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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【僕とハンジと、時々、巨人】~奴を止めろ!! 編~

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  1. 1 : : 2014/04/20(日) 10:44:30
    こんにちは。執筆を始めさせていただきます。

    前回のかくれんぼ編につきましては、大変好評をいただき、ありがとうございます。

    改めて前回のあらすじを…

    ハンジの提案で、調査兵団幹部とエレンは、かくれんぼを実施する。

    条件として、最初にみつかった者は、最後までみつからなかった者の言うことを何でも聞く、ということになり、

    結果、最初にハンジがみつかり、最後までみつからなかったのは、リヴァイだった…。

    あと、前回数珠繋ぎはリヴァハンを書きたい、と言っていましたが、

    今回、リヴァハンはありません…申し訳ないです…また別の機会に!

    さらに今回、エルヴィンについて、キャラ崩壊注意です。

    それでも大丈夫な方は、読んでいただけたらと思います。

    では、どうぞ…
  2. 4 : : 2014/04/20(日) 10:57:45
    ハンジ 「さぁっ…!」

    リヴァイ 「」

    ハンジ 「さぁさぁさぁっ…!」

    リヴァイ 「」

    ハンジ 「来いっ…!」

    モブリット 「分隊長…」

    ハンジ 「モブリット、助太刀無用!」

    ーツカツカとハンジに近づくリヴァイー

    ハンジ 「なっ…なに…を…」

    リヴァイ 「ハンジ。」

    ハンジ 「は…はいっ!」

    リヴァイ 「耳貸せ。」

    ハンジ 「えっ…うん。」

    ーハンジに何やら耳打ちするリヴァイー

    ハンジ 「えっ…はあ!?」

    リヴァイ 「…以上だ。せいぜいしっかりやれ。」

    ハンジ 「無理っ…無理だってそんなの!」

    リヴァイ 「じゃあ条件を変えて、1年間巨人禁止にするが…」

    ハンジ 「最初の条件でやらせてくださいっ、リヴァイ兵士長殿!」

    リヴァイ 「フン。返事だけは悪くないな。」

    ハンジ 「じゃあ早速準備してこなきゃ。」

    リヴァイ 「準備が必要なのか…」

    ハンジ 「うん。なんせ相手は強敵揃いだからね。」

    リヴァイ 「…せいぜい楽しませてもらおうか。」

    モブリット 「あの…分隊長…一体何を言われたんですか?」

    ハンジ 「ん?ひ~み~つっ♪」

    ーハンジ、カメラ目線になりー

    ハンジ 「リヴァイに何を言われたのか…みんなに分かるかな?今日も可愛いハンジさん全開だよっ♪期待してね。」

    モブリット 「分隊長!カメラを意識しすぎです!!」
  3. 6 : : 2014/04/20(日) 11:13:33
    <団長室にて>

    エルヴィン 「…以上が、巨人の実験についての詳細だな?」

    ハンジ 「…はい。」

    エルヴィン 「…どうした、ハンジ…」

    ハンジ 「はい…なにか?」

    エルヴィン 「何か…いつもと違うな…」

    ハンジ 「そんな…いつもと同じですわ…」

    ー色っぽく首をかしげるハンジー

    エルヴィン 「いい匂いがするな…」

    ハンジ 「香水…つけてみたんだ…どうかな…」

    ーエルヴィンの肩にもたれかかるハンジー

    エルヴィン 「…いいと思うぞ…」

    ハンジ 「よかった…あなたにそう言ってもらえて…」

    エルヴィン 「この前のかくれんぼの罰ゲームがこれか…」

    ハンジ 「何の話?私は1度あなたとゆっくり話を…」

    ーハンジを押し戻すエルヴィンー

    エルヴィン 「…じゃあまた、妙な薬でも飲んだのか?」

    ハンジ 「もう薬はこりごりだよ…」

    エルヴィン 「…俺もだ。」

    ハンジ 「…だめ…かな…」

    エルヴィン 「お前にはモブリットがいるだろう。」

    ハンジ 「彼じゃ頼りなくて…もっと頼れる男が…いいの。」

    エルヴィン 「俺にかくれんぼだけじゃなくて…罰ゲームにまで付き合えと…」

    ハンジ 「私の裸まで見たくせに…」

    エルヴィン 「それは…お前が男湯に…」

    ハンジ 「もう何も言わないで…」

    エルヴィン 「」

    ハンジ 「エルヴィン…君は1度でも私の目を…5秒以上見つめたことがあった?」
  4. 7 : : 2014/04/20(日) 11:29:20
    エルヴィン 「…ないな。」

