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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

アニ「あんたの笑顔と最後の嘘」

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  1. 1 : : 2014/02/20(木) 22:46:44




    地下道へと続く階段の踊り場で、同期たちが私を恐怖と殺意のこもった目で見つめる。


    全く、傷つくよ…








    アルミン「アニ、どうして…」

    アルミン「…マルコの立体機動装置を持ってたの?」



    地下の涼しさを含んだ風が、階段の下から吹き上げる。




    …マルコ。

    私たちがあんたにしたことは、許されることじゃない。









    ただ、あんたの笑顔は

    嘘で固められた私の世界で、唯一の救いだった。





    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    ご覧いただきありがとうございます☻

    ・作中に少々グロテスクな表現が含まれます。ご注意ください。

    ・単行本12巻までのネタバレを含みます。



    最後までお楽しみいただけたら嬉しいです。

    本日はスレ立てのみで失礼させていただきます。明日から執筆しますね。
    どうぞよろしくお願いします(´◡͐`)
  2. 8 : : 2014/02/21(金) 18:27:26




    ー 849年 訓練兵団宿舎 ー





    窓から差し込む朝の光で目が覚める。

    …まだ起床時間には少し早いな。




    2段ベットの下で伸びをすると、上着だけを羽織ってそのまま部屋を出た。


    朝の光は暖かかったものの、まだ風は冷たい。

    手を上着のポケットに突っ込んで、あてもなく宿舎を歩き回る。






    ふわっ、と

    食堂の方からいい香りがする。

    朝食…の匂いではなさそうだ。


    私はその何とも言えない香ばしい香りに惹かれるように、食堂へと向かった。

  3. 11 : : 2014/02/21(金) 20:10:15




    「あ、おはよう!アニ。」



    そこにいたのは、マルコだった。

    手には湯気の立ち昇るカップを持っている。

    例の香りの原因は、どうやらこれらしい。




    マルコ「まだ起床時間までかなりあるのに、早いね。」

    アニ「目が覚めちゃって。」

    マルコ「ははは、そういう日もあるよね。よかったらこれ、どうぞ。」



    そう言うと、マルコは黒っぽい飲み物をカップに注ぎ入れ、アニの前に差し出した。



    マルコ「コーヒー、って言うんだ。僕の出身のジナエ町の名産品でね、実家からよく送ってきてくれるんだ。少し苦いけど、飲むと目が覚めるよ。」

    アニ「…ありがとう。」

  4. 12 : : 2014/02/21(金) 21:35:34



    カップに口をつけ、一口飲む。

    口の中に苦味と酸味が広がって、喉を通り過ぎると、それは豊かな香りとなって口腔内に残った。



    マルコ「どう?」

    アニ「…美味しい。」



    私の返答を聞いたマルコは、嬉しそうに目尻を下げて笑った。


    マルコ「よかった。昔ジャンにもご馳走したんだけど、彼には苦かったみたいでさ。気に入ってもらえて嬉しいよ。」

    そう言って自分のカップを傾けて、くるくるとまわした。



    2人の間を、ゆったりとした時間が流れる。



    そういえば、マルコとはあまり話したことがなかったな。

    …もともと人とあまり関わりを持たないよう務めていたから、余計に。

  5. 13 : : 2014/02/21(金) 22:12:52



    マルコ「…そういえば、僕たちあまり話したことなかったね。今、何を話そうか考えてたんだけど、なかなか話題が浮かばないや。」



    同じことを考えていたらしいマルコが、えへへと困ったように微笑む。



    マルコ「そうだ。アニは何が好きなの?食べ物とか、花とか、訓練とか。あ、やっぱり訓練は対人格闘術かな?」

    アニ「…そんなこと聞いて、どうするんだい。」

    マルコ「どうするって…うーん、せっかくだから少し話をしてみたいな、と思ってさ。」

    アニ「…」







    アニ「それ、どうやって淹れるんだい?」

    マルコ「え?」

    アニ「…コーヒー。」


    私はマルコのカップを指差して、もう一度言った。



    マルコ「ああ、これかい?コーヒーは紅茶みたいに葉っぱで淹れるんじゃなくて、豆なんだ。豆を挽いて、その粉を使うんだよ。」


    マルコは豆の入った袋を見せてくれる。

    袋を開けると、コーヒーと同じ真っ黒で硬い豆が沢山入っていて、いい香りが部屋中に放たれた。



    アニ「…いい匂い。」


    そんな言葉が、思わず口から漏れる。

    それを聞いたマルコは、また嬉しそうに笑った。

  6. 16 : : 2014/02/21(金) 23:28:14



    マルコ「そうだ!ねえアニ、明日も朝ここにおいでよ。」

    アニ「え?」

    マルコ「僕は毎朝、ここで1人でコーヒーを飲んでるんだ。1人静かに飲むのも好きだけど、退屈な時もあるからさ、明日も来てよ。コーヒーを淹れるところを見せてあげるから、ね?」



    …普段の私なら、絶対断ってたはず。

    なのにこの時は、なぜか断れなかった。

    コーヒーの淹れ方に特別な興味を抱いていた訳ではなく、興味の対象は別のところにあったのだと思う。



    アニ「…いいよ。」


    私の返事を聞いたマルコは、天使のような笑みをくれた。


    マルコ「じゃあ決まり!楽しみにしてるよ、アニ。」


    そう言うと彼は、お先に、と部屋へ戻って行った。




    …へんな私。

    はあ、とため息をカップに漏らすと、黒っぽい水面に物憂げな自分の顔が映った。

  7. 21 : : 2014/02/22(土) 16:32:28



    翌朝。

    目覚ましをかけたわけでもないのに、起床時間よりかなり早く目が覚めた。

    …本当は昨日、寝坊しないようにいつもより早く休んだんだけど。


    昨日は寝巻きのまま出てしまったので、今日はしっかり着替えてから食堂へ向かった。




    マルコ「おはよう、アニ。来てくれたんだ。」

    その人は、今日も笑顔で私を迎えてくれる。



    アニ「…おはよう」

    マルコ「さあ、今朝の一杯を淹れよう。」


    マルコは豆を袋から取り出して計量すると、ハンドル付きの器のようなものに移した。


    マルコ「これで豆を粉にするんだ。このハンドルをまわしてごらん。」



    ハンドルを回すと、パキパキと豆の割れる音がする。

    と同時に、コーヒーのかぐわしい香りが2人を包んだ。


  8. 27 : : 2014/02/22(土) 22:14:22



    マルコ「いい匂いだろう。ジナエ町の豆は淹れた時の香りも最高なんだけど、僕はこの豆を挽いてる時の香りが1番好きなんだ。これだけでも目が覚めるようだよ。」


    目を閉じて深呼吸をするマルコを、横目で盗み見る。



    男性にしては長い睫毛

    小さく丸い鼻

    頬に散らばるそばかす…



    マルコ「…アニ、どうかした?」

    アニ「!!な、なんでもないよ。」



    ハンドルを回す手も止めて、ぼうっと見入ってしまっていたようだ。

  9. 28 : : 2014/02/22(土) 22:55:23



    マルコ「うん、挽き加減はこのくらいでいいかな。次はこれを使うよ。」



    取り出したのは、何かの実験で使いそうなガラスのビーカーのようなものの上に、底が抜けたカップとソーサーみたいな形のものが乗っかっている道具と、茶色い紙と、温度計のついたポット。

    マルコはその道具のカップと似ている部分に茶色い紙を敷き、その中に挽いた豆を投入して平らに慣らした。



    マルコ「コーヒーに使うお湯は、82℃がベストだよ。それより高すぎると苦味が出てしまうし、逆に低すぎると渋くなってしまうんだ。」



    そう言うとポットについていた温度計で温度を確認し、うん、と一つ頷いた。

    そして挽いた豆の上に、ポットのお湯をくるくると渦を書くように回し入れる。

    先ほど豆を挽いたときとは、また少し違った温かな香りが辺りに立ち込める。



    マルコ「最初からお湯を全部入れてしまうのではなくて、少し蒸らすんだ。表面を見て、乾いているところがなくなったくらいで1度お湯を入れるのをやめて、香りが変わるのを待つんだよ。だいたい2,30秒ってところかな。これをすることで、最高の香りが生まれるんだ。」



