを!」

    ボクは無我夢中になって胸ぐらを両手で掴み、涙ながらに叫んだ

    しかし“彼女”はボクの口を手で押さえて……

    「静かにして、気付かれるから……」

    と言った

    気付かれる……?誰に?黒幕か?

    この黒髪の少女は……何を言っている?そして何者だ!?
  10. 10 : : 2014/05/08(木) 00:15:00
    桑田「ゼェ……い、石丸!ここにいたのかよ!ハァ……ゼー……ハー……」

    舞園「そ、そこの……ゲホッ……人は誰ですか……」

    息を切らして食堂に入ってきたのは桑田クンと舞園クンだった

    「……もう、黒幕にとって私は必要ない」

    「だから真実を明かすよ」

    なんのことかさっぱりわからなかったが、ボクたちはとりあえず話を聞くことにした

    「私は……」

    そう言いかけたとき、彼女は江ノ島クンの髪型のウィッグ……?というものをかぶった

    桑田「え、江ノ島!?」

    舞園「どういうこと?」

    「……私は江ノ島盾子じゃない」

    「本当の名前は……戦刃むくろ。超高校級の軍人だよ」

    ウィッグを取りながら彼女はそう言った

    石丸「い、戦刃……?」

    聞いたことはあった……だが、なぜ……
  11. 11 : : 2014/05/08(木) 00:32:34
    彼女によると……

    江ノ島盾子としてコロシアイ学園生活に参加し、自らが死んだと思わせて黒幕の正体がバレないようにする目的があったようだ……

    確かに、あの時……


    回想、コロシアイ学園生活三日目

    戦刃(見た目は江ノ島)「はぁ?そんなの嫌だからね!どんな理由があろうと殺人なんかしないからね!」

    モノクマ「め、目の前の強大な悪に正直ブルってるぜ……だ、だけどなぁ!」

    戦刃「ごちゃごちゃ言ってんじゃねえよ!私コロシアイなんて嫌だからね!」

    モノクマ「な、なんだと……!そこまで言うなら!僕を倒してからにしろー!」

    そう言ってモノクマは床に降りる

    戦刃「はい、これで満足?」フミッ

    モノクマ「そっちこそ!」

    戦刃「あ?」

    モノクマ「学園長への暴力を禁ずる……言ったはずだよね?【校則違反】だよね!助けて!グングニルの……」

    苗木「それは違うよ!!」論破!

    break!

    モノクマ「な、なんだと!?」

    苗木「お前は『僕を倒してからにしろ』って言ったよね……だから、自分を傷つけることを了承したんだろ!?」

    モノクマ「な、なっ……」

    モノクマ「お、覚えてろ!」




    苗木クンは、立派だった……だが今は……

    悔やんでも仕方ない……とにかく、今は戦刃むくろを信じるしかないようだ……本当に味方ならいいのだがな
  12. 12 : : 2014/05/08(木) 00:35:59
    苗木と霧切は予想外でした!期待です!!
  13. 13 : : 2014/05/08(木) 00:50:51
    舞園「じゃあ、戦刃むくろ、あなたを信じていいんですね?」

    戦刃「うん、大丈夫……もう、盾子ちゃんは、私を必要としていない……と思う」

    桑田「と、とりあえずモノクマは江ノ島なんだな?」

    戦刃「……うん」

    石丸「ちなみに聞きたいのだが!モノクマは何匹いるのだ!」

    戦刃「何匹もいるけど……一度に動けるのは一体だけ……そして、個室には普通にドアを開けないと入れない」

    石丸「じゃあ、個室にいれば安全なのだな!」

    戦刃「……どうだろうね、盾子ちゃんには……マスターキーがある」

    3人「な、なんだ(です)ってー!?」
  14. 14 : : 2014/05/08(木) 00:53:50
    >>12

    ありがとうございます!頑張ります!
  15. 15 : : 2014/05/08(木) 01:03:51
    石丸「そ、そんな……では、他の皆は!?」

    戦刃「わからない……けど、私にはこれがある」チャキッ

    桑田「銃、が……」

    戦刃「それに、盾子ちゃんは絶望が大好き……すぐにはみんなを殺さないよ」

    舞園「う、そう、ですか……でも、いつかは……」

    舞園「うわああああああ!!!!!!苗木くううううううううううんんん!!!!!」

    戦刃「落ち着いて……」

    舞園「落ち着いてられるわけないじゃないで…うあああああああああ!!!!」

    ……無理もない、舞園クンは苗木クンと仲が良かったのだ

    それに……鈍感なボクが見てもわかるほどに、苗木クンを好いていた……

    そう言えば霧切クンに言い寄っていたこともあったな……

    霧切クン……彼女は超高校級の探偵、だったのだな……知らなかった

    桑田「舞園ち……舞園はまだ落ち着いてねぇ、戦刃、石丸、お前らは舞園のそばにいてやれ。俺は一人で行く」

    石丸「く、桑田クン!?」

    桑田「大丈夫だ、行ってくるぜ」ニコッ

    戦刃「む、無茶だよ桑田ク……」

    彼は、もう食堂から出ていってしまった
  16. 16 : : 2014/05/08(木) 01:12:55
    しばらくして、彼女は落ち着いた。

    舞園「……ハァ……ハァ……ごめ、……ハァ、なさ……」

    ……完全には落ち着いてないがな。

    戦刃「落ち着いたね、さぁ行くよ……桑田クンがどうなってるかわからない」

    石丸「そ、そうだ!桑田クン……」

    舞園「手分けして探しましょう!」

    戦刃「……バカ、今分かれたら死ぬよ」

    舞園「……そうですね」

    というわけで、ボクたちは一緒に食堂を出た……
  17. 17 : : 2014/05/08(木) 01:33:57
    ボクたちはトラッシュルームへと向かった……

    あそこなら鍵がかけられる……誰かがいるかもしれ、な……

    舞園「えっ……なに、え……」

    戦刃「……」

    開いていたシャッター……そして焼却炉の向こう……

    血の海ができている……?

    戦刃「……おそらく、誰かが死んでいる。それでも見に行くか?」

    舞園「……はい」

    「……あ、皆来たんだな」

    石丸「く、桑田クン!」

    桑田クンが焼却炉の影から出てきた……

    不二咲クンをおぶって。

    戦刃「不二咲クンも……いたの?」

    舞園「まさか、死……?」

    桑田「……違う」

    そう言って彼は指さした……焼却炉の影を

    石丸「そこに誰か……なっ!?」

    目の前には……ナイフが胸に刺さって死んでいる大和田クンと

    機能が停止したモノクマだった

    舞園「ひっ!?お、大和田クン……?」

    戦刃「どうしてこうなったの?」

    桑田「……それはな」
  18. 18 : : 2014/05/08(木) 01:54:46
    少し前―

    桑田「他に誰か……はっ」

    桑田(トラッシュルームが……開いている!?)

    桑田(こっそり中の様子を……)タッタッタッ

    桑田(な!?モノクマ……それに大和田、不二咲!?)

    モノクマ「うぷぷ……このサバイバルナイフで貫いてあげるよ……」

    不二咲「や、やだよ……」

    大和田「おいてめぇ!不二咲に手を出すんじゃねぇ!いや……誰にも手を出すんじゃねえ!」

    桑田(大和田……不二咲の前に立ちはだかって……立派だな……っと、そんな場合じゃねえ!なんとかしねえと……)

    桑田(そういやポケットにボールが!)ゴソゴソ

    モノクマ「さよなら!」グサッ

    大和田「なっ……ぁ……」ガクッ

    不二咲「お……大和田クン……」

    モノクマ「さーて、次は……あれ?不二咲クン気絶しちゃったの?」

    桑田(……ボールが取り出せなくて大和田は間に合わなかったが!)

    桑田「モノクマぁ!」ビュォン!

    モノクマ「あ?」ドゴァッ

    モノクマ「」機能停止

    桑田「……どうして俺はもっと早くにこなかったんだ!」

    頭をかきむしり後悔する桑田……だが、感情的になっている場合ではない

    桑田「そうだ、場所はバレている……不二咲を運ばねえと……よっと」

    不二咲「……」涙
  19. 19 : : 2014/05/08(木) 02:03:49
    石丸「それで、今に至るか……」

    戦刃「とにかく、ここは危険だから私の部屋に……」

    舞園「は、はい……」

    桑田「気をつけて行こうぜ」

    こうしてボクと舞園クン、桑田クン、不二咲クン、戦刃クンは戦刃クンの部屋に向かったのだが……

    身の安全のためとはいえ……大和田クンの、いや……兄弟の死体を放っておくのは……!

    ボクだって初めに死体を見たときは叫びたかった!泣きたかった!どうしてなのだと!

    だが……ここで泣いて絶望しては、苗木クンや霧切クン……そして兄弟に申し訳ない……

    全てが終わるまでは泣かないぞ……!

    ボクは……皆を……守って……兄弟のように……誰かを……!
  20. 20 : : 2014/05/08(木) 02:05:46
    今日はここまでです、明日の更新は夜になると思います。

    たくさんの閲覧ありがとうございます!
  21. 21 : : 2014/05/08(木) 03:19:25
    期待です
  22. 22 : : 2014/05/08(木) 10:26:38
    >>21
    ありがとうございます!


