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大きな海の小さな貝殻 2

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  1. 1 : : 2014/02/09(日) 21:37:45

    2つ分けさせていただきました(´・ω・`)
    読みにくいと思いますが、よろしくお願いします(_ _)


    注意

    1、まだまだSS初心者であるため、文章がおかしい等あると思いますが、
    暖かい目で見守っていただけたら嬉しいです。

    2、誤字脱字には気を付けて書いているつもりですが、
    あった場合は、注意していただけるとありがたいです。

    3、私が受験生のためなかなか来れない時があり、
    更新できない日が続く時があると思いますが、ご了承下さい。

    明日から更新させて、いただきます(`・ω・´)
  2. 2 : : 2014/02/09(日) 21:38:24
    期待!
  3. 3 : : 2014/02/09(日) 21:43:20
    >>2
    おお!早いw
    期待、ありがとうございます(*´∀`*)♪
  4. 4 : : 2014/02/10(月) 00:04:44
    期待です!
  5. 5 : : 2014/02/10(月) 20:02:49
    支援!期待!
  6. 6 : : 2014/02/10(月) 20:51:06
    頑張れぇー
  7. 7 : : 2014/02/10(月) 21:02:59
    >>4
    期待、ありがとうございます!(*^ω^*)
    期待に応えられるよう、頑張ります!

    >>5
    期待、そして支援ありがとうございます♪(´∀`*)
    更新、遅いですけどよろしくお願いしますね〜(・∀・;)

    >>6
    応援ありがとうございますっ!(*゚∀゚*)
    頑張りますっ!(`・ω・´)キリッ


    今日は、疲れきって書きためしてなかった…
    ので、少ししか投下出来ないです…(_ _)
    あと、テスト期間に入っちゃいました(´Д`)
  8. 8 : : 2014/02/10(月) 21:14:53

    光が包むエレンの病室。
    ひまわり達が、夏の風に踊るように揺れている。
    やはり、蝉はうるさい。


    アルミン「まさか、ミカサと同じこと言うなんてね」アハハ


    ミカサ「私も、ビックリした」フフフッ

    少し照れ隠しをする様に、笑い出す。


    エレン「よーし!2人も笑顔になったし、何もないけどゆっくりしていけよ!」


    アルミン・ミカサ「うん!」


    エレン「また、一緒になってんぞ〜」ケラケラ


    アルミン「エレン、馬鹿にしないでよ〜」アハハ


    ミカサ「エレンは、悪い子」フフッ
  9. 9 : : 2014/02/10(月) 21:36:09

    アルミンとミカサは、エレンのベットに腰掛ける。
    3人は、目が合いニッと笑い合う。


    アルミン「ねぇ!今日は、たくさん話す事があるんだよ!」ニコニコ


    エレン「お?今日、何かあったのか?」


    ミカサ「何?早く、聞かせてほしい」


    アルミン「うん!あのね、コニーがねっ……」

    そして、いつもの何気ない会話が始まる。
    アルミンが話を始めて、エレンがその話を真剣に聞く、ミカサはもちろん相槌を打つだけ。
    そんな、何気ない日々が一番の幸せなんだと3人は思った。
  10. 10 : : 2014/02/11(火) 18:51:24
    やっと追いついたwww
    書き溜めるなんて凄いですねwwwwww

    面白いです^ ^
    期待♪♪
  11. 11 : : 2014/02/11(火) 21:06:04
    >>10
    そんなに長いですかね?w
    今もグダグダですけど、
    書きためしないと、もっとグダグダになりますからww
    期待ありがとうございます♪(*^ω^*)