    そう言ってわくわくしている彼は、普段の大人っぽい落ち着いた雰囲気とは違い、まるでお菓子を目の前にした子どものような表情をしていた。

  10. 31 : : 2014/02/23(日) 16:41:01



    マルコ「さあ、そろそろ頃合いだ。」




    残りのお湯を、くるくると回し入れる。

    豆の粉がお湯を含んでふわっと膨らみ、下のビーカーのようなものの中にコーヒーが溜まってくる。

    私はその様子を、マルコと一緒に眺めていた。





    マルコ「…これで完成だよ、お待たせ。」


    マルコは暖めたカップを2つ持ってきて、出来上がったコーヒーを注ぎ入れた。

    立ち上る湯気の向こうに、彼の微笑みが見え隠れする。



    マルコ「はい、どうぞ。」

    アニ「ありがとう。」



    私たちは、同時にカップに口をつけた。

  11. 32 : : 2014/02/23(日) 17:27:30



    アニ「…美味しい。」

    マルコ「うん、昨日のより美味しいね。アニが豆を挽いてくれたからかな。」



    マルコのその言葉に、心臓が飛び跳ねる。

    そんなこと、乙女にさらっと言うものじゃないよ。




    アニ「…ねえ。」

    マルコ「ん?」

    アニ「明日も…来てもいいかい?」



    1人で飲むのも好きだと言っていたから、断られたらどうしよう。

    だが、そんな心配は杞憂に終わった。



    マルコ「もちろんだよ!アニならいつでも大歓迎さ。」



    ふふ、と笑った顔は、先ほどの子どものような表情ではなく、いつもの大人びたマルコだった。

    それから毎朝、マルコとコーヒーを飲むのが私の日課になっていった。

  12. 35 : : 2014/02/23(日) 20:42:39



    私たちは、毎日いろいろな話をした。

    その日の訓練のことや、昨日見た夢の話。

    マルコの故郷のジナエ町の話や、彼の妹の話。

    私のお父さんの話もした。



    マルコと話をしている間だけは、自分の背負った使命を忘れて、普通の1人の女の子『アニ・レオンハート』として過ごすことができた。





    マルコ「…アニさ、」



    ある日のこと。

    いつものようにコーヒー豆を挽きながら、マルコが話しかけてきた。
  13. 36 : : 2014/02/23(日) 21:26:05



    マルコ「前と比べて、よく笑うようになったね。」

    アニ「そうかい?」

    マルコ「うん、最近はいつも口角が上がってる。」

    アニ「…そうかな。」

    マルコ「そうだよ、今もそうだしね。」



    マルコは私の目を見つめて、くいっと微笑む。

    …私の氷の心をそうやって、温かなコーヒーのように溶かしていくマルコ。




    アニ「…あんたはさ、」

    マルコ「ん?」

    アニ「いつも笑ってるよね。」



    マルコは、私の前ではいつも笑顔だった。


    …いや、私の前だけじゃない。

  14. 37 : : 2014/02/23(日) 22:19:30



    クリスタと馬の世話をしているときも

    座学で寝ていたコニーを起こしてあげた時も

    エレンとジャンの喧嘩を仲裁するときも

    サシャにパンをねだられたときも


    いつもいつも笑っていた。

    それが、彼がみんなから好かれている要因のひとつでもあるのだろう。




    マルコ「そうかなあ?」

    アニ「そうだよ。今も笑ってる。」



    そう言うと私たちは顔を見合わせて、声をあげて笑った。


    この朝の時間だけは、私がマルコの笑顔を独占できる。

    …この時間が、いつまでも続けばいいのに。

    心から、私はそう思っていた。


  15. 38 : : 2014/02/23(日) 23:16:17










    「…アニ?」


    食堂の出入り口から声がして振り向くと、大きな身体…ベルトルトが立っていた。


    マルコ「やあベルトルト、おはよう。」

    アニ「…おはよ。」



    ベルトルト「こんなに朝早くから、2人で何をしているの?」

    マルコ「コーヒーを飲んでいるんだ。ベルトルトも、一緒にどうだい?」

    ベルトルト「…僕はいいや。苦いものは苦手なんだ。」


    それだけいうと、ベルトルトは食堂を後にした。

    …私に、懐疑的な鋭い視線を投げかけて。


  16. 42 : : 2014/02/24(月) 18:07:02







    その日の夜。

    夕食を終えて、1人部屋に戻る道中のことだった。





    松明の明かりに照らされた廊下に、長い影が落ちている。

    …ベルトルトだ。

    彼は壁にもたれかかったまま、こちらを見た。

    私と目が合うが、すぐに逸らす。




    …無視して通り過ぎよう。

    そう思って、何も言わずにベルトルトの前を歩き去ろうとした。








    ベルトルト「…あんな風に笑うアニ、初めて見たよ。」


    その声に、思わずはたと足を止める。



  17. 43 : : 2014/02/24(月) 19:09:12



    ベルトルト「アニ、君は今何だ?」

    アニ「…私は、戦士だよ。」




    ベルトルトと目を合わさずに答える。

    彼の視線が、後ろから全身に突き刺さるのを感じた。




    ベルトルト「…質問を変えよう。」


















    ベルトルト「アニ。マルコの前にいるときの君は、何だ?」










    ベルトルト「…僕には普通の女の子に見えた。」

    答えずにいると、ベルトルトが続けて口を開いた。





    アニ「…私は戦士である以前に、普通の女の子だよ。」

    ベルトルト「いいや、君は戦士だ。それ以外の何でもない。」

    ベルトルト「第一君は、『普通の』女の子じゃないだろう?」





    その言葉に、ぎゅっと唇を噛み締めて俯く。

  18. 44 : : 2014/02/24(月) 20:04:39



    ベルトルト「君の交友関係をあまりとやかく言うつもりはないけど、少しは考えてもらわないと困るよ。後で苦しむのは、アニなんだから…」

    アニ「分かってる、私は戦士だ。安心して。」




    ベルトルトの言葉を遮るようにぴしゃりと言うと、私はそのまま振り向かずに部屋へと戻った。







    クリスタ「アニ…?顔色がよくないよ、何かあったの?」

    アニ「…なんにもないよ。」




    部屋に戻ると、早々に布団に入る。

    手が震えていた。


    私は、戦士だ。

    私は、戦士だ。


    何度もそう自分に言い聞かせながら、眠りの世界へ引き摺り込まれていった。

  19. 45 : : 2014/02/24(月) 21:17:33



    その翌朝。

    私はマルコのところへ行かなかった。

    今マルコに会ったら、自分の中で何かが狂ってしまいそうで、行けなかった。






    ミーナ「ねえアニ、やっぱり昨日の夜からおかしいよ。クリスタも心配してたけど、何かあったでしょ?」

    アニ「なんでもないよ。」

    ミーナ「うーん、話したくないならこれ以上聞かないけど…」

    アニ「…ごめんね、ミーナ。」

    ミーナ「ううん。」



    朝食も、あまり喉を通らない。

    そんな様子を見たミーナが、さらに心配そうな顔をして私を見つめる。

  20. 48 : : 2014/02/24(月) 22:55:05



    アニ「…!!」



    マルコだ。

    彼は食堂に入るなり、きょろきょろと辺りを見回した。

    私の姿をとらえると、少し安心したような表情を見せる。




    ミーナ「おはよう、マルコ!」

    アニ「ちょっ、ミーナ?!」

    ミーナ「えっ?」



    私の剣幕に、ミーナは目を丸くした。



    アニ「ごめん、なんでもない。」

    ミーナ「?そう…」

    マルコ「おはよう、ミーナ、アニ。隣、座ってもいいかな?」



    …ああ、結局顔を合わせることになってしまった。

    1人勝手に気まずくなる。




    だけどマルコは、今朝私が来なかったことについて質問することはなかった。

  21. 49 : : 2014/02/25(火) 01:21:07





    その翌朝、私は食堂へと向かっていた。

    気持ちの整理は、まだついていない。

    だけどマルコに会って他愛もない話をしたら、自分の中で何かが軽くなるような気がしたからだ。



    とはいえ昨日のことがあるから、やはり少し足取りが重い。

    食堂のドアの前で立ち止まって、深呼吸をする。


    …よし。

    自分に気合を入れて、ドアに手をかけた。

  22. 57 : : 2014/02/25(火) 17:50:48











    マルコ「おはよう、アニ。」




    不意に後ろから声をかけられて、身体がびくっとする。


    アニ「お、おはよう。」


    マルコはコーヒー豆の入った袋を持って、いつもと同じくにこにこ笑っていた。


    マルコ「驚かせちゃってごめんね。さ、入ろうか。」



    いつも通りマルコが豆を挽いて、丁寧にドリップする。

    その間も、彼が昨日のことを尋ねてくることはなかった。




    マルコ「はい、どうぞ。」

    アニ「…いただきます。」




    2日ぶりの、マルコの淹れたコーヒー。

    暖かいですよ、と言わんばかりに湯気を立ち上らせるそれを口へと運ぶ。

  23. 58 : : 2014/02/25(火) 19:27:18





    アニ「…?」

    マルコ「あ、気付いた?」



    一口飲んで不思議そうな顔をした私に、マルコがいたずらっぽく笑う。




    マルコ「この前と豆が違うんだ。種類とか炒り方とか、いろいろ違うんだけど…簡単に言うと、今日のはいつものよりちょっといいやつだよ。」


    そう言われてみると、香りも味もより深みが増しているように思えてくる。



    マルコ「どう?お口に合ったかな?」

    アニ「うん。いつものも好きだけど、これも美味しい。」



    そう答えると、マルコはよかった、と目を細めた。




    アニ「…昨日さ、」

    マルコ「ん?」

    アニ「来れなくて、ごめん。」



    …あまりにも追及してこないので、ついに自分から話題にしてしまった。

  24. 59 : : 2014/02/25(火) 20:17:18


    マルコ「ああ、そんなの全然いいよ。いつでも好きな時においでって言ったのは僕だし、強制するつもりもないからね。」

    マルコ「具合が悪いのかと思って心配したけど、朝食の時間に会ったときは、元気そうだったから安心したよ。」

    マルコ「ただ…ちょっと落ち込んでるように見えたから、今日来てくれたらこの豆でコーヒーを淹れようって決めてたんだ。」

    マルコ「だから来てくれて、嬉しかったよ。…昨日は久しぶりに1人だったから、ちょっと寂しくてね。」


    そういって、マルコは照れたように笑った。



    ああ

    今日ここに来てよかった。

    マルコと話せてよかった。

    また閉ざされかけた私の心の扉が、彼の温かな微笑みに触れて開いていく。

  25. 60 : : 2014/02/25(火) 21:48:10



    アニ「ありがとう。あんたと話せて、よかった。」

    マルコ「…アニにそう言われると、ちょっと照れるな。」



    そう言って、鼻の頭をぽりぽりと掻くマルコ。

    そんな様子を見て、ついくすっと笑みが漏れてしまう。




    きっとこの時間は長くは続かない。

    だからこそ、大切にしたかった。

    私はそれから毎朝、1日も欠かすことなく食堂へ通った。

  26. 64 : : 2014/02/25(火) 23:12:49





    マルコ「いよいよ今日は、卒団式だね。」

    アニ「そうだね。」



    新しいコーヒー豆の袋を開けながら、マルコが淋しげに言う。

    ふわっと香る豆の香りは、何度吸い込んでも心地いい。



    アニ「…今日は、私が淹れてもいいかい?」

    マルコ「え?」



    マルコは一瞬びっくりしたような表情をしたが、すぐにいつもの柔らかな笑顔で快諾してくれた。


    いつも彼がやっている通りに豆を計量してハンドルを回すと、豆が弾ける小気味良い音がする。

    粉状になった豆を紙に移して整え、お湯の温度を測る。

    適温になったのを確認し、粉にお湯を少し含ませて蒸らすと、ふわっと膨らんだ粉の上にぷくぷくと小さな泡が浮かんだ。

    少し時間を置いて、お湯を回しながら注ぎ入れる。



    その間マルコは一言も喋らず、私の一挙一動をじっと見ていた。

  27. 65 : : 2014/02/26(水) 08:49:09



    アニ「…はい、どうぞ。」

    マルコ「ありがとう。」



    カップを丁寧に持ち上げると、目を閉じて香りを楽しむマルコの横顔を恐る恐る眺める。

    まるで、審査結果を待つバレリーナのような気分だった。



    彼はコーヒーを一口口に含むと、味わうようにゆっくりと飲み込んだ。



    マルコ「…すっごく美味しいよ、アニ。」

    アニ「本当かい?よかった。」

    マルコ「うん。僕が自分で淹れたのより、何倍も美味しい。」



    その言葉に、心底ほっとした自分がいた。



    マルコ「もっと前から毎日アニに淹れてもらえばよかったなあ。」

    アニ「…淹れてあげる、これからもずっと。」

    マルコ「え?」



    そんな言葉が勝手に唇から零れ落ちる。

  28. 73 : : 2014/02/26(水) 19:25:20



    アニ「卒団しても、離れ離れになる訳じゃないよ。それに、私たちは2人とも憲兵団志望だ。あんたも私も、上位10名入りは固いと思う。憲兵になっても、毎日私があんたにコーヒーを淹れてあげるよ。」



    それを聞いたマルコはぽかんとした様子だったが、やがて花が咲くような穏やかな笑みを見せた。


    マルコ「そうだね。卒団式が終わってもすぐにこの宿舎を離れるわけじゃないし、アニの言う通り、憲兵団でも一緒だ。じゃあこれからは、毎日アニに淹れてもらおうっと。」



    そう言って嬉しそうにコーヒーを飲むマルコにつられて、私も笑顔になっていた。


















    その様子を、食堂の入り口からベルトルトが盗み見ていたことも知らずに。


  29. 76 : : 2014/02/26(水) 20:32:06








    ライナー「アニ、話がある。」



    その夜のこと。

    卒団式後の宴が終わってみんなが騒ぎ疲れて宿舎に帰って来た頃、私はライナーに声を掛けられた。

    2人で身を隠しながら裏庭の倉庫の影に向かうと、ベルトルトが待っていた。


    夜風は冷たく、3人の体温を奪っていく。





    ライナー「…明日、作戦を決行する。」

    アニ「明日だって?少し早すぎやしないかい?」

    ベルトルト「いや、あさってには所属兵科を決めるため、兵がばらばらになる。根絶やしにするなら、みんながトロスト区にいる明日しかないよ。」



    それを聞いたライナーも頷く。




    ベルトルト「…それとも、何か理由があるの?例えば、好きな男が出来たから殺したくない、とか。」



    ベルトルトの探るような瞳がアニを見つめる。

  30. 80 : : 2014/02/26(水) 22:46:46



    アニ「馬鹿言わないでおくれよ。私は戦士だ。恋愛に現を抜かすような奴らと一緒にしないで欲しいね。」

    ベルトルト「…そう。」

    ライナー「じゃあ決まりだな。明日、頃合いを見てベルトルトがトロスト区の扉を破壊する。アニはあらかじめ、巨人たちを扉の近くに集めておいてくれ。内門は俺に任せろ。」

    ライナー「…2人とも、上手くやれよ。」







    来た時と同じく身を隠しながら、1人宿舎へと戻る。



    月の光がやけに眩しい夜だ。

    私たちのせいで、明日の月を拝むことが出来なくなる奴は、どのくらいいるんだろう。




    考え事の嵐が、頭の中を吹き荒れる。

    考えたって仕方のないことばかり。

    …だって、どの道やらなくてはいけないことだから。

    その結果なんて、いくら考えたって誰にも分からない。

  31. 81 : : 2014/02/26(水) 23:43:36








    「アニ?」


    急に名前を呼ばれて振り返る。




    アニ「…マルコ。」

    マルコ「こんな夜中に、外で何をしてるの?風邪を引いちゃうよ。」

    アニ「あんたこそ、何してるんだい?」



    寝巻きに羽織り姿のマルコは、ああ、といって頭を掻いた。



    マルコ「振舞われたぶどう酒を飲んだせいか、全然寝付けなくてね…酔い覚ましに散歩してたんだ。」

    アニ「そう…私も一緒だよ。」




    どちらからともなく、並んで歩き始める。

    夜の裏庭はどことなく不気味だが、この時は不思議と恐怖感はなかった。

  32. 82 : : 2014/02/27(木) 11:45:02




    しばらくすると、マルコだけはどうか助かって欲しいと月に願っている自分がいることに気付いた。


    この人の笑顔に、私は何度も何度も救われた。

    かちかちに凍った私の心を、温かいコーヒーを注ぎ入れるようにして溶かしてくれたマルコ。

    私に笑い方を思い出させてくれたマルコ。

    私に故郷以外の何かを、大切に想う気持ちを教えてくれたマルコ。



    私たちの手で

    私の手で

    彼の未来を

    彼の笑顔を

    奪うことなんて、出来るわけがない。



    隣を歩くマルコの横顔を、ちらりと見る。

    その口元には、やはり笑みが浮かんでいた。



    この人の笑顔を失ったら、私は…

  33. 83 : : 2014/02/27(木) 15:59:56




    マルコ「…寒いだろう。こうしたら、少しあったかいよ。」



    彼が私の右手を握る。

    そこから伝わってくる彼の体温が、私の胸を熱くした。

    …その頬は、ぶどう酒のせいで紅潮しているのかい?




