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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

ー見えざる階級ー(閲覧注意)

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  1. 1 : : 2019/11/27(水) 16:41:49
    この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。


    登場人物は基本的には進撃の巨人のキャラが出てきます。
    注意事項にもある通りオリジナルキャラも出てきます。


    この作品の表現が、ある特定の人には不快な気分にさせてしまう可能性があります。


    苦手な人はこの作品を見ないことを推奨します。


    ここから先閲覧注意です。







  2. 2 : : 2019/11/27(水) 16:54:22



    「ニュース速報です。シガンシナ区の道路上で交通事故が発生しました」



    「事故の状況は悲惨なものでー」



    「おい!人が倒れているぞ!!!」



    「そんな‥嘘だろ‥おい‥」





    「誰か!!!救急車を呼んでくれ!!!た、助けてくれよ!!!早く!!!!」



    「まだ息はあるぞ!!!」



    「おい笑笑写真撮れよ笑笑」





    「人をいっぱい轢いちゃった‥どうしよう」




    「落ち着いて父さん‥まずはー」



    「あの車から誰か出てくるぞ!!ん?アイツも怪我してるじゃないか!?」



    「救急車はまだか!?警察も来ないのか!?」



    「もう死んでるだろ!?」


    「警察が来たみたいだぞ!!」



    「は?何で警察が‥誰か呼んだのか‥それにあの数は一体‥」



    「大丈夫ですか?お怪我は?」



    「大丈夫だえ。車が勝手に暴走したえ。私は何もしてないし、責任はないえ」



    「何を言っているんだ!?あのクソジジィ!!!」



    「皆さん落ち着いて!これは事故です!」



    「おい!何をやっているんだ!!」



    「何って?人命救助ですよ?」



    「では何故他の奴を助けない!?」



    「あぁ‥あ‥」




    「あの車のジジイは何人も轢き殺したんだぞ!?警察はアイツを逮捕するべきだろ!?違うか!!!?」



    「まぁまぁ落ち着いてください」



    「まさか‥この事故を隠蔽する気か?」



    「無駄だぜ!!動画に撮ってネットにアップしてやったからな!!関連サイトも作って拡散してやる」



    「ちっ‥余計なことを‥」



    「ん‥何か言ったか?」


    「何でもありませんよ」



    「車を運転していたのは財閥企業レイス家当主。ロッドレイスさんです。ロッドさんは食事の約束に遅れそうだったと述べているようでー」



    「おいおい!事故を起こした犯人がさん付けで報道されているぞ!」


    「ロッド・レイスは上級国民」



    「あの悲惨な事故から7カ月以上経ってようやくロッドのクソ野郎が書類送検だってよ」


    「だが不起訴で終わるかもしれない。それに法律では70歳以上は有罪になっても実刑にならない可能性がある」


    「しかしロッドが実刑にならなければ国民の怒りは収まらないでしょう。」


    「議論の余地があると思われます。」



    「やっぱりエルディア国には闇があるな。これじゃ国にいつ殺されるかわからねぇ」



    「陰謀論者乙笑笑」







  3. 3 : : 2019/11/27(水) 17:06:54
    俺の名前はエレン・イェーガー
    少し前までは普通の中学生だった

    7カ月前。俺は交通事故で両親を亡くした
    俺の人生はそこから一気に変わった

    人を何人も轢いても捕まらず優遇されている
    ロッド・レイスという男

    俺はあれだけの悲惨な事故を起こしても悠々自適に暮らしているクズ野郎が許せなかった

    あの時周りにいて何もせず傍観していた奴らも

    スマホで楽しそうに撮影している野次馬も

    警察の対応も

    俺は全てが許せなかった

    俺はそいつらに復讐することにした

    俺の事を‥あの事故を‥

    もう俺と同じ目に遭う奴を出さないためにも

    俺は強大な権力に立ち向かうことにした

    絶対に勝ってやる

    これはおかしい事だって思い知らせてやる

    いや、奴らもそんな事は分かっているのかもしれない。自身の保身のため、利益のため

    理由は不明だが不正行為をしている奴らには
    俺が天罰を下してやる



  4. 4 : : 2019/11/27(水) 17:12:57
    ーシガンシナ高校 入学式 終了ー


    アルミン「やっと終わったね」

    エレン「そうだな」

    コイツはアルミン・アルレルト
    俺の親友でとにかく頭が良い
    エルディア国で3番目に偏差値の高い
    シガンシナ高校の入学試験ではトップで合格

    アルミンならもっと上の高校でも行けたと思うがアルミンは「近いから」って理由で俺と同じシガンシナ高校に決めた


    エレン「信じられないな‥俺も高校生か‥」


    アルミン「うん。僕も同じ気持ちだよ」


    エレン「じゃあまた明日な。」


    アルミン「うん‥またね」


    エレン「‥」スタスタ


    アルミン(エレン‥やっぱり元気ないな)


  5. 5 : : 2019/11/27(水) 17:29:06
    ーイェーガー家ー

    エレン「思ったより普通の入学式だったな」

    ミカサ 「うん」


    エレン「それにしても入学初日で宿題がでるとは‥」


    ミカサ 「仕方ない。進学校なんだから」

    ミカサ ・アッカーマン
    例の事故で俺と同じく両親を亡くした

    俺とミカサの両親は医者で家族グルミの交流があった。だからミカサとも昔から仲が良かった

    今俺は、ミカサと2人で俺の家で暮らしている
    俺とミカサが暮らしていけてるのは親が医者で金がたくさんあったからだ


    エレン「ふぅ‥忙しくなりそうだ」


    ミカサ「そうだ」


    エレン「ん?どうした?」

    ミカサ「あの署名‥結局役に立たないかもしれないって‥弁護士の人が言っていた」


    エレン「そうか‥」

    署名ってのは上級国民ロッド・レイスを逮捕しろって内容のものだ

    あれだけの事故を起こして置いて逮捕されないロッド・レイスに対して怒りを覚えた国民が署名してくれた。確か50万人くらいだったかな?


    エレン「まぁ別に逮捕されなくても書類送検されれば奴は有罪になる可能性がある」


    エレン「問題なのは逮捕されなかった事ではなく、警察の不審な対応と今後の裁判の判決だ」


    ミカサ「えぇ」

    逃走や証拠隠滅の恐れが無ければ逮捕はしなくていい。これは確かに正しい

    問題なのはロッド・レイスを書類送検するのに7カ月もかかったこと

    テレビでロッドを容疑者と呼んだいたり、さん付けで呼んでいたりと局や新聞によって対応の違いがあること

    ロッド・レイスの家にspが警護のためにいること

    ロッド・レイスから未だに謝罪がないこと



    ミカサ「ロッド・レイスにはちゃんと罪を償って貰わないといけない」


    エレン「当たり前だ。俺たちはそのために勉強頑張ったからな」


    エレン「ここからが正念場だ。どうせ怪我なんて大したことないだろうしな」



    ミカサ「うん‥」


    俺とミカサは元々勉強は出来なかった

    事故が起きてから、俺とミカサははロッド・レイスに罪を償わせるには知識がいると悟り

    アルミンから勉強を教わった

    そしてアルミンと同じ
    エルディア国で3番目に偏差値の高い難関校と呼ばれるシガンシナ高校に合格する事が出来た


    周りの友達には普通はそんな事故で両親を亡くしたら、悲しみで何も出来なくなると言われ

    俺とミカサはシガンシナ高校に合格した事を称賛された

    だが俺は思う

    何故理不尽な目に遭わされて、放心状態にならなければならないのかと?

  6. 6 : : 2019/11/27(水) 18:02:47
    ガチャ

    エレン「は?‥玄関から‥」

    黒服「こんにちは」スタスタ

    ミカサ「あ、あなたはだれ?」


    黒服「ロッド・レイスの遣いの者です」

    エレン「不法侵入とは‥ロッドのとこの奴はちゃんと教育されてるんだな」


    黒服「そりゃどうも」

    エレン「で?俺たちに何の用だ?」

    黒服「単刀直入にいいましょう」

    黒服「ロッド・レイス様への裁判をやめて頂きたいのです」


    ミカサ「何を言っているの?」

    黒服「ロッド・レイス様は国から勲章を授与された事もある」


    エレン「それがどうしたってんだ?人殺しが許されるとでもいいたいのか?」


    黒服「とんでもございません。あれは車が勝手に暴走しただけ」


    エレン「てめぇ‥そろそろ良い加減にしろよ‥」


    黒服「まぁ‥やめてくれませんよね」


    ミカサ「当たり前。どうかお引き取りを」プス

    エレン「!」


    黒服「馬鹿ですね〜。最後のチャンスだったのに」ガチャ

    エレン「み、ミカサ!!!」


    ミカサ「エレン‥」


    エレン「てめぇ!!!ミカサに何をしやがった!!!」

    黒服「気持ちよくなるお薬を注入しただけですよ」

    黒服「ちなみに人間の体内で化学反応が起きるとその薬品は分解されます。つまり毒殺されたという証拠は消えます」


    エレン「おおおおおお!!!!」ブォォン→殴りかかる


    黒服「無駄ですよ」ドォッ!→蹴り飛ばす


    エレン「ぐっ!?」ドサッ


    黒服「私は古来より王家に仕え護衛も担当してきた一族の末裔。当然、訓練されています」スタスタ


    エレン「‥まさか‥いや‥そんなはずは‥」


    黒服「あなたの考えてる事で当たりだと思いますよ。」


    エレン「‥アッカーマン一族なのか?」

    黒服「えぇ」

    エレン「いや‥淘汰されたはずだ‥2000年前の時点でもう殆ど残っていなかったはず‥」


    黒服「真実とは国民には教えられないものです」


    エレン「いや‥調査兵団って組織がクーデターを起こしたはず‥だから隠された真相なら全てその時に暴かれたはずだ」


    エレン「違うか?」


    黒服「‥私の一族は名を隠して生きてきました。当然それは調査兵団は知らない。王政の人間でも限られた人間しか知らない情報だった」


    エレン「あぁ‥そうかよ‥まぁそんな事はどうでもいい‥」ヨロ


    黒服「!‥まだ立てるとは‥根性ありますね」


    エレン「‥メンタルの強さは誰にも負けない自信があるんだよ‥何より」


    エレン「ミカサをこんな目に遭わされて‥許せねえんだよ!!」ガタ!!



