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守るべきもの#2

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  1. 1 : : 2019/06/30(日) 22:26:44
    『守るべきもの』第2話です!
    注意点は#1の方で確認してください

    守るべきもの#1
    ↓↓↓
    http://www.ssnote.net/archives/79908
  2. 2 : : 2019/06/30(日) 22:52:56
    ー前回のあらすじー

    エルディア国対テロ部隊、通称「WINGS」隊員のリヴァイ、ライナー、エレン、ジャン、アルミンは常にテロ組織と命懸けで戦っている精鋭中の精鋭だけが集まるリヴァイ班に所属し、日々テロ組織を制圧していた。

    そんな中、ライナーから「守るべきもの」を見つけられない限り自分の強さには限界があると指摘されたエレンは、WINGS隊長のエルヴィンの勧めで、母校であるエルディア国立軍人養成大学を訪れる。そこで恩師であるキースと出会い、自分の父グリシャの本当の姿と母カルラの自分への想いを知る。

    その帰りに緊急任務が入り、最大の敵「BEAST」と初めての直接対決に挑むこととなる。そこでエレンは誰にも聞こえなかった女性の声を聞き取り、見事に救出。彼女の名はヒストリア・レイス。テロ撲滅を掲げる国会議員のロッド・レイスの1人娘だった。

    ロッド・レイスの娘である以上、1人で生活するのは危険だと判断したリヴァイは1人暮らしをしていたエレンとヒストリアを共に生活させることに決める。

    家族も帰る場所も失ったヒストリアはエレンやその周りの人々の優しさに触れ、傷ついた心を回復していった。

    ミカサとの会話で自分がエレンに好意を抱いていることに気づいたヒストリアは、少しずつエレンを振り向かせることを決意する。その晩、ヒストリアよりも一足早く眠っていたエレンに、ヒストリアは初めて面と向かって告白しキスをしたのだった。
  3. 3 : : 2019/06/30(日) 23:30:03
    ー朝ー

    ジリリリリ…

    エレン「ふわぁ…」ムクッ…

    ヒストリア「ん〜…」ムクッ…

    エレン「おはようヒストリア…よく眠れたか…?」ゴシゴシ

    ヒストリア「…はい…」ゴシゴシ

    ヒストリア(本当はドキドキしすぎて全然眠れなかったんだけど…/////)

    エレン「じゃあ俺、飯作ってるから着替えてて…」スクッ…スタスタ…

    ヒストリア「はーい…」



    エレン「なんか…すっげーいい夢を見てた気がすんだけど…何だっけ…」

    エレン「ま、いいか!」



    ヒストリア「私、昨日キス…しちゃったんだよね…」

    ヒストリア「…」ボフッ…

    ヒストリア「きゃああああ!もう、何してんのよ私!!/////」アシバタバタ

    ピタッ…

    ヒストリア「エレンさんの唇…柔らかかったな…/////」ポー…

    ヒストリア「はっ!き、着替えなきゃ!」アタフタ



    エレン「おーいヒストリア、できたぞー」

    ヒストリア「今行きます!」ドタドタ…

    エレン「お、昨日買った服だな?」

    ヒストリア「へ、変ですかね…?」

    エレン「全然!むしろ似合ってるよ!かわいいと思うよ!」ニコッ

    ヒストリア「ありがとう…ございます…/////」シュウウウ…

    ヒストリア(「かわいい」…)/////

    エレン「今日は本部に仕事をしに行かなきゃならねえから、俺が戻るまではミカサの家にいてもらうことになるけど大丈夫か?」

    ヒストリア「はい!全然大丈夫です!」

    エレン「そうか、良かった…」ホッ…



    ヒストリア「ごちそうさまでした!」

    エレン「お粗末さまでした」

    ヒストリア「片付けは私がしておくのでエレンさんは着替えてください」

    エレン「お、じゃあお願いしようかな」

    ヒストリア「任せてください!」

    エレン「ありがとな!」ナデナデ

    ヒストリア「ふぇっ!?」/////

    エレン「あっ、すまん!妹がいたらこんな感じかなーと思ってつい…」ハハハ…

    ヒストリア(妹…か…)

    エレン「じゃ、頼んだぞー」スタスタ…

    ヒストリア「やっぱ、そんなレベルだよね…4歳年下だし…」ハァ…

    ヒストリア「…落ち込んでてもしょうがない!これから地道に頑張ればいいんだから!」

    エレン「そろそろ行くか!」

    ヒストリア「はーい!」

    スタスタ…

    エレン「もしなにかあったら直ぐに連絡しろよ」

    ヒストリア「はい!」

    エレン「お、着いたな…おーい、ジャン!行くぞー」

    ジャン「おお、ちょうど来たか!ヒストリア、ミカサのサポート頼むぞ!」

    ヒストリア「任せてください!」

    エレン「じゃあなヒストリア!行ってきます!」

    ヒストリア「い、行ってらっしゃい!!」/////

    パタン…

    ヒストリア(今の…/////)

    ミカサ「夫婦みたいだった…とか考えてるでしょ?」ニヤニヤ

    ヒストリア「そ、そんなわけ…!」アタフタ

    ミカサ「あはは!焦りすぎだよ!エレン以外はみんな分かっちゃうよ」ハハハ

    ヒストリア「え、エレンさんにバレないなら…別にいいです…」

    ミカサ(可愛い…)

    ミカサ「それで、昨日はどうだったの?」

    ヒストリア「昨日…/////」ポー…

    ーーーーーーーーーー

    ヒストリア「エレンさん、好きです…」ドクン…ドクン…!

    チュッ

    ーーーーーーーーーー

    ヒストリア「/////」ポー…

    ミカサ「なにかあったんだねー」ニヤニヤ

    ヒストリア「な、何も…ない…デス…/////」

    ミカサ「キスしちゃったとか?」ニヤニヤ

    ヒストリア「ええっ!?な、なんで!?」

    ミカサ「ええっ!?ホントにしたの!?」

    ヒストリア「ね、寝顔にですよ!寝顔に!」

    ミカサ「あらまあ〜大胆!!」

    ヒストリア「自分でもなんであんなことしたのかよくわかんないですけど…」

    ミカサ(こりゃこれから面白くなりそうだ…)フフフ…
  4. 4 : : 2019/07/02(火) 06:38:41
    ーWINGS本部ー

    ジャン「おはようございまーす!」

    エレン「おはようございます!」

    ライナー「おお、2人ともちょうど良かった!」

    リヴァイ「早く荷物置いてこっちに来い」

    エレン「?分かりました」ドサッ

    ジャン「どうしたんですか?」ドサッ

    アルミン「実は軍養大から招待状が来ててね…」

    エレン「招待状?なんのだよ?」

    リヴァイ「毎年、7月のこの時期に行われる軍養杯の招待状だ」

    軍養杯とは、エルディア国立軍人養成大学の毎年恒例のサッカー大会。
    本来、このイベントは、普段は厳しい訓練の毎日で息抜きなど考えられないような環境にある訓練生達の息抜きのために企画されていたが、今となっては各チームのプライドをかけて心臓を捧げるかのごとく必死に戦う超一大イベントになっており、軍養大のワールドカップとも言われている。
    参加するチームは毎年多いが、一次予選で半分が失格になり、二次予選でさらにその半分が失格、三次予選で8チームまで絞られ、最後まで勝ち抜いた8チームだけがエルディア国が誇る三大サッカースタジアムの1つ、シーナ・スタジアムでの本戦に出場することが出来る。
    今ではエルディア人のサッカーファンの中で軍養杯を知らないものはおらず、毎年多くの人が観戦に来るため、12万人を収容できるシーナ・スタジアムが満員になるほどの人気を誇っており、テレビ放送もされている。
    まとめると、結局はただただ作者がサッカーを書きたいだけである。

    ジャン「軍養杯…!!懐かしいな…なあ、エレン!」

    エレン「ああ…そうだな」ハハハ…

    アルミン「そう言えば2人は軍養杯に出たことあったよね?」

    エレン「ああ!俺とジャンは出たことあるよ!本戦にも進んだし…」

    ライナー「なに!?本当か!?」

    ジャン「はい!でも、1回戦でボコボコにやられましたよ…」ハハハ…

    アルミン「確かその試合はエレンは出てなかったよね?」

    エレン「ああ…三次予選のケガがまだ残ってたからな…」

    ジャン「ありゃあ今思い出しても悔しいぜ…」

    リヴァイ「だったらリベンジすればいい」

    エレン「リベンジなんて…もう卒業してしまってるし…あ、まさか!」

    リヴァイ「そのまさかだ。」

    ライナー「どうやら今年は8チーム目にOBチームを作るらしく、その招待がWINGS俺たちにも来てるってことさ!」

    エレン「本当ですか!?」

    ジャン「まさかリベンジできる日が来るなんて…」

    リヴァイ「俺たちの他には、グンタ、オルオ、エルド、ミケ、あとはコニーってやつとマルコってやつも呼ばれてるらしい」ペラッ

    ジャン「コニーとマルコですか!?そいつら、俺たちの同期です!」

    エレン「ホントに懐かしいな…確か今は「ROSE」に所属してたよな…」

    「ROSE」とはエルディア国防衛部隊のことで、平常時は主に警察の仕事をしているが、なんらかの緊急事態になった時にはその名の通り防衛軍として国民のために防衛に専念する軍隊である。非常時の防衛体制に入った「ROSE」の強固な守りは正に壁そのものであり、たとえどのような襲撃を受けようとも絶対に突破されることは無いと言われている。
  5. 5 : : 2019/07/02(火) 20:45:34
    期待
    がんばってー
  6. 6 : : 2019/07/02(火) 22:40:46
    リヴァイ「ほう…ROSE所属ならピクシスの推薦か…期待できるな」