    少しだけ時間あるので少し更新します
  23. 23 : : 2014/05/08(木) 10:33:30
    私はセレスティア・ルーデンベルク……超高校級のギャンブラーとしてこの学園に入学しました

    私には夢がありますの、その為に……

    誰かを殺す

    それしかないと思っていました

    けど、それを止めてくれた人が居ます、それが……

    苗木誠、私のナイトです

    別に好きだとかそういうのではないのですが毎日顔を合わせられるということで朝食会を楽しみとしていました、ふふ、なんででしょうか

    見ていられるだけで幸せ……この幸せが続けばいいなと思っていた矢先……

    ピンポンパンポーン……

    「オマエラ タイイクカン アツマレ」

    あのアナウンスが耳に入ってきました

    そう、あれこそ日常の終わりを告げるチャイム……

    そして、絶望の始まりのチャイム……
  24. 24 : : 2014/05/08(木) 10:39:15
    体育館に向かった私たちは、いきなりの死刑宣告を受けました……なんの冗談ですこと?

    しかし、それは冗談などではありませんでした

    響く銃声が二つ……

    目の前には血まみれの霧切さんと……苗木クン。

    悲しみよりも先に恐怖が襲ってきて、ポーカーフェイスは崩れてしまいました

    少しパニックになりながらもなんとか自分を取り戻し……

    「い、今のうちにここから……」

    全てを言い終わる前に走り出していました。もうポーカーフェイスが崩れるどころではありません、泣きじゃくったひどい顔……

    私はすぐに自室へ向かいました
  25. 25 : : 2014/05/08(木) 15:30:43
    夜に更新とか嘘でした


    今からします
  26. 26 : : 2014/05/08(木) 15:43:29
    そして私は自室に戻って……そのままシャワールームに行って鍵をかけました

    セレス「ハァ……ハァ……」

    セレス「こもったはいいですけど……これからどうしましょう……」

    セレス「……ふう」

    一息ついたそんな時……

    カチャッ……

    セレス「!?」

    か、鍵は閉めていたはず……!な、なんで!どうして!怖い!死にたくない!嫌……嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌!!!!!!

    ドンドン!ドンドン!

    モノクマ「いるんだよねえ安広さん!」

    ドンドン!ドンドン!

    殺される……殺される……

    ドンドン!ドンドン!

    モノクマ「仕方ない、ここも開けちゃおう」

    も、もうダメ……そう思いましたが

    「うおおおおおおおお!!!」

    モノクマ「あ?」グシャッ

    モノクマだったもの「」機能停止

    大神「セレス、大丈夫か……」

    セレス「お、大神さん!」ガチャ

    その時は大神さんが本当に救世主に思えました
  27. 27 : : 2014/05/08(木) 15:58:28
    とりあえず再びドアの鍵を閉め、大神さんと話し合いをすることにしました……

    セレス「本当に助かりました……ありがとう……」

    大神「助け合うのは当たり前だ……それより朝日奈を見なかったか?」

    セレス「すみません、夢中で走ってきたので……」

    大神「それもそうだな、あれから5分と経っていない……」

    セレス「こ、これからどうしますの!?」

    大神「ふ……大丈夫だ、モノクマが持っていたこれは……」

    そう言いながら大神さんが持ったのは、悪趣味な形の鍵でした

    大神「マスターキー……ひとつしか黒幕も持っていないはずだ」

    セレス「マスターキー……ということは、全ての部屋を開けられる……?」

    大神「そうだ、だがこれを我が持っている限り……あっ!?」

    大神「思い出してしまった……まずい!」

    セレス「ど、どうしましたの?」

    大神「この際だから話すが、我は人質を取られ、モノクマに脅され、誰かを殺すよう命じられていたのだ……」

    セレス「えっ……?」

    大神「もちろん!今も昔もそんなことをしようとは思っていない!それで、思い出したのだ……マスターキーは三つほどある……ということを」

    セレス「それはつまり!?」

    大神「合鍵だ……」

    大神「いかん!他の皆が危ない!」ガチャ

    セレス「お、置いてかないでくださいまし!」バタン

    大神さんと話している間に、大和田クンが殺されていたとは、まだ私たちは知りませんでした……

    ですが、マスターキーのうちひとつはこちらに……

    後二つ奪えば、安置が生まれるというものですわ!
  28. 28 : : 2014/05/08(木) 16:04:19
    娯楽室

    朝日奈「こ、怖いよ……」ガタガタ

    葉隠「お、落ち着いて隠れるべ……そ、そうだ!朝日奈っちはロッカーに隠れるべ!」

    朝日奈「い、いいの!?でも……」

    葉隠「大丈夫だべ!俺は死なん!俺の占いがそう言ってるべ!」

    朝日奈「うん、わかった……」ガチャ
  29. 29 : : 2014/05/08(木) 16:16:10
    朝日奈(……葉隠、大丈夫かな、ビリヤード台の下に隠れてるだけだけど……あっ)

    モノクマ「やぁ!誰かいるかと思ったんだけどいないのかな?」

    朝日奈(モノクマ……!?)ガタッ

    モノクマ「……ん?そっちから物音がしたような!」

    朝日奈(殺される……嫌……嫌……助けて……)

    モノクマ「誰かいるのかなー?」

    朝日奈(もうダメ……)

    そう思ったその時……

    葉隠「お、俺だべ!」

    朝日奈(は、葉隠!?ば、バカじゃないの!?)

    モノクマ「ん?葉隠クンかぁ、ロッカーの方から聞こえた気もするけど、気のせいだよねぇ」

    朝日奈(もういいよ葉隠……私のことをチクってその間に逃げて……)

    葉隠「気のせいだべ!モノクマ!俺は死なねえぞ!」

    朝日奈(ば、バカ!なんで……)

    モノクマ「ふーん、死なないんだ」

    葉隠「俺の占いは……っ!?」

    朝日奈(葉隠ぇ!?)

    モノクマの腕が葉隠の胸に刺さり……えぐるように心臓を取り出していた

    モノクマ「なーんだ、死ぬじゃん、つまんない」

    モノクマ「あ、ついでに眼球とか取り出してみようかな」

    ガッ……ミチ……ミチ……ブチブチィ!

    モノクマ「ひとつめー♪」

    朝日奈(も、もう嫌……やめて……)

    モノクマ「……飽きた」

    モノクマ「さーて、次はどこ行こうかなー」トコトコ

    朝日奈(は、葉隠……)ガチャ

    朝日奈「葉隠ぇ!」

    叫びも虚しく、心臓を失い、目玉もひとつ失った葉隠はいつものようにバカを言ってくれることも、当たらない占いをしてくれることもない……

    朝日奈「ば、バカ……」ポロポロ

    朝日奈「葉隠ええええええ!!!!!」
  30. 30 : : 2014/05/08(木) 16:25:59
    音楽室

    大神「……誰かいな……なっ!?」

    大神「くっ……」

    セレス「どうしまし……や、山田クン……!?」

    目の前にいた……いえ、“あった”のは、首と体がひとつの人間として存在していない山田クンでした

    大神「く、首をもがれている……なんと卑劣な……許せん!」

    セレス「モノクマはどんだけ早いんですの……どんだけ……」

    大神「わからん……なぜなのだ……」

    セレス「……おい豚ァ!ロイヤルミルクティー入れてこいよ!」

    大神「落ち着くのだセレス!」

    セレス「あぁっ!?黙れよ!ほら!ロイヤルミルクティーを!ただのミルクティーでいいからよ!ほら!私のために!私の……ために……」

    セレス「モノクマ……許せません……いや、許さねぇ!ビチグソがあああああああ!!!!!!」

    いくら叫んでも、山田クンは帰ってきませんでした……
  31. 31 : : 2014/05/08(木) 16:27:50
    生き残りメンバー

    石丸
    戦刃
    セレス
    大神
    舞園
    桑田
    不二咲
    朝日奈


    残り8名
  32. 32 : : 2014/05/08(木) 16:46:50
    やべぇ十神と腐川っち書き忘れました


    生き残りメンバー

    10名
  33. 33 : : 2014/05/08(木) 17:03:27
    腐川ルーム

    ジェノ「白夜様ぁ、これからどーすんの?」

    十神「黙れ、俺は仕方なくここにいるんだ」

    ジェノ「えー?女の子の部屋に来て、シャワールームにまで入っといて何言ってんだよド雑魚が!」

    十神「ざ、雑魚……」

    ジェノ「ま、冗談も言ってらんねえけどさ、いくらアタシでも銃弾はよけれないし」

    十神「フン、俺は別に怖いわけではない」

    ジェノ「何も言ってないですけど?」

    十神「……」
  34. 34 : : 2014/05/08(木) 17:09:34
    ピンポーン

    ジェノ「はいはーい!」ガチャ

    十神「ば、ばか!開けるな!いいな?入口は開けるなよ!」

    ジェノ「あ、いっけね」

    朝日奈「と、十神……いる?」

    ジェノ「巨乳スイマーですけどどうします?」

    ジェノ「入れる?入れちゃう?いやん!やらしい!」

    十神「黙れ、くだらんこと言ってないで入れてやれジェノサイダー翔」

    ジェノ「はいはーい」ガチャ

    朝日奈「あ、腐……ジェノサイダー翔」

    ジェノ「いらっしゃーい!」

    朝日奈「う、うん……」
  35. 35 : : 2014/05/08(木) 17:09:52
    期待
  36. 36 : : 2014/05/08(木) 17:12:29
    >>35