    黒服「ふふ」ドス

    エレン「」ニヤリ

    黒服「な、何だと!?」ベチャベチャ

    アルミン「ふぅ‥」


    黒服(誰だコイツは‥)クル


    エレン「!‥さすがアッカーマンだな‥背中を深く突き刺したのに‥まだ動けるのか」


    黒服「正直油断しましたが‥まだ甘いです。」ガチャ

    アルミン「拳銃‥」

    黒服「これは最終手段でしたが‥仕方ありませんね」ドス


    黒服「はっ?」ドサッ

    エレン「どうやら甘かったのはお前だったみたいだな」


    黒服「な、何故お前が生きてる?」


    ミカサ「ごめんなさい。あなたの注射針は私には刺さってないの」バサリ


    黒服「ぼ、防弾チョッキ‥」



    エレン「もうすぐ裁判だ。当然邪魔してくる輩が来るのは予想できた」


    アルミン「だから僕はエレン達を監視している人間や、不審者がいないか常にチェックしていた」


    黒服「‥」

    ミカサ「アルミンの事は知らなかったみたいだけど、それがあなたの敗因。分かる?」


    黒服「ぐっ‥わ、私は‥」ドサッ


    アルミン「死んだね」


    エレン「あぁ」

    エレン「たぶんこれから俺とミカサは殺人犯として全国に指名手配されるだろうな」


    アルミン「そうすればロッド・レイスの裁判は延期か中止になるだろうね」


    ミカサ「コイツが私達の暗殺に失敗しても成功しても、ロッドの裁判を止める事が出来たってこと?」


    エレン「そういう事だろ。よく考えたな」

    アルミン「これから大変だよ‥もう後戻りは出来ないから‥」


    エレン「分かってる‥だがそうでもしないと気が済まない」


    エレン「それにロッドが警察に庇われているよはおかしいだろ?絶対に償わせる」


    ミカサ「‥」

    アルミン「これからどうするの?」


    エレン「とりあえずお前は家に帰れ。お前まで巻き込むわけにはいかないからな」

    アルミン「何を言っているんだエレン!僕も一緒に戦うよ!」


    エレン「いや、お前は俺たちのバックアップをしてもらいたい」


    アルミン「え?」

    ミカサ「エレン‥何を考えてるの?」



    エレン「俺に考えがある」

  7. 7 : : 2019/11/27(水) 21:55:16
    アルミン「エレン‥考えって何?」


    エレン「俺とミカサはダウパー村に行く」

    ミカサ「サシャの村に?」

    アルミン「それはどうしてだい?」

    エレン「ダウパー村は未だに伝統的な狩猟の文化がある」

    アルミン「国の監視から逃れる事が出来ると言いたいのかい?」

    エレン「あぁ」

    アルミン「エレン。ダウパー村は確かにまだ狩猟はやってる」

    アルミン「でもそれは自分達の自治区と害獣駆除の依頼を他の区から受けている」

    アルミン「つまり昔みたいに完全に独立していたわけではない」

    エレン「そんな事は分かってる」

    エレン「だがシガンシナ区にいるよりはまだ安全だろ」

    アルミン「確かにそうだけど‥ダウパー村の人には何て説明するのさ」

    エレン「全員に挨拶するつもりはない」

    エレン「サシャの両親が運営している孤児院で雇ってもらう。勿論、秘密裏にな」

    ミカサ「それなら‥」

    アルミン「サシャは協力してくれるかもしれないけど‥サシャの両親が協力してくれるとは限らない」

    アルミン「何故なら君達が全国指名手配になるかもしれないからね。誰かに密告される危険もある」

    エレン「いや、そんなに長く滞在する気はないぞ」

    アルミン「え?どういう事?」

    エレン「実はこの部屋には隠しカメラが設置されている」

    ミカサ「もしかして!」

    エレン「あぁ。ここで何が起こったのか証明出来る証拠がある」スッ

    エレン「これがカメラだ」

    アルミン「凄い‥こんなものどうやって‥」

    エレン「ネットで調べればいくらでも出てくるぞ」

    アルミン「へぇ‥」

    アルミン「だったら今すぐこのカメラで撮影した動画を警察に提出すればいいんじゃないか?」

    エレン「いや、それはダメだ」

    ミカサ「何故?」

    エレン「今出すと揉み消されるだろう」

    アルミン「なるほど‥警察は上級国民側だからね」

    エレン「ここで俺の作戦だ」

    エレン「この証拠動画は俺達が全国指名手配された頃に、ネットで拡散する」

    エレン「そうすれば俺たちの無実と、警察の不祥事を訴える事が出来る」

    アルミン「妙案だね。やる価値はある」

    ミカサ「エレンは悪知恵は働く」

    エレン「へっ、馬鹿にするなよ。とにかくアルミン。お前は帰れ。そしてこの事は仲間達に伝えておいてくれ」

    アルミン「わかった」

    エレン「俺とミカサはサシャの家に行って、ダウパー村の孤児院の場所を聞くことにする」

    エレン「それにサシャならダウパー村までなるべく人目につかない通路も知っているだろうしな」


    アルミン「分かった‥気をつけて」

    エレン「大丈夫だ。この日のために勉強もトレーニングも頑張ってきた。絶対に無駄にはしないさ」

    アルミン「うん。バックアップは僕たちに任せて」

    エレン「おう」

    ミカサ「アルミンも気をつけて」

    アルミン「うん‥」スタスタ


    バタン

    ミカサ「エレン‥」

    エレン「あぁ‥俺たちも急ぐぞ。追手が来るかもしれない」

    黒服「」

    エレン「コイツの拳銃は貰っておくか」ガチャ

    ミカサ「二個もある‥」ガチャ

    エレン「丁度一個ずつ持てるな。この状況で銃は有難いな」



    そしてエレンとミカサは家を出てサシャの所へ向かった

    幸いなことに追手が来る事はなかった
    エレンとミカサはサシャに教えてもらった通路でダウパー村まで目指すことにした


  8. 8 : : 2019/11/27(水) 22:12:24
    ーその日(イェーガー家襲撃日)の夜ー

    ロッド「ふぅん。私の家から見る夜景は素晴らしいな」

    執事「失礼します。ロッド様。」

    ロッド「ほぅ。何の用だね?」

    執事「ロッド様の悪口や事故の事を書いた書き込みは全て削除させました」

    執事「ネット掲示板は我々の者どもが監視しています」

    ロッド「うむ。良かろう」

    執事「それからロッド様が入院していたことにする病院はシガンシナ病院にする事にしました」

    ロッド「大丈夫なのか?」

    執事「はい。既に金で買収しています。反抗的な者は不慮の事故でお亡くなりになりました。邪魔者も告げ口をする者もいません」

    ロッド「相変わらず仕事が早いなぁ。君は優秀な執事だな」

    執事「いぇ‥」

    ロッド「ん?何かあったのか?」

    執事「例の被害者遺族の暗殺は失敗に終わりました」

    ロッド「‥何?」

    執事「あれから9時間は経過していますが‥アッカーマンから連絡はまだありません。返り討ちに遭ったとみて間違いないでしょう」

    ロッド「あの殺し屋は八咫烏の人間でしかもアッカーマンだろ?」

    執事「暗殺対象はたった2人でしたが、1人はアッカーマン。それにエレン・イェーガーもあの事故より色々と努力してきたみたいで‥」

    ロッド「‥八咫烏が一般人に負けたと言うのか‥」

    執事「‥我々の認識が甘かったようですね‥」

    ロッド「そうか‥失敗か‥」

    執事「ご、ご安心ください!こんな事もあろうと保険は掛けておきましたから!!」

    ロッド「保険?」

    執事「はい。もし暗殺に失敗した時のために、近所の民間人を殺しておけと命じました」

    ロッド「‥何のために?」

    執事「目標のエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンは現在行方不明になっています。」

    執事「あの2人がやったこととでっち上げて、目標の2人を全国指名手配にします」

    執事「そうすればあの裁判も延期か中止になるでしょう」

    ロッド「ふっふっふっ!!そういう事か!!やはりお前は最高の執事だな!!!」

    ロッド「もし失敗だけで終わっていたら執事を変えていたとこだったぞ!!替えはいくらでもいるからな!!」

    執事「‥肝に銘じておきます‥」

    執事「それでは私はこの辺で失礼致します」スタスタ

    ロッド「ふっふっふっぴょん!!!今日は酒が美味いな!!」ゴクゴク




    執事「‥」スタスタ



  9. 9 : : 2019/11/27(水) 22:41:43
    ー同時刻 アルレルト家ー

    ライナー「こんな夜に全員集めて‥何かあったのか?」

    アルミン「うん。皆んなを集めたのには理由があるんだ」

    ジャン「だろうな。」

    マルコ「一体‥何があったの?」

    サシャ「‥」

    コニー「サシャ?顔色悪いぞ?」

    サシャ「い、いえ。なんでもありません!」

    ユミル「何でもないって顔じゃないだろ。お前何か知っているな?」

    クリスタ「ちょっとユミル。サシャは2人の事が心配なんだよ」

    クリスタ「それにアルミンから聞いた方がいいでしょ?」

    ユミル「‥まぁそれもそうだな」

    ベルトルト「まさか‥話って‥」

    アルミン「うん。皆んな察していると思うけど」

    アルミン「エレンとミカサの事だよ」

    アニ「‥やっぱりね」

    ジャン、コニー、サシャ、ユミル、クリスタ

    ライナー、ベルトルト、マルコ、アニ

    皆んなは幼稚園からの友達だ
    上級国民ロッド・レイスが起こした事故の
    署名を書いたり、エレン達を励ましたりと
    色々と協力してくれた頼れる仲間だ