    エレン「はは…ピクシス隊長のサッカー好きは有名ですからね…」ハハハ…

    ジャン「6人が決まってるんで、俺たちから5人ですよね」

    リヴァイ「そうだ。この資料によると、ピクシスが監督を引き受けるらしい…フォーメーションも4-3-3と決まっているようだな」

    ライナー「俺はゴールキーパーですけど…他はどうするんですかね?」

    リヴァイ「それもここに書いてあるぞ」ペラッ

    リヴァイ「グンタ、オルオ、エルド、ミケはDFらしいな…まあ学生時代にこいつらとは一緒に出たから知ってるが…」

    ジャン「…あ!思い出した!!確か12年前の軍養杯で予選から決勝までの平均得点3.2、平均失点0.4の伝説の史上最強チーム「ATTACK」の話!」

    エレン「…ま、まさか…」

    リヴァイ「ああ…俺たちのことだ」

    エレジャン「うわぁぁぁぁっ!!」

    リヴァイ「うるせえ!」スパパーン!

    エレン「いってぇ〜…」シュウウウ…

    ジャン「って〜…」シュウウウ…

    リヴァイ「とにかく、登録ポジションを決めなきゃならん…エレン、ジャン、お前らは何だった?」

    エレン「俺はCFやってました!」

    ジャン「俺は中盤ならどこでも」

    リヴァイ「このマルコってやつと知り合いなんだろ?こいつも中盤らしいが…」

    ジャン「そうですね!2人で分担してました」

    ライナー「アルミンはどこだ?」

    アルミン「僕はボランチをやった経験があります」

    リヴァイ「…なるほど、さすがピクシス、よく選んでいる…」フッ

    リヴァイ「なら、これで送るぞ」

    みんな「了解!」

    リヴァイ「よし、この話はもう終わりだ。各自仕事に取りかかれ」

    みんな「了解!」( ̄^ ̄)ゞ

    ーミカサ(ジャン)家ー

    ヒストリア「ミカサさん」

    ミカサ「どうしたの?」

    ヒストリア「エレンさんって好きなタイプとかありますか?」

    ミカサ「うーん…ないと思うよー…」

    ミカサ「今まで色恋沙汰は皆無の男だからね…」

    ヒストリア「ええっ!?告白されたりとかしなかったんですか!?」

    ミカサ「されはしてたけど…」ハァ…

    ヒストリア「ど、どうしたんですか…?」ゴクリ…

    ミカサ「あいつ、冗談だと思って本気にしなかったのよ…」

    ヒストリア「ええ…」

    ミカサ「その告白した子は、まあ怒ったのなんの…」

    ミカサ「それが高校1年生だったのよ…だからエレンはほとんど女子と絡まない高校生活を送ってた」

    ヒストリア「だからあんなに鈍感なんだ…」

    ミカサ「ヒストリアも大変だね…あんな奴に惚れちゃって…」ヤレヤレ…
  7. 7 : : 2019/07/04(木) 00:10:14
    ヒストリア「どうしたらいいんだろう…」

    ミカサ「う〜ん…あ!」

    ヒストリア「何かありますか!?」

    ミカサ「どうせ鈍感で全然気づかないんだからどんどん積極的にアプローチするのはどう?」

    ヒストリア「積極的にアプローチ…」

    (妄想)

    エレン「ヒストリアー風呂沸いたぞー」

    ヒストリア「はーい!…あ、一緒に入ります?」



    エレン「いただきまーす!」

    ヒストリア「エレンさん、はい、あーん♡」



    エレン「そろそろ寝るか…おやすみー」

    ギュッ

    ヒストリア「今夜は一緒に寝たいな…」

    (妄想終了)

    ヒストリア「/////」プシュウウウ…/////

    ミカサ「あ…ヒストリアには難しいか…」ハハハ…

    ヒストリア「私にもっと勇気があれば…」ショボン

    ミカサ「大丈夫!大丈夫!ヒストリアはそのままでいいんだよ!」

    ミカサ「でもどうしたらいいんだろうね…」ウーン…

    ヒストリア「あ、私、家事できるようになりたいです!」

    ミカサ「確かに家庭的な女の子はいいかもね!」

    ヒストリア「はい!」

    ミカサ「でもね、ヒストリア」

    ヒストリア「?」

    ミカサ「私もまだ苦手なんだよね…」ハハハ…

    ヒストリア「ええっ!?じゃあ昨日のご飯は…」

    ミカサ「ジャンに手伝ってもらったの」

    ヒストリア「…じゃあどうしよう…」

    ミカサ「ふっふっふ…このミカサ・アッカーマン…じゃなかった、このミカサ・キルシュタインが特別講師を呼んでやろう…」フフフ…

    プルルルル…

    ミカサ「あ、もしもし?アニ?」

    アニ『アニだよー。どうしたの?』

    ミカサ「今時間あるの?」

    アニ『うん、暇してるよー』

    ミカサ「実は、ある女の子に料理を教えて欲しいんだけど…」

    アニ『それってもしかしてヒストリアちゃん?』

    ミカサ「そうそう!今来れる?」

    アニ『大丈夫だよー。じゃあ今からそっち行くねー』

    ミカサ「ありがとう!じゃあね!」

    アニ『はーい』

    ピッ
  8. 8 : : 2019/07/05(金) 05:55:03
    ミカサ「アニが来てくれるって!」

    ヒストリア「ほんとですか!ありがとうございます!」



    ピンポーン

    ミカサ「あ、来たみたい」

    ミカサ「はーい!ちょっと待ってねー」スタスタ…

    ガチャ

    アニ「お邪魔しまーす」

    ヒストリア「は、初めまして!ヒストリア・レイスです!」ペコリ

    アニ「あら〜!かわいい!!」

    ミカサ「ホントにかわいいよね!!」

    ヒストリア「そ、そんなことないです…/////」

    アニ「えーっと、料理を教えて欲しいんだっけ?」

    ヒストリア「はい!」

    アニ「でも、エレン君と一緒なら別に出来なくても…」

    ミカサ「ヒストリアはねーエレン君Loveなの!」

    ヒストリア「そ、そんな…み、ミカサさん…!!/////」

    アニ「ああ、そういうことね!」

    ヒストリア「よ、よろしくお願いします…/////」

    アニ「そうだな…あ、ミカサ、エレン君の好きな物って何かない?」

    ミカサ「エレンはチーハンが一番好きだよ」

    ヒストリア「チー、ハン…?」ポカーン

    アニ「エレン君が、チーハン…」プルプル…

    アニ「あははははははは!」アハハ!

    アニ「あー…しんどい…チーハン…」プクク…

    ミカサ「子供の頃からずーっと大好物のはずだよ」

    ヒストリア「エレンさんはチーハン好きと…」メモメモ…

    アニ「…ふぅー…じゃ、チーハン作っていこうか!」

    ヒストリア「よろしくお願いします!」




    アニ「これでおしまいだけど…ヒストリア、あんた、結構いいスジしてるよ!」

    ヒストリア「そんな…アニさんの教え方がいいんですよ!」

    ミカサ「どれどれ…」パクッ…

    ヒストリア「ど、どうですか…?」

    ミカサ「んまあーい!!」

    ミカサ「めちゃくちゃ美味しいよ!!」

    ヒストリア「これだったら…エレンさんも喜んでくれるかな…」フフッ

    アニ(あらあら健気…かわいいねー)フフッ

    ミカサ「早速今日作ってみたら?」

    ヒストリア「はい!頑張ります!」

    アニ「もうこんな時間…そろそろ帰らないと」

    ミカサ「今日はありがとね!」

    ヒストリア「ありがとうございました!」ペコリ

    アニ「また色々教えてあげる!…頑張るんだよヒストリア」ナデナデ

    ヒストリア「はい!頑張ります!!」ニコッ

    ミカアニ(Wow…Oh my god…)