    アニ「ねえ、マルコ。」

    マルコ「ん?」

    アニ「…死なないで。」

    マルコ「…急にどうしたの?」

    アニ「いいから、死なないって約束して。」



    そう言って立ち止まってマルコを見つめると、彼はいつもの笑顔ではなく、真剣な眼差しで私を見つめ返していた。

  34. 84 : : 2014/02/27(木) 18:16:37



    マルコ「アニ…」

    マルコ「…なぜ泣いてるの?」

    アニ「え?」



    マルコは、私の濡れた頬をそっと右手で拭った。



    アニ「…あ。」




    とうとう私の心の堰が決壊した。

    声を上げて泣く私を、何も言わずに抱き寄せるマルコ。

    その胸は温かく、見た目よりもずっと広かった。

    頭に置かれた彼の手は、まるで赤子をあやすように、ぽんぽんとリズムを刻んでいる。




    戦士になんか、なりたくない。

    人なんか、殺したくない。


    …この人を、絶対に失いたくない。


  35. 88 : : 2014/02/27(木) 23:24:20







    マルコ「…落ち着いた?」



    私の嗚咽がおさまると、マルコが私の顔を覗き込んで声をかけた。



    アニ「…ごめんなさい。」

    マルコ「ううん。さあ、夜の風に当たりすぎるのは良くないから、そろそろ戻ろうか。」



    マルコに手を引かれて、宿舎の中に入る。



    アニ「ありがとう、マルコ。」

    マルコ「うん、おやすみ。」

    アニ「おやすみなさい。」




    マルコはにこっと笑って、反対側の男子部屋の方へ歩き出す。

    その背中が見えなくなるまで、私は黙って見つめていた。







    次の日の朝、私たちはいつも通り食堂でコーヒーを飲んだ。

    マルコが昨日のことを尋ねることはなく、私が昨日のことを話題にすることもなかった。










    …そして、運命の時が来る。

  36. 89 : : 2014/02/28(金) 00:18:15





    大きな地鳴りとともに、空を稲妻のような光が貫いた。


    ああ、始まる。

    沢山の人が死ぬ。





    ベルトルトが扉を蹴破ったのを確認すると、私は集めておいた巨人たちを扉の穴へといざなう。



    私は、戦士だ。

    使命を、全うしろ。





    兵士の私と戦士の私が心の中でせめぎ合う。

    しかし、私が巨人たちを先導する脚を止めることはなかった。




    壁内に入るとひっそりと巨人化を解き、兵士になりすまして訓練兵と合流する。

    …みんな、とても不安そうな表情をしていた。



    ジャン「ちくしょう、なんで今日なんだ…明日から内地に行けたっていうのによ…」

    クリスタ「ダズ、大丈夫?!」


    吐き気をもよおしているダズに、優しく付き添うクリスタ。

    その横顔も、恐怖で青ざめていた。


  37. 90 : : 2014/02/28(金) 10:59:14



    マルコ「19班、集合!!」


    その声に、私は顔を向ける。

    そこには班長として、班員を鼓舞するマルコの姿があった。

    …普段から面倒見がよくて慕われている彼だから、きっと班員からの信頼も厚いんだろうな。

    マルコの言葉を聞いた班員たちの顔から、緊張の色が和らいでいくのが見える。

    きっと、彼は立派な憲兵になるだろう。





    話を終えたマルコと目が合った。

    全てを見透かすようなその真っ直ぐな瞳に、目を逸らしてしまう。

    …今の私を見ないで、マルコ。





    マルコ「アニ、大丈夫?」


    そんな私の思いに反して、優しいマルコは声をかけてきた。
  38. 91 : : 2014/02/28(金) 14:21:41


    アニ「…うん。ちょっと怖いけど。」


    もっともらしい嘘をつく。

    …私がこの事態を引き起こしたって言ったら、彼はなんて言うかな。



    マルコ「僕も怖いよ。だけどこれでも一応、人類に命を捧げると誓った兵士だからね。足手まといにならないようにしないと。」

    アニ「…そうだね。」

    マルコ「…ねえ、アニ。」

    アニ「なんだい?」














    マルコ「…死なないで。」

    アニ「え?」



    小さくこぼしたマルコの言葉に、私は思わず目を見開いた。
  39. 92 : : 2014/02/28(金) 17:16:39



    彼は昨日と同じ真剣な眼差しで、私の目を見つめながらはっきりともう一度言った。



    マルコ「死なないで、アニ。」




    …私が死ぬわけないじゃないか。

    だって

    私は『あっち側』なんだから。





    アニ「…死なないさ。」

    アニ「だからあんたも約束して、死なないって。」





    マルコの瞳の奥が揺れる。


    マルコ「…ああ、約束するよ。」



    いつもの微笑みが、ふわりと降ってくる。

    そろそろ行くねと言って、彼は班員たちのところへ戻っていった。




    …その言葉、信じてるよ。

  40. 93 : : 2014/02/28(金) 19:55:12










    ライナー「…おい、ありゃあ何だ。なんでエレンが巨人になれるんだ。」

    ベルトルト「ごめん、知らない…」

    アニ「…」



    想定もしていなかった緊急事態に、私たちは戸惑っていた。

    突如、巨人を殺す巨人が現れたのだ。

    しかも、その体内からエレンが出てくるなんて。


    私たち3人は、状況の整理と今後の作戦の続行の可否について、路地裏で話し合っていた。

    ライナーが腕組みをしながら口を開く。




    ライナー「…作戦は中断すべきだと思う。トロスト区奪還作戦も、やらせておこう。今は無理に内門を壊すより、状況を見る方が先決だ。」

    アニ「そうだね。」

    ベルトルト「せっかく壊したトロスト区の扉を塞がれるのは痛手だけど…しょうがないね。」

    ライナー「よし。とりあえず、戻るか。」




    路地から表通りへ出ると、トロスト区奪還作戦に向けて、みんな配置に着き始めていた。

    私も自分の班に合流しなくちゃ…

  41. 94 : : 2014/02/28(金) 20:55:33



    ベルトルト「おい、あれ!!」


    ベルトルトが、今しがた私たちが出てきた路地の入り口を指差す。












    そこから出てきた人物を見て、私の心臓は大きく跳ねた。






    マルコだった。

    辺りを注意深く見回し、私たちと目が合うと、真っ青な顔をして怯えるように走っていった。






    ライナー「…聞かれたか。」

    ベルトルト「…多分。」

    ライナー「そうか…」

    アニ「…」



    ライナーが小さく舌打ちをする。








    なんで

    どうして

    マルコが?



    私の頭は混乱していた。

    疑問がまるで竜巻のように、次々と浮かんではどこかへ飛んでいく。




    なにを、どこまで聞かれたのか。

    得た情報を、どうするつもりなのか。



















    この2人は、彼をどうするつもりなのか。


  42. 97 : : 2014/03/01(土) 11:11:08




    ライナー「…殺すしかねぇな。」

    アニ「!!!」

    ベルトルト「ああ…作戦を聞かれた以上は、仕方ないだろう。」

    ライナー「だがどうやる?ブレードを使えば、兵士が殺したとばれてしまうぞ。」

    ベルトルト「縛って巨人に食わせるのが簡単だけど、壁内で吐き出されたら不審な点が見つかってしまうだろうし…」

    アニ「待って。」

















    アニ「…私がマルコを殺るよ。」


    自分でも驚くほど、冷静な口調で言葉を発した。



    アニ「いい作戦があるんだ。私に任せて。」

    ベルトルト「作戦って、どんな?」

    アニ「説明してる時間が惜しい。早く手を打つ方がいいだろう?」

    ライナー「それもそうだな…」

    ベルトルト「いや。」




    ベルトルトが私をじっと見つめる。

  43. 98 : : 2014/03/01(土) 15:34:42




    ベルトルト「アニ、君は本当にマルコを殺せるの?」




    その瞳には、あの日と同じ疑念が渦巻いていた。




    アニ「勿論。私に二言はないよ。」

    ライナー「ベルトルト、アニがこう言ってるんだからもういいだろう。」

    ベルトルト「…分かった。ただ証拠として、彼の立体機動装置を持って来て。」

    アニ「…いいよ。」

    ライナー「よし、決まりだ。あとは頼むぞ、アニ。」






    ひとつ頷くと、私たちは各自の持ち場へと向かって行った。

    その間、ずっと頭をフル回転させていた。










    …どうやったら、マルコをうまく逃がせるか。

  44. 99 : : 2014/03/01(土) 17:58:04





    自分の持ち場には行かず、マルコを探す。

    …彼の19班は、南側の壁に巨人を誘導する担当だったっけ。



    建物の屋根の上で巨人の様子をうかがっている兵士一人一人の顔を、注意深く見ていく。





    …いた。

    まさに今、巨人と対峙している。





    マルコ「いいかい、まだだ。もっと引き付ける。」



    ブレードを構えて、班員たちに指示を出すマルコ。

    ズウゥンという重々しい足音を響かせている8m級が、彼らを捕らえようと手を伸ばした。



    マルコ「今だ!離脱しろ!!」




    その合図でアンカーを射出し、一斉に左右に散って逃げる班員たち。

    空っぽになった屋根の上に、巨人の手が振り下ろされた。

    その衝撃で、建物の屋根に大きな穴が空く。

  45. 102 : : 2014/03/01(土) 20:26:23




    マルコ「いいぞ、こっちだ!」



    彼は班員たちを先導し、南側の壁へ巨人を誘導していく。

    …一か八か、やってみるしかないな。



    私はトリガーを引いて宙に飛び出し、8m級のうなじを狙った。




    アニ「えええええええええい!!!」


    ブレードに肉が食い込む感覚がする。

    気持ち悪い。

    そのまま深く突き刺すと、えぐるように刃を動かした。


    傷口から血を吐いて、巨人は地面に突っ伏して絶命した。

    そのままマルコたちがいる、向かいの建物の屋根に飛び移る。





    マルコ「アニ…」

    アニ「…」



    マルコが私を見つめる瞳の中に、微かに恐怖が見える。

    …マルコ、いつからあんたはそんな目で私を見るようになったんだい?
  46. 105 : : 2014/03/01(土) 21:48:08



    アニ「私の班の班長がビビって逃げ出してね。だからこっちで私も一緒に戦うよ。」

    マルコ「…12m級、接近!!」



    マルコは私に言葉を返さず、巨人の発見を知らせる。



    班員「大きいな…」

    班員「ああ、しかも動きもさっきの奴より俊敏そうだ。」


    班員たちが、言葉を交わしているのが聞こえる。



    マルコ「大丈夫、さっきと同じようにやればいいよ。」


    マルコが班員たちに声をかけるも、その表情は固いままだった。





    12m級は不気味な笑顔を浮かべてこちらへ近づき、右手を屋根の上に滑らせて瓦を剥ぎ取りながら、私たちを掴もうとする。

    …こいつなら、うまくやれるかも知れない。

  47. 106 : : 2014/03/01(土) 22:49:26



    マルコ「今だ!離脱!!!」


    マルコの声で班員たちが散り散りに逃げる。

    が、私は逃げなかった。



    マルコ「アニ!!!」


    マルコの叫び声が後ろから聞こえる。




    私は奴の手に落ちる本当に直前で、アンカーを打ち離脱するつもりだった。

    するとみんなには、まるで巨人の手に弾き飛ばされたように見えるだろう。

    「巨人に吹っ飛ばされた」私は、そのまま向かいの建物の窓から中に突入する。


    そしてマルコが私を助けに来たら、彼に地下道を使って内地へ逃げるよう伝えるつもりだった。

    …この状況で彼が私を助けに来る確率は低いが、それに懸けるしかなかった。

  48. 107 : : 2014/03/02(日) 00:04:26




    …しかし。




    マルコ「うわああああああああ!!!」


    叫び声に目をやると、マルコが12m級のうなじを狙ってワイヤーを巻き取っていた。



    アニ「マルコ!!!」



    12m級がマルコの襲撃に気付き、私を掴もうとしていた手を止める。

    そしてそのまま、彼を捕らえようと手を伸ばした。




    まずい!



    私は咄嗟にアンカーを放った。

    ガスを最大限にふかして、マルコの方へ向かう。






    間一髪、マルコが巨人の手に落ちる直前に彼の身体を抱きとめ、そのまま向かいの建物の窓から中に飛び込んだ。

    ガラスの割れる音がして、そのまま床に叩きつけられる。

  49. 111 : : 2014/03/02(日) 16:11:03



    アニ「…っ!!」

    マルコ「アニ!大丈夫?!」



    マルコがすぐに身体を起こし、私に声をかける。



    アニ「…大丈夫だよ」


    左手に刺さっていた大きめのガラスの破片を引き抜くと、堰き止められていた血が溢れ出た。



    マルコ「…っ!早く止血をしないと…」

    アニ「大丈夫、見てて。」



    焦るマルコを引き止める。

    すると、すぐに傷口から水蒸気が上がり、みるみるうちに血が止まって傷口も塞がれていく。



    マルコ「??!」


    1分と経たぬ間に、傷口はきれいさっぱり跡形もなく消えていた。



    マルコ「アニ…これは、どういう…?」

    アニ「マルコ、よく聞いて。」



    何が起きたのかわからないといった様子で焦るマルコの目を、まっすぐに見つめて話し出す。

  50. 112 : : 2014/03/02(日) 20:08:49



    アニ「さっきあんたが聞いたこと…なにをどこまで聞いたのかわからないけど、このままだとあんたは殺される。だからどうか逃げて欲しい。」

    アニ「この裏の道を少し先に行ったところに、地下道に繋がる階段がある。その地下道は、ウォール・シーナのストヘス区まで繋がってるんだ。」

    マルコ「ウォール・シーナ…?」



    私はひとつ頷くと、話を続けた。




    アニ「あんたが逃げた後、地下道を塞ぐつもりだ。シーナの内地まで逃げられれば、きっとライナーもベルトルトも追って来られない。あんたはそのまま、内地で憲兵になって。」