    今日は、ほんの少しだけ投下しますね(´・ω・`;)
  12. 12 : : 2014/02/11(火) 21:09:51

    1時間程度話していた頃、話はエレンの話になった。


    アルミン「そういえば、エレンは昨日は重症だったよね…?」


    アルミン「ストレートに聞くけど、エレンは何で今、軽症なんだい?」


    エレン「えっと……」


    ミカサ「アルミン、エレンが困っt」


    アルミン「だって、おかしいでしょ?昨日は、重症だったんだよ?」


    アルミン「頭からは血が出てたし、骨だって折れてたはず……」


    アルミン「どうしてそんなに回復が早いの?」


    エレン「……」


    アルミン「ねぇ、エレン…知ってるなら教えてよ……」


    エレン「それは……無理だ…」


    アルミン「……そっか…」

    黙り込むエレンとアルミン。
    気まずい空気が流れ込む。


    ミカサ「…アルミン、今日は帰ろう」


    アルミン「うん……」
  13. 13 : : 2014/02/11(火) 21:12:11


    ガラガラッ


    アルミン「!」


    ミカサ「!」


    エレン「!」

    アルミンとミカサが帰ろうとした時、突然ドアが開いた。


    グリシャ「驚かせてしまってすまない」


    エレン「父さん、どうしたの?」


    グリシャ「アルミン君とミカサさんに、話があったんだ」


    エレン「……あのこと…話すの?」


    グリシャ「あぁ、話す」


    エレン「!……話すのか…」シュン


    アルミン「あのことって、何ですか?」


    グリシャ「誰にも言ってはいけないよ?」


    ミカサ「誰にも言いません」


    アルミン「もちろんです」


    グリシャ「では、そこの椅子に座ってくれ」


    グリシャ「聞かれていたら、まずいからね」


    アルミン「…?わかりました」スタッ


    ミカサ「…」スタッ
  14. 14 : : 2014/02/13(木) 01:16:26
    >>11
    自分、読むんが遅いんで...w
  15. 15 : : 2014/02/14(金) 23:52:20
    >>14
    なるほど…私もですw
    文書、早く読めるようになりたいです(-ω-)

    テストの日まで、SS書けません(´・ω・`)
    テストの日は、2/19・20です。
    よろしくお願いします(_ _)

    少し投下します(`・ω・´)
  16. 16 : : 2014/02/14(金) 23:54:13

    さっきまで騒がしかった病室が、静かになる。


    グリシャ「君達は、前世の記憶があると聞いたのだが、本当にあるのかい?」


    アルミン「はい、ところどころ抜けていますがあります」


    ミカサ「私もあります」


    グリシャ「そうか、では、本題に入ろう」


    グリシャ「アルミン君」


    アルミン「はい」


    グリシャ「君は、エレンの回復が早いと思わなかったかい?」


    アルミン「!…確かに、思いました」


    グリシャ「昨日は意識不明の重体だったのに、1日経っただけで、話せるぐらいの軽症になった」


    グリシャ「誰が見ても、おかしいと感じるだろう」


    グリシャ「そこで2人に質問する、エレンの異常なぐらいの回復の早さの理由は、何だと思う?」


    アルミン「そんなこと…わかりません……」


    ミカサ「…何なんですか?」


    グリシャ「そうか…でも、その答えは前世の記憶が知っているだろう」


    ミカサ「……え?」


    グリシャ「記憶をたどってみなさい、答えが見えてくるはずだよ」


    アルミン「記憶を……たどる…」
  17. 17 : : 2014/02/14(金) 23:55:31

    アルミンは、記憶をたどり始める。

    ――――――――――
    ――――――――
    ――――――
    ――――

    壁が破られ、悲劇が始まった…



    開拓地に送られ、苦労した日々…



    訓練兵団に入り、訓練を頑張った…



    初めて巨人を目の前にして、怖かった…



    巨人に食べられかけたが、エレンに助けられた…



    知性を持ち、巨人を殺す巨人が現れた…



    その巨人から、エレンが出てきた…



    エレンは『巨人』だったんだ…


    ――――――――――
    ――――――――
    ――――――
    ――――
  18. 18 : : 2014/02/14(金) 23:59:43


    アルミン「…!」


    ミカサ「どうしたの?アルミン?」


    アルミン「ミカサは……思い出してないの?」


    ミカサ「ごめんなさい…思い出せなかった……」


    アルミン「…そうなんだ……」


    グリシャ「アルミン君は思い出したんだね」


    アルミン「…はい」


    アルミン「エレンには、まだあの能力があるのですね?」


    ミカサ「あの能力…?」


    グリシャ「そう、アルミン君の言う通り…」



    グリシャ「エレンは今も『巨人』の能力があるんだよ」

  19. 19 : : 2014/02/15(土) 15:53:57
    期待だな
  20. 20 : : 2014/02/17(月) 15:57:50
    やばい!!
    超面白いです!!!!