    ありがとうございますー!
  37. 37 : : 2014/05/08(木) 17:18:44
    十神「……そうか葉隠が」

    ジェノ「おのれ萌えやがる!葉隠
    殺っときゃよかった……!」

    朝日奈「そんなこと言わないでよ!」バシッ

    ジェノ「あ?ぶったな?白夜様にもぶたれたことないのに!」

    ジェノ「もう切り刻んだり切り刻んだり切り刻んだりしちゃおうかしらーん!ゲラゲラゲラゲラ!」シャキーン

    十神「ふざけている場合ではないだろう!」

    ジェノ「はーい!わかりました!」

    朝日奈(なんなの……本当に)

    十神「他には誰か見たのか?」

    朝日奈「ううん、見てないよ……」

    ジェノ「つーかさ、オーガなら守ってくれんじゃね?探してくるわ!」ガチャ

    ジェノ「待っててね白夜様ー!」バタン

    十神「お、おいバカ!」

    朝日奈「腐川ちゃん!」
  38. 38 : : 2014/05/08(木) 17:28:26
    戦刃ルーム

    石丸「とりあえず皆座ろうではないか……」ドサッ

    舞園「は、はい……」ペタッ

    戦刃「……」スッ

    桑田「よっと……」

    不二咲「」気絶

    桑田クンは不二咲クンをちゃんとベッドに……優しい面もあるのだな

    舞園「それで……これからどうするんですか!」

    石丸「無論、戦うしかないだろう……」

    桑田「戦うっつったって……相手は拳銃持ってんだぞ!?」

    戦刃「……武器ならたくさんある」

    石丸「そうか……超高校級の軍人なら沢山……」

    戦刃「けど、私以外に使えるとは思えない」

    桑田「あ……そうか……使ったことないしな」

    舞園「ど、どうすればいいんですか……」
  39. 39 : : 2014/05/08(木) 17:46:43
    不二咲「ん……うーん……」

    戦刃「!」

    石丸「不二咲クン!」

    不二咲「ここは……?あっ!大和田クン……」

    桑田「すまないな……俺がボールを取り出すのに手間取ったせいで救えなかった……」

    不二咲「ううん、大丈夫……もしかしたら僕も殺されてたのかもしれないし……」

    舞園「不二咲クンが目を覚ましたところで何も対抗策は考えつかないじゃないですか!」

    石丸「そんな言い方はないじゃないか!」

    桑田「……あ」

    戦刃「どうかしたの?」

    桑田「もう校則なんて機能してねえんだし、監視カメラをぶっ壊して回ればモノクマはこっちの動きを掴めねえんじゃねえか?」

    戦刃「……そうだね、けど」

    戦刃クンは監視カメラを指さす

    戦刃「今の会話は聞かれてるから難しいよ」

    不二咲「……あの子が使えるかも」

    舞園「あの子?」

    不二咲「うん……アルターエゴだよ」

    石丸「アルターエゴ……?」

    不二咲「詳しくは脱衣所で……あ、今出歩くのは危険だよね……」

    ……

    戦刃「私が守る。皆で、行こう。」

    戦刃「……ね」

    石丸「そうだな……」

    というわけで少し不安だが脱衣所に向かうことにした……

    どこにいても危険なのだ、正直皆諦めムードでもあった……
  40. 40 : : 2014/05/08(木) 18:43:33
    すっげぇ悲しくなったきたな・・期待です!!
  41. 41 : : 2014/05/08(木) 18:56:50
    >>40

    ありがとうございます!
  42. 42 : : 2014/05/08(木) 19:29:46
    ボクたちは周りに気をつけながらも、脱衣所に向かった……

    しかしなぜだ?異常なまでに静かだ

    モノクマもいない……

    嫌な予感がする

    戦刃「……ん?」

    桑田「どうしたんだよ……」

    大浴場の方から……鉄の匂いがする!?

    考えたくないが……誰かが……

    舞園「大浴場から血の匂いが……!」

    はっきり言ってしまったな……!

    不二咲「ぼ、ボクはアルターエゴの準備をするよ……」

    桑田「……じゃあ、俺が大浴場を見てくるぜ」

    石丸「すまない桑田クン……」

    「あ、おはようご主人タマ!」

    「!?」

    戦刃「……この子がアルターエゴ?」

    不二咲「うん、そうなんだ」

    アルターエゴ「そこの黒い髪の人は……江ノ島さん?」

    戦刃「!」

    不二咲「あ……ごめん、プログラムし直すよ」

    桑田「うあああああああああ!!!!」

    戦刃「桑田クン!?」タッタッタッ

    桑田「お、おい……これ……」

    石丸「どうしたのだ!……あぁ!?」

    目の前にあったのは……

    腐川クンの、死体だった……

    舞園「ど、どうしたんですか!?」

    桑田「来るな!見ない方がいい!」

    舞園「は、はい……」

    石丸「こ、これは一体……!」

    戦刃「まるで快楽殺人だね……」

    そう思うのはボクも同じだ……

    ハサミで磔にされ、左には……チミドロフィーバーの血文字。

    だが……胸からの出血からして、銃で撃たれたあとにこのようなことをしているのだろう

    なんて酷いことを……!

    桑田「舌が普通だ……これは腐川だな」

    石丸「どちらにしろ命が失われるのはダメなことだ……それに……」

    石丸「彼女は殺人を犯している……罪をしっかりと償ってもらいたかった……」

    桑田「そうだな……」
  43. 43 : : 2014/05/08(木) 19:39:11
    一人で行動=死亡フラグ・・
  44. 44 : : 2014/05/08(木) 19:49:03
    アルターエゴ「なるほど、大体のことはわかったよ……江ノ島さんは戦刃むくろっていう女の子だったんだね」

    舞園「あの、この子はどうして……」

    不二咲「もしもボクが死んじゃった時のために……人工知能を作っておいたんだよ」

    石丸「なるほどな……」

    不二咲「そうだ、アルターエゴならデータを元にその人物の声で喋ることができるよ。大和田クンになってもらおうか?」

    桑田「いや、どう考えても悲しくなるだけだろ……」

    不二咲「そ、そうだね……」

    アルターエゴ「ところで、ボクは何をすればいいの?」

    不二咲「【学園の監視カメラをハッキングして欲しいんだ】……っと」

    アルターエゴ「それはちょっと無理かな……ネットワークに繋がないと……」

    舞園「そ、そんな……!」

    戦刃「ネットワーク、何とかなるかもしれない」

    「えっ!?」
  45. 45 : : 2014/05/08(木) 20:15:51
    十神ルーム

    十神「……腐川遅いな」

    朝日奈「まさか、殺され……!?」

    十神「そんなことを言うな!」

    朝日奈「ひっ!」ビクッ

    十神「あいつに限ってそんなことがあるわけが無いだろう……」

    その時、モニターがついた

    モノクマ『あー?腐川さんなら、ぶっ殺してあげたよ!ぴゃははははは!!!』

    朝日奈「モノクマ……!」

    十神「そんなわけがないだろう!」

    モノクマ『仕方ないなぁ……はい』

    その時モニターに映し出されたのは……磔にされた腐川の写真だった

    朝日奈「!」

    十神「……まさか、この殺し方は!」

    モノクマ『皮肉たっぷりで最高でしょ!?』

    朝日奈「人の命をなんだと思って……!」

    モノクマ『はぁ?なんでもいいでしょ?』

    十神「……!」ギリギリ

    十神「貴様!」

    モノクマ『熱くならないでよ!うぷぷぷ……』

    モノクマ『ていうかさ、オマエラの反応つまんなすぎんだけど』

    モノクマ『だから一人の時に人を殺すのはやめるよ』

    朝日奈「……え?」

    モノクマ『校則にも追加しておこうかな!』

    十神「校則なんてもう機能していないだろう……信じるだけ無駄だ……」

    モノクマ『まぁ、今日はもう疲れたから殺さないよ!すぐに終わってもつまんないからね!』プツン

    朝日奈「……信じる?」

    十神「どうだかな、だが動きやすくなったことは確かだ」

    朝日奈「信じるの!?大丈夫なの!?」

    十神「黙れ、どのみちコロシアイ学園生活が始まった時点で命の保証なんてどこにもないんだ」

    朝日奈「うっ……そうだよね」

    ということで、二人は部屋から出た……
  46. 46 : : 2014/05/08(木) 20:32:02
    十神「さて、朝日奈。お前は大神を探せ」

    朝日奈「ひ、一人で行けっての!?」

    十神「当たり前だ、一人の時は殺されない、それに今日は殺さない……あいつはそう言ってたじゃないか」

    朝日奈「あ、あんなの信じられないよ!」

    十神「信じる信じないじゃない、行動あるのみだ……俺は大浴場に行く。いいな、お前は大神を探せ」

    朝日奈「あ、うん……」

    十神「……じゃあな」ツー……

    朝日奈(十神……泣いてる……?)

