ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【僕とハンジと、時々、巨人】~リヴァイ 結ばれぬ想い編~

    • Good
    • 1

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2014/04/05(土) 15:23:01
    こんにちは。執筆を始めさせていただきます。よろしくお願いいます。

    今回の主役は、リヴァイです。

    私自身、どんな物語を描こうか考えていましたが、リヴァイを描くうえで、どうしても登場させたいオリジナルキャラクターがいました。

    ミシェル.テグナー。

    ウォール.シーナ内の風俗店で働く娼婦です。

    私の大分前の作品、#4想う、#5失うでも登場していますが、この2つを読んでなくても大丈夫です(^_^;)

    次に、今回重要となる設定について

    *ミシェル.テグナーは、リヴァイに何度も買われている

    *“女を買う”という行為の上で、絶対的なルールがある。それは、お互いの名を明かさないこと。名前を明かすことはすなわち、永久的な契約破棄を意味する…

    以上の設定をふまえて、読んでいただけたらと思います。

    毎回で申し訳ありませんが、何か不明な点などございましたら、直接コメントにてお願いします。では、どうぞ…
  2. 2 : : 2014/04/05(土) 15:38:03
    <調査兵団本部、医務室にて>

    セレナ 「…ん…」

    ーセレナは目を覚ます。いつの間にか、朝になっているー

    セレナ 「え…うそ…」ガバッ

    ー飛び起きるセレナー

    セレナ 「私…いつの間に…」

    ー昨日の記憶をたどるセレナー

    セレナ (よく…覚えてない…けど…確か…)

    セレナ ///

    セレナ (私…団長とキ…)

    ーセレナ、自分の唇に触れるー

    セレナ (夢じゃない。覚えてる。でも私、あんな泣き顔で…恥ずかしいな…)

    セレナ ///

    セレナ (今度は…ちゃんと…)

    ーそう考えて、頭を振るセレナー

    セレナ (ダメダメ。何考えてるの私ったら。とにかく起きないと…)

    後輩看護兵 「あ、セレナさん。おはようございます。」

    セレナ 「あ…ごめんなさい、寝込んでしまったりして。」

    後輩看護兵 「いいえ。エルヴィン団長からお話は聞いています。体調が戻るまで、休んでていいそうですよ。」

    セレナ 「…でも…そんなわけには…」

    後輩看護兵 「とにかく、今日1日、セレナさんはお休みですから、あとは私たちに任せてくださいね。」ニコ

    セレナ 「ごめんなさい…本当に…」

    後輩看護兵 「大丈夫ですって。その代わり、明日からはまた頼りにさせてもらいますから、覚悟してくださいね。」

    セレナ 「うん…分かった。じゃあ今日1日、休ませてもらうわね。」

    後輩看護兵 「はい。」

    セレナ (…そうだ、私、行かないと…)

