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ダズ「名脇役?」

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  1. 1 : : 2019/09/17(火) 15:05:03
    ダズ「俺が名脇役?」



    トーマス「そうさ、俺たち脇役の希望だよお前は」



    俺の名前はダズ
    フルネームは俺にもわからない
    作中でもフルネームは明かされてないからだ




    ミーナ「まだ死んでない104期の脇役はあなただけよ」





    俺は仕事終わりにトーマスとミーナと酒場に来て、仕事について語り合っていた

    どうやら2人の認識では俺は名脇役らしい






    ダズ「104期の脇役と言えば、ヒッチやフロックとかもそうだろ?」






    トーマス「でもヒッチは割とレギュラーになったんじゃないか?」





    ミーナ「フロックなんか出た当初はすぐに死にそうな雑魚モブキャラだったのに、今じゃイェーガー派を率いてる良いポジションについてるしね」






    ダズ「そ、そうか」(コイツらdisり方が容赦ないな)







    ダズ「でもお前らだってps4のfinal battleで出てきたじゃないか?」





    トーマス「そうだけど、原作では死んだだろ?俺たち?」





    ミーナ「そうそう、ゲームでは助かるイベントがあるけど性能が悪くて使えないしね。結局脇役は脇役ってことさ」






    ダズ「でもよ、フランツとハンナは104期だけど出番すら無かったんだぜ?そいつらと比較したらお前らまだマシじゃないか?」






    トーマス「ダズ。下ばかり見ていても仕方ないだろ?自分より可哀想な存在ばかり見ていても成長出来ない。違うか?」





    ミーナ「それに恋愛フラグを立てたんだから死んで当然でしょう?人目も憚らずイチャイチャと‥清々しいわ」







    ダズ(クズどもめ‥)






  2. 2 : : 2019/09/17(火) 15:15:38
    ダズ「ま、まぁ。ほかの奴らのことはいいや。で?俺のどこら辺が名脇役なんだよ?」




    トーマス「お前には意外と隠れファンが居ることを知っているか?」




    ダズ「いや‥初耳だが?」





    ミーナ「怖がりでゲロ吐きまくって、気持ち悪いキャラだけど、普通の人間だから好きって人が多いみたいよ。ほら、進撃の巨人のキャラって殆ど変人ばかりでしょ?だから貴方みたいな存在は貴重なのよ」





    ダズ(それ褒めてるのか?)






    トーマス「ピクシス司令の演説の時も良い演技だったじゃないか」





    ダズ「いやあれは恐怖に屈していただけだからな」




    ミーナ「でもあの時の貴方の反応が普通だと思うよ。エレンみたいに誰しもが勇敢ではないから。むしろ大半の人間は弱いと思う」





    ダズ「まぁな。強い人間は特別だからな」






    ダズ「だがそれでも分からんな。俺はもうあれから出番が無いんだぞ?そんな俺のどこが名脇役なんだよ?」





    ミーナ「確かに出番はないわね」




    ダズ「ガイドブックにも生死不明って書かれてるしな」






    トーマス「いや!!そこが良いじゃないか!!」






    ダズ「うお!?え、そうか?」






    ミーナ「生死不明のキャラが再登場して重要な役割を全うして死ぬのはバトルマンガの王道展開じゃない!!!!」





    ダズ「いやこの漫画そういう漫画じゃないから!!あとやっぱり俺は死ぬのかよ!!」







    トーマス「良いじゃないか‥何も知らずに奇行種に食べられるよりは‥」





    ミーナ「そうよ‥出番が少ない上に、見せ場もなく巨人にワイヤー掴まれて頭打って死ぬよりずっと良いじゃない‥」







    ダズ「なんかごめんな‥」(めんどくさいな)