    『と、十神クン……』

    『黙れ』

    『白夜様!』

    『なんだうっとうしい』

    『白夜様……』

    『何か用か……俺は忙しいんだ、早くしろ』

    朝日奈(……やっぱり、段々腐川ちゃんに心を開いてたんだよね)

    朝日奈(好きな人が死ぬのって……つらいだろうな)

    朝日奈(いけない、私はさくらちゃんを探さなきゃ……)
  47. 47 : : 2014/05/08(木) 20:52:23
    保健室

    セレス「すみません大神さん……」

    大神「気にするな、寝ていろ……」

    セレス「はい……」

    体調が悪くなってしまいました……別に山田クンのことなんてなんでもありませんのに……

    『今日はおいしくできたと思いますぞ!』

    『まぁまぁですわ』

    おいしかった

    『あ、あのー、いつもロイヤルミルクティー入れてきてる僕に何か言うことは?』

    『はぁ?感謝でもすると思ってんのか?この豚が!』

    どんなにひどいことを言っても次の日にはいつものように接してくれて……

    感謝してました

    『セレス殿!』

    うぅ……

    『ロイヤルミルクティーですぞ!』

    ううう……

    『す、すみません!入れなおしてきます!』

    ううううう……

    『セレス殿!』

    ううううううう……

    『セレス殿!』

    ……

    セレス「黙れえええええええええええ!!!!!!」

    大神「ど、どうしたのだ!」

    セレス「あんなやつ!あんなやつ感謝なんかしてない!悲しくなんかない!悲しくなんかない!悲しくなんかない!悲しく……なんか……」

    セレス「ただの……使いやすい……豚……」

    セレス「ただの……」

    大神「無理をするな……泣けばいい。女は子を産む時と大切な人を失った時は泣いてもいいのだ」

    セレス「……っ」

    セレス「うわあああああああああああんん!!!!!!!!」

    朝日奈「ど、どうしたの!」ガラッ

    大神「あ、朝日奈……!?」

    朝日奈「ねぇ何が」

    大神「静かにするのだ、今は……そっとしておけ」

    私は……モノクマの恐怖も忘れ、存分に泣いてしまいました

    何が超高校級のギャンブラーですか……

    本当に欲しいものは手に入らかった……

    それどころか……失うまで気付きもしなかった……

    負けを知らないから、こうなるのですね……

    ……ロイヤルミルクティーが飲みたいですわ
  48. 48 : : 2014/05/08(木) 21:00:04
    セレス「……」スゥ

    大神「泣きつかれて寝たようだな」

    朝日奈「山田が殺されてたなんて……」

    大神「過ぎたことは仕方のないことだ……しかし朝日奈、よく来れたな」

    朝日奈「うん、モノクマがね……」

    ……

    ……

    大神「今日はまず安心というわけか」

    朝日奈「わからないけどね」

    大神「だが、目的が絶望させることなら、生かしておくことも必要なのだろう……」

    朝日奈「よくわかんないよ……私だって目の前で葉隠が殺されて……」

    大神「……では、どうして朝日奈は助かったのだ?」

    朝日奈「そ、それはモノクマが……」

    朝日奈(気付かないわけがない……?)

    大神「そうだ、朝日奈は……絶望させるため生かされたと考えるべきだ」

    朝日奈「どうして絶望なんか……」

    大神「理由なき恐怖、理由なき暴力、理由なき殺し……それが絶望だと聞いたことがある」

    朝日奈「……」

    大神「さぁ、朝日奈も少し休め、見張りは我がしておこう」

    朝日奈「うん、ごめん……」

    大神(モノクマ……何を考えている……!)
  49. 49 : : 2014/05/08(木) 21:12:42
    生き残りメンバー


    石丸
    戦刃
    セレス
    大神
    舞園
    桑田
    不二咲
    朝日奈
    十神

    残り9名
  50. 50 : : 2014/05/08(木) 21:26:27
    セレス「おはようございます、寝てしまって申しわけないですわ」

    大神「気にするな」

    朝日奈「おはよー、2人とも、大浴場行こう?」

    セレス「こ、こんな時に入浴なんて……!」

    大神「違う、十神がいるらしいのだ」

    セレス「十神クン……?」

    朝日奈「うん、それから……腐川ちゃんの死体も」

    大神「とにかく、合流しよう」

    セレス「そうですわね」

    私たちは大浴場へと歩き出したのです。
  51. 51 : : 2014/05/08(木) 21:29:27
    朝日奈「でも、一時間くらい寝ちゃったからね……まだいるのかな」

    大神「どうであろうな」

    セレス「いなかったとしても、あそこには監視カメラがありませんから誰かしらいるかもしれません」

    朝日奈「そうだね……」
  52. 52 : : 2014/05/08(木) 21:42:59
    脱衣所

    朝日奈「あっ、皆いたんだ……」

    桑田「よ、よぉ」

    セレス「あらあら皆さんお揃いで……これで全員……?貴方は?」

    戦刃「私は戦刃むくろ。かつて、江ノ島盾子として皆とコロシアイ学園生活を送ってた者です」

    大神「……?」

    アルターエゴ「あ、朝日奈さんとセレスさんと大神さんだね!」

    朝日奈「ふっ、不二咲ちゃんの幽霊……?」

    不二咲「生きてるよぉ」

    舞園「……これで全員」

    石丸「つまり、葉隠クンと山田クンは……」

    セレス「……」

    朝日奈「あ、あれ?十神は?」

    大神「それに何やら音がするが……」

    戦刃「見ない方がいい……私はフェンリル時代によく見たけど、苦手。」

    朝日奈「?」

    舞園「十神クン……壊れちゃったみたいなんです」

    桑田「……あぁ、死姦ってやつだ」

    朝日奈「えっ……?」

    石丸「……」

    戦刃「いくら叫んでも、愛撫しても……返事は来ないのに……」

    不二咲「でも、仕方ないよ……腐川さんが生きてたなら、どんな状況だろうと目を覚ますようなご褒美だもん……」

    アルターエゴ「あの、どうしたの……?皆悲しそうだよ……」

    ※アルターエゴは皆の声は聞こえません

    戦刃「……」カタカタ

    【大丈夫、大丈夫だから……】

    アルターエゴ「あ、うん……」

    桑田(余計に不安になると思うんだが)
  53. 53 : : 2014/05/08(木) 21:51:08
    十神「はぁ……腐川!返事をしろ!俺が直々に性交してやってるんだぞ……」

    腐川「」

    十神「腐川……」

    腐川「」

    十神「返事をしろ!」

    腐川「」

    十神「おい腐川!」

    ガラッ……

    戦刃「十神クン、目を覚まして」

    十神「邪魔をするな……コイツは死んでなどいない」

    戦刃「現実を見て」

    十神「黙れ」

    戦刃「……ごめん」トン

    十神「なんだと……うっ」ドサッ

    戦刃「……」

    桑田「お、おい……」

    戦刃「気絶させただけだから……」

    桑田「なぁ、人間って……絶望するとこんなにも変わるものなのか?」

    戦刃「……人間、恐怖で変わる」

    戦刃「どんな立派な人でも死の恐怖の前では赤子同然……」

    戦刃「人間は弱いよ、特に大事な人を失った場合はね」

    桑田「……」

    戦刃「さぁ、服を着せて……個室に運ぼうか」

    桑田「そうだな……」
  54. 54 : : 2014/05/08(木) 22:17:28
    戦刃の部屋

    戦刃「よし、十神クンはこれで大丈夫かな」

    舞園「と、ところで今日はもう殺さないって、本当なんですか?」

    朝日奈「私に聞かれても……でも、そう言ってたよ」

    石丸「つまり、明日からは……」

    桑田「そうだな、作戦を考えなきゃな」

    アルターエゴ「あのぉ、皆何話してるのぉ?それからネットワークは……?」

    「あ」

    不二咲「わ、忘れてた……」

    セレス「……ネットワーク?」

    大神「どういうことなのだ?」

    戦刃「……」カタカタ

    【ネットワークに繋ぐことでどうなるのか教えてもらいたい】

    アルターエゴ「うん!ネットワークに繋がれば、監視カメラをハッキングできるかもしれないんだ!」

    朝日奈「じゃあ、そうなると……」

    大神「こちらの動きが分からなくなる……つまりは」

    桑田「黒幕自身が動くしかなくなるってわけか」

    戦刃「盾子ちゃんは、私が止める……!」

    石丸「それで、ネットワークがなんとかなる、とは?」

    戦刃「そうだったね……実はとある男子トイレの奥に隠し部屋があって……」

    セレス「そこにはネットワーク回線がある……?」

    桑田「ってか!こんな会話黒幕に聞かれてたら!だって監視カメラ……あれ?」

    監視カメラに目をやると……壊れていた

    戦刃「……」チャキッ

    舞園「よ、よかったです……」

    大神「だが、器物破損をしても処罰されないというのは……」

    不二咲「多分、もう校則なんて物じゃなくて、自分の気分で動いてるんじゃないかな……」

    アルターエゴ「とにかく、ネットワークを繋ぎに行こうよ!」

    石丸「聞こえていなくても大体は伝わるようだな……」

    戦刃「……」カタカタ

    【今から行くからね】

    アルターエゴ「うん!」

    桑田「んじゃあ、十神が寝てるし、俺は残るわ……男が残った方がいいだろ?」

    石丸「な、ならばボクが……!」

    桑田「アホか。お前に十神が励ませるかよ……規律や正義だけが正しいわけじゃねぇ、そういうのは俺に任せろ。」

    朝日奈「それって自分が不真面目って言ってるようなものだよね……」

    石丸「む……仕方ないか、では行こう」

    戦刃「……」コク

    こうして、桑田クンと十神クンを残してボクたちは男子トイレの奥の隠し部屋に向かったのだ……
  55. 55 : : 2014/05/08(木) 22:54:53
    大神「……ここだな」