    ーセレナは何かを思い立つと、医務室をあとにしたー
  3. 3 : : 2014/04/05(土) 15:56:26
    <リヴァイの自室前にて>

    ハンジ 「おっはよ♪リヴァイ。」

    リヴァイ 「…今朝は早ぇな、クソメガネ。」

    ハンジ 「まぁね。」ヘヘ

    リヴァイ 「お前の副官が起こしに来たのか。」

    ハンジ 「うん…起こしてくれたけど、起こしに来てはないよ。」

    リヴァイ 「人語しゃべれ、クソが。」

    ハンジ 「ちゃんとしゃべってるって。…つまり、一緒に寝て、モブリットが先に目覚めて、私を起こしたってわけ。」

    リヴァイ 「…そうか。」

    ハンジ 「ショックだった?」

    リヴァイ 「なにがだ?」

    ハンジ 「私が…モブリットと一緒に寝て。」

    リヴァイ 「別に…俺とお前はもう、そういう関係じゃねぇだろ。お前が誰と寝ようが、俺には関係ない。」

    ハンジ 「ふぅん…アッサリしてるんだね。」

    リヴァイ 「お前がしつこいだけだ。」

    セレナ 「…あの…リヴァイ兵士長…」

    ー見ると、セレナが立っているー

    セレナ 「昨日は…申し訳ありませんでした。」

    ハンジ 「え、何かあったの?」

    リヴァイ 「黙れクソが。」

    ハンジ ムー「」

    ーセレナ、ハンジに向かってー

    セレナ 「昨日、私が医務室で倒れているのを、リヴァイ兵士長が介抱してくださったんです。」

    ハンジ 「え!?セレナついに倒れたの!?くっそ~エルヴィンめ、私がビシッと…」

    セレナ 「いえ…大丈夫です。今日1日、休暇をいただきましたから。」

    リヴァイ 「…どうやら多少は、あいつと話ができたようだな。お前の仕事は山ほどある。せいぜい今日1日できちんと体調を整えろ。」

    セレナ 「…はい…了解しました。」

    ーその場から立ち去るリヴァイー

    セレナ 「あの…ハンジ分隊長。」

    ハンジ 「ん、なに?」

    セレナ 「リヴァイ兵士長と…何かあったんですか?」

    ハンジ 「え…何でそんなこときくの?」

    ーセレナ、リヴァイが立ち去った方を見つめー

    セレナ 「なんか…今日はとくに機嫌が悪そうにみえたから…」

    ハンジ ハァ…「素直じゃないからね、あの人も。」ウンウン

    セレナ 「???」
  4. 5 : : 2014/04/05(土) 16:06:36
    ハンジ 「あのさぁ、セレナこそ、エルヴィンと何かあったの?」

    セレナ 「///えっ…どうして…です?」

    ハンジ 「だってあのエルヴィンが、急にセレナに休暇を与えるなんて、初めてじゃない?」

    セレナ 「え…ええ、確かに。」

    ハンジ 「なんでなんで?一体、どうやったの?弱みでも握ったの?」

    セレナ 「そんなことしませんって。」

    ハンジ 「じゃあアレ?色仕掛け?」

    セレナ 「///ちっ…ちがいます!きちんと事情を説明した上で…」

    ハンジ 「と言いつつ、顔が真っ赤だよ。」

    セレナ 「///えっ…え?」

    ハンジ ハァ…「セレナも大人になったんだね…ちょっと前まで、まだあどけない新兵だったのに…」トオイメ…

    セレナ 「///もう、ハンジ分隊長!」

    ハンジ 「わ~い、セレナが怒った~♪」

    ー楽しそうに走り出すハンジー

    セレナ 「ちょっと…まだ話は終わって…待ってください!」

    ーあわてて追いかけるセレナー
  5. 7 : : 2014/04/05(土) 16:14:40
    ハンジ 「…っと、ウワサをすれば…」

    ー急に立ち止まるハンジ。セレナも前につんのめるー

    エルヴィン 「やあ、おはようハンジ。」

    ーハンジ、おもむろに敬礼しー

    ハンジ 「おはようございます、エルヴィン団長殿!」

    エルヴィン 「…どうしたハンジ…熱でもあるのか…ん?」

    ーエルヴィン、ハンジの後ろに隠れるセレナを見つけるー

    ハンジ 「あ…お邪魔なハンジさんは、撤退せねば…ではっ。」

    ーすたこらと立ち去るハンジー

    セレナ 「あ…」

    エルヴィン 「」

    セレナ 「///」

    ーエルヴィンとセレナは、お互いに目を合わせると、微笑み合うー

    エルヴィン 「おはよう、セレナ。」

    セレナ 「おはようございます、エルヴィン団長。」
  6. 8 : : 2014/04/05(土) 16:17:55
    <リヴァイの自室にて リヴァイ回想>