    書き方参考にさせてもらいます!!!
    続きに期待!!

    あ、あとフォローよろしくです!!
  21. 21 : : 2014/02/19(水) 01:55:53
    そ、そういうことだったのですね…!
    めっちゃおもろいです。
    期待しています☻!!
  22. 22 : : 2014/02/19(水) 17:32:45
    >>19
    エレン!?w
    期待ありがとうございます(*^ω^*)

    >>20
    超面白いなんて…ありがとうございます(_ _)
    私なんかまだまだなのに、参考って…恐縮です
    期待ありがとうございます♪
    フォローしておきました〜!よろしくお願いします!!

    >>21
    はい!そういうことでした(`・ω・´)w
    期待ありがとうございます♪(´∀`*)


    テスト、1日目が終わりました(´▽`)
    それで、少し覗いてみたらコメントが3つも!?
    ありがとうございます(_ _)
    明日の夜に投下になると思います!よろしくお願いします(`・ω・´)
  23. 23 : : 2014/02/19(水) 20:14:53
    お疲れ様です!!!
    明日も期待しております( ̄^ ̄)ゞ
  24. 24 : : 2014/02/20(木) 21:01:46
    期待だなぁー
  25. 25 : : 2014/02/20(木) 23:02:32
    >>23>>24
    いつも期待ありがとうございます!!
    感謝感謝ですっ!!ヽ(;▽;)ノ


    9:00に投下しようと思ってたら寝てしまった…(;・∀・)
    今から投下します(`・ω・´)
  26. 26 : : 2014/02/20(木) 23:05:04


    ミカサ「!!……エレンが…巨人…?」


    グリシャ「今も巨人化出来るのかは、わからないけれどね」


    グリシャ「傷の回復が早いのは、巨人の能力だろう」


    ミカサ「……」
  27. 27 : : 2014/02/20(木) 23:17:46

    アルミン「…ミカサ?」


    ミカサ「…」


    エレン「…お、お前も…か?」


    ミカサ「…」


    エレン「……何で…何で今も……クソっ!」


    アルミン「…エレン……」


    エレン「また…人じゃないって……みんな…みんな……」ポロッ


    エレン「…俺の事を……化け物って……」ポロポロ


    エレン「……俺は…化け物なんかじゃ……ないのに…」ポロポロ


    エレン「…人を助けたかった……だけなのに…」ポロポロ


    エレン「……なのに…何で……!」ポロポロ


    ミカサ「……エレン」ポンッ
  28. 28 : : 2014/02/20(木) 23:25:34

    ミカサは、エレンの頭を優しくなでた。


    エレン「……ミカサ…?」グスッ


    ミカサ「…エレンは、化け物なんかじゃない…私の、親友…家族…」


    ミカサ「だから、私はエレンのことを化け物だなんて思わない!」ニコッ


    エレン「…!ミカサ……ありがとう…」


    アルミン「僕も、エレンを化け物なんて思わないよ」


    アルミン「だって、エレンはエレンなんだからね!」ニコッ


    エレン「アルミン……ありがとう…!」


    グリシャ「エレン、いい友達を持ったな……大切にしなさい」


    エレン「うん!」ニコッ


    グリシャ「じゃあ、私はそろそろ失礼するよ」


    アルミン・ミカサ「ありがとうございました!」ペコリ


    グリシャ「エレンをよろしく頼むよ」



    ガラガラ



    バタン






    また、病室が静かになる。
    だけど、さっきの静かさよりも温かかった。
  29. 29 : : 2014/02/21(金) 00:11:39
    おおお!!
    始まったか!
  30. 30 : : 2014/02/21(金) 00:12:11
    追いついた!ハァハァ息切れnow
  31. 31 : : 2014/02/21(金) 01:20:00
    >>29
    はい!今日から再開です♪
    いつもコメントありがとうございます(*´∀`*)

    >>30
    ずっと、読んでくださったのですか!?
    ありがとうございます♪
    そして、お疲れ様です(_ _)
    今後とも、よろしくお願いしますね〜(*^ω^*)


    オリンピック見ながら書きためです(;・∀・)
    この先どうしよう…悩む(-ω-)
    今日も、夜に投下です!
    よろしくお願いしますっ(_ _)
  32. 32 : : 2014/02/21(金) 20:52:28
    面白いです。