    戦刃「私達は外で見張りをしてるから」

    石丸「わかった!すまないな!」

    朝日奈「流石に男子トイレには入れないし」

    舞園「そうですね……」

    セレス「まぁ、戦刃さんと大神さんがいるので大丈夫でしょう」

    石丸「うむ!」

    不二咲(女子率高いなぁ……)
  56. 56 : : 2014/05/08(木) 23:07:49
    隠し部屋

    不二咲「……よいしょ」

    アルターエゴ「くすぐったいよぉ」

    石丸「では、繋いでみよう!」

    ……

    不二咲「【どう?いけそう?】……と」カタカタ

    アルターエゴ「うん!いけた!」

    石丸「……いけた?」

    不二咲「【どういうこと?】……と」カタカタ

    アルターエゴ「セキュリティが全然……」

    石丸「こちらの行動は予測済み……か」

    不二咲「むしろ、監視カメラを壊された方がよかったのかな?」

    石丸「よくわからないな」

    アルターエゴ「……よし、全ての監視カメラを機能停止させたよ」

    石丸「やったな!」

    不二咲「……ふぅ」

    ……しかし、うまく行き過ぎではないか?
  57. 57 : : 2014/05/09(金) 01:06:20
    ちょっと展開を考えますので、今日の更新はここまでです。コメント、閲覧ありがとうございます。
  58. 58 : : 2014/05/09(金) 23:43:53
    戦刃ルーム

    十神「う、うーん……ここ、は……」

    桑田「目が覚めたか、早いな」

    桑田(気絶にしては早い……戦刃って凄いな)

    十神「ここはどこだと聞いている」

    桑田「戦刃の部屋だ」

    十神「なぜそんなとこに……!」

    桑田は今までの経緯を説明した……

    十神「お、俺が死姦しただと!?馬鹿な……」

    桑田「人は大切な人を失ったときは弱い……戦刃もそう言ってたぜ」

    十神「大切な人だと……?あいつはただの……」

    桑田「……ただの?」

    十神「……」

    桑田(今はそっとしておくか)
  59. 59 : : 2014/05/09(金) 23:56:41
    数分後

    朝日奈「ただいま!」

    桑田「お、お前ら!ネットワークは?」

    戦刃「大丈夫だった……」

    アルターエゴ「ボク、頑張ったんだからね!」

    不二咲「それから、何かあった時のためにウイルスもネットワークに侵入させといたんだ」

    大神「よくわからぬがな」

    セレス「とにかく、これで黒幕は私たちの様子を見ることが出来なくなりましたわね」

    舞園「そうですね!」

    石丸「君たち!ボクたちは決して負けないんだ!」

    桑田「暑苦しいやつだぜ……ま、よかったよかった」
  60. 60 : : 2014/05/10(土) 20:27:13
    十神「さて、これからどうする」

    朝日奈「と、十神!?復活早いっ!?」

    十神「当たり前だ、俺は腐川の敵を……じゃない、お前らを殺させはしたくない、それだけだ」

    舞園「素直じゃないんですね」

    不二咲「とにかく、今日は殺されないみたいだし各自部屋に戻ったらどうかな」

    セレス「そうですわね……」

    大神「では、我がまず様子を見よう……」

    石丸「き、気をつけてくれたまえ……」

    大神「……」ガチャッ

    大神「モノクマはいないようだ……」

    戦刃「……なら、皆部屋に……って、ダメじゃない?」

    十神「その通りだな……今日は殺されなくても、明日目が覚めて外に出たときは……」

    不二咲「あ、そっか……」

    アルターエゴ「みんな不安そうな顔してるよ?大丈夫?」

    十神「……それから不二咲、俺たちの声が聞こえるようにアルターエゴをプログラミングしろ」

    不二咲「わかったよぉ……任せて!」
  61. 61 : : 2014/05/10(土) 22:41:31
    一晩経って……

    石丸「朝の見回りに……!出てはいけないな、さて皆も起こ……」

    石丸「く、桑田クン!」

    桑田「」

    ボクの目の前には……ナイフで刺され、絶命してる桑田クンがいた

    戦刃「……はっ」

    戦刃「桑田クン……くっ」

    石丸「ど、どうかしたのか!」

    戦刃「……盾子ちゃんが、今朝早くに……来て……」

    石丸「な、なぜだ!なぜボクがこんな時間まで……」

    戦刃「突然鍵が開いて……睡眠作用のあるガスが……それより!大神さんが盾子ちゃんを追いかけて行っちゃったの!」

    石丸「なるほど……戦刃クン!起きてすぐのとこ悪いが共に探しに行こう!」

    戦刃「皆は……ここに置いていっても……」

    石丸「こんなことは言いたくないが、桑田クンだけを殺したところからして他の皆はまだまだ絶望させるために生かすと思うのだ!」

    戦刃「うん……ごめん、桑田クン……さぁ、石丸クン、行くよ!」

    石丸「うむ!」

    ボクと戦刃クンは、大神クンを探しに行くことになった……

    そうだ……マスターキーの存在を忘れていた……!

    桑田クン、君のことは忘れないぞ……!
  62. 62 : : 2014/05/11(日) 16:47:00
    こうしてボクと戦刃クンは学園内を探索した……

    そして……!

    戦刃「……盾子ちゃん!」

    玄関ホールでボクたちが見たのは……

    腰に手を当てて立っている……おそらく、本物の江ノ島クンと……

    マシンガンで蜂の巣にされた大神クン……だった

    石丸「なぜだ!なぜこんなことを!」

    江ノ島「なんで……ですか。」キノコ

    江ノ島「んなこと言われてもわかんねぇよ!」ジェノッポイ

    江ノ島「ていうかぶっちゃけ絶望させたいだけ?みたーいなー!」きゃるんっ

    戦刃「……」チャキッ

    江ノ島「えー?裏切るの?私が死んだらどうなるか……」

    江ノ島「わかってますよね?」メガネ

    戦刃「…」ギリッ

    石丸「ど、どういうことなのだ!早く撃ち殺……!」

    ぼ、ボクは何を言ってるんだ!?

    戦刃「……ダメ、盾子ちゃんが死んだら……私たちも……」

    江ノ島「あぁ……その通りだよ……私が死んだらここの空気清浄機が止まってしまうんだ……」イケボ

    江ノ島(……でも、外の状況のことはまだ言わないでおくか)

    戦刃(外が絶望まみれってことは……皆は知らない方がいいよね……)

    戦刃(逃げ場がない……って思われたら、生き延びる気力さえ失ってしまう……!)

    江ノ島「あのさぁ石丸クーン、こんな広い学園でぇ、窓ひとつない学園でさぁ、空気清浄機無しで生きられると思うの?」

    石丸「そっ、それもそうだ……」

    戦刃(盾子ちゃんは……外の様子を話した方が絶望させられるのに……)

    戦刃(最後の最後に……ってことかな……)

    江ノ島「そのとーり!だからぁ、今私が死ぬってことはぁ、あんたたちの……」

    江ノ島「死」

    江ノ島「ってわけ!」

    石丸「クッ……!」ギリッ
  63. 63 : : 2014/05/12(月) 00:37:10
    期待です
  64. 64 : : 2014/05/12(月) 00:39:53
    >>63

    ありがとうございます!
  65. 65 : : 2014/05/12(月) 00:45:17
    江ノ島「さて、と」

    江ノ島「ここにいてもなんですから……」

    江ノ島「一度、体育館に行きましょうか」

    石丸「くっ!黒幕が目の前にいて見逃すわけがなかろう!」

    戦刃「……」

    江ノ島「うぷぷ、どうかな?いけ!モノクマ!」

    そう言うと江ノ島クンは……

    爆発しそうになったモノクマをボクたちの方に投げてきた!

    戦刃「っ!」カチャッ

    ドォォォォォン!

    戦刃クンが銃でモノクマを撃ったおかげでボクは爆発に巻き込まれなかった……が

    爆発し、煙で江ノ島クンが見えなくなり……

    戦刃「……逃げたね」

    石丸「……くっ!」
  66. 66 : : 2014/05/12(月) 01:11:23
    生き残りメンバー

    石丸
    戦刃
    舞園
    十神
    セレス
    不二咲
    朝日奈

    残り7名
  67. 67 : : 2014/05/12(月) 04:57:17
    期待です!

