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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

仁「響子が妊娠しようとしているだと!?」

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  1. 1 : : 2018/12/05(水) 16:02:16
    注意点
    苗木、日向、最原ハーレム
    苗ノ島、日ソニ、最春あります
    日ペコは?です
    日向は相談窓口
    夢野は王馬です
  2. 2 : : 2018/12/05(水) 16:03:44

    黄桜「そうなんだよ」

    仁「何故だ! 響子はまだ学生じゃないか! 確かに私とは仲が悪いが、そんな常識を欠いた子じゃないはずだ!」

    黄桜「そんなこと言われても、本当のことなんだからしょうがないだろ」

    仁「相手は! 誰の子を身ごもろうとしているんだ!」

    黄桜「苗木君だよ。ほら、クラスメイトの幸運の子」

    仁「彼か。確かに彼は真面目で前向きで成績も悪くない。響子の相手としては文句は無いが、何故今なんだ! 卒業後にちゃんと結婚してからだろう、そういうのは」

    黄桜「ほら、同じスパイクチェイン製作でCONCEPTIONっていうゲームがあったろ? あれがアニメ化されて、それを見たようなんだよ」

    仁「メタ発言はやめてくれないか」

    黄桜「実際それが原因なんだから仕方ないだろう。ともかく、それを見て苗木君にああやって迫っているんだ」

    仁「うん?」


    黄桜が窓の外を指差すと、ちょうど霧切が逃げる苗木を追いかけている姿があった。


    霧切「待ちなさい苗木君。あなたの子供を産んであげるわ」

    苗木「だからまだそういうのは早いって言ってるでしょ! そもそも僕ら、付き合ってすらいないよね!?」

    霧切「苗木君のくせに生意気よ。あなたの子供を産んであげるって言っているんだから、早く私を孕ませなさい」

    苗木「まだ親になる気は無いよ!」


    その姿を見た仁は肩を落とした。


    黄桜「まあ、前々から響子ちゃんは苗木君を狙っていたからね。アピール方法を斜め上にこじらせたというか、なんと言うか」

    仁「何故だ。俺か? 俺が逃げたから、響子はあんな子になってしまったのか?」

    黄桜「ついでに言うと、響子ちゃんの影響が多くの女子に広まっている」

    仁「なんだと?」

    黄桜「ほら、アレ」


    再び窓の外を指差すと、霧切だけでなく舞園、セレス、朝日奈、江ノ島、戦刃が加わって苗木を囲んで追い詰めていた。


    舞園「苗木君、私もあなたの子供を産んであげます」

    セレス「クイーンとしてナイトの子供を産んであげますわ」

    朝日奈「あ、あのね、苗木。私と苗木との子なら、きっと可愛いと思うから、私が子供を産んであげる」

    戦刃「苗木君の子供は私が産んであげるから」

    江ノ島「苗木、今なら残姉ちゃんと姉妹丼で子供を産んであげるよ」

    苗木「なんでこういう時だけ、こんなにチームワーク良いのさ! 誰か、誰か助けて!」


    必死に助けを求める苗木だが、その願いは届かず、江ノ島の指揮で戦刃と朝日奈に捕まり、全員でラブアパートへ連れて行かれた。


    仁「こんなことが、この学園で……。ていうか、なんだあの施設は! あんな施設あったか!?」

    黄桜「あそこはほら、今年遂に完成した希望ヶ峰学園のマスコット、自立AI型ロボットのモノクマが才能の発展のためにって、お前が出張中に建てたんだよ」

    黄桜「帰ってきたのが昨日で、今日から出勤だったから気付かなかったんだろう」

    仁「ちょっと待て、何でマスコットがそんな事をしているんだ! というか学園長の私は聞いてないぞ! それに出張って言っても三日だぞ! たったそれだけの間に建ったのか!」


    そう叫んでいる最中、学園長室の扉が開いた。


    モノクマ「失礼しまーす! 学園長、ラブアパートっていう新たな才能の卵を生み出す施設を作ったから、事後承認お願いしまーす」

    仁「普通にそんな書類を持ってくるんじゃない! というか、完全に事後承認させるつもりで建てただろう!」

    モノクマ「そりゃあね、普通にやってたら承認されないと思って、マスコットらしく暗躍して建てたんだよ。大変だったよ、三日で建てるの」

    仁「らしくない! 凄くマスコットらしくないぞ!」

    モノクマ「いいから早くこの書類に判を押してよ。ああやって、利用者もいるんだからさ」


    モノクマが窓の外を腕で差すと、腕を組んでラブアパートに入る十六夜と安藤の姿があった。


    仁「彼らもか! どうしてそう、風紀が乱れているんだ!」

    黄桜「お陰で石丸君が大忙しで、さっき頭に血が上りすぎて倒れて大和田君と不二咲君に保健室へ連れて行かれた」

    仁「大忙しということは、まだいるのか」

    モノクマ「うん、いるね。例えばほらアレ」


    そう言ってモノクマが示した先では、最原が六人の女子に追いかけられていた。
  3. 3 : : 2018/12/05(水) 16:04:20

    最原「待ってよ、皆落ち着いて!」

    赤松「待つのは最原君だよ。私が最原君の子供を産んであげるから」

    東条「最原君、私なら産んだ後の面倒も完璧に見られるわ。安心して、私に子供を産ませてちょうだい」

    春川「私も超高校級の保育士だから、面倒は見られるわ。だから私がアンタの子供を産んであげる」

    アンジー「にゃははは。終一、アンジーが終一の子供を産んであげるよ」

    入間「俺様が子供を産んでやるって言ってんだろうが! 大人しくしやがれ!」

    白銀「最原君、地味な子かもしれないけど愛情注いで育てるから、私に君の子供を産ませて」

    最原「うああぁぁぁっ!」


    全力で逃げる最原だったが、モヤシな彼では春川と東条を振り切れず捕まり、六人に囲まれてラブアパートへと引き摺りこまれた。


    仁「最原君もか……」

    黄桜「もしも本当に子供ができたら大事になるなあ……」

    モノクマ「その時は責任よろしくね学園長」

    仁「私だけのせいじゃないだろう! モノクマ、そもそも君が無許可であんな物を建てるから」

    モノクマ「あっ」

    黄桜「おっ」

    仁「えっ?」


    何かに気づいたモノクマと黄桜に続いて窓の外を見ると、今度は日向が追いかけられている姿があった。


    日向「うおぉぉぉっ! いい加減に諦めてくれ!」

    七海「諦めないよ。日向君の子供を産んであげる日まで」

    罪木「日向さぁん。私に日向さんの子供を産ませてくださぁい!」

    菜摘「私がアンタとの子供を産んであげるって言ってるんだから、大人しくしなさい!」

    澪田「創ちゃん! 創ちゃんとの子供を産んであげるっすから、捕まってほしいっす!」

    日向「うおぉぉぉっ! なんとしても逃げ切ってやる!」


    全力で走る日向だったが、七海が合図をすると前方から終里、左から小泉と西園寺、右からサトウとソニアが現れて取り囲まれてしまう。


    日向「お前達まで……」

    終里「日向との子供を産ませてくれるって約束でな」

    小泉「皆で協力したのよ。日向との子供を産むためにね」

    西園寺「これで遂に、おにいとの子供を産んであげられるね」

    サトウ「真昼との子供は無理だけど、日向との子供は産んであげられるよ」

    ソニア「日向さん、あなたの子供を産んであげますから、大人しく捕まってくださいね」

    日向「くそう。まだだ、まだ俺は諦めないぞ!」


    突破できそうな小泉と西園寺の方へと走り出す日向だが、終里に回り込まれて突破できず。
    急遽別方向へ逃げようと動きを止めた瞬間、追いかけていた拍子に転んだ罪木の転倒に巻き込まれて転び、そのまま捕まってしまう。
    あとはもう前の二人と同じく、ラブアパートへと連れて行かれた。


    仁「……」

    黄桜「……」

    モノクマ「承諾書に判子押してちょうだい」

    仁「押せるか! あんなものを三連続で見せられて、はいそうですかと押せるか!」

    モノクマ「そこは諦めとノリと勢いでさ」

    仁「断る!」

    モノクマ「駄目だよ、そこで一度ノッておいて、だが断る。って言わなくちゃ」

    仁「黙れエセパンダ!」

    モノクマ「あっ、そう言うんだな! だったらボクだって、学園長にオシオキしてやる!」

    仁「オシオキ?」

    仁(何故だ。ロケットで宇宙へ飛ばされて白骨化させられるイメージが湧いた)

    モノクマ「承認書に判を押さないと、この爪で唯一の娘さんとの写真を粉みじんに切り刻んでやる!」

    仁「それだけはやめてくれ! ほら、判子なんていくらでも押すから!」

    黄桜(相変わらず響子ちゃんが関わると弱いな……)


    この時、彼らは気づいていなかった。
    物陰に隠れて連れて行かれる日向を見ていた少女がいることに。


    辺古山「ああ、日向が連れて行かれる。しかし私には坊ちゃんが、いやでも日向にも色々と世話になってきたし、うぅぅぅ……」


    九頭龍と日向、二人の男に惚れてしまった辺古山はどっちの子供を産むべきか激しく葛藤していた。
    また追いかけっこをせずにラブアパートへ向かう者もいる。
  4. 4 : : 2018/12/05(水) 16:04:40

    王馬「いやあ、夢野ちゃんが俺の子供を産んでくれるなんて、なかなかつまらなくないね」

    夢野「他の皆が産もうとしているのに、うちだけ産まないのは悔しいからの」

    茶柱「お願いだから考え直してください夢野さん。男死との子供を産むなんて、やめてください」

    夢野「いやじゃ。それにうちは王馬との子なら、産んでも構わん」

    茶柱「おのれ男死め! 夢野さんを汚す前に、転子が成敗して――」

    王馬「対茶柱ちゃん用秘密兵器。忌村先輩特性、夢野ちゃんのフェロモン凝縮香水液を霧吹きで茶柱ちゃんに吹きかけてみた」

    茶柱「んはああぁぁぁぁっ!」

    夢野「んあ~、一瞬で昇天して腰砕けになりおったぞ。目の焦点も合っておらん」

    王馬「いいね、なかなか使えるね。さすが忌村先輩」

    夢野「ついでじゃから転子も連れて行ってやるかの。王馬、転子にもお主の子供を産ませてやってくれ」

    王馬「さすが夢野ちゃんは友達想いだね。そういうのもつまらなくないから、賛成だよ」


    こうして茶柱もラブアパートへ引き摺られていった。
    その五分後には。


    ジェノサイダー「白夜様ゲットだぜ! このまま、モノクマが言っていたラブアパートへ直行よん」

    十神「やめろ、放せ!」

    ジェノサイダー「白夜様は天井の染みでも見ていてください。その間に搾り取りますから」

    十神「くそ、なんでこんな時にコショウが無いんだ!」

    ジェノサイダー「安心してください。見事に白夜様をアへらせて、来年には白夜様との子供を産んで差し上げます!」

    十神「やめろ、やめろおぉぉぉぉっ!」


    十神の叫びで仁達が窓の外を見るが、既にジェノサイダーによってラブアパートへ連れて行かれた後だった。
  5. 5 : : 2018/12/05(水) 17:31:03
    カオスだ
  6. 6 : : 2018/12/05(水) 18:24:30
    超展開とはこの事を言うね
  7. 7 : : 2018/12/05(水) 23:44:25
    コレハヒドイ(褒め言葉)
  8. 8 : : 2018/12/06(木) 12:41:55
    九頭龍妹はわかるけどサトウって誰?日向がアニメで九頭龍妹の他にフラグ立てた女子?
  9. 9 : : 2018/12/06(木) 12:51:27
    ボクサーは宗方を連れ込むんですね
  10. 10 : : 2018/12/06(木) 23:26:35
    >>9いやちさ先生じゃね?
  11. 11 : : 2018/12/06(木) 23:27:02
    あ、連れ込むことね
  12. 12 : : 2018/12/08(土) 12:40:07