    頑張って下さい(`・ω・´)
  33. 33 : : 2014/02/21(金) 23:02:02
    >>32
    ありがとうございます♪
    頑張ります!(`・ω・´)


    今日は、少しだけ投下です(_ _)
  34. 34 : : 2014/02/21(金) 23:05:49


    エレン「…なぁ」


    ミカサ「なに?」


    アルミン「どうしたの?」


    エレン「海……行かないか?」


    ミカサ・アルミン「えっ?」


    アルミン「…エレン…今、何て?」


    エレン「だから、海行こうって」


    ミカサ「エレン、それは無理じゃない?」


    アルミン「そうだよ!予定なんか全然合わなかったじゃないか」


    エレン「予定なんか、空ければいいじゃねぇか」


    アルミン「空ける?…どういうこと?」


    エレン「そのまんまの意味だ!」ダッ


    アルミン「うわぁ!エレン!?」ダッ


    ミカサ「!?」ダッ

    そう言うとエレンは、ベットから飛び降り、
    ミカサとアルミンの手を掴んで走り出した。
  35. 35 : : 2014/02/22(土) 01:01:15
    この死に急ぎやろぉーがぁー!!!
    なにミカサの腕つかんでんだ!?

    俺はジャンだ!
    馬面じゃねぇーからな!(-_-#)
    じゃあな!
    また来る!
  36. 36 : : 2014/02/22(土) 16:18:50
    >>35
    ジャン!?w
    いや、バッチリ『手』掴んでますからねw(*^ω^*)
    また、来てくれるなんて光栄です♪
    ありがとうございます!!


    今日こそは、9:00に投下です(`・ω・´)
    今日は、たくさん投下できると思います♪
  37. 37 : : 2014/02/22(土) 17:05:53
    また会ったな!
    頑張れよ!

    また来るぜ!
    んじゃな
  38. 38 : : 2014/02/22(土) 21:46:54
    >>37
    また、来てくださったんですか!
    ありがとうございます♪(*^▽^*)
    頑張りますっ!!
    また、来てくださいね〜(o^^o)