    アニ「じゃあねー!」ブロロロ…

    ミカサ「良かったねー!ヒストリア!」

    ヒストリア「はい!」フフッ

    ミカサ(嬉しそう…喜ばれるといいね!)フフッ
  9. 9 : : 2019/07/05(金) 21:23:46
    ーWINGS本部ー

    リヴァイ「お前ら、そろそろ区切りつけて帰れ」

    みんな「了解!」

    エレン「…」カタカタ…カチッカチッ…カタカタカタ…

    エレン「…よし、ひと段落ついたな…」フゥ…

    ジャン「デスクワークなんてすげえ久しぶりな気がするぜ…」グッタリ

    アルミン「はは…僕は結構やってるけどジャン達はあまりすることないもんね」ハハハ…

    ジャン「ほんと、アルミンはすげえよ。感謝してるぜ!」

    アルミン「そんな大層なことじゃないよ」ハハハ…

    エレン「まあでも俺達が出動しなくていいってのは喜ばしいことだけどな」

    ライナー「その通りだ。そして俺達は早く片付けて待ってる人の所へ帰るぞ」

    アルミン「ら、ライナーさん…セリフがクサイですよ…」ハハハ…

    ライナー「ん?ははは…すまんな、つい」ハハハ…

    リヴァイ「片付けは出来たか?」

    エレン「はい!完了しました!」

    リヴァイ「では解散だ…それと、各自わかってるとは思うが…」

    リヴァイ「2週間後からはシリアでの特別作戦だ。準備は怠るなよ」

    みんな「了解!」

    リヴァイ「ああ、それと、ジャンとエレンは少し残れ」

    エレジャン「はい!」

    ライナー「ではお先に失礼します」

    アルミン「おつかれさまです!」

    ガチャ…パタン…

    エレン「班長、どうして俺たちを…?」

    リヴァイ「実は…お前ら2人の一時的な異動が決まった」

    ジャン「ええっ!?リヴァイ班から離れるってことですか!?」

    リヴァイ「一時的な話…シリア特別作戦だけの話だ」

    エレン「…どうしてですか?」

    リヴァイ「お前らも知っている通り、今回の特別作戦は、敵の本部を叩く俺の班、民間人を保護しつつ街中の敵を倒すケニー班、俺たちの本部担当のミケ班、この3つの班で行われる」

    ジャン「じゃあその2つのうちのどっちかに異動ですか?」

    リヴァイ「ああ…」

    エレン「…まさか、」

    リヴァイ「その通りだ。お前らはケニー班に異動してもらうことになった…」

    ジャン「嘘だろ…よりにもよってケニー班だなんて…」

    エレン「…」

    ケニー・アッカーマン、55歳。WINGSケニー班班長。通常は引退している年齢にも関わらず、未だに前線に立ち続けている老将。戦闘力は高いがそれ以上にずる賢い一面があり、WINGSが抱える問題の種である。WINGSの軍資金に手をつけたり情報を売ったりしているが、証拠が無いためWINGSもどうにも出来ない厄介者である。リヴァイの叔父にあたり、未だ独身。

    リヴァイ「言いたいことは分かるが…これはもう決まったことだ」

    ジャン「し、しかし…民間人の保護なら別に俺たちじゃなくても…!」

    エレン「…それじゃダメなんだよ」

    ジャン「え…?どういうことだよ…?」

    エレン「シリアの民間人の保護に一班をまるごと当てているのが不自然なんだ…つまり、」

    エレン「恐らく相当の数が民間人を人質に取ってる」

    リヴァイ「そういうことだ。わかってると思うが…」

    リヴァイ「ケニーには気をつけろよ」

    エレン「…」

    ジャン「…」

    エレジャン「…了解」

    リヴァイ「理解してくれてありがとう。話は終わりだ」

    エレン「…お先に失礼します」

    ジャン「俺も、失礼します」

    ガチャ…パタン…

    リヴァイ「…」ブルブル…

    リヴァイ「…くそっ!!」バンッ!

    リヴァイ「…ケニーのやろう…!!」ブルブル…

    ー帰り道ー

    エレン「…」

    ジャン「…」

    2人は無言だったが、お互いが何を言いたいのかは理解していた。エレンもジャンも少しの違いはあれど、心に抱いていたものは不安と悪い予感だった。実はケニーは2人がリヴァイ班に転属する前の上官であり、当時のケニーの標的になっていたことを覚えていたのだ。

    エレン「…仕方ねえだろ…」

    ジャン「…ああ、そうだな…」

    エレン「…たった一度、あのジジイと仕事をする。ただそれだけのことだ…」

    ジャン「…ああ…」

    エレン「…」

    ジャン「…やっぱお前も…感じるか?」

    エレン「ああ…嫌な予感はずっとしてる」

    ジャン「…やっぱそうだよな…」

    エレン「でも、落ち込んでたってしょうがねえよ」

    ジャン「そうだな、決まっちまったもんはしょうがねえ」

    エレン「一仕事、してやろうぜ!親友」グッ

    ジャン「へっ…一仕事がでけえよ…親友!」グッ
  10. 10 : : 2019/07/05(金) 21:27:05
    ジャン「じゃあヒストリア呼んでくるよ」

    エレン「ああ、ありがとう」

    ジャン「ただいまー」ガチャ

    ミカサ「おかえりなさい!」

    ジャン「おおミカサ、ヒストリアいる?エレン、外で待ってんだよ」

    ヒストリア「今行きます!」アタフタ

    ジャン「お、いたか。ん?なんだその荷物…」

    ミカサ「今日チーハン作ってあげるんだって。その材料」ボソッ

    ジャン「なるほどね〜」ボソッ

    ヒストリア「お邪魔しました!」ペコリ

    ミカサ「ヒストリア、頑張るんだよ!」

    ヒストリア「はい!」スタスタ…

    エレン「お、来たか」

    ヒストリア「お待たせしました!」

    エレン「ん?荷物があるのか。持ってやるよ」ヒョイッ

    ヒストリア「そんな、自分で持ちますよ!」

    エレン「大丈夫だって!軽いし」

    ヒストリア「じゃあ…お願いします」

    エレン「で、これは何が入ってんだ?」

    ヒストリア「晩御飯の材料です!」

    エレン「お、買っててくれたのか!ありがとな!帰ってすぐ作るよ!」

    ヒストリア「あ、今日は私に作らせてください!」

    エレン「ん、作れるのか?」

    ヒストリア「はい!今日はエレンさん疲れてると思うし、私が作ります!」

    エレン「はは…じゃあ、ありがたくそうさせてもらうよ」

    ヒストリア「任せてください!」

    エレン「お、着いた」

    ヒストリア「ただいまー!」

    エレン「おかえり」フフフ

    ヒストリア「じゃあエレンさんは休んでてください」

    エレン「ありがとな」ナデナデ

    ヒストリア「はぅ…/////」

    ヒストリア「じ、じゃあ、作ってきます!」アタフタ

    エレン「ふふふ…」

    エレン「…」

    エレン(ヒストリアもテロの被害者なんだ…これ以上増やさないためにも今回のこの作戦、必ず責任を全うしてやる…!)グッ…

    ヒストリア「…」(何か、あったのかな…)
  11. 11 : : 2019/07/06(土) 14:03:48
    ‪( ◜௰◝ )‬ほう、、、これは良き、、、期待です
  12. 12 : : 2019/07/06(土) 17:32:32
    >>11
    ありがとうございます!
  13. 13 : : 2019/07/06(土) 19:02:56
    ヒストリア「できましたよー!」