    翌日、疲れ切った表情の苗木と日向と最原と十神と、ただ一人元気そうな王馬が学食で寛いでいた。


    日向「酷い目にあったな」

    苗木「そうだね」

    十神「この俺が、あんな無様な醜態を晒すとは……」

    最原「王馬君は平気そうだね。搾り取られなかったの?」

    王馬「まあね。夢野ちゃんはそんなに体力無いし、茶柱ちゃんはこの特性香水液でヘロヘロだったから」

    王馬「特にこれをああ使った時は凄かったなあ」


    ~王馬回想~

    茶柱「こ、この男死め、いくら夢野さんに頼まれたからって、転子にこんなことをして、ただで済みませんよ」

    王馬「よく言うね。さっきまでよがってたのはどこの誰さ。お尻を上げて蹲ったまま、身動きすらとれないのに」

    夢野「転子よ、もうちょっと素直になっても良いと思うぞ?」

    茶柱「うぬぬ、夢野さんが敵側にいると思う存分に怒れない……」

    王馬「そんな茶柱ちゃんのアナルに特製香水液を少量注入してみた」

    茶柱「ひっ――。ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

    夢野「凄いの。陸に上げられた海老のように跳ねまわっておる」

    王馬「あはははは。やっぱり凄いやこれ」

    ~回想終了~


    王馬(今度俺のフェロモンで作ってもらって、夢野ちゃんに使ってみよっと)

    苗木「王馬君は楽しんでたみたいだね。それに引き換え僕は……」


    ~苗木回想~

    苗木「あうぅぅぅ……」

    霧切「これで全員一回ずつ中出ししてもらえたわね」

    舞園「これで子供ができているといいんですけどね」

    セレス「一回だけでは不安ですわ。もう二、三回してもらいましょう?」

    朝日奈「ええ? でも、苗木大丈夫かな?」

    苗木「無理……。もう……勃ちません……」

    江ノ島「大丈夫、大丈夫。残姉ちゃん、よろしく」

    戦刃「分かった。えっと確か前立腺は」

    苗木「えっ、ちょっと、待って。戦刃さん、前立腺って」

    戦刃「ここをこうすれば」

    苗木「アッー!」

    ~回想終了~


    苗木(うう、まだお尻に違和感が……)

    日向「そうだな。よく生きて帰ってこられたよ」


    ~日向回想~

    日向「ちょっと、休ませてくれ、さすがに、九人は……」

    七海「えええ。これじゃあまだ足りないよ」

    ソニア「確実に身ごもるには、もっと注いで頂かないと」

    澪田「蜜柑ちゃん、何かいい薬ないっすか?」

    罪木「こんなこともあろうと、忌村先輩特性の興奮剤を持ってきました。精子が出来る速度を何倍にもして出す量も増やせる物ですぅ」

    罪木「というわけで、ちょっと注射しますねぇ」

    西園寺「よし、やっちゃえゲロ豚!」

    日向「ま、待て、そんなもの注射すんな」

    菜摘「おっと、逃がさないわよ。小泉、サトウ、手伝って」

    サトウ「分かった。これも日向との子供を産むためだもんね」

    小泉「ごめんね日向。日向との子供を産みたいの」

    日向「やめろって、やめ……。ふんぬらばああああああああああっ!」

    終里「うおっ、すげえ、さっきよりデケェ」

    日向「お前ら、二回ずつでも三回ずつでもやってやるぜぇ!」


    ~回想終了~


    日向(結局あの後のことは覚えてないけど、あの薬をもう一回使って、一人当たり四回中出ししたらしい。俺、禿げないかな)

    最原「気持ちよくないって言ったら嘘だけど、さすがにちょっとね……」


    ~最原回想~

    最原「ひい、ひい……」

    赤松「ほら、最原君しっかりして」

    東条「一回だけではまだ不安だわ、もっとしてくれないと」

    入間「ほれほれ、俺様とバカ松ので顔挟んでやるから元気出せ」

    最原「わっ、むっ、うー!」

    春川「うん、なんか悔しいけどちゃんと反応してる。まだいけるね」

    アンジー「いざとなったらアンジーが神った儀式で終一の終一を復活させるよ~」

    白銀「じゃあ次はさっきとは逆の順番で私からね。最原君疲れてるから、私が上に乗ってあげるよ」

    最原「うわあぁぁぁぁぁぁっ!」

    ~回想終了~


    最原(ふかふかだったなあ、赤松さんと入間さんのおっぱいサンド。東条さんと白銀さんのはムチムチで、アンジーさんと春川さんのはプニプニで)

    十神「できることなら、今すぐにでも記憶から消去したい気分だ」


    ~十神回想~

    十神「アへエェェェェェェッ!」

    ジェノサイダー「アッハアアアアッン! 白夜様のアへ顔ダブルピース頂きました!」

    十神「アへエェェェェェェッ!」

    ~回想終了~


    十神(あんなことになるのなら、腐川に戻った時にヤリ返さず逃げればよかった)
  13. 13 : : 2018/12/08(土) 12:40:55

    天海「あっ、皆。昨日は大変だったみたいっすね」

    最原「天海君。うん、そうなんだよ」

    天海「ただでさえ積極的にアピールしていたのに加えて、あんなのが建設されれば迫って当然っすね」

    苗木「モノクマが提案して学園長が承認したらしいよ」

    十神「あのモノクロデベソめ。マスコットはマスコットらしく、外へ向けて愛嬌振り撒いてればいいんだ」

    日向「でもそれ、事後承諾らしいぞ。しかも学園長を脅して判を押させたとかなんとか」

    最原「マスコットらしくない行動だね」

    天海「しっかし、あんな物が建っても部外者は連れ込めないっすからね。俺も可能なら、彼女連れ込みたいっすよ」

    日向「へえ。天海は学外に彼女がいるのか」

    苗木「どんな子なの?」

    天海「実は王馬君の部下なんすよ」

    天海「前に最原君と一緒に王馬君のアジトへ遊びに行った時、意気投合して連絡先交換して何度か一緒に遊んで、今は正式に付き合ってるっす」

    王馬「そうだったね。あいつ天海ちゃん気に入って、積極的に声かけてたからね」

    天海「そういえば最原君も、もう一人の女の子と連絡先交換していたっすよね」

    最原「あっ、うん。あのツインテールの小柄な子ね。SNSで連絡は取り合ってるよ」

    日向「遊びに行ったりとかはしてないのか?」

    最原「別にしてないけど?」

    王馬(はあ? なんだよあいつ、俺に最原ちゃんの好みとか今日は学校でどうだったとか毎日聞いてるくせに、遊びにも行ってないのかよ)

    苗木「じゃあ最原君から誘ってあげれば?」

    最原「そうだね。昨日あんなことがあったから、気分転換に遊びに誘ってみるかな」

    最原「天海君もどう? さすがにいきなり僕とだけ会うのは抵抗があると思うから」

    天海「そうっすね。お供させてもらうっす」

    王馬「だったら俺と夢野ちゃんも行く。トリプルデートでボウリング対決しようよ。そこの支払いを賭けてさ」

    天海「おっ、面白そうっすね。じゃあ予定組んでおくっす」

    最原「あははは……。お手柔らかにね」

    苗木「僕もこまると遊びに行こうかな。カラオケにでも連れて行ってあげよう」

    日向「いいな、そういう気分転換できる相手がいて。俺の方は一人で気分転換するかな」


    日向が肩を落としていると、すぐ近くで食事をしながら聞き耳を立てていた辺古山が動く。
    悩みに悩んだ末、まずは一緒に行動してみて、どっちといる方が楽しいのかで判断しようと決めて。


    辺古山「日向、今度の休みは空いているか?」

    日向「うん? 空いてるけど、それがどうした?」

    辺古山「うちの若いのが足を洗って商売を始めるらしく、再来週に送別会をやるんだ。贈り物についての助言を求める」

    日向「贈り物に関する相談の依頼というわけか。じゃあ今日の放課後に、一度相談しよう。買い物は今度の休みの日でいいのか?」

    辺古山「ああ、それでいい。よろしく頼む」

    日向「分かった。任せておけ」


    さも用件だけ伝えて終わったように引き上げる辺古山だが、内心ガッツポーズをしていた。


    十神(しばらくは腐川との接近は避けるか。またあんな目に遭うのはごめんだ)
  14. 14 : : 2018/12/08(土) 13:30:03
    十神w
  15. 15 : : 2018/12/08(土) 13:52:48
    日向とペコのイチャイチャセックスはまだですか?
  16. 16 : : 2018/12/08(土) 22:02:08
    >>15 ここにあるじゃろ……っ(このss)
  17. 17 : : 2018/12/10(月) 13:15:45

    彼らの会話はこれで終わって解散したが、放課後の追いかけっこは連日続いた。
    女子達曰く、妊娠すると確定するまでは注いでもらうとのことらしい。
    必死で逃げる苗木と日向と最原と十神、それを追いかける女子一同の追いかけっこはしばらく続いた。
    特に腐川は自分からジェノサイダーと交代して追いかけさせるという、徹底ぶりだった。
    それから数日後、ラブアパートで土曜日の朝を迎えた苗木と日向と最原は、女子達が起きる前に外へ脱出しようとする。
    出口前で鉢合わせた三人は無言で頷き、無事に脱出に成功した。


    苗木「やっと解放された。今日はこまるとカラオケで気分転換しよう」

    日向「俺も辺古山の買い出しを手伝いに行かないと」

    最原「僕は王馬君の部下の子との約束があるから」


    それぞれの約束のために散っていく一方、まだ中には十神が残っていた。
    起きた後で逃げようとしたのだが、その前にジェノサイダーの方が目覚めて捕まって一日中圧し掛かれることになった。