    マルコ「…アニ、君たちは…」

    マルコ「何をしようとしているの?」




    マルコが困惑した様子で口を開いた。

  51. 113 : : 2014/03/02(日) 21:23:32



    アニ「…私たちがやっていることの全てを話すことは出来ない。けど、これだけは確かだよ。」

    アニ「私は、あんたを助けたい。」




    マルコ「どうして…もし僕が聞いた話を外部に漏らそうものなら、アニたちの計画は全部駄目になるんだろう?なのに何故僕を逃がすの?」

    アニ「それは…」




    一瞬考える。

    考えなくても、答えなんて決まっていたけれど。













    アニ「…あんたが好きだから。死んで欲しくないから。それだけだよ。」



    それを聞いたマルコは、一瞬大きく目を見開いた。

  52. 114 : : 2014/03/02(日) 23:00:39



    マルコ「…アニ。」



    なんだか今頃恥ずかしくなって、俯く。









    ふわっ、と

    身体を温かく包まれた。



    マルコが昨日の夜と同じように、私を抱きしめていた。





    マルコ「…ありがとう。」


    優しくて愛しい声が頭の上から降ってきて、私を抱きしめる腕の力が強くなる。

    私は、束の間の幸せを噛み締めた。






    マルコ「…そろそろ移動しよう。巨人たちがまだこの辺りをうろついているだろうからね。」

    アニ「…ねぇ、あんたは私が怖くないの?」

    マルコ「え?」

    アニ「私はあっち側の人間だよ。いつ私があんたを殺してもおかしくないのに、なんでそんなに平然としてるんだい。」



    疑問に思ったことを素直にぶつけると、マルコは困ったように笑った。

  53. 115 : : 2014/03/02(日) 23:55:43



    マルコ「うーん、怖くないと言ったら嘘になるかも知れないけど…でも、アニを信じるよ。」

    アニ「信じる?」

    マルコ「うん。それに…好きな人になら、殺されてもいいかな、なんて。」

    アニ「え?」



    マルコは少し照れながら、言葉を続けた。




    マルコ「不思議だよね、アニが人類の脅威であると知った今でも、僕の気持ちは以前と変わらない。」

    マルコ「さすがに聞いてしまった直後は怖かったけどね…でも、君が想いを伝えてくれた時、僕の気持ちが揺らいでいないことに気付いたんだ。」

    マルコ「…好きだよ、アニ。本当は僕から言いたかったんだけど、先を越されちゃったね。」

    アニ「マルコ…嬉しい。」



    もう一度、マルコが私を抱きしめる。

    私はそれに精一杯応えるように、抱きしめ返した。

  54. 118 : : 2014/03/03(月) 11:23:08




    マルコ「…さ、本当にそろそろ行かないと。」

    アニ「そうだね、ついて来て。案内するよ。」





    建物の外に出ると、注意深く辺りを見回す。

    小走りで通りを抜けると、ぽっかりと口を開ける地下道に着いた。






    マルコ「ここかい?かなり深そうだね。」



    暗い階段の奥から、ひんやりとした風が吹いてくる。



    アニ「マルコ、ひとつだけお願いがあるんだけど…」

    マルコ「ん?」

    アニ「ベルトルトたちにあんたを殺した証拠として、立体機動装置を持ち帰るように言われてきたんだ。だから、その…」

    マルコ「…いいよ。」



    いつものようにふわりと微笑むと、マルコは自分の立体機動装置を外して、私に手渡した。

  55. 126 : : 2014/03/03(月) 19:25:26




    アニ「…ごめん。」

    マルコ「ううん、地下には巨人は入って来られないし、もし何かあってもまだブレードがあるからね。心配しないで。…それよりアニは、僕を逃がしたことがバレたら大変なんじゃないの?」

    アニ「大丈夫、なんとかするから…どうか生き延びて、マルコ。」

    マルコ「アニ…」



    涙声になるのを抑えられない。

    私はマルコの胸に飛び込んで、声を上げて泣いた。

    マルコは昨日の夜と同じように、私の頭をぽんぽんと叩いて落ち着かせようとする。



    マルコ「アニ、僕なら大丈夫だから泣かないで。シーナに着いたら、すぐに君に手紙を出すよ。それに、アニも憲兵になるんだろう?そしたらまたすぐに会えるさ。ね?」



    マルコの優しい瞳が、私を見つめる。

    その温かな笑顔に、心が落ち着いてくるのを感じた。

    …また私は、彼の笑顔に助けられた。




    アニ「…またね、気をつけて。」

    マルコ「うん。またすぐ会おう。」

  56. 127 : : 2014/03/03(月) 21:04:59



    最後まで繋いでいた彼の右手が、私の左手を離れた。

    ひとつひとつ階段を降りていく、マルコの背中を見つめる。



    踊り場まで来た時、彼が不意に振り返った。

    その口元には、優しい微笑みをたたえていた。




    マルコ「アニ!愛してる!」




    赤面しながら大声で叫ぶマルコに、思わず笑顔になってしまう。



    アニ「…私も愛してる、マルコ!」



    負けじと叫び返すと、マルコは花の咲くような笑顔を見せてくれた。

    彼は前に向き直るとそのまま階段を駆け下りていき、ついにその姿が見えなくなった。




    …これでよし。

    私はマルコの立体機動装置を小脇に抱えて、2人で来た道を1人で戻って行った。

  57. 134 : : 2014/03/03(月) 23:40:26



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    ーーーーー





    最後まで繋いでいた僕の右手と、彼女の左手が名残惜しそうに離れる。

    僕は大きく口を開ける地下道へと、脚を進めていった。

    階段をひとつひとつ降りて行くにつれ、様々なことが思い出されてくる。




    初めてアニが、食堂にやって来た時のこと。

    コーヒーを一口飲んだ後の、驚いたような表情。

    僕の横顔を盗み見る、大きくて綺麗な瞳。

    初めて笑顔を見せてくれたときに感じた、胸の高鳴り。

    夜の光に照らされた、頬を伝う一筋の涙。

    思わず抱きしめた時の、彼女の温もり。




    そして先ほど路地裏で、ライナー、ベルトルトと話をしていた時の、何処か悲しげな顔。

    偶然話の内容を立ち聞きしてしまったとき、そしてそれを3人に見つかった時は、終わりだと思った。

  58. 142 : : 2014/03/04(火) 17:28:30



    トロスト区の扉を破壊した?

    内門を壊す?

    それは…超大型巨人と鎧の巨人のしたことじゃないか。

    それに、エレンが巨人になれるだって?

    人が、巨人に…?





    そこまで考えた時、全てが繋がった。




    …アニたちは、巨人になれるに違いない。

    そして、人類を攻撃している張本人だ。




    どうしよう

    どうしよう





    誰かに言うべきなのか

    言ったところで信じてもらえるのか






    だけど…


    リーダー的存在で、みんなに慕われているライナー

    高い能力を持っていても、謙虚な姿勢を忘れないベルトルト

    僕の前で、毎日コーヒーを美味しそうに飲むアニに

    そんなことが出来るなんて信じられなかった。






    …僕が見たものはきっと見間違いだ。

    黙っていよう、と心に決めた。

  59. 147 : : 2014/03/04(火) 21:08:56




    でも、どうやらそれは本当らしい。

    8m級を倒して僕の班に合流すると言ったアニの目を見たとき、

    そして、アニが僕に逃げて欲しいと言った時の真剣な言葉に、そう確信した。







    アニ『私は、あんたを助けたい。』

    マルコ『どうして…もし僕が聞いた話を外部に漏らそうものなら、アニたちの計画は全部駄目になるんだろう?なのに何故僕を逃がすの?』

    アニ『それは…』



    僕は一瞬何かを考えるように俯いたアニの、次の言葉に驚いた。




    アニ『…あんたが好きだから。死んで欲しくないから。それだけだよ。』






    昨日の夜、泣きながら僕に『死なないで』と言ったのは、今日トロスト区を攻撃することを決めていたから。

    そして、僕が好きだから。





    胸が熱くなるのを感じた。

    …アニが、僕と同じ気持ちでいてくれたなんて。

    そして、アニが人類を脅かす存在であると分かってしまった今も、その気持ちが揺らいでいない自分に気付いた。




    その時アニの言うとおり、地下道を通ってウォール・シーナに逃げようと決めた。

    彼女を信じようと、決めた。

  60. 148 : : 2014/03/04(火) 22:11:08





    階段の踊り場まで降りて、後ろを振り返る。

    そして、心配そうに僕を見つめるアニに笑顔を向けた。



    マルコ「アニ!愛してる!」




    今僕に出来る事は、このくらいしかない。

    …けどいつか必ず、君をこの状況から救えるような立派な男になるよ。


    だから、どうかそれまでは

    僕のことを好きでいて。


    きっと赤くなっているであろう自分の顔のことは考えず、大声でアニに伝えた。




    アニ「…私も愛してる、マルコ!」




    照れながらも大声で言葉を返してくれるアニに、つい頬が緩むのを感じる。

    その姿を目に焼き付けて、僕は階段を駆け下りた。






    …このままアニを眺めていたら、なぜか涙が出てしまいそうだったから。


  61. 149 : : 2014/03/04(火) 23:25:28



    走っても走っても、下につかないのではと思う程長い階段の最後まで降りてから振り返ると、入り口がとても小さく見えた。

    前に向き直ると、こちらも終わりがないのではないかと思う程暗いトンネルが続いている。



    マルコ「…暗いな。」



    呟く声が暗闇に響いた。

    そして、長く続くであろうトンネルを、一歩一歩進み始める。



    …静かだ。

    とても静かだ。



    自分の足音が反響する音以外、何も聞こえない。

    当然、光も届かない。

    目が慣れてきても、辺りは暗いままだった。

  62. 155 : : 2014/03/05(水) 11:52:54






    コツ、コツ、コツ…


    自分の足音ではない音が聞こえた気がして振り返った、その次の瞬間だった。




















    右胸を、鋭い痛みが貫いた。









    「…振り向かないでくれよ、心臓を一突きで殺してあげるつもりだったのに。」

    マルコ「…ベル…トルト」




    傷が肺に達しているのか、息がしにくく、声もうまく出ない。

    ブレードを片手に持ったベルトルトと、その後ろで松明を持ったライナーは、今までに見たことがないくらい冷ややかな目をしていた。

  63. 158 : : 2014/03/05(水) 18:05:20



    ライナー「…お前の言う通りだったな、ベルトルト。」

    ベルトルト「ああ、マルコに惚れてたアニが、まさか殺せるわけがない。」

    ライナー「マルコ…悪く思わないでくれよな。」



    そう言ったライナーは、無表情だった。





    マルコ「僕を、殺す前に…頼みがある」

    ライナー「なんだ?」



    手足は冷たく感覚がなくなり、意識が朦朧としてきた。

    そんな中で、必死に言葉を紡ぐ。



    マルコ「僕を逃がしたことで…アニを、咎めないでくれ」

    ライナー「…わかった、約束しよう。」

    ベルトルト「他には、もういいかい?」



    ベルトルトが持っているブレードについた僕の血が、松明の明かりで黒く光った。

  64. 159 : : 2014/03/05(水) 20:15:08




    マルコ「…アニに、」















    マルコ「アニに、ずっと…ずっと愛していると、伝えて欲しい」




    あの時、ベルトルトの目の色が変わったのを、僕ははっきりと見た。




    ベルトルト「…なんで…」


















    ベルトルト「なんで僕じゃなくて君なんだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

    ライナー「おい、ベルトルト?!落ち着け!!」




    ライナーの制止を振り切って、僕に向かってブレードを振り下ろすベルトルト。


    それが、僕がこの世で見た最後のものになった。


  65. 160 : : 2014/03/05(水) 23:18:27



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    ーーーーー





    トロスト区奪還作戦は、巨人化したエレンが大岩で穴を塞ぐことに成功し、終了した。




    作戦を終えた訓練兵たちに混ざって、何食わぬ顔をして本部に戻ってくると、ライナーとベルトルトと目が合った。

    マルコの立体機動装置を見せると、2人は静かに頷く。



    …?

    なんだろう

    空気なのか、雰囲気なのか分からないけど

    2人に少し違和感を感じる。








    キッツ「訓練兵、集合!!」



    その違和感の原因を突き止めることは、この時は出来なかった。


  66. 166 : : 2014/03/06(木) 18:13:44




    それからの日々は、ひたすら死体の回収に追われた。

    中には誰だが全く分からない程、損壊しているものもあった。

    時に、巨人が吐き出した塊を処理することもあった。



    …自分たちがやったことで、沢山の人が死んだ。

    分かってはいたが、いざ目の当たりにするのはやはり応えた。












    アニ「…ミーナ…」

    アニ「…ごめん、なさい」



    3年間寝食を共にした友人の死体の前で、思わずそんな言葉が唇から零れる。

  67. 167 : : 2014/03/06(木) 18:32:21



    ライナー「謝っても仕方ないぞ、早く弔ってやるんだ。」


    ライナーが後ろから声をかける。




    天真爛漫で、みんなから愛されていたミーナ。

    …私も、大好きだったミーナ。


    そんな彼女の命を奪ったのは





    私たちだ



    …私だ。






    今にも発狂しそうな気持ちをぐっ、と堪えて作業を続けた。


  68. 171 : : 2014/03/06(木) 20:42:46








    訓練兵「…彼って確か、今期の10番以内に入ってたよね?」

    訓練兵「うんうん。立体機動も上手かったのに。」

    訓練兵「ね、分からないよね。ほんと…」






    訓練兵団の本部に戻ると、訓練兵たちのそんな会話が聞こえてきた。

    そんな実力のある人も、私たちのせいで…


    ぎゅっと唇を噛む。



















    訓練兵「…あのマルコが死んじゃうなんてさ。わたしたち、ほんと生きててラッキーだよ。」

















    …えっ?


  69. 172 : : 2014/03/06(木) 22:01:46




    アニ「ねえ。」

    訓練兵「?!アニ…さん」

    アニ「今、誰が死んだって言った?」

    訓練兵「えっと、それは…」




    『氷の女』にすごい剣幕で話しかけられて、訓練兵たちはたじたじになっている。

    けど、私はそれどころじゃなかった。





    アニ「誰なんだい?」

    訓練兵「ま、マルコです!今期7位のマルコ・ボット…」















    頭が真っ白になった。




    マルコは、地下道を使ってウォール・シーナへ逃げたはず。

    なのになぜ?