    エレン「…」ボー…

    ヒストリア「エレンさん、晩御飯出来ましたよ!」

    エレン「…」ボー…

    ヒストリア「エレンさん!!」

    エレン「うぉっ!?な、なんだよヒストリア…どうしたんだ急に…?」

    ヒストリア「もう!急にじゃないですよ!何回も呼んだのに…」プンプン

    エレン「え、あ、そうだったのか…わりぃ…」

    ヒストリア「…何か、ありましたか?」

    エレン「いや、なんでもないよ」ニコ

    ヒストリア「…ならいいですけど…」

    エレン「さ!食べようぜ!おっ!チーハンじゃん!」

    ヒストリア「あ、ミカサさんにチーハン好きって教えてもらったので、いつものお返しに…」

    エレン「ほんとか!じゃあ早速…」パクッ…

    ヒストリア(上手く出来たかな…)ゴクリ…

    エレン「んめぇ!!」キラキラ

    エレン「ヒストリアお前凄いな!ありがとな!」

    ヒストリア「よ、良かった〜!」ホッ

    エレン「ほらヒストリアも早く食えよ」

    ヒストリア「はい!」




    エレン「ご馳走様でした!」フゥ…

    ヒストリア「私、片付けておくので先にお風呂入ってください」

    エレン「え、悪いし俺が…」

    ヒストリア「一日中働いてる人に片付けさせるなんてことできません!」

    エレン「はは…じゃあお願いします」ハハハ…

    ヒストリア「任せてください!」

    エレン「ありがとなー」スタスタ

    エレン「いい子だな…」フッ

    ジャポン…

    エレン「ふぅ…いい湯加減…」

    エレン「…」

    ーーーーーーーーーーーーーー

    エレン「ケニー班長、俺たちに与えられた資金と装備にかけた資金、残額が一致しないんですが…」

    ケニー「おいおい…ここは銀行か?そんなにいちいち金の残額が合わねえことぐらいで騒いでどうする?」ケラケラ

    ジャン「班長、今日はやけにいい靴を履いてますね?腕時計も新しくなってるし、今吸ってるそのタバコも高級品に変わってる」

    ケニー「…何が言いたいんだボウズ?」

    エレン「なんで…装備にかかるはずの資金が、あなたの所持品に変わってるんですか?」ギリッ

    ジャン「あなたが装備にしっかり資金を使っていれば、ダズやサムエル、フランツが急な弾詰まりで死ぬことなんてなかったんだ!!」

    ケニー「なんだと…このクソボウズが…」ガタッ…

    エレン「本来、弾詰まりはしっかり手入れをすれば起こるはずがない。そして俺たちはダズ達が入念に手入れをしているところを見てる」

    ケニー「だったら装備のせいじゃねえ。そのヒヨッコどもが未熟だったってことだ」フン…

    エレン「いや、あの装備はもう寿命が来ていると報告書にもありました。だから買い換える必要があった…」ギリッ…

    エレン「だがお前は自分の金のために装備の強化を怠り、結果ダズらは死んだ!!」グッ…!

    エレン「お前のせいでなあ!!」バキッ!

    ケニー「…いってえなあ…このクソボウズが…」ドカッ!

    エレン「ぐはっ…!」ドサッ…

    ケニー「歳取ってるからと言って舐めんじゃねえ…俺はまだまだお前らのような甘ちゃんの新兵には負けねえよ!」バキッ!ドカッ!

    ジャン「やめろクソ野郎!」ヒュッ…

    ケニー「おっと」パシッ

    ジャン「な…!?」

    ケニー「俺に喧嘩売るとはいい度胸だ…徹底的に教えてやるよ!俺とお前らの力の差を!!」ドカッ!バキッ!ボゴッ!

    エレン「…ち…くしょ…っ…!」ハァ…ハァ…

    ジャン「…ゆるさ…ねえ…ぞ…!」ハァ…ハァ…

    ケニー「おいおい勘弁してくれよ…こんなにボコボコになってもまだ収まらねえのかよ…」ハァ…

    エレン「…俺は…お前を…絶対に…許さん…!!」ヨロヨロ…

    ジャン「ダズと…サムエルと…フランツに…謝れ!!」ヨロヨロ…

    ケニー「うるせえんだよクソボウズどもが!!」ドカッ!!!

    エレン「がはっ…!!」ドサッ

    ジャン「ぐはっ…!!」ドサッ

    ケニー「ふぅー…しぶとい奴らだ…」

    リヴァイ「おい、ケニーうるせ…おい!大丈夫か!?」

    エレジャン「」ウツロメ

    リヴァイ「…てめえがやったのか…?」ゴゴゴゴ…

    ケニー「おいおい…勘弁してくれよ…」ケラケラ…

    ケニー「俺はただ、そいつらに新兵としての立ち振る舞いを教えてやっただけさ…!」ケラケラ…

    リヴァイ「…ふざけやがって…」ギリッ…

    ケニー「お前には関係のねえことだ。そいつら連れてさっさと消えてくれ」

    リヴァイ「…このクサレ脳ミソが…!」

    リヴァイ「…おい、大丈夫か!?しっかりしろ!」

    ーーーーーーーーーーーーーー

    エレン「あのときリヴァイ班長に助けられてからリヴァイ班に配属されたっけな…」

    エレン「…今ならお前には負けねえぞ…」グッ…
  14. 14 : : 2019/07/07(日) 09:35:03
    ガチャ…

    エレン「上がったぞー」

    ヒストリア「はーい」

    エレン「片付けまでありがとな」

    ヒストリア「いえいえ、気にしないでください!」ニコッ

    エレン「!」ドキッ

    ヒストリア「じゃあ入ってきますね!」スタスタ…

    エレン「…まただ…最近ドキッとすることが増えた…俺、ヒストリアが好きなのか…?」




    ヒストリア「はぁー気持ちよかっ…」ガチャ…

    エレン「最近さ、ヒストリアが笑うとドキッとするんだよ…」

    ミカサ『ええぇぇええええ!?!?』

    ヒストリア(ええぇぇええええ!?!?/////)ガバッ

    エレン「そ、そんなに驚くなよ…」

    ミカサ『なんで急に…?』

    エレン「俺もよくわかんねえんだよ…」

    ミカサ『ジャンから聞いたけど、シリア特別作戦のことは関係してないの?』

    エレン「…あるかもな。今日、ケニー班に臨時配属されるって聞いてからずっと落ち込んでたんだけど…」

    ヒストリア(やっぱり落ち込んでたんだ…)

    エレン「ヒストリアが元気に晩飯作ってくれて、気づいたんだ」

    ミカサ『気づいた…?』

    エレン「俺は、俺にここまでしてくれるヒストリアを守らなきゃならねえ、俺の守るべきものはヒストリアだってな」

    ミカサ『…いいと思うよ。ヒストリアは誰かが守らなきゃいけない。エレンがしっかり守ってあげて!』

    ヒストリア(エレンさん…)ポロポロ

    ミカサ『で、どうなの?』

    エレン「何が?」

    ミカサ『ヒストリアよ、ヒストリア!好きなの?』

    エレン「好き、か…正直今までこんなこと無かったし、全然わかんねえ」

    ミカサ『はぁー…全然変わってないや…』ヤレヤレ

    エレン「けど、今までのどの女性とも違う存在だってのは分かる」

    ミカサ『…エレン、あのね…それが「好き」ってことなの』

    ミカサ『他のどの女性とも違う特別な存在、ずっと守ってあげたい、そばにいて欲しい、その子のためならなんだってできる…それは全部「好き」だからそう思えるんだよ』

    エレン「「好き」…」

    ヒストリア(えっ!?)グスッグスッ…

    エレン「そっか…俺はヒストリアが好きだったんだな…」

    ヒストリア(ええっ!?ヒストリアって私だよね!?エレンさんが?私を?)ドクンドクン!

    ミカサ『私はそうだと思うよ!』

    エレン「いや、合ってるよ。うん、俺はヒストリアが好きだ」

    ミカサ『まさかエレンに好きな人ができるなんて…それで、付き合うの?』

    エレン「付き合う…はは…俺がいくら好きでもヒストリアがその気じゃないと…」ハハハ…

    ミカサ『まあそうだけど…』

    エレン「それに、俺はいつ死ぬかわかんねえだろ?2週間後にはシリア特別作戦もあるし…」

    ヒストリア(シリア特別作戦…?)

    エレン「そんな俺と付き合ってもメリットねえし、悲しませることになるし…」

    ミカサ『別にいいじゃん』

    エレン「え?」

    ミカサ『そんなこと、別にいいじゃん。ヒストリアがエレンのことを好きって言うなら、ヒストリアはそういうことを全部含めて好きって言ってるんだよ』

    ミカサ『私はジャンが危険な場所にいることもわかってる。でも心から好きだし、死なれるのはもちろん嫌だけど、それ以上に一緒にいたいって思ってる』

    ミカサ『ヒストリアも同じだと思うよ。ずっと一緒にいたから分かる』

    エレン「そっか…ヒストリアも俺の事、好きでいてくれるといいな…」ハハハ…

    ミカサ『まあ応援してるから頑張ってね!ヒストリアのことも、シリア特別作戦も!』

    エレン「ああ…悪いな、こんな遅くに相談に乗ってもらってよ…」

    ミカサ『気にしないで!親友の相談ならいつでも乗るよ!』

    エレン「はは…じゃあまたな」

    ミカサ『はーい、おやすみー』

    ピッ

    ヒストリア(エレンさんが私のこと…)ポロポロ…

    ヒストリア(今すぐ入って気持ちを伝えたいのに、涙が止まんない…足が動かない…)ポロポロ…

    ガチャ…

    エレン「なんだ、ここにいた…って、なんで泣いてんだ…?」

    ヒストリア「え、エレンさん…!」ポロポロ…

    エレン「…もしかして…電話してたの聞いてた?」

    ヒストリア「…き、聞こうと思って、聞いたんじゃなくて、入ろうとしたら、声がして…」ポロポロ…

    エレン「そ、そっか…参ったな…」ハハハ…

    エレン「聞いたとおり、俺はヒストリアが好きだ。悪いな勝手に好きになっちまって…ちょっと外出てくるよ…」スクッ…

    ギュッ!