    十神がそんな事になっているとは露知らず、苗木はこまると合流する。

    苗木「お待たせこまる」

    こまる「そんなに待ってないから大丈夫だよ。それより早く行こう」

    苗木「焦らなくともカラオケは逃げないよ」

    こまる「場所は逃げなくとも部屋は埋まっちゃうもん。さっ、早く」

    苗木「分かったからそんなに引っ張るなよ」


    時を同じくして日向も辺古山と合流していた。


    日向「こういう時ぐらい、私服でくればいいのに」

    辺古山「制服が一番楽なんだ。それに制服だから入れない店に行くわけでもあるまい」

    辺古山(言えない。私服姿を見せる自信が無いから、仕方なく制服で来たなんて言えない)

    日向「それもそうだな。じゃあ行くか」

    辺古山「うむ。よろしく頼む」


    そして最原もまた、無事に王馬達と合流していた。


    最原「ごめん、ちょっと遅れたかな?」

    天海「そんなことないっすよ。むしろ時間ちょっと前っす」

    ツインテ「おおお、おはようごじゃいます、最原さん!」

    最原「あっ、おはよう。今日は楽しもうね」

    ツインテ「ひゃい!」

    天海「大丈夫っすか、あの子。緊張でガチガチじゃないっすか」

    ショートカット「普段はあんなじゃないんだけどね。恋愛経験無いから、あんなになってるのよ」

    王馬「今朝も、この服は最原ちゃんに笑われないかって、写真撮って聞いてきたし」

    最原「へえ、仮面の下ってそんな顔だったんだね。可愛いね」

    ツインテ「かかか、かわっ、かわっ!?」

    夢野「最原は今日も絶好調に天然ジゴロじゃの。そのせいで赤松達に追いかけられているというのに」


    こうして無事に魔窟を脱出して気分転換に入った苗木達だったが、彼らはまだ知らなかった。
    ラブアパートで目覚めた彼女達が想い人の不在を知り、その行方を追っている事に。


    舞園「こっちです。こっちに苗木君がいます」

    セレス「どうして分かるんですの?」

    舞園「こっちから苗木君の匂いがします」

    朝日奈「舞園ちゃんが犬化してる」

    舞園「いいですね、犬。耳と尻尾をつけて苗木君にリードを引いてもらいたいです。勿論全裸で深夜の公園を」

    霧切「だったら私は猫でいくわ」

    江ノ島「私様はウサギで」

    戦刃「私は、えっと、えっと……象?」

    戦刃以外(残姉……)



    菜摘「若いのに調べさせたら、ペコと出かける予定だったらしいわ」

    七海「思わぬ伏兵だね」

    菜摘「ただ、今度足を洗う奴への贈り物を買いに行くだけみたい」

    罪木「で、でしたら、安心ですかね」

    小泉「まあ、真面目な辺古山さんだしね」

    ソニア「辺古山さんなら、日向さんを寝取るということは無いでしょう」

    西園寺「でもさあ、猫かぶっているだけで、実は虎視眈々と狙ってたりしないかな?」

    澪田「実は創ちゃんを襲いたくてウズウズしていたとか?」

    終里「んじゃ、追ってみるか? 今ならまだ匂いで追えるぜ」

    サトウ「よろしく」



    入間「ちっくしょう! ダサい原の奴、いつものと違う服で行きやがった。発信機使えねぇ!」

    赤松「アンジーさんの方はどう?」

    アンジー「ちょっと待ってね。ん~、神様神様ブツブツブツ……。いた、あっちだね~。ん~? 小吉と蘭太郎もいるね~」

    白銀「あれ? じゃあ割と大丈夫なのかな」

    アンジー「秘密子と知らない女の気配二つもあるね~」

    東条「あらあら、新しい女かしら」

    春川「追うよ。あいつを問い詰めないと」


    それぞれで心休まる時間を過ごしている三人は、追手が迫っているとは知らない。
  18. 18 : : 2018/12/10(月) 13:52:21
    ちょwww
    さらば三人+α。骨は拾ってやるwww
  19. 19 : : 2018/12/10(月) 14:11:02
    知ってる これ言い訳タイムあるでしょ()
  20. 20 : : 2018/12/10(月) 15:11:09
    日向とペコちゃんそのままラブホに行ってほしい
  21. 21 : : 2018/12/10(月) 17:18:38
    ペコこれもう半分日向に堕ちとるやろ笑
  22. 22 : : 2018/12/12(水) 13:27:56

    ~ショッピングセンター~


    日向「確かこれだったな、候補の一つは」

    辺古山「うむ。しかし実物は意外と大きいのだな」

    日向「そうだな。これを受け取っても、使わない時は場所くって邪魔になるかもしれないな」

    辺古山「向こうにもう少し小さいのがないか探してみるか」

    日向「そうだな」


    ショッピングセンターで贈り物を選ぶ二人。
    その様子を確認した菜摘とソニアは七海達に連絡を取る。


    ソニア「お二人を発見しました。件の贈り物を選んでいる最中です」

    七海『了解。引き続き尾行をお願い。何かあったらすぐに連絡してね』

    ソニア「了解ですわ」


    大人数では気配に鋭い辺古山に気づかれると思い、二人だけによる尾行をしている。
    しかし当の辺古山は、表面上は冷静でも日向と二人という状況に内心動揺しまくっていて普段の鋭さが発揮できないでいた。


    日向「これくらいのサイズならいいんじゃないか?」

    辺古山「確かにこれくらいなら、収納するのも楽だろう」

    日向「値段も予算の範囲内だし、これに決めるか?」

    辺古山「いや、他の候補も見ておこう。こうして直に見なくては分からないからな」

    日向「分かった。じゃあ、次の候補は……あっちだな」


    菜摘「今のところは普通に品定めしているっだけね。でもペコってば、なんで制服なのよ」

    ソニア「私服は持っていないのですか?」

    菜摘「あるわよ。和服と私が選んであげたのが。なんで着てこなかったんだろ」

    ソニア「着る物に迷った挙句、もうこれでいいと制服にしたのではないでしょうか」

    菜摘「あるかも。私が選んだ服、恥ずかしそうに着てるくらいだし」


    様子見段階の七海達に対して、霧切達は待つという選択肢は無かった。


    ~カラオケ~


    苗木「まったくこまるってば、入って早々に三曲連続で歌うなんて」

    こまる「いいじゃない。それよりも次はデュエットでやろうよ」

    苗木「あっ、待って。その前にちょっとトイレ」

    こまる「いってらっしゃい」


    苗木が部屋を出たちょうどその頃、店に霧切達が到着していた。
    彼女達には様子見とか待つとか観察するという選択肢は無い。


    苗木「ふう。今日はこのまま実家の方に帰ろうかな。どうせ明日は日曜日、学校に戻ったら霧切さん達に捕まるのは目に見えて」


    トイレを済ませた苗木が独り言を呟きながら部屋に戻ると、さも当然のように霧切達がいてこまると一緒に歌っていた。


    霧切「あら苗木君、おかえり」

    苗木「」

    舞薗「たまたま皆でこの店に来たら、こまるちゃんがいたので同じ部屋にしてもらったんです」

    セレス「ご安心ください、ちゃんとお金は支払いますわ」

    江ノ島「苗木、次の曲一緒に歌うよ」

    朝比奈「戦刃ちゃん、なかなか上手いじゃん」

    戦刃「えへへ。あっ、苗木君おかえり」

    こまる「あっ、お兄ちゃんおかえり。見ての通り舞薗さん達と遭遇してさ、一緒でいいでしょ?」

    苗木「うん……いいよ。もうどうでもいいよ……」

    こまる「?」


    投げやりになって崩れ落ちた兄の反応に、こまるはどうしてそうなるのか分からなかった。
  23. 23 : : 2018/12/12(水) 13:28:17

    ~ボウリング場~


    赤松「見た目は普通にボウリングで遊んでいるだけだね」

    春川「あの女二人、確か王馬の部下だったはず」

    アンジー「そうなの~? アンジー知らなかった~」

    東条「これでは浮気なのか、王馬君の部下と一緒に遊んでいるだけなのか分からないわね」

    入間「くそっ、これじゃあ下手に踏み込めねえぞ」

    白銀「浮気じゃなかったら、痛い目で見られそうだからね」

    赤松「最原君にそんあ目で見られたくない」

    春川「だったら調べるしかない。入間、盗聴器とかない?」

    入間「あるけど、どうやって仕掛けるんだよ」

    白銀「そこは私に任せて。この場に溶け込めて影の薄いキャラにコスプレして、さりげなく仕掛けてくるよ」

    東条「そうね、それが一番でしょうね」

    赤松「よろしくお願いね」

    春川(私がやってもよかったけど。まっ、いいか)


    王馬「いやった、ストライク!」

    夢野「お主、無駄に上手いの」

    ショートカット「よく皆で遊びに来るからね」

    ツインテ「特に総統は、遊びに関しては上達が早いですから」

    天海「言われてみるとそうっすね。娯楽室のビリヤードとか、ダーツも凄く上手いっすから」

    最原「勝てるのはセレス先輩と江ノ島先輩とダーツ限定で戦刃先輩だけだもんね」


    楽しそうに会話している彼らは、影の薄いキャラにコスプレして接近する白銀に気づかず、彼女がさりげなく座席のせもたれの裏側に入間作、シール型盗聴器を貼ったのにも気づかなかった。


    白銀「ミッションコンプリート」

    春川「白銀、あんたも暗殺者できるよ。よければ教えるけど」

    白銀「そんな殺伐とした業界は地味に遠慮願いたいよ」

    入間「黙れ、聞こえねえぞ」

    最原『頑張ってね』

    ツインテ『は、はい』

    赤松「あっ、聞こえたね」

    アンジー「終一、あのツインテールの子とチームを組んでるみたいだね~」

    東条「てっきり天海君と組んでいるかと思ったけど、男女ペアで組んでいるのね」

    赤松「これじゃあ浮気なのか、それともたまたまそういうペアでやっているのか、判断つかないね」

    春川「しばらく様子を見よう。浮気と判断したら突撃だよ」


    全員が頷き、盗聴器が拾う声に集中した。
  24. 24 : : 2018/12/12(水) 18:17:15
    日向と最原だけまだマシだな()
  25. 25 : : 2018/12/13(木) 13:28:09