    ギリギリ9時だ(-ω-)
    今から、投下しますね!
  39. 39 : : 2014/02/22(土) 21:51:55


    エレン「海、行くぞっ!」タッタッタッ


    アルミン「ちょっと、エレン!傷は、大丈夫なの?!」タッタッタッ


    ミカサ「走っても平気なの?」タッタッタッ


    エレン「あぁ!とっくに治ってるし、走っても全然大丈夫だ!」タッタッタッ


    看護師「ちょ、ちょっと!イェーガーさん!?」


    医者「待ちなさい!あなたは、患者なんですよ!!」

    エレンは、医者が止めに来たにもかかわらず、
    全力で走って行った。


    医者「だ、誰か!追ってくれっ!」


    グリシャ「追わなくていいですよ」


    医者「グリシャさん!本当に、追わなくていいんですか?」


    グリシャ「あの子は、もう全治してるはずですからね」


    医者「ぜっ、全治しているんですか!?…わ、わかりました……」
  40. 40 : : 2014/02/22(土) 21:55:06

    エレン達は走り続けた。
    無我夢中で走っていたため、
    病院から、かなり遠い所まで走って来ていた。


    エレン「ここまでくれば…大丈夫だろ」ハァハァ


    ミカサ「そうね」フゥ


    アルミン「何で、ミカサは平気なの…」ゼェゼェ


    ミカサ「?」キョトン


    エレン「ミカサは凡人じゃないって事ぐらい知ってるだろ」


    アルミン「そりゃ、知ってるよ!」


    ミカサ「エレン、アルミン、それは私を馬鹿にしてるの?」ニコッ


    エレン・アルミン「してません、申し訳ありませんでした」ドゲザ


    ミカサ「なら、よろしい」
  41. 41 : : 2014/02/22(土) 21:57:07

    少しの沈黙。


    3人の目が合う。






    エレン「…ププッ」

    沈黙を破ったのは、やはりエレンだった。


    アルミン「…フッフフッ」


    ミカサ「…フフッ」

    アルミンとミカサもエレンにつられて含み笑いをする。






    エレン・アルミン・ミカサ「あっははははっ!!」






    3人は笑いに耐えきれず、一気に笑い出した。
  42. 42 : : 2014/02/22(土) 21:59:16


    エレン「何だよ、今の」アハハッ


    アルミン「ほんと、コントみたい」アハハッ


    ミカサ「すごく面白かった」フフフッ


    エレン「あ!それよりもさ!ミカサがあんなでっかい口開けて笑うところ、初めて見た気がする!」


    アルミン「あ!そういえば、そうだね」


    ミカサ「それだけ、面白かったってことなの…」ムスッ


    エレン「あ、また、怒らせちまったか?」アセアセ


    アルミン「ご、ごめん!ミカサ!怒らないでね」アセアセ


    ミカサ「怒ってない…」ムスッ


    エレン「怒ってるじゃん」


    ミカサ「怒ってない」


    エレン「怒ってr」


    アルミン「ねぇ!エレン、ミカサ、見て!!」ユビサシ
  43. 43 : : 2014/02/22(土) 22:00:49

    アルミンがいきなり大声をあげて、エレンとミカサを呼んだ。


    エレン「いきなり何だよ、アルミ…ン……!」




    ミカサ「ここ……!」



    アルミンの指さした方向を見て、エレンとミカサは、目を見開いた。
  44. 44 : : 2014/02/22(土) 22:26:54
    頑張ってるみたいだな!
    やっぱりお前はいいスレを
    書く奴だな!
    期待しているぞ!
    あと、敬語はやめろかったるい。

    明日また来るからな!
    じゃあ!
  45. 45 : : 2014/02/23(日) 12:44:46
    >>44
    敬語をやめるんですか…りょ、了解!
    いいスレ書く奴って…照れるよ(*ノωノ)w
    期待、ありがとう!
    頑張るよ(`・ω・´)


    今日こそは9時ピッタリに…って思っています(´・ω・`)
    よろしくお願いします(_ _)
  46. 46 : : 2014/02/23(日) 19:15:41
    あぁ!
    待ってるからな!
    期待してるぞ!
  47. 47 : : 2014/02/23(日) 21:04:41
    >>46
    ありがとう!(`・ω・´)


    9時になりましたので、投下します(・∀・)
  48. 48 : : 2014/02/23(日) 21:06:34





    キラキラと光る水が打ち寄せては、また引いていく。





    水は、夕日に照らされオレンジ色をしているようだった。





    白い砂浜には、誰かが残した足跡。





    その足跡は、打ち寄せられた水に消えていった。





  49. 49 : : 2014/02/23(日) 21:07:40












    エレン「海…だ……!」












    ミカサ「キラキラして…綺麗……!」












    アルミン「初めて…見たね……!」












  50. 50 : : 2014/02/23(日) 21:18:33



    エレン「…3人で、やっと来れたなっ!」ニッ



    ミカサ「…うん」ニコッ



    アルミン「…3人そろって見れて良かったよ」ニコッ

    3人は、顔を見合わせ笑い合った。
    でもエレンは、少し曇った顔をしているようだった。


    アルミン「エレン…?どうしたの?」


    エレン「…前は、1人で見たんだよな…って思い出して……」


    ミカサ「!…」


    アルミン「!…」


    エレン「あの時は、気づいたら泣いてたんだ……」


    エレン「ちょうどこの海みたいに、キラキラして綺麗な海の前で……」


    ミカサ「…」


    アルミン「…」


    エレン「あの時は、涙でぼやけて…あんまり見れなかった…」



    エレン「でもな…」



    ミカサ「…?」



    アルミン「…?」






    エレン「来世では、笑って3人でちゃんと海見ようって…思ったんだ!」




    アルミン「!…2000年前からの夢が叶ったんだね」ニコッ



    ミカサ「!…エレンとアルミンと一緒に来れて良かった」ニコッ



    エレン「あぁ!!」ニカッ



    エレンは、本当に笑った。
    さっきの曇った笑顔ではない、いつも以上の笑顔で笑った。
  51. 51 : : 2014/02/23(日) 21:42:09


    それから3人は、波の音を聞きながら、海を眺めていた。


    エレン「…」


    ミカサ「…」


    アルミン「…」


    静かな波の音が、3人の耳に響く。
    大きなオレンジ色の夕日が、水平線へ少し隠れていた。
  52. 52 : : 2014/02/23(日) 21:46:54