    ハンジ 「じゃあ今…してみて…」

    ー両手でエルヴィンの頬を包み込むハンジー

    ハンジ 「いち…に…さん…し………ご……」

    ーそのままキスする2人。舌を絡め、濃厚に…ー

    エルヴィン 「ハンジ…」

    ハンジ 「…ん?」

    エルヴィン 「…きれいだ…」

    ハンジ 「…ん…んふふ…」

    ーだんだん表情が崩れていくハンジー

    ハンジ 「ぷ…ははははっ…やっぱちょ~ろいわ、こいつ!クッソちょろいぜ!おもしれぇぇぇっ…!」

    ーハンジ爆笑。エルヴィン、撃沈ー

    ハンジ 「ははっ…私だってその気になりゃ、こん位の色気なんて朝飯前だからね!ハンジ.ゾエ分隊長をナメんなよぉっ!」

    エルヴィン 「」

    ハンジ 「ちょ~ろいちょ~ろい♪エルヴィン団長ちょ~ろす~ぎる~♪」

    エルヴィン 「…ハンジ…」

    ハンジ 「…ん?」

    エルヴィン 「………出てけ。」

    ハンジ 「はいよ。……っしゃあ見たか、リヴァイ。私だってやるときはやる…」

    ー浮かれたまま部屋を出ていくハンジ。机に突っ伏したままのエルヴィンー

    エルヴィン 「」

    エルヴィン ハァ…

    エルヴィン (俺としたことが…)

    エルヴィン 「」

    エルヴィン ハァ…

    エルヴィン (久しぶりにアレを出すか…なぜか周りは嫌な顔をするんだが、今はアレに頼るしかない…)

    ーエルヴィンは本棚の裏にあった隠し扉の中から、ワインボトルを取り出すー

    エルヴィン (これを飲んで…全て忘れよう…)

    ーワイングラスにそれをたっぷりと注いだエルヴィンは、一気に飲み干すと、うっすらと笑みを浮かべ、団長室をあとにした…ー
  5. 8 : : 2014/04/20(日) 11:41:29
    <調査兵団本部、入り口付近にて>

    マルロ 「調査兵団との合同訓練…本当に意味があるんでしょうか…」

    ナイル 「さあな。俺も自分たち憲兵に対する嫌味に思えてならんのだが…」

    マルロ 「しかし自分は、師団長とご一緒できて、光栄です!」

    ナイル 「…マルロ、お前はなかなか見込みがあると、他の奴らからきいてな。…これからも、期待しているぞ。」

    マルロ 「…はいっ!」

    ナイル 「…ん?あれは…」

    ー前方から、エルヴィンがこちらに向かって歩いてくるー

    ナイル 「…エルヴィン、ちょうどよかった。お前に会いに行くところだったんだ。」

    ー慌てて敬礼するマルロー

    マルロ 「エルヴィン団長!自分は憲兵団所属、マルロ.フロイデンベルクです!」※アニメ公式ガイドブックを参照しました

    エルヴィン 「…うむ。ナイル、なかなか見込みのありそうな新兵だな。」

    ナイル 「…ああ。」

    マルロ 「こ…光栄でありますっ!」

    エルヴィン 「…ナイル。」

    ナイル 「なっ…なんだ…」

    ーナイルの瞳をじっと見つめるエルヴィンー

    エルヴィン 「」ジ…

    ナイル 「???」

    エルヴィン 「…結婚しよう…」
  6. 9 : : 2014/04/20(日) 11:52:39
    <リヴァイの自室にて>

    ハンジ 「どうっ?ま、ちょろいもんだったよ。」

    リヴァイ 「…エルヴィンを口説き落とした位でいい気になるな…」

    ハンジ 「へいへい。」

    バタァン!!!