    ~ショッピングセンター~


    辺古山「良い物が買えた。ありがとう、日向」

    日向「力になれてなによりだ」

    辺古山「礼と言ってはなんだが、食事をおごろうか?」

    日向「そんな、さすがに悪いって」

    辺古山「ならば草餅でもどうだ? 西園寺に教えてもらった和菓子屋が、この近くにあるんだ」

    日向「それぐらいならいいかな」

    辺古山「分かった。こっちだ、期待していいぞ。女子全員で行ってみたが、なかなか美味かった」

    日向「へえ、そりゃあ楽しみだ」


    二人で和菓子について語る間、後ろからは菜摘とソニアが距離を保って追跡を続け、さらにそのずっと後ろから七海達がGPSを利用して追跡していた。
    そうとは知らない日向と、二人きりという状況に緊張して気配に鈍感になっている辺古山は目的の和菓子店に到着した。


    ソニア「あら、あそこは西園寺さんに教えてもらった和菓子店ですね」

    菜摘「おそらくは今日の事へのお礼ね。あいつ草餅好きだから」

    ソニア「問題はこの後ですね。このまま別れればそれでよし、別れずお茶や食事に行ったら注意が必要です」

    菜摘「ペコのことだから、お礼だって行ってお茶ぐらい奢りそうだけどね」

    ソニア「だとしても注意が必要です。今こそ、ノヴォセリックに伝わる変装術を使い、二人の話を盗み聞きしましょう」

    菜摘「アンタ、仮にも一国の王女よね? いいの? 盗み聞きなんてして」

    ソニア「バレなければいいんです」

    菜摘「……まっ、いっか」


    和菓子店で草餅を購入した二人は、ちょうど昼時だからと近くのファミレスへ。
    変装した二人もそれに続き、二人の近くの席へ。
    後から入店した七海達はバレないよう、離れた席に座って報告を待つ。


    辺古山「時に日向、最近はその……色々と大変そうだな」

    日向「まあな。今頃はあいつら、俺を探し回ってるかも」

    辺古山「安心しろ。気配に気づいたら私が教えてやる。今日はゆっくり羽を伸ばすといい」


    そうは言っているものの、今のシチュエーションに緊張している辺古山は、近くにいる菜摘とソニアに気づいていない。


    ソニア(どうやらバレていないようですね)

    菜摘(あのペコが振り返りもしない。ひょっとして気配に気づかないほど、緊張してる? これは危険かもね)


    危険を察知した菜摘はスマホを取り出し、七海達へ危険かもしれないと注意を促した。


    日向「帰ったらどうなるのか、今から不安になってきた」

    辺古山「気持ちは分かるが、その不安は今は忘れておけ」

    日向「……そうだな。今は辺古山だけを見るよ」

    辺古山「ふふふ。私など見ても、つまらないだろう」

    辺古山(日向が、私だけを見ると言ってくれたあぁぁぁぁっ!)


    ソニア(日向さん、リップサービスもほどほどに願います)

    菜摘(ペコが右手を強く握ってる。アレは嬉しい気持ちを隠している時の癖ね。やっぱり危ういわ)


    日向「そんな事はないさ。辺古山はもうちょっと自信を持ってもいいぞ」

    辺古山「あれだけの人数の女子に子供を産ませろと追われる日向が言うのなら、自信を持ってもいいかもな」

    日向「皆が想ってくれるのは嬉しいけど、ちょっとやり方がな。想う気持ちが斜め上へねじ曲がって、こじらせた感じだ」

    辺古山「そう言うな。ああも正直に自分の気持ちを表に出しているんだ、受け止めてやるのも男の甲斐性だぞ」

    日向「あんな方向に走らなければ、いくらでも受け止めるんだけどな」
  26. 26 : : 2018/12/13(木) 13:28:28

    ソニア(私達、こじらせているんですか?)

    菜摘(そんなわけないでしょ。好きな男の子供を産みたいっていうのは、当たり前の気持ちでしょ)

    ソニア(ですよね!)

    菜摘(とはいえ、毎回全員なのは考えを改める必要があるかもね)

    ソニア(ローテーションを組みますか?)

    菜摘(ペコが加わらなければ九人だから、三人一組ってところね)


    日向「でも、本当に子供できたらどうしよう。どのツラ下げれば、皆の親は納得してくれるんだ。特にソニアの親なんて国王じゃないか」

    辺古山「日向、現実逃避かもしれんが、今はそういった不安は忘れろと言っただろう」

    日向「そうだったな、今だけは忘れておくんだった。悪い」

    辺古山「気にするな。そもそも忘れろというのも、難しい話だろうからな」


    ソニア(いい雰囲気ですね)

    菜摘(これはヤバいかもね。最近の私達が攻めすぎだから、日向の奴ってばこういう空気に流されそう)


    二人が見守る中、運ばれてきた食事を済ませたが席を立たず、そのままブレイクタイムに突入する。


    日向「あああ、マジで居心地いいわ、ファミレス」

    辺古山「同感だ。女子の集まりで初めて来た時は、居心地の良さに驚いたものだ」

    日向「うっかり寝ちゃいそうだよな」

    辺古山「さすがに店内で寝るのは止めておけ。……寝るのならば、近くの公園で私の膝でも使うか?」

    日向「えっ?」

    菜摘「デデーン。ペコ、ギルティ」
  27. 27 : : 2018/12/13(木) 15:35:38
    坊っちゃん!ペコが日向の方に行きそうです!警戒を!
  28. 28 : : 2018/12/15(土) 22:24:52

    ~カラオケ~


    苗木「僕の歌を聞けえぇぇぇっ!」

    こまる「おー、お兄ちゃん珍しくノリノリだね。でもなんかヤケクソっぽい」

    舞薗「やりますね苗木君。次は私とデュエットしましょう」

    霧切「もしもし? 飲み物の注文をしたいんですが」

    セレス「ロイヤルミルクティーが無いのは不便ですわね」

    朝比奈「戦刃ちゃん、なんでさっきから画面に釘づけなの?」

    戦刃「だって歌詞わからないから」

    江ノ島「知ってる曲歌えよ残姉ちゃんよっ!」


    半ば自棄になっている苗木を中心に、いつの間にか普通にカラオケを楽しんでいる一行。
    注文を届けに来た男性店員は、なんだこのハーレム状態はと苗木を軽く睨む。
    しかし、今の苗木はそんな睨みなどまるで気にしない。
    なぜなら彼の周囲には今、獰猛な目で苗木を狙いかねない人物が六人もいるのだから。
    そんなカラオケの時間は終了し、一同はそのまま近くのミ〇ドへ入店した。


    こまる「はあ、楽しかった。まさかあんな所で、舞薗さんの歌を聴けるとは思いませんでした」

    舞薗「うふふ。ありがとうございます」

    セレス「それにしても苗木君? 黙って遊びに行くなんて冷たいじゃないですか」

    江ノ島「そーそー。どうせ遊び行くなら、妹ちゃんだけじゃなくて、私様達も誘いなよ」

    苗木「いや、それはその……」

    朝比奈「次はオールドファッション取ってこよっと」

    戦刃「私はフレンチクルーラー」

    霧切「そうよ。私達を置いていくなんて、苗木君のくせに生意気よ」

    苗木「えっと、その、ごめんなさい……」


    言い訳できる雰囲気ではないし、妹の前で放課後の性活を暴露する訳にもいかない苗木は謝罪するしかなかった。


    こまる「それにしても女子ばっかりだね。お兄ちゃん、男子の友達いるの?」

    苗木「いるよ。ちゃんと男子の友達もいるよ」

    こまる「それならいいんだけどさ? 女子ばっかりのハーレム状態だからって、他の男子から目の敵にされてない?」

    苗木「……むしろ、同情の視線を受けて慰めてもらっているよ」

    こまる「えっ? なんで?」

    霧切「理由は単純明快よ。私達が苗木君の子供を産んであげるために、放課後の性活に勤しんでいるからよ」

    こまる「へ?」

    苗木「霧切さあぁぁぁぁぁん!」


    苗木は今ほど、周囲に客が疎らな事に感謝したことはなかった。


    舞薗「放課後の度に苗木君とあんな事やこんな事をして、妊活に励んでいるんです」

    こまる「妊……活?」

    江ノ島「つーわけで妹ちゃん、アンタが私様達を義姉と呼ぶ日はそう遠くないよ?」

    こまる「義姉?」

    セレス「甥っ子にしろ姪っ子にしろ、楽しみにしていてくださいね」

    こまる「甥? 姪?」

    霧切「その前に苗木君のご両親に挨拶しなくちゃね。あなたの息子さんの子供がここにいますって」

    こまる「両親? 挨拶?」

    朝日奈「ただいま! さあ食べるぞ」

    こまる「ただ……いま?」

    戦刃「ぐす……。売り切れだった」

    こまる「売り……切れ?」

    苗木「戻って来いこまる! なんか関係の無い事にまで反応してるから!」

    こまる「はっ! あ、あの、今の話本当なんですか!」

    霧切「本当よ。最近学内にラブアパートという ~中略~ で、そこで放課後は励んでいるのよ」

    こまる「……」

    苗木「うぅぅぅ。こまるに知られた。このまま両親にまで知られて家族会議に」

    こまる「ズルい!」

    苗木「……えっ?」

    こまる「皆さんだけズルいです!」

    セレス「それはどういう意味でしょうか?」

    江ノ島「なんとなく分かっていて聞く辺り、多恵子ティアはSだね~」

    セレス「その呼び方はおやめください」

    舞薗「それで、何がズルいんですか?」

    こまる「私だってお兄ちゃん大好きなんですから! 私だってお兄ちゃんの子供を産みたいんですよ!」

    苗木「」

    戦刃「同志が増えた?」

    朝日奈「おー、やったね~」

    霧切「ようこそこまるちゃん。私達はあなたを歓迎するわ」

    苗木「」
  29. 29 : : 2018/12/15(土) 22:25:30

    ~ボウリング場~


    天海「よしっ! スペアっす。これでまだ望みはあるっす」

    ショートカット「やったね、天海君」

    王馬「そんな天海ちゃんにトドメを刺すスペアを決める俺」

    夢野「んあ~。お主、本当に上手いの。よくスプリットからスペアを決めたもんじゃ」

    最原「あはは……。もう僕らはついていけないね」

    ツインテ「ごめんなさい、私が足を引っ張って……」


    最原チームのスコアは他の二組に大きく差をつけられた最下位で、もう支払いは決定的。
    緊張からスコアを大きく崩したパートナーに、最原が気を使わないわけがない。