    馬鹿コンビと馬鹿にされていたコニーとサシャもシガンシナ高校に入った

    それはエレンとミカサを側で元気つけるためだろう
    だがコニーとサシャは勉強はある程度できるようにはなったが、頭の回転は遅い

    それに勘違いすることも多い

    アルミン「サシャはもう知っていると思うけど」

    ベルトルト「裁判が延期になったとか?」

    アルミン「まぁ結果的にはそうなったけど」

    アルミン「実はエレンの家に暗殺者が訪れたんだ」

    全員「!」

    コニー「おいおい!!まさかエレンとミカサは‥」

    アルミン「大丈夫。暗殺者は返り討ちにしたよ」

    ユミル「さすがだな‥」

    アルミン「でも悪い状況だ」

    アルミン「実はエレンの家の近所の民間人が殺されていたんだ」

    ライナー「その暗殺者がやったのか?」

    アルミン「たぶんね‥」

    アルミン「そしてそれは殺人事件と報道されて、えとミカサがやった事になるだろう」

    アニ「そしたら‥全国指名手配になるね」

    アルミン「その通りだ‥」

    マルコ「その暗殺者って‥警察なの?」

    アルミン「分からない‥ただこれはあくまで僕の憶測に過ぎないけど」

    アルミン「あれは八咫烏だったんじゃないかなって思うんだ」

    コニー「八咫烏ってあの都市伝説とかで出てくる」

    ベルトルト「確か元々は神話をモデルに‥」

    ライナー「秘密結社ってヤツか?馬鹿馬鹿しい。そんなもの実在するのか?」

    アルミン「だから僕の憶測に過ぎないって言ったじゃないか」

    アルミン「ただその八咫烏と思われる黒服の男はアッカーマンの名を名乗ったんだ」

    全員「!」

    アルミン「あの黒服は‥得体の知れない人間なのは間違いない。少なくともレイス家の刺客で警察ではない事は間違いないだろう」


    ユミル「なるほど‥状況は最悪ってわけだな」

    ユミル「それで。なんでお前はそんな事知ってるんだ?お前もその現場にいたのか?」

    アルミン「うん。エレンとミカサはダウパー村に行くと言った。サシャの孤児院で暫く身を隠すと言っていたよ」

    マルコ「なるほど‥だからサシャがさっき動揺していたのか」

    サシャ「‥えぇ‥」

    ベルトルト「でも‥いずれバレるんじゃないかな?警察も侮れないよ」

    アルミン「そこでエレンは僕に作戦を教えてくれた」

    コニー「作戦?」

    アニ「一体どんな?」

    アルミン「これを見てほしい」ポチッ

    ライナー「こ、これは!?」

    クリスタ「これって‥」

    アルミン「エレンの家には隠しカメラがあった。そのおかげで証拠を手に入れる事ができた」

    ユミル「なーるほど。警察がエレンとミカサを全国指名手配した頃にこの証拠をネットで拡散すればいいって事か」

    アルミン「さすがユミルだね。理解が早くて助かるよ」

    コニー「ん?あ、あぁ。大事って事だな!」

    サシャ「そ、そうですよ!つまり大事って事ですね!!」

    アニ(コイツら絶対分かってないね)

    アルミン「以上がみんなに伝えたかった事だよ」

    ユミル「そうか。」

    マルコ「それで‥僕たちはこれからどうすればいいんだい?」

    ライナー「正直な話何も出来ないだろ。せいぜいエレンとミカサにニュースや周りの話で得た情報を連絡するくらいだろ?」

    アルミン「うん。今のままだとね」

    ベルトルト「ひっかかる言い方だね」

    ジャン「まさか何か秘策があるのか?」

    アルミン「あぁ」

    アルミン「僕たちは今のままでは弱者だけど、これを使えば国と対等に渡り合えるようになる」

    ジャン「へぇ‥特別な武器でも開発したのか?」

    コニー「さすがのアルミンでもそれは‥いや」

    全員(一概に否定はできん‥)

  10. 10 : : 2019/11/27(水) 23:57:02
    ー二時間後 ダウパー村ー

    エレン「やっと着いたな‥」

    ミカサ「合計11時間くらいかかった」

    エレン「まぁ‥普段通らないような通路を辿って来たからな‥仕方ないよな」

    ミカサ「えぇ‥行きましょう」

    エレン「あぁ」

    それから俺たちは無事にサシャの両親が運営している孤児院に到着した

    そして翌日
    俺たちの予想通りだが俺とミカサは全国指名手配になってしまった

    俺とアルミン達ははすぐに証拠の動画をネットにアップした
    すぐに拡散されて騒動になった

    さすがにヤバいと連中も思ったのかその2日後に俺たちは無実であるとテレビや新聞で報道された

    それから4日後
    俺たちは無事に家に帰る事ができた

    ーアルレルト家ー

    エレン「‥」ピンポーン

    アルミン「!」ガチャ

    ミカサ「ただいま」

    アルミン「よかった2人とも無事だったんだね」

    エレン「あぁ。お前達のおかげで何とかなった。ありがとうな」

    アルミン「いいよそんな事。それより上がってよ」

    ミカサ「ありがとう」


    エレン「それにしてもあんなに上手く行くとはな」

    ミカサ「えぇ。」

    アルミン「2人が思ってる通りだよ」

    アルミン「警察はその証拠動画は加工して作られた物だと主張しようとしたんだ」

    エレン「え?何でお前がそんな事知っているんだ?」

    アルミン「エレン、ミカサ」

    エレン「何だよ改まって」

    アルミン「これから僕が話すことを冷静に聞いてほしい」

    ミカサ「分かった」

    アルミン「僕も最初は信じられなかった。でもこれは本当の事なんだ」

    エレン「何のことだ?勿体ぶってないで話せよ」

    アルミン「これを見てくれるかい」パカッ

    ミカサ「この注射器は何?」

    エレン「お前‥麻薬で警察を買収したのか?」

    アルミン「そんなわけないだろ」

    アルミン「これは巨人化薬だ」

    エレン「巨人化薬?」

    ミカサ「巨人って‥昔に存在していたとされるあの伝説の化け物の事?」

    エレン「確かユミルの民だけが変異出来る化け物の事だよな?」

    アルミン「うん」

    エレン「でも俺たちはもうその力は無いって学校で習ったじゃないか」

    アルミン「うん。だけどこの注射器を使えば巨人の力を獲得できる」

    ミカサ「‥そういえば‥レイス家の火薬庫で大規模な爆発事故があったとニュースでやっていた」

    アルミン「察しがいいね。僕たちが巨人化してレイス家を襲撃したんだよ」

    エレン「は?」

    アルミン「証拠動画だけじゃ、レイス家も実力行使に出るって事は予測できた」

    アルミン「だから僕たちは巨人化してレイス家を襲撃して、脅してやったんだよ。これ以上調子に乗るなってね」

    ミカサ「じゃあ‥この注射器の力は‥」

    アルミン「本物だよ」

    エレン「まさかとは思うが‥お前が作ったのか?」

    アルミン「違うよ。これは7か月前くらいに僕の家に届いたんだ。1通の手紙と一緒にね」

    エレン「手紙?なんて書いていたんだ?」

    アルミン「いつかこれが必要になる時が来ると書かれていたよ。そして中には注射器が20本と説明書が入っていた」

    エレン「7か月前か‥あの事故と何か関係あるのか?」

    アルミン「そうじゃないかな」

    アルミン「そしてこの注射器を送った人は僕たちの味方で、こうなる事は予め分かっていた」

    ミカサ「手紙には名前とか書いたなかったの?」

    アルミン「書いたなかったよ。残念ながらね」

    エレン「そうか‥それでアイツらもお前も全員それを投与したのか?」

    アルミン「‥あぁ」

    エレン「‥大丈夫なのかよ?」

    アルミン「うん。何でもこの薬品は古代の有機生物の遺伝子が入っているらしい。その成分が巨人化させる要因になるらしいけど、僕らはその成分に適応できる身体何だって。元々巨人の力を扱えた一族の末裔だからってのが理由らしいけど。詳しい事は言った方がいいかな?」

    エレン「いやいい。とにかく安全って事だな」

    アルミン「うん。エレンとミカサにも投与してもらいたいんだけど」

    ミカサ「でもアルミン。私はアッカーマンの一族。私には効果が出ないのでは?」

    アルミン「この薬品はユミルの力ではなく、人工的に作り上げた巨人の力だからアッカーマンでも効果があるらしいよ」


    ミカサ「なるほど‥」プス

    エレン「分かった。俺たちも投与するよ」プス

    アルミン「巨人化は1日一回しか出来ない。身体の再生能力もあるけど、巨人化直後は回復も出来ない。心臓を破壊されても即死する事はない。中枢神経を大きく破損すると死ぬらしい」