    エレン「…なぁ」スクッ

    すると突然エレンは、何を思ったか、急に立ち上がった。


    ミカサ「何?」


    アルミン「どうしたの?」




    エレン「…えっと……」




    エレン「貝……」


    ミカサ「貝?」


    アルミン「貝が…何?」




    エレン「貝拾い…したいなってな……」アハハ


    ミカサ「なんだ…そんなこと」


    エレン「な、なんだとは何だよ!」


    アルミン「ちょっと、喧嘩しないでよ、貝拾いしたいんでしょ?」


    エレン「おう…」


    ミカサ「でも…何で、貝拾い?」


    エレン「あ、それはな……」ガサゴソ

    エレンは、病院の服の胸ポケットから、何かを取り出そうとしていた。
  53. 53 : : 2014/02/26(水) 21:17:50




    エレン「あっ!」ツルッ




    ポトッ




    エレンが、手をすべらせて何かを落とした。



    ミカサ「…貝?」


    アルミン「貝…だね」


    エレン「…」ヒョイッ

    エレンは無言で貝を拾い、懐かしそうな目で貝を見ていた。


    ミカサ「…エレン?」


    エレン「ん?あぁ、ごめん」


    アルミン「その貝は、何?海は、初めてなんじゃないの?」


    エレン「この貝は…」





    エレン「2000年前の貝なんだ」





    ミカサ「え?」


    エレン「この貝を病室で見てたらさ、海行きたくなってな…」


    アルミン「え…何で、2000年前の貝をエレンが持ってるの?!」


    エレン「俺の家の地下にあったんだ」


    ミカサ「その、貝が?」


    エレン「あぁ」


    アルミン「でも、2000年前の貝っていう証拠は?」


    エレン「あるぞ」ピラッ

    エレンはアルミンに一通の手紙を渡した。
  54. 54 : : 2014/02/26(水) 21:26:58





    アルミン「題名みたいなのがあるね…」


    ミカサ「何て読むかわかる?」

    その題名は、ボロボロになっていて読むのも困難だった。


    アルミン「2000年後の…君へ…?かな」


    ミカサ「エレンは、この手紙を書いたことを覚えてないの?」


    エレン「あぁ、人類が勝った後から何にも覚えてねぇな」


    ミカサ「そう…」




    アルミン「ねぇ、内容見てもいい?」


    エレン「あぁ」

    アルミンは、黄ばんでボロボロになった手紙を丁寧に読んでいく。
  55. 55 : : 2014/02/27(木) 16:12:14
    よう!
    また来たぜ!

    最近書いてねぇーみてぇーだな!
    期待してるぞ!
    じゃあな
  56. 56 : : 2014/02/27(木) 16:53:35
    期待だーーーー!!
  57. 57 : : 2014/02/27(木) 19:01:56
    ふおお、続きが気になりますっ(((o(*゚▽゚*)o)))
    楽しみにしておりますねー!
  58. 58 : : 2014/02/28(金) 21:30:19
    >>55
    ありがとうございます!
    なかなか忙しくて…(´・ω・`)
    期待ありがとうございます♪

    >>56
    期待ありがとうございます!
    期待に添えるように頑張ります(`・ω・´)

    >>57
    楽しみにしててくれるなんて、嬉しいです♪(。・・。)
    面白くなるように頑張りますっ!


    色々やらなければならない事をしていると、
    ssが後回しになっちゃって、なかなか書けない( p_q)
    折角、楽しみにされている方がいらっしゃるのに、申し訳ないです。
    ですが、明日は土日なのでたくさんssを考える事が出来ると思います!
    明日、一気に投下したいと思いますので、よろしくお願いします(_ _)
    明日には、終わらせたいですね…。
  59. 59 : : 2014/03/01(土) 21:29:55



    ――――――――――――――――――――

    2000年後の世界の人へ


    俺の名前は、エレン・イェーガーだ。

    2000年後まで、この手紙が残っているのは、
    俺は知っている。

    なぜ知っているか、それは、未来から来たから。
    多分、誰も信じないだろうけど
    そうじゃないと、つじつまが合わないだろ?