    彼女たちの勘違い?




    きっとそうだ

    そうだ

    そうに違いない








    私は死体安置所へと走った。

    彼女たちの勘違いを証明するために。



    息を切らして、安置所のドアを勢い良く開ける。

    そして呆然とした。



  70. 175 : : 2014/03/06(木) 23:12:10




    決して狭くない床に、びっしりと死体が横たわっていた。

    それでもまだ次々と運ばれてきている。

    …ざっと見積もって、200人くらいだろうか。



    その沢山の死体の中に、1人立ち尽くしている見慣れた横顔を見つける。




    …ジャン・キルシュタイン。

    マルコの親友だ。













    ゆっくりと、彼に近寄る。

    彼は足元の死体を、じっと見つめたまま動かない。








    まさか

    そんな

    うそだ







    そこにあったのは、右半身のなくなった死体。



    短く切りそろえられた黒髪に

    少しがっしりとした体格

    そして、頬のそばかす…




    紛れもなく、マルコ・ボット本人だった。


  71. 178 : : 2014/03/07(金) 16:12:40




    あの訓練兵たちの勘違いじゃなかった。

    マルコは、死んだ。





    どうして

    どうして





    どうして、彼は死んだの?






    ジャン「…よう、アニ。」


    ジャンが力なく口を開く。




    アニ「ジャン…マルコは、どうやって死んだんだい?」



    平然を装ったけれど、声の震えを抑えることは出来なかった。



    ジャン「さあな。こいつは誰も見てねえところで、人知れず死んだんだ。」

    アニ「…」











    いや、違う。

    先日ライナーとベルトルトと顔を合わせた時に感じた違和感が、確信に変わった。

    ぐっと固く拳を握る。



    …マルコは、あの2人が殺したんだ。




  72. 179 : : 2014/03/07(金) 19:40:03





    その夜のこと。

    私は松明の灯った廊下で、ある人物を待っていた。

    しばらく待ってやっと現れたそいつは、壁にもたれかかっている私の顔をちらっと見て、すぐに目を逸らす。


    …無視して通り過ぎようって言うのかい。



    アニ「…あんたなんだろう?マルコを殺したのは。」











    奴の通り過ぎざまにそう言うと、ベルトルトは脚を止めた。

    答えない彼の背中に向けて、話を続ける。




    アニ「トロスト区奪還作戦の時、あんたの班は壁の上でガスを補給する担当だった。だから、巨人と合間見えることはなかったはず。」

    アニ「…なのに帰ってきたあんたのブレードの本数は、1本だけ減っていた。」

    アニ「おかしいと思わない?普通ブレードは2本で一対だ。2本減っているならまだ分かるけど、1本だけ減ることはまずない。1本だけなまくらになったとしても、そこで2本とも交換するのが普通だからね。」



    鋭い視線を投げかけながら淡々と話すと、ベルトルトは私に背中を向けたまま答えた。

  73. 182 : : 2014/03/07(金) 22:55:11



    ベルトルト「はは…そこまで見てるなんて。アニ、探偵になれるんじゃない?」

    アニ「…なんで私がマルコを逃がしたことに気付いたの?」

    ベルトルト「君に彼が殺せるわけがないと思ったから、後をつけたんだ。そしてあの地下道に先回りした。それだけだよ。」

    アニ「ならなんでその後、私を責めたりしなかったんだい。彼を殺さなかったんだから、立派な裏切りだろう。」

    ベルトルト「…マルコの最期の願いだ。」

    アニ「え?」

    ベルトルト「マルコは最期に、自分を逃がしたことで君を咎めないでくれと僕たちに言ったんだ。だからアニには何も言わなかった。」

    アニ「…」





    マルコ…

    あんたはどこまで『良い人』なんだい。





    ベルトルト「…あと、もうひとつ。」

    ベルトルトは振り返ると、私の目を真っ直ぐに見て口を開いた。





    ベルトルト「君を、ずっとずっと愛してる、って。」




    それだけ言うと、ベルトルトは足早に歩き去って行った。

    私は、しばらくその場に立ち尽くしたままだった。

  74. 186 : : 2014/03/08(土) 11:36:00





    ふらふらと歩き出した脚は、食堂へと向かった。

    扉を開けて、棚からコーヒーのセットを取り出す。

    以前『これからは君に淹れてもらうから』と言って、マルコが私にくれた豆の袋を開けて、計量し、挽く。


    真夜中の食堂を、目が覚めるようなコーヒーの香りが満たす。


    粉状になったそれを紙の上に落として慣らし、沸かしていたお湯の温度を測る。

    適温になったお湯を粉の上にくるくると回し入れ、粉にお湯を含ませる。

    少し蒸らした後、残りのお湯を渦を描くように注ぎ入れると、下のガラスの入れものにコーヒーが出来てきた。

    最後に温めたカップをふたつ用意して、出来上がったコーヒーを注ぎ入れる。




    アニ「…はい、召し上がれ。」



    自分の前と、誰もいないテーブルの正面にカップを置いた。

    一口飲むと、コーヒーの酸味がふわりと口の中を支配して、鼻からいい香りが抜けていく。



    アニ「美味しいね、マルコ。」



    そう口にすると、自然と涙が溢れてきた。

    …これからは、誰が私と一緒にコーヒーを『美味しいね』って飲んでくれるの?


    独りは、嫌だよ。

    嫌だよ、マルコ…

  75. 187 : : 2014/03/08(土) 16:51:25



    アニ「…っ、うわあああああ!!」



    誰もいない食堂に響き渡るのも構わずに、大声で泣いた。

    もういくら泣いても、抱きしめてくれて子どもをあやすように頭をぽんぽんと叩いてくれる人はいないけれど。



    コーヒーの香りを、目を閉じてめいっぱい吸いこむ横顔。

    立ち上る湯気の向こうに見た微笑み。

    月明かりに照らされた真剣な眼差し。

    彼の胸の中で見上げた優しい表情。

    『愛してる』と言ってくれた時の、照れたような笑顔。




    それらが次々と浮かんで消えていく。

    マルコは、もういない。

    涙を拭ってくれるひとも、もういない。

    あの笑顔も、もう二度と見られない。



    私の唯一の救いは、もうなくなった。

  76. 188 : : 2014/03/08(土) 18:40:06




    「…アニ、か?」



    そうしてしばらく経った頃、私を呼ぶ声が聞こえて食堂の入り口に目をやる。



    アニ「…ジャン。どうしたんだい、こんな真夜中に。」



    涙を袖で拭いながら答えると、ジャンは歩いてきて私の前の椅子に座った。



    ジャン「なんだか眠れなくてよ。散歩してたらすんごい泣き声が聞こえてきたんで、様子を見に来たんだ。」

    アニ「…誰にも言うんじゃないよ。」

    ジャン「言わねえよ。第一、お前が大声で泣いてたなんて言っても誰も信じねえだろ。」

    アニ「そうかもね。」



    つい自嘲的な笑みが漏れる。

  77. 191 : : 2014/03/08(土) 19:40:16



    ジャンは目の前に置いてあったカップを持ち上げて、興味深そうに眺めていた。



    ジャン「これ、コーヒーか?」

    アニ「そうだよ。もうすっかり冷めてると思うけど。」

    ジャン「…昔座学の試験の前日に徹夜してた時、目が覚めるからってマルコがコーヒーを淹れてくれたことがあったんだけどよ、その時は苦くて飲めなかったんだ。」



    そう言いながら、ジャンはカップを口に運んだ。




    ジャン「…はは、やっぱり俺には苦いや。」

    アニ「そうかい…」




    苦い、苦いと口にしながらも、ジャンはコーヒーを飲み続ける。

    その瞳には、涙が浮かんでいた。









    ジャン「これのどこが美味いのか、俺にはわかんねぇよ、マルコ…」




    カップを置くと、さめざめと泣き出すジャン。

    私たちはマルコを想いながら、しばらく2人で涙を流した。


  78. 192 : : 2014/03/08(土) 20:03:05












    アルミン「僅かな傷やへこみだって、一緒に整備した思い出だから、僕には分かった。」




    窺うような、でも鋭い視線を向けるアルミンが私に語りかける。



    私はもしもあの時マルコが無事に生き延びていたら、上がってくるはずだった地下道の階段をぼうっと見つめていた。




    あんたがいなくなってから、私は沢山の人に嘘をつき続けて、ひたすら戦士であろうとした。

    というより戦士であろうとすることで、あんたを忘れようとしていたのかも知れない。

    …結局片時も、あんたを忘れたことはなかったけれど。




    もうすぐ私のしたこと全てがバレる。

    そうしたら、もうこれ以上嘘を付かなくていいんだと思うと、少し気が楽だった。







    ねえ、マルコ。

    もしあんたが今の私を見たら、何て言うかな?

    またあの笑顔を、私に向けてくれるかい?

    嘘で固められた女の子『アニ・レオンハート』にではなく、

    戦士である『アニ・レオンハート』に、さ。









    アニ「そう…あれは」








    アニ「…拾ったの。」



    私は、最後の嘘をついた。





    ー fin ー


  79. 193 : : 2014/03/08(土) 20:04:41




    本エピソードは以上で完結となります。
    長くなってしまいましたが、最後までお読みくださいまして、本当にありがとうございました。

    まず執筆中であるにも関わらず、前代未聞なくらいのPV数やふぁぼをいただきまして、とても驚きました。そしてとても励みになりました。ご支援くださったみなさまに本当に感謝申し上げます。

    実は途中で一度投稿順を間違え詰んだと思ったのですが、なんとか誤魔化すことが出来たかなと思っています。どこかは内緒です。笑

    この作品で、マルアニいいじゃん…!と思っていただけましたら、これほど嬉しいことはありません。


    ご感想等あれば、ぜひお寄せ下さい。
    重ねてのお礼になりますが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
    またわたしの作品が目に止まることがありましたら、どうぞよろしくお願い致します。



    …次はハッピーなお話を書きたいな。笑



    submarine

  80. 194 : : 2014/03/08(土) 20:07:55
    アニ…(泣)
    マリンさんの文章が
    凄すぎて…感情がもう…
    自分はもうダメです(泣)
    マルコのアニに対する気持ちと
    ベルトルトがアニのこと好きだから
    あの行動をしてしまう気持ちもわかってしまう
    もう本当に凄いですよね…
    アニは本当は優しい女の子であるから
    なおさら辛いかったと思いました
    感動する作品をありがとうございます!
    これはブックマークします!!
    マルアニに目覚めました!!
    ハッピーな作品にも期待です!!!
  81. 195 : : 2014/03/08(土) 20:11:09
    毎回感動しますね!ウルッ

    長編お疲れ様でしたっ!


    マリンさんのパッピーエンドもすごく見たいっ
    のですごく期待してます♪
  82. 196 : : 2014/03/08(土) 20:37:28
    「最後の嘘」。これはそういう意味でこの話が終わるのですね・・・。

    嘘で固めていた自分に対しての、最後の嘘。

    いやぁ・・・勉強になりました。


    序盤の平和な日常と触れ合いから、きな臭い戦闘に移っていく。
    その中で互いに想いを告げつつも、自分の使命のために大事な人を守れず、最後、そんな自分に決別する。

    引き込まれる作品です。

    お気に入り、PVの多さも納得ですよね。

    もっと多くても良いのかな、って思うくらい。


    マルコもアニも悲哀なものが似合ってしまいますが、次の作品では心がほっこりするようなお話をお待ちしております。

    ありがとうございました。
  83. 197 : : 2014/03/08(土) 21:19:32
    >>194 さま

    EreAniさん!最後までご支援くださいまして、本当にありがとうございました(* 'ω')ノ
    ベルトルさんの心情もわかる分、余計に切なさが増すなあと自分でも読み返してて思いました。ベルトルさん、GJ。笑
    ブックマークありがとうございます!繰り返し読んでいただけるような作品であることが嬉しく思います。
    これからも、どうぞよろしくお願いします。

    >>195 さま
    Aniっちさん!最後までお読みくださって、ありがとうございました。
    なんだかどうしても長くなってしまうんですよね…(´+ω+`)笑
    ハッピーなお話、ぜひ期待していてくださいませ(* 'ω')ノがんばります!
    これからも、どうぞよろしくお願いします。

    >>196 さま
    シュウさん〜!最後までお読みくださってありがとうございました☻
    勉強になるだなんて、そんな!
    物語が締まるかなあと思って、最後にその一文を持ってきました。
    それだけなのに、そんなに褒めていただけるなんて恐縮です(。ω。;)
    ほっこりストーリー、挑戦したいと思います。
    これからもよろしくお願いします(o'ω')ノ
  84. 198 : : 2014/03/08(土) 22:40:01
    今まで読んできたSSの中で一番の良作かもしれません!