    モブリット 「リ…リヴァイ兵士長!!!」

    リヴァイ 「どうした、モブリット。」

    モブリット 「た…大変です!ナイル師団長がご乱心です!」

    リヴァイ 「回りくどいな…薄ら髭が何をした?」

    モブリット 「エ…エルヴィン団長を殴り倒し…引きずりながら、何やら喚き散らしてるんです!!!」

    リヴァイ 「なんだそりゃ…新手のテロか?」

    ハンジ 「とにかく、行ってみよう。モブリット、案内して!」

    モブリット 「はいっ!」
  7. 10 : : 2014/04/20(日) 12:10:18
    <再び調査兵団本部、入り口付近にて…!>

    マルロ 「師団長、落ち着いてください!」

    ナイル 「落ち着け…?これが落ち着いていられるかぁっ!」

    ーぐったりしたエルヴィンを引きずりながら叫びまくるナイル。必死でなだめるマルロ。遠巻きに見守る調査兵ら。そんな中、リヴァイたちが到着するー

    リヴァイ 「…何をしている。」

    ナイル 「…リヴァイ…起きてはならんことが起こった…」

    リヴァイ 「大体の状況はつかめた。要は、エルヴィンがあの酒を飲んじまった…と。」

    ナイル 「そういうことだ。」

    ハンジ 「どういうことなの?」

    ナイル 「ただちにエルヴィンを拘束せねば…」

    リヴァイ 「最低でも半日は…」

    モブリット 「だっ…団長がいません!」

    リヴァイ 「チッ…逃がしたか…」

    ハンジ 「ね…ねぇ、リヴァイ。どういうことなのか、説明してよ。エルヴィンはどうなったの?あの酒って?」

    リヴァイ 「…エルヴィンはな…」

    ハンジ 「う…うん…」

    リヴァイ 「酔うと…プロポーズ魔になる。」

    ハンジ 「プロ…ポーズって…」

    リヴァイ 「とにかく、気に入った相手には口説き、プロポーズをする。」

    マルロ 「で…ではナイル師団長はエルヴィン団長に気に入…」

    ナイル 「言うなぁっ!!!」

    ハンジ 「とにかく、手分けして捜そう。」

    リヴァイ 「見つかり次第、死なねぇ程度に動きを止めろ。」

    ナイル 「立体機動装置の使用は?」

    リヴァイ 「許可する。」

    モブリット 「リヴァイ兵士長…そこまでする必要は…」

    リヴァイ 「ある。」

    ナイル 「これは巨人の襲来と同等の危機だと考えるべきだ。」

    マルロ 「…師団長…」

    モブリット 「…なんか…団長と出会うのが怖い…」

    ハンジ 「モブリット、一緒に捜そうか。」

    モブリット 「…はい…」
  8. 11 : : 2014/04/20(日) 12:31:27
    <屋外、ソニー&ビーン拘束場所にて>

    ハンジ 「ソニー!!ビーン!!結婚しよぉぉっ!!!」

    モブリット 「分隊長!!あなたに団長を捜す気はありますか!?」

    ハンジ 「ないぃっ♡」

    モブリット 「正直…僕もありませんっ!」

    ハンジ 「ねぇそれよりさモブリット、巨人に婚約指輪をはめられるかって実験しようよ!」

    モブリット 「それは僕への当て付けですかっ!?」

    ハンジ 「えっと…ビーンの指のサイズはっ…と。」

    モブリット 「分隊長!危険です!!」

    「そうだぞ、ハンジ。」

    ハンジ 「ん?」

    ーハンジが振り向くと、そこには爽やかな笑みを浮かべたエルヴィンの姿が…ー

    ハンジ 「エ…エルヴィン…?」

    モブリット 「団長…?」

    エルヴィン 「ハンジ。君は1度でも、自分の副官の気持ちを考えた事があるのか。モブリットは、いつも命がけで君を守ろうとしているんだぞ。今、君がこうしてはしゃいでいられるのも、モブリットの命がけの行動があってこそだ。それをゆめゆめ忘れるな。」