    エレン「おう。とにかく今よりパワーアップ出来るってわけだな」

    ミカサ「これなら警察とも戦える‥」

    アルミン「‥」

  11. 11 : : 2019/11/29(金) 00:06:29
    ー同時刻 レイス家 豪邸ー

    ロッド「被害状況は?」

    執事「はい‥レイス邸は半壊‥甚大な被害を受けました」

    ロッド「テレビでは火薬庫の大爆発事故と報道されていたが。かなり厳しいぞ」

    執事「えぇ‥国民の多くは事故などとは思ったないでしょう」

    執事「事実として某ネット掲示板のスレではテロと噂されています」

    ロッド「‥襲って来たのは巨人で間違い無いのか?」

    執事「はい‥監視カメラにも映っていますし‥多くの人間の目撃証言もあります」

    ロッド「目撃者はきちんと買収したのか?」

    執事「はい。マスコミ関係者も買収しています。しかし匿名でネット掲示板に書き込んだ人間が複数いるようです‥」

    ロッド「レイス特定班にipアドレスの解明と住所特定を急がせろ」

    執事「もう既にやらせています」

    ロッド「それから特定次第に八咫烏を使って、書き込んだ人間は抹殺しろ」

    執事「承知しています」

    ロッド「ならいい」

    執事「‥」

    ロッド「どうした?」

    執事「いえ‥巨人の正体は‥」

    ロッド「奴の仲間だろうな。もしくは奴が信頼した人間なのか?わからんがそんなとこで落ち着くだろう」

    執事「先日襲って来た巨人は10体。破壊活動をした後に、体を消滅させて中身は逃亡」

    執事「その際に我々宛に手紙を残してる。しかも丁寧に金属の入れ物に‥」

    ロッド「明らかに知性は持っている。」

    執事「えぇ‥巨人という脅威がある以上‥八咫烏では相手になりませんよ‥」

    執事「八咫烏はあくまで対人戦に特化した戦闘集団‥巨人を倒すにはやはり高火力の武器が必要になりますが‥」

    ロッド「火薬庫も武器庫も破壊されてしまったんだろう?」

    執事「はい‥巨人に対抗する手段がありません‥」

    ロッド「確か警察が管理していた武器庫も破壊されていたな。このたった1週間で」

    執事「えぇ。我々の戦力を低下させるため。そして我々への警告でしょうね」

    ロッド「手紙にもそんな内容が書いていたんだろう?」

    執事「はい。上級国民。罪を受け入れろ。これ以上の悪事は許さん‥そのような内容がたくさん書かれていました」

    ロッド「ふむ‥」

    執事「‥」

    ロッド「連中が何者か知らないが‥我々に勝ったつもりでいる事は確かだろう」

    執事「でしょうね‥」

    ロッド「だが連中は自分で自分の首を絞めたのに気づいてない」

    執事「?」

    ロッド「今やパラディ島は混乱状態にある。あの裁判の事など誰も気に留めないくらいにな」

    ロッド「反乱の意志‥クーデターが起きるのではとエルディア国民は思っている」

    ロッド「そして下級国民はこう思うだろう。これを機に上級国民による支配体制を破壊できるのではとな」

    執事「ロッド様は‥例の裁判の関係者が‥連日の破壊行為に加担してるとおっしゃいたいのですか?」

    ロッド「あぁ」

    ロッド「エレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンの周辺の人物が怪しい」

    執事「分かりました‥そちらの方にも探りを入れておくように命じておきましょう」

    ロッド「それからエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンの担当弁護士達とその関係者を抹殺しろ」

    執事「し、しかし。それでは奴らをさらに怒らせるだけでは?これ以上刺激したらどうなるか分かりませんよ」

    ロッド「確かにどうなるか分からないな」

    執事「え?」

    ロッド「連中は誰に喧嘩を売ったのか分かったないな」

    ロッド「連中ではダメだ‥テロリスト集団イェーガー派と呼称しよう」

    執事「イェーガー派ですか‥その名前を使っては」

    ロッド「もうよい」

    執事「は、はい?」

    ロッド「もう我々上級国民の悪事を隠し通す事は出来ないだろう」

    ロッド「エレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンは再度指名手配せよ」

    ロッド「そしてエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンの意志を継ぐ者はイェーガー派と呼ぶように報道しろ」


    執事「‥勝ち目はあるのですか?」

    ロッド「はっきり言って戦力の低下した現状では勝つ事は出来ないだろう」

    執事「ならもう少し様子を見て‥」

    ロッド「いや、これを使えばいいのだ」スッ

    執事「!し、正気ですか!?」


  12. 12 : : 2019/11/29(金) 00:32:32
    ロッド「これをエルディア国にばら撒けば、巨人化する事は出来ない」

    ロッド「‥これを使うつもりは無かったが、巨人の力があるなら仕方ないだろう」

    執事「‥エルディア国を捨てるおつもりですか?」

    ロッド「その通りだ。もう小細工はいらん。徹底的に下級国民に力の差を思い知らせてやる」

    執事「‥エルディア国を捨ててどこに行くつもりですか?」

    執事「2000年前‥我々の英雄‥始祖の保有者エレン・イェーガーによって世界は滅亡しました」

    執事「今、人類が生息してるのはパラディ島だねでは?」

    執事「それとも移住するつもりですか?」

    ロッド「そうかお前は知らなかったな」

    執事「‥何がですか?」

    ロッド「何十年も前から上級国民計画が始動している」

    執事「‥上級国民計画?」

    ロッド「あぁ。選ばれた人間しか移住出来ない楽園は既に存在する」

    執事「‥一体‥どこに‥」

    ロッド「お前が知る必要はない」

    ロッド「お前は所詮。レイス家のおこぼれで生きてこれた下級国民に過ぎない」

    執事「‥動くな‥ロッド」ガチャ

    ロッド「ほう‥やはり最初から裏切るつもりだったのか」

    執事「お前は必ず俺が殺したいと思っていた‥」

    ロッド「まだあの不幸な事故を根に持っていたのか?キュクロくん」

    キュクロ「不幸な事故だと?」

    キュクロ「お前らの仕業だろ?公には未知のウイルスによるパンデミック‥だがそれはお前ら上級国民の嘘」

    キュクロ「真実は生物兵器実験の事故‥その実験ってのが巨人化生体実験だった。」

    ロッド「そこまで知っていたのか?なら何故このYウイルスを作るのに協力したんだ?」スッ

    キュクロ「お前らを信用させるため。そしてお前に近づくためだ!!」ガチャ

    ロッド「恐ろしい執念だ‥そんなにあの女が大事だったか?」ニヤリ

    キュクロ「シャルルは治験のバイトをしに行ったきり‥帰って来なかった」

    キュクロ「巨人化生体実験の実験台にされたからだ!!!!」


    ロッド「あぁ‥私も残念に思うよ。彼女は優秀な実験台だった。」

    キュクロ「ふざけるなこの外道が!!!」

    ロッド「まぁその後グリシャに研究を引き継がせて、巨人化生体実験は成功した。彼女の犠牲無くして巨人の力は手に入れる事は出来なかっただろー」ドォッ!!!


    キュクロ「はぁ‥はぁ‥」

    ロッド「」ドサッ

    キュクロ「終わった‥終わったよシャルル‥」


    ロッド「あぁ‥終わったよ。お前の人生がな」ムクリ

    キュクロ「!?」

    ロッド「どうした?私が憎いだろ?殺したいだろ?もっと撃てよ」ニヤリ

    キュクロ「クソガァ!!!!死ね!!上級国民が!!!!」ドォッドォッドォッドォッドォッドォッドォッ


    ロッド「‥それで終わりか?」ニヤリ

    キュクロ「な、なんなんだ‥お前は‥人間なのか?」ガチャン→銃を落とす

    ロッド「当たり前だろ?私はお前ら下級国民を支配する上級国民だぞ?」

    ロッド「この程度で死ぬわけないだろ?」

    キュクロ「すまない‥俺はもう駄目みたいだ‥」ボソ

    ロッド「何か言ったか?」

    キュクロ「いいや‥何でも‥」

    ロッド「では終わらしてあげよう」ニヤリ


  13. 13 : : 2019/11/29(金) 01:04:51
    キュクロ「ま、まて!死ぬ前に聞かせてくれ‥お前が何故死なないのか‥上級国民計画とは何かを」

    ロッド「いいだろう。冥土の土産だ」

    ロッド「教えてやろう」ニヤリ

    ロッド「お前もよき知っているこのYウイルス。実は私は既に投与しているのだよ」

    キュクロ「‥何だと?それは‥巨人能力者の巨人化を無効化して‥人間を空気感染によりゾンビ化させるウイルスじゃないのか?」

    ロッド「違う‥これは超人になれるウイルス。人類の永年の夢であった不老不死さえも叶えた素晴らしいウイルスだ」

    キュクロ「‥またお得意の嘘で‥俺たちを騙したのか?」

    ロッド「あぁ。嘘をつくのは上級国民の常套手段だろ?」ニヤリ

    キュクロ「じゃあ何か?‥俺はお前らを不死身にするために必死になって長年頑張って来たってのか?」


    ロッド「その通りだ」ニヤリ

    ロッド「だが残念ながらこのウイルスの恩恵を授かる事が出来る人間は限られている」

    キュクロ「まさか‥上級国民だけなのか?」

    ロッド「冴えてるじゃないか。正解だよ」ニヤリ

    キュクロ「どういう事だ?」

    ロッド「このYウイルスは遺伝的な抗体のない者が投与すればゾンビ化する」

    キュクロ「ゾンビ化‥それは真実だったのか」


    ロッド「上手な嘘のつき方を知っているかな?事実を時折混ぜ込む事だよ」ニヤリ

    キュクロ「貴様‥」

    ロッド「話を戻そう。では抗体のある者はどうなるのか?」

    キュクロ「‥不老不死か?」

    ロッド「大正解だ」ニヤリ

    キュクロ「‥」

    ロッド「巨人化生体実験はこのYウイルスを作る前準備に過ぎなかった」

    キュクロ「巨人の力を復活させないと‥そのYウイルスは作らなかったのか?」

    ロッド「あぁ。正確には巨人の性質を形成するある遺伝子が必要だったのだ」

    キュクロ「ある遺伝子?」

    ロッド「無垢の巨人が何も食べなくても長年生きていたのは知っているな?そして身体を切断されようと心臓を破壊されようと絶命する事はない」

    ロッド「その強大な生命力の源は、有機生物の起源と呼ばれた古代の生物の体内に存在したY細胞」

    ロッド「そのY細胞を用いて応用したのがYウイルスだ。」


    キュクロ「なるほど‥それで‥」

    キュクロ「だが例え不死身になっても‥巨人に力で勝つ事は出来ない‥違うか?」

    ロッド「私は身体を変形させることができる。当然、巨大化も出来る。巨人化とは違うがな。力でも勝てるのさ」

    キュクロ「‥」

    ロッド「それに巨人の力を無効化するウイルスを撒けば巨人能力者はただの人間に戻る」

    ロッド「当然、Yウイルスを投与している人間には巨人化を無効化するウイルスは効かない」

    キュクロ「‥」

    ロッド「Yウイルスはウイルスを直接投与する事で感染させる事が出来る」

    ロッド「この屋敷の人間は既にゾンビ化している。あとは国中に解き放つそれだけだ」ニヤリ

    ロッド「私は楽園で下級国民が苦しむ姿をドローンで眺めている事にするよ」


    キュクロ「‥俺と話してる間に‥」

    ロッド「あぁ。私以外の上級国民はもうこの国にはいない」

    ロッド「先程、他の上級国民は楽園に向けて飛行機で出発した。」

    ロッド「これより上級国民計画を本格的に始動する。下級国民を駆逐して上級国民だけの、世界を!!!創り上げるのだ!!!!」

    キュクロ「清々しいな‥そこまで来ると‥」


    ロッド「もう話す事はない。じゃあな」スタスタ

    キュクロ「ま、まて!!まだ聞きたいことがある!!」

    ロッド「ん?何だよ?」

    キュクロ「グリシャとさっき言ったな。グリシャは確かエレン・イェーガーの父親の名前のはず。もしかして‥お前が交通事故を起こしたのは‥」


    ロッド「」バキバキバキバキバキバキ


    キュクロ「ひっ!!な、なんだ!?」(口が裂けていく‥いや口が巨大化してー)バクンッ!!!!