    最原「気にしなくていいよ。そもそも遊びで王馬君に勝つのは難しいからね」

    ツインテ「でも……」

    最原「確かに支払いをするのは悔しいけど、こうして楽しめたから良かったじゃない。それに、僕は気にしてないから」

    ツインテ「最原さん……。ありがとうございます」


    赤松「……なんか、いい雰囲気じゃない?」

    春川「あの天然ジゴロが」

    東条「ここまでの会話から察するに、あのツインテールの子も最原君に気があるみたいね」

    アンジー「でもでも~、終一は気づいていないって神様が言ってるよ~」

    入間「あっちの片思いっつーことは、浮気じゃなかったか。危うく勘違いで突撃するところだったぜ」

    白銀「それで、これからどうするの?」

    赤松「……皆に一つ聞きたいことがあるの」

    東条「何かしら?」

    赤松「あの子、私達の同志になりうると思う?」

    春川「つまりあいつも、最原との子供を産むために協力し合えるかってこと?」

    赤松「そうだよ」

    入間「いいんじゃねぇか。俺様はダサい原との子供産めれば文句ねえし」

    アンジー「神ったお告げによると~、いいよだって」

    白銀「同志が増えるのは心強いけど、あの子がそれを受け入れるかな?」

    東条「そこは私が説得するわ。今こそ超高校級のメイドの力の見せ時よ」

    春川「いざとなったら私がサクッとやるから気にしないで」

    赤松「はい、物騒な話はしないでね。獄中で最原君の子供産みたくないでしょ?」

    春川「別にあいつとの子供が産めるのなら、自宅だろうが病院だろうが獄中だろうが学校だろうが気にしない」

    アンジー「お~、いい感じに神った愛だね~」

    入間「おい、あいつら移動するみたいだぞ」

    東条「なら追跡しましょう。貼っておいた盗聴器は私が回収してくるから、先に行ってて」

    白銀「よろしくね」


    ボウリング場を出た最原達は休憩も兼ねて、近くにあるという天海おススメのカフェに入る。
    お客は少ないが、いい雰囲気の店内でふるまわれるマスターのコーヒーや紅茶は絶品らしい。


    王馬「ちぇ、炭酸はソーダしかないじゃん。じゃあ俺はソーダ、勿論クリームソーダね」

    夢野「あるだけいいじゃろうが」

    天海「俺はいつものっす」

    ショートカット「いつものって頼み方が、常連っぽいね」

    最原「僕はコーヒーにするよ」

    ツインテ「コーヒー飲むんですか。私は苦くてちょっと苦手でして」

    最原「無理に飲むことはないよ。好きなのを頼めばいいよ」

    ツインテ「そうですよね。じゃあえっと……」
  30. 30 : : 2018/12/15(土) 22:25:36
    そんな彼らの会話は、春川が暗殺者のスキルで密かに接近し、気づかれずに最原の服に貼ったシール型盗聴器により赤松達に聞かれていた。
    そうとも知らず、他愛のない会話をしていると王馬がニヤリと笑い、最原への攻勢に出る。


    王馬「そういえば最原ちゃんさ、最近女の子に追いかけられてて大変だよね」

    ツインテ「……えっ?」

    最原「王馬君、思い出させないでよ。今はこの平穏な時間を過ごさせてよ」

    王馬「ダメだよ、そんな現実逃避は。どうせいずれは元の日常に戻るんだし」

    最原「ぐっ。こういう時だけ正論なんだから」

    ツインテ「あ、あの、総統? 今の話はどういう事ですか?」

    王馬「そのまんまの意味だよー! 最原ちゃんはモテるから、毎日クラスメイトの女子六人に詰め寄られているんだ」

    ツインテ「ろ、六人!?」

    ショートカット「マジで? 競争率高っ」

    天海「今頃、最原君を探してその辺を彷徨ってるかもしれないっすね」

    ツインテ「あの、最原さん。今の話は本当なんですか?」

    最原「……うん、本当なんだ」

    王馬「しかも最近は最原ちゃんの子供を産ませろって詰め寄ってるんだよね」

    ツインテ「こここ、こどっ!?」

    ショートカット「あれ? クラスメイトってことは同い年ぐらいだよね? 大丈夫なのそれ」

    天海「ここ最近の皆、その辺のリミッターが外れて暴走してるっすから」

    ショートカット「ヤバいじゃんアンタ、競争どころか周回遅れなみにリードされてるよ」


    小声で囁かれた自身の不利な状況に、焦りが湧いてくるのを覚える。


    ツインテ「う、うぐぅ……」

    最原「うん? どうかしたの?」

    ツインテ「だったら私だって! 私だって最原さんの子供を産みます!」

    最原「ぶほおっ!」

    ショートカット「お~、言ったね~」

    王馬「よし、つまらなくない展開になったぞ」

    天海「あっ、やっぱ狙ってたんすね」

    夢野「まあ王馬じゃからの」

    最原「ちょっと待ってよ、いきなり何を」

    赤松「最原君の子供を産みたい子がいると聞いて!」

    最原「うわっ、赤松さん!? 他の皆も!?」

    夢野「一気に修羅場の気配じゃな」

    東条「そこのあなた」

    ツインテ「ひゃ、ひゃい!」

    春川「今の発言、本気なんだね?」

    アンジー「本気で終一の子供を産みたいの~? 嘘だったら七代先まで罰を与えるよ~」

    ツインテ「嘘じゃありません! 一目見た時から、この人の子供を産みたいって思っていました!」

    最原「えっ? どういうこと!?」

    入間「嘘発見器に反応無し。本気だぜ」

    白銀「だったら拒む理由はどこにも無いね」

    最原「ねえ! 僕だって当事者なのに付いて行けないんだけど!?」

    赤松「ようこそ、最原君の子供を産もう委員会へ。私達はあなたを歓迎するわ」

    ツインテ「ありがとうございます!」

    最原「聞いてよ!」
  31. 31 : : 2018/12/18(火) 13:06:56


    ~ファミレス~

    辺古山「おおお、お嬢!? どうしてここに? いったい、いつから!?」

    菜摘「ずっと前からよ。気づかないなんてペコらしくないわね」

    ソニア「もう、私達を差し置いて日向さんを連れ出すなんて、ギルティ以外のなにものでもありません!」

    日向「ソニアまで? はっ、まさか」

    七海「まさか、何かな日向君」

    小泉「私達がいたら悪い?」

    罪木「報告は全部聞いてますよぉ」

    終里「すんません、ハンバーグおかわり」

    西園寺「終里おねぇ、今はそっちよりこっちでしょ」

    サトウ「もう三皿も食べてるのに……」

    澪田「ペコちゃん、ギルティ♪ ペコちゃん、ギルティ♪」

    日向「お前達まで……」

    ペコ「気付かなかった。不覚!」


    崩れ落ちる辺古山だが、それどころではない。
    周囲の客も修羅場かと視線を向けている。


    七海「さて、辺古山さん。あなたに黙秘権はありません。質問に正直に答えてください」

    ソニア「嘘をついても無駄ですよ。澪田さん」

    澪田「じゃーん! 和一ちゃんの部屋の窓をぶち割って侵入してかっぱらってきた、嘘発見器っす!」

    日向「何気に左右田に被害を与えている!」


    ~その頃の左右田~


    左右田「いやだから、これは俺が変なもの作って爆発させて割ったわけじゃなくてですね、昨夜研究室に泊まって帰ったらもう割れていてですね」


    窓ガラスが割れている件について学園事務員と寮の管理人に問い詰められていた。


    ~戻ってファミレス~


    辺古山「それで、質問はなんだ」

    小泉「じゃあまずは、日向のこと好き?」

    辺古山「……ああ」

    澪田「嘘じゃないっす」

    菜摘「お兄ちゃんのことは好き?」

    辺古山「……はい」

    澪田「これも嘘じゃないっす」

    西園寺「えぇぇ。アンタ二股かけてんの?」

    辺古山「それは違う!」

    澪田「嘘じゃないっすね」

    サトウ「じゃあ何なの?」

    辺古山「両方好きなのだが、どちらの方が好きなのか分からなくて」

    罪木「ひょっとして今日のこれは、日向さんと過ごすのを試して、明日辺りに九頭龍さんを誘って一緒に過ごすのを試す気ですか?」

    辺古山「そうだ」

    澪田「嘘じゃないっす」

    七海「……上手くいけば、このまま日向君とラブアパかラブホに行きたかった」

    辺古山「そ、それは無い!」ビー

    澪田「嘘っすね」

    辺古山「……」

    ソニア「勝負下着を身に着けていますか」

    辺古山「つ、着けていない!」ビー

    澪田「これも嘘っすね」

    菜摘「明日、上手くいけばお兄ちゃんともラブホかラブアパに行きたい」

    辺古山「……いいえ」ビー

    終里「日向と九頭龍、両方の子供を産みたいと思っている」

    辺古山「……いいえ」ビー

    澪田「前と後ろで創ちゃんと冬彦ちゃんでサンドイッチされたい」

    辺古山「……いいえ」ビー


    もう無駄だと分かっていながらも、真っ赤になった辺古山は機械的に「いいえ」とだけ返し、その度にブザーが鳴り続けた。


    七海「……はあ。辺古山さん、日向君の子供を産みたい気持ちは分かるよ。でもね、他の人との子供も産みたいのは駄目だよ」

    小泉「私達はね、日向の子供を産むっていう同じ目的を共有するからこそ、こうして日向を共有しているの」

    西園寺「それなのに自分だけ、他の男の子供も産みたいっていうのは、ギルティだね」

    罪木「ギルティです」

    辺古山「では、私はどうすればいいんだ!」

    菜摘「日向一人に絞れるならいいけど、お兄ちゃんが関わるとなると放っておけないなぁ……」

    ソニア「では妥協案になりますが、今日はここまでにして後日九頭龍さんとデート。その後日向さんに絞れたのなら、今回の件は特別に許して差し上げるのはどうでしょう?」

    終里「マジで妥協だな」

    サトウ「でも、それぐらいしかないか」

    澪田「じゃあ、それでいいっすかね?」


    澪田の問いかけに全員が納得半分といった様子で頷き、辺古山は解放された。
  32. 32 : : 2018/12/18(火) 13:07:03


    日向「じゃあ、俺もここで」

    七海「それは違うよ」


    さりげなく帰ろうとした日向だが、寸でのところで七海に腕を掴まれる。


    日向「ど、どう違うんだ?」

    七海「日向君に関しては、何も言ってないじゃん」

    罪木「約束があったとはいえ、黙って出て行った罰は受けてもらいますよぉ」

    日向「ちょっ」

    西園寺「それに眼鏡女ともいい雰囲気だったしね」

    サトウ「どんな罰にしようか?」

    終里「ここの奢りでいいんじゃね?」

    日向「ちょっと待て、そんなに財布の中に備えは……」

    小泉「向こうにコンビニがあるわよ」

    日向「コンビニATMで金を用意してこいってか!?」

    澪田「ついでにまた子作りっす!」

    菜摘「じゃあこのまま学校戻ってラブアパ直行だね」

    ソニア「そういえばモノクマさんが、新しく楽しむための道具を追加したとかなんとか」

    日向「結局こうなるのか……」

    七海「まあまあ、奢りは勘弁してあげるから頑張って子供作ろうね」

    日向「……ああ」
  33. 33 : : 2018/12/18(火) 13:22:15
    かわいそうな日向くん
  34. 34 : : 2018/12/19(水) 21:17:58
    新たな敵(女子)参戦してる……(^q^)
  35. 35 : : 2018/12/21(金) 12:27:35