    ヒストリア「私も好きに決まってるでしょ!!」ポロポロ

    エレン「!」

    ヒストリア「最初に会った日からずっとエレンさんの暖かさが大好きなんです!!」ポロポロ

    ヒストリア「なんで気づかないんですか…」ポロポロ
  15. 15 : : 2019/07/07(日) 16:31:47
    おおっ、これは急な展開
    いいぞー
    ってか、ほのぼのとシリアスの緩急の付け具合が巧い
    引きつけられる
  16. 16 : : 2019/07/07(日) 21:50:30
    >>15
    ありがとうございます!
  17. 17 : : 2019/07/08(月) 06:04:36
    エレン「ヒストリア…」

    ヒストリア「うぅ…」グスッグスッ…

    エレン「ほ、本当なのか…?」

    ヒストリア「本当ですよ!」グスッ…

    エレン「あ…その…なんだ…悪かったな…気づかなくて…」ギュッ

    ヒストリア「…鈍感…」

    エレン「それと…」

    ヒストリア「?なんですか…んむぅ!?」

    チュッ

    エレン「…ありがとな…」/////

    ヒストリア「」

    エレン「ヒストリア?」

    ヒストリア「」

    エレン「あれ?ヒストリア!?」

    ヒストリア「/////」プシュウウウ…フラッ…

    エレン「お、おい!?」ガシッ

    ヒストリア「/////」

    エレン「ヒストリア!ヒストリア!?おい!」




    ミカサ「…それで、ヒストリアが気絶したと…」

    エレン「はい…」ドゲザ

    ジャン「エレン…お前…もう少し何かあっただろう…」

    エレン「言い返す言葉もございません…」

    ミカサ「…はぁ…」

    ジャン「電話聞かれて、そのまま告白して、ヒストリアに好きだって言われて、キスしたと…」

    エレン「…」

    ミカサ「ほんとバカ!」

    ジャン「ま、まあ…お前らしいっちゃらしいけどな…」ハハハ…

    ミカサ「…まあ、でも…良かったね」ニコ

    エレン「み、ミカサ…」

    ジャン「俺たち、心配してたんだよ…お前がずっと1人だったらどうしようって…」ハハハ…

    エレン「ジャン…お前ら…」ウルウル…

    ミカサ「でもヒストリア起きたら謝るんだよ」クワッ

    エレン「…は、はい…!」

    ジャン(ミカサは怒らせると怖いんだよなあ…マジで)アセ

    ヒストリア「エレンさん…ダメ…/////」ムニャムニャ…

    エレミカジャン「!?」

    エレン「な、なんだ…寝言か…」ハハハ…

    ヒストリア「ダメですよ…エレンさん…/////」ムニャムニャ…

    ミカサ「いったいどんな夢を…」

    ヒストリア「ダメですよぉ!/////」ガバッ!

    エレミカジャン「!!」

    ヒストリア「なんだ…夢か…」ボー…クルッ…

    ヒストリア「あれ…?エレンさん…」

    ーーーーーーーーーーーーーー

    チュッ

    エレン「…ありがとな…」/////

    ーーーーーーーーーーーーーー

    ヒストリア「…ああああああああぁぁぁ!!」

    ミカサ「ヒストリア!落ち着いて!」

    ヒストリア「私…!私…!!」/////

    ジャン「お、おい…!」

    ヒストリア「え、エレンさんが私に…き、キス…」/////

    エレン「だ、大丈夫か?ヒストリア…」ノゾキコミ

    ミカジャン(まずい!!)

    ヒストリア「エレンさん…エレンさんが…私に…エレンさんが…/////」プシュウウウ…ドサッ…

    エレン「ま、また寝ちまった…」アセ

    ミカサ「ダメだこりゃ…今夜は私がヒストリア泊めてあげるよ」

    ジャン「じゃあ、俺とエレンは久しぶりに飲むか!」

    ミカサ「程々にしなよ…」ジトー

    ジャン「わ、分かってるよ…」ハハハ…

    エレン「じゃあ、頼んでもいいか?」

    ミカサ「いいよ。エレンに任せてたらヒストリア一生起きられないよ…」

    エレン「悪いな…鈍感でよ…」

    ミカサ「気にしないでいいって…ヒストリア運ぶのだけ手伝って」

    エレン「ああ分かった」

    エレン「よいしょっ!」オンブ

    ヒストリア「」

    エレン「ごめんな…ヒストリア…」

    ジャン「さ、早く行くぞ!」




    ミカサ「私の部屋で大丈夫だよ」

    エレン「分かった」スタスタ…ガチャ…

    ジャン「…あのエレンに恋人か…」シミジミ…

    ミカサ「ん??妬いてんの?」ニヤニヤ

    ジャン「そ、そんなんじゃねえよ!ただ…」

    ミカサ「ただ…?」

    ジャン「ホッとしたって言うかなんて言うか…分かんねえよな…」ハハハ…

    ミカサ「…分かるよ…あのエレンだもんね…」シミジミ…

    ーーーーーーーーーーーーーー

    ジャン「なあエレン、お前、今日も告白断ってただろ?」

    エレン「ああ…そうだけど…?」

    ミカサ「なんで!?あの子と凄く仲良いじゃん!」

    エレン「なんでって…付き合う気がねえからだろ…」

    ジャン「で、でも、こないだ俺がアイツのことどう思ってるか聞いたら好きだって言ってたじゃねえか!」

    エレン「ああ…言ったけど…何か問題なのか?」

    ミカサ「好きなのになんで付き合わないの!?」

    エレン「はぁ?お前らは友達だったら誰でも付き合うのか?」

    ジャン(ま、まさかコイツ…)

    ミカサ(友達レベルの、「好き」!?)

    ミカジャン「…はぁ…」

    エレン「な、なんだよ…?

    ミカジャン「なんでもないよ!」イラッ

    ーーーーーーーーーーーーーー

    ミカサ「…ホントに、」

    ジャン「良かったな…」ニコ
  18. 18 : : 2019/07/08(月) 23:17:25
    エレン「よいしょっ…と…」

    ヒストリア「zzz」スヤスヤ

    エレン「…今日はたくさん驚かせちまったな…」

    ヒストリア「zzz」スヤスヤ

    エレン「…ありがとな…ヒストリア」ナデナデ…

    ガチャ…パタン…

    エレン「悪いなミカサ」

    ミカサ「全然大丈夫だよ」

    ジャン「ヒストリアは大丈夫そうか?」

    エレン「ああ、ぐっすり寝てるよ」

    ミカサ「じゃあ、明日ヒストリアと一緒にエレン家に行くよ」

    エレン「分かった。じゃあ俺とジャンはそろそろ帰るよ」

    ジャン「ミカサ、なんかあったらすぐに電話しろよ?赤ん坊のことでも、お前のことでも!」

    ミカサ「わかってるから早く行きな!」

    エレン「はは…じゃあまた明日」

    ジャン「おやすみー」

    ミカサ「おやすみー」

    ガチャ…バタン…カチッ

    ミカサ「さて、私も寝ますか!」




    エレン「何買ってく?」

    ジャン「お前いつも何飲んでんだよ?」

    エレン「最近は飲んでねえんだよな…」

    ジャン「まあな…」

    エレン「最後に飲んだのが銀麦だったかな…」

    ジャン「あ、お前銀麦派か」

    エレン「お前は?」

    ジャン「俺はウィークゼロかな…」

    エレン「どっちも買っちまうか」

    ジャン「ツマミはどうする?」

    エレン「なんでもいいけど…」

    ジャン「じゃあ枝豆と焼き鳥にしよう」

    エレン「よし…」グッ…コキコキ…

    ジャン「ふぅ…」グッ…コキコキ…

    エレン「…」ゴゴゴゴ…

    ジャン「…」ゴゴゴゴ…

    エレジャン「じゃんけんぽん!!」

    エレン:チョキ
    ジャン:グー

    エレン「くっ…だがまだだ…まだ終わってねえ!」

    ジャン「ふっ…このまま残り2点ストレートで取ってやるよ!」

    エレン「うおおおおおおお!!」

    ジャン「でやああああああ!!」

    エレジャン「じゃんけんぽん!!」

    エレン:チョキ
    ジャン:グー

    エレン「くそおっ!!裏をかいてもう一度チョキ出したのに…!」

    ジャン「バカめ!お前の考えることなど手に取るように分かるわ!」

    エレン「ふん…だがまだ終わってねえ!」

    ジャン「今楽にしてやるぜ…」

    エレジャン「じゃんけんぽん!!」

    エレン:グー
    ジャン:チョキ

    エレン「よし、よし、よし、よし!」

    ジャン「ふん…たかが1点で…」

    エレジャン「じゃんけんぽん!!」

    エレン:チョキ
    ジャン:パー

    ジャン「な、何いい!?」

    エレン「ふん…!デュースだぞ…?」

    ジャン「へ、へっ…まあ追いついただけだ…」

    エレン「デュースになった場合の特別ルール…」

    ジャン「叩いてかぶってジャンケンポン…」

    エレン(じゃんけんに勝ちさえすれば、俺の勝ちだ!)