    ロッド「」バキッゴキッバキバキバキ

    キュクロ「いやだあああああああ、あ、あ!!!!やめて!!!」バキッゴキッバキバキバキ

    キュクロ「助けて!!!!!シャルル!!!!!」ゴキッ!!!


    キュクロ「」グッタリ

    ロッド「」ゴクン

    ロッド「ふぅ‥中々の味だったぞ。キュクロくん」ニヤリ


    ロッド「さて‥」ピッ→電話


    ロッド「私だ。たった今身辺整理が終わったとこだ。これよりゾンビを解放してエルディア国を壊滅させる」

    ロッド「いや私はまだ楽園には行かないぞ」


    ロッド「まだやる事があるんだ」ニヤリ





    ロッド「心配するな。用事が済んだら私もすぐに楽園に行く」




    ロッド「‥」ピッ


    ロッド「ふふふ‥面白くなりそうだ」





  14. 14 : : 2019/11/29(金) 12:37:48
    ー翌日 イェーガー家ー

    エレン「さてそろそろ行くか」

    ミカサ「えぇ」

    バタン!!

    エレン「また刺客か?‥」

    アルミン「はぁ‥はぁ」

    ミカサ「アルミン?こんなに朝早くどうしたの?」

    アルミン「大変だ‥」

    エレン「何かあったのか?」

    アルミン「君たちが‥また指名手配されている‥」

    エレン「何だと?」

    ミカサ「‥巨人の力でレイス家を威嚇したのに‥奴らは私たちと真っ向から戦うつもりという事?」

    アルミン「だろうね‥手紙でも警告したのに‥」

    エレン「だったら‥もうやるしかねぇだろ」

    アルミン「クーデターを起こす‥って事?」

    エレン「あぁ。奴らがその気ならこっちもやるしかないだろ?やるかやられるかだ」


    アルミン「‥」

    ミカサ「どうしたのアルミン?さっきから顔色が悪い」

    エレン「急いで来たから息を切らしたんだろ?少し休むか?」

    アルミン「‥悪い知らせだ」

    エレン「ん?」

    アルミン「さっき巨人になろうとしたんだけど‥なれなかった」

    エレン「どういう事だ?」

    ミカサ「‥」ガリ

    エレン「お、おい!?」

    ミカサ「‥何も起こらない‥」

    エレン「ま、マジかよ‥」

    アルミン「残念ながら僕らは上級国民と真っ向から戦う事はできない」

    アルミン「1週間の間に警察の武器庫やレイスの管轄していた火薬庫も破壊したけど‥それでも巨人の力が無ければ」

    アルミン「上級国民‥いや‥国とは戦えない」

    エレン「そんな‥」

    ガタガタガタ

    警察複数「動くな!!」ガチャ

    ミカサ「警察‥」

    警察署長「エレン・イェーガーとミカサ・アッカーマン‥それにアルミン・アルレルトだな?」

    エレン「お前は‥シガンシナ警察署長の‥グロス」

    グロス「いかにも」

    アルミン「一体何の用ですか?」

    グロス「とぼけても無駄だ。エレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンは大量殺人及び不法侵入の疑いがかけられている」

    グロス「アルレルト‥貴様は共犯の疑いがかけられている。何か言いたい事はあるか?」

    エレン「ネットで何が起きたのか‥証拠動画が拡散されていたはずだ。お前らはそれを見たのか?」

    グロス「勿論だ。だがあの動画はお前らの正当防衛の証拠になるだけだ」

    グロス「お前らが殺人をしてないという証拠にはならない」

    アルミン(痛い所を突かれた‥でも)

    アルミン「じゃあ僕たちが殺人や不法侵入をしたという証拠はあるんですか?」

    ミカサ「アルミンの言う通り。私達は殺人などしてない」

    グロス「イェーガー家周辺の人間が殺害されていた。そしてお前ら3人は生きている」

    グロス「状況証拠からお前ら3人が怪しいと結論つけたのだ」

    アルミン「じゃあ証拠はないんですね?」

    グロス「‥連行しろ」

    警察「はっ!!」ガシッ

    エレン「や、やめろ!!離せ!!!」ジタバタ

    ミカサ「こうなったら‥」

    グロス「ミカサ・アッカーマン。エレン・イェーガーがどうなってもいいのか?」

    ミカサ「くっ‥」

    グロス「大人しくした方がいいぞ。まぁ死刑は免れないだろうがな」ニヤリ

    アルミン「こんなのが‥許されるわけない」

    グロス「残念ながら許されるのだよ。この世界は理不尽な事だらけだ。お前らは破ってはいけないルールを破った。自業自得だ」

    アルミン「‥話になりませんね‥」

    グロス「それだけは私も同意見だよ。死刑は今日の夜に執行される」

    アルミン「まだ書類送検すらされてませんよね?ましてや証拠もなくー」ドゴォン

    警察「うるさいので黙らせました」

    グロス「ご苦労。さて、引き上げるぞ」




  15. 15 : : 2019/11/29(金) 12:53:56
    ーシガンシナ高校ー

    「なぁ知ってるか?またエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンが指名手配されているの」


    「あぁ。それにアルミン・アルレルトも共犯の疑いがかけられているらしいぞ」

    「怖いね〜クラスに3人も殺人鬼がいたなんて〜」



    ライナー「なぁ‥お前ら」

    アニ「‥3人とも来てないって事は‥捕まったのかね?」

    ベルトルト「あんまりそう考えたく無いけど‥そうだと思う」

    ライナー「お前ら‥巨人化できるか?俺はさっき試したけど駄目だった」

    ベルトルト「僕も出来なかったよ」

    アニ「私も‥巨人化して助けに行こうとしたんだけどね」

    ライナー「3人が捕まったかもしれない‥そして巨人化できない」

    ライナー「嫌な予感がしないか?」

    ベルトルト「僕もそう思うよ」

    アニ「もしかして私達が巨人化できないように‥国が対策を取ったとか?」

    ベルトルト「まさか‥」

    アニ「でもこう言う時の予感って‥当たるじゃ無いか?」

    ライナー「もしそれが本当なら‥俺たちが捕まるのも時間の問題だな‥」

    ベルトルト「うん‥」

    先生「お前ら席につけよ」ガラガラ

    全員「はーい」

    先生「授業を始める前にお知らせがある」

    先生「アルレルト、イェーガー、アッカーマンの3人は退学になった」

    生徒「じゃあ殺人の話は本当だったんですか?」

    先生「そう言う事だ」

    アニ(エレン達が逮捕されたのは‥早くても今日の朝くらいだろうか?‥昨日の夜の時点ではまだ逮捕されていなかったからね)

    アニ(学校の先生に‥こんなに早く情報が伝わるものか?‥おかしく無いか?)

    先生「1時間目は国語だったが、変更になって代わりに道徳をする事になった」

    コニー「道徳?」

    サシャ「やった‥頭を使わなくて済む‥」

    ユミル(道徳ね‥)

    先生「今日はレイス家の成り立ちについて勉強していく」

    サシャ「え?」

    マルコ(洗脳?)

    ジャン(まともじゃねぇな‥)

    先生「それでは出席番号1番。レオンハート。配布した資料を読みなさい」

    アニ「ロッド・レイス様の素晴らしい行い?」


    先生「どうした?早く読みなさい」ニヤリ


    アニ(あぁ‥そうか‥先生も上級国民側の人間って事か)


    アニ(全く傷つくよ‥)


    アニ(一体いつからこんな世の中になったんだ‥)




  16. 16 : : 2019/11/29(金) 18:43:10
    ーそれから一日中道徳の時間で終わり 放課後ー

    アニ(‥ここまで露骨にやるとはね‥)

    サシャ「」

    コニー「おいサシャ‥大丈夫か?」フラッ

    ジャン「そういうお前も大丈夫かよ‥」

    コニー「あぁ‥俺は大丈夫だ‥天才だからな‥」

    ユミル(先生方は何をやっているんだ‥このまま待ってろって‥まだ何かやるつもりなのかよ)

    ベルトルト「足音が‥」

    ライナー「どうやら来たみたいだな‥」

    ガラガラ

    先生「生徒諸君お疲れ。これより最後の試練を課す」

    アニ(試練?‥何を考えている‥)

    先生「私の言葉を復唱せよ」

    先生「上級国民様に心臓を捧げよ!!!」

    全員「‥」

    先生「どうした?早く復唱せよ」

    全員「じ、上級国民様に心臓を捧げよ!!!!!」

    先生「もう一回だ!!!」

    全員「上級国民様に心臓を捧げよ!!!!」

    先生「まだだ!!!」

    全員「上級国民様に心臓を捧げよ!!!」

    先生「まだ足りない!!!上級国民様に忠誠を誓うのだ!!!その気概が見られるまで永遠に復唱せよ!!さぁ!!」


    全員「上級国民様に心臓を捧げよ!!!!」

    先生「もっと声を大きく!!!しっかりとやれ!!!」

    全員「上級国民様に心臓を捧げよ!!!!!!」


    先生「もっとだ!!!」


    それから3時間ずっと上級国民様に心臓を捧げよと復唱させられた

    声の小さい者やサボっていた者は問答無用で体罰を食らっていた


    全員「‥」

    先生「よくやった。お前らは忠実なる上級国民様の奴隷だ。」

    先生「お前らにはこれから2つの選択肢が与えられる」

    先生「これからここに住んで上級国民様のために働くこと」


    コニー「い、家には帰れないんですか!?」

    先生「当たり前だろ?ここに残ると決めた者はここが新しい家になる。」


    生徒「」ザワザワ

    先生「静粛に!!!」

    生徒「」シーン

    先生「そしてもう一つ。それは退学すること」

    クリスタ「退学‥」

    ユミル「‥家に帰ってもいいって事ですか?」

    先生「あぁ勿論だ。」ニヤリ

    ユミル(何か企んでやがるな‥だが‥)