    ミシェル 「あの…お願いがあります。」

    リヴァイ 「何だ。」

    ミシェル 「私の名前を…呼んでいただけません…か。」

    リヴァイ 「…ミシェル…」

    ミシェル 「ありがとう…リヴァイ。」

  7. 9 : : 2014/04/05(土) 16:29:16
    <再び現在>

    コンコン

    リヴァイ 「…モブリットか。」

    モブリット 「…あ…はい…」

    リヴァイ 「…入れ。」

    モブリット 「失礼します…よく僕が来たって分かりましたね。」

    リヴァイ 「…何となく、な。」

    モブリット 「…何となく、か…いつものあなたらしくありませんね。」

    リヴァイ 「用件は何だ。」

    モブリット 「前回の壁外調査での報告書の中に、あなたのサイン欄があったので。」

    リヴァイ 「チッ。あのクソメガネ。また忘れてやがったな。」

    モブリット 「…すみません。」

    リヴァイ 「まったく。自分の女の管理くらい、しっかりやれ。」

    モブリット 「聞いたんですか…ハンジさんから。」

    リヴァイ 「ああ。だが、お前見てりゃすぐに分かる。」

    モブリット 「…やっぱり僕、分かりやすいですかね…」

    リヴァイ 「自分で言ってりゃ世話ねぇな。」

    モブリット 「…じゃあサイン、お願いしますね。」

    リヴァイ 「待て。すぐに書いて渡す。」

    ーサラサラとサインするリヴァイー

    リヴァイ 「…ほら、持っていけ。」

    モブリット 「ありがとうございます…何か、あったんですか?」

    リヴァイ 「別になにもねぇよ。早くいけ。」

    モブリット 「はい…失礼します。」

    ーリヴァイの部屋を出るモブリットー

    モブリット (なんか…今日のリヴァイ兵士長はどこか…)

    モブリット 「」

    モブリット (寂しそうにみえるな…)
  8. 10 : : 2014/04/05(土) 16:52:01
    <その日の夕刻 ウォール.シーナ ストヘス区にて>

    ー辺りには、女型巨人捕獲作戦で生じた爪痕が、未だ残されているー

    リヴァイ (ここだったはず…だが…)

    ーかつて風俗店があった場所は、すでに更地になっていたー

    男 「あ…」

    リヴァイ 「…お前は…」

    ーその男は、風俗店の店員であったー

    店員 「…ご無事だったようですね。店は移転して、今はここから少し南に行った先にございます。」

    リヴァイ 「少し…尋ねるが…」

    店員 「なんでしょう。」

    リヴァイ 「お前の店で働いていた女の中に、ミシェル.テグナーという女がいたと思うが…」

    店員 「」

    リヴァイ 「そいつはどうなった。それだけ教えてくれればいい。金は出す。」

    ー無言で目を反らす店員。リヴァイは察したー

    リヴァイ 「…そうか。」

    店員 「ちょうど…この辺りでした。崩壊した瓦礫の下敷きになったのです。遺体は原型をとどめておらず、身元の確認に時間を要したと、聞いております。」

    リヴァイ 「」

    店員 「その確認の決め手となったのが…あなただったようです。」

    リヴァイ 「は?何で俺なんだ。」

    店員 「あなたの兵団証が、彼女の衣服の中から見つかったのです。」

    リヴァイ 「!?」(そういえば…いつの間にか無くなってたな…なくしたとばかり思っていたが…)※この作品の設定上、兵団証は取り外し可能です

    店員 「この店の周辺にいて、あなたの相手を頻繁にしていた女性といえば、彼女でしたので、遺体はミシェルであると、断定されました。」

    リヴァイ 「…そうか。」

    店員 「確か…遺品はこの先の講堂にまだ保管されているはずですが…」

    リヴァイ 「…そうか。これはとっておけ。」

    ーリヴァイは店員に数枚の金貨を手渡すと、講堂へ向かったー
  9. 11 : : 2014/04/05(土) 16:55:00
    <講堂にて>

    リヴァイ 「」

    ー血でかなり汚れていたが、保管されていた兵団証は、確かにリヴァイのものだったー

    リヴァイ (あいつ…いつの間に…)