    ジャン(コイツのスピードを超えることはできない…絶対にじゃんけんに勝つ!)

    エレン「泣いても笑っても最後の1発勝負…」

    ジャン「お互いにフェアプレーを誓って…」

    エレン「…」ゴゴゴゴ…

    ジャン「…」ゴゴゴゴ…

    エレジャン「叩いてかぶってジャンケンポン!!!」

    エレン:チョキ
    ジャン:パー

    ジャン(し、しまっ…)

    エレン「ぬん!!」ピコッ!

    ジャン「ちくしょう!!」ドサッ…

    エレン「Look at this! It's me!! Thank you brother!!」

    ジャン「ああ…俺の金が…俺の血が…」

    エレン「ムハハハハ!」




    エレン「よーし、焼き鳥も調理できたぞー」

    ジャン「枝豆も解凍できたぞ」

    エレン「んじゃ銀麦さん…」プシュッ!

    ジャン「俺はウィークゼロを…」プシュッ!

    エレジャン「かんぱーい!!」コツン

    ゴクゴク…

    ジャン「ぷっはぁ!!」

    エレン「っはあっ!…久しぶりのビールは格別だな!!」

    ジャン「生き返るようだ…!」ゴクゴク…!

    〜30分後〜

    エレン「それでよぉ、ヒストリアのやつぅ、こう言ったんだよぉ」

    ジャン「なんて言ったんだぁ!?」

    エレン「ふふふ…私も好きに決まってるじゃないですかぁ!ってなぁ…」

    エレン「かわいいよなぁ!」ムフフ

    ジャン「へんっ…ミカサの方がぁ…」

    ジャン「ミカサなんてなぁ!いつもは厳しいけどなぁ、たまに見せる甘え顔がかわいいんだぞぉ!!」

    エレン「ヒストリアの方がぁ!」

    ジャン「いやぁ、ミカサがぁ…」

    ジャン「…」

    エレン「…」

    エレジャン「…会いてえなぁ…」

    エレン「ダメだぁ…俺もう寝みぃ…」フラフラ…

    ジャン「俺もぉ…」フラフラ…

    エレン「zzz」グガーッ

    ジャン「zzz」ゴガーッ
  19. 19 : : 2019/07/08(月) 23:38:25
    ー朝ー

    チュンチュン…

    エレン「…うーん…あったまいてぇ…」

    ジャン「…気持ちわりぃ…」

    エレン「さすがに飲みすぎたな…」

    ジャン「…ミカサに見られたら怒られちまうぞ…」

    エレン「ミカサ…あ!今日ミカサ来るって言ってたんだ!!」

    ジャン「…だああああ!?」

    エレン「は、早く片付けるぞ!!」ドタバタ

    ジャン「お、おう!」ドタバタ

    〜10分後〜

    エレン「片付いたか…」

    ジャン「じゃあ俺、シャワー借りてもいいか?」

    エレン「ああ、先に浴びてくれ」

    ジャン「ありがとよ…」スタスタ…




    ジャン「ふぃー…さっぱりしたぜ…」

    エレン「お、じゃあ俺行ってくる」スタスタ…

    ジャン「おう」



    ピンポーン

    ジャン「はいはーい!」ガチャ…

    ミカサ「あれ?エレンは?」

    ジャン「いまシャワー浴びてるよ」

    ミカサ「あ、そうなんだ。じゃあ中で待ってようかな」

    ヒストリア「おはようございます!」

    ジャン「おう、大丈夫なのか?」

    ヒストリア「はい!大丈夫です!…今は…」

    ミカサ「エレンと目合わせられるかなあ?」ニヤニヤ

    ヒストリア「そ、それぐらいできますよ…!」

    エレン「あーさっぱりした…うわああ!?」ガバッ!

    ミカサ「なんで昔から風呂上がりは上半身裸なのよ…」

    ジャン「まだ治ってなかったのか…」

    ヒストリア「…/////」

    ミカジャン(もう赤くなってるし…エレンのやつめ…)

    ヒストリア「す、凄い引き締まった筋肉…/////」ボソッ

    ミカジャン(そこかよ!)

    エレン「わ、悪い!いつもの癖でつい…!」

    ミカサ「はぁー…」

    ジャン「まあエレンらしいじゃねえか」ハハハ…

    ヒストリア「…/////」ウツムキ

    エレン「ヒストリア、よく眠れたか?」

    ヒストリア「…」コクコク!

    エレン「そ、そうか…」(俺も恥ずかしくなってきた…)

    ミカジャン(あらあらウブだねぇー)ニヤニヤ

    ヒストリア「え、エレンさんは!?」(お、大声出しちゃった…)

    エレン「お、俺もよく眠れたぞ!」(あっ…つられて大声出しちゃった…)

    ミカサ「じゃあ私たちは帰るね!」

    ジャン「そうだな。じゃあなエレン、また飲もうぜ!」

    エレン「あ、ああ!気をつけて!」

    ヒストリア「ミカサさんありがとうございました!」

    ミカサ「気にしないでー!」

    ガチャ…バタン…

    エレン(ふ、2人にしないでくれよ…)

    ヒストリア(ふ、2人にしないで〜…)
  20. 20 : : 2019/07/10(水) 02:33:30
    あぁ……エレヒス……尊死する……
    期待するしかないこの作品!!
  21. 21 : : 2019/07/10(水) 06:38:59
    エレン「ひ、ヒストリア!」

    ヒストリア「は、はい!!」

    エレン「俺たちって…両想い、なんだよな…?」

    ヒストリア「は、はい…そ、そうですね…!」

    エレン「じ、じゃあ…俺たち、付き合ってるんだよな…?」

    ヒストリア「そ、そうですね…/////」ウツムキ

    エレン「そ、そうか…そうだよな…」ハハハ…

    ヒストリア「…/////」

    エレン「あー…その…なんだ…これから、よろしくな」ニコ

    ヒストリア「こ、こちらこそ!ふ、ふつつか者ですが!」ペコリ!

    エレン「やっぱ最初は照れるな…/////」ハハハ…

    ヒストリア「私は恥ずかしいです…/////」

    エレン「今日さ、行きたいところがあるんだけど、一緒に行ってくれるか?」

    ヒストリア「は、はい!もちろんです!」

    エレン「じゃあ朝飯食ったら行こうか」




    ヒストリア「ご馳走様でした!」

    エレン「よーし、そろそろ行こうか」

    ヒストリア「何に乗るんですか?」

    エレン「電車の後にバス乗るよ」

    ヒストリア「結構遠いんですね」

    エレン「ん〜1時間くらいかな?」

    ヒストリア「じゃあ早く行きましょ!」

    エレン「おう!」(付き合った初日に行くべきじゃなかったかな…)




    ガタンゴトン…ガタンゴトン…

    ヒストリア「…」ウトウト…

    ヒストリア「…zzz」コテッ

    エレン「ん?はは…寝ちまったのか」ハハハ…

    ヒストリア「zzz」スヤスヤ…

    エレン「俺の肩、ちょうどいい高さだったのか…」ハハハ…

    ガタンゴトン…ガタンゴトン…




    エレン「おーい、ヒストリアー、そろそろ降りるぞー」

    ヒストリア「ん…はっ!」パチ

    エレン「次の駅で降りるぞ」

    ヒストリア「わかりまひた〜…」ゴシゴシ…

    スタスタ…

    エレン「次のバスは…5分後か!ちょうど良かった」

    ヒストリア「ここ…結構田舎ですね…」

    エレン「ここよりもっと田舎なところに行くんだぞ」ハハハ

    ヒストリア「ここより…想像できない…」

    エレン「田舎は初めてなのか?」

    ヒストリア「初めてです!」キラキラ

    エレン(今どき田舎行くのにこんなに目キラキラさせる女の子はヒストリアだけだろうなあ…)ハハハ…





    ブロロロロ…

    エレン「さ、着いたぞー」

    ヒストリア「ここって…」

    エレン「ああ…俺の両親のお墓だよ」

    ヒストリア「そうなんですね…」

    エレン「最近はいろいろあったから報告しようと思ってな…」

    ヒストリア「それでここに…」

    エレン「それに大切な人ができたからな」ニコ

    ヒストリア「…ありがとうございます…/////」

    エレン「じゃあ、報告してくるよ」

    パンパン…

    エレン(父さん…俺、やっと父さんがどんな人だったのか、本当のことを知ったよ…)

    エレン(まさか俺が父さんの跡を継いだ形になるとはな…ほんと不思議だよな…)

    エレン(2週間後にはシリア特別作戦に参加することも決まったんだ。あのケニーと同じ班で参加するのは気に入らねえけど、この戦いでどうやらBEASTを完全に潰せそうだ…)

    エレン(それと、後ろにいるヒストリアは今一緒に住んでんだけど、俺の大切な人なんだ。ヒストリアに危険なことがねえように見守っててくれよ)

    エレン(なんだかんだで元気にやってるよ…そっちでは母さんのこと、ちゃんと面倒見ろよな!)