    マルコ「こんなとこにいるよりマシだ‥僕は退学させて貰います」

    先生「残念だよボット。お前は優秀な奴隷になれる資質があるというのに」

    生徒「お、俺もこんなとこ‥」

    生徒2「あぁ‥ここにいたら頭がおかしくなりそうだ」

    先生「分かった。退学する者は起立しろ」

    全員「」ダッ


    先生「全員か?」

    全員「‥」


    先生「‥そうか。お前らの気持ちはよく分かったよ。」




    先生「お前らは自由だ」ニヤリ










  17. 17 : : 2019/11/29(金) 19:47:32
    コニー「なんかすんなり帰ることが出来たな」スタスタ

    ユミル「あぁ‥何かあると思ったが‥思い過ごしだったか?」スタスタ

    アニ「さぁ?それはどうだろうね」スタスタ

    ライナー「アニの言う通りだ。あの教師‥何か企んでいる」スタスタ

    ユミル「ま、そうだよな」スタスタ


    ???「おい」

    マルコ「君は‥隣のクラスのフロック?」


    フロック「そうだ。覚えてもらってて光栄だよ」

    ライナー「俺たちに何の用だ?」

    フロック「お前らに忠告してやろうと思ってな」

    クリスタ「忠告?」

    フロック「レイス家を襲撃した巨人‥あれはお前らだろ?」

    全員「!」

    ベルトルト「さぁ?‥何の事だい?」

    フロック「とぼけても無駄だ。俺はお前らの家に盗聴器を仕掛けてお前らの計画も知っているんだ」

    ユミル「悪趣味な野郎だな‥お前」

    フロック「俺なんか可愛い方だろ?お前らは正義のためだとか思っているかもしれないが」


    フロック「大量殺人鬼だろ?」

    全員「‥」

    マルコ「‥君の言う通りだ」

    フロック「どんなに言い訳をしようと人殺しなのは変えることの出来ない事実だからな」

    ユミル「お前はそんな嫌味をわざわざ言いに来たのか?」

    ユミル「それともお前が言う忠告ってのは告げ口するぞって脅すことか?」

    フロック「お前らの事をバラすつもりはない」

    ジャン「じゃあ‥お前の忠告とはなんだ?」


    フロック「やるなら徹底的にやれって事だ」

    フロック「さっさとロッド・レイスを殺して他の上級国民も皆殺しにしろ」

    フロック「ちんたらしていたら取り返しのつかない事になるぞ」

    全員「‥」

    フロック「あ?‥何故黙り込む?」


    ユミル「お前の言う通りだ。もう私達は出遅れちまったよ‥」

    フロック「は?」

    ベルトルト「巨人になれないんだよ‥もう」

    フロック「巨人になれるのは回数に限りがあったのか?」

    アニ「いいや。アルミンの持っていた説明書にはそんな事書いてなかった」

    アニ「私は国が巨人化を無効化する対策を取ったと思っている」


    フロック「はぁ‥じゃあもっと早くにお前らに忠告するべきだったな」

    フロック「どうするんだ?お前らが中途半端に上級国民を刺激するからだ」


    フロック「‥あいつら‥何かとんでもない事をするつもりだと思うぞ」


    コニー「そんな事お前に言われなくても分かってる」

    フロック「何だよ?お前ら何がしたかったんだよ?」

    フロック「やるなら徹底的にやれよ。お前らみたいな中途半端な奴が余計に俺たちを追い込むんだよ」

    ライナー「過ぎた事を悔やんでも仕方ないだろ?今はこれからどうするか決めるべきだ。違うか?」

    フロック「あぁそうだな。だがこれだけは覚えておけ」

    フロック「お前らのせいで事態はより悪化した。それだけは絶対に忘れるなよ」


    フロック「じゃあな」スタスタ


    ジャン「待て!!お前はどうするんだ?」

    フロック「‥そんな事聞いてどうする?」

    ジャン「‥お前も上級国民に恨みがあるんだろ?」

    フロック「‥逆に聞くがない奴が居ると思うか?」

    ジャン「だったらここはお互いに助け合うべきじゃないか?」

    フロック「‥一理ある」

    ジャン「だったら俺たちと一緒に来ないか?」



    フロック「いや断る」


    ジャン「‥何故だ?」

    フロック「巨人という圧倒的な力がありながら皆殺しにする覚悟の無かった連中と組んだら俺も死ぬかもしれないからな」

    フロック「どうせ少し威嚇してやれば、上級国民も大人しくなると思ったんだろ?」


    フロック「考え方が甘いんだよお前ら。じゃあな」スタスタ



    サシャ「何なんですかあの人‥」

    コニー「嫌味な奴だな‥」

    ベルトルト「うん‥」

    マルコ「でも彼は正しい」

    マルコ「僕らは心のどこかで上級国民と話し合いで解決出来ればと思っていた」

    マルコ「その結果アルミン達は捕まり」

    マルコ「エルディア国に異変をもたらしてしまった」

    全員「‥」


    マルコ「それに僕らはもう良い人じゃないよ‥」

    マルコ「彼の言う通り‥上級国民が圧倒的に悪いとはいえ」

    マルコ「レイス家の人間をたくさん殺して、警察の武器庫もたくさん破壊したんだから」


    全員「‥」


  18. 18 : : 2019/11/29(金) 20:33:33
    ー同時刻 刑務所 屋上ー

    エレン「‥ん‥あぁ」ムクリ

    アルミン「エレン‥」

    エレン「アルミン‥な、何だこれ!?」ガチャンガチャン

    ミカサ「‥」

    エレン「ミカサまで‥」

    アルミン「見ての通りさ。僕らは鎖で全身を拘束されている‥しかも全裸でね」

    エレン「‥くそ‥あの野郎‥」

    マルロ「‥」

    エレン「ん?‥お前は‥マルロか?」

    マルロ「エレン‥お前達も捕まっていたのか?」

    エレン「まぁな‥で‥お前は何でここに居るんだ?」

    マルロ「まぁ‥お前らと似たような理由だろ」

    エレン「そうか‥全部で‥30人はいるか?」

    マルロ「あぁ‥だがここに来た時はもっと数が多かった」

    エレン「‥お前は気絶して無かったのか?」

    マルロ「気絶して運ばれて来たのはお前ら3人だけだぞ」

    マルロ「‥抵抗したのか?」

    エレン「あぁ‥他の連れて来られた奴らはどこにいるんだ?別の部屋か?」

    マルロ「それもある‥あるいは‥」


    グロス「最後のお喋りは楽しかったか?」スタスタ

    警察複数「」ゾロゾロ

    アルミン「‥やはり来たか‥」

    ミカサ「この悪党め‥」

    グロス「好きにいえ。どうせお前らはここで死ぬんだからな。」

    警察「」ガシッ

    囚人「や、やめろ!!!何をする!?」

    グロス「全員立たせろ!コイツらに現実を教えてやらないとな」ニヤリ

    警察「はっ!!」ガシッ

    エレン「くっ‥」

    ミカサ「私が万全なら‥」

    警察「戯言はそれまでだ!!」ガシッ

    ミカサ「いたっ!」

    エレン「ミカサに乱暴するんじゃねぇ!!」

    グロス「おい‥煩くて敵わんぞ。黙らせろ」

    警察「おらっ!!」ドゴォン!!

    エレン「ぐはっ!?」プルプル

    ミカサ「エレン!!!」

    警察「お前もだ!!!」ドゴォン!!

    ミカサ「ぐっ!?」プルプル

    アルミン「エレン!ミカサ!」

    グロス「もう諦めろ。どう足掻いても助からないぞ」ガシッ

    アルミン「く、くそ!!!」ジタバタ

    グロス「ほら下を見ろ」

    全員「!?」


    「な、なんだあれは!?」


    「あれはまるで‥ゾンビじゃないか!?」


    「俺たちは‥まさか‥」



    グロス「察しの通りだ。お前らは全員ゾンビの餌になってもらう」

    マルロ「ふ、ふざけるな!!こんな事が許されると思っているのか!?」

    グロス「許される。上級国民の特権を使えばな」


    刑務官「グロス署長!」スタスタ

    グロス「ん?」

    刑務官「周辺のゾンビを誘導しておきました」

    グロス「ご苦労。あとは私達警察に任せろ」

    刑務官「了解」スタスタ


    グロス「もう分かっていると思うが、これからお前らを1人ずつここから突き落としてゾンビに食わせる」

    グロス「他の囚人が食べられる様子をじっくり見ているがいい」ニヤリ


    囚人「いやだ!!死にたくない!!!」ジタバタ

    警察「暴れるな!!!」

    グロス「威勢のいい奴がいるな。まずはそいつからだ」

    警察「了解‥21時47分‥死刑執行!」ドカッ!!

    囚人「!?」ヒュー

    ドサッ

    ゾンビ複数「」グチャググチャグベチャリ


    囚人「いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいまーーー!!」グチャリグチャリ

    ゾンビ複数「」グチャリグチャリベチャリ

    囚人「誰か助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!まだ死にたくない!!!!!」ベチャベチャ


    バキッ!!!