    なぜこの手紙を書いたか、それは、
    一緒に入れてある貝を2000年後の
    ミカサとアルミンに渡してほしいんだ。

    人類は勝った、けど、俺の家族や幼馴染みがいない。
    だから、せめて未来のミカサとアルミンにってな。

    一つしか取れなかったけど、二人に渡してくれ。




    二枚目には、重要なことを書くから、必ず読めよ。

    ――――――――――――――――――――



  60. 60 : : 2014/03/01(土) 21:36:08





    アルミン「…あれ?二枚目は?」

    重要な内容と書かれている、二枚目がない。
    アルミンは、重要な内容というのが気になって仕方がなかった。


    エレン「…あ、あぁ、二枚目は俺宛だったから家に置いてきた……」フイッ

    なぜか、エレンはアルミンから目をそらした。



    アルミン「…あ、そうなんだ……」

    エレンの答えを聞いて、少し落胆するアルミン。
    『重要なこと』とは、何なのか。
  61. 61 : : 2014/03/01(土) 21:45:56


    ミカサ「ねぇ、じゃあ、その貝殻は私とアルミンの?」

    手紙の内容を気にしていないのか、ミカサが貝の話をする。


    エレン「おう、そうらしいぜ」


    エレン「はい!」スッ


    アルミン「わぁ…」


    ミカサ「綺麗…」


    エレン「2000年前からの、プレゼントってわけだな」


    アルミン「すごいね」


    ミカサ「えぇ」
  62. 62 : : 2014/03/01(土) 21:48:50


    エレン「ていうか、貝拾いしようぜ!」

    いつもより、大きな声で呼びかけるエレン。
    アルミンには空元気のように見えた。


    アルミン(エレンは、まだ何か隠している気がする…)


    アルミン「……」


    ミカサ「早く見つけよう」


    エレン「おう!」


    アルミン「……」


    エレン「アルミン?どうした?」


    アルミン「え、いや…何でもないよ!」


    エレン「そうか、早く探そうぜ!」


    アルミン「うん…」

    白い砂浜で貝拾いが始まった。
  63. 63 : : 2014/03/01(土) 21:50:34




    〜1時間後〜








    エレン「あれ…貝、ないな……」

    あれから1時間も貝を探しているが、なかなか見つからない。



    アルミン「もうちょっと探す?」


    ミカサ「3人の思い出を作りたいから、探したい」


    エレン「もうちょっとだけ、探そうぜ」


    アルミン「…わかったよ」

    夕日が水平線に半分、隠れていた。
    もうすぐで夜になってしまう。

    アルミンは、少し焦り始めていた。
    暗くなれば、また、昨日のようになるのではないかと心配だった。
  64. 64 : : 2014/03/01(土) 21:57:24



    そして、貝拾いを再開した時だった。



    ミカサ「…あっ!」

    ミカサが、珍しく大きな声を出した。


    エレン「見つけたかっ?!」


    ミカサ「あった…貝があった!」


    アルミン「やったね!」

    ミカサが見つけた貝は、3つならんでいた。
    丸い貝、縦長の貝、少し欠けてしまっている貝。
    まるで、3人に見つけられるのを待っているようだった。


    エレン「3人で分けられるなっ!」


    ミカサ・アルミン「うん!」
  65. 65 : : 2014/03/01(土) 22:00:52


    3つならんだ貝殻を、1人1つ拾っていく。

    丸い貝は、エレン。


    エレン「うわぁ…」

    縦長の貝は、ミカサ。


    ミカサ「小さい…」

    少し欠けている貝は、アルミン。


    アルミン「欠けているけど、綺麗だね…」

    夕日でオレンジ色に見える貝殻は、とても綺麗だった。
  66. 66 : : 2014/03/01(土) 22:03:49








    エレン「俺…これを一生の宝物にする!!」



    ミカサ「私も、宝物!」ニコッ


    アルミン「僕も、宝物にするよ!」ニコッ


  67. 67 : : 2014/03/01(土) 22:10:20
















    大きな海で拾った














    ただの小さな貝殻が













    エレン・ミカサ・アルミンの大切な宝物へと変わった。































    エレン(この思い出も……いつか…)ギリッ























    End
  68. 68 : : 2014/03/01(土) 22:16:05
    『大きな海の小さな貝殻』終わりです!
    グダグダでしたが見ていただき、ありがとうございました(_ _)