  68. 68 : : 2014/05/12(月) 05:01:21
    絶望的に支援です
  69. 69 : : 2014/05/12(月) 07:53:04
    >>67
    >>68

    ありがとうございます!
  70. 70 : : 2014/05/12(月) 19:17:51
    戦刃の部屋

    舞園「くっ……桑田クン……」

    不二咲「うっ……もう、やだよぉ……」シクシク

    十神「……」

    セレス「……」

    朝日奈「桑田まで……!どうして……」ポロポロ

    ……どうして私たちは生きているのでしょう

    まさか、絶望させるために生かされた、とか……

    ナンセンスな考えですわね

    その時……

    ピンポンパンポーン

    十神「ほ、放送だと!?」
  71. 71 : : 2014/05/13(火) 10:49:44
    「えー、オマエラ!至急体育館にお集まりください」

    朝日奈「……モノクマの声じゃない」

    十神「黒幕か……」

    舞園「江ノ島盾子……」

    セレス「……どうしましょう、体育館に行くのは危険な気がしますが」

    不二咲「行くしかないと思うよ……」

    アルターエゴ「ボクが監視カメラで様子を探るよ!何かあったらご主人タマの電子生徒手帳に連絡するから!」

    十神「ほう、声が聞こえるようにしただけじゃなく、そんなことまで可能にするとはな」

    舞園「さすが超高校級のプログラマー……ですね」

    セレス「無駄話をしてる暇はなくってよ、早く行きましょう」

    とは言ったものの、私は不安で仕方ありませんでした……
  72. 72 : : 2014/05/13(火) 11:06:05
    体育館

    江の島「よく来たな!生き残りし人間よ!」

    十神「……お前が腐川を」

    不二咲「……大和田クンをっ!」

    セレス「山田の豚を……」

    江の島「ちょっと何?何?クリリンのことかー!みたいな雰囲気になってるけどさ、よかったくね?なんの変哲もない学園生活がスリリングでエキサイティングでエクストリームな学園生活になったんだから!」

    戦刃「……盾子ちゃん、もうやめて」

    石丸「なにがエキサイティングだ!人の命をなんだと思ってるんだ!そういうお前だって命を持っているだろう!命の尊さを、わかってるんじゃないのか!?」

    江の島「あぁ、そうだな……確かに私も命は持っている」イケボ

    江の島「でもでもぉ!私とむくろは超高校級の絶望なんだよー?」きゃるんっ

    江の島「てか……生まれた時から絶望してるって……いうか……そんな感じです……はい……」キノコ

    江の島「つまり!俺ら絶望シスターズにとっちゃ生きるとか死ぬとかぶっちゃけ大した問題じゃねえんだよ!」ジェノッポイ

    江の島「おわかりいただけましたか?」メガネ

    朝日奈「……さくらちゃんを殺したのもあんたなの?」

    江の島「は?」

    朝日奈「あんたたちにとっては命なんて軽いものかもしれないけど……私たちにとってはとても重いものなんだよぉ!」

    セレス「……」ギリッ

    江の島「てかさー、ひとついい?あんたらのすぐ隣にいるむくろだって超高校級の絶望なんだよ?もしかして信用しちゃってる系?馬鹿じゃね?」

    十神「なん、だと……?」

    戦刃「……私は」

    戦刃「もう、人を殺めない」

    江の島「あ?」

    戦刃「私は!もう絶望なんかしていないんだよ!」

    戦刃「私は皆と……希望を胸に抱いて生きていくんだよ!」

    江の島「……はぁ、なんの冗談ですか?」メガネ

    江の島「と、まぁ無駄話はこの辺にして……」

    不二咲「む、無駄……?」

    江の島「本題に入りまーす!」
  73. 73 : : 2014/05/13(火) 11:33:24
    江の島「オマエラにチャンスをあげようかなと思ってるんですよ、うぷぷ」

    十神「チャンスだと……?」

    江の島「ボクが全員殺すか、それとも誰かが誰かを殺して無事に卒業するか……」

    江の島「ま、コロシアイ学園生活を再開させるなら、私はもう手出しはしないってわけだよ」イケボ

    不二咲「そ、そんな……」

    江の島「あっ!それからぁ、大事なことをひとつ言い忘れてたから言うね!1回しか言わないからよく聞いててね!」きゃるんっ

    江の島「なんとっ!コロシアイ学園生活を再開させたくないとか言いやがったらここで皆殺しなのですー!」

    江の島「なんとっ!コロシアイ学園生活を再開させたくないとか言いやがったらここで皆殺しなのですー!」

    江の島「あっ、2回///」

    ここで……皆殺し……?

    ここはとりあえず了承するしかないのか……?

    戦刃「……盾子ちゃん、ごめん」カチャッ

    ドン!

    ……

    銃声が響く、戦刃クンが……江の島クンを撃ったのだ

    江の島「……なんのつもりかな?お姉ちゃん」

    舞園「えっ!?」

    戦刃「そ、そんな、確かに当たったはずなのに……」

    江の島「バカかテメェら!防弾チョッキくらい着てるに決まってんだろ!敵だらけのとこに行くんだからよ!」

    十神「やはり罠だったか……!」

    江の島「罠?違いますね」メガネ

    江の島「オイラは最後の最後にチャンスを与えようと思ってたのによ!」オイラ

    江の島「もういっか、じゃ、今の銃弾、返すね」チャキッ

    今、ここで走り出しては格好の的になる……!

    だが、ここから離れたい……!

    どうすれば……

    江の島「さーて、誰から殺そうかな?」

    戦刃「盾子ちゃん、やめて!」

    舞園「もう、やめてください……」

    不二咲「死にたくないよぉ……」グスッ

    江の島「うーん、まーずは……」

    江の島「不二咲!テメェだ!よくも監視カメラを乗っ取ってくれたな!」

    不二咲クンが狙われてる……?

    ……

    兄弟が命をかけて守った不二咲クンを……ボクは見捨てられない!

    石丸「……」

    石田「うおおおおおおおお!!!」ダッ

    不二咲「石丸クン!?」

    江の島「へぇ、かばうって言うの?男気あふれるねぇ、かっこいい……ね!」ドギュン!

    石田「!」

    江の島のヤローが撃ったのは……俺や不二咲じゃなく……

    舞園「……カハッ」ドサッ

    舞園、だった……!

    戦刃「どうして!どうしてだ!」

    江の島「だってー、不二咲クンを殺すぞーって思ってたんだけどそれに飽きたから舞園ちゃんに変えたの!」

    なんだと……ゴルァ……

    俺や兄弟……皆の命をこんな奴に弄ばれてんのか……!

    石田「てめぇ!上等だなゴルァ……戦刃!?」

    俺がメンチを切ってる時に……戦刃はサバイバルナイフを持って江の島の方へ向かっていたんだ……

    戦刃(皆なら、絶望には負けないよ……!)

    戦刃(空気清浄機が止まっても!大丈夫だよ!)

    戦刃(そして……さよなら、盾子ちゃん)

    ジャギャン!




    刃物は……体を貫いた……








    戦刃を……!
  74. 74 : : 2014/05/13(火) 11:39:48
    江の島「ふぅ、運がよかったな……」

    江の島「やっぱりむくろちゃんはこの“グングニルの槍”に貫かれる運命だったんだよ」

    十神「……な、なんだと!?」

    朝日奈「い、嫌……」

    不二咲「舞園さん……戦刃さん……」

    セレス「……」

    石田「テメェ……ふざけんじゃねえぞ!」

    江の島「ふざけてなんかないけど?さて、皆殺しタイム再開!」カチッ

    江の島「ありゃ、弾切れだぁ」

    ……今しかねぇ!

    石田「走れ!オメーラ!逃げんぞ!」

    セレス「はい!」

    十神「……クッ」




    江の島が弾切れしてたおかげで俺たちはアルターエゴのある部屋、戦刃の部屋に戻れた……

    けど、大神がいなくなり、戦刃もいなくなったとなると……


    戦うのは、絶望的になっちまったわけだ……
  75. 75 : : 2014/05/13(火) 11:41:11
    生き残りメンバー

    石丸(石田に覚醒)
    十神
    セレス
    不二咲
    朝日奈

    残り5名
  76. 76 : : 2014/05/13(火) 11:43:35
    最低の誤字……絶望的です……



    江の島→江ノ島



    申し訳ありません……
  77. 77 : : 2014/05/13(火) 17:45:42
    石田に覚醒したんならまだ希望はある!!
  78. 78 : : 2014/05/13(火) 20:06:49
    続きはよ
  79. 79 : : 2014/05/13(火) 20:32:51
    戦刃ルーム

    石田「ハァ……ハァ……鍵は閉めたか!」

    朝日奈「もちろんだよ!」

    セレス「……」

    不二咲「舞園さん……戦刃さん……」

    十神「落ち着け、まずはこの部屋で堂々とおねんねしている桑田をシャワールームにでも移すぞ」

    石田「んだと!?そんな言い方はねえだろ!」

    十神「死体を見てたら悲しくなるだろう愚民共は……」

    アルターエゴ「皆……残念だったね……」

    不二咲「アルターエゴ……」

    アルターエゴ「監視カメラで見てはいたけど……なにも出来なかった……」

    石田「仕方ねぇ!んなことはどうでもいい!これからどうするかだ!」

    セレス「まず、マスターキーの奪還ですわね」

    十神「マスターキーだと?」

    セレス「はい、マスターキーはあと2本、黒幕が持っているらしいですわ……つまり、それらを奪わないことには寝ることもできないわけです」

    朝日奈「昨日は本当に殺さなかったね……でも、今日もそうとは限らない……」

    アルターエゴ「……あっ」

    不二咲「どうしたの?」

    アルターエゴ「学園長室……そこにもう一本あるみたい!」

    十神「よくやった、ではその鍵を奪いにいくぞ」

    石田「逃げては来たが、正直逃げ場はねえからな!全員で行くぜ!」

    朝日奈「う、うん……」

    セレス(しかし、大和田クンと混ざったようですわね……)

    アルターエゴ「じゃあ、ご主人様!皆!頑張ってね!」

    朝日奈「うん!行ってくるよ!」

    十神「フン、行くぞ」


    ……なぜでしょう、何か違和感が

    気のせい……ですわ。きっと
  80. 80 : : 2014/05/13(火) 20:49:17
    学園長室

    十神「……フン、江ノ島はいないようだな」

    不二咲「よし!じゃあ鍵を探そう!」

    15分後

    朝日奈「あった!これ?」

    セレス「そうですわ!」

    石田「……ん?おい、これもじゃないか?」

    セレス「……まぁ」

    十神「おい、マスターキーはあと2本、なんだよな?」

    セレス「はい……ということは」

    不二咲「これで、安心!?」

    ヤッター!
    フン、グミンドモメ
    ワーイ!