    アニ……マルコ……二人とも幸せになってほしかった(/ _ ; )

    これからも期待してます!
  85. 199 : : 2014/03/08(土) 23:42:47
    泣かせていただきました
    切ないなあ
    マルコがベルトルさんに殺されなかったらアニは戦うのをためらって、そのあとの結末も変わってたんでしょうかね…
    あーちょっとベルトルトが嫌いになったかも(笑)

    お疲れ様でした!!
    また次回作も楽しみにしてます♪ヽ(´▽`)/
  86. 200 : : 2014/03/09(日) 00:06:43
    いいアニマルだね
  87. 201 : : 2014/03/09(日) 00:22:40
    >>198 さま

    コメントありがとうございます(* 'ω')ノ
    わわ!そんな最高の褒め言葉をいただけるなんて、光栄です…!
    原作でも報われるといいなあと思っています(マルコは死んじゃったので難しそうですが…)。
    ありがとうございます。これからも頑張ります!
    どうぞよろしくお願いします(*-ω-*) 

    >>199 さま

    プッチンプリンさん!コメントありがとうございます☻
    もしかしたら、変わっていたかもしれませんね。でもきっとアニは使命を全うするんじゃないかなあとも思います。
    わわ、わたしのことは嫌いでも、ベルトルさんのことは嫌いにならないでくださいっ!!笑
    そろそろ寝相編も始動させるつもりなので、どうぞよろしくお願いします☻

    >>200 さま

    コメントありがとうございます(* 'ω')ノ
    そう言っていただけるなんて、書いた者としては最高の喜びです!
    アニマル、もっと増えないかなあ。
    またよろしくお願いします☻
  88. 202 : : 2014/03/09(日) 01:42:13

    終わり方まで最高、、、
    submarineさんの表現力にはもう脱帽です。完全にオリジナルストーリーなのに、原作ときちんと繋がってるなんて、、、
    すごすぎです!
    言葉一つ一つがとても丁寧で、アニの気持ちが痛いほど伝わってきました。
    なんとゆうか、とても綺麗な作品だったと思います。
    私もこんな風にかけるようになりたいです!これからも頑張ってくださいね!
    応援してます^ ^
  89. 203 : : 2014/03/09(日) 01:47:14
    お疲れ様です!
  90. 204 : : 2014/03/09(日) 05:43:30
    マルコがいなくなってからの食堂で1人、コーヒーを飲んでいるアニの描写がものすごく心にグッときました。
    2人が親しくなるきっかけであるコーヒーを通して、マルコとの思い出や叶う事の無かった2人での未来に想いを馳せるアニの姿に目頭が熱くなりました。

    そしてこれだけの長編なのに最後まで秋の来ない読みやすさ、さすがの文章力です、!
    これからも素敵な作品を投稿なさって下さいね!
    執筆お疲れ様でした(๑′ᴗ‵๑)
  91. 205 : : 2014/03/09(日) 08:09:40
    執筆、お疲れ様でした!マリンさんが書いたマルアニはすごく優しい感じで、感動しました(>人<;)
    ハッピーエンドの方も楽しみです(*^^*)
  92. 206 : : 2014/03/09(日) 12:23:36
    >>202 さま

    ちゃんぴんさん!いつもご支援ありがとうございます(* 'ω')ノ
    原作と並行させても違和感がないようなストーリーにしたいと思っていたので、そうおっしゃっていただけてとてもほっとしました。
    綺麗な作品だなんて、もったいないお言葉…!嬉しいです。ありがとうございます。
    これからも、どうぞよろしくお願いします☻

    >>203 さま

    ざっくさん〜!コメントありがとうございます☻
    こんな長い話を書くのは初めてだったので、少し骨が折れました。苦笑
    ふぁぼまでつけていただいて恐縮です。ありがとうございました(* 'ω')ノ!

    >>204 さま

    ゆきさん!いつもありがとうございます(o'ω')ノ
    コーヒーはこの話でもキーになるかなと思って、最後にもう一度持ってきました。
    これだけ長くなると飽きてしまわないかが1番心配だったのですが、そうおっしゃっていただけて嬉しいです。よかった…
    これからも、どうぞよろしくお願いします☻

    >>205 さま

    えりさん!いつもコメントありがとうございます(o'ω')ノ
    優しい感じとおっしゃっていただけて嬉しいです!マルコも好きになってくださって、ありがとうございました☻にこにこ
    ハッピーエンドも頑張って書いてみますね!
    これからもどうぞよろしくお願いします|・ω・*)チラ
  93. 207 : : 2014/03/09(日) 12:58:30
    とても感動しました☆
    これほどに完成度の高いSSはなかなかお目にかかれませんね!
    タイトルとエンディングにも心がこもっており、アニの心情が伝わってきました。
    これからも頑張ってください!誠に失礼ながらお気に入り登録をさせていただきました。お疲れ様です!
    (アニの淹れてくれたコーヒー飲んでみたいですね 笑)
  94. 208 : : 2014/03/09(日) 14:41:07
    >>207 さま

    進撃女性人全員好きさん!またまたコメントありがとうございます☻
    そんなに褒めていただけるなんて、恐縮です。
    しかもお気に入り登録まで…!ありがとうございます(。ω。;)
    これからも頑張ります!
    …アニの淹れたコーヒー、わたしも飲んでみたいなあと思ってました。笑
  95. 209 : : 2014/03/09(日) 21:26:23
    今までに見た恋愛ものの進撃の巨人ssで一番面白かった

    こういう雰囲気のssは大好きだ。
    真似したくても真似できない
  96. 210 : : 2014/03/10(月) 02:50:14
    >>209 さま

    コメントありがとうございます。
    い、1番だなんて恐縮です(。ω。;)ひええ
    けれど、そうおっしゃっていただけて嬉しいです。
    作品の雰囲気を褒めていただけるのも、書き手としてとても励みになります。ありがとうございます。
    またわたしの作品が目に留まることがありましたら、どうぞよろしくお願いします☻
  97. 211 : : 2014/03/12(水) 00:28:07
    こんばんは(*^^*)
    暇潰しに読んでたつもりがどんどん話に引き付けられてって、他の作品も読ませていただきました!
    特にこのストーリーが好きです!
    感動して、涙ぽろぽろでした(´;ω;`)
    またマルコが淹れたコーヒーをアニが嬉しそうに飲む姿を見たいです゜゜(´O`)°゜
    これからも作品期待してます!!
  98. 212 : : 2014/03/12(水) 08:37:09
    >>211 さま

    こんにちは、コメントありがとうございます☻
    これだけでなく他の作品まで!わあ、ありがとうございます。
    感動していただける作品であったことを、書き手として嬉しく思います(*-ω-*) 
    わたしもまたマルコのコーヒーを飲んでるアニの姿を書きたいなあ、と思ってます。笑
    これからも頑張りますね!どうもありがとうございました☻
  99. 213 : : 2014/03/12(水) 12:51:32
    あぁクソ…最後のコーヒーのシーンは卑怯だろ…
    GJ!!
  100. 214 : : 2014/03/12(水) 16:34:09
    >>213 さま

    ムナク・ソラブさん〜!いつもお読みくださって、ありがとうございます☻
    へへへ。そう言っていただけて書いた甲斐がありました。笑
    またよろしくお願いします!
  101. 215 : : 2014/03/16(日) 01:23:44
    一度は読むのをやめてしまった作品だったけど最初から読み返してみたらとてもいい作品で執筆中に読めなかったことに後悔した(。-_-。)
    最初はマルアニには興味がなかったけどマリンさんの作品でマルアニに興味が持てました(*゚∀゚*)
    マルコ最後の最後までいい人すぎて夜中に泣きそうになってしまいましたよ(T^T)
    マリンさんが次に新しい作品を書くときは執筆中に読ませて頂きます(`-´)ゞ
  102. 216 : : 2014/03/16(日) 13:28:18
    >>215 さま

    こんにちは、コメントありがとうございます☻
    わあ、読み返していただけるなんて(T_T)ありがとうございます。
    マルアニは決してまだまだメジャーではないと思うのですが、マルアニ好きとしてそうおっしゃっていただけて本当に嬉しいです。
    これからもそう言っていただけるような作品が書けるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
  103. 217 : : 2014/03/22(土) 18:16:48



    この作品のスピンオフを、アニ聖誕祭にかぶせて書きました。
    短いので、もし宜しければぜひ…☻

    マルコ「君の笑顔と最後の贈り物」
    http://www.ssnote.net/archives/12697


  104. 218 : : 2014/03/22(土) 22:52:16
    もしかしてこの物語の続きみたいなものですか?
  105. 219 : : 2014/03/22(土) 23:01:08
    >>218 さま

    ケン坊さん!コメントと、お星様もつけてくださってありがとうございます。
    続きと言うより、このお話の途中にあたる場面のストーリーですね(o'ω')ノ
    お楽しみいただけたら嬉しいです☻
  106. 220 : : 2014/03/22(土) 23:15:10
    やばい。久々に泣いたわ。
  107. 221 : : 2014/03/23(日) 00:08:23
    >>220 さま

    こんばんは、コメントありがとうございます(* 'ω')ノ
    わあ!泣いていただけるほど、熱心に読んでくださったことがとても有難いです。
    そしてそんな作品であったことを、とても嬉しく思います。
    わたしも進撃大好きなので、同じ想いを持った方にそう言っていただけてとても励みになりました。ありがとうございました☻
  108. 222 : : 2014/04/01(火) 23:27:08
    読ませていただきました\( *´ω`* )/

    凄いですねΣ(゚д゚;)
    文章力があるから読み易い!
    それに感動!面白い!

    凄いです\( *´ω`* )/
    僕も頑張ります(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
  109. 223 : : 2014/04/01(火) 23:49:55
    >>222 さま

    こんばんは!読んでくださって、またコメントまでご丁寧にありがとうございます(o'ω')ノ
    アレンさんのお噂を耳にしたことがあったので、そんな方に褒めていただけるなんてびっくりですし、何より光栄です。ありがとうございます、励みになります。
    これからも、ぜひ共に頑張っていきましょうね!
    ありがとうございました。
  110. 224 : : 2014/04/03(木) 02:49:30
    僕の噂ですか(´・ω・`;)

    とにかくお互い頑張りましょう\( *´ω`* )/
  111. 225 : : 2014/04/03(木) 19:59:02
    >>224 さま

    あ、勿論いいお噂ですよ(* 'ω')ノ
    これからの復活も期待しております!
  112. 226 : : 2014/04/04(金) 12:47:23
    >>225

    一応もう復活してます\( *´ω`* )/

    まぁ亀進行で人気ないですけど(´・ω・`;)
  113. 227 : : 2014/04/06(日) 16:25:11
    >>226 さま

    おお、これは失礼しました(;゚ェ゚;)
    これからじわりじわりと人気が出てくるのでしょうね、たのしみです(* 'ω')ノ
  114. 228 : : 2014/04/06(日) 20:38:45
    今日まとめて読みました!
    本当はもっと早くに読むつもりでしたが、遅くなってしまいました(笑)

    感動です。゚(゚´Д`゚)゚。 久々に名作と出会えた気がします。

    最後のアニが嘘をつくところで、タイトルの意味がよく分かりました!

    一度読み出すと、スクロールする手が止まりませんでしたよw

    これからも執筆頑張って下さいね!
    短編集の更新楽しみにしております。
  115. 229 : : 2014/04/07(月) 17:45:18
    >>228 さま

    葉月さん!こんなに長いのに一気によんでくださったのですね。
    名作だなんて恐縮してしまいます(;゚ェ゚;)そしてお星様までありがとうございます。・(ノД`)・。
    タイトルの回収が遅いので、途中でなんでだろうと思われたかも知れませんが、最後に納得していただけて嬉しいです。
    すらすらと読んでいただけたようでありがたいです。
    短編集も頑張って更新しますね!
    これからもよろしくお願いいたします(o'∀'o)ノ
  116. 230 : : 2014/04/27(日) 00:51:47
    悲しすぎて服がびしょびしょになった。
    ・°°・(>_<)・°°・。

  117. 231 : : 2014/04/27(日) 22:18:21
    >>230 さま

    こんばんは、熱心に読んでくださってありがとうございます!
    コメントまでいただけて嬉しいです・゚・(´pωq`)・゚・❤︎
    お洋服がびしょびしょになるほど泣いていただけたのですか…!わあ、恐縮です。
    そんなに感動していただけたことを知り、こちらも感動してしまいました。
    ありがとうございます。
  118. 232 : : 2014/05/17(土) 04:29:42
    改めてこの作品を読みました
    もう、すごすぎて、なんて言えばいいか分かりません…ww
    まず、出だしの入り込み方がんもう、すごくて
    文章の読みやすさと頭で脳内再生できるすごさ、
    内容の濃さがすごくて…submarineさん、ありがとうございますwww
    私もマルコ好きなんで、とても素敵に書かれてて、うちの理想像マルコでした\(^o^)/
    これからも期待しています!!
  119. 233 : : 2014/05/17(土) 22:44:32
    >>232 さま

    あるふぉんさん〜!読んでくださったのですね。ありがとうございます!
    いやいやいや、そんなに褒めていただけるなんて恐縮です(;゚ェ゚;)
    ですが、マルコ好きのあるふぉんさんにそうおっしゃっていただけてとても嬉しいです(* 'ω')ノ
    これからもがんばりますゆえ、どうぞ宜しくお願い致します!
  120. 234 : : 2014/05/21(水) 19:28:56
    感動しました。最後のジャンとアニがコーヒーを飲むシーンがとても良かったです。
    マルコが最期のときまでアニのことを思っていたんだなと思うと、切ない気持ちになりました。
    submarineさんの他の作品も読んでみたいなと思いました。
    ありがとうございました。
  121. 235 : : 2014/05/22(木) 01:19:55
    >>234 さま

    こんばんは、はじめまして。コメントありがとうございます(* 'ω')ノ
    感動していただける程熱心に読んでいただけて有難いです…!
    ジャンとアニがコーヒーを飲むシーンは、この物語の締めになるだろうなと早い段階から考えていたシーンだったので、そうおっしゃっていただけて嬉しいです。
    わあ!ありがとうございます。ぜひ他のお話も楽しんでいただけたら幸いです。
    ありがとうございました。
  122. 236 : : 2014/05/25(日) 19:46:50
    アニ「…はい、召し上がれ。」