    ハンジ 「…あ…うん…」(なんかエルヴィン…まともじゃん。)

    エルヴィン 「モブリット…」

    モブリット 「あ…はい…」

    ーそっとモブリットの手を握るエルヴィンー

    エルヴィン 「すまない…いつも君に危険な目に遇わせてしまって…俺の部下の教育が甘いばかりに…」

    モブリット 「い…いえ…そんな…」

    ハンジ (なんか雲行きが怪しくなってきたぞ…)

    エルヴィン 「モブリット…つらい時はつらいと、言えばいいんだぞ…」

    ー青く澄んだ瞳でモブリットを見つめるエルヴィンー

    モブリット 「そんな…つらいだなんて…」

    エルヴィン 「そうか…君は強いな。俺は良い部下をもって幸せだ。」

    モブリット 「いえ…そんな…光栄です…」

    ハンジ (そろそろ止めた方がい…)

    エルヴィン 「モブリット…」

    モブリット 「はい。」

    エルヴィン 「結婚しよう。」

    モブリット 「はい……………………………んっ?」
  9. 15 : : 2014/04/20(日) 13:09:11
    ハンジ 「ちょっちょっちょい待ち!!」

    モブリット 「ひ…ひぇぇぇっ!?」

    ー満足げに微笑むエルヴィンー

    エルヴィン 「うれしいぞ…モブリット…」

    ハンジ 「ちょっとエルヴィン!あんた何他人の彼氏を横取りしようとしてんのさ!許さないからね!」

    モブリット 「団長…さっきのは誤解でし…」

    エルヴィン 「ハンジ。君こそ上官のフィアンセをかどわかすつもりか。いい度胸じゃないか。」

    ーハンジがモブリットの右手を、エルヴィンが左手をつかむー

    ハンジ 「ふざっけんな!離せよ!」

    エルヴィン 「君こそ、俺のモブリットをグイグイ引っ張るのはやめたらどうだ。…嫌がってるじゃないか。」

    ハンジ 「モブリット!エルヴィンの手なんか振りほどいて、こっちにおいで!!」

    エルヴィン 「モブリットがそんな卑屈なことをするわけがないだろう。」

    モブリット 「う…」

    ハンジ 「モブリットは私の彼氏なのっ!!!」

    エルヴィン 「俺のフィアンセだ。」

    モブリット 「うう…」

    ハンジ 「彼氏っ!」

    エルヴィン 「フィアンセ!」

    モブリット 「うわぁぁぁん!」

    ハンジ 「えっ…モブリット…」

    エルヴィン 「どうした、モブリット。」

    モブリット 「うっ…ううっ…僕は…悲しいですっ…」

    ハンジ (うわ…マジ泣きだ…)

    エルヴィン 「…モブリット…ああ、かわいそうに…」

    ハンジ 「モブリットに触るなぁぁっ!!」
  10. 16 : : 2014/04/20(日) 13:17:29
    パシュッ…!

    ーすぐ近くの壁にアンカーが刺さる。見上げると、リヴァイが立体機動装置を使い、空を舞い、エルヴィンに向かってブレード…ではなく、ハリセンを降り下ろすー

    パァン!!!