    ー兵団証を握りしめるリヴァイー
  10. 12 : : 2014/04/05(土) 17:12:48
    <リヴァイ回想>

    ーベットに入り、横になるリヴァイとミシェルー

    ミシェル 「今日は…ずいぶんと乱暴でしたね。」

    リヴァイ 「…次から俺に指名されても、無視していい。」

    ミシェル 「…そんなことしないって…分かってるくせに…」

    ー苦痛に顔を歪め、腕をさするミシェルー

    リヴァイ 「どうした。」

    ミシェル 「…別に…何も…」

    ーミシェルの腕をつかむリヴァイ。見ると、腕にアザができているー

    ミシェル 「」

    リヴァイ 「…これは…今出来たものか?」

    ー目を反らすミシェル。リヴァイは息をつくー

    リヴァイ 「…すまない。いくら出せばいい?」

    ミシェル 「通常の値段で構いません。」

    リヴァイ 「そんなわけには、いかねぇだろ。」

    ミシェル 「このくらいの傷、すぐに治ります。」

    リヴァイ 「ちゃんと医者に看せろよ。」

    ミシェル 「そんな大げさな…」

    リヴァイ 「体はお前の大事な商売道具だろ。そのくらいの傷でも気にする奴はいる。」

    ーミシェル、リヴァイの顔を見ー

    ミシェル 「…あなたは…」

    リヴァイ 「あ?知るか。次もお前の相手をする保証はねぇだろ。」

    ミシェル 「」

    リヴァイ 「とにかく…金はここに置くぞ。」

    ー通常より高額の金を置き、服を着はじめるリヴァイー

    ミシェル 「…はい、どうぞ。」

    ー兵服のジャケットを渡すミシェルー

    リヴァイ 「ああ…何笑ってやがる。気持ち悪ぃ。」

    ミシェル 「何でもありません。」

    ーミシェル、さりげなく右手の拳を後ろへ回すー

    リヴァイ 「…何を隠した?」

    ミシェル 「何の話です?」

    リヴァイ 「フン…まぁいい。」

    ーリヴァイは、ミシェルのもとを去っていったー

    ーリヴァイが去った後、ミシェルは右手の中の兵団証に、そっと口づけしたー
  11. 14 : : 2014/04/05(土) 17:30:17
    <再び現在>

    リヴァイ (あの時か…いつの間にか、多く払った分の金がポケットに入ってたな…)