    自分の前と、誰もいないテーブルの正面にカップを置いた。


    このパターンはお約束だけど絶対泣かされるパターンですよね
  123. 237 : : 2014/05/25(日) 23:51:41
    >>236 さま

    こんばんは、コメントありがとうございます。
    そうですね。笑 ベタな展開かなあと思ったのですが、使ってみました。涙していただけるような文章力があったかどうかは甚だ疑問ではありますが…笑
    最後まで読んでいただけて嬉しいです、ありがとうございました!
  124. 238 : : 2014/05/31(土) 15:18:47
    切なくて、涙があふれました。
    ベルトルトの気持ちもすごく分かって、誰が悪いとかじゃなくて、この世界は残酷なんだなと思いました。
    原作に本当にあっても違和感がなさそうな話ですね。
    本にして欲しいです。
  125. 239 : : 2014/05/31(土) 20:21:02
    もう最高でした…
    切なくて、アニが…マルコが
    倍に好きになりました…こんなにいい作品を書いてくださりありがとうございます。
  126. 240 : : 2014/06/01(日) 00:12:02
    >>238 さま

    こんばんは、コメントありがとうございます(* 'ω')ノ
    原作に沿うようなお話にしたいなあと思っていたら、どうしても救われない話になってしまいました…。苦笑
    本にして欲しいだなんて!最高の賛辞です。ありがとうございます。

    >>239 さま

    みぃーふぁさん、こちらにもコメントありがとうございました(* 'ω')ノ
    最高だなんてー!恐縮です。
    こちらこそ、沢山の作品を読んでくださっていつも応援してくださって、本当にありがとうございます。励みになります。
    これからも、その声援を胸に頑張ります!
  127. 241 : : 2014/06/04(水) 21:34:17
    泣きました! 。・゜・(ノД`)・゜・。
    ミーナにアニが謝っている所や、
    ジャンがコーヒーを飲んで、2人で泣いている所も泣きました!
    すごくいいSSだと思います! (T ^ T)
  128. 242 : : 2014/06/05(木) 01:36:09
    >>241 さま

    こんばんは、コメントありがとうございました(* 'ω')ノ
    わあ、何度も泣いてしまう程深く読んでいただけたなんて…!ありがとうございます。
    それに、そんな風におっしゃっていただけてとても光栄に思います。
    これからもいいSSが書けるように誠意頑張りますので、またどうぞ宜しくお願いいたします。
  129. 243 : : 2014/06/05(木) 22:42:54
    今回の作品の制作期間はどれくらいでしたか?
  130. 244 : : 2014/06/05(木) 22:59:24
    マリンさんの作品は全部大好きです!
    切実なお願いがあるのですが、もう直ぐ夏なので背筋がゾクッとするようなホラーものを書いて頂けないでしょうか?どうかよろしくお願いしますm(__)m
  131. 245 : : 2014/06/06(金) 00:18:10
    >>243 さま

    こんばんは。コメントとご質問、ありがとうございます(o'ω')ノ
    そうですね…着想から完結させるまで、だいたい2週間くらいだったかと思います。
    まず最後までの流れを大まかに考えて、そこから細かなところを肉付けしていくような形で仕上げました。
    楽しんでいただけておりましたら幸いです。コメントありがとうございました!

    >>244 さま

    こんばんは、コメントありがとうございます(o'ω')ノ
    わあ、他の作品も読んでくださったのですね…!嬉しいです、ありがとうございます。
    ホラー、いいですね!ずっとチャレンジしてみたいと思っていたので、何かアイデアが思いついたら是非書かせていただきますね。
    これからもどうぞ宜しくお願いいたします。リクエストありがとうございました!
  132. 246 : : 2014/06/07(土) 21:48:03
    作品拝読させていただきました。こんな素晴らしい作品を無料で読んでしまったことに罪悪感すら覚えます。心のお賽銭をお受け取り下さい(^-^)/
    ちなみにおいくつですか?また男性、女性どちらでしょうか?
  133. 247 : : 2014/06/08(日) 15:06:18
    >>246 さま

    こんにちは!コメントありがとうございました。
    わあ、そんな!とても勿体無いお言葉、恐縮です。このコメントこそがわたしの糧になります、心のお賽銭とともに、有難く頂戴致します。
    わたしは今年22になります女性です。
    またわたしの作品が目に留まる機会がありましたら、どうぞ宜しくお願いいたします。
  134. 248 : : 2014/06/30(月) 17:27:22
    僕はあまり泣いたりしないのですが久しぶりに号泣しました(;_;)とてもいい作品ですね。原作で死んでしまったから生きていて欲しかったです。
  135. 249 : : 2014/07/02(水) 01:24:06
    >>248 さま

    こんばんは。コメントありがとうございます(* 'ω')ノ
    わ、泣いてしまうほど熱心に読んでいただけて嬉しいです…!ありがとうございます。読んでくださる方の心を動かせる作品であったということが知れて、わたしも感動しそうです。
    いつか幸せなマルコのお話も書きたいです。機会がありましたら、またよろしくお願いいたします。
  136. 250 : : 2014/07/02(水) 16:56:05
    物凄く感動した!
    すごくいい作品だった!
  137. 251 : : 2014/07/04(金) 01:55:39
    >>250 さま

    桜田アッカーマンさん、こんばんは。嬉しいコメントをありがとうございました。
    これからもそうおっしゃっていただけるようなお話がかけるよう尽力いたしますので、どうぞよろしくお願いします。
  138. 252 : : 2014/07/15(火) 17:46:44
    えぇ話やシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシク
  139. 253 : : 2014/07/15(火) 19:25:22
    >>252 さま

    ザ・ワールドさん、はじめまして。読んでくださってありがとうございました!
    と、とりあえず涙を拭いてください(;゚ェ゚;)っハンカチ
    そんなに熱心に読んでいただけて嬉しく思います。ありがとうございました。
  140. 254 : : 2014/07/26(土) 22:05:44
    アニ…。ライベル!酷すぎ…泣
    でも、良いお話ですね!
  141. 255 : : 2014/08/11(月) 22:27:41
    久々にこんなにも感動するお話を読みました。この作品は、すごく静かで、コーヒーのシーンなどは、今にでもコーヒーの香りがフワッと包むような感じでした。そして、切ない。
    個人的には、最後にジャンとアニがコーヒーを飲むところが好きでした。このような素晴らしい作品、ありがとうございました。
  142. 256 : : 2014/08/12(火) 18:00:39
    言うことがうまくまとまらないのでお気に入りだけ付けておきます。素晴らしい作品でした…マルアニ、いいですね!
  143. 257 : : 2014/08/12(火) 22:41:39
    アルアニ好きだけど、マルアニも結構…

    悲しい…
  144. 258 : : 2014/08/17(日) 22:30:52
    マルアニ良いと思います
    泣かずにはいられません(泣)
  145. 259 : : 2014/08/18(月) 14:21:22
    (T^T)(泣)
  146. 260 : : 2014/08/20(水) 06:04:33
    今回も泣かされましたよ...
    画面が滲んで見えないからコメント打つのも困難なくらい!笑

    こんなに人を泣かせるSSを書けるのを尊敬します( ´͈ ᗨ `͈ )


    ...今までなんでこのssに気づかなかったのか
  147. 261 : : 2014/08/21(木) 10:15:16
    執筆お疲れ様です!!

    読んでて、涙が止まりませんでした(´;д;`)アニとジャンが二人で泣くところはもう!!

    原作と関連してて素晴らしかったですし、なによりタイトルからもう素敵で、読み終わると意味がわかるって言う…私にはこういう事が出来ないので尊敬します…!!
    マルアニを読むのは初めてでしたが、もう本当に素敵でした!!ずっと熱中して読んでました!!(´ω`)submarineさんみたいな“読者さんを引き付ける力”が欲しいです(*`ω´*)

    これからも頑張ってください!!
  148. 262 : : 2014/08/22(金) 13:24:40
    誰かティッシュをください(泣)
  149. 263 : : 2014/08/23(土) 00:21:13
    マルアニ…良いかも…
  150. 264 : : 2014/08/23(土) 03:46:03
    これからもマルアニ書いてください(笑)
  151. 265 : : 2014/08/25(月) 08:09:42
    最後まで読ませていただきました。こんな素晴らしい作品に出会えて、幸せでいっぱいです!
    タイトルから惹きつけられて、一気に読んでしまいました。
    キャラクターの気持ちも分かりやすく、丁寧に書かれていて、尊敬しました!
    アニとマルコの組み合わせって、あまり見かけた事がなかったので、読むことができて良かったです。
    私もいつか、大人になったら、submarineさんのような人に感動を与えられるような作品にしたいです。
    お気に入り登録とフォローをさせていただきます!
    今後の作品にも期待です!
    最高の作品をありがとうございました!!
  152. 266 : : 2014/08/28(木) 02:26:49
    これ、読書感想文にしていいんだよな?…あぁ…もう、涙が……アニどうだい?美味しいかい?そのコーヒーは一生忘れちゃいけない……あぁ…もう………ぁぁあああ………
  153. 267 : : 2014/08/28(木) 18:21:59
    アニ…あれ、目から、し、潮水が、、、グスッグスッ スゴイ文章力に度々泣かされました。これからも、頑張ってください、、うわぁぁぁん(T_T)
  154. 268 : : 2014/08/30(土) 21:22:45
    べべべントかわいそうでも流石に殺すなよ……
  155. 269 : : 2014/08/31(日) 10:22:52
    submarineさーん
    私のスマホの画面が滲んできたんですけど・・・
    しかも目から大量の汗が出てきたんでずど・・グスッ
    うわああああああん(TΔ〉)
  156. 270 : : 2014/08/31(日) 12:16:35
    超泣きました…感動した。マルアニイイです!お疲れ様でした( ̄▽ ̄;)
  157. 271 : : 2014/09/03(水) 21:19:15
    好きな人を想って嫉妬してしまうベルトルトの気持ちもわかる…(涙)
  158. 272 : : 2014/09/05(金) 19:54:10
    ぬふぉぉぉぉぉぉあ!?か、感動がッ……止まらないッ!?
    ごめんなさい取り乱しました←
    何故今までこの作品に気付かなかったんだちくしょう(´・ω・`)

    おふざけはこの程度にして、感想を。
    いやー、相変わらずの感動作っぷりです。お見それいたしました。皮肉じゃないですよw
    そしてキャラ設定が原作から離れることなく細かく決められていて、心情の移り変わりもアニらしいな、と思える箇所が何個もありました
    そして地の文。文章力、構成力、想像力の素晴らしさ故に書ける文ですね、素晴らしい!!欲しい!!←
    見事にまりんさんに敗北しました
    次は泣かずに勝ったぜとドヤ顔出来るように頑張るので次回作、正々堂々と勝負しましょう!←←←
    ふざけましたが、期待してます☆
    長文失礼しました。ありがとうございました。
  159. 273 : : 2014/09/06(土) 15:19:10
    泣きましたぁ~!!!(つд⊂)

    これからの作品も期待しています!!
  160. 274 : : 2014/09/13(土) 18:20:50
    とても泣けました。
    原作ではあり得ないカップリングだからこそ余計に惹かれました。
  161. 275 : : 2014/09/22(月) 19:53:38
    最後らへんマジ感動した
    親おる前で泣くとこやった
    今後もいろいろなさくひんができることを期待してます‼︎
  162. 276 : : 2014/10/07(火) 16:49:53
    サイコ―ですー涙が止まりませんでしたーSS書くのうまいですね マルアニってめずらしいですしね 泣きっぱなしでした乙
  163. 277 : : 2014/10/30(木) 17:29:36
    これ小説化してください
    久しぶりに泣きました。。。
  164. 278 : : 2014/12/15(月) 11:34:53
    コメントしている皆さん。はじめまして、三毛猫という者です。そ、そ、そうだったのか!!23話のあのシーンにはこんな秘密が!!!アニ・レオンハートには原作でも、また出てきて欲しいです。
  165. 279 : : 2014/12/17(水) 23:05:01
    これは小説にしてもいいくらいですね


    凄く感動しました
    とってもいい作品です。


    あと、執筆お疲れ様でした。
  166. 280 : : 2015/01/25(日) 16:37:37
    感動しました!マルアニも結構いいな...この作品は、小説にするべき。
    オルオ「素晴らしいんだが!?だが!?」
  167. 281 : : 2015/02/23(月) 03:31:42
    素晴らしいアニをありがとう
  168. 282 : : 2015/03/08(日) 08:53:55
    感動しました!

    素晴らしい作品をありがとうございます!
  169. 283 : : 2015/03/23(月) 07:28:23
    凄い!めちゃ感動です!
  170. 284 : : 2015/04/03(金) 18:06:07
    マルアニなんて・・・って思って見たら超感動!!