    ~ミ○ド~


    苗木「いやいやいやいや! 何言ってんのこまる!」

    こまる「だから、お兄ちゃんの子供産みたいって」

    苗木「僕達兄妹だろ! 血繋がっているだろ!」

    こまる「……お兄ちゃん、知ってる?」

    苗木「何をだよ」

    こまる「実の兄妹は確かに法律上結婚できないよ。でも、子供を作っちゃ駄目ってわけじゃないよ?」

    苗木「おい」

    こまる「あくまで倫理とか遺伝子とかの関係で駄目というだけで、子供を作っちゃ駄目って法律は存在しないんだよ」

    苗木「おい」

    こまる「仮にバレても周囲から白い目で見られるだけで、逮捕されるとか子供が処分されるわけじゃないんだから、安心して子供産めるね」


    これは自分の手にはおえないと判断した苗木は、せめて親にビシッと言ってもらおうと母に電話した。


    苗木「もしもし、母さん。こまるが僕の子供を産みたいって頭の足りないアホな事を言っているから叱っても、まるで聞く耳をもたないんだけど」

    苗木母『あらあら、あの子も相変わらずね。まあ、お兄ちゃんならしっかり受け止めてあげなさい』

    苗木「相変わらず!? ていうか受け止めちゃダメでしょ! 兄妹だよ、僕達」

    苗木母『大丈夫よ、兄妹で子供を作っちゃ駄目っていう法律は無いんだから』

    苗木「こまると同じこと言ってる!? というか母さんが入れ知恵したんでしょ、今の台詞!」

    苗木母『私もお父さんも、変な男にひっかかるよりはいっか、て思って許可したわ』

    苗木「許可しないでよ! 変な男に引っかかるのとは、別の意味で駄目でしょそれ!」

    苗木母『いいじゃない。母親の私が言うのもなんだけど、あの子かわいいし、年のわりにスタイルもいいでしょ? いろいろ楽しめそうじゃない』

    苗木「最後の所、母親が言うべきことじゃない!」

    苗木『あらごめん、そろそろお父さんとデートなの。じゃあ誠、孫を期待しているわよ。 PS、弟か妹ができたらよろしくね』

    苗木「孫って!? というか今からどこへデートに行くつもりなの! もしもし? もしもーし!」


    何度呼んでも返事は無く、ただツーツーという音が聞こえるだけだった。


    苗木「……」

    こまる「両親公認。これで安心だね」

    苗木「ダメでしょ! 安心しないでよ!」

    霧切「分かっていないわね、苗木君」

    舞薗「そうです。真実の愛は実の兄妹の壁さえ容易く越えるんです」

    苗木「ダメでしょ。越えたらダメな壁でしょ」

    セレス「強情ですわね。倫理というものは、破ってこそ新たな道が開けるのですよ?」

    苗木「暴論!?」

    江ノ島「だったら提案。一人で乗り越えられない壁なら、皆で後押ししてあげよう!」

    苗木「えっ? それってどういう」

    戦刃「当身」

    苗木「ごふっ」

    朝日奈「よいしょっと。えっと、このままラブアパに直行でいいのかな?」

    霧切「ダメよ、こまるちゃんは希望ヶ峰の学生じゃないから、ラブアパの使用は無理よ」

    セレス「では、どこか近くのラブホを検索してみましょう」


    スマホを取り出したセレスはラブホを調べ出した。
    すぐにそれは見つかり、苗木は戦刃が背負って皆で移動を開始する。


    舞薗「こまるちゃん、私達がお膳立てするんだから、頑張って孕んで苗木君の子供を産んでくださいね」

    こまる「はい! ふふふ~。遂にお兄ちゃんの子供を産んであげられるのかぁ」
  36. 36 : : 2018/12/21(金) 12:58:51
    近親間で子供作ると奇形児が生まれる確率跳ね上がるからマジでやめといた方がいいんだよな…
    代わりに体の相性は抜群に良いらしいけど
  37. 37 : : 2018/12/21(金) 19:50:04
    >>36 そなのか……まぁ気にしたら負け()
  38. 38 : : 2018/12/21(金) 20:38:17
    >>36
    禁断の愛程燃えるものは中々ありませんよ
  39. 39 : : 2018/12/22(土) 04:28:18
    なあに、苗木の幸運なら近親姦ヤりまくりでも健常な子供しか生まれないさ
    だから安心して犯されろ
  40. 40 : : 2018/12/23(日) 13:47:37

    ~カフェ~

    最原「で、いつから尾行していたの」


    疲れた表情の最原の前には、正座させられている赤松達。
    他にお客がいないからとマスターも許してくれて、説教中だった。


    赤松「ボウリング場から」

    最原「割と最初の方からだね。よく場所が分かったね」

    アンジー「神様に聞いたら一発だったよー」

    最原「アンジーさんはたまに怖い能力を発揮するよね。ところでさ」

    ツインテ「はい?」

    最原「なんで君も正座してるの?」

    ツインテ「あっ、ごめんなさい。つい」


    雰囲気に流されていたツインテ少女は正座を解き、さり気なく最原の隣の席に着く。


    入間「おいコラ、寝取りビッチ! なに俺様達の男の隣にいるんだコラァ!」

    王馬「まだ寝取ってもいないのに、俺の部下に何行ってくれてんのさ、この肉便器候補見習い!」

    入間「ふえぇ……。何その微妙な立場」

    最原「話は戻るけど、ひょっとして僕らの会話も全部聞いてた?」

    東条「メイドとして当然の行為よ」

    最原「東条さんは一度、メイドの仕事について学び直した方がいいね」

    春川「悪い? アンタに新しい女ができたんじゃないかって、気が気じゃなかったんだよ」

    最原「盗聴とかストーカーとかしていなければ、可愛らしいって頭を撫でてあげていたよ」

    白銀「どうか見逃してくれないかな? お兄ちゃん」

    最原「媚びてもダメ。それに僕は君の兄じゃない」


    ショートカット「うわあ、なんか色々と凄いね、あの子達」

    天海「お陰で最原君は苦労してるんすよ」

    夢野「んあ~。原因の半分くらいはあ奴の天然ジゴロにあるんじゃがの」


    最原「とにかく! 全員すぐにハウス」

    赤松「そんな言葉じゃ帰らないよ! その言葉で返したいのなら、この犬耳カチューシャとアナルプラグ付き尻尾をつけさせて!」


    赤松がそう言うと、どこからとりだしたのか正座している全員が取り出した。


    最原「他に人がいないとはいえ、お店の中でそういう物を出さないでくれるかなっ!?」

    東条「最原君の犬になれるのなら、この程度の羞恥はむしろ快楽になるわ。今すぐにでも子供を産んであげたいわ」

    最原「出会った当初の東条さんはどこに行っちゃったのさ!?」

    春川「私達がこうなったのは全部アンタのせいなんだから、責任取ってよね。子供も産んであげるから」

    最原「僕は何もしてないよね!? ほとんど君達が一方的に押し掛けてきたんだよね!」

    アンジー「何もしてないことはないよね~。終一としなきゃー、子供産めないもんね~」

    最原「それはそうだけど、僕からしたことは無いじゃないか! 君達が襲ってきてるんじゃないか!」

    白銀「そうさせる最原君が悪いんだよ。責任取って子供を産ませて」

    最原「どうしてそうなるの!」

    入間「いいからテメェは――」

    最原「君は一番黙ってて!」

    入間「ふえぇぇぇ……。せめて子供を産ませてぐらい言わせてぇ……」

    赤松「さあ、帰ってラブアパで子供作ろ」

    最原「遂に直接的な言い方してきた!」

    ツインテ「わ、私だって、最原しゃんの子供、産んであげましゅ!」

    最原「君まで混ざらないで!?」
  41. 41 : : 2018/12/23(日) 13:49:07

    ショートカット「なんか凄いやり取りね」

    天海「俺らにしたらいつものことっす」

    王馬「もう慣れたものだよね」

    夢野「最近はアレにあてられて、ウチも子供を産みたくなってしまったわい」

    王馬「へえ、じゃあもう帰ってラブアパ行こうか」

    夢野「調子にのるでない! せめて夜まで待てい!」

    ショートカット「なんか乱れてんのね、希望ヶ峰って」

    天海「あくまで一部だけなんすけど、その人らの行動力が凄くて」

    ショートカット「うん、見ていて分かるよ」


    赤松「ああもう、キリが無いなあ。春川さん、よろしく」

    春川「ふんっ!」

    最原「物理っ!?」


    春川の一撃で沈んだ最原は東条に抱えられた。


    東条「さあ、行きましょうか。あなたも一緒に」

    ツインテ「へ?」

    アンジー「終一の子供産みたいんだよね~?」

    入間「仕込まねえと、できるもんもできねぇだろうが!」

    白銀「嫌ならいいんだよ?」

    ツインテ「い、行きます!」

    赤松「決まりだね。この子がいるからラブアパは無理だし、近くのラブホ行こうか」


    東条にお姫様抱っこされた最原を連れ、少女達は店を後にした。


    天海「ふう、やっと嵐が過ぎ去ったっすね」

    ショートカット「大丈夫なの? アレ」

    王馬「大丈夫でしょ、なんだかんだでこれまでも生き延びてきたし」

    夢野「んあ。転子からウチがどこにいるかと連絡が来たぞ」

    王馬「いいよ、ここ教えても。こっちにはコレあるし」E.夢野のフェロモン凝縮香水液

    夢野「それもそうじゃの。それがあれば、転子など陸に上げられた海老じゃ」

    ショートカット「……ねえ、この後はどこ行く?」

    天海「そうっすねえ」
  42. 42 : : 2018/12/28(金) 13:18:46

    ~ラブアパ・日向~


    捕まってラブアパに連れ込まれてひん剥かれた日向は、シャワールームで全員から体を舐められていた。
    股間には日向を見つけた功績でソニアと菜摘が、唇は七海、尻穴は罪木、右耳に小泉で左耳にサトウ、乳首は終里と澪田で、ジャンケンで負けて取り残された西園寺はどこかないかと探した末にヘソを舐めることにした。


    日向「うおぉぉっ、これはさすがに経験無いって」

    七海「こらぁ、喋らないで。もっとチューするのぉ」

    ソニア「いつでも出していいですよ」

    菜摘「私らが顔で受け止めるから」

    罪木「えへへぇ、日向さんのお尻美味しいですぅ」

    小泉「やばっ。日向の耳甘噛みするのクセになりそう」

    サトウ「確かにこれはいい噛み心地。もっと早く気づけば良かった」

    澪田「創ちゃんの乳首、すんごいビンビンっすよ」

    終里「日向ここ弱いもんな」

    西園寺「勢いでやってみたけど、ここも悪くないかも」


    舐められつつ押し付けられる多数の柔らかさで日向は早くも達しそうになる。
    空いていた手はいつの間にか七海と終里の胸に導かれていて、その大きさゆえの柔らかさを堪能していた。