    ーリヴァイは、講堂をあとにしたー

    <調査兵団本部にて>

    セレナ 「あ…」

    ー髪をおろしたセレナが立っているー※普段セレナは、髪を後ろにまとめ、右肩に流しています

    リヴァイ 「」

    セレナ 「おかえりなさい、リヴァイ兵士長。」

    リヴァイ 「…こんな所をいつまでもうろついて、体調の方は大丈夫だろうな。」

    セレナ 「…はい。実はさっきまで眠ってて…」

    リヴァイ 「だから髪がまとまってねぇのか。」

    セレナ 「あ…変ですか?」

    リヴァイ 「知るか。エルヴィンにでもきいてみろ。」

    セレナ 「///」

    リヴァイ 「エルヴィンと寝てたのか。」

    セレナ 「そっ…そそっ…そんなわけないじゃないですか…///」

    リヴァイ 「フン。…そこの窓、汚ねぇな。そこの布をよこせ。」

    ーセレナ、干してあった布を手にとりー

    セレナ 「…はい、どうぞ。」

    リヴァイ ハッ…

    ーセレナの顔が、ミシェルと重なるー

    セレナ 「…どうかされましたか?」

    リヴァイ 「…何でもねぇよ。」

    ー布を乱暴に受けとるリヴァイー

    セレナ 「?」

    リヴァイ 「要は済んだな。さっさと行け。」

    セレナ 「はい…失礼します。」

  12. 16 : : 2014/04/05(土) 17:48:22
    <本部内廊下にて>

    セレナ 「あ…」

    セレナ 「…エルヴィン団長。」

    エルヴィン 「セレナ…今日はきちんと休めたか。」

    セレナ 「はい…お陰さまで。」

    エルヴィン 「そうか。よかった。明日からまた任務に戻る。気を引き締めろよ。」

    セレナ 「はい。あの…団長。」

    エルヴィン 「なんだ?」

    セレナ 「私…今髪おろしてるんですけど…変ですか?」

    エルヴィン 「いや。別に普通だが。」

    セレナ 「そう…ですか。」

    ーあらためてセレナを見つめるエルヴィンー

    セレナ 「…あ…あの…///」

    エルヴィン 「…きれいな髪だな。」

    セレナ 「///あ…あ…ありがとうござい…ます…」

    エルヴィン 「どうした。顔が赤いぞ。熱でもあるのか。」

    ーあわてて手で顔を扇ぐセレナー

    セレナ 「い…いえ…なんか今日、暑いですね…」

    ーエルヴィン、ふっと微笑みー

    エルヴィン 「そうだな。少し、暑いかもな。」

    セレナ 「ええ…暑いです。」

    ー2人は、笑い合ったー
  13. 17 : : 2014/04/05(土) 18:13:27
    ー窓を拭きはじめるリヴァイ。しかし、心ここにあらずー

    <リヴァイ回想 風俗店個室にて>

    ミシェル 「…どうしてもやらなきゃいけませんか?」

    リヴァイ 「当然だ。何かないのか、ここは。」

    ミシェル 「用具入れに、多少は何か…」

    リヴァイ 「よし。取りに行くぞ。」

    ー部屋を出ていこうとするリヴァイ。ミシェルも慌てて後を追うー

    ー廊下を歩く2人を、店員が不思議そうに見るー

    リヴァイ 「用具入れはここか。」

    ミシェル 「…はい。」

    リヴァイ 「お前はガラスをやれ。俺は床をやる。」

    ーミシェルに雑巾を渡すリヴァイー

    ミシェル 「…分かりました。」

    ー店員がミシェルに小声でー

    店員 「…どうした。部屋が汚れたんなら、係を呼ぶぞ。」

    ミシェル 「いえ…どうしても自分でやりたいと仰って。」

    店員 「…はあ…よく分からんが…ちゃんと片付けまでやっておけよ。」

    ミシェル 「はい。」

    ー部屋に戻った2人。リヴァイはさっそく床を磨きはじめるー

    ミシェル 「…ガラスを拭けばいいんですね?」

    リヴァイ 「ああ。光の加減で汚れが見えなかったりするから、目を凝らしてしっかり見ろ。もともと薄暗い部屋だからな。」

    ミシェル (…あんまり明るくっても…ね…)