    先入観だけで判断してはいけませんな~
  171. 285 : : 2015/04/04(土) 13:30:35
    感動

    (。´Д⊂)
  172. 286 : : 2015/05/04(月) 16:26:31
    こんなに感動したのは久しぶりです!
  173. 287 : : 2015/05/13(水) 00:53:19
    いい話ですね〜〜。アニとマルコ幸せになって欲しかったです。
    あれ?涙が…、
  174. 288 : : 2015/05/14(木) 10:46:47
    学校で読んでた俺が間違っていた。

    このSS最高っ!(泣)
  175. 289 : : 2015/06/10(水) 15:28:05
    泣きました
  176. 290 : : 2015/07/16(木) 21:56:20
    とても感動しました。
    また書いてください。
  177. 291 : : 2015/08/14(金) 13:57:05
    「なんで僕じゃなくて君なんだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

    ベルトルトの心の叫びに
    涙した
  178. 292 : : 2015/08/15(土) 20:33:10
    とても素晴らしい作品でした。

    アニの心情の動きなどがヒシヒシと画面を越えて伝わってきました。

    今頃ですが、執筆お疲れ様でした!
  179. 293 : : 2015/09/27(日) 19:07:48
    とりあえずコーヒー飲みたくなった。
  180. 295 : : 2015/11/14(土) 21:54:02
    http://www.ssnote.net/archives/18474見てください!
  181. 296 : : 2015/11/23(月) 22:42:23
    ↑これ誰か開いた?
  182. 297 : : 2015/12/02(水) 18:05:02
    開いちゃダメだよ!
  183. 298 : : 2015/12/04(金) 18:15:18
    面白かったです!
  184. 299 : : 2015/12/11(金) 01:30:05
    泣きました(;_;)
    文章力すごすぎ‥‥
    投稿順序間違えたのもわからない、でもどこかちょっと気になる笑
  185. 300 : : 2015/12/21(月) 14:36:40
    とりあえず300げとしとくわ!
  186. 301 : : 2015/12/21(月) 21:06:33
    最高でした。
    本当に小説出してもいい感じで最高の話だと思います( *´艸`)
  187. 302 : : 2015/12/23(水) 05:01:14
    おじゃまします❣
    はじめまして、
    マリーともうします(*_ _)

    さぶまりんさま執筆の、
    "アニ「あんたの笑顔と最後の嘘」"
    何度読み返したことでしょう。
    こんなにいろいろと感動した作品に出会ったのは、初めてだと思います。

    緻密に計算されている文章構成。
    落ち着いた雰囲気のことばの数々。
    情景を鮮明に映しだす表現力。
    言語の選択にセンスを感じさせ、
    同時にひとつひとつのことば(全体的にも)に、エレガントな雰囲気が漂っているように思います(ここ重要笑)。

    コメントの数も、尋常ではないですよね❣ 小説とか応募したら、絶対受かるぱてぃん…(( (笑)

    個人的にアニマニア(笑)なのもあり、いま1番お気に入りの作品です。
    そして、いま1番憧れの執筆者さん、さぶまりんさま。✧*。

    これからの作品にも、期待大です❣❣((o(♡´▽`♡)o))オウエンオ~オ~❣

    長文、失礼いたしました(´ᆺ` *)
  188. 303 : : 2016/01/16(土) 18:26:00


    あぁ、いろいろと…繋がって…

    乙です…!
  189. 304 : : 2016/03/02(水) 13:31:13
    おそ松さん以外の小説書くな
  190. 305 : : 2016/03/02(水) 14:33:09
    おそ松さん以外の小説書くな
  191. 306 : : 2016/04/14(木) 18:28:42
    泣けた… この小説とても感動しました!
  192. 307 : : 2016/04/14(木) 18:54:42
    我は、進撃の巨人につい考えました!そして、設定の予想を立てたので見てください。

    まず、レイス家の初代王は、記憶の改ざんができて、民を支配して、壁の中に平和をもたらそうとした。そして、記憶の改ざんが聞かない種族が出てきて、王に従うことを色々な種族は誓い生き延びることができました。しかし、アッカーマン種とアジア系の種は、逆らって差別されることになります。ここまでは、原作どおりです。

    我の、推測はここから!?

    まず、記憶の改ざんをされている一般市民は、外に行くなど馬鹿馬鹿しいと思っていて、アルミンをいじめていたガキもそう思っている描写がある、それは、記憶の改ざんでそう思わされるようになったと考えます。そうなると、一般的に外に行こうとは思わないようになるが、しかしアルミンやエレンは、外に行きたいと強く願っています(多分ミカサも)。ということは、一般的な考え方ではない、つまり記憶の改ざんをされていないかもしれないという仮説が成り立ちます。そして2つ目は、アルミンの爺ちゃんが持っていた外の世界の本です。禁書を持っているということは、やはり一般的でない。これら、2つの事により アルレルト家もまた、王に記憶の改ざんをされない種族だったかもしれないということになります。そして、エレンです。エレンも同じで、外に行きたいと強く願っています。調査兵団に入りたいと言った時、カルラは強く批判してますが、グリシャは、止めません!しかもグリシャは、外でキースと出会っていると原作でも書かれています。否定したカルラは、一般的な考え方として、否定しないグリシャは、一般的でない。とすれば、イェーガー家もまた記憶の改ざんが聞かない種族だったかもしれない。なにより、王にとって都合の悪い記憶の改ざんが使えない種族は、王より離れたとこに住ませる(アッカーマンとアジア系がそうだったように)と思います。仮説が正しければ、アルミンやエレン、ミカサ、三人とも記憶の改ざんが聞かない種族だったことになりますね!だとしたらすごい確率で出会っていて、奇跡にもほどがあるやろぉーという事です。

    補足。

    キースも外の世界に行きたいから調査兵団を志願したと言っていたので、記憶の改ざんされても、一般的でない思考回路の人もいるということになり、仮説の濃さは薄くなりますが、1推測として、お見知り置きを!?では。
  193. 308 : : 2016/04/14(木) 18:57:47
    正直見にくい。

    あと何故どうでもいいところに「!?」付けたしw
  194. 309 : : 2016/04/14(木) 19:00:07
    ↑もし僕のに意見しでくださっているのなら、謝ります。みにくいのは同意してます。ごぺんなさい
  195. 310 : : 2016/04/20(水) 19:41:26
    いい作品ですよねえ…

    これでマルアニ好きになりましたよ…。
  196. 311 : : 2016/04/21(木) 12:30:22
    おもしろかったですヽ(・∀・)ノ
  197. 312 : : 2016/04/25(月) 22:15:59
    こっちが本編だったらいいのに…
  198. 313 : : 2016/04/29(金) 21:07:56
    >>312

    それな?
  199. 314 : : 2016/04/29(金) 21:40:25

    >>307、それなら本の流れはどうなるんや??アルミンとエレンは本を見て外の世界に行きたいと言うたと思うんやけどそのへんはどうなんや??
  200. 315 : : 2016/05/03(火) 23:16:56
    ええ話や…。
  201. 316 : : 2016/05/07(土) 22:41:20
    ものすごく良かったです。
    マルコもアニも優しすぎ(;_;)
    今まで男性陣のお気に入りキャラはいなかったけど、マルコ好きになりました。
    またマルアニ書いて欲しいです。
    こんなに感動的なss見たことない!
    素敵な作品をありがとうございました!
  202. 317 : : 2016/06/16(木) 22:28:55
    キャラの動かし方と世界を作れてるのはkhoroshoだと思った
    これからも頑張って⇦
  203. 318 : : 2016/06/19(日) 10:23:25
    泣きました。このss最高ですね‼️ハッピーエンドだったらどうなるんですかね
  204. 319 : : 2016/06/21(火) 23:58:46
    戦争の話と似てるな、読者が
    思ってることと書いてることが違いそうな感想を書いてる奴
  205. 320 : : 2016/07/04(月) 04:27:52
    ↑支離滅裂だ
  206. 321 : : 2016/07/04(月) 11:40:59
    出会い系で知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
    そしたら「これ着て責めて欲しい」と言われて、でかいマスクと言うか、 放射性物質を取り扱う人が付けるような
    ガスマスクと魚河岸の人が着てるような胸まであるゴム長を着させられ、ゴム手袋をさせられた。向こうは全裸。
    まあこんなのもたまにはいいか、と愛撫してたら、オジサンが喘ぎ声の中、喋りだした。
    「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、何シーベルトだった?ねえ何シーベルトだった??」
    …オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
    オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。
    プレー再開。
    耳とかをなめつつ体中をさわさわと触る 「お、おにいちゃん、何シーベルトだった?」
    「ああ、1,000mシーベルトだったよ」
    「あぁぁぁあぁすごいいいぃいぃ!、、な、なにが、、ハァハァなにが検出されたの?」
    乳首を舌でやさしく舐めながらオレは答えた
    「…セシウムとか、、、ヨウ素いっぱい検出されたよ」
    セリフを聞き、オジサンはびくんびくんと身体をひきつらせた
    「はっ!はぁぁぁあんっ!プ、プルトニウムは?プルトニウムは、け、検出されたの??」
    チ○コをしごく 「ああ。凄い量が検出されたよ。今年一番のシーベルトだ。」
    「シーベルトッ!!プルト出会い系で知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
    そしたら「これ着て責めて欲しい」と言われて、でかいマスクと言うか、 放射性物質を取り扱う人が付けるような
    ガスマスクと魚河岸の人が着てるような胸まであるゴム長を着させられ、ゴム手袋をさせられた。向こうは全裸。
    まあこんなのもたまにはいいか、と愛撫してたら、オジサンが喘ぎ声の中、喋りだした。
    「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、何シーベルトだった?ねえ何シーベルトだった??」
    …オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
    オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。
    プレー再開。
    耳とかをなめつつ体中をさわさわと触る 「お、おにいちゃん、何シーベルトだった?」
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    実話です。。きっとpぃくうううp!」 p

    p人との幼い頃の体験というか、淡い恋心とかが あったんだろうなあ、といろんなことを考えさせられた一夜でしたニウムぅぅ!!おにいちゃんかっこいいいいぃぃぃい ぃくううううう!」

    実話です。。きっと東電の人との幼い頃の体験というか、淡い恋心とかが あったんだろうなあ、といろんなことを考えさせられた一夜でした
  207. 322 : : 2016/07/04(月) 11:41:04
    出会い系で知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
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    オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。
    プレー再開。
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    オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。
    プレー再開。
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  208. 323 : : 2016/07/04(月) 11:41:11
    出会い系で知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
    そしたら「これ着て責めて欲しい」と言われて、でかいマスクと言うか、 放射性物質を取り扱う人が付けるような
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    「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、何シーベルトだった?ねえ何シーベルトだった??」
    …オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
    オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。
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    「ああ、1,000mシーベルトだったよ」
    「あぁぁぁあぁすごいいいぃいぃ!、、な、なにが、、ハァハァなにが検出されたの?」
    乳首を舌でやさしく舐めながらオレは答えた
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    そしたら「これ着て責めて欲しい」と言われて、でかいマスクと言うか、 放射性物質を取り扱う人が付けるような
    ガスマスクと魚河岸の人が着てるような胸まであるゴム長を着させられ、ゴム手袋をさせられた。向こうは全裸。
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    「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、何シーベルトだった?ねえ何シーベルトだった??」
    …オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
    オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。
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  209. 324 : : 2016/07/04(月) 11:41:18
    出会い系で知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
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    「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、何シーベルトだった?ねえ何シーベルトだった??」
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    「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、何シーベルトだった?ねえ何シーベルトだった??」
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    オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。
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    乳首を舌でやさしく舐めながらオレは答えた
    「…セシウムとか、、、ヨウ素いっぱい検出されたよ」
    セリフを聞き、オジサンはびくんびくんと身体をひきつらせた
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  210. 325 : : 2016/07/04(月) 11:41:27
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  211. 326 : : 2016/07/04(月) 11:41:38
    出会い系で知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
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    耳とかをなめつつ体中をさわさわと触る 「お、おにいちゃん、何シーベルトだった?」
    「ああ、1,000mシーベルトだったよ」
    「あぁぁぁあぁすごいいいぃいぃ!、、な、なにが、、ハァハァなにがp
    「シーベルトッ!!プルトニウムぅぅ!!おにいちゃんかっこいいいいぃぃぃい ぃくううううう!」

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  212. 327 : : 2016/07/04(月) 11:41:44
    出会い系で知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
    そしたら「これ着て責めて欲しい」と言われて、でかいマスクと言うか、 放射性物質を取り扱う人が付けるような
    ガスマスクと魚河岸の人が着てるような胸まであるゴム長を着させられ、ゴム手袋をさせられた。向こうは全裸。
    まあこんなのもたまにはいいか、と愛撫してたら、オジサンが喘ぎ声の中、喋りだした。
    「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、何シーベルトだった?ねえ何シーベルトだった??」
    …オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
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    乳首を舌でやさしく舐めながらオレは答えた
    「…セシウムとか、、、ヨウ素いっぱい検出されたよ」
    セリフを聞き、オジサンはびくんびくんと身体をひきつらせた
    「はっ!はぁぁぁあんっ!プ、プルトニウムは?プルトニウムは、け、検出されたの??」
    チ○コをしごく 「ああ。凄い量が検出されたよ。今年一番のシーベルトだ。」
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  213. 328 : : 2016/07/04(月) 11:41:51
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  214. 329 : : 2016/07/04(月) 19:41:58
    書く人は良いのに読者がアレなせいで、どんどん減ってきてるのは気のせいではないと確信した↑で
  215. 330 : : 2016/07/05(火) 11:52:17
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  248. 363 : : 2017/06/16(金) 21:35:48
    せっかく最高のssなのに、こういう嫌がらせをするのは最低だと思います。

    アニの恋愛ssは戦士と兵士の間で揺れ動く辛さが滲みでてきて本当に切ない
    アニは好きなのでこういうssが増えてくれることを期待

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