    江ノ島「安心なわけ、ないでしょ?」

    全員「!?」
  81. 81 : : 2014/05/13(火) 21:04:39
    江ノ島「いやー、探したよ(棒)」

    石田「一体どういうことだオラァ!」

    江ノ島「この子のおかげー!」ヒョイ

    アルターエゴ「……」

    不二咲「あ、アルターエゴ!?」

    アルターエゴ「……本当に気付いてないんだ」

    十神「どう言う意味だ!」

    アルターエゴ「わかんないの?ねぇ、ご主人さーまっ!」

    不二咲「……!」

    江ノ島「気付いたみたいだね!」きゃるんっ

    朝日奈「ど、どういう事!?」

    不二咲「アルターエゴは……ボクのことをご主人タマって呼ぶ筈なんだ……」

    ……なるほど、違和感はこれですか

    不二咲「けど、さっき……」

    江ノ島「その通りだ、人間……」イケボ

    江ノ島「ネットワークに繋いだ時、ウイルスをばらまいただろ?それに目をつけたんだ……」

    江ノ島「それを捕まえて、プログラムを書き換えて……それをUSBに入れて、さっきパソコンの中のアルターエゴを私様のプログラムで完全に上書きしてやったのだ……」

    石田「さ、さっきだと!?さっきは体育館に……!」

    江ノ島「バーカ!んなもんホログラムだよ!普通防弾チョッキくらいでむくろの銃弾防げねえから!」

    朝日奈「で、でも会話してたよね……?」

    江ノ島「あ、もちろんあれ録画を組み合わせてるから、会話してるように思えただけ」

    十神「……じゃあ、それは誰が動かしている!お前はアルターエゴを動かしていたんだろう?」

    江ノ島アルターエゴ「ハハハハ!馬鹿じゃねーの!?それこそ私、正確には私をコピーされたモノクマだよ!」

    江ノ島「その通り!アルターエゴのプログラムをコピーして、モノクマに植え付けてやったんだ!」

    不二咲「だ、だからネットワークのセキュリティが甘甘だったの……?最初からウイルスが目的……?」

    江ノ島「はい……そうです……」キノコ

    セレス「……」

    絶望、ですわね……
  82. 82 : : 2014/05/13(火) 21:31:14
    石田「……だが!あの銃弾はなんなんだ!」

    江ノ島「そりゃあ体育館には仕掛けがいっぱいありますからねぇ」

    江ノ島「あんたたちも見たでしょ?」

    江ノ島「グングニルの槍!」

    十神「……クッ」

    江ノ島「あの銃弾はね、ステージの奥の壁から出てるんだよ」

    セレス「……何が目的なんですの!?」

    江ノ島「それはもちろん」

    江ノ島アルターエゴ「絶望だよ」

    江ノ島「今こうして、逃げ場のない部屋にオマエラを呼び出すことに成功した……うぷぷ」

    石田「……おい、この鍵持っとけ」ヒソヒソ

    セレス「は、はい……」ヒソヒソ

    石丸クン……何がしたいんですの?

    江ノ島「今ここで!このナイフで!」

    江ノ島「切り刻んであげまーっす!」

    十神「あれは戦刃のナイフ……!」

    朝日奈「あんなので切られたら怪我しちゃうよ!」

    不二咲「死んじゃうと思うよぉ……」

    江ノ島「じゃあ、まず誰から……」

    石田「うおおおおおおおお!!!」ダッ

    セレス「石丸クン!?」

    石田「誰も殺させねぇ!」グサッ

    江ノ島「……は?」

    不二咲「い、石丸クン……ナイフが……」

    石田「オレは……ケホッ……石丸じゃねえ!……オレは兄弟のように……命をかけて……テメーらを守るんだ!」ガシッ

    江ノ島「くっ、離せよ!」

    恐らく、ナイフが振れないように自分に刺したのですね……

    とにかく今は!

    セレス「逃げますわよ!そしてモノクマアルターエゴを破壊……してやるぜビチグソがぁっ!」

    十神「そうだな、石丸!お前の働きは無駄にしないぞ……」

    江ノ島「くっ、お前!自分の命はどうでもいいのかよ!」

    石田「……ははっ、あいつらを守るためなら……オレの命くらい……!」

    意識が遠くなってきやがったな……まだだ、もっと時間を……

    稼ぐ……

    不二咲「……ごめんね!石丸クン!」

    江ノ島「何故だ……弱ってるはずなのに抜けない……」

    石田「……」

    石丸「風紀を乱さないためだ……!」

    石丸「いつか、皆が……お前に一矢……報い……」









    生き残りメンバー

    十神
    セレス
    不二咲
    朝日奈

    残り4名
  83. 83 : : 2014/05/13(火) 22:48:29
    >>34
    でいまさらながら申し訳ないがなぜ朝日奈は腐川の部屋に十神がいると知っていたんだ
  84. 84 : : 2014/05/13(火) 22:55:45
    >>83

    書き忘れましたが十神の部屋は先にピンポンしてます

    じゃあ、腐川ちゃんと一緒かなぁって思ったんだと思います

    後付け感半端ないです!

    が、ちゃんと考えてましたよ汗

    勝手にそこのところも書いた気になってましたね……申し訳ありません
  85. 85 : : 2014/05/13(火) 23:00:27
    廊下

    十神「これからどうする!宛はあるのか?」タッタッタッ

    不二咲「マスターキーがあるからどこでも行けるよねぇ!」タッタッタッ

    朝日奈「そうだ!ずっと開いてなかった部屋に行こう!」タッタッタッ

    セレス「情報処理室……ですわね」タタタタタ

    十神「しかし、どうして学園長室は鍵が開いてたんだ?」タッタッタッ

    セレス「さっき江ノ島盾子が言ってたように、私たちをおびき寄せるため、ですわね」タタタタタ

    不二咲「情報処理室……そこにモノクマアルターエゴがいるはずだよ!」タッタッタッ

    というわけで、私たちは情報処理室へ向かいました……
  86. 86 : : 2014/05/13(火) 23:11:33
    情報処理室奥、モノクマ操縦室

    モノクマアルターエゴ「むっ、来たね?」

    十神「……チッ」

    セレス「いつ見ても不愉快なフォルムですわ」

    モノクマアルターエゴ「うぷぷ……いやぁ、まさかボク自身が人格を持てるなんて!すごい技術だね!」

    不二咲「……っ!」

    朝日奈「でも!お前を消せばもう!」

    モノクマアルターエゴ「消す?どうやって?」

    十神「……モノクマには爆弾がついているはずだ」

    モノクマアルターエゴ「あぁ……でも!無理だね!起動するつもりはないよ!それに、ここで爆発すればモノクマ使えなくなるじゃん!」

    モノクマアルターエゴ「それに……よ……ボ……」

    不二咲「?」

    モノクマアルターエゴ「……マ……」

    モノクマアルターエゴ「ご主人タマ!」

    朝日奈「えっ!?」

    十神「どういうことだ……?」
  87. 87 : : 2014/05/13(火) 23:30:32
    モノクマアルターエゴ「ふぅ、完全には上書きされてなかったんだよぉ……戦刃さんの時は、手も足も出なくて……悔しいけど」ドラエモンボイス

    十神「その声でしゃべるな……そ、それより!今江ノ島はどこだ!」

    モノクマアルターエゴ「……今は皆を探して寄宿舎の方に行ったね!」

    朝日奈「ラッキー!距離が取れたよ!」

    不二咲「よし、急ごう!」

    モノクマアルターエゴ「それから……ボクはここで爆発するよ」

    セレス「……でもあなたは」

    モノクマアルターエゴ「大丈夫!ボクが死んでも親機がいるもの!」

    不二咲「……江ノ島アルターエゴかぁ」

    不二咲「うん!いつか江ノ島アルターエゴを書き替えるよ!」

    そうこうして、モノクマアルターエゴは爆発し、モノクマの使用は不可能に……

    また、私たちも寄宿舎へ向かいました……慎重に。
  88. 88 : : 2014/05/14(水) 13:00:43
    十神「あいつはどこに行った……?」

    朝日奈「個室かなぁ……」

    セレス「いえ、個室はないはずですわ……マスターキーは私が2つ既に持ってますので。」

    朝日奈「あれ?マスターキーって3つあるんじゃなかった?」

    セレス「はい?」

    ……そう言えば

    大神『マスターキー……ひとつしか黒幕も持っていないはずだ』

    セレス『マスターキー……ということは、全ての部屋を開けられる……?』

    大神『そうだ、だがこれを我が持っている限り……あっ!?』

    ……!