    囚人「」

    ゾンビ「」モグモグ


    グロス「ふっハッハッハッハッ!!いつ聞いて人間の首の骨の折れる音はいいなぁ〜」ニヤリ

    グロス「ゾクゾクしちゃうよ〜」サスサス


    エレン「み、ミカサ!アルミン!見るんじゃねぇ!!」

    警察「いいやお前らにはじっくり見てもらうぞ!ほら、目を開けさせてやる」ガシッ

    エレン「ぐあああああっ!!!」ジタバタ

    ミカサ「くそっ!!エレンをー」ガシッ

    警察「お前もだ」ガシッ

    ミカサ「!?」ジタバタ

    アルミン(あぁ‥もうダメだ‥おしまいだ‥)


    グロス「さーてドンドン行くぞ〜」ニヤリ
















  19. 19 : : 2019/11/29(金) 21:25:09



    グロス「残りはお前ら4人だけか」

    マルロ「ひっ‥」

    グロス「そう怯える事はない。すぐに気持ちよくなれるぞ」ガシッ

    グロス「お友達のところへ送ってやる」ニヤリ

    マルロ「お前ら‥は‥」

    グロス「ん?」

    マルロ「心が痛まないのか?」

    グロス「痛むわけないだろ?」

    エレン「‥」

    グロス「人間は本来野蛮な生き物だ。こういうグロい光景を本当は見たいのだよ」

    グロス「それにこれは私の趣味だしな」ニヤリ


    ロッド「何をやっている?」

    全員「!?」

    警察「ろ、ロッド様!?」

    グロス「何故あなたがここに‥楽園に行ったのでは?」

    ロッド「」バキバキバキバキバキバキ

    アルミン(楽園?‥それより身体が変形している!?)

    ミカサ「あれは‥何?」

    ビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュン

    警察「」ドスッ

    警察「え?」ドサッ

    エレン(触手か‥これは‥警察が全員一瞬で‥)

    ロッド「他愛もない」スタスタ

    グロス「お、お待ち下さい!!私は!」ドスッ


    グロス「あ‥」バキッ

    ロッド「」ゴクン

    エレン「なぁ‥アルミン‥俺の見間違いじゃ無ければ‥グロスはロッドに飲み込まれたよな‥」

    アルミン「うん‥僕にもそう見えた」

    ロッド「驚くのは無理もない」

    ロッド「さて、エレン・イェーガー。私は君に会いたかったよ」

    エレン「‥何を言っている?」

    ロッド「私が憎いだろ?」

    エレン「当たり前だ‥今すぐ殺してやりたい」

    ロッド「結構な事だ」

    マルロ「おい突然過ぎて話がわからないぞ!!何でロッドがここにいるんだ!?」

    ロッド「私が自分の支配している国に居るのがおかしいか?」

    ロッド「刑務所とはいえ、ここは私の庭に過ぎないぞ」

    マルロ「ど、どこまで国を私物化するつもりだ!?」


    ロッド「お前はここで退場だ」ブォォン!


    マルロ「!?」バキッ

    ヒュー、ドサッ



    グチャリベチャリバキバキバキ、バキッ!!


    エレン「てめぇ!!‥!」ドサッ

    ロッド「その状態で私に向かってくるとはな」

    ロッド「根性だけは一人前だな」

    ミカサ(今なら‥不意打ちで下に落とせる‥)ジリ

    ロッド「やめておけ。無駄だ」

    ミカサ「!」

    アルミン「‥」

    エレン「てめぇ‥何で俺たちのところへ‥まさか」

    ロッド「交通事故の真相を知りたくないか?」


    エレン「‥何だと?」



  20. 20 : : 2019/11/29(金) 21:44:39
    ロッド「あれは事故だと報道されたが、それは違う」

    ロッド「私は明確な殺意を持って、お前の両親を轢き殺したのだ」

    エレン「‥」

    ロッド「まぁその弾みで他の者も巻き込む事になってしまったが、ストレス発散にはなったよ」

    エレン「何が弾みでだ‥ふざけるのもいい加減にしろよ!!!」

    ロッド「そう怒るな。この程度の事で感情を乱されるようなら、続きは聞けないぞ」

    アルミン「エレン‥気持ちは分かるけど‥今はコイツの話を聞こう」

    エレン「アルミン!?何を言っているんだ!?」

    アルミン「エレン‥今は耐えてくれ‥」

    エレン(親の仇が目の前にいるってのに‥何故耐えなければならない?)

    エレン(俺はコイツが憎い‥あの日からずっと殺したいと‥願って来た‥そうだろ?)

    エレン「うおおおおおおおおお!!!!!」バキッ!!

    アルミン「!」、ミカサ「!」

    ロッド「やはり‥」

    アルミン(鎖を素手で引きちぎった!?そんな事が‥)