    エレン(母さん…キース教授から全部聞いたよ…ありがとう)

    エレン(さっき父さんにも言ったけど俺にも守るべき大切な人ができたんだ。母さんも見守っててくれよ)

    エレン(…また来るよ)

    エレン「お待たせ」
  22. 22 : : 2019/07/10(水) 07:22:23
    >>20
    ありがとうございます!
    フォローまでして下さるとは…笑
  23. 23 : : 2019/07/10(水) 23:19:42
    ヒストリア「あの…私も、挨拶していいですか…?」

    エレン「ん?ああ、そうしてくれると親も喜ぶよ!ぜひしてくれ!」

    パンパン…

    ヒストリア(エレンさんのお父さん、お母さん…いつもエレンさんにお世話になってます、ヒストリア・レイスです)

    ヒストリア(エレンさんはいつも暖かくて優しいです。私もエレンさんのおかげで立ち直れました)

    ヒストリア(それと…昨日からエレンさんとお付き合いさせてもらってます…/////)

    ヒストリア(エレンさんが任務で怪我しないように見守ってあげてください!また定期的に来ます!)

    ヒストリア「…」

    エレン「終わったか?」

    ヒストリア「はい!」

    エレン「なんて言ったんだ?」

    ヒストリア「ふふっ…秘密です!」ニコッ

    エレン「!…そ、そうか…!」ハハハ…

    エレン(いかん…唐突にそれはダメだよ…/////)

    ヒストリア「この後どうします?」

    エレン「んー…あ、俺の知り合いがやってるラーメン屋がこの近くにあるんだけど、行くか?」

    ヒストリア「行きたいです!」

    エレン「じゃあ決まりだな」

    ヒストリア「でも、この近くって…エレンさん、ここが出身地なんですか?」

    エレン「ああ、俺はここシガンシナ市出身だよ。大学から今のトロスト市に住んでるけど」

    ヒストリア「ジャンさんとミカサさんも?」

    エレン「ミカサはシーナ市の大学に行ったよ」

    ヒストリア「も、もしかして…エルディア国立シーナ女学院ですか…?」

    エレン「ああ、そこそこ」

    ヒストリア「ええっ!?あそこって、偏差値ランキング1位の女子大じゃないですか!ミカサさんって本当に賢いんですね!!」

    エレン「ああ、ミカサは高校では10年に1人の天才だって言われてたからな…ちょっと次元が違ってたよ…」ハハハ…

    ヒストリア「ジャンさんとエレンさんはどこの大学に?」

    エレン「俺たちは軍養大だよ」

    ヒストリア「軍養大って…エルディア国立軍人養成大学のことですよね…?」

    エレン「そうだけど…」

    ヒストリア「あそこも相当偏差値高いじゃないですか!」

    エレン「まあ…ジャンが危ないくらいには高いな…」ハハハ…

    ヒストリア「エレンさんは余裕だったんですか?」

    エレン「ああ、試験はそんなに難しくなかったよ。本当はストヘス大学が第1志望だったし…」

    ヒストリア「ストヘス大学…エレンさんも凄く勉強できたんですね…」

    エレン「まあ…それなりに成績は良かったよ」ハハハ

    ヒストリア「でもどうして軍養大に?」

    エレン「…」

    ヒストリア「え…あっ、ご、ごめんなさい!」

    エレン「大丈夫、ちょっと思い出しただけだよ」

    エレン「…母さんがテロに巻き込まれたんだよ」

    ヒストリア「もしかして、7年前のあのテロですか?」

    エレン「そう。それで母さんが亡くなってから、俺はテロリストを殺さなきゃならねえと思ってたんだ」

    ヒストリア「…そうだったんですね…」

    エレン「でもライナーさんに守るべきものを見つけろと言われてからは少しずつ変わってきてるよ」

    ヒストリア「見つかったんですか?エレンさんの守るべきもの…」

    エレン「ああ…」

    ニギッ…

    エレン「つい最近、な」ニコッ

    ヒストリア「…/////」(手、繋いじゃってるよ…/////)

    エレン「さ、着いたぞー」
  24. 24 : : 2019/07/12(金) 23:57:48
    ヒストリア「ラーメン屋はんねす…?」

    ガラガラ…ヘイ、イラッシャイ!

    エレン「ハンネスさーん!ただいま!」

    ハンネス「お?おお!エレンじゃねえか!こっち帰ってきたのか?」

    エレン「ああ、ちょっと墓参りにな」

    ハンネス「そうか…隣のかわいい女の子は?」

    ヒストリア「ヒストリア・レイスです、初めまして!」ペコリ

    ハンネス「彼女?」

    エレン「彼女」

    ハンネス「マジで?」

    ヒストリア「…/////」

    ハンネス「ほー…って、ええぇぇえ!?」

    エレン「驚きすぎだろ」

    ハンネス「だって…え?なんで?」

    エレン「なんでってなんだよ…」

    ハンネス「ヒストリアちゃん、エレンでホントにいいのかい?こいつ鈍感だし死に急ぐし…」

    ヒストリア「大丈夫です!もう知ってるので!」フフフ…

    エレン「お前も思ってたんかい…」

    ヒストリア「あ、いや…あ!ラーメン!ラーメン食べましょ!」

    ハンネス「エレンはいつものだよな?」

    エレン「ああ、それで頼むよ」

    ヒストリア「いつものって?」

    ハンネス「塩の薄め、固め、ネギ多めだよ」

    エレン「この組み合わせが1番美味いんだよなあ」

    ヒストリア「じゃあ、私もそれで!」

    ハンネス「はいよ!じゃあ席でちょっと待ってな!」スタスタ…

    エレン「少し早めに来てよかった…」

    ヒストリア「なんでですか?」

    エレン「ここって田舎だろ?だから俺みたいな若者が帰って来ると…「エレンが帰ってきたって本当か!?」ドタドタ!

    エレン「こういうこと…」ハァ…

    ???「おー!本当にエレンじゃねえか!」

    エレン「クルーガーさん…いったい誰から…」

    クルーガー「ハンネスが連絡くれたんだよ!」ハハハ

    エレン「しまった…」

    クルーガー「ところでお嬢さんは?」

    ヒストリア「ヒストリア・レイスです!」

    クルーガー「彼女?」

    エレン「彼女」

    クルーガー「マj エレン「さっきと同じくだりいらねえから!」

    ヒストリア「よ、よろしくお願いします…!」

    クルーガー「ヒストリアちゃんねえ…エレン良かったなあ!こんな可愛い子が付き合ってくれて!」バシッ!

    エレン「ああ、ホントに幸せ者だよ」ハハハ…

    クルーガー「そういやそろそろあいつらも来るぜ」

    エレン「連れてきたのかよ…」

    ???「おーい!エレン!!」

    エレン「マーカスさんとジャックさん…」

    マーカス「聞いたぞ!彼女連れて帰ってきたんだってな?」

    ジャック「まさかこの子か!?」

    ヒストリア「…/////」

    エレン「ああ、そのk マーカス「なんて事だ!」

    ジャック「こんな可愛らしい子がエレンの餌食に…!」

    マーカス「エレン、彼女のこと大切にしてやるんだぞ!」

    エレン「ああ…」

    ジャック「女を泣かすのは男として最低だぞ!分かってるよな?」

    エレン「ああ…」

    マーカス「もs エレン「ちょっと黙っててくれよ!!」イラッ

    ジャック「おおー」

    マーカス「相変わらずの声量だ!」ハッハッハ!