    <1時間後>

    リヴァイ フゥ…「…ま、こんなもんか。クソが。全然なってなかった。」

    ーミシェル、疲れきった様子でー

    ミシェル 「…もうこれだけやれば、しばらくはキレイですね。」

    リヴァイ 「…フン。何言ってやがる。」

    ミシェル 「…え?」
  14. 18 : : 2014/04/05(土) 18:27:04
    リヴァイ 「風呂に入ってくる。お前も後から入れ。」

    ミシェル 「…分かりました。」

    ーリヴァイ、部屋に備え付けの風呂に入り、ミシェルもリヴァイが出た後、入浴したー

    ーバスタオルを身体に巻き、リヴァイの待つベットに入るミシェルー

    リヴァイ 「…興醒めしたか?」

    ミシェル 「いえ。おもしろかったです。こんなお客さん、初めて。」

    リヴァイ 「だろうな。」

    ー笑いだすミシェルー

    リヴァイ 「笑うな…始められねぇだろ。」

    ミシェル 「ご…ごめんなさい…はは…」

    リヴァイ 「チッ…」

    ー強引にキスするリヴァイー

    リヴァイ 「…やるぞ。」

    ミシェル 「…はい…ふふ…」

    リヴァイ 「まだ笑うか。」

    ミシェル 「はい…もう笑いませ…はは…」

    リヴァイ 「…もういい。勝手にしろ。」

    ミシェル ハッ…「…あ…ごめんなさい…私…」

    ー急にふさぎこむミシェルー

    リヴァイ 「どうした。いきなりしけたツラして。」

    ミシェル 「…お客様の気を…損ねてしまったから…」

    リヴァイ ハァ…「安心しろ。俺の周りには、お前よりはるかに気分を損ねさせられる女がいる。」

    ミシェル 「…その人は…」

    リヴァイ 「…始めるぞ。」

    ミシェル 「…はい…」
  15. 19 : : 2014/04/05(土) 18:35:38
    <それから数日後※引き続き、リヴァイの回想です>

    リヴァイ 「…俺は、調査兵団兵士長、リヴァイだ。」

    リヴァイ 「お前の名前を…教えてくれないか…」

    ミシェル 「私…何かあなたに気に障ることを…」

    リヴァイ 「いや、お前に非は一切無い。金は言い値で払う。」

    ミシェル 「」

    リヴァイ 「…言いたくないのなら、それでいい。」

    ミシェル 「…ミシェル…」

    ーミシェルは、精一杯の笑顔でー

    ミシェル 「私の名は…ミシェル.テグナー。」

    リヴァイ 「…そうか。」

    ミシェル 「あの…お願いがあります。」

    リヴァイ 「何だ。」

    ミシェル 「私の名前を…呼んではもらえません…か。」
  16. 20 : : 2014/04/05(土) 18:44:47
    <回想終了。再び調査兵団本部にて>

    リヴァイ 「…ミシェル…」

    ハンジ 「…あれ、リヴァイ。また掃除なんかしてんの?」

    リヴァイ 「」

    ハンジ 「相変わらず、キレイ好きだねぇ。私からしてみれば、どこも充分ピッカピカなのに。」

    リヴァイ 「」

    ハンジ 「……ん、どうしたの、まさか怒ってるとか?」

    リヴァイ 「…ハンジ。」

    ハンジ 「えっ…なに?」

    リヴァイ 「今までセフレと称してお前をもてあそんで、すまなかった。…モブリットと、幸せになれ。」

    ハンジ 「えっ…………へ???」

    ー立ち去ってゆくリヴァイー

    ハンジ 「た…た…大変だ!リヴァイがおかしくなった!!誰か救護班!救護班を呼んでぇぇっ!!!」

    ー騒ぐハンジを尻目に、リヴァイは自室に歩を進めながら、血に染まった兵団証に、そっと口づけしたー

    ーミシェルの声が、聞こえた気がしたー

    「ありがとう…リヴァイ。」
  17. 21 : : 2014/04/05(土) 18:58:22
    以上で、終了とさせていただきます。

    今回は、皆さんにお勧めしたい曲があります。

    私がこのssを書いている間、ひたすら聴いていた曲。

    宇多田ヒカル

    First Love

    …古い(^_^;)

    でも、曲を聴いている間、イメージを膨らませることができました。

    今回のミシェルのリヴァイへの想いと、よくマッチしている気がします。

    私はこの後、執筆を終了させ、FirstLoveを聴きながら、もう一度このssを(反省をふまえながら)読み返したいと思います。

    今回も、皆さんに感謝の言葉を…

    最後まで読んでいただき、ありがとうございます。次回の内容は…未定です。

    でも、絶対に書くに決まってます。楽しいですから…ね。

    このシリーズを気にいってくださる皆さん、閲覧してくださる皆さん…大好きです!

    では、失礼いたします。

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
kaku

数珠繋ぎ@引っ越しました

@kaku

「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場