  3. 3 : : 2019/09/17(火) 15:23:59
    ダズ「そう卑屈になるなよ‥お前らだって良い脇役だろ?」



    トーマス「本当にそう思うか?」




    ダズ「え?」




    ミーナ「じゃあ私達の活躍した場面を答えて」





    ダズ「‥」






    トーマス「ほらやっぱり答えられないじゃないか!!!いいですよーだ!!!どうせ俺は奇行種に食われた脇役です!!!!」






    ミーナ「私もこの髪型じゃなかったら同期に誰って?言われるし。どうせ豚小屋出身家畜以下ですよーだ」






    ダズ「だからお前らネガティブな思考はやめろ」





    トーマス「印象が薄いとこんな感情になっちまうんだぜ?」







    ダズ「いやでもさ。進撃中ではお前らセリフあっただろ?俺なんか出てきてはいたけと、隅っこに映っていただけでセリフ無しだったぜ?」






    トーマス「いや‥俺はマトモなセリフ無かったぞ‥奇行種に食われるネタを披露しただけだ。あ、音響監督からは食われる時の絶叫が本編より上手かったって言われたぜ」ニッコリ





    ミーナ「私は一応セリフあったけど、私以外でも出来るようなセリフだったし。お情けでもらったようなセリフだったわけ。私には‥ほら芸がないからね?」ニッコリ







    ダズ「お前らはまずポジティブになれ。暗すぎるぞ?」






  4. 4 : : 2019/09/17(火) 15:27:07
    トーマス「お前さゲームで駐屯兵団に入ってることが判明しただろ?」




    ダズ「そうだな。しかもサシャと再会していたな」




    ミーナ「つまりあなたにはまだ先があるって事よ」





    ダズ「まぁそうだな。でも今更、駐屯兵団にスポットライトが当たるか?別に俺は重要なキャラでもないし」






    トーマス「読者にそう思わせるのが諌山先生の策略だったら?」





    ダズ「は?」







  5. 5 : : 2019/09/17(火) 15:31:23
    ミーナ「だから!!!作者忘れかけたモブキャラが再登場して活躍するのはよくある事でしょう?」




    ダズ「だからそういう漫画じゃないから」



    トーマス「それにだ。最新のゲームでお前が駐屯兵団に入ってることが分かった。これがどういう事かわかるか?」





    ダズ「さぁ?」





    ミーナ「最新のゲームであなたに新しい設定を付け足してきたって事は、まだあなたには役割があるって事よ」





    トーマス「諌山先生も言っていただろ?進撃の巨人のキャラは役割を全うしたら死ぬって。」






    ダズ「いやいや、お前らも最新話がどうなっているか知ってるだろ?俺が入り込む余地もないだろ?」






    ミーナ「いえ、そんな事はないわ」





    トーマス「俺はこんな展開が来ると予想する」ポワポワ






    ダズ(トーマスの妄想が具現化してる!?)






  6. 6 : : 2019/09/17(火) 15:44:29
    ートーマスの妄想ー



    ジーク「だから言っただろ?エレン」



    エレン「くそ!!!やはり俺では始祖ユミルの力を発揮できないのか!!!」グググ←鎖





    ジーク「この空間では俺に決定権がある。終わりだエレン。お前の野望は潰えた。俺は安楽死計画を完遂して父さんとの約束を果たす」スッ




    ???「何を言っている?」ドス!!←ブレード





    ジーク「グハッ!?‥だ、誰だ‥」ドクドク←血






    エレン「お前は!?ダズ!?何故お前がここに来れる?」






    ダズ「ふっお前らだけが特別だと思うなよ?お前はいつから自分が主役だと思った?いつからそう錯覚していたんだ?」ブシャァ!!