    ヒストリア「…」(す、すごく元気な人達みたい…)

    マーカス「ところでお嬢さん、お名前は?」

    ヒストリア「ヒストリア・レイスです」

    ジャック「ヒストリアちゃんか…ヒストリアちゃん、エレンのこと、よろしくお願いしますよ」ペコリ

    ヒストリア「い、いえ!そんな!顔上げてください!」

    エレン「そうだよ…大げさだよ…」

    ヒストリア「むしろ私がよろしくされてます!」

    エレン「それも何か違うだろ…」

    ジャック「聞いたかマーカス」

    マーカス「ああ聞いたぞ」

    ジャック「いい子だなあ」

    マーカス「ああいい子だ」

    ジャック「エレンの野郎…こんなちっちゃかったのに、今はこんなにいい子に好かれて…」グスッ

    マーカス「あのエレンがこんなに立派に…」グスッ

    クルーガー「WINGSの隊員だからな…」グスッ

    エレン「なんで急に泣いてんだよ…」ヤレヤレ…

    ヒストリア「ふふふ…皆さんエレンさんのことが好きなんですよ」

    エレン「まあ…それは伝わってくるけど…」

    ハンネス「へい、お待ちどうさん!」ゴトッ、ゴトッ
  25. 25 : : 2019/07/14(日) 07:15:04
    エレン「おー…変わんねえな、このラーメン」

    ハンネス「当たり前だ!このラーメンは俺の息子みたいなもんだからな!」

    ヒストリア「美味しそう!いただきます!」ズルズル…

    エレン「いただきまーす」ズルズル…

    ヒストリア「美味しい!!!」

    エレン「うん、やっぱ美味い!」

    ハンネス「おお!本当かい?」

    ヒストリア「本当に美味しいです!私、そんなにラーメン食べたこと無いですけど、今までで1番美味しいです!!」

    ハンネス「はっはっは!そう言って貰えると嬉しいねえ!」




    エレン「じゃあそろそろ帰らねえと」

    ヒストリア「あ、そうですね」

    ハンネス「そうか…エレン、頑張るんだぞ。俺はお前の第3の親だ。しんどい時にはなんでも言ってこい!」

    エレン「…ああ、ありがとうハンネスさん」

    クルーガー「頑張れよ、エレン!」

    マーカス「応援してるからな!」

    ジャック「あまり無理すんなよ!」

    エレン「ああ、皆ありがとう!」

    ヒストリア「ご馳走様でした!」

    みんな「またなー!!」




    ヒストリア「みんな、いい人たちですねー」ニコニコ

    エレン「ああ…俺が小さい頃から良くしてくれたんだ。特にハンネスさんは」

    ヒストリア「ハンネスさんが親代わりになってくださったんですか?」

    エレン「ああ、高校生の時に母さんが亡くなってからな」

    ヒストリア「そうだったんですね…」

    エレン「本当、感謝でいっぱいだよ」

    ヒストリア「…私、あの町好きです!」

    エレン「…そうか、そう言って貰えると嬉しいよ」ハハハ…

    ヒストリア「私は生まれた時からこの町だったから、エレンさんが少しだけ羨ましいです…」

    エレン「…シガンシナはヒストリアの地元だと思っていいよ」

    ヒストリア「…ありがとうございます」ニコ

    エレン「お、着いたな」

    ガチャ…バタン…

    ヒストリア「ただいまー」スタスタ…

    エレン「俺、先に風呂入って寝てもいいか?」

    ヒストリア「もちろんです!お先にどうぞ!」

    エレン「悪いな、ありがとう」スタスタ…

    ヒストリア「明日は早いって言ってたし、布団敷いておこう」スタスタ…




    エレン「上がったぞー」

    ヒストリア「はーい」

    エレン「お、布団敷いてくれたのか!」

    ヒストリア「はい!明日早いんでしょ?」

    エレン「ああ…」

    ヒストリア「?どうかしましたか?」

    エレン「ん?ああ、いや、彼女なんだなあって…」ハハハ…

    ヒストリア「な、何言ってるんですか!は、早く寝てください!!/////」

    エレン「あ、ああ…じゃあ、おやすみ…」
  26. 26 : : 2019/07/14(日) 12:55:21
    よきエレヒスだ……めちゃ期待!
    >>22
    いえいえ、面白いと思った作品の作者さんをフォローするのは当たり前ですよw
  27. 27 : : 2019/07/17(水) 15:31:05
    ー2週間後ー

    ヒストリア「…行ってらっしゃい…」ウルッ…

    エレン「おいおい、泣くなよ。死にに行くみたいだろうが」ハハハ…

    ヒストリア「だ、だって…」グッ…

    エレン「…ヒストリア」ギュッ

    エレン「必ず、帰ってくるから。BEASTを潰して全て片付けて必ず帰るから…」

    エレン「それまで待っていてくれるか?」

    ヒストリア「…待ちます…いくらでも待ちます!だから、必ず帰ってきて…」ポロポロ…

    エレン「…ああ、もちろんだ」




    ジャン「じゃあ、行ってくるよ」

    ミカサ「何があっても気を抜かないようにね」

    ジャン「ああ、分かってるよ」

    ミカサ「じゃあ、頑張ってきて!」ギュッ…

    ジャン「おう…行ってきます」ギュッ




    ライナー「よし…忘れ物は無いな…」スクッ…

    ユミル「ライナー」

    ライナー「ん?珍しいな、お前がこの時間に起きてるなんて」ハハハ…

    ユミル「…」ギュッ…

    ライナー「…心配するな」ギュッ

    ユミル「し、心配なんか…」ポロポロ…

    ライナー「大丈夫だ。お前一人を残したりはしない」

    ユミル「…無理しないで、頑張ってこいよ…!」ニコッ…ポロポロ…

    ライナー「…ああ。それじゃあ、行ってきます」

    ユミル「行ってらっしゃい」




    アルミン「姉さん、僕、そろそろ行くよ」

    アニ「絶対に無理しちゃダメだよ」

    アルミン「うん」

    アニ「それと…今日はいいか」フフ…

    アルミン「助かるよ…」ハハハ…

    アニ「…頑張ってきな!」ガバッ!

    アルミン「ね、姉さん…く、クルシイ…」

    アニ「ごめんごめん…久しぶりだから力加減が分からなくて…」ハハハ…

    アルミン「ははは…じゃあ、行くね」

    アニ「行ってらっしゃい!」

    アルミン「行ってきます!」




    リヴァイ「…」ナデナデ…

    リト「zzz」スヤスヤ…

    リヴァイ「…ふっ…」スクッ…

    ペトラ「…もう、行くの…?」

    リヴァイ「…ああ」

    ペトラ「…頑張ってきてね」

    リヴァイ「…心配しなくても、死にはしない」

    ペトラ「心配したくなくても、しちゃうのよ…」

    リヴァイ「リトのためにも、ペトラ、お前のためにも、俺はまだ死ねない。約束する。必ず帰ってくる」

    ペトラ「…うん!じゃあ、行ってらっしゃい!」

    リヴァイ「…ペトラ…」クイクイ

    ペトラ「なに…?」

    チュッ

    ペトラ「…なっ!?」/////

    リヴァイ「ふっ…行ってきます」

    ペトラ「…行ってらっしゃい…」

    ガチャ…バタン…

    ペトラ「あんなの…ズルいよ…/////」



    ーWINGS本部ー

    エルヴィン「総員整列!!」

    ザッ…

    エルヴィン「これより君達はシリア特別作戦を行ってもらう!!」

    エルヴィン「私が君達に言うことはただ一つ!自らが守るべきものを背負って戦え!何があっても屈するな!」

    エレン(ヒストリア…お前のためなら、俺はどんなやつにも負けない!)グッ…!

    ジャン(ミカサ…大事な時にすまねえ…だが、これで全てを終わらせる!)グッ…!

    エルヴィン「我々はこれまで、多くの隊員を失った!この戦いでも少なからず犠牲者が出るだろう!その仲間の死に意味を与えるのは君達だ!!」

    ライナー(ベルトルト…見ててくれよ!)グッ…!

    アルミン(ベルトルトさんの仇…必ず取る!)グッ…!

    エルヴィン「BEAST、および「獣」を倒したその時、彼らの死は初めて意味を持つ!」

    リヴァイ(ペトラのためにも、リトのためにも、お前は俺が殺す…首でも洗って待ってろ「獣」、いや、)

    エルヴィン「我々のこの戦いで、BEASTは全滅する!そしてそれはテロの蔓延るこの世界で生きる我々の大きな進撃になる!!」

    バッ…!

    エルヴィン「兵士よ怒れ!」

    エルヴィン「兵士よ叫べ!!」

    エルヴィン「兵士よ戦え!!!」

    総隊員「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」



    エルヴィンの演説により、自らを奮い立たせたWINGS総隊員の叫びは、テロリストによって奪われてきた平和な毎日を取り戻すための、WINGSとBEASTの全面戦争の開戦を告げた。
    その戦いの結末は勝利か、敗北か。そしてその結末の先には何があるのか。彼らがそれを知る術はない。ただ彼らは戦い、平和を取り戻すために命を投げ打つ。


    WINGSとBEASTの全てをかけた、最初で最後の全面戦争が今、始まる。



    《To be continued…》
  28. 28 : : 2019/07/17(水) 15:37:18
    第2話はこれにて完結です!
    今回は短めですが、次回はその分長いものになります!
    今回、シリアスなシーンは割と少なかったと思いますが、次回はほとんどシリアスになると思います!
    読んでいただいた方、ありがとうございました!
    次回でひとまず第1部は完結、その先はタイトルを変えて第2部にする予定ですので、引き続き楽しんでいただければと思ってます!
    では、「守るべきもの」#3でお会いしましょう!
    (たぶんすぐ書く…笑)
  29. 29 : : 2019/07/17(水) 22:32:41
    続きです!

    守るべきもの#3(Final)
    http://www.ssnote.net/archives/80214
  30. 30 : : 2020/10/28(水) 13:43:43
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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