    日向「うっ、あっ」


    あっという間に達した日向の精液はソニアと菜摘の顔に降り注ぎ、二人はそれを指にとっては口に含んでいく。


    ソニア「苦いと聞きましたが、甘いですよね?」

    菜摘「何度味わっても甘いよね。どこが苦いんだろ」


    そう言って口に含み終えると、尿道に残ったのを吸いだそうとする二人が他の面々には羨ましかった。
    しかしこれは、来る途中までに決めた最初に日向を発見した二人の功績によるもの。
    横取りは御法度だった。


    七海「すごいね日向君。女王と極道の娘に顔射だよ? エロ小説かエロゲでないとありえない光景だよ」

    日向「この状況自体が、普通ならありえない状況だけどな」

    小泉「それは無自覚で私達を落とした挙句、こういう状況を容認させたアンタ自身のせいだから」

    西園寺「恨むなら自分を恨んでよね。特にこの節操の無い下半身を」

    日向「いや、それはお前達が勝手に決めて、俺を性的に襲っているんであって、俺からは」

    サトウ「はい黙る。終里さん、澪田さん、よろしく」

    終里「任せろ!」

    澪田「創ちゃんの弱点を強烈バキュームっす!」


    合図と同時に終里と澪田による苛烈な乳首攻めが始まる。
    限度を知らない二人が弱点を攻めたことにより、日向はそれ以上文句は言えず、ただ押し寄せる快楽に溺れそうになる。


    罪木「負けてられませんねぇ。こっちも気持ちよくしてあげますよぉ」


    負けじと罪木も尻穴周辺を舐めるだけでなく、舌を突っ込んで舐めまわしていく。
    今の彼女にはそこが排泄器官だとかいう認識は無い。
    さらに手、というより口を止めていた面々も行動を再開。
    結局シャワールームだけで二発放出した日向は、休む間も無くベッドに連行され順番に相手をしていく。
    太さは平均的でも長さのあるそれが奥へと突き刺さるように叩きつけられ、最も奥へと辿り着いた先端から精液を注がれる。


    ソニア「ああ、日向さんの子種がたくさん」

    菜摘「一番奥にこんなすごい勢いで……。これ絶対孕むわ……」

    七海「男の子かなぁ、女の子かなぁ」

    サトウ「七海さん、気が早いですよ」

    終里「どっちにしろ、元気な子供が産まれそうだな」

    澪田「おおい、創ちゃん大丈夫っすか?」

    日向「ぜえ、はあ……」

    西園寺「さすがのお兄もグロッキーか。ねえゲロ豚、この前の薬ある?」

    罪木「ごめんなさい、この前ので使いきってしまって。また忌村先輩に発注しないと」

    小泉「あっ、これどうかな? モノクマが用意した道具の中にあった、精力回復薬と精力増強薬」

    日向「おい、ちょっ」

    七海「なんか混ぜるな危険ってあるけど、たぶん大丈夫だよ」

    日向「いやいや、駄目だろそれ」

    西園寺「もう煩いなあ。やっちゃえゲロ豚」

    罪木「はぁい。ついでにこっちの発情薬も投与しますね」

    日向「おい、マジでやめろ――うぐ」

    菜摘「はい、押さえつけたよ」

    終里「早くやっちまえ」

    罪木「はあい」

    日向「頼む、マジでやばそうだからやめ」


    抵抗むなしく薬を投与された日向。
    その後の事は彼は覚えておらず、気づいた時には体中白濁の粘液に塗れた九人の少女が穴という穴から精液を垂れ流しながら失神している姿があった。
    彼女達は身を持って思い知った。
    混ぜるな危険の意味は、投与された側の体が危険な状態になるのではなくて、投与した対象そのものが危険な存在になるのだと。
    以後、この薬は厳重な管理の下、混ぜること無く安全に使用されることになった。
  43. 43 : : 2019/01/01(火) 14:12:28

    ~ラブホ・苗木~

    連れ込まれて服を剥ぎ取られた苗木に覆いかぶさるのはこまる。
    横から霧切と舞園のアドバイスを受け、セレスに苗木の頭部を固定してもらい、拙いながらもじっくりねっとりとキスをする。
    兄妹だからと抵抗しようにも、苗木より運動能力に優れた朝日奈と戦刃と江ノ島に手足を抑えられては、抵抗は無意味だった。


    江ノ島「うっわ、マジの兄妹でのキスシーンとかやっば」

    朝日奈「こ、こういうのを、背徳的、っていうんだっけ?」

    戦刃「なにそれ知らない」

    江ノ島「はいはい、残姉乙」

    こまる「ぷあっ」


    ようやく離れた口から名残惜しいように唾液の糸が二人をつなぐ。
    それも切れた後、こまるは満足そうに微笑みながら上唇を舐めて付着していた兄の唾液を味わう。


    こまる「お兄ちゃんの唾液、美味しい……」

    霧切「そうね。何度味わっても飽きることは無いわ」

    舞薗「一度味わうと、一日一回は味わわないと落ち着きません」

    セレス「下手なギャンブルより中毒性がありますわね」

    苗木「ううう……こんなの間違ってるよ……」

    霧切「苗木君、世の中にはテストや数学以外に正解なんて存在しないわ」

    江ノ島「そーそー、結局はそいつにとって何が正しくて間違っているか。正解も間違いも無い。アンタの妹にとっては、これが正解なのよ」

    戦刃「さすが盾子ちゃん、深い」

    セレス「それに言葉では否定しても、体は正直ですわね」


    視線の先にはいきり立つ苗木の苗木。
    苗字の割に立派なそれを初めて見た時、霧切達は苗字を巨木に変えろと言うほど。


    こまる「こんなの、入るかな……」

    朝日奈「ああ、その不安分かるなあ。私達もそう思ったから」

    舞薗「慣れた今では、あのみっしり詰め込まれた感覚がいいんですけどね」

    苗木「生々しいこと言わないで」


    今にも泣きそうな苗木だが、女性陣は止まらない。
    誰かしらが助言しながらこまるを中心に苗木と行為を進めていく。
    非力な苗木では拒否しようとしても無駄な抵抗に終わり、遂にその時が訪れる。
    押さえつけられた苗木にこまるが跨り、ゆっくりとそれを受け入れた、


    こまる「ああ、入ったぁ」

    苗木「うああ……。そんなぁ……」


    こうなっては苗木にもう抵抗する気は失せた。
    自分に跨って艶声を上げながら腰を振るこまるにされるがまま、一方的に快楽を与えられる。
    実の妹としているという自覚が普段とは違う感覚を与えたこともあり、抵抗する気が失せた苗木はやがて開き直った。
    襲われてとはいえ経験の差を利用し、あっという間に立場を逆転してガンガンに責め立てる。
    気づけばこまるはだらしない表情でけいれんし、溢れるほど注がれた精液を垂れ流していた。


    苗木「こうなったらもうどうでもいいよ! いくらでもやってやる!」

    セレス「あら、頼もしいですわね」

    霧切「吹っ切れた苗木君がどんなものか、楽しみね」

    江ノ島「ふっふっふっ、どうこようが負けないよ~」


    余裕を見せていた女性陣だが、吹っ切れた苗木は彼女達の想定を越えていた。
    舞園は後ろから激しく突かれながら言葉攻めされ。
    霧切は何度も指で絶頂させられ、延々と焦らされてしまい。
    セレスは尻を叩かれながら立ちバックでドMに目覚めさせられ。
    朝日奈は鏡の前で結合部が見えるようにさせられ、それを見せられながら何度も絶頂し。
    江ノ島はずっと隠し、誤魔化してきた弱点の乳首攻めとクリ攻めで半泣きしながら蕩けさせられ。
    戦刃は尻を開発され新たな世界の扉をこじ開けされられた。


    舞薗「そうでしゅ、わらしは淫乱アイドリュれしゅ……」

    霧切「しゅごい、突かれる度にいっひゃう……」

    セレス「痛ひのが気持ち良きゅて、気持ひいのが痛ひこちょで……」

    朝日奈「なんかわはひ、すごくエッチだよぉ……」

    江ノ島「うっ、うっ、もういきゅのいやぁ……」

    戦刃「こんな世界があったんだ……、お尻って凄い……」

    苗木「……なんか、余計に依存される気がする」


    苗木の予感は的中し、吹っ切れてからのプレイに魅せられた彼女達はそれを求めてやまなかったという。
    それは勿論こまるも同様で、霧切が仁と絶縁しないのとパパと呼ぶことと引き換えに入手したラブアパ利用証を使って頻繁に出入りするようになった。
  44. 44 : : 2019/01/01(火) 14:13:01

    ~ラブホ・最原~

    連れ込まれてひん剥かれた最原の裸体に、王馬の部下は見惚れていた。


    ツインテ「最原さん、肌が白くてきれいですね」

    赤松「そうだよね、なんか自信なくなっちゃうな」

    白銀「これでメイクしていないっていうんだから、女装似合うと思うんだよね」

    東条「顔だちも女性に見えなくもないから、私のメイド服を着ても違和感無さそうね」

    最原「女装なんてしないし、メイド服も着ないよ!? ていうか、そんなにジロジロ見ないでよ!」


    恥ずかしがって股間を隠す姿は本当に女性に見えなくもない。
    華奢な体つきと長い睫もそれを強調させ、王馬の部下は本当に男なのかと一瞬疑ってしまう。


    入間「でもちゃんとついてるんだぜ、ヒャッハー!」

    アンジー「ほら、こんなのが」


    手によって隠されている股間を入間とアンジーによって解放され、さらに東条と春川に足まで押さえられた。
    貧弱な最原に拘束から逃れる術はなく、できるのは真っ赤になって恥じらう事のみ。