    ーその場に失神し、倒れるエルヴィンー

    リヴァイ 「こんなところに居たか…」

    モブリット 「ううっ…う…」グス…

    リヴァイ 「何泣いてんだこいつは。」

    ハンジ 「彼は犠牲者なの!」

    リヴァイ 「チッ…とりあえずこいつを拘束する。巨人拘束用のワイヤーを使え。」

    ハンジ 「了解!」
  11. 17 : : 2014/04/20(日) 13:39:28
    <団長室にて>

    ーワイヤーでぐるぐる巻きにされたエルヴィンー

    ハンジ 「…そっか。このワインを飲んで、エルヴィンはおかしくなったんだね。」

    リヴァイ 「…どこに隠し持っていやがったんだ…」

    ナイル 「全く…おぞましいことだ…」

    マルロ 「そんなに恐ろしいワインなんですか?」

    ナイル 「あのワインは、味は絶品だが、アルコール度数がはんぱなく高い。」

    リヴァイ 「少量で普通の人間なら倒れる。」

    ナイル 「エルヴィンは元々酒に強い方だから、いわゆる酔っぱらいの状態になった。」

    ハンジ 「…あんまり見た目変わらなかったし、お酒臭さもなかったけど…」

    ナイル 「それがこの酒の厄介なところだ。」

    リヴァイ 「この酒はどんだけ飲んでも匂いは出ないし、顔も赤くならない。そして酔っている間の記憶は全く残らない。」

    ハンジ 「うわぁ…怖ぇ…」

    ナイル 「以前、街で見つけたこの酒をエルヴィンが買って飲み…大変なことになった。」

    ハンジ 「うん。だいたい察した。」

    ナイル 「前回はリヴァイが犠牲になった。」

    リヴァイ 「おい、言うな。」

    ハンジ 「リヴァイ…つらかったね…」

    リヴァイ 「てめぇは巨人と結婚でもしてさっさと喰われろ。」

    モブリット 「うっ…うう…」

    ハンジ 「モブリット、そろそろ泣き止みなよ。」

    リヴァイ 「いつまでもグズグズ泣いてんじゃねぇ。」
  12. 18 : : 2014/04/20(日) 13:54:05
    ナイル 「おい、お前たち、エルヴィンが目を覚ます前に、やるべき事があるだろう。」

    ハンジ 「えっ、何かある?」

    ーナイルはエルヴィンのそばにしゃがみこみ、そっと耳元に口を寄せ…ー

    ナイル 「…王都壊してんじゃねぇよ…このハゲヅラ金髪野郎…」

    ハンジ 「」

    リヴァイ 「」

    マルロ 「」

    モブリット (T_T)

    ナイル 「だいたいお前の部下から俺は…薄ら髭なんて変なあだ名で呼ばれてんだぞ。部下の教育くらいちゃんとやれ。この前俺の妻とリヴァイとで密会してたらしいな。お前は部下に、人妻を誘えと教えてるのか。だとしたら、俺はお前を全力で倒しにゆく。絶対にだ。マリーは誰にも渡さん。マリー、マリー、愛してる…」

    ーハンジもエルヴィンにそっと近づきー

    ハンジ 「…巨人の生け捕りくらいさっさと許可しやがれ…チキンハゲ。」

    ーリヴァイもエルヴィンにそっと近づきー

    リヴァイ 「…てめぇもたまには掃除しろ…」

    ーマルロとモブリット以外の3人でエルヴィンを取り囲み、日頃たまったうっぷんをボソボソボソボソ…ー

    マルロ (そうか…オレが正さなきゃいけないのは…憲兵団だけではないということか…)
  13. 19 : : 2014/04/20(日) 14:09:52
    <翌日、調査兵団本部内中庭にて>

    エルヴィン 「これよりっ、調査兵団、憲兵団による合同訓練を開始するっ!」

    兵士一同 「はっ!!!」

    ナイル (エルヴィン…完全に酔いが醒めたようだな…よかった…)

    ー兵士らが訓練を行う様子を見守る幹部らー

    モブリット 「…分隊長…」

    ハンジ 「ん、なに?」

    モブリット 「かくれんぼの罰ゲームって…エルヴィン団長を誘惑する事だったんですね…」

    ハンジ 「ちがうよ。」

    モブリット 「えっ…でも…エルヴィン団長が…僕に謝りに来ましたよ、さっき。」

    ハンジ 「謝りに!?」

    モブリット 「はい…恋人に手を出してしまって申し訳ないと…ハンジ…さんは…その…魅力的だから…これから絶対に手を放しちゃいけないって…」

    ーハンジの手を繋ぐモブリットー

    ハンジ 「私も…放さないよ…絶対に…」

    ー繋がれた手を、強く握り返すハンジー

    モブリット 「あの…ハンジさん…」

    ハンジ 「ん、なに?」

    モブリット 「僕…年下だし…頼りないし…何も取り柄なんて無いけど…」

    ハンジ 「…うん…」

    モブリット 「でも、ハンジ…を守る力は…誰よりも強いと思う…から…」

    ハンジ 「…うん…」

    モブリット …ハァッ…!