    続きは、まだまだ書けていないのでかなり先に投下になると思います。
    読んでいただけたら嬉しいです。
    よろしくお願いします(_ _)
  69. 69 : : 2014/03/02(日) 00:25:02
    重要な事って何ー?
    チョー気になる!
  70. 70 : : 2014/03/02(日) 10:46:47
    終わっちまったか・・・
    俺も《重要なこと》ってのが
    気になるな…

    まぁなんにせよ
    書くか書かないかは
    おめぇーが決めることだ!
    今なにをすべきかを
    考えろよ?

    最後にマルコは死んじまったが
    俺は死なねぇー・・・
    マルコの意志も受け継がなければ
    行けねぇーんだ!
    てめーも頑張れよ!

    そういや
    二期ってやらないのか?
  71. 71 : : 2014/03/02(日) 10:47:53
    少しばかりミスったな…
    すまねぇー・・・
  72. 72 : : 2014/03/02(日) 18:44:23
    お疲れさまです!

    実はジャンを書いてたのは俺です!
    迷惑かけました・・・
    すみませんでした・・・・
  73. 73 : : 2014/03/02(日) 23:40:47
    >>69
    それは、続きのssでわかりますよ〜!(´∀`)
    まだまた、書けてないのですが…。
    読んでいただき、ありがとうございました(_ _)

    >>70
    続きを読んでいただければわかりますよ〜!(*^ω^*)
    今何をすべきか…。
    今は、少し体を休めたいですかね…風邪ひいちゃったし(´・ω・`)
    はい!頑張ります!!
    2期やってほしいですよね〜(´∀`)

    >>72
    全然、迷惑なんかじゃないですよ!
    いつもコメントくださって、とても嬉しかったです(*^ω^*)
    読んでいただきありがとうございました(_ _)
  74. 74 : : 2014/03/03(月) 00:26:28
    いえいえ!

    風邪大丈夫ですか?
    はやく治ってほしいです!!
  75. 75 : : 2014/03/03(月) 01:48:40
    執筆、おつかれさまでした!
    最後の描写が美しくて感服してしまいました。
    常に暇人さんのSSはストーリーがどれも分かりやすく、それでいて斬新なので読んでいてとても面白いですし、勉強になります。
    続きも楽しみにしていますね(o'ω')ノ
  76. 76 : : 2014/03/03(月) 22:51:00
    >>74
    ご心配ありがとうございます!(つд;)オヨヨ
    今は、お薬を飲んで順調に回復中です(o^^o)

    >>75
    悩みに悩んで最後を決めたかいがありました!(´ω`)ホッ
    詳しい感想、ありがとうございます!
    submarineさんのssように、スラスラ読めるssを目指し、日々精進したいと思います(`・ω・´)
    出来るだけ早く、投下できるように頑張ります!
    読んでいただき、ありがとうございました(_ _)
  77. 77 : : 2014/03/05(水) 20:56:59
    重要なってのが気になる!!
    早く続きがよみたいーー!!
  78. 78 : : 2014/03/08(土) 09:55:53
    >>77
    やはり、気になりますか(-ω-)フフフ
    できるだけ、早く投下できるよう努力します!
    読んでいただき、ありがとうございました(_ _)


    春休みの予定が沢山あり忙しいので、
    続きの投下が4月になるかもしれません(´・ω・`)
    申し訳ございません(_ _)
  79. 79 : : 2014/03/12(水) 06:46:39
    続きにも期待!!!!
  80. 80 : : 2014/03/20(木) 17:13:09
    >>79
    期待ありがとうございます!!
    なかなか、続きを投下できず申し訳ないです。
    読んでいただき、ありがとうございました(_ _)
  81. 81 : : 2014/08/20(水) 23:28:56
    書いてないじゃないか〜
  82. 83 : : 2016/10/14(金) 19:12:04
    書いてくださ~い
  83. 84 : : 2016/10/14(金) 20:28:10


    今まで、お待たせしてすみませんでした。
    そして、読んでいただきありがとうございます。
    次のお話です。
    よければ、こちらからどうぞ。
    ↓↓
    http://www.ssnote.net/archives/49271

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