    ツインテ「わっ、わっ、最原さんのが……」


    恥ずかしくて顔を手で隠そうとしていながらも、指の間からバッチリ見ている。


    赤松「ちゃんと見てあげた方がいいよ。最原君、見られて興奮する変態さんだから」

    最原「それは違うよ!」

    東条「そうね、最原君はメイドにしつけられるのが好きなのよね」

    春川「違うよ、深夜の公園を首輪付きで連れまわされた挙句逆レイプされるのが好きなんだよ」

    入間「何言ってんだ! 縛られて乳首とチ○コとケツにローターをセットされての三点攻めだろ!」

    アンジー「ん~? 終一はローション使ってのドロドロヌルヌルネチャネチャするのが好きなんだよね~?」

    白銀「最原君は女装させられて、女の子扱いされるように責められるのが好きなんじゃないの?」

    ツインテ「……最原さん?」

    最原「え、えっとね……」

    赤松「なるほど、誰かと二人だけの時にそういうプレイをしていたんだね」

    最原「ぼ、僕が望んでさせられたわけじゃ」

    東条「そうね、最初はそうだったわね。でも今じゃ、気に入っているんでしょ?」

    アンジー「そうだね~。口じゃ反抗しても、体は正直に反応してるもんね~」

    入間「ローター振動させると良い声で鳴いるかんな」

    春川「外で脱いだだけで下半身が反応するし」

    白銀「嫌がりつつも、結局は女装してくれるし」


    次々と明かされる内容に最原は赤くなって黙り込むばかり。
    しかし語られる度にその時の事を思い出し、下半身に血液が集まり反応する。


    ツインテ「うわ、わっ」

    赤松「どう? 最原君のは。傘のところすっごいでしょ」


    太さも長さも普通レベルなのに対し、傘のところは普通を逸脱していた。


    春川「こいつのはね、入れられるときよりも抜く時の方が凄いよ」

    白銀「アレが抜かれる時に内側を削るように抜けていくんだけど、それだけで頭に電流が走るみたいに快感が伝わってくるんだよ」

    入間「覚悟してろよ、こいつがこれからテメェの処女マンをブチ破って抉るんだぜ」

    ツインテ「……ごくっ」

    東条「あら、想像して期待したの? 恐怖心よりも好奇心が勝つなんて、素質があるわね」

    アンジー「ではでは~、レッツラゴー」

    最原「ちょっ、本当にその子も巻き込んじゃ――アッー!」


    口では否定しても総合的に変態だと認定された最原との行為が始まる。
    まだ初心者ということで王馬の部下は東条指導の下で延々と最原とキスを交わし、その間に手慣れた様子で赤松達が各所を責めだす。
    アンジーは飴でも舐めるように足の指一本一本を順番に舐めていき、赤松は手の指を愛おしそうに口に含んだりしている。
    春川と白銀は乳首へ、入間は耳をひたすら舌で舐め回しすすり、時には甘噛みする。
    しかし肝心な個所には誰も触れず、とにかく徹底的に焦らす。
    触れてほしい最原の我慢が限界に達するまでとにかく焦らし続け、時折言葉も交えて理性を削っていく。
    しかしここで想定外の事態が起きた。


    最原「お願い……します……」
  45. 45 : : 2019/01/01(火) 14:13:09


    涙目で訴えかける乙女最原の姿に、全員が心を射抜かれて逆に理性を崩壊させられた。
    途端に順番を奪い合い、漁夫の利で春川が最原を受け入れている間に、残りの面々はブツブツ言いながらもじゃんけんで順番を決める。
    そこから次々に女子に跨られ、搾り取られていく。
    しかし最原の表情は不思議と満足そうだった。


    ツインテ「あぁぁあ、最原さんのがぁぁ……」


    最後になってしまった王馬の部下が行為に浸っている間に、赤松達は小声で話し合う。


    赤松「焦らして泣かせた最原君が、あんなにかわいいとはね」

    入間「予想外だぜ。ケツにローターねじ込んで振動させてやった時とは、別次元の泣きとよがりだったぜ」

    東条「ということは、これまでにやってきた事に焦らしを加えたらどうなるのかしら?」

    春川「アンタ天才?」

    アンジー「なるなる~。早速ローション準備してこよ~」

    白銀「ここってコスプレ衣装あったかな?」


    この後も散々責め立てられた最原だったが、その度にする反応が赤松達を余計にかきたてる。
    顔面騎乗されようとも、正常位でしている最中に尻にローターを突っ込まれようとも、女子用スク水を着せられてローション塗れにされようとも、行為は続き性欲を満たしていった。
    全員が疲れ切った時には最原は色々な液体に塗れていたが、その表情は笑っていてとても満足そうだった。
    なお、王馬の部下は姉弟か兄妹というシチュエーションで責めるのが好みだと判明した。
  46. 46 : : 2019/01/01(火) 14:13:55

    それから数ヶ月後、学園長室で仁と黄桜とモノクマの前で数名が床に正座をしていた。


    仁「うん、まあ、あれだけしていれば妊娠するな」

    黄桜「分かっていた事とはいえ、さすがにねぇ」

    モノクマ「うぷぷぷぷ。さすが僕、まさかこんなに早く成果が出るとはね」

    苗木(正座)「開き直ってごめんなさい」

    日向(正座)「アレから逃げるのは無理です」

    最原(正座)「気づけばフラフラと付いて行ってました」

    王馬(正座)「あはは~。つまらなくはないけど、なんかヤバい雰囲気だね」

    十六夜(正座)「流流歌、よくやった」

    十神(正座)「コショウ、コショウ……」

    宗方(正座)「……」

    仁「何故君まで正座しているのかね、宗方君」

    宗方「あっ、すみません。つい」

    黄桜「君はもう卒業した社会人なんだから、何も言わないよ。雪染君とのこと、おめでとう」

    宗方「ありがとうございます。それと逆蔵にも伝えたら、泣きながら走って行ったんですが、どこに行ったか分かりますか?」

    仁「さあ、どうしたのだろうな?」

    モノクマ「あのさあ、報告に来たそいつよりも今日呼び出したこいつらの方が先じゃないの?」

    仁「それもそうだな。というか、原因はお前じゃないか!」

    モノクマ「やだなあ、ボクはきっかけを作っただけ。本当にするかは本人達次第じゃないか」

    仁「やたら周囲をひっかきまわすくせに、こういう時だけは正論だな……」

    黄桜「まあ落ち着けって」

    仁「すまないな。それで君達、現状をちゃんと理解しているかね?」

    苗木(正座)「霧切さんと舞薗さんとセレスさんと朝日奈さんと江ノ島さんと戦刃さんを孕ませました」

    苗木(あと、母さんからの連絡で知ったこまるも)

    日向(正座)「クラスメイトの女子全員と予備学科の菜摘とサトウを妊娠させました」

    日向(結局辺古山も俺の下に来ちゃったんだよな。しているときは、すごい乱れようだし……)

    最原(正座)「赤松さんと春川さんと入間さんと東条さんとアンジーさんと白銀さんとの間に子供ができました」

    最原(あと、王馬君の部下の子との間にも)

    王馬(正座)「夢野ちゃんが妊娠したんだよね」

    王馬(茶柱ちゃんからも妊娠したっぽいけど、これは言わなくていいよね)

    十六夜(正座)「流流歌との間に子ができた」

    十神(正座)「コショウ、コショウ……」

    仁「彼は放っておこう、もう少し精神的に休養が必要だ」

    黄桜「了解。で、どうする?」

    モノクマ「はいはーい! ここは結婚なんて所詮はただの形式、子供は全員認知、全員内縁の妻でウハウハハーレムエンドを」

    仁「お前は黙ってろ、腹黒タヌキ!」

    モノクマ「誰がタヌキだよ! 中の人ネタでくるなら、こっちだってこうしてやる!」

    仁「ああっ! 響子の隠し撮り写真全集が!」

    黄桜「さて、真面目な話をしようか。これからどうするかをね」
  47. 47 : : 2019/01/01(火) 14:14:19

    日向(正座)「それなんですが」

    黄桜「なんだい?」

    日向(正座)「ソニアが両親に報告したら、国王としては許せないが親としては嬉しいって言って、こっちに住居を用意してくれることに」

    苗木(正座)「僕の方も、セレスさんがお城を買うために貯めていた資金で豪邸を買って皆で暮らすことに」

    最原(正座)「何気にたくさん特許を取得してお金のある入間さんと、たくさん稼いでいる東条さんと春川さんが皆で暮らす家を建てる計画をしていて」

    十六夜(正座)「流流歌と子供くらい、俺の稼ぎで養ってみせる」

    王馬(正座)「悪戯動画をネットに上げててさ、それの広告収入があるからなんとかなる感じかな」

    十神(正座)「コショウ、コショウ……」

    黄桜「まあ、彼は御曹司だから放っておいていいか。でも、ご家族は納得するかな?」

    日向(正座)「俺の方も七海達の方も、孫がたくさんできるって、メッチャ喜んでいます」

    苗木(正座)「同じく」

    最原(正座)「同じく」

    十六夜(正座)「やっとできたかと言われたくらいだ」

    王馬(正座)「組織の仲間が家族みたいなもんだし、皆祝福してくれてるよ」

    十神(正座)「コショウ、コショウ……」

    黄桜「……恵まれてるねえ、君達」

    宗方「彼らなら生活費も養育費もなんとかしてしまいそうだしな」

    黄桜「仮にも超高校級だからね。となると、問題はマスコミ対策か。特に舞薗君と江ノ島君辺りは大事になりそうだ」

    苗木(正座)「それなんですけど」

    黄桜「……なにかな?」

    苗木(正座)「社長さんとメンバーに報告したら、凄く祝福してくれたそうです。バックアップは任せておけと豪語されたとか」

    日向(正座)「ソニアと西園寺と菜摘の実家も似たような感じです。ボコ殴りと罵声を覚悟した、俺の覚悟を返してほしいです」

    最原(正座)「春川さんのいる組織もです。これを機に、足を洗ったらどうだって言われて、上司から祝い金ももらったらしいです」

    黄桜「……なら、問題無いか」

    宗方「そうでしょうか?」

    モノクマ「うりゃー、次はこいつだ!」

    仁「やめてくれ! その響子との思い出ポエム集だけは!」

    十神(正座)「コショウ、コショウ……」


    後日、舞薗と江ノ島が妊娠及び卒業後に結婚宣言をしたがファンは暴れず騒がず、むしろ応援しだす始末。
    マスコミも何故か祝福していて、希望ヶ峰学園はお祝いムードに包まれた。
    この事態に学園関係者は何故だと首を傾げ、密かに暗躍して世論を操作していたモノクマだけは密かに笑っていた。

    数年後、籍は入れていないものの多くの子供と内縁の妻に囲まれた複数の家族が誕生した。


    モノクマ「うぷぷぷぷ。さあ、ボクの子供を産んでくれ!」

    ウサミ「なんでアンタがしめるんでちゅか!」

    モノミ「第一、アンタ子供作れないでしょ!」

    モノクマ「うるさーい! こうしてやるー!」

    ウサミ・モノミ「「イヤアアァァァァァッ」」


    終わった
  48. 48 : : 2019/02/10(日) 02:58:33
    なんというか・・・・
    スッごくハーレムでしたね!
    めちゃ面白かったです!!
  49. 49 : : 2019/11/16(土) 15:22:07
    狂ってる...
    狂ってやがる...

    こ れ は ひ ど い

    幾ら何でもこういう描写は
    倫理的に駄目でしょ。
  50. 50 : : 2020/04/22(水) 08:36:49
  51. 51 : : 2020/08/04(火) 15:55:18
    このキチハーレムはいいハーレム

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