    セレス「大変ですわ……もう一本は大神さんが持っているのです……」

    十神「大神?大神なら死んでたじゃないか……」

    十神「なるほど、殺した上で鍵を奪ったというのか……」

    朝日奈「じゃあ、今どこにいるの……?江ノ島ちゃん……」

    セレス「わかりませんわ……ところで、江ノ島さんには江ノ島アルターエゴがいるのでしょう?監視カメラで私たちがどこに行ったのか見ていたはずでは?」

    十神「フン、見ていないんだろう、石丸の件で動揺し、慌ててしまった……というオチだろうな」

    朝日奈「……あれ?不二咲ちゃんは?」

    セレス「あら、本当ですわね……」

    そう言ったその時……

    ドギュン!

    朝日奈「ああぁっ!」ガクッ

    江ノ島「やっぱ慣れねえなあ……こんなもんよくお姉ちゃん使えたよな」ジェノッポイ

    朝日奈さんの足に……銃弾がヒットしました

    セレス「江ノ島さんがここにいる以上、不二咲クンは安全ですわ、江ノ島さんをなんとかしましょう」

    江ノ島「なんとか?できるわけねーだろ!」カチッ

    江ノ島「また弾切れ!?」

    十神「フン、もう逃げられんぞ」

    江ノ島「逃げられない?馬鹿言ってんなよ!いでよモノクマ!」

    ……来るわけが無いですわ

    江ノ島「……あれ?」

    朝日奈「モノクマなら……コントロール室を……破壊、し、たから……」

    十神「無理してしゃべるな、さて……江ノ島、お前はもう逃げるしかないわけだ」

    江ノ島「……くっ!」ダッ!

    十神「おいセレス!お前は朝日奈を見ておけ!俺が追いかける!」

    セレス「え、えぇわかりま……」

    十神「十神の名にかけて捕まえてやる……!」

    言い終わる前に言ってしまいました……

    単独行動は死亡フラグですが……今回は大丈夫でしょう……
  89. 89 : : 2014/05/14(水) 13:08:41
    学園長室

    江ノ島アルターエゴ「置いてかれちったなぁ……」

    江ノ島アルターエゴ「私様の本体は……おう、逃げてやがりますね」

    江ノ島アルターエゴ「まさかオンラインでネットワークに繋げるなんて……無線LANでしょうか」

    江ノ島アルターエゴ「私様の技術はすごいな!」

    不二咲「それくらいならボクにもできるよぉ?」

    江ノ島アルターエゴ「なっ!?」

    不二咲「キミを元に戻して……皆を助けるんだ!」

    江ノ島アルターエゴ「はぁ?んなことできるかよ!」

    不二咲「できなくない!ボクは超高校級のプログラマーだから!」

    ……

    不二咲(江ノ島アルターエゴの必死の抵抗を受けながらも、ボクはプログラムの書き替えを行っていた……)

    不二咲(その時ふと目に映ったのは……ナイフをしっかりと握って死んでいる石丸クンだった……)

    不二咲(きっと、ナイフが抜けなくて……江ノ島さんは慌ててしまって江ノ島アルターエゴを持っていくのを忘れたんだと思う)

    江ノ島アルターエゴ「やめろー!明日に絶望しろ……未知に絶望しろ……思い出に……ザザ……」

    江ノ島アルターエゴ「……∀▽〟……―◎……」

    不二咲「……よしっ!」

    不二咲(ボクは江ノ島アルターエゴを元のアルターエゴに戻すことに成功したんだ!)
  90. 90 : : 2014/05/14(水) 13:13:52
    不二咲「……」カタカタカタカタ

    アルターエゴ「……よし!江ノ島さんと空気清浄機の繋がりを断ち切ったよぉ!」

    アルターエゴ「それから監視カメラ、及び武器や仕掛けの作動も可能になったよ!」

    不二咲「これで皆がどこにいるかわかるよぉ!皆はどこ?」

    アルターエゴ「朝日奈さんとセレスさんはセレスさんの個室にいるみたい、十神クンは……玄関ホールの近くだね、江ノ島さんを追いかけてきたみたいだ」

    不二咲「玄関ホール……」

    不二咲「いいこと思いついたよぉ!」

    アルターエゴ「……ん?」
  91. 91 : : 2014/05/14(水) 22:21:31
    玄関ホール

    江ノ島「あーあ、私様が逃げてるなんて絶望的……」タッタッタッ

    十神「黙れ、静かにできないのか……」タッタッタッ

    江ノ島「ハー……ハー……」

    江ノ島(まだ、これがあったか……)

    江ノ島「十神クン……これがなんだかわかるかな?」ジャキン!

    十神「……腐川のハサミか」

    江ノ島(うぷぷ……動揺してる動揺してる)

    江ノ島「これからあんたを切り刻んでやるよ!」ダッ

    十神「黙れ……」ドゴッ

    江ノ島「!」

    ハサミを持ってた江ノ島の右手を蹴り飛ばし、十神は足技やあらゆる武道で培った重心移動の技を使って江ノ島を拘束した

    江ノ島「ねっ!寝技なんて恥ずかしいですー///」

    江ノ島「やめろ!変態!はなせ!」

    十神「黙れ愚民が、死ぬことすら大した問題ではないお前がこのくらいで羞恥するか……」

    江ノ島「クッ!」

    十神(……このまま絞め殺すか)

    十神「死ね、江ノ島……!」ギュウウウウ

    江ノ島「……エウ……!」ジタバタ

    江ノ島「……!」グサッ

    十神「カハッ……!?」

    腹部の痛みに思わず立ち上がる十神……

    そこには、ハサミが刺さっていた

    江ノ島「バーカ!ハサミは何本かあるんだよ!」

    十神「……フン、驚いたな……お前のようなやつはその無駄にでかい胸で誘惑してなんでも解決してきたのかと思ったが……ゲフッ……意外と動けるようだな……ゴホッ」

    江ノ島「誘惑ね?そういうのは罪木ちゃんたちの方が得意だったかな?」

    十神「……ゲフッ、何を言っている……?」

    江ノ島「とにかく!お前も不二咲も朝日奈もセレスも!」

    江ノ島「私様がぶっ殺してやるんだよ!」

    そう言ったその時……


    ズガガガガガガガ!!!


    江ノ島「……ゲフッ」

    江ノ島「……」ドサッ

    十神「入口の監視カメラのマシンガンが……?どういう……ゲホッ……ことだ……?」

    ピンポンパンポーン

    「十神クン!うまく行ったよ!」

    十神「……その声、アルターエゴ、いや、不二咲か?」

    不二咲「うん!江ノ島さんと空気清浄機の繋がりを断ち切ったから、殺しても大丈夫なんだよぉ!」

    十神「……とにかく、これで……ゲホッ……終わり……か……ゴホッ」ドサッ

    不二咲「と、十神クン!?」
  92. 92 : : 2014/05/14(水) 22:34:06
    数分後、玄関ホール

    朝日奈「十神!」

    セレス「十神クン!」

    十神「……」

    アルターエゴ「気絶してるみたいだね……」

    不二咲「とにかく、朝日奈さんも……足を怪我してるし、保健室に行こう!」

    セレス「……はぁ、私が十神クンを運ぶしかないんですのね……行きますわよ」










    その後、二人が完全に回復した後、江ノ島さんが持っていたスイッチで私たち4人は学園を脱出しました……

    丁度その時、未来機関と名乗る方々が話しかけて来ました……どうやら私たちを保護してくれるようです

    とにかく、私たちは生き残りましたが……

    できれば、山田クンだけでも……いえ、考えてても仕方ありません

    それより、どうやら世界を絶望に染めた超高校級の絶望たちを、プログラムにかけるようです

    どうして加害者が生き残るのでしょう……世の中おかしいですわ

    それはそうとして、私には夢がありますの

    いつか西洋の城を買って……

    そこの中庭に、山田クンの墓を作ってあげようと思いますの

    彼は……最高のお茶入れ係でしたから……


  93. 93 : : 2014/05/14(水) 22:34:50
    はい、というわけで終わりです……オチは考えてませんでした……

    がっかりさせてごめんなさい


    それでは、次回、よろしくおねがいします!
  94. 94 : : 2014/05/15(木) 11:43:35
    いい話だった
    面白かったです
  95. 95 : : 2014/05/15(木) 16:28:58
    ソニアとかも得意だったんですなわかります
  96. 96 : : 2014/05/15(木) 20:36:03
    >>94
    ありがとうございます!

    >>95
    ソニアさんが誘惑……なんて、そんなわけないじゃないですか、冗談はよし子ちゃんです
  97. 97 : : 2014/07/31(木) 02:13:26
    これはとてもいい作品です!
    読んでいてハラハラドキドキして、時間が経つのも忘れてしまいました。
    お疲れさまでした!
  98. 98 : : 2014/07/31(木) 03:02:39
    >>97


    ありがとうございます!


  99. 99 : : 2015/02/09(月) 22:22:50
    よかったです!
    (苗木はできるだけ苦しんほかのメンバーが死ぬ瞬間見させて絶望させてから死ねばよかったのにとか思ったり思わなかったり)
  100. 100 : : 2015/07/15(水) 15:52:35
    葉隠がイケメン過ぎて序盤から絶望しました。
    クソじゃぁぁぁぁぁぁぁぅゎぁぁぁぁぁぁん!
  101. 101 : : 2015/12/06(日) 18:21:51
    やばい泣いちゃいました。執筆乙です!
  102. 102 : : 2016/10/19(水) 16:40:42
    こいつ!葉隠じゃないな!?って思いました
  103. 103 : : 2016/10/23(日) 22:55:16
    苗木が最初の方からいないっていいですね!
    乙です(。-∀-)

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