    モブリット 「…結婚してくださいっ!」
  14. 20 : : 2014/04/20(日) 14:20:31
    ー風が2人の間を、通りすぎてゆくー

    ー訓練をする兵士たちの声が、少し遠くに聞こえる…ー

    ハンジ 「…そうだね…」

    モブリット 「え?」

    ーハンジ、モブリットに最高の笑顔をみせー

    ハンジ 「しよっか!」

    モブリット 「えっ…ええっ…」

    ーモブリット、ガッツポーズ!ー

    モブリット 「やったぁぁぁっ!!」

    ー2人の周りには、あっけにとられる幹部たちの姿が…ー

    リヴァイ 「チッ…お前ら…場所をわきまえろ…」

    ナイル 「…まぁ、とにかくだ…」

    エルヴィン 「おめでとう!」

    ー幹部たちから巻き起こる拍手。それを聞いた兵士たちは、動きを止め、しばらくぼんやりと眺めていたが、誰からともなしに拍手し始める。激しく巻き起こる拍手の音は、しばらく鳴り止むことはなかったー
  15. 21 : : 2014/04/20(日) 14:39:43
    <数日後…>

    ハンジ 「…っていう訳でさ、私も晴れて人妻になるわけだし、もう罰ゲームは無しっていうことで良くない?」

    リヴァイ 「…まぁ、お前がそうやって簡単に約束を破ろうってんなら、それでも構わねぇ。」

    ハンジ 「そう言われると、やらなきゃいけなくなるじゃんか!」

    リヴァイ 「…旦那と相談すりゃいいだろ。」

    ハンジ 「///だっ…旦那って…相談したって、ダメって言われるに決まってるよ…」

    リヴァイ 「じゃあ、やめとけ。」

    ハンジ 「…分かった!分かったって!!独身最後のイベントとして、やりきってやろうじゃないの!!!」

    リヴァイ 「…大した心意気だな…悪くない。」

    ハンジ 「よっ…し…じゃあ、次は駐屯兵団で。」

    リヴァイ 「あのじいさんか…酒が入り過ぎて、かえってお前をまともな女としてみてもらえるかもな…」

    ハンジ 「ひどいなぁ…そして最後はナイル。」

    リヴァイ 「W不倫か…」

    ハンジ 「…昼ドラみたいな言い方しないでよ。ちょっとひっかけるだけなんだしさ。」

    リヴァイ 「…やめてもいいんだぞ。」

    ハンジ 「いや、やる!やらなきゃハンジさんの女がすたるってもんよ!」

    リヴァイ 「…誰だ…」

    かくれんぼ罰ゲーム↓↓↓

    [3兵団の長を口説き落としてみろ!]

    次回、新シリーズにて続きをお送りします!
  16. 23 : : 2014/04/20(日) 14:55:03
    以上で終了とさせていただきます。

    ここで近況報告を…

    最近、数珠繋ぎの脳内にて、ハンジさんが言うことをきいてくれません…(-_-;)

    とってもフリーダムなハンジさん。…もう、どうなるか分かりません。モブリットの気持ちが、少しだけ分かった気がします。

    そして、モブリットとハンジとの関係が一段落ついたところで、次回から新しいシリーズを始めていきたいと思います。

    >>アカサさん、ご期待ありがとうございます。

    数珠繋ぎ自身、大好きなハンジ.ゾエを、進撃の巨人の愛すべきキャラクターたちを、これからも大切に、のびのびと(!?)描いていきます。よろしくお願いします。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。やっぱり数珠繋ぎのSSを読んでくれる皆様、数珠繋ぎにパワーを与えてくれる素敵なSSを生み出してゆく皆様…大好きです…へへ(^^)

    では、失礼します。

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kaku

数珠繋ぎ@引っ越しました

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