    ジーク「この俺が‥」ドサッ





    エレン「な、何を?」




    ダズ「俺の本名は‥ダズ・アッカーマン」ニヤリ






    エレン「!?アッカーマンだと!?お前が!?」





    ダズ「そうだ。俺が力に目覚めたのはトロスト区防衛線の時だ。俺はそれから駐屯兵団に入り、この機会をずっと密かに待っていた」





    エレン「お前のその話が本当だとしてだ!!何故お前がこの空間に入ってこれる!?」






    ダズ「ふっ俺はアッカーマンの中でも極めて特殊な能力を有していた。戦闘力が強くなるだけでなく、俺は始祖の巨人を行使できる力も得た」




    エレン「あ、あり得ない!!!!」




    ダズ「想定外の事が起こるのが、人生というものだよイェーガーくん」





    ダズ「さぁ、最終決戦だ!!!お前の望みと俺の望み!!!どちらが叶うか!?決めようじゃないか!!!!」ダッ!!





    エレン「舐めるなよ!!!!」ダッ!!!





    ー終了ー





    トーマス「と、こんな展開になると思うんだ」キラキラ





    ダズ「いやもはや別の漫画だろ!!!!!!絶対にあり得ないから!!!!!」




    トーマス「何故そう言い切れる?この世の中に絶対と言えるものはあるのか?結果は誰にも分からないだろ?」




    ダズ「まぁ‥可能性は低いけど‥ないとは断言できないな」





    トーマス「だろ?」




    トーマス「ちなみにお前の望みは脇役と主要キャラの立場の逆転だ」ドヤ





    ダズ「完全にお前の都合のいいようにしたいだけだろ!!!!!」


  7. 7 : : 2019/09/17(火) 20:20:06
    ミーナ「トーマスのはやり過ぎだけど、私はダズがこれから大活躍すると思うよ」



    ダズ「いや今更俺が出たところでどうなる?」




    トーマス「そもそも作者が生死不明ってするの珍しいよな」





    ダズ「あーなんだっけ?役割があるキャラはまだ死なないって話か?」






    ミーナ「そうよ。生かされるか殺されるかだもん。」





    ダズ「言われてみればそうかもな」






    ダズ「でもさ。作者が忘れてるだけかもしれないぜ?」






    トーマス「それはない。伏線の張る天才だぞ?」





    ダズ「お前らマルコが死んだのはなんでか分かるか?」






    ミーナ「ライナー達に‥」




    ダズ「いやそうじゃなくてさ。作者曰くベルトルトとマルコのキャラが被ったし、あんまり目立たないからって理由で作者に消されたんだぞ?」






    トーマス「マジか」





    ダズ「それに俺に特別な力があるって後付けなんてしないぞ。そんなの三流がやる事だろ?」






    ミーナ「それってー」




    トーマス「ミーナそこまでだ」ガシ





    ダズ「な?俺が出番なしな理由が分かっただろ?ゲームのは隠れファンがいるから、後付け設定されただけじゃないか?ゲームは作者だけで作ってるわけじゃないし。ゲームだと割と矛盾があるだろ?」






    トーマス「うーんやっぱりないのか?」






    ダズ「俺の隠れファンがいたとしてもだ。大半の人間は誰だっけってなるよな?」




    ミーナ「‥」








    ダズ「まぁ脇役だからって落ち込む事ないぞ」






    トーマス「そう言われてもな‥」





    ダズ「脇役がいないと物語は成り立たないだろ?」






    ミーナ「‥」





    ダズ「要はお前らは主役になりたかった。そうだろ?俺を立てる事で脇役にもスポットライトが当たるようにしたかったんだろ?」






    トーマス「そう‥かもしれないな」





    ダズ「何度も言ってるがそう卑屈になるな。今の裏方の仕事も楽しいし、久し振りにゲームで出番貰えて嬉しかっただろ?」






    ミーナ「まぁ‥ね」





    ダズ「前を向いて歩くしかないさ。俺たちは俺たちしか出来ないことをやろうぜ」









    トーマス「そうだな!!!」





    ミーナ「悩んでたって仕方ないもんね」






    ダズ「よし今日はとことん飲むぞ!!!」




    ダズ「うっ」オエオロロロ










    トーマス、ミーナ(やっぱダズだな)



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power

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