    エレン「死ね!!!」ブォォン

    ロッド「ふん」ドォッ

    エレン「‥うっ」ドサッ

    ロッド「お前ら巨人化出来なくなっただろ?それは我々が巨人化を無効化するウイルスをこの国に散布したからだ」

    アルミン「やはり‥お前の仕業だったのか‥」

    ロッド「そして巨人の力を復活させたのはグリシャ・イェーガー」

    エレン「!」

    ミカサ「おじさんが!?」

    ロッド「そして私を不老不死にさせてくれたのもグリシャだ」


    エレン「親父は医者だった‥そんな事出来るわけないだろ!?」

    ロッド「可哀想に‥何も教えて貰えなかったようだな」

    エレン「どういう事だ‥」

    ロッド「グリシャは医者ではない。遺伝子工学の研究者だった。しかもこの国でトップレベルのな」

    アルミン「遺伝子工学‥」

    ロッド「グリシャにはまず巨人の力を復活させてもらった。」

    ロッド「そして巨人のY細胞という特殊物質を抽出して」

    ロッド「Yウイルスという人を不老不死にする生物兵器を完成させてくれた」

    ロッド「しかしYウイルスは抗体のある者だけしか不老不死になる事は出来ない。抗体の無い者はゾンビになる」

    アルミン「ゾンビもお前達の仕業だったのか?」


    ロッド「そういう事だ」

    エレン「‥じゃあ‥親父はお前らに貢献して来たって事だろ?」


    エレン「何で殺したんだ?」


    ロッド「奴はたまたま上級国民計画を知ってしまったからだ」


    エレン「上級国民計画だと?何だそれは?」


    ロッド「現在の世界では人類が生息しているのはエルディア国‥すなわちパラディ島だけとされている。しかし真実は違う」


    アルミン「他にも人類が生息している場所があるのか?」

    ロッド「あぁ‥その場所は楽園と呼ばれYウイルスにより不老不死になった上級国民だけが住んでいる。私以外の上級国民はもう楽園に移動した」


    エレン「それで‥」

    ロッド「グリシャは自分が良いように利用されているだけだと知った。そしてYウイルスとその研究データを持って逃走を図った」













  21. 21 : : 2019/11/29(金) 21:55:15
    ロッド「私は八咫烏を使いグリシャが隠したYウイルスと研究データを回収させた」

    ロッド「あとはYウイルスを投与すれば良いだけだった」

    ロッド「そして上級国民は全員Yウイルスを投与した。その後にグリシャを殺害する計画を立てた」


    エレン「‥」


    ロッド「だが八咫烏でも中々見つける事は出来なかった。私はたまたま車を運転していたらグリシャとその妻に似ている2人組を発見した」


    ロッド「確証はなかったがどうせ殺しても罪に問われない上級国民である、私はその疑わしい人物を轢き殺した」


    ロッド「結果は知っての通りだ。大正解だったよ」ニヤリ


    エレン「あぁ‥もういい」


    エレン「もういいわ」


    ロッド「‥」


    エレン「うんざりだ‥もう‥」


    エレン「ムカつきすぎて言葉が出てこねぇよ‥」


    ロッド「仮にお前らが力を合わせて私に戦いを挑んだとしても、勝てないのはさっきのを見て分かっただろう」


    ミカサ「ふん!!」バキッ


    エレン「あぁ‥だが俺たちはこのまま大人しく殺されるつもりはないぞ。」ゴキゴキ

    アルミン「ありがとう‥エレン‥」

    エレン「アルミン‥何か良い作戦は思いついたか?」

    アルミン「無理だね‥いくら僕ら3人でも‥素手じゃ勝てないよ」


    エレン「だよな‥」



    ロッド「お前らにチャンスを与えよう」



    エレン「チャンス?」





  22. 22 : : 2019/11/29(金) 22:13:10
    ロッド「私のゲームに勝てたら楽園に招待してやる。お前の仲間と共に。何人でもな」


    エレン「‥ゲームだと?」


    ロッド「実は私達、楽園にいる上級国民はとある賭け事をしている」

    エレン「賭け事だと?」


    ロッド「この国の人間が全てゾンビになる‥すなわち国民全滅」

    ロッド「逆に生き残った人間がゾンビを全滅させるのか?」


    ロッド「この2つのどちらかに賭けているのだ」



    ミカサ「どうして‥そんなことをするの?」


    ロッド「上級国民の中でも階級を作るためだ」


    ロッド「賭けに勝った上級国民が支配する上級国民になれる。負けた上級国民は永遠に従属を強いられる」



    アルミン「‥階級を作るのが好きなんだね‥」


    ロッド「人間の最大の欲求は何だと思う?誰も言わないが私は支配することだと思っている」



    エレン「‥じゃあ‥俺たちはゾンビから生き延びればいいのか?」


    ロッド「それだけじゃない。当然全てのゾンビを倒してもらう」




    ロッド「どうする?やるか?実は私はゾンビが全滅する事に賭けているんだが」



    エレン「‥今どのくらいゾンビがいるんだ?」


    ロッド「詳しい数は分からないが‥かなり前から公務員には今回のゲームの事は知らせてある」


    ロッド「だから公務員はゲームに備える準備期間を確保する事が出来た。多くの公務員はこの刑務所みたいに公共施設を拠点にしている」


    アルミン「じゃあ‥それ以外の人達は」


    ロッド「ゾンビになっている可能性が高い」



    エレン「ゲームの状況はどうやって確かめるんだ?」



    ロッド「もうすこししたら高性能のカメラとセンサーを搭載したドローンを大量にパラディ島上空に飛ばす」


    ロッド「それでゲームの進行状況を確認する事ができる」



    ミカサ「‥」


    エレン「‥」



    アルミン「‥」





    ロッド「どうやらゲームに興味が出てきたみたいだな。そりゃそうか。生き残る唯一の道だからな」



    エレン「やってやるよ」



    ロッド「ほぅ‥」



    エレン「絶対に生き延びて‥ゾンビを駆逐してやる‥」







    エレン「そしてゾンビを駆逐したら‥上級国民も1人残らず駆逐してやるよ」




    ロッド「はっ‥期待しているよ」















  23. 23 : : 2019/11/29(金) 22:18:46
    ー23時29分 刑務所 屋内ー


    エレン「あの野郎‥ふざけた事言いやがって‥」


    アルミン「でも僕らは‥助かったんだよ。ロッドの提案がなければ今頃僕らはゾンビの餌だ」

    ミカサ「アルミンの言う通り‥」

    エレン「それは分かってるさ‥このゲームで生き延びて‥強くなって」


    エレン「上級国民を1人残らず駆逐してやる」ギリッ


    アルミン「あぁ‥そのためにも‥今日はもう休まないといけない」



    ミカサ「えぇ‥」


    エレン「ミカサ?大丈夫か?」


    ミカサ「うん‥大丈夫」


    エレン「なんか元気ないぞ?」



    ミカサ「大丈夫だから‥」


    アルミン「エレン‥さっきあんな事があったじゃないか」


    エレン「まぁ‥な」


    アルミン「僕らだって相当に体力を消耗していると思う」


    アルミン「もう寝て明日に備えよう」



    エレン「明日は‥取り敢えず‥皆んなと合流したいな‥」



    アルミン「うん‥そうだね‥」






  24. 24 : : 2019/11/30(土) 00:52:13
    ー翌日の昼ー

    エレン「‥」

    アルミン「ん‥」ムクリ

    ミカサ「」

    アルミン「エレン‥もう起きていたのか」

    エレン「なぁ‥アルミン」

    アルミン「なんだい?」

    エレン「ミカサが息してないんだ‥」

    アルミン「え?」

    エレン「脈も無いんだ‥どういう事だよ‥教えてくれるか?」

    アルミン「‥本当だ」スッ

    ミカサ「」

    エレン「あぁ‥分かったぞ」

    エレン「全くお前はセンスの無いギャグ好きだよな」

    アルミン「エレン‥」

    エレン「お前は自分の体をコントロール出来るんだよな。だったら息を止めたり、脈も止めれるよな」

    アルミン「いや‥違うよ‥」


    エレン「スッゲェな。相変わらずお前はよ。今度俺にも教えてくれよミカサ。」


    アルミン「エレン‥目を覚ましてくれ」


    エレン「でもそろそろ起きろよ。外にはゾンビがたくさん徘徊しているんだ。今はそんなギャグやってる場合じゃないのはお前なら分かってるだろ?」


    アルミン「エレン!!!!!」


    エレン「!」


    アルミン「ミカサは‥もう‥」


    エレン「それ以上は言わないでくれ‥」


    アルミン「!」



    エレン「大丈夫だ‥少し1人にしてくれ」



    エレン「少しだけでいいから‥すまないな」スタスタ




    アルミン「‥ミカサ‥」





  25. 25 : : 2019/11/30(土) 01:07:57
    ーその日の夜ー

    エレン「‥」


    アルミン「エレン‥気持ちは分かるけど‥そろそろ行かないと行けない」


    エレン「あぁ‥分かってるさ‥」


    アルミン「さぁ立って‥荷物は僕が用意したから」スッ


    エレン「サンキューな‥」ガシッ


    アルミン「水に携帯食‥銃やナイフもある‥」


    エレン「これなら‥サバイバルできるな‥」



    エレン「なぁ‥アルミン‥ミカサは何で死んだと思う?」



    アルミン「‥それは僕のせいかもしれない‥」



    エレン「は?」




    アルミン「エレン‥これを見てほしい」スッ



    エレン「りんご?」


    ブシャァ!!!


    エレン「おっ!お前いつの間にそんなに握力ついたんだ?」


    アルミン「‥気がついたらね‥でも少し前の僕はこんな芸当は出来なかったよ」



    アルミン「昨日‥君は鎖を素手で引きちぎったよね?」


    エレン「そう言えば‥そうだったな」



    アルミン「僕らは巨人化出来なくなったけど、巨人の力は身体のどこかに少しだけ残っているんだ」



    エレン「‥それって‥アッカーマンと同じって事か?」



    アルミン「うん‥」




    エレン「それで‥ミカサが死んだのと‥何が関係あるんだ?」




    アルミン「ミカサは元々アッカーマンだからリミッターが外れていた」



    アルミン「巨人化薬を投与して‥身体の限界値を超えてしまったんだ‥これは僕の推測に過ぎないけど」




    エレン「なるほど‥十分に考えられる可能性だな‥」



    アルミン「リミッターって機能は本来自分の身体を守るために備わっている」


    アルミン「当然‥ずっとリミッターが外れていたりすると‥死に至る」



    エレン「それがミカサの死因‥か‥」



    アルミン「ごめん‥エレン‥僕が君たちに巨人化薬を投与させたばかりに‥ミカサが」

    エレン「お前のせいじゃない。俺とミカサは自らの意思で投与する事を決めた」



    エレン「だから気にするな」



    アルミン「でも‥」



    エレン「アルミン‥結果は誰にも分からないさ‥お前は悪くない」




    アルミン「‥ありがとう‥エレン‥」





    エレン「ミカサのためにも‥上級国民のせいで死んでいった人達の為にも‥」




    エレン「絶対に生き延びて、ゾンビを駆逐してやろうぜ」スッ





    アルミン「!」



    アルミン「あぁ」ガシッ



    エレン「よし、行くぞ」



    アルミン「うん」




    エレン「で?どうする?やっぱり仲間と合流するか?」





    アルミン「それも良いけど‥まずはゾンビの弱点を見極めよう」




    エレン「弱点か‥」



    アルミン「この刑務所にはガトリングやロケットランチャーもある」



    アルミン「武器はたくさんあるから、ゾンビをここで攻撃しよう」



    エレン「だがあんまり激しく戦うと、銃声でゾンビが集まってくるぞ」



    アルミン「今は武器に余力があるし、どうせ最後には全滅させなきゃいけないからね」





    エレン「あぁ‥それもそうか」





  26. 26 : : 2019/11/30(土) 13:20:03
    ー4時間後 刑務所 屋内ー


    エレン「シガンシナ刑務所周囲にいたゾンビはあらかた倒したな」


    アルミン「あぁ‥やっぱり頭が弱点だったね」


    エレン「ゾンビとはいえ‥身体を動かしているのは脳だからな」


    エレン「脳を破損すれば運動能力も失う」



    アルミン「銃火器による攻撃は有効なのは分かったけど‥」



    エレン「素手じゃ厳しいな‥」



    アルミン「打撃じゃ倒せない‥接近して首の骨を折るしかないよ」



    エレン「あぁ‥リスクがデカイけどな‥ナイフとか近接武器はどうだろう?」



    アルミン「断頭したり‥突き刺せば良いんじゃないか?」



    エレン「だよな」



    アルミン「それにしても‥今日もここで夜が明けるのを待った方が良さそうだね」



    エレン「あぁ‥近くにはあんまりゾンビはいねぇが‥遠くにいるゾンビはまだ活発的に動いているからな」



    アルミン「最初は巨人の力に由来するゾンビだから‥夜は動かないと思っていたけど」



    エレン「そんな事無かったな‥」




    アルミン「それに夜は人間の行動能力が極端に低くなる‥今外に出るのは危険だ」


    アルミン「‥皆んなと合流するのは明日になりそうだね‥」



    エレン「本当は今すぐにでも合流したいところだが‥ここは朝まで待つしかないか」




    アルミン「‥そういえば‥ロッドはこれはゲームって言っていたけど」



    エレン「ん?」



    アルミン「何かイベントとかあるのかな?」



    エレン「‥イベント?」



    アルミン「例えば‥救援物資を届けてくれたり‥武器とか食料とかね」



    エレン「それは無いんじゃないか?そんな事したらゾンビ全滅派の上級国民が有利になるだろ」



    アルミン「うん‥だからイベントは僕たちにとって不利になるものもあると予測できると思わないか?」



    エレン「不利になるイベント?例えば?」



    アルミン「ゾンビの数を増やしたり‥ゾンビより強力な化け物を投入したりとかさ」




    エレン「どうやって?‥」



    アルミン「楽園に生物兵器の研究施設があるかもしれない‥持ち運びは飛行機やヘリで出来ると思う」





    エレン「考えすぎだ‥アルミン‥」



    アルミン「でも考えられない事じゃないだろ?」




    アルミン「上級国民は嘘つきだ‥もしかしたらゲームなんて話も嘘なのかもしれない」




    エレン「でもロッドの野郎はわざわざ危険を冒して俺たちを助けたんだぜ?」


    エレン「しかも自分の配下の警官と刑務官も皆殺しにして。ゾンビだってマジでいるし」




    アルミン「ゲームの話は本当だって僕達に信じ込ませるための演出かも」



    アルミン「警察や刑務官を殺したと言っても70人くらい‥それくらい死んでも上級国民は何とも思わないし」



    アルミン「配下は楽園にもたくさんいるだろうしね。それに‥上級国民は自分達のこと以外はどうだっていいのさ」





    エレン「確かに‥上級国民は残虐非道な連中だ」



    エレン「あれは人の皮を被った化け物だ‥人間じゃねぇ」



    アルミン「化け物だしね‥」



    エレン「おいおい、俺はそういう意味で言ったわけじゃないぞ」



    アルミン「分かってるよ」



    エレン「‥俺はゲームの事は本当だと思っている。仮にそれが嘘だとしても」



    エレン「俺はゾンビを駆逐して、楽園の場所を突き止めて‥」




    エレン「ロッドを含めた上級国民全員を殺す‥」








    アルミン「うん‥それが良いと思うよ‥」






    エレン「お前は考えすぎだ。もっと柔軟な思考を持てよ」







    アルミン「あぁ‥ありがとうエレン。少しだけ楽になったみたいだ」






    エレン「なら良かった‥」




    エレン「とっとと飯食って寝ようぜ‥明日はもっと厳しくなりそうだからな‥」





    アルミン「うん‥」




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power

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